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パワプロクンポケット11 機種:NDS 作曲者:上西隆仁、田中昭一、諸田直久、白山貴史、木村香真良、大林圭一郎、林真二郎、古谷光広、木村雅彦 発売元:コナミ 発売年:2008 概要 「パワポケ」シリーズの第11作目。 前作より作曲メンバーがかなり変更されている。 (前作:パワプロクンポケット10 次作:パワプロクンポケット12) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Welcome to POKE World! メニュー画面 ワイワイファイファイ Wi-fi まったり落札でやんす 凡田博物館 良きも悪きも思い出だ アルバム おっつー! サクセスクリア やるぞ! 試合開始 ホーームリャン! ホームラン 結果オーライ! 試合結果画面 対決だ! カード野球 うちまくるぜい! ホームラン競争 キャンキャンキャンプ キャンプ 長い戦いが今始まる… ペナント開幕 なんとペなんと楽しい生活 ペナント ハイスピードゲーム ミニ観戦 母さん、オレやったよ リーグorCS優勝 父さん、オレやったよ 日本一 オレって、オレって… 優勝ならず 俺様の戦い 俺のペナント 行くぜ! 俺ペナ「出番だ!」 闘魂流れ旅 グッピータイトル 勝て!勝ち抜くんだ! グッピー説明 グビる! グッピー「勝ち進め!」 君のココロをわしづかみ! ナマーズ編タイトル 名前なんてーの? ナマーズ編名前入力 ナマナマナマーズ ナマーズ編オープニング ニュースな時間です そ・・・そんな・・・ 気楽に行こうぜ! 1年目シーズン 僕らの疾走感 2年目シーズン NDS240位 燃えて正念場 3年目シーズン 第2回マイナーゲーム121位 出会いの詩 キャンプ オフはホッコリまったり オフシーズン マジンのテーマ 魔人関連イベント 炎の道すがら ナマーズ編1,2年目アクション野球 第2回マイナーゲーム266位 負けるわけにはいかない! カード野球 オラオラオラ~! 裏・ガンダー登場 DAN・DON・DAN・DON さあ次へ行くぞなもし! 章タイトル 想い起こせば・・・ ハタ人間現る! ハタ人間編タイトル そう、私が主人公ですョ ハタ人間編名前入力、選手工房 海に浮かぶ街 ハタ人間オープニング 奇妙な刻 マップ 希望に向かって 表エピローグ 只今待機中 基地 忍び寄る不安 埋立地、市民病院 冒険super life ショッピングモール たんたんシリアス 公園 ジットリまたは静寂なる棺 倉庫 爆ぜる陰謀 港 きっといつか・・・ ゾンビ襲来 またまた登場しやがりまして ゴーゴーガンダー 闘志無限大 真のラスボス出現 闘志レベル1 通常戦闘 闘志レベル2 ボス戦 闘志レベル3 真のラスボス戦 ウイニーーンッッ! 戦闘勝利 また出やがりまして ガンダーロボ戦 どれにしようかな♪ 表開始時の買い物 ウキウキハッピーフゥ~!! 楽しいデート デート しんみり子 悪魔のイベント・魔人エピローグなど エンドレス・ダークネス ホの字です★ 告白イベント 垣間見る裏の世界 定期イベント等 悪因悪果 定期イベント等 密かなる悪意 浜野ルート バトルイベント時 張り詰めた刻 表追加イベント ケラケラケミカル アルベルトや荒井三兄弟など こわひ… はんよ~ 勝負だ! ミニゲーム開始前 いざ試合! 試合前 勝ちましてん。 試合に勝利 負けましてん。 試合に敗北 どないやねん。 試合に引き分け ほっこり登録♪ 選手登録画面 登録します! 登録完了 データみるみるみ~る 完成選手データ パッパラー! 選手をパワポケポイントにする ココロトケル幸せの宴 ハッピーエンド系アルバム ハカナキ者達の宴 バッド系アルバム コンコロリンの宴 ナマピーNTR コミカル系アルバム 悲壮なる時の流れ バッドエンド 無念・・・(泣) ゲームオーバー 終わりどす ゲームオーバー「川柳 夢野球」 えらいこちゃ えらいこちゃ ハタ人間 皆さんありがとう!また会おうネ! スタッフロール 野球仙人じゃ。 野球仙人 ホラ選んで ミニゲーム選択画面 マジンをたおすでマジン ぐるぐるど~ん攻撃パート ぐるぐる回して閉じ込めろ ぐるぐるど~ん封印パート 宇宙の彼方へさー行くぞ~ パーッと球出るヤツやん 道中 さあぁボスでっせー パーッと球出るヤツやん ボス いわゆる玉蹴りです フットぼるぼる~ん わっかるかなぁ? ちくちくちいく 今日の運勢占っちゃおう! 占い サウンドトラック パワプロクンポケット11 オリジナルサウンドトラック
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パワプロクンポケット 23-682、 24-41~49・55~56・67 682 :パワプロクンポケット:2006/07/28(金)09 16 07ID NCkvA8q5 パワプロクンポケット 極悪久高校(正式名称、極東亜細亜恒久平和高校)に転校してくることとなった主人公。 プロ野球を目指す主人公は早速野球部に入部するが、そこはロクに練習しない 不良の先輩達の集まる部だった…。 黎明編 入部してきた主人公は自己紹介をするが、野球のポジションよりも 麻雀や花札ができるかどうかを聞いてくる先輩に愕然とする。 一年上の外藤(がいどう)は真面目なのだが、先輩達をどうにかする気は皆無。 試合の日、伝統の作戦として対戦相手の弁当に下剤を入れるという 妨害工作を外藤にやらせるが極悪久高校は大敗。 その腹いせに先輩達は主人公と外藤にヤキを入れようとする。 しかし全員が集まっていたボロビルが崩壊。 主人公と外藤はなんとか無事だったものの、先輩達は全員病院送り。 人数が足りないため教頭に廃部を言い渡されてしまう。 食い下がる主人公によって、部員を集められれば存続することとなったが、 外藤はあっさり部をやめ、とうとう部員は主人公1人になってしまった。 こうして主人公の野球部再建のための部員探しが始まった。 まずクラスメイトのメガネでマニアな亀田を勧誘。 担任のようこ先生から新入部員が期待できないことを告げられた主人公は 他の部からの引き抜きを決意。 サッカー部からボブ、テニス部から三鷹、陸上部から武田、音楽部から水原 空手部から村上をそれぞれ勝負に勝つことで野球部にスカウトする。 さらに亀田の友人平山や佐藤、田中、鈴木 荒井三兄弟こと金男、銀二、晴夫、帰ってきた外藤が野球部に参入。 野球のルールは知らないものの主人公達の熱意に打たれたようこ先生が 顧問となり、ここに新生極悪久野球部が誕生した。 41 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)12 44 50ID XSG9B95m 飛翔編 順調に進んでいるかと思われた野球部だったが、 猪狩守率いるあかつき大学付属高校との練習試合で35-0という大差で敗北。 さらにハンドボール部の顧問である教頭が予算の横取りを狙い、 公式戦で一勝もできなければ廃部にすることを勝手に決めてしまう。 それを知った外藤は妨害作戦を提案。 先輩達と同じになると作戦を拒む主人公だったが、 外藤は「ユメをかなえるためやったらアクマにたましいをうるぐらいの気はないんか!」と一喝。 そこに転校生である四路智美が現れ、二人の説得によって主人公は渋々承諾する。 しかし、亀田と外藤の行う妨害作戦は「あしゅらとヤヌス作戦」「マイスウィートハニー作戦」など 名前は立派でも、上履きや道具の位置を変えるといったしょぼいものばかり。 あきれかえるが何故か作戦が成果を挙げていることに疑問を抱く智美。 智美は亀田と外藤の作戦の裏で自分の所属する秘密組織プロペラ団が暗躍していることに気づく。 アマチュアを隠れ蓑にしてプロが本格的な妨害工作を行っていたのだ。 そして、主人公がプロペラ団の高校野球制圧作戦の本拠地大東亜学園に妨害作戦を仕掛けたある日、 智美は自分がプロペラ団の工作員であることを打ち明ける。 主人公はプロペラ団とはプロフェショナル・ロウヤーズペイメント・レプリゼンタティズの略称で あらゆる娯楽スポーツを支配することが目的であることを知る。 そんなことは無理だと反論する主人公に智美は 新人選手と専属契約を結び、反抗する選手を潰していけば新人選手の供給を操れる そうなればどこのチームも逆らえないようになると説明する。 さらに智美は現在はプロスポーツ選手の年棒が高くなりすぎたため、苦しむオーナーが増え、 プロペラ団の支配によって選手の年棒が少なくなることを望んでいる人が多いことを語る。 自分が幹部になれば主人公はプロ野球入りできると言おうとする智美に 主人公は「ただしくないやりかたから手にいれたものからは、まんぞくはえられない。」と語り、 今からでも正々堂々と甲子園優勝を目指すことを宣言。 甘いと考えながらも智美は主人公に惹かれるのだった。 そして、極悪久野球部は教頭の嫌がらせにも負けず公式戦に初勝利。 野球部の存続が決定した。 亀田に「ドリルでやんす~。」と言われたり、政財界の黒幕である村上のお父さんにあったり、 本家パワプロでもお馴染み、スポーツ医学の権威ダイジョーブ博士に手術を受けたりしながら練習を続ける主人公。 ある日、神社で練習していると猪狩守から交通事故にあった進が行方不明になったことを知る。 この交通事故は外藤先輩が原因なのだが、それを知らない主人公は一緒に練習した仲である進を心配する。 しかし、この後主人公は他人を心配しているような余裕はなくなることとなる。 荒井三兄弟の姉、のりかに一目ぼれされてしまったのだ。 なかば強引に付き合うこととなった主人公は、ほとんど嫌がらせに近いような交際を続けることとなるのだった…。 42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)13 05 52ID rZHUk5gC 正史ルートをやるのか・・・ 43 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 18 35ID XSG9B95m 疾風怒涛編 自称大リーグのスラッガーですぐにケガをする外国人教師、アルベルトの指導を受けたりしながら、 最後の夏に向けて一丸となって練習に励む極悪久野球部。 だが突然、主人公の目の前で智美と亀田が交際宣言。 「おいらと智美ちゃんはラブラブでやんす~。」 のりかと付き合う主人公への当てつけなのだが、それを知らずにはしゃぐ亀田。 ひょんなことからダブルデートを行うこととなり、主人公は智美から「さ・よ・な・ら」と 最後通告を受けるのだった。 ある日、主人公の前に野球マスクと名乗る仮面をつけた男が現れる。 隣地区の聖皇学園のエースであるという野球マスク。 主人公は聞き覚えのある声だと思うが、野球マスクは主人公を挑発して去っていく。 そして7月。地方大会予選一回戦の相手はなんと大東亜学園。 助っ人外国人のドナルド、アンソン、そしてチームを率いる強敵、豪速球投手鋼を なんとか打ち破る極悪久野球部。 それを知ったプロペラ団日本史部長は極悪久高校を脅さなかった智美に激怒。 智美は既に極悪久高校の一員になっていたのだ。 予選一回戦敗退では誰もお金を出さない、プロペラ団は終わりだと言い放つ智美。 しかしそんな智美を支部長はあざ笑う。 大東亜学園の落ちこぼれを集めた聖皇学園が甲子園出場を決めていたのだ。 プロペラ団はダイジョーブ博士を拉致し、人体改造を行うことで聖皇学園を 無敵の超人野球チームへと変貌させたのだった。 智美は支部長の部下によって地下に幽閉されてしまう。 2回戦で冬野のいる白鳥学園、決勝で松倉率いるパワフル高校にも勝利した極悪久高校は念願の甲子園出場を決める。 そしていよいよ甲子園。 名前のコンプレックスをバネにしてきた政道正義率いる正義高校。 「いっぱつでかたずけてやる」と過激な発言をする某国の偉い人のそっくりさん、正金天候率いる身砕流北高校に極悪久高校は勝利、 ついに甲子園決勝まで駒を進める。 44 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 20 54ID XSG9B95m しかし、その当日、突如亀田は「智美を助ける。」と書かれた置手紙を残し、何処かへ消えてしまう。 野球部のメンバーは亀田を気にかけながらも球場へと向かう。 決勝戦の相手はこれまで完全試合を達成し、驚異的な強さで勝ち上がってきた野球マスク率いる聖皇学園だ。 試合開始。いきなり先制点を取られる極悪久高校。 息つく暇もない攻防。 多彩な変化球と速球を武器にする野球マスクに苦戦するものの、、 極悪久高校も運だけでこの決勝の舞台に上がったわけではなかった。 後半、野球マスクの球を捉え始め、苦労の末打ち崩すとついには大逆転! 極悪久高校が勝利を収め、見事甲子園優勝の栄光を勝ち取った! うなだれる野球マスク。 彼の正体は行方不明になった進であった。 実は進は交通事故で野球のできない体となり、再び野球をするために プロペラ団に体を売り、強化手術を受けていたのだった。 倒れる進に「ピッチャーとしてマウンドをまかされたからには、さいごまでしっかりしろ!」 と叱咤する兄、守。 「ははは、やっぱり兄さんはきびしいや…」 甲子園を去る猪狩兄弟。 一方ダイジョーブ博士の手引きによって逃げ出した智美は、 亀田を利用し、日本支部長を爆殺。 智美は日本支部長の地位を奪い、亀田は改造されプロペラ団の工作員として生きていくこととなった。 甲子園優勝からしばらく経った後、進はダイジョーブ博士の弟子、京子によって元の姿に戻る。 そして主人公は志望の球団からドラフト1位指名を受け、念願のプロ野球入りを果たす。 しかし、同時に周囲に流され、とうとうのりかと結婚する羽目になってしまうのだった。 「おれ、しあわせなんだよな… たぶん、しあわせなんだよな… きっと、しあわせなんだよな…」 自分は幸せと自分に言い聞かせる主人公。 しかし、これから始まる新たな苦難の始まりにすぎず、 甲子園優勝が人生のピークであったことを知ることとなるのだった………。 パワポケ3に続く。 45 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 24 23ID XSG9B95m 上にも書かれている通り、書き込んだのは正史ルート。 彼女や試合の結果によっては、随分と展開が変わります。 あとポケ2と3も書いてるんで、そのうち投稿します。 46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)14 33 17ID 07SM3h/O 44 ば、爆殺?なんじゃそりゃ 47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)16 31 06ID VqL+pi1x 凄いな…… 他のルートとかもぜひ知りたいな 48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 23 06ID h1LA0ayj 46 驚くのは早い、アポン→改造されて復活とかロボとかター○ネーターとか狂った展開はまだまだ続く。 49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 32 44ID rZHUk5gC 3はゴエモンバトルだし、6だったかの裏サクセスモードでは羊の尻の穴使って性欲処理したり ブラックなネタが多いのがパワポケ 50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 58 30ID VqL+pi1x 公式サイト覗いてみたらものすごいボリュームだ・・・ 是非正史以外のストーリーも書いてほしい。 55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)03 02 49ID gf4n3GR+ 47 50 一番壮絶なのが正史ルートなので、おまけ程度に。 進藤明日香 主人公の幼馴染でクラスメイト。美人なのだが、生まれつき心臓の病気を患っていて、 すぐに倒れる。入院しても主人公を気遣ういい子。 彼女にしていると甲子園の決勝、病状が悪化して危篤状態になり 主人公は病院に行くか、甲子園に行くかの選択を迫られる。 決勝に勝った主人公は奇跡的に助かった明日香と再会。 主人公は明日香と幸せな家庭を築くのだった。 決勝で負けると病気で死ぬ。 佐藤美奈子 コンビ二でバイトしている女の子。 イギリスへフラワーアレンジメントの留学に行く夢を持っており、 付き合っていると甲子園決勝の前日にイギリスへと出発する。 優勝した後に、主人公は美奈子の乗った飛行機が墜落したことを知り愕然とする。 しかし主人公は乗り遅れて事故に会わなかった美奈子と再会。 主人公は美奈子と幸せに暮らすのだった。 決勝で負けると飛行機事故で死ぬ。 四路智美 だいたい正史と同じ。 智美からプロペラ団のレポートを受け取った主人公は 仲間の助力を得て、智美が危ないことを察知。 プロペラ団に殴り込みをかけて智美を救出し、 主人公は智美と幸せに暮らすのだった。 条件が満たせず失敗すると支部長に撃たれて死ぬ。 荒井紀香 正史ルートでも書いたが凄い極悪。 書き出すときりがないが 付き合うことを拒むと弟たちに主人公に振られたと悪い噂を流したり、 付き合ったら付き合ったで自分の毛を編みこんだセーターをくれたりする。 でも最高好感度だと野球超人伝という凄く能力の上がるアイテムをくれる。 主人公が死ぬ。 石田由紀 亀田によって強引にマネージャーにさせられた子。 平山に惚れられているが、全く眼中にない。 彼女にしないと、何故かかなり地味な佐藤と結婚することになる。 彼女にすると平山が「死んでやる~」と言う。 濁田まり子 ガングロ。死なない。 56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)03 30 48ID no9SBDC/ なんでそんなに「死ぬ」が多いんだ・・・ やったこともないのに健全スポ魂系の話だと思い込んでたぜ それに普通その流れなら明日香ルートか智美ルートを正史にするよな・・・ 明日香って甲子園に行かずに病院に駆け付けたらどうなんの? 67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)21 55 01ID gf4n3GR+ 56 明日香と幸せな生活を送るものの、 「あの時甲子園に行っていれば…」とちょっと後悔をする。
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人気の野球バラエティゲーム「パワプロクンポケット」最新作。今回はサクセスモードが“さすらいのナイスガイ編”“スペースキャプテン編”“少森寺編”の3種類に増えたぞ! そのうち、“少森寺編”は体験版をダウンロード配信することが可能。さらに、野球モードでは今までのアクションで遊ぶ“アクション野球”に加え、GBA版「パワポケダッシュ」でも好評だった“カード野球”を搭載。どちらのモードでも対戦プレイが可能だ。また、ミニゲームも対戦対応のものが追加されている。DS振動カートリッジにも対応。 KONAMI 価格:5,229円 発売日:2006年12月7日 パワプロクンポケット9 レビュー 最強パスワードすべて教えてください -- ドナルド (2009-05-02 19 54 47) 阪神の岩田作った。スライダー7とSスライダー7 -- KT (2009-08-28 15 09 53) 誰か、阪神タイガースの中継ぎで筒井作ってくれないかな?左投げ右打ちでスリークォーターでストレート148でスライダー7でカーブ7でチェンジアップ7でコントロールCでスタミナCで投手の能力と投手の特殊のやつでいいから作ってくれる人いないかな?。作ったら、パスワードどのせてほしいな。 -- KT (2009-08-28 15 25 35) 名前 コメント
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パワプロクンポケット9 Part54-159~163,185~188,193~197,223~227,247~253,271~274,393~404 159 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 21 31 58 ID uv/jaQh90 それでは、書き込んでいこうと思います。 登場人物紹介でかなり長くなってしまいそうです。 【あらすじ】 最近、近所に進出してきた「ジャジメントスーパー」の影響により、遠前町の「ブギウギ商店街」は客足も少なくなっていった。 そんな中、各地を旅しているときに遠前町にやってきた主人公は、 商店街の野球チームブギウギビクトリーズに助っ人としてチームに加入する。 主人公らをはじめとする助っ人により、ビクトリーズは徐々に地元でも話題にでるようになった。 そしてビクトリーズを使って遠前町は町興しを図ろうとするが・・・ 【登場人物・チームメイト1】 ・主人公(デフォルト名で変更可) 各地を旅で放浪し、過去に野球をやっていたこと以外は謎の男。 遠前町の河川敷でテントを建て、ホームレス紛いの生活をしている。 ケンカが強く、歴代パワポケ主人公で2番目に戦闘能力が高い。 「パワプロ」・「パワポケ」の主人公で彼だけ微妙に無精髭がある。 普段は茶色のテンガロンハットとマントを着用している。 ・権田正男(ごんだ まさお) ビクトリーズのキャプテンであり、25歳、独身。両親と魚屋を営んでいる。 乱暴で一本気な性格だがチームメイトからの信頼は厚い。 徐々に増えていく助っ人が商店街メンバーのスタメンを外していくのを不満に思っている。 ポジションは捕手で一塁手と三塁手もできる。助っ人に劣らない実力の持ち主。 ・木川則夫(きかわ のりお) やせ顔のビクトリーズの投手で自称エース。 以前は親の脛をかじって暮らしていたが、現在は一人で古本屋を経営している。 商店街の人にはお世話になっているため、商店街に対する想いは強い。 ・青島三郎(あおしま さぶろう) 商店街の一角で開業医をしており、お金が無い人でも無料で治療や薬を与えたりしている。 若いときに勉強ばかりしていたため運動は得意では無いが、 野球が好きで練習してプレーできるようになった。 ポジションは一塁手で二塁手、外野手もできる。 並木潤一郎(なみき じゅんいちろう) ビクトリーズの選手で遠前町の在住交番。 気弱で周囲に流されやすいが、親切で職務に忠実であり、商店街の人々に親しまれている。 非番の際に練習しているが、ちょっとお疲れ気味。 ポジションは三塁手で一塁手と外野手もできる。 160 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 40 53 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト2】 以下は助っ人達の紹介ですが、寺門以外はランダムイベントやうろつきで仲間になります。 基本的に定期イベントでは寺門以外は登場しません。 ・寺門男(じもん だん) 赤ん坊の頃、「少森寺」に拾われ、そこで拳法を習っていた。 20年以上、少森寺から出たことがなく、寺を飛び出して各地を放浪していた。 ビクトリーズの練習を見て練習させてもらったが、全くできず修行させてくれとビクトリーズに加入。 ポジションは外野手で捕手もでき、能力も高い。 定期イベントで仲間になるため登場も多く、変人揃いの助っ人の中でも常識人。 ・ピエロ(ぴえろ) 隣町のサーカスで脱走してきた野ピエロ。 主人公に「魔界からやって来た」といわれるほど、強烈な顔をしているが、 本人はカワイイ顔だと思っている。デフォルメキャラで唯一の鼻がある。 主人公から凄いプレーをすれば観客も喜ぶの一声で皆を笑顔になってもらうべく、チームに加入。 ポジションは遊撃手と二塁手。能力のバランスがよく、特に走力が高い。 ・ムシャ(むしゃ) 鎧武者ともいうべき格好をしているビクトリーズの助っ人。 正体は過去の罪により成仏できない武士であり、主人公ら困っている人達を助け成仏するためにチームに加入。 思念を他人に植え付けることで鎧武者である違和感を無くしている。 ポジションは一塁手。武士らしく真っ当な性格である。 ・水間美偉人(すいま びいと) 過去に高校野球で甲子園まで行った事もある豪腕投手。 しかし今はとある事情で水泳帽にゴーグルの格好で「陸を泳ぐ」変人である。 川で溺れているところを主人公に助けられ、野球について話すとチームに加入する。 ポジションは投手で150キロを超える速球とスローカーブが武器だがコントロールは悪い。 161 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 42 27 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト3】 助っ人の続きです。 ・電子炎斬(でんし えんざん) パソコンオタクであり、ノートPCの電源が切れると自分も停止する体質をもっている。 ネット世界ではほぼ神扱いであり、口癖は「キィィィボォォォドォォォ!!!!!」 主人公と出会い、自作した野球プログラムを馬鹿にされたため、その理論を証明するためにチームに加入。 ポジションは投手であり、アンダースロー投法でコントロールも高い。 ・城田鉄幹(しろた てっかん) 遠前町にあるレストラン・ブランネージュの親会社代表人である人。 料理の腕は超一流であり、主人公の食べ残しから「肉」を作りだすほどである。 主人公と出会ってから野球が気になるようになり、主人公に誘われチームに加入。 ポジションは外野手。歳をとっているが、それを感じないパワーの持ち主。 ・カニ怪人(かに かいじん) 怪人量産マシーンなるものからカニと融合して人間からカニ怪人になった。 秘密基地をつくるために遠前町に下見に来ていたところを主人公に誘われチームに加入。 人に迷惑をかけるだけの悪の組織に嫌気がさし、悪の組織をやめようかと思っている。 ポジションは三塁手と一塁手。過去に高校野球の経験があり、パワーと肩力は高い。 ・白徳人(はく のりと) 青い学生帽とマントを羽織った知識人然とした格好。年齢は20代。 身に付けた知識で問題に突っ込み、引っかき回して去っていくらしい。 主人公とは知り合いで、主人公に誘われチームに加入する。 ポジションは二塁手で遊撃手と捕手もでき、守備が高いが打撃重視の助っ人の中ではいまいち地味。 162 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 23 08 ID uv/jaQh90 【登場人物・商店街の人々】 ・神田カンタ(かんだ かんた) 今作の眼鏡君。9歳。ちなみに矢部一族とは何の関係もない。 主人公に助けてもらったことにより、最初に仲良くなる。主人公をおじちゃんと呼ぶ。 母親と二人で暮らしている。ずる賢いところもあるが無邪気な少年。 ちなみに「~でやんす」を付けて喋るときと付けずに喋るときがある。(他人から教えてもらったものである) ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・大村鉄治(おおむら てつはる) ブギウギ商店街の復興委員会の委員長。代々伝わる金物屋を経営している。 あまり商売っ気は無く、出世欲も無く、日々暮らしていくだけの収入があればいいと思っている。 野球が大好きで練習もしていたが、腰を悪くしてからは見に行くだけになってしまった。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは捕手と外野手。 ・神田奈津姫(かんだ なつき) カンタ君のお母さん。年齢は20代後半。カレー屋を経営しており、彼女候補でもある。 未亡人で5年前に夫が先立たれてから女手一つでカンタを育ててきた。夫は当時ビクトリーズのキャプテンだった。 ソフトボールの経験者であり、当時はサードを守っていた。バントなど小技が得意な選手であった模様。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは三塁手で遊撃手と二塁手もできる。 ・広川武美(ひろかわ たけみ) 商店街で漢方屋を経営している。奈津姫の親友であり、彼女候補である。 ロマンチストであり、たびたび「ロマン」という言葉を使う。子供っぽい性格で話を乱すのが得意。 彼女を攻略すると武美の正体と過去を知ることができる。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・向井幸(むかい さち) ブギウギ商店街に住む、イカしたファッションのおばさん。 その場の正しい意見に賛成するので、意見がころころ変わる。妙な存在感がある。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手で三塁手と一塁手もでき、威圧感をもっている。 163 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 44 06 ID uv/jaQh90 【登場人物・その他重要人物】 ・大田洋将(おおた ひろまさ) ジャジメントスーパー遠前町の支店長。いまいち部下から信頼されていない。 ブギウギ商店街の土地を奪うべく、様々な方法で商店街を潰そうとする。 調子に乗りやすい性格であり、その性格が返って仇になってしまう。 ・椿(つばき) 青いテンガロンハットとマントを着用した金で動く、トラブル解決屋。 かつて主人公と「正義のヒーローの真似事をしていた」と語り現在はライバル関係である。 支店長の大田に雇われ商店街を潰すべく、たびたび野球の試合で勝負する。 ポジションは外野手で、元プロの投手から100連続でホームランを打つなど非常に能力がバランス良く高い。 ・スーパーの店員(すーぱーのてんいん) 支店長・大田とセットで登場。商店街と交渉役など結構出番がある。 無能な上司にめげずに今日もローン返済のため頑張っているらしい。 ・番長、ソルジャー、ロボ 椿の仕事仲間。主人公の邪魔をするべく3人掛りで戦う。 ポジションは番長が一塁手、ソルジャーが外野手、ロボが捕手。3人とも能力が高い。 なお登場人物については定期イベントで登場する人物+チームメイトの記載とさせていただきました。 185 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 17 12 31 ID lXwNkRZZ0 【OP】 ※主人公の名前は「パワポケ」で統一します。 川原で一人の少年とガラの悪い男達が何やら口論をしていた。 「お前なんだろっ!俺達の車にラクガキしやがった奴ぁ!」 「オイラ知らないでやんす!」 「お前なぁ!子供だと思ってナメてたら、イタイ目をみるぞ!」 「へん!お前達の悪だくみを、オイラ知ってるでやんす!」 「な、なんだと・・・・・」 「お前らは早く、この町から出て行くでやんす!」 「こ、このガキャあ・・・・!」 男達が今にも少年に殴りかかろうとしたとき、 「おいおい・・・大の大人がよってたかって子供をいじめるなんてあんま格好のいいもんじゃないな」 茶色いテンガロンハットにマント、黄色いマフラーをした、いかにも風来坊姿の男が口論に入ってきた。 「な、なんだお前!」 「なぁに・・・ただの通りすがりのおせっかい野郎さ」 「ちっ!てめえ!やっちまえ!」 男達が風来坊に殴りかかったが、難なく男達を投げ飛ばした。 「ち、ちくしょう・・・・・。」 「もう、子供をイジメる様なマネはするんじゃないぞ」 「わーい!おじちゃん、すごいでやんす!」 風来坊は子供に向き合い頭を撫でながら、 「ぼうやも、危ない事に首をつっこむんじゃないぞ。」 「うん!でもオイラはぼうやじゃなくてカンタでやんす!」 「そうか、カンタ君か。・・・ところでカンタ君。おじさんはとてもお腹が空いてるんだ」 「なら、オイラの家に来るでやんす。オイラの家はカレー屋でやんす!」 「・・・カレーか。カレーは大好物だよ。」 「じゃあ、ついて来るでやんす!」 カンタ君と風来坊はカレー屋に向かって歩き始めた。 186 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 02 41 ID lXwNkRZZ0 【4月8日、日曜日】 カンタと風来坊はカンタの家である、カレー屋「カシミール」に到着した。 「母ちゃん、母ちゃん!」 「どうしたのカンタ。誰かとケンカしたの?」 カンタの母親である神田奈津姫が店から出てきた。 「いや、違うんでやんす!今日は友達を連れてきたんだよ」 「へえ・・・あら?」 「どうも、初めまして」 「あ・・・どうも、こんにちは」 「このおじちゃんに、助けてもらったんでやんす」 「カンタ、その「やんす」と言うのはいい加減にやめなさい」 「もう、今そんなことはどうでもいいはないかよぉ~」 風来坊は困った顔で、 「えーと・・・じゃ、おじさんはこの辺で」 「あ、ダメだよ、帰っちゃ!ウチのカレーを食べていってよ。おいしいんだからさぁ!」 カンタにすがられるままに店に入っていく。 「・・・ごちそう様でした」 「うちの息子を助けてくださったそうですね」 「たまたま通りがかったら、大の大人が3人がかりでしたからね。さすがに見逃せないでしょう」 「・・・・・・・・・お恥ずかしい話ですが、どうやら悪いのはカンタの方みたいです」 「えっ?」 「この商店街の野球チームがスーパーのチームに負けたんです。あの子ったら、その腹いせにそのスーパーの車に落書きをしたらしいんですよ」 「だって、あいつら汚いんでやんすよ!元プロの連中とか連れてきて。あんなの草野球じゃないでやんす!」 「草野球の試合に元プロ?・・・どうやら、何か事情があるみたいですね」 「・・・・・・・。この店に来るまでに、商店街を見てなにか気づいたことはありませんか?」 「そういえば、休日のお昼過ぎなのにシャッターの閉まってるお店が多かったですね」 「2年前に、郊外の幹線道路近くに総合スーパーができたんですよ。ほら、有名なジャジメントグループの」 「さっき話に出てきた野球チームのスーパーですか?」 「はい。あのスーパーが出来てからこの商店街へ来るお客さんもずいぶんと減ってしまって。でも、本当はあのスーパーこの県の条例違反なんですよ」 「大型店の出店規制の条例ですか。確かに、あっちに人が行ってしまうとこの商店街に人は来ませんね」 「で、役所を動かそうと商店街は頑張ってるんですけどね。なかなかうまくいかなくて」 187 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 19 39 ID lXwNkRZZ0 「大変ですね。でも、それがどうして野球に結びつくんです?」 「この商店街の野球チーム、ちょっと前まで強かったんですよ」 「それで、それを自慢にしているところがあったんですけどね。でも・・・連敗中なんですよ。」 「つまり、スーパーのチームに負け続けているってことですか?」 「まあ、よそから見れば子供っぽいケンカですよね。・・・でも、やっぱり野球のチームが負けるとがっかりします」 「やっぱり、強いところに抵抗してもかなわないんじゃないかって商店街の空気も変わってきましたし」 「・・・・・・・・・。おいしいカレー、ありがとうございました。俺はこれで失礼します」 「いえ、こちらこそ!ありがとうございました」 風来坊がカシミールから立ち去ろうしたとき、カンタから 「おじちゃん、帰っちゃうの?」 「・・・少し、この街に用事ができた」 「やったでやんす!オイラにも、何か手伝えることがあるでやんすか?」 「そうだな・・・じゃあ、とりあえずこの商店街の会長さんってどこにいるか教えてくれないか?」 「まかせて、おじちゃん!」 カンタが走りさった後にポツリと 「確かに、おせっかい野郎だな」 188 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 35 15 ID lXwNkRZZ0 「野球チームに助っ人だって?」 疑問を持って来たのは野球チームのキャプテン、権田正男。 「ああ、そうなんだ。こちらの方なんだがね」 パワポケを紹介したのは商店街復興委員長である、大村鉄治。 「どうも、パワポケです」 「おいおい、会長さんよぉ~俺達ビクトリーズは商店街のメンバーだけで戦うって言ってなかったっけ?」 「いや、しかしだね・・・」 「ああ・・・まあ、いいか。それで、アンタ野球の経験は?」 「・・・ルールは、知っている」 「あははっ、そりゃいいや!アンタがいれば心強いね。俺は権田だ。権田正男。よろしくな!」 「ああ、よろしく」 「そうだ、ちょっと打ってみな。バットの振り方ぐらいわかるよな?おおい、のりお!ちょっとこいつに投げてくれ」 「おっけー。あ、そらよ!」 ボールを投げたのはビクトリーズの投手、木川則夫。 (ぴしゅ!) (カキーん!) 「・・・こいつは・・・飛ばしたな」 「・・・役に立ちそうかね?」 「ああ、そりゃもちろん」 「よし、じゃあ決まりだ!権田君、彼にいろいろと教えてくれたまえ」 「権田さん、よろしく頼む」 「よしてくれ、権田でいいよ。とりあえず、練習で怪我をしないように走りこんで、体力を上げておけよ」 「よし、まかせろ」(タッタッタ・・・) 勢いよく走り込んでいくパワポケ。 「おーい、ユニフォームを貸すから、せめて着替えてからにしろ!・・・やれやれ、それにしてもいきのいい奴が来たもんだ」 こうして風来坊パワポケの野球チームの助っ人としての日々が始まった・・・。 193 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 20 46 00 ID uU+oSgmc0 ビクトリーズに加入した主人公は練習後、再び川原にて権田とカンタに会っていた。 「・・・・・よし、そのままロープを持っててくれよ。・・・・・よし、できた」 「テントの完成でやんすね」 「おいおい、本当にここにテント張ってんのかよ。さっき練習で聞いたときは冗談だと思ってたぜ」 「しばらく滞在することになりそうなんでね」 「だけど草野球のためってわけじゃないんだろう。目的は何なんだ?」 「野球がやりたくなったから、じゃあダメか?」 「よせやい。ここに留まる理由になんないぜ」 「本当は、単なる気まぐれだ。一休みしたくなったんだ」 「やれやれ、どこまで本気かわからねえ奴だな。・・・ま、いいや。お前のユニフォームを持ってきた。 いつまでも、俺の着替えで練習するわけにはいかんだろ」 「ありがとう」 「この背番号は、この前チームをやめた奴のもんだ。・・・いい選手だったんだがな。 この商店街じゃ食っていけないって引っ越していったんだ」 「・・・・・・ジャジメントスーパーに勝てばそういう状況も変わるかな?」 「ま、そいつは無理だろうね。・・・だが、ジャジメントのやつらは気にいらねえ。せいぜい試合で一泡吹かせてやるさ」 「オイラも応援するでやんす!」 194 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 07 38 ID uU+oSgmc0 【4月9日月曜日】 風来坊が遠前町に来て翌日、神田家にて。 「母ちゃん、いってきます!」 「寄り道しないで帰るんだよ」 「あ、今日はおじさんの所に寄っていきたいんだけど」 「おじさん?」 「昨日ここに来た人だよ!今、川原のテントに住んでるんだ」 「ええ?」 場所は移動して川原 「・・・・・・本当だわ」 「あれ、なっちゃん。今日は、お店は休みにするの?」 奈津姫のところに来たのは彼女の親友、広川武美。 「お店なら、ちゃんと開けます。そんなことより、あれ見てよ」 「ああ、釣りをしている人?なるほど、あれが野球浪人か」 「・・・野球浪人?しかも、もう噂になってるの?」 「うん。ていうか、なっちゃんも噂を聞いて来たんじゃないの?」 「昨日カンタがいじめられているところを助けてくれたらしいけど、まさか居着くとはねぇ。ねぇ、ちょっと気味が悪くない?」 「そお?私は好きだけどなぁ、そういうの。ん~~~、何て言うの? そう、ロマンよロマン!ロマンを感じるなぁ。ロマンって、いい響きだよね?」 「あのね、もうちょっと真面目に・・・えっ、ちょっとどこ行くの?」 「よっ、兄さん。何か釣れてる?」 「ああ、たった今、一人釣れた。」 「あはは、それって私のこと?あ、私は広川武美。商店街で漢方薬売ってるんだ。で、あっちが奈津姫。」 「奈津姫?」 「・・・昨日はどうも」 「ああ、カンタ君のお母さん。おはようございます」 「おはようございます。・・・まさか滞在なさるんですか」 「まあ、もともと気楽な旅ガラスでしたからね」 (旅ガラス~!?これって、笑うところなのかしら) 「あ!そろそろお店の準備しないといけないんじゃない?」 「あ、そ、そうね。それじゃ失礼します!」 「じゃあね、旅ガラスさん」(スタスタ・・・) 二人が立ち去った後、 「・・・不審の目で見られるのは仕方が無い。だが旅ガラスはやめておけばよかったな」 195 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 25 38 ID uU+oSgmc0 その後、パワポケのもとに警察官がやって来た。 「おい、アンタ!」 「はい、何でしょう?」 「こんなところで、キャンプなんてしちゃダメだよ。早く家に帰りなさい」 「あ、まずいですか。ここはキャンプ禁止とか」 「いや、そうじゃない。どういう事情か知らないけど、つらいことから逃げてちゃダメだよ。 家に帰りづらい事情があるなら本官が相談に乗ってあげるから」 「あ・・・家はないんですよ」 「・・・家が無い?じゃあ家族とか親戚は?」 「それもないんですよ。ただいるべきところを探して、ずっと旅をしています」 「・・・・・・・・・・・・」 「並木巡査!何をしてらっしゃるんですか?」 どこからか現れた、白衣姿のおじさん、青島三郎。 「やや、これは青島先生。この不審人物を事情聴取していたのです」 「ああ、先日わがビクトリーズに加わったパワポケさんですね」 「なんと!では、新戦力でありますか」 「ええ、商店街の会長さんの紹介ですよ。・・・そういえば並木巡査。最近、練習で見かけませんな」 「そ、それはその・・・いや、面目ないであります。ではパトロールに戻るであります!」 (タタタタタッ・・・・・) 「どうも、ありがとうございます」 「あんたは、ウチのチームの貴重な新戦力だからね。 並木巡査は、会長さんの名前だしたからもう何も言ってこないと思うけど、こんな所に住んでだら病気になるよ?」 「その時は、先生の病院にお世話になります」 「ハハハ、言っとくけどウチはつけが効かないからね。治療代は現金払いで頼むよ」 196 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 44 26 ID uU+oSgmc0 【4月12日】 ビクトリーズに加入して数日後、神田家にて。 「ねえ、川原に住みついている人のことだけど」 「パワポケさんのことでやんすか?」 「あんまり会いにいっちゃだめよ」 「どうしてでやんすか?オイラの友達でやんす!」 「あの人、普通の人じゃないでしょ?」 「普通の人って?」 「ええと、定職をもっててちゃんとした所に住んでる人、かな」 「よくわからないでやんす」 「一緒にいたら、カンタまで変な目で見られることになるのよ」 「変な目で見られてもオイラは平気でやんす」 「いい加減にしなさい、カンタ!」 「学校に行ってきますでやんす」 (タタタタタッ・・・・・) 「・・・やっぱり、はっきりしとかないとダメかしらね」 場所は移動して川原。 「もしもし、いらっしゃいますか?」 「あ、カンタ君のお母さん」 「今日こそは、はっきりと聞かせていただきます」 「何をです?」 「あなたの目的です」 「ええと・・・商店街の野球チームが強くなれば、商店街にも少しは活気が戻るかと・・・」 「そうじゃなくて、どうしてここの商店街を気にかけてくださるのか、ということです」 「ああ、それは見過ごせないからです。強いものが弱いものを押しつぶす、そういうのが許せない性質なんです」 「そんなこと、世の中にいくらでもあるでしょうに。いちいち気にしていたら、ちっとも前に進めませんよ」 「・・・だから、ここに留まってしまったんですよ」 「・・・とにかくカンタにはあまり近寄らないでください。悪い影響がありますから」 「ご迷惑、ですかね」 「ええ、とっても迷惑です。将来、あの子が川原でテント生活するようになったら大変ですもの」 「カンタ君は俺みたいにはならないと思いますよ」 「当然です!・・・そうだ。あなたが、もっとまともな生活をすればいいんだわ」 「・・・え?」 「景気がいいととは言えないけれど、あちこち探してみればどうかしら。きっといい仕事が見つかると思うの」 ※うろつきコマンドが実行可能に。 ちなみに主人公は仕事を勧められても仕事をしたりはしません。 197 :ゲーム好き名無しさん:2010/11/03(水) 01 18 50 ID Afsj0PmB0 ほう、今回の主人公は Not in Employment, Education or Training(シゴトシテナイ ベンキョウチュウデモナイ)な人、略してNEETか ニートが主人公ってどうなんだろうな 223 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 26 46 ID rW3U/81I0 197 もともとパワポケ9はニート編として制作してたみたいですから、その名残みたいですね。 224 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 45 59 ID rW3U/81I0 【4月21日・土曜日】 主人公がビクトリーズに加入してしばらくし、大村会長から試合の話が入ってきた。 「みんな、狂犬ドッグス」との試合が来週の土曜日に決まったぞ」 「狂犬ドッグス?」 「ああ、名前は危ねえけど、まったく普通の野球チームだ。ウチの連敗ストップにはちょうどいい相手だな」 「連敗ストップ?」 「なんだよ、知らなかったの?ここんとこ、ウチは負け続けなんだよ。いい選手は引越しちゃうし、とんだ弱小チームに成り下が・・・」 「のりお、そこまでにしろ!これまでどうだろうと、今回は勝つ。お前という助っ人もいることだしな!」 「ああ、任せろ」 「おお、心強いね。よーし、それじゃ来週の試合に向けて練習だ!」 225 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 01 55 ID rW3U/81I0 【4月28日・土曜日】 ついに主人公が加入して初めての試合の日がやってきた。 「ガルルルルル・・・」 「どうも、よろしく頼みます!」 「あれ、ひょっとして今日の相手?」 「そうだよ。ユニフォーム着てるだろ?」 「ガルルルルル・・・」 「おい、相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「ガルルルルル・・・」 「あはは、他人を見かけで判断しちゃいけないよね」 (ガブッ!) 「うわっ、噛んだ!噛んだー!」 「おい、のりお!遊んでないで、とっとと試合前の練習を始めるぞ!」 ビクトリーズVS狂犬ドッグス 主人公の操作は野手は打撃のみ、投手はランナーが出たときのみ。試合展開はランダムに決まるため、必ず勝つということは無い。 狂犬ドッグスは足の速い選手が多いが他の能力は並程度。 「よし、勝ったな!次も勝つぜ!」 試合終了後、試合を見に来たカンタがやって来た。 「お疲れ様でやんす!パワポケさん頑張ったね」 「ありがとう。あれ、お母さんは?」 「母ちゃんは、その・・・野球があまり好きじゃないから」 (タタタタタッ・・・) 「え?おーい・・・」 「何だよ、知らなかったのか?」 「何を?」 「奈津姫の4年前に亡くなったご主人は野球が大好きでこのチームのキャプテンだったんだぞ」 「それでどうして・・・」 「ご主人のいない今のチームを見るのが辛いんだろ。なあに、またチームが強くなればそのうち、昔みたいに応援に来てくれるさ」 「・・・・・・・」 226 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 14 11 ID rW3U/81I0 【4月29日・日曜日】 遠前町に一人の胡散臭い男がふらりと現れた。 「まったく、しらけた町だな。おーい、そこの少年!」 「オイラでやんすか?」 「他にいねえだろ。それより、最近このあたりで何か変わったことはないか?」 「変わったことでやんすか?」 場所は変わり、主人公の住む川原。 「・・・・・・。今日は、さっぱり釣れないな。・・・!」 「なんだ川原に住み着いた野郎ってのはやっぱりお前かよ」 「お前は椿!」 「おじちゃん、この人と知り合い?」 「・・・まあな」 「俺達は昔は一緒に組んでたんだ。いいコンビだったよな」 「だが、お前はいつからか金で雇われて何でもするようになった」 「おいおい、今でも正義の味方気取りか?いい加減そういうのには卒業しろよな」 「悪党が、正義の味方よりはマシとは思えないんでね」 「悪党?俺のことか?ドライになったって言って欲しいね。金を貰って人助けをしてるんだ。いわば才能の有効活用ってやつよ」 「・・・そうか」 (スタスタ・・・) 「おやおや、相変わらずスカした野郎だぜ。さて、この町で何が起こっているのかね。へへ、面白くなってきやがった。あばよ坊主、また会おう!」 (タタタタタッ・・・) 「・・・波乱の予感でやんす」 ちなみに椿はパワポケ7で登場したブルー、主人公は同じくパワポケ7で登場したレッドの可能性がある。 227 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 38 13 ID rW3U/81I0 【5月2日】 遠前町に今度は赤毛の青年がやってきた。 「さて、この町ではどんな出会いがあるのかな」 「わんわん!」 「あっ、こら!ボールを返せ!それは売り物だぞ!」 (パッ!) 「わん?(咥えてたボールが取られた?)わんわんわん!(くそっ、ここは退却だ!)」 (タタタタタッ・・・) 「野球のボールか・・・」 「ああ、ありがとう!あ、でも歯型がついちゃったな。あーあ、こりゃ売り物にならないよ」 「じゃあ、貰っていいかな?野球にちょっと思い出があるんだ」 「へえ、そうなのかい?じゃあ山の上のグランドへ行ってみたらどうだい?」 「?」 場所はグランド、ビクトリーズが練習中。 「なるほど、商店街の草野球チームが練習してるのか。・・・思い出すなぁ、少森寺でキャッチボールしたんだよな」 (カキーン!) 「あ、そこの人危ない!」 (パシッ!) 「・・・ナイスキャッチ」 「おい、野球やってんのなら俺も仲間に入れてくれよ」 「はぁ?」 「何だって?」 「飛び入り参加か。野球の経験はあるのか?」 「キャッチボールならやったことあるぜ」 「キャッチボール!?あはははは!」 「・・・何がおかしいんだよ。いいか、俺は少森寺で最強の拳法を身につけた男だぞ。 プロの野球だって、ちゃんと何回か見たことがあるんだ」 「わかった!わかったから!とりあえずノックでもやってみる?」 「ふん!任せろ!」 (そして・・・) 「あ、あれ?・・・捕れない・・・」 「まあ、ちょっと難しすぎたかな?」 「うおお!俺は野球をナメていた!こんなに難しい流派だったなんて!」 「・・・いや、だがグラブには何級か当てているな。パワポケ、どう思う?」 「凄い反射神経だ。ちゃんと練習すればいい選手になるんじゃないか」 「なあ!あんた達!俺を入門させてくれ!野球を修行したいんだ」 「修行って・・・そもそもお前は何者なんだ」 「よくぞ聞いてくれた!俺の名は寺門男!家を持たない流れ者さ」 「えっ、流れ者?」 「旅から旅への旅ガラスだ!なんなら風来坊って呼んでくれていいぜ。まあ、俺みたいな奴は珍しいらしいがな!」 「・・・とりあえず、風来坊なら目の前にもう一人いるぞ」 「え?」 (寺門が仲間になった!) 寺門 ミートF パワーB 走力B 肩力B 守備E エラー回避G 外野・捕手 特殊能力 固め打ち 走塁○ 守備職人 体当たり 247 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 04 01 ID hVXgLW9A0 【5月12日・土曜日】 再び練習試合の申し込みがやってきた。 「おーい、みんな。来週の土曜日、マックスパワーズと試合することになったぞ~」 「へえ、マックスパワーズね」 「強そうな名前だけど、どんなチームなんだ?」 「ああ、期待しちゃだめだよ。草野球のチームなんて、みんな強そうな名前をつけるからさ。ま、きわめて普通のチームだな」 「・・・そんなものなのか」 「うちなんて、めったに勝てないのにビクトリーズだもんね~」 (ポカッ!) 「これから連戦連勝なんだよ!おら、練習だ、練習!」 248 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 14 14 ID hVXgLW9A0 【5月19日・土曜日】 マックスパワーズとの試合当日、グラウンドにて。 「・・・・・・」 「今日の試合はよろしく頼みますよ!」 「あれが今日の対戦相手か?」 「そうだよ。ユニフォームを着てるだろ」 「・・・・・・」 「・・・相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「・・・・・・」 「あはは、人を見かけで判断しちゃいけないよね。ほら、試合前の握手~♪」 (ボキ ベキ メキキ!) 「おお、すごい怪力でやんす!木川さんの右手が一瞬でアルミホイルみたいにつぶれたでやんす!」 「おいおい・・・」 試合展開は前回と同じ。マックスパワーズはパワーが全員B以上あるチームだが他の能力は並以下。 「よし、連勝だな!この勢いでジャジメントの奴らもぶっ飛ばすぞ!」 249 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 32 53 ID hVXgLW9A0 【6月2日・土曜日】 試合に勝利したビクトリーズにジャジメントから試合の申し込みが。 「おおい、みんな注目!来週、ついにニコニココアラーズと試合することになったぞ!」 「ニコニココアラーズ?」 「ああ、ジャジメントのチームだよ。くそー、あいつらには負けたくねー!」 その頃、ジャジメントスーパー遠前支店では、店長の大田と店員が話合いをしていた・・・。 「そうか、次の試合の日が決まったか。ふふふ、これで我がチームの連勝記録がまた一つ伸びるな」 「ところで、大田店長。商店街のチームに勝っちゃっていいんですかね。商店街の連中を怒らせるより機嫌をとった方が・・・」 「フン、あいつらは最初からこっちと交渉する気がないんだよ。だから、こうやってあいつらの誇りを潰していくんだよ。 ひとつひとつ、プチプチッと確実にな。守るべきものがなくなってしまえば、最後はこっちに泣きついてくるさ」 (そんなにうまくいくかな?) 「むうっ、誰だっ!?」 「よお、邪魔してるぜ」 「・・・ええと・・・あの、あんた本当に誰?」 「あれ、店長のお知り合いじゃなかったんですか?私はまたてっきり・・・」 「するとキミがここに通したのか。こんな男は知らん!」 「俺のことは椿と呼びな。パワポケの野郎がいるからには、あんたらの計算通りにコトは運ばないんじゃないかなぁ」 (グビグビ) 「あああ、私のコーヒーを勝手に!?とっとと、この男をつまみだせー!!」 (そして・・・) 「二度と来るなー!!」 「はいはい、後でまた来ますよ。・・・あんたらが困ってからね」 250 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 50 21 ID hVXgLW9A0 【6月9日・土曜日】 コアラーズとの試合当日、グラウンドにて。 「よし、いよいよ宿敵コアラーズとの試合だな!今日勝って三連勝だ!」 「オオー!!」 「さて、商店街の連中の悔しがる姿でも見せてもらうかな。何しろこっちには元プロの・・・あれ?」 「店長、どうしました?」 「商店街の連中に変なのが混じっているぞ」 「そうですね。ひょっとしたら、向こうも外部の人間を呼んだのかも」 「何ぃ!?なんてずるいやつらだ!」 「・・・・・・・・・・・」 「おじちゃん、がんばるでやんす!」 「・・・・・・・・・・・」 「あれ、母ちゃん?お店はどうしたでやんす?」 「試合のことが気になって、いてもたってもいられなくなってね。お店はお休みにしたんだ。一緒に応援しようか」 「うん!」 試合展開は前回と同じ。コアラーズは、ややバランスのとれたチーム。エース大北が威圧感もちなので、割と苦労するかも。 「やったー、勝ったぞー!!」 「きっ、きみぃ!!いったいこれは、どういうことなんだね!」 「い、いや・・・私に聞かれても・・・」 「おじちゃん、やったね!」 「カンタ君も応援ありがとう」 「パワポケさんなら、絶対にやってくれると信じていたでやんす」 「みなさん、ご苦労様です」 「あ、奈津姫!・・・久ぶりだな」 「はい?いつも商店街で顔を合わせてるじゃない。権田さん、ちょっと変よ」 「そ、そうかな。ハハハハハ」 「今日はうちでお祝いでやんす!パワポケさんも来るのでやんす」 「えっ?俺も」 「ええ。カンタのヒーローですもの。我が家で歓迎しますよ」 「・・・・・・・・・」 ちなみに大北はパワポケ5でモグラーズにいたモブキャラの投手。クビにされたが、後にパワポケ11でプロに復活する。 251 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 01 17 ID hVXgLW9A0 【6月10日・日曜日】 再びジャジメントスーパーに現れた椿。 (ここは監視カメラの死角だな。)・・・♪ 「あら、なにこれ?卵がほとんど割れてるじゃない!」 (そして・・・) 「店長。これを見てください。客からのクレームと警備会社からのコメントです」 「食品に衣類?店の商品が傷付けられているのか」 「後、空調や照明などの設備にも不具合が出ています」 「まさか、商店街の連中の嫌がらせか?・・・そういえば、この前の野球の試合で変な奴らが出てきてたな。さては奴らの仕業だな!」 「こうなったら、警察に通報して取り締まってもらいましょう!」 「・・・それはできんのだ。この騒ぎが大きくなって、このスーパーの条例違反の話が、 大きく報道されたらどうする。一転してこっちは悪者だ」 「あ・・・」 「そういえば、以前ここに妙な奴が来ていたな。確か名前は椿・・・」 「おう、呼んだかい?」 (グビッ) 「ああ、いつのまに!?」 「・・・商店街の連中、潰せるか?」 「まかせな。そいつは俺の得意分野だ」 252 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 14 26 ID hVXgLW9A0 【6月11日・月曜日】 ある物を持って再び店長に合いに来た椿。 「商店街潰し、これを使えば一発だぜ」 「なんだ、その怪しげなビンは。白い粉が入っているようだが」 「神のマナ、200グラムさ。名前ぐらい聞いたことあるだろ」 「いや、初めて聞く名前だな」 「そうかい?こいつは南米で開発された迷惑兵器でね。これを食った虫はホルモンバランスを崩し猛烈に食って巨大化するんだ。 これだけの量があれば商店街を巨大なゴキブリの大群に襲わせることができる」 「・・・・・・。」 「どうだい?すぐにやってみようか?」 「バッ、馬鹿者!遠前町を虫まみれにしてイメージダウンをさせるような作戦が採用できるか!ウチの売り上げまで下がってしまう」 「・・・おやおや、それは残念。俺は商店街を潰せ、としか聞いてなかったんでね」 「他の計画はないのか?」 「まあ、今のところはないな。この薬やるよ」 (ポイ) 「わっ、あぶない!」 「おっと、気をつけろよ。その薬をぶちまけたら、スーパーが虫まみれになるぜ?わはははは!」 「スタスタ・・・」 「くそ・・・あの男め。その気になれば、こっちを潰すのも簡単だと、脅しているんだ」 「しかし、その薬は本当にそんな効果があるんでしょうか?」 「なら、試してみるか?わざわざこの薬を置いていったのも疑うなら、試してみろってことだろう・・・まったく恐ろしい男だ」 「試すって・・・どこでです?」 「そうだな・・・最近、商店街にウチが買い取った酒屋が一軒あったな」 「で、でも、まずいんじゃ・・・」 「まあ、少しの量なら大丈夫だろう」 271 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 06 36 ID 3oCQvH2L0 【6月12日・月曜日】 店長が撒いた神のマナの影響が早速現れてきた。 「虫退治、ですか?」 「そうなんだよ。地下の貯蔵庫に大量に発生していてね。礼金は出すから頼まれてくれないか?」 「ええ、いいですよ。じゃ、殺虫剤を使えばいいんですか?」 「それが、かなり凶暴な奴でね。まあ、とりあえず来てくれたまえ」 (そして・・・) 「・・・・・・・・・。あの、あれって本当に虫なんですか?」 「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?大きさは猫ぐらいあるけど・・・。外国から来た新種かもしれん」 「これは保健所・・・いや、むしろ自衛隊に連絡したほうがいいんじゃないんですかね?」 「だめだ、だめだ!商店街のイメージがダウンしてしまう」 「とりあえず、一番強力な殺虫剤を用意しておいてください。この地下室から虫を追い出してみます」 「わかったよ。じゃあ、そちらの準備が出来たら集会所に来てくれたまえ」 【上記のイベント後うろつきで集会所に行く(必須イベントではないためスルーしても大丈夫】 「やあ、虫退治に来てくれたか。さっそく現場に行こう」 (そして・・・) 「・・・増えてますね」 「殺虫剤を何度か撒いてみたんだが、どうやら、外に巣があって壁の穴から入ってくるようだ」 「じゃあ、壁の穴を塞ぎましょう。ちょうどそれに使えそうな荷物をありますし。 壁を塞いだら、あとは地下室の外に殺虫剤を噴射しましょう。それで解決です! ・・・おや?あのケーキは何です?」 「ああ、あの虫の好物みたいなんだ。何度か退治を試みたときに利用したんだが・・・」 「確かに、虫を集めておくのに使えそうですね。そうだ、殺虫剤をまぜましょう!食べた虫はイチコロですよ。よし、虫退治だ!」 ミニゲーム「穴蟲」 主人公を操作し、岩を使って穴を塞ぐミニゲーム。襲ってくる虫は攻撃しよう。 「ふう、やれやれ」 「お疲れ様!さあ、報酬はこれだよ」 各種装備アイテムか消費アイテムを一つランダムで貰える。稀に何も無いときがある。 272 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 35 38 ID 3oCQvH2L0 【6月15日・金曜日】 商店街では町興しのため準備が行われていた。 (がやがや) 「これは、一体なんの騒ぎですか?」 「明日からのイベントの準備だよ。商店街の立て直しのためにはまず、たくさん人がやって来るようにしないといけないからね」 「その飾り付けをしてるんでか。それでイベントの名前は・・・ダチョウ祭り?」 「ああ、そこの旗を見たんだね。そう、ダチョウがテーマなんだ。やっぱり人を呼ぶにはインパクトが必要だからね。 ダチョウ牧場と契約してイベント用に何羽か借りたんだよ。ダチョウに触れて、乗れるんだ」 「さすが、会長さん。ナイスアイデアですわ!」 「しかし、大丈夫かね?」 「先生~何か心配事?」 「ダチョウはキック強力だからね。万が一、お客さんが怪我をしたら商店街のイメージが悪くなるじゃないか」 「おお~、なるほど~。あたしは全然思いつかなかったなぁ」 「た、大変だぁ!」 「どうしたんだね」 「ダチョウがいなくなってるんです」 「何だって?まさか、逃げたのか!?」 「あ~、良かった。これでお客さんは怪我しないね♪」 「ば、馬鹿!それじゃ、イベントはどうなる! しかも、逃げたダチョウがどこかで事件でも起こしたら・・・ああ、想像するだけでも大変なことに!」 「・・・あたしのこと馬鹿って言った」 「とにかく、ダチョウを探そう」 (タタタタタッ・・・) 「・・・む~」 (そして・・・) 「よし、一匹捕まえた!」 「・・・?」 「こいつはおとなしい奴だな。他の十匹はどこに行ったんだろう」 「まだそんなにいるのか?」 「よお、パワポケ!今日はダチョウの世話か?」 「椿!さては、お前の仕業か」 「さあて、どうだかね?それよりとっととダチョウを捕まえた方がいいんじゃないか?」 「ああ、道路の先に固まって走ってるでやんす!」 「まずい!このまま隣町へ入られたら大騒ぎになってしまう!」 「じゃあ、早く止めないと・・・。誰か車だ、車持って来い!」 「車・・・?そんな暇はないな。おい、お前の背中に乗せてもらうぞ!」 「・・・!?クェーーー!」 「え、ダチョウ!?ダチョウに乗ってダチョウでダチョウを追いかけて ダチョウでダチョウを捕まえるの?」 「ええい、ややこしい。とにかく頼んだぞ!」 ミニゲーム「ダチョウでだだだダンダンダン!」 ゴールに着くまでにダチョウを十匹以上捕まえろ!椿が爆弾やウン○で妨害してくるため注意。 273 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 05 26 ID 3oCQvH2L0 「よし、全部のダチョウを捕まえたぞ!」 「クワー!」 「やるな、パワポケ。それでこそ俺の価値も上がるってもんだ」 (スタスタ・・・) (そして・・・) 「ああああああ・・・ダチョウの脱走事件で警察に怒られてしまって、イベントは中止になっちゃったよ。 牧場への支払いに、ビラやチラシまで準備したことが無駄になってしまうなんて・・・」 「だからアタクシはやめた方がいいと言ったんですよ」 「とにかく、明日からのイベントはどうするんです?中止とは知らないお客さんが来てしまいますよ」 「うーん、中止は無理だな。イベントを何か別のもので最かえるしかなだろうね」 「ダチョウが駄目だったんなら・・・この際、ゾウかキリンでどうかな?」 「・・・武美。今は、暫く黙ってろ」 「・・・野球はどうでしょう」 「野球~!?」 「い、いや、悪くないかもしれん。というか、この際、他に手がない!野球の練習に使っている道具でイベントをでっち上げるぞ!」 「・・・マジかよ」 274 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 22 37 ID 3oCQvH2L0 【6月16日・土曜日】 ダチョウに差し替え、野球での町興しが始まった。 「あら、ダチョウは中止なの?」 「その代わり、野球イベントとなっております」 「そんなこと言われてもねえ。・・・あら、これは何?」 「ああ、ブギウギ商店街の誇る野球チーム、ビクトリーズが練習に使用しているバッティングマシンです」 「へえ、こんなもので練習しているのね」 「いかがです?3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしまう」 「あら、それなら挑戦してみようかしら」 「はい、はい!人が投げる球がいい人はこちら!ビクトリーズの投手、木川則夫の球を打てば豪華商品!」 「これは、ボールをパネルに当てるのか。テレビで見たことがあるな」 「どうです?一回500円ですが、得点によっていろんな景品が貰えますよ」 「ふうん、普段は役に立たない連中もたまには役に立つのねぇ」 「いくらなんでも、それは言いすぎではありませんか?」 「あら、どうして?今は役に立っているでしょ」 「・・・・・・」 「ところでダチョウを逃がした犯人なんだが・・・」 「ああ、それならわかっています。椿という男です」 「いや、そうじゃない。ダチョウの鍵があった場所に商店街の人間は近づいてないんだ」 「何ですって?」 「みんな顔見知りだからね。外部の人間がいればすぐにわかるよ」 「・・・・・・。いづれにしよ、今犯人探しをするのは良くありませんね」 「ああ、私もそう思う」 393 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 19 26 ID Xa9DC5RL0 【6月17日・日曜日】 集会所で商店街のイベントの話が行われていた 大村「いやあ、野球テーマにイベントを差し替えて大成功だったな。世間の反応も上々だよ!」 奈津姫「確かにお客さんの反応は良いみたいですけど・・・今日までのイベントだったのに、もう反響があったんですか?」 大村「そうなんだよ。実は商店街のホームページにかなり書き込みがあってね~」 武美「・・・・・・え」 大村「そこで!私はウギブギ商店街を立て直すには野球しかないと確信した。ビクトリーズで商店街をアピールだ!」 権田「おいおい・・・」 大村「いいかね、ビクトリーズはこれから先、連戦連勝で頼む。商店街も全力でバックアップするからな!」 権田「しかし、会長。草野球がいくら強くたって宣伝効果なんてたかが知れてるぞ」 大村「そこで、相乗効果だよ。今後、商店街のチラシにビクトリーズの活動状況を載せる。 試合のある日を宣伝し、試合結果に応じて割引セールする!」 他の人「ふむ。商店街からもビクトリーズを盛り上げていくわけですか」 大村「そうだろう?これはうまくいくぞ!」 (そして・・・) 394 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 28 15 ID Xa9DC5RL0 青島「なんだか、会長さんだけ妙に盛り上がってましたな」 主人公「でも、うまくいくかもしれませんよ。ところで武美。さっき、何に驚いてたんだ?」 武美「ああ、ホームページの件?会長さんは気づいてなかったみたいだけど、 木川ちゃんが何度も書き込んでるから集計は信じない方がいいんだよね~。 イベントが面白かったからまたやってくださいって、書き込み。 別の人間のふりをしてるけど文章の書き込みからわかっちゃうんだよね~。」 権田「そういえば、則夫の奴あのイベントの時イキイキしてたな。気持ちはわかるんでもないが、全く余計なことを・・・」 奈津姫「でもまあ、これでビクトリーズと商店街は一心同体ですね。権田さん練習頑張ってよ」 権田「そ、そりゃあ、もちろん!もちろん・・・頑張るよ。」 (・・・あー、びっくりした。いきなり話しかけられたぐらいで動揺しちまうとはなぁ」 主人公「・・・確かに、もっと練習して強くならないとな」 カンタ「商店街のためにも頑張るでやんす」 395 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 41 45 ID Xa9DC5RL0 【6月20日・水曜日】 その頃、ジャジメントスーパーでは・・・ 大田「椿、椿はいるか!」 椿 「はいはい、聞こえてますよ」 大田「商店街を潰すと言っていたくせにどうなっている!」 椿 「・・・何かあったのかい?」 大田「奴らめ商店街を「野球の街」としてアピールするつもりだぞ!全く元気そのものじゃないか!」 椿 「ああ、なるほどね。野球ね・・・いいんじゃないか?」 大田「いい加減にしろ!土地の買収計画が遅れる・・・」 椿 「買収計画?ははあ、なるほどね。あんたらの狙いは商店街の土地か」 大田「いや・・・その、駅前の土地を再開発しようと思っているだけだよ?」 椿 「ふーん。じゃ、そこに何かあるわけか」 大田「ないないない、絶対に何もない!お前は商店街を再起不能にすればいいんだ!」 椿 「簡単じゃねえか、今すぐビクトリーズに試合を申し込むんだな。試合で敗北させて大恥をかかせればいい」 大田「な、なるほど・・・しかし、この前の試合でコアラーズは負けているんだぞ」 椿 「その時は俺はいなかったからな。野球は俺の得意分野でね」 (そして・・・) 主人公「コアラーズから試合の申し込み?」 大村 「そうなんだ。ずっと先の7月15日なんだけどね。観客も集めてイベントにしようと言ってきている」 主人公「おそらくこっちが野球で商店街をアピールすると聞いて、試合で叩き潰すって腹ですね」 権田 「へっ、ちょうどいいや。商店街の景気付けに完全勝利をあげてやるぜ!」 (おおっー!!) 396 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 48 58 ID Xa9DC5RL0 (その頃・・・) 店員「な、何なんですか、この人は!?」 大田「椿の実力がこれほどとは・・・元プロの大北の本気の投球を100球連続で柵越えアーチするなんて!」 椿 「おう、このくらいで勘弁してやるよ。元プロのプライド・・・潰しちまったら悪いからな」 大田(そんなもの、とっくに粉々だ!) 椿 外野手 能力 弾道2 ミートC パワーB 走力A 肩力B 守備A 耐エラーC 特殊能力 アベレージヒッター 体当たり 走塁○ 慎重打法 積極盗塁 椿はパワポケ7で登場したブルーと人気者が無い以外は全く同じ能力です。 主人公との因縁からブルーではないかとも言われています。 397 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 02 54 ID Xa9DC5RL0 【6月23日・土曜日】 コアラーズとの試合に向けて練習しているビクトリーズに新しい監督が。 大村 「おーい、みんな注目!今日は重大発表がある。これまでワシが監督をやってきた。 しかし、野球と商店街を両立させるのは無理だ。そこで監督を雇うことにした」 (ざわざわざわ・・・) 「紹介しよう、佐和田さんだ」 佐和田「よろしく。佐和田さんは、長年学校で監督をやってきて、甲子園優勝の実績がある方なんだ」 権田 「おお、それはすげえや!・・・ん、どうした?」 主人公「・・・っ、いや、何でもない」 佐和田「それじゃ、早速全員の実力を見せてもらおうか」 (そして・・・) 佐和田「よし、だいたいの実力はわかった。練習メニューは次回までに組んでくるとして・・・ おい、パワポケ!」 主人公「はい。」 佐和田「お前がキャプテンをやれ」 木川 「でも、これまでは権田さんが中心となって・・・」 佐和田「ああ、そうなのか?じゃあ権田。パワポケを補助してやってくれ。じゃあ今日は解散!」 木川 「ちょ、ちょっと。何なんですかあの監督は」 権田 「・・・・・・。まあ、監督の言うとうりにしよう」(スタスタスタ・・・) 木川 「いいんですか!?ちょっと、権田さん!」 398 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 15 35 ID Xa9DC5RL0 【6月30日・土曜日】 商店街メンバーと助っ人達に少しづつ亀裂が・・・ 寺門 「さあて、ガンガン打つぞぉ~♪」 木川 「おい、ちょっと待てよ。打撃マシンを使うのは僕が先だろ。何順番を飛ばしてるんだよ」 寺門 「はあ?お前、ピッチャーじゃないか。主戦力である俺が練習する方がチームのためだろ。 試合までの時間は限られてるんだぜ」 木川 「何だと、この野郎。よそ者のくせに、でかい顔するな!」 寺門 「お、何だ?やるってのか?言っておくが、殴り合いなら俺は誰にも負けない自信があるぞ。こいよ、このヘタクソ!」 佐和田「お前ら、そのへんでやめとけ。・・・寺門が正しい。木川は投げ込んで来い」 木川 「・・・・・・」(スタスタスタ・・・) 寺門 「何だよ、あの態度。全く、お前らが不甲斐無いから俺達が助けてやってるのに。少しぐらい感謝の気持ち・・・」 佐和田「オイ、黙れ!!・・・余計な事は言わんでいい。さっさと打って来い」 寺門 「へいへい」(スタスタスタ・・・) 佐和田(あー、こりゃまずいな・・・) 399 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 36 30 ID Xa9DC5RL0 【7月4日・水曜日】 今日は商店街の夏祭り。 カンタ「今日から夏祭りでやんす!パワポケさんも行くでやんす!」 主人公「そうか、夏祭りに行くのか。俺も後から行くよ」 カンタ「わかったでやんす!」(タタタタタッ・・・) 椿 「ははは、子供ってのは無邪気でいいな」 主人公「・・・椿。何のようだ?」 椿 「決まってんだろ?商店街の一大イベント夏祭り。そいつをぶち壊してやるのさ」 主人公「そんなことはさせない」 椿 「・・・そうだな。お互いスマートに行こうぜ。俺はお前が邪魔だし、お前も俺が邪魔だろう。 だから勝負して負けたほうがこの商店街から手を引くてのはどうだい?」 主人公「・・・いいだろう。それでここで勝負するのか?」 椿 「おっと、勘違いするな。スマートだスマートに行こうぜ。勝負は野球できめようじゃないか。 今度コアラーズと試合があるじゃねぇか。互いに助っ人らしくチームの勝敗で決めるんだよ」 主人公「野球の勝負か・・・いいだろう。その勝負、乗ったぞ」 椿 「忘れるなよ、試合で負けたほうは商店街から手を引くんだぞ!」(スタスタスタ・・・) (そして・・・) カンタ「あ、パワポケさんも来たでやんすね!」 主人公「へえ、結構楽しそうだね。・・・あれ?」 寺門 「さあ、運試ししていかないか!一回たったの500円!」 主人公「寺門、何してるんだ」 寺門 「何って、おみくじだよ。おみくじコリントゲーム。ちゃんと商品も出るからやっていってくれよ~」 主人公「そうだな、やってみるか」 ミニゲーム・おみくじコリントゲーム ピンボールで人形を当てて、大吉、吉、凶、大凶を決める。比較的簡単に狙えるので難易度は低め。 主人公「よし、それじゃあ帰るか」 カンタ「まだ、花火があるでやんす!」 主人公「え、花火?商店街にしては豪華だな」 (そして・・・) (ぱちぱちぱち・・・) 主人公「・・・自主的な花火大会ね」 奈津姫「こういうのが一番綺麗なんですよ。・・・手の届く幸せが一番です」 カンタ「次は打ち上げ20連発でやんす!」 武美 「祭りは、派手にやらなきゃ!」 400 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 44 16 ID Xa9DC5RL0 【7月7日・土曜日】 大村会長と権田がチーム状況を話し合っていた。 大村「次の試合はどうだい?勝てそうかね?」 権田「はい・・・まあ勝てる可能性は高いですね」 大村「おいおい、何だよ。それなら、もっと嬉しそうにすればいいじゃないか」 権田「・・・ねえ、会長さん。これでいいんですかね。商店街に全然関係ない連中が(※)人も入ってきて、 昔からいる人間がレギュラーを外されている。今のビクトリーズは俺達のチームじゃないんですよ」 大村「え、いや、しかし・・・助けてくれるってのに、断るっていうのも・・・ねぇ」 権田「わかっていますよ。まずは勝利、ですよね」 大村「・・・・・・。」 ※助っ人の加入人数で変化。主人公を含め、最大9人。 ただし、仲間評価が高い、3人以上の助っ人がいないとこのイベントは発生しない。 401 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 01 53 ID oOD9DHU50 【7月15日・日曜日】 ついにコアラーズとの試合の日がやってきた 寺門 「うわっ!?観客がいっぱい来てる!?見てる人がいっぱいいるよ!」 木川 「こんなにお客さんがいると僕、緊張しちゃうなぁ~」 大村 「まだたいして宣伝していないのにどういうことなんだ、これは?」 大田 「くくくく・・・見たか、ジャジメントスーパーの力を。 この試合の各イニングで貰えるスタンプを集めると、商品が最大40%割引になるのだ!」 店員 「でも、大丈夫ですか?この割引率・・・大赤字ですよ。」 大田 「ははははは!・・・きみが気にすることではない」 店員 「あ、申し訳ありません!」 佐和田「お前ら、何をボケっとしてるんだ。さっさと試合前練習を始めるぞ」 権田 「でも、観客が・・・」 佐和田「はぁ?高校野球の甲子園に比べれば無人みたいなもんだ!そら、とっとと行け!」 (タタタタタッ・・・) 佐和田「おい、パワポケ!」 主人公「はい」 佐和田「よーじ、お前はしゃんとしているな。いいか、お前は試合全体を見ろ。キャプテンなんだからな」 椿 「・・・うん、いい日だ。貧乏臭い野郎と貧乏臭い商店街に引導を渡すにしちゃ、上出来だ」 カンタ「おじちゃん、がんばってー!!」 主人公「よーし、みんな!この試合が商店街の正念場だ。絶対に勝つぞ!」 (おおー!) ビクトリーズVSコアラーズ 4-4 8回裏コアラーズの攻撃 1アウト2塁 バッター3番 この試合から攻守交替以外は自分で操作することになる。8回裏のピンチからなので逆転を許すと苦しい展開になってしまう。 相手ピッチャーは前回と同じ大北。威圧感があるためこちらの打撃能力が下がってしまう。 なお、主人公はどんな能力でも必ず試合に出場している。 402 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 25 24 ID oOD9DHU50 主人公「やったー、勝ったぞ!」 大村 「よかった、よかった・・・もう、負けたらどうしようかと」 大田「あああああ!?サービス券まで配って宣伝したのに!」 店員「商店街の宣伝になっちゃいましたね」 (ポカ!) 大田「椿めぇ~!!散々大きなこと言ってなんてザマだ!」 主人公「俺の勝ちだな、椿!」 椿 「・・・・・・。フン!」(スタスタスタ・・・) カンタ「パワポケさん、やったね!」 主人公「ああ、何とか勝てたよ」 カンタ「そんなことないでやんす!ビクトリーズの完全勝利でやんす!」 奈津姫「カンタ。パワポケさんは謙遜してるのよ」 カンタ「何だ、そうだったでやんすか!」 主人公「あ、いや・・・そうい言い方をされると・・・」 奈津姫「ふふふ、冗談ですよ。ちょっと、カンタのヒーローを困らせようと思って」 主人公「・・・ははは、人が悪い」 権田「・・・・・・・・・・。」 (そして・・・) 並木「対コアラーズ戦勝利に乾杯!・・・・・・・・・あれ?どうしたんです、みなさん?」 木川「ちっともうれしくなんかないよ。なんだかおかしいですよ、今のビクトリーズは」 権田「まあ、監督も主力選手も外部から来た連中だからな」 青島「それはそうだが、彼らなしでは試合に勝てなかったんじゃないのかね」 木川「あいつら、いい気になってますよね。この前だって・・・」 権田「何があったんだ?」 木川「あの連中の練習した後の、後片付けをやらされたんですよ。自分の後始末ぐらい自分でやりゃいいのに」 権田「・・・・・・・・・。」 木川「ねえ、これでいいんですか権田さん。昔、河川敷の石を拾って練習場所を作ったじゃないですか。 仕事もろくにしないでって、白い目でみられながら練習してたじゃにですか。 あの苦労は、あんなよそ者の連中が活躍するための準備だったんですか!?」 権田「・・・まあ、手はあるさ。ようするに、助っ人がいなくてもジャジメントに勝てるようになれればいい」 木川「な、なるほど!じゃ、あいつらに気づかれないようにこっそり練習するんですね?」 並木「ええっ?しかし、本官は時間が・・・それに今の練習でも、へとへとで」 権田「このままだと、俺達はあの連中の引き立て役で終わっちまうんだぞ」 木川「・・・僕はやるよ。あんな野球をなめた連中に負けてたまるか。商店街のヒーローはこの僕だ!」 青島「・・・・・・・・・」 ここまでが「さすらいのナイスガイ編」の前半です。後半は3ヵ月後10月になってから・・・ 403 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 39 54 ID oOD9DHU50 【10月1日・月曜日】 コアラーズの試合以降、ビクトリーズは連戦連勝。敵なしの大活躍で地方紙やローカル番組でも取り上げられるようになった。 それと同時に、ウギブギ商店街は野球テーマの商店街として知名度を上げていった・・・ コールドマン「それではウギブギ商店街の土地はまだ集まっておらんのだな」 大田 「はい・・・」 コールドマン「もっと良い報告を聞きたいものだな。オオタマネージャー」 大田 「は、はい、申し訳ありません。ただ、何分資金が足りませんので」 コールドマン「必要なら、日本支社に協力させよう。今年中にメドをつけるのだ」 (プツン) 椿 「で、あの土地には何があるんだ?」 大田「うわっ、椿!?待てよ・・・なぜここにいる。お前は逃げ出したんじゃなかったのか?」 椿 「ははは、逃げてたんじゃねぇよ。勝つために数を揃えてきたんだ。紹介するぜ、ザ・トリオだ!」 「・・・ソルジャーと呼べ」 「・・・番長だ」 「・・・ロボ」 大田「なんだ、こいつらは?」 椿 「ちょいと昔の知り合いでね。今度こそパワポケの野郎は潰す!それで・・・さっきの話だが」 大田「ん?何のことかな?」 椿 「商店街の土地には何があるんだ?」 大田「フ、フン!なぜお前達に話す必要がある?」 椿 「ああ、そうかい?おい、お前ら。ちょっと下の売り場で暴れて・・・」 大田「ま、待て!私も会長から何も知らされてないんだ!」 椿 「・・・本当か」 大田「あそこに何かが埋まっている。私はそれしか知らん。とにかく、他言無用だぞ! 商店街に関しては、すでに作戦がある。お前達にも協力してもらうぞ」 404 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 45 41 ID oOD9DHU50 そのころビクトリーズは・・・ カンタ「パワポケさん、練習を見に来たでやんす!」 主人公「ああ、カンタ君。応援に来てくれるのは嬉しいけど勉強は大丈夫かい?」 カンタ「痛いところをつかれたでやんす」 権田 「キャプテン、そろそろノックを始めようと思うんだが」 主人公「ああ、そうだな。先に準備しておいてくれ」 権田 「・・・・・・・・・」 カンタ「権田さんと喧嘩してるでやんすか?」 主人公「いいや。どうしてそう思う?」 カンタ「なんだか、怒ってるみたいでやんす」 主人公(俺がキャプテンになってからなんだかぎくしゃくしてるんだよな。きちんと話し合ったほうがいいかな?) 398 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 13 57 28.03 ID LC7fMXils[1/3] 乙です!どんな結末を迎えるのか、本当に楽しみです。 自分も、便乗してまとめwikiで未完結になっている「パワプロケンポケット9」の表サクセスの続きを簡潔にですが、まとめてみました。 主人公たち助っ人と権田たち元々のビクトリーズメンバーの対立は少しずつ深まりつつあった。 そんな中、ジャッジメントがまた試合を申し込んできた。 TV中継を行うが、助っ人は抜きという条件を出されるが、 キャプテンである主人公だけは出れる。 しかし、試合当日に椿が主人公にカンタが攫われたと教えてきた。 さらに、ビクトリーズの相手はコアラーズではなく、ジャッジメント日本支部の野球チーム、キングコブラーズだった。 カンタの攫われた場所に駆けつけた主人公の前に、 ザ・トリオが現れ、直接対決に挑む。 ここで条件によって、戦う相手がザ・トリオ全員か、3人の内の1人に分岐する。 ・1人と戦う場合 主人公は勝利して、カンタを助けるも、ザ・トリオの残る2人の足止めを受ける。 ビクトリーズの試合は7回終わって4点差とかなり劣勢だった。 そこに来た寺門が加勢しようとするも、木川が反発したことから、 そのまま助っ人と旧メンバーでの乱闘が勃発し、 見かねた佐和田監督が試合放棄を宣言し、 ビクトリーズは二重の意味で恥をさらす結果になった。 ・3人と戦う場合 主人公は勝利して、ビクトリーズの試合に途中参加できる。 条件は厳しいが、勝てない試合ではない。 勝利後、ジャッジメントスーパーは駅前からの無料送迎バスや大幅ポイント還元セールといった経営面での戦力を仕掛け、商店街の客は奪われ、クリスマスまでこれが続けば、元々経営難の商店街は壊滅してしまう。 それでも、ビクトリーズは野球で勝つ以外に道は無い。 399 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 00 02.57 ID LC7fMXils[2/3] そんなある日、権田達旧メンバーはとうとう助っ人達に正面切っての宣戦布告を行いビクトリーズから出て行けと言い放った。 主人公はキャプテンとして、出て行くわけには行かないと返し、 自分たち助っ人と旧メンバーでの野球の紅白戦で決着を付けることにする。 ・・・助っ人達は9人いないのだが、カンタに奈津姫、会長達助っ人に好意的な商店街の人たちが加勢してくれた。 (商店街の人たちを入れても9人に届かない場合は、紅白戦自体起こらず、 主人公と権田は話し合いで和解する) 紅白戦に勝利したのは助っ人たちだった。(負けるとゲームオーバー) 戦いを通じて、旧メンバーと助っ人達は互いの実力を認め和解。 とうとう、ビクトリーズは1つになったのだ。 そしてクリスマス後に キングコブラーズとの再戦が決定した。 あちらには椿とザ・トリオの3人も加勢するが、 今のビクトリーズに恐れるものは無い。 そして決戦を制したのはビクトリーズだった。(負けるとゲームオー(ry)) その後、ジャンジメントスーパーにて、 ジャンジメントが商店街の土地を狙った理由が明かされる。 それは戦争中に墜落した米軍パイロットがここに落とした私物、 「盗賊聖書」だった。 ・・・・有り様に言えば、冒頭の「汝、盗むべからず」の部分が「汝、盗むべし」になっている単なる誤植本だが、ゴルドマンの一族にとってはキリスト教の支配に反発する者の多さを証明する秘宝なのだ。 そして、太田支店長は肝心の遠前支店の営業業績が悪すぎたことから、北極支店に左遷されることになった。だが太田は逆恨みを燃やし、椿から大量の「神のマナ」を買い取り遠前町そのものを滅茶苦茶にしようとする。 400 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 02 10.56 ID LC7fMXils[3/3] 大晦日、奈津姫とカンタ親子は街外れで太田と椿を見かけ、 カンタが追いかけてしまう。 カンタと彼を追いかけた奈津姫は山の中の洞窟で、 大量の巨大化した虫を目撃する。 更に奈津姫が椿と太田に見つかってしまい、 「神のマナで巨大化させた虫に商店街を襲わせる計画を聞かれた」ために、 (正確には、↑のとほぼ同じ台詞で、太田自身が喋ってしまった)捕まってしまう。 抜け出せたカンタは、主人公と権田、それに武美に助けを求める。 洞窟に乗り込んだ主人公は、逃げ出そうとしていた椿とガチンコバトルで決着を付けた。 その直後、巨大化した虫が暴れ出したが、椿が種明かしをする。 太田と捕まった奈津姫は椿の用意したシェルターに誘導されていたが、 そのシェルターには虫を引き寄せる細工がしてあるため、 巨大化した虫は商店街でなく、そのシェルターだけを襲う。 椿は初めから金だけ貰って太田は口封じするつもりだった。 シェルターが虫に襲われ出したところで、主人公が飛び込んできた。 「助かった!」と笑顔でほざく太田を殴り倒し、主人公はシェルターを塞ぎ、虫が入ってこれないようにした。 だがそこで、謎の爆発音が響き、シェルターは土砂の中に埋まってしまう。 翌朝、主人公と奈津姫は太田や木川、寺門達に助け出された。 シェルターの場所を教えたのは、椿だった。 ・・・太田も命は助かったが、一緒に来ていた並木巡査に逮捕されていった。 そして、主人公はカンタの「宣戦布告」を受け、町を去っていった。 (ルートによっては、町に残る) 完
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パワプロクンポケット 23-682、 24-41~49・55~56・67 682 :パワプロクンポケット:2006/07/28(金)09 16 07ID NCkvA8q5 パワプロクンポケット 極悪久高校(正式名称、極東亜細亜恒久平和高校)に転校してくることとなった主人公。 プロ野球を目指す主人公は早速野球部に入部するが、そこはロクに練習しない 不良の先輩達の集まる部だった…。 黎明編 入部してきた主人公は自己紹介をするが、野球のポジションよりも 麻雀や花札ができるかどうかを聞いてくる先輩に愕然とする。 一年上の外藤(がいどう)は真面目なのだが、先輩達をどうにかする気は皆無。 試合の日、伝統の作戦として対戦相手の弁当に下剤を入れるという 妨害工作を外藤にやらせるが極悪久高校は大敗。 その腹いせに先輩達は主人公と外藤にヤキを入れようとする。 しかし全員が集まっていたボロビルが崩壊。 主人公と外藤はなんとか無事だったものの、先輩達は全員病院送り。 人数が足りないため教頭に廃部を言い渡されてしまう。 食い下がる主人公によって、部員を集められれば存続することとなったが、 外藤はあっさり部をやめ、とうとう部員は主人公1人になってしまった。 こうして主人公の野球部再建のための部員探しが始まった。 まずクラスメイトのメガネでマニアな亀田を勧誘。 担任のようこ先生から新入部員が期待できないことを告げられた主人公は 他の部からの引き抜きを決意。 サッカー部からボブ、テニス部から三鷹、陸上部から武田、音楽部から水原 空手部から村上をそれぞれ勝負に勝つことで野球部にスカウトする。 さらに亀田の友人平山や佐藤、田中、鈴木 荒井三兄弟こと金男、銀二、晴夫、帰ってきた外藤が野球部に参入。 野球のルールは知らないものの主人公達の熱意に打たれたようこ先生が 顧問となり、ここに新生極悪久野球部が誕生した。 41 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)12 44 50ID XSG9B95m 飛翔編 順調に進んでいるかと思われた野球部だったが、 猪狩守率いるあかつき大学付属高校との練習試合で35-0という大差で敗北。 さらにハンドボール部の顧問である教頭が予算の横取りを狙い、 公式戦で一勝もできなければ廃部にすることを勝手に決めてしまう。 それを知った外藤は妨害作戦を提案。 先輩達と同じになると作戦を拒む主人公だったが、 外藤は「ユメをかなえるためやったらアクマにたましいをうるぐらいの気はないんか!」と一喝。 そこに転校生である四路智美が現れ、二人の説得によって主人公は渋々承諾する。 しかし、亀田と外藤の行う妨害作戦は「あしゅらとヤヌス作戦」「マイスウィートハニー作戦」など 名前は立派でも、上履きや道具の位置を変えるといったしょぼいものばかり。 あきれかえるが何故か作戦が成果を挙げていることに疑問を抱く智美。 智美は亀田と外藤の作戦の裏で自分の所属する秘密組織プロペラ団が暗躍していることに気づく。 アマチュアを隠れ蓑にしてプロが本格的な妨害工作を行っていたのだ。 そして、主人公がプロペラ団の高校野球制圧作戦の本拠地大東亜学園に妨害作戦を仕掛けたある日、 智美は自分がプロペラ団の工作員であることを打ち明ける。 主人公はプロペラ団とはプロフェショナル・ロウヤーズペイメント・レプリゼンタティズの略称で あらゆる娯楽スポーツを支配することが目的であることを知る。 そんなことは無理だと反論する主人公に智美は 新人選手と専属契約を結び、反抗する選手を潰していけば新人選手の供給を操れる そうなればどこのチームも逆らえないようになると説明する。 さらに智美は現在はプロスポーツ選手の年棒が高くなりすぎたため、苦しむオーナーが増え、 プロペラ団の支配によって選手の年棒が少なくなることを望んでいる人が多いことを語る。 自分が幹部になれば主人公はプロ野球入りできると言おうとする智美に 主人公は「ただしくないやりかたから手にいれたものからは、まんぞくはえられない。」と語り、 今からでも正々堂々と甲子園優勝を目指すことを宣言。 甘いと考えながらも智美は主人公に惹かれるのだった。 そして、極悪久野球部は教頭の嫌がらせにも負けず公式戦に初勝利。 野球部の存続が決定した。 亀田に「ドリルでやんす~。」と言われたり、政財界の黒幕である村上のお父さんにあったり、 本家パワプロでもお馴染み、スポーツ医学の権威ダイジョーブ博士に手術を受けたりしながら練習を続ける主人公。 ある日、神社で練習していると猪狩守から交通事故にあった進が行方不明になったことを知る。 この交通事故は外藤先輩が原因なのだが、それを知らない主人公は一緒に練習した仲である進を心配する。 しかし、この後主人公は他人を心配しているような余裕はなくなることとなる。 荒井三兄弟の姉、のりかに一目ぼれされてしまったのだ。 なかば強引に付き合うこととなった主人公は、ほとんど嫌がらせに近いような交際を続けることとなるのだった…。 42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)13 05 52ID rZHUk5gC 正史ルートをやるのか・・・ 43 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 18 35ID XSG9B95m 疾風怒涛編 自称大リーグのスラッガーですぐにケガをする外国人教師、アルベルトの指導を受けたりしながら、 最後の夏に向けて一丸となって練習に励む極悪久野球部。 だが突然、主人公の目の前で智美と亀田が交際宣言。 「おいらと智美ちゃんはラブラブでやんす~。」 のりかと付き合う主人公への当てつけなのだが、それを知らずにはしゃぐ亀田。 ひょんなことからダブルデートを行うこととなり、主人公は智美から「さ・よ・な・ら」と 最後通告を受けるのだった。 ある日、主人公の前に野球マスクと名乗る仮面をつけた男が現れる。 隣地区の聖皇学園のエースであるという野球マスク。 主人公は聞き覚えのある声だと思うが、野球マスクは主人公を挑発して去っていく。 そして7月。地方大会予選一回戦の相手はなんと大東亜学園。 助っ人外国人のドナルド、アンソン、そしてチームを率いる強敵、豪速球投手鋼を なんとか打ち破る極悪久野球部。 それを知ったプロペラ団日本史部長は極悪久高校を脅さなかった智美に激怒。 智美は既に極悪久高校の一員になっていたのだ。 予選一回戦敗退では誰もお金を出さない、プロペラ団は終わりだと言い放つ智美。 しかしそんな智美を支部長はあざ笑う。 大東亜学園の落ちこぼれを集めた聖皇学園が甲子園出場を決めていたのだ。 プロペラ団はダイジョーブ博士を拉致し、人体改造を行うことで聖皇学園を 無敵の超人野球チームへと変貌させたのだった。 智美は支部長の部下によって地下に幽閉されてしまう。 2回戦で冬野のいる白鳥学園、決勝で松倉率いるパワフル高校にも勝利した極悪久高校は念願の甲子園出場を決める。 そしていよいよ甲子園。 名前のコンプレックスをバネにしてきた政道正義率いる正義高校。 「いっぱつでかたずけてやる」と過激な発言をする某国の偉い人のそっくりさん、正金天候率いる身砕流北高校に極悪久高校は勝利、 ついに甲子園決勝まで駒を進める。 44 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 20 54ID XSG9B95m しかし、その当日、突如亀田は「智美を助ける。」と書かれた置手紙を残し、何処かへ消えてしまう。 野球部のメンバーは亀田を気にかけながらも球場へと向かう。 決勝戦の相手はこれまで完全試合を達成し、驚異的な強さで勝ち上がってきた野球マスク率いる聖皇学園だ。 試合開始。いきなり先制点を取られる極悪久高校。 息つく暇もない攻防。 多彩な変化球と速球を武器にする野球マスクに苦戦するものの、、 極悪久高校も運だけでこの決勝の舞台に上がったわけではなかった。 後半、野球マスクの球を捉え始め、苦労の末打ち崩すとついには大逆転! 極悪久高校が勝利を収め、見事甲子園優勝の栄光を勝ち取った! うなだれる野球マスク。 彼の正体は行方不明になった進であった。 実は進は交通事故で野球のできない体となり、再び野球をするために プロペラ団に体を売り、強化手術を受けていたのだった。 倒れる進に「ピッチャーとしてマウンドをまかされたからには、さいごまでしっかりしろ!」 と叱咤する兄、守。 「ははは、やっぱり兄さんはきびしいや…」 甲子園を去る猪狩兄弟。 一方ダイジョーブ博士の手引きによって逃げ出した智美は、 亀田を利用し、日本支部長を爆殺。 智美は日本支部長の地位を奪い、亀田は改造されプロペラ団の工作員として生きていくこととなった。 甲子園優勝からしばらく経った後、進はダイジョーブ博士の弟子、京子によって元の姿に戻る。 そして主人公は志望の球団からドラフト1位指名を受け、念願のプロ野球入りを果たす。 しかし、同時に周囲に流され、とうとうのりかと結婚する羽目になってしまうのだった。 「おれ、しあわせなんだよな… たぶん、しあわせなんだよな… きっと、しあわせなんだよな…」 自分は幸せと自分に言い聞かせる主人公。 しかし、これから始まる新たな苦難の始まりにすぎず、 甲子園優勝が人生のピークであったことを知ることとなるのだった………。 パワポケ3に続く。 45 :パワプロクンポケット:2006/08/01(火)13 24 23ID XSG9B95m 上にも書かれている通り、書き込んだのは正史ルート。 彼女や試合の結果によっては、随分と展開が変わります。 あとポケ2と3も書いてるんで、そのうち投稿します。 46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)14 33 17ID 07SM3h/O 44 ば、爆殺?なんじゃそりゃ 47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)16 31 06ID VqL+pi1x 凄いな…… 他のルートとかもぜひ知りたいな 48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 23 06ID h1LA0ayj 46 驚くのは早い、アポン→改造されて復活とかロボとかター○ネーターとか狂った展開はまだまだ続く。 49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 32 44ID rZHUk5gC 3はゴエモンバトルだし、6だったかの裏サクセスモードでは羊の尻の穴使って性欲処理したり ブラックなネタが多いのがパワポケ 50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/01(火)19 58 30ID VqL+pi1x 公式サイト覗いてみたらものすごいボリュームだ・・・ 是非正史以外のストーリーも書いてほしい。 55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)03 02 49ID gf4n3GR+ 47 50 一番壮絶なのが正史ルートなので、おまけ程度に。 進藤明日香 主人公の幼馴染でクラスメイト。美人なのだが、生まれつき心臓の病気を患っていて、 すぐに倒れる。入院しても主人公を気遣ういい子。 彼女にしていると甲子園の決勝、病状が悪化して危篤状態になり 主人公は病院に行くか、甲子園に行くかの選択を迫られる。 決勝に勝った主人公は奇跡的に助かった明日香と再会。 主人公は明日香と幸せな家庭を築くのだった。 決勝で負けると病気で死ぬ。 佐藤美奈子 コンビ二でバイトしている女の子。 イギリスへフラワーアレンジメントの留学に行く夢を持っており、 付き合っていると甲子園決勝の前日にイギリスへと出発する。 優勝した後に、主人公は美奈子の乗った飛行機が墜落したことを知り愕然とする。 しかし主人公は乗り遅れて事故に会わなかった美奈子と再会。 主人公は美奈子と幸せに暮らすのだった。 決勝で負けると飛行機事故で死ぬ。 四路智美 だいたい正史と同じ。 智美からプロペラ団のレポートを受け取った主人公は 仲間の助力を得て、智美が危ないことを察知。 プロペラ団に殴り込みをかけて智美を救出し、 主人公は智美と幸せに暮らすのだった。 条件が満たせず失敗すると支部長に撃たれて死ぬ。 荒井紀香 正史ルートでも書いたが凄い極悪。 書き出すときりがないが 付き合うことを拒むと弟たちに主人公に振られたと悪い噂を流したり、 付き合ったら付き合ったで自分の毛を編みこんだセーターをくれたりする。 でも最高好感度だと野球超人伝という凄く能力の上がるアイテムをくれる。 主人公が死ぬ。 石田由紀 亀田によって強引にマネージャーにさせられた子。 平山に惚れられているが、全く眼中にない。 彼女にしないと、何故かかなり地味な佐藤と結婚することになる。 彼女にすると平山が「死んでやる~」と言う。 濁田まり子 ガングロ。死なない。 56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)03 30 48ID no9SBDC/ なんでそんなに「死ぬ」が多いんだ・・・ やったこともないのに健全スポ魂系の話だと思い込んでたぜ それに普通その流れなら明日香ルートか智美ルートを正史にするよな・・・ 明日香って甲子園に行かずに病院に駆け付けたらどうなんの? 67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水)21 55 01ID gf4n3GR+ 56 明日香と幸せな生活を送るものの、 「あの時甲子園に行っていれば…」とちょっと後悔をする。
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攻略メモ
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パワプロクンポケットを遊んだみんなへ 『パワプロクンポケット ジ・オリジン』とは? 『パワプロクンポケット ジ・オリジン』はシリーズの原点である パワプロクンポケットの世界を舞台にした伝説的オリジナルストーリー。 パワプロクンポケットオリジンシリーズは今パワポケを遊んでいる人だけでなく、昔パワポケを 夢中で遊んでいた大人の方まで楽しんでもらえる内容となっています! シリーズの原点、『パワプロクンポケット』とは? 『パワプロクンポケット』シリーズは、 1999年に発売されたゲームボーイソフト『パワプロクンポケット』から始まった。 このゲームはその後の『パワプロクンポケット2』から裏サクセスが登場し、 ペナントや俺のペナント、そしてアルバムやプロフィール、パワポケポイント、 グッピーとセンシュクラッチをはじめとするたくさんのゲームモードが登場し、 プラットフォームを変えながら、時代を超えて多くのプレイヤーに楽しまれてきたのだ。 初代パワプロクンポケット THE ORIGIN パワプロクンポケット2 THE ORIGIN パワプロクンポケット3 THE ORIGIN パワプロクンポケット4 THE ORIGIN パワプロクンポケット5 THE ORIGIN パワプロクンポケット6 THE ORIGIN パワプロクンポケット7 THE ORIGIN パワポケダッシュ THE ORIGIN パワプロクンポケット8 THE ORIGIN パワプロクンポケット9 THE ORIGIN パワプロクンポケット10 THE ORIGIN パワプロクンポケット11 THE ORIGIN パワプロクンポケット12 THE ORIGIN パワプロクンポケット13 THE ORIGIN パワプロクンポケット14 THE ORIGIN
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パワプロクンポケットシリーズ 作品情報 シリーズ公式HP http //www.konami.jp/gs/game/poke/ 36枚 パワプロクンポケット7 芹沢真央 パワプロクンポケット8 白瀬芙喜子 雪白冬子 森友子 星影ヒヨリ 高坂茜 リン パワポケダッシュ 南雲瑠璃花 パワプロクンポケット9 広川武美 温水ちよ 野崎維織 霧生夏菜 夏目准 パワプロクンポケット10 大江和那 神条紫杏 天月五十鈴 芳槻さら 武内ミーナ ルッカ パワプロクンポケット11 シズヤ 浜野朱里 浜野朱里(眼鏡なしver) 上守甲斐 パワプロクンポケット12 浅井漣 パカーディ ピンク パワプロクンポケット13 木村冴花 雨崎千羽矢 二階堂真琴 一ノ宮桜華 深草若葉 七島麻美 川田由良里 パワプロクンポケット14 上守阪奈 天月紗矢香 七辻姫子
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パワプロクンポケット9 Part54-159~163,185~188,193~197,223~227,247~253,271~274,393~404 159 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 21 31 58 ID uv/jaQh90 それでは、書き込んでいこうと思います。 登場人物紹介でかなり長くなってしまいそうです。 【あらすじ】 最近、近所に進出してきた「ジャジメントスーパー」の影響により、遠前町の「ブギウギ商店街」は客足も少なくなっていった。 そんな中、各地を旅しているときに遠前町にやってきた主人公は、 商店街の野球チームブギウギビクトリーズに助っ人としてチームに加入する。 主人公らをはじめとする助っ人により、ビクトリーズは徐々に地元でも話題にでるようになった。 そしてビクトリーズを使って遠前町は町興しを図ろうとするが・・・ 【登場人物・チームメイト1】 ・主人公(デフォルト名で変更可) 各地を旅で放浪し、過去に野球をやっていたこと以外は謎の男。 遠前町の河川敷でテントを建て、ホームレス紛いの生活をしている。 ケンカが強く、歴代パワポケ主人公で2番目に戦闘能力が高い。 「パワプロ」・「パワポケ」の主人公で彼だけ微妙に無精髭がある。 普段は茶色のテンガロンハットとマントを着用している。 ・権田正男(ごんだ まさお) ビクトリーズのキャプテンであり、25歳、独身。両親と魚屋を営んでいる。 乱暴で一本気な性格だがチームメイトからの信頼は厚い。 徐々に増えていく助っ人が商店街メンバーのスタメンを外していくのを不満に思っている。 ポジションは捕手で一塁手と三塁手もできる。助っ人に劣らない実力の持ち主。 ・木川則夫(きかわ のりお) やせ顔のビクトリーズの投手で自称エース。 以前は親の脛をかじって暮らしていたが、現在は一人で古本屋を経営している。 商店街の人にはお世話になっているため、商店街に対する想いは強い。 ・青島三郎(あおしま さぶろう) 商店街の一角で開業医をしており、お金が無い人でも無料で治療や薬を与えたりしている。 若いときに勉強ばかりしていたため運動は得意では無いが、 野球が好きで練習してプレーできるようになった。 ポジションは一塁手で二塁手、外野手もできる。 並木潤一郎(なみき じゅんいちろう) ビクトリーズの選手で遠前町の在住交番。 気弱で周囲に流されやすいが、親切で職務に忠実であり、商店街の人々に親しまれている。 非番の際に練習しているが、ちょっとお疲れ気味。 ポジションは三塁手で一塁手と外野手もできる。 160 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 40 53 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト2】 以下は助っ人達の紹介ですが、寺門以外はランダムイベントやうろつきで仲間になります。 基本的に定期イベントでは寺門以外は登場しません。 ・寺門男(じもん だん) 赤ん坊の頃、「少森寺」に拾われ、そこで拳法を習っていた。 20年以上、少森寺から出たことがなく、寺を飛び出して各地を放浪していた。 ビクトリーズの練習を見て練習させてもらったが、全くできず修行させてくれとビクトリーズに加入。 ポジションは外野手で捕手もでき、能力も高い。 定期イベントで仲間になるため登場も多く、変人揃いの助っ人の中でも常識人。 ・ピエロ(ぴえろ) 隣町のサーカスで脱走してきた野ピエロ。 主人公に「魔界からやって来た」といわれるほど、強烈な顔をしているが、 本人はカワイイ顔だと思っている。デフォルメキャラで唯一の鼻がある。 主人公から凄いプレーをすれば観客も喜ぶの一声で皆を笑顔になってもらうべく、チームに加入。 ポジションは遊撃手と二塁手。能力のバランスがよく、特に走力が高い。 ・ムシャ(むしゃ) 鎧武者ともいうべき格好をしているビクトリーズの助っ人。 正体は過去の罪により成仏できない武士であり、主人公ら困っている人達を助け成仏するためにチームに加入。 思念を他人に植え付けることで鎧武者である違和感を無くしている。 ポジションは一塁手。武士らしく真っ当な性格である。 ・水間美偉人(すいま びいと) 過去に高校野球で甲子園まで行った事もある豪腕投手。 しかし今はとある事情で水泳帽にゴーグルの格好で「陸を泳ぐ」変人である。 川で溺れているところを主人公に助けられ、野球について話すとチームに加入する。 ポジションは投手で150キロを超える速球とスローカーブが武器だがコントロールは悪い。 161 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 42 27 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト3】 助っ人の続きです。 ・電子炎斬(でんし えんざん) パソコンオタクであり、ノートPCの電源が切れると自分も停止する体質をもっている。 ネット世界ではほぼ神扱いであり、口癖は「キィィィボォォォドォォォ!!!!!」 主人公と出会い、自作した野球プログラムを馬鹿にされたため、その理論を証明するためにチームに加入。 ポジションは投手であり、アンダースロー投法でコントロールも高い。 ・城田鉄幹(しろた てっかん) 遠前町にあるレストラン・ブランネージュの親会社代表人である人。 料理の腕は超一流であり、主人公の食べ残しから「肉」を作りだすほどである。 主人公と出会ってから野球が気になるようになり、主人公に誘われチームに加入。 ポジションは外野手。歳をとっているが、それを感じないパワーの持ち主。 ・カニ怪人(かに かいじん) 怪人量産マシーンなるものからカニと融合して人間からカニ怪人になった。 秘密基地をつくるために遠前町に下見に来ていたところを主人公に誘われチームに加入。 人に迷惑をかけるだけの悪の組織に嫌気がさし、悪の組織をやめようかと思っている。 ポジションは三塁手と一塁手。過去に高校野球の経験があり、パワーと肩力は高い。 ・白徳人(はく のりと) 青い学生帽とマントを羽織った知識人然とした格好。年齢は20代。 身に付けた知識で問題に突っ込み、引っかき回して去っていくらしい。 主人公とは知り合いで、主人公に誘われチームに加入する。 ポジションは二塁手で遊撃手と捕手もでき、守備が高いが打撃重視の助っ人の中ではいまいち地味。 162 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 23 08 ID uv/jaQh90 【登場人物・商店街の人々】 ・神田カンタ(かんだ かんた) 今作の眼鏡君。9歳。ちなみに矢部一族とは何の関係もない。 主人公に助けてもらったことにより、最初に仲良くなる。主人公をおじちゃんと呼ぶ。 母親と二人で暮らしている。ずる賢いところもあるが無邪気な少年。 ちなみに「~でやんす」を付けて喋るときと付けずに喋るときがある。(他人から教えてもらったものである) ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・大村鉄治(おおむら てつはる) ブギウギ商店街の復興委員会の委員長。代々伝わる金物屋を経営している。 あまり商売っ気は無く、出世欲も無く、日々暮らしていくだけの収入があればいいと思っている。 野球が大好きで練習もしていたが、腰を悪くしてからは見に行くだけになってしまった。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは捕手と外野手。 ・神田奈津姫(かんだ なつき) カンタ君のお母さん。年齢は20代後半。カレー屋を経営しており、彼女候補でもある。 未亡人で5年前に夫が先立たれてから女手一つでカンタを育ててきた。夫は当時ビクトリーズのキャプテンだった。 ソフトボールの経験者であり、当時はサードを守っていた。バントなど小技が得意な選手であった模様。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは三塁手で遊撃手と二塁手もできる。 ・広川武美(ひろかわ たけみ) 商店街で漢方屋を経営している。奈津姫の親友であり、彼女候補である。 ロマンチストであり、たびたび「ロマン」という言葉を使う。子供っぽい性格で話を乱すのが得意。 彼女を攻略すると武美の正体と過去を知ることができる。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・向井幸(むかい さち) ブギウギ商店街に住む、イカしたファッションのおばさん。 その場の正しい意見に賛成するので、意見がころころ変わる。妙な存在感がある。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手で三塁手と一塁手もでき、威圧感をもっている。 163 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 44 06 ID uv/jaQh90 【登場人物・その他重要人物】 ・大田洋将(おおた ひろまさ) ジャジメントスーパー遠前町の支店長。いまいち部下から信頼されていない。 ブギウギ商店街の土地を奪うべく、様々な方法で商店街を潰そうとする。 調子に乗りやすい性格であり、その性格が返って仇になってしまう。 ・椿(つばき) 青いテンガロンハットとマントを着用した金で動く、トラブル解決屋。 かつて主人公と「正義のヒーローの真似事をしていた」と語り現在はライバル関係である。 支店長の大田に雇われ商店街を潰すべく、たびたび野球の試合で勝負する。 ポジションは外野手で、元プロの投手から100連続でホームランを打つなど非常に能力がバランス良く高い。 ・スーパーの店員(すーぱーのてんいん) 支店長・大田とセットで登場。商店街と交渉役など結構出番がある。 無能な上司にめげずに今日もローン返済のため頑張っているらしい。 ・番長、ソルジャー、ロボ 椿の仕事仲間。主人公の邪魔をするべく3人掛りで戦う。 ポジションは番長が一塁手、ソルジャーが外野手、ロボが捕手。3人とも能力が高い。 なお登場人物については定期イベントで登場する人物+チームメイトの記載とさせていただきました。 185 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 17 12 31 ID lXwNkRZZ0 【OP】 ※主人公の名前は「パワポケ」で統一します。 川原で一人の少年とガラの悪い男達が何やら口論をしていた。 「お前なんだろっ!俺達の車にラクガキしやがった奴ぁ!」 「オイラ知らないでやんす!」 「お前なぁ!子供だと思ってナメてたら、イタイ目をみるぞ!」 「へん!お前達の悪だくみを、オイラ知ってるでやんす!」 「な、なんだと・・・・・」 「お前らは早く、この町から出て行くでやんす!」 「こ、このガキャあ・・・・!」 男達が今にも少年に殴りかかろうとしたとき、 「おいおい・・・大の大人がよってたかって子供をいじめるなんてあんま格好のいいもんじゃないな」 茶色いテンガロンハットにマント、黄色いマフラーをした、いかにも風来坊姿の男が口論に入ってきた。 「な、なんだお前!」 「なぁに・・・ただの通りすがりのおせっかい野郎さ」 「ちっ!てめえ!やっちまえ!」 男達が風来坊に殴りかかったが、難なく男達を投げ飛ばした。 「ち、ちくしょう・・・・・。」 「もう、子供をイジメる様なマネはするんじゃないぞ」 「わーい!おじちゃん、すごいでやんす!」 風来坊は子供に向き合い頭を撫でながら、 「ぼうやも、危ない事に首をつっこむんじゃないぞ。」 「うん!でもオイラはぼうやじゃなくてカンタでやんす!」 「そうか、カンタ君か。・・・ところでカンタ君。おじさんはとてもお腹が空いてるんだ」 「なら、オイラの家に来るでやんす。オイラの家はカレー屋でやんす!」 「・・・カレーか。カレーは大好物だよ。」 「じゃあ、ついて来るでやんす!」 カンタ君と風来坊はカレー屋に向かって歩き始めた。 186 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 02 41 ID lXwNkRZZ0 【4月8日、日曜日】 カンタと風来坊はカンタの家である、カレー屋「カシミール」に到着した。 「母ちゃん、母ちゃん!」 「どうしたのカンタ。誰かとケンカしたの?」 カンタの母親である神田奈津姫が店から出てきた。 「いや、違うんでやんす!今日は友達を連れてきたんだよ」 「へえ・・・あら?」 「どうも、初めまして」 「あ・・・どうも、こんにちは」 「このおじちゃんに、助けてもらったんでやんす」 「カンタ、その「やんす」と言うのはいい加減にやめなさい」 「もう、今そんなことはどうでもいいはないかよぉ~」 風来坊は困った顔で、 「えーと・・・じゃ、おじさんはこの辺で」 「あ、ダメだよ、帰っちゃ!ウチのカレーを食べていってよ。おいしいんだからさぁ!」 カンタにすがられるままに店に入っていく。 「・・・ごちそう様でした」 「うちの息子を助けてくださったそうですね」 「たまたま通りがかったら、大の大人が3人がかりでしたからね。さすがに見逃せないでしょう」 「・・・・・・・・・お恥ずかしい話ですが、どうやら悪いのはカンタの方みたいです」 「えっ?」 「この商店街の野球チームがスーパーのチームに負けたんです。あの子ったら、その腹いせにそのスーパーの車に落書きをしたらしいんですよ」 「だって、あいつら汚いんでやんすよ!元プロの連中とか連れてきて。あんなの草野球じゃないでやんす!」 「草野球の試合に元プロ?・・・どうやら、何か事情があるみたいですね」 「・・・・・・・。この店に来るまでに、商店街を見てなにか気づいたことはありませんか?」 「そういえば、休日のお昼過ぎなのにシャッターの閉まってるお店が多かったですね」 「2年前に、郊外の幹線道路近くに総合スーパーができたんですよ。ほら、有名なジャジメントグループの」 「さっき話に出てきた野球チームのスーパーですか?」 「はい。あのスーパーが出来てからこの商店街へ来るお客さんもずいぶんと減ってしまって。でも、本当はあのスーパーこの県の条例違反なんですよ」 「大型店の出店規制の条例ですか。確かに、あっちに人が行ってしまうとこの商店街に人は来ませんね」 「で、役所を動かそうと商店街は頑張ってるんですけどね。なかなかうまくいかなくて」 187 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 19 39 ID lXwNkRZZ0 「大変ですね。でも、それがどうして野球に結びつくんです?」 「この商店街の野球チーム、ちょっと前まで強かったんですよ」 「それで、それを自慢にしているところがあったんですけどね。でも・・・連敗中なんですよ。」 「つまり、スーパーのチームに負け続けているってことですか?」 「まあ、よそから見れば子供っぽいケンカですよね。・・・でも、やっぱり野球のチームが負けるとがっかりします」 「やっぱり、強いところに抵抗してもかなわないんじゃないかって商店街の空気も変わってきましたし」 「・・・・・・・・・。おいしいカレー、ありがとうございました。俺はこれで失礼します」 「いえ、こちらこそ!ありがとうございました」 風来坊がカシミールから立ち去ろうしたとき、カンタから 「おじちゃん、帰っちゃうの?」 「・・・少し、この街に用事ができた」 「やったでやんす!オイラにも、何か手伝えることがあるでやんすか?」 「そうだな・・・じゃあ、とりあえずこの商店街の会長さんってどこにいるか教えてくれないか?」 「まかせて、おじちゃん!」 カンタが走りさった後にポツリと 「確かに、おせっかい野郎だな」 188 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 35 15 ID lXwNkRZZ0 「野球チームに助っ人だって?」 疑問を持って来たのは野球チームのキャプテン、権田正男。 「ああ、そうなんだ。こちらの方なんだがね」 パワポケを紹介したのは商店街復興委員長である、大村鉄治。 「どうも、パワポケです」 「おいおい、会長さんよぉ~俺達ビクトリーズは商店街のメンバーだけで戦うって言ってなかったっけ?」 「いや、しかしだね・・・」 「ああ・・・まあ、いいか。それで、アンタ野球の経験は?」 「・・・ルールは、知っている」 「あははっ、そりゃいいや!アンタがいれば心強いね。俺は権田だ。権田正男。よろしくな!」 「ああ、よろしく」 「そうだ、ちょっと打ってみな。バットの振り方ぐらいわかるよな?おおい、のりお!ちょっとこいつに投げてくれ」 「おっけー。あ、そらよ!」 ボールを投げたのはビクトリーズの投手、木川則夫。 (ぴしゅ!) (カキーん!) 「・・・こいつは・・・飛ばしたな」 「・・・役に立ちそうかね?」 「ああ、そりゃもちろん」 「よし、じゃあ決まりだ!権田君、彼にいろいろと教えてくれたまえ」 「権田さん、よろしく頼む」 「よしてくれ、権田でいいよ。とりあえず、練習で怪我をしないように走りこんで、体力を上げておけよ」 「よし、まかせろ」(タッタッタ・・・) 勢いよく走り込んでいくパワポケ。 「おーい、ユニフォームを貸すから、せめて着替えてからにしろ!・・・やれやれ、それにしてもいきのいい奴が来たもんだ」 こうして風来坊パワポケの野球チームの助っ人としての日々が始まった・・・。 193 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 20 46 00 ID uU+oSgmc0 ビクトリーズに加入した主人公は練習後、再び川原にて権田とカンタに会っていた。 「・・・・・よし、そのままロープを持っててくれよ。・・・・・よし、できた」 「テントの完成でやんすね」 「おいおい、本当にここにテント張ってんのかよ。さっき練習で聞いたときは冗談だと思ってたぜ」 「しばらく滞在することになりそうなんでね」 「だけど草野球のためってわけじゃないんだろう。目的は何なんだ?」 「野球がやりたくなったから、じゃあダメか?」 「よせやい。ここに留まる理由になんないぜ」 「本当は、単なる気まぐれだ。一休みしたくなったんだ」 「やれやれ、どこまで本気かわからねえ奴だな。・・・ま、いいや。お前のユニフォームを持ってきた。 いつまでも、俺の着替えで練習するわけにはいかんだろ」 「ありがとう」 「この背番号は、この前チームをやめた奴のもんだ。・・・いい選手だったんだがな。 この商店街じゃ食っていけないって引っ越していったんだ」 「・・・・・・ジャジメントスーパーに勝てばそういう状況も変わるかな?」 「ま、そいつは無理だろうね。・・・だが、ジャジメントのやつらは気にいらねえ。せいぜい試合で一泡吹かせてやるさ」 「オイラも応援するでやんす!」 194 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 07 38 ID uU+oSgmc0 【4月9日月曜日】 風来坊が遠前町に来て翌日、神田家にて。 「母ちゃん、いってきます!」 「寄り道しないで帰るんだよ」 「あ、今日はおじさんの所に寄っていきたいんだけど」 「おじさん?」 「昨日ここに来た人だよ!今、川原のテントに住んでるんだ」 「ええ?」 場所は移動して川原 「・・・・・・本当だわ」 「あれ、なっちゃん。今日は、お店は休みにするの?」 奈津姫のところに来たのは彼女の親友、広川武美。 「お店なら、ちゃんと開けます。そんなことより、あれ見てよ」 「ああ、釣りをしている人?なるほど、あれが野球浪人か」 「・・・野球浪人?しかも、もう噂になってるの?」 「うん。ていうか、なっちゃんも噂を聞いて来たんじゃないの?」 「昨日カンタがいじめられているところを助けてくれたらしいけど、まさか居着くとはねぇ。ねぇ、ちょっと気味が悪くない?」 「そお?私は好きだけどなぁ、そういうの。ん~~~、何て言うの? そう、ロマンよロマン!ロマンを感じるなぁ。ロマンって、いい響きだよね?」 「あのね、もうちょっと真面目に・・・えっ、ちょっとどこ行くの?」 「よっ、兄さん。何か釣れてる?」 「ああ、たった今、一人釣れた。」 「あはは、それって私のこと?あ、私は広川武美。商店街で漢方薬売ってるんだ。で、あっちが奈津姫。」 「奈津姫?」 「・・・昨日はどうも」 「ああ、カンタ君のお母さん。おはようございます」 「おはようございます。・・・まさか滞在なさるんですか」 「まあ、もともと気楽な旅ガラスでしたからね」 (旅ガラス~!?これって、笑うところなのかしら) 「あ!そろそろお店の準備しないといけないんじゃない?」 「あ、そ、そうね。それじゃ失礼します!」 「じゃあね、旅ガラスさん」(スタスタ・・・) 二人が立ち去った後、 「・・・不審の目で見られるのは仕方が無い。だが旅ガラスはやめておけばよかったな」 195 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 25 38 ID uU+oSgmc0 その後、パワポケのもとに警察官がやって来た。 「おい、アンタ!」 「はい、何でしょう?」 「こんなところで、キャンプなんてしちゃダメだよ。早く家に帰りなさい」 「あ、まずいですか。ここはキャンプ禁止とか」 「いや、そうじゃない。どういう事情か知らないけど、つらいことから逃げてちゃダメだよ。 家に帰りづらい事情があるなら本官が相談に乗ってあげるから」 「あ・・・家はないんですよ」 「・・・家が無い?じゃあ家族とか親戚は?」 「それもないんですよ。ただいるべきところを探して、ずっと旅をしています」 「・・・・・・・・・・・・」 「並木巡査!何をしてらっしゃるんですか?」 どこからか現れた、白衣姿のおじさん、青島三郎。 「やや、これは青島先生。この不審人物を事情聴取していたのです」 「ああ、先日わがビクトリーズに加わったパワポケさんですね」 「なんと!では、新戦力でありますか」 「ええ、商店街の会長さんの紹介ですよ。・・・そういえば並木巡査。最近、練習で見かけませんな」 「そ、それはその・・・いや、面目ないであります。ではパトロールに戻るであります!」 (タタタタタッ・・・・・) 「どうも、ありがとうございます」 「あんたは、ウチのチームの貴重な新戦力だからね。 並木巡査は、会長さんの名前だしたからもう何も言ってこないと思うけど、こんな所に住んでだら病気になるよ?」 「その時は、先生の病院にお世話になります」 「ハハハ、言っとくけどウチはつけが効かないからね。治療代は現金払いで頼むよ」 196 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 44 26 ID uU+oSgmc0 【4月12日】 ビクトリーズに加入して数日後、神田家にて。 「ねえ、川原に住みついている人のことだけど」 「パワポケさんのことでやんすか?」 「あんまり会いにいっちゃだめよ」 「どうしてでやんすか?オイラの友達でやんす!」 「あの人、普通の人じゃないでしょ?」 「普通の人って?」 「ええと、定職をもっててちゃんとした所に住んでる人、かな」 「よくわからないでやんす」 「一緒にいたら、カンタまで変な目で見られることになるのよ」 「変な目で見られてもオイラは平気でやんす」 「いい加減にしなさい、カンタ!」 「学校に行ってきますでやんす」 (タタタタタッ・・・・・) 「・・・やっぱり、はっきりしとかないとダメかしらね」 場所は移動して川原。 「もしもし、いらっしゃいますか?」 「あ、カンタ君のお母さん」 「今日こそは、はっきりと聞かせていただきます」 「何をです?」 「あなたの目的です」 「ええと・・・商店街の野球チームが強くなれば、商店街にも少しは活気が戻るかと・・・」 「そうじゃなくて、どうしてここの商店街を気にかけてくださるのか、ということです」 「ああ、それは見過ごせないからです。強いものが弱いものを押しつぶす、そういうのが許せない性質なんです」 「そんなこと、世の中にいくらでもあるでしょうに。いちいち気にしていたら、ちっとも前に進めませんよ」 「・・・だから、ここに留まってしまったんですよ」 「・・・とにかくカンタにはあまり近寄らないでください。悪い影響がありますから」 「ご迷惑、ですかね」 「ええ、とっても迷惑です。将来、あの子が川原でテント生活するようになったら大変ですもの」 「カンタ君は俺みたいにはならないと思いますよ」 「当然です!・・・そうだ。あなたが、もっとまともな生活をすればいいんだわ」 「・・・え?」 「景気がいいととは言えないけれど、あちこち探してみればどうかしら。きっといい仕事が見つかると思うの」 ※うろつきコマンドが実行可能に。 ちなみに主人公は仕事を勧められても仕事をしたりはしません。 197 :ゲーム好き名無しさん:2010/11/03(水) 01 18 50 ID Afsj0PmB0 ほう、今回の主人公は Not in Employment, Education or Training(シゴトシテナイ ベンキョウチュウデモナイ)な人、略してNEETか ニートが主人公ってどうなんだろうな 223 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 26 46 ID rW3U/81I0 197 もともとパワポケ9はニート編として制作してたみたいですから、その名残みたいですね。 224 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 45 59 ID rW3U/81I0 【4月21日・土曜日】 主人公がビクトリーズに加入してしばらくし、大村会長から試合の話が入ってきた。 「みんな、狂犬ドッグス」との試合が来週の土曜日に決まったぞ」 「狂犬ドッグス?」 「ああ、名前は危ねえけど、まったく普通の野球チームだ。ウチの連敗ストップにはちょうどいい相手だな」 「連敗ストップ?」 「なんだよ、知らなかったの?ここんとこ、ウチは負け続けなんだよ。いい選手は引越しちゃうし、とんだ弱小チームに成り下が・・・」 「のりお、そこまでにしろ!これまでどうだろうと、今回は勝つ。お前という助っ人もいることだしな!」 「ああ、任せろ」 「おお、心強いね。よーし、それじゃ来週の試合に向けて練習だ!」 225 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 01 55 ID rW3U/81I0 【4月28日・土曜日】 ついに主人公が加入して初めての試合の日がやってきた。 「ガルルルルル・・・」 「どうも、よろしく頼みます!」 「あれ、ひょっとして今日の相手?」 「そうだよ。ユニフォーム着てるだろ?」 「ガルルルルル・・・」 「おい、相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「ガルルルルル・・・」 「あはは、他人を見かけで判断しちゃいけないよね」 (ガブッ!) 「うわっ、噛んだ!噛んだー!」 「おい、のりお!遊んでないで、とっとと試合前の練習を始めるぞ!」 ビクトリーズVS狂犬ドッグス 主人公の操作は野手は打撃のみ、投手はランナーが出たときのみ。試合展開はランダムに決まるため、必ず勝つということは無い。 狂犬ドッグスは足の速い選手が多いが他の能力は並程度。 「よし、勝ったな!次も勝つぜ!」 試合終了後、試合を見に来たカンタがやって来た。 「お疲れ様でやんす!パワポケさん頑張ったね」 「ありがとう。あれ、お母さんは?」 「母ちゃんは、その・・・野球があまり好きじゃないから」 (タタタタタッ・・・) 「え?おーい・・・」 「何だよ、知らなかったのか?」 「何を?」 「奈津姫の4年前に亡くなったご主人は野球が大好きでこのチームのキャプテンだったんだぞ」 「それでどうして・・・」 「ご主人のいない今のチームを見るのが辛いんだろ。なあに、またチームが強くなればそのうち、昔みたいに応援に来てくれるさ」 「・・・・・・・」 226 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 14 11 ID rW3U/81I0 【4月29日・日曜日】 遠前町に一人の胡散臭い男がふらりと現れた。 「まったく、しらけた町だな。おーい、そこの少年!」 「オイラでやんすか?」 「他にいねえだろ。それより、最近このあたりで何か変わったことはないか?」 「変わったことでやんすか?」 場所は変わり、主人公の住む川原。 「・・・・・・。今日は、さっぱり釣れないな。・・・!」 「なんだ川原に住み着いた野郎ってのはやっぱりお前かよ」 「お前は椿!」 「おじちゃん、この人と知り合い?」 「・・・まあな」 「俺達は昔は一緒に組んでたんだ。いいコンビだったよな」 「だが、お前はいつからか金で雇われて何でもするようになった」 「おいおい、今でも正義の味方気取りか?いい加減そういうのには卒業しろよな」 「悪党が、正義の味方よりはマシとは思えないんでね」 「悪党?俺のことか?ドライになったって言って欲しいね。金を貰って人助けをしてるんだ。いわば才能の有効活用ってやつよ」 「・・・そうか」 (スタスタ・・・) 「おやおや、相変わらずスカした野郎だぜ。さて、この町で何が起こっているのかね。へへ、面白くなってきやがった。あばよ坊主、また会おう!」 (タタタタタッ・・・) 「・・・波乱の予感でやんす」 ちなみに椿はパワポケ7で登場したブルー、主人公は同じくパワポケ7で登場したレッドの可能性がある。 227 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 38 13 ID rW3U/81I0 【5月2日】 遠前町に今度は赤毛の青年がやってきた。 「さて、この町ではどんな出会いがあるのかな」 「わんわん!」 「あっ、こら!ボールを返せ!それは売り物だぞ!」 (パッ!) 「わん?(咥えてたボールが取られた?)わんわんわん!(くそっ、ここは退却だ!)」 (タタタタタッ・・・) 「野球のボールか・・・」 「ああ、ありがとう!あ、でも歯型がついちゃったな。あーあ、こりゃ売り物にならないよ」 「じゃあ、貰っていいかな?野球にちょっと思い出があるんだ」 「へえ、そうなのかい?じゃあ山の上のグランドへ行ってみたらどうだい?」 「?」 場所はグランド、ビクトリーズが練習中。 「なるほど、商店街の草野球チームが練習してるのか。・・・思い出すなぁ、少森寺でキャッチボールしたんだよな」 (カキーン!) 「あ、そこの人危ない!」 (パシッ!) 「・・・ナイスキャッチ」 「おい、野球やってんのなら俺も仲間に入れてくれよ」 「はぁ?」 「何だって?」 「飛び入り参加か。野球の経験はあるのか?」 「キャッチボールならやったことあるぜ」 「キャッチボール!?あはははは!」 「・・・何がおかしいんだよ。いいか、俺は少森寺で最強の拳法を身につけた男だぞ。 プロの野球だって、ちゃんと何回か見たことがあるんだ」 「わかった!わかったから!とりあえずノックでもやってみる?」 「ふん!任せろ!」 (そして・・・) 「あ、あれ?・・・捕れない・・・」 「まあ、ちょっと難しすぎたかな?」 「うおお!俺は野球をナメていた!こんなに難しい流派だったなんて!」 「・・・いや、だがグラブには何級か当てているな。パワポケ、どう思う?」 「凄い反射神経だ。ちゃんと練習すればいい選手になるんじゃないか」 「なあ!あんた達!俺を入門させてくれ!野球を修行したいんだ」 「修行って・・・そもそもお前は何者なんだ」 「よくぞ聞いてくれた!俺の名は寺門男!家を持たない流れ者さ」 「えっ、流れ者?」 「旅から旅への旅ガラスだ!なんなら風来坊って呼んでくれていいぜ。まあ、俺みたいな奴は珍しいらしいがな!」 「・・・とりあえず、風来坊なら目の前にもう一人いるぞ」 「え?」 (寺門が仲間になった!) 寺門 ミートF パワーB 走力B 肩力B 守備E エラー回避G 外野・捕手 特殊能力 固め打ち 走塁○ 守備職人 体当たり 247 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 04 01 ID hVXgLW9A0 【5月12日・土曜日】 再び練習試合の申し込みがやってきた。 「おーい、みんな。来週の土曜日、マックスパワーズと試合することになったぞ~」 「へえ、マックスパワーズね」 「強そうな名前だけど、どんなチームなんだ?」 「ああ、期待しちゃだめだよ。草野球のチームなんて、みんな強そうな名前をつけるからさ。ま、きわめて普通のチームだな」 「・・・そんなものなのか」 「うちなんて、めったに勝てないのにビクトリーズだもんね~」 (ポカッ!) 「これから連戦連勝なんだよ!おら、練習だ、練習!」 248 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 14 14 ID hVXgLW9A0 【5月19日・土曜日】 マックスパワーズとの試合当日、グラウンドにて。 「・・・・・・」 「今日の試合はよろしく頼みますよ!」 「あれが今日の対戦相手か?」 「そうだよ。ユニフォームを着てるだろ」 「・・・・・・」 「・・・相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「・・・・・・」 「あはは、人を見かけで判断しちゃいけないよね。ほら、試合前の握手~♪」 (ボキ ベキ メキキ!) 「おお、すごい怪力でやんす!木川さんの右手が一瞬でアルミホイルみたいにつぶれたでやんす!」 「おいおい・・・」 試合展開は前回と同じ。マックスパワーズはパワーが全員B以上あるチームだが他の能力は並以下。 「よし、連勝だな!この勢いでジャジメントの奴らもぶっ飛ばすぞ!」 249 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 32 53 ID hVXgLW9A0 【6月2日・土曜日】 試合に勝利したビクトリーズにジャジメントから試合の申し込みが。 「おおい、みんな注目!来週、ついにニコニココアラーズと試合することになったぞ!」 「ニコニココアラーズ?」 「ああ、ジャジメントのチームだよ。くそー、あいつらには負けたくねー!」 その頃、ジャジメントスーパー遠前支店では、店長の大田と店員が話合いをしていた・・・。 「そうか、次の試合の日が決まったか。ふふふ、これで我がチームの連勝記録がまた一つ伸びるな」 「ところで、大田店長。商店街のチームに勝っちゃっていいんですかね。商店街の連中を怒らせるより機嫌をとった方が・・・」 「フン、あいつらは最初からこっちと交渉する気がないんだよ。だから、こうやってあいつらの誇りを潰していくんだよ。 ひとつひとつ、プチプチッと確実にな。守るべきものがなくなってしまえば、最後はこっちに泣きついてくるさ」 (そんなにうまくいくかな?) 「むうっ、誰だっ!?」 「よお、邪魔してるぜ」 「・・・ええと・・・あの、あんた本当に誰?」 「あれ、店長のお知り合いじゃなかったんですか?私はまたてっきり・・・」 「するとキミがここに通したのか。こんな男は知らん!」 「俺のことは椿と呼びな。パワポケの野郎がいるからには、あんたらの計算通りにコトは運ばないんじゃないかなぁ」 (グビグビ) 「あああ、私のコーヒーを勝手に!?とっとと、この男をつまみだせー!!」 (そして・・・) 「二度と来るなー!!」 「はいはい、後でまた来ますよ。・・・あんたらが困ってからね」 250 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 50 21 ID hVXgLW9A0 【6月9日・土曜日】 コアラーズとの試合当日、グラウンドにて。 「よし、いよいよ宿敵コアラーズとの試合だな!今日勝って三連勝だ!」 「オオー!!」 「さて、商店街の連中の悔しがる姿でも見せてもらうかな。何しろこっちには元プロの・・・あれ?」 「店長、どうしました?」 「商店街の連中に変なのが混じっているぞ」 「そうですね。ひょっとしたら、向こうも外部の人間を呼んだのかも」 「何ぃ!?なんてずるいやつらだ!」 「・・・・・・・・・・・」 「おじちゃん、がんばるでやんす!」 「・・・・・・・・・・・」 「あれ、母ちゃん?お店はどうしたでやんす?」 「試合のことが気になって、いてもたってもいられなくなってね。お店はお休みにしたんだ。一緒に応援しようか」 「うん!」 試合展開は前回と同じ。コアラーズは、ややバランスのとれたチーム。エース大北が威圧感もちなので、割と苦労するかも。 「やったー、勝ったぞー!!」 「きっ、きみぃ!!いったいこれは、どういうことなんだね!」 「い、いや・・・私に聞かれても・・・」 「おじちゃん、やったね!」 「カンタ君も応援ありがとう」 「パワポケさんなら、絶対にやってくれると信じていたでやんす」 「みなさん、ご苦労様です」 「あ、奈津姫!・・・久ぶりだな」 「はい?いつも商店街で顔を合わせてるじゃない。権田さん、ちょっと変よ」 「そ、そうかな。ハハハハハ」 「今日はうちでお祝いでやんす!パワポケさんも来るのでやんす」 「えっ?俺も」 「ええ。カンタのヒーローですもの。我が家で歓迎しますよ」 「・・・・・・・・・」 ちなみに大北はパワポケ5でモグラーズにいたモブキャラの投手。クビにされたが、後にパワポケ11でプロに復活する。 251 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 01 17 ID hVXgLW9A0 【6月10日・日曜日】 再びジャジメントスーパーに現れた椿。 (ここは監視カメラの死角だな。)・・・♪ 「あら、なにこれ?卵がほとんど割れてるじゃない!」 (そして・・・) 「店長。これを見てください。客からのクレームと警備会社からのコメントです」 「食品に衣類?店の商品が傷付けられているのか」 「後、空調や照明などの設備にも不具合が出ています」 「まさか、商店街の連中の嫌がらせか?・・・そういえば、この前の野球の試合で変な奴らが出てきてたな。さては奴らの仕業だな!」 「こうなったら、警察に通報して取り締まってもらいましょう!」 「・・・それはできんのだ。この騒ぎが大きくなって、このスーパーの条例違反の話が、 大きく報道されたらどうする。一転してこっちは悪者だ」 「あ・・・」 「そういえば、以前ここに妙な奴が来ていたな。確か名前は椿・・・」 「おう、呼んだかい?」 (グビッ) 「ああ、いつのまに!?」 「・・・商店街の連中、潰せるか?」 「まかせな。そいつは俺の得意分野だ」 252 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 14 26 ID hVXgLW9A0 【6月11日・月曜日】 ある物を持って再び店長に合いに来た椿。 「商店街潰し、これを使えば一発だぜ」 「なんだ、その怪しげなビンは。白い粉が入っているようだが」 「神のマナ、200グラムさ。名前ぐらい聞いたことあるだろ」 「いや、初めて聞く名前だな」 「そうかい?こいつは南米で開発された迷惑兵器でね。これを食った虫はホルモンバランスを崩し猛烈に食って巨大化するんだ。 これだけの量があれば商店街を巨大なゴキブリの大群に襲わせることができる」 「・・・・・・。」 「どうだい?すぐにやってみようか?」 「バッ、馬鹿者!遠前町を虫まみれにしてイメージダウンをさせるような作戦が採用できるか!ウチの売り上げまで下がってしまう」 「・・・おやおや、それは残念。俺は商店街を潰せ、としか聞いてなかったんでね」 「他の計画はないのか?」 「まあ、今のところはないな。この薬やるよ」 (ポイ) 「わっ、あぶない!」 「おっと、気をつけろよ。その薬をぶちまけたら、スーパーが虫まみれになるぜ?わはははは!」 「スタスタ・・・」 「くそ・・・あの男め。その気になれば、こっちを潰すのも簡単だと、脅しているんだ」 「しかし、その薬は本当にそんな効果があるんでしょうか?」 「なら、試してみるか?わざわざこの薬を置いていったのも疑うなら、試してみろってことだろう・・・まったく恐ろしい男だ」 「試すって・・・どこでです?」 「そうだな・・・最近、商店街にウチが買い取った酒屋が一軒あったな」 「で、でも、まずいんじゃ・・・」 「まあ、少しの量なら大丈夫だろう」 271 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 06 36 ID 3oCQvH2L0 【6月12日・月曜日】 店長が撒いた神のマナの影響が早速現れてきた。 「虫退治、ですか?」 「そうなんだよ。地下の貯蔵庫に大量に発生していてね。礼金は出すから頼まれてくれないか?」 「ええ、いいですよ。じゃ、殺虫剤を使えばいいんですか?」 「それが、かなり凶暴な奴でね。まあ、とりあえず来てくれたまえ」 (そして・・・) 「・・・・・・・・・。あの、あれって本当に虫なんですか?」 「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?大きさは猫ぐらいあるけど・・・。外国から来た新種かもしれん」 「これは保健所・・・いや、むしろ自衛隊に連絡したほうがいいんじゃないんですかね?」 「だめだ、だめだ!商店街のイメージがダウンしてしまう」 「とりあえず、一番強力な殺虫剤を用意しておいてください。この地下室から虫を追い出してみます」 「わかったよ。じゃあ、そちらの準備が出来たら集会所に来てくれたまえ」 【上記のイベント後うろつきで集会所に行く(必須イベントではないためスルーしても大丈夫】 「やあ、虫退治に来てくれたか。さっそく現場に行こう」 (そして・・・) 「・・・増えてますね」 「殺虫剤を何度か撒いてみたんだが、どうやら、外に巣があって壁の穴から入ってくるようだ」 「じゃあ、壁の穴を塞ぎましょう。ちょうどそれに使えそうな荷物をありますし。 壁を塞いだら、あとは地下室の外に殺虫剤を噴射しましょう。それで解決です! ・・・おや?あのケーキは何です?」 「ああ、あの虫の好物みたいなんだ。何度か退治を試みたときに利用したんだが・・・」 「確かに、虫を集めておくのに使えそうですね。そうだ、殺虫剤をまぜましょう!食べた虫はイチコロですよ。よし、虫退治だ!」 ミニゲーム「穴蟲」 主人公を操作し、岩を使って穴を塞ぐミニゲーム。襲ってくる虫は攻撃しよう。 「ふう、やれやれ」 「お疲れ様!さあ、報酬はこれだよ」 各種装備アイテムか消費アイテムを一つランダムで貰える。稀に何も無いときがある。 272 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 35 38 ID 3oCQvH2L0 【6月15日・金曜日】 商店街では町興しのため準備が行われていた。 (がやがや) 「これは、一体なんの騒ぎですか?」 「明日からのイベントの準備だよ。商店街の立て直しのためにはまず、たくさん人がやって来るようにしないといけないからね」 「その飾り付けをしてるんでか。それでイベントの名前は・・・ダチョウ祭り?」 「ああ、そこの旗を見たんだね。そう、ダチョウがテーマなんだ。やっぱり人を呼ぶにはインパクトが必要だからね。 ダチョウ牧場と契約してイベント用に何羽か借りたんだよ。ダチョウに触れて、乗れるんだ」 「さすが、会長さん。ナイスアイデアですわ!」 「しかし、大丈夫かね?」 「先生~何か心配事?」 「ダチョウはキック強力だからね。万が一、お客さんが怪我をしたら商店街のイメージが悪くなるじゃないか」 「おお~、なるほど~。あたしは全然思いつかなかったなぁ」 「た、大変だぁ!」 「どうしたんだね」 「ダチョウがいなくなってるんです」 「何だって?まさか、逃げたのか!?」 「あ~、良かった。これでお客さんは怪我しないね♪」 「ば、馬鹿!それじゃ、イベントはどうなる! しかも、逃げたダチョウがどこかで事件でも起こしたら・・・ああ、想像するだけでも大変なことに!」 「・・・あたしのこと馬鹿って言った」 「とにかく、ダチョウを探そう」 (タタタタタッ・・・) 「・・・む~」 (そして・・・) 「よし、一匹捕まえた!」 「・・・?」 「こいつはおとなしい奴だな。他の十匹はどこに行ったんだろう」 「まだそんなにいるのか?」 「よお、パワポケ!今日はダチョウの世話か?」 「椿!さては、お前の仕業か」 「さあて、どうだかね?それよりとっととダチョウを捕まえた方がいいんじゃないか?」 「ああ、道路の先に固まって走ってるでやんす!」 「まずい!このまま隣町へ入られたら大騒ぎになってしまう!」 「じゃあ、早く止めないと・・・。誰か車だ、車持って来い!」 「車・・・?そんな暇はないな。おい、お前の背中に乗せてもらうぞ!」 「・・・!?クェーーー!」 「え、ダチョウ!?ダチョウに乗ってダチョウでダチョウを追いかけて ダチョウでダチョウを捕まえるの?」 「ええい、ややこしい。とにかく頼んだぞ!」 ミニゲーム「ダチョウでだだだダンダンダン!」 ゴールに着くまでにダチョウを十匹以上捕まえろ!椿が爆弾やウン○で妨害してくるため注意。 273 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 05 26 ID 3oCQvH2L0 「よし、全部のダチョウを捕まえたぞ!」 「クワー!」 「やるな、パワポケ。それでこそ俺の価値も上がるってもんだ」 (スタスタ・・・) (そして・・・) 「ああああああ・・・ダチョウの脱走事件で警察に怒られてしまって、イベントは中止になっちゃったよ。 牧場への支払いに、ビラやチラシまで準備したことが無駄になってしまうなんて・・・」 「だからアタクシはやめた方がいいと言ったんですよ」 「とにかく、明日からのイベントはどうするんです?中止とは知らないお客さんが来てしまいますよ」 「うーん、中止は無理だな。イベントを何か別のもので最かえるしかなだろうね」 「ダチョウが駄目だったんなら・・・この際、ゾウかキリンでどうかな?」 「・・・武美。今は、暫く黙ってろ」 「・・・野球はどうでしょう」 「野球~!?」 「い、いや、悪くないかもしれん。というか、この際、他に手がない!野球の練習に使っている道具でイベントをでっち上げるぞ!」 「・・・マジかよ」 274 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 22 37 ID 3oCQvH2L0 【6月16日・土曜日】 ダチョウに差し替え、野球での町興しが始まった。 「あら、ダチョウは中止なの?」 「その代わり、野球イベントとなっております」 「そんなこと言われてもねえ。・・・あら、これは何?」 「ああ、ブギウギ商店街の誇る野球チーム、ビクトリーズが練習に使用しているバッティングマシンです」 「へえ、こんなもので練習しているのね」 「いかがです?3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしまう」 「あら、それなら挑戦してみようかしら」 「はい、はい!人が投げる球がいい人はこちら!ビクトリーズの投手、木川則夫の球を打てば豪華商品!」 「これは、ボールをパネルに当てるのか。テレビで見たことがあるな」 「どうです?一回500円ですが、得点によっていろんな景品が貰えますよ」 「ふうん、普段は役に立たない連中もたまには役に立つのねぇ」 「いくらなんでも、それは言いすぎではありませんか?」 「あら、どうして?今は役に立っているでしょ」 「・・・・・・」 「ところでダチョウを逃がした犯人なんだが・・・」 「ああ、それならわかっています。椿という男です」 「いや、そうじゃない。ダチョウの鍵があった場所に商店街の人間は近づいてないんだ」 「何ですって?」 「みんな顔見知りだからね。外部の人間がいればすぐにわかるよ」 「・・・・・・。いづれにしよ、今犯人探しをするのは良くありませんね」 「ああ、私もそう思う」 393 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 19 26 ID Xa9DC5RL0 【6月17日・日曜日】 集会所で商店街のイベントの話が行われていた 大村「いやあ、野球テーマにイベントを差し替えて大成功だったな。世間の反応も上々だよ!」 奈津姫「確かにお客さんの反応は良いみたいですけど・・・今日までのイベントだったのに、もう反響があったんですか?」 大村「そうなんだよ。実は商店街のホームページにかなり書き込みがあってね~」 武美「・・・・・・え」 大村「そこで!私はウギブギ商店街を立て直すには野球しかないと確信した。ビクトリーズで商店街をアピールだ!」 権田「おいおい・・・」 大村「いいかね、ビクトリーズはこれから先、連戦連勝で頼む。商店街も全力でバックアップするからな!」 権田「しかし、会長。草野球がいくら強くたって宣伝効果なんてたかが知れてるぞ」 大村「そこで、相乗効果だよ。今後、商店街のチラシにビクトリーズの活動状況を載せる。 試合のある日を宣伝し、試合結果に応じて割引セールする!」 他の人「ふむ。商店街からもビクトリーズを盛り上げていくわけですか」 大村「そうだろう?これはうまくいくぞ!」 (そして・・・) 394 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 28 15 ID Xa9DC5RL0 青島「なんだか、会長さんだけ妙に盛り上がってましたな」 主人公「でも、うまくいくかもしれませんよ。ところで武美。さっき、何に驚いてたんだ?」 武美「ああ、ホームページの件?会長さんは気づいてなかったみたいだけど、 木川ちゃんが何度も書き込んでるから集計は信じない方がいいんだよね~。 イベントが面白かったからまたやってくださいって、書き込み。 別の人間のふりをしてるけど文章の書き込みからわかっちゃうんだよね~。」 権田「そういえば、則夫の奴あのイベントの時イキイキしてたな。気持ちはわかるんでもないが、全く余計なことを・・・」 奈津姫「でもまあ、これでビクトリーズと商店街は一心同体ですね。権田さん練習頑張ってよ」 権田「そ、そりゃあ、もちろん!もちろん・・・頑張るよ。」 (・・・あー、びっくりした。いきなり話しかけられたぐらいで動揺しちまうとはなぁ」 主人公「・・・確かに、もっと練習して強くならないとな」 カンタ「商店街のためにも頑張るでやんす」 395 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 41 45 ID Xa9DC5RL0 【6月20日・水曜日】 その頃、ジャジメントスーパーでは・・・ 大田「椿、椿はいるか!」 椿 「はいはい、聞こえてますよ」 大田「商店街を潰すと言っていたくせにどうなっている!」 椿 「・・・何かあったのかい?」 大田「奴らめ商店街を「野球の街」としてアピールするつもりだぞ!全く元気そのものじゃないか!」 椿 「ああ、なるほどね。野球ね・・・いいんじゃないか?」 大田「いい加減にしろ!土地の買収計画が遅れる・・・」 椿 「買収計画?ははあ、なるほどね。あんたらの狙いは商店街の土地か」 大田「いや・・・その、駅前の土地を再開発しようと思っているだけだよ?」 椿 「ふーん。じゃ、そこに何かあるわけか」 大田「ないないない、絶対に何もない!お前は商店街を再起不能にすればいいんだ!」 椿 「簡単じゃねえか、今すぐビクトリーズに試合を申し込むんだな。試合で敗北させて大恥をかかせればいい」 大田「な、なるほど・・・しかし、この前の試合でコアラーズは負けているんだぞ」 椿 「その時は俺はいなかったからな。野球は俺の得意分野でね」 (そして・・・) 主人公「コアラーズから試合の申し込み?」 大村 「そうなんだ。ずっと先の7月15日なんだけどね。観客も集めてイベントにしようと言ってきている」 主人公「おそらくこっちが野球で商店街をアピールすると聞いて、試合で叩き潰すって腹ですね」 権田 「へっ、ちょうどいいや。商店街の景気付けに完全勝利をあげてやるぜ!」 (おおっー!!) 396 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 48 58 ID Xa9DC5RL0 (その頃・・・) 店員「な、何なんですか、この人は!?」 大田「椿の実力がこれほどとは・・・元プロの大北の本気の投球を100球連続で柵越えアーチするなんて!」 椿 「おう、このくらいで勘弁してやるよ。元プロのプライド・・・潰しちまったら悪いからな」 大田(そんなもの、とっくに粉々だ!) 椿 外野手 能力 弾道2 ミートC パワーB 走力A 肩力B 守備A 耐エラーC 特殊能力 アベレージヒッター 体当たり 走塁○ 慎重打法 積極盗塁 椿はパワポケ7で登場したブルーと人気者が無い以外は全く同じ能力です。 主人公との因縁からブルーではないかとも言われています。 397 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 02 54 ID Xa9DC5RL0 【6月23日・土曜日】 コアラーズとの試合に向けて練習しているビクトリーズに新しい監督が。 大村 「おーい、みんな注目!今日は重大発表がある。これまでワシが監督をやってきた。 しかし、野球と商店街を両立させるのは無理だ。そこで監督を雇うことにした」 (ざわざわざわ・・・) 「紹介しよう、佐和田さんだ」 佐和田「よろしく。佐和田さんは、長年学校で監督をやってきて、甲子園優勝の実績がある方なんだ」 権田 「おお、それはすげえや!・・・ん、どうした?」 主人公「・・・っ、いや、何でもない」 佐和田「それじゃ、早速全員の実力を見せてもらおうか」 (そして・・・) 佐和田「よし、だいたいの実力はわかった。練習メニューは次回までに組んでくるとして・・・ おい、パワポケ!」 主人公「はい。」 佐和田「お前がキャプテンをやれ」 木川 「でも、これまでは権田さんが中心となって・・・」 佐和田「ああ、そうなのか?じゃあ権田。パワポケを補助してやってくれ。じゃあ今日は解散!」 木川 「ちょ、ちょっと。何なんですかあの監督は」 権田 「・・・・・・。まあ、監督の言うとうりにしよう」(スタスタスタ・・・) 木川 「いいんですか!?ちょっと、権田さん!」 398 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 15 35 ID Xa9DC5RL0 【6月30日・土曜日】 商店街メンバーと助っ人達に少しづつ亀裂が・・・ 寺門 「さあて、ガンガン打つぞぉ~♪」 木川 「おい、ちょっと待てよ。打撃マシンを使うのは僕が先だろ。何順番を飛ばしてるんだよ」 寺門 「はあ?お前、ピッチャーじゃないか。主戦力である俺が練習する方がチームのためだろ。 試合までの時間は限られてるんだぜ」 木川 「何だと、この野郎。よそ者のくせに、でかい顔するな!」 寺門 「お、何だ?やるってのか?言っておくが、殴り合いなら俺は誰にも負けない自信があるぞ。こいよ、このヘタクソ!」 佐和田「お前ら、そのへんでやめとけ。・・・寺門が正しい。木川は投げ込んで来い」 木川 「・・・・・・」(スタスタスタ・・・) 寺門 「何だよ、あの態度。全く、お前らが不甲斐無いから俺達が助けてやってるのに。少しぐらい感謝の気持ち・・・」 佐和田「オイ、黙れ!!・・・余計な事は言わんでいい。さっさと打って来い」 寺門 「へいへい」(スタスタスタ・・・) 佐和田(あー、こりゃまずいな・・・) 399 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 36 30 ID Xa9DC5RL0 【7月4日・水曜日】 今日は商店街の夏祭り。 カンタ「今日から夏祭りでやんす!パワポケさんも行くでやんす!」 主人公「そうか、夏祭りに行くのか。俺も後から行くよ」 カンタ「わかったでやんす!」(タタタタタッ・・・) 椿 「ははは、子供ってのは無邪気でいいな」 主人公「・・・椿。何のようだ?」 椿 「決まってんだろ?商店街の一大イベント夏祭り。そいつをぶち壊してやるのさ」 主人公「そんなことはさせない」 椿 「・・・そうだな。お互いスマートに行こうぜ。俺はお前が邪魔だし、お前も俺が邪魔だろう。 だから勝負して負けたほうがこの商店街から手を引くてのはどうだい?」 主人公「・・・いいだろう。それでここで勝負するのか?」 椿 「おっと、勘違いするな。スマートだスマートに行こうぜ。勝負は野球できめようじゃないか。 今度コアラーズと試合があるじゃねぇか。互いに助っ人らしくチームの勝敗で決めるんだよ」 主人公「野球の勝負か・・・いいだろう。その勝負、乗ったぞ」 椿 「忘れるなよ、試合で負けたほうは商店街から手を引くんだぞ!」(スタスタスタ・・・) (そして・・・) カンタ「あ、パワポケさんも来たでやんすね!」 主人公「へえ、結構楽しそうだね。・・・あれ?」 寺門 「さあ、運試ししていかないか!一回たったの500円!」 主人公「寺門、何してるんだ」 寺門 「何って、おみくじだよ。おみくじコリントゲーム。ちゃんと商品も出るからやっていってくれよ~」 主人公「そうだな、やってみるか」 ミニゲーム・おみくじコリントゲーム ピンボールで人形を当てて、大吉、吉、凶、大凶を決める。比較的簡単に狙えるので難易度は低め。 主人公「よし、それじゃあ帰るか」 カンタ「まだ、花火があるでやんす!」 主人公「え、花火?商店街にしては豪華だな」 (そして・・・) (ぱちぱちぱち・・・) 主人公「・・・自主的な花火大会ね」 奈津姫「こういうのが一番綺麗なんですよ。・・・手の届く幸せが一番です」 カンタ「次は打ち上げ20連発でやんす!」 武美 「祭りは、派手にやらなきゃ!」 400 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 44 16 ID Xa9DC5RL0 【7月7日・土曜日】 大村会長と権田がチーム状況を話し合っていた。 大村「次の試合はどうだい?勝てそうかね?」 権田「はい・・・まあ勝てる可能性は高いですね」 大村「おいおい、何だよ。それなら、もっと嬉しそうにすればいいじゃないか」 権田「・・・ねえ、会長さん。これでいいんですかね。商店街に全然関係ない連中が(※)人も入ってきて、 昔からいる人間がレギュラーを外されている。今のビクトリーズは俺達のチームじゃないんですよ」 大村「え、いや、しかし・・・助けてくれるってのに、断るっていうのも・・・ねぇ」 権田「わかっていますよ。まずは勝利、ですよね」 大村「・・・・・・。」 ※助っ人の加入人数で変化。主人公を含め、最大9人。 ただし、仲間評価が高い、3人以上の助っ人がいないとこのイベントは発生しない。 401 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 01 53 ID oOD9DHU50 【7月15日・日曜日】 ついにコアラーズとの試合の日がやってきた 寺門 「うわっ!?観客がいっぱい来てる!?見てる人がいっぱいいるよ!」 木川 「こんなにお客さんがいると僕、緊張しちゃうなぁ~」 大村 「まだたいして宣伝していないのにどういうことなんだ、これは?」 大田 「くくくく・・・見たか、ジャジメントスーパーの力を。 この試合の各イニングで貰えるスタンプを集めると、商品が最大40%割引になるのだ!」 店員 「でも、大丈夫ですか?この割引率・・・大赤字ですよ。」 大田 「ははははは!・・・きみが気にすることではない」 店員 「あ、申し訳ありません!」 佐和田「お前ら、何をボケっとしてるんだ。さっさと試合前練習を始めるぞ」 権田 「でも、観客が・・・」 佐和田「はぁ?高校野球の甲子園に比べれば無人みたいなもんだ!そら、とっとと行け!」 (タタタタタッ・・・) 佐和田「おい、パワポケ!」 主人公「はい」 佐和田「よーじ、お前はしゃんとしているな。いいか、お前は試合全体を見ろ。キャプテンなんだからな」 椿 「・・・うん、いい日だ。貧乏臭い野郎と貧乏臭い商店街に引導を渡すにしちゃ、上出来だ」 カンタ「おじちゃん、がんばってー!!」 主人公「よーし、みんな!この試合が商店街の正念場だ。絶対に勝つぞ!」 (おおー!) ビクトリーズVSコアラーズ 4-4 8回裏コアラーズの攻撃 1アウト2塁 バッター3番 この試合から攻守交替以外は自分で操作することになる。8回裏のピンチからなので逆転を許すと苦しい展開になってしまう。 相手ピッチャーは前回と同じ大北。威圧感があるためこちらの打撃能力が下がってしまう。 なお、主人公はどんな能力でも必ず試合に出場している。 402 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 25 24 ID oOD9DHU50 主人公「やったー、勝ったぞ!」 大村 「よかった、よかった・・・もう、負けたらどうしようかと」 大田「あああああ!?サービス券まで配って宣伝したのに!」 店員「商店街の宣伝になっちゃいましたね」 (ポカ!) 大田「椿めぇ~!!散々大きなこと言ってなんてザマだ!」 主人公「俺の勝ちだな、椿!」 椿 「・・・・・・。フン!」(スタスタスタ・・・) カンタ「パワポケさん、やったね!」 主人公「ああ、何とか勝てたよ」 カンタ「そんなことないでやんす!ビクトリーズの完全勝利でやんす!」 奈津姫「カンタ。パワポケさんは謙遜してるのよ」 カンタ「何だ、そうだったでやんすか!」 主人公「あ、いや・・・そうい言い方をされると・・・」 奈津姫「ふふふ、冗談ですよ。ちょっと、カンタのヒーローを困らせようと思って」 主人公「・・・ははは、人が悪い」 権田「・・・・・・・・・・。」 (そして・・・) 並木「対コアラーズ戦勝利に乾杯!・・・・・・・・・あれ?どうしたんです、みなさん?」 木川「ちっともうれしくなんかないよ。なんだかおかしいですよ、今のビクトリーズは」 権田「まあ、監督も主力選手も外部から来た連中だからな」 青島「それはそうだが、彼らなしでは試合に勝てなかったんじゃないのかね」 木川「あいつら、いい気になってますよね。この前だって・・・」 権田「何があったんだ?」 木川「あの連中の練習した後の、後片付けをやらされたんですよ。自分の後始末ぐらい自分でやりゃいいのに」 権田「・・・・・・・・・。」 木川「ねえ、これでいいんですか権田さん。昔、河川敷の石を拾って練習場所を作ったじゃないですか。 仕事もろくにしないでって、白い目でみられながら練習してたじゃにですか。 あの苦労は、あんなよそ者の連中が活躍するための準備だったんですか!?」 権田「・・・まあ、手はあるさ。ようするに、助っ人がいなくてもジャジメントに勝てるようになれればいい」 木川「な、なるほど!じゃ、あいつらに気づかれないようにこっそり練習するんですね?」 並木「ええっ?しかし、本官は時間が・・・それに今の練習でも、へとへとで」 権田「このままだと、俺達はあの連中の引き立て役で終わっちまうんだぞ」 木川「・・・僕はやるよ。あんな野球をなめた連中に負けてたまるか。商店街のヒーローはこの僕だ!」 青島「・・・・・・・・・」 ここまでが「さすらいのナイスガイ編」の前半です。後半は3ヵ月後10月になってから・・・ 403 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 39 54 ID oOD9DHU50 【10月1日・月曜日】 コアラーズの試合以降、ビクトリーズは連戦連勝。敵なしの大活躍で地方紙やローカル番組でも取り上げられるようになった。 それと同時に、ウギブギ商店街は野球テーマの商店街として知名度を上げていった・・・ コールドマン「それではウギブギ商店街の土地はまだ集まっておらんのだな」 大田 「はい・・・」 コールドマン「もっと良い報告を聞きたいものだな。オオタマネージャー」 大田 「は、はい、申し訳ありません。ただ、何分資金が足りませんので」 コールドマン「必要なら、日本支社に協力させよう。今年中にメドをつけるのだ」 (プツン) 椿 「で、あの土地には何があるんだ?」 大田「うわっ、椿!?待てよ・・・なぜここにいる。お前は逃げ出したんじゃなかったのか?」 椿 「ははは、逃げてたんじゃねぇよ。勝つために数を揃えてきたんだ。紹介するぜ、ザ・トリオだ!」 「・・・ソルジャーと呼べ」 「・・・番長だ」 「・・・ロボ」 大田「なんだ、こいつらは?」 椿 「ちょいと昔の知り合いでね。今度こそパワポケの野郎は潰す!それで・・・さっきの話だが」 大田「ん?何のことかな?」 椿 「商店街の土地には何があるんだ?」 大田「フ、フン!なぜお前達に話す必要がある?」 椿 「ああ、そうかい?おい、お前ら。ちょっと下の売り場で暴れて・・・」 大田「ま、待て!私も会長から何も知らされてないんだ!」 椿 「・・・本当か」 大田「あそこに何かが埋まっている。私はそれしか知らん。とにかく、他言無用だぞ! 商店街に関しては、すでに作戦がある。お前達にも協力してもらうぞ」 404 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 45 41 ID oOD9DHU50 そのころビクトリーズは・・・ カンタ「パワポケさん、練習を見に来たでやんす!」 主人公「ああ、カンタ君。応援に来てくれるのは嬉しいけど勉強は大丈夫かい?」 カンタ「痛いところをつかれたでやんす」 権田 「キャプテン、そろそろノックを始めようと思うんだが」 主人公「ああ、そうだな。先に準備しておいてくれ」 権田 「・・・・・・・・・」 カンタ「権田さんと喧嘩してるでやんすか?」 主人公「いいや。どうしてそう思う?」 カンタ「なんだか、怒ってるみたいでやんす」 主人公(俺がキャプテンになってからなんだかぎくしゃくしてるんだよな。きちんと話し合ったほうがいいかな?) 398 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 13 57 28.03ID LC7fMXils[1/3] 乙です!どんな結末を迎えるのか、本当に楽しみです。 自分も、便乗してまとめwikiで未完結になっている「パワプロケンポケット9」の表サクセスの続きを簡潔にですが、まとめてみました。 主人公たち助っ人と権田たち元々のビクトリーズメンバーの対立は少しずつ深まりつつあった。 そんな中、ジャッジメントがまた試合を申し込んできた。 TV中継を行うが、助っ人は抜きという条件を出されるが、 キャプテンである主人公だけは出れる。 しかし、試合当日に椿が主人公にカンタが攫われたと教えてきた。 さらに、ビクトリーズの相手はコアラーズではなく、ジャッジメント日本支部の野球チーム、キングコブラーズだった。 カンタの攫われた場所に駆けつけた主人公の前に、 ザ・トリオが現れ、直接対決に挑む。 ここで条件によって、戦う相手がザ・トリオ全員か、3人の内の1人に分岐する。 ・1人と戦う場合 主人公は勝利して、カンタを助けるも、ザ・トリオの残る2人の足止めを受ける。 ビクトリーズの試合は7回終わって4点差とかなり劣勢だった。 そこに来た寺門が加勢しようとするも、木川が反発したことから、 そのまま助っ人と旧メンバーでの乱闘が勃発し、 見かねた佐和田監督が試合放棄を宣言し、 ビクトリーズは二重の意味で恥をさらす結果になった。 ・3人と戦う場合 主人公は勝利して、ビクトリーズの試合に途中参加できる。 条件は厳しいが、勝てない試合ではない。 勝利後、ジャッジメントスーパーは駅前からの無料送迎バスや大幅ポイント還元セールといった経営面での戦力を仕掛け、商店街の客は奪われ、クリスマスまでこれが続けば、元々経営難の商店街は壊滅してしまう。 それでも、ビクトリーズは野球で勝つ以外に道は無い。 399 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 00 02.57ID LC7fMXils[2/3] そんなある日、権田達旧メンバーはとうとう助っ人達に正面切っての宣戦布告を行いビクトリーズから出て行けと言い放った。 主人公はキャプテンとして、出て行くわけには行かないと返し、 自分たち助っ人と旧メンバーでの野球の紅白戦で決着を付けることにする。 ・・・助っ人達は9人いないのだが、カンタに奈津姫、会長達助っ人に好意的な商店街の人たちが加勢してくれた。 (商店街の人たちを入れても9人に届かない場合は、紅白戦自体起こらず、 主人公と権田は話し合いで和解する) 紅白戦に勝利したのは助っ人たちだった。(負けるとゲームオーバー) 戦いを通じて、旧メンバーと助っ人達は互いの実力を認め和解。 とうとう、ビクトリーズは1つになったのだ。 そしてクリスマス後に キングコブラーズとの再戦が決定した。 あちらには椿とザ・トリオの3人も加勢するが、 今のビクトリーズに恐れるものは無い。 そして決戦を制したのはビクトリーズだった。(負けるとゲームオー(ry)) その後、ジャンジメントスーパーにて、 ジャンジメントが商店街の土地を狙った理由が明かされる。 それは戦争中に墜落した米軍パイロットがここに落とした私物、 「盗賊聖書」だった。 ・・・・有り様に言えば、冒頭の「汝、盗むべからず」の部分が「汝、盗むべし」になっている単なる誤植本だが、ゴルドマンの一族にとってはキリスト教の支配に反発する者の多さを証明する秘宝なのだ。 そして、太田支店長は肝心の遠前支店の営業業績が悪すぎたことから、北極支店に左遷されることになった。だが太田は逆恨みを燃やし、椿から大量の「神のマナ」を買い取り遠前町そのものを滅茶苦茶にしようとする。 400 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 02 10.56ID LC7fMXils[3/3] 大晦日、奈津姫とカンタ親子は街外れで太田と椿を見かけ、 カンタが追いかけてしまう。 カンタと彼を追いかけた奈津姫は山の中の洞窟で、 大量の巨大化した虫を目撃する。 更に奈津姫が椿と太田に見つかってしまい、 「神のマナで巨大化させた虫に商店街を襲わせる計画を聞かれた」ために、 (正確には、↑のとほぼ同じ台詞で、太田自身が喋ってしまった)捕まってしまう。 抜け出せたカンタは、主人公と権田、それに武美に助けを求める。 洞窟に乗り込んだ主人公は、逃げ出そうとしていた椿とガチンコバトルで決着を付けた。 その直後、巨大化した虫が暴れ出したが、椿が種明かしをする。 太田と捕まった奈津姫は椿の用意したシェルターに誘導されていたが、 そのシェルターには虫を引き寄せる細工がしてあるため、 巨大化した虫は商店街でなく、そのシェルターだけを襲う。 椿は初めから金だけ貰って太田は口封じするつもりだった。 シェルターが虫に襲われ出したところで、主人公が飛び込んできた。 「助かった!」と笑顔でほざく太田を殴り倒し、主人公はシェルターを塞ぎ、虫が入ってこれないようにした。 だがそこで、謎の爆発音が響き、シェルターは土砂の中に埋まってしまう。 翌朝、主人公と奈津姫は太田や木川、寺門達に助け出された。 シェルターの場所を教えたのは、椿だった。 ・・・太田も命は助かったが、一緒に来ていた並木巡査に逮捕されていった。 そして、主人公はカンタの「宣戦布告」を受け、町を去っていった。 (ルートによっては、町に残る) 完
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パワプロクンポケット3智美BADルート:part24-379~383・386・389~391 正史と思われるルート:part63-175~183,186~187 379 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日)01 32 37 ID dVnV8dqn0 極悪久高校の甲子園優勝から3年。 世界のスポーツはそのほとんどがプロペラ団のものになりつつあった。 のりかとの結婚生活を送っていた主人公はひょんなことから死に、 亀田と唐沢博士の手によって、サイボーグとして蘇ったのだった。 第一章 生きる為に働け! 主人公には生きていた頃の記憶が全くない。 亀田は主人公はプロペラ団との戦いによって死んだと説明し、 半ば強引に主人公は自分たちの組織「ネオプロペラ団」の一員にする。 プロペラ団と戦う正義の組織なのにも関わらず 「ネオ」プロペラ団という敵の名称が入った名前に疑問を持つ主人公だったが、 アパートの一室を秘密基地として、アルバイトで活動資金を稼いでいく。 一般的な悪の組織と戦うサイボーグヒーローとのギャップを感じる主人公。 聞くと亀田は主人公の得意な野球でプロペラ団を倒すという。 亀田の計画は毎年プロペラ島で開かれる闇大会で優勝、 その時に入れる中枢を滅茶苦茶にして島を沈め、 プロペラ団の資金源を断つというものだった。 一方プロペラ団支部では、支部長となった智見がビッグボス、Mrリッチモンドによる指令を受けていた。 何が何でも全てのスポーツを支配しようとするビッグボスにあきれる智見。 智見はプロペラ団を脱走した唐沢博士を亀田を警戒するものの、放置することを決める。 大会に参加するため、火星に行くことが夢である火星カンパニーのチーム 火星オクトパスを見つけてくる亀田。 だが元プロのためセンスはあるものの、能力不足のため主人公は入団試験に落ちてしまう。 アルバイトに励む主人公はある日、近所の子供達からスポーツはあらかじめ優勝するチームが 決まっていることとを知る。 プロペラ団はリーグを面白くして、収入を安定させるために ある程度スポーツの勝ち負けを演出してコントロールしているのだ。 プロペラ団を倒してスポーツ界をまともな状態に戻すことを決心する主人公。 資金を溜め、パーツを買うことでパワーアップをした主人公は 見事火星オクトパスに入団するのだった。 だが自称アスリートで元極悪久高校の英語教師アルベルトがオクトパスで4番を打っていることを知り、 二人は先行きに不安を感じる。 12月、元スリーエーの女投手アンヌとも知り合いになり、 いよいよプロペラ島での試合! と思ったものの、主人公は今年から巨額の賞金目当ての実績のないチームを絞るため、 一年かけて予選を行ない、選抜を行なうことになったことを知る。 ルールを変えられたことに怒る亀田。 そして予選の一回戦。 相手チームの木岡率いるラッキーフラワーズは垣内社長との因縁の相手。 久しぶりの試合にはりきる主人公。 火星オクトパスは先制点を上げ、そのままフラワーズに勝利。 木岡と垣内があらかじめ他のチームを潰しておいたため、 この一回戦の勝利だけでオクトパスはプロペラ島へと駒を進めるのだった。 380 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日)01 35 16 ID dVnV8dqn0 第二章 命ある限り… アルバイトを続ける主人公だったが、なんだか調子が悪い。 唐沢博士に相談すると、生命維持装置の耐久性が低くあと一年しか命が持たないという とんでもない宣告をされる。 おまけに装置の交換に必要な資金は300万円! 主人公は文字通り資金集めに命をかけることとなる。 亀田にプロペラ団の基地をつぶし、資金を集めることを薦められた主人公は 次々とプロペラ団の拠点を調べていく。 一度は敗北するものの、爆弾ネズミ、ゾンビ、ロボットのPX001を倒した主人公は 組織から爪弾き者となっている元聖皇学園4番のネロ、バッタの改造人間立花、 PX001改めたかゆきを説得して仲間にする。 さらにプロペラ団を抜けた宿敵、元大東亜学園投手の鋼、 プロペラ団によってクビにされたくらがり、ドミオ、 トラブルメーカーの冬野を勧誘し、 オクトパスはどんどん強力なチームに変貌していく。 主人公自身も、たこ焼きやを始めた外藤に出会い、徐々にだが記憶を取り戻す。 ある日、智美は主人公の墓参りをしているときに偶然通りかかった主人公を見かける。 智美にあった外藤は、主人公は生きていたものの 記憶喪失で居場所がなくなり苦しんでいることを告げるが、 主人公の死を確認した智美はそれを信じない。 智美がプロペラ団の収入源のひとつである新興宗教フラップ教団の視察を行なっている最中に 主人公が突如登場。 教祖とスプーン曲げ対決を行なうものの、負けてしまった主人公は信者にボコボコにされる。 主人公を病院に連れて行き、何者なのか問う智美。 「ただのサイボーグです」とか無茶苦茶な返答をする主人公。 怪しいと感じた智美は美千代という偽名を名乗り、正体を探るために電話番号を渡す。 退院した主人公はフラップ教団の教祖に再挑戦し、なんとか教祖も仲間にするのだった。 「活動資金をもらっていくでやんす~」 「クラゲ飼育セットが欲しいのでやんす~」 「パソコンが安いのでやんす~」 「英会話セットが安かったのでやんす~」 何故か理不尽な理由で溜めた金を容赦なく最悪20%も奪っていく亀田にも負けず、 300万円を用意した主人公は、博士の作ったパーツでなんとか一命を取り留めた。 そしていよいよプロペラ島での野球大会へと参加する火星オクトパス。 初戦の相手は何とプロペラ団所属の優勝候補、プロペラデストロイヤーズ。 自分たちの存在がばれたのではないかと危惧する主人公と亀田。 そうこうしているうちに試合が始まるが、強力な選手を引き連れ、 強化された火星オクトパスはなんとプロペラデストロイヤーズに勝利してしまう。 あわてるプロペラ団。 しかしビッグボスはオクトパスの買収を指示。 優勝賞金の半分を提示された垣内は2回戦を辞退。 自分たちの安全を確認した亀田もそれに賛同し、オクトパスは島から帰ってきてしまう。 火星へ行くという夢のため、確実に金を得る方を選んだ垣内だったが、 主人公や社員達の頑張る姿を思い出し、素直に主人公に謝る。 そんな社長を見た主人公は、来年こそ優勝することを約束するのだった。 381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日)01 38 14 ID dVnV8dqn0 第三章 記憶を求めて! 主人公は鋼からプロペラ団について聞き出す。 プロペラ団は元々アメリカでスポーツの健全化を図る普通の権利団体としてスタートした。 しかし、理想論だけではスポーツを暴力や利権から守れない。 スポーツの健全化を建前に次々とより大きな権力、利権を取り込んでいた結果 破壊行為、脅迫を平気で行なう狂気の集団になってしまったのだ。 現在でも構成員のほとんどはスポーツの健全化を信じ、無償のボランティアで 活動を行なっていることに驚く主人公。 現在のプロペラ団を「自分の死を認めようとしない死病の鯨」と例える鋼。 鋼は組織が拡大しすぎてしまったため、現状維持ができなくなり、 存続のために勢力拡大を行なうプロペラ団は、いずれ滅びる運命にあると断言する。 プロペラ団を倒し、無政府状態となったスポーツ界が、必ずしも健全になる保障はないとも…。 鋼はプロペラ団と決別をつけるためにネロと共に基地を襲撃、 主人公に強力なパーツを渡すのだった。 さらに夢の中で記憶ゲージを8割埋めろという具体的な指示を貰った主人公は、 外藤のたこやきやでバイトしたり、のりかの悪夢を見たり、廃校となった極悪久高校に通うことで 本格的に記憶を取り戻し始める。 偽名を名乗る智美としばらくデートをした後、極悪久高校へと誘う主人公。 主人公は智美にどうして自分と知り合いだったことを黙っていたのかを問い詰める。 自分のことを思い出してほしかったと答える智美。 この出来事で謎のサイボーグが主人公であることを確信した智美は 唐沢博士と亀田が主人公の脳を持ち出していたことを突き止める。 「全て亀田の仕業だったのね」真相に気付く智美。 そして12月。 鋼の予言通り、組織としての限界がきてしまったプロペラ団。 力によって選手達を抑えることができなくなり、 南米支部での選手達のストライキを皮切りに各支部で次々と問題が発生。 大混乱の中、ビッグボスは新たな動きを起こす資金を得るため、プロペラ島へと向かう。 再びプロペラ島へと向かうオクトパス。 来図率いるドルフィンズを破り、勝ち進んでいったオクトパス。 決勝の相手はやはりプロペラデストロイヤーズ。 追い詰められるものの、鋼の力投、味方打線の爆発でついに逆転勝利。 しかし、オクトパスに主人公と亀田がいることを知った智美は、試合場に工作員を突入させる。 オクトパスと工作員の大乱闘で滅茶苦茶になる試合場。 その騒ぎに乗じて亀田はプロペラ団の中枢へと潜り込む。 亀田の目的は最初からプロペラ島に眠る隠し財宝だったのだ。 だが、遅れて亀田を追ってきた主人公は島の時限自爆装置を作動させてしまう。 大混乱に陥るプロペラ島。 ビッグボスを爆弾付きのヘリに乗せ、爆殺しようとする智美だったが 失敗の責任を追求するビッグボスに撃たれてしまう。 逃げようとする主人公の前に、虫の息の智美が現れる。 「あなたが…甲子園で優勝した……時 わたし、亀田君を利………前の支部長を…たから あのときに………言えなかったから………今言うね。 甲子園優勝…おめでと……う…。」 最後の言葉を交わし、智美は主人公の目の前で絶命する。 隠し財宝を求め、中枢へと向かうビッグボス。 しかし、ついに自爆装置が作動。 プロペラ島はプロペラ団と共に崩壊するのであった。 382 :パワプロクンポケット3:2006/08/27(日)01 40 20 ID dVnV8dqn0 ついにプロペラ団を倒したものの、釈然としない主人公。 その時、頭にボールが激突。 主人公は自分の死因が、崖から落ちたことであることを思い出した。 主人公の死は保険金を得ようとしたのりかの仕業だったのだ。 亀田を問いただす主人公。 「なぁんだ。全部思い出しちゃったでやんすか。」 ついに亀田が本性を表した! 亀田はおこづかい、唐沢博士は研究費を得るためプロペラ団を抜け、 主人公を好きな智美に手加減させるために主人公を蘇らせ、こきつかっていたことを語る。 さらに亀田はプロペラ団残党をまとめ上げ、世界征服を行なうことを宣言する。 大切に思っていた智美を助けるためにプロペラ団に入ったにも関わらず、 智美が本当に好きな人が主人公であり、 自分が主人公の当て馬でしかなかったことを知った亀田は、 智美と主人公への復讐のためにこの計画を思いついたのだった。 「力ずくでもそんなことやめさせてやる!」 二人の男の決闘が始まった! 激しい殴り合いの末、主人公に負ける亀田。 しかし亀田には最後の切り札があった。 亀田の呼び出しに答え、地下から地響きと共に巨大なスーパーロボット、 ガンダーロボがその姿を現す。 亀田は主人公から奪った金で、こっそり1/1スケールのアニメのロボットを作り上げていたのだった。 「うおおーついに長年の腐れ縁に決着をつけるときが来たのでやんす!」 主人公vs亀田の第2ラウンド サイボーグvsスーパーロボットの戦いの火蓋が切って落とされた! 圧倒的な力で襲い掛かってくるガンダーロボ。 主人公がミスをするたびに強力な光線が襲いかかってくる。 おまけにガンダーロボの体力はとんでもなく多く、一発や二発のカウンターではびくともしない。 絶望的な状況の中、攻撃を潜り抜け、着実に反撃でダメージを与える主人公。 一進一退の攻防。 そして長く苦しい死闘を制したのは、サイボーグである主人公であった。 敗れた亀田に、何故こんなことをしたのか問う主人公。 亀田は極悪久高校を甲子園に導いた主人公のように何かを成し遂げたかったと語る。 全ては亀田の主人公への嫉妬が原因だったのだ。 「その割には俺だけ働かせて、何にもしなかったじゃないか!」 「そうなのでやんす。おいらヒマでヒマでもう張り合いがなくなっちゃって…」 亀田をぶん殴る主人公。 主人公はクローン再生装置で人間へと戻り、 亀田と共にプロ野球に殴りこみをかけることを誓うのだった。 パワプロクンポケット3 完 383 :パワプロクン:2006/08/27(日) 01 45 48 ID dVnV8dqn0 とりあえずプロペラ団三部作はこれでおしまい。 ルートによっては、主人公が奴隷になったり、 亀田と一緒に世界征服したりするけど、これが正史です。 今多分パワポケの中でも一番ストーリーが濃いであろう6と6のしあわせ島を書いてます。 4、5、7、8、ダッシュとかは誰か書いて。 386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日)18 38 11 ID me1ZwHAe0 パワプロクンポケットの人、毎回乙です。 あいかわらずイヤなイベントのある話ですね しかし公式サイト行ってみたんですが、 ttp //www.konami.jp/gs/game/poke/8/history.html まとめとして…プロペラ団関係者のその後 [死亡] 日本支部長 ビッグ ボス [行方不明] 四路智美 唐沢博士 イワノフ となっているんですが。 後からそういう設定になったが、作中では智美は死亡と描写されてるって事ですか? 389 :パワプロクン:2006/08/28(月) 17 15 49 ID 54lynq6f0 386 一応5では死亡がほのめかされているようなイベントがあるので、 個人的にはほとんど死亡扱いだと思ってます。 他にも主人公が防弾チョッキをプレゼントしたおかげで助かり、 プロペラ団の下部組織を合法のものとして残すパターンと 主人公に別れを告げて、悪の道まっしぐらパターンがあるんですが、 上の二つだと行方不明にならないんで、死亡ルートを選びました。 390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月)18 57 34 ID KVUQWWzF0 389 3は1みたいに他のヒロインがいたりはしないの? 391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月)23 06 11 ID 1lcqBKLKO 全シリーズいるよヒロイン達は ただ、ブラックな過去が多い 3はガンダーロボ戦に集中しないと勝てないからいつやっても緊張する 175 :ゲーム好き名無しさん:2012/09/30(日) 09 59 21.85 ID 8ySs+97M0 174 乙でした 終わった直後にまた投下いきます パワプロクンポケット3(多分正史)です 既にパワポケ3は詳しい解説が載っていますが 2008年に発売されたパワポケ11で正史と思われるルートがほぼ確定したので、改めてそれを書いてみたいと思います。 公式で「正史は存在はするが、明確にはしてない。ゲーム中起きえないことでも正史になり得る」と述べられているように これが完全に正史と確定しているわけではありません。 ですが、wikiに載っている智美BADルートよりは遥かに可能性が高くなっております。 何分プレイしたのも随分前のため、情報をかき集めながら解説しております。 本編の本筋の内容はwikiに載っている部分と同じなので、詳しくはそちらを見ていただければわかると思います。 自分の文章より、よっぽどわかりやすくまとまっておりますので。 以下、主人公の名前はパワポケ、で統一していきます。 176 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 00 43.22 ID 8ySs+97M0 亀田と唐沢博士によりサイボーグとして復活したパワポケだが、最初は戸惑うことばかり。 とりあえずネオプロペラ団として、サイボーグとして生活の仕方を詳しく教えてもらった。 「充電で動くサイボーグには食事は不要だが、サイボーグとて人間。 食事を行わなかった旧式のサイボーグはよく精神崩壊を起こしていたのだが…」 などと恐ろしい事をのたまう唐沢博士だが、詳しいことがまとめてあるファイルを家に忘れてしまったらしい。 その直後、ノックの音が響き、見知らぬ女の子が部屋に入ってきた。 「お父さん、忘れ物よ」 「おお、すまんな。」 その女の子の名は唐沢ヒナコ。唐沢博士の娘だという。 (娘…ムスメ?孫じゃないのか?) 軽く見積もっても確実に初老は超えている唐沢博士の娘というには、ヒナコはあまりにも若い。 普通に十代の少女にしか見えない。 何やら不自然に思えるが、とりあえず変にツッコむようなこともせず、適当にスルー。 「えっとパワポケさんでしたよね。唐沢ヒナコです。よろしくね。」 「よ、よろしく。」 パワポケがサイボーグ生活にも慣れてきた頃、ネオプロペラ団のアジト(アパートの一室)で過ごしていたパワポケの元にヒナコがやってくる。 「いつも働いていて大変そうだから、そのうち暇なとき、一緒にどこかに行かないか」とデートの誘いをかけてきた。 「本当に、本当にいいの?」とパワポケは喜んで誘いに乗った。 以後、パワポケは金策に走り回りながらも、合間合間を見つけてはヒナコと過ごすようになり、互いに少しずつ引かれ会うようになる。 そしてヒナコと仲良くなり始めてしばらく経ったある日、博士はパワポケにヒナコはどこにいるか、と尋ねてきた。 ここにはいない、と答えると「ジャマしたな」とのみ告げて博士は立ち去った。 しかし博士が立ち去ろうとしたとき、何かを落としたのを発見する。 拾い上げてみると、それは数十年前のものと思われる白黒写真。 移っているのはまだ黒髪だった頃の唐沢博士、そしてヒナコによく似た博士の奥さんと思われる女性である。どうやら家族写真のようだ。 微笑ましく写真を眺めていると、いきなり博士に写真を奪われてしまった。 「今のは見なかったことにしろ」と、パワポケに迫る博士。 元々常識人とは言いがたい人間ではあったが、ここまで取り乱すのは初めて見る。 とりあえず適当に「はい」と答えてその場を凌いだものの、またあることに気が付いてしまう。 「さっきの写真…服装は違ったけど、真ん中に移っていたのはヒナコちゃんだったぞ? なんで、なんで今と同じ姿なんだ?」 しばらく経ってある日、ヒナコとのデートの後、例の写真について博士に話を聞いてみることにした。 「おお、あれのことか。だが真ん中の娘はヒナコではないぞ。ヒナコの姉のハナコだ。 もうとっくに結婚して、最近はちっとも顔を見せんでな。」 ナルホド、と納得したそぶりを見せるパワポケ。 「そもそも30年も前の写真だ。普通の人間が歳もとらずにいるわけがなかろう。」 ハッハッハと談笑する二人。話は解決と言うことでその場を後にする。 「絶対ウソだな。何か隠してる」と、パワポケは感づいている。 博士は博士で誤魔化し切れていないことに気付いているようだ。 177 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 02 11.27 ID 8ySs+97M0 その後、パワポケはヒナコに向かって年齢を聞いてみると、やや面食らいながら18と答えた。少しではあるが動揺してるようにも見える。 やっぱり何かがおかしい。ヒナコには何か秘密がある、とパワポケは確信する。 ある日、博士はサイボーグの身体の点検がある、呼び出される。 素直に言うことを聞くパワポケだが、なんと手足をロックされて身動きがとれなくなってしまった。 「これ以上ヒナコの事を詮索するな。」と脅迫する博士。このままでは何をされるかわかった物ではない。 しかしパワポケにとってヒナコはもはや他人ではない。事情くらい説明して欲しいと言い返す。 「はっ。まさか博士、ヒナコちゃんに何かしたんじゃ?!」 「だったらどうする?」 「あ、あんた悪魔か?!」 元々そこらへんの野良犬を「おもしろそうだから」などといってサイボーグに仕上げようと追いかけ回したり それ以前に元プロペラ団所属の科学者という時点で善人とは言いがたい人物ではあったが、まさか実の娘に手を掛けているとは… 「人間をなんだと思っているんだ!」と激しい怒りをぶつけるパワポケだが、博士は少しもひるむ様子はない。 「…お前さんは、自分の立場がわかっていないようだな。」 そういって博士は懐からリモコンを取り出す。 「お前さんに組み込んである自爆装置のスイッチじゃよ。ワシの作ったマシンには全て付けてある。 外部制御不能な機械などナンセンスというのがワシのポリシーだからな。」 そう言って、有無を言わさずパワポケを爆破してしまう。 幸い大破することはなかったが、黒焦げになってそのまま倒れ込んでしまうパワポケ。 このままだと流石に問題だからか、一応パワポケを修理し復活させる博士。 「よし、点検が終わったぞ。」 「はっ…あれっ?う~ん。えっと、なんだっけ。なにか大切なことを忘れているような?」 爆発のショックのせいか、それとも気絶してる間に頭をいじられたのか、パワポケはヒナコに対する疑惑を忘れ去ってしまう。 そんなことがあってヒナコのことを詮索することはなくなったが、彼女との関係は続いている。 そして夕日の輝くある日、パワポケは買い物帰りのヒナコを見つけ、荷物持ちをしてあげた。 綺麗な夕日に照らされながら帰る二人。 「………ねぇ、パワポケさん…。」 「なあに?」 「私のこと、好き?」 「……うん!」 「私が…、私が何者でも、好きでいてくれる?」 「えっ?!」 「クスクス、なんでもない…。なんでもないの。」 微笑みながらそう答えるヒナコ。 何はともあれ、この日から、パワポケはヒナコと正式な恋仲になった。 恋仲となったからといって特に様子が変わることもなく、これまで通りのお付き合いをする二人。 だがその別の日、町中で主人公は目の前で、ヒナコがプロペラ団の工作員に車に連れ込まれるのを目撃する。 パワポケは慌てて車に飛びつき必死に奮闘。 なんとか彼女を助けることに成功するも、助け出した彼女はぐったりしており、すぐに病院に彼女を担ぎ込む。 博士に電話でそのことを話すと「急いで病院からヒナコを連れ出せ」となぜか怒られてしまう。 「な、なんなんだ!ケガ人を連れて帰れなんて!」と憤るパワポケ。 幸いにも彼女は軽い脳震盪で命に別状はないらしく、一人で帰宅した模様。 178 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 03 46.49 ID 8ySs+97M0 「それよりもあの子いったい何者?普通の医者ならともかく、あたしの目はごまかせないわよ。」 とパワポケに問いかけるのは本家パワプロシリーズでおなじみの加藤女医。 ダイジョーブ博士の助手として鍛え上げられた彼女にはヒナコの秘密がバレてしまったようだ。 しかし博士によって記憶が吹き飛んでしまったパワポケには、何のことやらさっぱりだった。 そのまま博士の研究所に帰ってみると、ヒナコも無事に帰ってきているようで一安心。 父親にうるさく言われたので一人で帰ってきてしまって申し訳ない、と謝るヒナコ。 白昼堂々プロペラ団が動くとは珍しい、と驚く亀田。 博士が言うには、今回の件でプロペラ団も無闇に行動できなくなるはずなので、今まで通りに過ごしても問題ないとのこと。 「ただし、尾行を捲くときは今までより念入りにな。」 「うん」 (今までもそうしていたのか…) 自分の知らないヒナコの一面をしってパワポケは少し驚く。 そんなことがあってしばらく経ち、今度はヒナコのほうからパワポケに話があるといって呼び出した。 「前に私のこと好きだって言ってくれたでしょ?今でも気持ち変わらない?」 うん、と頷くパワポケ。彼の想いを確認したヒナコは全てを打ち明けてくれた。 やはりヒナコもパワポケと同じ、博士によって改造されたサイボーグなのだという。 高価な生体部品で作られたため、安価な金属部品で作られたパワポケと違って極めて人間に近い身体を持ち パワポケのようにサイボーグの身体をもてあますことは殆ど無い。 今は無きヒナコの母は、夫と同様研究者で、ある実験を行っていた。 しかし30年前、母親の実験事故により、母親はその場から消滅、ヒナコは身体の半分以上を失ってしまう。 博士はヒナコを生命維持装置で眠らせ、いつか医学が進歩して娘を助けられる日まで待っていた。 しかしその日が来る前にヒナコの身体が崩壊し始めてしまう。 そこで博士はプロペラ団に加入、プロペラ団の最新設備と莫大な予算をつぎ込み 誰にもわからないように、一人でヒナコをサイボーグに改造して蘇らせる事に成功した。 なぜ黙っていたのか、とパワポケに聞かれるも 「自分が受け入れられるかどうか怖かった。もうあんな化け物扱いされる哀しい思いはゴメンだった。」と答えた。哀しい過去があったことを覗かせる。 既に日の沈んだ帰り道、ヒナコはパワポケに胸の内を告げる。 「もし、生まれ変わりがあるなら、私、今度は普通に生きたい。 普通に恋をして、普通に結婚をして、普通に家庭を持つの。 変な組織から逃げ回ったり、好きな人に自分の正体がバレないかとか、心配しなくて済むような。 ……あ、でも普通じゃなかったから、こうしてパワポケさんとも出会えたのよね。 普通じゃない運命に感謝しないといけないのかな?クスクス。」 そしてヒナコはパワポケに一つだけお願いをする。今度の大会に自分を連れて行って欲しいと。 以前の誘拐騒ぎもあったので、プロペラ団主催の大会に彼女が行くのは危険じゃないのか、と思うパワポケだったが 亀田と博士曰く、大会中はお偉いさんが来て、プロペラ団支部はその対応に追われるはずなので自分たちなど眼中にないはず。 火星オクトパスの皆と一緒にいれば何ら問題は無いとか。 ヒナコをマネージャー登録してあげれば、大会中でもずっと一緒にいられるし、オクトパスの連中の士気もあがる、と珍しく優しい亀田。 それなら問題ない、だったら格好いいところを見せてやる、とパワポケは意気込んで彼女を大会に連れて行くことを約束する。 179 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 05 50.79 ID 8ySs+97M0 大会で火星オクトパスは順調に勝ち抜いていき、見事優勝を果たす。 そしてプロペラ島の財宝を狙う亀田、勘違いした(?)パワポケの手によりプロペラ島の自爆装置が作動。島全体がパニックになる。 財宝を得られなくなり、ショックでうろえている亀田の腕を引っ張りながら、パワポケは自爆する前になんとか島を脱出しようとする。 その頃、活動資金を狙いにプロペラ島に来ていたプロペラ団のビッグボスが、パニックの中 逃げ惑う人々とは逆にプロペラ団基地の内部に入り込み、財宝を探し始めていた。 パワポケが基地の中を迷っていると、胸騒ぎを感じて向かえに来たヒナコと出会った。 彼女に道案内を頼み、脱出を試みるもなんとそこでビッグボスと鉢合わせてしまう。 ビッグボスは事を起こしたのが目の前にいる男だと悟り、逆上して発泡。 何発か命中し、パワポケはケガ(故障)をしながらも、サイボーグの身体のおかげで大事には至っていない。 パワポケがサイボーグであることに気付いたビッグボスは、動けなくなったパワポケの頭部を狙う。 「だめええええええ!」 パン!パン! パワポケを庇い被弾するヒナコ。生体部品が仇となり、パワポケと違って致命傷を負ってしまったらしい。 怒り狂ったビッグボスは彼女に銃を向ける。 「やめろぉ!」 パン! 決死でビッグボスの凶弾からヒナコを救い、故障した身体を無理矢理動かしてその場をくぐり抜けるパワポケ。 ビッグボスは金と共に沈んでいき、パワポケ達は火星オクトパスと共になんとか島から脱出する。 しかしまだ死んでこそいないが、ヒナコは重体のまま。 博士が修理にかかるが、博士でさえも修理が難しいほどの様態だという。 その後記憶を取り戻し、亀田との決着を付けたパワポケは博士の下に向かう。 もはや博士自身にもヒナコのサイボーグの身体を修理することは不可能。 そこでヒナコのクローンの体を再生させ、そこに記憶を流し入れて人間として復活させることになった。 つまりヒナコはもはやサイボーグではなく、普通の人間の身体で復活するのである。 喜びかけるパワポケだが、話はそう上手くはいかない。 同じサイボーグでも、パワポケの場合、脳だけが保管されていたので 機械だろうがクローン体だろうが、とにかく身体だけ用意し、そこに脳を入れれば復活できた。 しかし、脳から身体まで全てクローン体でまかなおうとするヒナコの場合、そうは行かなかった。 例えクローンを用意しても、クローンの体には記憶が無く、ヒナコの頭は白紙のままなのだ。 苦肉の策として、プロペラ団の研究所で実験的にバックアップしていたヒナコの記憶データを流し込むことにしたが このデータはヒナコをサイボーグとして復活させる前のデータでしかない。 つまり自分がサイボーグになったこと、プロペラ団との因縁のことも全く覚えていないのである。 180 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 08 15.88 ID 8ySs+97M0 「お前さんにとって一番重要なことは、『3年間のお前さんとの思い出はなかったことになる』という事だ。」 「そんな… でも、それでヒナコちゃんが目を覚ますなら…。 ヒナコちゃんが望んでいた普通の生き方ができるなら…。」 記憶データを流し込み、晴れて人間として復活したヒナコ。まだ目を覚ます様子はない。 博士は昔、彼女が使っていた目覚まし時計を用意した。何気ない目覚めを演出するには一番とのこと。 そしてパワポケが初めて見るような優しい顔で自分の娘の目を覚まさせる。 「あ、お父さん。おはよう。」 「ああ、おはよう。ぐっすり眠っていたな。」 「うん、なんだかすごく長い夢を見ていたみたい。あら、お客様?」 そういってヒナコは不思議そうにパワポケを見つめる。 「ああ、ワシの友人だ。」 やっぱりもう自分のことは覚えてないのか…落胆するも、それを隠しなんとか元気を取り繕って「はじめまして」とだけ述べるパワポケ。 「…? ……? …パワポケ…さん?」 「!! はじめまして。えっと、ヒナコさん…でしたよね。 パワポケです。よろしく。」 「…よろしく。」 ―…つまり、お前さん達はもう一度「出会い」からやり直すということだ。ただし、目を覚ましたヒナコが、またお前さんの事を好きになるとは限らん。 ―イヤなこと言いますねえ。 ―なぁに、父親のヤキモチじゃよ。 ―…大丈夫です。やり直せます。そして今度は俺がヒナコちゃんを守ります。 181 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 09 38.31 ID 8ySs+97M0 数年後、博士は自分の家に戻り一休みしている。 「やれやれ、教会のイスがあんなにカタいものだとは思わなかった。腰が痛いわい。 ヒナコの奴、あんな野球バカのどこがいいんだか…。」 愚痴を言いつつも、どこか嬉しげな唐沢博士。 これで肩の荷が下りた、後はのんびりしようとする博士だったが、突如謎の男が目の前に現れる。 「むっ!お前達はプロペラ団の残党か!?いや…ちがうな!?」 「探しましたよ唐沢博士。30年前のツケ、今ここで払ってもらおう」 「30年前?そうかお前達は…!」 バン!バン! あれから唐沢博士は姿を消してしまった。 主人公はそのうちひょっこり戻ってくると思っているが、ヒナコは「二度と戻ってこない気がする」と言っている。 謎を残したままパワプロクンポケット3は幕を閉じる。 182 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 14 47.90 ID 8ySs+97M0 補足説明 ここから先は他のパワプロクンポケットシリーズ全体のネタバレになるため、そちらのネタバレが嫌な方はご注意ください。 ・なんでこれが正史の可能性が高いの? パワポケ11の回想シーン(というか種明かしシーン)で実際に博士が「やれやれ、教会のイスが~」と言っているシーンがあるからです。 そこで同様に博士が暗殺されていることが正史だとわかっているため、ヒナコルートが正史の可能性はかなり高いです。 ・最後に博士を襲った男達はなんだったの? この時点では名前も出てきませんが、パワポケ9当たりから本格的に登場し始めるジャジメントと言われる組織の工作員です。 パワポケ11で主人公が所属しているジャジメントナマーズの親会社でもあります。 全スポーツ統一というまだ可愛げのあるプロペラ団と違って ガチで世界征服に王手をかけている、裏でヤバいことやりまくってる危ない組織です。 ・30年前のツケってなんだったの? 詳しいことはわかりませんが、唐沢博士は奥さんの実験のためにジャジメントを利用していたようで、色々と恨みを買われていたみたいです。プロペラ団には単純に裏切り者として追われているようです。 ・奥さんの実験事故ってなんだったの? これもまた詳しいことはわかりませんし、完結作の14でも明らかになっていませんが 博士がその事故を調査した結果、なんとタイムマシンの基礎理論を発見したのです。 なので恐らく奥さんはどこかの過去に飛ばされてしまった可能性が高いです。 スタッフもこの辺の話をどうしてもゲーム中に組み込みたかったようですが 流石に話が脇道に逸れすぎるためか、直接触れられることはありませんでした。 ・その後、ヒナコと主人公はどうなったの? わかりません。基本的に前作の主人公が再登場することはないので、触れられることはありませんでした。 しかし何の手がかりも無いのかと言うとそうでもなく パワポケ14で、道で倒れている瀕死の女性が、近くを通りかかったメガネ達(山田・落田・湯田の歴代の相方三人)に赤ん坊を託す場面がありました。 その赤ん坊が成長して14の主人公となるのですが 彼の所属するフィンチーズの監督、元極亜久高校野球部の外藤が言うに「死んだ後輩によく似ている」らしいのです。 さらに彼の父親は「数奇な運命を辿った野球選手」であることが作中で明かされ 母親の方も公式で「詳しくは明けられないが、過去に登場したヒロインのいずれか」と述べられており 彼らの両親はこの二人の可能性があります。 もしそうだとしたら、彼らは「普通の生活」を遅れなかったのかも… といっても該当するキャラクターは他にもいるため、一概にそうだとは決めつけられません。 個人的には幸せな生活を送っていると信じたいです。 183 :パワプロクンポケット3:2012/09/30(日) 10 15 20.15 ID 8ySs+97M0 ・ヒナコが正史だというなら、他の彼女候補達は何にも関わっていないの? そこは明らかにされていませんし、そういうわけでもありません。 ちなみに公式で「1・3の主人公は正史で唐沢ヒナコ、四路智美、寺岡薫の三人と交流があった」と述べられており そのうち寺岡薫は自分から身を引いた事が明らかになっているため、確実な選択肢は既に2択に絞られています。 ちなみに彼女が主人公の身体を調べ、サイボーグ技術を学んだことによって 世界は大きく動いていくのですが、その辺はパワポケ12で詳しく描かれているいます。 四路智美はパワポケ5の時点で行方をくらませている描写がある程度で、詳しいことは何もわかっておりません。 ひょっとしたら高校時代からの片思いを成就させ、彼女が主人公とくっついている可能性もゼロとは言い切れません。 ・博士、博士言われてるけど、唐沢博士の本名ってなんなの? 唐沢博士(からさわひろし)です。 以上でパワプロクンポケット3(多分正史)の投下を終えます。 長文連続投稿失礼しました 186 :ゲーム好き名無しさん:2012/10/02(火) 14 58 10.28 ID PW6QLCKN0 博士に脅されたところは有無を言わさず爆破じゃなくてちゃんと選択肢は出てくるし、博士もテレビのリモコンと間違えて自爆ボタンを押したはずだよ なんか揚げ足取ってるみたいで悪いけど気になったから 187 :ゲーム好き名無しさん:2012/10/02(火) 20 47 29.00 ID 0NId5WQe0 186 正確に言うと「詮索をやめろ」という選択肢に「イヤだ」と答えると爆破されるが正しいですね 選択肢に関しては話をわかりやすくするために色々と省いていますが 「さてTVのリモコンはどこかな?」 「それはTVのじゃなくて爆弾の…」 「ハッハッハ、すまん手が滑ってしまった」 という理不尽な話だったので「有無を言わさず」という表現を使いました 他にも加藤先生から名刺をもらう場面や、ヒナコと主人公を見守る亀田と博士などの場面もありましたが 説明が少しややこしくなりそうなのでカットしてあります