約 553,759 件
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/27.html
「♪~才ッパイが~イッパ~イィィィウィッシュ!」 ダイゴはとても上機嫌に鼻歌を口ずさみ、歩き続けました。相変わらず、誰も望んでいないニーズとフレーズを続けました。 「お!まじこれ売れるんじゃないっすか!?」 売れません!! しばらく歩いていると、なぜか目の前からソファが見えてきました。 真っ黒なソファです。 ダイゴは、ソファを背にして歩いていたはずなのに、どうして正面からソファが現れるのでしょうか? ダイゴは立ち止まって考えました。小さな脳で考えました。必死で考えました。しかし、答えなんて思い浮かびません。だって作者もバカな回答考えにくいんだもん!!! なぜか、だんだんソファが近づいてくる気がしました。 ソファもまただんだん歪んできたように見えました。 そして、とうとうソファはダイゴの目の前にやってきました。 そして、気づいたのです。 白が発する強烈な威圧感がさらに増していることに… 「まじばねえっす!!」 ダイゴはあせりました。 ソファはチョコレートのように溶けてしまっていました。 小さな小さな脳で偶然ひらめいた答え・・ 「この部屋!しぼんできてるっす!」 ダイゴはとめどない冷や汗をかきました。どうにかしてここからでなければ白に押しつぶされてしまいます。 その時です! さらに偶然にも、万能君エクスカリバーが、衝動を起こし唸りを上げました。 「鉄砕牙・・ばねぇ…エクスカリバーがうずいてる!」 ダイゴはエクスカリバーを手に取ると、そのエクスカリバーは、床を切り抜き始めようとしました。手が勝手に動くのです。 しかし、エクスカリバーの力だけでは足りずほとんど無傷で、すぐに白に戻ってしまいました。 「まじばねえっす!!」 ダイゴはこれまでになく必死になりました。 そしてダイゴはダイゴ自身の力も加え、穴を床に切り抜きました。 暗黒の空間がそこには見えてきました。 もう一息です! 「ううおおおおおおおおおおおおおおおお!! とおおおおおおりぬけええええええ!! フゥーーーーーーーープゥゥゥウゥゥウ!!!」 そして小さな暗黒の穴が現われました。 ダイゴは素早く、その中へ入ったのです。 光を懐かしく感じる… ダイゴが目が覚めたそこには、山積みのビデオが! カゴちゃん…ツジちゃんのポスターが前面に張り出された怪しい部屋・・ 「ミニモニ…みずぎぷろぢぇくと・・?ハロプロのきけんなうらがわ・・?」 ダイゴは、山積みになったビデオのタイトルを読んでみました。 「おい!気がついたか!」 山から声がしました。 「おい!ここだ!」 声の主はお父さんでした。犬は、山から目をギロギロさせて唸っていました。 ダイゴは、ハロプロビデオの山を除けて、犬を引きずりだしました。 ようやく、ダイゴは、犬に会えたことで現実に戻った気がしました。 「ここ・・どこっすか?」 見慣れない部屋に困惑していました。 「急に倒れて私はびっくりしたぞ!それで、一番最寄りの家に快く入れてもらったわけだ!」 この恐怖をも覚える部屋の主が快く・・ダイゴは、軽い頭だったので、悩むことなく、感謝の意を表しました。 「ここの家の人はどこっすか?まじ感謝っす!」 しばらく犬は呆然としていましたが、しばらくして、 「ここの主人はそこにいる!」 と窓に手をかけました。短足がプルプル震えました。 そこには、黒人が切り株に斧を刺し、いかにも今仕事を終えたようなそぶりで 柔軟剤入りのボールドを使っていそうなタオルで気持ち良く拭いていました。 黒人の輝く白さが、怪しく黒光りしていました。 「息子さんだったんすか?」 ダイゴは小さな頭で偶然にも困惑しました。 「ちなう!切り株のほうを良く見ろ!」 しっぽをブンブン振り、足が何度も宙に浮きました。 そこには、かがこまっているスーツを着た『生き物』がいました。 切り株の下のほうで怪しげな動作をしていました。非常に奇怪です。 ダイゴは何か背筋が凍る感覚を覚えました。 そこには、スーツを着たチンパンジーが、枝を使って、蟻を誘い出しているのです! 何度も何度も幹の下にある巣に枝を突っ込み、蟻が出てきたところをチンパンは興奮していました。 黒人は永遠とタオルで拭っています。 チンパンジーは普通は人間の腰より低いものですが、そのスーツを着たチンパンジーはゆうに黒人の腹部くらいの大きさがありました。 頭部がハゲ、猫背でした。 そして、ダイゴは急激なる衝動を受けました。 (う…うんこがしたい……) と。 仮にもサークル(ルンシィ様がメッタヤタラとエラソーにしてる某小説サークル)のアイドルのダイゴ、ピンチです! 暗い暗い闇の中、数えきれない蛍光色に光るボタンと、複数の機械音… そして、耳慣れぬ風の音…闇に怪しく光る魔方陣の中で全裸の男が目を覚ましました。 「ふぅぅ~♪なんでも彼は一直線なんだねぇ…僕とは大違い」 男は、揺らぐ脳とまみれる体液を柔軟剤入りボールドのタオルでふき取り、ヘラヘラと股間を拭き始めました。 「阿倍様!おかえりなさいませ!」 部下の一人が、魔方陣の外へ歩み出る筋肉質の男の名前を呼びました。 「いやぁ、彼はなかなか素質がいいよ。何せ僕以外で、唯一生き残った『もう一人の僕』なんだから…彼、僕の持ってないものを沢山もってるねぇ…『幸せ』って、感じてしまうととても興奮しちゃうよ。僕、ほら勃っちゃたもん♪」 部下は、その言葉が理解できませんでした。ただ、部下の脳では、『いつものように不思議なことをおっしゃってらっしゃる』としか思いませんでした。 ガチガチに勃った股間をいきらせ、阿倍は暗い研究室を出た。 「あら、はしたないわね。」 とたんに三十路を越えた女が、一物を蔑むように言葉を吐き捨てました。 「ンフフ!そんなことは無いですよ。さて、今日の報告でも、小沢さんにしますか! ところで、アナタのほうは、何かしたんですか?」 満足していた顔から一変、女をさげすむ眼で阿倍さんはジットリとみました。股間が垂れ下がりました。 「ええ、民主反対派の街々を討伐隊を派遣して潰しているわ。彼らは自由にさせてるの。ホント私たちの魔法科学水準は屋根が見えなくて困るわ。民主党に反対する人間を見ただけで、殺戮本能を活性化させる遺伝子を組み込めるなんて…便利よね。 それよりもあなたのほうは、何をしていたの?」 女が卑しくぶら下がりました。男はそれを見て、快楽を取り戻しました。 「自分のお遊びのためにね♪ちょっとね!でも、結局、アンタがやってることよりも価値のあることだよォ♪」 そして、阿倍さんは、小沢のもとに全裸で向かいました。再びいきり勃って… 「阿部高和…分かってるのよ。いい加減そんな昔のアイドルの名前を偽名にしてないで、本性を現したら、どうかしら?」 女は腕を組んで阿倍さんの背後から大きすぎず、小さすぎず声を張り上げて言いました。 阿倍さんは快楽の絶頂で、蚊のような声で言いました。 「可南子・パロ・ウル・ラピュタごときが…」 「全く…9日間(15th と16th の間の更新が9日も遅れてた)もこの状態だったの?ボクぅ…?」 阿倍さんは鈍い光を放つサーベルを小指で止めていました。 可南子は逆鱗していました。眼光は残虐で冷え切っていました。 「その名は…やめなさい…」 可南子は刃を理性が許す限り打ち放ちました。しかし、阿倍さんは小指ではじき返しました。 「もう止めましょうよぉ…?」 阿倍さんの脳みそにはアドレナリンがダクダク流れていました。 可南子は自らの本名を言われるのが嫌いでした。そして、それを見透かしたように見る阿倍の不快な笑み… 「本名なんて、気にすることじゃないですよぉ…第一、僕の本当の名前もわからないんでしょ?いいこと教えておいてあげるよ…僕の存在に名前なんて必要ないんだ…元からね…」 阿倍さんは自分の小指からわずかに零れ落ちる血液に気づき、悪魔のように舌鼓を打ちました。 「さぁ?小沢さんのとこに行きましょ?」 ダイゴは退きました。 ト イレと言われたその場所は、なぜか銀色に輝く鉄壁で覆われており、あたかもスパイ映画のスイス銀行の保管庫のとびらのようでした。それは近未来のなんかス ゲエもんでした。作者の文は稚拙なので、とにかくすごいのです!しかし、やはり、小さく、青色と赤色に変わるトイレの「入ってない青サイン」があったの で、やっぱりトイレなのでした。モー娘。ファンの粗末な家とは裏腹の異質な扉… 「ま…まじバネェっす…」ダイゴは感嘆しました。 扉にはシールが貼られており、それによると、黒い部分に手をかざすと扉が開くようでした。なるほど、これならカメムシ脳ダイゴにも簡単に扉をあけることができます。 シュンシュンと近未来風の音を立てて、扉は縦に開いたり横に開いたりしました。 そして、ダイゴが見たものは… 「うっわ!マジバネェっす!」 ダイゴはそのあまりの威圧感に倒れそうになりました。 それは、ドッスン便所だったのです! 威圧感は臭いのせいでした。 「マジっすか?ここでしろって言うんですか?」 ダイゴは独り言を言って、なんやかんやでさっきから無駄ながらも尻を抑えていた手に壁を伝わせ、その火山の噴火口よりも危険な便所の穴に座り込み、ズボンを下ろし、パンツをおろし、そして念願の茶色い汚物の頭をコンニチワさせました。 …臭くともダイゴの脳には満開のお花畑が見えました。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/86218.html
ハコネダイゴンゲン(箱根大権現) ハコネの別名。
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/146.html
声「憎い…… 恐竜が、戦隊が憎い……」 ネオグリフォーザー「行くぞ」 ネオガイルトン「ああ……」 スピリットベース内。 トリン「この感覚、まさか……」 一方、走行中のトラックの中で赤いジャケットの人物が囚われていた。 それを追跡するのは、特命戦隊ゴーバスターズのレッドバスターだった。 ニック「確認したぞ、ヒロム。デーボス軍のゾーリ魔だ」 レッドバスター「ミッションスタート!」 助手席のゾーリ魔が銃撃を繰り出す。 ブルーバスターやイエローバスターも現れ、トラックにしがみつく。 イエローバスター「ううっ、何? このワカメみたいなの」 レッドバスター「止まれ!」 すると他のゾーリ魔たちが現れ、ゴーバスターズを振り落としてしまう。 『トランスポート』 ゴーバスターズはソウガンブレートを取り出し、ゾーリ魔に斬りかかる。 するとゴーバスターズの前にネオガイルトンがバーミア兵とともにが現れる。 レッドバスター「何?」 ブルーバスター「こいつ……」 イエローバスター「まだいたの!?」 ブルーバスター「危ない!」 ブルーバスターは間一髪ネオガイルトンの光の刃を交わす。 しかし、ネオガイルトンの姿はもうなかった。 イエローバスター「もう!」 ゴーバスターズはヘルメットを外す。 リュウジ「やられたね……」 ヨーコ「ちょっと、聞いてない。あんな用心棒がいたなんて」 ヒロム「恐ろしいやつだ。ミッションフェイズ2に行こう……」 リュウジ、ヨーコ「了解」 その頃、謎の人物の前にダンテツが訪れる。 ダンテツ「探したぞ。伝説の戦士、ゲキ! 恐竜戦隊ジュウレンジャーのリーダー」 ゲキ「あなたは、天空の脅威に気づいたのですか?」 2人の前にネオグリフォーザーとゴーレムが現れる。 ネオグリフォーザー「はっはっは!」 ゲキ「グリフォーザー?」 ネオグリフォーザー「拙者はお前が知るグリフォーザーではない。宇宙の戦神が生んだ、究極の武人だ!」 ゲキとダンテツがゴーレムを一掃していく。 ネオグリフォーザーの猛攻がゲキを襲う。 ゲキはダイノバックラーを取り出すが、ネオグリフォーザーに阻止されてしまう。 ネオグリフォーザー「恐竜の戦隊全ての力を奪い取り、今こそ復讐を果たしてくれる!」 ネオグリフォーザーが砲撃を繰り出す。 しかし、ダンテツはそれを交わす。 空には謎のオーラが漂っている。 ダンテツ「この邪悪なる気配…… 未だ嘗てない敵だ」 キョウリュウジャーの6人が空のオーラを見上げる。 ソウジ「なんだあの空の光は?」 ダイゴ「トリンが言ってたとおり、こりゃただ事じゃねぇぞ」 ミニティラがダイゴに噛みつき、引っ張る。 ダイゴ「な、何だミニティラ。敵か?」 ノブハル「どうしたんだキング? ええっ!?」 そこに現れたのは、ティラノザウルスだった。 ダイゴ「恐竜?」 イアン「オーマイ。ティラノザウルスだ」 空蝉丸「夢か、現か……」 ダイゴ「緑色の目?」 ティラノザウルス「ダイゴ!」 アミィ「ワオ! 恐竜が喋った」 ティラノザウルス「ダイゴ、気をつけろ。恐竜の戦隊たちが危ない! ダイノホープが奪われる」 ダイゴ「ダイノホープ?」 ティラノザウルス「止めてくれ。お前の親友の死を」 ダイゴ「俺の親友が死ぬって、どういうことなんだ?」 するとそこへ、3体の戦闘員が現れる。 ダイゴ「デーボス軍!」 ソウジ「ゾーリ魔だけじゃない。変なのも混ざってる」 空蝉丸「各々方! いざ尋常に、キョウリュウチェンジでござる!」 キョウリュウジャー「おう! ブレイブイン!」 ダイゴ「キョウリュウチェンジ!」 キョウリュウジャー「ファイヤー!!」 キョウリュウジャーがキョウリュウチェンジを遂げる。
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/107.html
キョウリュウジャーと正義の心を取り戻した獣電竜トバスピノの活躍によって獰猛の戦騎Dは倒され、超破滅光弾の発動も阻止された。 ダイゴはトバスピノ獣電池をMeekoに渡す。 ダイゴ「新しいお守りだ」 Meeko「えっ?」 ダイゴ「行って来いよ。みんながお前の歌を待ってる! ほら」 Meeko「ありがとう、ダイ君…… 大好き!」 Meekoはステージに出て歌を披露する。 アミィ「ワオ! 妬けちゃう」 ノブハル「スーパースターがキングに…… ショッキング!」 イアン「オーマイ、全くだ。こんなバカのどこがいいんだ?」 空蝉丸「このお人柄こそが、キング殿の魅力でござるよ」 ソウジ「で? 彼女になんて返事するつもりなの?」 ダイゴ「今、美琴なんて言ったんだ……?」 一同「はぁ!?」「えっ?」 ダイゴ「歓声が凄くて全然聞こえなかったぜ……」 ダイゴ以外の面々が一斉にずっこける。 一同「あーあ……」 福井県立恐竜博物館前。 一同「またな!」「バイバーイ!」 トバスピノが再び地中に戻っていく── Jリーグ選抜メンバーと『仮面ライダーウィザード』の面々も交えたスペシャルダンスEDが流れる。 「キョウリュウジャー、ブレイブだぜ!!!」 (おわり)
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/29.html
「あッ!ちょ…!ま、じパネェっす!」 ダイゴは腰を何度もたたいて、きび団子が無いことを確かめました。 やがて、メイドが食事を運んできました。 いい臭いは、どうやら、ここからやってくるようでした。 その誰もいない席にも、しっかりと食事が置かれました。 どうにも気にかかったのは、最初からその誰もいない席に、古びた割箸が置いてあったことです。 どうして、誰もいない席に… 「さて、準備もできたことですし、話をしましょうか。」 メイドが明かりを消し、ろうそくに火をともす。ぼんやりと3人の顔と、初代モー娘。のメンバーが浮かび上がりました。ショーウィンドウが焔の光を反射し、七色に光りました。 そして、チンパンジーがぼそりと話を続けます。 「あなたたちが、追われていることは知っています。しかし、あなたたちはこれから知るべきことと、得るべきものがあるのです…」 何かを見透かすその一重瞼の内側のろうそくの灯を瞳に映すチンパンジーはダイゴを静かに見つめました。 そういうわけでもないんですが、ダイゴはその気があったのか、顔が火照り、股間がいきり立ちました。 「得るべきもの…といっても、これからたくさんあるわけですが、やはり、物質的なものが必要ですよね。いや…あるものを求めている…といっても過言ではないでしょうか。もちろん、あなたたちに協力するのは、そのためですが。」 チンパンジーの口元がほころびました。そして尚も続きます。 「フフフ…それが、このきび団子で手に入るのです…」 「なんすか!?それは!!」 ダイゴが立ち上がって、チンパンジーに問い詰めました。 「わかりませんか…?フフフ…それはですね…」 暗く、静かな沈黙が続く。ろうそくを揺らすどこからともなく吹き付ける小さな風と、それに踊るろうそくと、火花の産声を鳴らす火の粉だけが、その空間を包み込みました。 「それはですね…『お金』ですよ。」 「…金っすか…?」 ダイゴはあまりに即物的な答えにあっけをとられました。犬はまだ深々と沈んでいます。 「そうですよ!金ですよ!金さえあれば、すべてがうまくいく!そう思いませんか!そう…」 チンパンジーはそう言って、静かに古ぼけた割箸を沈みゆく眼で眺めました。 都合よくダイゴは察しました。 「その割箸となんか関係があるんすか?」 ダイゴは作者の都合よく感がいいのです。 チンパンジーはニヤリと笑み、 「フフフ…あなたとは、違うんです。」 チンパンジーが急にショーウィンドウを眺めました。 「あそこにはね…歴代モーニング娘。の…いや、私の娘ととっていいでしょう。彼女たちの『使用済み割箸』が飾ってあるんですよ。もちろん、私は口をつけていませんよ?」 犬は青ざめ、ダイゴは納得しませんでした。 「それと、マネーとはどんな関係があるっていうんすか!?」 若い汗が零れ落ちました。 「フフ…こういうのは、多額のお金を払って、マネージャーなどから買い取るのです…そして、私は、あるものを見つけたのです…」 「な…なんすか?それは…」 ダイゴはこの気持ち悪さの空気を読めず、興味を持ちだしました。するとごそごそとチンパンジーはかがみ込みノート型パソコンを取り出し、ダイゴに見せつけました。 そこには、オークションページが開かれていました。 パソコンの画面だけが異様な光を暗闇で放つ… 「さぁ、読んでみてください。」 「【ミニモニ初期】カゴちゃん…ツジちゃん…二人で一本使ってみました、割箸…? 現在の価格、いちじゅうひゃく…2億8000万!!!」 ダイゴは椅子から転げ落ちました。 「フフ…やはり、あなたには刺激が強すぎたみたいですね…この価値は実にはかり知れません…」 犬は白眼を向き、ダイゴは、価値があるものだと認識してしまいました。割箸ごときに。 「で、どうすればいいんすか?きび団子を使って…」 「まぁ、外に出て、私が説明しましょう。」 チンパンジーは、指をならし、メイドに扉を開けさせました。 「このメイドも、矢口タンそっくりでしょう?」 ダイゴはまじまじと、そのメイド姿の矢口を眺めました。 洗練された身長、華奢な身体、茶髪、ツインテール…なるほど、似てると言えば似てるかもしれません。 外は鳥がさえずる森がすぐそばにある少し開けた野原でした。 チンパンジーの小屋の窓から少し見ていたというものの、外に出ると案外と温かさを感じさせました。 犬もダラダラとついてきて、外で前座を組み宙に浮いてる黒人と合流しました。 「そういえば、名前聞いてなかったっすね!」 ダイゴは猿に馴れ馴れしく近寄りました。 「私ですか?フフ…私の名は『福田康夫』と言います。」 福田は、少し森に入り、グルグル回り始めました。 「何してるんすか…?」 ダイゴが首をかしげ、福田に聞きました。 「『エンカウント』をとってるんですよ。」 福田がボソボソとウザいうつむき加減で言いました。 「『エンカウント』ってなんすか!?」 質問魔のダイゴに福田は細い眼で遠くを眺め、白眼をむきました。 「『エンカウント』というのはな!モンスターを呼び寄せる儀式のようなものだ!」 犬が黒人の影から吠えました。あ~ました。ばっか。 しばらく彼の儀式が続きます。 「あ゙~…マジパネェ…」 ダイゴは飽きすえてしまいました。 「私がやったらダメなのか!」 犬も飽きていたようです。 「いいえ…あなたがやると何かと面倒になる可能性が高いですからね…強すぎる敵が出てきちゃいますからね…」 福田が静かに諌めると、犬はクゥンと言って、黙りこみました。 そして、懐かしの!!! どこからともなく、チャッチャラチャ~ン♪という携帯メロディのようなものが聞こえてきました。 森から、それも懐かしの、 幼女とスライムが…!! え?あの時は『少女』だった?良いではないですか。オーナーを釣るためです。人気のためなら設定を変える!!それがこの作品の作者!!!ゲヘヘ! なぜか4歳ほど若返って来たその『幼女』は、ドデカイスライムを連れてきました。 「あら!お久しぶりですわね!あんたたち、国道ばっかり歩くから、私たち飛び出せなかったじゃない!!」 幼女は、一回りも、二回りも出しゃばりになっていました。 「ほう、知り合いですか…これはナカナカ…」 福田はジロジロ上下に首を振り、じっくり眺め、そして、濃密なよだれを垂らしました。幼女はそれをケガラワシイものと見なし、みて見ぬふりをしました。 「さぁ!私の時間をかけて、育てたキングスライムちゃんよ!この子作るためにプレイ時間7時間超えたんだから!」 黒人が、黒い肌からうっすらと高揚して赤らめるほほが見えました。みなぎる体温、沸き立つ湯気、バキバキ唸る上半身… 福田は、ダイゴにきび団子を押しつけました。 「ダイゴさん、このきび団子を、あのスライムの口の中に入れてください。」 福田は冷静に言いました。 そして、ダイゴは思い切って、スライムの口に放り込みました。 ビクビクと半液体状の肉体が、内部で暴れ、一つも表情を変えないスライムをよそに、ダイゴたちは指をしゃぶりながら幾分心配をしていました。 そして、スライムは変身を遂げたのです! 面倒なんで描写は省きます! スライムは、騎士のような姿に変わりました。金色の甲冑を身にまとい、沈黙の鎧兜を深々とかぶり、自分の顔を隠していました。う~ん!今までにないくらいカッコイイかも! というより、ダイゴと同じくらいでしょうか?フラグもくそもないんですが、ダイゴはカッコイイんです!! さて、そんなダイゴと同じくらいにカッコイイ、スライムさんが登場しました。ずいぶん強そうです。 「なるほど…これはお金に困りそうにありませんね…」 ブツブツと福田がつぶやきました。 「なんなんすか!?これからどうすればいいんすか!?」 ダイゴがチンパンジー福田に問い詰めます。 「簡単なことですよ。彼を倒せばいいのです。内臓から、金が出てくることは知っているでしょう?きび団子は一時的に食べた者のレベルを格段に上げるのです…」 「なるほど!レベルが高いということはそれだけお金も手に入るってことっすね!」 金にがめついダイゴは、こういうときだけ鋭い。 「なるほど!そういうことか!じゃあ、私が闘ってやろう!さっきから何もしていないからな!」 突然犬が立ち上がりました。 「フンッ!受けて立つわよ!行きなさい!スライムちゃん!!」 誇らしげに幼女は鼻息を荒くしました。 「いくぞ!必殺!ただともの輪!!」 鎧兜スライムの周りに白い輪ができ、その輪はすぐに犬の方向とともに縮まっていきました。 そして、スライムを束縛する! ……ぐぐ…ギギ… 鈍く締め付ける音がしますが、スライムもスライムで逆に突き放とうとしました。 「オ父サンガ…オサレテマス!?」 黒人が目を見開いてアグアグする口を使い独り言を言いました。 「押されてるんすか!?ちょ!ソフトバンクのお父さん!団子を!」 普通のキングスライム相手なら、確実にお父さんなら勝てるとダイゴは踏んでいました。 つまり、きび団子をお父さんに食べさせることで、彼と鎧スライムと同等にしようとしたのです! 「いらん!そんなもの!」 犬が汗を流しつつ、咆哮しました。 「なんでっすか!?」 ダイゴが、理解できない顔をしました。 「今…その団子を使えば…あいつを救えない気がするから…」
https://w.atwiki.jp/gods/pages/73514.html
オハナダイゴンゲン(お花大権現) 日本神話に登場する神。 夫婦円満と男女和合の女神。 別名: オハナハン (お花はん)
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/332.html
前へ まさに絶体絶命のピンチ。 だが、貫く光線と共に救世主は現れた。 「久しぶりだね、デキスギ」 ご苦労さま、とメタグロスをボールに戻すダイゴ。 対して、出木杉はニヤニヤと笑っている。 「お久しぶりですね。ダイゴさん。ハハハ……」 「何がおかしい……」 拳を握り締めながら、威厳のある声で問うダイゴ。 すると、出木杉はまた笑い出した。 「ハハ……。いやあ、自分の選んだチャンピオンがこうなるとどういう心情なのかな?ってね……ハハ」 その言葉を聞くと、ダイゴはすぐさま懐のボールを取り出した。 「お前はボクが倒す。いけ、エアームド!」 「おっと……もうバトルですか。リザードン、行け!」 ダイゴはエアームド、出木杉はリザードン。 勝負は見えていた。 「一撃で仕留めてやるよ。リザードン、大文字!」 エアームドは避けようとするが、避けきれない。 ダイゴはエアームドをボールに戻し、次のボールを放った。 「いけ、アーマルド!」 出てきたのは、以前にも見た化石ポケモン・アーマルド。 タイプ相性は有利だが、ダイゴは焦っていた。 『さっきの戦いでユレイドルとボスゴドラ、そして薬の大半を失ってしまった……。ボクは勝てるのか?』 そう、前の部屋でダイゴが戦ったのはデボン屈指の戦闘員。 いくらリーグチャンピオンといえど、苦戦は必至なのだ。 「リザードン、大文字!」 先に動いたのはスピードに勝るリザードン。 その攻撃を食らったアーマルドはかなりのダメージを受けた。 しかし、ダイゴは余裕の表情を見せている。 「アーマルド、原始の力!」 原始の力は岩タイプの攻撃。 つまり、リザードンの最も苦手とするタイプの攻撃なのだ。 それを食らい、当然の如くリザードンは沈む。 「戻れリザードン……。次はお前だ、サクラビス!」 サクラビスのハイドロポンプを受け、倒れるアーマルド。 ダイゴは苦しげな表情をしていた。 『残るはネンドールとさっき回復させたメタグロス。サクラビスを倒すのは難しい』 しかし、倒せないというわけではない。 「いけ、ネンドール!」 ダイゴの選択はネンドール。 そして、ボールから出るやいなやネンドールは光を溜め始めた。 「これはソーラービームか……!一撃で仕留めろ、サクラビス!ハイドロポンプ!」 出木杉の指示を聞き入れ、凄まじい勢いの水を打ち出すサクラビス。 だが、ネンドールはその耐久力で何とか持ちこたえた。 「よし!発射だ、ネンドール!」 ネンドールから青白い光が放射される。 だが、こちらの攻撃も相手の体力を奪いきることは出来なかった。 ネンドールの攻撃が終わり、次はサクラビスの攻撃が迫ってくる。 これを受けきることは不可能だ。 ダイゴは一縷の望みを託し、ネンドールに指示を与えた―― 「ネンドール、大爆発!」 見事に指示を聞き入れ、爆発するネンドール。 煙が晴れ、瀕死になっている双方のポケモンがあらわになった。 「何故?何故、ネンドールが動いたんだ?」 両手を広げ、怒鳴る出木杉。 ダイゴはネンドールをボールに戻し、言った。 「せんせいのツメの効力さ。ボクの運が良かったみたいだ」 出木杉はチッと舌打ちをすると、サクラビスを戻して次のボールを放った。 「出ろ、コータス!」 「メタグロス!」 ダイゴのポケモンは、さっきエアームドを出したときに回復させたメタグロス。 対して、出木杉のポケモンは鋼タイプに有利なコータス。 「やはり、最後の一体はメタグロスでしたか」 最初からわかっていた、といわんばかりに言い放つ出木杉。 このシチュエーションは彼の想像通りのものだったのだ。 「メタグロス、地震!」 「コータス、火炎放射!」 同時に指示が出され、効果抜群の攻撃は双方の体力を奪う。 『おそらくデキスギにはもう一体、ポケモンがいる。となると、傷を負ったメタグロスじゃ不利だ……』 ダイゴは不安を感じながら、メタグロスに地震の指示を降した。 「ふう……これで最後のポケモンか」 コータスをボールに戻し、最後のボールを放つ出木杉。 出てきたのはボーマンダだった。 「この勝負、僕がもらいましたよ」 余裕の笑みを浮かべる出木杉。 出木杉の残りポケモンは、体力全快のボーマンダのみ。 ダイゴの残りポケモンは、コータス戦で体力を半分ほど奪われたメタグロスのみ。 どう見ても有利なのは出木杉だ。 「ボーマンダ、火炎放射!」 「メタグロス、コメットパンチ!」 繰り出される両者の攻撃。 ボーマンダは特性『威嚇』のおかげで半分ほどのダメージに押さえることができた。 しかし、メタグロスはコータス戦の蓄積ダメージもあって今にも倒れそうだ。 「次の攻撃で僕の勝ちだ……」 もう勝利の快感に浸っている出木杉。 確かに、もうほとんどダイゴの負けは決まったようなもの。 ――だが、ダイゴはまだ諦めてはいなかった。 その目は追い詰められた獲物の目ではなく、獲物を見つけた狩人の目だった―― ダイゴの目に、少し不安を感じる出木杉。 「何故……何故、もう負けるのにそんな風にしていられるんだ?」 それに対し、ダイゴはゆっくり話した。 「デキスギ……。君もポケモントレーナーだ。元リーグチャンピオンから一つ教えてやるよ」 出木杉の足は次第に震え出していた。 『なんなんだ、この男は……。こんな状況、どうやって打破するというんだ?』 「ポケモンバトルは最後まで何が起こるかわからない。それ故に、あらゆる可能性を考えてプレイングしなければならないんだ」 ダイゴが言い終えると、突如メタグロスが輝き出した。 「これはスターの実の効力さ。どれかの能力が二段階あがる効果がある木の実だ」 そう、ダイゴはメタグロスにスターの実を持たせていたのだ。 「本来なら先に攻撃するのはボーマンダ。だが、ここで素早さが二段階あがればメタグロスが先に動き、僕の勝ちだ」 どの能力があがるかは完全にランダム。 だが、ダイゴは信じていた。 今までつちかってきた経験とポケモンとの信頼関係を―― 「メタグロス!」 「ボーマンダ!」 うなるような両者の声と共に、二体のポケモンが動き出す。 スターの実でメタグロスの素早さがあがっていたら、ダイゴの勝ち。 他の能力があがっていたら、出木杉の勝ち。 次の瞬間、長いバトルは終焉を迎えた―― その瞬間、全ての光景がスローで映った。 火炎放射を放とうとするボーマンダ―― だが、その前にメタグロスの拳がボーマンダをとらえた。 ダイゴの思惑通り、スターの実でメタグロスの素早さがあがったのだ。 「やったか!」 ダイゴの歓喜の叫びと共に、脆く崩れ去るボーマンダ。 出木杉はあっけにとられた表情をしていた。 「負けた……この僕が……」 見開いていた目をゆっくり閉じ、出木杉はその場に倒れ込んだ。 「はぁ……はぁ……。楽しかったよ、デキスギ」 ダイゴも倒れそうになり、今まで傍観していたのび太が手を貸す。 すると、ダイゴは言った。 「次の部屋にいるのが僕の父でありデボンの総帥……。だけど、僕の予想が的中しているのならば……彼はもう死んでいる」 「え?どういうことですか?」 のび太は驚いたような素振りを見せる。 「行けばわかるさ……。さぁ、行こう。そうすればこの戦いは終わりだ」 重い足を動かし、ゆっくりと歩む二人。 その扉の先には一体何があるのだろうか―― 扉を開けた先にあったのは、ダイゴの言った通りの光景。 そう、デボンの総帥・ツワブキは死んでいたのだ。 「やはり……そうだったか」 頭から血を流し、無残な形で人生を終えたツワブキ。 自らの父の最後を、ダイゴは悲しい目で見ていた。 「どういうことなんですか?教えてくださいよ、ダイゴさん!」 のび太が聞くも、ダイゴは答えない。 「どうやら僕はもう限界のようだ……。真実は帰ってから話そう」 そう言うと、ダイゴはその場に倒れ込んだ。 トクサネシティポケモンセンター。 重い体を動かし、ここまで帰ってきたのび太達。 彼等の疲労は限界に達していた。 「出木杉とダイゴさんは……まだ寝てるか。」 のび太は誰ともなしに呟いた。 しずかとスネ夫とジャイアンは、宿に帰って休んでいる。 夕日は既に沈みかけていて、辺りの民家に明かりが灯っていく。 どこから見ても平和な光景――もう、戦いは終わったのだ。全て終わったのだ。 だが、その真実はまだ明らかになっていない。 ツワブキの謎に包まれた死……ダイゴの言っていた一人の少女……。 見事に敵を撃破したのび太達だったが、その後味は決して良いと言えるものではなかった。 町中の民家に灯る明かり。そして、暗くなった空に浮かぶ月。 何の変哲も無いその光景が、戦いの終結を祝福しているかのようだった。 翌朝。 のび太達はポケモンセンターにいた。 「おそらく、この子は暗示か何かをかけられていたのでしょうね」 ジョーイが告げる。 この子とは……つまり出木杉のことだ。 診察した結果、出木杉は暗示をかけられていたという事が判明したのだ。 「暗示か……。出木杉は本意でやったわけじゃなかったんだね!」 嬉しそうにいうのび太。 のび太達はまだ眠っている出木杉を残し、宿へ向かっていた。 「でも、誰が何のために暗示をかけたんだろう?ダイゴさんが言ってた一人の少女と関係があるのかな」 口元を押さえ、わからないという表情をするスネ夫。 そうこうしている内に、4人は宿についた。 トクサネシティの宿。 そこには昨日とは打って変わって元気なダイゴがいた。 そして、のび太達を確認するとダイゴは語り始めた。 この事件の真相、その全てを…・・・。 「まず、何から話せばいいのかな……」 戸惑うダイゴ。 すると、間髪入れずにスネ夫が言った。 「前に言っていた一人の少女というのが知りたいです」 「ああ、あの事か……」 ダイゴは窓の外に目を移し、話し始めた。 「僕が初めてその子を見た時は、何とも言えない恐怖に襲われた。 見ただけでわかった。この子の心の中には悪魔が巣食っている、ってね。 その子と父さんが組んでいるのを知ったのも、丁度その時だったんだ。 その子は僕に言った。『私の望みをかなえる為に協力して下さい』と。 だが、その子と父の望みは僕の意思に反するものだった。 その時からだった。僕が父に反感を抱き始めたのは……」 「その少女の望み……それは、この世界を破壊することですか?」 のび太が聞くと、ダイゴはコクリと頷く。 そして、話を続けた。 「父に反感を抱いた僕は、君達と組んで父とその子の野望を阻止した。 いや、正確には一時的な阻止でしかなかったんだけど……。」 「一時的な阻止?」 今まで黙っていたジャイアンが聞く。 ダイゴは更に続けた。 「その子の目的は、この世界を破壊すること。その1回目は僕達が止めた。 だが、その目的を達成するチャンスがもう一度訪れているんだよ……」 ダイゴは一呼吸おいて言った。 「チャンピオン・リーグ。ポケモンリーグのチャンピオンを決める大会さ。 僕とデキスギが辞退したから、近々開かれることになっている……」 「それの何が問題なんですか?」 スネ夫の質問を聞くと、ダイゴは懐から一枚の紙を取り出した。 そこには『チャンピオン・リーグ』と書かれていた。 「これを見ればわかるが、今回のチャンピオン・リーグには不自然な特典がある。 それは優勝者をチャンピオンにするだけでなく、その優勝者の願いをかなえる、 というものなんだ。どうやって願いをかなえるのかはわからないが……」 そこまで聞いた時、一同はハッとした。 「ここまで言えばわかるだろう。その子……リン・サブラスはこの大会に優勝し、 その邪悪な望みを実現させようとしているんだ!」 「リン・サブラス?リン?」 のび太は思い出した。 ミュウツー襲撃事件のあの日に出会った一人の少女。 その名は……リン。 「心当たりがあるのかい?ノビタ」 「リン……。あのミュウツーがたくさん襲撃してきたときに出会った子なんだ」 のび太はダイゴに詳細を話した。 「なるほどね。なんで君達に近づいたのかはわからないな」 たった数秒、その場に沈黙が訪れた。 すると、一呼吸おいてからスネ夫が言った。 「話が切れたとこで悪いんですが、何故デボンの社長が死んでいたのか……教えてくれませんか?」 それを聞くと、ダイゴは悲しげな表情をして言った。 「殺されたんだ。その子……リン・サブラスに! 元々、リンと父とは今回の計画だけの繋がりだった。 ということは、今回の計画が終われば無関係になる。 つまり……計画さえ終われば、僕の父はただの邪魔者なんだ。 父は唯一、彼女の事をよく知っていたからね……」 ダイゴの表情がだんだん怒りに変わっていく。 その拳は強く握られ、震えていた。 全てを話し終え、宿から出て行くダイゴ。 のび太達はそれを見送った。 「ありがとう、ノビタ達。協力してもらった上に嬉しい報告が聞けたよ」 嬉しい報告……出木杉の暗示のことだ。 のび太達は出木杉が本意でやったわけじゃない、という事を告げたのだ。 「次に会う時はチャンピオン・リーグの時か。それじゃあ……さらばだ」 ヒュンとエアームドに乗り、空に舞い上がるダイゴ。 その姿は次第に小さくなり、沈む夕焼けと共に消えていった。 トクサネシティの宿。 のび太は一人、考えていた。 『ダイゴさんの話によると、リンがドラえもんを誘拐している可能性が高い。 それが何のためかはわからないけど……。 とにかく、チャンピオン・リーグまで後一週間だ。 優勝してドラえもんを取り戻して、リンの野望を止めてやる!』 一週間後に開催されるチャンピオン・リーグ。 のび太は強い決意を胸にして、ゆっくりと目を閉じた。 一週間後に開催されるチャンピオン・リーグ。 その情報はすぐに全世界へと広がり、トレーナー達の熱を呼び起こしていた。 そして、それはのび太達も例外ではない。 「よし、ようやく育て終わった」 とある道路でポケモンを育成しているのは……スネ夫だ。 チャンピオン・リーグに向けてポケモンの育成に励んでいる。 「後はアイツとアイツと……あ、アイツも育てなきゃ」 スネ夫が既に育て終えたポケモンは6体。 だが、スネ夫はそれだけでは満足していなかった。 『チャンピオン・リーグはトーナメント戦。 当然、色んなトレーナーと当たることになる。 だから、たくさんのポケモンを育てないとね』 そう、スネ夫はどんなトレーナーにも対応できるように、たくさんのポケモンを育てているのだ。 『優勝してチャンピオンになるはこのボクだ!のび太達にだって、ダイゴさんにだってボクは負けない!』 トクサネシティ。 ジャイアンは特訓を続けていた。 「バシャーモ、スカイアッパー!」 釣り上げたサメハダーにアッパーを食らわすバシャーモ。 当然、サメハダーは一撃で倒れる。 しかし、ジャイアンは満足した様子を見せなかった。 「……まだまだ足りねえ!」 ジャイアンはそう言うと、バシャーモをボールに戻した。 そして、ボーマンダを出す。 「チャンピオンロードにいってくれ、ボーマンダ!」 チャンピオンロード。 そこには強力な野生ポケモン達がひしめいていた。 「出ろ、俺のポケモン!」 ジャイアンはボールから全てのポケモンを繰り出した。 「いけ、みんな!片っ端からぶったおしていけ!」 数多くの野生ポケモン相手に戦うジャイアンのポケモン達。 ジャイアンはこの厳しいバトルによってレベルをあげるつもりなのだ。 『チャンピオンになるのは俺だ!俺は誰にも負けねえ!』 日が沈むまでジャイアンの特訓は続いた。 ポケモン育て屋。 「はい、料金は600円ね」 しずかはそこにポケモンを預けていた。 『これで効率良くレベルを上げれるわ……』 しずかは育て屋を利用することによって、自らの労力を削減していたのである。 『さて……もうすぐクマちゃん達が帰ってくる頃ね』 しずかはポケモンを引き取ると、一旦外に出た。 すると、5匹のマッスグマがしずかの所へ走ってくる。 「ありがとう、クマちゃん」 そう言うと、しずかはマッスグマの持っている道具を預かった。 『ふしぎなアメが1個と技マシンが1個……。まぁまぁね』 マッスグマの特性を利用し、技マシンやふしぎなアメといった優良な道具を手に入れたしずか。 チャンピオン・リーグ出場に向けて、ぬかりはなかった。 『優勝するのは私。ドラちゃんを助けて、あのリンとかいう女の野望を阻止して見せるわ』 しずかは一息つくと、再びマッスグマをボールから出した。 トクサネシティの海辺。 この日、ポケモンセンターから一人の少年が出てきた。 「チャンピオン・リーグ。そこで僕に暗示をかけた奴と戦えるのか……」 呟いたのは少年……出木杉英才。 それは昨日の夜のことだった。 「……はっ!」 突如として目を覚ます出木杉。 それにのび太達が気付いた。 「僕は……どうして……」 戸惑う出木杉に、みんなが優しく説明する。 暗示をかけられていたこと、チャンピオン・リーグ開催のこと。 それを聞いた出木杉はある決意を固めた。 『僕を利用した奴を倒して、絶対に優勝してやる』と。 場面はトクサネシティに戻る。 『レックウザ、ボーマンダ、リザードン、サーナイト、サクラビス、コータス……。 ダメだ。まだ足りない。もっと強くて、どんな相手にも勝てるメンバーで臨まないと』 出木杉は知らず知らずの内に焦りを感じていた。 『相手の運が良かったとはいえ、僕はダイゴさんに負けた。このままじゃ優勝なんて無理だ』 「いくぞ、リザードン」 出木杉はリザードンを出し、新しい戦力を求めて飛び立った。 チャンピオン・リーグ開催前夜。 出場トレーナー達はポケモン一匹一匹を確かめ、最終調整に臨んでいた。 のび太。 『ついに明日か……。頼んだよ、僕のポケモン達』 しずか。 『案外早かったわね……。でも、やるべき事は全てやった。万全の状態だわ』 スネ夫。 『僕が育てたポケモンは9匹。これだけしたんだ。絶対に僕が優勝するさ』 ジャイアン。 『俺は負けねえ!絶対に!誰にも負けねえ!』 出木杉。 『この一週間で僕は最高の精鋭達を揃えた。僕が負ける要素なんてない!』 トレーナー達の様々な思いが交錯する決戦前夜。 月明かりが町を照らし、静かな夜を彩った―― サイユウシティ。 チャンピオン・リーグが開催されるここは、改装工事が施されていた。 堂々とそびえたつポケモンリーグはなくなり、代わりに巨大なドームが一つ。 それこそが、トレーナー達がポケモンを戦わせる闘技場なるものだ。 そして、次第にトレーナー達が集結していく―― パン!パン!パン! 花火に似たようなものが打ち上がり、チャンピオン・リーグの開催を告げる。 その場には100人を超えるトレーナーが集まっていた。 「ついに始まりました!トレーナーの頂点、リーグチャンピオンを決める戦い、チャンピオン・リーグ!」 会場に響き渡る大きな声と共に、ルール説明や進行上の決まりが告げられる。 そして、遂に100人以上ものトレーナーが参加するチャンピオン・リーグが始まった。 「それでは、第1回戦はじめ!」 チャンピオン・リーグは一度負けたら終わりのトーナメント戦。 総勢128人のトレーナーが参加していて、初日に1回戦と2回戦をやり終えるという。 「いけ、ドードリオ!」 「負けるな、パッチール!」 会場の所々から聞こえてくるトレーナーの声。 既に1回戦の半分が終了していた。 「次はいよいよのび太だな。頑張れよ!」 既に1回戦を突破したスネ夫が、余裕の表情でのび太に言う。 「のび太さんなら大丈夫よ!」 これまた1回戦を突破したしずかがのび太を励ました。 そう、のび太以外の4人は全員1回戦を突破しているのである。 「次は、野比のび太選手……」 トレーナーを呼び出すアナウンスが聞こえ、のび太はゆっくりとバトルステージへと足を踏み入れる。 「それでは野比のび太選手対ゴロウ選手、はじめ!」 審判によって吹かれる試合開始のホイッスル。 ちなみに、1回戦と2回戦は3VS3のバトルで行われるのだ。 「いけ、ダーテング!」 多大な緊張感とは裏腹に、のび太の試合は終始のび太有利に進んだ。 「トドメだメタグロス!コメットパンチ!」 のび太のメタグロスが相手の最後のポケモンをなぎ倒す。 「勝者、野比のび太!」 審判は高らかにのび太の勝利を告げた。 ドーム控え室。 「やったな、のび太!」 のび太の肩をポンポンと叩き、嬉しそうにいうジャイアン。 こうして全員が1回戦突破を喫したのである。 活気に満ち溢れるのび太達。 だが、次のアナウンスによって、その場には一時の沈黙が訪れることになる。 「次は、リン・サブラス選手……」 一瞬で凍りつく皆の表情。 皆は顔を合わせて頷き、観客席へと向かった。 「はぁ……はぁ……」 息を切らしながら観客席に座るのび太。 それに続いて、他の4人も座っていく。 そこで5人が見たのは、想像を絶する光景だった。 「ファイヤー、火炎放射」 リンのファイヤーが火炎放射を放つ。 そして、相手のポケモンは一撃で沈む。 「火炎放射」 「火炎放射」 試合開始からわずか数秒。 リンはあっという間に相手のポケモンを全て倒した。 ドーム控え室。 「あんなのって……強すぎるよ!」 うつむけた顔をあげ、狼狽するのび太。 彼の頭には、得体の知れない不安が絶え間無くよぎっていた。 「確かに彼女は強いね……。でも、勝てないワケじゃない」 腕を組みながら出木杉が言う。 その表情からは、ちょっとした安心感さえ感じられた。 「今から暗い気持ちになってどうするんだい?その気持ちは負けた時にでもとっておくといいさ」 そう言うと、出木杉は控え室を去っていった。 次へ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11965.html
12章 マグマ団基地資料室 ダイゴ「………」 ダイゴ(ふむ、やはり奴らは伝説のポケモンを… しかし、なぜミナモにマグマ団の基地が…? 澪くん達はアクア団の総帥を見たと言っていた…まさか! ………僕の考えすぎか?) がさがさ ダイゴ「! この本は…… 『藍色の珠・紅色の珠』…… そうか…!奴らはこれで…」 どがん! ダイゴ「!!」 カガリ「下っ端どもが騒いでると思ったら… こんなところで何してるんだい?」 ダイゴ「君は…?」 カガリ「カガリさ マグマ団三幹部の一人」 ダイゴ「…マグカルゴを使っていたマグマ団員も幹部なのかい?」 カガリ「ホカゲのことか… アイツはスパイというか、私達を邪魔する奴がいないか調べる係りだけど、一応幹部だね」 ダイゴ「第五列ということか、ダイゴだけに まぁ、ダイゴは僕だけど」くす カガリ「つーかあんた、ホカゲと戦ったのかい?」 ダイゴ「ああ、僕が勝ったけどね 余裕のよっちゃんイカだったよ」 カガリ「んで、ホカゲがどこに行ったかわからないかい?」 ダイゴ「知らないな 彼なら逃げていったけど」 カガリ「そうかい、まぁ私には関係ないことだけど」 ダイゴ「なら、見逃してくれないか? 僕は急いでいるんだ」 カガリ「そうはいかないねえ 私もマグマ団の端くれだからね」 ダイゴ「そうか なら、しょうがないね ボスゴドラ!」ぽん! ボスゴドラ「ガオー!」 カガリ「ふん、キュウコン!」ぽん! キュウコン「コーン!」 ダイゴ「…いいのかい?僕はホウエンチャンピオン、敵わないと思うけど?」 カガリ「ナメた口きいてくれるね、面白いじゃないか!上等だ! キュウコン、かえんほうしゃ!」ぼわああああああ! ダイゴ「ボスゴドラ、大文字!!」ごあああああ!! ???「サメハダー、無に帰しなさい」 サメハダー「サメハッ!」かっ! しゅん! カガリ・ダイゴ「!?」 ???「よくやりましたよ、サメハダー」 カガリ「! アオギリお前なんで…」 アオギリ「ふふ、そんな風に資料室で暴れられると困るんですよ」 ダイゴ「なんでアクア団の総帥がここに…」 アオギリ「それは、あなたの推理が正しいですよ 私達アクア団と、マグマ団は手を組んでいるという推理がね」 ダイゴ「な…!なんで僕の推理を知って…」 アオギリ「ヨルノズク!」 ヨルノズク「クルー」 ダイゴ「!」 アオギリ「私のヨルノズクは人の心を読むことができるんです」 ダイゴ「心を…!?」 カガリ「それよりアオギリ、なんの用だよ 資料室で暴れるなとかは口j」 アオギリ「だから私のヨルノズクは人の心を読むことができると言ったじゃないですか」 カガリ「!!」 アオギリ「ふ…」 アオギリ「あなたたちは厄介ですから、とりあえず消えてもらいましょうか」 アオギリ「ケーシィ、テレポート」 ダイゴ「!! しまっ…」 カガリ「!?」 しゅわん! アオギリ「ふ… カガリめ、私達を手駒にしようと… ふふ、すでに遅いですよ……すでにね」かつかつ ――――――――――――――――――――― ホカゲ「ふう、まったくダイゴ?っつうのはなんて奴だよ強ぇのなんのって 基地に戻ろうとしたが、まぁやめといたぜ ちょっと俺は俺ですることがあるんでね …マグマ団の仕事がよ」 たっ ホカゲ「とりあえず、火山活動の活発化…だな」 ――――――――――――――――――――― 澪「よし、ニャース!張り切って行くぞ!」 ニャース「元気だニャー」 澪「あったりまえだろ! 私は本当に強くならなきゃって実感したから!」 ニャース「そうかニャ」 澪「ニャース、次はどこに行けばいいんだ?」 ニャース「キンセツシティまで戻って、北に進んでフエンタウンというところに向かうニャ」 澪「ジムもあるのか?」 ニャース「あるニャ」 澪「よし、4個目のバッジだ!頑張るぞお!」 ――――――――――――――――――――― キンセツシティ 澪「やっと着いたな! よし、早速フエンタウンに……」 ???「待ってくれえい!」 澪ニャース「!」 澪「テッセンさん! どうしたんですか?」 テッセン「ああ、実は君達に頼みがあっての…」 ――――――――――――――――――――― 澪「騒音?」 テッセン「ああ、なにかサイクリングロードに暴走族がいてな 夜になっても自転車の音がうるさくての… その騒音をやめさせるように言ってほしいんじゃ」 澪「それって…」 ニャース「ニャー」こく ――――――――――――――――――――― ちりんちりん!ちりんちりん!ちりんちりん! 澪「あ、いた…」 ニャース「オミャー達!」 暴走族員達「あぁ?」 ニャース「ちりんちりんちりんちりんうるさいのニャ! 他への迷惑を考えるのニャ!」 暴走族員2「あぁ?なんだてめえ、そんなん俺らの勝手だろぉが」 暴走族員1「まてまて こいつらって前の…」 暴走族員2「げ!ホントじゃん!」 暴走族員1「じゃあ俺、ムサシさんとコジロウさんを…」 ???「その必要はない」 暴走族員達「!!」 暴走族員1「コジロウさん!」 ???「話は聞いてたわよ」 暴走族員2「ムサシさん!」 コジロウ「つまり、自転車で暴走するのをやめろってことだろ?」 ニャース「そうニャ」 ムサシ「でもそれは無理ね」 コジロウ「ああ、お前になにか思うことがあってもそれは聞けない」 ニャース「!」 コジロウ「」かちゃ 澪「や、やる気か…?」 コジロウ「ウツボット!!」ぽん! ウツボット「ギヤー!!」ざっ コジロウ「げ!」 がぷり コジロウ「や、やめろ~!ウツボット!敵はあっちだ~!」ばたばた ムサシ「ってなんで私まで噛まれてんのよ!」ばたばた ムサシ「…って」ばたばた コジロウ「え?足元になにもな…」 ひゅううう!! ムサシ「ええ!?これ落ちてる!?」 コジロウ「なにも見えない~!!」 ばしゃああああん!! ムサシコジロウ「やな感じ~!!!!」 ニャース「……海に落ちたニャ」 澪「なんだったんだ?というか大丈夫なのか…?」 ニャース「にゃー、それはいいとして」しゃきん 暴走族員達「ひえっ!?」 ニャース「とりあえず、こいつらを…」 暴走族員達「に、逃げろ~!!」だだだだだだ ニャース「……」 澪「ま、まあ一件落着…かな?」 ニャース「ニャー」 ―――――――――――――――――――― テッセン「おお!よくやってくれた! お礼をしないとな…」 澪「あ、いいですよ 大したことはしてないですし」 テッセン「いやいや、それではわしの気がすまん! ええと、これじゃ 受け取ってくれ」さっ 澪「……なんですかこれ?」 テッセン「ケムッソじゃ!きっと君の役に立つと思うぞ!」 ニャース(いらねえ!!) 澪「……」 リラ『きっと役に立つと思う』 澪「!! ありがとうございます! 絶対役に立つと思います!サボみんみたいに!」 ニャース「にゃぜ、サボネア!?」 ―――――――――――――――――――― 澪「よし、行こうかニャース」 ニャース「にゃあ、澪 さっきのケムッソの話にゃが…」 澪「ああ、ニックネームのことか?」 ニャース(ちげえ!) 澪「どうしようかな…」 ケムッソ「……」 澪「……」 ケムッソ「ドックン!!」 澪「!」びくっ 澪「な、なんか顔に似合わず凄い鳴き声だな…… !! よし、お前はドっくんだ!」 ドっくん「ドックン!」 澪「ふふ、可愛いな♪ って糸を吐くなよ~、髪につくだろ~?」 いちゃいちゃ ニャース「……」 ニャース(どうにゃることやら…) ―12章完― 11
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/3660.html
【名前】 獣電竜ガブティラ 【読み方】 じゅうでんりゅうがぶてぃら 【声】 山寺宏一(恐竜大決戦) 【スーツアクター】 中川素州 【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー 【初登場話】 ブレイブ1「でたァーッ!まっかなキング」 【分類】 獣電竜 【出力】 800万馬力 【合体】 キョウリュウジンなど 【パートナー】 キョウリュウレッド 【出現場所】 南海の孤島のマグマ 【詳細】 ティラノサウルスが進化した獣電竜。 最強の攻撃力を誇る獣電竜のリーダー格でもあり、牙による噛み付きとラリアットの連続攻撃で戦う。 南海の孤島でゾーリ魔に立ち向かった桐生ダイゴに試練として戦いを挑み、自分に勝利した彼と心を通わせる。 デーボス軍の恐ろしさを身に沁みて知っているようで、ダイゴを戦いに巻き込ませないようにガブリボルバーの封印を敢えて解除しなかった。 更に自分の仲間の恐竜を絶滅させたデーボ・ヒョーガッキの登場に我を忘れ、獣電池のない状態で挑むも氷漬けにされ、苦戦を余儀なくされる。 だが、ダイゴの決意の言葉を聞き、共に戦うと決意し、ガブリボルバーの封印を解除した。 ブレイブ27より、カーニバル獣電地を使って小さくなるとガブティラ オーバーチャージモード、通称ミニティラになりガブティラ・デ・カーニバルになれるようになった。 ダイゴ曰く、「デカくておっかないが優しい奴」。 パートナーのダイゴに対する仲間意識が強く、彼の身に何かがあった時は激しく心配したり、自分自身の意思で彼の元に駆けつける。 また、プレズオンがダイゴの新しいパートナーとして共に戦っていた時にヤキモチを焼きかけたり、ガブティラ人間になったダイゴを救おうとするイアンに待機を言い渡された時に傷ついて帰ってしまうなど繊細な一面も見られる。 プレズオンに関しては直後にバクレツキョウリュウジンに合体完了してから落ち着いた模様、後者のダイゴの件に関してはガブティラの気持ちがイアンにカーニバル獣電池の正しい使い方を気づかせる切っ掛けになった。 キョウリュウジンのボディの部分などを構成している。 冬の劇場版で判明したが、ダイゴには声が聞こえていたらしい。 【余談】 モデルの「ティラノサウルス」は名実共に最強の肉食恐竜でもあり、獣脚類に分類される。 名前は「暴君のように君臨する蜥蜴(爬虫類)」に由来している。 ティラノサウルスをモチーフとしたキャラクターは過去のシリーズにも登場しているが、その年々の学説に姿形が影響している(『恐竜戦隊』の守護獣ティラノザウルスはゴジラのような怪獣を思わせる直立型、『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスと『爆竜戦隊アバレンジャー』の爆竜ティラノサウルスは脊髄を水平にした姿勢、同個体はニワトリのように鶏冠が生えている)。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11976.html
―――――――――――――――――― 空の柱 カガリ「なに言ってんだよお前」 ダイゴ「いや、思うんだよ」 カガリ「?」 ダイゴ「結局、僕が一番強くてカッコイイんだよね! メタグロス、コメットパンチ!!」 メタグロス「」どがああん! センリ「ぐは…!」 センリ「」どたり ダイゴ「…強さを追い求めるのも程々にしておかないとね 本当の強さは心の強さ 力だけあっても意味ないよ でも勘違いしてしまうんだなあ だって人間だもの」 カガリ(やっぱりコイツは謎だ…) ぱらぱら… カガリ「! まずいな、今ので天井が崩れてきた… さっさと出るぞ」 ―――――――――――――――――― どがあああああん! カガリ「あぶねえ…」 レックウザ「きゅりきゅりしいい!」 カガリ「! センリが死んだことでレックウザは復活したのか」 ダイゴ「惜しい人を亡くしたな…」 カガリ「ふ、大誤算ってか?」 ダイゴ「……ダイゴだけにね、くす」 ダイゴ「……」 ダイゴ(……センリさん、ご冥福を祈ります) ―――――――――――――――――― 目覚めの祠 ニャース「行ってしまったニャ」 澪「うん…」 ニャース「これで良かったのかニャ?」 澪「うん…あの二人なら大丈夫な気がするんだ」 ニャース「ニャー、澪の考えることはわからないニャ」 澪ニャース「……」 澪「ニャース」 ニャース「澪」 澪「え?」 ニャース「ニャーも澪に一生ついていくニャ」ぼそ 澪「なに?」 ニャース「な、なんでもないニャ! 早く帰るニャ!」 澪「あ、うん…!」 ニャース「」たったった 澪「……」 澪「ありがとう、ニャース」 ―最終章完― エピローグ ムロジム 澪「ハブりん、ポイズンテール!」 ハブりん「プッププ~!」ざっ トウキ「ハリテヤマ、つっぱり!!」 ハリテヤマ「ハリテー!」 どがあああああん!! ハリテヤマ「」ばたあん ハリテヤマは倒れた 澪「や…やったあ!!」 ハブりん「プッププ~!」 トウキ「いや~負けたよ 強くなったね はい、ナックルバッジだ」さっ 澪「ありがとうございます!」 ニャース「やったニャ、澪!」 澪「ああ!これで8個目だ!」 トウキ「お!もう揃えたのか?」 澪「はい!」 トウキ「んじゃあ……ホウエンリーグに行ってみたらどうだ? チャンピオンのダイゴが引退して、新米チャンピオンが今いるらしいぞ」 澪「あ…行きたいです! !?…って、ええ!?」 トウキ「?」 澪「ダイゴさんってチャンピオンだったんですか!?」 トウキ「ああ…そうだけど」 ニャース「ニャーは知ってたけどニャ」 澪「ええ!?」 ―――――――――――――――――― ダイゴ「くしゅん!」 ダイゴ「風邪かな…」ずず… ダイゴ「それとも、誰かが噂してるとか?」 ダイゴ「くしゅん!」 ダイゴ「……大好評だねダイゴだけに」くす ―――――――――――――――――― 送り火山 カガリ「」かつかつ ひょこっ カガリ「!」 フヨウ「くる気配がしたけど、だあれ?」 フヨウ「! カガリちん…」 カガリ「フヨウ、すまなかったね 私にもう一度チャンスをくれ」 フヨウ「え…?」 カガリ「」ばりばり! フヨウ「あ…」 ばさあ! カガリ「マグマ団はもうやめるよ 今日は遊びに来たんだ、友達の家にね」 フヨウ「…!」うるっ フヨウ「カガリちん!!」がばっ ―――――――――――――――――― チャンピオンの部屋 ???「んくく… 俺がチャンピオン候補に選ばれるとは…」 うぃーん ???「ん?挑戦者か?」 澪「よし、やっと着いた…」 ニャース「新チャンピオンって誰ニャ?」 ???「……」 澪「ってミツルくん!?」 ニャース「オミャーだったのかニャ!」 ミツル「……そうです 僕が数々のトレーナーから選ばれたチャンピオンです」 澪「すごいな…」 ミツル「…ねえ、澪さん これがどうゆうことか分かります?」 澪「え?」 ニャース「?」 ミツル「この俺様が! 世界で一番! 強いってことなんだよ!」 澪ニャース「」 ―――――――――――――――――― ロゼリアは倒れた 澪「よし!」 ミツル「な、なんで… リザードン一匹に……六匹全部…」 ニャース(相変わらずだニャー) 澪「み、ミツルくん… このあとはどうすればいいのかな…?」 ミツル「あっちの部屋のコンピュータを使って殿堂入りすればいいんですよ」 澪「あ、ありがとう じゃあ行くね」たたっ ニャース「」たたっ ミツル「……」 ミツル「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 ―――――――――――――――――― 殿堂入りの部屋 ぴぴっ 澪「よし、これでこうして……っと」 ===================== カゲぴょん/リザードン♂ ハブりん/ハブネーク♂ ベロにゃん/ベロリンガ♂ サボみん/サボネア♂ ドっくん/ドクケイル♂ ルンたん/ポワルン♀ くらくら/ドククラゲ♀ トレーナー 秋山澪 殿堂入りおめでとう!! ===================== ―――――――――――――――――― 数日後 澪「ん?」 ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ すっ 澪「手紙…?」 ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ ニャース「誰からニャ?」 澪「! リラ師匠からだ!」 ニャース「読んでみようニャ」 澪「うん… ええと」 澪「澪へ ある用事があるんだ 今すぐジョウト地方に来てくれ リラより ……だって」 ニャース「ある用事?」 澪「ん~、わかんないけど とにかく行ってみよう」 ニャース「ニャー」 澪「……またママを待たせちゃうなぁ 悪いなぁ…」 ニャース「ママ…?」 澪「お、お母さんっ!!」 ――――――――――――――――――― ざっざっ ???「……これか」 ???「ジーランス、ホエルオー!」ぽん! ジーランス「……」 ホエルオー「……」 ???「わたしたちわ このあなで くらしせいかつし そしていきてきた すべてわ ぽけもんの おかげだ だが わたしたちわ あのぽけもんを とじこめた こわかったのだ ゆーきある ものよ きぼーに みちたものよ とびらをあけよ そこにえいえんの ぽけもんがいる さいしょにほえるおー さいごにじーらんす そしてすべてが ひらかれる…!」 がちゃあん! ???「…ふ、レジアイス・レジロック・レジスチル その三匹が揃えし時… ふふふ…」 おわり 戻る