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無人島コロシアイツアー ◆gqWg4Jl/og ぱっ。 ――はじまりは、そんなありふれた軽い効果音――サウンド・エフェクトだった。 暗く黒い、何も見えないくらいの暗黒の空間を、光が一瞬にして塗りつぶす。そこには、40、50……60人を超える数の生物が存在していた。 中には二足歩行で歩くカエルだったり、犬の顔をした小さい男だったり、虫の羽の生えたペンギンのような生き物だったりと、明らかに「人間」とカテゴライズするには、あまりにも不可能な者までいた。それが、この状況の異常さを物語っていた。 ――しかしそれは、 あくまでここが何も起きないただの普通のくだらない現実の世界であれば、の話なのだけれど。 「起きてよ! このままじゃコロシアイが始められないでしょ!」 ――部屋の壇上には、白と黒のコントラストが特徴的なクマが立っていた。片方は可愛らしい顔立ちをしているが、もう片方は悪魔を表すかのような邪悪な表情をしていた。 まるで人体模型をできる限り可愛くしましたよ、と作ったかのようだった。の割には悪趣味な造形のような気もするが。 「……仕方ないなぁ。じゃ、「目覚まし」でも鳴らしてあげましょう」 クマがそう言うと、唐突に「目覚まし」が鳴った。 目覚ましと言うにはあまりにも不釣り合いな、ボン、という爆音が。 その耳をつんざく不快な音で、ほぼ全員の者たちが目を覚ました。 ただ、一人――首を失った制服姿の少女を除けば、だが。 「なんだ……え?」 「うわあああっ! 人が死んでる!」 「殺人事件やー! ってゆーかここどこなんや!?」 「何だこれは……一体どうなっている……!?」 「ここどこだよ……どうなってんだこりゃ……」 目を覚ました人物たちは、すぐさまその首なし死体に目が行く。そのまま各々の反応を示しだす。 騒ぐ者、動揺する者、冷静な者、考察する者、その反応は多々に渡った。 「マミ……さん……どうし、て……?」 その中でも、ピンク色の髪をツインテールにした小柄な少女……おそらく中学生あたりだろうか。その少女が最も動揺していたものと見れた。 「マミさん」と呼ばれたそれが、この死体の人物だったのだろうか。 「はい、オマエラおはようございます。ボクの名前はモノクマ。 一部の人は知ってると思うけど、希望ヶ峰学園っていう学園で学園長をしてます。よろしくね。 今回は、この実験の説明係兼マスコット……ってとこだね」 モノクマ――と名乗った、そのクマは、間、髪入れず、説明に入った。 「オマエラ、なんでここに連れてこられたか、わからないようだから、単刀直入に言わせてもらうね。 ……いまからオマエラには、コロシアイをしていただきます!」 コロシアイ――殺し合い。 それは、あまりにも非現実的で滑稽で、誰もが嘘が夢かと思ってしまうほどに唐突すぎる死刑宣告だった。 「は?」 「殺し方は問いません。殴殺撲殺斬殺銃殺焼殺圧殺刺殺絞殺毒殺扼殺薬殺感電殺謀殺呪殺……とにかく殺しあってください。反則もなし。どう? シンプルでしょ?」 シンプルだと言われても、その荒唐無稽な事を、受け入れられるはずがなかった。いや、一部、死や殺人を間近で見ているものもいたが。 「……」 「うぷぷぷ。びっくらこいちゃった? じゃあ説明していきましょう!」 モノクマの後ろに、黒板が出現した。子供のような字で書かれたそれを指差すと、白黒のクマは説明を始めた。 「オマエラがいるのは、こんな形の無人島です。ここでオマエラには殺し合ってもらいます。 逃げるようなことがあれば即、オマエラの首につけられている首輪が爆発して死にます! でもそんなのツマラナイからやめてよね。 お互い殺し合って、残り二人になったところでゲームは終わりです」 「!?」 ――二人。 その言葉に一部の人間が動揺する。 こういうものは、一人しか生き残れないだとか、だいたいそういうものだと思っていたから。かもしれない。 理由はおそらくそれだけではないだろう。 大切な誰か、守りたい誰かと一緒に生き残れる可能性があるということ。しかし、それ以外の人間を切り捨てなければならない――やはりそれだけではモチベーションなんて上がらなかっただろう。 「もちろん手ぶらじゃオマエラも可哀想でしょ? だから優しい学園長がオマエラ全員にプレゼントしちゃいましょう! じゃじゃーん、デイパック~!」 某青色の猫型ロボットを彷彿させるかのようなダミ声で、モノクマは自分と同じツートンカラーのデイパックを取り出す。 チャックを開け、中身を出すと、色々なものを取り出した。 「この中には水と食糧、コンパスに、懐中電灯。あと戦うための武器が入ってます。 武器の種類はみな同じものではありません。ナイフ、銃からはじまって爆弾や鈍器なんかも入っています。あ、中にはフォークやハリセンなんかのハズレもあるから注意してよね。 運がいいと、魔法のアイテムが入ってたり……なんてこともあるかもね」 「魔法……」 魔法。 その言葉を聞いて赤髪の少年がわずかな反応を見せた。何か魔法と関わり合いでもあるのだろうか。 それ以外にも眼鏡をかけた黒髪の女性、黒髪の女子学生なども反応を見せたように感じられた。 「それと、その中でも一番重要なアイテムがこれだね」 モノクマはそう言うと、大型のタブレットを取り出した。 「これにはこの島の地図や参加者名簿が入ってるから、スタートしたら確認しておいてね。それとこれには、通話機能もあります」 通話機能という言葉を聞き、参加者が再び反応した。 「お互いの情報をこのタブレットに登録することで、通話や文章送信ができるんだ。協力してお互い生き残れるよう活用してね」 この機能のせいで、さらに殺し合いが加速する可能性が上がるということ。そのせいか、会場の空気はさらに張り詰めていた。 「それと、オマエラの中に、凄い力をもってるのがいるけど、その力は封じたから抵抗しようとしてもムダだからね。 最後に禁止エリアと賞品についての発表だよ。 禁止エリアってのは、6時間おきに放送で流す中間報告と同時に発表される規則のことだね。中間報告は死亡した参加者とこれが発表されることになってるの。 細かいことは放送になったらわかるから省略するとして、発表後にエリアに入るとどうなるか、教えてあげるね。 えー、オマエラがつけている首輪があるでしょ? それが爆発して死んじゃうんだ。ただそれだけ。だから絶対入らないでね。あ、無理やり外そうとしてもボンだからそれはやめてよね」 首輪が爆発。 死。 それはすなわち、首がない、少女の死体のようになるということだ。 その惨状を目撃している参加者は、それがどういうことか、すぐに理解した。 モノクマが指を鳴らすと、上から札束の山が降ってきた。 その数は一億円など目ではない数であった。 「生き残った参加者には賞金百億円と……ボクができる限りの好きな願いを一つだけ叶える権利が与えられます!」 賞金と願い。 あまりにも大きすぎる賞品。 しかし、人殺しの見返りとしてはそれは大きすぎる。 しかし、二人が生存可能。協力もでき、豪華すぎる賞品もある。これを呑んでしまう参加者もいるのではないかと、さらに会場の雰囲気は悪化の一途を辿っていた。 「じゃあ、さっそくはじめましょー! 殺し合い、スター……」 モノクマが、赤色の大きいスイッチを押そうとする。その時―― 「……!」 「何のつもり? 黒神めだかさん。人吉善吉クン」 黒神めだかと呼ばれた黒髪の女性は、スイッチを押そうとしたモノクマに拳を入れていた。 その後ろでは、人吉善吉と呼ばれた金髪の青年がモノクマを取り押さえていた。 「ふざけるな! さっきから聞いておれば殺し合いなど……させてたまるか!」 「そんな事、許されるわけねえ! 首輪が爆発する前にてめえを倒す!」 めだかと善吉の激昂の言葉にモノクマはめんどくさそうな顔をする。 「はぁ、いるんだよね。こういう空気の読めない困った生徒がね。 あまり参加者を減らすのはイヤなんだけどなぁ……っと!」 モノクマが短い足を伸ばし、めだかを蹴り飛ばす。めだかは壁に吹っ飛ばされ、壁は抉れた。 「ぐ……この力……貴様、人間では……」 「うるさいなあ」 ピピピ…… そんな音がする。 何かを警告するような音。 モノクマの中から聞こえてくるようだった。 「なんだこりゃ……アラーム……?」 「……!」 「そのモノクマを投げるのよ! 今すぐ!」 銀髪の女性が善吉に向かって叫ぶ。 めだかは思った以上にダメージがあり、未だに呻いていた。 (馬鹿な……回復が追いつかないだと……! これが力の封印だというのか……!?) そして、それについて困惑があったのは、黒神めだか本人だった。 十三組――異常と呼ばれるほどの特異な能力を持つ彼女であったが、それを封じられているのは大きな痛手だった。 能力が著しく低下しているのに、その危険性すら孕む彼女の性質は変わらないということなのだから。 「は? なんでだよ……コイツは……!」 「いいから投げなさい!」 「投げなくてもいいからそいつから離れろ! そいつにはおそらく、爆――」 ――ボン。 モノクマが勢いよく爆発四散した。 銀髪の女性の言葉も、黒神めだかの言葉も虚しく、人吉善吉はその爆発に巻き込まれた。 「善吉!」 体が焼け焦げ、血液をぶちまけている善吉の前にめだかが駆け寄る。その表情は彼女が普通は、異常な時も見せないような、そんな表情に変わっていた。 「め……ん、……ま……」 「善吉……善吉いいいいいいい!」 めだかの虚しい叫びが会場に響いた。 参加者はその現実に言葉もなく、ただ黙っていた。その中には興味がなさそうにしている者もいたのだが。 「もう邪魔はしないでよね。いくらボクがいっぱいいるとしてももったいないしさ」 壇上の床からもう一人、新しいモノクマが現れた。どうやらこのモノクマというのは、一人だけではないようだ。 つまり、善吉の死は犬死にでしかなかったということだ。 「貴様ああああああ!」 この事実にめだかの怒りが頂点に達する。 髪が真紅色に変わり、勢いよくモノクマに飛びかかる―― しかし、その拳がモノクマに届くことはなかった。 「めんどくさいからもう始めちゃうよ。殺し合いスタート!」 めだかがモノクマに拳を入れる前にモノクマは素早くスイッチを押した。 すると、そこにいた参加者は全員姿を消した。いや、約二人の参加者だったもの以外は。 「さて、ボクはモニターでオマエラの様子でも見ることにしようかな。 いったいオマエラは、いつわずかな希望の中で絶望するんだろうね……楽しみ楽しみ。うぷぷぷぷ……」 モノクマの不気味な笑いが会場に響いていた。 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡】 【人吉善吉@めだかボックス 死亡】 【0 00 バトルロワイアル開始】 【2人死亡 残り60人】 GAME START 時系列順で見る GAME START 投下順で見る 001: GAME START モノクマ GAME START 黒神めだか 巴マミ GAME OVER 人吉善吉 GAME OVER
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ロシア・プレミアリーグ ※チーム名がゲーム内の表記と異なる可能性があります。リリース次第修正お願いします。 アムカル・ペルム アンジ・マハチカラ ヴォルガ クバン・クラスノダル クラスノダル CSKAモスクワ ディナモ・モスクワ クリリャ・ソヴェトフ ロコモティフ ロストフ ルビン・カザン スパルタク・モスクワ スパルタク・ナリチク テレク・グロズニ トム・トムスク ゼニト
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書名 ロシア・アヴァンギャルドのデザイン アートは世界を変えうるか 書誌情報 出版社(叢書・シリーズ名)新曜社 発行年月日2000年9月30日 版型 造本データ ページ数四六判 上製 226ページ 定価2200円 装丁記載なし 目次 プロローグ ロシア・アヴァンギャルドの光と影 7 Ⅰ ロシア革命とデザイン 11革命と芸術 一九一七―一九二一 22 ネップの時代 一九二一―一九二四 49 Ⅱ 構成主義のデザイン原理 69 Ⅲ ロシア・アヴァンギャルドのジャンル 89グラフィック・デザイン 89 祝祭・ストリートのデザイン 96 演劇のアヴァンギャルド 100 映画のアヴァンギャルド 104 写真のアヴァンギャルド 108 家具のデザイン 112 陶芸のアヴァンギャルド 115 テキスタイルとファッション 118 インダストリアル・デザイン 122 建築のアヴァンギャルド 125 都市計画とユートピア Ⅳ デザインの周辺――ロシアの内と外 133モダン・アートの言葉モデル 133 バレエ・リュスの世界 140バレエの世紀 140 ニジンスキーふたたび 145 『ペトルーシュカ』 151 バレエ・リュスの時代 155 Ⅴ ロシア・アヴァンギャルドの肖像 162カジミール・マレーヴィチ 162 ウラジーミル・タトリン 166 アレクサンドル・ロトチェンコ 170 エル・リシツキー 174 リュボーフィ・ポポーワ 177 ワルワーラ・ステパノワ 180 アレクサンドラ・エクステル 187 ステンベルク兄弟 192 コンスタンチン・メリニコフ 197 イワン・レオニドフ 202 エピローグ 208 ロシア・アヴァンギャルド年表 212 あとがき 217 索引 226 あとがきより 主な初出 補記
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サベージ・コロシアム(アニメ) フィールド魔法 自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスターは、 相手フィールド上の全てのモンスターに攻撃しなければならない。 その時自分は、攻撃した回数×300ライフポイント回復する。 攻撃する事ができなかった場合、そのモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。 フィールド モンスター破壊 ライフ回復 行動制限 魔法 同名カード サベージ・コロシアム(OCG)
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デスファリオンのHP50%以下の発狂が1回だけか複数回来るかが未確認です。無効PTで覚醒無効を回避する予定の場合は注意を。 -- 2019-12-05 19 52 13 毎度お疲れ様です -- 2019-12-07 21 28 58 もし時間に余裕があれば超絶極限コロシアムの様に細かい注意点等も詳しく載せて貰えると助かります -- 2019-12-07 21 44 46 ソロクリア達成 L進化後クリーオウ(7コン、攻撃キラー3)@クラウド武器、F究極ティファ(貫通、潜在なし)@夜叉丸武器、Sキオ(貫通、マシンキラー3)@闇ウルカ、光コットン(貫通、マシンキラー1遅延4)@ブラキディオス武器、転生貂蝉(超覚醒不発、遅延6)@デルピュネーカード、ツクヨミの姫カグヤ(チームHP、闇軽減+3)@悪魔将軍武器。指2秒バッジ。ウルカをクラウドで上書きするポカをかました以外は危なげなし。 -- 2019-12-18 10 49 59
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テレビ朝日系列 世界水泳 ロシア・カザン2015 <トップ|シンクロ・1|シンクロ・2|競泳・1|競泳・2|朝帯> 外部リンク (PC)テレビ朝日・番組サイト
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ネオジオバトルコロシアム 餓狼伝説シリーズ 龍虎の拳シリーズ 武力 〜BURIKI ONE〜 ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ サムライスピリッツ 月華の剣士シリーズ 風雲黙示録シリーズ ワールドヒーローズシリーズ 痛快GANGAN行進曲 キング・オブ・ザ・モンスターズ2 メタルスラッグシリーズ アテナ コメント 2005年7月27日にSNKプレイモアより発売されたアーケード用対戦型格闘ゲーム。略称は『NBC』『バトコロ』など。サミーの開発したATOMISWAVE基板をプラットフォームとしている。 2005年12月22日にはプレイステーション2版が発売、2010年6月9日にXbox 360のXbox LIVE アーケード版が配信された。 餓狼伝説シリーズ 龍虎の拳シリーズ 武力 〜BURIKI ONE〜 ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ サムライスピリッツ 月華の剣士シリーズ 風雲黙示録シリーズ ワールドヒーローズシリーズ 痛快GANGAN行進曲 キング・オブ・ザ・モンスターズ2 メタルスラッグシリーズ アテナ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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トップ|基礎知識|悪魔合体|悪魔|魔法・特技|アイテム|マップ|攻略|その他 ロシアンルーレット 仲魔を賭けて対決するゲーム。 6連発の銃に1発だけ弾をこめ、1回づつ引き金を引いていく。 先に仲魔が死ぬと負けとなり、その死んだ仲魔は勝者が獲得できる。 対戦相手が賭けてくる悪魔は、こちらが賭けた悪魔の1ランク上の悪魔となる。 [手順] 賭ける仲魔を選択する。 「先攻」か「後攻」かを選択する。 「先攻」から交互にトリガーを引く。 弾が発射されると終了となる。 弾が発射されるまで最高6回トリガーを引くことになる。 [対戦相手] タイミングX、ミスターDNA、ラッキーカーン、ダレス(浮気草の露イベントクリア後) [注意点] 「大天使:サタン」と「魔王:ルシファー」は選択できない。 対戦相手の賭ける悪魔が合体制限のある悪魔になる場合、関連イベントをクリアするまで、その悪魔の1ランク上の悪魔を賭けてくる。例)こちらが「魔神:カルキ」を賭けた場合、「魔神:ヴィローシャナ」の1ランク上の「魔神:アルダー」を賭けてくる。 上へ
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目次 ■ ドロシーシステム -石田亜佑美- ■ ■ セットドキュメントヒトミ -吉澤ひとみ- ■ ■ インプデントアンサー -石田亜佑美- ■ ■ ドロシーシステム -石田亜佑美- ■ 『カムオン!リオン!』 大気が渦巻き、その少女の足元に"何か"が凝縮された。 姿は見えない。だが、"何か"かがそこにいる。 しかし、"能力者"、高橋愛には見えている。 逆巻く鬣、鋭い牙、巌のごとき体躯 それはまるで、獅子の石像がそのまま動きだしたかのような姿をしていた。 『リオン!アタックモード!』 少女の号令が闇を貫く。 獣の咆哮は少女と、高橋にのみ聞こえているのだろう。 『GO!』 『リオン』と呼ばれた獅子の幻獣は、引き絞るゆみが如く、 たわめた総身を低く伏せ、 一気に高橋の…その喉笛めがけて殺到する。 だが 「ボリン!」 ムッシャ、ムッシャ、ムッシャ… 咀嚼、"それ"は突然現れた。 「リ、リオン!そんなっ!」 喰われている。獅子の石像が巨大なアギトに噛み砕かれ、悲鳴をあげている。 巨大な口、無数の棘、二対の腕に二対の脚…この世ならざる魔獣が、そこにいた。 「イリュージョナリービースト…その怪物はそう呼ばれてるんやろ?」 「お…お前もDシステムを持っているのか!?」 「D?ああ、あーしのコレは"ある人"から…いや、いまはあーし自身の力やよ。」 「そんな…Dシステム無しで直接IBを使役するなんて…ありえない…ありえないっちゃ!」 「あーしの名前は高橋愛…石田亜佑美ちゃん。あなたをスカウトしに来た。」 「スカウト?…ふん!断る!Dシステムは渡さない!」 「…あーしは…」 『カムバック!リオン!』 号令とともに、半ば喰われた獅子が空に四散する。 『カムオン!バルク!』 連続して放たれた号令は、まるで力士のような体格の、板金鎧に身を固めた巨人を出現させる。 巨人?だが鎧の隙間からは、なにも見えない。空洞。 巨人では無い。巨大な鎧そのものが動いている。 『バルク!アタックモード!』 巨人はその背に負った巨大な鉞を手にとり、主人の号令を待つ。 殺戮の、その合図を。 「無駄やよ…石田亜佑美。」 高橋は冷徹にそう宣言する。 『GO!』 巨人と、魔獣が、激突する。 ■ セットドキュメントヒトミ -吉澤ひとみ- ■ 「念動力?ああ"一応そういうことに"なってるわな」 遠い昔、あの人の念動力について聞いてみたことがある。 石川さんと目が合うと、二人で ばつが悪いような、悲しいような不思議な顔をして笑った。 あの頃、あーしも、みんなも、あの人の能力を、ずっと【念動力】だと思っていた。 ―――――――― 吉澤ひとみ【念動力(サイコキネシス;psycho kinesis)】 意思、精神の力で手を触れずに物を動かしたり、破壊したりする能力。 特に吉澤のそれはまるで直接手で操作しているかのような繊細さと 反対に巨大な猛獣が暴れたかのような破壊力とをあわせもっていた。 吉澤ひとみ【幻想の獣(イリュージョナリービースト;illusionary beast)】 吉澤ひとみが【念動力】と偽っていた能力。 『組織』の見解における能力の根源"D"、通常は他の能力者同様、 いわゆる超能力という形で現実世界へ干渉する。 だがごくまれに、超能力とは違った形をなして現実世界に干渉することがある。 古くは陰陽師の式神、世界各地に残る"懲らしめられた怪物が改心して英雄の家来となる"話、 西洋の悪魔召喚等の逸話の中にもごく少数ながら"これら"の及ぼした事例が、含まれているという。 通常その実体は自分および同質の能力者同士にしか知覚しえないが いわゆる霊感の強い人間のなかにもごくまれに知覚する者がいるという。 能力者の根幹にかかわる秘密ゆえ、組織でも一部の者しかこの事実は知らされてはいない。 吉澤ひとみのもつ"それ"は四足の獣のような体躯に巨大な口だけの頭部、 不自然に生えた四本の腕、背中にびっしり生えた長い棘と非常にグロテスクな姿をしている。 ■ インプデントアンサー -石田亜佑美- ■ 静寂 石田亜佑美、そう呼ばれた少女が地に伏している。 すでに満身創痍。もはや戦う力は残されていない。 「うそ…IBだけじゃなしに…ぜんぶウチとおなじ力…」 「全く同じ能力というわけじゃないんやよ。 それにあーしはあなたの思考が読める。だから常に先手をとれる、決して後れをとらん。」 「認めない…認めないっちゃ…ウチは負けない。ウチはこんなところで負けるわけには!」 「石田亜佑美。現実をうけいれなさい…あなたはあーしに敗北した。」 「!」 「誤解してほしくないんやよ…あーしはあなたのDシステムを奪うために来たわけじゃない。 ただ…助けてほしい人達がいる… あーしにはもう出来ないことをあなたに… "あなたたち"に…だからあなたをスカウトしに来た」 沈黙… 「石田亜佑美、あなたは強い子…でもその力をもってしても、あなた一人だけでは戦ってはいけん… 元に今、たった一人のあーしにすら、あなたは勝てんかった。」 高橋はそっと膝を折る、石田亜佑美の頬に触れ、その額に額を合わせる。 「!?今の…今の人達は…」 「あーしが守りたい人達…あなたに助けてほしい人達…そして、あなたの力になってくれる人達」 石田に見えたものはそれだけでは無かった。 が、石田は何も言わぬことに決めた。もう、答えは出ている。 「わかりました、高橋愛さん。あなたの申し出を受けます。 でも、ウチ…私はまだ完全に負けたとは思っていません。 あなたとは経験が違いすぎた…それだけです。 私はすぐに追いつく…私はもっと強くなる。あなたよりもっと。 必ずあなたを倒します。それまでの間だけ、あなたに従います。」 「生意気な、とっても良い答えやよ。石田。」 【index】 next ■ セットドキュメントアユミ -石田亜佑美- ■
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登録日:2012/01/27 Fri 16 35 30 更新日:2023/11/02 Thu 23 08 51NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 イケメン イーブイ エーフィ オレはレオ オレはレオ ←オーレ地方の オレオ オーレ地方 ダークヒーロー ブラッキー ポケモン ポケモンXD ポケモンコロシアム ポケモン登場人物項目 リア充 リュウト レオ 主人公 少年 研究員 ポケモンコロシアムシリーズの主人公を紹介する。 【ポケモンコロシアム】 ポケモンコロシアムの主人公。デフォルト名は「レオ」。 三白眼に顔の中央を横切った白線、額のゴーグルにロングコートと他のポケモン作品とは一線を画した外見をしている。 初期の手持ちはエーフィLv25とブラッキーLv26。 ポケモン強奪組織であるスナッチ団のエリートだったが、物語冒頭でアジトを爆破してアクティブに逃亡。 その後立ち寄った町で誘拐されそうになっていたヒロインを助けたことで、悪の組織「シャドー」と戦いつつ彼女の見極めたダークポケモンをスナッチして癒していくこととなる。 若干対象年齢が上向きな作風を反映した所謂ダークヒーロー的な造形。主な移動手段はバイク。 続編のポケモンXDでは英雄として存在のみが語られる。 ◆キャラ付け 従来のポケモン作品通りの喋らない「はい」「いいえ」のみの主人公。 ただ、この手の無言主人公には向いていない過去に因縁持ちのタイプでありながらもそこにあまり触れられることがなかった為、行動原理に不明な点が多い。 前途の通りスナッチ団を抜ける際にアジトを爆破してスナッチ(ポケモン強奪)マシンもろとも破壊しているものの、自分専用に最新型を一つだけちゃっかり持ち出している。 この時点でヒロインしか識別することのできないダークポケモンの存在を知っていたかは不明。 そもそもどういった理由で組織を抜け、スナッチマシンを持ち出した状態でその後何をしようとしていたかも不明。 一応ゲーム内ニュースによると逮捕されたスナッチ団員の証言では爆破は仲間割れが原因だと報道されているが。 因みに下っ端曰く「ねらったエモノは 逃がさない スナッチ団いちの スナッチャーだ!」とのこと。 初期状態で既にイーブイが進化済みなこともあり、なかなかの熟練者ではある模様。 その立ち位置からなのかアジト爆破逃亡のせいからなのかボスからもしっかり顔と名前を覚えられている。 ヒロインから下っ端の言っていることは本当なのか確認された時に「いいえ」を選択すると顔が引きつっていると言われる。 でも「ちょーっと驚いたかも!」「あたしが危ないところを助けてくれた王子様だもんね!」で済まされる。根は悪い人ではないのだろう。 そしてとあるモブ住人からは「お似合い君達」と呼ばれている。出会って間もない段階で キャラ造形についてはニンテンドーオンラインマガジンにて過去に少し公式インタビューで語られている。 「大人の世界の入り口に立っている少年」「ゴロつきが怖れるような主人公」を意識されて造られており、想定年齢は17歳ほど。 色合いも意図的にダークなカラーが選ばれている。そういった設定からなのか単純に話の都合からなのかゴロツキの町やアンダーグラウンドにも平然と出入りしている。 ◆漫画版 性格はクール寄り。冒頭では懸賞金付きで指名手配されていた。対象年齢層を意識してか、実際の漫画内ではやや頭身が低めに描かれている。 コロコロコミック本誌版・学年誌版共に同作者の作品ではあるが、いずれも単行本化されていない為現在漫画版の姿を拝むことは困難となっている。 例としてポケモンコロシアム スナッチャーズがある。 因みに漫画版の彼の手持ちは エーフィ ブラッキー ベイリーフ プラスル ルンパッパ×2 である。 また、最終回にて、一度に大量のモンスターボールをスナッチボールに変えているシーンがある。 この場面は非常にカッコいい。 ギエピーにも番外編で登場。ダークポケモン以上に色々とドス黒いピッピ相手に大変な目に遭った。 【ポケモンXD】 続編の「ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア」の主人公。 ポケモン総合研究所に住む少年で、デフォルトネームは「リュウト」 ポケモンバトルの腕前は研究所内では最強。 前作と比べて若干対象年齢を下げてきた。 左腕のスナッチマシンを駆使しシャドー相手に戦いを挑む。 ちなみにダークポケモンの識別は左耳に掛けている「オーラサーチャー」で行う。 非常に残念なことにオーラサーチャーはダークポケモン以外のポケモンをスナッチしない為のストッパーの役割を兼ねているので普通のポケモンはスナッチ出来ない。 初期手持ちはイーブイだが、序盤にそれぞれのブイズに進化させる為の道具が一つ手に入る。(*1) ポケモンコロシアムの主人公レオとXDのリュウトを比較してみると… バイク⇔スクーター エーフィ ブラッキー⇔イーブイ 組織からの強奪でスナッチマシン入手⇔博士から念を押された上で貰い受ける …等といった感じで立場や年齢の差が物語が進むにつれて浮き彫りになってきたりする。 追記・修正はアジトの爆破をしつつお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] しかしレオさん何があってスナッチ団にいたんかね -- 名無しさん (2013-10-23 08 27 40) ↑実は抜ける前は相当荒れてたとか・・・そんなことは考えた -- 名無しさん (2013-11-03 21 43 06) 孤児だったのをヘルゴンザに拾われた、とかもあるかも -- 名無しさん (2013-11-03 22 08 17) メガニウム、バクフーン、オーダイル、トゲチック、エーフィ、ブラッキー って感じの手持ちでXDの隠しボスとして出て欲しかったな -- 名無しさん (2014-01-25 21 13 42) オレはこの金でオレオォォ! -- 名無しさん (2014-04-14 20 00 36) 漫画版もあったとは知らなかった。 -- 名無しさん (2014-07-13 23 35 27) レオはポケモン主人公で一番青年表記が似合いそう -- 名無しさん (2014-10-15 20 47 15) リア充め・・・・・・、XDの時は何をやってたんだぁ -- 名無しさん (2014-11-15 20 49 14) 追記・修正はアジトの爆破をしつつお願いします ←ワロタ -- 名無しさん (2014-12-09 13 16 11) レオは物心つく前に両親を亡くしたか捨てられたので生きるためにスナッチ団に入ったと予想します。 -- 名無しさん (2014-12-14 21 57 19) 多分イタチ兄さんみたいな経緯なんじゃないか?俺の棚のオレオとってオレオ!だし…そういや名前からして火炎獅子っぽいからクソコラ常連のあいつとは関連がある…訳ないか -- 名無しさん (2014-12-28 21 09 38) 何気にポケモンをゲットした時の言葉が「○○をゲットした」 -- 名無しさん (2015-02-05 17 43 26) ↑アバーッ途中送信!!「○○をゲットした『ぞ』」ではなく「○○をスナッチした『ぜ』」なのもポイント。 -- 名無しさん (2015-02-05 17 44 08) アニポケ番外編のアラン&マノンが何となくレオ&ミレイっぽい気もする -- 名無しさん (2015-03-16 19 58 27) オレオレオレオ オレオレオ -- 名無しさん (2015-08-26 14 55 28) バイクに乗ってるということは17歳以上かな -- 名無しさん (2015-11-23 21 14 06) こいつみたいにバイク乗っている奴でてほしい -- 名無しさん (2015-12-13 12 48 17) 漫画版はいまいち内容覚えてないけどだとやたらダークポケモンにやたらボコボコにされてたのは記憶に残ってる。 -- 名無しさん (2015-12-13 12 55 56) エーフィとブラッキーも、本編では道具を使わない進化じゃなかったっけか?オーレでは時間設定がなかったから、欠片かなんかで進化できたけど -- 名無しさん (2016-03-03 13 32 05) 乱入バトル 乱入バトル(ポケモン)や群れバトルに強そう(相手が2体以上でも難なくポケモンゲット出来る点で) -- 名無しさん (2017-01-03 15 21 03) ポケマスに来るならヒロインにエーフィ貸して(眼の能力のイメージから)本人はブラッキー使うとか? バディーズ技どうなるかな… -- 名無しさん (2019-09-08 23 22 40) 顔のマーカーとか経歴とかおい、バトルしろよとか類似点は多いが、ライドデュエルする訳ではない。 -- 名無しさん (2023-08-09 12 46 15) ↑ミス ライディングデュエルだった -- 名無しさん (2023-08-09 12 47 46) 今年コロシアム20周年だしコロシアム主人公(とヒロイン)もアニメにゲスト出演しないかな エクスプローラーズに「似た匂いがする」とか言われるか? -- 名無しさん (2023-08-18 19 53 43) 名前 コメント