約 2,136,865 件
https://w.atwiki.jp/seiyu-coversong/pages/915.html
原曲・初音ミク feat.梨本P 2009年に発表された、梨本P氏によるボカロ曲。 VOCALOID伝説入りを果たしている。 【登録タグ 2009年の楽曲 VOCALOID ニコニコ動画 初音ミク 梨本P】 カバーした声優 石谷春貴
https://w.atwiki.jp/gtav/pages/2551.html
作成ありがとうございます! - 名無しさん (2020-01-01 21 22 27) フィナーレのヤン・アンセスタールートで、警備員の目の前走って通れば気付かれなかったんですが、仕様ですかね? - 名無しさん (2020-01-07 00 22 52) 強盗メンバーで団子になって走り抜けたら、金庫室前まで発覚しなかったです - 木主です (2020-01-07 00 25 06) NOOSE変装で脱出したけど、高速道路で奪ったバスに乗って買い手のとこに向かったら、パトカーやヘリの視界内に入っても大丈夫だった。(なぜか警察ヘリが追跡してきたけど発覚しなかった)車両にさえ乗ってたら見つからないのかな…? - 名無しさん (2020-01-08 19 37 01) エリートチャレンジ条件に気づかれるなもある模様 - 名無しさん (2020-01-11 16 30 00) 武器バグっていっぱい持ってる状態だと金属探知機でバレるみたいよ - 名無しさん (2020-01-12 05 30 40) メンテナンス業者でやりたいのですが、アクセスポイントの廃棄物回収所ってどこにありますか? - 名無しさん (2020-01-15 08 32 23) 北側。隣の建物とカジノ建物の間でキーパッドが付いてる扉 - 名無しさん (2020-01-15 08 45 58) 脱出時の変装する指示が出ないからカジノ出たら自動で変装するのかと思ったけどなるほどバレてると意味ないのか・・・野良じゃ脱出時の変装はあんま考えなくて良かったのか - 名無しさん (2020-01-23 15 19 23) 参加側としては用意されてなかったら「最初から見つかる前提なのか」って思うけどね - 名無しさん (2020-01-24 08 49 54) ガス発生前に金庫から出たんだが 荒らされてるのに気づかれたみたいだって言われてラウドになったんだが・・・ - 名無しさん (2020-01-24 04 45 57) レスターの話を良く聞けば解るけど、捜索体制に入られただけで、まだ発見はされてないよ。そのまま視界に入らないか、銃で殴り倒して行けば見つからずにクリア可能 - 名無しさん (2020-01-24 05 17 31) Nooseの服装の解除方法を教えてほしいです - 名無しさん (2020-02-03 23 47 51) 無い。フリーでも着回してる奴はコスチュームグリッチ - 名無しさん (2020-02-07 17 44 56) グルッペゼクス以外のルートで最後までバレずにクリアする場合、帰りの金庫前フロアの出口監視してる警備員は全員始末しないとダメだと思ってたんだけど…金庫から見て左側の壁にピッタリくっつくようにして動くとギリギリで視界回避出来るっぽいね。 - 名無しさん (2020-02-05 23 37 14) 仕様かバグかは知らないけど、バグスターズ侵入で地下行きのエレベーター内で銃出してたら誰にも見られてないのに発覚した。エレベーター到着と同時に警備員に包囲されてて発砲されてビビった - 名無しさん (2020-02-14 04 14 55) エレベーター内の監視カメラでしょ(適当 - 名無しさん (2020-02-16 22 35 14) バグスターズでスタッフドアからカジノに入ったのに、セキュリティトンネルに服装はそのままでストッケードに乗った状態でロードがあけた。誰かが警備員を殴ってたからそのままバレずに進められるかは不明。ちなみに、カジノに入る前に警備員を射殺してカメラに死体が映ってた。 - 名無しさん (2020-02-21 00 41 36) 今更だけど野良でこのバグ引いた。ホストがアレでガス噴かれたけどアイコンは敵対NPCの赤だけど相手にはグルッペに見えてるようで素通りでした。防犯カメラみたく長居してバレるかは不明。 - 名無しさん (2020-07-18 16 44 16) 何故どいつもこいつもヤンをしたがるんだ?値引き目的か? - 名無しさん (2020-02-21 23 05 55) さぁ?最初期の頃 一回ヤンのルートに参加したことあるが、結局強行突破になったものの、ホストが貨物ちゃんとやってくれてた上にPC版でヘッド狙いやすいから、何も知らなければ苦とは思わなかったな。 - 名無しさん (2020-02-26 02 46 07) グルッペ以外でダガン貨物やってないホストはマジで地雷だらけだよな。まず金庫室までステルス維持出来ない、例え維持出来てもガス噴出するまで略奪品取り続ける奴ばかり、セラミックピストル一丁で防ヘルフルアーマーの大群を突破出来ると本気で思っているのか? - 名無しさん (2020-03-03 21 29 47) 前に帰りだけで一時間かけてクリアした事あったけど二度とやりたくないわ。10分すらケチるホストなんて強盗やめちまえ - 名無しさん (2020-03-28 19 39 14) バグスターズ装備でカジノに入るまではバグスターズで行ってたのに、入った途端グルッぺルートの倉庫から始まり、グルッぺの車に乗ってるバグに遭遇しました…ダガンやってたのでゴリ押しで行けましたが、あのバクはいったい… - 名無しさん (2020-03-08 00 22 54) アンセスタールートで脱出する時、フューリアまで未発見で行けるルートってあったりする?興味本意で何度か試してみてるんだけど毎回見つかってハチの巣にされるんだよね… - 名無しさん (2020-03-15 16 38 00) スタッフドアから出て右手のポリスライオットの周りにいる奴らぶん殴って植木乗り越えたら行けないか? - 名無しさん (2020-04-09 11 55 21) 雑談掲示板で書いちゃったんだけどここで書くべきだと気付きました - ペテンでトラック内のうちにバレるようになったからフレと新しい逃げ道を見つけました。トラック中心にある駐車場には車が出現するし、乗ってもまだバレません。乗って橋の下を通るあたりでバレますが、石を避けながら木の下を潜って道路に出られます。ここから逃走車両に乗り換えるか、そのまま逃げるか、ヘリに向かうかはプレイヤー次第です。駐車場の車は1度使うと、どこかで死んでリスタートした場合使った車は消滅するようです。検証のため1度やり直したら2台のうち1使った1台が消えていて、もう1台を使い再度やり直したら次回からは車が無くなりました(5度リスタート) (2020-03-18 00 18 44) グルッペルートで最初から警備員が固まってるときがあるけどあれって対処法ないのか?何とか見つからずに外に出れたとしてもNOOSEも固まっちゃってるから逆にすごくやりづらくなる。 - 名無しさん (2020-03-18 21 39 46) NOOSEはスタッフドアから出て右の奴倒して競馬場外側ルートで逃げられない? - 名無しさん (2020-04-08 22 09 27) バグスターズかメンテナンス業者の時、先に洗濯室に武器取りに行けば万一の時に助かる。まぁ、取りに行く時の警備員の索敵範囲には注意だけど。 - 名無しさん (2020-04-11 22 05 27) 4月頭ぐらいから大ペテン師グルッペルートでエリート獲得してもボーナスが貰えない。リザルトではエリート達成として+10万入るのだが、実際にはエリート分が入っておらず。 - 名無しさん (2020-04-23 12 04 15) 2月頃からカジノ強盗やDD強盗のエリートチャレンジ報酬もらえてないバグが続いてる、旧強盗は未検証 - 名無しさん (2020-04-28 17 09 09) グルッペでやるときに金庫脱出した段階で敵に発見された状態になることがあるんだけど何が問題? - 名無しさん (2020-06-19 16 06 29) メンバーの誰かが警備員にぶつかったか、銃を向けたかのどっちか、同期ズレによるバグなら変装が適用されてないとか色々あって未知数 - 名無しさん (2020-06-19 18 27 00) 回答ありがとうございます。また同じことになったので確認しましたが、メンバーの一人がガスが噴出されている中回収しているのが原因でした。 - 名無しさん (2020-06-20 14 36 22) 全ペテン共通の小ネタ、帰り限定で1階警備室のスタッフドア金属探知機から一番近いドアだけキーカードを通さなくても空いた状態になってる、しかもセキュリティパス2を未調達だったり赤のロック状態でも外側から開くようになってる - 名無しさん (2020-06-24 02 51 37) 現場消防車の強奪でオプ2 でパトカー爆破した後手配度解除して、また消防車近づくと人が消えて手配度も付かなくなりました 再現できるなら調達が楽になりそう - 名無しさん (2020-07-20 00 11 21) エリートの要件に気づかれるな なんてあったっけ? ハッキング失敗0だった気がするけど - 名無しさん (2020-07-20 14 16 21) 野良なら隠密とかまず無理だから最初から見つかる前提で行きグルッペゼクス帰りスタッフロビーへ強行突破する方が圧倒的に早い気がする - 名無しさん (2020-08-16 13 52 11) なんか裏口から出るはずなのにカジノ内にいてNPCも撃って来ない&外に出られなくなった。メンバーには悪いけどどうしようもなかったから抜けてしまった - 名無しさん (2020-09-17 23 37 14) ホストの人には悪いけど、バグスタはハックと微妙に突破しづらい金庫前を回避して不通に中央階段降りて行った方が楽で早い気がするからそっち行ってる - 名無しさん (2020-10-27 14 35 07) バグスターズで行ったら敵のアイコンと視界がレーダーに出てこねえし必ずバレる。どうなってんだこれ - 名無しさん (2021-01-16 01 18 29) エレベーターで降りた後のフロアでNPCが歩かないのはバグですか?ステルスで突破できない - 名無しさん (2021-01-24 11 01 54) 同じく。全く動かないからバグスターズでステルス維持ができない。 - 名無しさん (2021-01-24 15 37 24) 警備員不動バグですね、グルッペとバグスターズの正規ルートなら一応攻略なルートはあるけど、それ以外だとドローン使えるバグが出来なくなった今は発覚せずに地下カウンター兵を倒せないと思われる - 名無しさん (2021-01-24 15 41 11) ちなみにバクスターズの場合はベイカーの部屋からのエレベーターを降りた後、降りた直後の敵とカウンター内の敵を倒した後、フロアを時計回りに移動して奥の監視カメラ下で固まってる敵の背後をすり抜けていけば未発覚で金庫まで行けます - 名無しさん (2021-01-24 15 45 55) エレベーター降りた後の敵と右の敵を、右のカメラが手前に向き始めた瞬間にダッシュして倒しして、右の扉開けて中の敵を素早く倒して金庫室の前までなんとか行けました!半時計周りで。バグだとカウンター内の敵は右の固まった敵を倒さないと倒せませんでした - 名無しさん (2021-01-25 00 18 15) ちなみに一人称、HG装備、R連打でやりました。 - 名無しさん (2021-01-25 00 20 49) 僕前に無料で買いました - 名無しさん (2022-04-09 19 58 00) メンテナンス業者とかヤンアンセスターの時に侵入時の金庫室前フロアでバグったときにステルス維持できる方法ってありますか? (2024-02-04 23 04 02) ビデオゲドンからグルッペを開始した時にストッケードが違うアーケードに配置されるバグがありました。自分の場合はエイトビットに配置されていました。取りに行く手間が増えるだけでその後の進行には問題はありませんでした。リスタート等はしていません。 (2024-07-16 20 48 07)
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/6435.html
ギガペテン レア 闇 6 1000 キマイラ E・ソウル ■ブロッカー ■このクリーチャーは攻撃することができない。 ■このクリーチャーが破壊される時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。 (F)ウシくんカエルくん、そんな血まみれでどうしたんだい。――ギガペテン 作者:まじまん 収録 「王金編(エルドラード・フォークロア) 第1弾」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1059.html
問題編をラノで読む 問題編その2へもどる 3 久しぶりに母さんの夢を見た。 ぼくたちが子供のころに死んでしまった母さん。 顔はあまり覚えてない。写真も父さんが全部捨ててしまったからだ。だから夢の中の母さんはモザイクがかかってるみたいに顔がぼやけている。 大きくはないけど、それでも温かかった夏目の実家で、母さんはぼくたち五兄弟に優しくしてくれた。感情を持たない不気味なぼくの頬を優しく撫でてくれた母さん。いや、ぼくだけじゃない、賢治兄さんもユキ姉もアキ姉も龍之介も、みんな何かが欠落している。欠陥人間の兄弟だった。それなのに母さんはみんな平等に愛してくれた。 春の暖かい木漏れ日の中、ぼくたち全員に母さんは優しく微笑みながらよく言っていた。「あなたたち一人一人は不完全な人間だけど、一人が欠けているものを四人が補えばきっとそれだけですべてうまくいくわ。だから助け合って生きなさい。強く生きなさい」 その言葉だけが、ぼくと母さんの思い出だった。 「中也くん!」 眠りから覚めると、アキ姉の顔が目の前にあった。 「アキ姉……」 アキ姉は顔をくしゃくしゃにして泣いている。涙も鼻水もぼくの顔に落ちてくる。でもそれを汚いなんてぼくは思えない。とても綺麗だ。 目だけを横に向けると、見慣れた景色が広がっている。狭い畳の部屋。壁のシミに顔みたいな木目がある天井。ここはぼくとアキ姉が住んでいる島のアパートだ。安い家賃で借りているオンボロアパート。それでもアキ姉と二人で住むには十分だった。 「もう中也くん大丈夫? 本当に心配したんだからね!」 アキ姉は泣き叫びながら、身体を起こしたぼくに抱きついてきた。アキ姉のぺったんこの胸がぼくの胸と重なり鼓動が聞こえてくる。温かい。 「ばかばかばか! いつもお姉ちゃんに心配かけて!」 アキ姉はぎゅっとぼくを抱きしめ、ただただ泣いて、怒っている。 そうか、ぼくはあのレインコートの人物に暴行を受けて、龍之介に助けられたんだ。 「――っ」 意識が覚醒し始め、体中の痛みが一気に襲ってくる。特に蹴られた顔が熱を帯びてジンジンする。自分の手で顔に触れるとガーゼや包帯でぐるぐる巻きになっていて、どうやらアキ姉がやったみたいだ。不器用なのに慣れないことをするから包帯の巻き方がめちゃくちゃだ。でも、アキ姉はきっと必死にやったのだろう。それだけは伝わってきた。 「ごめんアキ姉。心配かけて。大丈夫だから……」 しゃっくりしながら泣いているアキ姉を抱き返し、ぼくは頭をぽんぽんと叩く。するとようやくアキ姉はぼくから顔を離し、涙を拭っていた。 「もう、お姉ちゃんをこんなに泣かせるなんてひどい弟ね。罰としてしばらくオヤツ抜きにするわ!」 泣きやんだアキ姉は、今度はぷいっと顔を背けてしまった。まったく、本当に感情の起伏が激しいなアキ姉は。羨ましい。 「“そんなアキ姉。ぼくはアキ姉の作るオヤツを至福だと思ってるのに。オヤツを抜きにされたら死んじゃうよ”」 ぼくがペテンを使ってアキ姉にそう言うと、ぱあっと表情がたんぽぽのように明るくなり、自慢げに微笑んでいた。 「でしょでしょ、だからもう絶対こんな怪我しないって約束してね」 「わかってるよ。わかってるさアキ姉」 アキ姉はぼくの手を握ってぶんぶんと振り、笑ってる。さっきまでいた暗く、痛みが支配する暴力の世界にいたのが嘘のように思える。 「やっと起きたのか兄貴」 ぼくとアキ姉がそうしていると、台所から龍之介がやってきた。龍之介はぼくたちとはまた別の寮に住んでいるのだが、ここにいるということは、龍之介がここまでぼくを運んできてくれたのだろう。龍之介は勝手に冷蔵庫からジュースを取り出しがぶ飲みしていて、顔には酷い青あざができている。 「まったく兄貴をここまで運ぶのには骨が折れたぜ。俺はどれだけ痛めつけられても気絶できないからいつも兄貴の世話をしなきゃならねーし」 龍之介は頭をがしがしと掻きながら座布団を持ってきて、ぼくたちの前に胡坐をかいて座っていた。 「あのなあ。ぼくはお前の頼みを聞いてこんな目に合ったんだぞ。もっといたわってくれよ」 「いいじゃねーか。助けるの間に合ったんだし。腕も無事だったろ」 そう言われぼくは自分の肩に手を置く。まだ腕が軋むが、しばらくすれば痛みもおさまるだろう。ぼくの腕を容赦なく折ろうとしたレインコートの男は誰なんだ。 「龍くん顔大丈夫? すごく顔腫れてるけど……病院行く?」 アキ姉は龍之介の腫れあがった顔を見て心配そうに撫でている。異能の力で殴られた龍之介の方が実際の怪我の度合いが酷い。龍之介は小さいビニール袋に氷水を入れて、それを顔に当てて冷やしていた。 「大丈夫だってばアキ姉。俺は痛みを感じないわけじゃない、理解できないだけだ。だから自分の身体の調子はわかるって。こうやって冷やしておけば平気だって」 へへへと龍之介は笑ってるが、まだ子供の頃は痛みが理解できないせいでそうとう無茶をしてきた。知らないうちに骨が折れていたり、病気に気付かずに死にかけていたことも一度や二度じゃない。今はもう痛いということが自分にとってどういう感覚なのか研究し、誰よりも自分の身体に対して敏感になっていた。こうして怪我の治療をよく自分でやっている。 それでもアキ姉は心配そうにその腫れあがった顔を見つめていた。 「でもでも、顔がアンパンマンみたいになってるよ」 「ひでえ! まあ確かにこんな顔じゃせっかくのハンサム顔が台無しだな。また明日もデートだってのに」 「もう、龍くんったら何人の女の子とつきあってるの? 毎日違う人とデートしてるじゃない!」 「いいじゃん。こうやって色んな女の子と楽しく過ごせるのは学生のうちだけだし。それに告白してくるのは向こうのほうからだぜ」 いつも女の子を泣かしている龍之介にアキ姉はぷんすかと怒っていた。たしかに龍之介は女関係にだらしなく、過保護なアキ姉にとっては心配の種なんだろう。同じ兄弟だというのにぼくのほうはまったくそういったこととは無縁なんだけど。 「もう龍くんなんて知らない。龍くんがこんなちっちゃいときは『お姉たんと結婚するんだ』って言って、幼稚園の女の子たちを追い払ってたのにぃ。お姉ちゃん悲しい……」 アキ姉はさめざめと泣きながらぼくの背中に隠れてしまった。 「よくそんな子供の頃のこと覚えてるな。なんか恥ずかしいや。いいじゃん、アキ姉には兄貴がいるしよ」 「そうよ、中也くんはわたしとずっと一緒にいてくれるもんね。龍くんみたいな女たらしでもないし、賢治お兄ちゃんみたいにどこかへ行ったりしないよね」 アキ姉はうっとりとした表情でぼくの腕に絡まってきた。こんな顔をされたらぼくはもう何も言えなくなってしまう。実の姉とはいえ、顔が熱くなり、また傷が痛みだしてきてしまった。 「そ、そんなことより龍之介。ぼくたちを襲ったレインコートの男は誰だったんだろう。『野村桃子から手を引け』って脅していたけど……」 ぼくはアキ姉の甘い吐息から気を紛らわせるように龍之介に話題を振った。実際今重要なのはそのことだろう。龍之介も真剣な表情になり、少しだけ考え間を置き、口を開いた。 「俺たちを襲ったあいつはまず間違いなく桃子ちゃんのストーカーだろうな」 「やっぱり……そうだよな……」 野村さんに関してぼくたちが襲われる理由はそれしかない。ならあのレインコートの人物がそのストーカーだったのだろう。あのときこそがストーカーを捕まえるチャンスだったのだけど、やはりぼくたちのような無力な人間では異能者を直接相手にするのは無理がある。 「だけどなんでぼくたちのことを知られてたのかな。それにまるで待ち伏せしてるみたいだった」 「さあね。でも俺たちの情報がストーカーに筒抜けなのは確かみたいだ」 「まいったね。野村さん大丈夫かな。あんなのがストーキングしてるなんて、今夜も危ないんじゃ……。いや、確か野村さんのところに彼氏が来るって言ってたな。なら今日のところは大丈夫かなあ」 「ああそうだ兄貴。その彼氏のことは俺も聞き込みをしてて聞いたんだよ。三年の浅木《あさぎ》昭雄《あきお》。クラスでも評判のいい好男子だと。俺は実際に見てないけど、桃子ちゃんとはいつもいちゃいちゃしてるって話だ。羨ましいね!」 「ねえ、何の話をしてるの?」 ぼくと龍之介が“部活”の話をしていると、アキ姉が不思議そうな顔で尋ねてきた。 「ストーカーってなんのドラマの話? それとも映画? 小説?」 無邪気な瞳でぼくたちを見つめ微笑んでいる。 ぼくと龍之介はそんなアキ姉を見て少しだけ顔が暗くなる。 アキ姉はストーカーという存在をフィクションの中にしか存在しないと思っている。いや、アキ姉はこの世界には悪人なんていない、悪い事は全部テレビの中、本の中の出来事だと思っているのだ。 ぼくが感情を理解できないように。 龍之介が痛みを理解できないように。 アキ姉は人の『悪意』を理解できない。 戦争や悲惨な事件があってそれをニュースで見ても、ドラマかなにかだとしか思っておらず恐らくぼくたちが怪我したことも『転んだ』程度にしか考えていない。どうみても暴力を受けた痕なのに、加害者の存在を考えない。人が人を傷つけることが理解できないのだ。 それは子供のころからずっとそうだった。 そんなアキ姉は当然周りの空気を読むことができず、学園に来る前の小学生の頃はよく他の生徒たちからの嫌がらせを受けていた。靴に画びょうを入れられたり、教科書を隠されるなんて日常茶飯事だった。だけどアキ姉はその生徒たちの『悪意』に気付かない。『教科書はきっと妖精さんが持って行っちゃったのね』なんて楽しそうに笑っていた。 イジメに気付いた賢治兄ちゃんと龍之介は、アキ姉のクラスメイト全員に対して報復を果たしていた。一人一人追い詰め、不登校になった子供や、家が半焼した子供もいたらしい。『怒り』がわからないぼくはその報復には参加しなかったのだけれど、それでもイジメを受けてもそれに気付けないアキ姉を見ると胸が痛んだ。 兄弟の残りの四人が、一人の欠けた部分を補え。そう母さんは言っていた。 だからぼくたちはアキ姉に降りかかる悪意の総てを遮断するのだ。そして、ぼくが怒ったり泣いたりできない代わりに、アキ姉は表情豊かに怒ったり泣いたりしてくれる。 ぼくたちは五人で一人の人間なのだから。誰か一人が欠ければ、ぼくたちはバランスが保てなくなって壊れてしまう。 「“なんでもないよアキ姉。ぼくお腹が空いたよ、何か作ってくれない?”」 ぼくが優しくそうペテンをかけると、アキ姉は「仕方ないなぁ中也くんは。甘えんぼさんなんだから。それじゃあおいしい夜食を作ってあげるね」と言って台所へ向かった。アキ姉がいなくなったので、ぼくは龍之介との話を進める。 「それで龍之介。ほかに何か収穫はあったのか?」 「ああ、そのストーカーなんだけど。桃子ちゃんの周囲を洗っていて怪しい奴を見つけたんだよ」 「怪しい奴?」 龍之介はこくりと頷き、顔に氷水を当てたまま話を進めた。 「二週間前くらいに桃子ちゃんに告白したやつがいるんだよ。そいつは見事にふられて、その後桃子ちゃんは先輩の浅木と付き合い始めたんだ」 「じゃあそのふられた奴ってのが――?」 「そいつがストーカーって線が一番でかい。でもな兄貴。そのふられたやつってのは奥瀬《おくせ》裕也《ゆうや》っていうんだが、その奥瀬と桃子ちゃんの彼氏の浅木は大親友だったらしい」 「なんだって?」 それを聞いて、そのストーカーがなぜあんなにも陰湿に、異常なまでにストーキングしているのかわかった気がする。 親友が自分の好きだった相手と付き合い始めた。その奥瀬という男は、親友と想い人を同時に失くしてしまったのだろう。そんな彼が深い闇を抱えることになっても、なんの不思議もない。 「だから明日、俺はその奥瀬ってやつに会いに行ってみるよ。もしそいつが犯人なら、俺が与えたスタンガンの火傷の痕が顔に残ってるはずだ。それで全部わかる。それにその奥瀬ってやつは身体強化の異能者らしいし、まず間違いなだろうね」 ぼくはさっきの光景を思い出す。あの高圧のスタンガンを受けたのだ、顔に焦げ跡が残っててるはずだ。もし奥瀬が犯人ならそれが決め手になるだろう。 そこからあとは龍之介の真骨頂だ。 相手に圧倒的で絶望的な恐怖と痛みを刻みつけ、心を二度と立ち直れないほどに折ってしまう。『痛み』がわからないから、限界を超えたことを龍之介にはできるのだ。龍之介の拷問を受ければストーカーも大人しくなるだろう。 「はあい中也くん、龍くん。お待たせ。お姉ちゃん特製のもやしたっぷり味噌ラーメンだよ!」 ぼくがぼんやりと考えていると、アキ姉が台所からラーメンを二杯持ってきていた。食欲を刺激する臭いがぼくたちの鼻先をくすぐる。夜食といえばやっぱりラーメンだな。 「うおお、美味そう! ちょうど腹減ってたんだ。サンキュ、アキ姉!」 テーブルに置かれたラーメンに龍之介が手を伸ばそうとすると、アキ姉がそのラーメンをすすり始めた。 「ええ!」 「駄目よ龍くん。これはわたしと中也くんの分なんだからね。龍くんは女の子たちに作ってもらいなさい」 そう言いながらラーメンをずるずると食べていた。ぼくも耐えきれずラーメンに手を伸ばす。龍之介のうらめしそうな目が痛いが無視しよう。 「アキ姉、こんな夜にラーメンなんか食べると太るよ」 「え?」 龍之介の鋭い言葉にぎくりとアキ姉は箸を止めた。そして葛藤するようにラーメンと睨めっこをしている。 「ほら、アキ姉が太らないように俺がそのラーメン食べてやるって。兄貴だって太ったアキ姉を見たくないだろ?」 突然ぼくに話をふってきたので、ぼくは噴き出してしまう。 「い、いや別に。とうかアキ姉は痩せすぎだし少しくらい太ったほうが――」 「だよな兄貴。太った女はいやだよな。わかるぜー」 ぼくの言葉をさえぎり勝手なことを龍之介は言いだした。するとアキ姉は自分のお腹をじっと見つめ、 「じゃあ半分! 半分だけあげるわ!」 半泣きで龍之介にどんぶりを明け渡した。 「やりぃ。じゃあ俺あとで残り汁にごはんぶっこも」 「やめてよ龍くん。行儀悪いよ」 「ばーか。知らないのかアキ姉。ラーメン雑炊はめっちゃ美味いぞ」 そんなことを言いながら、ぼくたちはラーメンを食べ終え、満腹になったアキ姉は眠ってしまった。寝息を立てて幸せそうに眠るアキ姉を起こさないようにきをつけながら布団に転がす。もうぼくも寝た方がいいだろうな。また明日も疲れるだろう。 「お前はどうする龍之介。もう遅いしここに泊ってくか?」 「いや、いいよ。俺は自分の寮に戻るさ。明日用の教科書も用意しなきゃならねーしな。じゃあな兄貴。寝てるアキ姉に変なことするなよ」 「バカ。しないよ。それより帰り道気をつけろよ、もしかしてまたストーカーが襲ってくるかもしれない」 「大丈夫だろ。あの電圧食らったんだ、今頃あいつも家でひーひー言ってるだろうよ。ほんじゃおやすみ」 「おやすみ」 ばたりと玄関のドアが閉じられ、アパートの階段をカンカンと降りる音が聞こえる。ぼくは戸締りをして電気を消し、アキ姉が寝ている隣の布団へ潜り込んだ。 身体を休めようとすると、猛烈に疲労感と痛みがじんわりと襲ってきた。はあ、今日は色々なことがあったな。 ストーカーに野村さん。 さっきまで気絶して寝てたはずなのに、ぼんやりとそのことを考えているうちにぼくは深い眠りに落ちていく。 その日見た夢は母さんじゃなく、なぜか昼に読んだ『泣いた赤鬼』の夢だった。 友を想い、一人寂しく去っていく青鬼。 本当に大切なものを失って、ただ後悔するしかない赤鬼。 彼らが望んだ幸せとはなんだったのだろうか。 4 翌日の放課後、ぼくと龍之介は奥瀬裕也に会いに行った。 直接奥瀬裕也の教室へと向かったのだが、彼の席には誰も座っていない。クラスメイトの話を聞いたところ、今日は風邪で休んだという。 「どう思う龍之介」 「どうもこうも。ズル休みだろ。顔怪我してるわけだし、出て来れないんだろうね。見てみろ兄貴、俺たちの顔見てみんなドン引きだよ」 確かに今日自分のクラスに登校したときも、クラスメイトたちは大騒ぎしていた。適当にペテンを使って誤魔化したけど、顔が腫れてるぼくら二人が並んでいるのはかなり奇妙だろう。 「奥瀬裕也の寮に行こう。直接会いに行くんだ」 「そうだな兄貴。それが一番手っとり早い」 ぼくたちは学園を出て奥瀬裕也のいる寮へと向かう。途中朝顔くんに電話をし、野村さんの様子を見ておいてくれと頼んだ。ストーカーの正体は奥瀬裕也に間違いないだろうが、念のためだ。 『おっけーわかりました中也さん。こっちは任せてください。といっても、今、野村さんは女友達とカフェでお茶してますよ。大丈夫でしょう。ボクは遠くからそれを眺めてるだけです』 連絡を入れるまでもなく、朝顔くんは野村さんの傍にいるようだ。優秀だ。実に優秀だ。うんうん。そういうことにしておこう。 「じゃあ頼んだよ」 『あっ、二人とも気を付けてくださいね。昨日みたいなことにならないように慎重にやってください。追い詰められた獣は何するかわかりませんからね。奥瀬は浅木と一緒のボクシング部に所属していたようですから』 ボクシング部。ぼくはあのレインコートの人物の構えを思い出す。やっぱり奥瀬が犯人である可能性が高いのだろう。 電話が終わるころ、ちょうどぼくたちは奥瀬裕也の寮へとついた。男子寮で、ぼくたちのボロアパートよりマシとはいえ、野村さんたちの寮と比べるといくつかグレードが低い。いかにも体育会系の男子寮といった感じだ。 「“すいません。ぼくたち奥瀬先輩のお見舞いに来たんですけど。入らせてもらっていいですか?”」 ぼくは寮の玄関にいたジャージ姿の中年の管理人にそう尋ねた。ヤクザみたいな怖い顔だが、ぼくがペテンを使ったため、にこりと笑い、「奥瀬のやつは二階の一番右奥の部屋だよ。まあ風邪引いてるらしいから、あんまり長居しないように」と言い、すぐに箒をもって掃除を始めてしまった。 「行こうぜ兄貴」 ぼくたちはそのまま木造の玄関をくぐり、ギシギシと軋む木造の階段を上って行く。すれ違う寮の生徒たちもぼくたちの顔を見てぎょっとしている。まったく、早く治さないとおちおち街も歩けない。 管理人さんに言われたとおりに、ぼくたちは奥瀬裕也の部屋の前に辿りついた。ドアにはきちんと『奥瀬』と書かれたボードが張られているので間違いないだろう。 ぼくは深呼吸してから数回ノックをした。 「あのぉ、奥瀬先輩。いますか? 探偵部の夏目ですけど少しお話したいことがあるのですが」 そう言って返事を待つが、向こうからの応答はない。痺れを切らした短気な龍之介は、どんどんと思い切り扉を叩き始めた。 「おい、いるんだろストーカー野郎! 野村桃子について話があるんだ、開けろ!!」 ついには蹴破ろうと助走をつける始末だった。落ちつけって。 すると、がちゃりと、扉が開かれていった。 「ほ、ほかの寮の生徒に聞こえるからやめてくれよ……」 そんな細い声が聞こえて、扉の顔から覗かせている顔は、どこにも怪我をしていなかった。とろんとした目つきで、顔が赤くマスクをしている。本当に風を引いているみたいだった。 「あ、あなたが奥瀬裕也さん? 本当に?」 「嘘をついてどうするんだよ。俺熱あるんだから騒がないでよ。頭痛いんだから……」 ごほごほと咳をしている彼を見て、これは演技じゃないなとぼくも龍之介も思った。これはどういうことだ。彼があのレインコートの男じゃないのか。 「あ、あの。ぼくたち野村さんのストーカー被害について調べてるんですけど。奥瀬先輩、あなた何か知りませんか?」 ぼくがそう言うと、少しだけ戸惑った様子を見せたあと、「入りなよ。風が映るかもしれないからマスクつけな」と言ってぼくたちを部屋に通してくれた。 中はカーテンが締め切られ薄暗く、雑誌やゴミが散らかっている。座るところを探すのに苦労した。 「まあ適当に座ってくれよ。ジュース飲む? ああ駄目だ。賞味期限一年前のだった……」 ぼくたちは視線を奥瀬先輩の顔に向ける。やはりそこには火傷の痕はない。ぼくは肘で龍之介をつつき、ぼそぼそと小声で話しかける。 「どういうことだ。本当にスタンガンは当たったのか?」 「手ごたえはあったさ。火花がかすっただけでも火傷くらいするはずだ。なのにどこにもない。汚い髭が生えてるだけだな」 奥瀬先輩はぼくたちにお茶を出し、自分はベッドの上へと腰掛けた。そのお茶はなんか変な色なので飲むのはよしておこう。 「それで、きみたち探偵部の人だって? 桃子のストーカーの話しだとか……」 「はい。奥瀬先輩。あなたは野村さんがストーキングされていたことは知ってたんですか?」 「ああ……。知ってるよ……。そうは言っても無言電話とかくらいだって言ってたし、浅木のやつと付き合い始めてもう被害はないだろ?」 「いえ、ぼくたちは彼女の部屋に盗聴器と盗撮カメラを発見しました。それにまるで脅すような写真や手紙が部屋に残されていました」 それを聞いて奥瀬先輩は見を見開き、信じられないといった風に手を震わせている。なんだこの反応は。 「そ、それは本当なのか……」 「はい。ぼくはあなたが野村さんに告白してふられたということを聞きました。それで――」 「それで俺を疑って尋ねてきたわけか。まあ無理もないな」 奥瀬先輩は悲しそうな目で、俯きながらそう言った。物憂げなその瞳からはストーカーのようなあの狂気じみた印象を受けない。どういうことなんだ。奥瀬先輩は迷ったように目を泳がせたが、ゆっくりとその重い口を開き始めた。 「桃子にストーカーがいたのは、俺が桃子に告白する前からだよ。でもその時は無言電話や、たまに後をつけてくる人影を見たというくらいだった。まさかそこまでエスカレートしてるなんて……。俺はてっきり、浅木のやつと付き合い始めてもうストーキング被害はないだろうと思ってたんだが……」 ぶつぶつと、まるで自分に話しかけるように奥瀬先輩は呟いている。龍之介は何か考え込むように顎に手を置き、顔を険しくしていた。 「なあ奥瀬先輩。あんた昨日の夜どこにいた? 俺たちのこの顔を見てくれ、これは昨日そのストーカーっぽい男に襲撃されたんだ。あんたと体格も似てる。本当にあんたはストーカーじゃないのか」 龍之介が怖い顔でそう尋ねると、奥瀬先輩はびくりとしながらも、龍之介の目を睨みながら答える。 「昨日は熱っぽかったから早退して、あとはずっとここで寝込んでたよ。寮の人たちにお粥も作ってもらったりしたし、証人ならいくらでもいる。断じて俺はストーカーじゃない」 奥瀬先輩はガラガラ声でそう断言した。ぼくと龍之介は顔を見合わせ、どうしようかと悩んだ。すると龍之介はすっと立ち上がり、ぴしっと手を腿にそろえ、折れ曲がりそうなまでにぺこりと頭を下げた。 「すいませんでした奥瀬先輩。疑ってすいません。ご協力ありがとうございました」 恐ろしい目をしていた龍之介が、突然頭を下げたので、奥瀬先輩もぎょっとしていた。ぼくも慌てて立ち上がり頭を下げる。 「“すいませんでした。風邪を引いて辛いところを突然訪れて申し訳ありません”」 すると面喰った奥瀬先輩は慌てて「あ、頭下げてくれよ。別にいいよ」と言ってくれて、困ったような顔になっている。きっとこの人は本当にいい人なんだろうとぼくは思えた。 「キミたちが俺を疑うのは無理もない。キミたちだって桃子のことを思ってのことなんだろう」 「俺たちはストーカーから桃子ちゃんを護らないといけない。そのために奥瀬先輩の話が聞きたいんだ」 龍之介は丁寧語を崩し、失礼なタメ口に戻るが、芯の通った力強い声でそう言い、奥瀬先輩も龍之介の真摯な態度に少しだけ気を緩めたようだった。 「……何が聞きたいんだ?」 「浅木先輩のことで。浅木先輩は奥瀬先輩と親友だったんだろう。なぜ桃子ちゃんのことを二人は好きになったんだ?」 それを聞かれ、奥瀬先輩は苦い顔をしながらも、昔のことを思い返しながら言葉を紡いでいった。 「桃子とは、ボクシング部の試合のときに出会ったんだ。試合を見に来てたみたいでね。そこ俺はすぐに惚れちまったよ。可愛かっただろ? でも後で気づいたんだ、なんで桃子が観戦に来たのかを……」 「桃子ちゃんが見に来たのは、浅木先輩の試合だったってことか……?」 龍之介に言い当てられ、奥瀬先輩は心が痛んでいるかのように顔を歪ませている。野村さんのことを本当に好きだったのだろう。でもぼくには失恋の『悲しさ』はわからない。慰めの“言葉《ペテン》”をかけることはできるけど……。 「そうさ。俺の恋は最初から破れてたのさ。桃子は最初から浅木目当てで試合を見に来てたんだ。俺はそれに気付かず、ずっと桃子に想いを寄せていた。彼女と親しくする機会があってよく遊びに出掛けていた俺は、きっと脈があるだろうと思いこんでた。でも告白した俺はあっさりとふられ、その後に告白した浅木と桃子は当然付き合った」 「え? 告白したのは野村さんじゃなくて浅木先輩のほうなんですか?」 思わずぼくは驚き口をはさむ。浅木先輩に惚れている野村さんが告白したのかと思っていた。 「そうだよ。ストーカー被害の相談を受けたのは俺だけじゃない、そこには浅木もいた。それで浅木はストーカーから桃子を護ろうとよく一緒にいることが増えた。そこからだろうな、浅木が桃子に魅かれていったのは。それで相思相愛になった二人に、俺が付け入る隙なんか微塵もないよ」 それを聞き、龍之介は目を瞑り、深く考え込んでいるようだった。 「なるほど、ね」 そしてそう呟くと、奥瀬先輩に頭を下げた。 「ご協力感謝します。おかげでわかったよ。ストーカーの正体が」 ぎらりと目を光らせ、龍之介はそう言った。ぼくも奥瀬先輩も驚き、龍之介の顔を食い入るように見る。 「だ、誰なんだそれは?」 奥瀬先輩は恐る恐る尋ねるが、龍之介は不敵に笑い、 「奥瀬先輩。この真実を、あんたは知らない方がいい。あんたはいい人だ。こんな汚い真実で心を汚す必要なんかない。壊れてるのは、俺たちだけで十分だ」 そう言ってもう一度頭を下げ、部屋から出て行った。ぼくも慌ててその後を追い、龍之介の腕を掴む。 「ま、待てよ。犯人がわかったって誰なんだ?」 「慌てるなよ兄貴。ここからが面白いとこさ」 そう言って龍之介は携帯電話を取り出し、誰かに電話をかけたようだった。 『はーいこちら朝顔です。どうしました龍之介くん。ボクにラブコール送るなんて珍しいじゃないか。愛されるなぁ。』 「うるせえ殺すぞ。そこにまだ桃子ちゃんはいるのか?」 『ああいるよ。今はデパートで買い物してる。ああ野村さん、あんな大胆なパ、パンツを選んでどうするんだ!!』 「うるせえ殺すぞ。いいから桃子ちゃんに話しかけて電話変わってもらえ」 『人使いが荒いなぁ。ドSだなぁ。まあいいや、ちょっと待っててね』 そして少しだけ間を置き、野村さんの細い声が聞こえてきた。 『あ、あの。お電話代わりました野村です。びっくりしました、ずっと朝顔さんが見てたんですね』 「ああ、ボディガード役にね。そいつのことは空気とでも思っててくれ。それより桃子ちゃん。話があるんだ。電話じゃなんだから場所を指定するから朝顔と一緒に来てくれ」 『え? なんの話ですか?』 「犯人がね、わかったんだよ。ストーカーのね」 それを聞き、野村さんは戸惑ったように声を震わせていた。 『だ、誰なんですか……?』 龍之介はまるで悪魔のような微笑みで、とても楽しそうにその言葉を放った。 「犯人は、ストーカーは浅木昭雄。キミの愛しい恋人だ」 解決編へすすむ トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/10054.html
やつらは暗い深みで、笑い続けながら待っている。 They wait in darkened depths, laughing eagerly. 時のらせん 時のらせんリマスター 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/5144.html
ペテン C 水文明 (1) 呪文 ■S・トリガー ■相手は次の効果から1つを選ぶ。 ●自分は自身のクリーチャーを1体選んで持ち主の手札に戻す。 ●相手のクリーチャーを1体選んで持ち主の手札に戻す。 選ぶのは相手でも、自分が発動者です。 つまり、戻す対象をある程度相手に決められるスパイラル・ゲートです。 空打ちだって当然します。 フレーバーテキストに似たような言葉をしゃべっていた奴がいた気が・・ 作者:仙人掌 フレーバーテキスト またまた騙されちゃった♪ 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yaruoaaintroduction/pages/415.html
_ -─―- _ γ `、 ; : ,ト-----------.i _,.-=ニ二ニニニニニニニ==-.,_ V;メTtyJ} {}TtYtYyIJlLIi メヌ .,_ ヌニニん---こニニ""''// _γ丶ヽ、γ; ヘ へ_、丶`/,ィzzュ,`、Ⅲ,rュzzzzト芍Vミh。/ .{マムム マ \γ/ ̄T;o Oj―入O oV } ̄ ̄.弋/ ム ム。~~マムメ { .ム γ ̄/ ̄弋o Oノ, ---弋O oノT ̄ ̄| ̄丶、 /Y//ヌムj `丶、/^`丶、_i__{,,.。*'"[][][]``ミxっニニニニニニ」---{ん マヌムコ }/ V O / } [],.。*'丶、[]、 { 入 O / V {コココ. \ ハ o/ },.。*o O O o`o丶コ V o { ,.。*V-^ \/~~-Y {-----=-=-------}. `¨¨¨{,...。*' ||||||||||/\|||||||||||||| |||||||||| |||||||||||||| L,,.。*'L__」 `ヽ、 ...」 ハ`ヽ γγ } / ヽ、} .{ j `ヽ j .} t .j i ヽ / t `¨|¨´ / ヽ / t | { ヽ 名前:バラペテン 性別:男 超力戦隊オーレンジャー 一人称:俺様 二人称:お前/あんた 口調:フーテン口調 特撮‐スーパー戦隊シリーズ‐19超力戦隊オーレンジャー.mlt マシン帝国バラノイアのマシン獣の一体。 ペテンの名の通り、人間態で怪しげな水晶玉を売りつけ人間を意識だけ若返らせて無力化させる侵略活動を行う。 敵を撃破すると元通りになるのは戦隊などではお約束だが、改良前の催眠水晶については付属のスイッチが精神の切り替え又は開放を行う。 このため敵に痛打を与えてすらいないAパート終わりでいったん被害者の一部が開放される描写もある。 戦闘手段としては上記とは別の水晶玉に敵対者を閉じ込めることが出来る。 親機と子機のようなシステムになっており、手元の水晶から相手水晶の内部に火や回転を起こし中身を苦しめるが、手元のものが破壊されると相手も解放される。 額の水晶(*1)からの光弾や腹巻きの中央から(*2)火炎放射という攻撃手段も持つ。 額の水晶は改良型催眠用水晶のコントロール機でもあったらしく、巨大化戦で破壊された際に購入家庭の中にある水晶から火花が散るカットが挟まれている。 上にある「よくある怪人撃破による全員解放」の理由が明確なパターンと言えるだろう。 人間態のあるマシン獣の一体でモデルはフーテンの寅次郎。 硬質なスプレー缶を簡単に潰すシーンがあるなど、マシン獣体だけではなく人間態でも戦闘能力は高い。 足跡の深さ=体重が人間ではありえないことが発覚の一因であったり、足から放ったサンダルがブロック塀をへし折ったりと重さが描かれている。 デザイン画の時点ではボンバー・ザ・グレートの仲間を想定していた。 Wikipedia 怪人まとめ アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 運用法 AAは一話限りの怪人にしては8枚もある。 中には「それでも町は廻っている」の嵐山歩鳥らしきキャラを映した映像AAもある。 他には全身図のAAが1枚ある。 原典に忠実な特撮怪人以外には「ロックマン」のボスや「熱血最強ゴウザウラー」の機械化帝国の構成員や 歯車王編辺りのバーナー等の機械化獣とかもよい。 「遊戯王」のAA化されていない機械族モンスターカード等の代役も可能。
https://w.atwiki.jp/madeinore_friend/pages/570.html
ナガレボシのページ http //blog.goo.ne.jp/zira07ブログへのリンク 過去のコメントはブログに名前をイニシャルのみにして公開しております。 新vr.への移行をいたしました よってこのページの編集はいたしません。 またコメント欄も削除いたしました。 新メイドイン俺wikiでお会いしましょう。 新vr.のページ→ナガレボシのページ2 俺のページトップに移動 アクセス数 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/kakureminshu/pages/76.html
「言ったことに責任持つ」=退陣条件で菅首相http //www.jiji.com/jc/c?g=pol_30 k=2011080900897 菅直人首相は9日夜、首相官邸で、特例公債法案の成立など退陣条件に挙げた3案件が実現した場合に辞任するのかと記者団がただしたのに対し、「これまで自分が言ったことについては、きちんと責任を持ちます」と述べた。 3条件整えば首相は「辞める」 民主・岡田幹事長http //sankei.jp.msn.com/politics/news/110809/plc11080917290011-n1.htm 民主党の岡田克也幹事長は9日、民主党の主要政策見直しを確認した民主、自民、公明3党の幹事長会談終了後、菅直人首相が掲げた退陣3条件が整った場合、首相は「辞める」と明言した。 自民党の石原伸晃幹事長は岡田氏に対し、8月中に菅首相を辞任させて後継首相を選出するよう求めた。 この2つのニュースを見比べただけでもわかるとおり、岡田は平然とあからさまなペテンを繰り返している。菅直人は辞めるとは言っていない。 また、菅直人が責任を持つといっているが、そもそも復興に一定のめどが立ったら辞めるなどといっていたが、すでに仮設住宅も立ち始め、関連法案成立に動いており、とっくの昔に復興のめどが立っているにも関わらず、復興のめどが立ったらこれまでの言葉がまるでなかったかのように次々と妄言を繰り返している。 菅直人が首相にしがみついているのは、在日韓国人からの違法献金、北朝鮮工作組織の偽装組織である市民団体への資金提供などの刑事罰に対する逮捕を逃れようとしていること、および全世界に対して放射能をまき散らす原発の大事故を引き起こす決定打となったヘリでの遊覧飛行に対する国際的な追及を逃れるために他ならない。 ペテン師の口先ほど信用していけないものはない。責任を持つという言葉を信用してほしければ今すぐ首相と国会議員を辞任し、己の犯した犯罪に関して包み隠さず白状して、刑罰に服すこと。および今回の放射能テロに対して全世界に責任対して命を賭して罪を償うことを実行してから言わなければならない。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/535.html
【種別】 自在法 【初出】 SII巻 【解説】 “徒”の運び屋集団[百鬼夜行]の運転手である“輿隷の御者”パラが使う自在法。 体を構成している黒い翳りをばら撒き、それを取り憑かせた物体を幾十百も操作することができる。基本は取り憑かせたあらゆる乗り物を“燐子”に変えるための術であるが、物質に浸透しての情報収集も可能なようだ。 戦闘(という名の逃走の準備)時には、無数の岩塊に取り付きフレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシンの瓦礫の巨人まがいの岩で出来た大蛇の形にもなった。 【由来・元ネタ】 フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に登場する、森に宿る悪霊、あるいは森そのものの呼び名であるヒーシ(Hiisi)から。 【コメント】 ☆これで取り付いて操作する物が“燐子”になるってソースは?本文からの推測ならアレなんで、コメントアウトしておいた。 ☆↑SII巻p154より「あらゆる物を“燐子”に変化させる技巧者パラ」とあり、実際にバス2台が“燐子”だったという事は作中でも触れられている。しかし“燐子”のはずの『温柔敦厚号』がゼミナに傷付けられた時、パラが痛みを感じている描写がある(p84)。“燐子”を傷つけるどころか爆弾のように使っていたフリアグネや[革正団]のドゥーグにそんな反応が見られない以上、前後の繋がりからもこの自在法が鍵となっている事は明白だろう。 ☆↑“燐子”の性質は固体毎に違う。パラの“燐子”が痛みを伝えるからといって、それが『ヒーシの種』で作ったからとは断定できない。 ☆仮にパラの身体で“燐子”を作ってると仮定しても、その力の名称が『ヒーシの種』っていうか分からんしね。この自在法と“燐子”作りを脳内補完して無理に関連付けるのは早計と言わざるを得ないだろう。 ☆という訳で再びコメント化。納得行かないようなら議論板で相談しましょう。 ☆コメント欄での上記の論議は、XXII巻222ページでFAとなった。 ☆情報収集の自在法は他に[仮装舞踏会]の捜索猟兵ウィネの『知覚の伝染』とロフォカレの『千里眼』があった。 ☆もしハボリムの『熒燎原』と併用されたら大変だっただろうな。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『儀装の駆り手』カムシンやザムエル・デマンティウスや『理法の裁ち手』ヤマベやピエトロ・モンテベルディやゾフィー・サバリッシュやアレックス相手にも使用してほしかったな。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。