約 2,136,863 件
https://w.atwiki.jp/kaeuta-matome/pages/422.html
元ネタ:ペテン師(かぐや姫) 作:ヤジウルトラマリンディープ その男は女房にサレた 弁護士と緑の紙で 慰謝料いっばい貰った その時男は心のどこかで 紅い舌を出して笑った そうさ自分の浮気は ばれなかったのさ そうさ男は不倫のペテン師だから せしめたお金で これからの 自由な生活が 楽しめるのさ その男は再婚をした 子供もすぐに生まれた よくあるデキ婚てやつだね けれども男は心の底では 家庭を信じなかった そうさ男は浮気を 繰り返したのさ そうさ男は不倫のペテン師だから 今度は慰謝料 払う側で 借金背負って 生きてゆくのさ 検索タグ J-POP かぐや姫 フルコーラス 不倫シタ ヤジウルトラマリンディープ メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1245.html
ラノで読む 少年は逃げていた。 視界を遮るような夜の闇の中を必死に走る。 足の筋肉は疲労のため悲鳴を上げ、冬の凍てついた空気が心臓を刺激し、長時間全速力で駆けているため肺が痛み呼吸もままならない。 恐怖と絶望と悔しさと情けなさが一気に彼に押し寄せ、少年の顔は涙でくしゃくしゃになってしまっている。 なぜ自分がこんな目に合わなければならないのか。 なぜ追われなければならないのか。 一体だれが自分を追っているのか。 少年にはそれがわからなかった。 少年の学園での立ち位置はいわゆる落ちこぼれだった。それゆえ不良として、自分より弱い人間だけを標的にしていつも遊んでいた。 少年にとって世界は弱肉強食で、自分より弱い人間は搾取されるために存在しているのだと無意識に考えていた。弱い奴は殴っても何も言わない。弱い奴は金を脅し取っても何も言わない。それが当たり前。それが自然の摂理だと。 そう、自分は狩りをしているだけなのだ。 肉食獣の自分には草を食んで生きているような人間を狩りたてる権利があるのだ。 そう思っていた。 (なのに、なのになんで――!) 少年の茶髪の髪が風に乱れる。腰までズボンをずりおろしているから走りづらく、裾を踏んで転んでしまうかもしれない。だが立ち止って穿きなおす時間はない。すぐ近くに自分の敵は迫っている。少しでも動きを止めたならばすぐに攻撃されるだろう。 少年は、まさか自分が狩られる側になるなんて夢にも思わなかった。 いや、思いあがっていたのだ。ずっと安全圏にいた彼には|そいつ《・・・》は理解できない脅威だった。 少年が駆けているのは夜の学園の中庭だった。夜の校舎は不気味で、死角だらけでどこから敵が見ているのかさっぱりわからない。中庭の花壇を走り抜け、次々と植えられていた花は踏みつけられていく。そんなことを気にしてはいられないほどに少年は逃げることに頭がいっぱいのようである。夜遅くまでラグビー部の部室でタバコを吸っていて、その後眠っていたらこんな遅くなってしまったのだが、部室を出たところで彼は突然襲われたのであった。頭を何かで殴られ、今もこめかみから血が流れ続けている。頭ががんがんとし、目まいがする。 だがなんとか必死に走り、彼は逃走を図ったのだ。 (この中庭を抜ければもうすぐ校門だ。早く逃げて誰かに助けを――) 彼は少しだけ安堵の表情になる。きっと自分は助かる。なぜなら今までもずっとそうだったから。痛い思いをするのも、こうして逃げ回るのも自分の役割じゃない。全部弱い奴が担うべきなんだ。圧倒的な理不尽を前にしても、彼はその甘い考えを捨て切れずにいた。 だが最悪の脅威は、彼の意志を無視してやってくる。 「あぎぁ!」 少年の喉から悲鳴にならない呻き声が漏れる。 突然左足に衝撃が走った。驚きはすぐに激痛に変わり、左足のふくらはぎの肉は裂け、骨は完全に砕かれていく。 その衝撃を受けた少年は、当然のごとく走るバランスを崩し、そのままの勢いで冷たい地面の上を激しく転がっていく。痛みと恐怖で何が起きたのか理解するのに少し時間がかかった。自分が地面に倒れているのか壁にもたれかかっているのかわからなくなるくらいに。 なんとか顔を上げ、恐る恐る自分の左足を見ると、左足はありえない方向に折れ曲がり、ふくらはぎのあたりは潰れて血で染まっている。 (うう、なんなんだよ。痛いよ……母ちゃん……) その折れた足の近くにはピンポン玉ほどのサイズの鉄球が転がっている。恐らくそれが彼の足を砕いたものだと少年は確信した。そしてそれを見てぞっとせずにはいられなかった。もしあれが頭にでも当たっていれば即死だろう。自分の頭が砕かれ、脳漿が地面にぶちまけられる姿を想像して、彼の顔は生気が失われたように青くなっていく。 だがそれ以上の恐怖がそぐそこまで迫っている。 立ち上がれずに地面に耳を向けている少年は、誰かの足音が近づいてくることに気付いた。じゃりじゃりと土の上を歩く音。その歩調はゆっくりで、猫に追い詰められ、いたぶられるネズミのような気分を少年は味わっていた。 だが窮鼠猫を噛むという言葉がある通りに、少年は痛みを必死にこらえながらポケットからナイフを取り出し、敵の接近を待つ。 (俺だけこんな目に合うなんておかしいだろ……。殺してやる、殺してやる!) 少年の目はギラギラと輝き、狩る側の目に戻っていた。ナイフを構え、敵が油断して近づいてきたときを狙うのだ。その一発逆転の機を待ち、少年は息を殺し、得物を狙う豹のように地面に這いつくばったまま顔を上げた。 目の前にはもう敵の足が見える。 学校指定の制服のズボンに黒い靴。 その人物の手にはボウガンのようなものが握られていた。実際にはそれは矢を飛ばすボウガンではなく、矢の代わりに鉄球を飛ばすプロッドと呼ばれる凶器だが、少年には知識が無いためよくわからなかっただろう。だがそれから発射された鉄球が自分の足を破壊したのだということは、文字通り痛いほど理解していた。 だが発射口が今は下に向けられ、少年は今が好機だと思った。 (いまだ――!) 少年はナイフをさっと彼の足に向けて突き出す。それは手負いの獣の最後の一噛み、ナイフは少年にとっての牙となる。 しかし、少年の手は思い切り蹴りあげられ、ナイフは夜の空の暗闇に吸い込まれてどこかへ飛んでいってしまった。 唖然とするしかない。 最後の希望を一瞬で壊され、少年は蹴りあげられた自分の手の指が何本も折れていることにもすぐには気付けなかった。 一瞬後に手に激痛が走り少年は絶叫を上げる。敵は鉄板が仕込まれた靴で、少年の手のひらを思い切り蹴ったのだ。そのため指は折れ、その衝撃でナイフは失われてしまった。 敵はとどめとばかりにその少年の傷ついた手のひらを上からその靴で踏みつける。何度も。何度も。何度も踏みつけ、血が滲み出て指の骨が突き出てしまっている。 「もう、やめ、やめて……」 少年は泣きながら訴えた。もはや手の痛みは限界を超え、まるで別の生き物が手首から生えているのではないかという錯覚に陥っているほどにマヒしていた。 しかし敵は蹂躙をやめてくれない。 踏みつけることに飽きたかのようにぴたりと踏みつけることはやめたが、今度はポケットから黒い物を取り出している。カチリという小さな音がしたかと思うとバチバチバチと激しい音を立て、それは青い火花を散らす。 「ウソだろ……」 それは間違いなくスタンガンだった。それを見た瞬間背筋が凍り、ここから地獄が始まるのだと少年は悟る。 「安心して。出力は抑えているから。死にはしないよ」 冷たく、張り詰めた空気に、その声は凛と響く。こんな恐ろしい暴力を振るう人間が発するものとは思えないほどに澄んだ声。 だがその声に抑揚はなく、まるで感情を持っていない機械のように淡々と聞こえてくる。顔を見ようとしても、夜の闇は深く、ぼんやりと輪郭が見えるくらいだ。 「やめてくれ、やめてくれよぉ……。なんでもするから……」 少年は涙を滝のように流しながら目の前の敵に頭を下げ、地面に額をこすりつけている。しかし、頭上から降り注ぐ言葉は氷よりも冷たい。 「“やめてくれ”か。駄目だね。きみは金田長平《かねだちょうへい》くんが同じように訴えても笑いながら殴り続けたんだろ」 少年はその名前にどきりと身体を震わせる。 金田長平は彼が毎日のようにイジメ、殴り、金をむしりとっていた気の弱いクラスメイトである。思いもしない名前が突然出され、彼は混乱していた。なぜあいつの名前がここで出てくるのか、さっぱり少年にはわからなかった。 「か、金田がどうしたって……?」 「ぼくは金田長平の依頼を受けて、復讐代行を果たしに来た」 復讐。 その言葉に少年は唖然とする。 「あの金田が俺に復讐だって……!? 冗談じゃない! 俺はこんな目に合わされなきゃいけないほど酷いことはしてない」 「きみは毎日彼を痛めつけ、辱めて恐喝していたと聞いたけど」 「そ、そんなことしてない……俺はちょっとした遊びで……」 「ならぼくもきみと遊んでいるだけさ。最高だね」 そう言う声はやはり淡々としていて、彼の言い訳などどうでもいいのだということが伝わってくる。きっとこいつには何を言っても通じないのだろうと少年はぶるぶると体を震わせる。 それでも少年が何かを言おうとすると、何の躊躇もなくそいつは少年の首筋にスタンガンを伸ばし、スイッチを入れた。 「あああああああああ!」 激しい電流が身体を駆け廻り、手足の先が痙攣を始める。確かに電圧はそれほど高いものではないようだがそのせいで気絶もできない。そいつは何秒か電流を流し終わるとスイッチを切り、数十秒間を置いて再び電流を流した。それを数回繰り返していき、少年の目はぐりぐりと回り、身体はひきつり、泡を吹き始めていた。 気絶したくてもできないぼんやりとした意識の中、雲に隠れていた月が顔を出し、目の前の敵の姿をサーチライトのように照らしていく。そうして少年はようやく目の前の人物が誰なのかを知ることになった。 「お前……D組の夏目《なつめ》……!」 その人物は少年の同級生である夏目《なつめ》中也《ちゅうや》であった。少年は中也とは別のクラスではあるが、何度かクラス実習などで見かけたことがあった。 月明かりが中也の輪郭をはっきりと浮きださせていく。中也の顔は中性的で、さらさらとした髪が夜風になびいている。しかし綺麗な顔をしているのに、まるで機械のように表情が無いため、不気味さを一層引き立たせている。真っ直ぐに見つめるその薄緑の瞳は、恐ろしいまでに光が無く、その口は真一文字につむられている。 「お前……本当に夏目なのか……?」 少年は目の前に立つ人物が本当に自分の知る夏目中也と同一人物なのか疑わしく思えてきた。 なぜなら彼が知っている中也は、いつもニコニコと愛想を振り、冗談を言って周りの人間を笑わせたり、友人にからかわれて困った顔をしたりしているごく普通の生徒だったからである。それなのにまるで人間とは思えないほどに冷たい声を発し、何の感情も見えないような顔をしていて、自分が見ているのはお化けなのではないかと少年は思えてきた。 「お、お化け……」 少年はつい思っていたことを口に出してしまう。しまったとばかりに折れていない左手で口を塞ぐがもう遅い。また殴られると目を瞑っていると、突然とても乾いた笑い声が聞こえてきた。 「はははははは」 それは無理矢理笑っているような、棒読みのような笑い方。 少年が驚いて顔を上げると、中也が無表情のまま、無理矢理口を広げて笑っている。そのから笑う姿はまるで本当にお化けのようで、少年はぽかんとただ見ているしかなかった。 「お化け、か。面白いこと言うね。最高だね。父さんはぼくのことを化物だといい、おじいちゃんはぼくを鬼児と呼び、賢治兄さんはぼくのことをペテン師と呼んでいた。お化けってのもなかなか面白いね。笑えるね」 そう言う中也の顔はまったく笑っておらず、ただまっすぐと少年の目を見ている。 「おっと、変だったかな? 気を抜くと顔の筋肉が上手く動かないんだよ。笑うってどういんだっけ、こうかな」 中也は自分の手で頬を押し上げ、無理矢理笑顔を作っていた。そうして自分の顔をマッサージするようにこねくり回していて、ぱっと手を離すと、目は細くへの字になり、口はにこりと曲がり、そこにはいつも中也が学校で見せている笑顔があった。だがそれは今のこの状況とはあまりに不釣り合いで、凄まじく不気味である。 「うん。これでいいはずだ。ちゃんと笑えてるよね」 そう言いながらも中也はスタンガンのスイッチを再び入れ、少年の身体は激しくのたうち回る。それを笑いながら中也は見ていた。 「ねえ。怖い? 怖い時ってどんな顔をすればいいの? そうやって泡吹いたり白目になればいいのかな。怖いってどんな気持ちなの? 痛いとどう違うの?」 淡々と喋りながら中也は何度も何度もスタンガンを少年に当てる。中也がまたスイッチを切り、間をあけていると、 「お前、狂ってるよ……」 と少年は呟いた。 「狂ってる? ぼくはまともだよ」 中也はニコニコと笑いながらそう答える。それに対して少年は中也をキッと睨みつけた。 「絶対俺はお前を許さねえ。殺してやる……。金田の野郎も絶対に殺す!」 少年はなんとか声を絞り出し、恐怖を押し殺して中也にそう言った。しかし中也は表情を変えず、さっとブレザーの胸ポケットから何かを取り出す。 「きみの妹さん中学生なんだってね。きみに似ず結構可愛いじゃないか。こんな子が泣くところをぼくは見たくないよ」 「!」 中也が取り出したのは少年の妹の写真である。それを少年に見せつけ、ただニコニコと笑っている。 「や、やめろ! かおりには手を出すな!」 少年は急に睨んでいた目を伏せ、懇願するように中也にそう言った。彼がどれだけつっぱっていようと、彼もまた家族を思える普通の少年である。家族に被害が行き、平気でいられるほど彼はクズではない。しかし、中也は容赦せずその写真をびりびりに引き裂いた。写真の破片が少年の顔に降り注ぎ、妹の千切れた顔が視界に入る。 「妹思いのいいお兄ちゃんだ。最高だね。だったらぼくが言いたいことはわかるよね」 「……」 中也は押し黙る少年の耳元に口を近づけ、そっと囁く。 「“二度と金田長平に近づくな。ぼくのことも口外するな。今日のことは自分で怪我をしたと言え。でなければ今日以上の地獄をお前と、お前の妹に味あわせる”」 それは地獄の底から聞こえてくるような冷たく重い言葉だった。 安っぽい脅し文句のはずなのに、少年にはそれがとても恐ろしく、逆らったらどうなるか、おぞましい想像で頭が支配されていく。今まで感じたことのない恐怖と絶望が襲いかかり、少年はもう心を完全に折られてしまっていた。 「うう……」 「じゃあぼくはもう行かせてもらう。“部活”は終わりだ」 そうして中也は夜の闇に溶け込み、やがて消えていった。 少年は心に恐怖を叩きこまれ、身体に痛みを刻まれ、もう二度と中也の目の届くところには来ないだろう。 少年は声を殺して泣いていた。 ※※※ “部活”を終え、中也は校門を出てアパートに帰る前に夜の部室《・・》に凶器を隠した。 中也は探偵部という弟の龍之介《りゅうのすけ》が立ちあげた部活動を手伝っている。探偵部は表向きにはボランティア活動や助っ人活動を主にしていることになっているが、その裏で生徒たちからの“秘密の頼みごと”を金さえ受け取ればなんでもこなす請負屋の面を持っていた。ストーカー退治から復讐代行、犯罪になるであろうことも平気でしている。 なぜこんなことをしているのか、それは中也自身にもよくわかっていない。 弟に頼まれて仕事を手伝っているが、きっと自分は他人の感情に触れたいのだと自分の心を冷静に考察していた。 なぜなら中也にはおよそ感情と呼べるものが理解できないからである。 彼は人と同じように笑ったり、泣いたりすることができない。自分と他人は違う生き物なのではないかと思っていた時期もあるくらいに中也は己の呪われた性質に頭を抱えていた。完全に人形のような無感動なのではなく、周囲とのズレに羞恥を感じるほどに自意識は強く、それがまた中也を苦しめている。 他人が持つ激しい怒りや憎悪、愛や友情、嘆きや悲しみ、絶望と焦燥。この仕事をしていると人間の内部に触れることができると中也は思っていた。そうすればいずれ、自分にも感情と言うものが理解できるのかもしれない、から笑いではなく、心から笑ったり泣いたりできるようになるんじゃないかと考えていた。 中也が|それ《・・》に初めて気付いたのは五歳のときだった。 幼稚園のころ、彼のクラスでは白くてまん丸の目の赤いウサギを飼っていた。クラスの子供たちはそのウサギのことを「シロちゃん、シロちゃん」と呼んで可愛がり、ケージ中を狭苦しいようにもぞもぞと動くウサギに毎日エサをあげていた。毎日子供たちが競うようにエサを与えていたためどんどんと肥えて大きくなりかがみモチみたいになっていく。 みながウサギをに夢中になっているときも中也はそれを冷めた目で見つめていた。 クラスのだれもがウサギを囲っているときも、中也は一人で壁のしみを数えていた。 そんな日々が何日か過ぎたころ、ウサギがズタズタに切り裂かれ殺されているところを発見された。犯人は近所の変質者で、すぐに逮捕されたが子供たちが受けた衝撃は計り知れないだろう。 みながウサギの死に悲しみ、涙を流している時も、中也だけは泣いてはいなかった。それどころかなぜみんなが目から水を流しているのか不思議でしょうがなかった。彼が目から涙を流す時は眠たいときかゴミが目に入ったときくらいだったので、その時中也はきっとみんな眠たいのだろう、夜更かしでもしたのかと思っていた。 一人だけ涙を流さず、ぼーっとしている中也を見て、保育士は「きっとショックでシロちゃんが死んだことを理解できないのね。かわいそうに」と見当外れのことを言っていたことを彼は覚えている。 だけどそれは違う。中也が理解できなかったのはウサギの死ではなく、悲しんでいるクラスのみんなだった。「ねえ、なんでみんな目から水を出してるの?」と率直なことを中也が聞くと、クラスの子供たちは中也を睨み、その日以来中也のことを無視するようになった。それ以前から中也は笑いもせず、怒りもしない子供だったから、もともと子供たちも中也に対してよい印象を持ってはいなかった。 そして今回の件がきっかけで、中也を完全に存在しない物と扱うようになっていった。 そこで中也は自分が周りの人間と違うと気付いたのだ。 夏目家の兄弟は全員で五人。中也を含め、五人全員が心に欠陥を持っている。だから兄弟以外の人間と触れ、初めて中也は自分たちが異質だと気付いたのだった。 疎外され始めた中也は、どうにかして人間のふりをしようと、“嘘”をつき始めることになった。 「“ウサギのシロは天国に行ったの。きっと天国でニンジンをいっぱい食べてるよ。だからみんな悲しまないで”」 中也が思わずそう言うと、悲しんでいた子供たちは笑顔になり、彼の言葉に耳を傾けるようになった。 それが中也の異能の覚醒でもあった。 言葉が持つ力を増幅させ、相手の心を掌握する能力。ローレライの魔女のように彼が発する言葉には人を惑わす魔力が宿っていた。夏目家の長男、賢治《けんじ》は中也のこの力を“ペテン”と称し、そして、人を言葉で騙し続ける中也のことを“ペテン師”と揶揄していた。 しかしこのときは中也自身も含め、誰も彼の異能には気付かず月日は過ぎる。 中也が小学校に上がる直前に、彼らの母親は死に、同時に父親が失踪した。残された夏目家の子供たち五人は田舎の祖父のいる夏目家本家に引き取られることになったのだが、祖父は駆け落ちして家を出ていった中也たちの父と母のことを快く思っておらず、自分の|息子と娘《・・・・》のことを罵倒し、その落とし子である五人兄弟のことを鬼児と呼び、忌み嫌っていた。 魔女同士の近親相姦により生まれた呪われし五人の兄妹。 それからは祖父の家で地獄のような日々が続いていった。 そう、双葉学園に引き取られるまでは―― (……なんでそんな昔のことを思い出してるんだろう) ふと我に返り、中也は部室の鍵を閉め、そのまま校門を出て道に出る。わずかな外灯の灯りを頼りに夜の街を歩いて行く。歩いていると冷たい空気が頬に当たり身を切るような寒さが襲ってきた。中也はマフラーを首に巻きつけながら、携帯電話を取り出して呼び出し音を押す。 数回のコールで相手はすぐに出た。 『おいーっす』 「やあ龍之介。こっちの部活は終わったよ」 『ああ兄貴か。ご苦労さん。悪いな面倒なもん押しつけて』 電話の向こうからは快活な少年の声が聞こえてくる。電話相手は中也の弟、魔女の一族夏目家の末っ子である龍之介であった。 「気にするな。大して手間もかからなかったよ。これで彼も安心して学園生活を続けられるだろうね」 『へっ、依頼人が誰かは知らないけど、俺はあまり復讐代行って好きじゃないんだよ。弱い奴はいつまでも人の力に頼ってばかりだから弱いままなんだよ。弱い奴は死ね。そう思うだろ兄貴』 「そうだね。でもその弱者から金をもらって、こういうことをしているぼくらが一番最悪な人種だろう」 『はっ、ちげーねーな』 「それで龍之介。そっちは大丈夫なのか」 『ああ、ストーカー退治なんて俺の十八番だからな。余裕だよ。よゆー。今晩にでも決着がつくね』 「そうか。無茶するなよ」 『わかってるよ。兄貴には感謝してるぜホント。朝顔《あさがお》や初音《はつね》だけじゃ機能しないからな。ユキ姉はまた引き籠ってるみたいだし』 「ああ、わかったよ。じゃあな」 そして中也は通話を切り、ポケットに電話をねじ込んだ。 ふうっと溜息をつくと、白い息がのぼり夜の暗闇に消えていく。 こんなことをいつまで自分を続けていくのだろうか、そう考えながら中也は暗い道を一人歩き、帰路につく。 「中也くんお帰りなさい! ごはんにする? お風呂にする? そ・れ・と・も……スパイ&スパイ一緒にやる?」 「なんでファミコンなんだよ! 確かに神ゲーだけど! ……お腹減ったからごはん先にするよ」 中也がアパートの自室の扉を開くと、玄関に彼の姉である晶子《あきこ》がエプロン姿で出迎えた。可愛らしいフリルのついたピンクのエプロンの下は黒いセーターで、清楚な印象を受けるロングスカートを穿いている。なぜか手に大きなクマのぬいぐるみを抱えていて、一見すると子供じゃないかと錯覚してしまう。 眩しいまでの笑顔を中也に向け、とても楽しそうに「はーい。じゃあ今から作るね。今日はおいしくてあったかいウミガメのスープだよ。すてきなスープ、おかずはいらない。すてきなスープが二円ぽっち♪」と歌いながら台所へ向かっていった。 中也はその間に部屋着に着替えながら、ふっと台所で食材を切っている晶子に目を向ける。さらさらと穏やかな川のように流れている黒い長髪。同情するほど控えめな胸と、小さなお尻が彼女の繊細な雰囲気を強調している。 その姿はとても美しく、そしてとても儚いようなものに見えた。 中也はそんな晶子に、後ろから抱きついていた。 中也は膝をつき、晶子の腰のあたりに腕を回し、背中まで伸びている長髪に顔をうずめる。リンスと太陽のような懐かしい香りが鼻を刺激し、中也の心は癒されていく。 「どうしたの中也くん。これじゃあお料理できないよ」 晶子は少しだけ困ったように、しかしとても穏やかな口調でそう言った。まるで悪夢を見て泣きじゃくる子供を、優しく寝かしつける母親のように柔らかな声。 「ごめんアキ姉。一分だけ、こうさせてくれ」 中也は絞り出すようにそう呟く。 「もう、しょうがないなぁ中也くんは。いつまでたっても甘えんぼさんなんだから」 晶子は愛おしそうにそう言った。 “部活”のあとはいつもこうだった。 人を傷つけ、欺き、陥れ、人の心をひっかき回す。自分がしていることはそういうことなのだという罪悪感だけが襲ってきて、理解できない黒いものに自分の心を押しつぶされそうになる。 だけど自分はそういう生き方しかできないのだ。 化物である自分は、他人を壊すことでしか世界と関わりを持てない。 自分の中の闇と、人が持つ闇と触れあっているときだけが、中也にとって生きている実感を得られる至高のときだった。 「あっ、ホタルだ……。中也くん、窓の外にホタルが飛んでるよ。ほら、光ってる」 晶子がぽつりと呟く。それを中也は彼女を抱きながら聞いていた。ホタル。ホタルがこの東京湾の双葉島にいるのだろうか。 きっと何かを見間違えたのだろう。いや、もしかしたら死んだ人の魂が、光になって自分のところへ来ているのかもしれない。 (母さん……) 中也は安らぎの中、ぼんやりとそう考えていた。 ◇◆◇◆◇◆ 「これでいいんだ。これで邪魔者はいなくなった」 深い闇の中、金田長平は携帯電話に送られたメールを読みながらそう呟く。 そのメールは探偵部の夏目中也からのものだ。そこには『依頼達成』の文字が書かれている。 金田は自分をいじめる脅威が去ったことを知り、安堵の笑みを浮かべた。いや、違う。金田のその歪んだ笑みには別の意味も含まれていた。 「これで、これでかおりちゃん。きみは僕のものだ……」 金田はとある家の庭に身を潜め、そこから家の中を覗いていた。彼が覗く窓の内側には、少女が無防備にも着替えを始めている。カーテンのほんのした隙間から、金田は張りつくように見つめている。 「ああ、かおりちゃん。なんて可愛くて綺麗なんだ。そのピンクの唇も、小さな胸も、全部、全部僕のものだ。あいつの妹とはとても思えない。あいつがいなくなった今、彼女はようやく僕のものになるんだ……」 荒い息を立て、そう呟く金田の目には狂気が宿っていた。金田の手には新品のナイフが握られ、獲物を求めるようにその切っ先が光る。金田は目の前の少女、かおりを愛している。一目見た時から彼女の肉体を支配したいと願っていた。だがかおりには邪魔者がいた。それが自分を苛め、辱めていた者だと知った時、金田はようやく探偵部に依頼をすることに決めた。 「あいつは悪魔なんだ。きみの兄なんかじゃない。きみという天使を閉じ込めている悪魔だったんだ。だからあいつはきみと愛し合っている僕を憎み、僕を傷つけていたんだよね、でももう大丈夫。もう大丈夫なんだ。僕という騎士はもうきみの目の前だよ……」 金田はゆっくりと立ちあがり、その窓に手をかける。 楽園はこのガラス戸の向こうにある。少女の肉に溺れ、二人だけの世界を生きるのだ。 「ようやく尻尾を出したかストーカー野郎」 だが、金田の侵入は、突然の声に止められた。 声の方向を振り向くと、庭の茂みから人影が現れた。 それは金髪に、ピアスが特徴的な少年だった。その少年の手には金属バットが握られ、ゆっくりと金田のほうへ歩いてくる。 「だ、誰だ……!」 金田は家の中のかおりに聞こえないよう、押し殺すようにそう尋ねる。だが、その少年は金田の心配を嘲笑うかのように大きな声で返事をする。 「誰だ? だって? それはこっちの台詞だっつーのストーカー野郎」 「ぼ、僕はストーカーなんかじゃない……! きみこそかおりちゃんの家で何をしている。きみこそストーカーじゃないのか!?」 「はいはい。ストーカーはみんなそう言うんだよね。まったく面倒くせえ……」 少年は肩に担いだ金属バットをぽんぽんと叩く。そうしてぎろりと金田を睨みつけ、距離を縮めてくる。 「や、やめろ。来るな!」 「そういうわけにはいかねえんだよ。俺はかおりちゃんからストーカー退治を依頼されてるんだからよ。最近気持ち悪い視線や無言電話が続くってんで俺がわざわざ出向いたんだ」 「嘘だ!」 かおりは自分のことを受け入れてくれてるはず。きっとそんなのはこの少年のでまかせに違いない。金田はそう考え、ナイフの切っ先を少年に向ける。 「嘘? 俺は兄貴とは違うんでね。嘘なんかつかねえし、つく必要もない。大人しくしろ」 少年の見下したような視線と物言いに、金田は怒りを覚えた。こいつは自分とかおりの幸せを邪魔するものだ。かおりの兄同様、自分の目の前から消してやる。金田は少年に向かって駆けだし、ナイフを思い切り突き出した。 「――ちっ」 ざくり。という感触がナイフから伝わってくる。皮膚を破り、肉を貫く感覚。 「あ、ああ……」 だが金田がそう力なく呟く。ナイフは少年に届いていた。だが、突き刺さったのは少年の手のひらだった。少年はとっさに左手を前に突き出し、ナイフを手のひらで受け止めたのだ。ナイフは手のひらを貫通し、血が庭にぽつりぽつりと落ちていく。 「なんだよ、全然痛くねえじゃねえかやっぱり。どうした。俺に痛みを、もっと痛みを与えてくれよ」 少年はそのままそのナイフを握りしめ、金田から取りあげてしまう。少年の指は刃により傷つき、さらに血が溢れる。だが少年の顔には苦痛は感じられず、むしろ無邪気な子供のような笑顔になっていた。 少年は金田の襟首を掴みあげ、その顔を近づけて睨む。その時、ようやく金田はその少年が誰なのかを知った。月の光に照らされ、輪郭がはっきりと見える。それは金田の知っていた顔であった。 「お、お前探偵部の――夏目龍之介!」 「ご明答」 その直後金田の足はその少年、龍之介に払われ、受け身も取れぬまま地面へと身体を叩きつけられる。呼吸が出来ず、か細い悲鳴が口から洩れる。その口を龍之介は咄嗟にガムテープで塞ぐ。 龍之介は金田の上に馬乗りになり、取りあげたナイフを金田の指にあてがった。 「んー! んーんーっ!」 「痛みを教えてくれよ。痛いってのはどういう感覚なんだ。なあ、痛い時どんな顔するんだよ。教えてくれよ。なあ、なあ!」 今から恐るべきことが行われる。金田はそう直感した。誰か助けてほしい。だが声は出せない。暴れても龍之介の力は強く、逃れることはできない。 視線を上に向けると、窓にかおりが立っていた。 (ああ、かおりちゃん。助けて、きみの騎士様がピンチなんだ。早く誰が助けを!) 金田はそう心の中で訴えかける。かおりと自分は心が通じ合っている。そう信じる金田は、きっと自分の思いが彼女に届くと願う。 かおりはゆっくりと、わずかに窓を開き、金田を見下ろした。 「こいつがストーカー? 気持ち悪い……。龍之介くん、このキモイのがもう二度と私の前に顔を見せないように、痛めつけてあげて」 かおりは嫌悪の表情でそう吐き捨て、ぴしゃりと窓とカーテンを閉めてしまう。 「りょーかい」 龍之介は楽しそうにそう言う。 それと同時に金田の親指にナイフの刃が沈んでいく。 そうして地獄が始まった。 呪われし兄弟の凶行は止まらない。終わらない。 (了) トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/gtav/pages/2550.html
アプローチ:大ペテン師(The Big Con) 概要 サポートクルーの人選ガンマン ドライバー ハッカー 一般調達ミッションに関して アプローチ特定の調達ミッション侵入時の変装(必須)(*1)バグスターズの装備 メンテナンス業者の装備 グルッペ・ゼクスの装備 ヤン・アンセスター 金庫用ドリル(必須) 脱出時の変装 フィナーレアーケードからカジノ入口まで カジノ入口から金庫室前フロアまでバグスターズ装備の場合 メンテナンス業者装備の場合 グルッペ・ゼクス装備の場合 ヤン・アンセスターの場合 共通の注意事項 金庫室前フロアから金庫内まで カジノからの脱出 カジノ外からクリアまで エリートチャレンジ条件 注意点(バグなど)※必読! アプローチ一覧へ(「強盗:ダイヤモンドカジノ」のページに戻る) コメント欄 概要 カジノに出入りする業者などに変装してカジノに潜入、セキュリティを突破して金庫内に侵入するアプローチ。 道中の警備員を片っ端から片付けていく必要はないが、制約が多い中正体をバラさずに動かなければならないため、プレイヤーの質やプラン検討の重要性は高い。調達は念入りに行い、ゴタゴタは徹底的に省く必要がある。警備員を始末する必要があってもサプレッサー付の銃器が使えないため、金庫室までの道中は警備員の視界に入らないよう背後から殴り倒す、カメラは徹底的に避ける、といった具合の制約がついて回る。ただし、隠密行動アプローチとはいくつかの点で敵等の仕様自体が異なる。詳細は後述 。 潜入には4つのプランが存在し、選択した変装によって攻略手順や難易度が大きく変わる。中でもグルッペ・ゼクスの装備は金庫室で盗みを終えてセキュリティフロアを出るまでとは言え、警備員に触れさえしなければ道中の障害をすべてスルーできるため段違いに難易度が低く、ほかの衣装解除を狙わないのであればこの変装をおすすめする。 このアプローチを完了させると、セラミックピストルが購入可能になる。 サポートクルーの人選 ガンマン どのクルーを選んでもサプレッサー付きの武器は用意してもらえないので、変装状態を続けたまま行動する場合、実質的な攻撃方法は背後からのステルスキルのみとなる。そのため強行突破をしないのであれば、最も安価なカール・アボラジで十分である。グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスターの場合は最初から用意した武装を持ち込めるので、強力な武器を用意しておけばステルス失敗時の強行突破がしやすくなる。 バグスターズと水道局の場合、持ち込める武器はセラミックピストル一丁のみで、用意した武装はスタッフロビー(洗濯室または廃棄物回収所)で回収しなければならない。ただ、マップに示されてこそいないが往路(行き)の時点で既に配置はされている為、寄り道をして回収する事は可能。 ドライバー 基本的にどのクルーを選んでも逃走自体に問題はないが、脱出時の変装はカジノ周辺部から離れると効力を失い攻撃されるので、バイク屋のザック・ネルソンは非推奨。車両の値引きを狙わないのであれば、車両の配置場所やそこまでのルートに鑑みても分け前がもっとも少ないカリム・デンツで十分に遂行できる。 ハッカー ターゲットを完全回収し、なおかつ金庫内での制限時間を厳守する場合は、可能なかぎり優秀なクルーを選択すること。実質ペイジ・ハリスか、解禁済みならアヴィ・シュワルツマンの2択になるが、ターゲットが芸術品で、なおかつ貸金庫を一切開けない場合は分け前の少ないヨハン・ブレアも選択肢に入る。 一般調達ミッションに関して 他のアプローチとやる事自体は変わらないが、フィナーレの内容上巡回ルートとセキュリティ情報の重要度が高いのでクリアしておくことを推奨する。 完全防備の警備員もステルス行動が前提なら問題にならないのでダガンの貨物は不要。発見されてもそのまま突破する計画ならばクリアしておく価値はある。ステルス突破が容易なグルッペ・ゼクスの場合、貨物未クリアで武装も貧弱にしておけば「ステルス失敗=死」というメッセージを暗に伝えることができ、他プレイヤーを脅迫できる(無駄な行動を抑制できる)ためさらに有効。 道中のハッキングを免除できるセキュリティパス(レベル2)は何かと便利。ただし、グルッペ・ゼクスの場合は一度指紋認証ハック(*2)をすればそれで経路は確保できる為、必要性はかなり薄いか。 参加者が少人数かつ金庫室の警報機を鳴らさずに脱出する前提なら、時間の余裕がないため電動ドリルの出番は無いだろう。 アプローチ特定の調達ミッション 侵入時の変装(必須)(*3) 金庫室に入り込むまで警備の目をごまかすための衣装装備一式を調達する。オフラインの強盗ミッションでもお馴染みのバグスターズ、グルッペ・ゼクス、ロスサントス水道電力局の3種類の服装から選べるが、いずれも2段階の調達ミッションをこなす必要がある。 バグスターズの装備 パート1.指定された場所に派遣されているバグスターズのバンを盗み出す。マーカーに指定された場所に向かうとバグスターズが駆除作業を行っている。敷地内には作業員だけでなく警備員までいるので、それらの目を掻い潜りながらバンを狙う。 バンの前にはサドラー等のトラックが停められているので、まずはそれを適当な所へ移動させてから本命のバンを盗む。この時点で強制的にバレて警備員が発砲してくるが、無視してさっさと逃げてしまった方がいい。応戦して殺してしまうと手配されるので帰り道が面倒になる。 パート2.ホテルにこっそり害虫を放つ。開始時にレスターから「昔の仕事で使った服」(*4)と清掃作業員の衣装に着替えさせられる。同時にロジャーズ・スクラップ処理場からゴミの代わりにゴキブリを満載したトラッシュマスターを取りに行くように指示されるが、仕事だと割り切って向かうべし。 トラッシュマスターの周辺には他にも清掃作業員がいるが、手出しさえしなければ普通に乗り込んで持っていける。怪しむあまり一人でも殺してしまえば高い手配度が付くので、カジノに向かう前に振り切らねばならない。 カジノの裏手近くにトラッシュマスターを停めたら、後ろからゴキブリがたっぷり詰まったゴミ袋を出して通用口3ヶ所の前に置いていく。この時、ゴミ袋を置いた時にカメラを向けて注視すると置いた袋から無数のゴキブリが沸き出していくのが見える。食事中の人、虫嫌いな人はくれぐれも注意しよう。 完了したら再びトラッシュマスターに乗り込み、エリアを離れればクリア。このミッションをクリアするとゴミ収集員のコスチュームが解禁される。 メンテナンス業者の装備 パート1.メンテナンス業者の服と道具を盗み出す。ロスサントス水道電力局の作業現場から、服と道具が入ったバッグを探し出す。 当然ながら部外者であるプレイヤーに対して作業員達は口頭で注意を発し、最終的には力ずくで追い出そうと殴りかかってくるが、銃を出すとあっさり逃げていく。殺してしまうと手配度が付くので、脅すのみに留めよう。 バッグを拾ったらアーケードへ持ち帰る。 パート2.ロスサントス水道電気局のバンを盗み、積まれている化学物質をホテルの換気システムに流し込んで不調にさせる。まずはバンを探しにマーカーで指定された場所へ向かう。到着すると、周囲に局の作業員が大勢いる中でバンを盗む事になるが、前回同様に銃を抜くか向ければ一目散に逃げ出すので安全に持ち出せる。バンを手に入れたらカジノの裏手に置きに行き、自動的に「危険物ガソリン缶」が装備品に追加されるので、それを持ってカジノへ入る。 屋上ヘリポートから換気システムへ行くと、一台だけ破損して修理中のものがあるので、それによじ登って換気口から危険物ガソリン缶の中身を流し込む。操作は普通のガソリン缶と同じ。 十分に流し込めたらまた地上に戻りバンを回収、アーケードに持っていく。 グルッペ・ゼクスの装備 カジノ偵察でセキュリティトンネルを発見していると調達可能になる。 パート1.いずれかの修理工場にある未塗装のストッケードを回収する。乗り込もうとするとキーが必要と言われるので、付近の整備士らを殺して奪い取る必要がある。整備士の中にはレンチに加えてショットガンを持っている者もいるので素直に銃器で始末すること。 整備士の死体からキーを回収し、ストッケードをアーケードまで持ち帰れば完了。整備士を殺すと直接手を出したプレイヤーのみ に手配度☆3が発生する。カジノ強盗の調達ミッションでは基本的にレスターの手配消しスキルが使用不可だが、この調達ミッションでは何故か手配消しスキルが例外的に使用可能となっている為活用しよう。 パート2.偽装のために本物のナンバープレートを撮影し、変装用の服を強奪する。ダガンの警備とグルッペ・ゼクスのミーティングに潜入し、指定のストッケードのナンバープレートを撮影した後、そのストッケードに積まれているグルッペ・ゼクス警備員の装備2個を回収し、アーケードへ届ければ完了。 「巡回ルート」によく似た内容で、サプレッサー付きの銃で警備員は始末出来るのでストッケード周辺の邪魔者を片付けてしまえば後は容易い。ただし発見判定は相変わらずシビア。バレた後の展開は巡回ルートと全く同じで、手配度2が付く中で現場の私兵と警備員を皆殺しにしなければならなくなる。さっさと必要なことだけ済ませよう。パート1と同じく、レスターの手配消しスキルが例外的に使用可能。 ヤン・アンセスター カジノ内でヤンのイベントを発生させていた場合は上記3つの変装プランに加え、彼の協力を得てファンとしてカジノ内に潜入するプランも実行可能になる。このプランの場合は本来スタッフロビーすら通る許可が下りていない部外者である為、ある程度通行許可が得られている他の変装プランと違いすんなり素通り…というわけにもいかない。ただし、大ペテン師アプローチ全般に言える事だがスタッフロビーフロアで変装が通じない警備員達(ミニマップで赤く表示されている警備員)は、視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレないという特徴がある。この為、スタッフロビーでは非武装状態で警備員達の視界内を素早く走り抜けていくという攻略法も可能である。 このアプローチではグルッペ・ゼクスの変装と同様強盗準備で仕入れた武器をあらかじめ所有した状態でスタートできるため、バレることを前提で行うのであれば他のアプローチよりも強行突破がしやすくなるという利点も。このプランでクリアした場合、彼の愛車でもあるフューリアに割引が適用されるので、それが目的であれば敢えてこのアプローチで行くのも悪くはない。 ヤンからの依頼1.:デッドウェイトまずは電話での指示にあるように、カジノの駐車場でヤンが使っていたダークブルーのレンタカーを探す。車種はフュージティブ。時間帯が夜だと若干溶け込んで探しにくいが、ホイール等が改造されているのでよく確認しよう。尚この車はカーゴボブで運ぶことが出来ない。 見つけたらその車に積まれた「荷物」の処理をするため、指定された地点へ向かう事になる。カジノの裏仕事の「開封厳禁の荷物」と展開は似ているが、こちらは警察による検問がない代わりに指定地点に近づくとパニック状態のヤンが場所を変えてくるので、その都度向かう方向を変える事になるため少々面倒。最終的には、チリアド山の利他主義カルト教団本拠地へ持っていく事になる。余談だが、このフュージティブはカジノの裏仕事時の車両とは違いしっかりとトランクが閉まっていて、強い衝突を繰り返した程度では「荷物」を見ることはできない。 到着すると教団員から銃を向けられながら敷地に入って教祖の家の前に車を置くことになるが、いたずらに長居したりうっかり車で轢く等のヘマをすればたちまち四方六方から弾丸が飛んでくる激しい銃撃戦を切り抜けて逃げねばならない。ナビメッセージの警告通りにさっさとその場から大人しく立ち去ろう。 教団の敷地から出てエリアを離れたらクリア。 ヤンからの依頼2.:アフターパーティー電話でヤンから「自身が開いたパーティーの参加者のうち、数人の様子がおかしい」と聞かされ、カジノへ来るように指示される。 到着すると怪しい客の正体は紛れ込んでたパパラッチであり、写真も撮られてしまったのでそれを収めたカメラごとパパラッチの口を封じる様に頼まれ追いかける事になる。パパラッチ達はそれぞれバンやアスボ、バイクで別方向に逃げていき、一部はヘリに乗り換えて逃亡を図る。分散する範囲とスピードはそれなりに早いので、バザードやオプレッサーMk2などを持ち出すと楽。 パパラッチ達とそのカメラを全て処理すればクリア。 金庫用ドリル(必須) 金庫室の扉を破るために使用する。グルッペ・ゼクスをやるつもりで、既に装備を調達済でもやらなければならない。 強盗に押し入っているフリーサ銀行を襲撃し、強盗団(プロフェッショナル)の使用しているドリルを回収する。状況自体はジャガーノートのいないクライアントジョブの「強盗遂行中」のようなものだが、付与される手配度が3で警察がすぐに駆けつける上、ドリル回収後は強盗団の援軍(地上はフュージティブ、空からはバザード)までやって来るのでより素早く逃走しよう。警察と強盗団は一応敵対関係なので、銀行内で隠れているとある程度は潰しあってくれる。ただし遠くから見ている間はお互いの攻撃に対して不死状態になっているのか延々と撃ち合いをしているだけで一向に死なないので注意。 銀行付近で死んでしまうと警察に乗り物を押収されてより一層グダグダになるのでできるだけ死なないように。 CEOであればレンタルバザードで向かうと押収されないのも活用しよう。 レスターの手配度消しが利用可能なので、さっさと消してしまうのが楽。ただし追手のヘリコプターや車(赤アイコン)は手配度を消しても追いかけて殺そうとしてくるので注意。 強盗団のアジトを制圧している警察を殲滅してドリルを回収する。こちらのパターンだと屋外になり、警察に攻撃を加えれば強盗団も逃げていくので回収も逃走も楽。ただし援軍は普通に出現するので気は抜かないように。 脱出時の変装 脱出時に着用可能なN.O.O.S.E隊員もしくは消防士の服装を調達可能。これらは金庫室からスタッフフロアの洗濯室まで発見されずに到達しないと使えないが、外に脱出した際にある程度警察の目を誤魔化す事が出来る。 N.O.O.S.E装備警察署に突入し、署内のどこかにあるN.O.O.S.Eの装備を回収する。警察署は武器を装備していない状態であればロビー内まで手配されずに侵入できるが、武器を装備したりロビーから奥のいずれかの部屋に突入すればその時点で即手配される。署内にはピストルやショットガンを装備した警察はもちろん、カービンライフルを装備したN.O.O.S.E隊員までいるので激しい戦闘となる。ヘリなどの手段を用いて屋上に上ることができれば屋上のドアからも侵入できる。この場合、正面と比べて通路が狭く、警察も後ろから回り込んでこないため署内の警察を楽に殲滅できる。 署内で衣装を発見・回収したら手配度を消し、アーケードまで運ぶ。指定の数運べば完了。 所有しているのであれば装甲クルマを入り口そばに寄せておくと逃走が楽になる。 フィナーレ時にこの服装を選択した場合は周辺のN.O.O.S.Eの前を素通りすることができる。ただし一定距離離れた状態で隊員に見つかると発見状態になるので注意。 消防士の服装火災現場に出動している消防車を強奪してガレージまで持ち帰る。現場には消防士の他に警官もいる為手配は避けられないが、消防車で逃げられさえすればN.O.O.S.E装備の調達よりも手軽である。 各地の消防署に保管されている消防車を盗み、ガレージまで持ち帰る。こちらは上述より更に楽。ターゲットは複数表示されるがどれか一つを盗めば良い。 消防車の周りには消防士が数人いるが、銃を向けるかして脅せば逃げていく。或いはさっさと乗り込んで振り切ろう。 フィナーレ時にこの服装を選択した場合の効能はN.O.O.S.E装備とほぼ同じ。クリア後に消防士の服装が服屋で購入可能になる。 ハイローラーの服収集要素の一つであるトランプを全て集めてボーナス衣装をアンロックしていた場合、ハイローラーの服を脱出用の変装として常に選択できるようになる。 これは調達ミッションが不要なので手軽な選択肢となり、カジノ強盗を極める上では是非手に入れて活用したい。 ただしほか2種とは違い、カジノ外のN.O.O.S.Eの前を素通りすることはできない点に注意。敵の視界に入りさえしなければほかの変装となんら変わることなく逃走できる。 状況自体は隠密行動アプローチの未発覚状態の時と全く同じである。 フィナーレ アーケードからカジノ入口まで 攻撃的・隠密行動アプローチとは異なり、カジノまでの移動は侵入時の衣装と同時に調達した乗り物で行う事になる。バグスターズの場合は、バグスターズ・ブリートでスタッフ出入り口へ向かう。 メンテナンス業者の場合は、水道局仕様ボックスヴィルで廃棄物回収所から入る。 グルッペ・ゼクスの場合は、ストッケードでセキュリティトンネルから入り込む。 ヤン・アンセスターの場合は、シャフターV12でメインロビーからそれぞれ侵入する事になる。 中に入るまでは、指示通り銃を振り回したり乗り物から降りたりしないようにしよう。 カジノ入口から金庫室前フロアまで ここでは4ルートの攻略手順を記載する。いずれの場合も発見された場合は攻撃的アプローチと同じ方法で金庫内まで向かう事になるが、グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスター以外は用意した武器を回収できていなければ貧弱なままな上、単純に金庫内での制限時間の事を考えると自滅からのクイック・リスタートでステルスに再挑戦した方が手っ取り早い。スタート時・カジノ内到着時・金庫外脱出時・カジノ外脱出時がそれぞれチェックポイントとなっているため、リカバリーは容易。 バグスターズ装備の場合 スタッフフロアを経由してミス・ベイカーのオフィスに湧いているゴキブリの駆除を装って侵入、室内のエレベーターを使って金庫室前フロアに直行する。エレベーターにはキーカード非対応のLv.3セキュリティが掛かっているのでハッキングで解錠する。 一応、下記のメンテナンス業者装備及びヤン・アンセスター装備と同じルートが使用可能である為、そちらに向かうこともできる。メンテナンス業者装備及びヤン・アンセスター装備と同じルートの方が(セキュリティパスLv.2があれば)時短且つ巡回している敵を倒しやすい傾向にあるため、ある程度慣れているプレイヤーは正攻法のルートではなくこのルートを選ぶことが多い。加えて言えば、復路時には結局このルートを通るため、このルート上の敵を往路時の段階で数を減らせられるというのも良い点。 ただし、それら2つとは異なり金庫前フロアまでの階段の途中(搬入口付近)以下の場所に到達するまで(正確には地下へ行けという指示に変わるまで)ダッシュが出来ない。素早く動けない事を加味して行動すること。 ミニマップに示されていないが、ガンマンの用意した武器は既に洗濯室内に配置されているので回収できる。 メンテナンス業者装備の場合 廃棄物回収所から侵入し、配管工事を装い洗濯室まで向かう。ミニマップに示されていないが、ガンマンの用意した武器は既に廃棄物回収所内に配置されているので回収できる。その先には金属探知機が存在するのでこれを回収しつつ変装を維持する事は出来ない…と思いきや、金属探知機の仕様を理解しておけば武器を回収しつつも変装を維持する事は可能である。詳細は後述 。 このルートで安全に通れるのは洗濯室まで。 エレベーターか階段を使って金庫前フロアへ移動する。このルートではエレベーターや階段のある通路(セキュリティパス レベル2必須)から先が立ち入り禁止区画となるので、通路入り口のロックを解除したら通路内を巡回している警備員が離れたスキを狙うか始末した上で階段のキーロックを解除し、そこから下に下る。 エレベーターの場合は金庫室前フロアに到着するとタイミングが悪いと巡回している警備員にも発見されやすいため階段での移動を推奨する。階段を使った場合は踊り場に設置されたカメラを避ける必要があるが、こちらを向いていない間に真下の壁に張り付いてしまえば発見されずに通り抜けられる。また「隠密行動」とは違いここに警備員は出現しない。 ここに限ったことではないが、階段は一人称視点の時、モーションが省略されるため三人称視点の時よりも遥かに素早く移動できるので活用しよう。先述のように、カメラに一定時間映りこまずにさっさと走り抜けたりすれば見つかる事はない。 階段及び踊り場でプレイヤーが密集しすぎると、単純に階段内で動きづらくなり、カメラに見つかる可能性があるので注意。 グルッペ・ゼクス装備の場合 他ルートとは大きく展開が異なり、セキュリティトンネルから侵入後ストッケードから下車、チップの配送に来た警備会社を装って階段かエレベーターで直接金庫フロアに向かう。変装を維持している限りは武器を手にしていようが走ろうが踊ろうが全く怪しまれる事もなく金庫前まで辿り着けてしまう という、他の変装ルートがハズレに思えるほどのヌルゲーと化す。ただし警備員に接触するとバレてしまうので要注意。当たり前だが発砲すると正体が発覚する。 セキュリティトンネルの入り口判定はマップのチェックポイントを中心とした円状になっているため、ロストのたまり場(*5)の奥の壁あたりにぶつかると、入った判定になる。ラ・メサスタートにおいてエリートチャレンジの時間短縮に活用できる。 滅多にないことだが、セキュリティトンネル侵入前にストッケードが破壊された場合、バグスターズと同じくスタッフロビーの入り口から入ることになる。その場合、1階のスタッフフロア及び地下の金庫室前フロアでの変装効果が全く無い状態でスタッフロビースタートとなってしまう。 1階のスタッフフロアでは武器を持たず警備員の視界内に留まり続けないように走り抜けることで素通り可能。 金庫室の扉は他の変装と同じく金庫用ドリルでこじ開けることになる。 ヤン・アンセスターの場合 ヤンの取り巻きのファンを装いメインドアからミス・ベイカーのオフィスまで向かい、ちょっとした流血沙汰の後ホテルフロアを経由してスタッフエリアに階段で向かう。当然修理業者や警備会社の変装などではないので、この場合はホテルフロア侵入時からステルス状態になる。 スタッフフロアへ下る階段にもカメラがあるので注意。必要なら手すりを乗り越えて下に転落してしまってもいい。 他のルート同様、スタッフフロア侵入後は階段かエレベーターに向かう事になる。武器を持たず、警備員の視界内に留まり続けないよう走り抜けることで、口頭注意されるだけでスタッフフロアを素通りすることが可能。地下では通用しないため注意。 階段かエレベーターに到達した後の動きはメンテナンス業者装備と同じなのでそちらを参照。 共通の注意事項 侵入時に限るが1階のスタッフロビーフロアで変装が通じない警備員達(ミニマップで赤く表示されている警備員)は、視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレない。隠密行動アプローチと大きく仕様が異なる点の1つ。ただし武器を装備していたり、非武装でもずっと視界に入り続けているとバレて攻撃されるので過信は禁物。さっさと視界内から去ること。 特にヤン・アンセスターの装備の場合はこの事を理解しているかどうかで難易度が大きく変わる。 + 侵入時における1階のスタッフロビーフロアの敵についての参考動画 巡回している警備員及び従業員の視界に他の警備員及び従業員の死体が入っても何の反応も示さない。これも隠密行動アプローチとは仕様が異なる点。ただし監視カメラは死体を普通に検知する。 変装が通じている警備員及び従業員でも、その視界内でセキュリティパスを通したりハッキングをすると発覚するので注意。忘れがちだがセキュリティパスは盗み出したものであり、カジノ関係者以外の人間が持っているはずがないものである。 金属探知機はガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持しているか否かで挙動が変わる。ガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持していない場合に金属探知機を通ると高音のアラームが鳴り、周辺の従業員や警備員がその方向に視界を向ける。それ以上の事は特に起こらない。 ガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持している場合に金属探知機を通ると低音のアラームが鳴り、周辺の従業員や警備員がその方向に視界を向け、さらにスタッフロビーの従業員、警備員に変装が通じなくなる(ミニマップで赤く表示されるようになる)。先述のように、この状況で視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレない。すなわち、ヤン・アンセスターの装備プランでスタッフロビーに向かった時とほぼ同じ状況になる。 普通にプレイしていれば起こりようがないが、グルッペ・ゼクスの装備でセキュリティトンネルを通って搬入口に入り、スタッフロビーに向かって金属探知機を鳴らした後金庫室フロアに向かうとフロアの警備員達がミニマップで赤く表示されるようになっている。しかしながら、彼らの視界内に入っても特に何も起こらない。ただし、こちらに対して喋りかけなくなる。尚、金庫室からの帰りの際はミニマップで白く表示され、元の状態に戻っている。 金属探知機の音に敵が反応するのは金属探知機1つにつき1回限り。例えばスタッフ出入口の金属探知機の音に(主に警備室周辺の)敵を反応させた後、廃棄物回収所の金属探知機の音に敵を反応させた場合、もう一度スタッフ出入口の金属探知機の音を鳴らしてもそちらに反応することは無い。 その他、メンテナンス業者の装備プランの際、ガンマンが用意した武器は廃棄物回収所に置かれるが廃棄物回収所の金属探知機を鳴らした後に逆戻りして武器を回収してもう一度金属探知機を通ると低音アラームが鳴り響くものの、警備員達はそれに反応する事は無いということになる。 尚、復路(帰り)は何故か金属探知機が無効になっている為、音が鳴る事は無い。気にせず通り抜けよう。 金属探知機の音を感知する一方で、「ヒューメイン研究所襲撃:EMP配達」や「カジノ:清算」といったステルスミッションとは異なり、敵はプレイヤーの足音やクラクションといった物音等は感知しない。このため、ステルスモードでの忍び足といったことを行う必要が基本的に無く、ダッシュで近くを通っても問題ない。ただし、ヤン・アンセスターの装備のルートでスタッフロビーのカウンター内の従業員を倒す場合、ステルスモードでの素手殴りでなければ高確率で周辺の敵に「音」に気付かれ、発覚してしまうことがある。他の大抵の状況では特に気にせず敵を銃殴りで倒せるが、このカウンター内の敵を倒す時だけはステルスモードでの素手殴りを活用しよう。詳細は下記動画を参照。 + ヤン・アンセスターの装備時のスタッフロビーのカウンター内の敵について 監視カメラはその視界に一定時間「異常」が映りこむ事で発覚状態に至るという仕組みの為、カメラの視界内でも一定時間映りこまずに走り抜けたりすれば見つかる事はない。 金庫室前フロアでは複数の警備員やカメラが配置されている他、警備員2名が一定のルートを巡回移動している。この2名さえ始末してしまえば後はカメラの背後を通りながら棒立ちの警備員を背中から殴り倒していくだけになるので、移動ルートを見極めて速やかに片付けてしまおう。先述のように巡回している警備員の視界に他の警備員の死体が入っても反応されないので、自分が入らない事だけを意識しよう。 巡回している警備員の背後を追いかけるようにすれば金庫前まで誰一人殺さずに通り抜ける事も可能。逆に警備員を全滅させる事も可能であり、帰りに配置される敵の数は行きに倒した分減らすことができる。 金庫室前フロアから金庫内まで バグスターズ装備ルートの場合は直通エレベーターを使用するため、その出入り口がある金庫室手前の広間近くがスタート地点となる。エレベーター前は巡回している警備員の視界に入る事は無いので余裕を持って突破のタイミングを伺える。 メンテナンス業者及びヤン・アンセスタールートの場合はスタッフ用階段もしくはエレベーターがスタート地点となる。ここから侵入した場合は出入り口が警備員の巡回ルートに非常に近くなるため、エレベーターの中に留まっていたり階段室ドアのすぐ側で待機していると発見される事が多い。エレベーターの場合は直ちに移動し、階段の場合はドアから離れた位置で警備員が通り過ぎるのを待つ。 尚階段室のドアは外に出るのは自由だが、中に戻ろうとすると解錠が必要となる。その為一旦出入り口から出た後警備員を避けに戻っても締め出されてしまい…といった展開になりやすい。他のプレイヤーに開けてもらっても開閉する向きの関係で逃げ遅れやすいので、一旦出たら戻らないつもりで。 グルッペ・ゼクスルートでもスタッフ用の階段かエレベーターを使うことになるが、こちらは警備員達の案内を受けつつ金庫室まで移動するだけになる。 金庫室へ続く通路のドアを開ける。ヒューメイン研究所襲撃と同様の2人同時でのカード認証を行う。タイミングがシビアなので、反対側のプレイヤーの動きには目を光らせておくこと。 金庫室の扉を開ける。バグスターズ、メンテナンス業者、ヤン・アンセスターの3ルートでは金庫室の扉はフリーサ強盗と同様にドリルでこじ開ける事になる。ただしあちらのドリルは奥へと少しずつ押し込んでいく繊細な作業が必要であったのに対し、今回は破壊対象であるディスクにドリルを軽く押し当てているだけで奥へと自然と押し込まれていく為、より簡単になっている。不安であればアーケードで練習用機材を購入して練習しておこう。 グルッペ・ゼクスルートの場合は変装状態を維持さえしていれば、他ルートとは違い都合よく居合わせた金庫番が自ら開けてくれる。お礼にロスサントス式の感謝を伝えよう。 ターゲットを回収する。キーパッドは指紋認証ハックにて解錠することになるので、手慣れたプレイヤー1~2人が解錠して周り、残り1~4人が回収に徹すると効率が良い。 変装を維持していれば時間に余裕ができるので、ターゲットが芸術品の場合でなおかつ参加者が3人以上の場合は貸金庫を開けても良い。 ターゲットが現金や金塊の場合は制限時間の超過に気をつけること。 金庫から脱出する。変装がバレていない状態で金庫室に侵入し、その上で金庫室内での制限時間に達する前にメンバー全員が金庫外に出ていれば正体が発覚されずに脱出に移れる。ハックやターゲットの回収、貸金庫の解錠は中断する際にも若干時間が掛かるので引揚げは気持ち早めに取り掛かること。 残り20~30秒に達した時点で作業を切り上げて扉に向かうようにすると安全。 最後は入った時と同様に同時認証を済ませて外に出る。 カジノからの脱出 金庫室から脱出した後は来た道を戻り、各出入り口から外への脱出を目指す。グルッペ・ゼクス以外の3ルートは金庫室から出た直後から侵入時同様にカメラと警備の目をかいくぐる必要がある。 グルッペ・ゼクスに変装している場合はスタッフフロアに移動するまで侵入が発覚しないため逃走の手間が若干省ける。誰かが到達したと判定されると金庫室フロアの敵も赤になるので、固まって動かないと誰かが発見される→即発覚となる。判定は、階段の場合扉を出る前なので気を付けること。尚、金庫室フロア及び階段内の監視カメラは白のままである。 金庫室フロアの階段とエレベータのキーパッドは、行きの時点で階段はキーパッドクラッカー、エレベータは指紋認証ハックとなっているが、帰りは何故か種類が入れ替わっている。 スタッフフロアでは巡回中の警備員やカメラに発見されずに洗濯室まで到達できれば、準備ミッションで調達した脱出用の衣装に着替えて再び警備員の目をごまかせるようになる。用意した武器はバグスターズプランであった場合は洗濯室、メンテナンス業者プランであった場合は廃棄物回収所に配置される。 階段を使って上れば、バリケードの有無に関わらずドアの前を通る警備員とその次のドアの辺りをうろつく警備員の計2人をタイミングを計り銃殴りで黙らせるだけで洗濯室へ到達できる。当然だが、銃を撃ったり、不用意に敵の目の前に飛び出して姿を晒したりするのはNG。たまに手配度5になったことに焦って「発覚した」と勘違いしてしまった初心者プレイヤーが先述のNG行動をしてしまうことがある。 見つかっていない状態で、敵の正面から(殴り)倒すと発覚状態にならずとも、脱出用の衣装が消えてしまう事があるというバグが存在する。なるべく敵の背後から倒すよう心がけよう。 洗濯室で全員が着替え終わる前に誰かが発見された場合はすでに着替え終わったメンバーを含む全員の正体が露見するため、変装の効果はなくなってしまう。また全員が変装に成功しても警備員とぶつかったりするとやはり変装がバレてしまうので余計なことはしないようにしよう。 ちなみにどの変装であっても変装後は銃を手にしている姿を敵に見られても特にバレたりしない。 金属探知機は何故か音を出さず無効になっているので気にせず通り抜けてよい。 着替えた後はカジノのメインフロアへ脱出するよう指示が出るが、無視して他の出入り口から脱出してもよい。事前に脱出場所としてどこを指定したかに関わらず全ての出入り口から脱出が可能なので、向かう先を間違えないこと。 (未発覚の状態で)カジノのメインフロアに入ると、通常営業中のカジノ内を歩いてメインエントランスへ向かう事になる。ここでバレる心配はない。武器は出そうと思っても出せない。 ちなみにトム・コナーズも受付に普通にいるのでトムを横目に脱出しよう。 基本的に脱出用の衣装に着替えて逃走するのが一般的で安定した攻略法だが、もし脱出用の衣装を準備していない場合、もしくは脱出用の衣装が消えてしまうバグが発生してしまった場合、あるいは隠し金庫の現金を取得したい場合の行動の仕方は以下の動画を参照。 + 脱出用の衣装を使用せずに未発覚で脱出する方法の参考動画 カジノ外からクリアまで カジノから出ると大勢のN.O.O.S.E部隊に包囲される。すでにカジノ内で正体が発覚している場合は脱出直後から通常の手配☆5状態となる。 未発覚状態の場合は服装によって状況が若干変化する。N.O.O.S.Eか消防士に変装できていれば攻撃を受けずにある程度自由に動く事が出来る。この場合はカジノから離れると通常の手配☆5と同様の状態に移行する。 ハイローラーの服装もしくは未変装の場合は発見次第攻撃されるが、N.O.O.S.Eの視界に入らなければ比較的安全にその場を離れる事が可能。状況自体は隠密行動アプローチの未発覚状態の時と全く同じ。この状況の場合、隠密行動アプローチと同じくこのフェーズのみの地味な注意点として、監視カメラの真下は通らないこと。本来監視カメラの真下はカメラの視界外で安全地帯だったのが、このフェーズでは逆に監視カメラの真下に入ると即発見されてしまう(逆に監視カメラの本来の視界内であろう場所に居たとしても何故か発見されない)。 未発覚状態であれば、しばらくするとメインエントランス付近に消防車が1台(消防士は3名)駆け付けてくる。場合によってはこれを奪い逃げるのも良い。尚、消防士の変装に着替えていた場合は「本物の消防士に発見されると偽装に気づかれる」とレスターから警告を受けるが、消防士達の視界内に入っても特に発覚するようなことは無い模様。 本物の消防士が到着した時点で消防車を盗むなりカジノを離れるなりしているのが普通なのであまり気にすることではないが、本物の消防士のその後の動きについては以下の通り。 + 本物の消防士の動きについての余談 本物の消防士の3名はそれぞれメインエントランス前を横切る者、駐車場方面に向かう者、スタッフロビー方面に向かう者と行く先はバラバラだが、彼らには「目的地」が存在し、N.O.O.S.E装備で変装していない場合はそこに誰かが到着した時点でこちらの変装が強制的に発覚する…という仕組みになっている。N.O.O.S.E装備で変装している場合は、消防士達が「目的地」に到着した後にプレイヤーが本物のN.O.O.S.Eの視界に入ると変装が即発覚するようになる。 一応、本物の消防士それぞれが「目的地」に到達する前にステルスキルで(周辺のN.O.O.S.Eに見つからずに)倒す事で強制的に発覚する事を防ぐことができる。とはいえ、(このパターンに限ったことではないが)この段階でカジノ周辺にしばらく留まり続けるとやがて警察が普通にスポーンしだすので防いだところで特に意味はない。 カジノ周辺から脱出した後はターゲットの買い手との待合場所へ向かう。カジノの敷地外に出た時点で変装の効力は失われるため、他のアプローチと同様に手配を消してから向かうことになる。 ヤン・アンセスタールートを選んだ場合はヤンが逃走用に自身のフューリアを提供はしてくれる。ただし、停車場所がカジノの駐車場(=N.O.O.S.Eの溜まり場のド真ん中 )となっている。また、2人乗りの乗り物であることに留意。消防士もしくはN.O.O.S.Eに変装した際の未発覚状態であれば、周辺のN.O.O.S.Eを気にせず安全で容易に乗り込める上にそのまますぐに立ち去ることができる。 ハイローラーもしくは未変装の未発覚状態の場合は周辺のN.O.O.S.Eの目を誤魔化すことはできないので安全に乗り込むことは難しい。別のルートで逃走することを推奨する。 防弾タイヤ未装備なため、発覚状態で無理に乗り込んでもカジノから遠ざかる前にパンクさせられることも少なくない。 エリートチャレンジ条件 気づかれるな強行突破は不可。バレたらホワイトボードからやり直しである。 15 00以内に完了選択するルート次第で難易度が大きく変化する。一番楽なのは当然グルッペ・ゼクスルート。冒頭の移動時に鈍重なストッケードを使わざるを得ないものの、道中の大半を素通り出来る為その分時間を大幅に節約可能。スタッフフロアの警備員を1~2人ステルスキルすれば変装と脱出まで済ませられるので心理的負担も少なめ。 バグスターズ・メンテナンス業者の2ルートは開始時に用意される車両が遅い事に加え、侵入時と脱出時の両方で道中の警備員やカメラ全てに対処しなければならないのでどうしても時間を取られがちになる。両ルートともいかにして往路で警備員やカメラの視界を掻い潜ってスムーズに金庫まで向かい、復路でスタッフフロアへの通路を監視する警備員らを速やかに片付けられるかが鍵となる。 ヤン・アンセスタールートでの挑戦はよほどの自信家かマゾヒストでない限りはオススメ出来ない。カジノまでの移動に比較的高速なシャフターV12を使えるのはいいが、侵入後の経路の回りくどさが最大の問題となる。 挑戦時のターゲットは回収時間や移動速度の点から芸術作品が最も望ましい。但し参加人数次第では現金や金塊でも全回収とチャレンジ達成の両立は可能だが、金塊の場合は移動速度が制限される点に留意。 脱出経路はN.O.O.S.Eを回避しやすいスタッフドアがオススメ。競馬場のトラックを経由すればハイローラーの衣装でも問題なく逃げられる。 最後の逃走手段はヘリが一番手っ取り早い。買い手が上級の場合は取引場所が非常に遠くなる為、車両を用いる場合はトンネル等の使用は控えた方が良い。 買い手を初級にしておけば最後の取引場所がカジノの近所になるのでヘリ抜きでも達成は楽になるが、報酬額はかなり安くなる。アワードを獲得したい人向け。 WASTEDなし最後の逃走時に死ななければ問題なし。 注意点(バグなど)※必読! 非発見時にプレイヤーが警備員の警備ルートのすぐ近くまで接近してしまうとプレイヤーの方を向いたまま動かなくなってしまう場合がある。特にステルスキル狙いで待ち構える際やスタッフフロアまで階段で登った際に起こりやすい。 この場合、プレイヤー全員が警備員から一旦離れしばらく待機すると元通りに移動をはじめることがある。 プレイヤー同士が固まって動いていた場合、警備員の視界に入ってしまっても何故か発覚しない。恐らくはプレイヤー間の回線同期の問題。上述の動かなくなるバグ同様、警備員に一番近いプレイヤーから他のプレイヤーが距離を取るとすぐに発覚扱いになる。これを利用してエリートチャレンジ挑戦時の時間短縮を図る事も可能ではある。 金庫室フロアの階段及びエレベーターのキーパッドは往路(行き)の時点で階段はキーパッドクラッカー、エレベーターは指紋認証ハックとなっているが、復路(帰り)の時点で階段は指紋認証ハック、エレベーターはキーパッドクラッカーに何故か変化してしまう。 屋上テラスから脱出時、使用した脱出口と実際に出てくる脱出口が一致していない。(攻撃的や隠密行動では正常)北西屋上テラスと南西屋上テラス及び北東屋上テラスと南東屋上テラスの出口が逆になっている。 開始時に脱出口に設定することでセットされる脱出口マーカーは、設定した脱出口から出ることができる脱出口にマーカーがセットされるため、マーカーに従って脱出すれば開始時に設定した脱出口から出ることができる。 脱出時、スタッフロビー到達後に見つかっていない状態で敵を正面から倒すと、発覚状態にならずとも脱出用の衣装が消えてしまう事がある。敵はできるだけ後ろから倒すようにした方が良い。 脱出時、スタッフフロアの警備室に繋がる4つの扉のうちスタッフロビー出入口側の扉が無条件で開く扉になっている。セキュリティパスの認証をしないで開けられるだけでなく、セキュリティパス2未調達時の場合や本来開くことのない赤ロック状態の場合においても開いてしまう。 アプローチ一覧へ(「強盗:ダイヤモンドカジノ」のページに戻る) コメント欄 仕様かバグかは知らないけど、バグスターズ侵入で地下行きのエレベーター内で銃出してたら誰にも見られてないのに発覚した。エレベーター到着と同時に警備員に包囲されてて発砲されてビビった - 名無しさん (2020-02-14 04 14 55) エレベーター内の監視カメラでしょ(適当 - 名無しさん (2020-02-16 22 35 14) バグスターズでスタッフドアからカジノに入ったのに、セキュリティトンネルに服装はそのままでストッケードに乗った状態でロードがあけた。誰かが警備員を殴ってたからそのままバレずに進められるかは不明。ちなみに、カジノに入る前に警備員を射殺してカメラに死体が映ってた。 - 名無しさん (2020-02-21 00 41 36) 今更だけど野良でこのバグ引いた。ホストがアレでガス噴かれたけどアイコンは敵対NPCの赤だけど相手にはグルッペに見えてるようで素通りでした。防犯カメラみたく長居してバレるかは不明。 - 名無しさん (2020-07-18 16 44 16) 何故どいつもこいつもヤンをしたがるんだ?値引き目的か? - 名無しさん (2020-02-21 23 05 55) さぁ?最初期の頃 一回ヤンのルートに参加したことあるが、結局強行突破になったものの、ホストが貨物ちゃんとやってくれてた上にPC版でヘッド狙いやすいから、何も知らなければ苦とは思わなかったな。 - 名無しさん (2020-02-26 02 46 07) グルッペ以外でダガン貨物やってないホストはマジで地雷だらけだよな。まず金庫室までステルス維持出来ない、例え維持出来てもガス噴出するまで略奪品取り続ける奴ばかり、セラミックピストル一丁で防ヘルフルアーマーの大群を突破出来ると本気で思っているのか? - 名無しさん (2020-03-03 21 29 47) 前に帰りだけで一時間かけてクリアした事あったけど二度とやりたくないわ。10分すらケチるホストなんて強盗やめちまえ - 名無しさん (2020-03-28 19 39 14) バグスターズ装備でカジノに入るまではバグスターズで行ってたのに、入った途端グルッぺルートの倉庫から始まり、グルッぺの車に乗ってるバグに遭遇しました…ダガンやってたのでゴリ押しで行けましたが、あのバクはいったい… - 名無しさん (2020-03-08 00 22 54) アンセスタールートで脱出する時、フューリアまで未発見で行けるルートってあったりする?興味本意で何度か試してみてるんだけど毎回見つかってハチの巣にされるんだよね… - 名無しさん (2020-03-15 16 38 00) スタッフドアから出て右手のポリスライオットの周りにいる奴らぶん殴って植木乗り越えたら行けないか? - 名無しさん (2020-04-09 11 55 21) 雑談掲示板で書いちゃったんだけどここで書くべきだと気付きました - ペテンでトラック内のうちにバレるようになったからフレと新しい逃げ道を見つけました。トラック中心にある駐車場には車が出現するし、乗ってもまだバレません。乗って橋の下を通るあたりでバレますが、石を避けながら木の下を潜って道路に出られます。ここから逃走車両に乗り換えるか、そのまま逃げるか、ヘリに向かうかはプレイヤー次第です。駐車場の車は1度使うと、どこかで死んでリスタートした場合使った車は消滅するようです。検証のため1度やり直したら2台のうち1使った1台が消えていて、もう1台を使い再度やり直したら次回からは車が無くなりました(5度リスタート) (2020-03-18 00 18 44) グルッペルートで最初から警備員が固まってるときがあるけどあれって対処法ないのか?何とか見つからずに外に出れたとしてもNOOSEも固まっちゃってるから逆にすごくやりづらくなる。 - 名無しさん (2020-03-18 21 39 46) NOOSEはスタッフドアから出て右の奴倒して競馬場外側ルートで逃げられない? - 名無しさん (2020-04-08 22 09 27) バグスターズかメンテナンス業者の時、先に洗濯室に武器取りに行けば万一の時に助かる。まぁ、取りに行く時の警備員の索敵範囲には注意だけど。 - 名無しさん (2020-04-11 22 05 27) 4月頭ぐらいから大ペテン師グルッペルートでエリート獲得してもボーナスが貰えない。リザルトではエリート達成として+10万入るのだが、実際にはエリート分が入っておらず。 - 名無しさん (2020-04-23 12 04 15) 2月頃からカジノ強盗やDD強盗のエリートチャレンジ報酬もらえてないバグが続いてる、旧強盗は未検証 - 名無しさん (2020-04-28 17 09 09) グルッペでやるときに金庫脱出した段階で敵に発見された状態になることがあるんだけど何が問題? - 名無しさん (2020-06-19 16 06 29) メンバーの誰かが警備員にぶつかったか、銃を向けたかのどっちか、同期ズレによるバグなら変装が適用されてないとか色々あって未知数 - 名無しさん (2020-06-19 18 27 00) 回答ありがとうございます。また同じことになったので確認しましたが、メンバーの一人がガスが噴出されている中回収しているのが原因でした。 - 名無しさん (2020-06-20 14 36 22) 全ペテン共通の小ネタ、帰り限定で1階警備室のスタッフドア金属探知機から一番近いドアだけキーカードを通さなくても空いた状態になってる、しかもセキュリティパス2を未調達だったり赤のロック状態でも外側から開くようになってる - 名無しさん (2020-06-24 02 51 37) 現場消防車の強奪でオプ2 でパトカー爆破した後手配度解除して、また消防車近づくと人が消えて手配度も付かなくなりました 再現できるなら調達が楽になりそう - 名無しさん (2020-07-20 00 11 21) エリートの要件に気づかれるな なんてあったっけ? ハッキング失敗0だった気がするけど - 名無しさん (2020-07-20 14 16 21) 野良なら隠密とかまず無理だから最初から見つかる前提で行きグルッペゼクス帰りスタッフロビーへ強行突破する方が圧倒的に早い気がする - 名無しさん (2020-08-16 13 52 11) なんか裏口から出るはずなのにカジノ内にいてNPCも撃って来ない&外に出られなくなった。メンバーには悪いけどどうしようもなかったから抜けてしまった - 名無しさん (2020-09-17 23 37 14) ホストの人には悪いけど、バグスタはハックと微妙に突破しづらい金庫前を回避して不通に中央階段降りて行った方が楽で早い気がするからそっち行ってる - 名無しさん (2020-10-27 14 35 07) バグスターズで行ったら敵のアイコンと視界がレーダーに出てこねえし必ずバレる。どうなってんだこれ - 名無しさん (2021-01-16 01 18 29) エレベーターで降りた後のフロアでNPCが歩かないのはバグですか?ステルスで突破できない - 名無しさん (2021-01-24 11 01 54) 同じく。全く動かないからバグスターズでステルス維持ができない。 - 名無しさん (2021-01-24 15 37 24) 警備員不動バグですね、グルッペとバグスターズの正規ルートなら一応攻略なルートはあるけど、それ以外だとドローン使えるバグが出来なくなった今は発覚せずに地下カウンター兵を倒せないと思われる - 名無しさん (2021-01-24 15 41 11) ちなみにバクスターズの場合はベイカーの部屋からのエレベーターを降りた後、降りた直後の敵とカウンター内の敵を倒した後、フロアを時計回りに移動して奥の監視カメラ下で固まってる敵の背後をすり抜けていけば未発覚で金庫まで行けます - 名無しさん (2021-01-24 15 45 55) エレベーター降りた後の敵と右の敵を、右のカメラが手前に向き始めた瞬間にダッシュして倒しして、右の扉開けて中の敵を素早く倒して金庫室の前までなんとか行けました!半時計周りで。バグだとカウンター内の敵は右の固まった敵を倒さないと倒せませんでした - 名無しさん (2021-01-25 00 18 15) ちなみに一人称、HG装備、R連打でやりました。 - 名無しさん (2021-01-25 00 20 49) 僕前に無料で買いました - 名無しさん (2022-04-09 19 58 00) メンテナンス業者とかヤンアンセスターの時に侵入時の金庫室前フロアでバグったときにステルス維持できる方法ってありますか? (2024-02-04 23 04 02) すべてのコメントを見る GTAVI(GTA6)の情報・攻略wikiを作成いたしました! ※アフィリエイト広告を利用しています。 Amazon Music Unlimited 最初の30日間→3ヶ月無料体験キャンペーン 5/7(火)まで Amazon Kindle 集英社(ジャンプ系)コミック50%ポイント還元セール 4/8(月)まで Amazon 新生活ストア 新生活スタートに役立つ人気アイテムを合計1億点以上 Amazon Kindle Unlimited 200万冊読み放題 1ヶ月無料体験 Amazon限定 日用品・食品・飲料 毎日タイムセール開催中 Amazon Kindle電子書籍ストア セール・ポイント還元開催中 Amazon アサヒ飲料 モンスターエナジー 355ml×24本 Amazon レッドブル エナジードリンク 250ml×24本 Amazon 『GTAオンライン』メガロドンシャーク マネーカード (GTA$ 10,000,000) 【Windows版】 Amazon プレイステーション ストアチケット 5,000円|オンラインコード版 Amazon PlayStation 5(CFI-2000A01) Amazon Anker PowerCore(10000mAh 大容量 モバイルバッテリー) Amazon Xbox Game Pass Ultimate 3ヶ月|オンラインコード版 Amazon ニンテンドープリペイド番号 9000円|オンラインコード版 Amazon Appleストア Amazon TVゲームストア Amazon Kindle Unlimited 200万冊読み放題 1ヶ月無料体験 楽天モバイル 3GBまで月980円(税別) データ無制限月2980円(税別) Amazon Kindle本 セール&キャンペーン Amazon プライム会員(30日間無料体験) Amazon人気の商品が日替わりで登場。毎日お得なタイムセール Amazon ヤスイイね 日用品・食品 お得なクーポン・タイムセールほか 無料トライアル実施中!<U-NEXT> ※U-NEXT広告について 本ページの情報は2023年4月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
https://w.atwiki.jp/gtav_2nd/pages/12.html
アプローチ:大ペテン師(The Big Con) imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 概要 サポートクルーの人選ガンマン ドライバー ハッカー 一般調達ミッションに関して アプローチ特定の調達ミッション侵入時の変装バグスターズの装備 メンテナンス業者の装備 グルッペ・ゼクスの装備 ヤン・アンセスター 金庫用ドリル 脱出時の変装 フィナーレアーケードからカジノ入口まで カジノ入口から金庫室前フロアまでバグスターズ装備の場合 メンテナンス業者装備の場合 グルッペ・ゼクス装備の場合 ヤン・アンセスターの場合 共通の注意事項 金庫室前フロアから金庫内まで カジノからの脱出 カジノ外からクリアまで エリートチャレンジ条件 注意点(バグなど)※必読! 概要 カジノに出入りする業者などに変装してカジノに潜入、セキュリティを突破して金庫内に侵入するアプローチ。 隠密行動アプローチと異なり道中の警備員を片っ端から片付けていく必要はないが、制約が多い中正体をバラさずに動かなければならないため、プレイヤーの質やプラン検討の重要性は高い。調達は念入りに行い、ゴタゴタは徹底的に省く必要がある。警備員を始末する必要があってもサプレッサー付の銃器が使えないため、金庫室までの道中は警備員の視界に入らないよう背後から殴り倒す、カメラは徹底的に避ける、といった具合の制約がついて回る。 潜入には4つのプランが存在し、選択した変装によって攻略手順や難易度が大きく変わる。中でもグルッペ・ゼクスの装備は金庫室で盗みを終えてセキュリティフロアを出るまでとは言え、警備員に触れさえしなければ道中の障害をすべてスルーできるため段違いに難易度が低く、ほかの衣装解除を狙わないのであればこの変装をおすすめする。 このアプローチを完了させると、セラミックピストルが購入可能になる。 サポートクルーの人選 ガンマン どのクルーを選んでもサプレッサー付きの武器は用意してもらえないので、変装状態を続けたまま行動する場合、実質的な攻撃方法は背後からのステルスキルのみとなる。そのため強行突破をしないのであれば、最も安価なカール・アボラジで十分である。グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスターの場合は最初から用意した武装を持ち込めるので、強力な武器を用意しておけばステルス失敗時の強行突破がしやすくなる。 水道局とバグスターズの場合、持ち込める武器はセラミックピストル一丁のみで、用意した武装はスタッフロビーで回収しなければならないため、強力な武装を用意してもあまり恩恵を得られない。 ドライバー 基本的にどのクルーを選んでも逃走自体に問題はないが、脱出時の変装はカジノ周辺部から離れると効力を失い攻撃されるので、バイク屋のザック・ネルソンは非推奨。車両の値引きを狙わないのであれば、車両の配置場所やそこまでのルートを鑑みても分け前がもっとも少ないカリム・デンツで十分に遂行できる。 ハッカー ターゲットを完全回収し、なおかつ金庫内での制限時間を厳守する場合は、可能なかぎり優秀なクルーを選択すること。実質ペイジ・ハリスか、解禁済みならアヴィ・シュワルツマンの2択になるが、ターゲットが芸術品で、なおかつ貸し金庫を一切開けない場合は分け前の少ないヨハン・ブレアも選択肢に入る。 一般調達ミッションに関して 他のアプローチとやる事自体は変わらないが、フィナーレの内容上巡回ルートとセキュリティ情報の重要度が高いのでクリアしておくことを推奨する。 完全防備の警備員もステルス行動が前提なら問題にならないのでダガンの貨物は不要。発見されてもそのまま突破する計画ならばクリアしておく価値はある。ステルス突破が容易なグルッペ・ゼクスの場合、貨物未クリアで武装も貧弱にしておけば「ステルス失敗=死」というメッセージを暗に伝えることができ、他プレイヤーを脅迫できる(無駄な行動を抑制できる)ためさらに有効。 参加者が少人数かつ金庫室の警報機を鳴らさずに脱出する前提なら、時間の余裕がないため電動ドリルの出番は無いだろう。 アプローチ特定の調達ミッション 侵入時の変装 金庫室に入り込むまで警備の目をごまかすための衣装装備一式を調達する。オフラインの強盗ミッションでもお馴染みのバグスターズ、グルッペ・ゼクス、ロスサントス水道電力局の3種類の服装から選べるが、いずれも2段階の調達ミッションをこなす必要がある。 バグスターズの装備 パート1.指定された場所に派遣されているバグスターズのバンを盗み出す。マーカーに指定された場所に向かうとバグスターズが駆除作業を行っている。敷地内には作業員だけでなく警備員までいるので、それらの目を掻い潜りながらバンを狙う。 バンの前にはサドラー等のトラックが停められているので、まずはそれを適当な所へ移動させてから本命のバンを盗む。この時点で強制的にバレて警備員が発砲してくるが、無視してさっさと逃げてしまった方がいい。応戦して殺してしまうと手配されるので帰り道が面倒になる。 パート2.ホテルにこっそり害虫を放つ。開始時にレスターから「昔の仕事で使った服」と清掃作業員の衣装に着替えさせられる。同時にロジャーズ・スクラップ処理場からゴミの代わりにゴキブリを満載したトラッシュマスターを取りに行くように指示されるが、仕事だと割り切って向かうべし。 トラッシュマスターの周辺には他にも清掃作業員がいるが、手出しさえしなければ普通に乗り込んで持っていける。怪しむあまり一人でも殺してしまえば高い手配度が付くので、カジノに向かう前に振り切らねばならない。 カジノの裏手近くにトラッシュマスターを停めたら、後ろからゴキブリがたっぷり詰まったゴミ袋を出して通用口3ヶ所の前に置いていく。この時、ゴミ袋を置いた時にカメラを向けて注視すると置いた袋から無数のゴキブリが沸き出していくのが見える。食事中の人、虫嫌いな人はくれぐれも注意しよう。 完了したら再びトラッシュマスターに乗り込み、エリアを離れればクリア。このミッションをクリアするとゴミ収集員のコスチュームが解禁される。 メンテナンス業者の装備 パート1.メンテナンス業者の服と道具を盗み出す。ロスサントス水道電力局の作業現場から、服と道具が入ったバッグを探し出す。 当然ながら部外者であるプレイヤーに対して作業員達は口頭で注意を発し、最終的には力ずくで追い出そうと殴りかかってくるが、銃を出すとあっさり逃げていく。殺してしまうと手配度が付くので、脅すのみに留めよう。 バッグを拾ったらアーケードへ持ち帰る。 パート2.ロスサントス水道電気局のバンを盗み、積まれている化学物質をホテルの換気システムに流し込んで不調にさせる。まずはバンを探しにマーカーで指定された場所へ向かう。到着すると、周囲に局の作業員が大勢いる中でバンを盗む事になるが、前回同様に銃を抜くか向ければ一目散に逃げ出すので安全に持ち出せる。バンを手に入れたらカジノの裏手に置きに行き、自動的に「危険物ガソリン缶」が装備品に追加されるので、それを持ってカジノへ入る。 屋上ヘリポートから換気システムへ行くと、一台だけ破損して修理中のものがあるので、それによじ登って換気口から危険物ガソリン缶の中身を流し込む。操作は普通のガソリン缶と同じ。 十分に流し込めたらまた地上に戻りバンを回収、アーケードに持っていく。 グルッペ・ゼクスの装備 カジノ偵察でセキュリティトンネルを発見していると調達可能になる。 パート1.いずれかの修理工場にある未塗装のストッケードを回収する。乗り込もうとするとキーが必要と言われるので、付近の整備士らを殺して奪い取る必要がある。整備士の中にはレンチに加えてショットガンを持っている者もいるので素直に銃器で始末すること。 整備士の死体からキーを回収し、ストッケードをアーケードまで持ち帰れば完了。整備士を殺すと直接手を出したプレイヤーのみに手配度☆3が発生する。その為参加メンバーが複数人いる場合は途中で運転を交代すれば手間取らずに完了させられる。 ソロの場合は最初に整備士を攻撃し、全滅を確認したらその場から離れて手配を消して戻り回収すると楽。 パート2.偽装のために本物のナンバープレートを撮影し、変装用の服を強奪する。ダガンの警備とグルッペ・ゼクスのミーティングに潜入し、指定のストッケードのナンバープレートを撮影した後、そのストッケードに積まれているグルッペ・ゼクス警備員の装備2個を回収し、アーケードへ届ければ完了。 「巡回ルート」によく似た内容で、サプレッサー付きの銃で警備員は始末出来るのでストッケード周辺の邪魔者を片付けてしまえば後は容易い。ただし発見判定は相変わらずシビア。バレた後の展開は巡回ルートと全く同じで、手配度2が付く中で現場の私兵と警備員を皆殺しにしなければならなくなる。さっさと必要なことだけ済ませよう。 ヤン・アンセスター カジノ内でヤンのイベントを発生させていた場合は上記3つの変装プランに加え、彼の協力を得てファンとしてカジノ内に潜入するプランも実行可能になる。ただしこの場合は他の変装プランと違いスタッフロビーすら素通りが出来ず、また、大ペテン師ではサプレッサー付きの銃は支給されないため、実質発砲ができない隠密行動アプローチのようなものである。そのため完全ステルスを狙う場合はどのアプローチのどのパターンよりも格段に難易度が高く、興味本位程度でこのプランを選択するのは推奨できない。さらに言えばアンセスター自身が非常に鬱陶しい。 その代わり、このアプローチではグルッペ・ゼクスの変装と同様強盗準備で仕入れた武器をあらかじめ所有した状態でスタートできるため、バレることを前提で行うのであれば他のアプローチよりも強行突破がしやすくなるという利点も。このプランでクリアした場合、彼の愛車でもあるフューリアに割引が適用されるので、それが目的であれば敢えてこのアプローチで行くのも悪くはない。 ヤンからの依頼1.:デッドウェイトまずは電話での指示にあるように、カジノの駐車場でヤンが使っていたダークブルーのレンタカーを探す。車種はフュージティブ。時間帯が夜だと若干溶け込んで探しにくいが、ホイール等が改造されているのでよく確認しよう。尚この車はカーゴボブで運ぶことが出来ない。 見つけたらその車に積まれた「荷物」の処理をするため、指定された地点へ向かう事になる。カジノの裏仕事の「開封厳禁の荷物」と展開は似ているが、こちらは警察による検問がない代わりに指定地点に近づくとパニック状態のヤンが場所を変えてくるので、その都度向かう方向を変える事になるため少々面倒。最終的には、チリアド山の利他主義カルト教団本拠地へ持っていく事になる。余談だが、このフュージティブはカジノの裏仕事時の車両とは違いしっかりとトランクが閉まっていて、強い衝突を繰り返した程度では「荷物」を見ることはできない。 到着すると教団員から銃を向けられながら敷地に入って教祖の家の前に車を置くことになるが、いたずらに長居したりうっかり車で轢く等のヘマをすればたちまち四方六方から弾丸が飛んでくる激しい銃撃戦を切り抜けて逃げねばならない。ナビメッセージの警告通りにさっさとその場から大人しく立ち去ろう。 教団の敷地から出てエリアを離れたらクリア。 ヤンからの依頼2.:アフターパーティー電話でヤンから「自身が開いたパーティーの参加者のうち、数人の様子がおかしい」と聞かされ、カジノへ来るように指示される。 到着すると怪しい客の正体は紛れ込んでたパパラッチであり、写真も撮られてしまったのでそれを収めたカメラごとパパラッチの口を封じる様に頼まれ追いかける事になる。パパラッチ達はそれぞれバンやアスボ、バイクで別方向に逃げていき、一部はヘリに乗り換えて逃亡を図る。分散する範囲とスピードはそれなりに早いので、バザードやオプレッサーMk2などを持ち出すと楽。 パパラッチ達とそのカメラを全て始末すればクリア。 金庫用ドリル 金庫室の扉を破るために使用する。 強盗に押し入っているフリーサ銀行を襲撃し、強盗団(プロフェッショナル)の使用しているドリルを回収する。状況自体はミニガン重装兵のいないクライアントジョブの「強盗遂行中」のようなものだが、付与される手配度が3で警察がすぐに駆けつける上、ドリル回収後は強盗団の援軍(地上はフュージティブ、空からはバザード)までやって来るのでより素早く逃走しよう。警察と強盗団は一応敵対関係なので、銀行内で隠れているとある程度は潰しあってくれる。 銀行付近で死んでしまうと警察に乗り物を押収されてより一層グダグダになるのでできるだけ死なないように。 強盗団のアジトを制圧している警察を殲滅してドリルを回収する。こちらのパターンだと屋外になり、警察に攻撃を加えれば強盗団も逃げていくので回収も逃走も楽。ただし援軍は普通に出現するので気は抜かないように。 脱出時の変装 脱出時に着用可能なN.O.O.S.E隊員もしくは消防士の服装を調達可能。これらは金庫室からスタッフフロアの洗濯室まで発見されずに到達しないと使えないが、外に脱出した際にある程度警察の目を誤魔化す事が出来る。 N.O.O.S.E装備警察署に突入し、署内のどこかにあるN.O.O.S.Eの装備を回収する。警察署ということもあり、突入した時点で手配され、署内にはピストルやショットガンを装備した警察はもちろん、カービンライフルを装備したN.O.O.S.E隊員までいるので激しい戦闘となる。正面から突入すれば四方八方から攻撃されるが、実はヘリなどの手段を用いて屋上に上ることができれば屋上の階段からも侵入できる。この場合、正面と比べて通路が狭く、警察も回り込んでこないため署内の警察を楽に殲滅できる。 署内で衣装を発見・回収したら手配度を消し、アーケードまで運ぶ。指定の数運べば完了。 装甲クルマを入り口そばに寄せておくと逃走が楽になる。 消防士の服装火災現場に出動している消防車を強奪してガレージまで持ち帰る。現場には消防士の他に警官もいる為手配は避けられないが、消防車で逃げられさえすればN.O.O.S.E装備の調達よりも手軽である。 各地の消防署に保管されている消防車を盗み、ガレージまで持ち帰る。こちらは上述より更に楽。ターゲットは複数表示されるがどれか一つを盗めば良い。 消防車の周りには消防士が数人いるが、銃を向けるかして脅せば逃げていく。或いはさっさと乗り込んで振り切ろう。 フィナーレ時にこの服装を選択した場合はフィナーレ時にカジノ入り口前の消防車を使って包囲網を掻い潜る事が出来る。 ハイローラーの服収集要素の一つであるトランプを全て集めてボーナス衣装をアンロックしていた場合、ハイローラーの服を脱出用の変装として選択できる。 これは調達ミッションが不要なので手軽な選択肢となりうる。 ただしほか2種とは違って逃走時に警備員の目はごまかせてもN.O.O.S.Eの前を素通りすることはできない点に注意。敵の視界に入りさえしなければほかの変装となんら変わることなく逃走できる。 フィナーレ アーケードからカジノ入口まで 攻撃的・隠密行動アプローチとは異なり、カジノまでの移動は侵入時の衣装と同時に調達した乗り物で行う事になる。バグスターズの場合は、バグスターズ・ブリートでスタッフ出入り口へ向かう。 メンテナンス業者の場合は、水道局仕様ボックスヴィルで廃棄物置き場から入る。 グルッペ・ゼクスの場合は、ストッケードでセキュリティトンネルから入り込む。 ヤン・アンセスターの場合は、シャフターV12でメインロビーからそれぞれ侵入する事になる。 中に入るまでは、指示通り銃を振り回したり乗り物から降りたりしないようにしよう。 カジノ入口から金庫室前フロアまで ここでは4ルートの攻略手順を記載する。いずれの場合も発見された場合は攻撃的アプローチと同じ方法で金庫内まで向かう事になるが、グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスター以外は武器が貧弱になる上、単純に金庫内での制限時間の事を考えると自滅からのクイック・リスタートでステルスに再挑戦した方が手っ取り早い。スタート時・カジノ内到着時・金庫外脱出時・カジノ外脱出時がそれぞれチェックポイントとなっているため、リカバリーは容易。 バグスターズ装備の場合 スタッフフロアを経由してミス・ベイカーのオフィスに湧いているゴキブリの駆除を装って侵入、室内のエレベーターを使って金庫室前フロアに直行する。エレベーターにはキーカード非対応のLv.3セキュリティが掛かっているのでハッキングで解錠する。 メンテナンス業者装備の場合 スタッフフロアから侵入し、配管工事を装い洗濯室まで向かう。このルートで安全に通れるのはここまで。 エレベーターか階段を使って金庫前フロアへ移動する。このルートではエレベーターや階段のある通路(Lv.2キーカード必須)から先が立ち入り禁止区画となるので、通路入り口のロックを解除したら通路内を巡回している警備員が離れたスキを狙うか始末した上で階段のキーロックを解除し、そこから下に下る。 エレベーターの場合は金庫室前フロアに到着すると目の前に警備員が2人いる上、巡回している警備員にも発見されやすいため階段での移動を推奨する。 階段を使った場合は踊り場に設置されたカメラを避ける必要があるが、こちらを向いていない間に真下の壁に張り付いてしまえば発見されずに通り抜けられる。また「隠密行動」とは違いここに警備員は出現しない。 グルッペ・ゼクス装備の場合 他ルートとは大きく展開が異なり、セキュリティトンネルから侵入後ストッケードから下車、チップの配送に来た警備会社を装って階段かエレベーターで直接金庫フロアに向かう。変装を維持している限りは走ろうが踊ろうが全く怪しまれる事もなく金庫前まで辿り着けてしまうという、他の変装ルートがハズレに思えるほどのヌルゲーと化す。ただし警備員に接触するとバレてしまうので要注意。当たり前だが発砲すると正体が発覚する。 ヤン・アンセスターの場合 ヤンの取り巻きのファンを装いメインドアからミス・ベイカーのオフィスまで向かい、ちょっとした流血沙汰の後ホテルフロアを経由してスタッフエリアに階段で向かう。当然修理業者や警備会社の変装などではないので、この場合はホテルフロア侵入時からステルス状態になる。 スタッフフロアへ下る階段にもカメラがあるので注意。必要なら手すりを乗り越えて下に転落してしまってもいい。 他のルート同様、スタッフエリア侵入後は階段かエレベーターに向かう事になる。しかしこの場合、侵入場所から近いドア2箇所が完全にロックされ通れなくなっている。そのため下に向かうにはフロアの反対側まで警備員を始末しながら回ることになり、手間がかかる上に難易度も高くなる。 共通の注意事項 金庫室前フロアでは複数の警備員やカメラが配置されている他、警備員2名が一定のルートを巡回移動している。この2名さえ始末してしまえば後はカメラの背後を通りながら棒立ちの警備員を背中から殴り倒していくだけになるので、移動ルートを見極めて速やかに片付けてしまおう。ここだけは巡回している警備員やカメラの視界に他の警備員の死体が入っても反応されないので、自分が入らない事だけを意識しよう。 巡回している警備員の背後を追いかけるようにすれば金庫前まで誰一人殺さずに通り抜ける事も可能。逆に警備員を全滅させる事も可能だが、金庫からの脱出時には何事も無かったかのように再出現している為意味は殆どない。 金庫室前フロアから金庫内まで バグスターズ装備ルートの場合は直通エレベーターを使用するため、その出入り口がある金庫室手前の広間近くがスタート地点となる。エレベーター前は巡回している警備員の視界に入る事は無いので余裕を持って突破のタイミングを伺える。 メンテナンス業者及びヤン・アンセスタールートの場合はスタッフ用階段もしくはエレベーターがスタート地点となる。ここから侵入した場合は出入り口が警備員の巡回ルートに非常に近くなるため、エレベーターの中に留まっていたり階段室ドアのすぐ側で待機していると発見される事が多い。エレベーターの場合は直ちに移動し、階段の場合はドアから離れた位置で警備員が通り過ぎるのを待つ。 尚階段室のドアは外に出るのは自由だが、中に戻ろうとするとカードキーでの解錠が必要となる。その為一旦出入り口から出た後警備員を避けに戻っても締め出されてしまい…といった展開になりやすい。他のプレイヤーに開けてもらっても開閉する向きの関係で逃げ遅れやすいので、一旦出たら戻らないつもりで。 グルッペ・ゼクスルートでもスタッフ用の階段かエレベーターを使うことになるが、こちらは警備員達の案内を受けつつ金庫室まで移動するだけになる。 金庫室へ続く通路のドアを開ける。ヒューメイン襲撃と同様の2人同時でのカード認証を行う。タイミングがシビアなので、反対側のプレイヤーの動きには目を光らせておくこと。 金庫室の扉を開ける。バグスターズ、メンテナンス業者、ヤン・アンセスターの3ルートでは金庫室の扉はフリーサ強盗と同様にドリルでこじ開ける事になる。 ドリルはフリーサ強盗と同様のもの。不安ならそちらで練習しておくか、アーケードで練習用機材を購入して練習しておこう。 グルッペ・ゼクスルートの場合は変装状態を維持さえしていれば、他ルートとは違い都合よく居合わせた金庫番が自ら開けてくれる。お礼にロスサントス式の感謝を伝えよう。 ターゲットを回収する。キーパッドは指紋認証ハックにて解錠することになるので、手慣れたプレイヤー1~2人が解錠して周り、残り1~4人が回収に徹すると効率が良い。 変装を維持していれば時間に余裕ができるので、ターゲットが芸術品の場合でなおかつ参加者が3人以上の場合は貸し金庫を開けても良い。 ターゲットが現金や金塊の場合は制限時間の超過に気をつけること。 金庫から脱出する。変装がバレていない状態で金庫室に侵入し、その上で金庫室内での制限時間に達する前にメンバー全員が金庫外に出ていれば正体が発覚されずに脱出に移れる。ハックやターゲットの回収、隠し金庫の解錠は中断する際にも若干時間が掛かるので引揚げは気持ち早めに取り掛かること。 残り20~30秒に達した時点で作業を切り上げて扉に向かうようにすると安全。 最後は入った時と同様に同時認証を済ませて外に出る。 カジノからの脱出 金庫室から脱出した後は来た道を戻り、各出入り口から外への脱出を目指す。グルッペ・ゼクスに変装している場合はスタッフフロアに移動するまで侵入が発覚しないため逃走の手間が若干省けるが、ほかの3ルートは金庫室から出た直後から侵入時同様にカメラと警備の目をかいくぐる必要がある。 スタッフフロアでは巡回中の警備員やカメラに発見されずに洗濯室まで到達できれば、準備ミッションで調達した脱出用の衣装に着替えて再び警備員の目をごまかせるようになる。階段を使って上れば、ドアの前を通る警備員とその次のドアの辺りをうろつく警備員の計二人を銃殴りで黙らせるだけで洗濯室へ到達できる。 洗濯室で全員が着替え終わる前に誰かが発見された場合はすでに着替え終わったメンバーを含む全員の正体が露見するため、変装の効果はなくなってしまう。また全員が変装に成功しても警備員とぶつかったり隠し金庫を開けようとしたりするとやはり変装がバレてしまうので余計なことはしないようにしよう。 (2020/1/1現在)事前に脱出場所としてどこを指定したかに関わらず全ての出入り口から脱出が可能なので、向かう先を間違えないこと。 カジノ外からクリアまで カジノから出ると大勢のN.O.O.S.E部隊に包囲される。この際N.O.O.S.Eや消防士に変装できていれば攻撃を受けずにある程度動く事が出来る。この場合は隊員に近づきすぎるかカジノから離れると通常の手配☆5と同様の状態に移行する。 ハイローラーの服装を選んだ場合は発見次第攻撃されるが、N.O.O.S.Eの視界に入らなければ比較的安全にその場を離れる事が可能。ドライバーにカリム・デンツを選んでいる場合、スタッフフロアから出て競馬場のコースを抜けるようにすると道路まで安全に逃げられる。 すでにカジノ内で正体が発覚している場合は脱出直後から通常の手配☆5状態となる。 カジノ周辺から脱出した後はターゲットの買い手との待合場所へ向かう。カジノの敷地外に出た時点で変装の効力は失われるため、他のアプローチと同様に手配を消してから向かうことになる。 ヤン・アンセスタールートを選んだ場合はヤンが逃走用に自身のフューリアを提供はしてくれるものの、停車場所がカジノの駐車場(=NOOSEの溜まり場のド真ん中)なので実用的ではない。無理に乗り込んでも防弾タイヤ未装備なため、カジノから遠ざかる前にパンクさせられることも少なくない。 エリートチャレンジ条件 気づかれるな強行突破は不可。バレたらホワイトボードからやり直しである。 15 00以内に完了選択するルート次第で難易度が大きく変化する。一番楽なのは当然グルッペ・ゼクスルート。冒頭の移動時に鈍重なストッケードを使わざるを得ないものの、道中の大半を素通り出来る為その分時間を大幅に節約可能。スタッフフロアの警備員を1~2人ステルスキルすれば変装と脱出まで済ませられるので心理的負担も少なめ。 バグスターズ・メンテナンス業者の2ルートは開始時に用意される車両が遅い事に加え、侵入時と脱出時の両方で道中の警備員やカメラ全てに対処しなければならないのでどうしても時間を取られがちになる。両ルートともいかにして往路で警備員やカメラの視界を掻い潜ってスムーズに金庫まで向かい、復路でスタッフフロアへの通路を監視する警備員らを速やかに片付けられるかが鍵となる。 ヤン・アンセスタールートでの挑戦はよほどの自信家かマゾヒストでない限りはオススメ出来ない。カジノまでの移動に比較的高速なシャフターV12を使えるのはいいが、侵入後の経路の回りくどさが最大の問題となる。 挑戦時のターゲットは回収時間や移動速度の点から芸術作品が最も望ましい。但し参加人数次第では現金や金塊でも全回収とチャレンジ達成の両立は可能だが、金塊の場合は移動速度が制限される点に留意。 脱出経路はN.O.O.S.Eを回避しやすいスタッフドアがオススメ。競馬場のトラックを経由すればハイローラーの衣装でも問題なく逃げられる。 最後の逃走手段はヘリが一番手っ取り早い。買い手が上級の場合は取引場所が非常に遠くなる為、車両を用いる場合はトンネル等の使用は控えた方が良い。 買い手を初級にしておけば最後の取引場所がカジノの近所になるのでヘリ抜きでも達成は楽になるが、報酬額はかなり安くなる。アワードを獲得したい人向け。 WASTEDなし最後の逃走時に死ななければ問題なし。 注意点(バグなど)※必読! 非発見時にプレイヤーが警備員の警備ルートのすぐ近くまで接近してしまうとプレイヤーの方を向いたまま動かなくなってしまう場合がある。特にステルスキル狙いで待ち構える際やスタッフフロアまで階段で登った際に起こりやすい。 この場合、プレイヤー全員が警備員から一旦離れしばらく待機すると元通りに移動をはじめることがある。 プレイヤー同士が固まって動いていた場合、警備員の視界に入ってしまっても何故か発覚しない。恐らくはプレイヤー間の回線同期の問題。上述の動かなくなるバグ同様、警備員に一番近いプレイヤーから他のプレイヤーが距離を取るとすぐに発覚扱いになる。これを利用してエリートチャレンジ挑戦時の時間短縮を図る事も可能ではある。 なぜかグルッペ・ゼクスではない変装で入ってもストッケードでセキュリティートンネルに入った扱いになることがある。警備員は赤の敵対NPC扱いだが、どうやらシステムではプレイヤーはグルッペ・ゼクス扱いらしく金庫室まで素通りとなる。そのためグルッペではないコスチュームのプレイヤーが金庫室の警備員に扉を開けてもらう変なカットシーンが見られる。
https://w.atwiki.jp/gtavi_gta6/pages/2550.html
アプローチ:大ペテン師(The Big Con) 概要 サポートクルーの人選ガンマン ドライバー ハッカー 一般調達ミッションに関して アプローチ特定の調達ミッション侵入時の変装(必須)(*1)バグスターズの装備 メンテナンス業者の装備 グルッペ・ゼクスの装備 ヤン・アンセスター 金庫用ドリル(必須) 脱出時の変装 フィナーレアーケードからカジノ入口まで カジノ入口から金庫室前フロアまでバグスターズ装備の場合 メンテナンス業者装備の場合 グルッペ・ゼクス装備の場合 ヤン・アンセスターの場合 共通の注意事項 金庫室前フロアから金庫内まで カジノからの脱出 カジノ外からクリアまで エリートチャレンジ条件 注意点(バグなど)※必読! アプローチ一覧へ(「強盗:ダイヤモンドカジノ」のページに戻る) コメント欄 概要 カジノに出入りする業者などに変装してカジノに潜入、セキュリティを突破して金庫内に侵入するアプローチ。 道中の警備員を片っ端から片付けていく必要はないが、制約が多い中正体をバラさずに動かなければならないため、プレイヤーの質やプラン検討の重要性は高い。調達は念入りに行い、ゴタゴタは徹底的に省く必要がある。警備員を始末する必要があってもサプレッサー付の銃器が使えないため、金庫室までの道中は警備員の視界に入らないよう背後から殴り倒す、カメラは徹底的に避ける、といった具合の制約がついて回る。ただし、隠密行動アプローチとはいくつかの点で敵等の仕様自体が異なる。詳細は後述 。 潜入には4つのプランが存在し、選択した変装によって攻略手順や難易度が大きく変わる。中でもグルッペ・ゼクスの装備は金庫室で盗みを終えてセキュリティフロアを出るまでとは言え、警備員に触れさえしなければ道中の障害をすべてスルーできるため段違いに難易度が低く、ほかの衣装解除を狙わないのであればこの変装をおすすめする。 このアプローチを完了させると、セラミックピストルが購入可能になる。 サポートクルーの人選 ガンマン どのクルーを選んでもサプレッサー付きの武器は用意してもらえないので、変装状態を続けたまま行動する場合、実質的な攻撃方法は背後からのステルスキルのみとなる。そのため強行突破をしないのであれば、最も安価なカール・アボラジで十分である。グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスターの場合は最初から用意した武装を持ち込めるので、強力な武器を用意しておけばステルス失敗時の強行突破がしやすくなる。 バグスターズと水道局の場合、持ち込める武器はセラミックピストル一丁のみで、用意した武装はスタッフロビー(洗濯室または廃棄物回収所)で回収しなければならない。ただ、マップに示されてこそいないが往路(行き)の時点で既に配置はされている為、寄り道をして回収する事は可能。 ドライバー 基本的にどのクルーを選んでも逃走自体に問題はないが、脱出時の変装はカジノ周辺部から離れると効力を失い攻撃されるので、バイク屋のザック・ネルソンは非推奨。車両の値引きを狙わないのであれば、車両の配置場所やそこまでのルートに鑑みても分け前がもっとも少ないカリム・デンツで十分に遂行できる。 ハッカー ターゲットを完全回収し、なおかつ金庫内での制限時間を厳守する場合は、可能なかぎり優秀なクルーを選択すること。実質ペイジ・ハリスか、解禁済みならアヴィ・シュワルツマンの2択になるが、ターゲットが芸術品で、なおかつ貸金庫を一切開けない場合は分け前の少ないヨハン・ブレアも選択肢に入る。 一般調達ミッションに関して 他のアプローチとやる事自体は変わらないが、フィナーレの内容上巡回ルートとセキュリティ情報の重要度が高いのでクリアしておくことを推奨する。 完全防備の警備員もステルス行動が前提なら問題にならないのでダガンの貨物は不要。発見されてもそのまま突破する計画ならばクリアしておく価値はある。ステルス突破が容易なグルッペ・ゼクスの場合、貨物未クリアで武装も貧弱にしておけば「ステルス失敗=死」というメッセージを暗に伝えることができ、他プレイヤーを脅迫できる(無駄な行動を抑制できる)ためさらに有効。 道中のハッキングを免除できるセキュリティパス(レベル2)は何かと便利。ただし、グルッペ・ゼクスの場合は一度指紋認証ハック(*2)をすればそれで経路は確保できる為、必要性はかなり薄いか。 参加者が少人数かつ金庫室の警報機を鳴らさずに脱出する前提なら、時間の余裕がないため電動ドリルの出番は無いだろう。 アプローチ特定の調達ミッション 侵入時の変装(必須)(*3) 金庫室に入り込むまで警備の目をごまかすための衣装装備一式を調達する。オフラインの強盗ミッションでもお馴染みのバグスターズ、グルッペ・ゼクス、ロスサントス水道電力局の3種類の服装から選べるが、いずれも2段階の調達ミッションをこなす必要がある。 バグスターズの装備 パート1.指定された場所に派遣されているバグスターズのバンを盗み出す。マーカーに指定された場所に向かうとバグスターズが駆除作業を行っている。敷地内には作業員だけでなく警備員までいるので、それらの目を掻い潜りながらバンを狙う。 バンの前にはサドラー等のトラックが停められているので、まずはそれを適当な所へ移動させてから本命のバンを盗む。この時点で強制的にバレて警備員が発砲してくるが、無視してさっさと逃げてしまった方がいい。応戦して殺してしまうと手配されるので帰り道が面倒になる。 パート2.ホテルにこっそり害虫を放つ。開始時にレスターから「昔の仕事で使った服」(*4)と清掃作業員の衣装に着替えさせられる。同時にロジャーズ・スクラップ処理場からゴミの代わりにゴキブリを満載したトラッシュマスターを取りに行くように指示されるが、仕事だと割り切って向かうべし。 トラッシュマスターの周辺には他にも清掃作業員がいるが、手出しさえしなければ普通に乗り込んで持っていける。怪しむあまり一人でも殺してしまえば高い手配度が付くので、カジノに向かう前に振り切らねばならない。 カジノの裏手近くにトラッシュマスターを停めたら、後ろからゴキブリがたっぷり詰まったゴミ袋を出して通用口3ヶ所の前に置いていく。この時、ゴミ袋を置いた時にカメラを向けて注視すると置いた袋から無数のゴキブリが沸き出していくのが見える。食事中の人、虫嫌いな人はくれぐれも注意しよう。 完了したら再びトラッシュマスターに乗り込み、エリアを離れればクリア。このミッションをクリアするとゴミ収集員のコスチュームが解禁される。 メンテナンス業者の装備 パート1.メンテナンス業者の服と道具を盗み出す。ロスサントス水道電力局の作業現場から、服と道具が入ったバッグを探し出す。 当然ながら部外者であるプレイヤーに対して作業員達は口頭で注意を発し、最終的には力ずくで追い出そうと殴りかかってくるが、銃を出すとあっさり逃げていく。殺してしまうと手配度が付くので、脅すのみに留めよう。 バッグを拾ったらアーケードへ持ち帰る。 パート2.ロスサントス水道電気局のバンを盗み、積まれている化学物質をホテルの換気システムに流し込んで不調にさせる。まずはバンを探しにマーカーで指定された場所へ向かう。到着すると、周囲に局の作業員が大勢いる中でバンを盗む事になるが、前回同様に銃を抜くか向ければ一目散に逃げ出すので安全に持ち出せる。バンを手に入れたらカジノの裏手に置きに行き、自動的に「危険物ガソリン缶」が装備品に追加されるので、それを持ってカジノへ入る。 屋上ヘリポートから換気システムへ行くと、一台だけ破損して修理中のものがあるので、それによじ登って換気口から危険物ガソリン缶の中身を流し込む。操作は普通のガソリン缶と同じ。 十分に流し込めたらまた地上に戻りバンを回収、アーケードに持っていく。 グルッペ・ゼクスの装備 カジノ偵察でセキュリティトンネルを発見していると調達可能になる。 パート1.いずれかの修理工場にある未塗装のストッケードを回収する。乗り込もうとするとキーが必要と言われるので、付近の整備士らを殺して奪い取る必要がある。整備士の中にはレンチに加えてショットガンを持っている者もいるので素直に銃器で始末すること。 整備士の死体からキーを回収し、ストッケードをアーケードまで持ち帰れば完了。整備士を殺すと直接手を出したプレイヤーのみ に手配度☆3が発生する。カジノ強盗の調達ミッションでは基本的にレスターの手配消しスキルが使用不可だが、この調達ミッションでは何故か手配消しスキルが例外的に使用可能となっている為活用しよう。 パート2.偽装のために本物のナンバープレートを撮影し、変装用の服を強奪する。ダガンの警備とグルッペ・ゼクスのミーティングに潜入し、指定のストッケードのナンバープレートを撮影した後、そのストッケードに積まれているグルッペ・ゼクス警備員の装備2個を回収し、アーケードへ届ければ完了。 「巡回ルート」によく似た内容で、サプレッサー付きの銃で警備員は始末出来るのでストッケード周辺の邪魔者を片付けてしまえば後は容易い。ただし発見判定は相変わらずシビア。バレた後の展開は巡回ルートと全く同じで、手配度2が付く中で現場の私兵と警備員を皆殺しにしなければならなくなる。さっさと必要なことだけ済ませよう。パート1と同じく、レスターの手配消しスキルが例外的に使用可能。 ヤン・アンセスター カジノ内でヤンのイベントを発生させていた場合は上記3つの変装プランに加え、彼の協力を得てファンとしてカジノ内に潜入するプランも実行可能になる。このプランの場合は本来スタッフロビーすら通る許可が下りていない部外者である為、ある程度通行許可が得られている他の変装プランと違いすんなり素通り…というわけにもいかない。ただし、大ペテン師アプローチ全般に言える事だがスタッフロビーフロアで変装が通じない警備員達(ミニマップで赤く表示されている警備員)は、視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレないという特徴がある。この為、スタッフロビーでは非武装状態で警備員達の視界内を素早く走り抜けていくという攻略法も可能である。 このアプローチではグルッペ・ゼクスの変装と同様強盗準備で仕入れた武器をあらかじめ所有した状態でスタートできるため、バレることを前提で行うのであれば他のアプローチよりも強行突破がしやすくなるという利点も。このプランでクリアした場合、彼の愛車でもあるフューリアに割引が適用されるので、それが目的であれば敢えてこのアプローチで行くのも悪くはない。 ヤンからの依頼1.:デッドウェイトまずは電話での指示にあるように、カジノの駐車場でヤンが使っていたダークブルーのレンタカーを探す。車種はフュージティブ。時間帯が夜だと若干溶け込んで探しにくいが、ホイール等が改造されているのでよく確認しよう。尚この車はカーゴボブで運ぶことが出来ない。 見つけたらその車に積まれた「荷物」の処理をするため、指定された地点へ向かう事になる。カジノの裏仕事の「開封厳禁の荷物」と展開は似ているが、こちらは警察による検問がない代わりに指定地点に近づくとパニック状態のヤンが場所を変えてくるので、その都度向かう方向を変える事になるため少々面倒。最終的には、チリアド山の利他主義カルト教団本拠地へ持っていく事になる。余談だが、このフュージティブはカジノの裏仕事時の車両とは違いしっかりとトランクが閉まっていて、強い衝突を繰り返した程度では「荷物」を見ることはできない。 到着すると教団員から銃を向けられながら敷地に入って教祖の家の前に車を置くことになるが、いたずらに長居したりうっかり車で轢く等のヘマをすればたちまち四方六方から弾丸が飛んでくる激しい銃撃戦を切り抜けて逃げねばならない。ナビメッセージの警告通りにさっさとその場から大人しく立ち去ろう。 教団の敷地から出てエリアを離れたらクリア。 ヤンからの依頼2.:アフターパーティー電話でヤンから「自身が開いたパーティーの参加者のうち、数人の様子がおかしい」と聞かされ、カジノへ来るように指示される。 到着すると怪しい客の正体は紛れ込んでたパパラッチであり、写真も撮られてしまったのでそれを収めたカメラごとパパラッチの口を封じる様に頼まれ追いかける事になる。パパラッチ達はそれぞれバンやアスボ、バイクで別方向に逃げていき、一部はヘリに乗り換えて逃亡を図る。分散する範囲とスピードはそれなりに早いので、バザードやオプレッサーMk2などを持ち出すと楽。 パパラッチ達とそのカメラを全て処理すればクリア。 金庫用ドリル(必須) 金庫室の扉を破るために使用する。グルッペ・ゼクスをやるつもりで、既に装備を調達済でもやらなければならない。 強盗に押し入っているフリーサ銀行を襲撃し、強盗団(プロフェッショナル)の使用しているドリルを回収する。状況自体はジャガーノートのいないクライアントジョブの「強盗遂行中」のようなものだが、付与される手配度が3で警察がすぐに駆けつける上、ドリル回収後は強盗団の援軍(地上はフュージティブ、空からはバザード)までやって来るのでより素早く逃走しよう。警察と強盗団は一応敵対関係なので、銀行内で隠れているとある程度は潰しあってくれる。ただし遠くから見ている間はお互いの攻撃に対して不死状態になっているのか延々と撃ち合いをしているだけで一向に死なないので注意。 銀行付近で死んでしまうと警察に乗り物を押収されてより一層グダグダになるのでできるだけ死なないように。 CEOであればレンタルバザードで向かうと押収されないのも活用しよう。 レスターの手配度消しが利用可能なので、さっさと消してしまうのが楽。ただし追手のヘリコプターや車(赤アイコン)は手配度を消しても追いかけて殺そうとしてくるので注意。 強盗団のアジトを制圧している警察を殲滅してドリルを回収する。こちらのパターンだと屋外になり、警察に攻撃を加えれば強盗団も逃げていくので回収も逃走も楽。ただし援軍は普通に出現するので気は抜かないように。 脱出時の変装 脱出時に着用可能なN.O.O.S.E隊員もしくは消防士の服装を調達可能。これらは金庫室からスタッフフロアの洗濯室まで発見されずに到達しないと使えないが、外に脱出した際にある程度警察の目を誤魔化す事が出来る。 N.O.O.S.E装備警察署に突入し、署内のどこかにあるN.O.O.S.Eの装備を回収する。警察署は武器を装備していない状態であればロビー内まで手配されずに侵入できるが、武器を装備したりロビーから奥のいずれかの部屋に突入すればその時点で即手配される。署内にはピストルやショットガンを装備した警察はもちろん、カービンライフルを装備したN.O.O.S.E隊員までいるので激しい戦闘となる。ヘリなどの手段を用いて屋上に上ることができれば屋上のドアからも侵入できる。この場合、正面と比べて通路が狭く、警察も後ろから回り込んでこないため署内の警察を楽に殲滅できる。 署内で衣装を発見・回収したら手配度を消し、アーケードまで運ぶ。指定の数運べば完了。 所有しているのであれば装甲クルマを入り口そばに寄せておくと逃走が楽になる。 フィナーレ時にこの服装を選択した場合は周辺のN.O.O.S.Eの前を素通りすることができる。ただし一定距離離れた状態で隊員に見つかると発見状態になるので注意。 消防士の服装火災現場に出動している消防車を強奪してガレージまで持ち帰る。現場には消防士の他に警官もいる為手配は避けられないが、消防車で逃げられさえすればN.O.O.S.E装備の調達よりも手軽である。 各地の消防署に保管されている消防車を盗み、ガレージまで持ち帰る。こちらは上述より更に楽。ターゲットは複数表示されるがどれか一つを盗めば良い。 消防車の周りには消防士が数人いるが、銃を向けるかして脅せば逃げていく。或いはさっさと乗り込んで振り切ろう。 フィナーレ時にこの服装を選択した場合の効能はN.O.O.S.E装備とほぼ同じ。クリア後に消防士の服装が服屋で購入可能になる。 ハイローラーの服収集要素の一つであるトランプを全て集めてボーナス衣装をアンロックしていた場合、ハイローラーの服を脱出用の変装として常に選択できるようになる。 これは調達ミッションが不要なので手軽な選択肢となり、カジノ強盗を極める上では是非手に入れて活用したい。 ただしほか2種とは違い、カジノ外のN.O.O.S.Eの前を素通りすることはできない点に注意。敵の視界に入りさえしなければほかの変装となんら変わることなく逃走できる。 状況自体は隠密行動アプローチの未発覚状態の時と全く同じである。 フィナーレ アーケードからカジノ入口まで 攻撃的・隠密行動アプローチとは異なり、カジノまでの移動は侵入時の衣装と同時に調達した乗り物で行う事になる。バグスターズの場合は、バグスターズ・ブリートでスタッフ出入り口へ向かう。 メンテナンス業者の場合は、水道局仕様ボックスヴィルで廃棄物回収所から入る。 グルッペ・ゼクスの場合は、ストッケードでセキュリティトンネルから入り込む。 ヤン・アンセスターの場合は、シャフターV12でメインロビーからそれぞれ侵入する事になる。 中に入るまでは、指示通り銃を振り回したり乗り物から降りたりしないようにしよう。 カジノ入口から金庫室前フロアまで ここでは4ルートの攻略手順を記載する。いずれの場合も発見された場合は攻撃的アプローチと同じ方法で金庫内まで向かう事になるが、グルッペ・ゼクスとヤン・アンセスター以外は用意した武器を回収できていなければ貧弱なままな上、単純に金庫内での制限時間の事を考えると自滅からのクイック・リスタートでステルスに再挑戦した方が手っ取り早い。スタート時・カジノ内到着時・金庫外脱出時・カジノ外脱出時がそれぞれチェックポイントとなっているため、リカバリーは容易。 バグスターズ装備の場合 スタッフフロアを経由してミス・ベイカーのオフィスに湧いているゴキブリの駆除を装って侵入、室内のエレベーターを使って金庫室前フロアに直行する。エレベーターにはキーカード非対応のLv.3セキュリティが掛かっているのでハッキングで解錠する。 一応、下記のメンテナンス業者装備及びヤン・アンセスター装備と同じルートが使用可能である為、そちらに向かうこともできる。メンテナンス業者装備及びヤン・アンセスター装備と同じルートの方が(セキュリティパスLv.2があれば)時短且つ巡回している敵を倒しやすい傾向にあるため、ある程度慣れているプレイヤーは正攻法のルートではなくこのルートを選ぶことが多い。加えて言えば、復路時には結局このルートを通るため、このルート上の敵を往路時の段階で数を減らせられるというのも良い点。 ただし、それら2つとは異なり金庫前フロアまでの階段の途中(搬入口付近)以下の場所に到達するまで(正確には地下へ行けという指示に変わるまで)ダッシュが出来ない。素早く動けない事を加味して行動すること。 ミニマップに示されていないが、ガンマンの用意した武器は既に洗濯室内に配置されているので回収できる。 メンテナンス業者装備の場合 廃棄物回収所から侵入し、配管工事を装い洗濯室まで向かう。ミニマップに示されていないが、ガンマンの用意した武器は既に廃棄物回収所内に配置されているので回収できる。その先には金属探知機が存在するのでこれを回収しつつ変装を維持する事は出来ない…と思いきや、金属探知機の仕様を理解しておけば武器を回収しつつも変装を維持する事は可能である。詳細は後述 。 このルートで安全に通れるのは洗濯室まで。 エレベーターか階段を使って金庫前フロアへ移動する。このルートではエレベーターや階段のある通路(セキュリティパス レベル2必須)から先が立ち入り禁止区画となるので、通路入り口のロックを解除したら通路内を巡回している警備員が離れたスキを狙うか始末した上で階段のキーロックを解除し、そこから下に下る。 エレベーターの場合は金庫室前フロアに到着するとタイミングが悪いと巡回している警備員にも発見されやすいため階段での移動を推奨する。階段を使った場合は踊り場に設置されたカメラを避ける必要があるが、こちらを向いていない間に真下の壁に張り付いてしまえば発見されずに通り抜けられる。また「隠密行動」とは違いここに警備員は出現しない。 ここに限ったことではないが、階段は一人称視点の時、モーションが省略されるため三人称視点の時よりも遥かに素早く移動できるので活用しよう。先述のように、カメラに一定時間映りこまずにさっさと走り抜けたりすれば見つかる事はない。 階段及び踊り場でプレイヤーが密集しすぎると、単純に階段内で動きづらくなり、カメラに見つかる可能性があるので注意。 グルッペ・ゼクス装備の場合 他ルートとは大きく展開が異なり、セキュリティトンネルから侵入後ストッケードから下車、チップの配送に来た警備会社を装って階段かエレベーターで直接金庫フロアに向かう。変装を維持している限りは武器を手にしていようが走ろうが踊ろうが全く怪しまれる事もなく金庫前まで辿り着けてしまう という、他の変装ルートがハズレに思えるほどのヌルゲーと化す。ただし警備員に接触するとバレてしまうので要注意。当たり前だが発砲すると正体が発覚する。 セキュリティトンネルの入り口判定はマップのチェックポイントを中心とした円状になっているため、ロストのたまり場(*5)の奥の壁あたりにぶつかると、入った判定になる。ラ・メサスタートにおいてエリートチャレンジの時間短縮に活用できる。 滅多にないことだが、セキュリティトンネル侵入前にストッケードが破壊された場合、バグスターズと同じくスタッフロビーの入り口から入ることになる。その場合、1階のスタッフフロア及び地下の金庫室前フロアでの変装効果が全く無い状態でスタッフロビースタートとなってしまう。 1階のスタッフフロアでは武器を持たず警備員の視界内に留まり続けないように走り抜けることで素通り可能。 金庫室の扉は他の変装と同じく金庫用ドリルでこじ開けることになる。 ヤン・アンセスターの場合 ヤンの取り巻きのファンを装いメインドアからミス・ベイカーのオフィスまで向かい、ちょっとした流血沙汰の後ホテルフロアを経由してスタッフエリアに階段で向かう。当然修理業者や警備会社の変装などではないので、この場合はホテルフロア侵入時からステルス状態になる。 スタッフフロアへ下る階段にもカメラがあるので注意。必要なら手すりを乗り越えて下に転落してしまってもいい。 他のルート同様、スタッフフロア侵入後は階段かエレベーターに向かう事になる。武器を持たず、警備員の視界内に留まり続けないよう走り抜けることで、口頭注意されるだけでスタッフフロアを素通りすることが可能。地下では通用しないため注意。 階段かエレベーターに到達した後の動きはメンテナンス業者装備と同じなのでそちらを参照。 共通の注意事項 侵入時に限るが1階のスタッフロビーフロアで変装が通じない警備員達(ミニマップで赤く表示されている警備員)は、視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレない。隠密行動アプローチと大きく仕様が異なる点の1つ。ただし武器を装備していたり、非武装でもずっと視界に入り続けているとバレて攻撃されるので過信は禁物。さっさと視界内から去ること。 特にヤン・アンセスターの装備の場合はこの事を理解しているかどうかで難易度が大きく変わる。 + 侵入時における1階のスタッフロビーフロアの敵についての参考動画 巡回している警備員及び従業員の視界に他の警備員及び従業員の死体が入っても何の反応も示さない。これも隠密行動アプローチとは仕様が異なる点。ただし監視カメラは死体を普通に検知する。 変装が通じている警備員及び従業員でも、その視界内でセキュリティパスを通したりハッキングをすると発覚するので注意。忘れがちだがセキュリティパスは盗み出したものであり、カジノ関係者以外の人間が持っているはずがないものである。 金属探知機はガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持しているか否かで挙動が変わる。ガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持していない場合に金属探知機を通ると高音のアラームが鳴り、周辺の従業員や警備員がその方向に視界を向ける。それ以上の事は特に起こらない。 ガンマンが用意した銃器(セラミックピストル以外の銃器)を所持している場合に金属探知機を通ると低音のアラームが鳴り、周辺の従業員や警備員がその方向に視界を向け、さらにスタッフロビーの従業員、警備員に変装が通じなくなる(ミニマップで赤く表示されるようになる)。先述のように、この状況で視界に入っても非武装状態であれば口頭注意をしてくるだけですぐにはバレない。すなわち、ヤン・アンセスターの装備プランでスタッフロビーに向かった時とほぼ同じ状況になる。 普通にプレイしていれば起こりようがないが、グルッペ・ゼクスの装備でセキュリティトンネルを通って搬入口に入り、スタッフロビーに向かって金属探知機を鳴らした後金庫室フロアに向かうとフロアの警備員達がミニマップで赤く表示されるようになっている。しかしながら、彼らの視界内に入っても特に何も起こらない。ただし、こちらに対して喋りかけなくなる。尚、金庫室からの帰りの際はミニマップで白く表示され、元の状態に戻っている。 金属探知機の音に敵が反応するのは金属探知機1つにつき1回限り。例えばスタッフ出入口の金属探知機の音に(主に警備室周辺の)敵を反応させた後、廃棄物回収所の金属探知機の音に敵を反応させた場合、もう一度スタッフ出入口の金属探知機の音を鳴らしてもそちらに反応することは無い。 その他、メンテナンス業者の装備プランの際、ガンマンが用意した武器は廃棄物回収所に置かれるが廃棄物回収所の金属探知機を鳴らした後に逆戻りして武器を回収してもう一度金属探知機を通ると低音アラームが鳴り響くものの、警備員達はそれに反応する事は無いということになる。 尚、復路(帰り)は何故か金属探知機が無効になっている為、音が鳴る事は無い。気にせず通り抜けよう。 金属探知機の音を感知する一方で、「ヒューメイン研究所襲撃:EMP配達」や「カジノ:清算」といったステルスミッションとは異なり、敵はプレイヤーの足音やクラクションといった物音等は感知しない。このため、ステルスモードでの忍び足といったことを行う必要が基本的に無く、ダッシュで近くを通っても問題ない。ただし、ヤン・アンセスターの装備のルートでスタッフロビーのカウンター内の従業員を倒す場合、ステルスモードでの素手殴りでなければ高確率で周辺の敵に「音」に気付かれ、発覚してしまうことがある。他の大抵の状況では特に気にせず敵を銃殴りで倒せるが、このカウンター内の敵を倒す時だけはステルスモードでの素手殴りを活用しよう。詳細は下記動画を参照。 + ヤン・アンセスターの装備時のスタッフロビーのカウンター内の敵について 監視カメラはその視界に一定時間「異常」が映りこむ事で発覚状態に至るという仕組みの為、カメラの視界内でも一定時間映りこまずに走り抜けたりすれば見つかる事はない。 金庫室前フロアでは複数の警備員やカメラが配置されている他、警備員2名が一定のルートを巡回移動している。この2名さえ始末してしまえば後はカメラの背後を通りながら棒立ちの警備員を背中から殴り倒していくだけになるので、移動ルートを見極めて速やかに片付けてしまおう。先述のように巡回している警備員の視界に他の警備員の死体が入っても反応されないので、自分が入らない事だけを意識しよう。 巡回している警備員の背後を追いかけるようにすれば金庫前まで誰一人殺さずに通り抜ける事も可能。逆に警備員を全滅させる事も可能であり、帰りに配置される敵の数は行きに倒した分減らすことができる。 金庫室前フロアから金庫内まで バグスターズ装備ルートの場合は直通エレベーターを使用するため、その出入り口がある金庫室手前の広間近くがスタート地点となる。エレベーター前は巡回している警備員の視界に入る事は無いので余裕を持って突破のタイミングを伺える。 メンテナンス業者及びヤン・アンセスタールートの場合はスタッフ用階段もしくはエレベーターがスタート地点となる。ここから侵入した場合は出入り口が警備員の巡回ルートに非常に近くなるため、エレベーターの中に留まっていたり階段室ドアのすぐ側で待機していると発見される事が多い。エレベーターの場合は直ちに移動し、階段の場合はドアから離れた位置で警備員が通り過ぎるのを待つ。 尚階段室のドアは外に出るのは自由だが、中に戻ろうとすると解錠が必要となる。その為一旦出入り口から出た後警備員を避けに戻っても締め出されてしまい…といった展開になりやすい。他のプレイヤーに開けてもらっても開閉する向きの関係で逃げ遅れやすいので、一旦出たら戻らないつもりで。 グルッペ・ゼクスルートでもスタッフ用の階段かエレベーターを使うことになるが、こちらは警備員達の案内を受けつつ金庫室まで移動するだけになる。 金庫室へ続く通路のドアを開ける。ヒューメイン研究所襲撃と同様の2人同時でのカード認証を行う。タイミングがシビアなので、反対側のプレイヤーの動きには目を光らせておくこと。 金庫室の扉を開ける。バグスターズ、メンテナンス業者、ヤン・アンセスターの3ルートでは金庫室の扉はフリーサ強盗と同様にドリルでこじ開ける事になる。ただしあちらのドリルは奥へと少しずつ押し込んでいく繊細な作業が必要であったのに対し、今回は破壊対象であるディスクにドリルを軽く押し当てているだけで奥へと自然と押し込まれていく為、より簡単になっている。不安であればアーケードで練習用機材を購入して練習しておこう。 グルッペ・ゼクスルートの場合は変装状態を維持さえしていれば、他ルートとは違い都合よく居合わせた金庫番が自ら開けてくれる。お礼にロスサントス式の感謝を伝えよう。 ターゲットを回収する。キーパッドは指紋認証ハックにて解錠することになるので、手慣れたプレイヤー1~2人が解錠して周り、残り1~4人が回収に徹すると効率が良い。 変装を維持していれば時間に余裕ができるので、ターゲットが芸術品の場合でなおかつ参加者が3人以上の場合は貸金庫を開けても良い。 ターゲットが現金や金塊の場合は制限時間の超過に気をつけること。 金庫から脱出する。変装がバレていない状態で金庫室に侵入し、その上で金庫室内での制限時間に達する前にメンバー全員が金庫外に出ていれば正体が発覚されずに脱出に移れる。ハックやターゲットの回収、貸金庫の解錠は中断する際にも若干時間が掛かるので引揚げは気持ち早めに取り掛かること。 残り20~30秒に達した時点で作業を切り上げて扉に向かうようにすると安全。 最後は入った時と同様に同時認証を済ませて外に出る。 カジノからの脱出 金庫室から脱出した後は来た道を戻り、各出入り口から外への脱出を目指す。グルッペ・ゼクス以外の3ルートは金庫室から出た直後から侵入時同様にカメラと警備の目をかいくぐる必要がある。 グルッペ・ゼクスに変装している場合はスタッフフロアに移動するまで侵入が発覚しないため逃走の手間が若干省ける。誰かが到達したと判定されると金庫室フロアの敵も赤になるので、固まって動かないと誰かが発見される→即発覚となる。判定は、階段の場合扉を出る前なので気を付けること。尚、金庫室フロア及び階段内の監視カメラは白のままである。 金庫室フロアの階段とエレベータのキーパッドは、行きの時点で階段はキーパッドクラッカー、エレベータは指紋認証ハックとなっているが、帰りは何故か種類が入れ替わっている。 スタッフフロアでは巡回中の警備員やカメラに発見されずに洗濯室まで到達できれば、準備ミッションで調達した脱出用の衣装に着替えて再び警備員の目をごまかせるようになる。用意した武器はバグスターズプランであった場合は洗濯室、メンテナンス業者プランであった場合は廃棄物回収所に配置される。 階段を使って上れば、バリケードの有無に関わらずドアの前を通る警備員とその次のドアの辺りをうろつく警備員の計2人をタイミングを計り銃殴りで黙らせるだけで洗濯室へ到達できる。当然だが、銃を撃ったり、不用意に敵の目の前に飛び出して姿を晒したりするのはNG。たまに手配度5になったことに焦って「発覚した」と勘違いしてしまった初心者プレイヤーが先述のNG行動をしてしまうことがある。 見つかっていない状態で、敵の正面から(殴り)倒すと発覚状態にならずとも、脱出用の衣装が消えてしまう事があるというバグが存在する。なるべく敵の背後から倒すよう心がけよう。 洗濯室で全員が着替え終わる前に誰かが発見された場合はすでに着替え終わったメンバーを含む全員の正体が露見するため、変装の効果はなくなってしまう。また全員が変装に成功しても警備員とぶつかったりするとやはり変装がバレてしまうので余計なことはしないようにしよう。 ちなみにどの変装であっても変装後は銃を手にしている姿を敵に見られても特にバレたりしない。 金属探知機は何故か音を出さず無効になっているので気にせず通り抜けてよい。 着替えた後はカジノのメインフロアへ脱出するよう指示が出るが、無視して他の出入り口から脱出してもよい。事前に脱出場所としてどこを指定したかに関わらず全ての出入り口から脱出が可能なので、向かう先を間違えないこと。 (未発覚の状態で)カジノのメインフロアに入ると、通常営業中のカジノ内を歩いてメインエントランスへ向かう事になる。ここでバレる心配はない。武器は出そうと思っても出せない。 ちなみにトム・コナーズも受付に普通にいるのでトムを横目に脱出しよう。 基本的に脱出用の衣装に着替えて逃走するのが一般的で安定した攻略法だが、もし脱出用の衣装を準備していない場合、もしくは脱出用の衣装が消えてしまうバグが発生してしまった場合、あるいは隠し金庫の現金を取得したい場合の行動の仕方は以下の動画を参照。 + 脱出用の衣装を使用せずに未発覚で脱出する方法の参考動画 カジノ外からクリアまで カジノから出ると大勢のN.O.O.S.E部隊に包囲される。すでにカジノ内で正体が発覚している場合は脱出直後から通常の手配☆5状態となる。 未発覚状態の場合は服装によって状況が若干変化する。N.O.O.S.Eか消防士に変装できていれば攻撃を受けずにある程度自由に動く事が出来る。この場合はカジノから離れると通常の手配☆5と同様の状態に移行する。 ハイローラーの服装もしくは未変装の場合は発見次第攻撃されるが、N.O.O.S.Eの視界に入らなければ比較的安全にその場を離れる事が可能。状況自体は隠密行動アプローチの未発覚状態の時と全く同じ。この状況の場合、隠密行動アプローチと同じくこのフェーズのみの地味な注意点として、監視カメラの真下は通らないこと。本来監視カメラの真下はカメラの視界外で安全地帯だったのが、このフェーズでは逆に監視カメラの真下に入ると即発見されてしまう(逆に監視カメラの本来の視界内であろう場所に居たとしても何故か発見されない)。 未発覚状態であれば、しばらくするとメインエントランス付近に消防車が1台(消防士は3名)駆け付けてくる。場合によってはこれを奪い逃げるのも良い。尚、消防士の変装に着替えていた場合は「本物の消防士に発見されると偽装に気づかれる」とレスターから警告を受けるが、消防士達の視界内に入っても特に発覚するようなことは無い模様。 本物の消防士が到着した時点で消防車を盗むなりカジノを離れるなりしているのが普通なのであまり気にすることではないが、本物の消防士のその後の動きについては以下の通り。 + 本物の消防士の動きについての余談 本物の消防士の3名はそれぞれメインエントランス前を横切る者、駐車場方面に向かう者、スタッフロビー方面に向かう者と行く先はバラバラだが、彼らには「目的地」が存在し、N.O.O.S.E装備で変装していない場合はそこに誰かが到着した時点でこちらの変装が強制的に発覚する…という仕組みになっている。N.O.O.S.E装備で変装している場合は、消防士達が「目的地」に到着した後にプレイヤーが本物のN.O.O.S.Eの視界に入ると変装が即発覚するようになる。 一応、本物の消防士それぞれが「目的地」に到達する前にステルスキルで(周辺のN.O.O.S.Eに見つからずに)倒す事で強制的に発覚する事を防ぐことができる。とはいえ、(このパターンに限ったことではないが)この段階でカジノ周辺にしばらく留まり続けるとやがて警察が普通にスポーンしだすので防いだところで特に意味はない。 カジノ周辺から脱出した後はターゲットの買い手との待合場所へ向かう。カジノの敷地外に出た時点で変装の効力は失われるため、他のアプローチと同様に手配を消してから向かうことになる。 ヤン・アンセスタールートを選んだ場合はヤンが逃走用に自身のフューリアを提供はしてくれる。ただし、停車場所がカジノの駐車場(=N.O.O.S.Eの溜まり場のド真ん中 )となっている。また、2人乗りの乗り物であることに留意。消防士もしくはN.O.O.S.Eに変装した際の未発覚状態であれば、周辺のN.O.O.S.Eを気にせず安全で容易に乗り込める上にそのまますぐに立ち去ることができる。 ハイローラーもしくは未変装の未発覚状態の場合は周辺のN.O.O.S.Eの目を誤魔化すことはできないので安全に乗り込むことは難しい。別のルートで逃走することを推奨する。 防弾タイヤ未装備なため、発覚状態で無理に乗り込んでもカジノから遠ざかる前にパンクさせられることも少なくない。 エリートチャレンジ条件 気づかれるな強行突破は不可。バレたらホワイトボードからやり直しである。 15 00以内に完了選択するルート次第で難易度が大きく変化する。一番楽なのは当然グルッペ・ゼクスルート。冒頭の移動時に鈍重なストッケードを使わざるを得ないものの、道中の大半を素通り出来る為その分時間を大幅に節約可能。スタッフフロアの警備員を1~2人ステルスキルすれば変装と脱出まで済ませられるので心理的負担も少なめ。 バグスターズ・メンテナンス業者の2ルートは開始時に用意される車両が遅い事に加え、侵入時と脱出時の両方で道中の警備員やカメラ全てに対処しなければならないのでどうしても時間を取られがちになる。両ルートともいかにして往路で警備員やカメラの視界を掻い潜ってスムーズに金庫まで向かい、復路でスタッフフロアへの通路を監視する警備員らを速やかに片付けられるかが鍵となる。 ヤン・アンセスタールートでの挑戦はよほどの自信家かマゾヒストでない限りはオススメ出来ない。カジノまでの移動に比較的高速なシャフターV12を使えるのはいいが、侵入後の経路の回りくどさが最大の問題となる。 挑戦時のターゲットは回収時間や移動速度の点から芸術作品が最も望ましい。但し参加人数次第では現金や金塊でも全回収とチャレンジ達成の両立は可能だが、金塊の場合は移動速度が制限される点に留意。 脱出経路はN.O.O.S.Eを回避しやすいスタッフドアがオススメ。競馬場のトラックを経由すればハイローラーの衣装でも問題なく逃げられる。 最後の逃走手段はヘリが一番手っ取り早い。買い手が上級の場合は取引場所が非常に遠くなる為、車両を用いる場合はトンネル等の使用は控えた方が良い。 買い手を初級にしておけば最後の取引場所がカジノの近所になるのでヘリ抜きでも達成は楽になるが、報酬額はかなり安くなる。アワードを獲得したい人向け。 WASTEDなし最後の逃走時に死ななければ問題なし。 注意点(バグなど)※必読! 非発見時にプレイヤーが警備員の警備ルートのすぐ近くまで接近してしまうとプレイヤーの方を向いたまま動かなくなってしまう場合がある。特にステルスキル狙いで待ち構える際やスタッフフロアまで階段で登った際に起こりやすい。 この場合、プレイヤー全員が警備員から一旦離れしばらく待機すると元通りに移動をはじめることがある。 プレイヤー同士が固まって動いていた場合、警備員の視界に入ってしまっても何故か発覚しない。恐らくはプレイヤー間の回線同期の問題。上述の動かなくなるバグ同様、警備員に一番近いプレイヤーから他のプレイヤーが距離を取るとすぐに発覚扱いになる。これを利用してエリートチャレンジ挑戦時の時間短縮を図る事も可能ではある。 金庫室フロアの階段及びエレベーターのキーパッドは往路(行き)の時点で階段はキーパッドクラッカー、エレベーターは指紋認証ハックとなっているが、復路(帰り)の時点で階段は指紋認証ハック、エレベーターはキーパッドクラッカーに何故か変化してしまう。 屋上テラスから脱出時、使用した脱出口と実際に出てくる脱出口が一致していない。(攻撃的や隠密行動では正常)北西屋上テラスと南西屋上テラス及び北東屋上テラスと南東屋上テラスの出口が逆になっている。 開始時に脱出口に設定することでセットされる脱出口マーカーは、設定した脱出口から出ることができる脱出口にマーカーがセットされるため、マーカーに従って脱出すれば開始時に設定した脱出口から出ることができる。 脱出時、スタッフロビー到達後に見つかっていない状態で敵を正面から倒すと、発覚状態にならずとも脱出用の衣装が消えてしまう事がある。敵はできるだけ後ろから倒すようにした方が良い。 脱出時、スタッフフロアの警備室に繋がる4つの扉のうちスタッフロビー出入口側の扉が無条件で開く扉になっている。セキュリティパスの認証をしないで開けられるだけでなく、セキュリティパス2未調達時の場合や本来開くことのない赤ロック状態の場合においても開いてしまう。 アプローチ一覧へ(「強盗:ダイヤモンドカジノ」のページに戻る) コメント欄 グルッペゼクス以外のルートで最後までバレずにクリアする場合、帰りの金庫前フロアの出口監視してる警備員は全員始末しないとダメだと思ってたんだけど…金庫から見て左側の壁にピッタリくっつくようにして動くとギリギリで視界回避出来るっぽいね。 - 名無しさん (2020-02-05 23 37 14) 仕様かバグかは知らないけど、バグスターズ侵入で地下行きのエレベーター内で銃出してたら誰にも見られてないのに発覚した。エレベーター到着と同時に警備員に包囲されてて発砲されてビビった - 名無しさん (2020-02-14 04 14 55) エレベーター内の監視カメラでしょ(適当 - 名無しさん (2020-02-16 22 35 14) バグスターズでスタッフドアからカジノに入ったのに、セキュリティトンネルに服装はそのままでストッケードに乗った状態でロードがあけた。誰かが警備員を殴ってたからそのままバレずに進められるかは不明。ちなみに、カジノに入る前に警備員を射殺してカメラに死体が映ってた。 - 名無しさん (2020-02-21 00 41 36) 今更だけど野良でこのバグ引いた。ホストがアレでガス噴かれたけどアイコンは敵対NPCの赤だけど相手にはグルッペに見えてるようで素通りでした。防犯カメラみたく長居してバレるかは不明。 - 名無しさん (2020-07-18 16 44 16) 何故どいつもこいつもヤンをしたがるんだ?値引き目的か? - 名無しさん (2020-02-21 23 05 55) さぁ?最初期の頃 一回ヤンのルートに参加したことあるが、結局強行突破になったものの、ホストが貨物ちゃんとやってくれてた上にPC版でヘッド狙いやすいから、何も知らなければ苦とは思わなかったな。 - 名無しさん (2020-02-26 02 46 07) グルッペ以外でダガン貨物やってないホストはマジで地雷だらけだよな。まず金庫室までステルス維持出来ない、例え維持出来てもガス噴出するまで略奪品取り続ける奴ばかり、セラミックピストル一丁で防ヘルフルアーマーの大群を突破出来ると本気で思っているのか? - 名無しさん (2020-03-03 21 29 47) 前に帰りだけで一時間かけてクリアした事あったけど二度とやりたくないわ。10分すらケチるホストなんて強盗やめちまえ - 名無しさん (2020-03-28 19 39 14) バグスターズ装備でカジノに入るまではバグスターズで行ってたのに、入った途端グルッぺルートの倉庫から始まり、グルッぺの車に乗ってるバグに遭遇しました…ダガンやってたのでゴリ押しで行けましたが、あのバクはいったい… - 名無しさん (2020-03-08 00 22 54) アンセスタールートで脱出する時、フューリアまで未発見で行けるルートってあったりする?興味本意で何度か試してみてるんだけど毎回見つかってハチの巣にされるんだよね… - 名無しさん (2020-03-15 16 38 00) スタッフドアから出て右手のポリスライオットの周りにいる奴らぶん殴って植木乗り越えたら行けないか? - 名無しさん (2020-04-09 11 55 21) 雑談掲示板で書いちゃったんだけどここで書くべきだと気付きました - ペテンでトラック内のうちにバレるようになったからフレと新しい逃げ道を見つけました。トラック中心にある駐車場には車が出現するし、乗ってもまだバレません。乗って橋の下を通るあたりでバレますが、石を避けながら木の下を潜って道路に出られます。ここから逃走車両に乗り換えるか、そのまま逃げるか、ヘリに向かうかはプレイヤー次第です。駐車場の車は1度使うと、どこかで死んでリスタートした場合使った車は消滅するようです。検証のため1度やり直したら2台のうち1使った1台が消えていて、もう1台を使い再度やり直したら次回からは車が無くなりました(5度リスタート) (2020-03-18 00 18 44) グルッペルートで最初から警備員が固まってるときがあるけどあれって対処法ないのか?何とか見つからずに外に出れたとしてもNOOSEも固まっちゃってるから逆にすごくやりづらくなる。 - 名無しさん (2020-03-18 21 39 46) NOOSEはスタッフドアから出て右の奴倒して競馬場外側ルートで逃げられない? - 名無しさん (2020-04-08 22 09 27) バグスターズかメンテナンス業者の時、先に洗濯室に武器取りに行けば万一の時に助かる。まぁ、取りに行く時の警備員の索敵範囲には注意だけど。 - 名無しさん (2020-04-11 22 05 27) 4月頭ぐらいから大ペテン師グルッペルートでエリート獲得してもボーナスが貰えない。リザルトではエリート達成として+10万入るのだが、実際にはエリート分が入っておらず。 - 名無しさん (2020-04-23 12 04 15) 2月頃からカジノ強盗やDD強盗のエリートチャレンジ報酬もらえてないバグが続いてる、旧強盗は未検証 - 名無しさん (2020-04-28 17 09 09) グルッペでやるときに金庫脱出した段階で敵に発見された状態になることがあるんだけど何が問題? - 名無しさん (2020-06-19 16 06 29) メンバーの誰かが警備員にぶつかったか、銃を向けたかのどっちか、同期ズレによるバグなら変装が適用されてないとか色々あって未知数 - 名無しさん (2020-06-19 18 27 00) 回答ありがとうございます。また同じことになったので確認しましたが、メンバーの一人がガスが噴出されている中回収しているのが原因でした。 - 名無しさん (2020-06-20 14 36 22) 全ペテン共通の小ネタ、帰り限定で1階警備室のスタッフドア金属探知機から一番近いドアだけキーカードを通さなくても空いた状態になってる、しかもセキュリティパス2を未調達だったり赤のロック状態でも外側から開くようになってる - 名無しさん (2020-06-24 02 51 37) 現場消防車の強奪でオプ2 でパトカー爆破した後手配度解除して、また消防車近づくと人が消えて手配度も付かなくなりました 再現できるなら調達が楽になりそう - 名無しさん (2020-07-20 00 11 21) エリートの要件に気づかれるな なんてあったっけ? ハッキング失敗0だった気がするけど - 名無しさん (2020-07-20 14 16 21) 野良なら隠密とかまず無理だから最初から見つかる前提で行きグルッペゼクス帰りスタッフロビーへ強行突破する方が圧倒的に早い気がする - 名無しさん (2020-08-16 13 52 11) なんか裏口から出るはずなのにカジノ内にいてNPCも撃って来ない&外に出られなくなった。メンバーには悪いけどどうしようもなかったから抜けてしまった - 名無しさん (2020-09-17 23 37 14) ホストの人には悪いけど、バグスタはハックと微妙に突破しづらい金庫前を回避して不通に中央階段降りて行った方が楽で早い気がするからそっち行ってる - 名無しさん (2020-10-27 14 35 07) バグスターズで行ったら敵のアイコンと視界がレーダーに出てこねえし必ずバレる。どうなってんだこれ - 名無しさん (2021-01-16 01 18 29) エレベーターで降りた後のフロアでNPCが歩かないのはバグですか?ステルスで突破できない - 名無しさん (2021-01-24 11 01 54) 同じく。全く動かないからバグスターズでステルス維持ができない。 - 名無しさん (2021-01-24 15 37 24) 警備員不動バグですね、グルッペとバグスターズの正規ルートなら一応攻略なルートはあるけど、それ以外だとドローン使えるバグが出来なくなった今は発覚せずに地下カウンター兵を倒せないと思われる - 名無しさん (2021-01-24 15 41 11) ちなみにバクスターズの場合はベイカーの部屋からのエレベーターを降りた後、降りた直後の敵とカウンター内の敵を倒した後、フロアを時計回りに移動して奥の監視カメラ下で固まってる敵の背後をすり抜けていけば未発覚で金庫まで行けます - 名無しさん (2021-01-24 15 45 55) エレベーター降りた後の敵と右の敵を、右のカメラが手前に向き始めた瞬間にダッシュして倒しして、右の扉開けて中の敵を素早く倒して金庫室の前までなんとか行けました!半時計周りで。バグだとカウンター内の敵は右の固まった敵を倒さないと倒せませんでした - 名無しさん (2021-01-25 00 18 15) ちなみに一人称、HG装備、R連打でやりました。 - 名無しさん (2021-01-25 00 20 49) 僕前に無料で買いました - 名無しさん (2022-04-09 19 58 00) すべてのコメントを見る 前作GTAV(GTA5)の情報・攻略wikiはこちら 当サイト公式X(旧Twitter)はこちら→https //twitter.com/GTAVIwiki ※アフィリエイト広告を利用しています。 Amazon Music Unlimited 1億曲聴き放題 1ヶ月間無料体験 Amazon Kindle Unlimited 200万冊読み放題 1ヶ月無料体験
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1057.html
問題編をラノで読む 問題編その1へもどる 2 ぼくたち夏目家の兄弟は全員で五人だ。 犯罪者にして逃亡者の長兄、賢治兄さんを除けば全員この双葉学園に籍を置いている。 上から大学二年のユキ姉こと夏目雪緒。 高等部三年のアキ姉こと夏目晶子。 二年のぼく。 そして一年の夏目龍之介。 その龍之介からメールがあった。 退屈な午後の授業が終わり、金色の日差しが校舎を包み始め、適当にクラスメイトに挨拶をすませぼくは龍之介のメールの通りに部室棟へと向かう。様々な部活の部室が並んでおり、迷ってしまいそうになる。その一番隅っこに汚らしい汚れた扉があり、落書きだらけで蛍光灯の光も切れている。そこには手書きで『探偵部』と書かれている。 「龍之介。今日は一体何の用なんだ――」 いつものことなのでぼくは普通にがちゃりとその扉を押し開けた。そして後悔する。せめてノックくらいしたほうがよかったと。 「やあ兄貴! 待ってたよ」 そこには嬉しそうにぼくにそう言う龍之介がいた。弟の癖にぼくより背が高く、くせ毛を金に染め、ピアスを三つも右耳につけており、初見の人には怖がられるだろう外見をしている。だがその顔は犬のように人懐っこい笑顔で、女の子に好かれるタイプみたいだ。 だけどその笑顔がまた不気味だ。なぜなら龍之介は女子と半裸になりながら抱き合っていたのだから。その女の子の方はぼくが入ってきたことに凄まじく驚いており、 「きゃあああああああ!」 という悲鳴を上げて必死に裸を隠そうとしていた。その横の龍之介はこんな状況なのにまったく動じず、相変わらずニコニコと笑っている。 「ちょうどいいや兄貴。混ざる? 結構いい女だぜこいつ」 龍之介はそう親指をくいっとその女の子に向けぼくにそう言った。その瞬間ぱあんっと言う音が部室に響き、「最低!」と叫んで女の子はぼくの脇を泣きながら走り去って行った。ああ、可哀想だな本当に。龍之介の頬を見ると、真っ赤な紅葉のようなマークが頬に出来ていた。凄まじく痛そうだが龍之介はまだ笑っている。まるで痛みなの感じていないかのように。いや、事実龍之介は『痛み』を理解していない。 「龍之介。駄目じゃないか女の子泣かして。バレたらユキ姉にまた半殺しにされちゃうよ」 「だって兄貴。誘ってきたのは向こうなんだぜ。まあ、俺は兄貴が来るまでの暇つぶしになればいいやって思ってさ」 龍之介はまるで反省してないようで、唇を突き出してぶーたれている。部室の机に腰掛けながら服を着直していた。ぼくと違ってずいぶん引き締まった体をしている。だがあちこちに傷があり、その半分くらいが女の子に刺されたり叩かれたものだという。ぼくには理解できない。 「せめて鍵くらいかけておけよ。他の部員も来るかもしれないだろ」 「いいんだよ兄貴。俺がここホテル代わりにしてんのどうせみんな知ってるし。だいたい何顔赤らめてんのさ、兄貴はアキ姉で女の裸なんて見慣れてるだろ。いいなー。俺はアキ姉とお風呂入ったこともないし。兄貴が羨ましいよ」 「何言ってるんだよまったく。学校であんなことして恥ずかしいだろ」 「兄貴の羞恥心と自意識が過剰なのさ。感情ない癖にそういうとこだけ過敏なんだもん」 「お前は逆に羞恥心と人の痛みがわからないんだろ。お互い様だよ」 ぼくがそう言うと龍之介はとても楽しそうに笑っていた。 ぼくたち夏目兄弟は呪われている。狂っている。壊れている。 みんな何かが欠けている。ぼくは感情を、龍之介は『痛み』を知らない。 いや、無痛症などではなく、痛覚は確かに存在するようで、怪我をすればすぐわかるし、病気になればすぐに寝込んでしまう。だが龍之介は痛みを“理解”できないらしい。 龍之介にとっては痛みも気持ち良さも同じらしい。ただの感覚でしかないのだという。だから龍之介は人の痛みもわからない。だから平気で人を傷つける。女の子を悲しませる。でもそれは痛みを得ようとわざとそうしているようにぼくには見えた。 「それで、今日は何の用事なんだ龍之介」 「ああ、また依頼が入ったんだよ。俺たち“探偵部”にさ」 探偵部。なんて言うと胡散臭いんだけど、ようするに悩み相談や助っ人をするだけの部活動だ。殺人事件なんて出会ったこともない。ほとんどが地味な依頼なんだけど、龍之介たちは『学園側に知られるとまずい事』も依頼として受けているようで、たびたび危険な綱渡りをしている。バレたら間違いなく処分ものだろう。 「それで、なんでぼくが呼びだされるんだよ。ぼくは部員でもなんでもないんだぞ」 「頼れるのは兄貴だけだよ。俺は非能力者だし、異能者の兄貴がいると心強いんだよ」 「ぼくのペテンの力なんてなんの役にも立たないよ」 「んなことねーって。役に立たない力なんてないさ兄貴」 龍之介は真っ直ぐな目でそう言う。その瞳からは一切の嘘も感じられず、ペテン師のぼくとは正反対だ。 「わかったわかった。とりあえず話しは聞くよ」 面倒事は嫌なのだが、弟に頼られるのは兄としても悪い気分じゃない。ぼくはパイプ椅子を引き寄せそれに腰を下ろす。龍之介たちの手伝いをするのは別に初めてってわけでもないし、もし龍之介が一線を越えてしまうことがあるのなら、兄としてそれを見て見ぬふりはできない。 「もうすぐ朝顔《あさがお》の奴が依頼人連れてくるはずだから、煎餅でも喰って待ってようぜ兄貴」 龍之介は部室にある冷蔵庫からお茶を取り出しイカ煎餅をばりばりと食べている。すると廊下の方からバタバタとした足音が聞こえ、扉が大きな音と共に開かれた。 「やあ龍之介くん今日も楽しく部活動を始めよう!」 そこには学生なのに黒いトレンチコートを着込み、ニット帽を眼深に被った怪しげな眼鏡の少年が立っていた。不健康そうな色白の顔に、長身痩躯でカマキリのような外見をしている。 「やあ朝顔くん、こんにちは。お邪魔してるよ」 「おっと、これこれは龍之介くんの兄上の中也さんじゃないですか。よく来てくれましたねぇ」 その少年、朝顔《あさがお》郁実《いくみ》くんはニタニタと細い口を歪めながら笑っている。彼は龍之介と同じクラスの生徒で、同じく探偵部の部員だ。探偵部は龍之介が立ちあげたため、先輩はおらず、龍之介が部長を務め、この朝顔くんが副部長ということになっている。 「そういえば朝顔、初音《はつね》の奴はどうしたんだ」 「初音くんは見てないね。まあ彼女は週に一回顔出すかどうかだしねぇ」 「困ったな。まあいないのはしょうがないか」 初音、というのはこの探偵部の三人目の部員の女の子だ。こんな変な部活に入るなんて変わった子なんだろうけど、生憎ぼくはまだその子を見たことがない。よく部活をさぼるようで、龍之介も頭も悩ませてるみたいだ。 「いやいや、龍之介くん。そんなことより依頼人を連れてきたよ。入ってもらって構わないかい?」 「ああ、入ってもらおうぜ」 龍之介がそう言うと、朝顔くんはドアの外にいる人物を手招きし、部室へ呼び寄せた。 「ささ、どうぞ入ってください桃子《ももこ》さん。汚らしい部屋ですがどうかご勘弁を」 そうして朝顔くんに手を引かれ入ってきたのは女の子だった。小柄でふわふわとした髪の毛が可愛らしい。校章の色を見るとどうやら一年のようだ。でもその猫のような瞳は何かに脅えているかのように視線が定まらず、肩はかすかに震えている。 「おい朝顔、お前が気持ち悪いから怯えてるじゃないか。早く手を離して座らせてあげろよ」 龍之介はヘラヘラとからかうように朝顔くんに呼びかけた。朝顔くんは「ボクが怖いのかい。そりゃまいったなぁ。傷つくなぁ」と、爪をかりかりと噛みながら呟いて、来客用の少し豪華な椅子に彼女を座らせている。だが相変わらず彼女は怯えて俯いたままだ。一体何をそんなに怯えているんだろうか。 「ようこそ探偵部へ。俺が部長の夏目龍之介。こっちの変態が副部長の朝顔郁実。それとこっちは部員じゃないけど助っ人に来てくれた俺の兄の中也兄貴だ」 龍之介は彼女にぼくたちを紹介している。ぼくも一応「どうも」と話しかけるが、一瞬びくっとしただけで目も合わせてくれない。 「悪いけど自己紹介してもらえるかな。それと依頼の内容も俺は依頼者から直接聞きたいんだ」 龍之介はニコニコしながらそう言うが、その口調は厳しく、有無を言わせないものだった。だけどそれでも女の子はずっと黙っていて、口をパクパクと動かすだけで声が出てこないようであった。ぼくはそれを見かね、呼吸を整えて、その女の子に笑顔を向ける。 「“大丈夫だよ。安心して。ぼくたちはキミの味方だから、きっと力になるよ”」 ぼくがそう囁くと、「は……はい」と呟き、女の子は少しだけ穏やかな顔になり、ゆっくりと顔を上げた。龍之介が鋭い視線をぼくに向け、口元をにやりと歪ませる。 今のぼくの言葉は嘘だ。今のも“|嘘の言葉《ペテン》”で彼女を信用させ、落ち着かせただけだ。こういうことのために龍之介はぼくを呼んだのだろう。 でも嘘の言葉でも、彼女にとっては優しく温かい言葉に感じたのだろう。やがて決意したように女の子は消え入りそうな声で語り始めた。 「私……一年N組の野村《のむら》桃子《ももこ》です……。前に龍之介くんの噂を聞いて、それで、相談にしにきたんです……」 「相談?」 「はい……。私最近誰かに見られてるんです……。いつもいつも誰かに覗かれてるように思えるんです……。携帯電話や寮の電話に悪戯電話が何件もあったり……」 なるほど。ストーカーか。 よくある話しで、その多くがただの被害妄想の場合だったりするのだが、野村さんの様子を見る限り本当に怯えていて、実害があったのだろう。 「部屋の中が荒らされて……。でもお金とか盗まれてなくて……下着とかばかり……。それで、部屋には手紙が置いてあって『俺のこと学園側に話したら殺す。お前の友達もみんなどうなるかわからない』って書いてあって……私怖くて怖くて……もう誰の手も借りれなくて……」 後半は泣きだしてしまい、嗚咽交じりで語っていた。学園の裏で動いている探偵部なら、情報が漏れることはなのだと思ったのだろう。そうして話を聞き終わり、龍之介は彼女を見つめ、にこりと優しく微笑む。 「それで、俺たちはそのストーカー男を見つけて、もう二度と悪さできないようにすればいいのかな」 「……はい」 「そうか、じゃあどうしようかな。とっ捕まえた後どうしようかな。指の骨を全部折って、口の中に石を詰め込んで顔を蹴ってやろうか。それともそいつの済む寮に火を放って何もかも失くしてやろうか。ああ、いっそ去勢してやるのが一番いいだろうね。ちょうど野球部からくすねてきた金属バットがあるからそれでナッツみたいにカチ割ってやろう。ああ、その時は桃子ちゃんもやるかい? きっとすかっとするよ。金玉を潰すとみんな猫みたいな変な声で鳴くんだ。面白いよ」 満面の笑みでそう残酷なことを語る龍之介を見て、野村さんはさらに怯えてしまっているようだった。いや、ドン引きというのか。 「ああ楽しみだなあ。久しぶりに人を殴れる。きっと痛いんだろうなあ。俺にもその痛みがわかればいいのに。痛みがわかるやつが羨ましいよ。はははははは」 ストーカーを拷問する想像をし、龍之介は恍惚の表情になっていた。頬を紅潮させ、目は天井を見ている。悪い癖が始まった。痛みが理解できない龍之介は、人が痛みに苦しむ様を見ることが何よりの幸福なのだと、そう言っていた。そのときこそが自分が生きていることが実感できるのだと。 そんな龍之介を見て、野村さんはぎゅっとスカートのすそを掴み、足を震わせていた。ネチネチとした視線を向ける朝顔くんのほうは見ようともしない。ぼくのことはどう思われているのだろうか。さっきのペテンできっとぼくだけは信用できると思っているのか、助けを求めるような小動物のような目でぼくを見つめてくる。しかたない。 「落ちつけ龍之介。ストーカーへの報復方法はあとでいい。今はそのストーカーを見つけ出すことが先だろう。何か手はあるのか?」 「そうだな兄貴。でもそういうのは朝顔にまかせればいい。お前なら朝飯前だろ?」 朝顔くんは怯えている野村さんを見て「はあはあ……」と荒い息遣いをしていたが、龍之介にそう言われると、きりっとした表情になり「当り前ですよ」と自信満々の表情になっていた。朝顔くんは席を離れ、部室の隅に山積みになっている機械類から妙な物を持ってきて、どかりとテーブルの上に置いた。 「これは?」 「盗聴器と盗聴発見器ですよ中也さん。誰かにいつも見られていると感じるのは多分そのせいです。恐らくカメラも仕込まれてるでしょうね」 「……ストーカーはともかく、なんでそんなものをキミも持っているんだ」 「いやあ、まあ、ちょっと趣味でボクも使うんで。ちょっとしたツテで学園外から送ってもらいました」 へへっと照れくさそうに朝顔くんは笑っていた。ああ、彼が一番怪しいじゃないか。こんなのバレたら停学じゃすまない。いや、それはストーカーも同じか。けど“標的”と同じ知識を持つ朝顔くんは探偵部においてとても頼もしい存在になる。ぼくたちがやることは別に“正義”ではないのだから。 ぼくたちがこんなことをしているのをアキ姉は知らない。知らなくていい。知ったらきっと怒るし、悲しむだろう。 「よし、じゃあ朝顔。お前は兄貴と一緒に桃子ちゃんと部屋に行って盗聴器と盗撮カメラを調べてこい。俺は聞き込みを始めるから」 龍之介にそう言われ、ぼくは野村さんに「行こうか」と呼びかける。野村さんはびくりと肩を震わせているが「はい」と呟きゆっくりと立ち上がった。 「あの……よろしくお願いします」 「“大丈夫だよ。ぼくたちに任せて。きっとストーカーを退治するから”」 ぼくがそう言うと、また桃子さんは安堵の表情になる。“|嘘の言葉《ペテン》”を使用するたびに、胸の奥がちくりと痛む。でもそれでいい。それでこの女の子が落ち着くのなら別にいいだろう。 「さあ野村さん。キミの部屋に行こう。ああ、|許可を得て《・・・・・》女の子の部屋に入れるなんて感激だなぁ。何年振りだろう。興奮しちゃうなぁ」 朝顔くんはテンションを上げて、くるくると回転するようにどんどん先へ進んで行ってしまう。ぼくも彼に置いて行かれないように少し早歩きになる。すると、ぼくのブレザーの袖をちょいっと野村さんは引っ張った。 「どうしたの野村さん」 「あの……。こうしていていいですか。なんだか怖くて……」 野村さんは震える声でおずおずとそう言い、ぼくの袖口をぎゅっと掴んでいる。きっと人と離れるのも恐ろしいのだろう。 「いいよ。じゃあ並んで歩こうか」 「……はい!」 ぼくは野村さんの歩調に合わせゆっくりと歩きながら部室棟を出て、野村さんが住んでいる女子寮へと向かっていった。朝顔くんは野村さんの寮がどこにあるのかすでに知っているようで、勝手にどんどん進んで行ってしまう。やれやれと思いつつもぼくたちはその寮へたどり着いた。 ぼくとアキ姉が住むボロアパートとは違い、大きくはないが真っ当な女子寮で、男のぼくたちが入れるのか疑問だった。とくに息を荒くして凄まじく怪しげな朝顔くんが一緒にいるので余計に怪しまれるだろう。ぼくはちらりと朝顔くんを見ると、不気味ににやりと笑っている。 「何を心配そうにしてるんですか。中也さんの“力”の出番じゃないですか。頑張ってください」 そう言って朝顔くんはどんとぼくを突き出し、寮の受付へとぼくを押しやった。まったく、面倒は全部ぼくがやることになるんだからな結局。 受付のガラス窓の向こうにいるおじいさんがぼくたちを不審そうな眼で睨んでいる。ぼくは背筋を伸ばし、ぺこりとそのおじいさんに挨拶をした。 「“こんにちは、ぼくは二年の夏目です。彼女、野村桃子さんの自室に少し用があるので入らせてもらってよろしいでしょうか。彼女の部屋の模様替えをするのに男手が必要なんです。決して迷惑をかけたり不純な動機があるわけではないので入室を許可してほしいのですが”」 ぼくがそうおじいさんに言うと、穏やかな顔になり、「入っていいよ」と許可を出してくれた。これもまたペテンだ。総て真っ赤な嘘だ。 「さすが中也さん。さすがペテン師。あんな子供だましの出まかせで騙せちゃうんですから便利な異能ですねぇ」 朝顔くんは大げさに手を上げて感心したように頷いている。まったく嬉しくないが、確かにラルヴァ相手には何の役にも立たない能力だけど、探偵部においてぼくほど便利な能力はないのだろう。だから龍之介はぼくをよく部活に巻きこむのだ。 「さあ野村さん行こうか。キミの部屋などこだい」 「三階の301号室ですよ中也さん。うふふ」 黙っている野村さんに尋ねると、なぜか朝顔くんが得意げに答え始めた。 「だからなんでキミはそんなに詳しいんだ!」 「ボクは女の子のことならなんでも知ってますよ。特に高等部でレベルの高い女子の個人データならボクのPCにぎっしりと詰まってますからね。ふふふ」 ストーカーより立ち悪いじゃないか! そう突っ込もうと思ったがもうバカらしくなってきたので、朝顔くんの言葉を無視し、ぼくたちはエレベーターで三階まで上がった。 「ここか。野村さん、鍵を開けてもらっていいかな」 「はい……あれ?」 301号室の扉の前までたどりつき、野村さんにそう促したのだが、野村さんは鍵をガチャガチャとして首を捻っていた。 「鍵が……開いてます……」 そう言う野村さんの顔は真っ青になっており、またガクガクと身体を震わせていた。鍵が開いてるだって、それはどういうことだ。ぼくは朝顔くんと顔を見合わせ、率先してぼくは中へ入っていく。 「ごめんよ野村さん。危ないから後ろからついてきて、先に入らせもらうよ」 ぼくは真っ暗な部屋に入り、部屋の中に人の気配がないか神経を研ぎすまし慎重に足を踏み入れる。もっとも、戦闘訓練を受けていないぼくにそんな感性はないのだけれど。 ぼくはそれでも手探りで照明のスイッチを入れる。ぱあっと光が部屋を照らし、そこにある光景にぼくは絶句するしかなかった。 野村さんの部屋は可愛らしいぬいぐるみがたくさん置いてあって、ピンクが基調になっているごく普通の女の子の部屋だ。 だがそこには異世界のような光景が広がっていた。 ぼくの肩から顔を覗かせている野村さんは「ひぃっ」と小さな悲鳴を上げ、そのまま膝をがくりと落としてしまった。 「野村さん。見ない方がいい」 だがもう遅かった。それを見た野村さんがガタガタと震え、また泣き出してしまっている。 無理もない、その野村さんの部屋には何百枚という写真がばらまかれていたのだから。 部屋中にばらまかれているその写真を一枚拾い上げそれを見てぼくはぎょっとする。そこには裸でいやらしいことをしている野村さんの姿が映っていた。 「み、見ないで!」 野村さんは必死な形相でぼくから写真をばっと奪い、泣きながら部屋中の写真をかき集めていた。 「見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで!!」 泣き叫びながら写真を一人で集めるその姿はとても痛々しく、でもぼくたちは写真の内容もありそれを手伝うことができなかった。朝顔くんは足元に落ちていた一枚を拾い上げ、食い入るように見ている。その顔はすましているが内心とても喜んでいるかのようににやけている。 数分後、ようやく野村さんは全部の写真を集め終え、無理矢理すべてゴミ箱の中へと突っ込んでしまった。 そしてそのあと力尽きたかのように部屋の隅でうずくまり、声を殺して泣いてしまっている。追い詰められ、傷つけられ、その姿はもう見てはいられないものだろう。そう、普通の人間にとっては。 だがぼくは彼女の悲しみが理解できない。 彼女が悲しんでいるということはわかる。悔しいと思っているのもわかる。恐怖を感じているのもわかる。だけど理解《・・》はできない。自分にそんな気持ちが存在しないから、ぼくは野村さんになんて話しかけたらいいのかわからなかった。 「どうして……。どうしてこんなひどいことするの……」 「“落ちついて野村さん。今は大丈夫だから。今ここにはキミを傷つける人はいないよ。顔を上げて、話を聞かせて”」 そんな言葉は詭弁だ。何の意味もない。普通ならば罵声を浴びせられるくらいに心の籠っていない言葉だ。だけどぼくの放つ言葉は総て彼女にとって肯定的なものになる。それがぼくの力だから。ぼくの偽物の言葉で発狂寸前だった野村さんは、なんとか落ち着きを取り戻し、泣きはらした真っ赤な目でぼくたちをぼんやりとした目で見つめてる。だけどまだその小さな肩は震えたままだ。 「さっきの写真はなんだったの?」 「あ、あんなこと私はしてません……。あの写真は全部嘘です……!」 「嘘?」 嘘という言葉だけでぼくは少し過剰に反応してしまう。ぼくのことを嘘つきだと言われてるわけじゃないのに。 「アイコラですよ中也さん。アイドルコラージュです。つまり顔だけが野村さんで身体の方はどこぞのポルノ女優との合成でしょう。よく出来てますがボクの目は誤魔化すことはできません。よく見てください、この写真も実際の野村さんとはバストのサイズが全然違いますね。それどころか写真によって体型が違いすぎます。雑過ぎです。ボクならもっと上手くできるのになぁ。もったいないなぁ」 そう言いながら朝顔くんはがさごそとゴミ箱に捨てられた写真もあさり始めた。途中ゴミ箱に入っていた野村さんの捨てたガムやハシなどをポケットに入れていたのだが、あえて目を瞑ろう。 「じゃあ誰かが野村さんを脅かすためにこんなのを作ったのか」 「でしょうね。そしてこの部屋にこんな写真がばらまかれていたってことは、ストーカーがこの部屋に入ったんでしょうね」 確かにここのカギは開けられていた。誰かが侵入したのだろう。だけどどうやって? 鍵をどうやって開けた? ストーカーみたいな怪しい奴が簡単に女子寮に入れるのか? それこそぼくみたいに寮の女の子と一緒に入らない限り無理だろう。 ぼくが考え込み沈黙が訪れるが、突然ぴりりりりという音が盛大に響き、その沈黙を破った。それは携帯電話の着信音で、野村さんのスカートのポケットから聞こえてきたものだった。 野村さんは恐る恐る携帯電話を取り出す。ストーカーからは無言電話もかかってきていると聞いた。そのせいか電話を取る野村さんの手は震えている。だけど野村さんは発信者の名前を見てぼくたちに見せなかった明るい笑顔になった。 「あっくんからだ!」 その顔はとても幸せそうで、愛おしそうに携帯の画面を見つめていた。 「あっくん?」 ぼくと朝顔くんはお互いにぽかんとして顔を見合わせてしまう。 「あっくんは私の彼氏です。ちょっとごめんなさい」 そう言って野村さんは涙をこぼしながらもとても安堵した表情をしていて。電話で彼氏のあっくんと会話をしているようだ。向こうの声は聞こえず、どういう会話をしているのかいまいちわからないがその顔はとても穏やかで、幸福そうだった。 ぼくが異能《ペテン》を使って話しかけたときとは違う、自然で、本当の笑顔。ぼくのこの偽物の言葉では本当の恋人の言葉には勝てないのだろう。 「朝顔くん。せっかくだから今のうちに盗聴器やカメラを探そうか」 「そうですね。しかし意外でした。まさか彼氏がいただなんて」 朝顔くんはコートから機材をがちゃがちゃと取り出し調査を始めた。ぼくはカメラが仕組まれそうな場所を探していく。すると大量に出てくる出てくる。ぼくと朝顔くんは床を這いずりながら会話をつづけていく。 「でも彼氏からしたらいくらストーカー調査っていっても男が二人も彼女の部屋に上がってる状況ってのはいやでしょうねぇ」 「そうかな。ぼくは彼女ができたことないからわからないよ」 「たとえば中也さんたちのアパートにおアキ姉が見知らぬ男の人を連れてきたらいやでしょう?」 「さあね。でもぼくはそいつを殺してしまうかもしれない」 ぼくが嘘の表情を消して、素の言葉で言うと、朝顔くんは嬉しそうに爪をがりがりと噛みながらぶつぶつと何かを呟いていた。 「ふふふ。でしょうね。そう言うと思いました。やっぱり中也さんは素敵だなぁ。狂ってるなぁ。抱きしめたいなぁ」 アキ姉に限ってそんなことはないだろう。でもアキ姉は騙されやすい。アキ姉はこの世に悪意があることを知らない。ぼくがしっかりしていないと駄目だ。アキ姉の綺麗なあの手を、他の男が触れるだなんて想像するだけで吐き気がしてくる。 ぼくが抱えているこの黒い気持ちはなんなんだろう。「愛」や「嫉妬」なんて感情をぼくは持っていない。だとするなら恐らくこれは『独占欲』なのかもしれない。普段ぼくの手を引っ張ってくれるアキ姉が、他人のものになるのは許せない。 ぼくにはアキ姉しかいないんだ。 アキ姉がぼくを甘やかしたんだ。ぼくはアキ姉がいないと生きていけない。どれだけ自立しようとしてもアキ姉がそれを止めた。だからもうぼくは巣立ちの時期を逃してしまった。だからアキ姉だけが夏目家という巣から出ることは許せない。 「だいたいこれで全部ですかねぇ。結構な数がありましたね」 汗をぬぐいながら朝顔くんは盗聴器や盗撮カメラをテーブルの上にどかりと置いていた。しかしこれだけの数を設置するなんてストーカーの執念は恐ろしい。するとタイミングよく電話を終えた野村さんが戻ってきた。そしてその盗聴器と盗撮カメラの山を見てまた顔をひきつらせていた。 「こ、こんなに……」 「どうしますか野村さん。全部処分する?」 「……は、はい。中を確認したくもないです」 野村さんはそれらから目を背け、嫌悪と恐怖の表情になっている。 「朝顔くん。じゃあ壊してくれ」 「え? いや、ちゃんと中身確認しましょうよ。もしかしたら犯人の手掛かりがあるかもしれませんよぉ。そうだ、一回ボクが一度家に持ち帰ってじっくり調べて――」 「いいから。壊してあげて」 ぼくが彼を睨み低い声で言うと、渋々鞄からトンカチを取り出して盗聴器と盗撮カメラに向かって思い切り振り下ろした。激しい破壊音が部屋に響きそれらは完全に粉々になって砕けてしまった。朝顔くんは「ああ勿体ないなぁ。結構いい値段するみたいだし。まだ中身見てないのになぁ」と残念そうに呟いている。まったく彼が家に持ち帰ったらコピーして私物にするだろうから止めて正解だ。それはさておきぼくはこれからどうするか野村さんに尋ねる。 「それで今晩どうしますか野村さん。こんなことがあったあとじゃこの部屋に一人で寝るのは怖いでしょう」 「うんうん。よければボクが今晩寝ずの番でここにいてもいいよ。ふふふ」 「……朝顔くん黙っててくれ。それで、寮の他の子の部屋に泊めてもらったらどうかな。最悪女子部員の初音くんを呼びだしてもいいし――」 とぼくが言いかけると、野村さんは少しだけ朗らかな笑みを浮かべて首を横に振った。 「いいんです。今あっくんから電話があってこっちに来てくれるって言ってました。あっくんは強いし身体強化の異能を持ってますから頼もしいんです」 彼氏のことを自慢げにそう言う野村さんの顔は、ごく普通の女の子の顔で、怯えていた顔しかみていなかったぼくには新鮮だった。 「でも野村さん。彼氏が来るって、ここ女子寮なんだから無理じゃない?」 「ううん。ここはそんなに規則が厳しくないんです。あっくんは受付のおじいさんとも仲良しだからきっと通してもらえますよ。だから今日は大丈夫です」 野村さんは涙を拭き、頬を染めてそう言った。 「そう、なら安心だね。じゃあぼくたちはもう帰るよ。彼氏とハチ合わせても面倒だし」 「もう帰るんですか中也さん。ボクはもう少し女の子の部屋の臭いを堪能したい……怖いから睨まないでください中也さん。帰りましょう。ええ帰りましょう」 朝顔くんは猫背のままそそくさと外を出ていき、ぼくも帰る支度をする。寮の玄関先まで野村さんは見送りをしてくれ、ぼくたちはそこで別れた。 外はもうどっぷりと日が沈み、闇が訪れている。冬の寒い空気が頬を切るように冷たく、ぼくはマフラーを首に巻いた。手もかじかんできたので手袋を持ってこればよかったなと後悔する。 「それじゃあ中也さん、ぼくはここで」 十字路の中心で朝顔くんは白い息を吐きながらそう言った。ぼくと彼は住んでいる場所が違うので、ここで別れることになった。 「ああ、じゃあまた」 「明日も部室に顔出してくださいね。まだ野村さんの件は終わっていないんですから。盗聴器と盗撮カメラをはずしただけで実質何も解決してませんからねぇ」 「わかってるよ。どうせ龍之介に呼びだされるさ。じゃあおやすみ」 ぼくは朝顔くんに手を振り、別れを告げそのまま真っ直ぐ歩いていく。 この道は人が少なく、街灯もあまりないから少し不気味だ。ぽつりぽつりと家はあるのだが明かりがついていない。 ぼくは今日のことを整理していた。 ストーカーは一体どうやって、いつ野村さんの部屋に入ったんだろうか。盗聴器や盗撮カメラをあれだけ仕込むのはけっこうな手間だ。 ぼんやりとそんなことを考えながら歩いていると、目の前に人影が見えた。 切れかけてチカチカと点滅している外灯の下にレインコートの人物が立っている。フードを眼深に被り、顔半分がマスクで隠れていて表情が見えない。なんだあの人は。 ぼくは不審に思いながらもさっさと通り過ぎようと思い少し早歩きで直進していく。だけどそのレインコートの人物とすれ違う瞬間、 「探偵部のやつだな」 という低い声が聞こえた。 「え――」 とぼくがその人物のほうを振り返ろうと思った瞬間、凄まじい衝撃がぼくの腹部に走った。視界が揺れ刺すような痛みが胃を破壊していく。その勢いのままぼくは吹き飛んでしまい、ゴロゴロと地面を転がっていく。痛みと衝撃のせいで自分が壁にぶつかっているのか地面に倒れているのかわからなくなる。 なんだ。何が起きたんだ。 「がはっ――……ぐっ」 胃液が逆流してきて、ぼくは思わずその場に吐き散らしてしまう。息が乱れ上手く呼吸が出来ない。なんとか気絶しないようにふんばりながら、ぼくはゆっくりと視線を上に向けていく。 そこにはさっきのレインコートの人物がぼくを見下ろすように立っていた。目だけがマスクとフードの間から覗かせている。その目は恐ろしいまでに深い黒で、ぼくを、虫ケラのように睨みつけていた。こいつがぼくを蹴ったのか。なぜだ。 「きみは……」 ぼくが呟きかけると、その人物は足をぶんっと振り、今度はシューズのつま先でぼくの顔面を思い切り蹴り抜いた。顔の中心に痛みが集中し、目の前にチカチカと火花が散るのが見えた。鼻がじんじんと熱湯をかけられたように熱く、手で鼻を触るとドクドクと血が洪水のように溢れだしてくる。 あまりに容赦のない暴力。ぼくは地面に顔を伏せ声すら上げることができなくなっていた。うつ伏せになっているぼくの上に、その人物は足を乗せ、ぼくの耳元に向かってその低い声を発していた。 「野村桃子から手を引け。これ以上踏み込むならこれだけでは済まさない」 ぞっとするほどに冷たく、容赦のない言葉。 レインコートの人物は、ぼくの腕ぎりぎりと締め上げ、肩の付け根に足をどすっと置いた。 「“やめろ、助けてくれ。ぼくは探偵部じゃない!”」 ぼくは“ペテン”を使い、その人物に訴えかけるが、その人物は離れてはくれない。ぼくのこの能力は微弱なものだ。相手に話を聞く気がない場合、ぼくの言葉はなんの力も持たない。偽りの言葉は、所詮偽りでしかないのだ。 「今日は腕一本で許してやる。次は無い」 痛い。ゴキゴキという嫌な音が響き、その人物はぼくの腕をへし折ろうとしていた。 凄まじいまでの激痛がぼくの右腕を支配していく。まるで電流を流されながらハンマーで殴られているかのように激しい衝撃。折られる。腕を折られる。 でもぼくは、そんな事態になっているのに、恐怖を感じていなかった。 吐き気を覚えるくらいに、気絶してしまいそうなほどに痛みを感じているのに、それでもどこか別世界での他人の出来ごとのように感じていた。 そんな中途半端に腕を折るだとかなんて駄目だ。 殺せ。 どうせなら殺してくれ。 この嘘の人生を終わらせてくれ。 そんなことをぼんやりと考えている間も、みしみしと腕は悲鳴を上げている。だけど腕の痛みが限界を超える寸前に、 「兄貴いいいいいいいいいいいいいい!!」 という怒声が遠くから聞こえ、ぼくの上に乗っていたレインコートの人物の体重がふっと消える。 ぼくが顔を上げて視線を向けると、レインコートの人物はその叫び声の主に衝突されて一緒に地面を転がっている。突然の突貫に驚いたレインコートの人物は、頭を押さえながら混乱していた。その間に叫び声の主はぼくのもとへと駆け寄ってきた。外灯に金の髪が照らされ、ゆっくりと輪郭を浮かび上がらせていく。 その金髪の男はぼくの良く知る人物だった。 「龍之介……?」 「大丈夫かよ兄貴!」 龍之介が心配そうにぼくの肩を抱いている。腕はもう痺れて腕の感覚がおかしくなってしまっているようだった。 「……どうしてここに?」 「朝顔のやつに電話したらもう帰ったって言ってたから、それで迎えに来たんだけど……。ひでえなこれ。どう兄貴、『痛い』ってどんな感じなの?」 龍之介は心配そうな顔をしながらも興味津津にぼくの傷口や痺れている腕をぐいぐいと押してくる。やめろぉ! 「それにしてもあいつは誰なんだ」 龍之介は視線をぼくからレインコートの人物に移した。そいつはゆっくりと立ち上がり、とんとんっとフットワークととって拳を構えている。テレビで見たことがあるボクシングと同じスタイルだ。 「へえ、あんた俺とやり合う気?」 龍之介は不気味な笑みを浮かべながらレインコートの男を睨みつけていた。まるでこの状況を楽しんでいるかのようだ。 「いいぜ、来いよ通り魔! 俺に『痛み』を教えてくれよ!」 目をギラギラと輝かせ、龍之介は挑発するように手を広げている。やめろ。相手は手強い。無茶するな。そう怒鳴りたかったが、痛みと苦しさで声がでず、ひゅうひゅうと喉から息が漏れるだけだった。 だが、レインコートの人物はその挑発に怒りを覚えたかのように外灯の柱に向かって拳を思い切り叩きつけ、激しい轟音が響き、その外灯の柱はひん曲がってしまっていた。それを見てさすがの龍之介も少しだけ眉をぴくりと震わせた。 「へえ、その力普通の人間じゃねえな。異能者か……」 龍之介はぺろりと指を舌で舐め、品定めするように向こうから仕掛けてくるのを待っている。 しびれを切らしたレインコートの人物は、ふっと駆け出し風のような早さで龍之介のところまで突進してきた。だが龍之介はよけようともしなかった。その人物が右ストレートで龍之介の顔面を殴りつけ、激しい音が響いたが龍之介は少しだけのけぞっただけですぐに顔を上げていた。顔はぐちゃぐちゃに潰れていて、鼻血で悲惨な顔になっている。 だが、それでも龍之介は不気味に笑っている。 「ははははは! どうした、全然わかんねーぞ。お前が俺に『痛み』を教えてくれないなら、お前の『痛み』を教えてくれよ!」 その龍之介の反応に、レインコートの男は少しだけひるんだように引き下がろうとしていた。だが、その瞬間を龍之介は見逃さなかった。 龍之介はポケットから何か黒い物を取り出していた。 スタンガンだ。しかも凄まじく強力な、違法改造のスタンガン。龍之介がスイッチを入れると「バチバチバチ」と激しい音を立てて青く光っている。 「逃がさねーよバーカ」 龍之介はその人物の腕を引っ張り、その少しだけ見えている顔の部分に思い切りスタンガンを叩きつけ、電流を流した。 「ぎゃああああああああ!」 絶叫とともに肉の焦げる匂いがぼくの鼻先を刺激し、その人物は顔を必死に抑えながら全力で逃げ出してしまった。 「おい逃げるんじゃねえ! もっと、もっと『痛み』合おうぜ!」 龍之介は鼻血をまき散らしながら逃げていくその人物の背中に向かって叫ぶ。だがもうそいつは夜の闇へと溶け込み、見えなくなってしまった。 龍之介も深追いはやめたようで、ふんっと鼻の穴を片方押さえて息を噴き出し、鼻に溜まってる鼻血を総て出し切っていた。 「兄貴。大丈夫か?」 血だらけの顔で爽やかに笑う龍之介の笑顔見て、ぼくは安心してしまい、ゆっくりと意識を失っていった。 ひどく眠い。 疲れた。 問題編その3へつづく トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/plot_scraps/pages/88.html
ディスコグラフィー(自主制作) 常在菌 温かい温度 消えた貞操観念にバイバイして 三十六度を測っていた 君が数センチ 近づいてみよう 散々愛を誓い合った 君が泣いていた 息も絶え絶えに 信憑性0% 奴らの方がウィットに富んでんな 分かり合える気がして 愚図り出す君の手を引いた 「首を噛んで」「愛撫して」 「毎日ドキドキしていたいよ」 メーメー しばらく ご機嫌よう 私は牙を刈られた羊 命名、不能の詭弁業者 動かないウェストに触ってくれ 節操もない亡霊達が 綺麗な寝顔へ唾を吐く 何がいけないことか 僕はもう覚えていなかったよ グチャグチャにしてしまった 寄せ集め もう沢山 誰でもいいけど君じゃなきゃ 駄目なことがあるんだよ 常温よりも高い温度 熟れた貞操観念を利用して 三十六度を測っていた 君、あと一歩 目を閉じていよう メーメー しばらく ご機嫌よう 私は秩序を否定した羊 メーデー とても乾いていた 震え出すチェストに触ってくれ 大声上げて抵抗してな 聳え立つコモンセンス 無くなったよ 顔上げろ どうした ビビってんのか 端末 なぞって 遊びましょ! 相も変わらず 理解も及ばれない 逃げはするけど 隠れる事は無い 節操もない亡霊達が 綺麗な寝顔へ唾を吐く 何がいけないことか 端末 なぞって 遊びましょ! メーメー しばらく ご機嫌よう 私は牙を刈られた羊 命名、希代のペテン業者 動き出すウェストに触ってくれ 節操もない私達は 綺麗な寝顔を奪ってきた できるだけ多く二人でいよう 退屈な世界が終わるまで 湖底で藻に包まれて 作詞 陶山良太 作曲 陶山良太 ディスコグラフィー(自主制作)
https://w.atwiki.jp/gtavi_gta6/pages/2551.html
作成ありがとうございます! - 名無しさん (2020-01-01 21 22 27) フィナーレのヤン・アンセスタールートで、警備員の目の前走って通れば気付かれなかったんですが、仕様ですかね? - 名無しさん (2020-01-07 00 22 52) 強盗メンバーで団子になって走り抜けたら、金庫室前まで発覚しなかったです - 木主です (2020-01-07 00 25 06) NOOSE変装で脱出したけど、高速道路で奪ったバスに乗って買い手のとこに向かったら、パトカーやヘリの視界内に入っても大丈夫だった。(なぜか警察ヘリが追跡してきたけど発覚しなかった)車両にさえ乗ってたら見つからないのかな…? - 名無しさん (2020-01-08 19 37 01) エリートチャレンジ条件に気づかれるなもある模様 - 名無しさん (2020-01-11 16 30 00) 武器バグっていっぱい持ってる状態だと金属探知機でバレるみたいよ - 名無しさん (2020-01-12 05 30 40) メンテナンス業者でやりたいのですが、アクセスポイントの廃棄物回収所ってどこにありますか? - 名無しさん (2020-01-15 08 32 23) 北側。隣の建物とカジノ建物の間でキーパッドが付いてる扉 - 名無しさん (2020-01-15 08 45 58) 脱出時の変装する指示が出ないからカジノ出たら自動で変装するのかと思ったけどなるほどバレてると意味ないのか・・・野良じゃ脱出時の変装はあんま考えなくて良かったのか - 名無しさん (2020-01-23 15 19 23) 参加側としては用意されてなかったら「最初から見つかる前提なのか」って思うけどね - 名無しさん (2020-01-24 08 49 54) ガス発生前に金庫から出たんだが 荒らされてるのに気づかれたみたいだって言われてラウドになったんだが・・・ - 名無しさん (2020-01-24 04 45 57) レスターの話を良く聞けば解るけど、捜索体制に入られただけで、まだ発見はされてないよ。そのまま視界に入らないか、銃で殴り倒して行けば見つからずにクリア可能 - 名無しさん (2020-01-24 05 17 31) Nooseの服装の解除方法を教えてほしいです - 名無しさん (2020-02-03 23 47 51) 無い。フリーでも着回してる奴はコスチュームグリッチ - 名無しさん (2020-02-07 17 44 56) グルッペゼクス以外のルートで最後までバレずにクリアする場合、帰りの金庫前フロアの出口監視してる警備員は全員始末しないとダメだと思ってたんだけど…金庫から見て左側の壁にピッタリくっつくようにして動くとギリギリで視界回避出来るっぽいね。 - 名無しさん (2020-02-05 23 37 14) 仕様かバグかは知らないけど、バグスターズ侵入で地下行きのエレベーター内で銃出してたら誰にも見られてないのに発覚した。エレベーター到着と同時に警備員に包囲されてて発砲されてビビった - 名無しさん (2020-02-14 04 14 55) エレベーター内の監視カメラでしょ(適当 - 名無しさん (2020-02-16 22 35 14) バグスターズでスタッフドアからカジノに入ったのに、セキュリティトンネルに服装はそのままでストッケードに乗った状態でロードがあけた。誰かが警備員を殴ってたからそのままバレずに進められるかは不明。ちなみに、カジノに入る前に警備員を射殺してカメラに死体が映ってた。 - 名無しさん (2020-02-21 00 41 36) 今更だけど野良でこのバグ引いた。ホストがアレでガス噴かれたけどアイコンは敵対NPCの赤だけど相手にはグルッペに見えてるようで素通りでした。防犯カメラみたく長居してバレるかは不明。 - 名無しさん (2020-07-18 16 44 16) 何故どいつもこいつもヤンをしたがるんだ?値引き目的か? - 名無しさん (2020-02-21 23 05 55) さぁ?最初期の頃 一回ヤンのルートに参加したことあるが、結局強行突破になったものの、ホストが貨物ちゃんとやってくれてた上にPC版でヘッド狙いやすいから、何も知らなければ苦とは思わなかったな。 - 名無しさん (2020-02-26 02 46 07) グルッペ以外でダガン貨物やってないホストはマジで地雷だらけだよな。まず金庫室までステルス維持出来ない、例え維持出来てもガス噴出するまで略奪品取り続ける奴ばかり、セラミックピストル一丁で防ヘルフルアーマーの大群を突破出来ると本気で思っているのか? - 名無しさん (2020-03-03 21 29 47) 前に帰りだけで一時間かけてクリアした事あったけど二度とやりたくないわ。10分すらケチるホストなんて強盗やめちまえ - 名無しさん (2020-03-28 19 39 14) バグスターズ装備でカジノに入るまではバグスターズで行ってたのに、入った途端グルッぺルートの倉庫から始まり、グルッぺの車に乗ってるバグに遭遇しました…ダガンやってたのでゴリ押しで行けましたが、あのバクはいったい… - 名無しさん (2020-03-08 00 22 54) アンセスタールートで脱出する時、フューリアまで未発見で行けるルートってあったりする?興味本意で何度か試してみてるんだけど毎回見つかってハチの巣にされるんだよね… - 名無しさん (2020-03-15 16 38 00) スタッフドアから出て右手のポリスライオットの周りにいる奴らぶん殴って植木乗り越えたら行けないか? - 名無しさん (2020-04-09 11 55 21) 雑談掲示板で書いちゃったんだけどここで書くべきだと気付きました - ペテンでトラック内のうちにバレるようになったからフレと新しい逃げ道を見つけました。トラック中心にある駐車場には車が出現するし、乗ってもまだバレません。乗って橋の下を通るあたりでバレますが、石を避けながら木の下を潜って道路に出られます。ここから逃走車両に乗り換えるか、そのまま逃げるか、ヘリに向かうかはプレイヤー次第です。駐車場の車は1度使うと、どこかで死んでリスタートした場合使った車は消滅するようです。検証のため1度やり直したら2台のうち1使った1台が消えていて、もう1台を使い再度やり直したら次回からは車が無くなりました(5度リスタート) (2020-03-18 00 18 44) グルッペルートで最初から警備員が固まってるときがあるけどあれって対処法ないのか?何とか見つからずに外に出れたとしてもNOOSEも固まっちゃってるから逆にすごくやりづらくなる。 - 名無しさん (2020-03-18 21 39 46) NOOSEはスタッフドアから出て右の奴倒して競馬場外側ルートで逃げられない? - 名無しさん (2020-04-08 22 09 27) バグスターズかメンテナンス業者の時、先に洗濯室に武器取りに行けば万一の時に助かる。まぁ、取りに行く時の警備員の索敵範囲には注意だけど。 - 名無しさん (2020-04-11 22 05 27) 4月頭ぐらいから大ペテン師グルッペルートでエリート獲得してもボーナスが貰えない。リザルトではエリート達成として+10万入るのだが、実際にはエリート分が入っておらず。 - 名無しさん (2020-04-23 12 04 15) 2月頃からカジノ強盗やDD強盗のエリートチャレンジ報酬もらえてないバグが続いてる、旧強盗は未検証 - 名無しさん (2020-04-28 17 09 09) グルッペでやるときに金庫脱出した段階で敵に発見された状態になることがあるんだけど何が問題? - 名無しさん (2020-06-19 16 06 29) メンバーの誰かが警備員にぶつかったか、銃を向けたかのどっちか、同期ズレによるバグなら変装が適用されてないとか色々あって未知数 - 名無しさん (2020-06-19 18 27 00) 回答ありがとうございます。また同じことになったので確認しましたが、メンバーの一人がガスが噴出されている中回収しているのが原因でした。 - 名無しさん (2020-06-20 14 36 22) 全ペテン共通の小ネタ、帰り限定で1階警備室のスタッフドア金属探知機から一番近いドアだけキーカードを通さなくても空いた状態になってる、しかもセキュリティパス2を未調達だったり赤のロック状態でも外側から開くようになってる - 名無しさん (2020-06-24 02 51 37) 現場消防車の強奪でオプ2 でパトカー爆破した後手配度解除して、また消防車近づくと人が消えて手配度も付かなくなりました 再現できるなら調達が楽になりそう - 名無しさん (2020-07-20 00 11 21) エリートの要件に気づかれるな なんてあったっけ? ハッキング失敗0だった気がするけど - 名無しさん (2020-07-20 14 16 21) 野良なら隠密とかまず無理だから最初から見つかる前提で行きグルッペゼクス帰りスタッフロビーへ強行突破する方が圧倒的に早い気がする - 名無しさん (2020-08-16 13 52 11) なんか裏口から出るはずなのにカジノ内にいてNPCも撃って来ない&外に出られなくなった。メンバーには悪いけどどうしようもなかったから抜けてしまった - 名無しさん (2020-09-17 23 37 14) ホストの人には悪いけど、バグスタはハックと微妙に突破しづらい金庫前を回避して不通に中央階段降りて行った方が楽で早い気がするからそっち行ってる - 名無しさん (2020-10-27 14 35 07) バグスターズで行ったら敵のアイコンと視界がレーダーに出てこねえし必ずバレる。どうなってんだこれ - 名無しさん (2021-01-16 01 18 29) エレベーターで降りた後のフロアでNPCが歩かないのはバグですか?ステルスで突破できない - 名無しさん (2021-01-24 11 01 54) 同じく。全く動かないからバグスターズでステルス維持ができない。 - 名無しさん (2021-01-24 15 37 24) 警備員不動バグですね、グルッペとバグスターズの正規ルートなら一応攻略なルートはあるけど、それ以外だとドローン使えるバグが出来なくなった今は発覚せずに地下カウンター兵を倒せないと思われる - 名無しさん (2021-01-24 15 41 11) ちなみにバクスターズの場合はベイカーの部屋からのエレベーターを降りた後、降りた直後の敵とカウンター内の敵を倒した後、フロアを時計回りに移動して奥の監視カメラ下で固まってる敵の背後をすり抜けていけば未発覚で金庫まで行けます - 名無しさん (2021-01-24 15 45 55) エレベーター降りた後の敵と右の敵を、右のカメラが手前に向き始めた瞬間にダッシュして倒しして、右の扉開けて中の敵を素早く倒して金庫室の前までなんとか行けました!半時計周りで。バグだとカウンター内の敵は右の固まった敵を倒さないと倒せませんでした - 名無しさん (2021-01-25 00 18 15) ちなみに一人称、HG装備、R連打でやりました。 - 名無しさん (2021-01-25 00 20 49) 僕前に無料で買いました - 名無しさん (2022-04-09 19 58 00)
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1056.html
問題編をラノで読む 「赤い扉なんか見たくない。黒く塗り潰してしまいたい。ほかの色はもういらない。総て黒に変わればいい。明るい夏服をきた女たちが通り過ぎる。俺の中の暗闇が消えるまで、顔を背けなければならない」――――ローリング・ストーンズ〈Paint it , Black〉 1 「ねえ中也《ちゅうや》くん、お昼ごはん食べにいこうよ。ねえ、ほら、はやくぅ~。あっ、ハンカチ持った? おてて洗った? もう、中也くんはいつまでたっても甘えんぼさんなんだから、中也くんはわたしがあ~んってしてあげないとぽろぽろこぼしちゃうんだよね。でもでも、そんなところも可愛いいの!」 そんな砂糖と蜂蜜と生クリームを煮込んで作られたチョコレートみたいに甘ったるい声が昼休みの教室に響き、クラスメイトたちが好奇の目でぼくをニヤニヤと見つめている。 はあ、なんでいつもこうなんだ。 ぼくがうんざりしながら教室の扉のほうにちらりと視線を移すと、頬を紅潮させ、とろけそうな笑顔をぼくに向けて手を振っている人物が見える。その顔は幸せそうで、お花畑が頭に広がっているようだ。周囲の目も気にせず大声でぼくの名前を呼び続けている。恥ずかしいから迎えに来ないでくれっていつも言ってるのに。 「ほれ早く行ってやれよ夏目《なつめ》。お前の嫁さんが待ってるぞ。ああ畜生、俺もあんな可愛い人にあんな甘ったるい声で呼ばれたいな」 クラスメイトがぼくをからかうように肘でつついてきた。それに便乗して周りの男子生徒たちもぼくの体をやいのやいのと小突いてくる。 「そんなんじゃないよ」 そうぼくは彼らに向かって微笑む|ふり《・・》をした。 「いいよなー、あんな美人が毎日お昼に迎えに来てくれるんだろ?」 「っていうかあの先輩と毎日寝起きを共にしてんだろお前。羨ましい!」 「夏目のくせに生意気だ!」 「早く結婚しちまえよ~」 などとみんなは人の気も知らないで勝手なことばかり言っている。 ぼくは恥ずかしさに耐えられず、ゆっくりと席を立ち、教室のドアに向かっていく。ぼくが近づいていくと、その笑顔はさらに輝き、ぼくもひるんでしまうほどだ。だけどぼくはきちんと言ってやろうと「こほん」と咳払いをする。 「アキ姉|《ねえ》! ぼくはもう子供じゃないんだからわざわざ迎えに来なくていいよ」 ぼくがそうきつく言うと、アキ姉はしゅんっとした表情で眉を曲げて涙目になっている。卑怯だ。女の子っていつもこうだから卑怯だ。 「だって、だってぇ~。せっかく中也くんと会えると思って走ってきたのにぃ。わたし、中也くんと会えない授業中は本当につらいのよ。もう胸がはじけちゃいそうなの」 そう言ってアキ姉は目を伏せその自分の薄い胸に手を置いている。弾けるどころか膨らんでもいないじゃないか。 「わかったよアキ姉。ぼくが悪かったよ、だから早くここから離れて弁当を食べに行こう」 後ろから聞こえるヤジに耐えかね、ぼくはさっさとクラスメイトの目の届かないところに行きたかった。アキ姉のことはもうクラスに知れ渡ってるからいまさらなんだけど。 ぼくがそう言うと、アキ姉の顔はまた明るい笑顔に戻って手に持った弁当をぶんぶんと振り回している。いや、そんなことしたら中がぐちゃぐちゃに……。 「うん! 今日はね、卵料理にこだわったのよ。早く行きましょ、行きましょ」 そしてアキ姉はぼくの手を掴んでぐいぐいと引っ張って行く。その細く白い手は冷たいが、とても柔らかい。アキ姉は子供のころからこうだ。ぼくの手をいつも勝手に引っ張っていく。過保護なのかどうかわからないが、ぼくももう高校二年生なのだからいい加減アキ姉にこうしていつもくっつかれると周りの目がきつい。恐らくクラスメイトたちにはどの過ぎたシスコンとブラコンの姉弟と思われてるんだろう。 「午後の授業までには帰ってこいよ新婚さ~ん」 「ああ夏目の野郎! 晶子《あきこ》さんの手を! 手を!」 「弟という立場というだけであの野郎……」 「俺も晶子先輩の手料理食べて~」 教室を離れていくぼくに追い打ちをかけるようにまだ後ろから声が聞こえてくる。そんんなヤジには慣れているが思わずぼくはかあっと耳まで顔が熱くなってしまう。 夏目|晶子《あきこ》。それがアキ姉の名前だ。 みんなアキ姉のことを美人だ清楚だと言うが、肉親のぼくにはあまりピンとこない。確かに眼鼻は整ってるし、綺麗な黒髪を長く伸ばしているから清楚な印象を受けるだろう。でも身体に凹凸はなく、木の枝のようにほっそりとしている。胸なんかぺたんこで可哀想なくらいまったく無い。本人もそのことを気にしているようで、ぼくが胸に対して何か言うと「中也くんはデリカシーがない!」とぷんすかと怒ってへそを曲げてしまう。 「ほら中也くん! 急いで、お昼休み終わっちゃうよ」 ぼくの手をとりながらこっちを振り向いてアキ姉はまた眩しい笑顔を向けてくる。みんなが変なことを言うもんだからぼくも意識してどきりとしてしまう。アキ姉のころころとした声で名前を呼ばれると胸のあたりをくすぐられているような気持になる。 「だ、大丈夫だよアキ姉、昼休みは長いんだから。それに廊下を走ってると風紀委員の人に怒られちゃうよ」 「そうね、じゃあ見つからないようにもっと早く走りましょうよ!」 「ちょ、ちょっとアキ姉!」 ぱたぱたと廊下を走り抜け、ぼくたちは第三調理実習室にたどりついた。鍵をかちゃりと開け、扉をがらりと開く。中はごく一般的なコンロや食器が置いてある普通の調理室だ。ここは料理部の部室にもなっており、料理部の部長でもあるアキ姉は鍵を自由に使えるのだ。それを利用してこうしてここを私物化している。 「ねえ中也くん。早く食べよ食べよ」 調理室のテーブルにキャラクターの絵の入った弁当箱をちょこんと並べ、うきうきした調子でアキ姉は急かしてくる。 「はいはいわかったよアキ姉。ああ、やっぱりぐちゃぐちゃになってる」 「あらあら、なんでお弁当の中こんなにぐちゃぐちゃなんだろう?」 不思議そうにアキ姉は首を傾けている。アキ姉が振り回したり走ったりするからだ。と突っ込みたかったが、また泣かれても困るので、ぼくは箸を取り出して手を合わせた。 「いただきます」 「いただきま~す♪」 弾むような声でアキ姉もそう言い、ぼくたちは弁当のおかずに箸を伸ばしていく。弁当の中身がぐちゃぐちゃに混ざってしまっていても、結局食べれば一緒だ。いつものことだし、ぼくも慣れているから弁当の中の卵焼きに箸を刺す。抵抗なく突き刺さる柔らかな卵焼きをそのまま自分の口に運ぼうとすると「だめ!」とアキ姉が大きな声を出した。思わずびくりとしてアキ姉をみると、アキ姉も卵焼きを箸ではさんでいて、それをぼくの口元まで運んでいた。しかもその顔は凄まじいまでの笑顔だ。 「はい、中也くん。あ~~~~~~~んして」 ぼくは思わずのけぞってしまう。いつものこととは言え、アキ姉はぼくをいくつだと思っているのだろうか。こんなところをクラスメイトに見られたら本当におしまいだよ。 「アキ姉。やめてくれよ、ごはんくらいぼくは一人で食べられるよ。ごはんをぽろぽろ溢す癖はもう小学生のころに直したじゃないか」 ぼくがそう言って横を向き、自分で卵焼きを食べていると、またもやアキ姉の目には涙がじんわり浮かんでいて、口もあわあわと震えている。やばい。 「ふ、ふえ~~~~ん。中也くんが不良になっちゃった~。いつもはあんなに優しいのにぃ~。反抗期なの~~~?」 アキ姉は涙腺を決壊させ、大粒の涙を流してえぐえぐとブレザーの袖で拭っている。ああ面倒なことになった。 「うう、お母さん、天国のお母さん。お母さんが死んじゃってからわたしがお母さんの代わりを務めようって決めてたのに、わたしの教育がゆき届かなくて中也くんがお姉ちゃんに反抗するようになっちゃいました。賢治《けんじ》お兄ちゃんはどこかへ行っちゃうし雪緒《ゆきお》お姉ちゃんはわたしを嫌ってるし龍《りゅう》くんはいつも女の子と一緒にいるの。中也くんだけがわたしのことちゃんと聞いてくれると思ってたのに、酷いよぉ~。お姉ちゃんにもっと甘えてよぉ~」 わんわんと泣きだしたアキ姉にぼくはもう頭痛がしてきた。こうなるともう手がつけられない。 「わ、わかったよアキ姉。食べるから、ほら泣きやんでよ」 ぼくがそう言うと、ぴたりと泣くのをやめたが、今度はぷいっとそっぽを向いてしまった。唇を突き出してつーんとしている。面倒くさい。 「中也くんはわたしのこと嫌いなんだ。もうお弁当作ってあげない! 一緒にお風呂入ってあげない! 一緒に寝てあげない!」 「誤解を招くような発言はやめろぉ! 誰かに聞かれたらぼくは破滅だよ! だいたい一緒にお風呂入ってたのも寝てたのも全部小学生の頃の話でしょ!」 「うそ。お風呂には中学生のころまで入ってたじゃない!」 「あれはアキ姉が勝手に入ってきてたんだろ!」 ああ、思い出したくない過去の出来事が頭に蘇ってくる。アキ姉はぼくの身体を洗おうと隙あらば一緒のお風呂に入ろうとしてくるのだ。ぼくはアキ姉の裸を思い出してしまい、顔が熱くなってアキ姉の顔をまともに見れない。 「ああ~、中也くんなんかエッチなこと考えてるでしょ!」 「か、考えてないよ!」 「中也くんなんてもう知らない! わたしのことよりエッチな妄想のが優先なのね、不潔! 変態!」 アキ姉はそう言って椅子を回転させ、ぼくに背を向けてしまった。こうなると本当にやっかいだ。仕方ない。ぼくは背を向けたアキ姉の肩に手を置き、耳元に口を近づけ言葉を紡ぐ。 「“アキ姉。大好きだよアキ姉。アキ姉の手料理は本当においしいし感謝してるよ、だからほら、機嫌を直して”」 ぼくが棒読みでそう囁くと、アキ姉はぴくりと一瞬震え、ゆっくりとこちらを向いた。もうその顔には涙はなく、頬を紅潮させた満面の笑みでぼくを見つめている。それを見てぼくは安堵のため息を吐く。 「わたしも大好きだよ中也くん!」 するとアキ姉は腰を上げぼくの身体に思い切り抱きついてきた。首の後ろに手を回し、吐息が耳にかかり、胸の鼓動が聞こえるほどに密着している。ぼくは心臓が飛び出そうになるのを必死で抑え、アキ姉が気の済むのを待った。 「ありがとう中也くん。中也くんだけだよ、そう言ってくれるの。嬉しい。たとえ“嘘”でも嬉しいな」 アキ姉はとても落ち着いた優しい声でそう言った。 “嘘”という言葉にぼくの胸はちくりと痛む。 「アキ姉も人が悪いな。ぼくが“異能《ちから》”を使ったことにすぐ気付くんだもん」 「そうよ、中也くんのことはわたしがなんでも知ってるんだから」 アキ姉はぼくを抱きしめる手に力を入れ「あったかあい」と満足そうに呟いている。まいったな。アキ姉にはぼくの“嘘”は通用しないんだよな。でもアキ姉はぼくの“嘘”を受け入れ、とろけそうな柔らかい表情をしている。数分の間そうしていると、突然アキ姉はぱっと離れ、にこにこしながら、 「さあ、じゃあお姉ちゃんのこと好きならあ~~~んっしてね♪」 再び卵焼きを箸で挟み、無理矢理ぼくの口までまた運んできた。今度はぼくも抵抗する気力も失せ、早く食事を終わらせてしまおうとぱくりと口に入れていく。口に入った卵焼きはふわりと溶け、甘い味がした全体に広がっていく。特別においしいというわけではないが、料理部の部長だけあって全体的なバランスがよくできている。弁当の他のおかずも、休みなくアキ姉がぼくの口へとひょいひょい口に運んでくる。苦しい。 「おいしい? ねえおいしい中也くん」 「うん、おいひいいほ」 「じゃあもっともっと食べてね」 アキ姉はとても幸せそうな笑顔だ。ぼくはもう何も言えなかった。ようやくすべて食べ終わったと思ったら、アキ姉の弁当も半分くらい食べさせられ、ぼくのお腹はもうぱんぱんになってしまった。 「げぷ……。ごちそうさま……」 「ごちそうさま♪」 口を押さえるぼくと対照的にアキ姉はご機嫌な様子だ。ぼくが弁当箱を片づけ、さっさと教室に戻ろうと支度をしていると、アキ姉はどこからか絵本を取り出してきていた。恐らく最初から部室であるここに置いてあったのだろう。それを見てぼくはただただげんなりするしかない。 「アキ姉……それは……?」 立ちあがりかけていたぼくを、アキ姉は絵本で顔を半分隠し、上目遣いでぼくを見つめている。その瞳は期待に満ちたようにキラキラと輝いており、その目にぼくは弱いのだ。 「……読んで。だってだって、昔はいつもごはんの後は読んでくれたじゃない。たまにはいいでしょ?」 「はぁ……。わかったよ。これだけ読んだらぼくはもう教室戻るからね」 ぼくは絵本をアキ姉から受け取り、椅子を移動させアキ姉と肩を並べる。アキ姉の小さな肩が触れ、細い髪の毛が頬をくすぐる。 絵本のタイトルには『泣いた赤鬼』と書かれている。子供のころに何度も呼んだ奴だ。ぼくがじっと本の表紙を見ていると、アキ姉は「早く、早く」と子供のように急かしてくる。ぼくは呼吸を整え、最初の一文を読み上げる。 「山の中に一人の赤鬼が住んでいました――」 この話はとても有名だ。その赤鬼は“鬼”という人と違う存在というだけで忌み嫌われ、恐れられていた。彼自身は優しく、人と仲良くしたいと思い努力しても無駄だった。唯一の青鬼の協力で赤鬼は村の人間たちに信頼され、仲良く暮らすことができたのだが、その代償に一番大事な友達を一人失くしてしまったという話だ。 青鬼の友人を想う自己犠牲精神に感動する反面、それが両者にとって幸せなことだったのだろうかと読み直すたびに思う。青鬼を失ったことにより、赤鬼は今まで以上の孤独感を味わうことになるんじゃないだろうか。 ぼくが音読しているのをアキ姉は黙って聞いていた。子供ころからアキ姉は絵本が好きで、よくぼくに読んでくれとせがんでくるのだ。高校三年生にもなって絵本だなんて少しアキ姉は変わっている。だけど、アキ姉がこんなに絵本が好きなのはぼくのせいなんだろうけど。いや、ぼくの“異能”のせいか。 ぼくの言葉をうっとりとしてアキ姉は聞いている。終盤に近づくと、悲しそうな顔になり、最後の一文を読み終えた後、号泣していた。鼻水も垂れ流してえぐえぐと泣き散らし、ぼくの制服に涙と鼻水をこすりつけてくる。やめてくれアキ姉。ばっちい。 「うわ~ん。青鬼さん可哀想だよ~。どうして青鬼さんはどこかへ行っちゃうの? 赤鬼さんは青鬼さんだけじゃ満足できなかったの?」 折角さっき泣き止んだと思ったのに、また泣きだしてしまった。こうなることはわかっていたのに、ついアキ姉にせがまれると読んでしまう。「中也くんってすごく読むの上手いよね」と笑顔で言われたら断る事なんできない。 でもこれはぼくの実力とは違う。ぼくの異能によるものだ。 ぼくのこの異能は学園の研究者たちからは“最弱の異能”だとか“何の役にも立たない”とか言われ散々だが、でも下手に戦闘能力がある能力より安全だし、ぼくとしてはそのほうがいい。 ぼくが持つこの異能は簡単に言えば『言葉が持つ力』を操ることができる。たとえば何か悲しい話しをすればそれを聞いた人はどんな変な話しでも泣いてしまうし、どれだけくだらないジョークでも笑ってしまうだろう。 絵本や小説を読めば『感動』をダイレクトに相手に伝えることが可能だ。アキ姉だってさすがに普通に絵本を読むだけではこんなに号泣したりしない。ぼくが読めばどんな話でも感情が突き動かされ、心に残る名作になる。もっとも、それを差し引いても『泣いた赤鬼』が名作なのは変わらないんだけど。 そして何より、ぼくがどれだけ“嘘”をついても、それを相手は受け入れてしまうのだ。 ぼくのこの異能を、意地悪な賢治兄さんは皮肉たっぷりに“ペテン”と名付けた。そしてそれを使うぼくのことをペテン師だと。 中也。お前の言葉は総てペテンだ。自分は感情のない化物の癖に、人間のふりをしている。そして人の感情を弄ぶ。お前は偽物の言葉だけを紡ぎ続けるペテン師だよ―― 賢治兄さんのつめたいナイフのような言葉が今でもぼくの胸に突き刺さっている。ぼくたち夏目五兄弟の長男にして稀代の犯罪者。夏目賢治。そんな最低な人間に“ペテン師”と呼ばれ、反論したかったが、ぼくは何も言い返せなかった。 『ありがとう中也くん。中也くんだけだよ、そう言ってくれるの。嬉しい。たとえ“嘘”でも嬉しいな』 “好きだよ”というぼくの言葉にアキ姉はそう返した。 嘘。嘘つき。 アキ姉の心にはぼくが言った『好き』という言葉が直接届いているのだろう。でもそれはただ言葉が力を持っているだけで、ぼくの本心とは違う。アキ姉はぼくの異能のことを知っているからそれを理解しているのだろう。 ぼくは人を好きになれない。誰も好きならない。好きになる資格がない。 どれだけ感情を言葉に乗せても、それはぼくの感情じゃない。 全部偽物の言葉だ。 全部偽物の感情だ。 ぼくは人の気持ちがわからないし、自分の感情もよくわからない。楽しいだとか悲しいだとか、言葉でしか知らない。 そんなぼくにこの能力はある意味相応しいのだろう。ペテンの力。偽物の力。 昔からぼくはそうだった。感情が乏しいというのか、欠落しているのか自分でもわからないが、母さんが死んだときも『悲しい』とは思えなかったし、父さんがぼくたちのことを見捨てて失踪したときも『怒り』を感じなかった。 そんな欠陥人間が人間らしく見えるのも、この異能のおかげなんだろう。この異能がある限りぼくは『感情があるように見える』のだろう。ぼくが感情のない化物だということに誰も気づかない。 アキ姉――いや、兄弟全員以外は。 「どうしたの中也くん。どこか痛いの?」 アキ姉が涙を溜めこんだ心配そうな顔でぼくを覗き込み、ぼくは、はっと我に帰る。ころころと子供のように表情を変え、感情が豊かなアキ姉がぼくは羨ましい。ぼくは必死に頬の筋肉を動かして笑顔を作った。 「なんでもないよアキ姉」 「そう、よかった」 ぼくがそう言うとアキ姉はぱあっと太陽のような笑顔に戻り、愛おしそうに『泣いた赤鬼』の絵本を抱きしめている。 「ねえ中也くん。あのあと赤鬼はどんな気持ちで生きてたのかな。青鬼のことを忘れちゃったのかな。青鬼は別の場所で幸せになれたのかな」 「さあ、ぼくにはわからないよ」 離れ離れになった鬼たちのことを想い、アキ姉は目をつぶっていた。それはまるで聖母の祈りのようにも見える。午後の日が窓から差し込み、それも相まってとても神聖なものに見えた。 「ああー晶子こんなところにいたのー」 調理室の扉ががらりと開けられ、そんな女の子の声が聞こえてくる。 扉の方を見ると二人の女の子がアキ姉を呼んでいた。 「あっ、牧田さんに近藤さん!」 アキ姉は彼女たちの名前を呼び、わたわたと慌てていた。 「もう、晶子ってば昼休みはテスト勉強するって言ったでしょ。晶子のためにやるんだよ」 「ごめんね弟くん。晶子借りるよ~」 そう言って二人はアキ姉の襟を掴んで引きずって行く「あうあう。中也くん助けて~。悪い人にお姉ちゃんが連れ去られちゃうよ~」と泣きながら言っているが無視。ぼくは手を振ってそれを見送った。確かにアキ姉は赤点の常習犯なのでぜひあの二人に勉強を教えてもらった方がいい。 そうしてこの部屋にぼく一人だけが残された。 すうっと張り付いていた笑顔が消える。今誰かがぼくの顔を見たらきっとびっくりするだろう。感情のないこの顔を、総てが欠落している化物の顔を。 ぼくも教室に戻ろうかと考えていると、ポケットに入れていた携帯電話が震えた。どうやら誰かからメールみたいだ。 携帯電話を取り出し、送信者の名前を確認すると見知った名前だった。メールを開き内容を確認する。 『放課後、俺たちの部室に来てくれ』 ただそれだけが書かれている。 送信者は“龍之介《りゅうのすけ》”。 ぼくの弟だった。 問題編その2へつづく トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/1063.html
作詞:梨本P 作曲:梨本P 編曲:梨本P 歌:初音ミク 翻譯:yanao 詐騙師微笑之時 被愛的人吶 可不是你 而是我自己啊 朝著聲音傳來的方向 跪下來 朝拜天空 紅得 像是生鏽的顏色 很想死的小丑 連妝也沒化 一臉蠢樣 熬夜也要適可而止 快要天亮囉 不逃不行了 要逃到哪 很容易被騙的在床上也很好搞定 他人的不幸嚐起來味道甜得像蜜 淫蕩的貴婦人 脫到全裸 這個人世間呀 到處都是蠢蛋 當詐欺師露出微笑之時 請一邊炫耀自己廉價的不幸然後給我你的眼淚吧~ 當詐欺師露出微笑之時 發狂哭喊的善人 純粹的人為災害 像是在都市中綻放的花朵一般 如果沒被注意到的話 就沒意義的存在 好想在後天的這個時候 忘掉那副 醜陋的身體 我對映像管另一端的屍體 一點興趣也沒有 反正又不是真的 如果真的那麼恐怖的話 那就好好的 念個佛吧 南無阿彌陀佛 運送著幸福的 青色小鳥 要是拔掉羽毛的話 就只是個垃圾 被被騙的蠢蛋 給騙了的蠢蛋 既然都是蠢蛋 那就乾脆笑吧 當詐欺師露出微笑之時 就跟我說一些你那個又輕又薄的自尊吧 當詐欺師露出微笑之時 大聲嚷嚷著自稱教主 那樣子真是醜到不能看 已經是老套的情歌 無聊得過頭已經不想聽了啦 比起尋找著愛的形式 在那之前明明就知道該做些什麼吧 從夢中醒來的 羊群 睡也睡不著 轉呀 轉的 要到何時 要到何處 如果是迷路的孩子 來過來吧 更加地讓妳感到愛地強力吸吮 深到骨髓為止 當詐欺師露出微笑之時 請一邊炫耀自己廉價的不幸然後給我你的眼淚吧~ 當詐欺師露出微笑之時 發狂哭喊的善人 純粹的人為災害 像是在都市中綻放的花朵一般 只要五分鐘就會被忘記的存在 好想在後天的這個時候 忘掉那副 醜陋的身體 送給懷抱敬意的你這句話 去死吧。 2012.08.09 修改幾處年輕不懂事時的錯誤