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「ここではプラパイの操作方法や独自の要素を紹介していくぜ!」 プラパイ用語集 パワー 海賊の体力やHPのこと ダメージ 海賊の攻撃力やAtkこと 格上げ 施設などのアップグレードのこと BP Battle point バトルポイントの略、アカデミーの格上げに必要 EP Exploration point 探検の略、灯台の格上げに必要 PH Pirate Hall パイレーツホールの略、さまざまな上限値に影響 ゴールド 建物や設備の格上げに必要 酒 海賊の採用や訓練および設備の格上げに必要 ジェム 魔法石、エメラルドのこと 盾 盾が有効な場合、敵からバトルを仕掛けられない。こちらからバトルを仕掛けると無効になる プラパイ攻略wiki用語集 クルー 酒場に集う海賊達のこと バトルスキル バトルの際に船長自らがタップして発動するクルーのスキルです 強化スキル バトルの際に効果を発揮するスキルです 探検スキル 探検の際に効果を発揮するスキルです パイレーツキング ランキング一位の海賊王
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「グレートオールイェイ! ジーニアス! アーユーレディー 完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス! スゲーイ!モノスゲーイ!」 【ライダー名】 仮面ライダービルド ジーニアスフォーム 【読み方】 かめんらいだーびるど じーにあすふぉーむ 【変身者】 桐生戦兎 【スペック】 パンチ力:55.7tキック力:61.1tジャンプ力:ひと跳び86.3m走力:100mを0.9秒 【基本形態】 仮面ライダービルド ラビットタンクフォーム 【強化形態】 仮面ライダービルド ラビットタンクスパークリングフォーム 【超強化形態】 仮面ライダービルド ラビットラビットフォーム仮面ライダービルド タンクタンクフォーム 【声/俳優】 犬飼貴丈 【スーツ】 高岩成二中田裕士(代役) 【登場作品】 仮面ライダービルド(2018年)劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年) 【初登場話】 第39話「ジーニアスは止まらない」 【テーマソング】 Build up 【詳細】 桐生戦兎がフルボトル60本分の成分を注ぎ込んで誕生したジーニアスフルボトルをビルトドライバーへセットし変身した仮面ライダービルドの最強形態。 全身にフルボトル及びそこから伸びるチューブが特徴的で、これまでのどのフォームとも異なる特異な姿をしている。 変身の際にはプラントライドビルダーGNが出現。 今までのフォームとは異なる工場設備のようなビルダーであり、一瞬でビルドのスーツが形成されると共に、ビルダーにセットされたエンプティボトルに成分が注入されレールに沿って全身に装着される。 本来フルボトルとはエボルトが降り立った惑星のエレメントを注入しそれを元にパンドラボックスを開放するためのものであり、 地球のエレメントが注入されたフルボトル60本分のエネルギーを持つジーニアスフルボトルの力を得たビルドは、あらゆる装備にこれまでの各フォームが有する装甲、特殊機能を複数同時に発現することが可能となり、 瞬間的に動作を高速化させることで傍目には微動だにせず攻撃を弾いたようにも見え、一撃で相手を大きく吹き飛ばして壁にめり込ませる等今までのフォームを凌駕する力を得た。 専用武器は特になく設定によればこれまで開発したベストマッチウェポンや、フルボトルバスターが使用可能とされる。 【各部】 アイディアルヘッドアーマーと呼ばれる装甲パーツに守られたジーニアスフォームの頭部はBLDジーニアスヘッドと呼ばれる。 この装甲パーツは胸部装甲であるアイディアルチェストアーマーと同様の材質、性能を持ち、60本のフルボトルの成分、過去のデータを元に開発した強化粒子、調整粒子をバランスよく配合した理想的な装甲。 あらゆる脅威に耐え、反撃、回避するために必要な性能を有している。 胸部リアクターで調合した成分を流し込むことでビルドの各フォームの固有装甲、防御装置の特性を複数同時に発現させることが可能。 必要に応じてサビに強く、エネルギー攻撃を受け流して半減し、物理攻撃のダメージを半減、汚れが落ちやすい特殊コーティングが有り、2重の防護シャッターに守られ致命的な攻撃も2度まで防ぎ切ると言ったような性能を同時に扱える。 ツインアイ及びアンテナであるツインアイジーニアスは顔面を覆うパイプラインの表層に薄い視覚センサーフィルムが貼り付けられ、 内部モニターを通して周囲の状況を把握することが出来る。 胸部リアクターで調合した成分を流し込むことでこれまでのビルドの各フォームに搭載された特殊視覚センサー、索敵ユニットの機能を複数同時に発現可能。 動画撮影やライブ配信を行い戦況を仲間と共有し、敵のカメラアイをジャミングし内部モニターの映像をモノクロ化、数km先の動体を瞬時に捕捉し高所からの索敵や夜間戦闘に適し、 肉眼では捉えられないものを感知して分析する上信号音を発して何らかの不思議な現象を引き起こすことも可能になるだろう。 ビルドドライバーのパーツと同じ形状を持つGNシンキングサーキットは思考をすっきり整理できるように各種資料や過去の映像を空中に投影し、 変身者が思い浮かべた様々な数式を実体化させる機能を持つ。 必殺キック発動時にはグラフ型の標的固定装置が展開されており、今まで変身などに流れるような数式のエフェクトが表示されていたが、 それはビルドドライバーに組み込まれた同様の装置によるものであることが判明した。ただの演出ではなかったようだ。 周囲の仲間と思考を共有する機能も内蔵されている。 また、このサーキットの内部には戦闘データをリアルタイムで集約するBLDボルテックシグナルを持ち、GNニトロダイナモと呼ばれる発動機が組み込まれ、 ビルドドライバーのボルテックチャージャーと連動し、必殺技発動時などに高速稼働して威力を強化するための強化エネルギーを生み出す。 両肩にはGNエクスペリメントショルダーと呼ばれる装甲ユニットがあり、万能形成装置が組み込まれ斬新な実験器具、新アイテムを即席で作り出す事が可能。 胸部リアクターで調合した成分を流し込むことで、攻撃速度を向上させ接触した物体に戦車砲発射時並の衝撃を与え、射撃動作を最適化させ銃撃と格闘を組み合わせた連続攻撃を生み出し、戦闘の影響でしおれた花を癒やし再び咲かせる能力を同時に発現する。 さらに両腕のウィズダムラッシュアーム、両足のウィズダムラッシュレッグも即死効果を持つ電磁加速パンチ、蒼炎を纏った無限軌道キックを放つなど、 各フォームの腕部や拳、脚部やシューズに搭載された特殊機能を複数同時に繰り出す。 拳を覆うGNジオセイバーグローブ、足を覆うGNジオセイバーシューズは接触した物体の組成を瞬時に解析し、人体や地球に悪影響を及ぼす存在に対しその能力を中和する打撃を放つ。 ジオセイバーシューズは特殊成分を利用した超高速移動を得意とし、目にも留まらぬスピードで一瞬で相手の背後を取ることが可能。 全身を覆うBLDファイナライドスーツは地球に脅威をもたらす存在を互角に戦うため全身に相殺フィールドを展開し、 敵が放つ致命的な攻撃や未知のウイルスから変身者を保護する。 更に変身者の肉体に秘められた本来の戦闘能力を引き出し、ハザードレベルに応じた身体強化を施した上で、ジーニアスフルボトルと連携しさらなる強化を施す。 この機能はフェーズ4のエボルの生命体の活動を停止させたり、有毒ガスを生み出す能力を無力化するための機能と思われ、 ブラックホールフォームのエボルと戦っても悪影響は無いだろう。 胸部にはフルビルドリアクターとよばれる特殊変換炉が搭載されている。 全身各部の複数のフルボトルの成分を混ぜ合わせることで新たな能力や、複合機能を展開するための特殊成分、更にはネビュラガスを中和する粒子などを創り出すことが可能。 人々の強い思いを特殊攻撃成分に変換する機能も有り、攻撃を叩き込まれた敵には何らかの感情が芽生えるとか。 全身に装着されたGNフルボトルは暖色系のボトルに動植物等の有機系、寒色のボトルに人工物などの無機系ボトルの成分を充填した60本のフルボトル。 必殺技発動時に有機系、無機系、全てのフルボトルの成分が放出され、各フルボトルのエレメントを攻撃エネルギーに変換する。 このフルボトルの成分はフルビルドパイプラインを通り、フルビルドリアクターへと送り込まれる他、リアクターが生み出した特殊成分を全身各部に送り込む役目を担う。 耐久性に優れているため外装緩衝フレームとしても機能する。 戦闘に適した能力ばかりではなく、災害現場における要救助者の位置を特定し、超音波で海底の形状を検知し、サーチライトの機能を持ち、暗所などにメッセージの投影が可能など戦闘に巻き込まれる市民を救助するための機能も使いこなすことが出来ると思われる。 必殺技は有機系フルボトルの力を込める「ジーニアスアタック!」、無機系フルボトルの力を込める「ジーニアスブレイク!」。 更に両方の力を合わせたオールフルボトルの力を使った「ジーニアスフィニッシュ!」。 ジーニアスブレイク!はマッドローグを壁にめり込ませるほどの威力を持ち、 ジーニアスフィニッシュ!は致命的ダメージを受けると肉体が消滅してしまうロストスマッシュの変身者を、死亡させず元の肉体に戻す効果を発揮した。 【活動履歴】 第39話にて初変身。 第40話ではマッドローグに対してあらゆる攻撃を弾き、武器を砕き、相手が理解する前にジーニアスブレイクで行動不能にするという圧倒的強さを見せた。 また倒すと消滅に至るロストスマッシュに対し有効な成分を作り出して肉体を浄化し、変身者を救っている。 第45話ではハザードトリガーを差した状態で変身し、その力の影響で黒いパンドラパネルに装填されたロストフルボトルの一部を浄化して怪人化したエボルトを仮面ライダーエボルに戻した。 第48話で新世界創造に使ってしまいジーニアスフルボトルが消滅したため、変身不能となった。 【余談】 歴代仮面ライダーの最強フォームとしてはトップクラスに遅い登場となった。 同率では仮面ライダーファイズ ブラスターフォームだが、あちらは夏の劇場版で先行登場しているので純粋に見るとこのジーニアスフォームがトップ。 変身音声はクローズ系と違い小林克也氏と若本規夫氏の音声が完全に一体化したものが使われている。
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プライド No.0718 プライド 条件:レミリア2 配置:スペル 呪力2 [戦闘フェイズ]常時 このサポートが配置されたスペル は「攻撃+1」を得る。 自分の手札が0枚の場合、更に「命中+4」を得る。 「そうね。格の違いを見てみるのも良いわね」 illustrator/軒 考察
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○【重要告知】 ヘッドラインと、NWに反映される・されない範囲について(9/27)⇒ ヘッドラインURLそのものにもご注意下さい。 ○【重要告知】 B世界に見せたくない情報はヘッドラインへ⇒ ヘッドラインはB世界の人に見えません。ご活用下さい。
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犬と羊とタイプライター/carnaval・『表』 ※※※ 「よし―――――押し倒そう」 日暮れ後の群青色の空の下。 コブシを握り、堅い決意で誓うわんこが一人おりました。 そうとも。今日という今日はアイツを襲おう。 なぜだか今なら色欲に走っても許される気がするんだワン! ※ ランプの灯は消えて、部屋の中を照らすのはストーブの揺れる炎だけです。 ベッドの上で揺れる二人が、壁に大きな影法師をつくっています。 汗ばんだ額に、黒い髪が筋になって張り付いています。 しどけなく半開きの口元から、はっはっと短い吐息と、やわらかそうな舌がこぼれます。 男は、ベッドの仰向けに横たわって、その様子を見上げております。 その男の上に膝立ちでまたがる人影の、頭の両側に、重たそうな雄羊の角がついています。 けれどこの世界の雄のように体毛に覆われてはいません。 股間にも危険な陽物はついておらず、奥ゆかしい髪と同じ色の茂みがあるばかりです。 生まれたままのすべすべの裸体を、ストーブのオレンジの光がゆらゆら照らします。 薄闇に沈んだ部屋の中で、なめらかなラインの裸体がくねるたびに幻想的な陰影が宿ります。 男はその光景に、いきり立つよりもむしろ、深い感動をもって魅入られています。 けれど男も男ですので、敬虔な気持ちとは関係なく、息子さんは正直に天を向いております。 むき出しの下半身は、もう今か今かと待ちわびております。 その上に膝立ちでまたがりまして、雄羊のふりをした、そうでない生き物は、おそるおそる照準を定めます。 すでに男の指と舌で、身体の準備はすでに万端整っております。 改めてうっすら体毛で覆われた屹立にうるんだ視線を落として、あ、と躊躇うように息を飲みました。 ―――――こんなの無理。入んない。 そう心の中で怯えるのが、つんと男の鼻に匂いました。 男は急かさず、経験豊富の男としての矜持を支えに、じっと動きません。 ただ、すべすべふんわり、あったかい太股をゆっくり撫でさすります。 黒い髪が揺れました。唇を噛んでいます。 泣き言を口にしないのは、そもそも、初めてなのにこの体勢を要求したのは彼女だからです。 ―――――ちゃんとするもん。 軽くのけぞるように背を反らして、位置を修正いたします。 それから、タイプライターの使いすぎで腱の浮いた、すらりとした手を自分の股間に伸ばします。 茂みに分け入った白い指が、小刻みに震えながら、くちゃりと粘着質の音をたてて、その場所を左右に開きました。 自分の腰の影に隠れて見えない屹立の上に、ゆっくりと、腰を落と ※ 「……先輩? 先輩どうしたっすか!? ガン泣きっす、マジ泣きっす、悲しい夢でも見たんすか!?」 「う……うううううううう…」 案の定、そのあたりで正気に戻りましたとさ。 ここはいつもの軍の施設です。 先輩と呼ばれました男の勤め先でございます。 軍人と申しましても表立った戦争などできない犬の国、デスクワークもまた立派なお勤めです。 男はいろいろあって秘密部隊の最前線を離れておりまして、あっちこっちの部署を体よく使い回される身分です。 いまは王都の治安を守るぼくらの町のおまわりさんでありまして、後輩の面倒見も仕事のうちという次第。 いつものように出来のおぼつかない後輩の、これだけはいつも立派な出来の反省文をチェックしていた最中でした。 眼球に残る幻痛を、指で揉んでなだめます。 この男、ときおり唐突に、貧血を起して意識が飛ぶことがございます。 貧血と言うのは嘘っぱちで、彼はちょっとした幻覚を見る悪い癖があるのですが、それは一部の人にしか伝えていない秘密なのです。 幻覚を見ている間は、傍目には突然、目を半開きのまま気絶したように見られます。 戦闘員としての最盛期には、その幻覚を視ながら強引に振り切り、現実の光景を二重に捉えて行動していたものです。 近頃まったくたるんでいます。 「………なんでもない……なんでもないんだ……うう」 望陀の涙をハンケチでぬぐいまして、男は、気を取り直しました。 チェックを終えた反省文にポンとはなまる判子を押します。 わーい、はなまるっすー、と喜ぶ後輩に、しおしおになった目を向けました。 「お前はなあ………反省文だけは手本みたいにきっちり書けるのになあ……」 おもわず本音が漏れます。上司として減点です。 「え? そんなの当たり前っすよ先輩!」 高身長の多い軍部でも飛びぬけてでかい後輩、一部の心無い者たちにウドのなんとやらと呼ばれておりますが、その後輩が胸を張りました。 「だって反省文は持ち帰って書いていいっす! 妹と徹夜して書いてるっす! 出来がいいのは当たり前っすよ!」 「……………。」 ぱくん、と先輩の男の口が開きました。 その様子を、世間では唖然とか、開いた口がふさがらないとか申します。 いやいや待て待て、と眉間に手をあて聞き間違いかと考え直し、男はたずねました。 「………軍に提出する反省文、妹に手伝ってもらってるのか」 「ちがうっす先輩! おれは一人できちんと書いてるっす! でも妹が反省文があると何故か嗅ぎつけてくるっすよ! しかもおれががんばって書いた反省文、びりびり破くっす! ひどいっす、イジメっす! お兄様が軍部で叱られたってべつにどうでもいいけど、家の恥になるから仕方なく手伝ってあげますわって言うんす! 押し付けがましいっす! おれ養子だから言いなりっす! 早く寝たいのにおかげで徹夜っす! しかもおれが起きたら妹は机でぐーぐー寝てるんす! つらいっす! 養子つらいっす! でもくじけないっす!」 「……………いま、『おれが起きたら』とか言わなかったか?」 無駄な気がしながらも、男はつい我慢できず指摘しました。 「なにかおかしいっすか? 朝は起きるものと決まってるっす! 遅刻したらまた叱られるっす!」 「………今朝は思い切り遅刻してたし、徹夜してたの妹だけなんじゃ……いや、まあ、いいか」 面倒くさくなったので、男は追及を打ち切りました。 後輩君は、元々は捨て子です。 犬の都市部にありがちな孤児の一人で、幸運にも軍部に拾われ、のち王族の気まぐれな『福祉活動』の恩恵に与り、 継承権はないという条件つきで貴族の養子に潜り込んだという、奇跡のラッキーボーイです。 取り得と言えば図体のでかさと小食なことです。 小食なことは、犬の国ではイコール魔法がろくに使えないことも意味しています。 ようするに見事なまでにウドの何とやらなのです。 ステータスをすべてラックに振った一極男と呼ばれています。 彼を見る者は、その幸運を羨んだり妬んだり、なにやらちょっと安心したりすると申します。 しかし、彼のような者でも立派に生きていける社会じゃないとダメだよね、という意見もございます。 さて、反省文が合格したので、すっかり仕事のなくなった後輩君、おそろしいことに先輩の傷に塩を振りました。 「ところで先輩、どんな夢を見たんすか? オンナっすか?」 「…………。」 部署内の、デスクワークに没頭していた人々が、ぴしりと固まりました。 気温に例えると氷点下です。 けれど後輩君は怖いもの知らずですので、へっちゃらです。 「だいじょうぶっす先輩! オンナなんて下の口にねじこんじまえばあとは言いなりっすよ!」 明るく朗らかに、どんと胸を叩く後輩君です。 もう先輩君は見た目もしょぼくれて、老人が宇宙人を見る目で後輩君を眺めております。 もはや、どこでそんなファンタジー知識を拾ってきたんだ、元の場所に捨ててきなさいと言う気力もありません。 妹さんはこんな義理兄のどこがそんなに気にかかるのかなあと思いもします。 部署内のほかの人々は凍ったままです。 他の部署から回されてきた、微妙な立ち位置の中間管理職の男には、不吉な噂があるのです。 以前に休暇中に鉢合わせた事件で知り合った、見るも麗しい羊のマダラに懸想しているという、不吉な噂です。 女性の軍人も少なくないとは言え、結局は男の殿堂・軍隊に、そうした噂はつきものです。 そんなわけで、聞かないふりで聞き耳を立てながら、皆してそっと尻尾を股にはさんでガード強化の体勢です。 王都を訪れる異国の女性たちに言い寄り、それとなく諜報活動するのも男の仕事のひとつです。 仕事でオンナばっか相手にしてると私生活では男に走っちゃうんだよ、と、風の噂が申しております。 「それで、相手はどこのだれっすか先輩! おれ及ばずながらオーエンするっす! いいっす、先輩のためっす、任せてほしいっす! まずは市場で無味無臭の媚薬を仕入れて井戸にゲゴッ」 ぐらり、ばったり。 意気揚々と環境テロを実行しかけた後輩を、抜く手も見せず、男のコブシが黙らせました。 裏拳を振りぬいた姿勢のまま、シルエットになったその体の、目だけが燐光のように燃えております。 「………ばかだなあ、クスリは身体に悪いだろう?」 ぼそりと、大幅に遅れて、コメントしました。 常人の筋力を超えて、軍事機密的にパワフルな裏拳をまともに食らって、後輩君は床で大の字です。 これで午後からの仕事を邪魔されなくて済むなあと、他の面々はこっそり一安心です。 男はふと、後輩をここに寝かしとくと通行の邪魔だと気づきましたので、おもむろに椅子から立ち上がりました。 後輩の両足首をつかみますと、億劫そうに、死体に慣れすぎた墓堀人夫のように、無言でずるずる引きずって行きます。 たぶん美味しくないと評判の食堂にでも転がしてくるつもりでしょう。 こうして、部署につかの間の平穏が訪れました。 「…………ボス。ボースーぅぅぅ」 「言うな。泣くな。仕事はできる奴なんだ、仕事は」 ※ そうした経緯がありまして。 「よし―――――押し倒そう」 勤務時間を終えて軍施設を退出し。 五分ほど黙々と歩いて、ぴたりと立ち止まるなり、男はふたつの月に誓ったのでした。 道の真ん中で仁王立ち。 男は二メートル越えの偉丈夫です。 最近では隠れマッチョとか申します。 一番星を見上げる横顔は真摯で、精悍です。 でも心に誓っていることはぶっちゃけ鬼畜です。 いい年した大人がお星様を見上げて考えることではありません。 けれど心の声はおおむね他の人には聞こえませんので、誰も彼を止めません。 聞こえていれば、きっと心の優しい紳士かおばあちゃんあたりが、 あんたおやめなさい、犯罪ですよと言ってくれたことでしょう。 いまどきのお嬢さんであったなら、キモイと一刀両断のうえで通報です。 誰も止めないので、もちろん男はとまりません。 自らの誓いに、自分でぐっと胸を熱くして、歩き出しました。 帰宅を急ぐ人々を掻き分けて、のしのしと進みます。 その姿は、あたかも戦場に向かう殺人マシーンのごとくです。 鬼気迫るオーラが背後に燃えています。 もはや向かうところ敵ナシです。 標的の生命、いえ性命は今や風前の灯、生贄の子羊、ザラキエルの前にチェリーです。 そうこう申し上げているうちに標的の住まいに到着しました。 旅商人などが長期滞在に利用する、下宿のようなお宿です。 腹の足しにもならない岩石だけは豊富な犬の国、このお宿も石造りです。 勝手知ったる調子で食堂をかねた無人のホールを通りすぎ、石段を上がります。 二階のいちばん奥の角部屋が、標的の今の仮宿です。 ごんごんとノックをして、名前を呼びます。 部屋主の機嫌が悪いと、通例ですと中にも入れてもらえないのですが、今日は無理やりにも押し入るつもりです。 「………ひゃい………」 奥から蚊の鳴くような声がしました。 「……ひゃい?」 男は面食らいます。 こんな弱弱しい声なんて聞いたことがないのです。 血の気が引きました。 いったい何事かとドンドンとドアを乱打します。 「おい!? オツベル? どうした、何かあったのか!?」 どんどん、どんどんどん。 「………………んゅー……………ぐふ」 ますます様子が変です。 男は慌てふためきまして、こじあけるつもりでドアノブに手をかけました。 意外なことに鍵はかかっておりません。 開けたとたん、ガタの来ている彼の鼻にもツンと怪しい香りがしました。 「げほっ…! なん、」 鼻を手でおおって、うっすらとただよう煙をふりはらいます。 入って正面の壁際にはタイプライターの載ったデスクがあります。 デスク前の椅子の上は無人です。 あわてて左を見ますと、ベッドの上に、くたりと倒れこんでいる姿が目に入りました。 「オツベル!?」 ベッドの上、うっすら額を汗ばませて、その人物は横たわっていました。 枕は端に吹っ飛び、毛布はぐちゃぐちゃに乱れ、シーツも裸足のかきむしった跡だらけです。 オツベルと呼ばれた、頭に毒蛇的な紫と黄の雄羊の角をつけた『標的』は、億劫そうに目を開けました。 「あ………なに、かってに………はあ、はあ…出てけ、こっち、くんな……」 心配している男に吐く暴言にも、いつもの覇気がありません。 て言うか、寝乱れてます。 よほど寝心地が悪かったのか、さんざんベッドの上でもがいた形跡があります。 めくれたシャツの裾からすべすべした脇腹が、ずり上がったズボンの下から足首が覗いています。 苦悩めいた表情は、いままで見せたこともない顔です。 なにか、ひとりでどうしようもない苦痛を耐えていたかのようです。 男は思い当たることがあったのか、すぐさま取って返し、窓を開け放ちました。 まだまだ寒い犬の国、しかも陽も落ちていますので、ぴゅうと冷たい風が吹き込みます。 「んあっ……さむ」 「うるさい。馬鹿野郎が」 有無を言わせず、室内の煙を外に追い払います。 ついでにデスクに乗っていた小さい香炉を開けて、中の灰をやっぱり窓から捨てました。 じゅうぶんに空気が入れ代わったのを確認してから窓を閉じます。 ネジの鍵を閉めてカーテンを閉じ、飛び込んでから開けっ放しだったドアにも鍵をかけます。 ストーブに薪を足し、火かき棒で調整して、充分部屋が暖まるように調整します。 それから水差しの水を、干からびかけていたヤカンに足してストーブに載せます。 そこまでが流れるような動作です。 基本、几帳面でかっちりした男なのです。 散らかすのが得意な部屋の主は、まだベッドでくたりと横倒しになっています。 とろんとした目が、てきぱき働く男を見ていました。 一仕事を終えて、やっと思い出したように男はコートを脱ぎました。 オツベルが、億劫そうに身体を起します。 しかし途中で、「んうっ…」と小さく呻いて、またベッドに身体を沈めました。 「っ……はあ、はあ………ぁぅ…」 苦しいのか、身体を折り曲げて顔をしかめます。 その様子は、あたかも腹痛と頭痛発熱と肩こりと全身の倦怠感と筋肉痛とつわりがいっぺんにやってきたような有様です。 けれど男はそうではないことを正確に察していました。 怪しい香。悩ましげな顔。 導き出される推理はひとつしかありません。 なぜこんなきつい香を、どこから手に入れて、なぜ自室で焚いていたのか判りませんが、オツベルはたまに騙されたり面白がったりして意味不明な小物を買う悪癖がありました。 コートをコートかけにひっかけて、重い軍靴をごつり、ごつりと焦らすように響かせて、男はベッドサイドで立ち止まりました。 ぼうっとした目で見上げてくるオツベルを、じっと見下ろします。 ―――――旦那、なんか怖い顔。おこってる? なんで? でたらめな鼻が、ちらりと、オツベルの感情を伝えてきます。 そうじゃないと、口に出すことは出来ませんでした。 できるだけ顔を緩めて、ぎしりと、ベッドの端に腰を下ろしました。 肩越しにオツベルを振り返ります。 「………つらいのか?」 なんと声をかけるか迷いに迷って、ようやく、それだけ言いました。 オツベルは、きょとんと不思議そうに。 それから、へにゃりと笑いました。 「ちょっとねー」 ひひひ、と、せいいっぱい陰気そうに笑います。 男は、そうかと言いました。 …………たまには。そういう気まぐれもいいかも知れないと。 そんなような考えが、男の胸を行き過ぎました。 「なんとかしてやろうか?」 「なんとかー?」 ふざけた口調で、笑って首をかしげたので。 それならと、男らしく、行動で示すことにしました。 ※ 夕暮れ時を指して、黄昏時と申します。 誰そ彼時。 そこにいる人影がいったい誰なのか、夕闇混じる刻限にはふと見失うのだそうです。 人間の群れの中に、ふらりと見知らぬ誰かが紛れ込む刻限でもあるそうです。 陽が落ちて、部屋の中に宵闇が降りています。 ストーブは薪をたらふく咥えて煌々と燃え、部屋を僅かなオレンジ色で満たします。 いつもこの時間に住人によって灯されるランプは冷たく。 かわりに、おとぎ話の狼男のような巨きな影が、手の平にふうと吐息を吹きかけました。 吐息はふわりと光を帯びて、焚火に似た柔らかな明りで部屋を照らしました。 イヌの国の出身なら、たいていの者が使える魔法の技です。 円い鬼火は重みのないように浮き上がって、部屋の天井あたりで止まりました。 ベッドの上に転がったまま、オツベルはぼんやりとそれを見つめます。 オツベルに魔法は使えません。 猫の国でとっくに見慣れているはずなのに、じっと無心に光を見つめています。 それは、綺麗な星を見上げる顔によく似ています。 魔法の明りが安定したのを見届けて、イヌの男はふうと息をつきました。 「……旦那がそういうの使うの、はじめて見た」 「ん。そうだったか?」 なんでもないふりをして、男はベッドの端に腰掛けました。 この部屋に椅子はひとつきり、それは部屋の住人のお気に入りで、勝手に座ると怒られるのです。 だからいつも男の座席はこのベッドなのですが、今夜は少々遠慮がちに座っています。 安物のスプリングがぎしりと鳴りました。 反動で軽くバウンドしたオツベルが、横になったまま不思議そうに顔をあげます。 俺のは少し効率が悪いんだと、男がもそもそと言いました。 「初歩の魔法も中級くらいのも、おなじ位に消耗する。だから、あんまり使わないようにしてる」 「……そりゃーまた丼勘定だねー。ああ、煙草あんま吸わないのにマッチ持ってんの、そーゆーことかー」 オツベルがつくつく笑いながら、くにゃりとベッドの上で丸くなります。 あいかわらず顔色は悪いです。 頭の両側の雄角がとても邪魔そうです。 ぶかぶかの部屋着をまとった棒切れみたいな身体を、イヌの薄水色の目がじっと見下ろします。 ※ 選択肢を選んでください。 a.偽羊は風邪をひいている。 →避難所643さんの次回作にご期待ください。 b.風邪以外 →14へすすめ c.兎と犬の掌編を読んでいる。 →『表』のあと『裏』へすすめ ※ 14 視線と沈黙に気づいたオツベルが、すこし居心地悪そうに身じろぎしました。 でも、部屋の角に置いたベッドの上では逃げる余地はありません。 ぐらりと傾いた男が圧し掛かるように、オツベルの両脇に手を置きました。 「ふあ……っ? ふぇ、ちょ、旦那ぁ?」 「……いいから。じっとしてろ」 オツベルから見上げる男は逆光になって、まるで大きな影のようです。 押しても引いてもびくともしない大きさです。 対するオツベルは、男がちょっぴり触れただけでパキリと折れそうです。 男はそっと、精一杯慎重に、その肩に触れました。 それでもオツベルが逃げようとしないのは、男を信頼しているからでしょうか、それとも。 「身体の力を抜いて、……全部、俺に任せろ」 ※ 「んっ……う、ぁ…」 オツベルはベッドにうつ伏せにされています。 その上に男が圧し掛かり、ゆっくりとしたリズムで揺れています。 揺れるたびにオツベルはシーツをつかんで顔をしかめています。 声を漏らさないように耐えています。 「は、あ、んぅ……ふあ……」 「……ここか?」 「は、ぁん……んっ、そこぉ…ふあ、それっ……あ……きもちいー……」 とろけた声がこぼれます。 うっすら開いた目はすでに夢見心地です。 男から顔は見えないので、その声を聞いて、心地よさそうに耳を震わせます。 尻尾もふわんふわん、左右に振れています。 壊さないように丁寧に丁寧に、男はオツベルの身体に指を這わせます。 「ん、ん、んっ……は、ふぁあ……あ、や、旦那、軍人、で、なんで、こんな巧……」 絶え絶えの息の下、もつれる舌で、辛うじて言葉をつむぎます。 男は律動をやめないで、軽く頭を振りました。 「……軍人の身体は軍の備品みたいなもんだからな。維持管理も仕事のうちでね」 「は、あふ……んん、ん…維持管理、ね……っ、は、はあ…っ」 「ここ、こんな硬くなってる」 「っあう!? は、や、痛、痛い、そこ痛ぁ…!」 「ん」 男が動きを止めました。 どうしたものかな、という顔で、でっかいイヌの顎をひと撫でします。 「はっ、はっ、はっ………んう、あ、はぁぁ……」 苦痛から開放されて、シーツに突っ伏したオツベルが短く息をつきます。 その様子を目で堪能しながら、悦楽をおくびにも見せず。 男は再び、あっさりと医者の手つきでオツベルに触れました。 「ひあ、やぁっ、ちょ…!」 「ん。痛いか?」 「あ、あぅぅっ、そこダメだって、痛い、痛ぁっ、痛いっつってんだろバカぁあ…!」 たまりかねたオツベルが両腕をつっぱって上半身を反らし起します。 目じりには涙さえ浮いています。 「……力、抜いてろって」 感情を漂白したような声で男は言いました。 標的を捕縛する要領で、易々と立てた腕をすくいます。 「はぅんっ!?」 支えを奪われて、オツベルの上半身がばすんとベッドに落ちました。 太股の上にはイヌが跨ってがっちりと挟み込んでいます。 逃げられません。 崩れ落ちた細い肩を、大きな毛むくじゃらの手が押さえつけます。 「あんっ、や、痛い、いた、あああああんっ!」 「これでもまだ痛いか。……ん、まあ、大丈夫だ」 「んあ、ああ、はぅぅん……! あっあっ、だ、大丈夫っ……!?」 「うん」 子供がうなずくように、わんころコクリと請合います。 「今は痛くても、だんだん快感になってくるから」 「だっ……! ば、バカか!? それ大丈夫ちがう、うあっや、やめ、あ、あ、んはあああん!」 偽羊、陸揚げされた海老みたいにびちびち暴れますが、どうにもなりません。 閑静な住宅街を切り裂く声はすでに悲鳴の域です。 でも声の届く範囲のお宅は空き家で、下宿の他の住人は留守にしていると、男の優秀な耳はすでに リサーチ済みです。 状況、完璧。 自然と男の口元に笑みがこぼれます。 にたりと吊りあがる口はまるっきり人食い狼の顎そのものです。 ふふんふーん、とハミングさえ奏でます。 尻尾のフリフリぱたぱたはテンポを速めて、まるでお気に入りの玩具で遊ぶ飼い犬の如しです。 その下敷きになって、偽物の羊はじたばたもがき、男の指の動きにあわせて跳ねたり、 綺麗な悲鳴を上げさせられるばかりです。 ※ ところで、察しのいい方はすでに見抜いていることと思われますが。 下宿の二階の角部屋の、ベッドの上にて一人と一匹が繰り広げているこの饗宴。 実のところ、まったく色気もエロスも欠片もない作業なのであります。 端的に申しまして、按摩です。 整体です。 ツボ押しです。 横文字で表すとマッサージ、性的でない意味で、です。 こいつらここが何板なのかわかってんのかよ、です。 KYにも程というものがありますよ、であります。 うん、そんなこったろうと思ってた、と優しく微笑むお客さん、貴方には座布団一枚差し上げます。 「あー、腰椎が歪んでる歪んでる。おまえちったあストレッチくらいはだな」 「んぎゃあああああああ! ひぐぅぅぅぅぅぅぅ! ぐわああああああああ!!」 嬌声と申しますより屠殺中の家畜の悲鳴があがります。 なにしろヒトの数倍の筋力をデフォで備えたこの世界の住人ども、ドアノブひとつとっても 固いわ重いはでっかいわ、まったくもってヒトの非力さに考慮などしてくれないのです。 そのうえ机に向かって何時間もじっと固まっていることの多い文筆業、肩はがちがち、 腰は痛め、全身の血流も滞るというものです。 「痛い痛い痛い痛痛痛ぃぃんああー! ちょマジ痛いってば、んあああ! ギブギブギブ!」 肩の凝りをゴリゴリほぐされた後は腰の番です。 もうオツベルは悲鳴しかあげません。 傍目には痴態とか嬌声とか感じすぎて半泣きのような様相です。 でも当人はそろそろマジ泣きです。 愛液どころか鼻水が漏れる勢いです。 「んあっ、あ゛ぅぅっ、んくぅぅん! ひあ、は、んううううう!」 不摂生と無理の祟った体はどこのツボを押さえても激痛が走ります。 「ガチガチだなあ。こりゃ徹底的にほぐさないとなあ」 イヌの本性とは群れへの従属、同時に支配欲と征服欲とも申します。 イヌの旦那、オツベルが泣こうが喚こうが手を緩めようとしません。 普段、オツベルにいいように振り回されているせいでしょうか、オツベルを じたばた暴れさせて泣かせてるだけで、もう嬉しくてしょうがないのです。 エロ以外の大義名分で堂々と身体に触れられる上に、こんなに気持ちよく 声をあげてくれるとなると、もはや 止 ま る わ け が あ り ま せ ん 。 ニヤニヤしそうな顔だけは、まだ抑えていますが、目はすでにちょっとイッてしまっています。スイッチ入ってます。 俗にそれをSのスイッチと呼ぶ向きもございます。 オツベルの腰を男は抱え込むと、持ち上げてくるりと反転します。 「ひゃう!? ふあ、なに…!」 うつ伏せからあお向けにひっくり返して、片足をひょいと掴み揚げました。 「んあっ、はぅっ、もぉいい、もういいからぁ……!」 オツベル、雨の日の捨て犬みたいにぷるぷるとか細く震えております。 「ふっふっふ。まあそう遠慮するな。抵抗しても無駄だぞー、観念して力を抜けよー」 「ひぁん!? うあっ、やぁっ、ちょ、こんな格好やだぁあああ、あああああん!」 オツベルの片足が、高々と天に向かって挙げられました。 ぼくっ、ぼきばきべきぽきん。 「んやあああああ!? あああ、折れたあああ! すごい折れたよぉおおう!?」 「折れてないって。股関節の固まったのがほぐれたんだよ。ほら左足もいくぞー」 「やっ、だっ、やだってばああああ!? あっやぁぁ! 足、足離して、あううう!」 べきべきぼくん、ばきんぼきん。 「はぅん!? あ、は、あああ、ああああ、ぁぁぁぁん…」 男が、持ち上げていたオツベルの足を離しました。 失神寸前のオツベル、目も虚ろに、足と手とがぱさりとベッドに落ちます。 しかし、それでもなお鬼畜の責めは終わりません。 「じゃ次、足の裏な。ここが胃、ここが目、腎臓、このへんが肺」 「ッッッん゛あ゛あ゛あ゛あ゛!? ん゛がああ、あうあうあう、あはああああああんん!?」 足の裏を両手の親指でくにくにと揉み始めたとたん、力尽きたと思われたオツベルが 今まで以上に悶絶して飛び跳ねました。 ヒト世界で言う所の足ツボマッサージ、イヌ国軍部伝来の技もヒトのそれに酷似しています。 判りやすく表現いたしますと拷問です。まだしも生爪はがされるほうがマシでございます(断言)。 哀れオツベル、足先だけ捕まえられて、膝から上がくねったりもがいたり跳ねたりしています。 「あ゛あ゛あ゛! 痛い痛い死ぬ死ぬ死ぬ死んじゃうぅぅぅ! やはああああああ!」 「こんなので死ぬわけあるか。これくらいじゃ熟れた桃だって潰せない、と」 「はんんんっ、あぐ、あんんっ…! 嘘つきぃっ、痛い、イダ、あ゛あ゛、痛いもん、痛いもん…!」 旦那、そろそろ顔のニヤニヤが抑えられなくなっております。 オツベル、それに気づく余裕もなく、踊るように七転八倒中です。 開いてる足でぽこぽことイヌを蹴るのですが、まったく効きません。 「はうっ、んうっ、ぁぁあん…! 痛ぁ……! や、旦那、旦那ぁ、やあああ…」 とうとう哀願入りました。 はあはと息を荒げて、シーツを掴む手にも、もはや力が入らない様子です。 がっちり抱えられた足も、がくがくと震えています。 「ん、このあたりがイイのか?」 そ知らぬふりで、男は、狙い澄ましてぐりぐりと(指を)抉りこみます。 「うああああああん! ん゛あ、ん゛あ、っあ――――ぁ……!!」 ひときわ高い悲鳴をあげて、オツベルが仰け反りました。 「はっ、あ、ぁ! ひぅっ、痛いよぉおお…ばかぁあああ、何の恨みがあるんだよぅうう…!」 「はっはっは。身に腐るほど覚えがあるだろう。ここか? ここがイイのかー?」 「はぐぅぅぅ!? いぅっ、ぁん、ぁん、あぁぁああああん! あああ! んあああー! わ、わかったぁぁ、判ったからあ! もうしません、仕事邪魔したり砂糖いれたり カバン勝手に覗いたりしませんんんん! だからもうやだぁああああああああ!」 「うんうん、許す許す。ん~、軍式整体術二人組み式、フルコースいくからなー♪ ちゃんと最後までしてやるから覚悟しろよ? 終わる頃には身も心も病み付きになってるぞー♪」 「ひゃうんんんっ!? あ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ、あ゛ー! やああああ、ばかぁああああ! そんなの、あ゛うっ、いらないぃぃ、はああ、あああ! は、んっんんん、んうー!」 「よーしよし。俺のことしか考えられなくしてやるからな……♪」 「ひいっ!? ちょ、それ用途違、男の台詞と違、あ、あんっあんっあんっ、あ゛、ふあああん!」 ………。 「………うっく……えぐぅ、しくしく……」 オツベルの目の淵から、ひとすじ、涙がこぼれました。 もう気も心も萎えて、くたりとベッドに沈みます。 タイトル、『このケダモノぉ……』です。 見ようによっては色気むんむんですが、端的に申し上げるなら、脱水後の ドラムに張り付いた洗濯物です。くちゃくちゃのぷーです。 対して施術を終えたイヌ、ぷふーと心地よい汗など拭っています。 やり遂げた感とほどよい運動と、何か英気を吸い取った風でつやつやぴちぴちです。 「……ふう。まあこんなところだろ。軽くなんか食って風呂に浸かって、とっとと寝ろ」 いそいそ、てきぱきと、男はコートを羽織ります。 じゃあまた明日な、なんて言いながら、返事も聞かないで部屋を出ます。 すんすんすすり泣くオツベルは見送る気力もありません。 ぱたんとドアが閉じました。 薄暗くて肌寒い廊下にひとり出て、はた、と男は止まりました。 「……ん? あれ? 俺、確か今日こそ……?」 首をひねります。 何かが胸にひっかかったのですが、思い出せません。 当社比でいつもの数倍の満足感を得たために、当初の目的を見失った様子です。 なんと恐ろしいことに、この男。 これ以上一緒にいたら本当に押し倒してしまうから、と滞在を切り上げて帰路につく 習慣が、すっかり骨身に染み込んでしまっていたのでした。 きつく張り詰めたアレやナニやらも、まったくいつも通りなので、気にも止まりません。 もはや紳士や臆病者を通り越して不能の疑惑が持たれます。 廊下を通り抜け、階段を下りながら、何だったかなあとしきりと考え込みます。 階段の途中で、とんとんと上がってくるチワワの美女と鉢合わせました。 「あら、いらしてましたの。もうお帰りですか?」 美女、ふんわりと微笑みます。 ヒトの年で言うなら二十歳そこそこ、おっとり優しげなこの美女が、この下宿の主人です。 「……あ、はい。こんばんわ。世話になってます。…もう帰るところです」 オツベルをこの下宿に紹介した男、ぺこりと頭を下げます。 「あら、お茶でも淹れますから、もうすこしいらしてくださいな」 「いえ、お気持ちだけで。……ああ、アレがちょっと調子を崩してるようなんですが」 「あら」 「たぶん今日はろくなモノを食ってないんで、その」 「はい、引き受けました。ちょうどそこのパン屋さんで焼きたてを買ってきたところなんです。 オツベルさんにおすそ分けしようと思って。スープの残りも温め来れば、軽い夕食には ぴったりですわ。いかがですか、せっかくですからご一緒に。お食事は大勢のほうが楽しい ですから」 「あ、いや。自分はもう食べてきましたから。アレを宜しく御願いします。では」 横をすり抜けて階段を下ります。 下宿の門を飛び出して、ようやく息をついて。 そこで、はた、と当初の目的を思い出しました。 「……ああ!? 押し倒……」 慌てて口を押さえたのは賢明と言えるでしょう。 振り向きますと、二階の廊下を、下宿の主が手にした明りが移動していくのが見えました。 向かう先はくちゃくちゃのオツベルの部屋です。 「あ……」 ぱくん、と呆けて顎を落とします。 完全に機を逃してしまいました。 「………。……うう。うううう。まあ…いい。いいさ。うん」 コートのポケットに両手を突っ込んで歩き出します。 丸くなった背中が侘しい佇まいです。 その夜、宿舎近くの飲み屋で呑んだくれる栗毛の軍人がいたそうですが、どこぞの旦那との因果関係は 定かではありません。どっとはらい。 ちなみにー、改造人間はアルコールくらいじゃいくら飲んでも呑まれないのねー。不便不便。 「あんたさん、カネの無駄なんだから、呑まなきゃいいのにねェ。 おらよ、火気厳禁、消毒薬の味しかしねェ高純度蒸留酒、"盛った兎でも昏倒する"銘酒・精霊殺し。 出所は聞くなよ。ストレートの燗で五合、飲めるもんなら飲んでみやがれ」 ※ 「うう……めそ…もそもそ…ひっく…」 「あらまあ。それは大変でしたわね」 「しくしく……もぐ…えうー」 「でも、今朝方よりずいぶんと顔色が良くなってますよ。痛いぶん、よく効いたんでしょうね」 「…………ずびー」 「お引越しのしたくなら、声をかけてくれればお手伝いしましたのに。重かったでしょう、この荷物」 「………もぐ…しく…」 「オツベルさんがいなくなったら淋しくなります。また遊びにいらしてね」 「…………くすんくすん…」 「お待ちしてますからね。そうそう、ところでオツベルさん、はいこれ、プレゼントです」 「………?」 「消臭効果をうんとアップした生理用ナプキン、一年分。お香って、意外と匂いは誤魔化せないんですのよ?」 「…………ふ、うう、はぅぅぅんんん管理人さぁあああんっ(ひしっ)」 「ええ、あの人なら大丈夫、以前に怪我をしたので鼻は悪いと仰ってましたから。このナプキンはイヌの国で 作られたものだから、これなら絶対に匂いではわかりませんからね。あちらに行っても元気で過ごしてくださいね」 ※ 【犬と羊とタイプライター/carnaval・表】 了
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本来は縦方向(ジャンプ)と横方向にしか動けない2D格闘ゲームにおいて、奥行きのある戦いを表現するために 本来のライン(メインライン)とは別のラインを用意し、複数のラインを行き来しながら戦うというシステム。二次元にもZ軸はあったんだ! 特に『餓狼伝説』シリーズの代名詞であり、ベルトスクロールアクションの流れを汲む1991年発売の『初代』の時点で、 既に作品の肝として2ラインによる奥行きの概念が表現されている。 いわゆる「避け」系の動作に影響を与えた面はあるものの、非常に独創性が強いシステムなためあまり普及はしなかったが、 特に多人数同時対戦の存在する作品でよく見かけられる。 格闘ゲームにおけるライン移動 ラインシステムが採用されている2D格闘ゲームは以下の通り。 『餓狼伝説』シリーズ 風雲黙示録 ナックルヘッズ(4人同時対戦) ギルティギアイスカ(4人同時対戦) ガーディアンヒーローズ 幽☆遊☆白書 魔強統一戦(4人同時対戦) ドラゴンボールの格闘ゲーム版(作品によって仕様が違うが、知名度の高い『超武闘伝』系ではラインが上下にあるという変則配置) 2D格ゲー以外では『ガーディアンヒーローズ』(セガサターン版は最大6人同時対戦。XBLA版は最大12人同時対戦)や、 『シンフォニア』以降の『テイルズオブ』シリーズが同様のシステムを採用している事がある。 また、あくまで2D格ゲーで奥行きを表現したシステムなため、 3D格闘ゲームの場合や『痛快GANGAN行進曲』のようなベルトスクロールアクション風の作品は「ライン移動(ラインシステム)」とは言わない。 また上記の『ナックルヘッズ』は一応は3ライン制だが、 特別な行動を取らずともライン間を移動できるため厳密には「ライン移動」と言うよりは『GANGAN行進曲』に近い。 原則としてそれぞれのラインは独立しており、通常の攻撃ではラインをまたいだ相手に直接干渉することはできない。 簡単に言うと、2Dのフィールドが手前や奥に複数存在しているという形になる。 別ラインにいる相手に干渉するには、自分が相手のいるラインに移動する、もしくは相手が自分のいるラインに来ることで 両者が同じフィールドに立つか、ラインを超えた攻撃が可能な特殊動作を行う必要がある。 ちなみに『KOF』シリーズではライン移動は実装されていないが、疾風の(空中)飛鳥蹴り、 香緋のMAX2・転身斬崩牙など、元ゲームのライン移動を再現した技も存在する。 特に香緋のものは「ライン移動中は完全無敵」と性能的にもきっちりと再現している。 『餓狼伝説』シリーズのラインシステム 手前と奥の「2ライン制」で、ラウンド開始時は手前ラインで始まるが奥ラインでも戦うことが出来る。 初代の時点ではプレイヤーは自分から能動的にラインを超えることはできず、CPU戦で向こうがラインを超えた時、 もしくは相手の攻撃によって別ラインに飛ばされた時のみジャンプ攻撃による移動(ライン移動攻撃)が可能であった。 またこの頃から別ラインに障害物があり、飛ばされるとダメージを受け戻ってくる1ラインステージは既に存在していた。 続編の『餓狼伝説2』では自ら別ラインに移動することが可能になり、低い高度のライン移動攻撃や素早い前転移動、 相手を別ラインに吹っ飛ばす「ライン飛ばし攻撃」等が追加され、より大きく展開に影響するようになった。 と言うか、ライン移動攻撃の攻撃判定が弱いキャラは一度リードされると相手側がひたすらライン移動を繰り返す「逃げ戦法」に対処できず 大幅にダイヤグラムを落とすことに (ライン移動で追いかけてもライン飛ばし攻撃で元のラインに戻される (普通の無敵対空技とかならダメージは受けても同じラインになる)。 ライン飛ばし攻撃が当たらない間合いでライン移動したところで相手はさらにライン移動をして逃げるだけ)。 このシステム体系は大ヒットした『餓狼伝説SPECIAL』にもそのまま受け継がれたが、 使用可能になったクラウザーがどのライン移動攻撃もしゃがんだ相手に当たらないという致命的な欠陥を抱え 一気に最弱争いに巻き込まれることになった。 現役の『餓狼SP』プレイヤー達はこうしたライン移動で逃げ回るスタイルを嫌い、真正面から勝負するためクラウザーのダイヤグラムは上位に食い込んでいる。 自分から1ライン状態にしてカイザーウェーブどうするの?という問題はバックステップで避けるという技術で克服している。 恐るべきはプレイヤー陣の努力である。 『餓狼伝説3』では中央(メイン)・手前・奥の「3ライン制」が導入。 基本的な戦闘は中央のみで、それ以外のラインは攻撃を避けるのに特化した(技も出せず防御もできない)「スウェーライン」となった。 その他スウェーラインを移動しながら攻撃する技や対ライン攻撃判定を持つ技の追加など、様々なシステムが導入されている。 しかし操作が複雑で解りにくく(ラインによってAB・BC同時押しを使い分ける必要があり、対ライン攻撃もそれに準ずる)なり、 更に同作はライン関連以外のシステムも複雑化を極めてしまった事もあり、不評を買ってしまう結果になった。 続編の『REALBOUT餓狼伝説』では操作関連が一新され、Dボタンがライン関連専用ボタンとなり簡略化が行われた。 また対ライン攻撃判定や相手をスウェーラインに送る技が増え、3の頃ではそれほど見られなかった 「コンボで相手を(防御できない)スウェーラインに送り、攻撃してダメージを増やす」という戦法が確立された。 『REALBOUT餓狼伝説スペシャル』では2ライン制に戻り、手前・奥どちらのラインでも戦えたり 対ライン攻撃もガード可能になるなど『餓狼SP』と『RB餓狼』を合わせたようなシステムとなった。 これにより前作のような「相手を別ラインに飛ばして対ライン攻撃→メインラインに引き戻すコンボ」に加え、 「相手を別ラインに飛ばして自分が追いかけるコンボ」という種類の連続技も可能になった。 『REALBOUT餓狼伝説2』ではさらに簡略化され、通常と奥の2ライン制で奥ラインは完全なスウェーラインとなった。 対メインライン攻撃が中段・下段など種類別になったものの、ラインを巡る攻防は徐々にそれほど重要視されなくなり、 『餓狼 MARK OF THE WOLVES』では代名詞と言われたラインシステムそのものが廃止された。 作品ごとのシステムの更に詳しい仕様・変遷は餓狼伝説の項を参照。 『風雲黙示録』のラインシステム 基本的には『餓狼SP』のように手前と奥の2ライン制だが、奥ラインが普通のフィールドではなく 天井のパイプにぶら下がったり途中で床に穴が空いたりと非常にギミックに凝った作りになっている。 また違うラインに向かって飛び道具が撃てたり、ライン移動攻撃も全部で4種類もあるなどライン間の攻防が非常に多彩になっており、 餓狼SPまでのラインシステムを3以降とはまた違った形で発展させたものになっていると言えるだろう。 続編の『風雲SUPER TAG BATTLE』では1ラインになったが、奥ラインがパートナー待機場所になっており、 戦闘中にリアルタイムで生交代ができて奥ラインからパートナーが飛んでくる(場合によっては直接攻撃できる)ので、 ラインシステムの要素を少しだけ含んでいると言えなくもない。 更に詳しい仕様は風雲黙示録の項を参照。 『ギルティギアイスカ』のラインシステム 最高4人のバトルロイヤル形式と言う、『ギルティギア』シリーズどころかアーケード格闘ゲーム作品の中でも異色の戦闘形式を取っている。 手前と奥の「2ライン制」。通常技のひとつとして、振り向きボタン+HS(大斬り)ボタンを同時押しすることで、地上でのみライン移動が可能。 「ライン移動攻撃」や「ライン飛ばし攻撃」なども搭載されている。 …のだが、元々システムや操作系がやや複雑(年が経つほどに複雑さが強化)である『GG』シリーズに 「バトルロイヤル形式+ラインシステム+振り向きが自動発生しないため、振り向き専用ボタンを追加」したために、 システムが余計に混沌となって、操作性はお世辞にも良いとは言えない代物になってしまった。 他所で成功したシステムが、別のゲームでも成功するとは限らないのだ。 『ドラゴンボールZ 超武闘伝』シリーズのラインシステム ラインが手前・奥ではなく、原作漫画の舞空術による空中戦再現のため上下方向にあるという少々変わった設定。 …と、いっても別段複雑なシステムではなく、このゲームは相手との距離が1画面以上離れると画面が左右で分割されるのだが、 「分割中にXボタンを押すと反対側のライン(地上なら空中、空中なら地上)に移る」という分かりやすい方法でライン移動を行う (ただのジャンプや対空技では地上ラインから空中ラインに届くことはないので、ステージが広いだけとは異なる)。 異なるラインにいる場合は飛び道具しか届かないが、前述のように接近していて画面が分割されていないとライン移動が不可能なので、 「ライン移動で逃げられまくって肉弾戦にならない」というような不毛な戦いにはならないので安心。 なお、同じドラゴンボールZのゲームでも『HYPER DIMENSION』ではラインが餓狼伝説などのように手前・奥にあるが、 こちらは緊急回避的な仕様で基本的に1ラインで戦うゲームである。 MUGENにおけるZ軸 MUGENには通常奥行やZ軸というものは無く、ラインも存在しない。 そのため虻蜂氏のクラウザーのように「見た目はライン移動しているように見える無敵移動」 といった形で原作を擬似的に再現しているキャラが多い。 なお、この方法で奥行きを表現する手法は『餓狼伝説』以前に『ストリートファイターII』でバルログの金網張りつきとして使われており、 むしろこっちの方が歴史ある手法だったりする(ただし本家では動きの関係か、ライン移動できるのはスペインステージ限定)。 厚い弾幕などを悠々と回避するその様は、しばしば「軸のアルカナ」などと呼ばれる。 また逆に、ライン移動やクイックアプローチで避けるのを想定された他の作品よりも巨大な飛び道具が猛威を振るう、といったこともある。 正直「ずるい!」という声も聞こえてきそうではあるが、原作再現だからしょうがない。 マイク・ハガーのような、元ゲーに格ゲーのようなガードが存在しないベルトスクロールアクション系ゲーム出身者が なんとか相手の攻撃をそのまま受けない為の苦肉の策の場合もある。 実はMUGENでもZ軸を扱う構想自体はあったらしい。 が、経緯は定かでないが結論から言えばその方向性は廃止される事となったようで、 ある程度の”名残り”のような機能が存在するというレベルに留まる。 付属のドキュメントやカンフーマンのCNSなどでもZ軸には殆ど触れられておらず、 僅かに存在した記述でも詳しい説明はせず「Not currently used.」(現在不使用)とだけ書かれている程度だった。 ただ、ステージ用のdefファイルの中には p1startz と p2startz という、 名前だけで明らかにZ軸の初期位置の事だと分かる項目や、z-movement などという記述があっため、 ステージに詳しい人ならZ軸の気配くらいは感じていただろう。 なお、これはWin版までの話で、エレクバイトとしては今は本格的にZ軸のことは切り捨てているのか、 現在のMUGEN1.00では付属ドキュメントからもステージ用defからもZ軸関連の記述は削除されている。 これらの事情から、不具合が無くどんなステージでも使える前述の擬似ライン移動処理が現在の主流となっているが、 コンプゲーや特別な大会、ストーリー動画の演出ならこのZ軸の機能も活用できるかもしれない。 ただし、一つの知識としてここで紹介はしているが、 開発者があえて没にしドキュメントにも載せなかったような機能をおおっぴらに使用するのは、 本来あまり推奨できた行為ではないので注意すること。 これまでに発見されていることのまとめ ステージのtopboundで奥方向、botboundで手前方向の移動可能な範囲を設定できる。この値が0だといくらキャラがZ軸の移動をしようとしても、画面端に向かって歩くのと同じことなので無意味である。奥行にはマイナス値を使う。topscaleとbotscaleでズームを調整できる。topz/botzで指定した位置でtopscale/botscaleの縮尺になる。 キャラのZ軸を移動させるにはstatedefのvelsetを使う。velsetでは通常「,」を用いX軸とY軸の速度を設定するが、Y軸速度の後にさらに「,」を打ち数字を入れると、それがZ軸の移動幅になる。Z軸移動用のステートコントローラーは存在しない模様。しかしZ軸位置情報を取得できるトリガーはある。 hitdefにattack.widthというパラメーターを指定する事で攻撃にZ軸の幅をつけられる。オミットした状態では8になっている模様。なお、軸が違う状態の相手にHitDefが当たると、どうしてもその相手を自分と同じ軸に引き込んでしまうようだ。引き込まずに攻撃したい場合はProjectileかHelperを使うくらいの方法しか見つかっていない。 これらの特徴からするに、仮にZ軸機能が実装されていた場合、『餓狼』シリーズのようなラインバトルと言うより、 ベルトスクロールタイプのゲームのような「設定された範囲で無段階に動き回れる」スタイルになっていたようだ。 参考動画 また、AIにもライン移動を使わせることで、本格的に2ライン仕様で戦う大会が開催された。 関連項目 特殊システム一覧
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合計: - 今日: - 昨日: - 同盟リンク 合戦参加予定 合戦準備日 合戦1日目 合戦2日目 合戦参加予定表(合戦準備日) 下の表に参加予定を入力して更新ボタンを押してください 間違えた時は空白にして更新ボタンを押してください 桜華 鋼牙 蘭 山小路優駿 CORKSCREW biromi AYURI 御神渡 大日本帝国総帥 虎熊童子 本庄山九朗隆勝 春藍 PAPA 珠葵 天π 守浜 かすみ最強 寺村 本田平八郎 パイプライン さかなちゃん 仁美 徳川きらら cody 阿部正豊 yaa 蓮華 白い負け犬 ハナハナ30 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 10時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 11時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 12時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 13時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 14時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 15時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 16時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 17時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 18時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 19時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 20時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 21時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 22時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 23時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 24時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 1時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時 2時
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シカゴタイプライター・撃退数1000体以上・ノーダメ・ノーコン ルール 武器はシカゴタイプライターのみ使用可能です。 クリアデータからの開始です。 ゲーム最後のリザルトで撃退数1000体を超えてないと不達成です。 Chapter3-2サロン前半赤邪教徒を倒さずに他の敵を倒してエリアチェンジしたり、Chapter4-4サラザール戦の無限虫湧きなどの無限湧き利用は禁止です。 レオン、アシュリー共にダメージを受けたら最初からやり直しです(ノーダメージ証明のため定期的に被ダメ確認をしましょう)。 Chapter3-4アシュリーパート開始前及びラスボス撃破後に回復アイテムを使用できるかどうか必ず確認する事。 ゲームオーバー(ミッション失敗)になったら最初からやり直しです。 ※五十音順 計2人 名前 ハード Take数 日付 備考 くろす× Xbox360版 Take9 (16/06/03) だのん Wii版 Take54 (18/02/26 総撃退数数: 1021 最終更新日/2018年02月27日 (火) 03時27分28秒 表記ミスがございましたらコメントフォームへお願いいたします。 掲載されていない達成記録の情報をお持ちの方は、【達成記録情報提供掲示板】へお知らせ下さい。 ご意見・ご要望・ご質問は、【ご意見・ご要望・ご質問掲示板】へお願いいたします。 名前 コメント
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サプライズ(さぷらいず) その名前のとおり驚かすこと。 ここでは友達の誕生日などを、本人に内緒で急に祝うことを指す。 どっきりと違う所は、主にしかけたその人を喜ばすことをメインに置いているという所である。 年々、メンバーはサプライズに敏感になってきているので、最近のサプライズはかなり組織的、計画的に行われることが多い。
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cf. 安岡孝一氏が提起したことは、「ちょっとまってくださいよ、フロントストライクじゃなかったんですよ、アップストライク式だったんですよ、QWERTY-1882に至る時期は。」 アップストライクの絡みやら衝突やら「配置換えの動機」の話を説明したりしだすと、このブログで割にまとまったと思う記事でも、結構長いぞ。しかも、それくらいじゃあ、安岡孝一氏は承知しないんだろうなあ。 スラッシュドットyasuokaの日記『キーボード配列QWERTYの謎』などにある安岡孝一氏諸説絡みの争点の一部slashdot QWERTY配列に至った機械的制約要因の一つとされる頻出連続文字組でのタイプバー隣接忌避は、あったのか。あった、たぶん。atwiki 一般「安岡孝一」学が縦横に展開された典型著作点検kygaku.g.hatena.ne ジャミングあった防ぎたかった。never jam説提唱安岡孝一氏ご高見は?kygaku.g.hatena.ne アンチ「QWERTY言説」紹介ショートヴァージョンatwiki 「QWERTY伝承」あるいは「QWERTY言説」の読み方atwiki アンチ「QWERTY言説」の検討atwiki 安岡孝一共著『キーボード配列QWERTYの謎』seesaa あったなかった、、事象存在の対象歴史時点での物理実態認識の問題 時点 安岡孝一仮説 my検証 定説 1873年春以前 アームはなかった 不支持1872年のロング・アーム 不支持 フロントストライク機ドアティー以前 アームはなかった 不支持1879年のtype-arm、US Patents の long-arm and short-armたとえタイプバーはなくともアームはあるって感じか?初期特許書類においては。この、アームがずっと最初期から後年まであるってことだったら、タイプバー式の原理で、ずっと通底しているって証拠になるかもしれないなあ。ロングアーム・ショートアームの年代分布、アップストライク時代、フロントストライク時代を通じてか否か、、 不支持 1873年春以前 活字棒は絡みにくかった 不支持と想定する立場で検証中。開発試作期の改良に伴って徐々に絡みにくなっていったと想定。(プロトタイプ機1873年春モデル以前、 活字棒は絡みにくかったか?検討中)。ここが「QWERTY言説」の核心部であろう。 不支持。改良で徐々に絡みの軽減も進展 アップストライク機 活字棒は絡みづらかった 初期試作モデルに関しては不支持を想定して検証中、製品機に関してはまあ支持。製品機では絡みの程度は、配列のABCからはじめて間もないやっとABC順あるいは環状ABC順や折り返しありABC順に手を加えはじめた試行錯誤最初期のSholesのキー配列(たとえばyasuoka (21275)氏推理GNY配列など)に比べて、軽減されていた(検討中) 同左。パーシャル不支持 1873年春以前 絡んだとしても活字棒配置とキー配列の間に自由度。自由度説 カレント(1949)脚注22の確認待ち。キー配列-タイプバー配置強関係性説、1871年?頃に確立。ここが、言説を支えるタイプバー配置決定原理原則として成立していなくてはならない。 不支持 アップストライク機 そもそも絡まないんだから、絡み対策を配列決定時の制約条件とするのはナンセンス すくなくとも衝突接触はあった。その対策の必要性がショールズ特許に列挙された効果の中にもみてとれる。「less liable to collide」(Sholes、1878年)http //slashdot.jp/comments.pl?sid=382172 cid=1477700 衝突接触の軽減は、配列改良決定にも配慮されていた。前打鍵タイプバーの乗っかり衝突や、固まることも、あったようである。http //www26.atwiki.jp/raycy/pages/156.html 配列改良には、衝突接触軽減にも配慮した タイプバスケット機 タイプバー配置どう換えたってニタイプバー間の離散を確保できない連続文字のケースが残るだろう。そんなこと配慮するだけ無駄 過去の文字頻度傾向から将来打鍵されるであろう文字列傾向を推定するしかない。(ってか、開発期現在進行中に実際キー打って、当たるとキンコンカン明珍火箸http //b.hatena.ne.jp/raycy/20090901#bookmark-15727878、音もしたんじゃないかな。なにその機械、いい音色ね、って?音減らそうよお。)タイプバーの当たりが生じやすい文字頻度や連続文字に配慮つつ、目での追いやすさ、指のもって行きやすさ、タイプバーの干渉絡みにくさ等々に配慮されたキー配置が進展した。ショールズの“I”のうつろいもこの原理で進展したのかもしれない、、。任意の2タイプバー間における印字空域の開放状態を、タイプバー行程角度パーセントか何かで、論じておく必要があろう。ってか、タイプバー高確率ヒット配列を組めば、逆効果はてきめんだろう。http //www26.atwiki.jp/raycy/pages/158.html#id_bacfbabe タイプバーの配置移動は干渉多寡に効く 1882年の配列変更 ショールズ特許との抵触回避のためで、技術的理由によるものではない。 きっかけは安岡孝一氏主張http //slashdot.jp/~yasuoka/journal/489447のとおりとしても、なぜCXMが移動の対象箇所とされたかは、二連続文字組出現頻度から説明できそうである。(ただし、実装のディッカーソン規則性を仮定。)http //slashdot.jp/comments.pl?sid=469083 cid=1646237 安岡孝一氏は、フロントストライクになってアームという機構および呼称が生じたとする。反証 1872年のロング・アーム、1879年のtype-arm、US Patents の long-arm and short-arm 安岡孝一氏は、フロントストライク以前、「アップストライク式は活字棒は絡みにくかった」(あるいはより強く「upstrike、、never jamhttp //b.hatena.ne.jp/raycy/20090831#bookmark-15703710。絶対に絡むはずがない」ってどうなの、)とする。これは、少しでも絡みにくいように対策されて製品となったという「QWERTY言説」が主張する「効果」そのものでもある。効果が発現された商品市場世界しか購買消費者側からは観察し得ないからではないか。(消費者目線って何だ?)(市場が非レモンであったか、あるいはダメ配列機は直ぐにたちまち打ち捨てられて、市場にほとんど出回ることもなく後世にも残ってないのか、、)反証 「絡まないように」がらみ最前線。検討中:プロトタイプ機1873年春モデル以前、 活字棒は絡みにくかったか? 安岡孝一氏は、プロトタイプ機時代、活字棒配置とキー配列の間に自由度があったとする。反論の可能性 カレント(1949)脚注22あたり『キーボード配列QWERTYの謎』共著者安岡孝一説とCurrent説のこと など 概念カテゴライズの問題 安岡孝一説 一般解釈 カテゴリー、包摂範疇 タイプハンマーヘッド部 と アーム部 タイプバー、活字棒、印字棒 「アームという機構」 ? 機構としてはタイプバー式。アームとは本来せいぜいタイプバーのタイプハンマーヘッド部が取り付けてある部位を指し示す程度なのではないかと思っていたが、、 が絡む 干渉、接触、衝突、抜き差しならない状態 機構タイプバー配置がまったく異なる カレント脚注22あたりの原理で通底しているとされている(確認待ち) ショールズらプロトタイプ機 対 Jenneらデザインによる製品機 機構がまったく異なる タイプバー式に共通の課題を抱えている。印字点一ヶ所を多数のタイプバーが時分割シェアして印字。 アップストライク(⇔アンダーストライク)対 フロントストライク タイプバーの干渉の問題点 そもそも「タイプバーが物理的接触干渉すること」がなぜ問題なのか。タイプライター実用化での当時当面最大の課題障壁は、行ぞろえアラインメントにあったと エジソン証言 アラインメント・ワズ・オゥfフLルだっけかhttp //blog.goo.ne.jp/raycy/e/7e64c7eaebd8cf3af17e95d04d0e93b4 および サイエンティフィック・アメリカン記事 1872年8月10日付Scientific Americanの表紙記事『The Type Writer』 http //blog.goo.ne.jp/raycy/e/e7411f90cd0f755bca6ecbebd9d25497 過去のタイプ・ライターへのチャレンジャーの課題には 一定の文字送りとアラインメントにあったとは書かれてあるような、 から読める。タイプバーの接触は、 直接的には運動中のタイプバーの軌道を乱す、、アラインメントも乱れた、らしい、、(ショールズのバロン宛手紙1972年6月9日付けより推定 http //www6.atpages.jp/~raycy/Y/Trunnion-CollideArms.htm http //www6.atpages.jp/~raycy/Y/QWERTY_Quest.htm ) 長期的には、軸受けや棒の損傷、アラインメントの劣化促進に通ずる。 タイプバーは、スティック・ファスト抜き差しならぬ固着状態にならずとも、単に接触することも、行揃えアラインメントの観点からも、なるべく避けるべきことであった、とmy考える。 アームが絡む フロントストライク式タイプライターも知らない世代では、 印字棒は金属だから、ヒモみたいにからまったりしない などとの認識も見られた。だが、金属部品が「絡まる」ことは実際にあった。タイプライター用語としての「絡まる」とは、 絡まりはしませんが、輻輳して抜き差しならない状態にはなります Posted by エンドウ at 2005年07月06日 12 48 と解説されていた。だが、先に、タイプバーの干渉の問題点でみたように、単に接触することも問題なのであって、この単なる接触も「絡む」と呼びうるとmy考える。 また、実際に接触するのは、印字ヘッド部であって、印字ヘッドを支えるアーム部ないし棒部が接触することは、実際のタイプバー式では、ほとんど起こりえないような気もするのだが、、届かないような感じ、、?どうかな。http //blog.goo.ne.jp/raycy/e/5c5b90b70b1b74377ea4c20269003e16 印字ハンマーヘッド部が接触しあうというインシデント、、それはつまり一本のタイプバー全体への外乱力であり、タイプバーのうで腕部アームおよび付け根の支点軸受け部へも他タイプバーとの相互干渉効果として波及する、、 対象時点設定の問題、対象言説の定式化でのノイズ歪み ショールズらの意図の現代QWERTY配列に残る影響を評価するなら、配列チューニングがショールズらの手の内にあった1873年春までに、まず着目すべきであろう。 非目視的 触知式タイピングが、市場需要家獲得拡大への淘汰圧時代となった時期1880年代後半~1920年における市場選択肢中のキー配列中QWERTY配列は、比較最善であった(山田尚男より)。ネルソン-1919年出願までは現代的な意味での触知式打鍵とはいえまい。キーボードのサイズ面積もストローク深さも、現代とは異なっていたであろう、、 って、現代の時期画期も、もっと厳密にとる必要があるな、、手動式タイプライター廃滅後、ワープロワードプロセッサー時代、、 引用元の主張の定式化時点での歪みノイズ 安岡孝一式歴史学の特徴 概念 カテゴライズ と 事象存在の歴史的実態 何を違うと考え、何を同じと考えるか? 概念操作、概念範疇の自分勝手な恣意的言いぬけのための手前勝手な伸縮 文字コード屋との立場もお持ちの安岡孝一氏によるタイプライターの歴史。安岡孝一式歴史認識法パノラマとしての『キーボード配列QWERTYの謎』。 記号歴史学 二次元コップレックス的というか、記号化文字符号化書面描画されたテキストを重視した歴史学、、かな?てな感じ、、 あった無かった、真か偽か、択一式? だが、尤もらしさ比べの局面もたまにある、、? 、、要検討 言語の歴史時点フォーカス範囲の適用が、ごっちゃ? link_trackbackcounter -