約 221,915 件
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/160.html
■メディスン1 「それでねそれでね、人形の開放の次は世界征服してみようと思うの。 今年のスーさんの勢いならきっと夢じゃないわ」 一面の鈴蘭の中心で、彼女は瞳を大きく見開いて、楽しそうに笑っていた。 偶然この花畑に迷い込んでからもう数時間、僕は彼女の夢の語を聞いている。 「そうだね、ここの鈴蘭は本当に綺麗だよ」 「でしょー、そうでしょー、べラドンナも彼岸花もよかったけど、 やっぱりスーさんの毒が一番よね」 僕が話を真剣に聞いてあげると彼女はさらに嬉しそうに言葉を続けた。 初めて見たときの印象とは違って、意外にも人懐っこくて話好きの彼女。 この花畑からあまり出たことがないという彼女の話は、 幼い少女の夢のようにふわふわして、ちょっぴりスリルがあって、 そして純粋だった。 絶対に叶うと信じてるその大きな瞳を僕はずっと見つめていたくなる。 なんだかすごく、優しくなれる。 「それでね、スーさんの毒は心の毒なの。そういえば、仲間を見つけるには 人の心が解らないといけないって言われたわ。でも、どうしたらいいのかな? どうやったら人の心をつかめると思う?」 どうやら僕は鈴蘭の毒に心をやられてしまったらしい。 「メディスン、君は今僕と話していて楽しい?」 「うーん、そうね、こんなにスーさん以外とお話したの初めてなんだけど、 結構楽しいかもしれないわ。それに、スーさんとのお話とも少し違う感じ、 どうしてかはわからないんだけど・・・ね!」 頬に指を当てて少し思案してから彼女はまた僕に笑顔を向けてくれた。 いとおしい、自然と心が素直になれた。 「そうやって、まず自分が楽しいって気持ちを相手に伝えられたら、 きっと相手も君に心を開いてくれるよ。メディスンならきっと大丈夫」 「本当? そんなことでいいの? ・・・えっと、それじゃあなたも・・・ あなたも私に心を開いてくれる?」 ほんの少しだけ自信がなさそうに、彼女は下から僕を見上げた。 僕は彼女の頬にそっと手を当てた。 「もちろん、それどころかどうやら僕は・・・メディスン、君のことが好きに なってしまったみたいだ」 「え、え、好きって、それって、スーさんとどっちが・・・とかそういう」 戸惑う彼女の表情にそっと顔を近づけると、頬に優しくキスをした。 ほんの少し唇がしびれた。 「僕は君の夢をかなえてあげたい、君のために力になりたい、そして君に 恋する心を教えてあげたい、僕じゃ力になれないかな?」 彼女は自分の胸に手を当ててうつむいてしまった。 風が鈴蘭畑を揺らし、ゆっくりと時間が過ぎてゆく。 僕は静かに、優しく彼女を見守った。 やがて、少しだけ顔を上げる 前髪の隙間から瞳を覗かせ、小さな声で、けれどはっきりと 「・・・はい・・・教えてください」 思わず僕は彼女を抱きしめた。 少し強い風が吹いて、鈴蘭の花と小さな人形がいっせいに向こうを向いた。 もしかして気を利かせてくれたんだろうか? なーんて、 あぁもうメディスン可愛いよメディスンメディスン 1スレ目 184 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「それで、スーさんがね…」 何日目になるだろう―― 彼女と初めて出会ったのは 花々が咲き乱れた時だった。 彼女は月光に照らされながら鈴蘭畑けの中から 俺を見つけた。 妖しく、そして美しい笑顔だった。 俺はその瞬間、彼女に心を奪われていた。 それから数日、今もこうして彼女と話しをしている。 休む間もなく、いや、休む事も忘れて 俺は彼女と話しをしている。 「――それで、今年はスーさんがね、あれ?どうしたの?」 彼女が俺の異変に気づいた。 数日の間、俺は鈴蘭の畑にいた。 ――普段の彼女ならすぐに注意するだろう。 ――普段の俺なら鈴蘭畑けには近づかないだろう。 「あ…鈴蘭の…毒…」 どうやら原因に気づいたようだ。 彼女の顔が急に曇る。 だが、今更どうする事もできなかった。 俺は彼女の言葉を聞かなかったフリをし、 「気にしないでいいよ。 この所寝てなかったから 少し疲れただけだから。」 彼女が困った顔をする。 俺は、 「ずっと…言いたい事があったんだ。 最初にあった時…笑ってくれたよね。 君の笑顔が…月光に照らされた君の笑顔が… とても…綺麗で…その瞬間…好きになってしまったんだ。」 「え…?あ…え?」 彼女が困惑していた。 何を言っているのか 誰の事を言っているのか 俺はその問に答えるように 「メディスン…君の事が好きだ。愛している」 「!」 彼女は一瞬驚いたように、 そして、悲しい顔をして 「でも、私は人形よ…あなたがこんな状態なのに 泣く事もできず、あなたを傷つけていた事も分からない ただの意思を持った人形なのよ!」 彼女は寂しげに、そして悲しげに言った。 だけど 「確かに君は人形で…俺は人間だ… だけど…俺はメディスン… 君という[存在]を愛しているんだ。」 彼女はもう言葉にならなかった。 「そろそろ…眠くなってきたな。 少し眠らせてくれるかい?」 彼女はどうしようもない顔をして顔を横に振る だが、俺は続けた 「寝る前…お願いがあるんだ… 君の笑顔を…見せてくれないか? 君の最高の笑顔を…」 横になろうとする俺を彼女が抱えた。 ――彼女の腕の中 ――俺は朦朧とした意識の中 ――彼女の必死に作った笑顔を見た ――それが、俺の最後の記憶だった 「ねぇ、スーさん…」 動かなくなった俺を抱いてメディスンは 「私、好きだったの。初めて見た瞬間から… ねぇ、スーさん…」 瞳から月光に照らされて光る液体をこぼしながら 「これが…涙なのかな…これが…つらいって事なのかな… ねぇ、スーさん…」 メディスンは何度も何度も、 鈴蘭に自分が始めて体験した想いをぶつけた。 もう、動く事はない俺を抱いて、 月が妖しく照らす、鈴蘭畑の中で―― 初SSヽ(`Д´)ノ とりあえず「俺」を殺したかった。 思いは届けたけど悲しい結末ってのを作りたかった。 最初幽々様にしようかと思ったけど、 死んでも霊になって結局あんま悲しくナイシナー さらに人気あるからナー とか思いながら 184で 鈴蘭あったなぁと思い出し、 あ~…そういやルシオとかいたなぁ(てかこのネタ作る寸前VPしてた⊂´⌒つ。Д。)つ) って事で書いてみました。 あ、ちなみにメディスン好きですよメディスン 後日談が思い浮かんだけど、どうだろうなと。 この世界、死んでも冥界やら閻魔様やらいるからなかなか感傷に浸れないのが問題。 キーワード:鈴蘭、月光、死 1スレ目 363 ─────────────────────────────────────────────────────────── 363の続きみたいなもん ――走っていた ――鈴蘭畑を出て ――自分の事を好だと言ってくれた人を想いながら ――以前出合った人々(?)を頼りに 「私、まだ何も答えを出してない!」 初めは、閻魔の所にいった。 「なんだ。私の裁きを受ける気になったのか? 死んでも私の所にはこれないから 今のうちに――」 「お願い!」 そんな話しを聞く気は毛頭なかった。 「あの人を…あの人を生き返らせて!」 山田は、何の事か訳がわからないといった感じで 「とりあえず順を追って話してみなさい」 私は、覚えている事を全て話した。 ――何を話したのか憶えていない。 ――それは私の記憶の中で 「死んでいる人間を生き返らせるのは無理です。」 一言で返された。 「死んでいる人間に会う事も許されない、 現世と幽世の堺がなくなってしまうから。 彼は今頃、地獄での業を終え、 幽世に旅立っている頃でしょう。 だからあなたも彼の死後の幸福を――」 話しが終わるか終わらないかの所で私は飛び出していた。 「あんな人に頼ったのが間違いだったわ!」 脳裏に浮かぶのは鈴蘭畑に入ってきた兎達の事だった。 彼女達の上司(?)にあたる人が以前 薬について色々知っていたのを話した憶えがある。 「う~ん…死なない薬はない事もないけど 死んだ人を生き返らせる薬は…」 難しそうな、申し訳なさそうな顔で永琳が言う。 ――竹林を飛び回り、兎達が群れている所を見つけた。 そして、てゐを通じて永琳を呼び出した。 だが、彼女の口からは私の求めていた言葉は出なかった 私はその場を飛び出し、竹林を走った。 出口もわからずに―― 「待っていたぞ!」 急に呼び止められ、立ち止まる。 「満月の夜にくるとはいい度胸だ!」 そういえば今日は満月 「ちょっ、何を言ってるの?!」 だが返答むなしく 「あの人間には指一本触れせない!」 ――――戦闘が終わった 「くっ…」 彼女は傷ついた体をかばいながらも この先へ行かしてくれようとはしない。 「その人間が誰の事かは分からないけど あなたにも大事な人がいるのね…」 慧音はその言葉を聞き、少し考えて 不思議そうにたずねてきた。 「お前はキモ試しに来たのではないのか? 竹林の館から出てきた様だが…」 どうやら彼女は竹林の館から出てきた人は 皆その人間(彼女が守っているであろう)を狙う と勘違いしているのだろうか。 「私は、私の大事な人を生き返らせる方法を探しに来たの。」 そして慧音は改めて自分が間違っていると言う事を知り、 「そうだったのか。勘違いしてすまなかった。 だが、死者を蘇らせる反魂の法は禁忌だ。 私の力を使いその物の[死]を無かった事にしても 蘇りはしないだろう。」 謝り、話しを聞いた慧音でもどうする事もできなかった。 [死]…それは現世と幽世を隔てる絶対的なキーワード メディスンも[人間]ならば、 死ねば彼のいる幽世にいけるだろう。 [人間]ならば… 意思の持っている[人形]のメディスンは 幽世にいけるか分からない いや、山田が「私の所にはこない」と 言っていたので無理なのだろう。 慧音自身もそれが分かっているからこそ困っていた。 「そう、だ」 ふと、思い立ったように言う 「以前、幽霊と半幽霊が私の所に来た事があった。」 耳を疑った。 なぜ、幽世の者が現世にこれるのか―― それはどうでもよかった。 ただ、幽世の者が現世にこれると言う事は その逆も可能―― メディスンは慧音にその者とのコンタクトを取れる方法を尋ねた だが、慧音自身彼女らとのコンタクトの方法が分からなかった。 すぐさま永遠亭に引き返し、永琳達にも居場所を聞いてみたが 彼女達も襲われた側であり、こちらから出向いてはいないのだ。 結局有力な情報は得られなかった。 ――幻想郷を走り回った ――鳥…歌っていた ――⑨…バカ ――紅白…神社を紹介された ――メイド…見つけたと思ったら消えていた 仕方なく神社に来てみたが、そこでは宴会が繰り広げられていた 真ん中では鬼が何やらやっていたが、盛り上がる気はさらさらなかった。 紅白を見つけた 「なんでこんな所に呼んだのよ!」 いきなりたきつけた。 「あら。幽霊が見たいんじゃなかったっけ?」 霊夢が指を指した方角を見る。 するとそこには、幽霊がいた。 慧音が見れば分かると言っていたが本当だった。 人魂が浮いている 彼女達だ―― 「私を幽世に連れてって!」 いきなりの言葉に幽々子は 「いきなりねぇ。それに、 幽世にいきたいだなんて、 物好きねぇ」 あまり本気にしてもらえなかったのだろうか。 メディスンは経緯を説明し、再び幽々子にお願いをした。 「う~ん…幽世につれていくねぇ…」 少し困った表情で考えていた。 「あら、いいじゃないの。それぐらい」 そこにいきなり境目ができて、中から声がした。。 境目から妖怪が出てきて、メディスンに言う 「なんなら、私が送ってあげるわよ?」 紫の問いかけに 「本当?!じゃぁ…」 言い切らないうちに紫が 「ただし」 急に真剣な表情で 「幽世に行き、そこで幽世の者と接触した場合 決してこの世には戻せないわ。幽世の者との、 まして死んだ者との接触」 紫の話しに、 続けて幽々子が言う、 「私達みたいなのはいいんだけどねぇ… その[人]、普通の人でしょ? タブーを破った場合、魂が持たないわ。」 何を言っているのか分からないメディスンに、 幽々子がゆっくり説明する。 こちら側とあちら側との接触は本来あってはならない事 それを無視すると言う事は、世界のバランスを崩す事 幽々子ほどの力の持ち主ならば、その崩れたバランスから起こる 「歪み」に耐えれるが、 並の、ましてや只の[人]の霊では耐え切れないと言うのだ。 ――メディスンは黙る [あの人]に会いたい。 会って、あの事についての答えを出したい。 だが、人形独立の夢もあった。 ――周りでは宴会が繰り広げられている中、 その空間だけが、重い空気に包まれているようであった。 紫が口を開く。 「選びなさい。あなたの意思を。あなたの心を。」 そういって、境目を作る。 「ここを抜ければ幽世よ。 大サービスであなたの思っている人の所へ繋げてあげたわ。 行けば帰って来れない片道切符。行くかどうかは貴方次第よ。」 しばらくうつむいていたメディスンが、 決心がついた表情で、上を向く。 そして―― ――幽世 俺は死んでしまった。 後悔はない。 むしろ、想い人に自分の想いを伝えて死ねた。 それだけで満足していた。 そう思えば地獄の業も苦しくは無かった。 後は、転生を迎えるまでここで、 暮らしていくようだ。 桜の花も散り始め、毎日の日課である掃き掃除をしていた。 「あれからもう1年になるのか。」 俺が「死んで」から、もう一年たった。 想いを伝えた彼女は、今頃どうしているのだろうか。 人形独立は果たせたのか。 などと、彼女の事を考え、 最後に見せた笑顔を思い出し、懐かしむ。 「転生まで、後どんぐらいなのかな」 ポツリと言う。 転生してしまえば彼女の事も全て忘れてしまう。 「転生…か。嫌なもんだ。忘れるなんて、できないよな…」 涙がでそうになる。 ――数日間だけだが、話し、笑った彼女との思い出 「忘れるもんか…!」 そう、言葉が口から勝手に出た。 「じゃあ、転生しなければいいんじゃない?」 びくっとし、後ろを振り返ると 妙な境目ができていた。 「なんだこれ」 そっと近寄ると、 中からまったく知らない人が出てきた。 「あんた…誰?」 紫はムスッとした表情で、 「あんたとは失礼ねぇ。ほら。お届け物よ。」 妙な境目から何かが出てきた。 「な…」 ――俺の記憶の中にある、彼女 ――そんなはずはない…彼女は人形 ――決して幽世にはこれるはずがない… 「ほら。念願の夢が叶ったんだから、何かいいなさいよぉ」 彼女はうつむいたまま動かない。 「…」 言葉にならないとはこういう事を言うのだろうか。 俺は必死に涙をこらえながら彼女の近くに寄った。 その時、記憶の中にある[彼女]とそっくりな人形がぴくっと動いた。 うつむいていた顔を起こし、 そして、あの時の笑顔で、 「やっと会えた! あの時の答え、言いに来たよ 私ね…」 いい終わらないうちに、俺は彼女を抱きしめていた。 [なぜ][どうして]そんな事は関係なかった。 彼女は今俺の手の中にいる。 それが全てだった―――― 「行ったわね。」 宴会場で幽々子が言う。 「そうね。」 霊夢も落ち着いた感じで答えた。 「さて。そろそろ私達も帰るわね。 妖夢~そろそろ帰るわよ~ 明日から新しい庭師が増えるから 色々教えてあげるのよ~」 妖夢が聞いてないといった表情で 「幽々子様なんですかそれ~ 聞いてませんよ~」 妖夢が半べそかきながら帰っていく。 霊夢はふと思い立ったかのように 「今度、アリスにこの事話してみようかしら」 などと、アリスの反応を考えていた。 ――ここは幻想郷 ――現世と幽世と月と隙間とそれらが交差する世界 はい!終わり! え~後日談ていうかなんていうか。 これなかったほうがよかったかも⊂´⌒つ。Д。)つ ただ、前回あんま反応なかったからちょっとさびしかったり(´・ω・`) かなり変な設定いれまくってますが気にしないでください。 本当はいろんな人(妖怪)との話しをいれたかったけど… 紅魔もいれたかったけど長くなるし挫折_no その後のその後とかいらん気がしないでもない。 意味わからんし(゜∀。) あと花でおもっくそリリカと対戦してるの忘れててここ無視って下さい_no 最後はHAPPY(?)ENDで決めれたのが自分的にはよかったんじゃないかと。 何分始めてなんで無理やったりして自分的には楽しかったけど、 ぶっちゃけごめんなさい_no 1スレ目 383-385 ─────────────────────────────────────────────────────────── 454 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 08 37 00 [ dIitvRwg ] 447 慧音とうどんと山田にヤラレタ あとスイカは最近、もう何しゃべっても致命打スレスレの俺がいる いきなり全員達成するとはすげーよGJ と思ったが、 俺の愛してるメディがいねぇorz チキショゥ 俺「嫁に来い」 メディ「ヨメって何?」 俺「とりあえずおいでよ」 メディ「う、うんじゃぁいってみる」 俺「実家が花屋です」 メディ「お嫁に参ります」 俺「今度中南米行くんだけど、ラフレシアって知ってる?」 メディ「つれてって!」 俺「化学者なんだ、君のためにありとあらゆる毒を合成してあげる」 メディ「うれしい! それじゃ…最初はまず、あなたの心の毒でしびれさせてもらおうかな?」 俺「君ひとり~? 友達ほしくない? 俺たちのサークルに入れば友達百人できちゃうよ?」 メディ「ほ、ほんと?じゃぁいく!」 俺「つりが趣味の社長です」 メディ「スーさん!」 俺「僕ちゃん顔がのびるんだょ~ん」 メディ「造物主さま!」 俺「コンパロ!」 メディ「コンパロ!」 俺「むらんげ!」 メディ「めろんげ!」 俺「こんなに暴走するくらい、お前のこと愛してる」 メディ「えええっと…はい…(上目遣いでテレながら」 ふぅ、勢いだけで暴走してもいまいちか…少し頭冷やしてくる。 ─────────────────────────────────────────────────────────── ――目が覚めたら、そこには天使がいた。 「……あ、目が覚めたみたいね。スーさんの真ん中で気付くなんて、中々タフな人間みたい」 違った。天使じゃないみたいだ。羽根もないし、なにより服を着ていた。普通の女の子。……まあ、それくらい可愛いとは思うけれど。 身体を起こす。紫色のなにかが、体中にまとわり付いている。ゆっくりと身体を起こす動作にあわせて、はらはら、はらはらと舞い落ちて行くソレは、とても綺麗だと思った。 「ここは、どこだ?」 自分でも意識しない声がでた。不意に出した言葉というのは、実はなによりも的を得ているというが、実際そうだったと思う。こんな状況で判っても仕方ないが。 「ここはねー、スーさんの咲いている丘よ」 「スーさん?」 なんてこった。ここは釣りバカの聖地だったのか。 「スーさんっていうのはね。鈴蘭のスーよ。まあ、判らないで当然だわー」 ……とりあえずバカなことを考えた自分を殴っておいた。 目の前の女の子は、僕の挙行に不振な目を向けている。まあ、いきなり自分を殴る奴がいたら怪しいだろう。僕でもそんな目をする。 「まあ、それはともかく……そうか。ここは鈴蘭の丘ってことか」 立ち上がる。寝転んでいたときは気付かなかったが、女の子の背丈は僕の腰より少し高いくらいしかなかった。 辺りを見渡す。紫色の花弁が、これでもか、というくらいに咲きほこっていた。 思わず、見ほれてしまう。そのとき、女の子が声を上げた。 「ところで、人間さん。あなたはどこから来たの?」 「ん? 僕かい。僕は……」 答えようとして、言葉に詰まった。 なぜなら、おかしいことに気付いてしまったからだ。 僕は、……なことがあって、……逃げたくて、……それで、……遠くに。 そうだ。遠くに。遠くに行きたかった。自転車で――自分がたどり着ける限界まで走ったのだった。 それなのに。なんでこんなところで倒れている? 疲れて、意識がなくなった、だけならいいのだ。しかしその場合、僕の『近くに』自転車が倒れているはずなのだ。 さて、もう一回確認してみよう。僕の周りには、何がある? 「……?」 不思議そうな顔で僕を見上げる女の子。そして咲き誇る鈴蘭の花たち。 ――それしか、なかった。つまり、それは――。 「僕は、どこから来たんだ……?」 僕は、疑問を疑問で返す、という初めて会う女の子にたいして失礼極まりない行為をしてしまった。 「判らないの? 自分がどこから来たのか」 女の子は、なんだかとても不思議そうな目をしてこちらを見ていた。 「うん。全然判らない。なんでだろう?」 大変なことだと思う。記憶障害とかそういうものだろうか。しかし僕はなぜかあっけらかんとしていた。 それよりも――、そう、自分よりも。目の前の女の子が気になっていたのだと思う。 「どうしてなのかしら? 寝ている間に、スーさんにやられたのかしらね?」 こくん、と可愛らしく首をかしげる女の子。その仕草が、どこかで見たかのようで。 ――ねえ? それ、どういうことなの? ……ゃん―― 「まあ、どうでもいいや。ところで」 「どうでもいいんだ。人間ってそういうのこだわるかと……ううん、そうでもないか。紅白とか白黒とか」 紅白だの白黒だの、ちょっと気になったがまあいい。これも縁ってやつだろう、と気を取り直した。 「君の名前は? なんていうの?」 そう聞くと……女の子はニヤリ、と……本人はニヒルなつもりなのだろうが、残念なことに愛らしさしか伝わってこない笑みを浮かべ、恐らくは起伏があんまりないだろう胸を張って、声高に叫んだ。 「私は、メディスン・メランコリー! 未来の救世主よ!」 救世主、とかいうのになんだか変な感じがしたのだが……まあ、そんなものはどうでも良かった。 メディスン。いい名前だと思う。日本語に訳すると薬。とりあえずは僕にとってそうであると思う。 「そっか。メディスン……」 「ところで人間さん。どこから来たのか覚えていない、どこへ行くのかも知らない。そんなあなたは、これからどうするの?」 「あー……」 言われて気付いた。 僕はここにいたるまでの経緯も知らず、着の身着のまま、そして移動手段も徒歩しかない。 近くに町とかがあるのならばまだ違うのだろうけど……知らず知らず遠くに来ていたのか、ここは鈴蘭しかなく、遠くを見ても建物のたの字も無い辺境だった。 「どうしよう。……ところで。メディスンはここで何してたの?」 まさか、ここで暮らしているなんてことはあるまい、と思ったのだが。 「私? ここは私の住処だもの。だから、あなたがいて驚いたのだわ」 ……ここで。暮らしている。 女の子が。着の身着のままで。お花畑の中で。 なんだかそれは、恐ろしいほどの幻想(ファンタジー)だった。 「本当に……? 雨とか、つらくないの?」 そんな幻想に向かって、ついつい現実的な指摘をしてしまう。僕の悪い癖だ。僕は昔から、絵本とかに無意識に突っ込みを入れてしまう癖がある。それを話すと、大概現実的ね、と言われるのだが……僕自身は、そういう話が大好きなのだ。 「そうなの。だから、最近はちょっとした家を作ってみたのよ。永琳に教えてもらったの」 えいりんとは誰だろう、とは思ったがそれは今は重要じゃない。 とにかく、メディスンは雨の中ずぶ濡れにならないってことで、それはいいことだと思う。 「そうね。せっかくだから見せてあげる。私の家――自信作なのよ!」 「え、ちょ、ちょっとメディス――」 そういうが早いか、メディスンは僕の手を引っ張り、走り出した。 ……で。辿りついた先には。 「これが……えと。メディスンが作ったのかい?」 「そうよ。凄いでしょう? 丸三日かかったんだから」 えへん、と胸を張るメディスン。 僕はというと、目に映る光景に驚嘆を禁じえない状況だった。 メディスンが家、と言っているものは……本当に「家」だったのだ。 僕が知る限り、こんな本格的なものを作るのは職人くらいしかできないはずだ。それを、たった三日で作るなんて……なんて子なのだろう。 「これは……凄いな」 「そうでしょ? えへへ、もっと褒めてもいいわよ」 メディスンは、胸を張りながら嬉しそうに笑った。 華が咲くように笑った。どくん、と僕の心臓が跳ねた。 ――えへ。もっと、もっと褒めて。お……ゃん―― 「そうだ。せっかくだし、しばらく私の家にいてもいいわよ」 メディスンの言葉に、僕は喜――ぼうとして、押し留まった。 「その申し出は物凄くありがたいのだけれど……えっと、メディスンは、この家で、一人で、暮らしているんだよね?」 今までの事実、会話を照らし合わせれば僕の疑問は疑問ではなく事実確認にほかならない。 しかし確認しなければならなかった。 それは僕の数少ない男としての矜持……というやつである。といいなあ。 「当たり前よ?」 予想通り。メディスンは何を言っているの、といわんばかりの顔でこちらを見た。 ああ。判っている。判っているんだ。 でも、それでも、これだけは、これだけは確認しないといけないんだ。 「女の子が一人……その中に男が……」 「? そうなるけど、それがどうしたの?」 どうしたのときましたよこのお嬢さんは。 いや僕にやましい気持ちはない。英国紳士だって顔負けの紳士っぷりであるとご近所でも評判だった。 しかしだ。それでも……あれだ。世間体とかさ。あるじゃん、ねえ? しかも、この場合悪者になるのは僕だ。間違いなく。古来より、男と女が関わる不祥事では、男が負けるものと古の書物に書いてある。具体的には竹取物語とか。 「……ふんふん。判ったわスーさん、もう入れちゃうね」 僕が煩悶としていると、メディスンは傍らの小さい……なんだ、あれ?と会話しているみたいなそぶりを見せていた。 その所作に気付いたときには、僕の身体はメディスンによってずりずりと押されていた。 「な、ちょっと待てメディスン! 僕は入るとは言ってな――!」 「私が入れる。入れたいから入れるわ」 なんて我侭な! くそう、自慢じゃないが僕は押しに弱い(用法が違うが)。 このままじゃ、理不尽に中に入れられてしまうではないか! 「ん、ちょっと、やっぱりあなた大きい……んっ、ちょ、暴れないで、入らない……でしょ」 「……」 ぴたり、と僕は暴れるのをやめた。気持ち前かがみだけど。 ……ちょっと、自分が嫌になった瞬間だった。 メディスンがいなかったら、すぐさま傍らの鈴蘭にダイヴしていたと思う。車田落ちで。 「あら。おとなしくなったわねー。行くわよー」 「判ったよ。入るから。もう押さなくていいから……」 全く、小さいナリで自分ってものが強いな。 この年頃はそうであると思うけれど、この子は人一倍我侭だと思った。 ――ほぅら、私の言うとおりにして。じゃないと、お……ちゃんを嫌いになっちゃうわ―― 「いらっしゃい。私の家の、初めてのお客様!」 何故か一瞬揺れた頭を振って、僕はメディスンの家に上がった。 それから、流れるように時間が過ぎていった。 その中で、僕は、ここが自分のいた世界と違うこと。幻想郷と呼ばれる場所だということを知った。 なるほど確かに、あんなに鈴蘭が群生する場所など僕の世界には存在し得なかったし、僕の自転車がなかった理由もわかろうというものだ。 僕は、メディスンの家に住まわせてもらいながら、ずっとメディスンの……手伝いっぽいことをしていた。 っぽい、などというのは、メディスンは特にコレ、という仕事のようなものをしていなかったからだ。しかし、定期的に作った薬……僕にはなんの薬だかは教えてくれないが……を例のえいりん、とかいうひとに届けに行くようで、それを作るための草や道具を調達するのが僕の役目になっていった。 楽しかった。 今まで、そう、前の世界に居た自分の生活がかすんでしまうほどに……楽しかった。 メランコリーが傍に居て、メランコリーになる暇が無いほどあわただしく、楽しい、生活が続いた。 そんな中……僕は、えいりんさんに会えることになったらしい。何でも、メディスンが出先でことあるごとに僕のことを話していたらしい。 今日はその日だった。 「っで。いつ行けばいいのかな? っていうか僕はどうすればいいんだい?」 「今日はね、久しぶりに永琳から来てくれるの。だから、あなたはここに居ればいいわ」 とはいえ、初めて会う人だ。 メディスンから、色々と話は聞いているが……それでも初対面なのだ、緊張しないはずが無い。 確かそう、凄い美人で天才で凄い人らしい。全く緊張してしまう。……そうか綺麗な人なのか、そうかそうか。 「……」 「痛っ! ちょ、メディスン今僕の太腿つねっただろ!?」 「つーん。何もしてないわ。気のせいでしょ」 ぷいっと顔を背けるメディスン。 ズボンの中を見ると、太腿が青く変色していた。なんて力だ。というか僕が何をした。 「ふんだ。そんな顔じゃ、嫌われるもんねーだ。いつもいい顔じゃないけど」 「……言ったな。そら僕だっていい顔だとは思いあがってないが、ちょっと気に障るぞメディスン?」 「言ったわよ。鼻の下伸ばしちゃって、ばっかみたい」 「…………伸びてたんですか。僕」 「馬並みにね」 ……そら不味いわ。気付かせてくれたメディスンには感謝……なのか? いやでもなんでつねられる必要が? うーんと僕が悩んでいると、 「あらら。結構いい感じに出来ているじゃない」 玄関から――これだけで綺麗だと確信できる声が聞こえた。 「あ、永琳が来たわ。私、行ってくるね。あなたはここにいてちょうだい」 「え、あ、うん、判った」 メディスンは走っていった。埃が立つから室内では走るなとあれほど言っているのに、守ってくれやしない。 いつもいつも、返事だけはいいのだ。あとから注意しても、軽く笑ってごめんなさいと言うだけで――。 ――あ、あはは、ごめん、ごめんなさい~。次から、ちゃんとするから! ね、お……ぃちゃん―― 「お邪魔するわね」 「いらっしゃい、永琳! ようこそ、私の家へ!」 玄関から元気な声が聞こえた。そして、とたとたとこちらに走ってくる音と、ぱたぱたと上品な音が近づいてきた。 僕は、とりあえず居住まいを正した。 メディスンのときはいきなりだったからそうでもなかったが、僕は基本的に人見知りするのだ。 初めて会う人、なんて前置きをしたら、恐ろしく緊張してしまう体質なのである。 あ、なんかドキドキしてきた。 「こっちが、客間!」 「よく出来てるわね……あら」 「あ」 なんの前触れもなく、メディスンと……後ろに立つ人がえいりんさんだろう、がこの部屋に入ってきた。 「ほら、永琳。この人がいつも話してる――」 「え、え、ええと、はじめまして」 「ふふふ。はい、はじめまして。八意永琳よ。あなたのことはメディスンから聞いているわ」 前触れもなくはじめられた自己紹介も、流れるように、というより流されて行われてしまった。 衝撃が凄かった。それほどの美人だった。 昔読んだ小説に、光輝くほどの美貌、とかいう言葉があったが、まさにそれを体現していた。 浮かべられた微笑は慈愛に満ちているかのようで……ああ、これほど自分のボキャブラリーの貧弱さを嘆いたのは初めてだ。 「……ねえ! 私、お茶淹れてくるね!」 何故か大声で宣言し、メディスンは台所(当初はなかったが僕が作った)に歩き出した。 そして僕の傍を通るとき――これはわざとだ、確信できる――僕の足を思い切り踏んづけていった。 「……!!」 「……ふんだ。鼻、気をつけてね」 小声で呟いてメディスンは部屋を出て行った。 僕はというと、あまりの痛みに声すら出ない。僕が何をしたというのだ。鼻の下は伸ばしたかも知らんが、それでこの所業はきつすぎまいか。 「……ふふふ。仲良しね」 痛みがようやく和らいだ頃、永琳さんはそう言って微笑んだ。 なんというか……この様子を見て仲良しといえるのが凄いと思った。どっかズレてるんじゃないか。 「……はあ。仲は悪くないと思いますが」 そうでなきゃ、これまでやってこれなかっただろう。 つくづく、最初に見つかったのがメディスンで良かったとおもう。 「……ね。ちょっとあなたに言いたいことがあるの」 永琳さんは近づいてきた。 ……なんだなんだ。なんだこの展開は。10人男子がいたらおそらく十中八九は夢想する大人のお姉さんの誘惑って奴ですか? まあそれはないと思うけど! 「あなた……」 思い切り近くまで寄って、メディスンに聞かれたくないのだろうか、囁き声で。 僕はというと、緊張のあまり身動きすらとれなかった。 しかし。 「――あの娘から、離れなさい」 その言葉で。一気に現実まで……それどころか、心が身体に入るときに勢いが付きすぎたのか、衝撃まで受けていた。 「な――!」 「大きな声を出さない。気付かれてしまうわ」 「……っ」 「そう、それでいいの」 何を、言い出すんだ。この人は一体。 あの娘――メディスンと離れろ、だと? 「あの娘から聞いているかしら? あの娘は、人形なのよ?」 知っている。それは、はじめてあったあの日の、夜に聞いた。 驚いた。そらもう大層驚いた。が、それだけだ。 たとえ人形だろうとなんだろうと、動いて喋って考えて、『生きて』いる。 ならば、それはすでに独立した一人の『存在』だ。人形だろうと何だろうと関係ない。 「メ――」 「そう。その気持ちは立派。とてもとても立派。だからこそ、あの娘はあなたと一緒に居るのでしょう。しかしね」 永琳さんは、僕の気持ちを見透かしたかのように――いや、実際見透かしているのだろう。 今初めて向き合ったが、この人の瞳は昏く昏く、どこまでも吸い込む闇のような目だった。 それに見つめられている、その事実だけで震えが走る。しかし、負けるわけにはいかないのだ。 だって、僕は――。 「その気持ちは真実? その気持ちは純粋? ……あなたのその気持ちは……『誰に向けたものなのかしら』?」 揺さぶられた。 心、身体、たましい、――僕という、『存在』全てが。 「あ、あああ、あ――」 「その気持ちが真実で無いのなら。『代用品』であるのなら。そうではないと言い切れないのなら。今すぐここから消えなさい――」 そう言って。僕の頭を、両手で掴んだ。 「これはサービスよ。『本当の相手を思い出させてあげるわ』」 ずどん、と。僕の頭に、柱が打ち付けられたような痛みが走った。 ――ね。聞いてくれる? 私ね、『お兄ちゃん』のことが、大好きだよ―― うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! 「お兄ちゃん。こっちだよ」 「ちょ、ちょっと待てよ」 走る妹のあとを追いかける。 小柄なくせに、いや小柄だからこそなのか、妹はすばしっこい。 しかも、女の子のくせに男顔負けの冒険好きだったりするのだ。全く、なんでこんな娘になったんだろう。 それでいて、なんでだか知らないが……いつも一体の人形を持ち歩いている。変なところだけ女の子っぽいのだ。 『なんだ。これは。』 今日は、積み上がった資材置き場。廃材が入り組んで自然の迷路を作った場所に来た。 っというか、連行された。そこそこいい年になってきたんだから、兄貴離れくらいしろよ……とも思うが。その一方で嬉しいと思うのだ。全く、こんなことだから妹離れができやしない。僕は内心で溜息をついた。 『あの日。あの日。あの日の、記憶――。』 廃材の迷路。駆け抜けた先に、光が見えた。 ようやく空が見えるのか。妹のサイズなら悠々と歩けるとはいえ、僕とは相性が悪い。常にかがんで歩かねばならないのだから、天井ともいえるものがなくなるのはありがたい。 「出口、やったね! お兄ちゃん!」 「あー、そうだね。早く抜けたいよ僕は」 妹は、見えた穴から外に出た。その穴は、妹ですらかがまないと入れないくらい小さい。 まあ、こういうことも沢山あった。なので素早く四つんばいになってその穴を抜けた。服が汚れるが……その件に関して僕の両親はもう諦めているので問題ない。……いや、あると思うがなないと思い込んでおく。 その先には。 「わあ……すごい、お花畑になってるよ……」 「おおお、すごいな、これは」 一面の花が。咲き誇っていた。 ひゅうと、風に揺られて、沢山の花弁がいっせいにこちらを向いた。あまりにタイミングが揃いすぎていて笑ってしまった。 「ひゃっ!」 妹は、急に声を上げて、飛び上がった。 「なんだ、どうした?」 「背中……何か入った!」 妹の服を覗き込む。そこには、さっきの風で舞い上がったのだろう、花びらが何枚か入っていた。そんなものでも不意をつくと驚かせられるんだな、と思うと微笑ましくて……笑いながらとってやった。 「もう……お兄ちゃん、笑っちゃダメよ!」 「ああ、悪い悪い」 「……て、あっ!」 もう一回声を上げる妹。その視線の先は……ころころ、と転がっていく……いつも持っていたあの人形。 花のせいで気付かなかったが、ここはなだらかな斜面になっていたのだ。 「ま、待って!」 妹はそれを追いかけていく。僕も、一人にしては大変だと……後をおった。 『ああ。ああ……思い出してしまう。やめてくれ、やめてくれ。』 急に途絶える花畑。透き通る蒼い空。 そこには――『何もなかった』。ただ、ただ――切り立った崖があるだけで――。 「――え?」 僕の声は、非常に間が抜けていたと思う。そして人事のように聞こえたのだ。 現実が直視できず。現実を認識できず。 そこに、妹がいないことが。僕を目覚めさせて――。 『やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』 血だらけの妹。焦点の合わない瞳。どこかに伸ばされた手。呟かれる言葉。 人形。あれは僕があげたもの。だからいつも持っていた。なんで。どうして。 好きだから。僕のことが。お兄ちゃんが好きだからお兄ちゃんがくれたものだから お兄ちゃんが好きだったでもこれじゃもうだめだよみえないさよなら――。 バツン。モニタの寿命が切れたテレビのように、映像は――記憶は途絶えた。 「――あ」 気が付けば。僕は天井を見ていた。 そこは知らない天井じゃない。一人で暮らしていたくせに広く作りすぎたゆえに最初から用意できた、メディスンが作った僕の部屋だ。 鈍痛がする。頭の中に鈍い痛みが充満していた。 視線を巡らせる。すると、すぐ傍に――人の、いや人とはちょっと違う気配を感じた。メディスンだ。 何か、言わないと……。僕は頭痛を抑えながら上半身を起こそうとした。 「……、っ、起きた、の?」 メディスンの声が、様子が、おかしい。 耳を澄ませると、ぽた、ぽた、と音がする。鈍痛に打ち負けて視線が下がる。床には、そう、『まるで今さっき水滴を落としたような』染みが広がっている。 「……うん。今、目が覚めた」 でも。僕はそれについて言及することは出来ない。出来るはずがなかった。 形容しがたい痛みに耐えて、身体を起こす。 暗さになれた目は――、俯いて、時折しゃくりあげるメディスンを僕の網膜に映した。 しばし、この空間が沈黙で支配された。 こんなことはなかった。今まで――メディスンと一緒に居て、こんな静かな時間はなかったのだ。それを考えると、今がどんなにおかしいことか。 でもそれは、きっと、いや、確実に僕のせい。僕の犯した罪が――こんな時間を作り出している。 やがて。それを打ち破ったのは。 「……答えて」 メディスンの声だった。 その声色は、今までのメディスンとは違う……冷えて、固く、重かった。 僕は、その問いに……頷くしかなかった。それ以外を選択する術などないのだから。 「あなたは……私を見ていたの? ううん……『誰を見ていたの』?」 判っていた。そういわれることは……理解していた。 でも。それでも――僕の胸に衝撃が走った。さっき……僕の感覚ではさっきだ……永琳さんに記憶を呼び覚まされたときの衝撃よりも大きい衝撃が、走った気がする。 「……ああ」 それは。恐ろしく単純で。恐ろしく、彼女を冒涜した行為――。 「僕は。きっと、妹を君に見ていたんだ」 自分の罪を。懺悔をするかのように、告白した。 途端――。 「ふざけないで――!」 きっ、と。今まで伏せられていたメディスンの顔が上げられた。 その瞳には、悲しみ、苦しみ、怒り、敵意、――考えうるかぎりの負の感情が宿っていた。涙は滝のように溢れ、目は真っ赤に腫れ上がり――。 「私は、あなたのための人形じゃない! あなたの都合のいいように作られた人形じゃない! あなたの操り人形じゃない! 代わりの為に作られたヒトガタじゃない――! 私は、メディスン・メランコリー! 人形なんかじゃ――ない!!」 叫び声を上げた。それは、悲鳴に近かった。 ああ。僕は……なんて罪を犯してしまったのだろう……。彼女に。何よりも純粋な生そのものの彼女に。 ヒトの――穢れを押し付けてしまったのだ――。 ああ、ああ。でも。僕はそれでも……君が好きなんだ。 あのとき言えなかった台詞。言おうとして……自分の心にしまってしまった台詞。 最初は、彼女の中に妹を見ていた。だからこそ、そう、だからこそ。『最初にあったとき、僕は自然に接することが出来た』んだ。 でも。その気持ちが……変わっていくのはそう時間が掛からなかったと思う。自分でも良く判らない。 「何か、何か言いなさいよ! ……言ってよ、お願い……」 メディスンが泣いている。僕はどうすればいいのだろう。謝っても、何も解決しやしないのは自明だ。 この気持ちを伝える? 馬鹿な。そんなことをしても――信じてくれやしないだろう。仮に信じてしまったとしても、メディスンの中に負い目が出来るのは間違いない。 それは僕の望むところではない。だって、僕がメディスンに惹かれたのは――その、純粋さなのだから。 心の思うままに笑う、それは僕にはなかったこと。その姿に、僕は惹かれたのだ。 そんな、そんな姿を――穢す事なんて。僕には出来そうも無くて――。 そのとき。目の前を、ふよふよと飛ぶ何かが見えた。それは、いつもメディスンの傍に居た、そうだ、スーさん。彼女は……僕を責めるかのように、顔の目前でくるくると回っていた。 ああ。そうか。やっぱり、僕は罪人なのだ。 認めてしまった瞬間……僕の右手は開かれた……。起きてからも、ずっと意識せずに固く握っていたソレの中には、一錠の錠剤がある。 これは、あの時――。永琳さんに持たされたものだ。そう。自分の罪を認めたのなら、『自分が消えてしまえるように』――。 まるで覚えてやしないのに、フラッシュバックする記憶。そういう、術だったのだろうか。 消えてしまえばいいのだ。自分の犯した罪に耐え切れず、逃げ出してしまった僕は――もっとはやくにこうするべきだったのだ。 僕のせいじゃないと。周りの大人たちは言ったけれど。それでも違う。僕がもっと自覚していれば、ああはならなかったはずだから。 かたかたかた。指が震える。それはなんだろう、恐怖なのだろうか。今この状況ですら、死に恐怖を感じる自分自身に、怒りすら覚えた。 「……! もしかして……!」 メディスンが、僕の手にあるものに気付いたみたいだ。 止められるわけにはいかない。これは僕のけじめだから。 ありがとうメディスン。こんな僕を、罪まみれの僕を好きになってくれてありがとう。 ああ。でも。やっぱり、僕は愚かだ。最後の最後に、君に呪詛を残してしまう。純粋な君を――穢してしまうのか。 「ごめんよ。僕は……愚かだった。僕の犯した罪は消えないけど、謝るしか出来ない……ごめん。そして……ありがとう。僕は、メディスンのことが、」 右手のそれを一気に口に運んだ。躊躇なんて、すでに吹き飛んでいた。 最後に。メディスンの顔を――笑顔でないのが残念だけれど――目に焼き付けた。 「大好きだよ」 ごくんと。それを飲み込んだ。 途端に――意識はシャットダウンした。 ――……………ないで―― 聞こえる声。僕は何をしていたのだっけ? ――わ…………ないで―― とても大切なものだったと思う。その声が、大切だった。 ――わ………てないで―― ああ。なんで僕はまだ僕のまま、この声を聞いているんだろう。 ――わた……てないで―― どうでもいい。その声が泣いているように聞こえたから。僕は、その声の持ち主を泣かせたくなくて――。 目を、開いた。 「捨てないで……私を、捨てないでよう……行かないで……行かないで……」 そこでは。僕の身体にしがみついて、泣きじゃくるメディスンが居た。 身体はぐったりして……今にも倒れてしまいそうな、憔悴した表情で。 「……メディスン!? 何を、何をして……げほっ!」 声を張り上げたつもりだったのに、身体が言うことを聞かなかった。これがあの薬の代償なのだろう。 それでも、少しずつ、少しずつ、身体に溜まった何かが抜けていく感覚がする……。 「……目、覚めた? 良かった」 辛そうな顔を隠そうと、笑顔を作ろうとしているメディスン。見ていられなかった。これがみんな僕のせいなのだ。 ああ。どうして、僕は何をしても彼女を苦しませてしまうのだろう……。 「僕は……」 「いいの」 メディスンは、僕の言葉をさえぎった。そして今度は本当に、笑顔になって……。僕に向かい直った。 「今、わかった。あなたが、本当に私を想ってくれた事。そして、私もあなたが好きだってこと」 「え……」 放たれた言葉は、僕にとって予想外で。 でも本当に嬉しい言葉で。でも……僕が受け取ってもいいものなのだろうかと、不安になってしまう。 「でも、僕はまだ割り切れていないんだ。またメディスンを怒らせてしまうかもしれない……」 「忘れた? 私は毒を操るのよ……。あなたのこころに、さっきみたいな自暴自棄の毒が溜まってしまったなら……私が抜き取ってあげる」 「毒……? どうやって、とるんだい?」 「こう、するんだ」 不意に。僕の唇にちいさな唇が触れた。 「……ふふふ」 ぽかん、と馬鹿面を下げている僕に、小さなスイートポイズンは笑って、こういった。 「これから、私の魅力って毒であなたの身体を一杯にしてあげるもの。私以外のこと、考えられないようにしてあげる」 ああ。僕って奴は本当に馬鹿だ。大事な女の子を不安にさせて、泣かせて、挙句こんなことさえ言わせて。 でも、これから先は。彼女を大事にすると誓おう。彼女の純粋さを。この笑顔を、ずっと見ていくために。 「大好きだよ。メディスン――」 1スレ目 600 ─────────────────────────────────────────────────────────── 白と緑の海。 名も無き丘の名も無き花畑。 たくさん咲き乱れるスズランの中、俺とメディスンは並んで寝転んでいる。 俺もメディスンも何もしゃべらないし、視線を横に動かすことも無い。 どちらかがもう眠ってしまったのかもわからない。 でも、お互いの手はしっかりつながれている。 愛しい人とのつながりが、ちゃんとある。 メディスンの手の感触・・・・・・温かい。 人形にも体温がちゃんと体温があるんだな・・・。 「ねぇ?」 声。 その声に振り返ると、メディスンがこちらを見ているのがわかった。 「本当によかったの?」 その声は少し不安げな声色だった。 その瞳は少し悲しそうな色をしていた。 「私と一緒にいること・・・・・・」 「・・・・・・」 ここはスズランの花畑。 スズランには毒があり、俺はすっかりその毒に当てられてしまった。 身体のほうは問題ない。 最初のうちはしょっちゅう体調不良を起こしていたが、今ではすっかり慣れてしまった。 だが、それがいけなかった。 スズラン畑に長くいたおかげで、俺の身体にスズランの毒の香りがしっかり染み付いてしまったのである。 そのおかげで、俺はメディスン以外のほかの誰かに近づくこともできなくなっていたのだ。 近づけば近づくほど、その人をスズランの毒で蝕めてしまうから。 「・・・・・・」 俺は、そんな悲しそうな顔をしたメディスンを、黙って抱きしめた。 「あ・・・・・・」 俺の胸の中でくぐもった声を上げるメディスン。 今、彼女がどんな顔をしているのかは見なくてもわかる。 「いいんだよ・・・・・・これで」 俺は彼女を安心させるようにそっと言い聞かせる。 「だって、俺の居場所はメディスンの隣だけしかないんだから」 「・・・・・・」 メディスンの手に力がこもる。 俺はメディスンを抱いたまま空を見上げた。 どこまでも透き通る青い空の中、 メディスンと一緒の小さな人形がものすごい形相でこちらを見下ろしているのが見えた。 最後の一行が書きたくて書いた。 反省はしていない。 2スレ目 169 ─────────────────────────────────────────────────────────── 347 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/02/02(木) 15 45 21 [ OSORXhwg ] メディスンの頭を髪がクシャクシャになるくらいなでなでしてやりたい。 毒殺確定だろうけど。 348 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/02/02(木) 23 31 22 [ QDasqbu6 ] ぜひ俺も加わらせてくれ。 そして何度も撫でるうちについに暗殺拳、毒手が完成! しかし鈴蘭ってそんなに有毒なんだろうか。 349 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/02/02(木) 23 48 32 [ yI1tlVJs ] **毒/薬情報** 日本産/ドイツ産ともに有毒植物です。食べることはできません。 強心配糖体というコンバラトキシンやコンパロサイドを多量に含みます。強心・利尿の作用があり、大量に食べると血液の凝固がおきます。また心不全の状態になって死亡するといわれています。 薬用としては鈴蘭根(スズランコン)として、根を強心・利尿に利用しますが、扱いが難しく、家庭で使える薬草ではありません。 とか 鈴蘭をさしておいたコップの水を誤って飲んだ子どもが死んでしまった例もあるとか。 らしいよ。 花をも枯らす、毒手の拳~ 350 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/02/02(木) 23 55 56 [ QDasqbu6 ] それほど強力だったのか。箸にしただけで人が死んだとかいうキョウチクトウみたいだ。 毒手が出来る前に手が骨まで腐るな。 めらんこ、怖ろしい子……。 351 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/02/02(木) 23 58 43 [ yI1tlVJs ] 350 そんなことより > 強心配糖体というコンバラトキシンやコンパロサイドを多量に含みます。 ここにもっと目を向けるんだ! コンパロサイド!コンパロサイド!コンパロコンパロ! 正直スマンカッタ 3スレ目 347-351 ─────────────────────────────────────────────────────────── さて、今日も鈴蘭の咲く場所に来たわけだが……… 1・メディスンを探す 2・毒手の作成に精を出す 1の場合 「あ、いたいた。○○さーん」 こっちを見つけて向こうから駆け寄ってくるメディスン。 相変わらず猛毒の気配をビンビン漂わせているよ。側にいるだけで中毒死しそうだ。 「ねえねえ、この前のやって。お願い」 ああいいよ、と僕はポケットからべっ甲の櫛を取り出す。以前香霖堂で買ったやつだ。 「えへへ、早く早く」 満開の鈴蘭の中、ちょこんと腰を下ろしたメディスンの後ろに回って、その癖のある金髪を丁寧にとかしてやる。 最初は手櫛で梳くだけだったけれど、それじゃ味気ないから櫛を買って本格的にやることにした。 しっかりと跳ねたところを直して、最後にリボンを結んであげた。 「櫛くらい僕が買ってあげるし、女の子なんだから身だしなみはきちんとした方がいいと思うよ。これくらいは自分でやらなきゃ」 とかし終わってから言ってみると、メディスンは振り向いて照れたように言った。 「だめよ。これくらいは一人で出来るけど、○○さんにやってもらうからいいの」 「でも、体が人形だからって毎日ちゃんと手入れしないと」 「じゃあ、毎日ここに来てほしいな。私、楽しみに待ってるから」 やれやれ。そんなふうに無垢な笑顔で言われたら、そうするよりほかに選択肢はないじゃないか。 毒にも色々あるけれど、心を掴む毒は本当に振り払いようがないものだと僕は実感し、でもそれも悪くないと思った。 その毒の元凶が、こんな可愛い生きた人形ならば。 2の場合 「へえー、人間でも私みたいなことをするのね」 「そう。毒を直接手に染み込ませて、拳をより強力なものとする。これが毒手なんだ」 「私はもう全身にたっぷり染み込んでいるわ。毒と名の付くものなら何だって操れるんだから」 「さすがは妖怪だね。人間はこうまでしてもたいした威力にはならないよ」 僕は隣のメディスンに、今まで鈴蘭の毒が染み込んだ地面に突き刺していた右手を見せた。 あちこち地面の石がぶつかったらしく、切り傷が出来て血が流れている。 特に人差し指はひどい。指の真横に一筋に切れ込みが走っている。 「こうやって毒を染み込ませてから、腐らないように解毒しての繰り返し。もうしばらくかかるかな」 「ふーん。なら私も手伝ってあげようか?」 人間なんかたいしたことないわー、といたずらっぽく笑うメディスン。 「え? どうやって?」 メディスンは笑ったまま僕の右手を取ると、 「こうやって」 ぱくりと人差し指を口にくわえた。 「うっ…………」 指先を小さな舌が這う感触に、思わず腰が引けた。 最初は捨てられていたただの人形だったのに、いまは妖怪となっている。 そのためか分からないけれど、メディスンの口の中はあたたかくて湿っていて、人間のそれと全く変わらなかった。 「ん………ふっ………んんっ」 目を閉じたまま、一心に傷口を口で吸って、舌でなぞってなめて。 けれどもそれは、獣のように傷口をなめて癒すのではなく、むしろ毒を注ぐために。 なんとも言えない、快感とも危機感ともつかない感覚だった。 しばらくしてから、メディスンはおもむろに口を指から離した。 指先と口とを、透明な唾液が筋を引いて結んでから消えた。 「どう? 私の中にある毒を分けてあげたの。これで人間のあなたも少しは強くなれるはずよ」 無邪気に笑うメディスン。 「あ、ああ。……ありがとう」 まだ口の中と舌の温かくてぬめった感触が指に残っている。僕は曖昧に笑うのが精一杯だった。 けれども、僕が感謝したことにさらに気をよくしたのか、メディスンはまだ手を離さなかった。 そっと、顔を傷ついた腕に近づける。 「だったら、もっとしてあげてもいいわよ。この手、まだ傷が沢山あるし」 ……これは役得、って奴なんだろうか。 3スレ目 358 360 ─────────────────────────────────────────────────────────── そういや昨日はバレンタインデーだったっけ。 鈴蘭畑に行ったらメディスンがいて、照れながら俺にチョコをくれた。 手作りみたいなんだが、味は…意外にもかなり美味かった。 チョコを食べながらメディの顔をチラッと見てみたら 「えへへ」なんて言いながら満面の笑顔を見せてたもんだから、急に愛しくなって 頭をしきりとなでなでして、抱き締めてほっぺにキスしてあげた。 その後は二人でしばらく話し込んでから帰った。 3スレ目 386 ─────────────────────────────────────────────────────────── 夜、メディにネットで見かけた滅茶苦茶怖い話を聞かせてやった。 最初は面白そうに聞いてたけど、終いには怖くなったのか、泣き出してしまった。 「作り話だから」と言って必死に落ち着かせてから部屋に返そうとしたけど、 メディは部屋に入ろうとしない。 「一人で寝るの、怖いよ…」と涙目で訴えかけたので、その日は添い寝してやった。 ベッドの中でも、メディは俺にくっついたまま離れなかった。 今思うと申し訳ない事したかも。ごめんねメディ。 …俺もメディと一緒じゃないと眠れなかった。 3スレ目 399 ─────────────────────────────────────────────────────────── ある日のことだ。 竹林の永遠亭に、○○という男が拾われてきた。 この○○なる人物、『外』の世界の住人らしく、拾われてきた当初は目を白黒させていたが、 幻想郷においてはそれなりに常識の通じる永遠亭のおかげか、しだいに『こちら』へなじみ始めた。 てゐに騙され、鈴仙の手伝いをし、永琳の新薬の実験台になり、輝夜の遊び相手になる。 そんな日々を送っていたある日の事である。 ○○は永琳の外出の共をした時に一人の少女に出会う。 名はメディスン・メランコリー。 自己紹介しあった直後に○○は意識を消失した。 どうやら彼女の領域の毒にあたったらしい。 出会いとしては最悪の部類である。 だがその後○○は足繁く名も無き丘に通い、メディスンに話しかけるようになる。 一目惚れであった。 さて、人形解放を唱えるメディスン・メランコリーではあるが、好意をもって接されれば悪い気はしない。 メディスンは鈴蘭の中、○○はそこから随分離れたとこからの、会話というよりは掛け声のかけあいのようだったが。 そんな状況が二週間ほど続いたある時、○○はふと、気付いた。 何だかもう二三歩メディスンに近づいても大丈夫そうだ、と。 そうして○○は時を重ねるごとにメディスンへの距離を物理的にも精神的にも詰めていった。 そして○○が鈴蘭畑の外縁まで近づけるようになった頃、異変が起こり始めた。 永遠亭の構成員である因幡たちの一部が、頻繁に永琳の下へ通うようになったのだ。 診断を行えば、いずれも軽度のめまいなどで、重症になりそうな兆候もなかったので、 彼女はよく睡眠をとる様にと注意をするに止めた。 後付で考えるならば、この時めまいの原因を突き止めていれば○○を襲った悲劇、或いは喜劇は回避できたかもしれない。 だが、いくら天才だからといっても、めまいが起こるようなったのは○○とすれ違ったから、というのを見抜けというのは酷であろう。 さて、○○は無名の丘へ出かける以外の時間はなにをしているかというと、 てゐに騙され、鈴仙の手伝いをし、永琳の新薬の実験台になり、輝夜の遊び相手になっているのである。 そんなある日、永琳は○○に「彼女とはどこまでいってるのかしら?」と尋ねた。 永琳としてはからかうつもりの言葉であったが、○○は勇んで応えた。 「ああ、もう畑の真ん中で話せるくらいになりましたよ」 この答えに永琳は刹那ほど固まると、そう、と答えた。 そして天才である彼女は○○に起きている変異を彼に告げた。 あなたは毒を体とする妖怪になりつつある、と。 所詮生まれたて、否、生まれつつある妖怪の毒など、 蓬莱人である永琳や輝夜、強力な妖怪であるてゐと鈴仙、長い年月を経た妖怪因幡には効かない。 極一部の若輩者には効いたが、それとてめまい程度。 だから、誰も気付かなかった。 そしてほんの少しの年月がたった。 ある日半獣の守る人里に一つの噂が流れ始めた。 満月の夜に無名の丘へ近づくと、 鈴蘭の中でしか生きられなくなった人間と、 鈴蘭の中から生まれた人形がいつまでもいつまでもよりそっているのが見える、と。 うpろだ263 ─────────────────────────────────────────────────────────── 〇〇が憎い、大嫌いだ。 私を好きだと妄言を吐く、人形達を裏切り続けた人間達と同じ、エゴを丸出しにした甘い言葉を紡ぐ声が嫌いだ。 愛情たっぷりに私の髪を撫でる暖かい手が、大嫌いだ。 どうせ、人間はその手の平を返すんでしょう? 私を見て、優しく微笑む目が憎たらしい。 それは、どうせ嘲笑にすり変わるのだから。 〇〇の全てが私に愛を伝えるたび、それがたまらなく憎かった。 人間は裏切るのだから。 〇〇は、裏切らなかった。 鈴蘭の毒に当てられて、その命が燃え尽きるまで私に愛を囁き続けた。 〇〇が私を裏切ったのは、私の予想だけだったのだ。 憎くて仕方がなかったはずなのに、ガラスの瞳からは毒の涙が溢れ、〇〇を濡らした。 物言わぬ人形となった〇〇を、いやそれ以前の〇〇も、今は愛している。 10スレ目 567 ─────────────────────────────────────────────────────────── 無名の丘でメディと抱き合って暖め合いたい ○○「クリスマスには何が欲しい?メディ」 メディ「うーん…何もいらないわ」 ○○「えぇ、どうしてさ?遠慮しなくていいのに」 メディ「だって、プレゼントされるものもメディと同じ人間が作った道具にすぎないわ。 一方的に人間の感情をこめられたものをもらうのは昔を思い出すからイヤなの。」 ○○「…そっか、ゴメンねメディ。じゃあ、プレゼントは僕自身なら問題ないよね。」 メディ「そうねー、○ーさん自身なr…って、ええぇ!?」 ○ー「これなら道具に感情をこめる必要はないし、なによりずっとメディのそばにいることが出来る。」 メディ「それって……どういう…」 ○ー「メディ、いままでちゃんといえなかったけど僕は人形としてではなく一人の女の子としてメディのことを愛している。 いままでもそうだったけど、これからはもっとたくさんいろんな所へ出かけたり、いろんな物事を見て、時には一緒に泣いたり、笑ったりして一緒に暮らして行こう。」 メディ「ぁ・・・はい。」ギュッ) メディのSSがあまりにも少ないから我慢できずに自分で書いた。 こんなやり取りをしながら二人だけの無名の丘で抱きしめあうんだよ。 メディスン・メランコリーの「メ」は「愛でる」の「メ」なんだっ! だから、正しくは「愛ディスン・愛ランコリー」って表記するんだよ!! 11スレ目 449 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/gods/pages/94931.html
イェスントア(イェスン・トア) モンゴル帝国皇帝の系譜に登場する人物。 関連: モエトゥケン (父) バラク(6) (息子) 別名: イェスンドゥア (イェスン・ドゥア)
https://w.atwiki.jp/koreanstar/pages/85.html
イ・スンヨンをお気に入りに追加 [PR] 韓国語→聞き流す→効果を実感★1日約150円で効果を実感できる!韓国語教材 イ・スンヨン <情報1課> #blogsearch2 イ・スンヨン <保存課> →使い方 サイト名 URL イ・スンヨン <情報2課> #technorati イ・スンヨン <報道課> SEVENTEENが3冠!イ・ジョンジェからNCT 127まで「2021 Asia Artist Awards」で受賞…日本からも2組(総合)(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コン・スンヨン、新ドラマ「不可殺」スチールカットを公開…彼女の苦しみとは?(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ドヒョン&IZ*ONE出身チェ・イェナら、YUE HUAエンターテインメント所属のアーティストが深刻な被害に…悪質な書き込みに法的対応を予告(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ドヒョン&IZ*ONE出身チェ・イェナら、YUE HUAエンターテインメント所属のアーティストが深刻な被害に…悪質な書き込みに法的対応を予告 - Kstyle 元中日アルモンテや阪神ロハスも、韓国プロ野球KTが持つ“スイッチヒッター”のDNA |スポーツソウル日本版 - スポーツソウル日本版 イ・ジヌク&元HELLOVENUS ナラら出演、新ドラマ「不可殺」ポスターを公開…600年間続いた運命とは?(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コン・スンヨン「第42回青龍映画賞」で新人賞を受賞!喜びの記念ショット“勇気が湧いてきた” - Kstyle 歌手IU、「音楽中心」も1位…ファサ(MAMAMOO)&「SF9」らカムバック(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コ・ソヨン×イ・スンヨン×ソ・インヨン11年前の写真公開…「防腐剤」の美しさ(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【フォト】ソン・ジュンギ&ユナら出席、第42回青龍映画賞授賞式 - 朝鮮日報 全29試合で優勝者19人! ホールインワンは歴代最多20回、平均飛距離は250Y以上【韓国女子ツアー2021年総括/後編】|スポーツソウル日本版 - スポーツソウル日本版 女優コン・スンヨン、妹ジョンヨン(TWICE)からのカフェカーに“ありがとう~”…美しい姉妹愛 - WOW! Korea ソル・ギョング&ムン・ソリ「第41回韓国映画評論家協会賞」で主演男優賞&主演女優賞を受賞(総合)(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 勇敢な兄弟「2021 Asia Artist Awards」に出演決定…豪華なラインナップ(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北村匠海「2021 Asia Artist Awards」に出演決定!アジアのスターが続々集結(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース DKB、T1419、KINGDOM、BLITZERS「2021 Asia Artist Awards」に出演決定!エネルギー溢れるステージに期待(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ジヌク&コン・スンヨン&元HELLOVENUS ナラら出演、ドラマ「不可殺」台本読み合わせ現場を公開(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イム・スジョン&イ・ドヒョン、新ドラマ「メランコリア」で数学を通じた純粋な師弟ロマンスを披露(総合)(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ソンギュン&イ・ユヨン、Apple TVシリーズ「Dr. ブレイン」出演の理由は?“キム・ジウン監督と…”(総合)(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 俳優イ・ミンホ、「どうすれば…」とぎこちなくVlog撮影中…カジュアルな装いでもイケメンぶり輝く(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ジュン&カン・ハンナ&チャン・ヒョク、新ドラマ「赤い丹心」に出演決定…朝鮮時代の宮中ロマンス&権力争いを描く(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wanna One出身カン・ダニエル主演、新ドラマ「ルーキーズ」2022年上半期に公開決定(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ヨンエ、4年ぶりのドラマ復帰作「調査官ク・ギョンイ」の見どころ明かす“独特で変わった作品”(総合)(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【公式】俳優イ・ビョンホン、米国「Asia Society Entertainment Game Changer Awards」受賞の栄誉(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース オ・ヨンス、信じ難い50歳…自己管理なしでもこれほどのルックス - 朝鮮日報 イ・キュヒョン、新ドラマ「ハピネス」に特別出演…ハン・ヒョジュの同僚として登場(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・チェヨン&チョン・ヘイン出演、映画「女タチャ」12月に公開延期へ(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース キム・ヒソン、エレガントな魅力のグラビア公開…変わらない美貌をアピール(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “イ・ジョンヒョクの息子“俳優イ・タクス、さらにかっこよくなった...「さすが政変のアイコン」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「One the Woman」出演イ・ウォングン、流暢なベトナム語の演技が話題に!“プレッシャーを感じる僕に監督が…”(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・サンイ、ドラマ「海街チャチャチャ」放送終了の感想を語る“ありがたい時間だった”(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ユミ、映画「人質」に1000人の中からキャスティング“競争率は知らなかった…諦めていた”(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ドラマ「One the Woman」イ・ハニとイ・サンユン、涙ぐむ”月明かり握手”の意味は…?(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優イ・ミンジョン、“フォトジェニックな俳優”の15年…初主演や出産などターニングポイントで魅せた美しさ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優コン・スンヨン、愛らしい黒髪バングヘアー…すっかり変わった雰囲気(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優コ・ヒョンジョン、さらにほっそりとした姿でネットユーザーからも驚きの声…「どれぐらい痩せたのか」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース aespa、番組に出演することなく「人気歌謡」で1位を獲得!(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ユリ主演、ドラマ「嘘の嘘」2022年1月7日よりTSUTAYA先行でDVDレンタル開始!(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チャン・ギヨン&イ・ヘリ『九尾の狐とキケンな同居』独占配信決定 胸キュン場面カット公開(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 2PM ジュノ&イ・セヨンら出演、新ドラマ「袖先赤いクットン」予告編第4弾を公開…切ないバックハグ(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 俳優チャン・ドンゴンの妻コ・ソヨン、「きれいな家に引っ越しました」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ソン・ユナ&イ・ソンジェ&チョン・ソミンら出演、新ドラマ「ショーウィンドー:女王の家」台本読み合わせ現場を公開(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース タレントのイ・ヘソン、可愛いパン好き女子の一面(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ユーチューバーの「ユ・ケンニプ」が整形後の顔を公開……誰かわからない?(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「イカゲーム」ファン・ドンヒョク監督、シーズン2計画をほのめかす「イ・ビョンホン、コン・ユのエピソードを解き明かしたい」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・スンギ、入隊前に心身に異常?精神科で治療を受けた過去を告白「パニック障害の可能性も…」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元Jewelry イ・ジヒョン、約5年ぶりにテレビ出演…離婚後の生活を公開(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ジャンウ、25kgの減量に成功…話題のグラビアのビハインドカットを公開(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・セヨン、韓国語で書かれた手紙に感動…日韓ハーフの恋人から愛情あふれるプレゼント「幸せ」 - Kstyle イ・ジュンギ、新ドラマ「アゲイン・マイ・ライフ」出演確定!撮影に向け台本読みを開始(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ユ・アイン&蒼井優「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞に!今年最多受賞作は黒沢清監督の「スパイの妻」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【PHOTO】コン・スンヨン&チョン・ジョンソら「第15回アジア・フィルム・アワード」レッドカーペットに登場 - Kstyle トレエン斎藤、Netflix「海街チャチャチャ」のコン・ミンジョンに激似?なりきり写真が話題に(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 俳優イ・ビョンホン、「2021釜日映画賞」に出席…チョン・ユミのハンドプリントに笑み浮かべる(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース [韓流]イ・ビョンホンやシン・ミナ 豪華キャストで来年新ドラマ(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ビョンホン、トップ俳優のオーラたっぷり、誰が撮影を?(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース X1出身チョ・スンヨン、7ヶ月ぶりのカムバックへの思いを明かす「プレッシャーがあった」 - Kstyle AOAソリョン「脇が痛い」…イ・スンヨン、秋山成勲もワクチン後遺症訴える:時事ドットコム - 時事通信 「イカゲーム」配信地域83ヶ国すべてで1位に!イ・ジョンジェ“シーズン2が出るならイ・ビョンホンと共演したい”(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チソン、娘の絵画1枚でも自慢したい「娘大好き」パパ - 朝鮮日報 EVERGLOW&X1出身チョ・スンヨン、9月25日開催の「仁川K-POPコンサート」に出演決定! - Kstyle 女優イ・スンヨン、その量のチヂミを一人で?「肩がきしむ」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “15キロ減量”ソン・スンヨン、がらっと変わった体つき…エキゾチックな魅力 - WOW! Korea 健康診断終えたイ・ダヘが楽しむラグジュアリーな1杯のワイン - 朝鮮日報 イ・ヨンエ、4年ぶりの復帰作!新ドラマ「調査官ク・ギョンイ」台本読み合わせ現場を公開 - Kstyle ソン・ガンは素肌にスーツ…「クールなイケメン」の誘惑 - 朝鮮日報 コ・ソヨン、アラフィフには見えないショートパンツ姿…アイドル並みの脚線美 - 朝鮮日報 イ・ミンホ、素肌にジャケット羽織り「男の美×セクシー美」同時発散 - 朝鮮日報 【PHOTO】X1出身チョ・スンヨン、ラジオに出演するため放送局へ…爽やかなピースサイン - Kstyle 済州弁護士殺害事件、22年ぶりに殺人教唆の容疑者逮捕 - 東亜日報 KARA出身スンヨン、ドラマ「人生おまけの彼女」放送終了の感想を語る“大変な時期に笑いと感動が伝われば嬉しい” - Kstyle KARA出身スンヨン、日本デビュー11周年を迎えてファンに感謝…長文の日本語で心境を告白 - Kstyle 俳優イ・ジヌク、スニーカーマニアだった? まるで靴屋のようなディスプレイ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スヨンが少女時代14周年をお祝い…「SONEと航海中」 - 朝鮮日報 元Wassupジエ、バイセクシャル告白「彼女できて幸せ」 - 朝鮮日報 X1出身チョ・スンヨン、ドラマ「恋するイエカツ」のOSTに参加…「There for you」を本日リリース - Kstyle X1出身チョ・スンヨン、ラジオ番組「ヤングストリート」のレギュラーに!Red Velvet ウェンディと共演 - Kstyle コン・スンヨン、映画「Aloners」で初の演技賞を獲得“妹のTWICE ジョンヨンがおめでとうと言ってくれた” - Kstyle “男性免疫ゼロ”女子がイケメン3人とルームシェア!?『ソロじゃなくてメロ』独占配信 - テレビドガッチ ハン・グル、双子の子どもたちの近況報告…イ・ジョンミン「息子さんがグルさんにそっくり」 - 朝鮮日報 イ・ジフンが馬羅島旅行へ 「将来の花嫁」の後ろ姿公開 - 朝鮮日報 「INFINITE」ソンヨル、エルと同じ所属事務所に=マネジメントイサンと契約 - WOW! Korea キム・ウビン、スタイル良過ぎ…身長188センチの威厳 - 朝鮮日報 ≪韓国ドラマNOW≫「模範タクシー」15話、イ・ジェフン、母親を殺害した真犯人に対面…視聴率16.2%で最終回へ注がれる関心=あらすじ・ネタバレ - WOW! Korea 着るマスク「ARDW(アルダウ)」を バーチャルフィッティングアプリで試着! - Dream News 話題の神級マクチャンドラマ「左利きの妻」BSテレ東で5/5より再放送!予告動画と各話あらすじ - navicon [ナビコン] 女優コ・ソヨンとイ・スンヨンの温かいやり取りに注目 - WOW! Korea 「女子プロゴルフ黄金世代の韓国版」もスゴい!KLPGA今季初メジャー大会が開幕(慎武宏) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “次世代セクシークイーン”と呼ばれるユ・ヒョンジュのその後と現在。今日から韓国女子ゴルフ大会に出場…(慎武宏) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ジヌク&クォン・ナラ&イ・ジュン&コン・スンヨン、ドラマ「不可殺」に出演決定 - WOW! Korea イ・ジヌク&元HELLOVENUS ナラ&X1出身キム・ウソクら、ドラマ「不可殺」に出演決定…Kドラマブーム再燃なるか? - Kstyle 1990年代の人気女優イ・ジウンさん死去…ペ・ヨンジュンらと新人時代に共演:時事ドットコム - 時事通信 イ・スンヨン、ダイエット宣言から2ヶ月…9kgの減量に成功!驚きの比較写真を公開 - Kstyle ヨン様と驚異の視聴率65%! 90年代の人気美人女優が激太りした理由 - DANMEE ダンミ - ダンミ 女優イ・スンヨン、甲状腺機能低下症で闘病告白「死ぬ病気ではなく治療が可能」 - WOW! Korea 人気ドラマ「愛の不時着」出演のイ・シンヨンに校内暴力疑惑… 事務所側が否定 - WOW! Korea 【PHOTO】イ・スギョン&キム・ジヌ&チン・テヒョンら、ドラマ「左利きの妻」制作発表会に出席 - Kstyle 違法投薬、性的暴行、大麻吸引…イ・スンヨンなど3人&コ・ヨンウク&E-Sens、KBS放送への出演停止が決定 - Kstyle “プロポフォール違法投薬”チャン・ミイネ&イ・スンヨン&パク・シヨン、執行猶予2年の宣告…実刑を免れた - Kstyle “麻酔薬常習疑惑”パク・シヨン&チャン・ミイネ&イ・スンヨン、初公判で「激しい意見の対立」 - Kstyle イ・スンヨン <成分解析課> イ・スンヨンの40%は着色料で出来ています。イ・スンヨンの37%は波動で出来ています。イ・スンヨンの18%はやましさで出来ています。イ・スンヨンの4%はやらしさで出来ています。イ・スンヨンの1%はカルシウムで出来ています。 イ・スンヨン <外部リンク課> ウィキペディア(Wikipedia) - イ・スンヨン 楽天市場 レディースファッション バッグ・小物・ブランド雑貨 ジュエリー・腕時計 インナー・下着・ナイトウエア 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ページ先頭へ イ・スンヨン このページについて このページはイ・スンヨンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるイ・スンヨンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/242.html
ウッスン とは、【ドンキーコング(GB)】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 コメント プロフィール ウッスン 他言語 初登場 【ドンキーコング(GB)】 足が生えた石臼。トゲの上でも平気で歩く。 作品別 【ドンキーコング(GB)】 主に上に乗って利用する。持ち上げられず、カギを投げても弾いてしまう。 船や岩山に登場。 元ネタ推測 臼+【ドッスン】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/bodav/pages/74.html
▽タグ一覧 キャラクター設定 名前(読み方) ジェームスン(じぇーむすん) 種別 ミニチュアピンシャー 年齢 2才 性別 ♂ Youtubeチャンネル名 ジェームスン@ミニピンVtuber twitterアカウント jamesn_vt ボーダーブレイクプレイヤー情報 プレイヤー名 ジェームスン@VT 使用ボーダー - メイン兵装 強襲 AC版プレイ経験(最高到達クラス) - PS4版最高到達ランク AAA4
https://w.atwiki.jp/akb48otoge/pages/293.html
レッスン相性とは? 相性が良いメンバーをレッスン素材にしてレッスンを行うと、成長時にボーナスがもらえます。(10%~20%) AKB48 SKE48
https://w.atwiki.jp/hikuosu/pages/19.html
No. 73 しかけレッスン-01 No. 74 しかけレッスン-02 No. 75 しかけレッスン-03 No. 76 しかけレッスン-04 No. 77 しかけレッスン-05 No. 78 しかけレッスン-06 No. 79 しかけレッスン-07 No. 80 しかけレッスン-08 No. 81 しかけレッスン-09 No. 82 しかけレッスン-10 No. 83 しかけレッスン-11 No. 84 しかけレッスン-12 No. 85 しかけレッスン-13 No. 86 しかけレッスン-14 No. 87 しかけレッスン-15 No. 88 しかけレッスン-16 No. 89 しかけレッスン-17 No. 90 しかけレッスン-18 No. 73 しかけレッスン-01 むずかしさ ★ スイッチ 緑 マンホール なし 「ヒキダシスイッチを押してゴールを目指せ!」 初めてヒキダシスイッチが登場するコース。 No. 74 しかけレッスン-02 むずかしさ ★ スイッチ 橙 マンホール なし No. 75 しかけレッスン-03 むずかしさ ★ スイッチ 緑 マンホール なし No. 76 しかけレッスン-04 むずかしさ ★ スイッチ 薄橙, 緑 マンホール なし No. 77 しかけレッスン-05 むずかしさ ★ スイッチ 緑, 橙 マンホール なし No. 78 しかけレッスン-06 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤 「マンホールに入ってゴールを目指せ!」 初めてマンホールが登場するコース。 No. 79 しかけレッスン-07 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 80 しかけレッスン-08 むずかしさ ★★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 81 しかけレッスン-09 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 82 しかけレッスン-10 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 83 しかけレッスン-11 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 84 しかけレッスン-12 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤, 青 No. 85 しかけレッスン-13 むずかしさ ★ スイッチ なし マンホール 赤, 青 No. 86 しかけレッスン-14 むずかしさ ★★ スイッチ 緑 マンホール 赤 No. 87 しかけレッスン-15 むずかしさ ★★ スイッチ 薄橙 マンホール 赤 No. 88 しかけレッスン-16 むずかしさ ★★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 89 しかけレッスン-17 むずかしさ ★★ スイッチ なし マンホール 赤 No. 90 しかけレッスン-18 むずかしさ ★★ スイッチ なし マンホール 赤, 青, 黄
https://w.atwiki.jp/actors/pages/8816.html
スン・ハイ・リーをお気に入りに追加 スン・ハイ・リーのリンク #blogsearch2 スン・ハイ・リーとは スン・ハイ・リーの84%は時間で出来ています。スン・ハイ・リーの8%は鍛錬で出来ています。スン・ハイ・リーの5%は気合で出来ています。スン・ハイ・リーの3%はハッタリで出来ています。 スン・ハイ・リー@ウィキペディア スン・ハイ・リー スン・ハイ・リーの報道 吉田麻也やパク・チソンら…プレミアでの実績で見るアジア人歴代ベスト11(SOCCER KING) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 スン・ハイ・リーのキャッシュ 使い方 サイト名 URL スン・ハイ・リーの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ スン・ハイ・リー このページについて このページはスン・ハイ・リーのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるスン・ハイ・リーに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/19827.html
バルバスン マルバスの別名。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/48111.html
スンスウィ サンサヴィの別名。