約 1,352,349 件
https://w.atwiki.jp/rukamatome/pages/10.html
●現在悪用されたレイヤーさんの中には警察に相談に行かれた方もいるようです 1395 12/12 18 35 警察行ったコスさんからメッセ! アメブロ側へは警察からの連絡をする、アメブロ代表者に直接言うことが出来る。 通報件数により、アメブロの対処の問題も重要視されるとのことです。 通報は1人が何回でも大丈夫ですと、回答をもらったそうです! ●他の悪用されたレイヤーさんも警察に相談&アメブロへ通報をお勧めします 798 12/12 15 48 知恵袋だかでこれと似たケースで、質問してる人が居て、以下の回答をされてる↓ 1.実害が無ければ刑事事件としての被害届は出せませんが、民事上の慰謝料請求は可能です。 2.個人が通報しても管理会社はそれが事実かを判断することは出来ません。 弁護士を通じて請求し、それでも対応しなかった場合は管理会社にも責任が生じます。 3.民事でなら可能です。 ●また被害者本人ではなくても通報には効果は多少あるようです。 281 12/12 12 33 コスさん結構悪用されてる人みたいだった。 通報された件数で事件の重さが変わるらしい、みんな、協力してあげてください!
https://w.atwiki.jp/funoharacity/pages/2.html
メニュー トップページ 巫乃原市とは メニュー 右メニュー 未整理 巫乃原市の組織について 巫乃原市の主要人物 移住に関するご案内 住所録 オカルト 閑話 memo リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/alolita_asai/pages/206.html
事件の概要 タヌキの身柄拘束に至るまで タヌキの釈放から麻薬取引失敗説への発展 エージェント暗殺説 名探偵Gomiの登場犯人はGomi 事件の概要 こる殺害事件とは、2010年12月30日にこるが殺害された事件。 こるの死体が発見された当初はデブのタヌキに 階段から突き落とされて死んだとする説が有力視されたため、 タヌキが身柄を拘束された。 しかしその後も大君による麻薬の取引失敗説、 エージェントによる暗殺説などがとびかうなど、 以前として「」板は混乱につつまれたままであった。 しかし名探偵Gomiの名推理によって、 無事事件は解決された。 タヌキの身柄拘束に至るまで 「こるがデブに突き飛ばされて死んだ」 この訃報が「」板を驚愕させた。 「」板警察総本部長、アズールムーンは ただちにこるを殺害した犯人であるデブの身柄を拘束するよう 部下の宇宙警察Starneonに命令したとされる。 しかし当時ある女に夢中になっていたStarneonは 近くを歩いていたデブのタヌキを 容疑者扱いしてそのまま留置所にぶちこみ、 自らは夜のネオン街の中に消えていったという。 タヌキの釈放から麻薬取引失敗説への発展 取調べと指紋認証の結果、タヌキが犯人でないことが発覚。 さらに、こるが死ぬ直前に大君とコンタクトをとっていたことから、 麻薬の取引に失敗して激怒した大君が殺害したのではないか、 という説が新たに生まれた。 これを聞きつけたアズールムーンは ただちにこるを殺害した犯人である大君の身柄を拘束するよう 部下の宇宙警察ジョンバンニに命令したとされる。 しかしジョンバンニが捜査の途中、 幼女(8歳)に恋をして行方不明になったため、 代役として宇宙刑事テルミドールが出勤。 大君は無罪だったが、テルミドールの厳しい取調べの結果死亡した。 エージェント暗殺説 階段から気配を消してこるを突き落としたのは、 気配を消すことのできるエージェントしかありえない、 といった説も浮上。 これを聞きつけたアズールムーンは ただちにこるを殺害した犯人であるエージェントの身柄を拘束するよう 部下の宇宙警察妖光に命令したとされる。 しかし妖光はエージェント捜索の際に AKB48のゴリラに遭遇。 「やびゃあ」「やびゃあ」とはしゃいでいたところを 何者かに銃で撃たれ、妖光は死亡した。 その後もさまざまな警察官がくりだされるが、 そのたびに暗殺されたため、捜査は打ち切りとなった。 名探偵Gomiの登場 暗礁に乗りかかった事件を解決したのがGomiだった。 犯人はGomi という名言を残し、 名探偵Gomiはさまざまな証拠を集め、 見事に自分が犯人であることを立証。 ただちに逮捕され、事件は幕を下ろした。 .
https://w.atwiki.jp/haruhikousien/pages/13.html
2006年3月、高知県・春野町の交差点で、1件の交通事故が発生 スクールバスと白バイが衝突し、その白バイの隊員が死亡。 そのスクールバスのドライバーは業務上過失致死の罪に問われたが、 被告側は冤罪を主張し、検察側と真っ向から対立している。 事故は道路脇の駐車場から出たスクールバスが、右折しようとした所、 中央分離帯付近で右方向から来た白バイと衝突したというもの。 ■被告側の主張 【 中央分離帯付近で停止し、反対車線の車が途絶えるのを待っていた所、 白バイが突っ込んで来た 】 http //www34.atwiki.jp/madmax_2007?cmd=upload act=open pageid=388 file=7-0410.JPG ■検察側の主張 【 片岡被告が白バイに気付かないまま車道に出、 時速5-10キロで走行中に白バイと衝突→急ブレーキを掛け、 白バイを凡そ3メートル引きずりながら進んで停止した 】 http //www34.atwiki.jp/madmax_2007?cmd=upload act=open pageid=388 file=7-0417.JPG 地裁・高裁において弁護側が提出した証拠はすべて棄却されている。 また、事故の目撃者の証人喚問を要求したが、認められなかった。
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/391.html
autolinkTOP>【ほ】>本庁の刑事恋物語4 本庁の刑事恋物語4 (ほんちょうのけいじこいものがたりよん) 分類5【題名】 ジャンル3【名探偵コナン関連】 205~6話の『本庁の刑事恋物語3』の続編として約13ヶ月ぶりに登場。 2001年10月15日と22日に前後編で放送された253~4話。 佐藤刑事が、お見合い写真を足の指で引っこ抜くシーンがポイント。 母に泣かれ仕方なく、山の様に詰まれた見合い写真から選んだのが白鳥。 この偶然も、コナンが殺人事件に遭遇する偶然に比べりゃたいしたことないなと思う。 新出先生が出てたけど、これは本物かな多分。 登録日 2007/02/27 【ほ】一覧 ポイズン 帽子 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い 放電熱 宝刀争奪大決戦 忘年会 蓬莱551 BOYS BEE・・・ ホームランバー ほかす ぼくドラえも~ん ポケットティッシュ 星の王子さま 細川茂樹 ホタテのロックンロール ほたる・・・ ボタン型スピーカー 勃起 ぽっちゃり ホットカーペット ホットケーキ ホテイ 堀江美都子 堀川りょう ボルテスⅤ ホルモン焼き ポレポレ 本気 本郷猛 梵字 本庁の刑事恋物語 本庁の刑事恋物語5 本庁の刑事恋物語3 本庁の刑事恋物語7 本庁の刑事恋物語2 本庁の刑事恋物語4 本庁の刑事恋物語6 ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
https://w.atwiki.jp/magichappy/pages/1898.html
▼ Imperial Code 作戦指令: 東方のスパイに、水銀式暗号機オグマを盗ま れてしまった。あの機械が敵に渡れば、我が 軍の通信はすべて筒抜けだ。アサルト要員は スパイの潜伏地と目されるルジャワンに急行。 彼らが本国にオグマを移送する前に奪取せよ。 作戦領域:ルジャワン霊窟 作戦目標:暗号機オグマの奪取 募集要員:レベル70 3~6人 ※受付~突入、帰還の幻灯解放後はルジャワン掃討作戦と同様。 ルジャワン霊窟 オグマ奪取指令を開始! 作戦目標:暗号機オグマの奪取 制限時間は30分(地球時間)です。 Saizo 山! …………うぬ、討手か? Saizo 往生せい! Saizoは、五之太刀・陣風の構え。 Saizo そろそろ引導を渡してやろう。 Saizoは、火遁の術 弐を唱えた。 Saizo い、犬めが…… 死なばもろとも! Saizoの微塵隠れ! Saizo む……無念……。 [Your Name]は、Saizoを倒した。 (???を調べる) ただのガラクタのようだ……。 [Your Name]は、Kusaを倒した。 Oko あ~ら? あちきらも、なめられたもんさね。 追っ手が来たと思ったら、傭兵じゃないさ。 Oko お遊びは終わりだよっ! Okoは、影の構え。 Oko うふふ……。 冥途の土産に いいもの見せて・あ・げ・る! Okoは、空蝉の術 弐を唱えた。 Oko く、口惜しや……。 狐遣いのお甲が 傭兵如きに殺られるなんて……さ。 [Your Name]は、Okoを倒した。 (???を調べる) ただのガラクタのようだ……。 [Your Name]は、Kudagitsuneを倒した。 Danzo ほう…… よくぞ、それがしだと見破ったな。 しからば、返り討ちにしてくれん! Danzo 臨兵闘者皆陣烈在前! Danzoは、迅の構え。 Danzo 是非もなし……。 それがしの奥儀、ご披露つかまつる。 生き残らば、末代までの語り草とせよ! Danzoは、毒盛の術 壱を唱えた。 Danzo 朧夜に…… たぎる血汐は……見えざれど…… 異郷の土に……華は咲かせじ……。 [Your Name]は、Danzoを倒した。 (???を調べる) 暗号機「オグマ」を手に入れた! 作戦目標を達成しました。 (G-8)地点に帰還の幻灯(Rune of Release)を 開放します。 ▲ ■関連項目 アサルト Copyright (C) 2002-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/guide/pages/508.html
ユーザ様よりpulldown_jumpプラグイン利用時にもスパム判定がかかるという問題をご連絡いただき、pulldown_jump利用時にはスパム判定を行わないよう調整を行わせていただきました。 ではよろしくお願いいたします。
https://w.atwiki.jp/kurogirihankoku/pages/322.html
共和国を襲っているテロに対する摂政からの声明文 玄霧藩国に所属している皆さんへ。摂政の雅戌です。 現在治安出動中の藩王に代わり、皆さんに緊急のご連絡をさせていただきます。 現在、tera共和国全土に対して、組織だったテロ行為が行われています。 彼らの詳細な目的・規模などはわかっていませんが、東京に籍を置く共和国国家に対してのテロ行為から、各国の騒乱を加速させ、国の崩壊を引き起こそうとしている可能性が高いと判断されています。 少なくとも、I=Dを持ち出し、民を煽動し、無為に血を流そうとしている事は、確かなようです。 現時点で推測されているその組織の正体は、セプテントリオン。金儲けのためならば戦争を起こすことも厭わない、死の商人たちによる組織です。 彼らの使う、『シープホーン』なる特徴的なI=Dが、今回のテロに使われたという情報が、その推測の有力な根拠となっています。 シープホーンは、材料に生きた人間が使われているという情報もある、非常に非人道的な兵器であり、その開発技術は謎に包まれています。 これを所有している組織は現在のところセプテントリオンのみであり、シープホーンが(セプテントリオンの活動が活発だった)2月近辺での騒乱や、冒険騎士団事件における共和国天領軍においても使用されていたことが、 各事件の裏に、そして今事件の裏に、セプテントリオンの影があるという可能性を非常に高くしています。 そして、セプテントリオンの政治的・破壊的工作によって、共和国天領は煽動されてteraに牙を剥き、結果として現在の私達の苦境があります。 共和国天領に非常に危険な兵器を流し、流言飛語を使って煽動し、自らの益のためだけに誰かを不幸にする、それが彼らのやり方です。 これは、私達の生きる明日への侵害、そして敵対行為です。これを見過ごせば、私達は今まで以上の苦境に陥ることになるでしょう。 彼らの目的が例え何であろうとも、破壊と殺戮は許せる事ではありません。 藩国民の皆さん。 皆さんの苦しみが誰のせいであるかといえば、それは皆さんを守れていない私達の責任です。 その点に関しては、申し開きも致しませんし、謝罪してもし足りないと理解しています。 ですが、この状況を続けないために、よりよい明日を作るためには、その前にまず、勝たなければならない敵がいるのです。 今回の敵は、皆さんを煽り、焚き付け、甘言を囁きます。 その言葉に、惑わされないで下さい。それが、彼らの姦計に惑わされない事が、彼らに勝つという事です。 テロ行為に関しては、藩国の部隊がこれを迎撃します。テロ警戒警報が鳴らされた場合、国民の皆さんは、係員の誘導に従って指定の施設まで避難してください。 くれぐれも、テロリストに近づかないようにしてください。非常に危険です。 自警団として活動したいという方も、この相手に対しては、必ず藩国政庁の確認を取って下さい。場合によっては、速やかな退避を命じることになります。 最後に。 ようやく、ようやく少し希望が見えてきた所です。辛い事、苦しい事は沢山あるはずですが、それでも負けずに、屈せずに生きて行きましょう。 ご協力、宜しくお願いします。 /*/
https://w.atwiki.jp/sekaishikaiwai4/
世界史界隈Wikiへようこそ! 世界史界隈Wikiとは、主に世界史界隈とその周辺界隈に属する者、またはそのツイートをまとめたWikiです。世界史界隈とは、Twitterの一種のコミュニティで、 世界史に関係することを話したりする界隈です。 情報提供者を募集しています。 登録ユーザの暴走と荒らしの続出を受けて大規模な規制を行いました。 自分の記事を書いても構いません。 ミラーサイトでの新規記事作成はメンバー登録なしで可能です。 麻原船長による荒らし対策として設定したスパム規制を緩和しました 検索 アクセス者数が10万人を突破しました! 以前からの累計アクセス者数が10万人を突破しました! 世界史界隈の記事をこれからも執筆していきます。 世界史界隈Wiki設立2周年おめでとう! 世界史界隈wikiは設立から2周年を迎えました。 連絡事項 レヴァニラ氏へ 編集権限を付与するのでユーザー申請を行った後ユーザー申請を行った時刻をツイートしてください 新規ユーザー登録希望者はTwitterアカウントを添えて申請を行いなおかつその後ユーザー申請を行った時刻をツイートしてください ページ数 世界史界隈wikiには現在400を超えるページ数があります。 一度に全部見るのが難しい人は最新の記事から見ていく事をお勧めします 注意 世界史界隈wikiは移転していません 現在の登録ユーザー数は6人です 荒らし対策の一環としてユーザーの権限を削減しました wikiを編集したい方へ 現在発生している麻原船長による平仮名荒らしコピペ(直近の実例)を防ぐ為現在当wikiへの書き込みは非常に困難になっています。 麻原船長氏がwiki荒らしを今後も継続される場合威力業務妨害罪及び偽計業務妨害罪での刑事告訴を行う場合があります。 新規書き込みを希望する場合はミラーサイトをご利用ください。 それが困難な場合、意見要望欄にメールアドレスを記載していただければ本人確認の後編集権限を付与します。 近年の更新 2023年10月21日 大幅な内容の更新を行いました。 2022年7月30日 デザインの大幅な変更を実施しました。 2022年7月23日 前日から続いた荒らし行為に対処する為gensibi等一部の登録ユーザーから権限を剥奪しました。 2022年7月22日 荒らしに対応するためミラーサイトを設置しました。 警告 以下は注意事項になります。熟読願います。 偽世界史界隈wiki編集メンバーの方へ あなた方が荒らし行為及び当wikiへの個人攻撃記事の掲載をこれ以上黙認されるなら荒らしの共犯として見做す場合もあります。責任ある行動を望みます。 偽世界史界隈wikiに注意! 「世界史界隈wikiの後継先」を名乗りgensibi氏及びノラカノテ氏が運営しているwikiは当wikiとは一切関係ありません! IPアドレス及び個人情報、メールアドレスを抜かれる可能性がある為アクセスすべきでありません。 自称「世界史界隈wikiの移転先」について 現在「世界史界隈wikiの移転先」を自称し複数人への誹謗中傷を行い当wikiの記事を無断転載し「世界史界隈wikiは移転しました」等の荒らしコピペを貼り付けるなど執拗に荒らし行為を継続している自称「世界史界隈wikiの移転先」について当wikiは一切関与していません。 自称「世界史界隈wikiの移転先」による荒らし行為を当wikiは一切容認しません。 現在悪質ななりすまし行為として刑事告発も含めて対応を検討しています。 記事作成後の編集について 現時点で、記事を一旦作成してしまったものに対して再編集はできません。なので、もし「この記述を付け足してほしい」などの要望がありましたらTwitter上にて「#世界史界隈wiki」のハッシュタグと共に要望を送ってください。 誹謗中傷記事掲載事件についての総括 本事件は2022年7月初頭にユーザー登録規制及び審査を緩和し管理者権限を登録ユーザ(偽世界史界隈wiki運営者)に与えた事が原因です。 登録ユーザの一部は特定人物への誹謗中傷記事を掲載しながら本wikiに「移転宣言」と称する虚偽の文章を掲載し、自身のウェブサイトにユーザを不当に誘導しようとしていました。(なりすまし行為の証拠) これを受けて管理者権限を登録ユーザから剥奪しました。 規約 特定のユーザーに不利益になるようなものを公開しても構いません。 訴訟に関して。恐らくこのwikiを見て「訴訟します」と言うユーザーは自分に不利益になるような記事を書かれたことによる名誉棄損で訴えると考えられますが、残念ながら駄目です。反省して名前を変えてやり直しましょう。あまりにもひどい場合は下のコメント欄に連絡を取ってみてください。あなたのそばにいる編集者がいます。 荒らしについて。サジェスト汚染などの荒らしは全面的に禁止します。荒らしに関しては即規制をかけるので、お覚悟を。 自分の記事を作っても構いません。 wikiの破壊を回避するため特定の人物及び当該人物の凍結についての書き込みを制限します。 一部の人物についての言及は編集合戦を防ぐため予告なく削除される場合があります。管理権を持たない人物による荒らし的削除を禁じます。 編集合戦を防ぐため論争を呼ぶような書き込みは隔離wikiに書き込んでください。 あまりにも性的な書き込みは規制します。 中身の無い投稿は禁止します。 一部の登録ユーザから権限を剥奪しました。 荒らしによるWikipedia転載記事を削除しました。 ミラーサイト 支部 自称「世界史界隈wikiの移転先」について当wikiは一切関知していません。 本wikiの記事の内容は本wikiが著作権を保有します。 無断転載を禁じます。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3904.html
「それって、例の、二年の人でしょ? 朝比奈さんだっけ?」 何気ない日常の風景の中の一ページに流れる無害な人々のざわめき。右から左へと心地良くすり抜けてゆく心地よい雑音の中に、ふと一筋の福音を聴いた気がして、俺は背後から聞こえてくる女子生徒たちの談笑に神経を向けた。 「そうそう、例のバニーのさ。文化祭の時、映画にも出てたじゃん」 「ああ、あのヘンなやつでしょ」 それはともかくとして、どうやら今、俺の背後の席で話題に上がっているのが朝比奈さんであることは間違いないらしい。ちなみに俺は今、珍しく学食などという場所にやってきている。昨日から母親がご近所の奥様方とこぞって温泉旅行などに出かけてしまっていて、弁当を確保する宛てが得られなかったのだ。 それならばパンか何かで腹を満たせば良いと思っていたのだが、朝、何気なくハルヒにその旨を話したところ、ハルヒは今日の学食のデイリーメニューが大層気になって居たらしく、それならばちょうどよいと、半ば強制的に同行させられてしまったのだ。そんなこんなで、現在俺の目の前には、念願が叶った割りには微妙な表情で正体不明のフライを頬張る団長様の姿がある。どうやら、この学食を運営するどちら様かの思いついたサプライズメニュー・中身の分からないシークレットフライ定食には、ハルヒを満足させる程のサプライズは秘められていなかったらしい。 「あの人、なんか薄幸そうだよね。いかにも恵まれてないっていうか」 「あー、ありそう。なーんかこそこそしてるし。貧乏そうじゃない? いけないバイトでもしてんじゃない?」 背後の会話の内容は、はどうと言う事は無い、ありきたりな下世話な話だった。あれだけ奇妙な目立ち方をすれば、多少の噂が発生しても可笑しくはないが……映画の中で、あの如何にも貧相な部屋に下宿をしていたのが効いているのだろう。 まあ、薄幸なのはある種間違ってはいないがな。目前で健啖ライフを謳歌するハルヒを眺めながら、俺は背後で花咲く噂について害の無い思考をめぐらせ、白米を噛んだ。 さて。単刀直入に言うと、今回の問題はまさにそれ。『噂』である。 ◆ 翌朝。いつも通りの妹の奇襲。無機質なアラーム音。朝食のコーヒーの香り。そこまでは良かった。平和だった。問題はその次に待ち構えていた。日常に潜むサプライズ。 「ねーキョン君、ずるいよ、なんで教えてくれなかったの? 古泉君のこと」 不可解な言葉とともに妹が俺に差し出して来たのは、いわゆるローティーンを購買層とした月刊誌だった。表紙では端正な顔立ちの四人の少年達が、俺の思考回路の斜め上にあたるセンスの衣装を身に纏い、バラバラにポーズを決めながらこちらに流し目を送っている。なかなかに格好が良いではないか。 「何だコレ、誰に借りたんだ?」 「ミヨキチから借りたの」 ミヨキチはこんな雑誌を読むのか。俺の見たところ、本来の購買層はもう少し上の、中学生の後半から高校生ぐらいにかけてであるように思える。近頃の小学生はなかなかマセているようだ。それより、こいつはさっき何ていった? 「キョン君、なんで教えてくれなかったの? 古泉君がモデルさんだって」 ぼんやりと表紙の上に泳がせていた視線が、ある一点に引き寄せられる。ハンサムな男衆の中で一際ナイスな表情を決め、白い歯を光らせている左端の少年。うっすらと肌に色をつけているためか、一見しただけではわからない。しかし良く見ると、その顔は俺の記憶の中のある人物の相貌と結びつく。 ……マジか? ◆ 「古泉君、凄いじゃない! いつものバイトってコレの事だったのね!」 「いや、お恥ずかしい限りです」 俺が部室を訪れると、そこには既にハルヒの姿があり――俺はたしか、ハルヒがまだ帰り自宅をして居る内に教室を出た筈なんだが――ハルヒの向かいで、謙虚そうに頭を掻きながら輝かしい笑顔を浮かべる古泉の姿があった。ハルヒの手の中には、俺が今朝方見せられたのと同じ雑誌が握られている。 「あっ、キョン。あんた、知ってる? 古泉君ね」 「ああ、今朝知ったよ。モデルだったんだってな?」 「参ったな、あなたまでご存知なんですか」 古泉は俺をちらりと見ると、少し困ったように笑い――今のは何かの合図か?――いつも通りの定位置へと腰を下ろした。 「以前から小さな仕事はさせていただいていたんですが、今回、少々大きな仕事を頂けまして……すぐに明らかになってしまうとは思っていましたが、まさかこんなに早くにばれてしまうとは。さすが、人気雑誌は違いますね」 「そうね、凄いのね。なにしろキョンも読んでるくらいだもの」 ハルヒが俺に視線を向けると、同時に古泉もこちらに視線を送ってくる。――今度こそ、目が合った瞬間に、一瞬表情が変わったのが分かる。やはり何か合図をして居るらしい。 「これは利用しない手はないわね。いままでみくるちゃんの事ばっか撮影してたけど、今度は古泉君を起用して、新たな層を開拓するのよ! 古泉君の人気は文化祭でも証明済みなんだから! あたし、ちょっと道具を確保してくるわね! 待ってなさい!」 テンションの値を最大限まで高めたハルヒは、雑誌を机の上に置くと、暴走機関車の如き勢いで部室を去っていってしまった。足音が聞こえなくなるほどに遠ざかったのを見計らって、俺は古泉のほうを見ないままに話をはじめる。 「一体どういう事なんだ?」 「……大多数が穏健派に分類されるであろう我々にとって、非常事態と言うほかありません」 古泉の顔から笑顔が消えている。なるほど、確かにただ事じゃあないらしい。 「お察しでしょうが……これは涼宮さんの力によって発生した事態です。しかし、この事態を涼宮さんが望んだ。と言う訳ではありません」 「じゃあ、誰が望んだって言うんだ? お前の芸能界デビューを」 「世間です」 古泉は至極真面目な顔で言い放った。 「……事の発端と言うべきは、僕の『バイト』でしょう。僕は機関の任務が入る度に、クラスメイトたちには『バイトが入った』という説明をしていました。その説明を受けた何人かが、僕のバイトが芸能活動、即ちモデルとしての活動であるのだと考えた。それが広まったことにより、噂が現実化したのです」 「待て、要領を得ない。意味が分からない。順序立てて説明しろ」 「すみません。僕も少し混乱しているんです」 緊張を振り払うように、古泉は微笑を浮かべ、足を組み変えた。そしてほんの少し考えるような素振りを見せた後、再び話し始める。 「涼宮さんの力が、成長の兆しを見せています」 「……何だって?」 一瞬で話が摩り替わってしまった。俺は思わず上ずった声で訊ね返してしまう。 「これまで涼宮さんの能力は、一時的な爆発……所謂、火事場の馬鹿力のような事態はあれど、基本的な力の大きさに変動はありませんでした。それが此処に来て、涼宮さんの能力が威力を高めている可能性が見えてきたんですよ」 「そりゃ、一体どういう事だ? 閉鎖空間が増えるとか、神人が強くなるとか、そういう事か?」 「……考えたくは無いですが、そう言うことにもなるかもしれません。でも、今の段階では、もうすこしポジテヴな方向です。つまり、神としての力が強くなった。ということですよ」 少し間を置き、小さく咳をする。 「彼女がある程度の範囲で、この世界を自分が望むように改変できる事はご存知ですよね。簡単に言ってしまえば、ああいった改変の及ぶ範囲が広がったと言うことです。威力を高めたと言う言い方はふさわしく無いかもしれません。つまり、彼女の精神が自分に眠っている力を任意に引き出せる、その限界値が上昇したと言うことです。これまでは、一時的な感情の爆発でしか引き出せなかった領域を、無意識下でも操れるようになったと」 「そりゃ、どうしたってまた?」 「これまで何度か能力を発揮する機会を経て、経験値を積まれたと考えるのが妥当ではないでしょうか? しかし――それが少々、まだ不安定なようでして。涼宮さんの精神は新たな伸び代を発見し、以前よりも多くの力を使うようになりました。しかし……恐らく、今まで以上の力を使う事が出来ると分かったものの、その加減がいまいち把握できていないのでしょう。今までは余裕を残して少ない値を保っていたものが、今は余裕を残さず、むしろ常に、ほんの僅かだけ限界値をオーバーしてしまっているのです。ここまで、理解できていますか?」 「……まあ、続けてくれ」 待ってもらったって理解出来るかどうか分からないからな。 古泉は続けた。 「オーバーした涼宮さんの力は、涼宮さん個人の枠から零れ落ちて、その外側へとあふれ出してしまった。即ち、この世界ですよ。この世界が涼宮さんによって創られた世界である可能性については……以前お話しましたね」 「されたような気がするな」 「涼宮さんの精神の枠から溢れた願望を実現する力が、涼宮さんの精神と繋がっているこの世界……そのうちで、涼宮さんに最も近いこの学園に存在する人々の精神に影響するようになってしまっている、と。この世界が彼女によって作られたなら、そこに住む人々もまた、彼女に作られた、彼女の子どもたちのようなものです。……すみません、不十分な説明でしょうが、今はこれが精一杯なのです」 「……つまり」 しばらく頭の中で言葉を整理した後で、組みあがった不細工な筋書を口に出してみる。 「ハルヒの能力の余った部分が、ハルヒの世界……この世界がハルヒの造った世界だったという前提で。ハルヒの世界に住む連中の願望を実現した。……それが、お前が芸能人をやってるっていう噂が現実になった理由だってのか?」 「噂というのは願望の集合体みたいなものです。潜在意識でその事項に興味があり、それが現実である可能性に少なからず期待する……その僅かな期待が、何人分も集まれば、そこそこ大きな願望にもなるのではないでしょうか?」 「じゃあ、今この学校で噂になったことは、何から何まで現実になっちまうって言うのか?」 それはあまりにもまずいだろう。噂なんてのは人の気分一つで、どんなことにもなって仕舞うのだ。根も葉もない与太話が片端から現実になっていたら、世界はめちゃくちゃになってしまう。スペクタクルだ。ちょっとどころではない恐怖だ。 「いえ……これはまだ推測の域ですが、恐らく、その心配は必要ないと思われます。例えば、涼宮さんの力と言うのは、今まで、一人の想像力の豊かな作家だったと考えてください。その涼宮さんの力が、今は、周りの人々の想像したこと一つ一つを感知できるようになったのです。しかし、それを現実にするには、作家が筆を振るわなくてはなりません。願望を現実に書き出すのは、あくまで涼宮さんなのです。その際に、涼宮さんが望まない類いの願望は、無意識下の内に弾かれ、文章にされる事はないのです。全ての噂を涼宮さんが無意識下で検閲しているようなものです」 回らない頭が、ようやく事情を飲み込み始めている。 「みんなが言うように、お前がモデルだったら、面白いかもしれない。よし、やっちまえ。……ハルヒの精神はそう考えたって言うのか」 「そういう事です」話し終えて緊張が解けたのか、古泉は再び温和な笑顔に戻っている。 「しかし、じゃあ……お前が今まで、バイトだっつって、閉鎖空間で戦ってた事実はどうなってるんだ?」 「その辺りのつじつまは上手くつけられてるようでして」 俺の言葉を聴き、一度は緩んだ表情が再び研ぎ澄まされる。 「率直に申し上げますと……神人と戦った記憶というものを、僕は失っています」 「……何だって?」 「僕は確かに、機関に所属していて、閉鎖空間に侵入する力を所持しています。しかし僕は神人と戦う力は持っていませんし、実際に神人と戦ったこともありません。いわば僕は監視役です。しかし、つい数日前まで、神人と戦う為に奔走していたはずだ。という漠然とした記憶だけは残されています」 俺は暫く考えた。神人と戦う立場にいたことは覚えて居るが、戦った事は覚えていないし、戦う能力も失っている。……つじつまが合わない。決定的な矛盾だ。異議あり。 「そして、僕は不思議なことに、持っているんですよ。アルバイトと言って学校を抜け出し、モデルの業務を果たしている最中の記憶をね」 恥ずかしそうに笑うな、やめてくれ。 なるほど、ようやく理解できてきた。確かにこれはどう考えてもハルヒの仕業だ。そうでもなかったら、こんなデタラメがあるわけない。 俺はほんの少し考えた後、思い浮かんだ疑問を口にした。 「じゃあ今、お前は超能力者でもなんでもないと?」 「完全に力を失ったわけでは無いですが、自慢できるほど超能力者じゃないですね」 自慢してたのか。今まで。 それならば。ハルヒが望んだ「超能力者」の枠はどうなっているんだ? そう訊ねようとした時、古泉の携帯電話が音を立てた。失礼。と、古泉が電話を取り出す。バイトの知らせだろうか。それと同時に、窓の外から聴き覚えのあるドラ声が聞こえてきて、俺は中庭を見下ろした。校門の方向へ駆けてゆく、携帯を片手にぶら下げた奇怪な人影。 ―――Ah Ah Ah アルバイト~♪ ……マジか? いや、まさか。それは流石にねーよ。ありえるはずが無い。世界を守っているヒーローが、まさかあんな…… 「失礼、マネージャーからでした……どうかなさったんですか?」 「いや、問題ない。続けてくれ」 古泉は俺のひきつった表情を見て、分からないと言った風に僅かに首を傾げた。そして言葉を捜すように目を泳がせたあと、再び話し始める。 「現状は、大体今お話したような感じです。問題は……」 それがいつまで続くのか? 「今の段階ではまだなんとも言えないのです。涼宮さんの扱う力に余計な部分が発生している現状が、一体これからどう変化してゆくのか。涼宮さんは力を扱う加減を間も無く会得し、この奇妙な現象は収束するのかもしれません。或いはこの奇妙なバランスのまま、今以上に涼宮さんの力が増幅してゆけば……この学校やこの街に留まらず、世界中の噂が涼宮さんの力の影響を受けるような事態に発展してしまう可能性もあります。これはできるならば避けたい事態です。しかし今の段階で、そういった展開を防ぐ為に我々に出来る事が見つからないのです。様子を見ることしか出来ない……言ってみれば、これまでとなんら変わりません。閉鎖空間が発生すればそれを消滅させ、涼宮さんの機嫌を損ねないように振舞う……最も、前者の役目が僕の肩から降りた分、僕は前よりも少し楽になるかもしれませんが」 その代わりに、輝かしく忙しない世界での活動に身を置くという義務が発生してしまったわけか。そして、古泉が降りた分を埋める為に、灰色空間を飛び回る新たなる戦士が一人……それが一体誰なのか、余り考えたくは無い。 「俺はどうすれば良い?」 「ですから、これまでどおりにお願いします。 古泉は微笑み、小さく首を動かして頷く。 「恐らく僕の件以外にも、これからあなたの周りで、噂によって変化してしまうものが発生してくると思います。それらを全て飄々と受け流せ、というのは難しいかもしれませんが……できるだけ受け入れて、これまでどおりにお願いします。恐らくですが、涼宮さんの中でつじつまの会わない事柄が現実化する事は無いはずです」 「都合よくできてるな」 「ええ、今のところは」 「……やれやれ」 俺は溜息を付き、背もたれに体を預けた。ここ最近、不思議な出来事が途切れた試しがない。非日常に振り回されるのが日常になりつつある。矛盾だ。 「では、そういう事で……一先ずのところ、お願いしますよ」 古泉はもう一度微笑み、俺に向けて小さく会釈をしながら立ち上がる。 「さっきので、ちょっと呼ばれてしまいまして。今日はこれで失礼します。涼宮さんには申しわけないんですが、何か、上手く言っておいて下さい」 手を合わせながらそう言い残すと、傍らの鞄を手に取り、古泉は部室を後にした。まあ、この展開で仕事が入ったから帰ったとなれば、ハルヒもそれについて文句を言いはしないだろう。 「言い忘れていましたが」 俺が強張った背筋をほぐすためにバンザイの体制をとっていると、今しがた出て行ったばかりの古泉がドアの隙間から顔を出した。 「朝比奈さんは今日は来れないそうです。部室に来る途中に会いまして、その時うかがました。涼宮さんにはもう伝えてあります。それでは、そういう事で」 律儀に二度目のお辞儀をし、今度こそ、本当に立ち去る。残されたのは俺一人だ。そう言えば、いつもなら据え置きの家具のように存在しているはずの長門の姿が、どういう理由か今日は見当たらない。ハルヒはどこで何をしているだろう。道具を借りてくると言っていたから、写真部か演劇部にでも迷惑を掛けに行ったのだろうか。リアルタイムで奇妙な出来事が起きているとは思えないほどに、一人きりの部室は静かで、平和だった。俺は自分でお茶を淹れ、とりあえず当面は続くであろう奇妙な改変劇を想像し、溜息をついた。 そのまま十分ほどが経過したであろうか。怠惰空間と化した部室のドアを開き、長門が姿を現した。 「よう、遅かったな。古泉はバイトで、朝比奈さんは今日は来れないってさ」 「そう、分かった」 当たり障りの無い話をした後、長門はいつもの席の背もたれにカーディガンを掛け、本棚から分厚いハードカバーの本を選んで取り出し、椅子に腰を下ろすと、昨日までと何ら変わらない、いつもどおりの体制で読書を始めた。そこまでを見た限りでは、長門は何か変わってしまっている様子は無い。ように思える。 「なあ、長門」 「何?」 前言撤回。俺は即座に返された反応と、同時にこちらに向けられた無垢な視線を前に、目の前の長門が昨日までの長門とは違うということを確信した。長門はこんなふうに、俺の呼びかけにたいして、真っ直ぐな視線と迅速な反応を還してくれたりはしない。これではまるで、少し無口なだけの普通の女子じゃないか。長門というのは、もっと……言語では説明しにくい。情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。何と言うか、常に一枚壁越しに話して居るかのような、そういう微妙な距離感を感じさせてくれるはずなのだ。 「えっと、お前はこの学校の異変、気づいて無いのか? 古泉の事とか……」 俺が訊ねると、長門は記憶を探るように視線を泳がせ 「……古泉一樹に関する噂は聞き及んでいるけれど、それが?」 それが? て。 「いや……その噂が、どうも現実だったらしいぜ。っていうか、現実になっちまった。って言うか」 俺の言葉を聴き、長門が僅かに目を見開いたような気がした。何だこりゃ。こんな感情豊かな長門は見た事が無いぞ。長門は俺の言葉についてなにやら思うところがあるのか、しばらく本の上に視線を戻して何やらを考えた後 「……あなたに痔の治療法を教えておくべき?」 「何の噂を聞いたんだ、お前はっ!」 っていうか、そんな噂が立ってるのか? だからこのごろ、国木田が俺を遠い目で見てくるのか? 「ここ最近、小規模な世界の改変が連続して行われている事は知っていた。その原因についても……涼宮ハルヒの精神状態などから、なんとなく予想はしていた」 なんとなく。普段の長門には、もしかしたら一番似合わないかもしれないセリフだ。どうやら長門は、古泉より早くにこの世界の異変が起こりえる事は察知していたらしい。 「ただ、情報統合思念体からの指示は特に無かったし、その異変によってどういった事態が発生するか、明確な予測はできていなかった。だから、下手に先回りをして対策を取ろうとしても良い結果は生まれないと考えていた」 「だから、何かしら大きな事態が起きるのを待っていたのか」 今日の長門は良く喋る。 「そう。でも、今朝になっていきなり、ダンマリだったはずの情報統合思念体から連絡があった。なんでも、私の置かれている環境について世界の改変が行われたとか……私にはそれがどういう事なのか、上手く理解できなかった。だから今日、あなたに事情を話して、私の何が改変されたのかを見てもらおうと思っていたところ」 長門は此処までの会話の間、ずっと俺と目を合わせ続けている。その目が些細な感情の変化に合わせてくるくると色を変えるのが、とても新鮮で面白い。どうやら長門は、自分の身に起きている異変に全く気がついていないらしい。 「私のどこかが変わった?」 「ん……まあ、そうだな。変わったかもしれん」 「あなたは今回の件について、詳しい事を知っているの?」 「さっき、大まかな経緯は古泉に聞いた。そうだな、説明しておいたほうがいいか……」 俺は時計を見た。ハルヒが出て行ってからおおよそ三十分。何処で悪事を働いているにせよ、もうそろそろ帰ってきてもおかしくは無いだろう。 「今はまずいから……また、放課後に話すよ」 「分かった。何処で?」 「また、お前の家でいいんじゃないか?」 俺の言葉に、長門が先ほどよりもはっきりと目を見開く。今回は心なしか、体全体がビクッと反応したような気もする。何だ? 俺は何か変なことを言ったのか? 「……いきなりだから、許可が出るかどうか分からない」 「は?」 「待って。聞いてみる」 長門はそう言うと、椅子に掛けたカーディガンのポケットから携帯電話を取り出した。何だ? 誰に聞くって言うんだ? 情報統合思念体にか? 途惑う俺を尻目に、長門は慣れた手つきで文字盤の上に指を這わせ、シルバーの機体を耳に押し当てた。しばし、静寂。ほんの数秒ほどが経った後、長門の耳もとの携帯電話から、誰かのくぐもった声が僅かに聞こえて来たような気がした。女性の声だ。 「あ、お母さn」 「たっだいまー!! ……あれ、古泉君は?」 我等が団長様が、これ以上無いほどのタイミングでご降臨なされた。小脇には一体どこからかっぱらってきたのか、ノンスリーブのGジャンと、同じくデニム生地の半ズボン(とかそういう次元の問題じゃない。尻が半分出てしまうようなやつだ)。そして、リオのカーニバルのランクを限界まで落としたような羽飾りの付いたバンダナらしき布を抱ええている。一体古泉をどう料理するつもりなんだ、こいつは。 え、それよりも長門、今、電話口でなんて言った? 「許可は取れた」 ハルヒに気を取られている内に、長門は電話を終えてしまったらしく、俺に向かって親指などを立てて見せていた。 やっぱ変だわ、この長門。うん。 つづく