約 2,125,624 件
https://w.atwiki.jp/src_review/pages/164.html
数人オリキャラが増えたり、FEキャラの登場の仕方は一部違うものの基本的にはFE烈火のコピー よってストーリーに関しては特に感想といったものは無いです。 戦闘部門 これといった目立つ点は見つからないけど地味に面白い。 街を訪ねてアイテムを貰ったり、壁を壊して進むのを再現してあるのも非常に嬉しい。 まあ壁は少し頑丈すぎる気はしましたが。 これでMAPの水中関係を深海で統一してあれば海賊だけが水を進める再現になって良かったのに、と川を進んで来た剣士に一人斬首されながら思う。 最大の難点としては戦闘中ずっとBGMがMap1.mid固定な事。 せめてFE関係の曲にして欲しかったかな。 総評:良作とはいえないものの地雷と言うわけでもない感じ 私が一昨日までFE烈火をプレイしていたためつい比較してしまって面白さを半減してしまった感は否めないですが FEが嫌いでなければ一応お勧めしておきます
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/1197.html
ファイアーロード(Firelord) / ピレウス・クリル(Pyreus Kril) (キャラクター、マーベル) 初出:Thor #225 (1974年7月) 属性:ザンダー星人→ギャラクタスの力で超人化、男性 概要 元ザンダー星の宇宙探査船の一等航宙士。ギャラクタスの第三のヘラルド(先触れ)に選ばれた。 彼はザンダーの探査船に航宙士として乗っていたが、上司で友人でもあった船長のガブリエル・ランが消える事件が起こる。実は、船長はギャラクタスの二番目の先触れ、エア・ウォーカーになっていた。 ガブリエル・ランを探した結果、ギャラクタスの船とギャラクタスを発見する。クリルの勇敢さを気に入ったギャラクタスは、ヘラルドの運命をクリルに伝えたが、クリルはギャラクタスの力により新たなヘラルド、ファイアーロードとなることを選んだ。 クリルは、ガブリエル・ランがヘラルドのエア・ウォーカーとなったことと、その運命ー死亡して自動人形となったこと、それも今はいないことを知った。その上で、ギャラクタスはファイアーロードを地球に向かわせた。 地球では、ソーがアスガルドのロボット、デストロイヤーをヘラルドとして差し出す代わり、ファイアーロードをヘラルドの任から解くようにギャラクタスを説得、ファイアーロードはヘラルドの任を解かれた。 しばらく地球に逗留したが、(シルバーサーファーのように罰として地球に閉じ込められたのではなく)自由に出入りすることができた。故郷のザンダー星に戻ってみると、宇宙海賊のネビュラによってザンダー星は破壊されていた。ネビュラをアベンジャーズが止めようとしていたが、ファイアーロードも対ネビュラ戦に参加。当時アベンジャーズの一員だったスターフォックス(エロス)と知り合うが、スターフォックスは、ネビュラがサノスの孫である可能性を否定しきれず、そうすると自分の身内が(また)大殺戮(ネビュラは、ザンダー星だけでなく他の星も破壊)をやらかしたということで、ファイアーロードと組んで追跡。ザンダー星のノヴァ・コア最後の生き残りであったスーパー・ノヴァが、復讐心と力への欲で暗黒面に堕ちており、これとも戦う羽目になった。 アナイアレーション展開では、他の元ヘラルドたちとともに同盟軍に参加してアニヒラスと戦った。 (別次元扱いになるが)31世紀まで生き延びており、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(第一期)に参加している。 外見と能力 他のヘラルドと同じようにコズミックパワーを持つ。 炎の髪の毛をもち、全身赤色に輝いている。 股間は見えないものの、ムキムキの裸体(場合によっては、レオタード風や海パン風の衣装があるときもある)。 両端に火炎をまとったバトンを持っており、これがシルバーサーファーのボードのような役割をする。 なので、ファイアーダンスのダンサーのようである。
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/92.html
司祭 初代FC暗黒竜から登場し、その後も比較的コンスタントに登場するクラス。 僧侶やシスターなど主に聖職者クラスの上級職で、杖と魔道書が使え魔防に優れる。 なお、クラス名が漢字表記ありの作品では下級僧侶・シスター→上級司祭、カタカナ表記のみの作品では下級プリースト→上級ビショップといった序列が多いが、 現実のカトリック教会の職位としては司祭(priest)<司教(bishop)の序列となっている。 後述の暁では「司祭」と書いて「ビショップ」と読むという、現実と照らし合わせるとややおかしな言葉の使い方をしているが、 司祭と同じくpriestと訳される僧侶や神官とのややこしさ回避の結果このようにした面もあるのではないかと推測される。 暗黒竜と光の剣/紋章の謎 この頃は魔道士系と僧侶系で上級職が区別されず、司祭が中期以降の作品における賢者のポジションを兼ねていた(世界観的にも神職と魔道使いの区別があまりされていない)。 僧侶(SFC版ではシスター)と魔道士が司祭の指輪を使うと昇格できる。また、初期クラスがこれのキャラクターはウェンデルとボア、ガトー(FC版のみ)がいる。 ちなみに、おみ足の美しさに定評のある魔道士のリンダはクラスチェンジしてしまうとSFC版では戦闘グラが汎用の女司祭のものになってしまい露出度が大幅に低下、FC版に至っては男司祭と同じ姿になってしまう。 なぜSFC版マリクのように専用グラを作らなかったし。 聖戦の系譜 ハイプリーストやビショップがこのポジションに当たる。 敵としては下級職のプリーストと同じく杖による援護が主体となるが、こちら側が数回しか使えない貴重な杖を耐久無限で振ってくることも。 封印の剣/烈火の剣/聖魔の光石 封印では僧侶、烈火ではシスターと修道士、聖魔ではシスター、神官、修道士が導きの指輪を使うと昇格できる。 使える魔道書が光魔法限定になる。 封印では烈火・聖魔の修道士に当たる下級光魔道士が存在しなかったため、光魔法を扱えるのは司祭に昇格した僧侶系ユニットのみ。 よって、アーリアルなど高レベルの光魔法を実際に使えるようになるまでの道のりが非常に長かった。 なお、初期クラスが司祭の仲間ユニットはヨーデル(封印)、レナート(烈火)と終盤に高レベルで参加するキャラのみになった。 聖魔では兵種スキルとして魔物特効を持つように。魔物は総じてHPが高く、後半は交戦機会も多くなるため、主力として活躍できるようになった。 蒼炎の軌跡/暁の女神 GBA三部作に引き続き杖と光魔法を扱える。 神官からクラスチェンジでき、暁ではさらに最上級職の聖者に昇格できるように。 暁ではキルロイが初期クラス司祭となって再登場する。 新・暗黒竜と光の剣/新・紋章の謎 魔法に3すくみのカテゴライズがなくなったため再びファイアーやサンダーが使用可能に。 賢者のクラスが新設され、魔道士のクラスチェンジ先があちらとなったため、その後の作品と同様に僧侶とシスターの上級職という立ち位置となった。 ただし、司祭と賢者は兵種変更のシステム上は同じグループに属し、クラス成長率も同じのため、上級職に上がってからは基礎パラメータの兵種補正に若干の差異がある程度の違いしか無くなる。 初期上級組のうちウェンデルとガトーは賢者に変更された。 なお、新暗黒竜ではマップ奥に控えてリブローやリザーブで支援してくる「回復役」枠の敵キャラは終盤になっても下級職の僧侶が担当していたが、新紋章の終盤ではしっかり上級職の司祭に差し替わるようになった。 また、低難易度では武器を持たず援護専門の枠であった司祭たちも、高難易度では魔道書で武装している場合がある。 覚醒 本作では賢者が魔道士と僧侶からの昇格先候補となっている一方、司祭のクラスは登場しない。 つまり、SFC紋章までとは逆に、司祭が賢者に統合される形で削除されることとなった。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3617.html
第10章「安らぎの中で」 「………ふぅ。」 アイクはラグネルの手入れをしていた。毎日欠かしてはいけないものである。 なぜ、突然生活用品がほしいと言い出したかというと、砥石がほしいからである。 「砥石は一体どこで売っているんだ?」 と、独り言をつぶやく。独り言、ということは、誰も聞いていない。 これを第三者が聞いていたら、一体いつの時代の人間だ、と突っ込みを入れることだろう。 「そろそろラグネルばかりにも頼ってられんからなぁ……鋼の剣も買っておくか。」 アイクはどうやら、ここがミッドチルダだということを半ば忘れているようだった。 そんなものは売ってない、と誰かが言うべきなのだろうが、それを言う人がいない。 そして、アイクはティアナと買い物に行くまで空回りしたままだった。 「ところで、アイクさんのいた世界はどんなふうだったんですか?」 藪から棒にティアナが聞いてきた。 「そうだな…少し前までは騒がしかった世界だ。ラグズ、というやつらがいてな。何かしらの動物の特徴を持っているやつもいる。 そいつらは、化身することによって戦闘能力を大幅に上げることができる。」 「へぇ~。そんな人たちがいるんですね。ちょっと会ってみたいかも。」 「そうだな、いいやつらばかりだったから会ってみるのもいいかも知れん。」 と、談笑しながら街を歩くアイクとティアナ。 ティアナはTシャツにスカート、といった服装だが、アイクは赤いマントに甲冑、そして、ラグネル。 あまりに怪しい。警備員から声を掛けられてもおかしくないくらいに。 「あの……アイクさん?」 遠慮がちにティアナが話しかける。 「さすがに、その服装は目立つと思うんですけど…」 「?」 当の本人は一体何事か分からない、といった顔をしている。実際、道行く人たちは怪訝そうにアイクのことを見ている。 ここまでくれば、鈍感もいいところである。 「まあ、いいだろう。ところでティアナ、一つ聞きたいんだが。」 「あ、何でしょう?」 「武器屋はどこだ?」 「………」 市街地のことは大体知っているティアナだったが、この質問に答えることはできなかった。 「驚きましたよ。突然、武器屋はどこだ、だなんて」 「そうか。すまん。」 ティアナが武器も砥石もここにはないと説明し、とりあえず服を買いに行こうということで喫茶店で一服していた。 喫茶店でのマナーを一通り教えた後、コーヒーなどを注文し、ゆっくりしている。 「ティアナ、武器屋がないのは分かった。じゃあ、掘り出し物市はどこに?」 「……それも、少なくともこの町にはありません!」 「ん、そうだったか。」 ……… (か、会話が続かない~…) ティアナが何か言おうともたもたしている間、アイクは無言でラグネルを見つめる。 アイクは漆黒の騎士のことを考えていた。 (なぜ、この世界に奴が?スカリエッティとも関わりがあるのか?) 二人とも一緒にいるというのに、胸中では全く違うことを考えている。 そこで突然、ティアナが口を開いた。 「アイクさんって、その……好きな人とかって、いる、んですか?」 「…?」 考え事をしていたせいで何と言ったか分からなかったようである。 「だ、だからその…好きな人とか―――――――――――――」 「お待たせしました。エスプレッソと、アイスコーヒーです。」 いいタイミングで来た店員をちょっと憎らしく思いながら、ティアナはアイスコーヒーを飲んだ。 「……?」 アイクは終始、ティアナが何を聞きたかったのかも、なぜコーヒーが来たというのに気持が沈んでいるのかも分かっていなかった。 「ところで、エリオ達はいったいどうしてるんだ?」 「あの子たちもお休みなので、街を回っていると思いますけど…」 と、言い終わったその瞬間、アイクが突然振り向く。 「…………」 「ど、どうしたんですか?」 「いや、視線を感じたんだが…」 アイクは首をかしげ、そのまま前へ進む。 「あっ、待ってください!」 「ふぃ~、危ない危ない。危うくアイクさんに見つかるところだった…」 電柱の陰からにょっきり人影が出てきた。 スバルだった。 (あの二人いい感じだし、気になる~!あ、でも、アイクさんだからなぁ…) スバルはアイクとティアナのその後を想像する。が、あまりいいイメージは浮かんでこなかった。 (……やっぱり、恋に障害はつきものだし、いっちょ悪役やってみるかな。) そういった無駄な決意を胸に秘めて、スバルは二人の後を尾行した。 その姿は、アイクと同じくらい奇妙だった。 Another Side Episode ERIO 「キャロ、何か聞こえなかった?」 「え?」 ライトニング隊も街にお出かけに来ていたのだが、エリオは何かを引きずるような音を聞いたという。 それも、地下から。 「一体なんだろう…?」 音がする路地裏へ二人は入る。 そこで見たものは―――――――――― Another Side Episode END ピピピッと、ティアナのクロスミラージュから音がした。 「なんだろ、キャロから全体通信…?」 「どうした?」 「いえ、キャロから連絡が…」 『緊急通信です、レリックと思われる箱が一つと、それを引きずった小さい女の子が… 女の子の方は意識不明、大至急来てください!』 「了解!!」 と言って通信を切る。 「ティアナ、頼みがあるんだが。セネリオにもこっちに来るように伝えてくれないか?」 「え?わかりました。」 そう言ってクロスミラージュを使ってシャーリーに通信をする。 そうしている間、アイクは顎に手を当てて考えていた。 (何か、嫌な予感がする…とてつもなく、嫌な予感が…) アイクはどうしようもない不安に駆られていた。そして、ラグネルを腰から抜く。 まだアスタテューヌがアイクの加護を封印していないというのに戦闘を行うのは危険だが、いや、そもそも戦闘に発展しなければいいのだが、 と考えていたが、そんな甘い考えが通用するとも思えない。 今のアイクには、どうかこの不安が思いすごしであるように、と祈ることだけしかできなかった。 to be continued.... 前へ トップへ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3692.html
「これからそう遠くないうちに、私たちの世界とあなた方の世界の、戦争がはじまります。」 八神はやてが聞いた報告の中では、これが最もインパクトがあるものだっただろう。 それも当然だ。突然に、戦争が始まる、などと真剣な表情で言われようものなら、真剣に言っているのかそれともドッキリなのか、区別がつかないところだ。 だがしかし、アイク達によるとこの男は「司祭」だという。 聖職者ともあろうものがここで嘘を言って上層部を混乱させるとは考えにくいし、何よりそんなことをする理由が見当たらないそんなことをする理由が見当たらない。 論理的な思考により、答えを導きだしたはやてが次の質問を浴びせる。 「遠くないうち、って大体いつごろの話や?」 「よくは分かりません。ですが両方の世界の戦力を考えると、どちらか一方が滅ぼされてもおかしくはないでしょう。あなた方の世界では科学が発展していますが、こちらは純粋な魔法が発展しています。二つがぶつかれば、お互いの文明が後退するほどの傷跡を残すと思いますが。」 セフェランは率直に自分の意見を述べる。そこに、ニケが割って入った。 「セフェラン、そんな話は聞いていないぞ。私たちは女神に、アイクの手助けをして来い、としか言われたなかったように思えるが。」 その通りだ。女神は、簡単にいえばそれくらいしか言っていない。 セフェランはペレアスに目を向け、話しかける。 「ペレアス君。君はもうすでに分かっているのではありませんか?」 「は、はい。僕…私たちの世界で、あなた方の世界のものだと思われる兵器が私たちに奇襲を行いました。ですが、この世界でも同じようなものがあなた方を襲っていた。つまり、第三者が二つの世界を渡って兵器をけしかけたことになります。そうすると、二つの疑問が生まれます。」 「疑問…?」 はやては顎に手を当てて考える。数瞬後にセネリオが答えを導き出した。 「何故、両方の世界に同じ兵器を送り込んだのか、何故二つの世界を戦わせようとするのか…ですね。」 「その通りです。本来、戦争はお互いに敵意を抱くことで兵士の士気は上がる。第三者が二つの世界を行き来できるなら、お互いの戦力を保持することも容易なはず。なのに、僕…私たちの戦力を投入している様子がない。それに、二つの世界を戦わせてその人にとって何の利益があるのかもわからない。…ただ、戦争を起こしたいだけならここまでまどろっこしいことをしなくても、どちらかの世界で大きな事件を起こして、それを上層部に異世界の住民がやったとリークすれば済む話です。恐らく、そうしなかったのは…アイク達という「イレギュラー」がいたからだと思います。」 「恐らくはアイク達がここに来たことによって、異世界を移動する術が明るみに出てしまえば自分たちにたどり着かれると考えたのでしょう。そして、アイクはこの戦争に深くかかわっているからこそ、私たちが派遣されたとも言えます。」 セフェランが厳かに告げる。 アイクは一人でぼんやりとその話を聞いていた。興味がないわけではない。 ただ、この一点だけが気になっていた。それは、今のアイクにとっても重要な意味を持つのだから。 「いつの時代も。何処の世界でも、俺達は戦わないといけない…命をかけて。俺は、戦争の理由なんていらない。ただ…」 そこでいったん言葉を切る。 「ただ、俺達のしていることは正しいのか?本当にそれをするべきなのか?…それが知りたい。」 第17章「信念」 アイクは、こう言いたいのだ。 ―その戦争で戦うことは、正しいことなのか?― 「概要を聞く限り、この世界は俺達の世界と戦うことになる。なら、俺たちはどうすればいい?この世界に加担して、仲間を殺すのか?それとも、俺達の世界に加担してこいつらを殺すのか?」 「!!」 その言葉を聞いて、はやてが立ちあがる。 よもや、座ったまま死を待つというのもおかしいのだが。 「そんなことはさせへん!!もし、私たちを殺すというのなら…あなたたちをここで、殺す。」 ペンダント形のデバイスをいつでも起動できるように、手を当てる。 そんなはやてを、別にどうともせず、むしろそれが正しいという表情でアイクは見つめる。 「安心しろ。俺は皆を殺すつもりはない。同様に、俺の仲間も殺す気はない。…あくまでも、「俺は」だが。」 そう言って、セフェラン達に目を向ける。 まるで、お前たちは違うのだろう、とでも言うように。 「違います。私たちはこの戦争が起きる前に止めに来たんです。」 セフェランが一歩前に出る。 その横に、アイクが並ぶ。 「どうやって止めるつもりだ?」 「とりあえずは、先ほどの機械を分析するのがよさそうですね。多少は証拠がつかめます。」 「それが無理だったら?」 「いえ、それは無いでしょう。あれが私たちを襲ったものと同じならば、だれが作ったのか等を突き止めることができるはずです。」 「…理想論だな。誰が作っていようと、そいつを止める方法は無いんだろ?」 二人で議論が展開され、ようとした時だった。 「一つ聞きたいんやけど、異世界を移動できるだけでイレギュラー扱いになるのはおかしいと思わへんか?だって、現にあんたらは向こうの世界から来たんやろ?」 はやてが最も疑問に思っていたことを聞く。 それもそのはず、セフェラン達は「ここにいる」。 それでは、彼らもイレギュラーになりうる。そう言いたいのだ。 そんな疑問を、セフェランはあっさり打ち消す。 「私たちは女神の力でここへ来ました。帰る方法は、女神の力を使うしかありません。しかし、アイク達は違います。彼等は女神とは全く関係の無い方法でこの世界へ来。違いますか?」 その質問に、いいえ、とセネリオが短く返す。 「つまり、女神の力以外でこちらへ来た彼らには帰り道がこの世界に残されているのです。その証拠は、アイク達がこちらに来た装置にあるはずですよ。」 その言葉にアイクとセネリオが固まる。 「どういうことだ!?」 「言ったとおりですよ。恐らくはその装置に帰るための技術、または方法が乗っているはずです。一方通行でそれを作る人は愚か者しかいませんから。」 「とりあえずは、アイク達は訓練に戻って。あんたらも、訓練に参加しといてや。」 そう言って、はやてはその場を締めくくった。 血気盛んなソーンバルケとニケはアイク達とともに模擬戦へ参加をする。 その一方で、ペレアスとセフェランは木陰でフェイト達と話し合っていた。 「…魔法と言っても、私たちのは科学を伴った魔法。理論とか、そう言ったものが無いと出来ないんだ。」 「私たちの魔法は、まだ解明されてはいません。ただ、魔道の才は生まれつきなので魔法を使える人物は限られてくるんですよ。それに、「精霊の護符」と呼ばれる印を刻み、魔力を上げる方法もあります。…寿命が縮まりますが。」 そう言い、セフェランはペレアスを見る。 彼は、精霊と契約して魔力を引き上げた。ただ、その代償は大きかった。 「…この世界には、「印付き」と呼ばれる人種がいます。彼等はベオクからもラグズからも避けられ、ひどい生活を余儀なくされました。その印に、精霊の護符が酷似しているのです。」 ペレアスはその印を彼女たちに見せた。 同時に、フェイト達はセネリオにある印も見る。 「本当だ…」 「私たちの中では、ラグズとベオクが交わることは禁忌とされています。そうして生まれたのが…」 その先は言わなくても分かった。今の彼女たちには、印付きがどんな扱いを受けてきたかはわからないが、それはセネリオの普段の態度を見れば明らかだった。 つまり、彼の冷たさはそのつらい過去からきているのだ。 「…」 そうしてそのままフェイト達は何も言わず、その模擬戦が終わるまで口を開こうとはしなかった。 「は~い、それじゃ模擬戦終了。各自、体を休めておいてね。」 「「「「はい!!」」」」 元気な声とともに訓練終了の合図がかかる。 そんな時にやってきたのは、ある少女…いや、幼女だった。 「ママ~!!アイク~!!」 とてとてと駆け寄ってきて、アイクの頭の上に乗っかった。 以前、アイクがヴィヴィオをあやすために肩車をしたら妙にそれを気に入ってしまい、持ちあげなくても自分でよじ登ることを覚えてしまったのだ。 「…」 だが、これもたまったものではない。 子供とは言え、人間。ストレートに言えば、重いのだ。 さらに、髪の毛を引っ張られたりと好き放題されるのである。 その状態から脱しようと、ヴィヴィオを隣にいたティアナの頭の上に乗せた。 ティアナもティアナで、その状態を維持するのがきついと見たのか、さらに隣にいたスバルにヴィヴィオを預ける。 そうして、スバルからエリオへ、キャロへ、なのはへ、フェイトへ、セネリオへと回っていく。 セネリオの頭の上に来た時、居心地が悪いと思ったのか単に移りたかったのかは分からないが、器用にアイクの頭の上へと戻っと言った。 …沈黙が訪れる。 アイクとセネリオ以外(もちろんセフェラン達も)笑いをこらえているのだ。 腕を組んで考え事をするアイク。 試しにもう一度、ヴィヴィオをティアナに渡してみたら同じ軌道でヴィヴィオが返ってきた。 「…」 再び沈黙が訪れた。しかし、今回の沈黙は行動ではなく言葉で破られた。 「勘弁、してくれ……」 その言葉に、その場にいた全員が笑いを堪えきれなくなった。 「まだだ…まだ強くなれる。」 アイクはラグネルを握り締め、呟く。 誰かと戦い、競い、比べることに生きがいを感じるアイクにとってはある種の儀式の様なものだった。 そして、その言葉を発した瞬間、己の中に眠る罪悪に気付いた。 「敵として立ちはだかるならば容赦はしない…か。」 それはつまり。 「俺自身、弱いやつと戦って退屈をしたくない…ということだったのか。」 それは、本能が告げていたこと。 それを今、しっかりと理解した。 だが、それでも。殺したくないという気持ちがあったからであることには変わりはない。 だからこそ今までも、これからもその信念を貫くと誓った。 誰にでもなく、何にでもなく。 それが、己の義務だと気付いたから。 「何を犠牲にしても、俺の守りたいものを守る。その結果、人を殺すことになっても、それは俺が償うべき罪。」 アイクは少しづつ、罪を償う道が開けてきたような気がした。 「スカリエッティ、何のようだ。」 漆黒の鎧を纏った騎士が男に話しかけた。 「管理局の奴らがまた向こうの世界から増援を呼んだようだ。」 「…知っている。」 「知っているのか、なら話は早い。」 ゼルギウスの答えに満足したのか、ゆっくりと振り返る。 「我々の「計画」に彼らを利用させてもらうよ。一応、君も向こうの世界の人間だったから、断りを入れておこうとでも思っていね。」 「…利用するかされるかは彼ら次第だ。」 「確かにね。でも、本当なら、こんな計画を練る事態には至りたくはなかった。 そこまで言って、スカリエッティの表情が険しく厳しいものに変わった。 「私が、彼らを助けてしまったことが唯一の、そして何よりの失敗だったのかもね…」 To be continued……. 前へ トップへ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3656.html
……ここは、何処だ。 アイクは真っ先にそう思った。何せ、自分が立っているのは真っ暗な森の中。 少しづつ、記憶がはっきりしてきた。確か、ここは親父と漆黒の騎士が戦った、因縁の――――― そこまで思い出した瞬間、重苦しい金属音が聞こえてきた。 まるで、これからがショーの始まりだと言わんばかりの、鈍い音が。 アイクはその音に反応し、音のした方へと駆け出していく。 まさか、自分の考えていることが正しいとしたら――― アイクは無我夢中で森の中を駆けていく。 あの悪夢を繰り返さぬために。大切な人が奪われる前に。 アイクがたどり着いた場所は、すでに戦場と化していた。 父、グレイルと漆黒の騎士が剣と斧をぶつけあっている。 グレイルがどれほど斧をぶつけようと躍起になっても、漆黒の騎士にはかすりもしなかった。 誰の目から見ても、グレイルは押されていた。かつての力、かつて使っていた武器を失い、「老い」が今のグレイルを見るも無残な姿に変えたのだ。 跪き、乱れた息を整えるグレイル。そんな彼に、漆黒の騎士は先ほどまで使っていた神剣「ラグネル」を投げて、グレイルの前に突き刺した。 「…何のつもりだ。」 「貴殿との戦いを楽しみにしていた。まともな武器で手合わせ願いたい。」 そう伝え、腰に差してあったラグネルと瓜二つの剣、神剣「エタルド」を抜く。 そして、グレイルに突きつける。 「…神騎将、ガウェイン殿!!!!」 その名はアイクが聞いたこともない名だった。 その名は、かつてグレイルがデイン王国に勤めていたころの二つ名。 デインを抜けた今となっては、その名を知る者はほぼいないと思われていた。 そんな、ほぼ機密事項扱いにも等しい名を知り、超人的な剣の腕を持つ。 その男が、この戦いを楽しみにしている、と言った。 それほどまでに、アイクの父親は強かったのだ。 「…昔、そんな名で呼ばれたこともあったな。」 ラグネルを地面から引き抜く。 「だが…」 と続け、ラグネルを投げ返す。 「その名はとうの昔に捨てた。今の相棒は…これだ。」 ガウェイン、いや、グレイルはこの世でたった一つの斧、「ウルヴァン」を構えなおす。 だが、その言葉を発した瞬間にグレイルは死を覚悟するべきであった。 騎士にとって名を捨てるということは、それまでの自分、それまでの戦いのすべてを否定することになるのだから。 そんなことを思いつつ、漆黒の騎士は、 「…死ぬ気ですか。」 と冷たく言い放つが、グレイルはそんなことは気にしていなかった。 そして、次に彼の口から出た言葉は意外なものだった。 「…その声、覚えているぞ。たった10数年で師であるこのわしを追いぬいたつもりか?…フン、若造が…」 さっきまで昔を懐かしむ表情が、突然こわばる。 神騎将としての本能が目覚めたのか、それともただ単にキレただけか。 「これでも、食らうがいい!!」 グレイルが斧を持って突進する。 今思えば、これが父を救う唯一のチャンスだったかもしれない。 だが、アイクは戸惑っていた。 今ここで出ていけば、確実に殺される。要するに、死ぬのが恐かったのだ。 だが、ここで躊躇っていればグレイルが死ぬ。 命を賭して身内を守るか、それとも未来を生きるために今ここで父を見殺しにするか。 それは、非常に残酷な問いだった。 (俺は…) 腰に差してある剣に手をかける。だが、抜くことができない。 自分の命と他人の命を天秤にかけるには、このころのアイクは幼すぎた。 そして、答えを出せぬまま―――静寂が訪れる。 エタルドに貫かれ、驚愕に目を見開くグレイル。 親父の生命は急速に失われつつあった。 「親父!!」 アイクは父親のもとに駆け寄る。抱きとめた父親の体は、ぞっとするほど冷たかった。 そして、そのまま二人は倒れこむ。 そして、何処からか声が響いてきた。あの少女の声で。 「あなたは、また見殺しにするつもり…?」 「ッ!!!」 飛び起きたアイクはぐっしょりと汗をかいていた。 トラウマの記憶をリアルに、そして鮮やかに思い出した自分に対して舌打ちをする。 原因は言うまでもなく、先日ルーテシアから言われた言葉だ。 「あなたはまた見殺しにするつもり…?」 頭の中でその声がはっきりとリピートされる。 本日のアイクの寝ざめは、最悪のようだった。 第14章「罪の意識」 そのころ、教会ではちょっとした事件が起きていた。 それは、先日保護した少女の姿が無い、というものであった。 「状況は?」 なのはが状況をシャッハから聞き出す。 なんでも、検査の合間に係員の目を盗んで脱走したとか。 「ただの」少女ならそこまで問題は無いのだが、それならば係員が退避したり魔法の感知をするわけがない。 魔力が十分にある(といっても、子供のレベルでそれなりの量である)ので、もしかしたら、の状況を考えて聖王教会は実質閉鎖状態にあった。 「早く見つかるといいですけど…」 シャッハがつぶやく。 実際、ここら一帯は隠れることができるようなものはほとんど何もないので、楽と言えば楽である。 「では、手分けして探しましょう!」 なのはのその一言を合図に、なのはとシャッハ、そして運転役でついてきたシグナムは少女を探しに行った。 案の定、一番最初に見つけたのはなのはだった。 だが、幸か不幸か懐いてしまった。 それもそうだろう。少女が怯えているときに優しい女性が手を差し伸べる。 それだけで、子供というものは懐いてしまうのだ。…もっとも、それに加えて外見が良ければ、の話だが。 その少女は、名前をヴィヴィオと名乗った。そして、母を探していることも。 それを見かねて、起動六課まで連れてきて、フォワード陣に相手をしてもらおうという魂胆だったが、それはいささか傲慢だったようだ。 「うぇぇええーーーん!!行っちゃやだーーーー!!」 駄々っ子のように(というかむしろすでに駄々っ子である)泣き叫ぶヴィヴィオ。 その様子をモニターしていたフェイトとはやてが、なのはとフォワード陣の所にやってきた。 無論、アイクとセネリオもいたのだが、二人はあえてヴィヴィオに近づかないでいた。 それを変と悟ったのか、スバルがこっそりと耳打ちする。 「アイクさん、セネリオさん、どうしてこっちに来ないんですか?」 「俺らが行ったら、泣くだろう。」 「右に同じです。」 つまり、ゴリラの様なムキムキの筋肉を持つ男と、人見知りで冷徹な物言いしかしない人物がヴィヴィオに接したら、泣いてしまうと思ったのだ。 と、そこになのはの声が入る。 「それじゃ、ライトニングの二人はヴィヴィオのこと、お願いね。スターズは、そろそろデスクワークの時間だから、行くよ。」 そう言ってティアナとスバルが部屋を出ようとした時だった。 「ティアナ、少しいいか。」 「……?」 アイクがティアナを呼びとめる。心なしか、その時のアイクの表情は迷っているような、苦しんでいるような気がした。 その雰囲気を察したティアナは、アイクの瞳を真正面から受け止める。 いまだに、じっと見つめられると頬が赤くなるのだが、この時ばかりはそうは言ってられなかった。 「………ティアナ。仮に、自分の犯した罪が誰にも裁かれないとしたら、お前は…どうする?」 その言葉の意味を真に理解することができるのは、あの時にルーテシアの言葉を聞いた者だけだろう。 だが、あの言葉がもたらす苦痛と苦悩はアイクにしか理解できなかった。 それを知ってか知らずか、ティアナが答える。 「うーん…私だったら、罪のことを忘れて生きるか、ひそかに償いながら生きると思います。」 「具体的に、どう償うんだ?」 「えと、例えば…人を殺してしまったときとかは、その人のことを忘れないようにして二度と殺人をしない…とか、です。」 それは、果たして正しいのか。それを尋ねたかったが、神ならぬ人の身にそんな抽象的な答えが出せるわけではない。 「ありがとう、ティアナ。」 素直にお礼を言っておく。 「いえ、どういたしまして。」 ティアナも笑顔で返す。 さて、と一息ついてティアナが立ち去ろうとした瞬間だった。 ドサッ アイクとセネリオが倒れ始めた。 「アイクさん!?セネリオさん!」 ティアナとエリオ、キャロが駆け寄って体を揺らすが意識はない。 その様子をおびえた目でヴィヴィオが見つめていた。 (ここは…) 暗闇の中。だが、意識がある。この感覚には覚えがあった。 (また女神ですか。) ――――――その通り。 朗らかな、しかし優雅な声でアスタテューヌが受け応えした。 ――――――アイク、あなたの加護を封印しようと思って。 (封印?どういうことだ?) ――――――あなたの中に、女神の力を封じ込めるの。これで、女神の加護同士の反発は起こらないと思うけど… (何かあるんですか?) ――――――これは、あくまでも封印。あなたがその封印を解きたいと願えば、いつでも簡単に解けてしまう、脆いもの。強い心でまたそれを封じ込めればいいんだけどね。 そういって、アスタテューヌは女神の加護の封印を施す。 ――――――これでよし。あとは、何か聞きたいこととかある? (…罪を償うには、どうしたらいい?) 先ほどの問いを、女神に尋ねる。その姿は、さながら懺悔のようだった。 ――――――じゃあ、あなたは何の罪を許されたいの? 穏やかな声で尋ねる。 (俺は…?) 何を許されたいのだろうか。 父を見殺しにしたことか。それとも、戦争で多くの命を奪ったことだろうか。 あるいは、その両方か。 (…人殺しの罪だ。) 全てをひっくるめた、アイク自身の罪だった。 ――――――…そうね。今は、まだ答えはあげられない。それは、私から与えるものではないわ。 (そうか…) ――――――でも、ヒントくらいならあげられるわ。「その罪で苦しんでいる人は、あなただけではない。」 (なんだって?) そう尋ねるが、それがアスタテューヌに届くことは無く、視界は光に包まれた。 目覚めた場所は、先ほどのヴィヴィオ達がいた部屋だ。 どうやら、壁にもたれかかって寝ていたようである。 「あっ!目が覚めましたか!」 そう言って、エリオとキャロがヴィヴィオを置いて駆け寄ってくる。 「突然どうしたんですか?」 「どこか悪いところでもあるんですか!?」 目覚めた二人に質問を浴びせる。 その様子をおびえながらヴィヴィオが見ていた。 「…大丈夫です。ところで、あなたたちは何を?」 「え…と、なのはさんたちが、この子のことよろしくって…」 ずいぶんと災難な話だった。 「………もしかして、それは僕たちもですか?」 冷たい声でセネリオが聞く。 「えっと…そうしてくれると、ありがたいん、ですけど…」 苦笑を浮かべ、冷や汗を流しながら頼み込む。特にすることも無かったので、 「まあ、いいでしょう。」 と意外に乗り気であった。 だが、それで彼の人見知りは治るわけもなく、アイクの見た目が変化するわけでもないので、ヴィヴィオが彼らに懐くまでに2時間の時間を有したのだった。 すっかり暗くなった景色に浮かぶ満月と街のネオン。 それらをいつもの河原で眺めながらアイクは傍らにあるラグネルを握り締め、アスタテューヌが言ったことを考えていた。 ―――――「その罪で苦しんでいる人は、あなただけではない。」 冷静に考えれば、その意味はおのずと理解できた。 (俺が共に戦った人たちは、この罪を抱えているんだよな…) 人殺しの罪を抱えて、なお生きる。誰がどこで暮らそうと、その事実は消え去ることはない。 それでも、あいつらは生きている。 ミカヤ、サザ、傭兵団の皆、クリミアの王宮騎士団―――― 挙げたらきりがない。 彼らは罪と向かい合うなり、逃げるなりしているのだ。もしかしたら、答えを出していないのは自分だけではないか、と俯きながら思う。 (やはり…殺人の罪は…) アイクの中に一つの答えが浮かぶ。償うでもなく、逃げるでもなく。 (「死」によって償われるのか?) それはよくあること。多くの人を死に追いやった人物は死によって償われる。 そんな考えが頭をよぎった瞬間だった。 「アイクさん、またここにいたんですか。」 ティアナがやってきた。バリアジャケットを着ている姿からして、夜の訓練が終わったところだろう。 「なぜ俺がここにいると思ったんだ?」 「だって、前にもここに来たじゃないですか。」 笑顔でそう答える。そして、アイクの隣に座る。 「まだ…悩んでるんですか?」 「俺の罪はそう簡単には消えない。そこで、償う方法を考えていてな…」 なぜか、ティアナにはこの悩みを打ち明ける。 心のどこかで彼女を許している証拠だった。 「俺は、「死」をもって償うべきなのか…」 その言葉に、ティアナは激怒した。 「そんなことあるわけないじゃないですか!!」 いきなりの怒号に、アイクは目を丸くする。 「死んで償うなんて、そんな悲しいこと、言わないでください…」 そして、涙目になっていく。 「ティアナ…」 「お願いです、死なないで…」 どうやら、慰める立場と慰められる側が入れ変わってしまったようだ。 アイクは、最初の方こそ驚いたものの、少しづつうれしさを感じていた。 これまで傭兵として生きていたアイクにとって、ここまで自分の心配をしてくれることがありがたかったのだ。 「落ち着いたか」 「はい……」 アイクに泣きついて、8分ほどが経過した。 「すみません…」 顔を真っ赤にして謝るティアナ。対して、アイクは穏やかな気持ちになっていた。 「でも、とにかく死んで償うのはなしですよ?」 「わかったさ。」 ぶっきらぼうに告げる。 そして、戦いの中で見せる微笑とは正反対の柔らかい微笑みを浮かべた。 「ティアナ…ありがとう。」 その言葉と微笑みを受け取り、ティアナはさらに真っ赤になる。 「はい…」 俯きながらも、その顔はとても嬉しそうだった。 「さて、そろそろ戻るか。」 そう言って、アイクが立ちあがる。 それに続き、ティアナが立ちあがろうとしたところ、 「ッ…」 ぐらり、と体が揺れる。立ちくらみだろう。 「おっと…」 その体をアイクが抱きとめる。とっさにティアナは離れようとするが、立ちくらみが抜けきっていない。 「あ…」 「部屋まで送ってやろう。」 そういって、ティアナをお姫様だっこする。また顔が真っ赤になったが、アイクはそんなことには気づかない。 そうして送り届けられたティアナは数日の間、スバルにその手の話題でいろいろとつつかれることになるのだった。 時は少し前にさかのぼる。 デイン王城:王室 「サザ、ベグニオンに行くわよ。」 「ミカヤ、何を―――」 「ひとつ、確かめたいことがあるの。」 To be continued…… 前へ トップへ 次へ
https://w.atwiki.jp/uwvd/pages/172.html
パイロット ユニット メッセージ 武装フォーマット
https://w.atwiki.jp/fesinceawakening/pages/27.html
「ファイアーエムブレム覚醒」のゲームシステム等についてのページです。 マップについて 勝利条件の少なさ過去作では敵の全滅や敵将撃破、制圧の外にも一定ターン生存や防衛など多彩な勝利条件があった。特に前作「暁の女神」では糧秣に火をつけたり敵味方含む全ユニットのうち一定数のロストが条件になっていたりと特に多かった。しかし覚醒では敵の全滅と敵将撃破の二つのみであり、制圧がないためロードのクロムの存在感が低下している。 味方の加入今までのシリーズでは同兵種のユニットが複数加入し、もし既存のユニットがロストしても最後まで遊べるよう配慮がなされていた。しかし覚醒ではユニットの三分の一ほどが子世代であり、親世代のペアを支援Sにまで組ませないと加入できない。つまり、ユニットのロストへの救済策であったはずの新キャラ加入なのに既存ユニットを十分に育てていないと加入できないため、ゲームの駒を増やすという本来の目的から外れてしまっている。。また、ユニット加入についてもほとんどは最初から味方で登場するかクロムで話しかけるかの二通りであり、従来と比べると遊びの幅が少ない。章内でレベルを上げると加入するドニのような面白い条件のキャラもいたのに勿体ない…。 単調なマップ序盤から特定のエリアに入ると全ての敵が一斉の突撃してくるマップが多い。確かに多くの敵が一斉に攻めてくると難易度は高くなるがもう少し工夫は出来なかったのだろうか。 それに加えて中盤からは左右対称のマップが増えてくる。そんなマップで敵が一斉突撃してきても何の面白みもない。 過去作ではクリア自体はそこまで難しくはないが村の訪問やユニットの加入、宝箱などを意識すると一気に難易度の上がるマップも多かった。だが、覚醒ではこれらの工夫が凝らされたマップはほとんどない。 システムについて 覚醒公式ホームページ システムについて デュアル上のページで紹介されている覚醒の目玉のうち一つ。仲間が隣にいる状態で戦うと支援効果が得られるとともに敵に追加攻撃(デュアルアタック)してくれたり攻撃をガード(デュアルガード)してくれたりするシステム。通常の戦闘の命中率に加えデュアルという確率が乗ってしまうためより予測がしにくくなっている。これにより所謂やっつけ負けを起こしてしまうこともある。 またユニット一つは決して一人ではなくその人が率いている人のかたまりを指す。これは覚醒公式バックグラウンドでも明言されているが、デュアルの戦闘アニメと比べると違和感を覚える。 デュアルガードでペガサスナイトが敵の矢を受け止めるなどおかしなシーンも見られる。 ダブルユニットを組ませてニコイチにする代わりに能力を上昇させるシステム。ダブルだと常にデュアル状態である。 能力の上昇量がゲームバランスを壊す程に凄まじく、中盤辺りで育成や支援が進んだキャラだと全ステータスが5~9程も上昇するようになる。この頃にはデュアルの発動率もアタックが90%近く、ガードは30%近くとインフレし、育てたユニットをダブルしてからターンスキップを繰り返すだけでマップクリアできてしまう程 一応操作できるユニットが減るというデメリットはあるが、上記の通り大量の敵が突っ込んでくるだけのマップ構成が多いためダブルして困ることはほぼない。 魔府について
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/277.html
ゼーベイア説得 ゼーベイアとはトラキア776の18章「王都開放」で仲間になるジェネラル。 その説得手順の面倒臭さで有名。FEで最も仲間にするのがめんどいキャラと言われる。 彼を仲間にするには、ゼーベイアの8人の副官を人質に取られているNPC(彼らの家族)に話しかけさせる必要がある。 副官は扉を開けるとフリージ兵と一緒に突撃してくるし、全員キラーランスorハンマー持ちで普通に攻撃してくるから困る。 副官ごとに対応するNPCが決まっており、誰がが誰に対応しているか知らない場合は、狭い廊下が混雑して混乱しやすい。 コントローラーを投げたくなること請け合いである。詳しい攻略法は攻略本等参照。 基本的には「フリージ兵を遠距離魔法で潰し、仲間になった副官はバケツリレーする」といった方法がとられる。 しかし、体格の高いアーマーの皆さんを運ぶのに一苦労。 更にこのマップでは、敵軍のレンスター兵を1人も殺さずにクリアするとメンバーカードが入手できる。 完璧プレイをするためには、ゼーベイアの説得作業とレンスター兵不殺を両立をする必要がある。 一方、どちらも不要だという人にとってはそれほど難しくないマップ。 副官がキラーランスorハンマーを持っているのは、NPC化した副官に殴りかかった未説得の副官がハンマー特効orキラーランス必殺で返り討ちにされ、全てが水の泡となりやすくするための嫌がらせであろう。 ちなみに、説得してしまえばその後NPC化した副官が死んでしまってもゼーベイアの説得は可能である。
https://w.atwiki.jp/shinonomefe/pages/18.html
ロード・オブ・ローゼス ロザリンド 「」 ▼基本情報 初期クラス ストラテジスト 個人スキル 大いなる先見 派生クラス 軍師系マムクート系 初期装備 ファイアーライブの杖 ▼加入時ステータス クラス Lv HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 移動 ストラテジスト 1 24 3 13 12 10 5 7 15 8 ▼基本成長率 HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 35 10 55 40 30 45 25 45 ▼成長限界補正 HP 力 魔力 技 速さ 幸運 守備 魔防 -2 +1 -1 +2 ▼キャラクター詳細 外見年齢は40-50代。 豪奢なブロンドヘアに若草色の瞳、瀟洒な赤いドレスを纏った貴婦人。 主人公のお目付け役兼家庭教師。 主人公が幼いころから傍近く仕え、学問や戦術の基礎を叩き込んだ張本人。 主人公や、一部の若い王国軍関係者からは「おばーさま」と呼ばれ親しまれている。 あらゆる知識を修めた智者であり、国王陛下の佳きアドバイザーとなることも。 しかし、あくまで「王子(王女)の家庭教師」という立場の為、政治の場に直接姿を見せることはない。 ただし内政の場には度々姿を見せる事があり、その手腕を存分にふるっている。 彼女を怒らせると社会的に葬られると、国内諸侯から密かに怖れられているらしい。 以下ネタバレ設定の為反転 出自は、太古の戦争で人間に与して”善き竜の民”と呼ばれた竜族の末裔。大陸に満ちる不穏な気配に気づき、人の身と為して”希望”たる主人公の元へ訪れた。実年齢は数えていないというが、少なくとも太古の戦争が終結した後の生まれであることは確か。 ▼支援会話 主人公(男) 支援会話C 支援会話B 支援会話A 支援会話S 主人公(女) 支援会話C 「それがしが弱いとは言わぬが、殿下は破滅的に弱すぎるのう」 支援会話B 「全てが戦術に応用できるとは言わぬが、定石を学んで損はないぞ」 支援会話A カノン 支援会話C 「そういえば、お主の父親は息災かの?」 支援会話B 支援会話A パメラ 支援会話C 支援会話B 支援会話A シェリー 支援会話C 支援会話B 支援会話A レアード 支援会話C 支援会話B 支援会話A 支援会話S クク・ニムリ 支援会話C 支援会話B 支援会話A 支援会話S シェナム 支援会話C 支援会話B 支援会話A Thanks to @greenrose0304