約 2,102,421 件
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/147.html
■ミスティア2 とことん季節がズレまくりなのを持ってきますた。 続き物っぽくなってると時間の流れとかに制限が… いつもより少し短かった冬が終わり、ようやく春。 八目鰻の旬も終わりはしたが、 屋台のメニューは多彩だからまったく気にせず客は来る。 この近くにも中々見ごろな桜もあり、 花見酒やその肴を買いに来る客でも賑わっていた。 「おーい、味噌田楽と焼酎ちょーだーい!」 「こっち清酒と芋の煮付けー!」 …と、殆ど時間を置かずに注文が飛んでくる。 「は、はらほろひれはれ~。」 「いやいやみすちー、それハーピーだから…」 フラフラになりながらどうにかこうにか注文を捌いて行く。 作り置きがあるメニューをメインに据えたのが良かったか… 「ミスティアー、氷届けに…」 「いいところに来た、ちょっと手伝ってくれチルノー!」 「…へ?」 「料理とか運ぶだけでいい、今手が足りないんだよ。」 「…まったくもー…バイト代はきっちり貰うよ。」 「…ぶはー、物凄い盛況だったな… 繁盛するのはいいけど流石に疲れるぞ。」 「いーのいーの、それだけ焼き鳥から離れてくれる人が増えるかもしれないんだから。」 ちなみにチルノには一升瓶1本と肴少々で勘弁してもらった。 そういえば、多少のミスは覚悟で手伝いを頼んだんだが、 注文とりは兎も角、皿運びをまったくそつなくこなしていたのには二人とも驚いた。 で、俺たちはと言うと、残り物の料理と適当な酒で二人で簡単な酒盛りをやっている。 いつもなら次の日の仕込みをするべき時間帯なのだが、 幸いにして明日は定休日、夕方からは花見と洒落込む予定である。 で、今はその前夜祭、とでも。 「そういえば、明日は弁当とか持って行くのか?」 「勿論。冷蔵庫で保存してあるよー。」 「んー、それじゃ冷えてて硬くなるんじゃないか?」 「あ、そうかも…」 「ま、持って行ってるうちに常温になるだろ。」 「そだねー。」 気楽なもんである。 「ふー…大分酔っ払ってきたー…」 「あー、俺もだ。明日二日酔いで中止ってことにはならないだろうな?」 「ま、そのときはそのときよー… いざとなったら次の日あたりに屋台サボっちゃえばいいんじゃない?」 「やれやれ、マイペースなことで。 ま、そうかも知れないけどな。」 「そーそー。幻想郷では人も妖怪も生きたいように生きるのよー。」 「へーへー。そんじゃ寝ますか…」 「えー、寝ちゃうの?」 「…寝る以外にどうしろと。流石に遅いぞ?」 「えー、せっかくここまで飲んだんだから…ねぇ?」 クスクス、といつもとはまた違う笑みを見せる。 「えーと、それはまた一体どういった意味でせうか?」 「それは勿の論…うふふふ、言わなくても分かるんじゃない?」 そう言うとみすちーは、 ――――――― (Y) ,,..-ー7" `ヽー- ..,, /,,.-ー "´ ̄ ̄`゙ー- 、ヽ、 / "i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ ., l ,.ゝ 、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l , `γ´ ハ λ ハ ゝ r "i ヽ; i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i ン ノレ´ .i.-─ ─-i. | 7 从" ¬. ".从 i 不適切な表現になりそうだから 〈./ ri.>r---,.イレ ヽ 〉 ちょっとスキマ開けさせてもらうわよ __ハ/⌒iイヽニンYー 、 ハイ { -=ニ ̄ ヽゝ、ノY rー -、ノ  ̄ニ=-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー " ̄ ̄ ̄ ――――――― 翌日の夕刻、近くの山の中腹辺り。 「うーん…今までは夜桜か昼間の桜のどっちかだったけど、 黄昏の中の桜ってのもなかなかいいもんだな。」 「でしょ?ここ、私達しか知らないとっておきの名所なのよー。」 「私『達』?」 「そ。もうすぐ来ると思うよ?」 「…なるほど、だからこんな馬鹿でかい弁当を…。」 と、荷物の重さを再確認していると、 急に涼しい風が舞ってきた。 「おーい、ミスティアー。」 「あ、来たね、チルノ。大ちゃんも。」 「えーっと…いいの?私達がお邪魔しちゃって…」 「ほらほら。せっかく呼ばれたんだから遠慮するのは失礼よ?」 「そーそー。お弁当はたくさん作ってきたから、 むしろ私達二人じゃ食べきれないよー。」 「やれやれ、姦しいことで。」 出席者の一人と言うよりは、 三人姉妹の保護者といった様相で眺めている。 …ああ、この時間を使って弁解しておくと、 昨日の晩の行動もRやX指定は必要ないぞ。スキマ妖怪が余計なことをしたが。 俺は昨日、みすちーが飲ませ上戸だということをはじめて知った。 売り物の酒まで引っ張り出してきて飲ませるもんだから、 昨日の晩だけで何度吐いたか… …それで二日酔いが軽かったのは奇跡だけどな。 …とまあ微妙なオチ。 最近ネタが詰まり気味です申し訳ない。 4スレ目 506-507 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「おーい、みすちー。」 「…」 「おーい?」 七月…えーと日付忘れた、とりあえず久しぶりに晴れた日。 屋台が定休日なのはいいのだが、 昨日の晩あたりからぼーっと何かを考え込んでいるみすちーが非常に気にかかる。 「…」 「…おりゃ。」 すっぱーん、 と事前に作っておいたハリセンでどついてやる。 気付け代わりにはちょうど良かろう。 「ひゃぁ!?ななななななな何何何ー!?」 おー、絵に描いたようなテンパり具合だな。 「いつまでもぼけーっとしてんじゃない。 何か悩んでんなら相談乗るぞ?」 「あー、うん…大丈夫…」 「どう見ても大丈夫じゃないだろうが。 いつもの明るさが無いと客だって来ないし… まあ、俺も寂しい気がしないでもない。」 「…。昨日、珍しく冥界の庭師が一人で来たじゃない?お使いだったけど。」 「ああ、来てたな、そういえば。」 「えーと…あの人、半分が人で半分が霊…なのよね。 そういう意味で…珍しいじゃない。」 「まあ、そうだな。…だけど、それが…」 「半人半妖、っていうのは…少なくとも私は聞いたことも見たことも無い。」 …嗚呼、成程…そう言うことなのか。 …おおよそ、察しはついた。 「…だから…その…私達の…言ってみれば、「歴史」。 覚えていてくれる人がいるのかな、って。」 「そんなことで悩むってのも…ま、みすちーらしいって言えばそうか。 子孫が残せるかなんて俺にもわからないな。 近くに前例があるわけでもないし、里の歴史学者も教えてくれない。」 「…そう…」 「けど、な。 子供が出来る出来ない以前に、先ずはいろいろ愉しもうや。 悩むのは何時だってできるが、遊べるのは休みの日だけだぞ?」 「…ぷ。」 あ、笑いやがった。 「こんにゃろ、何がおかしい。」 「あはは…、そうかもね。 ま、折角幻想郷にいるんだから、何から何まで愉しまないとね~♪」 「そーそー、その調子だ。よーやく調子が戻ってきたか。」 「んー、まだ本調子じゃないかな。だいぶ吹っ切れたけどねー。」 「うし、んじゃ暫く屋台サボって遊ぶとするか。」 「えー、自分がサボりたいだけじゃないの~?」 あははは、といつもの笑い声が聞こえる。 「お?そういうこと言い出しますか。 まあいいや。好きな所に付き合ってやるから何処でもいいぜ?」 「えへへ~、それじゃ、手始めに…お布団で?」 「…やーれやれ、やっぱ敵わんな。」 口ではそう文句を言っているが、 小悪魔的な笑みを浮かべてにじり寄ってくるみすちーを拒むことはなかった。 ――――――― (Y) ,,..-ー7" `ヽー- ..,, /,,.-ー "´ ̄ ̄`゙ー- 、ヽ、 / "i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ ., l ,.ゝ 、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l , `γ´ ハ λ ハ ゝ r "i ヽ; i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i ン ノレ´ .i.-─ ─-i. | 7 从" ¬. ".从 i ちょっと不適切な表現になりそうだから 〈./ ri.>r---,.イレ ヽ 〉 またスキマ開けさせてもらうわよ。 __ハ/⌒iイヽニンYー 、 ハイ { 若いっていいわねぇ…。 -=ニ ̄ ヽゝ、ノY rー -、ノ  ̄ニ=-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー " ̄ ̄ ̄ ――――――― 数日後、盛大な祝福と共に里で婚姻の儀式が執り行われた。 里のワーハクタクや常連である森の魔法使いも参加しており、 珍しい人と妖怪との婚姻とあって天狗も取材に来たらしい。 それから暫く後。 相変わらずの繁盛を続ける屋台に、 相変わらずの姿があった。 相変わらず屋台の女将一行も、常連客も、常に笑っていた。 人々や妖怪達の、分け隔ての無い憩いの場として、長く愛されるであろう屋台。 人々はその屋台を親しみを籠めてこう呼んだ。 『鴛「雀」夫婦の屋台』、と。 余談として、その暫く後。 「産休」や「育児休暇」という看板が出て屋台が休みだったことも、 あったとかなかったとか。 ――――――――――――――――――――― と言うことで、一連のシリーズ…と言えるような物でもございませんが、 みすちー…いえ、ミスティアのシリーズはこれにて幕引きとさせていただきます。 観客の皆様、愉しんでいただけましたら拍手を送ってお帰りください。 お気に召しませんでしたら、どうぞご意見をお寄せください。 魔界神様は、お早めに歩いてお帰りください。 では、またいつの日か。 4スレ目 642-643 ─────────────────────────────────────────────────────────── みすちーが俺の家に鰻を持ってきた で、食後に「デザートは、私でいい?」 って言うんだが、皆、俺はどうすれば良いと思う? 4スレ目 677 ─────────────────────────────────────────────────────────── さて…と。 SSスレと迷いましたが、 こちらの作品の外伝ですのでこちらへ。 …矢張り、私にはミスティアが忘れられないようで… …愛するなら、死ぬまでとは言わない。 死んだ後まで、愛して見せろ。 ―――――――――――ー――― 移ろい揺蕩う時の流れに、流れ流れて数十年。 何ら変わらぬ夜雀と、痕跡だけのその番い。 「…」 位牌の前で、屋台で見せるいつもの表情からは想像もできないほど、 哀しみに満ちた表情を浮かべる夜雀。 分かっていた。 薄命な『人』と番いになった時点で覚悟はしていた。 それでも、一時一時を全て共に愉しんで来た相手との別離は、 無論僅かな時間で癒える様な物ではない。 五年。 妖怪の一生から見れば僅かでしかない時間。 だが、彼女が歩むには長すぎた。 愛の深さと別離の哀しみは比例し、 それだけの時を経ても未だに癒えぬ傷がある。 半人半妖の娘らは、既に一人前となって巣立って行った。 故に、屋台の奥の居住区画に一人きり、過ぎ去りし時を想う。 彼に会えるまで…命尽きるまで、そうしている…はずだった。 「…」 ―おいおい、鬱にでもかかっちまったか?― 「…?」 懐かしい声が聞こえた気がした。 …だが、気のせいだろうと直ぐ諦める。 ほんの僅かな期待でも、大きな傷を齎すだけだから。 ―…こら、ここにいるっての。― 「…!?」 幻聴では、ない。 はっきり聞こえた声に辺りを見回す。 ―そーら、よっと!」 唐突に背後…位牌の辺りからハリセンが振り下ろされる。 すっぱーん、と小気味よい音がしていた。 そして振り返る夜雀の目には、痛み、驚き、 そして嬉しさが綯い交ぜになった笑みと涙が浮かんでいる。 「よう、みすちー。久しぶり。」 「…なんで…?」 「いやー、苦労したぞ。 閻魔に冥界送りにされたのをこれ幸いと、 庭師なんかに頼み込んで実体化やら冥界の外に居る方法やら修行してたりな。 おかげで時間も結構にかかっちまったな…寂しかったか?」 ニヤニヤと維持の悪い問いかけをする男に、 夜雀は素直に頷いた。 「…おいおい、そんな素直に反応されてもこっちが恥ずかしいぞ。」 「―――っ」 声にならない泣き声を張り上げて抱きつく夜雀。 「…あれ…あったかい…。」 「どーやら俺の能力は「人間と変わらない程度の能力」らしいぜ。 体温もありゃ呼吸もある、寝るし食べるしアレもする。 ま、もう死なないけどな。その気になりゃ成仏するが、その気もないし。 …っちゅー訳だ。 居なかった分も含めて、これからずっと可愛がってやるさ。 勿論、性的n」 「…わああああっ!!」 三年間の寂しさ。 失った瞬間の哀しさ。 今までとこれからの愛しさ。 全てを詰め込んで、夜雀はその番いの片割れをを抱き絞める。 「ぐぅお…ちょ、待て、絞めすぎだ…」 「…御仕置き。…本当に、寂しかったんだから…っ!」 絞められながらも、男は夜雀の頭に手を置き、優しく諭す。 「分かった分かった…もう居なくなる訳じゃないんだから、 落ち着け…な?」 「…うん。」 翌日、「快気祝い」と称する宴会が屋台を会場に開かれた。 実際は死んだままである訳だから「快気」ではないのだが、 細かいことは気にしないようだ。 そして、出席者は異口同音に言う。 「鴛雀夫婦に、さらに末長き幸を」、と。 4スレ目 694 ─────────────────────────────────────────────────────────── スレ立てついでに界面活性剤…あれ、活性炭…えーと、何だっけ。まあいいや、 取り合えず景気付けの一行告白だぜ。 『この鳥目で、ずっと見つめさせてもらってもいいか?』 toミスティア 5スレ目 4 ─────────────────────────────────────────────────────────── 『食べたくなるほど愛してる』→みすちー いや物理的な意味じゃなくて 5スレ目 7 ─────────────────────────────────────────────────────────── 243 創想話の夜雀の嫁話を思い出した。 「死ぬときはキミに食われて死にたい。でも、もし叶うならキミの膝の上で死にたい」→ミスティア 5スレ目 244 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「俺と結婚してくれ!ミスティア・ローラレイ!!」 ↓ 食べられました(無論性的な意味ではない) 5スレ目 314 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○~」 「ん、どした? ……あ、もしかして調味料か何か足りなかったか?」 「んーん、違う違う。そうじゃなくて、開店まで時間あるし」 ぎゅー 「それまで……ね?」 「はいはい了解、店主サマ」 「……もうすぐ開店時間だぞ」 「う~……じゃあ、ギリギリまで」 「……時間過ぎちまうぞ」 「じゃ、じゃあ……お客さんが来るまで、ね?」 「やっぱり今日はお休みに……しよ?」 「みすちー……織姫と彦星の話、知ってるか?」 「う……明日はちゃんと開くから」 「はいはい。解ったって」 某所のみすちーが非常にけしからんからつい。 6スレ目 79 ─────────────────────────────────────────────────────────── いい夢を見た! イチャも何も無かったんだが、ただ ただ ミスティアの屋台で 世間話をして、笑いあいながら八目鰻を食べていた。 目覚めすっきりでよかったんだが、欲を言えばもっと見ていたかった! スレ違いかもしれないが、利用の多いこちら側に書きたかったんです。 6スレ目 222 ─────────────────────────────────────────────────────────── ミスティアにずっと歌を聴いていたいって言ったら本当に家の中まで来ちゃって、 一ヶ月経った頃に求婚してみたら「もうつがいだったんじゃないの?」ってきょとんとされた。 6スレ目 740 ─────────────────────────────────────────────────────────── みすちーの屋台に晩飯食べに行った訳だが、 「やっぱ、ミスティアの鰻は美味しいなぁ」と何気なく言ったら、 『そんな事言って。今日がどんな日か知らない訳じゃないのよ』 って、ちょっと怖い目で言われた。 「じゃあ、他の日に言ったら信じてもらえるんだ」 と返したら、みすちー、ちょっと上目遣いに、 『・・・うん、信じてあげるから、明日もきてくれる?』 6スレ目 978 ─────────────────────────────────────────────────────────── 答え① ハンサムなオレは突如、逃走手段のアイデアがひらめく 俺がマルをしたいのは答え②だが期待はできない…… 永遠亭にいるはずのえーりんさんが、あと数秒のうちにジャジャーンと登場して間一髪助けてくれるってわけには いかないよな…… 「やはり答えは……①しかないか……」 しかし、ルーミアの脇から逃げるにしても、道幅が狭すぎて逃げられそうにない。 となると後は、川に飛び込むしか…… 正直、泳げない俺が死ぬ確率は かなり高い。 だが……ルーミアに捕まるよりは わずかに助かる可能性がある。 「くそっ……」 そのとき、森の中にチラリと見えるものがあった。 「……!」 「それじゃ、いただきまー…」 そして確信する。 たった今 目にしたものが最後の賭けに勝つ要だということを。 「……信じてるからな」 そう呟いた俺は、急流の川の中に、身を投げた―――― 「あー! ごはんー……」 ルーミアの驚愕の叫び声が一瞬聞こえたと思ったら、次の瞬間、俺は水の中をもみゃくちゃにされていた。 必死でもがくが、体をまっすぐにすることすらできない。 かろうじて、沈むのを水面に顔を出し、空気を貪るが、すぐに水の中に引き戻される。 「っぅ……! ヤバ……」 死ぬ。 冗談抜きで死んでしまう。 助けてくれ……はやく…… その時―――― 「つかまって!」 来たっ! 俺は藁にすがるような想いで…差しのべられた手を、掴んだ ―――― ・ ・ ・ 「大丈夫? 怪我はない?」 荒い息を吐きながら仰向けに倒れる俺に、助けてくれた少女が俺の側に跪き心配そうな表情で尋ねる。 「ああ……大丈夫…だよ……」 「本当に……?」 「…ああ、もう心配ない。」 「……よかった…」 少女が胸を撫で下ろす。 「助けてくれて ありがとな、みすちー」 ようやく落ち着いた俺は 上体を起こし、目の前の夜雀の少女に視線を向けた。 彼女の名は、夜雀の少女ミスティア=ローレライ……幻想郷に来て以来の俺の親友だ。 「まったく……助かったからよかったものの、なんで泳げないのに 水の中に逃げるのよ!?」 「いやー、さっき追い詰められた瞬間、森の中にみすちーの姿がちらっと見えたから。おまえなら、飛べるし助けてくれると思って。」 「だからって、何もあそこまで無茶なこと……」 「―――― みすちーさ、ルーミアに不意打ちして俺を助けようとしてたでしょ?」 「えっ……う、うん」 さっき川に飛び込む直前、彼女はスペルカードをルーミアに向けて発動させようとしていた。 ルーミアの不意を突いて、俺を助け出すつもりだったのだろう。 俺のことを思って助けようとしてくれたことはすごく嬉しい。 だけど…… 「ルーミアを一撃で倒せなかったら、今度は みすちーが危なくなるじゃないか」 少なくとも、こっちのほうがみすちーに危害が及ばないと判断したから 俺は迷いなく水の中に飛び込んだ。 「……」 「だろ?」 しばらく押し黙るみすちー そして、数秒の間の後 「……ありがとう。」 「気にするなよ、俺も助けてもらったし……それに」 俺はみすちーに体をまっすぐに向けていつも彼女に言っている言葉を言う。 「「俺(私)達、親友だろ!」」 みすちーと俺の声が見事にハモった。 「ははっ! さすが みすちー。嬉しいよ、俺の言いたいことわかってくれてる」 「ふふっ、わかるわよー……あなたってば、助けあった後はいつもその一言だもん」 数か月前に幻想郷に迷い込んだ俺に、一番最初にできた友達が彼女だった。 出会いは、あの腹ペコお化けに追いかけまわされている彼女を助けたのが一番最初。 ……まあ、助けたといっても俺が囮になっただけだが。 それ以来、俺は彼女を何度助け、そして彼女に何度助けられたかわからない。 「っくしゅ!! …さすがにちと冷えるな……俺は帰って風呂入るけど、みすちーはどうする?」 「……私もついて行っていいかな?」 「ああ、もちろん。」 俺の了承を得た みすちーは、朗らかな笑顔で言った。 「それじゃあ……助けてくれたお礼に、今日は御馳走してあげる」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「……ん~~~ 気持ちいい~」 家に帰り 身体を洗って泥を落としたあと、俺は湯船に浸かる。 みすちーは、俺が風呂に入る間に食事の支度をしてくれている。 「ふー……いい湯だねぇ……」 熱いお湯に、ルーミアから逃げる最中に付いた傷口がピリピリしみる。 だが、それすらも気にならないほどに、気持ちよかった。 「ねえ、湯加減はいい?」 脱衣所からみすちーの声が聞こえた。 「ああ、最高だよー」 「じ、じゃあ……私も入っていいかな?」 「ああ、いいよー…」 深く考えずに、みすちーに返事した後、俺は妙なことに気づいた。 『私も、入っていいかな?』 ……どこに? 一瞬の思考停止……そして、思考を再開させようとした矢先、風呂の扉からバスタオルを胸に巻いたみすちーがおずおずと入ってきた。 「…せ、背中…流してあげる」 再び思考停止。いや、今度は思考を破壊されたといっても過言ではなかった。 紅く頬を染めて こっちにちらちら目を向ける その仕草が可愛らしい。 「……あ…ああ」 かろうじて声を絞り出すのがやっとだった。 ……が、その後どうしたらいいものか分からず、十数秒硬直してしまう。 「ど…どうしたの……?」 「……え、あ……ああ、いやその……」 全く反応せず固まったままの俺にみすちーが狼狽の声をかけ、俺は我を取り戻し理性を総動員する。 いやいやいや落ち着け俺。 みすちーが不純なことを目的にしているわけじゃないだろうに。 背中流してくれるっていうのもお礼だお礼。 まったく汚れてんなぁ……俺。 一瞬びっくりしたが、俺は いつも接しているようにみすちーに話しかけることにした。 「ごめんごめん……ちょっとビックリしただけだよ。みすちーも風呂入りな、いい湯加減だぞ」 「……」 「ん? どうした、みすちー?」 みすちーの顔色があんまり良くない。なんて言うか失望感に満ちているという風な顔。 「……はぁ……ホント鈍感なんだから……」 「? なんか言った?」 「う……ううん、なんでもない!」 ……そして、みすちーが風呂に入った数分後 「♪♪~~~~」 彼女は鼻歌を歌いながら湯船につかっていた。 ひょっとして、みすちーってば…… 「……みすちー、お前 風呂入ると歌うタイプだろ?」 「うっ……な、なんでわかるの?」 やっぱりか。 図星を刺され焦るみすちーが可愛い。 「ん~? 歌いたいけど鼻歌で我慢してるみたいだったしな」 「う~……知られたくなかったのに……」 「いいよ、歌っても。ここならいい感じに響くし、今日はみすちーの歌を聞いていたいし」 「えっ……」 「? どうかした、みすちー?」 「な、なんでもない! ……それじゃあ、一曲だけ……」 ―――― 小さな灯り消して、真っ暗にしてみて……すると わかる? 私は 今 ここにいる ―――― みすちーが歌詞を口ずさみ、我が家の風呂で彼女のコンサートが始まった。 透き通るようなきれいな声。 そして、聴いていると心に温かいモノがあふれかえるような歌詞。 それだけではない。 彼女の歌には、俺に向かって伝わってくる“何か”がある。 ―――― ただの 平々凡々な 日々に埋まる……あなたを 想う 私が 今 ここにいる ―――― だから、俺は彼女の歌が大好きだ。 ・ ・ ・ 「いくら風呂の中で歌うのが好きとはいえ、湯当たりするまで歌うなよ……」 「ご……ごめん…なさい……」 あれから、勢いに乗って何曲も歌った彼女は、当然の結末というか湯当たりし、ダウンしてしまった。 いや、つーか、むしろ 何度もアンコールした俺が一番悪かったんだが。 「まあ、そこでゆっくり休んでな。なんか欲しいものとかあるか?」 「ううん……大丈夫」 とりあえず、体を冷やしたほうがいいと考えた俺は団扇でみすちーの体を仰いだ。 クーラーとか扇風機とかがこの幻想郷にあるわけが……いや香霖堂には売ってるかも知れないが、そんなもん買えるほど財力があるわけでもない。 そうして、じーっとみすちーの顔を見つめながら団扇を仰いででいると 「そ……そんなに見つめないでよ……」 「あ…ご、ごめん」 恥ずかしがるみすちーのしぐさが妙に女を感じさせている。 そして、その後に長い沈黙が続く。 「………」 「………」 なんだ……なんなんだこの雰囲気。 すっげー居たたまれない。 つーか、どこに目をやっていいものかすら わからない。 どうしても、視線はバスタオルに覆われた膨らみかけの胸とか、バスタオルから伸びるしなやかな太腿とかに目が行ってしまう。 ……やばい、俺なんで親友に対してこんなに意識しまくっているんだ? 「……の、咽乾いたろ? 何か飲み物とって来るな」 「あ……」 あまりの気まずさを何とか打開しようと、何とかみすちーから距離をとろうとする。 しかし俺の腕がみすちーにしがみ付かれ、それはかなわなかった。 「み、みすちー!?」 「お願い……心細いから、そばに…い……て………」 やばい……やばいやばいやばい。 みすちーの胸が腕にあたって気持ちい……いや、そうじゃなくて! このままじゃ我慢のリミッターが外れる! 親友のみすちーに襲いかかるなんて絶対に―――― って……あれ? 「みすちー?」 声をかけたが返事がない。 彼女の顔を覗き込んでみると、みすちーはすーすー可愛い寝息を立てながら眠っていた。 「……あぶなかった……」 本当に危なかった。みすちーが寝ちまわなかったら襲ってしまっていたってくらい。 「おやすみ、みすちー」 彼女にタオルケットをかけ、俺は床に布団を敷いて、横になった。 そして、風呂に入りながら聴いた みすちーの歌声を思い出しながら ―――― 「また歌ってくれな。みすちーの歌 大好きだから」 聞いてないはずの彼女に語りかけて…… 俺の意識は緩やかな眠りの中に落ちて行った。 ・ ・ ・ 男が眠りについた暫く後、私はベッドに腰掛けていた。 そして、眠っている愛する人の寝顔を眺めている。 「今日は失敗だったなぁ……「私の歌が聴きたい」って あなたの言葉に舞い上がっちゃって……」 挙句、湯当たりするなんて……せっかくのチャンスだったのに。 それにしても、あなたとの仲を進展させようとして慣れない誘惑までしたというのに……本当に手ごわい。 「でも……私の歌を大好きって言ってくれて、ありがとう。」 眠ってしまっていたが、わずかに残っていた意識の中で確かに聞こえたあの人の声。 すごく嬉しかった、死んでしまいそうなくらいに。 だから、私は―――― 「また、聴かせてあげる……あなただけのために」 ミスティア Never End「鈍感なあなたに捧げる歌声」 うpろだ233 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「おーいミスティアーいるんだろー?」 森の中、男が叫んでいる、魚籠を片手にもち、網のようなものもっている 「○○さん!こんにちは!」 少し間をおいて、ミスティア・ローレライが飛んできた 「ようミスティア、今日の分これでいいか?」 ミスティアは魚籠の中を覗いたあと、嬉しそうに頷いた 「ばっちりです、じゃあ代金は屋台をたたむ頃に」 「あいよ、それじゃあまた後でな」 「はい!」 魚籠の中は活きの良い八目鰻が10ほど、山女もいるようだ 「蒲焼と・・・やまめは甘露煮にでもしてみようかな、それなら水あめがいるから・・・」 その夜 「みすちー、こっちに温燗三本ちょーだーい」 「はいはい、ちょっと待ってね」 「蒲焼ー、まだー?」 「はいはい、すぐできます!あーなんで今日に限って!」 右往左往、忙しすぎて死ねるぜ、ってぐらい忙しい 今宵は客が多すぎる、今宵の客はよく酒飲みよく食う客だ 「おーおーやっぱり忙しそうだな、ミスティア、手伝ってやる」 「あっ、○○さん!」 「とりあえず料理は出来ないから運ぶぐらいしてやる、お前は作るほうに専念しろ」 「はいっ!」 「○○さんが追加の八目を持ってきてくれて助かりました」 「実に間がよかったよ、おつかれさん」 店じまい、客は既に誰もいない いつもの倍ぐらいの客が来たので屋台が軽いから良いか、なんて 「お手伝いまでして貰って、本当にありがとうございます」 「いやいや、気にするな、俺が困ったときにお前が助けてくれればそれでいい、お互い様でな?」 「はい、そうですね、ありがとう」 ギブ&テイク、心地いい、彼が私を頼っていてくれる気がして、私も彼を頼っていい、と言われた気がして 「それじゃ代金を」 「うむ、八目20な山女はオマケだ、やる」 「あ、あの・・・甘露煮にしてみたので明日の昼に食べてみません?」 ちょっと変化球な?お誘い 俺はそれに乗る、もちろん 「いいね、じゃあ明日の分の八目を届ける時にでも頂こうかな」 「はい!お待ちしてますご飯も用意しておきますよ~ 」 「ははっそれは楽しみだ・・・じゃあ・・・また明日」 「はい、また明日」 いつも、ちょっと名残惜しいなんて思うけど 明日会えるから さてさて、明日のお昼が楽しみです うpろだ346 ─────────────────────────────────────────────────────────── 俺は、とある屋台で働いていた。 屋台の名は、『八目鰻』。 そこで一人の少女と共に、この屋台を営んでいた。 「ねぇ〇〇、最近、屋台の売り上げが上がってきたんだよ。 これも、〇〇のおかげだね」 計算機片手にニコニコ微笑む少女――『ミスティア・ローレライ』。 それが彼女の名だ。 「……しかし、あの屋台には追いつけないんだよな」 新しく出張ったその屋台の名は知らないが、どうにも焼き鳥をメインに営んでいる屋台らしい。 「ひどいよね、私の前にそんな屋台を建てるなんて喧嘩売ってるとしか思えないー」 ぶぅ、と頬を膨らませる彼女の姿は可愛過ぎ。 彼女が屋台を始めた理由は、『焼き鳥を撲滅するため』である。 そんな我々の前に現れた焼き鳥屋は、単純に味だけで客を引き付けるのだ。 ……その焼き鳥の中には危ない薬が入ってるとしか思えないのだが? 一回、みすちー(俺が彼女を呼ぶときこう呼ぶ)が その焼き鳥屋に強攻策を取るために乗り込もうとしたが、俺は彼女を呼び止めた。 「力技ではダメだ、周りから反感を得てしまう。 やはり、屋台で勝負だ」 しかし、あの屋台の焼き鳥はかなり美味いらしく、 幻想郷売り上げNo,1の屋台として『文々。新聞』に取り上げられた。 各言う我々も、No,2として着々と後を追っている。 「だけど、その差が埋まらないのがキツいよなぁ……」 みすちーの肩越しに売り上げ手帳を見る。 ――この距離感、ちょっとヤバクナイカと言うことに二人同時に気付いた。 「なっ、なんでだろうねっ!?」 「あー……やはり、種類の違いかな」 頭がパニクって言ってみたが、実際その通りだ。 焼き鳥の強さは、その種類の多さである。 皮、手羽先、つくね、軟骨、レバーなど様々だ。 それに対して鰻は、蒲焼や白焼など数えるほどしかない。 「それを補えるのが、うちのみすちーの歌なのであった、まる」 「誰に言ってるの、〇〇?」 「どっかのスキマさんに言ったから気にすんな……だけど、俺が思うに昔よりうまくなったんじゃねぇか?」 「……うまくなったって、味が? 歌が?」 ブラックジョーク過ぎて笑えませんよ、みすちーさん。 「もちろん、歌が」 味も上手そうなのは内緒だ、特に胸肉。 我々の屋台が強い理由は、鰻の他にも簡易カラオケがある。 繁盛し始めたときに、みすちーが歌い始める。 とある満月の日に歌った、慧音先生との『バッ〇ァローマンのテーマ』は凄かった……あぁ、本当に凄かったともさ!! 「可愛い女の子の声であれはないだろう……!? 映季さまに訴えるぞ!!」 「あっ、あれは……慧音さんが悪ノリしたから、つぃ」 歌いきった後、慧音先生はかなり満足気だった――ストレス溜まってたのですか? 連れの人が恥ずかしげに引っ張って行ったのは、すぐ後の話だ。 ……で、だ。 「改めて言うが勝利の鍵は、みすちーの歌だと思うんだ」 「ストレートに言われても困るんだけど?」 俺が言いたいことが、どうにも伝わってないようだ。 「最近、カップルが増えてきているのは知ってるかい?」 「……うん、聞いたことある」 「だったら、ラヴソングしかないだろ?」 「考えが端的じゃない?」 流行に乗ることは、端的ではない。 むしろ、流行に乗ることにより儲け人々は数知れない。 しかし、ここまで嫌そうな顔をする理由は――? 「まさか、ラヴソングが歌えないとか?」 「歌えっ……歌えるけど……………………歌いたくない」 ぷぃっ、と頬を膨らませながら、横を向かれた。 相乗効果で、脳死しかけた。 「――おぉ、走馬灯が見えた」 「だって……って、聞いてる?」 「大丈夫、聞いてる聞いてる」 「私、恋人いないもん」 あぁ、嫉妬ですかぁ……かぁいいなぁ、しかし、ここはガッチリ言わないといけない。 「屋台を経営する者は己を捨てねばならないぞ?」 「だけど、なんて言うか……なりきれないと言うか、上手く歌えないと思う」 だったら、この問題を解決する方法は簡単だ。 「みすちー、今、好きな人いる?」 愕然とする顔を向けられた。 ……んー、可愛くない。 「あの、〇〇? いきなり、何を? 遂に現実逃避を始めたの?」 「いや、恋人を作れればいいんじゃないの? だったら、作っちゃいなよ」 あたふたとジェスチャーで何かを伝えようとするが、全然、解らない。 必死な顔なのは、やはり知って欲しい事なのだろう。 俺を指差して、……あぁ、そう言うことか!? 「恋人作るんだったら、俺も手伝うぞ!!」 違う、違うと首をブンブンと振られた。 みすちーの目に涙が溜まっている、ヤバい気付いてあげないと……。 しかし、だったらなんだろう? この時の彼女の心境はこうだ。 (ばっ……馬鹿、ここで言わなきゃ、言わなきゃ……!!) いつも際どい時には意識してくれるのに、二人っきりの時にはまったく意識してくれない彼。 それだったら、普通の女の子と同じじゃないか――。 胸が痛い……こんなに痛いのは、初めてかもしれない。 たった一言、一言だけ言うだけで開放されるんだ。 (――私のためにも、言わないと!!) 「〇〇!!」 「うぉ!? なんだ、みすちー?」 「えっと、私たちの出会い、覚えてる?」 そう、まずは相手に私の言いたいことを理解させるのが王道だ。 「あの出会いは普通じゃなかったよな。もちろん、今でも覚えてるぜ」 うんうん、と納得気な〇〇。 (……あれ? そう言えば、どうやって会ったんだっけ?) 「まず、俺が道端を歩いてたんだよな?」 (そうそう、歩いてるのを私が見つけて、) 「上からダイブして、俺をキャッチ。そのまま食べようとしたんだよな?」 (……あ、れ? 道行が怪しくなってきた、かな?) 「俺が必死に言うんだ、『あの川に降ろしてくれ!!』って、そしたらすんなりと降ろしてくれてなぁ」 (降ろして逃げるんだったら、すぐさま殺して食べようとしたんだけど……) 「んで、降ろしてもらった場所から川に飛び込んで八目鰻をゲット、 そしてキメ台詞は『食べるよりも、食べない方が役に立ちますよ?』だぜ? HAHAHA、俺カッコわりぃ」 (真面目にカッコ悪いよぉ、〇〇) あー、これじゃあ誤解されるよー。 「なんで、恋人の話から変な話に入ったんだっけ?」 「変な話じゃない!! だからぁ……」 (泣いちゃダメだ、ちゃんと言うんだから……!) 「だっ……だったら、この屋台をやってて良い事とかってあったよね!!」 〇〇は熟考するようにして、空を仰いだ。 空は既に黒く染まっていたが、星がポツポツと綺麗である。 (ム、ムードは良いんだけどなぁ) なんだか辺りの空気が、なんか濁ってる気がする。 「例えば、一日に八目鰻を取って来いという量が人間の限界を超えてたり、」 「はぇっ!?」 (一日に素手で百匹は普通……だよね?) 「栄養摂取量がおむすび二つだったり、」 「……えっと」 (人間の主食は米だって聞いたから……) 「とどめに特製のたれの材料を得るために東奔西走。 ついでにかなりの量の妖怪たちに食べられかけたりする」 「あ、れ?」 (やっぱり、こっから香林堂まで遠かったかな?) 「……〇〇」 (こんなんじゃ、嫌われて当然だよ、ね) 彼は、こちらを見ないようにして上を向いている。 「――ゴホンっ、これも例えばの話だがな?」 「……あの、〇〇。あのね?」 (だったら、これ以上嫌われたくないから、謝んなきゃ――) 「例えば、店を開く前のときの話だ。 鰻を取るの手伝ってくれた妖怪たちと、店の前で与太話。 実は、結構気に入ってたりもするんだ」 「〇〇?」 「例えば、みすちーがカラオケで歌っているときの話だ。 腹が減ったからと言って、ご飯をご馳走になった永遠亭の兎たちへ隠れて鰻を奢ったときの表情。 あの時の表情が忘れられなかったりする」 「……〇〇」 「例えば、特製たれの材料を得るために東奔西走したときの話だ。 妖怪から守ってくれた奴らや、わざわざ来るのも大変だからと材料の量を増やしてくれた香林堂の店主との再開。 まともに顔を合わせられない恥ずかしさがあるが、それも良いもんだ」 「あのね、〇〇」 「例えば、一日の売り上げに一喜一憂したり、カラオケで妖怪たちと楽しそうだったり、 鰻の焼き具合で首をかしげたり、何もかも必死に頑張ろうとする、お馬鹿な夜雀と頑張ってきた屋台が」 「私、私ね……!!」 「楽しくないはずねぇじゃん?」 「貴方のことが好きなの!!!」 一瞬の沈黙、そして時は動き出す。 「なんで、告白……!?」 完璧に頭の中が凍りついた。 そしてみすちーも、近くにいたスキマ妖怪も、読者の皆様方も思った。 (おぃ、〇〇……空気嫁っっ!!) 「完全に告白って雰囲気だったじゃないっっ!?」 「ちょっ……ちょっと、みすちー!! お前、本気か!?」 「本気よ、本気なの!! へっ、返事は……どっ、どうなの、よ?」 腕を組んでふんぞりかえって見せるも、心の中は雛鳥そのものだ。 (あっ、ああもぅ……どっ、どうなのよぉ。〇〇) ふんぞり返ったみすちーの目には、小さな涙が溜まっている。 (あいつ、強がっちゃいるが……やっぱ) 頑張って言ってくれた言葉、嬉しかった。 けど、俺は――怖いんだ。 お前を守りたいけど、守られてる自分という存在が……。 「……なぁ、みすちー」 「なっ、何よ。ちょっとした、ほっ、発作のせいで、喉がおかしいだけ、だからね」 涙声を必死に誤魔化すみすちー、可愛過ぎ。 あー、和んでる場合じゃない。聞かなければ。 「なんで俺を選んだかは、流石に空気読まなさ過ぎだから聞かない。 だけど、本当に俺でいいのか?」 右腕が翻って、必殺の右フックが俺の脇腹に直撃した。 「その言葉の方が、空気読んで、ないわよ!!」 「――あぐ、うがぁあぁあ、まぁず、は、なんだ? 発作抑えるためにティッシュを使え」 「わっ、解ったわ、よ」 ちーん、ちーん、鼻をかんで、涙を拭いてこちらに振り返る。 「え、と? 俺が人間なのは知ってるよな?」 無言でコクリ、その目が語ってるぜ『変なこと言ったら、食べます』って。 食べられたくないので、言葉を選びつつゆっくりと言う。 「例えば、たまにうちの屋台に来てくれる『通称:@さん』の事だがな? 鰻を食べる振りをしてお前の事を狙ってるようだし、屋台と言うこともあるからどっかの巫女に金銭目的で襲われかねないし、 しかも俺ただの人間だし――お前のことを守れな い」と言い切る前に押し倒された。 俗に言うと、馬乗りと言うものだ。 あー、食べられちゃうかなーと、顔を上げて 涙をボロボロと流して、それでもなんかを言おうと必死なみすちーが目に入った。 「――あの、みすちー?」 「馬鹿ぁっ!! 〇〇の馬鹿ぁっっ!!」 ドンドンと、胸板を叩く手の力は弱くて―― 弱いどころか、手が震えていて、彼女が自分よりも何倍よりも強い妖怪であることが嘘のようだ。 「困っているときに、助けて欲しいわけでも、襲われたときに守、って欲しいわけ、でもない……!! ただ、ただ――」 恥ずかしいのか、顔が見えないように額を俺の胸板に当てたまま、気持ちを暴露する。 「私の隣に、いて、欲しいだけ……なの」 「……なぁ、みすちー」 「これだけ、恥ずか、しい言葉言ったんだから、馬鹿なこと言ったら、さば折りなん、だから」 収まって来たのか、弱々しい声ながら強気な意見である。 さて、ここで俺は思うんだよ。 俺だって、ここまで恥ずかしい言葉を言わせた彼女に対して、 NOを言う気は更々ない(冗談で言っても、草むらからなんか大勢出てきてリンチっぽいし)。 しかし、普通に『おk』と答えると亜音速の狐が胴を貫きかねないし、 どうにも簡単な返答をしたら、死亡フラグが立つと思うんだよね。 だから、言う言葉は単純だけど、意味が深いのがいいと思う。 「まぁ、話が戻ってしまってスマナイが……」 「……」 ちょっ、まっ、腹が潰されていくんですが、みすちーさぁん!?ミシミシ言ってますYOぉ!? 「みすちーは、ラヴソング歌いたいのがぁぁぁあ」 可愛い女の子にさば折りされて苦悶の表情の俺、目茶苦茶カッコわるぃと思うんだ。 「……歌いたい」 あ、ちょっと緩んだ。 「だったら、一つだけ質問」 「……何?」 「ラヴソングでデュエットって、あったっゲェ!!」 喉から、なんかの臓器が出るかと思った!! ってか、死んだと思った!! 「前振りが長い、いちいち言葉を考えない、しかも意味が解りにくいよ!!」 さば折りの格好のまま、怒った振りをする俺の『彼女』。 みすちーの目から涙がいっぱい出てるのに、なんでだろう? 幸せそうで一杯そうに見える。 しかし本当に良かった、大勢のリンチや、亜音速狐砲弾で胸を貫かれたりと、死亡フラグが立たなくて。 だって、この笑顔が曇らせたくないから――と、あれ? なんかかっこいいっぽいこと考えてる癖に、気付かなきゃいいことに、気付いてしまった。 「あれ?」 「ん?」 ――この距離感、かなりヤバクナイカと言うことに。 「あっ、」 先に気付いて避けようとしたのは、みすちー。 単純に後ろに頭を起こそうとし―― ――どこぞスキマから出た傘が、彼女の頭を後ろから押して――。 「あっ、あの、あのねっ!? これは、後ろから押された感じがして、それで、それで――あの、その」 真っ赤かな顔で俯いて、必死に弁明を取ろうとして、それでも言葉が思いつかないようで蚊のように言葉が消え行く。 んむ、スキマさん。テラGJです。絶対に、みすちーにはバラシマセン。 それにしても、俺さ? キスよりもその態度に鼻血が出そうなんです。 しかし、そんな事したら嫌われるのは明らかなので、気が利くことをしてみようと思った。 彼女を抱きしめてみた。 「――あっ、あっ、あの〇〇……っ!?」 「ん?なんか初めてみすちーに対して気が利くことをしたと優越感に浸ってる俺になんだ?」 「だから、……!!」 人差し指を自分たちの周りに向けるジェスチャーをする。 ふむ、これは又、難しいジェスチャーをする。 「五車炎情拳?」 「何それっ!?」 「だったら『ハレ晴れ愉か 「違うっっ!!!」 それ以外、指をまわりに向けるジェスチャーと言えば何がある? 何かヒントがないかと、周りを見回してみた。 人がいた。 妖怪がいた。 天狗がいた。 ……もう種類が多すぎて数えるのが嫌になった。 全員の共通点は一つ――全員、うちの屋台の常連客だったりする。 そう言えば、開店時間がもうすぐだったっけ? 「だっ、だから、さっき私もこれに気付いて……」 あたふたしていて、頭がパニクっているようだ。 これ以上やったら、なんらかの弾みで俺が死にそうだ。 「しょうがない――じゃあ、イチャイチャもこれまでか」 「……はぃ?」 「さぁさ、さっきから見てたんなら、うちの鰻を食ってきなぁ」 ばんばんと手を鳴らすと、「これは一本やられたかぁ」や、「しょうがないねぇ」などと言いつつも観客たちが席に座っていく。 「みすちー、お前がやらないと鰻を焼く役目がいないぞー。俺がカラオケセットするから」 「……分かったわよ」 惜しそうに目をこちらに向けて、ボソリと。 「もうちょっと、抱き合っててもいいじゃない」 「そんな事言うと、抱きつきだけじゃすまなくなるぞ?」 笑顔で、ストレートパンチが顔に決まった。 しかし、とカラオケのセットを組み立てながら、辺りを見回した。 満席どころか、立ちながら鰻を食う姿が目立つなぁ。 後に聞いた話だが、こんなことは屋台を初めてから一回もなかったらしい。 いつも通り、みすちーが八目鰻を焼いて、俺が皿を運んでいたときに、とある野次が挙がった。 「なぁ兄ちゃん、カラオケはまだやんないのかい?」 ニッ、と笑ってみせる。 こんな野次に対する返事は、既に考え付いてる。 皿を客に出しながら、一言だけ言ってやった。 「俺の恋人がOKだしたら、ラヴソングのデュエット歌ってやんよ」 ~あとがき~ 結果的に、屋台での一位を取ることに成功した――が、問題が発生した。 「なんで、あの焼き鳥屋が潰れないのー!?」 「うちが儲かったって、あの屋台が潰れることに関係するとは限らないよな。普通に考えれば」 普通に考えられなかった我々は、結構馬鹿だった。 「そんなこと、あたいでも解ったよ?流石、あたいはさいきょーね!!」 泣きそうになるほど悔しかったが、本当のことなので歯を噛むしかなかった。 みすちーと、にっくき焼き鳥屋と、俺と。 ~終わり~ うpろだ415・416・417 ─────────────────────────────────────────────────────────── 前々から“狩り”と言うものをやって見たいと思っていた。 猟師さんとかが持っている銃を一度実際に撃って見たかったのだ。 でも俺は本物の銃なんて触った事もないし、そもそも幻想郷に銃と言うものは存在していない。 したがって必然的に狩りは初心者でも簡単で、かつ出来るだけコストの掛からないものが好まれる。 そこで俺はとりあえず簡単な罠(鳥もち)を仕掛けて朝を待つ事にした。 で、朝・・・ 「・・・・・・・・・」 「うう~~・・・」 確かに獲物は掛かっていた。 それも特上級の大物だ。 だが・・・ 「ううぅ・・・」 「・・・・・・食えるかな?」 「食べないでよ~~」 掛かっていたのはあろう事か“夜雀”だったのだ。 とりあえず夜雀ことミスティア・ローレライを縄で適当に縛り自宅に連行した、のだが・・・ 「うぅ~~・・・」 先程から恨みがましい視線が肌に痛い。 しかし俺は構わずに思案に耽る事にした。 「さて、どうしようかね」 幽々子さん曰く、夜雀は小骨が多いんだとか。 だとすれば、どう調理するにせよしっかりと骨は取らなければいけない。 う~ん、それ以上に夜雀のレシピってあっただろうか。 「に、逃がしてよ~~」 「えー、勿体無いからヤダ」 「いつも屋台で割安にしてあげてるんだから、今日は見逃してよ~」 おいおい、普段人を平気で喰う様なヤツのセリフとは思えないな。 微妙に涙目な所が可愛くて、許してやりたくなるが・・・ 「なぁお前、いつか俺に言った事忘れてないよな?」 「へ?」 鳥頭の彼女はどうやら忘れている様だが、俺は忘れてなどいない。 初めて彼女の屋台に行った時に交わした約束を。 「『屋台では屋台の主人として、でもそれ以外の場所じゃ妖怪として接する』って、お前は俺に言ったよな?」 「そ、そんな昔の事覚えてないわよ・・・」 「・・・ほれ、これを見ろ」 「ふえ?」 引出しから一枚の紙を取り出して、彼女の前で広げてみせる。 そこに書かれているのは、あの時の取り決めと彼女の指で押された捺印だ。 「ああー! 確かこれはあの時の・・・」 「そーいう事だ。 ・・・・・・ところでみすちー、コイツをどう思う?」 「へ?」 言いながら取り出したるは鋭利な凶器。 幾つもの肉を切り裂き、血を味わった俺の相棒。 「ひいぃ~~!! す、すごく・・・・・・大きいよぉ~~」 「嬉しい事言ってくれるじゃないの」 「や、ダメ。 そんなのでやられたら死んじゃうよぉ~」 それにしてもこのみすちーノリノリである。 俺が願っていたリアクションで返してくれなんてありがたい。 「なぁに、大丈夫。 すぐにあっちに逝けるさ」 「止めてよ~! まだあっちには逝きたくないー!!」 「ふふふ、君みたいな悪い妖怪さんは退治しないといけないよなぁ・・・」 ペチペチと、張りのある肌に相棒を当てる。 「せめてもの情け。 この牛刀君の刃でもって一瞬であの世に送ってあげよう」 そう、相棒の名は「牛刀」と言う。 まぁ要するに牛の肉を捌く様なデカイ包丁を想像してもらえば分かりやすいだろう。 やり取りがいやらしいって? いやいや、お互いノリノリなだけですよ? 「酷いよ・・・そんな事する人じゃないって信じていたのに」 元より冗談のつもりだったのだが、少々真顔で言い過ぎたか。 ふいに、彼女が演技でも何でもなく顔を俯かせた。 ごく一瞬だけ見えた彼女の顔が本気で悲しそうに見えて、俺の心はチクリと痛んだ。 「・・・・・・・・・」 「・・・ぐすっ」 ・・・やれやれ、俺も甘いな。 ジョークのつもりだけど、どうもこう言う表情をされると駄目だ。 ブツッ 「え・・・?」 俺は牛刀君を器用に扱って、みすちーを縛った縄を切った。 「・・・さて、朝食を作ろうかね」 牛刀を背中に担いで、俺は台所へ向かう事にする。 まだ食料に余裕はあっただろうか。 「い、良いの?」 戸惑い気味な声が後ろから聞こえてきた。 「んー? 俺は夜雀なんて捕まえた覚えはないぜ?」 振り返らずに呟いて、俺は飯を作るべく材料を確認する。 うん、これなら何とか明日までは持ちそうだな。 「・・・・・・ありがとう」 後ろから何か聞こえたような気がしたが、俺は聞いていないフリをする事にした。 のんびりと霧の湖の湖畔を歩く。 霧の湖は数少ない水場なので妖怪も多く出没する。 しかし積極的に俺を襲う妖怪はあまりいない。 どうもこの事は俺が八雲紫や西行寺幽々子、さらにはレミリア・スカーレットなどと繋がりがある事が関係しているらしい。 「感謝感激雨霰って感じだなぁ」 今度何か贈り物とかでも持って行こうと思う。 やっぱり感謝の念はしっかりと表さなければいけない。 「・・・ん?」 さて何を贈ろうか、と考えていると僅かに冷気を感じた。 季節的にそろそろ夏も終わりだから涼しくなってきてもおかしくは無いが、幾らなんでもこんなに急に温度は下がらないだろう。 ははぁ、なるほど・・・ 「惜しいな。 そこにいるんだろ、チルノ」 「・・・・・・・・・」 振り返ると誰もいない・・・訳ではなく、よく見ると近くの茂みに不自然に突き出た氷柱がある。 俺は思わず苦笑してしまった。 「まさに頭隠して尻隠さず、だな」 小さく呟いてから俺はゆっくりと足音を忍ばせてチルノの元へ近づく。 そしてその距離があと十数mになった時俺は腹に力を貯めて、 「ぶるうぅぅぁぁぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!! 心の中に宿った若○の魂を爆発させた! 「ぎゃああああああああああ!!!???」 「ひゃあああああああああ!!!!??」 すると何ともコミカルな様子で二匹ほど人外が飛び出した。 ・・・あれ、二匹? 「い、いきなり何すんのよ!!!」 「だって、こうでもしないと出てこないだろ? それよりそっちの子は?」 チルノの言葉を軽くいなして、見知らぬ子の方に目をやる。 深緑色の短い髪に、黒いマントが特徴的な子だ。 一見男の子か女の子か見分けがつかない。 「あ、○○は初めてだっけ? この子はね・・・」 「ちょっと、チルノ」 チルノの言葉を遮る様にして緑色の子が言葉を発した。 その視線には強い警戒が見える。 「こいつ人間でしょ? 何で仲良くしてるのよ」 「○○は人間だけど良いヤツよ。 おまけにすごく頭が良いから子分にして損は 無いわ!」 「・・・チルノの子分なの?」 「もちろん! だってあたい最強だもの!!」 ・・・まぁ、物理的には勝てないのだけどね。 でも俺は子分になるなんて言った覚えは無いぞ? 「・・・そっか。 なら大丈夫かな」 ホッと息とつきながら緑の子が言った。 「私の名前はリグル・ナイトバグ。 蛍の妖怪よ」 「ああ・・・君があの有名な」 Gもどきの妖怪、と言いかけて口を噤む。 それを言ったらただではすまないと直感で感じ取ったからだ。 「俺の名前は○○。 ただの人間だ。 あと、一応言っておくけど俺はチルノの子分じゃないからな?」 何はともあれ、自己紹介と一緒にチルノの子分説を否定しておく。 「ちょっ、何言っているのよ○○!! あんたはあたいの子分でしょ!!」 「あ、やっぱりそうなんだ」 チルノは激怒しているが、どうやらリグルはすで分かっていたらしく苦笑を浮かべていた。 「親分が子分に勉強教えられていたら訳ねぇだろ」 「ふふん、でもあんた弾幕ごっこじゃあたいに勝てないじゃない!」 「俺は普通のか弱い一般人だ。 どこぞの巫女や魔砲使いと一緒にするな」 ・・・実際時々本当にあいつ等人間なのか疑いたくなる。 本気じゃなかったにしても、幻想郷最強クラスの連中を伸しているし。 「だからこそあたいが子分として守ってあげてるんじゃない! むしろ感謝して欲しいくらいよ」 無い胸を張りながら、チルノが偉そうに踏ん反り返った。 守る、と言う事はそれなりに大事に思ってくれているのだろうか。 ならば、 「・・・そうか。 ありがとうな、チルノ」 誠意を込めて感謝の意を伝える事にしよう。 どんな些細な事であれ、相手の厚意に対して「ありがとう」を言える事は大切だよな。 「へ!? あ、わ、分かればいいのよ!」 あれ、何か顔が赤くなったぞ。 ・・・・・・まぁ、良いか。 「で、えーと・・・「リグルで良いよ」リグル達は何をしていたんだ?」 するとリグルは少しだけ考えた後答えた。 「目的と言う目的は無い、かな」 「そうか」 なるほど同類か、とか思っていると、 「そうだ○○! あんたもどうせする事無いんだろうから、一緒に遊ぼうよ!!」 どうやら復旧したらしいチルノが元気に申し出てきた。 しかし真実とは言え微妙にムカツク言い方だな。 「そうだな・・・」 とは言っても実際事実なので断る理由が無い。 何よりこれは彼女達との親交を深める良い機会だ。 「おし、じゃあ何して遊ぼうか」 「さすが○○! そう来なくっちゃね!!」 心から嬉しそうにチルノが笑う。 ふとリグルの方を見ると、彼女もどこか楽しそうに微笑んでいた。 で、やっぱり俺は後悔する事になった。 それは大蝦蟇の池に行った時の事だ。 「まず手始めに、蓮の池の大ガマを退治しに行くわよ!」 「え!? それは幾らなんでも危ないよ、チルノ!」 とても正論なリグルの言葉。 頼むからもう少し「いのちをたいせつに」してくれないか、チルノ・・・ 「気合よ、気合! 気合があれば大ガマなんて怖くないわ!!」 いや、君はどこかの格闘家ですか。 ・・・ん? と言うか、もしかしてさっきから後ろにある“あれ”って。 「・・・・・・・・・・・・」 「何よ○○、テンション低いわよ?」 いや、テンションが低いとかじゃなくてね。 今分かったんだが、後ろに見える岩場らしきものって・・・ 「ち、チルノ・・・後ろ、後ろー!!」 俺の隣にいたリグルもどうやら気が付いたらしい。 「何よ」 振り返ってチルノ“が”パーフェクトフリーズした。 そりゃそうだよな。 今から退治しに行くつもりの目標が目の前にいりゃ誰だって驚くよ。 「ゲコ」 「あ、あわわわ・・・」 大ガマは見下す様に俺たちを見て一声鳴いた。 見下す、と言っても態度ではなく図体の関係から必然的にそう見えるだけなのだが。 ただし視線はしっかりとチルノに固定されている。 「やばいよ、チルノ!!」 「・・・だな。 おいチルノ、さっさと逃げるぞ!」 しかしどうも意識が完全にガマの方に言っているらしく、彼女はただ呆然とその場に立ち尽くしたままだった。 「ゲロ!」 すると大ガマは日頃の同族の恨みを晴らすべく、チルノに向かって長い舌を振るった。 ベチィン!! 「きゃあっ!!!」 かなり痛そうな打音がして、チルノが吹き飛んだ。 しかしその飛跡は丁度俺の直線状にあるので、 「ぐっ!」 何とかなけなしの反射神経を使って、俺は飛んで来たチルノをキャッチした。 「おい、大丈夫か?」 「う・・・うん」 意識はあるようだが、やはりダメージは大きかったらしい。 この様子では飛べそうにないな・・・ 「・・・よし、あとは俺に任せろ」 チルノを近くに降ろしてから、大ガマとの距離を確認する。 現在大ガマとの距離は目と鼻の先ほどしか無い。 これではリグルに弾幕を張ってもらっても、こちらも危険だ。 そもそも人語を解しているのなら、リグルに指示を出した途端に攻撃が来るかも知れない。 「どうする? この距離じゃやっぱり・・・」 「・・・逃げられんだろうな。 でも人間様にだって武器はあるんだぜ?」 リグルの言葉に俺は笑みで返す。 そしてリュックの中を弄って、俺が人間界から持ち込んだ『武器』を取り出した。 同時に自前のジッポに火を点けて、『武器』を大ガマに向ける。 スペカ名、題して・・・ 「喰らえ! 小火符『LPG Fire』!!」 実際はスプレーを使った簡易火炎放射だから、スペカでも何でも無いんだけどね。 ゴウッ!! だがこれが意外と大きな炎が生まれるのだ。 一歩間違えばスプレー缶自体が爆発するので相当危険でもあるが。 くれぐれも良い子の皆は真似しちゃダメだよ☆ 「ゲコ!?」 よし、大ガマが怯んだ! 「おいチルノ、しっかり捕まっとけよ!!」 「ふえあ!?」 まだ少しぼんやりとしているチルノを抱きかかえて走り出す。 抱えた腕に冷気が容赦無く染み込んでくるが、この際どうにでもなれだ。 「リグル! あまり派手やらなくて良いから、威嚇射撃で援護してくれ!」 「わ、分かった!!」 あんまりボコると俺もガマの恨みを買う事になるので、その辺りは考慮しておく。 どうやら火炎放射が思いの外威嚇になったのか、大ガマはそれ程しつこく俺達を追って来る事は無かった。 斯くして、大ガマを退治計画は逆に俺達が痛い目を見るだけで終わったのだった。 この後もかなり無茶な事をやらされた。 例えば「マヨヒガを見つける」とか。 紫さんに頼めばすんなりと行く事が出来るだろうが、歩いて行くとなると相当無理な話だ。 その内諦めるだろう、とか思って付き合ったのだが、崖から落ちかけたり、妖怪に出くわしたりと軽く臨死体験をさせてもった。 でもどの場面においても、最後に笑顔で笑うチルノやリグルを見ると「しょうがないな」の一言で許したくなるから不思議だ。 「ま、たまにはこんな日があっても悪くは無いな・・・」 頬が緩むのを自覚しながら、俺は小さく呟いた。 「ちょっと○○! 何モタモタしてんのよ!!」 「ん、ああ・・・すまん」 「もう、置いてくわよ?」 と不機嫌な声で言うが、歩いて行くチルノの後姿は不機嫌には見えなかった。 ともすればスキップでも始めそうだ。 「ご機嫌だね」 「・・・やっぱりそうなのか?」 チルノの後をのんびりと追っていると、隣にやって来たリグルが苦笑した。 「うん。 チルノとは結構前から知り合いだけど、あそこまで機嫌が良さそうなのは久しぶりかも」 「へぇ、何か良い事でもあったのかね?」 「多分だけど・・・」 しかしそこまで言ってリグルは口を噤んでしまった。 「ううん、何でも無い」 「うおーい、寸止めかよ」 わざとこける様なポーズをしてみる。 そう言えば今思うと、俺って結構寸止め喰らっているな。 「別に教えてあげても良いんだけど、それだとチルノが可哀相だもの」 「それもそうだな」 女の子の心理作用とは微妙であり、俺たち野郎の神経とは比較できないものだ。 だからこそ俺は「彼女いない暦=人生」の図式を成り立たせられるのだ! 「・・・ふ」 「ど、どうしたの? 急にどこか遠くを見る様な目をして」 「なぁに・・・ちょっくら、独り身の切なさを感じていただけさ・・・・・・」 「嘘!? 独り身なの!!?」 「お、おお・・・そうだとも」 途端にリグルの顔がアップになったので、俺は少し背を反らせながら答えた。 「あの・・・失礼かも知れないけど彼女は」 「過去に一度たりとも作った事など無い!」 開き直って胸を張ってやる。 「ふ、ふぅん・・・そうなの」 ・・・おいおい、せめてツッコミくらい入れてくれよ。 じゃないと、道化としても深く傷つくんですけど。 「・・・・・・そっか。 まだ脈はあるんだ」 「○○、パーフェクトフリーズ喰らいたい?」 「え・・・? うわ! 悪かったから、それはやめてくれ」 唐突に目の前に飛んで来てスペルカードをチラつかせるチルノに、俺はヘコヘコと頭を下げる。 リグルが何か言っていた様だけど、先程のチルノの声にかき消されて聴き取れなかった。 ・・・何となく、また妙なフラグが立った様な気がした。 夢中で駆け抜ければ時間とは意外と短く感じるものである。 ふと気が付けば空には星が輝き、天蓋には夜の帳が下りておりていた。 「楽しかった~!」 「そりゃ、良かったな」 満足気にチルノが声を上げるのに対し、俺は疲労感と共に溜息をついた。 「何よ、情けないわね」 「いや、俺人間ですから」 「人間にしたって体力無すぎよ」 「ぐ・・・痛い所を突く」 確かに好んで身体を動かそうとしないので、体力にはあまり自信が無い。 少し運動した方が良いかも知れないな。 「まぁまぁ。 でも今日は私から見ても結構ハードだったと思うよ?」 そう言えば、入り口辺りまでとは言え妖怪の山に踏み込んだりしたのだ。 他にも多くの危険な場所に行ったし、よく考えれば生きているのが不思議なくらいだ。 今こうして無事に河原の畔に立っている事がとても幸せな事なんじゃないか。 「リグルがそう言うのならそうかも知れないわね」 リグルが言えば信じるのかよ。 扱いの差がヒデェな、おい。 「ったく・・・」 いよいよ疲れが足にきて、俺はその場に腰を降ろした。 柔らかい草の感触とそよぐ風の温度が心地良くて、俺はゆったりと目を閉じる。 ああ、布団があればこのまま眠れそうだ。 リリリ・・・ ん? コロコロリー・・・ チリリリ・・・ これは。 「ふふ・・・」 小さな少女の笑い声。 雅な音が四方八方から集まって聴こえてくる。 「一緒に歌おう」 少女の声に応える様に、虫の歌声が徐々に大きくなっていく。 それは壮大な演奏会。 優しく、穏やかに、包み込む様に流れる自然の音楽。 東洋に住まう者は大昔からこの儚くも美しい旋律に心奪われ、幾度と無く文章や音楽、絵画の中にその姿を描いてきた。 それは時を経ても変わらず人々に愛されるものの中の代名詞と言えるのでは無いだろうか。 「わぁ・・・」 チルノの惚けた声に目を開けた俺が見たのは、 「・・・こいつはすげぇ」 辺り一面を覆いつくさんばかりの光の玉だった。 間違いない、これは・・・ 「蛍じゃないか」 幻想的な蛍の光は、外の世界ではもう殆ど見る事は敵わない。 認識が出来たとは言え、実際に本物を目の当たりにするのはこれが初めてだ。 「○○、頑張っていたから。 これはちょっとしたご褒美、だよ」 無数の輝きの中心で歌うように言葉を紡ぐリグルは、それこそ蛍の光の様に穏やかに微笑んでいた。 「綺麗・・・」 「ああ・・・」 俺とチルノはただ、目の前に広がる自然の芸術に言葉を失っていた。 光と音の中心で、蛍の少女は何か歌を歌いながら楽しそうに踊っている。 「なぁ、チルノは何で蛍が光るか知っているか?」 「えーと・・・そう言えば何でだろ?」 「おいおい、マジかよ・・・」 「な、何よ!! じゃあ○○は知ってるって言うの!?」 「ああ、勿論。 ・・・蛍はな、『相手』を探しているんだ」 「『相手』? それって何の『相手』よ?」 「それは・・・・・・まぁ、リグルにでも聞いてくれ」 何となく後ろめたくなって、純粋なチルノの瞳から目を逸らす。 蛍はその輝きで異性を呼ぶ。 つまり蛍の光は恋の光と表現する事も出来るのだ。 ならば今目の前で蛍と踊る少女も、ここにはいない誰かに対して“恋”を歌っているのだろうか。 「と言う事があったのさ」 「って言われてもねぇ・・・」 あの後、俺はみすちーが営む屋台で飲んでいた。 無論、節度を守って飲んでいるので「アレ」が出る気配は無い。 「むぐむぐ・・・ぷはぁ。 おかわりぷりーず」 「もう、しょうがないわねー」 運動した後にお腹が減るのは当然の事。 特に激しい運動をした後ならなおの事である。 目の前に出された八目鰻の蒲焼が発する芳しい匂いが、俺の食欲中枢を激しく刺激する。 「あむ・・・あぁぁ・・・ゥンまああ~いっ!!! この特製のタレが、八目鰻の柔らかい肉に程よく染み込んでいる! タレの甘みが肉を、肉の食感がタレを引き立てているぅ!! 例えるなら某STGのラストの演出とW.A.モーツァルトの『レクイエム』の関係っつーーー感じですよぉ~~~!!」 アルコールによってテンションが無駄に上がっているので、八目鰻の蒲焼を口にした瞬間妙な電波を受信してしまった。 みすちーもポカンとした表情のまま固まってしまっている。 「・・・ゲフンゲフン。 要はとても美味いと言う事だよ」 「そ、そうなの? でもそんな事言ってもお代は安くしないからね!」 「ええ~・・・残念だなぁ。 ところで今お代幾らぐらい?」 ふとお代の事を思い出して、俺はみすちーに問う。 すると彼女は徐に伝票を取り出してこちらに寄越した。 「あちゃ・・・結構食ったなぁ」 決して財布の中身が無くなる様な金額では無いが、それでも日頃の収入が少ない俺にとってはかなりの打撃になる金額だ。 「・・・・・・あ~、みすちー「今日は割安無しだからね」・・・何でさ~~」 「さっき言ったでしょ。 それに・・・朝の事、忘れてないわよね~?」 どうやら朝の寸劇の事を根に持たれているらしい。 ふむ、これは困ったな。 俺はとりあえず焼酎を呷り、良い案が浮かばないものかと考える事にした。 しかし疲れた身体に度数の高い酒を入れてもまともな思考が出来るはず無い。 次第に俺は意識がぼやけてくるのを感じた。 「なぁ、みすちー・・・本当にダメか?」 「そりゃ、こっちも商売だもん。 それにあんまりあんたばっかり割安にしていると他の客にも不公平だしー」 「・・・それもそうだなぁ」 ここに来て睡魔まで襲ってきて、耐え切れなくなった俺はうな垂れた。 「・・・・・・・・・ねぇ○○。 朝の事反省してる?」 「・・・・・・ん? ああ、うん」 「・・・じゃあ今日は特別だからね?」 そう言って、彼女は伝票に書かれた数字を書き換えた。 寝ぼけ眼でそれを見ると、数字は半額近くまで減らされているではないか。 「あ、ありがとう、みすちー!」 屋台に額を打ち付けるようにして感謝の意を示す。 「その代わり、今度鰻仕入れるのを手伝ってよね」 「勿論良いとも! そうだ、お礼にキスしてやろうか?」 「え?」 酒のテンションも相俟って冗談とは言えトンでもない言葉が出てしまった。 一瞬の間があってから「しまった」と思うが、所詮覆水盆に返らずである。 「・・・・・・・・・してよ」 しかしそれ以上に驚いたのが、彼女のこの言葉だった。 その声色に冗談の色はない。 「だったら・・・その、してよ」 灯篭の色からでは無い赤色に頬が染まり、泳ぐ視線が彼女の内心を映していた。 朝の件だけを見ると誤解をされそうなのでここで弁明しておくと、俺と彼女の付き合いは結構長い。 なので、普段は今朝の様な殺伐とした風景は俺達の間には生じる事は無い。 むしろ普段、俺達は逆に種を超えた“友情”の様な関係で繋がっている。 でも、そもそも本来はそれすらもが異常なのに今この時、その感情は別の感情に置き換わろうとしている。 それを理解した瞬間、俺は猛烈な動揺に襲われた。 「ば、馬鹿野郎。 貞操観念、貞操観念・・・」 焦燥感のあまりに俺は意味の分からない事を口走りながら酒を呷った。 少し多めに飲んだアルコールはすぐに酔いとなり、脳髄を痺れさせ不快感を忘れさせてくれる。 程無くして睡魔が再び襲ってくる。 「・・・悪いな、みすちー」 お代を置いて、俺はテーブルに突っ伏した。 今は眠って何もかも忘れてしまいたい。 そうして、明日はまた“いつもの日常”を楽しみたい。 「――――――」 何か人の声が聞こえて、暖かなものが頭に置かれる。 その感覚を最後に認識して、俺の意識は暗闇に堕ちて行った。 「・・・○○寝ちゃった?」 彼の言葉は何に対しての謝罪だったのだろう。 答えを知るはずの彼は、目の前で安らかに眠っている。 「しょうがないな~」 私は苦笑いを浮かべて、○○の頬を撫でてみる。 彼の体温が、掌を伝わって私に流れてくる様な気がした。 「・・・」 かつての私なら、この温度は獲物の発する熱としてしか認識していなかっただろう。 その“妖怪として正しい認識”を変えてしまったのが彼だった。 「好きだよ、○○」 言葉にするだけで、胸の奥が甘く疼く。 そして同時に不安になる。 彼を他の人に取られたりはしないだろうか、と。 自覚が無いようだが、彼は無意識に人を惹きつける。 だから今の私の様になってしまった人はきっと他にも大勢いるはずだ。 「・・・ふぅ」 それがとても切なくて、私は自然と歌を歌っていた。 本来ならば思いつくままに歌を歌うはずなのに、今日はどうしてか彼が一度だけ歌って聴かせてくれた歌を歌っていた。 ―こんなにも ああこんなにも せつない音で泣いてる鼓動が聞こえる― 歌い終わって、彼を見やる。 「・・・すぅ・・・すぅ・・・」 うん、今はこのままでも良いかな。 でもいつか必ず想いを届けなくっちゃね。 今度はとっておきのラヴソングを聴かせてあげよう。 彼が起きている時に、二人きりで。 うpろだ423 ─────────────────────────────────────────────────────────── ある日のことです。 夜雀に恋した男が、告白しようと決めました。 十六夜が天に昇る夜、男は夜雀の元へ向かいます。 人里を出で、森に向かうと真っ黒な球と出会いました。 常闇の妖怪、ルーミアです。 ルーミアは、あなたは食べられる人類?と聞いてきました。 男は、食べられる人類だが、とりあえず両腕で我慢してくれ、と言いました。 ルーミアはにっこり笑って了承し、オマケだよと、両肘から先を食べました。 男は手加減してくれた事に感謝しながら、ついでに夜雀の居場所を聞いておきました。 ルーミアはにこにこと、いつもの場所にいるよと答えました。 男はルーミアに礼を言うと右腕を振りながら別れました。 しばらく歩くと沢山の蟲と出くわしました。 蟲の王様、リグル・ナイトバグです。 リグルは、この子たちのご飯を探してんだけど、と言いました。 男は、両足くらいならいいよと言いました。 リグルは充分よ、と言いながら男の両膝から先をもって行きました。 地面にうつ伏せになった男は全部持っていかなかったリグルを遠慮深いやつだなと思いました。 リグルが別に遠慮したわけじゃないよ、と苦笑しながら言ったので、男もそうかそうか、と苦笑しつついました。 男はリグルに別れをつげ、リグルはホタルのイルミネーションで送り出してくれました。 ひじとひざを器用に動かしながら芋虫のように男が進んでいると、目の前に足が見えました。 見上げてみれば金髪に胡散臭い笑みのスキマ妖怪、八雲紫。 紫は男を見下ろしながら、夜食にいただきたいんだけどいいかしら、と言って来ました。 男は両目をつまみにあげますから後は簡便願えますか、と言いました。 紫はころころと笑いながら頷き、気づけば男は目が見えなくなっていました。 男はそれではお元気でと進み始め、紫は御機嫌ようと声をかけてくれました。 目が見えず、腕も足も男にはありませんが問題ありません。 男には耳が残っています。 男は耳に入ってくる、愛しい夜雀の歌声に導かれるように這い進みます。 ですがその歩みが止まります。 自然の神秘でしょうか、左右違う方向から歌声が聞こえて来るのです。 男は迷いました。 迷って、迷って、迷いぬきました。 そしたら声が聞こえました。 「まったく、何という罪深さ。あなたの悪行は筆舌にしがたい」 硬く、するどい、断罪の声。 それは幻想郷の閻魔、四季映季のものでした。 「何時もなら説教をくれてやる所ですが、時間がありません。 あなたの進むべき方向は左よ。 そして夜雀に出会ったら、ちゃんと告白すること、それが今のあなたに出来る善行よ」 男はこんな自分を気にかけてくれるばかりか、しっかり進むべき方向を白黒つけてくれた閻魔をありがたく思いました。 男は、ありがとうございます、ありがとうございます、と繰り返しながら左へ向かい、 閻魔はそれを痛ましげに見送りました。 近づいてきます。 愛しい、大好きな夜雀の歌声が近づいてきます。 男は声を張り上げました。 「ミスティアァァ」 「○○?」 男の声に気づいたミスティアが飛んできます。 「○○、うそ、なんで」 ミスティアは男の姿を認めると言葉を失いました。 けれど男はそんな事におかまいなしです。 この時のために、この瞬間のためだけに男はここまで来たのです。 「ミスティア」 「○○、ダメだよ、しゃべっちゃ、ああ、もう、ええっと、どうしよう」 「ミスティア」 「ええっと、どこかに、どこかにすごい医者がいるのに、思い出せない、思い出せないよぅ」 「ミスティア」 「ああ、しゃべっちゃダメだって○○」 「ミスティア、好きだよ」 「な、ああ、わたし、私だって、あなたのこと好きなのにっ」 「こんな、一方的にっ」 「○○、○○、ねぇ、○○、ねぇ、しゃべってよっ」 「○○、ねぇ」 そうして、ミスティア・ローレライは歌いはじめました。 透明な涙をこぼしながら、恋人を抱きしめたまま、歌いました。 うpろだ464 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/gods/pages/7207.html
セバスティアヌス キリスト教の守護聖人。 ローマ軍兵士でありながらキリスト教への信仰を説いていたことで数十人から矢で射られるという処刑を受ける。 奇跡的に助かるものの、その後もローマを糾弾したため殉教する。 このことから、射手、兵士、武器職人の守護聖人として崇められるようになる。 ケルト神話のクホリン(ク・ホリン)の移入とする説もある。 記念日は1/20。 一説にジュウヨンキュウナンセイジン(十四救難聖人)の一。 別名: セバスチャン セバスチァン セバスティアン セバスチアノ セバスティアノ
https://w.atwiki.jp/kossori2006/pages/775.html
こっそり種牡馬:ロサバスティア imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/314.html
ヘスティア シークレットレア 必要魔力 22 遠距離 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 8228 5576 13804 9000 誕生日 4月20日 身長 162cm 体重 48kg 3サイズ スキル お茶会効果 味方全体の攻撃力を犠牲にして防御up 親愛度 コメント 低 アタシは家庭生活の守護神だよっ。掃除、洗濯…もちろんお料理だってスイスイできちゃう!一番得意なのはお菓子作りだけど、アナタに作るかは迷っちゃうなー 中 小腹が空いたらアタシの指先の炎でドーンとお菓子を作っちゃお!でもアナタにはお預けだからね?しっかり成長してくれたご褒美にとっておこうと思うの♪ 高 アハハ!今時のトレンドを調べていたらファッションでもスイーツでもなく、アナタの武勇伝なんだって!すっかり成長して…ってチョット口の周りにチョコレートが!食べたわねー! 嫁 まったくも〜、アナタって意外と食いしん坊なんだね。食べるのはご飯とお菓子だけにしなさいって…フフッ、お嫁にしてくれてありがとね♪家庭の事は任せて! 親愛度 セリフ 低 アタシをリーダーにしてくれたんだね~。ところでリーダーってなんだっけ? ちょっと待って!今この世界のトレンドをチェックしているところなの 人間界のパティシエなんか目じゃないんだからっ スイーツ系女子をナメたら痛い事になるわよ! 中 はい、このケーキあげるからアーンして…なぁんて冗談♪ フフッ♪このお菓子、美味しそうでしょ。あげないけどね~ 美味しく焼けますように~ ね、燃えたでしょ? 高 嬉しいな♪嬉しいな♪ レーッツ、クッキングタイム!! 料理に偏りがちだけど、掃除も洗濯もきちんとできるよー はぁ~、この辺にあるクリームサンド、マフィン、チョコレートケーキが食べたいんだけど、程々にしなきゃ… 嫁 え!このドレスをハ…裸エプロンだと思ってたの…!? い、今時のお嫁さんのトレンドって何かな…っ ねぇねぇ、子供は何人ほしい?笑顔の絶えない家庭にしたいの♪ フフッ、アナタの背中を見てるとキュッとしたくなるね! スキンシップ後 朝 コラコラ~朝食はお菓子じゃなくて、きちんとした食事で栄養を摂ってね♪ 夜 この手作りケーキを食べられるのは、ワタシが認めた戦士だけだからねっ なでなで えへへ…ありがとう!お礼に掃除洗濯なんでもやっちゃうよ! その他 誕生日 こういう日は特別なケーキを作って、みんなで一緒に食べたいな 親愛度:低コメント「ワタシは家庭生活の守護神だよっ。掃除、洗濯…もちろんお料理だってスイスイできちゃう!一番得意なのはお菓子作りだけど、アタナに作るかは迷っちゃうなぁー」 -- へぎそば (2013-02-17 18 25 37) 親愛度:低セリフ「アタシをリーダーにしてくれたんだね~。ところでリーダーってなんだっけ?」 -- へぎそば (2013-02-17 18 27 20) 親愛度:低セリフ「ちょっと待って!今この世界のトレンドをチェックしているところなの」 -- へぎそば (2013-02-17 18 28 53) 親愛度:低セリフ「人間界のパティシエなんか目じゃないんだからっ」 -- へぎそば (2013-02-17 18 30 02) 親愛度:低セリフ「スイーツ系女子をナメたら痛い事になるわよ!」 -- へぎそば (2013-02-17 18 31 17) 夜chu~「この手作りケーキを食べられるのは、ワタシが認めた戦士だけだからねっ」 -- へぎそば (2013-02-18 05 55 26) 朝chu~「コラコラ~朝食はお菓子じゃなくて、きちんとした食事で栄養を摂ってね♪」 -- へぎそば (2013-02-18 06 06 00) 親愛度:高コメント「アハハ!今時のトレンドを調べていたらファッションでもスイーツでもなく、アナタの武勇伝なんだって!すっかり成長して…ってチョット口の周りにチョコレートが!食べたわねー!」 -- へぎそば (2013-03-27 08 27 10) 親愛度:高セリフ「嬉しいな♪嬉しいな♪」 -- へぎそば (2013-03-27 08 27 56) 親愛度:高セリフ「レーッツ、クッキングタイム!!」 -- へぎそば (2013-03-27 08 28 38) 親愛度:高セリフ「料理に偏りがちだけど、掃除も洗濯もきちんとできるよー」 -- へぎそば (2013-03-27 08 30 20) 親愛度:高セリフ「はぁ~、この辺にあるクリームサンド、マフィン、チョコレートケーキが食べたいんだけど、程々にしなきゃ…」 -- へぎそば (2013-03-27 08 32 08) 身長:162cm 体重:48kg -- 名無しさん (2013-10-18 18 35 23) この子もヒモつけてれば人気者になれたんだろうか -- 名無しさん (2016-04-20 13 24 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/79330.html
タルミナスティア(タル・ミナスティア) 指輪物語に登場する王。 関連: イシルモ (父) タルキアヤタン (タル・キアヤタン、息子)
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/1199.html
セレスティア 年齢 18 職業:大学生 性別:女 レベル 16 メイン 戦士 サブ 学徒/錬金術士 エクストラ 竜装術士 種族 人間 イメージカラー 金 身長 175cm 体重70kg PL ciel 「魔法など使えなくても生きていける…私はそれを証明したい」 外見 金髪の綺麗な髪をポニーテールで後ろで纏めた女性 背筋は張っていて常に堂々とした姿勢 怪力を持っている為に腕や脚の筋肉は男性にも引けをとらない 常に重鎧を纏っている 顔は整っているが愛想はない 人格 真面目だが、時折自虐的になる 足が遅いこと、能動的に魔法を使えないことを劣等感に感じている その劣等感は凄まじく、自分の命に価値はないとまで だからこそ、彼女は迷いなく自分の体を盾にできるのだ 最近強化魔法だけはある程度使えることに気付いた また、可愛いものに目がない 最近日本のアニメや特撮に詳しいことがわかった ヲタクなのかもしれない 来歴 英国の魔法研究家の娘 両親は大きな魔力を秘めているのだが、彼女は能動的に魔法を使用することが出来なかった それが彼女と両親の関係にヒビを入れている 天才魔法使いの妹がおり、両親は妹に愛情を目一杯注いだ為に、愛に飢えている 来日して幻想種を倒し、魔法がなくても存在価値があるということを証明したいと思っている + 参加セッション + 友人関係 PickUp 「この腕一本で幻想種を屠ってみせる、そうすれば私は認められるのだろう?」 キャラクター情報 その肉体を生かしたタンクアタッカー 彼女が能動的に使える魔法は強化系の魔法だけである なお彼女には錬金術士の素養はほとんどない 彼女の使う砂塵結界はアルマという錬金術士の友人にもらった特殊な砂を用いている キャラクターシートのURL + ... (余談) 実はゴリラが好きである 可愛いと本気で思っているし、飼いたいと本気で思っている(決して口には出さないが) 最近ゴリラ保護団体会長を名乗り始めた(自分の中だけで)
https://w.atwiki.jp/hololiveocg/pages/256.html
1st 白 カードナンバー 名前 カードナンバー 名前 複合色 hBP01-011 天音かなた hBP01-012 天音かなた hBP01-013 天音かなた hBP01-017 七詩ムメイ hBP01-018 七詩ムメイ hBP01-019 七詩ムメイ hBP01-022 ときのそら hBP01-025 ベスティア・ゼータ hBP01-026 ベスティア・ゼータ hBP01-029 IRyS hBP01-030 IRyS hSD01-005 ときのそら hSD01-013 SorAZ 緑 緑 カードナンバー 名前 カードナンバー 名前 複合色 hBP01-034 アキ・ローゼンタール hBP01-035 アキ・ローゼンタール hBP01-036 アキ・ローゼンタール hBP01-040 兎田ぺこら hBP01-041 兎田ぺこら hBP01-042 兎田ぺこら hBP01-046 AZKi hBP01-049 風真いろは hBP01-050 風真いろは hBP01-053 アイラニ・イオフィフティーン hBP01-054 アイラニ・イオフィフティーン hSD01-010 AZKi hSD01-013 SorAZ 白 赤 カードナンバー 名前 カードナンバー 名前 複合色 hBP01-058 鷹嶺ルイ hBP01-059 鷹嶺ルイ hBP01-060 鷹嶺ルイ hBP01-064 小鳥遊キアラ hBP01-065 小鳥遊キアラ hBP01-066 小鳥遊キアラ hBP01-069 尾丸ポルカ hBP01-070 尾丸ポルカ hBP01-073 ハコス・ベールズ hBP01-074 ハコス・ベールズ 青 カードナンバー 名前 カードナンバー 名前 複合色 hBP01-078 星街すいせい hBP01-079 星街すいせい hBP01-080 星街すいせい hBP01-084 こぼ・かなえる hBP01-085 こぼ・かなえる hBP01-086 こぼ・かなえる hBP01-089 ムーナ・ホシノヴァ hBP01-090 ムーナ・ホシノヴァ hBP01-093 オーロ・クロニー hBP01-094 オーロ・クロニー
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/3056.html
【元ネタ】キリスト教、『黄金伝説』など 【CLASS】ルーラー 【マスター】 【真名】セバスティアヌス 【性別】男性 【身長・体重】185cm・85kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B 耐久EX 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:A++ A以下の魔術は全てキャンセル。 こと肉体に害をなす魔術に対しては完全と言っていい耐性を持つ。 真名看破:B 直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。 ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。 神明裁決:A ルーラーとしての最高特権。 聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令呪を行使することができる。 他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。 【固有スキル】 聖人:A 聖人として認定された者であることを表す。 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に ”秘蹟の効果上昇”、”HP自動回復”、”カリスマを1ランクアップ”、”聖骸布の作成が可能”から、1つ選択される。 殉教者の魂:B 精神面への干渉を無効化する精神防御。 矢を射られても、滅多打ちにされ殺されても、彼は信仰を失わなかった。 戦闘続行:A 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【宝具】 『千の矢を抜く天使の手(サン・セバスティアーノ・アウラ)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 ルーラーの肉体から常時発せられる聖なるオーラ。 そこに在るだけで、周囲の生物の傷、病、障害、呪いなど凡そあらゆる害を取り除く癒しの力。 これによりルーラー自身の肉体も常に万全が保たれており、即死しない限り無傷となる。 神々しいポーズを取ることで数百メートルまで効果範囲を広げたり、十字を切ることで一人に向けて重点的に癒やしの力を放つこともできる。 全身の素肌から発せられるため全裸が基本。 奥の手として、対象に直接触れて真名開放することで、過剰な治癒力の暴走により対象の肉体組織を崩壊させることができる。 この傷はいかなる手段でも治すことはできない。 【Weapon】 なし 【解説】 聖セバスティアヌス。3世紀ローマにいたとされるキリスト教の殉教者、聖人。セバスチャンという名前の祖。 職業は兵士で、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの代に親衛隊長に任命された。 だが逮捕された兄弟を信仰によって励ましたことで キリスト教徒であることが知られてしまい、皇帝の命によって矢で射られ処刑された。 しかし無数の矢でハリネズミのようになってもセバスティアヌスは死んでおらず、聖イレーネに介抱される。 回復した彼は再度ディオクレティアヌスのもとへ赴きキリスト教について熱弁したが、 皇帝によって滅多打ちにされ死亡。遺体は隠蔽されてしまった。 しかしセバスティアヌスは幻影となって現れ、聖イレーネに自身の遺体の場所を教え、イレーネは彼を使徒の納骨堂へ埋葬した。 彼の発するオーラは盲目の少女や言葉を話せない女性を癒やし、多くの人間を改宗させたという。 兵士、黒死病、競技選手、同性愛の守護聖人とされる。 裸体で縛られ、無数の矢を受ける艶めかしい姿は芸術家たちを刺激し、多くの絵画が描かれた。最も初期のゲイ・アイコンでもある。 全裸セクシーポーズで被害者を救い続けることで聖杯戦争の秩序を守るルーラー。 だが兵士だったので意外と腕っぷしは強く、いざというときは過剰治癒パンチで敵を倒すこともできる。 癒やしの力でも追いつかないほどの、土地や社会そのものへの甚大な被害が出るならば、彼は拳を振るう決断をするだろう。
https://w.atwiki.jp/fireemblemtrpg/pages/32.html
<ファイアーエムブレムTRPG キャラクターシート> 名前:クリスティア 年齢:18 性別:男 外見:美女 LV:1 装備ランク:剣D 鎧- クラス:傭兵 兵種:歩兵 所持金:5000 購入上限値:5000 スキルポイント(最大10/残り10) 【一般能力値】 S(感覚):60 M(精神):80 N(交渉):40 【能力値】 HP:48 力:05 魔力:00 技:07 速さ:10 幸運:03 防御:02 魔防:00 体格:07 移動:03 【成長率】 HP:60 力:70 魔力:00 技:70 速さ:75 幸運:45 防御:20 魔防:10 体格:50 移動:00 【戦闘能力値(未装備)】 命中率(基本値) :36 必殺率:07 攻撃力(物理/魔法):05/00 防御力(物理/魔法):02/00 攻撃速度 :10 回避率 :53 必殺回避率:03 【防具修正】 防御力(物理/魔法):+02/+00 合計重量:2 【戦闘能力値(最終)】 名称 : 命中率 :必殺: 威力 :重量:攻速:回避:必避:防御:魔防:備考 鋼の剣 :116%:07:2D6+07: 3:10:58:03:04:00: 【所持スキル】 <戦闘系> 名称: 発動率 :解説 連続:攻速+20%:攻撃終了 :続けてもう1度攻撃を行う。このスキルは二回続けては発動しない。 必殺: 自動発動 :戦闘中 :必殺率を+技する。 <常動系> 名称:解説 <汎用系> 装備・剣 :ランクD:命中修正+5 技能・回避:ランクE:回避修正+10 <クラス専用> 名称:解説 【装備品】 所持金/維持費合計:●●●●●/●●●●● <武器> 名称 :ランク:維持費 :重量: 命中 :攻撃力: 射程 :備考 鋼の剣 : D :2000: 3 :80%:2D6+2 :1~1:なし <防具> 名称 :ランク:維持費 :重量:防御:魔防:備考 皮の鎧 : - :1000: 1 :防御+2 バックラー : - :1000: 1 :回避+5% <消耗品> 名称 :個数: 維持費 :備考 癒しの果実 : 1 :1000:HPを20回復。1シナリオに3回使用可能。 ※維持コスト早見表 ランク:維持コスト - :1000 E :1000 D :2000 C :3000 B :4000 A :5000 S :6000 ☆ :0~6000 【特殊アイテム】 名称 :解説 ●●●●:●●●●●●●● 【設定】
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/318.html
ルリスティア語(瑠:*********)は、ルリスティア・プルス共和国の公用語である。 目次 概要 固有名詞集成(作業用) 関連項目 概要 ルリスティア語には、公用語に指定されている標準語の他にフレイルとタアルニア、そして個人勢に関する方言が多様に存在する。特にフレイル方言とタアルニア方言は相互意思疎通が不可能なレベルの変種である(*1)。 固有名詞集成(作業用) ルリス(ティア)(ruris(tia)) フレイル(Hreyr)→「国家特別宣伝研究所実務部隊」の略 タアルニア(TaArnia) ヘイル・グラスヴァール・タアルニア(Heyr grasvaar TaArnia) ヤウミ・ハラシテ・フレイル(Yaumi harashite hreyr) グレイ・グラスヴァール(grey grasvaar) シガノ・ハラシテ(shigano harashite) アルナ&(リ)フリナ(Arna ri Hrina) アルナリュート(Arna ryuut) hrusta(プルスティア) ナミサ・タグレ・フレイル(namisa tagre hreyr) タナ・スヴェイタール・マルト(tana sveytaar marto) ルア・ヴァウネ・フレイル(rua vaune hreyr) リャスヴァー・メルトゥーヴァス・タアルニア(ryasvaa mertuuvas TaArnia) C h, r, y, r, t, n, m, sh, s, v, g CC ry, hr, sv, gr coda r, t, s V e, a, i, u, o VV aa, uu, ey, au 関連項目 辞書・文法