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Re;Re;私しかいない街 (登場人物) 後藤ひとり、リコ、ムゲン 海辺の近く。 塩辛い匂いが心静まる波音と共に漂う。 真っ白な満月が映える心安らぐスポットだ。 ここに桃色の長髪の若い娘が一人、彼女は結束バンドのギター・後藤ひとり。 彼女が何故こんなところにいるのか。それは、殺し合 「あ、あ、…も、もういいですよ?じ自分で話進めますカラ……」 … それは、殺し合いによ 「あ、あ、ちょっと…私がその、か、語り手する、て…ていうか」 ………… 殺し合いによって集められた哀れな被害 「な、なぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!! いやいやいやーーーっ!!もう本当に意味意味意味が分からないよーーーー!!! 私的にはあんなに人が集まる場にいただけでも精神的ゲージが限界なのにーーーーーーーーー!! な、ななななんなの???殺し合いってーーーーーーーーーーーーーー!!! しかも、虹夏ちゃんとか知り合いが一緒にいたらまだ楽だったけどーーー!…いや、いてほしくはないか……。 ともかく!!知人とかいてくれたらまだなんとかなりそうみたいな感じだったけど0じゃん!!!! 周り他人しかいないじゃんーーーーー!!!!!そ、そそ、それってつまり」 簡単に殺されちゃうじゃん…。 ナ、ナンデ私ガバトロワ参戦デスカァァーアアアアーーーー。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ … …… ハッ…! 妄想に入っちゃってた… この状況で現実逃避はまずい、まずすぎるよ…。 とにかく人目つかない場所に隠れないと。 あ~っ!どっかにないかな~!フナムシが家族団らんしてそうな岩陰は…。 …あっ!あった! あそこに速攻退避だ! …はぁ。 普段から思ってる事だけども、人に絶対会いたくない。 この状況においてはほんとに会いたくない。 陽キャな人なら好戦的な人にあっても話し合いとかでワンチャンできそうだけど、私コミュ障だし。 多分命乞いとかすらできないよ、どもっちゃって。 今までインドアだったことが深く悔やむ…。 波音、癒される…。 そういやこんなきれいな海、殺し合いで連れてこられなきゃ絶対見ることなかったなぁ。 そう思えばファイナルウォーズ?ってのも悪くなかったりして。…って何無駄なポジティブ思考してんだ私はー! あっ!そうだ! 110番しちゃえばいいじゃんか! なに殺し合いに流されちゃってんだ。通報したらそれで解放されるじゃん。 幸いにも私ポケットにスマホいれっぱだったんだよな~。 警察24時とか見る限りちょっぴり怖いイメージあるけど、今はそう言ってられないよね。 どもるの我慢してさあ通報!ピポパ♪っと 『ーーーーーーーー…もしもし』 「ひっ…!」 [通話終了。] …あれ? え、え、な、なんで私、通話終了を押しちゃったんだ…? やっぱ人と話すの怖かったから?こんな状況でなんでそんな… …あああっ、待て。 いや間違いない…。 私は感知したんだ…!「危険」を…!通報して得る「ハイリスク」を…! だって、冷静に考えてみてよ。冷静に…。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ そもそも私おまわりさんと上手く対応できるか?って話だし… 警察「もしもしー、あっ殺し合いですね。分かりましたー」 私「ア、ア、アウ、で、できれば早めでほんとに、は、早く…………!!」 警察「あw関係ないけどキミなんか面白いしゃべりだね」ニヤニヤ 私「あ、あ、うぐぐ~~~…な、ななんでもないでひゅ…」ガチャッツーツーツー ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ それは置いといたとしても、仮に取材なんかされちゃったら…絶対… ニュースキャスター「殺人教唆でメガネセールスマン容疑者を逮捕しました。中継です。」 リポーター「生存者の後藤さんですよね?現在のお気持ちは。」 私「あ、あ、あ、あ、あの…その、あ!あう…サイアクデス…………」シドロモドロ--- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ で、そんな人絶対SNSで晒されちゃうわけで… 「【悲報】昨日の取材受けてた殺し合いの被害者女WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW」 1 名前:名無しざろっく 20xx/xx/xx(月) 15 21 26.58 ID AniroWaIFww 放送事故だろ 2 名前:名無しざろっく 20xx/xx/xx(月) 15 21 40.34 ID JfdJfreh561 目合わせないのガチ草 3 名前:名無しざろっく 20xx/xx/xx(月) 15 23 42.67 ID JHIhfedwn7 一生ネットのさらし者決定wwww ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ そのあと待ち受けるのは交友関係完全崩壊しかないでしょおお? 虹夏ちゃん「あー、ぼっちちゃん…ひ、ひさしぶり~^^」 リョウ「ぼっち、テレビ見たよ。あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」 虹夏ちゃん「wちょ、ちょっとリョウったら!!…あ、気にしないでよねぼっちちゃん!www」 私「…ムググ…むぐぐぐごごおおおおおおぉぉお」 \(6д9)/人 生 オ ワ タ 確 定\(6д9)/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ずヴぁああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!! 絶対こうなるんだ!ずヴぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」 はあーーーーーーーー~~~…っ!危ないっ危ないっ…。 反応したんだ…! 考えるより先に体が通話終了を押した!性<さが>で…!危険な気配…! 警察に電話なんてしなくてよかった… …んじゃあ、これからどうすればいいんだ? 黙って殺し合いに流されるしかないの?うう…。 ~♪ …なんで私ギターなんか弾いちゃってんだろ。 自暴自棄。もうおしまいだから好きなことして逝こうって思考なのか。 酷過ぎる。 なんでこんな目にあってんだ私は。 あんまりだよ。 「フフン~♪あんまりだ~♪気づいたら死亡確定イベント~♪こんな不幸な人間ワタシ以外にいるのかな~~♪」 ~♪ 帰りたっい~♪帰りたぁい~♪あったかホームに帰りたいぃぃ……♪ 帰りたい…。 もういいから誰か楽に殺っちゃわないかな…。はぁあ…。 「いい音!それなんていう楽器なのかな?」 「ヒッ、う゛おおわっ!!!」 わ、わわっ、ビックリした…!! 私はゆっくりと頭を上げ、声がした方向を見上げる。 ちょうど岩場の真上にて、声の主は金髪でメガネをかけたちっちゃな女の娘だった。 ちびっ娘の透き通った声が響いていく。 「わたしリコっていうの!あなたの名前はなんていうのかな?一緒にこのファイナルウォーズを止めましょ!」 「ふ、ふへっ…ふへぇえっ!?わ、わたしはご、後藤ひちょり…だ、だけど皆からぼっちて呼ばれてて…と、止めるってあ、あのちょっと…私は無理っていうか…っていうかていうか~~~~~…」 「…??」 ふ、ふへえ~~~…。 初対面の人と話すの久々すぎて変なこと言っちゃってたらごめんない、って感じですぅぅ…。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ … 「へぇーーーっ!ギターっていうんだ、その楽器!なんだか心が高まる?っていうか独特な音してるよね!」 「ふ、ふひっ…!…あはは、そうだよ…ギター最高だよね…リコちゃん。…へへへ………」 ひょんなことから…私はこのちびっ娘リコちゃんと行動を共にすることになった。 私はソロプレイで行動したかったんだけども…。 まあ「私的出会いたくない参戦者の特徴ランキング下位」に入る『人畜無害なキッズ』に遭遇したのは不幸中の幸いかな。 にしても、リコちゃん、テンションたっかいなぁ…。 「ぼっちさんって音楽家なんだ!わたしたちの町ではそういう音楽活動家さんは祭りの時でしか見ないから興奮しちゃうなー!!ねえその楽器どこで売ってるのかな?なんか弾いてみてよ!」 「ふへ、へぇ…。リコちゃん元気だねぇ…ふへ…」 いくらキッズといえど、こういう陽キャタイプは心底波長が合わないース。 波長が合わない人とは疲れるから付き合うの大変…。ふっへえ…。 ところで、さっきからどこ進んでるのかな…。 リコちゃん先頭切ってどんどん歩いて行ってるし。 「ん?どこ目指してるって?ほら、ぼっちさん森を抜けた遠くに城あるでしょ!あそこ!」 えー?城…? うわ、遠っ…。 「ふへぇ…あ、あそこに行きたい、と…。リコちゃんどうしてそこに…?あんまり動いたら怖い参戦者さんたちに、あ、会っちゃうかもよ?」 「そう!それが目的なの、ぼっちさん!道中で出会う他の人と話をして、私たちの仲間に引き入れるのが本質なのよ!」 「…え、えーーー?あ、あんまり出くわさない方がいいんじゃないかな~…?わ、私みたいに人畜無害無抵抗人間ばっかじゃないと思うよ…?」 「大丈夫!たとえ攻撃的な人に会ってもちゃんと話し合えばなんとかなるよ! それに、わたし友だち作るの得意なんだよね!レグにナナチにプルシュカ!元居た町にもたくさん友だちいるんだもん!」 …私、有害であれ無害であれもう人と関わりたくないんだけども……。 そんな考えなんて全く汲み取ることなく、リコちゃんは好奇心を宿したキラキラした目で暗い森の中へと入っていった。 やたらでっかいツルハシをブンブンと振り回しながら歩いてくリコちゃん。 アレがリコちゃんの支給武器かー。不相応な…。っていうかこんな状況でよく陽キャな人らはテンション上がれるよなー…。 …はああ……。 にしても、支給武器…ねぇ…。 「あっ!ところでぼっちさんは何の武器貰ったのかな?さっきメガネのおじさんが説明してたよね!」 「…武器、私の武器ねぇ…。」 「…?」 「あっ、なんてか、ふへへ…、無いんだよね。私の武器………。」 「えっ!えーーーーーーーーーーーーーーっ!!無いのー!!?」 そう。 ここに着いた当初、粗方探してみたがディバックには食料以外全くないのだった。武器、なしだよ…私。 他の人も無いんだろうな、さっきの説明は誤りなんだろなー、なんて最初は思ったがリコちゃん思いっきりやばいの持ってるし。 やっぱ私だけなんだろな…。武器0は。 「可哀想…あんまりだねぼっちさん…。この森の中、猛獣とか出るかもしれないから武器あったほうがいいのに…!」 「うぅ…リコちゃん、わ、笑えるよね…。殺し合いで武器0って…ふへへへぇ…」 「いや全然笑えないよ!本当に気の毒で哀れで悲劇なぼっちさん!武器なしなんて信じられない!これからどうするのか考えた方がいいよ!」 「な、そこまで言わなくても………リ、リコ」 「もしもわたしとはぐれちゃったりしたら…、そしてぼっちさんが凶悪な人に襲われでもしたらグチャグチャに…、 あー本当にかわいそう…、神様哀れなぼっちさんをお救いお願いします…!」 「そ、そんな怖い仮定言わないでよおっ!!う、うぐぐう、う、……あぁあ…」 ズヴァヴァヴァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! わ、私殺されちゃうんだあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!ええひゃああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! せめてお玉とかでも支給してよおおおおおおおー!!!!!!!!!!!! うわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!! 「うわっ!ぼ、ぼっちさん大丈夫!?急に倒れちゃって!」 「ずヴぁっヴぁっヴぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!死にたくながやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!」 …… 意識が遠のいていく………。 あぁそうだこれは夢なんだ。夢に決まっている。 ……… 目が覚めたらわたしは校舎裏の誰もいないところでギターの創作をするんだぁぁ…。ふへへ…ふへ…。 ……… …… … ※|^∀^|ギター「説明しよう!ぼっちちゃんはすーぐ現実逃避しちゃうクソ雑魚ツチノコなメンタルなぁ~んだ!」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ぼっちさん、いきなりうずくまっちゃってどうしたんだろう。 微動な痙攣を起こしてるし、お経みたいにうーうー唸って苦しそうだし…。 …~っというわけで、わたしリコは今薬草探しをしています! 腹痛と頭痛の効能があるツウナンワ科の植物を宛にしているんだけども、 …中々見つからないな。 うーーーん…。というかこの辺り知識にない野草や花しかないんだよなぁ。 よく見渡せば周りの木々も図鑑で見たことない種のものだし…。 ここって一体アビスの何層付近なんだろう…? あっ、そうそう、レグにナナチ! 2人とも絶対わたしのこと心配してるよー…。 急にいなくなってどうしたんだ、って聞かれたら困っちゃうなぁ。 ヘルメットの電灯が暗闇の森を照らす。わたしはいろんなことを考えながらしばらく捜索を続けた。 … …… ……… ふぅ…。だめだ。 薬草どころか見知っている植物が全然ないや。 多分ここは未知の層、もしかしたら最深部なのかもしれない。 どうしてそんなとこにわたしいるんだ?って考えちゃうけど、とにかく一旦ぼっちさんの様子を見に行くか。 もう20分くらいほっぽりだしちゃってるしね…。 「おいクソガキ、飯持ってるかあ?」 「え!」 ビックリしたあ。背後からの野太い呼びかけにわたしは振り向く。 赤い着物でボサボサ頭の大男が苛立たしそうにこちらを見ていた。 第二の参戦者さん、遭遇! 「まぁー…飯持ってるよなそりゃ。ちょっと貸せ」 「え!!ちょ、ちょっと!わたしのバッグ!」 うわっ、ディバッグ鷲掴みにされた! 勝手に中身漁ってるしー、 あ、でも多分この人飢えてて礼儀どころじゃないんだろな。ちょっと気持ちわかる、ていうか仕方ないよね。 男の人は缶詰を抜き取るとガツガツと瞬く間に食べ干しちゃった。 右手に持ってる真黒な剣はあの人の支給品かぁー。嗚呼ぼっちさんますます気の毒。 「食べ終えたようだし自己紹介!わたしはリコ、あなたもファイナルウォーズを止めるべく一緒に行動しましょ! 向こうにもわたしの友達いるから今紹介…」 「んじゃ、食ったことだしとりあえず」 っっ!!!!痛ぁっ! 右手の先の激痛に顔を歪めた。 え…?わ、わたしの指が、斬れ落ちてる……? 鮮やかな血が川のように流れていく…。痛い、痛い…。 「死ね、ガキ」 目の前から発せられた野太いその声にわたしは背筋が凍った。 今、その男の人は自分の真っ黒い刀を振り下ろさんばかりに掲げている。 嘘……?この男の人、わたしを殺そうとしてるの…? そんな、顔見知りでもない人に「殺し合いをしろ」って言われてそんな簡単に実行しちゃうの…? 有り得、有り得ない…。 こんなことで。 こんなことでわたしの人生が終わるなんて、 …あり得ないよっ。 「…どうしてっ!!どうして簡単に殺しなんてしちゃうのよ!!! ご飯もあげたし、一緒に冒険する雰囲気だったじゃない!! ねえっ!どうして!どうして一緒に協力できないの!!ねえ!」 「…あーーーっ、喧しい。俺はそういうガキが大嫌いなんだよ。ガキはいつでも必要以上に喚く。うるさくて鬱陶しいぜ」 「そんなの答えになってないじゃない! ねえ、殺し合いなんてやめてっ!考え直して!!!」 人を傷つけて何が愉しいというの?その刀でわたしを斬って満足するの? みんなで提携すれば、協力すればこの悲惨な状況も打開できるというのに! 涙が急に溢れてとまらなくなってきた。 それは切断された指の苦痛によるものじゃない。この男の人への憤怒が転換されて起きた作用だっ。 「わたしはこんなところで死ぬわけにはいかないの!!お母さんのいる場所に行かなきゃいけないんだから! だからあなたも刀を下ろしてっっ!!」 「だからうるせえっつってんだろうがゴラアッ」 その怒号と共に刀が一気に振り下ろされる。 わたしは思わず目をつぶった。 どうしてこんなことに…。嫌だ、絶対にこんなところで終わらせたくないのに…。 リコさん隊は最深部まで絶対に不滅のつもりなのにっ…。 レグ、ナナチ……。 それに、ぼっちさ…。 ガガガガガガアアア―――――――――――――――――――――ッッ ガガアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――― ガガアアアアアアアアアアア―――――――ガガアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――― 大音量の【ライブ】がそれまで静かだった森中を響かせた。 騒然たるその【ライブ】の音が。 この騒音はほんの数十分前に間近で耳にしたあの【ギター】の音。 「ああぁっ?!うるせえっっ!!!」 死が間近だったわたしを救ったのは、遅れてやって来た英雄… “ギターヒーロー”だった――――。 「この音、ぼっちさん!」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆―――演奏開始。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ♪ In the city where the neon lights shine, Underneath a moon that hides the secrets of time, We're rebels with a cause, we break the chains, In this concrete jungle, where nothing remains. ガガアアアアアアアアアアア―――――――ガガアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――― 「うっせんだよゴラアアアァアアァッッ、どこにいやがるッ、出てこいやあッ!」 森中に、ロックの爆音が響き渡る。 その轟音は、古い木々を揺らし、真っ暗な樹海を震わせる。 漆黒の夜空に広がる星々も、その響きに呼応するかのように輝きを増していく。 このファイナルウォーズの離島にて、Bocchi The Live【第1部】が始まったのだ。 ♪ We are the renegades, the wild and untamed, The heartbeat of this nation, where dreams are reclaimed, With our fists in the air and the passion we share, We'll rock this world, we won't disappear. 「見つけ次第ぶち斬ってやるっ、探してやっからなゴラアアアアッ!」 リコちゃんを殺そうとした大男は、その轟くギターの悲鳴に耐え切れず音のする先へと走っていった。 短絡にも、獲物を放置して。 ♪ From the outskirts to the heart of the crowd, We sing our anthems, we shout it out loud, The melodies we weave, the stories we tell, Through every verse and chorus, we rebel. ガガガガガガアアア―――――――――――――――――――――ッッ このギターの主は、もちろん私。 指は痛覚をあっという間に通り過ぎ感覚がなくなった。それでも私は弦を弾くのを止めない。 私はまだ、演奏をやめられない。 それは、リコちゃんをあの男から遠ざけたい、っていう思いがあるから―。 「とっにかくその喧しい音やめろやああっ、てめぇえええええっ、バカかゴラアアアアアア!」 幸いにもこれは自殺行為にはならない。 何故なら、ここは無数の木々が立ち並ぶ森。 しかも、真っ暗な深き闇で包まれている大樹海。 いくら大音量を鳴らそうとも、そう簡単には見つかりっこない。 私は移動しながら弾き鳴らしているし、絶対とは言えないけども鉢会いはしないはずだ。 ♪ In the shadows, we find solace and grace, With every chord we strike, we leave a trace, In this symphony of rebellion, we find our release, Through distorted riffs, our souls find peace. 「見つけ次第絶対切り殺してやるっ、だから出てこいやああっ、うっっっせんだよテメェエエエエエッッ」 ヒッ…、チンピラのような男の怒鳴り声が近くから聞こえる。 怖い…、怖くて仕方ない…、 だけれども。 ――リコちゃん、さっき武器がないって私言ったよね…。 でもようやく見つけたんだ、私の武器。 この『ギター』が。このギターこそが私の武器なんだ――。 最悪な殺し合いを、劣悪な現状を、 私はこの武器から奏でる『音』で変えてやるんだ――――! だから…、 「ふへえっ…あっ、リコちゃん、ごめん正直一人で逃げようか迷った…。」 「わっ!ぼ、ぼっちさん!!!」 「さ、早く奥まで走るよ!リ、リコちゃん!」 ♪ I was born care of you... 演奏終了…――。 私は周りを見渡す。ヤクザのような罵声が響くものの、追手はいないようだった…。安心…。 ふとリコちゃんを見る。 ううっ、ふへえ…。血にまみれた指がかなり痛々しい…。 とりあえず今は、リコちゃんの指が切断されてない方の手を握りしめ、森の奥へと足を速めた。 私たちは暗闇の中で迷路のような道を進んでいく――――…。 【H8/1日目/深夜】 【ムゲン@サムライチャンプルー】 [状態]:憤慨 [装備]:絶刀鉋@刀語 [道具]:食料一式(未確認) [思考]基本:皆殺し 1:爆音を鳴らすバカを見つけて殺す 2:クソガキを殺す ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ぼっちさんと一緒にひたむきに進んでいく。 進むほどに、周囲はますます密林と化していく。 幾重にも重なった枝葉が夜風に揺れ、足を進めるごとに目の前が漆黒になる。 ……助けられたんだ、わたし、ぼっちさんに…! ほんと感謝しきれないくらいだ!なんて頼りになる参戦者の人と巡り会えたんだろう。 お礼の言葉今のうちに言わないと! 「ね、ねえ!ぼっちさ…あっ!」 彼女の顔を見たわたしは思わず見開いた。 ぼっちさんのその目には『緑色の螺旋』が――。 形容するのなら、まっすぐな意志と閃光のような命の輝き。そしてその螺旋は<天を突き、無理を押し通す。> そう言い表していい物が眼に宿っていたのだ。 「ハァハァ…、ん?リ、リコちゃんなにかな…?」 「あ、なんでもないよ!うん!なんでも!」 「…?あぁ、そう…。ゼェハァ、ゼェ…」 わたしたちはいまだ走り続けている。 ふと考察する。 あの目の螺旋はもしかして。さっきの演奏によって未知なる力を宿した証なのでは…? この殺し合いの現状を打破することができる、そんな覚醒能力が。 歓喜と期待に似た感情にわたしは思わず、身震いをしつつ走り抜けた。 「リコさん隊、いっくぞぉーーーーーーーーーーっ!!」 【――螺旋力、覚醒確認】 【H7/1日目/深夜】 【シン・リコさん隊】 【後藤ひとり@ぼっち・ざ・ろっく!】 [状態]:健康、螺旋力覚醒(?) [装備]:エレキギター@実在の楽器 [道具]:スマホ、食料一式(未確認) [思考]基本:とにかく帰りたい… 1:とにかく今は走る。 2:城を目指して進む。 3:リコを守りたい。 4:ほかの参戦者に会いたくないなァ…。 【リコ@メイドインアビス】 [状態]:健康、右人差し指・中指・薬指欠損 [装備]:無尽鎚@メイドインアビス [道具]:食料一式(未確認) [思考]基本:殺し合いの打破 1:とにかく今は走る。 2:城まで進む。 3:参戦者と会ってリコさん隊に入れる。 ※ムゲンを危険人物と認識。 ※かなりの広範囲でギターの音が響き渡りました。 ↑リコ「見てぼっちちゃん!状態表っていうのよコレ!面白いね!」スタタタ ぼっち「ふ、ふへへえ?! ふへ!?思考までか、書いてるし!!」スタタタ ぼっち「こんなんじゃヤらしいこととか考えたら筒抜けじゃないですかァーーー!ヤダァッーーー!!!6д9;;」 リコ「へ?そんなこと考えてるのっ…?」 ←前回 登場人物 次回→ 001:中二病でも殺しあい! 003:シン・海より深い父の愛 後藤ひとり 017:水星エスカー リコ 017:水星エスカー ムゲン
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くっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー -- うあまいだろー (2010-01-30 18 54 26) オエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー -- 名無しさん (2010-01-30 18 54 56) 美味しいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! -- 名無しさん (2010-01-30 18 55 17) チョコソフトですね。分かりますwでもここはスマブラキャラを書くところですよ -- フロウス (2010-01-30 18 58 34) 名前 コメント
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セクション3 時間割(全60分) ビデオ 8分21秒 ディスカッション 50分 2.1 15分で一区切り 2.3 15分で一区 切り 2.3 15分で一区切り 記入 5分 重要ポイント・注意点
https://w.atwiki.jp/sengoku2e/pages/73.html
久しぶりに描いて見ました。お市です。なんかが変だ・・・。 -- 琴音 (2007-06-05 20 18 02) 5tttfg6rse3347uj -- 戦国sdgbffghbgytrrdggii986ytr44ed--0ihgym (2007-08-27 12 38 31) 濃姫が一番いい -- 名無しさん (2007-11-12 18 39 17) ねねもいいよねー!露出度が高いよねーーーーーーーーーー -- 名無しさん (2007-11-12 18 39 27) 濃姫は乳(おっぱい)ねねはふともも!リアルだから余計可愛い!あーーーーしあわせーーーー -- 名無しさん (2007-11-12 18 39 39) うふふふふ。オッパイぼいんふとももプルンプルン! -- 名無しさん (2007-11-12 18 39 48) ほんと、ボインボインだよねーーーープルンプルンだよねーーーーーあーーん濃姫様最高!ボインボインボインボインボインボインボインボインボインボインボインボインボインボイン!!! -- 名無しさん (2007-11-12 18 43 10) 超いいわ -- 魁皇 (2008-01-27 20 05 35) 死ねや -- オタク撲滅委員会 (2008-01-31 19 31 23) クラッシュ -- 言おう (2008-02-10 15 15 22) ものすごーくカワイイですね!!嫌いなキャラだけど(スゴク失礼でスミマセン!!!)カワイクみえますっ!!! -- 竜 (2008-03-01 19 11 54) 名前 コメント
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あーーーーーーーーーーーーーー! -- (シャクレもち) 2012-03-23 14 30 21
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元ネタ:竹田の子守唄(赤い鳥) 作:ヤジオーディエンス 今日も夜ーがあー明ーけーて お仕事行ーけえばあーーー 疲れたーまあーれーえーどおー かーねーはーなあーしいーーー やーすみ来いたあとーてーえー 何うれしいーかあろおーーー セークルゥはーああーーなあしいーー メーシィまーずうしいーーー ヤージもつーかーれーるう 替え歌わーすーれー 今日はいーちいーにーちーいー なーにいーすーるうーぞーーー らーくに生ーきーたーやーああ この嫁をすーてーてえーーー 向こうに見ーえーるーうーはあーー ゆーめーのーくうにいーーー 向こうに見ーえーるーうーはあーー ゆーめーのーくうにいーーー 検索タグ J-POP フルコーラス 既男ネタ ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
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セーラーメイ 闇夜に浮かぶ蒼い月。 とある平和な街角に、事件とあらばやってくる。そう、その名も・・・ 「美少女検事セーラーメイ!法に代わっておしおきよッ!」 「フッ・・・やはり来たかセーラーメイ。待っていたぞ・・・」 「はっ、貴方は御剣怜侍!ここで会ったが百年目、今日こそ今までの恨みをはらしてやるわ!」 「くくく、強気だなセーラーメイ。だがそう簡単にいくかな?」 「何ですって・・・!?」 「今日はキミの部下は助けに来てくれないぞ」 「な、まさか貴方、糸鋸刑事に・・・!?」 「うム。昼間警察署の前で行き倒れていてな。ソーメンを奢ってやった」 「(くっ・・・あの年中金無し無能男め、後でムチ百叩きにしてるから・・・!)」 「そういうわけだ。さあ観念してもらおうか」 そう言うと御剣はセーラーメイを押し倒した。 「な、何するのよっ!無礼者、離しなさい!!」 じたばたじたばた・・・・ 「ふム。悪くない眺めだ。」 暴れるメイのスカートがまくれ上がり、白い脚があらわになってゆく。 「ッ・・・!わ、私にこんなことしたら、パパが黙っていないんだから!」 「フ、時間稼ぎのつもりか?メイ。悪いが世間話は苦手なのだ。さっさと始めるぞ」 「イヤーーー!あっ・・・ん!ど、何処に手を入れてるのよッ!!んぅっ・・・はっ・・・」 「あきらめろ。すぐにイカせてやる・・・」 「いや・・・はぁっ・・・ん・・」 「待ったあーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 カカッ!御剣とメイの間に一輪の薔薇が突き刺さる。 「ムムッ!キサマはナルホード仮面!!」 「みっちゃん!検事のくせに、こ、こんな所でそんなことをしちゃあ・・・いけないんだぞ!!」 「な、ナルホード仮面様・・・(助けてくれるのはいいけど、その台詞はあまりにも馬鹿すぎるわ・・・!)」 「さあ覚悟しろみっちゃん!」 「フっ・・・ナルホード仮面、キサマにはこの状況が理解不能なようだな」 「え?」 「キサマがそこから一歩でも動いてみろ・・・・・犯るぞ」 『エっっ!!?』(ハモリ 「いや・・・うム。・・・・犯るぞ」 「いっ・・・・・いやぁーーーーー」(ED泣き出しver. 「大丈夫、痛くはしない」 「うわーーーーーん」 「くっ、卑怯だぞみっちゃん・・・!」 「クックック・・・」 その時・・・・・・・・・ 「狩魔検事ィィィーーーーー!!逃げるっス!!!!!」 『い、糸鋸刑事!?』 「き、キサマ糸鋸刑事!一食の恩を忘れたか!?」 「すまねっス!!でも自分給料ないと生きてけないっス!!これ以上カットされたらもう終わりっスーーー!!!!」 「さあセーラーメイ!今のうちに!!」 「言われなくとも!ムーンティアラアクショーーーン!!」(確かこんな名前だったような・・・ 「ぬおおおおっ・・・・・!!おのれセーラーメイ、今日のところは引いてやるが、次こそキミを手に入れる。また会おうっっ」 こうして今日も街の平和は守られた。めでたしめでたし。
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魂の叫び 作詞/俺 あああああああああああああああーーーーーーー(略)ーーーーーーー!!!1 俺は魂!俺は魂!お前の魂じゃあああああああああ 完
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あーーー
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元気ですかあーーーーーーーー!! んふふー、私は元気ですっ! このケツに突っ込めばどうなるものか? 入れればわかるさ、迷わず逝けよ。 それでは三人ともご唱和くださいっ! イーチ、ニーイ、サーン、ダアアアアーーーーーーーッッ!!! バイアシオン一億二千万人のセックスファンの皆様、こんばんは。 壁の向こうで、ネメアさんが三人の円卓の騎士を抑えている間に、 注目の光と闇の戦いがついに行われようとしておりますっ。 邪竜を破った無限のソウルと、死神皇帝ザギヴ・妖術宰相ゾフォルが対峙する、 謁見の間は熱気ムンムン、フェロモンのサウナ状態。 光の戦士は童貞歴二十年。 しかし人間以外の邪竜や闇の怪物は何匹も堕とした、大陸屈指の猛者であります。 まさに規格外! その天を見上げそそり立つ巨根は、ロストールの白亜の城か、 それとも神に祈りを捧げんとする救世主エルファスか! この戦いは生をつなぐ終わりなき光の戦いであり、 闇の勢力の全人類断罪への一つのアンチテーゼなのであります! 対する死神皇帝は二十代半ばの黒髪美人。 黒づくめの制服の、絶対領域からのぞく白い艶はフェティシズムの極致といえましょう。 美女を前に緊張する無限のソウルを、玉座から脚を組んで見下げるその視線は、 美の女神リアルーンの冷たさであります。 果たしてこの性欲のデスマッチを制するのは誰なのか、 解説はいつもの通りゼネテス・ファーロスさんでお送りいたします。 さぁ、ゴングが鳴った、獣欲のミノタウロスが玉座へ迫る。 さながら自らの精子の動きとでも申しましょうか、唸り声を上げてザギヴに踊り掛ります。 無限のソウルに押し倒されながら、ザギヴは余裕の表情。 「最初のペアリングの体制確保は重要ですよ、突っ込み、押し倒しには注目したいですね。」 さあまずは無限のソウル、服をぬがそうと躍起になります、 しかし、ああ、しかし、脱がせません! 無限のソウル、必死に手の震えを抑えようとしています! しかしそんなことは問題ではなく、ディンガル帝国の制服の構造をまったくわかっておりません。 初っ端から無限のソウル大苦戦ーーー! 「まったくなにやってんだよ……」 総司令も思わず失笑、ザギヴは闇落ち特有の冷めきった表情で、無限のソウルを見下ろしております。 おっと無限のソウル、上を脱がすはやめにしたのか? ついに手が下に伸びました! 一気に力に任せてスカートとパンツをずり下ろしていきます。 これはさすがの無限のソウルも間違えるはずはない、 あっ、ザギヴの三角地帯があらわになりました。 無限のソウル、パンツを一気に膝下まで引き下げ…… おぉーーーーっと!!く、黒い!真っ黒だーーーーーーー!! あたかも闇の門の島が現れたかのように、 淡雪の肌の中に漆黒のクレバスがぱっくりと口を開いております! ザギヴの胎内にはマゴスが巣くっていると言われておりますが、 一体マゴスはここでなにをやっていたんだーーーーー!? 「こりゃ……」 解説のゼネテスさんも思わず絶句! マゴスの巣の放つ闇の気配に無限のソウル、身も心も股間もすっかり折れてしまいました! 無限のソウル完全敗北、世界の滅亡ーーーーーっ! うん? あ、ああーーーーーーーーーーっ!!!な、舐めたーーーーー! なんということでありましょう、 無限のソウルが一心不乱にマゴスの巣を舐めはじめました!! よだれを垂らし、むしゃぶりつかずにはいられないパブロフの犬状態。 しかも、バター犬よろしく必死に舐めまわしております! 海洋冒険者集団ワッシャー海賊のように、希代の考古学者エストのように、 未知なる物へ臆する事もなく踏み出すその心意気!! 無限のソウルの愛と勇気と性欲の前に、感動の嵐がまきおこっております。 さあ、がぜん戦いが面白くなってきました。 一気に主導権を握った無限のソウル、 弁慶の仁王立ちから駅弁ファックの体勢にもちこんだー!! これが若さか、すごいリカバリーだ。 まさにインフィニティファックといった趣であります! 子宮に強制送還不法入国罪、 スタンディング・チン・パッドがヒット!快感Gスポットのストラックアウト!! 圧倒的質量と精力で責めまくる、ザギヴの巨乳がゆっさゆっさと揺れております! あ、ああぁーーーーーーーーーー!! 暴発だ。暴発だぁ。 一瞬、男の表情が苦悩に満ち溢れたケスコの彫像に変わったかと思うと、 次の瞬間、まさに解き放たれたキマイラのように、白濁の弾丸を女の中に撃ち放ってしまったぁ! 「バカな…。勝てる戦いだったはず。」 おおーーっと!なんとここで、ゾフォルが、魔道士のローブを脱ぎ捨てて乱入だ!! ザギヴがふがいない内容を見るに見かねたのか! 禿のゾフォルがやってきた! 地獄の釜から禿が飛び出した! そしていきなり全てを脱ぎ去った!信じられません! こ、これは、これは一体どうした事でありましょう! 果たして彼の、いやこれは男と称していいのかどうか! それ以前に人間と呼称するのが許されるのでありましょうか!? まさにこれは人類が生んだ悪夢の魔人か、至聖神の創造物外か、 闇の深淵からのぞくティラの娘といった趣の裸身であります! これにはさしもの無限のソウルも…… ん!? こ、これは。 猛っている! 無限のソウルが猛っている! 股間に構えたビッグマグナムは血に飢えた村正状態であります、 むしろいっそう燃え上がっております! これは一体どういうことなんでしょうゼネテスさん! 「ゾフォルを見てませんね。」 た……確かに! 確かに無限のソウルはゾフォルではなく、 床にへたり込むザギヴだけを食い入るように見つめています! 「あ…、ああ…。大丈夫…。私は…、闇には…、負けない…。」と息も絶え絶え、 汗ばんだ半裸のザギヴは反則級の色っぽさ! しかし無限のソウルよ、それでいいのか!? お前は、お前は自らの世界のために、 皺ばった老人と股間の38式歩兵銃で戦う気なのかーーーーー!? 「若いうちはいろんなタイプと戦って経験を積む必要があります。 ゼイタク言ってちゃいけませんね。」 無限のソウルが後ろ手にゆっくりとドアを閉めてゆきます! まさに今の我々の心境は、 ロセン兵5000に28騎で挑む勇者ネメアを見守る時のそれと同一でありましょう! 願わくば、願わくば、彼が無事に戻り、世界を救うことを、 ぼくレルラは願って止みません! それではここで、いったん中継を終了させていただこうと思います。 解説はゼネテス・ファーロスさん、そして実況はレルラ=ロントンでお送りしました。 また来週!サヨナラ! (つづく) おぉーと!ネメアの乱入だーっ。