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原題 The Men Who Fell 製作関連 監督:ウィリアム・L・スチュワート 脚本:イグナティウス・フィッシャー 出演関連 ブレンダン・ガイ・マーフィ アイク・スティールストラ キンバリー・パーモン サラ・ケリー・スチュワート デニス・ファリク 各所にて散々酷評を受けていた映画、バイオハザードX。 まぁ、タイトルが某映画とほぼ似ており、パッケージもそれに合わせたかの様なパクリ要素満載だから仕方ないかもしれませんが…。 私は意外に好きでした、この作品。 ゾンビが出て来なかった事には多大なショックを受けましたけど、それは『バイオハザード』=『ゾンビ』といった定義を勝手に私が持っていたせいな訳ですから、文句は言えませぬ。 いやまぁ、パッケージに「アンデッドの群れ~」云々が記載されていたせいもあるんですけどね、うん。 パッケージの広告文句に踊らされちゃいけませんぜ、皆の衆。 あれのほぼ80%は誇大文字が記載されてますから。 とまぁ、話は脱線しましたが、映画が始まって最初の60分は囚人男二人の捜索行動により費やされました。 人によってはこの時点で「ダルい」と切り捨てて終わってしまう方もいらっしゃるかも? 私は結構ワクワクしながらストーリー観てたので、余りそんな感想は無かったんですけどね。 ホームと呼ばれる基地から『X』と呼ばれる物体を調査に来たこの囚人男二名は、刑期を少しでも減らそうと見知らぬ土地に舞い落ちます。 舞い降りるなんて生易しい表現の着陸じゃなく、文字通り落ちます。 良く生きてたな、二人共…。 彼等の会話から、ホームは恐らく囚人達を集めた場所だと思われるのですが、どうやら其処は労働奉仕すれば、刑期が減っていくシステムになっているらしく、(多分)主人公のマカファティは任務をこなそうと頑張り中。 ところがどっこい、一緒の任務に携わるフライヤーの方は最初からギャァギャァと煩い煩い。 こんな奴置いて行けば良いのにと思われる位、減刑任務よりもホームに帰りたがっています。 マカファティもさぞかし迷惑だったであろう彼は、最初から終盤一歩手前までほぼ「早くホームを呼べ、援軍を呼べ」という言葉ばかり発しております。 そんな彼を率いて地下に潜ったマカファティ。 地上で地元住民(とはいえ、認識出来たのはせいぜい4~5人位)に攻撃を受けた際、腹を負傷しております。 簡単な応急処置をして、地下に張り巡らされているパイプ伝いに歩いて行きます。 途中途中で、不気味な声や音を聞いたり、奇妙なガラクタ(人形の首とか…)を発見したり。 中でも一番仰天したのは、恐らくホームから2ヶ月前に脱走したと思われる囚人仲間の死体でしょう。 囚人は着用している衣服に自分の名前を入れているので、それで誰が誰なのか一発で解る訳ですね。 背中に囚人番号、胸辺りに自分の名前。 ワオ、これで二重チェック出来るね! で、マカファティが見つけたのは高い高い壁の上の方に張り付けられて死亡している死体と、足元に落ちている衣服の切れ端で、その切れ端が何故か名前だけ綺麗に見える様に千切り取られていたのです。 何てこった、彼等は脱走したのではなく、此処へ送られて来ていたのだ! それに気付いた二人ですが、ホームの反応は冷たいもので「さっさとXを見つけて来い」だそうだ。 フライヤーは相変わらずギャーギャーと煩かったが、マカファティは諦めの境地に達し、Xの捜索再開。 とうとうそれっぽい場所まで辿り着き、扉が開封される緊張の瞬間、フライヤーは訳の解らない事を叫びながら逃げました。 「………」 一人ぼっちになったマカファティは、仕方なく一人で扉を開けます。 「やぁやぁ、待ち望んでいた新しい玩具が来たね!」 そう言いながら中から現れたのは、デロデロな肌と宇宙人グレイの様な真っ黒な目をした異形(に近い)男でした。 こいつがアンデッド(の群れ)か! 一人で群れの役割を果たすなんて、凄い大役じゃないか。 流石だね、悪魔さん! ハイ、アンデッドは実は悪魔でした。 この時点で、この映画の終わりまで残り30分。 にも関わらず、此処で新たな登場人物が現れました。 「神の御名において命ずる、悪魔よ立ち去れ!」 そんな事を言いながら、全身柔な防具で固めた一人の女が、十字架と剣を持ってケロイド状態にちょっと似ている男に戦いを挑みます。 「またお前か~」 男も嬉々として応戦している事から、この二人はどうやら旧知の間柄の様子。 マカファティ、状況について行けず、一人腰を抜かして震えるだけ。 結局その場は女に助けられ、マカファティは女の住処へと連れて行かれます。 女は地下の一室を自分の部屋としており、其処には生活に必要な最低限な代物が揃えられておりました。 ベッドもしっかりあったので、寝る場所には困らなさそう…。 しっかりペットと思しき猫がベッドに陣取ってましたけどね! ちなみにこの猫、茶色のシマシマで可愛い子でした…ふへへ。 すいません、猫好きなもので。 ちょいと中断。続きはまた後で。 名前 コメント
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“壁の花(ウォールフラワー)”モードレッド・カーライル スタイル カブト,マネキン◎,カブトワリ● 解説 カーライル・シンジケート(未実装ノハ´゚x゚ハ⌒ニュロ)のマーダー・インク所属。 幼い頃から殺しの技を叩き込まれて育った暗殺者であり、アーサー・カーライルの養女。 その銃の腕前は圧倒的であり、他の追随を許さない。 彼女と互角に渡り合える者はなく、モードレッドはいつも孤独感に苛まれている。 それゆえ、踊り相手のいない“壁の花”と呼ばれる。 toコネ fromコネ 1 --L- アーサー・カーライル 噂 サプリメント「マーダー・インク」の三大“モエ”の1人ニュロ。 ちなみに、他2人はアーサー・カーライルと長谷部万力ニュロ。 N◎VA全体でも、アルドラ・ドルファンと共に“萌えの二大巨塔”と呼ばれるニュロ。 [2011/09/30 10 19 21]
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バイオニックコマンドー 登場人物 コメント 2009年6月25日にカプコンが発売したXbox 360、プレイステーション3用の3Dアクションゲーム。1988年発売のファミリーコンピュータ用ゲーム『ヒットラーの復活 トップシークレット』から、ゲームシステムや世界観を引き継いだオリジナル作品である。2009年10月29日にはWindows XP/Vista版が発売された。開発はGRIN。 尚、本項では『バイオニック コマンドー マスターD復活計画』を『マスターD復活計画』と省略。2009年に発売されたジャンルがTPSおよび3Dアクションゲームの『バイオニックコマンドー』を、そのまま『バイオニックコマンドー』と表記した。 登場人物 キングドラ:スーパージョー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 ジュナイパー:ラッド・スペンサー -- (ユリス) 2017-05-07 20 53 51
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1996年放送。2008年4月25日にDVD-BOXが発売。先行劇場版にハーメルンのバイオリン弾き (劇場版)がある。 監督 西村純二 原作 渡辺道明 シリーズ構成 今川泰宏 キャラクターデザイン 中嶋敦子 美術監督 加藤賢司 美術監督補佐 高橋久嘉 色指定 石井健一 撮影監督 藤倉直人 特殊効果 斎藤丈史 編集 森田清次、高山智江子 録音演出 亀山俊樹 調整 桑原邦男 効果 野口透 録音オペレーター 内田誠 音楽 田中公平 アニメーション制作 スタジオディーン 脚本 今川泰宏 絵コンテ 西村純二 清水明 菱川直樹 渡辺純央 白旗伸朗 篠原俊哉 須永司 四阿蔵志 演出 守岡博 渡辺純央 清水明 菱川直樹 鈴木芳成 作画監督 中嶋敦子 室井聖人 斉藤哲人 室井ふみえ 佐藤和巳 津幡佳明 数井浩子 ■関連タイトル ハーメルンのバイオリン弾き DVD-BOX 劇場版「ハーメルンのバイオリン弾き」DVD ハーメルンのバイオリン弾き ― ヴォーカル全集 ハーメルンのバイオリン弾き 魔曲全集 1 ハーメルンのバイオリン弾き ドラマ全集 第1楽章 ハーメルンのバイオリン弾きスペシャル―渡辺道明PRESENTS ハーメルンのバイオリン弾き公式チャレンジブック ハーメルンのバイオリン弾き―少年ガンガンピクチャーポストカード 新作コミック ハーメルンのバイオリン弾き ~シェルクンチク~ 1 SFC ハーメルンのバイオリン弾き 田中公平20周年な夜 炎のオーケストラ・コンサート第1部 フィギュア・ホビー:ハーメルンのバイオリン弾き 原作コミック 渡辺道明/ハーメルンのバイオリン弾き 1巻
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登録日:2021/03/07(日) 18 20 56 更新日:2024/06/15 Sat 02 42 00NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 2016年 PG12 どうしてこうなった ザ・ファイナル ソニー・ピクチャーズ ツッコミどころ満載 バイオハザード バイオハザード:ザ・ファイナル ポール・W・S・アンダーソン ミラ・ジョヴォヴィッチ レーザートラップ ローラ 完結編 実写 実写版バイオ 実質ホームビデオ 映画 最終作 洋画 観客置いてきぼり 全てが終わる。 「バイオハザード ザ・ファイナル」とは実写映画版バイオハザードのシリーズ最終作である。 ●目次 ◆概要 ◆あらすじ ◆登場人物 ◆設定○ハイブ ○風媒の抗ウイルスワクチン ○浄化作戦 ◆登場クリーチャー ◆概要 公開日は日本は2016年12月23日、アメリカは2017年1月27日。 上映時間は106分。 今まで5作14年続いた実写版バイオの集大成とも言える作品であり、この作品を以て実写版バイオハザードシリーズは完結を迎えた…がその評価は…。 ◆あらすじ アリスが目を覚ますと、そこは荒廃したワシントンだった。 廃墟と化したホワイトハウスを探索していると、コンピュータールームのモニターにレッド・クイーンが現れる。 不倶戴天の敵を前に身構えるアリスだが、彼女が発したのは「人類を救ってほしい」という思いもよらぬ言葉だった。 最後の望みに賭け、アリスはTウイルスとの長きに渡る戦いに終止符を打つべく、始まりの地であるラクーンシティへと向かう。 ◆登場人物 ○アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ) 主人公。 前作終盤でウェスカーに再びTウィルスを投与され、完全適合者としての戦闘能力と超能力を取り戻した…のだが、小説版によると超能力発動は一回限りの欠陥品という何とも都合の良すぎる代物だったらしく、結局超能力の類は失った状態で物語はスタートする。 ウイルス適合者としての戦闘能力や再生能力は残っているが、最終作なのにタイマンで負けてるシーンが結構多く、格闘戦では手練れとはいえクローンアイザックスの部下にすら負けており、Tウイルス完全適合者の設定も形無しである。 おまけに「幼少期の記憶を失っている」「オリジナルのアリスもまたクローンだった」とか今までの作品で伏線として何一つ語られていない設定が今作で生えて来まくっており、いくら最終作で辻褄を合わせる為とはいえかなり強引な設定解釈が為された。 ○クレア・レッドフィールド(アリ・ラーター) ゲーム版からの登場人物。 前作冒頭の混乱で何処に行ったのか不明だったが、アンブレラに連行される途中、ヘリのパイロットを殺して逃げ出していたことが判明。その後、ラクーンシティ生存者グループに助けられ、メンバー入りした。 今までのシリーズに比べても活躍するシーンが少なく、正直「これクレアでやる必要あった?」と思われるようなシーンも多々。 ○ドク(オーエン・マッケン) ラクーンシティ生存者グループのリーダー。クレアとは恋人同士…だが正直死に設定。 実はアンブレラとの内通者なのだが事前に知っていたアリスにあっさり無力化され、命乞いするもクレアに射殺された。 あれ?『Ⅰ』にもそんなのあったような… 吹き替え役は原作『6』のジェイクの日本語版と同じ人。 ○コバルト(ローラ) ラクーンシティ生存者グループの一人。クリスチャンとは恋人同士…だが(ry 演者は日本でもお馴染みローラ。前情報では活躍する的な煽りが結構されていたが、ほぼ活躍ゼロであっさり死んだので予告詐欺と言われることも。 ○アビゲイル(ルビー・ローズ) ラクーンシティ生存者グループの一人。父親が盗難車の解体をしていたことから、改造に強い。いわゆるメカニック枠。 ○クリスチャン(ウィリアム・レビー) ラクーンシティ生存者グループの一人。コバルトとは恋人同士…だ(ry アリスを信用しておらず、アリスがグループ入りしてからも銃を向ける等粗暴な態度を取っていたが、戦いを通じて信頼を置くようになった。 ○レイザー(フレイザー・ジェームス) ラクーンシティ生存者グループの一人。黒人男性。 小説版では何故か名前が変更された。 ○アレクサンダー・ローランド・アイザックス(イアン・グレン) 「Ⅲ」に登場したアイザックス博士と本作に登場するクローンアイザックスのオリジナル。要するに、「Ⅲ」に登場したヤツはクローン。 既存の人類を滅ぼす「浄化作戦」の計画者であり、今までのシリーズ全てにおける黒幕にして、本作のラスボス。 ハイブの最下層の指令室にコールドスリープにより休眠状態にあったが、ウェスカーがアリスを処理出来ずに切羽詰まり、事態に収拾を付ける為ウェスカーの手で覚醒した。 人類を滅ぼし、世界を支配する理想郷を創るという野望を持つ、など一応原作のオズウェル・E・スペンサーのようなポジションにいるが、サイバネティック技術によりウィルス完全適合者のアリス以上の戦闘能力を手に入れたという原作バイオハザードシリーズ全否定の設定と 最終的に自身のクローンに「死ね!偽物(クローン)め!」と言われ、ナイフで刺し殺されるというラスボスとは思えない情けない最期 からか、ラスボスとしても大いに不評。 ○クローンアイザックス(イアン・グレン) 「Ⅲ」に登場したアイザックス博士のオリジナル……と思い込んでいるクローン。流石にクドい。 ただし、戦闘能力ほぼゼロだった「Ⅲ」のヤツとは違い、アリスと互角に殴り合える戦闘能力を持つ。 オリジナルにかなり近い地位に就いているようで、ウェスカーに命令を下せる立場にあるが、当のウェスカーは彼がクローンである事を知っている為、アリス殺害に失敗した時には露骨に嫌味を言っており、二度目に失敗した際もさっさと切り捨ててハイブの防衛に切り替えていた。 アリス殺害に二度も失敗したことでアンブレラの最終目的である「浄化作戦」よりも、アリスへの復讐に執心するようになるが、 ゾンビ軍団の餌食になりあっさりと死ぬ。 「Ⅲ」でもレーザーでサイコロステーキにされた頃と変わらないと散々な殺されようである。 ○アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ) ゲーム版からの登場人物。 前作ラストでアリスと手を組んだかのように見えたが、即裏切って本拠地のハイブへと逃げた。小説版によると、そもそもウェスカーはアンブレラを裏切っておらず、自分の地位を狙う別の幹部の対処にアリスの超能力を利用しようとした、というのが真相だった。 いや無理があるだろ。 全ウェスカーの中で最も情けないウェスカー。今までは多少なりとも存在した大物感は今作においては皆無である。 見通しが甘すぎる上に超無能であり、上記のクローンアイザックスにすら苦言を呈される程。おまけにあろうことか戦闘シーンゼロ。 その最期もアイザックス博士につくと言ったことでアリシアにクビを言い渡されアンブレラ所属ではなくなったためレッドクイーンが作動させたドアに挟まってそのまま死んだ挙げ句手に持たされた起爆スイッチを手放して爆発に巻き込まれるというとてもウェスカーとは思えない程情けないものであった。 しかも、死ぬ間際にはよりにもって「助けてくれ」(*1)等という原作のウェスカーなら絶対言わないであろう台詞を言いながらアリシアに命乞いをする事から、「こんなウェスカー見たくなかった」「こんなのウェスカーじゃない」と超不評。 ○チュウ司令官(イ・ジュンギ) クローンアイザックスの部下でアンブレラの兵隊を束ねる司令官。ウィルス完全適合者であるアリスを格闘戦で圧倒するほどの格闘術の達人だが、アリスの策に敗れ、アンデッドを引きつけるための囮として使われゾンビ化してしまい、最後は元上司のクローンアイザックスを他のゾンビとともに殺害した後、抗ウイルス薬にて死亡。 何故か小説版では「リー」という名前になっている。 ○レッド・クイーン(エヴァ―・アンダーソン) アンブレラ社研究施設「ハイブ」のメインコンピュータのAI。 前作でウェスカーがアンブレラを乗っ取って世界を滅ぼそうとしている……と説明していたが、これはウェスカーの嘘。 実態としては、アンブレラのAIという関係上命令はアンブレラの者以外受け付けないが、同時に人命を尊重するようプログラムされている。第1作でハイブ職員を殺害し、アリスらを妨害したのも、ウイルスの拡散をハイブのみに留める為。 今までは敵だったり、なんだかんだ付き合いが長かったが、最終作になって味方化。抗ウイルスワクチンの存在をアリスに伝え、人類の希望を託した。 演者は監督ポール・W・S・アンダーソンと主演ミラ・ジョヴォヴィッチの娘。別に演技力は悪くないのだが、これまでも含めて目的がコロコロ変わったり、作品自体が不評過ぎたせいでファイナルは実質ホームビデオと揶揄されることも。 ○ジェームズ・マーカス(マーク・シンプソン) T-ウイルスの開発者。あれ?それって「Ⅱ」でも出てなかった?(*2) ゲーム版の原作では死体を女王ヒルに寄生されて蘇った研究者であり、元々完全にイカレたジジイだったが、今作では娘の病気の治療のためにTウイルスを開発し、Tウイルスの危険性を確認すると研究を破棄しようとするなど、原作と比べるとだいぶまともな人物。ぶっちゃけ名前だけ借りた別人。 アイザックス博士と共にアンブレラを立ち上げたが、Tウイルスの独占を狙ったアイザックスに裏切られ、ウェスカーにより暗殺された。 ○アリシア・マーカス(ミラ・ジョヴォヴィッチ、エヴァ―・アンダーソン(幼少期)) ジェームズ・マーカスの娘。プロジェリアという現実にもある早老症を患っており、Tウイルスで一時は回復したが完全には治癒せず、再発して老婆のような見た目になっている。 アイザックスは、父親のジェームスは殺しておきながら娘の彼女は殺さないという、よく分からない行動を取っていた。 小説版によると、アンブレラの株式の半分を所有していたため、創設者のアイザックスとは支配階級が同じであった為殺せなかったという説明しているようでよく分からない説明がなされた。 実際どう考えても無理があるだろ、と思った画面の前の方。あなたは正しい。 ○ジル・バレンタイン、レオン・S・ケネディ、エイダ・ウォン 前作の生き残り……の筈だが、本作ではあろうことか出番ゼロ。小説版によると、レオンとエイダはB.O.W相手に負けて死亡、ジルはウェスカーの攻撃からアリスを庇って失明した上で死亡、とゲームのメインキャラとは思えない退場の仕方をした。 ゲームの主要キャラクターながら雑に処理された上、しかも肝心の映画では出番ゼロという二重の不遇を食らったのもこの映画が不評になった理由の一つ。せめてジルだけでも出せよ… ちなみにクリスは本当にどこに行ったのか不明。 妹のクレアは出てくるのに… ◆設定 ○ハイブ アンブレラ社の秘密研究施設であり、ラクーンシティ地下に蜂の巣の如く層状に構築されている。第1作の舞台であり、とある人物が私利私欲の為に研究していたTウイルスを盗み出し、口封じにTウイルスをバラ撒いた事により、研究施設の人間全てがゾンビ化し、それが世界を滅ぼす災禍へと繋がった。 例のレーザートラップ部屋の前のコントロールルームはその床自体がエレベーターになっており、そのエレベーターの道中にはアンブレラの幹部がコールドスリープで大量に保管されている。 その先がアンブレラの指令室になっており、アンブレラのボスであるアイザックス博士がコールドスリープで休眠状態にある。 アンブレラ幹部がコールドスリープで保管されている区画や指令室は第1作や本作のハイブの図面に一切描かれておらず、アンブレラにとっても完全に最重要機密であった模様。 ちなみにハイブの構造上、あれ程の大量の幹部を冷凍睡眠させるには、バイオハザードが起き、核爆弾で街が吹き飛んだ後では、ウイルス感染や核被曝のリスクを考えると、ほぼ不可能であると思われる。すなわち、オリジナルのアイザックス博士やアンブレラ幹部は第1作のバイオハザードが起こる前から冷凍睡眠していたことになる。あれ程の大量の幹部が一斉に消えたりしたら疑問を抱かれるどころか、そもそも会社として成り立つのか…? ともかく第1作でそのハイブ自体がバイオハザードを引き起こしたのは、実態としては相当ヤバい出来事であった模様。 ○風媒の抗ウイルスワクチン Tウイルスを完全に死滅させる効力を持つ抗ウイルスワクチン。試験管から放出されて外気に触れると、風に乗って運ばれ、世界の隅々にまで行き渡る…という凄まじすぎる効力を持つワクチン。しかも「浄化作戦」の内容を考慮した場合、これは第1作以前の時点で既に開発されていた模様。 今まで「Ⅲ」のアイザックス博士やアリスがワクチンを作るのに必死こいてたのがアホらしくなる。 ちなみにTウイルスのワクチンについてだが、3作目の時点でアリスの血液から完全なワクチンが製造可能であることは明言されている。にもかかわらず、4作目からはそのワクチンについては一切触れられず、最終作でいきなりこんなチートアイテムが出て来たのである。 参考までに、ゲームのバイオハザードシリーズにおいてウイルスの類を世界中に行き渡らせる方法としては、原作『5』でウェスカーがウロボロス・ウイルス入りのミサイルを輸送機から放ち、気流に乗って世界中に拡散させるというものがあった。『6』でも同様の方法でCウイルスを中国に放ってバイオハザードを引き起こし、またガスによるウイルス拡散能力を持つ巨大B.O.W.・ハオス等は数日で世界を滅ぼす事が可能であるとされている。そうまでしてようやく世界をウイルスで壊滅させる事が出来るのである。 それを試験管一本分のワクチンだけで世界中のウイルス感染した生物が死ぬ……とはいくらなんでも無理ありすぎな設定である。 特にラストでアリスがアンデッドの大群の前で試験管を割り、即アンデッドが津波のように倒れていくシーンはとてもシュール。気になる方はチェック。 ○浄化作戦 Tウイルスにより人類を滅ぼした後、風媒の抗ウイルスワクチンによりアンデッドを一掃することで、地球を浄化し、アンブレラの幹部のみが暮らせる楽園を地球上に創り出す計画。 早い話が、原作のスペンサーによるウェスカー計画。 今までの長きに渡る戦いはハイブでTウイルス流出が起こったのが原因だったが、計画内容からするにそれが無くとも遅かれ早かれTウイルスによるバイオハザードは起こっていた模様。 ◆登場クリーチャー 今までのシリーズに登場したクリーチャーと比べると正直格落ち感がすごい。 ○ゾンビ/アンデッド もはやお馴染みの生きた屍。 本作では当たり前のように大群で現れる。 ○ゾンビ犬 毎度お馴染みTウィルスに感染した犬。 ゾンビ化してから何年も経ってるからか、ほぼガイコツ状態。 ○ジュアヴォ 外見は水を吸って膨らんだマジニ(あくまで実写映画版の、である)。 原作ではC-ウイルスで造られたB.O.Wであり、ぶっちゃけ今までのシリーズのマジニ同様、名前だけ借りた別物。 ○ブラッドショット 原作ではC-ウイルスで造られたB.O.Wであり、ぶっちゃけ(ry 皮膚ズル剥けの姿が今まで登場したリッカーと被ったためか、リッカーの亜種的な存在にされた。 ○ポポカリム 原作「5」に登場したコウモリにプラーガを寄生させたB.O.W.。 前作ラストで登場していたB.O.Wと同じクリーチャーとのことだが、そいつは明らかにキぺぺオなのだが、今作では監督が忘れていたのか、結局いつの間にかポポカリムにされていた。 そういった事情もあってか、ポポカリムとして登場しているが、フォルムのあちこちにキペペオのデザインが組み込まれている。 追記・修正は全てを終わらせてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメント消しちゃったかもです、申し訳ない -- 名無しさん (2021-03-07 18 34 47) 6作の中で一番画面が暗くて見づらい。アクションが売りのシリーズでこれは痛い。 -- 名無しさん (2021-03-07 19 29 10) 未視聴の映画だけどこんなに酷評されるほど酷かったのか… -- 名無しさん (2021-03-07 19 32 37) 何かハリウッドの長編シリーズって毎回グダグダになる印象が強い -- 名無しさん (2021-03-07 20 22 26) 脚本が今までの話全否定レベルで破綻しててそれはそれは悲惨なことになってたが話がひどいのはいつもの事だし頭空っぽにして見る映画と割り切って観たな -- 名無しさん (2021-03-07 20 30 44) 原作キャラがないがしろにされてて悲しいなぁ -- 名無しさん (2021-03-07 20 42 38) ハリウッド映画続編のお約束「シリーズを通して登場し続けたメインキャラが画面外で死んでいる」。…一作目がそんな感じだったように、ここまで独自路線ならいっそ原作主人公達出てこないほうが良かったんじゃないかなと思ったり思わなかったり -- 名無しさん (2021-03-07 20 48 33) 抗ウイルスワクチンga -- 名無しさん (2021-03-07 20 53 00) 抗ウイルスワクチンがT-ウィルスより先に漏れてたらそれだけで浄化作戦破綻してたのか -- 名無しさん (2021-03-07 20 54 19) 初見はオチがこれ?って思いつつそこそこ楽しめた 抗ウイルスワクチン強すぎだろとかウェスカーの扱い、あと前作最後にいたキャラが全く出て来なかった所とかは気になったけど -- 名無しさん (2021-03-07 21 44 44) 実際、前作に出てた(しかも原作でのメイン)キャラが映画で取り上げられず死んだことにされてるのはほんとク○ソだと思った。でも味方が「お前はクビ」って宣言してレッドクイーンが即座に連携して上っすか―に一撃かました下りは好き。 -- 名無しさん (2021-03-07 22 35 07) 銃はマイナー物使ってるし(震え声) -- 名無しさん (2021-03-07 22 48 17) なんでカプコンはここであのヘボ監督と手を切れなかったのかマジで謎… -- 名無しさん (2021-03-07 23 23 22) この監督デッドライジングの実写した方がよかったのでは… -- 名無しさん (2021-03-07 23 27 33) 1作目とかは面白かったのにここまで駄作になるかあ… -- 名無しさん (2021-03-08 09 11 56) ↑3ダラダラやりすぎて最後まとめるのにグダったのは事実だけど逆に言うとダラダラやり続けられるくらい稼いだという実績はあるからね。中々ないよ6作も続けられる程稼げたシリーズとか、それもゲーム原作で。モンハン映画がまた長期化してグダグダするかはわからんけどあわよくばシリーズ化できるほど稼げたら万々歳だから実績のある監督に任せるのはそう変な話じゃない。 -- 名無しさん (2021-03-08 09 32 10) ↑2 2までは素直に良かったと言えるし3も(謎超能力さえなえければ)ウィルスが蔓延して荒廃したゲームとはifの世界って感じで悪くはなかった。4からは....ジルはよかったですハイ -- 名無しさん (2021-03-08 10 23 30) あれ程の大量の幹部が一斉に消えたりしたら疑問を抱かれるどころか、そもそも会社として成り立つのか…? -- (2021-03-08 16 25 33) ↑送信ミス -- 名無しさん (2021-03-08 16 26 04) それこそ社長や重役のクローンを使って運営させれば大丈夫じゃないか? -- (2021-03-08 16 26 22) 見てて作る側もヤケクソだったのが画面通じてわかる映画ってなかなかない -- 名無しさん (2021-03-08 22 08 09) 試験管一本分の風媒ワクチンでt-ウイルスに汚染された世界を丸ごと浄化出来るって一体どうなってんだ。最早科学というよりは魔法の産物じゃん -- 名無しさん (2021-03-09 00 17 07) ワクチンは酸素に触れると爆発的に増殖するとかそんな裏設定でもあったんすかね(投げやり) -- 名無しさん (2021-03-09 00 20 22) 無料配信してるから見てみたけど格闘戦のカメラワークが最悪すぎる -- 名無しさん (2021-03-09 02 32 19) ↑なんか本編自体がカットが多すぎて訳ワカメな状態だったのと、「これ名義借りして監督が主演(妻)を活躍させたい映画かなー」と諦めに近い感じになったわ -- 名無しさん (2021-03-09 06 41 31) 事実だから否定しないけどここまで批判的な記述だとコメント欄が愚痴が増えそう -- 名無しさん (2021-03-09 10 05 31) 典型的な痛々しいメアリースー作品。4の時点で嫌な予感はしたが原作主人公死亡させてオリキャラが原作敵組織壊滅全て解決はねーわ -- 名無しさん (2021-03-09 12 16 44) 海外じゃメアリー・スーはもう古くて今じゃアリスって呼ばれてるとかなんとか。語源はこの映画です -- 名無しさん (2021-03-09 12 40 07) 妥当な反応だね…。3から舞台を世界に広げてアリスを世界の中心にしたのが間違いだったわ1と2は原作主人公の関わらない今で言うところのゴーストサバイバーって感じで楽しめたのに -- 名無しさん (2021-03-09 13 03 00) このwikiのメアリースーの記事読めばわかるけどそもそもメアリースーって単語自体定義が曖昧であやふやだからな。「原作キャラを噛ませにしまくって大活躍する超強いオリジナルキャラ」を指すなら「メアリースーみたい」じゃなくて「実写バイオのアリスみたい」と言った方がわかりやすくて的確ではある -- 名無しさん (2021-03-09 13 08 55) せめて最後にデカいBOWにロケットランチャー撃つぐらいしてくれればな -- 名無しさん (2021-03-09 15 35 04) エイダとレオン死んだ設定だったのか...初めて知った -- 名無し (2021-03-09 20 26 59) カメラの切り替えと手振れが酷い。迫力とスピード感を出したいんだろうけど目がごちゃごちゃする -- 名無しさん (2021-03-09 20 51 04) 「原作の基本設定や用語を受け継いだうえでオリキャラをメインにする」だけであれば他のメディアミックスにも例はあるし、その路線を通せば何の問題もなかっただろうけど(実際1作目は好評)、原作主人公出しておいて雑に退場させるのはやっぱり駄目だよ -- 名無しさん (2021-03-10 20 28 26) 何で今になって浮上してるのかと思ったら実写版モンハンね… -- 名無しさん (2021-03-10 21 14 33) ↑↑しかも原作の主人公全滅させた上で原作の敵キャラ倒すって言うね。4でレッドフィールド兄妹を実質ウェスカーに敗北させてコールドスリープから助けたのはまだしも、全滅させてオリキャラが仇撃つ形で主人公に代わって……は流石に寒すぎるわ -- 名無しさん (2021-03-11 00 50 15) アレクサンダー・ローランド・アイザックス博士はイアングレンの芝居がかった名演もあって格好良かった。アンブレラのトップと言われても納得できる貫禄と気品と狂気があったと思う。それだけに謎の格闘プログラム設定と最終決戦における急激な小物化が本当に勿体ない -- 名無しさん (2021-04-12 22 34 18) 一応ラストシーンではまだクリーチャーが生き残ってるから「ワクチン」って名称なだけで中身はTウイルスとは別のウイルスなり細菌なりで数年も経てば世界に広がってTに感染した生物を殺せる、と考えれば説明つく…のか? -- 名無しさん (2021-09-04 07 50 01) よくわかんないまま1シーズンで打ち切りになったネットフリックス版に比べれば 旧映画版シリーズはまだまともだった・・・ -- 名無しさん (2022-08-28 19 23 11) 興行収入は大成功だから、批判しても説得力が弱いんだよなー -- 名無しさん (2024-03-18 15 43 56) 前作ラストで示唆されていたワシントンの決戦は丸々カットという。 -- 名無しさん (2024-06-15 02 42 00) 名前 コメント [部分編集]
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バイオハザード5 詳細ストーリー:part50-236~244,258~264、当WIkiの連絡用掲示板内、差し替え・追加スレッド-182-206 1レス要約:当WIkiの連絡用掲示板内、差し替え・追加スレッド-207 237 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 32 37 ID YQurpzL60 【オープニング】 時は西暦2009年。あの忌まわしい洋館事件から既に10年が経過していた。 アンブレラは崩壊したものの、アンブレラの残した生物兵器は闇市場に流れてテロリスト 達に利用され、世界にバイオテロの脅威が蔓延していた。 アンブレラが理事企業を務めていた事での責任問題を恐れた製薬企業連盟は、対バイオ テロ特殊部隊「B.S.A.A.」を組織。 B.S.A.A.隊員は日々繰り返されるバイオテロとの戦いを続けている。 今作の舞台は灼熱の大地、アフリカ。 B.O.W.の闇取引を行っているという闇商人リガルド・アーヴィングの逮捕作戦が今まさに 開始されようとしていた。隊長ダン・デチャントの号令の元、B.S.A.A.アルファチームは アーヴィングが闇取引現場に使用するとの情報があったキジュジュ自治区のとある廃ビルを 包囲、退路を塞ぎ、突入を開始する。 同じ頃、その廃ビルの中では不思議な光景が広がっていた。 一人の黒人兵士がうずくまっている。その目は明らかに何かに怯えている。 そして彼の周りをゆっくりと歩き回る人物。仮面を付け、フードを目深にかぶり、 ローブで体全体を包んでおり、性別はおろか表情、髪型さえ窺い知れない。 やがて黒人兵士が絶叫を上げると彼の目からは光が消え失せ、その体から黒い蛭状の 謎の生物が次々と出現し…。瞬く間に彼の全身を覆っていくソレを静かに見下ろし、 仮面の人物は去っていった。 ほぼ同時刻、アフリカのキジュジュ自治区入り口に到着したB.S.A.A.歴戦のエージェント、 クリス・レッドフィールドは、不慣れなアフリカの地で彼をサポートする為にB.S.A.A.の 現地支部から派遣された黒人女性の新パートナーと対面していた。 「ようこそアフリカへ。シェバ・アローマよ」 新たな相棒との紹介を済ませながらもクリスの脳裏に浮かぶのは何度も死線を共に乗り越え てきた恋人以上と言えるほどに大事な相棒-ジル・バレンタインの墓標…。 この世界は命を掛けてまで守る価値があるのだろうか…? ジルを失った痛みから、最近のクリスはそんなネガティブな疑問を考えるようになっていた。 その答えはまだ見つからない。 ただ、それでもまだ1つだけ確かな思い。俺にはやらなければならない事がある! - オープニング 終了 - 続きます 238 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 35 56 ID YQurpzL60 【用語紹介】 B.S.A.A.:BioterrorismSecurityAssessmentAllianceの略。対バイオテロ特殊部隊 トライセル:製薬企業連盟の理事も務める大企業。CG映画「ディジェネレーション」でも最後に少しだけ登場 アンブレラ:言わずと知れた悪名高き巨大製薬企業 プラーガ:前作のヨーロッパで見つかった寄生生物。寄生された人間はガナード(家畜)と呼ばれていた プラーガ・タイプ2:プラーガ改良版。寄生時間は約10秒。寄生された人間はマジニ(悪霊)と呼ばれる ケネディ・レポート:前作主人公がヨーロッパで巻き込まれた一連の事件をレポートにまとめたもの。 ウロボロス:世界のバランスを変えてしまう何かだという噂。 【登場人物紹介】 クリス・レッドフィールド:ちょっとドジだが妹思いでタフな主人公 シェバ・アローマ:B.S.A.A.アフリカ支部の優秀なエージェント。クリスと組むもう1人の主人公 リカルド・アーヴィング:B.O.W.を闇市場に供給する死の商人。表向きはトライセル社員。 仮面の人物:仮面/フード/コートに身を包んだ謎の人物 ダン・デチャント:B.S.A.A.隊員。アルファチームリーダー ジョッシュ・ストーン:B.S.A.A.隊員。デルタチームリーダー レイナード・フィッシャー:B.S.A.A.隊員。潜入工作員。肉屋 カーク・マシソン:B.S.A.A.隊員。本部への連絡中継/ヘリ操縦士 デイブ・ジョンソン B.S.A.A.隊員。車運転士 ジル・バレンタイン:クリスの元相棒。公式には既に死亡している。 墓標には「B.S.A.A. Jill Valentine 1974-2006」と刻まれている。 -----------ここから本編 【Chapter 1】 入り口で非武装チェックを受けた後キジュジュ自治区内に入ったクリスとシェバ。 B.S.A.A.本部より無線で作戦指示。アルファチームと合流し、アーヴィング の逮捕に協力せよとの事。 自治区内は目つきの悪い黒人達でいっぱい。何故か2人が近づくと通行人は足を 止めて腕を組みながら2人に力一杯ガンを飛ばしてくる。 正直怖いので先を急ぐ。本部からの指示通り、事前に現地に潜入しているB.S.A.A. 工作員と会う為に肉屋へ向かう。 しかし途中で道端に置かれていたラジオの音声が聞こえ、2人は足を止めた。 現地の言葉で誰かが喋っている。声は興奮しているようだ。でもぶっちゃけ何を 言っているのかは全然分からない。 しばらくそれを聞いてからふと気が付くと、あれだけ居たはずの通行人がただの1人 も居なくなっていた…。ラジオの内容のせいだろうか? 考えていても分からないのでとにかく肉屋へ。 239 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 37 21 ID YQurpzL60 肉屋に着くと潜入工作員レイナード・フィッシャーがすっかり現地人に溶け込んだ 格好でお出迎え。2人は彼からハンドガンを受け取る。 治安の良くないこの地から早く撤収したいぜとぼやくレイナード。 シェバが銃の整備をしつつ、アルファチームとの合流ポイントを聞き出すと、広場の 向こうに奴の取引現場があって、合流もそこだと教えられた。 レイナードはふと、「ウロボロスを知っているか?」と2人に問う。 その名はB.S.A.A.でも噂程度に広まっており、2人も一応知っていた。 噂では、正体は不明だが 世界のバランスを変えてしまう 何かだと言われている。 クリスがそう答えると、レイナードはアーヴィングを捕らsえる事がその噂程度に過ぎない ウロボロスを解明する為の第一歩らしいと話す。 そして気を付けろよと忠告し、レイナードは肉屋を出て行った。 アルファチームと合流する為にまずは広場を目指す2人。 途中、民家から悲鳴が聞こえたので立ち寄る。 民家では1人の男が別の2人の男に組み敷かれ、押さえつけられていた。 単なる喧嘩?のようにも見えるが様子がちょっと違う。男2人は組み敷いた男の口から 何かを無理矢理飲みこませている。 躊躇いながらもクリス達が一応銃を向けると2人は逃げていった。 残された男を介抱しようとしたクリス達だがその手を乱暴に振り払われ、男は喉を おさえて猛烈に苦しみ出す。数秒もすると男は顔中の穴という穴から血を流し始めた。 そしてそのままガクンと俯いたかと思うと突然クリス達に襲いかかってくる! 思わず発砲するクリス達。 倒れた男を見下ろして、ゾンビでは無さそうだなとクリスは呟いた。 後にクリスは「ケネディ・レポートに出てきたガナードに特徴が似ている」と発言している。 # 本編中は出てきませんが、道中の補足資料からこの男はプラーガ・TYPE2に # 寄生された事が分かります。今後このような状態を現地の言葉でマジニ(悪霊)と呼びます。 民家から出た途端、多数のマジニによる熱烈な歓迎を受ける。 慌てて近くの建物に入り、ドアを塞ぐ2人。 # 弾薬に余裕があるなら全滅させる事もできます。 ヘリで待機中のB.S.A.A.本部中継、兼空中支援隊員のカークに無線連絡するも これはある程度想定内だったらしく、そのまま合流地点へ迎えとの指示。 仕方ないのでその建物内部から地下を通って広場へ向かう。 240 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 39 07 ID YQurpzL60 広場近くの建物内に入る。 と、広場ではスピーカーを持ったサングラスの男(ラジオの声の主)を中心にして集会が 行われていた。 集まっている自治区の住人は誰も彼もがマジニでありかなり興奮しているようだ。中央の スピーカー男が扇動しているらしい。 扇動者の隣には超巨大な斧を持った処刑マジニと数人のマジニに押さえつけられて暴れて いるレイナードの姿が…。レイナードはどうやら正体がバレたらしく、捕まってしまったようだ。 扇動者が目で合図すると処刑マジニは巨大斧を振り上げる! シェバは焦って救出を試みようとするが、もう手遅れとばかりに静かに制止するクリス。彼も 無念そうだ。 そして斧は勢いよく振り下ろされた。一斉にマジニ達が大歓声を上げる。 扇動者は満足気に周囲を見回して歓声を受け止めていたがここで建物の窓から見ていたクリス達 に気が付いた。 扇動者が再び何事かを叫び、こちらを指さす。一斉に振り向くマジニ達。見つかってしまった。 興奮しているマジニ達が見逃してくれる訳もなく、ラッシュが始まった。 無線で救助を要請するクリス。撃っても撃っても次々とマジニ達が沸いてくる。 マジニ達は各々武器を持って襲いかかってくる。 広場の出口も塞がれてしまった。このままでは弾薬が尽きてしまうのも時間の問題だ。 何体倒したか分からない程時間が過ぎて焦り始めてきた頃、ついに救助要請の返答が無線で伝えられた。 カークのヘリが到着したらしい。カークはヘリからRPG-7を撃ち込み塞がれた広場の出口を周囲のマジニ ごと吹き飛ばす。窮地に一生を得たクリス達は無線でカークに礼を伝え、先に進んだ。 広場を出て少し進んだところでSOS無線が入る。 逮捕作戦展開中のアルファチーム隊長ダン・デチャントからだ。何か得体の知れない化け物に 襲われているらしい。ただならぬ様子で救援を訴えた後、通信は切れてしまう。 合流を急がなければならない。 途中でマジニではない金髪女性からの2度に渡る悲痛なヘルプ要請を聞くがどちらも(強制的に) 助ける事が出来ず、マジニにされてしまって襲われる悲しいハプニングがあったりしたが、 合流ポイントの廃ビルに到着。 しかし様子がおかしい。何やらコールタールのようなどす黒い液体?が壁から垂れ、異常な臭い を発している。さらに先に進むとアルファチーム隊員の遺体が何体も見つかった。 2Fの奥でデチャント隊長を発見。瀕死だったがまだ生きている。 虫の息だが何とか話を聞く事が出来た。 「すまない、アーヴィングには逃げられた。これは罠だったんだ…」 とデチャントは苦しそうに言う。罠とは何の事か? 何とか敵のPCから奪ったというHDDをクリスに渡し、デチャントは息絶えてしまった。この時、 周囲を警戒していたシェバは走り去る人影を目撃するが、逃げられてしまう。アーヴィング だったのだろうか? 合流するはずだったアルファチームが全滅してしまい、途方にくれたクリス達はカークに無線通信。 とりあえずアルファチームが持ち込んだデータ転送機器が1Fにあるのでそこから本部へHDDデータを 転送せよとの指示。 241 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 39 57 ID YQurpzL60 廃ビルなのに何故か動くエレベーターで1Fへ下り、途中で拾った鍵で鍵のかかったドアを開けようと した瞬間、真っ黒な気持ち悪い人型の化け物が天井からドサっと落ちてきた。よく見ると無数の黒い 蛭のようなものが波打ちながら集合して人型を構成しているようだ。 アルファチームを全滅させた化け物はこいつだと瞬時に悟って銃を構える2人。しかしいくら弾丸を 撃ち込んでも倒れる様子が無い。 # 何故ならムービー中に倒されるはずが無いボス戦だからですw 化け物は腕?に相当する部分をまるで触手のように長く伸ばしてクリス達を襲う。 都合良く設置されていた焼却設備で化け物を燃やして解決。この謎の化け物は熱に弱いらしい。 # 大量の弾薬などがあれば一応射殺も可能です。 倒れた化け物から黒い蛭は消滅し、後には人らしき体が残った。しかしその体もやがて溶けていき、 最後には何も無くなってしまった。元は人間だったのだろうか…。 もう少し早く着いていればアルファチームは助かったかも…と悔やむシェバに、俺たちは運よく 生き残れただけだ、もし合流出来ていても結果は分からなかったと謙遜するクリス。 データ転送機器に到着し、HDDデータを本部へ転送終了。 たった2人だけになってしまったクリスとシェバは揃って作戦の再検討を本部に要請する。しかし 返ってきた答えは「作戦続行」だった。増援チームを送る、アーヴィングは鉱山に向かうと推測 されるので早速追えと。2人の反論も空しく通信は切られてしまった。 「やはり隊員は使い捨てか…」 ぼやいて不満を隠せない2人だが上の命令に逆らうわけにもいかず、渋々鉱山へ向かう。 その頃、転送機器の周辺に仕掛けられていた監視モニターを経由して車中からその様子を見ていた 人物が居た。誰あろうアーヴィングと仮面の人物である。 取引場所を密かに変更した上で、B.S.A.A.をおびき寄せて全滅させるための刺客として用意した怪物 「ウロボロス」がこの2人に倒されてしまったことを理解したアーヴィングだが、不敵ににやりと笑う。 まだ打つ手はあるのだ。仮面の人物に車を出せと命じ、車は静かに走り出した。 - Chapter 1 終了 - 続きます 242 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 42 03 ID YQurpzL60 【Chapter 2】 クリス達は鉱山を目指し、港を通過。ここで再びマジニの大群に襲われ、今度は頼んでもいないのに 再びヘリ上のカークにRPG-7撃ち放題で豪快に支援される。 礼を言って先を急ぐ2人だが、しばらく進んで山道に入ったところでカークのヘリが飛行生物に襲われ 墜落していく場面を目撃。キペペオという変種の飛行型プラーガの仕業だった。 道中にあるヘリの墜落現場へ到着した途端、バイクに乗った多数のライダーマジニの待ち伏せに遭う2人。 数度の奇襲を何とか回避したものの、焦りからシェバの銃が弾詰まりを起こし絶体絶命の大ピンチに! ライダーマジニがシェバに襲いかかろうとしていたその時、突然マジニが銃撃で吹き飛ばされた! 振り向くとそこにはライフルを構えたB.S.A.A.隊員の姿が。 さらに次々と狙撃を受け、1人また1人と倒されていくマジニ達。いつのまにかB.S.A.A.隊員が周囲の あちこちに展開していて各所から狙撃しているようだ。 # 隊員を各所に展開している余裕があるならもっと早く助けてくれよ…死にかけたぞ… # とクリスが思ったかどうかは定かではありませんw 最後のライダーマジニも倒れ、襲撃は終わった。 窮地を救ってくれたのは増援のB.S.A.A.後方支援部隊デルタチームだった。 隊長ジョッシュ・ストーンと堅く握手を交わし、礼を言うクリス。 シェバはジョッシュの事をよく知っているようだ。聞けば彼女がB.S.A.A.に入りたての頃の教官だったらしい。 「俺たちのチームの妹みたいなもんだ」 ジョッシュはシェバの事をそう説明して笑った。 さて、落ち着いたところで状況を確認する。 HDDデータの解析を終えた本部の結論では、やはりアーヴィングは鉱山に向かったという事で 間違いないらしい。デルタチームはまず自治区周辺の鎮圧を行うのでクリス達は先行して鉱山へ 向かってくれとの事。本部で解析済みのHDDデータに入っていた情報を記録したメモリカードをクリスに渡し、 デルタチームは移動を開始した。 受け取ったカードを携帯端末に差し込んで情報を確認するクリス。 そこにはどこかの研究施設の画像と共によく見慣れた女性の画像があった。 クリスにとって見間違うはずがない、それはジルの姿だった。 「やはり…」 ジルは生きている。クリスは内心でそう確信する。 元々このアーヴィング逮捕の作戦の裏にはジルの情報がほんの僅かに見え隠れしていたからこそ、彼は 自分からこの作戦への参加を希望したのだ。 だが、突然黙って考え込んでしまったクリスへ声をかけるシェバに、適当に誤魔化して歩き出すクリス。 これは私事だ。今の作戦とは直接の関係はない。今はアーヴィングを捕らえる事を優先しなくては。 243 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 42 46 ID YQurpzL60 駅から坑道を経由して鉱山へ。 鉱山入り口にある建て物の2Fのドアから、内部に人の気配を感じた2人は銃を構えて突入する。 はたしてそこにはアーヴィングが居た! 銃口を向けて動くな、と警告するも慌てて銃をこちらに構えるアーヴィング。 「あなたがアーヴィングね!?」「さーて、誰だったかなぁ」 「覚悟しなさいテロリスト!」「テロリストじゃない、俺はビジネスマンさ」 シェバの警告におどけた様子で適当な返事をしながらも声が裏返っており、顔と銃をせわしなく 動かして全然余裕の無いアーヴィング。正直、小者のようだ。 これは楽勝と2人が思った瞬間、窓を割って煙幕手榴弾が投げ込まれた! 相手がアーヴィング1人だと思っていたクリス達は不意をつかれ、アーヴィングと3人で激しくむせて 咳き込む。さらに窓を割って仮面の人物が乱入。煙の中でアーヴィングの腕を掴み、「急げ」と 指示する。仮面の人物が初めて発したその声は女性のもののようである。 アーヴィングは「あばよ!」と笑いながら仮面と共に窓から出て行った。 急いで窓から外を見渡すも、2人の姿はもう見あたらない。 アーヴィングを追跡する為の手がかりは無いかと、突入時に彼が見ていた資料に目を落とす。そこには 地図があり湿地帯にある油田に丸印が付けられていた。ここに向かったのだろうか。 建物を出るとマジニの団体様襲撃。さすが鉱山、ダイナマイトを持った危険なマジニが多数出現する。 さらに、コウモリベースの大型B.O.W.ポポカリムに襲われた。 大型取引の為にアーヴィングが用意していた大事な商売品だが、クリス達への腹いせに放ったらしい。 だがさっくりと撃破。最後は格好良く構えたクリスのハンドガンが3発火を噴き、ポポカリムは崖下へ 転落していった。 戦闘を終えたクリス達の元へ1台の車が到着。運転手はデルタチームの隊員デイブだ。デルタチームの元へ クリス達を運んでくれるというので遠慮無く車に乗り込む。 車中で本部に無線連絡。デルタチームと合流して油田に向かうと伝えた。 無線を切った後、またしてもライダーマジニ多数出現。車を追跡され、斧だの火炎瓶だの色々と飛んでくる。 車に配備されていた機銃で撃退開始。気分はここだけシューティングゲームだ。 # どうでもいいけど突然のドリフト運転で無意味に味方へダメージを与えるのはやめてください、デイブ。 ライダーマジニの追跡を振り切った車はデルタチームとの合流地点に到着。しかし、またもや様子が変だ。 あちこちの壁がぼろぼろに破壊され、さらにデルタチーム隊員の遺体がそこかしこに…。これでは アルファチームの時と同じだ。 狼狽したデイブは車を停め、無言で仲間の遺体に駆け寄る。 そこへ巨大な人型B.O.W.ンデスの襲撃!デイブはあっさりと踏みつぶされてしまった!さらにクリス達へ も襲いかかるンデス。デルタチーム壊滅の犯人はこいつだ。家族同然のチームの皆を殺されたシェバは 怒りに燃えてクリスと共にデイブの車にあった機銃を構えた。 またしてもシューティングゲームと化してしまったが、ンデスを撃破。こいつは前作のエルヒガンテを B.O.W.として改良したものらしい。ポポカリム同様、闇取引の目玉商品であった大型B.O.W.をアーヴィングが デルタチームを全滅させる為に放ったのだ。 # ちなみにこの戦闘は手持ちの火力ある武器も回復薬も一切使えず、移動も出来ない強制機銃戦闘なので、 # 難易度の高いゲームモードでは最難関のボスと言われています。 244 :BIOHAZARD5:2010/03/25(木) 13 43 30 ID YQurpzL60 アルファチームもデルタチームも壊滅してしまった。 デルタチーム隊長ジョッシュの姿は見あたらなかったが、この状況では絶望的だろう。 またも2人になってしまい、もうこれ以上、B.S.A.A.としての作戦の続行は不可能だ、そう判断したクリスは シェバに撤退を促す。 クリスも同じく撤退するものと思っていたシェバは、クリスが1人でこの作戦を続行すると聞いて驚く。 クリスには退くわけにはいかない別の事情があったのだ。やっと掴みかけたジルの情報だ。ここで手放す事は 断じて出来ない。アーヴィングを捕らえればきっと何か判るはずなのだ。 クリスはシェバに初めてジルの事を話す。死んだはずの大事な友人の画像がアーヴィングの持っていた データの中にあった。だからそれを確認するまで自分は撤退しない。だがその件はシェバには無関係だ。 B.S.A.A.としての作戦は中止だからここで撤退しろ、今なら引き返せると。 本当はそれだけが理由ではない。口には出さなかったがジルとの経験からクリスは目の前で相棒を失う事を 極度に恐れていたのだ。あの辛い経験は二度としたくない。何かあっても自分1人の方がまだ納得できる。 しかし、当然撤退するだろうと思っていたクリスの予想に反してシェバはそれを拒否する。彼女にも クリスの今の相棒としての意地がある。それに家族同然のデルタチームの仲間を殺された。このまま 引き下がるわけにはいかない。 押し問答があったがシェバは頑固だった。 クリスは苦い顔をすると説得を諦め、その辺にあったボートを拝借し、シェバを伴って湿地帯へ移動を開始した。 - Chapter 2 終了 - 続きます 259 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 41 14 ID vLn6h7Do0 【用語紹介2】 プラーガ・タイプ3:プラーガ改良版。身体能力が向上したが巨大化するケースや女性に定着しないなど欠点も多い 始祖ウィルス:T、G、T-Veronicaなど数々の危険なウィルスのベースとなったRNAウィルス 【登場人物紹介2】 アルバート・ウェスカー:クリスの宿敵。数々の事件で表裏問わず活動し、多数のウィルスなどを所持 エクセラ・ギオネ:トライセルアフリカ支社の女社長。他人を見下しプライドの高い性格 オズウェル・E・スペンサー:元アンブレラ総帥。神になるのが夢らしい。今まで隠れていた -----------ここから本編 【Chapter 3】 湿地帯をボートで移動中、シェバはクリスにジルの事を尋ねる。 クリスは語り出した。あの無念の思い出を。 -2年前、B.S.A.A.隊員だったクリスとジルは、長い間身を隠していたアンブレラ総帥 オズウェル・E・スペンサーの居所判明の情報を入手し、スペンサーの身柄確保作戦に自ら名乗りを上げる。 その真の目的はスペンサー自身ではなく、長年行方が分からなかった宿敵、アルバート・ウェスカーの 情報をスペンサーから得る事だった。 しかし雷鳴轟く悪天候の中、スペンサー邸に潜入した2人が最奥の部屋で目にしたものは、あまりにも 想定外の光景と言わざるを得ない。床に転がったスペンサー老人の遺体、そして窓の外を眺めて黄昏れる ウェスカー本人… 呆気に取られる2人だったが、元々はウェスカーを探す手がかりを得る為にここへ来たのだ。そのウェスカー が目の前に居る! すぐさま銃を構えるクリスとジル。しかしウェスカーは何の躊躇いもなく余裕の表情で歩み寄ってくる。 発砲。発砲。発砲。しかし当たらない。当たらない。当たらない。 マトリックスばりの動きで残像さえ残しながらウェスカーは弾丸を華麗に全て回避。そのまま2人に近づき、 ジルを周囲の本棚に向かって激しく吹き飛ばす。 さらにはクリスをボコボコにし、振り回し、机に叩きつけ、クリスは衝撃で身動きとれなくなってしまった。 そのクリスの首を掴んで片手で軽々と持ち上げるウェスカー。クリスも重量級なのに恐るべき怪力だ。 その怪力でもって、首を締められ続けるか、ポキっとやられたらクリスは一巻の終わり。それを悟ったジルは 「ダメ!」と大きく叫ぶと、自分のダメージを無視してウェスカーに向かって全力で走り、タックルを仕掛ける。 その決死のタックルにはウェスカーも抵抗できず、クリスを落としたウェスカーとジルの体は勢いのまま 窓を割って外へ放り出されてしまった。 窓の外は底が見えないほどの深い崖。2人の姿はもう見えない。 後には崖下へ向かって相棒の名を呼ぶクリスの悲痛な叫び声だけが残された… その後のB.S.A.A.による崖下の捜索では、遺体はおろか遺留品の1つまで見つからず行方不明とされ、 後日、規定によりジルは公式には死亡として扱われる事になる… # この事件の詳細は追加シナリオ『LOST IN NIGHTMARES』で語られますが今回は割愛します。 260 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 42 35 ID vLn6h7Do0 しかし、クリスはジルの遺体を見たわけではない。望みは最後まで捨てていない。 一方、シェバもクリスに問われ、自分の事を少しだけ語った。 家族をアンブレラの起こした「事故」で失ったのだと言う。もちろんただの事故ではない。例によって 生物兵器開発の実験を隠蔽する為の仕組まれた事故で、だ。 彼女もまた、アンブレラ、ひいては生物兵器開発を人一倍憎む犠牲者だったのだ。 その思いはクリスも言わずもがな。2人には仕事として以上の絆が生まれ始めていた。 湿地帯には先住民族が住んでいる。油田へ向かう為にはその居住区を抜けていかなくてはならない。 居住区に進入すると、ご多分に漏れず、既にマジニ化している先住民の大歓迎を受けた。しかも 何百年前だと言いたくなるほどの部族衣装(例えば上半身裸に腰箕で槍持ちなど)を身に纏って。 そしてこれまで戦ったマジニより手強い。 # 道中で入手する補足資料から分かる事ですが、先住民はプラーガ・TYPE3に寄生されています。 # TYPE2との違いは身体能力が強化されている事で、手強いのはそういう理由です。衣装については # やはり現代では普段からこんな格好な訳ではなく今ではお祭りの時くらいしか着ない、昔の戦闘衣装 # のようです。ちなみにTYPE3は女性には定着率1割以下だそうで、ここで登場するマジニは全部男性。 # それにしても、先住民達の貯め込んだ沢山の金銀財宝を根こそぎ持っていってしまうクリス達も # 正直どうかと思いますw 先住民マジニの攻撃を凌ぎつつ油田に到着。油田のすぐ脇にはトライセルの医療用仮設テントが あったが、これと言った感想も無い為スルー。 油田に入ると出来すぎなほどに都合よく遠方にアーヴィングの後ろ姿を発見。油田の仕掛けを 解きつつ急いで後を追う。 油田の奥の部屋に入ったところで、2人は懐かしい顔に出会った。 デルタチーム隊長、ジョッシュだ。生きていたのだ。 他のデルタチームのメンバーは全滅と聞き、激しくショックを受けるジョッシュ。 そんな状態なのに2人は何故撤退しなかった?と聞かれ、友人を捜しているのだとクリスに代わって シェバが答える。 しかしジョッシュこそ何故こんなところに居るのだろうか。 問いかけるがその答えは彼にも分からない。 マジニとの戦闘中に気を失い、気が付いたらここに居たのだと言う。 ハテナマークが3人の頭上に浮かんだその時、突然ドアが閉まり、マジニ達の襲撃が始まった! ジョッシュを囮にしたアーヴィングの罠だったようだ! 閉められたドアを横にあるコンピュータの操作でジョッシュがセキュリティ解除する間、クリス達は 彼の護衛をする。 # マジニが真横に迫っても一心不乱に操作を続けるジョッシュ。ある意味立派です。 何とかドアが開き、3人は脱出に成功した。 261 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 43 24 ID vLn6h7Do0 息を整える3人。ジョッシュは退路を確保、クリス達はアーヴィングを追うということで二手に別れた。 油田から桟橋に出ると、小型ボートと巡視艇を発見。どちらも出港するところだった。小型ボートには 仮面の人物が、巡視艇にはアーヴィングが乗っている。アーヴィングはクリス達に気がつくと 「ショータイムだ、楽しめ!」 と笑って艇は桟橋を離れていった。直後に始まった震動!油田が爆破されようとしている! カウントダウンが開始された。 桟橋の反対側でジョッシュが脱出用のボートを用意していた。カウントダウン終了までにボートまで 辿り着けば油田の大爆発を背に無事脱出成功となる。 # アーヴィングは実は表向きはトライセル社に所属し、この油田の所長です。闇取引は裏の姿。 # しかし既にこの油田の埋油量は枯渇しかかっていました。 # 事故にみせかけてその事実を隠蔽する事と、追ってくるクリス達を始末する為の一石二鳥を狙って # 油田爆破に及んだ事が補足資料に書かれています。 いい加減アーヴィングとの罠付き追いかけっこにも飽きてきたものの、ジルに関する手がかりは彼しかない。 見失ってしまった巡視艇だが、まだそう遠くには行っていないと判断してボートを走らせるジョッシュ。 各所で閉められた水門を開放しつつ、マジニと戦闘しつつ、前進。 いつのまにか周囲はろくに先が見えないほどの濃霧に覆われていた。 何気なくボートを操っていたジョッシュは、霧の中から突然現れた巡視艇に驚き慌てて 舵を切るが間に合わず衝突。 転覆は免れたものの体勢を崩したところに巡視艇から機銃照射。 「無茶しやがる!」雨のように降り注ぐ銃弾の中でクリスはぼやく。 機銃を操るマジニをハンドガンの的確な射撃で仕留め、乗り移る為にボートは巡視艇との 併走を開始した。 一方、その時のアーヴィングはと言うと。 艇に乗り込もうとしているB.S.A.A.を把握していながら逃げもせず甲板上で苦い顔をして立ち尽くしていた。 脳裏に浮かぶのはつい数時間前の出来事…。 実はアーヴィングは油田に戻ってきた時、そこに隠していた自分の多額の個人資産を持ってこの件から 降り、高飛びしようとしていた。 しかし仮面の人物がそれを悟り、逃がさぬとアーヴィングに詰め寄る。 「エクセラのオモチャのくせに!」 アーヴィングは抗うが、仮面の人物は意に介さず彼を締め上げた。 「責任を取れ」 仮面の人物は静かな口調でそれを繰り返す。 正式な取引商品ではない流出B.O.W.を闇市場に流していたのはアーヴィングが自分の金稼ぎの為に独断で 行った事である。そしてそれがもとで、B.S.A.A.にこの件を嗅ぎつけられた。 また、B.S.A.A.の追っ手を始末する事にも立て続けに失敗し、大事な取引に使うはずの大型B.O.W.を 2体(ポポカリムとンデス)も失った。その責任を取れと言っているのだ。 アーヴィングは必死に抵抗するが、仮面の人物は相当な力で首を締め上げているらしく、びくともしない。 観念したアーヴィングは分かったと返答。仮面はアーヴィングを地面に下ろした。崩れて咳き込む アーヴィングに、容赦なく仮面の人物は薬品の入った注射器を突きつける。 「使いなさい」 それは、一度人体に打ち込めば巨大な力を得る代わりに外見も怪物となって人間である事を諦めなければ ならない悪魔の寄生生物、支配種プラーガの卵であった… 262 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 44 07 ID vLn6h7Do0 甲板上でクリス達はアーヴィングに銃口を向ける。 「観念しなさい!」 しかし、アーヴィングはそれを聞く耳を持たず、自暴自棄になって独り言を呟き続ける。 「誰のおかげで多額の資金を稼げたと思ってんだあいつら…」 「どいつもこいつも俺の邪魔ばかりしやがって…」 まるで3流悪役の台詞だが、アーヴィングはもうやけくそ気味で覚悟を決めていた。人間辞める覚悟を、だ。 仮面に渡された注射器を自分の首に打ち込む。途端に変化を始めるアーヴィングの体。 # 成体プラーガを口から入れたわけではないのに即寄生と変化が始まった理由はよく分かりません。 # 更なる改良型?それとも支配種プラーガの特性? 笑いながら湖に飛び込むアーヴィング。次に湖面に現れた時にはもう巨大な魚っぽい水棲怪物となっていた。 即死の噛みつき攻撃を引っさげて、ひたすら笑いながら襲いかかってくるアーヴィング。 クリス達は艇の機銃と迫撃砲を使って迎え撃つ。 撃破すると水棲怪物の口の中に居たアーヴィングの本体は甲板上に放り出される。 水棲怪物の体はそのまま水の中に沈んでいった。半分化け物と融合したままのアーヴィングは断末魔の 呻きをあげてのたうち回っている。一応銃口を向けるものの、もう抵抗は出来ないだろう。 「B.S.A.A.か。おめでたい連中だぜ。もうすぐ世界は変わっちまうってのに」 瀕死のアーヴィングはそう言って苦しそうに笑った。 「エクセラの奴、二流品を寄越しやがって…」 意味不明な事を口走っている。 ジルの手がかりをこいつから得なければいけない。もう死にかけているアーヴィングに焦るクリスは 矢継ぎ早に質問を飛ばすが、アーヴィングはまったく答えようとしない。 気が触れてしまったのか、もう会話が通じないのだ。狂ったように勝手な独り言を呟くだけ。 イラっとしたクリスは時間の無駄だと呟き、撃ち殺そうと銃を構える。 慌てたシェバは彼を制止した。「クリス!」 とその時、まともな会話が通じなかったアーヴィングが初めてその言葉に反応した。 「クリス?お前はクリスって名前か?」 そのまま笑い出すアーヴィング。何がおかしいのか大笑いだ。どうやらクリスの名前を知っていた様子。 「クリス、お前の求める答えがこの先の洞窟にあるぜ?」 急に馴れ馴れしく友人と話すようにアーヴィングは言う。 「先に逝ってるぜ、あの世でまた会おうクリス!」 そう言い残して闇商人の体は溶けていった…。 - Chapter 3 終了 - 続きます 263 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 45 29 ID vLn6h7Do0 【Chapter 4】 ジョッシュの操るボートに乗り、アーヴィングの言う洞窟に到着した3人。 そこであの仮面の人物が乗っていた小型ボートが停泊しているのを確認する。 ここに来ているのは間違いないようだ。 クリスとシェバの2人はボートを停めてもらい、洞窟内部に上陸する。 ジョッシュは別行動で応援を呼んでくると言い、ボートでそのままUターンして洞窟から出て行った。 洞窟を進む2人。 歩きつつ、ふとシェバは思い出したように言う。 「アーヴィングが エクセラ って名前を言ってたでしょ?」 「ああ」 「実はその名前にちょっと心当たりがあるの」 B.S.A.A.を組織した製薬企業連盟。もちろんB.S.A.A.に対して一定の発言力が あるわけだが、その中でも連盟の理事企業であれば極めて強い権限をもつ。 その理事企業の1つ「トライセル」のアフリカ支社の女社長が エクセラ という名前だったと言う。 「もちろんただの偶然の一致かもしれないけど…」 考えても答えは出ないので保留にして先に進む事にした。 洞窟の奥は遺跡になっていた。それも広大な遺跡だ。 アフリカに長く住むシェバにとっても、こんな巨大な地下遺跡の話は聞いた事もない。 遺跡を進んでいくとまたしても先住民マジニに出迎えられる。 しかもこの遺跡はトラップや自動装置だらけだ。 まるで映画インディジョーンズの世界に迷い込んでしまったかのように 落とし穴やら疑似エレベーターやら接触すると爆発する巨大な火の玉やら、 虫眼鏡を応用したような光を集約して撃ちだし当たると即死する巨大な疑似レーザー砲やら、 紐を引くと自動で階段が出現したりと古そうなのに大がかりな仕掛けがてんこ盛りである。 遺跡の奥にある何かを守る為なのだろうか。 おまけに鉱山で1度戦った事のあるB.O.W.ポポカリムがここにも居て襲われた。 だがB.O.W.が放ってあるという事はここが生物兵器に関連がある事の証明でもある。 クリス達は1つまた1つと、戦闘したり罠を解除したりして苦戦しながら先に進んでいく。 一方その頃。とある研究施設の1室。 ソファに座っている妖艶な露出高めの女とサングラスの男の2人。男とは誰あろう、 クリスの宿敵、アルバート・ウェスカーその人である。 女はウェスカーの腕に注射を打ちながら言う。 「積み込みはほぼ終わったわ。もうすぐ飛び立てる」 ウェスカーは適当に「そうか」と返事をした。 「あのプラーガって商品はすごいわね。最初は半信半疑だったけど」 「そして今はウロボロスも完成した」 女はウェスカーの返事を待たず、饒舌に続ける。 「これでお前のトライセルでの地位も安泰だな」とウェスカーが彼女の次の言葉を先読みして言った。 女はトライセルの関係者のようだ。だが彼女は首を振りそんなものにはもう興味が無いと言う。 264 :BIOHAZARD5:2010/03/26(金) 18 46 24 ID vLn6h7Do0 「貴方には優秀なパートナーが必要だわ」 そう言ってウェスカーにしなだれかかる。 「そして私にはその資格がある。私は貴方の世界で生きていく」 ウェスカーは女の顎を掴んで「そうだな」と呟いた。キスでもするのか…と思いきや、 掴んだ顎を横へ冷たく突き放す。女は大いに不満そうだ。 そこへ仮面の人物から「B.S.A.A.が侵入しました」と告げられた。 女は先ほどのささやかな仕返しとばかりに「貴方のお友達、クリス・レッドフィールドよね?」 と意地悪く言う。少しくらいウェスカーの苦い顔を見てやりたかったのだ。 だがウェスカーは応じない。「計画の遅れは認めない」と冷たく女に告げ、追い払う。 お喋りに興じる暇があるならやるべき事をやれと言っているのだ。 女は返事をせず、悔しい表情で仮面の人物と共に部屋を出て行った。 1人残ったウェスカー。あのスペンサー邸での出来事をフラッシュバックさせながら 「感謝しておこう、スペンサー」と呟いた。 その視線の先には、「UROBOROS」と書かれた巨大なミサイルが多数存在していた…。 遺跡を抜けたクリス達。その目の前には大きな花畑が広がっていた。 地下なのに…。思わずシェバは呟く。天井の隙間から光が少しだけ差し込んでいる。 そこに咲いている花は1種類だけ。それも2人が見たこともない花のようだ。 「アーヴィングの言った答えとはこれの事か?」 声に出してみるが、当然どこからも回答は返ってこない。 呆気に取られていたが、ふとクリスは花畑の周囲に置かれていた機材に気が付いた。 その機材は…長年放置されていたせいか汚れが酷いが、汚れを手で払ってみると 見覚えのある白と赤の傘マークが出てきた。忘れもしない、アンブレラのマークだ…! するとこの花畑はアンブレラ絡みなのか…? さらに見回してみると、反対側にはトライセルの設備も見つかった。 アンブレラとトライセル…一体どういう関係なのか。エクセラという名前も手伝って、 2人の中でトライセルへの疑いが強くなっていく。 # 補足資料で判明しますが、この花は始祖花といい、別名は「太陽の階段」。 # 食すると高い確率で死亡しますが、死ななかった場合は不老不死とも言える人外の力を # 得られるそうです。この花から抽出したものが「始祖ウィルス」で、過去にアンブレラが # 開発したTやG、T-Veronicaなどの数々の危険なウィルスのベースとなった超強力なRNAウィルスです。 # 前述の遺跡の数々の罠は全てこの花を守る為に先住民達が長い年月をかけて造りあげたものです。 - Chapter 4 終了 - 続きます 182:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 32 50 ID ??? Chapter5 研究施設 遺跡の最奥、『始祖花の祭壇』とでもいうべき場所。そこにはアンブレラのロゴが入った 給水設備があった。この花を栽培するために、水を供給しているもののようだ。 そこに落ちていた書類によれば、どうやらここは元々はこの花を祭った原住民の遺跡で、 この先はアンブレラがこの花の研究のために作った施設に繋がっているとのこと。 施設は40年も前に作られたもので老朽化が激しいうえ、アンブレラ倒産でかなりの間 放置されていたものの、最近になってトライセルが修理改築し再利用しているらしい。 (なぜか知らないが、遺跡以外で育った始祖花の中には始祖ウィルスが誕生しないため、 始祖ウィルスを抽出・研究する施設はこの遺跡の真横に作らざるをえなかったそうだ) 研究施設に踏み込む。始祖花が入った培養カプセル、TRICELLのロゴの入った最新式のPC。 データを見ると、トライセルがアンブレラの研究を引き継ぎ、始祖ウィルスも応用して 様々なB.O.W.を作っているらしい。そして「ウロボロス」もまたここで作られたようだが、 そのウロボロスがいったい何なのかまでは資料からはいまいち読み取りきれなかった。 B.O.W.『リッカー』の改良型の群れに襲われながらも、なおも先に進んでいく二人。 エレベーターで下がると、巨大なサイロ状のフロアに出た。天井も床も見えないほどの 非常に深い縦穴型エリアで、壁には規則正しくびっしりとカプセル状の設備が並んでいる。 この設備には見覚えがあった。あのジルの写真にあった場所に間違いない。 …とそのとき、偶然にもひとつのカプセルが動作した。アラーム音とともに、カプセルが 前にせり出し、蓋を開けて、中に入っていた「失敗作」を、ただ無造作に「破棄」した。 183:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 33 29 ID ??? そう、ここは世界中から誘拐してきた「実験材料」を「保管」「管理」している施設。 数え切れないほど壁面に並んだカプセルには、ひとつひとつすべてに人体実験に使われた 人間やら、これからB.O.W.へと改造される人間などが収められているのだ。 「……ひどい」 シェバは怒りと悲しみの篭った声で、搾り出すようにつぶやいた。 クリスはフロア中央にあるコンソールに飛びつき、「JILL VALENTINE」を検索する。 数秒後、検索の結果、ひとりの女性が表示される。その顔は間違いなくジルのものだった。 画面に「ACCESS」の文字が表示され、立っていた足場が下へと移動していく。 ……が、突然エラーが出る。「なぜ?」と驚くシェバだが、理由はすぐにわかった。 甲殻類をモチーフにした巨大B.O.W.『U-8』が襲い掛かってきたのだ。 甲羅の隙間を狙って攻撃した隙に、口の中に手榴弾を放り込み、内部から爆破して撃退。 エラーは解除され、足場は再び移動を開始し、ひとつのカプセルの前に二人を案内した。 ゆっくりと動作し、開け放たれるカプセル。……しかし、その中身は既に空だった。 「クソ!」と悔しがるクリス。その瞬間を見計らってか、嘲笑う女の声が響き渡った。 184:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 34 06 ID ??? 驚き振り返ると、コンソールパネルの画面表示が切り替わり、妖艶な美女が映し出された。 クリスたちは知らぬことだが、彼女はウェスカーと共にいた、あの怪しげな女だ。 「エクセラ・ギオネ!」 その顔を見てシェバが驚く。アーヴィングから「エクセラ」という名前が出てきたときに 予想はしていたとはいえ、まさか本当にトライセル・アフリカの代表が黒幕だったとは! 「製薬企業連盟幹部のあなたがどうして!」 「聞き分けのない人に教えると思う? とっくに撤退命令が出てるはずでしょ?」 とエクセラはなおも嘲笑う。これで、B.S.A.A.の作戦がテロリスト側に筒抜けだったのも、 B.S.A.A.上層部が明らかに無謀な作戦続行を命令してきたのも、すべて合点が行った。 なんのことはない、B.S.A.A.の親会社がテロリストの親玉だったというわけだ。 「いい加減ヒーローごっこは終わりにして帰りなさい?」 激昂する二人を華麗に無視して、エクセラは言いたいだけ言って通信を切った。 「あの女狐、何か知ってるようね」「捕まえて聞き出す!」 先ほどの巨大B.O.W.といい、通信といい、タイミングがよすぎる。こちらの行動を、 直接見張っていなければできないことだ。エクセラは間違いなくこの施設内部にいる。 そう確信した二人は、追い詰めるべくさらに奥へと進んでいく。 185:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 34 35 ID ??? さすが重要拠点だけあり、敵の防備も厳重だった。敵はすべて戦闘力の高いType3マジニ、 しかも鉄製アーマーやAK-74アサルトライフルで武装している。 戦争さながらの銃撃戦を繰り広げながら、ひたすらエクセラを追いかける。 途中、ベルトコンベアでなにかを焼却炉にどんどん運び込んでいるエリアに差し掛かる。 黒ずんだ人型の「それ」は、さきほど見たようにカプセルから下に投げ捨てられて、 自動でこの焼却処理施設に運び込まれて「処理」される仕組みになっているようだった。 もはや人ではなくなったその人たちに近寄ると、最後の力を振り絞って襲い掛かってくる。 アンブレラとトライセルの非道な行いに心を痛めながら、クリスたちは先へ進む。 ……と、妙な部屋に着いた。椅子のようなものがあり、そこに男が座らされている。 「偉いわ、よく辿り着いたわね、お二人さん」 と、奥側の部屋からマイクで語りかけてくるのはエクセラだ。 その傍らには、例の、フードと仮面で正体を隠した謎の人物が控えている。 「ご褒美に教えてあげるわ。ウロボロスが何なのか知りたかったでしょ?」 追い詰められた焦りは微塵もなく、エクセラは余裕たっぷりに二人に語りかける。 と、座っていた男が立ち上がる。その体を突き破り、黒い触手状のものが突き出ている。 「やはり、新型のB.O.W.……! こんなものをテロリストに!?」 「貧しい発想力ね。これは売り物じゃないの」 シェバにウロボロスを単なる生物兵器扱いされて、エクセラは不愉快そうに解説を始めた。 186:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 35 36 ID ??? 「“賢者の石”……そういえば分かるかしら? 優れた遺伝子を選り分け、進化を促す…… 私とあの人の夢の結晶…… あの人の願いそのもの……」 うっとりと陶酔しながら、ウロボロスの性質を語るエクセラ。あまりに突飛な内容に、 「進化!? なにを言っているの!」 とシェバは叫んだ。しかしエクセラはそれには答えず、ニヤリと笑ってつぶやいた。 「もう少ししたら思い知ることになるわ ……全人類がね」 と、男が突如苦しみ始めた。体中から溢れ出す黒い触手に飲み込まれ、形を失っていく。 「残念、いいセン行ってたと思うんだけど。あの人の世界に住めるのは、資格のある者だけ」 男のその変異を見て、エクセラは意味深につぶやき、そのまま去っていく。 そして男は、黒い触手と黄色い核で構成された、グロテスクな怪物へ姿を変えてしまった。 この怪物には見覚えがある。以前出会った、アルファチームを全滅させたあの怪物だ! 偶然にも火炎放射器が用意されていたため、以前と同じように、火炎で焼き殺す。 何度焼いても復活してくるが、とにかく何度も繰り返し、ようやく始末することができた。 「『進化』や『資格』って、一体何をしようとしてるのかしら……?」 「偉そうなことを言っているが、やっていることはテロリスト以下だ!」 シェバの疑問を、クリスが力強く一刀両断する。二人はエクセラを追い、奥へと進んでいく。 187:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 35 59 ID ??? パソコンで残されていた資料などで、ウロボロスの性質が少しずつだがわかってきた。 ウロボロス・ウィルスは生物の体に入ると、その遺伝子情報を読み取り、適合した者には 遺伝子変異による進化をもたらすが、適合しないものは苗床へと変えてしまうのだという。 その苗床はさらに周囲の有機物を飲み込もうと活動する性質がある。 今まで何度か戦ったあの黒い触手のような怪物は、ウロボロスに適合せずに飲み込まれて しまった者たちの変わり果てた姿なのだった。 敵の武装はますます強力になり、銃だけでなくロケットランチャーまで持ち出してきた。 さらに以前出会ったリッカーβや、節足動物のB.O.W.『リーパー』まで配置されている。 激化する戦闘を制しつつ進んでいくと、また周辺の建造物が遺跡風の石造りになってきた。 どうやら地下の研究施設を通り抜けて、また地表近くの遺跡まで戻ってきたらしい。 通り抜けたこっち側の遺跡はトライセルのロゴの入ったエレベーターが設置されており、 もともとの遺跡を改築して施設の一部に転用していることがはっきりわかる作りである。 「そこまでよ、エクセラ・ギオネ!」「しゃべってもらうぞ!」 見覚えのある背中に追いつき、銃を突きつけて叫ぶクリスとシェバ。 しかしエクセラは余裕を失わず、二人を小馬鹿にしたような態度をまったく崩さない。 と、そこにフードの人物が奇襲を仕掛けてきた。人間離れした身体能力で、二人を圧倒。 クリスが隙をついて発砲するも、銃弾は仮面を弾いただけで体にかすりもしなかった。 連続バック転で間合いを取るフードの人物。銃を構える二人。睨み合いの形になった。 188:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 36 22 ID ??? 「……相変わらずだな」 聞き覚えのある声が響いた。階段の上から、サングラスの男がゆっくりと降りてくる。 「ウェスカー! やはり生きていたのか!」 「スペンサー邸以来か? あの時の3人が再会したんだ、もう少し嬉しそうな顔をしろ」 驚きと怒りを篭めて叫ぶクリスに、ウェスカーは余裕を崩さず、冗談めかして答える。 「……3人だと!?」 その言葉にクリスは動揺と隠せない。 「やれやれ……鈍い男は嫌われるぞ?」 ゆっくりと、謎の人物の顔を隠すフードをめくるウェスカー。あらわになったその顔は…… 「……ジル!?」 「愛しのジルとご対面だ」 ウェスカーの嘲笑うようなジョークを合図に、ジルはフードマントを脱ぎ捨て、電光石火の 跳び蹴りをクリスに叩き込んだ。すぐさまシェバも投げ飛ばし、クリスの喉を締め上げる。 立ち上がってクリスの救出に入ろうとしたシェバは、ウェスカーの肘うちに吹き飛ばされた。 「今日は気分がいい、少し相手をしてやろう……ちょうど2対2だ、なあジル?」 ウェスカーの言葉に従うように、ジルは殺意の篭った形相で二人を睨み付けてきた。 189:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 36 49 ID ??? Tウィルスを投与しているウェスカーは、まさに超人的な能力でクリスを圧倒した。 弾丸はことごとく回避し、パンチやキックも殺人的な威力を見せる。 ジルもなんらかの薬品が投与されているようで、非常に高い身体能力を見せた。 正面からやりあっても勝てない! クリスらは遺跡の構造を使って、死角から不意を撃つ 作戦に変更する。が、頭に何発か鉛弾を撃ち込んでいるにもかかわらず、ウェスカーは まるで弱ったそぶりさえ見せない。もはや彼は本物の化け物となってしまったようだ。 「少しはヤルようになったと思っていたが、所詮はこんなものか」 ウェスカーは突然、興味を失ったかのように戦いを中断し、そのまま立ち去ろうとする。 「待て、ウェスカー!」 追いかけようとしたクリスとシェバだが、ジルに蹴り飛ばされ、投げ飛ばされてしまう。 「無様だな、クリス…… 大切な相棒に邪魔されて、俺に触れることすらできん」 ジルに右腕の関節を完全に締め上げられて動けないクリスを、ウェスカーが嘲笑う。 「ジル、俺だ、クリスだ! しっかりしろ、ジル・バレンタイン!」 クリスは必死に呼びかけた。すると、ジルは一瞬正気に戻り、関節技を解いた。 「この状態でまだ抵抗する力があるとはな…… だが、それも徒労だ」 不愉快そうにつぶやいたウェスカーは、手元の端末を操作した。再び苦しみだすジル。 ほんの少しだけ優しい青色に戻った眼が、また再び狂気の赤へと染まっていく。 「遊びはここまでだクリス、俺は忙しい、せいぜいジルと仲良くやってくれ」 言い捨てて立ち去るウェスカー。その後を追おうとしたクリスだが、ドアが行く手を遮った。 190:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 37 25 ID ??? 「ああああァァァァアアアアア!!!」 獣じみた叫びをあげて、ジルは身に着けていたバトルスーツの胸元を破り開く。そこには、 見るからに怪しい赤く光る機械が、肉に食い込むようにして装着されていた。 「あれを取れば、もしかして……!」 一縷の望みにかけるクリス。ジルに必死に呼びかけながら、胸元の機械を狙って銃を撃ち、 二人がかりで押さえつけて機械を引き剥がす。 何度も何度も繰り返し、ようやくジルの体から機械を引きはなすことに成功した。 よろよろと倒れたジルに駆け寄り、助け起こして揺さぶるクリス。 「クリス…… ごめんなさい……」 意外に思うほど、ジルの意識は明瞭だった。しかもシェバの名前まで知っているようだ。 どうやら胸に着けていた洗脳装置から出ていた薬品は、意識までは奪わぬ物だったらしく、 ジルは洗脳されていた間の記憶もはっきりと残っているらしい。 ウェスカーとエクセラの傍で彼らが話していた内容を聞いていたジルは、ウェスカーの 計画がどれほど恐ろしいものかを知っていた。このままでは、何億という人が死ぬ! 「ウェスカーを追って! クリス、あなたしかいないの! もう時間がない!」 ジルの体を心配し、置いてはいけないと躊躇するクリスだが、ジルは力強く言った。 「私は大丈夫…… 相棒が信じられないの?」 その言葉に、クリスはついにうなずき、前に進むことを決意する。 191:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 38 23 ID ??? #ずいぶんとあっさり洗脳とけたなジルさんよぉ、と疑問に思ってしまった人もいるかと #思いますが、そのへんの裏設定はFILESで補足(という名の言い訳)がされてます。 #簡単に要約すると、2年前、転落したジルはウェスカーの手で救出されて冷凍保存される。 #その際、ジルの体から強力なウィルス抗体が発見されて(バイオ3で感染したから)、 #なんとその抗体がウロボロス・ウィルスの開発に重要な役割を果たすという皮肉を招く。 #その後、抗体を持つゆえウィルスの実験には使えないので、洗脳薬「P30」の実験台にされ、 #ウェスカーとエクセラの“玩具”として生かされ、現在に至る、とのこと。 #「P30」は強力な洗脳効果と身体能力増強効果があり、後遺症もないというものだが、 #持続時間が極端に短いという欠点があるおクスリ。 #欠点を補うには、専用の機械を使って間をおかず注入し続ければいいんじゃないか? #というアイディアが思い浮かんだので、ジルの体を使って実験してみよう!となった。 #機械をはずしたらすぐに薬の効果が切れて洗脳が解けた、というわけです。 #ちなみにジルの髪の色がブラウンから突然金髪に変わったのはこの薬の影響とのこと。 192:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 38 48 ID ??? Chapter6 タンカー ウェスカーを追うクリスとシェバ。エレベーターを使って地表に出ると、そこは港だった。 そこには大きなタンカーが止まっており、ウェスカーらが乗り込んでいるのが見えた。 「これ以上好きにはさせん! 乗り込むぞ!」 二人は船が出港する前になんとか甲板へ進入、敵を蹴散らして船室へと突入する。 「広い船…… ウェスカーを探すのも一苦労だわ」 「心配ない。俺が追ってきたと知れば、ヤツのほうから姿を現す」 不安げにつぶやくシェバだったが、クリスには確信があった。 「憎まれているからな」 そう、クリスにとってのウェスカーがそうであるように、ウェスカーにとってのクリスも、 不倶戴天の因縁の相手なのだ。その決着が近いことを、クリスはひしひしと感じていた。 階段を下りドアを開けると、なにやらトランクをいじっているエクセラに出会った。 銃を突きつけると、あわててトランクを閉めて、後ろ手に隠した。今までの態度と違い 切羽詰った形相なのは、初めて護衛なしの単独行動で二人と向き合っているからか。 またしても逃げられてしまったが、彼女は持っていたトランクのひとつを落としていった。 開いたトランクからは、なにやら毒々しい色の薬のようなものがこぼれ落ちた。 エクセラが逃げるときにドアにロックをしていったせいで少し回り道を強いられた。 しかし、追い詰めていることに変わりはない。とにかく進んでいくクリスとシェバ。 193:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 39 15 ID ??? 場面変わって、ウェスカー。 エレベーターに乗り込むクリスとシェバの姿を、モニタールームで確認している。 「……やはり追ってきたか、クリス。“始まり”の祝いだ、死に場所を用意してやる」 いつものように、低く冷たい声でつぶやくウェスカー。 その思考は知らず知らずのうちに、2年前のスペンサー邸での出来事へと飛んでいた。 オズウェル・E・スペンサー。アンブレラの創業者にして、あらゆる事件の黒幕。 ウェスカーは、アンブレラ崩壊後(いや、実際はもっと以前から)ぷっつりと姿を消した この老人が欧州の古城に身を潜めていることを、調べに調べてようやく探し当てた。 「……戻ったか」 しかし、生命維持装置つきの車椅子に座った老人は、男の突然の訪問にも驚くことはなく、 むしろ暗い喜びにも似た表情で迎えた。 ウェスカーは困惑した。かつてアンブレラに所属していたころも、そして今回も、この 老人は、小柄な体に似合わぬ「謎の存在感」でウェスカーを圧倒し続けてきたのだった。 ウェスカーの今回の訪問の目的はただひとつ。スペンサーの「真の目的」を知ることだ。 アンブレラ社を設立し、世界各地で巨大施設を建造しては、さまざまな大規模犯罪までも 行って、B.O.W.と各種ウィルスの開発に執着を見せたのはなぜなのか? 金儲けだけが目的なら、もっと簡単に儲ける方法はいくらでもあったはず。と言うよりも、 各種施設建設や犯罪のもみ消しの手間やコストを考えたら、B.O.W.開発はむしろ赤字だ。 194:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 39 39 ID ??? その疑問を尋ねるまでもなく、老人は己の野望をウェスカーに向かって訥々と語りだす。 それはまるで遺言のように、己の後継者に己の業績を引き継ぐかのように。 「始祖ウィルスによる新人類の創造。 ……新たな夜明けだ」 と老人は言った。スペンサーの目的は「人類の進化」を促す理想のウィルスの作成だった。 始祖ウィルスの、劣った遺伝子を排除し、優れた遺伝子をより分ける性質。これをもとに、 優れた人類を選別し、進化の次のステージへと進める性質まで高めたウィルスを作る。 そして進化した「新人類」が作る理想郷にて、「神」を名乗ること。それが老人の目的。 当然、その過程でたくさんの人間が死ぬだろう。しかし死ぬ連中は劣った遺伝子を持った、 “資格のない”人間である。そいつらのことなど、老人は気にもしていなかった。 そして老人は、ウィルス開発と同時に進められたもうひとつの計画についても語りだす。 優れた遺伝子を持つ人類。しかし、それらが必ずしも自分の意に沿う人間とは限らない。 だから、作る。老人の意に沿う、優秀な遺伝子を持つ優秀な人間を。最初から。人工的に。 何百人という優秀な子供たちを管理下に置き、それぞれに最高の能力と最適の思想を授け、 理想郷を支える人材を育成する。その計画の名は「ウェスカー計画」。 「……俺の才能は、作られたものだった、と?」 老人の話を聞き、ウェスカーは眉をひそめた。しかし老人はそれに気づかず独白を続ける。 195:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 39 58 ID ??? 数百人の「ウェスカー」は、いずれも優秀だった。そして試験は次の段階に入る。 「試作段階のウィルスを投与する」。それが老人の課した“ふるい”だった。 ある者には薬と偽って投与し、ある者には強引な手段を使って強制的に投与し、…… ……そしてある者には、自分の意志で自分の体にウィルスを投与するように仕向けた。 しかしこの試験を通過できたウェスカーは数少なく、ほとんどすべてが、死ぬか、壊れた。 スペンサーが満足いくだけの適合を見せたのは、アルバート・ウェスカーただ一人だった。 しかしそのアルバートも、洋館事件を境に闇に姿を消してしまう。 だが用心深いスペンサーは、こういう事態に備えて、ちゃんと保険をかけていた。 ウェスカーたちは、スペンサーに「謎の存在感」を感じるように心理に刷り込まれている。 時が経てば、必ずこの存在感に屈して、ウェスカーのほうからスペンサーに会いに来る。 老人はそう確信しており、そしてそれは事実となった。 すべてを語り終えた老人は、軽く咳き込みながら、よろよろと立ち上がる。 「私の寿命もあと僅か……神の資格を持ちながら肉体の限界に逆らえぬとは、皮肉なものよ」 そしてすべてを聞き終えたウェスカーは、右手を握り直しまっすぐに老人に歩み寄ると、 「神か、なるほど…… 俺が引き継ごう」 一瞬の躊躇いもなく、手刀を突き出し、老人の体を貫いた。 196:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 40 23 ID ??? 「神の資格? 笑わせるな。その言葉を口にしていいのは、真に力のある者だけだ」 すでにピクリとも動かない、枯れ枝のような老人の体を投げ捨て、見下しながら呟く。 ウェスカーは心の底からそう思った。この老人は自分では何もできない弱者。他人を使い、 金を使い、小細工を使い、人を動かすことしかできない単なる妄想狂に過ぎなかったのだ。 神の資格とは、自分の力で成し遂げてこそ得られる。そう、真に力のある人物こそが…… ……回想は終わり、意識は今に戻る。 「資格、そう資格だ。俺には“ウロボロス”がある」 自分に言い聞かせるように、ウェスカーは静かにそうつぶやいた。 一方、クリスとシェバ。エレベーターを降りて、再び甲板へと出る。 と、そこにはマジニの死体が山と積まれていた。ぱっと見50、いや100はあるだろうか? なんなのかと思う間もなく、今度はその陰から、見慣れた人影が現れる。 エクセラだ。素早く銃を構える二人だが、しかしなんだか彼女の様子がおかしい。 「どうして… あなたのために… すべてを捧げたのにぃぃ……」 苦しそうに腹を押さえながら、誰かに対する恨み言を言っている。 《クリス、いるんだろ!?》 そこに、スピーカーから声が響いた。声の主は言うまでもなく、ウェスカーだ。 《今夜ウロボロスは世界に放たれる。60億の悲鳴とともに、新世界は“始まる”のだ!》 197:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 40 56 ID ??? 「どうしてよアルバァァトぉぉ… 一緒に世界を変えるって言ったじゃない!」 エクセラは苦しみながらウェスカーに呼びかける。しかし答えは返ってこない。 「仲間じゃなかったの?」 「ヤツにとっては違う、いつだってそうだ」 シェバの疑問に、クリスはそう断言した。かつて部下だった自分が一番よく知っている。 《エクセラ、やはりお前には資格はなかったようだな。最後の仕事をくれてやる》 「アルバーァァト!!」 エクセラの悲痛な叫びとともに、その口から、体から、触手が噴き出す。ウロボロスだ。 その触手は、マジニの死体の山へ伸びる。ウロボロスは、近くの有機体を飲み込み苗床に 変える性質がある。山と積まれた死体すべてが瞬く間に黒い触手に飲み込まれていき…… 濁流のように、はじけた。際限なく巨大化を続ける触手。二人は慌てて走って逃げた。 何とか船室内に逃げ込んだが、ウロボロスの勢いは止まらず、どんどん侵食を続けていく。 とんでもないデカさだ。クリスらの手持ちの銃火器では、とても対抗しきれそうにない。 船橋まで上がると、そこにはアンブレラ製の衛星兵器の存在を記したファイルがあった。 ロケットランチャーに似たデバイスで攻撃対象を指定、トリガーを引けば軍事衛星からの ピンポイント攻撃がされるらしい。これがあればなんとかなるかもしれない! 船橋上部に行き、衛星攻撃を中央コアに何度も撃ちこみ、巨大ウロボロスをなんとか撃破。 ……もしウェスカーの計画が実行に移されたら、この巨大ウロボロスの比ではない規模で たくさんの人間が飲み込まれ、襲われることになる。そうなったら、対処のしようはない。 ウェスカーは、本気で世界を滅ぼすつもりだ。 198:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 41 43 ID ??? 船橋に戻りモニターを確認すると、なんとこの船には爆撃機が積まれていたことがわかった。 ウェスカーは、爆撃機のミサイルにウロボロス・ウィルスを詰め込んで撃つつもりなのだ。 まずい、と青ざめるクリス。一度飛び立ってしまえば、撃つ前に撃墜しても、ミサイルごと 堕ちてウィルスが蔓延してしまうことに変わりはない。あれを飛び立たせたら終わりだ! そのときジルから連絡が入る。ジルはジョッシュと合流して遺跡から脱出、今はクリスらを 船から脱出させる手段となるヘリを確保している最中とのこと。 まあそれはさておき、ジルが伝えたかったのは、ウェスカーの身体の秘密だった。 ウェスカーの超人的な身体能力はウィルスによる効果だが、実際はかなり不安定なもので、 安定させるための薬を定期的に投与しなければならないらしい。 「じゃあ薬を打たせなければ……!」 と思いつくシェバだが、残念ながら既にさきほどその薬は打ってしまったらしく、当分は 安定状態でいられる、とのこと。しかしジルにはあるアイディアがあった。 「その薬、分量を間違うと危険らしいの! 過剰摂取はヤツにとって毒と同じなはずよ!」 エクセラが持っているはずの“PG67/AW”という薬を探すように、とジルは言う。 「……クリス、これ」 と、シェバは1本の薬を取り出す。先ほどエクセラが落とした薬を1本押収していたのだ。 毒々しい赤い色の薬には、真っ赤なラベルで“PG67/AW”の文字。 「……試してみる価値はありそうだ」 199:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 42 04 ID ??? 大慌てでエレベーターで降りていく。 先ほどのウロボロスの影響か、あるいはウェスカーが行なった時間稼ぎと証拠隠滅工作か、 タンカーの機関部で火災が発生しており、隔壁が閉まって行く手を遮っている。 しかしグズグズしている暇はない。二人は敵を蹴散らして、爆撃機の格納庫へと急いだ。 爆撃機前に到着。そこにはウェスカーがいた。追いついた! 「ここまでだ、ウェスカー!」 銃を突きつけるが、いつものとおりウェスカーは余裕ある態度を崩さなかった。 「ほうっておけば消えてなくなる……やはり貴様はそんな都合のいい存在ではないな」 いや、いつもとは違う。普段はサングラスの奥に隠れている暗い瞳が、今は憤怒と殺意に 赤々と光っていた。珍しく好戦的に二人に飛び掛るウェスカー。 相変わらずの超人的な身体能力で、クリスとシェバのふたりを圧倒した。 「なぜこんなことをする! ウロボロスで世界を滅ぼすつもりか!」 「私が手を下さずとも世界は破滅に向かっている! これは破壊ではない、救済だ!」 クリスの問いかけにウェスカーは尊大に答え、ふたりをたやすく投げ捨てる。 やはり、強い。正面からではとても相手にならない。 と、そこでシェバの懐からあるものが零れ落ちた。……“PG67/AW”。 こいつに賭けるか! クリスは諦めずに立ち上がり、シェバもそれに同意する。 「ここまで来たことは褒めてやる、クリス。だが諦めろ、俺を止めることはできん!」 「知ってるだろう、諦めは悪いタチでな!」 因縁の対決は、クライマックスを迎えた。 200:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 47 46 ID ??? ウェスカーの化け物ぶりは相変わらず、正面からの銃弾はことごとく回避されてしまう。 正面からが無理なら、以前遺跡で戦ったときのように、死角から攻撃するしかない。 クリスらは照明を落として暗闇を作りだし、そこから狙撃することにした。 偶然にも爆撃機近くにはロケットランチャーが備え付けてあった。それをちょっと拝借し、 ウェスカーがこちらを見失い、手持ち無沙汰に演説をぶっている隙に撃ち込んでやる。 しかしウェスカーはなんとロケットランチャーを素手で受け止めてしまう。 だが、それで慌てるほどクリスはヤワな男ではなかった。ウェスカーが抱えている弾頭へ、 すぐさま銃弾を撃ちこんで炸裂させた。さしものウェスカーもこの爆発は効いたようで、 両膝をついて倒れこんだ。その隙を見逃さず、“PG67/AW”の針を胸へと打ち込む! 薬が効いたらしく、よろよろとよろけ、頭を抱えて苦しむウェスカー。 トレードマークのサングラスを投げ捨てて、爆撃機へと一目散に走り出した。 「逃がさん!」 滑走路を動き出す爆撃機。クリスは閉まりゆくハッチに飛びついて、シェバに向けて手を 伸ばす。シェバもギリギリのところでなんとか間に合い、二人は爆撃機内部に侵入する。 ……しかし、爆撃機はついに離陸してしまった……! 201:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 48 08 ID ??? 「……貴様らを甘く見すぎたようだ、クリス……!」 爆撃機内部にて、ウェスカーは獣が唸るような声を搾り出した。 (おそらく爆撃機の操縦はオートパイロットに任せているのだろう) ウェスカーの瞳はどす黒い赤に変色、頬もこけ、口も獣が牙を剥くような形になっている。 薬によって抑えていたウィルスが暴走しているのか、次第に人間らしさを失っていく。 「もうお前を助ける味方はいないぞ、ウェスカー!」 「味方など必要ない! 俺にはウロボロスがある! もうすぐウロボロスの発射高度に 到達する! ウロボロスは気流に乗って世界中に広がり、新たな時代が幕を開ける!」 「俺はその創造主……『神』になるのだ!」 狂気的な野望を語り、天井や壁まで使った戦い方でふたりを攻め立てるウェスカー。 その様子は、もはや完全な化け物としか形容のしようがないものだった。 やはり戦いでは勝ち目がない。こうなったら、ウェスカーを外に追い出すしかなかった。 「あのレバーだ! 援護してくれ!」 クリスがレバーを引き下げると、後部ハッチが開いた。内部の空気がものすごい勢いで 外部へと放出されていく。三人の体も例外ではなく、ふわりと宙に浮いた。 「つかまれ!」 クリスが叫ぶ。クリスもシェバも、なんとかハッチ内の柱にしがみついて耐える。 ウェスカーもまた投げ出されるまいと、シェバの足を掴んだ。振りほどこうとするシェバ。 しかしウェスカーの握力と腕力が相手では勝ち目はないことは明白だった。 202:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 48 25 ID ??? その瞬間、シェバの瞳に強い意志の光が宿ったように見えた。その瞳は、クリスにとって 決して忘れることができないものだった。2年前の映像がフラッシュバックする。 自分を犠牲にしてウェスカーを止めることを決意した、あのときのジルと同じ瞳だ……! ゆっくりと、シェバが柱を離した。自分ごとウェスカーを爆撃機の外に放出するために。 「ダメだ、シェバ!」 もう二度と、相棒を目の前で失ってたまるものか! クリスは自分の危険も省みず、堕ち行くシェバに飛びついてその腕を掴む。間一髪だった。 「貴様らも地獄へ道連れだ!」 今までの大物ぶったクールな様子もどこへやら、三流悪役並のあがきを見せるウェスカー。 「堕ちるのはあなただけよ!」 クリスに支えられ、片手が自由になったシェバは、銃弾をウェスカーへと撃ち込んだ。 堕ちていくウェスカー。そして爆撃機も、バランスを崩して予定高度に達せず堕ちていく。 ふらふらと下がっていく先は、奇跡的にも、孤島にある活火山の火口だった。 この極限環境には、ウロボロスが感染するような生物はいないし、ウロボロス・ウィルス 自体もおそらく生存できないだろう。バイオハザード発生の危機は、回避されたのだ。 203:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 49 02 ID ??? ぼろぼろの体を引きずり、爆撃機から火口へと降りるクリスとシェバ。 ……しかし、まだ終わってはいなかった。 「やはり貴様を最初に始末しておくべきだった……クリィィィス!!」 もう一人、ぼろぼろになりながらも、あの男もまだ生きていた。そう、ウェスカーである。 おそらく、投げ出されてもなんとか爆撃機の外壁にしがみついていたのだろう。 「……貴様だけは……殺す!!」 野望が潰えたウェスカーは、いまやただ仇敵クリスを殺すことしか考えていなかった。 ウロボロス・ウィルスを詰め込んだミサイルに、躊躇なく自分の右腕をぶちこむ。 もはや見慣れたあの黒い触手が、ウェスカーの右腕と上半身を覆っていく。 さすがは自らを神の資格ありと豪語するだけあり、ウェスカーはウロボロスをうまく制御 しているようで、右腕の触手の先にミサイルの破片を絡みつけ、ドリル状の武器として 活用するという器用な真似さえ行なっている。 いままで戦ってきたウロボロスと同じく、弱点となるコア部分がウェスカーの背中にある。 しかしその弱点は、ウェスカーが攻撃のために触手を伸ばしたときにしか露にならない。 周囲は溶岩、ウェスカーの一撃を食らったら、確実に落ちて即丸焼けになってしまう。 ギリギリの戦いを続けるが、いつまで経ってもウェスカーは弱るそぶりをみせない。 204:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 49 30 ID ??? しかし、ウェスカーより先に、足場にしていた岩が崩れた。溶岩へと落ちるウェスカー。 そこに、上空にヘリが現れる。乗っているのは、ジョッシュとジルだ。 「つかまって!」 縄ハシゴが投げ下ろされ、クリスとシェバはヘリへとよじ登った。 「クリィィィィィス!!」 溶岩に体半分漬かっても、ウェスカーはまだ死んでいなかった。触手を伸ばしてヘリへと 絡みつけ、墜落させようと振り回す。 「クリス、シェバ、あれを使って!」 ジルは後ろに備えてある武器を指差した。そこにあるのは……2つのロケットランチャー。 「準備はいいか、相棒?」 「ええ、いつでも」 ふたりが構え、撃ち出した弾頭は、まっすぐにウェスカーへと飛んでいき、爆発。 「……死んでいった仲間のぶんよ!」 シェバは威勢よく啖呵を切り、クリスとジルと見詰め合って微笑んだ。 205:BIOHAZARD5 勝手に続き:2010/08/28(土) 09 49 54 ID ??? ……四人を乗せたヘリコプターは、ひたすらに海を行く。 「……終わったな」 「……ええ」 「ようやくね」 クリスの言葉に、シェバとジルが応じた。 (この世界は、命をかけてまで守る価値があるんだろうか?) かつてクリスは、そんなことを考えたこともある。しかし、今は違う。 (仲間の返してくれる笑顔、それだけでも価値はある) クリスは、ふたりの大切な相棒の笑顔を見て、そう思った。 水平線から太陽が昇ろうとしている。 悪夢の夜は明けた。今日もまた、世界は新しい朝を迎える……。 The End 206:BIOHAZARD5 ウェスカーの演説集:2010/08/28(土) 09 50 27 ID ??? 「クリス、考えたことはないか? この世界は人間が多すぎると!」 「優秀な人間は一握り、そのほかのクズは重石にすぎん」 「重石を捨て去れば、人間はもっと身軽になる! そのためのウロボロスだ!」 「ウロボロスに選ばれた真に優秀な遺伝子……」 「それこそ進化を授かるにふさわしい、新時代の遺伝子なのだ!」 『その新時代で、王にでもなるつもりか、ウェスカー!』 「ふふふふ、お前も所詮その程度か? ひとついいことを教えてやろう、クリス。 俺は『王』になどならん…… 俺は『神』になるのだ!」 「なぜわからん、クリス!? こんなくだらない世界のどこがいいというのだ!?」 「より強く、より高位の存在が生き残る自然界のルール(ナチュラル・セレクション)!」 「人類は永年、その決まりから外れてきた」 「どこへ行っても争い…… そして汚染…… 薄汚い人間、人間、人間……!」 「傲慢なお前たちは、裁かれねばならん!」 『黙れ! 貴様にそんなことを言う資格はない!』 207:BIOHAZARD5 1レス要約:2010/08/28(土) 09 51 11 ID ??? 主人公クリスは、B.S.A.A.という対バイオテロ特殊部隊のエージェントである。 世界中でバイオテロと戦うのと同時に、現在は2年前に生死不明となった相棒のジルの 手がかりを求め、誰よりも精力的に世界各国を飛び回って活躍していた。 今回の任務は、アフリカのキジュジュ自治区へ潜入、行われる生物兵器の裏取引を検挙し、 また「ウロボロス計画」という謎の言葉に関する情報を収集することである。 現地で新相棒のシェバと合流、他のチームと連携をとろうとするが、しかしテロリストに 情報が筒抜けだったらしく、待ち伏せされて壊滅的打撃を受け、任務は失敗に終わった。 だがそんな中でもわずかに手に入った情報の中には、捜し求めていたジルの情報があった。 クリスとシェバはあきらめずに前進し、旧アンブレラの研究施設を発見する。 そこに立ちはだかるのは因縁の宿敵ウェスカーと、B.S.A.A.のスポンサーの社長エクセラ、 そして彼らに忠実に従うフードと仮面の謎の人物……洗脳されたジルだった。 ジルを洗脳の呪縛から解き放つと、彼女は「ウロボロス計画」とはなにかを教えてくれた。 ウロボロスとは、適合する遺伝子に進化をもたらし、それ以外を飲み込み増殖するウィルス。 ウェスカーはそれを世界中にばら撒いて、幾多の屍の上に自分の望む世界を作り出す気だ。 そんな暴挙は許さないと、クリスとシェバはウェスカーを追いかけてその野望をくじく。 ヤケになったウェスカーは、自らにウロボロスを宿らせて怪物と化して襲い掛かってきたが ロケットランチャーで撃退。クリスら3人の、BIOシリーズを貫く長い因縁に決着が着いた。
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登録日:2010/02/19 Fri 13 49 13 更新日:2024/05/19 Sun 21 53 23NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 バイオリン 女性用 手枷 拷問 拷問器具 男尊女卑 首枷 【ばいおりん】 中世ヨーロッパで頻繁に使われたという拷問器具。 主に女性に使われた。 「不名誉のバイオリン」や「口やかましい女のバイオリン」とも言われる。 文字通り楽器のバイオリンのような形をしており、縦に三つの穴が空いている。 その穴に首と両手を通して自由を奪うという首枷と手枷が合わさったような効果を持つ。 一説にはその姿が両手を使って男性器をほお張る体制、いわゆるフェラチオの体制に似ており、恥辱の効果もあったと言われるが真相は定かではない。 当時は「女性は男性の所有物」、酷い時は「子供を産む道具」と言われるほど徹底的な男尊女卑思想が根付いており、 そのため生意気で口やかましい態度を取る女性はそれだけで罪とされた。 そういう女性にこの器具がよく使われたという。 これだけでは口を塞ぐ事は出来ないのでギャグ等と併用して使われた。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] バイオリンとの名前がついているが、実際には男性器を模して作られたものがバイオリンに見えるという説もあります。これは未婚女性が姦通をした際に使われる事も多く、レイプなど不合意な性行為でさえも変わらず女性の罪とされたそうです。 -- 名無しさん (2013-10-08 01 34 17) コレに特化した薄い本があったな -- 名無しさん (2014-03-26 04 49 16) 名前からしててっきりしずかちゃんが奏でる奴かと思った。 -- 名無しさん (2014-03-26 07 17 56) ↑同じく。黒板() -- 名無しさん (2014-03-26 10 41 22) 黒板(拷問器具)とかの項目も想像した -- 名無しさん (2014-03-26 10 41 39) 拷問っつーよりは -- 名無しさん (2015-08-26 22 33 06) ↑続き 梗塞道具だな -- 名無しさん (2015-08-26 22 34 05) がみがみ女のバイオリンともいわれる。ちなみにがみがみ女のくつわ、という拷問器具も存在する -- 名無しさん (2018-11-19 23 35 44) しずかちゃんのバイオリンも拷問に使えそうだな -- 名無しさん (2018-11-19 23 58 31) 拷問楽器 妖謡・魔 -- 名無しさん (2018-11-20 00 36 11) ネウロの魔界道具じゃなかった -- 名無しさん (2020-09-29 23 32 14) 名前 コメント
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登録日:2010/09/20 Mon 02 01 47 更新日:2024/06/24 Mon 14 29 36NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 HUNK U.S.S. てらそままさき アルファチーム アンブレラ アンブレラ・セキュリティ・サービス ガスマスク チョイ役 ハンク バイオ2 バイオ3 バイオ4 バイオDC バイオORC バイオUC バイオハザード バイオハザード2 バイオハザード3 バイオハザード4 バイオハザードリベレーションズ マシンガン 不死身 人気キャラ 処刑 死神 湯豆腐 異能生存体 隊長 ハンク(HUNK)とは、『バイオハザードシリーズ』に登場するキャラクターの一人。 CV:キース・シルバースタイン(英語)、てらそままさき(日本語) 【人物】 どんな困難な任務で部隊が全滅しても常に生存するため「死神」という異名を持つ男。 職業はアンブレラの保安警察「アンブレラ・セキュリティ・サービス(U.S.S.)」 アルファチーム隊員。 『オペレーション・ラクーンシティ』以降はアルファチームの隊長という設定になり、『2』のリメイク作である『RE 2』でもその設定が引き継がれている。 初登場したのは『バイオハザード2』のおまけゲーム「The4th suviver」から。 アンブレラの保安警察なのでプレイヤーは敵側の人間を操作する事になる。 彼自身謎の多い人物で、ハンク(HUNK)というのもコードネームで本名は不明。 どのような過程でU.S.Sに入隊したかは謎だが、その昔ロックフォート島の訓練所で訓練を受けていた過去を持つ。 戦闘、格闘、暗殺術のプロで、性格は冷静沈着。無慈悲なまでに作戦成功を最優先し、仲間からの救援要請を受けても無視。 しかしこれは、「戦場では例え過酷な状況でも己の力で生き残らねばいけない」という信念と、 彼が派遣される任務の多くが、仲間を救援に行けば任務失敗か自身の死亡が確定する過酷な戦場に限られるため。 一応作中でも、Gウイルスで化け物と化したウィリアム・バーキンを率先して足止めし、仲間が脱出するのを助けるチームワークと、 仲間達を"貴重な人的資源"と見做す程度の価値観は持ち合わせてはいる。「RE 2」では生け捕りにしなくてはならないウィリアムを誤って銃撃してしまった部下を叱責したが、直後に本部への無線で「抵抗したためやむを得ず射殺」と報告するなどフォローしている。 (実際にウィリアムは拳銃を取り出そうとしていた為、嘘は言ってない) この時に別の部下がボディチェックを行って「死亡判定」したが自らは再確認せず、それが仇となって実は死んでいなかったウィリアムは隠し持っていたGウイルスを自分に接種して暴走し、ラクーンシティ壊滅の原因を作ってしまう。 リメイク前に至っては一切の確認をしていなかったため、当時は何だかんだで結構ドジ踏んでいたのである。 しかし、ほぼ全ての部隊が全滅してしまうような作戦でも彼だけは生き残り、限りなく成功率の低い作戦を独り成功させてしまう。 そのため周りの人間からは「死神」という綽名をつけられている。 同じく仲間の生存率が低いU.B.C.S隊員ニコライ・ジノビエフと似ているところもある(ハンクは任務遂行のためにやむなく仲間を見殺しにしているのに対し、ニコライは己の生存と利益のために仲間を意図的に殺害しているため、実際は全く違うのだが)ので、周囲は二人をライバルと見ている。 が、周りがそう見てるだけで当の二人はそんなに意識していないらしい。 というかぶっちゃけ、ニコライはプロ意識や忠誠心など微塵も無く、報酬以外は眼中に無かったりするため、キャラクター性は対照的とも言える。 また、プレイヤーからの評判も対照的で、ハンクは人気キャラな反面、ニコライは登場作品が少ないにもかかわらず作中の行動がプレイヤーの精神をひたすら攻撃してくるために印象は最悪である。 敵の首の骨を折る即死技「処刑」を必殺技とする。 他、手首から飛び出す暗器のようなナイフを使う。 【登場作品】 ◇バイオハザード2 初登場。 ウィリアム・バーキンからGウイルスを奪った後、G生物に襲われて意識を失うも、唯一辛うじて助かる。任務としては生存率4%(50人中2人)。 外見は二眼レンズのガスマスクにヘルメット、黒で統一された戦闘服と対人防弾プロテクターを着用しており、おおよその方向性は同じだが、当時の技術力の限界で細部のデザインが結構異なり色合いが今よりも灰色っぽく全体的に簡素。 おまけゲームの内容は回収したGウィルスを届けるために、下水道から警察署屋上へ脱出するという内容。 道中は当然というか大量のクリーチャーで溢れており、ゾンビやゾンビ犬は勿論、レオン達を追い回したものとは別個体と思わしきタイラントも。 『2』本編の後に研究所からクリーチャー達が溢れてきたのか、警察署に元々いなかったイビーやリッカー改まで登場する。 最終的にGウィルスを持ったまま脱出に成功。アンブレラにGウィルスのサンプルが届けられたものと思われる。 武器はハンドガン、ショットガン、マグナムで、回復アイテムは緑+青×2のみ。 (ムービー中ではいつも持っており後のシリーズでお馴染みになったサブマシンガン(H&K MP5)は装備していない。) 途中で補充などはされないので、敵の攻撃をうまく避けられるか、どこで武器を使うかなど、色々とテクニックが求められる。 クリアしても特典などは無いが、全体的な流れをこのモードで掴めば、豆腐モードクリアへの近道になる。 尚、豆腐モードのクリア評価画面で死戦を潜り抜けて来た豆腐の一部を切り取って湯豆腐の具にしていた。 ご丁寧にお箸を用いてぽん酢で頂いていました。 ◇RE 2 ミニゲームに先駆けて本編中のUSS隊員が残したビデオの中で姿が確認できる。 リメイク版「第四の生存者」でもクリーチャーを蹴散らしてヘリの回収地点へ向かう流れは変わらず。 道順は当然変わっており、タイラントやイビーやG成体など原作と挙動が大きく変わったものもいるのでほぼ別物と言って差し支えない。 装備も旧作より大幅に増強されており、ショットガンがフルカスタムになり新たにムービー中はいつも装備していたサブマシンガンLE5(H&K MP5)を装備。 ハンドガンは旧2やアンクロで使っていたマチルダではなくMUPとなったが予備弾薬が調合しない限り無いので大抵使われない。 ショットガンが頼もしく調合で弾を増やせるので、基本的に道中はそこまで苦労せず豆腐編に備えて順路や攻撃を回避できるルート取りを覚えるのに最適。 ただしゾンビの大群を突破するのは苦手で、特にラストスパートの前庭の群れがキツいのでそのためにも投げ物はなるべく温存しておきたい。 ◇バイオハザード3 エピローグ集に登場。 出現条件が本編を8回クリアなので骨が折れる。 2では明かされなかった素顔がこのエピローグ集でははっきりとわかる。 初期案の3はハンクが主人公で豪華客船を舞台にG-ウイルスを巡る戦いを繰り広げるというストーリーだったが没になったとスタッフは語っている。 ◇バイオハザード CODE Veronica 直接には登場しないが、ファイルとしてハンクの報告書が出てくる。 それによると島にタイラントを搬入したのがハンクの部隊であること、彼がかつてここで訓練を受けていたことが分かる。 ◇バイオハザード4 まさかのマーセナリーズに登場。ルイス涙目。 ストーリーには完全に無関係。ウェスカーと違い顔すら出してない。 今作での装備はマシンピストルと手榴弾のみ。 しかし一撃必殺の「処刑」により、非常にコンボの繋ぎやすいキャラクターとなっている。 が、その反面足が遅く、体力も低い。 また、マシンピストルの威力が低く、ガトリング男や二連チェーンソー男やガラドールには「処刑」が効かないので、対峙した際にはパニクらないよう注意。 苦手な敵が大抵決まっているため、それらに遭わない村ステージでは存分に首コキャできる。 ただし、稼ぎに夢中でうっかりチェーンソー姉妹に斬られることの無いよう。 武装は一種類だが、弾薬もマシンピストルのものしか出てこないのでとっつきやすいキャラクターではある。 このへんからデザインが一新され、レンズの赤いガスマスクに全身黒の戦闘服になり、現在のハンクの姿に。 持っている銃もゲームの内容に合わせてMP5からTMPに変わった。 ちなみに本編にも登場する予定があったのだがまたしても没になってしまったらしい。 ◇バイオハザードRE 4 リメイク前に引き続きマーセナリーズにて登場。相変わらず本編には一切登場も言及も無いと言うのに。 ちなみにルイスも使用可能になった、良かったね。 外見モデルはRE2のものと同じ。 BGMは4の専用BGMではなく、旧2とRE2のBGMをミックスしてアレンジした曲になっている。 旧作同様、首ひねりによる処刑技で一撃死が狙える。だが技の終了に大きな隙が生まれ、ガナード達の動きもリメイク前と比べ素早くなっており、以前ほど頼りにし過ぎるのは危険な行為となった。 今回の武器はマシンピストルに代わり、2時代の装備であったLE5(H&K MP5)とショートナイフ。武器が一つなので弾薬不足に困る可能性は少ないが、リロードによる隙が大きい事や、単発火力が低いので強敵相手への火力不足が懸念点。 バレットタイムは一定時間の弾数無限化。リロード自体も無くなるので制限時間内はLE5を撃ちまくれる他、武器威力とハンクの移動速度自体にも補正がかかるので大事に使っていきたい。 ◇バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ 「2」のハンク編を再現したシナリオ「The 4th surviver」に登場。自動移動式のシューティングとはいえ実質的なリメイクである。 様々なシーンが変更されスタートは犬舎からになっている他、台詞も増え、壊れた無線機から絶えず助けを求める味方や民間人の声が聞こえてくる。 登場クリーチャーもタイラントはリストラされ、代わりに2では登場しないハンターが登場する。 ムービー内では飛び掛かるハンター2匹を的確に急所を撃ち抜いて拳銃弾3、4発程度で仕留めるスーパーマンぶりを見せつける。 RE2でも使われた「ここは戦場だ、運命は自ら切り開け」の名台詞は本作が初出(ただし今作ではナイトホークにではなく、地下水道に取り残された隊員の助けを求める通信に対する独り言で言う)。 プレイ順的に最後のステージな上に原作再現のため、補給が乏しく敵が非常に多い。 マシピスの弾を満タンにして持って行くくらいはしておくべきだろう。 2では時間軸がいまいち解らなかったが、クリア後のムービーが明け方だったため、「レオン達が脱出したあと」と判明した。 今作でもマスクを取るので素顔が見れるが、3ほどはっきり見えない。 ◇バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ 2シナリオ「滅びし街の記憶」に登場。 ウィリアム・バーキンを襲撃するムービーに登場し、Gウイルスのサンプルを奪った。前述の通り前作で既にプレイアブルキャラクターとして登場したため、彼を操作する機会は無い。 ダークサイド・クロニクルズ発売前に中の人の公式サイトで出演作品という欄にダークサイド・クロニクルズ ハンクと書いてあったので、 再登場するのではと期待されたが、蓋を開けてみればチョイ役だったので、がっかりした人も多いかもしれない。 ◇バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D バイオシリーズ初のニンテンドー3DS専用作品。 PVではいつもの格好でマジニたちをSATSUGAIしていた。 武装はハンドガン、グレネード(閃光)、マシンガンと非常にバランスのとれた装備になっている。 ハンドガンかマシンガンで怯ませて処刑!! 閃光でくらませてパンチに射殺!!とコンボ繋ぎにもことかかない厨キャラ。 隠しコスチュームは死神。 目立つのでよく誤認されるけど私はハンクです。 ◇バイオハザードリベレーションズ PVにガスマスクの男が登場し、遂に再登場か!? と思ったら全く関係ないただのテロリストでした… …が、リメイク版であるアンベールド・エディションにて(レイドモード限定だが)登場。やったね! ただしその出現条件は難易度アビス(最高)で全ステージをSランクでクリアというもの。 さすが「死神」、そう簡単には使わせてはくれないのだった… ちなみにレイドモードでの特定のキャラと組み合わせるとステージ開始時に特殊セリフがある。 ・掛け合いの内容(折りたたみ) レイチェル + ハンク レイチェル「よろしくです!”死神”さん」 ハンク「意味を分かって言っているのか?」 FBC所属のレイチェルも死神という異名は知っているらしい。無邪気に挨拶してる場合じゃないと思うが… クリス + ハンク クリス「会うのは初めてだな」 ハンク「…(無言)」 クリスがハンクの存在を認知していたこと、そして確定ではないものの、何らかの形でコンタクトを取っていた可能性があることをうかがえる掛け合いである。BSAAからの依頼でもこなしていたのだろうか? さらには有料DLCでレディハンクという謎の女性まで登場。 その風貌は上半身こそハンクそのままだが、特筆すべきは下半身。 きれいな脚をそのまま出しているのだ。ついでに声もなかなか可愛らしい。 …が、残念ながらマスクの下の素顔は不明。 さらに本家ハンクとの関係も不明。 ◇バイオハザード リベレーションズ2 続編の「リベレーションズ2」でも、レイドモード限定で登場。 DLCだが、パッケージ版では無条件で使用できる。 専用アクティブスキルとして敵から気付かれなくなる「スニーキング」を持ち、囲まれても気配を消して遠くに逃げたり、不意打ちで打破できるため非常に強い。 ◇バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ キーパーソンとして登場。アルファチームのリーダーに設定変更されている。今作から日本語吹き替えが実装された。 CVはキンタロスこと「てらそままさき」氏。実写版バイオハザードシリーズでもカルロス・オリヴェイラの吹き替えを担当していた。 ORCの看板キャラといえるベクターとは師弟関係にあるらしく、彼からは「マスター」と呼ばれている。 登場は最初のミッションのみであり、操作キャラであるデルタチームと共にバーキンの研究所に突入する。 基本的には2の展開を踏襲しているが、USSデルタチームの存在のみが異なっている。 デルタチームを後方に待機させて自身はバーキンと交渉するも決裂、G生物と化したバーキンから逃走する。 Gウィルスのサンプルを一度は手にするものの戦闘の混乱の中で失い、自分以外を脱出させた後Gバーキンのいる炎の中に一人消えていく。 その後の結末は2の通り。 HEROES MODEという5のサバイバルモードのようなミニゲームにも操作キャラとして参戦。 偵察兵と通信兵のあいのこのようなスキル構成を持ち、機動力・隠密性に優れる。ただ戦闘向きのスキルが乏しく、HEROES MODEは他のモードに比べキャラの体力が高く設定されており正面切っての戦闘も多く、ナイフで一撃で相手を仕留められる「ブルータルキル」もヒーローキャラには無効な為、イマイチルールと噛み合わない性能となってしまっている。 2のαチームは全員同じ格好をしていたが、本作では部下の服装がちょっとしょぼくなっている。 今作では彼の同僚も登場するが、そちらはゲーム本編には関わらない様子。 まぁ時系列的には2と3の時間帯だから当然なのだろうか… 以上のことからチョイ役ながらもバイオシリーズで非常に人気の高いキャラクターと言える。 ◇バイオハザード2 ドラマアルバム~生きていた女スパイ・エイダ~ 名前のみの登場。 時系列が「2」の後であり、正史に組み込まれているかどうかは不明であるが、アンブレラのフランス支部施設所長であるクリスチーヌ・アンリにG-ウイルスの奪取を命じられた事が語られている。 ◇バイオハザード アンブレラコア ハンクは登場しないものの、作中に登場する対BOW用戦闘術「CQBZ」およびそれに用いる特殊装備の数々を考案したのは「”死神”と呼ばれる伝説の傭兵」とされており、一人用モード「THE EXPERIMENT」での研究員の記述からある程度推測できる材料がある。 2012年3月の時点で「半年前は被験体の生存率が低すぎて」と記述 戦闘実験の担当研究員アブラハム・ジャクソンが目指しているのは「CQBZの復活」 CQBZを提唱した「死神」はかつてラクーンシティから生還した人間と噂されている CQBZを実践して生き残る被検体3A7が「死神の再来」「バケモノ」と呼ばれ始める 本来のCQBZにゾンビジャマーは含まれていない 実験は少なくとも2013年1月まで続いている 対戦モードの舞台は2016年で、CQBZとゾンビジャマーの併用が一般化している これらから推測するに、アンブレラ崩壊後は傭兵となって活動し、その中でCQBZを考案したが一度は廃れ、それに目をつけたある組織の研究員が2011年後半(*1)から実験を繰り返しているが、ハンク自身の生死は不明。 また、ゾンビジャマー無しでのCQBZを極めることができたのはハンクと被検体3A7だけ(*2)で、普及していないということはハンクが体系化したCQBZは他の人間にとってハードルが高かったという話になり、改めてハンクの戦闘能力を強調する形になっている。 【備考】 バイオハザードUCにてアンブレラが崩壊したので、ハンクのその後の詳細は不明。 ストーリー上では「2」にしか出てないのだが2の関連作やミニゲームで出まくっているのでシリーズでの出番は多いという妙なポジションとなっている。 この出番の多さに対する謎多きミステリアスさが彼の魅力とも言えるので、今後も設定の掘り下げや正史の世界線での再登場があるかは微妙なところかもしれない。 「The death cannot die」 追記・修正は処刑されてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 助けに行かないのではなく、彼が出張るような任務は殆ど「助けに行ってたら自分まで死ぬ」ような異常環境だからなぁ -- 名無しさん (2013-06-10 08 21 09) 因みに寺杣氏は映画シリーズのカルロスも吹き替えている。(DVD版) -- 名無しさん (2013-06-10 11 44 11) 初めて見たときなぜか鳥山明が浮かんだのは俺だけ… -- 名無しさん (2014-03-07 22 55 33) アクション下手な俺では彼は『生存者』にはなり得ないのだった… -- 名無しさん (2014-08-09 06 48 34) 豆腐モードでせっかく助かった豆腐をこの人は・・・・・・。(TT) -- 名無しさん (2014-09-08 12 03 09) 映画に出てこないかなぁ -- 名無しさん (2015-02-04 18 31 56) アンブレラ潰れた後は何をやってるのかスゲー気になる・・・ -- 名無しさん (2015-03-20 00 42 29) この仲間の救援を無視して〜のとこはクロニクルズのやつ?無線で女性の声で助け求めてた人はあれは警察側の特殊部隊の人だと思う -- 名無しさん (2016-02-17 14 26 56) ↑ゴブリン6だよ、オペレーションラクーンシティにも出てる(声のみ) -- 名無しさん (2016-02-17 14 45 32) ↑ホントに同じ人なのっ?それにオペラクはあくまでifだからゴブリン6が正史にもいるかわかんない… -- 名無しさん (2016-02-18 18 32 06) 今どこでなにしてんだろう。 -- 名無しさん (2016-04-05 21 38 16) アンブレラコアあたりじゃ活躍できそうな立ち位置だけどねえ。 -- 名無しさん (2016-04-24 22 43 09) おとうふムーン -- 名無しさん (2016-08-05 20 48 19) 紅い眼鏡 -- 名無しさん (2016-08-05 20 52 16) 素性を隠してBSAAで働いてたら面白い -- 名無しさん (2018-05-16 10 56 00) そういやぁ7じゃ信用してないとはいうもののクリスがアンブレラ所属になってるから次作あたりで操作キャラとして本編に登場してもおかしくないんだよね。 -- 名無しさん (2018-05-16 11 15 01) 青アンブレラの対BOW実動部隊にいてもおかしくはないよね -- 名無しさん (2018-07-03 23 32 38) 死神と双璧をなす実力を持つ豆腐たちが唯一恐れる男 -- 名無しさん (2019-02-05 19 26 25) アンブレラコアではゾンビバイルとかの特殊兵装考案したことになってるんだっけ -- 名無しさん (2019-03-08 18 43 48) RE2でアンブレラクロニクルズで呟いた「ここは戦場だ。運命は自分で切り開け。」が聞けて満足。 -- 名無しさん (2020-03-17 15 48 34) 8以降でCVてらそまさんの凄腕の謎の兵士出てくるとかあったりして・・・・? -- 名無しさん (2020-03-17 16 36 18) そろそろ登場してほしいなぁ… -- 名無しさん (2021-05-12 17 54 13) 8の時代だと歳いくつになるんだろ?仕事やめてゆったりとした生活しててもいい……かも? -- 名無しさん (2021-05-29 09 50 02) ↑5 当時のゲーム雑誌やら何やらで触れられていたからそういうことであろう。そして生存していなければ装備の考案など出来ないから生存は確定だろう。 -- 名無しさん (2021-06-11 13 00 25) てらそまさんの声が素顔込みでイメージにハマるんだよなー 渋くて無骨な感じが合う -- 名無しさん (2021-08-02 11 59 48) 偏った思想もなく、金で動く傭兵の立場だからネオアンブレラでゴリラと一緒に働いててもおかしくないんだよね -- 名無しさん (2022-02-23 01 46 28) 今のところ実写に登場してないけど、ウェルカム・トゥ・ラクーンシティではウェスカーが成り行きでハンクポジになってた -- 名無しさん (2022-08-09 12 04 10) ローズが18になる頃には70近いのか…登場人物全員年食いすぎたな -- 名無しさん (2023-01-03 19 21 41) RE4のBGMが粋過ぎる。新旧フォースサバイバーの合体リミックスて。 -- 名無しさん (2023-04-08 22 40 13) バイオRE4でアンブレラ崩壊後にアンブレラ関係者をそれこそ一時的に所属してた実質バイトレベルの人間ですら徹底的に捜査したらしい事がわかったからその時にどっかの組織に見つかってスカウトされてそう -- 名無しさん (2023-04-10 19 12 45) アンクロで救援要請する仲間に「ここは戦場だ 運命は自分で切り開け」と言い放ち見捨てたのに対し、RE2でナイトホークに対して逆に「行け 離脱しろ」「ここは戦場だ 運命は自分で切り開け」と私情を一切挟まず合理的判断で自身さえも切り捨てることを辞さなかった強靭な精神力とそれでも脱出ポイントを目指す律儀さと対比スコ。 -- 名無しさん (2024-05-11 14 10 53) 名前 コメント
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バイオエレクトロニクス 学年 3年 時期 前期 時間 木曜2限 教員 鶴岡誠 教科書情報 バイオエレクトロニクス 教科書番号 50 教科書販売価格 \4830 バイオニクス学事典 教科書番号 51 教科書販売価格 \1900 備考 必要性 選択肢 投票 5 (0) 4 (0) 3 (0) 2 (0) 1 (0) コメント 名前 コメント 分類 3年前期 木曜4限
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新帝国ギアでは、新兵器の開発が行われている。 ドクターマン「ついに手に入れたぞ!」 モンス「なんだ、こりゃ?」 ドクターマン「反バイオ粒子──」 ファラ「反バイオ粒子?」 ドクターマン「この光が、バイオロボとバイオマンを倒す必殺の兵器、『バイオキラーガン』のエネルギーとなるのだ!」 メイスン「バイオキラーガン?」 ドクターマンの造り上げた新兵器、大型銃・バイオキラーガン。 メイスン「これが……! これさえあれば!」 ドクターマン「これまでの怨みの数々、必ず晴らしてやる!」 さよならイエロー その頃、バイオロボは特訓に励んでいた。 新しい技を編み出すために、 バイオマンとバイオロボは常に一体となって 特訓しているのだ。 特訓中のバイオロボのもとに、ピーボからの通信が入る。 ピーボ『大変だぁ! バイオマン、メカジャイガンだ! 出動せよ!』 レッド「バイオロボ、出動!」 イエロー「特訓の成果、見せてやるわ!」 一同「そうとも、その意気だ」「よぉし、行くぞ!」 メカジャイガン・カメレオンカンスの暴れる工場地帯に、バイオロボが到着する。 巨体同士の戦いとなる。 地上でメイスンがバイオキラーガンで狙いを定め、バイオロボの頭に光線が命中する。 途端、バイロボの動きが鈍り始める。 一同「わぁっ! どうした!?」「大変だ、エネルギーが減ってる!」「メカの調子もおかしいぞ!」 ピーボ「もしかしたら……!? は、早く逃げろ!」 イエロー「何言ってんのよ!?」 ピーボ『早く逃げるんだ!』 一同「とは言っても、もう動かないんだよね!」「おい、動いてくれぇ!」 メイスン「バイオキラーガンの威力は大したものだ!」 バイオロボは思うように動けず、カメレオンカンスの攻撃を一方的に浴び続ける。 レッドワンたち5人のバイオマンが、バイオロボから地上に放り出される。 レッド「バイオロボは俺たちだけでもと、助けてくれたんだ!」 メイスンがバイオキラーガンを携え、サイゴーンを引き連れて現れる。 メイスン「そうはいかん!」 レッド「メイスン!?」 メイスン「バイオロボの次は、貴様たちだ!」 メイスンがバイオキラーガンを放つ。 イエロー「危ないっ!」 イエローフォーがとっさに飛び出して盾となり、光線を浴びる。 イエロー「あぁぁ──っ!」 一同「イエロー!」「イエローフォー!」 イエローフォーが倒れ、頭部の超電子頭脳が狂ったように明滅する。 レッド「バイオエネルギーが減ってる!?」 イエロー「み、みんな、気をつけて…… あの銃!」 メイスン「今だ、サイゴーン!」 サイゴーン「サイゴーン…… 不動念力!」 サイゴーンの念力攻撃が、イエローフォーを容赦なく襲い、体が宙に持ち上げられる。 イエロー「あぁぁ──っ!」 さらにメイスンのバイオキラーガンでの銃撃。 レッドワンたち4人は必死にかわす。 イエローが地面に叩きつけられる。 一同「イエロー!」「イエローフォー!」」 メイスン「バイオマンを殺すガン。すなわち、バイオキラーガン!」 レッド「バイオキラーガン!?」 メイスン「反バイオ粒子が詰まっているのだ」 レッド「反バイオ粒子!?」 メイスン「バイオ粒子があれば、必ず反バイオ粒子もあるのだ。500年前、バイオ星が爆発したとき、反バイオ粒子も一緒に宇宙にばら撒かれた。我が偉大なる天才ドクターマン様は、宇宙空間に残ったわずかな反バイオ粒子を集めることに、成功されたのだ。反バイオ粒子は、バイオ粒子のエネルギーを打ち消す。お前たち、バイオ粒子を浴びて強くなったバイオマンは、その能力を失うのだ!」 さらにメイスンの繰り出す銃撃を、レッドワンたちが必死にかわす。 ピーボの操縦するバイオドラゴンが飛来し、地上のメイスンたち目がけて砲撃する。 ピーボ「早く! 今のうちに逃げるんだ! 早く!」 バイオドラゴンが煙幕を張って、一同の逃走を支援する。 さらに、カメレオンカンス目がけて砲撃する。 ピーボ「よし、今のうちに!」 バイオドラゴンがバイオロボを回収し、飛び去る。 メイスン「おのれ、バイオロボ、バイオマン! だがお前たちは、反バイオ粒子には勝てん。今度こそ、必ず息の根を止めてやる!」 バイオマンたちは逃走の最中、イエローとはぐれてしまう。 動物と会話能力を持つ郷が、連絡役のハトに呼びかける。 郷「ハト連絡員002号! 002号、ミカはどこだ!? ──わからないのか、俺の声が!?」 そこへ、仲間たちが駆けて来る。 一同「郷さぁん!」「郷!」 郷「どうだった!?」 ひかる「駄目よ。全然連絡がとれないわ」 郷「俺もだ。ハト連絡員を使って、イエローフォーの行方を捜そうと思ったんだが…… 動物と会話する能力が消えてしまった」 南原「えぇっ!? もしかしたら、もうミカは!?」 高杉「ピーボの奴め! バイオ粒子の力を最も良く引く者だなんて、調子のいいことばかり言いやがって! 何がバイオだ!」 郷「おい、よせ! 俺たちはバイオの力を誇りに思っていたじゃないか! みんなで手分けして探そう。新帝国ギアの目が光っている。充分注意してな。行くぞ!」 一同「おぅ!」 バイオベースの格納庫のバイオロボと、ピーボ。 ピーボ「ミカは戻って来ない…… どうしたんだろう? ねぇ、バイオロボ。ミカは本当に、どうしちゃったんだい? ねぇ、教えてくれよ。君ならわかるはずだ。えぇい、どうして黙ってんだよぉ!? まだ直らないのかい? ……あ、そうか。お前は口のきけないロボットだったんだな。バイオロボ! 生きてんのかい、ミカは!?」 イエローフォーは、ふらつく足で1人、町はずれをさまよっている。 イエロー「はぁ…… はぁ…… 超電子、ホ、ホログラフ!」 超電子ホログラフが空中に映像を作り出すが、すぐに消えてしまう。 イエロー「はぁ、はぁ…… も、もう一度…… 超電子ホログラフ! ズームアップ!」 再びのホログラフ。 空中の映像の中、メイスンがバイオキラーガンを撃つ光景が映し出される。 イエロー「できたわ…… う、うぅ……」 イエローが超電子頭脳を使ったことで、バイオロボが彼女の位置をキャッチする。 ピーボ「はっ、バイオ粒子反応だ! とても弱いぞ…… でも生きてる、ミカは! 方位、370!」 ひかるがピーボからの連絡を受け、イエローのもとへ駆けつける。 ひかる「あっ! イエローフォー! イエローフォー、しっかりして!」 しかしそこへ、メイスンが現れる。 メイスン「見つけたぞ! 反バイオ粒子は、バイオ粒子のエネルギーを消してしまうのだ。バイオキラーガンからは逃げられんのだ! 桂木ひかる! 次はお前だ!」 イエロー「ひかる!」 バイオキラーガンが発射される。 イエローが飛び出し、ひかるをかばって光線を浴びる。 イエロー「うわぁぁっ!」 ひかる「イ、イエローフォー!?」 弱り切ったイエローを、ひかるが必死にかばって逃げようとするが、メカクローンたちに囲まれてしまう。 そこへ、郷たちがバイオマッハ、バイオターボで駆けつける。 一同「早く乗るんだ!」「さぁ、急いで!」 ひかるたちを助け、一同がその場を走り去る。 メイスン「逃がすものか」 ひかる「また、あなたに助けられたわ……」 イエロー「ち、違う…… 停めて……」 高杉「えぇっ!?」 一同が停車し、イエローが外に降りる。 一同「おい、しっかりしろ!」「どうした、イエローフォー!?」 イエロー「うぅ、うぅ…… 超電子…… ホロ……グラフ!」 空中に、メイスンがバイオキラーガンを撃つ映像が投影される。 映像の中、銃のタンクに光るエネルギーが、次第に減ってゆく。 イエロー「見て、バイオキラーガンを…… エネルギーが減っていくわ」 郷「今のは反バイオ粒子のエネルギー? ということは、半分から4分の1に減っているということか!」 映像が消える。 イエロー「うぅっ!」 郷「大丈夫か!?」 イエロー「わかった? これを調べたかっただけなの……」 ひかる「嘘! (私に余計な想いをさせまいと……)」 メイスンとサイゴーンが現れ、さらにメカクローンたちが一同を取り囲む。 メイスン「バイオマン! もう逃げられんぞ。完全に包囲した。ここが貴様たちの地獄だ!」 サイゴーン「サイゴーン不動念力!」 サイゴーンの念力攻撃が、一同を襲う。 一同「行くぞ!」「おぅ!」 郷「レッドワン!」 郷たちが変身し、バイオマンとなる。 しかしイエローはもはや、立つことすらおぼつかない。 一同「イエローフォー!?」「しっかりして!」 メイスンがバイオキラーガンを構える。 イエロー「危ない!」 レッド「イエローフォー、俺たちに任せろ!」 イエロー「危なぁい!」 イエローが渾身の力で一同を突き飛ばし、自ら銃撃を浴びる。 イエロー「ああぁぁ──っっ!?」 一同「イエローフォー!?」「イエローフォー!?」 イエロー「わ、私はもう駄目なの…… 自分の身体は、自分が一番良く知っているわ……」 メイスン「おのれぇ、これでもか!」 イエロー「ああぁぁ──っっ!?」 一同「イエローフォー!?」「しっかりしろ!」「しっかりするんだ!」 イエロー目がけての連射の末、バイオキラーガンから撃ち出される光線がやむ。 メイスン「はっ、切れたか? チッ!」 イエロー「反バイオ粒子、使い切らせたわ……」 一同「イエローフォー!」「しっかりしてくれ!」 サイゴーン「サイゴーン、火炎爆弾! 死ね、イエローフォー!」 イエローが、サイゴーンの攻撃をまともに浴びて、炎に包まれる。 イエロー「ああぁぁ──っっ!?」 ついに倒れたイエローに、一同が駆け寄る。 一同「イエローフォー!!」「イエローフォー!!」「しっかりしろ!」 イエロー「バ、バイオの力は…… まだまだ、体の奥深くに眠っているわ…… みんな、バイオに授かった力を信じて……」 一同「イエローフォー!!」「イエローフォー!!」「しっかりしてくれ!」 メイスン「1人でも倒せばこっちのものだ。もはやバイオマンなど、恐れるに足りん」 レッド「4人でも戦ってみせる! 見ていてくれ、イエローフォー! レッドワン!」 グリーン「グリーンツー!」 ブルー「ブルースリー!」 ピンク「ピンクファイブ!」 メイスン「1人足りないバイオマンなど、敵ではない! かかれぃ!」 レッド「行くぞ!」 一同「おぅ!」 襲い来るメカクローンの大群を、バイオマンたちが次々に蹴散らす。 一同「バイオキック!」 とどめの4人同時の必殺キックが、メカクローンたちを一掃する。 サイゴーン「サイゴーン火炎放射!」 サイゴーンの火炎を浴び、4人は高熱に苦しむ。 しかし4人は、炎をまともに浴びながらも、果敢に突き進む。 ピンク「うぅっ…… イエローフォーのことを、想えば……!」 サイゴーン「そんな馬鹿な!? 熱くないのか!?」 レッド「レッドワン・ファイヤーソード! 怒りの炎となれぇ!!」 レッドワンの渾身の剣撃が決まる。 サイゴーン「グァァ──ッッ!?」 メイスン「カメレオンカンス、踏み潰せ!」 メカジャイガン・カメレオンカンスが再登場する。 そこへ、ピーボの操縦するバイオロボが飛来する。 レッド「バイオロボ!」 ピーボ「みんな、バイオロボで戦うんだ! イエローフォーは?」 レッド「ピーボ、イエローフォーを頼むぞ!」 ピーボ「わかった!」 一同「行くぞ!」「おぅ!」 ピーボに代り、レッドワンたち4人がバイオロボに乗り込む。 バイオロボとカメレオンカンスの再戦が始まる。 戦いの最中、カメレオンカンスが姿を消す。 レッド「スーパーメーザー・スーパーフラッシュ!」 バイオロボの閃光が、姿を消したカメレオンカンスをあぶり出す。 地上ではピーボが、倒れているイエローのもとへ駆け寄る。 ピーボ「イエローフォー! しっかりしろ! みんな戦ってるぞ。しっかりするんだ、ほら!」 一同「みんな、思い出せ! みんなで特訓した技を!」「よぉし!」「スーパーメーザー、十文字斬り!」 新必殺技・十文字斬りが炸裂する。 カメレオンカンスが十字に切り裂かれて大爆発──。 戦いには勝利したが、犠牲はあまりにも大きい。 変身を解いた郷たちが、イエローの亡骸に花々を捧げる。 ピーボ「死んじゃったぁ…… イエローフォーが死んじゃったぁ……」 ひかる「ミ、ミカ……」 イエローの胸にひかるが顔をうずめ、涙をあふれさせる。 一同を見下ろすバイオロボの目が明滅する。 それに呼応するように、イエローの超電子頭脳が明滅する。 ひかる「……い、生きてる!? イエローフォーは死んじゃいないわ!」 超電子ホログラフが作動する。 空中に投影された映像の中で、ミカが笑顔で手を振っている。 ひかる「ミカ……!」 郷「お別れだ…… ミカが、さよならと言ってるんだ……」 一同が目に涙をため、映像の中のミカの姿を見つめる。 高杉「泣くなよ…… 見ろ、笑ってる…… 笑ってるじゃないか」 南原「あぁ…… ミカの死を乗り越えて、戦えと言っているんだ……」 バイオロボも、イエローフォーの死を悼んだ。バイオマンは、4人になってしまった。果たして新帝国ギアの攻勢に、どう立ち向かうのであろうか?超電子バイオマン、試練の道を乗り越えろ! つづく