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20XX年。 国連G対策センターのGフォースは、メカゴジラ、モゲラの敗北により、その存在意義に対する批難の声を浴びていた。 元々その研究費、開発費、設備維持費の多くは国の国庫から捻出されており、それらが無駄な支出であるという論調も強まりつつあった。 これを受けて、政府はGフォースへの援助を全面的に凍結、Gフォースは財政難に喘いでいた……。 麻生「霞ヶ関の役人連中はこれだからいかんのだ!奴の…ゴジラの脅威をまるで理解していない!」 中尾彬似ともっぱらの噂の司令官・麻生大佐は新たなスポンサー探しに奔走していた。 しかし、国と同じレベルの援助を出来る組織などそう簡単には見つからず、大佐は日に日に憔悴していった。 Gフォースはもはや研究開発機関としての機能を失い、施設の一般公開によるわずかな収入でなんとか存続していた。 そんなある日…… さわ子「ここがゴジラ対策の総本山、Gフォースです。みなさん、施設の方々に迷惑をかけないように静かに見学してくださいね」 律「なーにが総本山だよ。メカゴジもあのもぐらも負けちゃってんじゃん」 さわ子「田井中さん!…そういう事はくれぐれも施設の人の前では言わないように」 律「あぅ…すびばせん…」 さわ子「それからこれは遊びじゃなくて社会見学ですからね。後で感想文を提出してもらうので、ちゃんと見学してください」 唯「りっちゃん!見て見て!ゴジラ饅頭が売ってるよ!」 律「うへぇ~…真っ黒な饅頭とかまずそーだなぁ」 唯「えー!かわいいじゃん!」 唯律「やんややんや」 さわ子「……はぁ」 施設内部 唯「うわー!すごい!戦車だよ戦車!」 紬「おっきぃー!」 律「か、かっこいい!」 澪「う…私はこういうのちょっと苦手かも…」 麻生「なんだねあの連中は」 佐々木「はっ!社会見学に来た女子高生です」 麻生「…Gフォースも堕ちたものだ。スポンサーさえいれば…」 さわ子「みなさん、次はここの司令官の方の危機対策に関するお話があるので、ペンとメモの用意をしてくださいね」 麻生「やれやれ……」 麻生「あー…オホン。諸君らがまだ小学生くらいの時の事だ。あの頃はゴジラの活動も活発で、わが国は何度もその危機に…うんたらかんたら」 律(話なげー…) 唯(飽きてきちゃったよ…) 澪「二人ともちゃんとメモとれよ。後で提出しなきゃいけないんだから」ヒソヒソ 麻生「…というわけで、諸君にもゴジラに対する危機感を持って生活していってもらいたいと思う。では質問のある方はどうぞ」 唯「はいはーい!」 麻生「む…。ではそこの髪どめの君」 唯「見学してて思ったんですけどー、今は新しいロボットの開発ってやってないんですかー?」 麻生(くっ…。痛いところを…) 麻生「今は諸事情により、開発は行っていない」 唯「諸事情ってなんですかー?」 麻生「それは国家機密なのでお答えできかねる」 唯「えー」 律「お金がないんじゃないの?」 麻生「うぐ…。そのような事は断じてない!話は以上!では失礼する」 唯「お金がないなら、ムギちゃん援助してあげられないのかなぁ?」 紬「うーん、父に頼めばもしかしたら…」 麻生(バカバカしい…。子供のお小遣いじゃあるまいし…)スタスタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さわ子「じゃあ最後はここ、超能力の研究に関する施設を見て今日の社会見学は終了です」 唯「超能力!?」 律「マジかよ!見たい見たい!」 澪「わ、私も……」 紬「私、超能力者に会うのが夢だったの~♪」 三枝「私が担当の三枝未希です。今日はみなさんにも超能力者の資質があるかどうかのテストをやってもらいます」 唯「わぁい♪」 三枝「ではこのヘッドギアをつけて、二人一組になってください」 律「澪、やろうぜ」 澪「うん」 唯「じゃあ私はムギちゃんと組もーっと」 紬「はーい」 三枝「向かい合って目を閉じて、相手の考えてる事が読めるかどうかやってみてください」 律「う~ん…」 澪「むむむ…。…ダメだ、わかるわけないよ」 律「…パンツ…。澪はパンツの事を考えてる…」 澪「デタラメ言うな!」 唯「うぅ~ん…ムギちゃんは…お菓子のことを考えてる?」 紬「違うわ。……唯ちゃんは、梓ちゃんの事を考えてるでしょ」 唯「わっ!ムギちゃん正解!すごーい」 紬「えへへ」 三枝(え?いやまさか何のトレーニングもしてない人がそんなわけ…) 紬「あとりっちゃんは「感想文ダルい」、澪ちゃんは「今日のお菓子なんだろう…」って考えてるよね?」 律「え!?」 澪「な、なんでわかるの?」 三枝「あ、あなた…もしかして普段から人の心が読めたりするの?」 紬「はい!ちなみにお姉さんは今、「こんなシロートにできるわけねーだろjk」って考えてます」 三枝「!?」 唯「すごーい!ムギちゃん超能力者だったんだねー」 三枝「こ、これは…!とんでもない逸材だわ……!」 後日 麻生「なにっ!?スポンサーが見つかっただと!?」 佐々木「はっ!それもかなり大口のスポンサーでして…恐らく国の援助以上の額が期待できるかと」 麻生「そ、それでそのスポンサーというのは…!?」 佐々木「琴吹グループです」 麻生「琴吹だと!?あの財閥系企業のトップが…!いや、しかし我々はあのグループと何の繋がりもないぞ?一体なぜ…」 佐々木「実は今、琴吹様とそのご令嬢がこちらに来ております」 ムギパパ「初めまして。あなたがここの司令官ですか?」 麻生「は、はっ!いかにも、私が司令官の麻生ですが…」 ムギパパ「ゴジラの脅威から世界を守るGフォース…微力ながら、我々企業の資金を以って援助させていただきたく参じた次第でございます」 麻生「いやはや、それは私どもにとって願っても無い申し出でございますが…一体なぜ?」 ムギパパ「ふふ…実は娘にせがまれてしまいしてな」 麻生「娘…?」 紬「先日はどうも~」 麻生「…!あ、あの時の…!」 ムギパパ「企業の長といえど、私も一人の父親。娘の願いにはめっぽう弱くて…はっはっはっは!」 紬「えへへ」 麻生「な、なんと…。いやしかし理由はどうあれ、ありがたいお話!謹んでお受けいたしましょう」 ムギパパ「うむ。日本の安全をよろしくお願いします」 麻生「それはもう!我々に任せていただきたい!わっはっはっは!」 ムギパパ「…で、資金援助をするにあたって、一つ提案があるのですが」 麻生「ははは!どうぞどうぞ。我々Gフォースに出来ることならなんなりと!」 ムギパパ「実は新兵器開発について希望があるのですが…」ヒソヒソ 麻生「ふむふむ…」 麻生「……!?」 麻生「な、なんですと!?」 麻生「そ、それはさすがに…。娘さんのロボットを作るなどということは…」 ムギパパ「いや、それがですな、誰に似たのか、この紬、中々の腕力でしてな。ゴジラ対策にそれを活かし、娘の巨大ロボットを作れば、ははは、ゴジラなんぞ一ひねりかと思いますぞ」 麻生「い、いや…しかしですな…」 ムギパパ「そうですか。では資金援助の話はなかったということに…」 麻生「お、お待ちください!わかりました!作りましょう!メカムギちゃん作りましょう!ええ!作りますとも!それでゴジラを倒して見せましょう!」 ムギパパ「はっはっは!そうですか!いやさすが司令官殿、話の分かる方だ!」 紬「お父様ったら…」 麻生(だ、大丈夫…。見た目だけこの娘と同じにすればいいだけだ…。パイロットはどうせ黒木に任せるんだし、何の問題もないはず…) 三枝「麻生さん、ちょっといいですか」 麻生「む、三枝くんか。今取り込み中なんだ。後にしたまえ」 ムギパパ「おや?あなたはもしやかの有名な三枝未希さんですかな?」 三枝「はい、そうですが」 ムギパパ「先日の社会見学以来、娘があなたの事を気に入ってましてな」 紬「この間はお世話になりました」 三枝「あっ!あなた…ちょうどよかった。麻生さん、この子の事でお話があります」 麻生「…なんだね?」 三枝「この子をGフォースに推薦します」 麻生「な、なにぃ~?」 三枝「この子はとんでもない逸材です。この間の超能力テストでは、ここの研究生をはるかに超える力を発揮していました」 麻生「ば、バカな…」 ムギパパ「そうかねそうかね。では司令官殿、こういうのはどうだろう?メカムギちゃんのパイロットとして、この紬を乗せるというのは」 三枝「メカムギちゃん…?」 ムギパパ「たった今決まった、G対策の秘密兵器さ」 三枝「なるほど。麻生さん、この子ならきっと素晴らしいパイロットになりますよ」 麻生「い、いやしかし……あー、ほら、娘さんの意向もあるだろう?」 紬「私、ロボットに乗るのが夢だったの~」 麻生「」 かくして、Gフォースは新たに潤沢な資金を得て、新兵器の開発に着手した。 全長110M、体重130万トンのG対策兵器 Multi Unstoppable Godzilla Intercepter…通称『メカムギちゃん』の誕生である。 その専任パイロットには、同兵器のモデルでもある、琴吹紬が選ばれた。 紬「…というわけで、メカムギちゃんのパイロットになっちゃいました」 唯「わー!ムギちゃん凄い!」 律「いいなぁ。私もパイロットやりたかったよ」 澪「だ、大丈夫なのか…?」 梓「危ないんじゃないですか…」 紬「大丈夫よ~」 Gフォース ビーッ!ビーッ!ビーッ! 佐々木「司令!奴が動きだしました!」 麻生「よし、上陸をなんとしても阻止せねばならん。自衛隊に要請だ」 佐々木「メカムギちゃんは出動させないんですか?」 麻生「パイロットを呼ぶまで時間がかかる。それに出来ればアレは出動させたくないのだ…」 佐々木「わ、わかりました…」 チャラチャチャチャーチャーチャーチャーチャラチャチャチャー♪(自衛隊のテーマ) 黒木「くそ…なんで俺がメーサー戦車の機関士なんかに…」 黒木「新兵器のパイロットは俺になるとばかり…」 ズシ…ン… 黒木「!!…来たか」 ズシーン…ズシーン… ゴジラ「アンギャアアアオエエェェ」 黒木「食らえぇぇぇぇぇぇぁあああああ!!」ポチポチ ドドドドドド ゴジラ「」ゴーーーー 黒木「…!?」 黒木「ぬわーーーーーーーっ」 ボカーン 佐々木「ダメです!上陸を許してしまいました!」 麻生「くっ…仕方ない!メカムギちゃんを出動させる!パイロットはまだか!?」 佐々木「それが…何やらお茶がどうとか…」 麻生「いいから早くつれて来い!!」 一時間後 紬「お待たせしました」 麻生「よし。いいか。日本の命運は君とメカムギちゃんにかかっている。なんとしても奴を倒すのだ」 紬「はぁい!」 麻生「メカムギちゃん、出撃!」 MUGI「ウイーンガシャン」 ゴゴゴゴゴ… オペレーター「メカムギちゃん、スタンバイOK」 紬「はーい。それでは発車します」ポチ MUGI「ズゴゴゴゴゴ」 MUGI「」ブーーーン… MUGI「」シュドーン 佐々木「あれ…飛べたんですね…」 麻生「知らん…。設計は全てあの親バカ社長がやっていたからな…」 オペレーター「MUGI、予定進路を大幅にずれていきます!」 麻生「んなにィ!?一体どこに向かっているんだ!?」 2
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「あれっちっさーは?」 結局千聖を残して先に外へ出た私を見て、舞美が首をかしげた。 「うん、後で来るって。」 「そっか。じゃあ、今適当に円になってやってるからどっか入って?」 「うん・・・」 結果的に千聖を傷つけることになってしまって、私はものすごく落ち込んでいた。だから気が入らず、あんまり考えもせずに、一番近くの輪の切れ目にお邪魔してみた。 「えりこちゃん。」 「うぅっわ!」 しまった。すぐ右側になっきぃがいて、にっこり笑っている。 いつもはリスやネズミみたいで可愛いその笑顔が、今日はホラーがかっている。怖い。 「キュフフ、そんなに警戒しないでよぅ。この位置関係じゃ、えりこちゃんになっきぃスマッシュくらわすことはできないでしょ?」 なっきぃは飛んでくるシャトルを器用に返しながら、淡々とした口調で語りかけてくる。 「・・・私はね、えりこちゃん。」 「は、はい。」 「千聖に悲しい顔をさせたくないわけ。えりこちゃんは遊びのつもりで千聖にいろいろしてるのかもしれないけれど、えりこちゃんは千聖の未来を破壊してるかもしれないんだよ。」 「破壊って、」 「だってそうでしょ。今の千聖はまだ赤ちゃんみたいなものなんだよ。その透明で綺麗な心に、えりかちゃんが勝手に変な色をつけたら、千聖は、千聖は・・・」 いつのまにかなっきぃはポロポロと涙をこぼしていた。泣き虫なっきぃの通り名はだてじゃない。 「ど、ど、どうしたの!なっきぃ?羽根でも目に入った?」 あわてて駆け寄ってくるメンバー。誰もさっきの会話を聞いていなかったみたいで、私に事情を聞いてくる人はいない。 「・・・ん、ごめん。大丈夫。ちょっと目洗ってくるから。」 なっきぃは男らしくぐぃっと涙を拭うと、一人で水道の方へ走っていった。 「どうしたんだろうねー。」 「おなかでも痛くなっちゃったかな?」 なっきぃの体調を案じるみんなの会話に、私は入ることが出来なかった。 私は、千聖をおもちゃにしていたのか。そんなつもりはなかったけれど、少なくともなっきぃにはそういう風に解釈されてしまった。 基本的に先のことは考えない性格の私は、今この瞬間、千聖と私が気持ちよくて楽しいならそれでいいと思っていた。誰に迷惑をかけているわけでもないし、私がしていることはそんなにたいしたことじゃない・・・・はず。 それでもさすがに今のなっきぃの言葉は重くて、私もさらに気持ちが落ちてきてしまった。 「えりかちゃん、千聖遅いね。もうそろそろ集合時間なのに。」 いつのまにか栞菜が私の横に移動してきていた。 「あ・・・うん。ウチ迎えに行って来る。」 「あっ、そうだ、えりかちゃん。いつでもいいんだけど、今日ちょっと話があるんだ。」 「ウチと?・・・うん、時間あったらね。」 上の空なまま、栞菜をあしらってしまったけれど、私はふと栞菜がなっきぃと同じ部屋だったことを思い出した。あと、舞美も。 まさか、なっきぃから二人に話が?・・・いや、なっきぃはまだ不確定なことを勝手に他人に喋ったりするタイプじゃない。口が固いからこそ、ああやって一人で重く受け止めてしまうんだろう。 まあ、どちらにしても後でわかるか・・・ 私は急ぎ足でコテージに戻った。 「千聖?」 玄関で名前を呼んでみても、返事がない。ベッドにも、椅子にも姿がない。 「千聖、どこ?」 靴を脱いでベッドの淵に回りこむと、膝を抱え込んだ千聖がちっちゃくうずくまっていた。 「千・・・」 覗き込んだ千聖の顔は、あの虚ろな表情になっていた。 何も映さない、一人ぼっちの世界に入ってしまったときの顔。 どうしよう、私があんな放り出し方をしたから辛くなっちゃったんだ。物みたいに扱われて、それで「寂しい」なんて言ったんだ。 「ごめん、千聖。私が無神経だった。戻ってきて。」 いつもならゆっくり時間をかけて体に触れて千聖の心を取り戻すのだけれど、今はそこまでしていられない。 髪を撫でて、ほっぺたを寄せて、私の体温をわける。 「・・・・えりか、さん・・・・?」 いつもよりさらに悪いかつぜつで、千聖が私の名前を零す。あと一息かもしれないけど、もうタイムリミット。 私は千聖の顎を指で救って、顔を上げさせた。 少し茶味がかったその瞳を見ないように目を閉じて、ほんの一瞬だけ、唇と唇をくっつける。 本当に触れるだけだったから、唇の感触なんて全然わからなかった。ほっぺにキスするのと同じようなもの。 でも、 ああ、これだけはやっちゃいけないって決めてたのに・・・ 顔を離すと、みるみるうちに千聖の瞳に光が戻る。 「・・・あの、今」 「特別だからね。もうしないから。梅さんキスするの嫌いなんだよ。それより、早く行こう。もう時間だから。」 「・・・・・・はい。」 おずおずと差し出してきた手を取って、玄関へ向かう。 千聖の顔がほんのり色づいて、はにかんで微笑むのが視界の端に映る。私はますます、自分のしていることが正しいのか間違ってるのかわからなくなってしまった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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前へ 「・・・・ねえ。」 舞美ちゃんの家から仕事場に一緒に来た私は、楽屋の鏡の前でぼんやりしている千聖の横に立った。 「舞、さん」 「話があるから一緒に来て。」 腕を掴んで立ち上がらせて外に出ようとしたら、栞菜となっきぃが前にたちはだかった。 「ちょっと待って、舞ちゃん。栞菜も舞ちゃんに話があるんだ。ちっさーにも聞いてほしいから、ついていっていい?」 「舞ちゃん、私も。おとといの夜のこと、ちゃんと話したい。謝りたいよ。」 「2人とも、舞はちっさーと2人で話したいんだって。後でいいじゃないか。」 「でもっ」 ・・・ああ、そうか。 私がこの千聖のことをいじめるんじゃないかって、心配してるんだね。 無理もない。私は自分の感情にまかせて、かなりひどい仕打ちをしてきた。 挨拶無視にはじまって、一昨日はついに直接本人を責めた。 なっきぃはその現場にいたわけだし、栞菜の耳にだって入ってないわけがない。 愛理は私を睨んでいる。えりかちゃんは「舞美・・・」と何かいいかけて口を閉ざした。 皆にいじめっ子認定されちゃったわけか。でもそれも、自分の起こした行動が生んだ報いというやつなんだろう。 「別に、何にもしないよ。」 「でもさ、実際に舞ちゃんちっさーのこと」 「栞菜。早貴さん。」 その時、ずっと黙って私に手を引かれていた千聖がもたもたした口調で喋り出した。 「私も今舞さんと、2人で話がしたいわ。私が先ではだめかしら。」 「ちっさー・・・」 ちょっとボーッとしているみたいだ。顔色が悪くて隈が出ているから、寝不足なのかもしれない。 でも、はっきり「舞さんと話したい」そう言ってくれた。 「ごめん、もう行く。ちょっと時間がないんだ。」 「時間って、どういうこと?」 「ほらほら、舞がそう言ってるんだからちょっと2人にしてあげようよ。さ、行って。みんなは舞美のところに集合!」 ありがとう、お姉ちゃん。 きっと今回の事件について、みんなに話してくれるんだろう。 私も後でちゃんと、なっきぃと栞菜の話を聞かなきゃいけないな。 「こっち。ついて来て。」 ちょっと奥まった自販機の前に千聖を連れて行くと、 「おごって。」 と唐突に言ってみた。 「えっ・・・」 「前の千聖なら、舞におごってくれた。」 「・・・・ええ。」 千聖は困惑した表情で、ジュースを差し出してきた。 「舞の好きなやつだ。忘れてなかったんだね。」 「舞さんは、いつもこれを選ぶのよね。もちろん覚えているわ。」 微笑む顔につられて、つい表情を緩めてしまった。 この千聖と笑いあうなんて、これが初めてだ。 「・・・一昨日の、夜なんだけど。」 一呼吸置いて、私は本題を切り出した。 「ごめんなさい。舞が悪かったです。」 「舞さん、待って、頭を上げて。舞さんは悪くないわ。」 千聖の手が、私の手を包み込んだ。 「以前の私がどんな性格だったのか、自分ではわからないれど、本当に全く違うのでしょう? ずっと仲良くしてくれていた舞さんが、今の私を拒絶するのは仕方がないと思うの。 でもね、・・・たとえ舞さんが私を嫌いになってしまったとしても、私は舞さんが好き。 どうか、この気持ちだけは拒まないで。」 「もういいよ、わかったから。」 これ以上聞いていたら、また心が乱れてしまいそうだった。 動揺しているのをごまかしたくて、千聖の目元に手をやった。 「ひどい顔してる。また泣いてたんだ。あと、寝てないでしょ。顔色ヤバいって。」 「そん、なにひどい?」 「最悪だよ。アイドルなのに。 ・・・・・あの、さっきは、気持ちをきかせてくれてありがとう。だから、舞の話も聞いて。」 もう逃げない。 千聖の目をまっすぐに見つめながら、私は昨日舞美ちゃんと考えた事一つ一つを言葉に変えていった。 次へ TOP
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カンボジア人となった、猫ちゃんがオリンピックカンボジア代表に!! ほぼ決まったそうなんですよ。 猫ちゃんの努力はすごいものがあったと思うので、 それは素直におめでとうございます!!って思います。 でも、賛否両論はあるようで、 カンボジアの方々もそれでいいの?って思ったり、 オリンピックが終わった後は、日本には戻ってこない方がいい、とか、 色々な意見はあるようですね…。 でも、決まったからにはオリンピック代表として、 今までの記録を大幅に更新できるくらいの走りを、 ぜひとも期待したいですよね! 車 高価買取 引越し料金 神奈川 蓮のちから 車 一括査定
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436 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 20 19.74 ID ??? 434 旧約聖書の厨二ぶりには惚れ惚れする あんなん実プレイでやったら晒されるレベル 437 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 21 34.26 ID ??? 436 神様はヨブにひどいことしたよね 442 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 24 09.82 ID ??? 436 元々ノアの箱舟の話って、 人間が増え過ぎて煩くて神様が安眠できんから人間の数を減らそう、 って動機で大洪水起こす話だもんなw なんという困GM 443 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 25 32.30 ID ??? 442 出エジプト記のランダム災害チャートもひどすぎる 災厄級プロミネンスかよ 445 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 26 15.62 ID ??? 442 困GM(キャンペ長すぎてNPC増えたなー…PCが何代も続いたせいで、元PCや元PC家族とか多いし… よし、イベントで戦争起こして、大量に殺そう) こんな発想かな 451 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 38 03.14 ID ??? 聖書は不整合の固まりの上、その章となんの関係もない文章の 引用がしょっちゅう発生して、意味不明な部分ばかりなのに、 聖書にはなんの矛盾もない、矛盾があると感じるのは ちゃんと読めてないだけと言い張る手合いが昔から多いからなあ。 後、どう見ても昔のエロ詩集と思われる物がまぎれこんだ まま収録されてるっぽい章があったりとか。 455 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 44 21.80 ID ??? 451 それは君がおかしい 聖書とは起源の言葉(LOGO)であり秩序(LOGOS)そのもの 現代に蔓延るスラングめいた言葉の乱れこそが、このマッポー的無秩序を生み出しているのだと何故解らぬ 458 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 45 35.61 ID ??? 455 何言ってるか分かんないからヘブライ語で頼む 460 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 46 52.34 ID ??? それは君がおかしいヘブ 聖書とは起源の言葉(LOGO)であり秩序(LOGOS)そのものヘブ 現代に蔓延るスラングめいた言葉の乱れこそが、このマッポー的無秩序を生み出しているのだと何故解らぬヘブ 461 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 47 52.56 ID ??? 460 お前はゴブリンかw 463 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 50 45.55 ID ??? 語尾にヘブと付ければヘブライ語になる…だと… 464 :NPCさん:2011/06/17(金) 22 51 24.41 ID ??? 今夜もみんな楽しそうで何よりだ スレ275
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850 名前: NPCさん 2005/06/30(木) 07 07 06 ID ??? 新参者ですがヨロ。挨拶代わりにネタ投下。 俺の鳥取の困ったちゃん鈴木(仮名)の話。 ↓キャンペでシブい名脇役PCが好評。鳥取で語り継がれるPCになる。 ↓次のキャンペで、鈴木がそれを真似たとしか思えないPCを作ってくる。 シブ路線、似たようなデータ、似たような設定etc。 ↓周りの空気は微妙。前回行なわれたような掛け合いができず鈴木は不満顔。 ↓そのキャンペで今度は天才小学生PCが脚光を浴び、好評。 ↓次のキャンペで鈴木はクールな小学生PCを作ってくる。 ↓くり返し。(他にはアニメなどからパクってくる場合もある) 鈴木が使うと最終的にはヘタレな役回りになるからいいんだけど(藁 本人はいじられキャラだから嫌われてるわけじゃないみたいだし。 ただ明らかに真似してくるのは空気が悪いっつかなんつーか…。 947 名前: NPCさん 2005/06/30(木) 19 23 56 ID ??? 美しき困ったちゃん鈴木・・・・センスのある呼び名だ スレ74
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お嬢様は私の顔を見てにっこりした。漫画とか絵みたいに、笑うと目が一本線になっちゃって、私もつられて笑顔になる。 「お嬢様って、笑顔がすっごく可愛いですねー」 ストレートにそう言ってみると、お嬢様は「あら、そんな、ウフフ」と少し顔を赤くしてはにかんだ。 「ほらほらかわいー!」 「ちょっと、友理奈ちゃん!お嬢様をからかわないで!」 ぷくぷくなほっぺたを突つこうとしたら、なかさきちゃんが即座に止めに入ってきてしまった。 「何でー。ヤキモチ?」 「ち、違うし!何言うの、もう!お嬢様、気にしないでくださいね。私のお嬢様への愛は、他の人と比べるようなものじゃなくどうのこうの」 「むふふ」 必死になってるなかさきちゃんはちょっと可愛いと思う。何か、キョドッてるハムスターみたいだ。 高等部で同じクラスになって知ったけれど、なかさきちゃんはお嬢様のお屋敷で管理している寮に入っているらしい。おしゃべりしていると、頻繁にお嬢様の名前が出るのはそういうわけだったのか、と私は妙に感心したことを思い出した。 「さ、お昼休み終わっちゃうからもうそろそろ行こう。熊井ちゃんも、ノート落としてるよ?ほら・・・」 また茉麻が私たちを促してくれて、足元に転がっていた私の数学のノートを拾い上げた。 「結構マジメにノート取ってるじゃん・・・」 「あっ」 ペラペラとノートをめくる手が、最後のページでピタリと止まった。待って、それは、さっきももたちにも―― 「・・・・えー…」 案の定、茉麻はノートの“あの部分”を凝視したまま固まった。 「熊井ちゃーん・・・」 「違うんだってば、もう!」 「なにが?」 「待って、なかさきちゃんは本当にだめ!」 茉麻でこの反応なら、なかさきちゃんは絶対に大げさに大騒ぎする!そう思って、私はなかさきちゃんの頭を手で抱え込んだ。小顔ななかさきちゃんの顔は、私の大きな手によくフィットした。 「ぐぇっ」 「ちょ、熊井ちゃん!だめだよ!なっきぃ死んじゃうから!」 茉麻にベリッと引き離されて、なかさきちゃんの顔を見ると、半笑いで「キュフフ・・・キュフフフゥ・・・」と半分天国に行ってしまっていた。 いつものカ゛ミカ゛ミ風紀委員の時とぜんぜん違う半白目みたいな顔が面白くて、自分がこんな目に合わせたっていうのに、私は少しにやにやしてしまった。 「まあ、素晴らしいあいあんくろーね!熊さ…熊井、さんもぷろれすを嗜んでいらっしゃるの?千聖も結構強いのよ」 「いえいえ、それほどでもー。ていうか、別にプロレス技かけたつもりなかったんですけど」 「あら、それなら素質がおありなのかもしれません。今からでもその体躯をお活かしになって・・・」 「そんなトークしてる場合かー!」 なかさきちゃんが大変なことになってるっていうのに、暢気におしゃべりしていたら、私もお嬢様も茉麻におでこをペチンとたたかれた。 「あいたー!」 「きゃっ!」 おでこは痛いけど、茉麻はこういうとき、平等にしてくれるから何かいいと思う。ってまた余計なことを考えてしまった。 「でさ・・・話戻るけど熊井ちゃん・・・このノートはいったい」 ももたちほどあからさまにドン引きはしてないものの、さすがに茉麻の顔も少し引きつっていた。 そんなに変な行動だったのか・・・。なんとなく気分が落ち込んできてしまった。だけど、 「あら、千聖のお名前がたくさん・・・?」 横からノートをひょいっと覗き込んだお嬢様は、みんなの反応とは違って、別にどうってことないような顔をしてくれた。そのかわり、説明を求めるように、私をじっと見つめてくる。 「違うんです、変態じゃないんです。何か、お嬢様の名前って可愛らしいからつい何度も書いてしまって。それであのそのえっと」 いつだったか、噂話大好きなクラスの子が、「お嬢様の機嫌をそこねた生徒は即退学らしいよ!」と言っていたことを思い出した。 引かれる前にどうにか弁解を・・・!そう思ってできる限り早口でしゃべりかけるけれど、私の口はもともとあんまりよく回るようにはできていない。ああ、もどかしい!このくまくまボイスが憎らしい! 「そうなんですか。千聖、自分でも自分の名前が気に入っているの。嬉しいわ。」 だけど、お嬢様はそんな私を見てもやっぱり怒りもせず、まるで赤ちゃんが見せるような無邪気な顔で笑ってくれた。 「本当に・・・?」 「ええ。だって、私の大好きな両親が付けてくれた、大切な名前ですもの。褒めていただいて、嬉しくないはずがないわ。ちなみに、聖母マリア様から文字をいただいたのよ。 熊・・・くまいさん、は、ユリナさんというお名前なのね。とても綺麗なお名前。由来は・・・まあ、どうなさったの、熊さん!」 「うっ・・・うえええ!私、退学じゃなくていいんですか?大丈夫ですか?」 「まあ、急に何を・・・どうして熊さんが退学になるの?ああ、泣かないで。私も悲しくなってしまうわ。」 「うわーん!」 感極まって泣き出すと、お嬢様も目を潤ませてヒックヒックと小さくしゃくりあげた。 「な、何か、名前を褒められるのってすてきですねっ・・・ひっく」 「そうね、ひっく。千聖も嬉しいわ。ひっく」 視界の端っこで、もうついていけないって感じの茉麻が書類の片付けを始めた。手伝わなきゃって思うけれど、一緒に泣いてくれる人がいると、いつまでたっても涙が収まらない。 そのうちに、仮死状態だったなかさきちゃんが何度かまばたきをした後、ゆっくりと起き上がって私とお嬢様の方を見た。 そして私たちの状態を確認するや否や、 「・・・・ちょっとー!!!!友理奈ちゃん!!お嬢様を泣かせたの!!!????」とすごいキンキン声で絶叫した。 「違うの、なっきぃ。ひっく。私たち、ひっく。嬉しくて泣いてるの。ひっく。」 私がムキになって反論する前に、お嬢様はなかさきちゃんに上手な説明をしてくれた。 「そ、そうなんですか?でも・・・あー、もう時間ないから行きましょう、お嬢様、茉麻ちゃん。まったく、熊井ちゃんはぁ」 「うふふ。また、今度ね。熊さん。」 なかさきちゃんに促されるまま、岡井さんは今度こそ廊下の向こうに消えていってしまった。可愛いお手振りつきで。 「また呼び方戻ってるし!・・・でも、いっか。」 私だって、もぉ軍団の力を借りなくたって、こうやってお目当ての人と仲良くなることができるんだもん。あとで、ももと梨沙子に自慢してやらないと。 鼻歌交じりにスキップで廊下を進んだ。野次馬さんたちが道を開けてくれる。今日、また会えるかな?生徒会のお手伝いがあるのかな?もっと話したいな。いっそお取り巻きさんたちに仲間にいれてもらおうかな(でも私ももの友達だから無理かな)? これからのことをいろいろ空想すると、すごく楽しい気持ちになる。新しい友達になれるといいな。私はすごく晴れ晴れした気持ちで、高等部の教室に戻った。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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第434話:銃殺天使キノちゃん 作:◆R0w/LGL.9c 皆さん今日は。ボクはキノといいます。 この『ゲーム』とやらに参加させられ、色々な事があり結局『乗る』事にしました。 師匠の意志を継ぎ、躊躇わずに人を殺し最後の一人になることを誓ったのです。 ところがボクは今震えています。 森を歩きながら手の震えが止まりません。 口もしっかり噛み合わせていないとカチカチいいそうです。 それもこれもあの殺人鬼零崎と分かれてからのことでした。 歩みは遅々として進まず、商店街がえらく遠く感じられました。 何故か森のざわめきなどにも過剰反応してしまい、全然先に進めませんでした。 そんなこんなでボクは何とか商店街に到着したのです。 しかし入ってすぐの所でありえない破砕を見かけました。 顎鬚のある強面の人と赤い髪の女性の抱擁。 しかもそのまま二人は死んでいる状態で。 「……」 生前恋人同士には見えません。ありえないのはその足元。 足の形に小さなクレーターのようになっているのです。 踏み込みでしょうか。この人たちも零崎と同じ人外だったのでしょうか。 今では──死体となった今では同じことです。しかし近くにパースエイダーが落ちていました。 「これは…」 森の人です。血がこびりついていますが弾があれば使えそうな状態です。 「どこの誰かは知りませんが、これはボクに必要なものです。貰っていきます」 そう告げて血を拭ったパースエイダーを取ります。鞄はずしりと重くなりました。 よく考えればショットガンは専用の弾がないと意味がありません。 捨てようか…と考え、とりあえずその辺の民家で休んでから判断することにします。 額の傷はぱりぱりになってしまいました。刀も落ちていたのですがかさばるので持っていく事は断念。 ボクは最後に、食物連鎖の最下層へと到達しきらきらと乾ききっていない血が池を作っている人たちを見ました。 手ごろな民家を探すことにしましょう。 そこそこの家を見つけました。戸棚にはしっかり救急箱が設置。 かすり傷擦り傷切り傷は無数にありますが、どれも致命的なものは無く救急箱で処置できそうです。 ボクははっきり言って運が良かっただけでした。 一緒にいた相良宗介は予告無く両腕を切断されてしまい、どう見ても致命傷を負いました。 ボクも彼が切られた後に零崎の存在を確認しました。つまり、ほんの少し立ち位置が違った──或いは零崎の気紛れで殺されたのは僕だったかもしれません。 洗面所に行き顔を洗います。血の跡や泥を拭いファストエイド(この場合は絆創膏)を貼り付けます。 水道は正常に動き、タオルもありました。あとは荷物を整理して出発です。また、人を殺さねばなりません。 そのとき隣の民家で物音がしました。僕は咄嗟に相良宗介の落としていったソーコムピストルを構え、腰にヘイルストームをホールドしました。 音を無くして民家から出て、隣の民家の入り口に接近します。 『やっぱり探しに行こうか…』 『でも潤さんは遅くなったら後で合流しようって言ってたよ』 『どうするデシ?』 声はどれも幼い感じのする響きです。 ボクは躊躇無く家に踏み入りました。一息で玄関から声のした部屋まで駆け抜け扉を蹴り開けます。 「うわっ!?」 「敵!?」 部屋の中には少年が1人少女が1人──犬が一匹。 声は3人分したので犬が喋ったということでしょう。 シズさんの犬、陸も喋っていたから特に不思議には思いませんでした。 驚いて窓から逃げ出そうとする2人に抜き打ちの形で銃口を向けました。 指に力が──その瞬間少女がこっちを向きました。 何も写していない、虚ろな瞳。 その瞳で咄嗟に零崎人識を連想したボクは急に震えが来ました。 手の握力は急激に弱まり抜き打ちで下から上に跳ね上げていた銃は手から離れ、天井に叩きつけられました。 「早く──!」 少年が少女の手を引きます。 「でも、戦わないと!」 「逃げるんだよ! 潤さんは大丈夫だ! 人が多いところに行くって言ってただろ! 学校とか──公民館とかで待とう!」 ボクはその言葉をほとんど聴いていませんでした。 自分の震えと、パースエイダーを素人のように扱ってしまったショックから立ち直ったのは一瞬後でした。 「待──」 追いかけようとしたんです。でも無理でした。膝は笑い、これ以上の行動を拒否しています。 思い起こせば余り休んでいなかったことも関係していたのかもしれません。 追跡は諦め、その場に座り込みました。 こんな姿を師匠に見られたらなんと言われることでしょう。 相棒のモトラドは居ませんでしたが彼がなんと言うのかはそのままの声で予想できます。 『何も言われない。撃たれる』 【C-3/商店街民家/1日目・17 50】 【キノ】 [状態]:体中に擦り傷。 精神に傷/疲労 [装備]:ヘイルストーム(出典:オーフェン/残弾6)/折りたたみナイフ カノン(残弾無し)/師匠の形見のパチンコ/ショットガン(残弾無し) ソーコムピストル(残弾9) 森の人(残弾無し) [道具]:支給品一式×4 [思考]:最後まで生き残る。/休憩/荷物の整理/気持ち回復 『フラジャイル・チルドレン』 【フリウ・ハリスコー(013)】 [状態]:健康 [装備]:水晶眼(ウルトプライド)。眼帯なし 包帯 [道具]:支給品(パン5食分:水1500ml・缶詰などの食糧) [思考]:潤さんは…… [備考]:ウルトプライドの力が制限されていることをまだ知覚していません。 【高里要(097)】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品(パン5食分:水1500ml・缶詰などの食糧) [思考]:三人は大丈夫だろうか。とりあえず人の居そうな公民館・学校あたりへ [備考]:上半身肌着です 【トレイトン・サブラァニア・ファンデュ(シロちゃん)(052)】 [状態]:前足に浅い傷(処置済み)貧血 子犬形態 [装備]:黄色い帽子 [道具]:無し(デイパックは破棄) [思考]:三人ともきっと無事デシ。そう信じるデシ。 [備考]:回復までは半日程度の休憩が必要です。 2005/11/30 修正スレ185 2006/01/31 修正スレ212 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第433話 第434話 第435話 第467話 時系列順 第468話 第421話 フリウ 第446話 第397話 キノ 第437話 第421話 シロちゃん 第446話 第421話 高里要 第446話 第421話 ウルトプライド 第446話