約 2,504,662 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41530.html
登録日:2019/03/02 Sat 17 50 12 更新日:2024/07/28 Sun 05 48 47 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 T字 ウルトラマンギンガストリウム ウルトラマンタイガ ウルトラマンタロウ ウルトラマン必殺技項目 カラレス ストリウム光線 チャージ ビーム ロイヤルメガマスター 七色 光線 光線技 叫ぶ 必殺技 必殺技項目 石丸博也 篠田三郎 逆L字型 ストリウム光線!!! 「ストリウム光線」とはウルトラマンタロウの必殺技である。 ▽目次 【概要】 【派生技&関連技】 【主な使用相手】 【概要】 左腕を縦にし、右腕を横に組み合わせるというタロウ独特の構えから放たれる光線。 この構えはLを逆にしたものに見えるが、「T」の文字をモチーフにしているとの説もある。 発射までのプロセスは 「ストリウム光線!!」と叫ぶ(叫ばない場合もある) 右腕を上に挙げ、そこに左手を重ねてスパークさせる。 その後両手を腰に持っていき、体を虹色に発光させてエネルギーをチャージする(光らない場合もある)。 両腕を上述の形に組んで発射。 ……という昭和ウルトラシリーズでも特に派手なものとなっている。 ちなみに光る描写は(合成の都合か)第23話を最後に見られなくなったが(当時の書籍では「技の上達で光らなくなった」という記述も)、 『ウルトラマンメビウス』以降の平成作品ではこれらの描写が復活し、関連技でもその描写が使用されるようになった。 チャージに時間はかかるが、ウルトラ戦士の必殺技の中でも高い威力を持ち、その強さはウルトラマンエースのメタリウム光線の2倍、ウルトラマンメビウスのメビュームシュートの数倍とされている。 威力も絶大で、敵の怪獣はたいてい肉片を飛び散らせて木っ端微塵に大爆発している。 また、相手を爆発させずに倒す等、威力の調節や連射も可能。 決め技として多用されたが、『タロウ』本編の敵は「超獣を超える大怪獣」という設定もあり、効かなかったり避けられたこともある。 ウルトラシリーズでは初となる「技名を叫んで放つメイン必殺技」である(メインでなければ、帰ってきたウルトラマンことジャックのウルトラハリケーンが初)。 【派生技&関連技】 ○ネオストリウム光線(ストリウム光線B型(*1)) 腕をX字に組んで放つ強化版ストリウム光線。 通常のストリウム光線が通じないテンペラー星人を倒した。 本編では上記の1回しか使われなかったが、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』ではタロウ最強の技として実装されている。 ゲーム作品では拳を握っている事が多いが、本来は平手である。 ○ストリウム・コピー(カオスロイドT) タロウのカオスウルトラマンであるカオスロイドTが使用するストリウム光線のコピー版。 性能は全く同じだが、技名を叫ばないという違いがある。 ○ストリウム光線(ウルトラマンギンガストリウム) ウルトラマンギンガがウルトラ6兄弟の力を受け継いだギンガストリウムもストリウム光線を使用できる。 序盤の決め技として多用された。 ○ストビューム光線 タロウとメビウスの力を借りたウルトラマンオーブの形態「バーンマイト」が使用する技。 ストリウム光線のように全身を虹色に発光させた後、両手を十字に交差することで放たれる。 ○ストリウムフラッシャー ウルトラマンジードの強化形態「ロイヤルメガマスター」がキングソードにタロウカプセルを用いて発動させる技。 ストリウム光線同様体が虹色に光り、光線と炎を同時発射する。 ○ストリウムブラスター タロウの息子であるウルトラマンタイガの必殺技。 チャージから発射まで一連の動作がタロウに似ている。 また、タイガアクセサリーのブレスレットタイプをリードしてから発射することで、ブレスレットに宿ったウルトラマンの力を付与して技を強化することができる。 ○オーラムストリウム こちらはタイガの強化形態であるフォトンアースの必殺技。 虹色に光り輝くオーロラを身にまとったタイガが黄金のストリウムブラスターを発射する。 ○ストリウム光線(カラレス) 漫画『ウルトラマンSTORY 0』にてタロウの師匠となったオリジナルウルトラマン「カラレス」も使用する。 握り拳でX字に組んで発動させる。 ○ストリウム超光波 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』でメフィラス大魔王の下で修業を積み、超闘士に覚醒したタロウの得たストリウム光線の最大強化版。 【主な使用相手】 ●アストロモンス タロウの記念すべき初戦闘。 超獣オイルドリンカーを飲み込んだアストロモンスをあっさりと木っ端微塵にした。 ●ライブキング タロウを圧倒する怪力に苦戦するも、ウルトラフリーザーで同時出現していたコスモリキッド諸共凍らせ、 コスモリキッドは防衛チームZATが倒し、ライブキングはストリウム光線で爆散…… したかに思えたが人知れず再生、再戦では宇宙へ連れて行き、ウルトラの母の「マザー破壊光線」との同時攻撃により完全に粉砕した。 ●クイントータス 人間の欲望のせいで暴れた怪獣。 一度目の戦いでは甲羅で防がれ、キングトータスの加勢もあって敗北。 二度目の戦いで、タロウはやむなくストリウム光線2発でクイントータスを倒してしまう。 彼女は明らかに被害者なため、それを見た健一少年からも「なんで殺したんだ!」と非難されるも、 親子3体ともウルトラセブンの手によりウルトラの星に連れていかれ復活、平和に暮らしているらしい。 ●アリンドウ 序盤で放つも効果なし、蟻の怪獣の割に頑丈だった。 その後ウルトラシャワーからのファイヤーダッシュで焼き尽くした。 ●再生デッパラス 牙で串刺しにされるも、超能力で内臓を動かして致命傷を避け(公式設定)、すぐさま引き抜いてストリウム光線で撃破。 その後、彼の牙で墓標を建てた。 ●バサラ ストリウム光線で撃破したかに見えたが、すぐさま復活。 捨て子の恨みを取り込んだ怪獣はそれを供養していた寺を燃やし、息絶えた。 ●ボルケラー 序盤で放つも、相手の意外な跳躍力で避けられる。 その後胃袋を取り出して引きちぎり、宇宙に投げ捨てるという更にエグい事をした(*2)。 ●シェルター 序盤で放つも相手の甲羅で防がれる。 最終的には爆薬を仕込んだロケットを口の中にぶつけて爆破。即興で作った割には威力高いな。 もっとも、シェルターが暴れた原因はそもそもタロウ(東光太郎)のせいなのだが。 ●エンマーゴ またまた序盤で放つが盾で防がれる。純地球製のはずなのに頑丈である。 その後は首を斬られるが地蔵の力で形勢逆転、ウルトラ念力で逆にエンマーゴの首を飛ばし、再度ストリウム光線で撃破した。 ●ロードラ ストリウム光線を自前の光線で相殺される。 ちなみにこれが体を発光させるエフェクトの最後の出番である。 ●ムカデンダー 空中に放り投げた首を爆砕、コントロール失って落ちてきた体はアトミックパンチで粉砕。 ●メフィラス星人(2代目) 卑怯もラッキョウもあるものかな卑劣な作戦を立てた星人に対し、アトミックパンチで腹をブチ抜き、ストリウム光線でトドメとややオーバーキル気味に倒した。 ●改造巨大ヤプール、改造サボテンダー 超獣軍団の一員とその親玉を撃破、残りはZATと海野さんが倒しました。 ●テンペラー星人 通常のストリウム光線は通じなかったが、強化版のネオストリウム光線で撃破。 円盤はウルトラ兄弟総出で破壊した。 ●ゴンゴロス 絵でできたゴンゴロスをウルトラシャワーで濡らし、手でふき取った後、核をストリウム光線で撃破。 ●ガラキング 序盤で放つも効果なし、最終的には倒さずに逃がした。 ●サメクジラ 本編最後の相手をあっさりと撃破。だが、親玉のバルキー星人には逃げられる。 そして、ここからがタロウ=光太郎の試練の始まりだった……。 ●Uキラーザウルス・ネオ 映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にて20数年ぶりの登場。 Uキラーザウルス・ネオの触手を破壊した。 ●インペライザー 『メビウス』本編にも客演、メビュームシュートでは傷一つつかなかったインペライザーの上半身を吹き飛ばした。 だが、後に再生しトドメはメビウスに譲った。 ●ウルトラマンベリアル 宇宙牢獄での戦闘で放ったが、避けられてしまった。 ●ダークルギエル ギンガが一時戦闘不能になった際、人々の声援によりスパークドールズからタロウが復活。 そのままダークルギエルを押していたが、撃破には至らなかった。 ●ギルバリス 全宇宙の知的生命体を滅亡させようとする巨大人工頭脳を破壊するべく放たれるが、特殊な装甲には通用せず逃げられてしまった。 意外なことに、バードンやムルロア、タイラントといった有名な強豪相手にはストリウム光線を使っていない。 彼らに対しては搦め手や仲間との協力、相手の武器を逆利用して勝利している。 特にバードンはタロウが別の相手にストリウム光線を打とうと構えた瞬間に乱入して背後から襲いかかり、既に消耗していたタロウを一気に追い詰めて倒すに至っている。 また、決め技として多用された一方、相手が悪意のない場合には発射しようとして思いとどまったり、第三者から「殺さないで!」と叫ばれて中止するシーンも多々見られた。 ぱちんこ版ではエンマーゴやテンペラー星人の母艦、バルタン星人などへのトドメ演出で使用する他、 エースのメタリウム光線との同時攻撃でアストロモンスをぶち抜いたり、 マン・セブンとの一斉掃射でタイラントに吸収できないほどのダメージを与えて爆砕したりしている。 追記・修正は技名を叫んでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] カオスロイドのがストリウム光線光線になってるな… -- 名無しさん (2019-03-02 22 33 28) 光線人形ストリウムってのがデュエマにいたな。デザインまでまんまなの -- 名無しさん (2019-03-02 22 47 36) チャージする時に全身が発光するエフェクトはエースOPの背景 -- 名無しさん (2019-03-03 18 04 21) 息子の光線の威力は情けない…… -- 名無しさん (2019-07-06 13 05 18) ↑セグメゲル撃退する程には強いだろ -- 名無しさん (2019-11-01 09 14 43) タイガの見て思ったけど、タロウの場合は縦にした手の甲は前に向けるんだっけ? -- 名無しさん (2019-12-18 21 38 29) ↑前に向けずに身体の外を向くように構えてる。つまり手の甲(あるいはタイガスパーク)を前に向けるのはタイガのオリジナル -- 名無しさん (2019-12-18 21 44 34) オーブバーンマイトのストビューム光線は映画でいきなり使って「何そのストリウム光線系の技!?」と驚いた -- 名無しさん (2023-01-12 16 25 57) ↑出番が早ければ決まり手になったんかな…っていう想いもあったな… -- 名無しさん (2023-01-12 18 05 27) ↑↑映像作品では今の所1回しか使用してないけど個人的にバーンマイトの技ならストビューム光線が好きだな -- 名無しさん (2023-01-14 12 06 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tpv11h/pages/75.html
光線人形ストリウム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 能力 カードネーム 種族 文明 コスト 攻撃力 レア度 光線人形ストリウム ゴースト・パペット 闇 2 40 コモン ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 効果 このモンスターはバトルに勝っても持ち主の負けゾーンに置かれる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 長所 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 短所
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2518.html
『トァァッ!』 『シュワッッ!』 タロウはヤプール。 ゾフィーは怪獣。 それぞれの相手に向かっていく。 『このぉッ……ちょこまかと!』 ヤプールの強力な火の玉が連続で発射されるが、タロウはそれらをすべてかわし、横っ飛びでヤプールを蹴りつけた。 『ぐぅ……!』 起き上がったところをローキックで身体を浮かし、地面に引き倒す。 『死にぞこないがァッ!!』 ヤプールは受け身を取って起き上がり、念動波を立て続けに乱発するが、タロウはそれを転がってかわし、ある場所に誘導した。 『キュルルルルル!!』 タロウの狙い通り、念動波はゾフィーと戦っていた怪獣に激突し、怪獣の動きが緩む。 『シェアッ!!』 ゾフィーは怪獣の喉に強烈なアッパーを叩き込んだ。会心の一撃に、澄んだ音が響く。 さらに側転で距離を取り、両手をあわせると、溜めたエネルギーをスパークさせて光線として打ち出した。 『キュルルルルル……!!』 光線はバリアを貼る暇さえ与えない速さで怪獣に直撃した。 決定打とはいかないまでも、かなりのダメージを負わせた様子だ。 タロウもそれを見て、得意の技を発動させた。 『タロウスパウト!』 身体を高速回転させ、竜巻を起こす。 竜巻となったタロウはヤプールを巻き込み、ぐんぐん空へと舞い上がった。 そして、高度10000メートル――竜巻の頂点でヤプールを放り出す。 「ふわぁ――私……この空を飛んでる!?」 『この――落ちろカトンボォッ!』 空中でぶつかり合い、激しい空中戦を展開する。 ヤプールの火の玉、タロウの光球が火花を散らす、一進一退の攻防が続く。 そして―― 『いくぞ……キングブレスレット!』 タロウは機転を利かせ、腕のブレスレットに手をかけて自らの分身を作り出した。 実体と分身、変幻自在の軌道でヤプールを翻弄し――一瞬の虚を突き、叩き落とす。 『ぬわぁぁぁぁぁぁッ!』 ヤプールはまっ逆さまに墜落し地面に叩きつけられ、タロウもそれを追って地上に降り立つ。 今こそ、勝負の時。 『ハァァァ――デュアッ!!』 ゾフィーは前で両腕をあわせ、突き出した右手から必殺の一撃を繰り出した。 『キュルルルルル……!!』 光線の直撃を受けた怪獣は断末魔の叫びをあげ、ついに爆炎と共に崩れ去った。 純「やったぁぁぁぁっ!!」 澪「あとは、あの怪人だけだ!」 律「ウルトラマン!いっけぇぇぇーっ!」 『ストリウム――』 『「――光線!!」』 Tの字に組んだ両腕から、威力を乗せた虹色の光――ストリウム光線が叩き込まれる。 『ぐわぁぁぁぁぁッ!!』 光線はヤプールに吸い込まれ、体表で大爆発を起こした。 『馬鹿な……我々がこんなザマを晒すなど……!!』 梓「お前の負けです。おとなしく眠りなさい!」 『ふ、もう勝ったつもりか……ハハハハハハッ!!』 だが。 「……え?」 身体のあちこちから火花を散らし、息も絶え絶えだというのに、ヤプールは大声で笑っていた。 10
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2519.html
『ここまで我々をコケにするとはな……忌々しいやつらだ』 『だがもう遅い!ウルトラ兄弟め、まとめてここで道連れにしてくれる!』 『なにッ?』 『集まれガディバ!すべての闇を――我に集めよ!!』 ゴォォ…………! ゴゥン……ゴゥン! 『うぉぉぉ……!!』 どす黒い闇のオーラが、ヤプールの身体へと結集していく。 澪「なんだあれ……寒気がする」 唯「ど、どうなってるの?」 律「変貌……」 唯「え?」 律「あいつ、溜め込んだ負のエネルギーを……すべて出し切るつもりだ」 そして闇が晴れた時、そこにいたのは。 『フハハハハハッ!!』 梓「な……!?」 機械のように無機質などす黒い身体。 両腕には巨大な鋏。 有り余るほどの重量感を誇る――邪悪の塊。 『――グランドキング!?』 梓「ゾフィーさん、光太郎さん……あいつは?」 『この世界の悪意を結集させた恐ろしい存在だ。かつて我々兄弟も戦った事がある』 『ヤプールめ、自らを憑代にするとは……なんて奴だ!』 『滅べ……ホロベ!!』 グランドキングは開幕早々、両手の鋏からレーザーをめちゃくちゃに打ち出した。 『デッ……!』 『ジュアッ!?』 避けきれずに何発かをまともに喰らい、両者共に怯むが、グランドキングはそんなことでは止まらない。 倒れたタロウ、ゾフィーにさらにレーザーを浴びせ続ける。 その勢いは、さながら嵐のようだ。 『破壊だ……ハカイダ!!』 『デュアッ!!』 なんとかレーザーから逃れたゾフィーは、突進してグランドキングにつかみかかるが……ピクリとも動かない。 膝蹴りやローキックを数発いれても、どこ吹く風と言わんばかりに弾き飛ばされた。 『トァァァッ!!』 続けてタロウが飛び蹴りを入れたが、グランドキングはさしたるダメージも見せない。 逆に鋏で掴まれ、派手につまみ出されてしまった。 梓「うぁぁっ!?」 『梓ちゃん、大丈夫か』 梓「うぅ……あの怪獣、なんて固さなんですか」 『正攻法じゃじり貧だ……タロウ!一気にいくぞ!』 タロウとゾフィーはお互いに頷きあうと、それぞれの必殺光線を発射した。 『ストリウム光線!!』 『ハァァ……デュアッ!!』 ダブル光線がグランドキングの腹部に直撃し、爆炎が巻き起こる。 ……だが。 『ハハハハハッ!効かんわ!』 「うそ……!?」 炎の中から、まったく元気そうなグランドキングが姿を現した。 『くっ……やはり奴の体表は固すぎる!』 梓「光太郎さん、どうなってるんですか……?」 『奴の使い魔――ガディバの仕業だ。生物の情報を取り込み、強化して再現すると聞いたことがある』 『おそらく、奴は怪獣墓場でガディバに怪獣の魂を盗ませ、この世界に呼び出したんだ。この世界を侵略するために』 『だがタロウ、それを運用するには途方もなく膨大なマイナスエネルギーが必要なはずだぞ』 梓「まさか、それで律先輩を――あいつ!!」 『ハハハハハハ――キエロォォッ!』 再び、グランドキングの両手からレーザーがめちゃくちゃに発射され始めた。 『ウルトラフリーザー!!』 『ウルトラフロスト!!』 『グォルルル!!』 タロウとゾフィーが足止めに放った冷凍光線を軽々と受け止め、レーザーを打ち返すグランドキング。 『タロウ、立ち止まるな!的になるぞ』 『はい……!』 入れ替わり立ち替わり打撃を当てるものの、相手にうまくいなされる。 あまりの重量感に突き崩すこともできず、まるで要塞のようだ。 『シェアァッ……!』 『ンンッ……デッ』 『フハハハハハッ!つまらんぞウルトラ兄弟! その程度の力でこのグランドキングを倒すなど、思い上がりもいいところだ!』 悔しいけれど、ヤプールの言う通りだ。 おぞましい闇のエネルギーに包まれた装甲を前に、目立ったダメージすら与えられていないのだ。 ピコン――ピコン―― 『くそっ――エネルギーが!』 梓「はぁ……はぁっ」 『諦めるな!我々兄弟はこの世界の希望だ!ここで倒れるわけにはいかん!』 梓「く……!」 諦めたくない。 こんなのに、私達の放課後を奪われたくない。 全身から力が抜けていく中、その一点だけが心の支えになっていた。 だが、カラータイマーも鳴り出し、身体は言うことを聞かない。 ゾフィーの檄がむなしく聞こえてくる。 澪「ウルトラマン、頑張れぇーっ!!」 紬「立って!!まだまだこれからよ!!」 (澪先輩……ムギ先輩) 律「負けんなーっ!!」 唯「頑張れ頑張れやればできる絶対できるだから諦めないでーっ!!」 (律先輩――唯先輩) 憂「梓ちゃん……」 純「――信じてるよ」 (憂……純!!) 大地を踏みしめ、立ち上がる。 まだ倒れるわけにはいかない。 梓「――絶対に、守る!!」 『ふふ……しぶといやつめ』 梓「はぁぁぁぁぁっ!!」 なおも気合を入れてパンチや光線を連打していくが、一撃ごとに気が遠くなっていく錯覚に陥る。 『グォルルル!!』 梓「うぁぁぁッ!?」 グランドキングの全身がスパークし、発せられた衝撃波に吹き飛ばされる。 地面に派手に叩きつけられ、背筋を強打した。 『フンッ……デァァッ!』 『フハハハハハッ!!何が守るだ!自分の心配をするんだなァッ!!』 『シュワッッ!!』 ゾフィーがもう一度必殺光線を放つ。 だがその一撃もグランドキングには届かず、レーザーをまともに食らってしまった。 『ジュアッ……!!』 梓「うぅ……ぁ……」 駄目だ。 目の前がゆらゆら揺れて、何もわからなくなっていく。 守りたい。負けられない。 そんな思いが先立つばかりで、身体が役に立たないのが悔しかった。 『しっかりしろ!タロウ、梓!その身体はお前たちだけのものではないのだ!』 目の前でなおもゾフィーが戦いながら檄を飛ばす。 だが、このまま行けばゾフィーもエネルギーが切れてしまうだろう。 そうなれば、この世界は終わりだ。 『ハハハハハハッ!!!フハハハハハッ……!!』 ヤプールの嘲笑がさらに心を突き刺す―― ―― ― ―― ― 紬「ひどい……なんて強さなの」 唯「さっきの怪獣と全然違うよ……!」 律「……くそっ!!」ダッ 澪「律!?どこ行くんだ!」 律「ウルトラマンを、梓を助けるんだよ!このままじゃあいつら死んじまうぞ!?」 澪「助けるって、どうやって!?あんな戦い、私達には応援くらいしか」 律「それじゃあもう嫌なんだよ!!」 澪「え?」 律「私はな!何が何だかわからんうちにあんなバケモノの手伝いしてたんだぞ!」 律「それで梓にもウルトラマンにも迷惑かけて、その二人に助けられた!」 律「それなのに……あいつが傷つくのを、ただ見てるだけなんて……情けないだろ!」 紬「……りっちゃん」 澪「気持ちはわかるよ……でも」 律「でもってなんだよ!梓はなぁ、ウルトラマンになってんだぞ!?」ガッ 唯「やめなよりっちゃん!」 律「私だって……私だって!!」 純「――同感ですよ」 澪「……鈴木さん?」 純「私も――いえ、みんな思ってるはずです。ウルトラマンを、梓を助けたいと」 律「ああ……でも、どうやって」 憂「弱気にならないことです」 紬「え?」 憂「私達が弱気になったら、本当にこの世界は闇に染まります。それこそがヤプールの目的」 純「梓があの悪魔とここまで戦えたのは、私たちがあの子を信じて応援してたからだと思うんです」 澪「信じる……?」 律「信じるったって……二人とも、どうしてそんな落ち着いてられんだよ」 純「知ってるからですよ。――この戦いの結末を」 憂「こういうのって、最後はヒーローが勝つじゃないですか?」 純「私たちは、梓を信じてます。梓ならきっとやってくれるって」 憂「その想いは、きっと梓ちゃんに通じてます。絆で繋がってるんです」 純「その繋がりがある限り――私達は、絶対に負けません!!」 ――パァァァァッ!! 唯「ふぇ!?」 澪「なんだ!?地面から、光が――」 紬「――光がいっぱい!」 唯「ウルトラマンに……向かってく」 律「まさか――そういうことなのか」 澪「え?」 律「憂ちゃん!鈴木さん!協力するぜ!」 憂「――律さん!」 律「みんな集まれ!この光とつながるんだ!」 紬「……わかったわ!」 唯「了解です隊長!」 澪「頑張れ梓――」 律「奇跡を――起こす!」 (……う?) 突然、闇の中に光が生まれた。 初めはぽつりぽつりとだったのが、やがて仄かながら確かな光となり、私の中へ流れていく。 梓(この光は……) 光の奔流を受けて、重かった身体がだんだん動き始めた。 『光が……満ちていく』 戦っていたゾフィーの動きもキレが増していく。 その光は、人なら誰しもが持っている――希望の象徴。 そして、その源は。 律「梓……聞こえるか」 唯「もう、あずにゃんは一人じゃないよ」 紬「憂ちゃんと純ちゃんに教わったの。私達みんな、梓ちゃんと繋がってるって」 澪「私も戦いたい――梓と一緒に」 梓(皆さん――) 純「梓……いくよ」 憂「この光……受け取って!」 梓(――ありがとう!!) 『な……まだ立ち上がるだと!?』 梓「はぁぁぁ――」 光が、力が満ちていく。 この拳に、威力を込めて―― 梓「――にゃあぁぁぁっ!!」 『アトミックパンチ!!』 『ぬぁ……ッ!?』 鈍い音を響かせ、グランドキングがよろめいた。 『ぬぅ……なぜだ!?なぜこんな力が!?』 さらに続けて左の一撃を打ち、もう一度右のストレート。 火花が散り、グランドキングが倒れ込む。 『くそっ、どうなっている!?』 溢れんばかりの光が、この戦場に収束していく。 『ヤプール!わからないのなら教えてやる!』 梓「この力は、私達の希望」 『お前が闇によって強くなるのなら――』 梓「私達も、この力で強くなれる」 収束した光が、雨嵐のように大地に降り注ぐ。 そして、今。 梓「それが――絆よ!!」 新たなる光の巨人が、この世界に降り立った。 『デアッ!!』 純「――ウルトラマンティガだぁっ!」 律「み、見たことあるぞ!あのウルトラマン!」 憂「ティガって、純ちゃんが人形持ってたやつだよね!」 紬「ほ、本物よね!?」 純「うん!あの紫と赤の色具合、絶対本物ですって!」 澪「夢みたいだ……」 律「夢じゃないぜ、澪」 唯「私達の光が、ウルトラマンになったんだよ!」 紬「ティガ――頑張って!」 「――頑張れぇぇっ!」 『ハァァ……デアッ!』 光の巨人――ウルトラマンティガはカラータイマーに手をかざすと、タロウとゾフィーに光を放った。 身体が溢れんばかりのエネルギーで満たされ、カラータイマーが鳴り止む。 梓「ありがとう……」 ティガは無言で頷いた。 このウルトラマンを詳しく知ってるわけではないけれど、不思議と想いが伝わってくる。 ――それが、ウルトラマンだ。 『ぬうぅ……何が絆だ!たかが一人増えたくらいで調子に乗るなぁッ!』 『トァァッ!!』 タロウは向かってきたレーザーを跳び上がってかわし、必殺の飛び蹴り――スワローキックを見舞った。 『シェアッ!!』 ゾフィーがそこにタックルをかまし、前蹴りを当て反動で距離を取る。 『テァァッ!』 後ろに回り込んだティガが、すれ違い様にグランドキングの頭を掠めるようにチョップを入れた。 『ぐぬぅ……なんだこの威力は!?』 ヤプールが苦しげに声を荒らげる。 動きが重いという弱点を装甲の分厚さで補っていたグランドキングも、 僅かながらでもダメージが通るようになってはこの波状攻撃にたじたじのようだ。 『グォルルル!!』 グランドキングの鋏からヤプールの火の玉が次々と打ち出され、その中の一つが向かっていったゾフィーの頭を掠めた。 『ゾフィー兄さん!?』 『気にするな!!』 なんと、ゾフィーは頭を熱で痛めながらも突進をやめず、ヘッドバットでその熱を打ち消したのだった。 梓「すごい度胸です……」 『この程度、慣れている』 『このぉ……!!』 グランドキングはなおも鋏から火の玉を連打するが、今度はタロウがすべて腕で受け止めきった。 そして、腕のブレスレットを放電させてグランドキングに投げつけた。 『デアッ!』 そこにティガが両腕を後ろに引いて前で交差させ、徐々に開いてエネルギーを集約させる。 『――ハァッ!!』 その直後、L字に組まれた両腕から光の奔流が放たれ、痺れの残るグランドキングに追撃をかけた。 『シュワッ!』 『ストリウム光線!』 それを見たタロウとゾフィーも一斉に必殺技を放ち、ティガに加勢する。 3つの光は混ざりあって1つになり、グランドキングの体表で大爆発を起こした。 唯「いいよー!効いてるよー!」 律「すげえ、さっきより動きが断然よくなってる!」 紬「もう一声よ、梓ちゃん!」 澪「負けるなー!ウルトラマァァン!」 『トァッ』 『シュワッ』 『デアッ』 三人のウルトラマンがお互いに顔を見合せ、一斉に頷く。 もう、恐れるものは何もない。 『タロウ!受け取れ!』 『ハァァッ!』 ゾフィーとティガが一斉にエネルギーをタロウの角に送り込んだ。 ゾフィーの静かながらも澄んだ光。 ティガの希望に満ち溢れた輝かしい光。 そして――その中に、あの放課後の暖かい光。 様々な光が混ざりあい、私の中に入ってくる。 梓「光が……光が、私の中に!」 二人のウルトラマンがタロウと一つになる。 数多の光を受けて、全身が太陽のように輝き出した。 『おのれェェ!どこまでも邪魔しやがって!!貴様ら……絶対に許さんぞ!!』 梓「それはこっちのセリフよ!私達の大切なものを踏みにじって!!」 11
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2511.html
『デァァッ!?』 ウルトラマンタロウの驚いたような声で、私は現実に引き戻された。 見ると、タロウは怪獣の角から連続で打ち出された火の玉に怯み、苦しんでいる。 怪獣はチャンスと言わんばかりに近づき、巨大な尻尾でタロウを弾き飛ばした。 受け身を取って起き上がろうとするタロウ。 しかし、怪獣はそれより早くタロウを地面に押さえつけ、マウントポジションで攻撃を続ける。 『ふん……タロウめ、紛れこんでいたのか』 『だがその程度なら問題ない!シルバゴン、そのまま片付けてしまえ!!』 『ガアアアァァァッ!』 『ンンッ!デッ!』 鈍い音が鳴り響き、タロウが苦しげにうめく。 憂「うわぁぁ……このままじゃやられちゃう」 純「大丈夫だよ!ウルトラマンならこれくらい、きっと……!」 『フンッッ!!』 純の言う通りだった。 タロウの二本の角が青く光って、レーザー光線が怪獣に襲いかかったのだ。 『ギィィィィィッ!!』 頭に直撃した反動で怪獣が思い切りのけぞり、拘束が緩む。 タロウはすかさず怪獣の腹を蹴って起き上がると、続けざまに鮮やかな後ろ回し蹴りで怪獣を吹っ飛ばした。 ふらつきながらも怪獣は立ち上がろうとするが、タロウはその隙を見逃さない。 『ストリウム――』 右腕を高々と掲げポーズをとると、その身体が七色に輝き―― 『――光線ッ!』 次の瞬間、『T』の形に組まれた両腕から放たれた七色の光線が、怪獣に直撃した。 『ガ……ァァァ……』 怪獣もこれには耐えきれないのか、苦しげな呻き声を上げ倒れ込む。 次の瞬間、怪獣の体は大爆発を起こし、轟音と共に粉々に吹き飛んだ。 梓「やったぁぁ!」 憂「すごい!すごいね梓ちゃん、純ちゃん!!」 純「当たり前でしょ!だってウルトラマンだよ?!」 憂「ありがとう、ウルトラマーン!」 『トァァッ!』 歓喜に酔いしれる私たちを見て頷くと、ウルトラマンタロウは空高く飛んでいった…… 夜。 『その姿はかつて放送されていたテレビ番組のキャラクター、『ウルトラマンタロウ』に酷似しており――』 テレビには、コメンテーターの会話を挟んで、地元局に撮影されたウルトラマンと怪獣の戦いが延々と流れている。 梓「ううん……」 チャンネルを回しても同じような映像ばかりで、これ以上の情報は得られそうにない。 『ではここで現場から中継です。吉井さん?』 『はい、こちらは被害の大きい――』 梓「……いいや」 テレビの電源を消す。 梓(お腹空いたなあ……) そろそろ夕飯と行きたいけれど、あいにく両親は旅行中で明後日まで帰ってこない。 梓(外で食べよっかな) 一通り支度を済ませ、私は家を出た。 怪獣もこの辺りまでは来なかったため、いつもと変わらない風景をよそに歩いていく。 梓「そういえば……あのウルトラマン、タロウだっけ?」 信号を待ってる間にふと思い出し、携帯に打ち込んでみた。 本当に何気なく検索ボタンを押し、出てきたサイトを適当に開き―― 梓「――――ウソでしょ」 思わず携帯を落としかけた。 昼間私を助けてくれた男の人が――ウルトラマンタロウに変身する主人公=東光太郎として、映っていたのだ。 梓「えっ……だってこれ、40年前の番組で、」 頭が混乱してぐちゃぐちゃになる。 常識的に考えて彼が俳優さんだったとしても、今はもう60歳過ぎのはず。あんなに若いはずがない。 だとしたら彼は他人の空似か、はたまた幽霊か。 いや、でも。 『武器は――ある!!』 怪獣に向かって行ったあの熱さは、どちらにも真似できそうにないと思う。 だとしたら―― 梓「まさか……本物の」 『――ウルトラマンタロウですよね!?』 梓「へっ?!」 一瞬自分が呼びかけられたのかと思ったが、そうではなく。 声のした方を見ると、何やらサラリーマンの方々によって人だかりができていた。 『私も息子もファンなんですよ~』 『さっき戦ってましたよね?!変身してください!』 『ストリウム光線ってやってもらえませんか?!』 ?『いやその、僕は……』 梓「」 思わずずっこけた。 輪の中心では昼間の彼――東光太郎さん(?)が、困り果てたように質問攻めに遭っていた。 梓(もう、なんて日なの……!) 怪獣が出るわウルトラマンが出るわ、おまけにその当人に会うなんて―― 梓「ちょっとお兄ちゃんっ!」 気づけば私はそんなことを言いながら、人だかりに突っ込んでいった。 梓「もーっ!いくらウルトラマンが好きだからって、そんな格好でこんな時間にうろついて!」 光太郎「へ?」 梓(合わせて!!) 光太郎「ああ、ごめんごめん」 梓「うわっ、傷だらけじゃない……!さっさと帰るよ!」 光太郎「いててっ、そんな急に引っ張らないでって――」 私たちは何かを言われる前に、その場をダッシュで抜け出した。 ………………… 梓「……っ、はぁっ、はぁ……」 光太郎「なんとか撒いたみたいだ……」 梓「大丈夫でしたか……?」 光太郎「いやあ、ありがとう。おかげで助かったよ」 梓「いえ、こちらこそ」 ぐーっ…… 光太郎「……あっ」 梓「……………」 ……………… 光太郎「うまい!いやあ、本当にうまいなあ!!」 梓「あは、良かったです」 あの後。 近場のファミレスでは目立ちすぎると判断した私は進路を自宅に変更。 とりあえずお風呂で汚れを落としてもらっている間に夕飯を手早く用意し、こうして振る舞っているというわけだ。 光太郎「ごちそうさまでした!こんなうまいの、久しぶりに食べたよ」 梓「お粗末様でした。お茶、飲みますか?」 光太郎「じゃあ、お願いするよ」 梓「はーい」 コップに麦茶を入れながら、この後の事を考える。 梓「――さて」 突っ込みどころは山ほどあるが、果たしてどこから…… 梓「どうぞ。麦茶で申し訳ないですけど」 光太郎「ありがとう」 梓「…………」 光太郎「……………」 梓「……あの、いろいろ聞いていいですか?」 光太郎「ああ、いいよ」 梓「えっと……じゃあまず名前から」 光太郎「東光太郎だ。よろしく」 梓「中野梓です。よろしくお願いします」 光太郎「梓ちゃん、か。いい名前だね」 梓「にゃ……どうも」 梓(……本物には間違いないらしい、けど……) 光太郎「どうした?」 梓「あ!いえ……その、ものすごく変な質問になるんですが」 光太郎「……僕の、正体のことか?」 梓「!? どうして」 光太郎「ハハ、目を見ればわかるさ。この世界では隠せないらしい」 梓「……光太郎さんは、ウルトラマンなんですか?」 光太郎「ああ。僕は、ウルトラマンタロウだ」 梓「」 光太郎「もっとも、光太郎とはいろいろあって別れたんだ。だから、今は東光太郎の姿を借りている」 梓「――そうなんですか」 梓(どうしよう。まさかこんな食卓で未知との遭遇やるなんて) 梓「えっと……じゃあ二つ目です。なんでここにいるんですか?」 光太郎「え?」 梓「この世界には、怪獣もウルトラマンもいないはずなのに」 光太郎「確かに、ここは僕のいた世界じゃない。道端で会ったサラリーマンが、みんな僕をタロウだと知っていた」 梓「それはそうですよ!だってウルトラマンは、この世界ではテレビのヒーローなんですから」 光太郎「まさか、そんな世界にたどり着くとは……なんてことだ」 梓「たどり着く?」 光太郎「ああ。宇宙で異常な量のダークマターが検出されて、太陽系で調査をしていたんだけど……」 ―― 『――聞こえる?ウルトラマン』 タロウ『――何だ?』 『悪魔が目覚めて、ある世界を堕とそうとしている』 タロウ『悪魔、だと?』 『その世界は抗う力を持っていない――あなたの力が必要なの』 ――ズズゥン!! タロウ「ぬおぉっ!次元振動か!?」 『もう奴らが――時間がないわ!』 タロウ『くそっ……引き込まれる……!!』 『お願い!この世界の『わたし』と共に――世界を救って――』 タロウ『うわぁぁぁぁぁっ!!』 ―― 光太郎「それで、気がついたらこの街の公園に倒れていた」 梓「それって、パラレルワールドってやつですか?」 光太郎「よく知ってるね」 梓「前に小説で読んだことがあって……本当にあるとは思いませんでしたが」 光太郎「信じられないかな?」 梓「いえ!確かにおかしい事ですけど、現に怪獣もウルトラマンもこの目で見たわけですし」 梓「それに、あなたがウソをついてるようには見えませんから」 光太郎「……ありがとう」 梓「とりあえず明日は休みですし、今日はこのままゆっくりしていってくださいね」 光太郎「えっ!?」 梓「だって、この世界では行く当てがないでしょう?」 光太郎「いや、僕は野宿でいいよ」 梓「それはダメです!今出歩いたら、またさっきの二の舞じゃないですか」 光太郎「でも、君に迷惑をかけるわけにはいかないしなぁ」 梓「そのくらいは構いません!それに明後日まで両親が家を空けてるので、誰かにいてほしいんです」 光太郎「うーん……」 梓「お願いします!」 光太郎「……わかった。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ」 梓「あ、ありがとうございます!」 梓(……うう、ん……) さて。 湯船に浸かりながら、改めて思う。 梓(どうしてこうなった……!!) あまりに変な出来事が続いたせいかあっさり受け入れたけれど。 冷静に考えて男の人と家に二人きりだなんて、フラれた直後の先生に射殺されるレベルの一大事だ。 幸い、普通の人間ではないのが救い…… 梓(いや救いでもなんでもないよね?!) 何せ相手はあのウルトラマンだ。 そんな人と一緒に過ごすってどうなのよ! 梓(そうじゃないよぉぉ!)バシャーン 光太郎(――駄目だ、テレパシーが繋がらない) 光太郎(やはりあの怪獣の影響か、この世界では少なかったマイナスエネルギーが一気に増殖している) 光太郎(どうやらこの世界に怪獣は存在しないようだが、やはり例の悪魔が呼んだのか?また怪獣は現れるのか?) 光太郎(何にせよ良くない兆候だ。光の国に報告しなければいけないのだが……) 梓「――光太郎さん?」 光太郎「おっと、梓ちゃ――ん?」 梓「?」 光太郎(――ん?) 梓「……あの、どうしました?」 光太郎「ん、ああ、何でもないよ。髪下ろしも似合ってるね」 梓「ふにゃっ!?そ、それはどうも」 光太郎(何だ?今の違和感は) 梓(ドストレート過ぎですよぉ……!) 光太郎「ところで、梓ちゃんは音楽が好きなのかい?」 梓「えっ!?どうしてそれを」 光太郎「いや、リビングに結構レコードとかが置いてあったからさ」 梓「なるほど、そういうことですか……見ていきます?」 光太郎「いいの?」 梓「はい。――ここです」 光太郎「うわぁ、すごいな!ギターもいっぱいある」 梓「……ウルトラマンの世界にも、音楽ってあるんですか?」 光太郎「もちろんあるさ。ジャック兄さんがよくギターを弾いてるよ」 梓「へえっ、お兄さんがいるんですか」 光太郎「本当の兄さんじゃないけどね」 梓「どういうことです?」 光太郎「地球を守る活躍をしたウルトラマン達の事をウルトラ兄弟といって、僕はその六番目なんだ」 光太郎「みんな、本物の兄弟のように強い絆で結ばれているのさ」 梓「それって、部活の先輩みたいですね」 光太郎「ハハハ……面白い発想だね」 光太郎「そういえば、セブン兄さんが宇宙警備隊に軽音部を作ろうとか言ってたっけ」 梓「ぶっ!! セブン兄さんって、あのウルトラセブンですか!?」 光太郎「そうさ。なんでも地球で流行ってたテレビに影響されたみたいで、僕も見せられてね」 梓「あはははっ!何ですかそれ、ウルトラマンが……ぶふっ!あっ、お腹痛い……!」 光太郎「おいおい、大丈夫か?そんなにおかしいかな」 梓「だっ、大丈夫です……けどっ、正義のヒーローが、そんな所帯染みた……あはははっ!」 光太郎「いやあ、地球を守るウルトラマンにだって地球での生活があるからなあ」 梓「……もう、悩んでた私がバカみたいじゃないですか」 光太郎「?」 梓「何でもないです!それより、光太郎さんもギター弾いてみませんか?」 光太郎「えっ?梓ちゃん、ギター弾けるの?」 梓「はい!これでも軽音部でバンド組んでますから!」 光太郎「すごいじゃないか!僕、やったことないけど大丈夫かな」 梓「大丈夫ですよ!私がちゃんと教えます」 光太郎「よぉし!よろしくお願いします!」 梓「それじゃあ、まずはストラップを肩にかけて――」 ―――― ―― ―――― ―― たいなかけ! 律「――でさー、出てきたウルトラマンにあっさり負けちゃったじゃんか」 律「え、講習?中止になって……ないの!?」 律「――うん、うん。わかってるよ、じゃあ明日なー」ピッ 律「ふー……せっかく怪獣が出たってのに、なーんかパッとしないなあ」ドンッ 聡「うるせーぞ姉ちゃん」ガチャ 律「おお、すまん弟よ……お前も見た?」 聡「シルバゴンのこと?まあニュースでだけど」 律「へー、あれシルバゴンっていうのか」 聡「ウルトラマンティガに出てた怪獣だよ」 律「ティガ?出てきたのタロウじゃん」 聡「だから結構レアな戦いだったんだよ。タロウとティガじゃ世界観が違うからな」 律「詳しいな、さすが特オタ」 聡「お、おう。つか姉ちゃん、生で見たのな」 律「生ったって、部室の窓から超遠巻きにだぜ?さっさとケリついたし、あんま実感湧かないよ」 聡「そんなもんだろ。そもそも、ウルトラマンがマジでいたってだけでメシウマもんだし」 聡「まだこの街の近くにいるらしいぞ」 律「せやかて工藤!せっかくなんやし、もっと強敵とのドキドキするようなバトルが見たいやん!」 聡「ってもなあ。また怪獣が出るかだってわかんないし。むしろ出たら困るだろ」 律「夢のない弟だなあ」 聡「はいはい、じゃけん受験生はさっさと勉強しましょうねー」バタン 律「まったく……わかってるよ。ほんとは怪獣なんか出るわけないって」 律「でも、一度は出たんだから、少しくらい夢見たって――」 『その夢、叶えてやろうか』 律「!?」 『お前のマイナスエネルギー……利用しがいがありそうだからな』 律「お、おうふ……ついに幻聴ががが」 『いい機会だ、協力してやろう!お前の闇――使わせてもらうぞ!』 律「へ―――うわぁぁぁぁぁっ!?」 ――――― ―――― 3
https://w.atwiki.jp/fusion_fight/pages/321.html
ウルトラマンギンガストリウム 一覧(BEYOND GENERATIONS) 一覧(ウルトラディメンション弾) BEYOND GENERATIONS 01 BEYOND GENERATIONS 02 BEYOND GENERATIONS 03 プロモーションカード ※「ウルトラマンギンガ」、「ウルトラマンギンガビクトリー」とはフォームチェンジ扱いでアシストのみ併用可能。 一覧(BEYOND GENERATIONS) カードNo. レアリティ カード名 属性 攻撃 速さ 体力 必殺 必殺技 ラッシュタイプ パートナー カードスキル 備考 G1-003 UR ウルトラマンギンガストリウム 光 7 7 8 13 コスモミラクルエスペシャリー テクニックラッシュ ウルトラマンビクトリー ブレイクアタック クライマックスのロゴ付き G1-030 N ウルトラマンギンガストリウム 光 6 3 4 7 ストリウム光線 テクニックラッシュ ウルトラマンビクトリー ヒートアップ G2-021 R ウルトラマンギンガストリウム 光 5 6 5 7 ストリウム光線 テクニックラッシュ ウルトラマンタロウ 弱点ハンター G3-006 SR ウルトラマンギンガストリウム 光 8 6 6 7 ストリウム光線 テクニックラッシュ ウルトラマンリブット キズナチャージ 一覧(ウルトラディメンション弾) カードNo. レアリティ カード名 属性 攻撃 速さ 体力 必殺 必殺技 ラッシュタイプ パートナー カードスキル 備考 AD-001 DR ウルトラマンギンガストリウム 光 5 4 6 8 ストリウム光線 テクニックラッシュ ピンチヒッサツチャージ 対象のアパレル商品付属 BEYOND GENERATIONS 01 カードNo. G1-003 レアリティ UR 属性 光 パートナー ウルトラマンビクトリー ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 数値 7 7 8 13 必殺技 コスモミラクルエスペシャリー ラッシュタイプ テクニックラッシュ アシストスキル ブレイクアタック 解説 新シリーズ「BEYOND GENERATIONS」1弾目。何と長らくシリーズ未登場にあったウルトラマンギンガの強化形態・ウルトラマンギンガストリウムがここに来て念願の初参戦。しかも高レアはクライマックス技枠として最終回でビクトリーとウルトラ6兄弟の力を加えダークルギエルとの戦いに終止符を打った最強必殺技・コスモミラクルエスペシャリーを実装しての登場と相成った。更にこの弾よりメインに通常のギンガ、アシストにタロウをスキャンする事でウルトラマンギンガストリウムへのウルトラフュージョンが可能(ただしビクトリーナイトと同じくメインにタロウ、アシストにギンガにスキャンしても発生しないので注意)となったので、デッキのバリエーションが大きく幅が広がる事に。攻撃と速さが7とやや低めだが、それでもURとしては十分なスペックに加えてブレイクアタックのおかげで相手からのダメージを抑えられる。 カードNo. G1-030 レアリティ N 属性 光 パートナー ウルトラマンビクトリー ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 数値 6 3 4 7 必殺技 ストリウム光線 ラッシュタイプ テクニックラッシュ アシストスキル ヒートアップ 解説 低レアは本編でトドメとして使われたタロウ直伝のストリウム光線持ち。攻撃と必殺が高いが、逆に体力と速さが低めの割り振り。特にハヤサが3しか無い事もあって普通に使用するのは厳しい。加えて前述した通り、メインに通常のギンガ、アシストにタロウをスキャンする事でウルトラマンギンガストリウムへのウルトラフュージョンが可能なためにウルトラフュージョン無しで見る事以外は使用する事は無いだろう… BEYOND GENERATIONS 02 カードNo. G2-021 レアリティ R 属性 光 パートナー ウルトラマンタロウ ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 数値 5 6 5 7 必殺技 ストリウム光線 ラッシュタイプ テクニックラッシュ アシストスキル 弱点ハンター 解説 SRを経たずにストリウム光線持ちでR昇格。BG 01現在もクライマックス技が低レア落ちしない事もあり、今後は一貫してストリウム光線固定となるだろう。ステータスは前回Nよりはステータス合計値が上がっている事もあって、URが無かったりウルトラフュージョン以外で使うのならば現状これ1枚となる。ちなみにパートナーはタロウだが、現在公開されているカードリストにはタロウのカードが1枚も無い。この事もあってSR以上の高レア登場とみていいだろう。(同弾のキングやスーパーヒッポリト星人もパートナーが高レア確定のキャラクターのため) BEYOND GENERATIONS 03 カードNo. G3-006 レアリティ SR 属性 光 パートナー ウルトラマンリブット ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 数値 8 6 6 7 必殺技 ストリウム光線 ラッシュタイプ テクニックラッシュ アシストスキル キズナチャージ 解説 連続登場は1弾遅れでSR昇格とSR落ちを兼ねての高レア登場。本弾ではそれまでの前2弾と違って投票で決まった再録UR5枚の登場の関係もあって新規のURの枚数が5枚と少な目な一方、SRはナンバリングの繰り上げこそはあるが、これまで同様に8枚のままとなった。ステータス配分は前弾Rの配分に攻撃+3と体力を+1させた構成。スキルはキズナチャージとラッシュゲージを貯めやすくはなるのだが、前弾Rと比べると通常面での火力は下がる。チームに応じて使い分けるのもアリか?ちなみに本弾のSRは前弾と違いウルトラマン枠のSRも再び合計値27に戻ったが、今度は本カードのギンガストリウムも含めたウルトラマン枠全員ラッシュタイプが「テクニックラッシュ」な事態となっている。 プロモーションカード カードNo. AD-001 レアリティ DR 属性 光 パートナー ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 数値 5 4 6 8 必殺技 ストリウム光線 ラッシュタイプ テクニックラッシュ アシストスキル ピンチヒッサツチャージ 解説 7月16日より発売される対象アパレル商品に付属するカード。筐体排出分では通常のギンガ、ウエハースプロモではギンガビクトリーという事でギンガストリウムはアパレル商品付属で登場となった。同時付属はビクトリーナイトとお手軽にギンガ ビクトリーチームを組む事ができる。ステータスは手数重視のビクトリーナイトとは逆に体力と必殺を上げた構成。低いハヤサもボーナス次第で補える。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2514.html
ドゥゥン……! ガキィィィンッ……! 「うわぁっ!!どうなってんだ!?」 「元町の方だぞ……!」 「ちょっと……こっち来てない!?」 梓「元町って……憂たちが!」 純「えっ――あっ!」 梓「あのロボットが暴れてるとこ!みんなの家がある方向……!」 純「そうだ……憂が行ったスーパーもそっちじゃん」 梓「どどどどうしよ!?」 純「みんなと別れてそれなりに経ってるし……」 梓「でっ電話!電話は!?」 純「――ダメ、通じない!」 梓「そ、そんな!このままじゃみんなが――」 光太郎「梓ちゃん!!」 梓「!?」 光太郎「落ち着いて!そして、聞いてくれ」 光太郎「もともと梓ちゃんは戦いとは関係ない、普通の女の子だ」 光太郎「そんな君を戦いに巻き込んでしまうことになって、本当にすまないと思う」 梓「……」 光太郎「本当は君の大切な人も僕が救ってあげたいけど……目の前の敵に背を向けて、それはできない」 梓「そんな――」 光太郎「だから、梓ちゃん!君が、君自身の手で、大切な人を守るんだ」 梓「――!」 光太郎「ヤプールのエネルギー源は悲しみや憎しみなどのマイナスな感情だ。君の優しい心があれば、奴の計画は絶対に成功しない」 光太郎「その律って子も、君なら絶対守れる。……大丈夫だよな?」 梓「……はい!!」 光太郎「よし!二人とも、これを持ってってくれ」 純「うわぁ……キレイな石」 梓「これは……?」 光太郎「ウルトラの星だ。僕の故郷のエネルギーが君を守ってくれる……さぁ、行くんだ」 梓「はいっ!」 光太郎「純ちゃんも約束してくれ。絶対に、命だけは持って帰るんだぞ」 純「任せてください!」 光太郎「よぉし!それじゃあ、行くぞッ!!」 梓「純、行くよ!」 純「オーライッ!」 光太郎『タロォォォォウ!』 パァァッ!! タロウ『トァァッ!』ズゥン……! 梓(頑張って……ウルトラマンタロウ!) 『ヌハハハハッ!殺されに出てきたな、ウルトラマンタロウ!』 タロウ(ヤプール!貴様、よくも梓ちゃんを……!) 『そんな小娘を気にするより、自分の身を気にしたらどうだ』 タロウ(何っ!?) 『グワシ……グワシ』 ブンッ!フォッ! タロウ(なっ、早い!) タロウ『トァァッ!』 タロウ(だが……スピードなら、こちらとて負けはしない!) タッタッタッ…… 純「はっ、はあっ……始まったね」 梓「人のいない方にあのロボットを誘ってる……ありがとう、タロウ」 純「その割りには人で進みづらい……!」 梓「逆走してるしね……とりあえず、どっか広いとこに出よう!」 純「ラジャ!」 タッタッタッ…… キュインキュイン タロウ(フンッ!ハァッ!) ドコッ!ガシャッ! 『ハッハッハ!キングジョー相手にこの身のこなし……さすがはウルトラ兄弟一のエリートだ』 『だが、貴様ではこの装甲を破れない――』 『勝ち目はないぞ、ウルトラマンタロウ!』 タロウ(負けは……しない!) 『グワシ……グワシ……!』 ビーッ…… ズドンッ……! 純「憂ーっ!」 梓「せんぱーい!どこですかーっ!」 純「ひど……地鳴りが」 ズズゥゥン……! 梓「わっ!?」 純「梓っ!」 梓「っ……いたた」 純「大丈夫?」 梓「平気……ちょっと足取られただけ」 純「足音で瓦礫が飛んできそう……梓、気をつけて!」 梓「オッケー!憂ーっ!せんぱーいっ!」 純「皆さぁぁーん!」 梓(みんな、どこに―――) キィン (右よ――) 梓(え……?) (右に飛びなさい) 梓(この声……わたし?) (いいから右!早く!) 梓「な――っ、危ない!!」ガッ 純「ちょっとあず――さっ!?」 ―――ズドォォォン!! …………… …… タロウ(くそっ……格闘戦ではジリ貧だ) タロウ『シューティングビーム!!』 ズバババババッ! 『グワシ……』 ヒュインヒュイン タロウ『!?』 タロウ(分離して、避けただと!?) 『……グワシ!』 ズババババババッ!! タロウ『ディァァァァァッ!』 ズズゥゥン………! 『グワシ……グワシ』 バキッ!ガシィッ! タロウ『ンンッ!デッ……!』 ………… 純「……うぅ……ゴホ、ゴホッ!」 梓「大丈夫!?」 純「なんとか……ね。ありがと」 梓「よかった……純ぅ!」 純「ほら、立たなきゃ!」 「あっ……二人ともぉーっ!」 純「ん?」 梓「この声は……」 紬「梓ちゃぁん、純ちゃぁん!こっちこっち!」 澪「みんな、中央公園にいるぞーっ!」 純「ムギ先輩に、澪先輩!」 梓「他のみんなも無事だって――せんぱーい!」ダッ 紬「梓ちゃぁぁん!」ギュッ 梓「ムギせんぱ、むぎゅっ!?」 紬「良かった……本当にっ」 澪「体調悪そうな時にあんなことになって、心配だったんだぞっ……!」 梓「いえ、こちらこそ、皆さんが心配でっ」 唯「あずにゃぁぁん!」 梓「はにゃぁっ!そ、そんな強くしないでくださいっ」 唯「だってあずにゃん分の吸収、新鮮なんだもーん」 梓「えっ?」 唯「あずにゃん、昨日からちょっと変だったでしょ?」 唯「そんな時にあずにゃんと離ればなれになって、街はどんどん壊れてって……すごく怖かったんだ」 唯「ウルトラマンとか怪獣が見れるなんて、あれだけ楽しみだったのにね」 梓「……唯先輩……」 唯「でも、こうしてるといつも通りだね~♪」 梓「ふにゃあぁぁーっ!!」 純「あはは……ホント仲いいよね、みんな」 憂「純ちゃん、ありがとね」 純「いいって。友達だもん、当たり前っしょ?」 憂「ううん、それだけじゃないよ」 純「えっ?」 ――ぎゅっ 純「うぁっ!?」 憂「ありがとう、純ちゃん――無事でいてくれて……!」 純「あぅ……」 ピコン……ピコン……! 紬「!?」 純「あっ、カラータイマーが!」 澪「それって確か」 唯「ピンチだよ!ウルトラマンの!」 『グワシ……グワシ……』 『トアァッ!』 ガキィ!ガンッ! 憂「うそ、あんまり効いてない……」 唯「警察の銃とか戦闘機のミサイルも全然ダメだったんだよ、返り討ちだったもん」 澪「ウルトラマンでもキツいなんて、なんだあのロボット!」 『グワシ……グワシ』 梓「――はっ!律先輩は!?」 紬「えっ?」 梓「律先輩!律先輩はどこですか!?」 唯「りっ……あれ?あずにゃんが来るまでいたのに」 澪「あのバカ!どこをふらふらと――」 『ウルトラ……ダイナマイト!!』 憂「あっ!タロウに火が……!」 タロウ『オォォオォォオォォ!!』 『グワシ……ワシ……!!』 ズガァァァンッ!!! 紬「きゃあぁっ!!」 憂「そんな――」 澪「怪獣もろとも」 唯「自爆した?」 純「いや――あれ!!」 タロウ『…………』 唯「――ウルトラマンタロウだ!」 澪「怪獣がいない――ってことは」 紬「ウルトラマンが、勝ったのよ!」 純「……やったぁぁーっ!!」 ……ワァァァァァァァッ!! 梓「……よかった」 紬「それで、りっちゃんはどこに……」 「――かかったな」 梓「――え?」 澪「律!お前、こんな時にどこを」 律「あはははっ!まんまと罠にかかったな、ウルトラマンタロウ!」 タロウ『!?』 律「そんな大技使っちゃってさぁ……敵は一人じゃないんだぜ?」 澪「なっ――」 ――ズドンッ タロウ『ディアァッ!!』 梓「!?」 ズンッ……ズンッ…… 紬「そんな……」 純「……ウソでしょう」 律「さぁ、第2ラウンドだ……行けっ!最強合体獣――キングオブモンス!」 ガシャァァァァン! 「キュルルルルルルル……!」 タロウ『…………!!』 唯「ねぇりっちゃん、どういうこと!?」 律「見ての通りさ」 唯「えっ?」 律「私が呼んだんだよ。あの怪獣も――キングシルバゴンもキングジョーもな」 澪「おい律!こんな時にふざけるなんて――」 律「――ふん」ブンッ 澪「うわぁぁっ!」ドサァッ 紬「澪ちゃんっ!?」 律『頭の弱い地球人め。こうでもしなきゃわかんないか?』 憂「この声――律さんじゃない」 唯「じゃあ目の前にいるりっちゃんは!?」 律『私の声に聞き覚えはないか?なぁ――梓ぁ』 梓「……ヤプール!!」 律『……ご名答』 紬「ヤプール?って、えっ……?」 澪「どういうことだよ……なぁ、何なんだよこれ!」 律「だーかーらー、言ってんだろ?私はヤプール――」 「キュルルルルルルルル……!」 律『――闇より生まれし、怨念の化身だ』 「キュルルルルル!」ガッ!ドガンッ! ピー……ピコン……ピコ…… 『ディァァァッ!!』 律『代わり映えしない日常、非日常に対する好奇心!まったく、最高の組み合わせだ!』 律『ちょっと非日常感を煽るだけで、簡単に食らいついてくれるんだもんな』 律『おかげで手間もかけず、これほどの力を取り戻すことができた!』 律「本当に感謝してるぜ、唯」 唯「え?私?」 律『お前が私の軽口に乗ってくれなかったら、こいつの欲望を操りきれなかっただろうからなぁ』 唯「そんな……」 梓「本物の律先輩を返して!!」 律「おいおい、目の前に黒幕がいるんだぜ?殺しちゃえばいいじゃん。もう怪獣なんか出せないぞ」 律『ま、一心同体になってるこいつも死ぬんだけどな!あははははっ!』 梓「この……っ!!」ギリッ 律『ふはははっ!さあ、ウルトラマンタロウの最期の瞬間でも見るがいい!』 澪「なっ!?」 ピコン……ピコ…… タロウ『ディアァァッ……!』 憂「ああっ、エネルギーが……!」 梓「タロウーッ!!お願い、負けないでぇぇっ!!」 タロウ『ッ――タァァッ!!』ガシィッッ! 「キュルルルルル……!!」ヨロ…… タロウ『ストリウム……光線ッ!!』 梓「いっけぇぇぇぇぇっ!!」 「――キュルルルルル!!」 キイインッ!! 6
https://w.atwiki.jp/ultrafrontier/pages/158.html
ウルトラマンギンガストリウム (属性:雷、光) 備考 ウルトラマンタロウがウルトラ6兄弟の力とともに、変化したストリウムブレスを礼堂ヒカルがギンガスパークでリードすることで、ギンガが強化された姿。 全身にタロウと同じ特徴を持ち、戦闘ポーズもタロウのそれへと変化している。 最大の特徴は、ヒカルが左手首に装着した、ストリウムブレスに秘められたウルトラ6兄弟の光線技や特殊能力を、自在に扱えることで、これによりギンガは更なる強力な戦闘能力を得た。 TV最新作、「ウルトラマンギンガS」より主人公ウルトラマンギンガのパワーアップ形態、ウルトラマンギンガストリウムが堂々登場。 PVでも主人公格のバレルを差し置いて中央に居座るという、破格の優遇っぷりを見せた。 歴代ウルトラヒーローの必殺技であるスペシウム光線やエメリウム光線を、通常攻撃として使う、超贅沢なウルトラヒーローで、今作でも、その能力はきちんと再現されている。 また、現時点で、まだカード未収録な光線技『メタリウム光線』『M87光線』等も多数存在するため、今後のラインナップの拡張に期待できる。 ウルトラ戦士は、他の星人ハンターと異なり、同時に同一人物の二種類以上のカードは使用不可能だが、ギンガストリウムとギンガの同時使用は何故か可能である。 通常のギンガ同様に、専用の光の槍、ギンガスパークランスも使用可能な模様。 …上級者向けに、武器タイプ:ランス(ギンガ)、ハンターアイテム:ストリウムブレス(ダメージ減少)で、育成可能型カードも出ないものか…。 カード性能はラッシュコマンドが全て2色までなので、入力ミスが少なく、成功しやすいので、初心者には最適。 三種類の技のモーションも全て短めで、使い勝手は上々。 特に、レベル2『ウルトラショット』は、すべて赤色という超お手軽入力。 出番が来たら、ヒカルの声がスピーカーから聞こえるまで、ひたすら無心に赤ボタンを手早く連打してやろう。 ミニゲームが非常に難しく、三色ボタンの使い分けも理解しにくい、未就学児童のお子さん等には、現状で最も相性が良いカードである。 (U1-003か、P-069,071,072の計4枚。現状では入手しやすさからいえば、U1-003が最有力か) ギンガストリウムとビクトリーの二種類は、レアリティに対しての、ステータスが高めなウルトラ戦士の中でも、更に少し高めなステータスを誇る。 ギンガストリウム自身は、尖ったところが少ない、バランス型と言えるだろう。逆に言えば、ビクトリーほどの火力はないのだが…。 現状は雷と光の二種類しかないので、やや活躍できる対象が限られているのが少し辛いところか。 TVシリーズ最新作登場のヒーローなので、今のところ原作再現ボーナスは対象4枚とかなり少ないが、その代わりにアップするステータスは破格な数値を誇る。 CVはギンガ同様、礼堂ヒカル役の根岸拓哉氏。 本編と異なり、タロウ役の石丸博也氏の声は残念ながら未収録。 「ウルトラマンタロウ、ギンガに力を!!」 『今こそ、一つになる時!ギンガに力を!ギンガストリウム!』 カードリスト ウルトラ大集結!前編 カード№:U1-001 レアリティ:ギャラクシーレア ☆☆☆☆ 属性:雷 アタック:1600 ガード:800 タイリョク:1100 復活コスト:3900 ソウルナンバー:2 コウゲキ:スペシウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンのスペシウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:ウルトラマンギンガ本来の高い戦闘能力にウルトラマンタロウの力が加わったことで、その強さはより強大なものとなっている。 備考:初登場ギャラクシーレアのギンガストリウムは、従来の星人ハンターのGRのステータスを少し上回る優遇っぷり。(ステータス優遇ぎみだったマグナと同程度) 序盤のウルトラレベルは、レベル2『ウルトラショット』のコマンドと被ってしまっている。その為、入力ミスをしていないのに、『スペシウム光線』が出ない、ということが起こる。 ウルトラレベルが3まで上昇すれば、入力コマンドが5つに増えて、普通に発射されるので、安心して入力しよう。逆に、ウルトラショットと勘違いしたまま赤連打しないように、注意! カード№:U1-002 レアリティ:レア ☆☆ 属性:雷 アタック:1400 ガード:800 タイリョク:800 復活コスト:3400 ソウルナンバー:4 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーバースト(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、怪獣にダメージを与える。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:ウルトラマンタロウから託された「ストリウムブレス」により、ウルトラ6兄弟の光線技や超能力を使うことができる。 備考: カード№:U1-003 レアリティ:ノーマル ☆ 属性:雷 アタック:1200 ガード:800 タイリョク:700 復活コスト:3100 ソウルナンバー:5 コウゲキ:ウルトラショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンジャックのウルトラショットを撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:「ストリウムブレス」と伝説のアイテム「ギンガスパーク」の力によりスタイルチェンジした、ウルトラマンギンガの新たなる姿。 備考: カード№:U1-051 レアリティ:キャンペーン 属性:光 アタック:1400 ガード:800 タイリョク:700 復活コスト:3300 ソウルナンバー:1 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:未来から来たらウルトラ戦士であるウルトラマンギンガに、ウルトラマンタロウが授けたストリウムブレスの力が加わりパワーアップした奇跡の超戦士。 備考: ウルトラ大集結!後編 カード№:U2-022 レアリティ:スターレア ☆☆☆ 属性:光 アタック:1300 ガード:800 タイリョク:1000 復活コスト:3500 ソウルナンバー:1 コウゲキ:スペシウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンのスペシウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:ウルトラマンタロウの力を得たことで、タロウの特徴であるプロテクターやビームランプ等の意匠がその身に現れている。 備考: カード№:U2-023 レアリティ:ノーマル ☆ 属性:雷 アタック:1100 ガード:700 タイリョク:800 復活コスト:3000 ソウルナンバー:3 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーバースト(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、怪獣にダメージを与える。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:左腕のストリウムブレスの力により、ウルトラ6兄弟の数多くの力を使い分ける。その戦術は通常のギンガを上回る。 備考: ウルティメイトフォースゼロ編 カード№:U3-010 レアリティ:レア ☆☆ 属性:雷 アタック:1400 ガード:700 タイリョク:800 復活コスト:3300 ソウルナンバー:2 コウゲキ:ウルトラショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンジャックのウルトラショットを撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーバースト(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、怪獣にダメージを与える。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:ストリウムブレスにより発動する6兄弟の技を連続して撃ちこめば、いかなる大怪獣が相手でもひとたまりもない。 備考: ウルトラ10勇士集結編 カード№:U4-030 レアリティ:ノーマル ☆ 属性:雷 アタック:1300 ガード:600 タイリョク:800 復活コスト:3100 ソウルナンバー 5 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーバースト(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、怪獣にダメージを与える。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:ウルトラ6兄弟それぞれの光線技だけでなく、6兄弟の力が一つになった、最強の技コスモミラクル光線をも発射できる。 備考: ギャラクシーオールスターズ編 カード№:U5-021 レアリティ:レア ☆☆ 属性:雷 アタック:1400 ガード:800 タイリョク:800 復活コスト:3400 ソウルナンバー:4 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーバースト(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、怪獣にダメージを与える。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:ウルトラマンタロウから託された「ストリウムブレス」により、ウルトラ6兄弟の光線技や超能力を使うことができる。 備考:№:U1-002と同じステータスとテキスト。使うならお好きな方を…。 プロモーションカード カード№:P-069 レアリティ:無し 属性:光 アタック:1300 ガード:800 タイリョク:700 復活コスト:3200 ソウルナンバー:3 コウゲキ:ウルトラショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンジャックのウルトラショットを撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:ウルトラマンギンガがタロウの力を得てより強大となった姿。迫り来る強敵を、6兄弟の力を駆使して打ち勝て! 備考:ウルトラマンフェスティバル2014 第一部(2014/7/25(金)~2014/8/11(月))にて配布 カード№:P-071 レアリティ:無し 属性:光 アタック:1300 ガード:900 タイリョク:700 復活コスト:3300 ソウルナンバー:1 コウゲキ:ウルトラショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンジャックのウルトラショットを撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:ウルトラ6兄弟の必殺技や超能力を使うことができる。戦場に適した技を使って、道を切り開け! 備考:『ウルトラ大集結!前篇』店頭配布キャンペーン(2014/7/26(土)~)にて配布 カード№:P-072 レアリティ:無し 属性:光 アタック:1400 ガード:700 タイリョク:900 復活コスト:3400 ソウルナンバー:4 コウゲキ:ウルトラショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンジャックのウルトラショットを撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ストリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラマンタロウのストリウム光線を撃つ!) テキスト:ウルトラマンタロウの意思が宿った左腕のストリウムブレスにより、ウルトラ兄弟の必殺技を使うことができる。 備考:特撮ヒーローフェスティバル(2014/8/1(金)~2014/8/31(日))にて配布 カード№:P-079 レアリティ:無し 属性:光 アタック:1300 ガード:700 タイリョク:800 復活コスト:3200 ソウルナンバー:4 コウゲキ:エメリウム光線(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのエメリウム光線を撃つ!) トクギ:ウルトラエネルギーチャージ(ウルトラレベルゲージにエネルギーを溜めると同時に、タイリョクが回復する。) ヒッサツ:ワイドショット(ストリウムブレスの力を使ってウルトラセブンのワイドショットを撃つ!) テキスト:遊びに来てくれてありがとう。みんな、これからも俺達ウルトラヒーローを応援してくれよな! 備考:お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!2015にて配布 ウルトラッシュ レベル4 『スペシウム光線』 ● ● ● ● ● レベル3 『エメリウム光線』 ● ● ● ● ○ レベル2 『ウルトラショット』 ● ● ● ○ ○
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2520.html
底知れぬ暗黒の闇と、無限に広がる虹色の光。 互いにエネルギーを凝縮した、渾身の光線をぶつけ合う。 『おおおおぉっ!!』 梓「にゃぁぁぁぁっ!!」 ――あずにゃん―― ――あずさちゃん―― ――あずさ―― 大切な人たちをそばに感じる。 それだけで、人は、どんな闇の中でも輝ける。 梓「―――はぁぁっ!!」 『……グォルルルル……!!』 闇のエネルギーを呑み込み、虹色の光――ネオストリウム光線が直撃した。 『これで終わりだ……いくぞ、梓ちゃん!!』 梓「はい!」 両腕を外回りに回転させ、カラータイマーに光を集中させる。 その光を、右の拳に乗せ―― 『コスモミラクル――』 梓「――ティータイム!!」 悲しい非日常に引導を渡す、とどめの一撃を解き放った。 『ぐ……うぉぉぁぁッ!!』 闇を浄化する溢れんばかりの光が、内側からグランドキングの体を包み込む。 『貴様ら……これで勝ったと――思うなァァァァァッ!!』 光に吸い込まれるようにグランドキングの姿が消えていき、完全に見えなくなる。 次の瞬間、天地を揺るがすほどの大爆発が巻き起こり、空を覆っていた結界をも吹き飛ばしていった。 「……やった」 律「ぃやったぁぁぁっ!!」 澪「勝った……ウルトラマンが勝った!」 憂「やったね、お姉ちゃん!」 唯「よかったぁ……また、ムギちゃんのお菓子が食べれるんだね!」 紬「ええ!いっぱいごちそうするわ♪」 純「ありがとー!ウルトラマァァーーンッ!」 …… … ……ありがとー!…… …おつかれー!!… たくさんの歓声が聞こえる。 その光景を、合体を解いて元に戻った三人のウルトラマンが見ていた。 梓「……勝ったんですね」 『ああ。梓ちゃん――君が、いや君たちが、この世界を守ったんだ』 梓「私が……世界を」 『そうだ。これでヤプールもこの世界に干渉することはないだろう』 梓「戻ってくるんですね。日常が――」 ゾフィーの言葉に答え、はっとする。 梓「――っ」 それはつまり、非日常との別れの時。 そして、それは―― 『梓ちゃん……』 光太郎さんとの、別れの時だ。 梓「……お別れ、ですか」 『ああ』 梓「楽しかった、です……光太郎さんといた時間」 『僕もだ。梓ちゃん、本当にお世話になったよ』 たった二日。 短い時間に、いろいろなことがあった。 梓「……っく……」 一緒にご飯を食べたこと。 ギターを教え、一緒に弾いたこと。 強大な敵を相手に、ともに戦ったこと。 それらの経験一つ一つが、私の胸を締め付けて離さない。 梓「ひぅっ……うぅ」 『おいおい、泣くなよ。大切な仲間たちが待ってるんだぞ?』 梓「わかってます!でも……っ、せっかく、会えたのにっ……!」 わがままだとはわかっている。 それでも、言わずにはいられなかった。 梓「光太郎さんだって!私の、大切な人なんですから……っ!」 そんな私のわがままに、ウルトラマンタロウは。 『……ありがとう」 東光太郎として、私の前で答えてくれた。 梓「ごめんなさい……光太郎さんにだって、帰る場所があるのに」 『いや、いいんだ。君の気持ちは伝わってきた」 光太郎さんは、そう言って私の頭を撫でた。 『僕をこの世界に呼んでくれて、本当にありがとう」 梓「――どういたしまして」 その手の感触は、私の心を暖かく変えるのに充分すぎるものだった。 『梓ちゃん。君のことは忘れない」 梓「私も――絶対、忘れません」 辺り一面が光で白くなっていき、身体が地上に降りていく。 一体化も解けた今、今度こそ別れの時だ。 (――頑張れよ) タロウがこちらを見て、しっかりと頷く。 私も、力強く頷き返す。 「――やってやるです」 『トァァァァァッ!』 光に包まれて大空へ飛び立っていくウルトラマンタロウ。 続けて、ゾフィー、ウルトラマンティガも光の中へと消えていった。 梓「光太郎さぁーん!さようならぁぁっ!」 その姿を見届けた私は、ゆっくりと瞳を閉じたのだった。 ……… …… … ……… …… … 一週間後! 梓「おはよー、お母さん」 母「あら、おはよう。元気そうじゃない」 梓「まあね。もう退院して3日なんだから」 母「ならいいけど……本当にびっくりしたわよ。 あなたが倒れたって聞いて急いで駆けつけたら、ベッドの上でニコニコしてるんだもの」 梓「あはは……」 母「しかも怪獣やらウルトラマンが現れて、この街がめちゃくちゃになるなんてね……」 梓「夢みたいだよね」 梓「……でも、夢じゃなくて良かった、かも」 母「え?」 梓「おかげで、いろいろ大切なもの……見つかったから」 母「……あら」 梓「どうしたの?」 母「なんか、今の顔……大人の女性って感じ。そんな顔もできるのねえ」 梓「にゃ!?」 母「はいはい。それより、今日は友達と約束があるんじゃないの?」 梓「え、あっもうこんな時間!急がなきゃ!」 母「忘れ物ないわね?」 梓「うん!いってきまーす!」 母「……ふふ」 ―― ― 梓「ういー、じゅんー!おまたせっ!」 憂「梓ちゃん!おはよ――」 純「う?」 梓「……何よ?」 純「いや、どうしたのよ急に髪下ろして」 憂「梓ちゃん、だよね?」 梓「ひどっ!?」 憂「なに、イメチェン?」 梓「まあ、ね」 純「……光太郎さん絡みか」 梓「にゃっ!?」ビクッ 純「図星かい」 憂「光太郎さんってそういうの好きだったんだ」 梓「ち、違うもん!そりゃ、確かに新鮮だねとは言われたけど……」 純「じゃあ何よ?」 梓「その……私さ、冷静に考えたらすごいことしてるわけで」 憂「ウルトラマンと一緒に過ごすどころか、ウルトラマンになっちゃったもんね」 純「こんなのがねえ」 梓「そう!だから、せめてそれに釣り合う、大人っぽい人になろうとね」 純「……ぷっ」 梓「わ、笑うな!」 純「だ、だってさ!あんたがそういう風にしてたら、澪先輩とモロかぶりじゃん」 梓「えーっ……でも私スレンダーじゃん、差別化はできてるよ」 純「このちんちくりんがそれを言うか」 梓「ちんちくりん言うな!」 憂「まあまあ。梓ちゃんは梓ちゃんなんだから、ムリに背伸びしなくてもいいんだよ?」 梓「うーん……やっぱり無理なのかなあ」 純「そのままでいいじゃん。そのままの梓も、光太郎さんが守った梓なんだから」 梓「そう?……ありがと」 梓「って、そういえば今日はどこに行くの?」 純「それは秘密」 梓「何それ」 憂「そろそろ準備も整った頃じゃないかな?」 純「そだねー。じゃあ行きますか!」 憂「ついてきてねー」 梓「あ、二人とも待ってよー!」 ――― ―― ― 純「とうちゃくー」 梓「って、ここ憂んちじゃん!」 憂「お姉ちゃーん!梓ちゃん来たよー」 『はいはーい!』 梓「何これ、回りくどいじゃん」 純「いいからほら、入った入った!」 梓「はいはい……」 パァンッ! 梓「!?」 唯「あずにゃん!」 紬「梓ちゃん!」 澪律「「いらっしゃい!」」」 梓「皆さん――」 唯「今日はお祝いだよー?」 澪「梓の退院祝いと、地球に平和が戻った記念のパーティーだぞ」 律「ここんとこ学校から自宅待機とか言われて、ストレス溜まりまくりだったからなー」 紬「食べて遊んで、一気に発散しちゃいましょう♪」 梓「――はいっ!」 こうしてまた、平穏な日常が始まりました 学校が全壊した今、これからの生活がどうなるか想像もつきません もしかしたら、転校だなんだでみんなと離ればなれになるかもしれません でも、何も怖がることはありません 「前に進む心」さえあれば、どんな困難にも立ち向かえることを知ったんですから―― 梓(――また、どこかで) おわり。 戻る
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2508.html
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ※光太郎さん注意 クロス:ウルトラマンシリーズ 2014/03/05 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394013589/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 丁寧に書こうとしてるために、アラが目立つ。 最後尻すぼみ気味だし、唯が空気過ぎる。 -- (名無しさん) 2015-04-15 01 33 01 割に面白いと思うが。 -- (名無しさん) 2015-04-10 23 00 32 なんだろう なんか違和感が凄いな -- (名無しさん) 2014-08-09 00 31 46 クロスとしての完成度は高い。 ウルトラマンを知ってる人も、そうでない人も楽しめる良作だと思う。 -- (名無しさん) 2014-07-31 23 03 36 光太郎さんの声が脳内再生余裕。 タロウは梓が好きって4月馬鹿で言ってたが、実際絡むとこんな感じなのかもしれない。 ウルトラマンとけいおん!の良さが両方とも引き立ってるよいクロスでした。 -- (名無しさん) 2014-04-14 18 40 45 けいおん×ウルトラマンのクロス作品ってハズレがないからいいよね。 -- (名無しさん) 2014-04-07 15 23 01 ウルトラマンは名前がわかるくらいであまり詳しくないけれど楽しめました。 クロス先の作品を知らなくても丁寧な描写で面白さを伝えてくれる良作だと思います。 -- (名無しさん) 2014-04-07 07 19 08 ウルトラマンファンにとっては面白い。 新旧の怪獣が交互に出るのをごちゃごちゃしてると取るか、昔の怪獣でもやっぱ強いんだと喜ぶかは読み手しだい。 -- (名無しさん) 2014-04-01 01 37 37 ウルトラマンとのクロスは平沢姉妹がレオとアストラになったり、唯達がレイオニクスになったり色々あったが、みんな良作揃い。 その中でもこれほどゾフィーが頼りになる話は初めてだ! 「食卓で未知との遭遇」などオールドファンには嬉しいフレーズ(メトロンを彷彿とさせる)があったり、憂、純の存在が大きかったりとなかなか楽しめた。 長いが、時間をかけて読む価値は十分にあり。 -- (名無しさん) 2014-03-28 21 52 48