約 2,226,827 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/551.html
女装少年と愉快な都市伝説 なんか色々追加することとかあったので一新の最中でございます ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/kyouhunoyakata/pages/32.html
都市伝説・・ ここでは都市伝説を紹介していく・・ 中には聞いたことがあるものもあるだろう・・ アニメ 都市伝説
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2156.html
都市伝説で10のお題 「人面犬」 あぁん?何だよ、こっち見てんじゃねぇよ 野良犬がそんなに珍しいってか? 違う? その顔が珍しいって? うっせぇな、ほっとけよ オレサマは人面犬、普通の犬の顔してるわきゃあねぇだろ どうせ、気味悪い気味悪いって言いてぇんだろ、今畜生め 好きでこんな姿に生まれた訳じゃねぇんだよ まったく、人の噂ってのは嫌なもんだぜ どうしてオレサマのすがたはこんなんだって噂したかねぇ? この街に住まう都市伝説としちゃあ、契約者の一人でも欲しいとこなんだが 綺麗なねーちゃんと契約しようにも、みぃんな逃げちまうんだな、これが 人は顔じゃねーっての!いや、オレサマは都市伝説だけどよ、都市伝説も顔じゃねーっての! あれだよ、最近はアレだ、「萌え」って奴があるんだろ? 犬耳ってのも、萌えジャンルじゃねぇのかよ オレサマ、人間の顔に犬耳だぜ? なぁ、萌えだろ?契約してくれよ ……………ぁん? 「中年のおっさんに犬耳がついていても萌えない」? 「美中年なら許す」?? ………畜生が、所詮世の中イケメンなら許される、ってか? 誰かよぅ、「人面犬は超美少年の顔してる」とか噂してくんねーかなぁ、畜生め 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4620.html
※この物語は、平穏とライガーたちを愛する一人の契約者の日常的な非日常を描いたものです。過度な期待はしないでください。 ※後、作者は文才に乏しいです。いくつか読みづらい文章などが出てくるやもしれません。 では、【未発売キットを製作すると発売決定する都市伝説】第四話をお送りいたします。 「有間君……本当に、よかったです……」 「むぐぐぐぐぐぐ……」 「ほっ!」ドヤァ 数分後、紫亜はようやく泣き止んでくれた。【殺人鬼】も目を覚ましてすぐ俺に飛びかかろうとしたが、手錠で両腕を拘束されていたため 横にいた婆さんに素早く取り押さえられてしまった。今は婆さんに猿轡を噛ませられた上に、手足にロープなどを追加されつつある。 …………正直言うと、かなり哀れだ。かといって止めさせるわけでもないけど。なんせ殺されかけたんだし。 「……紫亜、落ち着いたところで聞きたいんだが、あの後一体何が?というか、ここ俺の家だよな?」 「うん……そこのホッピングババ……じゃなくてお婆さんが、有間君を連れてきてくれたんです」 紫亜の話によると、目が覚めて部屋の惨状に気づいた彼女は、すぐさま家を飛び出して俺と【殺人鬼】を探しに行ったんだそうだ。 すると、土手の向こう側から気絶した俺を背負って歩いていた婆さんを発見。事情を話して俺の家まで届けてもらったらしい。 その後婆さんに教えてもらった場所で【殺人鬼】を回収し、看板や砂山やらを片付け終えた後に俺の家で合流。 大体の話の流れはこんな感じらしい。ただ、何故婆さんが俺を背負ってきたかはわからないとの事。 「もしかして、俺がいつまで立っても来ないから探してたのか?」 そう婆さんに尋ねると、満面の笑みでサムズアップを返してきた(【殺人鬼】の手錠は既に二桁に達しつつある)。 恐らく俺が【殺人鬼】に殺されそうになった時も、婆さんが助けてくれたのだろう。 「そっか。助けてくれてありがとう、婆さん」 「私からも改めてお礼を言います……ありがとうございました、お婆さん。【殺人鬼】さんの暴走も止めてくれて」 「ほっほっほー!礼には及ばんよ嬢ちゃん。我が《らいばる》の危機とあらば当然の事じゃよ」 「むぐぐ……むぐぐぐぐ……!」 …………ん? 「どうした、我が《らいばる》よ。そんな驚いたような顔をして……あ」 「ば……婆さんが喋ったー!?」 紫亜の説明によると、現在彼女と婆さんは仮契約の状態にあるらしい。 「私の契約者としての器もまだ余裕あるし、仮契約だから殆ど影響もないしね」 「都市伝説やら「組織」やらの説明は昨日そこの変態から聞いたとして、それって普通の契約とどこか違うのか?」 「えっと……契約も仮契約も色々方法があるんだけどね?私とお婆さんの場合は単なる『会話の成立』を目的とした物だから」 要は、婆さんの言いたいことがこちらにはちゃんとした言葉で伝わり、こちらの言葉は婆さんの使っている言語(バネ語とかか?)に変換され 向こうに伝えられるという、言語翻訳器に近い契約だそうだ。互いの力を借りたり強めたりは出来ないそうだが。 ……よく考えれば、「ほっほっほ」しか喋れないホッピング婆さんと紫亜で会話が成立するはずもないよな。納得できた。 「でも、仮とはいえ契約は契約!これでお婆さんも野良から「組織」保護下の都市伝説です!」 「あ、やっぱり都市伝説がウロウロしてるのは不味いのか。説明聞いたとき『あれ?』とは思ってたんだ」 何という簡単なジョブチェンジ。 「儂はこれまで通り過ごさせてもらうぞ、あくまで保護じゃからな。言っとくが戦闘には参加せんし、期待もするでないぞ嬢ちゃん」 「そのとおりだぞ紫亜!お前は私が守ってやるからな!」 「「馬鹿な、いつの間に!?」」 てか、どうやってあの拘束から抜け出しやがったこの変態!?思わず婆さんと同時に声を上げてしまったじゃないか……ってあれ? 「さ、早くこの男の化けの皮を剥がすぞ……え?」 「……もそも……元はといえば、全部殺人鬼さんが…………しかも事もあろうに有間君をこ……こ、kkk殺そうだなんて……!」 紫亜さーん?その両手に握られた中華鍋は一体どこから……あれ、デジャビュ? 「し、紫亜!?まて落ち着け、私はお前のためを思って……!」 「殺人鬼さんの…………殺人鬼さんの、馬鹿ーーーーー!!」 【殺人鬼】、三度沈黙。怒らせた紫亜は結構怖いのだ。婆さんはまた嬉々として気絶した変態を縛り上げにかかっている。 今度こそ僅かばかりの哀れみも失せたので、無視して先程の鍋の事を紫亜に聞いてみた。 「ああ、『能力の貸し借り』は本契約の特徴の一つです。これも【ベッドの下の殺人鬼】の拡大解釈で……それよりも」 と、言って紫亜は急に真面目な顔になって………こう、切り出した。 「単刀直入に聞きます。有間君は……今後、どうしたいですか?」 「どういう意味だ?」 「朝にも説明したとおり、出井君は何らかの形で都市伝説と契約しています。それも、分類が難しい新世代の都市伝説と」 「ああ、【プラモデルを作ると翌日店で販売されてる】っていう能力か……え、世代とか分類とかってあるの」 「基本【使役:現象:物品】の三つに……ってそれは置いといて。担当の黒服さんに聞いた話によれば……」 都市伝説と都市伝説は惹かれあう。俺が契約している限り、別の都市伝説が襲ってくる可能性もあるのだ、と。 「…………」 「都市伝説だって、人間と同じです……いい人だけとは限りません。【すねこすり】のような無害な存在から【トンカラトン】【くねくね】【八尺様】といった、人を問答無用で即死・発狂させたり……最悪、死よりも怖い状態に陥れる者も、数多くいます」 「…………」 『人智を超えた力なんて持つもんじゃないな、やっぱり凡人は平凡な日常で満足するべきだったんだ―――』 「ですから、「組織」の一員として私はここで……有間君に《選択》してもらいます」 「選択……?」 「はい。「組織」の傘下に入り、契約者として戦う道。契約を破棄し、記憶も消して日常へと帰る道」 どちらか一つだけ、選んでください。 「…………俺は」 正直、殺される直前であったなら迷わず後者を選んでいたはずだ。能力が消えてもプラモデルが消えるわけじゃないし。 流石にホッピングやヘルメットは回収されるだろうが、スノーライガー達は手元に残るだろう。 それに俺自身、そんなに出来た人間じゃない。体力と短距離走にちょっと自信があるだけの、何処にでもいるゾイドオタクだ。 いつ殺されるかわからないような生活なんてまっぴらだ…………でも。 「紫亜も……戦ってるんだよな」 「え?あ、はい……一ヶ月ほど前から」 友人が日常の裏で……時には命懸けの戦いを繰り広げている一方で、平和な日常を享受する……。 本当にいいのか、それで。 「紫亜。悪いけど…………俺は命懸けの生活はしたくないし、自分ができるとも思えない」 「……そう、ですか……では、記憶を消し」 「でも、記憶は消さないで欲しい。「組織」入りは出来ないけど、民間協力者って形は駄目か?」 「えっ?いえ、せめて協力関係にまで持っていければいいって言われてますけど……」 「じゃあ、それで頼む。やばそうな都市伝説にあったらすぐ「組織」に連絡するし、紫亜が危ないときは……その、何とかする」 「……わかりました。じゃあ、ちょっと書いて欲しい物がいくつか……」 ……結局、俺はどっちも選べなかった。紫亜の事を見捨てられなくて、婆さんとの決着をつけたくて、もっと色んなプラモが作りたくて、 その一方で戦うことも怖くて……こんな中途半端な道を選ぶ事になってしまった。本当に最低だな、俺。 「あ、そうだ紫亜。さっき言ってた危険な都市伝説についてもっと知りたいから、これからちょくちょく互いの家行き来しようぜ」 「はい、私が有間君の家に…………えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」 まあ、紫亜との関係が元通りになった事でよしとしようか。てか、何慌ててるんだこいつ? 今までだってよく、お前の家に遊びに行ってただろ。 「そ、それは慣れというか、気まずさがないというか……あぅぅ……心の準備が」 気まずさ?何となく自分の部屋を見渡してみる。 床にめり込んだ拳ほどの大きさの石 棚の中や上に並べられた機獣たち 岩と穴ぼこだらけの庭 もはや生身の部分が見えなくなっている変態 …………うん、紫亜からすればかなり気まずいな。特に最後のが。真面目な彼女からすれば当然とも言える。 仕方ない、これからも俺の方から出向くしかないようだ。 「はい、これで完了で……あ、そうだ有間君」 「ん?」 「そ、その……色々あったけど、来年も、よろしくお願いします!」 「あ……うん。こちらこそ、今後ともよろしく」 そういえば大晦日だったな、今日。来年こそいい年になりますように。 こうして、俺の日常的な非日常が始まった…………のだが。 新年早々、俺はまた新たな都市伝説と出会う事になる。 そして「彼女」は、紫亜が警告していたあの【危険な都市伝説】の一人だったのだ――――― 『……とんから、れん……?とんから、てん……とんから、りん……?』 ―――――た、多分……。 第四話:終わり 前ページ次ページ連載 - 俺とプラモと都市伝説
https://w.atwiki.jp/parallelparadox/pages/89.html
人類の誰かが言いました。 「アザーズどもは、心まで本当の化け物で、この星の全てを滅ぼそうとしている」 そして、それに反論する人類はおらず、その誹謗は「都市伝説」となって世界を渡りました。 「…………フフ」 君影小夜子は、都市伝説の神術士。 己が都市伝説となったとき――――その物語に、侵食される。 「……フフ、ハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 君影小夜子は、心まで化け物に。 この星の全てを滅ぼそうと、思うように。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/340.html
このページはこちらに移転しました 都市伝説 作詞/90スレ478 作曲/107スレ571 嘘だっっ 嘘だっっ でもこぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ 音源 都市伝説 (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/tsdn/pages/36.html
都市伝説名 / 名*前 太陽フレア※NPC
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4618.html
―――2011年 12月30日――― 「……ではやっぱり……」 『ああ……宝富ーを始め、めぼしいプラモデル・玩具専門店の本店を探ってみたが……そのような商品を販売した形跡は一切なかった』 「そうですか…………有間、君」 『……本来こういった件は、「R-No.」戦闘班の中でも「物品」に所属する者が担当すべきだが……』 「……いえ、この件は……この件だけは、私に……!」 『わかっている。この一ヶ月で、君も「殺人鬼」もかなり経験を積み、成長した。万が一彼と戦闘になっても遅れは取るまい。 だが君が、知り合いだという事で温情をかけようとしている可能性も否めないのだ……少なくとも、上層部から見れば、な』 「ありがとうございます、大尉……大丈夫です。今までの仕事と何ら変わりません。「組織」の傘下に入るよう説得をして、せめて協力関係にまでは持っていく。仮に力に溺れている、または都市伝説に支配されている場合は契約を切らせ……記憶を、消す」 『そうだ。良い連絡を期待している』ブツッ……ツー、ツー、ツー…… 「ふん、やはりあの男も契約者だったか。だからあの時忠告したはずだが……」チラッ 「………で………」 「……こんな大規模な都市伝説、いつ過激派に見つかってもおかしくなかった。私たち穏健派で対処できればいいのだが……」チラチラッ 「……んで……なんで、貴方なん……ですか…………ぅぁぁぁぁぁぁぁ…………!」 「紫亜をここまで悲しませるとは…………うむ、喉笛を引き裂く程度で済ませておいてやろう!」 ※この物語は、平穏とライガーたちを愛する一人の契約者の日常的な非日常を描いたものです。過度な期待はしないでください。 ※後、時間軸の関係でまだ2011年を抜け出せていません。 予めご了承ください。 では、【未発売キットを製作すると発売決定する都市伝説】をお送りいたします。 「……くぅ、すぅ……むにゃ……ありま、くん……えへへ」 「……という訳だ。わかったら早く貴様の都市伝説を呼び出せ、そして紫亜に土下座して詫びろ」 「……ああ、よくわかったぜ。お前がいるべき場所は紫亜の隣じゃなくて病院だって事がな」 「今なんと言った貴様あああああああああああ!私の話をちゃんと理解していたのか!?」 「やかましい、お前こそ今何時か理解してんのか!?そもそもそんなふざけた話信じられるわけないだろ、ボケ!」 「よーしよく言った今ここで死ねっ!」 「上等だ、かかってこ…………」 瞬間、背筋に悪寒が走った。ヤバイと思う間もなく、その場から飛び退く。 さっきまで俺が座っていた場所に……拳ほどの大きさの石が降ってきた。 『私の能力も紫亜が広げてくれたようなものでな、相手の視覚外に物体を―――』 「…………マジ!?え、じゃあ本当にあんた、紫亜の彼氏とかじゃなく…………!」 「いずれそうなる予定だ!だが今日くたばる貴様には関係ない、紫亜を泣かせる奴は何人たりとも生かしてはおかんわああああああああ!!」 紫亜の彼氏、いや都市伝説【ベッドの下の殺人鬼】が吼えるとほぼ同時に、俺はフル装備のまま外へと飛び出していた。 そのまま走って逃げる俺を、【殺人鬼】と石礫が追いかけてくる…………ああもう、どうしてこうなった! 今からおよそ30分程前、正確にはAM6 00頃。 新しい朝の習慣となりつつあるホッピングバトルの為、何時ものようにフル装備を着込んでいると ピンポーンとチャイムが鳴った。 「ん、誰だこんな時間に……はーい、どちら様ー?」←インターフォン 『あの、有間君……古田です。……ちょっと、上がらせてもらってもいいですか……』 「何だ紫亜か。どうした、こんな朝早くに。また未知の物質でも生成したか?」 紫亜は料理が苦手だ。初めて紫亜の家へ遊びに行った時、窓から立ち込める紫色の煙には驚いたものだ。以来、たまに俺が料理を作りに彼女の家へ行く事になったのだが、未だに何を混ぜたらカレーライスからあんな色の煙が出るのか想像もつかない。最近は得体のしれない物体を作り次第、俺に相談するようになったが……油断すれば「ダークマター」の悲劇再びである。 ちなみに俺が来るまでは、料理を失敗した時はうまい棒等の駄菓子で腹を埋めてたらしい。 こいつ、よく今まで生きてたな。 が、そんな俺の予想とは裏腹に…………いつになく真剣な声で、紫亜は続けた。 「大事な話、なんです……有間君にとっても、私たちにとっても……」 「……そっか。まってろ、今チェーン外すから」 さすがにそこまで言われては、「だが断る」と締め出すわけにもいかない。 俺は玄関の鍵を開け、紫亜を中へと入れた……のだが。 「さて貴様、何故我々が来たかはもうわかるだろう。「組織」に従うか記憶を消されるか、どちらか選べ」 「……誰?てか、何言ってんのこの人?」 「さ、殺人鬼さん……!どうして、何でここにいるんですか!?」 「紫亜を一人きりで男の所へ行かせる訳がないだろう、死角に『飛び』ながら後を付けさせてもらった」 「あー、この人が例の彼氏か……初めまして、友人の有間出井といいます」 「か、彼氏!?何でそんな発想に行くんですか有間君ー!」 紫亜、まさかの彼氏同伴。あれか、「今日から結婚を前提にお付き合いします」とかわざわざ宣言しにきたのか? もしそうだとしたら流石に容赦しないぞ。お前らのガンプラ一つ一つにガイロス帝国のマークを彫り込んでくれる。 そんなわけで取り敢えず話を二人から聞いてみたんだが…………正直、交際宣言の方がマシだった。 途中から流しながら聞いてたので、主な内容を確認してみよう。 ①目の前の青年は、一ヶ月ほど前に紫亜と契約した都市伝説【ベッドの下の殺人鬼】だ。 ②彼と紫亜は都市伝説とその契約者を管理(?)する「組織」に所属している。傘下に入るか、契約を破棄して記憶をすべて消されるか選べ。 (ここで紫亜が泣き出してしまい、慰めているうちに寝てしまった。今は完全に熟睡している) ③俺は日本全国に影響を与えるほどの都市伝説と契約したはずだ。今すぐ本性を表し、紫亜に土下座して詫びろ。 ④なお、契約理由は彼女に惚れたため。紫亜可愛いよ紫亜(略 どう考えてもおかしい人です、本当にありがとうございました。 しかもこの男、紫亜への執着だけは本物だ。④だけで20分近くしゃべってたし。危ない。色んな意味で危なすぎる。 紫亜は今でこそ明るくなったが、未だに昔の事を引きずっているのか他人には強く出られない場面をよく見かける。 恐らく彼氏の妄想に付き合いきれず俺に助けを求めたんだろうが、泣き出すまでとは……余程、堪えてきたんだろうか。 「くぅ……すぅ……」 寝ている紫亜を横目で見ながら、「ごめん」と小さく謝る。 「(一ヶ月も……紫亜がこんな事になっているのに気付かなかった……何が友達だ、俺の大馬鹿野郎!)」 恋愛は人の自由とは言うが、流石に紫亜をこんな男の毒牙にかけるのは納得できない。というより、俺自身が嫌だ。 隙あらば何時でも通報できるよう、俺はケータイに110をセットしてチャンスを伺っていた――― 「それが何で寒空の下、殺人鬼と命懸けの鬼ごっこやってんだよー!」 「待たんかあああああああああああああああああ!!」 拝啓、まだ見ぬ機獣達よ。俺、今日死ぬかもしれません。 (後半へ続く) 前ページ次ページ連載 - 俺とプラモと都市伝説
https://w.atwiki.jp/legends/pages/682.html
とある組織の通話録1 ―――やあ、元気だったかな? む、何故無反応なのか…あぁ、私が誰かって? 私だよ私、君の担当者さ。 今何時だと思っているのか? そんなことは知らないよ、私はただ電話をかけているだけだからね。 まあ、もし君がこの電話によって睡眠でも妨害されたというのなら…ざまぁwwwとでも言わせて貰おうか……ってぬぉぅうああああ!! こ、コンクリートを爪で引っ掻くのは止めてくれたまえ、私はそれが大の苦手なんだ! …まあ、今の失言については謝罪しよう。 流石にレディ相手にあの態度は失礼だったからね。 さて、本題に入ろうか。 君が私達に敗北してから早三ヶ月、今回は君の初仕事について伝達するよ。 それでは、命令する。 ―――『日本の学校町という地にて、現在当該地域に在住している同士と共に、人に仇為す都市伝説達を殲滅せよ』。 ―――まあ簡単な仕事だよ、適当にぶらついて、襲ってきた都市伝説を返り討ちにすればいいだけだから。 ああ、家をどうするのかって? 新しい家を用意するのは無理だから、今学校町にいる同士―――まあ、これは私の息子なんだがね―――と同居してもらうことになる―――そう、かつて君が敗北した、あの少年だよ。 ほう、嫌だ、と。 成る程成る程、つまり働く気など無い、と。 おやおや、まあまあ。 いや、いいんだよ? それが君の意思ならば、私はそれを尊重しよう―――ただしこれまでしてきた援助の分は、利子付きでたっぷりと取り立てさせてもらうがね。 …そうか、やる気になってくれたか。 おじさんとっても嬉しいよ。 まあそれでだ、チケット等はこちらで用意するから、出来るだけ早く日本へ向かって欲しい。 何々、あいつなら大概の都市伝説は大丈夫だろうって? ふむ、そこまで息子のことを評価してくれるのは嬉しいが…そんなことはないよ。 確かにあいつの能力は物理的な戦闘力ならばかなりのものだ…だが、そのかわりに実体の無いものに対しては何の力も持たない。 それに、物理的な力という単純なものに特化しているからこそ、自らを遥かに越える力―――今回ならば数か、には対抗しづらいということもあるしね。 うん? 今回とはなんの話だ? ああ言ってなかったかな。 どうやら《夢の国》にこっぴどくやられたらしいよ。 まあその状況を聞いたら、負けるのも仕方が無いとは思ったけれどね。 …と、そういうことで、君の初任務、楽しい楽しいお仕事の始まりだ。 ―――それでは、グッドラック………ってなんだね、まだ聞きたいことがあるのかね? ……ふむふむ、成る程。 ―――私達の、目的が知りたい、と。 聞いていないのかい、息子から? む、説明しておくようにとあれほど言ったのに…あのドジッ娘め。 …なぜ息子なのにドジッ娘なのか、だと? よくぞ、よくぞ聞いてくれた! 私の息子は、とても女装が似合うのだよ! まずものぐさなせいで髪が長いし、体質なのか毛が生えん! その上同居人達と同じ風呂を使っているから匂いも甘い感じだし、声も高く家事万能! ついでに化粧水なんぞを作っているせいか、肌もスベスベだ! 更には―――むしろ私はこれこそが、凡百の女装と息子との差だと思考しているのだが―――微乳だ。 いや、息子は小さい頃はポッチャリしていてね…痩せたときに、何故か胸の脂肪だけ残ったのだよ。 ―――ああ、母さんとなんか離婚しても良いから女装した息子と結婚したい! あの甘~い声で「お父さんと結婚するー」なんて言われたい! ついさっき、母さんから息子に罰ゲームで女装をさせることにしたと連絡があってね…その写真が届くのが今から楽しみで楽しみで……ハァハァ。 …ハハハ、変態変態とそう誉めてくれるな、照れるじゃあないか。 それはそうと、私達の目的だったね。 まあ……一言で言うとするのならば、そう―――『世界を護るため』、そのために私達は存在しているのだよ。 む、なぜそんな嘘っぽいーだなんて言うのかね…ロマンが感じられないのかい、世界を護るだなんて? ふーむ…いまじド下手な詐欺師でもそんな陳腐なことは言わない、ねえ。 しかし、全ては本当のことなのだよ。 ……まあ、疑問を持ったままではお仕事の効率も悪くなるだろうし―――かるーく教授してやろうではないか。 ―――まずは、だ。 私達が戦っているものは何だね? そう、都市伝説だ。 ならば、都市伝説とは何か―――詰まる所、それは単なる人の噂話にしか過ぎないのだよ。 人のある所何処にでも現れ、そして忘れ去られて消えていく…そんな噂話にね。 ―――何を以て噂話が都市伝説と成り、それが現実と為るのか、それは解らない。 しかしそれは、確かに実現しているんだ。 ……例えば、日本のプロ野球界にはア○ロンという選手がいる。 この選手にはとある噂があってね…《アー○ンは空間を歪めている》というものだ。 本来はただの偶然だったのだよ。 少し他人より相手のエラーが多く、少し他人よりフォアボールが多かった、ただそれだけだ。 しかしそれが今となっては都市伝説となり、実際に彼に力を貸している…。 これは何を意味するか―――それはだね、『都市伝説は現実を上書きする』ということだよ。 さて、そのことを頭に入れた上で聞いてくれたまえ。 今この世にはどれだけの都市伝説と契約者がいるのか…それは分からない。 だがその中には色々な者がいるというのは、説明するまでもないことだ。 当然悪事を働く者もいるし、更にはそれを一般人に目撃されて何とも思わない者もいるだろう。 ならば、こういう噂が拡がることも、無いとは言い切れないだろう? ―――《都市伝説は確かに現実に存在する》という、噂がね。 そして噂は何らかの要因によって都市伝説へと変化し、実体化する―――。 ―――ほうら、これだけ…たったこれだけのことで、世界の危機の出来上がりだ。 …ふむ、それだけで世界が崩壊するものか、か。 ……《南米に潜むナチスの総統》の話を知っているかい? この世に最も大きな混乱をもたらす都市伝説の一つだよ。 それが何故表に出てこないのか…それは、数多くの人に認識された時、その存在は都市伝説でなく、ただの現実に成り下がるからだ。 そしてただの現実と成り下がった都市伝説は力を失い、消えていく……。 しかし、もし《都市伝説は確かに現実に存在する》という都市伝説が生まれ、実体化したら…そんな制約は気にすることではなくなる。 歴史は変わり、陰謀は全て実際に起こったこと、起こることとなり、そして人智を越えた怪物達が我が物顔でのし歩く―――。 ―――そんな世界が壊れていないと……君は本気で、そう思えるかい? ―――まあ、そういうことだ。 だから、私達…『メンバー』の目的が『世界を護ること』だというのも、 あながち間違いでは無いのだよ。 その為の手段として、人に危害を加える都市伝説や凶悪な犯罪を起こす契約者達を狩っているわけだ。 納得してくれたかね? ……そうか、良かった。 学校町に着いたら、また連絡してくれたまえ。 ―――ではまた、いずれ。 プッ、ツー、ツー、ツー………… 電 話を切った私は独りごちる。 「―――まあそれは『メンバー』の目的であって、"私達"の目的ではないのだがね」 そう。 先程少女に話したことは決して嘘ではない。嘘ではないが―――同時に真実でもない。 だが、その真実に辿り着く為のピースは与えたつもりだ。 あの聡明な少女は、きっと辿り着くだろう。 だが。 「…まあ、どうでもいいか」 そう、どうでもいい。 例え相手が何であろうと、"私達"には止まる気などないのだから。 くくく、と口から押し殺した笑い声が漏れる。 「―――それにしても、『組織』に『首塚』、『怪奇同盟』、『機関』。更に『薔薇十字団』にかの『第三帝国』、そして我らが『メンバー』か……学校町という地は、本当に異常なまでに都市伝説を引き寄せるな」 実際、それにフリーの者達が加われば…本当に、異常な都市伝説の密度だ。 確かに都市伝説が集まりやすい土地というのは世界中に存在するが―――流石にここまでのものは稀だ。 何らかの理由が存在するのだろう。 一人の探求者としては非常に興味をそそられるのだが―――"私達"にしてみれば、何の意味も無いものだ。 ―――"私達"は、多くの都市伝説が生まれ、そして消えて逝くのを、ただ観察できればそれで良いのだから。 「―――さあ、見せてくれ学校町。更なる戦いを、更なる死を、更なる生を! それを観てこそ、"私達"の目的は達成されるのだから!」 ―――その叫びを聞く者は誰も居らず、ただ、薄暗い部屋の闇へと溶けていく。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4617.html
※この物語は、平穏とライガーたちを愛する一人の契約者の日常的な非日常を描いたものです。過度な期待はしないでください。 ※後、作者は基本エロが苦手です。全裸待機なさっている方は、今すぐ衣類を身に付けてください。 では、【未発売キットを製作すると発売決定する都市伝説】第2話をお送りいたします。 数日前、俺こと有間出井が毎朝の習慣であるジョギングをしていた時のことだ。 だいぶ走ったしそろそろ戻ろうかな、と思って走る速度を緩めかけた瞬間…… 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……」タッタッタッ 「……ん?」 後ろから、和服のお婆さんに追い抜かれたんだ。 こんな朝早くに婆さんがジョギングしてるって時点で十分変なんだけど、 かなり年みたいだったのに元気だなーとしか思わなかったんだ、その時は。 事はその次の日の朝。 俺がジョギングで同じコースを走っていた時のことだ。 まだスピードを保っていた俺の横を、小柄な影がさっと通り過ぎた。 「ほっほっほっほっ……」タッタッタッ あの婆さんだった。しかも今度は抜き去る直前、俺に向かって――― 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……」タッタッタッ……クルッ 「えと、何か?」 「……ぷふっww」 「……は!?ちょ、今明らかに笑ってましたよね!?婆さ……」 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっほっ……ぷふふふふww」タッタッタッ 婆さんはそのまま、笑いをこらえながら走り去っていった。 「何だったんだよあの婆さん……もう帰ろう」 こんなことが二、三日続き、一昨日のこと。 その日の前夜は、能力で販売したプラモデルが思ったようなものじゃなかったため仕方なく「販売中止」していた。 能力でいくらでも販売ができるからといって、俺の財布から金がいくらでも出てくるわけじゃないし。 そのため若干いらついてたのは否めない……けどな。 「ぷふふふふふふふ…………べー♪」 「………………………………待てや」 「ほっ?」 さすがにこれは………………もう切れてもいいよな、うん。 「ほっ?じゃねえ!年寄りだと思って我慢してれば調子乗りやがって……足遅い人馬鹿にしてそんなに面白いか!あ!?」 「ほーーーーーーーーーーーぅ!?」タタッ! 「待てと言っとろーがこの婆あぁぁぁ!」ダッ! さすがにびっくりしたのか、ビクッとなった後ダッシュで逃げる婆さん。 それを、ジェノブレイカーも真っ青の形相をしながら全速力で追いかける俺。 別に捕まえてどうこうしようというわけじゃない。ただ、人をからかったことを謝って欲しかっただけだ。 とうとう婆さんと並ぶまでに追いつき、横目で様子を伺ったとき……服の袖を婆さんがゴソゴソと探っているのに気づいた。 「一体何やって……うわっ!」 「ほっ!」ジャジャーン! 袖から婆さんが取り出したもの、それは――― 「ホッ、ピング……?てかそれ、どう見ても袖から出てくる大きさじゃ……!?」 「ほーーーーーーーーーーーっ!」ダンッ ―――ビョーン、という擬音はこういう時に使うのだろう。 一瞬で空高く飛び上がった婆さんを見ながら、俺はそんなことを考えていた。 その後、俺は友人(女)宅にて例の婆さんの話をした。信じてくれるとは思ってなかったし、笑い話のつもりで。 だから彼女に「ああ、ホッピングババアだねそのお婆さん」とさらっと返されたときはびっくりしたね。 もっとも、向こうも作り話と思って聞いていたのか、俺が詳しい事について詰め寄ると驚いた様子で 「嘘、本当に遭ったの」「あの、顔近」「怪我はない」「情報漏え…いや、まだごまかせ」と混乱気味だったが。 落ち着くのを待って話を聞くと、彼女は俺にとあるサイトを見せてくれた。 いわゆる「全国の都市伝説を集める」といった内容で、その中の「ババアシリーズ」という一覧の中の記述がこれだ。 『ホッピングババア:着物を着てホッピングに乗った婆さんが、走っている人や車を飛び越すという都市伝説』 「都市伝説……なんだよ、な」 「そうなんだけど……あの、もし心配だったらその、私も明日」 「……いや、これは俺の問題だ。明日決着を付けようと思う」 「一緒に……ってえぇ!?」 正直、友人の足ではあの婆さんに追いつくことさえ敵うまい。気持ちと情報だけありがたく受け取っておこう。 「お守り」と称したガンタンクを受け取りつつ、情報提供の礼を言って俺は友人宅を後にした。 そしてその日の夕方から夜にかけて、俺は体力の消耗を覚悟である物を作り、例の能力を使った。 『先着一名様限定・ホッピングババアのそれと同性能のプラモ1/1・ただし本物は当たり扱いで学校町の○○店にてのみ販売』 (ついでに光学迷彩スーツや、衝撃吸収用のヘルメットなどの防具もセットで。あ、あと壊れにくくしないとまたレ・ミィの悲劇が……。) そして今日の朝。俺はあの婆さんと決着をつけるため、ここに来ていた。 「ほっほっほっほっ、ほっほっほっ……ほっ?」 背後の笑い声が途切れ、足音も止まる。どうやら、俺の格好がいつもと違う事に気づいたらしい。 俺は背負ってきた『ホッピングのプラモデル』を片手に持ち、婆さんのいるであろう方向へ振り返ってニヤッと笑う。 それをじっと見ていた婆さん、いや都市伝説【ホッピングババア】……その顔にも、ゆっくりと笑みが広がりつつあった。 どちらともなく横一列に並び、ホッピングに片足をかける俺と婆さん。 昨日一日練習したとはいえ、ホッピングで飛ぶのが本職である婆さんにどこまで太刀打ちできるかはわからない。 だが、それでも――― 「意地があんだよ、男にはあああああああああああああああああ!!!」 「ほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」 現在時刻、朝の6 30。 後に、誰にも語られぬであろう決戦が今、火蓋を切った。 《同日、あのプラモ店》 『先着一名様限定・ホッピングババアのそれと同性能のプラモ1/1』(売り切れ) 「……え?これって、まさか……」 そして、この出来事が彼女との関係を大きく変えてしまう事になるなんて その時の俺は思いもしなかったんだ。 ケース①:ホッピングババア(野良?)終わり 前ページ次ページ連載 - 俺とプラモと都市伝説