約 454,639 件
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/185.html
スクライアリアンロッド通信~たった8レスで貴方も立派なプレイヤーに~ 作者: ◆Kp0ufkma.M えー、キセイフィールド展開中にこれまで私が投下したSSを見まして。我ながらひどいネタばかりだなぁ、と。今年は文章は稚拙でも、せめて普通に萌えるネタだけを投下したいと思います。 なので今回のネタは自粛──しねーよ。 まあそんなわけで投下します。 タイトルは『スクライアリアンロッド通信~たった8レスで貴方も立派なプレイヤーに~』 注意事項 元ネタは『アリアンロッド通信』他。 基本的にキャラ崩壊。 司書長がTRPGを説明する形の話です。 萌え?何それ? 独断と偏見に溢れています。 TRPGって何?→ユノれ。 もうリリカルなのは関係ないというか、司書長の意味すらありません。 これを読むことで貴方の時間、SAN値、人間性、尊厳値等が損なわれます。 リリカルなのはファン、TRPGファンの方々には不快な思いをさせてしまいます。 なのでスルー推奨。まとめもナシで。 紹介する作品は基本的に私の本棚から選んでいます。よって『アレはどうした』とか『某会社に偏りすぎだろ』とか言いたくなるかもしれませんがご了承ください。 間違った解説、誤解を招く発言があるかもしれません。 途中司書長以外の女性キャラが出ますが、趣味です。 別のアニメのキャラが出ます。 専門用語が出る場合がありますが、説明はしません。 山なし。 オチなし。 故に、この投下に意味はなく。 あ、今回の注意事項は多いです。 良い子といい大人はこんなマネはしちゃいけません。ダメ、絶対! 「スクライアリアンロッド通信~。 遂に始まってしまいました。この企画は皆さんがTRPGに興味を持ってもらい、 可能ならすぐにでもプレイできるようになってもらおうという無謀企画です。 僕、ユーノ・スクライアと一緒に頑張っていきましょう。 では最初に……え? もう終わり? 注意事項の書きすぎで容量が危険でピンチ? じゃあ詳しい説明は次回以降にしようか。 まあそんなわけで『異界戦記カオスフレア Second Chapter』新紀元社より絶賛発売中! まったね~」 「スクライアリアンロッド通信~」 「早くも大不評のこの企画。 今回はこの企画を独りでする事の限界を知った僕のパートナーを紹介します」 (し~ん) 「……おかしいなぁ。もう来ているハズなのに」 「お待たせ~」 「遅いじゃないかヴィヴィオ……って」 「ゴメンな~。ユーノくんと一緒やと思うとメイクに時間がかかってしもた」 「え? 何ではやてが? ヴィヴィオはどうしたのさ」 「話せば長くなるんやけどな……。 ヴィヴィオに収録場所までの道を聞かれてな? ザフィーラに逆方向へ連れて行かしたんや」 「へぇ~。そうなんだー」 「どしたんユーノくん。顔がめっちゃ恐いで」 「第四期の主役をしているヴィヴィオを差し置いてキミがくるなんてねぇ」 「わたしやって三期の主役(の一人)やで。問題はないんちゃう?」 「……はん」 「わ、笑われた!? 出番が五分しかない人に鼻で笑われた!?」 「そんな事より、ヴィヴィオはどうなったのさ」 「ザフィーラが一緒やし、遊んであげるように言うたから楽しんどるんちゃう? こんな仕事よりはマシやって」 「そうかもね。でもヴィヴィオを騙した罪は重いよ。 ちょっとスタジオの裏まで頭冷やしに行こうか」 「こ、こういうのはわたしよりフェイトそんの役割やろ? わたしは遠慮して……」 「いいからいいから」 「やめてー! バインドはやめてー!」 「「まあそんなわけで『ゲヘナ~アナスタシス~』はジャイブより絶賛発売中!」」 「「まったね~」」 「ほら、さっさと来なよ」 「もう。そんなに早く二人っきりになりたいやなんて、意外に積極的やね」 「まだ緩いみたいだね」 「ゴメンなさいー!調子に乗ってましたー!」 331 「スクライアリアンロッド通信。 スクライア司書長が八神捜査官を連れてどっか行ったので、 司会をする事になりましたセッテです。 今回は行為判定を……何? 台本の変更?」 (台本暗記中) 「私はセッテ・スクライア。元ナンバーズの一人で、現在はユーノの妻です。 愛する夫と泥棒タヌキが留守のため、今回の司会を務めさせていただきます。 今回は行動の成否を決定する行為判定を説明する予定になっています。 攻撃や交渉等、PCの行為が成功したか失敗したかを判定する事を行為判定と言います。 なお、ゲームによっては名称が違いますが、ここでは行為判定で通します。 行為判定とはどのように行われるかですが……」 (ルールブック熟読中) (別のルールブック熟読中) 「システムによって違うために一概に言うことは不可能です」 ♪光へ~差し伸べた手~♪(EDテーマ) 「……どうやら終了の時間が来たようです。時の流れはこんなにも速いのですね。 では、次回のスクライアリアンロッド通信は 『ユーノとセッテ運命の出会い』 『(自称)婚約者が多すぎる』 『セッテ・スクライア大勝利! 希望の未来へレディー・ゴー!』 の三本です。 次回もお楽しみに。んがんぐ。 まあそんなわけで『バイオレンス』は翻訳版が書苑新社より絶賛発売中! はたしてユーノ・スクライアは両方のフラグを無事立てる事ができるのか。 今、彼の身に破滅の危機が迫る」 「スクライアリアンロッド通信。 我が名は“秘密侯爵”リオン=グンタ。 あらゆる秘密が記された書を持ち、それら全てを把握する魔王。 この書物によればユーノ・スクライアの秘密も八神はやての秘密も白日に曝される事になる。 例えば、そうね……。 昨日、八神はやては就寝前に……」 「ちょっと待ったぁ~!!」 「……何?」 「『……何?』やないやろ! いくら冗談でも乙女の秘密を勝手にバラすなぁ!」 「……冗談ではない。その証拠に、八神はやてはその時した……」 「わー! わー! わー!」 「……信じる気になった?」 「いいや! そんな胡散臭いモノ信じるわけないやろ! ……ユーノくんの秘密を教えてくれたら信じるしかないけど」 「ちょ、ちょっとはやて!? そんな勝手に……」 「ええやんええやん」 「よくないよ!」 「おやぁ~? そんな必死なとこ見ると、よっぽどのネタがあるみたいやね」 「い、いや。そんな事、ないよ?」 「ええか、ユーノくん。わたしは興味本位で秘密を聞きたいんちゃうんや。 もし、あの本に書かれとるんがホンマなら、そんなんを放置するわけにはいかん。 誰の目にも触れないよう封印せなあかん! や、か、らぁ~。ユーノくんの秘密を聞いて本の真偽を確かめんとな。 と、いうわけで。ドギツイやつ一つお願いします」 「では取って置きの秘密を……。二年前、ユーノ……」 ♪私の力を見せましょう~♪(EDテーマ) 「じ、時間だからここまでにしよう! ね?」 「八神はやてが言い訳した事で時間がなくなる……この書物に書いてあるとおり」 「な!? なら言うてくれたらよかったのに!」 「……だって、聞かれなかったし」 「くっ! シャマルみたいな声してからに!」 「それは言うな。 ……まあそんなわけで『サタスペ』新紀元社より絶賛発売中!」 「『ナイトウィザード』じゃないんだ……」 「ユーノくんの秘密教えぇ~! 逃げるな~!」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「こんにちは、ユーノ・スクライアです」 「八神はやてです~。 いやぁ、早いものでスクライアリアンロッド通信もう六回。 こんなにも長く続くとは思いませんでした」 「違うよ」 「へ?」 「今回は六回じゃなくて五回目だよ」 「え~。まだ五回なん~。え~。 ま、人間誰しも失敗はあるわな。五回だけに誤解しとった……」 「……ごめん。ホンマごめん」 「いや。気にしなくていいよ。うん」 「ごめんな……」 「あ~……。ま、まあそんなわけで『扶桑武侠傳』は新紀元社から絶賛発売中! まったね~」 「落ち着いて、はやて。ギャグがスベるなんてよくある事だよ」 「やって……。オヤジギャグやなんて……関西弁キャラ失格やぁ……」 「元気だしてよ」 「やったら……ユーノくんの元気、分けてくれる?」 「う、うん」 「こう……このままギュッてしてくれるだけでええから……」 「はやて……(こんなに小柄だったんだ。 それなのに部隊長なんて重責を負って……。 いつもふざけてるのも不安の裏返しだったのかな)」 「ユーノくん……(計画通り! ちょっと弱い所を見せたら優しくしてくれる思たけど、 これは予想以上やなぁ~。役得役得)」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「君が踊り僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。 おはようからおやすみまでTRPGの明日をみつめるF.○.A.R.とエ○ターブレイ○、 富○見書房の提供は一切ありません!」 「……どうしたのはやて? 妙にテンション高いね?」 「そ、そんな事ないわ。普通やって、ふつー! (アカン。ユーノくん分が補給され過ぎてちょっとおかしなっとる)」 「ならいいけど(よかった……。よくわからないけど元気になったみたいだ)」 「さて、今回は原作付きTRPGを紹介しよか。 今回のビックリドッキリシステム~『神曲奏界ポリフォニカRPG』 これはGA文庫を始め、アニメ等でも展開されている『神曲奏界ポリフォニカ』、 特にクリムゾンシリーズの時代や世界観を舞台に──」 「ちょっと待って」 「どしたん?」 「その説明……長くなるかな?」 「ん~。簡単な原作の説明に世界設定、 遊び方やSRS(スタンダード・RPG・システム)の解説も入れたら結構な量になるかなぁ?」 「中止」 「え、何で? せっかくマジメに解説しよ思たのに」 「いいかい。スレの容量は無限じゃないんだ。 ここで長い解説をするとそれだけスレの容量が使われる。 容量を節約しよう。エコは大切な事なんだ。 買って読もう! GA文庫!」 「確かに皆こんな駄レスよりも、他の人のSSや電波を見たいと思ってるはずやね。 買って読もう! GA文庫!」 「「まあそんなわけで『トリニティ×ヴィーナスSRS』ジャイブより絶賛発売中!」」 「「まったね~」」 「「スクライアリアンロッド通信~」」 「今回はTRPGをテーマにした読み物を紹介しようか」 「リプレイっちゅーやつやね。最近は文庫や新書でたくさん出とるね」 「そうだね。でも今回は漫画を紹介するよ」 「漫画?」 「うん。今も連載を続けている二作品をね。 まず一つは『ロール&ロール』誌に連載中の『スピタのコピタの!』 これは作者の緑一色(りゅーいーそー)先生がプレイヤーとして遊んだ内容を漫画にしてるんだ」 「プレイの楽しそうなふんいきが伝わってくるなぁ。 オマケに『かけおちラーメン菩薩』まで収録されてるやん! 新紀元社から四巻まで発売されとるし、価格は千円以下! お買得やなぁ~」 「続いては『ゲーマーズ・フィールド』誌に連載中の『Quick Start』 この作者は一部のリプレイにも参加している安達洋介(ギルマン)先生! プレイレポートのような形ではなく、 女子校生達がTRPGを遊んでいる様子が描かれているよ」 「日常系四コマ漫画に見せかけて、一癖も二癖もあるプレイヤー達やね。 現在、ゲームフィールドから第一巻が発売中や。 ……もし、わたしとユーノくんもTRPG部におったら……PC間恋愛からリアルの恋に発展。 更には学校公認のラブラブカップルなんて事にも……」 「ないないそれはない。 まあそんなわけで『アルシャードff』エンターブレインより絶賛発売中!」 「「まったね~」」 「「「スクライアリアンロッド通信~」」」 「と、いうわけでスクライアリアンロッド通信はこれでおしまいです。楽しんでいただけましたか」 「やっと終わったな~。さっさと帰ろ(もう終わってしまうのが残念やね)」 「はやて、逆」 「リスナーの皆様の忍耐力と暇さかげんに驚愕と感謝の念が絶えない、と断定します」(ぎゅっ) 「セッテ……そういう言い方はどうかと。それと、少し密着しすぎ……」 「そうや! 何勝手にユーノくんに抱きついとんや!」 「いつユーノ×セッテが公式化しても大丈夫なようにフラグを立てろ、との事です」 「な……。じゃあわたしもっ!」(むぎゅっ) 「はやてまで……」 「大体、セッテとユーノくんや面識もないやないか!」(むにゅむにゅ) 「一度も会話していない八神捜査官よりはマシかと」(ぽよぽよ) 「ゆ、言うてはいかん事を……」(ぐいぐい) 「ゲームでも接点がなかったとか」(きゅむきゅむ) 「…………ぐすん」(ぺたーん) 「え、えーと、それじゃグダグダですがこれでお別れです。 長々とお付き合いいただきありがとうございました。 それではお相手は」 「…………八神はやて」 「セッテ」 「そして僕、ユーノとその他キャラでお送りしました」 「このSSは『100スレ超えてるからってメインキャラなわけじゃないんだから勘違いしないでよね!』 のユーノスレの提供でお送りした、と断定します」 TRPGネタ アリアンロッド セッテ ユーノ ユーノ・スクライア 八神はやて ユーノ,はやて,セッテ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3621.html
辺り一面に広がる広大な荒野…その中になのはとユーノの二人が風に乗って舞う砂埃を 浴びながら立ち尽くしていた。しかし、直後に突如として彼方此方で爆発が起こった。 そして戦闘が始まった。地平線の彼方から続々と現れる大軍団。第一作目魔法少女リリカルなのはから 最新の魔法戦記リリカルなのはForceまで、なのはとユーノの二人を除いた全シリーズのキャラクター… 戦闘・非戦闘キャラを問わず、敵・味方を問わず、過去・未来を問わずに全てが徒党を組み、一方へ向けて 一斉攻撃を仕掛けていたのだった。 なのはとユーノの二人があたふたする中、大勢のモブ武装局員…ジュエルシードで巨大化した猫の背に 乗ったすずか…A sに色々出て来た巨大生物…ガジェットⅠ~Ⅳ…日本刀持った恭也やら美由希やら… バイクに乗ったティアナ…フッケバインの皆さん…等々、シリーズや時代の分け隔てなく、 様々なキャラが一斉に一つの方向へ向けて突撃して行く…が…相手側からの反撃によって次々に倒されていく。 上空ではアースラ・時の庭園・聖王のゆりかごが横に並び激しい砲撃を加えて行くが… これも相手側からの反撃によってあっという間に轟沈させられ、中からそれぞれリンディ&クロノ、 プレシア、聖王ヴィヴィオが飛び出して突撃して行く。 なのはとユーノの二人が不安げな表情で何もせず見つめて行く中、次々に倒れされ屍の山が築かれて行く。 最終的には戦いに加わらなかったなのはとユーノの二人を除く全てのリリカルなのはシリーズキャラが 倒されてしまい、同じく倒され崩れ落ちたヴォルテールの向こう側に見える、屍の山の上に立つ者の姿を なのはとユーノの二人は呆然と見つめていた… 「ディケイド…………。」 魔法少女リリカルなのは&仮面ライダーディケイド 超百合大戦
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/37.html
リリカルユーノパロディモード と言っておきながらユーノ×ヴィヴィオのコネタが出来た 某ゲームの劇場版DVDパロディモードを参考にしているのでネタバレが嫌な人はスルーで頼む 一応名前をリリカルユーノパロディモードとしておく 「ユーノくんの見境無しいいいいいい!!」 それはある日、ある場所で突如発生した絶叫から始まった。 近くにいた者たちは何事かと、声の主、高町なのはと彼女が睨みつけているユーノ・スクライアを視界に納める。 もちろん、向こうから見つからないように柱の陰に隠れたり、透明化したりしている。 「な、なのは。おちついて、僕の話を」 「聞く耳なんて持たないよ!たまにしか会えないのに、毎回フェイトちゃんのことを尋ねてくるんだもん!他に聞くこと無いの!!」 その言葉で一同は状況を理解した。 どうやら、二人の共通の話題としてフェイトの事を持ち出しすぎたがゆえの嫉妬らしい。 そこで一同に解散の風が吹こうとしたその瞬間 「ちょっと、目を放せば、ツンデレティアナと思い出作り!」 一同の視線は幻術で柱に化けているティアナへと注がれた あるものはその命知らずな所業に呆れ、またあるものは嫉妬で表情を歪ませた しかし、一同にとって予測不能な真実の暴露がさらに進行する。 「おまけに、メールもらえば、リンディさんやミゼットさんだろうとお構い無しに夜のお食事!」 その瞬間、フェイトのココロの糸が切断される音が確かに一同の耳に届いた。 崩れ落ちそうになるフェイト、しかし、ギンガが横で体を支える。 『だ、大丈夫ですか?』 『うん、ごめんね……』 フェイトの目の焦点が合わないことに気がついたギンガは医務室に向かおうとして、 一同はそれが妥当だと判断し見送ろうとした。 のだが、 「まだ、相手が女性なら諦めも付くよ!でも、クロノくんとヴェロッサ、挙句の果てにエリオくんにまで!!あんな小さな男の子まで!!」 一同はその言葉を聞いた瞬間に思った。 ~フェイト(ちゃん・さん)の身内が多い!~ 『ふぇ、フェイトさん?』 『……ばぶ~』 『いやアアアアアアア!』 幼児退行、それは心が限界を超えたときの、防御的な反応である。 精神的に打ちのめされたフェイトをギンガが、エリオを問い詰めるためキャロが搬送している間もなのはの暴露は続く 「しかも、私の姉の美由紀にまで!!」 だが、それに反応したものはいなかった。 むしろ、誰それ?である。 『おそろしい事実が明らかになっていくな』 『なんだか、これ以上聞くのが怖いです』 『なら、かえんな。アタシは見届けるぜ』 「ユーノくんの変態!淫獣!!」 「ぐはっ」 なのはさん、それは禁句です。 「ばか!ばかあ!!」 「イタッ、ちょっと、イタッ、イタッイ」 ユーノをポカボカと叩くなのはさん。 「人間相手ならまだいいよ……戦闘機人のスバルやナンバーズ、挙句には使い魔のアルフさんまでOKなんて」 スバルをジト目で見るティアナ。 その目は、意外なライバルに対するものなのか。 『スバル、あんた人のこといえないじゃない』 『だってゆーのせんせーのマッサージが気持ちいいんだもん、仕方ないよ』 『いや、機械で我慢せいよ』 思わず、ツッコミを入れるはやて。彼女はこの事態の収拾を始めようとしていた。 しかし、なのはの暴露はその八神はやてに牙をむいて襲い掛かる。 「シグナムさんやシャマルさんは仕方ないけど(胸のサイズ的な意味で)、ヴィータちゃんとザフィーラさん相手は…マニアニック過ぎるよ!」 八神はやて、一家で自分のみ関係が無いことにきがついた彼女の疎外感と絶望感はいかほどだったのか。 その答えは、彼女が涙を流して走り去ったことから推測できる。 『主はやて!』 『わ、悪くないもん。シャマル悪くないもん!』 『ご、誤解です!ただ、数少ない男同士の友として!!』 『なのはのやつ、余計なことを!』 彼女を追う守護騎士たち、そして盗み聞きの人数は最初に集まった人数の三分の一になった。 そして、その三分の一のメンバーがユーノの言い訳を聞いたのである。 「ごめんなのは、辛い思いをさせて」 「ユーノくん」 「でも、僕の愛はちゃんと」 「ゆーのく」 「無限の次元世界より広いから!なのは“も”ちゃんと愛するから!!(友達的な意味で)」 「レイジングハート、モードリリース」 『YES』 その後、ユーノは1時間にわたり、全力全開で高町なのはから逃げ回ることとなった。 後日談 「ヴィヴィオ、もうユーノくんはパパじゃないからね!(怒)」 「うん、いいよ」 「よかった、ヴィヴィオは物分りの良い子だね」 「だって、もうとっくの昔にお父さんじゃないよ?」 「え?」 「ママ?私ね、2ヶ月前から、生理来てないんだ♪」 「ユーノォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」 再び、メイオウ光臨 ユーノ「ヴィヴィオは正妻ですが、なにか?」 終わり 61スレ SS なのは 複数CP
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/61.html
タイトル お泊まり会のあくる朝-アリサ視点 作者: 13-432 本文 澄んだ空気と、常緑樹の硬い葉と、薄いカーテンとが濾過した柔らかい光はアリサ・バニングスを射抜いた。 「ぶぇっくしょい!」 乙女にはとても似つかわしくないくしゃみが辺りに響き、同時にアリサの頭に鈍い痛みを与えた。 「う、うーん」 頭痛と眠気に唸りながら寝返りをうつと、毛布の隙間から浸入してきた底冷えの鋭利な空気が肌を撫で回した。 「さ、さむっ!」 否応無しに意識が半覚醒する。毛布を手繰り寄せて体を丸めようとしたが、朝に弱くなく無駄な時間を嫌う彼女は このまま寝ていても仕方がないと思って毛布の温もりを諦めてゆっくり上体を起こそうと力んだところで、違和感を感じた。 「……なんで裸なの?」 寝ぼけ眼で下に目を走らせると、流れるようにつるっとへそに達した。ショーツははいているようだ。 ちょっぴりと自分の平坦な胸への恨めしさが湧いて、眉をひそめる。 ふふふ、今は、まだ、いいのだ。将来は、きっと、大きくなるのだから。 アリサはそう自分に言い聞かせながらも、うーんと隣から細いうめき声が聞こえたので、ふと隣に目をやった。 アリサがふと自分の隣に目をやると、くすんだ金髪の裸体が横たわっていました。 毛布から覗く背中から、自分と同じく裸のようであることが分かりました。 ビックリしたアリサは、思わず目を背けてしまいました。 きっと今のは何かの見間違いであろうと思い直し、 再びそこを見やると、なんとそこには誰かの裸体が眠っていたのです。 アリサは思わず溜息をつき目を背けましたが、きっと疲れていて見えもしないものを見てしまったのだと思い直し、 覚悟を決めて、改めて目を向けました。 するとそこには、何者かの裸体が寝転がって、自分より広いすべすべの背中を向けているのです。 アリサはビックリして、息を吐きながら目を背けましたが、きっと幻覚を見たに違いない、 最近あまり寝てないから、見えもしないものが見えてしまったのだと思い直し、 目を向けました。するとそこには、くすんだ金髪のかわいらしい裸体が横たわっていました。 驚いたアリサは、気がつけば目を背けていましたが、気のせいだと思い直し、 再び目を向けると、やっぱり金髪のしなやかな裸体が、広いすべすべの背中を向けて寝ているのです。 思わず目を背けてしまいましたが、きっと幻覚に違いありません。最近寝てなかったから。 と、思い直し目を向けると、やっぱり誰かの裸体が転がっているのです。 思わず目を背けたアリサでしたが、これは何かの間違いに違いない。 疲れているから見えもしない物が見えたのだと思い直し、目を向けると、 そこにはなんとくすんだ金髪の裸体が……、うわっと思い目を背けしたが、 きっと疲れのせいで幻覚を見たに違いないと自分に言い聞かせ、 再び目を向けると、なんと誰かの裸体が広いすべすべの背中を向けて寝ているのです。 思わず目を背けましたが、きっと気のせいで、 何かと見間違えをしたのだと自分に言い聞かせ、目を向け直すと、 なんとそこには、何者かの裸体が自分より広いすべすべの背中を向けて寝ていたのです。 あああああああああああああああああああああ いやいやいやいやいやいやいやいやまて、まって! 金髪!そう、突然フェイトの髪がくすんだのかもしれないでしょ! そうよ!そうよね!まさか、まさか私とあいつが一緒に寝てた訳が……!! 「うーん」 と次の瞬間くすんだフェイト(仮)がこっちに寝返りをうったことで彼女の希望はあっさりと、本当にあえなく打ち砕かれた。 どうみてもユーノです、本当にありがとうございました。 どうしよう。どうしようどうしようどうしよう。 そんな、確かに、最近の小学生は早いと聞いてはいたけど、まさかこんな、 でも欧米でも性の芽生えとともに近所や学校の子といたしてしまうと聞いたことがある。 そんなユーノと、まさかユーノと、でもユーノとなら……、まて、まてまて、落ち着け、落ち着くんだ。 はしたないけど、少しショーツを下ろして下腹部に目を走らせると、流れるようにまるっとそこに達した。 ……異常はないようだ。肺の奥に重く溜まった空気を吐き出し胸を撫で下ろす。 そりゃあ、そうだろう。早いって言ったって、いくらなんでもあたしがそんな……。 ああ、よかった……でも……でも?でもってなに!? なにはともあれ、とにもかくにも、噂に聞く鈍痛も感じられないし、痛いのは頭くらいだ。 そしてやっと、なぜこんな状況におかれているのか、 初めて冷静に(裸に対する羞恥心をすっかり置き忘れているあたり冷静ではないのかもしれない)考える。 頭痛に苛まれながらグヂャグヂャの記憶を辿る、辿る。 『ユーノ―の―――、興味――へん?』 あ、ああ、ああ!そうだ!思い出した! すずかの家でみんなでお泊り会を開く予定だった日に、たまたま久々にユーノが海鳴に戻ってきたとかで、 なのはがユーノを一人で高町家に泊めるのはかわいそうだとごねて、あたしは反対したけど、みんなに押し切られて、 それで結局ユーノとお目付け役に恭也さんも一緒にすずかの家に泊まることになって、 久しぶりに見たあいつの顔はやっぱり女顔だったけど、でもちょっとだけ男らしくなってて、そんなのはどうでもよくて! 夕食のあとすずかの部屋にユーノも含めみんなで集まって、近況を教えあったり、ゲームしたりしてたら、 ファリンさんが差し入れにお菓子や缶ジュースを持ってきてくれて、みんなで食べ飲みしてたら突然ユーノが潰れて、 みんなも高揚してきたから缶ジュースはお酒だということがわかって、でもみんなテンションが上がってたから呑み続けて、 とりあえず仕事で疲れているらしいユーノは一旦すずかのベッドに寝かせて、ユーノも起きる気配がないものだから、 女の子5人水入らずで姦しく話していたら……、 『ユーノ君の寝顔ほんとに女の子みたいやなー』 『男の癖に肌も綺麗だし』 『女装したらはまりそうだよね』 『……起きないね』 『寝酒って数時間はぜんぜん起きないらしいよ。それにユーノ君お仕事で疲れてるし』 『ユーノはほとんど毎日徹夜してるらしいしね』 『…………』 『……すずかちゃん』 『……なぁに?』 『お洋服、借りていい?』 あ、ああ、 『わーやっぱり可愛いー!』 『ジュルリ……』 『随分と様になってるわね……』 『ねぇねぇわたしたちの服とかも着せてみない?』 『おー胸も脚もすべっすべやなー』 『髪の毛もさらさらー』 『こいつは本当に男なの?』 『ホントは女の子だったりして』 『あはは、まさかー』 『確かめてみいひん?』 『……え?』 『ユーノ君のアソコ、興味あらへん?』 ああ、ああああ、 『ちょっとはやて、まさか』 『はやてちゃん流石にそれは……』『は、はやて?』 『あれ、あれあれあれ、みんな興味ないのん?まぁ、やっぱりアリサちゃんみたいなお子ちゃまにはちぃーと刺激が強いもんなぁ?』 『な、お子ちゃまって何よそれ!』 『おーおー別に怖いなら無理せんでええよ』 『は、はやてちゃん』 『なっ、なら、好きにしなさいよ!勝手にすればいいじゃない!』 『あ、アリサちゃんまで!』 『じゃ、好き勝手にやらせていただきますー』 『い、いいのかなあ……』 『いひひ。さーん、にーぃ、いーち』 ああああああああああああ 『…………あ』 『な、な、な、』 『これは…………』 『すごく……フェレットです……』 『可愛い顔してうちのザフィーラのより…………』 『ね、ねぇ、もうやめたほうが』 『よっと』 『なっ!』 『に、にぎっ』 『はやてちゃ!』 『え?いやー、どんな感触なのか気になってな』 『だからって……』 『……そ、それで、どんな、感じ?』 『え?うーん、なんかあったかいな』 『ほ、他には?』 『えー、そうやなぁ、やわくてすべすべしとる。……気になるんやったら触ってみたら?』 『え、いや、それは……』 『……えいっ!』 『あら、なのはちゃん大胆』 『……わ、わたしも』 『すずかまで……』 『う……』 『フェイト……』 『アリサちゃんも怖がってらんとー』 『誰も怖がってないわよ!』 『……』 『新感覚……』 『ぴくぴくしてる……』 『やわらかい……』 『う、うーん』 『もしかして起きた!?』 『ううん、大丈夫みたい』 『ひあっ!』 『いきなり赤くなって、どうしたのよはやて』 『え、や、その、な』 『なになに?』 『心なし……硬くなっとる気が』 『……』 『……』 『……』 『……』 『……しまおっか』 『……うん』 『……そうだね』 あああああああああああああああああああああ! なんでお酒がとか、いくらユーノでも酷いことをしたとか、そういえばシャワーも浴びてないやだとか、 そんな懸念が些細なことに思えたほど、ただひたすら恥ずかしかった。顔が熱い。骨が溶けてるみてーだ。 あたしは、なんてことを。それにしてもまさかユーノのアレが…… いや、落ち着け、少し頭を冷やそう。事故だったのだ。お酒の勢いもあったし、仕方がなかったことなのだ。 そう自分に言い聞かせると、羞恥で潰されそうだった心も、幾分か楽になった。 「そういえば、なのはたちは」 落ち着いてそっと起き上がりあたりを見回す。 ユーノの奥に艶やかなな金と、薄く茶色がかった髪。 毛布を捲って中を覗き込むとと、青みがかった黒と、栗色が丸まっているのが見える。 ユーノで着せ替えしてたからみんな上半身裸なのねと苦い笑いを浮かべながら、 何回目か分からないため息を胸の奥底から押し出し、そのままぽすんと背中をベッドに預けた。 あたしだけが慌てるなんて、こんな思いをするなんて、実に不公平じゃないか! 騒ぎを起こすのは面倒だし、悪乗りしたみんなにもあたしと同じ目に遭ってもらわなければ気が晴れない。 ああそうだ、万が一ユーノが先に起きてあたしの裸を見たら、お詫びにどこかに連れて行ってもらおう。 われながら、完璧な作戦だ。こそこそと毛布にもぐりこむ。ふふふ、みんなもあたしの恥を味わいなさい! 毛布の上から柔らかい光がアリサ・バニングスを撫でる。みんなのあたたかい温もりが睡魔を誘う。 いつもの騒がしい日常もいいけど、今はこの平和な時間がたまらなくいとおしい。 ゆっくりとまぶたが下りてゆく。 「おやすみ、ユーノ」 アリサ ユノアリ ユーノ
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/129.html
暖かな揺れ 作者:ID 2bXDNuj3 ――かあさん? 山の果物いっぱいの森の中のような……昔、母親に抱かれていた時のような…… ユーノはそんな懐かしく甘く心地よいにおいと暖かさに包まれ、そしてやさしく規則正しく揺られていた。 ――小さい頃、こんな風におんぶされていたこともあったっけ…… 今のユーノにはその規則正しい揺れがとても心地よかった。 「……かあさん……」 「起きたか、司書長」 しかし、返ってきたのは彼の母親の声ではなく彼がよく知っているベルカの騎士、シグナムの声だった。 「ど、どうして……」 ユーノはシグナムの背で眠っていたらしい。 「ちょうどさっき偶然、無限書庫の前を通りかかり、まさかお前がいないだろうと思って中を覗いてみたら、 お前はあろうことか浮いたままで寝ていたのだ。……私が通りかかったのはあくまで偶然だ」 「ありがとう」 「いや、それ自体はたいしたことじゃない。 しかしお前は重度の過労だ。シャマルの見立てではしばらくは安静にしていた方がよいということだぞ」 「ごめん」 彼女の言葉には少しばかりの嘘が入っていた。 シグナムは彼のことが心配になり帰りがけにわざわざ無限書庫まで出向き、書庫の中を覗いたところ、その中を 浮遊して眠っていたユーノを見つけ、彼女はあわてて抱きかかえシャマルのいる医務室へと連れて行った。 その後シャマルにより過労と診断された彼を家へ送るために彼女自らおぶって夜道を、といったところなのだ。 顔面蒼白で眠っていたユーノのことを心配顔で見ていたシグナムはシャマルにさんざんからかわれた。 そのときシグナムにはたかれたシャマルはそのお返しに『昨夜遅くシグナムとユーノが二人きりで帰りました』 と翌朝、はやてやフェイトにと意図的に一部を隠蔽した情報のリークをするのはまた別の話である。 「司書長、お前は働き過ぎだ。少し自分の体を気遣った方がいいぞ」 「まあ、そうなんだろうけどね。仕事はおもしろいし、誰かのためになっていると思うともっとやらなきゃって」 僕に出来ることはこれくらいしかないからな」 「それがいかんのだ。お前は今でも十分に周りの役に立っている。 お前が倒れれば我が主やテスタロッサ執務官、そして高町戦技教導官。みんなが心配する。……当然、私もな」 「え?」 「な、なんでもない。もう少し寝ていろ」 二人は無言になり、しばらくの間、シグナムの足音と二人の息をする音だけしか二人の周りには聞こえなかった。 その静寂を終わらせたのは恥ずかしいくらい盛大に鳴ったユーノの腹の虫なのは彼ららしいといえなくもなかった。 「なんだ、お前、空腹なのか」 「そういえば、今日、朝からなにも食べてなかったかも知れない」 「そんなことをしているから倒れるのだ!」 「えっと、あはははは……」 「……味は保証できんぞ」 「え?」 「味は保証できないが、簡単なものぐらい作ってやる。少し買い物によるがそれくらいの寄り道はよいだろう?」 彼女が特に最近、はやてに料理を教わっていたのは誰のためなのだろうか? 「あ、ありがとう……でもその前におろしてくれるとありがたいんだけど」 「病人が文句を言うな。家に帰るまでじっとしていろ」 「でも……」 「……私におぶわれているのがそんなにいやなのか?」 そういうシグナムの口調にそれまでにはなかったためらいと暗さが含まれ、ユーノをひどくあわてさせた。 「え? そうじゃなくて、……仮にも僕は男なんだから重いかなって…… ……どっちかといえばシグナムのぬくもりって落ち着くんだけど……」 「ならよいではないか。私はお前と違って日頃から鍛えているからな。 それに私もお前の温もりが感じられて、……うれしいのだから」 二人ともお互いの顔が見えないことに感謝していた。 こんな恥ずかしいことを言ってしまった二人の顔はお互いにたぶん真っ赤だったろうから。 その後の二人がどうなったかは二人だけの秘密である。 ただ翌日どんよりと暗かった某執務官から何かを聞かされた教導官殿は、ことのほか不機嫌だったという。 そしてその日からしばらく、彼女のクラスの模擬戦は苛烈を極め、生徒は皆、地獄をかいま見たとかなんとか。 彼らの中から死者が出なかったのが奇跡だったとも言われている。 「ユーノ君とわ、……高町教導官の絆は最高最大、唯一無二、金城鉄壁なの!! 浮気は全力全開で阻止、なの!」 13スレ SS シグナム ユノシグ ユーノ
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/121.html
ユーノとはやての歩き方 作者:ID Fu9wYKHI ―――――――祭囃子のように人の歓喜の喜びが聞こえる。 今日は聖王教会の旧ベルカ領での祭事の再現。 聖王文化の復興と人々に認知してもらい、ミッドチルダにもベルカ文化に触れ過去の戦争の悔恨を拭い去りetc…… とかカリムは言うてたけど、今ではノリ的にはハロウィンとクリスマスの合体事故みたいなもんやな。 騎士や魔導師の格好をした仮装パレードやら、辺りには出店が立ち並んだり、オブジェが作られたりと節操が無い。 ―――――今度、無限書庫に行って古代ベルカ文化を本格的に学んでみるべきなんかな? 教師役は勿論、今もデートに遅れるなんていう不埒な恋人さんにや。 彼遣ったら、例えば今も待ち合わせにしていした聖女のオブジェの意味とかも面白可笑しく説明してくれて……などと思っている内にお目当ての相手の姿がようやく見えた。 「おそいで、ユーノ君」 「はぁはぁはぁ、ごめん!」 息を切らせて、珠の様な汗を浮かべて急いだのは分るで。 せやけどな待ち合わせでイチャイチャかます若いカップルのど真ん中で待たされた身にもなって貰いたいで。 いくら謝る様さえも可愛らしい男の子―――っていうたらあかん。何か女として負けそうで癪や。 ……そんな事しなくても、ちゃんと大切な女の子として付き合ってくれるけど。 「妙な話はこれでお仕舞い。今日は思いっきり二人でお祭りを楽しむんやで~」 「そうだね、わかったよ。今日はずっといられるから、おもっきり楽しもう」 「せやせや~そんなら何処から回ろうかな」 差し出したユーノ君の腕に抱きついて、肩に寄りそうように隣に移る。 男の子いうのはどんどん大きくなっていく、ほんの少し前くらいまでは背も同じくらいやったけど、今ではすっぽりと腕に抱きつけるサイズ。 今ではすっかりデートでの定位置でお気に入りになってもうたわ~♪ 「あ、あのさ。はやて、腕に抱きつくのはいいんだけど、その……」 「胸は当ててるんやで?恥ずかしい?せやけどユーノ君の告白の仕方よりは大いにましやで」 「……その件についてはこれから先ずっと突っ込まれ続けるんだね」 当たり前やろ。シグナム達やリインという家族だけでも幸せなのに。 更なる幸せがある事を。胸の奥から熱くなれる幸福を教えてくれた人を放すわけがない 私は欲張りやからな、二人やなくて『家族』みんなで目一杯幸せになっていくんやで。 「もう!悔しいけど、はやてちゃんのあの笑顔はもうユーノ君専用ね……シグナム手出し厳禁」 「何を言うか。まあ、私とて主の逢引に口を挟む通りはない」 「先日の主とスクライアの接吻現場に乗り込んで一刀両断しようとした輩が言う事か」 「まったくお子ちゃまはリインだけで十分だろ?はやて取られんのが嫌なん……って、あたしのポテトとるな!」 「うるさいのです―――!今日はやけ食いですよ、こんちくしょうなのですよ――――!!」 あ~敵は味方の中におるみたいやな。というか仮装してもバレバレやでみんな。 交際についてはまだ完全には納得しきれたない頑固者ばかりのうちの子ら。 花嫁にするなり花婿として来るとしても、どないして説得するか見ものやでユーノ君♪ 13スレ SS はやて ユーノ ユーノxはやて
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/67.html
タイトル「メイドあんまり関係ないかも」 作者:33-417 本文 メイドすずかとユーノのほのぼの空気電波が来た ユーノが無限書庫やめて海鳴で暮らし始めたあたりの設定 「眠いなら、寝ちゃってもいいんだよ?…もう急いで仕事したりしなくていいんだから」 「すずかの顔が見えなくなっちゃうから、手を握っててもいいかな、すずか」 「うん。…お疲れ様、ユーノ君…、ユーノ。それとも、何ていったら喜んでくれるのかな?」 ユーノ君の髪の毛が私のスカートの上でまばらに広がって金細工の模様になる。 「すずかがボクの事を見て呼んでくれるなら、何でもいいんだけどな。仕事じゃなくて、見た目でもないボク自身をみてくれるなら」 「分かったよ、すずか。―――――それじy」 「旦那様かな?それとも御主人様がいいかな。ユーノ様って呼ぶのもいいよね♪ユーノ君はどれがいいの?」 「………へ?」 「今の私はユーノ君だけのメイドさんだから。…嫌、かな。もうアルフさんやリインフォースちゃんにやられちゃった?それともアリサちゃん?」 「何の話?アルフやアインスはそんな事しないし、アリサはボク相手にそんな事しないよ。…すずか?」 鈍感過ぎるよユーノ君は…でも、ナイスタイミングだったかな。誰にもされた事が無いなら先入観は無いはずだから。 「それなら私がメイドさんになってもいいよね。1人で暮らしてると色々大変だろうし、私も勉強になるから」 「でもすずか、大学の単位はどうするの?」 「もう取っちゃった。後は卒論だけだよ。ねえユーノ君、駄目なら駄目って言ってね……泣いちゃうから」 「ずるいよすずか。分かった、分かりました。すずかに手伝ってもらう事もあるからお願いします。そのやり方は忍さんの受け売り?」 「ううん、さくらさんの♪でも私がユーノ君の側にずっといたいのは本当だよ。ユーノ君のメイドさんになって色々お世話したいのも本当」 「……今のままで十分過ぎるくらい幸せなんだけどな、ボクは」 お互いにそんな事を言いあって笑い合える。束の間だけのつむじ風みたいな柔らかさが愛しくて。 風が私と彼の髪を撫でて散らしていく。蒼と金の髪が混ざり合う。 蒼と黄色で翡翠(みどり)色。 彼の手が私の頬に触れていく。私の手も、彼の頬に触れて、熱が循環する。……たったそれだけの奇跡。 貴方が昼の大地なら、私は夜空に。空を飛ぼう何て思わない。私と貴方が離れないように、私は貴方を抱いているから。 だから、どうか貴方の温もりを私に。私を離さずに抱いていて欲しい。 私が私でいる為に。私が貴方の側にいる為に。 「でも、ユーノ君にはもっと幸せになって欲し………寝ちゃったの?…おやすみなさいませ、御主人様♪」 こんなに側にいるのに、もどかしいのはどうして? その夜遅く、暖かい体温が離れた気配で目が覚めた。……帰っていないのは気配で分かるけど、ちょっと寂しいって思う。 窓の外には蒼い月が凍ったままで、夜明けまではあと2時間くらい。朝早く、って言った方が良いくらいの時間。 汗で身体に張り付いた髪がちょっと鬱陶しい。ユーノ君は多分シャワーを浴びにいったのだと寝起きの頭で考えて、脇の水差しに手を伸ばす。 私の肌は、白くて綺麗だと自負してる。胸や腰だって、いつもは無理に抑えているけど誰にも形も大きさも何でも負ける気は無い。 この身体を紅く染めるのは彼の身体の熱さを受け止めたから……こんなにも私を染められるのは彼だけだから。 「誘ってくれないなんて、ずるいな」 口に出してみても憎らしさや恨めしさは欠片も出てきてくれない。濡れた溜息から出て来るのは気恥ずかしさと愛しさだけ。 バスローブだけを羽織って2階のお風呂場を目指して足を踏み出した。 ――――――汗以外で廊下が濡れてしまったとしてもそれは私のせいじゃない、と自分に言い訳をして、思わず笑いそうになったのは彼にも秘密。 辿り着いた時には、フェイトちゃんと同じくらい伸びて、それなのにより肌理細やかな髪が櫛で梳かされてそのまま流されている所だった。 お風呂上りには牛乳、しかも今時瓶入りの。何時の間に設置されたのか業務用の冷蔵庫がドアの隣でガラス張りの胸を張って自己主張。 一体誰の思いつきかは容易に分かるけど、『どうして』なのかは考える方がバカかもしれないと思ったので思考は中止。 「おはよう、すずか。…ごめんね、1人にして」 「ううん、仕方ないよ。お互い様だから、ユーノは気にしないでいいよ。…何時の間に置かれたのかな、この冷蔵庫」 「ボクが忍さんに言っちゃったんだ。あった方が便利じゃないかって…ごめん、すずか。―――お風呂の後、話がしたいんだけどいいかな」 「うん、目が覚めちゃったから大丈夫だよ。部屋に…でも私の部屋でいいのかな。匂いとか、そういうの……困ると思うから」 「ん……じゃあいつもの屋根の上でいいかな。お茶とクッキーでいい?」 「ユーノ君が湯冷めしないように毛布も必要だよね。…ホントに、久し振りかも。お願いしていいかな」 初めて彼と夜通しで話をしたのは中学生の頃。吸血衝動と発情期の事を知られて彼と疎遠になろうとしてた時に、壁とドア越しにずっと彼の存在を感じて… 私の事を放って置いて欲しいとは言えなくて、私の一族の事を話して、私がそれで悩んでいると告げた。 彼は私は私だから、その事も受け入れたいと言ってくれた。その頃の私達は知り合いよりも少し親しい程度だったのに。 「…プロポーズされたのが14歳なんて……誰にも言えないよね……ふふ…っ♪誰にも気付かれない……気付いてももう遅いよ♪」 彼の血を飲むようになって、5回目の発情期が来る前に私は彼にこう言った。「私が私として自覚できる時に初めてを失いたい」と。 恋人としての交際もしていないのに、私は彼じゃないと嫌だと思った。彼以外を受け入れたくないと、想う様になっていて… それ以来彼に抱かれた日の夜には一緒に屋根の上で話し合うのがお約束になっていたから、『いつもの』。 もっとも、最近はご無沙汰で発情期が大変だった。1人の発情期はすごく醜くて虚しい。 きゅ、とシャワーを止める音が耳に妙に残る感じがした。 いつも通りに、屋根の上には手提げの籠とポットとマグカップが2つ。 「昼間言ってたお手伝いって………探偵業なの?」 「うん、漫画で読んだんだけど、魔法の使える探偵はそれなりの洋風な所に住んでてお手伝いさんもいるらしいから。…違った?」 「そんなの漫画やドラマだけだよ。探偵ってすごく不安定で難しくて、その上仕事が無い時は本当に無いものだよ」 「そうなのかな、恭也さんやさくらさんの話から出来そうな気はしてたんだけど。それとすずか、何時までメイド服着てるの?」 「ユーノ君が側にいてくれるならずっとだよ♪」 恨むよお姉ちゃん。一体何を読ませたのかは大体想像がついちゃうけど、もう2児の母親になるのに何をやってるのか…好き勝手って言いそうだね。 まだちょっと寒い空気に彼の腕を抱き寄せてみる。はやてちゃんなら「当ててるんや」って言いそうだけど私は言わない。 「すずかの家の血の事、恭也さん達のしてる仕事の事……ボクに出来る事を考えてみたらこうなったんだ。魔法なんか無くたって生きていける道を。 その為に出来る事が何か、ずっと考えてきたんだ。管理局には最初から長居する気は無かったし、かといって遺跡発掘に戻ろうとも思えなかった。 お店を開けるほど料理もできなければ、こっちの世界の資格で持ってるのは博士号くらいだ。そうなったら自力で事務所作るべきかな、って」 「それって、香港の美沙斗おばさんや恭也さんみたいな人達の為の仕事をするって事だよね。…私達の一族の人達とも関わっていって…いいの?」 それは、社会の表と裏の狭間で生きていくという事。…表には知られず、裏からも疎まれる仕事なのに、いつもの微笑のままで頷く。 答えは決まっているから、考える必要は無いよ。 「私も一緒に行くよ。嫌って言っても」 「ボクが嫌って言わないの分かって言ってるよね。手伝ってくれるなら、助手の席は空けておくよ。よろしくね、すずか」 「ユーノは私に何回プロポーズしてくれるの?」 「すずかと一緒に生きてる限り何度だって言ってみせるよ。すずかが一番好きだから。でもそれってプロポーズって言えるかな?」 「言って欲しいよ。ユーノ君の言葉をもっと………聞きたいな」 言葉が要らないから。 昼の来ない日も夜の来ない日も無いみたいに、私達も離れたりしないから。 すずか ユノすず ユーノ
https://w.atwiki.jp/animalrowa/pages/93.html
いくら動物といえど知性はあるさ ◆dKBETGTMMY 目を覚ました時、ユーノ・スクライアがまず感じたのは「孤独」だった。 見たところ、どうやらここはどこかの建物、しかも個室らしい。暗くてよく見えないが、今はそれだけで十分だ。 思考をすぐさま切り替え、先ほどの光景を思い出す。キュウビと名乗る謎の獣――――使い魔、もしくは自分と同じように変身魔法を用いた人間。 天照と呼ばれた狼に、喋るリスの使い魔。そしてリスが殺された時に駆け寄ったこれまた喋るラッコとアライグマ。 極めつけは名簿にある知人、ザフィーラとアルフの名前……ここまでお膳立てされればどんな馬鹿だって気付く。これが、獣たちを集めた殺し合いなのだと。 だが自分は違う。今は確かに変身魔法でフェレットの姿になっているとはいえ、れっきとした人間だ。 自分がイレギュラーなのか、それとも他にも同じようなものがいるのか。今はまだ分からないが、取りあえずずっとフェレットのままでいる訳にもいくまい。 「どっちにしろ、人間の姿のほうがいろいろと便利だからね……あれ?」 ――――おかしい、変身魔法を解除しても人間へと戻らない。というよりも、別の場所から魔力が送り込まれてそれが邪魔をしている。 何処から送られてくるのか探ろうとするが、そんな事せずとも何気なく首を曲げた時にわかった。 「首輪か……面倒だな。」 フェレットの小さな手でゆっくりと触れる。微弱だが魔力を感じ、それが流れ込んできているのも分かった。 外してみようにもこの体では無理という物。下手をすればあのリスの二の舞になりかねない……しかし、首輪を外さなければ人間に戻ることすら出来ない。 転移魔法でこの空間から脱出を試みたが、今度は逆に魔力が持っていかれ、魔方陣を描く事すらできない。 元よりここがミッドチルダ世界や――――皆と共に数々の事件を乗り越えた、あの世界でないことは気がついていた。 自分も無限書庫に潜ってさまざまな知識を得たと思うが、その中でもあのような力を持つ者はそうそういない。 ふと脳裏にプレシアの姿が過ぎるが……それとはまた違ったベクトルで常識を超えている。これほど大量の人々――実際は獣だが――を誘拐するだなんて、馬鹿げてる。 だが、自分たち三人が抜けたことを、管理局が気づいてくれるだろう。そうすれば、アースラを使ってきっとここの場所もいずれ見つけ出してくれる。 ならば、自分がする事は二つ。一つはアルフとザフィーラ、それに他の動物を保護して生き残ること。 (そして……主催側の調査。ちょっと厄介だけど、やるしかないよね。) 立ち上がり、決意を新たにする。とりあえずは他者との合流だ、喋れることは……殺し合いを開くと「言った」以上、大概は人間の言語が理解できるのだろう。 願わくば、扉を開いた先に話が分かる者がいてくれる事を――――そう願ってユーノは、ドアのノブに手をかけた。 「……あれ?」 ――――かける事は出来たけど、まわす事までは出来なかった。 理由はいうまでもなく、身長の所為だ。止まる体感時間、硬直する肉体。そして沈黙を破る叫び声。 「……っえええええええええ!?」 辺りを見回し、踏み台になりそうなものを探す。だがユーノの体で動かせるような物は見つからなかった。 人間の姿になれない、部屋から出来ることも出来ない……一瞬、ユーノの頭を絶望が過ぎった。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。 幸い、拘束魔法の類は問題なく使えるらしい。それを使い、何とかドアノブを回せば…… 「誰かいるのか?」 「ふぇ!?」 突如、扉の向こうから声がかかり、ユーノは驚きで変な声を出してしまった。人知れず短い腕で頭を抱える間に、少し強くなった声と共に戸がドンドンと叩かれた。 「おい、誰かいるのか!」 「えっと、はい!あの、すみませんがドアを開けてもらえませんか、僕の身長じゃどうも届かなくて……」 言ってから気づいた。自分がいる事は伝えたが、もし扉の向こうにいるのが殺し合いに乗った動物だったらどうする? そうでなくとも、姿を見せずにドアを開けさせようとする自分を、相手は信じてくれるだろうか……否、疑ってかかるのが当たり前だ。 この通り扉の向こう側から返事は来ず、場を静寂が支配する。唾を飲み込む音が、いつもよりも強く響いた気がした。 「えっと……警戒するのも分かります。ですけれど、僕はあなたを信じm」 「今開く、少し待て。」 耐え切れずに話し始めたユーノを、扉の向こうの動物が遮る。疑問の言葉を投げかける前に向こうから指示が来た。 「死にたくなければドアから離れていることだ。」 それから一秒と経たずに聞こえてきた、何かを引き抜く音。直感でそれが何なのかを悟り、ユーノは隅のほうを向く。 もし「それ」が自分の予想通りの物ならば、いち早く逃げなければ、自分は扉ごとバラバラになってしまうだろう。 一秒――――。その場にいる二人が、同時に走りだす。「それ」はゆっくりと中を舞い、二回ほど回転していた。 二秒――――。ユーノは部屋の隅でデイパックを盾にし、動物は離れた場所で衝撃に耐える準備をした。 三秒――――。「それ」が床に落ちる。まるでゴルフボールのような軽い音を立て――――――――爆ぜた。 「うわっ!」 爆風に目をやられ、思わず目を瞑ってしまうユーノ。しかし、その煙をもろともせずに駆ける赤い影。 動きに気づく前に、首筋へと冷えた刃が押し当てられる。ようやく事態を把握したユーノの目が見開かれる。 チェーンバインドを……いや、相手はそれよりも早くこの刃を抜くだろう。目を見れば、その程度のことは自ずと分かる。 シグナムやフェイトにも匹敵するほどの鋭さ、ヴィータやザフィーラにも劣らない力強さ。間違いない、この男はこの殺し合いの中でも強者の類に入ることだろう。 どうする、どうする、どうする。思考が堂々巡りを繰り返しても、答えは一向に出てこない。 ピクリ、と刃が動く。これまでかと、覚悟を決めて視界を閉じ―――― 「手荒な真似をしてすまない。戦場では一時の油断が命取りになるからな。」 ――――直後、すぐに開けた。ユーノは、改めて、真っ直ぐその赤い影の姿を見る。 つり上がった鋭い目に赤い皮膚、額から左頬に走る傷は歴戦を潜り抜けてきた証なのだろうか。ベルトも只のベルトに過ぎないのに、異様な存在感を醸し出している。 適度に湿り気を帯びた肌は暗闇の中でも一際輝いており、その手に握られたバターナイフも、持つものが変わればこんなにも雄雄しく……え、バターナイフ? 「あの……あなたはそれで何をするつもりだったのですか?」 「何を言っている、見た目は悪いが立派な武器になるだろう。」 「はぁ……」 率直に疑問を唱えたが、即効で返答が帰ってくる。ふと手に持っていたものが視界に入り、ああ、やっぱりと納得する。 拳大の大きさの爆弾、手榴弾。先ほど部屋の扉を一瞬で木片に変えたのもこれの仕業だろう、ダース単位で支給されているのか、ずいぶん量があるように見える。 だがこれでハッキリした、この動物……人は殺し合いに乗っていない。乗っているならば、今頃自分は消し炭になっているだろう。 「ほう、お前の支給品はガトリング砲か……性能としては並だが、よく手入れされているな。」 赤い男がユーノのデイパックから勝手にガトリング砲を取り出す。見られた事は特に咎めはしないし、そもそも今の自分ではどう足掻いても使うことは出来ない。 「ほら、お前にはこれをやろう。お前の背ならこれでも使えるだろう。」 そういって男は手榴弾をすべて投げてきた。思わず受け取ってしまうが、ただで貰うのはいまいち釈然としない。 「あの……いいんですか? 全部貰って……」 「構わん、代わりに俺はこのガトリング砲を貰うがな。」 ……ああ、この男の人柄が少し分かった気がする。基本的なところで真面目だが、意外とちゃっかりしているところがある。 とはいえ、まだあって間もないし、そもそも自己紹介すらしていない……って、ふつうあって間もない者に手榴弾を渡すのだろうか。 「というか……どうしてそう簡単に僕に渡すんですか? もし僕が殺し合いに乗っていたら……」 「簡単なことだ。俺はお前に負けないし、先ほどのやり取りで既に乗っていないのは見抜いた。」 何のこともない様に言うが、実はすごいことを言ってる。ユーノは内心唖然として、この姿に何か引っかかる感覚を覚えた。 何かに似ているような、うまく出てこない……雨の日にいるあの……若干湿っている……あ。 「……カエル。」 「カエルではぬわぁぃッッ!!」 特に意識せずに呟いたその一言が、気に障ったのだろうか。先ほどよりも強い威圧感をユーノは感じ取った。 「……俺は、ギロロだ。」 「あ、えっと。ユーノです、ユーノ・スクライア。」 少しの間の後、二人はようやく自己紹介を始めた。互いが殺し合いに乗っていない事、参加者内にいるそれぞれの知り合いなど。 ……ギロロが「何でよりによってケロロしかいないんだ……」と呟いていたが、あまり詳しくないユーノはスルーしておいた。 数分後、それぞれの荷物を纏めた二人は他の参加者と合流する為、博物館の中を歩き始めた。 ――――ユーノは魔法のこと、ギロロは宇宙人のこと。二人は互いに、意図せず隠し事を秘めていた。 【B-4/博物館内/1日目/深夜】 【ユーノ・スクライア@リリカルなのはシリーズ】 【時間軸】:第二期最終話、エピローグ前 【状態】健康 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、手榴弾(11/12)@ケロロ軍曹 【思考】 基本:打倒主催。 0:ギロロと詳しい情報交換。 1:対主催のメンバーを集める。 2:ケロロ、アルフ、ザフィーラとの合流。 ※参加者を使い魔か変身魔法を用いた人間だと思っています。 ※会場はミッドチルダではないが、そこよりそう遠くない世界だと思っています。 ※首輪について 人間化は魔力を流し込むことによって、 結界魔法などは魔力を吸収することによって妨害されています。 【ギロロ伍長@ケロロ軍曹】 【時間軸】:ガルル戦後 【状態】健康 【装備】:ガトリングガン@サイボーグクロちゃん、ベルト@ケロロ軍曹 【道具】:支給品一式、バターナイフ(現地調達) 【思考】 基本:殺し合いには興味なし。 0:ユーノと詳しい情報交換。 1:死ぬ気はさらさらないが、襲ってくるものには容赦しない。 2:ケロロ、アルフ、ザフィーラとの合流。 【手榴弾@ケロロ軍曹】 劇中で主にギロロが使用する兵器。対人兵器からドアの爆破までお手の物の優れもの。 【ガトリングガン@サイボーグクロちゃん】 クロの愛用武器。よく手入れされており、比較的使いやすい。残段の数は不明。 時系列順で読む Back ニャースの謡 Next 主に仕えし魔物の道は 投下順で読む Back ニャースの謡 Next 主に仕えし魔物の道は GAME START ユーノ 035 Gallery Fake GAME START ギロロ伍長 035 Gallery Fake
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/98.html
タイトル「アリサとすずかの資金援助」 作者::◆pxoVQARIYU 氏 本文 「ちょっとユーノ、あんた自分が運営している 孤児院の経営が苦しいってなのはから聞いたわよ」 「うん。基本的に僕の私財を食い潰しながら運営しているから、 院に入る子供たちが増えれば増えるほど・・・ね」 「で、どうするのよ?このままだとジリ貧じゃない」 「・・・また無限書庫で働けば取り戻せるとは思うけど、 そうなると今度は子供たちの世話をする人がいなくなるんだ」 「ユーノ君以外に子供たちの世話をする人はいないの?」 「基本的には僕ひとりかな。人を雇うは雇うで何かと手間や コストがかかるから、食い潰すスピードが上がるだけだし」 「無限書庫に出稼ぎに行けば解決するって自分で言ったじゃない」 「うん。でも・・・なんて言うかな?僕が目指しているのは どこにでもあるような施設としての孤児院じゃないんだ」 「具体的にはどんな感じなの?」 「そうだなぁ・・・そこにいるみんなが袖すりあって暮らすようなコミュニティとか じゃなく、本当の一つの家族のような・・・極端な話、みんな僕の養子?」 「そりゃまた無茶苦茶な話ね」 「でも、ユーノ君がそこまでしてこだわるのには何か理由があるんだよね?」 「・・・僕も院を立ち上げる前には、参考にしようと既存の孤児院を色々見て回った。 でも実情を正直ベースで話すと、コミュニティの中で人と人のふれあいや 躾とかの教育がおろそかになっている場合がほとんどなんだ」 「・・・確かに、院に雇用されているだけの関係なら その辺がなおざりになる事もあるかもしれないね」 「で、養子縁組で引き取られた子供が新しい家庭で何かしらのトラブルを起こしたり コミュニケーション能力が未発達のままのせいで周囲に馴染めず、家出したり引き込もったり」 「あー、あるある・・・あたしもそういう話は聞いた事あるわ」 「まぁ一応、僕もスクライアの一族で育てられた孤児だからそうなるのもわかるよ。 あの、どこかギスギスした生存競争のような雰囲気が漂っている空気じゃ心が荒む」 「それでユーノ君は、そのスクライアの一族のような アットホームな空気を持った施設・・・というより家?を 目指して、この孤児院を始めたって訳なんだね」 「そう。だから、子供たちの面倒は可能な限り僕が見る。 他人に任せるにしても、僕が信頼するに足りる人にお願いしたい」 「なのはは?」 「確かになのははヴィヴィオの件もあるから、即戦力として期待は出来る。 でも彼女に来てもらうにしても、もう少し子育ての経験が欲しい。 特に、思春期の子供の相手を経験してもらわないことにはね。 ・・・それに何より、彼女の流儀で全力全開で取り組まれて 子供たちとの間に軋轢起こしたり、ヴィヴィオが忘れ去られてもね」 「あはは・・・なのはならあり得るわ」 「アリサちゃん、笑ったらなのはちゃんに悪いわよ。 気持ちはわからなくもないけど」 「すずかもしれっと辛辣な事言ってるじゃない」 「まぁそんなわけで、僕は今のところ院を離れられないんだ。 ただ、上の子供たちのうち4人くらいは残ってくれるみたいだから、 彼らが成人して法律上養子縁組が出来るようになれば・・・ね」 「なるほどね・・・で、その上の子供たちが成人するまであと何年かかるわけ?」 「ええっと・・・確か男の子はマイティとソリオっていう子が14。 女の子だとセニアとピノって子が来月12になるかな」 「最低限早めに見積もっても6年後くらいかぁ・・・。 それで、ユーノの蓄えは後何年分あるわけ?」 「ぶっちゃけると・・・後2年も持たない」 「ぶっ!!」 「きゃっ・・・アリサちゃん、急に紅茶噴いたら汚いよ」 「うんうん。シールドが遅れてたら危うくかかるところだったよ」 「う、うるさいわね!あんたが人を噴かせるような事を言うからでしょ! って、ああせっかくの紅茶がもったいない・・・ちょっとユーノ! あんたあたしのダージリンティー返しなさいよ!」 「無茶言わないでよ・・・っていうか、紅茶淹れたの僕・・・」 「男がつべこべ言わない!あんたが淹れたんだったらさっさとつぐ!」 「はいはい・・・」 「ごめんなさいね、ユーノ君」 「いいよ。こういう展開には慣れてるし」 「・・・まぁ、いきなり噴いたのは悪かったわよ。 それで、残りの4年近くはどうやって維持する気?」 「無難な線で、どこからか融資を受けようと思ってる。 還せる頃にはかなりの金額になりそうだけど、気長に返していくよ」 「ユーノ君に貸してくれるあてはあるの?」 「無限書庫に居た頃なら問題なかったと思うけど 今は無職みたいなもんだからね。正直厳しい」 「まぁなんとかなるよ。今までどんな無理難題もこなしてきたし」「あんたねぇ・・・事はしがらみや面倒の付きまとう銭金の問題なのよ? そんな今までのように思い通りにいくわけないじゃない!」 「だから、なんとかするってば!」 「だから・・・ああもうトサカ来た!ユーノがそこまで言うならあたしにも考えがあるわっ」 「アリサちゃん、切れるの早すぎ・・・」 「ほっといて!」 「でもアリサの考えって一体・・・ロクなものじゃなさそうな」 「何よ。ウチの系列から融資先を紹介してあげようって思ってたけど、いらないの?」 「えっ?でも・・・」 「あたし達は地球に住んでるからミッドチルダで使える資本がない、と思ってるでしょ? ふっふ~ん。このアリサ・バニングス様をなめてもらっちゃ困るわね」 「・・・どういう事?」 「こんな事もあるかと思って、ある人物のツテを使ってミッドチルダの資本調達の為の 貿易会社を作っておいたのよ。内密でやるからレートの互換性を取るのに苦労したわ」 「会社って・・・いくらアリサが社長令嬢でも、それはちょっと無理じゃ」 「その点は大丈夫。なんたってアリサちゃんと私がユーノ君の為に作った会社だもの。 そこらへんの融通くらいはいくらでも効くんだよ?むしろ会社の本来の業務だね」 「ちょ、すずか!その事は秘密だってあれほど!」 「アリサ・・・ありがとう。僕は今、猛烈に感動している!」 「か、勘違いしないでよね?貸すだけだからね!? ・・・まぁユーノは責任感強いし、必ず返してくれると思うから プライム(優遇金利、アリサ的には利息0の意)で貸してあげるわよ。 そのかわり、きっちり耳を揃えて完済しなさいよね!?」 「うん!そこは保証する。そしてありがとう、アリサ」 「(ぼそっ)まぁ、あたしとしてはユーノと一緒に暮らせるなら 別に返してもらわなくてもいいんだけどね・・・」 「ん?何か言ったアリサ?」 「な、何でもないわよ!」 「・・・いつもの事だけど素直じゃないなぁ、アリサちゃん。 (ぽそっ)でも、ユーノ君のことで抜け駆けはダメだからね?」 「ちょ、すずか!?」 「アリサ・・・顔赤いけど大丈夫?」 「うるさいうるさいうるさい!何でもないわよっ!!!」 16スレ SS すずか アリサ アリサ・バニングス ユノアリすず ユーノ ユーノ・スクライア 月村すずか
https://w.atwiki.jp/mugenshoko/pages/317.html
KAGOMEKAGOME gdLZYkHQ ブーケを受け取った二人が、次の幸せ者に成れる。そんな話を聞いたことがあるか? 良いことは続くとか、幸せは連鎖するとか、そんな話しだ ブーケという切っ掛けが、好き合ってる恋人達の後押しになってくれる ユーノ・スクライアとティアナ・ランスター。この二人の場合は、そんな感じだった 知人の結婚式に出席した後、ティアナの執務官合格を待ち―――二人は結ばれた ……言いたいことは山ほど在るが、言うべき事は一つだろうな。 結婚おめでとう、二人とも 「兄さんなら、こう言ってくれそうですね」 「……うん、そうだね。そうゆう人だった、あの人は」 ―――これは、そんな二人の結婚後のお話 「……はっ」 布団の中で目が覚める。時計が示した時間は六時。よし、いつもより早い。その事実にティアナは安堵しかける だがすぐに気付く、昨夜寝入った時には在った温もりが消えていた。そう―――隣には誰もいない 「出遅れたぁ!」 急いで跳ね起き、エプロンを引ったくり、着替えを後回しにして台所へ向かう そんな急ぐことはないんじゃないかって? そんなとんでもない、朝は戦場なのだ。 ドタドタと騒がしい音を立てながら食卓に到着する。そこではちょうど、ユーノ兄さんが配膳を終えている所だった 「おはよー、ティア。今日も早いね」 「あたしより早起きしてる人の台詞? それ」 ぼやきながら、気付かれないようにエプロンを隠し、ふらつきながら改めてテーブルに着く 「はい、ティア」 「……ありがと」 渡されたタオルで顔を拭く。染みこんだお湯の熱が、寝起きの意識を鮮明にさせていく 「……ふう。いただき―――なに?」 さっぱりした所でごはんを食べ始めようとするが、止められる 「その前にさ、朝の挨拶は?」 ……ああ、そうか。焦ってた為か、そんなことすら抜け落ちていた 「おはよ、ユーノさん」 あたしの姓が変わり、ユーノ兄さんとの同じ屋根の下でのくらしが始まった 今、いわゆる新婚生活を送っている。……とはいうものの、兄さんと一緒に、三人でいた頃とあまり変わっていない ………ただ、変えたこともある。が、“ユーノ兄さん"と呼ぶのを控え“ユーノさん"と呼ぶようになったこと 『いただきます』 二人揃って手を合わせ、朝食を開始する。まず一口 「……くぅ」 「どしたの? ティア」 「おいしいって言いそうになった自分に気付いてね、くやしいのよ」 「…ごはんぐらいは、素直においしく食べようよ」 そう、ユーノ兄さんは料理が上手いのだ。 趣味もない一人暮らしの中、空いた時間で料理に拘ってたら、いつのまにか上達してたらしい こうも見せつけられた時は、ジャンクフードで済ましていた昔の自分を恨む。 他にやるべき事があって、そのために全力で駈け抜けた自分を否定する気はない……が これから手作りに挑戦する身にとって、壁の大きさが重くのしかかる ……え、何の話しかって? 何のことはない、ティアナはこれから、バレンタインに挑むのだ―――! ―――これは、親友の姉のつてで、バレンタインディを初めて知った少女の物語である 「それで、なんで私の下にくるのかなぁ~」 「家では主夫のユーノ兄さんを出し抜けませんから。……それに」 どうせなら驚かせたいし、喜ばせたいから。こちらの準備や修行に気付いて欲しくない 「それに……何かな?」 「“お母さん"の先輩に、鍛えてもらおうと思いまして」 その言葉を聞いて、なのはさんは笑みを困惑から喜色へ変えて 「じゃあ遠慮無くやらせてもらうから、ちゃんとついてきてね?」 「はいっ!」 こうして、互いの仕事の合間を見ながら、なのはさんに特訓してもらうことになった 二月の十四日が近づいてきたある日 「……うん、上出来かな。ちゃんと食べ物になってきたね」 「あ、ははははは……」 「しょっぱいチョコが出てきた時は、これから先どうなるかと思ったよ」 「そ、それは忘れて下さい!」 塩と砂糖を間違えるような、べたなことはもうやらないと思います。たぶん 「それもおいしいよー」 「……あんたは食べ物なら何でも食べるでしょうが」 「そんなことないよ、あたしにだって食べれないものはあるよ~」 「……どうだか」 「……あと個人的なこと言うならね、上出来だけど……」 っと。どこから嗅ぎつけてやって来たスバルから、なのはさんに意識を戻す 「もう少し甘い方が、ユーノくんは好きだと思うな」 「あ……はい、参考になります」 「今年はお嫁さんに任せるから、私の分も頑張ってもらいたいな」 「なのはさんの……」 本命なのか義理なのか、それは聞くべきではないと思えた。 ……聞いても同じだったかもしれないが。でもだから、ティアナはすぐに、話を変えた 「え……ユーノ兄さん、バレンタインのこと知ってたんですか?」 「うん、いつもティアナからもらえなくて寂しそうだったよ?」 「……ごめんなさい、イベントの存在そのものを知らなくて」 「私に謝る事じゃないでしょ? さ、その分今年は喜ばしてあげてね」 「ええ、勿論です」 「がんばって~、ティア!」 そして、十四日当日。ギリギリまで粘って、最良のものを用意して、ティアナは帰る。次元の海から、我が家へ 「とはいえ、こんな時間じゃさすがに寝てるかもね……」 今日の終わりが近づいてくるのを感じながら、そんな事を口に出す 直接渡せないのは少し寂しい。ああでも、枕元に置いて、翌日反応を見るのも悪くない。うん、いい どんな顔をするだろうか? 遅れたことを怒るだろうか? 初めての贈り物に喜ぶだろうか? ―――なんにせよ、本人に聞けば解ることだ わざわざ家の外で、夫は待っていた 「ユーノさん……遅れてごめんなさい。はい、バレンタインのチョコ」 出来るだけぶっきらぼうに振る舞いながら、贈り物を取り出す 「ごめんね? 今まで渡して無くて。知らなかったのよ、イベントのこと」 「えぐっえぐっえぐっ……」 「でも―――待っててくれただけの価値はあると思うから、受け取って下さい」 顔が笑みを創っているのを感じながら、泣いている人影に、手渡す 「ありがとぉぉぉ、ティアぁぁぁ!」 「あーもう泣かないの、ね? 連絡しなかったの謝るから。来年もまたあるから―――だから、まずは家に帰ろう?」 嬉し涙。 後から聞いた話だが、今までもらえてなかった分、嬉しかった また、夜遅くまで待っていた分――いくらかお腹減った分、おいしかったらしい “話変わってホワイトの" 今日は二月のお返しが返ってくる日。とりあえず料理以外を、 とティアナはユーノに頼んでいた。だがそれ以外は、今の今まで何も知らされてない。 「開けて良い?」 相手が頷くのを見て、手の中の小さな箱を開く。 そこに入っていたのは、贈り主のイメージカラーをしたネックレス。だが、ティアナにはそれが違うものに見えた 「こんなもの無くても、私は貴方から離れたりしないわよ」 自分を捕らえていく、鎖に 「……そんな深い意味はないよ」 「何でもいいわ、付けて」 請われるままに、兄は妹を飾り立てる 「ただ、これが似合いそうだと思っただけだよ。ティアに」 「じゃあ教えて――ユーノさんが想像してた通り、似合ってる?」 鎖に繋がれたティアナ。それは強がっていても、少しずつこの兄に惹かれていった自分― そして強がらなくなった今でも、囚われ続けていくことを願ってる自分を思わせ―とても、悪くなかった 「思ってた以上に、綺麗だよ」 「ありがと」 それに単純に、好きな人からの言葉が、嬉しかった お終い、前の話とか背景は32スレに落ちている、兄妹話です それでは、失礼しました 35スレ SS スバル・ナカジマ ティアナ・ランスター ユノティア ユーノ×ティアナ ユーノ・スクライア 高町なのは