約 467,817 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/34450.html
ヒルド(3) 北欧神話に登場するデンマークの王女。 ヘディンにさらわれ妻とされた。 関連: ヘグニ(3) (父) ヘルヴォール (母) ヘディン (夫)
https://w.atwiki.jp/deadbydaylight/pages/616.html
概要 背景 派生マップ マップ固有オファリング ジャングルジム 変更履歴 コメント 概要 サイレントヒルSilent Hill 固有殺人鬼 エクセキューショナー DLC Chapter XVI "Silent Hill" 地域 アメリカ・メーン州 エクセキューショナー実装時に追加されたマップ。 「サイレントヒル」シリーズで登場人物が通っていた小学校が元になっている。 背景 先生とクラスメイトにいじめられた生徒にとって、ミッドウィッチ小学校に通うことは拷問と言っても過言ではなかった。 教団が町の超自然的エネルギーの支配力を強めると、ある変化が起きる。その建物で受けた子供時代のトラウマが、ねじれた悪夢のような略図となって姿を表したのだ。 シミのついた壁、錆びた鎖、首吊り死体が、そのまま残る机や教科書と不気味な対照を作り出している。 この場所がかつて無垢な学びの場であったというイメージは、ずいぶんと前に消え失せてしまった。 派生マップ ミッドウィッチ小学校? マップ固有 オファリング アイコン 名前 レア度 効果の重複 説明 メアリーへの手紙(Mary's Letter) レア する マップがほぼ確実にサイレントヒルになる。「あいまいな眠りの中で、夢見るのはあの町。」 ジャングルジム 変更履歴 コメント 名前 最新20件を表示しています。ログ全文? コメント左側の◯をクリックしてから書き込むと、レス形式でコメントできます。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/128769.html
オテルヒルデ 中世ネーデルラントのホラント伯の系譜に登場する人物。 関連: ディルクゴセイ (ディルク5世、夫) フロリスニセイ (フロリス2世、息子)
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/1008.html
エスカヒル鳴門 エスカヒルなると 徳島県鳴門市にある展望台。 長さ68m、高低差34mの長いエスカレーターで上る。 展望台からは鳴門海峡、大鳴門橋が見え、天気の良い日は小豆島や対岸の和歌山を見ることができる。 所在地 徳島県鳴門市鳴門町 料金 300円(周辺施設とのセット券各種あり) 時間 8:30~20:00 休館日 年中無休 URL http //www.narutokanko.co.jp/ 地図 より大きな地図で 徳島県 を表示 関連項目 2004年3月9日 2004年春合宿プレ タグ 展望 徳島県 施設 鳴門市
https://w.atwiki.jp/generation-world/pages/408.html
YMT-05 ヒルドルブ 特徴 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 18300 415 L 10680 98 21 21 22 7 - - A - - 武装 名前 威力 EN MP 射程 属性 命中 CRI 備考 シャベルアーム 3200 10 0 1~1 格闘 95 5 対空用榴散弾 4000 14 0 1~3 拡散 105 5 105mmマシンガン 2200 8 0 2~4 連射 90 10 装弾筒型翼安定徹甲弾 5000 20 0 5~8 射撃 85 5 焼夷榴弾 4000 40 0 MAP MAP 100 0 アビリティ 開発元 Lv EXP 機体 4 615 マゼラ・アタック 設計元 設計不可 開発先 Lv EXP 機体 2 415 マゼラ・アタック 3 830 ザクII 備考 ジオンのタンク。何気にステータスはゲルググにも匹敵するほどの水準。 前作ではサイズのせいで編成に支障をきたし、武装のほとんどが支援向きなのにマスターで運用するしかないのがネックだった。 マゼラアタックから開発で序盤から作れる割に、攻撃面はかなりの高性能。 大抵の相手にアウトレンジ可能な長射程の主砲に、使いやすいマップ兵器を併せ持ち、射程も穴がなく一通りの武装が揃っており、非常に優秀な支援役。 武装が実体に偏っているためフェイズシフト装甲などには弱いが、高性能火薬などでの底上げがしやすいとも言える。 ただLサイズなので回避には期待できず、盾などの防御アビリティが皆無で、特に硬くもないため囲まれると脆い。何より陸戦オンリーなのが最大のネック。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/11879.html
はなれなヒル とは、【MOTHER3】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 コメント プロフィール はなれなヒル imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1.png) 種族 ヒル 初登場 【MOTHER3】 その名の通り、一度吸い付いたらなかなか離れないヒル。もし離れたとしても足跡がつくのはなんかイヤ。 作品別 【MOTHER3】 LV HP PP 経験 DP 13 61 0 21 0 種族 OF DF IQ SP むし 33 5 11 26 背面 OF DF IQ SP 1 1 11 1 技 かみつきこうげき (通常攻撃) きゅうけつこうげき (HP吸収攻撃) グッズ 確率 たべられるキノコ 70% BGM こまったやつら 出現場所 章 ニッポリートのこや 2章 + 耐性 属性・状態異常名 有効率 ほのお 80 こおり 120 かみなり 100 ばくはつ 100 しびれ 40 ねむり 100 へん 60 なみだ 10000 かえん 100 こおる 100 DCMCパンフ 0 カベホチ 75 あやまる 20 ウケ 70 2章のニッポリートのこやの洞窟内に登場。 苦戦する要素はまずないザコだが、地上の【ゾンビ】どもと違って無駄行動を一切取らない点には注意。 2章にしか出ないため、たたかいのきおくに載せる場合は忘れずに。 元ネタ推測 離れない+ヒル コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/kuroeu/pages/2314.html
ヒルチナ金鉱 解説 メンフィル王国北西部に存在する鉱山。 金以外にコルシノ鋼も産出し、メンフィルにとって財政上極めて重要な地となっている。 雑感・考察 名前
https://w.atwiki.jp/k-os/pages/2509.html
ここを編集 第四期:BS14~ BS16-X01:X:爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル BS14-030:R:皇牙獣キンタローグ・ベアー SD06-陽昇ハジメデッキ バーストヒーローズ SD06-004:C:ドス・モンキ SD06-009:C:キジ・トリア 備考/エピソード 登場回:第一話~ 初戦:第一話/バースト召喚! 英雄龍ロード・ドラゴン! ヒノボリマヒル/バトルフィールド生みの親 ハジメの父親で、陽昇研究所所長で発明家の赤のカードの使い手。 RBFはハジメの「スピリットに会いたい」という願いをかなえるために開発された。35話でアラタからの要望でニューヨークでバトルすることに。その際にハジメが使用しているデッキと同じ内容のデッキを用意しバトルに挑んでいる。お世辞にもデッキの力を引き出せていなかったが、観戦していたハジメに自分のデッキが戦い方次第で十分にアラタに通用すると気付かせた。しかし召喚パフォーマンスのセンスはいまいちである。 爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル ハジメの所有しているのは別のカード。 「バトルフィールド開発のために発案した。ネオカオス理論!!複雑系力学的超次元方程式の解に基づき、三次元空間に結集せよ!!爆炎の覇王 ロード・ドラゴン・バゼル!!」 通算戦績 0勝1敗 第三十五話「覇王ドリームマッチ! スサノ・フリードvs バゼル!!」 VS薬師寺アラタ×
https://w.atwiki.jp/esteal/pages/94.html
*ニヒル* 列伝 基本スペック 基本能力値 考察 コメント欄 列伝 ”告死のニヒル”の異名をとり、どんな汚い仕事でも金さえもらえばこなすと言われる暗殺のプロ。 人前に素顔をさらすことは一切無く、彼の素性を探ろうとした人間はすべて彼に消されている。 内治 統率 外交 探索 信仰 0 6 0 8 0 台詞 雇用時 まずは金を渡して貰おう。話はそれからだ。 退却時 ……… 撃破時 影は、影へ還る… 埋葬など、無用… 待機時 +... ……準備を怠るな ……フッ ……隊列を組め ………… 前進時 +... ……フッ、出撃 ……攻撃、開始 ……やれ 前進…… 互角時 +... ……ひるむな、隊列を維持しろ 油断? ……これは余裕というものだ 戦術、Bに移行…… 行くぞ…… 戦え……戦え…… さて、どう打開する……? 優勢時 +... 油断するな 罠に警戒しつつ、追撃 ……勝ったな 追撃しろ 押せ…… ……愚かな奴らよ 劣勢時 +... 怯むな、反撃しろ…… ……まだ、勝敗は決まってなどいない 愚かしい…… うろたえるな まだだ、まだ終わらんよ クッ…… 必殺技 +... スラッシュリッパー ………… 基本スペック 性別 男性 肩書き 凄腕の暗殺者”告死” 種族 人間 クラス ローグ 雇用種族 人間 雇用クラス ローグ 特殊雇用 無し 初期勢力 S1=放浪 S4=ネ=ドゥネ=ケイス 初期階級 S1=浪人 S4=一般 旗揚げ時勢力名 ムの旅団 旗揚げ時雇用可兵科 ローグ 初期レベル S1=5 S4=13 その他・備考欄 保有スキル 部下に付与可能なものは【付与】、必殺技は【必殺】で表示 LV 個人習得 クラス習得 初期 【付与】クリティカルヒット シミター, ナイフ 15 ビハインドナイフ,【必殺】スラッシュリッパー シミター+2, トラップナイフ 25 暗黒魔法B(基本系),シミター+4, 手裏剣 リーダースキル 即死耐性UP(3) 訓練効果アップ(5) アシストスキル 無し 召喚スキル 無し 基本能力値 HP 1200 MP 60 攻撃 45 防御 40 魔力 40 魔抵抗 40 素早さ 70 技術 85 HP回復 0 MP回復 0 移動 150 移動タイプ 強脚 召喚数 1 召喚レベル 20% exp_mul 124 耐性 斬撃 突撃 打撃 弓矢 火 水 風 地 天 暗黒 精神 解呪 神聖 -2 0 +2 +2 0 0 0 0 0 -1 0 +5 0 毒 麻痺 幻覚 沈黙 混乱 石化 恐慌 即死 吸血 魔吸 ドレイン +2 +2 0 0 0 +2 0 0 -1 -1 -1 考察 全般 操作方法 オススメ陪臣・兵科・指揮官 敵対時対処法 コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1141.html
街 2 馬車はカイネの街を走る。 カイネの街は低地に作られた港町であるが、その周囲は城壁によって囲われている。 城壁にはそれぞれに名がついており、それらを守る者らの名がつけられている。たとえばスカニアにえにしあるカイネの民の守る壁はスカニア壁、帝國にえにしある民の守る壁は帝國壁、と。 しかしフィンゴルド壁は無い。壁に名をつけられた時には、まだフィンゴルド大公国は無かったからだ。フィンゴルドにえにしある民の守る壁は、諸島の壁と呼ばれている。 いずれそれらも変わるだろう。 ヒルデガルドは馬車の外を流れる風景を見ながら、そう思っていた。 馬車は街で一番の街広場を通り過ぎ、さらに伸びる道へと進んでゆく。その一角にフィンゴルドの公館、その借り屋敷がある。街の者でなければ、カイネに屋敷を構えることはできない。また今のフィンゴルドの力では、街広場に面するところに借り屋敷を得ることもできない。 馬車は静かに止まる。 そこがカイネの街のフィンゴルド公館、その借り屋敷の前だった。 「では、ヒルダ嬢、お気を付けなさい」 おなじ馬車の向かいの席で「ゴール商会のトーラス」は言う。もちろんトーラスは、ただの承認ではない。 「ええ、承知しております」 ヒルデガルドは応じて返す。ヒルデガルドもまたヒルダを名乗り、名を隠している。トーラスは目礼するように頷き返し、自ら立って馬車の扉を開いた。自ら石畳へと降りる。それからヒルダであるヒルデガルドへと手を差しのばす。臣下のものの礼ではなく、紳士より淑女への礼だ。ヒルデガルドはその手をとって馬車を降りた。 公館の扉前には、槍を携えたフィンゴルドの衛士が立ち、さらに衛士頭もたつ。トーラスは歩み行き、懐よりあかしを取り出し示す。それに頷いて、衛士頭は自ら扉を開いた。トーラスとヒルダはその扉をくぐる。 公館は、がらんとして人影も少なかった。普段ならば、フィンゴルドにかかわるあれこれの用向きで、さまざまな人がやってくるところだ。しかしいくさを前にフィンゴルド公館は常の働きをほぼ止めていた。いくさを前にしたカイネの街で、公館を仲立ちにしなければならないやり取りなど続けられない。 トーラスは閑古鳥鳴く窓口へではなく、脇の階段を上ってゆく。ヒルダもそのあとを追いかけた。二階は窓口では行いかねる話をするための小部屋がある。トーラスは慣れた様子でその一つの扉を開いた。 「おお」 中から、聞き覚えのある声がする。すこし苦笑しながらヒルダは部屋へと入った。背後で扉が閉じられる。トーラスによってだ。 「すっかり、すっかり、女らしくなってしまわれて・・・・・・」 そう言い、部屋の中の男は、両腕をヒルダへと差しのばす。 「ヒルデガルド様、お久しゅうございます」 「その名で呼ばれるのはご勘弁願います、ボーラン閣下」 おお、そうでしたそうでしたヒルダ嬢、などと言いながらも、ボーラン伯は歩み寄り片膝をつく。それからヒルダの手をとって、うやうやしく口づけの礼をするのだ。立ち上がったボーランはヒルダを見つめ、なんどかまたたいてから振り返り、背後のマルスへ目をやる。 「マルス、まったくおまえは役得だ」 うむ、とマルスは重々しくうなずいて見せる。 「今はわが娘でありますからな。そのように相対されますよう。ボーラン伯爵閣下」 「お前という奴は」 古くから父たるハーラル大公に仕える部下は皆、ヒルデガルドを実の子のように、いやそれ以上のものであるかのように相対していた。ボーラン伯もまた同じだった。 「大公殿下は、息災であられましょうや」 「ああ、いつもの通りだ」 「ミアイル様も」 「ゆっくり顔を合わせるいとまは無かったが、あの子もそうだと聞いている」 ボーランは目を閉じて深々と息をつく。 「それはよろしゅうございました」 義侠と言えば言葉は良いが、手の付けられないような荒くれ者であったことも確からしい。そういったものらに、ヒルデガルドを下に扱えと言っても、できることではないだろう。 「では、よろしゅうございますか、ボーラン閣下」 そう言うヒルダに、ボーランは咳払いとも不満のうなりともつかない吐息を吐いた後、退いて卓を示す。 「トーラス」 「はい。ご説明いたします」 ヒルダの背後より、トーラスが進み出て、卓へと向かっていった。卓の上にはすでに書付や帳面らが並べてあり、トーラスはその一つを手に取り、顔を上げる。 小さくとも一国を構えるとなると、それまでの義侠のともがらとしてだけではいられなくなる。スナイゼンやトーラスのような男は、フィンゴルドが国の形を強めるにつれて現れてきた男たちでもあった。 トーラスの説明は、良くまとめられていて、およそヒルデガルドが聞かされたことを押さえていた。というより、公館から本国へ送られた資料は、おそらくこのトーラスの手によったのだろう。 つまるところ「帝國」による侵攻は、何処の国もまったく予期していなかったこと。特に南岸諸国、オスミナを含めた四王国の驚きは大きく、帝國侵攻の報せとともにかなりの動きを見せたこと。しかしながらはっきりしたことはわからず、知らせはやがて街の者の間にも広がり行き、用心深いものらは急ぎ足にこの街から逃げ出したこと。 「とはいえ、逃れえるものはさほど多くはありません」 そうであろうとヒルデガルドも思っていた。逃げても行く先の無いものは、逃げる事などできない。行く先を買える金を持った者は限られているだろう。多くのものは余所へなど逃れられない。今の街の寂れようは、人がいなくなったというより、金が回らなくなったゆえだ。 トーラスは言う。カイネに住みながら帝國に由来を持つ者らもまた、この帝國侵攻について知らされていなかったらしい。 「・・・・・・」 カイネの街の人士は、今でも帝國勢が三、ゴーラが三、オスミナが二、生粋のカイネ人が二であるという。そのうちフィンゴルドはゴーラの中の三分の一をやや上回るほど。全体の一割ほどとなる。また帝國勢のうちでも帝國が北方辺境と呼ぶところ、かつてのゴーラであったところのものがほとんどを占めている。 すなわちカイネの街とは、ゴーラ人の寄せ集めの街でもある。 「おかげで、帝國の者らの動きも少しならず知ることが出来たのですが」 トーラスは続ける。 「その者らは内応すると思うか」 ヒルデガルドが問うと、トーラスはもの思う風に顎に指をやり、それから応える。 「カイネの街の者の考える義侠は、必ずしもゴーラのものと同じではありません」と。「カイネの街の者は、カイネの街あっての己らであると思い知っております。帝國が来たゆえに、帝國に街を明け渡すがために内応するとは思えません。内応の結果、カイネの街がこれまでに受けてきた恩恵が失われれば意味がありません」 「カイネの街のものは、恩恵のためならば戦うというのか」 「また、降伏することもありえます」 トーラスのその答えは、ヒルデガルドにとって少し意外であった。 「帝國の者らは、内戦にて敵対する者の領地を焼き払うことも行った。降伏するというのは楽観に過ぎるのではないか」 「御意。しかしながらカイネの街の者は、カイネの街の中の都合により動いております」 「・・・・・・」 なるほどと思い、また食えぬ奴とも思う。 トーラスは、それを探り出しうるのは己であると言っているようなものだ。カイネの都合を体現する何者かがいるわけではない。カイネがどう振る舞うかを決める、議会は、市議会堂の奥の特別なものだ。そこにフィンゴルドの席は無い。 帝國勢が二席、ゴーラ勢が二席、オスミナが二席、最後にカイネより二席があり、カイネの議席の一人が特別に議長席を占めることとなっている。合わせて八人。ゆえにカイネの八人議会ともいう。 いずれも、祖国を代表するものでは無く、出自の違うそれぞれの者らの代表ということになっている。どのように選ばれるかは、それぞれの決まりによる。 「・・・・・・」 カイネの八人議会には、フィンゴルド勢の席は無い。八人議会が定められたころにはフィンゴルドはまだ無かったのだから。国が若いということは、こういうことでもある。 そして議席が無いということは、八人議会の内輪で取り交わされる話について、フィンゴルドは直に知りえぬということでもある。 「逆に良いではないか」 ヒルデガルドは言った。 「八人議会に釈明をする必要は無いということでもある」 「しかし姫様」 ボーランは抗う。長年行ってきたのは、八人議会にフィンゴルド勢を送り込まんとすることであった。 「判っている、ボーラン」 ヒルデガルドは応じた。 「私とて今のままでよいなどとは一つも思っておらぬ。我らフィンゴルドをないがしろにしたつけは後程いくらでも払わせよう。だが大公殿下をして私をここに送り込んだのは、カイネにての懸案のためではない」 ヒルデガルドは言った。 「この帝國侵攻が、我がフィンゴルドに真の危機をもたらしかねぬからだ。フィンゴルドがカイネの後ろ盾になることがあり得るとすれば、それがフィンゴルドの為になるがゆえだ」 「御意」 「フィンゴルドの為、その一言ですべてを許すわけでもない。為、それがいかようにあるべきかは、大公殿下が定められる。私は大公殿下より直にその命を受けている」 は、とボーランらは頭を垂れる。ヒルデガルドは続ける。 「権威が無ければ、それは打ち立てればよい。ボーラン」 「は」 ボーラン伯が進み出る。ヒルデガルドは言った。 「我がフィンゴルド勢が守りを担う『諸島の壁』があるという」 「は」 ボーランは意外、という顔を見せる。構わずヒルデガルドは続ける。 「諸島筆頭を自認するフィンゴルドとして、この『諸島の壁』を修繕する策を考えよ」 「と、申されますと?」 「諸島の壁を守る隊は、フィンゴルドが統括する。これをフィンゴルドの手勢とする。街で大金を扱えるものは減っておろう。金は無く、金を欲しがる働き手は多くいよう。その金を出せるのはフィンゴルドのみだ。使える者を集めよ」 「なるほど」 「のみならず、他の壁もまた修繕せざるを得ぬように仕向けよ。そうして、いくさの備えが当たり前のものとなるようにするのだ。ついで壁の修繕にかこつけて、カイネの街の守りについて、探れるものはことごとく探れ。もちろんその動きに抗うものらも調べ上げよ」 「御意」 続いてヒルデガルドは振り向いた。 「マルス。傭兵がいる。頭となるものだ。伝手はあるか」 「今からですと、繋ぎがいささか苦しうございます」 「何とかせよ。お前に従うものだ。そやつの口をして、カイネの街の弱きところをあげつらわせる。もちろん諸島の壁の守り頭とする」 「ならばフィンゴルド騎士を呼び寄せた方がこの際はよろしいかと。口にされることが正論であるなら、名より論にて押し切れるかと。その際、出自はさほど問題になりますまい」 「ならばそのようにせよ。トーラス」 「は」 進み出たトーラスへ向けて、ヒルデガルドは振り向く。 「我らの動きを秘匿せよ。そして我らの動きに抗うものを調べ上げよ。出来るか」 「お任せください」 「お前の力、見せてみるが良い」 「は」 「良いか。我が狙いは、カイネにおいてのフィンゴルドの益をはかることではない。フィンゴルドの益のためにカイネを使う、その算段を立てることだ。それを見誤るな」 ヒルデガルドは言った。 「そのために、カイネの街を手に入れもすれば、捨てもする。良いな」 「御意」 三人の男の声がそろって応じる。