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「えぇえぇいっ!!」 夜の街に、可憐な少女の気の抜けた叫びが木霊した。 少女――金髪碧眼の娘。年は十代も半ばか後半。二十歳には至っていまい。 成熟しつつある肢体の線に沿わせて纏うのは、修道服と呼ぶには運動的過ぎる白い戦闘服。 装飾らしい装飾は身に着けていないが、しいて言えば右腕につけられた腕輪がひとつ。 無骨と言っても良い意匠だが、それが却って少女の美貌を際立たせていた。 そう、美少女と――そう言っても良いだろう。 しかし実際に起こっている事態は、彼女の凛々しく愛らしい姿とは裏腹だ。 殴る。殴る。殴る。また殴る。殴って。もう一度殴った。 肉弾戦である。 おぞましき食屍鬼どもが、少女の左で有象無象に蹴散らされ、もとい叩いて砕かれる。 一撃が頭蓋を割り、一撃が胴を抜き、一撃が腕を飛ばし、一撃が足をもぐ。 たかが死人が何するものぞ、ここで負けてはお嫁に行けぬと、少女の攻撃は慈悲がない。 圧倒的とも言える戦いはほんの数分で片付き、後には死屍累々が残るのみ。 「ふぅっ」と大きく息を吐いた少女は、白い額に滲んだ汗を、ぐいと右手で拭った。 そして邪魔にならぬよう端に寄せていた棺桶を「よいしょ」と軽々、左腕で担ぎ上げた。 少女の左腕は鋼鉄である。 少女の敵は人外の怪物どもである。 少女は合衆国科学情報局(DSI)超常現象事務局(OPS)の職員である。 少女は名前を、アイン(Ein)といった。 Special Containment Procedures Foundation。通称をSCP財団という機関がある。 政府と緩やかな同盟関係にあるこの組織からOPSに協力要請があったのだ。 収容違反――ぶっちゃければ標的を取り逃がした――の解決に、戦闘要員がほしい、とか。 そう「設定された」ことを、今のアインは思い出している。 極東の地、日本の首都、東京とされる土地へ、新米(ニュービー)の彼女は送り込まれた。 それからは特に何も考えず、アインは食屍鬼を狩り続けた。 どこから湧いてくるのかとか、何匹いるのかとか、そんな事は思いもよらない。 そもそも考えるということ自体、彼女にはできなかったのだ。 だから最初に思ったのは疑問だ。 (あれっ?) アインは新人だ。正式に戦闘員として認められたとはいえ、初任務で単独行動は許されない。 いくら有象無象(モブ)の一人といったって、師匠が傍にいてくれるはずなのだ。 (師匠、どこに行ったんだろう?) 師匠がいないということは、これは初任務じゃないのだろうか。 (あ、そっか。そうだよね。私の初任務は――) なにをボケているんだろう。自分の初任務は「蠅聲の王」の討伐だったではないか。 それに気づくと、後はもう、するすると糸が解けるようだった。 尖塔の聳える廃都。 迷宮の如き広大な廃墟。 蠢く醜悪な食屍鬼ども。 戦い。 分断。 孤立。 目前で殺される師匠――義父。 寄って集って蹂躙せんと迫る食屍鬼。 そして自分は、自分は――――――…… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 全身の穴という穴へ触手と男根を突き立てられ、泣き叫びながら無様に貪り食われた。 「え、う、うぅ……ッ」 またしても閃光のように記憶が蘇る(フラッシュバック)。 思わずアインはそのか細い肩を震わせるが、染み付いた慚死の記憶は拭えない。 記憶が蘇ってから数日を経ても尚、これだ。この後どうなるか、考えたくもない。 だから、それを隠す。 臓腑に滾る恐怖と、絶望とを、無理くりにでも押し込めてしまうのだ。 「……すぅ、はぁ……すぅ、はぁ……」 深呼吸に伴い、形の良い豊かなバストがふるりと揺れた。 大丈夫。だいじょうぶ。何も怖いことはない。少なくとも、今は。 「よっし……!」 ばしりと頬を軽く叩いて気合を入れる。気持ちを切り替える。 そうして努めて意識をしてしまえば、ひとまずは平静を取り戻すことができた。 背後を見ればいつのまにか彼女が屠った食屍鬼の骸は消え去っている。 思えば、よくも軽々とあれだけの量を相手にできたものだ。 「さすが魔法使いの腕輪、かな?」 ネオンの灯りに右手の腕輪を透かして見ると、微細に施された彫刻がきらきらと輝く。 新人の自分とはいえ弱いということはないが、あれだけ暴れられるのは驚きだ。 「となると、あんまり恥ずかしいところ見せられないわね」 なにしろ、この東京で異常事態――超常現象が発生しているのは明らかだった。 ならそれに対処して解決することが、自分の役割であることは変わらない。 師にも、そして自分のパートナーたる『彼』にも、恥じない働きをしないと。 「ね、キャスター、どうだった?」 呼びかけに答えて、音もなく『彼』が姿を顕した。 『彼』は旅人であった。 長い……想像を絶する長い旅路を乗り越えてきた冒険者であった。 手には樫の木の槍を尽き、腰には長剣を帯びた、威風堂々たる戦士。 しかしアインは知っている。 『彼』はキャスター。魔法使いの英雄だと。 【058】 マスターからの魔力供給を得たことで、身体に活力が蘇る。 体力点を原点まで回復すること。 「これだけの食屍鬼がいたなら、たぶんそれを操っている奴がいると思うのよね」 マスター、アインと名乗る少女は、間近に現れた君の顔をひょいっと覗き込んでくる。 まったく、驚きだ。 君はカクハバード中を旅してきたが、これほど美しい少女は見たことが無い。 いや、驚くべきはこの「トウキョウ」という街もだろう。 聖杯によって与えられた知識があっても、君にとっては目に見るもの全てが真新しい。 君はアインへ「マスターとサーヴァントらしい存在の居場所を掴んだ」事を語った。 「さっすが! よし、やっつけちゃおう!」 どうやらアインは戦う気でいっぱいのようだ。 もしこのまま敵マスターのところへ向かうなら252へ、 アインに戦いを思いとどまらせるのなら032へ進め。 また、君は呪文を唱えても良い。 NIP→134 ・GOB→225 ・TEL→072 ZIP→009 ・FAR→046 ・BIG→087 【009】 体力点を1消費する。 君は緑色の金属の指輪を持っているだろうか? 持っていなければこの呪文は使えない。058へ戻って呪文を選び直せ。 「ひゃっ!? ちょ、ちょっと、なに!?」 君がアインを担ぎあげると、ずしりと重さが肩に伸し掛かる。 棺桶を持っているのと義手のせいだろうが、それでバタバタと暴れられてはたまらない。 君が「重いから暴れるな」と言うと、彼女は憮然として黙りこんでしまった。 これ幸いと君は指輪をはめて、意識を集中させる。 するとぐにゃりと視界が歪んで、次の瞬間には雑居ビルの屋上へと降り立っていた。 「な、なんだ、貴様!? どこから現れた!?」 「アサシンか!? 私に気配を察知させないとは……!」 暗殺者とは失礼な奴だと君は鼻を鳴らしながら、アインを降ろしてやる。 「あ……ありがと」と呟いた彼女は、すぐに状況を把握して戦いの構えを取った。 どうやら食屍鬼を増やしていた敵のマスターは、吸血鬼であるらしい。 アインを見るなり乱杭歯を剥き出しにして笑みを浮かべた。 「良いぞ、小娘。貴様もまた我が従僕へと作り変えてやろう!」 「キャスター! マスターの方は私に任せて!」 アインは元気よく腕をぐるりと回すと鋼鉄の義手を振りかざして飛び掛かっていった。 「哀れな娘だ。この後、我がマスターによって無惨な末路を辿るというのに」 どうやら敵のサーヴァントはランサーであるらしく、長槍の穂先を君へ突きつけた。 「案ずるな。貴様もこの蛇殺しの魔槍にて、冥府へと送り返してやる」 蛇殺し! 君はそれを聞いて笑い出した。 君は恐るべき七匹の大蛇を屠ったばかりか、主である大魔王と対決したこともあるのだ。 お前など怖れるような相手ではないと言うと、ランサーは怒り狂って襲いかかってきた。 169へ進め。 【169】 サーヴァント:ランサー 技量点:11 体力点:8 ランサーの攻撃が命中する度にサイコロをひとつ振ること。 出た目が6だった場合、君はランサーの魔槍を受けてしまう。 君の体力点をさらに2減らし、ランサーの体力点は2回復する。 君は武器をとって戦いを挑んでも良いし、呪文を使っても良い。 HOT→068 ・ZAP→294 ・KIN→076 JIG→118 ・GOD→064 ・ZEN→301 勝利したら094へ進め。 【118】 君が竹笛を取り出すと、ランサーはぎょっと目を見開いた。 「なんだ、魔術師! 同じ槍では敵わぬと悟って、その笛で音楽でも奏でるつもりか」 もちろんそのつもりだと君が答えると、ランサーは小馬鹿にしたように嘲笑う。 「てっきり火の玉でも投げるかすると思ったが、所詮、インチキなまじない師か!」 しかしその笑いもそう長くは続かなかった。 君の笛の音を聞くなり、ランサーの手が自分の意志に反して槍を放り捨てたのだ。 そればかりが軽快な音色に合わせて足踏みをし、踊りだしたではないか! 「き、きさま! 卑怯だぞ! いみじくも槍使いならば、正々堂々と戦え……!」 混乱の極みにあったランサーが浴びせる罵倒を聞き流し、君は笛を奏で続ける。 もちろん君とて火の玉を投じたり、稲妻を走らせたりすることくらいは簡単にできる。 だが真に熟達した魔法使い(ソーサリー)は、消耗の少ない術を、的確に精度良く扱うものなのだ。 さて、このまま疲労困憊するまで踊らせても良いが、マスターであるアインの方が気がかりだ。 君は適当なところで樫の聖槍を蹴り上げ、それでもってランサーの心臓を貫いて殺した。 094へ進め。 術式破城槌を奮うまでもなく、戦いは決していた。 アインの繰り出した鉄拳は敵マスターの防御を掻い潜り、その心臓を穿っていた。 「ぐわああぁああああぁぁあっ!?」 「もう、うるっさいよ!」 断末魔の叫びに顔をしかめながら、アインは左腕を引き抜く。長手袋に血痕を遺したくない。 吸血鬼がぐずぐずの灰になって風に散っていくのを見届けると、彼女は大きく息を吐いた。 「キャスター、そっちは大丈夫?」 そう声をかけて周囲を見回すと、ちょうど『彼』が樫の槍を拾い上げたところだった。 キャスターは槍を手にして「大した相手ではなかった」と言う。 あまりに平然とした様子に笑いながら「そっか」とアインは小さな声で呟いた。 既にビルの屋上は静寂に包まれていた。 遠くには街の灯りが夜の運河のように煌めいていて、天には星と月が輝いている。 アインはビルの縁まで歩み寄るとしゃがみこみ、膝を抱えた。 胸を押し付け頭を伏せると、心臓の脈打つ音が聞こえてくる。 高層を吹き抜ける風が嫌になるほど寒く、冷たい。 (この東京に、あとどれくらいサーヴァントやマスターがいるんだろう……) 聖杯戦争。 殺し合いを強要して願いを叶えるなんて、どう考えてもまともな儀式ではない。 止めなければいけない。止められるだろうか。アインにはわからない。 誰が引き起こし、なぜ自分が巻き込まれてしまったのかもわからないのに。 「…………ん」 不意にアインの髪に、無骨で大きな掌が触れた。 いつのまにか隣に腰を下ろしたキャスターだった。 そのまま、わしわしと頭を撫でられる。 「……ありがとう、キャスター」 昔、滅多にないことではあったけれど、師が自分を褒めてくれる時もそうだった。 不器用な頭の撫で方に、アインの意識がまどろむように眠りへと沈んでいく。 聖杯――それを手に入れれば願いが叶う、という。 聖杯戦争による被害を防いで、人を助けて、他のマスターと戦って生き残るならば。 (最後には、聖杯にたどり着く……よね) 果たしてその時、自分は聖杯に師匠の蘇生を願わずにいられるだろうか。 アインには――まだ、自信が持てないでいた。 【マスター】アイン(Ein)@『蠅聲の王』 【マスターとしての願い】 聖杯戦争の終結、被害を最大限に減らす。 師匠の蘇生 【weapon】 無銘:義手 左腕の肩口から装着される戦闘用義手。 普段は白い長手袋で隠され、一見して生身と同じように見える。 術式破城槌[ヘルツォ・グロンド(Herzo Grond)] 左腕の肩口から装着される強力な呪的近接装備。 全長2mはある巨大な鋼鉄の義手で、同時に魔術の増幅装置。 まさに個人携行の破城槌であり、魔術と物理両面から相手の防御を破壊する。 普段は棺桶型の大型ケースに収納されている。 ラグナーの剣術熟達の腕輪 右腕に装着された腕輪。精密な装飾が施されている。 魔術的な道具であり、装着者の技量を高める効果がある。 キャスターから貸し与えられたもの。 【能力・技能】 魔術による身体強化を施したうえでの義手を用いた格闘技 【人物背景】 合衆国科学情報局(DSI)超常現象事務局(OPS)職員、いわばアメリカ版代行者の少女。 幼くして師匠に引き取られ、その助手ながらも先日、正式に戦闘員として認められた。 しかしその初任務として赴いた、強力な吸血鬼「蠅聲ノ王」との戦いの中で敗北。 師匠は惨殺され、彼女自身も食屍鬼どもによる凄惨な陵辱の果て、食い殺されてしまう。 一見して明るく快活で元気な年頃の娘だが、それは内心の繊細さを隠すための振る舞い。 ちなみに処女。 【クラス】キャスター 【真名】 君(You)@『ソーサリー』 【ステータス】 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:A 宝具:B 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 陣地作成:- 君はこのスキルを所持していない。 しかし冒険中、君は現界の魔力に困るということはないだろう。 単独行動スキル:Aを付与すること。 道具作成:- 君はこのスキルを所持していない。 しかし冒険中、必要な道具を手に入れる機会には十分恵まれることだろう。 【保有スキル】 魔術:A 君はアナランドにて秘伝とされる48種類の呪文を全て習得している。 呪文を使うには体力の消費に加え、時として様々な呪具が必要になる。 また両手で印を結ばねばならず、両手と口が自由でなければ呪文は使えない。 隠密:B 君はアナランド人の勇士として、潜入行動に必要な技量を備えている。 この場合の隠密とは単に「隠れ潜む」という行動のみならず、 相手に自分を無害/友好的な同胞だと思わせる機転や弁舌も含まれる。 加護:C 君は冒険に際して正義の女神リーブラからの加護を授かっている。 冒険(つまり聖杯戦争が終わるまでだ)の間に、三つの効果から一つを得る事ができる。 ・蘇生(体力の全回復) ・治癒(呪いや毒物の完全除去) ・奇跡(危機的状況からの脱出) ただし他の神々の領域として「陣地構築」された場所では、この効果を望む事はできない。 【宝具】 『戦闘幻想(ファイティング・ファンタジー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 君が所有する、宝具の領域にまで昇華された戦闘理論。極まった真の心眼。 君は対峙した相手の技量、体力、特殊能力を的確に把握することができる。 またどんなに技量の差がある相手でも、勝利できる可能性を手繰り寄せる。 もちろん運だけで勝てるわけではないことを、君は良く理解している。 『君が英雄になれる本(ユー・アー・ザ・ヒーロー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 君が秘めている、英雄となりうる資質、その可能性。 君はあらゆる状況において、自分の取りうる行動を「選択肢」として認識できる。 これにより君は迷うことがないし、極めて困難な状況を容易く切り抜けることができる。 もちろん脱出不可能な死地というものも存在する。 《ZED》 ランク:EX 種別:第二魔法 レンジ:- 最大捕捉:- これは宝具ではなく、君の取得している呪文である。 極めて危険な呪文で、失敗すれば二度とこの世へ戻ってくることはないとされる。 君は精神を集中させ、体力を消耗することで、時空と次元を超えることができる。 つまり君はこの世界における、正真正銘の「魔法使い(ソーサリー)」なのだ。 【weapon】 祝福された槍 君が持つ、荒野の聖者コレタスによって祝福された聖なる樫の槍。 極めて強力な概念武装であり、主の手にあれば自動的に動いて敵を討つ。 しかし熟達した魔術師であれば、この槍の自律性を一時停止させる事ができる。 広刃の剣 君が持つ、鋭く研ぎ澄まされた広刃の剣。 技量を高めるだけの切れ味を秘めた、無銘の業物である。 大きな荷物袋 君が保有する荷物袋。 48種類の呪文に必要な呪具を含め、多種多様な装備が詰まっている。 宝具ではないため基本的には消耗品だが、聖杯戦争中に補充する事ができる。 この時、荷物を何か一つ置いていくことという表示が出ても、君は無視できる。 【人物背景】 君は暗黒時代と呼ばれた遥か昔、荒涼としたカクハバードを旅した勇者だ。 祖国アナランドから盗まれた諸王の冠を奪還するべく冒険を繰り広げた君は、 首尾よくマンパン砦に忍び込み大魔王との直接対決に挑むも、罠にかけられてしまう。 しかしそれと同時に大魔王の正体を掴むことに成功した君は、一か八かの賭けに出た。 《ZED》の呪文で次元を超え、大魔王の対決に臨む直前の時間へと戻ろうとしたのだ。 だが禁忌の呪文は君を「トウキョウ」という不可思議な場所へと迷い込ませた。 君はこの冒険を切り抜けて、あの恐ろしくも懐かしきタイタンの世界へ帰らねばならない。 【サーヴァントとしての願い】 君の目的は二つだ。 アインを守る 元の世界へ帰る さあ、ページをめくりたまえ! 君ことアナランド人、アインのゲームブックコンビです。 アナランド人は4巻クライマックス、アインはゲーム序盤のゲームオーバーから来ました。 登場するランサーとマスターは特に設定の無いモブです。 アナランド人の呪文についてはこのサイトを参照のこと。 ttp //www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9720/gb/sorcery/s08.html 候補作投下順 Back 杉下右京&キャスター Next ジャン・ミシェル・ロジェ&アーチャー
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死ね、死ね、死ね、死ね。 憎悪の声が、地獄のような場所で響いていた。 いや、正しくここは地獄と呼んで然るべき場所だった。 少なくとも少女にとって、ここは忌むべき世界の象徴だった。 歯を食い縛り、押し寄せる苦痛に耐える。 嬌声など、あげるわけがない。 春日野椿にとってこの行為は、どこまでも苦痛でしかないのだから。 ――こんな。 汚らわしい体が、少女の絹のような素肌に触れる。 汗と唾液と汚い液体が飛び散る、ここは少女を閉じ込める檻の中だった。 はじめの内は嘔吐すらしたが、人間の体はご丁寧に、苦痛へ慣れるという機能を持っている。 今じゃ、椿は嫌がる素振りさえ見せない。ただ行為が終わるのを待って、その間世界を呪い続けている。 ――こんな世界、なくなってしまえばいい。 椿は生まれつき目に障害を抱えていた。 自由に視認できるのは手元くらいのもので、だからここから抜け出すことも自分ではできない。 良心の呵責に駆られた誰かが椿を助け出してくれる――そんな希望もとうの昔に捨てた。 千里眼の巫女なんてインチキを信じるような連中が、どうして椿を助ける理由があるだろう。 彼らは、こうすることでご利益に預かれると本気で信じているのだ。 おめでたい頭。いや、真におめでたいのは、こんな無様な自分自身の姿かもしれない。 椿は恨んだ。 未来を見、選ぶ日記を手に入れて、変わったことは少しだけだった。 椿は呪った。 しかし哀れかな。春日野椿は千里眼の巫女でも何でもない。 奇跡を起こすことなんて出来るはずもないのだから、その思いは所詮思いどまりだ。 世界を壊すのはおろか、世界を変えることだってできない。 「辛いかい」 その時、何かが飛んだ。 弱視の目ではぼんやりとしか認識できなかったが、とにかく赤いものだった。 どさりと何か重たくて水っぽいものが地面に落ちる音がして、それから悲鳴が響いた。 何が起きたのか分からない。分からないけれど、何かが起きたことは分かる。 「辛いだろうね。それに悔しいだろう」 でも、それは今日で終わりだ。 そう言って手を差し伸べるのは、女の子のようにも見える綺麗な顔立ちの少年だった。 年は椿と近いか、少し上くらいだろうと思う。 おずおずと伸ばした椿の痩せた手を、少年は優しく取ってくれた。 その姿は孤独の中にあった椿には、物語の王子様みたいに眩しく見えて―― 「サーヴァント、キャスター。君の願いを叶えるために、現界した」 椿はすべてを思い出した。 雪崩のように溢れてくる記憶が、ここはどこなのか、自分は何を思ってやって来たのかを教えてくれる。 ここは架空の世界。 椿を取り囲む何もかもは、精巧に作られただけの偽物に過ぎない。 父が死んでいるのも変わらない、母が死んでいるのも変わらない、千里眼日記があるのも変わらない。 けれどサバイバルゲームは起きていなくて、自分は神の座とはまた別なものを目指して戦わなければならない。 椿は負けた。天野雪輝と我妻由乃を殺すことに失敗した挙句、逆に殺されてしまった。 でも終わりではなかった。その証拠に、椿は生きている。 神にはなれなかったが、そんなことは今や心底どうでもいい。 まだ手段はある――世界を滅ぼす手段も道具も、あれで終わりなんかじゃないのだから。 「ソウダ。お前はまだ終わりじゃナイ」 少年の背後から現れた仮面がにやにや笑っている。 四つの目がぎょろぎょろ蠢いて、一糸まとわぬ椿を見つめていた。 しかしその目は、小娘の裸などに欲情した軽い目ではない。 「世界を壊したいのダロウ。ならば我らを使うとイイ」 「ダメだよ、ティキ。最後に決めるのはこの娘なんだから」 弱視に閉ざされた、虚ろな瞳が少年の瞳孔を見上げる。 彼は微笑んでいた。天使のような美少年は柔和な顔をして、ゆっくりと椿の頭へ手を置き、左右へ動かした。 初対面の相手にするには気安すぎる対応は、しかしこの少年によく似合っていた。 彼ならば何をしても許されるような、そんな魅力……『カリスマ』というのだろうか。 今や椿にとっての地獄は、彼女を責め続けた鬼達にとっての地獄へ早変わりした。 辺りには死臭が立ち込めて、全裸の椿の肌にも肉片が飛沫した感覚がある。 たとえ偽物の景色であれ、これで彼女を縛るものは何もなくなった。 椿が望めば、彼と謎の仮面は瞬く間に教団そのものを滅ぼしてしまうだろう。 椿は、自分の唇をなぞった。 ――それは、弧を描いていた。椿は今、笑っていたのだ。 それを見て、少年も笑った。四ツ目の仮面は相変わらずニヤニヤと気味悪く笑っている。 「聖杯を、手に入れるわ」 口をついて言葉が出た。 これではまだ満足できない。 どれだけ見た目を取り繕ったとしても、偽物は偽物。 それを手当たり次第に壊した程度で満たされるほど、春日野椿の絶望は軽くなかった。 「いいよ。力を貸そう。君が求める限りの力を、僕らは君へもたらそう」 椿が望み、キャスターはそれに合意した。 それを合図にしたかのように、『御目方教』の敷地一帯が闇の帳に包まれる。 信者の動揺とざわめきがここに居ても伝わってくるが、知ったことではない。 彼らはこれから喰われ、乗っ取られ、存在のすべてを聖杯戦争のために捧げることになるのだ。 強い未練や現世への執着を抱いて死んだ人間は、やがて悪霊となって人の世を害し始める。 手を変え品を変え、その姿さえも醜く変貌させて、我欲に溺れた化け物と成り果てる。 本来キャスターの力は、そういったこの世のルールからあぶれた存在をあるべき場所へ導くためにある力だ。 しかし、今の彼にとって悪霊とは裁くべきものではなく、目的を遂げるために最も都合がよい道具である。 文字通り魂を売り渡すことでのみ身に付けられる『禁魔法律』と呼ばれる御業が、それを可能としていた。 キャスター、円宙継は魂を喰う。だがそれ以上に、魂を歪めて利用する。 討伐令? そんなものは知ったことじゃない。第一、追い立てられることには慣れているのだ。 (ムヒョ、確かに君は強い。天才だ。今の僕でもひょいと飛び越えてしまうんだろうね、君のことだから) キャスターは英雄などではない。彼は、英雄の栄光を憎み狂った男である。 可憐な出で立ちの内側にコールタールよりもなおどす黒く淀んだものを渦巻かせて、数えきれないほどの人数を殺めてきた外道である。椿の目には彼は眩く移ったかもしれないが、それは大きな間違いだ。 そんな彼が『多少』悲惨な境遇にあるだけの娘に肩入れし、愛情をもって接するなど当然ありえない。 そもそもそのように殊勝なことを考えていたなら、彼の宝具でもある『仮面の男』を彼女へ会わせようとはしないだろう。 椿もまた、道具の一つだ。ただしこちらには、壊してはならないという制約が付いて回るが。 それでも彼女の憎しみは役に立つ。一言、相性が良い。その点だけは、聖杯の巡り合わせに感謝していた。 (だから――僕は君の全てを奪おう。君が絶望と嘆きに溺れて死んだ時、初めて僕の復讐は終わりを告げるんだ) そのためなら、何だって利用する。 キャスターは、自分のマスターへもう一度優しく微笑んだ。 椿は窶れ、疲れ切った悲痛な有様で、それでもそれへ微笑み返した。 そんな彼女の右の手の甲には、とある不気味な文様が浮かび上がっていた。 黒い六つの三角形に囲まれた、白目と黒目が反転した印。 本来、これは逆の色彩があてがわれているべきものだ。 それを恣意的に反転させた意味合いは反逆。すなわち、あるべき場所を外れた――『反逆者』であることを示す印。 人はこれを、禁魔法律家の証とも呼ぶ。 キャスターも仮面(ティキ)も、これを体に宿していた。 椿も今、これを手に入れた。未来を視るしかできなかった巫女は今、真の意味での戦う力を手に入れたのだ。 禁魔法律は闇の力。 魂を売って契約を結び、一度でもその力を用いたが最後、死しても契約が白紙になることはない。 使い続ければいずれ魂は擦り切れ、自我がなくなり、悪霊が生まれる。 少女はそれに気付かず、また気付けるはずもなかった。 その目は弱視だが、彼女の心は今、まさに盲目であったのだから。 世界を滅ぼす――その願いを糧に、春日野椿は堕ちた。今度こそ、這い上がることのできない闇の底へ。 【クラス】 キャスター 【真名】 円宙継@ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 【パラメーター】 筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A+ 幸運E 宝具A 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 『工房』の形成が可能。 道具作成:B 魔力を帯びた器具を作成できる。 【保有スキル】 精神汚染:E 精神を病んでいる為、他の精神干渉系魔術をごく稀にシャットアウトする。 同ランクの精神汚染を持つ人物以外とは意気投合しにくい。 カリスマ:D 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 変化:A 自分の姿を自由自在に変化させる。 彼の場合、この高いランクはそれだけ生前に霊的存在へ近付いたことを意味する。 禁魔法律:EX 自分の魂を闇に売ることで地獄の使者と契約を結び、その力を借りる禁断の技。 煉を必要としないため、魔法律家でなくても使うことができる。 禁魔法律を一度でも使うと、使者との契約を破棄することはできない。 使い続けることで魂は擦り切れ、使用者自身が悪霊に近い存在になり、自我も消えてしまう。 【宝具】 『嗤う屍面相(ティキ)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 生前、キャスターが行動を共にしていた禁魔法律家の怪人『ティキ』を召喚し使役する宝具。 ティキはEXランクの『スキル:禁魔法律』を持ち、その行動によって生ずる魔力はキャスターによって賄われる。 反逆者の印が入った手袋を身につけており、キャスター以外の禁魔法律家をたとえマスターであれ操作できる。 加え、ティキを殺す手段はこの聖杯戦争には現存していないため、キャスターが死亡する以外に彼を退けるすべはない。洗礼詠唱をはじめとした浄化系は一応効き目はあるようだが、完全に消滅させたければ相当な高ランクをもってする必要がある。 非常に強力な宝具なのは間違いないが、忘れるなかれ。彼はキャスターのしもべであるが、断じて味方ではないのだ。 キャスターの奥の手は、この宝具と自らを一体化させ、より強大な力を得ること。 こうなった彼の魔力はEXランクにまで増幅され、魔術師としても禁魔法律家としても埒外の領域へ到達する。 【weapon】 なし 【人物背景】 禁魔法律家団体『箱舟』に接触し、事実上統率していた禁魔法律家の少年。 幼い頃から病気の母親を救いたい一心で、魔法律の執行人を目指していた。 しかし友人の才能への嫉妬・怨恨と愛する母の死がきっかけで理性の箍が外れ、やがて善悪の区別がつかなくなり、禁魔法律の世界に足を踏み入れる。生真面目で没頭すると周りが見えない性格が災いして、人から外れた存在となった。 かつて執行人の地位を争ったその実力はすべて、闇の力によって手に入れた禁魔法律に変えられている。それ故、禁魔法律家でも群を抜いた実力を持つ。自らの体を黒い蝶へ変えて離脱するなど、生前から霊に近付いており、それだけに霊の操作を日常茶飯事のような気軽さで行うことができる。 彼は紆余曲折の末に友人と和解し、裁きを受け入れ収監されるのだが、マスターの椿が悪心をもって彼を召喚したため、禁魔法律家のリーダーとして暗躍していた頃の彼が呼び出された。 【マスター】 春日野椿@未来日記 【マスターとしての願い】 聖杯を手に入れて世界を滅ぼす 【weapon】 『千里眼日記』 巻物の形をした未来日記。 御目方教の信者たちが未来に得る情報が巻物へ報告され、全未来日記の中でも最大級の情報量を誇る。 非常に広範囲にして膨大な情報量が記載されるが、その長所こそが弱点の一つ。 信者が得る情報は何から何まで自動的に報告されてしまうので、本当に必要な情報を必要な時に見つけにくい。 実際、信者たちの報告の中には取るに足らない事までが多数記されていた。 また、あくまで他人が得る情報なので所有者本人には真偽の判別ができず、使用にあたっては書かれた予知は全て信じることが前提条件となる。従って情報操作や攪乱にも極端に弱く、催眠術や暗示の使い手は天敵。 【能力・技能】 本来の椿は日記以外に特別な力を何も持たない。 だが、今の彼女はティキの力で禁魔法律家と化している。 【人物背景】 十二人の日記所有者の一人で、六番目の所有者『6th』。 巫女装束を着た、黒髪の少女。瞳が虚ろなのは極度の弱視によるもので、手元を見るのが精一杯なほど目が悪い。 新興宗教団体『御目方教』の巫女にして千人を越える信者を統率する教祖。幼い頃から「未来を見通す千里眼の持ち主」として祀られ、世俗から離れた生活を送っていた。ただしこれは両親が彼女を御目方教の象徴として飾る為のでっちあげ。 両親が事故死してからは教団のナンバー2であった男の陰謀で慰み者にされ、支えにしていた亡き母から貰った手毬をも紛失してしまったことで自分を取り巻く世界の全てを激しく憎むようになる。 【方針】 教団の力を使って他のマスターを炙り出し、殺す。
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雪が降っていた。冬なのだから当然だが、彼はほんの少し前まで、夏の羽生蛇村にいた。 あそこは人家よりも木や山の方が断然多いが、ここ冬木はその逆。 東京などの大都市ほどではないにせよ、村に比べればはるかに都会だ。 暗雲垂れ込める空からはしとしとと雪が降り続け、積もったそれは足元を絨毯のように覆っている。 ――聖杯。 どんな願いでも叶えるという、かの聖遺物の名を騙るアーティファクト。 それと同一とは思えないが、ある程度の力を備えているのは、自分がここにいることから見て間違いあるまい。 聖杯を掴めば、村を襲う怪異を収拾する事が出来るかもしれない。 ――しかし、その為には聖杯戦争に生き残る必要がある…。 参加者には過去の英雄や偉人が、使い魔として宛がわれるらしい。 その主たる為の令呪は既にある。 サーヴァントの姿は未だ見えないが…、ここで宮田はある事に気づく。 幻視は使えるのか否か。村を離れた今、使用できなくなっている可能性は十分ある。 強大とは言えないが、あの力がここまで生存する助けになったのは確かだ。 「……」 視界を覆い、意識を集中する。 一瞬、視覚ならぬ視界にノイズが走り、鮮明な景色が脳裏に広がる。 そこではコート姿の男が背を向けて立っていた――後ろだ。 視界の主は自分の真後ろに立っている。周囲の景色からそう判断するが、それは見ているだけで、特にアクションを起こさない。 幻視がこの場でも使用できることを確認した宮田は目を開き、懐のスパナに手を掛けながら、素早く身体を反転させる。 「問いましょう。貴方が私のマスターですか?」 そこにいたのは軍服に身を包んだ、眼鏡の男だった。 身長が宮田より一回りは高い。腕を組んだ姿は全体的にパリッとしており、攻撃的な雰囲気はないが、視線に冷たいものがある。 微笑みながら自分を値踏みする男に、宮田は同業くささを感じていた。目の前の男が三騎士という推測は、一目見た時に消した。 「ええ、クラスはキャスターですか」 「ふふ、正解です。失望しないでくれると、嬉しいのですが」 しませんよ、と宮田はおざなりに返事をする。 三騎士を招いた所で華のある戦いは出来そうもないし、引いたのが魔術や聖杯戦争への理解が早いであろうキャスターだったのは幸いと言える。 そこまで考えたところで、キャスターが組んだ腕を解き、左手を指し示す。 気持ち程度の石段が上に伸び、その先で寂れた神社が隠れるように建っていた。 無言のまま二人はしばらく歩き、小さな拝殿に着くと、キャスターは賽銭箱前の石段に腰を下ろした。 「マスター、差支えなければ今後の方針をお聞かせください」 「…私は聖杯が欲しい。本当に願望器だというなら、叶えて欲しい願いがある」 彼の村は今、怪異の真っ只中にある。状況は分からないが、幻視が使える事から見て、好転はしていないのだろう。 村を現世に帰還させ、集落内を徘徊する不死身の化け物達を消し去る。 一応"村の為"という名目が立つ。これまでやってきた事と何ら変わりはない。 「人死が出るとしても?」 「私だって命は惜しい」 殺人はこれが初めてでもない。惜しい命とも思わないが、黙って殺されるほど宮田はお人好しではない。 マスターの答えを聞いたキャスターは、胸を弾ませた。 キャスターには夢がある。 原爆投下を防ぎ、日本の犠牲を最小限度に留めるという夢が。 叶うなら帝国軍に勝利をもたらしたい。結局負けるとしても、もっと穏当な道があったはずだ。 街を二つ焼かれなくとも、戦争を止める事は出来る。 キャスターは己の願いの正しさを確信している。 ただし、彼は平和主義者ではない。もしそうなら、数千もの中国人、ロシア人、朝鮮人、モンゴル人を資材として使い捨てたりはしない。 キャスターは祖国を救う事と同じくらい、更なる栄光の受領を望んでいる。 彼が願うのは敗戦の回避、そして不朽の名声。 そのチャンスを掴むためには、躊躇いなく殺し合いに乗れるマスターが必要だった。 今回のマスターは中々の物だ。彼の昆虫めいた雰囲気は自身が創設した部隊「満洲第731部隊」のメンバーたちに似ている。 魔力源としては不満もあるが、上手くやっていけそうだ……勝ち残った後の事はともかく。 「結構!私にも遂げたい理想がある。ともに勝ち抜きましょう!」 「ええ、もちろん」 死に慣れきった二人の医師は、勝利を誓う握手を交わした。 【クラス】キャスター 【真名】石井四郎 【出典】日本、主に第二次大戦 【性別】男 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具B++ 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 "工房"に匹敵する研究室の形成が可能。 道具作成:EX 魔力を帯びた器具を作成できる。 下記宝具の作成を可能とするほか、必要な材料を用意できる。 特に一般人を実験用の「マルタ」に作り変える事に長ける。 【保有スキル】 医学:A+ A+ランク以下の毒物や病原体を遮断する。 京都帝国大学医学部を首席で卒業後、細菌学、衛生学、病理学を研究。 大戦時にはその知識を存分に振るった。 高速思考:C 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。 特に計略や研究などにおいて大きな効果を発揮する。 精神異常:B 精神を病んでいる。 自分の栄達と国防、研究以外に興味が薄い。 精神的なスーパーアーマー能力。 【宝具】 『計画壱番・黒死蟲(ペストノミ)』 ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:1000人 兵器化したペストに汚染されたノミを散布する。 主に専用の容器に密閉して持ち運び、ノミに血を吸われた時点で対象はペストに感染、発症する。 宝具化されたことで潜伏期間が短くなっており、感染2日後ほどで寒気や嘔吐、40度近い高熱が発生。 感染3日後から、感染経路などによって様々な症状が追加。適切な治療をしなければ死に至る。 対魔力スキルによって防御可能だが、生前に病死したサーヴァントには抵抗判定を仕掛けることが可能。 抵抗判定に成功すれば、サーヴァント相手でも感染させる。 ただし、半神や魔物など人外の性質を持つ者には、全く効き目が無い。 『計画弐番・黄泉液(チフス缶)』 ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:培養液1リットルにつき100人 兵器化した腸チフス菌を散布する。 培養液で満たされたガソリン缶に封じ込めて運び、任意の場所で解放する。 食物や水を通して対象を汚染するため、水源や畑に放つと高い効果を期待できる。 宝具化されたことで潜伏期間が短くなっており、感染2日後ほどで腹痛や関節痛、空咳といった症状が発生。 感染3日後で40度前後の発熱や血便を発生させ、適切な治療をしなければ死に至る。 対魔力スキルによって防御可能だが、生前に病死したサーヴァントには抵抗判定を仕掛けることが可能。 抵抗判定に成功すれば、サーヴァント相手でも感染させる。 ただし、半神や魔物など人外の性質を持つ者には、全く効き目が無い。 【weapon】 宝具に依存。 【人物背景】 帝国陸軍において、関東軍防疫給水部長、第1軍軍医部長を歴任したエリート。 ジュネーブ会議において話し合われた毒ガスに興味を示した彼は、第二次大戦後に「関東軍防疫給水部本部」を設立する。 これは防疫・給水を表向きの任務としつつ、密かに人体実験を繰り返す生物兵器の研究機関であった。 しかしその優秀な頭脳をもってしても、日本に勝利をもたらす事は出来なかった。 【聖杯にかける願い】 過去に帰還し、原爆投下を回避する。 【マスター名】宮田司郎 【出典】SIREN 【性別】男 【Weapon】 ラチェットスパナ。 【能力・技能】 「幻視」 他者の視界や聴覚を覗き見る能力。 距離が近いほど鮮明になり、遠いほどノイズが強くなる。 【人物背景】 羽生蛇村にある宮田医院の院長。 本名は吉村克昭。幼少期に異界に取り込まれるも現世に帰還、その後両親を亡くした彼は宮田医院に養子としてもらわれた。 宮田家は医者を営む傍ら、村の暗部を知った人物を始末する汚れ役を引き受けている家であり、そんな家を継がせようとする両親のもとで彼は成長していく。 一方、兄「吉村孝昭」は求導師「牧野」の跡取りとして、村の尊敬や期待を引き受けながら暮らしていた。 様々な感情を押し殺しながら、彼は宮田医院を継いだ。そして村で数十年に一度行われる秘儀の夜、再び怪異に取り込まれてしまう。 第2日/0時49分40秒~4時44分44秒の間から参戦。 【聖杯にかける願い】 村への帰還および怪異からの救済。
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オリキャラ@ウィキへよーこそ!! このウィキはほのぼの工房の管理人の飛八めるのオリキャラ専用ウィキです!!!
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ダブルキャスト 実況プレイ 【ゲーム】「ダブルキャスト」(PS) 【作者名】森永 【完成度】完結 (08/02/19~08/04/24) 【動画数】59 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/5133145 【備考】
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「主任、この書類の決済をお願いします」 「ああ…」 ユグドラシルコーポレーション・冬木支部。 社員たちが忙しなく仕事に追われる中、主任と呼ばれた男・呉島貴虎はどこか釈然としない思いを抱いていた。 何度社内を見てもいつもと変わらぬ平和な光景が広がるばかり。 この会社、いやこの部署はここまでのんびりとした空気だっただろうか? いや、むしろもっと重大な、根本的なことを忘れているような……? だがそれが何なのかわからぬまま、ただ時間だけが過ぎていった。 仕事を早めに切り上げ退社した貴虎は悶々とした違和感を感じながらも車を停めてある駐車場へと歩を進めていた。 違和感を払拭しようとこれまでの日常を思い返してみたが余計に違和感が募るばかりで、それどころか軽く頭痛がしてきた。 何かが、あるいは何もかもが決定的に間違っている。 何故かは自分でもわからないが、心が強くそう訴えかけていた。 「おや?主任様じゃねえか。お早いお帰りのようで」 「………シド?」 声を掛けてきたのは営業担当の、シドと呼ばれる男だった。 確か地元のダンスチームをターゲットにした取引のためそれらしい格好で仕事をしている社員だったはずだ。 いや、違う。ありとあらゆる意味でこの男がここにいるのは絶対的に間違っている―――! 「お前が、何故生きている…!?お前はロシュオに……」 「はあ?」 無意識に疑問を絞り出した瞬間、全てを思い出した。 プロジェクトアーク成就のために奔走していた本当の日々。 葛葉紘汰と遠回りの末友好関係を築けたあの瞬間。 戦極ら部下の裏切りによって結果的にオーバーロードの王と出会ったこと。 オーバーロードの真実、圧倒的な力、蹂躙された沢芽市とユグドラシル。 そして、オーバーロードに隷属する道を選んだ弟・光実。 不審がるシドに目もくれず車に飛び乗り、自宅を目指して走り出した。 街が破壊されていない。インベスもいない。そもそも沢芽市ですらない……! 知らない街であるはずなのにまるでずっとここに住んでいたように道順を思い出せる。 知らない間に脳を弄られたかのようで吐き気がするが、それを堪えて武器を取り戻すためひたすらに自宅を目指した。 「ここだけは、沢芽市と同じか」 この偽りの時間を過ごした呉島邸だけは寸分違わず沢芽市にあったものと同じだった。 平時からは考えられないほど大急ぎで、乱暴にドアを開けると一目散に自室へ向かった。 目的はスーツケースに保管していた貴虎の身を守る最大の装備だ。 「意味もなく捨てずに保管していたのは、こういうことだったのか…?」 ゲネシスドライバーを失った今、懐かしさすら覚える貴虎が愛用していた戦極ドライバーとメロンロックシード。 記憶を失っていても、身体がそれを大切なものだと覚えていたのかもしれない。 「どうやら記憶を取り戻されたようですね、マスター」 女の声に振り向くと、何もないところからローブを深く被った女性が現れた。 知識として刷り込まれている。聖杯戦争、万能の願望器を巡る殺し合い。 そしてこの女性こそ呉島貴虎に割り振られた戦闘代行者、サーヴァントだ。 その証拠に、令呪と呼ばれる紋様が自分の右腕の甲に刻まれていた。 「ああ、そのようだ。君が私のサーヴァントのようだな」 「ええ、この身はキャスターのサーヴァント。真名はメディア。 マスターのお名前を伺っても?」 キャスターは素直に自分の真名を明かした。 隠したところで疑り深いマスターなら令呪を使ってでも口を割らせるだろうと考えたからだ。 不本意だが少なくとも「ある程度は」付き合う相手ならそのぐらいの情報は明かさねばなるまい。 「呉島貴虎だ。それと、悪いがそのフードを取ってもらおうか。 君の生きた時代がどうだったかは知らないが、現代社会で素顔を見せない者を信用するわけにはいかんな」 「…………」 貴虎の物言いはあくまで現代日本を基準とした、礼儀を咎めたものだったが、言い換えればそれだけだった。 少なくとも素顔を確かめてどうこうする、という下心は一切なく、キャスターもそれは見抜いていた。 「……これでよろしいですか?」 ローブを取ったキャスターの素顔に貴虎は一瞬だが言葉を失った。 この世のものとは思えない美貌、それでいて品の無さというものを全く感じさせなかった。 人間では有り得ないほど尖った耳もそうであることが自然だと思わされる。 しかしすぐに見とれている場合ではないと気を取り直した。 「ああ、もう良い。早速だが書斎に来てくれ。 方針についての打ち合わせをしておきたい」 「つまり、当分は陣地と魔力源の確保、情報収集に専念するよりないということか」 「はい、ただでさえも私は三騎士には相性が悪いので、慎重に動かざるを得ません」 「そうだな。それに伝承から考えて、君は戦う者ではないだろう? つまり、策もなく歴戦の戦士と事を構えるのは自殺行為でしかない。私も自分がヘラクレスやジークフリードと戦えると思うほど自惚れてはいない」 現在の貴虎とキャスターの戦力は決して心強いものとは言えない。 元よりキャスターは魔術の腕はともかく戦闘代行者としての実力は低く、貴虎も戦極ドライバーがあるとはいえ無策でサーヴァントに挑むのは無理がある。 せめてゲネシスドライバーがあればもう少しはマシなのだろうが無いものねだりをしてどうにかなるなら苦労はない。 加えて、キャスターの見立てでは貴虎のマスターとしての適性は低く、十分な魔力を提供できないとのことだった。 魔術師のサーヴァントが魔力不足とあっては笑い話にすらならない。 となれば、余所から不足分を補うのは魔術師としては当然すぎるほど当然の発想。 「ですから、NPCから魂喰いを行う許可を頂きたいのです」 「それは構わない。私も手段についてどうこう言える人間ではない。 だが大量殺戮は問題だろう。何か考えはあるのか?」 「殺戮が問題ならば、殺さぬ程度に魔力を吸い上げれば良いのです。 それならば誰にも文句はつけられないでしょう」 「なるほどな、しかし意識を失わせたり、騒ぎになるような真似はするな。 大丈夫とは思うが、マスコミのしつこさと影響力を軽視するのは危険だ。 それに、万が一高潔な参加者に事が露見すれば損得勘定抜きで未知のアームズを使いロックビークルに乗って突撃してくることも無いとはいえないからな」 貴虎自身元の世界ではマスメディアを使った戦略を指揮する立場にあったため、その影響力と危険さを熟知していた。 例えば集団が突然倒れたなどのニュースが流れればそこからサーヴァントの仕業と推測されてしまう可能性もある。 葛葉紘汰のようなマスターないしサーヴァントがいれば、当然怒りを買うだろう。 序盤からそのような事態になることは絶対に避けなければならない。 「……わかりました。では、軽度の疲労を覚える程度に留めましょう」 「ああ、それで頼む。それからサーヴァントには宝具というものがあるのだろう? 君の宝具はどういったものなんだ?」 宝具とはサーヴァントの半身と呼んでもいい。 その性能を知ろうとするのは聖杯を求めるマスターとして当然のことであり、キャスターもこの質問は予期していた。 キャスターは弱りきった風を装い誤魔化すことにした。通じるかどうかは五分五分というところだろうが。 「そのことなのですが……マスターは魔術師ではないため、抗魔力が低いのです。 そして、私と同じようにキャスターのクラスで現界したサーヴァントなら魔術で貴方の精神を読み取ることは容易い。 つまり、そこから私の宝具が漏れ、対策されてしまう可能性が高いのです。申し訳ありませんが……」 「教えなければ対策されることもない、というわけか。確かに道理だな。 わかった、宝具を使うタイミングは君に一任する。魔術に関して門外漢の私などよりよほど適切に使えるだろう」 ちょろすぎる。キャスターはこのマスターの扱いやすさに感謝した。 「君を裏切りの魔女などと言う文献もあるようだが、私はそのような風聞を何も考えず真に受けるほど愚かではないつもりだ。 そもそも、メディアに裏切りを働かせたのはイアソンを支持するアフロディーテの謀略だろう。 私も君も聖杯を求めてここへ足を踏み入れた。利害が一致しているのなら何も問題はあるまい。 部屋を用意させておこう、休息する時にでも使ってくれ。私は少し夜風に当たってくる」 話を切り上げると貴虎は無防備に背中を晒しながら外へと出て行った。 キャスターの指にかかればその背中に風穴を開けることがどれだけ容易か理解しているのだろうか? (ふん、馬鹿な男……) キャスターは基本的に顔立ちの整った男を信用しない。いやできないと言っていい。 それにあの迂闊さだ、あれではいずれ他の者に陥れられて脱落するのが目に見えている。 このため、キャスターは最初からマスターの乗り換えを視野に入れていた。 しかし貴虎の財力やコネは使いどころが大いにある。 それにこちらの言う事をあっさり信じる分、操縦も容易。 今はせいぜいサポートしてやろう、と魔女は一人ほくそ笑んだ。 「葛葉、お前は俺のやり方を許さないだろうな……」 偽りの月を眺めながら今も沢芽市で人々を助けるために戦っているだろうあの男なら人殺しには決して賛同しないだろう。 勿論貴虎とて好き好んで殺人をしたいわけではない。だがもう他に方法が全く無いのだ。 「無理なんだ、葛葉。お前がいくら強くなったところでオーバーロードには、ロシュオには絶対に勝てないんだ」 戦略ミサイルすら消し去り、ゲネシスライダーを赤子のように葬り去るオーバーロードの王に人類が対抗する術など存在しない。 それこそサーヴァントを引き連れて立ち向かったところで跡形もなく消し飛ばされるのがオチだ。 さらにオーバーロードが開いたクラックによってヘルヘイム浸食のタイムリミットは年単位で縮まってしまったことだろう。 聖杯を手に入れなければ、遠からず人類は全滅してしまう。それを防ぐためならばもはや手段を選んではいられない。 「ヘルヘイム、それにオーバーロードさえ消し去ることができれば……光実、お前ともまたやり直せるだろうか」 光実が道を誤ってしまった理由には少なからずヘルヘイムの森の真実が関わっていることには貴虎も気づいていた。 逆に言えば、森の脅威と光実が当てにしているオーバーロードが取り除かれれば弟と敵対する理由もなくなる。 簡単には拗れた兄弟仲を修復することはできないだろう。あるいは光実は一生貴虎を許さないのかもしれない。 それでも、光実が人類の敵でなくなってくれさえすればもうそれで良かった。 「失敗は許されない、必ず、どんなことをしてもこの手に聖杯を……」 呉島貴虎は気づかない。 裏切りのクラスたるキャスターが実際に叛意を抱いていても、気づけない。 何故なら、貴虎の本質は性善説に基づいている。 日頃口で何と言っていようと、本心では誰も理由なく悪に手を染めるはずがないと思っている。 だから何度騙されても人を疑いきることができない。そして何度でも裏切られる。 部下や同僚からも。実の弟からも。そして、契約したサーヴァントからも。 その善性を嘲笑われていることに、気づかない。 【クラス】 キャスター 【真名】 メディア@Fate/stay night 【ステータス】 筋力 E 耐久 D 敏捷 C 魔力 A+ 幸運 B 宝具C 【クラス別スキル】 陣地作成:A…魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。”工房”を上回る”神殿”を形成する事が可能。 道具作成:A…魔力を帯びた器具を作成できる。擬似的ながらも不死の薬さえ作り上げられる。 【保有スキル】 高速神言:A…呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。大魔術であろうとも一工程で起動させられる。 金羊の皮:EX…とっても高価。竜を召還できるとされるが、キャスターには幻獣召還能力はないので使用不能。 【宝具】 「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」 ランク:C 種別:対魔術宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 メディアの「裏切りの魔女」としての伝説が象徴として具現化した宝具。 攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ最強の対魔術宝具である。 原作ではマスターとサーヴァント間の契約を断ち切るなどの用法で用いられた。 しかし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。 【人物背景】 ギリシャ神話に登場する「裏切りの魔女」。自身を召喚した魔術師に数日で見切りを付け、彼を殺害して逃亡した。 本来なら二日はマスター抜きでも現界可能だが、マスターが自身より優れた魔術師であるキャスターへの嫉妬で魔力量を自身以下に制限していたため早々に消滅の危機に瀕する。 そこへ偶然通りがかった男性・葛木宗一郎に助けられた。彼と出会い、葛木が居候している柳洞寺に転がり込む。 その後、生前手に入らなかった束の間の日常を守るため、そしてマスターに聖杯を渡すため、町中から魂喰いを行いルール違反なサーヴァントであるアサシンを召喚し、第五次聖杯戦争で暗躍し始める。 冷酷・残忍、目的のためには手段を選ばず、奸計を得意とする正真正銘の悪女。 しかしこの性格は彼女に課せられた運命の反動である面もあり、裏切りに遭い続けた結果に、今度は自身が人を裏切る立場へ堕ちてしまった悲劇の女性。 本来は清純な女性で、惚れた相手にはとことんまで尽くすが、惚れた相手は甘えると逃げていったというトラウマを持つために、一歩引いた態度を貫く。必要であればどんなあくどい手段に訴えることも厭わない反面、必要でないのなら何もしない人で、hollowでは日常を十分に楽しんでいる。 かわいい女の子とかっこいい男を好む。筋肉マッチョとイケメンは嫌い。 天敵はバーサーカー。バーサーカーが狂化しているので描かれないが、同じギリシャの英霊で面識があるため。 【サーヴァントとしての願い】 受肉し、故郷へ帰る。 【マスター】 呉島貴虎@仮面ライダー鎧武 【マスターとしての願い】 オーバーロードとヘルヘイムから人類を救い、光実との兄弟関係をもう一度やり直す 【weapon】 戦極ドライバー:アーマードライダーに変身するためのベルト。 イニシャライズ機能があり貴虎以外の人間は着けることさえできない。 メロンロックシード:クラスAのロックシード。戦極ドライバーに嵌め込んで使うことによってメロンアームズへ変身できる。 専用アームズは近接・投擲武器としても使用できる大盾・メロンディフェンダー。 仮面ライダー斬月・メロンアームズ:貴虎が戦極ドライバーとロックシードを使い変身した姿。 システムの補助により視覚や聴覚、運動能力などが大幅に増大する。 前述のメロンディフェンダーと銃剣・無双セイバーを駆使した白兵戦を得意とする。 ただし科学兵器であるためそのままでは霊体であるサーヴァントにダメージを与えることはできない。 【能力・技能】 生身で新世代アーマードライダーの攻撃を受け止めるなど、並外れた頑強さと生命力を持つ。 また、アーマードライダーとしての力量自体も原作に登場する誰よりも高く、ロックシードの性能差をも覆す。 【所持金】 大富豪 【人物背景】 ユグドラシルコーポレーション研究部門のプロジェクトリーダー。 ヘルヘイムの森の浸食に備え人類のうち十億人のみを生き残らせる計画「プロジェクトアーク」の責任者でもある。 ノブレス・オブリージュを信条とする責任感の強い人物であり、逆に覚悟や責任といったものを持ち合わせず遊びに興じるビートライダーズには冷ややかな目を向ける。 その一方弟・光実をはじめとした身内に対しては甘く、自らの信頼とその対象を疑うことができず光実からは「一番信用しちゃいけない人ばかり信用する」とまで評される。 ある時オーバーロードインベスと接触したことを機にプロジェクトの方針を転換。 葛葉紘汰と結託し犠牲を出さない方法を模索しようとしたが事前にオーバーロードの存在を知っていた部下からの裏切りに遭う。 一命は取り留めたもののゲネシスドライバーを失い、変身できない状態でオーバーロードの王・ロシュオに捕らえられる。 やがてオーバーロードが本格的に地球侵攻へ動き出すと用無しと見做され解放される。 紘汰と接触しようと行動する中、光実がオーバーロードの手先になっていた事実を知る。 責任を感じた貴虎は光実と決着を着けるため自宅に保管していた戦極ドライバーとメロンロックシードを手にした。 本聖杯戦争の貴虎はドライバーとロックシードを取り戻してから光実との決闘に赴くまでの間から参戦している。 【方針】 何をするにも神殿を形成し、魔力を集めなくては何もできないため序盤は雌伏し情報を集める。 場合によっては斬月の仮面で正体を隠して敵マスターを襲撃することも視野に入れる。
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機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で コロニーの落ちた地で コンプリートガイド アスペクト アクセス数 本日 - 累計 -
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富竹ジロウ&キャスター ◆oLzajvgbX6 (何だろう……この違和感は……) 夜の道路を歩きながら、フリーのカメラマン富竹ジロウは思索に耽っていた。 彼はカメラマンとしてある程度の成功を収めている。 主な被写体は野鳥の観察だが、依頼があれば月見原学園の生徒たちの集合写真を撮ることもある。 そこには、何人か仲のいい生徒や先生もいる。 彼はその生活に満足していたが、しかし、何か強烈な違和感を感じるのだ。 裸になるたびに考える。なぜ自分の体はこんなに逞しいのだろう、と。 フリーのカメラマンにこんな徹甲弾を弾き返そうな筋肉がいるのだろうか? そして、稀に頭に浮かび上がる3人の男たち。 中学生くらいの少年、体の細い眼鏡の男、白髪の恰幅のある男。 彼らとは会ったこともないが、熱い絆で結ばれていたような気がする。 そして、金髪の美しい人。 名前は思い出せない。けれど、彼女は自分の大切な人だった。 絶対に守りたいと思った。 彼女が外道の道に走るなら、止めたいと思っっていた。 でも、現実は残酷で、僕は首●●注●を打たれ●、●を掻●毟……! 「ぐあああああっ!」 富竹は思わず蹲る。 「僕は、僕はきっと何か大切なことを忘れているんだ!何なのかはまだ、思い出せないが、大切な何かを!」 「ほう、ならば俺がその体に思い出させてやろうか?」 その声に富竹は驚き、声の方向を見た。 自分と同等くらいの筋骨隆々の男がこっちに向かって歩いてきている。 が、体格はともかく威圧感は自分では足元にも及ばない。 「東京」にもこれほどのレベルの男はいなかった。 (いや、『東京』って何だ!?なぜここで日本の首都が頭に浮かび上がるんだ?) そのことを疑問に思いながら、殺気を放ちながら近づく男に富竹は恐怖した。 自分が彼と戦えば、おそらく秒殺の未来しか待っていない。 が、逃げきれるのか? 「うぐ……!」 どっかのたい焼き好きな少女みたいなことを言いながら、富竹は顔をしかめた。 彼の首に熱い痛みが走ったのだ。 首に痛みが走る、たったこのことなのに、自分の心臓が早鐘を打った。 「ほほう、令呪が発現したか。時期に記憶も戻るだろう」 「君は……何を言ってるんだ?君はいったい何を知っている?」 「だから言っただろう?それを貴様の体に教えてやると!」 もはや戦いは避けられない。 二人の距離はみるみる近づき、やがて互いの間合いへと入った。 そして、謎の男は地面を蹴って空中に飛び上がり富竹にスローな蹴りを放つ。 (なんだこの欠伸が出るような蹴りは……彼は実はたいしたことはないのか?) 冷静に蹴りを両腕で防ぐ富竹。 次の瞬間、空中に飛び上がっていた男は大きく股をおっぴろげた! 男の両足は、富竹の腕をそれぞれ捉える。 「し、しまった!」 富竹ジロウは、今完全に無防備になった! 「必殺!稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)!」 振り下ろされる手刀! 富竹、絶対絶命!もはや避けることは不可能! だが、彼はっ! 「うおおおおおおお!」 「何ぃ!」 意外っ!それは頭突き! 男の額と富竹の額が激しくぶつかり! 「か、硬い!」 富竹の意識は一瞬で闇に落ちていった。 「な、なんてやつだ!普通なら後方に頭をそらして逃げるのを逆に負傷覚悟の頭つきで攻撃してくるとは!こんな対処法はジョナサンしか使わないとは思っていたのだが……」 そう言って、男は富竹の体をひょいと持ち上げると、肩に担ぎ歩き出した。 「ふふふ……なかなか見所がある男よ。もし私がサーヴァントでなかったならば、今のは中々のダメージになっていただろう」 そう言って笑う彼の額には、傷一つ無かった。 ◆ ◆ 富竹ジロウの目が覚めると、さっきの男が心配そうに見下ろしていた。 場所は、どこかのアパートの一室。 「目が覚めたか、マスターよ」 「ああ、色んな意味で目が覚めたよ、ありがとう」 ゆっくりと起き上がる富竹ジロウ。 すでにその眼光は、野鳥を写真に収めるカメラマンではなく。 元自衛隊不正規戦部隊射撃教官、現組織「東京」の連絡員。 様々な修羅場を経験した漢の顔へと変わっていた。 「その様子だと、思い出したのだな。現実世界のことを」 「ああ、全部思い出したよ。ソウルブラザーズのことも、自分の本名も、――三四さんのことも」 凶行に走る自分の恋人を止めようとして、「山犬」に捕らえられ、「H173」を射たれた。 それが、富竹の現実世界の最後の記憶である。 「どうやら、君が僕のサーヴァントみたいだね」 「そうだ、私はキャスターのサーヴァント。真名はダイアー。波紋戦士だ」 「ずいぶんと待たせてしまってすまない、ダイアー」 「ふん、これからの戦いで挽回してもらうさ」 富竹はゆっくりと立ち上がり、異変に気がついた。 普通意識を失った人間は取り戻した後も、目眩などの体調不良に悩まされる。 しかし、現在彼の体は驚く程健康だったのだ。 「ダイアー?僕は何時間寝てたんだい?」 「二時間ちょっとだ。……マスター、君は驚いているのだろう。自分の体がハッスルしていることに」 「ああ、正解だ。僕の経験上、頭を強く打った後の覚醒がこんなに健やかなはずがない」 「その疑問を解決してやろう……これが、『波紋』だ」 バチバチと彼の右腕が黄金に輝く。 「俺のスキル『波紋』だ。特別な呼吸法を使って、エネルギーを生み出す技術。マスターが寝ている間にこれを使って、マスターの生命力を高めたのだ」 「なるほど。通りで額の傷も治っているんだね」 額を撫でながら、富竹は言った。 「マスターよ。お前はなぜ聖杯戦争に参加した?そこまで我が強い人間に見えないが」 「僕が『ゴフェルの木片』を手にしたのは、『東京』に依頼されたからだよ」 秘密組織『東京』の連絡係である富竹だが、それと掛け持ちしてこなしていた任務が、聖杯戦争への参加だった。 「『東京』も与太話だと思っているんです。ですので、富竹さんもあくまで優先順位は連絡係でお願いします。ただ、万が一、聖杯戦争に呼ばれたなら、何としても聖杯を持って帰ってきてくださいね」 『ゴフェルの木片』を雲雀に渡された時を思いだし、富竹は苦い顔をした。 もちろん自分も、まさか本当に聖杯戦争があるなんて思いもしなかった。 本当だと知っていたら、絶対に木片を受け取らなかっただろう。 いや、雲雀が美人だということも、自分が『木片』を受け取った理由の一つでもあるのだが。 「うん、ダイアー。実は僕自身は聖杯が欲しいわけじゃない。ただ、仕事として依頼されていてね」 「ならば、どうする。言っておくが、適当なモチベーションで勝ち抜けるほど聖杯戦争は甘くないぞ」 「分かってるよ。僕だって、人を殺したことがないわけじゃない。けど、それとこれは話が別だ」 「ならば、どうする?」 きっとこのサーヴァントは自分のことを試しているのだろう。富竹は直感でそう感じた。 「僕は、誰も殺さずにこの聖杯戦争を脱出する」 「できると思うのか?」 「できなきゃ、三四さんを止められない」 ふむ、とダイアーは腕を組んで目を閉じる。 「頼む、協力してくれダイアー。君の力が必要なんだ」 富竹はその筋肉質な体を折り曲げ、頭を下げた。ダイアーはゆっくりと目を開けた。 「私はお前によく似た男を知っている」 ダイアーの脳裏に浮かんだ人物は、ジョナサン・ジョースター。 あまりにも短い付き合いだったが、ダイアーの中では強烈な印象になっている。 「私の古い友人は、その男を高く評価していた。……なるほど、ツェペリさんもこんな気持ちだったのだろう」 ダイアーは富竹のことをよくは知らない。しかし、富竹に黄金の精神を感じていたダイアーは、富竹のことをほとんど信用していた。 「いいだろう、私はお前が気に入った。その話、乗らせてもらう」 「ありがとうダイアー!でもいいのかい、君だって願いがあるからサーヴァントになったんだろう?」 「いや、私には願いがない。もし、悪しき者が私を召喚していたならば、私はそのマスターを殺して消えるつもりだった」 「ははは、こりゃあ聖杯にいやらしいこと願おうとしていたら、危なかったかな」 「ふふふ、その時は貴様に協力してやるさ。わたしだって、男のロマンは心得ている」 この後、ダイアーは新しいソウルブラザーズのメンバーにならないかと富竹に誘われたが、それはさすがに断った。 【クラス】 キャスター 【真名】 ダイアー 【パラメーター】 筋力B 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具B 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 陣地作成:D 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 ”結界”の形成が可能。が、むしろ相手の陣地に突入するタイプなので、このスキルを聖杯戦争で使う機会はないだろう。 道具作成:E 魔術的な道具を作成する技能。が、キャスターは自らの肉体で戦うタイプなので、このスキルを聖杯戦争で使う機会はないだろう。 【保有スキル】 波紋法:A 特別な呼吸法によってエネルギーを生み出す技術。 仙術スキルと同義にある肉体鍛練法。 身体能力、治癒力の活性化、生命感知、物質への伝導等、その用途は多岐に渡る。 その本質は太陽光のエネルギーであり、吸血鬼とそれを生み出した「柱の男」への対抗手段である。 Aランクともなれば、それは一流の波紋戦士の証。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 霊核が破壊された後でも、最大5ターンは戦闘行為を可能とする。 【宝具】 『稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2 最大補足:一人 「稲妻空烈刃」とほぼ同じだが両脚開脚でガードを外した後、「かかったなアホが!」の詠唱と同時に、両手を交差した形で手刀が繰り出す。正面からのカウンターにも対策した完璧な技。これを破った格闘家は一人としていないという逸話があるため、宝具として昇華された。 『波紋入りの薔薇の棘は、い、痛か・・・・・・ ろう(ゲイ・フォイル)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5 最大補足:一人 霊核を破壊された時に初めて使える宝具。波紋エネルギーが込められた薔薇を召喚し、相手の目へと射出する。真名開放と同時に「目に波紋入りの薔薇が刺さった」という結果を作ってから薔薇が放たれるため、回避ができない必中の宝具。これによってつけられた傷は、数ターンの間、いかなる神秘でも回復できない。 『奴への恨みならこのダイアーが先にはらす権利がある!』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:10 最大補足:二人 他のサーヴァント同士の戦いの前に発動することで、一方を無理やり自分と戦わせることができる。対魔力で回避できる。 【weapon】 なし。 【人物背景】 「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する波紋戦士。声優は最近放送されたアニメでは武虎氏が演じた。 初登場は単行本第4巻。 ツェペリの要請で師匠のトンペティ、同門のストレイツォと共に援軍にかけつける。 主人公のジョナサン・ジョースターの実力を試すために稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)を仕掛けるジョナサンの冷静な判断力により意外にも破られる。 この際、ジョナサンと行動を共にしていたスピードワゴンにはあまりの威圧感から屍生人と間違えられている。 その後、今まさにディオと戦おうとするするジョナサンを冷静に制止し、単身ディオに挑みかかり、稲妻空烈刃の改良技である稲妻十字空烈刃で攻撃を仕掛けたが、ディオの気化冷凍法で首から下を凍らされて波紋を封じられたあげく、凍った体をバラバラに粉砕されてしまった。 その後、残った頭が粉砕される前に波紋入りのバラを口から飛ばし、バラの茎をディオの右目に突き立てて一矢を報い、ジョナサンの勝利に多大な貢献をした。英霊として召喚されるのに相応しい生き様である。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯を悪しき者に使わせない。富竹を気に入ったので、協力してやる 【基本戦術、方針、運用法】 肉体派キャスター。吸血鬼の属性を持つサーヴァントには非常に有利に戦える。また、スキル「波紋」は応用性が強いため、どんなタイプのサーヴァントでも割と戦える。おそらく、この聖杯戦争でもいぶし銀な活躍をしてくれるだろう。 【マスターデータ】 【出展】ひぐらしのなく頃に 【マスター名】富竹ジロウ 【参加方法】 「東京」の任務で参加。が、本人も「東京」も、まさか本当に聖杯戦争するとは思っていなかった。 【マスターとしての願い】 現実世界への帰還。他のマスターを襲うつもりはないが、いざという時、殺す覚悟はある。 【weapon】 「カメラ」 普段から愛用しているカメラ。特に魔術的な何かがあるわけではない。 【能力・技能】 鍛え上げた肉体は暴走機関車に例えられるほど。ギャグパートでは、胸板で徹甲弾を弾いていた。また、自衛隊の射撃教官をしたりと、実力者であることを窺わせる設定がる。 実際、作中の描写でも大の男数人がかりでようやく押さえ込める程だった。 【人物背景】 「ひぐらしのなく頃に」の登場人物。 富竹ジロウはペンネームで、本名は不明。 普段はフリーのカメラマンを名乗っている。 物腰はやわらかく、真面目で温厚な性格。 村人とは面識があり、爽やかな性格ゆえ評判も悪くない。 部活メンバーにとっては有名人。ただし「メジャーデビューはしていない」と認識されているようだ。 鷹野三四と交際中で彼女の数少ない理解者。が、普段は尻に敷かれている。 【方針】 現実世界に帰還したいが、聖杯戦争に参加するつもりはない。 あくまで専守防衛で、情報を集める。 【備考】 ※富竹の令呪は首にあります。たまたまです ※「稲妻空烈刃」は宝具でななく、ダイアーさんの持つ技術としました。『稲妻十字空烈刃』まで発展させて、初めて宝具として昇華されます。
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ゲーム各作品 出自一覧 機動戦士ガンダム ギレンの野望・ジオンの系譜 それぞれの時代のシチュエーションにおけるIFを体験できるシュミレーションゲーム。 もしもガルマが生きてたら? もしもジオンが一年戦争に勝ったら? もしもレビルが生きてたら? 開発の方向性によって登場する機体の種類はかなり豊富である。 ガンダムCA RX-78/CA C.A=シャア・アズナブル シャア専用の赤いガンダム。武装はガンダムとほぼ変わらない。 ギレンの野望においてシャアを先頭にザビ家を打倒するという、 小説版に準拠した方向にシナリオを進めると手に入れる事が出来た。 アムロのガンダムと違う点は、格闘、SPAにおいて足技(シャアキック)を多用するという事。 ビームサーベルを抜いているにも関わらずひたすら足技。 思わずエネルギーが無駄だよ、と思ってしまう。 こだわりに満ちた機体。カクトースキーにお薦めの逸品。 ザクⅠ(3S) MS-05B/3S ギレンの野望で登場。黒い三連星用のザクⅠ。 開戦当初のルウム戦役にて三連星はこの機体でマゼラン級アナンケの脱出艇で離脱を図ろうとするレビル将軍を捕獲している。 後に別の機体がレストアされ、教導用MSとして三連星は教官として多くの新兵を鍛え、実戦に送り出していた。 ザクⅠ(RR) MS-05B/RR 「ギレンの野望」ジオンの初期作戦発動案「第一次降下作戦」でランバ・ラルが搭乗しているMS。 作品中には全く登場しない後付設定の専用MSで、デモムービーとしてその姿を披露している。 所詮ザクⅠのバリエ機だが、同時代の連邦陣営にはMS開発能力はなく、TINコッドやSフィッシュ、61式戦車といった脆弱な兵器で対抗するので、ザクⅠといえども序盤の連邦側にとっては強敵に値する。 かの有名なセリフで比較されるザクとは多分こいつのことなのだろう……か? 高機動型ゲルググ(SM) MS-14B/SM ギレンの野望で登場。白狼専用の高機動型ゲルググ。 史実では高機動型ザクの後に新型機は支給されていないがこの機体は「もしも」を想定した機体。しかし一説には白いゲルググJに登場したという噂が…… 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY EXAMシステムを搭載した機体を巡り、歴史の影で繰り広げられる争奪破壊劇。 無口な主人公と仲間達は序盤、ジムコマンドのパイロットとして戦場を駆け巡る。 地球連邦軍 ブルーディスティニー1号機 RX-79BD-1 ジム頭の青い奴、EXAMシステム搭載。またの名をジムブルーディスティニー。 もともとEXAMは陸戦型ジムに搭載していたがジェネレーターの出力不足で頭ごと陸戦型ガンダムに移植した機体。 EXAMシステムとはニュータイプ(以下、NT)を嫌悪するクルスト博士が、常人パイロットでもモードを開放することでNTパイロットと同等の性能を発揮するOSである。但し、システムに不明要素が多く(一説にはNTの魂封入疑惑あり)、NTパイロットが同じエリアにいると自動的にEXAMが発動し暴走する恐れもある。更にEXAM内臓の本機にNTが搭乗すると、OSが拒否し起動しないオカルト要素もある。 EXAMが発動するとカメラアイ(以下の2機は瞳)が真っ赤になるのも恐らくクルスト博士の趣味。 「戦慄のブルー」ゲーム本編でジムのコクピット視点から覗くその姿はユウ・カジマことプレイヤーを震え上がらせた。 二号機以降同様、マグネットコーティングなどの恐るべき魔改造が施されている。EXAM発動後により単機で敵の拠点を殲滅したり高速ホバーで移動するなど、かなりMSの系統を逸脱した派手な演出だが、実際に入手後に操作してみると、前に乗っていたジムとさほど差はないと感じてしまう。 ブルーディスティニー3号機 RX-79BD-3 ガンダム頭の白い奴。白いけどブルーと呼ばれる。こちらもEXAMシステム搭載。 1、2号機の予備パーツから組み上げられた為、番号によっての差異は殆ど無い。 MSをやたらと青く染めたがる変態開発者の魔手にかかる前に配備されたため白いまんまである。 塗装も陸戦型ガンダムと全く同じ。 余談ながら昨今出たHGUCのキットで陸ガンのパーツを転用しているのは、原作で陸ガンの改修機であるため。 ジオン軍 ブルーディスティニー2号機 RX-78BD-2/NS ガンダム頭の青い奴。1号機とは若干色素が異なる。 ご多分に漏れずガンダムタイプの2号機や形式番号に2がつくのは大抵は強奪されるために存在する。 時系列的には歴史上初めて敵に奪われたガンダムタイプである。青いのは開発者クルストの趣味、肩が赤いのはパイロットであるニムバスの趣味。もうやりたい放題である。 なお、1号機、3号機との違いはEXAMシステムにリミッターが設けられておらず性能は不安定な反面、常時凶暴状態で危険な機体といえる。 イフリート改 MS-08TX-EXAM/NS グフとドムの中間機的存在のイフリートに対してジオン初のEXAMシステムを搭載した機体。 当シリーズきっての挌闘機。カクトースキーや猛打スキル所持者御用達の機体。 改修前より有名な改修機。ただのイフリートはSFCのゲーム「機動戦士ガンダム クロスディメンジョン」にて登場。 格闘の手数でいうならシリーズ最高。その量はジ・Oやアッシマー(GD)、ギャンをも凌ぐ。 両手のフライドポテト柄のヒート剣で無双乱舞。 一度格闘を始めたら誰にも止められない止まらない。 両肩が赤いのはパイロットであるニムバスの趣味。(某吸血部隊チックではあるがあちらはもっと暗い血の色でマークは右肩。) 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… 地球連邦軍 この作品で終盤機体であったことが最近のジムスナイパーⅡ人気の形成のきっかけともなったとも言われる。外伝2に出てきたガンキャノン量産型は、ホワイトディンゴ隊の白青塗装じゃなくて普通に赤かったのだが……両手にジムコマンドの90mmマシンガン(プルパップマシンガン)を持ち、2丁拳銃でバリバリ弾幕を張る。これはこれでナイスカラーリング。<初出典はGジェネF ジム(WD) RGM-79/WD ドリキャス用ソフトで3DSTG作品『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』(通称『コロ落ち』)に登場したオリジナル部隊、WD隊の使うジム。WDは「ホワイトディンゴ」(WhiteDingo)の略。 少数精鋭の遊撃部隊で、肩にディンゴのエンブレムを施し機体のカラーリングは灰色で統一している。 性能自体は陸戦用に特化されている為通常のジムより強い。更にゲーム中では携行火器が増えている上、空間戦闘も可能と優遇。 搭乗者は マスター・ピース・レイヤー中尉(隊長。コールサイン、「ファング1」) レオン・リーフェイ少尉(同じく「ファング2」) マクシミリアン・バーガー少尉(「ファング3」) ジムキャノン(WD) RGC-80/WD ジム(WD)と同じくコロ落ちに登場。 ジムにショルダーキャノンを装備させ火力を向上。 従来のジムキャノンと違い、より実戦的な改修としてシールドを装備している。 ガンキャノン量産型(WD) RX-77D/WD ジム(WD)と同j(ry 上記のWD隊用ジムキャノンもこいつも肩にディンゴのエンブレムでカラーリングは灰色。両手にマシンガンを持つという奇抜な事をやらかした。しかし原作のコロ落ちでは陸戦型ジムの物と同じ105mmマシンガンを使っていたいたのだが、本作では通常の量産型ガンキャノンが装備するブルパップマシンガンを持っている。スタッフが勘違いしたか、もしくは分かっていながらモデリングを通常のガンキャノン量産型と使い回したかのどちらかであろう。何にせよ、お陰でガードは自分の腕でするという肉体派。かつてのドリキャス時代ではガードをすると腕がもげ、マシンガンが1本減るというリアル仕様に仕上がっていた。「攻撃は最大の防御」を心情としないと直ぐ死ぬ機体であった(遠い目 ジムスナイパーⅡ(WD) RGM-79SP/WD ホワイトディンゴ隊機のトリを飾る機体。肩にディ(ry コロ落ち後半にて登場して搭乗する。別に洒落では無い。 ジャブローでロールアウトしたばかりの新造機だが驚異的なサーチ能力と狙撃能力で威力を発揮。 「荒野の迅雷」ことヴィッシュ・ドナヒューが搭乗するゲルググと死闘を演じた。 機動戦士ガンダム MS戦線0079 キャラクターのみ参加 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles キャラクターのみ参加 機動戦士ガンダム クライマックスU.C.キャラクターのみ参加 ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 地球連邦軍 マドロック RX-78-6 初出はM-MSV。ゲーム用にリファインされた姿がマドロックである。 パイロットはエイガー。61式戦車→ガンキャノン→マドロックと、筋金入りの砲戦屋。 ザクを戦車で初めて「物量では無く、フォーメーションで」撃破した男である。 ジャブロー侵攻の際に未完成の状態で初めて実践投入されたが大破、修理の際に肩部のアーマーとホバーユニット追加してやっと完成した。 ジオングといい状況が状況だからって未完成品をホイホイ実践投入するのはいかがな物か。 しかし完成型でもザクⅠ(ただしエースパイロット仕様のカスタム機)にやられてしまったなんともかわいそうなガンダム。そこはジオン視点の作品だったからと諦めよう。 原作ゲームではラスボス的立場。 この6号機までは比較的有名だがガンダム自体は実は7号機まで存在する。 7号機はカトキハジメの手でリファインされ「機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081」に登場する。 FSWS計画に完全対応した機体であり、フルアーマーガンダム3号機および重装フルアーマーガンダムに換装できる。 重装フルアーマーガンダムは一度は見ておきたい一品。まさに「地上のデンドロ」。 8号機と言う型式のみの機体もあるがこちらは設計思想、デザイン、すべてにおいて不明であり『存在』したかどうかも怪しい機体となっている。今後に期待。 機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに… 地球連邦軍 ガンダム4号機 RX-78-4 マドロック同様初出はM-MSV。ゲーム登場にあわせリファインされ、肩にブースターとかをつけられたりする。 二機の差異はそこまで大きくは無く、こちらは大型ビーム兵器「メガ・ビーム・ランチャー」と、それに対応した補助ジェネレーターを外部に追加している他、胸部ダクトが異なる。 パイロットのルース・カッセル中尉共々明らかに死亡フラグまっしぐらな機体である。 作中ではア・バオア・クーへの増援部隊を撃破するために、4号機専用試作兵器メガ・ビーム・ランチャーを発射した後にメガ・ビーム・ランチャーの補助ジェネレーターである外部パック・ジェネレーターが爆発して大破、旗艦サラブレッド(当ゲームではホワイトベースで代用)に回収されたものの修理不能であったため終戦までコンペイトウに放置された。 IFルートではルースが生存し、ガンダム5号機とともにア・バオア・クーのNフィールドに投入され、無事帰還している。 ガンダム5号機 RX-78-5 マドロック同様初出はM-MSV。ゲーム登場にあわせリファインされ、肩にブースターとかをつけられたりする。 こちらは大型ガトリングガンを持ち、4号機のエネルギーチャージ中の護衛を担当する。 パイロットはフォルド・ロムフェロー中尉。 作中では一年戦争末期における月面都市グラナダ近郊の戦闘を最後に生還している。 ゲームのifルートではア・バオア・クーNフィールドへ投入され、無事帰還している(ゲームのエンディング自体が複数存在するため異説あり)。
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キャスト右代宮戦人古戸ヱリカドラノール・A・ノックスラムダデルタベルンカステルベアトリーチェ右代宮金蔵(ゲーム開始以前に死亡)右代宮蔵臼(第一の晩に死亡)右代宮夏妃(ゲーム中断時には生存)右代宮朱志香(第一の晩に死亡)右代宮絵羽(ゲーム中断時には生存)右代宮秀吉(第二の晩に死亡)右代宮譲治(第一の晩に死亡)右代宮留弗夫(ゲーム中断時には生存)右代宮霧江(ゲーム中断時には生存)右代宮楼座(第一の晩に死亡)右代宮真里亞(第一の晩に死亡)南條輝正(ゲーム中断時には生存)呂ノ上源次(第一の晩に死亡)紗音(ゲーム中断時には生存)嘉音(ゲーム中断時には生存)郷田俊朗(ゲーム中断時には生存)熊沢チヨ(ゲーム中断時には生存)ワルギリアロノウェガァプガートルードコーネリアルシファーレヴィアタンサタンベルフェゴールマモンベルゼブブアスモデウスシエスタ00シエスタ45シエスタ410山羊の皆さん5th game"End of the golden witch"