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今イッシュ地方で話題騒然のガチャポンがある それはこの「ガチャンネ」だ! 一回300円と少し高めではあるが、中からなんと本物タブンネがでてくるのだ 一匹500円のコイキングより安く手に入れられるともっぱら評判である 今回はタブンネ虐待愛好会から発売されてるこのガチャンネを紹介していこうと思う まずはネタをしいれるところからだ、あくまで商品として売るタブンネをキズものにしてはいけないと開発広報担当は語る 「そうですね、まず仕入れる際には私が持ってるドーブルに頑張ってもらうんですよ」 そう言って担当は近くにいたドーブルの頭をなでた 3匹のドーブルは気持ちよさそうに担当の膝の上で寝転んでいる その姿に犬ポケ好きの私もメロメロだ 「触ってみますか?この子たちは良い環境で育てられてるので人懐っこいですし、人に危害を加えるようなこともしません 言った仕事はしっかりとしてくれる良い子達ですよ(笑)」 その言葉に甘えて少し触らせていただくことに 私の膝の上で寝転がり目を細めるドーブル、すごくかわいいです 話が逸れてしまいましたので本題に戻しましょう、どうやってタブンネを仕入れているのですか? 「まずはこのドーブル達に傷ついたタブンネ親子に変身してもらい、そしてタブンネの巣の近くで倒れてもらうのです これについてはVTRを見てもらった方が早いでしょう」 そう言って担当はモニターを用意し、VTRを流した 3匹のドーブル達がきょろきょろと辺りを見回し、そして同時にスケッチブックに絵を描きはじめました どうやらメタモンの絵を描いたようですね、その瞬間ぐにゃりとドーブル達がゆがみ、あっという間に親タブンネと子タブンネ二匹が出来上がりました 傷ついた親タブンネはその場にヤムチャポーズで倒れこみましたね、そしてミィミィと親タブンネを心配してるように子タブンネが鳴き始めました 媚びた鳴き声の真似も上手ですねー その鳴き声に気づいたいくつかのタブンネがよって来ていやしのはどうを始めましたね 本当は怪我してないからいやしのはどうで治らなくて不審に思わないんですかね? 「ちゃんと部分的に変身する技術も身につけさせてあります この子たちは優秀ですからね」 そう言って担当はうれしそうにドーブル達をなでていた この人相当な親ばかなのであろう、実に微笑ましい姿だ VTRでは元気になった振りをしたドーブルンネがタブンネ達と相談し合い集落に入れてもらえるようになったのだ 「ここからは固定カメラになりますね、一応こう言ったVTRはほかのドーブルにお手本を見せるために逐一撮ってあるのです 一番いい奴しか教育用には使いませんのでテープの無駄遣いになることが多いんですが、それでも教育のためですから」 そして固定カメラへと移る、どうやら子タブンネに変身したドーブルがばれないように設置したようだ タブンネの集落の情景が映し出される ピンクの媚豚が惰性に過ごしているその映像は思わず火を放ちたくなるほどだ しかし優秀なドーブル達がこの中に紛れ込んでるとなるとそうもいかない、しかし優秀と呼ばれるだけある、さっぱりわからん そんなこんなで彼らがタブンネに交わり2週間ほど過ごす映像がダイジェストで放映された 文化も姿勢も媚豚と合わせられる彼らに私は尊敬の念を感じざるを得ない 2週間たったある日、集落の中央にドーブルンネ達が集まる そしてタブンネ達の目の前でドーブルへと戻ったのだ その姿に集落中のタブンネがパニックになる そうこうしてると一匹のドーブルが怪しげなオーラを発し始めた、これは封印だ! そして再びタブンネに変身する ♂連中が集まり応戦しようとするも技がでない、だせなくて焦っているようだ 再び混乱の渦に巻き込まれるタブンネ達 そんなタブンネ達をドーブルはキノコの胞子を振りまき眠らせた そして虐待愛好会の方々が集まりタブンネ達をモンスターボールに閉じ込めていったのだった この映像はここで終わっている 「お次は加工の様子ですね、こちらもVTRがありますので是非どうぞ」 そう言って担当は再び映像を流し始めた 窓もなく殺風景な大部屋に大勢のタブンネ達が放置されているところから映像は始まった 天井には巨大なスピーカーが備え付けられてある そのスピーカーから音が割れるような巨大なタブンネの鳴き声が聞こえてくるのと同時に放置されていたタブンネ達が飛び起きた ここはどこだと言わんばかりにきょろきょろと周りを見渡している 親子と思われる者、友人同士と思われる者同士まずは無事を確かめあっている そしてとりあえず安堵したその時だった、部屋の壁が開きカイリキーが数匹表れた カイリキーは手当たり次第にタブンネに暴行を加え始めた ただひたすらにその体を傷つけられていくタブンネ達、阿鼻叫喚である 先ほどの友人同士無事を確認しあってたタブンネの片割れはあろうことか友人をこかせてカイリキーの囮にさせたのだ タブンネはすべて瀕死になるまで攻撃されると言うのに馬鹿な豚である 囮になったタブンネは顔がはれるまでボコボコにされて、囮にしたタブンネは四肢をへし折られた そしてボロボロにされたタブンネ達はカイリキーに引き摺られてどこかに連れ去られた 場面は移り手術室のような部屋が映る その中央の手術台にはタブンネが貼り付けられていて、その周りを白衣をきた人物が数名が取り囲んでいる状態だ スポットライトがまぶしかったのか目覚めたタブンネはすぐに目を細めた それを確認した白衣の人物達は手元にあったドリルを起動し頭部にそれをあてがった ドリルが頭部を削る音がする 「ミギャアアアアアアアアア!!」と泣き叫びタブンネは暴れるが手術台にがっちり固定されているので頭をぐりぐりと動かすことしかできない それすらも結局タブンネの激痛を長くするだけだ そしてドリルで頭部に穴をあけて、マイクロSDのような小さいチップを脳みそに差し込む 頭部を再び閉じて軽く縫合 これでガチャガチャ専用タブンネ、通称ガチャンネの完成である 担当さん、このチップは一体なんなのでしょうか? 「このチップはタブンネの脳細胞に刺激を与える特殊なチップなのです これを脳に組み込むことによって強制的に再生力にしたり体毛の色を変えたり また常にミィアドレナリンを出し続けさせたりすること等が可能です 一週間ほどで死にますけど食事を取らなくて済むのでモツの下処理なんかもしなくていいですし 食用や玩具など幅広く使えるタブンネをテーマに考えました」 なんだかお金がかかってそうなんですが(笑)それでも300円なんですか? 「ほんとはこれチップがひとつ200円くらいするのですが人件費はポケモンたちが頑張ってくれてるのでぎりぎり黒字なんですよ(笑) 結果さえ出せていれば続けられますしね、あと虐待愛好会本部にいらなくなったタブンネを連れて来てもらえると処分ついでに加工して差し上げることも可能です 300円いただきますが、さらに何百円か追加料金をいただきますとオーダーメイドでお作りさせていただきますのでもしよければ立ち寄ってください」 それはお得な情報ですね、これからも御贔屓にさせていただきます 取材終了後私はふとガチャンネ専用のポケモンスタジアムに寄った そこには先ほど裏切りあっていたタブンネが必死の形相で殴り合いしている姿があった そこには醜く肥え太った媚豚ではなく互いに殺し合いをする愚かな操り人形の姿があった
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どっちに転んでも全滅ENDw -- (ヒビキ) 2012-03-27 03 19 45
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ハチミツというものがある。 ハチミツには大きく2種類あり、ミツハニーが集めた花の蜜を巣の中で熟成させたものと、 スピアーが集めた花の蜜と花粉に木の実をブレンドしたものがある。 あるとき、一人の科学者がこんなことを思いついた。 花の蜜を他のものとブレンドさせて熟成させればさらにおいしいハチミツができるのではないか、と。 1匹のタブンネが天井から吊るされている。 両手をロープで縛られており、タブンネ自身の重みでロープがぎっちりと食い込んでいる。 涙を延々と流し続け、半開きの口からは「ヒィ…ヒィ…」と弱々しい息が吐き出される。 タブンネの頭には太めのチューブが刺さっており、その中をさらさらとした花の蜜が流れている。 このチューブの先はタブンネの皮の下を通るように刺さっており、蜜がタブンネの皮膚の下を流れるようになっている。 流れ出した蜜は足元の方に向かって流れていき、やがて、タブンネの足元の方に貯まっていく。 そのため、タブンネの下半身はだんだんと膨らんでいくのだ。 蜜を体に貯めはじめてから3日。 大量の蜜を貯めこんだタブンネの下半身はパンパンに膨らんでいた。 その足先に切り込みが入れられる。 このとき、肉まで切ってしまうと蜜に血液が混じり、売り物にならなくなってしまう。 最新の注意を払って皮だけを切らなくてはならないため、職人の腕が要求される。 切り開かれた皮からはポタポタと黄金色に輝く蜜が流れ出してくる。 それをビンに貯め、滅菌処理を施せばとてもおいしいタブ蜜の完成だ。 その味は非常に甘く、なめるたびに味が変わると言われるほど深い味わいを持っている。 なぜ、そのような味になるのか。 これは、花の蜜がタブンネの体を通過する際、皮下組織の表面から分泌されるミィアドレナリンと混ざり合い、 体内に貯まっている間に熟成が進むことでそのような味になると考えられている。 また、このタブ蜜にはミィアドレナリンのほかに大量のコラーゲンが含まれており、美容効果も高い。 甘くて美容にもいいタブ蜜はいまや、女性の間で爆発的な人気を誇っている。 タブ蜜のすごいところは蜜を作るだけでは終わらないところだ。 タブ蜜をつくるために使用したタブンネの体には蜜が染み込み、甘くて柔らかいタブ肉ができている。 このタブ蜜肉は、一般家庭から高級レストランまで多くの場所で使用される肉となった。 さらに、乾燥させることで新たな風味がうまれ、子どものおやつや酒のつまみになるタブ蜜ジャーキーへと姿を変える。 現在ではイッシュ全体で圧倒的な人気を誇るまでになったタブ蜜。 その裏にはそこそこの数のタブンネの犠牲がある。 まあ、犠牲になったタブンネのことなど気にせずにおいしく食べる。 それがタブンネたちへの供養であり礼儀であろう。 たぶんね。 (おわり)
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タブンネちゃん格闘ポケモンたちのやくにたてて良かったね♪ -- (名無しさん) 2012-04-27 22 12 53 これで少しは痩せられそうwww -- (名無しさん) 2016-06-12 23 34 33
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時は28xx年、世界では、タブ虐が当然のように街中で行われていた。 このタブ虐ブームの原因は、21xj年にタブンネ虐待愛好会の二代目会長が書いた、「タブ虐の薦め」だった。タブ虐の薦めには、タブンネを虐待、虐殺することによって生まれるメリット、またタブンネの存在の非必要性が書き記されている。 そんなとてつもない時代の日本のある田舎に青年「正義(まさよし)」は住んでいた。名前の由来は漢字のまま、 正義 である。この青年はかつて初代会長の右腕として活躍した「俺」の家系で、末裔である。 この青年も勿論虐待家。かなり熱心な人間である。毎日、動画のサイトに様々な虐待映像をアップしている。また、この時代はタブンネの飼育、保護は重罪であり、邪魔する者はいない。そんな彼の日常を覗いてみましょう。 ※ここからは正義視点です 正義「ふあーあ…」 今日もいつも通りの日常が始まる。午前中は仕事(といっても、ただ虐待愛好会に捕まえたタブンネを持っていくだけなのだが…)それを済ませて、午後からはタブ虐、タブ虐、タブ虐である。 とりあえず虐待部屋へレッツゴー。 タブンネ達は、俺の姿を確認すると、発狂しかねない勢いで暴れ出し、同時に逃げ出す。今日は………こいつだ! 俺は一匹のタブンネを掴んだ。この瞬間、一匹のタブンネの命日が決まり、それ以外のタブンネは明日までの命の安全が保証される。 まずは全身の皮膚をチェーンソーで剥ぐ。 正義「やるぞー。かなり痛いから覚悟してねー。」ギュイイイイイイイン ザリュザリュザュザュ タブンネ「ミッヒャアアアアアア!!!!」ジタバタ 激痛で暴れ回っているが無視だ。 皮膚を剥ぎ取ったら次は全身をヤスリでこする。しかし根性無しのタブンネはこの段階で気絶してしまう(驚異的な生命力があるので死なない。)ので強心剤を打っておく。 正義「こするぞー。さっきよりも何倍か痛いけど覚悟しろよー。」ガリガリガリガリ タブンネ「~~~~~~!!!」 あ、口が削れて癒着してるから声がでないのか。 最後に塩水のプールに放り込んで終了だ。 正義「バイバイタブンネ!」ポイ-ン バシャ-ン タブンネ「」プカプカ このタブンネは俺の晩飯のおかずになる。虐待してるから相当美味い! 晩飯を食い終えたら寝る(現在時刻8 30)。 明日はどんな虐待をしようかなー。 おやすみー。 終わり
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私、タブンネ、まだちっちゃな子供のタブンネさんなの。 今日はママと一緒にお散歩してたんだけどね、チョウチョウさんをおいかけてたらはぐれて迷子になっちゃったの… ぐすん…もういっぱい歩いてあんよが痛いのにちっともママが見つからないよぅ… ハートの肉球もズキズキ痛むよぅ… あっ、向こうの方から何か近付いてくる!きっとママだ!ママはお耳がいいからタブンネのことを見つけてくれたんだ! ママー、タブンネはここだよーっ ガサガサッ きゃあぁ!なにこれっ! タブンネが草を揺らしていばしょを教えようとしたらいきなり頭の上から網が落ちてきたの! びっくりして逃げようとしたんだけど網がからまって抜けられないよぅ… タブンネがもがいてたら今度は大きな手が入ってきてタブンネのことをつかんだの、助けてくれるのかな? …えっ、もしかしてタブンネのことつかんでるのって…人間さん? 大変!人間さんはタブンネ達のことをいじめるこわい生物だってママが言ってた!すぐに逃げなくちゃ! でも人間さんはがっちりタブンネのことつかんでて、どんなに暴れてもはなしてくれないの… しかも人間さん、タブンネの大切な触角をつまんで引っ張るの! いたいっ!やめてよぉ!触角はタブンネにとって気持ちを読み取る大切なところなんだよ! ぐす…引っ張られた触角を押さえて泣いてたら人間さん、タブンネのことを小さな箱の中に入れたんだ。 壁が全部透明の狭い箱…タブンネ、すっごく不安な気持ちになったの… それで泣きながら人間さんに何度もここから出してよぅってお願いしたんだけど、人間さんは全然聞いてくれないの。 タブンネ、これからどうなっちゃうの…?ママ、早く助けにきてよぅ! …うぐぅ…いたいよぅ…人間さんがタブンネの入った箱を持ったまま乱暴に走ったからいっぱい頭をぶつけちゃった… タブンネの頭にまるでダグトリオさんみたいなコブがたくさんできてる… ママにいやしのはどうしてもらいたいよぅ…ぐすん やっと人間さんが止まってくれたと思ったら、そこは大きなお家の中だったの、この人間さんの住んでるお家みたい… お家の奥で女の人が忙しそうにしてる、あれがきっと人間さんのママね。 人間さんのママを見たらね、タブンネ、ひらめいたんだ! いくら恐い人間さんでも、ママなら優しいはずだってね!だってタブンネのママもすっごく優しいもん。 きっとこの人間さんにタブンネのことを出してくれるように言ってくれるはず! そう思って、タブンネは人間さんのママに向かってかわいく鳴いて助けを求めたの。 …でも、人間さんのママは見向きもしてくれなかったの… そのうえタブンネのことを「虫」って言ったの…ひどいよっ!タブンネは虫なんかじゃないよ! 人間さんは一旦タブンネを入れた箱を外に置いてお家の中に戻っていったの。 そのあいだにここから出ようと思って透明な壁をひっかいてみたけど、カリカリ音が鳴るばっかり… 同じ透明な氷ならすぐに割れるのにどうしてぇ… そうしてる間にも人間さんが戻ってきちゃった… 戻ってきた人間さんは何か本みたいのを読んでるの、何の本だろう? そんなことを考えてたらタブンネのお腹が急にキュルキュルって鳴ったんだ。 そういえばお腹がすいたな…朝木の実を食べてそれっきりで何も食べてないもんなぁ… ねぇねぇ人間さん、お腹がすいたよぅ、なにかタブンネにたべものちょうだいよぉ! タブンネ、人間さんにもわかるようにお腹を押さえて訴えたんだ。そしたら何とか人間さんにも伝わったみたい! あれっ、人間さん、草をぬいてどうするの? …えっ、どうして中に入れるの? うぐっ、ペッ!ペッ!おめめに根っこについた土が入っていたいよぉぉ…お口の中にも入っちゃった… ぺっ、ぺっ!変な味… えっ、もしかしてこれを食べろっていうの…!?だってこれ草だよ?こんなの食べられないよ! ママが草なんか食べたらお腹を壊しちゃうって言ってたもん! あ…人間さん、またお家に戻っちゃった… しかたないからタブンネ、のどもカラカラだったから人間さんが草と一緒に入れてくれたお水を飲むことにしたんだ。 でもお水の入った入れ物を覗いてびっくり!土がまざってて茶色ににごってるの! タブンネ、いつもきれいな川のお水を飲んでるからこんな汚いお水飲めないよぉ… シャク、シャク… タブンネが困ってたらきき覚えのある音がきこえたの、タブンネのお耳はママと同じで小さな音でもとってもよくきこえるんだ。 それで音のする方を見てみたら、人間さんが木の実を食べてたの。 あれはタブンネの大好物のオボンの実、人間さんはとってもおいしそうに食べてるの! 人間さん、タブンネそれが食べたい!オボン、タブンネにちょうだいよぉ! あ~っ、何で全部食べちゃうの!?ひどいよぅ! 木の実を食べ終わった人間さんが戻ってきたからタブンネ、諦めないでオボンをちょうだいってお願いしたんだけど、 人間さんは全然わかってくれないの。 それどころか草を持って無理やりタブンネに食べさせようとするの! いやだっ、草なんか食べたくないよっ、やめてぇ! いたいっ!草がおめめに当たっちゃった…おめめが痛……エッ!?いやっ…エグッ!?草をお口に入れないで!! うっ、うぇぇぇぇぇっ!おぇぇぇぇっ! うぅ、吐いちゃった… うわぁ! 人間さんはタブンネのことをタブンネが出しちゃったものの上に落としたの… 朝にママがせっかくととのえてくれた毛並みがベトベトになっちゃった… うわぁ…すっごくすっぱくて臭いよう…この臭いいやだよぅぅ… でも人間さんが手を放した今なら逃げられるかも! そう思って走ろうとしたけど、すべって転んじゃった…ぐすっ また人間さんに捕まってバケツの中に放り込まれちゃった。 人間さんはタブンネのことを洗ってくれるって言ってるけど、何だかすごく不安だよぅ。 つめたいっ! 人間さんがバケツを地面に置いたと思ったら上から雨みたいにお水が降ってきたの! お水はどんどんたまっていくよ、このままじゃおぼれちゃうよ! タブンネ、バケツから出るために一生懸命ジャンプしたけど、どうしてもとどかない… そうしてる間にもお水がたまっていって、ジャンプもできなくなっちゃった。 ガッ!ガバッゴボッ苦しいよぉ!プハッ、助けてぇぇ!! あんよがバケツの底につかなくなって、タブンネ、お魚さんみたいにうまく泳げないから必死になって人間さんに助けを求めたんだけど、人間さんはじっと見てるだけなの。 見てないで助けてっ!ゴボゴボ…!パッ! あんよに力を込めてせっかくお水の上に出てもすぐに沈んじゃう、 大声で鳴いたらお口の中にお水がガバガバはいってくるよぅ… もうダメ、死んじゃう!って思ったらやっと人間さんが助けてくれたの… いっぱいお水を飲んじゃってタブンネのお腹からたぷたぷ音がするよ… タブンネ、息が苦しくてそのまま動けなくなっちゃった… …ぅう、あついよぉ… しばらく横になってたらやっと動けるようになったけど、さっきまで雲に隠れてたおひさまが顔を出してすっごく暑いの。 風も全然こなくって周りの空気もあつくなってきたよう… いつもならママが大きな葉っぱを使ってタブンネのことをあおいでくれるのに… 汗がいっぱい出てきて何だかまたのどがかわいてきちゃった。 お水はさっきたくさん飲んだのにな…お水飲みたいけどここには汚いお水しかないし… 人間さん、あついよぅ!のどがかわいたよぅ!って壁をたたいて鳴いたけど、やっぱり人間さんは気付いてくれない… 人間さんは涼しそうにしてぐっすり眠ってる…あのお部屋の中は涼しいのかな? タブンネはこんなに暑い思いをしてるのに… 仕方がないから人間さんの入れてくれた葉っぱの下に入ったの、ここならおひさまが隠れるから少しでも涼しくなるかなって思って。 でも、それでもムンムンするよぅ…ママ早く助けにきて… 二日目 朝がきたみたい…、でもタブンネ、夜ほとんど眠れなかったよ… だっていつもはフカフカの干し草でできたベッドで寝てるんだもん、 こんな固い床の上でなんか眠れないよ…早くここから出たいよぅ… キュルル…キュルル… あ、お腹が鳴ってる…お腹がすいたよぅ…おいしい木の実が食べたいよぅ… しばらくして、人間さんが起きてお家から出てきたの。人間さんはまだタブンネが草を食べると思ってるみたい。 人間さん!タブンネは虫ポケモンさんみたいに草なんか食べられないの!オボンをちょうだいよぅ! 昨日から何度も何度も言ってもわかってもらえなかったけど、今度はタブンネの必死な思いが伝わったのか人間さんもわかってくれたみたい! タブンネの食べ物をさがしてくれるって言ってくれたんだ! さっそく人間さんはタブンネの入った箱を持って草むらの中を歩いて食べ物をさがしてるの。 はやく木の実を見つけてほしいな。 少ししたら大きな道に出たの、人間さんはそこを渡ろうとしたんだけど、何でか足を止めたんだ。 どうしたんだろう?って思ってタブンネも人間さんと同じ方を見てみたら、おせんべいみたいにペシャンコになって潰れてるフシデさんが目に入ったの。 タブンネ思わず目をおおっちゃった、だってすごく気持ち悪かったんだもん… でも人間さんはずっとフシデさんのことを見てるの、タブンネ、何だかいやな予感がしたから触角を壁に当ててみたんだ。 触角を通して人間さんの考えてることが頭の中に流れてくる。 『コイツ、もしかしてこれ食べるかな…』 タブンネ、頭の中がパニックになっちゃった。 人間さん、草の次はフシデさんをタブンネに食べさせようとしてる! タブンネそんなのたべられないよぅ!いやだぁ!! …あれっ?人間さん、おててを押さえてどうしたの?何だかすごく痛そうにしてる… あっ、そうか、人間さんはフシデさんの毒の棘でけがをしちゃったんだ。 きっとタブンネにひどいいじわるばっかりしたからバチが当たったんだね。 ママもわるいことをしたらバチが当たるって言ってたもん! これでフシデさんを食べさせられずに済みそう! パァァ… そう思ったんだけど、タブンネのいやしのこころが人間さんの毒を治しちゃったの… 人間さん、また元気になっちゃった… 人間さんはタブンネに毒を治したのはお前なのか?って訊いてきたよ。 もしかしてお礼にここから出してくれるかも!って思ってタブンネ、うんってうなずいたの。 そしたら人間さん、すごいってタブンネのことほめてくれたけど、箱からは出してくれなかったんだ… それどころか、フシデさんの一部を千切って箱の中に入れたの! 信じられないよ…タブンネは人間さんのことを助けてあげたのに… どうしてこんなことばっかりするの…? タブンネがフシデさんを食べるかどうか人間さんずっと見てる… タブンネ、フシデさんなんて食べられないのに… フシデさんに触るとさっきの人間さんみたいに毒の棘でおけがをしちゃうもん。 …そういえば、前に一度フシデさんの棘でおけがをしちゃったことがあったっけ… その時はママがいやしのこころでタブンネの毒を治してくれたな…ママ… 夜 ママが助けにきてくれるまでの辛抱だって、ずっとがまんしてきたけど… もうお腹ペコペコでげんかいだよぅ…のどもカラカラでお口の中がカピカピする… このままじゃ、タブンネ死んじゃうよぉ… でも…ここにあるのは汚いお水と葉っぱとフシデさんの一部だけ… どれもお口に入れたくないものばかりだよぉ… でも…でももう、がまんできない! タブンネ、生まれて初めて汚れたお水を飲んだんだ。 うぅ…まずい…じゃりじゃりしててはぐきのすきまにいっぱい細かい砂が入ってくるよ… まるで水たまりを飲んでるみたい… でも、のどがカラカラだから、飲むのが止まらなっくていっぱい飲んじゃった。 それで今度は草も食べたの、これしか食べるものがなかったから勇気を出してお口に入れたんだ。 タブンネ、すごくみじめで悲しくて、まずくて…ポロポロ涙の粒を落として泣いちゃった… こんなまずい草じゃなくて甘くておいしい木の実が食べたいのに… 三日目 朝になってね、タブンネ、お腹が痛くて目が覚めたの。 い、いたい…まるでお腹を冷やされたみたい…! あぁっ…何だかうんちが出そう! うんちをもらしちゃうなんて恥ずかしかったから一生懸命頑張ったんだけど、泥みたいなうんちがいっぱい出ちゃった… ぶりゅぶりゅっていやな音がしてお尻に生温かい触感がして気持ち悪かったけど、それよりお腹が痛くっていたくって… やっぱりママの言った通り草は食べちゃダメだったんだ… 何でタブンネがいつもこんな目にあうの…? 人間さんはいつタブンネを解放してくれるの…? そんなことを考えてたらまた人間さんの手がタブンネをつかんで箱から出したんだ。 今日は何をするのかな…?タブンネ、こわくて震えが止まらなかったの… でも、人間さんはタブンネのうんちで汚れちゃったお尻と尻尾をちょっと乱暴だけどきれいに拭いてくれたんだ。 もしかしたら解放してくれるのかな? タブンネが期待してたら人間さん、昨日のあれで熱を治してってタブンネに言ったの えっ、昨日のあれってなんのこと?ねつってなぁに…? あれ、人間さんはタブンネをお部屋の中に入れたよ? お部屋の中はまるで冬がきたみたいに涼しくて気持ちよかったの、タブンネこんなのはじめて! お外はジトジト暑いのに中はヒンヤリしてるなんて不思議! プゴッ!? 人間さんはいきなりタブンネのことを白くてモフモフした何かに入れたの! 目の前がまっ暗になってタブンネ、びっくりしてすぐに出ようとしたんだけど、人間さんの手が押さえつけるの! モゴモゴ…あつくていきもできくってくるしいよ… この白いのいや!出たいよぅ!人間さんやめ……うっ、またお腹が痛くなってきちゃったよ… またうんちが出そうだよぉ… そしたら人間さん、今度は、汚すなよ!ってタブンネのお尻の穴に何かを詰めたの! 汚してほしくないなら何でタブンネを入れるの!? お尻に何か詰まってるなんて気持ち悪いよぉ…とってよぉ! うんしょ、うんしょ…おててを伸ばしても全然とどかなくってとれないよぉ… うぁ…お腹の中で何か暴れてるみたいにいたい…! もうもらしちゃってもいいからお尻の中のものをとらなくちゃ! でも、やっぱりおててが届かないし、白いモフモフが邪魔をしてとれないよぅ… それに…なんだか…頭が…クラクラしてきた…よ… タブンネ、そのまま気を失っちゃった。 目が覚めたら、夜になってて、いつのまにか箱の中に戻されてたの… もうタブンネの邪魔をするモフモフはなくなってたから、何とか体を丸めてお尻の穴につまったものをとったんだ。 ドピュ、ピババババ… たまってたうんちが滝みたいにたくさん出ちゃった… タブンネのピンクの体…もうドロドロでボロボロ… 体を葉っぱで拭こうとしたけど…もう…うごくこともできないよぅ… 体が…熱くなってきて…目の前がぐるぐるする… タブンネ…もう死んじゃうのかな…?最後に…ママに会いたかったよぅ… 「ミィ!」 …あれっ、何だかなつかしい声がきこえたよ… この声…とってもあたたかい気持ちになるやさしい鳴き声…もしかして… タブンネ、声のした方を見てみたんだ。 ママ! おめめがよく見えなかったけど、見まちがえるはずのない、ママの優しいお顔が見えたの…! ママ…助けにきてくれたんだね、タブンネ、ずっと信じてたよ。 ママのお顔を見たら嬉しくって、タブンネ少し元気が出たよ! ママはすぐにタブンネを箱から出して、ペロペロなめて体の汚れを落としてくれたんだ。 それでいやしのはどうもしてくれたの。 ママの魔法の波動でタブンネ、すごく楽になったよ。 ママはもうぜったいタブンネのことをはなさないからねって抱きしめてくれたの。 ふわふわであったかいママの匂いがするよ。キャハハ、何だかくすぐったいな♪ タブンネもママのことをはなさないよってギュッとママのことを抱きしめたの。 そのあとママにだっこしてもらってタブンネ、ひさしぶりにタブンネのお家に帰ったんだ。 お家にはママの集めた木の実がいっぱい!やっとおいしい木の実が食べられる♪ タブンネがママに木の実を食べさせてもらおうとしてたら、お外で何かズシ、ズシ、って足音みたいのがきこえたの。 何の足音だろうって思ってたら、とつぜんお家の中に大きなポケモンさんが入ってきたの! あれはたしかペンドラーさん!何でペンドラーさんがタブンネのお家に!? ママはタブンネを後ろにしてペンドラーさんを威嚇してる…タブンネ、恐くってママの尻尾にお顔をうめてぶるぶる震えてたの。 「ミビャァァァアア!!!」 そしたら急にママの体が持ち上がったの!よく見たらペンドラーさんの角がママに突き刺さってる! そんな、ママ!どうして!?ママぁ!! ママはペンドラーさんの角に串刺しになってぐったりしてるよぉ! タブンネがママに向かって泣いてたら、ペンドラーさんが恐い目で睨みつけながら言ったの。 「あなたね…うちの子供を踏み潰して殺したのは…」 えっ…なんのこと?ぜんぜんわからないよ… 「とぼけないで…じゃあ何であなたから私の子供の匂いがするの…?」 え…もしかして、ペンドラーさん、あのフシデさんのママなの…? ち、ちがうよ、フシデさんは最初から潰れてたんだよ!匂いがついてたのは人間さんがタブンネと一緒の箱にフシデさんの一部を… きゃ、やめてっ!助け…きゃあああああああっ!!!!! おわり