約 4,777,002 件
https://w.atwiki.jp/kitakoutarou/pages/166.html
そして、彼女達に仕掛けられた運命とはっ!? 今、ザンギャック帝国にゴーカイジャーの怒りが爆発するっ! 冒険とロマンを求めて、宇宙の大海原を行く若者たちがいた。 宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら! その名は、海賊戦隊ゴーカイジャー! http //www.youtube.com/watch?v=dQta-fJobys 海賊戦隊ゴーカイジャー 第13.50話「そんなの、無理に決まってる」 ―――side マーベラス ジョーが斬る。 ルカが薙ぐ。 ハカセが投げる。 アイムが穿つ。 ついこの間のアイムの誘拐騒動。今、その時と同等の怒りが俺たち全員の心を満たしている。 目の前のゴーミンを手にした武器ごと切り裂く。後ろから迫るスゴーミン共をゴーカイガンの連射で防御した腕の装甲ごと打ち砕き、粉々にする。 無謀にも殴りかかるゴーミンの顔面を握り潰し、盾にしつつ突撃を掛ける! 結界のそこかしこで同じ様な光景が広がっていた。 結果、ザンギャックが展開したあれほどの大部隊は、ものの数分で完全に結界の一角に追いつめられていた。 「……止めだ!」 サーベルにゴーカイジャーのレンジャーキーをセットし、全員が必殺技「ゴーカイスラッシュ」を放つ。 斬撃波に切り刻まれ、瞬く間にザンギャック兵は壊滅した。 これで残るは戦艦に篭る奴一匹。……いや、もう一匹。 「魔女」と言う異形がゆっくりとこちらに迫っている。 外見は正直に言って、非常に可愛らしい。 が、裏に潜む実力はどの程度なのかまるで察しがつかない。 迷いが生まれたその一瞬に、戦艦が結界から離脱しようと動き始めた。 「……させるかよっ!」瞬時に「ゴーカイブラスト」の体勢に入り、戦艦を落としにかかる。 が、放たれた5色の弾丸はザンギャック艦ではなく謎の黒い怪物に飲み込まれ、咀嚼された。 地上のぬいぐるみ魔女が、瞬時に吐き出したのだ。 おそらくあれこそが奴の本体なのだろう、その黒くてフザけた顔の塊が一直線にこちらに迫る。 「……早ぇっ!?」とっさに全員が15番目のスーパー戦隊「ジェットマン」へとゴーカイチェンジし、空中へ飛び上がる。 一瞬遅れて魔女が殺到し、先程まで俺たちが居た地面を貫いて、また反転する。 巨体に見合った破壊力と、それにそぐわないこのスピード。 おまけに地面の大部分はぬかるんで自由を奪う生クリームだと来ている。 言葉こそ喋らないが、こいつは中々の知恵者かもな……。 「おいお前ら!あそこで寝てる嬢ちゃん達は、毎日こう言うのを狩って来てんだ!…プロの海賊が負けられねぇよな!?」 おう、と4人が力強く応える。へっ、全く頼もしい事だ……! 「ジョー、ルカ!突っ込むぞ、付いて来い!アイムとハカセは撹乱しながら援護だ!」 5人の鳥人が、一斉に羽ばたいた。 ―――side 暁美ほむら 最初に目を覚ましたのは、私だったようだ。 むくりと白い大地から顔を上げる。……三つ編みがベタベタ、でも今はそんな事言ってる場合じゃ無い。 魔法少女では無くなったからか、能力で盾に収納していた火器が足元に散乱していた。 インキュベーターが私達を騙していたって事はわかってた。でも、まさかこんな真相が裏にあったなんて……あいつの本性を見抜けなかった自分に歯噛みし、辺りを見回す。 周囲はまだ一面お菓子の地獄、魔女の結界の中みたい。結界が健在なのにも関わらず、ザンギャックに射殺された訳でも魔女に食われた訳でも無い。 あのイレギュラー達がきっちり守ってくれたみたいね。 牽制にマシンガンを連射し、空を見上げる。 私達を守ってくれた5人のスーパー戦隊は、上空で「お菓子の魔女」と激戦を繰り広げていた。 巨大な魔女の周りを正しく縦横無尽に飛翔する「ジェットマン」…いえ、「ゴーカイジャー」。 並行して隊列を組んで居た5人が二手に分かれる。 白と黒の二人はより遠くへ飛び、残った三人はその場で剣を抜き放つ。 そして…「バードブラスター!」二筋の閃光が赤・青・黄の鳥人をかすめ、「お菓子の魔女」のふざけた顔面に肉薄する! その刹那、すかさず魔女は大口を開けてレーザー光を飲み込む。しかし、歴戦の海賊戦隊から見れば、その一瞬すらも永劫に映るのだろう。 三人の鳥人が大口を開ける事で自ら前方の視界を閉ざした魔女へと肉薄する。 鳥葬のように冷徹に、迅速に、魔女の黒く巨大な身体は刻まれて行く。 「……飛行斬りッ!」赤い戦士が一声の気合を発し、最後の一閃が振るわれた。 まさに一瞬、正確に言えばほんの2~3秒。たったそれだけで、魔女をぽん、と押せばバラバラと崩れ落ちてしまわせそうなほどの傷を負わせられるのだ。 「……すごい」 中学2年生にもなったのにこんな小学生並の感想しか出てこない自分を情けなく思う。 それでも、あの時の私はこう言うだけが精一杯だった。そう言わせるだけの凄まじい戦闘力。年甲斐もなく、思わず胸が弾む。 ……それだけの戦果、そして彼らの実力への信頼が隙を生んだのか。 私は後ろに迫る触手に気づきながらも、声が出せなかった。 「……逃げてぇっ!」叫んだ時には遅い。 最も肉薄した赤い戦士は、無数の傷口から生えた魔女の細い分身達の攻撃を全身に受けていた。 「……ぐあぁぁっ!?」 まどかの作った傷口を魔女に抉られでもしたのか、普段の不遜な態度からはそうそう聞けないであろう派手な苦痛を漏らし、赤い船長が落ちていく。 その姿は何時の間にか、ジェットマンからゴーカイジャーへと戻ってしまったようだ。修復を完了した魔女本体が、喜色満面で追いすがる。 ―――間に合わない 私の直感は恐らく当たっている。残った4人も全速力でゴーカイレッドを目指している。が、黒と白の二人は距離が開きすぎ、また、牽制攻撃も今の魔女は興奮して意に介さない。 さりとてより近い青と黄の二人は、傷口から伸びるミニサイズの魔女達の相手に手間取っている。 そして、私自身は。 「痛いッ?……銃がっ、撃てないっ……!?こんな時にッ!」 そう。私は最早、誰かを守る魔法少女では無く。 ドジで、ノロマで、愚かなただの中学生「暁美ほむら」でしか無いのだった。肩から先、右腕がきしむ様に痛む。 先ほど魔女に対して行った89式小銃の無計画な連射は、もはや私の右腕から筋力のほぼ全てを奪い取っていた。 誰も、何も出来ず、ただ赤い戦士が貪られるのを眺めるばかりなのかと。 私がそう諦めかけて、せめてと視界を閉ざした瞬間。 「暁美さんっ!支えなさい、早く!」聴きなれた誰かの声が響いた。 私は訳もわからず手を前に突き出し、その誰かの腰部分を抱く。この悪夢の中、ようやく頼る物が出来たような感覚。 ほっ、と一息ついた次の瞬間、耳をつんざく轟音が響き、ドチャァァァッと何かが落ちる。地面を抉り取る鈍い音が続く。 巴さん、否、巴マミが私のカスタムデザートイーグルで魔女の急所を狙撃したのだ。 怒りに燃えた瞳でこちらを睨む魔女の鼻のすぐ下、俗に言う「人中」の辺りに巨大な穴が穿たれている。 対戦車マグナム弾の一撃には、流石の魔女も耐えられなかったようだ。 「……巴さん、その……腕は」何の訓練も積まない少女の肉体で、ノーリスクであんな化け物を撃てるはずも無い。 当然、巴マミの右腕は、肩口から痛々しく垂れ下がっていた。 思わず目を背けた私にすかさず次の命令が下る。 「やっぱり単発銃じゃあ、威力があっても再生されちゃうのね……暁美さん、あなたM249持ってたわね?早く貸しなさい。弾丸も、ありったけ」 「……!? 無茶ですよ、そんなっ!今の私達は魔法少女じゃない、普通の女の子なんです!ここは任せて皆と逃げましょうよっ!」 「黙りなさい。…やっぱりあなた、美樹さんの言った通りかもね。何もかも諦め切っちゃってる。」 「良いこと?私はあなたなんかよりずっと前から、この街を守る魔法少女なの。これまでも…そして、これからも!」 巴さんは外れた右腕をがごっと嫌な音をさせつつ無理やりに嵌め、こちらに伸ばす。 「……わかりました。でも、今のままじゃこんなの撃てませんけど」 「撃てないなら撃てるようにすれば、良いのよっ!」 そう叫ぶと、少女には長大すぎる機関銃を抱えて、巴さんは走りだした。そしてすぐに止まり、手近にあった巨大なマシュマロの置物に「埋まる」。 「私も、お菓子作りが上手なのよ?同じ趣味を持つ者として、食べ物で遊ぶような子にはお仕置きしてやらないと、ね!」 その手の内で、機関銃が存分に猛り狂う。 連射された弾丸は全て狙い違わず魔女に命中。ゴーカイジャーに注意を向けていた魔女の魔眼が巴さんに刺さる。……!?ゴーカイレッドが居ない。 「よぉ、時間稼ぎご苦労。だがよ、怪物退治は戦隊の仕事なんでな!」 「ゴーカイチェンジ!」―――ダァァイナマァン! ゴーカイジャーの姿が7番目のスーパー戦隊「ダイナマン」へと変わる。 この時間軸にたどり着いてから学習した事が一つ。彼らがこの形態を用いる場合、する事はほぼ決まっている。 「おいお前ら!爆風が行くぞ、さっさと逃げな!」 あぁぁぁやっぱり!結界の中なのにどこへ逃げろって言うのよぉっ! ……いや、手近にあるわね。 「美樹さやか、佐倉杏子、鹿目…さん!起きて、走るのよ!」 むにゃむにゃ…と、書き文字で擬音を付けたくなるようなのろい仕草で3人が覚醒する。 「暁美さん、何を……?…今二人を預けられても困るわ、私が撃てないじゃない」 まだ戦うつもりなのか。 「今は、そんなの、良いじゃないですか……鹿目さんも、すぐ連れてきます。吹き飛びたく無いなら、マシュマロに、入れてあげてください」 それだけ言い捨てて、私はまた走りだす。急がないと、結界ごと吹き飛ぶのはごめんだわっ!心臓が早鐘を打つ。 「鹿目さんっ!…走って!」 「ふぇぇっ!?ほ、ほむらちゃん!」 …こんな状況なのにやっと目を覚ましたみたい。この娘って、ほんと暢気よね……。 ―――side マーベラス この「魔女」の能力はとてつもなく厄介だ。 口を開ければエネルギー波は飲み込まれ、物理攻撃をすれば外皮を脱ぎ捨てるか傷口から分身を出すかの二つで無効化される。 それにもちろん、パワーとスピードも折り紙付き。まともに戦えばとても適う相手では無い。 そんな強敵に対しては。「真っ向から叩き潰してやらねぇとなぁ!」 「ちょっ、マーベラス待ってよ!そんなの作戦って言わなモゴモゴ……」 ルカが即座にハカセの口をふさぐ。 「ダイナマンのキーを使ってるのにまだわかんないの?子供ねぇ~」 「ま、良い考えだと思うよ?下手に攻撃すると、再生されるばっかりだもんね。それならいっその事!」 「おう、その通りだ!行くぜお前ら!」 「「「「「ニュー・スーパー・ダイナマイト!!」」」」」 ズドグォォォォォォォォォォォォォォォォォン! ベギャァァァァァァァァァァァァァァァァン! ドッガァァァァァァァァァァァァァァァァン! バグォォォォォォォォォォォォン! バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン! 子供じみた擬音だが、あの轟音を文字で表すならこう表現する他無い。 結界の中の物は一瞬でほぼ全て消し飛んだ。残ったのは半壊のザンギャック艦と、ほど良い色の焼きマシュマロ。 そして、そこから顔を出した5人の少女だけ。 Ex-side:α-01 「お菓子の魔女」 ……絶望・苛立ち・怒り・悲しみ・妬み。マイナスの感情をたっぷりと吸込み、この世界へと「誕生」する。 なんや、ここ病院やないか。べぇはんも趣味が悪ぅおまんな、よりによってわいをここで孵化させようやなんてな。 文句言える身体なら言うとるやろな。 しかも何やねん、もう魔法少女おるやないか!サービス悪すぎやでほんま、あの白饅頭は営業マンの屑やな。 ご丁寧にグリーフシードを囲みよってからに、本気で潰す気か?はぁ…上等やで。お前らみたいなペーペー、何人でもわいだけでいてもうたるわ! さー、結界張ったったで。どっからでも入って来なはれ……ってあれ。 …ザンギャックの皆さんやないの。ご機嫌よろしゅう……って、こいつらには念話でけへんのやったな。 しかし、なんでおるねん? お、そうこうする間に一匹入って来よった。おいでおいで青いの、わいはもっと奥やでー。 お仲間はん達もはよおいでなはれや。何立ち止まっとんねん? ……なんや、わいの菓子食おうとしてるんか? けったくそ悪い、泥棒が後輩におるなんてな! 全く、わいが魔法少女やった頃はなぁ……って、べぇはんやないの。 これはどういう事ですのや?あんなザンギャックのおもちゃなんか連れ込んで? え……?スーパー戦隊?35番目?ゴーカイジャー? はぁ……時間は経つもんやなぁ。こないだ孵化した時は…えっと、冒険じゃあ?とか言う連中がわいわいやってた頃でしたなぁ。 ……はぁ、そいつら絡みの作戦にわいらを使いたい、と。さいでっか。 どうせ拒否できる立場や無いですし、存分にやらせてもらいまっさ。 ……安請け合いするもんや無いな。 なんやこいつら、滅茶苦茶強いやんけ。みんな殺られてもうた。 べぇはん、ほんまにえぇんですか? まだ脱出に時間かかりまんのやろ?いくらわいが強化されてるからって、ちょびっと危ないんと違います? ……なんや、あの白饅頭念話切りよってからに。 やってられへんわ、あいつから食うたろか、ほんま…… あ、冗談でっせ?ほら、撃たれてますよー。ほらほら、わいがいないと危ない所でしたやん。気をつけへんとなー。 さて……魔法少女やのうて、戦隊と戦うなんて思ってなかったけどな。 わいがやる事はかわらへん。食いちぎって、貪って、噛み潰すだけや。 行くで、「ゴーカイジャー」! ……躱されて思い切り顔ぶつけてもうたがな。あぁ、鼻いた。 しかし「ジェットマン」……どこぞで聞いた名前やな。スーパー戦隊の一つなのは確かやけど。 ッ!…レーザーか。んなもん飲み込んだるわ! って、あぁぁ痛い痛い痛い。んな殺生な、今何度切りはった? あぁ……こんなに傷ついとる。これだけやられちゃ……相当生まれるな。 それみんな、目の前の赤いのに噛み付いたり! ……どや、そこの黒い眼鏡のお嬢ちゃん。さっきから目ぇ丸くして見とったけど、これがわいの力やで。 安心しいや、腹ん中で10人仲ようさしたるからな。何や、物騒なもん持ってどうしたんや?構えもでけへん癖に生意気やな。 邪魔せずそこでじっくり見とけや。じゃ、赤いの頂きまーす! 痛い!! 痛い痛い痛い痛い!な、何してくれる!わいの顔にこんな、こんな大穴開けよって! 許さん、絶ッッッ対許さん!ブチ殺したるわこの黄色! 頭から行ったる、噛んどるとこ見せつけたるからな! なんやカラフル、邪魔するな、どけや! ……爆発!? 死んだ。あぁまた死んだ。どんどん「わい」が焼け死んでくわ。 あ、死ぬ死ぬ。一番長く伸びたわいが死ぬ。一番後ろで菓子食ってたちびっこいわいも死ぬ。 死んだ。死んだ。死んだ。あ、今度は二匹まとめて死んだ。あ、もうこのわいの番かいな。 はぁ、死んだ。 『やっと、終わったの?……これでまた眠れるのね』 全てが終わった後、ほんの一瞬訪れる私だけの時間。 と言った所で、別にする事なんか何一つ無い。 再び悲しみの種に閉じこもるまでの数瞬、私は「何故こんな事になったのか?」 と、何十回目かの自問をする。 降り止まない雨の中から、白いアイツがやってきた。 私はお菓子の袋を「消す」。魔法のお菓子は素質有る人にしか見えないけど、食べながら話すのは悪いものね。 「……やぁ、―――!元気かい?」 「その名前で呼ばないでって、何回言ったっけ?あなたと契約した時から私は魔法少女、マジカル☆シャルロッテになったんだから」 「……確かに君を魔法少女にしたのは僕だけど。この病室の名札には別の名前が書いてあるよ?」 「僕も魔法少女を産み出して長いけど、君みたいな発想の子には初めて会うね。そんなネーミングセンスの持ち主にも」 「……黙んなさい」 呆れ顔から一転、もとの無表情に帰り、キュゥべえが問う。 「ところで、隣のベッドが空いたんだね。あの青年は退院できたのかい?ひどく重症だったみたいだけど」 「あの人?あぁ、この間亡くなったわ。最後の最後まで誰かに怯え続けて。見る影もなくガリガリに痩せこけて、ね。」 「私、最後の瞬間にあんなにはなりたくないわね」 「……ね、ここだけの秘密、教えてあげようか。彼ね、『次元戦団バイラム』の幹部だったみたい。古新聞にあった顔写真とそっくりだったもの。」 「でもみんな現金なものね……バイラムの事も、ジェットマンの事も。みんな無かった事みたいに、今はジュウレンジャーとバンドーラ達の戦いに一喜一憂してるんだから。ヒーローも報われないよねぇ」 「……そうだね。しかし、ジュウレンジャーか。懐かしい名前だ」 「あれ、キュゥべえ、ジュウレンジャーの事知ってるの?宇宙人の癖に。その癖フラッシュマンも、デンジマンの事も知らなかったのに?」 「昔、少し世話になった事があるだけだよ。それより……君の、精神分裂症の方だ。治りそうなのかい?」 思わず押し黙る。 会話を絶やさないようにしてたのに……キュゥべえのバカ。 誰の声も響かなくなり、たちまち病院本来の静けさが部屋中を包む。 聞こえるのは降り止まない雨のしたたりと、切れかけた電球のじじじじ、と言う耳障りな音だけ。 「……状況は好転したとは言いがたいわ」 「まず、そもそもこれは治るような病気じゃないのよ。ビリー・ミリガンの話は知ってる?」 「今でも一日に少なくとも30分は、もう一人の私が出てきてるらしいわ。その時はコテコテの関西弁になるんだって。今まで一度も行った事無いのにおかしいわね、ほんと」 キュゥべえが頷く。 「なるほど、そうなのかい。こんな特殊状態に陥った魔法少女なんて君が初めてだからね、参考として知っておきたかったのさ」 何こいつ、人の事をモルモットみたいに……同情する気なんてこれっぽっちも無いのね。 感情がない(笑)なんて馬鹿にしてたけど、こりゃ真性かも。 「ソウルジェムを見せてもらえるかな?」 「……見てどうするつもりなのよ」 「ソウルジェムは名前の通り、君の魂を写す鏡だよ。……もしかすると、二つに分かれてたりして」 「怖い事言ってくれちゃって……壊したら死ぬ、って言ったのはあんたでしょ」 そう言いつつも、ソウルジェムを取り出してかざしてみる。 命と言えるこの宝石について、なんだかんだキュゥべえの方が詳しいのは事実なのだ。 久々に魂の宝石を眺めてみると、特に変わった様子は無かった。 ただ一点、ドス黒い染みが付いている以外は。 「あっちゃ……しばらくグリーフシードを補給して無かったからなぁ…」 私はぼやく。 キュゥべえもぼやく。 「……なんだい、そんな事だったのか。つまらないね、君も他の子達と同じじゃないか」 その後、あいつは何て、言ったんだっけ………駄目みたい、思い出すにはもう時間が足りないか。 このまま絶望から絶望へ、何時までも絶望まみれの泥沼を歩み続ける……そんな運命なんだから、もうちょっと時間をくれても良いじゃない 少女だったモノの呟きを聞く者はいない。 呪いの黒い宝石がクリームの地面に刺さり、一瞬後に真っ白い大地は漆黒のアスファルトに変わる。 暗黒の石はアスファルトの黒に紛れ、誰にも気づかれる事なく、何時までも、ただ突き立っているだけだった。 ―――side アイム ザンギャックの「魔女」との戦いが終わり、辺りの様子は一転して元の駐車場へと戻って行きました。 ……それにしても、あの怪物も元は「魔法少女」だったなんて。 この事実を知ったら、あの元魔法少女達の心は持ちこたえられるのでしょうか……? 今しがた、唯一信じていた仲間に裏切られて、自身の存在意義すら失ったばかりだと言うのに……。 最初に動き出したのは……巴、マミさんでしたか。リーダー格だった金髪の少女でした。 彼女は「たとえ生身でも自分一人で魔女退治を続ける」とだけ言い残し、その場を走り去って行きました。 後ろ姿を見つめるほむらさんの瞳に諦観が滲んでいたのは、銃器を奪われたから、と言うだけでは無いのでしょう。 次に動きを見せたのは、意外にも、ゴーミン達を撃破されてから沈黙を守っていたザンギャック艦でした。 半壊状態で地に伏していた巨体がいつの間にか浮揚し、誘導ビームを病院に撃ちこむが早いか、人質にするのか数人の患者さん達を攫ってしまいました。 これではゴーカイガレオンや、ゴーカイオーでの大規模な攻撃は出来ません。……本当に卑怯な行動隊長。 その様子にいち早く反応したのは、青い少女。「美樹さやか」さんでした。 「恭介ッ!」と、あの中にいた誰かのお名前でしょうか?男の方のお名前を叫び、何か念じていたかと思うと、 「鹿目まどか」さんとほむらさんの必死な制止も振り切り、誘導ビームの光に飛び込んで行ってしまいました。 その姿が完全に消えるのと、ほむらさんが血を噴き出して倒れたのはほぼ同時でした。 回収を終えたザンギャック艦も徐々に透明になり、姿をくらましてしまいました。 最後に、今まで沈黙を保っていた「佐倉杏子」さんが 「これで名実共に魔法少女同盟消滅、か……ま、達者でやんなよ」と言い捨てて、足早に歩き出しました。 何時の間にか、立っているのは「鹿目まどか」さんだけになっていました。 そうだと分かった時の彼女の表情をわたくしは一生忘れられないでしょう。 まどかさんの顔に張り付いた「忘我」そのものの表情は、星を滅ぼされた日のわたくしの表情に余りにも似ていたのですから。 ―――side ルカ 「魔女」との激戦から数十分後。あたし達がほむらとマーベラスの負傷者二名をとりあえず病院に担ぎこみ、駐車場に戻って来て見ると「鹿目まどか」は姿を消していた。 言葉を失い、呆然と立ち尽くす姿が印象的だっただけに、良く動けたものだと感嘆してしまう。 いや、寄る辺を全て失ったからこその帰巣本能だろうか? 人間、やっぱり一番安心出来るのは自分の故郷であり、自分の家だ。 ……まぁ、今のあたしには故郷なんか無いようなもんだけど。 「しかし、これからどうするのさ?ここら辺にはお宝も無いみたいだけど?」 「……その事なんだがな。俺は、あの少女達がどうしても気になる」 …は?ジョーさん、今なんておっしゃいました? 「ごめんジョー、あたしそっちの趣味にはついていけないわ」 「その通りですわ……ジョーさん、イエスロリコン・ノータッチって標語、ご存知ですか?」 「ば、馬鹿!茶化すな!……良いか、考えてみてくれ。」 「俺達が取り逃した艦はザンギャックの船でも特に隠密性の高い特殊工作艦だ」 「それに恐らく、奴らの言う”魔力”でバリアが張ってある筈だ。」 「それだけでもうガレオンのレーダーには映り込まないだろう」 「あの白い獣はソウルジェムをレンジャーキーと同じような物だと言っていた。」 「……つまりだ、あれがもし解析、量産でもされたらどうする?」 「数の優位があるとは言え、中学生をスーパー戦隊を倒すまでに強化する代物がザンギャック全軍に行き渡ったら?」 「……恐らく、残る大いなる力は総取りにされ、この星での仕事もしづらく…いや、完全に不可能になると見て良いだろうな」 「最悪、俺達も全滅させられるだろう」 「それを阻止する為にはあの船を沈めるのが絶対条件だが、あいにく俺達には行方が掴めない。」 「だからせめて、行動隊長と親交があった彼女達に動きを読んでもらえればだな……」 (必死になって否定する方が怪しいって気づいてるのかな?) 「……おい!聞いてるのかルカっ!」 「あ、はいはい!」 「まぁ……それは良いけどさ、あの娘達の行方、わかるの?」 「一人は敵中、一人は元から行方の知れないホームレス、一人は血を吐いて気絶中……」 「残りは一番こっちを敵視してたマミって子と、今行っちゃったまどかちゃんの二人だけだよ?上手く話を聞いてくれると良いけど、ねぇ…?」 ジョーがぐっ、と言葉を詰まらせる。 散々長文並べた割に。、そこまでは、考えて無かったと。 やれやれ、肝心な所でツメが甘いんだから……。しかし、これで振り出しに戻っちゃったか。 何か、何か手は……何をすれば 「そうだっ!」 突然、ハカセが大声で叫んだ。同時に、モバイレーツを物凄い勢いでプッシュしている。 「うわぁっ!?……いきなり何、電話?番号知ってたの?」 手が早いじゃん、何時の間に情報を…と、続けようとした矢先。 「ううん、『魔法少女』の番号は一つも知らない。僕はマーベラスと一緒に留守番してたからね?」 「でもこう言う時に最後に頼るべきは……」 「やっぱり、ガレオンのナビィだよね!さぁお告げを頼もう!」 「……何も知らない上に結局運頼みかいッ!!」 すッッッぱァァん、と良い音を立てて、あたしの平手がハカセの顔にめり込み、吹っ飛ばす。 あぁ、また反射的に手が……今日はいつもより心なしか強く入ったような…大丈夫かな? 「ったくもう……ま、良いや。ナビィー?そういう訳だから、またよろしく頼むよ」 「マータナグッタノォ?マッタクモォ…ランボウナンダカラ。」 「マ、イーヤ!ソレジャサッソク、レッツ!オタ……イヤ、チガウカ?」 「正確に言うなら、尋ね人ですわね」 「ソウ、アイム、ソレソレ!レッツ、タズネビトナビゲェートォーッ!」 どすんばたんがっしゃんがらがら、どごん。 ナビィの創りだした惨状が見えるかのような騒音が響いてから1、2、3秒。 「………キタキタキタキタキタァーーーッ!」 「トナリマチデトナリアウ、『シロイハイシャトクロイハイシャ』ニアウトキチ!ダゾヨ~?」 はぁ?こないだのが嘘みたいな、今までに無いほど抽象的な予言じゃん 白い歯医者と黒い歯医者?何かの比喩?……わけわかんないよ……。 まぁ、でもやってみるしか無いかな?「やりたい事をやってやれ」ってね。 ―――side ジョー 翌日。俺たちはマーベラスを病院に残し、一人ずつ分かれて見滝原の四方へと向かった。 俺がやって来たのはその内の「五郷(イツサト、と読むらしい)」と、言う街だ。 先ほどから俺はこの街中の歯科医と言う歯科医を虱潰しに渡り歩いている……いや、いた。 医学・工学・生物学……多種多様な分野における、この国の科学技術の粋が集められた特殊な、正に未来都市。 それが先ほどまで俺たちが居た見滝原と言う街の真の姿だったのだ。 当然、そこから一歩踏み出たこの街にある通常のテクノロジーのみ。俺たちが最初に降り立った街とさして変わらない。 ……見滝原のように、地区ごとに大規模なメディカルセンターがあるような生やさしい作りでは無いのだ。 特に人口の多いこの地区には、街中至る所に町医者が点在していた。 要するに……足で稼ぐ方針で動いていた俺は、何時果てるかも知れない道程・季節にそぐわない炎天によって、気力と体力を相当奪われていた。 恐らくだが、他の3人も状況は同様。 俺でさえへこたれそうになっているこの猛暑、ハカセやアイムには相当酷だろう。 ……やはり、行き当たりばったりでは破綻を招く事になる。 計画的思考と言う物は大事なのだ。 (……次に見えた通行人に聞いて見つからなければ) (この街は諦めてガレオンに帰ろう……) 目前に迫った終末へ向け、額の汗を拭き、最後の気合を入れ直す。 我ながら、なんとも情けない海賊もあったモノだとは思う、が。 「……悪いが、道を訊ねたいんだが」 目の前を歩く二人の内、いくぶん背の高い少女の肩を叩き、声をかける。 が、彼女は胡乱(うろん)そうな一瞥をくれただけでまた視線を横の少女に向けてしまった。 どうやら俺の事が気に障っているようだが、あいにく周りには代わりになってくれそうな通行人の影は無い。 「……すまない、先ほどの行為が気に障ったなら謝る」 「この星にはまだ不案内なんだ、まだ文 化 系 統 へ の 理 解 が、ぁ……?」 その時、不思議な事が起こった。 先ほどの少女に謝罪しつつ、もう一度質問しようと歩み寄った瞬間、俺の身体は 「極端に鈍重な動きしか取れなくなっていた」のだ。 そして、反応が取れずに足元の小石に蹴つまづいて顔面から倒れこもうと言う所を 「まるで、識っていたかのように」もう一人の「白い少女が」そっと受け止めた。 こんな超常現象を起こせる人種を、今の俺は知っている。 「……ごめんなさい、私達もこの街に来たのはつい先日の事でして……あら」 「……あなた、『鹿目まどか』を知っているの?」 「『鹿目まどか』?」 もう一人がやっとこちらを省みる。 その眼光はひどく鋭い。そしてその剣幕は…… 「どー言う事かな……いきなり肩触って、声かけてきて……」 「わたしと識莉子の仲を引き裂こうとするただのセクハラ変態ヤローだとばかり思ってたけど」 「その名前を知ってるって事は、ただの人間じゃないよねェッッッ?」 ……ひどくうるさかった。 正直に答えなければもっとうるさくなりそうだ。 直射日光とアスファルトの反射熱でハムエッグにされた頭にはキツすぎる。 「……その通り。俺も、とりあえず人間ではない。ゴーカイジャー、と言えば思い出せるんじゃないか?」 「そして……お前達も、魔法少女、なのか?」 白い少女が口を開く。 この炎天下、真っ白いローブに身を包みつつも、魔法の効能であろうか?その顔に疲労の色は無く、額から溢れる汗の筋一つない。 「……そう。貴方達が見滝原の街を」 「その通り。私達も鹿目さん達と同じく、魔法少女です。」 「私は美国識莉子。こっちの子が」 「……呉キリカ。なんだい、馴れ馴れしくしちゃってさ!」 「ゴーカイジャーだか炊飯ジャーだか知らないけどっ、識莉子との話の腰を折るような奴なんか嫌いだよッ!」 「はいはい、むくれないでキリカ……では、ジョー・ギブケン。今度は貴方のお話を聞かせてもらいます。」 「ここでは何ですし、私達の家においでください」 「……無論だ」 あからさまに怪しいが、正直今は少しでも涼しい所へ行きたい。 ……そして。 ちらり、と彼女達の手を見る。二人の左手には、確かにそれぞれ白と黒の宝玉が嵌めこまれた指輪が輝いていた。 ……この色について、彼女達なら何か掴んでいるはずだから。 ―――更に数十分、炎天下を歩かされ、俺たちは美しい薔薇園を備えた巨大な洋館に辿り着いた。 ザンギャックでの兵卒時代にも、もちろん海賊稼業を始めてからも見た事の無いような、まさに『豪邸』だ。 何時ぞやの『金のなる木』を持つ親子の家よりも更に巨大だが、二人を出迎える使用人一人出てこない。 これだけの大豪邸に、たった二人だけしか住んでいないと言うのか? 疑念を抱く間もなく、黒い少女――キリカ、だったか。に、背中を押され、中庭の更に奥へと導かれる。 招き入れられた先には、真っ白いテーブルと椅子。そして、バラバラにされた鎧のような謎のオブジェ群。 白い少女『オリコ』は椅子に、俺はオブジェの内の一つに腰掛ける。 黒い方は俺に興味が無いのか、更に奥の薔薇園へと姿を消した。 「色々と聞きたい事はあるが……要件だけ言おう」 「俺達は『暁美ほむら』を除く4人の魔法少女の行方を探りに来た。何か知っているなら教えて貰いたい」 オリコが首をかしげる。 「知っている事は教えて差し上げたいのですが……私も、彼女達とは面識があると言う程度なので」 「連絡先は存じませんし、今どこに居るかなんて特定できませんけど……?」 嘘だ。こいつは自分の力を隠している。 「今更、シラを切るつもりか?お前に助け起こされたあの時、明らかに俺の動きを先読みして動いていただろう」 「察するにお前の能力は……恐らく、未来を予知する力じゃないのか?」 「その力さえあればあいつらの行動も予測出来るはずだろう。俺たちに力を貸してくれ」 俺の予想は的中したのか、観念したかのようにオリコが目を細める。 「流石に百戦錬磨の宇宙海賊ですね。……あの短時間で私の能力を理解出来るだなんて」 大胆不敵な白い魔法少女は、意外にあっさりと秘密を吐いた。 「でも、これだけは理解出来ない。なぜ、こんな星の普通の子供の為ににそこまで力を注ぐの?」 「力を貸してあげても構わないけれど、事情くらい聞かせて欲しいわ。もちろん見返りは別に欲しいけれど」 少女はそこまで言い終えると、何時の間に用意したのか、手元のティーカップの中身を啜った。 その眼光は以前鋭く、むしろ先程より強まったようにも感じられる。 彼女から漂うプレッシャーを、身体全体で受け止める。 時折じろり、と睨めつけられる今の俺はまるで卸売市場で競りにかけられた鮮魚同様。 ええい……正直に話せば良いんだろうが、正直に話せば……! 「レンジャーキーと『大いなる力』についての作戦阻止の為に、行動隊長の癖を知りたいのもそうだが」 「――お前は、美樹さやかを知っているな?」 「ええ。鹿目まどかの1の友人にして、剣を用いる新米魔法少女。素質とやる気はあるのだけれど、技術が身についていない」 「……そして、今はザンギャックに捕らえられている。こんな所かしら」 「美樹さやかが、何故ザンギャックに捕まっているか、わかるか?」 「私の能力は未来予知であって、過去視でも読心術でも無いわ。過去の出来事なんてわからない」 「……あいつはな、『キョウスケ』とか言う男を追って自分もそのまま牽引ビームの中に入って行ったんだ」 「ほむらの言う話では、さやかはその男を好いているらしい。いわゆる片思い止まりだったようだがな」 「何が言いたいのか、要領を得ないわ……」 オリコが口をはさむ。……こいつ、微妙にわがままな奴なんだな。 「良いから黙って聴いてろ。……俺にもかつて、大切な人と別れた経験がある」 「軍人時代の話だ。俺の仲間達は人を人とも思わない、まさにゴミ野郎共だった」 「だが、あの人だけは人間らしい温かみを持ちあわせていたんだ」 「それ故にあの人は……シド先輩は、帝国を裏切らずには居られなかった」 「そして俺と一緒に脱走する途中、二手に分かれて……生きた彼を見たのはそれきりだ」 「つい先日、先輩は無惨な死体として帰ってきた」 「魂も何もかも無くして、忌み嫌った帝国の操り人形となってな」 信じたくは無かった。腐った国の中で唯一輝いていたあの人が、ゾンビとなって帰って来たと言う事を。 だが、現実は残酷だ。 「……俺は二度とザンギャックにかけがえの無いモノを奪われたくは無い。そして、そうされた人をこれ以上見たくない」 「俺は守れなかったが、あいつはまだ守れるかも知れない。その為の力が足りないなら、俺が力になる」 何時の間にだろうか。話終えて一息ついた時には、俺の拳は硬く握りしめられていた。 オリコは、そんな俺を先程と変わらぬ瞳でただ、淡々と眺めていた。 ティーカップの中身が全く減らず、冷め切ってしまっている所を見ると真面目に聴いてくれてはいたようだが。 「……事情はわかりました。私も、大切な人と別れる辛さは知っているつもりです」 「だから、協力して差し上げます。4人の場所を見ますから、地図を用意して下さい」 そう言うと、俺が取り出した「グンマ」一帯の地図を広げ、紙上に視線を滑らせ始めた。 「……ペンを貸して」 眼球運動を絶やさず、紙面を睨んだまま声をかけられると、いくら見た目は可憐な少女でも気味が悪い。 「あなた、何考えてるの?」 「まぁ良いわ。これらの赤い印が佐倉杏子、こちらの黄色い印達は巴マミよ。……この二人は居場所を転々としているから、なるべく多くのポイントを見張った方が良いわ」 「こっちのピンクが鹿目まどか、ついでにこの緑色は……」 オリコの説明は、半分程度しか頭に入っていなかったように感じる。 俺の視線はただ一点、青い印に注がれていた。 「やっぱり気になるのね。そう、それが美樹さやかの所在を示す印。この位置だと……」 「JR見滝原駅の旧停車場かしら?インキュベーターも考えた物ね、あそこならある程度巨大な戦艦でも気づかれずに配置出来る」 「……そうか、それさえわかれば!じゃあな、世話になった」 そう言って歩き出した俺は、たった2秒後に「ぐぇぇ…」と無様な声を上げて突っ伏す事になる。 この白野郎、俺に何の恨みがあるんだ?いきなり襟首を引っ張るとは……! 「見返りが欲しいって、言ったはずよね?聞かずにバイバイってのは、無いんじゃないかしら」 客人に暴力を振るっておきながら、オリコは微笑していた。……地球のガキは悪ガキばかりだな。 「ちっ……何が望みだ。さっさと言え」 「簡単な話よ?鹿目まどかを守りきって貰えればそれだけで良い。あの娘は私達が確実に仕留めたいの」 地球で言う「全身が総毛立つ」と言う表現はこう言う場合に用いるのだろう。 目の前の少女は何時の間にか、冷徹な戦士の仮面を付けていた。その瞳には微塵の迷いすら無い。 「貴様……自分が何を言ってるのかわかってるのか?誰かを失う痛みを、知っているのなら、何故そんな事が言える!」 「あの娘は最強・最悪の魔女になる運命の魔法少女。今でこそ力を失っているけど、何時その力が利用されるかわかった物じゃないわ」 「私には見えます。見滝原の街をあの娘の魔女が覆い尽くす未来が」 「圧倒的な多数の為になら、一つくらいは犠牲にするしか無いじゃない」 「何かが欲しければ、他の何かを捨てなきゃ。この理屈、わからないかしら?」 少女は冷徹に言い切った。 正義の為になら、ここまで残酷になれる。……こんな奴らを守って”スーパー戦隊”は戦って来たのか? ……だが、今の俺に迷っている時間など無い。 「情報提供された恩もある、そして何より時間が無い」 「……だから今は何もしない。だが、お前達がそれを実行に移そうと言うなら俺は容赦しない。それだけは憶えておけ」 吐き捨てて立ち去る所に、後ろから声がかかる。 「出ていくなら裏口からどうぞ。海賊風情が、堂々と正門から出ようだなんて思わないでくださいな」 「ならばそうさせて貰おう。……もう二度と俺の前に姿を見せるな。次に会った時は俺に斬られる時だと思え」 「……望む所です」 今度は一切の妨害を受けず、俺は走り出した。 ―――side 美国識莉子 ゴーカイブルー=ジョー・ギブケンが進言通りに裏口から退出し、ようやくほっと一息つく事が出来た。 やはり現役で地球を守る海賊戦隊の一員と言うのは伊達じゃないのね……凄まじい殺気だった。 でも、あれだけの実力が無いと見滝原を任せる事なんて出来ない。 さっきはあんな事言ったけど、ほんとは期待しているのよ?ゴーカイジャー。 “初めからそうやって仲良くしてれば良かったのに” キリカからの念話だ。 “あら、聴いてたの?……まぁ良いのよキリカ、「敵を欺くにはまず味方から」とも言うでしょう?” “ザンギャックと私たち、2つの勢力を同時に敵に回しているって緊張感があった方が力が入るでしょうし、ね?” “ふーん……そういう物なのかな。ところで識莉子、ザンギャックの新手を壊滅させたよ” “やっぱり識莉子の作戦は完璧だ!……突然散歩に行こうだなんて言い出したのはびっくりしたけどね” “まさか町内全体にわたしの魔方陣を張って、奴らを家に近づく前に全滅させる為だったなんて思わなかったんだよ” "……ごめんね、識莉子……わたしは識莉子を誤解してた……” “あらあら、気に病まないで。私の方こそ無理をさせちゃったわ。” "あんな大規模な魔方陣を長時間維持したまま戦うのは疲れたでしょう?家に戻って、グリーフシードで回復しましょう。” そう、まずは準備を整える。そしてその上で…… “そしたらその後は、この家を捨てて他へ移る。そういう手はずだったよね” “でも本当に良いのかい?……この家は、ご家族との思い出が詰まってる大切な場所なんだろう?” “ ……良いのよ。この家では確かに楽しい事もいっぱいあったけど、その分辛いことだって沢山経験したし。” “ それに、この家に固執していては行動が制限される。そのせいで「恩人」を助けられないような事があったら一大事だもの” “何より、今の私にはあなたが居るから。二人ならどこに行ったって大丈夫、そうでしょ?” “う……うんっ!そうだよその通りっ!識莉子、わたしはこれからもっと、もぉぉっと頑張って識莉子を支えて行くからね!” ”二人でやれば何だって出来るよ!それじゃ、今すぐ戻るから!” 念話が中断され、キリカが走りだした。 本当に、私は良い仲間を持った。 キリカは辛い時も、楽しい時も、いつも私の傍に居てくれる。 辛い事は半分以下に、楽しい事は2倍以上にしてくれる。 私はこの二人だけの小さな幸せを守りたい。そして、そんな「最高の友達」を絶望から救ってくれた恩人に、何としても報いなければならない。 ……お父様。お父様はこの国全体の「大きな幸せ」を作ろうとして戦い、挫折して歪まれてしまいましたね。 私も同じでした。 大きな滅びから全てを救おうとして、身近の小さな幸せを壊して、そしてその為に足元を掬われて負けてしまいました。 ……だから、今度は身の周りの小さな幸せから守っていきます。 それが広がって、いつかもっと大きな幸せになると信じて。 ありがとう、お父様。そして、さようなら。 「……やっほー!識莉子識莉子っ、今帰って来たよーっ!」 「あら、キリカ……!?」 「ソウルジェムがこんなに濁ってる。可哀想に、ひどい事させちゃったわね……ごめんなさい」 「いやぁ……あはは。ザンギャックを倒すのは大した事なかったんだけどさ、ちょっと遠くまで行き過ぎちゃって」 「帰りの道にある信号機全部遅くして青信号のままにしたらさ、予想外に魔力使っちゃったんだよね……」 「……呆れた。そんな娘にはもうグリーフシード分けてあげませんからね」 「えぇっ!?……そんなのって無いよ識莉子、識莉子に嫌われたら私は、私は……」 「……冗談よ。今度からはあなた一人に任せたりなんてしないわ。二人で頑張りましょう?」 「うんうんっ!約束だよ、識莉子ッ!」 ああ、お父様。識莉子は今、幸せです……。 ―――side 美国識莉子 fin BACK 海賊戦隊ゴーカイジャー「見滝原市……?」 1 Next 海賊戦隊ゴーカイジャー「見滝原市……?」 3
https://w.atwiki.jp/viprererererer/pages/15.html
「おもちゃ」 YOKOHAMA きらきらうえつ 鳥取 SHIKOKU 2012/05/31(木)
https://w.atwiki.jp/outou/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/judgement_sig/pages/28.html
Top ホラーおもちゃ工場攻略情報 ホラーおもちゃ工場mob情報 mob情報 公式のデータ モンスター名 アクティブ、ノンアク、スキル等 サイズ 属性 種族 プレゼント包装担当者(強化クッキー) 非アクティブ、ルート、LA・CB使用 小型 闇3 悪魔 おもちゃ工場警備兵 アクティブ、遠距離攻撃 中型 不死3 悪魔 プレゼントがない幽霊(強化ハイロゾ) ボス属性、アクティブ 小型 闇3 悪魔 工場警備員の魂(強化ルード) 非アクティブ 小型 闇3 不死 包装されなかった人形(強化マリオネット) アクティブ 小型 念1 悪魔 包装されたボックス(強化ミストケース) 非アクティブ、ルート、幻覚使用 中型 闇3 悪魔 捨てられたクマ人形(強化ベアドール) ボス属性、アクティブ 小型 不死3 悪魔 怪奇な装飾ツリー(強化ジビット) アクティブ 大型 不死3 悪魔 アンソニ 非アクティブ 中型 闇3 不死 セリーヌ・キミ ボス属性、アクティブ、闇JT、FW、MB、パルスワイドソウルドレイン、ライフストリーム 大型 念1 不死 セリーヌ・キミの幻影 ボス属性、アクティブ、ディスペル、範囲石化、蜘蛛糸 大型 念1 不死 ※セリーヌ・キミ、幻影共にHP:6,666,666
https://w.atwiki.jp/shichouseiko/pages/512.html
海賊戦隊ゴーカイジャー 世帯別視聴率 毎週日曜7 30~8 00(EX) 視聴率はビデオリサーチ調べ (関東地区) 海賊戦隊ゴーカイジャーのページへ戻る 【表組】 No 日付 世帯 個人 KIDS TEEN M1 M2 M3 F1 F2 F3 01 2011/02/13 *6.6 *3.6 13.7 *3.5 *4.5 *4.4 *1.6 *1.4 *3.0 *1.2 02 2011/02/20 *5.1 *3.0 11.4 *3.9 *3.7 *3.2 *1.6 *1.4 *3.5 *0.3 03 2011/02/27 *6.0 *3.4 12.5 *4.7 *3.4 *5.0 *0.9 *2.3 *3.4 *0.8 04 2011/03/06 *5.6 *3.4 13.8 *2.9 *2.4 *6.1 *1.0 *1.6 *3.9 *0.5 05 2011/03/20 *6.3 *3.7 14.4 *2.1 *4.6 *4.1 *1.8 *3.4 *3.2 *0.7 06 2011/03/27 *5.4 *2.7 *7.5 *0.1 *6.0 *4.4 *1.6 *1.4 *2.9 *0.6 07 2011/04/03 *4.9 *2.9 11.4 *1.1 *3.9 *1.7 *1.8 *1.6 *4.1 *0.7 08 2011/04/10 *5.1 *2.6 *7.9 *4.1 *2.2 *4.1 *1.2 *1.5 *2.6 *1.1 09 2011/04/17 *4.5 *2.3 *7.4 *2.8 *1.6 *4.0 *1.2 *0.7 *3.3 *0.6 10 2011/04/24 *5.2 *3.0 12.8 *1.6 *1.7 *5.0 *1.2 *2.3 *3.8 *0.6 11 2011/05/01 *4.8 *2.6 *9.9 *1.7 *3.2 *2.9 *1.4 *1.8 *3.1 *0.8 12 2011/05/08 *5.4 *3.2 11.7 *1.6 *4.9 *4.0 *1.8 *2.4 *3.1 *0.9 13 2011/05/15 *5.5 *3.2 14.8 *1.4 *3.3 *3.1 *1.3 *2.1 *4.3 *0.9 14 2011/05/22 *6.3 *3.1 *8.7 *4.5 *1.8 *4.8 *1.7 *0.7 *3.8 *1.6 15 2011/05/29 *5.8 *3.6 13.6 *0.7 *3.4 *4.8 *1.9 *2.6 *6.6 *0.4 16 2011/06/05 *5.4 *3.4 14.5 *1.8 *2.4 *4.5 *0.9 *2.2 *5.4 *0.6 17 2011/06/12 *5.6 *3.5 14.0 *0.0 *4.0 *4.1 *1.6 *2.8 *4.4 *0.8 18 2011/06/26 *4.6 *2.4 11.2 *1.2 *0.8 *3.8 *0.9 *0.8 *2.0 *1.3 19 2011/07/03 *5.4 *3.0 12.7 *2.0 *2.5 *2.9 *1.3 *1.6 *4.5 *1.1 20 2011/07/10 *6.0 *3.4 14.5 *0.9 *2.3 *3.7 *1.6 *3.4 *4.3 *1.0 21 2011/07/17 *4.8 *2.8 10.3 *1.7 *2.3 *4.0 *0.9 *2.5 *3.8 *0.8 22 2011/07/24 *3.8 *2.1 *6.8 *0.3 *3.2 *3.1 *0.6 *1.9 *2.6 *0.6 23 2011/07/31 *5.2 *2.7 *9.1 *1.8 *1.5 *4.5 *1.3 *1.7 *3.7 *1.1 24 2011/08/07 *4.6 *2.2 *9.0 *1.9 *1.4 *3.0 *0.5 *3.2 *2.1 *0.8 25 2011/08/14 *5.0 *2.2 *5.6 *1.3 *1.7 *4.9 *0.8 *1.1 *3.4 *0.8 26 2011/08/21 *3.3 *1.6 *3.6 *1.0 *0.7 *3.4 *0.3 *2.0 *3.1 *0.6 27 2011/08/28 *4.5 *2.6 11.7 *2.8 *0.8 *3.7 *1.1 *1.5 *2.2 *1.1 28 2011/09/04 *4.2 *2.2 *6.8 *1.8 *1.9 *4.1 *0.8 *1.3 *4.0 *0.2 29 2011/09/11 *6.2 *3.0 12.7 *1.8 *2.9 *5.5 *1.0 *0.4 *4.3 *0.2 30 2011/09/18 *5.1 *2.3 *7.1 *2.9 *0.9 *5.0 *1.0 *1.9 *2.8 *0.5 31 2011/09/25 *5.3 *2.5 *9.7 *2.9 *0.4 *5.0 *1.0 *2.2 *2.5 *0.4 32 2011/10/02 *6.2 *3.2 10.4 *3.1 *0.7 *6.1 *1.3 *4.3 *4.8 *0.6 33 2011/10/09 *4.4 *2.3 *8.3 *3.1 *1.9 *2.1 *0.9 *2.4 *3.6 *0.5 34 2011/10/16 *4.7 *2.2 *7.5 *1.7 *2.2 *4.4 *1.1 *2.4 *1.8 *0.4 35 2011/10/23 *5.0 *2.7 10.5 *1.8 *1.2 *3.5 *0.8 *3.4 *4.3 *0.9 36 2011/10/30 *4.8 *2.3 11.9 *1.8 *0.4 *3.6 *0.9 *1.7 *1.3 *0.9 37 2011/11/06 *4.7 *2.3 *9.3 *2.4 *1.5 *3.8 *0.4 *2.1 *2.7 *0.7 38 2011/11/13 *4.9 *2.3 *8.5 *1.4 *2.8 *4.0 *1.0 *1.4 *2.5 *0.6 39 2011/11/20 *4.9 *2.5 *6.8 *1.1 *3.4 *2.8 *1.9 *2.3 *3.0 *1.1 40 2011/11/27 *4.5 *2.0 *4.4 *2.0 *2.7 *3.0 *0.7 *1.7 *2.5 *1.2 41 2011/12/04 *4.5 *2.0 *6.0 *2.6 *2.1 *3.0 *1.0 *1.8 *2.5 *0.3 42 2011/12/11 *4.3 *2.3 *8.1 *2.1 *1.0 *4.3 *0.9 *1.6 *3.0 *0.6 43 2011/12/18 *3.6 *2.2 *6.8 *3.6 *1.7 *3.6 *0.4 *2.3 *3.4 *0.3 44 2011/12/25 *4.5 *2.2 *7.7 *1.2 *3.7 *3.6 *0.8 *1.7 *2.7 *0.2 45 2012/01/08 *4.1 *1.9 *5.1 *0.8 *3.3 *3.2 *0.6 *1.9 *3.6 *0.1 46 2012/01/15 *3.2 *1.5 *3.4 *0.8 *0.9 *2.8 *0.9 *2.1 *2.6 *0.3 47 2012/01/22 *3.8 *2.1 *9.8 *0.4 *1.4 *2.3 *1.2 *1.3 *2.4 *0.5 48 2012/01/29 *4.5 *2.4 10.5 *0.0 *1.4 *5.0 *1.1 *2.0 *1.7 *0.3 49 2012/02/05 *5.3 *2.8 *9.7 *0.4 *2.6 *3.7 *1.0 *3.4 *3.1 *1.3 50 2012/02/12 *5.4 *2.6 *7.9 *1.7 *2.3 *4.3 *1.6 *1.7 *4.1 *0.5 51 2012/02/19 *4.0 *2.0 *6.2 *2.0 *2.1 *2.6 *0.6 *1.4 *3.0 *1.1 視聴率一覧へ戻る トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5658.html
登録日:2012/02/10 Fri 20 45 41 更新日:2024/09/13 Fri 11 34 20NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2012年 Let's_JUMP!勇気に乾杯 Let's_JUMP!勇気をありがとう VSシリーズ お父さんホイホイ アシュラーダ ギャバンブートレグ クロスオーバー スーパー戦隊シリーズ デンジブルー バトルケニア パパも子供も大興奮 メタルヒーロー 一人三役 中澤祥次郎 佐野史郎 共闘 劇場版 劇場版スーパー戦隊リンク 夢の共演 大葉健二 大葉健二 ←主役はこの人 天の声 宇宙刑事ギャバン 映画 東映 海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 濱田龍臣 特命戦隊ゴーバスターズ 特撮 特撮クロスオーバー作品 荒川稔久 魔空監獄 『宇宙最大のお宝』を手に入れるため、地球狭しと大冒険する6人の宇宙海賊! 宇宙の平和を守るため、宇宙警察より派遣された伝説の宇宙刑事! 出会うはずのなかった宇宙海賊と宇宙刑事が…今、相対する!! 宇宙海賊VS宇宙刑事 史上最大のクライマックスを見逃すな!! 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』とは、2012年1月21日に公開されたお正月映画作品。 【概要】 今までこの時期に製作されたスーパー戦隊VSシリーズは「今年度の戦隊VS前年度の戦隊」というのがお決まりだったが、今年は『海賊戦隊ゴーカイジャー』がスーパー戦隊シリーズ35作目である事に加え、メタルヒーローシリーズ第1作『宇宙刑事ギャバン』放送30周年という節目の年であったために、スーパー戦隊シリーズとメタルヒーローの共演という超豪華な作品となった。 ゴーカイジャー目当ての子供達は圧倒的な強さの銀色のヒーローに釘付けになり、ギャバン目当てのお父さん達は若いヒーロー達の絆に感心するという両世代にオススメの良作といえる。 また、恒例の先行出演枠で特命戦隊ゴーバスターズが登場。 中盤のあるピンチを人知れず救う、実に彼ららしいデビューとなっている。 監督は『ゴーカイジャー』でパイロット監督を務めた中澤祥次郎、脚本は『ゴーカイジャー』でメインライターを務めた荒川稔久が担当。 主題歌は『ゴーカイジャー』の主題歌アーティスト・松原剛志と『ギャバン』を始めとした『宇宙刑事』シリーズの主題歌アーティスト・串田アキラによる「JUMP」。 【ストーリー】 ゴーカイジャーの母艦・ゴーカイガレオンを襲った謎の巨龍……その正体は宇宙刑事ギャバン/一条寺烈の母艦・ドルギランだった。 ゴーカイジャーの攻撃をものともせず、海賊行為の罪で5人を逮捕するギャバン。彼らが連行された先には、宇宙警察総裁・ウィーバルの姿があった。 しかし、烈はウィーバルの行動に疑問を持っていた為にわざと命令を聞き、罪状を改めて問いただしたのだ。 ザンギャックの名を聞き、偽の指令だと見抜いたギャバンはウィーバルに剣を向ける。すると、ウィーバルは正体を見せる。 彼こそがかつてギャバンに滅ぼされた宇宙犯罪組織マクー首領ドン・ホラーの血を引く魔空監獄獄長・アシュラーダだった。 最強の戦士・ギャバンブートレグを召喚し、ギャバンとゴーカイジャーを倒そうとするアシュラーダ。マーベラス達は間一髪駆けつけた伊狩鎧に助けられるものの、ギャバンは魔空空間に連れ去られてしまう。 無事にゴーカイガレオンに戻ったマーベラスは、「後は俺が片を付ける。君達は逃げろ!『よろしく勇気』だ!」というギャバンの一言を思い出していた。 その言葉こそ、幼い日のマーベラスを助けた男が口にしていたフレーズだったのだ。 一度は彼を救ったギャバン……そんな彼に恩を返すため、ゴーカイジャーは魔空空間へと向かう! 果たしてマーベラスはアシュラーダを倒し、ギャバンを救う事が出来るのか!? 【登場人物】 〇キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド 今回は幼少時の姿(演:濱田龍臣)も登場。子供の頃から貨物船に密航するなど、昔から素質はあったようだ。 単身ギャバンを助けに行こうとするが、他のメンバーも一心同体とばかりに同行。 ギャバン救出のシーンは必見! 〇ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー 目立った出番は少ないものの、マーベラスのサポート役として活躍。 〇ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー 得意の鍵開けで魔空監獄の潜入に大活躍する。 また、本作では青梅大五郎と曙四郎が並んだ姿に混乱していた。そりゃそうだ。 〇ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン 魔空空間に侵入する時にゴーミンに見つかりそうになるなどいつも通りのハカセだが、スニークブラザース戦では男らしい面も。 〇アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク ギャバンから逮捕の知らせを聞き、「デカレンジャーの調査で捏造だと分かったはずなのに…」と不思議がっていた。 魔空空間戦ではマーベラスを先行させ、自分は戦いに残った。 なお、スーツアクトレスは『ゴーカイジャー』TV本編の野川瑞穂氏ではなく、神尾直子氏が担当した。 〇伊狩鎧/ゴーカイシルバー 初期メンバー5人が戦っていた時に買い物に行っていた……が、そのおかげで5人を救出出来た。 ギャバンの事はスーパー戦隊ではなかったためか、その存在を知らなかったらしい。 魔空監獄の囚人達に対しては「さん」付けで呼んだり、対面に感激したりとかつて戦隊の敵だった者に対するそれとは思えない礼儀正しい態度で接する。 〇一条寺烈/宇宙刑事ギャバン 演:大葉健二 本作のもう一人の主人公である、伝説の宇宙刑事。 10年前にマーベラスを助けた頃の事をちゃんと覚えており、ラストシーンでは父親のように暖かい言葉をかけている。 〇ウィーバル 演:佐野史郎 ギャバンにゴーカイジャー逮捕を命じた宇宙警察総裁。 しかし、その割にはマーベラス達に面と向かって「薄汚い海賊」と警察のトップにあるまじき汚い言葉を平然と吐き、海賊行為捏造が発覚した後にもかかわらず、「ザンギャックに逆らった事が宇宙最大の罪」を理由に彼らを処刑しようとした(*1)。 その正体は「ドン・ホラーの血を引く」とされる魔空監獄獄長アシュラーダで、宇宙警察総裁に姿を変え、ギャバンとゴーカイジャーの抹殺を目論んでいた。 なお、本物の総裁の安否は不明。 何気に演じる佐野氏は東映の特撮映画(*2)に初出演となる。 ●魔空監獄獄長アシュラーダ 【身 長】203cm(巨大化時身長/50.8m) 【体 重】228kg(巨大化時体重/570t) 【階 級】魔空監獄・獄長 【強化改造】阿修羅大剣山 【特殊任務】宇宙警察乗っ取り、及び宇宙海賊抹殺作戦 宇宙犯罪組織マクーの首領、ドン・ホラーの血を引くとされるが、明確な血縁関係は不明。 戦闘においては伸縮自在の六本腕や、そこから放つ竜巻で敵を攻撃する。 また、魔空空間を地軸転換装置抜きで生み出すという芸当も見せた。 〇ギャバンブートレグ アシュラーダがザンギャックと宇宙警察の技術を元に作り上げた最強の戦士。 変身こそしないが、銃やレーザーブレードなど強力な武器を持つ。 詳細は個別項目を参照。 〇曙四郎/バトルケニア、青梅大五郎/デンジブルー 演:大葉健二(烈と兼役) かつて地球を救ったレジェンド戦隊達で、青梅はギャバンと面識がある様子。 本作では彼らのレンジャーキーが魔空空間への扉を開くカギとなった。 「そういや似てるかなぁ、俺達…」 「ちょっとだけね、先輩」 この言葉通り2人はよく間違えられるそうだが、鎧は一発で見分けられた。流石……。 鎧曰く「青梅はアンパンの匂い、四郎はサバンナの香りがする」らしい。しかしアンパンはともかく、サバンナの香りって何だ? 〇バスコ・タ・ジョロキア、サリー マーベラスを魔空空間に向かわせ、その隙にゴーカイガレオンとレンジャーキーを奪おうとするが、突如現れたゴーバスターズに邪魔をされて撤退した。 〇ジェラシット かつてゴーカイジャーと戦った宇宙帝国ザンギャックの元行動隊長。 地球で新たな人生を見つけた……はずだが、何故か魔空監獄に。やけにちゃぶ台が似合う。 〇ヤツデンワニ CV:津久井教生 かつて爆竜戦隊アバレンジャーと戦った(?)邪命体エヴォリアンのトリノイド第12号。 魔空監獄に囚われていた囚人達の一人。 追っ手から逃げる速さが足りないために捕らえられた。 ルカとアイムにデレデレ。 〇害地大臣ヨゴシュタイン CV:梁田清之 〇害気大臣キタネイダス CV:真殿光昭 〇害水大臣ケガレシア 演:及川奈央 かつて炎神戦隊ゴーオンジャーと戦った蛮機族ガイアークの三大臣。 死んで三途の川の底で過ごしていたはずだが、何故か魔空監獄の囚人として登場。 ケガレシア曰く「もう悪い事するのはやめようって決めたのが、ザンギャック的に気に入らなかったみたいで…」とのこと。 他方、キタネイダスとヨゴシュタインはというと、魔空監獄の牢屋に対して「汚いのは良いのだが、狭いのが我慢ならないゾヨ」「住みにくくて仕方ないナリ!」と不満を漏らしていた。 なお、ケガレシアは何気に『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』に続く二度目の『ゴーカイジャー』映画出演で、古原靖久氏(ゴーオンレッド/江角走輔役)に羨ましがられたとか。 〇風のシズカ 演:山崎真実 〇幻のゲッコウ CV:銀河万丈 かつて轟轟戦隊ボウケンジャーと戦ったダークシャドウの女幹部と頭目。 正確には改心していないはず……だが、何故か魔空監獄の囚人として登場。 幻のゲッコウは鳥かごに入れられており、風のシズカはケガレシアと2人でハカセを奪い合っていた。 〇バエ CV:石田彰 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場した、激獣フライ拳の使い手。 正確には悪のメンバーではないが、何故か魔空監獄の囚人として登場。しかも虫かご入り。 〇妖幻密使バンキュリア CV:渡辺美佐 かつて魔法戦隊マジレンジャーと戦った地底冥府インフェルシアの女幹部。 今作はナイとメアに分離しない。ジョーにデレデレ。 彼女も魔空監獄にいるのは、ガイアーク三大臣同様に改心した事がザンギャック的に気に入らなかったのだろうか。 〇スニークブラザース・エルダー CV:千葉繁 〇スニークブラザース・シスター CV:加藤英美里 魔空空間でまさかの再登場。 シスターは可愛い声の女性行動隊長だが、その姿はどう見てもヤンガーにスカートをつけただけのもの。 エルダーは無数の兄弟が登場。 シーン切り替えで遂に「ち~ば~!!」という断末魔を挙げた。 【BGM】 『ゴーカイジャー』本編を担当する山下康介氏と、『ギャバン』本編を担当した渡辺宙明氏が共同で担当。 必殺のレーザーブレードはもちろん、蒸着シーンではメドレーではあるが、「チェイス!ギャバン」まで流れる。 【本作のゴーカイチェンジ】 〇デンジブルー 〇ゴーオンゴールド 魔空監獄に現れたゴーミン達を蹴散らすために、ジョーと鎧がゴーカイチェンジ。 〇バトルケニア 〇ハリケンイエロー スニークブラザーズ戦でハカセとルカがゴーカイチェンジ。ルカはまるでもぐら叩き……。 〇ゴセイレッド 〇ゴセイピンク 魔空監獄に現れた惑星のモンス・ドレイク、ビッグフットの筋グゴン、10サイのロボゴーグとの戦いでマーベラスとアイムがゴーカイチェンジ。 〇オールピンク ●プテラレンジャー ●ピンクフラッシュ ●ボウケンピンク ●ファイブピンク ●メガピンク ●ダイナピンク 〇オールホワイト ●ビッグワン ●デカブレイク ●ガオホワイト ●アバレキラー ●ゲキチョッパー ●キバレンジャー 〇オールレッド ●アカレンジャー ●レッドレーサー ●シンケンレッド ●オーレッド ●マジレッド ●タイムファイヤー アシュラーダ戦で全員がゴーカイチェンジ。 名前は上からマーベラス→ジョー→ルカ→ハカセ→アイム→鎧の順。 男性がメインのホワイトやレッドはまだしも、元々がヒロインばかりのピンクは何だか違和感が…… 「注意せよ!以下ネェーッタバレー!」 〇天の声 ラストのラストでバトルケニア・デンジブルー・ギャバンの同時変身という、ファンの長年の夢を叶えてくれた。 まるで『宇宙刑事シャイダー』の特別編のように。 【余談】 ナレーションを担当した関智一氏は、本作では『宇宙刑事』シリーズの政宗一成、大平透両氏を意識した語り口を多用。「わずか0.05秒に過ぎない」のナレーションに始まる蒸着シーンは本作でも健在。さらにこのナレーションでゴーカイジャーの変身所要時間も0.1ミリ秒と判明した。 本作と『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』を結ぶ『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』では、「宇宙海賊」の存在が少し触れられており、時系列は「本作→『ギャバン THE NOVEL』→『ギャバン typeG The Beginning』→『ギャバン THE MOVIE』→『ゴーバスターズ』となっている。 大きくなったな…。立派な項目になった。 ……Wiki篭りだぜ? 見た目じゃない。追記・修正だ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アクション映画としても、ヒーロー物としても良かった。 -- 名無しさん (2013-10-28 10 27 56) ハカセがドン・ホラーの末裔という設定もあったらしいがそんなのは嫌ですよ。ハカセはハカセです。 -- 名無しさん (2013-10-28 13 29 34) これで中澤監督の虜になったな -- 名無しさん (2013-10-28 13 35 38) この映画は、ギャバンが好きな人間の事を良く分かっていた。 -- 名無しさん (2013-10-28 14 21 34) この後の、ギャバン単独の映画がギャバンの事を知っている人間が作っていれば。 -- とおりすがり (2013-10-28 14 25 19) ブートレグのよく見るとキッチュで大味なデザインラインは海賊版だからってことでわざとそうしてるんだろうか? -- 名無しさん (2013-11-08 07 19 53) チビマーベラスをギャバンが助けていたというところで本気で感動した。 -- 名無しさん (2013-11-08 11 02 59) 本当によく出来た映画。全体的な纏りが良いね。ブートレグのスーツが電飾の影響で若干大味なのが気になるかな -- 名無しさん (2014-01-20 09 18 17) 流石にスフィンクスさんは監獄につれて行けなかったか -- 名無しさん (2014-01-20 10 36 58) ↑冥府神は(一部除いて)クソ強いからなあ・・・w -- 名無しさん (2014-01-20 11 44 53) この映画を切っ掛けにギャバンに興味を持ち、グッズを集め始めた人もいるようだが…PS2の宇宙刑事魂だけは買わない方がいい。 -- 名無しさん (2014-01-20 20 45 02) ゲーター航海士、ゴーマ三バカ、アチャコチャ、 フラビージョ、ウェンディーヌ、トランザも出て欲しかった…。 -- 名無しさん (2014-01-28 08 00 26) トランザはさすがに無理だろ -- 名無しさん (2014-01-28 08 10 31) ↑↑出したら絶対子供泣くよ>トランザ -- 名無しさん (2014-02-17 22 56 57) そういえば、某デビチルの後書きマンガで「ブートレグまでは許そう」って台詞があったな……。 -- 名無しさん (2014-02-17 23 17 14) ↑2後リラもw -- 名無しさん (2014-03-23 16 23 40) 青梅さんは「ちょっとだけ」といっているが激似ですよ。 -- 名無しさん (2014-03-23 17 04 51) 昭和の時代に誕生したギャバンと、平成の時代に誕生したゴーカイジャー達を共演させるなんてすごいです。 -- 誉彦 (2014-05-05 18 32 22) このギャバンは良かった…二代目なんていなかった。 -- 名無しさん (2014-05-05 18 35 55) ↑8 ドライヤージゲンとボーゾックの面々もだ!・・・実際画面で見えないところに居そうだよな。 -- 名無しさん (2014-05-05 21 11 05) 現代の最新映像技術を駆使した蒸着シーンがカッコいい。 -- 誉彦 (2014-05-08 19 51 18) ↑3 撃に罪はない。悪いのはひとえにTHE Firstの恋愛リメイク路線失敗で懲りない東映だ -- 名無しさん (2014-05-14 19 06 44) この映画で、天の声が出てくるのは、とてもいい感じに凄い演出です。 -- 誉彦 (2014-05-14 19 14 38) ↑そうか?あれもファンサービスの一種とは思うが あれはいらないと思う -- 名無しさん (2014-05-14 19 34 29) 水掛け論になるが、必要だと思います。ギャバンを復活させるなら当時の演出を徹底的に研究し、再現して然るべき。ならば蒸着の度に流れた天の声を再現するのも必然でしょう。 -- 名無しさん (2014-05-14 19 41 38) いや、え?ああ、蒸着シーン? 天の声っていうから大葉三人勢揃いかと -- 名無しさん (2014-05-14 19 51 33) サイン貰ってた鎧がマジで羨ましかった。因みにマベちゃんはファザコンの気があるそーで。 -- 名無しさん (2014-08-30 21 10 48) 子供マーベラスに「男なんだろ?」と声をかけたシーン、次に「グズグズするなよ」と続くと思った。 -- 名無しさん (2014-08-30 21 24 27) 人生の選択によってはマーベラスは宇宙刑事になっていたかも。 -- 名無しさん (2014-10-15 19 17 36) マベちゃんはこのギャバンとの出会いがあったからなのかってくらい渋いオジさまにデレるよね。 -- 名無しさん (2016-03-27 09 32 14) なお烈ちゃんは立派に成長したマベを見て自分の後継者にしようかとちょっと考えてた模様w。すぐこれからも仲間と旅するだろうと考えて断念したけど -- 名無しさん (2016-11-25 21 30 03) あのバスコを撤退させたゴーバスターズに驚きを隠せなかったが、圧倒ではなく、互角だったから、どちらも損なわずにすんだ。 -- 名無しさん (2017-04-25 23 41 42) 宇宙刑事になったマーベラス…多分豪快な感じは変わらないだろうなぁ -- 名無しさん (2018-01-28 17 38 03) 満場一致の傑作と言われているし自分でもそう思っていたが以後の…ことに大戦Zを見た後にはいっそ製作されなかった方が良かったのかもしれないと一瞬よぎってしまった… -- 名無しさん (2020-03-23 13 09 48) 中の人や着ぐるみや尺の都合がついてたら魔空監獄には元ゴズマやボーゾック、ゴーマ3ちゃんズにドライヤージゲン等々もぶちこまれてたのだろうか(尾村豪やはぐれ暴魔の二人とかは作風的に合わん気がする) -- 名無しさん (2020-04-27 12 20 36) ギャバンの父親感が凄かった、内容はめちゃくちゃ面白かった。後、敵サイドも大概豪華だった -- 名無しさん (2020-10-10 21 47 10) ↑2そのメンツ+ツエツエとヤバイバも居てもおかしく気がする。 -- 名無しさん (2021-02-27 21 21 16) ↑ミス居てもおかしくない気がする。 -- 名無しさん (2021-02-27 21 22 16) ↑7 バスコがまず完全になめてかかってたのと、ヒロムたちの能力が一芸に秀でた初見殺しってのも大きいと思う。加えてどうもゴーバスサイドはバスコのことある程度知ってたっぽいから最低限の対策取れたし。こういう「慎重さ」がゴーバスのプロっぽさだな。 -- 名無しさん (2021-12-01 08 37 19) ↑ついでにバスコは策略家だから不確定要素が多く手の内が判明してない相手に深入りを避けたかったのも大きいと思う。 -- 名無しさん (2023-11-08 14 37 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/omocha/pages/46.html
楽器のおもちゃ一般
https://w.atwiki.jp/melody0108/pages/26.html
ホラーおもちゃ工場基本情報 公式より転載 開始条件 BaseLv110以上 PT制限 1人以上のPTを結成 費用 なし 1回の制限時間 1時間 再生成時間 入場してから23時間 スキル制限 テレポ、インティミデイト、アイスウォール、スパイダーウェブアブラカタブラ太陽と月と星の感情が使用不能 アイテム制限 ハイローゾイストカード、アゾートが効果を発揮しない。ハエの羽などテレポート機能を持つアイテムも使用不能 注意事項 ダンジョンに入場した瞬間、該当キャラクターに以下の制限が付与されます。 次回生成を可能にするまでの制限時間⇒23時間 制限が付与されると、クエストウィンドウのリストに「ホラーおもちゃ工場入場制限時間」が追加されます。 制限が解除される目安の日時は、こちらの詳細情報から確認できます。 ダンジョン内でパーティーを脱退すると、自動的にセーブポイントに戻されます。 残っているパーティーメンバーは、そのまま生成済みのダンジョンをプレイすることが出来ます。 ダンジョン内でログアウトするか、サーバーとの接続が切断された場合、セーブポイントに戻ってしまいます。 ダンジョン内に誰もいない状態が5分継続するとダンジョンは自動消滅します。 ダンジョンの1回あたりの制限時間は1時間です。1時間経過すると自動的にダンジョンは消滅し、セーブポイントに強制移動します。 メンテナンスや、サーバーとの接続が切断され正常に終了できなかった場合でも、制限が解除されるまでお待ちいただいたうえ再度挑戦してください。 メインクエスト クエスト名 必要BaseLv クエスト開始条件 クエスト開始NPC 報酬 ホラーおもちゃ工場 110 なし キャサリンゼータルティエ(237,303) Base経験値1人 4,000,0002人 4,500,0003人 5,000,0004人 5,500,0005人 6,000,0006人 6,500,0007人 7,000,0008人 7,500,0009人 8,000,00010人 8,500,00011人 9,000,00012人 10,000,000クエストを2回クリアするとクエスト受注時のキャサリンゼータとの会話に選択肢が追加(14回目まで) 血塗られたコインエンチャント 外部リンク
https://w.atwiki.jp/gokaiger/pages/55.html
サブタイトル 大科学者ザイエン ナビィの台詞 ルカの台詞 アイムの台詞 研究者の手から放たれる2匹の白い蝶 鎧のポーズ 投げつけるハカセ 巨大戦 登場したレジェンド大原 丈(おおはら じょう)外見 言動 豪快チェンジ電子戦隊デンジマン 超獣戦隊ライブマン 登場した技・用語等デンジアッパー 科学アカデミア ファルコンセイバー/ドルフィンアロー/ライオンバズーカ/サイカッター/バイソンロッド ファルコンブレイク 大いなる力スーパーライブロボ スーパービッグバースト サブタイトル 『超獣戦隊ライブマン』を思わせるタイトルになっている。『ライブマン』の第1話のサブタイトルは「友よ君達はなぜ?!」 『ライブマン』の物語の軸の1つは、ライブマンの初期メンバー3人と、彼らの元学友で敵組織である「武装頭脳軍ボルト」に身を投じてしまった3人の対立であり、『ライブマン』のOPの冒頭では「友よ、君たちはなぜ、悪魔に魂を売ったのか!?」というナレーションが入る。 大科学者ザイエン ザイエンの声優である中田譲治は、今回の主題である『ライブマン』に俳優として出演し、ボルトの首領・大教授ビアスを演じていた。大教授ビアスの他にも『光戦隊マスクマン』のグロンドグラーや『超新星フラッシュマン』のサー・カウラー(敵幹部)を演じたり、『仮面ライダーオーズ/OOO』でナレーションを担当したりと、東映特撮に関係が深い。 またザイエン自体の設定にも、先天頭脳(=千点頭脳)を強化改造した満点頭脳(=万点頭脳)や氷点(=評点)触手など、ビアスを意識したネーミングが盛り込まれている。後にシリーズの節目となる作品では40作目となる『動物戦隊ジュウオウジャー』ではアザルド(後にアザルドレガシーに強化)の声を担当し、45作目の『機界戦隊ゼンカイジャー』ではトジテンドの首領であるボッコワウスの声を担当した。 ナビィの台詞 「ホップ・ステップ・ラブジャ~ンプ!」『ライブマン』の挿入歌のタイトル「ホップ・ステップ・ラブジャンプ!」より。 ルカの台詞 「子供が変身しちゃいけないっていう決まりでもあんの!?」スケボーに興じる子供に対しライブマンかと尋ね、そこを鎧に引き止められた後の台詞。「そういうわけじゃない」と鎧が反論している通り、『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャー・コウや『超力戦隊オーレンジャー』のキングレンジャー・リキなど、子供が変身した例は過去にも存在し、その内キバレンジャー・コウは「スケボーが得意」という、大原丈との共通項が存在していたりする。 アイムの台詞 「あなたもジョーさんと仰るのですね」アイムが「ジョーさん」と呼んた際、イエローライオン・大原丈が返事した後の台詞。これはジョーとは名前の読みが同じである事から。なお、冒頭で鎧はイエローライオンが大原丈である事を言ってなかった為、ジョー達は彼の正体に気付かなかった。 研究者の手から放たれる2匹の白い蝶 『ライブマン』のOP映像は、「友よ、君たちはなぜ、悪魔に魂を売ったのか!?」のナレーションとともに、誰かの手の中から放たれた白く輝く2匹の蝶がレーザー銃で撃たれ、光となって散るというシーンから始まる。これは、『ライブマン』第1話でボルトの誘いに応じた3人の科学アカデミア生徒が、ボルトの本拠地である宇宙船に乗り込もうとする現場を5人の同級生に偶然目撃され、後にライブマンとなる3人を除く2人をレーザー銃で射殺したことから。殺された2人の生徒それぞれの弟が、後にライブマンの追加メンバーとして加わることとなる。 手の中から放たれる蝶を横からのアングルで写している点も、『ライブマン』のOP映像と同じである。なお、蝶を放った3人の研究者は女性1人と男性が2人であり、これはライブマンの初期メンバーと同じ構成で、更に男性2人はそれぞれパステルブルーとパステルイエローのシャツを着ていた。 鎧のポーズ アイムが「邪魔をしに参りました」という台詞を言うシーンで鎧が取っていたポーズは、『ライブマン』本編でライブマンの5人が変身するときのポーズである。 投げつけるハカセ ザンギャック発見後の戦いでゴーミンにブロックを投げつけていた。 ライブマンに変身したメンバーがザイエンにパンチやキックを繰り出してるシ-ンでザイエンに砂を投げつけていた。 巨大戦 トドメにハリケンゴーカイオーが選ばれたのは、ハリケンジャーの初期3人のメンバー構成が、ライブマンの初期メンバー3人と同じ「赤い鳥、青いイルカ、黄色いライオン」であることからだと思われる。加えて、ライブマンのブルードルフィンとハリケンジャーのハリケンブルーはどちらも女性であり、初期メンバー3人の中に学校の劣等生がいることや、序盤で初期メンバー3人が所属していた学校が壊滅したなどの共通点が存在する。 登場したレジェンド 大原 丈(おおはら じょう) 超獣戦隊ライブマンのイエローライオン。『ライブマン』第1話の時点では、世界中の天才が集まる科学者育成学校・科学アカデミアの分校に在籍する科学者の卵であった。スケートボードが得意。 一般的に見れば十分に優秀な頭脳の持ち主なのだが、「根性だけで切り抜けてきた」と自称するような楽天家かつ「考えるより体を動かす」方が得意な面も持っていたため、天才の集団である科学アカデミアの中では劣等生で、レッドファルコン・天宮勇介と並び成績最下位の常連であった。 外見 ライブマンのメンバーは、両手首に着けたブレスレット・ツインブレスを使って変身するが、レジェンド大戦により変身能力を失っているため、ツインブレスを着けていない。 『ライブマン』の中盤と同じく、クリーム色のジャケットを着ている。丈は『ライブマン』のOP映像では一貫して黒いジャンパーを着ているが、『ライブマン』の劇中では第18話から第32話まで夏服としてクリーム色のジャケットを着ていた。 丈の研究室の片隅にはスケートボードが置かれており、別れ際にそれを見たジョーは彼こそがお宝ナビゲートにあった「スケボーが得意なライオン(ライブマンのイエローライオン)」であることを悟ったが、そのスケートボードの裏面には「skate boarder」「SKATE BOARD KING」「Yellow Lion」「colon(『ライブマン』に登場したサポートロボットの名前が「コロン」)」などの文字や「『YL(Yellow Lionの略)』の文字を丸で囲んだマーク」がプリントされている(テレビ朝日公式サイトのフォトギャラリーにアップの写真あり)。 言動 「結局、俺たちはあいつらを救ってやることができなかった」上記のボルトに加入した3人のうち、丈の親友であったドクター・オブラー/尾村豪以外の2人は下記のように無惨な最期を遂げてしまっている。ドクター・オブラー/尾村豪だけは作戦失敗によってビアスに見捨てられたことや丈たちの必死の説得もあり、改心してなんとか人間へと戻るが、ビアスの目的は地球征服だけでなく、優秀な頭脳を持つ人間を「千点頭脳」に育成し、その脳を取り出して採取したエネルギーを使い全人類を洗脳するギガブレインウェーブ装置を作り上げることであった(装置完成には12の「千点頭脳」が必要であり、ビアスは今まで手に入れた「千点頭脳」のエネルギーで自らの若さを保っていた)。そのことを知らないまま彼に仕えていたドクター・マゼンダ/仙田ルイは脳を取られる寸前で真実を知り、自らを脳まで完全に機械化してしまうことでビアスに反逆したため殺され、知ってなお忠誠心を捨てなかったドクター・ケンプ/月形剣史は脳を取り出され装置の中で脳だけの状態にされ、最終話でようやく後悔したものの既に遅く、カプセルに納められた脳のままでビアスに反乱を起こす形で自爆した。『ライブマン』は大量の一般人の死者を伺わせる描写が多く、また途中退場の敵幹部も豪以外全員が残酷な死に方をするなどかなり重くグロテスクな展開の目立った作品でもある。 豪快チェンジ 電子戦隊デンジマン 変身者はジョーとアイム ボクシングのリングでの戦いにおいてデンジパンチを武器にもつこの戦隊が選ばれた。アイムの担当するブラックバイソンの元の変身者・矢野鉄也はボクシングを特技としている。 二人とも『ライブマン』同様、恩師とも言える人を敵組織により失った共通点を持つ。デンジブルーの青梅大五郎は『電子戦隊デンジマン』第31話で父親のような存在だった朝風天山をベーダー怪物に殺されている。 デンジピンクの桃井あきらも『電子戦隊デンジマン』第1話で病気を押して自身を鍛えてくれたコーチ高山をベーダー怪物に殺されている。 超獣戦隊ライブマン 変身時の演出は第25話参照。ワイヤーフレームで描かれているのはそれぞれの戦士の名乗りポーズ。なお、『ライブマン』本編でのブラックバイソンとグリーンサイの変身には、専用のバンク映像がなかった。 全員での名乗りの際、ルカが変身したイエローライオンが右端でポーズを取っているが、原典でこの位置及びポーズを取っているのはブルードルフィンであり、ブルードルフィンのスーツアクターはゴーカイイエローと同じ蜂須賀祐一であるため、同じアクターが原典とまったく同じ位置で同じポーズを取ったことになる。 ブルードルフィン(ジョー)とイエローライオン(ルカ)が専用武器を持ってザイエンに向かう際、グリーンサイ(ハカセ)が「荒ぶるサイ」のモノマネをしている。 登場した技・用語等 デンジアッパー デンジパンチ(第8話参照)を装着し、アッパーパンチを放つ。ブルーとピンクのみがボクシングのリングで使用した。 科学アカデミア 『ライブマン』の初期メンバー3人が所属していた、天才が集う科学者育成学校。校舎は国連科学省直轄のアカデミア島という島に建てられていたが、『ライブマン』第1話・第2話において2度に渡るボルトの襲撃を受けて壊滅し、2度目の襲撃で校長であった星博士が命を落としてからは再建されずに放置されたため、アカデミア島は犠牲となった科学アカデミア生徒・職員の墓標が並ぶ廃墟の島へと変貌してしまった。本作では新たな校舎が建てられたようで、若き研究者たちが研究に励んでいた。 ファルコンセイバー/ドルフィンアロー/ライオンバズーカ/サイカッター/バイソンロッド 『ライブマン』に登場した、ライブマンのメンバーそれぞれが使う専用武器。ファルコンセイバーは、中盤から登場したレッドファルコンの専用武器である両刃剣。 ドルフィンアローは、ブルードルフィンの専用武器である弓矢。 ライオンバズーカは、中盤から登場したイエローライオンの専用武器であるバズーカ砲。 バイソンロッドは、ブラックバイソンの専用武器。2本の短い槍を繋ぎ合わせたような、両端に槍頭が付いた棍棒となっている。 サイカッターは、グリーンサイの専用武器であるブーメラン。 ファルコンブレイク 『ライブマン』における、レッドファルコンの必殺技。ファルコンセイバーにエネルギーを込めて敵を斬る。 大いなる力 スーパーライブロボ 『ライブマン』に登場する1号ロボ・ライブロボと2号ロボ・ライブボクサーが合体した、スーパー戦隊シリーズ史上初のスーパー合体型のロボ。ライブマンの大いなる力により、ゴーカイオーのハッチから現れたライブマンの5人それぞれの胸に描かれている紋章が重なって出現する。余談だが、偶然にも『ライブマン』本編でスーパーライブロボが登場したのも第30話からである。 この時、登場したのが大教授ビアスが開発した巨大戦力のギガボルトで、倒された際に「私のコンピューターメモリに敗北という文字はインプットされていない」と語っており、これがザイエンの「私の辞書に敗北の文字はない」という台詞の元になっている。 スーパービッグバースト スーパーライブロボの必殺技。両肩にあるブラックバイソンの専用マシン・バイソンライナーの角と、グリーンサイの専用マシン・サイファイヤーの角から送られたエネルギーを、胸部にあるイエローライオンの専用マシン・ランドライオンの口から火炎弾として放つ。
https://w.atwiki.jp/takata0310/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください