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小ネタ ポッキーゲーム 本日、11月11日。快晴なり。若干寒さを覚える学園都市の公園御坂美琴が腕を組む前で、上条当麻は美しい土下座をしていた。上里翔流は? 「赤」とか「黒」は?っつーかこの頃バゲージシティにいるんじゃ?……いんでっくすさん時空なんだと思うよ。怒りを主張していた美琴の表情が、ため息とともに諦めの表情へと移行する。「で、今回はなに?」頭の中でルーレットが回る。 赤、宿題が終わらない。 黒、買い物に付き合ってくれ。さあ、賭けた賭けた!!「オレとポッキーゲームをしてくれ!!」……。大穴すぎる。「って、ぇぇぇえええええ!!」「だ、ダメ?」「ダメじゃない!!……ダメじゃ、ない、けど……」「良かった、じゃ、早速行こうぜ」「手!! 手が!!!手が~~!!」ポッキーゲームだけでいっぱいいっぱいなのに、手まで握られてしまった。心の器から幸福感が溢れてとまらない。「え、えへへ…」////////暫くして、目的地に着いたのか、手が放された。「あっ……」名残惜しそうにするが、かの鈍感は気づかない。上条の横顔に暫く見とれた後、彼の視線を追う。「ごっがぁぁぁあああああああああ!!」叫び声と、眼前に広がるK.O.の文字。目を点にしたあと、まばたき数回。そのとき、ようやく周囲の騒音に気付いた。ここは、ゲームセンターだ。「……ちょっと」「さぁ、やるぞー」ヤツはさっきのゲームに100円入れやがった。有名な宇宙戦争の映画に出たようなビーム状の剣を持ち、勇者の服を着た上条が3D映像として映写される。「急に青ピが風紀委員にジャッジメントされて来れなくなるんだもんなー」「……ポッキーゲームは?」「ん? …あぁ!! この呼び方うちだけなのか? このゲーム名前長いだろ? だから、この剣の見た目からポッキーゲーム」ピキッ、となにかが鳴った。「この2人1組のトーナメントに参加してたのに、途中棄権になるとこだったよ。1位の賞品が商店街の商品券10万円分!! これを逃す手はねぇぜ旦那ってなもんだ!!」勝手に美琴も登録される。このビキニアーマーどっかで見た気がする。「いくぞ!! 美琴!!」目に影が入っている美琴の耳に、対戦相手の声が入る。「ふふふ、このオレ、『不死身のゾンビ』と」「『運命を操るシギン』が相手になってやるぜ!!」瞬間、ちゅどーーーーん!!という音とともに、敵が吹き飛んだ。K.O.という表示の真下で、美琴さまは白い息を吐いている。上条さん絶句。「い、いやーー……。さ、さっすが美琴せんせー、お見事!!」「……いいから、さっさと殺るわよ」「変換ミスですよね? ね?」以降怒涛の快進撃。そもそも運動神経抜群の美琴と、最近人間を辞めつつある上条に勝てるやつはごく少数だろう。あの僧正にだって対向してたんだぜ!!と、いうことで決勝戦。二人はユニゾンアタックで敵を降し、見事10万円の商品券をゲットし、意気揚々とゲームセンターを出たら『上条勢力にも上里勢力にもあえて加わらなかったイレギュラー』なんて名乗るやつらと戦闘し商品券は燃えかすになった。 「不幸だぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!」世界が夕日によって染められるなか、「うぅポリポリひっぐポリポリポリぐすっポリポリモグモグえっひぐっポリポリポリポリ」公園のベンチで上条はポッキーを食べていた。ポッキーは不憫に感じた美琴の奢りである。その美琴も上条の隣でポッキーを食べている。「な、泣き止みなさいよ」「ひぐっ、そ、そうだなポリポリ泣いたところでモグモグ戻ってくるわけポリポリでもモグモグないポリポリもモグモグんな」食うのやめろ。美琴はため息をつき、ポッキーを咀嚼する。「ま、昼は美琴と楽しめたし、よしとするか!!」ビクンッ!!と肩を震わして、ポッキーを食べる速度がゆっくりになる美琴。隣の上条はなんにも考えてないようだ。一時ポワポワしていた美琴だが、どんどん眉がつり上がっていった。腹がたった。腹がたったのだ。自分ばかり振り回されているこの状況に、腹がたったのだ。「……ちょっとこっち向いてくれる?」次のポッキーをくわえた上条は、?を浮かべながら美琴を見る。すると、バッシーン!!と両頬をはたかれた。いってぇ!! と思った瞬間だった。ポキポキポキポキポキポキポキポキポキポキポキポキポキポキムチューーーーーと、いう音が聞こえ、ようやく視覚と触覚が追い付いてきた。次の瞬間、目の前にあった少女の顔はパッと離れ、彼女はスタタッと走り去る。呆然と目で追うと、彼女はクルリと振り返った。「約束のポッキーゲームよ!! 鈍感バカヤローーーー!!!」//////////夕日より真っ赤な顔で叫んだ少女を呆然と見送った後、上条はただただ湯気を出し続けるのだった。
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ゼロ距離 「…ひま」 「…おおー」 「…なんかすることないの」 「…」 「返事ぐらいして」 「…俺はね、人生を楽しむにはちょっとしたスリルが必要だと思うわけ」 「ん?うん」 「ここにポッキーがあります」 「ありますね」 「さて問題ですポッキーがあってヒトが2人でやることと言えば?」 「えっお前何考えてんの」 「答えは?」 「ポッキーゲームだろ、やだよ何で俺がお前とポッキーゲームやんなきゃいけな…、っ!」 「俺はね、人生を楽しむにはちょっとしたサプライズも必要だと思うわけ」 「…」 「…嫌、だった?」 「……別に…」 「良かった」 やっと埋まった、最後の距離。 卒業
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ポッキーのCM 4期生への卒業DVDに7期生がポッキーのCMを模した。 製作者ははる、うめこ、まっつん、ばばちゃんである。 you tube
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塞「ねぇ、今日が何の日か知ってる?」 京太郎「ポッキーの日、ですよね?」 塞「そうそう」 塞「でもね、私ポッキー持ってくるの忘れちゃったの」 京太郎「買ってきましょうか?」 塞「ううん、その必要はないわ」 塞「ほら、ちゃんと代わりを買ってきたから」 京太郎「……小枝ですか?」 塞「そそ」 塞「同じ棒状のチョコのお菓子だからいいかなって」 京太郎「長さがずいぶん違いますけどね」 塞「まあまあ、そんな細かいことは気にしない、気にしない!」 塞「それに、1って文字自体ポッキーみたいに長いイメージないでしょ?」 京太郎「そういう感性は人それぞれだと思います」 塞「京太郎君はどう思う?」 京太郎「ポッキーの日って浸透するくらいなんだから長いんじゃないですかね?」 塞「……京太郎君嫌い」 京太郎「というジョークだったのさ!」 塞「もちろん私も冗談だよ?」 京太郎「……なんかずるいですね」 塞「ふふっ」 塞「ところで京太郎君、ポッキーといえばどんなゲームを思いつく?」 京太郎「ゲームですか?」 塞「うん、ゲーム」 塞「ポッキー黒ひげ危機一髪とか、ポッキージェンガとか、ポッキーチャンバラみたいに、ポッキーを使った遊びで何か思いつくもの」 京太郎「それらのゲーム初耳なんですけど」 塞「えー? うっそー、京太郎君おっくれってるー」 京太郎「はい?」 塞「今やポッキーを使った遊びはこれらに限らず多種多様な遊びがあるんだよ?」 塞「都会の方ではポッキーが社会現象になるくらいなんだから」 京太郎「……嘘、ですよね?」 塞「嘘じゃないよ!」 塞「ポッキー野球とか、ポッキー相撲とか、ポッキー大富豪とか、ポッキー――」 京太郎「やっぱり嘘ですよね!?」 塞「……うわぁ」 京太郎「何で俺がドン引かれてるんですか!?」 京太郎「ポッキーを使った遊びなんて大半の人がポッキーゲームしかしりませんよ!」 塞「ポッキーゲームって?」 京太郎「……だから、ポッキーゲームですよ」 塞「ポッキーゲーム……ポッキーを指の上に何秒立てられるか競うゲーム?」 京太郎「誰かやってそうですけど、そんな名前はないです!」 京太郎「そうじゃなくて……ほら、二人でやるゲームで」 京太郎「互いにポッキーの端を咥えて食べ進めていって……って奴ですよ」 塞「へぇ~」 塞「じゃ、やろっか?」 京太郎「……へ?」 塞「だって、せっかくのポッキーの日だよ?」 塞「ポッキーで遊ぶ遊びがあるならそれして遊びたくない」 京太郎「え、いや……」 塞「……あっ、そういえばポッキー買ってくるの忘れたんだった」 塞「そういえば、ポッキーの代わりに小枝買ってきたんだった!」 塞「仕方ないからこれでポッキーゲームしよっか、京太郎君!」 京太郎「確信犯だこの人!」 塞「確信犯だなんてまさか!」 京太郎「嘘つけぇ!」 塞「実は3日前くらいから計画してました」 京太郎「やっぱり!」 塞「はっ!」 塞「違うよ京太郎君。今のは京太郎君が「嘘吐け」っていったから吐いただけだよ!」 京太郎「そんな意味で言うわけないですよね!?」 塞「京太郎君なら、あるいは」 京太郎「塞さんは俺を何だと思ってるんですか!?」 塞「あはは」 京太郎「何その笑い方!? すごい気になるんですけど!?」 塞「そんなことより小枝ゲームしようよ、京太郎君」 京太郎「急に話変えた上にめちゃくちゃ開き直りましたね!?」 塞「いいじゃん、さきっちょだけ、さきっちょだけでいいから!」 京太郎「変な言い回しやめてください!?」 塞「変な言い回しって……やだもう……京太郎君のえっち」 京太郎「今の言い方はどう考えてもそういう風にしか見れませんって!」 塞「……どうしてそんなに拒否するの?」 塞「私はただ京太郎君とゲームがしたいだけなのに……」 京太郎「……」 塞「そして、すっごいキスして、あわよくば押し倒して――」 京太郎「思考が駄々漏れです、塞さん」 塞「……いくら私でもこの京太郎君への溢れ出る思いは塞げなかったみたいだね」 京太郎「格好良く言われましても」 塞「ああ、もう、とにかく!」 塞「セッ……小枝ゲームしようよ!」 京太郎「今何を言いかけたんですか!?」 塞「せ、接待小枝ゲーム」 京太郎「何をどう接待するんですか!?」 塞「絶対に小枝から口を離さないでいる……とか?」 京太郎「確かに接待してた!」 塞「あー、もうっ! ごちゃごちゃうるさいよ、京太郎君!」 塞「どうして私と小枝ゲームしてくれないの!? 私とじゃ嫌なの!?」 京太郎「いや、嬉しくないわけないですけど」 京太郎「でもほら、ここ部室ですし」 塞「そうだね、京太郎君」 塞「ところで、あちらをご覧ください」 京太郎「……皆さん小枝持ってますね」 塞「そういうことだよ」 京太郎「ごめんなさい、用事を思い出したので帰ります」ダッ 塞「逃がすな、追え!」 ―カン―
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ポッキィゲーム 読み:ぽっきぃげーむ カテゴリー:Event 作品:CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu! 【使用】〔自分の手札1枚を控え室に置く〕 Battle 目標の自分のキャラ1体を【レスト】から【スタンド】にする。ターン終了時、そのキャラを【リバース】にする。このカードは相手のバトルフェイズにしか使用できない。 ダメ……っ illust:5pb./Nitroplus NP-339 C 収録:ブースターパック 「STEINS;GATE & CHAOS;HEAD」
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【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 ザ・マネーゲーム タイトル ザ・マネーゲーム 機種 ファミリーコンピュータ 型番 SFL-MY ジャンル シミュレーション 発売元 ソフエル 発売日 1988-8-10 価格 5900円 ザ・マネーゲーム 関連 FC ザ・マネーゲーム THE Money Game II 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり)
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ポッキー古谷(ぽっきーこや、年月日 - )は、。県出身。本名、()。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (.jpg) 略歴 2006年3月16日加入。2006年7月19日、日記でデビュー。2008年8月、オモコロでの活動を休止。 人物 血液型・型 身長・cm、体重・kg 趣味は。 特技は。 初体験は 管理コンテンツ [[]] [[]] [[]] 代表的な作品 関連リンク (個人サイト)
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+... [9] green 2008/7/6 (Sun.) 23 01 43 連投になってしまいましたが・・・ 初・王様こなた?! 二人とも難しすぐる。一応一足早く七夕イメージで。 この二人といったらポッキーゲーム。よって意味不明な図になってしまいましたが気にしない方向でw 王様も浴衣なのにそう見えないww 名無し 2008/7/7 (Mon.) 04 34 17 これは夏らしい2人、そして2人らしいポッキーゲームw きっと王様は浴衣でもシルバーだらけなんだろうなぁww 名無し 2008/7/7 (Mon.) 11 39 17 こなたの挑発的な目線がイイw 名無しのクセ毛好き 2008/7/7 (Mon.) 23 41 18 初めましてです。 何度見てもこの2人のポッキーゲームはいいですなぁ。 萌えますねv くら 2008/7/8 (Tue.) 00 22 00 うっは———!greenさんの王こなが見れるなんてっ!!! ああ、二人ともかわいい… しかもポッキー、そして今まで見てきた王こなの中で一番の接近率!GJとしかいえない。 名無し 2008/7/8 (Tue.) 04 08 48 不敵な表情のこなたがイイです そして王様、ここでどう出る?ww 斜刺 2008/7/9 (Wed.) 01 17 22 ここで引いたら男じゃないぞ王様! こなたが何を企んでいるかは知らないが ここは受けるべきだ! そして……! nanashi 2008/7/19 (Sat.) 18 58 40 こなたの怪しいと言うか挑発的な目付きがww 王様困っちゃってますw 名無し 2008/7/23 (Wed.) 16 29 49 こなたの「やるか?やらんのか?」みたいな目付きがたまらんw 名前 コメント
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673 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 32 18.97 ID GgoyTGDlO [1/6] 昨日から書いていたまどさやSSがやっと完成したので、投下させていただきます! 付き合いだした後のお話です! その日…さやかには何とも言えない予感があった。それはそれはとんでもない事が起きそうなそんな予感が… 「さやかちゃん、さやかちゃん!」 「んー…?どしたの、まどか」 「ポッキーゲームしようよ!」 「……はぁっ!?」 そしてそれはポッキーの箱を持って現れたまどかと、ニコニコ笑顔で放たれた彼女の言葉に確信に変わることになった… †† 「あのさまどか…とりあえず聞いときたいんだけど、ポッキーゲームの意味わかって言ってる?」 「えっと…マミさんとかほむらちゃんに聞いた時はちょっとわからなくて、杏子ちゃんにも教えてもらったんだけど…」 「……どんな風に?」 上手く説明できなかったらしいマミさんとほむらはともかく、杏子のやつあたしの嫁に何変な事吹き込んでるんだ…っていうか食べ物で遊ぶのは嫌いじゃなかったのか、と心の中で杏子にサーベルによる制裁を加えながら、さやかはまどかに問う。 「えーっとね…『2人で一本しかない食料を奪い合うまさに弱肉強食を体現した勝負』だって言ってたけど…」 ちょっと大げさだよね、と笑うまどかをよそにさやかは妙な納得をしていた。 …あぁ、やっぱり杏子は杏子なのだ…変な事を教えたのでは?なんて危惧した自分がバカだったのだと。 674 名前:673続き[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 35 00.39 ID GgoyTGDlO [2/6] 「で、まどかはその弱肉強食を体現したゲームをあたしとやりたいわけ?」 「ち、違うよ!変だと思ってちゃんとその後自分で調べたもん!」 「へぇ…じゃあこのゲームが場合によっちゃどうなるかも知ってるわけだ?」 さやかの言葉にまどかはうっと唸り、顔を紅くする。 そもそもまどかはポッキーゲームってどんなものなんだろう、面白そうならさやかちゃんとやってみたいな…ぐらいの気持ちだったのだ、最初は。 だが、純粋な疑問として身近な人々に聞いた時の反応は… 「えっ、ポッキーゲーム?あの、鹿目さん…それは1人で出来るゲームなのかしら?」 「…ごめんなさい、マミさん」 「ポッキーゲーム…いいわ、実演で教えてあげる。さぁ、まどかポッキーの端を…」 「ご、ごめんほむらちゃん、やっぱりいいよ!」 「ポッキーゲーム?おいおい、あれは血を見る危険なゲームだ、アンタが手を出していい領域じゃないよ」 「えぇ~…?」 こうしてマミ、ほむら、杏子の意見がことごとくあてにならなかったため自分で調べた結果、まどかは知ったのだ… ポッキーゲームは自分とさやかがやるべきゲームなのだと。 「…まっ、いいや。まどかもちゃんとルールわかってるみたいだし、あたしは全然構わないよ」 「本当にっ!?ありがとう、さやかちゃん!」 よほどしてみたかったのだろう、まどかはパアッと顔を綻ばせる。 さやかはそんなSGが一瞬で浄化されそうな笑みを浮かべてくるまどかを抱き締めてナデナデしたい気持ちに襲われたが、 そんなことしたらポッキーゲームどころではなくなるのは目に見えていたので必死に自分を抑えた。 675 名前:674続き[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 36 39.06 ID GgoyTGDlO [3/6] 「じゃあ早速始めよっか。まどか、ポッキーちょうだい」 「うん!…食うかい?」 「いや、似てないから」 杏子の真似のつもりだろうか…ポッキーをくわえ、箱を差し出してくるまどかに厳しいツッコミを入れつつ、さやかはポッキーを一本箱から抜く。 「そうだ、いっそのこと負けたら罰ゲームってルールにしよっか?」 「えーっ、罰ゲームってどんなの…?」 「ここは定番の【負けた方が勝った方の言うことを何でも聞く】って事で!」 「うう…わ、わかったよ!」 負けなきゃ大丈夫だよね…?なんて呟いているまどかにさやかは思わず哀れみの視線を送ってしまった。 どうやらこのお姫様はこのゲームの真の恐ろしさを知らないらしい。 「いや~、それにしてもまどかも大胆だねぇ?」 「ふぇ?」 何の事?と首を傾げてくるまどかに近付くと、さやかはそっと耳打ちした。 「そんなにあたしとキスしたかったんだ?」 「っ!!?」 その囁きにまどかはボンッ!と音が鳴りそうなほど急激に顔を真っ赤に染める。 (甘い甘いよまどか!既にゲームは始まっているのだよ、心理戦という勝負がね!) さやかは金魚みたいに口をパクパクさせているまどかに自分の勝ちを確信すると、スッとそれはもう嫌味ったらしいくらい華麗な動作でポッキーを口にくわえた。 「さぁ、始めましょうか、お姫様?」 「うううっ~…さ、さやかちゃんのバカァ…!」 まどかのそんな台詞は当然ながら何の意味もなさず… 一回目の勝負はあっさりとさやかの勝利となったのだった。 676 名前:675続き[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 39 40.45 ID GgoyTGDlO [4/6] †† 「~~~~っ…!」 パキッと小気味のいい音と共にまたポッキーが一本折れた。折ってしまったまどかが肩を落とすのとは対照的に、さやかはニッコリ笑って残りのポッキーを口の中に入れる。 「はい、またまたあたしの勝ちだね。これでさやかちゃんは7連勝なのだ~!」 「ううっ…」 ゲームはあんまりなぐらい一方的な様相を呈していた。最初にさやかに言われた台詞が未だに尾を引いているのか、まどかはどうしてもキスしそうになる直前で顔を背け、ポッキーを折ってしまう。 「ううっ…こんなのってないよ、あんまりだよぉ…」 「はっはっはっ、勝負の世界は厳しいんだよまどか!」 「さ、さやかちゃんがいけないんだもん!さやかちゃんの…綺麗な顔があんな風に近付いてきたら耐えられないもん!」 さっきのお返しのつもりだろうか、まどかは恥ずかしい言葉をぶつけてきた。 だが…それはさらに自分の羞恥心を刺激したようで、言ったまどかの方が言われたさやか以上に顔を紅くしている。 「あ、まどか…そろそろ終わりみたいだよ?」 「えっ…」 「いや、ポッキーがさ…最後の一本なんだよ」 見てみると確かにポッキーの箱は空、さやかが手に持っている一本しか残っていない。 いくらまどかにやる気があろうとポッキーそのものがなければゲームの続行は不可能だった。 「そんなぁ…」 「そんなに落ち込まなくても…うーん、じゃあ最後だし特別ルール!まどかがこれに勝ったらあたしの勝ち分は全部チャラ!あたしが勝ったらそのまま8回分の罰ゲームを受けてもらう…これでどう?」 さやかの提案にまどかは半ば諦めかけていながらも頷く。今までの勝負からしてもう自分は勝てない…勝負はもうついているようなもの。 「それじゃ、最後のゲーム始めよっか」 さやかがポッキーの端をくわえると、まどかもおずおずとポッキーの端をくわえる。 ああもうどうにでもなればいい、そんな気持ちで…まどかは目を閉じた。 677 名前:676続き[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 40 42.03 ID GgoyTGDlO [5/6] †† 「っ!?」 まどかが目を閉じた瞬間、さやかはかなしばりにあったように動けなくなっていた。 (あっ、ちょっ、嘘っ…) さやかの心から先ほどまであった余裕はあっさり消え、緊張と焦りが彼女の心を支配する。 その原因は…今まさにまどかが取っている体勢だった。 少し上向きになった顔…しっかり閉じられた瞳…上気している頬…胸の前で小さく組まれた手… それはまるで、キスを待っているかのよう… (そ、それは…反則だよ、まどかぁっ!) 実はさやか、まどかとそういう関係になってから自分からキスをしたことが数えるほどしかない。 何と言うか…しようとすると言い様のない恥ずかしさが襲ってくるのだ。 だからキスを思い起こさせる今のまどかの体勢は…さやかにとって最悪の体勢だった。 (あっ、ま、まどか近付いてきて…ちょっ、ちょっと待って!) 目を瞑っているためだろう、まどかは今まで以上のスピードでポッキーをかじり、さやかに近付いてくる。 そして今のさやかにそれを耐えるなんて…出来るわけがなくて。 「っ!!」 「あ…」 パキンッと半分もいかない内に、ポッキーは折れた。まどかが目を開けると自分の方は折れておらず、口を押さえたさやかが肩で息をしている。 「…はっ、はは…最後の最後で敗けかぁ…やられたよ」 「えっ…えっ?」 ガックリと項垂れるさやかの姿にまどかはようやく自分が勝ったのだと実感した。 どういうわけかは、よくわからないが…とにかくまどかは勝ったのである。 678 名前:677続き[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 10 43 05.42 ID GgoyTGDlO [6/6] 「約束通りあたしの勝ち分はチャラ…後まどかが勝ったからまどかの言うことを何でも1つ、聞いてあげるよ」 「…いいの?」 「さやかちゃんに二言はない!」 さぁ、煮るなり焼くなり好きにしろぉっ!と覚悟を決めた…というよりやけくそになってるらしいさやか。 そんなさやかを見てまどかは… 「えっと…じゃあ………してほしい」 「えっ、何?ごめん、よく聞こえなかったんだけど…」 「キ、キス!さやかちゃんからしてほしいかなって…」 「えっ…ええええええっ!?」 まどかのモジモジしながらのお願いにさやかは一瞬頭が真っ白になった。 さっきのゲームではそれが原因で負けたようなものなのに…解放されたと思っていた恥ずかしさが再びこみ上げてくる。 「ま、まどか…あの…それじゃなきゃ…ダメ?」 「ダ、ダメだよっ…さやかちゃんに二言はない…んだよね?」 「うああ…」 何という事だ、既に逃げ道などどこにもない。 さやかに残された選択肢は、最初からただ一択しかなかった。 「わ、わかった…じゃあ、目閉じて…」 「う、うん…」 改めて目を閉じたまどかの肩に手を置き、さやかはさっきの比ではない恥ずかしさを抱えながらゆっくりと顔を近付けていく。 こんなことなら、ポッキーゲームの時勢いでキスしてしまえばよかった…なんて、思いながら… 以上です! えっ、ポッキーと言えば杏さやだろうって?いいじゃない、まどさやでポッキーゲームしたっていいじゃない! という気持ちで書かせていただきました! それでは失礼いたしました! たまには砂糖に埋まるぐらいの甘々SSを書きたいもんです…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2226.html
久「と、いうわけでポッキーの日なので、ポッキーゲームをしようと思うの」 京太郎「それは、わかりましたが……なんで俺は、椅子に縛り付けられてるんですか?」 久「だって、須賀君話を聞いたら逃げるでしょ?」 京太郎「そりゃ、まぁ……でも椅子も固定したうえでこの状態って、やりすぎだと思うんですよ」 久「まぁまぁ、男の子は細かいことを気にしないの」 京太郎「いや~男の子だからこそ気にしにてほしい部分というのがありまして」 久「あーもう、どうせ逃げられないんだし、さぁポッキーゲームスタートよ♪ 一番手さんからどうぞ~♪」 京太郎「ちょっ!うわぁああっ!だ、誰か!俺の味方はいないのか!?」