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敵は魔法系ばかりなので足の早いユニットで一気に突撃するか遠隔攻撃で数を減らす ちなみにここ、お偉方魔法系キャラが出撃してないと意味不明なマップでした 出撃してないからってイベントの会話削るのやめて! (出撃していなくても会話には出てくるが、パシリに行っていると出てこない。 イグレイン、アイギール、アリオスはパシリに出さないようにすると話がよく分かる) 聖剣が目覚めていない場合ここには来ない イグレイン⇔ガラハッド アリオス⇔アリシア ルキア⇔アウル エルマ⇔アイギール
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J-246 アレッシー J-246 ST キャラ スターダストクルセイダース 悪 P2 S(2) T2 ☆☆ ●えらいねェ~~ カード名に「少年/娘」を含む敵とバトルする時、このキャラは「P+1、S+1」され、さらに勝利した時に自分捨て札3枚を山札に戻してシャッフルする 悪幽 アレッシー 人間 出典: J-197 イギーメタに使いたいところだが、「P+1、S+1」程度ではイギーで強化されたJ-043 少年ディオには太刀打ち出来ない。 捨札を山札に戻し、山札をシャッフルできる能力は希少なので、できれば有効活用したいところだが…
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「Commonwealth of Nations」は、20世紀初頭に大英帝国の衰退期に誕生しました。 1931年12月に公式にウェストミンスター定款を介して設立された当初の7つの加盟国は、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、アイルランド、ニューファンドランドでした。 今日では、世界にまたがる52の主権国家で構成されており、現在、英国や大英帝国との政治的または経済的結びつきのない国々が含まれています。 連邦を構成するさまざまな国民国家のいくつかは、独自の軍事力を展開しています。 まとめると、それらはWorld of Warshipsで単一の旗の下に表示されますが、各海軍には独自の歴史と伝統があります。 +歴史(カナダ) 20世紀の初めに、大英帝国は独特のジレンマに直面しました:世界中の多くの領土を保護するという挑戦。カナダドミニオンの場合、2つの簡単な解決策がありました:英国海軍にドミニオンの国境を保護するためのリソースを提供するか、またはカナダが自分の防衛を提供できるようにするために必要な措置をとります。後者の道が選ばれ、すぐに政府は恒久的な志願兵を組織する海軍法案を発行し、将来の要員を訓練する海軍大学として設立されました。したがって、1910年にカナダ海軍が誕生しました。その後、1911年8月29日にジョージ5世によって王立海軍(RCN)に指定されました。 初期の海軍の核は2つの巡洋艦の形をしていた:HMCS RainbowとHMCS Niobe、どちらも主に訓練船としての役割を果たしている。海軍を配置することのロジスティクスと実用性に関する政府の論争にもかかわらず、カナダの市民はその制度を支持し、ボランティア予備軍(RNCVR)のマンパワーを強化しました。 第一次世界大戦が始まるまでに、RCNは4隻の巡洋艦と2隻の潜水艦に成長しました。このかなり小さな部隊は、北アメリカの両方の海岸線を巡回する紛争の大部分を費やしましたが、これらの資産のほとんどは、戦争が終わる前は軍務に適さないとみなされていました。海軍の成長の欠如は、主にカナダ政府による決定に起因し、市民がイギリス海軍とイギリス海軍のどちらを使用するかを選択できるようにした。多くは後者で奉仕することを選んだ。 第一次世界大戦の終わりには、少数の駆逐艦と1隻の巡洋艦によって、人員の削減に加えて民間の任務への移行が見られました。一方、RNCVRへの熱意は強く、戦間期を通じて成長を続けました。 1930年代までに、RCNは、イギリスで建造された2隻の駆逐艦(RCN専用の最初の艦艇)を買収することで、新しい命が吹き込まれるのをゆっくりと目にしていました。サービスへのさらなる投資は、ヨーロッパとアジアでの緊張と攻撃の高まりによって加速されました。より多くの駆逐艦と訓練船が取得されました。 第二次世界大戦の出来事により、カナダ王立海軍の爆発的な成長が見られました。船は国内で同時に生産され、海外から取得され、新入社員が全国から集まりました。海軍は主に北大西洋で作戦し、ノースウェスト演劇全体の監督を単独で担当した。 RCNは、護送船団保護と潜水艦狩猟という2つの主要な機能を果たしました。 6年間の積極的な戦闘任務中に、RCNは27隻のドイツ潜水艦と42隻の枢軸艦の破壊または捕獲を通じてその可能性を証明しました。さらに印象的だったのは、海軍が25,000を超える護送船団の護衛に成功し、北米からイギリスへの戦争の取り組みに欠かせない約1億8200万トン相当の兵士と物資を配達したことです。悲劇的なことに、これは24隻の船とほぼ2,000人の要員を犠牲にして実現しました。 第二次世界大戦の終わりまでに、RCNは経験の浅いサービスから恐るべき勢力に変わりました。主に駆逐艦で構成されているにもかかわらず、全世界で3番目に大きい海軍でした。 RCNの職員が示した勤勉さを疑うことはできませんでした。長年にわたる潜水艦の狩猟により、このサービスは対潜戦の達人になりました。ソビエト潜水艦を追跡しながら冷戦中にその経験は重宝するでしょう。今日まで、RCNの誇り高い伝統は、彼らの創設者と前任者によって鍛えられた威信を守っています。 +歴史(オーストラリア) オーストラリアの人口の大部分が国の長い海岸線に沿って広がっていたため、オーストラリアは1世紀以上にわたって海軍の防衛を提供するために海軍から分離された部隊に依存していました。この取り決めは、オーストラリア海域に配備される専用の海軍ユニットの話し合いが始まった1909年まで現状のままでした。イギリス海軍とオーストラリア政府の間で、オーストラリアが6隻の駆逐艦、3隻の巡洋艦、3隻の潜水艦、さまざまな補助装置、および戦闘巡洋艦からなる「艦隊ユニット」を購入することが決定されました。最初の2隻の艦、HMASヤラとHMASパラマッタは1910年11月にオーストラリアの海域に到着し、1911年7月10日にジョージ5世はオーストラリア海軍(RAN)の称号を連邦海軍に付与しました。 1913年までに、完成したオーストラリア艦隊(戦艦HMASオーストラリアが率いる)が初めてシドニー港に入りました。 RANは第一次世界大戦の最前線で活躍し、オーストラリアのドイツニューギニア植民地への侵攻を支援し、ガリポリ作戦中にマルモラ海でオスマン海軍を攻撃しました。 HMASシドニーは、インド洋の真ん中でSMSエムデンと単独で対戦して勝利し、海でRANの最初の勝利を獲得しました。一方、HMASオーストラリアは後にユトランド海戦に関与しました。戦後、RANは、世界中の他のほとんどの海軍と同様に、1922年のワシントン海軍条約の結果として変更を余儀なくされました。彼らは、条約の結果、唯一の戦闘巡洋艦を廃棄せざるを得ませんでしたが、戦争潜水艦と駆逐艦。 戦間中、古い艦艇はスクラップとして売却され、新しい重巡洋艦、軽巡洋艦、潜水艦、駆逐艦、水上飛行機の運搬船[3]がRANサービスに乗り出しました。経済的および政治的状況の変化による戦争間の軍縮政策に阻まれて、RANは再び第二次世界大戦で戦うために立ち上がった。 1940年を通じて、RANは「スクラップアイアンフロティラ」の有名な駆逐艦で地中海での地位を確立しました。太平洋で戦争が勃発し、敵の船がオーストラリアの海域をうろついたとき、RANユニットはオーストラリアの祖国を守るために戻り、コーラル海と同じくらい近くに侵入した日本帝国と戦いました。 第二次世界大戦の終結以来、オーストラリア海軍は朝鮮劇場から東ティモールまでの作戦に従事し、南西太平洋地域でのオーストラリアの利益の保護と、50隻の強力な駆逐艦による世界中の平和維持に注力してきました。フリゲート艦、潜水艦、および補助装置。 +歴史(ニュージーランド) タスマン海を挟んで隣国と同じように、ニュージーランドはイギリス海軍によって20世紀にかけて設立されました。ニュージーランドの居住者は早い段階で自分たちの防御に貢献することに積極的な役割を果たし、19世紀後半にイギリス海軍の割り当てられた師団にスパー魚雷艇を提供するとともに、不屈のクラスの巡洋艦HMSニュージーランドに全額出資しました。 1911年の陛下の奉仕。ニュージーランドは、第一次世界大戦の期間中、ヘリゴランドブライト、ドガーバンク、およびユトランド海戦で活躍した。 「ニュージーランド海軍」は1913年の海軍防衛法の一部として正式に組織され、1921年以降はイギリス海軍のニュージーランド師団[4]と呼ばれていました。ニュージーランドの師団は、主に巡洋艦[5]と、HMS Leander、HMS Achilles、および1組のDanaeクラス巡洋艦を含むより軽いユニットで構成されていました。 1939年9月に第二次世界大戦が勃発すると、ニュージーランドは大英帝国の残りの国に加わり、ドイツとの戦争を宣言しました。 1941年10月1日に、既存のニュージーランド管区はほぼ独立して自給自足していることを認識し、ジョージVI王はそれにニュージーランド海軍(RNZN)と命名しました。RNZNは、大西洋と太平洋、そして地中海の両方で、戦争を見て、行動を起こし、損失を被っています。 1945年8月までに60隻近くの船に成長したRNZNは、第二次世界大戦の終結後、サイズが大幅に縮小されました。それにもかかわらず、RNZN軍は、朝鮮戦争と東チモールへの介入活動の両方に船を提供することにより、国連と連携して戦闘作戦に参加し続けました。現代のRNZNには12隻未満の船舶が運航されています。フリゲート、沿岸警備船、およびその他の軽船の組み合わせで、母国の水を巡回し、母国の主権と安全を確保しています。 駆逐艦 Tier 艦艇 3 Vampire? 7 Haida? 巡洋艦 Tier 艦艇 6 Haida?
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【作品名】ボギー THE GREAT 【ジャンル】アナーキー刑事アクションスラップスティック人情ミステリコメディ漫画 【作品解説】男塾シリーズで知られる宮下あきらが週刊少年ジャンプに掲載していた漫画。全4巻。 「第1部完」で終わり全く第2部が始まる予定が無い…かに思えたが、後の「極!!男塾」にて男塾ワールドと世界観がつながっている 事が判明した。 【名前】ボギー 【属性】警視庁花椿署所属の刑事(多分巡査部長) 本名花田吾作 【大きさ】185cm 90kg 28歳 【攻撃力】鉄格子を素手で捻じ曲げて脱走できる。踏切の棒をへし折れる。手錠を素手で引き千切れる。 パンチ一発で鍛えた警官を4mほど吹っ飛ばせる。 体重150㎏位ありそうな巨漢を巴投げで投げ飛ばし地面にめり込ませられる。 体当たりで電車の車両と車両の間にある扉を破壊。 目一杯気張れば自分を拘束した縄を引き千切って脱走できる。 回し蹴りで施錠されたドアをこじ開けることが出来る。 長さ2m位、直径20㎝位ある丸太を槍みたいにブンブン振り回せる。 パンチでコンクリート製の壁に拳大の穴を開け1m位に渡って蜘蛛の巣状のを入れる(流石に手から血が出た)。 口で拳銃を咥え、離陸する旅客機の主翼に素手で十数分に渡りしがみつける。 左足の靴裏を支えに右足の親指で拳銃を引いて真正面から突っ込んできた車の運転手を撃てる。 パイソン357マグナムスペシャル:拳銃。通称「カーストップガン」。水中から撃ってもボートの船底をぶち抜ける威力。 真正面から走ってきた車のボンネットをぶち破りエンジンを完全破壊。 直径が一抱えもある木を一撃でへし折れる。人間の腕を軽軽引き千切れる。 ボギーの腕前は10m位先を走って逃げていくトラックの後輪だけをぶち抜けるほどの腕前。 【防御力】 不良が思いっきり振り下ろした木の棒を脳天に食らっても「い いて~」で済み、更に50㎝位ある石でその石そのものが割れるくらいの勢いで 頭をぶん殴られてさすがに気絶(しかし数分後には元気に動き回っていた) バイクで十数分くらい引きずり回されても意識を保ったままで、足で波止場の船止めを挟み込み縄を千切るや否や即座に戦闘を開始できる。 血統書付の猟犬に肩口を噛まれても血が出る程度で、逆に噛み返した。 プロ野球の投手が投げた球(手加減はしてると思う)が鼻や股間に命中しても仁王立ちしたままで、「もう二度とてめえの球団なんざ応援しねえ」と嘯ける。 フェラーリ512BBに跳ね飛ばされて右肩を脱臼し、更にもう一回左手を引き潰され、もう一度跳ね飛ばされても攻撃力欄で書いた通りの方法で 足で銃を撃って運転手を倒した。 高度1000mまで上昇する時速600㎞の旅客機の主翼に十数分に渡ってずっとしがみつける。 【素早さ】6人くらいの不良をあっという間にボコボコにできる。踏切の棒をへし折って助走をつけ、列車を飛び越えられる。 プロの殺し屋が拳銃の狙いを付けるより早く拳銃を二連射できる。 老人が小瓶に入れた錠剤を呑んで服毒自殺を図ろうとした瞬間に腰の拳銃を抜き、瓶を撃って自殺を阻止できる。 他は達人並み。 【特殊能力】手錠所持。 【長所】不純ではあるが情には熱い 【短所】両津以下の勤務態度 キルコさん以下の喧嘩っ早さ 【戦法】射殺 参戦 vol.109 vol.110 207 :格無しさん:2015/07/16(木) 15 41 47.25 ID u2AJuEdF ボギー 考察 実績的に普通の車相手には勝てるだろうがトラック相手は厳しいか、車両破壊の壁前後かな ○ 二階堂紗季菜:撃ち抜いて勝ち ○ ホリ・ススム:硬い、が攻撃は耐えるかな、相手のエア切れ勝ち ○ リック・デッカードwithホバー・カー:撃ち抜いて勝ち ○ 柏木耕一:撃ち抜いて勝ち × ドンキーコングJr:ちょっと硬いか、殴られまくり負け ○ 支倉静馬:撃ち抜いて勝ち × 金時豆次郎:ちょっと硬いか、斧で負け × 苗田胞衣:硬い、怪力金属バット負け × ジョン・ドゥ:肉体の特性的に銃で倒しきるにはきつい、血液噴出負け ○ 少年ボゥイwithエキセントリック号:反応常人なら先手撃って勝ちかな × 日向俊郎with REAR RF31:相手はF1レーサー、高速体当たりで耐えられる保証はないし負け ○ 一代寺徹with軽トラック:反応常人なら先手撃って勝ちかな × バルー・ビビッツ:ちょっと硬いか、速度速いし触れられて電撃負け × ジャロッド:ちょっと硬いか、殴られまくり負け >金時豆次郎>支倉静馬=ドンキーコングJr=ボギー>柏木耕一>
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「なるほど、砂で本物そっくりの人形を作り出せるのか…」 ううん、と唸りながら、フーゴは砂を使う犬の能力を見定めていた。 すでに自分の力は、射程距離を含めて話している。だが、生憎犬の方は言葉が喋れないので、見せてもらうしかない。 「射程距離は広そうだな。だが、あの突然現れる男にどうやって対処していたんだ…?」 「ワン」 そう一声鳴くと、犬はパラパラと砂を舞い上がらせた。 「なるほど…。奴は移動する時に空間を飲み込むのか。だから、こうやって砂をまいておけば、移動していく方向が分かる。 そういうわけだな?」 「ワン」 「そうか…」 フーゴが一人で喋る姿はかなり間抜けな図だが、一つ一つ確認しなければ一緒に戦うこともできない。 一通り犬のスタンドの力が分かった所で、フーゴは思考を巡らせる。 (このスタンドは、かなり使える。ぼくのパープル・ヘイズとも相性がよさそうだ。 砂であれば、ウイルスに感染することもない。 うまく使えれば、戦略の幅が大きく広がるぞ…) フーゴがそう考えた時。 「ワオンッ!」 犬が鋭く吠え、イギ、と特徴的な唸り声を上げる。 この賢い犬が、無暗に吠えるわけがない。だとしたら、理由は一つ。 誰かが、そばに来たのだ。 フーゴは素早く犬が吠えかかっている方を向き、自身のスタンドを出現させた。 「誰だ!!」 その声に反応したのか、暗い裏路地の向こうから、一つの影が姿を現す。 『おいおい、フーゴ。お前、いつの間に犬と会話できるようになったんだ―――?』 「…ムーロロ?」 人にしては小さく、そして薄っぺらいそれは、一枚のトランプだった。 ──────────── ──── ── ─ ち、とムーロロは心の中で舌打ちをした。 思った以上に犬の鼻がよく、偵察するだけのつもりが、フーゴに見つかってしまったのだ。 おそらく、彼のことだ。きっと次にこう聞くのだろう。『今まで何をしていたんだ』、と。 「今まで、何をしていたんだ」 予想通りの問いに、ムーロロは嘆息する。 『こっちも色々あったんだよ…』 言葉を濁しつつ、ムーロロは考える。 この話題をうまく利用できないか。この、頭でっかちのフーゴをうまく騙せないか―――。 「どうした、何か言ったらどうだ」 近くに敵のいる状態で気の立っているフーゴは、苛立ちを隠しもせずムーロロを問い詰める。 そんな彼に向かって、ムーロロは言う。 『お前―――オレ達の側につかないか?』 「…何?」 フーゴは眉をひそめた。敵意をむき出し、スタンドをいつでも出せるよう、身構える。 『待て待て、焦るな。何も、オレはジョルノ様を裏切ろうってわけじゃあないんだ。 ジョルノ様はもういない。だったら、オレ達がやるのはたった一つだ。 力を合わせて、主催者を倒す。 そうだろう?』 「ああ、そうだ。そのつもりでずっと戦ってきた。だが、」 『名簿に名前があるから、ジョルノ様が生きている?やめろよ、そんな無意味な希望は捨てちまえ。 いいか、ジョルノ様は、いないんだ。オレだってずっと探してたさ。だが、どこにもいない。この〈オール・アロング・ウォッチタワー〉をもってしても、ジョルノ様の居場所を突き止めることはできなかった。その意味は、分かるな?』 「そんな…いや、しかし…」 もちろん、この話は嘘だ。ムーロロはジョルノが生きていると知っているし、彼の居場所も知っている。 そして、彼がDIOと敵対していることも。 フーゴの様子を窺うと、わずかな希望を打ち砕かれ、彼は項垂れているようだった。 いい調子だ、とムーロロは思った。 ぐるる、と唸り声をあげて犬が反応を示しているが、そんなことはどうでもいい。たかが犬だ。フーゴとて、本当に犬と会話ができるわけがない。 『オレは、あるお方について行くと決めた。この人なら大丈夫だと思った…。オレの命を懸けられると思った…。 ただ、問題がある」 「…何だ」 『このお方には、敵がいる。 お前とずっと一緒にいた、ジョナサン・ジョースターだ』 「…なんだって?」 『いいか、落ち着いてよく聞けよ…。 さっきの二人、マッシモ・ヴォルペとヴァニラ・アイスはオレ達の仲間だ。お前とヴォルペが、因縁の相手だってのは分かってる。同じように、ジョナサンとDIO様も、どうしても互いに許せない相手なんだ。 分かるだろう?ヴォルペのほうは、DIO様に忠誠を誓っているからどうにかなる。 だが、ジョナサンはだめだ』 フーゴは黙ったまま、ムーロロの話を聞いている。 『いいか、何もお前に、ジョナサンを殺せと言っているわけじゃあない。 お前はこのまま、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会に近づかず、ヴァニラ・アイスと合流するだけでいい。 大丈夫だ、ヴォルペはお前に手を出さない。まあ、顔を合わせるのは嫌がるだろうから、会うこともないだろうがな…』 次々と新しい情報を出し、ムーロロはフーゴの思考を奪っていく。 頭の中をムーロロの言葉で満たし、他のことを考えられなくしていく。 「………」 沈黙が落ちる。 フーゴは何を考えているか分からない瞳でじっ、とトランプのカードを見つめた。 ムーロロの言葉は毒のようにフーゴの全身を巡り、じわじわと彼の思考を覆っていく。 そして、毒が全身を回りきった時。 ははっ、とフーゴは吹き出すように息を吐き、軽薄な笑みを浮かべた。 「そうか、よく分かったよ、ムーロロ。確かに、会って間もないジョナサンに命を懸けられるほど、ぼくはいい人間じゃあない。そこまでお人好しじゃあない。ぼくは、彼がどんな音楽が好みかも知らないんだからな。 ――――なあ、ムーロロ。 これが答えだッ!!」 『ブッシャアアアアアアアアアアアア!!』 パープル・ヘイズ。 フーゴの分身と言うべきスタンドが、トランプに迫る。 油断していた薄っぺらな体は、簡単に捕まってしまった。 ぐしゃ、とパープル・ヘイズがトランプを潰す。だが、破ったり、ウイルスに感染させたりはしない。 そのまま、フーゴは言葉を続ける。 「なあ、ムーロロ。貴様、ジョジョに会ったことがないだろう…?」 ゆっくりと、パープル・ヘイズの両手がトランプを真っ二つに引き裂いていく。 「マッシモ・ヴォルペは、殺さなくてはならない。ジョジョはそう言った。お前が、その言葉を守らないはずがない。 それに、会っていたら、そんなことをお前が言えるはずないんだ。自分にだけ都合のいいような、恥知らずなことを…」 『……』 誤算だった。 一体何を読み違えていたのか、ムーロロには分からない。 はっきりしているのは、フーゴと自分との間の亀裂は、もう二度と修復できないということだけだ。 二人の立場ははっきり分かれた。裏切り者と、そうでない者に。 体を引き裂かれながら、なおもトランプは話を続ける。 『フーゴ。一つ、良い事を教えてやろう。 ジョルノ・ジョバァーナは生きている。 だが、彼は我々の敵だ。あの二人を倒さなければ、いずるェ―――』 ばり、とトランプが真っ二つに引き裂かれる。 そこで、ムーロロとフーゴをつなぐ回線は断ち切られた。 ──────────── ──── ── ─ 亀の中にある、居心地のよい部屋で、一人の男が目を閉じている。 カンノーロ・ムーロロ。 彼は、フーゴを仲間に引き入れようと思ってあんなことを言ったのではない。無防備のまま彼をマッシモ・ヴォルペやヴァニラ・アイスに引き合わせようとしただけだ。だから、彼らが戦うことは変わらない。むしろ厄介なパープル・ヘイズをマッシモ達の元に引きつけられたのだから、足止めは成功したと言っても良いだろう。だが。 なぜか、妙に「負けた」という気分になってしまった。 フーゴは、自分と同類だと思っていた。 他人のことなどどうでもよく、自分の身を守るためなら仲間でも裏切る。 そういう男だと思っていた。実際、一度は仲間を裏切っている。 だが、今の彼は違う。 自分より下だと思い、見下していた相手が、自分よりはるか高みにいる。そんな感覚に、ムーロロは陥っていた。 ジョルノ・ジョバァーナ。 おそらく、フーゴが変わったきっかけは彼だろう。そして、フーゴの言葉通りなら、ジョルノに会った自分もまた、変わったのだろう。それこそ、誰かのために命を懸けるような男に。 それを、羨ましいとは思わない。むしろ、自分から命を捨てる馬鹿な道だと笑ってしまう。 だが、胸にぽっかりと空いた穴だけは、何をどうやっても、埋まりそうになかった。 【亀の中 / 一日目 午後】 【カンノーロ・ムーロロ】 [スタンド]:『オール・アロング・ウォッチタワー』(手元には半分のみ) [時間軸]:『恥知らずのパープルヘイズ』開始以前、第5部終了以降。 [状態]:健康 [装備]:トランプセット [道具]:基本支給品、ココ・ジャンボ、無数の紙、図画工作セット、 川尻家のコーヒーメーカーセット、地下地図、不明支給品(5~15) [思考・状況] 基本行動方針:DIOに従い、自分が有利になるよう動く。 1.琢馬を監視しつつ、DIOと手下たちのネットワークを管理する。 2.スタンドを用いた情報収集を続ける。 [参考] ※現在、亀の中に残っているカードはスペード、クラブのみの計26枚です。 会場内の探索とDIOの手下たちへの連絡員はハートとダイヤのみで行っています。 それゆえに探索能力はこれまでの半分程に落ちています。 ※ムーロロに課されたDIOの命令は、蓮見琢馬の監視と、DIOと手下たちの連絡員を行うことです。 同時にスクアーロとお互いを見張り合っています。 ◆ ◆ ◆ 「はああ―――…」 フーゴは、ゆっくりと息を吐いた。 彼は、久しぶりに“キレて”いた。 どうしても許せなかったのだ。半年前の自分と同じようなことを言う、ムーロロが。 自分に都合の良いことだけを並べ立て、どの道が正しいのか頭でっかちに考え、そこに理念も信条も存在しない。 そんな彼の言葉が、許せなかった。 自分のことだけを考えていれば、きっと向こうにつくのが正しい道なのだろう。 だが、ジョルノは言ったではないか。あの時、やっと半歩を踏み出した時に。 『星のようにわずかな光明でも、それを頼りに苦難を歩んでいかなければならない』と。 ならば、歩み続けなければならない。光を目指し、自分の信じた道を。 そう。 ムーロロは、重要なことも最後に残していった。 ジョルノ・ジョバァーナは、生きている。 ――――やっと。やっと、光を見出せた。 彼が生きているだけで、それは何ものにも代えられない光明となる。 だとしたら、自分がやるべきことはただ一つ。 彼の敵を撃破すること。 そして、自分の因縁に決着をつけることだ。 決意を込めて顔をあげたフーゴの目に、こちらを睨みつけるようにして見ている犬の姿が映る。 まずい。 反射的にフーゴは思った。 この犬にとって、フーゴの因縁やジョルノの敵のことなど、どうでもいいのだ。 だが今、フーゴがムーロロと決別したせいで、この犬も巻き込まれてしまった。ヴァニラ・アイスという敵一人を倒すだけでよかったはずが、さらに大きな戦いに身を投じることになってしまったのだ。 怒り狂って当然である。 ゆらり、と犬の前で砂が立ち上った。 攻撃されるのか、と身構えるフーゴの前で、砂が文字の形を取る。 そこには、汚い字でこう書かれていた。 “イギー” 「…それが、お前の名前なのか?」 「ワン」 一声吠え、イギーはにやりと笑う。「てめえ、なかなかやるじゃあねーか」とでも言うように。 何だろう。名前を教えるぐらいには認められた、ということなのだろうか。犬に。 はあ、とフーゴは深く息を吐いた。取りあえず、この犬から攻撃されることはないだろう。 フーゴは辺りを注意深く見回した。 「まずは、ここから移動しよう。おそらく、ムーロロがぼく達の居場所を―――」 ガオンッ!! 「!!」 聞き覚えのある、嫌な音がした。振り向くと、路地の壁が消失していた。 イギーが砂を巻き上げる。 砂によって、飲み込まれていく空間の軌道が浮かび上がる。それはまっすぐ路地を進み、フーゴ達の所へ迫ってくる。 「まずいッ!!」 イギーとフーゴは反対側へ走り出したが、丸く浮かび上がった球は、壁と地面を削りながらどんどん近付いてくる。 このままでは追いつかれる。 しかし次の瞬間、フーゴの体は浮かび上がっていた。 「何ッ!?」 驚きでとっさにスタンドを出そうとしたが、その正体を見てすぐに力を抜く。 イギーの砂が、フーゴの体をつかんでいた。浮かんだフーゴのすぐ下を、ヴァニラ・アイスが通過する。 一人と一匹は、そのまま屋根の上に着地した。そのまま息を潜めて、下の様子をこっそり窺う。 ヴァニラ・アイスは、イギーとフーゴの姿を探して暗黒空間から出てきた。 しかし、二人の姿が見えず、血も飛び散っていない様子を確認すると、すぐに移動をし始めた。 攻撃をするか否か迷ったが、イギーが悔しそうに見送っていたので、フーゴも諦めた。おそらくイギーは、同じように不意打ちをして反撃でもされたのだろう。 あの強力なスタンド使いに、策もなく挑むのは危険だ。 ヴァニラ・アイスの姿が消えて、フーゴはほっと息を吐いた。 (あの男…ヴァニラ・アイスと言ったか。あいつの能力は強力過ぎる。 マッシモと同時に相手にできるものじゃあないぞ…。 ぼくのパープル・ヘイズも、攻撃を仕掛ける間合いまで入っていたらやられてしまう。かといって、この犬の攻撃には決定打が欠ける…) しばらく考えた後、フーゴはイギーに視線を向けた。 「なぁ、イギー…」 ◆ ◆ ◆ ぱらぱらぱら、と砂が降り注いでいる。 それは、一人でさ迷う男の上にも、同じように。 「パンナコッタ・フーゴ…」 そう虚ろな瞳で呟く男の名は、マッシモ・ヴォルペ。 フーゴを見失ってから、彼はずっと一人で仇を探し続けていた。 (壁を削り取ったスタンド使いと、砂を操るスタンド使い…。 壁を削ったのは、DIOの話で聞いた「この世界の空間から姿をまったく消す」スタンドを持つ、ヴァニラ・アイスだろう。 フーゴは、ヴァニラ・アイスと敵対していた、砂を操るスタンド使いと一緒にいるのか…?) 砂が降っているのはあまりに広範囲で、その砂を目印にフーゴ達を見つけ出すことはできない。 だが、奴らがこのエリアにいることだけは確実だ。 ヴォルペは注意深く、視覚と聴覚を強化して居場所を探る。 そして。 カツ、と。 音がした。 頭上から。 ぐるん、と物凄い勢いでヴォルペは音のした方を見上げ、強化した肉体で一気に屋根まで跳びあがる。どぉん、という衝撃と共に着地し、彼はそこにフーゴとイギーの姿を見つけた。 「見つけたぞ、フーゴ…」 「くそッ」 彼らは見つかったことに驚きを隠せないようだったが、すぐにスタンドを出した。 そして、ヴォルペが彼らに向かって一歩を踏み出した時―――― ガボンッと、ヴォルペのいた足場が崩れた。 ヴォルペは、自身のスタンドを踏みつけて、再び屋根の上に戻ってきた。あまりに強く蹴りだしたため、スタンドの腕がめき、と嫌な音を立てる。もちろんそれはヴォルペにも反映されるのだが、彼の〈マニック・デプレッション〉の能力によって、その傷はすぐに治ってしまう。 穴から抜け出したヴォルペを、フーゴとイギーが待ち受ける。おそらく、先ほどの驚愕は演技だったのだろう。最初から、こうする予定だったのだ。 ヴォルペは、フーゴだけに視線と殺意を向ける。 両者が激突する、まさにその瞬間―――― 「ワンッ!!」 犬が叫んだ。見れば、降り続く砂が妙な所で途切れている。球を描くように。そして、それはだんだんこちらに近づいてくる。 ヴォルペは、その現象を知っていた。 ガオンッ!! 「それ」は屋根を消失させた後、動きを止めた。そして、現れたスタンドの口の中から、ヴァニラ・アイスが顔をのぞかせる。おそらく、ヴォルペ達が戦う音に引き寄せられたのだろう。 ヴァニラ・アイスを見るや否や、イギーとフーゴは屋根から飛び降りた。そして、そのまま逃走を開始する。まるで、最初から彼が現れたら逃走すると決めていたかのように。 「………」 マッシモは、そんな二人を追いかけもせず、じっと観察した後、再び自分が落ちた穴に目を移した。 その中には、砂に埋もれるようにしてカプセルのようなものが転がっていた。 彼らは、ヴァニラ・アイスの開けた穴を砂でコーティングし、パープル・ヘイズのカプセルを中に仕込んでおいたのだった。 それを見つめていたヴォルペは、ゆらり、と体重を移動させると、強く屋根を蹴り地面に降り立った。 そして、二人を追いかけようと暗黒空間に潜り始めたヴァニラ・アイスに。 二度も自分の邪魔をした、彼に向って。 「おい、ヴァニラ・アイス…」 声を、かけた。 ◆ ◆ ◆ 「はぁー、はぁー…」 壁に手をつき、フーゴは大きく呼吸を繰り返す。 足のダメージは強く残っており、走るたびに痛む。 だが、立ち止っているわけにはいかない。こうしている間にも、マッシモ・ヴォルペとヴァニラ・アイスはフーゴとイギーを探しているのだ。加えて、フーゴの息は上がっているのに対し、追いかけるヴォルペの呼吸に乱れはない。彼はダメージも全てそのスタンドで強制的に治してしまうので、両者の機動力は開くばかりだ。 次に追いつかれたら、その時が最後となるだろう。 「ワン!」 イギーが吠え、フーゴが手をついている壁に向かって低く唸る。 なんだ、と思う間もなく。 ドゴオッ!! その壁が、吹っ飛ぶように破壊される。 「う、うおおおおおッ!!」 壊された壁の破片が、散弾銃のようにフーゴの体に迫る。 慌ててスタンドで防ぐが、全ては打ち落とせない。どすどすどす、と重い衝撃が体を貫く。 フーゴの体は吹っ飛ばされ、通りの真ん中に転がった。 なんとか顔を上げたフーゴの視線の先に、マッシモ・ヴォルペがいた。 「う、うう…」 フーゴは立ち上がれず、手で体を支えながらずるずると後ずさる。そして、イギーの方をちらっと見た。 イギーはマッシモ・ヴォルペに向かって戦闘態勢を取る。しかし、すぐにぎょっとして目を見開いた。 ヴォルペの後方に、ヴァニラ・アイスのスタンド、〈クリーム〉がその姿を現していた。ヴァニラ・アイスはそのスタンドの口の中に入り込み、フーゴ達の方を見ていた。 イギーは血を流すフーゴとヴァニラ・アイスを交互に見て、結局フーゴを見捨ててさっさと走り出してしまった。 ヴァニラ・アイスは、その逃げた犬の方を追いかける。砂によって自身の移動先を知らせる、厄介な犬の方を。 残ったフーゴは、ガタガタ震えながら、ゆっくりと近づいてくるマッシモ・ヴォルペを見た。 「ち、ちがうんだ…。全て、ジョルノに命令されたことなんだ…ッ!」 それは、いかにも哀れな姿だった。策も何もなく、ただただ生にしがみつく、みっともない男の叫びだった。 ヴォルペはその声を無視し、距離を詰めていく。そして、フーゴのスタンドの射程範囲ぎりぎりの所で、足を止めた。 「や、やめてくれ…こないでくれ…」 そうやって、ひたすら命乞いをする相手に。 ヴォルペは、怒りも憐みの感情も浮かべなかった。ただ、湖面にひろがる波紋のように、静かに口を開く。 「…考えなかったのか。 お前たちが手を組んだように、俺達も手を組んだと」 ぴくり、とフーゴの表情に変化が現れる。 「次の作戦は何だ?あの犬はおとりだろう?砂でできた人形か何かだ。 そうやって分断させた所を二人で叩く。なるほど、良い考えだ。 俺も、同じことを考えた…」 びりり、と肌が焼けつきそうな殺気が辺りに充満する。 「マッシモ…!!」 フーゴはもう、哀れっぽい顔をしていない。ダメージが残っているのか片膝をついたままで、それでもヴォルペを強く睨みつけ、スタンドを出す。 その拳のカプセルが、一つ減っていた。 フーゴのことだ、おそらくまた何かの罠に使ったのだろう。だが、そのスタンドの射程範囲内にヴォルペは入らない。 焦るように、フーゴは拳を握る。 そんな彼のそばに、ヴァニラ・アイスのスタンド、〈クリーム〉が迫っていた。 砂塵は降り注ぎ続けているが、フーゴは目の前の相手に集中していて気付かない。 イギーも、イギーのスタンドも、姿を現さない。今さら出てきたところで、砂を集める時間も余裕もない。 その様子を見て、ヴォルペは笑った。狂気の混じった、甲高い笑い声だった。 「お前を殺せないのは残念だが!!代わりにジョルノもナランチャもトリッシュも俺が殺してやる!!お前がやったのと同じように、お前の大事なものを全て壊してやる!!」 フーゴの瞳に、漆黒の炎が燃え上がる。 「マッシモォォォォォォォォォッ!!」 「―――ああ、その顔が見たかったんだ」 ガ オ ンッ!! ──────────── ──── ── ─ 一陣の風が吹いたのち。 何もない空間から、一人の男が姿を現す。 ヴァニラ・アイス。DIOの腹心の部下だ。 早くDIOの元へと戻らなければならないのに、消さなければならない敵が増え、彼は声をかけてきたマッシモ・ヴォルペと手を組んだ。 彼は犬を追いかけた振りをし、すぐに引き返して、マッシモ・ヴォルペと対峙していたフーゴを背後から襲ったのだ。 簡単な作業だった。そこに、卑怯だの、汚い手だのといった感情は、一切ない。 そして暗黒空間から出て、始末したフーゴを目で確認した時。 彼は、驚愕で目を見開いた。 消えていたのは、マッシモ・ヴォルペの下半身の方だった。 「バカな…!!」 その動揺から回復する前に、ビチャ、と何かが彼の頬に跳んだ。 その液体は赤く、粘ついていた。 なんだ、と思う間もなく、その液体が跳ねた場所を中心に肌が崩れていく。水泡ができ、それがすぐに裂け、激痛がヴァニラ・アイスを襲う。 それは紛れもなく、パープル・ヘイズのウイルスに感染したのと同じ症状だった。 (バカな!!奴のスタンドは射程距離外のはずッ!!) 視線を巡らせた先には、砂でできたボールがあった。それは割れていて、中は空洞で、その中から赤いものがこぼれ出ていた。 (まさか――感染した誰かの肉体の一部を、密閉した砂の中に詰めて――) 彼がまともに思考できたのはそこまでだった。 激痛と、体が崩れさるという恐怖に、彼はスタンドを発動させ、無暗やたらにそこら中を駆け巡り始めた。 ウイルスに侵されたせいで、崩れていく体とともにその球体もどんどん小さくなっていく。だが、そんなことに構っている余裕はなかった。 そこにあるのは、忠誠心などではなく、ただDIOの役に立てないまま死ぬという、恐怖だけであった。 ヴァニラ・アイスはミスを犯した。 もし彼がいつものように、容赦なく無慈悲に、暗黒空間に全てを飲み込んでいれば、こんなことにはならなかっただろう。 だが、彼は考えてしまった。 DIO様に褒められたい、と。 だから初めは、タルカスとイギーを『取るに足りない』と、見逃した。 だからマッシモ・ヴォルペと手を組み、『手っ取り早く』敵を葬る道を選んだ。 それこそが、破滅への道だと知らず。 『DIO様アアアアアアアアアアアアアアアア!!』 暗黒空間の中で、誰一人聞くことのない世界の中で、叫び声をあげながら。 ヴァニラ・アイスは、自身が今までそうやってきた相手と同じように、何も残さず消えていった。 ──────────── ──── ── ─ ………時は、少しだけ遡る。 「マッシモォォォォォォォォォッ!!」 「―――ああ、その顔が見たかったんだ」 (今だッ!) フーゴとマッシモ・ヴォルペの様子を窺っていたイギーは、タイミングを見計らって、彼らの場所を地面ごと一気に移動させた。 ちょうど、フーゴがいた場所にマッシモ・ヴォルペが来るように。 そう。 フーゴとマッシモ・ヴォルペが立っていた場所には、すでにイギーの用意した砂が敷き詰められていたのだ。 マッシモ・ヴォルペの下半身が消えるのを確認したイギーは、隠れていた砂の中から飛び出し、ヴァニラ・アイスに向け砂のボールを投げる。それは途中で破裂し、中身だけがヴァニラ・アイスにかかった。そして―――。 (へッ!どーだ、喰らいやがれッ!!) フーゴのスタンドから飛び出したカプセルは、そのままであれば射程外に出ると消えてしまう。 カプセルを割ってウイルスを出しても、日に当たれば消えてしまうし、そのうち共食いを始めるだろう。 なら、どうするか。 答えは簡単だ。 タルカスの死体を使えばいい。 ヴァニラ・アイスがどうでもいいと、取るに足りないと、そう思って放っておいた男を使えばいい。 ウイルスに侵された死体の一部を砂のボールに詰め、外に漏れないようにして敵にぶつける。 原理は簡単だ。だが、絶大な効果があった。 「フン」 考えたのは全てフーゴだ。だが、動いたのはほとんどイギーだった。 タルカスを運んだのも、地面を動かしたのも。 「………」 タルカスは。 使った死体が、別の誰かのものだったら―――例えば、スミレのものだったら―――きっと怒り狂ったに違いない。 だが。それが、自分の体だったなら。 『おお、よくやったッ!イヌ公よッ!!』 きっとそう言って、笑っただろう。そして、あの大きな手で、イギーの体を撫でただろう。 (ま、たとえ文句を言われよーと、オレには関係ねェからな。聞きゃしねーぜ、おっさん) そう思って、イギーがヴァニラ・アイスに視線を戻した時。 彼の姿は、すでにどこにもなかった。死体もなかった。 ヴァニラ・アイスは、最後の力を振り絞って、スタンドを発動させていた。 (な、なんだとォ!?) 慌てて、止ませていた砂を舞い上がらせる。 全てを飲み込む球体は不規則に動き回りながら、フーゴのいる方に近づいていた。 「ワンッ!」 警告を発し、イギーはフーゴの姿を視界に収める。 そこでイギーは、再び驚愕に包まれた。 ◆ ◆ ◆ (上手くいった、か―――?) 身を起こしたフーゴの視界に入ったのは、仰向けに倒れているマッシモ・ヴォルペの姿だった。 手はだらりと垂れ下がり、目は閉じている。その下半身はヴァニラ・アイスの攻撃によって消え去り、この世のどこにも存在していなかった。 死んでいる、そう思って、フーゴが油断した時だった。 ヴォルペの目が、ばかっと開いた。 「なッ!?パープル・ヘイ…ッ!!」 マッシモ・ヴォルペは腕だけで自身の体を支え、フーゴに飛びかかった。そして、現れたパープル・ヘイズの拳に、自分から当たりにいった。 「し、しま、」 気付いたときには、もう遅い。 ウイルスに感染したマッシモ・ヴォルペが、そのままがしぃっ、とフーゴの腕をつかんだ。 下半身を失くした人間とは思えないほどの力で、ぎりぎりぎりぎり、とフーゴの腕にしがみつく。 「う、うおお…ッ」 フーゴの右腕がウイルスに感染し、破壊されていく。 とっさのことで威力を調節できなかったため、ウイルスが全身を回るまでには時間がある。だが、共食いを始めるには弱すぎる。 相討ちする気か、と思いヴォルペを見たフーゴは、ぎょっとした。 感染し、破壊された皮膚が治癒し、また破壊され―――そんなことを繰り返している。 (ま、まさか―――感染することを予想し、すでに手を打っていたというのか!?) フーゴとヴォルペの目が合う。ヴォルペの瞳は真っ暗で、光というものがなかった。そこには未来も希望もなかった。 マッシモ・ヴォルペの体は、いつかはウイルスに負け、崩壊するだろう。 だが、それまでフーゴの体は持たない。フーゴが死んだあと、ヴォルペはウイルスをまき散らしながらジョルノやナランチャを探し回るに違いない。 そのために無関係の人間が死のうが、ウイルスがエリア中に広がろうが、ヴォルペに取ってはどうでもいいのだ。 フーゴを絶望の中で殺す。 そのためだけに、マッシモ・ヴォルペは動いている。 (ヴォルペを攻撃しても感染したウイルスはどうにもならない。 スタンド攻撃も、悪戯に感染を広げるだけだ。 どうする、どうする――――!!) 「ワンッ!!」 イギーの鋭い声が脳内に響いた。 覚束ない足取りで声のした方を向くと、ずいぶんと小さくなったヴァニラ・アイスのスタンドが、フーゴ達の所へ近寄ってきていた。ぐるぐると、無秩序に暴れまわるそれに向かって―――― フーゴは、大きく一歩を踏み出した。 ──────────── ──── ── ─ まず見えたのは、暗闇だった。 目を開けているのか、閉じているのか。 それすらも分からない。 マッシモ・ヴォルペは、暗闇の中に一人で立っていた。 フーゴはどうなっただろう。 殺せただろうか。分からない。 分からない。何も分からない。 何も―――― 「マッシモ…」 少女の声が聞こえた。 「あ…」 懐かしい声だった。 「ああ…」 もう二度と聞くことは叶わないと思っていた声だった。 「アンジェリカ…」 暗闇の先に、アンジェリカがいた。コカキがいた。ビットリオがいた。 彼らは笑っていた。笑って、ヴォルペが来るのを待っていた。 今の今まで、忘れていた。アンジェリカの名を。顔を。声を。コカキを。ビットリオを。 そうだ、彼らがいれば何もいらなかった。 彼らが、何より大事だった。 なぜ、そんな大切なことを忘れていたのだろう? 「待ってたわ。マッシモ。ほら、笑って?せっかく、みんなが揃ったんだから―――」 「…ああ、そうだな…」 ウイルスに侵されながら。そのおぞましい苦痛に曝されながら。 マッシモ・ヴォルペは、笑って彼らの元へ旅立っていった。 ──────────── ──── ── ─ 空が、見えていた。 どこまでも抜けるような、青い空だ。 落ちてきてしまいそうなくらい、近い。 その空に手を伸ばそうとして、気付いた。 右腕がない。 「ぐッ、あああああ…ッ!!」 途端に激痛に襲われ、フーゴは身を捩りながら呻いた。 ぎりぎりと歯を食いしばり、地面に爪を立てる。 傷口に手をやると、そこはなぜかざらざらとした感触がした。 見れば、傷口を砂が覆っていた。それが血を止め、フーゴの命をかろうじてこの世にとどめていた。 顔を横に向けると、ドロドロに溶けた塊が転がっていた。 マッシモ・ヴォルペは、今度こそ死んでいた。わずかに残っていた顔の半分はウイルスによってぐずぐずに溶け、原型も残らないほどの肉塊になっていた。 「……終わった…」 フーゴは呟き、目を閉じた。 そこには、歓喜も喝采もなかった。 怒りも悲しみもなかった。 ただ、やり遂げたという安堵だけがあった。 フーゴは下を向いて、そこでようやく自分の体全てを視界に収める。 ヴァニラ・アイスの『クリーム』は、ウイルスとマッシモ・ヴォルペを削り取るついでに、フーゴの右腕と脇腹と、左足の肉も抉っていた。 (ああ―――、これは、死ぬな…) それはどう考えても、覆せないことだった。 こんな場所でこんな大怪我を負って、生きていられるわけがない。すでに傷口は熱を持ち、意識も飛びそうなほどの痛みが断続的に続いている。 だが、それでもフーゴの心に焦りも悲哀もなかった。 ようやく。 ブチャラティやアバッキオに、追いつけた気がする。 一歩を、踏み出せた気がするのだ。 (そう、よくやった…。ぼくは、やったんだ…。 強敵を二人とも葬った。 もう一度同じことをしろと言われても、絶対にできない。 もう、いいだろう?休んだって、いいだろう…?) しかし、そう思っているのに、なぜか体の方は言うことを聞いてくれない。 勝手に手が前に出て、どこかに行こうとしている。 どこに行こうとしているのか。それは、考えるまでもなくフーゴの中にあった。 (ブチャラティが、二度も命を懸けて守ったトリッシュ。彼女を、守らなくてはならない。 勇気と覚悟がなくて、死なせてしまったナランチャ。今度は、決して死なせはしない。 自分に光を与えてくれた、ジョルノ。彼と共に、歩んでいきたい。 ミスタは、運のいい男だ。きっとどこかで生き延びているだろう。 ぼくは―――彼らに、会いたい) 立ち止まりたくはなかった。 ここで立ち止まっている間に、また大事なものがなくなってしまうのが怖かった。 「う、うう…」 手を伸ばせば、その先に彼らがいるような気がした。 けれどもそれは幻影で、左手が掴めたのは砂だけで。 フーゴは立ち上がろうと、腕に力を入れてもがく。 だが、とうとうそれにも限界が来て、フーゴの体は大きく傾いた。 ──────────── ──── ── ─ こいつはもうだめだ、とイギーは思った。 右腕は肩から先がなく、左足も大きく抉れている。イギーが砂で傷口を固めているものの、戦うことはおろか、立ち上がることすらできはしない。 フーゴ自身も、それを分かっているはずだ。 だが、なぜかフーゴは歩みを止めない。 この場で静かに傷を癒そうだとか、仲間が通りかかるのを待とうだとか、そんなことは欠片も考えていないようだ。 動かないはずの足を動かし、残った腕で立ち上がろうとしている。 「ナ……、ト…ッシュ、ジョ…ルノ…」 うわごとのように呟かれた名の中の一人を、イギーは知っていた。 ジョルノ・ジョバァーナ。 つい先ほどまで行動を共にしていた相手だ。サン・ジョルジョ・マジョーレ教会で別れたきり、会っていない。 今、生きているのかも分からない。 がくり、とフーゴの体が大きく傾ぐ。 イギーは、さっとフーゴの体を支えた。砂をフーゴの元に集め、ゆっくりと持ち上げる。まともに動けない彼に代わり、イギーの操る砂がフーゴの足となる。 「…おまえ…?」 フン、とイギーは鼻を鳴らした。 フーゴがもう役に立たないのは明らかだった。敵を倒した今、イギーがフーゴと一緒にいる理由はもうない。 だが。 フーゴを見捨てて行く理由もまた、なかった。 (別に、テメーのためとかじゃあねェからな。ただ、一応共闘した相手だ。ちょっとくらい、手伝ってやるぜ…) 二匹の獣が荒野をゆく。 その先に道は見えず、どこに辿り着くのかも分からない。 だが、歩みを止めることなく彼らは進む。 その先にある、わずかな光を目指して。 【マッシモ・ヴォルペ 死亡】 【ヴァニラ・アイス 死亡】 【残り 37人】 【D-3 街中 / 一日目 午後】 【どう猛な野獣タッグ】 【イギー】 [時間軸] JC23巻 ダービー戦前 [スタンド] 『ザ・フール』 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(未確認) [思考・状況] 基本行動方針:ここから脱出する。 1.とりあえず、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会に向かう。 2.花京院に違和感。 3.煙突(ジョルノ)が気に喰わない 4.穴だらけ(フーゴ)と行動 【パンナコッタ・フーゴ】 [スタンド] 『パープル・ヘイズ・ディストーション』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』終了時点 [状態]:右腕消失。脇腹・左足負傷。(砂で止血中) [装備]:DIOの投げたナイフ1本 [道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、DIOの投げたナイフ×5、 [思考・状況] 基本行動方針:"ジョジョ"の夢と未来を受け継ぐ。 1.仲間に会いたい。 2.ムーロロは許せない。 3.ひとまず犬(イギー)とともに行動 4.教会に戻りジョナサンと合流する 5.アバッキオ!?こんなはやく死ぬとは予想外だ。 【備考】 ※サン・ジョルジョ・マジョーレ教会から南東方向にイギーVSヴァニラ、フーゴVSヴォルペの戦闘跡があります。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- イギー 君の知らない物語 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- パンナコッタ・フーゴ 君の知らない物語 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- カンノーロ・ムーロロ 無粋 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- マッシモ・ヴォルペ GAME OVER 169 トリニティ・ブラッド -カルマ- ヴァニラ・アイス GAME OVER
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ギーサ ファーレントゥーガ Anotherizeの人材。エルト陣営で選べる卵から孵る。 水Aは非常にありがたく、また技量の高さもありがたい。基本的に卵はギーサを選びたい。 ただ人材全般の傾向として土魔法が不足しがちなのでオドロは一考の余地あり。レクナは……。 求める力のアイスドラゴンに似ている -- 名無しさん (2024-02-08 21 16 18) 名前 コメント
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テイギ(2)(丁儀) 中国後漢末期の人物。 三国志演義に登場する。
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【検索用 ぎーせ 登録タグ ぎ イラストなし】 ギーセとは、フレンズのキャラクターである。 概要 年齢 16歳 一人称 オレ 二人称 あなた 好きなもの エナジードリンク アンナ 苦手なもの 愛の神様 薬の神様 R型No.15 ルーシー 立場など 優秀な悪魔宇宙安全委員会の副会長 誕生日 作成日 不明 登場作品 フレンズ 見た目 黄緑色の髪。瞳の色は赤色。ジト目。頭に悪魔の角が生えている。 服装は赤黒いマントと薄い黄土色のシャツ、深緑色のズボン。足元は白色の長靴を履いている。 種族は白の猫である。 また、背中に悪魔の翼が生えている。 人物 しっかり者の少年。 まじめで周りに厳しく、上司であるシンゴにさえも厳しい。 シンゴとは幼馴染であり、兄弟である。 また、シンゴのことを昔の名残で「隊長」と呼んでいる。 実は悪魔であり、悪魔の中でもダントツ強い。 「オレはギーセです」「隊長、どこに行っていたんですか?仕事に戻りますよ」 技など 技など 内容 体内爆破 体内を爆破して相手を即死させる回避不可の技 相手の技をコピーする技 相手と同レベルになる、相手が自分より強い場合にのみ使える技
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基本情報 名前 ギード・レンタス 生没 ルーイガルド (15387~15429) 出身 シャクティアナ帝国 種族 人間 性別 男 略歴 シャクティアナ帝国の領主だが、彼の土地は痩せ細り治安も悪かった。 隣接する領主サラ、ファルサスとの関係も、険悪とまではいかなくとも決して良好ではなかった。 それでも、祖父の代から定期的に行っているサラとの食事会は行っていたが、その席でサラが「北から山賊が流れ込んで困っている」と言った言葉を「自分の領土を侮辱した」と早とちりして激怒し、賊を討伐するという口実で部隊を派遣すると、サラ直轄地であるオーティスの街を占領してサラを監禁する。 だが、彼の短絡的で後先考えない行動は、ファルサスに出兵の口実を与え、サラ領土奪還作戦の軍が派遣される。 もはや本国にも戻れないと悟ったギードは、迫り来る軍勢に特攻、ファルサスの娘であるソフィアに斬りかかり、あと一歩まで追い詰めるが、傭兵として所属していたバルニアによって討ち取られた。 関連項目 Seven Prison
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「ハァン!おまえのリズムはメチャクチャだ! ちゃぁんとレッスンしてきたのかぁい?!」 名前:ボギー(BOGGY) 生年月日:1969年2月15日(カイザーナックル稼働時点(1994年)で25歳) 身長:185cm 体重:74kg 血液型:AB型 CV:ANDREW HOLMS タイトーの格闘ゲーム『カイザーナックル』の登場キャラで、プレイヤーキャラの一人。 「ハイサイ!ゴーヤ茶!」ではない。同名のピエロについてはこちらを参照。 黒人ダンサーという点や名前が似ていることから恐らくアメリカ出身のR B歌手兼ダンサー、 ボビー・ブラウンをモデルにしていると思われるが、明確なソースが無いため真相は不明。 ビジュアル面からはもっと近い時期にヒットしたMCハマーっぽさも感じるし…。 バイトで得た収入を毎月全てダンスレッスンにつぎ込むも、 時折行われるオーディションでは未だに端役にすら選ばれなかった。 大会で優勝し賞金と名誉を手に入れ、大きな舞台に立つチャンスを得るために出場。 余談だが、『カイザーナックル』ではステージが壊せる壁を挟んで横に広がるという特徴があるが、 ボギーステージはプレイヤーキャラのステージで唯一壊せる壁が無い(ボスのステージも同様)。 これは元々ボギーもボスキャラの一人であったが「今時使用キャラが8人じゃ少ない」という注文を受けて、 ボギーを格下げしてプレイヤーキャラにした名残だと言われている。 原作での性能 ダンサーなので踊るように戦うキャラ…というよりは足技キャラと言った方がいい。 しゃがみ強パンチなど手技にも所々使い易いものがある。 必殺技は殆どが蹴り技でリーチが長い。 最終奥義の投げ技「デッドダンス」は相手の前で踊り、それを見た相手は痺れて大ダメージを受けるという笑いを誘う技となっている。 『断仇牙』では大幅に仕様が変更。技の性質などがかなり変わっており、新技「ヘルキッス」が追加された。 内容は「ぺぇ~♪」などと奇声を発しながら投げキッスし、その後攻撃判定のある両手を出して格好を付けるネタ技。 性能も射程距離が短い・隙が大きい・一部キャラ以外しゃがまれると当たらないと決して良いとは言えないが、 当たると一発で気絶というロマン溢れる(?)技となっている。 どうもボギーに調整が入ったのはかなり開発末期のようで、色々とヤバい部分が残っており、 「強ストームダンサーの気絶値が非常に高い」「ブラストハリケーンから強足払いが繋がり、その後にさらに空中コンボできる」などの極悪さをフルに発揮すると、 「立ち回りも強いのに、一発特定の技を当てれば永久コンボで即死」というキャラに変貌してしまう。 はっきりいって『断仇牙』では最強クラスのキャラだと思われる。 MUGENにおけるボギー mass氏により製作されたものが存在する。 『カイザーナックル』仕様で10種類の通常攻撃も再現されており 一方で『断仇牙』の仕様であるバックダッシュもスイッチ式で使用可能になっている。 AIもデフォルトで搭載されている。 プレイヤー操作(1 22~) 出場大会 MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 第4回遊撃祭 大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 格闘スタイル対抗!タッグフェスティバル 作品別トーナメントRe 90年代格闘ゲーム 作品別チーム大会 【ゆっくり実況プレイ】2抜けしない格闘大会 しんぷる作品別チームトーナメント2nd 第2回MUGEN全米格闘王選手権 友情の属性タッグサバイバル 強ランクタッグ 1R先取リーグトナメ 新キャラ大集合!狂下位クレイジーサーキットバトル 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 更新停止中 最大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 凍結 陣取り合戦TAG マイナー強~並時々メジャーたまに凶大会 削除済み 真冬のランセレサバイバルトーナメント プレイヤー操作 単発!良キャラ発掘絵巻(part62) その他 バーツ参戦記念カイザーナックル祭り (part1)