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魔法少女リリカルなのはStrikersは終了しました*** 14 【おまけ・蛇足】 マリエル・アテンザ 本局第四技術部の主任職を続行。戦闘機人事件のの知識と経験を買われ、 JS事件でスカリエッティの残した技術を研究・保存する役目に就く。 また、海上隔離施設のナンバーズ達の健康診断も担当する。 聖王教会 JS事件の偉業を受け、カリムの希少技能「預言書の著書」について、 本局においても研究、解析スタッフが増員され、今回のような事態を未然に防げるよう 日々研究が進められており、カリムも協力を惜しまない。 ヴェロッサは元通りの気楽な査察官としての暮らしに戻り、シャッハはカリムの秘書を勤める傍ら 、ザンクト・ヒルデ魔法学院や海上隔離施設にも時折顔を出し、「子供たち」の様子を見守っている。 オーリス・ゲイズ 死亡した父、レジアス・ゲイズの正義と罪を共に背負い、今も裁判の渦中にある 彼女が明かす地上本部の実情は、その歪さと同時に、現実に対してあまりに不足している戦力の実情 を、各世界と本局にこれ以上無い形で発表させる事となった。 それはレジアスの犯した過ちと同時に、それだけの戦力で地上を守り続けた、 レジアスの手腕の異様なまでの優秀さを示す物でもあった。 ハラオウン家 元通り、忙しいながらの平和を取り戻す。リンディ・ハラオウンは、育ちゆく息子と娘、 「孫」たちの姿を微笑ましく見守り、アルフは育ちゆく子供たちのお世話と教育に余念がない。 辺境自然保護隊 エリオとキャロの配属先となった自然保護隊。 辺境の自然と野生動物の保護が任務となる彼らにとって、野生動物との交流を行えるキャロや、 飛竜を駆っての上空戦闘や資材調達、密猟者や危険動物への対策もこなしてくれるエリオの存在は 有り難いもの。 何らかの事態があれば、また「母」や仲間達の元へと旅立っていくであろう2人の子供たちを、 生粋の保護隊員であるミラとタントは温かく見守っている。 フェイト/エリオ/キャロ 兄弟のような存在として、共に過ごしていくことを決めたエリオとキャロ。 そんな2人をフェイトは優しく見守り、2人もフェイトに日々、感謝と愛情を返している。 2人を「抱きしめさせて欲しい」のは一生涯として、いつまで「抱き上げさせて」くれるかな、 というのが現在のフェイトの心配事であるあたり、3人の「親子未満」はとても平和である。 フェイト/シャリオ/ティアナ 執務官として忙しく駆け回るフェイトを、事務面でサポートするシャリオと実務面で補助するティアナ、 機動六課のフォワードリーダーとして学んだ判断力と魔法、戦闘技能はすでに十分高いレベルにあるが、 ティアナが見上げる理想はいまだ高く、遠い、なのはから受け取った「収束系」――射・砲撃系最大の 切り札となりうるその一撃は、いまだ形にはなっていないが、執務官になるための勉強ともに その鍛錬もティアナは欠かさない。 師事する執務官のもとから独立する日も、尊敬する教導官が贈ってくれた「星の光」を手にする日も、 そう遠くはないかもしれない。 ヴァイス/アルト/ラグナ 「ヘリパイロット兼狙撃手」というポジションに復帰したヴァイス。 アルトも念願のヘリパイロットとして正式採用され、地上本部勤務で日々を過ごす。 ラグナとヴァイスも無事に打ち解け、笑顔をかわし合う兄妹同士に戻った。 15 グリフィス ルキノ 次元航行艦船に対するルキノの熱い思いをよく聞かされていたグリフィス。 そのせいもあってか、文官として本局内勤という当初の進路を、次元航行艦船の艦舶勤務に変更。 本人は否定するが、ルキノの影響を受けている事はおそらく間違いない。 高町家 ザンクト・ヒルデ魔法学院に通うヴィヴィオと、航空戦技教導隊の教導官として働くなのは。 機動六課の寮母を務めていたアイナ・トライトンは、なのはのヴィヴィオの希望を受けて高町家のホームキーパーに転職。 JS事件によって「不屈のエースブエース」の異名はさらに広まったが、なのは本人にその自覚はなく、愛娘ヴィヴィオと、 生き甲斐である仕事を両手に抱え、日々を笑顔で過ごしている。 ヴィヴィオも魔法や読書、家事にお料理など、色々な事に興味を持ち、日々成長していっている。 なのは ユーノ 10年来の幼馴染として、相変わらずの友人関係を続行中。 仕事を終えたなのはとお迎えのヴィヴィオ、2人の待ち合わせ場所として 無限書庫が使われる事も多く、読書好きになりつつあるヴィヴィオはユーノによくなつき、 両者の関係もまた良好である様子。 アルピーノ親子 無人世界で保護観察期間を過ごすルーテシアとそれを守るメガーヌ。 眠り続けた日々の中で衰えたメガーヌの足腰も日々治ってきており、 そのリハビリの手伝いをルーテシアは良く行なう。ガリューはそんな2人を、 危機あらば疾風の速度で駆けつけるよう見守っているが危機らしい危機ははいまのところ発生していない。 スバル・ナカジマ ミッドチルダ湾岸地区特別救助隊に転属となったスバル。 固有技能「ウイングロード」は、人命救助任務において、素晴らしく有用性の高い技能であり、 危険地帯への突入能力、破壊突破の速度、命の危機を感じ取る直感など、 周囲に「人命救助のために生まれ育った」と言わしめるほどの適正と能力を見せる。 機動六課で学んだ不屈の勇気を胸に、心をつないだ相棒・マッハキャリバーとともに。 スバルは今日も、助けを求める人々の元へと駆けてゆく。 陸士108部隊 元通りの任務に戻った108部隊。 ギンガは海上隔離施設のナンバーズの更生のために講師を務め、かの姉妹達とは既に随分打ち解けている。 ゲンヤは2人の娘と愛弟子はやて、新たに加えた個性豊かな7人の子供たちをを守り、「父親」としての責務を華やかに果たしてゆく。 そんなゲンヤを補佐し、ギンガへの指導や協力も惜しまないカルタスも、ナンバーズ一同からは「頼れるお兄さん」として慕われていたりする。 16 八神家 JS事件を終え、部隊指揮官職から身を引くこととしたはやて。 なのはから「航空戦技教導隊」に誘われ、数年以内の異動を予感しているヴィータ。 航空隊の中隊長職が内定しているシグナム。 静かにはやてに付き従うザフィーラ、医務官として楽しく働くシャマル。 慌ただしく働きながら見守る2代目祝福の風、そしてアギトという新たな家族も増え平和な日々を送っている。 シグナム アギト 詳しい調査によっても、アギトの出自や「夜天の守護騎士」の歴史との関連性は不明だった。 それでも、ゼストの想いを受け取り、新たなロード・シグナムのもとで働く事をアギトは決めた。 暖かく迎え入れてくれた八神家への恩義と、不器用ながら深い思いやりを持って信ずる主と共に立ち、炎を重ねて戦う戦場。 ゼストが守ろうとした世界を守るため、炎の融合騎として精一杯生きるため、アギトは日々、忙しく過ごしている。 海上隔離施設 隔離施設で日々を過ごすナンバーズ一同。 稼動歴が短く、実際に行なった犯罪行為が比較的少ないオットー・ノーヴェ・ウェンディ・ディードの4人と、 稼動歴が長く、自らの意思で犯罪を行なった自覚のあるチンクやディエチ、セイン。 それぞれの想いや立場はあれど、更生を目指す7人には未来が開く可能性があり、ギンガたゲンヤはそのために協力している。 スバル・ティアナらも隔離施設を訪れており、関係性は良好。ウェンディやディードはティアナやスバルと随分打ち解けており、 ノーヴェもスバルとなんとか会話できるようになっている。 戦うための兵器として生まれてきても、人として生きる事はできる。 ギンガやスバル、ティアナらがそれぞれの言葉で伝えたその想いを彼女達は受け止め、日々、真剣に考えている。 軌道拘置所 捜査協力を拒否し、現在は暫定でほぼ無限に等しい刑期を科せられているスカリエッティと4人のナンバーズたち、 海上隔離施設のチンクらは、彼らの刑期短縮や歩み寄りのための手段をいくつか模索している。 だが、スカリエッティやクアットロには「地上の人々」に譲歩し、理解しあうという理念そのものが存在しないこと、 トーレやセッテには敗者には敗者の矜持があるという想いがあるということ、 ウーノには、スカリエッティに付き従う以外に生きる理由が存在しないことから、歩み寄りは現状ではまだまだ困難であるとされている。 17 JS事件後の個人別評価 なのは 機動六課での活動は、六課の切り札としての戦果や戦技教導官としての功績に対し、 そもそも機会そのものが少なかった指揮行動から、 指揮官よりも先陣向きとの認識を本人及び周囲の人間に改めて抱かせるものとなった。 フェイト 機動六課での活動において、広域次元犯罪者の逮捕に成功したことから、執務官としての評価が高まりつつある。 はやて 機動六課設立から一年、一連の事件を通して部隊指揮官としての責任の重さ、自らの未熟さを痛感し、 機動六課解散後は指揮官としての数多の勧誘を断り、フリーの特別捜査官として守護騎士一同と共に地上本部に勤務。 密輸物や違法魔導師関連の捜査指揮に取り組みながら、改めて「自分の部隊を持つ」という変わらぬ夢を見つめなおすことに。 なお、この件に関しては六課解散前に恩師ゲンヤに相談を持ちかけ、アドバイスを受けている。 カリム 事件解決後は年に一度生成される預言書と相対しつつ、教会騎士としての職務をこなしている。 JS事件の結果からこのような事態を未然に防ぐため、本局での預言の研究・解析スタッフは増員され、その協力もしている。 ユーノ クロノやヴェロッサらにより、JS事件において無限書庫からの迅速なデータ提示が事件解決に役立ったことが進言され、 無限書庫への若干の人員強化が行われた。 結果として増えた仕事に軽い愚痴をこぼしつつも、司書長としては満更でもない様子である。 無限書庫が仕事上がりのなのはと、お迎えに来るヴィヴィオの待ち合わせ場所になることも多く、ヴィヴィオに懐かれている。 18 【時空管理局の人手不足に関するQ&A】 Q:どうしてJS事件の時、本局にいるはずの優秀な魔導師は来なかったんですか? A:大抵の執務官や捜査官は、面倒な事件は避けるんです。 Q:Bランク魔導師試験に落ちたスターズ2人に再試験を勧めたなのはさんの真意は? A:なのは「二人の魔力値や能力を考えると、(管理局の人手不足がシャレにならない今) 次の試験まで 半年間もCランク扱いにしておくのは、かえって (管理局の業務遂行能力が) 危ないかも。 というのが私と試験官の共通見解」 Q:どうしてなのはさんは基礎訓練をやらせてたんですか?あれくらい普通やってることでは? A:管理局では、普通、戦闘訓練はおざなりにしかやらないんです。 Q:なのはさんたちがちょっと教えるだけで、なんで地上のMOBがガジェットに対抗出来るようになったんですか? A:それまで彼らは、ちょっと訓練することすら、してなかったからです。 Q:どうしてなのはさんは、ドクターストップが掛かっていても現場に出るんですか? A:他の管理局員があまりに働かないからです。 Q:どうしてティアナは3年で4階級も上がったんですか? A:ドクターストップのなのはさんが前線勤務なところから察してください。 Q:どうしてルネッサは質量兵器の拳銃が使えるんですか? A:まじめに働く執務官補佐という、レアスキルの持ち主だからです。 Q:どうして機動六課が奇跡の部隊と呼ばれるんですか? A:管理局員だというのに、全員がまじめに働いていたからです。 Q:シグナムが働いているように見えなかったんですが。 A:他の部署の局員はもっと働いてません。 Q:つまり、管理局の人手不足って、単に穀潰しがいっぱいいるだけじゃないですか? A:あえてノーコメントで。コネ採用と情実人事がまかり通ってるところから察してください。 19 なのは一期 1話:なのはの日常。助けを求めるユーノの声に呼応して初変身。 2話:初バトル。 3話:巨大樹木回。人助けの王道短編。 4話:フェイト襲来、初敗北。 5話:温泉回。アルフも登場。やっぱフェイトに負ける。 6話:アリすずとの過去回想。ちょっといい勝負をする。 7話:プレシア登場。鬼畜っぷりが絶好調。最後にクロノ顔見せ。 8話:アースラと合流。状況まとめ。 9話:なのはVSフェイトがいい勝負。プレシアの乱入でジュエルシードが奪われる。 10話:アルフがプレシアに反逆。なのはVSフェイトの最終決戦フラグで締め。 11話:なのはVSフェイトの最終決戦。そしてプレシア再び乱入。 12話:庭園での最終決戦。モブ局員を尻目にプレシアを虚数空間へ突き落す。 13話:エピローグ。フェイトとリボンを交換。 なのはAs 1話:訓練ごっこしてたらヴィータに襲われるがフェイトが帰って来る。 2話:なのはのリンカーコアが保険の先生に抜き取られる。 3話:ちょっと寝たら治った。カートリッジフラグ。 4話:フェイト転入。デバイスがパワーアップした。 5話:お手軽パワーアップに押されるヴォルケンズを助ける仮面の人。エクセリオンフラグ、 6話:八神の過去回想。ちょっといい話をするが10年後には無能狸になる。 7話:絶賛小競り合い中。ヴォルケンが雑魚化。仮面の人がなのフェを妨害。 8話:保険の先生が変装していた。はやて死亡フラグ。 9話:なのフェとヴォルケンズが邂逅。ヴィータ&はやて「悪魔め……」仮面の人のせいではやてが覚醒。 10話:クロノのバインドで仮面の人達が猫姉妹である事が判明。リインフォースにぼこられる。 11話:フェイトが多元宇宙迷宮へ閉じ込められるが姉の激励で抜け出る。エクセリオンをぶっ放す。 12話:闇の書の闇をリンチする。最低魔法少女軍団。 13話:リインフォースを円環の理へ導く。中学生編(笑)シリーズ完結編(笑) なのはStSうろ覚えあらすじ 1 空への翼:なんかスバティアが試験していた。 2 機動六課:スバティアが六課にスカウトされてた。エリキャロフラグ。 3 集結:訓練させられてた。 4 ファースト・アラート:ガジェットさんと戦った。 5 星と雷:キャロの過去編があっさり終わった。 6 進展:進展なんてしてなかった。 7 ホテル・アグスタ:ドレス着てキャッキャウフフしてたらティアナが少し頭冷やされるフラグ立ててた。 8 願い、ふたりで:少し頭を冷やそうか 9 たいせつなこと:鞭(シグナムパンチ)と飴(洗脳ビデオ) 10 機動六課のある休日(前編):休日回だと思ったらヴィヴィオが沸いて来た。 11 機動六課のある休日(後編):ディスガイアのパクりだった。 12 ナンバーズ:まだ戦いが続いてたっけ? 13 命の理由:ヴィヴィオ拾った。 14 Mothers children:なのはママ(笑)フェイトママ(笑) 15 Sisters Daughters:家族ごっこ継続中。 16 その日、機動六課(前編):なんか襲われた。 17 その日、機動六課(後編):なんかスバルがキレてヴィヴィオが拉致られた。 18 翼、ふたたび:なんかスバルがメカだとティアナが知ってた。後、フェイトはみんなでヴィヴィオを助ける気がなかった。 19 ゆりかご:なんかヴィヴィオが緊縛プレイさせられてた。 20 無限の欲望:なんかレジアスがどうこうしてた、ような。 21 決戦:なんか数の子と戦い始めた。 22 Pain to Pain:デバイスに操られるメカ、凡人無双、ルーチャンなど迷バトル連発。 23 Stars Strike:ヴィヴィオがおっぱい大きくなった。 24 雷光:フェイトホームラン。 25 ファイナル・リミット:ゆりかご爆破してバイクで逃げた。 26 約束の空へ:なんか終わった。 おまけ(都築超絶先生の期待の新作「DOG DAYS」あらすじ) 1話:鬼畜が拉致られた。 2話:鬼畜とDQN緑が手抜き猫をボコる。 3話:捨て回。DQN緑が鬼畜に嫌味を言う。 4話:犬姫が拉致られる。 5話:犬姫コンサート。 6話:また予言ですか。 7話:フリスビー。
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ゼアルの問題点としてデュエルの際一枚のカード(エースモンスター)に頼った展開が多いことが上げられる 特に主人公である遊馬のデュエルは顕著である 以下有志による調査結果 遊戯王ZEXALの偉大なる主人公遊馬先生の華々しい戦歴 ・フィニッシャー(1st)計73話 33戦中 21勝 2負 10特殊 勝ち NO.39ホープ8(1-2話,3-4話,5-6話,7-8話,15-16話,21話,37-38話,59話) ※16話ではリベンジアタックを使う ベビートラゴン(9話) ※9話では虚栄巨影を使用 ブラックレイランサー(11-12話) ※12話では鮫とタッグでアーマードエクシーズを使いホープを装備 CNo.39ホープレイ6(17-18話,31-32話,35-36話,47-49話,65-67話,70-72話) ※49話ではZWフェニックスボウを装備 ※67話ではZWライオンアームズを装備 ※72話ではZWアルティメットシールドを装備 ムズムズリズム(27話) ミニマムガッツ(28話) ※28話では攻撃したのはクリボルト ガムシャラ(29話) ※29話ではテンテンテンポの攻撃力をミラーメールで同じにした メロメロメロディ(30話) ※30話では運営が野菜ルールを承認した 超銀河眼の光子龍(42-43話) ※43話ではカイトとタッグでエクシーズ2体分使用しカイトがフィニッシュを決めた 負け エアロシャーク(10話) 銀河眼と超銀河眼(73話)※両方で攻撃してた 特殊 13-14話このデュエルを預けると言ったカイトくん 3話前半で省略デュエル遊馬が負ける※ただしNo.カードが消えていた 15話木像デュエル遊馬が負ける 20話冒頭で省略デュエル遊馬が勝つ 21話前半で省略デュエル遊馬が負ける 44話後半で省略デュエル遊馬が負ける 46話前半で省略デュエルそのまま中断 51-52話デュエルコースターで遊馬が勝利だがルールが意味不明 53話デュエルコースターでデュエル中断?ゴーシュを助けた 62話ではマリンスノーシールでシャークが自爆 ・フィニッシャー(Ⅱ)計73話 24戦中 22勝 負 2特殊 勝ち ホープレイ3(74-75話,76話,85-86話) ※86話ではイーグルクロウを装備 ホープ3(77話,81話,138-141話) ※77話では校則ルールを行ったが途中で廃止 ※138-139話ではヌメロンネットワークでの特殊デュエルでナッシュとのタッグ ホープレイV3(87-88話,92-93話,94話) ホープレイヴィクトリー2(95-98話,99-100話) ※95-98話ではベクターがデッキ破壊()を行い遊馬が書き換えを使用 ※100話ではカウンター罠の超速攻でRUMを速攻魔法として扱った ホープルーツ(118-121話) ※118-121話ではエリファスによるシャイニングドロー&ランクアップが行われたランク13も登場 ※121話ではアストラルなしでシャイニングドローを遊馬が使用 未来皇ホープ(146話) エクシーズクロス(80話) ※80話では反撃したのはガントレットシューター エクスカリバー(84話) ※84話では最強の盾を装備 No.96ブラックミスト(89話) ムズムズリズム(90話) オーバーレイマーカー(104話) ※104話では洗脳ゴーシュ&アリトとドロワがパートナーとなってデュエル ※104話では攻撃力が上げられたライオンハートとエクスカリバーの合計分ダメージを受けた ドドドガッサー(107話) ※107話ではポン太が遊馬を乗っ取りイカサマした No.6アトランタル(112-113話) ※112-113話ではⅢとのタッグでライフハンデがつけられ一ターン目から攻撃アリのルールがあった ※113話ではオリハルコンチェーンの手抜きで登場ホープを装備する 銀河眼(123話) ※123話ではカイトのデュエルを引き継いだ No.54ライオンハート(129-130話) ※129-130話ではあるNo.で特定のオバハンを倒す縛りデュエル ※130話では王者の聖外套を装備 負け 特殊 82-83話では遊馬がダメージを負い代わりにカイトがデュエル(82-83話) グローリアスセブン(141-143話) ※141-143話では思考を放棄した遊馬が勝ちを捨てシャークが自爆して終了 ※143話では一応ホープが攻撃しているとグローリアスセブンの効果で遊馬が負けていた 上記の調査結果から分かる通りホープとその派生に極端にフィニッシュ率が偏っていることが分かる アニメのデュエルの構成においてトドメの一撃は演出の面で重要な意味合いを持つ 勝敗以上に話の流れ、デュエルでの駆け引き、互いのやり取り、その決算となるのが「フィニッシャー」なのだ それがとにかく一辺倒なせいでマンネリで大味、引いてはスタッフがやる気がないのではと感じさせるのである もちろんホープとその派生が攻撃ばかりに特化した1キルカードであることも理由ではあるが 以下は過去作との比較である。 主人公の決闘回数・戦績・フィニッシャー比較 一手でも省略があった決闘は除外。 5以上の数字を示しているものを赤字表示にしています。 ※同シリーズの他作品の情報は参考程度に載せているだけなので、他作品へのアンチ・過剰なageとなる編集は止めてください。 遊戯王DM 全41決闘中 22戦中16勝3敗3中断 《フィニッシャー内訳》 ブラック・デーモンズ・ドラゴン 2 (海馬とタッグ時の)オベリスクの巨神兵 2 その他 12(内 敵サレンダー1) 遊戯王GX 全76決闘中 45戦中40勝3敗1分け1中断 《フィニッシャー内訳》 E・HERO フレイム・ウィングマン 6 E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン 2 E・HERO ネオスorネオス派生体 6 E・HERO エッジマン 2 E・HERO エリクシーラー 2 ハネクリボー LV10 2 その他 20(内パートナー1、敵自爆1) 遊戯王5D s 全60決闘中 31戦中26勝5中断 《フィニッシャー内訳》 ジャンク・ウォリアー 2 ターボ・ウォリアー 2 ニトロ・ウォリアー 5 スターダスト・ドラゴン 5 セイヴァー・スター・ドラゴン 3 その他 9(内 敵自爆1) ※詰めデュエルは除外
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※ゼアル信者アンチのページと内容が重複しており、またwikiのページとして相応しくない為白紙化
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メニュー トップページ 虐待厨とは Q&A 虐厨事件簿 ふたば虐待関連人物 2ch・その他虐待関連人物 pixiv虐待絵師 pixiv虐待絵師 その2 普段の活動と別名義で活動している虐厨 リンク ゆっくり虐待アンチスレ避難所
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あんち・おりじなりてぃしじょうしゅぎ【登録タグ あ 初音ミク 曲 江戸川愛工】 作詞:江戸川愛工 作曲:江戸川愛工 編曲:江戸川愛工 唄:初音ミク 曲紹介 江戸川愛工氏 の12作目。 歌詞 刻まれし過多の劃一(かくいつ)は 名付けて此れを個性と 勇ましき過去の解体は さらばえて重ねた盃(はい) 歴史ある浪漫の欠片(かけら)は 是空(ぜくう)から其れぞ帰墟(ききょ)と 正に我知らず 押し並(な)べて 鏡を見ぬ愚かさよ あの天より溢れ往く 婚(よわ)い星と言う事や 掌(てのひら)には収まらぬ 故(ゆえ) 述而不作(のべてつくらず) 朝焼けが炙(あぶ)り出す 雅(みやび)さ泪(なみだ)に成る 美なら感慨深げ 異ならば彼方へ消え去り逝け 大地より与えられし智(ち)よ 血と身に変われ 下弦の月夜に 浅ましき識者達 嵩(かさ)んだ罪(とが)に気付け 霞(かすみ)に隠せば回避可 遥(はる)けき灯りの先 華やいだ奇蹟在り 然(しか)し道は険しい 但(ただ) 寓言(ぐうげん)は愛しき調(しらべ) コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2014-01-10 01 48 28) 乙です! -- 名無しさん (2014-01-10 19 01 23) 名前 コメント
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あんちNORMALめいかー【登録タグ C君P あ 初音ミク 曲】 作詞:C君P 作曲:C君P 編曲:C君P 唄:初音ミク 曲紹介 C君P氏の5作目。本人曰くイタい。 夢を諦めるなとは言わないけど将来くらい自分で決めろ。スポーツ選手に芸能人歌手アイドル弁護士なんでもいいけど歌い手はやめとけっていう曲です。(動画コメントより) 動画は れ~0 氏が、イラストは あゆかわ 氏が、ベースは ゆき 氏が、ギターは マコト 氏が担当している。 歌詞 並べられた理想の【NORMAL】製造機 疲れたって発言権すら遺棄して 得られた昨日の知識って異常に 小さくって必要性すら見失った がなり立てる思想の逃避瞑想に 疲れたって生存権すら破棄して つけられた傷の痛みって意外に 消えないねって見えない声がするの 僕の中にいる見えない自分と 対話して 解決した気になっちゃったんだ 僕の中の僕のもっと奥の僕はきっと 泣いてるよ 叫んでるよ ぐちゃぐちゃノートに連なった羅列で 僕は何になればいいの? 広がる選択肢と反比例して 閉じゆく世界 ぐちゃぐちゃのハートに重なった白紙に 夢を描く事は無く 引き出しの奥底に閉じ込めてた 積み重なる不信ゴミ箱に捨てたって またきっと机の中が嵩んでく 重なる景色の教科書に僕達の 夢叶える正解は載ってるの? 夢の中にある言えない言葉が 突っかかって 常に躓き続けるような 解けそうで解けない問題が今目の前に立ちはだかって 進めなくて 泣きそうで 叫びたくて もうボロボロになった教科書をめぐって 僕は何を得ればいいの? 逆らっていく道の人達を 追い越せないよ 個性を潰して飾いにかけられて 夢を語る事も無く 空を駆け巡る鳥を眺めてた 僕達の中にある言えない夢 スポーツ選手 ・芸能人 ・歌手 ・アイドル ・弁護士 なんでもいいだろ 僕達の未来誰が歩むの? 親じゃない 先生でもない 僕達だろ 「普通でいいんだ」「当たり前でいいんだ」 世界が僕達を否定して 【NORMAL】を生み出した! 違うだろ わかっているんだ気付いているんだ 夢を見ることはきっと 僕たけに許された逃避行 【ABNORMAL】メイカー ぐしゃぐしゃのハートでぐしゃぐしゃのノートで 夢を書き連ねるんだ 白線を僕達の夢に変えろ コメント 名前 コメント
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汚。 目の前に存在する、醜悪なるケモノを形容するならば、その単語がもっとも相応しいだろう。 表皮を這いずり回る呪詛は、あらゆる生命と神を侮蔑し、汚辱し、陵辱する言葉で構成され、 その外見をより一層、醜く、歪なものへと変えている。 歩を進めるたびに、地面が発狂し、泡を立てながら溶けて、解けて行く。 頭の一つ一つが息をするたび、空気が震え、汚染される。 「神を汚すもの」・・・すなわち、七つの頭と、十の角を持つ『緋色のケモノ』。 『黙示録の獣』。 「ふん・・・ライダーめ。唯の売女ではないと思っては居たが、このような切り札を隠し持つとは」 ゆっくりと、しかし確実に・・・ケモノが世界を汚染していくのを、ビルの屋上から眺めながら、 男は―――数多の戦場を駆け抜けたと思われる、細かな傷の付いた鎧。 精悍なる顔つきと、それを彩る黒々とした髭。 そして、この世のいかなるものよりも「赤」である杭を持った―――男は、ニヤリ、と笑った。 地獄が顕現したかのような光景すら、男の前ではまだ『生ぬるい』のだろう。 「いや―――どうするんだ、ランサー。 このままじゃ―――」 その隣で、赤毛の少年が、ランサーと呼ばれた男とは正反対の真剣な表情で呟く。 確かにこのままでは、周辺の建物、住人はおろか、町が一つ潰されてしまうだろう。 「ク・・・ククク。案ずるな、マスター。 アレがいかなる神話に座するケモノであれ、 生き物であり、血さえ通っているのであれば―――問題は無い」 ランサーが、杭を床へと突き立てる。その杭をよく見れば、 ギチギチと音を立てながら、獲物を求めるように表面を赤い隆起が蠢いているのが分かるだろう。 「しかし問題は―――マスター。 お前が許容できるか、ということだ。 アレを滅ぼすということは、アレの所有者であるあの女と―――そのマスターすら滅ぼす。 そういうことになる。それを許容できるか。そういうことだ」 「ッ―――そ、れは・・・」 少年が、拳を握り締めて、俯く。あのケモノの上には、彼の友人が乗っている。 道を違え、対決し、ココに至るが―――それでも彼は友人であった。 そんな少年の様子を見て、男が言う。 「―――マスター。正義とは何か分かるか」 「正義? それは―――」 「正義とは、『悪である』事に他ならない。 国を守る為。民を守る為。秩序を守る為に。 如何なる悪徳をも背負い、悪を行使する。 如何なる区別も差別もせず、万物に等しく悪である事・・・そう、己にさえ!」 ランサーが静かに、そして力強く宣言する。その瞳は、今ではなく、過去を見ていた。 そう、彼が突き立てた、万に近い杭の丘を。 「『悪である』?」 「全てを救うことはできぬ。如何なる英雄であれ、何かを犠牲にしなければ成しえぬ事がある。 だが、その犠牲を最小限に抑えることは出来る。その選択が『悪』なのだ。 ―――マスター、違えるなよ。守るべきものが、あるはずだ」 如何なる思考があったか。 如何なる迷いがあったか。 ランサーの言葉を聴いた少年は、握った拳を開いた。 「うふ、ふふふ―――」 女は笑う。豊満な、この世の美の全てを集めたような美しさを持つ身体を、 わずかに紫がかった布一枚で覆うという、扇情的な格好をした女が笑う。 手には黄金の杯が握られており、そこから零れ落ちる紅い液体が、女の手を濡らす。 「美しい・・・実に美しい世界! 愚かな神の作り上げた愚かな世界から外れた世界! クダラナイ理性と知性で己を縛る、ツマラナイ世界を外れた世界! 悪徳こそ美。悪徳こそ真。この『黙示録の獣』は―――世界を等しく真とする!」 杯を天に掲げ、女は笑い声を高めた。杯から零れた液体が、女の肢体を艶かしく見せる。 「集会の場を強襲されるとは・・・ちと焦ったがの。 わらわの獣を披露し、世界を書き換える絶好の機会じゃ」 彼女は、少し前まで―――。 廃ビルにおいて、少しばかりの魔力補給をかねた集会をしていたのだ。 そこを、赤毛の少年と、赤い杭を持った男に強襲されたのだが―――。 「おい、ライダー・・・!」 ライダーと呼ばれた女の隣に居る少年―――美形と称する事も出来る顔だが、今は真っ青になっている―――が、語りかける。 「なんじゃ、マスター。折角興に乗っていたというのに―――」 「なんじゃ、じゃない! ―――あいつらが動き出したぞ? それに、こんなに派手にやらかして・・・どうするんだ!?」 そう、彼らは今―――町を侵攻する、『黙示録の獣』の上に座しているのだ。 小さい山ほどの大きさのある獣の上、わずかに動くだけでも、相当な揺れとなる。 ライダーのほうは平然としているものの、少年は座っているのにも必死である。 「気にするでない。今は満月も綺麗な『夜』。人目は少ない。 わずかな目撃者も、我が獣の出す呪詛にやられるというもの。 それと―――ランサーじゃったか? あのような小物は放っておけ。 どことも知れぬ国の王のようであったが・・・この獣に太刀打ち出来るものか!」 ケラケラケラと、ライダーが妖艶な声で笑う。 アポカリプティック・ビースト 「この獣こそ、 『黙示録の獣』 ! 世界を終焉へと導く、『緋色のケモノ』なるぞ!」 「その驕りが命取りだ―――」 ミシリ、とランサーの右腕が膨らんだ。 まるで、内に秘めた命の数々を解き放つかの用に、更に膨れ上がり―――。 バサァッ! 弾けると共に、その腕が数多の蝙蝠と化す。 「本来ならば、処女の生き血でも啜りたかったが―――」 「うるさい、我慢しろ。―――それよりも」 「安心しろ、マスター。あの傲慢なる悪徳の女―――この一撃で」 数多の蝙蝠の足には、それぞれ先ほどの杭が握られていた。 サイズはいささか劣るものの、やはり表面はギチリギチリと蠢いている。 「屠って見せよう。 今宵は満月。我の力を発揮するのにもっとも相応しいとされる瞬間。 ヴラディスラウス・ドラクリヤ ―――『餓え渇く飲血の領地』よ!」 ランサーの叫びと共に、杭を持った蝙蝠達が、 弾丸のような速度で、目下の獣へと飛び掛っていった。 「く、くるぞ!」 少年の叫びに、しかしライダーは動じない。 彼女の操る『黙示録の獣』は、彼女の最大の攻撃にして、防御でもある。 表皮をはいずる呪詛は、あらゆる生命も物質を朽ちさせ、近寄らせず、 たとえ呪詛の守りを突破できたとしても、地脈からマナを吸い上げることで獣自体が再生する。 故に、ランサーが如何なる攻撃をしてこようと、獣で受ければ、それで済む事であったのだ。 そうして、目論見通り―――。 高層ビルの屋上よりライダーに放たれたランサーの攻撃は、首の二つを持って獣が受け止めた。 その攻撃の影は、ライダーの目には、蝙蝠のように見えたが、一つの首の吐く呪詛により、 瞬時に形を失った為、詳しくは分からない。 その影から放たれた杭のようなものも、もう一つの首が受け止める。 「ふふふ・・・いったじゃろう、マスターよ。 案ずるでない。この獣は『神を汚すもの』よ。そう簡単に落ちはせぬ」 そう言いながら、この戦場から離脱する頃合をライダーは見計らっていた。 獣が落とされぬ、という自信はあるものの、延々と獣を維持している訳にも行かない。 ランサーも攻撃が通用せぬと分かった以上、そろそろ離脱するか・・・。 ―――そのような事を、考えていた瞬間。 ぐるぎおおおおおおぉおおぉおおおぉおっっ!!! 「何事じゃ!!」 首の一つが、絶叫を上げた。それは、世界に向ける怨嗟の声ではなく、 耐えがたき痛みによるものであり―――。 「馬鹿な。我が獣の再生を上回る攻撃などと!」 とてつもない勢いで―――獣の首の一つが『潰されていく』のを、ライダーは感じていた。 再生する、その先から、首の内側より生える何かによって貫かれていく。 ブシャアアアアッ!! 黒い血を撒き散らしながら、首が跳ねる。 その姿は外側からでも分かるほどに、蹂躙されていた。 内側から生える―――それは杭だ。 まるで木が成長するかのように、次々と首から杭が飛び出してくる。 「よ、よもや―――ランサー!!」 ライダーが、遥か頭上を見上げる。彼女の瞳は、月明かりに照らされたランサーの凶悪な笑みを捉え―――。 ドドドドドッ!! 首から撒き散らされた血もまた、数多の杭となり、別の首へと、そして胴体へと突き刺さる。 ライダーは、自分達に向かってきた杭を首の一つをもって防ぐが―――即座にそれが過ちと気付く。 「血を媒介に、増殖を!?」 身体の内側へと侵攻し、内側から外へ突き破る―――。 再生と同時に、その血を糧とし新たな杭となる。 永遠に続く串刺しの中へ、既に獣は捉えられていた。 「ランサー・・・! ―――ヴラド・ツェペシュ!!」 カズィクル・ベイ 「『餓え渇く鮮血の粛杭 』―――血を持つケモノである限り、敵ではない。 大淫婦―――マザー・ハーロット」 ランサーが、杭に貫かれのた打ち回る獣を眺めながら、呟いた。 先ほど蝙蝠と化した右腕も、元へと戻っている。 「さぁ、マスター・・・今宵の闘争もこれで終わりだ。 少なくとも、一騎。これで仕留めた事となる」 嬉しげに、傍らに居る少年へとランサーは語りかけるが、反応は無い。 「まだ、引きずるか? ―――マスターであるお前の意向は極力汲むが・・・。 一戦ごとに、そのような思考を重ねては・・・いずれ、死ぬぞ?」 「わかってる・・・わかってるさ、ランサー」 「ならば、良いのだがな・・・夜も明ける・・・一先ずの休息とするか。 あの獣は―――あの監督役にでも任せるとしよう」 少年に肩を貸し、ランサーは屋上より飛び去った。 唯一匹、今だ死ねぬ獣を残して。 「はっ・・・はっ・・・ぐあ、あ―――」 路地裏を、1人の女が這いずっていた。獣の乗り手―――ライダーである。 数多の杭が獣を抉り殺す中、何とか抜け出せたものの、かつての美しさは面影も無い。 杭によって腿を貫かれた右脚は、侵食を防ぐ為に切り捨てられており、 皮肉にも、崩れ落ちた獣の角によって殴打された左腕はグシャグシャに折れ曲がっている。 元々、彼女自身は身体能力に優れた方ではない―――あの場から抜け出せただけでも奇跡といえるが―――。 「あ、あ・・・ダメじゃ・・・。マスターは、もう―――。 うぅ、く・・・消える、消えてしまう―――!」 彼女を現世へ繋ぎ止める役割を持つ少年は、あの場所から逃げ出すことは叶わなかった。 彼女ですらこの有様であるのだから、当然ではあるが―――。 「『神を汚すもの』であるわらわが、こんな場所で―――!」 もはや存在することも叶わぬ、と―――その瞬間。 「お困りのようですね?」 地面を這いずるライダーに、声がかけられた。 その声は、優しく、暖かく、そして、何よりも―――甘美であった。 「あ、ああ! お、おぬしは!」 ライダーの頭に、スッと声の持ち主の手が翳される。 手の平が、淡く光るかと思うと―――。 「もう、大丈夫でしょう。擬似的ではありますが、私との間に『契約』を結びました。 マスターがおらずとも、現界していられますよ」 ライダーの額に、『666』の刻印が刻まれていた。 と、同時に、今にも消え去るかと思われたライダーの肢体に、力が戻っていく。 傷はそのままであるものの、今すぐにでも消える、ということはなさそうだ。 「あの獣の叫び声を聞きましてね。よもや、と思いましたが・・・。 貴方まで召喚されているとは」 「あ、あぁ! 全く持って僥倖じゃ!」 先ほどまでの絶望に満ちた表情とは打って変わり、 ライダーの顔には思いがけぬ希望とであった・・・そんな表情だ。 目の間にいる・・・男。どこまでも、人を慈しむ様な、そんな顔をした青年の存在は、 彼女にとってそれほどの意味を持つ存在であるということだろう。 「わらわの獣も、もう数日もすれば蘇らせることが出来る! そうなれば、おぬしと一緒にあの憎きランサーめを屠ることも可能じゃ!」 憎々しげに、手を地面に叩きつけるライダー。 小さきもの、と侮っていた相手に、完膚なきまでに叩き潰された事は、 彼女のプライドに十分すぎるほどの傷を付けたのだろう。 「下らぬマスター・・・令呪に縛られることも無い・・・。 ふふ、そう考えれば、あのランサーも良い仕事をしてくれたものだ! この礼はたっぷりとしてやらねばの!」 「―――ダメですね」 自らの失策を塗りつぶそうとする思考を重ねるライダーに、 青年は―――とても冷ややかな声を浴びせた。 「・・・? 何を言っておるのじゃ?」 「ダメです。やはり貴方はダメだ。 そのような思考、目先の物しか見えぬ小さなプライド―――。 貴方に『神を汚すもの』の名は相応しくない」 グッ、っと―――青年が拳を握り締めた。 と、同時に・・・ライダーの身体から、急激に『何か』が抜けていく。 「カッ―――あ・・・な、何を・・・!」 「聖杯に取り込まれるはずだった貴方の魂を私がいただくのですよ。 というより、元々それが狙いでしたのでね」 ライダーの額にある『666』の刻印が、一際強く輝きだす。 ゲマトリア 「『獣の数字の刻印』―――私との契約の証です。 魔力を蓄積する作用もありますので、サーヴァントを維持する事も出来ますが・・・。 このように、サーヴァントから魔力を根こそぎ奪い去ることも可能です」 青年は、教師が出来の悪い教え子にモノを教えるように、優しく語りかける。 しかし、その表情は―――これから解体され、食料となるブタを眺める、それに等しい。 「一つの器に二つ分の力・・・ありがとうございます。 これで他のサーヴァントと大きく差を広げることが出来る」 「こ、このわらわを、謀ったと―――言うのかぁ!!」 「いえいえ―――この程度で謀略といわれても困りますね。 希望を与えてから、突き落とす。基本中の、基本です」 「な、何故―――わらわは、お主の―――」 パキンッ! という渇いた音と共に、ライダーの姿が完全に消滅した。 後に残るのは、青年ただ1人。 「先ほども言ったでしょう? 『神を汚すもの』の名は貴方に相応しくない。 そう、それは―――このアンチキリストが背負うべき名だ。 グレートマザー さようなら、我が『偉大なる母』よ」 もはや現世に存在しないライダーに語りかけながら、 青年―――アンチキリストもまた、その場を立ち去った。 今宵散ったのは一騎のサーヴァント。 悪徳を司る、獣の乗り手。残るは六騎。 果たして勝利するのは、吸血鬼の名を持つ公爵か、偽であれとされた者か、 それとも今だ姿を見せぬ四騎のいずれかなのか―――物語は、これをもって始まりとなる。
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用語集 アンチャーテッドシリーズの用語集。 用語集大男(シングルプレイ) 大男(マルチプレイ) Co-op エレ丸 ファルボット レガシー チョークスリーパー 轟き(とどろき) ドラスナ ボルトアクションスナイパー 武器達 強力武器(パワーウェポン) マイナスブースター トレハン(ブースター) メガ爆 クラスター カーペット エイム エイムドット PK TK TDM FAA 復讐(ブースター) マルチプレイの神の一撃 キックアウト ミリシア ジン パーフェクトゲーム キルレシオ(キルレート) 勝敗レート 芋 コメント 大男(シングルプレイ) 前作に登場した、名前の通り、図体の大きい敵。 格闘で倒すには時間がかかるが、銃をお見舞いすると結構アッサリ死ぬというファンキーなお方。 まだ人間の要素は残っているようだ。 PAK-80を持った大男も。 だが、マルチプレイでは超人化した。 大男(マルチプレイ) シングルプレイ時とはうってかわって、協力プレイモード最大の敵。 素手の者はおらず、すべてPAK-80持ち。生身でその銃撃を受けると3秒と持たず瀕死コース。 銃撃で倒すにしても、T-bolt Sniperでヘッドショット5発でようやく倒せる耐久度である。 ただしキックバックのクラスターボムを足元に投げてやるとあっさり沈む。 Co-op 協力プレイの事。 Co-operativeの略称。 エレ丸 エレナのG-MALの略称。前作マルチプレイにのみ登場。 普通のG-MALと色合いが異なり、全体的に青い。 強力なため、人気が高い。 あまりの強力さ故、某所でやたらと議論の対象になっていたが、度重なるアップデートにより弱体化し、使用者が減った・・・ のだが、アンチャーテッド3最終パッチで元々の強さを取り戻した。 今作では登場するかは不明。 ファルボット タルボットのFAL-SSの略称。前作マルチプレイにのみ登場。 強力だが、入手しにくいためラザレビッチのFAL-SSなどに出番を奪われがちである。 一昔前はあまりに凶悪だった為、某所でエレ丸と並んで議論されていたが アップデートにより弱体化し、空気になってしまった。 レガシー 前作マルチプレイにあった、ランクが75(最大ランク)に到達するたびに選択できるようになるやり込みモード。 周回ごとに特典が得られるが、その反面デメリットも多い。 最高5回までで3週目までの必要EXPは変わらないが4周目以降は増える。 コールオブデューティでいうプレステージモード。 チョークスリーパー 前作マルチプレイの協力プレイ・ミニミッションやサバイバルで登場し、プレイヤーを見つけると首を絞めてくる。 ○ボタンを連打しないとゲージが0になり、首を折られて倒されてしまう。 邪道だが、上級までなら連射コントローラーを使うとゲージが減るどころかじりじりと増える。 未武装と武装の2種類があり、未武装は□ボタンで倒せるが、武装している場合は一度ヘルメットを外さないと倒すことができない。 ちなみに、チョークスリーパーが首を絞めていない時にダメージを与えて、ひるんでいる間に格闘すると倒すことができる。 轟き(とどろき) 前作マルチプレイのメダル・キックバックの1つである「一瞬のとどろき」の略称。 その名の通り着弾すると瞬時に爆発するグレネードを得られる。 しかし、アップデートで修正されていくも強さは変わらず、遂には最終パッチで必要メダル数が大幅に増加し弱体化した。 ドラスナ Dragon sniperの略称。 相手を2発で倒せる反面、ブラインドショットだとろくに当たらないのでよく狙う必要がある。 ステルスされる危険が非常に高いため、周囲を気にする必要がある。 本編ではどちらかというと強力武器のカテゴリーだったためか、初心者が時々これを選択している。 上級者が使うと鬼武器に変貌する。 ボルトアクションスナイパー アンチャーテッドでは「T-bolt sniper」のこと。 キックバック「スナイパー」の説明にもボルトアクションスナイパーと記述している。 武器達 前作マルチプレイの対戦用ブースタースロット2の「武器の達人」の略称。 非常に強力なブースターであるが、レベル3に上げるまでが非常に面倒。 拳銃の腕に自信がある人はつけてもいいだろう。 強力武器(パワーウェポン) 前作マルチプレイのMag-5、Pistole、RPG-7、M32ハンマー、SAS-12、ソードオフショットガン、T-bold sniper、PAK-80。 これらの武器の総称を強力武器若しくはパワーウェポンという。 ブースター「パワーハンター」を装備することで検知することが出来る。 逆に、マイナスブースター「強力武器無し」を装備すると拾えなくなる。 マイナスブースター 前作マルチプレイで登場。 強力武器やグレネードが使用出来なくなったり、体力が半減したり回復が遅くなったりするなど、不利になるブースターのこと。対戦プレイ専用。 不利になる代わり相手を倒した時の入手金額が2~3.5倍になる。一度に二つ搭載して倍率を重複させることもも可能(最高10.5倍)。 アンチャ2では5人倒す毎にメダルを入手出来た。 トレハン(ブースター) 前作マルチプレイで登場。 対戦用ブースタースロット2の「トレジャーハンター」の略称。 宝物の出現率を上げることができる。でも、あんまり変わらないような気がしないでもない。 メガ爆 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「メガ爆弾」の略称。 爆発範囲が非常に広いため、高確率で敵を倒すことができる。 雑魚散らしには非常に便利だが、威力自体はそれ程ではない為協力プレイではあまり使われない。 ただし敵に使われると非常に厄介。 ミニミッションやサバイバル、シェードサバイバルなどで使用する場合は、ブースター「爆発保護」をつけるのがマナー。 アンチャーテッド3最終パッチで大幅に弱体化。 クラスター 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「クラスターボム」の略称。1個のグレネードが爆発後、ランダムに分裂して爆発し、さらにそれが分裂して爆発する。 グレネード1発1発の威力は普通のものと変わらないが、 敵の足元に投げると、分裂するはずのグレネードがすべて敵にあたり、その場で爆発するので、莫大なダメージを一気に与えられる。 その威力や凄まじく、協力プレイの鬼門であるキックバック兵や大男ですら一瞬で消し飛ぶ。 普通に投げると、かなりの広範囲をグレネードが埋め尽くす。 それゆえ、爆破保護をつけていない場合、高確率で近くの味方も吹き飛ばされてしまう。 協力プレイの場合全滅もありうるので、メガ爆弾以上に爆破保護ブースターが推奨される。 カーペット 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「カーペットボム」の略称。 一度に3つの手榴弾を投げる。落ちる場所はまとまっているので、 うまく使えばアーマー兵も一撃。基本的に「爆発保護」は必要ないだろう。 対戦では、使い方次第ではクラスターやメガボム以上の殺傷能力を期待できる。 エイム よく狙う(Aiming エイミング)の意味。 照準する意味で使われる。 エイムドット 真ん中の白い点のこと。これによりブラインドショットで狙いを定めやすくなっている。クイックショットをする時にも使われる。 オンラインの設定で非表示にすることも出来るが、わざわざ非表示にする必要もないだろう。 しかし、腕を上げたりアンチャ2に近い状態でプレイするなら非表示にするのも一手。 PK パーティキックの頭文字をとった言葉。("P"arty"K"ick) パーティからキックするとキックされた人はパーティへの参加がブロックされ、入れなくなる。 よって喧嘩のもとになるので、よほどの荒らしがいる時のみ使うようにしよう。 TK チームキルの頭文字をとった言葉。("T"eam"K"ill) 爆撃とキックバック「蜘蛛の大群」では味方にもダメージが入るので倒すことが出来る。 なお、協力プレイの上級とプロでは銃撃でも味方にダメージが入る。 TDM 対戦プレイのチームデスマッチの頭文字をとった言葉。("T"eam "D"eath"M"atch) 対戦プレイの中で最も人気がある。 FAA 対戦プレイの1つ、フリーフォアオールの頭文字をとった言葉。("F"ree"F"or"A"ll) 日本ではバトルロワイヤルという意味になる。 この言葉の使用頻度自体は高くない。 復讐(ブースター) 前作マルチプレイで登場。 自分が倒されたときにグレネードを持っているとその場に落として倒れるというもの。 近距離の撃ち合いの後、油断したり逃げ遅れた敵を巻き込めるので優秀なブースターである。 アップデートにより、味方にダメージが入らなくなった。ただし近くにいた場合、通常の爆発物同様怯むので注意。 マルチプレイの神の一撃 バグや何らかの拍子にマップ外に出てしまったり、壁やオブジェクトにのめり込んでしまったときに発動し無条件で死亡するというもの。 バグおよび不正行為対策で実装された。 名前が面白い。 キックアウト マルチプレイヤーモードにおいて、マッチから強制退出されること。 様々なゲームにおいて実装されているシステム。 ミリシア 前作マルチプレイで登場した、キックバック「ミリシアマン」の略称。 発動すると一定時間の間、弾薬最大+連射性能アップ+リロードの必要なし、というもの。 対戦プレイではあまり用途がないが、協力プレイではボス兵に銃撃を撃ちこむ時に使える。 また、協力プレイではミリシアマンのキックバック兵も存在する。 ジン 前作本編チャプター21で登場した炎の精霊およびマルチプレイ用キャラクター「ジン」の事。 ジンは胴体や頭部から炎が出ており、瞬間移動を多用してくる。 また、マルチプレイでも登場した。 マルチプレイ用キャラクター「ジン」は、骸骨のような感じで、胴体から炎が出ている。頭に炎パーツを装着する事も可能(あまり知られていない)。 しかし、入手条件が鬼畜極まりなかった。 パーフェクトゲーム 個人では1度も死なずにゲームに勝利する、チームでは相手に1度もスコアさせずにゲームに勝利すること。 個人プレーや宝探しではよくあるが、デスマッチや目標マッチ等の他のゲームでは至難の業である。 目標マッチはストレート勝ちするのではなく、目標ポイントも1点もスコアさせずに勝利することである。 キルレシオ(キルレート) キル/デスの比率のこと。宝探しと目標マッチではカウントされない。 キルレートの求め方は、キル数÷デス数。 例えば、自分のキル/デス数が30000キル/10000死亡の場合、キルレートは3.00となる。 勝敗レート 勝率のこと。ラボの勝敗はカウントされない。 勝敗レートの求め方は、勝利数÷敗北数。 芋 長時間同じ場所に籠り続ける人の蔑称。キャンパーとも。 本来はFPS用語で、キャンパーは主に匍匐を多用し、その姿が芋虫に似ていることから芋という言葉が誕生した。 前作ではロンドン地下というマップの地下鉄駅側階段上がキャンプ場所で名をはせていた(のちにパッチで外筒ポイントが消滅)。 コメント 駄目だ!!ファルボットがでない!! -- g1328812 (2012-08-24 17 20 14) 頑張るしかない..PART2 -- 名無しさん (2012-08-26 18 19 13) トレハンだけ適応できるようにしてほしい。それか宝の出る確率少しあげるか -- 名無しさん (2012-08-27 04 09 19) つべこべ言うな -- 名無しさん (2012-08-27 18 25 41) このページ勉強になります -- 名無しさん (2012-08-29 09 19 19) 「チキン」チキンプレイとも呼ばれる。裏世界を使ったりキャンプする行為。またチキンプレイをするプレイヤーをチキンプレイヤーと呼ぶ。 「竜王」隠語。DragnSniperの命中率が異常な事またはその使い手。経験とブースター「ズームイン」により強大な力を持ったDragonを指す。 「Wesker-dash」名を馳せる悪質プレイヤー。会ってもそっとしておこう。 -- 用語報告@† (2013-01-13 22 47 56) ウェスカー用語じゃないだろ。 -- 名無しさん (2013-01-14 08 21 39) キルレシオは載せなくていいのか? -- 名無しさん (2013-01-17 12 42 43) 何それ? -- 名無しさん (2013-01-17 17 05 23) キルレシオも知らんのかよ。ググるかヤフってこい。 -- 名無しさん (2013-01-19 03 10 04) #commentkk
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アンチファンタジー/井の中の蛙 ◆fQ6k/Rwmu. 「ちょっと待て八九寺」 『頼まれていない語り部』とかのよくわからない話で流されそうになったある話にカイジは気が付いた。 あるおかしい一点に。そこを真宵に問い詰める。 「なんですかハイジさん」 がっ……そこで問題発生……! 「待て……!俺の名前をまちがえてるぞ、お前……!」 「せめて『俺はアルプスの少女じゃないぞ』くらいのツッコミが欲しいです! ありゃりゃ木さんに比べると、『ふん、ツッコミ力たったの5か……ゴミめ』 になってしまいます!もっと頑張ってください」 「知るか……!俺は芸人じゃないんだ!」 「あーーーー!今パイジさんは全国の『かくし芸大会で漫才をやる芸人じゃない人たち』を敵に回しました! 今のは『芸人ではない奴はツッコミをする資格がない』と同義だからです! 謝ってください!全国985億6497万人の人たちに!」 何もかもがおかしい……!圧倒的物量……ボケ……ボケの嵐……っ! 呼び名の更なる間違い……長ったらしい敵……日本国民の数を越えた人数……! だが! カイジ……全てに突っ込みを入れるスキル……なし……! 阿良々木暦との決定的な差……!覆す事ができない……! むしろ覆したくない……! 「むう。パイジさんが頭を抱えて目を『∋∈』にしてしまったので、大人な私は素直に話を進めるよう頑張ります。褒めてください。 で、なんでしょうか?」 カイジ……屈辱……! 子供に……明らかに舐められている……!言い間違えたのはあっちなのに……!脱線させたのも……! それでもカイジ……我慢の一手……!大人としてのプライド……揉めている所を誰かに見つかりたくないという打算……! 拳を握り締め……!こらえる……こらえる……! 「さっきの『織田信長』……それから名簿にある『明智光秀』『真田幸村』『伊達政宗』……俺でも知っている。 俺でも知っている名前……だが、ありえない……!この名簿に載るなんてことは……!」 戦国武将……! かつて幕府が倒れ、多くの大名が群雄割拠し……互いが天下を取ろうとし、戦い……陥れ……のし上がっていった時代! そんな大名、武将の中でも……カイジすら知っている者たち……!だが、ありえない! 「こいつらは……既に死者……! 生きているはずがない……!」 そう……!戦国時代など何世紀も昔……! 生きているはずがない……死んだからこそ、彼らは語り継がれているのだから……! 「……パイジさん。私が幽霊でしかもこうしてなぜか肉体があるんですから、その三国武将たちもきっと同じですよ」 「し、しかし」 「私は幽霊です! そこはおゆっくりいたしません!」 文脈から推察……『お譲りいたしません』……カイジ、ついに少女の言い間違いのパターン、掴む! だが……突っ込まない! わざわざ突っ込む気がない……! 納得した振りをして、真宵に感づかれないように考える! (幽霊説……これは否定だ。俺はこの自称幽霊を目にしているが……どう見たって人間!足もある!触れる! つまり……『こいつが人間である』という証拠はいくらでもあるが、『こいつが幽霊である』という証拠はゼロ……! よって、まずこいつの『帝愛が幽霊を生き返らせることが出来る』という説は否定できる。 幽霊云々はこいつの思い込み……過酷な状況に追い込まれた子供の……哀れな嘘の防護壁……! そうだ。そんなもんできたら……奴らは) ピシャァァァァン! その時……カイジに電撃走る……! (ちょっと待て……ちょっと待て! そうだ。それなら……説明が付く! 『開会式』……『名簿の戦国武将』……『自分を幽霊だと信じ込む少女』……!) 「どうしたんですかパイジさん。ボーっとして」 「あ、ああ……すまん八九寺……少し考え事をな……」 「そうですか。もう年老いたパイジさんなら仕方ないですね」 (我慢だ……我慢の時だ……!) 「で、パイジさん。これからどうしますか?」 一応こちらの意志を伺うあたりはやはり子供かとカイジは安堵する。 そして地図を確認し、真宵に告げる。 「ここに向かってみようと思うんだが……」 ***** カイジの提案……真宵は快諾……生意気な口をたたきながらも、2人は歩き始める……! そんな中、カイジは思考する……! (まず帝愛……俺にエスポワールやシーサイドホテルを紹介した遠藤がいること……奴が前に漏らした『某巨大企業』…… そして、ここに来る前に俺が見た『会長』の呼び名……そしてこのゲームから感じる空気……! これらから俺は……『帝愛』こそが俺の参加したゲーム全ての裏にいたとほぼ断言する……! つまり……遠藤の後ろにいるのは……あの『会長』……!) この推測に関してはほぼ確実……!唯一の不安材料は……利根川……! 鉄骨渡りの時点で……確実に自分と奴の間には……距離があった! 『参加者』と『主催者』の壁……だが、ここではその壁がない……名簿を見る限り、奴も参加者……! この疑問を『帝愛=会長の支配するもの、つまり利根川の属する場所』の前提から解決するには……! (奴は……サクラ! 殺し合いに乗るものが少なければ、主催し観覧している奴ら(この『観覧』については後にしよう)にとっては、興が削げる……! だから、サクラが必要……! 乗らない奴を殺し、怯える者を追い詰め、殺し合いを促進させる……サクラが! 奴はまさにそのサクラ……! そうでもなければ、金融会社の社長如きが、『会長』と会話できる地位にある利根川より上にいるなど……ありえない!) 利根川はサクラ……カイジはそう決め付けた! 自分は利根川とEカードで対決する直前だった……それが今も尾を引いている……! 利根川が……敵でないと、もう上にはいないのだと……考える事は……不可能……! (帝愛が『会長』が手薬煉引いているようなところだとすれば……! そうだ……そんなことがあってたまるか! 『死者を生き返らせる』だと……『何でも願いが叶えられる』だと……! ふざけるな……ふざけるな……ふざけるな!! 命は……蘇らない! たった1度きり……1度きりだ……! そうでなきゃ……石田さんや、佐原……あいつらの生は、あそこで頑張った俺達は……何だった!! 愚弄……これは……愚弄! 命への……愚弄……!だから俺は……『幽霊』とか言っているコイツにも本当は怒っているのかもしれない……!だが、一緒にしてはいけないんだ……! こいつは死を恐れるから『幽霊』を信じる……!奴らは違う!俺達を釣る為……俺達に殺し合いをさせ、それを愉しむ為に……! あってたまるか……『魔法』などあってたまるか……! ない! 『魔法』など……ない! 『開会式』はブラフ……!インデックスとかいうガキは、奴らが洗脳してそれっぽい衣装を着せた……哀れな傀儡! 俺は否定する……!奴らの『魔法』など否定する……!) それがカイジの導き出した答え! 帝愛の『魔法』……それは全て……嘘! (理由は簡単……!俺達の抵抗の意志を削ぐため……!屈服させ……殺し合いに走らせる為……! 『魔法』など振りかざされたら……諦める者は多い……!それがやつらの狙い! その為の演出……! 『死者の蘇生』など……どうせ鉄骨渡りの後の利根川のように……なんらかの理由で反故にするに決まっている! 実際は存在しない……『魔法』など! 紙と夢と空想の中にしか……ない! これなら……『名簿の戦国武将』にも納得が行く! 俺も一瞬思ったからだ……『戦国武将を呼び寄せるなんて、魔法くらいでないと』とな! それだ……! おそらくこの名前は……同姓同名! どこかの馬鹿な親が……苗字に調子付いて……武将にあやかった名前をつけた……それだけの現代人! 1人だけならば効果は薄い。だが、4人も集めて名簿に載せれば……皆思い込む! これは間違いなく戦国武将で、そんな者を呼んでこられる帝愛は、やはり魔法を持っているのだと……! 自分で言わず……名簿にこうやって毒を仕込む……!参加者が勝手に見て、勝手に呑むのを待てばいい……! ただし……これはこの同姓同名が普通の人間だったらすぐに瓦解……! だから、奴らは仕込んでいるかもしれん……洗脳……武将のような鎧……あるいは名前のせいで元々なりきってしまった病人……! 同姓同名本人にも……自分が武将だと思い込ませる……!) これで『戦国武将の存在』には理屈をつけたカイジ……!『魔法』を1つ否定……! 残る関門……! (首輪……これはまだ現代でも片が付く。 ということは……残るはやはりこれか……! 『部屋とこの会場への移動方法』……!) そう。それこそが最大の関門……! 開会式後、カイジは5分を待たずに部屋から出た!広がっていたのは樹海……! 少し怯んだが、カイジは足を踏み出し、外へ出た。 ここまではいい……! 部屋が樹海に設置されている……それだけで済む問題! しかし……! (俺はすぐに後ろを見たが……消えていた……! 開け放しだったはずの扉も……いたはずの部屋も……鏡も……モニターも……! 見えなくなったとか、隠されたわけじゃぁない……!俺はすぐ、後ろに向かって手を突き出した!振り回した! だが……無駄……!何も手ごたえなし……掴んだのは……空気だけ……! 何も存在しなかった……!俺がいたはずの場所が……! 『魔法』だったら簡単な説明だろう……。 『扉を通して空間を繋げた』とでも言う所か……!これも奴らの毒……!出発でも毒を呑ませる……! 5分後に『飛ばす』。これもだ。『飛ばす』というのを『首』以外に考えて部屋から会場に移動させると解釈するなら……これも『魔法』を信じ込ませようと―― !! 待てよ……何故だ。 何故『5分』なんだ。 何故5分の猶予を与える?遠藤は確かにこう言った) 『五分以内にそこから退室してくれ。退室しない場合はこちらのほうで強制的に『飛ばす』。なにを、とは言わんが』 (『飛ばせる』んなら問答無用に皆同時に飛ばせばいいじゃないか。なぜ扉を出る出ないをわざわざ選ばせる?なぜそんな機会を与えた? 『飛ばす』と言う言葉で少しでも追い詰める為? いや、そんなはずがない。 そもそもだ。扉を出ようが、部屋にいようが結局会場へ移動する。なら『飛ばす』ことには変わりない。 なのに、なぜ『退室』なんていう自由権を与えた? それで、何かを隠しているんじゃないのか? それがはたして何なのか……!) 「パーイージーーーーーさん!!」 グゲシィイ! 「――――――!!」 その時……!カイジの脛に……激痛走る……! 原因は……真宵……!その小さな足から繰り出された……ローキック……! かの猛者、弁慶ですら泣いたという説のある脛……!鍛えた人間でも辛い……急所……!たかが少女のキック力と言えど……激痛っ! カイジ……悶絶……っ! 「な、何……しやがっ……!」 「さっきからパイジさんがダンロの考える人のように『考え中……考え中……どうしよっか何しよっか……考え中……っ』って感じになって固まっちゃったからです! 言っても何しても答えてくれないから私寂しかったです!」 「ダンロじゃない……あ、いや……悪かった」 「まったく……世話が炎上する大人は困ります」 カイジ……今度は自分にも責があるため……反論できずっ! 『世話を全焼させるな』というツッコミすら……不可能っ! (まあ。他にも疑問はあるが……まずはコイツと『あそこ』まで辿り着かなくちゃな。 考えるのは……その後でもいい) 2人が向かう先……それはカイジが提案した場所。 少し遠いが、ここからは東にほぼ一直線。北の島淵をなぞるように進んでいけばいいっ……! その場所とは……っ (エスポワールの主催が帝愛である以上、『あそこ』がただの施設とは考えられない。 何かあるはずだ……!しかも『ギャンブル』などと銘打っている以上、そこにはギャンブルの何かが設置されている可能性があるっ! となれば……そこには『相手』がいなければならない。 そして、参加者の中でその『相手』ができるのは!! 利根川幸雄……! 奴とは元々Eカードで戦い、石田さんたちに謝らせるつもりだったんだ! 奴は船でギャンブル相手を待ち、同時に優遇されて受け取った強力な武器で……周辺の参加者を脅しているに違いない……! 上等だ……『会長』との約束がまだ有効なら……奴とのEカードもまだ有効のはず……! ここでどうなろうが……奴との決着だけは……つける!もちろん結果は……勝利! 石田さんたちに謝らせるだけじゃ駄目だ……帝愛の情報を全て吐かせてやる……!) カイジは向かう……!迷子のカタツムリと共に……! だが……カイジは知らない……! 利根川はサクラではないことを……! 『会長』ですら参加者であることを……! 本当のサクラは荒耶宗蓮と言う男だということを……! インデックスがただのガキなどではないことを……! ここにいる戦国武将はただの同姓同名などではないことを……! 無限に入るデイパックという……更なる関門が手元に存在することを……! そして……いくら否定しようとも この会場にだけは、魔法は確実に存在することを……! ほとんどの考察は……大ハズレ……!カイジは前進したつもりでも……全く進めていない……! 足踏みを……しているだけ……!本人としては歩いたつもりの疲労……だが、実際は全く進まない……足踏み……! 今のカイジは……無知なる蛙でしか……ないっ……! 蝸牛と蛙……2人は、迷い路を抜け出す事は……できるのか……! 【A-2/南西/1日目/深夜】 【伊藤開司@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】 [状態]:健康 [服装]:私服(Eカード挑戦時のもの) [装備]:シグザウアーP226(16/15+1/予備弾倉×3)@現実 [道具]:デイパック、基本支給品、ランダム支給品×0~2 [思考] 基本:人は殺さない……なるべく……なるべく人が死なない方向でっ……! 1:八九寺真宵と一緒に行動する。 2:ギャンブル船に向かい、待っているであろう利根川を倒し情報を引き出す。 3:『部屋から会場への移動方法』を魔法なしで説明可能にする。 4:『5分の退室可能時間』、『主催の観覧方法』が気になる。 5:八九寺のボケは基本スルー。 [備考] ※Eカード開始直前、賭けの対象として耳を選択した段階からの参加。 ※以下の考察を立てています。 ・帝愛はエスポワールや鉄骨渡りの主催と同じ。つまり『会長』(兵藤)も主催側。 ・利根川はサクラ。強力な武器を優遇され、他の参加者を追い詰めている。かつギャンブル相手。 ・『魔法』は参加者達を屈服させる為の嘘っぱち。インデックスはただの洗脳されたガキ。 ・戦国武将はただの同姓同名の現代人。ただし本人は武将だと思い込んでいる。 ・八九寺真宵は自分を幽霊だと思い込んでいる普通人。 ※デイパックの構造に気づいていません。 【八九寺真宵@化物語】 [状態]:健康 [服装]:私服、大きなリュックサック [装備]: [道具]:デイパック、基本支給品、不明支給品×1~3 [思考] 基本:まずはお約束通り、知り合いを探してみることにしましょう。 1:伊藤開司と一緒に行動する。話し相手は欲しいので。でも微妙に反応がつまりません! 2:阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎを捜す。 [備考] ※「まよいマイマイ」終了後以降からの参加。 ※カイジの呼び名がツッコまれないので『パイジ』で固定されています。 時系列順で読む Back 電車男 Next 言葉は要らない、誓いを胸に刻めばいい 投下順で読む Back 電車男 Next 言葉は要らない、誓いを胸に刻めばいい 017 まよいザワザワ 伊藤開司 072 彼の言葉は真実/そして、虚言/それぞれの事情 017 まよいザワザワ 八九寺真宵 072 彼の言葉は真実/そして、虚言/それぞれの事情
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汚。 目の前に存在する、醜悪なるケモノを形容するならば、その単語がもっとも相応しいだろう。 表皮を這いずり回る呪詛は、あらゆる生命と神を侮蔑し、汚辱し、陵辱する言葉で構成され、 その外見をより一層、醜く、歪なものへと変えている。 歩を進めるたびに、地面が発狂し、泡を立てながら溶けて、解けて行く。 頭の一つ一つが息をするたび、空気が震え、汚染される。 「神を汚すもの」・・・すなわち、七つの頭と、十の角を持つ『緋色のケモノ』。 『黙示録の獣』。 「ふん・・・ライダーめ。唯の売女ではないと思っては居たが、このような切り札を隠し持つとは」 ゆっくりと、しかし確実に・・・ケモノが世界を汚染していくのを、ビルの屋上から眺めながら、 男は―――数多の戦場を駆け抜けたと思われる、細かな傷の付いた鎧。 精悍なる顔つきと、それを彩る黒々とした髭。 そして、この世のいかなるものよりも「赤」である杭を持った―――男は、ニヤリ、と笑った。 地獄が顕現したかのような光景すら、男の前ではまだ『生ぬるい』のだろう。 「いや―――どうするんだ、ランサー。 このままじゃ―――」 その隣で、赤毛の少年が、ランサーと呼ばれた男とは正反対の真剣な表情で呟く。 確かにこのままでは、周辺の建物、住人はおろか、町が一つ潰されてしまうだろう。 「ク・・・ククク。案ずるな、マスター。 アレがいかなる神話に座するケモノであれ、 生き物であり、血さえ通っているのであれば―――問題は無い」 ランサーが、杭を床へと突き立てる。その杭をよく見れば、 ギチギチと音を立てながら、獲物を求めるように表面を赤い隆起が蠢いているのが分かるだろう。 「しかし問題は―――マスター。 お前が許容できるか、ということだ。 アレを滅ぼすということは、アレの所有者であるあの女と―――そのマスターすら滅ぼす。 そういうことになる。それを許容できるか。そういうことだ」 「ッ―――そ、れは・・・」 少年が、拳を握り締めて、俯く。あのケモノの上には、彼の友人が乗っている。 道を違え、対決し、ココに至るが―――それでも彼は友人であった。 そんな少年の様子を見て、男が言う。 「―――マスター。正義とは何か分かるか」 「正義? それは―――」 「正義とは、『悪である』事に他ならない。 国を守る為。民を守る為。秩序を守る為に。 如何なる悪徳をも背負い、悪を行使する。 如何なる区別も差別もせず、万物に等しく悪である事・・・そう、己にさえ!」 ランサーが静かに、そして力強く宣言する。その瞳は、今ではなく、過去を見ていた。 そう、彼が突き立てた、万に近い杭の丘を。 「『悪である』?」 「全てを救うことはできぬ。如何なる英雄であれ、何かを犠牲にしなければ成しえぬ事がある。 だが、その犠牲を最小限に抑えることは出来る。その選択が『悪』なのだ。 ―――マスター、違えるなよ。守るべきものが、あるはずだ」 如何なる思考があったか。 如何なる迷いがあったか。 ランサーの言葉を聴いた少年は、握った拳を開いた。 「うふ、ふふふ―――」 女は笑う。豊満な、この世の美の全てを集めたような美しさを持つ身体を、 わずかに紫がかった布一枚で覆うという、扇情的な格好をした女が笑う。 手には黄金の杯が握られており、そこから零れ落ちる紅い液体が、女の手を濡らす。 「美しい・・・実に美しい世界! 愚かな神の作り上げた愚かな世界から外れた世界! クダラナイ理性と知性で己を縛る、ツマラナイ世界を外れた世界! 悪徳こそ美。悪徳こそ真。この『黙示録の獣』は―――世界を等しく真とする!」 杯を天に掲げ、女は笑い声を高めた。杯から零れた液体が、女の肢体を艶かしく見せる。 「集会の場を強襲されるとは・・・ちと焦ったがの。 わらわの獣を披露し、世界を書き換える絶好の機会じゃ」 彼女は、少し前まで―――。 廃ビルにおいて、少しばかりの魔力補給をかねた集会をしていたのだ。 そこを、赤毛の少年と、赤い杭を持った男に強襲されたのだが―――。 「おい、ライダー・・・!」 ライダーと呼ばれた女の隣に居る少年―――美形と称する事も出来る顔だが、今は真っ青になっている―――が、語りかける。 「なんじゃ、マスター。折角興に乗っていたというのに―――」 「なんじゃ、じゃない! ―――あいつらが動き出したぞ? それに、こんなに派手にやらかして・・・どうするんだ!?」 そう、彼らは今―――町を侵攻する、『黙示録の獣』の上に座しているのだ。 小さい山ほどの大きさのある獣の上、わずかに動くだけでも、相当な揺れとなる。 ライダーのほうは平然としているものの、少年は座っているのにも必死である。 「気にするでない。今は満月も綺麗な『夜』。人目は少ない。 わずかな目撃者も、我が獣の出す呪詛にやられるというもの。 それと―――ランサーじゃったか? あのような小物は放っておけ。 どことも知れぬ国の王のようであったが・・・この獣に太刀打ち出来るものか!」 ケラケラケラと、ライダーが妖艶な声で笑う。 アポカリプティック・ビースト 「この獣こそ、 『黙示録の獣』 ! 世界を終焉へと導く、『緋色のケモノ』なるぞ!」 「その驕りが命取りだ―――」 ミシリ、とランサーの右腕が膨らんだ。 まるで、内に秘めた命の数々を解き放つかの用に、更に膨れ上がり―――。 バサァッ! 弾けると共に、その腕が数多の蝙蝠と化す。 「本来ならば、処女の生き血でも啜りたかったが―――」 「うるさい、我慢しろ。―――それよりも」 「安心しろ、マスター。あの傲慢なる悪徳の女―――この一撃で」 数多の蝙蝠の足には、それぞれ先ほどの杭が握られていた。 サイズはいささか劣るものの、やはり表面はギチリギチリと蠢いている。 「屠って見せよう。 今宵は満月。我の力を発揮するのにもっとも相応しいとされる瞬間。 ヴラディスラウス・ドラクリヤ ―――『餓え渇く飲血の領地』よ!」 ランサーの叫びと共に、杭を持った蝙蝠達が、 弾丸のような速度で、目下の獣へと飛び掛っていった。 「く、くるぞ!」 少年の叫びに、しかしライダーは動じない。 彼女の操る『黙示録の獣』は、彼女の最大の攻撃にして、防御でもある。 表皮をはいずる呪詛は、あらゆる生命も物質を朽ちさせ、近寄らせず、 たとえ呪詛の守りを突破できたとしても、地脈からマナを吸い上げることで獣自体が再生する。 故に、ランサーが如何なる攻撃をしてこようと、獣で受ければ、それで済む事であったのだ。 そうして、目論見通り―――。 高層ビルの屋上よりライダーに放たれたランサーの攻撃は、首の二つを持って獣が受け止めた。 その攻撃の影は、ライダーの目には、蝙蝠のように見えたが、一つの首の吐く呪詛により、 瞬時に形を失った為、詳しくは分からない。 その影から放たれた杭のようなものも、もう一つの首が受け止める。 「ふふふ・・・いったじゃろう、マスターよ。 案ずるでない。この獣は『神を汚すもの』よ。そう簡単に落ちはせぬ」 そう言いながら、この戦場から離脱する頃合をライダーは見計らっていた。 獣が落とされぬ、という自信はあるものの、延々と獣を維持している訳にも行かない。 ランサーも攻撃が通用せぬと分かった以上、そろそろ離脱するか・・・。 ―――そのような事を、考えていた瞬間。 ぐるぎおおおおおおぉおおぉおおおぉおっっ!!! 「何事じゃ!!」 首の一つが、絶叫を上げた。それは、世界に向ける怨嗟の声ではなく、 耐えがたき痛みによるものであり―――。 「馬鹿な。我が獣の再生を上回る攻撃などと!」 とてつもない勢いで―――獣の首の一つが『潰されていく』のを、ライダーは感じていた。 再生する、その先から、首の内側より生える何かによって貫かれていく。 ブシャアアアアッ!! 黒い血を撒き散らしながら、首が跳ねる。 その姿は外側からでも分かるほどに、蹂躙されていた。 内側から生える―――それは杭だ。 まるで木が成長するかのように、次々と首から杭が飛び出してくる。 「よ、よもや―――ランサー!!」 ライダーが、遥か頭上を見上げる。彼女の瞳は、月明かりに照らされたランサーの凶悪な笑みを捉え―――。 ドドドドドッ!! 首から撒き散らされた血もまた、数多の杭となり、別の首へと、そして胴体へと突き刺さる。 ライダーは、自分達に向かってきた杭を首の一つをもって防ぐが―――即座にそれが過ちと気付く。 「血を媒介に、増殖を!?」 身体の内側へと侵攻し、内側から外へ突き破る―――。 再生と同時に、その血を糧とし新たな杭となる。 永遠に続く串刺しの中へ、既に獣は捉えられていた。 「ランサー・・・! ―――ヴラド・ツェペシュ!!」 カズィクル・ベイ 「『餓え渇く鮮血の粛杭 』―――血を持つケモノである限り、敵ではない。 大淫婦―――マザー・ハーロット」 ランサーが、杭に貫かれのた打ち回る獣を眺めながら、呟いた。 先ほど蝙蝠と化した右腕も、元へと戻っている。 「さぁ、マスター・・・今宵の闘争もこれで終わりだ。 少なくとも、一騎。これで仕留めた事となる」 嬉しげに、傍らに居る少年へとランサーは語りかけるが、反応は無い。 「まだ、引きずるか? ―――マスターであるお前の意向は極力汲むが・・・。 一戦ごとに、そのような思考を重ねては・・・いずれ、死ぬぞ?」 「わかってる・・・わかってるさ、ランサー」 「ならば、良いのだがな・・・夜も明ける・・・一先ずの休息とするか。 あの獣は―――あの監督役にでも任せるとしよう」 少年に肩を貸し、ランサーは屋上より飛び去った。 唯一匹、今だ死ねぬ獣を残して。 「はっ・・・はっ・・・ぐあ、あ―――」 路地裏を、1人の女が這いずっていた。獣の乗り手―――ライダーである。 数多の杭が獣を抉り殺す中、何とか抜け出せたものの、かつての美しさは面影も無い。 杭によって腿を貫かれた右脚は、侵食を防ぐ為に切り捨てられており、 皮肉にも、崩れ落ちた獣の角によって殴打された左腕はグシャグシャに折れ曲がっている。 元々、彼女自身は身体能力に優れた方ではない―――あの場から抜け出せただけでも奇跡といえるが―――。 「あ、あ・・・ダメじゃ・・・。マスターは、もう―――。 うぅ、く・・・消える、消えてしまう―――!」 彼女を現世へ繋ぎ止める役割を持つ少年は、あの場所から逃げ出すことは叶わなかった。 彼女ですらこの有様であるのだから、当然ではあるが―――。 「『神を汚すもの』であるわらわが、こんな場所で―――!」 もはや存在することも叶わぬ、と―――その瞬間。 「お困りのようですね?」 地面を這いずるライダーに、声がかけられた。 その声は、優しく、暖かく、そして、何よりも―――甘美であった。 「あ、ああ! お、おぬしは!」 ライダーの頭に、スッと声の持ち主の手が翳される。 手の平が、淡く光るかと思うと―――。 「もう、大丈夫でしょう。擬似的ではありますが、私との間に『契約』を結びました。 マスターがおらずとも、現界していられますよ」 ライダーの額に、『666』の刻印が刻まれていた。 と、同時に、今にも消え去るかと思われたライダーの肢体に、力が戻っていく。 傷はそのままであるものの、今すぐにでも消える、ということはなさそうだ。 「あの獣の叫び声を聞きましてね。よもや、と思いましたが・・・。 貴方まで召喚されているとは」 「あ、あぁ! 全く持って僥倖じゃ!」 先ほどまでの絶望に満ちた表情とは打って変わり、 ライダーの顔には思いがけぬ希望とであった・・・そんな表情だ。 目の間にいる・・・男。どこまでも、人を慈しむ様な、そんな顔をした青年の存在は、 彼女にとってそれほどの意味を持つ存在であるということだろう。 「わらわの獣も、もう数日もすれば蘇らせることが出来る! そうなれば、おぬしと一緒にあの憎きランサーめを屠ることも可能じゃ!」 憎々しげに、手を地面に叩きつけるライダー。 小さきもの、と侮っていた相手に、完膚なきまでに叩き潰された事は、 彼女のプライドに十分すぎるほどの傷を付けたのだろう。 「下らぬマスター・・・令呪に縛られることも無い・・・。 ふふ、そう考えれば、あのランサーも良い仕事をしてくれたものだ! この礼はたっぷりとしてやらねばの!」 「―――ダメですね」 自らの失策を塗りつぶそうとする思考を重ねるライダーに、 青年は―――とても冷ややかな声を浴びせた。 「・・・? 何を言っておるのじゃ?」 「ダメです。やはり貴方はダメだ。 そのような思考、目先の物しか見えぬ小さなプライド―――。 貴方に『神を汚すもの』の名は相応しくない」 グッ、っと―――青年が拳を握り締めた。 と、同時に・・・ライダーの身体から、急激に『何か』が抜けていく。 「カッ―――あ・・・な、何を・・・!」 「聖杯に取り込まれるはずだった貴方の魂を私がいただくのですよ。 というより、元々それが狙いでしたのでね」 ライダーの額にある『666』の刻印が、一際強く輝きだす。 ゲマトリア 「『獣の数字の刻印』―――私との契約の証です。 魔力を蓄積する作用もありますので、サーヴァントを維持する事も出来ますが・・・。 このように、サーヴァントから魔力を根こそぎ奪い去ることも可能です」 青年は、教師が出来の悪い教え子にモノを教えるように、優しく語りかける。 しかし、その表情は―――これから解体され、食料となるブタを眺める、それに等しい。 「一つの器に二つ分の力・・・ありがとうございます。 これで他のサーヴァントと大きく差を広げることが出来る」 「こ、このわらわを、謀ったと―――言うのかぁ!!」 「いえいえ―――この程度で謀略といわれても困りますね。 希望を与えてから、突き落とす。基本中の、基本です」 「な、何故―――わらわは、お主の―――」 パキンッ! という渇いた音と共に、ライダーの姿が完全に消滅した。 後に残るのは、青年ただ1人。 「先ほども言ったでしょう? 『神を汚すもの』の名は貴方に相応しくない。 そう、それは―――このアンチキリストが背負うべき名だ。 グレートマザー さようなら、我が『偉大なる母』よ」 もはや現世に存在しないライダーに語りかけながら、 青年―――アンチキリストもまた、その場を立ち去った。 今宵散ったのは一騎のサーヴァント。 悪徳を司る、獣の乗り手。残るは六騎。 果たして勝利するのは、吸血鬼の名を持つ公爵か、偽であれとされた者か、 それとも今だ姿を見せぬ四騎のいずれかなのか―――物語は、これをもって始まりとなる。