約 2,292,257 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/125049.html
アラステアブルース(アラステア・ブルース) アラステアジョンリンドハーストブルースの別名。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47382.html
登録日:2021/02/23 (火) 12 11 14 更新日:2024/06/19 Wed 21 42 43 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 MARVEL MCU アベンジャーズ インクレディブル・ハルク エドワード・ノートン ガンマ線 ジキルとハイド スマートハルク チャンピオン ナイーブ ハルク パワー ヒーロー ブルース・バナー マーク・ラファロ マーベル・シネマティック・ユニバース ロキのトラウマ 二重人格 博士 天才 宮内敦士 巨人 怒り 怪力 怪物 楽天家 気弱 気弱→楽天家 水嶋ヒロ 科学者 緑 豹変 僕の秘密を教えようか。いつも怒ってる。 ブルース・バナー(Bruce Banner)とは、マーベル・シネマティック・ユニバースの主要登場人物。 本名はロバート・ブルース・バナー(Robert Bruce Banner)。 ガンマ線の影響で興奮状態に陥ると巨大な緑色の肌の怪物「ハルク」へと変身する能力を持った科学者。そして、アベンジャーズの主要メンバーの一人である。 演:エドワード・ノートン/日本語吹き替え:水嶋ヒロ(『インクレディブル・ハルク』)→演:マーク・ラファロ/日本語吹き替え:宮内敦士(『アベンジャーズ』以降) アベンジャーズの主要メンバーの中では数少ない、大幅なリキャストが行われ、『インクレディブル・ハルク』と『アベンジャーズ』以降では見た目の印象が大きく違う。しかし、映画内で顔を変えた設定にはされず、『インクレディブル・ハルク』の影響を残した場面も多い。 人物 実験中の事故と逃亡生活 生物科学、放射能物理学、ガンマ線の研究の第一人者であり、学会でも天才と称されていた博士だった。 性格はいたって温厚で争い事を好まない人物。 しかし、そんな中、陸軍のサディアス・ロス将軍にガンマ線の身体に与える影響についての研究を依頼される。 それが、米軍が密かに再開させようとしていた第二次世界大戦中の超人兵士(スーパー・ソルジャー)計画の基礎研究とは知らなかった。 そして、彼はロス将軍の娘で恋人のベティ・ロスの協力の下自ら被験者に志願し、ガンマ線の照射実験を決行。 だが、実験は失敗し、自身の体細胞は異常なものへと変化。怒りといった興奮状態に陥ると体細胞が変化し、巨大な怪物へと変身し暴れ、ベティやロス将軍を含めた多くの人を傷つけてしまったのだ。 この実験を機にロス将軍からは完全に敵とみなされ、体の変化から実験の成果を得るためのサンプルとして軍に狙われる羽目となり、ベティと別れて逃亡生活を開始する。 逃走中は自分の体を元の状態に戻すための研究を続けたが、悉く失敗した。 自身の変化については「病気」のように思っており、一刻も早く体を元に戻して普通の生活をしたいと願っていた。 アベンジャーズへのスカウト その途中で、友人のサミュエル・スターン博士の協力で一時的に自分の体を元に戻した直後に米軍に捕えられるが、そのゴタゴタの中で捕獲チームの一人で超人血清を投与されたエミル・ブロンスキーが自分の血を輸血し、アボミネーションに変身して暴走。 これを止めるために再びハルクに変身し、彼を鎮圧して姿を消した。 その活躍で戦略国土調停補強配備局(S.H.I.E.L.D.)に目を付けられ、世界各地のヒーローを集めたチーム、アベンジャーズの技術顧問としてナターシャ・ロマノフにスカウトされる。 とはいえ、彼の制御の困難さはフューリーやナターシャといったS.H.I.E.L.D.メンバーには承知の上であり、ヘリキャリア内にハルク用の檻が設置されるなど、腫れ物のような扱いを受けていた。 そのことに彼自身も気付いており、どこかよそよそしい周囲の人物に内心苛立ちを覚えていた。 そして案の定、S.H.I.E.L.D.の命で追跡していたアスガルド人のロキに目を付けられる。 アベンジャーズ内に疑心と不和を誘発させ、さらにヘリキャリアをクリント・バートンのチームに強襲させることで怒りを煽られ、ハルクに変身してヘリキャリア内を破壊した挙句に地上へと落下。 怪物となった自分に自己嫌悪するが、仲間の危機に駆け付け、今度はヒーローとして変身し、ニューヨーク決戦においてソーと並ぶパワー担当として真価を発揮した。 そして、彼はある時は科学者、またある時はヒーロー「ハルク」として、嫌悪していた自分の力でアベンジャーズのメンバーとして活躍することとなり、彼本来の性格であっただろう楽天的な部分も出すようになった。 能力 変身 ガンマ線により体細胞が変質し、興奮状態に陥ると巨大な緑色の肌をした怪物に変身。 廃船のような大きな体つきから「ハルク」と呼称される。 凄まじい怪力を有し、巨大な敵に対しては体当たりや腕力を以て叩き潰す。 変身すると怒りに感情を支配され、一たび暴れだすと怒りが収まるまで変身解除できない。 しかし、アベンジャーズに入ってからはナターシャやトニーといったチームメイトの力添えもあって、理性を取り戻すことが容易となった。 『バトルロイヤル』においては2年間もハルク状態のままだったため、人格がバナーのものと分離し、精神年齢の幼いわがままなキャラクターとしてソーからは親しみを持って扱われた。 『エンドゲーム』では研究の結果、通常状態の肉体と脳をハルクのものとの融合に成功し、「スマートハルク」と呼ばれる、「小型化し服を着ているハルク」として常にバナー状態を維持できるようになった。 周囲の人物との関係 エリザベス“ベティ”・ロス 元恋人で同じ研究室の博士。 仲睦まじいカップルだったが、実験失敗によって変身したバナーが彼女を傷つけてしまい、ロス将軍から遠ざけられ、自身も身を引いた。 その後、スターンの元に会いに行くにあたって研究データを持ち込む際に再会し、彼の秘密を知ってもなお愛が再燃し、ニューヨークへの旅に同行。 事件以来、バナーを実験動物扱いして追跡する父サディアスには嫌悪感を抱いている。 そして、ハルクとアボミネーションの戦いを見届けるが、直後にバナーは彼女の前から姿を消し、それ以来会っていない模様。 『インフィニティ・ウォー』の公開後、彼女もサノスの指パッチンによる犠牲者である設定が明かされているが、それをバナーが知っていたかは触れられなかった。仮に知ってたとしたら、『エンドゲーム』序盤のサノスの態度に激怒していたのも無理はない。 サディアス“サンダーボルト”・ロス 元恋人の父親で、実験の依頼者である陸軍将軍(後に国務長官に昇進)。 実験に失敗して娘を傷つけられて以来、バナーを標的とみなしており、彼の体細胞を調べつくして超人兵士計画の研究材料にしようと目論み、彼を執拗に追跡する。 アボミネーションの戦いでは彼を援護し、爆破しかかったヘリから救助もされるが、やはり危険な存在として扱うのは変わらず、『シビル・ウォー』では「核兵器」呼ばわりしている。 単独映画の続編未制作及び、ユニバースの作劇の事情でバナーがアベンジャーズに入ってからはニアミスを繰り返していた。 サミュエル・スターンズ チャット仲間「ミスター・ブルー」としてハルク化解除の研究に協力していた。 彼の発明品のおかげで一時的に元に戻っていたが、実はハルクの血を保管し兵器に転用しようとしていた。 アボミネーションに襲われて切り傷からハルクの血が流入したため体が変質し、S.H.I.E.L.D.に研究対象として捕らえられた。 エミル・ブロンスキー/アボミネーション 標的としてバナーを追ううちに、彼の強さに魅せられ、自身も強くなり、人間を超越することを望むようになる。 やがて、ハルクの血を輸血し本物の怪物へと変化。ハルクと激闘を繰り広げる。 ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ 自分をアベンジャーズに勧誘した人物であり、大切な存在。 最初は自分を利用しているものと思い、信頼していなかったが、戦いを共にし、彼女に怒りを宥められることを繰り返すうちに、女性として愛するようになる。 一時は弱気になった彼女を連れて逃げることも考えたが、ソコヴィア事件で「怪物」としての自分を彼女から遠ざけるために身を引く。 3年後に再会した時には彼女自身の心境の変化も相まって気まずい関係となり、そのまま5年も特に進展がなかった様子。 トニー・スターク/アイアンマン チームメイトの一人で、同じ科学者仲間。 同じく理系同士として気が合い、共同研究で様々な発明品を生み出しているが、ウルトロンを生み出してしまったこともあった。 スティーブと仲違いした時には「電話しろ」と念押ししたが、トニーが仲間達に後ろめたさを感じていた事や、来襲したブラック・オーダーへの対処を優先したために結局電話はなされず、自分でかける羽目になった。 ソー チームメイトの一人で、同等の怪力を持つ。ヘリキャリア内での二人の戦いでは周囲にかなりのダメージをもたらした。 サカールのバトルロイヤルでチャンピオンと挑戦者として再会した時には、「弱い」と一蹴して見下しながらも遊び相手として付き合い、バナーに戻った後も協力してヘラと戦った。 ソーがサノスに殺されたと思った時は悲しんだが、ワカンダの戦いに駆け付けた時には満面の笑みを浮かべて喜んだ。 『エンドゲーム』においても自堕落になった彼を心配していた。 スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ チームメイトの一人。彼の高潔さには一目を置いている。 ナターシャのチームメイトとして、彼から恋愛のアドバイスを受けていた。 クリント・バートン/ホークアイ チームメイトの一人。 ニック・フューリー 科学者として彼を雇うが、実際にはハルクとしての力を利用する気だったようで、そのことに気付いたバナーからは警戒されていた。 ロキ ハルクのことに気付き、アベンジャーズの分裂のために彼に精神的負担を与え、ヘリキャリア内でハルクに変身させるよう誘導した。 その後、ニューヨークにおいてハルクに迫られ、「私は神だぞ」と強がるが、床にビッタンビッタン叩きつけられ撃沈した。 以来彼からは恐れられるようになり、自身を見るや否や星から逃げようとする程。 ヴィジョン トニーの熱い説得を受けて、マインド・ストーンを利用してトニーと共同で彼を生み出した。 ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ 彼女の精神攻撃を受けて、ヨハネスブルクの街で大暴れして壊滅的被害をもたらしてしまう。 グランドマスター 惑星サカールにて彼の所有物となり、チャンピオンとして有名になったことで一番のお気に入りとして重宝される。 ヴァルキリー サカールで知り合ったソーの仲間。「怒る女」としてお気に入りだった。 バナーとして会った時は当初ハルクと同一人物とは気付かなかった。 ドクター・スティーヴン・ストレンジ ヘイムダルに逃がされた際、彼の住むサンクタムに墜落してサノスの存在を警告した。 ティ・チャラ/ブラックパンサー ワカンダの戦いで共闘。 シュリ ヴィジョンのマインド・ストーン切除手術をする際に彼女に状況を説明し、機能向上のためのアドバイスを受けた。 サノス スペース・ストーン強奪のために強襲した際にハルクとして迎え撃ったが、彼の圧倒的な戦闘力により敗北し、以来ハルクの力を要求したがるバナーに辟易してハルク人格が出てこなくなってしまった。 ハルクバスターになった後でも負け続き、リターンマッチは結局為されなかった。 各作品での活躍 インクレディブル・ハルク ブラジルの町ホッシーニャで潜伏中のところをジュース工場で血がジュースに混じったことを機に居場所がバレ、ロス将軍の指揮する特殊部隊に強襲される。 工場のゴロツキに絡まれたところをハルクに変身し、特殊部隊を一蹴して逃走。 そして、ミスター・ブルーことスターンに会って元の体に戻るべく、研究データを取りにカルバー大学の研究室へ向かい、そこでベティと再会して協力を得る。 だが、またも特殊部隊の追手が来てハルクとして対決。ここでブロンスキーと初めて戦うが、彼に重傷を負わせた。 その後、ベティと共に隠れながらニューヨークへ向かい、スターンと面会して彼の実験器具で一時的に変身能力を止める。 だが、ブロンスキーに襲われロス将軍に捕まるが、そこでアボミネーションに変身し暴れるブロンスキーの一報を知り、自ら変身して彼と戦った。 ロス将軍とベティを助けながらアボミネーションを殺そうとしたが、ベティに止められアボミネーションを軍に突き出し、ベティの前から姿を消した。 その後、ベラクーラでの潜伏中に自分の意志でハルク化が出来るようになったと仄めかされる。 アベンジャーズ インドでの潜伏中にS.H.I.E.L.D.に居場所を特定され、ナターシャからアベンジャーズへのスカウトを受ける。 当初は逃走中のロキを発見するための技術顧問で、ロキから押収したセプターの研究も担当した。 だが、次第に隠し事をするS.H.I.E.L.D.や諍い合う仲間達に苛立ちを募らせ、クリント率いる部隊がヘリキャリアを強襲したことで完全に理性を失い、ハルクとして大暴れしてソーと対決、さらには鎮圧にあたった戦闘機を破壊して地上に落下した。 理性を取り戻した後は地球の危機にニューヨークに駆け付け、今度はヒーローとしてハルクに変身し、パワーをもってチタウリの群れを圧倒し、ロキに仕返しを果たした。 その後はトニーと共にS.H.I.E.L.D.の技術者として協力するようになった。 アイアンマン3 今作の出来事を語るトニーの聞き役となっていたが、途中で退屈になり寝ていた。 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 彼の鎮静剤として作られた薬が、フューリーの偽装死に使われた。 また、ヒドラのインサイト計画の標的にもなっていた。 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 技術者としてアベンジャーズに協力する一方、戦闘ではハルクとして暴れて敵に被害をもたらしては、ナターシャから宥められて元に戻っていた。 ナターシャへの恋心が募っており、スティーブからアドバイスを受けることもあった。 トニーから平和維持プログラム「ウルトロン」の開発の協力を頼まれ、渋々協力するが、マインド・ストーンを元に作られたウルトロンはジャーヴィスのデータを破壊し、アベンジャーズに宣戦布告して逃走してしまう。 そして、ウルトロンの手がかりを追うために出撃したヨハネスブルクで、ワンダの精神攻撃により錯乱状態となり、街で見境なく暴れてトニーの装着したハルクバスターと激しい戦いを繰り広げる。 鎮静はできたものの、周囲に忌み嫌われる自分への自己嫌悪が極大化し、同じく自分の過去に悩むナターシャと共に逃げることも考える。 その後、ウルトロンが利用しようとした人工細胞とヴィブラニウムの肉体、そしてマインド・ストーンを使って、トニーから真のウルトロンを完成しようと持ち掛けられ、科学者としての本能に抗えず承諾し、ヴィジョンが誕生した。 ウルトロンによってソコヴィアに囚われたナターシャを救出した後ハルクに変身し、再び怪力で活躍。 そして、クインジェットを奪いピエトロを殺したウルトロン・プライムをジェットから放り出すが、ナターシャの労いの通信を断ち切って、彼女を傷つけないために自らクインジェットごと姿を消した。 マイティ・ソー バトルロイヤル なぜかクインジェットごと宇宙に飛ばされ、惑星サカールに漂着し、グランドマスターのバトルロイヤルでチャンピオンにまで上り詰めた。 好きなだけ暴れ、チャンピオンとして慕ってくれるサカールの環境に定着した彼は身も心もハルクに支配され、自分を忌み嫌っている地球に帰らないとまで思うようになる。 だが2年後、ヘラに敗れて漂着したソーと再会し、彼から説得されるが、知ったこっちゃないとばかりに彼をボロボロに打ち負かす。この時、覚醒しかけたソーにより敗北しかけるが、グランドマスターの横やりで試合には勝てた。 その後、ソーを見下しつつも友達として気に入るが、隙を見たソーは脱出し、それを追いかける。そして、追いかけた先のクインジェットで、ナターシャの映像を見てバナーに戻った。 しばらくはバナーとしてソーの脱出に協力し、ソーやヴァルキリーの陽気なノリに振り回されながらも明るく付き合っていた。 そして、ヘラの使い魔フェンリスや死者の兵士に襲われるアスガルド民を助けるため、自らハルクに変身。フェンリスを倒し、ソーが復活させたスルトにまで立ち向かおうとしたが、ソーに止められた。 その後、ソーとヴァルキリーを連れてステイツマン号に帰還し、ソーの王座戴冠を祝福した。 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー サノスの襲撃を受け、彼に戦いを挑むが、最初はパワーで優勢だったものの、格闘術により優位に立たれ、大敗してしまう。 その後、ヘイムダルによって地球に転送され、ドクター・ストレンジのサンクタムに墜落。彼と、久しぶりに再会したトニーに警告した。 ブラック・オーダーに襲撃を受けた時は、ハルクに変身しようとしたが、都合のいい時だけ利用するバナーに嫌気が差したハルクが変身を拒否し、変身できなくなってしまう。 トニーが宇宙へ旅立った後はスティーブに連絡して応援を呼び、アベンジャーズ本部へと向かいローディと合流。そんな中、本部にロス長官からの通信が入り、彼に気付かれないように別室に身を潜めて会話を聴く中で、ヒーロー達がソコヴィア協定で活動を制限されている事や、ロスが国際社会に対する絶大な権力を手に入れた事を知る。スティーブ達も本部に到着すると、ヴィジョンの対処のためにアベンジャーズの仲間達と協議し合い、ワカンダに協力を依頼する事を決定。 マインド・ストーンの破壊を提案するヴィジョンに、「僕やトニー、ジャーヴィスといった様々な要素が絡み合っているから純粋なヴィジョンとして取り出せるかもしれない」と反論し、ワカンダ王女シュリとも科学談義に花を咲かせた。 ワカンダでの戦いではハルクバスターを装着。やけにテンション高めですっころんだ際はオコエに睨まれていた。 ヴィジョンを殺そうとしたカル・オブシディアンとパワー勝負で挑み、アーマーを半壊させられるが、千切られた右腕のロケットを起動し、カルを吹っ飛ばしてワカンダのバリアに激突させて倒した。 サノス相手には再び手も足も出ず、ハルクバスターごと壁に埋められてしまう。 アベンジャーズ/エンドゲーム 二度にわたる敗北でサノスへのリターンマッチにも弱気だったが、自分の行動を正当化するサノスには怒りを爆発させていた。 サノスの死後5年の間で、自らの実力不足を恥じ、自分を見つめなおすためにハルクの力を「病気」としてではなく「自分のもう一つの一面」と捉え、彼との共存を決意。 研究の結果、肉体と脳を融合させ、小型化したハルクのまま維持する「スマートハルク」の状態となった。 この甲斐あって、以前は嫌われ者だったハルクも、子供達の人気者になって一緒に写真をせがまれるなど充実した日々を送る。 タイム泥棒作戦をトニーに断られたスティーブ達に、タイムマシンの開発を頼まれるが、非専門分野なのも相まって失敗。スコットを赤ちゃんにしたり老人にしたりして笑って誤魔化した。 幸いなことに、トニーが駆け付けたことで装置は無事完成した。 作戦では2012年のニューヨークに向かい、タイム・ストーンを所持していたエンシェント・ワンに石を渡してもらえるよう交渉するが、石が消えると未来が分岐し、闇の軍勢と戦える力がなくなるとして拒否される。 だが、未来の弟子のストレンジが自ら石を差し出したと伝えると、彼の思惑を察知した彼女によってタイム・ストーンを託された。 そして、現代において、クリントと同行したナターシャがソウル・ストーンと引き換えに命を犠牲にしたと知り、深い悲しみに暮れる。 だが、彼女の死を無駄にしないためにも計画を続行させ、ガンマ線でできた体であることを理由に消滅者を戻す「指パッチン」の実行者に志願した。 インフィニティ・ストーンのパワーに押されながらも、ナノ・ガントレットによって「指パッチン」を行い、消滅者を元に戻したが、自身の右腕は炭化して使い物にならなくなった。 そのせいか、サノスの攻撃で生き埋めになり瓦礫を持ち上げる時や、乱闘の時でも上手く戦えなかったようだ。 戦いの後はインフィニティ・ストーンを使ってナターシャを生き返らせることも考えたが、断念している。 余談 『インクレディブル・ハルク』で演じたエドワード・ノートンは、その後の路線としてダークな作風を想定していたが、降板により単独作品の続編が保留状態となった。また、演じる役者がマーク・ラファロに代わったことも相まって、バナーの性格も、単独作品の頃から明るくなっていった。 演者が変わらなかった場合、現在までのMCUの流れはどう変化していたのか、単独映画の続編は実現していたのか、バナーというキャラクターの性格がどのように描写されたのか考えるのも興味深い。 ハルク!最後の最後に追記・修正するのは知ってるけど、今がその時なんだよ! イヤだああああ!! ええい、この分からず屋の大男!知るか!僕が自分で追記・修正する! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ブルーなのに緑色 -- 名無しさん (2021-02-23 13 26 06) エンド・ゲームでのドラマはカットされたシーン含めても物足りなかった。 共存するまでの過程すっ飛ばしてるからなぁ。 -- 名無しさん (2021-02-23 13 50 53) 初期に暴れたとはいえ段々戦闘面で目立たなくなっていくのが悲しかった -- 名無しさん (2021-02-23 14 15 41) ↑CWに居たら大変だし… でも気持ちはすごくわかる。もう1つくらい単独作品があればなあ。 -- 名無しさん (2021-02-23 14 28 34) ルッソ監督曰く「右腕の回復は無理」らしいけど、やっぱりこのキャラは五体満足でいて欲しいなぁ。 -- 名無しさん (2021-02-23 14 57 12) 最後にハルクとして暴れたのがタイム泥棒作戦の時に、少しはハルクらしく振舞っておくとこだしな。せめてラストの決戦シーンは負けてもいいからサノスに一矢報いて欲しかった -- 名無しさん (2021-02-23 16 12 13) EGではアントマンにデカブツ一撃、ゴツイ幹部踏み付けとかパワー系のお株奪われちゃったしなあ -- 名無しさん (2021-02-23 16 43 39) 「ハルク」って名前の由来は「廃船(hulk)」からだからね。「船の部品」じゃないよ。 -- 名無しさん (2021-02-23 18 14 12) 巨体だから目立つけど他と比べてパワーしか取り柄が無いからねぇ。巨体に見合った得物があればよかったのかもだけど、それはそれでハルクっぽくないっていう意見もありそうだし。 -- 名無しさん (2021-02-23 18 33 54) 変身の度に服や靴が破けるのに、ズボンとパンツは絶対破けない不思議 -- 名無しさん (2021-02-23 19 01 41) 好きなアメコミヒーローなんだけど映画だとただただ暴れるだけじゃ難しいんだろうなぁ -- 名無しさん (2021-02-23 19 38 25) ↑2 どこからは忘れたけど、トニー御謹製の超伸縮する破けないパンツ履いてるんじゃなかった? -- 名無しさん (2021-02-23 19 49 54) 「インクレディブル~」の冒頭でまるでオリジン話の映画があったかのようなダイジェストを流したのは巧いと思った -- 名無しさん (2021-02-23 20 34 23) ソーに言った「お前、ブルース、好き。ハルクじゃない」はハルクの偽らざる本音だったんだろうな。称賛されてポーズとったり、バトルロイヤルではハルクの知られざる一面を見た。ハルクなりに他人のことは見てるし、嫌われたりしなければ無意味に暴れたりしないんだなって。 -- 名無しさん (2021-02-25 17 40 16) IWでハルクバスター着てはしゃいでる博士がかわいかったw -- 名無しさん (2021-02-26 13 53 22) とはいえ、理性的にならないと指パッチンができなかったって考えると……。でもやっぱりハルクの戦いが見れなかったのは残念だったな -- 名無しさん (2021-02-27 21 13 47) そういやデッドプールSAMURAIでも今バナー状態で気絶してるからサノスと戦えてないんだよね。不遇! -- 名無しさん (2021-03-20 09 12 42) デッドプールSAMURAIで満を辞して変身したもののサノスに瞬殺。しかも天丼。やっぱり不遇って言うか活躍させどころが難しいって言うか -- 名無しさん (2021-04-06 12 00 25) マーク・ラファロが『バトルロイヤル』序盤10分を生放送した話が面白すぎる -- 名無しさん (2022-01-14 15 59 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/clockgrail/pages/60.html
路地裏に、血の花が咲いていた。 壁に凭れてぐったりと項垂れている男の顔は、今や丸めたティッシュペーパーのようになっている。 胸が上下していることから生きてはいるようだが、しかしまず間違いなく無事とは呼べないだろう。 そんな男の姿を見下ろしながら、金髪の男がつまらなそうに唾を吐き捨てた。 これほどの侮辱を受けても身じろぎひとつする様子がなく、歯の抜けた口をひくつかせるのみな辺り、やはり人事は不省であると見ていい。 ゆらり、と身を揺らして。少し離れた位置で惨劇を見つめる、高校生ほどに見える少年の方に目を向ける。 「またちょっかい掛けられたら連絡しろ」 「は……はい! あの、ありがとうございました、周凰さん!!」 血の滴り落ちる拳。 武器のひとつも用いずに、周凰と呼ばれた青年が殴り壊した男は某暴力団組織に籍を置くチンピラだった。 ヤクザがカタギに手を出すのはご法度、なんて話はもはや銀幕の中だけのお約束に成り果てて久しいが。 その一方で、逆は変わらず法度のままだ。カタギがヤクザを打ち負かせば、面子を潰された側は鼻息を荒げて報復に来る。 だから、どんな不良もヤクザには手を出さない。 その場では勝てても、後で必ず厄介なことになるからだ。 腕自慢の不良など、所詮本職の残忍さと狡猾さの前では役に立たない。 少しでも裏社会の道理を知る者なら、それこそ高校生のガキでも知っている話である。 だからこそ、周凰がそれを知らないはずはなかった。 資金と勢力、そして人望を有する半グレの大物。 そんな彼が、考えなしに面倒を起こすなど"らしくない"にも程がある。 「あ、あの……。泣きついた身で言うのも何なんですけど、周凰さんは大丈夫なんですか」 「何がだ?」 「いや、その……。そいつ、ヤクザ者ですし……。いくら周凰さんでも、本職に手出したらマズいんじゃないのかなって」 「部屋住みのチンケなヤクザにイモ引いてちゃ務まるもんも務まらねえだろ。カエシに来んならその時はその時だ」 路上に屯して、非行という名の逃避を繰り返している不良少年たち。 彼らにあえて薬を流し、売人の片棒を担がせた上で"ウチのシノギで大変なことしてくれたな"と詰める。 そうして多額の金銭を要求し、女は風俗に沈める。何ともあくどいが、特に珍しくもない手口だった。 それでにっちもさっちもいかなくなった少年のひとりが、その界隈でも名の知れ渡っていた"先輩"に泣きついた。 その"先輩"こそが、周凰であった。 オールバックの金髪に黒のメッシュを入れ、両腕に双頭の龍――内の片方は首がない――を彫り込んだ男。 屈強ではあるが無骨ではない。見た目、佇まい、立ち振る舞い、すべてに華がある。 面倒見がよく、羽振りもよくて喧嘩も強い。"こうなりたい"と思わせる魅力が、周凰という男にはあった。 そしておまけに、これだ。自分が絞り出した心配も、力強い一言で切り捨ててくれる。 「ただまあ、お前らは不安ならしばらく溜まり場変えとけ」 また今度メシ行くぞ。 そう言って、ジャケットを翻し。 自分が恐喝で搾り取られた金額よりも高いだろうスニーカーで、血溜まりを踏みしめて去っていくその背中。 格好いい、と素直に少年はそう思った。 いつかこの人みたいになりたい、心からそう思った。 周凰狩魔。 半グレグループ〈デュラハン〉のリーダーにして、不良たちのカリスマ。 強さ、金、人望、そして人脈――そのすべてを併せ持った都会のギャングスターである。 ◇◇ 『お前、まだ不良なんてやってんのか?』 『悪いこと言わねえからさ、もういい加減足洗った方がいいぞ。どうせいずれ捕まるか、ヤクザの食い物にされるかのどっちかだ』 『お前も知ってんだろ。今は半グレでも準暴力団だとか何だとか、そういう区分で規制される時代だ。 もう不良じゃ食っていけねえよ。フツーに就職して、飲み会で上司の愚痴聞いて、そんでいつかフツーに家庭持つ。それが一番だ』 『ああいうのはさ、ガキの遊びでやるのが一番ちょうどいいのよ。大人になるとどうしてもよ、素直に楽しんじゃいられなくなんだろ?』 『俺らの族ももう解散しちまったんだ。そろそろ夢から覚めてもいいんじゃねえのか、なあ――周凰』 ◇◇ 眠らない街、東京。 そこにはいくつもの暴力団組織がひしめき合ってしのぎを削っている。 暴排法が整備された今、ひと昔前の映画のようにド派手な銃撃戦などはまず見られないし。 ヤクザに幻想を抱けなくなる程度には慎ましくせせこましい、そんな暮らしを余儀なくされているのが実情だったが――とはいえ、ヤクザはヤクザだ。 反社会組織の代表格であり、ジャパニーズマフィアとも呼ばれる彼らへ不用意に喧嘩を売れば、良くて人生が破滅。 最悪の場合なら人知れず山奥なり海なりに消えることは間違いない。ヤクザがメンツを大事にする生き物だということは、今も昔も不変だ。 ではなぜ、報復というものが起こるのか。 そう問われたなら、周凰狩魔はこのように答える。 "そいつのやり方が中途半端だったから"、だと。 やるのならば、何事も徹底的でなくてはいけない。 報復なんて考えられないくらい徹底的に、芽を摘むだけでなく根まで引き抜いて千切ってしまうのがいい。 アリの巣に殺虫剤を突っ込んでも生き残りは一匹二匹生まれるかもしれないが、溶かしたアルミを流し込めば根絶やしにできる。 周凰は、それを実践できる男だった。だから彼はこの魑魅魍魎が跋扈する東京で、若年ながらに裏社会の大物(スター)など張れているのだ。 「かねてから思っていましたが、狩魔。あなたは僕のことを体のいい殺戮兵器だと思っていませんか」 「違うのか?」 「ううん清々しいまでの不敬不遜。僕にそのような口を利く輩、ましてや無神論者の罰当たり者など久しく見ていませんよ」 「キリストも流石に、お前みたいな人殺しには罰を当てるか悩んでると思うよ」 昼間、後輩に頼まれて殴り倒したチンピラの所属する暴力団組織。 その事務所の中で、我が物顔で冷蔵庫を漁りながら周凰はひとりの青年と会話をしていた。 金髪碧眼の白人だ。線の細い美男子、という概念を突き詰めたような、まさに絶世の美男である。 だが彼の右手には、どういうわけか自ら淡く発光している……、光そのものにすら見える、奇怪な十字架が握られている。 いや、違う。これは剣だ。十字架に刃を搭載し、不遜なる異教徒と魔性、神の敵を地平線の果てまで打ち払う罰の剣。 鏖殺の十字架(ホーリークロス)。そういうものを握った青年の身体は、今しがた斬り殺したヤクザたちの返り血でひどく汚れていた。 「君だから赦している。少しはその寛大に報いてほしいものです」 ゴドフロワ・ド・ブイヨン。 それが、青年の真名である。 そしてこの名を知り及ぶ者がいたのなら、即座にこの状況に戦慄するだろう。 第一回十字軍における指揮官のひとりにして、恐るべき勇敢さを宿した狂おしく敬虔な男。 無数の勝利を積み重ね。無数の犠牲を、ひとつとして慮らず。 あまねく異教徒の屍の先にて、聖地へ至る。 それでもなお王の座を固辞し、神への信仰を一切揺るがさなかった生粋の〈神の使徒〉。それが彼だ。 そのゴドフロワが、無神論者を公言する黄色人種の男にあろうことか信奉する神の名を出され揶揄されている。 即座の粛清に走られても何ら不思議ではない状況だ。にも関わらずゴドフロワは、周凰という男に小さく嘆息するだけだった。 「一本、いただいても?」 「カトリックって煙草吸えんの?」 「曖昧ですね。ただ、過度でなければ特段咎められてはいません」 「適当だな。意外と緩いのか」 「神の御心は広いのです。……ああ、どうも」 ソファに腰を下ろし、周凰の隣で指をぱちん、と鳴らす。 それで火が点き、バニラの匂いがほのかに宿った紫煙が立ち昇った。 「銘柄は」 「キャスター。タールは5ミリ」 「まあ聞いたところで知らないのですが。ずいぶんと軽いのですね」 「重たいのはどうしても臭くてな。煙草は好きでも、煙草の匂いは嫌いなんだよ」 そう言って、周凰が吸殻を懐から取り出した携帯灰皿に落とした。 殺人現場を通り越して虐殺現場とでも呼ぶべき室内で、一服するふたりの偉丈夫。 異常な状況だった。狂おしいほどに、此処には倫理というものがない。 「魂喰いとやらはできたのかよ」 「恙なく。あまり上等ではありませんでしたが」 「ヤクザ者なんてそんなもんだ。時代遅れの骨董品なんざ、埃臭いだけで何の旨みもねえだろうな」 「しかしあなたも奇特な方だ。人形相手に人助けをして、その尻拭いにわざわざ目立つ真似をするとは」 ゴドフロワ・ド・ブイヨンは、大義の奴隷である。 彼は目的を果たすためならば、あらゆる過程を厭わない。 虐殺でさえ是とする彼が、魂を喰らう悪魔のごとき行いに顔を顰める筈もなかった。 ましてや相手は極東の無神論者。八百万などというふざけた詭弁で、都合のいい時だけ神の威を借りる貧者どもだ。 殺すことにも喰らうことにも、何ひとつとして躊躇はなく。 結果、鏖殺という周凰のオーダーは恙なく完遂された。 とはいえ、ヤクザの事務所に突撃して皆殺しという選択がクレバーでなかったのは確かだろう。 どうせやるならそれこそ、町中に昼夜問わずうごめいている、いなくなっても誰も気にしないような連中を狙えばいい。 ゴドフロワの指摘はもっともだった。周凰もそれは分かっているのか、無言のまま煙草を喫んでいる。 「後進は育てなくちゃならねえだろ。お前らの宗教じゃ新しい入信者は迫害すんのか?」 「そう殊勝なことを言うタマには見えませんけどね、あなたは」 「そうだな。まあ、否定はしねえよ」 実際、周凰には恐怖以外の感情で従属する人間が多くいる。 カリスマアウトローと言えばチープだが、華々しく面倒見のいい強者は何かと世知辛い現代の裏社会ではひどく目を引く存在だった。 その気になれば人の命など、こうして塵芥のように弑逆できてしまうというのに。 それでも彼の周りにやってくる者たちは、周凰をこれからの裏社会を背負う者とばかりに持て囃し、損得勘定抜きに彼へ傅くのだ。 「ただ、不良って生き物を廃れさせたくないって気持ちは本当だ。 誰かが育てなくちゃ、優しくしてやらなきゃ俺たちの世界は必ず滅びる。 絶滅はしてなくても、危惧種にはなっちまった。俺はその日が訪れないように、せっせと種蒔きに興じてるってワケだ」 「種蒔きとは笑わせる。ゴミ袋に蛆を涌かせているだけでは?」 「それでいいんだよ。俺はこの東京には、ゴミ溜めのソドムであってほしいんだ」 「罪深い思想だ。やはりあなたは悪魔に似ています」 「お前に言われたかねえよ、人殺し」 不良とは、すなわちはぐれ者だ。 社会に迎合できなかった。 居場所がなく、そうなるしかできなかった。 もしくは、あったはずの幸せの平均台から自ら降りてしまった。 周凰もかつては、そういう者であった。 だからこそ、彼らの気持ちが分かるし。 彼らという存在に、想いを馳せてしまう。 それは女々しさにも似た感情で――屈強たる不良界の華には相応しくない、弱さであった。 「十三の頃に父親をブチ殺した」 「それはそれは。穏やかではありませんね」 「クソみたいな奴だったからな。母ちゃんをぶん殴るし、ガキにも平気で手ぇあげる野郎だった。 俺はアイツに玉を片方潰されたし、妹は顔に消えない傷を負ったよ。 ブル 毎月上納金集めるためにあちこち駆け巡って金借りて、子分からも舐められていつも寒がってるチンケなヤクザだ」 周鳳狩魔は十代で少年院に入所している。 父親殺し。中学生が肉親とはいえヤクザ者を惨殺した事件は、一躍話題を掻っ攫った。 被虐待児という同情すべき事情がありながら、彼に重い刑が言い渡された理由はひとえに殺しの残忍さ。 刺し傷の数、百二十。打撲痕、百五十。指はすべて切断され、歯はすべて折られ、眼球は無数の爪楊枝で貫かれていた。 性器を切り取られ、その苦痛に堪えきれずショック死した後も容疑者の少年は死体の損壊を続けた――それは彼の父への憎悪の深さと、秘めたる残酷さの程を物語っていた。 「せめて死に際くらいは華やかにしてやろうと思ったんだ。 あんなクソでも親は親だし、あいつの稼いだ金でメシ食ってたわけだからな。 強がりでも何でもなく、あの時俺はそれがせめてもの親孝行になると信じてた」 「狂人の理屈だ」 「まさしくな。俺も夢から覚めてそう思った。 結局やり方が酷すぎて年少にぶち込まれるし、守った筈の家族からも縁を切られるし散々だ。 いっそ舌でも噛み切って死んだ方がマシかもな、と思ったよ。ただ、ある時ふと気付いちまった」 狂気は、ヒトを変える。 暴力に震える少年を、稀代の殺人鬼の素養に目覚めさせる。 周鳳狩魔はそれを、身を以て体感した。 そして、だからこそ。 「――狂っちまえば、人間って奴は何でもやれるんだってことに」 ――――少年は、"これは使える"と気付いた。 気付いてしまえば、成り上がるまでは簡単だった。 「バルブを緩めるみたいなもんだ。 必要な時に必要なだけ、心の中の栓を緩める。 そして狂気を絞り出す。事が終わったら、また締め直す」 少年院でボスを気取っていた不良を倒した。 誰も逆らう者はいなくなった。 若い刑務官を狙って取り入り、幾つかの特権を手に入れた。 そうなればもう、少年院は周鳳にとって居心地の悪い場所ではなく。 いつか社会に戻る時までをゆるりと過ごす、ホテルのようなものになった。 ただひとつ問題だったのは、周鳳は名を上げすぎてしまったこと。 出所してすぐに、彼のもとには数多のヤクザからスカウトがかかった。これはヤクザ嫌いの周鳳にとってひどく不快な経験だった。 「その話は、とても納得できる」 ゴドフロワが紫煙を吐きながら、言う。 狂気をエネルギーとして、必要な分だけ扱う。コントロールする。 狂気に呑まれればもはや成功は見込めない。 だからあくまで道具として、狂気というものを用いる。 その逸出した理屈は、この血塗れの聖騎士にとっても馴染みのあるものだったらしい。 「麻薬と同じです。狂えばどんな凡夫でも稀代の英雄に化けられる。 それに、正気では成せないようなこともできるようになる。何かを成す上でたいへん合理的だ」 「そういうことだ。超人なんて、そう易々となれるもんじゃない」 誰にでも皆、どこかにブレーキが備え付けられている。 理性。良心の呵責。常識。臆病。発想の枯渇。 だから人は、そう簡単には誰かを殺せない。 ならば、逆にそのブレーキさえ外せてしまえば。 人間は、人間のままで簡単に怪物になれる。 利用。当て馬。命の売買。惨殺。虐殺(ジェノサイド)。 女も子どもも斬り殺し、遺骸を踏みつけながら行進することができる。 ――ゴドフロワ・ド・ブイヨンもまた、その手段を識っていた。 そうでなければ人間が、鉄風雷火の只中に咆哮しながら踏み込んでいけるものか。 我が子を抱き締め命乞いする母を斬り、腕の中から子を引きずり出して頭を割れるものか。 異教徒だろうと、人は人なのだ。ゴドフロワはそれを知っている。だからこそ彼は狂気を愛し、正気のままに狂戦士だった。 「私はね、今でも異教徒が大嫌いです。無神論者など語るに及ばず。 八百万など馬鹿げた詭弁にしか思えませんとも。 その点で言うとこの国とその民は、ええ。まったくもって反吐が出ますね」 ですが、とゴドフロワ。 隣に座る男は、彼にとって敵でも仮初の主でもなかった。 「あなただけは別だ、狩魔。自分でも驚きなのですが、あなたと話しているとどうにも心が落ち着くのです」 「友達居ねえの?」 「とんと。何せこの性分ですからね、それらしい者は皆離れていってしまうのですよ」 胸襟を開いて話せる、多少の寛容ささえ見せることのできる、友である。 なぜなら彼は、人の身にして自分と同じ境地にたどり着いた同類だから。 狂気を正気で制御して、そうして歩むことのできる男。できてしまう人間。 言葉で記せばチープだが、これは稀有な才能だ。 狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人とはよく言ったもので、だいたいの場合真似ている内に"本物"になってしまう。 ゴドフロワは、そういう者達を山のように見てきた。味方にも、敵にも。 「買いかぶり過ぎだ」 しかし周鳳は、稀代の騎士から受けた友誼をそう称する。 「俺はお前が思ってるほど大した人間じゃねえよ。 もっとこじんまりとした、そうだな――情けねえガキさ」 「ほう。理由を聞きましょうか」 「……年少を出た後、俺は暴走族に入った。 最初はヤクザ共の求愛に対する当てつけのつもりだったが、実際入ってみるとこれがなかなかどうして居心地良くてな。 楽しかったよ。今までの人生で一番充実してた、俺という人間の全盛期だった」 ――"嫌なこたぁ全部忘れて、俺たちとつるまねえか?" そう言って自分を誘った先輩の顔を覚えている。 今やもう久しく会っていないし、恐らく今後会うこともないだろうが、心に刻んだ恩義は消えない。 生まれも育ちも違う仲間たちと単車を転がすのは楽しかった。 警察の追跡を振り切って、暴走という一瞬に命を懸けるのは爽快だった。 肩で風を切り、視界の端で軌跡と化すネオンライトを見送るのが好きだった。 こんな時間が、これからもずっとずっと続いていくのだと、無邪気にそう信じた。 そう。あの頃、周凰狩魔は確かに少年だったのだ。 「今はもう誰も"こっち"にはいない。みんなメットを脱いで、単車を降りて、自分の人生に帰っていった」 永遠に続く時間なんて、あるわけもないのに。 疑いもせず信じていたからこそ、少年はそれを受け入れられなかった。 そして彼はただひとり、その道以外の生き方を知らなかった。 幼い頃から暴力が支配する小さな世界で暮らし、それを暴力でもって打破した彼には。 普通に生きるという"当たり前"が、画面の向こうの絵空事のようにしか見えなかった。 「俺だけだ。俺だけが、今もあの日の延長線にいる」 社会を拒絶して。 倫理に唾を吐き。 誰かを食い物にして。 救うべき誰かを、より深く堕とすことでしか救えない。 ままならない現実に抗う代償行為を、不良行為という名の〈暴走〉に見出す。 あの頃のままだ。誰がどう持て囃そうと、周鳳だけは自分の真実を知っている。 「そして俺はきっと死ぬまで、この幼年期から抜け出せない。 あの日被ったメットを脱ぎ捨てて、あの日跨った単車から降りる日が、俺という人間の死ぬ時だ」 最後に心から何かを楽しんだのは、果たしていつのことだっただろう。 不良の世界は時を経るにつれ、静かに変わっていった。 喧嘩が強くたって誰も褒めてはくれないし、何のステータスにもならない。 金を稼げる奴が一番偉い。頭のいい奴が一番強い。 味など何もしない、ただ世知辛いだけの世界だ。 それなのに、今もこの足はかつて極楽だった泥濘みに浸かり続けている。 界隈の不良達の面倒を見てやるのだって、ひとえに過去の残影らしきものを見出しているだけだ。 幼く、若く、まだ世界の現実など知らない彼らの姿は、あの日の自分達に似ているから。 それだけで、それまで。他の何事でもありはしない。 周鳳狩魔は今も変わらず"あの日の少年"で、それ以上でも以下でもないのだと自己評価している。 「俺はお前とは違うよ、ゴドー」 二本目の煙草を揉み消して、静かに立ち上がる。 血の臭いが染み付いた室内に、心は変わらず微塵も動かない。 はじまりのいつかを思わす光景もすっかり見慣れてしまった。 「あなたも難儀な人ですね」 「人のこと言えた義理か?」 「まあいいでしょう。それでもあなたは、私にはひどく非凡に映る」 「そうかよ。なら好きに見てろ」 「そうします。……ああ、現場(これ)どうします? NPCとはいえ警察の追跡は面倒なのでは?」 「ガソリンを用意してある。焼いて消し飛ばしちまえば、二日三日じゃ辿り着かれねえよ」 彼らは狂戦士(バーサーカー)。 理性で狂気を利する、非凡なる戦士。 そしてどうしようもないまでに、ひとりの人間。 炎に包まれていく惨劇の跡に背を向けて、大義の奴隷達が歩き出す。 サーヴァント 【クラス】 バーサーカー 【真名】 ゴドフロワ・ド・ブイヨン 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力C++ 耐久C++ 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具B 【クラススキル】 狂化:EX 正気と狂気の二重思考。理性的に狂気を制御し、バルブを開くように調節してそれを引き出す。 最大でAランクまでの狂化を適用可能だが、当然ランクが高くなるにつれその所業は無慈悲に変わっていく。 【保有スキル】 信仰の加護:A+++ 一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。 加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。 ランクが高すぎると、人格に異変をきたす。 心眼(偽):B 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 大義の騎士:A 命を賭して果たすべき大義に向かう時、本来の数倍もの力を発揮する。 敵が強ければ強いほど、目的達成が困難であればあるほど力を増す不動の大志。 友軍には最大の勇気を。そして敵軍には最大の恐怖を与える、狂気の如き騎士道。 【宝具】 『主よ、我が無道を赦し給え(ホーリー・クロス)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:30人 第一次十字軍が地中から発見した聖十字架、そこに埋め込まれていた木片。 それを核として顕現させた十字状の剣。刀身から聖光を放ち、間合い自在の剣戟で敵を圧倒する。 核が木片であることから、刀身を破壊されることがあろうと核が無事である限り即座に再生可能。 また悪属性のサーヴァント、キリスト教以外の宗教に属する存在、魔性の類に対しては特攻を発揮する。 『同胞よ、我が旗の下に行進せよ(アドヴォカトゥス・サンクティ・セプルクリ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:100人 第一回十字軍、聖地エルサレムの制圧を果たした光の軍勢を召喚する。 呼び出される軍勢に顔など個人の識別が可能な要素はなく、全員が統一された背丈と武装、性能を有する。 これらはゴドフロワの意思とその大義に従って行動し、為すべきことを為す。 ゴドフロワが見据えるものは大義であり、同胞とはそれを叶えるためのある種画一的な存在に過ぎなかった。 彼にとっては自分の後ろに続く者の仔細など、まったくどうでもよかったのだ。 肝要なのは己の信仰を貫くこと。彼にとって十字軍とは、単なる剣であり、銃。暴力を執行するための手段だった。 【weapon】 『主よ、我が無道を赦し給え』 【人物背景】 第一回十字軍における指導者のひとりにして、聖地エルサレムを最初に統治した『聖墳墓守護者』。 苛烈にして勇敢な騎士として知られ、その背中は多くの同胞に勇気を与えた。 最終的にエルサレムの統治者に選出されたが、聖地にて王冠を戴けるのは偉大なるイエスのみであるとして拒否。 『聖墳墓守護者(アドヴォカトゥス・サンクティ・セプルクリ)』を名乗り、エルサレムを統治した。 その戦い方はあまりに勇猛で、無謀とも言えるほど臆することのないものだった。 無数の軍勢にさえ得物一本で突撃し、勝利を勝ち取って帰ってくる征伐の象徴のような男、とある騎士は言う。 彼の信心は非常に強固で敬虔だったが、それ故にゴドフロワは目的を果たすためにあらゆる犠牲に頓着しなかった。 彼の率いた十字軍は女子供だろうと情け容赦なく虐殺し、数多の血の河を築きあげたという。 ゴドフロワは決して狂人ではなかった。命の重さと人の絆、そして異教徒であろうと一人ひとりに人生という物語があることを知っていた。 しかしそれと同時に、彼は自らの中に宿る狂気のごとき信心を自由自在に制御する手段をも熟知していたのだ。 異教徒を鏖殺する無道の騎士。誰もに敬愛される、敬虔なる神の信徒。 そのどちらも、ゴドフロワ・ド・ブイヨンの顔であり、真実である。 ゴドフロワにとって狂気とは"道具"で、暴力とは"選択肢"であった。 狂戦士となるのはバルブを捻って水を絞り出すようなもの。ヒトは、どこまでも目的のために残酷になれる生き物である。 【外見・性格】 金髪を短く切り揃えた、理知的な容貌の騎士。現世では眼鏡を掛けているが視力に問題はなく、単に当世に倣うためのお洒落の一環。 敵、相容れぬ者にはきわめて冷淡。同胞には柔和な面も見せるが、その実心の中では微塵たりとも笑っていない。 自己の信仰を貫くこと、大義を遂げることに特化した、狂おしいほどに経験な信仰者である。 自分の狂気と人間味を場面に応じて制御し、切り替える手段を身に着けた、ふたつの顔を持つ騎士。 【身長・体重】 181cm・83kg 【聖杯への願い】 真なる聖遺物であれば然るべき処へ、偽なるまがい物であれば破壊する。 【マスターへの態度】 唯一胸襟を開いて接する相手。自分と同じ、暴力を理性で制御し飼い慣らす男。 無神論者であるのはマイナスだが、大義を共にする善行を買って現状不問としている。 彼と語らう時だけは、ゴドフロワの"人間"としての側面が垣間見える――のかも、しれない。 マスター 【名前】周凰狩魔/Suou Karma 【性別】男性 【年齢】23 【属性】混沌・悪 【外見・性格】 金髪のオールバックを肩口まで伸ばし、黒のメッシュを入れた青年。 両腕は手の甲から肩までに双頭の龍のタトゥーを刻み、どちらも片方の首が切り落とされ血を流したデザインとなっている。 面倒見のいい不良界隈の兄貴分の顔と、敵対した人間を躊躇なく殺害できる非道の顔を併せ持つ理性ある狂人。 彼にとって狂気とは"道具"であり、暴力とは"選択肢"であった。 【身長・体重】 185cm・84kg 【魔術回路・特性】 質:A 量:C 特性:〈魔弾〉 【魔術・異能】 〈魔弾の射手(デア・フライシュッツ)〉。 手にした拳銃ないしそれに類する武器に、魔力で構築された弾丸を装填する。 軌道及び威力は狩魔の思考によって制御され、故に必中。故に必殺。 最大で自動車一台をこの世から消滅させる程度の威力は発揮可能で、殺人に対し躊躇を覚えないメンタリティがこの魔術を更に先鋭化させる。 他にも肉体強化の類も余技の一環で可能としており、マスターとして周凰狩魔に隙はない。 【備考・設定】 十三歳の頃に父親を惨殺し、少年院に収監される。 出所後に不良の世界へ入り、暴走族に所属して知られた存在となる。 族を解散してからは半グレの世界で名を上げ、資金と暴力、そして人脈を三種併せ持つ裏社会の有力者と化した。 半グレグループ〈デュラハン〉のリーダー。不良達のカリスマ。 身内には面倒見のいい顔を見せ、関わりのない相手でも温情を向ける場合はある。 だが逆にそれ以外の人間を食い物にすることに微塵の躊躇もなく、利益のために人命も犠牲にできる冷血漢。 ただし倫理観はむしろまともな部類で、彼の場合行為の異常性、非道さを理解した上で"箍を外す"という行動をしているだけに過ぎない。 悪魔の顔をした人間。どこまでも、周凰狩魔はひとりのちっぽけな人間でしかない。 暴走族として暴れ回っていた頃には夢があった。 この時間、この居場所を愛する仲間がいた。 けれど大人になっていくにつれ、誰もが夢から覚めていく。 周凰はその夢から覚められなかった人間である。 【聖杯への願い】 未定。だが自分が手に入れるに足るものだと認識している。 【サーヴァントへの態度】 イカれた野郎。その暴力を活用し、その狂気も余すところなく利用する。 聖杯を手に入れるまでの期限付きのバディ。
https://w.atwiki.jp/seirankai66/pages/148.html
名前 コメント こんばんわです。身体の調子はいかがですか?梅雨の中休みも終わったようで、また雨の日が続きますね。雨に関係なく、ワンちゃんは元気ですか?よかったら、良い写真を撮っておいてください。勢嵐会ホームページに載せますか!!-- 豊田丸 (2006-06-22 23 00 44)
https://w.atwiki.jp/gods/pages/125045.html
クラレンスブルース(クラレンス・ブルース) クラレンスネイピアブルースの別名。
https://w.atwiki.jp/nouryokukoukou3/pages/437.html
一週間の間、葛西は『ジレッタ』を打ち続けた 『ジレッタ』は日によって違うモノを見せた ある時は吐き気を催すようなナニかの下を潜り抜け、転がり込んだ 最後の日はトラウマを刺激するようなモノが出てきた ついでに弾間に『ジレッタ』を打った時の様子を聞いたとき、葛西は驚いた かつてあの施設ですれちがった連中の様子とよく似ていたのだ 『ジレッタ』を打ってから八日目、朝起きた葛西の枕元には無造作に封筒が置かれていた 中を覗いて見るときっかり二十万円が入っている ただ辺りを見回してみても鞄はなくなっていた 寝てる間に持っていったのだろう、何も考えず再び横になって葛西は微睡み、再び眠りに落ちた 『ジレッタ』の影響だろうか、夢の中だが過去の情景が現れた 弟に借金を押しつけ、逃げ出した夜、引っ越し先の線路の側のボロアパートには弟が待ち受けていた 教えた筈はなかったのだが、それを聞く前に弟の蹴りが頭に当たる綺麗に決まってしまい、頭を抑え崩れ落ちる だがそれでも弟は許さなかった 顔面を蹴りあげ、髪を掴むと窓ガラスに叩きつける 血が部屋中に飛び散り、ベランダから叩き落とされる 背中から地面に落ちた悶えていると上から弟が腹の上に飛び降りる どこかしらの内臓が潰れたような気がしたが段々と葛西は怒りが込み上げてきた 胸ぐらを掴み、弟の顔を何発か殴ってやる だが、とどめに力を入れて殴りかかった途端、弟は彼の手に噛みついてきた 指等を食いちぎるとまでは行かなかったが、手の甲の肉が手首より少し先まで剥がされる 絶叫を挙げている隙に弟は左側に回り込み、耳朶を摘まむと思いきり引きちぎった 鮮血がほとばしり、顔も服も血で染まっていくが、気にする様子もなく落ちていた棒を拾うと弟は葛西の左耳に思いきりそれを突き刺した いきなり耳朶をちぎられたり鼓膜を突き破られた痛みが襲いかかり、葛西は気がついたら膝をつき笑い出していた 錯乱のためか、急に笑い出す葛西を弟は冷ややかな目で見下し、顔を蹴り倒すと左腕を引っ張った 向かう先は線路、未だに笑っている葛西の左腕を線路に置き、土を被せていく 踏切が閉じる時のあの音と共に電車が来た 上から土をかけられていたためか、それとも欠伸をしていたためか 運転士は葛西に気付かず、彼の左腕を引き潰しながらも電車を走らせていった そこで飛び起きた、義手となった左腕以外から冷や汗を噴き出して、荒くなった呼吸を調える まだ昼前のようだ、日射しは強く、遠くでは車が走る音が聞こえる 冷や汗をかきながらふらふらとコンビニへ向かう 袋を片手に歩いていると踏切が閉じる時の音が聞こえてきた 葛西は青ざめ、手で口許を覆い、袋を投げ出して駆け出し、あの時の激痛を思いだし胃液が出るまで吐いた
https://w.atwiki.jp/bngc145/pages/378.html
英語名 Bruce Boxmann 種族 自動車 性別 男性 目の色 茶色 概要 「ワールド・グランプリ」イギリス代表のレーサールイス・ハミルトンのクルーチーフ。 トレーニングが厳しいことがレース界では有名で、ルイスにも毎日厳しいトレーニングを課している。 車体モデルは2005 ABG P4700。 登場エピソード カーズ2
https://w.atwiki.jp/burusuo/pages/2.html
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/2652.html
元ネタ:第3次世界大戦を語るブルース(原題Talking World War III Blues Bob Dylan) 作:ヤジタリウス Sometimes a law of mystery is assumed to be Connected with feelings of your trouble to see I was being assured of the very next way To the blunt truth that I throw away It seems like cause getting stream I m just wicked by limited one of them It s a shame and it s only in my head I should hold it back, but more stressed thought in brain It should arise where it should raise itself I m stabbed in my heart to the blues As I m stranded in the empiric basis You couldn t tell me about it Well, the hole in the moment fraught with a luck in lust It was inferred by the shorter trust I d freak out in the future with the same settled stuff When I seek its own control enough Wondering if it turns into a go-on Well, I got it and balked in ground Where craps are piled up mountain-high Understand about being such a coward I spit on my silhouette with warping manner And balked at being awkward It was a normal guy Well, I m digging a hole of lengthy slump And burying my body and I ll become a grump Give me anything else, it s already enough A shortage desires knowledge unknown I can t seem to remember what I know I didn t know it Known as a loser with a lot of wrongs It seems like a plan would suit me all along I guess there s my business I m screwed a little and for a moment Though it s every time Well, I m trying to rule my wrongs before I m just having Let me go and try again and again Who kept me from being wrong or doing right thing that s in a stock It spreads across my easy block I ve been around the block, last time I shrank back Well, I saw my good-luck shadow hurt And there s no way to find What s got me into the ever repeat And who drove me into leaden conceit In my tiny luck Hitting an answer to deceive myself Well, my left scars sealing things mad That made me drive to cry when going bad And I didn t cry for some skill and thrill So the result didn t make me smile Turned me in upon myself I was led astray by myself Tell me about my call tell me For having to go ahead and do something I was dealing with troublesome as myself I dread to think about Something over me for proper condition Just to clear my past failure again When I clear my head It will be free to work I dread to think about usual And I hung up Well the winner interested me in his line Saying, Hey I ve been leaving it to sole game And line was almost to be inherent in his name It meant that the only person who s supposed to be fine remains I m not you after all And now time passed and how I seem To be the only one who s having scheme Who s having theme enough thinking about nothing else Stuff of stressed thing is a part of the time for the dream Another of messed thing is a sort of the scheme deemed as theme And personal stuff can t be general right rule of the system I thinking about what I ve been looking for Who ll let me be in his line if I could be ignored What I should be in... 検索タグ Bob Dylan その他ネタ フルコーラス ヤジタリウス 洋楽 メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/housoukinsi/pages/163.html
歌手 木立じゅん リリース 昭和43(1968)年 レーベル 作詞 作曲 編曲 放送禁止理由 民放連の要注意歌謡曲指定 豆知識 曲を聴く方法 (注) 実際の視聴は行っておりませんので、問題箇所が修正されている可能性があります。 参考(リンク) カオスの本棚 - 放送禁止歌(要注意歌謡曲) part6 歌詞 名前 コメント