約 44,341 件
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/2611.html
《変化「分福熱湯風呂」》 No.1419 Spell <第十五弾> NODE(5)/COST(2) 術者:二ッ岩 マミゾウ 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 抵抗(2) 目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕を裏向きにする。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「分福熱湯風呂(GRAZE2、6/5、種族:なし)」として扱う。 「(自動γ): 〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔このキャラクター〕の決死状態を無効とし、表向きにする。」 手下を巨大な茶釜に変化させる。 Illustration:てるる コメント 二ッ岩 マミゾウのスペルカード。 大胆なイラストの方がが非常に目を引くカードであり、キャラクター1枚を大型キャラクター「分福熱湯風呂」に変身させる。 キャラクター1枚は必要なものの、5ノード2コストで出てくるのがグレイズ2で6/5となかなか。効果使用済みの玉兎/5弾等小型キャラクターを目標にすれば無駄が無い。 また決死状態になった場合に元に戻る(自動γ)も持ち合わせる。戦闘・効果どちらの決死にも対応しているため、大きなサイズで相手と相打ちになった上でこちらは種となるキャラクターを残すことができるし、干渉でのプレイこそできないものの除去耐性を付けることにもなる。 同様の運用が考えられるカードに大魔法「魔神復誦」があり、そちらは必要ノードが低い上に耐久力も1上ではあるが、こちらには除去耐性の付与によりアドバンテージを失いづらいという明確な強みがあり、また抵抗(2)も持っているためカウンターにも耐性を持つ。 ただし、いずれも干渉で目標を除去されることには弱いため、ある程度は割り切った運用が必要となるだろう。 収録 第十五弾 Great Bellwether 関連 「二ッ岩 マミゾウ」 二ッ岩 マミゾウ/11弾 二ッ岩 マミゾウ/13弾 二ッ岩 マミゾウ/15弾 二ッ岩 マミゾウ/16弾 二ッ岩 マミゾウ/PR 場で「二ッ岩 マミゾウ」として扱われるカード 姿なき怪異チーム(連結) 操り能楽師チーム(連結) 人魔の奸計チーム(連結) 分福熱湯風呂(裏向きキャラクター)
https://w.atwiki.jp/gensou_shogi/pages/68.html
【動き】 十字方向に4マス進める。 成駒は斜め方向にも1マス進める。 【能力】 ⓵動く前に、化狸から斜め方向にある駒を選択する。 次の相手の手番が終わるまで、化狸は選択した駒の能力を持つ。 この能力は何度でも同じ駒を選択できる。 ⓶指し手はこの駒を香車・桂馬格の駒としても扱うことができる。
https://w.atwiki.jp/touhouvision/pages/532.html
《伍番勝負「鳥獣戯画」》 No.1545 Spell <第十六弾> NODE(5)/COST(1) 術者:二ッ岩 マミゾウ 効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果 発動期間:持続 ターン終了時まで、〔あなたの場の「種族:獣」を持つキャラクター全て〕は「戦闘修正:+3/+3」を得る。 動物に力を与える化け狸十変化の伍番勝負。 Illustration:とり コメント 二ッ岩 マミゾウのスペルカード。 種族:獣全体に戦闘修正を撒く。 マミゾウのスペルはワイルドカーペットや「八百八狸囃子」など、貧弱な種族:獣を大量展開するカードが多く、このカードによる強化とは噛み合っている。 鈴仙・優曇華院・イナバ/10弾の強化版ともいえ、マミゾウ自体が種族:獣なのもあり、種族:獣デッキでも無理なく運用できるだろう。 ただし、ターン終了時には戦闘修正が切れてしまうので、恒久的にプラスの戦闘修正を持つのが望ましい二ッ岩 マミゾウ/16弾のサポートとしては今一つ。 二ッ岩 マミゾウ/16弾らを無敵の壁とするのが目的なら、前述の鈴仙・優曇華院・イナバ/10弾やキスメ/9弾など、別途のアプローチをしていきたい。 収録 第十六弾 関連 種族:獣
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2628.html
幽々子「美味しい美味しいお肉ちゃん、捕まえたわー」 ルーミア「がおー! そのお肉は私が先に目をつけてたんだぞー!」 芳香「おおう、うちの墓地に侵入したところを撃退したんだから私のものだーぞー」 みすちー「って肉って私かよおおおぉぉぉ! へるぷー、へるぷみぃぷりぃいいずぅうう!!」 というわけで、今回の勝負は肉を助けることである。 より正確には、三者の争いを止めればそれで勝者になるので、肉の生死は問われていない。 みすちー「いやそこはこだわって! 私の生死重要だからホントに切実に!」 幽々子「渡さないわよーがじがじ」 ルーミア「私のものなのだーもぐもぐ」 芳香「でりしゃすな妖怪だなーんまんま」 みすちー「ってもう食べられてるわよ私! 早く早く早く助けてお願いします!」 フラン「そこまでよ! って言えばみんなが止まってくれるってパチュリーが言ってた!」 幽々子「ちょっと二人とも放しなさいよー、私の取り分が減るじゃない」 ルーミア「放すのはそっちなのだー、ミスティアは私のものなのだー」 芳香「神霊よりも美味しいものは久しぶりだぞ、できれば最後まで食べたいぞー」 みすちー「止まってくれないじゃないのよ! ていうか誰を人質に取ってるのあなた!?」 フラン「あれ? 大事な人を人質にすればみんなが言うこと聞いてくれるって聞いたのに」 レミリア「うんうん、お姉ちゃんを大事に思ってくれるのは嬉しいわよ? でも、それは意味全然違うからね」 フラン「しょうがない、大事なのは確かだけど、使えないんじゃ仕方ないからー」 レミリア「待ちなさいフラン、なんでどかーんしようとしてるの? 誰をどかーんしようとしてるのかしら?」 マミゾウ「と、ここで颯爽と儂登場じゃ」 みすちー「登場ポーズとか要らないから!」 レミリア「そうよ、早く助けなさい!」 マミゾウ「むぅ、若いもんはせっかちでいかんのう……それっ、マミゾウ化け奥義『マンガ肉変化』じゃ!」 マミゾウの周囲に、弾幕が出現。攻撃かと思って、みんなが身構える。 だが次の瞬間、弾幕が、ぽぽぽぽーんと、あのでかい骨にでかい肉がついた形状の、マンガ肉の姿に変化した。 それだけではない。その場にいる全員――幽々子たちやミスティア、レミリアにフランドールの姿までが、マンガ肉の姿に変化したのだ。 幽々子(肉)「あらあら、美味しそうな姿になっちゃったわー」 ルーミア(肉)「バカな、匂いまで全部焼肉になってる……ミスティアの匂いがわからない!」 フラン(肉)「お姉さま!? どさくさにまぎれてどこ行ったの!?」 誰が誰やらわからなくなり、混乱する面々。 その隙に、ミスティアとレミリアはなんとか、他の肉の群れの中にまぎれこんだらしい。 芳香(肉)「どれかわからないなら、とりあえず食べてみればいいぞー、もぐもぐ……ふぐ?」 口の中でマミゾウの弾幕が爆発する。だが。 芳香(肉)「うーん、肉の味はしたけど、ボリュームが足りない……次を食べるのだぞー」 その爆発までも食べてしまった芳香、次々と弾幕を食べ始めた。 フラン(肉)「そうか、全部お姉さまと見分けがつかないのなら、全部が人質なんだ! というわけで、全部のお肉を壊されたくなかったら止まりなさい!」 幽々子(肉)「おっとそうはいかないわ、あのお肉の中にはミスティアもいるんですもの。 ミスティアを壊させるわけにはいかない! 勝負よ、フランドール・スカーレット!」 フラン(肉)「あら、遊び相手になってくれるの? いいよ、思う存分壊してあげる!」 こちらの二人は、肉の姿のままでマジバトルを始めたらしい。 肉の姿であろうとも強さは本物。緊迫した勝負が繰り広げられ、周囲にも被害が出始める。 その場に残っていれば、巻き添えを食うかも知れなかったが…… マミゾウ「ふう、なんとか逃げ切ったようじゃの」 ミスティア(肉)「あ、ありがとうございます……」 レミリア(肉)「あんたには私たちの姿がわかるのね?」 マミゾウ「そりゃあそうじゃ、化かしておるのは儂じゃからの……ほらよっと」 マミゾウの一声で、また二人がドロンと元の姿に戻った。 マミゾウ「それにしても幻想郷は物騒じゃのう、こんな弱肉強食が日常茶飯事とは……」 ルーミア「思ったとおりなのだ」 マミゾウ「む?」 ルーミアが姿を現した。 ルーミア「あの場でただ一人、元の姿のままだったマミゾウをつければ、どうにかなると思ったのだ」 マミゾウ「直感と閃きに自信があるタイプか、厄介じゃのう」 レミリア「でも、あなた一人で私たち三人には勝てないでしょう?」 ルーミア「……うん。今日のところは、負けを認める。 それじゃあさよなら。月の無い夜には気をつけてね」 案外とあっさり、ルーミアは退いた。 だが、マミゾウは直感で感じ取る。あの妖怪は、今宵のことをずっと憶えているだろうと。 いつかまた、あの幼い妖怪と勝負する時が来る。その時、彼女はどんな秘策で、自分に対抗してくるのだろうか。 マミゾウはその瞬間を、楽しみに待つことにしたのだった。 結果:マミゾウさんの華麗な勝利。 フランドール マミゾウ ミスティア ルーミア レミリア 姉妹 幽々子 芳香
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2702.html
霊夢「半裸シーツの巫女だと思ったかの?残念、マミゾウさんじゃ!」 小悪魔「え?あれ?」 パチェ「猫と人間、狸と巫女、誤差の範囲よ」 マミゾウ「さてと、審判じゃったな」 パチェ「内容が内容なんで、各々個室に叩き込んでレポートさせたわ。小悪魔」 小悪魔「あ、はい。まずこれが華仙さんの分ですね」 「何なんですかあの破廉恥な下着は!見た目普通だと思ったら内側だなんて! ただでさえキツいのにぬめって着け辛いし着けたら着けたでもぞもぞ動くし! もう最低です!あんなの着けて喜ぶ人なんて居ません!ちょっと河童にお説教してきます!」 小悪魔「喜ぶって……skmdyな意味ですか?」 マミゾウ「まあ桃色はそういう属性じゃな」 パチェ「それはこのローブの色に対する宣戦布告かしら?」 マミゾウ「いやいや、桃色髪のことじゃ。ほれ、進行が滞っておるぞ」 パチェ「むきゅ……まあいいわ、続いて霊夢のレポートよ」 「ぬめりと歯応えは良好、食材というよりは珍味ね。 包装に張り付いてたから間違えて食べちゃったけど、何か繊維っぽい包装だったわ。 形もそういえば下着みたいだったし、売り出すなら男も買い易い見た目の方がいいんじゃない?」 小悪魔「……あれ、ブラジャー……あれ?」 マミゾウ「食ろうたか……食らえる素材じゃったかの?」 パチェ「ノーコメント。胃の中に夢想亜空穴を持ってる巫女の消化能力は未知数よ」 小悪魔「全裸にシーツより、上だけ着けてた方がより一層エロチックだったのに……」 パチェ「何か言った?」 小悪魔「なーにーもー」 マミゾウ「……まあこれは判定するまでもなかろうな」 パチェ「ええ、霊夢のはブラジャーのレポートにならないものね。 それに華仙は河童に直にレポートを持ち込んだみたいだし」 マミゾウ「お仕置きに行ったんじゃないのかな?」 パチェ「あの性格だから、何か質問されたら逐一答えちゃうでしょ」 小悪魔「真面目なのも良し悪しですね」 パチェ「そんなわけで本日のファイトはここまで!」 小悪魔「次回を――」 マミゾウ「楽しみにな」 パチェ・小悪魔「……(口調が違うから被せられなかった……!)」 にとり コスプレ 華仙 調査 霊夢
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/385.html
《操り能楽師チーム》 No.1592 Character <Special Collection Vol.14> GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:妖怪/獣 連結(「二ッ岩 マミゾウ」+「秦 こころ」)】 隠密 警戒 (自動α): 〔このキャラクター〕の攻撃力Xはこのキャラクターにセットされているカードの必要ノードの合計値に等しい。 (自動γ): あなたのターン終了時、〔このキャラクターにセットされているキャラクターカード全て〕を本来のプレイヤーの手札に戻す。その後、〔あなたの冥界にあるキャラクターカード1枚〕を〔このキャラクター〕にセットする。 (常時)(1): ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕の種族をあなたの任意の種族1つに変更する。 攻撃力(X)/耐久力(4) 「安心せい、儂はお前の味方じゃ」「新生面霊気の華麗なる能楽を喰らうが良い!」 Illustration:萩原凛 コメント 「東方心綺楼」のキーパーソンである、マミゾウとこころの連結。フレーバーテキストも「東方心綺楼」の台詞がそのまま使用されている。 ただしイラストのマミゾウの服装は「東方鈴奈庵」のもの。確かに「東方鈴奈庵」でも二者の深い関わりは示唆されているが、こころが登場した回のマミゾウは夏服であり、どうにもちぐはぐである。 秦 こころ/15弾の効果が完全に自動化し、毎ターン回収と再セットを自動的に行ってくれる。 回収までに2コストかかっていた本家と異なり、完全にノーコストで手札を増やせるのは嬉しいが、戦闘力とセットするキャラクターが不可分になっているのが問題。 たとえばリリカ・プリズムリバー/11弾のような低コストのキャラクターを回収したい時は戦闘力を犠牲にしなければならず、戦闘に使いにくくなる。 反対に高い戦闘力を維持したいのなら、恒久的に高いノード帯のキャラクターを冥界に送り続けなければならず、手札に戻したキャラクターをプレイするという選択を取りにくくなる。 あちらを立てればこちらが立たず、となりがちであり、事と次第によっては常に6/6の戦闘力が保障されている連結前の秦 こころ/15弾の方が便利な場面もあるかもしれない。 また、(常時)により、自分ターン一回ごとに二枚キャラクターを回収できた秦 こころ/15弾と異なり、自分ターン一回ごとに一枚しか回収できない点も劣る。 隠密と種族変更の(常時)による実質的なアンブロッカブルで、非常に戦闘ダメージを与えやすい点は評価できる。 また、相手のキャラクターを目標とすることで、鈴仙・優曇華院・イナバ/10弾などの種族サポートから外したり、夢蝶を種族:獣にしてこのカードで防御したり、といった使い方もできる。 (自動γ)で手札に戻るのはキャラクターカードのみであるが、(自動α)での強化の勘定にはキャラクター以外のセットされたカードも入る。そのため、魔人経巻など大型の装備をセットすれば、高い戦闘力を維持しつつセットしたキャラクターで更に打点を伸ばすことができる。 収録 Special Collection Vol.14 Liberal Emotion 関連 「二ッ岩 マミゾウ」 二ッ岩 マミゾウ/11弾 二ッ岩 マミゾウ/13弾 二ッ岩 マミゾウ/15弾 二ッ岩 マミゾウ/16弾 二ッ岩 マミゾウ/PR 「秦 こころ」 秦 こころ/15弾 秦 こころ/17弾 秦 こころ/19弾 秦 こころ/PR
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/502.html
ディアボロはスカイダイビングのように、俯(うつぶ)せの体勢を取りながら落下し始めた。 スタープラチナもディアボロと同じ体勢だが、マミゾウを掴んでいる右手を放そうとはしていない。 そしてスタープラチナに掴まれているマミゾウは、ディアボロと反対の方向を向かされた状態でスタープラチナと一緒に落下させられている。 どうやら、このまま落下してマミゾウを地面に叩きつけるつもりのようだ。 抱きかかえるような感じで落ちていてはダメージをあまり与えられないせいか、スタープラチナも右手にマミゾウを掴みながらスカイダイビングの降下時のような感じで落ちている。 「……?」 落下の最中、突然右手から何かを掴む感触が無くなったことに気づいたディアボロは、スタープラチナにマミゾウを掴んでいるはずスタープラチナ自身の右手を確認させる。 ……だがそこにマミゾウの姿はなかった。 「お主、儂をちと甘く見過ぎじゃ」 聞き覚えのある声を聞いて上を見上げると、いつの間にかマミゾウが浮遊した状態でディアボロを見下ろしている。 「なッ……!?」 自身もスタープラチナもマミゾウを見ていなかっただけに、ディアボロは驚きを禁じ得なかった。 だが事前にマミゾウの記憶を見ていたことが幸いして、すぐにディアボロは一つの憶測を建てることができた。 「(見ていなかった隙に変化したか!)」 何に変化したのかは見ていなかったためにわからない。 自身を掴んでいたスタープラチナの手をすり抜けたことから、何か細長い物に変化したのかもしれない。 ディアボロが驚いたのを見て、マミゾウは『してやったり』と言わんばかりの表情見せたが今はどうでもいい。 落下しているのが自分とスタンドだけになってしまっている以上、早急に落下に備えなければならない。 さらに、ディアボロはマミゾウが背後から弾幕を撃ってきたのをスタープラチナで視認した。 スタープラチナに背中を守らせると同時に氷柱を自分の真下に高く作り、接地している部分を地面ごと凍らせて固定させる。 そのまま自身をスタープラチナに掴ませながら少しずつ降りていき……。 バランスを崩さないようにして、何とか氷柱に着地することができた。 このまま柱から冷気が離れていくのをホルス神で抑えていれば、解けかけた氷柱で滑るなんて事態は避けられるだろう。 「……やれやれだ。考えが『甘かった』か」 一難を乗り越えたディアボロは、そう呟いた。 第4部の承太郎を再現した今の服装は、コートは袖以外は白。ズボンも白。帽子も巻きと帯、エッジの部分は金色で、それ以外は白。 帽子にはサイドクラウンに錨のようなアクセサリが3つと、四角形の中心に左手の型が隆起したような形のアクセサリが一つ。 ここから次の行動に移るには特に支障はないだろうが、空模様とは全然違う色が大部分を占める服装をしているために目立っている。 ……隠れてコソコソ攻撃するつもりは本人にはないので目立つかどうかは関係ないのだが。 そして、彼女にとって有利な状況でありながら、マミゾウは弾幕を撃つのを止めて様子を伺っている。 それはまるで、ディアボロがこの状況をどう乗り越えるのか楽しみにしているように。 スタープラチナのおかげでマミゾウが何もしてこないのを理解しているディアボロは、地上に下りる為に服の後ろ端部分を形成している肉を操って氷柱にしっかりと巻きつけ、自身は転がって落下する。 そうすると、まきついている肉と服が繋がっているために落下せず途中で止まることになる。 そして氷柱に足をかけ、スタープラチナも使ってマミゾウの様子を伺う。 ロープ1本(実際はコートを構成していた肉だが)で降下、そして空中には弾幕を張れる存在……。 まるでどこかの映像作品やゲームに出てきそうなアクションシーンのようである。 スタープラチナに抱えさせて下りてもいいが、そうすると接近されたときにまともな対応手段が持てないし、接近されなくても弾幕への防御手段が一気に乏しくなる。 ディアボロはその状態で地面の方に方向転換すると、氷柱を蹴る。 その衝撃によって彼の体は宙に浮き、もう一度重力に従って落下を開始する。 そして、肉塊の端が氷柱に巻きつけられていたことにより、弾幕を受けたことにより形が崩れつつあるコート型の肉塊は紐解かれるように形を崩していく。 背広から形は崩れていき、それでもなお彼は何度か氷柱を蹴りながら落下を続けていく。 時々弾幕をスタープラチナが防げず、衝撃がディアボロにも伝達するが、それには耐えるしかない。 マミゾウの方も彼に弾幕が届かないことに疑問を抱いたのか、弾幕を撃ったまま右側に移動してきた。 ディアボロもそれをスタープラチナの視界を通して視認し、スタープラチナをマミゾウから直線上の位置に移動させる。 現在、氷柱の半分ほどの大きさを駆け降り、同時にコートもほとんどなくなりつつある。 解れていく肉を細くすればコートが無くなるより先に地上にたどりけるかもしれないが、彼の体重か弾幕で肉が切れる可能性も上がってくる。 だからといってこのままでは、氷柱を降り切るより先にコートが無くなる。 だが、マミゾウが早々にスタープラチナの手をすり抜けて離れてしまったことによって手が空いたため、いざというときはキャッチさせることもできる。 弾幕が直撃するのは覚悟の上で、だが。 「逃げ続けては儂には勝てんぞ」 「生憎、飛び道具の打合いでは俺に勝ち目がないんでな」 マミゾウの発言を半ばどうでもいいように返しながら降下を続けるが、そろそろ糸の量が限界に近くなってきた。 このまま両袖の形が崩れてしまうと、肉体に纏わせた肉を使うか、ロープとして使えなくなるかのどちらかになる。 そこで、ディアボロがとった行動は…… スタープラチナの防御態勢を解いてディアボロを掴ませ、それと同時に弾幕を防げるように氷の壁を氷柱とつながる様に出現させる。 糸肉が氷壁に押し出されるが、その勢いでちぎれる心配は無用だ。 そして、この氷壁をだした彼の本当の目的は防御ではなく、マミゾウの視界からディアボロを消し去るのが目的だった。 例え大量の弾幕によって想定よりも早く氷の壁が壊されようが構わない。一瞬でも視界から消えれば、それで十分だ。 スタープラチナを誘導して氷壁の陰に移動したことで、マミゾウの視界からディアボロの姿が消えた直後、時間が止まった。 この間は、時の流れに干渉できるもの以外は例え何をされようとも時が止まっていたことに気づくことはない。 それを利用し、時が止まっている間に自身をスタープラチナに地上まで下ろさせる。 その間に再び時が動き出し、それから間もなく氷の壁にヒビが入り、広がって氷の壁の全体を侵食して砕ける。 あくまでマミゾウの視界に入らなくなる程度の厚さしかないため、耐久性なんてまったく気にしていない。 氷の壁の向こうにディアボロがいないことに気づいたマミゾウは、ディアボロが降下するときに利用していた糸肉がいつの間にかかなり伸びていることに気づき、下の方を見る。 そして、いつの間にか相手が地上にいることに気づき、マミゾウも地上に下りる。 ディアボロの姿は糸肉を使い果たし、コートが無くなっていた状態だったが、それ以外に特に変化は見当たらない。 「……お主、ひょっとして儂らと同じ妖怪ではないのか?」 「違うな。俺は人間だ」 ディアボロの能力の多彩さに、とうとう『人間であるかどうか』すら疑われるようになってしまった。 今まではDISCを変えるところを相手が見ていたためにまだ人間として扱われていた(かもしれない)のだが、この戦いでは一度もDISCを変えていない。 だからこそ、複数の特殊な力を使っている彼を人間として見ることができなかったのだろう。 「そう言われても……」 マミゾウはそう言って氷柱を見る。 ホルス神の能力によってつくられた10mを超えている氷柱は、冷気を風に流されるままに散らしていく。 「あんなものや沢山の氷の槍を作り、コートを操って槍と一緒に飛んできたりロープ代わりにして下りる場面を見せられては到底信じられぬ」 そう言ってディアボロの方を再び向いたマミゾウは、疑惑の目を再びディアボロに向ける。 「それに、氷で弾幕を防いだと思ったら何時の間にかお主は地上にいるときた」 闘いを見ていた狸たちは何の反応もしない。ただマミゾウの話を聞いているだけである。 もしかすると、マミゾウは薄々何か感づいているのだろうか。 「………」 ディアボロはマミゾウの話を聞きながらエアロスミスのレーダーをチェックする。 このタイミングでも、反応の数に変化はない。 「氷を操り、コートを操り、自らの速さを操り、儂や自分を触れずに掴むことができながら、それらの能力に何一つ共通点を見出せぬ」 パチュリーの場合は『精霊魔法の系統』という共通点がある。 萃香の場合は『密と疎を操っている』という共通点がある。 マミゾウの推理は外れている。 彼の能力には、『特殊な道具(DISC)』を使用しているという共通点がある。 だが彼女との戦闘では一度もDISCを取り出しておらず、装備しているDISCの能力には何も共通点を思わせるようなところはなかった。 ただそれだけのことである。 「まさに多芸。じゃが無芸ではない。己の能力を把握してうまく使いこなしておる」 そう言ってマミゾウは笑みを浮かべると 「そして、もしやとは思うが……儂が見ているその姿さえ本当の姿ではなかったりするのかのう」 ディアボロが姿を変えていることを言い当てて見せた。 「……何故そう思う?」 「あの『糸』じゃ」 マミゾウはディアボロの質問に答え、さらに話を続ける。 「外界の技術を用いても、『服の素材として』使われていながらお主の『体重を支えきれるほどの強度を持つ糸』など聞いたことはない」 「故にあの糸は、何かの能力で作られた糸の役割をしている全く別の何かではないのかと思ってのう」 「何かしらの術で強度を強めたとは考えないのか?」 マミゾウの考えを聞いたディアボロは、彼女に一つ質問をする。 「空を普通に飛べぬお主に、そのような術が使えるとは思えんのう。他の能力を使ってこないところからして、お主の能力はあの4つだけのようじゃな」 博麗の巫女である霊夢は自身の能力によって空を飛ぶが、巫女の力を有している。 普通の魔法使い(或は黒魔術師)と称される魔理沙は魔法によって空を飛び、魔法を使うことができる。 その他にも確認されているほぼ全ての人外の存在も、何かしらの方法で空を飛ぶことぐらい、簡単にできる。 だが彼はあの4つしか能力を使ってこない。他の能力を使った方が楽に乗り越えられるはずの状況でも、使ってくる様子も全くない。 故に、空を普通に飛ぶことがままならない彼が他に何かの術を使えるわけがないとマミゾウは考えたようだ。 「それにお主のコートは、袖の部分の色が異なっておった。ならばあのコートを形作っていた物は、色を変えられると見るのが自然じゃ」 「そのような物をもしもお主が全身に纏うことができたのなら、お主は姿形を変えることができる。というわけぞい」 「………」 ディアボロは何も言わなかった。 何のヒントも教えなかったのに、彼のとった行動から(可能性の一つとして挙げたとはいえ)マミゾウは彼が姿を変えていることを見抜いてしまったのである。 「よく頭が回るものだな。そこまでたどり着かれたら、いくら言い訳をしてもお前は追及をやめないだろう」 ディアボロがそう言った直後、彼を覆っていたイエローテンパランスが膨張し、真っ二つに裂ける。 突然目の前の男の体が破裂ことにマミゾウも周りの狸も驚いた。 「ならばもう、この肉塊の内に身を隠す必要もないな」 内側より本来の姿を見せたディアボロはそう言って、イエローテンパランスとホルス神の能力を解除する。 すると黄色い肉塊も、氷柱に結ばれていた糸の役割をしていた肉も、『そこにあった』という痕跡を残すことなく消えてしまった。 氷柱は急速に冷気を散らし、イエローテンパランスの肉と同じように消えてしまった。 「……まさかお主が正体だったとはのう。儂らのような変化をしていたのなら見抜けたやもしれぬが、何やらよくわからぬ物に覆い隠されて姿や声を変えていたとは、予想もつかぬわい」 どうやらマミゾウ自身もこの化け方は初めて見たらしく、驚いたかのような反応をしている。 ……が、どうやら変わった化け方を目撃したことが面白かったのか、その反応に反して口元は笑みを浮かべている。 マミゾウを含む妖獣は、尻尾の大きさがそのまま妖力の大きさを示している。 故に、妖力の大きい妖獣が化けた場合、その『妖力の大きさのせいで』尻尾が隠せないことが多い。 そうするに妖力が大きい者は化けさせる規模が大きくなるために(妖力の大きさを示している箇所だからなのかもしれないが)尻尾が隠せないことがある。 ちなみにマミゾウの尻尾はそこらへんの狸よりは大きく、自身の手足よりは確実に太い。 それと比べると、ディアボロが今回用いた化け方は『肉体を覆って正体を隠し、覆ったものの性質を利用して姿と声を変える』というものだった。 そのような道具はどこの昔話でも語られたことはなく、マジックアイテムでそのようなものを作ろうにも、恐らく声を完全に別人のものにすることはできないだろう。 しかし、自身より小さい者や非生物には化けることはできず、他のものをばけさせることもできない。 そのうえ化けている最中に衝撃を受けると形が崩れたりすることがあるという少々難儀なものである。 が、この能力は攻防一体の性質を持つために戦闘にそのまま転用できるし、隠しきれない箇所はないために挙動不審な行動を取りさえしなければ怪しまれることはほぼない。 「いずれ気づかせる必要はあったが、大したヒントも与えずに姿を変えていることに気づくとは思わなかったな」 若干呆れ顔でディアボロはそう言う。 周りの狸はちょっと警戒しているらしく、ディアボロからかなり距離を取っている。 「なんじゃ、あの時会ったその場で正体を見せておけばよかったものを」 「それもできたが、お前の実力をこの目で見ておきたくてな」 そう言ってディアボロはイエローテンパランスのDISCを額から出す。 それを見た狸たちは今まで見たこともない光景に驚き、さらに距離を取る。 「……何度見ても額からそれが出たり入ったりする光景は異様じゃのう。更に出入りの痕も見当たらぬから不思議じゃ」 「他の奴らはあまり気にしていないように見えるが、心の中ではそう思われていたりするかも知れないな……」 ディアボロはマミゾウとそう言葉を交わしながらイエローテンパランスのDISCをケースに入れる。 ディアボロからだいぶ距離を取っていた狸たちも、マミゾウとディアボロが親しげに会話しているのを見て少しずつマミゾウの元に戻ってくる。 「ところで、お主の用事はこれで済んだのかい?」 「まだ済んではいない。……むしろこれからが本題だ」 ディアボロの少々柔らか目になっていた表情が再び真剣になる。 「俺はこれからあの聖人の元に偵察に行く」 「ほう……」 ディアボロの発言に、マミゾウが反応する。 まだ『情報が揃っておらず』、『敵になる可能性が高い』存在の元へ、自ら偵察に行くと言い出したのだから。 「だが、一人では難しいだろう。何せ相手は『聖人』だ。どんな力を持つのかわからない」 「……だから、お前の助けを借りたい」 マミゾウはディアボロに呼びかける。 妖力が大きい故に正体の発覚の可能性は他より高いが、『経験』も『知識』も『技術』も、他の狸を超えているのは確実であるからだ。 「儂がぬえに呼ばれたのは、妖怪のピンチだから助けてほしいと言われたからじゃ」 マミゾウはそう言ってディアボロに笑みを見せる。 「故に、お主が聖人達について探るというのなら、手を貸してやらねばならぬ。そうしなければ、儂がここに来た意味がないわい」 彼女がこの幻想郷に来たのは、ぬえに助けを求められたから。 ぬえが助けを求めたのは、『聖人』が復活したから。 そしてぬえの知り合いであるとある人間が、自身に『聖人が本当に妖怪にピンチを齎(もたら)すのかどうか探りたいから助けを借りたい』と自分に頼みに来た。 化かすのは化け狸の得意技。ならば、その力を使ってその人間が聖人の考えを探る手助けをしてあげるのは道理である。 それが聖人たちの思想について知るチャンスにもなるし、懐く思想によっては妖怪のピンチを『杞憂だった』という形で救うことにもなりうるのだから。 「……ありがとう。お前が力を貸してくれるなら、俺も安心できる」 ディアボロはたった一言、感謝の言葉を述べた。 聖人達のもとに一人で潜入するのは、彼にとっても多少の不安はあったのかも知れない。 「……ならば、聖人たちのもとに向かう前に準備をするとしよう。お前は何が必要だ?」 「儂なら、化けさせればすぐに用意できるから大丈夫ぞい」 マミゾウは自分の姿だけでなく、他の物体も変化させることができる。 これが彼女のみにできることなのか、それともある程度の力を得た化け狸なら誰でもできるのかどうかは分からない。 だが、彼女に何か足りないものがあれば葉っぱ一枚拾ってすぐに化けさせればいいだけのことだ。 ……が、流石に何らかの術の力を持つ道具に化けさせるのは無理だと思われる。 最も、目撃者はおらず、彼女自身もそれについては何も言っていないため真相は不明である。 「そうか。俺は……」 彼の頭の中にふと頭に浮かんだのは漫画の方の『ジョジョの奇妙な冒険』。 いざという時にあるスタンドを使うことを考えたのだが 「大丈夫だ。DISCの忘れ物はない」 その能力が能力だけに、使うのはやめることにした。 そのスタンドとヘビーウェザーは、今の彼がその二つのスタンドの内の一つ『のみ』をコントロールするためだけに精神力を集中しても、制御しきれるかどうかわからないからだ。 片や決して薄まることのない毒ガスのような危険な能力で、もう片方は他のスタンドと違って『無意識』の領域に秘められた憎悪の力故に、本来の持ち主でさえ制御不能だからである。 「そうか、では一休みしてから行くことにするかのう」 「ああ。いくらなんでも戦闘直後の状態のまま聖人のもとに向かうのは危ないだろうからな」 マミゾウの提案にディアボロは同意し、その言葉通りまずは一休みすることにする。 妖力を少しでも回復したいマミゾウ。走り回ったりした故に筋肉を疲弊させたディアボロ。 お互い、念を押して一休みしたほうがいいだろう。 これから彼らは、一休みの後に聖人たちのもとに向かう。 『聖人たちは妖怪の敵になるのか』、この一点を徹底的に探るために。 この一点が、妖怪たちが反逆を仕掛けるか否かを決めるのだから。
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/1870.html
《四番勝負「両生化弾幕変化」》 No.1175 Spell <第十三弾> NODE(4)/COST(2) 術者:二ッ岩 マミゾウ 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕をスリープ状態にする。その後、〔あなたのデッキの上のカードX枚〕をあなたの場にスリープ状態でセットしてもよい。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「両生類(GRAZE1、1/2、種族:なし)」として扱う。Xは目標のキャラクターの攻撃力に等しい。 「隠密」 弾幕を両生類に変化させる化け狸十変化の四番勝負 Illustration:きゃっとべる コメント 二ッ岩 マミゾウのスペルカード 裏向きカードを大量展開する。 裏向きのキャラクターを展開するのでキスメ/9弾と相性がいい。また種族:なしで隠密を持つため攻撃を防御されづらい。 耐久力は2と他の弾幕変化に比べれば高いが、やはり地霊殿で全滅してしまう。 関連 第十三弾 二ッ岩 マミゾウ/11弾 二ッ岩 マミゾウ/13弾 二ッ岩 マミゾウ/15弾 両生類(裏向きキャラクター)
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2629.html
慧音「……おかしい。指定から時が経ちすぎている……どういう事だ?」 色々と状況によって変わるとはいえ、指定の対戦者が揃わなければファイトにならない。 待っていても仕方がないと、慧音が是非曲直庁を訪れると、 そこに居たのは体操服ブルマに白ニーソの閻魔だった。 映姫「ちちち違うんです誤解ですこれはですね!」 慧音「……すまない、余計な事を詮索する気はなかったのだが……説明を頂けるだろうか」 映姫「あ、あの、あまりにその、ファイトの開催が遅いものですからちょっと愚痴を零しましたところ 小町が『四季様だって映姫で姫様じゃないですか』などと言うものですから ファイトの安定運営のためにここは私自らが手を汚すより他にあるまいと!」 慧音「……有難い話ではあるのだが……大本命の姫様はどうしたのだ」 映姫「冬眠だと言って一切の面会を拒んでいます」 慧音「それは……いや、もう何も言うまい……。それで、どうされるおつもりか?」 映姫「申し訳ありません、散々悩んだのですが、どうしてもこれで人前というのは……いささか……」 慧音「あいわかった。では私の方で他の『姫様』を捜してファイトをしてもらおう。よろしいか?」 映姫「はい。お手数おかけします」 翌日。 準備が整った旨の報告を受けた永琳が、局部のみ黒、他は白というビキニ的な水着姿で現れると、 絵本を読んでもらう子供達ではなくその連れ添いや観客で着ていた男衆がどよめいた。 永琳「掴みは上手く行ったわね。でもそれで終わりじゃないわ、月の頭脳八意永琳が意匠、しかと見よ!」 威勢良く上げた手に応えて永遠ウサギ隊が掘っ立て小屋を建設、 そこに里人の平服を着た紫と藍が現れ、藍が小屋の周りの畑に種を蒔き始める。 と、マミゾウがやって来て藍の蒔いた種を変化させてしまう。 当然藍は怒り、マミゾウはそんな藍をさらにからかい、弾幕ごっこに進展。 周囲に被害の出ない計算し尽された弾幕戦の末に、哀れマミゾウはお縄となった。 藍「やれやれ、とんだ悪戯狸だ。私は畑仕事に戻ります、ゆか……お婆さんはこの狸を見張っていて下さい」 紫「ええ、ええ。わかりましたよ、おじいさん」 掘っ立て小屋の壁が倒れて家の断面が晒され、藍は外に、紫とマミゾウは家の中に残される。 紫「さてさて、今夜は狸汁かねぇ」 マミゾウ「なんじゃと!?儂はまだ殺されとうはないのう……婆さんや、儂はこうみえてよく働くぞ。 何ならあの狐……おっと、爺さんじゃったな。あの爺さんの倍働いてやろう」 紫「それは嬉しいねぇ。これでまた100年は寝てくらせるわい。そら、縄を解いてやるよ。 じゃあ私は寝るからね、起きたらちゃんと家事を済ませて、晩飯を作っておくんだよ」 マミゾウ「……本当に寝てしまったぞ。たいした奴じゃな……だが儂もここで遊んではおられんでな」 寝込んだ紫に襲い掛かると首を絞めて落とす。それを鍋に放り込み煮込むことしばし。 場面が変わって外から戻って来た藍を紫汁で持て成そうとするマミゾウだったが、 紫に化けたマミゾウの尻尾が化けきれていないのを見逃す藍ではなかった。 藍「貴様……ゆか……おばあさんをどうした!」 マミゾウ「さてなぁ……今頃鍋の底で、お前さんを待っているだろうかねぇ」 藍「……ッ!」 険悪な雰囲気に、カチカチ山の筋を外れてここでおじいさんが狸を成敗かと衆目が見守る中、 藍は素早く飛び掛り、マミゾウが反応するより速くその両手を捕えた。 マミゾウ「しまった……じゃが!」 藍「ありがとう!」 マミゾウ「……あ?」 藍「ありがとう!これで私はゆか……性悪な婆さんから救われた!あなたは命の恩人だ!」 マミゾウ「……へ?」 藍「いやあ、本当に性悪な婆さんで難渋していたのだ。自分では何の仕事もせず 式だと言っては私に苦役を課し、昼夜もなく終わるとも知れぬ勤めの日々(以下略)」 慧音「……で」 永琳「いい出来でしょう?これまで狸役が居なくて上演できなかったのよねぇ」 慧音「……このオチは筋書き通りか?」 永琳「台本は違うけど、この結果は計算通りよ」 慧音「…………教育上の配慮云々を語った所で無駄だろう。だが、お前の負けだ」 永琳「何故!?あの客席を見なさい!皆呆気に取られて、これ以上ない反応よ!?」 慧音「絵本を読め」 永琳「あ」 小兎姫「面白い劇だったわねー。それじゃみんな、絵本を読んであげるわよ」 子供達「「わー」」 妹紅「結局この姫様か」 慧音「まあ永遠亭の姫が駄目ではな……それにあの格好、本人も喜んでいた」 妹紅「あの天然っぽい性格なら子供にも馴染むだろうしね」 慧音「姫海棠を名乗る天狗も来たが、天狗は幼子を浚うからな」 妹紅「あれはどう見ても黒い方の天狗だと思うけど」 慧音「何はともあれ無事にファイトが終わって一安心だよ」 コスプレ マミゾウ 小兎姫 慧音 旧作 映姫 水着 永琳 紫 藍
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/1869.html
《参番勝負「延羽化弾幕変化」》 No.1174 Spell <第十三弾> NODE(4)/COST(2) 術者:二ッ岩 マミゾウ 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕をスリープ状態にする。その後、〔あなたのデッキの上のカードX枚〕をあなたの場にスリープ状態でセットしてもよい。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「鳥綱(GRAZE1、2/1、種族:妖怪)」として扱う。Xは目標のキャラクターの攻撃力に等しい。 「先制」 弾幕を鳥綱に変化させる化け狸10変化の参番勝負 Illustration:キレロ コメント 二ッ岩 マミゾウのスペルカード 先制を持つ裏向きカードを大量展開する。 裏向きカードであることからキスメ/9弾と、種族:妖怪であることから闇符『ダークサイドオブザムーン』、オレンジ/13弾などと相性がよい。 ただし耐久力が1しかないため、地霊殿など簡単な範囲焼きに注意したい。 関連 第十三弾 二ッ岩 マミゾウ/11弾 二ッ岩 マミゾウ/13弾 二ッ岩 マミゾウ/15弾 鳥綱(裏向きキャラクター)