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ストリートファイターIII part11-436,438~439,443,445~449,451 「ストリートファイターIII -NEW GENERATION-」を詳細に part34-169~172 「ストリートファイターIII -NEW GENERATION-」「ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-」「STREET FIGHTER III 3rd STRIKE -Fight for the Future-」のエンディングのみを簡潔に 436ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 13 02 10ID sHsOE582 ・アレックス編 (バックストーリー) NYで格闘技のインストラクターをつとめるトムと、その娘パトリシアと3人で 暮らしていたが、トムが金髪をなびかせる謎の格闘家に倒された日からアレックスの 運命が変わった。金髪の男は何者なのか?ストリートファイトとは?…さまざまな 問いを胸に、彼は旅立つ。 (プロフィール) アメリカ出身、マンハッタン在住の青年格闘家。両親は少年時代に死別。 同居しているトムは父の親友で退役軍人、現在は格闘技ジムを経営しているが、 現在でも米軍屈指の格闘戦のインストラクターとして基地を回っていることが 多い。ちなみに娘のパトリシアは14歳。 (メインストーリー) トムがやられた「金髪の格闘家」を追い、世界を旅する事となったアレックス。 しかし、初めは敵討ちのようにして始まったが、様様な格闘家と試合をするうちに、 世界の広さ、ストリートファイトの意義などを考えさせられる結果となっていった。 そんなある時、秘密結社の総帥を名乗る男の事を耳にしたアレックスは、その男が 特徴から言って自らの探す「金髪の格闘家」と同一人物ではないか、と思い、単身 その秘密結社に乗り込む事にした。 (エンディング) トムの敵であるギルを打ち破ったアレックスは、いったんNYに戻る事にした。 無事戻った事を喜ぶパトリシア、一目でその成長振りを見て取るトム。 そして、おもむろにアレックスは切り出す。 「ああ、トム、俺は又行くことにしたぜ。もっともっと、凄い奴らが俺を待ってる 気がするんだ!」 (余談) ストリートファイター系新シリーズであるストリートファイターIIIの一作目、 アレックスは一応そのシリーズを通しての主人公である。 開発当初は投げキャラではなかったのだが、他に投げキャラがいなかったので 投げキャラにされてしまった。その為かあまり汎用性のあるキャラではなくなり 影の薄い主人公になってしまったのが可哀想。 438ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 13 47 35ID sHsOE582 ・リュウ編 (バックストーリー) 世界各国を流転する孤高の格闘家。そのストイックな姿勢と正義感あふれる性格は 多くの格闘家を魅了し、最強の呼び声も高い。しかし、それに奢る事無く「真の強さ」 を求め、今日も戦いつづける。 (プロフィール) 日本出身。独身。空手ベースの独自の格闘技スタイル。技は基本的に堅実で無駄の無い 動きを好む。 (メインストーリー) いつものように世界を旅しながら真の強さを求めて戦いに明け暮れていたある日、 親友のケンからの連絡があった。「合わせたい奴がいる」との事で、日本の温泉宿に 合流場所を指定されたため、久々に日本に帰ってくる事となったリュウ。そこで なかば押し付け気味に弟子のショーンを紹介されたリュウは、時の流れを感じる とともに、新たな時代の流れを感じ、更なる研鑚の旅へと出る事になった。 (エンディング) 改めて世界の広さを痛感したリュウは、決意も新たにまたその一歩を踏み出す。 「ケンよ、俺は戦いつづける…真の格闘家…本当の強さを求めて…」 「待っておれ、好敵手たちよ!戦おう、この命、尽きるまで!」 (余談) ある意味何一つ昔から変わらないキャラ。実はストリートファイターIIIの企画 当初はケンも含め出ない予定だったが、それはそれでストリートファイターの 名前を付ける意味が無いので出る事になった。プロデューサーの貞本曰く、 「これまでのものとの変化を比較するためにも残す、例えるなら大きさの比較で 横にタバコを置くようなもの(笑)」 439ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 14 23 21ID sHsOE582 ・ユン&ヤン編 (バックストーリー) 香港では町の若きリーダーとして信頼される双子の兄弟。ある時、自分達の自慢の クンフーがどれだけ通用するのかを試すために世界を旅する事を決める。 (プロフィール) 香港出身、在住。赤ん坊の時に両親と別れ、名付け親に裏社会の8人のボスを持ち、 上海で菜館を営む祖父の元で育つ。ちなみにフルネームはリー・ユン(ヤン)、スト1 に出てきた李の親戚にあたる。 (エンディング) 香港に帰ってきたリー兄弟。 街のおっちゃん「自慢のクンフー、世界で通じたのかよ!?」 (掛け声とともにおっちゃんの屋台をスケボーで飛び越える2人) 街のおっちゃん 「うわわっ、なにするーっ!」 ユン(ヤン)「世界の壁、おっちゃんの屋台よりは高かったかな。 俺達のクンフーは最強だぜ!」 (余談) 1stではコンパチキャラの二人、それぞれの個性が出るのは2nd以降となる。 一応性格は両極端、らしいのだが…まぁ使ってる分にはわからない。 443ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 15 46 40ID sHsOE582 ・ダッドリー編 (バックストーリー) 裕福な家庭で何不自由なく暮らしていたある日、父の事業の失敗により全てを失う。 少年であったダッドリーはプロボクサーとして成功することで全てを取り戻す事を 心に誓った。そして時は流れ、数年後、彼はほぼ全てを取り戻した。只一つ、父の青春と 誇りの象徴であり、現在では世界に数台しか残っていないと言われるあの車を除いて… (プロフィール) 英国出身、在住。父は元スポーツ選手。完璧主義だが他人には多少甘い。ヘビー級 チャンピオン。 (メインストーリー) ブラックマーケットに流れたジャガーを探すため、ストリートファイトで情報を集める。 そんな日々が続き、あきらめかけたある日、ある秘密組織にその車を持つ者がいるとの 情報を手に入れた彼は、事の真偽を確かめるべく、その秘密結社へと向かうのだった。 (エンディング) 死闘の末崩れ落ちるギル。潔く敗北を認めると、秘書に車のキーを渡すよう命令する。 投げ捨てるように渡されたそのキーを受け取り、ダッドリーは力強く言った。 「父の車、確かに返してもらった!」 英国に帰り、早速乗ってみることにしたダッドリー。 「すばらしい車だよ!親父。このボディーライン、エンジンの奏でるシンフォニー。 完璧だよ!!」 力みすぎたのか、はめたままのグローブのせいか、妙な音と共に外れるハンドル。 「おっとと」 「心配無用だ!」 何事も無かったかのようにハンドルをはめなおし、彼は朝靄の煙るイギリスの 風景を楽しみながら、車を走らせていった。 (余談) シークレットファイルによると一応世界王者らしい。所属はWBAF、6回ベルトを防衛して おり、また、全ての試合でKO勝ちとのこと。あと、英国人なので勝利後に飲むのは当然紅茶。 445ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 16 38 01ID sHsOE582 ・ネクロ編 (バックストーリー) 貧しい寒村に生まれた彼は、ソ連崩壊後、都会で一山当てる事を夢見、村を出てモスクワ 近辺で生活するようになった。そんなある日、秘密結社の人間と接触した彼は力をくれる と言う甘言に騙され、改造人間として組織の特殊工作員にされてしまった。今日もまた、 彼にとって過酷な一日が始まる。 (プロフィール) ロシアのとある寒村出身。4人兄弟(3男1女)の三男。本名はイリヤ。 肉体をDNA改造されており、戦闘術も脳に刷り込まれている。 (ストーリー) 一生続くかと思われた闇の中での生活。しかし、ある日そんな闇を払いのけるかのような 指令が降りる。その任務さえ終了すれば、晴れて自由の身だと言うのだ。以前は何とも 思わなかった自由と言う言葉がこんなにも甘美である事に驚きつつ、彼は次のミッション へと向かう。日のあたらない列車内から、自由の日を思い浮かべて。 (エンディング) 自由になるはずが、なぜこのような羽目に! 彼は憤りの言葉をギルにぶつける。 それを無視するようにギルは言った。 「この施設は今をもって破棄だ!お前にも消えてもらおう。さらばだ!実験体一号、 私の出来そこないのアダムよ!」 ネクロに、またも絶望の闇が襲いかかろうとしたその時、一筋の光が射す。 エフィー「かわいそうなイリヤ、アタシが助けてあげる!」 自爆システムが働き、崩壊する研究所。それを遠目に眺めるように、彼らの乗る バイクは当ても無く走る。 エフィー 「アタシたちどうなるのかしら…」 ネクロ「さあーなァ、わかんねェのが自由だぜ、そーだろ、エフィー!」 446ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 17 56 28ID sHsOE582 ・いぶき編 (バックストーリー) とある山間の小さな町、そこは戦国時代から続く「忍びの里」だった。そこに住む者は 全員が忍者で、彼女もまた例外ではなかった。子供の頃はこんな厳しい修行があるのは 私たちだけと言う事を知って不公平だとも感じていたが、今では任務さえあれば 世界中どこへでも行かせてくれるんだから悪くないかな、と思っている。 (プロフィール) 日本出身、在住。年齢は確かではないが高校生との事なので16から8位と思われる。 忍者である事以外はいたって普通のアイドル好きな高校生。 (ストーリー) 今回の任務は謎の組織から「Gファイル」なる資料を奪取する事である。いぶきは、 任務遂行のため、その組織を捜しに奔走(ついでに旅行)するのであった。 (エンディング) 無事に任務を終え、町に戻ったいぶき。しかし、彼女の頭からはギルの放った 最後の台詞が離れずにいた。 ギル「どうやら、私の負けのようだな。約束だ、Gファイルを渡してやろう!だが、 見たところで君たちはおろか誰にも何も出来んよ。私の自信作だ!よく読んで 宿題の手本にでもしてくれたまえ、忍者の学生さん!ハッハハハハッ!」 夕暮れの丘に一人寝転び、その台詞を反芻するように何度も思い出すいぶき。 その時― いぶき 「はっ、殺気!」 気合と共に閃光のように放たれる苦無、その先には… 早雷(さらい) 「キャー!」 早雷「わーん、もう!何が殺気よ!カバンはズッタズタ!教科書も穴だらけ!どーすんのよ! いぶき!」 いぶき 「ひーん、ごめんなさい!」 (余談) いぶきの友達としてEDに出てくる早雷、実はいぶきの決定前のデザインの1つの格好。 447ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 18 17 58ID sHsOE582 ・エレナ編 (バックストーリー) サバンナの戦士の血を引く部族の精神を忘れないように、という父親の教えで カポエイラを習得。その一方で、かつてフランスの大学に留学した父親のように 自分も留学生として世界で勉強するのが夢。 (プロフィール) アフリカ出身。サバンナにある小さな部族の族長の末娘。父は青年時代にフランスに 留学し、博士号も取っているほどのインテリ。 (ストーリー) いろんな国のいろんな人々に出会い、自分の夢である留学先を決めるため、世界中を 旅して回る。 (エンディング) いろいろな国を見て回った結果、日本の不思議さに惹かれ留学先とする。 友達も出来て、充実した留学生活を送るエレナであった。 (余談) じゃあギルと戦う必要ないんじゃない?とか、そもそもいちいちその辺で戦う (ryとか言いたいことは色々あるけれどもまぁその辺はゲームだからって事で。 エンディングでセーラー服を着ている事から、彼女も実は高校生、下手すると 中学生の可能性もあると思うとちょっと変な感じもしないではない。 ちなみに、開発時にあまりに色の塗りが他と違うために一度消されかけている。 448ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 18 40 22ID sHsOE582 ・オロ編 (バックストーリー) 「何でもできる、仙人に不可能は無い」と言う事なので目指した仙人であったが、 なってみると何もする気が起こらない。何でもできるから、それに対し張り合い が無いのだ。ある日の事オロはふと思った。それならば弟子でも取ってみるか、と。 自分の事は思いのままだが、他人の事となるとそうも行かないはずだ。久しぶりに 訪れる高揚感と共に、いそいそと住処の洞窟を後にするオロであった。 (プロフィール) 日系人らしいが詳細は不明。140歳。アマゾン奥地のジャングルにある洞窟に住む。 素で相手をすると本気で相手が出来ないため仙術で利き腕を封印している。 (エンディング) 世界を巡ってみても自分を本気にさせるほどの人材には出会えなかったオロ。 しかし、見込みがありそうな人物は見つかった。名前は覚えていないが、鉢巻をした 小僧である。鉢巻の小僧(リュウの事)を思い返し、オロは一人飛行機の上で気をはく。 オロ「待っとれよ、小僧!このワシが、一から鍛え直しちゃるわ!フャフャフャフャァ、 いくぞーぃ、待っちょれよーホォ」 齢140を超え、仙人としてはまだまだ未熟なオロであった。 (余談) 封印されているはずの手だが、振り向き時にはきちんと左右が入れ替わる。 また、設定上では、ご飯を食べる時や寝ている時などは適当に解けたりするらしい。 449ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 20 10 47ID sHsOE582 ・ケン編 (バックストーリー) 同じ師の元で修行した事もあるリュウとは、生涯の友であり、終生のライバル。 子供も出来た今ではかつてのように頻繁に大会に出る事はなくなったが、炎の 闘争心はいまだ衰えを見せない。 (プロフィール) 日本出身、アメリカ西海岸在住。妻のイライザと3歳になる長男メルとの3人暮らし。 今は子供もいるので自由はあまり利かないが、イライザとの約束でリュウの出る 大会には付き合いで出てもいい事になっているらしい。 (ストーリー) 自称一番弟子のショーンを、一体どうやってリュウに押し付けるか考えた結果が、 ショーンに「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言う事だった。 そのため温泉宿にリュウを呼びつけ、ショーンをていの良い荷物持ちとしてここまで 来たのだが… (エンディング) 自分の息子もストリートファイターにしよう、とは必ずしも思わないが、やはり 全米チャンプの息子としてはある程度の鍛錬も必要だろう、と、ひとりごちたケン。 今日はメルに稽古をつけてやる事にしたようだ。 ケン 「さあ、来い!メル!思いっきりだ!」 風切り音とともに繰り出されたメルのパンチは、的確にケンの急所を捉えた! ケン 「ぐはっ!」 イライザ 「キャーッ!ケン!」 股間を抑えうずくまるケンと、メルをたしなめるイライザ。とはいえ、ケンも格闘家。 一本は一本である。 ケン 「メル、YOU WIN!」 脂汗を流しながらも、なんとか笑顔を作るケンであった。 (余談) リュウ編でも書いたが、本来はいなかったかもしれないキャラ。 451ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 20 35 34ID sHsOE582 ・ショーン編 (バックストーリー) とある大会でケンの試合を見て、押しかけ弟子を決意した熱血少年。モットーは 「今日は負けても明日は勝つ!」夢はオリジナルの必殺技を持つ事だが、いったい いつになるのかは本人にもわからない。 (プロフィール) ブラジル出身。祖父は日系人で、礼儀に五月蝿いのはそのためらしい。 アメリカの大学でバスケをやっているそうだが、アメリカには飛び級があるので 一概に何歳とは言えないが、あの様子では飛び級と言う事は無いと思われるため 10代後半から20代前半と言ったところか。 (ストーリー) ケンのかなり厳しいシゴキ?にも耐え、なんとか認めてもらおうと必死なショーン。 そこで出されたケンの課題は、彼にとっては恐ろしく困難な問題だった… (エンディング) ショーン 「うわぁーっ!」 ショーンが最後にケンに出された課題、それは… 「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言うものであった。 ケンにしてみれば単なる冗談まじりの一言だったのかもしれないが、尊敬する ケンの言葉はショーンには絶対であった。また、リュウもショーンが何かケンに 言われているのは察していたが、根が真面目なため、組み手には手は抜けなかった。 山奥に、ショーンの叫び声がこだまする… ショーン 「ぐわっ、だめかーっ」 (余談) 設定では、1stの昇竜一家ではショーンが一番背が高い事になっている。とはいえ178 cmだが。また、日本語メッセージには無いが、英語版の辛勝の台詞に、「(前略)一つ! ダンのようにならない!」という物があり、やはり気にはしているようだ。 169 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 30 35 ID c935W/6a0 キャラ名の後の数字が何作目かを示しています。 ※1 = 初代 2 = 2nd Impact 3 = 3rd Strike ■アレックス [1・2] トレーナーであるトムの仇・天帝ギルを倒したアレックス。 その足でトムとその娘・パトリシアに会いに行く。 一回り大きくなった彼を見て、トムは満足気に嘆息するのだった。 ■アレックス [3] トムの娘・パトリシアがアレックスとのキャンプの約束にはしゃぐ。 しかしトムの元にはキャンプの約束を撤回する手紙が届いていた。 一撃も返せないとは・・・!リュウの圧倒的な強さを喜ぶアレックス。 目指すものを見つけトムから離れたアレックス。手紙を手に、トムは眩しそうに笑った。 ■リュウ [1・2] 日暮れ時、流浪のバックパッカーとしてオークランドを目指すリュウ。 己の足でひた走りながら、死ぬまで最強を目指す事を誓うのだった。 ■リュウ [3] 真の格闘家とは?真の強さとは?若い頃はこのような疑問が浮かべば一日中頭から離れなかった。 手を伸ばし舞い落ちる木の葉を掴もうとして失敗する。泰然と笑うリュウ。 今の自分はこの木の葉の行方すら知らない。己の拳を掴むまで・・・闘うだけだ! ■ケン [1・2] 世界一となったケンは、幼い息子のメルとストリートファイトの真似をしてじゃれていた。 よぉしこいメル!思いっきりだ!メル渾身の拳が決まった・・・金的に。 イライザの悲鳴を聞きながら、薄れ行く意識の中でケンは息子の勝ち名乗りを上げるのだった。 ■ケン [3] 全米トーナメントを三連覇したケン。イライザ、メル、ショーンも大喜び。 ほらショーン、これが欲しかったんだろ?やるよ!朗らかな顔でショーンにトロフィーを渡すケン。 泣き咽ぶショーン。そ、そういう意味じゃないっすよ~~~! ■ユン・ヤン [1・2] ギルを倒し故郷を救ったリー兄弟。幼馴染の少女ホイメイとその父親が二人を茶化す。 憎まれ口を返す二人だったが、傷だらけのその表情は晴れやかだった。 世界の壁、おっちゃんの屋台よりは高かったかな! ■ユン [3] ギルを倒したユン。しかしギルは不敵に笑う。褒美だ。君らの街は任せてやろう。 寝ぼけんな!お前らの計画を止めろ!ギルの目はユンを見ていなかった。 全てはこの星を襲う逃れ得ぬ運命。君達がどうやって破滅の運命を生き抜くか、私は見届けよう・・・。 ■ヤン [3] ギルを倒し故郷を救ったヤン。しかし彼の思い人・ホイメイはユンの事が好きなのだった。 あぁ・・・敵わないよなぁ・・・。寂しそうに佇むヤンの腕に抱きつく人影。 振り向けば、ホイメイの妹・シャオメイがヤンに笑いかけていた。 170 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 32 00 ID c935W/6a0 ■いぶき [1・2] ギルを倒しGファイルを奪取したものの、余りに高度な内容は彼女らの手には負えなかった。 茜空の下、沈み込むいぶき。迎えに来た友達に条件反射でクナイを投げつけてしまう。 怒られながら駆け出すその顔は少女のものに戻っていた。 ■いぶき [3] 里の卒業試験に合格したいぶきは、晴れて大学に入学しキャンパスライフを手に入れた。 今日からは普通の女の子なんだわ・・・!ハンサムな先輩のサークル勧誘にときめくいぶき。 凧による潜入訓練。水遁の術。耐拷問訓練。忍者サークルは楽しいねぇ! いぶきの首に刃物をつきつけ微笑むハンサム先輩。・・・あれ?こんな・・・はずじゃ・・・。 ■エレナ [1・2] 日本。桜の坂道を自転車で駆け下りるエレナ。お父さん、お母さん、日本は素晴らしい所です。 友達の気持ちはどこの国でも変わる事はありません。エレナー!スピード出しすぎて危ないわよー! ヘーキ!友達のナルちゃん。いつか日本の友達のみんなにもサバンナの友達を見せたいな・・・。 ■エレナ [3] ナルちゃんお元気ですか?フランスはとても素晴らしい所です。 ナルちゃんを思うと日本のお祭りを思い出します。いつか私の家族にも会ってほしいです。 親友への手紙を書き終えたエレナはカフェを出て優雅にストリートを歩き出した。 ■ショーン [1・2] リュウに挑むショーン。挑んでは倒され、挑んでは倒され。ケンの言葉が脳裏を走る。 いいなショーン。リュウからダウンを奪うまで決して帰ってくるんじゃないぞ。じゃ、俺帰るから。あとよろしく。 ショーンの猛烈な熱意にたじろぐリュウ。燃え上がるショーン。チェストーッ!! しかし決定的な実力差は如何ともしがたく、結局倒されるのはショーンなのだった・・・。 ■ショーン [3] うおお、遂に俺が全米チャンピオンに!やった!俺はやったぞーーー! ・・・おい!しっかりしろ!仇は俺が取ってやるからな!ケンの呼び声に目を覚ますショーン。 全ては予選でKOされ失神している間に見ている夢だったのだ。畜生、勝ちてぇよぉ・・・。 ■オロ [1・2] どいつもこいつも根性がにゃい!見込みがありそうなのは・・・。 リュウの顔を思い浮かべるオロ。にゃはは!待っとれよ小僧! ジャンボジェットの上に立ちながら、オロは嬉しそうに笑っていた。 ■オロ [3] 50年ぶりの修行に励むオロ。原因は分かっている。リュウだ。 彼に会うと何故か血が昂ぶり出す。封印した片手。思いっきり両手を使える相手に育つといいがのう。 遠く離れた地でオロの気を察知するリュウ。仙人は呟く。ま、あと15年って所かのう・・・。 ■ネクロ [1・2] だましやがったな・・・!強化人間ネクロは組織には用済みの失敗作だった。 施設ごと爆破されそうになったネクロを、同じ強化人間の少女・エフィーが救い出す。 バイクで明日をもしれない逃走を始めた二人。二人は自由に輝いていた。 ■ネクロ [3] 組織の追っ手に追い詰められ、列車から振り落とされるエフィー。 必死で手を伸ばすネクロは、この時初めて改造された体に感謝した。 エフィーの手をしっかりと握り締めるネクロ。二人はいつまでも一緒なのだ。 171 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 33 52 ID c935W/6a0 ■ダッドリー [1・2] 私の勝ちだ。父の車を返してもらおうか。 ギルから見事父の形見を取り返したダッドリー。おやじ、この車は最高だよ! 亡き父の思い出と共に、グローブのまま車を走らせるのだった。 ■ダッドリー [3] 父の残してくれたこの薔薇園は素晴らしい。私の心を癒してくれる・・・。 陶酔に浸るダッドリーに執事が告げる。今日の王室御前試合は5時からでございます。 何!それを早く言え!もう2時ではないか!急いで戻るぞ! 3時間もあるのに何を馬鹿なと思うプレイヤーを尻目に上空視点へズームアウトしていく画面。 薔薇園は超巨大な迷路であり、ダッドリーは出口とは程遠い中心部にいたのだった。 ■ユリアン [2] ギルを倒し組織の総統となったユリアン。しかし頂点に立ったと思っていた彼に意外な言葉が告げられる。 天帝に会って下さいませ。この組織は全て紀元前から天帝のために存在しているのです。 天帝に謁見し愕然とするユリアン。天帝はギルだった。全てはギルの掌の上の出来事にすぎなかった・・・。 ■ユリアン [3] 憎むべき実兄・ギルを倒したユリアン。カプセルの中に眠るギルを嘲笑し、施設の自爆装置を起動させる。 双子の弟である彼にはDNA認証をクリアするなど造作もない事だった。 組織の数千年に渡る遺産など、自分では何もできぬ弱者の証!全能なる余には必要ない! 本日をもって定める!A.U(アフター・ユリアン)元年と! ■ヒューゴー [2] ライバルを叩き伏せたヒューゴー。(リュウ、エレナ、ネクロ、ギルの内からランダム) 最高のパートナーを見つけたヒューゴーはタッグトーナメントに殴りこみ、向かう所敵無しの快進撃を見せるのだった。 ■ヒューゴー [3] 倒したストリートファイターを仲間に引き入れ、プロレス新団体を立ち上げるヒューゴー。 迷惑そうなメンバーの中で、なぜかリュウだけは晴れやかな笑顔で観客に手を振っている。 俺らに挑戦する奴は名乗りを挙げな!プロレス界は貰ったぜ! ■春麗 [3] 秘密組織を壊滅させ、さらわれていた子供たちを救い出した春麗。 少女の小さな手を取った春麗は、かつて正義のために殉職した父親の心を理解した。 この拳は未来のために!子供達に受け継ぐために!春麗は決意も新たに拳の道を歩み出すのだった。 ■レミー [3] 氷漬けの姉の遺体のある場所へ泳いでいくレミー。自分達を捨て、家族を不幸にした格闘家の父。 憎んだ。全てを憎み、唯一の拠り所として姉の遺体を守り続けた。 でも。このままじゃ何も変わらない。だから。忘れる事にするよ。さよなら、姉さん・・・。 海溝へと沈んでいく姉の遺体。歪な愛と復讐心に別れを告げ、レミーは光の差す方へ泳ぎ始めた。 172 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 38 20 ID c935W/6a0 ■まこと [3] 父の遺志を継ぎ世界一となった事で、見事に竜胆館を復興させたまこと。 連日連夜居並ぶ挑戦者に対し、マネジメントを勤めるのはまことの兄。 家族一丸となって竜胆館は今日も最強の看板を掲げるのだった。 ■Q [3] 全世界で発生する猟奇事件。国際警察は遂にその共通項を見つけ出す。 仮面の男。現場のあらゆるフィルムにその仮面の男が映っているのだった。 そんな馬鹿な?事件は全世界に跨っているというのに。 各国へシークレットの伝令を送れ!恐慌をきたす一同を嘲笑うかの如く、Qの影が怪しく伸びる・・・。 ■12 [3] 戦闘データ徴収完了。記憶リセット完了。コンディション・オールグリーン。 記憶を奪われ、戦いのみを繰り返す戦闘人形。満足そうに笑うドクター。 どんな夢を見るのじゃ?何を思うのじゃ?自我も持たずに戦い続ける、我らが道具の戦闘人形・・・。 醜く笑うドクター。その時、光を持たないはずのトゥエルヴの瞳が、獣のように見開かれた。 ■豪鬼 [2] 満月の夜、豪鬼はオーストラリア・エアーズロックの上にいた。 拳を振り下ろす豪鬼。両断されるエアーズロック。金剛国裂斬! 我が拳には天が宿る。人よ命よ。我が拳に全ての始まりを見るがいい。 ■豪鬼 [3] はるか深海を航行する潜水艦。突如ソナーが何者かの接近を察知する。 何かが急接近している!一体何だ!何が起こっている! 瞬間、鬼の拳が深海を割り、潜水艦はあえなく両断された。天衝海礫刃! 海中である事すら厭わない豪鬼の力は、既に人の範疇には無かった。 ■ギル [2] 運命の日が迫っている。7つに分かたれた暗黒の月が降り注ぎ、大地は嘆きと破壊に覆われるだろう。 人々は苦難の日々を余儀なくされる。だが案ずる事は無い。133日の後に、元素を操る少年が生まれ、人々を救うだろう。 -預言書より- ■ギル [3] ギルの前に敗れ去るアレックス。闘志を剥きだすアレックスに、ギルは穏やかに手を差し伸べる。 ギルの神格に包まれ、アレックスの心から闘争心が消えていく。いつしか体はギルと同じ二面の体に変わっていた。 ギルの元に集う人類。豪鬼ですらがギルの言葉を待っている。救いのときは来たれり。 ギルの導きの元、海が二つに割れ、大地に光が差していく。 天帝の計画は極点に達し、人類は今まさにギルの作った理想の楽園に補完されようとしていた・・・。
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シリーズ概要 ストリートファイターZERO概要 キャラクター システム ドラマチックバトル ストリートファイターZERO2ZERO2の概要 ZERO2のキャラクター ZERO2のシステム ストリートファイターZERO2 ALPHA ストリートファイターZERO2´(PS・SS) ストリートファイターZERO3ZERO3の概要 ZERO3のキャラクター ZERO3のシステムISMセレクト 変更点 ストリートファイターZERO3(PS、SS) ストリートファイターZERO3 サイキョー流道場(DC) ストリートファイターZERO3↑(AC) ストリートファイターZERO3↑(GBA) ストリートファイターZERO3↑↑(PSP) ストリートファイターZERO Fighter's Generation(PS2) MUGENにおけるZEROシリーズ シリーズ概要 『ストリートファイターZERO』とは、1995年にカプコンがリリースしたAC向け対戦格闘ゲームおよびそのシリーズ。 北米版のタイトルは『Street Fighter ALPHA』。これはゼロという言葉のイメージが日本と北米で大きく異なるためである。 ただしアジア圏では日本と同じZEROになっている。 名前はZEROだが、時代背景は『ストリートファイター』と『ストリートファイターII』の間という設定であり、 使用可能キャラクターはシリーズを通して初代『ストリートファイター』、『II』、『ファイナルファイト』からの参戦組が大半を占める。 大ヒット作となった『II』の後継作である『ストリートファイターIII』の開発が進まなかった事で 急遽発案された企画が『ZERO』であり、限られた期間でどこまで開発できるかというコンセプトでもあったという。 このような事情から、後継作でありながら『III』ではなく外伝的な意味で『ZERO』と名付けられたのだが、 これが初心者から上級者まで幅広く受けたヒット作となり、『ZERO』シリーズへと繋がっていった。 なお、前年1994年にリリースされた『スーパーストリートファイターIIX』も同様に『III』への繋ぎで開発されたという経緯がある。 またこれを境として、カプコンの2D対戦格闘ゲームのドット絵のフォーマットがこの『ZERO』シリーズをベースとして制作される事が多くなり、 後の『マーヴルVS.』シリーズ、『CAPCOM VS. SNK』シリーズや『カプコンファイティングジャム』等の対戦格闘ゲームでも、 『ZERO』シリーズからのドット流用や、『ZERO』のドットの雰囲気をベースとして新規制作されたりする等、 カプコン2D格闘での『III』とはまた違った方向のドット造形の転換にも繋がったシリーズでもある。 ストリートファイターZERO 『ストリートファイターZERO』(Street Fighter ZERO)とは、1995年6月27日にカプコンからリリースされた対戦格闘ゲーム。 カプコンの自社基板CPシステムII基板を使用。 北米版のタイトルは『Street Fighter ALPHA』。 家庭用移植版はプレイステーション(1995年12月22日)とセガサターン(1996年1月26日)で発売された。 またもう一つの家庭用として、CPシステム基板の補修部品で作られた「CPSチェンジャー」という、カプコン版NEOGEOのようなマシンでもリリースされている (なお、これが最終タイトル)。 なお、後に開発者が語った話によると本来はCPシステム基板の在庫処分を目的に同基板で稼働させる前提で開発が進んでいたが、 無断でCPシステムII仕様にコンバートされてしまったとの事。 そのため、CPシステム基板の最終作は『ロックマン・ザ・パワーバトル』に譲っている。 概要 『ストリートファイターII』の後継作としてリリースされた2D対戦格闘ゲーム。主人公は『II』と同じくリュウ。 ストーリーの時間軸は初代『ストリートファイター』と『II』の間であり、重複するキャラクターもそれに合わせた設定になっている。 また、元々初代の次回作として企画された経緯のある『ファイナルファイト』からの参戦もあり、世界観が繋がっている事が示された (※時間軸は『I』『FF』(同時期)→『ZERO』→『II』→『IV』→『V』→『III』である)。 グラフィックはアニメのようなセル塗り風の色彩になり、キャラクターの体格も強調気味のデフォルメがなされている。 特にベガはマンガ的強調が著しく、筋肉で風船のように膨らんだ巨漢になっている。 『II』からの世界観の広がりも『ZERO』の大きな特徴で、 新規キャラクターとしてガイルの設定上の存在だった親友のナッシュが登場したり、 イントロ等で人間関係の分かる会話や、『II』へ続く事を示唆する各キャラクターのエンディング、 ストーリー重視で最終ボスが一定ではなくキャラクター毎の因縁の相手になっている等、 ゲーム要素を越えてファンを喜ばせる部分が多かった。 そして元祖最弱キャラのダンが初登場したのも第一作『ZERO』である。 その他の隠し要素として、2対1で特殊なCPU戦を戦う「ドラマチックバトル」がある。 これは当時公開されていたアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』のタイアップ的内容で、 リュウとケンの2人対ベガが戦うラストバトルを再現したもの。 このモードのみ、BGMが変更される(後述)。 ドラマチックバトルは続編の『ZERO2』で一旦消えるものの、『ZERO2 ALPHA』以降では2対1の独立したゲームモードになった。 家庭用移植版では、PSとSSの他、GBカラー版(2001年3月)やiモード版(2006年)などが出ている。 GBカラー版はタイトルが『ストリートファイターALPHA』で、一部キャラクターの名前が北米準拠になっている。 また2ボタンしかないため、ボタン押す長さで技の威力が変化する仕様。 キャラクター 外見の特徴として、リュウは髪の色が初代『ストリートファイター』に近くなっている。 春麗は衣装がチャイナドレスではなく中華風体操服のようなピッタリした衣装である。 ベガは春麗など一部キャラクターの最終ボスを勤める他、隠しキャラクターとして使用可能である。 ダンは特定の条件を満たすと登場する乱入キャラクターで、やはり隠しキャラクターとして使用可能。 豪鬼は最終ボスに代わって登場する真ボス。隠しキャラクターとして使用する事も可能だが、 この場合はプレイヤーキャラクター用にバランス調整された性能となる。 『II』から参戦 リュウ、ケン、春麗、サガット、ベガ(隠しキャラクター)、豪鬼(隠しキャラクター) 初代から参戦 アドン、バーディー 『ファイナルファイト』から参戦 ガイ、ソドム 本作で初登場 ナッシュ、ローズ、ダン(隠しキャラクター) + トリビア? 電波新聞社から発行された『オール・アバウト・ストリートファイターZERO』という本によると、 没キャラとして『キン肉マン』の読者ページに掲載された読者考案超人「スキーマン」がいるらしい (知る人ぞ知る、超人強度7億パワーを誇るカナダの超人)。 システム 操作系はレバー+6ボタン。『II』と同じく弱・中・強パンチ、弱・中・強キックの6種類に対応している。 それ以外にはスタートボタンでラウンド毎に一度だけ挑発ができる。 システム面で多くの要素が追加されており、スーパーコンボゲージ(パワーゲージ)を消費する超必殺技、 空中ガード、ZEROカウンター(ガードキャンセル)など、『II』の次の世代の格ゲーとして多くの要素が盛り込まれている。 CPU戦は8人と対戦するが、使用キャラクター毎に対戦テーブル(登場するCPU)が決まっており、最終戦はキャラクターによって異なる。 スーパーコンボゲージ 所謂パワーゲージで、『スパIIX』から継承されたシステム。 『ZERO』ではレベル3までストック可能で、消費レベル数に応じてスーパーコンボが強化される様になった。 スーパーコンボ 所謂超必殺技、通称スパコン。名称は『スパIIX』から。キャラクターごとに2~4種と複数用意されている。 性能が3レベル(段階)あり、1レベル毎にゲージを1本消費する。 殆どは高レベルになる程威力や攻撃判定、無敵時間等が強化される。 発動時にコマンド+同時に押したボタン数でレベルを選択できる。 また、瞬獄殺などLV3専用技となっているスパコンも存在する。 ZEROカウンター ガード確定時に可能なカウンター技。ガードキャンセルに近い。 全キャラクター共通のコマンドで発動でき、スーパーコンボゲージを1レベル消費する。 ブロッキングなどと違い、ガード時点で使用できる上に無敵時間が長いため、 待ちからのカウンターが圧倒的に有利というゲームバランスを生んだシステムである。 そのためシリーズが進む毎に弱体化していった。 ZEROコンボ 『ヴァンパイア』シリーズのチェーンコンボに似たシステム。 『II』の特徴でもあった読み合いや差し合いからコンボ重視とも言える作風に変化した事、 その結果としての攻撃選択のワンパターン化などに対する批判の声もあったため、 『ZERO2』以降は廃止され、一部キャラクターの技として残されるに留まった。 ダウン回避 ダウン属性の技を受けた直後に前転しながら起き上がる事ができる。 起き攻めや画面端でのダウンから逃れる事ができるが、無敵時間は存在しない。 オートモード 初心者補助システム。スーパーコンボの長いコマンドを簡略化したり、非硬直時に回数制限付きで自動ガードしたりする。 ゲージが最大レベル1までしか溜められない、簡易コマンドを使用すると通常技からキャンセルできなくなるといった制限がある。 ドラマチックバトル 隠し要素の一つ。2プレイ専用の対CPU戦モードで、リュウとケンのみ対応している。 1994年8月6日公開のアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』の最終バトルを再現したもので、 リュウとケンを使用して2対1でボス仕様のベガと戦う事ができる。 二人同時に場に出て戦えるため前後で挟んでしまえば余裕で勝ててしまうが、 体力ゲージは共用のため、攻撃を二人まとめて食らうと事実上2倍のダメージを受けるデメリットもある。 日本のアーケード版限定でこのモードのみ、映画の主題歌「恋しさと せつなさと 心強さと」をインストアレンジしたショートバージョンが流れる。 ただし、海外版やCPSチェンジャー版、家庭用版(『ZERO FG』『アニコレ』『アーケード2ndスタジアム』収録版を除く)ではベガのBGMになっている。 CPSチェンジャー版では、起動時に2P側のレバー下+弱K+強Kを入れていると「シャキーン」というSEと共にタイトル画面が赤色になり、 好きなキャラを選んでドラマチックバトルができる裏モードをプレイできる様になっている。 その他にも、練習モードやサウンドテスト、キーコンフィグ、隠しキャラのフルオープン(コマンド不要でキャラセレ最下段が5人に)、 CPU戦のルート選択(中には同キャラとの連戦ルートも)等ができる豪華仕様になっていた。 PS2版『ZERO FG』ではAC版仕様のドラマチックバトルだけでなく、新たに独立モードとしてドラマチックモードを搭載。 こちらも好きなキャラを選べる上に『ZERO2 ALPHA』のようにボス4人と戦える他、隠しコマンドで13人と連戦するドラマチックサバイバルも可能。 ストリートファイターZERO2 『ストリートファイターZERO2』(Street Fighter ZERO 2)とは、1996年3月25日にカプコンからリリースされた対戦格闘ゲーム。 CPシステムII基板を使用。 北米版のタイトルは『Street Fighter ALPHA 2』。 家庭用ではPS版、SS版の他、同年12月20日にはなんとSFC版が発売されている。 Wii U並びにニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでもSFC版『ZERO2』が配信されている。 ただし、後者はマイナーチェンジ版のnew3DS/LL、並びに廉価版のnew2DS LL専用である点に注意。 ZERO2の概要 初代『ZERO』の予想以上のヒットを受けて作られたアッパーバージョン。 バランス調整や一部システムの見直しが計られた他、 前作のキャラクターに加えて『II』と『ファイナルファイト』からの参戦キャラクターが追加された。 また、ストイックなイメージの強かった『ストリートファイター』シリーズに、 今までに無かった斬新なキャラクターとして当時論議を巻き起こした春日野さくらの初出作でもある。 シリーズ全体としては、同時期に雑誌『ゲーメスト』で連載されていた中平正彦作の漫画『ストリートファイターZERO』がヒットし、 その独自設定が公式に逆輸入され、「殺意の波動」など現在知られる多くの設定を形成した。 少し後にリリースされた北米版『ZERO2』こと『Street Fighter ALPHA 2』では、 日本版からのバランス調整と共に殺意の波動に目覚めたリュウ(Evil Ryu)が隠しキャラクターに含まれ話題となった。 この北米版が殺意リュウの初出である。 家庭用移植はAC版と同じ1996年にPS、SSと言った次世代ハードで発売された。 また、どういうわけかSFCにも移植されている。これはモーション数の削減、BGMや音声のクオリティダウンや一部削除、 背景の簡略化や大瀑布ステージの削除などはあるものの、意外としっかりと移植されている。真・豪鬼も使える。 ちなみにSFC版は元々『スーパーストリートファイターZERO』として発表されており、 当初は『ZERO』をベースに『ZERO2』要素を一部加えたアレンジ移植になる予定だったが、 開発初期に無理だと思われていたオリジナルコンボがSFC上でも実現できてしまったため、 急遽『ZERO2』の本格的な移植計画に切り替わったという経緯がある。 その他、1997年には『ストリートファイターコレクション』のタイトルで『スパII』『スパIIX』と共に、 『ZERO2'』というマイナーチェンジ版が同梱されたソフトがPSとSSで発売されている。 この『ZERO2'』では、隠しキャラクターとしてシャドルー所属時代のキャミィが一部のモード限定で使用できる。 ZERO2のキャラクター 隠しキャラクターとして『II』衣装の春麗が登場している。気功拳のコマンド以外はオリジナルと同性能である。 真・豪鬼は、通常時を遥かに上回る強さを誇る豪鬼で、特定の条件を満たすと最終ボス戦の手前で登場する乱入キャラクター。 家庭用版のみ使用可能である。 『II』から参戦 リュウ、ケン、春麗、サガット、ベガ、豪鬼 ダルシム、ザンギエフ、『II』衣装春麗(隠しキャラクター) 初代から参戦 アドン、バーディー 元 『ファイナルファイト』から参戦 ガイ、ソドム ロレント 『ZERO』シリーズから登場 ナッシュ、ローズ、ダン 春日野さくら、真・豪鬼(乱入キャラクター) 他バージョンで登場 殺意の波動に目覚めたリュウ(北米版『ALPHA2』、SS版『ZERO2』、『ZERO2 ALPHA』の隠しキャラクター) キャミィ(家庭用『ZERO2'』の隠しキャラクター) ZERO2のシステム 基本部分は『ZERO』と大体同じ。 主な変更点は、ZEROカウンターの無敵時間の減少とZEROコンボ(チェーンコンボ)の削除。ガイと元の技、そして後述するオリコンに名残があるのみである。 新要素としては『ZERO』シリーズの最大の特徴とも言えるシステム、「オリジナルコンボ」が実装された。 なお、ドラマチックバトルは削除されている。 オリジナルコンボ 通称オリコン。全キャラに共通する超必殺技。 スーパーコンボゲージを全て消費し、一定時間全ての攻撃を攻撃でキャンセルできるようになる。 制限時間は消費ゲージ量に比例する。 『ZERO2』では必殺技を含む全ての地上攻撃を使用できるが、発動中は移動操作ができず自動的に高速前進し続ける。 また一部の例外を除き、仕様上ジャンプおよびジャンプ攻撃ができない。 北米版では「custom combo」という名称に変更されている。 オートモード 前作より仕様が変更され、オートガードの回数制限が撤廃されたが、 相手の通常技でも削られる、ゲージが最大レベル1までしか溜められない上増加量が悪い(通常の半分以下)、 簡易コマンドを使用すると通常技からキャンセル不可、超必殺技の暗転による相手の硬直が発生しないなどのデメリットが付く。 ストリートファイターZERO2 ALPHA 1996年8月22日にリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。 『ZERO2』の調整版と、北米版『ZERO2』のローカライズ版を兼ねたやや複雑な経緯のあるバージョン。 北米版で追加されていた『II'』風仕様のEXTRAキャラクターが7名に増加し(ダルシム、ザンギエフ + リュウ、ケン、春麗、サガット、ベガ)、 さらに色違いのさくらが使用可能。 また、日本版としては殺意の波動に目覚めたリュウの初出作でもある。 ドラマチックバトル 初代『ZERO』にあった映画再現の隠し要素が2対1の特殊CPU戦モードとしてリニューアルして復活。 キャラクターを自由に選択できる様になり、2P協力だけでなく1P+CPU相方でもプレイ可能になった。 対戦相手はアドン、サガット、ベガ、真・豪鬼の順で固定。真・豪鬼を倒せばエンディングとなる。 このモード限定でスーパーコンボゲージが常時MAXのLV3で固定され、スパコン、オリコンが使い放題になっている。 映画と関係無いためかBGMの「恋しさと せつなさと 心強さと」はカットされ、代わりに各CPUキャラクターのテーマが流れる。 ストリートファイターZERO2´(PS・SS) 1997年10月23日にPS・SSで発売された『ストリートファイターコレクション』に収録されている『ZERO2 ALPHA』の実質的な移植作品。 ドラマチックバトルができない代わりに、一部のモード限定でキャミィが使用可能になっている(後述する『Fighters Generation』では全モードで使用可能)。 後に単品版がベスト(廉価版)で発売された。 PLAYSTATION NetworkにてPS3向けに配信され、PS3経由でPSP・PS Vitaへの転送も可能なゲームアーカイブスでは、 『ZERO2'』準拠で配信されているもののスパII・スパIIXのPS移植版も同梱された形になっている。誰得とか言うな ストリートファイターZERO3 『ストリートファイターZERO3』(Street Fighter ZERO 3)とは、1998年7月にカプコンからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。 CPシステムII基板を使用。 北米版タイトルは『Street Fighter ALPHA 3』。AC向けによる『ZERO』シリーズの最終ナンバーである。 なお、1997年2月には既に『ストリートファイターIII』がリリースされている。 家庭用では1998年12月23日にプレイステーション版が、1999年8月5日にセガサターン版が発売された。 後者の方が移植度が高い。 ZERO3の概要 『ZERO』シリーズの最終ナンバーであり、同時に多くの新システムが追加されている。 特に『CVS』の「グルーヴ」の先駆けとも言える「ISMセレクト」は非常に特徴的であり、 そのため『ZERO』シリーズの集大成というよりは、『II』と『スパIIX』の関係に近い。 キャラクターも旧作からの参戦キャラ、新規キャラ共に増加しており、家庭版からは『スパII』の全キャラが『ZERO』シリーズに出揃う事となった。 ゲームも前作までと比較してBGMや雰囲気ががらりと変わり、演出や画面デザインが同社の『VS』系シリーズを意識した、 所謂「お祭りゲーム」的な方針に変更されている。 リュウや春麗などの古参キャラもBGMが一新されたのは賛否が分かれたが、テクノ的なメリハリが付いた音楽は全体的に質が高く、 この作品ならではの特色として高い評価を受けている。 「ISMセレクト」以外に、シリーズ初の意欲的なシステムが盛り込まれ、 ガードし続けると不利になるガードクラッシュと、連続ガードの危機感を煽るガードクラッシュ値の完全可視化ガードクラッシュ値を全部削られてガークラするごとに、そのラウンド中はガークラ値の上限が一定数削られていく。加速度的にガークラしやすくなるので、初回のガークラをいかに未然に防ぐかが非常に重要。 また、後述するようにZEROカウンター発動時にもガークラ上限値が削れるため、かなりリスクを伴う切り返し手段になった。安易な発動は自らの首を絞める事になる。 強攻撃など一部攻撃のカウンターヒット時の空中浮き化・浮いた相手への空中追撃の明確化・それを回避する空中受け身の概念これらを複合させた浮かせた後の読み合いの攻防 飛び道具は画面上に一定時間存在した後大きく攻撃力が減少していく などが、プレイしていてすぐに気付く過去作との相違点である。 総じて「待ち」の姿勢に対してデメリットを課す開発姿勢が散見され、 「相手から引いて対応的な戦術を取る」「遠距離で飛び道具主体で牽制し焦らしていく」といった戦い方がアドバンテージに繋がり辛く、 自分から積極的に接近して、ガード上からでも攻めを継続すると言ったインファイトで主導権を取りに行く方が明確に有利になりやすい。 こういった作品特性から、本来は所謂「待ちガイル」戦法が有利とされてきたナッシュや、 前後への優れた機動性でのらりくらりしながら隙を見て時折踏み込んでいくスタイルがメインだったベガですら、 本作では相手が少しでも怯んだと見るや否や、リスクを取ってでも近距離での攻勢を仕掛けていく光景がよく見られ、 実際にそれが大きな戦果に繋がっていく事が多かった。 上記のような作品の戦術傾向の大幅な方針変更、当時としては多数の参戦キャラを擁しながらも、 お祭りゲームに留まらず「対戦格闘ツール」としての作り込みに熱意が感じられ、 対戦バランスも同シリーズでは比較的高いものに仕上がっていると、稼働当初はかなり好評だった。 ただ、V-ISMで使える「オリジナルコンボ」が、同作で有利な点(特に発動時に無敵時間が長く、対空オリコンや安全飛び込みオリコンが猛威を振るった)が多く、 また発動後の行動自由度も高過ぎたため、研究が進む中で次第にV-ISM一強という評価が定着。 一応、V-ISMは単発攻撃力が低く抑えられているデメリットこそ背負っていたが、 Z-ISMよりゲージ増加量が多い=オリコン発動機会が多くなる事から、1試合全体からするとさほど不利な要素にはなり得なかった。 その結果として、例えばキャラ本体の性能は高いと言われた元・ベガ・ロレントあたりが、 有用性の高いオリコンに恵まれなかったというただ一点のせいでV-ISMも含めたダイヤグラムでは大きく評価を落としてしまうなど、 最終的に「ZERO3はオリコンゲー」と言われるようになってしまい、ISMセレクトの多様性を打ち消してしまった点を惜しむ声は根強い。 それでも作品としては破綻しておらず、現在も現役で稼働しているゲーセンも少なくなく、定期的な大会も開かれている程でもある。 先述のオリコンゲーとしての難点も、大会においてはX-ISMorZ-ISMのみの選択を可能としたルールで対応されたりもしており、 それで対戦環境がしっかり成立しているのも、同作の基礎となったシステムが全体的に優秀であった証拠と言えるだろう。 後に『III 3rd』『ハパII』共々NESiCAxLiveで配信された事からも、プレイヤー層からの人気の高さが窺える。 オリコンの調整がしっかりしていれば不動の神ゲーとなった事だろう。……たぶん。 なお、基本的に『ZERO』シリーズは、時系列的に初代『ストリートファイター』と『ストリートファイターII』の間に入る時間軸とされるが、 正史は『ZERO2』の世界観が後の本家ストリートファイターシリーズに繋がる物語とされている。 『ZERO3』はそれまでのストリートファイター作品と違い、全員にキャラ選択時にナレーションデモ・中間ボス・ラスボスで会話デモが挿入されるなど、 個々の物語をクローズアップした作りになっている一方で、 ほぼ全てのキャラEDでベガが死亡(消滅)する展開を迎える他、ナッシュが生存する、豪鬼が死合いの末に命を落とす(!)など、 各キャラのストーリーモードでそれぞれ独立した内容、違った物語結末で結ばれている部分も多いため、 作品系列としては最後期作ではあるものの、カプコン側としてもパラレルワールド的位置付けとなっているようである。 ただし完全に別の世界線に立つ作品というわけではなく、ベガが代替ボディを研究・延命のため更新し続けている、 コーディーの投獄、さくら・ダン・ブランカの交流、かりんの神月財閥とシャドルーとの確執など、 ストーリーの土台となった重要設定には後の作品に受け継がれていったものも多いため、 『ストIV』以降の展開は『ZERO2』の歴史をベースに、『ZERO3』の追加設定で物語に肉付けを行ったという受け止め方でいいのではないだろうか。 ZERO3のキャラクター 神月かりんの初出は中平正彦作の漫画『さくらがんばる!』で、元々は同作品のオリジナルキャラクターである。 ファイナルベガはボス仕様の強化されたベガで、一部の技の仕様など異なる点が多い。 一部のキャラクターでは中ボスとしてユーリとユーニが同時に登場し、1対2で戦う通称「逆ドラマチックバトル」がある。 『II』から参戦 リュウ(ベガ使用時の最終ボス)、ケン、春麗(『ZERO』衣装、『II』衣装)、ダルシム、ザンギエフ、サガット、ベガ、豪鬼 キャミィ、ブランカ、エドモンド本田、M・バイソン、バルログ ※M・バイソンはAC版では隠しコマンドで使用可能。家庭用移植版では通常選択可能だが性能が調整されている 初代から参戦 アドン、バーディー、元 『ファイナルファイト』から参戦 ガイ、ソドム、ロレント コーディー 『ZERO』シリーズから登場 ナッシュ、ローズ、春日野さくら、ダン 神月かりん、レインボー・ミカ、ユーリ、ユーニ、ファイナルベガ(一部の家庭用版のみ使用可能。最終ボス) ※ユーリとユーニはAC版では隠しコマンドで使用可能。家庭用移植版では通常選択可能 家庭用『ZERO3』の追加キャラクター フェイロン、ディージェイ、サンダー・ホーク、ガイル(隠しキャラクター)、EXバイソン(隠しキャラクター。AC版準拠の性能) 殺意の波動に目覚めたリュウ(隠しキャラクター)、真・豪鬼(隠しキャラクター。殺意リュウ使用時の最終ボス) 他バージョンで登場 ユン、マキ、イーグル(GBA版『↑』、『↑↑』の追加キャラクター) イングリッド(『↑↑』の追加キャラクター) ZERO3のシステム 基本部分は前作までと同じだが、変更点も多い。 特にキャラ性能をシステムごと変更する「ISM」、ガードクラッシュ、空中での攻防等前作までと大きく異なる点が多い。 攻撃力は全体的に下げられ、飛び道具は画面上に出現した後一定時間を過ぎると大幅に攻撃力が下がる仕様になった (=画面端同士だと、通常飛び道具がヒットしても1~2ドット分しか減らない)。 CPU戦は全10戦になり、5戦目と9戦目で使用キャラと因縁のある相手が出現する。 『ZERO3』の最終ボスはベガ、ユーリ、ユーニ、バイソン、殺意リュウを除いて(家庭用版ではベガ、殺意リュウのみ)ファイナルベガで固定。 なお、殺意リュウの最終ボスは真・豪鬼であり、真・豪鬼が乱入キャラや隠しボスとしてではなく通常ボスとして出てくる初の事例でもある。 この作品では最終ステージで負けてしまった場合、AC版ではコンティニューする事ができずバッドエンディングになってしまう。 ほとんどの家庭用ではコンティニュー可能だが、しなかった場合はバッドエンディングが流れる。 このバッドエンディングはベガEDの一部を差し替えた内容となっているが、何故か最終ボスが真・豪鬼である殺意リュウ使用時も同じ。 なお、ベガ(AC版ではユーリ、ユーニ、バイソンも含む)使用時に最終ステージで負けた場合はリュウEDになる。 ドラマチックバトルは2対1の特殊CPU戦モードになっており、自由にキャラクターを選べるだけでなく1人+CPU相方でもプレイできる。 なお、ドラマチックバトルとサバイバルモードでは個別エンディングはなく、スタッフロールのみ流れる。 ISMセレクト イズムセレクト。キャラクター選択時に3種のISMから選び、自分のキャラの全体的なシステムをカスタマイズできる。 『CvS』の「グルーヴ」の先駆け的なシステム。 上級者同士の戦いではV-ISMのオリコンの精度が勝敗を分ける事もあり、他のISMはあまり見かけない。 Z-ISM:これまでの『ZERO』シリーズのシステムとほぼ同じ。初心者向け。海外ではA-ISM(ZERO→Z、ALPHA→Aの意味) X-ISM:余計なシステムを除外する代わりに攻撃力が増加する。中~上級者向け。名前の通り『スパIIX』に近い V-ISM:スーパーコンボが使用できず、代わりにオリジナルコンボが使用できる S-ISM:ファイナルベガなど、ボスキャラ専用のISM。「シャドルーISM」とも。X-ISMに近いスーパーコンボゲージとZ-ISMに近い技性能を併せ持つ また、ISMセレクトとは別に隠しモードも選択可能になっている。クラシカル以外はISMと併用可能。 サイキョー:全能力がガタ落ちし連打キャンセル以外のキャンセルが使用不能になる。CPU戦なら獲得スコアが2倍になる効果もある。また、バルログやかりんの特定の技の威力がおかしくなる。 本気(マジ):攻撃力と被ダメージが大幅に増加し設定関係無しに1Rでも取られると敗北になる。ダン以外は挑発も使用不能になる。 クラシカル:X-ISMから更に『ZERO3』の本来のシステムも削除したもの。『II』から『スパII』のシステムに近い。 変更点 スーパーコンボ X-ISMではスパIIXの様に、各キャラを象徴する技(例:リュウは真空波動拳、豪鬼は瞬獄殺など)1種類Lv3に固定される。 Z-ISMでは数種使い分ける事ができ、各レベル入力も前作と違いボタン数ではなく押したボタンの強度によって決定される。 オリジナルコンボ V-ISM専用。前作から仕様が変わり、本体の後を付いてくる残像に攻撃判定を持たせ時間差攻撃を行うタイプに変更。 以前は発動時に自動前進・ジャンプ不可だったが、自由に行動できる様になった。 なお残像は発動したボタンの強さによって付いて来る位置が変わり、追撃のタイミングが変わるため、 プレイヤーが予定するコンボ内容に応じて始動ボタンをも使い分ける必要がある。 ZEROカウンター コマンドが簡略化され咄嗟に出す事ができるようになった。 ガード確定時にゲージ消費し、ガードキャンセルでカウンター攻撃を出すのは同じだが、 無敵時間の削除、攻撃力の低下、ガードゲージの最大値の減少とデメリットが大きくなった。 なお、一部のISMでは使用できない。 ガードゲージ 本作から追加。相手の攻撃をガードすると減少し、ゼロになるとガードクラッシュする。 X-ISMを選んだ場合、Z/Vよりも1目盛分多い。 通常技 それまでの『ZERO』シリーズでは近・遠距離による技の区別はされず、距離に関係無く同じ技が出たが、 『ZERO3』では『II』シリーズ同様相手の距離によって通常技が変わるようになった。 ただしV-ISMだけは距離を問わず遠距離のものが出る様になり、近距離の通常技を出す場合レバーを後ろに入れる必要がある。 投げ技 本作から通常投げ、必殺技投げ共に掴みモーションが発生する。掴み時に相手が間合いにいれば投げが決まる。 相手がいない、判定がない場合はすかりモーションになり隙ができるが、その代わりゲージは多めに増加する。 通常投げは掴みから投げに入る瞬間に同じ投げコマンドを入力する事で、受け身が成立してダメージを軽減できる。 なお、前作までは一部のキャラクターしか持たなかった空中での投げ技が、『ZERO3』では全キャラクターに標準装備されている。 また初代『ZERO』からある仕様で、相手のジャンプをくぐる等で背後を取っても背後からの投げ技は一切成立しない。 相手が気絶中等も同じで、投げる時は必ず相手に向かって正面以外は全く受け付けてくれない。 これは通常投げに限らず必殺投げ(スクリュー等)や超必投げ(瞬獄殺等)も同様である。 過去に『II』シリーズで“ジャンプからのくぐり投げ”をよく多用していたプレイヤーが『ZERO』をプレイして、 (『II』シリーズと)同じ感覚で投げを仕掛けた際に投げられなかった事に「なんで投げれねえんだ!?」とものの見事に引っかかってくれた要素である。 『III』シリーズではこの仕様は搭載されていないが、代わりにアレックスの様に背後から決める事で投げ技が変化するキャラクターがいる。 空中コンボ 本作から追加。空中で吹き飛んだ時も判定が残り、空中の相手を追撃できるようになった。 空中受け身 本作から追加。前作までとのゲーム性と一線を画す要素。空中で吹き飛んだ時、ダウン復帰して地上に着地できる。 レバー方向でホバリングする位置を調整でき、使用時に一瞬だけ無敵時間がある。 オートモード 所謂初心者補助モードだが、『ZERO3』では削除され、一部機種の移植でドラマチックバトルを1人でプレイする場合のみ使用できる。 ストリートファイターZERO3(PS、SS) 『ZERO3』の内容に新キャラクターと「ワールドツアーモード」というキャラ育成モードが追加されている。 追加参戦キャラクターはフェイロン、ディージェイ、サンダー・ホーク、ガイル(隠しキャラクター)の4人で、 更に一定条件で殺意の波動に目覚めたリュウ、真・豪鬼も使用できる。 SS版ではCPU専用だったファイナルベガも使用可能。 ストリートファイターZERO3 サイキョー流道場(DC) 1999年7月8日に発売された『ZERO3』のドリームキャスト版。 基本的にPS版やSS版と同じだが、ワールドツアーモードの仕様のみ異なる。 また、ビジュアルメモリを介してワールドツアーでカスタマイズしたキャラクターはアーケード版『ZERO3↑』で使用できる。 2001年にはネット対戦可能な『サイキョー流道場 for Matching Service』も発売された(ネット対戦サービスは2003年9月1日に終了済み)。 オレ-ISM DC版のワールドツアーモードでカスタマイズできる独自ISM。 ビジュアルメモリを介してAC版『ZERO3↑』でも使用できるが、オレ-ISMで対戦を仕掛けた場合のみ相手が対戦拒否できる。 ストリートファイターZERO3↑(AC) 『ストリートファイターZERO3↑』(Street Fighter ZERO 3↑)とは、2001年2月にカプコンからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。 セガの汎用アーケード基板「NAOMI」を使用。 「↑」の読み方はアッパー。『ZERO』シリーズ・AC向け最終作に当たる。内容は家庭用の追加要素を逆輸入した以外は大差ない。 しかし、元々がネット通信対戦を想定したドリームキャスト版をベースにしているため、操作感覚もそれを考慮したものであり、 「DCのネット対戦ユーザーがやりやすいように」という意味で、プログラム単位でラグを発生させる仕様となっていた。 ディップスイッチでこのラグをカットしオリジナルの『ZERO3』に近い設定にはできるものの、デフォルト設定がDCベースモードであったため、 『ZERO3』と比べて違和感や些細な受付遅延を感じるものとなっており、 操作感の不満や、真・豪鬼とファイナルベガが普通に使用可能である事によるバランス崩壊などの原因であまり市場には出回らなかった。 実際、現在でも現役で稼動しているものは殆どが『ZERO3』である。 ドリームキャスト版と連動しており、セーブ用のビジュアルメモリを筐体の専用コネクトに差し込む事で、 家庭用専用のワールドツアーモードでカスタマイズしたキャラクターをアーケードでも使用できる。 ストリートファイターZERO3↑(GBA) 2002年9月27日に発売された『ZERO3↑』の家庭用移植版。ただし容量の関係上、音声や背景などで使い回しや省略が多い。 追加要素として『CAPCOM VS. SNK 2』仕様のユン、マキ、イーグルが使用できる。 ただし個別エンディングは無し。 ストリートファイターZERO3↑↑(PSP) 2006年1月19日に発売されたPSP用対戦格闘ゲーム。『ZERO3↑』のアッパーバージョンで、「↑↑」の読み方はダブルアッパー。 ユン、マキ、イーグルに個別エンディングが付いた他、イングリッドが使用可能になっている。 これまでの家庭用の要素はワールドツアーモードも含めて殆ど実装されており、 更に交代制2人チーム対戦の「ヴァリアブルバトル」、1対2の特殊チーム対戦の「リバースドラマチックバトル」、 CPU100人と連続して戦う「VS100KUMITE」など新モードも追加されている。 携帯機ながら『ZERO3』の集大成と言えるソフトである。 ただし、最初期に発売された事もあり4G以上の大容量メモリースティックを認識出来ないバグも存在するので注意。 ちなみに、海外でのみ販売されているダウンロード版ではバグも修正されている。 ストリートファイターZERO Fighter's Generation(PS2) 2006年5月25日発売。AC版の『ZERO』『ZERO2』『ZERO2 ALPHA』『ZERO3』に『ポケットファイター』を加えた5作を集めたソフト。 アーケード版をほぼ忠実に再現しており、移植度はとても高い。 他にも『ALPHA2(北米版『ZERO2』)』『ZERO2'』『ZERO3↑』が隠しタイトルとして収録されおり、それぞれの仕様でプレイできる。 更に隠しタイトル『ハイパーストリートファイターZERO』を収録。 これは『ハパII』のように各バージョンの垣根を越えて対戦できる上に本作専用の他作品を元ネタにしたISMも使用可能になっている。 ただしあくまでもアーケード版の移植なので、GBA版以降で追加されたキャラクターは使用できない。使いたいなら隠しタイトル『ZERO3↑』を解放しよう。 実は『30th Anniversary Collection』『カプコンアーケード2ndスタジアム』同様純然たるAC版『ZERO3』がプレイ可能な数少ない作品でもある。 他にも基板の細かいバージョン違いを再現する事も可能になっている。 MUGENにおけるZEROシリーズ 実の所、『ZERO』シリーズキャラというよりも、『CAPCOM VS. SNK』シリーズとしての移植が目立つ。 というのも冒頭の概要でも書かれている通り、『CVS』でのドットは殆どが『ZERO』シリーズからの流用、もしくは造形のベースとなっているため、 イメージ的にも違和感が無い上、システム面でも『CVS』のグルーヴが操作するにも楽しい事もあり、 『ZERO』シリーズにしか登場しないキャラクターも『CVS』のシステムに合わせて移植される事が多く、 純粋に『ZERO』のシステムのみで作られる事は少ない。 そのため、『ZERO』の枠組みとして探すよりも、『CVS』の枠組みで探す方が意外と製作されていて引っかかりやすい、というのが現状である。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/438.html
ストリートファイターIII part11-436,438~439,443,445~449,451 「ストリートファイターIII -NEW GENERATION-」を詳細に part34-169~172 「ストリートファイターIII -NEW GENERATION-」「ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-」「STREET FIGHTER III 3rd STRIKE -Fight for the Future-」のエンディングのみを簡潔に 436ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 13 02 10ID sHsOE582 ・アレックス編 (バックストーリー) NYで格闘技のインストラクターをつとめるトムと、その娘パトリシアと3人で 暮らしていたが、トムが金髪をなびかせる謎の格闘家に倒された日からアレックスの 運命が変わった。金髪の男は何者なのか?ストリートファイトとは?…さまざまな 問いを胸に、彼は旅立つ。 (プロフィール) アメリカ出身、マンハッタン在住の青年格闘家。両親は少年時代に死別。 同居しているトムは父の親友で退役軍人、現在は格闘技ジムを経営しているが、 現在でも米軍屈指の格闘戦のインストラクターとして基地を回っていることが 多い。ちなみに娘のパトリシアは14歳。 (メインストーリー) トムがやられた「金髪の格闘家」を追い、世界を旅する事となったアレックス。 しかし、初めは敵討ちのようにして始まったが、様様な格闘家と試合をするうちに、 世界の広さ、ストリートファイトの意義などを考えさせられる結果となっていった。 そんなある時、秘密結社の総帥を名乗る男の事を耳にしたアレックスは、その男が 特徴から言って自らの探す「金髪の格闘家」と同一人物ではないか、と思い、単身 その秘密結社に乗り込む事にした。 (エンディング) トムの敵であるギルを打ち破ったアレックスは、いったんNYに戻る事にした。 無事戻った事を喜ぶパトリシア、一目でその成長振りを見て取るトム。 そして、おもむろにアレックスは切り出す。 「ああ、トム、俺は又行くことにしたぜ。もっともっと、凄い奴らが俺を待ってる 気がするんだ!」 (余談) ストリートファイター系新シリーズであるストリートファイターIIIの一作目、 アレックスは一応そのシリーズを通しての主人公である。 開発当初は投げキャラではなかったのだが、他に投げキャラがいなかったので 投げキャラにされてしまった。その為かあまり汎用性のあるキャラではなくなり 影の薄い主人公になってしまったのが可哀想。 438ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 13 47 35ID sHsOE582 ・リュウ編 (バックストーリー) 世界各国を流転する孤高の格闘家。そのストイックな姿勢と正義感あふれる性格は 多くの格闘家を魅了し、最強の呼び声も高い。しかし、それに奢る事無く「真の強さ」 を求め、今日も戦いつづける。 (プロフィール) 日本出身。独身。空手ベースの独自の格闘技スタイル。技は基本的に堅実で無駄の無い 動きを好む。 (メインストーリー) いつものように世界を旅しながら真の強さを求めて戦いに明け暮れていたある日、 親友のケンからの連絡があった。「合わせたい奴がいる」との事で、日本の温泉宿に 合流場所を指定されたため、久々に日本に帰ってくる事となったリュウ。そこで なかば押し付け気味に弟子のショーンを紹介されたリュウは、時の流れを感じる とともに、新たな時代の流れを感じ、更なる研鑚の旅へと出る事になった。 (エンディング) 改めて世界の広さを痛感したリュウは、決意も新たにまたその一歩を踏み出す。 「ケンよ、俺は戦いつづける…真の格闘家…本当の強さを求めて…」 「待っておれ、好敵手たちよ!戦おう、この命、尽きるまで!」 (余談) ある意味何一つ昔から変わらないキャラ。実はストリートファイターIIIの企画 当初はケンも含め出ない予定だったが、それはそれでストリートファイターの 名前を付ける意味が無いので出る事になった。プロデューサーの貞本曰く、 「これまでのものとの変化を比較するためにも残す、例えるなら大きさの比較で 横にタバコを置くようなもの(笑)」 439ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 14 23 21ID sHsOE582 ・ユン&ヤン編 (バックストーリー) 香港では町の若きリーダーとして信頼される双子の兄弟。ある時、自分達の自慢の クンフーがどれだけ通用するのかを試すために世界を旅する事を決める。 (プロフィール) 香港出身、在住。赤ん坊の時に両親と別れ、名付け親に裏社会の8人のボスを持ち、 上海で菜館を営む祖父の元で育つ。ちなみにフルネームはリー・ユン(ヤン)、スト1 に出てきた李の親戚にあたる。 (エンディング) 香港に帰ってきたリー兄弟。 街のおっちゃん「自慢のクンフー、世界で通じたのかよ!?」 (掛け声とともにおっちゃんの屋台をスケボーで飛び越える2人) 街のおっちゃん 「うわわっ、なにするーっ!」 ユン(ヤン)「世界の壁、おっちゃんの屋台よりは高かったかな。 俺達のクンフーは最強だぜ!」 (余談) 1stではコンパチキャラの二人、それぞれの個性が出るのは2nd以降となる。 一応性格は両極端、らしいのだが…まぁ使ってる分にはわからない。 443ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 15 46 40ID sHsOE582 ・ダッドリー編 (バックストーリー) 裕福な家庭で何不自由なく暮らしていたある日、父の事業の失敗により全てを失う。 少年であったダッドリーはプロボクサーとして成功することで全てを取り戻す事を 心に誓った。そして時は流れ、数年後、彼はほぼ全てを取り戻した。只一つ、父の青春と 誇りの象徴であり、現在では世界に数台しか残っていないと言われるあの車を除いて… (プロフィール) 英国出身、在住。父は元スポーツ選手。完璧主義だが他人には多少甘い。ヘビー級 チャンピオン。 (メインストーリー) ブラックマーケットに流れたジャガーを探すため、ストリートファイトで情報を集める。 そんな日々が続き、あきらめかけたある日、ある秘密組織にその車を持つ者がいるとの 情報を手に入れた彼は、事の真偽を確かめるべく、その秘密結社へと向かうのだった。 (エンディング) 死闘の末崩れ落ちるギル。潔く敗北を認めると、秘書に車のキーを渡すよう命令する。 投げ捨てるように渡されたそのキーを受け取り、ダッドリーは力強く言った。 「父の車、確かに返してもらった!」 英国に帰り、早速乗ってみることにしたダッドリー。 「すばらしい車だよ!親父。このボディーライン、エンジンの奏でるシンフォニー。 完璧だよ!!」 力みすぎたのか、はめたままのグローブのせいか、妙な音と共に外れるハンドル。 「おっとと」 「心配無用だ!」 何事も無かったかのようにハンドルをはめなおし、彼は朝靄の煙るイギリスの 風景を楽しみながら、車を走らせていった。 (余談) シークレットファイルによると一応世界王者らしい。所属はWBAF、6回ベルトを防衛して おり、また、全ての試合でKO勝ちとのこと。あと、英国人なので勝利後に飲むのは当然紅茶。 445ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 16 38 01ID sHsOE582 ・ネクロ編 (バックストーリー) 貧しい寒村に生まれた彼は、ソ連崩壊後、都会で一山当てる事を夢見、村を出てモスクワ 近辺で生活するようになった。そんなある日、秘密結社の人間と接触した彼は力をくれる と言う甘言に騙され、改造人間として組織の特殊工作員にされてしまった。今日もまた、 彼にとって過酷な一日が始まる。 (プロフィール) ロシアのとある寒村出身。4人兄弟(3男1女)の三男。本名はイリヤ。 肉体をDNA改造されており、戦闘術も脳に刷り込まれている。 (ストーリー) 一生続くかと思われた闇の中での生活。しかし、ある日そんな闇を払いのけるかのような 指令が降りる。その任務さえ終了すれば、晴れて自由の身だと言うのだ。以前は何とも 思わなかった自由と言う言葉がこんなにも甘美である事に驚きつつ、彼は次のミッション へと向かう。日のあたらない列車内から、自由の日を思い浮かべて。 (エンディング) 自由になるはずが、なぜこのような羽目に! 彼は憤りの言葉をギルにぶつける。 それを無視するようにギルは言った。 「この施設は今をもって破棄だ!お前にも消えてもらおう。さらばだ!実験体一号、 私の出来そこないのアダムよ!」 ネクロに、またも絶望の闇が襲いかかろうとしたその時、一筋の光が射す。 エフィー「かわいそうなイリヤ、アタシが助けてあげる!」 自爆システムが働き、崩壊する研究所。それを遠目に眺めるように、彼らの乗る バイクは当ても無く走る。 エフィー 「アタシたちどうなるのかしら…」 ネクロ「さあーなァ、わかんねェのが自由だぜ、そーだろ、エフィー!」 446ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 17 56 28ID sHsOE582 ・いぶき編 (バックストーリー) とある山間の小さな町、そこは戦国時代から続く「忍びの里」だった。そこに住む者は 全員が忍者で、彼女もまた例外ではなかった。子供の頃はこんな厳しい修行があるのは 私たちだけと言う事を知って不公平だとも感じていたが、今では任務さえあれば 世界中どこへでも行かせてくれるんだから悪くないかな、と思っている。 (プロフィール) 日本出身、在住。年齢は確かではないが高校生との事なので16から8位と思われる。 忍者である事以外はいたって普通のアイドル好きな高校生。 (ストーリー) 今回の任務は謎の組織から「Gファイル」なる資料を奪取する事である。いぶきは、 任務遂行のため、その組織を捜しに奔走(ついでに旅行)するのであった。 (エンディング) 無事に任務を終え、町に戻ったいぶき。しかし、彼女の頭からはギルの放った 最後の台詞が離れずにいた。 ギル「どうやら、私の負けのようだな。約束だ、Gファイルを渡してやろう!だが、 見たところで君たちはおろか誰にも何も出来んよ。私の自信作だ!よく読んで 宿題の手本にでもしてくれたまえ、忍者の学生さん!ハッハハハハッ!」 夕暮れの丘に一人寝転び、その台詞を反芻するように何度も思い出すいぶき。 その時― いぶき 「はっ、殺気!」 気合と共に閃光のように放たれる苦無、その先には… 早雷(さらい) 「キャー!」 早雷「わーん、もう!何が殺気よ!カバンはズッタズタ!教科書も穴だらけ!どーすんのよ! いぶき!」 いぶき 「ひーん、ごめんなさい!」 (余談) いぶきの友達としてEDに出てくる早雷、実はいぶきの決定前のデザインの1つの格好。 447ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 18 17 58ID sHsOE582 ・エレナ編 (バックストーリー) サバンナの戦士の血を引く部族の精神を忘れないように、という父親の教えで カポエイラを習得。その一方で、かつてフランスの大学に留学した父親のように 自分も留学生として世界で勉強するのが夢。 (プロフィール) アフリカ出身。サバンナにある小さな部族の族長の末娘。父は青年時代にフランスに 留学し、博士号も取っているほどのインテリ。 (ストーリー) いろんな国のいろんな人々に出会い、自分の夢である留学先を決めるため、世界中を 旅して回る。 (エンディング) いろいろな国を見て回った結果、日本の不思議さに惹かれ留学先とする。 友達も出来て、充実した留学生活を送るエレナであった。 (余談) じゃあギルと戦う必要ないんじゃない?とか、そもそもいちいちその辺で戦う (ryとか言いたいことは色々あるけれどもまぁその辺はゲームだからって事で。 エンディングでセーラー服を着ている事から、彼女も実は高校生、下手すると 中学生の可能性もあると思うとちょっと変な感じもしないではない。 ちなみに、開発時にあまりに色の塗りが他と違うために一度消されかけている。 448ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 18 40 22ID sHsOE582 ・オロ編 (バックストーリー) 「何でもできる、仙人に不可能は無い」と言う事なので目指した仙人であったが、 なってみると何もする気が起こらない。何でもできるから、それに対し張り合い が無いのだ。ある日の事オロはふと思った。それならば弟子でも取ってみるか、と。 自分の事は思いのままだが、他人の事となるとそうも行かないはずだ。久しぶりに 訪れる高揚感と共に、いそいそと住処の洞窟を後にするオロであった。 (プロフィール) 日系人らしいが詳細は不明。140歳。アマゾン奥地のジャングルにある洞窟に住む。 素で相手をすると本気で相手が出来ないため仙術で利き腕を封印している。 (エンディング) 世界を巡ってみても自分を本気にさせるほどの人材には出会えなかったオロ。 しかし、見込みがありそうな人物は見つかった。名前は覚えていないが、鉢巻をした 小僧である。鉢巻の小僧(リュウの事)を思い返し、オロは一人飛行機の上で気をはく。 オロ「待っとれよ、小僧!このワシが、一から鍛え直しちゃるわ!フャフャフャフャァ、 いくぞーぃ、待っちょれよーホォ」 齢140を超え、仙人としてはまだまだ未熟なオロであった。 (余談) 封印されているはずの手だが、振り向き時にはきちんと左右が入れ替わる。 また、設定上では、ご飯を食べる時や寝ている時などは適当に解けたりするらしい。 449ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 20 10 47ID sHsOE582 ・ケン編 (バックストーリー) 同じ師の元で修行した事もあるリュウとは、生涯の友であり、終生のライバル。 子供も出来た今ではかつてのように頻繁に大会に出る事はなくなったが、炎の 闘争心はいまだ衰えを見せない。 (プロフィール) 日本出身、アメリカ西海岸在住。妻のイライザと3歳になる長男メルとの3人暮らし。 今は子供もいるので自由はあまり利かないが、イライザとの約束でリュウの出る 大会には付き合いで出てもいい事になっているらしい。 (ストーリー) 自称一番弟子のショーンを、一体どうやってリュウに押し付けるか考えた結果が、 ショーンに「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言う事だった。 そのため温泉宿にリュウを呼びつけ、ショーンをていの良い荷物持ちとしてここまで 来たのだが… (エンディング) 自分の息子もストリートファイターにしよう、とは必ずしも思わないが、やはり 全米チャンプの息子としてはある程度の鍛錬も必要だろう、と、ひとりごちたケン。 今日はメルに稽古をつけてやる事にしたようだ。 ケン 「さあ、来い!メル!思いっきりだ!」 風切り音とともに繰り出されたメルのパンチは、的確にケンの急所を捉えた! ケン 「ぐはっ!」 イライザ 「キャーッ!ケン!」 股間を抑えうずくまるケンと、メルをたしなめるイライザ。とはいえ、ケンも格闘家。 一本は一本である。 ケン 「メル、YOU WIN!」 脂汗を流しながらも、なんとか笑顔を作るケンであった。 (余談) リュウ編でも書いたが、本来はいなかったかもしれないキャラ。 451ストリートファイターIII(1st)sage05/01/26 20 35 34ID sHsOE582 ・ショーン編 (バックストーリー) とある大会でケンの試合を見て、押しかけ弟子を決意した熱血少年。モットーは 「今日は負けても明日は勝つ!」夢はオリジナルの必殺技を持つ事だが、いったい いつになるのかは本人にもわからない。 (プロフィール) ブラジル出身。祖父は日系人で、礼儀に五月蝿いのはそのためらしい。 アメリカの大学でバスケをやっているそうだが、アメリカには飛び級があるので 一概に何歳とは言えないが、あの様子では飛び級と言う事は無いと思われるため 10代後半から20代前半と言ったところか。 (ストーリー) ケンのかなり厳しいシゴキ?にも耐え、なんとか認めてもらおうと必死なショーン。 そこで出されたケンの課題は、彼にとっては恐ろしく困難な問題だった… (エンディング) ショーン 「うわぁーっ!」 ショーンが最後にケンに出された課題、それは… 「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言うものであった。 ケンにしてみれば単なる冗談まじりの一言だったのかもしれないが、尊敬する ケンの言葉はショーンには絶対であった。また、リュウもショーンが何かケンに 言われているのは察していたが、根が真面目なため、組み手には手は抜けなかった。 山奥に、ショーンの叫び声がこだまする… ショーン 「ぐわっ、だめかーっ」 (余談) 設定では、1stの昇竜一家ではショーンが一番背が高い事になっている。とはいえ178 cmだが。また、日本語メッセージには無いが、英語版の辛勝の台詞に、「(前略)一つ! ダンのようにならない!」という物があり、やはり気にはしているようだ。 169 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 30 35 ID c935W/6a0 キャラ名の後の数字が何作目かを示しています。 ※1 = 初代 2 = 2nd Impact 3 = 3rd Strike ■アレックス [1・2] トレーナーであるトムの仇・天帝ギルを倒したアレックス。 その足でトムとその娘・パトリシアに会いに行く。 一回り大きくなった彼を見て、トムは満足気に嘆息するのだった。 ■アレックス [3] トムの娘・パトリシアがアレックスとのキャンプの約束にはしゃぐ。 しかしトムの元にはキャンプの約束を撤回する手紙が届いていた。 一撃も返せないとは・・・!リュウの圧倒的な強さを喜ぶアレックス。 目指すものを見つけトムから離れたアレックス。手紙を手に、トムは眩しそうに笑った。 ■リュウ [1・2] 日暮れ時、流浪のバックパッカーとしてオークランドを目指すリュウ。 己の足でひた走りながら、死ぬまで最強を目指す事を誓うのだった。 ■リュウ [3] 真の格闘家とは?真の強さとは?若い頃はこのような疑問が浮かべば一日中頭から離れなかった。 手を伸ばし舞い落ちる木の葉を掴もうとして失敗する。泰然と笑うリュウ。 今の自分はこの木の葉の行方すら知らない。己の拳を掴むまで・・・闘うだけだ! ■ケン [1・2] 世界一となったケンは、幼い息子のメルとストリートファイトの真似をしてじゃれていた。 よぉしこいメル!思いっきりだ!メル渾身の拳が決まった・・・金的に。 イライザの悲鳴を聞きながら、薄れ行く意識の中でケンは息子の勝ち名乗りを上げるのだった。 ■ケン [3] 全米トーナメントを三連覇したケン。イライザ、メル、ショーンも大喜び。 ほらショーン、これが欲しかったんだろ?やるよ!朗らかな顔でショーンにトロフィーを渡すケン。 泣き咽ぶショーン。そ、そういう意味じゃないっすよ~~~! ■ユン・ヤン [1・2] ギルを倒し故郷を救ったリー兄弟。幼馴染の少女ホイメイとその父親が二人を茶化す。 憎まれ口を返す二人だったが、傷だらけのその表情は晴れやかだった。 世界の壁、おっちゃんの屋台よりは高かったかな! ■ユン [3] ギルを倒したユン。しかしギルは不敵に笑う。褒美だ。君らの街は任せてやろう。 寝ぼけんな!お前らの計画を止めろ!ギルの目はユンを見ていなかった。 全てはこの星を襲う逃れ得ぬ運命。君達がどうやって破滅の運命を生き抜くか、私は見届けよう・・・。 ■ヤン [3] ギルを倒し故郷を救ったヤン。しかし彼の思い人・ホイメイはユンの事が好きなのだった。 あぁ・・・敵わないよなぁ・・・。寂しそうに佇むヤンの腕に抱きつく人影。 振り向けば、ホイメイの妹・シャオメイがヤンに笑いかけていた。 170 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 32 00 ID c935W/6a0 ■いぶき [1・2] ギルを倒しGファイルを奪取したものの、余りに高度な内容は彼女らの手には負えなかった。 茜空の下、沈み込むいぶき。迎えに来た友達に条件反射でクナイを投げつけてしまう。 怒られながら駆け出すその顔は少女のものに戻っていた。 ■いぶき [3] 里の卒業試験に合格したいぶきは、晴れて大学に入学しキャンパスライフを手に入れた。 今日からは普通の女の子なんだわ・・・!ハンサムな先輩のサークル勧誘にときめくいぶき。 凧による潜入訓練。水遁の術。耐拷問訓練。忍者サークルは楽しいねぇ! いぶきの首に刃物をつきつけ微笑むハンサム先輩。・・・あれ?こんな・・・はずじゃ・・・。 ■エレナ [1・2] 日本。桜の坂道を自転車で駆け下りるエレナ。お父さん、お母さん、日本は素晴らしい所です。 友達の気持ちはどこの国でも変わる事はありません。エレナー!スピード出しすぎて危ないわよー! ヘーキ!友達のナルちゃん。いつか日本の友達のみんなにもサバンナの友達を見せたいな・・・。 ■エレナ [3] ナルちゃんお元気ですか?フランスはとても素晴らしい所です。 ナルちゃんを思うと日本のお祭りを思い出します。いつか私の家族にも会ってほしいです。 親友への手紙を書き終えたエレナはカフェを出て優雅にストリートを歩き出した。 ■ショーン [1・2] リュウに挑むショーン。挑んでは倒され、挑んでは倒され。ケンの言葉が脳裏を走る。 いいなショーン。リュウからダウンを奪うまで決して帰ってくるんじゃないぞ。じゃ、俺帰るから。あとよろしく。 ショーンの猛烈な熱意にたじろぐリュウ。燃え上がるショーン。チェストーッ!! しかし決定的な実力差は如何ともしがたく、結局倒されるのはショーンなのだった・・・。 ■ショーン [3] うおお、遂に俺が全米チャンピオンに!やった!俺はやったぞーーー! ・・・おい!しっかりしろ!仇は俺が取ってやるからな!ケンの呼び声に目を覚ますショーン。 全ては予選でKOされ失神している間に見ている夢だったのだ。畜生、勝ちてぇよぉ・・・。 ■オロ [1・2] どいつもこいつも根性がにゃい!見込みがありそうなのは・・・。 リュウの顔を思い浮かべるオロ。にゃはは!待っとれよ小僧! ジャンボジェットの上に立ちながら、オロは嬉しそうに笑っていた。 ■オロ [3] 50年ぶりの修行に励むオロ。原因は分かっている。リュウだ。 彼に会うと何故か血が昂ぶり出す。封印した片手。思いっきり両手を使える相手に育つといいがのう。 遠く離れた地でオロの気を察知するリュウ。仙人は呟く。ま、あと15年って所かのう・・・。 ■ネクロ [1・2] だましやがったな・・・!強化人間ネクロは組織には用済みの失敗作だった。 施設ごと爆破されそうになったネクロを、同じ強化人間の少女・エフィーが救い出す。 バイクで明日をもしれない逃走を始めた二人。二人は自由に輝いていた。 ■ネクロ [3] 組織の追っ手に追い詰められ、列車から振り落とされるエフィー。 必死で手を伸ばすネクロは、この時初めて改造された体に感謝した。 エフィーの手をしっかりと握り締めるネクロ。二人はいつまでも一緒なのだ。 171 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 33 52 ID c935W/6a0 ■ダッドリー [1・2] 私の勝ちだ。父の車を返してもらおうか。 ギルから見事父の形見を取り返したダッドリー。おやじ、この車は最高だよ! 亡き父の思い出と共に、グローブのまま車を走らせるのだった。 ■ダッドリー [3] 父の残してくれたこの薔薇園は素晴らしい。私の心を癒してくれる・・・。 陶酔に浸るダッドリーに執事が告げる。今日の王室御前試合は5時からでございます。 何!それを早く言え!もう2時ではないか!急いで戻るぞ! 3時間もあるのに何を馬鹿なと思うプレイヤーを尻目に上空視点へズームアウトしていく画面。 薔薇園は超巨大な迷路であり、ダッドリーは出口とは程遠い中心部にいたのだった。 ■ユリアン [2] ギルを倒し組織の総統となったユリアン。しかし頂点に立ったと思っていた彼に意外な言葉が告げられる。 天帝に会って下さいませ。この組織は全て紀元前から天帝のために存在しているのです。 天帝に謁見し愕然とするユリアン。天帝はギルだった。全てはギルの掌の上の出来事にすぎなかった・・・。 ■ユリアン [3] 憎むべき実兄・ギルを倒したユリアン。カプセルの中に眠るギルを嘲笑し、施設の自爆装置を起動させる。 双子の弟である彼にはDNA認証をクリアするなど造作もない事だった。 組織の数千年に渡る遺産など、自分では何もできぬ弱者の証!全能なる余には必要ない! 本日をもって定める!A.U(アフター・ユリアン)元年と! ■ヒューゴー [2] ライバルを叩き伏せたヒューゴー。(リュウ、エレナ、ネクロ、ギルの内からランダム) 最高のパートナーを見つけたヒューゴーはタッグトーナメントに殴りこみ、向かう所敵無しの快進撃を見せるのだった。 ■ヒューゴー [3] 倒したストリートファイターを仲間に引き入れ、プロレス新団体を立ち上げるヒューゴー。 迷惑そうなメンバーの中で、なぜかリュウだけは晴れやかな笑顔で観客に手を振っている。 俺らに挑戦する奴は名乗りを挙げな!プロレス界は貰ったぜ! ■春麗 [3] 秘密組織を壊滅させ、さらわれていた子供たちを救い出した春麗。 少女の小さな手を取った春麗は、かつて正義のために殉職した父親の心を理解した。 この拳は未来のために!子供達に受け継ぐために!春麗は決意も新たに拳の道を歩み出すのだった。 ■レミー [3] 氷漬けの姉の遺体のある場所へ泳いでいくレミー。自分達を捨て、家族を不幸にした格闘家の父。 憎んだ。全てを憎み、唯一の拠り所として姉の遺体を守り続けた。 でも。このままじゃ何も変わらない。だから。忘れる事にするよ。さよなら、姉さん・・・。 海溝へと沈んでいく姉の遺体。歪な愛と復讐心に別れを告げ、レミーは光の差す方へ泳ぎ始めた。 172 :ストリートファイターIII:2007/11/06(火) 11 38 20 ID c935W/6a0 ■まこと [3] 父の遺志を継ぎ世界一となった事で、見事に竜胆館を復興させたまこと。 連日連夜居並ぶ挑戦者に対し、マネジメントを勤めるのはまことの兄。 家族一丸となって竜胆館は今日も最強の看板を掲げるのだった。 ■Q [3] 全世界で発生する猟奇事件。国際警察は遂にその共通項を見つけ出す。 仮面の男。現場のあらゆるフィルムにその仮面の男が映っているのだった。 そんな馬鹿な?事件は全世界に跨っているというのに。 各国へシークレットの伝令を送れ!恐慌をきたす一同を嘲笑うかの如く、Qの影が怪しく伸びる・・・。 ■12 [3] 戦闘データ徴収完了。記憶リセット完了。コンディション・オールグリーン。 記憶を奪われ、戦いのみを繰り返す戦闘人形。満足そうに笑うドクター。 どんな夢を見るのじゃ?何を思うのじゃ?自我も持たずに戦い続ける、我らが道具の戦闘人形・・・。 醜く笑うドクター。その時、光を持たないはずのトゥエルヴの瞳が、獣のように見開かれた。 ■豪鬼 [2] 満月の夜、豪鬼はオーストラリア・エアーズロックの上にいた。 拳を振り下ろす豪鬼。両断されるエアーズロック。金剛国裂斬! 我が拳には天が宿る。人よ命よ。我が拳に全ての始まりを見るがいい。 ■豪鬼 [3] はるか深海を航行する潜水艦。突如ソナーが何者かの接近を察知する。 何かが急接近している!一体何だ!何が起こっている! 瞬間、鬼の拳が深海を割り、潜水艦はあえなく両断された。天衝海礫刃! 海中である事すら厭わない豪鬼の力は、既に人の範疇には無かった。 ■ギル [2] 運命の日が迫っている。7つに分かたれた暗黒の月が降り注ぎ、大地は嘆きと破壊に覆われるだろう。 人々は苦難の日々を余儀なくされる。だが案ずる事は無い。133日の後に、元素を操る少年が生まれ、人々を救うだろう。 -預言書より- ■ギル [3] ギルの前に敗れ去るアレックス。闘志を剥きだすアレックスに、ギルは穏やかに手を差し伸べる。 ギルの神格に包まれ、アレックスの心から闘争心が消えていく。いつしか体はギルと同じ二面の体に変わっていた。 ギルの元に集う人類。豪鬼ですらがギルの言葉を待っている。救いのときは来たれり。 ギルの導きの元、海が二つに割れ、大地に光が差していく。 天帝の計画は極点に達し、人類は今まさにギルの作った理想の楽園に補完されようとしていた・・・。
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ファイター 剣、斧、槍、ハンマー、盾などの武器の扱いに長けた接近戦のエキスパート レオン、ミュラーの初期クラス スキル 応急手当 傷の手当てをする アクティブ 投石 (物属性)石を拾って投げる。ダメージは期待できない アクティブ フェイントアタック (物属性)攻撃にフェイントを加え命中率を上げる技 アクティブ STR強化 Strにボーナス最大レベル8 上昇値30 パッシブ 連撃 (物属性)素早い一撃で連続攻撃最大レベル4 消費MP16 射程1 範囲1 アクティブ クラスチェンジ ファイター ウォーロード ファイターの上位職で攻撃技、回避技とバランスよく覚える ナイト ファイターの上位職で高いIntと防御力を持つ
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ストリートファイターII シリーズ 1991年に稼働した『ストリートファイターII』(以下、『ストII』)は今日まで続く対戦格闘ゲームの基礎を築いた。他社からは人気に便乗した格闘ゲームのタイトルが雨後のタケノコのように誕生したが、当の『ストII』は圧倒的な人気を受けて、バランスを調整・プレイできるキャラクターの増加などのバージョンアップ版を作成。4作のバージョンアップ版が人気を博し、正統派の最終タイトルである『スーパーストリートファイターIIX』はシリーズ代表タイトルとして現在も遊ばれ、闘劇にもこれまでに3度採用された。2004年にリリースされた『ハイパーストリートファイターII』はシリーズのすべての仕様のキャラクターを利用できる特別版。これも一度闘劇 07に採用歴があるもののバランス調整を考えられていない作品であるためか、扱いは『IIX』のそれとは違ったものになっているようだ。 ストリートファイターII (1991年) ストリートファイターII (1992年) ストリートファイターII TURBO (1992年) スーパーストリートファイターII (1993年) スーパーストリートファイターIIX (1994年) ハイパーストリートファイターII (2004年) 様々な試行錯誤を経た今日の格闘ゲームと比べると各キャラによって投げの性能が違ったり、コンボや残り体力による補正がなかったり、超技の演出が淡白であったりと、さすがに古さを感じさせるのは仕方ないことだろう。 ■外部リンク Wikipedia - ストリートファイターII
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最初に選べる3種の職業のうち、唯一ヘビーアーマーを装備することができ 近接戦闘に特化した職業です。 主な装備 武器:片手剣・両手剣 防具:ヘビーアーマー 育成方針 ステ振りは基本的に筋力重視ですが、4次職・5次職で 魔法攻撃スキルを習得することができるのでそちらを目指すなら知能も必要となる。 逆に言えばそれまでは知能が活きる攻撃スキルを一切覚えない為、戦闘用ペット等のサポートが無い限りはお勧めできません。 体力を上げてもいいですが、過去作ほどの恩恵は無くPTプレイをする機会も少ない為、全て筋力でも問題は無いかと思われます。 ★火力型 お勧め武器:弓 3次職まで剣・槌・斧の制限があるスキルが無く、弓は両手武器扱いの為、弓で攻撃スキルを発動することができます。 また、攻撃力も変わらず、単純に遠距離攻撃が便利なので3次職になるまで弓で戦えます。 ★防御型 お勧め武器:ダガー 火力型と同様、3次職まで剣・槌・斧の制限があるスキルが無く、ダガーでも攻撃スキルを発動することができます。 スキルによる単発ダメージは下がりますが、通常攻撃の攻撃速度が速い為、総合ダメージは上がります。 お勧めスキル 【共通】 ◆(バフ)Fighter s Heart:筋力アップ ◆(永続バフ)Fighter s Blessing:攻撃速度・敏捷アップ(MP70%以上の時のみ) ◆(パッシブ)Offensive Position:物理攻撃力アップ ◆(パッシブ)Defensive Position:物理防御力+最大HPアップ※Lv1だけでも最大HP10%アップ 【火力型】 ◆(攻撃)Crash Blow:両手武器でのメインスキル ◆(パッシブ)Two-Handed Training:両手武器の物理攻撃力アップ 【防御型】 ◆(パッシブ)one-Handed Training:両手武器の物理攻撃力アップ ※Wind Slashingを習得してもいいですが、2次職以降の防御系職で持続ダメージ付きのSingle Attackが 習得できるので、それまで通常攻撃のみで乗り切る手もあります。 ファイター習得スキル ※共通の習得可能スキルはFighter(ファイター)概要に記載しています。 【Crash Blow(クラッシュブロー)】 種類 単体攻撃 武器制限 両手武器 追加効果 - CT 2.8秒 内容 Liefts Two-handed Weapon and smashes down the target to deal 〇% damage.→Lv10以降はBuning Crash(バーニングクラッシュ)へ派生 習得段階 スキルLv 習得Lv 威力 追加効果 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 3 +63% - 19 20 2 2 6 +66% - 28 20 15 3 10 +70% - 56 20 92 4 13 +74% - 92 20 247 5 17 +78% - 161 20 702 【Wind Slashing(ウィンドスラッシング)】 種類 単体攻撃 武器制限 片手武器 追加効果 - CT 2.8秒 内容 Quickly slashes the target and deals 〇% damage.→Lv10以降はCross Slashing(クロススラッシング)へ派生 習得段階 スキルLv 習得Lv 威力 追加効果 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 3 +63% - 19 20 2 2 6 +66% - 28 20 15 3 10 +70% - 56 20 92 4 13 +74% - 92 20 247 5 17 +78% - 161 20 702 【Single Attack(シングルアタック)】 種類 単体攻撃 武器制限 片手武器 追加効果 持続ダメージ CT 4.2秒 内容 Powerfully pierces the enemy to deal 〇% damage and cause Poison on the target by 〇% chance.Targets in Poison status will receive about 〇 poison damage per second for 〇s.→Lv10以降はDouble Attack(ダブルアタック)へ派生 習得段階 スキルLv 習得Lv 威力 追加効果 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 3 +44% 70%/21.4/3s 19 20 2 2 6 +46% 70%/32.4/3s 28 20 15 3 10 +49% 70%/65.1/3s 56 20 92 4 13 +52% 70%/106.0/3s 92 20 247 5 17 +55% 70%/186.2/3s 161 20 702 【Uppercut(アッパーカット)】 種類 単体攻撃 武器制限 両手武器 追加効果 ノックバック CT 5.4秒 内容 Hits up quickly with Two-handed Weapon to deal 〇% damage and knock the target back.→Lv10以降はEarthquake(アースクエイク)へ派生 習得段階 スキルLv 習得Lv 威力 追加効果 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 3 +44% ノックバック 19 20 2 2 6 +46% ノックバック 28 20 15 3 10 +49% ノックバック 56 20 92 4 13 +52% ノックバック 92 20 247 5 17 +55% ノックバック 161 20 702 【One-Handed Training(ワンハンドトレーニング)】 種類 パッシブスキル 対象 片手武器 物理攻撃力 内容 Equipping One hand Weapon increases Physical Damage by 〇. 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 必要SP 必要Gold (制限無し) 1 10 17.8 20 92 2 20 80.7 20 1330 3 30 215.0 20 6639 4 40 436.9 20 20895 5 50 760.0 20 50928 【Two-Handed Training(トゥーハンドトレーニング)】 種類 パッシブスキル 対象 両手武器 物理攻撃力 内容 Equipping Two-handed Weapon increases Physical Damage by 〇. 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 必要SP 必要Gold (制限無し) 1 10 18.7 20 92 2 20 85.0 20 1330 3 30 226.4 20 6639 4 40 459.9 20 20895 5 50 800.1 20 50928 【Enhanced HP(エンハンスドHP)】 種類 パッシブスキル 対象 最大HP 内容 Increase MAX HP by 〇 + 〇%. 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 6 14.6+1.2% 20 15 2 9 24.7+1.4% 20 62 3 12 40.9+1.6% 20 182 4 15 64.2+1.8% 20 182 5 18 95.3+2.0% 20 878 【Fighter s Heart(ファイターズハート)】 種類 単体Buff 武器制限 (無し) 効果 筋力アップ CT 3.0秒 内容 Increases the target s Strength by 〇 for 〇m.Casting Time - 2.0s,Range - 15.0m 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 持続時間 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 10 4.5 20m 56 20 92 【Vital Powerup(バイタルパワーアップ)】 種類 PT範囲Buff 武器制限 (無し) 効果 健康アップ CT 7.2秒 内容 Increases party member s Vitality by 〇 for 15m. 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 持続時間 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 10 5.9 15m 56 20 92 2 20 23.7 15m 255 20 1330 【Fighter s Blessing(ファイターズブレッシング)】 種類 制限付き自己Buff 武器制限 (無し) 効果 攻撃速度・命中アップ(MP70%以上時のみ) CT 10.0秒 内容 Spirit gives figher a blessing. When Current MP Percentage is 70 or above, Normal attack speed recieves as much as 〇%.Increases agility by 〇. 習得段階 スキルLv 習得Lv 上昇値 持続時間 消費MP 必要SP 必要Gold 1次職(ファイター) 1 10 5.0%/3 (永続) 56 20 92 2 20 5.5%/6 (永続) 232 20 1330
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STREET FIGHTER EX2 STREET FIGHTER EX2 PLUS 機種:AC, PS サウンドクリエイター:細江慎治 (SHINJI "MEGA" HOSOE)、相原隆行、佐宗綾子 編曲者 (PS):渡部恭久 開発元:アリカ 発売元:カプコン 発売年:1998年5月、1999年7月 (PLUS)、1999年12月24日 (PS) 概要 『ストリートファイターEX』シリーズの2作目。 バージョンアップ版の『PLUS』は業務用最後の作品でもある。 『EX2』の移植は無いが、『EX2 PLUS』はPSに移植された。 PS版では音楽がアレンジされている。 (前作:ストリートファイターEX 次作:ストリートファイターEX3) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 EX2 STREET FIGHTER EX2 相原隆行 オープニング Select 細江慎治 セレクト The Infinite Earth 相原隆行 この木なんの木ステージ アーケード251位格闘ゲーム110位 Mahatma Temple with Hymn 相原隆行 教会ステージ Amusementive Crime 2 相原隆行 公園ステージ White Field 佐宗綾子 雪山ステージ Lost Sea 佐宗綾子 海賊船ステージ Passage of Lotus 佐宗綾子 仏像ステージ Crash Power Plant 佐宗綾子 発電所 Crowded Town 佐宗綾子 香港ステージ Pearl in The Sky 細江慎治 京都ステージ Three Tree 細江慎治 水辺の森ステージ Flash Train 細江慎治 汽車ステージ Fake World 細江慎治 博物館ステージ More Stronger 細江慎治 ガルダステージ Challenger 相原隆行 乱入 Continue 細江慎治 コンティニュー Stage Clear 相原隆行 勝利 Ending 佐宗綾子 Staff Roll 相原隆行 スタッフロール Game Over 相原隆行 ゲームオーバー EX2 PLUS 追加・変更曲 ATTRACT 細江慎治 新規集客 PHANTOM BOMB 細江慎治 飛行場ステージ GREEN SHOWER 佐宗綾子 ジャングルステージ FROZEN MIST 佐宗綾子 冷蔵庫ステージ DIGITAL IGNITION 相原隆行 スペースシャトルステージ 格闘ゲーム334位 IRENE 相原隆行 自由の女神ステージ BEFORE MOON 細江慎治 荒野ステージ THE BATTLE OF THE FLAME 佐宗綾子 ベガステージ THE BATTLE OF THE FLAME 2 佐宗綾子? VSベガⅡ曲名不明 (サントラ未収録) REGENERATE 佐宗綾子 エンディング BONUS STAGE 相原隆行 ボーナスステージ EX2 PLUS (PS版) Atract 細江慎治 Select 細江慎治 The Infinite Earth 相原隆行 Digital Ignition 相原隆行 Amusementive Crime 2 相原隆行 Mahatma Temple with Hymn 相原隆行 Irene 相原隆行 Frozen Mist 佐宗綾子 Green Shower 佐宗綾子 Lost Sea 作:佐宗綾子編:渡部恭久 Passage of Lotus 佐宗綾子 The Battle Of The Flame 佐宗綾子 White Field 作:佐宗綾子編:渡部恭久 Crash Power Plant 佐宗綾子 Crowded Town 佐宗綾子 格闘ゲーム132位 Fake World 細江慎治 Three Tree 細江慎治 Flash Train 細江慎治 Pearl in The Sky 作:細江慎治編:渡部恭久 Before Moon 細江慎治 Phantom Bomb 細江慎治 More Stronger 細江慎治 Bonus Stage 相原隆行 Stage Clear 相原隆行 Challenger 相原隆行 Ending 佐宗綾子 Staff Roll 相原隆行 Game Over 相原隆行 Continue 細江慎治 サウンドトラック ストリートファイターEX 2 ストリートファイターEX2 プラス ― オリジナル・サウンドトラック FIGHTING EX LAYER Soundtracks
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ストリートファイターII 概要 システム キャラクター 評価点 問題点 総評 その後の展開 余談 家庭用移植版 ストリートファイターII (SFC版) 概要 (SFC) 評価点 (SFC) 賛否両論点 (SFC) 問題点 (SFC) 総評 (SFC) 余談 (SFC) その他の移植版 ストリートファイターII 【すとりーとふぁいたーつー】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 アーケード(CPシステム) 販売・開発元 カプコン 稼働開始日 1991年3月 判定 良作 ストリートファイターシリーズ 概要 格闘ゲームの代名詞たる「ストリートファイター」シリーズの第2作。 格闘ゲームブームの火付け役となり、「格ゲー」というジャンルそのものの地位を高めた、ゲーム史に燦然と輝く記念すべき一作。 本作は、感圧式ボタンという特殊デバイスを搭載し対人戦をテーマとして制作された格闘アクションゲーム「ストリートファイター」の続編だが、システム面で大幅な改良を施された結果、対人戦の駆け引きはそのままに前作と大きく異なるゲーム性となった。 レバーと複数のボタンを駆使して戦うという基礎的な部分は既に本作で確立されており、これ以降のシリーズの実質的な初代作品となると共に、格闘ゲームというジャンル全般のスタンダードともなったといえる作品である。 個性豊かな8人のキャラクターから1人を選択し、他の7人とCOM専用キャラクターの四天王を倒すべく戦う。 システム 様々な性能の8人のキャラクターから1人を選択する。キャラクターは体力・攻撃力以外にも通常技の性能や必殺技が異なる(詳細は後述)。 1レバー6ボタン式。ボタンはパンチとキックに分かれており、更にそれらが弱・中・強に分類されている。 レバー前(*1)で前進、上3方向への入力でその方向へジャンプ、下3方向への入力でしゃがむ。レバー真後ろは後退と立ちガード、レバー後方斜め下でしゃがみガード。 ボタンは弱<中<強の順に威力が高くなるが、その分隙も大きくなるので使い分けが必要。 相手の近くでレバーを横に入れながら中・強の攻撃ボタン(*2)で、相手をつかんで投げることができる。 投げはガードができないため、防御を固める相手を崩して攻撃する手段だが、射程が短いため相手に近寄らなければならず、打撃による迎撃に弱い。これにより「打撃・ガード・投げ」による3すくみの読み合いが生まれ、対戦格闘ゲームの黄金律が完成した。 必殺技は、主にレバー入力とボタンの組み合わせで発動する。ボタンの強さに応じて必殺技の威力や性能も変化する。 「波動拳」「昇龍拳」「ボタン連打」「レバー溜め」「レバー1回転」といった入力コマンドは後の数々の対戦格闘ゲームに受け継がれている金字塔。 余談だが、本作の稼働当時は波動拳や昇龍拳コマンドが多くのプレイヤーにとって難しく、ボタン連打やレバー溜めコマンドを持ったキャラクターが初心者向けという扱いだった。 攻撃を受けていると隠しパラメーターの「気絶値」が溜まり、連続で攻撃され続けることで気絶状態となり、しばらくの間よろめいてしまう。この状態では無防備になり、相手の攻撃を食らい放題になるが、レバーを激しく動かす(通称レバガチャ)+ボタン連打によって復帰を速めることが可能。 この気絶要素も数々の対戦格闘ゲームに受け継がれている。 ちなみに、気絶状態になることを「ピヨる」と表現するようになったのも本作からである(*3)。 技の硬直中や技の出ている最中に、他の技の操作入力を行うことにより、硬直や手足の戻りモーションを強制的に終了して(キャンセル、つまり無かったことにして)次の行動を繋げられる。 後に「キャンセル技」と呼ばれ、定着したシステム。開発時におけるバグの産物で意図した動作ではなかった(*4)のだが、面白いと言う事でそのまま仕様として残された。今日では、対戦格闘ゲームには不可欠の要素となっている。 上記のキャンセル等を利用した連続技(コンボ)。 リュウ・ケンの「(裏当て)ジャンプ強キック→立ち強パンチ→キャンセル昇龍(波動)拳」が有名。(裏当て)ジャンプ強キックを低めに当てれば、必殺技まで相手はガードできずに食らう。 本作ではおおむね3段のコンボが中心(*5)。キャンセルではなく前の技モーションが終了した瞬間に次の技を出して繋げる「目押し」コンボも多い。 本作は1発の攻撃力が高く、3段であっても大量に相手の体力をもぎ取ることができる。さらに相手を気絶させる可能性もあり、たとえ短くても必殺技で〆るコンボの習得は大きなアドバンテージを持っていた。 2ラウンド先取で勝利。 ダブルKOやドローの場合は勝利数が付かないまま次のラウンドに移行する。10ラウンド目で決着がつかない場合は強制ゲームオーバー。プレイヤー側が1ラウンド取っていても勝ちにならない。 わざとダブルKOを狙うことでスコアアタックに使えるが、ゲームセンターではプレイ時間を引き延ばす迷惑行為である。カプコンも問題視したのか、移植版からは最大4ラウンドに改められた。 2人対戦プレイが可能。CPU戦をプレイしている最中にプレイしていない側がコインを入れゲームを始めると乱入となり、キャラクターを選んですぐに対戦が始まる。乱入を拒否することはできない。 稼働直後は、1ゲームで終わる恐れもある対戦は敬遠されがちだったが、次第に対戦こそが本作の醍醐味と認識される。 一方、オペレーター側も短い対戦で(負けた)プレイヤーが入れ替わるため、インカム的に優良であり、対戦がなおさら推奨された。 同じキャラクター同士の対戦はできない。リュウ・ケンのみ実質的な同キャラ対戦ができたが、仕様の問題で多少ケンが有利(「キャラクター」の「ケン」の項を参照)。 キャラクター + 8人+4人の登場キャラクターたち リュウ 漢字表記では隆。空手ベースの技(*6)を使う格闘家。袖を破り取ったノースリーブの胴着に赤い鉢巻という出で立ちで、ひたむきに強さを追い求める求道者というキャラクター。 飛び道具の「波動拳」、上昇中無敵の対空技「昇龍拳」、突進技の「竜巻旋風脚」という3種の必殺技を持ち、通常技にもクセがない。 波動拳で相手を飛び込ませて昇龍拳で落とす「波動昇龍」という手堅いセットプレイにより安定した強さを誇っていたが、気絶中の前傾姿勢の時に2倍ダメージを食らうバグが存在し、研究の結果最終的には下位グループに落ち着いた。 本作の大ヒットにより、今や「格ゲー」全体の顔・看板ともなったキャラ。リュウの存在により、「格ゲー主人公は飛び道具・対空・突進技を持つ」という一つの様式が生まれた(*7)。 ケン リュウのライバル。漢字表記では拳(*8)。赤い胴着に金髪(眉毛は黒)で、技や性能はリュウとほぼ同じだが、投げ技の地獄車や隠し設定の弱点がリュウと異なる。 リュウと同じ技を持つため同じ戦法が取れるが、上記のバグやその他の細かい有利(*9)も手伝って、性能面ではわずかにリードしている。 エドモンド本田 歌舞伎の隈取を施した相撲ファイター。番付は1994年頃まで存在した張出大関(*10)。相撲を世界に広める為に戦っている。 力士らしくパンチ攻撃は張り手が多く投げ間合いが広い(ただし投げられ間合いも広いため相対的な投げ間合いでいうと下位)。 必殺技はパンチ連打で前方に攻撃判定を出しつづける「百烈張り手」とタメ突進技の「スーパー頭突き」。弱版のスーパー頭突きは出始めに無敵時間があり、対空技や返し技として使える。 その風貌通り動きが鈍いのが欠点で、飛び道具を連発されると非常に苦しいが、攻撃力が高く、連打とタメコマンド中心のため、初心者にも扱いやすいキャラクター。 春麗(チュンリー) 青い(*11)チャイナドレスに身を包んだ中国の女刑事。格闘スタイルはクンフー。体力も攻撃力も低いが、足が速くジャンプが高い。空中投げや相手を踏み付けて再ジャンプする特殊技の鷹爪脚、画面端で再ジャンプできる三角跳びを持ち、手数とスピード、ジャンプで相手を翻弄する。 必殺技はキック連打で前方に攻撃判定を出し続ける「百裂キック」とタメ突進技の「スピニングバードキック」。ただしこれらよりは判定の強い通常技が主力である(*12)。 空中投げの投げ間合いが非常に広く、大半のジャンプ攻撃の攻撃範囲外から投げてしまえるため、空中戦では絶対的な強さを誇る。 可憐な容貌を持つ紅一点ということもあり、圧倒的なプレイヤー人気を獲得した。格ゲー界を代表するヒロインと言える。 ちなみにしゃがみ強キックの正式名は「元伝暗殺蹴」であり、前作の敵キャラクターである「元」との繋がりを感じさせる。 ブランカ 幼い頃に飛行機事故に遭い、墜落したアマゾンで生き延びた野生児。緑の肌にオレンジの髪、腕の長い猿人のようなプロポーションと、人間離れした容貌を持つ。獣じみた独自の格闘スタイルで戦う。 地上・空中を問わずリーチの長い技が多く、飛び道具を持たない相手には牽制合戦で優位に立てる。地上での移動速度は遅いが、ジャンプが高く速いため、飛び道具を持つ相手にも間合いを測れば勝機はある(*13)。 必殺技はパンチ連打で全身から放電する「エレクトリックサンダー」とタメ突進技の「ローリングアタック」。ローリングは動作中に攻撃されるとカウンターで2倍のダメージを喰らう諸刃の剣でもある。 エンディングでは事故で生き別れた母親と再会し、本名が「ジミー」であることが判明する。 ザンギエフ ソビエト連邦(当時)の元・闇プロレスラー。全身傷だらけの筋肉達磨。やや遅い足・ジャンプ力がない・図体がでかい(喰らい判定が大きい)という三重苦を背負っているが、見た目通りの高い体力と攻撃力、『ファイナルファイト』からの輸入技である「ダブルラリアット」、そして圧倒的な威力とつかみ距離を誇る投げ技「スクリューパイルドライバー」を持つ。 3回決めれば相手をKOできるスクリューが彼の代名詞で、接近してからの投げに勝利を賭ける、いわゆる「投げキャラ」の元祖。スクリュー以外にはほとんど決定打がないが、それだけにスクリューの性能は圧倒的で、数歩離れた位置からでも相手を掴んで投げる様は「吸い込み」と呼ばれた。そして当時は一度スクリューを決めると、起き上がりにスクリューを重ねる事でハメ殺す事が出来た(*14)。 「レバー1回転」というスクリューコマンドは当時としては非常に画期的かつ難度の高いもの(*15)であり、これを実戦でいかに決めるかがザンギ使いの腕の見せ所、かつ醍醐味である。 ガイルやダルシムに対して致命的なレベルで詰んでおり、後に対ガイルのそれはAA(アスキーアート)によるやり取りでネタにされたほど有名。飛び込もうとするザンギエフとしゃがんで待ち構えるガイルの絵面が風物詩と化している。 ガイル 箒を逆さにしたような凄い髪形のアメリカ軍人。格闘スタイルはマーシャルアーツ(アメリカ軍式近接格闘術)(*16)。モチーフは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するジャン・ピエール・ポルナレフやシュトロハイムとのこと。(*17) 隙の小さい飛び道具「ソニックブーム」やリーチに優れた通常技で相手を牽制し、相手が飛んだら必殺技の「サマーソルトキック」や立強キックを始めとする対空技で迎撃する戦法が基本。 しゃがんで必殺技のタメを作りながら相手の飛び込みを待つ「待ち」が簡単かつ強力で、対戦ではダルシムと並ぶ2強に輝いた。あまりに待ちが強いため、「待ちガイル禁止」のローカルルールを設けるゲーセンもあった。 ソニックの隙の小ささから、弾速の遅い弱ソニックに歩きやジャンプで追い付くことができ、初代では異例の5段コンボや7段コンボを決めることができる(他のキャラクターは多くて4段)。 さらに上記の小パンチ連打だけで気絶から気絶へもっていく凶悪な技もある。 とある操作を行うと、1人で通常投げのポーズを取って距離や相手の状態(*18)に関係なく投げてしまえる「真空投げ」というバグ技が存在する。 ダルシム インドの僧侶でヨガの達人。口から炎を吐き、手足を伸ばして攻撃するという奇想天外なキャラクター。 必殺技は飛び道具の「ヨガファイヤー」と目前に攻撃判定の大きい炎を吐く「ヨガフレイム」。ヨガファイヤーを飛び越えてくる相手を長い手足ではたき落とすのが基本戦術。 全キャラ中最も移動速度が遅く、伸ばした手足にも喰らい判定があるなど非常にクセが強いが、投げ間合いが非常に広く、研究が進むにつれて弱・中技による牽制の圧倒的な強さや特殊技のドリルキック(急降下キック)での急襲戦法が発見され、ガイルと並ぶ2強の座に付いた。 その特徴的な性能から、格闘ゲームにおいて打撃リーチが長く動きが緩慢なタイプのキャラクターを「ダルシム系」と呼ぶことがある。 全国の子供たちに「インド人」というものを勘違いさせた罪多きキャラクター。 以下はCOM専用のキャラクター M・バイソン 四天王(*19)の1人。アメリカの黒人ボクサー。それゆえ足技は持たない。また、本作では投げ技や組み技が無い。 必殺技は突進技の「ダッシュストレート」と「ダッシュアッパー」、一旦背を向けてパワーを溜めパンチを繰り出す「ターンパンチ」。主にダッシュストレート/アッパー連発のゴリ押しで攻めてくる。ラッシュが始まると一方的に削られ続けることも多いが、飛び道具を持つキャラクターならかなり有利に戦える。 前作『ストリートファイター』に似た容姿の「マイク」と言う敵キャラクターが居たが関係は語られなかった。『IV』の発売後に同一人物と設定され、「M」は「マイク」の略だとなっている。だが『ストリートファイターV』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」では「マイク」と「M・バイソン」は別人と設定されている。 なお、海外版では下記のバルログ・ベガと共に名前が交換されている(後述)。 バルログ 四天王の一人。スペイン出身で、戦闘スタイルは忍術。美形かつ上半身裸で細身のナルシスト。相手の返り血が付くことを嫌い、仮面と鉤爪を装着して戦う。 全キャラ中最高のスピードを誇り、春麗同様に三角跳びや空中投げを使う。鉤爪を装着しているため攻撃力とリーチにも優れる。 ただし身長が高めなので喰らい判定が大きく、攻撃を一定数上受け続けると鉤爪が外れてリーチと攻撃力が低下する。 必殺技は前転しながらの突進技「ローリングクリスタルフラッシュ」に、背景の金網によじ登って上空から急襲する「フライングバルセロナアタック」と「イズナドロップ」。バルセロナ&イズナの独特の挙動は、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。準備動作が長いため慣れてしまえば迎撃のタイミングを取るのは容易いものの、攻撃判定が非常に強くキャラクターによっては対処が困難。 「忍術を使うスペイン人」という設定については、キャラの設定を決める際に「国籍」「戦闘スタイル」の組み合わせで作っていた中で「スペイン」「忍術」が余っていたためできた事が明かされている。 サガット 四天王の一人にして、前作『ストリートファイター』のラスボス。眼帯をつけたムエタイの戦士。 身長が高く当たり判定が大きいが、弾速・火力に優れ上下段に撃ち分けできる「タイガーショット」(*20)と、昇龍拳をモチーフに編み出した「タイガーアッパーカット」を持つ。 通常技の性能が高めな上、高性能の飛び道具と無敵対空技を持っており、どの距離でも油断できない。特に、飛び道具を持たないキャラクターや鈍重なキャラクターでは、タイガーショットの連発に苦しめられる。しゃがんでいても上段タイガーショットを避けられないザンギエフには天敵の一人となっている(*21)。 また、行動パターンが他の四天王に比べてやや単純であることと、タイガーアッパーカット発動中は受けるダメージが2倍になるという弱点もある。さらにバイソン同様に投げ技が無い。 ベガ 四天王の一人にして、本作のラスボス。秘密組織「シャドルー」の総帥で、謎の力「サイコパワー」を操る。赤い軍服を着ており、全身からオーラを放っている。 パワー重視かつ王道的な戦法のサガットとは異なり、全体的に機動力が高くトリッキーな技が多い。しかもバルログと同様に投げ技も使用可能。必殺技にはサイコパワーをまとっての突進攻撃「サイコクラッシャーアタック」、二段ヒットする足技「ダブルニープレス」、相手の頭部を急襲する技「ヘッドプレス」を持つ。 ラスボスに相応しく全能力が高い上、サイコクラッシャーは強烈な削り性能、ヘッドプレスは無敵対空技をも踏む、ダブルニーは連発されると身動きも許されない隙の少なさを誇る上に気絶値も高い。特にヘッドプレスとダブルニープレスは一度食らうとほぼ敗北確定という有様(*22)。 ただしサイコクラッシャーは攻撃発生までが遅く、動作中は2倍ダメージを受けてしまうなどの弱点もある。 評価点 「対戦格闘ゲーム」というジャンルの基礎となった完成度の高いシステム。 レバー+複数のパンチ・キックボタンによる操作系、打撃・ガード・つかみ(投げ)、キャンセル技を組み込んだ連続技(コンボ)、気絶状態等々、現在まで連綿と続く「対戦型格闘ゲーム」の基幹部分が本作で創り上げられた。 「主人公は飛び道具・対空・突進技を持つ」「投げ技が得意なキャラクターは大柄で動きが鈍い」といった対戦格闘ゲームのお約束も本作由来。 人間同士の駆け引きを白熱させる設計。 本作は1発のダメージが大きく、プレイヤー同士の対戦は一瞬の隙からコンボでKOにまで追い込まれる熱いものだった。 前後の移動以外に対戦相手との距離を微調整できる手段がなく、ジリジリとした間合いの取り合い、技の差し合いも本作ならではの駆け引き。 殴り合いの痛快さを存分にフィーチャーした演出。 派手な打撃音、敵を吹き飛ばしてダウンさせる必殺技、強攻撃を喰らうとヘドを吐く演出など、ぶちのめし合う感覚を痛快に刺戟する要素が満載。 様々なプレイスタイルに対応した魅力的なキャラクター 癖が無く技バランスの良いリュウ・ケン・ガイル、攻撃力こそ低いが紅一点かつ扱いやすい春麗、動きは鈍いが打撃戦に秀でており攻撃力の高いエドモンド本田、イロモノ扱いだが性能も個性的なブランカ・ダルシム、意図的にハードルを上げてあるザンギエフなど、多様なプレイヤーの要求を満たすだけのキャラクターが揃っている。 キャラクターの造形も素晴らしく、個性的。どれも主役を張れるビジュアルの持ち主である。特に春麗は様々な女性格闘キャラの原点となった。 似通ったシステムのゲームは以前からあったが、まったく性能が異なりながらも、上位下位といった互換が無く、キャラクターによって様々な戦略を組み立てられるというのは非常に斬新であった。 それまでのゲーム操作は2ボタン式がスタンダードだったが、本作のヒットが後押しする形で、その後の家庭用ゲーム機のコントローラーが6ボタン以上になる、という影響を与えた。 各社のアーケード汎用筐体のコントロールパネル(以下「コンパネ」)にオプションではあるが6ボタン用を用意出来るきっかけになった(*23)。 同年代のゲームに比べて大きなサイズで滑らかにかつ自然に動くキャラクターのアニメーション。 下村陽子氏(*24)による各キャラクターを的確に表現したBGMの数々は評価が非常に高い。 特に本作の看板キャラクターであるリュウのステージBGMは、リュウというキャラクターの、ひいては格闘ゲームが含んでいる求道的なイメージを熱いメロディで表現しきった会心の一曲。 プレーヤーの体力が半分以下に減るとテンポの速いアレンジBGMに切り替わるのも本作の特徴の一つで、対戦に緊張感を持たせることにも一役買っている。 キャラクターボイスは声優ではなく社員が担当しており、複数のキャラクターで共有しているものも多く音質も良いとは言えないのだが、どれもこれも思わず真似をしたくなるような味わい深いものになっている奇跡のような出来映え。 問題点 入力していない動作が突発することがある。 攻撃ボタンを押した際、1/512の確率でレバー操作に関わらず必殺技がランダム発動する仕様がある。必殺技の存在を認識させるために仕組まれたものだが、意図しないタイミングで発動して隙を晒すことがほとんどであった。 同じく1/512の確率で、攻撃を受けた際に強制的にガードポーズに移行する仕様がある。必殺技ほど目立たないが、相打ち稼ぎ狙いのCPU戦や、対戦の大事な場面で邪魔になることも。 不評だったためどちらも『ダッシュ』で削除された。 投げ技が強い。 全体的にダメージが大きく(*25)、発生までの隙が全くない(*26)ので、非常に回避が難しい。その性質を利用し、隙の少ない技を当て、相手のガードが解けた瞬間に投げてしまう戦法(通称「当て投げ」。繰り返すと「投げハメ」)が猛威を振るった。更にガードが解けた側は、一瞬ではあるが投げ返すことの出来ない時間が存在する上、本作ではリバーサルで必殺技を出す事が出来ないので、投げハメを仕掛ける側が完璧なタイミングで投げると投げ間合いの差にかかわらず(前述のとおり、1/512の確率で必殺技が暴発し失敗することがあるものの)完璧なハメになってしまう。プレイヤー同士のトラブルの元でもあったため、ローカルルールとして当て投げ・投げハメ禁止を設定するゲームセンターもあった。 連続技が減りすぎ。 初代は連続技(コンボ)に対するダメージ補正など存在せず、アッパー昇竜拳のような単純なコンボでさえ全体力のおよそ半分を奪ってしまうほど異常なまでに強い。その上リュウ、ケン、ガイルの3段のような強力なコンボになってくると全体力の3分の2かそれ以上減るうえ確実に気絶し喰らうとほぼ死亡確定であった。さらにガイルの小パンチ連打など小攻撃の連打だけで気絶から気絶へもっていく凶悪技もザラにあった。 ただし本作のコンボで多用される「ジャンプ着地によるモーションキャンセル」「必殺技コマンド成立によるモーションキャンセル」は、これらの仕様を技を繋げるテクニックとして使うことを開発時点では想定していなかった点には留意が必要である。 キャラクターの配色に誤りがあったり、一部に不自然なグラフィックがある。 キャラクター選択時の春麗のチャイナドレスが、青ではなくオレンジがかった黄色となっている。 試合中のドット絵では、本田やダルシムの顔の着色が赤ではなく青くなっている。 バルログの敗北時の顔では、鼻血が青になってしまっており、鼻水にしか見えない。 ザンギエフは試合中のグラフィックと対戦前後時のグラフィックとでは衣装が異なっている。 ケンのエンディングにおけるイライザの駆け寄る姿は言ってしまえば子供の落書きのようであり、一枚絵でケンに寄り添う場面も妙に濃い顔で美人とは言い難いものとなっている(*27)。 ダルシムのエンディングにおける表彰式の写真は、片方がベガのはずが両方ともサガットを思わせるようなパンツ姿でスキンヘッドの男性となってしまっている(*28)。 キャラクターの性能差が激しい。 キャラクターそれぞれに長所短所はあるが、性能を突き詰めていくと前述の通りガイルとダルシムがぶっちぎりの2強で次点は春麗。この3人が強キャラ扱いされる一方で、最弱はザンギエフ、次いでリュウ(ケン)という状況で、プレイヤーの腕よりもキャラクターの性能で勝負が決まってしまうという意見も珍しくなかった。 特にダルシムとザンギエフの対戦ダイヤグラムが9 1であることなどはよく批判の対象となる(*29)。 カプコンもここまで対戦人気が出るとは思わなかったのだろう。そもそもリュウ・ケン以外は同キャラ対戦が出来ないし、そのリュウ・ケンでさえ完全な対等ではない。 対戦プレイ人気の弊害。 鉄壁とも言えるガイルの「待ち」や、ダルシムやザンギエフを筆頭に大半のキャラクターで可能な「投げハメ・掴みハメ」、特定のキャラが使える「気絶ループ」などの一方的な戦法もあり、当時まだまだ風紀の悪かったゲームセンターでは騒ぎが絶えなかった。 ダルシムはレバーを入れっぱなしでヨガスマッシュが延々と入り続ける通称「折檻ハメ」を持ち、ザンギエフも難易度こそ高いがスクリューパイルドライバーを応用した通称「スクリューハメ」を持つ。 ガイルはただでさえ最強なのに弱パンチ連打で相手を気絶~気絶に持っていけるハメ技、通称「フラッシュピストンマッハパンチ」を持ち、一方で最弱のリュウ・ケンですら小足払い連打で同様のことができる、通称「ダーク」というハメ技を持つ。 また、強いプレイヤーが勝ち続けることで延々と台を占領し続けてしまう事例や、弱いプレイヤーを狙う初心者狩りなども横行し、「100円投入直後乱入→手も足も出ず即ゲームオーバー」という初心者お断りな風土が構築されてしまう土壌もあった。 もちろん、これらは作品そのものというよりプレイヤーのモラルの問題ではあったが。 もっとも「強いプレイヤーが占領する」ことに関しては「上手いプレイヤーに粘られてインカムが1時間100円」と言う事態も発生した他のゲームと違い、「どんなに強いプレイヤーが居ようとも、対戦で負けたプレイヤー側のクレジットで稼げる」本作はオペレーターにとっては嬉しい仕様であり、故に対戦台がドンドンと増えていったのだが、腕の無いプレイヤーにとっては「100円で数分しか遊べないゲーム」という認識も強く残ってしまった。 強の連打系必殺技は連射装置でもなければまともに出せないほどボタン超連打が必要であり、人力で発動できるのは中までが限度。後述の家庭用でも同様である。 総評 前作をはじめ格闘ゲームの存在がなかったわけではなかったが、当時のアーケード界は依然としてシューティングゲームやベルトスクロールアクションが主流のままだった。そのような中において本作が登場したことは、その後の時流を大きく変えてしまうほどの意味をもたらすこととなった。 ストIIの他のジャンルに対する優位点としては、回転率、時間あたりの満足度、初心者の入り易さにおいてであり、特に無機質なゲームが多かったシューティングゲームと比較するとキャラクター性においても優位に立っていた。これらはプレーヤーとオペレーターの双方から歓迎された要素である。 本作の大ヒットにより他のメーカーもこぞって格闘ゲームを製作するようになり、その結果、格闘ゲームはアーケードゲームの主流に一気に躍り出ることとなる。 それほどまでに革命的・革新的な作品であったことは、まさに疑いようのないことである。 その後の展開 本作が大ヒットした結果、ゲームバランスやグラフィックなどを変更した様々なバージョンアップ作品がリリースされた。詳細は以下を参照。 ストリートファイターII (「ダッシュ」~「ターボ」) スーパーストリートファイターII スーパーストリートファイターIIX ハイパーストリートファイターII ウルトラストリートファイターII 余談 格闘ゲームブームを巻き起こした本作は「ストツー」の愛称で親しまれた。 それに伴って上記の通り「 (ストツーダッシュ)」「 ターボ(ストツーターボ)」「X(ストツーエックス)」などマイナーチェンジが多数誕生し「何年にもわたり『II』ばかりが何度も出る」という異例な事態となった。 このため最初の「無印ストツー」が実質「I(ワン)」のような位置付けとなりいつの間にか「ストリートファイターII」=「ストツー」から「ストリートファイター」=「ストツー」のような錯覚も生まれ、実に4年後となる1995年にやっと『II』と付かない『ZERO』、そして6年後の1997年にはやっとナンバリングが進んだ『III』が出たのだが、長年「ストツー」という呼称が定着しすぎたためか巷では「ストツーゼロ」「ストツースリー」などと珍妙な呼称をされたこともあった。 格闘ゲームのストーリーもナンバリングの進行に伴って少しずつ進んでいくものであるが、初期は『II』がメインで展開しており(ストーリー性自体もそこまで重視されていなかった)ことに加え、各タイトル自体が時系列順に進んでいるわけではないためストーリーの展開自体はかなり遅い。 作品間で設定に矛盾があるためあくまで目安だが、時系列は『I』→『ZERO』→『II』 『EX』→『IV』→『V』→『III』→『6』の順。現実と同じ時間軸なのは『I』『II』『III』(それぞれ無印基準で)(*30)。 また『II』のマイナーチェンジ連続登場は1994年まで続いたのだが、あくまでゲーム中の時代設定は無印が登場した1991年のまんまなのでザンギエフは現実でソ連崩壊(1991年12月)後に出た「 」以降も変わらず「ソ連代表」となっている(以後ストーリー上の時間軸で『II』の後になるものでは「ロシア代表」)。 海外版ではシャドルー四天王の名前の入れ替えが行われている。 「M・バイソン」が実在のボクサーであるマイク・タイソンを露骨にモデルにしているため、海外版では肖像権の問題で名前を自粛することになった。 それに加えて、「ベガ」はこと座で最も明るい恒星の名前で世界的にも女性的なイメージの強い星である(*31)こと、「バルログ」も『指輪物語』の屈強な魔神の名前であることから、欧米圏ではイメージに合わないと判断され、既に『ストI』に出ていたサガットを除く3人の名前がシャッフルされることになった。 その結果、黒人のボクサーが「バイソン」→屈強なイメージの「バルログ」、スペイン人の仮面の忍者が「バルログ」→女性的な「ベガ」、そしてシャドルー総帥が「ベガ」→突進するイメージから野牛の「バイソン」に割り当てられた。 非常にややこしいため、国際的に言及する際には「Boxer(ボクサー)」「Claw(爪)」「Dictator(独裁者)」と各人の特徴で呼ばれることもある。 なお、後の『ヴァンパイア』のように名前自体を変更するのではなくシャッフルとなったのは、名前部分がグラフィック素材であったため、基板のコストの関係でデータを直接書き換えるよりはプログラムのみを小手先で弄って内部的に入れ替えるのみに留めたためとされている。 大ヒットゲームということもあってか、アニメや映画といったメディアミックスも多く展開されている。 ジャン・クロード・ヴァンダム演じるガイルを主人公にしたハリウッド版映画が有名で、こちらの映画をベースにゲーム化も2度(ACとCS機)されている。 ジャッキー・チェン主演の香港映画「シティーハンター(同名の日本漫画の香港映画版)」にゲームコーナーで乱闘中、ゲーム筺体を破壊して登場人物がストIIキャラに変身して乱闘するというシーンも存在。春麗のコスプレをしたジャッキーのシーンはあまりにも有名。似合うのが恐ろしい。 94年に劇場アニメが公開された他、翌95年にはTVアニメ『ストリートファイターII V』が放送。ただし劇場版とは異なりキャラクター設定が異なるなど、アニメオリジナル要素が色濃い。後者はの読みは「ストリートファイターツーブイ」なのだが初見などで「ストリートファイターツーファイブ」と誤読されたこともある。 同年のアメリカではガイルを主人公としたアニメシリーズも放送されている。長らく日本国内では未公開だったが、2019年からAmazonプライムビデオなどの動画配信サイトで字幕版が配信している。海外制作だけあってキャラデザが実にメリケンチックで濃いものと評判 また、俳優や芸人など、多くの著名人が本作のコスプレをしたりゲーム内容をネタにするなどしていた。 キャッチコピーの「俺より強い奴に会いに行く」は有名だが、このゲームの乱入対戦普及にて、当時の中高生男子の心を鷲掴みにした名文句でもある。 しかし、乱入対戦で負けるとコンパネを乱暴に叩く・筐体を蹴る等のストイックとは言い難い態度を取る男性プレイヤーも多かったため、「俺より弱い奴に会いに行く」等とも皮肉られていた。 「対戦台を背中合わせに作る」というのでブレイクスルーとなったが色々エピソードもある。 2台繋いでの対戦台を作る為の2P用ハーネスは当時、店舗や各社の技術部門や従業員のハンドメイドで作られた。ボタンとレバーだけでなく音声やモニター、GND…JAMMA規格のあの複雑な端子からのコードひとつひとつを分配して…とかなり大変な工作だったという。 名作故にBGM楽曲も後々リスペクト作品などが取り上げられることが多く、特にケンステージをモチーフにした作品が多い。 2019年にはシンセバンド「ザ・リーサルウェポンズ」がケンステージのアレンジにストIIあるあるを歌詞にして歌った「昇竜拳が出ない」のMVがYouTubeで公開された。 当時は無許可でやっていたらしく、8月頃に自粛の意味を込めて作詞・作曲担当のアイキッド氏に非公開にされたものの、11月頃にカプコン・下村陽子氏双方にしっかり許可を得て、歌詞とMVを一部変更した「昇龍拳が出ない」が公開。こちらはミニアルバムにも収録されている。 この後もリーサルウェポンズはカプコン公認のコラボ企画等も開催している。 海外では、クソゲーレビュー動画で有名なAVGNことジェームス・ロルフ氏が仲間とともに「Mighty Wings and Hadoukens」というMVを公開。 こちらは「映画トップガンのテーマ曲『Mighty Wings』とケンステージのBGMの最初が似ている」という小ネタから派生したマッシュアップ楽曲となっている。 一方で下村氏本人はスクウェア移籍直後に担当したRPG『ライブ・ア・ライブ』の格ゲーモチーフのシナリオ「現代編」の戦闘曲として露骨に『ストII』風を意識した楽曲「KNOCK YOU DOWN!」を作曲したり、音楽ゲーム『pop n music 13 カーニバル』にて作品テーマの1つである「ゲーム音楽」というお題に沿って、ジャンル名「格ゲー」としてケンステージ風の楽曲「Majestic Fire」を提供したりしている。 「ヒャダイン」こと前山田健一氏もアマチュア時代に今作をイメージした楽曲を投稿しており、こちらは楽曲のアレンジではなくSFC版の効果音やボイスをサンプリングしたイメージソングとなっている。 岡本吉起(*32)chにて語られた逸話に「ザンギエフが弱いのはロケテストの時にザンギエフで86連勝されたから」というものがある。 SNKがロケテストで連勝している人にこっそり出向いて挑んで連勝ストップさせるというのは有名だったが、カプコンも同じ事をやっていた。それでも止められなかった故の調整となった。「おかげでザンギエフはマニアックなキャラクターとして確立出来た」と結果的に良かった旨を語っている。 人気タイトルの常として、本作にパチンコ・パチスロ版もリリースされた。 SANKYOからパチンコがCR機で『CRフィーバースト2』(スペック)、現金機で『フィーバースト2』がとして2001年にホール導入。 2005年にアリストクラートテクノロジーズから『ストリートファイター2A』がホール導入された。 カプコン系のパチスロ販社エンターライズから同社パチスロ第1号『春麗にまかせチャイナ』が2008年にホール導入。 本来の主役であるリュウやケンを押し退けて春麗を主役に抜擢しており、彼女の人気の高さがうかがえる。 家庭用移植版 ストリートファイターII (SFC版) ジャンル 対戦格闘アクション 高解像度で見る裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 16MbitROMカートリッジ 販売・開発元 カプコン 発売日 1992年6月10日 定価 9,800円 セーブデータ なし レーティング 【VC】CERO B(12歳以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2006年12月2日/800Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2014年6月25日/823円(税8%込) 判定 良作 概要 (SFC) 容量の都合でいろいろ削っている部分はあるが、スーパーファミコンという性能では大幅に劣る機体に対しての移植としては非常に高い移植度であり、アーケード版の人気もあって爆発的な売り上げ(288万本でハード別ランキング歴代5位)を記録。その知名度はAC版以上とも言える。 格ゲーの元祖、極初期の作品であるため、ゲームモードは「アーケードモード」と「VSモード」の2種のみというシンプルなものだった。 評価点 (SFC) 概要で述べたとおり、移植度が非常に高い。 グラフィックパターンの省略やBGMのテンポチェンジの省略等の変更点はあるが、それ以外はほぼ忠実にAC版を再現している。 上述のように当時のゲームセンターは風紀の悪さがあり小中学生などにとってはおいそれとは行きづらい面があったが、そういったゲームセンターに行きづらい層にも家庭で気軽にプレイできる環境を提供できたという点でも意義が大きい。 スペックの劣るSFCでの発売ということで、発売前に一部のキャラクターが削られるのではとの憶測が流れたものの、蓋を開けてみればそんな事はなく無事AC版の全キャラクターが登場している。 裏技でAC版では不可能だった「同キャラ対戦」が可能。2Pカラーはすでに稼働していた『ダッシュ』に準拠したものというサービスぶり。 また、この裏技を有効にするとCPUが2Pカラーに変化する。 BGMは全曲アレンジ、SEも大半が別物に変わっているがどれも良質。SFC版のサウンドの方が耳に残っているという人も多いのでは。 BGMに関しては、SFCではACの金属音のような音を出すことは不可能であったための措置であるが、その分、SFCで得意とされる生楽器によるアコースティックな音色の表現を惜しみなく活用し、原作と同等の「そのキャラクターらしさ」の表現に成功している。 楽曲のフレーズ自体はAC版の物をほぼそのまま踏襲しているが、サガットステージのBGMは後半に新規フレーズが追加され、1ループ辺りの演奏時間が長くなっている。この追加パートは後に『スーパー』よりAC版シリーズにも逆輸入された。 ピンチ時にテンポが速くなるBGMについてはAC版では異なるアレンジが施されているが、こちらは単純に原曲のテンポを上げただけになっている(そのため、通常時から通しで演奏される)。 技の強弱によって声の高さが変化するというAC版にない要素がある。 ED曲はAC版ではコンティニューの流用だったが、SFC版では当時稼働していた『ダッシュ』のED曲に差し替えられている。 賛否両論点 (SFC) 本作は初移植作かつ移植先がスペックの限られたSFCということもあり、AC版のグラフィックやサウンドに忠実な移植がされていない部分が所々で見受けられる。 各ステージの背景はダルシムステージの象が左右1頭ずつ足りない、ブランカステージやガイルステージの背景にいるキャラクター人数が少ない、バイソンステージの女性の衣装が異なるなど、移植の際に変更・簡略化された要素が多い(*33)。 キャラクター選択時のグラフィックでは春麗の服の色がオレンジ色から青に修正された。ベガは赤一色だった服の色が修正され、帽子の星の徽章が後にシャドルーのシンボルとなる「ドクロと翼」に変更された。 「You Win」などのアナウンスやダルシムステージの象の鳴き声など、ボイスやSEは削除や変更されたものが多い。打撃のヒット音やダウン時のSEなどはAC版より派手になっているが、ガード時のSEは軽くなってしまった。 AC版におけるボーナスステージは車→樽→ドラム缶の順番で登場していたが、SFC版ではドラム缶と樽がカットされた代わりに新たにレンガが追加された。 差し替えとして登場したボーナスステージのレンガの内容は制限時間以内に積み上げられたレンガの山を全て破壊することだが、やっている事が車とほとんど一緒なのでAC版のファンから批判されてしまった。 ボーナスステージのレンガは同ハードにおける『TURBO』以降のバージョンでも引き続き採用されていたどころか、『スーパー』ではSFCというハードを飛び出してメガドライブ版にも実装されている事から、ある意味では当時の家庭用移植作品の象徴ともいうべき存在として位置づけられている様子。その一方で、本作でカットされたボーナスステージのうちドラム缶は当時リリースされていたハードの多くにも収録されず、結局PC機器以外のハードでドラム缶が実装されるのはプレイステーションやセガサターンといった32ビットハードの時代まで待たなければならなかった。 各キャラクターの個別EDは内容こそAC版とほぼ同一だが、いずれのEDもグラフィックがAC版から差し替えられてしまった。 この点に関してはAC版のファンからは忠実度に欠けるなど批判されているが、『TURBO』以降のバージョンの移植では基本的にアーケードの物を忠実に再現した内容に変化している事から本作独自の味が出ていると評される事がある。 もっとも、AC版の問題点の項にある通り、AC版のEDのグラフィックには雑な部分が見受けられていた事から、移植の際にEDを描き直す事は必然的だったと言える(*34)。 AC版とゲーム性が異なる部分もある。 一部の通常技や特殊技が削除された。また一部の技はグラフィックを他の技のもので代用しているが、リュウ・ケンの垂直J弱Kのように当たり判定が変わったものもある。 吹き飛びの距離が長くなり、起き攻めでめくることが若干やりにくくなった(*35)。 リュウ・ケンの近強Kが全キャラに2ヒットする。 ブランカのしゃがみ弱・中Kがキャンセル可能になった。 ザンギエフの通常投げの間合いが狭くなったほか、垂直J中Pと強Pの性能が入れ替わっている。 問題点 (SFC) スーパーファミコンのコントローラーの都合上、どうしてもボタン同時押しとレバー1回転コマンドが出しにくい。このためザンギエフはますます使いにくいキャラクターになってしまった(*36)。 ただし、逆に波動拳や昇龍拳は出しやすいので一長一短とも。 ボタン3つ同時押しコマンドはボタン2つ同時押しでも出せるように変更された。この仕様は後のシリーズの家庭用移植版でも採用されている。 しかし出しにくさの原因は同時押しコマンドの猶予の無さ(1フレームでもずれると成立しない)にもあるため、根本的な改善には至っていない。 総評 (SFC) アーケードよりもはるかにスペックの劣るハードながら、ほぼ遜色ない忠実な移植を実現し、家で練習してACで実践という流れを生み出したことでアーケード版の活況に献身し、またゲームセンターに行きづらい層にも家でプレイできる環境を提供したことでストIIそれ自体の大衆化にも貢献した良タイトルである。 余談 (SFC) 1992年には全国大会がこのSFC版を用いて両国国技館で開催された。翌年にはターボ、その翌年にはスーパーの大会も開催された。 ゲーム中にスタートボタンを押してポーズしたときの謎の掛け声(ゲーム中の投げボイスなどを組み合わせたもの)が非常に個性的。その後SFC版『TURBO』など、いくつかの移植作でも似たようなものが採用された。 例えば本作のものは、文字に書き下ろすと「ファッファッファッ フゥーン↑フゥーン↓フゥーン!!」といった感じ。ポーズ解除時は試合開始と同じく「FIGHT!」のボイスが入る。 ベガに敗れた際に表示されることがあるセリフの一部に誤植があり、「あかごのほうがはごたえあるわ! ちからなきものはみるのもけがわらしい!!」となっている(「ら」と「わ」が入れ替わってしまっている。これは開発スタッフによる失策であろう)。 このSFC版『ストII』のみの仕様であり、AC版や『ダッシュ』『ターボ』等では「けがらわしい(汚らわしい)」と正しく表記されている。 取扱説明書の12ページに載っている「ゲームルール」項目の表記の一部に誤植があり、「5ラウンド目を最終ラウンドして…」となっている。 実際のルールでは「4ラウンド目」が最終ラウンドであり、この説明書の表記は後に修正された。 徳間書店の「ファミマガ」こと『ファミリーコンピュータMagazine』におけるゲームの5段階評価を付けて集計する「ゲーム通信簿」では30点満点中26.70点の高評価で同年9月に発売された大作RPG『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の26.29点を上回り1992年度1位に輝いた(*37)。 実は1986~1991年度までの6年中では1989年度ゲームボーイ部門の『対戦型テトリス』(*38)を除いて、すべてトップはRPGに占められており(1986年度グランプリの『ゼルダの伝説』はアクション要素はあるが徳間の区分ではRPGに分類されている)純粋なアクションゲームが年度のトップに輝いたのは本作が初だった。 その他の移植版 ゲームボーイに移植されていたのだが、ほぼ公式の黒歴史と化している。 そちらはストリートファイターII (GB)を参照。 その他、当時から考えてもとんでもない程無茶をしている移植が多い。こちらを見れば、如何にSFC版が優秀であったかがお分かりであろう。 その移植のほとんどが、カプコンではなくU.S. Goldおよびその下請け会社によって行われたという事情もあるにはあるが。 2018年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』にAC版が収録。前述のバージョンアップ版のほとんども収録されている。 2021年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『カプコンアーケードスタジアム』にAC版が収録。こちらは『TURBO』『スパIIX』も収録されている。 + 動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm10470587 SS・PSでは1998年に『カプコンジェネレーション~第5集 格闘家たち~』に『ストリートファイターII 』『ストリートファイターII ターボ』と共に収録されて移植された。 初代に関してはほぼ完全移植であり、新たに追加された「ス-パーバーサス」にてAC版では不可能だった同キャラクター対戦も可能となっている。またガイルの「真空投げ」が再現されている唯一の移植作でもある。 PS版はゲームアーカイブスで2016年に配信されている。
https://w.atwiki.jp/dunandval/pages/81.html
属性:力 レア度:C 紐水着のように見えるのは超軽量ボディアーマー。 胸の発育はまだ止まっていないため、アーマーの紐の間から肉がはみ出している。 特徴 ファイター Lv 1 MAX HP 57 160 SP 8 82 力 8 26 知恵 5 17 精神 5 19 素早さ 3 8 耐久力 8 50 幸運 2 13 ファイター+ Lv 1 MAX HP 63 176 SP 9 90 力 9 29 知恵 6 19 精神 6 21 素早さ 3 9 耐久力 9 55 幸運 2 14 ファイター++ Lv 1 MAX HP 69 194 SP 10 99 力 10 31 知恵 6 21 精神 6 23 素早さ 4 10 耐久力 10 61 幸運 2 16 スキル パワーエッジ(単) パワーエッジ(列)