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改行ズレ/画像ヌケ等で読み辛い場合は、ミラーWIKI または図解WIKI をご利用ください <目次> ■1.はじめに ■2.法価値論、正義、法的安定性、衡平 ■3.狭義の正義・・・手続的/形式的/配分的正義 ■4.価値論一般 ■5.法の支配 ■6.ご意見、情報提供 ■1.はじめに 政治思想・政治哲学の根本的価値が「自由(freedom/liberty)」という言葉で表現されるように、 法思想・法哲学の根本的価値は「正義(justice)」という言葉で伝統的に表現されてきた。 ここでは「正義」概念に関して概括的整理を行うとともに、「法の支配」理念との関係について考察する。 ※サイズが合わない場合はこちら をクリック。 ※なお、「自由」概念に関しては下記参照。 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ■2.法価値論、正義、法的安定性、衡平 ※まず、法価値論、および、①正義、②法的安定性、③衡平、といった法価値を構成する基礎用語の説明。 ※なお、添付図では、法価値を構成する3つの要素のうち、【法的安定性】、【衡平】と区別された意味での【正義】を、「狭義の正義」と便宜的に呼び、これに対して、【法価値論】の用語説明にあるように、法価値論を一括して「正義論」と呼び習わす場合の「正義」を「広義の正義」と呼んでいる。 ほうかちろん【法価値論】legal axiology 日本語版ブリタニカ 法的な価値について考察する研究分野。法的な価値は正義という言葉で表現されることが多いから、正義論といってもよい。 古代ギリシア以来、法哲学の主要分野をなしてきたが、最近は、①規範的倫理学と、②分析的倫理学の区別に対応して、①規範的法価値論と②分析的法価値論(メタ法価値論)とが明確に区別されるようになった。 せいぎ【正義】 広辞苑 ① [荀子(正名)]正しいすじみち、人がふみ行うべき正しい道。「-を貫く」 ② [漢書(律暦志上)]正しい意義または注解。「尚書-」 ③ (justice) (ア) 社会全体の幸福を保障する秩序を実現し維持すること。プラトンは国家の各成員がそれぞれの責務を果たし、国家全体として調和があることを正義とし、アリストテレスは能力に応じた公平な分配を正義とした。近代では社会の成員の自由と平等が正義の観念の中心となり、自由主義的民主主義社会は各人の法的な平等を実現した。 これを単に形式的なものと見るマルキシズムは、真の正義は社会主義によって初めて実現されると主張するが、現在ではイデオロギーを超えた正義が模索されている。 (イ) 社会の正義に適った行為をなしうるような個人の徳性。 せいぎ【正義】justice 日本語版ブリタニカ 人間の社会的関係において実現されるべき究極的な価値。 ▽ 善(※注: agothos, bonum, good)と同義に用いられることもあるが、 (1) 善が、主として人間の個人的態度にかかわる道徳的な価値を指すのに対して、 (2) 正義は、人間の対他的関係の規律にかかわる法的な価値を指す。 ▽ 正義とは何か、という問題については、古来さまざまな解答が示されてきたが、一般的な価値ないし価値基準に関する見解と同様に 1 正義を客観的な実在と考える客観主義的・絶対主義的正義論と、 2 正義を主観的な確信と考える主観主義的・相対主義的正義論とに大別できよう。 法思想の領域では、だいたいにおいて、自然法論が 1 前者に、法実証主義が 2 後者に、属する。 ▽ 従来の正義論のうちでは、アリストテレスやキケロの見解が名高く、与えた影響も大きい。 (ア) アリストテレスは、道徳と区別される正義(特殊的正義)について、①配分的正義と、②交換的正義(平均的正義、調整的正義とも訳される)とを区別し、 ① 前者は、公民としての各人の価値・功績に応じて、名誉や財貨を配分することにおいて成立し、 ② 後者は、私人としての各人の相互交渉から生じる利害を平均・調整することにおいて成立する、とした。 (イ) キケロは、この①配分的正義と同様な内容を、「各人に彼のものを」という公式で表現した。 ほうてきあんていせい【法的安定性】Rechtssicherheit 日本語版ブリタニカ 法の支配ないしは法治主義の思想のもとにおける一種の法価値。法的安全、法的確実性ともいわれる。 ▽ この言葉は、 (1) 法による安定性、つまり、法による社会秩序維持がもたらす社会生活の安定、という価値と、 (2) 法の安定性、つまり、法それ自体の安定からもたらされる法価値、という2つの意味に用いられる。 (1)前者は、(2)後者を前提にして成り立ち、しかも、①平和、ないしは、②秩序、と同意義であるので、(2)後者の「法の安定性」が、固有の意味で法的安定性である。 ▽ (2)この安定性は、次の要求を満たすことによって確保される。 第一は、 法が実定法であること、 第二は、 その法の解釈・適用が客観的であること、 第三は、 その法の実効性があること。 ▽ 法的安定性は、また、法の目的でもあり、法が追求すべき正義・衡平などの高次の諸価値を達成するために、まず実現すべき卑近な第一次的な目的とされている。 こうへい【衡平】 equity 日本語版ブリタニカ 具体的事件に法を適用すると実際に不当・不公平な結果になるようなとき、それを是正する原理。 「法は善と衡平の術なり」ともいわれ、この原理から、 1 古代ローマ法では、 ①市民法に対する、②法務官法が、 2 イギリスでは、 ①コモン・ローに対する、②エクイティー(衡平法)が、生まれた。 ■3.狭義の正義・・・手続的/形式的/配分的正義 ※次に、手続的正義、形式的正義、(実質的正義の中の)配分的正義、をそれぞれ理解するための用語説明 デュー・プロセス・オブ・ロー【due process of law】 日本語版ブリタニカ 法によって定められた適正手続のこと。 (1) アメリカ合衆国憲法は、「法の適正手続によらなければ、①生命、②自由、または、③財産を奪われることはない」(修正5条)と規定している。 これは、マグナ・カルタ39条中の「自由人は、同輩によって構成された合法的な法廷および国法によるのでなければ、①逮捕、②監禁、③差押え、④法外放置、もしくは、⑤追放を受け、または、⑥その他の方法によって侵害されることはない」の規定に淵源をもつ、といわれている。 この修正5条は、個人の憲法上の権利を侵害する州の行為には適用できなかったので、1868年に、さらに修正14条が追加され、州の行為にも適正手続の拘束が及ぼされることになった。 1 デュー・プロセス・オブ・ローは、アメリカでも当初は文字通り手続的制限規定と解されていたが、 2 19世紀末頃より、実体的適性の意味にも解されるようになり、連邦最高裁判所は、その中に契約の自由などを読み込んで、社会経済立法の多くを違憲と判示した。 3 しかし、1937年を契機に、最高裁判所は判例を変更し、ニュー・ディール諸法を合憲とするに至り(⇒私有財産制)、以後、学説・判例において、実体的デュー・プロセスの考え方には消極的ないし警戒的態度が一般的となった。 4 もっとも、1960年代なかばから、とりわけ70年代以降、実体的デュー・プロセス論の復活の兆しが見受けられる。 (2) 日本では、日本国憲法は、「何人も、法律の定める手続きによらなければ、その①生命若しくは②自由を奪はれ、又は③その他の刑罰を科せられない」(31条)と規定している。 この規定は、今日では、 1 「手続」とは、①純然たる手続のみならず、②実体要件までも含み、 2 「法律の定める」とは、①ただ形式的に「法定」の意味ではなく、②内容的にも適正なものでなければならないことを意味している、という理解が確立している。 かくじんにかれのものを【各人に彼のものを】 suum cuique 日本語版ブリタニカ 正義についてキケロが述べた言葉、「各人に彼のものを配分すること、それがまさに最高の正義である」suum cuique tribuere, ea demum summa justitia est や、ウルピアヌスの言葉を簡略化したもの。アリストテレスの配分的正義とともに、正義に関する簡潔・的確な表現として名高い。 しかし、正義が問題となる際に議論の的となる「何が彼のものであるか」について明らかにしていない点で、内容の空疎な公式に過ぎない、と批判されることもある。「何が彼のものであるか」を定めた既存の法秩序を前提してのみ機能する公式といえよう。 はいぶんてきせいぎ【配分的正義】 dianemetikon dikaion; justitia distributiva 日本語版ブリタニカ アリストテレスに由来し、トマス=アクィナスのラテン語への翻訳と注解によってスコラ学に定着した正義の分類の一つ。交換的 commutative 正義に対置する。すなわち、 1 ある共同体の権威者によって 2 ①利益と②負担とが 3 その共同体の各成員の業績や能力に比例して配分されること、を要求する正義。 今日の公法上の正義に近いが、業績や能力を評価する基準を何とするか、によって正義の内容も異なりうる。 ■4.価値論一般 ※次に、法価値論に限らず、価値論一般に関する用語説明 かちじょうちょせつ【価値情緒説】 emotive theory of value 日本語版ブリタニカ 価値判断は、判断主体の個人的な感情・情緒の表明に過ぎない、という説。 この立場からすると、 1 事実判断は、①対象が具備している実在的な性質を指摘するものであり、②その真偽が客観的に判定できるが、 2 価値判断は、①対象の実在的な性質を指摘しているわけではないので、②真理知を持たないことになる。 従って、 2 価値判断の問題は、科学的認識の領域外にあり、価値についての争いは、実践的にのみ解決されるもの、とされる。 価値情緒説という名称は、現代のイギリス・アメリカの価値論ないし倫理学で用いられ、A.エイアー、B.ラッセル、S.スティーブンソンらによって代表されるが、M.ウェーバー、G.ラートブルフ、H.ケルゼンらの価値相対主義も実質的にはこれに近い。 かちそうたいしゅぎ【価値相対主義】 value relativism 日本語版ブリタニカ 価値は各人の感情、意欲、信念に依存する相対的なものであるとする主張。 善、正義などの価値あるいは価値基準が客観的に実在し、認識されうるとする価値絶対主義ないし価値客観主義に対する。価値主観主義ともいう。 古代ギリシアのソフィスト以来さまざまな形態をとってきたが、近年では、M.ウェーバー、G.ラートブルフ、H.ケルゼンらが名高い。この近年の価値相対主義は存在と当為・価値を峻別する新カント主義的な方法二元論に主たる基礎をおくが、実質的には価値情緒説に接近する。なお、ラートブルフやケルゼンは、価値相対主義によって民主制を理論的に基礎づけている。 ■5.法の支配 ※最後に、「法の支配」の用語説明 ほう-の-しはい【法の支配】 (rule of law) 広辞苑 イギリスの法律家コークが、国王は神と法の下にあるべきである、として、ジェームズ1世の王権を抑制して以来、「人の支配」に対抗して認められるようになった近代の政治原理。コークのいう法は、イギリスの判例法で、立法権をも抑制する点で、法治主義とは異なるが、後に法治主義と同義に用いることもある。 ほうのしはい【法の支配】 rule of law 日本語版ブリタニカ 法至上主義的な思想、原則。 (1) どんな人でも、通常裁判所が適用する法律以外のものに支配されない、あるいは、 (2) 被治者のみでなく、統治者・統治諸機関も、法の支配に服さなければならぬ、とする、「法のもとにおける統治」の原理。 イギリスの伝統に根ざす思想であり、自然法思想にも淵源をもつ、法の権力に対する優位性の主張である。 A.ダイシーは、その著『憲法入門』(1885)のなかで、①議会主権と、②法の支配、がイギリスの2大法原理である、としたが、 1 ここから、人間とその自由を権力から守るイギリス型法治主義の原則が確立され、 2 アメリカにおいては、司法権優越の原理を生んだ。 20世紀に入り、経済・社会情勢の著しい変化につれ、伝統的な法支配の原則に対するいろいろな批判も起っている。 rule of law collins The rule of law refers to a situation in which the people in a society 1 obey its laws and 2 enable it to function properly. ※詳しくは 「法の支配(rule of law)」とは何か 参照。 ■6.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 以下は最新コメント表示 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
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提督たちの憂鬱キャラがギアス平行世界に転生。 コードギアスを元としたオリジナル。 ギアス世界特有として民主主義が酷いことに。 これはフィクションであり実在する人物とは関係ありません。 過去話。 共通話。 南ブリタニアと白い狂気 闇。 「遥か太古の地球。そこには1つの文明と統一された1つの勢力があった」 深淵とでも言うべきとても暗い闇に内包された空間。 「争うことなく協力し合い、平和に静かに繁栄を謳歌していた彼らは様々な超常の力を生み出していった」 その暗い闇の中に木霊する抑揚のない声。 「未来を見通す力。過去を読み取る力。意思を押し付ける力。生命から生命へと渡り行く力。そして――他を支配する力」 声の主は語る。 「超常の力を生み出した彼らは、その力を自由に作り出し与えられる力も共に生み出していた」 記録にさえ残っていない遙か遠き時代の昔話を。 「力を与える力を持つ者は、より重要な存在である。故に力を与える者は朽ちてはならないと永遠の生命がもたらされた」 ともすれば自己陶酔に浸る為の独り言とも取られそうな話であったが、声の主にはその様な趣味はなかった。 「生物の限界を超えた身体能力。朽ちる事なき不老不死。ありとあらゆる超常の力を生み出していった彼らは、それらの力を用い更なる高みを目指していた」 唯あるのは、自らが思い描く理想の世界への思い。 「だが、彼らは失敗した。1つの勢力として纏まっていた筈の彼らが3つの勢力に分たれた時、それこそが終わりの始まりでもあったのだ」 誰しもが望んでいる筈の世界。 「分れた3つの勢力は互いに相争い、数多の血を流し、無限の憎しみを生み出した。 争いに敗れた勢力はその地を追われ当て処の無い流浪の旅路へと付き、勝利を掴んだ2つの勢力も多くの仲間を失い超常の技術を維持出来なくなる。 流れ喪われた夥しい血と生命は創世記より存在する集合体へと回帰していき、栄華を誇った文明は僅かな痕跡を残して地上より消え去っていった」 生きとし生けるもの総てが望む世界。 「実に……実に愚かで嘆かわしい。そうは思わないかね? 地上の総てを1つの文明で統一し、高度に発展した現在の科学力を持ってしても実現困難な超常の技術を生み出していった叡智ある者達が、同族同士で争い築き上げてきた総てを失ったのだから、これを愚かと言わずして何を愚かと言えようか」 楽園。 「では、彼らは何故争い滅びていったのか? その答えは恐ろしいほどに簡単なのだよ。 そう、彼らには彼らを管理する者が居なかった。それ故に滅びるべくして滅びた。 では何故叡智ある彼らが管理者を必要とするのか? それは――」 傷付かず。 「それは彼らが不完全な生物だからだ」 涙せず。 「不完全な生物という物はね、きちんと管理してやらねば共食いをする物なのだよ。時を振り返ってみてごらん。ほ~ら、共食いばかりしているだろう?」 壊れず。 「やがてその共食いは神が与えた地上をも滅ぼしかねない大きな大きな火へと発展していく」 喪わず。 「そうなる前に、誰かが管理し導いてやらねばならない」 死することなく。 「現在この地上にはその愚かで不完全な生物が処狭しと蔓延っているわけだが、嘗ての超文明の頃とは比較するのも愚かしいほどに増殖してしまったこの不完全生物を管理するのは非常に困難を極める。 何せこの生物は自らが持つ欲望をコントロールする事さえできないほど頭が悪いというのに、それでいて創世記より地上に現れた生物の中で最も凶暴で強い力を持っているのだからね」 永久の平和を約束された世界。 「ならば放置しておくか? いいや、放置しておくことなどできないだろう。放置すれば地上を滅ぼしてしまうような危険生物を首輪も付けずに野放しにしてはおけん。 だからこそ管理してやらねばならんのだ。我々が管理するのだ。自らを選ばれた特別な生命体であると思い込み、地上の支配者を僭称する不完全で始末に負えない下等生物には教えてやらねばなるまい。 地上の総てを管理する権利を持つ真なる支配者は神だけなのだと。神によって管理された世界こそが真なる楽園であり正しき世界の姿なのだと」 即ち。 「神と、代行者と、その使徒によって管理された争いのない美しき世界を建設するのだ。我々のこの手で作り上げるのだよ」 完全なる管理の下に調和の取れた平和を謳歌する美しき楽園世界。 そんな理想の世界が何時完成するのか? その楽園を建設する為に動くのは何時になるのか? 否。それは本当に……本当に楽園なのか? 闇の中に居る声の主にも分からないその答えは、総ての存在の集合体にさえも分からない。 過去と現在の記憶はあれど、無限に広がる未来を識る者は居ないのだから。 例え未来を識る者が居たとしても、変わりゆく今の先を視る事などできはしないのだから。 だがそれでも声の主は語る。昔も今も変わる事のない自身の願望と狂気の思想を。 「不完全な下等生物には必要なのだ。絶対なる管理者の下でこそ実現する『全天に秩序ある美しき世界』が」 * 皇歴2011年12月 『ギアナ公国陸軍大将ウゴ・チャベス卿狙撃』 『犯人は未だ特定されて居らず』 『国際テロ組織ペンタゴンが関与か?!』 『神聖ブリタニア帝国政府、ギアナ公国側の要請があればいつでも支援する体勢は整っていると発表』 『大日本帝国政府嶋田繁太郎首相、チャベス卿の回復を祈ると共に許されざるテロ行為に対しては断固とした措置を採ると明言』 新聞や週刊誌の一面を飾る物騒な文字。それはアルガルヴェ連合帝国及びアラウカニア=パタゴニア王国と合同でテロ掃討作戦を展開している国の陸軍司令官が狙撃されたというもの。 北をカリブ海、西をブリタニア、南をアルガルヴェに接した、南ブリタニア大陸北部にある王制国家ギアナ公国。 主に大陸南部を活動拠点にしている民主共和制原理主義組織ペンタゴンには、広大なアルガルヴェを越えてこのギアナへのテロ攻撃を実行する力は無いと考えられていただけに南ブリタニア大陸の国々に衝撃を与えていた。 もし、本当にペンタゴンが関与した暗殺事件であるのならば、これまで行ってきた掃討作戦や軍事行動は一体なんだったのかと疑問符が付けられてしまい、南ブリタニア各国の面目は丸つぶれとなる。 テロリストに屈することはないと唱え続けたウゴ・チャベス大将がテロの凶弾に倒れたとあっては公国の威信にも関わってくる以上、このままで済ませる訳にはいかないと、陸軍と諜報機関を根こそぎ動員した徹底的な捜査が行われていたが、痕跡を残さず消えた暗殺者を特定するのは困難を極めていた。 南ブリタニアに巣くう癌細胞――民主共和制原理主義組織ペンタゴン。 大陸南部に根を下ろし、構成員数50万人は下らないとされるこの組織の始まりは、遡ること約200年前。混沌としていた南ブリタニア東部ラプラタ川周辺地域の武装勢力が結集して生まれたとされている。 * 嘗て欧州で民主主義革命の嵐が吹き荒れ、ブリタニアへと亡命してきた欧州王侯貴族の一部が南ブリタニアの自国領を国家として独立させていった1800年代。 その中で唯一波に乗り遅れたラプラタ地域は、北ブリタニアから渡り来た民主共和勢力USAと、現地政府・住民を巻き込んだ内戦へと突入し、後に入り込んできた思想に疲弊しきったその心の闇を突かれたのだ。 その思想こそが、唯一の絶対者によって管理された秩序ある民主主義――民主共和制原理主義。 “生来傲慢で欲望に塗れた凶暴性の高い人間という生き物は、力ある正しき者に管理されてこそ初めて秩序に満ちた平和な世界を築くことができる” 争いに疲れていた民主勢力と、現地政府・住民の間へ瞬く間に浸透していったその思想は、やがてラプラタ地域を無政府状態へと陥れ、民主共和制原理主義組織ペンタゴンを誕生させてしまった。 当時、独立国家が幾つか存在していたアフリカ東部、および中東南部へと浸透していく途上にあったこの思想は、欧州民主共和制とはまた性質の異なるものであり、その攻撃性が危険視されていたが、欧州革命の混乱が波及していた南ブリタニアは遂に堰き止めること叶わず侵入を許してしまったのだ。 強い指導者の下で秩序ある平和を構築するという耳障りの良い思想を安易に求めてしまった住人達にも問題はあったが、王侯貴族も民主主義勢力も争いばかりを繰り返すという世界情勢を鑑みれば彼らを一方的に責める事もできなかったであろう。 無論、欧州亡命貴族と現地勢力の合意の元で建国されていった他の南ブリタニア諸王国は、異質なその攻撃的思想を警戒してはいたが、 同時に南ブリタニアの国々には欧州の革命と北ブリタニアの内戦の影響が色濃く、ラプラタのような小さな地域の事ばかりを気に掛けている余裕など無かったという理由もある。 更に、他国への武力行使ができるような勢力が存在しない小さな地域の事など、慌ただしい国内情勢の対応に追われ黙殺してしまったのである。 結果としてフリーハンドになったペンタゴンは、外部からの支援を受け着々とその力を蓄えていき、混乱に乗じて己が頂く思想の輸出を開始し始めた。 秩序ある平和な世界を築こうという耳障りの良い言葉は、常に巻き込まれる側であった弱者や貧困層を中心にして静かに広まっていく。 百が千に。千が万に。次第に各国へと影響を及ぼしかねない勢力に成長を遂げていった。 そして大きく成長してきた主義者達は、欧州革命の影響から抜け出せないのは人民を管理できない力無き愚かな大陸の国々にあるとし、暴力という手段を用い出す。 これを切っ掛けとして、真っ先に混乱期から抜け出そうとしていた南方の隣国アラウカニア=パタゴニアが自国へのこれ以上の思想流入阻止を計り、ペンタゴンとの間に散発的な武力衝突を引き起こす事となるのだが、 ペンタゴンが狙っていた南ブリタニア全土を白く染め上げようとする民主共和制原理主義化の武装闘争は、盟主自らが動いていたアフリカ・中東地域のように大きな潮流へと発展することはなく、1900年代に入るとその活動を低下させ、大陸での紛争は事実上沈静化の方向へと向かっていく。 やがて組織その物が崩壊したのか? 散り散りになってしまったペンタゴンはその姿を消し、紛争によって荒れ果てていたラプラタ周辺地域は、USAの流れを汲むラプラタ統一戦線という新たな勢力によって統一された。 この背景には急速に発展していく北ブリタニア大陸全土と南ブリタニアの一部を支配下に収めている神聖ブリタニア帝国の影響があったものと推察されたが、同時期にペンタゴンと根を同じくする思想を持っているであろう合衆国東アフリカ等も歩調を合わせるように沈黙していた事を考えると、強ちブリタニアの影響のみで大人しくなったとは断定できなかった。 こうして一度は消え去ったかに見えたペンタゴンの活動が再び活発化し始めたのは皇歴2005年に入ってから。 南ブリタニア各地に散り、静かに息を潜めながら潜伏していた彼らは、100年の時を掛けて大陸中に根を伸ばしながら機会を伺っていたのだ。 元より思想勢力・一種の宗教に近い存在である彼らには本来国家といった概念は無く、思想を広める為には自らの脚で世界中を移動することさえ苦としていない。 だが、幾ら彼らが修験者のように一所に留まる事無く活動する存在であるとはいっても、拠点というものは必要だ。 その拠点が大きければ大きい程、強ければ強い程により多くの人間を正しき世界へと導いて行ける。 しかし、南ブリタニアで最も入り込みやすい不安定な地域というのがラプラタしか無い状況であったが故に、狭い同地を最大拠点としていたのである。 そして2000年代に彼らが再び集結したのはまたもやラプラタ。 この時既に同地域には国家が存在していたが、同国が皇歴2000年代に入っても尚不安定な国内情勢を抱えていたが故の必然であったと言えよう。 『無為無策な政治で民の安寧を奪い続ける堕落した現政権を打倒し、管理された秩序ある国を取り戻すのだッ!』 まるで嘗ての南アフリカ対岸にあるマダガスカル島に存在していたメリナ王国のクーデターを再現しているかの如き素早い行動を見せたペンタゴン最高指導者ジェファーソン・デイビスを支持していたのは恐るべき事にラプラタ国民であったのだ。 元を正せばこれには国民の大きな選択ミスが背景にある。何故なら、彼らラプラタ国民が国家統一時に民主主義を求めてしまった事に起因する今であったからだ。 南ブリタニアで最後に独立した国ラプラタ東方共和国は、その名が示すとおり民主共和制国家として成立していた。 民主共和制国家――欧州で革命を起こし、王侯貴族を追い出した民主主義。 そんな政治体制の国を建国すれば、欧州を起源とする王制国家が乱立する南ブリタニアで孤立するのは必然で、細々と繋がっていた民主共和制の本場E.U.が凋落していくのと同様にラプラタの民主政権も汚職と金権政治の温床となり、衆愚政治の果てに斜陽の国へと転落していったのである。 北の隣国アルガルヴェ連合帝国と、南側のアラウカニア=パタゴニア王国は、ラプラタ民主政権の負の連鎖を横目に、北大陸を平定した神聖ブリタニア帝国内で一定の発言力を持つ欧州王侯貴族であり、南ブリタニアの源流でもあるユーロブリタニアの協力によって国を発展させることに成功していたが、経済が行き詰まり始めて援助を願い出てきた同国へは一貫して無視の姿勢を貫いていた。 無慈悲であるとも取れる非情な対応であったが、アルガルヴェは元々ポルトガル王家を出発点とする国。 故に自らを追い出した民主共和主義には嫌悪こそ感じても親しみなど持つことはない為、当然の措置であったとも言える。 仮に何かの間違いで援助しようなどとすれば、同じく起源が欧州である北隣の国ギアナ公国の反発を招き、余計な紛争を引き起こす切っ掛けとなるやも知れなかった。 国家の規模で言えばアルガルヴェこそが南ブリタニアの盟主国であると言えたが、元より南ブリタニアの国々はその殆どが欧州の流れを汲んでいる。 民主共和制国家への援助など行えば各国との関係悪化は避けられない上、露骨なまでにE.U.追従の姿勢を見せていたラプラタ支援を是とする者は国内においても皆無であった。 一方フランス王家分家筋の血こそ入っていたとはいえ、アラウカニア=パタゴニアは初代国王オルリ・アントワーヌ1世が弁護士であったが為欧州王族とは縁が薄く、唯一ラプラタを支援できる立場に在ったと考えられるが、革命以後間もない時期からのE.U.の醜態を嫌と言う程観ている為、国民が幸せになれない民主主義に良い感情を抱いてはいなかった。 王制であれ民主主義であれ、国というものは民が笑顔で幸せに暮らせるよう政を行わなければならないが、今のラプラタは民を二の次にし、自らの欲のみを追い求める政治家ばかりが実権を握り続けているのが実情である。 そして自ら民主共和制を選んだラプラタ国民は国民主権という以上、自らの選んだ政体に対し責任を持たなければならないとし、国民が変わらなければ援助は総て無為のものになると考え、アラウカニア=パタゴニア王政府も支援を断ったのだ。 北と南、2つの隣国から冷たい対応を取られたラプラタ国民は新たな変化を求め立ち上がるしかなかった。何処からも助けがない以上、自らが動き今の悪政を正す以外に道は無いのだと。 無論、ラプラタ人達には王制という選択肢は無かった。王となれるようなカリスマ性を持つ人間が存在していないというのもあったが、何故周囲の冷たい国々と同じ体制に自らを変えなければならないのか。それならばまだ共産主義思想を取り入れた方がましだと誰しもが否を唱えていた。 同じく民主共和制もない。このまま今の民主共和制が続いていけば、いずれはE.U.の様に落ちぶれていくだけ。現在進行形で貧困が広がっていく原因がその民主共和制なのだから。 ではどうすればいい? 何をすれば、何を選べば自分達の幸せを掴める? 先行きの見えない不安と遣り場のない怒りがラプラタの地で渦巻き、負の心が国全体を覆い尽くそうとした時―――再び彼らは現れた。 心の闇を嗅ぎ取り近付いてくる彼らは、不安に支配された人々へと語りかける。 『正しき力を持つ絶対者の下、秩序ある国を作り管理するのだ』 嘗て豊かな隣国と戦い続けた歴史を持つ彼らの記憶が蘇ってきたのだ。それも強力な指導者と共に国民が管理することで間違いを犯さない、間違う事なき民主主義という必要以上に大きく美化されて。 アラウカニア=パタゴニアと渡り合えていた力あるラプラタを取り戻そう。 半端な力を持つ者を選んだことがそもそもの間違いである。 選ぶべきは絶対的な力を持つ者の下で。 力ある絶対者の下、自分達で管理する正しき平和な世界。 民主共和制原理主義。 こうして彼らは武装蜂起した民主共和制原理主義組織ペンタゴンを熱烈に支持し、3度目の過ちを犯した。 国民の過半が反乱勢力となってしまったことで民主政権は北へ北へと追いやられ、やがてラプラタ全土がペンタゴンの手で制圧されてしまう。 2010年2月18日。首都モンテビデオの大統領府に翻る白い羽の描かれた旗を前に、ペンタゴン最高指導者ジェファーソン・デイビスの副官を勤める男は高らかに宣言する。 ラプラタ東方共和国改め、ラプラタ民主連合共和国の成立を。 この動きに対し、ギアナ・アルガルヴェ・アラウカニア=パタゴニアの3国も黙っていたわけではない。 民主共和制は忌むべき存在であったが、民主共和制原理主義は危険な存在であるが故に看過しては置けないと。 南ブリタニアの歴史は常に侵略される側の歴史であった。 古くは欧州からの南ブリタニア侵略に始まり、次いで大陸全土に欧州の文化が根付き漸く原住民に安息の時が訪れた頃には民主革命の混乱が。 更に北ブリタニアで成立した神聖ブリタニア帝国の第二次拡張期の戦争では、大陸の国総てが併呑されるかも知れないという危機を経験していた。 そして近代に入り、新たな侵略の可能性を予感させた太平洋対岸の閉鎖国家――民主共和制原理主義の盟主合衆国オセアニア。 ブリタニアの侵略主義は1800年代後半には終息していたが、民主共和制原理主義は1995年に改めてその攻撃性が確認されている。そう、ニューギニア戦争だ。 合衆国オセアニアが、北太平洋の西側全域に支配権を持つ超大国日本とぶつかることさえ厭わずに侵略的野心を持ってパプアニューギニアへと襲いかかったのは記憶に新しい。 正確には南北ニューギニアの戦争にオセアニアが介入したというのが正しく、彼の国は決して主役という訳ではなかったのだが、自国が動けば日本も動く。 列強同士のパワーゲームに発展することは目に見えていた筈であるにも拘わらずオセアニアは動いた。 遡ってみれば、太平洋戦争の時もそうであった。 当時、ある事件を切っ掛けに対立していた日ブの隙を突いて、南太平洋と東南アジアの一部を掠め取ってしまっている。 それだけには飽きたらず、日ブ戦争の行方次第では、東南アジア全土に加えて南ブリタニアにまで狂気の食指を伸ばそうと画策していた。 事実、太平洋戦争後に幾度かオセアニアと紛争になっていたアラウカニア=パタゴニアは、少ないながらもサクラダイトが採掘されていたイースター島を占領されている。 元より鎖国体制下にあり国交が無い相手。返還交渉に応じようとしないばかりか、同島の徹底した要塞化で実効支配の強化を計るオセアニアに対し何もできない状況が続いていた。 無論この世界の掟である弱肉強食に従い力を持っての対抗措置も考えたが、アラウカニア=パタゴニアに限らず、オセアニアと正面から渡り合える程の国力を持った国は南ブリタニアにはないのだ。 確認されている14隻の大型空母(満載75,000t級12隻。85,000t級2隻。)の内、6隻を中核とした機動部隊を差し向けられただけで最悪玉砕を覚悟しなければならない程力の差が大きく、南ブリタニア諸国にとって同国との全面戦争は滅びへの道でしかない。 なにせ第5世代ステルス戦闘機の運用を始めているのだ。日本やブリタニアの同世代機よりは性能が劣っても第4世代機の南ブリタニア側の勝機は薄く、片っ端から撃墜されるであろう事は容易に想像できる。 海上戦力も同様に太刀打ちできそうもなかった。 本格的な侵攻を行なっていないのが不思議なくらいに高い攻撃性を持つオセアニアが、これまで侵略の手を伸ばしてこなかったのには無論理由がある。 それは世界最大の超大国――神聖ブリタニア帝国の存在。 2010年現在において南ブリタニア大陸で明確に同国との関係が同盟乃至盟友と呼べる国は皆無であったが、自国の足下を揺るがされようとすれば否応なしに彼の国は反応する。 直接的な介入となれば話は別だが牽制程度ならば行うであろう。 しかし、イースター島紛争の際には動かなかったブリタニアが、オセアニアとの全面戦争を覚悟してまで介入して来るかといえば、疑問符が付けられるのもまた確かなこと。 実際には反応し牽制まではしても、本格的な侵攻を開始したオセアニア相手に自ら血を流してまでの撃退には乗り出さないかもしれない。 その最大の理由は南ブリタニアの国々と、神聖ブリタニア帝国の間には、強固な信頼関係が無いという処が往々にしてあった。どちらかと言えば、南ブリタニア諸国側が一定の距離を置いているわけで、良い悪いで片付けられる話ではなかった。 嘗て侵略戦争を繰り返し、中央ブリタニアと南大陸の一部を併呑していった国が、あるときを境にして平和主義に方針転換したからといって諸手を挙げて受け入れられる訳がないのだ。 勿論、ブリタニアの地に住まうユーロブリタニアへの感情は別物であり、彼の勢力には全面的な信頼を寄せている。 義に厚い彼らはブリタニアに身を置いている国無き国で有りながらも列強と肩を並べられる程の力を持ち、南大陸の発展に付いては感謝しても仕切れない程の援助をしてくれたのだから。 更に言えばユーロブリタニアの上層部に居る嘗ての欧州王族と大諸侯は南ブリタニアの王族にとっては血の繋がった親戚であり、寄せている信用の強さもその他と比較にならない。 では、その一方でブリタニアはどうか? といえば、ブリタニアもまた同じで、貿易によって発展に欠かせない大きな恩恵を南大陸にもたらしてきた。 インフラ整備。各種産業の支援。豊富な天然資源の友好国価格での取引。挙げれば幾らでも出て来る。しかし、1800年代の侵略の歴史がどうしても引っ掛かってしまうのだ。 南北ブリタニアは複雑な関係にある。彼らにとって現在の神聖ブリタニア帝国は友好国ではあっても全面的な信頼を置くのは難しい。 だがその一方で、ブリタニアに身を置くユーロブリタニアには全幅の信頼が置けるという。 無論諸王国の王族内でも意見は割れている。 『この百有余年の間ブリタニアは対外的侵略戦争を一度たりとも起こしては居らず、ユーロブリタニア同様全幅の信頼が置ける国となった。故に万が一の時は頼るべきである』 『一度頼れば植民地化される危険性とてあり得るのではないか? 今は友好的な関係を築ける穏和な国となっているが過去は消せない。それに将来的にはどうなるか……』 『日本を見てみろ。彼の国もブリタニアと歴史上類を見ない程の大戦争を繰り広げてきたが、今や互いの背中を預け合う強固な関係を築けているではないか』 『日本と我々では比較にならない。日本は唯一ブリタニアに対抗できる可能性を持った超大国故に対等な関係を築けたのであって、我々南大陸の諸国家では力の差が有り過ぎ一方的な隷属関係を強いられる可能性とて考えられる』 『例えそうなっても民主共和制原理主義によって白く染め上げられるよりは遥かにましだッ! メリナの王室は脱出した王女1人を残して全員処刑されたのだぞッ! それに残された民はどうなるッ!』 『だが、我々に護るだけの価値や国益を見出していなければ救援要請をしたところで突っぱねてくるかも知れん。如何にブリタニアと言えどもあの原理主義者共が相手なら相応の血が流れること必至なのだからな』 平行線を辿る彼らは、とにかく今はオセアニアへの警戒とペンタゴンへの対応を優先すべき時だとして、各々の対策を打ち出していく。 このまま手を拱いていればペンタゴンは必ずや思想の輸出を始める。それが民主共和制原理主義というものだ。 各国共に嘗てのような混乱期ではない自国に早々浸透していく筈がないと考えてはいたが、南ブリタニアの至る所に主義者が潜んでいるという可能性を考えると到底楽観視できる状況にはなかった。 どういった形で入り込んでくるのか分からない。昨日までの友人が今日はテロリストなどという信じたくない状況が発生することも考えられるのだから。 彼らは隙を見せれば総てを奪う。国も資源も人の心さえも白く染め上げてしまう。 実際、1800年代の大陸混乱期には爆発的な勢いで原理主義者が増えていったという過去がある。 それ故に南ブリタニア諸国は民主共和制原理主義を恐れ、その危険性についても良く理解していた。 特にアラウカニア=パタゴニアは過去に一度ペンタゴンと武力紛争を起こしていた経緯もあり、このまま何もせずに放置しておくつもりなど更々なかった。 時代が移り変わろうと、彼らの攻撃的な思想は何ら変わってはいないのだから。 2010年3月。 エクアドル公国とペルー王国を加えた南ブリタニア5ヶ国は、共同で『ラプラタは現在主権者不在の無政府状態であり、民主共和制原理主義組織ペンタゴンによるラプラタ民主連合共和国を国家として承認しない』との声名を発表。 それも大陸南部に幾つかの拠点を持つテロ組織が、最大拠点のラプラタで無法な行いをしているだけであると断じ国境を封鎖し、ラプラタ民主連合共和国首班を名乗るペンタゴン最高指導者ジェファーソン・デイビスを無差別大量殺人等の罪で改めて国際手配。 予想されうる嘗てのようなテロ攻撃と、一国家の基盤を乗っ取った事によって手に入れた軍事力の行使、および思想の輸出に最大限の警戒体勢を取った。 そしてやはりというべきか。ペンタゴンは国境封鎖の報復として武装闘争の選択を採ってきた。 ラプラタ空軍基地を飛び立ったEF2000ユーロファイターの編隊がラプラタ川を越え、アラウカニア=パタゴニア東部最大の都市ブエノスアイレスを急襲。スクランブル発進してきた同国空軍と戦闘になった処から戦いの火蓋は切られた。 事ここに至り、戦争の道を選ぶペンタゴンを非難したラプラタ国民も居たが、時既に遅し。 誤った選択をし続けた彼らは否応なしに巻き込まれていく。理性ある者も、そして白く染まった原理主義者も。 このペンタゴン側の動きに対し、エクアドルとペルーを除く3国は同組織の最大拠点であるラプラタへの空爆、掃討作戦で応戦していた。 戦車・戦闘機の数・性能。どれをとっても経済力が遥か上の3国の方が上回っている。開戦劈頭こそ宣戦布告無き先手であったが故に国境からほど近い都市への攻撃に成功していたペンタゴンであったが、それは僅かな期間でしか無く、自力の違いは時間を追う事に表れ、空陸を問わず次第に3国が圧倒していく形となる。 この流れは誰しもが予想できたこと。 ラプラタは最初から国力で負けているのだから1国と戦争しても勝てはしないというのに、3国を同時に相手取ってしまった時点で負けは決まっていた。 無論のこと、ペンタゴンもそれが分からないほど猪突猛進な馬鹿ではない。 彼らには劣勢なこの状況を必ずや引っくり返せるというある確信があった。 2010年9月。 『合衆国東アフリカ。大西洋への遠洋航海と外洋での特別演習の為、新型空母エイシェトと護衛艦艇を大西洋へ廻航。E.U.南アフリカが寄港地を提供か?』 『合衆国オセアニア。大洋州艦隊のサンダルフォン、ラジエルを中核とした機動部隊2個群をイースター島周辺海域へ移動。外敵からの侵略を想定した離島防衛訓練であり第3国の紛争とは無関係である』 合衆国東アフリカは40,000t級の航空母艦を最近になって手に入れていたが、それが嘗てオセアニアで使われていた中型空母であるのは誰でも知っている。 新型とは謳っていても近代化改修しただけの話であり、それをしたのもマダガスカル自治州だ。つまり実質現在に至ってもオセアニア製の空母である。 そして、オセアニアが機動部隊2個群をイースター島沖に展開して離島防衛訓練を行うというのも額面通りには受け止められない。 まるで示し合わせたかのようなこの動きはペンタゴンへの側面支援に他ならず、南ブリタニアは東西大洋と大陸内部の3正面作戦を余儀なくされる状況に追いやられる。 そう、ペンタゴンはこれを待っていた。 大きな動きを見せれば必ずや盟主が動く筈だと見込んでいたのだ。あのニューギニア戦争の時のように。 E.U.が寄港地を提供しているのも、南ブリタニアが大きく揺れれば欧州奪還を試みているユーロブリタニアのマイナスになるという、敵の敵は味方程度の考えであって、本腰入れての同盟関係ではない。 だが、東西からの圧力で大陸諸国が動けなくなるのは間違いなく、ペンタゴンとしては思惑通りに事が運び首尾は上々といった処であった。 何より盟主が動いた。これこそが重要なのだ。盟主の力を持ってすれば大陸諸国など物の数ではないのだから。 繰り返される空爆の中で彼らは笑っていた。これで管理ができると。 オセアニアと東アフリカのこの動きを観て、来るべき物が来たかと覚悟を決めたのは、ギアナ公国陸軍大将ウゴ・ラファエル・チャベス。 ペンタゴン、いやジェファーソン・デイビスが無謀な戦争に踏み切った時から予想はできていたのだ。 民主共和制原理主義組織の指導者はどれもこれも計算高い曲者が揃っている。盟主国であるオセアニアからしてそうであった。 日ブは言うに及ばず、E.U.や中華とも正面からぶつかることを避けながら自らの生存権拡大と思想の拡散を計ってきた。 現実にぶつかりそうになれば引き。ぶつからないのならば進む。1700年代後半の外征開始から延々変わらぬ強かさを保っている。 メリナ王国も、アフリカ東部も、中東も、大洋州も、ニューギニアも、自らの被害を最小限に抑えつつ拡大していき力を付け、今では中華連邦を越える程の国力を身に付けて世界第3位の大国にのし上がっていた。 彼らが初めて躓いたのは1995年。日本を甘く見すぎた結果、機動部隊2個群の喪失という大きな損害を出している。 この時も無理強いはせず劣勢と判断して引いていたが、これが仮に中華連邦が相手であったなら多少の無茶はしていたであろう。 海軍力では確実に勝っているのだからある程度の損害には目を瞑って自国の目的を優先していた筈だ。 「くそう…ッ、東アフリカだけならばどうとでもなるというものを…ッ」 チャベスは、ペンタゴンに合衆国東アフリカが加わったくらいならば、ギアナ・アルガルヴェ・アラウカニア=パタゴニア3国の力を結集すれば勝てると確信していた。 少なくとも戦争という戦いにおいては充分な勝算があった。 如何に東アフリカがオセアニアの強力な支援の下国力を倍増させているとはいえ、所詮地域大国の域を越えてはいない。 4大列強。鎖国しているオセアニアも加えて5大国の領域には達して居らず、その国力は大きくみてもアルガルヴェの6~7割といったところ。 問題はオセアニアであった。彼の国だけは南ブリタニアが束になっても勝てない相手だ。 なにせオセアニアは高い技術力もさることながら、実質的な国民皆兵制度を採用している軍事大国であり、専門的な技術が必要な兵器の取り扱いは別としても、単純な兵力だけなら4000万でも5000万でも動員が可能という異常な国。 総動員体制に入ったときの兵力数だけなら中華と並んで頭1つ抜きんでている。 無論絶海の大陸が本土である為、兵員輸送には手間取るであろう。それに人数が増えればマイナスの面も大いに出て来る。 だが、倒しても倒しても雲霞の如く沸いてくる敵など悪夢としか言えない。 こんな異常な国に対し1国で対抗可能なのは中華連邦・大日本帝国・神聖ブリタニア帝国の3国のみ。 列強の一角であるE.U.でさえも分が悪く、長期戦となれば敗北は必至。 国力が下であっても中華連邦ならば人口と、一部の突出した軍管区のお陰で互角の戦いができるであろうが、生憎と自らが所属するギアナにその様な力は無い。 兵器の質と数、兵力、何よりも国力。総ての面で圧倒されている。 もしもオセアニアとの開戦・全面戦争へと発展すれば、必死の抵抗も何処吹く風で国中を焼け野原にされる事は目に見えていた。 ユーロブリタニアに支援を求めるという考えも過ぎったが、欧州奪還を計画しているらしい彼らが果たして兵力の提供をしてくれるかという不安が拭えない。 結果としてみれば正に四面楚歌。 「最悪の想定としてこうなることは予想できていたというのに…ッ」 今更ながらに悔やまれる。ブリタニアへの救援要請を出さなかった事が。 『我が国も南大陸の混乱を見過ごす事はできない。協力できる事があればいつでも頼って欲しい』 そう申し出てくれていた彼の国の言葉を聞き流してしまった事が。 「昔は侵略主義であったが今のブリタニアは違う――何度も進言していたというのに石頭の宰相達のお陰でこの様だッ!」 ウゴ・ラファエル・チャベス。彼は南ブリタニア諸国に数多く居るライエル主義派と呼ばれる改革主義者の1人であった。 賢帝ライエル――侵略主義を改めて国内改革に全力を注ぐという、それまでの方針からまったく違う方向へと舵を切った神聖ブリタニア帝国中興の祖。 彼の真新しい政策の数々は、それまで力による拡大のみに終始していたブリタニアに新たな風を吹き込ませ、南ブリタニア諸国にも大きな恩恵をもたらした事で知られている。 ブリタニアを変えた事で知られるのは何も彼だけではない。新大陸開祖リカルド大帝。英雄帝クレア。賢帝ライエル。そして現皇帝シャルル。 歴史の転換点に現れ、大きな変化をもたらす皇帝達は、皆南北両大陸に新しい何かを産み落としていった。 特に英雄帝クレアと賢帝ライエルの流れから一気にブリタニアの平和主義化が進んでいった為、侵略される側であった南側の国々にも両皇帝の信棒者は多いのだ。 両皇帝の時代から百と数十年。以後彼の国は一度たりとも侵略主義に立ち戻ってはいない。信用を失うのは一瞬であるが、作るのは時間が掛かる。 ブリタニアはその作る方に時間を掛けてチャベスのような心からの親ブリタニア派を生み出していた。 しかしながら、未だ不審を抱いている者も多いという事実もまた存在し、今回それが最悪の形となって表れてしまったのである。 南ブリタニア3国。 民主共和制原理主義組織ペンタゴン。 この時まさに双方の思惑は逆転していた。 3国は敗北の予感を。ペンタゴンは自らの勝利と共に合衆国南ブリタニアの実現を思い描いていた。 しかし、事態は双方の思惑を越えて動き出す。 ニューギニア戦争の時、大日本帝国は友好的な付き合いをしていた東南アジアの危機に駆け付けた。 ならば今のブリタニアはどうか? 日本と似通ってきた穏和なブリタニアは、南ブリタニア諸国と友好関係にあるのではないのか? 一度あれば二度あり、二度あることは三度ある。列強が動けばまた列強が動く。それが仮想敵国、それも最大の仮想敵であるならば。 日本がそうであったように、友好関係にあり自国の勢力圏であると考えている国が危機に晒されているのならば、要請無くとも駆け付ける可能性は大いにあるのではないのだろうか。 これは正しくなかった。動くといったその時には、もう動いているのが彼の国であるのだから。 建国以来変わらぬ絶対なる君主の下行われるという他に類を見ない迅速なる対応は、永の平和な世が続こうとも健在であったのだ。 『公海上での海賊に対する演習』 滑稽とも取れる理由を付けて南ブリタニア大陸西海岸沖の“公海”に演習目的の艦隊が現れたのは、オセアニア大洋州艦隊が“演習”の為にイースター島周辺に向かった時より2月後。 その陣容はオセアニア艦隊よりも更に大規模な100,000t超えの巨大空母と、戦艦までセットにした目を疑うものであり、彼らの言った“公海上”を埋め尽くし、大陸の防波堤となるような形で展開してきた。 迅速なその動きに紛争当事者達は皆驚きの声を上げていた。最も彼の国が南ブリタニアの要請無くとも動く時は独自に動くと判断していたオセアニア艦隊だけは終始冷静な対応をとっていたが、本国では紛争介入を押し切った国防次官が激怒していたらしい。 『これは公海上においての自国船籍の船を護る為の防衛訓練であり第3国の紛争とは無関係である』 まるでオセアニア側の発表をそのまま引用したかのように記者会見で述べたのは齢18歳の若き天才、神聖ブリタニア帝国宰相シュナイゼル・エル・ブリタニア。 『尚、防衛訓練に参加する艦隊の補給には盟友日本の補給艦隊も参加している。但し我が国は防衛訓練。日本は補給訓練での参加となり あくまでも訓練・演習であって“第3国の紛争介入に来たのではない”これを徹底しておきます。どうやら何処かの国も離島防衛の為の“演習”に訪れているようですが』 彼は何度も繰り返す。第3国同士の紛争には介入しないと。 彼は南ブリタニアの国々が潜在的に持っている不信感を考慮した上でこのように述べている。 紛争介入を名目にして南ブリタニアへの進駐を計り、隷属を迫られる。この種の強迫観念が未だ存在していることを知っているのだ。 だからこそいつでも助ける用意はできているとメッセージを送りつつ、救援要請がない以上無理とに介入するという手段は採らなかった。 これは嘗て世界有数の侵略国家として恐れられていたブリタニアの業なのだ。拡大主義を改めてより100年以上の歳月が流れても尚その残滓を残している。 それにブリタニアは戦争その物は否定して居らず、弱肉強食という考え方と基本路線も昔から何ら変わっては居ない。 強き者が上に立つ――自然の摂理であり、この世界の不変の掟。 こぼれ落ちてしまった弱者の救済も手厚いが、それは助けを求める弱者を見捨てないのもまた強者としての勤めであるからに過ぎず、努力をしようともしない弱者に対しては弱肉強食の国是の下容赦なく切り捨てる。 あくまでも拡大主義を停止させただけであり、必要と在らば戦争という手段を用いてでも問題解決を図るというのが今のブリタニアにとっての基本方針。 唯一変わったのは、協調できる他者とは共に歩むという部分であろうか。その結果手に入れたのが日本という得難いパートナーであるのだが。 だが、オセアニア……いや、民主共和制原理主義は違う。あれは明確なる敵として見据えている。協調も何もない相容れぬ存在であり忌むべき敵。 混乱ある処に必ず奴らは現れ、油断したその時には何かを奪い破壊していく。時には総てを白く染め上げ、人を人でなくしてしまう。 その相容れぬ存在が、同じく相容れない思想を持って忍び寄ろうというのなら、力を持っての排除に乗り出すのみ。 (あの連中の好き勝手な振る舞いをこれ以上放置しておくつもりはない) シュナイゼルはイースター島に展開するオセアニア艦隊へも呼び掛ける。双方共に第3国の事は忘れて楽しい演習をしようじゃないかと。 無論、南ブリタニア沖の大西洋公海上にもブリタニア艦隊は展開していた。 旗艦である空母ハドリアヌスを指揮する顎ヒゲを蓄えた気性の激しさを感じさせる風貌の壮年男性は、眼前で相対する小さな艦隊を前にして、仁王立ちしながら自分の評価を気にし出す。 「訓練・演習といっても、なにやら血が騒ぐ。此処であの原理主義者共を叩けばニューギニア戦争の英雄のようになれるだろうか」 ニューギニア戦争の英雄とは、現大日本帝国海軍大臣……いや、国防大臣の山本五十六の事である。 15年前、共通の仮想敵国であるオセアニア相手に僅か2隻の巡洋艦大破・1隻の駆逐艦撃沈という損害と引き替える形で、2個空母群を壊滅させた大提督。 言うまでもなく個艦性能など基本的な兵器の質の差に加えて数でも勝っていたのだから当然の結果とも言えたが、それでも2個空母群壊滅というのは大きな戦果だ。 そして、その戦果を挙げたニューギニア戦争の英雄は壮年男性――南ブリタニア大陸東方派遣艦隊司令アプソン・トンプソン将軍の憧れの人。 「アプソン将軍、山本大臣のような英雄になられたいのでしたら東アフリカ艦隊ではなくオセアニア艦隊と戦ってください。東アフリカの弱小艦隊を叩いた処で大した評価にはなりませんよ」 自らが憧れる山本提督のように大戦火を挙げたいとうずうずするアプソン将軍に、勝手な事をされては叶わないと釘を刺したのはハドリアヌスの艦長だ。 優秀ではあるのだが、評価ばかりを気にするのがこの将軍の玉に瑕な処であった。 それに40,000tの中型空母1隻に旧式の巡洋艦が2隻。駆逐艦6席。計9隻。 補助艦艇等を入れても20隻行かない東アフリカ艦隊を、100,000t級空母ハドリアヌス以下50隻から成る主力艦艇で封鎖しているのだから、仮に戦闘となり勝利したとしてもアプソン将軍が山本提督と同じ名声を手に入れるのは不可能。 せいぜい弱い者イジメのアプソンとか言われて陰口を叩かれるのがオチである。 「それと、これは一応“海賊行為に対処する為の演習”“訓練”であって我々は戦争しに来たのではありません。やっこさんの言う“外洋での特別演習”とやらと同じです」 「言われずとも分っておるわッ!」 南ブリタニア西方太平洋上。 「敵……じゃなかった。オセアニア艦隊空母サンダルフォンから発艦したと思われるアンノウンが接近中」 「アンノウンだと? ニューギニア戦争の時の機体ではない新型か。ふん、引き籠もりの原理主義者共がよくもまあ第5世代に分類される機を開発できた物だ」 南ブリタニア西方派遣艦隊旗艦イングルバラのブリッジで吐き捨てたのは、同艦隊司令を務める男。 「如何なさいますか?」 「そうだな……向こうが飛ばしたのなら此方も艦隊上空に航空部隊を展開してやれ。但し撃つなよ? これは第3国の紛争には関係のない“軍事演習”なのだからな。 無論、原理主義者共が一発でも撃ってきたら遠慮することなく叩き落とせ」 「Yes, My Lord。唯ひとこと申し上げますカラレス閣下。ブリッジにどんぶり持ち込んで月見そばを食べないでください」 「ええいうるさいッ! 南雲卿より頂いた折角のお土産を見晴らしの良いブリッジで食したいという私の気持ちがわからんのかッ! それに日本の諺にもあるだろう、腹が減っては戦ができぬとッ!」 (だからって食い物をブリッジに持ってくんじゃねーよッ! 部屋で喰え部屋でッ!) オペレーターを務める青年は凶暴な性格の艦隊司令――カラレス将軍には直接言えないので心の中で悪態を付いた。 「やれやれ。南ブリタニアに存在感を示すためとはいえ、地球の裏側まで来る事になろうとは……」 南ブリタニアへの側面支援……もとい。ブリタニアと共に対海賊合同演習に参加していた大日本帝国の補給艦隊を指揮する南雲忠一は、深い溜息を付きながらブリタニア空母イングルバラを発艦した菱形の戦闘機が似たような形状のオセアニア戦闘機を追い払うのをぼんやりと眺めていた。 「南雲司令。イングルバラより通信が入っておりますが」 「繋いでくれ」 「はッ」 繋がったモニターに現れたのは濃いヒゲ面のむさい中年男。何故かその手にはどんぶりを持っている。 「何用ですかなカラレス将軍。もしやオセアニア側に新たな動きでも?」 一応名目上の日ブ合同演習艦隊司令を任されているカラレスであった。 (態々通信を開いてきたのだからオセアニア軍に動きがあったのか? 此方はまだ何も掴んでは居ないが) 気を引き締める南雲であったが違う違うと手を振ったカラレスの言葉に唖然とさせられた。 『南雲卿。卿に頂いたこの蕎麦を先ほど食して居ったのですが……いや、実に美味ですな』 「それは此方としても差し上げた甲斐があったというものですが……まさかそれだけなのですかな?」 『ええ、それだけですぞ』 (・・・・・・作戦行動中に何をやっとるんだこの男は) 余裕の裏返しなのか、暢気に蕎麦を食っていたカラレスに呆れて物も言えない南雲は、通信が切れると再び空を舞うブリタニア軍機を眺めるのであった。 余談だが、後に南ブリタニア大陸東西に壁のように張り付いて、弾丸1つ通さなかった事から呼ばれるようになったこの作戦、 オペレーション『シールド・オブ・イージス』を切っ掛けとして、南雲忠一は駐ブリタニア日本大使館付き駐在官となり、ある不機嫌な淑女との出逢いを得て引退後の余生をブリタニアで過ごす事となる。 イースター島沖公海上。 「不用意な挑発は避けるよう全艦に通達しろ」 冷静な声で命令を下したオセアニア海軍大洋州艦隊司令。 彼は旗艦サンダルフォンのレーダーに映る自軍の倍はあろうかという艦影を睨み付けていた。 「アラウカニア=パタゴニアとのイースター島紛争の際にはだんまりだったというのに今回は素早いお出ましだったな。流石に南ブリタニア本土への侵入は許さないという訳か」 本国からの命令ではブリタニアが動く気配を見せなければ演習から“実戦”に切り替えろ。 後続部隊の出撃準備も整えてある。との連絡を貰っていたが、動く気配処か実際に眼前へと立ちはだかられてしまうと打つ手がない。 強行突破。開戦という選択もあったが、日本艦隊とぶつかったニューギニア戦争特の敗北を考えると、その時以上の戦力を目の前にして下手な手出しは出来なかった。 「国防次官殿はあわよくば大陸の半分くらいは分捕るつもりで居られたようだが……当てが外れたな」 E.U.の協力を取り付け東アフリカの寄港地まで用意させて東西から南ブリタニアを攻撃する筈であった計画が総て水泡に帰した。 サンダルフォン・ラジエルとその護衛艦群に加え、後続のサディケル・ヨフィエルを中核とした機動部隊4個群を持ってしても打ち破れるかどうかといえば比較劣勢。 75,000tのメタトロン級空母4隻と250機以上の艦載機に、潜水艦も含めた戦闘艦艇50隻。そこらの小国など2.3国纏めて潰せる戦力だ。 これに規模は小さいながらも東アフリカの艦隊が加わるのだから南ブリタニア攻略の第1陣としては申し分ない戦力の筈であった。 「相手がブリタニアや日本でさえなければ……」 その一言に尽きるだろう。 本国も馬鹿ではない。こうしてブリタニアが立ち塞がってきた以上撤退を指示するはずだ。 でなければ、勢いに任せて突っ込んだニューギニア戦争の二の舞となる。 あの時の損害は人名・金共に看過できる範囲を超えていたのだから、自らがその愚を犯すわけにも行かないし、無能のレッテルを貼られて更迭・軍法会議の途に付くなど御免被りたい。 無論、軍人であるからにはやれと命令されればやる覚悟はできている。向こうから撃ってくれば当然応戦するし全力で行くつもりであった。 唯、如何にブリタニアとはいえこれだけの正面戦力でぶつかればただでは済まない事が分っている故に、向こう側にも自ら開戦の引き金を引く意図はないだろう。 奴らの狙いがオセアニアによるラプラタ紛争介入阻止にあるのは明らかだ。 「日ブのどちらかと本気でやるつもりならE.U.も引き込まなければならんが、両国の関係を考えるならどちらか一方と開戦した時点で両方を相手取ることになるか」 現実的な事を考えながら本国よりの撤退命令を待つ彼の頭の中には、最早戦争の2文字など残ってはいなかった。 南ブリタニア東西海上に展開した4つの艦隊は演習という名目の下睨み合いを続け、東西で合わせて100隻を超える主力艦が展開しながらも双方が口にした第3国への軍事的介入ではないというその言葉の通り、終ぞ戦闘行為が行われる事はなく矛を収める方向に向かっていく。 こうして思いも寄らない形で双方の友好国が行った自称“演習”は、結果的にペンタゴン側にとって大きく不利となった。期待していた盟主の介入は最早不可能であるというのは疑うべくも無く。 「忌々しいブリタニアの小僧めがッ」 思惑を外され、戦いを根底から引っ繰り返されてしまったジェファーソン・デイビスは、隠れ潜む逃亡先でテレビに映った若く容姿端麗な帝国宰相に罵声を浴びせていた。 「だが、この程度で勝った気になるなよッ! 私が健在である限りペンタゴンは不滅……例え私が死のうとも『楽園』は不滅なのだッ! 同志達に告ぐッ! この聖戦に勝利し、全天に秩序ある美しき世界をッ!」 不利になり追い込まれた筈のペンタゴン。だが、彼らは降伏しなかった。 降伏する処か、至る所で自爆攻撃さえ敢行して激しい抵抗を見せ、不意の攻撃に晒された南ブリタニア各国軍の犠牲は良好な戦況とは真逆で日増しに増えていくばかり。 それだけではない。彼らは非戦闘地域や民間人すらもターゲットにしてきたのだ。先日もアラウカニア=パタゴニア首都ペルケンコに侵入した戦闘員に自爆テロを実行され多数の死傷者を出したばかり。 ペンタゴン……いや、民主共和制原理主義組織の何よりも厄介な処はその性質にある。 拠点を墜とされても、地域を追われようとも崩壊することはなく、思想であるが故に知らず知らずの内に浸透しては自国民がテロリストに変えられてしまうという恐怖。 これに打ち勝つ方法は2つ。1つは組織の人間を根絶やしにすること。構成員が存在しなければ闘争も何もない。 もう1つは力ある正しき者――彼らが狂信するその存在の排除。 狂信者達は力ある正しき者が居る限り負けることはない。負けてはいないのだから何度でもテロを繰り返す。 ラプラタ内部の兵器工場を潰しても潰しても外部から兵器を手に入れ、戦車や民間船擬装の軍用船すら用いて時には自らの肉体を爆弾としながら武装闘争を続けるのだ。 無論、ラプラタ東方共和国――民主政権時代の国軍が丸ごと消滅しようと彼らが降伏する事は無い。 オセアニアは言った。訓練であると。 東アフリカは言った。訓練であると。 そしてブリタニアは言った。訓練であると。 故に南ブリタニア各国は共に彼らにとっての力ある者――最高指導者ジェファーソン・デイビスの捕縛若しくは殺害を自力で行わなければならない。 間接的な援助を行ってくれた嘗ての侵略国家よりの心強い援護を無駄にしない為にも。 だが、最大目標にして行方を追っているジェファーソン・デイビス、その行方は様として掴めない。 そんな中で起きたギアナ公国陸軍大将の狙撃事件は、一連のテロ掃討作戦の報復であると容易に想像ができた。 同時に総てを台無しにしてくれたブリタニアへのメッセージであると…… * 2011年12月 E.U.南アフリカ ヨハネスブルグ 「未来を作るのは今の人間……明日という未来が今日と同じであるとは限らない」 オープンカフェのテーブルで白髪をオールバックにしたサングラスの男はコーヒー片手に新聞を読みながらぽつりと呟く。 彼が読んでいる記事の内容は、一面に掲載されたギアナ公国陸軍ウゴ・チャベス大将狙撃事件のニュース。 今日は各紙これが一面に出ている。最近の中華連邦内部の対立や中東情勢以外では最も大きな事件なのだから当然だ。 下らない芸能ニュースや的外れな批判ばかりしている何処かの新聞などもあったが、大体各社共に共通した内容でトップニュースとなっていた。 「先日までのチャベス卿は、今日という未来に自分がこうなっているとは思いもしなかっただろう」 昨日元気に演説していた彼は語っていた『我がギアナ公国軍の精鋭は大陸に巣くう癌細胞に痛烈な一撃を浴びせたッ!』と。 「さて、痛烈な一撃を浴びたのは果たしてどちらであったのか?」 その言葉がそっくりそのまま自らの身へと返ってきたのだから、痛烈な一撃を浴びたのは寧ろギアナの方だったのではないのだろうか。 彼らの空爆が、掃討作戦が、共にデイビスを追い詰めることができていないのを知っている彼からすれば、作戦指揮官のチャベスの演説は真に滑稽なものと思えた。 「ですが、仕留め切れなかったのは痛恨事では? あの猛将は復活すれば今以上の大攻勢に出て来る筈です」 まるで質問するような口調の男に対し声を掛けたのは、向かい側の席に座っていた別の男。 男は彼と同様に質問調の言を投げ掛けていたが、彼は気にする程のことでもないといった感じの軽い調子で答える。 「ふ、仕留めることこそ失敗したが1日2日で回復するような軽傷でもない。それに、ギアナも安全圏ではないのだと分からせろというのが依頼内容だ。である以上デイビスからの依頼は充分に果たせている。 治安の良い首都の直中で多くの護衛に護られながらも陸軍司令官が狙撃されたのだからギアナ国民も周知しただろう。ペンタゴンと戦い続けている以上ギアナも安全ではないのだと。少しでも不安が広がればそれでいい。 後は彼らが何処までやれるかだ。こちらとしては表立っての援助が難しい以上、東アフリカを通じて行う支援が限界なのだからな。まったくもって忌々しい限りだよあの2つの大帝国は。 奴らの目さえ無ければ、東南アジアも南ブリタニアも、疾の昔に管理できていたものを」 「確かに仰られる通りではありますが、あまりに楽観視し過ぎではありませんかヴァーチャーズ・キル。ギアナの秘密警察は血眼になって捜しています。場合によっては御自身にまで捜査の手が及びますよ」 「おやおや。私が捜査対象であるとは聞き捨てならないな。私が一体何をしたというのかね? こんな――」 彼は男の忠言に読んでいた新聞をたたみサングラスを外す。 「こんな盲目のか弱い私に何が出来るのか聞いてみたいものだ」 現れた素顔、サングラスの下にあったのは灰色に濁った色のない瞳。 誰が見ても視力が無いであろうことは分かるその灰色の目で男の両目を射貫く。 「そういえばそうでしたね。これはとんだ失礼を申しましたキル・ワーカーさん」 男は彼――キル・ワーカーという名の盲目の男に謝罪する。目の見えない者に何ができる。ましてや銃撃などという視力があること前提の行為などできませんねと。 黒その物な話をして置きながら、まるで関係ないという態度に切り替わった2人の間で淡々とした会話の応酬が続く。 「分ったら早く犯罪者を捕まえてくれたまえよ。市民の安全を護るのが貴方方警察のお役目だろう?」 「これは手厳しい。ヨハネスブルグは犯罪都市などという蔑称を付けられる程に治安が悪く、犯罪者はそこら中にウヨウヨしておりますので、その中から1人の暗殺者を見つけるのは困難を極めます。ましてや目の見えないスナイパーなど“常識的に考えて”存在する筈ありませんから」 男、ヨハネスブルグ市警察の刑事が冗談交じりに言うと、キル・ワーカーは「確かに」と一言返し、再び手にしていた新聞の続きを読み始める。 「それならば尚更必要となるな。しっかりと管理された全天に秩序ある美しき世界が」 「ええそうですね。犯罪も何もない綺麗で真っ白な、全天に秩序ある美しき世界が」 鳥が羽ばたくような赤い光がキル・ワーカーの灰色の瞳に浮かんでいる。 光り続けるその目は盲目。だが、確かに写し出していた。 手に持つ新聞一面に書き綴られた、見えない筈の小さな文字を……。 終わりです。思想などにはあまり詳しくない為色々おかしな話になっているかもしれないのですが南ブリタニアの国々の話でした。 他の国々の人口は増加しているにも拘わらずウルグアイの人口だけが史実よりも少ないのは、政治的混乱と永の景気低迷に加え戦争・紛争等の影響の結果という想定になっております。 この南ブリタニア情勢は過去話なので本編の2019年では情勢変化しております。 書きたかった内容と随分変わってしまいました。 ご批判ご意見および、どこか矛盾があったりおかしかったりする処にお気づきの際は、ご教授・御指摘の程、よろしくお願いします。 改訂版、お話し作りなどの参考になりとても助かりますので。 いつも多くの感想を頂きありがとうございます。大変励みになっております。 それでは失礼いたします。
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<メインキャスト>キョン子 <サブ>聖 ルルーシュ・ランペルージ カリム・グラシア <講師>名前を入れてね <メインキャスト> キョン子 AA:キョン子 出展: 種族:吸血姫(カルミラ) <サブ> 聖 AA:聖白蓮 出展:東方プロジェクト 種族:創造神(ペジリオ) , i // / \ , "´ ̄ |  ̄` 、 // / . \.\ , _,,.. -──- 、,_ / \\ ,.. ´ ` ..、 \ / ,. " . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . ヽ / ヽ _,,.. "´ / / / | ハ `ヽ ; / / ,∠ ハ / ̄|ヽ. ; ; ニ==─ ‐ ; ; / _/ |/ ァ==、|! .| }. { |! / " ̄` "リ / / 、 人. { " . ∠,.イ ; ――― わたしです! ソ ノ ゝ _,. ム 、 { _,,.. "´ ´ イ 人 ` ,.イ| ヽ八  / ノ l|>, 、.,_,. イ / __ ) `ヽ.(\ /`! / / __{ /__r|、__,ム-‐l " `ヽ (\ ヽ ; /) / / `7/ { -‐} ; 、 (ヽ ヽ } \ {/ /´l / // /`ー---‐ヘ ∨ ヽ l`ヽ ; \\  ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ 、 /´l ; / /`ー-----‐ヘ \ ;rァ ´ /, ┃ ● 聖(ヒジリ)   ┃ ノ\ `ヽ / ; \.,_l/_/ ; ;= {八 /} ト、 \ \  ┗━┯━━━━━━━━━━━━━┛─┐ ´ | {ヽ ノ}、={ {` ー--ァi---‐ "} } | \ / / , │ 種族 : 創造神(ペジリオ) │ { 、 \___/ }人 、// \\ソ 人 、 Y /} } └───────────────┘ 、 \ /} ヽ } " l | ` { イ ム \ / | / ルルーシュ・ランペルージ AA:ルルーシュ・ランペルージ 出展: 種族: ,. . . ´.  ̄. . . > 、 ,. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . > 、 /. . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . > 、 /. /. . . l. . ./. . . . . . . /. . . . . . /. . . l. . . . . .ヽ ,. . ./. . . . |/. . . . . . ./. . . . . . . ./. . . . .|. . . . . . 爪 /イ./. . . . . .!. . . . . . /. . . . /. . /. . . . . .トー-、. 爪 /,. l. . . . . . . |. . . /. . . . ./. . . ./. . . . 人.`ー 、VL ,\ ,_, ,イ. . . . . . . |//フ>く//V. . . . /ゝ、`ーム ゝ┴  ̄ \-、-、 | |. .ム. . . . |〃隹不 フ /. //≠―チ> 、_ ァγ ´/イ \ ’ , l. ll. . 八ゝヒ角ムメ./. 彡´ テri一 ,. . . . . . . lヽ ー " /| イ/ \ ,. .ヽヽ ヽ l 〔角7 "/. . . . . r  ̄ __./ | V \ l. . ゝヽ. ` / ` //. /. . /" ̄ Y .\ 从. . . . l \ ____ ,. . /. /V 乂 \ , ´//リ. .! \  ̄ ̄ " イ. . .|/レ ` < ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ //j. .不 \ ィ ´. . . . |乂" ` < .\   ┃ ● ルルーシュ・ランペルージ   ┃ / ⊂ニテニ> <ニ乂|乂 ` マ  ┗━┯━━━━━━━━━━━━━┛─┐ イ | | | | 从 _____ ヽ  │ 役職 : 第11代ユリタニア国王   │ |リ厄 | | | |う||__/ヽー ´ ヽ - 、 __ _V └───────────────┘ 人ク | | | | )ル ノ / / ヽ―――≦ / / 丁 ! ! | | / / / < __/ | | | | / ! / < < > | | 片V / < < カリム・グラシア AA:カリム・グラシア 出展: 種族: _ -――‐- _ , ´ ___ \` 、 /,r<. ____ ヽ ヽ ヽ / /」 ` ヽヾ , ハ / / ,ム ヽ ト、 l , i i / / | |ヘ i! .!-ヽ=ト=|- .! .| / { 斗=\ヾ∨≠iチぅミx ト、 , .| .! ∧ ヘ ,ィ=ミ``\ マ_ン,.! レ , .| .ハ ヽ ヽゞマム / | !―┴..、 ! { \ \ハ ` 、ァ ,./ |. . . . . . / Ⅵ ∨ .| l>......_// /. . . . . /_\ ヾ. ∧ _」 ハ__f‐v‐/ /__/. . . .  ̄\   / ̄レ´! ! `T/ / /⌒ヽ. . .. . ._> > ´ | /くニ只{. / / \´ \ \、 \ // //介i | { /! >-、 ヽ ヾ==i\ニ/,ィ! く/ // Lハ ! ∧!___// フ1 .ハ ∧/// ヽ / ||| ヽ! / ハ―― ´ /ヽ! } ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ / 人 {ー{ ヽ⊆ヽ.っ ∨ } /ヽ リ ハ ┃ ● カリム・グラシア ┃ / // ハ! \ ⊆ニヽっ}っ ;.イ ̄ ̄ {∧ ∨ ∧ } ┗━┯━━━━━━━━━━━━━┛─┐ /乂 / / /⊂ニ.`っ| _ / _{_ |_.」_/ / Y │ 役職 : 王宮敷地内神殿・司祭 │ . //`ー//f´ ̄/7 7ノ (`ヽ〉ヽ.iヽ ̄ヽ\´ !___/ヽ ! └───────────────┘ 〈. / /// // ハ__У 廴__|.∧ ヽヽ | | } } . ヽヽ / { ,ヘ_ // /__}/ ヽ‐ヘ ヽ>―r1 / / / } .} \. \/`ヽ__//L_ >`―r< //,.∠ -‐ ハ /ィ 、 ヽ ⊥o./ニ[二]ニニ! o_⊥ヘ.//{ r―ァ‐.ァ‐ } } {. / / 人 /.o/T 「「 o ∨ | { // |.| !/// / }/,r liト; i 廴.__ \_」 `<_ / {{ .{/ ,// i !ヘ / ハ \ ∨`ー―i } <講師> 名前を入れてね AA: 出展: 種族:
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書名 酒場の文化史 ドリンカーたちの華麗な足跡 書誌情報 出版社(叢書・シリーズ名)TBSブリタニカ(サントリー博物館文庫) 発行年月日1983年4月日 版型 造本データ ページ数(未確認) 定価(未確認) 装丁(未確認) 異版 酒場の文化史(文庫版) 目次 あとがきより 主な初出 補記
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<目次> ■1.はじめに ■2.法価値論、正義、法的安定性、衡平 ■3.狭義の正義・・・手続的/形式的/配分的正義 ■4.価値論一般 ■5.法の支配 ■6.ご意見、情報提供 ■1.はじめに 政治思想・政治哲学の根本的価値が「自由(freedom/liberty)」という言葉で表現されるように、 法思想・法哲学の根本的価値は「正義(justice)」という言葉で伝統的に表現されてきた。 ここでは「正義」概念に関して概括的整理を行うとともに、「法の支配」理念との関係について考察する。 ※サイズが合わない場合はこちらをクリック。 ※なお、「自由」概念に関しては下記参照。 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ■2.法価値論、正義、法的安定性、衡平 ※まず、法価値論、および、①正義、②法的安定性、③衡平、といった法価値を構成する基礎用語の説明。 ※なお、添付図では、法価値を構成する3つの要素のうち、【法的安定性】、【衡平】と区別された意味での【正義】を、「狭義の正義」と便宜的に呼び、これに対して、【法価値論】の用語説明にあるように、法価値論を一括して「正義論」と呼び習わす場合の「正義」を「広義の正義」と呼んでいる。 ほうかちろん【法価値論】legal axiology 日本語版ブリタニカ 法的な価値について考察する研究分野。法的な価値は正義という言葉で表現されることが多いから、正義論といってもよい。 古代ギリシア以来、法哲学の主要分野をなしてきたが、最近は、①規範的倫理学と、②分析的倫理学の区別に対応して、①規範的法価値論と②分析的法価値論(メタ法価値論)とが明確に区別されるようになった。 せいぎ【正義】 広辞苑 ① [荀子(正名)]正しいすじみち、人がふみ行うべき正しい道。「-を貫く」 ② [漢書(律暦志上)]正しい意義または注解。「尚書-」 ③ (justice) (ア) 社会全体の幸福を保障する秩序を実現し維持すること。プラトンは国家の各成員がそれぞれの責務を果たし、国家全体として調和があることを正義とし、アリストテレスは能力に応じた公平な分配を正義とした。近代では社会の成員の自由と平等が正義の観念の中心となり、自由主義的民主主義社会は各人の法的な平等を実現した。 これを単に形式的なものと見るマルキシズムは、真の正義は社会主義によって初めて実現されると主張するが、現在ではイデオロギーを超えた正義が模索されている。 (イ) 社会の正義に適った行為をなしうるような個人の徳性。 せいぎ【正義】justice 日本語版ブリタニカ 人間の社会的関係において実現されるべき究極的な価値。 ▽ 善(※注: agothos, bonum, good)と同義に用いられることもあるが、 (1) 善が、主として人間の個人的態度にかかわる道徳的な価値を指すのに対して、 (2) 正義は、人間の対他的関係の規律にかかわる法的な価値を指す。 ▽ 正義とは何か、という問題については、古来さまざまな解答が示されてきたが、一般的な価値ないし価値基準に関する見解と同様に 1 正義を客観的な実在と考える客観主義的・絶対主義的正義論と、 2 正義を主観的な確信と考える主観主義的・相対主義的正義論とに大別できよう。 法思想の領域では、だいたいにおいて、自然法論が 1 前者に、法実証主義が 2 後者に、属する。 ▽ 従来の正義論のうちでは、アリストテレスやキケロの見解が名高く、与えた影響も大きい。 (ア) アリストテレスは、道徳と区別される正義(特殊的正義)について、①配分的正義と、②交換的正義(平均的正義、調整的正義とも訳される)とを区別し、 ① 前者は、公民としての各人の価値・功績に応じて、名誉や財貨を配分することにおいて成立し、 ② 後者は、私人としての各人の相互交渉から生じる利害を平均・調整することにおいて成立する、とした。 (イ) キケロは、この①配分的正義と同様な内容を、「各人に彼のものを」という公式で表現した。 ほうてきあんていせい【法的安定性】Rechtssicherheit 日本語版ブリタニカ 法の支配ないしは法治主義の思想のもとにおける一種の法価値。法的安全、法的確実性ともいわれる。 ▽ この言葉は、 (1) 法による安定性、つまり、法による社会秩序維持がもたらす社会生活の安定、という価値と、 (2) 法の安定性、つまり、法それ自体の安定からもたらされる法価値、という2つの意味に用いられる。 (1)前者は、(2)後者を前提にして成り立ち、しかも、①平和、ないしは、②秩序、と同意義であるので、(2)後者の「法の安定性」が、固有の意味で法的安定性である。 ▽ (2)この安定性は、次の要求を満たすことによって確保される。 第一は、 法が実定法であること、 第二は、 その法の解釈・適用が客観的であること、 第三は、 その法の実効性があること。 ▽ 法的安定性は、また、法の目的でもあり、法が追求すべき正義・衡平などの高次の諸価値を達成するために、まず実現すべき卑近な第一次的な目的とされている。 こうへい【衡平】 equity 日本語版ブリタニカ 具体的事件に法を適用すると実際に不当・不公平な結果になるようなとき、それを是正する原理。 「法は善と衡平の術なり」ともいわれ、この原理から、 1 古代ローマ法では、 ①市民法に対する、②法務官法が、 2 イギリスでは、 ①コモン・ローに対する、②エクイティー(衡平法)が、生まれた。 ■3.狭義の正義・・・手続的/形式的/配分的正義 ※次に、手続的正義、形式的正義、(実質的正義の中の)配分的正義、をそれぞれ理解するための用語説明 デュー・プロセス・オブ・ロー【due process of law】 日本語版ブリタニカ 法によって定められた適正手続のこと。 (1) アメリカ合衆国憲法は、「法の適正手続によらなければ、①生命、②自由、または、③財産を奪われることはない」(修正5条)と規定している。 これは、マグナ・カルタ39条中の「自由人は、同輩によって構成された合法的な法廷および国法によるのでなければ、①逮捕、②監禁、③差押え、④法外放置、もしくは、⑤追放を受け、または、⑥その他の方法によって侵害されることはない」の規定に淵源をもつ、といわれている。 この修正5条は、個人の憲法上の権利を侵害する州の行為には適用できなかったので、1868年に、さらに修正14条が追加され、州の行為にも適正手続の拘束が及ぼされることになった。 1 デュー・プロセス・オブ・ローは、アメリカでも当初は文字通り手続的制限規定と解されていたが、 2 19世紀末頃より、実体的適性の意味にも解されるようになり、連邦最高裁判所は、その中に契約の自由などを読み込んで、社会経済立法の多くを違憲と判示した。 3 しかし、1937年を契機に、最高裁判所は判例を変更し、ニュー・ディール諸法を合憲とするに至り(⇒私有財産制)、以後、学説・判例において、実体的デュー・プロセスの考え方には消極的ないし警戒的態度が一般的となった。 4 もっとも、1960年代なかばから、とりわけ70年代以降、実体的デュー・プロセス論の復活の兆しが見受けられる。 (2) 日本では、日本国憲法は、「何人も、法律の定める手続きによらなければ、その①生命若しくは②自由を奪はれ、又は③その他の刑罰を科せられない」(31条)と規定している。 この規定は、今日では、 1 「手続」とは、①純然たる手続のみならず、②実体要件までも含み、 2 「法律の定める」とは、①ただ形式的に「法定」の意味ではなく、②内容的にも適正なものでなければならないことを意味している、という理解が確立している。 かくじんにかれのものを【各人に彼のものを】 suum cuique 日本語版ブリタニカ 正義についてキケロが述べた言葉、「各人に彼のものを配分すること、それがまさに最高の正義である」suum cuique tribuere, ea demum summa justitia est や、ウルピアヌスの言葉を簡略化したもの。アリストテレスの配分的正義とともに、正義に関する簡潔・的確な表現として名高い。 しかし、正義が問題となる際に議論の的となる「何が彼のものであるか」について明らかにしていない点で、内容の空疎な公式に過ぎない、と批判されることもある。「何が彼のものであるか」を定めた既存の法秩序を前提してのみ機能する公式といえよう。 はいぶんてきせいぎ【配分的正義】 dianemetikon dikaion; justitia distributiva 日本語版ブリタニカ アリストテレスに由来し、トマス=アクィナスのラテン語への翻訳と注解によってスコラ学に定着した正義の分類の一つ。交換的 commutative 正義に対置する。すなわち、 1 ある共同体の権威者によって 2 ①利益と②負担とが 3 その共同体の各成員の業績や能力に比例して配分されること、を要求する正義。 今日の公法上の正義に近いが、業績や能力を評価する基準を何とするか、によって正義の内容も異なりうる。 ■4.価値論一般 ※次に、法価値論に限らず、価値論一般に関する用語説明 かちじょうちょせつ【価値情緒説】 emotive theory of value 日本語版ブリタニカ 価値判断は、判断主体の個人的な感情・情緒の表明に過ぎない、という説。 この立場からすると、 1 事実判断は、①対象が具備している実在的な性質を指摘するものであり、②その真偽が客観的に判定できるが、 2 価値判断は、①対象の実在的な性質を指摘しているわけではないので、②真理知を持たないことになる。 従って、 2 価値判断の問題は、科学的認識の領域外にあり、価値についての争いは、実践的にのみ解決されるもの、とされる。 価値情緒説という名称は、現代のイギリス・アメリカの価値論ないし倫理学で用いられ、A.エイアー、B.ラッセル、S.スティーブンソンらによって代表されるが、M.ウェーバー、G.ラートブルフ、H.ケルゼンらの価値相対主義も実質的にはこれに近い。 かちそうたいしゅぎ【価値相対主義】 value relativism 日本語版ブリタニカ 価値は各人の感情、意欲、信念に依存する相対的なものであるとする主張。 善、正義などの価値あるいは価値基準が客観的に実在し、認識されうるとする価値絶対主義ないし価値客観主義に対する。価値主観主義ともいう。 古代ギリシアのソフィスト以来さまざまな形態をとってきたが、近年では、M.ウェーバー、G.ラートブルフ、H.ケルゼンらが名高い。この近年の価値相対主義は存在と当為・価値を峻別する新カント主義的な方法二元論に主たる基礎をおくが、実質的には価値情緒説に接近する。なお、ラートブルフやケルゼンは、価値相対主義によって民主制を理論的に基礎づけている。 ■5.法の支配 ※最後に、「法の支配」の用語説明 ほう-の-しはい【法の支配】 (rule of law) 広辞苑 イギリスの法律家コークが、国王は神と法の下にあるべきである、として、ジェームズ1世の王権を抑制して以来、「人の支配」に対抗して認められるようになった近代の政治原理。コークのいう法は、イギリスの判例法で、立法権をも抑制する点で、法治主義とは異なるが、後に法治主義と同義に用いることもある。 ほうのしはい【法の支配】 rule of law 日本語版ブリタニカ 法至上主義的な思想、原則。 (1) どんな人でも、通常裁判所が適用する法律以外のものに支配されない、あるいは、 (2) 被治者のみでなく、統治者・統治諸機関も、法の支配に服さなければならぬ、とする、「法のもとにおける統治」の原理。 イギリスの伝統に根ざす思想であり、自然法思想にも淵源をもつ、法の権力に対する優位性の主張である。 A.ダイシーは、その著『憲法入門』(1885)のなかで、①議会主権と、②法の支配、がイギリスの2大法原理である、としたが、 1 ここから、人間とその自由を権力から守るイギリス型法治主義の原則が確立され、 2 アメリカにおいては、司法権優越の原理を生んだ。 20世紀に入り、経済・社会情勢の著しい変化につれ、伝統的な法支配の原則に対するいろいろな批判も起っている。 rule of law collins The rule of law refers to a situation in which the people in a society 1 obey its laws and 2 enable it to function properly. ※詳しくは 「法の支配(rule of law)」とは何か 参照。 ■6.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 以下は最新コメント表示 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
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登録日:2012/03/20(火) 21 21 58 更新日:2024/06/17 Mon 15 23 24NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 R2 ギアス ギアス能力者 コードギアス ドン引き ナイトオブシックス ナイトオブラウンズ ブリタニア皇族 マリアンヌ 主人公の親 二刀流 元凶の一人 小説版だと色々おかしい人 巨乳 憑依 最強 最強候補 母親 百々麻子 皇妃 神聖ブリタニア帝国 美人 腹黒 自己中 閃光のマリアンヌ 首!ちょんぎっちゃう! 騎士 黒髪ロング あら、やだ 私がそんなに理想的な母親だと思っていたの? マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアとは、『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び続編『R2』に出てくる登場人物。 ※物語の核心に関わるネタバレ注意 ◆目次 ◆プロフィール ◆概要 ◆来歴◆過去 ◆【一期】(コードギアス 反逆のルルーシュ) ◆【二期】(コードギアス 反逆のルルーシュR2) ◆漫画『コードギアス 双貌のオズ』 ◆その他の作品◆小説版 ◆ナナリー・イン・ワンダーランド ◆漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』 ◆ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』 ◆プロフィール CV:百々麻子 年齢:享年30歳 生年月日:皇暦1980年11月22日 星座:射手座 血液型:B型 ちなみに百々氏はマリアンヌの他にC.C.にコードを継承したシスターの声も担当している。 ◆概要 ナナリー「人の体温は涙に効くって、お母様が教えてくれました」 神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの妻であり皇妃の一人。 ウェーブのかかった長い黒髪と紫色の瞳を持つ妖艶な雰囲気の女性。元は庶民の出。 暗殺により現在は故人。 ルルーシュとナナリーの実母である。 ルルーシュとナナリーが幼少の頃、何者かの襲撃を受けて暗殺されており、その影響でナナリーは目が見えなくなり歩けなくなってしまった。 この襲撃を未然に防げなかったこと、ナナリーの見舞いに来なかったことにより、ルルーシュはシャルルに反発。 その後、日本に外交の材料として送られてしまう。 母の死の真相を知ることもまた、ルルーシュの目標の一つとなっている。 「閃光のマリアンヌ」の異名を持つ程の高いKMF操縦技術を持つ。 アッシュフォード家のKMF開発計画でも重要な役割を担っており、ガニメデのテストパイロットをしていた。 奔放な性格で身分が低かったゆえ、権力欲や特権階級意識の強い多くのブリタニア皇族や貴族からの受けはあまりよくなかったが、 その人格ゆえ、ジェレミアや皇族のコーネリア等、マリアンヌが亡くなった今もなお、彼女を慕っている者も多い。 ◆来歴 ◆過去 彼女もシャルル・ジ・ブリタニアの「全ての人の意識を集合無意識(Cの世界)に返し、嘘偽り・争いのない世界を作る」『ラグナレクの接続』同志の一人であった。 ギアスのことも知っており、計画の同志であるC.C.とも契約をしていた。 あのC.C.をふりまわす唯一の人物だったようだ。 優しい性格の持ち主ではあったようで、政争に巻き込まれ家族を失い世界に絶望したゆえ「嘘を嫌う」シャルルに対し、 なんとその計画なしにでも、お互いに心を通わせ合い、愛し合っていた様子。 日本に人質にまわされた後のナナリーはすすり泣くスザクに対し「人の体温は涙に効くって、お母様が教えてくれました」と伝え励ましている。 V.V.「君に出会ってから、シャルルは変わってしまったよ。互いに理解しあっていくのが、楽しくなってきたみたいだ。このままだと、僕達の契約はなかったことになってしまう。僕だけ残されちゃう…」 しかしシャルルと嘘偽りなしに愛し合うマリアンヌを心底快く思わない者がいた。 シャルルの初めての同志にして彼の兄V.V.である。 V.V.は、シャルルがマリアンヌに奪われる恐怖に襲われていた(逆にC.C.には、マリアンヌに惚れていたのだろうと推測されている)。 つまりマリアンヌに嫉妬し、シャルルに嫉妬していたという色んな意味でヤンデレのおじさん。 ルルーシュが10歳の頃、焦燥に駆られたV.V.はマリアンヌの抹殺を決意し、呼び出されたマリアンヌは計画の同志たる彼からの銃撃は予想できず、致命傷を受けてしまう。 この時、V.V.の指示でマリアンヌが前もって人払いをしておいたため、警護を担当していたコーネリアやジェレミアも未然に防ぐことができなかった。 それが原因で、皇族を守れなかったジェレミアは強い決意のもと、後に純血派を結成するに至っている。 ギアスへの適性は薄かったマリアンヌだが、 死の間際、「他人の心を渡るギアス」に目覚め、偶然居合わせた行儀見習いアーニャ(マジコ版漫画ではヴィレッタ)に乗り移る。 その後、ナナリーはV.V.によって足を不自由にされ目撃者に仕立て上げられ、漫画『双貌のオズ』によると遺体はシャルルの指示を受けたシュナイゼルの手により運び出されている。 これは再び体に戻れる可能性を見出したかららしいが叶っていない。 ナナリーを守るため、シャルルはナナリーらの記憶を書き換えて彼女をショックによる失明に追い込み、ルルーシュとナナリーをV.V.から遠ざけるため遠く離れた日本に送った。 加えてマリアンヌを守るため、アーニャからも事件の記憶を消した様子。 一方のC.C.は、マリアンヌの死後、シャルルやV.V.の元を離れた。 結局のところルルーシュとナナリーの数々の苦難の元凶は、叔父V.V.の嫉妬心であった。 ◆【一期】(コードギアス 反逆のルルーシュ) マリアンヌは、普段はアーニャの意識に潜んでいるが、表に出てくるとアーニャは意識を失う。これがアーニャの度々起こる記憶障害にもつながっている。 意識を転送した後、「ラグナレクの接続」を確実に成功させる為にはコードが二つ必要なことが分かり、 何回もアーニャから意識を表面化させてC.C.に意識を接触させ、ルルーシュとの関係を聞いたりからかったりコードを渡すよう説得していた。 ◆【二期】(コードギアス 反逆のルルーシュR2) 第二次トウキョウ決戦の際は、ルルーシュがアーニャに追い詰められた際には意識を顕現させルルーシュのピンチを救っている。 決戦後、ルルーシュが黒の騎士団から放逐されると意識を表面化させ、行動に移る。 その時、記憶を失っていたC.C.の深層意識を訪れて彼女を元に戻す。 あくまで計画遂行のための表面化であり、C.C.の「そんなにルルーシュが心配か?マリアンヌ」という問いかけには、 「あらやだ。私がそんな理想的な母親だと思っていたの?」 と返している。 そして、モルドレッドに乗せて神根島へと向かい、ビスマルクをワザと攻撃することで地上に降りる口実を作る。 その後、皇帝シャルルを暗殺しようとしてビスマルクに阻まれ敗走後、転落によって気絶していた枢木スザクを助けたが、マジックで落書きをしようとしていたところでスザクが目覚めた為、舌打ちをしながらマジックを隠している。 スザクをユーフェミアに会わせたいという思いから彼を同行させる。 アーニャの肉体から出て生前の姿となって思考エレベーター内でルルーシュと再会。 彼に全ての真実と自分達が作りたい世界を語り、理解を求める。 しかし、ルルーシュに『それは他者に優しい世界ではなく、自分に優しい世界』『ありのままでいい世界とは、変化がない、生きるとは言わない。思い出の世界に等しい、完結した閉じた世界』と拒絶される。 シャルルとマリアンヌ、二人の計画の先には「嘘も偽りもなく、生者も死者も一つになれる『優しい世界』」が待っているため、 二人は計画遂行を最優先し、「人の死」に対して無頓着になっていた面があった。 ナナリーに先の言葉を贈る、二人がルルーシュ達「大事なものだからこそ遠ざけておく」など、子供達二人に対する愛情はあったものの、 計画の先にあるものを見据えてそちらを優先していたのは事実であった。 そのような『争いのない、自分に優しい世界』を望むのはまがりなりにも二人ともたくさん傷ついて世界に絶望してきた『人間』であるためと言えるが、 『死者ともまた話せる』という言葉から両親が『誰が死んでも(目的が達成されれば話せるから)構わない』と思っていると推測したルルーシュに、『お前たち親は俺達を捨てたんだよ!』と一喝されて絶句。 『明日(未来)を求める』という意志を確立したルルーシュが、ギアスの力を最大限に増大させ、 Cの世界に対し「時の歩みを止めないでほしい」と願い、それが通じたことで思考エレベーターが崩壊し始め、 最期はシャルル共々Cの世界に呑み込まれて消滅した。 その後ルルーシュも、多くの犠牲を出すゼロレクイエムという目的のためにナナリーに「嘘をつき遠ざける」という、「昨日と明日」という目指すものの違いこそあれ皮肉にも両親と似た道を歩むこととなった。 余談だが、元ナイトオブラウンズの一人。 その実力はギアスを使ったビスマルク・ヴァルトシュタインでも及ばなかったらしく、ビスマルクは枢木スザクが乗るランスロット・アルビオン相手にマリアンヌ以来久々に未来視のギアスを使用した。 何気に作中最強の有力候補だったりする。本編では披露する機会にあまり恵まれなかったが。 なお、彼女は当時ナイトオブシックスであり、アーニャの髪型も現役当時のマリアンヌと同じなど、 憑依していることを仄めかす伏線的な設定となっている。 ◆漫画『コードギアス 双貌のオズ』 シャルルの手で、とある場所に安置されている。 実の子供であるルルーシュとナナリーにすら秘匿されているようだが、V.V.はその場所を特定している模様。 V.V.は弟シャルルが自分に隠して遺体を保存していることを「ラグナレクの接続が上手くいけば生死や遺体なんて関係ないのに」と快く思っておらず、自分に対する裏切りと捉えている。お前がいうな ◆その他の作品 凄まじく強いパイロットだったという設定だが、原作に戦闘シーンがないなど膨らませづらいのか、その他の作品においても戦闘での活躍は控えめ。 ◆小説版 小説版の作者・岩佐まもる氏によりかなり独特のキャラ付けがなされている。 なお、設定は一応本編準拠とされているが、岩佐まもる氏はマリアンヌに限らず著者の解釈や独自設定(ボツ設定?)に基づく描写も多く見られる (例として「厳島の奇跡」の描写が「LOST COLORS」とまるで違う、枢木家関連の設定など)。 シャルルの即位直後に起きた皇暦1997年「血の紋章」事件では、 シャルルの叔父が、多くの者を煽動し当時のビスマルクとマリアンヌを除くナイトオブワン含む全てのラウンズはじめ多くの人間が、 シャルルに対し反旗を翻したが、マリアンヌの武功もあってこの危機を乗り越えると、シャルルは大粛正を行い、権力を確たるものとした。 ちなみに、シャルルはこの渦中においてマリアンヌにプロポーズしたとされている。 本当は彼女がナイトオブワンに相応しかったが皇妃になったため、任じられる事はなかった。 この時のマリアンヌはビスマルクと共にナイトオブラウンズを皆殺しにしている。 しかし、彼女の実力をもってしても先代ナイトオブワンは苦戦を強いられたらしく片腕を負傷させられている。 一番の特徴はマリアンヌが、人を人とも思わないような外道となっており、 ナナリーとルルーシュ、子供ですら計画の為の保険としか見ておらず、親としての愛情は持ち合わせていないとされている。 R因子(小説版に登場)というギアスとの適合を示す因子を高めるために兄妹を近親婚させようと目論むなど、自らの計画のためならば倫理すら厭わない。 しかもシャルルの機嫌を損ねる訳にはいかなかったがゆえに、子供達に対して表立ったことは出来なかったと言われている。 独自の描写の多い小説版だが、嘘を嫌うシャルルと「ラグナレクの接続」なしに心を通じ合わせたはずのマリアンヌが、子供への思いについてシャルルに「隠す」など、なぜかウソだらけ、 そもそもなんでシャルルがそんなマリアンヌを愛したのか分からないなど、 テレビ版の描写を踏まえると色々ツッコミどころの多いものとなっている。 ◆ナナリー・イン・ワンダーランド ルルーシュが語る「不思議の国のアリス」童話。ハートの女王役として登場。ものすごい巨乳。 上記の小説版を意識したのか、「首!ちょんぎっちゃう!」と笑顔で言うトンデモないキャラになっている。 ◆漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』 アーニャに取り憑いて登場。 こちらのシャルルは、理想に向けて邁進する第一帝位継承者である父を、疎ましく思う政敵によって尊敬する両親諸とも殺されるも、 死の間際で死者を蘇らせ不死の傀儡として操るギアス『ザ・デッドライズ』を覚醒。 その力で覇道を志し、殺した敵をギアスの力で配下とすることで皇帝となった。 しかしそんなシャルルを「理想を大義とした血みどろの覇道」と非難したのがただの武勲侯であるマリアンヌであった。 マリアンヌはエデンバイタル(Cの世界)について詳しい元巫女にしてC.C.の関係者であり、ギアスに頼るシャルルの在り方についても忠告していた。 人間不信であったシャルルは当初彼女を毛嫌いし、機を見て暗殺しようと傍に置くためラウンズの末席にするが、 マリアンヌの慈悲深く・理想に向けて邁進する姿を見て自分の両親を重ね、 交流を重ねるうちにシャルルはマリアンヌに影響されて若き理想を取り戻し、 マリアンヌもまたそんなシャルルに惹かれていき恋に落ちた二人は結ばれ、ルルーシュやナナリーが生まれつかの間の幸せな時間を過ごす。 しかし皇族内のいざこざの中、洗脳され刺客として放たれた罪なき少女アーニャにマリアンヌは殺されてしまう。 マリアンヌは一か八かで死ぬ前にC.C.と契約し、「魂を加工するギアス」でアーニャに自らの意識の一部を移した。 (TV版とは異なり、完全にマリアンヌがアーニャの肉体を使用し続けているようである。) しかし意識の一部はエデンバイタル(Cの世界)にわたってしまう。 幼いアーニャすら醜い争いの道具とされ、そんな中での死によって、「人の心では優しい世界は作れない」と人の在り方に絶望したマリアンヌは、 エデンバイタルに心の一部が渡ったことで世界の理を理解すると共に、 結局、かつてのシャルルの考えであった「全てを未来永劫、一つの集合無意識に戻す」世界の変革をシャルルと共に試みることを選ぶ。 アーニャとして「エデンバイタル教団筆頭騎士」の肩書きを持ちトリスタンに搭乗。 タイマンでスザクのランスロットを圧倒する腕前を披露している。 なお、シャルルを討とうとしていたロロの側に居たのは、単なる監視役として以上に、例え造られた命であろうと自分たちの息子であるロロの行く末を案じていたため。 そのためロロが死を迎えた際には悲しげな表情を浮かべており、自分の真意に気付いたロロの心を救うこととなった。 最終的にナナリーのギアス「ザ・ゼロ」ですべてを集合無意識に回顧させ、目的を果たそうとするが、 変化なき集合無意識は「緩慢な死」「絶望もないが希望もない世界」を意味するものであり、 アリスの言葉で明日(未来)へ進む気持ちを取り戻したナナリーがそれを拒否。 C.C.に、ナナリーに選択をゆだねたことは「自分達を誰かに否定して欲しかった」気持ちの裏返しと諭され、 憤慨するシャルルに対し、ナナリーの決断を母親として尊重しシャルルを諫め、シャルルと手を取り合って二人はエデンバイタルに還ることを選んだ。 全体的に「母親」としての側面が強まっており、他媒体と比べてキレイなマリアンヌとなっている。 ◆ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』 かように濃ゆい人物像だが、意識体の存在という存在上ステージ中での活躍は控えめである。 『第2次Z再世篇』で、ギアスのシナリオがR2に移行したことに伴い初登場。おおむね原作通りの扱い。非戦闘キャラなのでNPC。 『第3次Z天獄篇』では、再び神根島の遺跡で集合無意識に触れたルルーシュの前に姿を現し、シャルルと共にルルーシュが絶望の未来を超えられるかどうか見ていることを告げた。 『X』では原作終了後の話である上、異世界アル・ワースが舞台なので登場しない……と思いきや、何とアーニャの心の中に潜んでおり、中盤で抜け出して再登場。 生と死の狭間に位置するアル・ワースの特性から、霊体と実体を使い分けて神出鬼没に行動しており、エンブリヲとも手を組んでいる。二人揃うとかとんでもない絵面である。 その目的は、魔従教団の力を借りてシャルルを蘇らせることであり、ルルーシュとは完全に敵対。その醜悪な本性を目の当たりにしたジェレミアからも見限られた。 後にアーニャの機体であるモルドレッドをコピーして自ら搭乗、共通ルート46話で戦闘することになる。 (勿論、百々氏による戦闘ボイスも収録済。また、カットインはスタッフロールに木村貴宏氏の名前があったため恐らく描き下しであると思われる) 上げて落とす口ぶりや鋭い眼光を見せるカットインで迫る様子は、主人公からも特殊戦闘セリフで警戒されるほど。戦闘前会話もギアス勢全員に用意されている徹底ぶり。 最終的には敗れるも、ルルーシュに引っ掛けられる形で孤立。 「シャルル・ジ・ブリタニアに関するすべての記憶を捨てろ」とギアスをかけられ再起不能になり放置されるが、 その直後にシャルルの記憶が消える絶望を嗅ぎ付けた何者かに『喰われ』、消滅する末路を辿った。 追記・修正はギアスに目覚めてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 依頼によりリセット -- 名無しさん (2018-05-09 11 18 29) 極悪非道なイメージを定着させた小説版はマジ戦犯 -- 名無しさん (2018-06-21 21 10 54) ↑ アニメのマリアンヌも大概だから。 -- 名無しさん (2018-06-21 21 34 15) アニメのイメージをさらに拡大したのが小説版。正直、C.C.がルルーシュとナナリーが似ていないと評価したのもわかる -- 名無しさん (2018-06-21 21 43 18) 拡大し過ぎてアニメ版と乖離してる部分が多いのは留意すべきかな。小説設定≠アニメ設定っていい例だと思う。 -- 名無しさん (2018-06-21 21 56 20) スパロボXでは本性を目の当たりにした事で、ジェレミアから見限られた。 -- 名無しさん (2018-08-23 19 58 16) シャルルをダンバインのドレイクとするならこいつはまさしくルーザだわ -- 名無しさん (2018-09-18 21 59 55) 父親はアレだが一応愛情は子供にあったんだが、この人の場合・・・。まあ自覚はあるようだが。 -- 名無しさん (2019-06-30 12 29 58) そもそも小説版はアニメとリンクせずにボツ設定とか使ってある程度は独自路線で行くと、作者が明言していたしな(スザクの血筋がギアス嚮団の由来するとかナナリーが特殊能力持ちだとか) -- 名無しさん (2019-07-26 22 45 04) 逆に言うと武力トップ集団皆殺しにしても片腕しか負傷しなかった人 -- 名無しさん (2021-02-28 09 52 07) 流石にレベル9ではなかったものの、スパロボにおいて極 天才 底力という悪夢を実装してしまったお方。これでニュータイプ系技能なんかもあったらどうなってたことやら… -- 名無しさん (2021-03-27 23 07 05) KMFの実用化は第四世代からでマリアンヌは第三世代のガニメデのテストパイロット・・・あれ?いつどういう風に活躍したんだろう? -- 名無しさん (2024-05-25 10 43 41) スパロボだと「やたら前向きなイメージの精神コマンドが揃ってるが、その尽くが自分自身にのみ向けられてる自己愛ぶりが酷い」と評されることに……しかしあんな離れ業で復活するならアーニャの機体が重砲撃機で良かった。ランスロット系みたいな剣技を活かせそうな機体で復活されようものなら…… -- 名無しさん (2024-06-17 15 23 24) 名前 コメント
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Welcome to ブリタニア 所属する上での注意点ギルドWikiについて 略奪について 条約について Welcome to ブリタニア ブリタニア修道会にようこそ。 当ギルドでは、団員の自由と利益の為に安全保障の提供と 娯楽として戦争エンターテイメントを提供しています。 当ギルドの優先順位は「団員」「ギルド」「国 (無所属)」の順番です。 所属する上での注意点 ギルドWikiについて ギルドWikiには、(公開)と書かれていない団員専用のページがあり、団員用IDが必要です。 IDの申請方法は、団員用ページの利用方法を見てください。 基本操作などのガイドは 初心者のススメ1 & マップの使い方 とりあえず要点だけまとめたもの TIPS 旧初心者ガイド 商人はどう使うか 交易と商人 略奪と敵の防ぎ方 対略奪マニュアル & 防衛戦マニュアル 略奪してみたいです注意点は? 略奪のススメ 馬賊狩りたいです 陣営 & 馬賊の攻略 そうだ、神殿戦へ行こう 神殿戦ガイド 神殿戦ガイドは、今ひとつまとまってないので注意。 略奪について 略奪は文明値に関係なく自由です。 ただし、報復で反撃されてもギルドは防衛しませんので注意してください。 (こっちが先に襲われた場合は、遠慮なく報告してください) 略奪については、略奪のススメが必読です。 (回覧には団員用IDが必要) 条約について 当ギルドは、条約(契約)を守る事を第二としています。 ギルド情報の他ギルドとの外交協定・条約文や、ギルドメールには注意してください。 わからない点があれば、会長のVarietasまでメール等で質問してください。
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原語 botanical 和訳 その他の品詞 植物の、植物由来の、植物的、植物学的 漢字一字 草、植 やまとことば くさの(草の) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (無記載) 新訂大言海 (無記載) 角川国語辞典新版 (無記載) 大英和辭典 〔形〕植物學ノ,植物學上ノ(植物ノ硏究及ビ培養ニ關シテ用ヰラレル, botanic 參照).(botanic:Ⅰ.〔形〕植物學ノ,植物學上ノ(今ハ主ニアル營造物ノ名稱ニ用ヰラレル,例ヘバ the Botanic Garden at Tokyo ナド).Ⅱ†.〔名〕[一]植物學者.[二]〔複〕植物學.) 実際の意味は不明。 同義等式 原語単位 botanical=植物学の カタカナ語単位 ボタニカル=植物の 附箋:B ホ 英語
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登録日:2012/03/18 (日) 22 21 52 更新日:2024/06/10 Mon 14 58 48NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 R2 「男か女かなんてついてるかついてないかの違いだよ」 アンソロジーでは頭が少しおかしい イケメン コードギアス シュナイゼル スパロボ救済対象者 ドS ドラマCDでは残念なイケメン ブリタニア皇族 井上倫宏 今日 兄 双貌のオズ 双貌のオズO2 反逆のルルーシュ 天才 宰相 山寺宏一 復活のルルーシュ 狡猾参謀 皇子 皇族 神聖ブリタニア帝国 第2皇子 総意の器 腹黒 虚無 金髪 ルルーシュ…私に勝つつもりなら、君はそこまでの男だよ 仮面を使いこなせない人間に、勝機はない――! 『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『R2』の登場人物。 目次 クリックで展開 目次 プロフィール 人物 劇中の活躍■TVシリーズ◇皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』) ◇皇歴2018年(『R2』) ■劇場版シリーズ◇三部作『興道』『叛道』『皇道』 ◇『復活のルルーシュ』 ■TV版外伝系◇『双貌のオズ/O2』 ■その他◇『ナイトメア・オブ・ナナリー』 ◇『イラストドラマ』 ◇『コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode』 ゲーム作品◇スーパーロボット大戦シリーズ プロフィール 生年月日:皇暦1991年1月12日 年齢:27歳→28歳 星座:水瓶座 血液型:AB型 CV:井上倫宏→山寺宏一(井上氏の没後に発表されたゲーム作品にて担当) 人物 神聖ブリタニア帝国第2皇子。 鮮やかな金髪と整った顔立ちを持つ美青年。 宰相も務めており、事実上ブリタニアのナンバー2。 政治はもちろん、軍事に対しても優れた才覚を持っていて、多種多様な英才を擁するブリタニア皇族の中でも抜きん出た存在感を放つ人物。 知略面では弟のルルーシュを凌いでおり、幼少期にもチェスなどの勝負で一度も負けたことが無い。 作中でもゼロの正体がルルーシュであることとギアスの情報を得た後はルルーシュをあっさりと追い詰め、ルルーシュがシュナイゼルの内面を読めた最終決戦の時でも一か八かの賭けを繰り返さなければいけないほどに追い詰めた。 KMFなどで自ら戦闘することは無いが、特別派遣嚮導技術部やダラス研究所など直轄の組織や研究所も持ち、次世代KMFや浮遊航空艦などの各種の新兵器・新技術開発もさせているなど、広い視野と先見の明を持っている。 このことから、兄である第1皇子オデュセウスを差し置いて、周囲からは「次期皇帝の座に最も近い人物」と認識されている。 物腰は柔らかく穏やかな性格で、人心や正当性を重視している。 そのため異母兄弟たちからも慕われており、彼に対抗意識を持つルルーシュも舌を巻きつつその実力と合わせ高く評価していた。 また、スザクのようなナンバーズに対しても分け隔てなく接し、能力が高ければカノンやロイドのような変わり者でも重用する。 一方、父であるシャルルの政治をおざなりにし民衆を顧みない言動に対しては不満を漏らすこともある。 しかし、シュナイゼル自身、目的を達成するためには手段を選ばず、味方はもちろん自身の命にすら執着しないという、柔軟を通り越した冷酷さを備える。 これは生まれながらに全てを持ち満たされているために、人間が本来執着して然るべき自身の「欲」を持たないという彼の本質に起因しているようで、 何らかの行動を起こす際も「自分が望むから」ではなく「誰かが自分に望んでいるから」動いている。 これだけだと主体性が無い完全なるポピュリズム(場当たり的な対応)ともとれるが、 彼の場合、周囲の人間や大衆の望みを的確に看破し、それを実現する手段を凄まじい速度で作り上げてしまうだけの洞察力と行動力、 そして自己の感情論を廃した決断力を持つが故に、ちゃんと先々まで考えて行動すると共に、常人には狂気とも思える計画すら平然と実行してのける。 先述した穏やかな性格も表面的な物に過ぎず、あくまで相手に合わせて「仮面」を付け替え最適な言動をとるようにしてるだけであり、必要とされれば身内だろうと感情論を挟まず冷徹に切り捨ててしまえる。 同等の知略を身に着けてなおルルーシュがシュナイゼルに勝てなかったのも、長らくこの本質を見抜けずにいたためだった。 親しい者の中には彼の本質に気付いている者もおり、カノンやロイドからは「心が無い」と評されている。 なお、この本質について、ディートハルトはゼロの「混沌」と対比し「虚無」と評している。 シュナイゼルもこういった自分の本質を自覚しているが故に、同時に自分には無い欲望(熱意)を持つ存在に惹かれ、そういった人々の願いを聞くことで自分の欠けた熱意を埋めようとしている部分がある。 そのため兄弟達の中でも自分の願いのために行動するルルーシュに対しては幼い頃から強い関心を示していた。 他にも意志の強いユーフェミアやコーネリアには一目置いている。 超人過ぎて一見苦手なものがないようにも思えるが、上記の通り自分自身のやりたいことが見つからないことはあまり快く思っておらず自分自身の夢(目標)について質問されることが苦手とのこと。 ちなみに学生時代はノーサンブリエ寄宿舎の監督生を務めておりカノン、ロイドとはこの頃からの知り合いである。 劇中の活躍 ■TVシリーズ ◇皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』) E.U.との戦いや中華連邦との外交などで成果を上げていたが、クロヴィスが暗殺されるとその責任を問われていたバトレーを部下とし、 彼らが行っていた遺跡の研究を引き継ぐべくアヴァロンでエリア11の神根島に向かう。 その途中、近くの式根島に黒の騎士団が現れたことを知ると、スザクにゼロを足止めさせ基地からのミサイル攻撃を命令し、それが失敗すると今度は持ってきていたガウェインによる攻撃を仕掛けた。 だが、ハドロン砲が不完全な状態だったため、黒の騎士団は取り逃がし、その場にスザクと現場に駆け付けたユフィが行方不明になってしまった。 神根島に到着し、早速遺跡の研究に取りかかるが、直後に思考エレベーターが動きだしてゼロとカレン、スザクにユフィが現れ、ゼロ達にガウェインを奪われる。 が、「所詮は実験機」として大して気にしてはいなかった。 その後は暫くは遺跡研究やバトレーの適合生体実験などもあってエリア11に滞在。 直後に起こったキュウシュウ戦役ではスザクとランスロットを囮にする作戦を構築し、ゼロの乱入などもあったが、結果的に早期終結に貢献した。 それから間もなくユフィが「行政特区日本」の設立を発案するとそれに協力し根回しなどを行った。 ただし、彼の狙いはイレブンの待遇改善などではなく、この計画を利用することで結果的にエリア11のテロ活動を一気に沈静化させることにあったようで、設立宣言と時を同じくして自身はエリア11からブリタニア本国へと帰還した。 しかし、その狙いに反してユフィはルルーシュのうっかりギアスにかかってしまい、「日本人を殺せ」という命令を実行するため、虐殺を始めてしまう。 いつもは冷静沈着なシュナイゼルも、流石にその映像を見て驚愕していた。 まぁ彼からすれば(というか世界中の人間からすれば)起こり得る筈の無いことが起こってしまったのだから無理もないか。 そしてこの混乱がブラックリベリオンへと拡大していくと、自ら軍を率いてトウキョウ租界に向かった。 明確に描写されてはいないが、ブラックリベリオン終結後の事後処理にあたったものと推察される。 ◇皇歴2018年(『R2』) ブラックリベリオン後、ニーナを引き抜き、インヴォーグのチーフの役職を与えてフレイヤ弾頭の開発を行わせる。 自身もユーロ・ブリタニアに代わってE.U.方面への侵略指揮を任されており、最終的にはE.U.の領土の半分ほどを奪い取り大きく弱体化させた。 また、並行して行った中華連邦との外交では天子とオデュッセウスの政略結婚という(ゼロ曰く)悪魔のような手を打ち、 さらにブリタニアの爵位を与えることで領土を割譲する約束を大宦官達と取りつける。 しかし、星刻率いるクーデター派の抵抗とゼロの策略で大宦官達は民衆の支持を失ったため、 「中華連邦を代表してブリタニアに入る資格はない」として彼らを見捨てて撤退した。 中華連邦の崩壊後は示威行為と交渉で領土を手に入れようとしていたが、 ほとんどが合衆国日本や黒の騎士団への支持を表明し、超合衆国に参加したことを鑑みるとどうやら上手くいかなかったようである。 第二次トウキョウ決戦の際にゼロの正体とギアスのことを知ると、自ら外交特使として斑鳩を訪れ、藤堂達にそれを暴露して彼らを離反させることに成功。 しかし、ロロの邪魔でルルーシュを取り逃がす。 その後、紆余曲折あって結果を求めるようになったスザクから促されるような形で、 政治や黒の騎士団との戦争を「俗事」の一言で片付けたシャルルを「王たる資格はない」と断じてクーデターを画策するが、 「ラグナレクの接続」の影響で起きた異変などが重なり有耶無耶となる。 ルルーシュ皇帝が即位すると、これを認めないとしてブリタニアから離反。 密かに救出していたナナリーを皇帝候補に擁立すると共に天空要塞ダモクレスとフレイヤで帝都ペンドラゴンをルルーシュのギアスを掛けられていた多くの異母兄弟諸共に消滅させる。 この時点でシュナイゼルはダモクレスとフレイヤを使って恐怖による強制的な平和を実現し、自身がそのシステムを担う、謂わば人々にとっての「神」になろうと考えていた。 ナナリーを擁立したのも、その実現に必要なルルーシュ抹殺の一環であった。 なお、ペンドラゴンの住人を皆殺しにしたうえ、それをナナリーに伏せるという不誠実な態度に不審を抱いていたコーネリアに上記の構想を話し離反されてしまうが、端から予想の範疇だったらしくあっさりと撃退した(理由は不明だがコーネリアは生かしている)。 最終決戦では合流した黒の騎士団を巧みに指揮しブリタニア軍を追い詰めるが、フジ鉱山のサクラダイト爆破で黒の騎士団壊滅状態に陥ると見切りをつけ、フレイヤを連射。 用済みとなった黒の騎士団諸共にルルーシュを葬ろうとするが、アンチフレイヤシステムを使った戦術でダモクレス内に侵入を許してしまう。 最後の策として自身の脱出後ダモクレスをフレイヤで自爆させようとしたが、自身の本質を見抜いていたルルーシュの策に嵌まり脱出は失敗。 更に録画映像と問答させられた末に「ゼロに仕えよ」というギアスをプレゼントされ、ゼロ=ルルーシュへの無償の忠誠を誓うようになってしまった。 このギアスは「ゼロ」と認識される存在なら有効なようで、ゼロレクイエム後はゼロとなったスザクに付き従っているようである。 ■劇場版シリーズ ◇三部作『興道』『叛道』『皇道』 TVと概ね同じ。 ◇『復活のルルーシュ』 ゼロレクイエム後、黒の騎士団でゼロの首席補佐官の任に就いている。 容姿はあまり変わっていないが眼鏡をかけるようになっており、知的な雰囲気が増した。 「ゼロに仕えよ」のギアスはしっかり効果を発揮しており、ゼロ=スザクの補佐としてその辣腕を振るっている。 しかしながら前日譚となる『黒のアルビオン』では表面的には敢えてゼロの意見に逆らって事を進めているように見える場合もあり、味方となっても油断出来ないところは相変わらずである。 これは「ゼロ」という象徴に従うという曖昧な命令からか、シュナイゼルが有能過ぎて深い部分まで考慮して動けるのか、あるいはそれらが複合しているのかは不明。 本編ではハシュベスでの事件を受け、関与が疑われるジルクスタンへカレンやロイド、咲世子らを調査チームとして派遣。 その後もコーネリアの部隊や支援物資などを送り、自身も決戦に合わせて黒の騎士団の第五艦隊を率いてジルクスタンに乗り込み、事態の収拾にあたった。 ■TV版外伝系 ◇『双貌のオズ/O2』 グリンダ騎士団創設の立役者としてマリーベルと共に度々登場。 マリーベルと彼女の部下の能力を評価し、敢えてグリンダ騎士団に最新の試作機を優先配備させるなどしている。 時に冷徹な策謀を巡らせる一方、「子供の頃毎年兄弟が増えていったのには驚いた」と現皇族の特異な在り方を話のネタに談笑する一面も描かれている。 第二次トウキョウ決戦の際にもゼロの正体などの切り札を揃えながらもその優位な状況に「また勝ってしまう」と内心物足りなさを感じている場面も。 ■その他 ◇『ナイトメア・オブ・ナナリー』 立場的にはTVシリーズとほぼ同じだが、今作では完全に脇役。 ◇『イラストドラマ』 「イラストドラマ6」に登場。 スザクたちと共にクロヴィスが発案したカジノの完成パーティに出席しており、カノンたちとの出会いなどが少し語られる。 ◇『コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode』 第6巻の「るるる 合コン ラプソディー」に登場。 しかし何故かルルーシュを挑発して男連中だけの合コンを開催する。 シナリオがシリーズでもぶっちぎりで悪ふざけしているため色々と残念なイケメンに。 ゲーム作品 ◇スーパーロボット大戦シリーズ 『第2次スーパーロボット大戦Z』 コードギアス初参戦に伴い初登場。 破界篇では実質的にブリタニア・ユニオンの政治を任されており、 ZEXISとは対立する関係だが物語の黒幕の一人でありながらトレーズ・クシュリナーダや黄金大使らと共に平和に向けて尽力しており、善人にしか見えない。 また自身らを出し抜き世界を支配しようと企む黄金大使の一派を黄金便器で出撃している間に一掃するなど、どちらかと云えば縁の下の力持ちと評するのが相応しい。 …小物相手でもやる事に手加減が無い、第二皇子マジぱねぇ……。 再世篇では前作とは打って変わって物語の黒幕らしく、 同志であったはずのトレーズをわざとロームフェラ財団に反意を唱えるよう仕向けたりブレイク・ピラーの黒幕だったりと、あちこちで暗躍している。 しかし、それも全ては世界の安定のためでありイノベイターが世界を牛耳る事で世界が一応安定するなら、それを是としていただけの事。 だがイノベイターがワイズマンによって失脚し、父シャルルが地球連邦代表となると以前から父に疑問を抱いていた事から反逆。 ルルーシュを失脚させる為に斑鳩へと直接乗り込み、ZEXISのパイロット達にギアスの存在を話す事によって見事疑心暗鬼に陥らせている。 終盤ではダモクレスを駆り、原作ルートではギアスを掛けられるが、 ifルートではゼクス・マーキスやユーサー・インサラウムと結託しZEXISとの全面対決に挑み、 ルルーシュとの直接対決で彼の覚悟を知ると素直に敗北を認めて超合衆国との会談に臨んだ。 そしてトレーズ、ゼクス達がシュナイゼルは夢物語と断じていた己の理想に殉じて散っていったゼクスは生きてるけどのを見届けると、 トレーズ達の死を無意味なものにしないために「友」としてコーネリア、ユーフェミアらと共に地球連邦政府の重鎮として政府の改革に尽力するのであった。 しかし第3次Zはゼロ・レイクエムルートが正史扱いになったため、この展開はなかったことになってしまった 実際に交戦する時にはボス格だが、性格設定の関係で気力が上がりにくい。一件楽勝に見えるが… アヴァロンに搭乗している際には必ず防御を選び戦わず、かなり硬い。 さらに一定値までHPを削ったり、敵部隊の数を減らすと撤退する。 ついでにこの時はアヴァロン撃破がやり込みポイント対象。おのれシュナイゼル! 「虚無的なキャラ」の代名詞として使い易いのか、第3次Zでルルーシュはフル・フロンタルを「シュナイゼルと同じ虚無を持っている」と評していた。 良項目というのは幻想だよ。編集することがアニヲタWikiの歴史。 幻想を現実にするためには追記・修正が必要では? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 結局彼自身は何をしたかったのか -- 名無しさん (2013-05-26 16 15 50) 特に何がしたいってわけでもないけど周囲が何か言ってるからやるか、ってだけでしょ。 -- 名無しさん (2013-05-26 17 27 49) この人見てるとSEEDのデュランダル議長を連想してしまう -- 松永さん (2013-05-26 17 44 22) なまじ優秀なだけに性質の悪さが際立っていた様な気が -- 名無しさん (2013-05-26 18 51 24) 良いも悪いもお人好しなのかもなシュナイゼル -- 名無しさん (2013-10-16 04 22 29) ↑つか一般人には理解できない価値観なんだと思う -- 名無しさん (2013-10-16 07 18 20) ↑×4デュランダルとの共通点って、その気になれば敵視してるキラ・ラクスやルルとかを効率良く倒せるのにストーリーの都合でやらずにいて何やってんの?と思われるとこかな。 -- 名無し (2013-10-16 23 34 27) ↑敵として認識はしてるんだけど、最優先にするべき事が他にあるって認識だからな。何方も足元を全く見てない -- 名無しさん (2013-10-16 23 52 58) ↑両方とも脚本の都合だな、キラ側への偏愛とゼロレクイエムへのまとめ、シュナイゼルは対皇帝の方が重要だからで実は序盤から邪魔者を殺れる機会のオンパレードなデュランダルとは似てはいない -- 名無し (2013-10-17 00 28 19) 超絶ナイトメアでラスボスとして大活躍すると思ってたのに、どうしてこうなった・・・・・一期前期OPの悪そうな笑い顔がピークなんじゃなかろうか・・・・・ -- 名無しさん (2013-10-17 00 38 55) 戦後にゼロの補佐をやるギアスを掛けられてるがフレイヤでペンドラゴンを民間人ごと爆破、ナナリー、黒の騎士団、スザクゼロの存在から発するアキレス腱要素山盛りな状況、流石のシュナイゼルも上手くやれる印象が無い……。 -- 名無し (2013-11-14 22 51 51) スザクゼロが何処までやれるかによるだろう、スザク自身は政治家らしい嗅覚みたいなものは持ってるから勉強次第かな -- 名無しさん (2013-11-14 23 02 54) ルルーシュより賢い、ルルーシュの成長した姿の筈が 録画と会話するような馬鹿にされてしまって可哀想だった。 それでもルルーシュよりはまともなんだけど。 -- 名無しさん (2013-11-14 23 10 12) ↑ルルーシュがダメ人間なのは間違い無いけど、シュナイゼルも似た様なモノ。自分を持たないから目的意識も信念も無く、「大多数が望んでるから」と言うだけでフレイヤ弾頭を落としたり出来る。正直一番組織のトップにしちゃいけない人間 -- 名無しさん (2013-11-14 23 46 01) 「世界が永久平和を望んでいるから」ってダモクレスでフレイヤ落としまくって大量殺戮してその恐怖で押さえ付ければ世界はずっと平和だよね!なんて結論出して実行しちゃう人はちょっと・・・だよな。確かに答えの一つではあるんだけども -- 名無しさん (2013-11-14 23 59 02) ルルーシュの「願い」で生涯スザクと一緒にいるらしいね。 -- 名無しさん (2013-11-29 23 42 22) こいつUCのフロンタルと同類だよな。自分が無く、人々が自分に望むから行うところとかそっくり。スパロボだと高確率で手を組みそう。 -- 名無しさん (2013-11-29 23 56 08) 王としては能無しの長兄とどっこいどっこいか -- 名無しさん (2013-11-30 00 16 20) 王佐ならいけそうだけどな、「宰相としての自分を王が望んでいる」って考えてくれれば本編でシャルルの代理で統治してた頃の優秀さで差配してくれるだろう まあ、ラスボス向きじゃないよねこの人…エゴがない上に取り巻きに頭いいやつとか信念持ち見当たらないからアホにしか見えない -- 名無しさん (2013-11-30 00 31 17) 能力があるだけに人格面が薄っぺらいのが勿体無いな……能力がある分バカ貴族そのものな他の皇族よりはマシなんだろうが(飽くまでもキャラ的な意味で) -- 名無しさん (2013-11-30 06 48 00) ナイトメアオブナナリーの5巻で、ユーフェミアの皇帝就任に助力した皇子って、やっぱりシュナイゼルのことだったんだろうか? -- 名無しさん (2013-11-30 07 35 25) ↑かもしれない。彼処まで上手くサポート出来る有力者だし -- 名無しさん (2013-11-30 07 37 16) ↑6どっちかと言うとマーサ側に立つ可能性の方が高そう。『箱』の開放に伴う混乱を多くの人間が望まない。だから自分はそれに応えるという事で。確かに思想面ではフロンタルに似通っているが・・・ -- 名無しさん (2013-11-30 08 09 38) フロンタルと同類呼ばわりだが、この二人に共通するのは良く言えば現実的な最良策を私心無しで実行しようとするし、肩書きや立場優先の振る舞いをすることだろ、理想がどうこう言って結局はシスコンや私闘優先なルルやシャアは実際付き合ってる人々からは悪く言うなと言う方が無理だろ -- 名無し (2013-11-30 10 31 03) ルルーシュやシャアはリアルじゃ関わりたくない部類の厄介さんだからな…… -- 名無しさん (2013-11-30 10 37 49) スパロボだとトレーズやゼクス(しんじゃねーが)の死に何か思う所ありそうなんだよな、後真っ先にユーサーの真意に気がついたり -- 名無しさん (2014-02-03 20 51 05) 怪物なのだろうな 良くも悪くも 父親であるシャルルからも畏怖されていたし -- 名無しさん (2014-02-20 18 46 28) 空っぽの人だよね。素のシュナイゼルを引き出せそうなのはルルと皇帝、ユフィくらいかな? -- 名無しさん (2014-03-05 15 20 34) 文面読むと理想の体現者って感じだな。フロンタルやセイバーと似通っている気がする -- 名無しさん (2014-05-24 18 05 00) ↑スパロボでルルーシュが「シュナイゼルと同じ虚無を持っている」とフロンタルを形容していたような -- 名無しさん (2014-05-24 18 15 48) 理想の王の姿がコレだとするなら、征服王が強く否定したのも分からないでもないな(征服王の意見も偏ってるからあまり参考にはならないが) -- 名無しさん (2014-05-24 18 22 14) ↑↑悪い。俺まだ第三次Zやってないんだ -- 名無しさん (2014-05-24 18 24 02) スパロボで彼の要求を突っぱねられるのは良かった…馬鹿正直に敵の言うことホイホイ聞いてやる必要はない。だが続編はそっちのルートから繋がってないんだよなぁ -- 名無しさん (2014-05-24 20 36 37) 命に執着無いって言うけど自身がヤバくなったら即とんずらこくよねこの人 -- 名無しさん (2014-06-27 13 11 16) はっきり言ってリーダーとしては最悪なんだよな。欲が無さすぎて理想も信念もないから。しかも、みんなが望んでることをするから、周りが暴走するとこいつも暴走する。 -- 名無しさん (2014-09-07 00 05 23) そもそもルルーシュがゼロレクエムなんてせずシュナイゼルが皇帝なってれば終わる話だった -- 名無しさん (2014-09-25 14 00 31) ↑フレイヤで永続平和か…… -- 名無しさん (2014-09-25 14 19 42) EUの半分を取った男とか言われてたが亡国のアキトでどう関わってくるのかな -- 名無しさん (2014-09-25 14 23 15) 俺が女だったら心の死んでる優しい皇子に何とかして心を教えてあげたいと萌え狂うところなんだが、そういう話が殆どないってのはやっぱファン層偏ってるんだろうな。 -- 名無しさん (2014-10-28 06 57 32) トレーズとは真逆だね。トレーズは自分の信念や理想をもってるけどシュナイゼルは信念も理想もない。 -- 名無しさん (2014-12-12 17 39 18) ↑2 そう言う人もいるにはいると思う。只彼の場合もう手遅れなレベルに片足突っ込んでるからなぁ…… -- 名無しさん (2015-01-06 16 05 10) ↑2 うわっ、ホントだ。強さの理由でもあるんだけど、人間と思えないくらい人間味がないよね… -- 名無しさん (2015-05-17 00 43 36) オデュッセウスに対してはどう思ってたんだろ 仲悪そうではなかったように見えるけど -- 名無しさん (2015-05-21 21 02 41) 嫌っては無いけど明確なビジョンを示せないから評価もしていないって感じじゃない? -- 名無しさん (2015-05-21 21 25 26) まぁ他の人間味ありすぎて皇族に向いてないブリタニア一族とは真逆なんだよねコイツはだからこそ一番怖い -- 名無しさん (2015-06-12 21 32 22) よくSSで黒幕にされて遊ばれてる人 -- 名無しさん (2015-09-05 16 42 22) 一番頭良いと思ってたシュナイゼルが虚無、一番強くて優しそうだったマリアンヌが屑、一番悪い奴っぽかったシャルルが割と子供思いとかギアス世界も歪んでたな。 -- 名無しさん (2015-09-05 19 32 59) ↑2天地がひっくり返っても黒幕にはなれない人間なんだがな。そんなエネルギーと熱意はこいつには存在しない -- 名無しさん (2015-09-05 21 30 43) 黒幕になろうとするんじゃなくていつの間に黒幕になってた人になるんだと思う 思想や信念の無さを能力で補うイメージ -- 名無しさん (2015-11-22 22 36 56) 改めて全話見直したが日本人虐殺時の表情で逆に安心した。人間なんだな -- 名無しさん (2016-04-04 21 52 22) ゼロとチェス対決でスザクを賭けてるのにわざと負ける手を指してゼロを揺さぶったりルルーシュの弱点であるナナリーを手駒にしたり人心掌握を徹底してる人だから ユフィの行動に驚愕したんじゃない? -- 名無しさん (2016-07-04 15 29 51) KMFの操作技術はいかほどであったのかを知りたかった -- 名無しさん (2016-08-25 13 56 41) 総意の器か衆愚のゴミ箱か -- 名無しさん (2016-08-30 07 15 42) 私欲を捨てる、とか無私というのは普通いい意味で使われるものなのだが。どうしてこうなった。 -- 名無しさん (2016-09-24 03 37 27) 私欲を捨てるっていうのは、自分は皆の為にこうしたいっていう目標があった上で余計な重しになる利益やエゴを捨てる事だからな。前提としての自分すら捨ててるこの人には当てはまらない。 -- 名無しさん (2016-09-24 03 46 44) コードギアスに完璧なリーダーなんて一人もいないがこの人だけは条件次第でなれる気がする -- 名無しさん (2016-12-10 13 17 08) 脚本の犠牲だと思う。伏線回収のぶん投げで何が楽って、「何もさせないこと」に理由を付けることだから -- 名無しさん (2017-02-09 12 35 42) 情に囚われない分ルルーシュより強かったな。ルルーシュは人を見る目が無いし身内には甘っちょろいからせっかくの頭脳が一部台無しになってた。 -- 名無しさん (2017-02-18 17 18 37) 逆にこの男が、グレン団みたいな熱意とエネルギーは山ほどあるが絶望的に知性が不足って集団の参謀やってたらどうなったんだろうか? -- 名無しさん (2017-02-18 20 00 28) 設定だけ見たらガンソの鉤爪男っぽい濃い基地キャラになりそうなのにな、驚くべき薄さ -- 名無しさん (2017-03-09 01 44 30) 「願い」がギアス最終部のテーマだと個人的に思ってるから「願い」のないシュナイゼルはある意味ラスボスに相応しいかと。「願い」を持つルルーシュにあっさり敗れるところも含めてね。へんな言い回しだが「魅力がないのが魅力」というか -- 名無しさん (2018-05-28 17 36 48) オズの方だとルルーシュとの対決を望んでいたような描写だったけどアニメだとどうだったっけ。逆シャアのシャアみたいなものだと思ったけど -- 名無しさん (2018-05-28 18 42 55) 敵に回せばめんどくさいが味方に回すと途端に頼もしいな -- 名無しさん (2019-02-10 00 00 01) 復活」 -- 名無しさん (2019-02-18 04 37 50) 「復活」ではブリタニア時代よりも充実してそうだったな。元々虚無的な人物だったのでゼロに仕えるというギアスは却って目標が持てて良かったのかもしれない -- 名無しさん (2019-02-18 04 41 51) やることないからああなった、の権化みたいな人だもんね。やることを与えられると安心する人は結構多い -- 名無しさん (2019-06-17 11 08 39) 此奴の本質を知っていたのは何時からかは分らんがコーデリアもそうだろうな 彼女の言う通り世が世なら...大衆が皆平和を望むような世界なら間違いなく稀代の名君になった -- 名無しさん (2019-07-02 19 11 25) 作中では「虚無」と形容されてるけど、ユーフェミアの虐殺に愕然としたり、統治を俗事だと切って捨てたシャルルにムカッ腹を立てたり、けっこう良心や人間味は垣間見えるんだよね。公人としての立場にふさわしい義務感や責任感も備えてる。ただただ、個人的な執着や欲望と無縁だっただけ。終盤で怪物化したのは本人の資質以上に、既存勢力が分断・再統合されてシュナイゼル自身が指導者として立たざるを得ない状況の変化も大きい。 -- 名無しさん (2020-06-24 13 06 05) 「ゼロ」なら中身は問わないってのは分かるけど、相手がゼロを騙っているかもしれない、みたいな思考は出来るんだろうか。出来なさそうだけども… -- 名無しさん (2020-10-02 15 46 58) 仕える対象が「ゼロ」という個人(というか記号)でしかない、というのもそれはそれで危うさを孕んでるんだよな。特に肝心の「ゼロの定義」はシュナイゼル本人の裁量で決定されちゃうわけだからねえ。合理主義者には違いないからあまりにお粗末な騙りは受け入れないだろうけど、大衆にもゼロとして受け入れられそうな人物であればゼロとして認めてしまうんだろうなあ、とは思う。 -- 名無しさん (2021-09-09 20 05 05) 名前がドイツの牛カツ料理に似ているらしい -- 名無しさん (2021-09-23 01 00 39) ロストストーリーズで、声優が山ちゃんになっててビックリしたが、 井上さんお亡くなりになってたのか… -- 名無しさん (2022-05-19 20 01 53) 小説のシュナイゼルはブリタニアは極悪非道の侵略国家だって認識を持ってたし、シャルルの思想にも毒されず善悪客観視出来てたんだな。 -- 名無しさん (2023-06-28 12 50 46) ギアス1期の時点で展開的にはユフィを介して政治家としてゼロ=ルルーシュと相対してたし、中華連邦編でも最後は実質的にシュナイゼルVSルルーシュの構図だったし、改めて振り返ってみると彼がラスボスになる伏線は用意されてたんだなって思った。画的に分かりづらいだけで結構しっかりルルーシュのライバルしてる -- 名無しさん (2024-05-02 08 58 57) に多様な立ち位置のラスタルとは何時スパロボで会いまみえるのか。 -- 名無しさん (2024-06-09 19 11 35) 録画との会話がバカにされているけど、馬鹿じゃない者同士だからこそ成立した駆け引きなんだが -- 名無しさん (2024-06-10 11 28 16) 名前 コメント