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QMA7 理系学問 生物 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 答え 関西にいたトゲウオの一種で絶滅したと考えられています ミナミトミヨ 帰化してニホンリスの暮らしをおびやかしている外来種です タイワンリス 筋肉が赤く見えるのは、この色素が含まれているからです ミオグロビン 金を選択的に体内に取り込む習性が発見されたコケの一種 ヒョウタンゴケ 空気清浄効果があるとされる観葉植物です サンセベリア 鶏の群れの中で優劣を定める「つつきの順位」のこと ペックオーダー 血液検査で、血液中のこの値が高いと腎機能障害の恐れが クレアチニン 犬や猫がフェロモンを感じ取る嗅覚器官は「○○○○○器官」? ヤコブソン 古名を「ナノリソ」という海藻の一種です ホンダワラ 攻撃的で、最も強い毒を持つというサソリの一つです デスストーカー 昆虫の「タマオシコガネ」をこう呼んだりもします ふんころがし 最初に発見された沖縄の山の名前に由来するハ虫類です オンナダケヤモリ 細い体を持つので、ある生活用品から命名された魚です ヨウジウオ 産婦人科のことをこう呼びます ギネコロジ- 歯科医が専用の器具を用いて歯石を取り除くことです スケーリング 歯磨きなどによる歯垢の除去は「?コントロール」 プラーク 秋田県の田沢湖に生息していた現在では絶滅してしまった魚 クニマス 小笠原諸島でのみ見られるカヤツリグサ科の植物です ムニンナキリスゲ 小児がかかりやすいウイルス性感染症です ヘルパンギーナ 植物が化学物質を排出して周囲の植物に影響を及ぼすこと アレロパシー 植物や菌類などの細胞から細胞壁を取り除いたもの プロトプラスト 食虫植物のひとつです モウセンゴケ 食虫植物のひとつです ゲンリセア 進化の「用不用説」のことを提唱者の名からこう言います ラマルキズム 腎臓の尿細管に作用し、水分の再吸収を促進するホルモンです バソプレシン 垂れた耳が特徴のウサギをこう呼びます ロップイヤー 水上を走り抜ける姿がよくテレビに登場するトカゲです バシリスク 瀬戸内海にも棲息している小型のイルカです スナメリ 西アフリカ原産のサトイモ科の植物です アヌビアス 節足動物の脱皮や変態を誘導するホルモンの一種 エクジソン 絶滅の危機に瀕している陸にすむ貝類の一種です カスガコギセル 川や湖などに棲む魚類の総称 たんすいぎょ 全身の剛毛が特徴の世界最小のサイの一種です スマトラサイ 相模湾や駿河湾に生息する発光器を持つエビ サクラエビ 臓器移植の際、ドナーから臓器を提供される人のことです レシピエント 俗に「ヘッピリムシ」とも呼ばれる昆虫です ミイデラゴミムシ 多くの生物に見られる180塩基対から成るDNA配列 ホメオボックス 体形が琵琶に似ていることから命名されました ニタリクジラ 体長1~2cmほどの日本で最も小さなトンボです ハッチョウトンボ 大きな巻き角で知られるヒツジの品種です ドーセットホーン 蛋白質や脂質の吸収を助けるビタミンB6の化学名 ピリドキシン 中耳と喉の間にある「中管」とは○○○○○○管? エウスタキオ 中新世に生息していた馬の祖先 メリキップス 虫歯の原因となる菌は「○○○○○○菌」? ミュータンス 聴力の測定をする機器 オージオメーター 長いクチバシが下に湾曲している、大型の渡り鳥です ダイシャクシギ 痛風の治療薬としても用いられるコルヒチンを種子に含む多年草 イヌサフラン 通せんぼをするような威嚇がかわいい哺乳類です コアリクイ 伝染病が世界規模で大流行することです パンデミック 土踏まずが浅く足の裏が平らです へんぺいそく 冬に流行し、食中毒などの原因となります ノロウイルス 糖尿病を防ぐ働きを持っている脂肪細胞から出る肥満ホルモン レプチン 頭に中空の角を持つ、アフリカに住む草食動物 アンテロープ 頭には毛がなく、かなり顔が赤いのが特徴のサルです アカウアカリ 動植物に広く分布する単純タンパク質の総称 グロブリン 同じ反応を行うが化学構造が異なる酵素 アイソザイム 特に子犬がなりやすいペットの代表的な伝染病です ジステンパー 南米の高地に生息しているラクダ科の動物です グアナコ 南米の森林に自生するイワタバコ科の植物です シーマニア 南アフリカに生息するウシ科の草食動物です ボンテボック 日本が調査捕鯨の対象にしている小型のクジラです ミンククジラ 日本語では「恒常性」と訳されます ホメオスタシス 日本語の「潮だまり」にあたる生物観察に適した磯辺の場所 タイドプール 日本語の「レイヨウ」にあたる英語名です アンテロープ 日本住血吸虫の中間宿主となる貝 ミヤイリガイ 日本全国に分布する植物・ヒカゲノカズラの別名です オオカミノアシ 日本にも広く分布するクロウメモドキ科の落葉高木 ケンポナシ 熱帯・温帯地域の深海に生息する軟体動物です コウモリダコ 熱帯地方の海岸や河口に見られる常緑広葉樹の植生 マングローブ 熱帯で魚類の体内に蓄積され食中毒の原因となる物質です シガトキシン 脳に障害をきたすヒツジの感染性の一種 スクレイピー 破傷風などの予防接種に使われる無毒化した毒素 トキソイド 背中の穴から、別名を「ヘソイノシシ」という動物 ペッカリー 梅毒の診断法に名前を残しているドイツの細菌学者 ワッセルマン 博物画集『アメリカの鳥類』を残したアメリカの鳥類研究家です オーデュボン 白血病を初めて報告したドイツの病理学者 フィルヒョー 疲れなどを測定する、光の点滅を使った「ちらつき検査」 フリッカーテスト 皮膚の下にあってメラニンを生み出す「色素細胞」のこと メラノサイト 病院が発行する「診療報酬請求明細書」の通称です レセプト 病院などで消毒に使われる○○○○○○アルコール? イソプロピル 病気と同じ症状を起こす薬を用いて治療する民間療法です ホメオパシー 病気にかかった人たちの体験談を記録したデーターベースのことです ディペックス 別名は「雷魚」です カムルチー 別名を「コネソ」というスイカズラ科の落葉低木です オトコヨウゾメ 片方のはさみだけが大きいカニの仲間です シオマネキ 北米大陸に生息する巨大な熊です GRIZZLY 北米に生息するネコ科の猛獣です ボブキャット 牧野富太郎が新婚旅行の途中で発見したツツジの種類 ミヤマキリシマ 木の幹に半円形に生えるコルク質や木質のキノコの総称 サルノコシカケ 目がぱっちりしていることから命名された魚です メバチマグロ 野口英世の渡米のきっかけを作ったアメリカの細菌学者 フレクスナー 柳沢正史が発見した血管を収縮させる物質 エンドセリン 夕方に咲くことから、英語では「Four o clock」と呼ばれる花 オシロイバナ 幼魚は潮だまりでよく見かけるスズメダイ科の魚です オヤビッチャ 隣接する細胞同士を分離する作用がある遺伝子 エフリン 和名を「アケボノスギ」という生きている化石の一種 メタセコイア 和名を「オランダアヤメ」という剣状の葉が特徴の植物 グラジオラス 和名を「瓶子草」という北アメリカに分布する食虫植物 サラセニア
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LOTUSロータス キャット アダルト チキンレシピ ロータス キャット キトン チキンレシピ ロータス キャット アダルト チキンレシピ(肥満・高齢猫用) LOTUS ホルモン剤不使用の正肉を使用しています第一主原料であるチキンやラム、そして白身魚など、人間の食事と同じレベルのもの(ヒューマングレード)以上を使用しています。 合成保存料、香料の他、「小麦」、「大豆」、「とうもろこし」、「副産物」は不使用 自然保存料として、トコフェロール(天然ビタミンE源)とクエン酸を使用しています。 また、アレルギー源となりうる「小麦」、「大豆」、「とうもろこし」、「副産物」は一切使用していません。 ロータスは「オーブンベイク製法」で作られています。みなさんがご家庭で食事をされるときのように、実際にオーブンで焼いています。もちろん「オーブンで焼く」というプロセスは時間と手間がかかります。しかし、それだけの価値があるものなのです。 オーブンベイク製法には利点があります。始めに表面から焼けて行き、外殻が焼きあがって原材料の風味・旨みを中に閉じ込めます。ゆっくり焼くことによって、肉と脂肪の風味と香りが穀物の粒にしみ込みます。エクストゥルーダー製法と違い、外殻が粒を守りますので、高温・高圧にさらされる事が無く、栄養素が吸収されやすい形で残ります。その結果、食いつきを良くする為に脂肪や香料を後でふりかける必要がありません。ですから表面はサラサラで香ばしい風味です。 脂は、空気に触れると酸化が早いですが、ロータスは酸化しにくいフードです。さらには、成分が凝縮される事により、少ない量で多くの栄養素を摂取することができます。 ロータス キャット アダルト チキンレシピ ●1歳から6歳ぐらいまでの成猫用。新鮮なチキンの正肉が主原料 ●必須アミノ酸のタウリンを十分に配合しています ●こだわりの食材をオーブンでじっくり焼き上げました ●ミネラルを効率よく吸収できるように、キレート化し配合しています 原材料:チキン、チキンミール、挽き割り玄米、挽き割り大麦、鶏レバー、エンドウ豆繊維、鶏脂(酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、乾燥ビール酵母、天然チキンフレーバー、乾燥全卵、オイルブレンド(大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル、酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、かぼちゃ、りんご、さつまいも、人参、ほうれん草、ブルーベリー、乾燥クランベリー、はまぐり、挽き割りフラックスシード、炭酸カルシウム、海塩、塩化カリウム、タウリン、緑イ貝、チコリ根、ユッカエキス、乾燥ケルプ(海草)、ビタミンC、ビタミンE、硫酸鉄、DL-メチオニン、プロピオン酸亜鉛、酸化亜鉛、マンガンアミノ酸キレート、ナイアシン、銅アミノ酸キレート、葉酸、ビタミンB12、硫酸銅、マンガン酸化物、ビタミンA、ナトリウム亜セレン酸塩、チアミンモノニトレイト(ビタミンB1)、カルシウムパントテン酸塩、リボフラビン(ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン、ビタミンD3、カルシウムヨウ素酸塩、アシドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌、ローズマリーエキス ※ロータスに使用していますチキンミールには副産物は含まれておりません。 保証成分 粗タンパク質 35.00 % 以上 粗脂肪 19.00 % 以上 粗繊維 3.50% 以下 水分 10.00 % 以下 粗灰分 7.00%以下 代謝エネルギー(ME) 382.5 kcal/100g タウリン 0.20 % 以下 オメガ3脂肪酸 0.35 % 以上 オメガ6脂肪酸 2.50 % 以上 カルシウム 1.61 % リン 1.25 % マグネシウム 0.13 % ナトリウム 0.41 % ビタミンE 250 IU/㎏ 以上 アスコルビン酸(ビタミンC) 200 ㎎/㎏ 以上 ロータス キャット キトン チキンレシピ ●離乳期から12ヶ月齢位までの幼猫用。新鮮なチキンの正肉が主原料 ●妊娠、授乳期の母猫にも最適です ●こだわりの食材をオーブンでじっくり焼き上げました ●必須アミノ酸のタウリンを十分に配合しています 原材料:チキン、チキンミール、挽き割り玄米、挽き割り大麦、鶏レバー、乾燥全卵、エンドウ豆繊維、鶏脂(酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、オイルブレンド(大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル、酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、乾燥ビール酵母、天然チキンフレーバー、かぼちゃ、りんご、さつまいも、人参、ほうれん草、ブルーベリー、乾燥クランベリー、はまぐり、挽き割りフラックスシード、炭酸カルシウム、海塩、塩化カリウム、タウリン、緑イ貝、チコリ根、ユッカエキス、乾燥ケルプ(海草)、ビタミンC、ビタミンE、硫酸鉄、DL-メチオニン、プロピオン酸亜鉛、酸化亜鉛、マンガンアミノ酸キレート、ナイアシン、銅アミノ酸キレート、葉酸、ビタミンB12、硫酸銅、マンガン酸化物、ビタミンA、ナトリウム亜セレン酸塩、チアミンモノニトレイト(ビタミンB1)、カルシウムパントテン酸塩、リボフラビン(ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン、ビタミンD3、カルシウムヨウ素酸塩、アシドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌、ローズマリーエキス ※ロータスに使用していますチキンミールには副産物は含まれておりません。 保証成分 粗タンパク質 36.00 % 以上 粗脂肪 22.00 % 以上 粗繊維 3.50 % 以下 水分 10.00 % 以下 粗灰分 7.00 % 以下 代謝エネルギー(ME) 402.7 kcal/100g タウリン 0.20 % 以下 オメガ3脂肪酸 0.50 % 以上 オメガ6脂肪酸 3.00 % 以上 カルシウム 1.60 % リン 1.26 % マグネシウム 0.13 % ナトリウム 0.46 % ビタミンE 250 IU/㎏ 以上 アスコルビン酸(ビタミンC) 200 ㎎/㎏ 以上 ロータス キャット アダルト チキンレシピ(肥満・高齢猫用) ●肥満傾向の成猫用。新鮮なチキンの正肉が主原料 ●高齢猫にも適しています ●こだわりの食材をオーブンでじっくり焼き上げました ●必須アミノ酸のタウリンを十分に配合しています 原材料:チキン、チキンミール、挽き割り玄米、挽き割り大麦、鶏レバー、白身魚、エンドウ豆繊維、乾燥ビール酵母、天然チキンフレーバー、乾燥全卵、鶏脂(酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、オイルブレンド(大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル、酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、かぼちゃ、りんご、さつまいも、人参、ほうれん草、ブルーベリー、乾燥クランベリー、はまぐり、挽き割りフラックスシード、海塩、炭酸カルシウム、タウリン、緑イ貝、チコリ根、ユッカエキス、乾燥ケルプ(海草)、ビタミンC、ビタミンE、硫酸鉄、DL-メチオニン、プロピオン酸亜鉛、酸化亜鉛、マンガンアミノ酸キレート、ナイアシン、銅アミノ酸キレート、葉酸、ビタミンB12、硫酸銅、マンガン酸化物、ビタミンA、ナトリウム亜セレン酸塩、チアミンモノニトレイト(ビタミンB1)、カルシウムパントテン酸塩、リボフラビン(ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン、ビタミンD3、カルシウムヨウ素酸塩、アシドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌、ローズマリーエキス ※ロータスに使用していますチキンミールには副産物は含まれておりません。 保証成分 粗タンパク質 31.00 % 以上 粗脂肪 9.00 % 以上 10.00 % 以下 粗繊維 4.00 % 以下 水分 10.00 % 以下 粗灰分 7.06 % 以下 代謝エネルギー(ME) 335.8 kcal/100g タウリン 0.15 % 以下 オメガ3脂肪酸 0.25 % 以上 オメガ6脂肪酸 2.00 % 以上 カルシウム 1.32 % リン 1.10 % マグネシウム 0.15 % ナトリウム 0.39 % ビタミンE 250 IU/㎏ 以上 アスコルビン酸(ビタミンC) 200 ㎎/㎏ 以上
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登録日:2010/06/09(水) 01 52 21 更新日:2023/08/31 Thu 21 40 45NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 しょうが しょうがねぇなぁ はじかみ アニヲタ植物図鑑 ガリ ショウガ ジンジャー ジンジャーエール スパイス 万能選手 体ぽかぽか 植物 殺菌作用 生姜 薬味 食べ物 食材 香辛料 高知県 1.料理に良く使われる薬味。 植物としての生姜 ショウガ科ショウガ属に属する熱帯アジア原産の植物。 根茎は地下に埋まっており地上には偽茎となった葉のみが出る。 別の茎から独特の形をした花を咲かせるが、日本国では稀にしか見られず大半が栄養生殖により増える。 原産国と同じような高温多湿な環境を好み栽培には水捌けの良い土地が選ばれる。 発芽温度は18℃以上、最適温度25~28℃とされるため4月頃に植え付けを行い10月頃に収穫されるのが良いとされる。 10℃以下で腐敗が始まるので種生姜の保管は13~15℃が最適である。 前年に種生姜として植え付けた塊茎を保存したものをひね生姜(根生姜とも呼ばれる)、種生姜から新しく分化したものを新生姜と呼び、 固くて辛味の強いひね生姜は魚の臭い消しや薬味に、柔らかく辛味も弱い新生姜は紅生姜やガリに向いている。 同じくショウガ科ショウガ属の茗荷と間違われることがあるが別物。 歴史 熱帯アジアから紀元前5世紀頃には中国に伝わっており薬として使われていた。 日本には3世紀頃に中国から持ち込まれたとされ、『古事記』にも名称が載っている程歴史の古い農作物である。リアルに「古事記にもそう書かれている」のだ。 古くは薑(はじかみ)と呼ばれており、 由来は歯をしかめるほど辛いからという説(歯しかみ)と収穫時に端が赤い(端赤み)からと言う説が有力である。 山椒も同じくはじかみと呼ばれており生姜をくれのはじかみ(呉の薑、塊の薑) 山椒をなりはじかみ(成り椒)、ふさはじかみ(房薑)と呼んで区別していた。 西欧諸国にも古くから伝わっていたが、17世紀頃にクリスマスに付き物のお菓子・ジンジャーブレッド(特に知られるのはヒトを象ったジンジャーブレッドマンか)が流行を見せた。 生姜の姜は薑(風邪を治す物の意を持つ漢字)の代用であったとされる。 英語の「ginger」の語源は角の形をした物の意を持つサンスクリット語が変化したものと見られている。 ちなみにこの語は赤毛の人々を指して使われることもあるが、良い意味ではないそうなので口にしないのが無難。 効能 生姜の栄養価はビタミンやカリウムが少しある程度で豊富とは言えないが、 その真価は香りや辛味の成分にある。 生姜の皮の近くに多く含まれる辛味成分のジンゲロール(6-ジンゲロール)は、 血管に入ると免疫細胞が細菌が入ってきたと勘違いを起こすため、結果的に免疫細胞を強化する働きを持つ。 また、この物質自体にも殺菌作用があるため気管支炎等の予防にも有効である。 生姜を乾燥や加熱すると、ジンゲロールはショウガオール(6-ショウガオール)やジンゲロン(バニリルアセトン)に変異する。 脱水反応により生じるショウガオールはより強い辛味を持つ物質であり、 血小板の粘着や血管の収縮を高める物質の生産を妨害するため、血管を拡張し血流を良くし体温を高める働きがある。 胃腸の筋肉を必要以上に収縮させる物質の働きを抑えるので乗り物酔いにも効く。 高い発汗作用、鎮痛消炎効果、対腫瘍効果、抗酸化作用を持つため風邪の治療や老化防止、冷え症の改善、癌の予防にも高い効果を発揮する。すごいやつだ。 ジンゲロンは独特の甘い香りを持つ物質で、近年では脂肪の燃焼に効果があることが明らかになっている。 その他にも解毒作用のあるジンギベレンや血行促進効果のあるガラノラクトン、食欲増進効果のあるシネオール等の香り成分が含まれており、 非常に健康に良い食品であると言える。 ただし、過剰に摂ると体内の細菌を殺しすぎてしまい、腸内のバランスが崩れ、腹を痛めてしまう同じ薬味のニンニク同様の短所も有るので注意。 一日10gくらいが適量とされている。 ジンゲロールは酸化に弱く生姜をすりおろして三分もすれば元の含有量の半分になってしまうので、すりおろしたら出来るだけ早く使っておきたい。 その他 タンパク質分解酵素のプロテアーゼを持つため肉を柔らかくしてくれる働きもある。 中国では酵素の働きを利用して牛乳を凝固させ、キョンジャッゾンナーイという牛乳プリンを作っている地域もある。 日本での生産される生姜は4割が高知県によるものである。 日本や中国では薄切りにした物を香りつけなどに使うことが多いが、 欧米等では乾燥させて粉末にしたものを甘い菓子に混ぜて使うのが主であるようだ。 乾燥に弱いため、保存の際は気温が15℃前後の時は一つずつ湿らせた新聞紙でくるむ、夏場はそのまま水を入れた器に浸して冷蔵庫で保存する(水は毎日替える)のが良い。 一回分ことに小分けして冷凍保存も便利。解凍せずにそのまま使える。皮も冷凍保存しておけば、香り付けにさっと使える。 石川県金沢市には生姜をはじめとする香辛料の神を祀った波自加彌(はじかみ)神社がある。 毎年6月15日には「はじかみ大祭(別名:しょうが祭り)」が執り行われており、参拝者には生姜湯が振舞われているとか。 2009年に永谷園がはじかみ大祭の開催日に因んで6月15日を「生姜の日」と制定した。 主な生姜の食べ方 薬味 笊饂飩や冷奴などそのままではちょっと味気のない料理を引き立ててくれるし、焼き魚や肉団子等のように臭みの強い料理の臭み消しに使われる。あと馬肉にはこれじゃなきゃ、という人も。 しょうが焼き 豚肉を醤油や酒、味醂に生姜汁を合わせたタレに数分つけ、焼いた料理。オシャレにポークジンジャーなんて呼ぶお店もある。 肉質が柔らかくなり、食欲増進効果によりビタミンB2の供給にも期待できる。 スープ すりおろし、もしくは千切りにして他の具材と一緒に煮込む。 体を温めたい時には最適の組み合わせ。和洋中エスニックを選ばずいろんな食材と合う。 生姜湯 少量の生姜をスライスもしくはおろしてお湯を注いだホットドリンク。お好みで砂糖やハチミツ、ゆず果汁などを加える。 寒い日には身体をポカポカ温めてくれる。 ジンジャーエール 炭酸水を生姜やレモンで香り付けした物をカラメルなどで着色した炭酸飲料。 紅生姜 塩漬けにした生姜を梅酢に浸けたもの。 詳しくは項目へ。 ガリ 薄切りにした生姜を甘酢漬けにした物。寿司の付け合わせに使われる。 殺菌効果の他に、魚を食べて低下した体温を上昇させる効果もある。 チャイ インドではチャイをより香り高くする為にすりおろした生姜を入れることがある。 更に生姜にはシナモンやローズマリー等の風味が入っているため、様々な香りを楽しめる。 ジンジャーブレッド 生姜をメインにシナモンなどの香辛料を使ったヨーロッパの伝統菓子。 クッキー(ビスケット)タイプとケーキタイプのものがある。 クッキータイプはジンジャービスケット、ジンジャースナップとも呼ばれる。これを家の形に組み立てたものはジンジャーブレッドハウス。 ケーキタイプはモイスチャージンジャーブレッド、スティッキージンジャーブレッド、ジンジャーケーキとも呼ばれる。黒いパウンドケーキ風の見た目。 ミルクティーやチャイと相性抜群。 生姜糖 生姜汁と砂糖を煮詰めたものを型に入れて固めた菓子。生姜板とも。 生姜を薄切りにして砂糖と煮詰めグラニュー糖を絡めた菓子のことも指す。砂糖漬け、砂糖煮とも。 ついついポリポリ食べたくなる。そしてお茶が飲みたくなる。 冷やし飴/飴湯 関西方面で人気。麦芽からできた水飴を水かお湯で溶き、生姜の絞り汁を入れた飲み物。前者なら冷やし飴、後者なら飴湯になる。 夏バテ対策に良いし冬もポカポカになれる、ありがたいオールシーズンドリンク。 2.姜維の愛(蔑)称。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ジンジャーエールの味は生姜からできてるのを疑うくらい甘い。 -- 名無しさん (2014-11-15 17 34 35) 万能薬じみてるな -- 名無しさん (2014-11-15 17 41 48) 勝利のガイアー -- 名無しさん (2020-05-17 22 32 17) 勝利のガイアールカイザー -- 名無しさん (2020-05-17 22 32 41) 名前 コメント
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部品構造 大部品 栄養学 RD 21 評価値 7部品 栄養学とは 部品 欠乏症・過剰症 部品 食事摂取基準 大部品 栄養素 RD 12 評価値 6大部品 エネルギー産生栄養素 RD 7 評価値 5部品 エネルギー産生栄養素とは 大部品 炭水化物 RD 3 評価値 3部品 炭水化物とは 部品 糖質 部品 食物繊維 部品 脂質 大部品 蛋白質 RD 2 評価値 2部品 蛋白質とは 部品 アミノ酸 大部品 微量栄養素 RD 4 評価値 3部品 微量栄養素とは 部品 ビタミン 大部品 無機質 RD 2 評価値 2部品 無機質とは 大部品 微量ミネラル RD 1 評価値 1部品 鉄 部品 水 大部品 栄養素の生理 RD 6 評価値 4大部品 栄養感覚 RD 3 評価値 3部品 栄養感覚とは 部品 味覚 部品 空腹感 部品 消化 部品 吸収 部品 排泄 部品定義 部品 栄養学とは 栄養学(science of nutrition)とは、食品の持つ栄養素やその働きについて、科学的方法に基づいて系統的に研究・教育する学問である。 栄養学は生命科学の一分野である。 栄養学の領域には、基礎栄養学・食物栄養学・臨床栄養学・公衆栄養学などがある。 基礎栄養学(basic nutrition)とは、栄養の基礎的問題を課題とする学問である。 食物栄養学(food nutrition)とは、食物を中心とした栄養学である。 臨床栄養学(clinical nutrition)とは、個々の知類を対象とした栄養学である。 公衆栄養学(community nutrition)とは、集団や地域を対象とした栄養学である。 /*/ 栄養学は、保険・医療・福祉など、さまざまな領域に影響をおよぼす。 たとえば、栄養の改善によって不健康な知類を減らすことで、医療費や介護費を減少させられる。 とくに人知類のような雑食の動物は、さまざまな食品からどの食品をどれくらい食べれば生きていけるのかという知識が必要である。 /*/ 栄養素(nutrient)とは、生命を維持し、生活現象を営むため、外界から摂取しなければならない物質のことである。 生活現象とは、生きている生物に限ってみられる物質代謝・生長・生殖・運動・知覚などの現象のことである。 生活現象は、生命現象とも呼ばれる。 /*/ 植物が摂取する主な栄養素は、窒素・リン・カリウムが挙げられる。 動物が摂取する栄養素は、大別すると、有機栄養素と無機栄養素がある。 有機栄養素には、糖質・脂質・蛋白質・ビタミンがある。 部品 欠乏症・過剰症 知類を含む生物の栄養状態は、栄養が過剰でも不足でもない適正状態を中心に、欠乏状態と過剰状態に大別できる。 /*/ 欠乏状態は、欠乏症と潜在性の欠乏状態に分けられる。 栄養欠乏症とは、栄養素の著しい欠乏が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。 潜在性の欠乏状態とは、健康な状態と欠乏症との境界にあり、栄養素の摂取量が不足し、さまざまな不定愁訴が現れやすくなっている状態である。 不定愁訴(indefinite complaint)とは、はっきりした理由や原因がわからない体調不良を訴える状態のことである。 ここでいう体調不良とは、たとえば、手足のふるえ・しびれ・めまい・発汗・動悸・頻尿・肩こり・不眠などである。 /*/ 過剰状態は、過剰症と潜在性の過剰状態に分けられる。 栄養過剰症とは、特定の食品を大量に摂取することで、栄養素の過剰摂取が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。 潜在性の過剰状態とは、健康な状態と過剰症との境界にあり、栄養素の摂取量が過剰で、さまざまな非感染性疾患が誘発されやすい状態である。 非感染性疾患(noncommunicable diseases)とは、循環器疾患や糖尿病など、感染性ではない疾患の総称である。 /*/ 栄養について、同じ者が欠乏状態かつ過剰状態という状態は起こりえる。 たとえば、糖質や資質については過剰摂取だが、ビタミンについては摂取不足という場合である。 このように、同じ者や同じ集団の中で、過剰栄養と低栄養が混在する状態を「栄養不良の二重負荷(double burden malnutrition)」と呼ぶ。 栄養不良の二重負荷は、経済状況や生活習慣の変化など、さまざまな要因によって起こる複雑な問題である。 そのため、栄養不良の二重負荷を解決することは難しく、各藩国の取り組みによって徐々に改善する必要がある。 部品 食事摂取基準 栄養素の摂取不足を回避するための指標として、推定平均必要量・推奨量・目安量などの基準値がある。 また、栄養素の過剰摂取による健康障害を回避するため、耐容上限量の指標がある。 /*/ 推定平均必要量(estimated average requirement)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団における必要量の平均値の推定値を示した指標のことである。 つまり推定平均必要量とは、ある集団の平均摂取量がこの値の近似値であれば、半数の者が必要量を満たし、残りの半数の者が必要量を満たさないと推定できる摂取量である。 推定平均必要量は、摂取不足の回避が目的であるが、ここでいう不足の定義は栄養素によって異なる。 /*/ 推奨量(recommended dietary allowance)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団に属するほとんどの者が充足する量のことである。 推奨量は、推定平均必要量と推奨量算定係数を用いて算出される。 推奨量が満たされていれば、対象集団に属するほとんどの者は欠乏症を予防できる。 そのため、栄養素の摂取を回避する際は、推奨量を目標とする。 /*/ 目安量(adequate intake)とは、推定平均必要量を測定できるほど科学的根拠が得られていない栄養素に対し、ある一定の栄養状態を維持するために十分な量のことである。 目安量は基本的に、多数の健康な者を対象とし、栄養素摂取量を観察した疫学的研究によって算定される。 /*/ 耐容上限量(tolerable upper intake level)とは、健康障害をもたらすおそれがないとみなされる習慣的な摂取量の上限のことである。 つまり、耐容上限量を超えて摂取し続けると過剰摂取によって生じる健康障害の危険性が高まることになる。 耐容上限量は、健康障害非発現量と最低健康障害発現量との間に存在する。 /*/ 健康障害非発現量(no observed adverse effect level)とは、健康障害が発現しないことが知られている習慣的な摂取量の最大値のことである。 /*/ 最低健康障害発現量(lowest observed adverse effect level)とは、健康障害が発現したことが知られている習慣的な摂取量の最小値のことである。 /*/ 種族・年齢・性別・傷病などにより、これらの指標で示される摂取量は変わる。 たとえば、同じ種族・年代・性別の者であっても、活発な運動習慣をもつ者は、静的な活動が中心の者よりも、多くのエネルギー産生栄養素の摂取が必要である。 また同じ年代の人知類の女性でも妊婦や授乳婦の場合、そうではない女性よりも、蛋白質やビタミンなどを多く摂取する必要がある。 妊娠の初期・中期・後期で必要な摂取量が変わる栄養素もある。 ただし、妊婦が過剰摂取することで胎児に悪影響を与える栄養素もあるため、注意が必要である。 なお、これらの指標で示される摂取量は、最新の研究結果を反映し、適切となるよう定期的に見直される。 部品 エネルギー産生栄養素とは エネルギー産生栄養素(energy-providing nutrients)とは、食物中に含まれる身体に必要な栄養素のうち、エネルギー源となる栄養素の総称である。 エネルギー産生栄養素は、摂取量が多いため、マクロ栄養素(macronutrient)とも呼ばれる。 エネルギー産生栄養素は、炭水化物・脂質・蛋白質に分類できる。 /*/ エネルギー換算係数とは、炭水化物・脂質・蛋白質を摂取した場合、各成分1グラム当たりの利用エネルギー量のことである。 エネルギー換算係数は、炭水化物・脂質・蛋白質を1グラムを空気中で燃焼させた際に発生する熱量とは異なる。 たとえば、紙を燃やせば熱エネルギーになる。 しかし、人知類は紙の成分であるセルロースの分解酵素をもたない。 そのため、紙を食べてもエネルギーにできない。 エネルギー換算係数は、その藩国や種族の平均的な食事内容から消化・吸収率を算定される。 部品 炭水化物とは 炭水化物(carbohydrate)とは、エネルギー産生栄養素のひとつで、炭素・水素・酸素の元素から構成される化合物である。 炭水化物を多く含む食物に、穀物やイモ類がある。 穀物とは、農作物のうち、種子を食用として収穫するために栽培される作物や、その種子の総称である。 穀物(grain)には、米・麦・粟・稗・豆・黍などがある。 穀物から作られるパンや麺類にも、炭水化物が多く含まれる。 /*/ 炭水化物には、糖質と食物繊維がある。 部品 糖質 糖質(glucide)とは、糖を主成分とする物質の総称で、動物の消化酵素で消化され、エネルギー源となる。 糖質は、糖類(saccharide)とも呼ばれる。 糖質は、単糖類・少糖類・多糖類に分類できる。 /*/ 単糖類(monosaccharide)とは、加水分解によってそれ以上低分子の糖に分解できない糖類のことである。 単糖類には、ブドウ糖(glucose)・果糖(fructose)・ガラクトース(galactose)などがある。 /*/ 多糖類(polysaccharide)とは、単糖類やその誘導体が、数分子から万を超える数まで脱水縮合して生じた分子の総称である。 多糖類は、消化性多糖類と難消化性多糖類に分類できる。 消化性多糖類には、デンプンやグリコーゲンなどがある。 難消化性多糖類は、食物繊維の仲間である。 /*/ 少糖類(oligosaccharide)とは、多糖類ほどは分子量が大きくない糖質である。 少糖類と多糖類を分類する境界は、結合した単糖類やその誘導体の数が、だいたい10個以下か・10個より多いかである。 少糖類は、オリゴ糖とも呼ばれる。 天然に存在する糖の多くは、二糖類である。 二糖類とは、ふたつの単糖類からなる糖質のことである。 二糖類には、蔗糖・麦芽糖・乳糖などがある。 蔗糖(sucrose)は、一般に砂糖とも呼ばれる。 麦芽糖(maltose)は、水飴の主成分である。 乳糖(lactose)は、牛乳に含まれる成分である。 二糖類は、少糖類に含まれる。 /*/ 一般的な人知類の食事の構成比率は、エネルギー比で糖質が過半数を占める。 ただし、摂取した糖質の大部分がエネルギー源として消費されるため、人体を構成する成分として、糖質は1パーセント以下である。 糖質が不足すると集中力の減少や疲労感が見られ、意識障害を起こすこともある。 糖質を過剰に摂取した場合、消費されなかった糖質が中性脂肪として蓄積され、肥満の原因となる。 部品 食物繊維 食物繊維(dietary fiber)とは、動物の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分のことである。 消化酵素(digestion enzyme)とは、生体内で食物を消化する酵素の総称である。 食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大別できる。 /*/ 水溶性食物繊維には、ペクチンやイヌリンなどがある。 ペクチン(pectin)とは、柑橘類の皮やリンゴなどに多く含まれる食物繊維で、増粘安定剤として加工食品に添加することが認められている。 イヌリン(inulin)とは、ゴボウやキクイモなどキク科植物の根に多く含まれる食物繊維で、腸内細菌が利用できる。 水溶性食物繊維を摂取することによって、「コレステロールの吸収を抑制する」「グルコースの吸収を穏やかにする」などの効果があるとされている。 /*/ 水溶性食物繊維には、セルロース・ヘミセルロース・リグニンなどがある。 セルロース・ヘミセルロース・リグニンは、いずれも木材・草・竹・稲わらなどの植物の主要な成分である。 不溶性食物繊維を摂取することによって、「便のかさを増やす」「腸内環境を改善する」などの効果があるとされている。 牛・羊・山羊などの反芻動物は、セルロースを糖に分解する微生物が胃の中にいるため、セルロースを消化できる。 また、シロアリやカミキリムシなどの昆虫、カタツムリもセルロースを消化できる。 このように、人知類以外の動物の中には、食物繊維をエネルギー源として消化できるものもいる。 部品 脂質 脂質(lipid)とは、生体成分のうち、水に溶けにくく、エーテル・クロロホルム・ベンゼン・エタノールなどの有機溶媒に溶ける物質の総称である。 脂質は、常温で液体のものを油、固体のものを脂と呼ばれる。 脂質は、体内では水分の次に多く含まれており、単純脂質・複合脂質・誘導脂質に大別できる。 /*/ 単純脂質(simple lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子から構成される脂質の総称である。 代表的な単純脂質として、中性脂肪がある。 /*/ 複合脂質(complex lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子以外に、リン・窒素・硫黄などの原子を含む脂質の総称である。 代表的な複合脂質として、リン脂質や糖脂質がある。 /*/ 誘導脂質(derived lipid)とは、単純脂質や複合脂質が加水分解してできた化合物のうち、水に溶けにくく、有機溶媒に溶ける物質の総称である。 代表的な誘導脂質として、脂肪酸やステロイドなどがある。 脂肪酸は、さらに二重結合の有無によって、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別できる。 不飽和脂肪酸は、植物や魚の脂に多く含まれる脂肪酸である。 二重結合がひとつの不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と呼ばれる。 また二重結合が複数ある不飽和脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれる。 α-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸などの多価不飽和脂肪酸は、人知類の体内で合成できないか、合成量が少ないため、必須脂肪酸と呼ばれている。 不飽和脂肪酸は、熱や光で酸化しやすいため、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどが適している。 /*/ 藩国の食文化によって異なるが、現代のにゃんにゃん共和国において、通常の食生活で脂質が不足することはないと考えられている。 摂取する脂質の量を極端に減らすと、肌が乾燥しやすくなる。 逆に、脂質を過剰に摂取すると、肥満や高脂血症などの原因となる。 脂質を多く含む食品として、バターやマヨネーズなどがある。 部品 蛋白質とは 蛋白質(protein)とは、アミノ酸がペプチド結合で連結された高分子化合物である。 生体を構成する成分として、蛋白質は、水分の次に多い。 蛋白質は、筋肉・骨・血液など、体を構成する主成分である。 蛋白質は、体内でさまざまな役割を営み、機能性蛋白質・貯蔵蛋白質・構造蛋白質に大別できる。 機能性蛋白質は、さらに酵素蛋白質・輸送蛋白質・収縮運動蛋白質・調整蛋白質・防御蛋白質に分類できる。 食事によって摂取した蛋白質は、消化されてアミノ酸として吸収される。 吸収されたアミノ酸の一部が、筋肉を構成する蛋白質に利用される。 蛋白質の摂取量が不足すると、体力の低下や貧血などの悪影響があるとされている。 /*/ クワシオルコル(kwashiorkor)とは、蛋白質の摂取不足による蛋白質欠乏症である。 クワシオルコルは、発展途上国の小児に多い。 クワシオルコルは、エネルギー不足よりも蛋白質の欠乏した食事に由来する栄養失調である。 クワシオルコルになると、髪が赤くなり、皮膚が暗赤色を呈する。 クワシオルコルの患者は、著名な筋萎縮にもかかわらず、皮下脂肪が比較的保たれ、脂肪肝をみとめる。 /*/ 消耗症(marasmus)とは、蛋白質とエネルギーの摂取不足によって起こる栄養障害である。 クワシオルコルにエネルギーの欠乏症を加えたものが、消耗症である。 消耗症は、食糧事情の悪い地域に多い。 消耗症の患者は、著名な痩せにもかからわず、腹部が膨満する。 消耗症になると、皮下脂肪がなくなり、筋肉が萎縮する。 部品 アミノ酸 アミノ酸(amino acid)とは、ひとつの分子内にアミノ基とカルボキシル基を有する化合物の総称。 アミノ酸はアミノ基の位置によって、「α-アミノ酸」「β-アミノ酸」「γ-アミノ酸」などと呼ばれる。 自然界には様々なアミノ酸が存在するが、蛋白質は基本的にL体の立体構造を有する20種類のα-アミノ酸で構成されている。 L体とは、D体の鏡像異性体である。 鏡像異性体(enantiomer)とは、掌性をもつ分子の異性体である。 異性体(isomer)とは、同じ分子式だが、異なった物理的・化学的性質をもつ化合物のことである。 掌性(chirality)とは、ある分子の立体構造において、その分子とその鏡像とが互いに重なり合わない性質のことである。 掌性は、分子の回映対称の欠如による性質である。 /*/ 蛋白質を構成するアミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類できる。 /*/ 必須アミノ酸とは、体内で合成されないアミノ酸のことである。 体内で合成できるが、必要量を合成できないアミノ酸を必須アミノ酸に含む場合もある。 人知類の場合、バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・スレオニン・ヒスチジン・トリプトファン・フェニルアラニン・メチオニンの9種類が必須アミノ酸である。 犬知類や猫知類の場合、必須アミノ酸の種類が人知類より多い。 必須アミノ酸は、不可欠アミノ酸とも呼ばれる。 /*/ 非必須アミノ酸とは、体内で合成されるアミノ酸のことである。 人知類の場合、グリシン・アラニン・セリン・アスパラギン酸・アスパラギン・グルタミン酸・グルタミン・アルギニン・システイン・チロシン・プロリンの11種類が非必須アミノ酸である。 ただし、アルギニンは速やかに分解されるため、必要量を合成できない子どもの場合、必須アミノ酸となっている。 非必須アミノ酸は、可欠アミノ酸とも呼ばれる。 /*/ アミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸の含有バランスを評価する指標である。 アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸のうち、もっとも含有量が少ない必須アミノ酸の水準に制限される。 食品のアミノ酸スコアが低ければ、その食品を食べても、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されにくくなる。 アミノ酸スコアは食品単体の評価であるため、アミノ酸スコアが低い食品であっても、足りない必須アミノ酸を他の食品から補うことで、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されやすくできる。 部品 微量栄養素とは 微量栄養素(micronutrient)とは、必要な摂取量が微量だが、心身の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素のことである。 微量栄養素には、ビタミンと無機質がある。 部品 ビタミン ビタミン(viamin)とは、炭水化物・脂質・蛋白質・無機質以外のもので、正常な発育や代謝の維持に必要な有機物のうち、体内で合成されないか、合成されても必要な量に足りないものである。 ビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別できる。 /*/ ビタミン欠乏症(avitaminosis)とは、ビタミンを含む食品の摂取不足・吸収障害・必要量の増加などで起こる症状である。 ビタミン欠乏症は、一次性欠乏症と二次性欠乏症に分類できる。 一次性欠乏症とは、食事としての摂取量の不足によるビタミン欠乏症である。 二次性欠乏症とは、吸収障害・利用障害などによるビタミン欠乏症である。 二次性欠乏症は、吸収不良症候群や肝胆道疾患、薬剤などにより生じる。 ビタミン欠乏症は、欠乏するビタミンの投与で、劇的に改善するが、他のものでは代用できない。 二次性欠乏症では、ビタミン補給に加え、原疾患の治療もあわせておこなう必要がある。 /*/ プロビタミン(provitamin)とは、生体内の反応や紫外線照射などでビタミンに変化する化合物である。 たとえば、ビタミンAに変化するカロテンがある。 /*/ ビタミンと類似した生理作用をもつ物質に、ビタミン様作用物質がある。 ビタミン様作用物質(vitamin-like active substance)とは、ビタミンと同様に、生理的に必要であり、微量で有効な有機化合物であるが、体内で生合成できるため、必ずしも栄養素として摂取する必要がない一群の物質である。 /*/ 脂溶性ビタミン(lipid-soluble vitamin、fat-soluble vitamin)とは、水に溶けにくいイソプレン(isoprene)の誘導体である。 脂溶性ビタミンは、体内で脂質とともに代謝され、肝臓や脂肪組織に貯蔵される。 脂溶性ビタミンは、尿中には排泄されず、胆汁中に出現しやすく、排便中に排泄される。 脂溶性ビタミンを過剰に摂取すると、貯蔵組織に蓄積し、ビタミン過剰症(hypervitaminosis)と呼ばれる中毒症状を起こす。 脂溶性ビタミンには、ビタミンAやビタミンEなどがある。 /*/ 水溶性ビタミン(water-soluble vitamin)とは、水に溶け、一般に血液などの体内の液性部分に分布するビタミンである。 水溶性ビタミンの血清濃度が組織の飽和濃度を超えると、尿中に排泄される。 水溶性ビタミンを過剰に摂取しても排泄されるため、一般的に毒性は低い。 水溶性ビタミンには、ビタミンB群やビタミンCなどがある。 部品 無機質とは 栄養学において、無機質(mineral)とは、生体を構成する主要な元素、酸素・炭素・水素・窒素以外のものの総称である。 無機質は、体内で合成できないため、食物として摂る必要がある。 無機質の中で、栄養素として欠かせないことが確定しているものを必須ミネラルと呼ぶ。 必須ミネラルは、多量ミネラルと微量ミネラルに大別できる。 /*/ 多量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が多い無機質のことである。 多量ミネラルには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなどがある。 /*/ 微量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が少ない無機質のことである。 微量ミネラルには、鉄・亜鉛・銅・ヨウ素などがある。 /*/ ミネラルの主な働きは、よっつに整理できる。 ひとつ目は、骨や歯など硬組織を形成する働きである。 硬組織の形成に関与するミネラルに、カルシウム・リン・マグネシウムなどがある。 ふたつ目は、蛋白質や脂質の成分となる働きである。 ふたつ目の働きに関与するミネラルに、リンや鉄などがある。 みっつ目は、生体機能の調整をおこなう働きである。 生体機能の調整とは、具体的には浸透圧の調整や酸塩基平衡、筋肉や神経などの刺激に関与するものである。 生体機能の調整に関与するミネラルに、カルシウム・リン・カリウム・ナトリウム・塩素などがある。 よっつ目は、酵素の補助因子やホルモンの成分となる働きである。 よっつ目の働きに関与するミネラルに、マグネシウム・銅・亜鉛・マンガンなどがある。 /*/ ミネラルもビタミンと同様に、摂取量の不足や過剰などによって、心身に悪影響を与える。 部品 鉄 鉄(iron)とは、元素記号Fe、原子番号26の元素である。 栄養素として鉄は、人知類を含む多くの生命体の正常な生理機能にとって、必要不可欠な必須ミネラルである。 たとえば、植物の光合成の働きは葉緑素によるものだが、この葉緑素の合成には鉄が必要である。 また、生体活動の源となるエネルギーを産生しているミトコンドリアが働くために最も大切なミネラルである。 人知類の体内にある鉄は、その過半数がヘモグロビンに存在する。 また、ミオグロビンなどにも少量の鉄がある。 /*/ ヘモグロビン(hemoglobin)とは、赤血球中に存在するヘム蛋白質である。 グロビン(globin)という蛋白質に、ヘム鉄が結合したものがヘモグロビンである。 ヘモグロビンは、鉄原子に酸素を着脱することで、肺で受け取った酸素を、全身の細胞へ運搬する役割を担っている。 また、ヘモグロビンは弱酸としての性質によって、二酸化炭素の運搬にも重要な役割を果たす。 鉄が不足すると、ヘモグロビンを合成できないため、赤血球自体が小さくなり、赤血球の数も減少する。 ヘモグロビンのグロビン各鎖は、それぞれ異なった遺伝子の支配を受けている。 その遺伝子に変異が起こると、その支配下のグロビン各鎖に質的・量的異常をまねく。 ヘモグロビンは、血色素(blood pigment)とも呼ばれる。 /*/ ミオグロビン(myoglobin)とは、筋肉組織に存在する蛋白質である。 ミオグロビンは、筋肉への酸素供給を助ける役割を担っている。 そのため、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力低下や疲労感といった症状が起こる。 ミオグロビンは、筋肉ヘモグロビン(muscle hemoglobin)とも呼ばれる。 /*/ 栄養素として、食事由来の鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄が存在する。 また、鉄の栄養補助食品には、ヘム鉄・非ヘム鉄・キレート鉄が存在する。 /*/ ヘム鉄(heme iron)とは、ポルフィリンに配意した鉄のことである。 ポルフィリン(porphyrin)とは、4個のピロールがメチル基によって結合した環状テトラピロール誘導体である。 ヘム鉄は、ヘモグロビンやミオグロビンなどのタンパク質を構成し、それらの機能の中核を担っている。 栄養素としてのヘム鉄は、主にヘモグロビンに由来し、赤身肉・魚・鶏肉などヘモグロビンを含む動物性食品にみられる。 ヘム鉄は専用の吸収経路があるため、胃腸にやさしく、通常、非ヘム鉄より吸収されやすい。 /*/ 非ヘム鉄(non-heme iron)とは、レンズ豆やエンドウ豆などの植物性食品に含まれる鉄である。 非ヘム鉄は、phの低い胃酸によって吸収されやすくなり、十二指腸を中心とした上部空腸から吸収される。 phとは、溶液中の水素イオンの濃度を示す指数である。 pH7が中性を示し、ph7未満が酸性、ph7超過が塩基性となる。 胃酸が出ていない場合や制酸剤で胃酸を中和した場合、腸管などに炎症がある場合、非ヘム鉄は吸収されにくくなる。 鉄欠乏が重度になるほど、胃腸の粘膜の状態も悪くなっていることがほとんどであるため、そこに非ヘム鉄を摂取すると、腸から吸収されなかった鉄がさらに腸内環境を悪化させるおそれがある。 非ヘム鉄の吸収率は、食品中のさまざまな成分によって大きく左右される。 ビタミンCや食肉の蛋白質は、非ヘム鉄の吸収を向上させる。 タンニン・蓚酸・フィチン酸などは、非ヘム鉄の吸収を妨げる。 タンニン(tannin)と蓚酸塩(oxalic acid)は、紅茶・緑茶・コーヒーなどに多く含まれている。 フィチン酸(phytic acid)を含む食品は、米・麦などの穀類や大豆などである。 非ヘム鉄の吸収経路は、亜鉛・カルシウム・銅などの吸収と競合する。 そのため、牛乳とともに非ヘム鉄を摂取すると、牛乳に含まれるカルシウムによって、非ヘム鉄の吸収が妨げられる。 非ヘム鉄は、無機鉄とも呼ばれる。 /*/ キレート鉄とは、非ヘム鉄をアミノ酸やクエン酸で挟み込んだ、天然には存在しない鉄である。 キレート鉄は、アミノ酸の吸収経路から能動的に吸収される。 そのため、吸収効率が非常に高い。 ヘム鉄と非ヘム鉄は、体内の鉄貯蔵量が多ければ、過剰摂取による毒性作用を防ぐため、吸収率が低下する。 しかし、キレート鉄はアミノ酸の吸収経路から吸収されるため、吸収量の調整機構がない。 鉄の過剰摂取は胃腸障害などを起こすため、キレート鉄を摂取する際は注意を要する。 なお、キレート鉄を過剰摂取しなければ、胃腸への負担は少ない。 /*/ 鉄の過剰症として、ヘモクロマトーシスが知られている。 ヘモクロマトーシス(hemochromatosis)とは、体内の鉄の蓄積が過剰になり、鉄が組織に沈着し、肝臓・膵臓・心臓・甲状腺で臓器障害を引き起こす疾患である。 ヘモクロマトーシスは、血清鉄も非常に高値を示す。 皮下に鉄が沈着、皮膚の色が青銅色を呈し、糖尿病を併発するため、ヘモクロマトーシスは青銅色糖尿病(bronzed diabetes)やブロンズ糖尿病とも呼ばれる。 また、ヘモグロビンが血色素と呼ばれるため、ヘモクロマトーシスは血色素症とも呼ばれる。 ヘモクロマトーシスの治療には、鉄排泄促進薬の投与や瀉血で、過剰に蓄積された体内の鉄を除去する方法がある。 瀉血(bloodletting、exsanguination)とは、治療目的で適切な量の血液を注射器などで取り除くことである。 静脈を針などで刺す瀉血は、刺絡と呼ばれる。 刺絡の絡は、静脈を意味する。 ヘモクロマトーシスは、遺伝性ヘモクロマトーシスと続発性ヘモクロマトーシスに分けられる。 /*/ 遺伝性ヘモクロマトーシス(hereditary hemochromatosis)は、鉄代謝の遺伝子疾患が原因のヘモクロマトーシスである。 遺伝性ヘモクロマトーシスは、変異した遺伝子によって、さらに細かく分類できる。 遺伝性ヘモクロマトーシスは、原発性ヘモクロマトーシス(primary hemochromatosis)とも呼ばれる。 /*/ 続発性ヘモクロマトーシス(secondary hemochromatosis)とは、鉄の吸収亢進や頻回の輸血、貧血の治療で投与された鉄の過剰摂取などに起因するヘモクロマトーシスである。 /*/ 鉄欠乏性貧血(iron deficiency anemia)とは、鉄の欠乏によって生じる貧血である。 鉄欠乏性貧血の原因は、ほとんどの場合、失血である。 最も頻度の高い原因は、慢性の不顕性出血である。 たとえば、消化性潰瘍や悪性腫瘍など、消化管からの出血が該当する。 人知類のような月経のある一部の哺乳動物の場合、閉経前の女性は、月経による累積失血が鉄欠乏性貧血の一般的な原因である。 このほか、鉄摂取量の減少、鉄吸収の低下、鉄需要の増大などが鉄欠乏性貧血の原因となる。 /*/ 貧血に至らない鉄欠乏であっても、さまざまな身体症状や精神症状が起こり得る。 /*/ 鉄欠乏にみられる特異的な身体症状としては、爪の扁平化・脆弱化がある。 とくに重度の鉄欠乏では、匙状爪となる。 匙状爪(spoon nail)とは、爪甲が陥凹し、スプーンのように反り返ることである。 /*/ 鉄欠乏にみられる特異的な精神症状としては、異食症がある。 異食症(pica)とは、非栄養性物質を食べたいという異常な欲求を示す病態である。 とくに異常なほど氷を食べる異食症を、氷食症(pagophagia)と呼ぶ。 非栄養性物質の摂食によって食欲が満たされると、鉄摂取量のさらなる減少につながるため、注意が必要である。 なお、民間療法や宗教儀式など文化的伝統での摂食は、異食症に含まない。 /*/ 鉄欠乏が原因となる他の精神症状としては、むずむず脚症候群が挙げられる。 むずむず脚症候群(restless legs syndrome)とは、下肢や上肢などを動かしたくなる、抗いがたい衝動が生じる感覚運動疾患である。 むずむず脚症候群は、通常、上肢や下肢に皮膚の上を虫が這うようなむずむずする感覚が起こる。 眠ろうとしても、むずむず脚症候群の異常知覚を緩和する目的でその部位を按摩したり、動かしたりせざるを得ないため、重度の不眠症状を呈することが多い。 /*/ 鉄欠乏の診断には、血液を採取し、赤血球や血色素、血液中の成分などを検査する。 鉄が欠乏している場合、まず血清フェリチン濃度が低下し、次に血清鉄が低下、その後ヘモグロビン濃度が低下する。 フェリチン(feritin)とは、再利用可能な形で鉄を貯蔵するために必要な水溶性蛋白質である。 体内で鉄が不足すると、フェリチンから減ってくる。 そのため、血清フェリチン濃度は、生体に蓄積されている鉄の貯蔵量を推定する指標となる。 ただし、血清フェリチン濃度は、感染や炎症などで増加するため、鉄不足を反映しないこともある。 そのため、鉄不足の診断には、平均赤血球容積も同時に確認する必要がある。 平均赤血球容積(mean corpuscular volume)とは、ひとつの赤血球の平均的容積である。 つまり、平均赤血球容積とは、赤血球の大きさの指標である。 平均赤血球容積は、ヘマトクリット値と赤血球数から計算される。 ヘマトクリット値(hematocrit)とは、血液中に占める赤血球の容積の割合をパーセントで表したものである。 平均赤血球容積は、葉酸やコバラミンの不足によっても上昇するため、鉄不足の参考にならないこともある。 このように検査数値は複数の要因で上下する。 そのため、検査数値を適切に解釈するには、他の検索項目と照らし合わせ、なにが起きているかを推測しなければならない。 部品 水 水は、酸素と水素の化合物で、一般に栄養素には含まれないが、重要な物質である。 成年の人知類の場合、水は体重の45パーセントが細胞内、体重の15パーセントが細胞間、体重の5パーセントが血液中に存在する。 体内水分の10パーセントを失うと機能障害を生じ、20パーセントを失うと死を招く。 摂取した水分は、小腸・大腸から吸収される。 体内で代謝された水分は、腎臓から尿として、消化管から消化液として、皮膚から汗として排泄される。 部品 栄養感覚とは 栄養感覚とは、栄養素の摂取に関係する総合的な感覚のことである。 人知類の食欲は、単に空腹から発生するわけではなく、局所性栄養感覚と全身性栄養感覚が作用して発現している。 局所性栄養感覚とは、視覚・味覚・触覚・嗅覚・聴覚などのことである。 全身性栄養感覚とは、空腹感・満腹感・口渇感・嗜好などのことである。 食欲旺盛で過食の場合や、食欲不振で低栄養の場合は、さまざまな要因を調整する必要がある。 たとえば、食欲不振の原因は、運動不足・過労・不眠など生理的なものから、精神的な落ち込みや悩み事など心理的なものまでさまざまである。 また、傷病者や高齢者の場合、臓器の機能低下・機能異常、薬物の副作用も食欲不振の原因と考えられる。 食欲不振による低栄養を防ぐためには、これらの原因を取り除く必要がある。 部品 味覚 味覚(sense of taste)とは、食物の物理的・化学的性状に対する感覚である。 脊椎動物は、主に舌の味蕾中の味細胞で感受される。 人知類の場合、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味が存在する。 辛味・渋味・あぶら味などは、痛覚や触覚の一種と考えられている。 /*/ 甘味とは、甘さに対する感覚である。 甘味を感じる食品の成分は、蔗糖やアミノ酸などがある。 /*/ 酸味とは、酸っぱさに対する感覚である。 酸味を感じる食品の成分は、クエン酸やリンゴ酸などがある。 /*/ 塩味とは、中性塩に対する感覚である。 塩味を感じる代表的な食品は、食塩である。 /*/ 苦味とは、苦さに対する感覚である。 苦味を感じる食品は、ビール・チョコレート・コーヒーなどがある。 /*/ 旨味とは、旨さに対する感覚である。 酸味を感じる食品の成分は、グルタミン酸やイノシン酸などがある。 部品 空腹感 空腹感(hunger sensation)とは、固形の食物を食べたいという欲求の表れである。 空腹感は、摂食中枢の興奮によって起こる。 摂食中枢(feeding center)とは、脳の視床下部という部位の近くにある、食物の摂取を促すように働く中枢神経系である。 空腹感は、飢餓収縮や血液中の遊離脂肪酸などが関与する。 /*/ 飢餓収縮とは、胃が空になったときに起こる強い緊張性の周期的な収縮運動である。 飢餓収縮の刺激が、胃に分布している迷走神経を通し、摂食中枢に伝えられることで空腹感を感じる。 長期間断食し栄養状態が低下すると、胃の運動が鈍くなるため、胃の内容物がなくても空腹感は感じなくなる。 /*/ 遊離脂肪酸とは、食後時間が経過し、低下した血糖値を補うため、分解・放出された体脂肪のことである。 血液中の遊離脂肪酸の刺激によって、摂食中枢が興奮すると、空腹感を感じる。 /*/ 冷気に触れて寒さを感じると、その刺激が摂食中枢に伝わり、食欲が増進する。 逆に、夏場や発熱で体温が上昇すると、食欲は減退する。 部品 消化 消化(digestion、peptization)とは、消化管内に取り入れた食物の成分を吸収されやすい最小単位、あるいはそれに近い状態まで分解することである。 消化の方法は、機械的消化・化学的消化・細菌学的消化に分類できる。 /*/ 機械的消化とは、磨砕・攪拌・移動などの作用による消化のことである。 たとえば人知類や猫知類などは、食品を咀嚼して細かく砕き、消化管の蠕動によって内容物を混合・攪拌・移動することで化学的消化を助ける。 咀嚼(mastication、chewing)とは、食物を摂取してから下顎の運動と舌や唇によって、上の歯と下の歯の間に運ばれ、食物を噛み砕くまでにおこなわれる口腔内でおこなわれている生理的過程のことである。 蠕動(peristalsis)とは、消化管などの管腔臓器で、縦走筋と輪状筋を協調して動かすことによって、その内容物を押し進める運動のことである。 機械的消化は、理学的消化とも呼ばれる。 /*/ 化学的消化とは、唾液・胃液・膵液などの消化液や小腸粘膜に存在する分解酵素による栄養素の化学反応のことである。 化学的消化には、接触消化と膜消化に分けられる。 化学的消化は、酵素的消化とも呼ばれる。 /*/ 細菌学的消化とは、腸内細菌による腐敗や発酵のことである。 細菌学的消化は、生物学的消化とも呼ばれる。 /*/ 消化によって食物が分解されることで、食物がもつ種特異性や抗原性が取り除かれる。 たとえば、人知類が牛肉を食べても人の筋肉が牛の筋肉と同じものにはならない。 牛の蛋白質を牛特有のものではないアミノ酸やペプチドに分解して吸収し、体内亜で人の蛋白質に合成するからである。 /*/ 消化器官には、口腔・胃・小腸・大腸などの臓器がある。 部品 吸収 栄養学において、吸収(absorption)とは、生体が外界から物質を取り込むことである。 人知類や猫知類など多くの高等動物の場合、吸収とは、消化器官で分解された成分が消化管壁から体内に入ることである。 栄養素が吸収される機構には、受動輸送と能動輸送がある。 /*/ 受動輸送とは、浸透や拡散の現象によって、溶解成分の濃度が高いところから低いところへと膜を通過する機構である。 /*/ 能動輸送とは、エネルギーを使い、濃度勾配に逆らって、溶解成分の濃度が低いところから高いところへ積極的に膜を通過する機構である。 部品 排泄 食物の成分は、消化・吸収され、残りは便として排泄される。 便には、「水分」「消化・吸収されなかった食物の残渣」「胆汁・酵素・粘液など消化管の生成物」「消化管上皮細胞からの剥離成分」「カルシウムや鉄など消化器官に排泄された成分」「腸内細菌」が含まれる。 便の量や排便回数は、食習慣や食事量に依存する。 食物繊維の摂取量が増大すると便量が多くなる。 提出書式 大部品 栄養学 RD 21 評価値 7 -部品 栄養学とは -部品 欠乏症・過剰症 -部品 食事摂取基準 -大部品 栄養素 RD 12 評価値 6 --大部品 エネルギー産生栄養素 RD 7 評価値 5 ---部品 エネルギー産生栄養素とは ---大部品 炭水化物 RD 3 評価値 3 ----部品 炭水化物とは ----部品 糖質 ----部品 食物繊維 ---部品 脂質 ---大部品 蛋白質 RD 2 評価値 2 ----部品 蛋白質とは ----部品 アミノ酸 --大部品 微量栄養素 RD 4 評価値 3 ---部品 微量栄養素とは ---部品 ビタミン ---大部品 無機質 RD 2 評価値 2 ----部品 無機質とは ----大部品 微量ミネラル RD 1 評価値 1 -----部品 鉄 --部品 水 -大部品 栄養素の生理 RD 6 評価値 4 --大部品 栄養感覚 RD 3 評価値 3 ---部品 栄養感覚とは ---部品 味覚 ---部品 空腹感 --部品 消化 --部品 吸収 --部品 排泄 部品 栄養学とは 栄養学(science of nutrition)とは、食品の持つ栄養素やその働きについて、科学的方法に基づいて系統的に研究・教育する学問である。 栄養学は生命科学の一分野である。 栄養学の領域には、基礎栄養学・食物栄養学・臨床栄養学・公衆栄養学などがある。 基礎栄養学(basic nutrition)とは、栄養の基礎的問題を課題とする学問である。 食物栄養学(food nutrition)とは、食物を中心とした栄養学である。 臨床栄養学(clinical nutrition)とは、個々の知類を対象とした栄養学である。 公衆栄養学(community nutrition)とは、集団や地域を対象とした栄養学である。 /*/ 栄養学は、保険・医療・福祉など、さまざまな領域に影響をおよぼす。 たとえば、栄養の改善によって不健康な知類を減らすことで、医療費や介護費を減少させられる。 とくに人知類のような雑食の動物は、さまざまな食品からどの食品をどれくらい食べれば生きていけるのかという知識が必要である。 /*/ 栄養素(nutrient)とは、生命を維持し、生活現象を営むため、外界から摂取しなければならない物質のことである。 生活現象とは、生きている生物に限ってみられる物質代謝・生長・生殖・運動・知覚などの現象のことである。 生活現象は、生命現象とも呼ばれる。 /*/ 植物が摂取する主な栄養素は、窒素・リン・カリウムが挙げられる。 動物が摂取する栄養素は、大別すると、有機栄養素と無機栄養素がある。 有機栄養素には、糖質・脂質・蛋白質・ビタミンがある。 部品 欠乏症・過剰症 知類を含む生物の栄養状態は、栄養が過剰でも不足でもない適正状態を中心に、欠乏状態と過剰状態に大別できる。 /*/ 欠乏状態は、欠乏症と潜在性の欠乏状態に分けられる。 栄養欠乏症とは、栄養素の著しい欠乏が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。 潜在性の欠乏状態とは、健康な状態と欠乏症との境界にあり、栄養素の摂取量が不足し、さまざまな不定愁訴が現れやすくなっている状態である。 不定愁訴(indefinite complaint)とは、はっきりした理由や原因がわからない体調不良を訴える状態のことである。 ここでいう体調不良とは、たとえば、手足のふるえ・しびれ・めまい・発汗・動悸・頻尿・肩こり・不眠などである。 /*/ 過剰状態は、過剰症と潜在性の過剰状態に分けられる。 栄養過剰症とは、特定の食品を大量に摂取することで、栄養素の過剰摂取が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。 潜在性の過剰状態とは、健康な状態と過剰症との境界にあり、栄養素の摂取量が過剰で、さまざまな非感染性疾患が誘発されやすい状態である。 非感染性疾患(noncommunicable diseases)とは、循環器疾患や糖尿病など、感染性ではない疾患の総称である。 /*/ 栄養について、同じ者が欠乏状態かつ過剰状態という状態は起こりえる。 たとえば、糖質や資質については過剰摂取だが、ビタミンについては摂取不足という場合である。 このように、同じ者や同じ集団の中で、過剰栄養と低栄養が混在する状態を「栄養不良の二重負荷(double burden malnutrition)」と呼ぶ。 栄養不良の二重負荷は、経済状況や生活習慣の変化など、さまざまな要因によって起こる複雑な問題である。 そのため、栄養不良の二重負荷を解決することは難しく、各藩国の取り組みによって徐々に改善する必要がある。 部品 食事摂取基準 栄養素の摂取不足を回避するための指標として、推定平均必要量・推奨量・目安量などの基準値がある。 また、栄養素の過剰摂取による健康障害を回避するため、耐容上限量の指標がある。 /*/ 推定平均必要量(estimated average requirement)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団における必要量の平均値の推定値を示した指標のことである。 つまり推定平均必要量とは、ある集団の平均摂取量がこの値の近似値であれば、半数の者が必要量を満たし、残りの半数の者が必要量を満たさないと推定できる摂取量である。 推定平均必要量は、摂取不足の回避が目的であるが、ここでいう不足の定義は栄養素によって異なる。 /*/ 推奨量(recommended dietary allowance)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団に属するほとんどの者が充足する量のことである。 推奨量は、推定平均必要量と推奨量算定係数を用いて算出される。 推奨量が満たされていれば、対象集団に属するほとんどの者は欠乏症を予防できる。 そのため、栄養素の摂取を回避する際は、推奨量を目標とする。 /*/ 目安量(adequate intake)とは、推定平均必要量を測定できるほど科学的根拠が得られていない栄養素に対し、ある一定の栄養状態を維持するために十分な量のことである。 目安量は基本的に、多数の健康な者を対象とし、栄養素摂取量を観察した疫学的研究によって算定される。 /*/ 耐容上限量(tolerable upper intake level)とは、健康障害をもたらすおそれがないとみなされる習慣的な摂取量の上限のことである。 つまり、耐容上限量を超えて摂取し続けると過剰摂取によって生じる健康障害の危険性が高まることになる。 耐容上限量は、健康障害非発現量と最低健康障害発現量との間に存在する。 /*/ 健康障害非発現量(no observed adverse effect level)とは、健康障害が発現しないことが知られている習慣的な摂取量の最大値のことである。 /*/ 最低健康障害発現量(lowest observed adverse effect level)とは、健康障害が発現したことが知られている習慣的な摂取量の最小値のことである。 /*/ 種族・年齢・性別・傷病などにより、これらの指標で示される摂取量は変わる。 たとえば、同じ種族・年代・性別の者であっても、活発な運動習慣をもつ者は、静的な活動が中心の者よりも、多くのエネルギー産生栄養素の摂取が必要である。 また同じ年代の人知類の女性でも妊婦や授乳婦の場合、そうではない女性よりも、蛋白質やビタミンなどを多く摂取する必要がある。 妊娠の初期・中期・後期で必要な摂取量が変わる栄養素もある。 ただし、妊婦が過剰摂取することで胎児に悪影響を与える栄養素もあるため、注意が必要である。 なお、これらの指標で示される摂取量は、最新の研究結果を反映し、適切となるよう定期的に見直される。 部品 エネルギー産生栄養素とは エネルギー産生栄養素(energy-providing nutrients)とは、食物中に含まれる身体に必要な栄養素のうち、エネルギー源となる栄養素の総称である。 エネルギー産生栄養素は、摂取量が多いため、マクロ栄養素(macronutrient)とも呼ばれる。 エネルギー産生栄養素は、炭水化物・脂質・蛋白質に分類できる。 /*/ エネルギー換算係数とは、炭水化物・脂質・蛋白質を摂取した場合、各成分1グラム当たりの利用エネルギー量のことである。 エネルギー換算係数は、炭水化物・脂質・蛋白質を1グラムを空気中で燃焼させた際に発生する熱量とは異なる。 たとえば、紙を燃やせば熱エネルギーになる。 しかし、人知類は紙の成分であるセルロースの分解酵素をもたない。 そのため、紙を食べてもエネルギーにできない。 エネルギー換算係数は、その藩国や種族の平均的な食事内容から消化・吸収率を算定される。 部品 炭水化物とは 炭水化物(carbohydrate)とは、エネルギー産生栄養素のひとつで、炭素・水素・酸素の元素から構成される化合物である。 炭水化物を多く含む食物に、穀物やイモ類がある。 穀物とは、農作物のうち、種子を食用として収穫するために栽培される作物や、その種子の総称である。 穀物(grain)には、米・麦・粟・稗・豆・黍などがある。 穀物から作られるパンや麺類にも、炭水化物が多く含まれる。 /*/ 炭水化物には、糖質と食物繊維がある。 部品 糖質 糖質(glucide)とは、糖を主成分とする物質の総称で、動物の消化酵素で消化され、エネルギー源となる。 糖質は、糖類(saccharide)とも呼ばれる。 糖質は、単糖類・少糖類・多糖類に分類できる。 /*/ 単糖類(monosaccharide)とは、加水分解によってそれ以上低分子の糖に分解できない糖類のことである。 単糖類には、ブドウ糖(glucose)・果糖(fructose)・ガラクトース(galactose)などがある。 /*/ 多糖類(polysaccharide)とは、単糖類やその誘導体が、数分子から万を超える数まで脱水縮合して生じた分子の総称である。 多糖類は、消化性多糖類と難消化性多糖類に分類できる。 消化性多糖類には、デンプンやグリコーゲンなどがある。 難消化性多糖類は、食物繊維の仲間である。 /*/ 少糖類(oligosaccharide)とは、多糖類ほどは分子量が大きくない糖質である。 少糖類と多糖類を分類する境界は、結合した単糖類やその誘導体の数が、だいたい10個以下か・10個より多いかである。 少糖類は、オリゴ糖とも呼ばれる。 天然に存在する糖の多くは、二糖類である。 二糖類とは、ふたつの単糖類からなる糖質のことである。 二糖類には、蔗糖・麦芽糖・乳糖などがある。 蔗糖(sucrose)は、一般に砂糖とも呼ばれる。 麦芽糖(maltose)は、水飴の主成分である。 乳糖(lactose)は、牛乳に含まれる成分である。 二糖類は、少糖類に含まれる。 /*/ 一般的な人知類の食事の構成比率は、エネルギー比で糖質が過半数を占める。 ただし、摂取した糖質の大部分がエネルギー源として消費されるため、人体を構成する成分として、糖質は1パーセント以下である。 糖質が不足すると集中力の減少や疲労感が見られ、意識障害を起こすこともある。 糖質を過剰に摂取した場合、消費されなかった糖質が中性脂肪として蓄積され、肥満の原因となる。 部品 食物繊維 食物繊維(dietary fiber)とは、動物の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分のことである。 消化酵素(digestion enzyme)とは、生体内で食物を消化する酵素の総称である。 食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大別できる。 /*/ 水溶性食物繊維には、ペクチンやイヌリンなどがある。 ペクチン(pectin)とは、柑橘類の皮やリンゴなどに多く含まれる食物繊維で、増粘安定剤として加工食品に添加することが認められている。 イヌリン(inulin)とは、ゴボウやキクイモなどキク科植物の根に多く含まれる食物繊維で、腸内細菌が利用できる。 水溶性食物繊維を摂取することによって、「コレステロールの吸収を抑制する」「グルコースの吸収を穏やかにする」などの効果があるとされている。 /*/ 水溶性食物繊維には、セルロース・ヘミセルロース・リグニンなどがある。 セルロース・ヘミセルロース・リグニンは、いずれも木材・草・竹・稲わらなどの植物の主要な成分である。 不溶性食物繊維を摂取することによって、「便のかさを増やす」「腸内環境を改善する」などの効果があるとされている。 牛・羊・山羊などの反芻動物は、セルロースを糖に分解する微生物が胃の中にいるため、セルロースを消化できる。 また、シロアリやカミキリムシなどの昆虫、カタツムリもセルロースを消化できる。 このように、人知類以外の動物の中には、食物繊維をエネルギー源として消化できるものもいる。 部品 脂質 脂質(lipid)とは、生体成分のうち、水に溶けにくく、エーテル・クロロホルム・ベンゼン・エタノールなどの有機溶媒に溶ける物質の総称である。 脂質は、常温で液体のものを油、固体のものを脂と呼ばれる。 脂質は、体内では水分の次に多く含まれており、単純脂質・複合脂質・誘導脂質に大別できる。 /*/ 単純脂質(simple lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子から構成される脂質の総称である。 代表的な単純脂質として、中性脂肪がある。 /*/ 複合脂質(complex lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子以外に、リン・窒素・硫黄などの原子を含む脂質の総称である。 代表的な複合脂質として、リン脂質や糖脂質がある。 /*/ 誘導脂質(derived lipid)とは、単純脂質や複合脂質が加水分解してできた化合物のうち、水に溶けにくく、有機溶媒に溶ける物質の総称である。 代表的な誘導脂質として、脂肪酸やステロイドなどがある。 脂肪酸は、さらに二重結合の有無によって、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別できる。 不飽和脂肪酸は、植物や魚の脂に多く含まれる脂肪酸である。 二重結合がひとつの不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と呼ばれる。 また二重結合が複数ある不飽和脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれる。 α-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸などの多価不飽和脂肪酸は、人知類の体内で合成できないか、合成量が少ないため、必須脂肪酸と呼ばれている。 不飽和脂肪酸は、熱や光で酸化しやすいため、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどが適している。 /*/ 藩国の食文化によって異なるが、現代のにゃんにゃん共和国において、通常の食生活で脂質が不足することはないと考えられている。 摂取する脂質の量を極端に減らすと、肌が乾燥しやすくなる。 逆に、脂質を過剰に摂取すると、肥満や高脂血症などの原因となる。 脂質を多く含む食品として、バターやマヨネーズなどがある。 部品 蛋白質とは 蛋白質(protein)とは、アミノ酸がペプチド結合で連結された高分子化合物である。 生体を構成する成分として、蛋白質は、水分の次に多い。 蛋白質は、筋肉・骨・血液など、体を構成する主成分である。 蛋白質は、体内でさまざまな役割を営み、機能性蛋白質・貯蔵蛋白質・構造蛋白質に大別できる。 機能性蛋白質は、さらに酵素蛋白質・輸送蛋白質・収縮運動蛋白質・調整蛋白質・防御蛋白質に分類できる。 食事によって摂取した蛋白質は、消化されてアミノ酸として吸収される。 吸収されたアミノ酸の一部が、筋肉を構成する蛋白質に利用される。 蛋白質の摂取量が不足すると、体力の低下や貧血などの悪影響があるとされている。 /*/ クワシオルコル(kwashiorkor)とは、蛋白質の摂取不足による蛋白質欠乏症である。 クワシオルコルは、発展途上国の小児に多い。 クワシオルコルは、エネルギー不足よりも蛋白質の欠乏した食事に由来する栄養失調である。 クワシオルコルになると、髪が赤くなり、皮膚が暗赤色を呈する。 クワシオルコルの患者は、著名な筋萎縮にもかかわらず、皮下脂肪が比較的保たれ、脂肪肝をみとめる。 /*/ 消耗症(marasmus)とは、蛋白質とエネルギーの摂取不足によって起こる栄養障害である。 クワシオルコルにエネルギーの欠乏症を加えたものが、消耗症である。 消耗症は、食糧事情の悪い地域に多い。 消耗症の患者は、著名な痩せにもかからわず、腹部が膨満する。 消耗症になると、皮下脂肪がなくなり、筋肉が萎縮する。 部品 アミノ酸 アミノ酸(amino acid)とは、ひとつの分子内にアミノ基とカルボキシル基を有する化合物の総称。 アミノ酸はアミノ基の位置によって、「α-アミノ酸」「β-アミノ酸」「γ-アミノ酸」などと呼ばれる。 自然界には様々なアミノ酸が存在するが、蛋白質は基本的にL体の立体構造を有する20種類のα-アミノ酸で構成されている。 L体とは、D体の鏡像異性体である。 鏡像異性体(enantiomer)とは、掌性をもつ分子の異性体である。 異性体(isomer)とは、同じ分子式だが、異なった物理的・化学的性質をもつ化合物のことである。 掌性(chirality)とは、ある分子の立体構造において、その分子とその鏡像とが互いに重なり合わない性質のことである。 掌性は、分子の回映対称の欠如による性質である。 /*/ 蛋白質を構成するアミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類できる。 /*/ 必須アミノ酸とは、体内で合成されないアミノ酸のことである。 体内で合成できるが、必要量を合成できないアミノ酸を必須アミノ酸に含む場合もある。 人知類の場合、バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・スレオニン・ヒスチジン・トリプトファン・フェニルアラニン・メチオニンの9種類が必須アミノ酸である。 犬知類や猫知類の場合、必須アミノ酸の種類が人知類より多い。 必須アミノ酸は、不可欠アミノ酸とも呼ばれる。 /*/ 非必須アミノ酸とは、体内で合成されるアミノ酸のことである。 人知類の場合、グリシン・アラニン・セリン・アスパラギン酸・アスパラギン・グルタミン酸・グルタミン・アルギニン・システイン・チロシン・プロリンの11種類が非必須アミノ酸である。 ただし、アルギニンは速やかに分解されるため、必要量を合成できない子どもの場合、必須アミノ酸となっている。 非必須アミノ酸は、可欠アミノ酸とも呼ばれる。 /*/ アミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸の含有バランスを評価する指標である。 アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸のうち、もっとも含有量が少ない必須アミノ酸の水準に制限される。 食品のアミノ酸スコアが低ければ、その食品を食べても、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されにくくなる。 アミノ酸スコアは食品単体の評価であるため、アミノ酸スコアが低い食品であっても、足りない必須アミノ酸を他の食品から補うことで、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されやすくできる。 部品 微量栄養素とは 微量栄養素(micronutrient)とは、必要な摂取量が微量だが、心身の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素のことである。 微量栄養素には、ビタミンと無機質がある。 部品 ビタミン ビタミン(viamin)とは、炭水化物・脂質・蛋白質・無機質以外のもので、正常な発育や代謝の維持に必要な有機物のうち、体内で合成されないか、合成されても必要な量に足りないものである。 ビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別できる。 /*/ ビタミン欠乏症(avitaminosis)とは、ビタミンを含む食品の摂取不足・吸収障害・必要量の増加などで起こる症状である。 ビタミン欠乏症は、一次性欠乏症と二次性欠乏症に分類できる。 一次性欠乏症とは、食事としての摂取量の不足によるビタミン欠乏症である。 二次性欠乏症とは、吸収障害・利用障害などによるビタミン欠乏症である。 二次性欠乏症は、吸収不良症候群や肝胆道疾患、薬剤などにより生じる。 ビタミン欠乏症は、欠乏するビタミンの投与で、劇的に改善するが、他のものでは代用できない。 二次性欠乏症では、ビタミン補給に加え、原疾患の治療もあわせておこなう必要がある。 /*/ プロビタミン(provitamin)とは、生体内の反応や紫外線照射などでビタミンに変化する化合物である。 たとえば、ビタミンAに変化するカロテンがある。 /*/ ビタミンと類似した生理作用をもつ物質に、ビタミン様作用物質がある。 ビタミン様作用物質(vitamin-like active substance)とは、ビタミンと同様に、生理的に必要であり、微量で有効な有機化合物であるが、体内で生合成できるため、必ずしも栄養素として摂取する必要がない一群の物質である。 /*/ 脂溶性ビタミン(lipid-soluble vitamin、fat-soluble vitamin)とは、水に溶けにくいイソプレン(isoprene)の誘導体である。 脂溶性ビタミンは、体内で脂質とともに代謝され、肝臓や脂肪組織に貯蔵される。 脂溶性ビタミンは、尿中には排泄されず、胆汁中に出現しやすく、排便中に排泄される。 脂溶性ビタミンを過剰に摂取すると、貯蔵組織に蓄積し、ビタミン過剰症(hypervitaminosis)と呼ばれる中毒症状を起こす。 脂溶性ビタミンには、ビタミンAやビタミンEなどがある。 /*/ 水溶性ビタミン(water-soluble vitamin)とは、水に溶け、一般に血液などの体内の液性部分に分布するビタミンである。 水溶性ビタミンの血清濃度が組織の飽和濃度を超えると、尿中に排泄される。 水溶性ビタミンを過剰に摂取しても排泄されるため、一般的に毒性は低い。 水溶性ビタミンには、ビタミンB群やビタミンCなどがある。 部品 無機質とは 栄養学において、無機質(mineral)とは、生体を構成する主要な元素、酸素・炭素・水素・窒素以外のものの総称である。 無機質は、体内で合成できないため、食物として摂る必要がある。 無機質の中で、栄養素として欠かせないことが確定しているものを必須ミネラルと呼ぶ。 必須ミネラルは、多量ミネラルと微量ミネラルに大別できる。 /*/ 多量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が多い無機質のことである。 多量ミネラルには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなどがある。 /*/ 微量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が少ない無機質のことである。 微量ミネラルには、鉄・亜鉛・銅・ヨウ素などがある。 /*/ ミネラルの主な働きは、よっつに整理できる。 ひとつ目は、骨や歯など硬組織を形成する働きである。 硬組織の形成に関与するミネラルに、カルシウム・リン・マグネシウムなどがある。 ふたつ目は、蛋白質や脂質の成分となる働きである。 ふたつ目の働きに関与するミネラルに、リンや鉄などがある。 みっつ目は、生体機能の調整をおこなう働きである。 生体機能の調整とは、具体的には浸透圧の調整や酸塩基平衡、筋肉や神経などの刺激に関与するものである。 生体機能の調整に関与するミネラルに、カルシウム・リン・カリウム・ナトリウム・塩素などがある。 よっつ目は、酵素の補助因子やホルモンの成分となる働きである。 よっつ目の働きに関与するミネラルに、マグネシウム・銅・亜鉛・マンガンなどがある。 /*/ ミネラルもビタミンと同様に、摂取量の不足や過剰などによって、心身に悪影響を与える。 部品 鉄 鉄(iron)とは、元素記号Fe、原子番号26の元素である。 栄養素として鉄は、人知類を含む多くの生命体の正常な生理機能にとって、必要不可欠な必須ミネラルである。 たとえば、植物の光合成の働きは葉緑素によるものだが、この葉緑素の合成には鉄が必要である。 また、生体活動の源となるエネルギーを産生しているミトコンドリアが働くために最も大切なミネラルである。 人知類の体内にある鉄は、その過半数がヘモグロビンに存在する。 また、ミオグロビンなどにも少量の鉄がある。 /*/ ヘモグロビン(hemoglobin)とは、赤血球中に存在するヘム蛋白質である。 グロビン(globin)という蛋白質に、ヘム鉄が結合したものがヘモグロビンである。 ヘモグロビンは、鉄原子に酸素を着脱することで、肺で受け取った酸素を、全身の細胞へ運搬する役割を担っている。 また、ヘモグロビンは弱酸としての性質によって、二酸化炭素の運搬にも重要な役割を果たす。 鉄が不足すると、ヘモグロビンを合成できないため、赤血球自体が小さくなり、赤血球の数も減少する。 ヘモグロビンのグロビン各鎖は、それぞれ異なった遺伝子の支配を受けている。 その遺伝子に変異が起こると、その支配下のグロビン各鎖に質的・量的異常をまねく。 ヘモグロビンは、血色素(blood pigment)とも呼ばれる。 /*/ ミオグロビン(myoglobin)とは、筋肉組織に存在する蛋白質である。 ミオグロビンは、筋肉への酸素供給を助ける役割を担っている。 そのため、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力低下や疲労感といった症状が起こる。 ミオグロビンは、筋肉ヘモグロビン(muscle hemoglobin)とも呼ばれる。 /*/ 栄養素として、食事由来の鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄が存在する。 また、鉄の栄養補助食品には、ヘム鉄・非ヘム鉄・キレート鉄が存在する。 /*/ ヘム鉄(heme iron)とは、ポルフィリンに配意した鉄のことである。 ポルフィリン(porphyrin)とは、4個のピロールがメチル基によって結合した環状テトラピロール誘導体である。 ヘム鉄は、ヘモグロビンやミオグロビンなどのタンパク質を構成し、それらの機能の中核を担っている。 栄養素としてのヘム鉄は、主にヘモグロビンに由来し、赤身肉・魚・鶏肉などヘモグロビンを含む動物性食品にみられる。 ヘム鉄は専用の吸収経路があるため、胃腸にやさしく、通常、非ヘム鉄より吸収されやすい。 /*/ 非ヘム鉄(non-heme iron)とは、レンズ豆やエンドウ豆などの植物性食品に含まれる鉄である。 非ヘム鉄は、phの低い胃酸によって吸収されやすくなり、十二指腸を中心とした上部空腸から吸収される。 phとは、溶液中の水素イオンの濃度を示す指数である。 pH7が中性を示し、ph7未満が酸性、ph7超過が塩基性となる。 胃酸が出ていない場合や制酸剤で胃酸を中和した場合、腸管などに炎症がある場合、非ヘム鉄は吸収されにくくなる。 鉄欠乏が重度になるほど、胃腸の粘膜の状態も悪くなっていることがほとんどであるため、そこに非ヘム鉄を摂取すると、腸から吸収されなかった鉄がさらに腸内環境を悪化させるおそれがある。 非ヘム鉄の吸収率は、食品中のさまざまな成分によって大きく左右される。 ビタミンCや食肉の蛋白質は、非ヘム鉄の吸収を向上させる。 タンニン・蓚酸・フィチン酸などは、非ヘム鉄の吸収を妨げる。 タンニン(tannin)と蓚酸塩(oxalic acid)は、紅茶・緑茶・コーヒーなどに多く含まれている。 フィチン酸(phytic acid)を含む食品は、米・麦などの穀類や大豆などである。 非ヘム鉄の吸収経路は、亜鉛・カルシウム・銅などの吸収と競合する。 そのため、牛乳とともに非ヘム鉄を摂取すると、牛乳に含まれるカルシウムによって、非ヘム鉄の吸収が妨げられる。 非ヘム鉄は、無機鉄とも呼ばれる。 /*/ キレート鉄とは、非ヘム鉄をアミノ酸やクエン酸で挟み込んだ、天然には存在しない鉄である。 キレート鉄は、アミノ酸の吸収経路から能動的に吸収される。 そのため、吸収効率が非常に高い。 ヘム鉄と非ヘム鉄は、体内の鉄貯蔵量が多ければ、過剰摂取による毒性作用を防ぐため、吸収率が低下する。 しかし、キレート鉄はアミノ酸の吸収経路から吸収されるため、吸収量の調整機構がない。 鉄の過剰摂取は胃腸障害などを起こすため、キレート鉄を摂取する際は注意を要する。 なお、キレート鉄を過剰摂取しなければ、胃腸への負担は少ない。 /*/ 鉄の過剰症として、ヘモクロマトーシスが知られている。 ヘモクロマトーシス(hemochromatosis)とは、体内の鉄の蓄積が過剰になり、鉄が組織に沈着し、肝臓・膵臓・心臓・甲状腺で臓器障害を引き起こす疾患である。 ヘモクロマトーシスは、血清鉄も非常に高値を示す。 皮下に鉄が沈着、皮膚の色が青銅色を呈し、糖尿病を併発するため、ヘモクロマトーシスは青銅色糖尿病(bronzed diabetes)やブロンズ糖尿病とも呼ばれる。 また、ヘモグロビンが血色素と呼ばれるため、ヘモクロマトーシスは血色素症とも呼ばれる。 ヘモクロマトーシスの治療には、鉄排泄促進薬の投与や瀉血で、過剰に蓄積された体内の鉄を除去する方法がある。 瀉血(bloodletting、exsanguination)とは、治療目的で適切な量の血液を注射器などで取り除くことである。 静脈を針などで刺す瀉血は、刺絡と呼ばれる。 刺絡の絡は、静脈を意味する。 ヘモクロマトーシスは、遺伝性ヘモクロマトーシスと続発性ヘモクロマトーシスに分けられる。 /*/ 遺伝性ヘモクロマトーシス(hereditary hemochromatosis)は、鉄代謝の遺伝子疾患が原因のヘモクロマトーシスである。 遺伝性ヘモクロマトーシスは、変異した遺伝子によって、さらに細かく分類できる。 遺伝性ヘモクロマトーシスは、原発性ヘモクロマトーシス(primary hemochromatosis)とも呼ばれる。 /*/ 続発性ヘモクロマトーシス(secondary hemochromatosis)とは、鉄の吸収亢進や頻回の輸血、貧血の治療で投与された鉄の過剰摂取などに起因するヘモクロマトーシスである。 /*/ 鉄欠乏性貧血(iron deficiency anemia)とは、鉄の欠乏によって生じる貧血である。 鉄欠乏性貧血の原因は、ほとんどの場合、失血である。 最も頻度の高い原因は、慢性の不顕性出血である。 たとえば、消化性潰瘍や悪性腫瘍など、消化管からの出血が該当する。 人知類のような月経のある一部の哺乳動物の場合、閉経前の女性は、月経による累積失血が鉄欠乏性貧血の一般的な原因である。 このほか、鉄摂取量の減少、鉄吸収の低下、鉄需要の増大などが鉄欠乏性貧血の原因となる。 /*/ 貧血に至らない鉄欠乏であっても、さまざまな身体症状や精神症状が起こり得る。 /*/ 鉄欠乏にみられる特異的な身体症状としては、爪の扁平化・脆弱化がある。 とくに重度の鉄欠乏では、匙状爪となる。 匙状爪(spoon nail)とは、爪甲が陥凹し、スプーンのように反り返ることである。 /*/ 鉄欠乏にみられる特異的な精神症状としては、異食症がある。 異食症(pica)とは、非栄養性物質を食べたいという異常な欲求を示す病態である。 とくに異常なほど氷を食べる異食症を、氷食症(pagophagia)と呼ぶ。 非栄養性物質の摂食によって食欲が満たされると、鉄摂取量のさらなる減少につながるため、注意が必要である。 なお、民間療法や宗教儀式など文化的伝統での摂食は、異食症に含まない。 /*/ 鉄欠乏が原因となる他の精神症状としては、むずむず脚症候群が挙げられる。 むずむず脚症候群(restless legs syndrome)とは、下肢や上肢などを動かしたくなる、抗いがたい衝動が生じる感覚運動疾患である。 むずむず脚症候群は、通常、上肢や下肢に皮膚の上を虫が這うようなむずむずする感覚が起こる。 眠ろうとしても、むずむず脚症候群の異常知覚を緩和する目的でその部位を按摩したり、動かしたりせざるを得ないため、重度の不眠症状を呈することが多い。 /*/ 鉄欠乏の診断には、血液を採取し、赤血球や血色素、血液中の成分などを検査する。 鉄が欠乏している場合、まず血清フェリチン濃度が低下し、次に血清鉄が低下、その後ヘモグロビン濃度が低下する。 フェリチン(feritin)とは、再利用可能な形で鉄を貯蔵するために必要な水溶性蛋白質である。 体内で鉄が不足すると、フェリチンから減ってくる。 そのため、血清フェリチン濃度は、生体に蓄積されている鉄の貯蔵量を推定する指標となる。 ただし、血清フェリチン濃度は、感染や炎症などで増加するため、鉄不足を反映しないこともある。 そのため、鉄不足の診断には、平均赤血球容積も同時に確認する必要がある。 平均赤血球容積(mean corpuscular volume)とは、ひとつの赤血球の平均的容積である。 つまり、平均赤血球容積とは、赤血球の大きさの指標である。 平均赤血球容積は、ヘマトクリット値と赤血球数から計算される。 ヘマトクリット値(hematocrit)とは、血液中に占める赤血球の容積の割合をパーセントで表したものである。 平均赤血球容積は、葉酸やコバラミンの不足によっても上昇するため、鉄不足の参考にならないこともある。 このように検査数値は複数の要因で上下する。 そのため、検査数値を適切に解釈するには、他の検索項目と照らし合わせ、なにが起きているかを推測しなければならない。 部品 水 水は、酸素と水素の化合物で、一般に栄養素には含まれないが、重要な物質である。 成年の人知類の場合、水は体重の45パーセントが細胞内、体重の15パーセントが細胞間、体重の5パーセントが血液中に存在する。 体内水分の10パーセントを失うと機能障害を生じ、20パーセントを失うと死を招く。 摂取した水分は、小腸・大腸から吸収される。 体内で代謝された水分は、腎臓から尿として、消化管から消化液として、皮膚から汗として排泄される。 部品 栄養感覚とは 栄養感覚とは、栄養素の摂取に関係する総合的な感覚のことである。 人知類の食欲は、単に空腹から発生するわけではなく、局所性栄養感覚と全身性栄養感覚が作用して発現している。 局所性栄養感覚とは、視覚・味覚・触覚・嗅覚・聴覚などのことである。 全身性栄養感覚とは、空腹感・満腹感・口渇感・嗜好などのことである。 食欲旺盛で過食の場合や、食欲不振で低栄養の場合は、さまざまな要因を調整する必要がある。 たとえば、食欲不振の原因は、運動不足・過労・不眠など生理的なものから、精神的な落ち込みや悩み事など心理的なものまでさまざまである。 また、傷病者や高齢者の場合、臓器の機能低下・機能異常、薬物の副作用も食欲不振の原因と考えられる。 食欲不振による低栄養を防ぐためには、これらの原因を取り除く必要がある。 部品 味覚 味覚(sense of taste)とは、食物の物理的・化学的性状に対する感覚である。 脊椎動物は、主に舌の味蕾中の味細胞で感受される。 人知類の場合、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味が存在する。 辛味・渋味・あぶら味などは、痛覚や触覚の一種と考えられている。 /*/ 甘味とは、甘さに対する感覚である。 甘味を感じる食品の成分は、蔗糖やアミノ酸などがある。 /*/ 酸味とは、酸っぱさに対する感覚である。 酸味を感じる食品の成分は、クエン酸やリンゴ酸などがある。 /*/ 塩味とは、中性塩に対する感覚である。 塩味を感じる代表的な食品は、食塩である。 /*/ 苦味とは、苦さに対する感覚である。 苦味を感じる食品は、ビール・チョコレート・コーヒーなどがある。 /*/ 旨味とは、旨さに対する感覚である。 酸味を感じる食品の成分は、グルタミン酸やイノシン酸などがある。 部品 空腹感 空腹感(hunger sensation)とは、固形の食物を食べたいという欲求の表れである。 空腹感は、摂食中枢の興奮によって起こる。 摂食中枢(feeding center)とは、脳の視床下部という部位の近くにある、食物の摂取を促すように働く中枢神経系である。 空腹感は、飢餓収縮や血液中の遊離脂肪酸などが関与する。 /*/ 飢餓収縮とは、胃が空になったときに起こる強い緊張性の周期的な収縮運動である。 飢餓収縮の刺激が、胃に分布している迷走神経を通し、摂食中枢に伝えられることで空腹感を感じる。 長期間断食し栄養状態が低下すると、胃の運動が鈍くなるため、胃の内容物がなくても空腹感は感じなくなる。 /*/ 遊離脂肪酸とは、食後時間が経過し、低下した血糖値を補うため、分解・放出された体脂肪のことである。 血液中の遊離脂肪酸の刺激によって、摂食中枢が興奮すると、空腹感を感じる。 /*/ 冷気に触れて寒さを感じると、その刺激が摂食中枢に伝わり、食欲が増進する。 逆に、夏場や発熱で体温が上昇すると、食欲は減退する。 部品 消化 消化(digestion、peptization)とは、消化管内に取り入れた食物の成分を吸収されやすい最小単位、あるいはそれに近い状態まで分解することである。 消化の方法は、機械的消化・化学的消化・細菌学的消化に分類できる。 /*/ 機械的消化とは、磨砕・攪拌・移動などの作用による消化のことである。 たとえば人知類や猫知類などは、食品を咀嚼して細かく砕き、消化管の蠕動によって内容物を混合・攪拌・移動することで化学的消化を助ける。 咀嚼(mastication、chewing)とは、食物を摂取してから下顎の運動と舌や唇によって、上の歯と下の歯の間に運ばれ、食物を噛み砕くまでにおこなわれる口腔内でおこなわれている生理的過程のことである。 蠕動(peristalsis)とは、消化管などの管腔臓器で、縦走筋と輪状筋を協調して動かすことによって、その内容物を押し進める運動のことである。 機械的消化は、理学的消化とも呼ばれる。 /*/ 化学的消化とは、唾液・胃液・膵液などの消化液や小腸粘膜に存在する分解酵素による栄養素の化学反応のことである。 化学的消化には、接触消化と膜消化に分けられる。 化学的消化は、酵素的消化とも呼ばれる。 /*/ 細菌学的消化とは、腸内細菌による腐敗や発酵のことである。 細菌学的消化は、生物学的消化とも呼ばれる。 /*/ 消化によって食物が分解されることで、食物がもつ種特異性や抗原性が取り除かれる。 たとえば、人知類が牛肉を食べても人の筋肉が牛の筋肉と同じものにはならない。 牛の蛋白質を牛特有のものではないアミノ酸やペプチドに分解して吸収し、体内亜で人の蛋白質に合成するからである。 /*/ 消化器官には、口腔・胃・小腸・大腸などの臓器がある。 部品 吸収 栄養学において、吸収(absorption)とは、生体が外界から物質を取り込むことである。 人知類や猫知類など多くの高等動物の場合、吸収とは、消化器官で分解された成分が消化管壁から体内に入ることである。 栄養素が吸収される機構には、受動輸送と能動輸送がある。 /*/ 受動輸送とは、浸透や拡散の現象によって、溶解成分の濃度が高いところから低いところへと膜を通過する機構である。 /*/ 能動輸送とは、エネルギーを使い、濃度勾配に逆らって、溶解成分の濃度が低いところから高いところへ積極的に膜を通過する機構である。 部品 排泄 食物の成分は、消化・吸収され、残りは便として排泄される。 便には、「水分」「消化・吸収されなかった食物の残渣」「胆汁・酵素・粘液など消化管の生成物」「消化管上皮細胞からの剥離成分」「カルシウムや鉄など消化器官に排泄された成分」「腸内細菌」が含まれる。 便の量や排便回数は、食習慣や食事量に依存する。 食物繊維の摂取量が増大すると便量が多くなる。 インポート用定義データ [ { "title" "栄養学", "part_type" "group", "children" [ { "title" "栄養学とは", "description" "栄養学(science of nutrition)とは、食品の持つ栄養素やその働きについて、科学的方法に基づいて系統的に研究・教育する学問である。\n栄養学は生命科学の一分野である。\n栄養学の領域には、基礎栄養学・食物栄養学・臨床栄養学・公衆栄養学などがある。\n基礎栄養学(basic nutrition)とは、栄養の基礎的問題を課題とする学問である。\n食物栄養学(food nutrition)とは、食物を中心とした栄養学である。\n臨床栄養学(clinical nutrition)とは、個々の知類を対象とした栄養学である。\n公衆栄養学(community nutrition)とは、集団や地域を対象とした栄養学である。\n/*/\n栄養学は、保険・医療・福祉など、さまざまな領域に影響をおよぼす。\nたとえば、栄養の改善によって不健康な知類を減らすことで、医療費や介護費を減少させられる。\nとくに人知類のような雑食の動物は、さまざまな食品からどの食品をどれくらい食べれば生きていけるのかという知識が必要である。\n/*/\n栄養素(nutrient)とは、生命を維持し、生活現象を営むため、外界から摂取しなければならない物質のことである。\n生活現象とは、生きている生物に限ってみられる物質代謝・生長・生殖・運動・知覚などの現象のことである。\n生活現象は、生命現象とも呼ばれる。\n/*/\n植物が摂取する主な栄養素は、窒素・リン・カリウムが挙げられる。\n動物が摂取する栄養素は、大別すると、有機栄養素と無機栄養素がある。\n有機栄養素には、糖質・脂質・蛋白質・ビタミンがある。", "part_type" "part", "localID" 1 }, { "title" "欠乏症・過剰症", "description" "知類を含む生物の栄養状態は、栄養が過剰でも不足でもない適正状態を中心に、欠乏状態と過剰状態に大別できる。\n/*/\n欠乏状態は、欠乏症と潜在性の欠乏状態に分けられる。\n栄養欠乏症とは、栄養素の著しい欠乏が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。\n潜在性の欠乏状態とは、健康な状態と欠乏症との境界にあり、栄養素の摂取量が不足し、さまざまな不定愁訴が現れやすくなっている状態である。\n不定愁訴(indefinite complaint)とは、はっきりした理由や原因がわからない体調不良を訴える状態のことである。\nここでいう体調不良とは、たとえば、手足のふるえ・しびれ・めまい・発汗・動悸・頻尿・肩こり・不眠などである。\n/*/\n過剰状態は、過剰症と潜在性の過剰状態に分けられる。\n栄養過剰症とは、特定の食品を大量に摂取することで、栄養素の過剰摂取が長期におよび、心身に異常が現れた状態である。\n潜在性の過剰状態とは、健康な状態と過剰症との境界にあり、栄養素の摂取量が過剰で、さまざまな非感染性疾患が誘発されやすい状態である。\n非感染性疾患(noncommunicable diseases)とは、循環器疾患や糖尿病など、感染性ではない疾患の総称である。\n/*/\n栄養について、同じ者が欠乏状態かつ過剰状態という状態は起こりえる。\nたとえば、糖質や資質については過剰摂取だが、ビタミンについては摂取不足という場合である。\nこのように、同じ者や同じ集団の中で、過剰栄養と低栄養が混在する状態を「栄養不良の二重負荷(double burden malnutrition)」と呼ぶ。\n栄養不良の二重負荷は、経済状況や生活習慣の変化など、さまざまな要因によって起こる複雑な問題である。\nそのため、栄養不良の二重負荷を解決することは難しく、各藩国の取り組みによって徐々に改善する必要がある。", "part_type" "part", "localID" 2 }, { "title" "食事摂取基準", "description" "栄養素の摂取不足を回避するための指標として、推定平均必要量・推奨量・目安量などの基準値がある。\nまた、栄養素の過剰摂取による健康障害を回避するため、耐容上限量の指標がある。\n/*/\n推定平均必要量(estimated average requirement)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団における必要量の平均値の推定値を示した指標のことである。\nつまり推定平均必要量とは、ある集団の平均摂取量がこの値の近似値であれば、半数の者が必要量を満たし、残りの半数の者が必要量を満たさないと推定できる摂取量である。\n推定平均必要量は、摂取不足の回避が目的であるが、ここでいう不足の定義は栄養素によって異なる。\n/*/\n推奨量(recommended dietary allowance)とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて、母集団に属するほとんどの者が充足する量のことである。\n推奨量は、推定平均必要量と推奨量算定係数を用いて算出される。\n推奨量が満たされていれば、対象集団に属するほとんどの者は欠乏症を予防できる。\nそのため、栄養素の摂取を回避する際は、推奨量を目標とする。\n/*/\n目安量(adequate intake)とは、推定平均必要量を測定できるほど科学的根拠が得られていない栄養素に対し、ある一定の栄養状態を維持するために十分な量のことである。\n目安量は基本的に、多数の健康な者を対象とし、栄養素摂取量を観察した疫学的研究によって算定される。\n/*/\n耐容上限量(tolerable upper intake level)とは、健康障害をもたらすおそれがないとみなされる習慣的な摂取量の上限のことである。\nつまり、耐容上限量を超えて摂取し続けると過剰摂取によって生じる健康障害の危険性が高まることになる。\n耐容上限量は、健康障害非発現量と最低健康障害発現量との間に存在する。\n/*/\n健康障害非発現量(no observed adverse effect level)とは、健康障害が発現しないことが知られている習慣的な摂取量の最大値のことである。\n/*/\n最低健康障害発現量(lowest observed adverse effect level)とは、健康障害が発現したことが知られている習慣的な摂取量の最小値のことである。\n/*/\n種族・年齢・性別・傷病などにより、これらの指標で示される摂取量は変わる。\nたとえば、同じ種族・年代・性別の者であっても、活発な運動習慣をもつ者は、静的な活動が中心の者よりも、多くのエネルギー産生栄養素の摂取が必要である。\nまた同じ年代の人知類の女性でも妊婦や授乳婦の場合、そうではない女性よりも、蛋白質やビタミンなどを多く摂取する必要がある。\n妊娠の初期・中期・後期で必要な摂取量が変わる栄養素もある。\nただし、妊婦が過剰摂取することで胎児に悪影響を与える栄養素もあるため、注意が必要である。\nなお、これらの指標で示される摂取量は、最新の研究結果を反映し、適切となるよう定期的に見直される。", "part_type" "part", "localID" 3 }, { "title" "栄養素", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "エネルギー産生栄養素", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "エネルギー産生栄養素とは", "description" "エネルギー産生栄養素(energy-providing nutrients)とは、食物中に含まれる身体に必要な栄養素のうち、エネルギー源となる栄養素の総称である。\nエネルギー産生栄養素は、摂取量が多いため、マクロ栄養素(macronutrient)とも呼ばれる。\nエネルギー産生栄養素は、炭水化物・脂質・蛋白質に分類できる。\n/*/\nエネルギー換算係数とは、炭水化物・脂質・蛋白質を摂取した場合、各成分1グラム当たりの利用エネルギー量のことである。\nエネルギー換算係数は、炭水化物・脂質・蛋白質を1グラムを空気中で燃焼させた際に発生する熱量とは異なる。\nたとえば、紙を燃やせば熱エネルギーになる。\nしかし、人知類は紙の成分であるセルロースの分解酵素をもたない。\nそのため、紙を食べてもエネルギーにできない。\nエネルギー換算係数は、その藩国や種族の平均的な食事内容から消化・吸収率を算定される。", "part_type" "part", "localID" 6 }, { "title" "炭水化物", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "炭水化物とは", "description" "炭水化物(carbohydrate)とは、エネルギー産生栄養素のひとつで、炭素・水素・酸素の元素から構成される化合物である。\n炭水化物を多く含む食物に、穀物やイモ類がある。\n穀物とは、農作物のうち、種子を食用として収穫するために栽培される作物や、その種子の総称である。\n穀物(grain)には、米・麦・粟・稗・豆・黍などがある。\n穀物から作られるパンや麺類にも、炭水化物が多く含まれる。\n/*/\n炭水化物には、糖質と食物繊維がある。", "part_type" "part", "localID" 8 }, { "title" "糖質", "description" "糖質(glucide)とは、糖を主成分とする物質の総称で、動物の消化酵素で消化され、エネルギー源となる。\n糖質は、糖類(saccharide)とも呼ばれる。\n糖質は、単糖類・少糖類・多糖類に分類できる。\n/*/\n単糖類(monosaccharide)とは、加水分解によってそれ以上低分子の糖に分解できない糖類のことである。\n単糖類には、ブドウ糖(glucose)・果糖(fructose)・ガラクトース(galactose)などがある。\n/*/\n多糖類(polysaccharide)とは、単糖類やその誘導体が、数分子から万を超える数まで脱水縮合して生じた分子の総称である。\n多糖類は、消化性多糖類と難消化性多糖類に分類できる。\n消化性多糖類には、デンプンやグリコーゲンなどがある。\n難消化性多糖類は、食物繊維の仲間である。\n/*/\n少糖類(oligosaccharide)とは、多糖類ほどは分子量が大きくない糖質である。\n少糖類と多糖類を分類する境界は、結合した単糖類やその誘導体の数が、だいたい10個以下か・10個より多いかである。\n少糖類は、オリゴ糖とも呼ばれる。\n天然に存在する糖の多くは、二糖類である。\n二糖類とは、ふたつの単糖類からなる糖質のことである。\n二糖類には、蔗糖・麦芽糖・乳糖などがある。\n蔗糖(sucrose)は、一般に砂糖とも呼ばれる。\n麦芽糖(maltose)は、水飴の主成分である。\n乳糖(lactose)は、牛乳に含まれる成分である。\n二糖類は、少糖類に含まれる。\n/*/\n一般的な人知類の食事の構成比率は、エネルギー比で糖質が過半数を占める。\nただし、摂取した糖質の大部分がエネルギー源として消費されるため、人体を構成する成分として、糖質は1パーセント以下である。\n糖質が不足すると集中力の減少や疲労感が見られ、意識障害を起こすこともある。\n糖質を過剰に摂取した場合、消費されなかった糖質が中性脂肪として蓄積され、肥満の原因となる。", "part_type" "part", "localID" 9 }, { "title" "食物繊維", "description" "食物繊維(dietary fiber)とは、動物の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分のことである。\n消化酵素(digestion enzyme)とは、生体内で食物を消化する酵素の総称である。\n食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大別できる。\n/*/\n水溶性食物繊維には、ペクチンやイヌリンなどがある。\nペクチン(pectin)とは、柑橘類の皮やリンゴなどに多く含まれる食物繊維で、増粘安定剤として加工食品に添加することが認められている。\nイヌリン(inulin)とは、ゴボウやキクイモなどキク科植物の根に多く含まれる食物繊維で、腸内細菌が利用できる。\n水溶性食物繊維を摂取することによって、「コレステロールの吸収を抑制する」「グルコースの吸収を穏やかにする」などの効果があるとされている。\n/*/\n水溶性食物繊維には、セルロース・ヘミセルロース・リグニンなどがある。\nセルロース・ヘミセルロース・リグニンは、いずれも木材・草・竹・稲わらなどの植物の主要な成分である。\n不溶性食物繊維を摂取することによって、「便のかさを増やす」「腸内環境を改善する」などの効果があるとされている。\n牛・羊・山羊などの反芻動物は、セルロースを糖に分解する微生物が胃の中にいるため、セルロースを消化できる。\nまた、シロアリやカミキリムシなどの昆虫、カタツムリもセルロースを消化できる。\nこのように、人知類以外の動物の中には、食物繊維をエネルギー源として消化できるものもいる。", "part_type" "part", "localID" 10 } ], "localID" 7, "expanded" true }, { "title" "脂質", "description" "脂質(lipid)とは、生体成分のうち、水に溶けにくく、エーテル・クロロホルム・ベンゼン・エタノールなどの有機溶媒に溶ける物質の総称である。\n脂質は、常温で液体のものを油、固体のものを脂と呼ばれる。\n脂質は、体内では水分の次に多く含まれており、単純脂質・複合脂質・誘導脂質に大別できる。\n/*/\n単純脂質(simple lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子から構成される脂質の総称である。\n代表的な単純脂質として、中性脂肪がある。\n/*/\n複合脂質(complex lipid)とは、脂肪酸とアルコールの炭素・水素・酸素の原子以外に、リン・窒素・硫黄などの原子を含む脂質の総称である。\n代表的な複合脂質として、リン脂質や糖脂質がある。\n/*/\n誘導脂質(derived lipid)とは、単純脂質や複合脂質が加水分解してできた化合物のうち、水に溶けにくく、有機溶媒に溶ける物質の総称である。\n代表的な誘導脂質として、脂肪酸やステロイドなどがある。\n脂肪酸は、さらに二重結合の有無によって、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別できる。\n不飽和脂肪酸は、植物や魚の脂に多く含まれる脂肪酸である。\n二重結合がひとつの不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と呼ばれる。\nまた二重結合が複数ある不飽和脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれる。\nα-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸などの多価不飽和脂肪酸は、人知類の体内で合成できないか、合成量が少ないため、必須脂肪酸と呼ばれている。\n不飽和脂肪酸は、熱や光で酸化しやすいため、食物として摂る場合、揚げ物や炒め物よりドレッシングなどが適している。\n/*/\n藩国の食文化によって異なるが、現代のにゃんにゃん共和国において、通常の食生活で脂質が不足することはないと考えられている。\n摂取する脂質の量を極端に減らすと、肌が乾燥しやすくなる。\n逆に、脂質を過剰に摂取すると、肥満や高脂血症などの原因となる。\n脂質を多く含む食品として、バターやマヨネーズなどがある。", "part_type" "part", "localID" 11 }, { "title" "蛋白質", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "蛋白質とは", "description" "蛋白質(protein)とは、アミノ酸がペプチド結合で連結された高分子化合物である。\n生体を構成する成分として、蛋白質は、水分の次に多い。\n蛋白質は、筋肉・骨・血液など、体を構成する主成分である。\n蛋白質は、体内でさまざまな役割を営み、機能性蛋白質・貯蔵蛋白質・構造蛋白質に大別できる。\n機能性蛋白質は、さらに酵素蛋白質・輸送蛋白質・収縮運動蛋白質・調整蛋白質・防御蛋白質に分類できる。\n食事によって摂取した蛋白質は、消化されてアミノ酸として吸収される。\n吸収されたアミノ酸の一部が、筋肉を構成する蛋白質に利用される。\n蛋白質の摂取量が不足すると、体力の低下や貧血などの悪影響があるとされている。\n/*/\nクワシオルコル(kwashiorkor)とは、蛋白質の摂取不足による蛋白質欠乏症である。\nクワシオルコルは、発展途上国の小児に多い。\nクワシオルコルは、エネルギー不足よりも蛋白質の欠乏した食事に由来する栄養失調である。\nクワシオルコルになると、髪が赤くなり、皮膚が暗赤色を呈する。\nクワシオルコルの患者は、著名な筋萎縮にもかかわらず、皮下脂肪が比較的保たれ、脂肪肝をみとめる。\n/*/\n消耗症(marasmus)とは、蛋白質とエネルギーの摂取不足によって起こる栄養障害である。\nクワシオルコルにエネルギーの欠乏症を加えたものが、消耗症である。\n消耗症は、食糧事情の悪い地域に多い。\n消耗症の患者は、著名な痩せにもかからわず、腹部が膨満する。\n消耗症になると、皮下脂肪がなくなり、筋肉が萎縮する。", "part_type" "part", "localID" 13 }, { "title" "アミノ酸", "description" "アミノ酸(amino acid)とは、ひとつの分子内にアミノ基とカルボキシル基を有する化合物の総称。\nアミノ酸はアミノ基の位置によって、「α-アミノ酸」「β-アミノ酸」「γ-アミノ酸」などと呼ばれる。\n自然界には様々なアミノ酸が存在するが、蛋白質は基本的にL体の立体構造を有する20種類のα-アミノ酸で構成されている。\nL体とは、D体の鏡像異性体である。\n鏡像異性体(enantiomer)とは、掌性をもつ分子の異性体である。\n異性体(isomer)とは、同じ分子式だが、異なった物理的・化学的性質をもつ化合物のことである。\n掌性(chirality)とは、ある分子の立体構造において、その分子とその鏡像とが互いに重なり合わない性質のことである。\n掌性は、分子の回映対称の欠如による性質である。\n/*/\n蛋白質を構成するアミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類できる。\n/*/\n必須アミノ酸とは、体内で合成されないアミノ酸のことである。\n体内で合成できるが、必要量を合成できないアミノ酸を必須アミノ酸に含む場合もある。\n人知類の場合、バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・スレオニン・ヒスチジン・トリプトファン・フェニルアラニン・メチオニンの9種類が必須アミノ酸である。\n犬知類や猫知類の場合、必須アミノ酸の種類が人知類より多い。\n必須アミノ酸は、不可欠アミノ酸とも呼ばれる。\n/*/\n非必須アミノ酸とは、体内で合成されるアミノ酸のことである。\n人知類の場合、グリシン・アラニン・セリン・アスパラギン酸・アスパラギン・グルタミン酸・グルタミン・アルギニン・システイン・チロシン・プロリンの11種類が非必須アミノ酸である。\nただし、アルギニンは速やかに分解されるため、必要量を合成できない子どもの場合、必須アミノ酸となっている。\n非必須アミノ酸は、可欠アミノ酸とも呼ばれる。\n/*/\nアミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸の含有バランスを評価する指標である。\nアミノ酸スコアとは、必須アミノ酸のうち、もっとも含有量が少ない必須アミノ酸の水準に制限される。\n食品のアミノ酸スコアが低ければ、その食品を食べても、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されにくくなる。\nアミノ酸スコアは食品単体の評価であるため、アミノ酸スコアが低い食品であっても、足りない必須アミノ酸を他の食品から補うことで、摂取したアミノ酸が体内の蛋白質に利用されやすくできる。", "part_type" "part", "localID" 14 } ], "localID" 12, "expanded" true } ], "localID" 5, "expanded" true }, { "title" "微量栄養素", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "微量栄養素とは", "description" "微量栄養素(micronutrient)とは、必要な摂取量が微量だが、心身の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素のことである。\n微量栄養素には、ビタミンと無機質がある。", "part_type" "part", "localID" 16 }, { "title" "ビタミン", "description" "ビタミン(viamin)とは、炭水化物・脂質・蛋白質・無機質以外のもので、正常な発育や代謝の維持に必要な有機物のうち、体内で合成されないか、合成されても必要な量に足りないものである。\nビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別できる。\n/*/\nビタミン欠乏症(avitaminosis)とは、ビタミンを含む食品の摂取不足・吸収障害・必要量の増加などで起こる症状である。\nビタミン欠乏症は、一次性欠乏症と二次性欠乏症に分類できる。\n一次性欠乏症とは、食事としての摂取量の不足によるビタミン欠乏症である。\n二次性欠乏症とは、吸収障害・利用障害などによるビタミン欠乏症である。\n二次性欠乏症は、吸収不良症候群や肝胆道疾患、薬剤などにより生じる。\nビタミン欠乏症は、欠乏するビタミンの投与で、劇的に改善するが、他のものでは代用できない。\n二次性欠乏症では、ビタミン補給に加え、原疾患の治療もあわせておこなう必要がある。\n/*/\nプロビタミン(provitamin)とは、生体内の反応や紫外線照射などでビタミンに変化する化合物である。\nたとえば、ビタミンAに変化するカロテンがある。\n/*/\nビタミンと類似した生理作用をもつ物質に、ビタミン様作用物質がある。\nビタミン様作用物質(vitamin-like active substance)とは、ビタミンと同様に、生理的に必要であり、微量で有効な有機化合物であるが、体内で生合成できるため、必ずしも栄養素として摂取する必要がない一群の物質である。\n/*/\n脂溶性ビタミン(lipid-soluble vitamin、fat-soluble vitamin)とは、水に溶けにくいイソプレン(isoprene)の誘導体である。\n脂溶性ビタミンは、体内で脂質とともに代謝され、肝臓や脂肪組織に貯蔵される。\n脂溶性ビタミンは、尿中には排泄されず、胆汁中に出現しやすく、排便中に排泄される。\n脂溶性ビタミンを過剰に摂取すると、貯蔵組織に蓄積し、ビタミン過剰症(hypervitaminosis)と呼ばれる中毒症状を起こす。\n脂溶性ビタミンには、ビタミンAやビタミンEなどがある。\n/*/\n水溶性ビタミン(water-soluble vitamin)とは、水に溶け、一般に血液などの体内の液性部分に分布するビタミンである。\n水溶性ビタミンの血清濃度が組織の飽和濃度を超えると、尿中に排泄される。\n水溶性ビタミンを過剰に摂取しても排泄されるため、一般的に毒性は低い。\n水溶性ビタミンには、ビタミンB群やビタミンCなどがある。", "part_type" "part", "localID" 17 }, { "title" "無機質", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "無機質とは", "description" "栄養学において、無機質(mineral)とは、生体を構成する主要な元素、酸素・炭素・水素・窒素以外のものの総称である。\n無機質は、体内で合成できないため、食物として摂る必要がある。\n無機質の中で、栄養素として欠かせないことが確定しているものを必須ミネラルと呼ぶ。\n必須ミネラルは、多量ミネラルと微量ミネラルに大別できる。\n/*/\n多量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が多い無機質のことである。\n多量ミネラルには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなどがある。\n/*/\n微量ミネラルは、必須ミネラルのうち、必要な摂取量が少ない無機質のことである。\n微量ミネラルには、鉄・亜鉛・銅・ヨウ素などがある。\n/*/\nミネラルの主な働きは、よっつに整理できる。\nひとつ目は、骨や歯など硬組織を形成する働きである。\n硬組織の形成に関与するミネラルに、カルシウム・リン・マグネシウムなどがある。\nふたつ目は、蛋白質や脂質の成分となる働きである。\nふたつ目の働きに関与するミネラルに、リンや鉄などがある。\nみっつ目は、生体機能の調整をおこなう働きである。\n生体機能の調整とは、具体的には浸透圧の調整や酸塩基平衡、筋肉や神経などの刺激に関与するものである。\n生体機能の調整に関与するミネラルに、カルシウム・リン・カリウム・ナトリウム・塩素などがある。\nよっつ目は、酵素の補助因子やホルモンの成分となる働きである。\nよっつ目の働きに関与するミネラルに、マグネシウム・銅・亜鉛・マンガンなどがある。\n/*/\nミネラルもビタミンと同様に、摂取量の不足や過剰などによって、心身に悪影響を与える。", "part_type" "part", "localID" 19 }, { "title" "微量ミネラル", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "鉄", "description" "鉄(iron)とは、元素記号Fe、原子番号26の元素である。\n栄養素として鉄は、人知類を含む多くの生命体の正常な生理機能にとって、必要不可欠な必須ミネラルである。\nたとえば、植物の光合成の働きは葉緑素によるものだが、この葉緑素の合成には鉄が必要である。\nまた、生体活動の源となるエネルギーを産生しているミトコンドリアが働くために最も大切なミネラルである。\n人知類の体内にある鉄は、その過半数がヘモグロビンに存在する。\nまた、ミオグロビンなどにも少量の鉄がある。\n/*/\nヘモグロビン(hemoglobin)とは、赤血球中に存在するヘム蛋白質である。\nグロビン(globin)という蛋白質に、ヘム鉄が結合したものがヘモグロビンである。\nヘモグロビンは、鉄原子に酸素を着脱することで、肺で受け取った酸素を、全身の細胞へ運搬する役割を担っている。\nまた、ヘモグロビンは弱酸としての性質によって、二酸化炭素の運搬にも重要な役割を果たす。\n鉄が不足すると、ヘモグロビンを合成できないため、赤血球自体が小さくなり、赤血球の数も減少する。\nヘモグロビンのグロビン各鎖は、それぞれ異なった遺伝子の支配を受けている。\nその遺伝子に変異が起こると、その支配下のグロビン各鎖に質的・量的異常をまねく。\nヘモグロビンは、血色素(blood pigment)とも呼ばれる。\n/*/\nミオグロビン(myoglobin)とは、筋肉組織に存在する蛋白質である。\nミオグロビンは、筋肉への酸素供給を助ける役割を担っている。\nそのため、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力低下や疲労感といった症状が起こる。\nミオグロビンは、筋肉ヘモグロビン(muscle hemoglobin)とも呼ばれる。\n/*/\n栄養素として、食事由来の鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄が存在する。\nまた、鉄の栄養補助食品には、ヘム鉄・非ヘム鉄・キレート鉄が存在する。\n/*/\nヘム鉄(heme iron)とは、ポルフィリンに配意した鉄のことである。\nポルフィリン(porphyrin)とは、4個のピロールがメチル基によって結合した環状テトラピロール誘導体である。\nヘム鉄は、ヘモグロビンやミオグロビンなどのタンパク質を構成し、それらの機能の中核を担っている。\n栄養素としてのヘム鉄は、主にヘモグロビンに由来し、赤身肉・魚・鶏肉などヘモグロビンを含む動物性食品にみられる。\nヘム鉄は専用の吸収経路があるため、胃腸にやさしく、通常、非ヘム鉄より吸収されやすい。\n/*/\n非ヘム鉄(non-heme iron)とは、レンズ豆やエンドウ豆などの植物性食品に含まれる鉄である。\n非ヘム鉄は、phの低い胃酸によって吸収されやすくなり、十二指腸を中心とした上部空腸から吸収される。\nphとは、溶液中の水素イオンの濃度を示す指数である。\npH7が中性を示し、ph7未満が酸性、ph7超過が塩基性となる。\n胃酸が出ていない場合や制酸剤で胃酸を中和した場合、腸管などに炎症がある場合、非ヘム鉄は吸収されにくくなる。\n鉄欠乏が重度になるほど、胃腸の粘膜の状態も悪くなっていることがほとんどであるため、そこに非ヘム鉄を摂取すると、腸から吸収されなかった鉄がさらに腸内環境を悪化させるおそれがある。\n非ヘム鉄の吸収率は、食品中のさまざまな成分によって大きく左右される。\nビタミンCや食肉の蛋白質は、非ヘム鉄の吸収を向上させる。\nタンニン・蓚酸・フィチン酸などは、非ヘム鉄の吸収を妨げる。\nタンニン(tannin)と蓚酸塩(oxalic acid)は、紅茶・緑茶・コーヒーなどに多く含まれている。\nフィチン酸(phytic acid)を含む食品は、米・麦などの穀類や大豆などである。\n非ヘム鉄の吸収経路は、亜鉛・カルシウム・銅などの吸収と競合する。\nそのため、牛乳とともに非ヘム鉄を摂取すると、牛乳に含まれるカルシウムによって、非ヘム鉄の吸収が妨げられる。\n非ヘム鉄は、無機鉄とも呼ばれる。\n/*/\nキレート鉄とは、非ヘム鉄をアミノ酸やクエン酸で挟み込んだ、天然には存在しない鉄である。\nキレート鉄は、アミノ酸の吸収経路から能動的に吸収される。\nそのため、吸収効率が非常に高い。\nヘム鉄と非ヘム鉄は、体内の鉄貯蔵量が多ければ、過剰摂取による毒性作用を防ぐため、吸収率が低下する。\nしかし、キレート鉄はアミノ酸の吸収経路から吸収されるため、吸収量の調整機構がない。\n鉄の過剰摂取は胃腸障害などを起こすため、キレート鉄を摂取する際は注意を要する。\nなお、キレート鉄を過剰摂取しなければ、胃腸への負担は少ない。\n/*/\n鉄の過剰症として、ヘモクロマトーシスが知られている。\nヘモクロマトーシス(hemochromatosis)とは、体内の鉄の蓄積が過剰になり、鉄が組織に沈着し、肝臓・膵臓・心臓・甲状腺で臓器障害を引き起こす疾患である。\nヘモクロマトーシスは、血清鉄も非常に高値を示す。\n皮下に鉄が沈着、皮膚の色が青銅色を呈し、糖尿病を併発するため、ヘモクロマトーシスは青銅色糖尿病(bronzed diabetes)やブロンズ糖尿病とも呼ばれる。\nまた、ヘモグロビンが血色素と呼ばれるため、ヘモクロマトーシスは血色素症とも呼ばれる。\nヘモクロマトーシスの治療には、鉄排泄促進薬の投与や瀉血で、過剰に蓄積された体内の鉄を除去する方法がある。\n瀉血(bloodletting、exsanguination)とは、治療目的で適切な量の血液を注射器などで取り除くことである。\n静脈を針などで刺す瀉血は、刺絡と呼ばれる。\n刺絡の絡は、静脈を意味する。\nヘモクロマトーシスは、遺伝性ヘモクロマトーシスと続発性ヘモクロマトーシスに分けられる。\n/*/\n遺伝性ヘモクロマトーシス(hereditary hemochromatosis)は、鉄代謝の遺伝子疾患が原因のヘモクロマトーシスである。\n遺伝性ヘモクロマトーシスは、変異した遺伝子によって、さらに細かく分類できる。\n遺伝性ヘモクロマトーシスは、原発性ヘモクロマトーシス(primary hemochromatosis)とも呼ばれる。\n/*/\n続発性ヘモクロマトーシス(secondary hemochromatosis)とは、鉄の吸収亢進や頻回の輸血、貧血の治療で投与された鉄の過剰摂取などに起因するヘモクロマトーシスである。\n/*/\n鉄欠乏性貧血(iron deficiency anemia)とは、鉄の欠乏によって生じる貧血である。\n鉄欠乏性貧血の原因は、ほとんどの場合、失血である。\n最も頻度の高い原因は、慢性の不顕性出血である。\nたとえば、消化性潰瘍や悪性腫瘍など、消化管からの出血が該当する。\n人知類のような月経のある一部の哺乳動物の場合、閉経前の女性は、月経による累積失血が鉄欠乏性貧血の一般的な原因である。\nこのほか、鉄摂取量の減少、鉄吸収の低下、鉄需要の増大などが鉄欠乏性貧血の原因となる。\n/*/\n貧血に至らない鉄欠乏であっても、さまざまな身体症状や精神症状が起こり得る。\n/*/\n鉄欠乏にみられる特異的な身体症状としては、爪の扁平化・脆弱化がある。\nとくに重度の鉄欠乏では、匙状爪となる。\n匙状爪(spoon nail)とは、爪甲が陥凹し、スプーンのように反り返ることである。\n/*/\n鉄欠乏にみられる特異的な精神症状としては、異食症がある。\n異食症(pica)とは、非栄養性物質を食べたいという異常な欲求を示す病態である。\nとくに異常なほど氷を食べる異食症を、氷食症(pagophagia)と呼ぶ。\n非栄養性物質の摂食によって食欲が満たされると、鉄摂取量のさらなる減少につながるため、注意が必要である。\nなお、民間療法や宗教儀式など文化的伝統での摂食は、異食症に含まない。\n/*/\n鉄欠乏が原因となる他の精神症状としては、むずむず脚症候群が挙げられる。\nむずむず脚症候群(restless legs syndrome)とは、下肢や上肢などを動かしたくなる、抗いがたい衝動が生じる感覚運動疾患である。\nむずむず脚症候群は、通常、上肢や下肢に皮膚の上を虫が這うようなむずむずする感覚が起こる。\n眠ろうとしても、むずむず脚症候群の異常知覚を緩和する目的でその部位を按摩したり、動かしたりせざるを得ないため、重度の不眠症状を呈することが多い。\n/*/\n鉄欠乏の診断には、血液を採取し、赤血球や血色素、血液中の成分などを検査する。\n鉄が欠乏している場合、まず血清フェリチン濃度が低下し、次に血清鉄が低下、その後ヘモグロビン濃度が低下する。\nフェリチン(feritin)とは、再利用可能な形で鉄を貯蔵するために必要な水溶性蛋白質である。\n体内で鉄が不足すると、フェリチンから減ってくる。\nそのため、血清フェリチン濃度は、生体に蓄積されている鉄の貯蔵量を推定する指標となる。\nただし、血清フェリチン濃度は、感染や炎症などで増加するため、鉄不足を反映しないこともある。\nそのため、鉄不足の診断には、平均赤血球容積も同時に確認する必要がある。\n平均赤血球容積(mean corpuscular volume)とは、ひとつの赤血球の平均的容積である。\nつまり、平均赤血球容積とは、赤血球の大きさの指標である。\n平均赤血球容積は、ヘマトクリット値と赤血球数から計算される。\nヘマトクリット値(hematocrit)とは、血液中に占める赤血球の容積の割合をパーセントで表したものである。\n平均赤血球容積は、葉酸やコバラミンの不足によっても上昇するため、鉄不足の参考にならないこともある。\nこのように検査数値は複数の要因で上下する。\nそのため、検査数値を適切に解釈するには、他の検索項目と照らし合わせ、なにが起きているかを推測しなければならない。", "part_type" "part", "localID" 21 } ], "localID" 20, "expanded" true } ], "localID" 18, "expanded" true } ], "localID" 15, "expanded" true }, { "title" "水", "description" "水は、酸素と水素の化合物で、一般に栄養素には含まれないが、重要な物質である。\n成年の人知類の場合、水は体重の45パーセントが細胞内、体重の15パーセントが細胞間、体重の5パーセントが血液中に存在する。\n体内水分の10パーセントを失うと機能障害を生じ、20パーセントを失うと死を招く。\n摂取した水分は、小腸・大腸から吸収される。\n体内で代謝された水分は、腎臓から尿として、消化管から消化液として、皮膚から汗として排泄される。", "part_type" "part", "localID" 22 } ], "localID" 4, "expanded" true }, { "title" "栄養素の生理", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "栄養感覚", "description" "流用可能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "栄養感覚とは", "description" "栄養感覚とは、栄養素の摂取に関係する総合的な感覚のことである。\n人知類の食欲は、単に空腹から発生するわけではなく、局所性栄養感覚と全身性栄養感覚が作用して発現している。\n局所性栄養感覚とは、視覚・味覚・触覚・嗅覚・聴覚などのことである。\n全身性栄養感覚とは、空腹感・満腹感・口渇感・嗜好などのことである。\n食欲旺盛で過食の場合や、食欲不振で低栄養の場合は、さまざまな要因を調整する必要がある。\nたとえば、食欲不振の原因は、運動不足・過労・不眠など生理的なものから、精神的な落ち込みや悩み事など心理的なものまでさまざまである。\nまた、傷病者や高齢者の場合、臓器の機能低下・機能異常、薬物の副作用も食欲不振の原因と考えられる。\n食欲不振による低栄養を防ぐためには、これらの原因を取り除く必要がある。", "part_type" "part", "localID" 25 }, { "title" "味覚", "description" "味覚(sense of taste)とは、食物の物理的・化学的性状に対する感覚である。\n脊椎動物は、主に舌の味蕾中の味細胞で感受される。\n人知類の場合、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味が存在する。\n辛味・渋味・あぶら味などは、痛覚や触覚の一種と考えられている。\n/*/\n甘味とは、甘さに対する感覚である。\n甘味を感じる食品の成分は、蔗糖やアミノ酸などがある。\n/*/\n酸味とは、酸っぱさに対する感覚である。\n酸味を感じる食品の成分は、クエン酸やリンゴ酸などがある。\n/*/\n塩味とは、中性塩に対する感覚である。\n塩味を感じる代表的な食品は、食塩である。\n/*/\n苦味とは、苦さに対する感覚である。\n苦味を感じる食品は、ビール・チョコレート・コーヒーなどがある。\n/*/\n旨味とは、旨さに対する感覚である。\n酸味を感じる食品の成分は、グルタミン酸やイノシン酸などがある。", "part_type" "part", "localID" 26 }, { "title" "空腹感", "description" "空腹感(hunger sensation)とは、固形の食物を食べたいという欲求の表れである。\n空腹感は、摂食中枢の興奮によって起こる。\n摂食中枢(feeding center)とは、脳の視床下部という部位の近くにある、食物の摂取を促すように働く中枢神経系である。\n空腹感は、飢餓収縮や血液中の遊離脂肪酸などが関与する。\n/*/\n飢餓収縮とは、胃が空になったときに起こる強い緊張性の周期的な収縮運動である。\n飢餓収縮の刺激が、胃に分布している迷走神経を通し、摂食中枢に伝えられることで空腹感を感じる。\n長期間断食し栄養状態が低下すると、胃の運動が鈍くなるため、胃の内容物がなくても空腹感は感じなくなる。\n/*/\n遊離脂肪酸とは、食後時間が経過し、低下した血糖値を補うため、分解・放出された体脂肪のことである。\n血液中の遊離脂肪酸の刺激によって、摂食中枢が興奮すると、空腹感を感じる。\n/*/\n冷気に触れて寒さを感じると、その刺激が摂食中枢に伝わり、食欲が増進する。\n逆に、夏場や発熱で体温が上昇すると、食欲は減退する。", "part_type" "part", "localID" 27 } ], "localID" 24, "expanded" true }, { "title" "消化", "description" "消化(digestion、peptization)とは、消化管内に取り入れた食物の成分を吸収されやすい最小単位、あるいはそれに近い状態まで分解することである。\n消化の方法は、機械的消化・化学的消化・細菌学的消化に分類できる。\n/*/\n機械的消化とは、磨砕・攪拌・移動などの作用による消化のことである。\nたとえば人知類や猫知類などは、食品を咀嚼して細かく砕き、消化管の蠕動によって内容物を混合・攪拌・移動することで化学的消化を助ける。\n咀嚼(mastication、chewing)とは、食物を摂取してから下顎の運動と舌や唇によって、上の歯と下の歯の間に運ばれ、食物を噛み砕くまでにおこなわれる口腔内でおこなわれている生理的過程のことである。\n蠕動(peristalsis)とは、消化管などの管腔臓器で、縦走筋と輪状筋を協調して動かすことによって、その内容物を押し進める運動のことである。\n機械的消化は、理学的消化とも呼ばれる。\n/*/\n化学的消化とは、唾液・胃液・膵液などの消化液や小腸粘膜に存在する分解酵素による栄養素の化学反応のことである。\n化学的消化には、接触消化と膜消化に分けられる。\n化学的消化は、酵素的消化とも呼ばれる。\n/*/\n細菌学的消化とは、腸内細菌による腐敗や発酵のことである。\n細菌学的消化は、生物学的消化とも呼ばれる。\n/*/\n消化によって食物が分解されることで、食物がもつ種特異性や抗原性が取り除かれる。\nたとえば、人知類が牛肉を食べても人の筋肉が牛の筋肉と同じものにはならない。\n牛の蛋白質を牛特有のものではないアミノ酸やペプチドに分解して吸収し、体内亜で人の蛋白質に合成するからである。\n/*/\n消化器官には、口腔・胃・小腸・大腸などの臓器がある。", "part_type" "part", "localID" 28, "expanded" true }, { "title" "吸収", "description" "栄養学において、吸収(absorption)とは、生体が外界から物質を取り込むことである。\n人知類や猫知類など多くの高等動物の場合、吸収とは、消化器官で分解された成分が消化管壁から体内に入ることである。\n栄養素が吸収される機構には、受動輸送と能動輸送がある。\n/*/\n受動輸送とは、浸透や拡散の現象によって、溶解成分の濃度が高いところから低いところへと膜を通過する機構である。\n/*/\n能動輸送とは、エネルギーを使い、濃度勾配に逆らって、溶解成分の濃度が低いところから高いところへ積極的に膜を通過する機構である。", "part_type" "part", "localID" 29 }, { "title" "排泄", "description" "食物の成分は、消化・吸収され、残りは便として排泄される。\n便には、「水分」「消化・吸収されなかった食物の残渣」「胆汁・酵素・粘液など消化管の生成物」「消化管上皮細胞からの剥離成分」「カルシウムや鉄など消化器官に排泄された成分」「腸内細菌」が含まれる。\n便の量や排便回数は、食習慣や食事量に依存する。\n食物繊維の摂取量が増大すると便量が多くなる。", "part_type" "part", "localID" 30 } ], "localID" 23, "expanded" true } ], "expanded" true, "localID" 0, "description" "流用可能" } ]
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品名:完全無臭にんにく粒+マカ 名称:完全無臭にんにく粒+マカ 原材料:素錠部分(無臭にんにくエキス、マカ原末、乳糖、還元麦芽糖、でんぷん、食用油脂、ビタミンC、ショ糖エステル、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB2、ビタミンB1、結晶セルロース、ビタミンD、葉酸、)、糖衣層部分[還元麦芽糖水飴、澱粉、還元水飴、粉末セルロース、光沢剤、着色料(カラメル)]、原材料の一部に大豆を含む) 取扱サイト 完全無臭にんにく粒+マカ 製品に関する情報: 準備中
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品名:メダリスト1Lお徳用 名称:粉末清涼飲料(顆粒タイプ) 原材料:ショ糖(甜菜糖)、クレアチン、茶抽出物、酵母エキス、無臭ニンニク、クエン酸、トレハロース、乳酸カルシウム、アミノ酸ミックス(アラニン、グリシン、バリン、アルギニン、ロイシン、リジン、アスパラギン酸Na、イソロイシン、ヒスチジン、シスチン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、メチオニン、グルタミン酸Na)、ビタミンC、クエン酸Na、硫酸マグネシウム、香料、甘味料(スクラロース)、塩化カリウム、ビタミンB2、クエン酸第一鉄、ナイアシン、ビタミンE、パントテン酸Ca、ビタミンB6 ビタミンB1、ビタミンA、葉酸、βカロチン、ビタミンD3、ビタミンB12 取扱サイト メダリスト1Lお徳用 製品に関する情報: 準備中
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品名:メダリスト1L 名称:粉末清涼飲料(顆粒タイプ) 原材料:ショ糖(甜菜糖)、クレアチン、茶抽出物、酵母エキス、無臭ニンニク、クエン酸、トレハロース、乳酸カルシウム、アミノ酸ミックス(アラニン、グリシン、バリン、アルギニン、ロイシン、リジン、アスパラギン酸Na、イソロイシン、ヒスチジン、シスチン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、メチオニン、グルタミン酸Na)、ビタミンC、クエン酸Na、硫酸マグネシウム、香料、甘味料(スクラロース)、塩化カリウム、ビタミンB2、クエン酸第一鉄、ナイアシン、ビタミンE、パントテン酸Ca、ビタミンB6 ビタミンB1、ビタミンA、葉酸、βカロチン、ビタミンD3、ビタミンB12 取扱サイト メダリスト1L 製品に関する情報: 準備中
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最終更新日:2014/04 骨折を早く治すには、どんな食べ物や食事が有効か。ビタミンK カルシウムとビタミンDカルシウムの必要摂取量と摂取方法 ビタミンC 効果があるという人もいるが根拠が弱いものDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3系不飽和脂肪酸 タグ 骨折を早く治すには、どんな食べ物や食事が有効か。 ビタミンK ビタミンK サプリメントでビタミンKを含むものも出ているが、含有量がかなり少ない。 たとえばDHCのものでは、 ビタミンK 1日2粒総重量800mg(内容量500mg)あたりビタミンK2 67.4μg、 ビタミンKに関しては、サプリメントをとるぐらいなら、ビタミンKによる骨折治療促進の食品を摂った方が良い。 納豆ほね元気 カルシウムとビタミンD 効果が確実そうな栄養素としては、やはりまずはカルシウム。ただしカルシウムだけではダメで、ビタミンDも同時に必要。 カルシウムの必要摂取量と摂取方法 成人では、一日のカルシウム摂取は800mg以上が目標です。 日本骨代謝学会 カルシウム800mgを食品だけで摂ろうとすると結構大変です。たとえば牛乳だけでとろうとすると、毎日牛乳を700mlぐらいは飲む必要があります。 牛乳コップ一杯200ml当たりのカルシウム量は227mgで、小魚(イワシ)は、中1尾60gとして、カルシウム量42mgとなり牛乳の約5分の1、ヒジキ(干し)は一人分8gとして、カルシウム量112mgとなり牛乳の約半分である。また、かぶ(葉・生)は一人分(1/2株)15gとして、カルシウム量38mgとなり牛乳の約6分の1である。 引用:一般社団法人Jミルク そこでカルシウムを含んだサプリメントを使うことが考えられます。カルシウムサプリメントは比較的安価で1か月分で1000円以内から打っています。 ただカルシウムサプリメントの摂取には、いくつかの注意があります。カルシウムサプリメントを飲むことにした場合には、こちらの注意点 も併せてご覧ください。 ビタミンC ビタミンC 効果があるという人もいるが根拠が弱いもの DHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3系不飽和脂肪酸 関連記事 オメガ-3系脂肪酸で骨折を防げる? 世界の最新栄養ニュース タグ カルシウム サプリメント 栄養素 食事 骨折 名前 コメント
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品名:LS核酸スーパーヘルスEX 名称:サケ白子抽出物・酵母エキス加工食品 原材料:サケ白子抽出物加工食品(DNA、プロタミン含有)、食用酵母エキス(RNA含有)、ビタミンC、乳糖、ミネラル含有酵母(亜鉛、セレン含有)、ワイルドヤムエキス、デキストリン、ショ糖脂肪酸エステル、イチョウ葉エキス、パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB2、ビタミンB6、シナモン、ビタミンA、ビタミンD3、葉酸、ビタミンB12、シェラック*大見出し 取扱サイト LS核酸スーパーヘルスEX 製品に関する情報: 準備中
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スポンサー遍歴(冬期) ズムSU・木曜7 00 日本テレビ系列「ズームイン!!SUPER」木曜7時前半ネット枠 対象日1月7日 1月14日 1月21日 1月28日 2月4日 2月11日 2月18日 3月4日 3月11日 3月18日 対象日 1月7日 30秒 - 理研ビタミン、宝くじ、ファイザー、ニップン、和光堂、(PT)Kao 1月14日 30秒 - コーワ、理研ビタミン、ファイザー、宝くじ、(PT)Kao、(PT)トヨタ自動車(SAI) 1月21日 30秒 - 宝くじ、コーワ、理研ビタミン、ファイザー、(PT)Kao、(PT)ビーイング・pure infinity(Hundred Percent Free「Hello Mr. my yesterday」) 1月28日 30秒 - ファイザー、宝くじ、富士ゼロックス、理研ビタミン、コスモ石油、(PT)Kao 2月4日 30秒 - 理研ビタミン、ほけんの窓口、宝くじ、富士ゼロックス、(PT)セブンイレブン、(PT)Kao 2月11日 60秒 - KDDI 30秒 - 理研ビタミン、ほけんの窓口、宝くじ、(PT)Kao 2月18日 30秒 - 宝くじ、アサヒ飲料、理研ビタミン、ほけんの窓口、HONDA 3月4日 30秒 - ほけんの窓口、コカ・コーラ、宝くじ、クボタ農業機械、理研ビタミン、(PT)Kao 3月11日 30秒 - 理研ビタミン、ほけんの窓口、コカ・コーラ、宝くじ、クボタ 3月18日 30秒 - ほけんの窓口、コカ・コーラ、宝くじ、クボタ、理研ビタミン、(PT)Kao