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武ちゃんは、弓道部メンツの一人である。日本の黒幕。 語録 武ちゃんは、部活および学校生活においてもさまざまな名言を残している。 『増田くん、何がおかしいのかね』 『はぁ?意味がわからん』 『これからはインド人が君たちの上司になるかも知れんな』 『ジャパニーズアーチェリーに右も左もねぇんだよ!』 『原田くんが部長になるなら、私は顧問を辞めて転勤願を書く』 『俺の○○○は5本の矢』 『ウチの学校は教師も生徒も終わってる』 関連項目 柏セントラルハイスクールジャパニーズアーチェリー同好会の主要メンバーの一覧
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55 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/16(木) 10 20 22 ID kOi1/DwM0 なんで1月2日に食べた肉まんの写真なんか出してるの? 中華街に行ったのがそんなに嬉しかったのかな。おのぼりさん乙w 56 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/16(木) 10 47 49 ID sRbcu3O60 55 食べても太らない事をアピールして、セコム側に「うらやましいでしょ~」 と言いたいだけでは? 黒い太い指とピンクのスカルプが激しく似合わないww 無理すんな、て感じ。 57 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 11 59 34 ID JmWzzG+o0 ほんとにPCスキルの無いババアだよな。 慌ててアクセスログとか付けてるけど、誰かわかった?www 45 全うな意見まで荒らし扱いして、罵倒したのはすずめだろ。 バカじゃないの? 56 そこしか自慢出来ないのがもう可哀想でwww つーか、充分太いから、キモいからwwww いつもご飯不味そう。必死で見栄張って乙。 58 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 12 13 17 ID Pd5Ko8FoO 思った、思ったww ご飯不味そうだよね。 あれでコメントつけてる連中って毎日何食ってんの?wwwwwww 降臨したのは秘書じゃね? ショボ潰しは自分たちがすずめバハァにやらせてるんじゃないの? 真実を暴露されちったもんね~ww それとも王国を叩かれて、すずめバハァが怒るのって 国王に惚れてっから?w 59 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/16(木) 12 27 19 ID kOi1/DwM0 オバサン結構いい年なのかしら。 写真に手書きしてるきっったない字みると 今の40代が若いころに流行った丸文字に近い。 いい年して字が汚い、おまけに誤字ばかり、いやがらせも幼稚で ホントに頭悪いんだろうな…この人の旦那ってどういう趣味なのw 60 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 13 44 37 ID lentPBB00 都合悪いとすぐに削除したり 自演したり嘘つきまくったりするから きっちり魚拓とっておいたほうがよくない? 61 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 13 54 44 ID l+LawqmpO これ書いてる連ちゅうは、みんな関西人関西の恥。関西人同しの喧嘩に野次馬するのは悪い癖だぞー 62 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 15 59 48 ID JmWzzG+o0 スズメの写真、日記の日付と全然合ってないね。 前後してるのもあるし。 最後の写真から二週間以上経ってるけど、とっくに巣立ちの時期は過ぎてるんじゃね? 見せられないんだろーなw 63 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 19 50 23 ID Q97mjDwMO sbwG3ptwO=l+LawqmpO だろ? だからよ、あんた同じIDなんだって。 他人装っても、ID同じなんだから降臨ハ゛レてんだよ… あんたの信者が起こした不祥事に、なに知らん顔してんだ? 何度も何度もリンク貼って潰そうとしてるのはそっちだろ。 ぷりんも、どうせすずめの自演か姉ちゃんじゃねーの? 66 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/16(木) 22 04 31 ID 9/fSezhk0 sbwG3ptwO=l+LawqmpOに御用の方はこちらへどうぞ。 ttp //link.blogmura.com/out/?ch=391251 url=http%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fhappiness-walk%2F 67 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/16(木) 22 13 56 ID dsZy6O6uP 66 そのブログの主、アメブロで画像の貼付がわからないとか バカじゃないの? PCからの画像貼付なんで小学生でも出来るだろ。 68 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 01 08 48 ID VVoepoEh0 中傷用ブログ無くなったねw 消されたかな。 69 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 07 54 16 ID rKFjsxfr0 66 自分に憧れる人を捏造するってどういう気持ちなんだろうな。 70 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 09 08 40 ID KPiQbpgy0 この人は何なの? 66 すずめは今頃ヒスを起こしてるだろうなぁw 早くリリースしてくださいよ。無事ならね。 71 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 09 35 00 ID rKFjsxfr0 70 文鳥王国の国王。 パス制にしたら規約でブログ村に登録できなくなったからこれ作って居つこうとしたみたい。 一時は信者がポチしてサブカテで上位にいたよ。 72 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/17(金) 09 45 00 ID zI2j94XN0 ホント、ヒステリックだよね。大笑い~とかよく書いてるけど 書きながらこめかみに青筋がムキムキ出てそう。 だから血圧が高いんじゃないの~? あんまりカッカするとポックリ逝っちゃうよ。 73 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 10 07 53 ID KPiQbpgy0 すずめの記事だけアクセス解析入れてるねwwwww 顧問弁護士の指導ですかー?www レシピとか載っけてるけど、誰でも知ってるし作れるしw そもそもマズそうな料理いらんし、吐きそうだしwww 71 ありがと。文章見てたら変な病気なんかと思ったw 揃いも揃って気持ち悪い人達だね。 74 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/17(金) 13 46 14 ID LfE9IOgo0 ぷりんちゃんのボログにFC2が動いたね このブログは下記の理由などにより凍結されています。 * 規約上の違反があった * 多数のユーザーに迷惑をかける行為を行った。 めしウマ~(藁)。 75 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/17(金) 13 48 13 ID qz6iI8bO0 70 Σ(´Д`lll)ええー!!これ、国王なの? ただ見ただけでもお花畑の女の人かしら?こういう人ってキモいよなあ、って思ってたのに・・・ 国王ってたしか 40のオッサンだよね?うげー!!ゲロゲロだぁ!! 他人の掲示板じゃ何様な態度で,自分とこじゃお花畑育ててたのかーw 76 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/17(金) 17 15 49 ID 4PcShIms0 74 リンクされてる人たちが通報したのかな。 77 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/17(金) 17 57 46 ID ovCrlw70O リンク先の人が損してたとも思えないから違うんじゃね? 面白いエンターテイメントだっただけに惜しい。 78 名前:74 [sage] :2009/07/17(金) 19 06 04 ID LfE9IOgo0 76 誰かが通報したからああなったんだろうね。モサキチどんがキッチリ筋を 通したのかもしらんけど。 すずめちゃん、くやしくて夜も寝られんてかな。ウププ~ 79 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/18(土) 00 46 34 ID jo2z6Vn6O おまえじじぃのブログよりマシじゃねぇか。 80 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/18(土) 10 32 01 ID QvgxjsVF0 ぷりんの「秘密のキチ貝」もっと見たかったな~。 ヲチ板の中でも逸材だったのに。 81 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/18(土) 10 51 52 ID CZBDXt2Q0 80 うまいなw>基地貝 スズメちゃんリリースする気なら 夜は早く寝かせてあげてね☆ 82 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/18(土) 13 16 07 ID fbwRRLQO0 ま、リリースしたって言っても、ブログに載せなけりゃいいだけだ。 口だけでは何とでも言えるよな。 息切れしてるとか獣医とかも嘘くせぇーw あんな吉貝ブログ作るくらいだからな。 83 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/18(土) 13 48 02 ID CZBDXt2Q0 大体、“野鳥専門医”が一般人向けに開業してるって変だよね。 誰を対象に商売してるんだw 84 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/18(土) 17 53 10 ID FSWb2cP70 >リリース可能なら、リリースする方法を教えてもらってきます。 過去に遡ってまで見てないから知らんけど このオバハン、今まで何度もスズメ拾ってるだけで放してやった事無いのかね? 85 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/18(土) 18 04 15 ID RWpNpdnt0 どこにでも居るんだね、こういう人って。 この人の家でもしょっちゅう「雀」が事故にあってるんで 監視していたけど今年は無かったみたいで一安心。 http //ameblo.jp/asukatarou/entry-10138058405.html http //movie.warau.jp/search?kw=Lab_Chan 86 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/18(土) 19 21 23 ID +eyqmaWP0 84 飼い殺し専門。 PCで見たら「天使になった雀」みたいなカテゴリがあったと思うので参照。 87 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/18(土) 22 43 17 ID jo2z6Vn6O ゴキブリほいほいにさらに粘着剤つけて真ん中にみかんを置き、メジロをおびき寄せる。粘着剤に足がくっつき、もがいてるメジロを何羽も飼ってる人がいるよ。どうおもう? 89 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/19(日) 06 10 35 ID gWhgaGLV0 87 そっちはそっちでスレ立ててください。 ここはすずめのオバさんオチしてニラニラするところです。 91 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/19(日) 12 00 30 ID FRXR9l0qO そう言えばオバさん。 過去記事で、飼っている文鳥に「長生きするから」って理由でアイス食わせてたよな。 それを指摘した人に、やっぱ同じ様にヒステリックな反撃してたwww 保護したすずめ…もう何日たった?? 野生下ならとっくの昔に一人餌になって飛び回ってるだろーに。 前の雀の時も獣医から「人間への依存が高い」って言われてるだろ? 今回もベタベタに懐かせて、リリースできない状況を作り出してんじゃないか。 で「お医者さんから、懐き過ぎて自然に帰しても生きて行けないって言われました」とかになりそう。 リリースが目的での保護なら、人間との接触は最小限に抑えるべきだろ? 初めからリリースする気なんて全くないんだよ。 それ見て「可愛い」とかコメ入れてる奴らも同罪。 誰も注意しないんだから(注意したらヒスって攻撃されるしw) たいした友達関係だよな(藁) 93 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/19(日) 14 25 07 ID HDELVq+X0 今度のスズメ握ってたもんな。 あんなことされて自然に帰れる訳ないだろ。 リリースしたけどダメでした、とか、骨折しましたとか理由付けるに決まってる。 図星さされてヒステリー起こして、都合の悪い記事は削除して、良い性格だよ。 顧問弁護士が出てきたのには笑ったけどwwwww コメントしてる連中もすずめおばさんの自演じゃない?不自然wwww 94 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/20(月) 00 04 45 ID g9saC+X20 文鳥はそれなりに長生きしてるのもいそうだけど、雀は最高でどの位生きてるんだろう? てか沢山飼い過ぎだよな…集めるのはキティちゃんのぬいぐるみだけにしとけババアwwwww 95 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/20(月) 05 37 03 ID JuC6uR9+0 94 文鳥がやたらいっぱいいるのは文鳥王国が関係しているのでは? ブログ村で宣伝活動が出来なくなったから既に文鳥飼ってる元信者に押し付けてるんだよ。 ご新規さんのttp //ameblo.jp/jyujyu-chicchi/なんかいきなり7羽も押し付けられて、7羽目の名前が「7」(セブン)。 文鳥王国と関わるとろくなことがない。 96 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/20(月) 09 46 36 ID SbVL7kRGO それゆうなら、ゴーゴーショボプレッサーのうみうみは 文鳥王国や罪無い里親さんとすずめの事を非難中傷、吊し上げて、 自分のポイントと名前をあげるために大袈裟に書いて、回りの信者に賛同させてるしか思えないな。うみうみもしつこいな。 一度睨らまれると、とことん潰さな気が済まないみたいみたい。 一度睨まれるとってブログ書いてあったけど、うみうみが文鳥王国を睨んでじゃなぇか。 日本語はちゃんと使えよな。 まあポイント稼ぎの材料にされてる文鳥王国が可哀想だ。 ポイントが下がれば書く、2ちゃんねるにも書かせる。ショボの信者もおかしなやつばっかりだらね。 クレージークレーマーうみうみに関わるとヤバいぞ。 書き込みには気をつけろ。 まああいつのブログには書き込みするやつはいないだろう。とことん調べて又中傷され、解らなければ、文鳥王国連中って書いてれば、収まるんだから。 可哀想な文鳥王国だな。 97 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/20(月) 10 16 56 ID QZof90oTO うみうみは文鳥王国しか吊し上げてないと思うんだが。すずめのオバさんは迷惑掛けたから仕方ないとして他にどの記事でどの里親さんが吊し上げられたのか教えてくれ。 98 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2009/07/20(月) 10 20 32 ID Jn4gOxyo0 次スレが立つとしたらスレタイに文鳥王国も入れた方が良さそうだなwww 99 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/20(月) 10 28 20 ID SbVL7kRGO おまけ JuC6uR9+0さん うみうみが書いてる記事そっくり。本人が自分のブログを汚したくないから、ここで暴れるのか。あいつ頭悪いな。 世間のつまはじきもんが集まる、ここでしか書けんゴーゴーショボプレッサーうみうみー。 あんだけ文鳥王国の名前出して非難中傷してるのに、なんで閉鎖にならんのか不思議。 ブログを金で買ってるって噂だー 文鳥王国が閉鎖に追い込んだブログって??確信なら書け。おまえが、秘密の巻き貝と文鳥王国を閉鎖させたんだろー 日本語理解してんのか? 文鳥王国は相手してないだけだろ。 100 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] :2009/07/20(月) 10 33 30 ID SbVL7kRGO 97の人 ショボの記事ちゃんと隅々読んでんのか? 人に聞く前に自分で確認せ。どうせここに来るやつだから、暇人だろ。
https://w.atwiki.jp/popexcite/pages/26.html
戻る 目次 次へ ニャミ さあ、出発しんこう~!って、これからどうするの? ミミ とりあえず、おうちの近くを一回りしよっ! ニャミ よ~し!ご近所さんに会えるといいね! なんだかワクワクしてきた! ミミ あ…あそこにご近所さん発見! さっそくあいさつしよっ! ニャミ こんにちはー! ミミ こんにちはー…あれれっ? リエちゃんだ! リエちゃん あ、ミミちゃんとニャミちゃんじゃない。こんなところでどうしたの? ミミ 私たちこの町に引っ越してきたんだ~。 リエちゃん え~!そうなんだ! ニャミ もしかしてリエちゃんって…ご近所さんスッゴイ偶然! リエちゃん 偶然っていうか…この街ってポップンフレンドがたくさん住んでるんだよ。 知らなかったの? ミミ ホント!?も~MZDったら… なんにも言わないんだから。 リエちゃん MZDも一緒なの?とっても楽しくなりそうだね! ミミ というわけで、転居のご挨拶をかねて私たちのお部屋でポップンパーティしまーす。 リエちゃん わあ! ステキ!ぜったい招待してね! ミミ もっちろん! 楽しみにしててね! 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/91.html
私は早足でレストランに向かった。 乱暴にドアを開けた私に驚いた店員さんに軽く頭を下げて、窓際の席を目指す。 「ちっさー!」 誰もいない席にぼんやりと視線を向けていたちっさーは、私の大声に肩を揺らして顔を上げた。 「かん・・・な」 ちっさーの目に、私が映る。 もう二度と2人では会えないと思っていた。 いっぱい伝えたい言葉があったのに、全部頭からすっぽ抜けてしまって、私は座ったままのちっさーを思いっきり抱きしめた。 「もうダメかと思った・・・。」 「栞菜ったら、そんなに強く抱きしめないで。苦しいわ。」 ちっさーの声の振動がおなかに伝わる。 そっと手を緩めて見つめ合うと、どちらともなく「ふふっ」と笑いが漏れた。 私はこんな単純で優しい関係を、自分の身勝手な思いで壊しかけていたんだ。 「ちっさー、ごめんね。本当にごめんね。」 気を取り直してちっさーの向かいの席に座って、私はすぐ頭を下げた。 「いっぱい嫌な気持ちにさせちゃったよね。私、自分のことばっかり考えて」 「栞菜、頭を上げて。私こそごめんなさい。」 ちっさーはテーブルの上でハンカチを握りながら、ポツポツと話を始めた。 「私は、栞菜がエッグだったからといって、区別していたつもりはなかったの。もちろん今でもそうよ。 でも栞菜がそういう風に感じていたのなら、自覚がないだけで、本当はどこかそういう意識があったのかもしれないって、自分の気持ちがわからなくなって。 それとね・・・・・あの栞菜の言葉で、今もずっとエッグで頑張っている明日菜やみんなの努力まで否定されてしまったように思ってしまったの。 冷静に考えたら、栞菜はそんな人じゃないってちゃんとわかったはずなのに。 それに、そう感じたのならもっと早くそういうことは言って欲しくないってはっきり伝えればよかった。 私の気持ちの弱さが、栞菜を傷つけてしまったのね。」 「ちっさー・・・ありがとう、ちっさーの気持ちを聞かせてくれて。 もう私、二度とあんな言葉は言わない。 本当はちっさーが私をエッグだからって差別してるなんて、思ったことはないの。 ただ、私はちっさーの気持ちを強引にでも私に向けたかったんだ。 私を大切に思ってくれてるって言う、確証が欲しかった。」 乾いた喉を水で湿らせながら、私たちは夢中で話し合った。 私はちっさーが大好きで。 ちっさーも同じように思ってくれていると、今なら信じられる気がした。 「私は栞菜のこと、大好きよ。これからもいっぱい色んな話をしたいわ。」 「うん・・・うん。ありがとう。私多分、ただ一言そう言って欲しかっただけなんだ。」 「遠回りしちゃったわね。」 本当だ。こんなシンプルなことを共有するために、バカみたいに時間をかけてしまった。 「ところで、えりかさんは?私、えりかさんに呼ばれて・・・・もしかして」 「うん、そういうこと。・・・・何かえりかちゃんて、すごいよね。」 「そうね、いろいろと。」 それから私たちはいつもどおりの私たちに戻って、ランチセットを食べながらいろんなことを話しこんだ。 「そろそろ移動する?って言っても、あんまり遊ぶとこないんだけど。」 私が提案すると、なぜかちっさーがモジモジしながら 「あ・・・それなら、私カラオケに行きたいわ。栞菜と練習したい曲があるの。」 と小さな声で言った。 練習といったら、あの曲だねお嬢様。 コンサートでお披露目することも決まっているし、私もその案に大賛成だった。 「うん、行こう行こう!あ、えりかちゃんもう帰っちゃったけど誘う?愛理とか、なっきぃとか」 「・・・今日は、栞菜と2人きりがいいわ。」 なぜそこで赤くなる。 お会計を済ませた私たちは、さっそく駅前のビルのカラオケへ行くことにした。 店を出る直前、何気なくケータイを開くと、愛理から“やったね!×4人より”とメールが入っていた。 「んん?」 ふと私は店内を振り返った。 「あっ」 「え?何?」 「んー・・・・なんでもないっ!本当、私たちは恵まれているね!えりかちゃん最高!キュート最高!」 私は強引にちっさーの腰を抱いて、若干急いでファミレスから遠ざかった。 ちっさーには、私たちのいたところから死角になっていた席に、サラサラの黒髪美少女を筆頭にした4名様がいたことは内緒にしておこう。 今日だけは、ちっさーを独占したい。 私は手早く「ありがとう!×100000000」と打って、4人・・・とえりかちゃんに一斉送信した。 ごめんね、丁寧なお礼はまた明日。 「行こう、ちっさー!」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/109.html
大丈夫、私は一人じゃないし、いざとなったら店員さんだって動いてくれるはず。 愛理の手を引っ張って、ぐんぐん奥へ進んでいく。 「このっ・・・・・」 変態め!2人を解放しなさい!! ウサギ人間をにらみつけてそう叫ぼうとしたのだけれど、どうも様子がおかしい。 みぃたんとえりかちゃんのまん前に陣取るその人は、腕組み足組みふんぞりかえって、威圧感と貫禄はかなりのものだった。 でも、超華奢。 どう考えても大人の体つきじゃない。っていうか、 「舞ちゃんじゃん!」 「ぶははははははははは」」 もう耐え切れんとばかりに、みぃたんとえりかちゃんがテーブルを叩いて笑い出した。 「なっきぃ反応よすぎ!ねえねえ何で“このっ”って言ったの?何で何で?」 「“このウサギ野郎!”って言おうとしたの?あっはっはっは!」 くっ・・・! 年長者2人がかりの言葉責めに、顔が真っ赤になる。 いったん顔を上げた二人は、私のみかん星人Tシャツを見てさらに吹き出した。 「みかんー!」 背後で愛理が耐え切れずに「ケッケッケ」と笑い出す声が聞こえた。 うさぎ舞ちゃんの細い肩もカタカタ震えている。 ヒドいケロ!とんだドSグループだ! 「もーなっきぃはやっぱり最高だね。おいで。」 涙を流しながら、みぃたんは私の腰を抱いて横に座らせてくれた。 「本当なっきぃはかわいいなあ。」 「ちょ、ちょっとそんなことより、何でうさぎ?」 私の質問に答えるように、舞ちゃんがおもむろにうさぎの首を取った。 たっぷり笑ったから、機嫌はかなりいいみたいだ。はにかんだ顔が可愛い。 「・・・なんか、目立つかなと思って。」 「いや、目立つけど誰だかわかんないよ。」 好きな歴史上の人物は徳川家康。モノマネもできます。 好きな言葉は一石二鳥。でも使い方はちょっと変。 舞ちゃんはしっかりものだけど、やっぱりどこか天然で変わった子だった。 「・・・じゃあ、全員揃ったところで。」 えりかちゃんはお誕生日席に移動して、私のみかん星人と目が合わないように若干上を見ながら、話を始めた。 「多分みんな気づいてると思うけど、今日は栞菜と千聖の件で集まってもらいました。」 わかっていたこととはいえ、みんな昨日のあの光景を思い出したのか、一気に緊張が走った。 「ウチはあの後栞菜を送っていったんだけど、かなり落ち込んでたのね。本当にひどい状態だった。だから、すぐ助けてあげなきゃって思って。」 「、ちっさーも同じ。泣けなくなっちゃうぐらいすごいショック受けてた。それで、えりと相談して、今日この場を設けたの。」 「・・・・なんで、2人はあんな風になったの?」 えりかちゃんたちの報告を聞いて、舞ちゃんが静かに問いかけた。 「それは・・・ごめん、私が勝手に言っていいことじゃないから。ちゃんと仲直りできたら、舞にも直接話がいくと思う。もうちょっと待ってて。 でも、これだけは言っておくけど、どっちか一人が悪くてああなったんじゃないの。 多分気持ちのすれ違いと誤解がたくさん積もっちゃっただけなんだ。 あとね、できるだけ舞と愛理となっきぃには中立でいてほしい。 正直、私はちっさーからいっぱい話を聞いたから、きっとこの件に関してはちっさー寄りの考えになっちゃうと思うのね。」 「そうそう。ウチは逆に栞菜とずっといたから、今は特に栞菜の気持ちが心配でたまらない。」 「・・・・要は、ニュートラルでいてってことだね。」 愛理がつぶやくと、2人は5秒遅れて「ニュー・・そ、そ、そうそう。・・・多分。」と言った。 舞ちゃんもしばらく考え込んでから、小さなうなずきとともに「わかった。」と短く返事をした。 「なっきぃも了解。」 本当は詳しい話が聞きたくてたまらなかった。 あんなにも当事者2人が傷つき果てた事件を、このままうわべだけ知って素通りなんてできるはずがない。 でも、みぃたんたちがそう言うなら待ってみようと思った。 今は先入観なしで、2人の手助けをしてあげるべきなんだ。 「で、具体的に何を?」 「うーん、まあ何をするってわけでもないんだけどさ、ここで2人を見守ってあげて。」 見守る? 「今からウチは栞菜の家に行って、栞菜をつれてここに戻ってくるから。千聖にはもう連絡してあって、もう一時間もしないでここに来ると思う。 ウチらが変に口出しするんじゃなくて、2人でとことん話し合ってほしいから、みんなは本当に緊急の時だけ手を差し伸べて。」 「わかった。」 「お店の人には、サプライズを仕掛けたい子がいるから、私たちの姿が見えづらい席に案内してって頼んであるから。」 さすがお姉さんコンビ。ぬかりないな。 「じゃあ千聖が来るまで、何か適当にオーダー・・・・・おっと」 テーブルの上に出しっぱなしになっていた、えりかちゃんのケータイが光った。 「やっばい、千聖だ。・・・もしもし?」 えりかちゃんは声をひそめて電話に出た。 いつもならマナー違反!とたしなめるところだけれど、正直、会話の内容が気になる。 「えっあと1駅?ウチまだなんだよ。・・・・うん、ごめん。待ってて。」 どうやらもうすぐ着いてしまうらしい。 ちょっとあわてているえりかちゃんを観察しながら、お冷に入っていた氷をごりごりとかじった。 二言三言交わした後、えりかちゃんはおもむろに口元を手で覆って、ニヤニヤしながら電話を切った。 ぶはっ 私の口から飛び出た氷が、愛理のおでこにゴチンとぶつかった。 「なっきぃ何やってんの!?」 「え、え、え、えりかちゃん・・・・・!」 幸か不幸か、私はかなり耳が良い。口を隠したって、斜め横の人の声ぐらいなら拾えてしまう。 えりかちゃんはエロカの顔になりながら、こんなことを言っていた。 「待たせちゃうけどごめんね、お詫びに今度すごいのしてあげるからね、千聖。トロントロンにしてあげる。」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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第434話:銃殺天使キノちゃん 作:◆R0w/LGL.9c 皆さん今日は。ボクはキノといいます。 この『ゲーム』とやらに参加させられ、色々な事があり結局『乗る』事にしました。 師匠の意志を継ぎ、躊躇わずに人を殺し最後の一人になることを誓ったのです。 ところがボクは今震えています。 森を歩きながら手の震えが止まりません。 口もしっかり噛み合わせていないとカチカチいいそうです。 それもこれもあの殺人鬼零崎と分かれてからのことでした。 歩みは遅々として進まず、商店街がえらく遠く感じられました。 何故か森のざわめきなどにも過剰反応してしまい、全然先に進めませんでした。 そんなこんなでボクは何とか商店街に到着したのです。 しかし入ってすぐの所でありえない破砕を見かけました。 顎鬚のある強面の人と赤い髪の女性の抱擁。 しかもそのまま二人は死んでいる状態で。 「……」 生前恋人同士には見えません。ありえないのはその足元。 足の形に小さなクレーターのようになっているのです。 踏み込みでしょうか。この人たちも零崎と同じ人外だったのでしょうか。 今では──死体となった今では同じことです。しかし近くにパースエイダーが落ちていました。 「これは…」 森の人です。血がこびりついていますが弾があれば使えそうな状態です。 「どこの誰かは知りませんが、これはボクに必要なものです。貰っていきます」 そう告げて血を拭ったパースエイダーを取ります。鞄はずしりと重くなりました。 よく考えればショットガンは専用の弾がないと意味がありません。 捨てようか…と考え、とりあえずその辺の民家で休んでから判断することにします。 額の傷はぱりぱりになってしまいました。刀も落ちていたのですがかさばるので持っていく事は断念。 ボクは最後に、食物連鎖の最下層へと到達しきらきらと乾ききっていない血が池を作っている人たちを見ました。 手ごろな民家を探すことにしましょう。 そこそこの家を見つけました。戸棚にはしっかり救急箱が設置。 かすり傷擦り傷切り傷は無数にありますが、どれも致命的なものは無く救急箱で処置できそうです。 ボクははっきり言って運が良かっただけでした。 一緒にいた相良宗介は予告無く両腕を切断されてしまい、どう見ても致命傷を負いました。 ボクも彼が切られた後に零崎の存在を確認しました。つまり、ほんの少し立ち位置が違った──或いは零崎の気紛れで殺されたのは僕だったかもしれません。 洗面所に行き顔を洗います。血の跡や泥を拭いファストエイド(この場合は絆創膏)を貼り付けます。 水道は正常に動き、タオルもありました。あとは荷物を整理して出発です。また、人を殺さねばなりません。 そのとき隣の民家で物音がしました。僕は咄嗟に相良宗介の落としていったソーコムピストルを構え、腰にヘイルストームをホールドしました。 音を無くして民家から出て、隣の民家の入り口に接近します。 『やっぱり探しに行こうか…』 『でも潤さんは遅くなったら後で合流しようって言ってたよ』 『どうするデシ?』 声はどれも幼い感じのする響きです。 ボクは躊躇無く家に踏み入りました。一息で玄関から声のした部屋まで駆け抜け扉を蹴り開けます。 「うわっ!?」 「敵!?」 部屋の中には少年が1人少女が1人──犬が一匹。 声は3人分したので犬が喋ったということでしょう。 シズさんの犬、陸も喋っていたから特に不思議には思いませんでした。 驚いて窓から逃げ出そうとする2人に抜き打ちの形で銃口を向けました。 指に力が──その瞬間少女がこっちを向きました。 何も写していない、虚ろな瞳。 その瞳で咄嗟に零崎人識を連想したボクは急に震えが来ました。 手の握力は急激に弱まり抜き打ちで下から上に跳ね上げていた銃は手から離れ、天井に叩きつけられました。 「早く──!」 少年が少女の手を引きます。 「でも、戦わないと!」 「逃げるんだよ! 潤さんは大丈夫だ! 人が多いところに行くって言ってただろ! 学校とか──公民館とかで待とう!」 ボクはその言葉をほとんど聴いていませんでした。 自分の震えと、パースエイダーを素人のように扱ってしまったショックから立ち直ったのは一瞬後でした。 「待──」 追いかけようとしたんです。でも無理でした。膝は笑い、これ以上の行動を拒否しています。 思い起こせば余り休んでいなかったことも関係していたのかもしれません。 追跡は諦め、その場に座り込みました。 こんな姿を師匠に見られたらなんと言われることでしょう。 相棒のモトラドは居ませんでしたが彼がなんと言うのかはそのままの声で予想できます。 『何も言われない。撃たれる』 【C-3/商店街民家/1日目・17 50】 【キノ】 [状態]:体中に擦り傷。 精神に傷/疲労 [装備]:ヘイルストーム(出典:オーフェン/残弾6)/折りたたみナイフ カノン(残弾無し)/師匠の形見のパチンコ/ショットガン(残弾無し) ソーコムピストル(残弾9) 森の人(残弾無し) [道具]:支給品一式×4 [思考]:最後まで生き残る。/休憩/荷物の整理/気持ち回復 『フラジャイル・チルドレン』 【フリウ・ハリスコー(013)】 [状態]:健康 [装備]:水晶眼(ウルトプライド)。眼帯なし 包帯 [道具]:支給品(パン5食分:水1500ml・缶詰などの食糧) [思考]:潤さんは…… [備考]:ウルトプライドの力が制限されていることをまだ知覚していません。 【高里要(097)】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品(パン5食分:水1500ml・缶詰などの食糧) [思考]:三人は大丈夫だろうか。とりあえず人の居そうな公民館・学校あたりへ [備考]:上半身肌着です 【トレイトン・サブラァニア・ファンデュ(シロちゃん)(052)】 [状態]:前足に浅い傷(処置済み)貧血 子犬形態 [装備]:黄色い帽子 [道具]:無し(デイパックは破棄) [思考]:三人ともきっと無事デシ。そう信じるデシ。 [備考]:回復までは半日程度の休憩が必要です。 2005/11/30 修正スレ185 2006/01/31 修正スレ212 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第433話 第434話 第435話 第467話 時系列順 第468話 第421話 フリウ 第446話 第397話 キノ 第437話 第421話 シロちゃん 第446話 第421話 高里要 第446話 第421話 ウルトプライド 第446話
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前へ 駅ビルの中にあるカフェの隅っこで、私は千聖から舞ちゃんとの事件のことを聞いた。 「知らなかった・・・舞ちゃんここ最近はちゃんとちっさーに挨拶してたから、もう大丈夫なのかと思ってた。」 私がなっきーとちょっと喧嘩になった日の出来事だったらしい。 その場に居合わせたというなっきーのことが気になった。 いつも明るく楽しいキュートでありたい。 そう思う私は、ついレッスン中も近くにいるメンバーにちょっかいを出してしまう。 なっきーはレッスンの時は真面目にやりたいタイプだとわかっていたのに、あの日は何だか浮かれていて、振りの確認をしているなっきーに頭突きを食らわしてしまった。 しかも最悪なことに、怒られた私はつい逆ギレをかましてしまった。 愛理にも後から注意されて、あわててなっきーにメールを送ると、そっけない返事が来てそれっきりだった。 単純に、まだ怒ってるのかなと思っていた。まさかそんな修羅場になっきーが立ち会っていたとは。 「早貴さんは、スタジオに戻ってきてくださった舞美さんと一緒にお帰りになったわ。舞さんもご一緒に。」 「え・・・じゃあちっさーは?」 「父に連絡をして、迎えに来てもらったの。」 私は瞬間的に頭がカッとなった。乱暴にバッグの中に手を突っ込んでケータイを探す。 「栞菜?」 「舞美ちゃんに連絡する。それは変だよ。何でちっさーだけ」 「いいのよ、栞菜。」 「やだよ。良くない。」 「栞菜!」 千聖が珍しくお腹に力を入れて声を出した。 「・・・・ごめん。」 「ありがとう、栞菜。一緒に帰らないと言ったのは私だから。舞美さんは私を誘ってくださったわ。」 千聖は微笑んで、注文したままおきっぱなしになっていたティーサーバーから、私の陶器に紅茶を入れてくれた。ほのかなジャスミンの香りで、昂ぶった気持ちが落着いてきた。 「でもちっさー。キュートをやめた方がいいなんてことは絶対ないから。 舞ちゃんはプロレスごっことか一緒にふざける相手がいなくなって寂しいだけだよ。 今のちっさーにだってだんだんと慣れていくって。みんなそうだったでしょ。 舞ちゃんは年下だし頑固なところもあるから、時間はかかるかもしれないけど。 そうだ、じゃあさ愛理にも頼んで今度4人で遊びに行こうよ。私ちゃんとフォローもするし。 舞美ちゃんやえりかちゃんだって協力してくれるよ。なっきーも。だってさキュートは家族だもん。」 私は興奮すると、やたら早口でおしゃべりになるらしい。考えが追いつかないうちに、言葉だけがぽんぽん口を突いて出てくる。 ちっさーを引き止めたくて必死だった。 「栞菜。・・・舞さんは、私のせいで何度も泣いているの。」 「舞ちゃんが?」 知らなかった。舞ちゃんはまだ中1なのにしっかりしていて、何があっても気丈に前を睨みつけていられるような強い子だ。私は舞ちゃんの泣き顔なんて、ほとんど記憶にない。千聖や私の方がよっぽど泣き虫だと思う。 「昨日も泣いていたわ。舞さんは私のことを考えるたびに胸を痛めている。 今もそうなのかもしれない。私の前で泣いていなくても、わかるの。・・・大好きな人のことだから。」 ちっさーの眉間にしわが寄って、声が震えた。泣くのかと思ったけれど、少し潤んだ瞳から涙は落ちなかった。 「ちっさー・・・・・それでも私はちっさーがいなくなるなんてやだよ。もうキュートにいるのは辛い?嫌になっちゃった?」 ちっさーの腕を掴む。体に触れていないと、どこか遠くへ行ってしまいそうで怖かった。 「いいえ。私も栞菜と同じ。キュートを家族のように思っているわ。 だけど・・・・・ううん、だからこそ、私がいることで傷つく人がいるなら、私は去らなければいけないと思うの。」 「やだ。お願い。どこにも行かないでよ。 舞ちゃんはちっさーがいて辛いかもしれないけど、私はちっさーがいないと辛いんだよ。 そしたらちっさーどうすんだよ。みんなだって辛いに決まってる。 ちっさーがいないと傷つく人の気持ちはどうなるんだよ」 もう自分でも何を言ってるのかわからない。周りの人が驚いた顔で私とちっさーを見比べているけれど、もうそんなことはどうでもよかった。 「栞菜ったら。何も今すぐに決めるというわけではないのよ。」 ちっさーはそろそろ出ましょうかと言うと、私のバッグを一緒に持って店の外へ出た。 知らないうちにかなり時間が経っていたらしい。もう夕暮れが近づいていた。 興奮して喋りすぎたことがいまさら恥ずかしくて、私はちっさーの顔を見ることができず、ひたすら繋いだ手に力を入れ続けた。 「・・・私から誘ったのに、楽しいお話じゃなくてごめんなさいね。でも話を聞いてもらえて嬉しかったわ。」 それきり無言で歩いているうちに駅に着き、改札の前で私達は向き合う。 「では、またね。」 「うん。」 「ごきげんよう。」 ちっさーはつないだ手を離して、私の方を一度も振り返らずに改札の向こう側へ消えていった。 取り残された私は家に帰る気にもなれず、駅のターミナルを抜け、線路沿いの小路を黙々と歩いた。 ちょうど踏み切りの前まで来ると、ホームの端にちっさーが立っているのが見えた。 声が届くかもしれない。 「ちっさ・・・・」 叫びかけた私の声は、途中で止まった。ちっさーは、今まで見たことがないほど険しい顔をしていた。その顔がふいに歪んで泣き顔へと変わる瞬間、ホームに電車が入り、私達の間を遮った。 そうだよね、ちっさー泣きたかったんだ。あんなに泣き虫なのに、私が困らないようにこらえていたんだ。 私は友達なのに、仲間なのに、家族なのに、何もしてあげられない。 ちっさーが乗った電車が遠ざかっていくのを見つめて、ただ途方にくれるしかなかった。 「私に何ができるかな・・・・」 明日は新曲の衣装合わせがあった。私は舞ちゃんと話す時間を作ろうと決心した。 次へ TOP
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前へ 「いくら熊井ちゃんと茉麻ちゃんでも、千聖をいじめたら絶対許さないから!」 鼻息荒く、なっきぃが私たちのところまで歩いてきた。 「ちょっと待ってよ。イジメなんてしてない。」 カチンときて、思わず千聖のいる個室の前に熊井ちゃんと一緒に立ちはだかってしまった。 「なっ・・・!それなら千聖に会わせてよ!そ、そんな大きい二人で立ちはだからないでよぅ。」 少ししり込みしながらも、なっきぃは怯まずに私たちを上目で睨んできた。 「聞いて、なっきぃ。千聖さっきまで私たちと普通に話してたのに、急に言葉遣いが変わって、ここに逃げちゃったの。 だから私たち追いかけてきたんだよ。何か誤解させちゃったみたいだけど、いじめてないよ。」 とにかく、落ち着いて説得しないと。 なっきぃは完全に頭に血が上ってしまっているから、ちゃんと目を見て、ゆっくりと喋りかけた。 「・・・・そうだったの。ごめん、なっきぃの勘違いだね。そっか、千聖変な言葉づかいしてたんだ。3分ルールだもんね。」 3分?何のことだろう。 なっきぃはとりあえず納得してくれたみたいだけれど、今度はなぜかしょんぼりした顔になってしまった。 「あの、なっきぃ。そんな顔しないで?それより、千聖はなんであんな」 「ちょっとなかさきちゃん!私は千聖のこといじめてないよ!イジメとか大ッ嫌いだもん!あと大きい2人って言わないでよ!」 「もうっそれはわかったってば!でも、大きいのは現実でしょ!」 ・・・熊井ちゃん、もうその話は終わったよ。 何とか励まそうとしていたら、ひどいタイミングで熊井ちゃんがなっきぃに反論し出した。 そのおかげでなっきぃはまた元気を取り戻して、熊井ちゃんとおかしな言い争いを始めた。 どうしたもんかと視線をトイレの個室に戻すと、ほんの少しだけドアが開いて、千聖がこっちを伺っていた。 「千聖!!」 私の声に驚いて、千聖がドアを閉じようとする。 駄目! 私は悪徳セールスマンのように、足をねじ入れて無理矢理中に押し入った。 千聖はポカンと口を開けて、私の顔を凝視している。 「あ・・・」 「ごめんね、ちゃんと顔見たかったの。」 こんな狭くて暗い場所で、ずっと泣いていたのかもしれない。 目じりが赤く腫れて、下まつげが心なしか湿っているような気がした。 「ちょっと!茉麻ちゃん何やってんの!開けてよ!」 「何で茉麻も入るの?外で話せばいいじゃんー」 外の2人はいきなり徒党を組んで、思いっきりドアを叩いてきた。 狭い個室だから、予想以上にグワングワンと音が反響する。 ・・・・こんなことやられて、怖かったよね。ごめん、千聖。 「茉麻さん・・・」 喉から搾り出すような声で、千聖が私を呼んだ。 その表情があまりにもいじらしくて、私は思わず千聖を抱き寄せた。 「千聖、まぁはいつも千聖の味方だから。もう何にも言わなくていいから、それだけは覚えておいて。」 「っ・・・・」 わずかに首を縦に振ったあと、千聖の体が小刻みに震えた。 「ごめんなさい・・・」 今は、腕の中で泣きじゃくる千聖を抱きとめてあげることしかできない。 それでもいい。 どんな千聖でも、私がいつでも両腕で受け止めてあげたい。 その気持ちが千聖に少しでも伝わるように、抱きしめる腕に力を入れた。 「・・・・茉麻さん、ありがとうございます。もう大丈夫です。」 しばらくすると、千聖が顔を上げて笑いかけてきた。 「うん、よかった。・・・あ、千聖。今更なんだけど、もものことどうする?ちょっと時間経っちゃったね。」 「あの、できたら、私一人で桃子さんのところに行きたいんです。・・・本当は、茉麻さんにお話しなければいけないことがたくさんあるのですが、今は先に桃子さんのところに行かないと」 「わかった。」 もう外の2人はドアを叩くのをやめて、またなにやら2人で論争を繰り広げている。 千聖の肩を抱いて外に出ると、一斉に私たちに視線が向けられた。 「千聖!大丈夫?さ、早く戻ろう?」 「早貴さん・・・来てくださってありがとう。でも私、ちょっと行かなければならないところがあるんです。」 千聖はやんわりと拒否するけれど、心配性ななっきぃはなかなか引き下がらない。 「じゃあ、なっきぃも一緒に行く。」 「待って、千聖は一人で行きたいんだってさ。」 私がなっきぃを引き止めている間に、千聖は一礼して廊下を駆けていった。 「千聖ぉ・・・」 次へ TOP
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私の魔法の言葉の効果は、早速次の日からはっきりと現われた。 「おはよう、栞菜。」 「あ、お、はよう。」 レッスンスタジオまでの道を歩いていると、日傘をさしたちっさーが後ろから声をかけてきた。 いつもどおり、ごく自然に振舞うちっさー。胸が高鳴る。 「もう夏も終わりなのに、暑いわね。」 そんなことを言いながら、入る?とばかりに日傘を傾けてきた。 「ありがとう。」 こんな可愛い心遣いをしてくれる子に、私は何てひどいことをしようとしているんだろう。 良心がチクリと痛む。 今日のちっさーは、後ろに大きなリボンのついたシンプルなライトイエローのワンピースを着ていた。歩くたびにふわふわ揺れて、とても可愛らしいと思った。 「ちっさー、チョウチョみたいだね。可愛い。」 「あら、ありがとう。明日菜にも言われたわ。こういう色の蝶、本当にいるんですってね。」 ちょっと照れくさそうに笑うちっさーは、昨日のことなんて何も気にしてなかったかのようにも見えた。 「ちっさー、おしゃれになったよね。よく似合ってる、それ。」 「嬉しいわ。これはね、早貴さんがくれたの。あんまり着ないからって。」 「へえ・・・」 またじわじわと、心臓の鼓動が大きくなってくる。そんな交流があるなんて、私は知らなかった。 「ねえ、ちっさー。今度うちに遊びにこない?栞菜が着なくなった服とかあげるよ。」 「まあ・・・でも、何だか申し訳ないわ。お気持ちだけで嬉しいから、そんなに気を使わないで。」 何で。 私じゃ、嫌なの? 私だって、ちっさーのお姉ちゃんみたくなりたいのに。 「・・・私が、キッズじゃなくてエッグだから?」 気がついたらまた、あの一言を口走っていた。 ちっさーに魔法がかかる。 私に微笑みかけていた表情が一気に強張って、ゆっくり歩いていた足がピタッと止まった。 「栞菜、どうして・・・・?私、そんな風には」 私は無言でちっさーと押しのけて、早足で先に歩いていった。 ちっさーは追いかけてはこない。 やがて私の後ろで力ない足音が聞こえてきたら、なぜだか少し心が落ち着いた。 結局ちっさーは、集合時間直前までロッカーに来なかった。 「あれ、ちっさー珍しいね!今日ギリギリじゃん!」 舞美ちゃんの声に振り向くと、少し慌てた声でごめんなさいと言いながらちっさーが入ってきた。 さっき私に見せていたあの悲愴な顔じゃなくて、いつものおっとりお嬢様の表情に戻っていた。 「おはよう、ちっさー。」 さっきまで一緒だったくせに、とぼけて挨拶をしてみる。 「あ・・・おはよう愛理、栞菜。」 なんだ、特に引きずってはいないんだ。 ほっとすると同時に、なぜかそれを残念にも思っている自分がいた。 「千聖、今日一緒に柔軟やろう。着替え手伝うから急いで!」 舞ちゃんがちっさーの手を強く引っ張っていく。 舞ちゃんはいいな。私みたいな汚い手を使わなくても、ああやってちょっと強引でも正々堂々とちっさーを独占できるんだ。 それに比べて、私のやってることって・・・・ 「栞菜?・・・なんか怖い顔してる。大丈夫?」 「うん。なんでもないよ。それよりさ・・・」 話題を逸らす。 心から心配してくれる愛理に胸が痛んだ。 ごめんね、愛理。 そんな葛藤はあったものの、禁断の魔法の味を知ってしまった私は、どんどんあの言葉を簡単に使うようになっていった。 例えば、何かおそろいの物を持ちたいと思った時。 一緒にコンビニに行って、何か買ってあげたいと思った時。 そして、ちっさーの好きそうな服をあげる時。 主に私がちっさーに何かしてあげたい時には、効果がてきめんのようだった。 慎み深いちっさーは必ず遠慮するけれど、私があの一言を言えば従ってくれた。 悲しい顔をさせることに、罪悪感はあった。 それでもこれは単なる私の親切の押し売りであって、ちっさーを傷つけるのが目的ではないという理由付けができたから、私は自分の矛盾した気持ちから目を逸らし続けることができた。 ちっさーも、私があの言葉を口にしないかぎりはごく普通の態度でいてくれた。 異常な結びつきになってしまったけれど、私たちはいつでも一緒にいるわけではないし、私もみんなの前では魔法を使わなかったから、誰も2人のおかしな状態に気づいてなかった。 そのことが私を増長させたのかもしれない。 私はわかっていなかった。 何でも言うことを聞いてくれる素直な妹ができたとばかり思っていたけれど、お嬢様のちっさーの中には、前の千聖の気の強さもしっかり残っていたということに。 終わりの始まりは意外に早く、そして突然やってきた。 いつもどおり本当につまらないことで切り札を使おうと思った。 ちっさーが私のヘアピンを可愛いと言ってくれたから、すぐに髪からはずして、ちっさーの手に握らせた。 いつもどおり遠慮するちっさーに、また私は「私が・・・」といいかけた。 「・・・そうね。栞菜が、エッグだからかもしれないわね。」 最後まで言い終わる前に、ちっさーは私の言葉を遮った。 唇をギュッと噛んで、強い目で私を睨みつけている。 ――嘘。 だって、ちっさー。 私はただ、私だけのちっさーが 何を言われたか、とっさにわからなかった。 頭が真っ白になる。 「ちっさー・・・」 呆然としたまま名前を呼ぶと、みるみるうちに硬く強張っていたちっさーの表情が青ざめていく。 「あ・・・・私、私何てこと・・・・・」 涙で霞んだ私の眼の向こう側で、ちっさーが力なく床に崩れ落ちた。 同時に、私にも立っていられない程の強い衝撃がゆっくりと襲ってきた。 ちっさーと同じような体勢でへたり込む。 「え・・・ちょっと、どうしたの!?千聖?栞菜?」 なっきぃの声が遠いところから聞こえたような気がした。 涙が止まらない。 ちっさーを怒らせたことがショックなのか、 自分の行いがあまりにも馬鹿すぎたことがショックなのかわからない。 こんなことになって、初めて気づいた。 私は自分の気持ちばかり考えていて、ちっさーがいったいどんな気持ちで私の言葉を受け止めていたのか考えていなかった。 こんなに無神経なのに、何が「ちっさーは私の妹」だ。 本当に最低だ、私。 今すぐちっさーに謝らなければいけないのに、嗚咽で声が出ない。 「栞菜、落ち着いて。大丈夫だよ、息吸って、吐いて・・・・」 舞美ちゃんの大きな手が優しく背中を叩く。えりかちゃんが頭を撫でてくれる。 私はただ、私もこういうお姉ちゃんになってあげたかっただけなのに、どうしてこうなっちゃったんだろう。 こうして私のかけた魔法は、あまりにももろく、簡単に消え去ってしまった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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前へ 「・・・・ごめん。」 私よりも先に冷静になった愛理が、難しい顔のまま謝ってきた。 息が荒くなって、手が震えている。愛理らしくもない。こんな風に他人と思いっきりぶつかることなんてほとんどないんだろう。私を見つめる丸い目に、まだ興奮の色が残っている。 「あ・・・ほ、ほら、舞ちゃんも謝ったほうがいいんじゃないの?何かよくわかんないけど。ね、だよね、舞美?もーやだなあ、怒ってたのは私なのにさ。アハハ・・・」 「は、はは。そうだね。舞、愛理と仲直りしよう。」 すっかり私たちに圧倒されて落ち着きを取り戻したちぃが、慌てて私を宥めにかかった。 聞き分けのいい愛理は、すなおに仲直りの握手をしようと手を差し伸べてくる。 でも私は、その手を握ることができなかった。 ここで愛理に謝るのは、千聖のことをみんなに話していいと了承することと同じだ。それだけはできない。 「舞ちゃん、私も言いすぎた。仲直りしようよ。」 「舞ちゃん。」 「ほら、舞ちゃん意地はってないで。」 ・・・・・ああ、まただ。 また私が悪者になっちゃうのか。 そんなに、前の千聖に会いたいと望むことはいけないことなの? 「舞。」 私は無言で、舞美ちゃんの手を払いのける。 自分が正しいという自信があるのなら、たとえ味方がいなくても戦える。 でも今は、足元が揺らいで心もとない。 みんなも私と同じように、千聖のことを思っているというのがわかっているからだ。 前にもこんなことがあったな。 千聖があの千聖になっちゃうずっと前、多分まだ2人とも小学生のときだった。 私はちょっとした誤解でマネージャーからこっぴどく叱られたことがあった。 でも私は、自分は間違っていないと頑として謝らなかった。 みんなは私に謝れと言う。 私は自分の潔白を証明する言葉がわからなかったから、拳を握り締めて大人を睨み付けることしかできなかった。 その時、千聖だけは私をかばってくれた。 事情なんて知らないくせに、私を守るように前に立って、鼻水たらして大泣きしながら反論してくれたのだった。 舞ちゃんはそんなことする子じゃない、舞ちゃんは悪くない。 そんな風に泣きわめいて、全面的に私を信じてくれた。 結局それがきっかけになって私の無実は認められ、千聖は泣いてぶっさいくになった顔で照れくさそうに笑っていた。 そう、いつも千聖は私のことを一番に信じて、わかってくれるんだ。 きっと今、ここに前の千聖がいたら、あの時と同じように私を守ってくれるだろう。 私にとって、千聖は大きな支えであり、理解者でもある。その支柱がなくなったら、私はただの自分勝手なワガママ人間になってしまう。 私にはやっぱり、どうしても千聖が必要なんだ。元気で、明るくて、私を勇気付けてくれる、前の千聖が。どうしてもこれだけは譲れない。 「・・・・えっ、何これ。どうしたの?」 突然私の耳に、久しく聞いていない独特の甘い声が届いた。 「えっ、な、なんかあったの?梨沙子大丈夫?」 「もも~・・・どうしよう、みんなに千聖のことが」 梨沙子が泣きながら駆け寄っていく先には、ももちゃんと ・・・・・千聖。 軽く目を見開いた千聖が、戸惑った表情で部屋を見回していた。 「ちっさー、お帰り。」 「ええ・・・あの」 「待って!」 舞美ちゃんと千聖が話を始める前に、私はみんなを押しのけて、両手で千聖の腕をきつく掴んだ。 「きゃっ」 「舞!?」 次へ TOP