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能力者。 クロノの第一転生体 現在はクロノと共に自分の妹の体を三人で共有している。 能力は他人の何かを奪ったり写し取ったりすると言っているがどの程度のものかは不明。 刀身のない刀を持っており、自分の魔力を流して刀身にしている。 戦闘はめんどうだからあまりしたくないらしい 尚、妹の事をリーゼと呼んでいるがリーゼは現在は姉と同じアルフヒルドを名乗っている。 リーゼは自分を護る光を纏う能力者でよくマンゴージュースを飲んでいる、理由は不明。
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ほっとくと、いろいろ暴走してしまう。 wikiをカオスにしてしまう?! とりあえず2008年7月16日セッションの何か。 そうしてクロノは考えるのやめた....。 -- Silelen (2008-07-17 13 38 16) ヒドスw -- eddy (2008-07-18 00 37 14) クロノ「見ろ!人がゴミのようだ!!」 -- Popo (2008-07-18 20 42 42) 星になったらもんぷち食べれないw -- Alphiria (2008-07-19 00 07 06) 名前 コメント
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ユーリル、『雷』に沈黙する ◆Rd1trDrhhU 「まだ、クロノは……来てない……か」 飛び込んできた、聖母を象った鮮やかな光。 教会の扉を開いた勇者を、巨大なステンドグラスが出迎えた。 海を臨むこの建物には、風に乗って潮の香りが絶え間なく届けられる。 鼻をつくソレはなんとも心地よく、悲しみに押しつぶされそうな彼の心を少しだけ軽くしてくれた。 「……アリーナ」 適当な椅子に座って、放送で呼ばれた名前を思い出す。 呟いたその4文字は、名残惜しそうに何度も反響してユーリルの耳を振るわせ続ける。 思わず溢れそうになる涙をこらえる為に見上げた天井は、随分と高い。 あぁ……声が随分と響き渡るのは、この高さのせいか。 そんな事を考えながら、ユーリルは必死に悲しみから逃避する。 勇者は泣いちゃいけない。 本当に泣いてはいけないのかはさて置き、少なくても彼はそう思っているのだ。 アリーナは強い。格闘術なら世界最強と言えるほどに。 あのおてんば姫に屠られた魔物は数知れず。彼女よりも遥かに大きな獣だっていた。 その拳に倒れた魔物を列挙した本を綴れば、人を撲殺できるくらいの厚さにはなるだろう。 そんな彼女が、死んだ。誰かに殺されたのだ。 とは言え、彼女だって人間だ。決して無敵の存在というわけではない。 おそらくは、魔法。 高位の魔法を放つものなら、彼女を殺すことも可能かもしれない。 彼女は、冒険の日々の中で何度も魔法に倒れていたのだから。 冒険……。彼が魔王を倒す為に繰り広げていた旅のこと。 そこで、彼は導かれし者たちと出会い、絆を深めていったのだ。 何度も死にそうな目にあった。 それでも、仲間たちがいたから、苦難の道のりも何とか乗り越えられた。 だが、その導かれし者たちも、既に3人死亡。この殺し合いの会場には、ユーリルを含めてあと2人しか残っていない。 随分と、減ってしまったものだ。 「なんで……こんな……」 天井にも見飽きたのか、ユーリルは下を向いて頭を抱えた。 体勢を変えたせいで、座っている椅子が軋む。 涙を堪える勇者の変わりに、泣いてくれているかのようだった。 溜め息とともに搾り出された彼の嘆きの後半部は、声にもならない。 言いたかった言葉は、『なんで、こんなつらい事ばかり起きるんだ』。 彼が言う『つらい事』とは仲間たちの死。 ……そして彼自身の激動の半生のことだ。 ただ、幸せな日々を過ごしていた。 変わり映えのない毎日。規則正しく、平穏を引き連れて現れては去っていく太陽。 それだけで良かった。 シンシアや、村のみんながいればそれでよかった。 鳥の囀りに木々が葉音でコーラスを添えるのを、彼らと共に聞いていられれば充分だった。 だが、その平穏が完全に破壊される。 思えば、それが全ての始まりにして、最初の悲劇だった。 ピサロ率いる魔王軍。 みんな殺された。特に、勇者のフリをしていたシンシアは、目も当てられないほど酷く痛めつけられていた。 村のみんなには一切の罪はない。もちろん切り刻まれた少女にも。 ただ、勇者がいたから悲劇は起こった。 勇者ユーリルを殺すために、全ての悲劇は用意されていたのだ。 その結果、生き残ったのは皮肉にも火種となった弱き勇者のみ。 まったく、笑えない冗談だ。 「……ごめん、遅くなった」 その声に、考え事の最中にいたユーリルの首が跳ね上がる。 まるで、狼を前にしたリスのような動きだった。 教会の扉が、ギィィィ……と竜の欠伸に似た音を立てて開かれる。 現れたのは、ユーリルがこの殺し合いで初めて出会った人物。 彼は無口だが、とても熱い心を持つ。逆立った赤い髪はその象徴か。 無口なのはユーリルも同じなので、彼らの意思疎通に過度な会話は必要としない。 それでもお互いに剣を得意とするなどの共通点が多いことが、その信頼関係の構築を手助けしていた。 似ているようでどこか異なる2人の少年は、まるで2色のツギハギのようなコントラストを生み出している。 「……クロノか。いや、僕も今来たところ…………」 「お! お前がユーリルか。クロノから聞いてるぜ!」 クロノの謝罪に、無理をして必死に作った笑顔で応じようとしたユーリル。 しかし、その言葉は最後まで紡がれることはなく、荒々しい声によって遮られることとなった。 赤髪の少年の後ろから現れたのは、金髪の大男。 その腕は非常に太く、ユーリルの足くらいあるのではないだろうか。 頭部を凝視し、角が生えていないかどうか確認するも、どうやら牛の魔物ではないらしい。 「俺はマッシュ。マッシュ・レネ・フィガロだ」 突き立てた親指で自分の顔を指したマッシュ。 白い歯がステンドグラスの光を反射して、七色に瞬く。 裏表がなさそう、というか嘘が下手そうな人物だ。……というのがユーリルが彼に抱いた第一印象 ガハハと豪快に笑う男に、まるでアリーナを汗臭くした印象を抱いた。 「……よろしく、マッシュ」 「おう! よろしくな」 マッシュの握力は強く、ガッシリと握られた掌に軽い痛みが走る。 そんな事気付きもしない大男は、更に強い力で勇者の手をキリキリと締め上げた。 そこで嫌な顔1つ見せない優しさが、ユーリルが仲間たちから慕われている所以だろう。 「んで、こいつは高原」 マッシュの大きな身体に遮られて見えなかったが、彼の後ろにもう1人の大男が立っていた。 高原と呼ばれたその男は、マーニャの舞台を見に来た客のようにユーリルをジッと見定める。 数秒ほど眺めた後、感心したように「ほぅ……」と一言だけ呟いた。 どういう意味だと気になりはしたが、それ以上問いただせない勇者であった。 「高原日勝だ。最強の格闘家を目指してる。高原でいいぜ」 「……よろしく」 一転して笑顔を見せた高原と固く交わした握手は、やはり痛みを伴う。 挨拶というのは、こんな苦行だっただろうか。 単純で豪快。 この高原という男にユーリルが抱いた印象も、大体はマッシュに対するものと同じだ。 あえて違いを挙げるとすれば、少しだけ彼の方が知力が低そうに感じた。……明確な根拠はないのだけれど。 「……何かあったのか?」 ユーリルの様子がおかしいことに気がついたクロノが、心配そうな声で尋ねた。 アリーナの死に動揺しているのかと思ったが、どうもトルネコのときとは様子が異なる。 数時間前の彼は、仲間の死体を前にしても嘆き悲しむことはなく、未来に向かってしっかりと進んでいたのだ。 それなのに、今の彼の目からは、仲間の首をねじ切ったときのような意志の強さが見られない。 「いや……ちょっとね……」 再び俯いて、床のシミを数え始める勇者。 『なんでもない、大丈夫だ』と言えなかったのは、彼が本気で滅入ってしまっている証拠。 自分と別れてから何があったのか、本気で不安になったクロノが問いただそうとする。 だが、投げかけられようとした少年の質問が、ユーリルに届くことはなかった。 「そういう時はなぁ! 戦って忘れちまうのが一番だ!」 無神経にも、ズイとクロノの前に割り込んできた高原。 落ち込むユーリルの手首を掴んで、無理やり外へ連れ出そうとする。 精神をすり減らした相手を心配するどころか、高原の眼は彼の強さへの期待に満ち溢れているではないか。 どう見たって、自分がユーリルと戦いたいだけのようにしか思えない。 ユーリルの気持ちも考えろと、クロノが慌てて追いかけようとする。 「高原……! そんな無理やり…………」 「まぁ、いいんじゃねぇの」 しかし、その言葉もまた、別の格闘家によって阻まれることとなった。 クロノの肩を掴んで静止したのはマッシュだ。 彼は告げる。これが高原なりの励まし方なのだ、と。 同じ拳に生きるものとして、マッシュはそれをなんとなく理解していた。 その言葉に驚いてユーリルを見る。 勇者の顔にうっすらとだが笑みを確認して、クロノはさらに驚いた。 「さぁ、俺たちも行こうぜ」 「……あぁ!」 マッシュに背中を叩かれて、前に進む。 高原の無理やりさが、今のユーリルには必要だったのだ。 なにも一緒になって悲しんでやるだけが仲間じゃない。こういう『やり方』もある。 クロノは反省しつつも、高鳴る胸を抱えて外へと飛び出した。 彼もまた、ユーリルと手合わせするのが楽しみだった。 余談ではあるが、この殺し合いで無事仲間と合流できたのなら、まず最初に情報交換をするべきである。 そんな事は、子供でも分かる基本中の基本。 じゃあ、何故彼らはそれをしなかったのか。 何故、いきなり外へ出て戦いをおっ始めるのか。 答えは単純。……アレが足りないからだ。 どうやら、馬鹿は伝染するらしい。 それも、結構なスピードで。 ◆ ◆ ◆ 「なかなかやるじゃねぇかユーリル。最初に見込んだ以上だったぜ!」 「いや……高原こそ、やっぱり凄いね」 戦いも終わり、北へ向けて草原を歩いている一行。 模擬戦とはいえ、激しい戦闘をしたにもかかわらず、1人として息を乱してはいなかった。 ユーリルの予想以上の腕っ節の強さに、興奮が隠せないのは高原。 彼の立ち回りと、腕力、そして体力を、大声で素直に評価した。 ちなみに、本当ならばユーリルには、徒手空拳で高原やマッシュたちと渡り合えるほどの腕力はない。 彼が実力以上の力を発揮していたのは、身に付けていた『最強バンテージ』のおかげ。 この装備品の効力によって、ユーリルの腕力と体力は本来の実力よりも遥かに高められていたのだ。 尤も、その立ち回りの巧みさは、勇者本来の実力であるが。 当の高原は、彼が『最強バンテージ』を装備している事にまだ気がついてはいない様子だ。 それが自分の愛用品であるのに、だ。 「……これで魔法まで使えるってんだからなぁ」 ちゃんと洗っているのか心配になる髪の毛を、高原がポリポリと掻き毟る。 幸いフケは落ちてこないようなので、ちゃんとそこら辺のケアはしているらしい。 「……見て、みるかい?」 笑顔で提案したのは勇者ユーリル。 先ほどまで心を押しつぶしていた重圧から、見事に解放されている様子だ。 彼の心は、大海を進む船上で風を感じたときのような、何とも言えない爽快感に包まれていた。 「いいのか?!」 「もちろん。じゃあ……イオラ!」 呪文と共に、広げた掌を前方にかざす。 魔法はすぐに具現化されて、広範囲の爆発を発生させた。 イオ系の中級魔法『イオラ』は、彼の使用する呪文の中でそれほど強いという物でもない。 だが、その派手な見た目と爆発音はデモンストレーションにはうってつけだ。 勇者の魔法に、高原だけでなく傍観していたクロノも思わず拍手とともに歓声を上げた。 「へっへっへ……」 「なんだマッシュ気持ち悪い」 そんな中で1人不適な笑みを浮かべるマッシュ。 高原から明らかな罵声を浴びせられたところで、その笑い顔は崩れる事はない。 「高原く~ん。実はな……お、れ、も、使えるんだよ!」 「……マッシュ、魔法、使えたのか?」 まさかの告白に、クロノが目を見開く。 別に隠していたというわけではない。 今まで魔法を使う機会もなかったし、これから使うつもりもなかったので、わざわざ言う必要がなかっただけだ。 だが、高原が魔法に目を輝かせていたのを見て、『これは驚かせてやるいいチャンスだ』と目論んだわけである。 「いくぜ……サンダラ!」 選択した魔法は、サンダー系の中位魔法。 中級魔法なので、理論上はユーリルの『イオラ』と同レベルの威力という事になる。 ……あくまでも理論上は。 ゴロゴロと音を立てて現れた、天空と大地を繋ぐ緑色の鎖。それは、紛れもない雷だった。 しかし、余りにもショボい。 確かに雷は雷でも、この程度の威力で殺すことが出来る参加者はいないと断言していいだろう。 「だっはっは! 勇者様のと比べて、随分とヘボいんじゃねぇのか?」 「う、うるせぇ! 1個も使えないやつに言われたかぁねぇよッ!」 ミミズでも召喚したんじゃねぇか、と高原が声をあげて笑う。 マッシュの、と言うよりもマッシュの世界の名誉の為に補足しておくが、この魔法がチンケなのはマッシュに魔法の才能が皆無だからである。 ティナやセリスなど、魔法に通じる者が使えばこの魔法だってかなりの威力になるのだ。 パンパンと腿を叩いて大笑いする高原に、マッシュが真っ赤になって抗議する。 魔力が乏しい事は本人も自覚しているし、さっきの爆発より遥かに脆弱なのにも反論の余地がない。 だが、ユーリル本人ならまだしも、なんで魔法を一切使えない高原に馬鹿にされなくちゃならないのか。 「マッシュも……サンダラ、使えるんだな」 そんな2人を見て、今度はクロノの肩眉がつり上がった。 まるで、面白い事を発見したルッカのような表情である。 「ん? どういう意味だ?」 「こういう意味さ……サンダラ!」 ニヤリと笑って、クロノがその手を天に掲げた直後……マッシュの生み出したものと同じ現象が空から降り注いだ。 彼も魔法を売りにしているわけではないが、先ほどのミミズと比べればその緑の龍は随分と強大。 少なくとも、実戦で活用できるレベルにはあるだろう。 そんな魔法を見て、彼以外の3人の顔が同時に驚愕で染まった。 だが、その驚愕の理由はそれぞれ異なるものである。 マッシュが驚いたのは、魔石も知らなかったはずのクロノが、なぜか自分と同じ魔法が使えた事実にだ。 そして高原は、魔法が使えないのが自分だけであるという、まさかのマイノリティ化に驚いていた。 流石の彼も、魔法はラーニング不可能だろう。 最後に、ユーリルが驚いていた理由は……。 「……………………は?」 マッシュとクロノが、『雷』を放ったと言う事がその原因。 呆然と、魔法が残した黒い煙を見つめて、ユーリルが擦れた声を上げた。 さっき高原たちと手合わせしたとき以上の汗が、次から次へと噴出しては垂れていく。 雷魔法。それは勇者のみが使える呪文だったはず。 雷撃を起こせるのは勇者の証で、彼だけに許された特権であったはずだ。 そう、勇者の証だ。 これを持っていたから、彼の住んでいた村は滅ぼされ、大切な幼馴染は嬲り殺され、人類を代表して魔王を倒す使命を与えられた。 この『特別』があったからこそ、そう信じていたからこそ、辛い日々をなんとか耐え抜く事が出来た。 『特別』な自分にしか、世界を救えなかったのだから。 なのに、彼らはこうも易々と……。 「へぇ……同じ魔法でも、クロノの方がマッシュのよりもデカいんだな~」 「ち、畜生ーッ! こんな誰でも使えるような魔法、どうせ役に立たねぇよ!」 魔法なんか2度と使わないぞと、両腕を左右に大きく広げて開き直った。 このサンダラだって、何も考えずに魔石を装備していたら覚えてしまっただけだ。 彼の世界ではサンダラはそれほど珍しい魔法ではない。 共にケフカを倒した仲間たちは、ほぼ全員がこの魔法を当たり前のように習得していたのだから。 「誰でも……だと……まさか、みんな、使えるのかッ?!」 その言葉に、異常な反応を示したのはユーリルだ。 普段の彼からは想像もつかないような早口で、質問を乱暴に放り投げた。 相手の肩を、両手でガッシリと掴んで前後に大きく揺する。 スプレー缶でもあるまいし、振ったところで質問の答えが早く得られるわけじゃないのに。 何を焦っているんだと、マッシュの顔に困惑の表情がへばりついた。 「落ち着けって……。あの程度なら、段階さえ踏めば誰でもな」 「な…………ッ!」 まさか、サンダラを習得したいのか。 マッシュはそう思ってユーリルに回答したが、彼はその答えを聞いて言葉を詰まらせてしまう。 それは、トルネコの死体を発見したとき以上の狼狽っぷり。 クロノも心配そうに彼を見つめていた。 「どうしたんだよ……」 「そうか……いや、悪かった……」 スルリと、崩れるようにマッシュの肩から手を離す。 ユーリルが謝罪するも、その顔は青ざめたままだ。 誰が見たって何かあるのは明白。 だが、尋ねられるような雰囲気ではない。 「……そろそろ、出発するか」 さすがの高原だって、その重苦しい空気は感じていた。 先ほどのように、彼を無理やり励まそうとはしない。 ユーリルはそれから、何も話さなかった。 誰かが大丈夫かと尋ねても、首を横に振るだけだった。 僕以外の3人……高原とマッシュ、クロノが今後の事を相談している。 しばらく歩いても誰にも合えなかった為、今後はチームを2つに分割した方がいいのかなどを話し合っていた。 優しい彼らは、たまに僕にも会話を振ってくれる。 だけど僕は、それに反応を示すことすら出来なかった。 彼の言葉が耳に入っても、頭に入ってこないのだ。 僕を支配しているのは、さっきの『雷』のイメージと、『彼女』の言葉。 『勇者』って、何? アナスタシアの言葉が、何度も僕の脳みその重要な回路に立ちはだかっては消えていく。 剣の聖女の伝説が、僕の冒険を根底から否定していく。 どういう存在なの? それに対する答えを探そうとしても、僕のポンコツの脳みそはいつも誤答しか算出しない。 根拠なんかないけど、絶対にその答えは間違いなんだよ。 だってその答えは、とてもとても酷いものだから。 ソレをこの脳みそが弾き出したとは、僕は信じたくはなかった。 でも…………確かに…………。 もう一度訊くわね。 「……………………うるさい」 僕の呟きはとても小さなものだったけど、クロノの耳には届いてしまったらしい。 驚いたように、見開いた瞳で僕を見る。 でも、優しい彼はすぐに聞かないフリをしてくれた。 そんな彼に『ありがとう』すら言えない自分はなんなんだろう。 本当に、嫌になる。 勇者。 その資格を持つものは、世界で僕のみ。そのはずだ。 そう信じていたから、悲劇も苦しい戦いも耐えられたんだ。だって『自分にしか出来ない』んだから。 勇者。 雷魔法を放てる存在。これは僕以外では誰も扱う事はできない。クリフトもマーニャも……あのピサロですらも。 誰もが憧れる。けど、なりたくてもなれない。なれるものなら喜んで。そういうものじゃないのか? 勇者。 だけど、他の世界では雷魔法なんか誰にでも使えて、お手玉でも覚えた方がまだ自慢になる。 また他の世界では、天空人の血なんか引いてもない一般人が世界を救っている。救いたい奴が勝手に救っているんだ。 勇者。 僕たちが血を流している間、人々は自分の家で温かい紅茶をすすりながら焼きたてのパンを頬張っている。 人々は平穏な日常の中で、『勇者』が魔王を倒すのをただ待っている。雨が止むのを待つかのように。 勇者。 誰も僕の悲劇なんか知らない。シンシアが殺されたことも。魔物と戦わなくちゃいけなくなったことも。 と言うか、勇者の名前すら知らないんだ。誰もそんな事興味ない。 勇者。 もしも僕が『勇者』じゃなかったら、この殺し合いにも呼ばれなかったんじゃないかな? そしたら、クリフトだってトルネコだってアリーナだって死ななくて済んだんだよ。 勇者。 大体、アリーナたちだって天空人じゃないじゃないか。 普通の人間なのに僕に協力してくれて、戦いでは僕なんかよりもずっと頼りになったんだよ。 勇者。 そうだよ。あの人の言う通り、世界が立ち上がればよかったんだ。 みんなで魔物に立ち向かえば、僕たちが死ぬような思いをしなくても済んだじゃないか。 勇者。 自分や、その周りの人間に起こった全ての災いが、この称号のせいで降りかかったならさ……。 ただ、人々が辛い事や苦しい事を『生贄』に押し付けていただけだとしたらさ……。 人間って……なんて、身勝手な存在なんだろうか。 【D-2とE-2の境 一日目 午前】 【ユーリル(DQ4男勇者)@ドラゴンクエストIV】 [状態]:疲労(小)。『勇者』という拠り所を見失っており、精神的に追い詰められている。 [装備]:最強バンテージ@LIVEALIVE、天使の羽@ファイナルファンタジーVI [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:打倒オディオ 1:…………。 2:打倒オディオのため仲間を探す。 3:ピサロに多少の警戒感。 4:ロザリーも保護する。 [備考]: ※自分とクロノの仲間、要注意人物、世界を把握。 ※参戦時期は六章終了後、エンディングでマーニャと別れ一人村に帰ろうとしていたところです。 ※オディオは何らかの時を超える力を持っている。 その力と世界樹の葉を組み合わせての死者蘇生が可能。 以上二つを考えましたが、当面黙っているつもりです。 【クロノ@クロノ・トリガー】 [状態]:健康 [装備]:サンダーブレード@FFⅥ 鯛焼きセット(鯛焼き*1、バナナクレープ×1)@LIVEALIVE、 魔石ギルガメッシュ@ファイナルファンタジーVI [道具]:モップ@クロノ・トリガー、基本支給品一式×2(名簿確認済み、ランタンのみ一つ) 、トルネコの首輪 [思考] 基本:打倒オディオ 1:ユーリルが心配。 ユーリルと情報交換がしたいのだが……。 2:打倒オディオのため仲間を探す(首輪の件でルッカ、エドガー優先、ロザリーは発見次第保護)。 3:魔王については保留 。 [備考]: ※自分とユーリル、高原、マッシュ、イスラの仲間、要注意人物、世界を把握。 ※参戦時期はクリア後。 ※オディオは何らかの時を超える力を持っている。その力と世界樹の花を組み合わせての死者蘇生が可能。 以上二つを考えましたが、当面黙っているつもりです。 ※少なくともマッシュとの連携でハヤブサ斬りが可能になりました。 この話におけるぶつかり合いで日勝、マッシュと他の連携も開拓しているかもしれません。 お任せします。 また、魔石ギルガメッシュによる魔法習得の可能性も? 【高原日勝@LIVE A LIVE】 [状態]:全身にダメージ(小)、背中に裂傷(やや回復) [装備]:なし [道具]:死神のカード@FF6、基本支給品一式(名簿確認済み) [思考] 基本:ゲームには乗らないが、真の「最強」になる。 1:どこへ行こうか……。チームを分割するのも手だな。 2:武術の心得がある者とは戦ってみたい [備考]: ※マッシュ、クロノ、イスラ、ユーリルの仲間と要注意人物を把握済。 ※ばくれつけん、オーラキャノン、レイの技(旋牙連山拳以外)を習得。 夢幻闘舞をその身に受けましたが、今すぐ使えるかは不明。(お任せ) ※ユーリルの装備している最強バンテージには気付いていません。 【マッシュ・レネ・フィガロ@ファイナルファンタジーVI】 [状態]:全身にダメージ(小) [装備]:なし [道具]:スーパーファミコンのアダプタ@現実、ミラクルショット@クロノトリガー、表裏一体のコイン@FF6、基本支給品一式(名簿確認済み) [思考] 基本:殺し合いには乗らない。 1:ユーリル、どうしたんだ? 2:首輪を何とかするため、機械に詳しそうなエドガー、ルッカを最優先に仲間を探す。 3:高原に技を習得させる。 4:ケフカを倒す。 [備考]: ※高原、クロノ、イスラ、ユーリルの仲間と要注意人物を把握済み。 ※参戦時期はクリア後。 時系列順で読む BACK△072 曇りのち嵐のち雨のち――Next▼075 Trust or Distrust 投下順で読む BACK△073-3 サンダウン、『花』を見守るNext▼075 Trust or Distrust 048 『勇者』の意味、『英雄』の真実 ユーリル 082 勇者と野球しようぜ! 064 ボボンガ クロノ 日勝 マッシュ ▲
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聖剣伝説DS CHILDREN of MANA ■メーカー:スクウェア・エニックス ■対応機種:DS ■ジャンル:A・RPG ■発売日:2006年3月2日 ■価格:5,040円(税込) 公式サイト 【メインスタッフ】 プロデューサー:石井浩一 (代表作/『聖剣伝説』シリーズ、『FF I』、『FF II』、『FF III』、 『FFXI』など) シナリオ原案:加藤正人 (代表作/『クロノ・トリガー』、『クロノ・クロス』、『ゼノギアス』など) キャラクターデザイン:池田奈緒 (代表作/『聖剣伝説レジェンドオブマナ』、『FFTA』など) 音楽:伊藤賢治、岩田匡治、相原隆行
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[部分編集] 飛行 クロノスカラミティー Uレア 汝らを導こう、正しき未来に……。 遥か未来に造られた歴史の守護者達。過去干渉の未来を避けるため、神話に伝わる天使の姿が与えられたのだが…その翼が闇色に染まりし者がいた。過去に飛び立つ姿を目撃した人々は「混沌の始まり」と怯えるであろう。 【時の覇者を降臨】 性別 必要統率力 価値(マーニ) 特殊能力 特殊能力MAX 男性 20 4400 マスター・オブ・ブリンク(敵の攻撃を無効にする) ★★★★★ 初期能力 MAX時能力 LvUP時の増加量 HP AT DF 総パラ Lv. HP AT DF 総パラ HP AT DF 1730 2580 1890 6200 70 6900 8600 6300 21800 +73 +86 +63
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夜、高町家。 ここは道場の一室。 高町家にお世話になってからは、キラがこの一室を宛がわれている。 室内にはキラとなのはとユーノがおり、 三人で囲むように傷ついたレイジングハートを見つめる。 その光はいつもの輝きではなく弱弱しい光を放っていた。 「レイジングハートはかなりの高出力にも耐えるデバイスなのに……それも一撃でここまで破損させるなんて……」 「やっぱりあの時の事が原因……かな」 心配そうに見つめるなのは。 キラがアスランとの交戦中に見た大きな魔力光。 後に聞くと、レイジングハートとバルディッシュが同時にジュエルシードに触れた瞬間に起きたものだという。 最初はあの子のデバイスとの交戦で傷ついたものと考えていたが、それを聞いて考えを一変する。 破損した原因はきっと、ジュエルシードによるものだろうと確信した。 「それで、レイジングハートは……?」 視線をユーノへと向け、なのはも同じように向ける。 「大丈夫、かなり破損は大きいけど……きっと大丈夫」 ユーノは視線を二人からレイジングハートへと向け、二人も同じ様に見つめる。 「今、自動修復機能をフル稼働させてるから……数日で回復すると思う」 「そう、なんだ……」 不安な表情を浮かべるなのは。 「なのはちゃんは、大丈夫?」 「うん……レイジングハートが護ってくれたから……」 「そっか……」 「ごめんね……レイジングハート……」 いつもならここで返答が返ってくるのだが、今はその返事も返ってくることはなかった。 同刻。マンションの一室。 「……ッ!!」 右手に痛みが走る。 「あ、ごめんなさい!痛かったですか?」 「いや、大丈夫だ……」 「でも……」 ジュエルシードの確保し帰宅後、フェイトはすぐにアスランの両手を見た。 見るとひどい火傷をしたように両手はボロボロになっていた。 「これぐらい何でもない」と言ったアスランだったが、 ぎゅっ。と手を握られると。 「…………………………」表情は変わらなかったが、無言で涙目になっていた。 そして簡単ではあるが応急処置を施す。 最後にきゅっと包帯を縛り、テーピングが完成する。 「はい、できました」 「ああ、ありがとう」 包帯で巻かれた両手を見つめるアスラン。 「……フェイト」 「何?」 「……今まであまり気にしていなかったのだが、ジュエルシードって一体何なんだ?」 この手に持ってみて初めてわかった。 あれは、人の手に扱えるようなシロモノではない。 アスランは直感的に悟っていた。 「……すいません、私も詳しくは知らないんです」 「あれを使って、プレシアは何をするつもりなんだ?」 「それもわかりません、ただ集めてくるようにと言われただけですので……」 「そうか……」 「明日一度報告に戻るのでその時に聞いてみましょう」 「……そうだな」 明日プレシアに会うのなら聞いてみよう。そう決めたアスランは考えるのをやめた。 これ以上考えても答えが出ることはないと思ったからだ。 そして何か違和感を感じたアスランは俯いていた顔を上げる。 その視線はアルフへと向けられ、止まった。 先程から何か表情が曇っているままである。 「アルフ?」 「……え?」 こっちの声への反応も鈍い。 「どうした?何かあったのか?」 「あ、いや、何でもないよ……」 「……」 何でもないことはないとわかったが、本人が話さない以上は追求しても無駄だと思い、話題を終わらせることにした。 「それじゃ俺はもう寝るよ、今日は少しばかり疲れたからな」 「うん、おやすみなさい」 「おやすみ」 そしてアスランは自室へと戻っていった。 部屋に戻ってからリビングで何か話し声が聞こえていたが、それを考える前にアスランは眠りについた。 翌朝。 なのははいつもより早く目が覚めてしまった。 布団から出て机の上のユーノへと視線を向けても彼はまだ眠っていた。 (起こすのも可哀想だし……) いつもならもう少し後で魔法の訓練をするところなのだが、生憎レイジングハートは昨日の戦闘で使用できる状態ではない。 よって、本日の魔法訓練は中止なのだが……。 なのはは普段着に着替え、部屋を出て行く。そして向かった先は……道場であった。 姉達はまだ早朝訓練から帰ってきてないので誰もいないと思い、扉を開く。 だが、そこにはすでに先客がいた。 そしてその正面を見ている背中を声を掛ける。 「キラ君?」 呼ばれた本人は振り返り、微笑みながら返答する。 「おはよう、なのはちゃん。どうしたの?こんな朝早くに」 「あ、うん……ちょっと早く起きちゃって……」 「そうなんだ……まぁ僕もそうなんだけどね」 「キラ君も?」 「うん」 少し歩き、壁へともたれ掛かるキラ。 それに続くように隣にもたれるなのは。 それから少し沈黙が続き、意を決した様になのはは口を開く。 「……キラ君」 「ん?何?」 「あれから私考えたんだけど……やっぱり私あの子の事、フェイトちゃんの事が気になるの……」 「……」 キラの脳裏に蘇る金髪の少女の姿。 アスランが行動を共にしているあの子。キラも少し気にはなっていた。 「凄く強くて、冷たい感じもするのに、だけど、綺麗で優しい瞳をしてて……なのに、なんだか凄く寂しそうなの……」 「……うん」 なのはの言葉に素直に耳を傾け、素直に頷くキラ。 「きっと理由があると思うんだ。ジュエルシードを集めている理由……だから私、あの子と話をしたい」 「……理由はわからないけど、少なくとも何か目的があって動いているのは間違いないと思う」 「え?」 キラは昨日のアスランとの会話を話した。 そしてアスランがあの子と一緒に行動している理由も……。 「それを聞いた時は、僕と一緒だって思ったよ。僕もなのはちゃんに助けてもらって、高町家のみなさんに救ってもらったから……」 「……」 「だから、アスランの気持ちもわかるんだ……」 同じ世界から来て、同じように助けてもらって、でも、戦わなくちゃいけない……。 「本当は戦いたくなんかない……だけど、このままじゃ何も変わらないから」 言葉だけじゃ、伝わらない気持ちがあるから。 広げた右手を力強く握り締める。 「……キラ君」 「だから、なのはちゃんも諦めないで」 「……うん」 そして数分後、美由希が早朝ランニングから帰って来る。 「あれ?二人共どうしたの?こんな朝早く」 「「えと、なんとなく目が覚めちゃって……」」 二人の声がハモる。 その事に思わず吹き出す美由希。 それにつられて同じように笑うキラとなのは。 そしてそのまま美由希の修行を見学することになった二人。 同刻。 「おはよう」 「おはよう」「おはよ~」 交わされる朝の挨拶。 これもまた慣れてきた感じがするから不思議なものだ。 「今日は一度庭園へと戻るんだったな」 「はい」 「……」 まただ。昨日と同じくこの話題になるとアルフの表情が曇る。 ただ帰るだけだというのに、そうしてそんなに暗くなることがあるのだろうか? 「プレシアもきっとお前を心配しているだろうから、たまには帰って顔を見せてあげないとな」 「……はい」 「……」 やはり、この時のアルフは何も喋ろうとはしなかった。 朝食後。マンションの屋上に集まる三人。 フェイトが詠唱を始める。空間転移の魔法の詠唱なのだろう。 そしてそれを悲しげな表情で見つめるアルフ。 ……これは一度本気で聞いてみないとダメかもしれないな。 向こうから帰ってきたら聞いてみることにしよう。そう考えた瞬間。 三人は金色の光に包まれた。 眩い光に一瞬目を閉じる。そして次に開けた瞬間。 目の前に広がる景色は一変した。 だが、そこは見覚えのある景色。 この世界に来てから始めて目を覚ました場所。 時の庭園であると、認識した。 「……とりあえず報告を済ませてきますので、二人はここで」 「いや、俺も一緒に行こう。プレシアには聞きたいことがあるからな」 「……」 フェイトはそれに対しての返答を言い渋っていた。 「……アスラン」 それまで黙っていたアルフが突然口を開く。 「……フェイトについてやっててくれないか?」 「?そのつもりだが……」 「……頼んだよ」 その真剣な眼差しと言葉の意味を読み取ることはできなかった。 けれど、あのアルフがここまでいうからには何かがあるのだろうと思った。 そして、 「えっ?」 アスランはフェイトの手を引いて扉に手を掛ける。 「行こう」 「……はい」 扉は開かれ、二人は中へと入っていく。 そして一時間くらい経過した頃だっただろうか。 アルフは扉の前でウロウロと挙動不審に歩き回っていた。 (今日は何も聞こえないから大丈夫だと思うんだけど……) 毎回、扉の向こうから聞こえていた音。 それはとても耳に響く、音と声の不協和音。 聞きたくない、聞きたくない。 そう思い何度耳を塞いだだろうか。だけど、それでも脳裏に焼きついて消えることのない音。 それが、今日はほとんど聞こえない。 それどころか誰も何も話していないんじゃないかと思うくらいに静かで、 聞こえるのは自分の足音のみが広い廊下に共鳴していた。 ギィッ。 「!!」 音の方向に振り返ると、扉が開き、奥から出てくる。 見ると、アスランがフェイトを背中に背負っていた。その姿を見て駆け寄るアルフ。 「アスラン!」 こちらへと顔を向けるアスラン。 「アルフ」 そして一目散にフェイトへと駆け寄るが、当の本人はアスランの背中ですやすやと寝息を立てていた。 「寝てる……」 「ああ、俺がプレシアと話してる間に寝てしまったみたいでな。報告は俺が済ませておいたから問題ない」 「……」 そしてフェイトの身体を見てみるが、どこにも見当たらなかった。 「……ああ、いや何でもないよ」 「?……それより帰るにはどうすればいいんだ?」 「ああ、まかしときなよ。あたしも移動魔法は使えるからさ」 「そうか」 アルフは目を瞑り、詠唱を始める。足元に魔法陣が展開し、アスランもその中へと入っていく。 そして魔法陣が輝き、一瞬にして移動する。 次の瞬間には元のマンションへと戻っていた。 アスランはフェイトをベッドに寝かせ、自室へと戻っていく。 その後、改めてフェイトを見てみるが、やはりどこにもなかった。 アスランにも聞かれたが、言うことはできなかった。 フェイトがあの女に、プレシアに酷い事をされかったか。と あの女がフェイトに対して酷い仕打ちをしていたのは昔からだった。 だが、今回が初めてではないだろうか。 フェイトが"無傷"で帰ってきたのは。 ジュエルシードを集めたから?それとも…… チラと個室のドアへと視線を向ける。 アイツの、アスランのおかげなんだろうか……? 思考を巡らしたアルフだったが、とりあえずフェイトが無事だったことを喜び、考えるのをやめた。 夕刻。 今日はシフト的に休みだったキラとユーノはジュエルシードを探す為に街を散策していた。 そして、つい一時間ほど前から感じる感覚。 もうすぐ発動するであろうジュエルシードの存在を二人は感じていた。 (どう?ユーノ) (……まだ完全に発動してないから正確な位置特定はできませんけど……) (そっか……あ) (?) 突然念話が終わり、正面を見るとこちらに向かって歩いてくる少女が一人。 「おかえり、なのはちゃん」 「おかえり、なのは」 「あ……キラ君、ユーノ君」 呼ばれてこちらに気付き、たたっと駆け寄ってくるなのは。 「二人はジュエルシード探し?」 「うん」 「なのはも感じる?」 「うん……もうすぐ目覚める子がいるのは……」 瞬間。 「「「!!!」」」 大きな魔力の流れが発生する。 感じる。間違いない、これは…… 「ジュエルシードが……」 場所は……ここからそんなに遠くない!! 「行こう!!」 「うん!」 駆け出す三人。 「ユーノ君!レイジングハートは!?」 「持ってきてるけど……まだ完全に修復してないんだ」 「どのくらい修復しているの?」 「まだ60%くらい……これじゃほとんど魔法は使えない」 「そんな……」 落胆するなのは。 「大丈夫。僕がジュエルシードの相手をするから、なのはちゃんは封印をお願い」 微笑みかえすキラ。 「……うん!」 「……あれだ!」 ユーノの声に正面を向き反応する二人。 目の前にある大木が見る見る内に巨大化する。 「レイジングハート!」「ストライク!」 「「セーット、アーップ!!」」 「「Stand by ready setup.」」 各々のバリアジャケットに身を包む。 「ストライク、エールジャケット!」 「OK. エールジャケット」 キラのバリアジャケットの上に形成される赤い色のジャケット。 「封時結界!展開!!」 ユーノの足元に形成される魔法陣。結界が周辺を包んでいく。 「ぐおおおおおおおおおお!!!」 雄たけびのような声を上げながら起き上がる大木。 そして振り下ろされる腕と思われる枝。枝の太さも長さもジュエルシードの魔力で強大になっている。 「二人は下がって!ここは僕が!!」 枝を回避し、上空へと上がるキラ。後方へと大きく下がるなのはとユーノ。 ライフルを構え、トリガーを引く。 発射される複数の魔力弾。だが、 「バリア!?」 魔力弾は大木の前に発生した障壁のようなものに弾かれて消滅する。 そして地面から複数の枝が出てきて、一斉にキラへと襲い掛かる。 「!!」 ライフルを腰にマウントし、肩のサーベルを引き抜く。 ザシュッ!ザシュッ!! 無数に襲い掛かる枝を次々に切り刻んでいくキラ。 だが、枝は切っても切っても次から次から出てくる。 「くそっ!これじゃキリがない!!」 何とかして大木本体に攻撃しないと……そう考えていると、 「イージス」 『スキュラ、バースト』 ドオンッ!! 「!!」 突然上がる声と魔力砲。 正面の大木の上空からの攻撃。大木はバリアを張り、これを防ぐ。 「アスラン……!」 見上げる上空に、右手の魔法陣から魔力砲を発射しているアスラン。 そして正面を見ると、スキュラに耐えている大木。 『今です、マスター。ランチャージャケットを』 「え?……うん、ストライク!ランチャージャケット!!」 『OK.Change、ランチャージャケット』 赤いジャケットが光を帯び、緑色へと形成変化する。 そして背面の大型バスター『アグニ』を正面の大木へと向ける。 「ストライク!」 『アグニ、バースト』 ドオンッ!!という音と共に発射される魔力砲。 これもバリアで防ごうとする大木だったが、バリィンッ!!と音を立てて崩れる障壁。 二つの魔力に耐え切る事が出来なくなり、バリアは破壊され、二つの魔力に飲み込まれる。 そして、一瞬眩い光が辺りを包み、 次の瞬間には大木は消滅し、ジュエルシードのみがそこに浮かぶ。 「「!!」」 反応する二人。だが、即座にブレーキを掛ける。 「……ジュエルシードには衝撃を与えない方がいいみたいだ」 チラとアスランがフェイトのバルディッシュへと視線を向ける。 「……昨日みたいな爆発が起きるかもってことだね」 同じくなのはのレイジングハートを見るキラ。 「……キラ、大人しく引いてくれないか……?」 「……それが出来るなら、とっくにそうしてるよ」 「そう、だな……なら仕方ない」 『サーベルシフト、ライトアーム』 イージスの言葉の後に発生する魔力刃。 「……アスラン。君は何でジュエルシードを集めているの?」 「……」 無言だが、表情が少し強張るアスラン。 「僕の憶測でしかないけど、あれはとても危険なものだと思う。君はそれを使って何をしようとしてるんだ?」 「……お前には関係ない」 「……そう。なら……ストライク!ソードジャケット!!」 『OK.Change、ソードジャケット』 緑色のジャケットが今度は青く変化する。そして肩の大剣『シュベルトゲベール』を持ち、正面へと構える。 「……僕が勝ったら、聞かせてもらうよ」 「……」 お互いを見据える両者。そして、同時に動く。 「「はあああああああああっ!!!!!」」 振り下ろされる二つの刃。 ぶつかり合うと思った、次の瞬間。 二人の空間に発生する何か。そこから出てきた誰かは二人の攻撃を防御魔法で防ぐ。 「ストップだ!ここでの戦闘は危険すぎる!」 「「!!!」」驚愕の表情を浮かべる二人。 そして突然の第三者の出現に驚く四人。 「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい事情を聞かせてもらおうか」 突然現れた第三者は自身の名と身分を明かした。 「時空、管理局……?」「執務官……?」 自分達の知らない単語に?マークが浮かぶキラとアスラン。 「まずは二人とも武器を引くんだ」 ゆっくりと降下し、地面に足をつける三人。 「このまま戦闘行為を続けるなら…!!」 突如感じる魔力反応。反応のある方向へと向く三人。 上空から降り注ぐ複数の魔力の矢。狙いは、クロノへと向けられていた。 「ッ!!」かざした手から発生する障壁でそれを弾くクロノ。 魔力の矢の発生源、その先にはアルフがいた。 「アスラン!撤退するよ!離れて!!」 「!!!」 続けて発射される矢。今度はクロノではなく、手前の地面を狙う。 命中した矢は爆発し、煙が上がる。後方へと回避するクロノとキラ。 二人よりも先に反応したアスランは上空へと飛翔し、 (何とかジュエルシードを……!!) そう思い空のジュエルシードへと手を伸ばす。 が、 今度は地面からの青い魔力弾。 「くっ!!」 回避しきれずシールドで弾くアスラン。だが、衝撃のせいで大きく離れてしまう。 「アスランッ!!」 フェイトが叫び、駆け寄ろうとする。 爆煙の中から出てくるクロノ。構える杖の先に発生する魔力が発射されようとした 瞬間。 「待って!!」 「!!」 間に割り込んできたのは、キラだった。 「待ってくれ!撃たないで!!」 「キラ君!?」 だが、それに一番驚いているのは他ならぬアスランだった。 (どうして……俺を……) 「今の内だ!行くよ!!」 その言葉に続き、三人は夕焼けの空へと消えていく。 「あ……」 そしてその姿はどんどん小さくなり、見えなくなってしまった。 「クロノ、お疲れさま」 突如現れた魔法陣に浮かぶ女性の映像。 「すみません、片方は逃がしてしまいました」 「うん、まぁ大丈夫よ。でね、ちょっとお話を聞きたいから……そっちの子達をアースラに案内してあげてくれるかしら」 「了解です、すぐに戻ります」 消える魔法陣。そしてこちらを見るクロノ。 驚きの表情のままのなのはとキラ。 「さて、詳しい事情を聞かせてもらいたい。とりあえず僕達の船まで一緒に来てくれないか」 「僕達の……船?」なのはが聞き返す。 「ああ」 そしてクロノに従うまま転移し、彼のいう『船』の中へとワープする。 カツカツと前を進むクロノ。それに続くキラ、なのは、ユーノ。 (ユーノ君……ここって一体……)キョロキョロしながら挙動不審に進むなのは。 (時空管理局の次元航行船の中、だね)なのはと違い真っ直ぐトテトテと進むユーノ。 (次元、航行船?)先を行くクロノの後を進むキラ。 (えと、簡単にいうと、いくつもある次元世界を自由にする、その為の船) (あ、あんま簡単じゃないかも……) (えと、なのはの暮らしている世界の他にも幾つも世界があって、僕達の世界もその一つで……) (じゃ、僕がいた世界もその一つ……なのかな) (そう、ですね。その狭間を渡るのはこの船で、それぞれの世界に干渉しあうような出来事を管理しているのが、彼ら時空管理局なの) (そうなんだ……)(……) そして目の前の扉が開く。 振り返るクロノ。 「ああ、いつまでもその格好というのも窮屈だろうから、バリアジャケットとデバイスは解除して平気だよ」 「あ、そっか」「そう、ですね」 バリアジャケットを解除し、なのはは学生服、キラは私服へと変わり、それぞれのデバイスも待機モードへと変化する。 「君も、元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」 「ああ、そうですね。ずっとこの姿でいたから忘れてました」 「「?」」首を傾げるなのはとキラ。 パァァッ。とユーノの身体が光り始め、 「「へ?」」 光が消えた後、そこにはなのはと同年代くらいの少年がいた。 「ふう、キラさんには初めてですれど、なのはにこの姿を見せるのは二回目になるのかな?」 呆然としたままカタカタ震えるなのはと開いた口が塞がらないキラ。 「え、え、え、え、え、……」 「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!??」 なのはの叫びはアースラ内に響き渡った。 「なのは?」 何故そんなに驚いているの?といった表情で見るユーノ。(と思わしき少年) 「ユーノ君てユーノ君て、あのその、何?え?だ、だって、その、嘘?ふぇぇぇぇぇぇっ!!!」 首を振ったり、指を指したまま腕を上下させたりと。なのはは混乱していた。 「……君達の間で、何か見解の相違でも……?」 クロノが不思議そうな表情で見つめる。 「…………」 そしてキラは未だに開いた口が塞がっていない。 「えと、な、なのは?僕達が最初に出会った時って、僕はこの姿じゃ……」 「違う違う!最初からフェレットだったよ~!!」 そう言われて頭の中の記憶を辿っていくユーノ。そして答えを導き出す。 「あーっ!!あ、そ、そうだそうだ!ごめんごめん、この姿を見せてなかった……」 「だよね!?そうだよね!?びっくりしたぁ……」 ゴホン。と咳き込む会話に割り込むクロノ。 「その、ちょっといいか」 「「ん?」」 「君達の事情はよく知らないが、艦長を待たせているので、出来れば早めに話を聞きたいんだが……」 「あ、はい」「すみません……」 「では、こちらへ……」 クロノの後を着いて行く二人。そこで気付く。 「あれ?キラ君?」 「……はっ!?」 呼ばれてようやく意識を取り戻したキラ。 「ご、ごめん」 タタッと三人に駆け寄るキラ。そして歩みを再会する。 「……僕、この世界に来て」 「?」 「魔法の存在にも驚いたけど……今さっきの事が一番驚いたよ……」 うんうんっとなのはが首を縦に振って激しく同意してくれていた。 そして一つのドアの前で止まるクロノ。 機械的な音と共に開くドア。 「艦長、来てもらいました」 その扉の向こうに広がる景色。それは余りにも異色過ぎた。 機械的な壁面とは裏腹に、並べられた盆栽。中央に置かれた茶具。そしてコトンと音を立てる竹の音。 そして中央に座る緑色の髪の女性が笑みを浮かべながら正座している。 「お疲れ様。まぁお三人ともどうぞどうぞ、楽にして」 「は、はぁ……」 今日これで一体何度驚いたことだろうか。あっけに取られた表情のまま返答するキラ。 でも驚くのはこれからであった。 緑色の髪の女性、リンディさんとクロノという少年を交えた話で初めて知った事。 ロストロギアと呼ばれる失われた遺失世界の遺産の存在。ジュエルシードもそれに含まれる事。 そして……ジュエルシードの危険性も。 「ではこれよりロストロギア、ジュエルシードの回収については時空管理局が全権を持ちます」 「「「えっ!?」」」 「君達は今回の事は忘れて、それぞれの世界に戻って元通りに暮らすといい。」 突然の発言に表情が変わる面々。 「でも、そんな……」 「次元干渉に関わる事件だ。民間人に介入してもらうレベルの話じゃない」 「でも!」 それでも引き下がらないなのは。 「まぁ、急に言われても気持ちの整理がつかないでしょう。今夜一晩ゆっかり考えてみんなで話し合って、それから改めてお話をしましょう」 「送っていこう。元の場所でいいね」 クロノが立ち上がろうとする。 「待ってください」 それまで話を聞いていたキラが口を開く。 「何かしら?」 「あの、僕の話を聞いてもらえないでしょうか……」 「?」 そしてキラは話し始める。自分の事、元の世界の事を……。 「そう……それじゃあなたは元の世界からこの世界に転移してしまったという事ね」 「確かに何かの事故に巻き込まれて別の世界に転移することは稀にあることだ。君の元の世界の事もこちらで調べておこう」 「あ、はい……」 「……」 クロノに促され、元の公園に戻ってくる三人。 もう夕焼けが沈みかけ、暗くなってきている。 「とりあえず、帰ろうか」 「うん……」「そうですね」 キラの言葉に続くなのはとユーノ。やはり先程のこともあってか二人とも少し元気がない。 そして人間状態からフェレットへと戻る(?)ユーノ。 まあその姿でないと高町家に戻って、「実は僕がユーノなんです」っていうわけにいかないしね。 帰路に着く三人。 そして、これからを考えなくてはならない。自分達がどうするか……を……。 同刻。 「ダメだよ、時空管理局まで出てきたんじゃもうどうにもならないよ……」 「……」 無言で俯くフェイト。 「逃げようよ……三人でどこかにさ……」 「それは……ダメだよ……」 顔を上げて否定するフェイト。 「だって!雑魚クラスならともかく、あいつ一流の魔導師だ……本気で捜査されたらここだっていつまでばれずにいられるか……」 重なる不安。 「あの鬼婆、あんたの母さんだってわけわかんないことばっか言うし……フェイトにだって……」 ひどいことをした。そう言おうとしたがその口をフェイトに止められる。 「母さんの事、悪く言わないで」 「言うよ!だってあたし……」 ガチャと開く扉。向こう側からアスランが入ってくる。 「どうした?電気も点けないで……」 カチとボタンを押すと天井の蛍光灯が光を帯び、部屋を包む。 「アスラン……」 「アスラン!フェイトを説得してやってくれ!!」 「説得?」 アルフは今自分達が置かれている状況を話す。 時空管理局。それは数多の次元世界を管理する司法機関のようなもので、 先程の戦闘に介入してきた少年。彼は時空管理局に所属する魔導師であるとの事。 「だから、いっそ三人で」 「……フェイト、君はどうしたい?」 振り返り、フェイトへと視線を向ける。 「……私は、逃げたくない」 「フェイト!!」 「だって、私達が逃げちゃったら、母さんが一人になっちゃうから……」 「あたしは、フェイトに笑って、幸せになって欲しいだけなんだよ……なのに、なんでわかってくれないんだよぉ……」 いつのまにかアルフの両目から涙が零れていた。 そしてその涙を拭うフェイト。 「ありがとう、アルフ。でも私、母さんの願いを叶えてあげたいの……母さんの為だけじゃない、きっと、自分の為」 ポンとフェイトの頭に手を置くアスラン。 「……アスラン?」 「……約束、してくれないか?」 「?」 「君の母さんの、プレシアの為ではなく、君は君の為に、フェイトはフェイトの為に頑張る。と」 見開く目。真っ直ぐに見つめるその瞳はとても悲しいものに見えた。 「……」コクと首を縦に振る。 「なら、最後まで俺は君を護るから。だから、最後まで頑張れ」 「アスラン……」 アスランはフェイトの頭から手を離し、視線をアルフへと向ける。 「アルフ、すまない。俺は君の要望に答えられない」 「アス、ラン……」 「だけど、俺も約束する。フェイトは俺が必ず護る」 「……約束だよ」 「……ああ」 笑顔で答えるアスラン。 だが、フェイトは感じ取っていた。 その笑顔が、とても悲しげな笑顔だと……。 夜。 高町家、なのはの自室。 「……だから、僕達もそちらに協力させて頂きたいと……」 レイジングハートへと語りかけるユーノ。その向こうはアースラとの通信が繋がっている。 「協力、ね……」 「僕はともかく、なのはとキラさんの魔力はそちらにとっても有効な戦力だと思います。 ジュエルシードの回収、あの子達との戦闘……どちらにしてもそちらとしては便利に使える筈です」 「うん、なかなか考えてますね。それならまぁいいでしょう」 それまで聞いていたリンディが顔を上げ返答する。 「か、母さ、艦長!!」 思いも寄らない返答に思わず言葉を間違えそうになるクロノ。 「手伝ってもらいましょ、こちらとしても切り札は温存したいもの。ね?クロノ執務官」 「はい……」 渋々だが了承するクロノ。だが、リンディの言う事も間違ってはいない。 「条件は二つよ。三人共身柄を一時、時空管理局の預かりとすること。それから指示を必ず守る事。よくって?」 「……わかりました」 高町家、台所。 夕食後の後片付けを桃子とキラと一緒にしているなのは。 (なのは、キラさん、決まったよ) ユーノからの念話が飛んでくる。どうやら管理局との話がついたようだ。 (うん、ありがとう。ユーノ君)(ありがとう、ユーノ) 「それじゃ母さん、俺と美由希は裏山に出かけてくるよ」 恭也が冷蔵庫から水の入ったペットボトルを出す。 「今夜もまた練習?」 「うん」 体を解しながら返事する美由希。 「気をつけてね」「気をつけて」 なのはとキラに言われて二人は「ああ」「うん」と返答する。 そして二人は台所から出て、玄関を出て走っていく。 ちょうどそれと同じくらいに片付けが終わる。 「さ、これでおしまいっと」 最後のお皿を棚にしまい、ガラス戸を閉める桃子。 「それじゃ僕は道場に戻ります」 「あ、はーい」 キラも台所を後にする。そしてなのはとすれ違い様に (頑張って)と念話を飛ばす。 バタンと閉まるドア。 「……さて、お母さんに大事なお話って何?」 「……うん」 言わなくてはならない、これからの事を。 心配をかけることになっても、決めた事だから……。 そして意を決し、口を開くなのは。 ガラッ。と道場の扉を開けるキラ。 「すみません、お待たせしてしまって……」 「いや、構わないよ。それで、俺に話って何だい?」 キラは目の前の人物、士郎に話しを始める。 自分の失われた記憶。その手掛かりを見つけた事。そして、自分を知る人物の事を……。 魔法や自分の世界の事は話すわけにはいかなかったが、嘘と真実を混ぜた話を話す。 「なるほど、そのアスランって子は君の事を知っていると」 「はい、僕の友達だって言ってました……」 「ふむ……それで、どうするんだい?」 「……彼についていってみようと思います」 「……そうか」 「まだ僕自身はっきりとした記憶が戻っていないんですけど、でも何となく彼を知っている感じがするんです……」 「……」 「それで、もしついて行く事になったら、その……翠屋の仕事を……」 休まなくてはならない。それが一番苦しい事である。 だが、身柄を時空管理局で引き取られるということは、少なくともここにはいられないという事。 「……休まなくてはならないってことか」 「……はい」 自分勝手な我侭を言っているのは自分でも重々承知している。 でも、今ここで引き下がるわけにはいかないんだ。 「……キラ君」 「はい」 「君は、自分の過去について怖いと思ったことはあるか?」 「……」 思い出される戦争の日々、MSに乗って、ザフトの兵士を討つ日々。 正直、思い出したくもない過去である。 「……怖い、です」 キラはそんな自分が嫌で嫌でしょうがなかった。友達を護る為、クルーを護る為、アークエンジェルを護る為。 その為に敵を討ち、自分の手を血で染めていく。もうたくさんだと思うことは山程あった。 過去を思い出し、悲しみが支配しつつあるキラの両肩を士郎は両手で掴んだ。 「過去から、逃げたらいけない」 「……え?」 「どんなにつらい過去でも、それは君であることには間違いないんだ。過去からは逃げることはできない。 それに例え過去に君がどんな人間だったとしても、」 「今の君は、翠屋の店員、キラ・ヤマト君なんだから」 「士郎、さん……」 「だから、過去の自分の事で押し潰されそうになったら、俺達と過ごしたこの数週間を思い出してみてくれ。 そうすれば、君は今のままでいられる。」 いつしかキラの目から涙が零れ落ちていた。 「ほらほら、男の子が泣くな!」 バシィッと背中を叩く士郎。 「それに、もう決めたことなんだろう?大丈夫、翠屋ならどうにかするさ」 「……すみません」 「でも、一つだけ約束してくれないかな」 「?」 「ちゃんと無事に帰ってくる事。君に何かあるとなのはやみんなが心配するからな。 それに君はもうウチの家族の一員だと俺は思っている。多分俺だけじゃない。 なのはや母さんや恭也や美由希も、みんな君の事を大事な家族だと思っているさ」 「……」 嬉しかった。素直にその言葉しか出てこなかった。 こんな自分を、家族の一員だと言ってくれたその言葉が。 とても、とても嬉しかった。 「はい……ありがとう……ございます……」 止まらない涙。だけど、その涙の感情は、とても心地よかった。 そして、同じく桃子に事情を説明し、準備が出来たなのは。 荷物を持ち、玄関へと出ると。そこには既に待っていたキラがいた。 視線を交わし、三人は夜の闇を掛けていく。
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身長の比較などをする場所であります。 身長について 多くの子が平均より低めに設定されている。 レイス(167)>楓(165)≧ライ(164)>カント(162)=シューゴ(162)=フィエリア(162)≧ソラト(161)>バキ(157)≧トレノ(156)>アルカード(152)≧ユーフェ(151)≧ダズル(150)=クロノ(150)>ジム(148)=レヴィナス(148)>ラル(143)≧プラガー(142)>ベレヌス(138)>ジオ(135)>>>翔太(120)>結太(115)>>リド(105) 年齢について 肉体年齢で考慮する。 20歳以上 レイス 16歳 フィエリア 15歳 カント / シューゴ / ソラト 14歳 アルカード / ダズル / トレノ / バキ / ユーフェ / ライ 13歳 クロノ(※1) / ジム /プラガー / ベレヌス / ラル 12歳 ジオ / レヴィナス 11歳 翔太(※2) / 結太 10歳以下 リド ※1 実年齢は20↑ ※2 実年齢は6ヶ月 それぞれの親 ※Twitterリンクを付けてあります。 名前クリックでTwitterのユーザーページに飛びます。 アキさん いくささん バキ あさふじさん トレノ うととさん 翔太 / 結太 海凪爽太さん ライ ダインさん ダズル 続きさん クロノ 鉄線さん ジオ / カント とえるさん フィエリア 名無しさん プラガー / レイス / 健太 ひのといさん レヴィナス / リド 弘崎恵斗 ユーフェ ふーとさん アルカード 冬風さん シューゴ / 楓 真火さん ジム まわるさん ラル ゆうゆうさん ベレヌス 萬屋さん ソラト
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H14.2.1 PM3 57 アースラ艦内 艦橋 「手塚さん、あなたを見込んで一つ頼みたいことがあるんだけど…」 もしかして…予想は付くが一応聞き返す手塚。 「頼みたいこと?…モンスター退治か?」 「分かっているなら話は早いわ。全面的に戦えとまでは言わないけど、なのはさん達が戦っている時には手を貸してあげてほしいの」 手塚としてもモンスターは倒さねばならない。さらに協力者まで得られるとなれば、選択の余地は無しだ。 「…分かった。協力しよう」 笑顔で礼を言うリンディ。ふと、手塚が呟く。 「占いで出ていた『運命を左右する出会い』…この事だったようだな」 同日 PM4 20 アースラ艦内 食堂 「…で、これは何の騒ぎだ?」 食堂に長蛇の列が出来ている。多分アースラの全乗組員の3割くらいはいるだろう。 というかお前ら仕事はどうした。特に今最前列にいるエイミィ。 「あー…さっきなのはが『手塚さんの占いは当たる』って言ってたから…」 「なるほど、そういうことか」 ユーノ・スクライアから話を聞き、納得と同時に呆れるクロノ。 なるほど、確かに最前列でエイミィと話しているのは手塚だ。数枚のコインを持っている…今弾いた。 「そんなに当たるものなのか?」 「手塚さんが言うには『外れたのは片手で数えるほどだけ』だって」 「…それは占いじゃなくて予知じゃないのか?」 「…そう思いたくなる気持ちも分かるけど、あれは占いみたい」 多分あれは予知能力者だ。 そう思いながら、恋愛運を占ってもらっているエイミィを遠い目で見ていた二人だった。 余談だが、当のエイミィはこの日以降、クロノと目が合うと顔を赤くし、多少ぎこちなくなったという。 多分占いで「仲のいい年下の男と結婚する」とでも言われたのだろう。 第三話『新たな力』 H14.2.2 PM2 20 アースラ艦内 研究室 「デッキの解析は済んだか?」 クロノが技術班の班長に聞く。 「ええ、まあ。解析自体は済んでます」 クロノはそう聞くと、ライアのデッキを受け取り手塚の所へと向かった。 解析が済んだのなら早く返しておいたほうがいい。 そうしないとモンスターや他のライダーに襲われた時の対抗手段が無いし、それ抜きでも契約モンスターに契約破棄とみなされて食われる可能性もあるからだ。 アースラでは今、ミラーモンスターへの対抗手段を講じている。 少なくとも今はAAAクラスの魔導師でもシアゴースト数体をやっと倒せる程度でしかない。 その対抗手段のため、ライアのデッキを借りて解析し、それを基にした装備を開発している。 デッキのシステムが分かれば対策も練り様がある。そう考えたのだ。 すでに解析は終わり、残るはそのデータを利用しての装備の開発のみである。 同日 PM3 00 バニングス邸 「失礼します」 佐野が応接間へと入る。そこには既に一人の男性がいた。 何者なのかは分からない。だがここにいる以上、この家の関係者なのだろう。 何者だろう…佐野がそう考えていると、ふいに男の方が口を開く。 「君が佐野満君だね?」 「あ、はい。えっと…」 「ああ、私はデビッド・バニングス。アリサの父だ」 …アリサの父?それを聞いて脳をフル回転させる。 その結果、アリサの父=ここの主=雇い主という図式が佐野の脳内で完成した。 そんな様子に気付かないのか、佐野を椅子に座らせ、デビッドは話を始める。 「娘から話は聞いたよ。確か鏡の中の怪物と戦う仮面ライダーということだが」 この話をこうも簡単に信じている。 普通なら狂人などのように思われかねない、そんな荒唐無稽な話だというのに。 「なぜ信じたか疑問に思っているようだね?」 「ええ、まあ。こんな荒唐無稽な話、普通ならライダーかそれを見た人しか信じないでしょうから」 「確かに、私も最初は疑った。だが、アリサがそんな事で嘘をつく必要も無いだろう? それに、ここ最近起こっているという行方不明事件も怪物の仕業なら納得がいく」 驚いた。ずいぶん柔軟な思考が出来る人物のようだ。 まあ、だからこそ実業家として成功したのだろうが。 「そこで、君に頼みたいことがある」 「…頼みたいこと…ですか?」 「そうだ。モンスターがいるのなら、今回のようにいつアリサが危険にさらされてもおかしくはない。 だから、もしもの時はアリサを守ってやってくれ…この通りだ」 頭を下げるデビッド。驚いた佐野は慌てて頭を上げるよう言う。 「分かりました、任せてくださいよ。娘さんは俺がお守りしますから」 「そうか、ありがとう」 用事はこれで終わりだったようで、佐野とデビッドがともにに退室する。 ちなみに次の給料日に驚くような高額の給料が払われることになるのだが、それはまた別の話。 おそらくアリサを守る分の追加報酬も合わせた金額だろう。 H14.2.5 PM1.30 大通り ここはどうやら占い師が多く現れるらしい。占いをしている人たちがそこかしこに点在している。 手塚もそのうちの一人だった。今も客の女性の占いをしている。 「あまり良いとはいえないな。だが、立ち止まるよりは進む方がいい」 一人分の占いを終え、そろそろ昼食を取ろうと席を立とうとする。 「手塚海之さんやな?」 声に気付き、顔を上げる手塚。見ると、茶髪の少女と金髪の女性が目の前に立っている。 初対面なのに名を知っている、何者だろう。そう思っているのが分かったのか、茶髪の少女が名乗る。 「ああ、そんな身構えんでええよ。私は八神はやて。こっちはシャマル。 なのはちゃん達から話は聞いとったからな、手塚さんのことも知ってるんや」 「…なるほどな、管理局がらみの人間か」 うなずき、同意を示すはやて。 「手塚さん、腕のいい占い師やて聞いとるからな。私らも占ってくれへん?」 管理局がらみの人間がいきなり何の用かとも思ったが、何のことはない。ただ客として来ただけだったようだ。 それを理解した手塚は代金を受け取り、コインを取り出す。 そして、いつものようにコインを弾く。宙を舞ったコインは回転しながら落ちてきて、やがて止まった。 「…どうだったんですか?」 はやてに代わり、シャマルが結果を聞く。 「次に何かと戦うとき、八神、お前は新たな力を得られるだろう…そう出ている」 「…何か?何かって何なん?」 「それは出ていないが…思い当たる節はあるんじゃないのか?」 そう聞かれ、考え込むはやて。だが、それはすぐ中断されることとなる。 キィィィィン…キィィィィン… 手塚が金属音のようなものを感じ取る。それと同時に路地へと駆け出した。 はやてとシャマルが気付き、手塚を追う。 「どうしたんですか?」 「モンスターの事は知っているだろう?そのモンスターが現れたんだ!」 カードデッキを持っていると、モンスターの気配を音として感じ取れるようになる。 そう、先ほどの金属音はモンスターの気配だ。 同日 PM1 36 路地 先ほど手塚の占いを受けた女性が歩いている。 モンスターは人気の無い場所によく現れるが、そうならモンスターがここで現れても不思議ではない。 女性もその気配を感じ取るが、カードデッキが無いため音ではなく違和感でしかない。 足を止め、周りを見渡すが、特に何も見つからな…いや、ガラスに映っていないはずのモンスターが映っていた。 それに気付き、逃げる。逃げる。逃げる。 だが相手は高い機動力を持つレイヨウ型のメガゼールとギガゼール、それとオメガゼールだ。すぐに追いつかれ、捕まってしまう。 そしてミラーワールドに引き込まれかけるが、駆けつけた手塚がモンスターをミラーワールドに叩き返した。 「八神、その人を連れて逃げろ!」 そしてはやてとシャマルが女性を連れ、路地から離れる。 三人が逃げたことを確認すると、すぐさまライアへと変身し、ミラーワールドへと飛び込んだ。 同日 同時刻 アースラ艦内 艦橋 一方アースラ。 「モンスター二体の出現を確認!現在手塚さんが一人で戦っています!」 エイミィの報告を受け、すぐに指示を出すリンディ。 なのはとフェイトは技術班から改修型のデバイスを受け取り、すぐに出撃しようとするが、 「二人ともちょっと待て」 クロノに呼び止められる。何だろうと思い、なのはが聞き返す。 「どうしたの?クロノ君」 「なのは、フェイト、これを持っていけ」 そう言ってクロノが取り出したのは、青く光る小さな玉だった。 受け取ったはいいが、これが何なのかが分からない。そのことでフェイトが問う。 「これは?」 「対ミラーワールド用の追加装備だ。これならミラーワールドでの粒子化も防げるし、モンスターやライダー相手でもまともに戦えるはずだ」 それを聞き、クロノに礼を言う二人。 「礼なら技術班に言ってくれ。彼らが急ピッチで作業を進めてくれたからこれだけ早く完成したんだからな」 そして技術班に礼を言うと、転移装置で現場へと向かう。 「で、使い方だが…って、もう行ったのか」 使い方を説明する間もなく行ってしまった二人に呆れるクロノ。 仕方ないとばかりに念話を試みようとするが、そこであることを思い出す。 「…しまった、リインフォースを忘れていた」 数十秒後、クロノがリインフォースと追加装備を持って転移装置に向かう姿が目撃された。 同日 PM1 40 ミラーワールド ライアは今、二体のモンスターを相手に戦っていた。 最初にいた三体のうちの一体、メガゼールを仕留めることには成功したものの、それで残るカードはアドベントとコピーベントのみ。 しかもコピーできる武器も無いので実質使えるカードはアドベントのみ。 ライアは苦戦を強いられていたが、諦めずエビルウィップでモンズターを叩き続けた。 だが、ギガゼールに気を取られていた隙に、オメガゼールが背後から襲い掛かる。 手塚が後ろを向いたときにはもう間合いに来ていて、杖を振り下ろそうとしていた。 『Divine buster. Extension.』 次の瞬間、轟音とともにオメガゼールが消え失せる。それと同時に空から落ちてくる薬莢。 その理由を理解したライアとギガゼールは空を見る。 するとそこには、レイジングハートを構えたなのはとバルディッシュを構えたフェイトがいた。 「凄い…こんなに強化されたんだ…」 そう、その理由とは、なのはの攻撃魔法『ディバインバスター』がオメガゼールに叩き込まれたからである。 …なのはには分かっていないようだが、デバイスの強化はあくまで防御面。この攻撃力は追加装備によるものだ。 「お前達…どうやってミラーワールドに入ったんだ?」 その場に残っているギガゼールの相手をしながら、ライアが問う。 「こういう時のための追加装備を、お兄ちゃんから受け取ったの」 追加装備?聞き慣れない言葉に首をかしげるライア。 その隙を突いてオメガゼールとギガゼールが仕掛けるが、逆にかわされ同士討ちをする羽目に。 「詳しいことは終わってから話すから、今はモンスターを!」 「ほな、私も混ぜてくれへん?」 突然聞き覚えがある、しかしミラーワールドにいるはずが無い人間の声がした。 声がした方を見ると、騎士甲冑を纏ったはやてがいる。 「はやてちゃん!?リインフォースは整備中だったんじゃ…」 「クロノ君が届けてくれたんや。 ちょうどモンスターも出てるみたいやったし、これのテストも兼ねてな」 そう言って取り出したのは、なのは達が使っている追加装備と同じものだった…どうやらまだテストしてなかったらしい。 まあ、粒子化していないということと、前とは桁違いの破壊力から、ミラーワールドでの活動と戦闘力の強化は成功しているようだが。 「とにかく、今はあれを何とかするぞ。話はそれからだ」 ライアの一言と同時に戦闘が再開される。 それと同時にフェイトがオメガゼールを斬りつけた。高機動形態『ソニックフォーム』で突撃を仕掛けたのである。 その時にできた隙を狙い、エビルウィップを叩き込むライア。 さらに蹴り倒してさらなる隙を作り、一枚のカードをバイザーに装填した。 『ADVENT』 エビルダイバーが飛来し、エビルフィンでの斬撃を見舞う。 「バルディッシュ、ハーケンフォーム」 『Yes,sir.Load cartridge,Haken form.』 バルディッシュが変形を始める。その姿は先ほどまでの斧ではなく、魔力の刃を持つ鎌となった。 これがバルディッシュの格闘戦特化形態『ハーケンフォーム』である。 大鎌を振りかざし、凄まじい速度で接近するフェイト。そして… 『Haken slash.』 「やぁぁぁぁっ!」 一閃。オメガゼールが両断され、そのまま爆散した。 その頃、なのはとはやてはギガゼールと戦っていた。 「リイン、あれを使うで」 『了解です、マイスター。アドベント・システム、起動!』 アドベント・システム?聞き覚えの無い単語に首をかしげるなのは。さっきもライアが同じようなことをしたが気にしない。 杖の先に魔力が集まり、そこから何かが現れる。 現れたのはエビルダイバーだった。 「ええ!?それ手塚さんの契約モンスターじゃ…」 ライアの方を見る。エビルダイバーがすでに呼び出されていた。 ならばなのはの目の前にいるこれは何だ?エビルダイバーがもう一体いるとでも言うのだろうか。 「何や、クロノ君から聞いてへんかったん?」 なのはは追加装備…いや、『アドベント・システム』の詳細を知らない。もっとも、詳細を聞かずに出撃したからだが… とにかく、今はそれはどうでもいい。そのシステムでエビルダイバーがもう一体現れたのは確かだから。 「まあええわ。なのはちゃん、私らがモンスターの気を引く。その間に砲撃の準備しといて」 そう言うと、はやてがエビルダイバーとともにギガゼールへと向かっていく。 時間もあまり残っていない。だから一回の魔法で仕留める必要がある。 それを理解しているのかいないのか、なのはが予備弾をポケットから取り出そうとする。が、一発も入っていない。 「…レイジングハート、カートリッジはあと何発残ってる?」 『残弾は四発です』 「その四発を全部ロードして。それでアクセルシューターを使うよ」 『All right.』 ドンッドンッドンッドンッ! 残弾四発が全てロードされる。それと同時に魔力弾がなのはの前に作り出される。 魔力弾はどんどん増え続け、最終的にはもの凄い数になった。ざっと50は超えている。 「はやてちゃん、準備できたよ!」 「分かったで。エビルダイバー!」 はやての指示とともに、エビルダイバーがギガゼールを空中に跳ね上げる。 この瞬間、ギガゼールの消滅が確定した。 「行くよ、レイジングハート!アクセルシューター、シュートォォォォォ!!」 『Accel Shooter.』 無数の魔力弾がギガゼールへと向かっていき、そして当たる。 着弾箇所が一箇所ずつ削られ、着弾のたび穴が開き、最後にはエネルギー光以外何も残らなかった。 エネルギー光はこの後、手塚のエビルダイバーがおいしくいただきました。 次回予告 「アドベント・システム…」 「あれ?俺、これどこかで…」 「折れたァ!?」 「お前…ライアの手塚海之!?」 仮面ライダーリリカル龍騎 第四話『龍の再誕』 戻る 目次へ 次へ
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"ネクロノミコン"の契約 読み:"ねくろのみこん"のけいやく カテゴリー:Event 作品:斬魔大聖デモンベイン 【使用】自分の手札を好きな枚数控え室に置く。 Battle ターン終了時まで、目標のキャラ1体の攻撃力と耐久力が控え室に置いた枚数分上昇する。 illust:Nitroplus NP-T01 収録:トライアルデッキ 「OS:ニトロプラス1.00」 控え室に手札を置くことでキャラを強化するイベント。 単体で上昇値を持たないため狩猟の心得の下位互換であり、使用する際は"ネクロノミコン"であることを利用したい。
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「千年祭で遊ぶ」案 12/5じょぬ:ゴンザレスの歌のSEですが、ゴンザレスのねばさんが入りやすいように冒頭にパーカッションを入れたものをロダにあげておきました。SEの差し替えをお願いします! 11/19もる子:SE大幅に入れ替えました。 SE番号は、最後のベッケラーの部分で変わってきてます。 11/14じょぬ:SEを全部ロダにあげてきました!なにかあれば差し替えを。 11/8ねこみ:BGM全部つけました。 【登場キャラ】 クロノ→百神シュン マール→もる子 ルッカ→じょぬ ロボ→pilier カエル→ロウ エイラ→ねこみさん 魔王→テケ ベッケラー→ニートダーネ500円 ゴンザレス→粘らっぱ~ キーノ→pilier リーネ→もる子 タバン→くめじろう ジナ→豆太郎 ビネガー→香柳 マヨネー→テケ ソイソー→香柳 レース受付→ニートダーネ500円 鐘叩きのおじさん→粘らっぱ~ 酒飲み対決のおっちゃん→百神シュン ======================================================== (BGM:ガルディア王国千年祭) (みんなで歌う→歌い終わったら、音楽を少し小さくして本編スタート) クロノ「ふぅ、ここに来ると、帰ってきたって感じがするよなー」 マール「そうだね、ここが私たちの時代だもんね!」 ルッカ「たまには千年祭でゆっくり遊ぶっていうのもいいわよね。戦いばかりの毎日じゃ疲れちゃうもの」 カエル「…ん?…な!なんだコレは?!」 マール「え?どうしたのカエルさん?」 ルッカ「これは、ベッケラーの実験小屋の貼り紙ね。何々… 見世物小屋に新たな景品が加わった!難関のゲームをクリアして景品を手に入れろ! 景品は…建国千年記念…ガ、ガルディア城?!」 クロノ「え?!あのお城が景品?!」 マール「何それ、私聞いてないよ?!」 カエル「由緒あるガルディア城が景品だと?!この時代の王は一体何を考えてるんだ?!」 ルッカ「でも、ここにはそう書いてあるし、何よりこの条件は異常だわ。 難関ゲームをクリアして初めて手に入るみたいだし、そのゲームに1回チャレンジする為に必要なシルバーポイントは… 10000ポイント」 ロボ「そうカンタンにてにはいらないところをみると、まちがいではないカノウセイもたかいですね」 エイラ「どうした?なにかたいへんか?エイラむずかしい、わからない」 ルッカ「建てられてから千年も建つお城ですもの。これを期に新しく作り直すのかもしれないわね」 マール「嫌だよ…あのお城には私の思い出がいっぱいつまってるの…他の人のものになるなんて絶対に嫌!」 カエル「マールが国王に言えば何とかなるんじゃないのか?」 ルッカ「それは無理ね、クロノが裁判にかけられた時にマールに発言力が無い事は明白になってるし、何より今は「城出中」よ?」 ロボ「なんとかならないものでしょうか…」 クロノ「そうだ!だったら、俺達が景品でガルディア城を手に入れればいいんだ!そうすれば、他の人の手に渡らずにすむ!」 マール「そうだよ!そうしよう!頑張ってガルディア城を守ろう!」 ルッカ「まぁ…確かに一番正当な手段よね。でもまず最初の問題は、シルバーポイントが10000も必要って事。 地道にやっても相当な時間がかかるわよ」 ロボ「ひとでがあれば、なんとかなるかもしれません。ほかのじだいからもすけっとをあつめましょう!」 カエル「それは確かに名案かもな。よし、じゃあそっちは任せるぜ!」 (BGM:フェードアウト) (BGM:えくす/フォルダ1/時を渡る翼 シルバード) ロボ「というわけでミナサン、よろしくお願いします」 エイラ「キーノ、よくわからない、でも、きょうりょくする!」 キーノ「うん、がんばる」 マール「リーネがこの時代にいるのって、何か不思議だね!」 リーネ「えぇ、こんなに活気あふれたガルディアを見られるなんて素敵ですわ」 ルッカ「お父さん、ジナおばさんも、忙しいのにごめんなさいね」 タバン「いいぜ、面白そうだからな・・・やってやんぜ!!」 ジナ「そうよ、私に出来る事なら何でも言ってちょうだい!」 クロノ「よし!じゃあみんなで手分けして、頑張ってシルバーポイントを集めるぞ!」 みんな「おーーーーー!」 タバン「熱い展開になってきたぜ!!」 (BGM:フェードアウト) (BGM:じょぬ/スペッキオでバカンス) マヨネー「んふふ♪聞いちゃったー♪あいつらの後をこっそりつけてみたけど、 まさかこんな美味しい話が聞けるとは思わなかったのヨネー♪」 ソイソー「ガルディア城を入手。すなわち、我ら魔王軍の勝利!」 ビネガー「ぎえ~っへっへ!根城も無くて困っていたしな。なんとしてもあいつらより先にガルディア城を手に入れてやる!」 (BGM:フェードアウト) (→ここからそれぞれのアトラクションへ) 【レース予想】 登場キャラ→ルッカ、クロノ、タバン(ビネガー)、受付&レースを実況する人 (BGM:ガルディア王国千年祭) クロノ「さて、俺たちはどれをやろうか?」 ルッカ「そうねぇ、シルバーポイントを一番多くもらえるとなると…やっぱりアレかしらね」 タバン「っはああ!!wwwレース予想か、いいじゃないか!勝負事かあ!熱い展開になってきたぜオイ!!」 ルッカ「それに、この天才ルッカ様の頭脳にかかれば、予想は絶対に的中よ!」 クロノ「すごい自信だな」 ルッカ「当たり前でしょ!さぁ行くわよ!」 (BGM:しぼる) (クロノ達はける風に後ろ向いたり) ビネガー「ぎえ~っへっへ!そうは問屋が卸さないぜ!ガルディア城はわしらの物だ!徹底的に邪魔しちゃるー!ぎえ~っへっへ!」 (クロノ達戻り) (BGM:音量戻す) タバン「おうおう、相変わらず人がてんこもりだぜオイ!!」 クロノ「そうですね、まぁ、的中すればシルバーポイントが一番多くもらえる訳だし、何より予想するだけって気軽さもありますからね」 ルッカ「2人共ー!こっちこっち!…この4人の走者の中から、レースで一位になる人を予想するのよ」 クロノ「てっかめんランナー、ほいほいソルジャー、うっちゃれダイナ、スイートキャットか」 タバン「普通に考えて、猫が、オイぬこがようオイ、どう考えても勝てるわけねえよ!?厳しい戦いだぜ!!」 クロノ「それにてっかめんランナーも、あんなに重そうな鎧を着てちゃ速くは走れないだろうな」 タバン「オイオイ残りの2人のどちらかって事じゃねーか、簡単じゃねぇか、どっちの一等賞でしょうって事だなオイ!?」 ルッカ「ふ…甘いわね、2人共」 タバクロ「ん?」 ルッカ「確率というのはちょっとした見た目だけで算出出来るものじゃないわ。 より多くの情報を集め、それを全て合わせて初めて答えが導き出されるのよ!」 クロノ「じゃ…じゃあ、ルッカの予想はどうなんだ?」 ルッカ「さっき、受付に置いてあった今日1日の初レースからの順位結果表をこっそり見てきたわ。それと、観客への聞き込みもね。」 クロノ「いつの間に…」 ルッカ「そこから導き出された結果…。次のレースは、スイートキャットが1位よ!!!」 タバクロ「えぇ?!」 タバン「ちょ…ちょっと待て!どう考えても厳しい戦いだぜオイ?!」 クロノ「そうだよ!うちにいるみたいなあんなちっちゃな猫が…」 ルッカ「ふふ♪まぁ黙って見てなさいって!」 レースの受付「さぁ、次のレースがスタートしますよ!準備はいいですか?よーーーい…」 (BGM:フェードアウト) (SE:C-01:ピストル) (BGM:えくす/フォルダ1/Hightension Wire) レースの受付「始まりました、本日25回目のレース! 1日走り続けるという状況下にありながら、お互い全く譲らないレース展開を見せてくれています! 現在トップはうっちゃれダイナ!顔色1つ変えず余裕の走り! おおっと!ここでうっちゃれダイナに追いついてきたのは!なんとスイートキャット!!!」 タバクロ「おおお!!」 クロノ「マジか…」 タバン「ぬこキターーーーーーーーーーーーーーーーーー!」 ルッカ「ふふ♪」 レースの受付「ハンデにもなりかねないその小さな体が…今…抜いたーーー! スイートキャット!うっちゃれダイナを抜いて、現在トップです!!」 クロノ「よし!そのまま行けー!スイートキャット!!」 タバン「いいぜいいぜオイ!頑張れースイートキャットぉ!!熱い展開だぜ!!世界記録狙えんじゃねーのか!?」 レースの受付「速い!速いぞスイートキャット!このままトップでゴール…と…おおっと! なんとスイートキャット!突然コースから外れた!!」 ルッカ「ちょ!なんですって?!」 レースの受付「スイートキャット、コースから外れたまま戻ってきません!…とここで、うっちゃれダイナがトップでゴール! 続いてほいほいソルジャーが2位でゴールです!」 (BGM:フェードアウト) (BGM:ガルディア王国千年祭) ルッカ「な…なんでこんな事に…私の計算は正しかったはずなのに…」 クロノ「ま…まぁしょうがないよ!アクシデントはつきものさ!ルッカの計算外の事だよ!うん!」 タバン「おうよ!!まだレースは控えてんだ、次また頼むぜルッカ!いや走んのはルッカじゃねーけどさ!!」 ビネガー「ぎえ~っへっへ!俺様が発明したネズミ型ラジコンでの誘導作戦は見事成功だ!どんどん邪魔しちゃるーー!!」 ルッカ「そ…そうね、これは計算外のアクシデントなのよ!次こそは100%当ててみせるわよ!」 (BGM:フェードアウト) (BGM:えくす/フォルダ2/世界変革の時) ルッカ「さぁ、次に勝つのは…てっかめんランナー!あんたに決めたわ!!」 (SE:C-02:ねこみさん/レースのババーン) レース受付「おおっとぉ!突然コースにバナナの皮が!てっかめんランナー転倒だぁ!!」 ルッカ「な…なんの!ほいほいソルジャー!死ぬ気で走りなさい!」 (SE:C-02:ねこみさん/レースのババーン!) レース受付「なんとほいほいソルジャー!腹痛で途中棄権!!」 ルッカ「く…うっちゃれダイナ!!!」 (SE:C-02:ねこみさん/レースのババーン) レース受付「うっちゃれダイナ!カメラのフラッシュに驚き、野生の血が目覚めて暴れ始めたぁ!!!」 ビネガー「どうだどうだ!わしの完璧な作戦!お前らがシルバーポイントを手にする事はなーーーーーい!」 ルッカ「……」 クロノ「ル…ルッカ、レース予想はちょっと難しいみたいだから、他に行こうよ、ほら、まだまだ沢山あるし!」 タバン「そうだな!ゴンザレスの様子でも見に行くか!お前の自信作、きっと熱い視線が集まるぜ?!オイ!!」 ルッカ「…ふ…」 クロノ「ルッカ?」 ルッカ「ふふふふふふふふふふ!いいわ!ここまで天才的な私の頭脳が否定されたのは初めてよ! やってやるわ!私の導きだした答えが的中するまで!!」 クロ「えぇーーーー?!」 タバン「オイオイ勝算あんのか!?勝てんのか!?」 ルッカ「こんなに屈辱的な気分のまま終われる訳がないでしょ?! 次こそは…次こそは絶対に的中させてみせるんだからあああああああ!!!」 (BGM:フェードアウト) 【鐘叩き】 登場キャラ→魔王、カエル、リーネ、受付するおっさん (BGM:ガルディア王国千年祭) カエル「シルバーポイントか。なるべく確実に集めたいな。」 魔王「ふん、くだらん。」 カエル「ガルディア城の命運がかかっているんだ。ただの遊びじゃないぞ。」 魔王「私には、関わりのないことだ。」 カエル「お、鐘をたたいてシルバーポイントをもらうのか。地道だがしっかり集められそうだ。おい魔王、お前も働け。」 魔王「…くだらん。」 カエル「言っておくが、俺はお前がこの旅に着いてくるのを認めたわけじゃない。 クロノたちがそれでいいと言うから、百歩譲って一緒に行動してやってるんだ。自分の立場をわきまえろ。」 魔王「なんだと。」 カエル「なんなら、いますぐにここで決着をつけてやってもいいんだぜ。」 魔王「これは祭りなのだろう。祭りの最中に決着とは…。無粋な両生類もいたものだ。」 カエル「そうか、なるほど、俺に負けるのが怖いんだな。」 魔王「見くびるな、両生類。どうしてもと言うのなら、この場に見合った勝負の付け方はどうだ。」 カエル「?!やるのか、鐘たたき…?」 魔王「他に何がある。」 カエル「さっきまでくだらんって…」 魔王「嫌ならいい。」 カエル「…。望むところだ。」 マヨネー「あぁ!あれは魔王様!もー!魔王様がいなくなって、マヨネーはとっても寂しかったのヨネー! 本当なら魔王様の味方をしたいところだけど、ここはワタシの術で邪魔させてもらうのヨネー♪」 (BGM:フェードアウト) (BGM:えくす/フォルダ2/カエルのテーマ) カエル「まずは俺からいかせてもらう。はじめから一気に差をつけてやるぜ。せやぁっ!!」 (SE:C-03:もる子/スカッ_ザ・マッチメイカァズ) カエル「…くそ、今度こそ…」 魔王「ふっ。口ほどにもない。こんな子供の遊びすらまともに出来んとはな…。ふんっ!」 (SE:C-03:もる子/スカッ_ザ・マッチメイカァズ) カエル「…子供の遊びがどうしたって?」 魔王「…。」 カエル「よし、次こそは…」 リーネ「カエルー!」 カエル「・・!リーネ様!?」 リーネ「マールに呼ばれて来てみたのです。先程あなたの姿が見えなかったので、探していたのですよ。 それはそうと、カエルはどの遊びをしていたのですか?」 カエル「あ・・いや、その・・」 魔王「…ふん」 リーネ「・・あなたは・・?」 カエル「いえあの・・これにはその・・」 リーネ「新しいお仲間ですか?楽しそうですね!」 カエル「は…はい。さようでございます。」 リーネ「あぁ!もしかしてこの遊びをやっていたのですか?えぇと、これを叩けばいいのかしら?私もやってみていいですか?」 魔王「…好きにしろ。」 リーネ「よし・・ せーの!」 (BGM:止め) (SE:C-04:カーン!!) リーネ「あら?」 カエル「あ」 魔王「あ・・」 マヨネー「あぁ~!ダメなのヨネー!女にはワタシの能力が効きにくいのヨネー!キィーー!」 受付「やったね!! シルバーポイントカードに1ポイントためておくよ!!」 リーネ「まぁ!うふふっ」 (SE:C-05:ちゃんちゃん♪) 【早飲み競争】 登場キャラ→エイラ、キーノ、早飲みを競う人 (BGM:ガルディア王国千年祭) 早飲みのおじさん「おう、ねぇちゃん!飲み比べで勝負するかい?」 エイラ「ここか!クロたち、エイラたち、ここいけいった、さけいっぱいのめる、きいた!」 おじさん「おもしれぇねぇちゃんだなぁ、そうだぜ、ここでは酒の飲み比べで勝負だ!やるかい?」 エイラ「エイラやる!キーノ、そこでみてろ」 キーノ「うん!エイラ、がんばれ!」 おじさん「よーしいくぞ!よーい、どん!」 (エイラ、いとも簡単に飲みきる) エイラ「ふぅ…、なんだコレ?さけか?みずか、おもった」 おじさん「ねぇちゃんやるな…女だと思って甘く見てたぜ…」 キーノ「エイラ、むらいちばん、さけつよい!エイラまけた、クロだけ」 おじさん「よし、とりあえずシルバーポイントに5Pつけとくよ」 エイラ「…これ、さけのむほど、もらえるか?」 おじさん「そうだな、飲み比べで勝てばいくらでもやる。だが、次からはそう簡単には勝たせねぇぜ?」 エイラ「もちろん!エイラ、いつもほんき!おまえも、ほんきだす!」 おじさん「言ったな?じゃあ次は本気の勝負だ!いくぞ…」 エイラ「まて」 おじさん「ん?何だ?まさか怖気づいた訳じゃないだろ?」 エイラ「ちがう!エイラ、これ、さけおもえない、ほんきしょうぶする、いいのある!」 キーノ「エイラ、まさか、あれのむか?」 エイラ「ああ!キーノ、だす!」 キーノ「う…うん」 (ごそごそ) キーノ「これ」 おじさん「何だこれは?…ん?この匂いは…酒か?」 エイラ「がんせきクラッシュいうさけ、クロたち、じだいいくきいた、おみやげ」 キーノ「おみやげ、ここで、のむか?」 エイラ「しょうぶ、かんたんかつ、やだ、おみやげ、またもってくる!」 キーノ「エイラ、むちゃする…キーノしらない」 おじさん「この酒で勝負したいって事か?」 エイラ「ああ!がんせきクラッシュ、とてもついよいさけ、でも、エイラまけない!」 おじさん「そうか、俺も酒飲みとして、飲んだ事のない強い酒ってのは気になるしな。よし、受けて立つぜ!よーい…どん!」 (BGM:えくす/フォルダ5/ビッグブリッジの死闘) (1杯飲んで) おじさん「?!何だコレ?!何て強い酒だ…!」 エイラ「なんだ、もうだめか?」 おじさん「ふん!まだまだこれからよ!」 エイラ「ああ!しょうぶ、これから!」 (ごくごく→僅差でエイラの勝ち) エイラ「ふぅ…どうだ?エイラまけない!でも、おまえすごい!」 おじさん「く…ねぇちゃんもすげぇが、この酒もかなりすげぇ…。へへ、久しぶりにこんなに熱い勝負をしたぜ…」 エイラ「よし、まだまだしょうぶ!エイラ、おまえとさけのみたい、ぽいんと、もっとひつよう!」 おじさん「ふ…上等だ!どっちかがぶっ倒れるまで勝負だ!!!よーい…どん!」 (ごくごく) (BGM:しぼる) キーノ「…キーノ、おうえんするだけ、さみしい…」 (BGM:フェードアウト) 【ゴンザレス】 登場キャラ→ロボ、マール、ジナ、ゴンザレス (BGM:ガルディア王国千年祭) マール「それでね、この先にいるゴンザレスと対戦して、勝つ事が出来たらシルバーポイントが貰えるの!」 ジナ「あら、こんなおばちゃんでも出来るかしら?」 ロボ「ダイジョウブです。ロウニャクナンニョだれでもたのしめるよう、プログラミングされています」 ジナ「そう?じゃあ私はこのモップで戦っちゃおうかしら♪」 マール「あ!それ前にヌゥから手に入れたやつ!」 ジナ「クロノがお土産にってくれたのよ」 ロボ「それをあつかえるなんて、サスガはクロノのおかあさんですね」 (BGM:しぼる) ソイソー「ん?戦闘と聞いて来てみれば、女子供と子守ロボットだけか…。少々気が引けるが、邪魔させてもらうぞ」 (BGM:音量戻す) マール「見て見て!あれがゴンザレスよ!」 ジナ「あらまぁ、ルッカは流石ねぇ、こんなロボットまで作っちゃうなんて」 ロボ「ルッカはワタシのコトもなおしてくれました。それに、このジダイにここまでのロボットをツクレルのはホントウにスゴイことです」 (BGM:フェードアウト) (SE:C-06:ゴンザレスのお歌) ゴンザレス「あ~ゴンザレス、オ~レはつよい、オ~レに勝った~ら~1~5~ポイント♪」 ジナ「歌まで歌うの?すごいわねぇ…あら、近くで見ると結構大きいのね」 マール「本当だ!そういえば、じっくりと近くで見た事なんてなかったなぁ」 ジナ「ん?このボタンは何かしら?」 (SE:C-07:もる子/ボタンポチッ_自遊素材ホームページ) (ゴンザレスSEここまで) (SE:C-08:サイレン) マール「え?な…何?!」 ロボ「た…タイヘンです!それはチョウセントウモードへのきりかえボタンです!」 マール「ええええええ?!」 ジナ「あら、まずい事しちゃったのかしら?」 (BGM:えくす/フォルダ4/四魔貴族バトル2) ゴンザレス「あ~ごんざ~れっすぅ!お~っれっはつっよっいい~~~!!!」 ロボ「マール、あぶない!」 マール「きゃっ!」 (SE:C-09:ねこみさん/SE09のドゴーン!) マール「な…なにこれ…」 ロボ「キケンです!すぐにカイジョボタンをおさなければ」 マール「でも、こんなに強いのにどうやって近づくの!?」 ロボ「そ…それは…」 ジナ「ごめんなさいねぇ、私が余計な事をしちゃったから…」 (SE:C-09:ねこみさん/SE09のドゴーン!) マール「このままじゃ、人の多い広場まで行っちゃうよ!」 ロボ「そうです、ワレワレがなんとかしなければ!」 ジナ「私も、責任取って頑張るわね!」 ゴンザレス「お~れにかっっった~らぅあ~!!」 マール「ロボ!行くわよ!」 ロボ「はい!」 マール「アイス!!!」 ロボ「タックル!!!」 (SE:C-10:ねこみさん/SE10のガシーン!) ゴンザレス「ギギ…1~~~5~~~~ポォイントォォォ!!」 ジナ「母の強さを見せてあげるわ!えーーーい!!」 (SE:C-11:パコーン) マール「ほーらこっちよー!おしりペンペン♪」 ロボ「いまです!ロケットパーーーンチ!」 (SE:C-12:もる子/ロケットパンチ発射_ザ・マッチメイカァズ) ゴンザレス「あ~~~~ゴゴゴンザレスス~~~」 (SE:D-01:もる子/ロケットパンチ弾く_ザ・マッチメイカァズ) ロボ「ああ!はじきとばされてしまった!」 (SE:D-02:もる子/ロケットパンチ爆発_ザ・マッチメイカァズ) マール「きゃあああ!!」 ロボ「マール!」 マール「うぅ…」 ロボ「ど…どうすれば…」 (SE:D-03:ねこみさん/ゴンザレスボタン音002) (SE:D-04:もる子/モップが転がる_効果音源) (BGM:フェードアウト) ゴンザレス「お~れ…は…つよ…」 (SE:D-05:ねこみさん/プシュー) ロボ「い…いったいなにが?!」 ジナ「あらあら、まさか当たっちゃったのかしら?」 マール「ジ…ジナさん、ジナさんがやったの?」 (BGM:pilier_bro_music/ppr2/romc) ジナ「えぇ…いえね、クロノが子供の頃によく「かいてんぎり~!」ってやってたものだからそれを真似してみたんだけど、 手からモップがすっぽ抜けちゃって…」 ロボ「それが…ぐうぜんにもカイジョボタンにあたった…」 マール「ジナさんすごーい!」 ジナ「あらあら、ふふふ」 (SE:C-06:ゴンザレスのお歌(1回分だけ)) ゴンザレス「あ~ゴンザレス、オ~レはつよい、オ~レに勝った~ら~1~5~ポイント♪」 マール「あ!ゴンザレスもいつも通りに戻ったみたい!」 ロボ「そうですね、どうなるかとおもいましたが、これでひとあんしんです」 マール「じゃあ、ちょっと時間かかっちゃったけど、今から地道にシルバーポイントを稼ごっか♪」 ジナ「そうね」 ロボ「がんばりましょう」 ソイソー「く…まさかこちらに向かってロケットパンチが弾かれてくるとは…む…無念…がくっ」 (BGM:フェードアウト) 【実験小屋】 登場キャラ→キャラ全員、ベッケラーさん (BGM:ガルディア王国千年祭) クロノ「えっと…9800…9900…10000!よし!シルバーポイントが10000集まったぞ!!」 マール「やったー!やっぱり、みんなで力を合わせれば何だってできるんだね!」 ルッカ「えぇ!でも、喜ぶのはまだ早いわ。このポイントを使った難関ゲームをクリアしないとガルディア城は手に入らない。 しかも、ゲームに失敗したらまたシルバーポイントの集め直しよ?」 ロボ「それはなんとしてもさけたいですね」 カエル「絶対に1回のチャレンジで決めないとな」 クロノ「じゃあみんな!ベッケラーの実験小屋へ行こう!」 (BGM:フェードアウト) (SE:D-06:水滴) ベッケラー「へっへっへっへ♪ようこそ、ノルシュティン・ベッケラーの実験小屋へ。 今から世にも恐ろしいショウがはじまる。シルバーポイントカードいくらはらうかい?」 クロノ「シルバーポイントは…」 ビネガー「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 (SE:D-07:ババーン!) (BGM:えくす/フォルダ3/お尋ね者との戦い) ビネガー「そのシルバーポイントはわしらのモノだ!」 カエル「ビネガー?!なぜここに?!」 マヨネー「そんな事は、あんた達おこちゃまには関係ない事なのヨネー♪あ、魔王様は素敵なのヨネ♪」 魔王「…お前ら…」 ソイソー「さぁ、そのシルバーポイントを我らに渡してもらおうか」 エイラ「それだめ!これ、みんながんばってあつめた!おまえらのもの、ちがう!」 ビネガー「あああああああああああああ!あんな所にUFOが!!!」 みんな「え?!」 マヨネー「あはん♪引っかかったのヨネー♪いただきっ!なのヨネー!」 (SE:D-08:もる子/シルバーポイントを奪う_ザ・マッチメイカァズ) (動作:シルバーポイント奪う) クロノ「あぁ!とられた!」 ソイソー「さぁ、このシルバーポイントを賭けて勝負だ!」 ルッカ「ちょっと!あんた達汚いわよ!」 ビネガー「勝負に汚いも綺麗もあるかー!なんとしてもガルディア城を手にいれるんだ!」 ベッケラー「シルバーポイント10000を賭けるんだね。じゃあ挑戦してもらうゲームは…」 マール「そ…そんな…みんなで頑張ったのに…」 カエル「く…でも、この状況じゃあもう遅いみたいだな…」 マール「でも…」 (SE:D-09:ガキン!) ビネガー「ぎゃー!なんだコレは!」 (SE:D-10:ドカン!) マヨネー「ちょっと!こんなの出来るわけないのヨネー!」 (SE:D-11:ドガシャーン!) ソイソー「くっ…こんな所で諦めてたまるかっ!」 (SE:D-12:ドカバキグシャーン!!!) (BGM:フェードアウト) ビネガー「はぁはぁ…な…なははは!なんとかクリアしたぞ!これでついに、ガルディア城がわしらの物に!!」 ベッケラー「おめでとう!景品はこれだよ!」 ビネガー「ん?…なんだこれは?」 ベッケラー「建国千年記念、ガルディア城ミニチュアフィギュア!部屋にかざってね。」 マヨネー「こ…こんなの…聞いてないのヨネ…」 ソイソー「こんな物の為に…我らは…」 (BGM:えくす/フォルダ1/遥かな時の彼方へ) マール「え…えっと…」 ルッカ「まぁ…良かったんじゃない?」 カエル「とんでもない勘違いだったようだな」 エイラ「なんだ?なにかあったか?まだたのしいことあるか?」 クロノ「あ…」 マール「うん…そうだね、みんなで一緒にいっぱい遊ぶ事が出来たし、お城もなくならないし、結果オーライだよね!」 ルッカ「そうね、楽しい1日だった事は間違いないわね」 くすくす…小さな笑いからだんだんと大きな笑いになり、みんなで笑いあう ビネガー「ぐぬぬぬ…こんな物…こんな物…いるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 (BGM:フェードアウト) (おしまい) ========================================================