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クレア 一言:コロステ&ミネ仲の女主人公さんですね。 微笑みを目指したけど叶わない願いでした。(チーン) いや、何か何もかもが不自然で御免なさい。
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年齢:5歳~10歳くらい? 但し1年前に死んでいる。今はロボットなので歳をとらない。 種族:魔族(魔王の娘)。但し1年前に死んで全身作り物のロボットになっている。 性格:無邪気で天真爛漫で子供らしい性格。 略歴 魔王の一人娘として誕生。 1年ほど前:死期を悟ったカトレアが、ある博士と共同でカトレアに似せた精巧なロボットを製作。 カトレアが死亡。原因は不明。同時に、カトレアの「運命を決める人」としての力が失われる。 カトレアの記憶をロボットに移植し、カトレアはロボットとして活動を開始。 カトレアのロボットを製作した博士が寿命で死亡。 31話:優と充矢が、旧・魔王城廃墟ビルの外でカトレアと出会う。 30話:颯と花穂が、旧・魔王城廃墟ビルの外でカトレアと出会い、戦闘。 37話:何かを企てる薫子と充矢の側の水槽の近くで遊ぶカトレアの姿。 38話:カトレアが、「運命を決める人」に関する夢を見る。 38話:カトレアが頭痛と暑さに苦しむ。壊れる前兆である。心配して声を掛けたミルキーと口論。 42話:カトレアは、颯たちに町を離れるように警告。その後帰宅する。 人物 魔王の一人娘であり、魔族の少女であるが、魔物と呼ばれることを極端に嫌う。現在はロボット。 無邪気な少女ゆえか、魔族の力か、時折ものすごい勘をはたらかせることがある。また、人の心を読むことができる。 一つ目の猫のぬいぐるみ「ビザール」を大事そうにいつも抱えている。ビザールを自在に操り戦う。見かけに寄らずかなり強いが、パパには逆らえない。 パパが大好き。基本的には人懐こいが、ミルキーのことだけはどうしても苦手なようである。 約1年前に、死期を悟ったカトレアがある博士と共同で自分によく似せたロボットを製作し、記憶を移植している。しかしそれももう壊れかけている。 カトレアがロボットであることは魔王は知らないらしい。魔王を悲しませたくなかったからロボットを作ったのだとか。逆にロボットだと知っているのは、今のところ、カトレア本人と、充矢と薫子。 薫子と充矢がカトレアのコピーを作ろうとしているようだが? 10番目の力「運命を決める人」が与えられていたが、生前の話であり、今は誰に宿っているのかわからない。カトレアはこのことについても隠している。 名前 コメント
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クレア 女 15歳 150cm 明るいオレンジ色のショートヘア 黄色い瞳 活発な子で、周囲に笑顔をふりまく かなり積極的で多少迷惑がられることもある 目に見えているものの重力を操ることができる(人は不可)
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グレア 登場シナリオ:オリゾンテ大陸 種別:放浪人材(顔絵なし・設定なし) エルフ系の放浪人材。白銀僧侶部隊系(後衛型)の人材。 銀教兵(後衛、範囲MP回復持ち)雇用が非常に便利、しかも本人も光Aである。 名前 コメント
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 駆け上がれ転生 あの世とこの世の境辺りにあるという階段を使った転生方法。 一体何段あるのかも、何処がゴールなのかもわからない。 これまでに誰も成し遂げたことがないのか、転生者が降りて来ずそのまま転生してしまったからなのか、 転生に成功したという話は一つもない。 今回の転生挑戦者も、そんな果てなき階段を掛け上がっている。 時に何故自分がこんなことをしているのか、という疑問を抱きながら。 階段を上っていく度に美しさを増すあの夕陽が彼に達成への活力を与えている間は、 彼は快活な足取りで挑戦していくだろう。 異世界
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ここでは、ゲーム内で入手可能な武装のレア度別一覧です。 レア度:ノーマル 武装名 攻撃力 防御力 コスト 種類 ブーメラン 170 20 3 射撃 MSR22スナイパー 170 20 5 射撃 手榴弾 170 20 4 射撃 シュトルムウントドラング 110 10 2 砲撃 アイゼンイーグル 150 20 4 砲撃 ヴァレリーM49 170 20 6 砲撃 果銃彗華 130 10 7 砲撃 コルヌ[プロト] 170 20 5 近接 ベッグ[プロト] 180 20 6 射撃 為虎添翼[プロト] 140 20 7 近接 気炎万丈[プロト] 170 20 6 砲撃 モルートブレード[プロト] 120 50 5 近接 グラースプアイビー[プロト] 100 40 6 近接 ハンマーシード[プロト] 150 60 4 近接 トリアイナ[プロト] 120 20 5 近接 NPトリトン[プロト] 150 20 5 射撃 NPプロテウス[プロト] 170 10 5 射撃 サーペント[プロト] 180 40 5 砲撃 十手[プロト] 120 10 5 近接 手甲・拳狼[プロト] 180 20 4 近接 棘輪[プロト] 120 10 5 射撃 吠莱壱式[プロト] 110 10 5 砲撃 裂拳甲[プロト] 170 20 4 近接 研爪[プロト] 210 20 5 近接 エウロス[プロト] 150 20 5 近接 ボレアス[プロト] 180 20 5 射撃 テンペスト[プロト] 130 10 5 砲撃 M4ライトセーバー[プロト] 160 20 5 近接 アルヴォPDW9[プロト] 160 20 5 射撃 アルヴォLP4[プロト] 160 20 6 射撃 LC3レーザーR[プロト] 160 20 6 砲撃 RG8レールガン[プロト] 200 20 7 砲撃 アングルブレード[プロト] 130 10 5 近接 ロケットハンマー[プロト] 130 10 6 近接 ヴズルイフ[プロト] 120 10 6 射撃 シュラムRグレネード[プロト] 90 10 5 砲撃 レア度:ノーマルレア 武装名 攻撃力 防御力 コスト 種類 コルヌ 330 40 10 近接 ベッグ 330 40 10 射撃 為虎添翼 260 30 12 近接 気炎万丈 330 40 11 砲撃 フレグランスキラー 310 130 10 射撃 トリアイナ 240 30 10 近接 NPトリトン 260 30 9 射撃 NPプロテウス 310 30 11 射撃 サーペント 400 50 12 砲撃 十手 440 50 10 近接 棘輪 440 50 10 射撃 裂拳甲 350 40 12 近接 研爪 470 50 14 近接 エウロス 280 30 11 近接 ボレアス 370 40 11 射撃 テンペスト 260 30 12 射撃 M4ライトセーバー 300 30 9 近接 アルヴォPDW9 300 30 10 射撃 アングルブレード 250 30 11 近接 ロケットハンマー 250 30 13 近接 ヴズルイフ 240 30 13 射撃 シュラムRグレネード 160 20 13 砲撃 レア度:レア 武装名 攻撃力 防御力 コスト 種類 ローズブーケ[紅] 50 50 10 近接 ベック[RP] 730 80 20 射撃 NPトリトン[RP] 620 70 20 射撃 サーペント 820 90 18 砲撃 子猫球+子旋牙 800 90 22 近接 ボレアス[RP] 680 70 15 射撃 テンペスト[RP] 520 60 18 砲撃 LC3レーザーR[RP] 560 60 15 砲撃 LS9Lソード[FA] 310 80 14 近接 LC7レーザーC[FA] 440 120 14 砲撃 ジーラヴズルイフ[FA] 240 60 13 射撃 白詰草 310 80 10 射撃 金の白詰草 250 60 11 射撃 レア度:スーパーレア 武装名 攻撃力 防御力 コスト 種類 研爪[SP] LS9Lソード[FA+] 460 120 20 近接 ジーラヴズルイフ[FA+] 350 90 18 射撃 ヴズルイフ[SP] 850 90 27 射撃 レア度:ウルトラレア 武装名 攻撃力 防御力 BGCOLOR コスト 種類 RG8レールガン[EX] 1590 180 33 砲撃
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あの頃の僕は、まだこの世界を知らなかった…。 ただただ、すぎる時間を過ごし続けるそんな毎日の繰り返しだった。 だけど、僕は今この世界を、クロエとともに旅をしている。 行く先々で、ダスクフレアが関わる事件に遭遇している”皇女様”によればカオスフレアとダスクフレアは、互いに引き合わせられるらしい・・・。 ただ、先日の李=黒龍に囚われていた”リーゼ”という少女を助けてから何故か”クロエ”の様子が可笑しい・・・、なんか凄く怖いんだ。 ”ライドウ”からは、「どっちにするんだ?」と聞かれるし一体何の事だか分からない。 ”ヴァルト”は、彼自身、僕とはあまり喋ったことがないな。 ”ライラ”とは、赤斑病事件以降会ってない、おそらく”伯爵”のところにいるんだろう。 ”皇女様”こと”桜花”とは、言葉をまともに交わさなかったな・・・いや、むしろ交わせなかった。 僕は、この世界に来てから新しい目標ができた リーゼの、彼女の両目を必ず取り戻し彼女の世界にもう1度、光を見せてあげたいという絶対に叶えたい目標ーいや、夢ができた。 「元の世界に帰るなんて、二の次だ!」 そう言って、僕は日記を閉じて椅子から立ち上がる。 そうすると、クロが僕の肩の上に飛び乗ってきた。 「・・・さて、今度はどのリージョンに行くんだろう。」 そう呟いて、僕は部屋を出た。
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名前 活動時間 活動場所 交換品 武器 防具 素材 ジェム コレクション おまけ レアナ 6am~6pm マシーナの隠れ里 サイレント ブレイブガードアメシストレギンス 普通の機界部品・中ひん曲がった美脚 ボクジュビオラレッドフロンティア アイスキウイ
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MK/SJ01-055 カード名:“雨上がりのミライ”ネロ カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:9500 ソウル:1 特徴:《探偵》?・《お菓子》? 【永】 他のあなたの《探偵》?のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+500。 【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、ストック置場に置く。 レアリティ:MR RRR SP illust.たにはらなつき(EDEN s NOTES) 17/04/03 今日のカード。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “雨上がりのミライ”シャロ 0/0 500/1/0 赤 絆元
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紅き夜の向こうへ ――ハーヴェイは佇んでいた。 暗い、暗い、海の方に目をやりながら。 「ハーヴェイ、貴方は救われた……?」 メイの言葉が思い出される。 ……答える事の出来なかったその言葉が。 メイの手の温もりを感じながら、死を迎えようとしていたその時。 ハーヴェイは、己が人狼であったのだとようやく理解した。死の際に抜け落ちて行った何か。「それ」が抜け落ちた時、彼の脳裏に記憶が浮かび上がった。それまで認識する事の出来なかった「それ」の見た記憶が。 そう。「それ」が目覚めた時には、ハーヴェイの意識は眠り、暗く翳っていた筈の視界は鮮やかな色彩を取り戻し……「それ」の思うままに、アーヴァインを、そしてヘンリエッタをその手に掛けていたのだった。 二人の無残な姿が、叫びが、脳裏に浮かび上がる。 生きていれば、償う事も出来たのかも知れない。 生きていれば、逃げるために死を選ぶ事も出来たのかも知れない。 けれど。 もう、償う事も出来なくて。 もう、逃げる事も出来なくて。 「ネリーの傍に…居てあげてね。 ネリーは本当に…貴方を愛してるから……。 ネリーから愛とは何か、教えて貰えるといいね。」 その言葉を思い出す。 しかし…… もう、誰かの傍にいる事は出来ないだろう。 愛する事も、愛される事も、許す事は出来ないだろう。 そう。 自分自身を許す事は決して出来ないだろう。 人を殺めてしまったから。 ……否。 その行為への愉悦を。 その手が、その心が覚えてしまっていたから。 そんな己を許す事が出来ないから。 もう、大切だと思う人の許にいる事は出来なかった。 もう、己を責める事しか出来なかった。 ……それでも。 その胸にある想いを消し去る事は出来なかった。 だから。 ずっと、一人で海を眺めていた。 ――その時。 ――視界が暗く翳り、歪む。 くっくっく、と。 上品で、けれど厭らしい……そして何より楽しげな笑い声。 身の内に込み上げる言い知れぬ感触――ざらついた、寒気を伴う怖気のようなそれに、ハーヴェイはおこりにかかったようにその身を曲げ、振るわせた。 【――良いのだよ? 思い悩まずとも。】 優しげな、声。 あの時……メイの手で命を終えた時……体から抜け落ちた筈の「それ」が、再びハーヴェイの内に巣食っていた。 【君が、本当は何をしたいのか。私が教えてあげよう。】 優しさと厭らしさを兼ね備えたその声が。 【君は……欲しいのだよ。あの娘を。そう、あのメイという娘を。あの髪も、あの柔らかな肌も。あの温もりも、瞳の輝きも。あの真っ直ぐな心も。その全て手に入れたいのだよ。己だけのものにしたいのだよ。】 ――声が。 ハーヴェイの心に染み……蝕んで行く。 否定しようとする――しかし、声にはならない。 【良いのだよ? その思いのままで。】 笑い声。 くっくっく、と軽やかに、しかし纏わりつくような笑い声。 ――視界は色を失い黒ずんで行く。 【君は今まで……ずっと自分を抑えて生きてきたのだろう? でも……もう、良いんだよ。】 ハーヴェイの心の襞をねっとりと撫で上げるように、言葉は続く。 そして、ゆっくりと。 ……そう、ゆっくりと。 意識は闇に飲まれてゆく。 【――さあ、行こうか。】 その言葉に――その誘惑にハーヴェイは頷き……彼の意識は闇に堕ちて行った……。 ――暗い夜に潮騒だけが響く。 「明日も逢えるよね。」 そう、ナサニエルに言って、意識を失った筈のメイが目を覚ましたのは海の見える砂浜だった。 そう、そこはギルバートの眠る所であった。 ――何時の間に此処に来ていたのだろうか。 メイは、そんな事をぼんやりと思いながら身を起こした。 目を瞑り、静かな潮騒に暫し耳を傾けた。 ……何故だろう。先程まであんなにも昂ぶっていたというのに、今、メイの心は静かに、そして澄んでいた。 ――ふと、振り向く。 そこには。 茶色の髪をした青年が立っていた。 そう。 この砂浜で永久の眠りに就いている筈のハーヴェイが。 少し不思議そうな顔をして……メイは、ふと微笑んだ。 「――メイ。迎えに来たよ。」 微笑みを返しながら、ハーヴェイは口を開いた。にっこりと、優しげな微笑みを浮かべながら。 メイの顔に、驚きと……期待が浮かぶ。 「ギルの所へ……行けるの? ギルに会えるの?」 幾分、声を震わせながらそう言ったメイの言葉にハーヴェイは頷いた。その顔に、優しげな笑みを浮かべたままで。そして、ハーヴェイはメイに歩み寄り……メイの頬にそっと手を触れた。 「会えるよ。君がギルバートさんと同じ所に行けるのなら、ね。」 「え?」 ハーヴェイの言葉と、そこに混じった僅かなからかうような調子にメイは眉をひそめた。 ――その刹那。 痛烈な痛みに、メイは思わず声にならぬ叫びを上げ、身をくの字に折り膝をつく。 痛みを訴えたそこは右目だった。反射的に右目を庇おうと上げた両の手は何かを掴んでいた。 それは、腕であった。 そう、それはハーヴェイの左腕であった。 頬に触れていたハーヴェイの左手の人差し指が……メイの右目に差し入れられていた。 ――笑い声が。 くっくっく、という、上品で、けれど厭らしい、愉悦を帯びた笑い声が。 ハーヴェイの喉から漏れていた。 「人を殺めた君が……真実を語り、勇気を持ち私を人狼だと言い放った彼と同じ所へ行けるならね。」 くっくっく、という、抑えたような、だが抑え切れぬような笑い声が。 「行けると思うのかい? 君が。主の御許へ行けるなどと思うのかい? その血塗られた手で。……君には……狭き門を潜る資格は残ってはいないさ。」 ――笑い声が。 抑えなければ、呵々とした大笑になっているであろう、笑い声が。 右目に走る激痛……しかし、その痛みよりもメイの心を打ちのめしたのはハーヴェイの言葉であった。会いたいと焦がれたギルバートに再び会う事が出来ない、痛みよりもその事がメイを打ちのめした。 ……ああ。 私は悦びを禁じ得なかった。 苦痛に歪み。 打ちひしがれた。 その娘の表情に。 行かせはしないよ。 そう。 行かせはしないよ。 君を。 あの男の許に。 ――否。 誰の許へも。 そう、君は。 私だけのものだから。 片方だけ開けられた。 苛む苦痛に耐えながら私を見ている、その君の瞳を。 そこに混じった絶望を。 愛しく、愛しく思いながら。 私は、そう呟いた。 その愛おしさを限りに込めて。 赤い、赤い血を流すその右の目に口付ける。 ああ。 その、血の甘さ。 涙の零れるような程の愛おしさが、身の内を巡る。 その、愛しい者の。 狂おしい程の。 血の甘さに。 その目に口付けたままに。 そっと、指を動かし。 そっと、舌を動かす。 その動きに合わせ君の上げる叫びが。 私の胸元に叩きつけるように響いて。 その声に、私は恍惚をすら覚える。 ああ、君は。 メイ、君は。 求めているんだね。 だから、私を喜ばせようと。 そんなにも素敵な声を、私の胸に響かせてくれるんだね。 ゆっくりと。ゆっくりと。 君の眼窩を、指で、舌で探って行く。 ――やがて。 血の甘さを。暖かさを。 胸に響くその声を。 存分に味わって、私は唇を離す。 崩れ落ちそうになる君の身を、右の腕できつく抱き寄せ。 私は口を開けた。 舌に転がしたそれを、左の指で抓み。 静かな夜の帳の下へと掲げる。 ああ。 月の光を受け輝く様の何と美しい事か。 私は、うっとりと。 静寂の中、夜の闇の中、美しく月の光を返すそれを見上げていた。 そう。 君の右の瞳を。 その美しさを目に焼き付けると、私は再び、君の瞳を口に含む。 胸に抱いた君が荒い息をつく事を感じながら。 私は、それを飲み込んだ。 喉を通るその感触に、我知らず、悦びに身を振るわせていた。 ああ。 ああ、これで。 私だけのものだよ。 身を震わせ、荒い息を吐く君をきつく抱き締め。 私はまた、君の右目に口付けた。 ぽっかりと空洞となったその瞼の奥に舌を差し入れた。 私の舌が撫で上げる度に、君はその身を小さく振るわせる。 まるで。 そう、まるでこの行為への悦びを示すかのように。 その様子に、私は昂ぶりを覚える。 歓喜が込み上げる。 ――唇を離す。 左手を頬に添え、君の顔を私に向けさせる。 眉根を僅かに寄せて、目を細めて、唇を少し開いて。 その顔は、更なる悦びを求めるかのようで。 私は、胸を突く愛おしさに。 はやる想いを押え付けながら。 ゆっくりと唇を重ねた。 貪るようにその柔らかさを味わうと。 私はその唇に、つぷり、と牙を立てていた。 君の血の甘さも味わえるように。 けれど、喰い破ってしまわぬように、そっと。 牙を突き立てた。 そして私は己の唇を噛み裂いて。 私は自らの血を君の口へと流し込む。 血は、舌と共に絡み。 いつしか、抗う事を諦めて。 君は交じり合ったその血を飲み込み……己の中へと受け入れた。 ――唇を離す。 赤い糸が、私たちの唇を繋いでいた。 君の口の端には、赤く血の筋が流れていて。 その姿は、一層に美しさを増したようで。 私の胸は震えた。 首筋に。 そして、服を裂き、胸元に。 私は口付け、牙を突き立てる。 その白い肌を穿ち、赤く染めて行く。 傷を穿つ度に上がる君の声が。 私の情念に火を灯して行くようで。 昏い歓喜を呼び覚ますかのようで。 君の身を。 小さく振るえる君のその体を。 そっと砂浜に横たえた。 はだけられたその肌に。 口の端から。 首筋から。 胸元から。 乳房から。 流れ、筋を引いた、鮮やかなその血の赤さは。 白い肌に咲かせた薔薇のようで。 ――荒い呼吸の音が静寂の夜に響いている。 それは、私の音であったのか。 それとも、君の音であったのか。 荒い呼吸は、何時しか重なって。 君の瞳が――片方だけになった君の瞳が、私の瞳を見詰めて。 薄く開けられた瞼の奥から。 そう。 何かを訴えかけるかのように。 君の瞳は私の瞳を見詰めていた。 ……むのなら……してくれていい。 貴方が本当にそれを望むのなら……そうしてくれて良い。 ……ああ。 言葉にはならずとも。 君の瞳はその想いを私に伝えてくれる。 君は、望んでくれるのかい? 本当に、君は望んでくれるのかい? 君のその願いに。 私は、心の内に厳かなるものさえも覚え。 君の身を跨ぎ。 跪いた。 視線を絡めたままに。 君が小さく頷いたから。 私はそっと、君の胸に両の手を置いた。 しっとりと血に濡れたその温かな肌に。 とくん、とくん、と。 君の鼓動が響いて来て。 私の鼓動と重なった。 ――私は。 私は、その鼓動を確かめようと。 君の胸を裂き。 ぱきりぱきりと音を立てて。 君の胸を開いて行った。 音の度、君は声にもならぬ声を上げ、弾けるように身悶えて。 やがて、その胸から、赤く脈打つ君の命が顔を見せた時。 君は目を開け、私を見詰め。 その身を震わせ。 ――その頬を涙の雫で濡らしていた。 その涙の美しさに。思わず心を奪われながら。 私は、脈打つ君の命に口付けた。 私の鼓動と重なっていた君の胸の音は。 やがて少しずつ、その動きをゆっくりと。 少しずつ、力を失って。 私は君の心臓に口付けながら。 やがて来る、その時を待った。 ――ふと。 私の頭に何かが触れる。 優しく私の髪を撫でるそれは。 君の温かな手の感触。 君の手は、もう一度、君の思いを私に伝える。 貴方が本当にそれを望むのなら……そうしてくれて良い。 君の手が、私にそう伝える。 ……月明かりだけが照らす夜。 いつしか、君の手はその動きを止め。 君の命がその脈動を終えようとしたその時。 私は。 君の命を喰い破り。 溢れる温かな血と共に。 ゆっくりと飲み込んだ。 ……涙が流れた。 涙は止め処なく私の頬を流れ……君の顔を濡らして行く。 ……ああ。 俺は……君を手に入れたのだろうか。 君を……失ったのだろうか。 ――気が付けば。 俺は我知らず、嗚咽を漏らしていた。 これは……喜び故であろうか。 それとも……悲しみなのであろうか。 ……メイ。君は…… 君の身を抱き起こし、きつく抱き締めた。 まだ残っている、君の温かさを感じながら。 力を無くした……命を無くした……俺が殺した……君の温かさを感じながら。 俺は……。 君の体を抱き締めたまま。 ばきりばきりと音を立て。 己の左の胸を開く。 確かな脈動を伝えるそれを。 掴み、引き千切り。 君の頭上へと掲げ。 握り潰した。 鮮血が、君を染める。 そして、俺は両腕で君を包み。 強く、強く、抱き締める。 脈打つ命を失った体は、急速に命を失い。 視界は黒く黒く染まって行く。 ――行こう。 行こう、メイ。 俺たちが行くべき場所へ。 俺がお前を連れて行こう。 ……月明かりだけが照らす夜の帳の下。 潮騒だけが響く静かな夜。 赤く染まった二つの影を。 ただ。 ……月だけが照らしていた。