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2ページ目 一階に着いた。 誰もいない。 そこにはサイレンを鳴らしたまま無人になったパトカーがあった。 どこかに行っているのか? だとすると、せめてサイレンくらいは切って欲しいものである。 悪ガキに喝を入れるという脱線し主題を本来の目的に戻す。 俺は軽いストレッチで体を解した後、地面を蹴った。 無風に無音。明かりもない。 全てが無であり、まるで自分以外のものが全て消え去ったような感覚だ。 少し走っていると、日が登りうっすらと景色が明るくなってきた。 あまり体力を消費して仕事に差し障りが出たらとんでもない。 ランニングはこの辺にしてコンビニにでも寄ろうか。 しかし、この時点で少し違和感を感じていた。 この違和感の正体は何だろうか。 あまり気にする事でも無いか。 俺はそのままコンビニへと向かった。 次へ トップへ
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3ページ目 近所のローソンが見えた。 しかし看板に明かりがない。 普通早朝は看板をライトアップするものでは無いのか? 疑問を押し殺して俺は店へと入った。 …おかしい。 入店チャイムは鳴った筈だが、店員も客も1人もいない。 まさかとは思うが店員が奥でうたた寝でもしているのか? 無防備すぎる。 万引きも強盗もやりたい放題ではないか。 しかし俺はとりたてそこまでしようと思わない。 昆布のおにぎりとペットボトルのコーラをレジに起き、「あのー、レジお願いします」と大声で叫んだ。 …しかし、店員は出てこない。 通常、深夜でもコンビニには二人以上の店員がいる筈だ。 というのも、大学生の頃にこのコンビニで深夜のバイトをしていたから解る事だ。 だが、一人も姿を見せない。 …呆れた。 どんな根性をしているんだと自分の中で顔も知らない店員を怒鳴り付け、当て付けと言わんばかりに商品をレジに置きっ放しで外に出た。 その時、違和感の正体に気付いた。 いや、もっと早く気付くべきだった。 東京のそれなりに開けた街のはずなのに、人っこ一人もいやしない。 車も走ってない。 おかしい。絶対におかしい。何かある。 俺は走って自宅へと戻った。 次へ トップへ
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6ページ目 私が目を覚ましたのは耳を劈くようなサイレンの音を聞いた時だった。 うるさいな…何かあったのかな。 とりあえず、おかげですっかり消えてしまった眠気にイラつきを覚えつつ、枕元にあるiPhoneを手に取る。 AM5 17…早く起きすぎたな。 体を起こし、何か飲み物でもと自室から出た時、戦慄した。 リビングルームで母…いや、母であったものが父の顔を触手のようなもので締め上げている。 「イヤっ!」 咄嗟に叫んでしまった。 母だったものが此方に顔を向ける。 目の代わりに職種、大きく避けた口。 バケモノだ。 咄嗟に部屋を飛び出し、誰か助けをと階段を駆け下りる。 しかし、階段の下の二階にも母だったものと同じようなバケモノがいた。 直ぐに三階へ戻る。 誰か、誰かいませんか! 叫ぶが、返事は無い。 ここは危険だ。逃げるしかない。 しかし、上の階へ逃げたところで助かる保証はない。 もし、上の階に頼れる"人間"がいなければ…一巻の終わりだ。 そこで私は誰かに助けを求めるべく人のいる場所へ、マンションの外へと出ようとエレベーターのボタンを押した。 もし、中にバケモノがいたらすぐに逃げよう。しかしどこへ… そんな事を考えている内にエレベーターのドアが開く。 誰かいる。バケモノ…には見えない。 20代半ばの青年だった。 空手の構えで身構えている。 あぁ…この人も見たのか。バケモノを…。 その青年は挨拶をしてきた。 この状況で挨拶…人であるかを確かめているように見えた。 私は人間だと伝える為に挨拶を返した。 この状況下で初めて目にした人間に安心し、涙が出てきた。 「どうぞ」と青年が言う。 勿論、一人でいるより誰か人間が側に居てくれるだけで心強い。 私はその青年に助けを求めた。 その青年は六階で足早に降りる。 私は貴重な人間について行くべく、同じく六階で降りる。 おそらく、六階には青年の部屋があるのだろう。 部屋に上げてくれるようなので、一先ずは青年の部屋に逃げ込む事にした。 次へ トップへ
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4ページ目 家に戻る最中に動くものを見かけた。 人か? 薄ら明かりの中で動くそれは人だと思った。 こういう時、人は本能で他人に話しかけたくなるものである。 「おはようございます」 挨拶をする。 言葉は返ってこない。 なんて無愛想な奴なんだ。顔が見てみたいわ。 通りすがるついでに少し横目に見てやった時、驚愕した。 目があるであろう部位からいく本もの触手のようなものが伸びており、口は大きく避け、サメの歯のような口をしている。 本能が告げている。こいつはヤバい。 俺は本能に従順にその場を駆け去った。 取って食われるものかと思ったが、意外にも追いかけてくる事はなかった。 少し安心したが、ホッとしている場合ではない。 状況を整理する為に自宅へと戻った。 その時に気付いたが、マンションの管理人室は無人で、電子ロックも機能していない。 次へ トップへ
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# とりあえず2巻までから作成 #### イリーガル・テクニカ カイタ=クロネッカ=セト 回避, よぉし 回避, ……来たな 回避, 舐めてもらっちゃ困るんだよね 回避, ――遅い! 回避, ――嫌だね! 回避(対オウェイン=リース), おじさん、あいかわらず元気そうでなによりだねっ! 回避(対オウェイン=リース), いいかげんあきらめて、帝国に帰れば!? 回避(対オウェイン=リース), ちょっとおじさん! 人生引き際が大切だよ? 回避(対オウェイン=リース), いいかげん大人げないよ! おじさん! 回避(対オウェイン=リース), …………あんた、いちいち暑苦しいよ? そういうの嫌いなんだよね ダメージ小, …………はあ? ダメージ中, ――まずいな ダメージ中, くぁっ……! ダメージ中, ちぇっ! 意外と手強い……! ダメージ大, なにっ……!? ダメージ大, しまった……! ダメージ大, ぐうっ……! ダメージ大, ――やばい……! ダメージ大, 冗談じゃない……! ダメージ大, くそっ……! ダメージ大(対強敵), さすがだな…… ダメージ大(対ユディト=ベーメ), やるなあ、オバさん…… 攻撃, もらった! 攻撃, ――ビンゴ! 攻撃, こンのォッ……! 金色の翼, 本当はこの隠し技は、使いたくなかったんだけどね 金色の翼, 一度使うと、回収が面倒なんだよね、コレ 出撃(ナトリウム), さあ、出番だよ、お嬢さん ヴィンデ=シュテルク 回避, させねぇよ、そんなこと 回避, へへ、わくわくすんなあ! 回避, ひゃっほぅ! 回避, おおっとぉ! 回避, っしゃあ! ダメージ中, ちっくしょう、やらせるか! ダメージ大, うわ、やばい! マジでやばい! 攻撃, ごくろうさん 攻撃, どけどけーっ! 射撃, やってやろうじゃん #### モゴロン トニオ(イリーガル・テクニカ) ダメージ中, てめえっ! 好き勝手しやがってえっ! ダメージ大, くっそぉ……! ダメージ大, うぁっ!? 攻撃, ここから出て行けぇっ! 攻撃, うおぉぉぉっ! #### アヴァロン帝国 オウェイン=リース 回避, ふん、分をわきまえるがよかろう! 回避, よし! ダメージ小, 愚か者め! ダメージ小, ちっ! ダメージ中, ぬっ!? ダメージ中, おあっ!? ダメージ中, ――まだまだァァァッ! ダメージ中(対カイタ=クロネッカ=セト), うぬっ! 小僧がっ……! ダメージ大, ――いかん! ダメージ大, うぬ……っ! ダメージ大, お……おのれ! ダメージ大, ――なんだとォッ!? ダメージ大(対カイタ=クロネッカ=セト), ――それでこそ我が宿命の敵手! 破壊, なっ…・・・なにぃ~っ!? 射程外, ややっ! いつの間にあんなところに! 待たぬかーっ! 射程外, 逃げるなァァッ! 卑怯だぞ! いざ尋常なる勝負をぉっ! 攻撃, くぉおおおおおおおッ! 攻撃, しゃあァァァァァッ! 攻撃, いざっ! 攻撃, 取ったあァァァァッ! 攻撃(対ナトリウム), ついに捕まえたぞ、“ナトリウム”! 攻撃(対カイタ=クロネッカ=セト), カイタ・クロネッカ・セト! ともに死力を尽くし、心おきなく戦おうぞ! ユディト=ベーメ ダメージ小, 痛い目を見たいようだね! ダメージ中, ――なに……!? 破壊, ――馬鹿な! 破壊, なんて機体だ……! 織り糸, この“スカーレット・アラクネー”の織り糸から逃げられるとでも思ってるのかい! レイフ(イリーガル・テクニカ) ダメージ中, うおっ!? ダメージ中, やるなァ! だが、まだまだァ! ダメージ中, ちっ! ダメージ大, うっそォ、マジかよ~? ダメージ大, なにィィッ!? 破壊, …………ありゃ? 射程外, てっめえぇ! 待ちやがれぇぇっ! 射程外, ああ、めんどくせえ…… 射程外, てっめえぇ! そんなのありかよ!? 攻撃, 行くぜ! 攻撃, そォリャァァッ! 攻撃, てめえらァ! 調子に乗るんじゃねェェェッ! 攻撃, うりゃァァァァッ! 攻撃, おらおらァ! そんな踊りじゃつかまえちゃうぜェ? 攻撃, そこだ! 攻撃, もらったァ! 攻撃(対ナトリウム), しっかし想像以上の美人ちゃんじゃねえの、“ナトリウム”! たーっぷり可愛がってやるぜ! 攻撃(対ナトリウム), よォし! つかまえたぜェ、べっぴんさん! 攻撃(対ナトリウム), いけよ! べっぴんさん! ゴドフリー(イリーガル・テクニカ) ダメージ小, 正面からぶつかってくるとはな…… ダメージ中, くそ! こいつ! ダメージ大, こいつ、けっこうなパワーだ ダメージ大, なんだとォッ!? 破壊, 姐さん……すまん…… 射程外, ちっ! 間の悪い! 攻撃, でェェェェイ! アヴァロン帝国騎士(ザコ) 回避, やったぞ! ダメージ小, そんな攻撃で、帝国の$(機体名)とやり合う気か!? ダメージ中, ちっくしょう! ダメージ中, 貴様ァ! ダメージ中, このッ……! ダメージ中, くそッ! なんだこれは!? ダメージ大, なにぃ!? ダメージ大, うおぁっ!? 破壊, しまった……! 破壊, な……なん……!? 破壊, ――バカな……! 射程外, 手間とらせやがって……! 射程外, ええい、ちょこまかと! 射程外, ちっくしょう! どこだ!? 射程外, くっ……貴様おれを愚弄するか! 射程外, きっさまァ! 射程外からとは、卑怯な! 攻撃, ――逃がすかよ! 攻撃, このォッ! 攻撃, 引導を渡してくれる! 攻撃, この獲物はおれがもらった! 攻撃, もらったァ! # そんなちゃちな機体でぇっ! # この、田舎者がぁっ! # 田舎者はおとなしく、馬にでも乗ってりゃいいんだよ!
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673 名前:イリーガル・エイリアン[] 投稿日:02/11/08(金) 23 01 嘘を嘘であると見抜ける人でないと(ファースト・コンタクトは)難しい 681 名前:イリーガル・エイリアン(ソウヤー)[] 投稿日:02/11/10(日) 05 58 私にはアゴがない。それでも私は叫ぶ!愛を、神を、この世の完全な者たちよ! 708 名前:イリーガル・エイリアン[] 投稿日:02/12/29(日) 06 24 変態が裁判にかけられる話。 第二回 SF要約選手権 729 名前:イリーガルエイリアン[sage] 投稿日:2008/07/01(火) 23 18 21 宇宙人だから無罪!(正気か陪審員?) 731 名前:イリーガルエイリアン[sage] 投稿日:2008/07/02(水) 08 08 54 クルルァ上等! 【ネタバレ】名作を要約するスレ【上等】
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9ページ目 眺めていた国道から赤いランプを回したパトカー数台が此方に向かってくるのを確認した。 「警察が来たぞ。それも大勢でな」 俺は少女にそう告げるが、少女はまだ少し不安げだ。 2~3分経った頃に、インターホンが鳴らされる。 「東京署の署長、岩本です。お宅から通報が入ったとの事で尋ねて着ました」 その声を聞いて俺は少し安心した。 少女も安心した様子だ。 戸を開けて驚いた。 そこには5名程の警官がいた。 そこまで大事なのか? 「無人パトカー…確認しました。どうやらイタズラ通報では無いようですね」 岩本がそう言うと、俺は「…どうなってるんですか?」と尋ねた。 岩本は「調査中です。少しお話を伺っても良いでしょうか?」と返してきた。 調査中?まだ調査に出向く程の人数を連れてきてるのか? いや、しかしベランダから確認したパトカーの台数を見た感じだと納得はいく。 「立ち話は何ですので、是非上がってください」 俺がそう言うと、岩本は「しかしこの人数では…」と言ったが、「お構いなく」と返した。 「…じゃあ平田と内山は私と共に彼から話を聞こう。他は調査に当たれ」 と岩本が言うと、「了解です」と敬礼した後に、足早にどこかへ歩いていった。 「では、お邪魔します」 岩本と警官二人が俺の部屋に入ってきた。 次へ トップへ
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5ページ目 幸いにもエレベーターは動くようなので、六階のボタンを押した。 パトカーのサイレンは依然として鳴り響く。 上昇するエレベーターが三階で止まった。 誰か乗ってくる。 この状況と、先ほどの人型の生き物を見た以上、現状が普通でない事は明らかである。 だとすると、ここで乗ってくるのは人間では無いかも知れない。 咄嗟に身構えた。 エレベーターのドアが開く。 するとそこには、今にも逃げ出しそうな高校生くらいの少女がいた。 これは…人間か? 警戒しながらも話しかける。 「…おはよう…ございます」 すると向こうは少し震えた声で「おはようございます」と返してきた。 よかった、正気の人間だ。 しかし、逃げ出そうとしていた構えからして、心境は明らかに普通では無い。 「…どうぞ」 と言うと、急ぎ足でエレベーターへと入ってくるや否や、その少女は静かに泣き出して、小声で「助けて」と言った。 そう、確かに聞き取れた。 「…どうした?」 尋ねると、「貴方も見たから構えてたんでしょう、あのバケモノを」泣きながら訴えてくる。 全くその通りだ。 一先ず、部屋に戻ろう。 問題はこの子だ。 部屋に入れていいのか? 後から警察に「誘拐犯だ!」とか、目撃者に「ロリコンだ!」とか言われたら俺の人生はゲームオーバーしかねない。 しかし、泣いてる少女を1人でこんな危険な状況に放り出す訳にもいかない。 エレベーターは六階で止まり、俺が降りるとその子もついてきた。 …こうなると、匿う他にないだろう。 俺は「ついて来るか?」と言うと、少女は泣きながら首を縦に振った。 次へ トップへ
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7ページ目 …という訳です。 少女の説明を聞き、俺は脳内を整理する。 「つまり、人がバケモノに成り果てたか、はたまたバケモノが人と入れ替わったかで、今ここら一体はバケモノで溢れかえっており、見つかれば襲われるかもしれない…という訳か」 少女は「たぶん…」と言いながら小さく頷く。 涙は止まっているようだが、不安がってるのはひしひしと伝わってくる。 当然だ、状況が状況なのだから。 だが、こうして俺の部屋に隠れていたところで根本的にたすかる訳では無い。 「警察に電話しよう」 俺が言うと、少女はうっかり忘れていたと言わんばかりのリアクションを取った後、「はい」と言った。 …とは言ったものの、一階の無人パトカーを見た限りだと、恐らく警察も普通に呼んだって役に立ちそうもない。 無人パトカーの件も一緒に伝えれば何かもっと対策を取ってくれるのではないか。 俺はダメ元で110のダイヤルを回した。 次へ トップへ
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8ページ目 AM 5 30 「…遅い」 通報を受けて出た部下からの連絡があまりにも遅い。 『バケモノが人を襲っている!助けてくれ!』と通報が入ったのは3時半頃。 場所は署からそう遠く無いマンションからの通報であった為、とうに現場には着いている筈だ。 しかし、帰還はおろか、現場の状況報告すら未だに無い。 部下の伝達ミスか何かだと思っていた時に、署の電話が鳴る。 「もしもし、こちら東京署…」 電話は警視庁からだった。 110に通報が入ったらしく、現場はまたも同じマンション。 しかも、今度は無人のパトカーまであるとの通報らしい。 部下に何かあったのでは…? 部下の身を案じた俺は直ぐに署の人間に通達した。 警官2人で行かせてこの様子だ。 少人数だとまた同じ事になりかねない。 私は遊撃隊を含む12人にスクランブルを掛けた。 勿論、私も同行した。 次へ トップへ