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キモウトinコミケ~兄を探して三千里~ キモウトとひきこもり兄(キモウトinコミケの続き) キモウトとひきこもり兄Ⅱ(乙女の迷走) キモウトとひきこもり兄Ⅲ キモウトとひきこもり兄Ⅳ キモウトとひきこもり兄Ⅴ キモウトとひきこもり兄Ⅵ
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455 キモ兄とキモウト ◆YMBoSzu9pw sage 2009/08/18(火) 03 45 01 ID t1uwgf6Q 私には素敵なお兄ちゃんがいる。 優しく、かっこよくて。妹の私を可愛がってくれる。 私がいじめられて泣いてしまったときには、泣き止むまで一晩中傍にいてくれたりもした。 私の(ちょっと過度の)甘えも、笑って受け入れてくれる。 そんな素敵な、愛しのお兄ちゃんなのだ。 だが、それも昔の話。 今のお兄ちゃんは、ほとんど毎日家に籠り、パソコンに向かって何かハアハア言っている。 伸びきった髪はボサボサで、瓶底メガネをつけ、アニメTシャツをズボンにイン。……どんなテンプレオタクだよ。 大学を卒業してから、もう一年もそんな状態だ。いったい何でお兄ちゃんが変わってしまったのか、それは私にもわからない。 とにかくお兄ちゃんは、そんな気持ち悪い兄、略してキモ兄になってしまったのだ。 もちろん、私は昔みたいなお兄ちゃんに戻って欲しい。 そこで今日はちょっとした作戦を実行することにした。 コンコン、とお兄ちゃんの部屋のドアをノックする。返事はないが、いつものことなので遠慮せずに開ける。 お兄ちゃんは、いつも通りパソコンの前に座っていた。入ってきた私を無視して、パソコンの画面をじっと見ている。 少し遠くてよく見えないが、あれは確か「にちゃんねる」とかいう気持ち悪い掲示板だ。 私は小さく息を吸って、愛嬌たっぷりに呼びかける。 「お・に・い・ちゃ・ん」 昨日見た、お兄ちゃんの好きなアニメキャラの声優の声を真似てみた。うん、我ながらちょっと気持ち悪いかも。語尾にハートマークがつきそうな勢いだ。 だけどお兄ちゃんの好みにはあってるはずだ。 「……何?」 う……、だけど返ってきたのは鈍い反応。しかも顔はパソコンに向かったまま。 ……ちょっと落ち込むけど、ここで挫けちゃ駄目だ。 「話すときは、私の顔を見て欲しいなあ」 プウとわざとらしく頬を膨らませて、ちょっと拗ねたように言ってみる。 ついでに、少しモジモジした感じでもう一言付け加える。 「……私も、お兄ちゃんの顔、見たい」 よし、これでお兄ちゃんもイチコロだ! そして振り返ったお兄ちゃんの顔は……あれ? 怒ってる? 「…………何?」 しかも不機嫌な反応。 ……お兄ちゃんはこういうの、好きじゃないのかな。 つまりあれだ。お兄ちゃんにそういう「ぞくせい」とかいうのがないんだ。 456 キモ兄とキモウト ◆YMBoSzu9pw sage 2009/08/18(火) 03 45 56 ID t1uwgf6Q まあいい。今回の仕込みはそれだけじゃない。 露出の多いキャミソールに、下はパンツだけ。肌はさっき入った風呂の影響で少し上気し、おまけにうる目。 ……ふふ、いくらお兄ちゃんでも、これには少しぐっとくるでしょう。 そう思ってお兄ちゃんの目をじっと見つめていると…… 「…………何?」 あれ、さっきより不機嫌? 何でだろう、何かまずったかな。 ていうかさっきから私、「何」しか言われてない……。 むう……とりあえず、ここでお兄ちゃんを怒らせるのはまずいかもしれない。後の作戦にも支障が出る。 この場は、普通に用件を伝えて去ることにしよう。 「お風呂あいたから、入っていいよ」 できるだけいつもの調子に戻して喋った。 「わかった」 無愛想な反応だ。 だけど、見てなさいよ。ここまではまだまだ序の口。作戦の本番はこれからなんだから……! 私は自分を鼓舞すると、お兄ちゃんの部屋を出て自分の部屋に戻った。 作戦の準備のために着替えつつ、廊下の様子を窺う。しばらくしてお兄ちゃんが部屋を出て、風呂に向かった。 浴室に入ったのを確認して、私は早足で再びお兄ちゃんの部屋に戻った。 あとはお兄ちゃんを待つだけ……なんだけど、少し気になったのでパソコンのところに向かった。パソコンの電源はつけっぱなしだ。 少しマウスを操作して、「にちゃんぶらうざ」とやらを起動する。ふふ、こんな時のために操作を勉強しておいたのだ。 さらにいくつかクリックをすると、お兄ちゃんの見ていた「すれっど」がいくつか出てきた。 とりあえず『二次元に行きたい』とかいう「すれっど」を開いてみる。 『二次元という名のエデン』 『三次元の女に価値などない』 『パソコンのモニタに突っ込めばいけるんじゃね?』 うう、なんだか気持ち悪い。でもお兄ちゃんもこれを見てたってことは、同じようなことを思ってるのかな。 待っててねお兄ちゃん、もうすぐ私が現実に引き戻してあげるからね……! 次に『愛里たんにハアハアするスレ139』というのを見てみた。 「愛里たん」というのが、お兄ちゃんが「嫁」と呼ぶキャラであることは調査済みだ。 457 キモ兄とキモウト ◆YMBoSzu9pw sage 2009/08/18(火) 03 47 43 ID t1uwgf6Q なになに……? 『愛里たんハアハア』 『愛里たんに踏まれたい』 『愛里たんのおしっこ飲みたい』 な、何て気持ち悪い連中だ……! 吐き気がする。 私は首をぐるりと回して、部屋の隅のベッドを見た。その上には「愛里たん」の抱き枕が転がっている。 大きな口で笑うその顔を見て、一気に私の中に嫉妬の炎が燃え広がった。 くそっ! 私は沸き上がる不快感のままに、机に置かれたハサミを手にとりベッドに駆ける。 「この泥棒猫め! 泥棒猫め!」 抱き枕にブスブスとハサミを突き刺す。 こいつがお兄ちゃんを……! こいつさえいなければお兄ちゃんは……! ブスッ! ブスッ! 「はあ、はあ……」 何度も突き刺された抱き枕は、空いた穴から綿が飛び出し見るも無惨な姿になっていた。 「ふふ、私のお兄ちゃんに手を出すからこうなるのよ……!」 無言で横たわる目の前の泥棒猫(抱き枕)に向かって、悪態をつく。 ガチャリ。 「ふう…………って、え?」 「あ、お兄ちゃん」 お兄ちゃんがお風呂から戻ってきた。ちなみに私は、無惨な泥棒猫の死体を跨いで手にハサミを持った状態である。 「な、何してるんだよ!」 「え? ……あ」 しまった! 泥棒猫の始末に夢中になって、作戦のことをすっかり忘れていた。 待ち伏せしてお兄ちゃんを驚かす作戦は失敗してしまったが、仕方がない。私は急いで起き上がると、お兄ちゃんに駆け寄った。 「ふふー、似合う?」 私はスカートの裾を軽く手に持ち、ゆっくりと一周回る。 私が着ているのは、作戦のために自分で裁縫して作ったドレスだ。何のためについてるのかよくわからない装飾に、派手な原色の生地。 ……泥棒猫と同じ格好なのが癪だが、これがお兄ちゃんの好みなんだろうから仕方がない。「愛里たん」のコスプレではない、断じて違う。 「おにーいちゃん」 そう言って、さらにお兄ちゃんに抱きつく。 大きなおっぱいをムニムニと押し付ける……のは、泥棒猫のような忌々しい巨乳を持たない自分にはできないけれど。私はAカップのおっぱいを、グリグリとお兄ちゃんに押し付けた。 ふふ、お兄ちゃん……! 三次元の魅力に目覚めなさい! しばらくお兄ちゃんの胸に顔を埋めてそうした後、様子を窺うために上を向く。 ……あ、あれ? お兄ちゃん? 「あ、愛里…………! 愛里……! 愛里たぁぁぁん!!」 「きゃぁっ!」 458 キモ兄とキモウト ◆YMBoSzu9pw sage 2009/08/18(火) 03 49 00 ID t1uwgf6Q お兄ちゃんは私を突き飛ばすと、ベッドの元に横たわる泥棒猫へと駆け寄った。 「愛里たん! 愛里たん!!」 「そ、そんな……」 私はその場にペタリと座り込んだ。 「な、何てことをしてくれたんだ!」 「わ、私は……」 「何でこんなことをしたのか知らないけど、もう僕に寄らないでくれ!!」 「わ、私はただ、お兄ちゃんを現実の世界に引き戻すために……」 「いい加減にしてくれ!!」 その強い口調に、私はビクリとすくんだ。 「僕が何でフィクションの世界に逃げ込んだかわからないのか!? お前がそうやって迫ってくることにうんざりしたからだよ!!」 え……? お兄ちゃんがオタクになったのは私が原因……? 「だ、だって、前は私が甘えたって、お兄ちゃんは笑って受け入れて……」 「拒めなかっただけだ! 受け入れてたわけじゃない!!」 「そ、そんな……」 「とにかくもう僕に近寄らないでくれ! 三次元の妹に迫られてもキモいだけなんだよ!!」 三次元……妹…………キモい…………。 「そう、なんだ……」 そうか、私は……。 いつの間にか私の顔を、涙がツウっと流れていた。 「あ……」 私の涙を見て我に返ったのか、お兄ちゃんが声をあげた。 「ご、ごめん、ちょっと言いす……」 「ううん、私が間違ってた……。ごめんなさい……」 私はそう言って、何か言いたそうなお兄ちゃんの視線を背に部屋を出た。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 次の日、パソコンのモニタに突っ込もうとしたら母に止められた。 「何やってるのよあんたは!?」 「二次元の世界に行くの!! 三次元の妹に価値なんてないのよ!!」
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346 名前:キモウトの朝? 1/2[sage] 投稿日:2011/03/19(土) 18 47 26.47 ID bnSL2Ks9 コンコン 「失礼いたします。お兄様」 まだ夜の帳が覚めて間もない頃。時刻にして午前5時。 「…お兄様…」 また今日も、私は許されざる遊戯に耽る。 「むぅ…んぅ…」 ベッドの上で、安らかな寝顔を浮かべる最愛の兄。 きゅんっ♪ その表情を見ていると、私の心の奥で燻っていたものに灯がつきそうになる。 「お兄様…っ!」 兄のベッドにもぐりこみ、兄の身体を力いっぱい抱きしめる。 「…ぅ…ぐ…」 胸が圧迫されたからか、やや苦しそうな寝顔を浮かべるお兄様。 が、申し訳ありませんお兄様。あなたの愚かな妹は、もはや我慢と言うものができなくなっています。 「お兄様っ!」 「んぅっ!?」 お兄様の両頬を押さえて唇を重ねる。 「んっ…」 「むぐぅっ!?」 だけでなく、舌をねじ込み唾棄を啜り、歯茎、頬の内側と、咥内の全てを蹂躙する。 「んぐ…ぷはっ」 「はぁ…はぁ…」 ここまでされて起きない兄に感心すると同時に、これだけのことをしているのに、未だ兄を離さない眠りの深さに嫉妬を抱く。 「すみませんお兄様。こと私は、お兄様に関しては辛抱という言葉の意味を知りません」 まぶたに閉ざされたままのお兄様の顔を見つめながら、思いの丈を吐き出す。 「お兄様。私はお兄様が好きです。愛しています。お兄様さえいれば、他に何も要りません。お兄様さえ傍にいてくだされば、私は何も望みません。学校も、友人も、両親すら要りません。お兄様は私の全てです。お兄様だけが私の生きる理由なのです」 毎朝毎朝、お兄様に繰り返し聞かせてきた言葉。私がこの思いに気付いて以来、いえ、恐らくは生まれた時から、物心つく前からお兄様に抱いてきた感情。 「お兄様。愛しています。ですから私を愛してください。私をお兄様のものにしてください。心も、身体も、魂すらも、全てをお兄様に捧げます。ですから私を愛してください。私を、私だけを愛してください。私の心に、身体に、魂に、私をの全てにお兄様を刻んでください」 道を踏み外した言葉であることは理解している。これが本来、妹という存在が、兄に対して抱いてはいけない感情だということもだ。 でも、止まれない。止まらない。留めたくはない。 「お兄様。私を愛してください。妹としてではなく、一人の女として。あなたの傍にいるべき女性として。あなたを生涯支え続ける伴侶として、私を求めてください」 なぜ私はお兄様と繋がれないのだろう。なぜ私はお兄様の心に触れられないのだろう? もどかしい。感情ばかりが溢れ返って、今にも胸が張り裂けそうだ。 「お兄様。愛しています。愛しています。愛しています。愛しています。愛して…」 壊れたラジオのように、同じ言葉を呟く。何度伝えても足りない。何度言葉にしても尚足りない。 …と、 チャンチャンチャン~♪ 347 名前:キモウトの朝? 2/2[sage] 投稿日:2011/03/19(土) 18 49 59.43 ID bnSL2Ks9 「…チッ」 あらはしたない。私ともあろうものが。 お兄様への愛の告白を遮ったのは、小さなオルゴールの音。 昨年私の誕生日に、お兄様がプレゼントしてくださった、腕時計に内蔵されたアラーム音だ。 例えどれだけ騒がしかろうと、例えどれだけ離れていようと、この音だけは決して聞き逃したりはしない。 が、今だけは、私とお兄様を引き裂く悪魔の音色… 「…口惜しいです。お兄様…」 お兄様の唇にもう一度キスをすると、私はお兄様の布団から抜け出し、身なりを整える。 「す~…は~…す~…は~…」 深呼吸して息を整える。私は妹。お兄様の…いえ、兄さんの妹… 「兄さんの妹兄さんの妹兄さんの妹…よし!」 「兄さん。起きなさい。朝ですよ?」 「むにゃ…?」 「起きなさい兄さん。もう6時を過ぎていますよ?朝練に遅れるのではないのですか?」 「むぅ…あと5ふん…」 ぷちっ♪ 「とっとおきろこのダメ兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!」 「おぉぅ!?何だ!?地震!?雷!?火事!?親父!?」 ごめんなさいお兄様。暫く。もう暫くだけ、あなたの妹でいさせてください。 せめて、私の本性をあなたが知る、その時までは… 保守
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33 キモウト淫語 sage 2010/11/08(月) 18 17 24 ID VtRso2am おっっっにいちゃ~ん♪ えへへ~♪ お兄ちゃん捕まえた~♪ ねえお兄ちゃん、どこ行こうとしてたの? 約束したよね?今日はボクと遊んでくれるって? 本屋さん? ふ~ん。そっかぁ♪ てっきりフラれた女のところに行こうとしてるのかと思っちゃったよ~♪ そうだよね~♪ お兄ちゃんの彼女のくせに、キスの一つもさせてくれない女になんて、未練がある分けないよね~♪ ところでお兄ちゃん、何を買うつもりだったの? マンガ? 参考書? まさかエッチな本なわけないよね~? だってお兄ちゃんのおちんぽは、ボクが毎日ヌいてあげてるんだから お口でちゅぱちゅぱしたり、おっぱいですりすりしたり、おまんこでずぽずぽしたり、お尻でぐちゅぐちゅしてるんだもん。今更本の中だけにいるようなメス豚なんか必要ないよね? ぁっ…え?あ、うん。ちょっと…えへへ~♪ ん~ん、何でもないよ~。ただ、今朝お兄ちゃんに膣内射精(ナカダシ)されたおちんちん汁がこぼれそうになっちゃっただけ~♪ 今朝のお兄ちゃんもすごかったなぁ~♪ おまんこに入れる前に、お口で2回もチンポミルク出してあげたのに、全然軟らかくならないんだもん その後ボクを四つん這いにして、後ろからぐちゃぐちゃと…その後も乗ったり乗らされたりひっくり返されたり、2時間ずっと犯しっぱなしだったよね? え? 何回イッたか? う~ん、覚えてないなぁ…8回目までは覚えてたんだけど… もう! しょうがないでしょ! 向かい合ってするとキモチイイんだもん! キスだけでイキそうになるのに、オチンポも入れられればイッちゃうよ! 膣内射精されれば気絶しちゃうよ! お兄ちゃんこそ何回射精したの? 全身精液まみれだし、子宮は重いし、お尻はずきずきするし…ボク壊れちゃうかと思ったんだよ?…まぁ嬉しかったけど あ、ううん! 謝る必要なんてないよ! 嬉しかったのは本当だから♪ それにしてもまぁ、すっかりクセになっちゃったよね。お兄ちゃんとの『おまんこ遊び』♪ 最初は、あのメス犬からお兄ちゃんを取り返せればいいと思ってたのに、今じゃ毎朝毎晩、お兄ちゃんと『おまんこ遊び』しないと調子が狂っちゃうんだもん ホントはね、学校でもしたいんだよ? 授業中に二人で抜け出して、人気のない教室とか、保健室とか体育倉庫とかで、お兄ちゃんがボクに夢中になってくれるまで遊ぶつもりだったの でも、まさかたった1回でボクのものになってくれるとは思わなかったよ。当然だよね。だってあの泥棒猫は、お兄ちゃんを誑かすことしか頭になかったんだから。 純情で、優しくて、汚い世界なんて何も知らないお兄ちゃんを陥れようとしてたんだよ? 許せないよ! そのくせ許したのは手を繋ぐまで。2週間も付き合ったら、普通エッチまで行っちゃうでしょ? ボク、あれでも焦ってたんだからね? 『お兄ちゃんが汚されたらどうしよう』、『お兄ちゃんが傷ついたらどうしよう』、『お兄ちゃんがボロボロになってあの女に捨てられたらどうしよう』って、そればっかり考えてたんだから でもよかった♪ そうなる前にお兄ちゃんを助け出せて。あの売女の毒牙にかかる前に、お兄ちゃんを救い出せて、本当によかった… ご、ごめんねお兄ちゃん。なんか、思い出したら涙が…ぁっ♪ ううん、いいの。こうしてまたボクのところに帰ってきてくれたんだから…♪ …お兄ちゃん。当たってるよ? もう!ムード台無し! でもしょうがないよね。毎日へとへとになるまで、二人で遊んでるんだもん。たま~に遊びに夢中になって徹夜しちゃうけどw え? …ここでしたいの? でもここ玄関…きゃん♪ もう、出かけるんじゃなかったの? くすっ♪ はいはい、しょうがない子でちゅね~♪ じゃあお兄ちゃん、遊ぼっか。二人で、二人だけで。ずっとず~っと…永遠に♪ お兄ちゃん♪ だ~い好き♪
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100 キモウトとひきこもり兄(キモウトinコミケの続き)1/3 sage 2010/08/06(金) 01 19 40 ID eSmnXFRb (キモウトinコミケの続き) 高校生最後の夏があと一日で終わってしまうわけだが、俺は高校三年間の遅れを取り戻すために今必死に勉強をしている。 「ヤバイな…高一のはじめからやり直さないと……。」 事実高校に入ってからすぐ引き篭もりになった俺だ、卒業できるのかも怪しい。 「留年……か、仕方ないか…。」 「でも、勉強をもう一度出来るんだったらいいかもな…。」 シャーペンを進める。元々勉強はできるほうだったからあとは時間だけだ。 それよりも履歴書に残るであろうこの空白の2年間の説明はどうすればいいのか頭を抱えていた。 私、紅瀬桜は晩ご飯のお買い物中です。 今日は嬉しいことが幾つもありました。兄さんが「また学校にいくことにする。」と言ってくれたんです。 嬉しくて涙が出ちゃいました。あの兄さんが引き篭もりから脱却できるかもしれないからです。 2週間前の同人誌即売会での事件以来兄さんは物事に積極的に関わろうとしているようです。 どうやらアレは自分を変えるために行くことにしていたらしいです。 兄さんが自分から動いてくれているのがこんなにも嬉しいとは思いませんでした。 晩ご飯は兄さんの好物にしましょう。今日はお祝いです。 ちなみに私は兄さんと同じ高校に今年から通っています。地元でもそこそこ頭の良い学校です。 兄さんは本当なら三年生ですが一年生からやり直しになっているとのことらしいです。 多分一緒のクラスになっていると思います。実は裏で学校側と話をつけています。兄さんと同じクラスになるためならこんなことは余裕なんです。 なぜそんなことができるかというとお金と、優等生の特権だからです。役に立たないと思っていた勉強も意外と便利でした。 やっと兄さんを一日中独り占めできます。お弁当だって一緒です。あ~ん、とかもできるかもしれません。 ちょっと興奮してしまいました。私としたことが迂闊でした。 でも、これからは朝も昼も夜もおはようからおやすみまで毎日365日一緒にいられます。明日が楽しみで仕方ありません。 兄さんと一緒に通学できると思うと自然と体がスキップをしていました。 「桜ちゃん~今日はいいことでもあったのかい?」 八百屋のおばさんがこっちを見て笑っています。 私は「はいっ♪」と滅多に出さないような声で返事をしました。 今日の野菜はカボチャにしましょう。兄さんの好きな食べ物です。 私はおばさんに伝え、支払いを済ませるとすぐ家に帰りました。 ガチャガチャ、バタン __ん?桜が帰ってきたのか? 「兄さんただいま♪」 やけに元気な声で桜が帰ってきた。 「おかえり桜、遅いと思ったら買い物してきたのか。」 「うん、今日は兄さんの社会復帰を祝うために豪華にしてみることにしました♪」 「あぁ……そういうことね。あぁ~うん…ありがとう。」 「どういたしまして♪」ずいぶんとニッコリとしているな、我が妹よ。そんなに兄が引き篭もりだったのが嫌だったのか……。 晩ご飯まではすこし時間があるので俺は部屋に戻ることにした。 101 キモウトとひきこもり兄(キモウトinコミケの続き)2/3 sage 2010/08/06(金) 01 22 27 ID eSmnXFRb 「はぁ~マジで明日どうすんだろ……。」 留年に留年を重ねて一年生からやり直し状態だからか、結構不安だったりする。体格とか顔とか色々とおかしいところがあるからな。 自分で言うのも何だが俺はかなりの恥ずかしがり屋だ。妹以外とは挙動不審になってロクに話せないと思う。実際に引き篭もりの原因もこれだったりするし 小学生の頃、作文コンクールで偶然入賞して、生徒の前で発表することになったときは緊張しすぎて倒れたって聞いたからな。 「まぁやるしかないか…。」 脳内シュミレーションしてみる。 教師「今日からこのクラスに新しい仲間が増えるぞ」 生徒たち「!?誰ですか先生ー!!」 教師「さ、入ってきたまえ。」 ガラガラッ 一同騒然 生徒たち「なんだアイツ…。」「おい……あれ絶対ダブリとかのやつだろ?」 ヒソヒソヒソヒソ 俺「よろしく…お願いします……。」 シュミレーション終了 「ぬあぁあああああああぁあっぁぁっぁあああ詰んでるじゃねぇええか!!?」 これはいかん。なんとしても避けなければ……。笑顔だ!!!そう笑顔だ!!よしできるぞ俺。 リトライ 「えぇっと、紅瀬一人って言います!!まぁ留年生だけどもよろしく!!!」 ガチャ「兄さんご飯ですよ、何やっているんですか?」 「NOooooooooooooo!!!!!!!」妹に見られてしまった。あぁなんて恥ずかしいんだ!! 「兄さん?早く来てくださいね、先に行ってますよ。」 ベッドで悶えている俺を見て桜はそう言い残して居間へ行った。 ___ふふ、兄さん可愛いです。さてとご飯並べないと♪ 翌日 「俺大丈夫かな・・・?なぁ桜?」 「大丈夫ですよ兄さん。兄さんはやれば出来る人です。それにしても制服姿が懐かしいですね。」 「あぁやっぱりそう思うか。サイズがギリギリで着れるかどうか心配だったよ。」 時間は9時前。 ついさっきまで妹と一緒に登校していた。妹はホームルームがあるから「兄さん後であいましょう。」と告げて先に行ってしまった。 そしてここ、職員室の前にいる。俺のクラスの担当の先生がくるらしいが一向にその気配がない。 「えぇ~と、お前が一人君か?」 目の前に如何にも熱血先生の格好をした人がいた。 「は、はい!?そうですけど!??!」 「ガッハハハハ!!兄妹共々美男美女とは驚きだ!!そうだ、お前のクラスは一年八組だ。妹さんと一緒のクラスだ安心していいぞ。」 「は、はぁ……?」 俺が美男子に見えたらそれこそ世の男は大半はイケメンだぞ熱血先生よ?もしかして先生、あんたの目は節穴なのか? それに桜と同じクラスか。安心するといえばするが重い空気になるとおもうぞ? 「さ、早く付いて来い。今のうちに自己紹介のことでも考えとけよ?」 言われるがままに先生の後ろを歩いていった。2階が職員室なので1年生の教室のある4階までは時間が長く感じる。 しばらくして教室と思われる場所の前でここで待ってろと言われた。 目の前にはひとつのドアが、ここを開ければ俺の勝負の始まりだ。 102 キモウトとひきこもり兄(キモウトinコミケの続き)3/3 sage 2010/08/06(金) 01 26 49 ID eSmnXFRb 教室内 「お前ら席につけー!!!」 「今日は新しい生徒を紹介するぞ!!!」 生徒一同(桜を除く)「!?」 生徒A「先生ーー!!!!その子は女の子ですか!!」 「ちがぁああああう男だ!!!!」 男たち「えぇーー!!!!!!ちぇ可愛い子だと思ったのによ!!」 「えぇーーい!!うるさいぞ!!!男ども。さ、入って来なさい。」 うわ!!呼ばれちまった。入らないと…… ギィーーーーガチャ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ うぉ!!!皆の視線が痛い……。なんだかすごいジロジロ見られているぞ。 桜お前はニヤケすぎだ!!!……やばいぞ…顔が赤くなってきているのが見なくてもわかる…。 こ、これ…いけるのか? 「さ、自己紹介でもどうだ?」 先生もっと空気読んでくれよ!!ちくしょ…やるしかないのか?えぇい!!!腹をくくるぞ俺は!! 「えぇと、俺の名前は紅瀬……紅瀬一人って言います!!!」 クラス一同(桜を除く)「ヒソヒソ……え?紅瀬?紅瀬って…あの紅瀬か?」 「紅瀬って聞いてそっちの桜のほうを向いた人も何人かいましたが、えと、その……桜とは兄妹の関係です。」 男たち「桜!?(呼び捨てだと)」「えぇーーーーーーーーーーーー!!!!?」「桜ちゃんにお兄さんがいるなんて知らなかったよ!!!?」 「なんで俺がこの一年の教室にいるかというとそれは……それは…。この間まで引き篭もりで二年間学校に来てなかったからで、えと…その。」 「桜の兄とか年上とか関係なく、で、できれば、つるんでやってください!!だ、だから!よ、よろしく!!!」 「お……ぉおおおおぉおお。」パチ…パチパチパチ……パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!! どうやら成功らしい。良かったぁ~。 「一人くん、君はそこの席だ。さ、座りなさい。」 「は、はい!?」 ぬぉおおおおおやったぞ妹よ、俺はやったぞ。ぐ……しかし視線がきつい、特に女子の視線が俺を舐めわますようだ。俺は見世物じゃないぞ!!! まぁいい。なんとか席に座ることに専念しなければ、一歩、二歩、三歩、四歩、五歩!よし着いた。これであとは安心だ。 桜、だからお前は一々後ろを見てニヤニヤするな!!!兄さん大変なんだぞ、倒れてもいいほど緊張したんだからな。 「はぁ~もう無理だ。一気に疲れたぞ。頭がギュンとなっちまった。」 はぁ本当に疲れた。つい呟いっちまった。俺マジで大丈夫か。いや、でも意外と掴みはいい感じだったぞ。 桜もいることだ。まぁはぶられることはないと思う。ここは妹パワーに感謝しなきゃな。 103 キモウトとひきこもり兄(キモウトinコミケの続き)4/3 sage 2010/08/06(金) 01 29 16 ID eSmnXFRb 今、熱血先生が何かを話しているが全く耳に入らん。どうせ桜に聞けばいいか、よし軽く寝るか。 はぁ~気持ちぃー机のヒンヤリしたのが頬にくるぜ、うぉ~。 ???まさか桜にこんなかっこいいお兄さんがいるとは思わなかった。こういうのってやっぱり遺伝なのかな? ???前を見ると机に突っ伏している桜のお兄さん。ちょっと話しかけてみようっ♪ ???「もしも~し大丈夫ですか?桜のお兄さん。」 ???「あれ?もしかして聞こえてない?桜のお兄さん?聞いてるの?」 ???「桜のお兄さん!?」 「ぬぉわあ!!!」 だ、だれだ!?いきなり俺に話しかけてきたやつは?!キョロ…キョロキョロ!! ???「こっちですよ~桜のお兄さん~。」 何!?う、後ろだと!?クルッと後ろを覗いてみた。 「な、なんでしょうか?」 ???「そんなかしこまんなくてもいいですよ~。」 「えと、なにか話が?」 ???「うん。その、本当に桜のお兄さんなの?」 「まぁ……そうだけど…。い、一応年齢的には、こ、高三だから兄だよ?」 ???「ふ~んそうなんだー。へぇ、お兄さんなんだー。」 「あぁ……うん、そうだよっ!?。えと…それで、あの、君は名前なんて言うのかな?」 ???「あっ!!そうだね♪私の名前、青木。青木麻奈って言うんだ。よろしくね、桜のお兄さん。」 「こ、こちらこそ。よろしく!できれば桜のお、お兄さんはやめてね?」 「は~い♪一人くん。」 フムフム麻奈ちゃんか、覚えとかなきゃ。あっ!そうだ桜とはどんな関係なんだろ?聞きそびれちまったな。まぁ今度にするか。 どうやらホームルームも終っていたらしい。桜の周りに人がぞろぞろと集まっているのが見えた。 はぁ…多分俺も質問攻めに合うんだろうな。覚悟しとかないと…。 戻る 目次 次へ
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481 【キモウトの論理】 sage 2009/01/01(木) 22 08 02 ID gBwVE81R ねえ、お兄ちゃん。 お兄ちゃんは、まだ学生で、 女の子とエッチしたら責任とって結婚しなくちゃいけないとか、 エッチは子供を作る目的でしかしちゃダメだと考えるほど頭が堅くもないわよね。 つまり、女の子とエッチすることと、結婚したり子供を作ったりはイコールでは結ばれないわけ。 だとしたらだよ? 法律上は結婚できないし子供を作るのもちょっと問題あるような関係の相手とでも、 エッチするのは全く問題ないわけで…… 何の話かって? あのね、日本には姫初めという伝統行事があって、 それをすると一年の運気が開けると言い伝えられてるわけ。 でね、彼女イナイ歴十八年のお兄ちゃんと、 彼氏作る気ない歴十六年の私たち兄妹の一年間の幸福のために…… ……ねえ、お兄ちゃん? どこに行くの? ちょっと、まだ話、終わってないってば……ねえ! 部屋? 部屋に行くの? その気になってくれた? ……って、なにドア閉めてんの! 鍵なんかかけないで……ねえ! 開けてよ、お兄ちゃん! お兄ちゃんってば! やろうよ、姫初め……! 【UN-HAPPY END(妹的に)】
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331 キモウト愛ちゃんM sage New! 2009/07/10(金) 16 54 29 ID ouDazhFE 私は剛田 愛。共学の高校に通うごく一般的な普通の女子高生。 少し変わっているところをあげるとするならばお兄ちゃんを愛してやまないところかな? 今はそんなお兄ちゃんの為に愛情たっぷりの晩御飯を作っている最中です。 「ただいまー」 そんな事をしていると玄関に素敵なお兄ちゃんの声が響きます。 自然と顔から笑顔が溢れてきます。 「おっかえりー」 脊髄反射でそう言うと包丁を置くのも忘れて玄関へ迎えに行きます。 するとお兄ちゃんの175cmを超える比較的高い体の後ろからなにかしら怪しい影が見えるのですが気のせいでしょうか? 「…御邪魔しまーす」 間違いありません隣の家に住む鳥谷 真弓です。 そんな猛虎魂を感じる名前の彼女ですが、実際は昔から私とお兄ちゃんとの大切な時間を奪っていくとんでもない泥棒猫です。 「……真弓ちゃん?ドラクエごっこは1日早いよ。もう暗いし早くお家に帰りなよ。」 「あ~それなんだけどさ」 急にお兄ちゃんの口が開かれます。真弓ちゃんの体臭で淀んだ空気がお兄ちゃんの息で中和されます。 「俺と真弓、半年前くらいから付き合ってるから。」 お兄ちゃんの口が開いて何かを話している様でしたが、よく聞こえませんでした。 「…………えっ今何て?」 「なんだよさっきの間…。だから俺と真弓は付き合ってんの。恋人!カップル!アベック!」 「アベ…?あぁ…キャッチャーの…」 お兄ちゃんは野球が好きですからきっと野球観戦にでも行ってきたんでしょう。それ以外考えられません!と言うかあり得ませんし、認めません! 「なんでそこだけ聞き取ってんだよ…まぁいいや、こうすれば解るかな?」 そういうとお兄ちゃんは後ろにいた真弓ちゃんを自分の横に立たせると腰に左手をかけ、右手の親指と人差し指で真弓ちゃんの顎を掴むと二人の顔を近付け始めました。 「ダメエェェェェェェェェェェ!」 気がつけば私は真弓ちゃんの脇腹に包丁を刺す一歩手前でお兄ちゃんの左手の人差し指と中指の間で包丁の刃を受け止められていました。 「……愛、後でお仕置きな。」 「う、うわあぁぁぁぁ!」 私は包丁を自分の手から離すとその場に崩れて泣き出してしまいました。きっと今の私の表情は3月にドラクエ9が延期した時並みにひどい顔をしているのでしょう。 横ではお兄ちゃんが泥棒猫に何かを言って家に帰しています。何を言っているのかはよく聞き取れませんがいい気はしません。 しかし、後で受けるお仕置きを考えると少しドキドキしてきます。 私は自分の部屋に連れて行かれるとお兄ちゃんにベットに投げられました。今からお仕置きが始まります。 「……お前、今日と言う今日は許さんぞ…今日はきついからな覚悟しろよ」 「…はい」 私は観念したようにお兄ちゃんにお尻を突き出すとお兄ちゃんが私のパンツをずらしました。 そして、一瞬空気を切ったかのような鋭い音がなると私のお尻に激痛が走ります。 332 キモウト愛ちゃんM sage New! 2009/07/10(金) 16 56 00 ID ouDazhFE パーン! 「あぁ!」 パーン! 「いっ…あぁ…」 そう、昔から私がなにかしら悪い事をするとお兄ちゃんは決まって私のお尻を叩いてお仕置きします。 いわゆるお尻ぺんぺんです。 パーン! パーン! 「ひっいたいよぉ…お兄ちゃん許してぇ…」 「駄目だ!お前、あの時包丁を俺が止めてなかったら真弓が大けがするところだったんだぞ!」 パーン! 「あぁ…ひぃっ…ぁん…」 力の強いお兄ちゃんの張り手は強烈で涙が出るくらい痛いです。それも今日のは特別強くてたぶん本気で叩いています。 でも、全くやめてほしいとは思いません。 パーン! 「お前が!」 パーン! 「真弓を刺したら!」 パーン! 「お前は逮捕される!」 パーン! 「そんなの!」 パーン! 「俺は絶対に許さないからな!」 パーン! 「あぁんっ…」 パーン! 「反省したか?もうこんなこと絶対にするなよ」 そう言うとお兄ちゃんは部屋から出て行きました。 お兄ちゃんに叩かれて恐らく真っ赤になったお尻を一回さすると自分の秘所に手を伸ばしました。ぐちょぐちょに濡れています。 「これ、バレてないよねー?」 そう、私はお兄ちゃんにお尻を叩かれて感じていました。だからまったくお仕置きをやめてほしいと思いませんでしたし、正直もっと続けてほしいと思ったくらいでした。 「それに、お兄ちゃん私の事を思ってくれてるし…やっぱりお兄ちゃん大好きだよう…でも」 あの泥棒猫をどうにかしてお兄ちゃんから引き離さないといけません。おそらくお兄ちゃんはあの泥棒猫がはなった怪しい黒魔法かなんかにかかって心から付き合っている様な幻覚を見ているのでしょう。 まったく、明日発売するのはドラゴンクエストなのにやることはファイナルファンタジーなとんでもない奴です。 でも、大丈夫!お兄ちゃんの好みも好きな服も性癖もロクに知らないような泥棒猫からお兄ちゃんを奪い返すことなんて簡単ですから…。 「お~い!愛ぃ~!さっさと飯作れよ~!」 「うん!すぐ作るよ!ちょっと待って!」 でも今日はお兄ちゃんのご飯を作ることが先ですね。泥棒猫の後始末はまた今度です♪ 終わり。
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きもうとP【登録タグ 作き 作り手】 【ニコニコ動画】 特徴 アーティスト名はスカーレットな迷彩。 P名の由来は「キモウト☆だいばくはつ」から。 歌愛ユキで曲を作っている。 ロリコン。メタラー。 曲調は基本的にヘヴィーメタル。 リンク ロリコンの地位向上(作者ホームページ) 音置き場 曲 Praise the ょぅι゛ょ Pygmalion Complex Religion Love Vampire Kiss 淫夢 ウタワセテ キモウト☆だいばくはつ 幸福論 ご主人様と賢い犬 退廃的幻想童話 血の契約/キモウトP 百合の寝台 悪いロリコンを通報しました ワルプルギスの夜 CD 少女達の唄 僕は悪いロリコンじゃないよ 動画 コメント 動画足しておきました -- 名無しさん (2011-05-05 00 39 30) キモウトPが全消し再うpしてたので動画直しておきました -- 名無しさん (2011-05-22 21 08 57) ユキ使いでは珍しいメタラーなんですよね。こういう組み合わせは面白いですね。 -- 名無しさん (2011-07-11 14 33 34) ユキでメタルとかコア過ぎて伸びないけどね。いい動画師とめぐり逢えたら人気でそうだけど。 -- 名無しさん (2011-07-19 01 22 16) 気付いたら動画増えてたから足しておきました -- 名無しさん (2011-09-05 01 53 05) 動画を追うについれ、だんだんゴシカルな方向に向かってますね。ある意味、ボカロP界の妖精帝國みたいな感じかも。 -- 名無しさん (2011-10-13 08 39 02) 名前 コメント
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55 :関西から来たキモウト6 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/24(木) 06 05 12.39 ID kPoXlL7t (2/5) 俺にはたった一人の血の繋がった可愛い妹がいた(過去形) 俺は東京、妹は大阪で離れながらも家族の絆があった。 離れ離れでもいつも連絡を取り合っていた。 大和撫子を思わせる丁寧な文面のメール。 ショートカットの髪をかき分けながら天使のように微笑んでいる写真。 内面の性格も良ければ、外見の姿も可愛い。 …自慢の妹のはずだったんだ。 「あはははは! ほら、みいや! 言った通りや! 継投が悪いねん! はよ代えへんからや!」 家のマンションのテレビが置いてあるリビング。 目の前にはあの写真とそっくりの妹が、ソファの上に寝転んだ姿勢ではしゃいでいる。 「これで今日も阪神の勝ちや! 巨人はもうカスピッチャーしかおらんわ! あとはイジメやな!」 テレビで東京ドームの巨人阪神戦を見ながらゲラゲラ笑ってる妹。 もちろん俺にチャンネルの選択権はない。 もうちょっと大人しくできないもんかね。 黙ってたら可愛いのに。 「ふぅ~試合も決まったし…」 妹がリモコンでテレビを消してから、こちらを向く。 「お兄、ご飯どうするん?」 「ああ、なんか頼むか」 「いっつも外食なん?」 「そうだけど」 「もったいないやん。ウチが作るわ。栄養偏んで」 「でも食材あったっけ」 「ん、冷蔵庫ん中、適当に探すわ」 そう言ってキッチンに入って行く妹。 56 :関西から来たキモウト7 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/24(木) 06 06 53.30 ID kPoXlL7t (3/5) その時、俺の携帯が鳴った。着信名は幼馴染の彼女である翔子。 「もしもし」 『有? 私だけど今日一緒に歩いてた女誰なの?』 「ああ、妹だよ。大阪から来た。どこで見た?」 『皇居の近く。腕まで組んで恋人同士みたいだったわよ』 「あれは神菜が無理やり…」 『あんなことすると周りに勘違いされるでしょ! 今後一切しないで! いい?』 「わかったよ」 『それにここでは一緒に住むんでしょ?』 「そうだけど」 『あんたね。一週間前に私と付き合い始めて、いきなり違う女とデートした上に同居とかふざけてんの?』 「相手は妹だって…」 『10年も離れて暮らしてたんでしょ? むこうに妹って感覚なかったらどうすんのよ!』 「そりゃ考え過ぎだって。神菜は妹過ぎるくらい妹だよ」 そう。あの慣れ慣れしさは、俺が兄だからだ。 だから神菜も気も使わない。反面俺は気を使ってるわけだが… 『どうだか。有もデレデレしてたじゃないの』 「誰がするんだよ…」 神菜との軽い観光名所巡りは、確かにちょっとは面白ったが、総じてウザかったのに。 そんなことはありえない。 『凄く可愛かったし内心ドキドキしてたんじゃないの?』 「あのな~」 俺が喋ろうとした瞬間、後ろに神菜が見えてびっくりした。 さっきまで料理をしていたのかエプロン姿で右手に包丁を持ってる。 いつのまにいたんだ? それに目付きが違う気がするが気のせいか? すっと俺の携帯が、妹に取られる。 『有、聞いてるの? むこうがあんたを男として見てたら…!』 それを聞きながら神菜は淡々とした口調で言った。 「見てたらどうなるって言うん?」 しばらく、その場を静寂が支配した。 そんな中、俺はなぜか昔のメールを思い出していた。 57 :関西から来たキモウト8 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/24(木) 06 12 29.06 ID kPoXlL7t (4/5) 『件名:お兄さんへ255 差出人:神菜 二年前 元気ですか。私はあまり元気ではないです。 実は一週間前にクラスの男子から告白されたんです。 誰にも相談できないのでお兄さんに相談します。 私には好きな人がいるのですが結ばれることは不可能なんです。 だからその男子と付き合ってもいいかなと思っています。 本当に好きな人は絶対に手が届かない存在なんです。 胸が痛いです。最近、部屋で泣いてばかりです。お返事待ってます』 『件名:RE:お兄さんへ255 神菜 二年前 送信済 俺は元気だよ。神菜はあまり元気じゃないみたいだな。でも良かったじゃん。 神菜を好きでいてくれる奴がいるって、それは神菜が可愛いくて性格もいいからだよ。 とにかくプラスに考えたらどうかな。 その告白された男子より、本当に好きな人のことを考えるべきだと思う。 神菜の本当に好きな人のことは知らないけど、それが本当に無理な恋なのか。 それを考えたらいいと思う。無理ならさっさとあきらめる。好きなら頑張ってみる。 可能性があるなら頑張れ! 応援してるぞ! あんまり泣くなよ!』 『件名:RE:RE:お兄さんへ255 差出人:神菜 二年前 ありがとうございます。頑張ってみます。もう吹っ切れました。 告白してくれた男子には悪いですが、丁寧に誤ろうと思います。 無理かもしれないですが頑張ります。 お兄さん、本当にありがとうございました。大好きです。 この意味も変えてみます。あはは、意味不明でごめんなさい。 また明日から頑張れそうです』 戻る 目次 次へ
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166 名前: キモウトとひきこもり兄Ⅴ 2010/11/03(水) 11 55 37 ID hRsAW5Cw 陽の光も消え、辺りは家々の光が輝いている。 昼の暑さが感じられないほど肌寒くなり秋の訪れを現しているようだ。 耳を澄ませば虫たちの声もどこからか聞こえている。 しかし彼にとってはその声は聞こえるはずもなく、声は相手を探し、むなしく響くだけであった。 (一人side) 「とすると俺と伊吹s」 「瀬里朱と呼んでくれ一人。」 「は、はい。じゃあ瀬里s」 「一人!!『はい』なんて言うな…頼む……他人みたいに言わないでくれ…悲しくなってくるじゃないか……。」 彼女が再び泣きそうになる。 拒絶されているように感じているのだろうか。俺も悪いことをした気持ちになってきた。 「ごめん…瀬里朱。」 「いいんだ一人。昔のことだ…憶えてないのも無理はない…。」 「すみません伊吹さん、兄さんとは許嫁といいましたけど本当に母さんたちが決めていたんですか?」 桜が俺の代わりに話を進めてくれた。桜も桜なりに俺の許嫁が出てきたなんてことになったから気になるんだろうか。 「そうだ、私と一人が離れ離れになる前からだからな。」 「でもそれって昔のことですから冗談だったんじゃないですか?」 「それはない。」 「……。」 桜が不機嫌そうな顔になる。ここまで表情をだしているのは珍しいことだ。 普段なら人形に喜怒哀楽の少しを足したくらいしかだしていないから見分けは付きにくいはずだが ここまでわかりやすいと桜がどれだけ俺を心配しているのかわかったような気がした。 「いくら伊吹さんが兄さんのことを好きだったとしても兄さんにだって拒否権あるはずです。」 「そうだな、確かにそうだ。だが一人は必ず私のことを好きなってくれる。」 「そうですか…。」 167 名前: キモウトとひきこもり兄Ⅴ 2010/11/03(水) 11 57 05 ID hRsAW5Cw (桜side) 兄さん、あの女殺していいですか? 私もう耐えられないです。私と兄さんの世界を壊そうとする奴は殺せばいいんです。 えっ?兄さんは私がそんなことをしたら私のこと嫌いになるんですか…? イヤです。兄さんに嫌われてしまうのなら殺さなくていいです。あの女は生かしておきます。 いい子だなんて……恥ずかしいです兄さん。嬉しい…兄さんにほめられた。大好きです兄さん。 そうでした、兄さんは暴力は嫌いでしたね。兄さんのことを分かっていなくてすみません。今は反省しないといけません。 兄さんのことを誰よりも知っていて、誰よりも愛しているんです。なのに私が熱くなってはいけません。 あんなのに構っているより兄さんとお話をすることのほうがとっても大事です。 「桜~。お~い桜~。聞いてるのか~?」 「……はっはい!?兄さん呼びましたか!?」 「話している途中なんだからボーっとしちゃだめだぞ桜。」 「すみません…兄さん。」 またやってしまいました…。兄さんごめんなさい。許してください。兄さんが折角私に声をかけてくれたのに……。 なんて愚かなんでしょうか私は…許されるなら今この場で兄さんに千の言葉をもって謝りたいです。 ですがそんなことをしてしまったら兄さんは戸惑に違いありません。兄さんを困らせてしまっては意味がありません。 「瀬里朱、話を続けてくれないか。」 兄さんは話を聞きたがっているのでしょうか? あんなやつの話なんか気にしなくていいのに。 「わかった。私の両親と一人達の両親が仲が良かったというのはさっき話したな? それから何度も連絡を取り合っているうちに 結婚の話ができてきたんだ。実際私と一人は仲が良かったからな。そして今に至るわけなんだ。こっちも連絡がとれなくなって不安になっていたが まさかご両親が亡くなっているとは思わなかったんだ。分かってくれたか一人?」 「なんとなくわかったよ。でもはっきり言うよ、今は瀬里朱のことを何も知らないし、好きでもないんだ。だから結婚の話のことは今は答えられない。」 嬉しい…兄さんは私がいるからあんなやつはいらないと言ってくれました。 兄さん、好きです。好きです。好きです。 ずっと一緒です。ずっとずっとです。 「そうか…そうだな。だが今は答えられなくともいずれ君の口から『好きだ』と言わせてみせよう。一人、今日はありがとう、私は帰ることにするぞ。」 「桜、すまないけど玄関まで送ってくれないか? 俺はやることがあるからさ。瀬里朱、見送れなくてごめんな。」 兄さんはそう言うと共同の部屋に入って荷物を片付けた後、作業部屋に行ってしまいました。 それにしてもあの女も諦めが悪いです。兄さんは私を選んだというのに。 「伊吹さん、玄関までですけど送りますね。」 「ありがとう桜ちゃん。桜ちゃんからお兄さんを奪うようなことを言ってしまってこちらも反省している。」 「別にいいです伊吹さん。それではさようなら、夜道気をつけてください。」 「気にしなくとも大丈夫だ。それではさようなら。」 ガチャ!バタンッ 168 名前: キモウトとひきこもり兄Ⅴ 2010/11/03(水) 11 58 24 ID hRsAW5Cw やっと邪魔者が消えました兄さん。これで二人だけの世界に戻ります。兄さん、愛しい兄さん。やっと二人きりです。 今日はどこに行っていたのか聞かないと。それに兄さんにちゃんと携帯電話を持たせるように言っておかないといけません。 私は兄さんのペットです。ご主人様を心配になるのは当たり前です。 兄さんがいないと私は餌をもらえない犬そのものです。ひたすらご主人様を待って鳴いているしかないのです。 それなのに今日は兄さんの嫌いな汚いことをしていたなんて反省しないといけません。 ましてや兄さんのベッドでしていただなんて……。 兄さんはそういうのが嫌いで二次元とかいうものにいってしまったのですから私がしっかりしないといけないんです。 兄さんは人間の汚い部分が大嫌いです。昔からずっと、ずっとです。 だからあんなに人と付き合うのが苦手なんです。弱みを見せたらいつか自分に火が来ると思っているんです。 兄さんの思っていることはあっています。 兄さんは私という汚い妹のせいで人生を滅茶苦茶にされ、人を信じるのが怖くなってしまったのですから。 兄さんの嫌いなことをしているのはダメなことです。兄さんの喜ぶことをしないといけないんです。 兄さんの幸せが私の幸せなんです。 他のやつは兄さんを幸せになんかできません。 兄さんのことが誰よりも好きな私にしかできないんです。 だから今のうちに精々楽しんでおくといいのです。 「桜~ちょっとこっち来てくれないか~?」 兄さんの声が遠くから聞こえました。多分作業部屋で身動きがとれなくなったのかもしれません。 こういうときは私が助けにいかないといけないので兄さんの身体に触れるチャンスです。 「はい兄さん今すぐ行きます。」 スタタッと小走りで作業部屋に行くと兄さんが何かを作っているようでした。 兄さんは昔からプラモデルや模型が上手なのでときどきこの作業部屋で作っていることがあるのです。 「兄さん何か用ですか?」 「あぁ桜そこの工具とってくれないか?今手が離せないんだ」 「はいわかりました兄さん。」 私は兄さんの視線の先にあった工具をとって手渡しました。 はぁ…兄さんの顔が近いです。兄さん…好きです。 兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん 私を見てください。私だけを見てください。私を奪ってください。私を殺してください。 私を犯してください。私を愛してください。私を殴ってください。私を… 169 名前: キモウトとひきこもり兄Ⅴ 2010/11/03(水) 11 59 28 ID hRsAW5Cw 「よし!一段落ついたな。桜ちょっとそこどいてくれないか?桜~? 桜~。お~い。またボケっとしてるのか~?ここだと危ないぞ~。」 気がついたら兄さんが私の肩に手をのせていました。 兄さんの目からは私にたいする慈愛のようなものが見えました。 私は何時まで経っても兄さんの重荷でしかないのでしょうか……。 そんなはずないです。私は兄さんの役に立っています。絶対に。 「あぁすみません兄さん。ちょっと考え事で……。」 今日二度目です…。私としたことが情けないです…。でも兄さんが大好きだからなんです。 「すみません兄さん…。」 「いいよ桜、でもここだと危ないからな。それに疲れているんじゃないのか?」 兄さんは肩にかけてた手を伸ばして私のおでこに触れました。 兄さんに触れられた喜びが身体を駆け巡る。 「ありゃ…熱出ているんじゃないか?」 兄さんはそう言うとすぐに部屋を出て体温計を持ってくると私に差し出しました。 「桜、測ってみて。それとベットで休んでたほうがいいぞ。」 「はい、わかりました。」 私は兄さんに言われたとおり部屋に戻り、ベットに入って体温を測ることにしました。 しばらくすると兄さんが飲み物と薬を持ってきてくれました。 「桜、何度かわかるか?」 「37.4度です…。」 「まだ低いほうだけどゆっくりしておかないとな…明日はじっくり休んでおこうな?」 「で、ですけど兄さん、明日はお買い物の約束が……。」 「桜のほうがずっと大事だよ。大切で大好きな、唯一の家族なんだから心配させられる側の気持ちにもなってくれ。」 「はい…。」 兄さんに大好きと言われました…涙が出そうです…。 「桜、苦しかったらすぐ言うんだぞ。今日はそばにいてやるからな。」 「はい兄さん。あ、あのできれば一緒に…寝てもいいですか…?」 「桜はいつもは無口なのに風邪をひくと随分甘えん坊になるんだなぁ~。可愛いこと言ってくれるじゃないか。」 「一緒に寝てもいいんですか…?」 「明日買い物に行けないぶん、治るまで一緒にいるよ。」 思考が速くなる。兄さんのことでいっぱいになる。 嬉しい。嬉しい。嬉しすぎます。 兄さんは私のことが好きなんです。そうに決まっています。 だから兄さんは私と結ばれるべきなんです。 そうです、そうに違いないです。 邪魔な奴はもういない。 兄さんは私がいれば十分です。 私も兄さんがいなきゃおかしくなりそうですから兄さんと私が結ばれるのは当たり前のことです。 「兄さん迷惑かけてごめんなさい…。」 「大丈夫だよ桜。迷惑なんかじゃないからね。桜、早いかもしれないけどもう寝ようね。」 「はいわかりました兄さん。」 そう言って私は瞳を閉じました。 でも寝れそうにないです。兄さんが頭を撫でてくれます。 それだけでも興奮して眠れません。 ですが兄さんに心配をかけてしまうのは良くないです。だから寝なきゃいけません。 170 名前: キモウトとひきこもり兄Ⅴ 2010/11/03(水) 12 00 48 ID hRsAW5Cw 数時間後 やはり起きてしまいました…。身体を起こしてあたりを見回しますが真っ暗で何も見えないです。 それでも兄さんの温かさは感じれます。 はぁ…兄さんの寝顔がこんなに近いなんて……。 あぁそうでした、兄さんに携帯のことを言っていませんでした。 でも大丈夫かもしれません。兄さんは私のことが大好きですから他の女とくっつくことなんてありえないです。 兄さんに近づいて兄さんの温かさを感じます。 兄さんはどこか窮屈そうな表情でしたが今日は兄さんに甘えたいです。 明日はもっと兄さんといつもはできないことをするんです。 兄さんの唇を指でなぞると兄さんはもぞもぞとしました。可愛い、食べてしまいたい。 キスは今はできないですが、抱きつくことならできます。 私は兄さんにもっと近づいて抱きつくような状態で寝ることにしました。 あぁ…兄さん大好きです。 だからこそ兄さんに、私を選んでくれた兄さんに尽くしたい。 兄さんにされることなら何でも嬉しいです。 「兄さん、おやすみなさい。」 (瀬里朱side) 日本に戻ってくるのは何年ぶりだろうか……。 君と別れてからも少しは日本にいたが君との思い出のないことはどうでもいい。 君にまたあえて良かった。今日は心からそう思った。 君との思い出は私にとってとても大事なものだ。それはこれからも変わらないだろう。 アルバムをめくる。そこには小さい頃の私と君がいる。 昔の君はこんなに笑っていたのに、どうして今の君は笑っていなかったんだ。 君に何かあったのか心配だ。私が君を守れなかったせいなのか? でも大丈夫だ。ここにいる限り私が君を守る。君の敵は私が殺す。 君はいつも私を引っ張ってくれていたな。 奇異な目で見られ、虐められていた私を守ってくれた。 その頃からずっと君を想い続けているよ。今度は私が君を守る番だ。 「一人……。」 愛しい君の名前。君が好きだ。 私にはお金も権力も知恵もある。君が好きなものは何だって買ってあげられる。 もちろん私も君に相応しい人になれるように頑張ったんだ。 だから君は私と生涯を共にするんだ。そうだろう一人? 私しかいないこの家は君との家にしてもいい。 嫌なら世界中どこにでも作っていい。どんな豪邸でも君のためなら惜しまない。 君さえいれば私はいい。 だが私以外の女を作ったら君でも許さない。君を殺してでも一緒にいよう。 「おやすみ一人。愛しているよ。」 アルバムを閉じ、ベットの明かりを消した。 戻る 目次 次へ