約 1,541,174 件
https://w.atwiki.jp/supermesutaisen/pages/17.html
OG参戦済作品 『スーパーロボット大戦J』より OG未参戦作品 『スーパーロボット大戦L』より 『スーパーロボット大戦Zシリーズ』より
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/263.html
高校生 平井悠一はネット上で変な文を見た. 特定の eメールで願いを書いて送れば スーパーガールがその願いを遂げてくれるという文だった. 普段 スーパーガールのファンだった 平井には大変おもしろい話だった. その日以後 平井は eメールを送り始めた. メールの内容は簡単だった. スーパーガール, 私の願いを聞き入れてください. 平井は supergirl, spg, superwoman など. スーパーガールと関連あったように見える eメールに爆撃のようにメールを送った. 以後には自動メールプログラムまで作って aから zまで全世界に無差別的に eメールを送った. 増えて行くメールに耐えかねた eメール会社で 平井のメールを遮断しようと労力したが. IPや回線変更はもちろんインターネットカフェや共用無線ネットワークの使用など ますます知能化になって行く 平井には無駄だった. それから一ヶ月後. 信じられない事が起こった. 本当にスーパーガールが 平井の家に現われたのだ. "あなたが 平井君? " 輝く金髪と美しい美貌. グラビアアイドルを上回る完璧なプロポーション. 赤いスカートと青色のトップを着けたスーパーガールが 平井の目の前に立っていた. "まさか本当に?" 初めには楽しさで, 以後には ITに対する興味で続いた eメールいたずら. まさか 平井も本当にスーパーガールが現われることとは思うことができなかった. "本当にスーパーガール? コスプレではないんでしょうか? まだ信じられないのか 平井は疑わしい目でスーパーガールを眺めた. "ふふ...." ほほ笑みをして 平井を眺めるスーパーガール. 平井が本当にきれいな人と思った瞬間. "?!" おびただしい衝撃が 平井の身を襲った. そしてしばらく後, 精神を取り戻した 平井の目の前にすごい風景が見えた. "ここは?" "東京 3000メートル上空よ." 空が丸く見えてその下には果てしなく開かれた太平洋が見えた. スーパーガールは 平井とともにマッハに近い速度で空で飛びあがったのだ. "本当のスーパーガールですね." "もう信じる?" "............." 平井の身を抱きしめて意気揚揚した顔をするスーパーガール. しかし 平井は顔を赤くしたまま彼女を眺めることができなかった. などで感じられるスーパーガールのボリューム感のためだった. お母さんを除いて初めて抱かれた女が憧れたスーパーガールだったから当たり前だった. "どうして私を尋ねて来たんですか?" しばらく後, 家に帰って来てスーパーガールに車をもてなして 平井が質問した. "君が送った eメールのためなの." "私の eメールを見ましたか?" 平井は自分も分からなく声を高めた. 自分のメールがスーパーガールに伝達したかも知れないという考えのためだった. "いや." "それではどうしてここえ?" "実は 平井君の eメールのため困難に抜けた人々がが多いよ. 特に IT業界で." "あ...." そのはずだった. 一ヶ月間 平井が送ったメールの数は 1億を超えていた. それに 平井を真似る人までできながら全世界の IT業界は頭痛を腐っていた. 結局いくつかの IT業界の首脳たちがスーパーガールに 平井を阻んでくれと言って頼むのに至ったし. 結局スーパーガールが直接 平井を尋ねて来るようになったことだった. "頼みを受けたこともあるが, 事実は興味がある. 平井君に..." "?!" "一体どんな願いだとそれほど努力したのか知りたかったよ." 平井は心臓がどきどきするのを感じた. どんな権力者や軍隊も犯接することができない絶対的な存在. スーパーガールが自分に興味があるなんて夢のようだった. "願い?" "そう, 願い. 平井君は私にどんな願いを頼むつもりなの?" 困った. 実は 平井はどんな願いも思っておかなかった. 本当のスーパーガールの現われることは想像もできなかったから. 平井は勇気を出してスーパーガールの姿を詳らかによく見た. あるアイドルや俳優も付いて来ることができない美しい外貌. マンガやアニメで見られる大きくて弾力ある胸. きれいで白い肌に全身で感じられるセクシーなことまで. 瞬間 平井は考えを決めた. 多分彼において一生一帯の決心であるでしょう. "スーパーガール, 私の童貞を持って行ってください..." 沈黙が流れた. 首を下げたまま緊張で震えている 平井. スーパーガールはまだ何らの返事がなかった. "あなた, 童貞?" スーパーガールが長年の沈黙を壊して口を割った. "はい...." 小さな声でやっと答える 平井. 息が詰まって窒息するようだった. "頭をあげて 平井君." "?!" 頭をあげた 平井の目の前にスーパーガールが近付いていた. スーパーガールの息づかいが 平井の肌に触れた. "後悔しないの?" スーパーガールが憂わしい表情で 平井を眺めた. "後悔しないんです." "大きくけがをするかも. ややもすると下手すると一生不具になるかも知れないのに?" "もう決心しました." 平井は切実だった. いや, 今は違う願いなんか必要なかった. スーパーガールを抱くことだけできたら命を失っても良いと思った. "それでは二つだけ約束してくれ. 一番目は私との仕事を誰にも言わないこと. 二番目は..." "?" スーパーガールがゆっくり 平井を倒しながら身をよった. 柔らかい彼女の肉体が 平井の身と重なり始めた. もう 平井の品物はズボンをくぐって出ることのように大きくなっていた. "私が与える快楽に狂ってしまわないでくれ."
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/27.html
結城葵は、ごくごく普通の中学1年生だが、実は彼女の両親も幼馴染の健太も 知らない<秘密>がある。銀河の遥か彼方にある<クリーン星>の使者より与 えられた<S>バッチによりスーパーガールに変身し、この星に蔓延る悪をお 掃除する為、戦っているのだ・・・・・・。 *** 「珍しいわね。憲太がデートに誘うなんて・・・・。」 ソフトクリームを舐めながら、葵が言う。 「そうか・・・・。」 顔を赤らめ顔を背ける憲太。最近、葵はすっかり<女>ぽくなったと思う。 幼馴染で、幼い時は素裸でお風呂に一緒に入ったり泥遊びをしたり、川原で連 れションをしたし・・・・。それも遥か昔の話。いまは<女>を思い切り意識 してしまうのだった・・・・。 葵は、そんな憲太が不満だった。子供の頃はもう遥か昔の話で<女>だと意識 してほしい・・・・・。 「ねぇ・・・。」と言いかかった時、耳に声がした。<クリーン星>から彼女 にスーパーレディの能力を与える為に遣ってきて、いまでは葵が暴走しないよ うにするお目付け役のクリンだ。 『葵ちゃん、葵ちゃん!!事件です!!』 (嘘でしょ!!こんな時に・・・・。) 『こんな時って・・・。事件は葵ちゃんの都合なんて考えてくれませんよ!!』 (判ったわよ!!遣ればいいんでしょ、遣れば!!) 「御免、憲太!!おトイレに・・・ここで待ってて!!」 そう言うと素早くトイレに入る。 『さぁ、葵ちゃん!!変身だよ!!』 胸の<S>バッチが光る。ふいに体が「ゾクッ」とする。膀胱に尿が溜まる。 ちなみに、彼女は尿が膀胱に溜まる事でスーパーガールに変身するのだ。 閃光。服が青くミニスカート、スーパーガールのマークというべき胸の真ん中 に浮かぶSのロゴ。 「さぁ、いくよ!!」 葵はマッハ4というスピードで空を飛ぶ。 *** 銃声が響き悲鳴が上がる。 5人組の武装強盗団が銀行に立て篭もっていた。 リーダー格の男が電話を握り「とっとに車持ってこいッ!!人質ブチ殺すぞ!!」 『ま・・待てくれ!!いま逃走車は準備中だ。待ってくれ!!』 慌てふためいた口調で説得係の警官が答える。 男は苛立ちげに受話器を置く。 糞が!!警察も世の中も、俺を舐めてる!! 「どうする!!」 仲間が尋ねる。 「くそったれ!!人質を一人引き摺り出せ!!見せしめにブチ殺して遣る。」 悲鳴をあげ逃げ惑う人質達 その時 「ドカン」という音と共に、天井をブチ抜いて何かが飛び込んできた。 「な、何だ!!」 爆煙を眼を覆い庇いながら5人組の強盗は叫ぶ。SATとかいう警察特殊部隊 が突入したのか!? だが、そうではなかった。吹き去る爆煙のなかに女の子が立っていた。 「な、何だ御前!?」 「アンタみたいな、人間の姿をしたゴミを掃除しに来たの・・・・!!」 「掃除だぁ!!舐めやがって、殺っちまえ!!」 銃を向け一斉に撃ちまくる。 だが、葵の身体には一発も当っていない。弾は潰れて床に転がる。 「ふぇぇぇぇッ!!」 「こんな危ない玩具は、こうしてあげる。」 銃身を掴み次々と銃を奪い重ねて膝小僧を置く。 ミシミシッ 銃が異様に曲がる。 「☆○□!!」 「さぁ、お掃除を始めるよ!!」 三人の首根っこを次々と掴み「ぶるんぶるんぶるん」と振り回す。 「辞めてぇぇぇぇぇッ止めてぇぇぇぇッ!!」 悲鳴を上げる強盗。一気に離すと風車のように回転しながら壁をブチ破り、待 機する警官隊に向け飛んだ。 「お掃除完了!!」 再び空を飛ぶ **** トイレに戻り放尿をする事で変身が解けた。 憲太の処に戻る。 「憲太」 「うん」 振り返った瞬間、憲太の唇を奪う葵 終わり
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/250.html
陸上競技の男子と女子の100m予選と決勝が予定されてる. 男女交互にトラックを使用するので,彼女は両方にエントリーしていた. インタビューを受ける彼女に,一人の記者が突っかかってきた. 「スーパーガールさん. サッカー,重量挙げと残念な結果に終わりましたが,この100mでは失格はありませんか.」 「十分に手加減をして,ゆっくりと走ります. 私が全力疾走すれば,音速を超えてしまうので, 隣のレーンどころか,一緒に走っている選手全員が衝撃波で吹き飛んぶことは分かっています.」 「でも,私がオリンピック委員会の事務局に取材したところ, それだけではなく,,,」 といいかけたとき,男子第1組の予選がはじまるということで, 係員がスーパーガールに声をかける. 記者たちに手を振りながらトラックに向かったスーパーガール. 他の選手が陸上コスチュームにスパイクといった姿であるのに対して, 彼女はいつものコスチュームと赤いブーツ. 予選だというのに大歓声がスタンドから沸きあがった. アナウンスが告げられると,選手がスタートの体勢につく. だが,彼女のレーンにだけスターティングブロックがない. 壊して失格にならないようにする彼女の作戦だった. レディ,バン!! 他の選手が横並びでスタートしたが,一瞬で彼女が先頭に踊り出る. あっという間に50メートルほどのリードになり,そのままゴール. 速報記録は2.79秒を表示していた. 彼女がその記録を見て,笑顔で観客に答えたが,まだ他の男子選手は全力でゴールを目指している. 予選だというのに大歓声は「スーパーガール」コールに変わり,彼女は手を振ってこたえる. ところが,審判員たちがなにやら話しながら,トラックを指差している. どうやら彼女のレーンを調査しているようだった. 下部にパラポラアンテナが装着された大きな機械まで持ち出してトラックを調べている. またもや審判員の一人がマイクを持って,客席に説明する. 「スーパーガール選手の使用したトラックに損傷が確認されました. したがって,スーパーガール選手の陸上トラック競技全種目の失格を宣告します.」 ブーーー!! 大歓声がたちまちブーイングに変わる. 陸上トラックは,厚さ3センチの合成ゴムがコンクリートの上に張られているが, 彼女のキック力は合成ゴムを変形させ,その下のコンクリートに亀裂が生じさせていた. 事務局のドン・ルジックは,競技場の片隅でこの様子を見ていた. 彼はこの事態を予測していた. 彼女が風のように走り去ったとき,足元のアスファルトが割れたり,潰れていることは誰もが知っている. ただ普通に歩いたときには足跡すら残らない. どの程度のスピードを出したときから,地面に負担を与えるのか, さまざまなデータを入手し解析を行った. その結果は,なんと時速15キロ程度であった. 100m走に換算すると24秒と,陸上選手の小走りに相当する. マラソンですら,2時48分かかるので,メダルどころではない. ブーイングの様子を満足げな笑みで眺めるルジック, トラックの片隅でへたり込むスーパーガール, 二人の戦いは,まだまだこれからだった. (続く)
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/319.html
「行ってきます」 俺はスニーカーを履くと、カバンを手に取って扉を開けた。そろそろ初夏といった季節だ が、風がまだ心地よい。玄関を出ると駆け出す。昨日少し夜更かしをして、寝坊してしま った。 曲がり角の電柱の陰に、制服姿が見える。俺と同じ学校の制服。 「ごめんごめん、待った?」 「もう、遅いよ」 曲がり角から現れたのは、女の子。長い黒髪をポニーテールにして、大きくパッチリし た目はちょっと生意気そうに吊り上っている。ほっぺたに張った絆創膏がちょっとやんち ゃそうな雰囲気を出しているが、ありていにいえばかなりの美人だ。 「寝坊したんでしょ?」 「ハハ、ちょっとね」 俺はばつが悪くなって後頭部を掻く。ついつい深夜のお笑い番組に夢中になって、夜更 かししてしまった。 「もう、仕方ないわね。ちょっとだけショートカットするよ」 「え?いいよ、ちょっと走れば間に合……うわっ!」 彼女は俺を軽々とお姫様抱っこすると走り出す。そのスピードは俺の比じゃない。 「じゃあ行くよ」 「うわわわわわわ!」 彼女が言うと、大きくジャンプ。近くのビルの屋上に飛び乗った。朝からこの衝撃は正 直キツイ。 「別にそんなことしなくても間に合うから……」 「一直線で行くのが一番早いよね!じゃあ行くよ!」 彼女は俺のいう事もきかずに助走すると隣のビルからビルへ飛び移っていく。男の俺を 軽々と抱き上げる力。ビルの上まで飛び上がる跳躍力。 そう、僕の彼女、朝霧花梨はスーパーガールなのだ。 今は古典の授業中。理系の俺としては退屈な時間。この時間、彼女のクラスは体育の授 業のはずだ。さっとグラウンドを見ると、彼女の姿が見える。茶色のダサい学校指定ジャ ージを着ていても、彼女は本当に見惚れてしまうくらいスタイルがいい。そして上着はT シャツ1枚であり、その胸の大きさがさらに際立つ。 ああ、準備運動か。ジャンプなんてしてるから、揺れてるじゃないか。なんだろ、ゆっさ ゆっさを通り越して、だっぱんだっぱんって感じだな。 半分以上は俺のせいだが朝一から直進行軍をさせられて、ジェットコースター状態であ ったが、それでも彼女の柔らかいふくらみの感触を味わえたのだから、差し引きで言うと プラスだろう。 「こらっ、よそ見をしているんじゃない」 頭に軽い衝撃。いつの間にか隣に教師が立っている。軽く小突かれたらしい。 「まったく……。気持ちは分かるが今は彼女より授業に集中しろ」 教室からクスクス笑いが漏れる。あんなに魅力的な彼女の体育着姿を目にしたら、授業 に集中できないのも無理はないよな。俺は慌てて、教科書に目を落とした。 昼休み、俺と花梨はカレカノのお約束で、屋上で二人で昼飯を食べていた。まあ、手作 り弁当とかそういったものは無くて、購買で勝った菓子パンなんだけれども、これ以上を 望むのは贅沢ってものだ。なぜなら俺の隣には、最高に可愛い彼女がいるからだ。 彼女は大口を開けて購買で買ったアンパンを幸せそうに頬張っている。年頃の女の子が 大口を開けているのは、みっともいいものでもないが、彼女の幸せそうな顔を見ていると それもどうでもよくなる。実際、なんでこんな美人が俺の彼女になってくれたんだろうと 、時折不思議に思う。花梨は見た目もスタイルもいいし結構モテる。だけれどもそれは、 女の子にモテるタイプだ。いきなり直進行軍を始めるような直情径行。飾らない、いやガ サツと言ってもいい性格。生傷も堪えない。今日も絆創膏を鼻の頭に貼っている。男衆は その性格から花梨を、友人としては見ても彼女としての対象には見なかった。俺以外は。 「ねぇ、私ってスーパーガールなのよね」 ……来た。このセリフを言った時は大体ロクな事にならない。 「そうだね」 俺は絞り出すように答える。 「スーパーガールってさ、空飛べるんだよね」 「そうだね」 「でもさ、私飛べないじゃない」 「そうだね」 そう、彼女は飛べない。テレビや漫画のスーパーガールは大抵飛行能力を持っているが 、彼女にはその能力は無かった。どうしようもない能力なら、いくつかあるのは認識して いるが。 「飛べたら今日も、すぃーっと学校まで行けたでしょ?」 「……いや、俺が遅く起きたのが悪かったんだよ」 「あの後、トイレで吐いてたじゃない」 「……そうだね」 この流れ、止められそうにない。 「決めた!私、飛ぶ練習する!今日の放課後から練習するから付き合ってね!」 花梨は目に力強い光を灯し、立ち上がるのだった。 「なぁ。別に練習しなくてもいいんじゃないかな。花梨は力だってすごく強いし、石だっ て割れるし。ほら、土木作業に凄く役に立つよ」 「なによそれ。私が近距離パワータイプだって言いたいの!」 俺のフォローは何故か彼女には不満だったらしい。花梨は不機嫌そうな顔で答える。 「そんなことないよ。笑って笑って」 「こう?」花梨はニマーッと笑顔を作ってみる。 「そうそう」俺は近くに、まだつぼみのタンポポを見つけると、茎を折り、それを花梨の 口に咥えさせる。するとタンポポは見る間に花を咲かせた。 「ほら!綺麗な花が咲いたよ!女の子らしい可愛い能力じゃないか!」 「岩○じゃない!結局パワータイプって言いたいんでしょ!」 俺のフォローはまたも、彼女には不満だったらしい。今の能力は俺の知ってる彼女のス ーパーパワーの一つで、笑顔で植物を口に咥えると花が咲くという能力だ。何の役に立つ のかさっぱり不明だが、スーパーパワーであることに間違いはない。 彼女は時々、俺をスーパーパワーの練習に付き合わせる。大抵は、テレビや漫画に影響 された思い付きだ。結果は脱力系が多いが、近距離パワータイプの癖に精密動作性に欠け る彼女の練習に付き合わされると生傷が絶えない。まあ、その甲斐あって精密動作性はE からDくらいにはなって来たので、まったく無駄ともいえないのだろうが。 しかし今回のような、空を飛びたいなどという、クリティカルな思いつきに付き合わさ れるのは避けたい。 「どうしたら飛べるようになるのかな?」 俺がそんな事わかるわけないだろ。 「念じたらいいんじゃないかな?飛べ!って」 適当な事を言ってみる。 「うーん、そうだね。やってみる!」 素直にも花梨は目を閉じて、両手を前に組んでなにやら唸っているが、一向に飛ぶ気配 はない。俺としてはこのまま、何事も無く終わってくれることを願うばかりだ。 「どう?飛びそうな感じはある?」 一応聞いてみる。 「うーん、なんにも。ねぇ、どうしたら良いと思う?」 何度も言うが、俺が分かる訳が無い。花梨は何故か俺に聞いてくる。 「呪文でも唱えてみたら?」 彼女はあくまでスーパーガールであって魔法使いではない。この差がどこにあるのか、 俺には分からないが。とはいえ、彼女は素直に俺の言う事に従う。 「アブラカタブラ~、ベルエスホリマク~」 何も起こる訳が無い。 「チンカラホイ!」 ひときわ響く彼女の声と共に、何故かスカートがまくり上がる。 「え?キャアアア!」 彼女は思わず俺を突き飛ばす。ちょっと小突いた程度なのだろうが、近距離パワーだけ はスーパーガールの花梨。俺は地面を転がりながら木にぶつかった。やはりパンツは白に 限るな。俺はそのまま気を失った。 朝、痛む頭を起こす。頭に手を当てるとコブになっている。 昨日、気絶した俺を花梨は背負って家まで運んでくれたそうだ。 多分直進行軍で。花梨の練習に付き合うとだいたいこういう結果になる。 今回は、自分のスカートをめくる能力にでも目覚めたのだろう。 まあ、俺的にはプラスなのかもしれない。 俺は家を出ると、いつもの角を曲がる。 そこにはいつも通り、花梨が待っていた。 「おはよう、昨日はごめんね。大丈夫?」 「大丈夫大丈夫。慣れてるから」 花梨と付き合うにはこれくらいでへこたれてはいけない。 「それにしても、全部知っているのに、パンツ見られたぐらいで悲鳴を上げるなんて花梨も可愛いところあるよな」 「もうバカ」花梨は俺を軽く小突く。 俺と花梨は彼氏彼女であり、既にそういう関係なのだが、 今日の花梨は特に機嫌が良いのか、俺のモーニング下ネタにも動じない。 花梨はいつも明るいのだが、今日はさらにニコニコしてる。 口に花を咥えさせたら、大輪の花が咲くだろう。彼氏が頭を強打したというのに。 「どうしたの、何かいい事でもあった?」 歩きながら俺は言う。 「へっへー、分かる?」 「分からない」俺は正直に答える。 「成功しました!」「何を?」「空を飛べるようになりました!」「マジで!?」 俺は本当に驚いた。これじゃあまるで、 「スーパーガールみたいじゃないか!」 「スーパーガールなの!」 花梨はむくれる。 「まあいいわ。ここだとなんだから、放課後、見せてあげるね!」 花梨は大きな胸を誇示するようにそっくり返った。 「拍手拍手~」 放課後、いつもの裏山で、花梨は何故か踏み台の上に立って俺に拍手を強要する。 「じゃあ飛んでみせるから、足元の踏み台を取って」 なんだかよく分からないが、花梨の足元の踏み台を動かしてみる。重さが無い。 そのまま横に滑らすように踏み台を外すが、花梨の位置はそのまま、つまり空中に静止しているのだ。 「おおお!本当に飛んでる!すげぇ!」 何か思っていたのと違う気がするが、これはこれで凄い。 「あれから家に帰って練習を続けてみて、気が付いたの。 実は私、もう飛んでるんじゃないかって。それで座ってた椅子をよけてみたら浮いてたのよ!」 もう飛んでるんじゃないかとか、その発想も凄いが、やっぱり俺の彼女はスーパーガールなんだと認識する。 俺も頭にこぶを作った甲斐があったというものだ。 「すげぇ、本当にすげぇよ!な、そのままスイーッと飛んで見せてくれよ!」 俺のリクエストに花梨は渋い顔をする。 「えっとね、実は動けないの」 ……やっぱりそういうオチか。 あれからいろいろ試してみて、花梨の能力は飛ぶというより、落ちない能力だと判明した。 理屈はよく分からないが、自由自在に飛ぶという事は出来ないらしい。 最初からスーパーガールのスーパーパワーに理屈なんて期待はしていない。 「綺麗だね」 「ああ」 俺は花梨に背負われながら、沈む夕日を見ている。 花梨はこの街のどんなビルよりも高いところに静止している。 俺を背負って、思い切りジャンプして頂点で静止したのだ。ひと飛び300mといったところかな。 上空からみる俺たちの街は、毎日見ている景色と違う姿を現して、とても綺麗だ。 終わりよければすべて良し。色々あったが、今回は、花梨の能力にしては上出来だと言えるだろう。
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/249.html
国際オリンピック委員会事務局で規約担当の責任者を務めるドン・ルジックは, 一人自室でほくそ笑んでいた. 「これで満足するだろうな.やつらも,, ふっ,苦労はしたが,2年後のリオが楽しみだ.」 米国オリンピック委員会と国際オリンピック委員会は, 1ヶ月にわたる協議をようやく終えたのだ. 協議の米国代表団してのスーパーガールの参加の可否であった. 人間離れした能力を持つ彼女がそのまま競技に参加するなど, だれもが考えもしなかった.. しかし米国連邦裁判所が, 彼女に米国国民としての基本的人権を認める判決を下した. 地球外生命体であるはずの彼女は, 米国法では人間として扱われることになった. また,五輪出場は実は彼女自身が希望していたことが国民に知れると, アメリカの国民世論は一気に高まった. 米国オリンピック委員会は,スーパーガールが出場可能な種目と新たなルールづくりを訴えた. 新たなルールは, スーパーガールがどうすれば,自らの能力の自制するのかを基本に検討された. かといって,記録に制限を設けることは,明らかに競技の理念に反する. 最終的には,一般選手と彼女の両方に共通するルールとして次のように決まった. <国際五輪委員会:新ルール> 1.競技施設や道具に損傷を与えたときには,当該競技は失格とする. 2.レスリングは柔道といった対戦型競技では,相手側選手が外傷の種類は問わず, 全治1ヶ月以上と判断さえれたときには,当該競技を失格とする. 3.選手,審判,観客に死亡はもちろん後遺障害を残す事故が生じれば永久に出場禁止. ドン・ルジックは,このルールづくりの責任者であった. 彼はスーパーガールのあらゆる行動を調査し,その身体能力・運動能力を整理した. そして,事務局でも一番の切れ者といわれるルジックが作成した案であった. 実のところ,彼は米国が大嫌いで, 彼女の活躍で大量の金メダルを米国が獲得することを嫌悪していたのだ. 2年後. ついに迎えた,米国以外の全世界のオリンピックファンは, 出場選手リストを眺め,落胆した. やはりというべきであろう. 男女問わずほぼ全ての競技種目にスーパーガールが登録されていた. 男女性別の定義がこの大会より変更され, 女子競技に男子出場はできないが,男子競技に女子が出場できるようになっていた. 米国民は全ての競技種目で,彼女の金メダルは確実だろうと, 開催前から盛り上がり,全米各地のスポーツバーは毎日大盛況であった. ところが,大波乱が報じられたのは,開会式前に行われた女子サッカーの予選である. 女子サッカーは前回大会が金メダル.今回も金メダルが有力とされていた. 試合開始直後のプレーであった. 味方からのボールをスーパーガールがトラップに失敗し, あわてて,相手選手側に転がるボールを踏み留めたとき, バスッ!という音とともにボールは形を失った. 例のルール1.が適用され,米国チームのまさかの予選敗退が決まった. 試合終了後のインタビューに答えるスーパーガールだったが, 「あーあ,やっぱり細かい力加減ができないわ. 私が踏めば,野球の硬球でも潰れちゃうのよ. でも今夜の重量挙げはバーベルを持ち上げるだけだから, 間違いなく金メダルを取って見せます」 と自信たっぷりに話していた. 男子重量挙げ56kg級の会場. 女子の48gk級には出場できなかったが, 男子ならこの最軽量級でも彼女の出場は可能であった. 試技の順番は申告した重量の低い選手から行われる. 彼女は,スナッチ300Kg,クリーン ジャーク300kgで申告した. 最重量級の男子105kg超級の世界記録を大幅に上回る重量だ. しかし,この重量にしたのは,彼女なりの作戦があった. 10トンのバーベルでも彼女にとっては負担となる重さではない. だが,何トンものバーベルで試技を行えばプラットフォームの床が壊れてしまう. 彼女は控え室でずっと待っていた. 最後まで残った男子選手は,スナッチ139kgとクリーン ジャーク170kgという, 同クラスでは世界記録を更新する. しかし次にの重量に失敗し,合計309kgの記録が確定した. 「スーパーガールさん,試技をお願いします.」 と係員が呼びかけると, 「はい!」 と軽やかな足取りで試合会場へ向かった. 大歓声に迎えられた彼女は,両手を振りながらバーベルの前に立った. バーベルには今までとは明らかに異なるウエイトが装着されていた. スナッチは,両手でバーベルを一動作で一気に頭上まで引き上げる. 片手で持ち上げるのも簡単だが, 慎重にルールにしたがい両手でバーベルを軽く持ち上げた. 審判が降ろせの合図を出すと, 金メダルを確信した彼女は,片手でバーベルを支え, もう片方の手で観客とテレビカメラに手を振る. バン! バーベルを降ろすと,この段階でスナッチ300kgの記録が確定した. ところが,審判の一人がバーベルの異常に気付いた. 3人の審判がバーベルのバーの部分を触りながら確認している. スーパーガールは自分の失敗に気付くと, 「あっ!」 と声を上げ,うつむいてしまった. 審判の一人が,マイクを持ち説明を行った. 「先ほどの試技の中で,バーの一部損壊が確認されました. したがって,スーパーガール選手の重量挙げ全種目の失格を宣告します.」 彼女が握ったバー部分は,指の形にくっきりとへこんでいた. 自分が加減せずに握り締めれば,鋼鉄のバーでも千切れてしまうことが 分かっていたので,十分に気をつけたつもりだったが, 片手に持ち替えたときに,バランスをとろうとしたときに, ほんの少し指先がバーにくい込むのを感じていた. 「あー,もうー,,」 とブロンドの髪の毛を両手で抱え込んでしまう彼女であった. (おしまい)
https://w.atwiki.jp/kentsuper6/pages/13.html
ケントスーパー6が大好きです。 かれこれ、15年は、同じタバコを吸っています。 タバコは、本当は、やめた方が良いかと思うくらいなんですが なかなかタバコは、やめられません。 やめたくてもやめられない。 病気をしないとやめられませんかね。 でも、その時では遅いんですね。 これから、好きなことや日々のできごとを つずっていきますね。 どうぞよろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/265.html
そろそろ本格的に始めるつもりだか. 表情から色っぽさが感じられた. "先に服を脱がせてあげる." スーパーガールが手で 平井の服を取った. そして, ただ 1秒の間の短い暴風が吹いた. "?!" 平井はいつのまにか自分が裸になったという事実を悟った. 着ていた服は畳まれて門外に置かれていた. スーパーガールは認識さえ不可能な動きで平井を裸で作った. "うん... 平凡だね." "?!" 裸になった 平井の股ぐらを見下ろすスーパーガール. そこには大きさも太かったり平凡な品物があった. "気を使うな. 私には品物の大きさなんか意味がないから." 慰めるために作り出した話ではなかった. 彼女の前ではどんな品物だか豆腐に違いなかったから... "さあ... 今はお前の番." スーパーガールが 平井の手を自分の身に導きながら言った. スーパーガールの服を直接むく. こんな幸運を持つようになった男が世界に何人もなるか. 平井は震える手でスーパーガールの服を一つずつむき始めた. 彼女は物静かな姿で見守ってばかりいた. 一番先に赤いマントが脱がれた. 思ったより重かった長いマントは音を出して底で下がった. 水に濡れるのが心配になったのか マントを門外で出した. 次はスカートに向けた. スーパーガールの赤いスカートがゆっくり下に降りた. 中には赤色の下着が見えた. 次は身にぴったりくっついた青色上着. しかし,どこからむくか悩みだった "背後にチャックがある. 開いてくれる?" スーパーガールが後ろ向きになった. チャック開く音が聞こえて塵一つないななどが姿を現わした. 平井は自分も分からなく唾をのんだ. "ブラを着ていましたよね" 青色上着中には乳頭を覆うためのスポーツブラがあった. "変態... ノーブラと思ったの?" スーパーガールがまた 平井に向けて後ろ向きになった. 平井とほとんど似ている 170位の背. ホワイトチョコレートみたいな真白な肌. 全体的に筋肉よりは女らしい曲線が多い体つき. 長い足と滑らかな脚線美. しかし,その何より 視線をひいたことは. 大きさも弾力も模様も完壁に近い胸だった. "どう? 私の体は?" スーパーガールが 平井に一歩近付いた. 平井は心臓が裂けるようだった. "き... きれいです." "ふふ... ありがとう." スーパーガールが一歩近付いた. 胸が 平井の身に触れた. どきどきする心臓搏動がスーパーガールにも伝わった. "私の体を見てどきどきしたの??" スーパーガールが 平井を抱きしめて身を密着させた. 胸部を圧迫して来る胸に ちょっと痛みを感じた. 少しも力を込めなかったが. 彼女の胸は自らの弾力だけで 平井の身を後に押し出していた. スーパーガールがこのまま胸に力を込めれば彼の身には二つの大きな穴があいたはずだ. "平井君, この状況で私のパンティーを脱がせることができたら. いいことをしてあげる." スーパーガールは 平井を抱きしめたまま賭を再始した. 上半身を現わした彼女に残ったことは赤色パンティーだけ. これさえむけば完全に裸になるのだった. しかし,スーパーガールの腕と胸によって身を封鎖された状態. 動くことができることとは手と指だけ. 決してたやすい事ではなかった. "クッ!" パンティーを手で握ることは可能だったが. 完全にむくためには身を下げるしかなかった. しかし,いくら努力してもスーパーガールの身はびくともしなかった. "ふふ...かんばれ." いたずらに 応援するスーパーガール. 平井は死に物狂いで力を込めたが. 要らない事だった. "もう降参? 本当にいいことをしてあげようと思ったが..." しばらくが経っても所得がないで. スーパーガールはがっかりしたように 平井を解放させようと思った. あの時. "まだです." 平井はもっと我を張りながら身を振った. おかげさまで手をもうちょっと自由に動くことができた. どうする... しかし,相変らず身は動くことができなかったし. パンティーを脱がせるには指の長さが不足だった. あの時, どんな考えが頭をすれちがった. "ハアブ!" 平井が気合い音を出した. しかし,力を集中した所は身ではない手だった. むくことができなければ. 裂いてしまえばいい! むくのは大変でも裂くことはできるかも知れない. そんな判断だった. "........" 平井を抱きしめて黙黙と見守ったスーパーガールは. 情けないというようにだとため息をついた. やはり,童貞は童貞だね. 本来は 平井が品物を勃起させて自分のパンティーを脱がせて. そのままエロした雰囲気を作って童貞喪失まで引き続く計画だったが. 現実はパンティー裂くためにエロはどころか発起さえなっていなかった. また.... "破れなくて!" 彼女のパンティーは名品のうえ弾性が強い素材で作われたこと. 平凡な少年の握力で裂くということは最初から無理だった. これ, 高いことなのに... 結局状況を解決するための格別の措置を取るしかなかった. 控え目に頭を巡らしてヒットビジョンでパンティーに穴を作ったこと. 穴がもっと大きくなったパンティーはそのまま破れて底に下がった "やった!" 何も分からなかったまま喜びの歓呼を上げる 平井. そして. 私の 5000円が... スーパーガールは元気なく座りこんで破れたパンティーを見た. せっかく大きい心を食べて購入した名品パンティー. 5000円... 彼女にはあまりにも衝撃的な金額だった. "平井君." "はい?" スーパーガールが徐徐に身を起こして 平井を呼んだ. "約束どおりいいことをしてあげる." 笑う顔で 平井に近付くスーパーガール. しかし,彼女の額には太い筋が脹れ上がっていた. "カ... カーラさん?" 平井は本能的に恐怖を感じた. 蛇の前の蛙, 猫の前の鼠と同じな状況. "お前を犯してあげる." もちろん... 脱出することができる可能性はゼロだった.
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/294.html
兄「…おまえさー…」 妹「ん、なあに?お兄ちゃん」 兄「…その…毎日オレのコップを割るのやめてくれない?」 妹「え?ああー…ごめんなさい。今度から気をつけ…」 兄「いやいや、気をつけるも何もないだろ!ちょっと掴んだだけで粉々になってんだから! 今年お前に壊されたコップの数、早くも3桁いちゃったよ!」 妹「お、記録更新確実だねっ♪バキッ!」 兄「記録狙ってんじゃねーし!ついでにテレビのリモコン握り潰してんじゃねーよ!つーか、スーパーガールって何でそんなに力が強いの?ねえ?何で?」 妹「いやー私、今成長期…だし?」 兄「成長期関係ねーよ!!胸も尻もツルペタじゃねーか! それからオレの部屋の扉が開いてる、つーか扉が壁にめり込んでるんだけど!?なんでだよ?」 妹「いや、それはその…あれだよ!あの扉の寿命だったんだよ!」 兄「いやいや、あれ変えたばっかだから!お前がドアノブねじ切ったせいで! 前に修理に来た人ドン引きしてたよ!帰り際にマジな顔で『どうしたらあんな壊れ方するんですか?この家に怪物でもいるんですか?』って聞かれたよ!!」 妹「ええっ!怪物がいるの?どこどこ?私こわいよぉー…」 兄「オメーだよ!!オレの目の前に!美少女の皮をかぶった怪物がいるよ!!」 妹「もー…失礼だなあー…お兄ちゃんはぁー… これでも私、乙女だよ?傷つきやすい性格なのになぁー…」 兄「……傷つく……だと?」 妹「う、うん…傷つくって…」 兄「オレはお前のせいでかなり傷ついてるんですけど!!内面的なことじゃなくて外傷が半端ないんだよ!! オレはお前に何回骨折させられたと思ってるんだよ!」 妹「あうー…」 兄「こないだ病院でなんて言われたと思う?『熊に襲われたんですか?』だぞ!」 妹「だ、だって…あれは私はただお兄ちゃんのボケに「なんでやねーん」ってしただけで…」 兄「なんでその「なんでやねーん♪」で首の骨にひびが入るんだよ!! リアルに死にかけたぞ!世界初じゃないか!?小学生女子から突っ込まれて死にかけたなんて!オレくらいだろ!!」 妹「うっうう…ごめんなさい…ごめんなさい…お兄ちゃん… …私が…私が…スーパーガールだから…いつも…いつも…お兄ちゃんに迷惑かけてばかりで…私…私…」 兄「お…おい…泣くなよ!別にお前のこと責めてるわけじゃないし…あ、責めてるか?…じゃなくて、俺は別にお前のこと嫌いなわけじゃないから!」 妹「……グス…」 兄「いやいや、むしろお前みたいなスーパーガールな妹を持って幸せだと思ってるし…」 妹「うっぅ…ほん…と…?」 兄「もっ…もちろん本当だぞ!本当!お兄ちゃんはお前のことが世界で一番好きだぞ!愛してる!」 妹「おっ…おにいちゃぁぁぁぁん!!」 ぎゅううううう 兄「あぐっ…ひぎっ…がはっ…は…はなし…て…がはっ…!!」 …ゴキ…ゴキキ… 妹「私も…私も…お兄ちゃんのこと大大大ー好き!!」 ギキゴキゴキ!…ゴリゴリ!…グシャッ!!!… 兄(……やっぱり、スーパーガールな妹は…いや…だ…ガクッ) おしまい
https://w.atwiki.jp/supergirl121/pages/320.html
「ねぇ、私ってスーパーガールなのよね?」 俺の平和を乱す恐怖の言葉が、俺の隣にいる彼女、朝霧花梨から発せられる。 「そうだよ」 俺は絞り出すように答える。 俺の彼女、朝霧花梨はスーパーガールだ。 圧倒的な怪力、多種多様な(微妙な)能力、 そして最近では飛行能力(?)まで身につけた本物のスーパーガール。 その凛とした顔立ち、艶やかなポニーテールの黒髪、 女性としては高めの背に抜群のスタイル。 なぜか顔に常に絆創膏を貼り付けているが、 その魅力は損なわれることは無い。 少なくとも俺にとっては。 「スーパーガールって変身するものじゃない」 「一概にそうとは言えないんじゃないかな?」 今度は何を思いついたんだ、コイツは。 「私も変身してみたいの」 ああそうですか。したら良いんじゃないんですかね。 「それでね、衣装を考えてみたの」 花梨はおずおずとカバンからノートを出すと俺に見せる。 ……汚い。 汚いが、かろうじてわかる。フリフリのドレスらしきものに大きなリボン。 でもこれってスーパーガールというより、 「魔法少女?」 「そうだよ」 花梨は恥ずかしそうに、上目づかいで俺を見る。 格好イイ系の見た目の癖に、彼女の中身は、かなりの乙女だ。 それにしても一つ気になることがある。 「花梨ってスーパーガールなのに?」 「スーパーガールが魔法少女にあこがれたっていいじゃない!」 何のカミングアウトだよ。 魔法少女に憧れるスーパーガールとか、ややこしいな。 それにしても頑張って書いたんだろう。 花梨は自分の怪力でペンを折りまくるので、 精密動作性の向上に努力を重ねてきた。 弾丸を掴めるとはいかないが、小学校低学年並みには書けるようになった。 人(小学生)並みになれてお兄さんは嬉しい。 なぜか吹き出しに「つきにかわっておしおきよ」と、 これもまた凛とした容姿からは想像もできない、汚い字で書いてあった。 いろいろ混ざってる。 「それでね、練習に付き合ってほしいの!」 「……ああ、良いよ」 可愛い彼女の頼み、断るなんて選択肢は俺にはありませんよ。 「ありがとう!」 花梨は満面の笑みで俺に抱きついてきた。 人生楽ありゃ苦もあるさ。 顔をおさえる柔らかい感触と、放課後に確実に襲う災難に、俺はそんな事を思った 放課後、いつもの裏山の広場。 「それで衣装はあるの?」 「ないよ?」 花梨は言う。 基本的なところからスタートしなければならないらしい。 「衣装が無いって、どうするつもりだったの?」 「ああいうのって、ポーズをとったら出てくるんじゃないの?」 また何か間違っている。貴方は魔法少女じゃなくてスーパーガールなのです。 「まったく」 俺は、この分野ではまさに大家の、クラーク氏の話をしてあげた。 氏は常に服の下にコスチュームを着ており、素早く脱ぐ事で変身しているのだ。 「なによそれ、水泳の授業がある日に下に水着を着ておくようなものじゃない。 私も時々してるわ」 小学生でもないのにそんな事をしているのか。 それにしても身も蓋もない事を言う。 クラーク氏ほどの男でも、衣装は何もないところから湧いて出てくるわけではないのだ。 ましてや、花梨では遠く及ばぬ。 「そうだよ。それにもし衣装があったとしても、ドレスみたいな衣装、 いつでも下に着ておくわけにはいかないだろ?」 「ぬー」 花梨は腕を組んで悩む。 おお、寄せてあげての効果で胸がさらに大きく見えるな。眼福眼福。 「まあいいわ。衣装の問題は後にするとして」 後にするのかよ。 「変身自体のほうを練習しよう!」 諦めてはくれないのね。 花梨はいそいそと体操着袋からジャージを取り出した。 我が校指定の茶色いジャージ。 特に可愛らしい所も無く、卒業後はオカンの部屋着にされる事請け合いである。 「とりあえず、このジャージに変身するわ!」 それを本当に変身というのか、俺には理解できないが、 本人が納得しているのならそれでいい。 とにかく、早く終わらせてほしい。 …… …… …… 始まらないな。 「もう!見てないでよ!後ろ向いてて!これから着替えるんだから!」 怒られた。どうやら早着替えを極める方針にしたらしい。 それはもはやスーパーパワーではなく、宴会芸というのではないだろうか。 「はいはい」 俺は気のない返事をすると後ろを向いて、暇つぶしにスマホをポチりだした。 俺の後ろで衣擦れの音がする。どうやら一生懸命練習しているらしい。 「どんな感じー?」 俺は彼女の成功を祈っている。そして早く家に帰りたい。 「だんだん早くなってきたよ!いま10秒くらいで変身できる!」 その10秒は、アニメだと変身ポーズをとっている時間なのだろうが、 君のそれは着替えでゴソゴソしている時間だ。 それに10秒って、正直スーパーパワーなのかも微妙なタイムだな。 でもまあ、今日はこのまま何事も無く済みそうだ。 しばらく練習に付き合う振りをしつつ、 ネットサーフィンにでもしゃれ込むとしますか。 とスマホをポチポチしていると、 俺の背後からビリッという音がしたかと思うと、 後頭部に衝撃が走った。 どうやら、着替え中に足がもつれて転んで、 俺にぶつかって来たらしい。 眼前に星が飛び散る。 なぜ俺は単なる着替えで昏倒しなければいけないのか。 これが運賦天賦というヤツなのか。 スーパーガールを彼女に持つという幸福に見合う収支を、俺はまたも払う事になった。 数日後、俺は花梨に、裏山の広場に呼び出された。 どうやら変身が完成したらしい。 「じゃあ見ててね!」 元気よくVサインをする花梨。 「ぱちぱち~」 気のない拍手をする俺。 「いっくよー、それっ!」 花梨は回転しながら1mほどジャンプをするとそこで静止する。 花梨のスーパーパワーの一つ「落ちない」だ。 決して飛行能力ではない。 空中に浮遊しつつ、猛烈なスピードで回転する花梨。 凄まじいスピードに花梨の姿はブレて全く見えない。 なるほど、空中に浮かぶことで摩擦を無くし、 姿がブレルくらいの速度まで加速したのか。 能力を組み合わせて使うとは、脳筋傾向のある花梨らしからぬ行為。 変身に対する情熱がうかがえる。 それにしても凄いスピードだ。 とても人間が耐えられないスピードで回転する花梨。 これを見ていると本当に彼女がスーパーガールだと感じる。 それに本当に変身っぽい動きだ。 って、なんだろ。風が吹いていませんかね。 そして気流は次第に嵐へと変わる。花 梨を中心に竜巻が発生しつつあるのだ。 「っちょ!おいおいおいおいおいおいおい!」 俺は風に撒かれ錐もみ状態で空中に運ばれる。 バチバチと巻き上げられた小石や枝が当たる。痛い痛い。 時間にすると10秒ほどだったのだろう。 竜巻が消えると俺は、3mほどの木の上にいた。 どうやら花梨は、着替えの時間の短縮には失敗していたらしい。 広場の中央を見ると、ジャージ姿になった花梨がゆっくりと地面に下りてくる。 変身後がジャージじゃなければ、ばっちり決まっていただろう。 惜しい、実に惜しい。 「どう、凄かったでしょ!?ってどこー?」 「ああ……ここだよ……」 自分でも想像以上に弱々しい声でおれは木の上から花梨に声を掛けた。 「あれ、いつの間にそんなところにいたの?」 花梨は俺の姿を見つけると、俺のいる高さまで一飛びでジャンプして静止する。 枝に乗っているわけではない。空中での静止。 注に浮かびながら花梨は、満面の笑みを浮かべて俺に聞く。 「ねぇ、私の変身、どうだった!?」 「ああ、本当に凄かったよ。これなら変身中に攻撃する相手はいないね」 褒めてるのか俺でもよく分からない返事だったが、心の底からそう思う。ただし、 「ところで花梨さん、何か、下がスースーしませんか?」 「え?」 理解していない花梨に、俺は白い布切れを見せる。 変身中に飛んできた花梨のパンツ。 着替えの途中で一緒に脱いでしまったらしい。 やはり精密動作性はまだまだのようだ。 「え?」 花梨は最初はきょとんとした顔で、恐る恐るジャージのズボンのゴムを引っ張る。結構がばって開きますな。そうか、胸が大きいから大きく開かないと上から見えないんだ。 花梨は本来、ズボンの下にあるはずの、布が無い事を確認する。 上から見下ろしている形の俺にもばっちり見えてしまった。 「いやああああああああああああああ!」 花梨は手を振って俺からパンツを奪う。花梨の腕が木の幹に当たると、バリィという、何かが折れる音がする。っちょっ!だんだん傾いて……!まだ俺、木の上……ッッ! 単なる早着替えで何故このような事になるのか。 俺は天と地がひっくり返る光景を見ながら、世の理不尽を嘆いた。