約 1,210,593 件
https://w.atwiki.jp/tuyokiss2/pages/13.html
2学期悪文集 乙女さんルート編 見つけた 乙女センパイの攻略を! 乙女さんが真向えに座って勉強をしている。 いい加減にそれは本名じゃねーって言ってるべ とにかく、私はお前の事を思ってやっていた事が厳しすぎたんだ ケロッと言いのけた。 姫のメイド服って珍しい物が見られるってことで、それ目当てで来るお客が多いってことなんよね 数多の工作員が、ダンボール箱があったおかげで命を救われたという事例が数多くある 特別ステージでは早くも第一試合が開始されていた。 もし、お前が私の言った事に気付いた時 地獄蝶々はお前に渡してやる 私が一緒に勉強を見てやるから。 恋人同士が公然でイチャイチャすることが許されている日だ。 乙女さんが俺の股間をまたがっている。 それが他の女の子を起こしに行くなんていうのを許せられるか? 顔がメキッという音はさせたこと無いぞ…… なんか恥かしかったけど、乙女さんとの一緒に居られる時間を大切にしてる感じだった。 なぜか、今まで一緒だった笑顔がいなくなると胸にポカンと穴が開いてしまう気分だった。 誤字・脱字 すごいね、乙女さんわ。 そしては、姫と同じ生徒会執行部に入って一緒に仕事をしているとも聞いた(ボイス同じ) イガグリも諦めモード全快だ。 俺は乙女さんの静止の声も聞かずに、家を飛び出した。 最後忠告だ 館長の支持で、俺達は動く。 うん、乙女さんの今まで見たいことない表情を見れた気がするよ それから30分。 ようやく開放。 喋られるオウム 乙女さんとの態度とえらい違いだ。 その他ミス カニが「これってプリクラじゃん」を2回言ってる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/13127.html
登録日:2011/01/12(水) 01 19 06 更新日:2020/08/11 Tue 01 38 34 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 やくしまるえつこ バンド リピート再生→ 精神崩壊 東京都 独特すぎる世界観 相対性理論 音楽 驚異的な中毒性 もしかして:アインシュタインの相対性理論 東京都を基点に活動している日本のバンド。 歌詞は意味不明なものが多く、言葉の意味はわからないがとにかくかわいい曲が多い。 ボーカルはソロでも活躍している、やくしまるえつこ。 この名前にぴんときたアニヲタの諸君は多いだろう。 代表的な楽曲 スマトラ警備隊 元ネタはウルトラ警備隊だろう。元ネタの影響かSFチックな歌詞となってる。 LOVEずっきゅん もっとも有名な曲。サビの中毒性は異常。かつてSMAP×SMAPで使われてた。ちなみに一部プリクラではこの曲が流れる機種があるらしい。 マイハートハードピンチ あいうえ王様かきくけ今夜的な言葉遊びが特徴。ねぇねぇのかわいさは異常。 ミスパラレルワールド 東京都心は パラレル パラレル パラレル パラレル ワールド まさかの本人歌唱でpop n musicに収録されている。 小学館 かなり悲惨な歌詞となってる。でも気がかりなのは少年漫画。ちなみにカラオケではある部分がひとりでは歌えない。 地獄先生 某鬼の手を持つ教師ではなく、女子高生が先生に禁断の恋をするという過激な歌詞。 だが、こんな不思議かわいい歌詞を作詞したのは大概が男性である。 ティカ-αなる謎の人物も関わっている。 その正体はやくしまるえつこである。 私もーうやめたー追記・修正やめたー △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/madosayawiki/pages/1585.html
631 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/06(木) 21 35 44.21 ID VwVQk8GC0 [3/3] 「さやかちゃん…ちゃんと勉強しないとまた補講で居残りだよ?」 「それよりまどかと遊ぶ方が大事なのだ~うりゃっ!」 「も、もうっ!さやかちゃんってばぁ!」 652 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/07(金) 03 11 23.44 ID a6DC9xht0 631まどさやで勉強 ま「それじゃはじめよ、さやかちゃん」 さ「うん。あ、まどか。前一緒に撮ったプリクラ、壁に飾ってるんだ」 ま「うん。あの時にゲームセンターで取ってもらったぬいぐるみも宝物として飾ってるよ。ほら♪」 さ「もぅ大袈裟だよ、まどかは…(また頑張ってGetしよっと!)」テレ ま「…あ、勉強しないとね」 さ「…あ、うん、そうだね…」 5分後 ま「えーと、ここを展開すると…、y=…」 さ「あ、まどか。まどかの髪型ってツインボンボンって言うらしいね」ユサユサ ま「そうなの?そうだ!さやかちゃんもやってみたら可愛いと思う」キラキラ さ「えーあたしはそういうのは…///」 ま「えーやってみようよ!わたし、櫛と青いリボン持って来るね♪」ウェヒヒ さ「待ってよ!似合わないって…」アセ 30分後 さ「まどかはあたしの嫁になるのだー♪」ダキツキ ま「わーい♪またお嫁にしてもらっちゃったー」ダキツキガエシ さ「それじゃもう一回、まどかはあたしのお姫様になるのだー」お姫様抱っこ ま「うぇひひ。さやかちゃん、もっと!」 さ「もぅ、甘えんぼさん。まどかはあたしの…」 うん、やっぱりはかどりそうもないな。テスト期間中は接触禁止にしたほうがいいのかも
https://w.atwiki.jp/majyusupo/pages/28.html
【名 前】仰木 那智 【位 階】<女教皇> 【生 年】1973 【性 別】♂ 【表の顔】探偵 【裏の顔】転生者 【P L】ひのえ 【データ】http //www.trpg.net/online/majyuu/data/hk/hk006.htm 【参 考】 こちらは那智と透子の共同設定ページです http //www.terra.dti.ne.jp/~hinoe/settei.html ここにあるのはPL視点からの情報です。今のところ他のPCが握っている情報ではありません。 去年末の魔獣戦後からの暁生の様子が普段通りに平静に見え、逆に大丈夫かと気を揉んでいる。 ちょっと前に、ここ数年来なじみにしている飲み屋(所在地新宿2丁目)の開店10周年の記念にもらった(押しつけられた)手帳には、オネエさま方のプリクラが山盛りに貼り付けられていたりする。(ちなみに経営者兼ママ(マスター?)は大学の同級生、司法研修も同期) 現在、血液検査の結果、痛風と高脂血症の危険があるため、プリン体を含む食品と高カロリーな物を飲食させてもらえなくなっている。 5/6 早朝、霧亥とともにアフリカへ。 前日の夜の暁生の荷造り中の様子と、暁生の知り合いのNGOのメールアドレスが新聞のチラシの空白欄に走り書きだったということで、自分に対する暁生の扱いに内心うじうじしている。 5/7,8 現地に到着してみると、目的地は襲撃された後でびっくり。 霧亥の友人である今回の霧亥の仕事の依頼主さんとご挨拶。その後、依頼人さんと助手さんの指示に従ってお手伝い。 挙動不審な霧亥は、お手伝いの合間合間に観察日記風に観察 アフリカから帰国してみると、すっきりやせていたりする。 最近、ビールなどのプリン体が多い酒が飲めなくてさびしい日々。 そして仕事で、ペット探しも微妙に増えていたりする。
https://w.atwiki.jp/dcc_goudoushi/pages/36.html
当企画はコミックマーケット83(冬)に向けて、ふたば☆ちゃんねる 二次元裏@may ドリクラスレの有志により ドリームクラブの合同誌をつくろーという企画になります。 企画・発行・責任者はくそあき、編集協力・当wiki管理は片瀬竹人が行っています。 夏に在庫の恐怖を味わってしまいましたので!前回同様!在庫送りだし企画となります!!! 冬の合同誌・頒布物について 誌名 コミックドリアキ 冬 構成 全70P カラー口絵2P 発行部数 200部 頒布価格 700円(イベント頒布価格)…完売しました。 通販はこちらから ※通販価格が適応されます。ご了承ください。 参加者 一日一マ/ぎょうざ/くそあき/ちょーかわあき/智弘カイ/ホカヤマ/マラーあき/他、としあき(全11名。敬称略、50音順) 誌名 おまけ本3(会場限定頒布) 構成 全20P ステッチ本 発行部数 100部 頒布価格 200円※コミケ会場限定頒布となりますので通販はございません。ご了承ください。 参加者 ぎょうざ/くそあき/ちょーかわあき/としあき/ ホカヤマ/マラーあき(全6名。敬称略、50音順) 品名 クリアファイル2種 頒布数 20個 頒布価格 2種セット1000円 備考 ホストガール13人+1をあしらったクリアファイル2種セットになります!詳細は現地でのお楽しみ! 品名 ア○リぐるみ 頒布数 28個(予定) 頒布価格 3000円(予定) 仕様 本体サイズ:約15cm衣装の部分着脱可能おまけぬいぐるみ付属 実物見本 備考 ●話題のソフト「ドリー○クラブ」より、ア○リがヌイグルミに!●将来は人間になる予定のアンドロイドなのです!●というア○リを、応援してください! 頒布スペース イベント名 コミックマーケット83 開催日 2012年12月31日(月) スペース 3日目 東E-24a「ドリあき」 頒布物 ・コミックドリアキ 冬(新刊)・会場限定おまけ本3(新刊)・コミックドリアキ 夏(既刊)・おまけ本2(既刊)・クリアファイルセット・ア○リぐるみ以上を予定しています! 当企画について 当企画は「くそあき」がとりまとめを行なっております。 また、当wikiの更新や合同誌の編集協力は「片瀬竹人」が行わせていただいています。 何かご質問・ご不明点がございましたら、こちらからご質問下さい。 合同誌の収益について 当合同誌は原価に近い形での発行・頒布を行わせて頂きます。 収支につきましてはこちらのwikiで収支報告をさせていただき、また収益が出た場合は 日本赤十字社 を通してこちらを全額寄付させて頂きます。
https://w.atwiki.jp/mosikasitekenryo1923/pages/21.html
New Post 英語と数学は毎日やれよ ・・・某生物のバイクレーサーの口癖。当の本人は高校時代苦労した模様。 楽市楽座 ・・・イオンモール風庭2階に存在するゲームセンター。クレーンゲーム、プリクラ、音ゲー、湾岸ミッドナイトなどゲームは多種多様だがほとんどの縣陵生は利用していない。クラスで音ゲーをしている人は大抵テスト後や文化祭終わり、半日授業後に赴くことが多い。 LL教室 ・・・一棟3階にある教室。一年時から探究βの授業で使用することが多い。その遠さとまあまあの確率で鍵がかかっていることから陸の孤島と呼ばれ、LL準備室はほかの研究室に席がない非常勤講師が追いやられることがある。だが実際に行ってみると準備室内は広々としており、住めば都とはこのことである。 オンライン授業 ・・・コロナ禍で松本県ヶ丘ではいち早く取り入れられた。自慢のiPadを振り回してブイブイにやっていたが全員画面オフなので本当に参加しているかはわからない。休みたいときは「iPadが破裂しました」という言い訳をするのが主流。 渡り廊下 ・・・1棟と2棟の2階をつなぐ渡り廊下。壁の継ぎ目に隙間があいており、通気性の確保を考慮した設計となっている。 縣陵OnAir! ・・・お昼に流れる校内放送。独立したメディアかと思えばコンテンツ内容に関しては生徒会が一枚かんでいる。要するに縣陵版のN〇Kである。過去にゆ○うたの某代表曲をリクエストしたところ「食事中に流せる内容でない」と断られた人もいる。 「俺全然勉強してないわ」 ・・・縣陵生が仲間を貶めるために使う常套句のひとつ。 縣陵生の勉強してないが嘘だということは一般常識の範囲内であるが、もし知らずに信じてしまったピュアな人間は定期考査で1人だけ地獄を見ることになる 逆進研ゼミ ・・・定期テスト後に、提出用のワークに模写をしている際「あ!ここテストで出たやつだ!」となる現象のこと。ちなみにテストでは書けているわけがない。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12297.html
※ 澪「なんか悪いな。結局買って貰っちゃって」 唯「だから気にしなくていいってば」 澪「唯は何か欲しいものないのか?」 唯「私?」 澪「うん。唯にも今日の分のクリスマスプレゼント買ってあげるよ」 唯「ン……。じゃあ、アレで」 私が指差す先には、アイスクリームのお店。澪ちゃんは少し呆れたように笑ってから、 「了解」と呟いた。 澪「お前ってホント、年中アイスだよな」 二人並んで椅子に腰かけ、冷たいアイスを頬張りながら彼女が言った。 唯「美味しいんだから仕方ないじゃーん。寒い日に食べるアイスは格別だよ」 澪「そんなもんかな」 唯「そんなもんだよ。これにコタツがあれば言う事無し!」 澪「はは。それは家に帰ってからな」 唯「あ、澪ちゃんの一口ちょーだい」 澪「あ、おい」 唯「んー、おいひ~」 澪「む、私だって」 そう言うと今度は澪ちゃんが私のアイスを一口パクり。 唯「お、やったなー」 また向こうのアイスを食べ返す。そうやってしばらくお互いのアイスを食べ合っていた。 ※ 唯「ふぅ……。次どうする?」 澪「上に楽器店があるみたいだからそこ行こ」 唯「はーい。しっかりエスコートしてね」 澪「任せなさい」 唯「おー今日は自信満々」 楽器店! 唯「レフティフェア……は、やってないみたいです」 澪「ま、そう都合よくやってるものでもないよ」 唯「ベースはあの辺じゃない?」 澪「あ、ホントだ」 しばらく並べられた沢山の楽器を二人で眺める。大好きなベースに囲まれた澪ちゃんは 子供みたいに目をキラキラさせていて、今のところギターはギー太一筋で買い変える気も ない私は、どちらかというとその横顔に見とれていた。 澪「唯! ゆい! これどうかな!?」 唯「え、あ、なに?」 何やら気に入ったものがあったらしく、興奮気味にベースを構えて見せる澪ちゃん。 唯「ン……。似合ってるとは思うけど……」 澪「けど?」 唯「かわいそうなエリザベス。新しい女が出来たらポイなのね……」 よよよと芝居がかった泣き真似をしてからかってみる。 澪「なんでそうなる! それに、流石に楽器買うお金はないよ。ちょっと持ってみただけ」 唯「うむ。やっぱり澪ちゃんにはエリザベスが一番だよ」 澪「唯は……もう一生ギー太と添い遂げそうだな」 唯「そりゃーもちろん。ギー太も澪ちゃんもお墓の中まで持っていくからね!」 澪「はいはい」 唯「またそうやって適当にあしらうー」 私は結構本気なんだけど。 ※ その後も適当にお店を回っていたら、すっかり晩ご飯の時間になってしまっていた。 澪「そろそろご飯にしようか」 唯「何にする?」 澪「混んでるみたいだし、入れる所でいいよ。ご馳走は昨日食べたしね」 唯「そだね。そこのファミレスにしよっか」 ファミレス! 唯「私サイコロステーキー」 澪「私は、カルボナーラスパゲティにしようかな。デザートはどうする?」 唯「あ、じゃあいちごのケーキ!」 澪「昨日食べたのにまたか……」 唯「ケーキなら毎日でもおっけーだよ。澪ちゃんは?」 澪「食後はコーヒーだけでいいや。太るし」 唯「じゃあ注文しちゃおっか。ボタン押させてー」 澪「子供か、お前は……」 食後! 唯「ふう……。食べた、食べた」 澪「ケーキまで入るのかー?」 唯「甘いものは別腹だよー。あ、澪ちゃん、イチゴあげる。メリークリスマース!」 澪「は? むっ……」 私はショートケーキのてっぺんに乗っていたイチゴを澪ちゃんの口に押し込んだ。 澪「ゆ、唯……?」 唯「ふふ。澪ちゃんだから、特別ね」 澪「~~! ……ったく、お前は!」 澪ちゃんは顔を真っ赤にして何やらモゴモゴ言っていた。愛い奴め。 唯「えへへ」 ※ 澪「もう少し中を見て回ったら、イルミ見に行こうか」 唯「うん。……あ、本屋さんだ。本屋さんもおっきーね」 澪「本屋か……そういえばベース雑誌の最新号まだ買ってなかったな」 唯「買ってきなよ。私待ってるから」 澪「そう? 悪いな」 唯「あ、私が買ってるファッション誌の新しいやつもあったら買ってきてー」 澪「分かったー」 そういうと澪ちゃんは雑誌コーナーの方へ行ってしまった。私は漫画でも見て来ようか な。……お、向こうにはゲームセンターもあるのかあ。 唯「……」 澪「お待たせ。1月号でいいんだよな」 唯「ありがと。澪ちゃん、澪ちゃん」 澪「なんだよ」 唯「プリクラやらない? そこに良さそうなのがあったんだけど」 澪「プリクラかあ……久しぶりにいいかもな」 唯「じゃ、とつげ~き!」 プリクラ! 唯「澪ちゃん表情硬い~。もっと笑って」 澪「そう言われても、久しぶりで加減が……」 唯「思いっきり崩して変顔でもいいんじゃない?」 澪「それはやめとく……」 唯「えー」 澪「あ、ほらもう……」 唯「じゃあこうだ!」 シャッターが下りる瞬間、私は澪ちゃんの頬にキスをした。 唯「なかなか良く撮れたね」 澪「まったく、なんて事してくれるんだ」 唯「いい思い出になったでしょ」 澪「こんなの、どこに貼ればいいんだよ」 唯「携帯とか?」 澪「みんなに冷やかされるからやだ」 唯「あとでこっそり貼っとこーっと」 澪「お前なー!」 唯「きゃー」 ※ 澪「よし、それじゃあイルミ見に行こうか!」 唯「おー!」 唯(ふう。何とか機嫌直してくれた……) 澪「どうした? 唯、早く行こう」 唯「あ、うん」 イルミネーションスポット! 唯「さむ! 人多っ! それに――」 それに、すごく――。 澪「綺麗、だな」 唯「……うん。とっても綺麗」 木々が纏う色取り取りの明かりが、空を、街を、そして私達を照らしていて。まるで、 光に包まれてるみたいだった。昼間降っていた雪は積もることもなく止んでしまっている。 けれど、十分に幻想的なその光景は、私に人工の明かりも捨てたもんじゃないなと思わせ てくれた。 澪「唯」 隅の方で二人並んで、しばらくそれを眺めていると、不意に澪ちゃんが口を開いた。 唯「なぁに?」 澪「今日はごめんな。唯、疲れてたのに。私、付き合いだして初めてのクリスマスだからって浮かれちゃって」 唯「ン……。もう、そういうこと言う場所でも雰囲気でもないでしょ」 澪「ご、ごめん」 唯「謝らなくていいってば。今日は楽しかったし、それに、澪ちゃんにエスコートして貰えて嬉しかった……かな」 いつもは私が振り回してばかりだったから。今日は澪ちゃんの方から率先して私を連れ 回してくれて、家から出て良かったって思えた。 唯「だから、これからも我がまま言ってくれていいよ。その方が、私は嬉しいな」 澪ちゃんは初め少し驚いたように目を見開いた後、すぐ柔らかに微笑んでくれた。私も それに答えるように笑いかける。それからしばらく、二人寄り添って地上に輝く星々をた だ眺めていた。 澪「ほら」 突然、澪ちゃんが腕――肘の辺りを突き出してきた。 澪「その、周りもカップルだらけだし、してない方が浮いてるって言うかさ……」 そして、意図を図りかねていた私へ取り繕うように、もごもごと早口で何か言いはじめ る彼女。冬の夜の白んだ空気に浮かぶその横顔は、サンタさんの服みたいに真っ赤になっ ている。それで、ようやく察することが出来た鈍い私の口からは、思わず笑い声が漏れて しまった。 澪「わ、笑うな!」 唯「ふふ。ありがとう。澪ちゃん大好きッ!」 そう言って彼女の腕に飛びつく。 澪「私も。――愛してる」 (了) 戻る
https://w.atwiki.jp/baton/pages/173.html
告白する: 告白される: 同性に告白される: ラブレターをもらう: ラブレターをあげる: 兄弟姉妹の恋人に会う: 兄弟姉妹の恋人を奪う: 芸能人に恋: キス: 駅のホームでキス: 公園でキス: 人前でのキス平気: 同性とキス: 恋人と手をつないで街を歩く: 恋人とのプリクラをどこかに貼って過ごす: 話したこともない人を好きになるっ!: 合同結婚式に参加: 芸能人の追っかけ: 年上が好き: 年下が好き: 外見重視: 最近結婚を意識: 結婚をした: 子どもを産んだ: 駄目な人を好きになりやすい: 人と温泉旅行: 指輪をもらう: 指輪を贈る: 恋人と結婚の約束する: 恋人とのメールは欠かさず: 嫉妬深い: 二股以上した: 二股以上された: 実家に恋人をつれていく: 好きでもない人と付き合っていた: 振られることが多い: ファンクラブがあった: バレンタインにチョコをあげる: バレンタインにチョコをもらう: 恋人に手作りマフラーを贈る: 手作りマフラーをもらう: ペアルック: 恋人色に自分を染める: 恋人との携帯会社はおそろいが基本: 思い出したくない振られ方: 5歳以上年上と付き合う: 5歳以上年下と付き合う: 好きな人がいる: ほれやすい: 腕枕すき: 過去の恋人との品: 果たせてない元恋人との約束: 今までの恋人10人以上: 恋人の親と食事: 歯ブラシを2本並べて過ごす: 3年以上付き合う: 貢ぎ: 忘れられない人: 抱きしめ好き: ドラマのような経験: 友達の恋人を奪う: 恋は活力: アブノーマル: 好きの意味がわからない: ビビビ: ナンパ: 遠距離恋愛: 文通: お姫様抱っこ: ビックリプレゼント: キスイヤに出た: 10万円以上のプレゼントをもらう: 恋人のために禁煙: 親に別れさせられた: 赤い糸を信じている: 最近白馬の足音が聞こえる: ~フェチ: 恋がしたい: バトンを回す5人
https://w.atwiki.jp/onamasugame2/pages/47.html
北原綾ルート プロット1段階 プロット作成:とびーニョ ◆UdhZcvuV4Y ------------------------- テーマ・設定・物語の概略等 ------------------------- 【テーマ】 苛めによって形成された人間関係、友情、恋愛の歪みをどう解決するか 友情の大切さと恋愛感情を原動力とする人間の強さ 【物語の背景、時代設定等】 原作に準拠、後日談のみ高校入学時 【キャラクター(黒沢、北原、他は原作に準拠)】 ◆…既存の詳細通り ◇…追加・変更した詳細 ▼黒沢翔(中学3年生・男性・主人公) ◆このゲームの主人公で、中学3年男子(ゲームスタート当初は中学2年生)。 ◆3年3組。 ◆両親健在、小学6年生の妹「あびる」がいる。 ◆身長はやや高め。顔立ちは整っている。 ◆成績は良い。 ◆斜に構えた性格で、基本的に何事にも冷めた態度を取る。 ◆周囲と自分の間に自分で壁を作り、クラスメイトと打ち解けないようにしている。 ◆放課後学校の女子トイレにて、同級生を陵辱する妄想でオナニー(「日課」)するのが趣味。 ◆実は、人と正面から向き合うコミュニケーションを恐れているという、心の弱さを持つ。 ◆恋愛経験がほとんどない。 ◆意外に早とちりしやすい性格。 ◇家庭事情より幼い頃によく公園で遊んでおり、北原と会っていた。 ▼北原綾(中学3年生・女性) ◆メガネをかけている小さな中学3年生の女の子。 ◆3年3組。 ◆黒沢から見た第一印象は「仔リス」「自己主張が苦手」「僕と同じ(性格的な意味で)」。 ◆内気、地味、いじめられっ子。 ◆自分の感情を表にあまり出さないが、ここぞというときの行動力はある。 ◆いじめている人達にいつか復讐したいと思っている。 ◆自分をいじめた人間が楽しい人生を送っていると我慢ならない。 ◆人から積極的なコミュニケーションをとられるとどうしていいのかわからなくなる。 ◆成績が良いのか、頭の回転が速い。 ◆黒沢に取引を持ちかける際には、情け無用な一面が垣間見える。 ◆自分では弱い人間だと思っている ◇多忙の母との二人暮らし、家鍵の開いていない放課後は公園で遊んでいた。 ※他のキャラは原作に準拠なので割愛。 【物語の簡略化した流れ】 制裁者と依頼者という奇妙な従属関係を続けていた黒沢、北原。 北原の粘着質に嫌悪感を抱くも、彼女の暴走を見過ごすわけにもいかなく渋々依頼を承諾し続ける。 激情に任せエスカレートする北原の内側に対し、少しながら彼女へ興味を持ち始める黒沢。 一方その頃、長岡は滝川と付き合い、北原の恋は夢と散る。 嫉妬に狂う北原から滝川制裁を依頼され、その心情を聞くことにより北原への恋心に気づき、 友情を捨て恋を選択し、滝川に手を染める。 嘔吐する滝川を目にし、長岡・滝川・北原・黒沢で過ごした様々な思い出がフラッシュバック。 自分のしでかした事の重大さを自覚し、ひどく後悔する。 自分自身へ責を負わせるためと、北原を真人間にするために【北原綾更生計画】を謀る。 自分の悲境から人間不信に陥る北原を更生させようと、 また今までの罪を清算したいと思い、 黒沢は全ての制裁行動を自白、直後に痛切な苛めに合うもそれに正面から向き合う。 黒沢の正当を貫き通す姿勢が周りに通じたのか苛めは沈静化、対象は再び北原に移る。 いじめになすがままにされる北原を放ってはおけず、黒沢はある大仕事を決行する。 黒沢の大仕事に感化されたのか、あくまで正当を貫き通す姿勢を見習い 榛名・荒井に反抗の意を示す北原。 それが気に食わなかったのか北原をシメにかかる榛名・荒井他。 榛名・荒井の報復に気づいた黒沢が北原を助けに行き、過去の出会いを暴露、そして告白。 北原これを受け入れ本当の恋人へ 長岡、滝川にも二人で謝罪し、和解。 過去への決別、そして新しい自分へと生まれ変わるために髪を切る北原、卒業式END ------------------------- 起:黒沢の意識が少しだけ北原に向き始める ------------------------ 6月2日、波乱の修学旅行班決めも終わり、北原から内藤制裁依頼を受ける黒沢。 北原の一方的な脅迫に対し黒沢は対抗し、考え直しをしつこく食い下がって求める。 結果、ぽろりと出た北原の内面を知り、北原綾という女性について興味を持ち始める。 その悲境に黒沢が折れ、内藤制裁を決行。 そして修学旅行、滝川と合流し黒沢・北原・長岡・滝川の4人でプリクラを撮る。 (ピザ太はダンレボをエレガントなステップでプレイ中) 長岡・滝川がピザ太を見に行き二人だけのプリクラと四人でのプリクラGET。 (屋代制裁は実行するも不成功) 一学期終業式に長岡・北原とカラオケに行き、塾が夏季体験入学をしている話を聞く。 取引の簡略化、オナネタ探しの利害?が一致し半強制的に体験入学へ。 ------------------------- 承-1:塾に入学 ------------------------- 夏休み、塾に入学を決意する黒沢。 オナネタ探しに参加した塾もあながち間違いじゃなかったと嬉々。 しかしその塾に長岡・滝川がいたことを知り落胆と高揚が入れ混じる。 一日の半分を塾で過ごすことにより、次第に長岡・滝川・北原・黒沢の友情が形成される。 待ちわびた夏休み登校日、塾の他校の面々で日課決行。 夏休みも終盤に差し掛かった頃、夏休み最終日に4人で海へキャンプ計画を立てる。 ------------------------- 承-2:夏休みキャンプ、北原の過去 ------------------------- 塾の間に計画されたキャンプ当日。 海水浴や魚釣り、肝試しや花火で楽しむ皆。 友情関係がより一層深いものへと変化。 と同時に北原が長岡に恋心を持つ。 夜の海岸を散歩する黒沢、北原。 お互いの腹の内を暴露し、4人でいると居心地がいいと無意識に語る黒沢。 黒沢にとって深い関係での友情は初めてであり、胸が温かくなる感覚を永遠に大事にしたいと宣言。 北原が長岡への恋?を暴露。(これに対し黒沢なぜか胸が痛む) 北原「多分これは二回目の恋だから。初恋は思いも伝えられずに終わっちゃった」 北原の初恋は幼い頃公園で会った少年。 その頃の北原は母親の家庭事情でよく公園で遊んでいたという。 ひとりぼっちのすべり台から何度も差し伸べ、引き起こしてくれた手の温もりが忘れられない と語る北原。 話を聞くに、それはもしや自分ではないか?と疑い始める黒沢。 だが確認することもできずにを黙視を選択する。 ------------------------- 承-3: 滝沢制裁依頼、ほつれの予感 ------------------------- 翌日二学期始業式、長岡と滝川が恋愛関係にあると分かる。 北原「放課後、女子トイレで」と耳打ち。 女子トイレで待っていると鬱蒼としたオーラを持つ北原が。 北原が滝川への制裁依頼をするも、黒沢は友情を壊したくないとこれを拒否する。 拒否されたことにより滝川への嫉妬をぶちまける北原、激しい自嘲と共に泣き崩れて黒沢に懇願する。 嗚咽する北原を目にし、彼女を救ってやりたいと思う、自身の胸が詰まるような思いから北原への恋心に気づく。 苦悩の末に黒沢は北原への恋を優先し、滝川マギステルを汚す。 ------------------------- 承-4:慟哭衝動 ------------------------- 制裁を受けた滝川。 それは今までとは次元が違い、おびただしい量の精液が付着していた。 悲惨な光景を目の辺りにした滝川、耐え切れずに嘔吐。 瞬間、滝川への強烈な罪悪感と、今までの思い出がフラッシュバックする黒沢。 そこで自分が今までしでかした事の重大さを理解し、ひどく自己嫌悪、後悔する。 北原は失恋から、黒沢は懺悔の念から扉越しに泣き続ける二人。 放心状態にある黒沢、学校を休んでいる滝川、滝川を心配する長岡、長岡を避ける北原。 4人の関係は崩壊し、一緒にいる事はあの日からなくなってしまった。 放課後の教室に一人立ち呆ける黒沢。 ふと、滝川の席に歩み寄るとそこには4人で撮ったプリクラが。 その横に書いている落書きは「大切な、最高の友達」との文字が。 黒沢、机にすがり再び泣き崩れ、そのプリクラに向かい一心不乱に懺悔する。 隠れてみていた長岡、歩み寄るがどうしていいかわからず狼狽する。 長岡に介抱されて泣き止んだ黒沢は、なぜここにいるのかを長岡に問う。 答えは友達が友達を心配するのは当然だ、との事だった。 黒沢、その言葉を脳内で何度も判読し、やがてふたつの決心をして教室を立ち去る。 夕焼けの教室、長岡が目にしたのは何か吹っ切れた黒沢だった。 ------------------------- 転-1:立ち向かう二人、北原綾更生計画 ------------------------- 滝川が登校してきた日の放課後、北原を女子トイレに呼び出す。 そこで黒沢は、北原をイジメに屈しない人間にする【北原綾更生計画】を提案する。 理解できないといった表情をして、話を聞いてるうち逆上する北原。 明日になればわかるよ、と意味深な言葉を残し黒沢は女子トイレを去っていく。 放課後、HRで黒沢が今までの制裁行為を自白。 内藤・原田らの取り巻きDQNにボコられる黒沢、それを窓から見ている北原。 ボコられ終わって満身創痍の黒沢の元へ近づく北原は、何故制裁を自白したのかを問い詰める。 が、黒沢の答えは【北原綾更生計画】を施行したまでだということ、 もう戻らないかもしれないけれど、また4人で遊びに行きたいこと、 自分の犯した罪を卒業まで清算すること、とサラリと答える。 そして本当の北原は弱くない、と顔を上げ北原に真正面から告げる。 黒沢のイジメに正面から立ち向かう姿勢が理解されたのか、時が立つにつれ少しだけ沈静化。 イジメの対象は再び北原に移る。 イジメに耐え抜く姿勢を認め、黒沢に救いの手を差し伸べる長岡、 長岡を介して黒沢と仲直りする滝川、ただしビンタ一発と引き換え。 自分は弱いから、と抵抗の意も示せず榛名・荒井にいじめられる北原。 数日の後に、黒沢はある程度予想していた榛名・荒井制裁依頼を告げられるが、これを拒否。 しかしふとしたことから北原の手首からリストカットの痕が見つかり、問い詰める。 なんと北原には自傷癖があった。 流れる血を見ていると生きている心地が実感できて安心する、とつぶやき軽く傷痕をなぞる北原。 黒沢はそれを制止しようと説得するが、北原の口から出た言葉は 「黒沢もやってみせるならやめる」との事だった。 自身の道徳観と北原説得のため、拒む黒沢。 北原「そうだよね、弱いやつの立場なんて黒沢くんにはわからないもの」 とそれに加え北原の弱者についての持論を聞き、 黒沢は【北原綾更生計画】を再度決意する。 学年集会が終わり、生徒たちが帰ろうとするとステージから声がする。 そこに立っていたのは朝からいないはずの黒沢。 制裁について再び謝罪し、イジメについて問いかける。 おもむろに懐からカッターを取り出す黒沢。 いつぞやの北原の言葉を今ここで、とカッターで手首を切る黒沢。 リストカットなんて無意味だと、こんな僕でも手首を切るとみんな心配してくれていると叫び、 直接北原の名前は名前は出さずとも暗黙の意で告げる。 片手は血まみれになり、意識も薄れゆく中で再度イジメについて問いかける。 翌日から黒沢への周囲の対応が変わり、黒沢へのイジメは大分沈静化する。 しかし榛名・荒井のイジメは相変わらず絶えることを知らない。 黒沢が彼女らの行為をやめさせようとした瞬間、 視界に飛び込んだものは、 二人へビンタを食らわす北原の姿だった。 ------------------------- 転-2:本当の恋人へ ------------------------- 北原の反抗に逆上したのか、榛名・荒井が北原を呼び出しシメにかかる。 その話を聞いた黒沢の足は北原のいるところへ向かっていた。 北原に駆け寄ろうとする黒沢の行く手を阻むDQN。 黒沢は再度ボコられるが、何故か一向に手を出さない。 殴られても殴られても立ち上がり北原の元へ駆け寄る黒沢に根負けしたのか、DQNが撤退する。 やっと駆け寄ることができた北原に向かって笑顔で手を差し伸べる黒沢。 (北原の目にはそれが滑り台の少年の手と重なって見えた) 泣きじゃくる北原を優しく抱擁する黒沢。 黒沢の胸の中で北原は「何故私に構うのか」と罵詈雑言とともにと問いかける。 黒沢は過去に北原と遊んでいたことを告げ、自分が北原の初恋の人だったらしいと暴露。 この手は感情に任せDQNを殴るためでも、 暗い女子トイレで自慰にふけるためでもなく、 北原の手を明るい所へ引くためにあったのかな……。と口にする黒沢。 改めて北原に思いを告げ、二人は恋人同士になる。 ------------------------- 結:本当の親友へ ------------------------- 黒沢の自慰行為は自分が引き金にあった、と滝川と長岡に謝罪をしたいと黒沢に願う北原。 黒沢自体もきちんとした形で謝ったことがなく、二人で共に謝ろうと決意。 滝川と長岡に対し腹の内すべてをさらけ出す黒沢・北原。 誠意ある謝罪を受け入れ、二人を許し和解する滝川と長岡。 ついでに黒沢と北原が交際関係にあることも告げ、大層驚かれ、祝福される。 そのときの笑顔は、あの日の4人そのものだった。 受験シーズンに移り、4人で同じ高校に入学しようと約束をする黒沢・長岡・北原・滝川。 4人とも同じ塾に入り切磋琢磨する。 北原の勇気ある行動(榛名・荒井へのビンタ)を目にし、 また、黒沢のイジメについての問いかけに感化され 今までのイジメを北原に謝罪したいと申し出る須川・原田。 気がすまないなら殴ってもいいと言い、目を瞑る彼女たち。 じゃぁキツイのを、と宣言しデコピン一発を撃つ北原。 殴ったほうも殴られたほうも痛いもんね、と黒沢と彼女らに笑いかける北原の表情には、 もう過去の暗い表情の面影は微塵もなかった。 過去への決別のため、髪をバッサリ切る北原。 卒業式。 かけがえのない3年間を過ごせた長岡、 何にも変えがたいものを得ることができた滝川、 暗い個室に閉じこもっていていたが、それを抜け出し新しい自分に出会った黒沢、 自分は弱くない、一人じゃない、黒沢のおかげで親友も強い心も得ることが出来た北原、 4人の瞳にはうっすらとした涙と、笑い合っているお互いの顔が映っていた。 Fin
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/236.html
電車の振動が心地良い。 夕方のやわらかな日が、 車内を照らしている。 ラブは長時間の着せ替えで疲れたのか、 席に座るなり、眠り始めた。 後ろ向きに船をこいでいるため、 窓ガラスに後頭部をぶつけ続けている。 私と美希、ブッキーはそれを見て 声を殺しながら笑う。 我慢すればするほど、おかしさは倍増し、 私たちは涙をため、肩を叩き合いながら 声を出さずに笑い転げた。 ひとしきり笑った後、屈託なく笑えるように なった自分に、少し驚いた。 闘いの中で向き合った、 私の、ほんとうの気持ち。 幸せに、なりたい。 笑顔に、なりたい。 この時、私は管理国家ラビリンスの 民であることを、捨てた。 契約が切られるかのように、私の命は ラビリンスから切り離された。 帰る場所を失い、生きる方法さえ 解らなかった私は、彼女たちから教わった。 美希からは、 私がひとりっきりじゃないこと。 ブッキーからは、 私が笑顔になれること。 そして、ラブからは、 私が幸せになっていいこと。 つらい痛みがあった。 閉ざした心。 張り裂けそうな思い。 失う悲しみ。 でも、今のラブ、美希、ブッキーに 出会えるためだったと思えば、 それですら良い思い出に変わる。 つらい思いは、幸せに変わる。 ラブが着ている洋服は、 みんなで選んだもの。 膝丈ほどの、カットソーワンピース。 下に合わせたペチワンピースのフリルが すそから覗いている。 髪留めに小さな花飾りを加える。 大きめのビーズネックレス。 可愛い柄のヒール。 洋服探しは、長丁場になった。 もちろん、それは途中に寄った アイスクリームショップとフードコートで、 本題からそれた話題で延々と盛り上がる 楽しい時間も含んでいる。 試着室にラブを押し込み、次から次へと 組みあわせを変えては試着させた。 試着開始からの時間が2時間に なろうかというころ、試着室から出てきた ラブを見て、全員が感嘆の声をあげた。 ラブも照れてはいるが、 まんざらでもない様子。 記念に、プリクラを撮った。 カメラを前にして、おしゃれっぽく ちょっとすましてみる。 ブッキーが私の左腕にしがみつく。 美希が肩に手を回す。 ラブが美希の向こう側から顔を寄せる。 4人で、ぎゅうっと顔を寄せる形になった。 触れている部分がくすぐったくて、つい笑ってしまった。 出てきた写真は、みんな とびきりの笑顔。 おすましより、ずっといい。 写真を見ながら、少し眠ったようだ。 私の頭が、美希の腕に寄りかかっている。 私の肩には、ブッキーの頭がもたれかかっている。 触れている場所、触れられている場所。 とても暖かく、心が満たされる。 車内アナウンス。 降りる駅は、もう少し先だ。 私はこの感触を失うのが もったいなくて、このまま 眠気と闘うことにした。