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五番星「希望の光」 グァンターとイザベルが森を駆ける。墜落した隕石のもとへと急ぎ走る。 「すべての原因を断つ。そうすれば、黒い液体に触れて化け物になってしまったデッシュも元に戻るかもしれない!」 「可能性を信じるわ。だって、諦めない限り希望はあるんだもの!」 カルストの呪術師はこう予言した。 『星の海よりこぼれ落ちた黒き雫が世界に災いを呼び起こす。しかし宿命の終わりが訪れるとき、黒き力は時を超えて遠く時の狭間に消ゆ』 終わらせるのだ、宿命を。黒き雫の災いを。 そして救い出すのだ、大切な仲間を。友を。 木々の間を抜け、森を抜け、そしてとうとう見えてきた。かつては平原だった荒地。大地に深い傷跡を残した隕石墜落地点。地面には大きな穴が空いている。そしてその最深部、中央にはひとつの岩が今もまだ燃え盛っている。あそこにすべての原因がある。 二人は大穴の淵に立って、その底を覗きこんだ。 傾斜は急ではあるが、隕石墜落の衝撃で露わになった岩を伝っていけばなんとか下まで降りられそうだ。 「行けそうか。おまえはここで待っていても構わないぞ」 「いいえ、私も行くわ。デッシュさんのためにも!」 「わかった。じゃあ、それは俺が持とう」 グァンターは水の入った木のバケツをイザベルから受け取った。 このバケツは森の中でグァンターが木から削り出したものだ。隕石はまだ燃えているため、それを詳しく調べるためには消火する必要があるだろうと、森の泉の水を汲んで持ってきたのだ。 「あなたの言ったことは正しかったわね。たしかにこうして他の用途があったわ」 「そういうことだ。降りるぞ、足下に気をつけろ」 二人は岩を伝って慎重に、地面に穿たれた大穴の急斜面を下りていく。 目的の隕石はすぐそこに見えているが、足場が悪いため思うように進めず、なかなかそこまで到達できない。しかし、焦ってはいけない。ここまで来て足を滑らせて、別の意味ですべてを終わらせてしまうわけにはいかない。 「大丈夫か?」 「平気よ。私はスサの村長の娘だもの。これくらいのことで弱音は吐かないわ」 距離で見れば大したものではない。しかし、実際にそこまで辿り着くには遠い。二人は時間をかけて慎重に斜面を下って行った。そしてあともう少しで墜落した隕石のもとまで辿り着くというところまでやってきた。 「あともう少しね」 「最後まで気を抜くなよ。降り切った時が終わりじゃない。原因を断って初めてすべてが終わるんだ」 そんな時だった。 奇声とともに木々の葉の擦れる音。何者かの走る足音が聞こえてきた。 「デッシュ……!」 音の聞こえたきたほうを見上げると、黒化して暴走したデッシュの姿があった。デッシュはちょうどグァンターたちの対岸にあたる大穴の淵に立ってこちらを見下ろしていた。黒化デッシュの赤い眼が真っ直ぐにこちらを睨みつけている。 今やつに襲われては、この不安定な足場だ、まともに対処することができない。だが、たとえ黒くなって化け物染みていたとしても人間は人間。そう簡単にその身体の限界を超えられるものではない。翼が無ければ空を飛ぶことはできない。いくらなんでも、あそこからすぐにここまで接近することはできないはずだ。足場が悪いという条件は同じなのだから。 「急げ! 今のうちに降り切ってしまうんだ!」 すぐに底に降りて防御体勢を取るか、あるいはやつが底まで到達する前にすべてを終わらせてしまおう。グァンターはそう考えていた。だがその考えは甘かった。黒き雫は星の海より飛来した未知の脅威。この惑星での常識など通用しない。 デッシュは呻り声を上げながら両手を真っ直ぐ伸ばしてこちらへと向けた。そして聞いたことのない言語で叫んだ。すると、彼の両手から雷光がほとばしりグァンターの頬をかすめたのだ。その一撃は斜面の岩を容易に粉々にしまった。 「な、なんだ今のは!?」 低い声で笑いながらデッシュは続けて数発の雷撃を放つ。蒼白い光が一直線に二人に迫り、激しい音を立てながらその周囲の岩を次々に砕いていく。 「や、やめて! デッシュさん、やめてッ!」 イザベルが声をかけるが、その言葉はデッシュには届いていない。表情を変えずにデッシュはさらに雷撃を放ってくる。 「くそっ、まるで理解できねぇ! なんだこの力は!? 今までの黒いやつらとは違うのか!?」 この世は狩猟時代、当然ながら科学やそれに準ずるような概念はまだ存在していない。雷は大自然の脅威であり、そして神の怒りであると信じられている時代だ。雷とは畏れ多いものなのだ。 「大自然の力を操るなんて……まさか黒き雫は神様の化身なの!?」 「そんなはずはない。もしあれが神の化身であるならば、なぜあらゆる生き物を黒くして苦しめる。なぜ災いを与える。そんな神がいるものか。だとすればあれは悪魔の化身に違いない!」 たしかに黒き雫は悪魔の化身なのかもしれない。デッシュの放った雷撃、これは後に魔法と呼ばれる概念として発展していくものだ。だがそれはずっとずっと未来の話。当然グァンターもイザベルもそのことはおろか、マホウという言葉すらも知らないのだ。黒き雫は強力な魔力の源。恐ろしいほどのエネルギーを秘めた物質。そういう意味では黒き雫は悪魔の化身と言っても過言ではない。 デッシュからの攻撃をなんとかかわしながら、二人はようやく大穴の底へと辿り着くことができた。 気がつくとデッシュからの攻撃が止んでいる。雷撃は効果がないと判断したのだろう。黒化した怪物の能力は元の生命体の能力に比例する。知能に優れる人が黒化した場合、黒化した人間もまた優れた知能を有しているのだ。 「大人しくなったな。今のうちに隕石を調べるぞ。あいつが下りてくる前になんとかしよう」 だが恐ろしいのは、黒化した生物は凶暴化し強大な魔力を身につけることにある。大抵の獣は凶暴化が原因で暴走して辺りかまわず目についたもの全てを攻撃するようになる。狙っていた獲物とはまた別の獲物がより近い間合いに入った場合は、本能的により近いほうに狙いを変えるのだ。だが知能に優れる人はそうはいかない。一度狙った獲物は執拗に追いかけ回す。自分が一体何を狙っているのかをしっかりと理解しているのだ。 また大抵の獣は強大な魔力を得たところで、ほとんどはその力をうまく操れずに終わる。しかし呪術師の孫であるデッシュは潜在的にその魔力を操ることができる力を持っていたのだ。 強大な力を持ち魔法を操り狙った獲物を執拗に追い続ける暴走した存在。それがどんなに恐ろしいものか。狙われたら最後、相手を倒すか自分が倒されるまで、永遠に追われ続けることになってしまうのだ。 雷撃はあまり有効ではないと判断したデッシュは身を屈めると、勢い良く大穴の底へと向かって飛び下りた。 「ば、馬鹿な! あの高さから落ちればひとたまりもないぞ!」 たとえ化け物であってもあれはデッシュだ。かけがえのない仲間だ。みすみす死なせるわけにはいかない。グァンターは水の入ったバケツをイザベルに預けると、なんとかデッシュを受け止めようと飛び出した。 「間に合えッ!」 グァンターは両手を前に突き出して思い切って宙に身を躍らせた。 地面をグァンターの身体が滑る。手ごたえは……なかった。 「ちくしょう! あいつは無事か!?」 慌てて身を起こして振り返る。しかし、どこにもデッシュの姿はない。 正面に目を向けると、イザベルが驚いた顔で上空を見上げている。同様にグァンターも上を見上げてみると、 「お、おい……嘘だろ」 デッシュの姿はそこにあった。黒い液体を身体のあちこちから垂らしながら、デッシュは空中に浮遊していたのだ。 血のように赤い眼で地上の二人を見下ろすと、デッシュは再び知らない言語を呟き始めた。そしてそのまま両手を頭上に掲げる。すると両手の上に光が集まっていき、そこに巨大な火の玉を形成した。あの炎で大穴を丸ごと焼き払うつもりなのだ。 (まずい――!) グァンターは咄嗟に鉄の肩当てを外してそれを投げた。肩当てはデッシュの頭に当たり、詠唱を妨害されたためか火球はそのまま消えてしまった。そしてデッシュはふらふらと穴の底へと下降してきた。 「デッシュ!」 イザベルが思わず駆け寄る。 「待て! 近付いちゃ危ない!」 そこでイザベルが慌てて立ち止まった。そのとき彼女の手にした木のバケツから少量の水の飛沫が舞い、それがデッシュの腕にかかった。するとどうだろう、黒化していたデッシュの腕が一時的にではあるが元に戻ったのだ。腕はすぐに滴る黒い液体に覆われてまた黒くなってしまったが、たしかに水の飛沫が黒い液体を掃ったのだ。 「これは…!!」 そう、黒き雫の弱点は水だったのだ。 目には目を、歯には歯を、液体には液体を。その手が黒く汚れてしまったのなら、水で清めて洗い落とせばいいのだ。 「イザベル、そのバケツをしっかり持っていろ! 俺がデッシュを引き付けるから後は…」 「ええ、わかったわ! これで彼を救い出せる!」 希望はたしかにあった。それもこんなに近くに! 俺がデッシュを引き付けている間にイザベルが水を被せる。忌々しい黒い液体を洗い流す。これであいつに関してはすべて完了だ。黒の雫の本体、隕石のことがまだだが、それはあいつを救い出してからゆっくり考えればいい。今はまずあいつのことが先だ。前を見ろ、そして集中しろ。ここでやらねば男じゃないッ! 「来い!」 ナイフを片手に挑発する。イザベルが水をかけられるように、あいつに隙を作る必要がある。またあいつを傷つけるわけにはいかない。そして俺が黒い液体に侵されるわけにはいかないので、あいつに触れることもできない。 さて、どうする。 挑発に乗せられてデッシュはこちらに向かってきた。そして片腕をこちらに向けて再び呪文の詠唱を始めた。さっき水を浴びた腕では魔法をうまく扱えないのか、その腕は下げたままだ。 「また大自然の力を使うつもりか」 離れたところから攻撃されるのは厄介だ。それに流れ弾がイザベルを襲うかもしれない。となれば、なんとかしてもう一方の腕も封じてしまいたいところだ。 水が有効なのはわかり切っている。だがあの黒い液体からデッシュを解放するためには、あれを完全に水で洗い落としてしまわなければならない。そうでなければ、またさっきのように滴る液体が再びデッシュを呑み込んでしまうだろう。そのためにも十分な量の水が必要になる。バケツの水は森の泉から汲んで来たものだ。水を汲みに行くためには再びこの急斜面を登り森を抜けなければならないが、とてもそんな余裕はない。だから限られた水を無駄にすることなく有効に活用しなければならない。 さて、いかに少量の水でやつのもう一方の腕をピンポイントで狙うか。 「ならば……イザベル、あのカップはまだ持っているか」 そう、それは森の泉の中でイザベルがグァンターを気遣って差し出した木のカップだ。 「それならここに……どうするの?」 「それに水をすくって俺に渡せ! やつの攻撃を封じる!」 「わ、わかったわ」 そのときグァンターの頬を火球がかすめた。 どうやらデッシュは詠唱を終えたらしい。見るとやつの背後には無数の小さな火球が浮かんでいる。 「チッ……やってくれるじゃないか、デッシュのくせに。さァ…て、いつ水を受け取ったものか」 デッシュが号令をかけると、火球は一斉に飛びかかり始めた。十分に引き付けた上でグァンターは横に飛び退いてこれを回避する。やり過ごされた火球のいくつかは地面にぶつかって燃え上がり、そして消えた。だがまだ残る火球たちはまるで鳥のように群れとなって、身をひるがえして再びグァンターを襲う。 「くそっ、しつこいやつらめ」 火球たちはそれ自体が意思をもっているかのように、執拗にグァンターを追い回す。そしてその様子をただ黙って眺めているデッシュではない。火球をさけるのにできた隙を狙って拳を突き出してくる。もちろん、この一撃をもらうわけにはいかない。もしグァンターまでもが黒い液体に侵されてしまっては、こんどこそ希望が断たれてしまうだろう。 身体を捻ってこの一撃をかわす。しかしそれによっていくつかの火球の直撃を受けてしまい、さらにそれが原因でバランスを崩して転倒してしまった。この隙をデッシュは見逃さない。これでトドメだと言わんばかりに拳を振り下ろす。 「そうはさせない!」 イザベルの声、と同時にデッシュの腕が止まった。 そして次にデッシュは片膝をついて屈みこんだ。その足下には木のカップが転がっている。 グァンターの窮地にイザベルはその手にしていたカップを咄嗟に投げたのだ。それは狙い通りに腕には当たらなかったが、飛び散った水はデッシュの足にかかった。それにより一瞬ではあるが黒い液体は足の支配を失った。ゆえにデッシュもまたバランスを失い体勢を崩してしまったのだ。そして今、やつには大きな隙ができている。あとはもはや言うまでもない。 「今だ、イザベルーッ!」 「えェェーいッ!!」 この好機、見逃すわけにはいかない。イザベルは急いでデッシュに駆け寄ると、勢い良く託されたバケツを頭上に掲げ、そして力一杯それをぶちまけ――ようとしたまさにその瞬間。 大地を強烈な揺れが襲う。なんという不幸、こんなときに地震か。否、東の空を見るがいい。空が黒い煙と激しい炎に覆われている。煙を辿ってそのまま視線を下ろすとそれはひとつの山に行き当たる。紫色の雲が冠状にたなびくその山の名はシシバ。山頂からはマグマが噴き出し、なおも爆発を繰り返しながら火口から噴煙と火山弾を吐き出し続ける。そうだ、この原始の時代にはまだ活火山が数多く存在する。そして先程の揺れはその噴火によるものだったのだ。 しかしその揺れが地震によるものであるのか噴火によるものであるのか、なんてことは大した問題ではない。 揺れの治まった大地をよろよろと立ち上がる。噴火の影響だろう、地面には大きな地割れができており、足下には空になったバケツが転がっている。水は限られていた、果たして作戦はうまくいったのか。 「や、やったのか!?」 だが敢えて言おう。こういった場合の「やったか」は往々にして失敗しているパターンを意味すると。 デッシュは気を失っているようだったが、その身体は黒い液体に覆われたままであった。 「な、なんてことなの…」 「待て、慌てるな! こうなっては仕方ない、こいつが気絶している間に急いで戻って水を汲んでくれば…」 しかしそこに追い打ちをかけるように再び噴火による振動が。その揺れによって、バケツは地割れの隙間に転がり落ちてしまった。これでは水を運んでくることはできない。急いで泉まで戻ったところで、今から新たに木を削ってバケツを作り直しているようではとても間に合わない。その間にデッシュは目を覚ましてしまうだろう。 ではデッシュを運んで泉に投げ込めばどうか。いや、それも不可能だ。この大穴の急斜面を人ひとり担いで昇るのは怪力のグァンターであってしても極めて困難であり、それ以前に黒い液体に侵された今のデッシュには迂闊に触れることさえできないのだ。 「なんてこと……こんどこそすべて終わりなの!?」 「いや、それは違う。最後まで諦めては駄目だ…!」 デッシュを信じろ。思い出せ、やつの取り柄は何だ。 それは逃げ足が速いことと、そしてどんな窮地からも必ず生還するその並外れた幸運。そうだ、ラッキーボーイはこの程度のことでは終わらない! たとえ少しでも可能性があるなら、つまりそこには勝算があるということ。諦めない限り、信じ続ける限り、その可能性が失われることはない。可能性はゼロではない! そう、まさにそのとき希望の光は空より舞い降りた。 「これは…」 ぽつりと光の粒が空より降り注ぐ。 「雨…?」 火山の噴火によって上空の冷えた水蒸気が急激に温められ膨張、発達し雲を生んだ。そして噴煙を取り込み重さを増したそれは上空の空気によって再び冷やされにわかに雨を降らせる。雨はすべての黒を清め、そして洗い流した。天よりもたらされた希望の水によってデッシュはようやく己を取り戻すことができたのだ。 「あ、あれェ? オレ……こんなとこで何やってんだぁ…」 「デッシュ!!」 「うおっ、ベルじゃん……あッ、それにアニキも! 元気になったんですね、いやァ~よかったぜェ」 そして何も知らないデッシュは呑気にもグァンターの心配をするのだった。 「は……ハハ…。なんてこった、俺たちが助けなくてもこいつ、勝手に自分で助かりやがった…。まったくとんだ激運野郎だよ、おまえは」 「アニキ? それ何の話ですか」 「何でもねえ……何でもねえよ…!」 雨はすべてを洗い流す。腹が立つこともあったが、辛いこともあったが、それは全部水に流そう。グァンターの目からは雨とは別の水が流れ落ちたような気もしたが、それは雨に流されて本当はどうだったのかはもうわからなくなった。 「やっぱりおまえがいないと張り合いが無くてつまらんな。さぁ、立て。隕石は目の前だ、さっさと俺たちの目的を果たしてしまおうじゃないか」 「そうでしたね! って……アニキ、隕石なんてどこにあるんすか」 「何?」 振り返ると既にそこには隕石はなかった。さっきまで隕石があった場所には少量の黒い液体が残るのみ。そしてその液体も雨水によって地割れの底へと流されつつあった。 「グァンターさん、これは……もしかして」 「どうやらこの地割れの下に落ちたみたいですねェ。ってことは俺たち、やったんじゃないすか! なァーんだ、あっけない」 隕石は火山の噴火とともに既にその姿を地中深くへと消していたのだ。思い出してほしい、呪術師の予言の続きを。 『宿命の終わりが訪れるとき、黒き力は時を超えて遠く時の狭間に消ゆ』 隕石が地中に消えたとき、宿命は終わりを告げた。そして時間差による雨によって、時を超えて黒き力は洗い流されて消えた。予言に則して考えるのならこういうことになるだろう。何はともあれ、我らが戦士たちはついにその目的を果たしたのだ。 「ふ……呆気ない、か。まぁ、おまえにとってはそうかもな」 「そうね。デッシュはずっと悪夢を見ていたのよね」 「え? え? 何だよ、二人とも何を知ってるんだよォ。ケチケチしないでオレにも教えてくれよ~」 さぁ、急いで村に戻って知らせるのだ。 すべては終わった、希望はあったのだと…! 「結果を報告するまでが使命だ。村へ帰るぞ、デッシュ」 「あッ、アニキ。今オレをおまえじゃなくてデッシュって呼んで…!」 「うるさいやつだな。やっぱりおまえはおまえで十分だ」 「ああ、そりゃないっすよアニキィ~」 グァンターはわざとデッシュから顔をそらせて歩き始めた。 しかしそれは決して機嫌が悪かったからではなかったことは言うまでもない。 こうして黒き雫の脅威は後に第1世界と呼ばれるこの時代からは去った。 我らが戦士グァンターとその親友デシュヴァ、そして彼に密かに想いを寄せるイザベル。三人は無事にカルスト村に帰り着き、使命完遂の報を長老たちに伝えた。 後に彼らはこの時代を代表する三英雄として称えられるようになり、この三人の名前をそれぞれ取って後世の人々は第1世界のことをデシグァンベルと呼ぶようになったのだ。 三英雄については黒き雫の以外にも様々な伝説が遺されている。 カルストに戻った三人はその後また別の旅に出ることになるのだが、それはまた別の物語である。 デシグァンベル三英雄伝『黒き雫』 終幕 五番星 輝煌 後日談
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吸い込むと清清しく、それでいてどこか体の中を焼かれるような純粋な空気。 澄み渡るように雲ひとつなく晴れ上がった青空。 ぽかぽかとした陽気日になりそうではあったが、時間が未だ午前であるせいか服が肌にまとわりつく事もなく、 涼しい風が通って、むしろ活動には最適な環境だった。 見渡せばほぼ濃緑一面、水しぶきもあげずに緩やかに流れる川以外の音は、時々聞こえる虫のさざめきのみ。 がくんと一人分の身長ほどの谷間があるその川には、橙色の球体二つが、清流に逆らわないように時々浮き沈みする。 その球体から繋がる、水の雫を垂れる糸。 それがくいくいと引っ張られるように水中に引き込まれる動作を見せると、逆に強い力によってあっという間に引き戻されて丘に揚がった。 同時に引っ張りあげられた小魚が、ゆんゆんと垂直に垂らされた糸を揺らす。 「……」 「小さいな、主」 「そうだな、逃がそう」 川の傍に腰掛けるのは二人。 片方は男で、片方は女。 男は小魚を川に解放すると、また手に持っていた釣り竿を川へと投げ込んだ。 女はその様子を傍目で見つめながら、自らの自慢であるドレス状のそれが汚れるのも構わずにぺたんと直に座り込み、 時々竿を持つ手をくいくいと上下させていた。 「……静かだな、パルシェン」 「そうだな。しかし何が言いたい、主」 「いや、何だか眠くなりそうなだけだ。これだけ辺りが静かだと、気付かないうちに瞼が閉じそうだから」 「寝るのは勝手だが、ちゃんと起きろ。こんな早い時間から目覚まし係はまっぴら御免だぞ」 ふひゅう、と目一杯深呼吸をしながら、彼は小刻みに腕を動かす。 ぴくり、と僅かな反応を感じると、またもや一気に引き上げた。 今度は、それなりに大きい。 「分かってる。だからせめて話し相手になってくれ。何も釣らないと二人が残念そうにしそうだ」 「残念というより、いびられるという方が正しいと思うが……まぁいい」 彼女がちらりと横を見ると、彼は今しがた釣った魚をぽいと脇のバケツに投げ込むところだった。 そうしてから、自分のバケツもちらりと見て、また水面に視線を戻す。 お互いに顔も見ないまま、ただ森の声だけが聞こえる中でぽつぽつと話し込む。 「……仲間が増えないんだ」 「何をいまさら。主の方針のせいだ」 表情も変えずにパルシェンは一刀両断する。 街と街の間を繋ぐ道路、少し外れの森林地帯。 新しいもえもんと鍛錬とちょっとした探検気分を兼ねて探索を始めるものの、犯罪ギリギリの合法ロリが多めにいること以外に特に変わったことはない。 捕まえて解放してを繰り返しながらさんざん探索しつくし、次の行動は夜にしようという事で休憩。 スピアーの巣に無謀な喧嘩を売ったドククラゲが返り討ちにあって寝込んだため、モルフォンはそのお守りとして午前中は付いている事になった。 交代休憩という事にして、二人は食材集めも兼ねて近くの川にやってきたのだった。 「わざわざ野生を抜けてまで苦しい思いをする意味が、常識的に考えてあるわけがないだろう。好戦的にも限度があるぞ」 「……至極真っ当な意見だと思うんだが、それだと俺のもえもんがみんな非常識だって事みたいだな」 微かな鳥の鳴き声と共に、彼は手元の竿を探った。 確かな手ごたえを確かめて手首を返し、日光を照り返す銀色の腹を暫く見つめた後にまたバケツに放り投げる。 「非常識だ。当たり前だろう」 その様子を横目でちらりと見ながら、パルシェンは当たり前のことのようにきっぱりと断言した。 くるくると針糸を指で弄ぶ主を視界から消して、自分の竿を見つめながら彼女は続ける。 「非常識だよ。あのクラゲも毒蛾も、……無論のこと私もだ」 「そうか?」 「そういう事になる。私だって主のモノになるのは、正直半分博打でも打つような気分だったが」 小刻みに動かすパルシェンの竿は、震える様子を一向に見せない。 彼女の主は未だに竿を動かさず、その弛んだ糸を張り直す作業の真っ最中だった。 「けど、実際には利害とか以外にも色々あるだろう?」 「主、分かって聞いていないか? 私に当たり前の説明をさせるな。鶴の恩返しではあるまいし、そう簡単に一時の縁だけで今後の人生を決めるような奴がいるか。 いるとしたらそれこそ変だ、生き物にあるまじき発想だな」 「……それも極端な考え方の気はするが」 「そうかもしれないな。否定はできない」 ようやく糸を張りなおすと、彼はしゃんと竿をしならせてもう一度水面に仕掛けを漬ける。 水の流れの中でたゆたうその姿は、またもや魚影を惹きつけていく。 「何にしても戦力不足を解決するなら、主がもえもんを解放するのを止めれば済む話だと思うが」 「……それはなあ」 平然と言うパルシェンに、彼は口を濁して息を吐いた。 「相棒を探してるわけだしな。大人数の中でベストのメンバーが出るっていうのは、普通チームと言うんだろうが」 ふう、と息をつくのに連動するように手が震えると、近づいた魚影が離れていった。 「もえもんの世界じゃ、レギュラー以外のもえもんがレギュラーを追い越すための努力なんて出来ないからな。 使うほうの気分次第か、さもなければ交換に出されて違う人間に使われるか……どっちにしても気分次第と言えるか」 「なるほど」 「まあ、とにかく相棒は人数以上はいらないって事さ。追加ならともかく補充戦力って考え方は、特にまっぴらだな」 息を整えて、竿を握りなおす手をもう一度。 今度はきちんと自然体で握りなおすことができた。 「主は相変わらず、頑固だな」 「カタいのは、お前の方もだろ?」 くん、と。 パルシェンの方が垂れていた糸が、ぴんと伸びて下流に引っ張られていく。 「それが私の取り柄だからな」 ふう、と息を吐き出して彼女はそう呟くと、目の前の事柄に集中力を懸けた。 岩場に引っかからないように慎重に寄せ、一気に手首を返して引き上げると、彼女の頬にぴちゃりと水がはねる。 「うぅ~……た、たすけてぇー……」 「……」 橙と白を基調にした服に、頭には王冠を模した何かがあるそれは、生命力だけならNo1と言われるコイキング。 じたばたと暴れたいのだろうが、体勢のせいでいまいちよく暴れられないそれが、手足をえっちらおっちらと動かしながら涙目で訴えていた。 背中の服にはどうやって引っ掛けたのか、器用に先ほどまで垂らされていた針が引っかかっていた。 「大きいな、パルシェン」 「皮肉か、主」 若干不機嫌になったように見えるパルシェンは、その場で竿をぐっと上に持ち上げ、下に引きおろし、もう一度上げる。 それに呼応して糸がたわんで張ってを繰り返すと、針は彼女の服をたやすく突き破った。 当然、針に釣り上げられる形になっていたコイキングは、水面へと真っ逆さまなわけで。 「あひゃあぁぁああー……」 霞むような小さな声で悲鳴をあげると、ぼちゃんと音がして水面に消えていった。 こちらを振り返ることも無く、一直線に下流へと逃げていく。 「可哀想に」 「知るか。食われないだけマシと思ってもらいたいものだ」 そう言って彼女はびっと竿を投げると、また川には二つの浮きが並ぶことになった。 「で、さっきの相棒が見つからないという件だが」 「……話を最初に戻すのか? パルシェン」 「いや、今思いついた事がある」 パルシェンが顔のちょうど右側を彼女の主に向けると、それに気が付いたのか、彼も自らのもえもんの方を向く。 相変わらず腕は忙しそうだったが。 「つまりセオリー通りの方法で探すから、主の相棒が見つからないんだ。セオリーを崩した方が結果的に早く見つかるんじゃないか」 「非常識だからか?」 パルシェンはこくりと頷いて、ちらりと一瞬だけ竿に視線を走らせてから、また戻す。 「よく考えれば私達が出会ったのは、普通とは違う場所だったじゃないか。毒蛾も分布図とは全く違ったし、クラゲに関しては言うまでもない」 「まあ、確かにな」 「確率的にも、私もこういう方法の方がいいかと思って今まで何も言わなかったが。ひょっとすると、どうだろうな」 パルシェンが首を傾げると同時に彼の方の糸がぴくりと反応して、彼は慌てず騒がず正面に向き直る。 彼女も正面に向き直ると、その間にやはり彼はまたも魚を釣り上げ、バケツに放り込むところだった。 「普通の場所にいないもえもん。普通の事をしていないもえもんか」 「……そうだな」 ほんの少しだけ遅れてパルシェンが返事をすると、彼は顎に手をそえてうーん、と唸る。 「それでいいものか。何か自分からキワモノを集めるような事をするのは、抵抗があるんだが」 「何をいまさら。それに試してみるだけだ、それで集まるとは限らない」 「……何だろうな、この上手くいってほしいような行って欲しくないような心境は」 呟いて彼はもう一度ぽちゃんと浮きを着水させると、目を細めて空を見つめていた。 ――と、隣で座っているパルシェンが、俄かにちらちらと視線を彼の方へちらつかせる。 「……ところで、主」 「何かな、パルシェン」 「……いや、その」 珍しく言い淀む仕事師である彼女に、彼の視線は自然と向くことになった。 物事ははっきりと言うタイプではあるが、その時ばかりは視線がさ迷っていたし、彼の方を見たり左脇を見たりと落ち着きがない。 何より膝から下がそわそわして落ち着かない。 それをあろうことか、彼女の主は悪い方に受け取った。 「小用か? それなら離れているが」 「くたばれ」 結果、向き直った向こう脛を思い切り蹴られることになる。 「……ッ、痛いな、パルシェン」 「自業自得だ」 半ば呆れ返った顔をしながら、鉄壁を誇る二枚貝はやれやれと息をつく。 痛打を受けた彼は脛を両手でさすりながら、彼女を見上げるようにして尋ね直した。 「で、実際のところは何なんだ?」 尋ね直すとそれはそれで、蹴りを入れたときとは打って変わって彼女は挙動が変になる。 腕を組むが、むしろその様子では不自然なようで――むしろ自分を落ち着かせる目的であるように見えた。 「……私にも教えてくれないか」 「……? 何を」 ぎりぎり、と彼女が歯噛みする。 彼にとっては意味がまっこと理解できないのだが、ともかくプライドの高い彼女のこと、何もないだろうという事は感じられて。 次の言葉を聞き逃さないように、ずいと体を寄せた。 「だから――」 「だから?」 迫ったらむしろ嫌がるかのように離れていく。 視線を相変わらずうろうろさせていたが、ようやく意を決したように半眼で彼を見つめて、呟いた。 「――釣りだ」 「は?」 すぐには、意味が、分からなかった。 それを感じ取ったのか、びっとパルシェンが指し示した先には二人に割り当てられたバケツ。 彼から見て手前は魚が泳ぎまわって、そろそろ何とかしないと窮屈そうなほどだったが、ちょうど彼女に寄った顔の真下にあるバケツは、未だにカラッポだ。 ――ああ、そういえば釣果らしい釣果って、さっきのコイキングだけだったっけ……? 彼にしては会話と、森の呼吸を楽しむついでに釣りをしていた程度のことであって、大して釣果に気を配っていなかったのだ。 「ああ、なるほど、それで」 ようやく合点がいったように、彼は竿から片手を離してびっと彼女の胸を指差す。 「さっきから変に声の調子が変わる時があったのか。それは悪かった」 「……変に細かいところに気が付く奴だが、それで謝られるとむしろ私が苦しい。謝罪はいいから、教えてくれ。 酷いインチキでもなければ、これは私の技量不足が結果だと見たぞ」 言ってしまえばむしろ苦しくないようで、彼女はほんの少し期待した目で見つめてくる。 じゃあと彼は出来るだけ分かり易く口で説明すると、しかしパルシェンは首を捻ってむ、と唸った。 「やはり口だけでは分かりづらいな」 「かもしれないな。俺も結構無意識にやっているところがあるんだ、昔からの慣れだから」 それに加えて二人の決定的な感性の違いというのもこの場合は大きいのだが。 彼はほんの少しだけ悩むと片手の人差し指を立て、おもむろに竿をがっと地面に置いてバケツで固定する。 「……?」 そして、合点がいかないような顔をして見守る彼女のちょうど後ろに、覆い被さるように座った。 丁度後ろから抱きかかえるような格好。 「多分、直接の方が早い。まどろっこしいのは好きじゃないだろう?」 「……まあ、そうだが」 彼の方からでは、当然のように彼女の表情を窺い知ることは出来ない。 窺い知る気も思い浮かばなかったし、彼女も振り向く事はなかったから。 ――ふう、と。 何故だか彼女は疲れたようなため息をして両肩を一瞬竦めてから、いつもの調子で口を開いた。 「そうだな。それなら、頼む。昼ごろまでに一尾でも多く釣れるようにしてくれ」 「わかった。できるだけな」 一つの竿に二つ目の手。 白く、どこか冷え冷えとした彼女の手ごと竿に自分の手を重ねて、彼の教授は始まった。 何故か全く動かしていない、元々彼が持っていた竿に反応が現れるまで。 パルシェンが今度こそ露骨に不機嫌になるまで、あと十分。
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series16~20一覧に戻る ※仮面の下の顔はこちらから見れます。 没年月日 1968年10月31日 ポエム(原文) Squeak s a little piggy That sure likes her treats So roam she will The Halloween streets ポエム(日本語訳) スクイークは小さな子豚 集めたお菓子を食べるのが大好きだった 彼女は歩き回るだろう ハロウィンの街を 死亡証明書(原文) Poisoned by candy Squeak met her demise Loaded with sugar Now covered in flies 死亡証明書(日本語訳) キャンディに毒が入っていて スクイークは死を迎えた 糖分たっぷりの遺体は ハエにたかられている 付属品 カボチャのバケツ、豚の仮面 備考 仮装は子豚。 名前は豚の鳴き声の擬音語。
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logo_sketch.png URL http //dev.bukkit.org/server-mods/permissionsex/ SV1クラス(デフォルトクラス) TNT、火打石、マグマバケツの3種は使用すると即BANとなる。 Dynmapは使用不可能PayFlyも使用不可、 SV2クラス TNTや火打石の制限がなくなり、フォーラムへの申請でニックネームが付けられる。IN率が72時間以上・日本語化などが目安となる。 放置KICKされたヒトは自動昇格できないので、「SV2になったけど戻されました」というメッセージが出たヒトは運営まで 自分でプレイ時間を確認するコマンド /ar check 管理コマンド /pex user [プレーヤー名] group set SV2 SV2クラスに昇格 以下広告
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ストライフ(Stryfe) /ネイサン・サマーズ(Nathan Summers) (キャラクター、マーベル) 初登場:New Mutants #87(1990年3月) 種族:ミュータントのクローン、男性 能力 テレパシー、テレキネシス、超人的な肉体 概要 ケーブルのクローンで、マザー・アスカニ(異次元のレイチェル・サマーズ)が、ケーブルが死なないように治療のためにつくった。後に、ケーブルにテクノオーガニックウィルスを植え付けたアポカリプスの手に落ち、ケーブルに敵対するようになった。 テクノオーガニックウィルスが除去されて、現在はウィルスに侵されていないため、能力を自在に発揮できる点が本家(ケーブル)との違い。 ジュビリーは、「ケーブルがバケツ被ってるだけじゃないの?」と表現している。 アメコミ@wiki
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備えよう 2016.04.28 Perfect Preparation Prevents Poor Performance. 艦これ大規模作戦が5/2開始予定です根。 Iowa等新艦娘がゲットできるなら参加せざるをえない。 毎度の事ながら、恐らく丙クリアであればストレス無くクリアは可能ですが、 上位の海域突破ボーナス、甲勲章は逃したくないナリ。 なので、いつぞやの作戦と同様、海域突破ボーナスの必要性をふまえ、 最終海域2つ前までは丙、乙、甲で無理の無いものをえらび、 最終ひとつ前は乙または甲 最終海域は甲 という進行が経済的といえます。 諸兄、資材バケツは貯めていますか? 個人的な予想として各資材最低100kにバケツ500です。 安心ラインはこの1.5倍です。 後は参考までに個人的にやった今回の備えについて記しておきます。 改修・改造 試製砲や夜偵を優先して改修 水上戦闘機への改造。 戦艦空母の強化 本体の他支援艦隊の主力である戦艦空母のLvを90台後半に 速吸の強化 連合艦隊でボス前補給を行う事で攻略が楽になるMAPを想定 装備補充 支援艦隊で使用する32号電探、46cm砲、彗星一二型甲の増産 ケッコン艦増員 加賀、北上の二人から 大和、長門、でかい暁、翔鶴甲、蒼龍、オイゲンが増員 備えよう。 TS3 Server の構築-3 2016.04.05 前回まででインストール的なものは終わっています。 TS3 Server起動後、TS3 Clientの接続です。 VPSのIPアドレス、または、DNS設定していればURLで、 TS3にアクセスできるようになっていると思います。 TS3のポートをデフォルトから変えている場合はポートも指定して下さい。 出来ない場合、主な原因は iptablesの設定がうまくいっていない TS3 serverが何かの理由で起動に失敗している だと思います。 で、うまく接続できた場合。 最初のアクセスの時は管理者トークン(特権キー)の入力画面が出ます(確か 次に。 公開しない場合は最低でも2つの設定が要ります。 サーバパスワード server listに公開しない ツリーの一番上(サーバ名)の所で右クリックメニューからサーバ設定か なにかで両方設定できます。 これをやっておかないと世界中の愉快な仲間たちがコンニチワしてくるので、 必ず設定しましょう。 あとはユーザ権限設定とか色々できますが、 仲間内だけで使うならデフォルトのままでも支障ないでしょう。 ファイル共有を使用する場合はGuest権限のままだと確か使えないので、 権限を変更するか、ユーザごとにNormal等に昇格させてあげる必要があります。 TS3のファイル共有は各ユーザのパーソナルファイアウォールのポート解放が 必要ないので、IRCやメッセンジャーよりはやりやすいかと。 契約しているVPSにもよりますが基本的には転送速度もそれなりにあります。 (Serversman@entryでも4MB/sくらいは出ます) あとは、お好きなように管理していって下さい。 今日: - 昨日: - 合計: -
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被災地vipperに全国リレーで欲しい物届けてやろうぜwwwwwwまとめWiki オフやるかも 続報を待て 画像提供者:青森の幼女( ◆bWHYWnZ5pw 青森で親戚の幼女へDS希望してる者 が正式名称だけど) 作成していただきありがとうございます パー速スレ 被災地VIPPERに全国リレーで欲しい物届けようぜwwwww http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302365025/ 被災地VIPPERに全国リレーで欲しい物届けようぜwwwww (実質2) http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302706437/ 被災地VIPPERが要求した物を全国リレーで届けるスレ★6 ←現行スレ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306173175/ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/09(土) 06 05 50.95 ID Hi+9YsNR0 [1/27] ?2BP(0) 燃料不足で物資が送れないならバケツリレー方式でまわしていけばいいんじゃね? 被災地VIPPERが欲しい物を 出来るだけガソリンを使わずに(荷物が重たくなった場合は仕方ないよね) 全国のVIPPERがリレー方式で 一般人に迷惑をかけることなく お届けする のがルールらしいよ 第一便は4月15日に宮城に到着 ほぼすべての物資が要求されたVIPPERの元へ届きました 大阪発関西第二便が4月17日茨城に到着 その後関東第二便に合流 関東発第二便4月18日に福島に到着 その後リレーで仙台にも届けられました 第三便は関西から出発 現在は福井のバイク乗り◆nuvJpad3RI 今後の予定は (4/30~5/1)→福井の大学生 in 福井 (5/4)→新 ◆G1V1.povx in 越後湯沢駅 引き継いでくれる人募集中? テンプレ 被災者用 ※全て叶うとは限りません 【居住地】 【欲しい物】 【備考事項】 物資提供者用 【居住地】 【提供出来る物】 【備考事項】 運び屋さん用 【居住地】 【どこから】 【どこまで】 【移動手段】(なるべくチャリ・電車等を推奨) 【備考事項】 どれかを使ってレスしたらおk 今北用テンプレ 今北用 VIPPERでバケツリレーして東北に物資送ろうぜwwwww 今のところゴールは宮城、一応宮城県民のVIPPERもいる ◎運ぶぜwwwwwww テンプレを使って運べる区間、条件をうpしな! あとはルートが決定するのを待つ、つーかお前も募集に協力汁 ◎物資提供するぜwwwwww スレで被災地VIPPERが物を欲しがっているから該当の物のみ提供してくれ kwskはスレかWikiの必要な物資まとめを参考に ◎支援するぜwwwwwww スレ保守、宣伝は頼んだぜwwwwww まとめWiki:http //www45.atwiki.jp/viprelay/ これの編集を頼むんだぜwwwwwwwwww
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ランターン虐 作者 虐待犯 青く広がる空と海、辺りには青と白しか見えないような絶海の風景が辺りに広がる。 ここは陸地からは遠く離れて居るため、巡視艇や飛行艇も見回りに来ないような海域 であり、魚もまばらにしか生息しないから漁船すら通らない。 冷たい風が吹き付ける冬の海には、寒々しさ以外の物は感じられない。こんな季節では 観光船も通らないし、バカンスにくる船はなおさらであった。 だからその海は、本来は静かな海であるはずだった。しかしその日だけは、何故か 大型クルーザーがそこにいた。アウトドア・フィッシング仕様とでもいうのか、 クルーザーには巨大なウィンチや、網を巻く機械などが設置されていた。 それだけならばまだ、単なる釣り好きが繰り出した船とも見られたかも知れない。 しかしその船に乗っているのは、釣り人でも何でもなかった。 「おうい、まだ準備は出来ないのかね。随分待ちくたびれてしまったよ」 ひどく肉付きの良い老人が、でっぷりとした腹を揺すりながら船のデッキを 歩いている。老人は脂肪の塊と言った感じで、船の揺れに合わせて頬がブルブルと 揺れ動くほどの肥満体である。 寒さに耐えるためにコートやセーターを重ね着する様は、まるでゴローンか マタドガスかと思わせるような姿だった。 「たったいま下準備が終わったところです。ご覧になりますか?今回入った獲物は 脂の乗った良い型をしてございますよ」 太った老人に張り付くような笑顔を返したのは、細面の四十男である。商売に 慣れて機械化した人間に特有の、目の笑っていない不気味な顔をしている。 男は全く形だけの言葉をかけると、老人をデッキの前の方へと案内する。すると そこには、大きな水槽が用意されていた。人間一人がゆうゆうと入れるほどのその 水槽の中には、一匹の魚が入っている。魚は弱っているのか、動かずにじっと水底に 身を横たえている。 「ちょうど電気抜きが終わったところで、これからウィンチにかけてつるし上げます」 そう男が言うと、大振りの包丁を持った漁師らしき人物が、船の奥から出てきた。 ゴムのカッパと手袋を全身に身に付けており、どこかまぬけな様子である。 その漁師は目つきこそ鋭かったが、覇気は余りない。職業人としての意識だけで 動いているような、そんな男であった。 漁師はおもむろに水槽に腕を入れると、魚の頭を掴もうとする。すると今まで じっとしていた魚は急に全身から電流を放った。頭の先にある触角からも、 まるで白熱灯のような強力な光があふれ出している。 「だ、だいじょうぶかね。まだ力が残っているようだが・・・」 「ご心配なく、身に少しばかり蓄えていた予備の電力でしょう」 漁師は全身を絶縁しているので、電撃の抵抗も無意味だった。あっさりと頭を 捉えられた魚は、顎をワイヤー付きのフックに通されてしまう。漁師がレバーを 操作すると、すぐにワイヤーは巻き上げられ、魚は空中につるし上げられた。 「おう、準備できたぞ」 ドスの利いた漁師の声を受け、男は老人に笑いかけた。 「それでは、これよりランターンの吊るし切りをご堪能頂きます。まずそもそも ランターンと申しますのは・・・」 ランターンと言うのは、海に住む魚ポケモンの一種である。その内臓は脂肪を豊富に 含んだ大変美味なもので、古くから美食の一つとして知られている。その味はふぐ ポケモンのハリーセンと並び称されるほどであり、冬場は特に脂が乗っている。 「能書きはいい、早くやってくれ」 じれったそうに老人がせかすと、漁師はさっきの包丁を持ち出した。その包丁は まずランターンの右のひれに当てられると、淀みのない素早さでひれをそぎ落とした。 まだ痛覚が残っているのか、ランターンはいくらか抵抗をする。しかし宙づりでは 力も発揮出来ないし、電流も本当にさっきの一回で使い果たしたのか、ただ左右に身を よじるだけである。 今度は右のひれもそぎ落とされ、切り口からは赤い肉が覗いている。そして漁師は 皮に切れ目を入れると、その内側に包丁をあてて一気に下へおろしていく。ビーッと いう音と共に皮が剥がれていき、筋肉や脂肪がむき出しになる。 「ガーッ!ガーッ!」 空気に触れた部分が傷むのか、ランターンは苦しげな声を上げる。しかし口は完全に 固定されているため、まともに鳴くことも出来ない。漁師はその動きを手で押さえつつ、 皮をどんどんはがしていく。 数分後、ランターンは全身の皮を失ったグロテスクな姿になっていた。ショック症状を 起こして体はビクビクと震え、まぶたを失って大きな目玉がくっきりと見える。しかも 筋肉と脂肪のせいで、全身は白と赤がぐちゃぐちゃに入り交じった色をしていた。 「うーむ、これは凄まじいな。ワシもこいつは良く喰うが、生で見るとものすごい」 老人は醜く膨れあがった顔をさすりながら、にやにやとして笑っている。今にも口から よだれを垂らしそうな、妖怪のように奇怪な顔つきである。 老人が不気味に笑っている内に、ランターンはさらに原形を失い始めていた。腹は縦に 引き裂かれ、内臓はどんどんと引きずり出されている。体液にまみれてぬらぬらした 光を放ちながら、漁師の足下のバケツに放り込まれていく。そこではさっきはぎ取られた 皮と内臓が混じり合って、血なまぐさい臭気をそこから発していた。 「良い香りだ。食欲が湧くのう」 ついによだれを溢れさせ始めた老人を尻目に、ランターンは遂にその存在を失った。 背中、腹、胸、頭、あまつさえヒレすら切り落とされてしまい、骨までも一緒に バケツへと放り込まれる。最後に残ったのは、牙だらけの口だけであった。 「これでようやく喰えるのかね?」 「まだぬめり取りが終わっちゃいねえ。これが一番大事な所なんだ」 老人の妖怪的な笑いに、漁師はまったく取り合わずに水を差した。ゴム手袋を外すと 腕まくりをし、ホースで身の入ったバケツに海水を注ぎ込んでいく。バケツが一杯に なったところで、漁師は内臓と肉と皮を鷲掴みにした。 「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」 漁師は腕を押し込むようにしてバケツの水を掻き回す。時折目玉が浮かんでくるかと 思えば、白い内臓が綺麗に並んで沈んでいったりもする。その内にぬめりが水に 移っていき、身からはぬめりが無くなっていく。血なまぐささも徐々に薄れて いき、最後にどす黒く濁った水だけが、血と体液の存在を証明していた。 「ようし、これで準備は終わりだ」 漁師がそうつぶやくと、男が船倉から調理具一式をすぐに持ってきた。 「お、気が利くな。よし、それじゃあ鍋の準備をして、その間は刺身にしよう」 ガスコンロに火が付けられ、湯が沸くまでの間につなぎとしてランターンの 刺身が出された。 白くつやびかりする内臓がまな板に載り、包丁でタタキにされる。さっきまでは 生命活動の一端を担っていた部分が、すりつぶされて食材へと変化を遂げていく。 同時に筋肉も薄く切られていき、刺身として皿に盛られる。 「とりあえずこれでも喰っててくれ。味は調味料で適当にな」 漁師はそういって皿を渡すと、すぐに鍋の方へと取りかかった。老人の方もずっと 待っていたため、さっさと刺身に手を付けた。箸を使わないから、文字通りの意味だ。 一切調味料を使わずに、正しく直食いといった感じである。 「うまい!このとろける甘さが何とも言えんなあ。この脂のとろける感じがたまらん!」 老人は独り言を言いながら、刺身とタタキを食べ続けた。その内に独り言は回想する 口調に、そしてグチのような響きへと変わっていく。 「全く昔は良かった。カモネギは食べ放題だったし、ケンタロスやラッキーも保護など される事はなかったからなあ。ああ、あのカモネギ鍋とケンタロスステーキ・・・」 老人は喋りながら、手を動かすことも忘れない。山盛りになった刺身は、常人には 考えられないペースで喰われていった。 「それもこれも、みんなあの『ポケモンGメン』とか言う連中のせいだ!くそっ。 ポケモンを今まで散々喰って来たのを無視して、保護だの愛だのふざけた事を! 喰われて滅びるのは弱いからだ!弱肉強食の理屈もわからんやつらめ」 老人は吐き捨てるようにつぶやきながら、昔の事を思い出していた。ポケモンの 食材使用が大幅に制限された時期、自分の出資で作った地下美食倶楽部。あらゆる ポケモンのあらゆる食べ方を研究する、夢の大料亭。 しかしそこも数年前、Gメンとポケモンリーグの摘発で叩き潰されたのだ。道楽仲間も 何人か逮捕され、一からやり直しになってしまった。 「わしが復活した曉には、まず奴らの手持ち共を食い尽くしてやる」 老人は怒りを感じつつ、指に付いた内臓を舐め取った。今の老人の手駒は、料亭の 支配人だった男と、金で動く違法な料理人が数人だけしかいない。 「絶対に、絶対に倶楽部を復活させてやる。喰らえるポケモンの全てをわしの口に 入れてやるっ・・・」 皿が空いたちょうどその頃、鍋の準備は完成した。その香りを嗅いだ老人は、心の中で ある一つの誓いを立てた。-この鍋を手始めとして、倶楽部を再興してみせる- そう誓った老人は、とりあえず怒りを収めて、鍋をつつくことにした。 **************************************************
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時事ネタ / コピペ / スレッドなど 注意このページはネタページです。用法容量を守ってご利用ください。 人名をのせるのは厳しく規制されているので尚そちらのほうもご注意ください。 時事ネタ 今はそれどころでは無い状態 うるせーニトロダケ投げつけんぞ! お客様を満足出来なかった場合解散します 鞄尾 ギラウス クーラードリンコが消えた 国内最大級のサーバ ジャクジョウ すみません、ピチューンorz デァアブロス ディドーン HS は?レイアは? ピンクバケツ関連 ??? 物欲センサー プロハンター ブロント ヘヴィ めっちゃラッキー もしもの時の600円 perty PSスキル You BAN ロールバック戻します ドスギアッチョ 磁石 リアン娘のむっちり太もも コピペ 求人区とは(夏休みver) 全てはお客様のせいです 全盛期のイャンクック 太刀の役割 ネトゲ実況2・ネットウォッチなど ネタ用メニュー
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【名前】シマリス 【属性】シマリス 【大きさ】シマリス並み 【攻撃力】シマリス並み 【防御力】シマリス並み 【素早さ】シマリス並み 0115格無しさん 2024/02/24(土) 13 59 16.17ID XXjncRvA シマリス考察 wikipedia参照。 頭胴長12-19センチメートル、尾長8-11.5センチメートル、体重70-120グラム ということで体長12cm 10cmの成人男性より上から ○ハニワ ゴキブリより速いだろう △消しゴム 決め手なし △ハニワMAXIMUM 決め手なし △大きいカタツムリ 決め手なし ○変態ストーカー △バケツマン 決め手なし ○オロチダニ チワワに一撃で殺されることはないだろうし潰して勝てるだろう ○雄太 目とか狙えば勝てるか ×モンハナシャコ サイズで負ける ×スズメ サイズで負ける この辺までか モンハナシャコ シマリス 雄太