約 2,392,361 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/115852.html
アルトブルクフォンオルデンブルク(アルトブルク・フォン・オルデンブルク) アルトブルクマリーマティルデの別名。
https://w.atwiki.jp/anepare/pages/618.html
▼下へジャンプ 【人生七転び】姉の下着盗んでたのがパレた避難所【八起き】 47 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/06 00 26 56 ID JomuUZhV 43 まあ気持ちは分からんでもないが、俺も空気読まんしなwwwwww 騎士の状況も状況だし、絡む時を考えましょー お主の場合はそういうタイミングを読むべし 48 愛のVIP戦士 07/03/06 00 29 43 ID AloeC22k 47 スレ一の盛り上げ名人こんばんは 結衣姉はおいしかったですか? 49 デスピザロ ◆R1cD4WH686 07/03/06 00 30 14 ID 9URsrlEQ 47 記憶曖昧だがもう致したの? 50 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/06 00 35 28 ID JomuUZhV 47 うまかった・・・・。 だが、小さすぎてゆっくりほぐしてる所だな。 だからパイズリで終わった 51 勇者王F.F.M ◆GGGcLs7FFM 07/03/06 00 36 24 ID SU+3LdTl 50 さて、kwsk聞こうか 52 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/06 00 36 48 ID JomuUZhV 50 ミスww俺がおいしいわけじゃNEEEEEE!!! 54 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/06 00 37 45 ID JomuUZhV 焦らしていい?眠いんだwwww 55 勇者王F.F.M ◆GGGcLs7FFM 07/03/06 00 38 23 ID SU+3LdTl 54 おkwwwwwww 914 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 34 59 ID HTChhQzq すまぬ・・・。遅くなったが報告だ。これは婆ちゃんのPCでなwwww 俺のは死んだorz あと、約1週間後に後期試験あるから、何日間か姿を見せないと思う。 報告おk? 915 愛のVIP戦士 07/03/10 08 38 48 ID a46a2e1g 914 待ってましたwどうぞ^^ 916 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 39 17 ID HTChhQzq 約束の日、結衣姉ちゃんの部屋に押しかけた。 結衣「劇くん・・・。どうしても・・・なの?今じゃないとダメ?」 俺「うん」 俺は何気なく12個入りコンドームの箱をベッドの上に置く。 結衣「??たけのこの里??」 俺「ぇぇえ!?コンドームでしょーがwwwww」 結衣「え?あ・・・」 本当に素で、天然で言いやがったw 俺「ほらほら見て。コンドーム」 コンドームの箱持たせた。 結衣「///」 俺「さあ空けてみて」 結衣姉ちゃんは箱をゆっくり開けた。 俺「中の袋は後でなw」 結衣姉ちゃんにチュウして乳揉み開始。 パイ舐めして、そのまま腰周りを舐める。 結衣「あ・・・・は」 結衣姉ちゃん、うつ伏せに倒れこむ。 俺は容赦なく尻を舐めた。 そしてパンツに手を入れて手マン開始。 結衣「きゃ!」 結衣姉ちゃん思わず腰を引く。 俺「動いちゃいかんよww」 結衣「そんな・・・」 917 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 40 21 ID HTChhQzq 手マン再開。 結衣「んっく・・」 結衣姉ちゃん、また逃げるようにうつ伏せになる。 その上に俺が全裸で覆いかぶさって、手マンしながら首舐める。 おれのティンコはもちろん結衣姉ちゃんのケツのワレメをぐりぐりとナゾッテル。 俺「へへへー」 結衣「んっ・・やん・・」 結衣姉ちゃんは肩を震わせながらエロい声をあげる。 結衣「あ、はぁ・・・」 手マン辞めて俺のフルパワーチンコを結衣姉ちゃんに見せる。 俺「どーだwwww」 結衣「うわ、う、うそでしょ・・・?あの、これを?」 俺「入れちゃうよ」 コンドームを結衣姉ちゃんにつけさせる。 結衣「こう?あ、あれぇ!?」 俺「違う違う。輪っかの部分だけ持って下にずらしてくだけでいいんだ」 装着完了。 俺「いくよ」 結衣「こわい・・・」 ゆっくり入れていく。 結衣「ん~、痛ッ・・・!」 俺「(あ~やっぱキツかったか・・・。無理かな、コレ)」 根元まで全部入れてみて、少し腰動かして見た。 結衣「だめ・・!あぐ・・」 かなりキツイようなのでやめた。 結衣姉ちゃんも涙目になってたし。 最後はおっぱいにチンコはさんでもらった。 結衣「これ気持ちいいの?」 俺「ああ最高・・」 手で触ってもらって、イキそうになったら、乳首にチンコこすりつけて、 胸を精子まみれにした。 結衣「わぁぁ・・・」 結衣姉ちゃんの初H終了。 結衣「そのうち慣れるかな?」 俺「もてぃろん」 今は少しずつ指とかでマンコほぐしてるぜ。 918 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 44 45 ID HTChhQzq 人稲?wwwww 919 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 48 12 ID HTChhQzq 俺が帰る時に結衣姉ちゃんの歩き方がおかしい事に気付いた。 俺「ぬっひっひ。どーした」 結衣「ちょっと痛いだけww」 俺「どーれwww」 スカートめくったらパンツまた濡れてた。 結衣「ちょ、ちょっと」 俺「栓をしなきゃいけないか?」 また指をつっこむ。 結衣「あぁ・・・、ば・・か」 痛いっていうから、口によだれ入れて終わりにしたwwwwww 920 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 50 33 ID HTChhQzq 報告以上っすww さ、さびしいなwwwww 921 愛のVIP戦士 sage 07/03/10 08 51 44 ID qj2BHh3/ 大丈夫いるよー 次回から開発開始だな! 922 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 08 53 20 ID HTChhQzq みんなヌイてるのかなwwww 921 結衣姉ちゃん改造計画だwwwwwww 923 愛のVIP戦士 07/03/10 09 01 35 ID a46a2e1g パンツ汚しちゃうとか変態だね^^ 924 変態劇場 ◆hgPLA6XcyA 07/03/10 09 06 48 ID HTChhQzq 923 ありがとうございますw 925 愛のVIP戦士 07/03/10 09 11 41 ID a46a2e1g 925 そういえば、告白みたいのはしたの?? 926 愛のVIP戦士 07/03/10 09 16 26 ID a46a2e1g 925→ 924 928 愛のVIP戦士 sage 07/03/10 11 19 30 ID LWoalZgR 失敗に凹まない変態劇場は やはり勢いとかじゃなく 変態だったんだな。 最初のころはシュンシュン空回りしてた劇場がなぁ・・・。 国文「初H失敗してどう思った?」 929 愛のVIP戦士 07/03/10 12 29 08 ID j5Wc6Crp 電車の中で全力でアレが起立した責任は取ってもらうぞ! うおぉぉぉぉあと二駅だ 930 愛のVIP戦士 sage 07/03/10 12 31 04 ID bwwLp7ZH まぁ普通に考えれば嫌いな奴に処女あげないだろ… 931 愛のVIP戦士 sage 07/03/10 15 43 02 ID PTB71nSc 劇場ついにやったな! これで変態魔人コウに一歩近づいたwww INDEX 変態劇場-インデックス PREV 変態劇場-025 NEXT 変態劇場-027 ▲上へジャンプ
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/378.html
それでも僕は死にたくないⅣ ◆jVERyrq1dU 男子トイレから聞こえてきたカイトの声を聞き、アレックスは男子トイレに向かって疾走する。 ハク達がどこに逃げたのか、完全に見失っていたため、ずいぶんと遅れてしまった。 まだ全員無事な事をアレックスは祈った。 男子トイレに飛び込み、そしてアレックスは見た。眼を逸らしたくなるような残酷な光景。 ハクが重傷を負っている。まだかろうじて命を繋いでいるが、すぐに治療してやらないと死んでしまう。 アレックスが目を逸らしたくなったのは、ハクだけが原因ではない。カイトもその一因なのだ。 あまりにも情けないカイトの姿に、アレックスは呆れを通り越して、ただただ悲しくなった。 「なんて、なんて真似をするんだカイトォォ!!!お前はそこまで命が惜しいのか!!」 カイトは、ガクガク震えている。自分が咄嗟にとった行動を漸く理解して、戦慄しているようだ。 カイトの前で、リンが苦痛に顔を歪めている。人生で始めて味わった痛みに苦しみもがいている。 リンはべしゃりと地面に倒れ込んだ。 「痛いぃぃ……痛い痛い……痛いよぉカイト様ぁ……」 「何故だ……何故そんな真似をしたんだ……」 アレックスがトイレに駆け込んで初めて見た光景が今も目に焼き付いている。 カイトはリンの肩を掴み、彼女の体を無理やり自分の前に移動させていた。 そうした理由は、剣埼のパンチを防ぐため。パンチを食らうのが恐ろしかったから。自分の命が惜しかったら。 「────どうしてリンを盾にしたんだ!!!カイト!!お前はそんな奴なのか!!本当にお前は、お前は……!!」 溢れる感情を言葉に出来ない。アレックスはカイトのあまりの情けなさに涙する。 ハクも守ってやれず、挙句の果てに妹の体を自分の命惜しさのために盾にして、人間はそこまで卑怯になれるものか? 自分の命とは、そんな卑劣で醜い真似をしてまで守るものなのか? アレックスには分からない。カイトの気持ちが全く理解出来なかった。 「ちょ、ちょっと待ってくれ」 剣埼が慎重に口を動かし、アレックス達に言った。なんとなくだが、自分の言葉がいまいち相手に通じていない事には気づいていた。 通じていれば、誤解されずに済んだのではないだろうか。今更後悔しても後の祭りだ。 とにかく一刻も早く、慎重に伝える事だけを告げて誤解を解かなければならない。 だが、剣埼の思惑は功を奏さない。最後の役者がトイレに飛び込んできて、強烈な大音量で叫んだからだ。 「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」 クラッシャーはトイレに入り込むなり、そう叫んだ。彼もまたアレックスと同じくハク達を見失い、少しの間右往左往していたのだが、 トイレから聞こえる叫び声からここに隠れていると気がついたのだ。勿論、クラッシャーはアレックスの叫び声も聞いている。 リンが今痛みに苦しんでいるのは、カイトが彼女を盾にしたからだという事を知っている。 クラッシャーはカイトを強烈に憎悪した。リンはカイトの事が好きだった。 彼のマフラーを後生大事に持ち歩き、彼の生存を知ると安堵の涙を流すほど、カイトを愛していた。 そんなリンの気持ちを、カイトはこれ以上なく残酷な方法で裏切った。純粋なリンの思いを、あの男は──── 今、リンはきっとあまりの悲しみに絶望しているだろう。リンの心境を考えると、クラッシャーは身を切られるような思いがした。 カイトの事を思っている時のリンの顔は本当に綺麗だった。その顔をもう二度と見られないと思うと…… 「リイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!」 クラッシャーは固まっている五人の間を、すり抜け、リンに向かって走り出す。 だが、悲しい事に、クラッシャーがリンの元へ駆け寄る事を許す者はこの場に一人もいなかった。 「あ、あ、あ、アレク!!リンを、リンを守ってやってくれえ!もうこれ以上リンを……!」 「どの口がそうほざく!!」 泣き喚くカイトに対してきつく返答しながら、アレックスはクラッシャーに掴みかかる。 ────どうしよう……誤解が解けない。 剣埼はただ殺し合いに乗っているリンとクラッシャーの悪行を止めようとしているだけだった。 それが不運な事に、剣埼は殺し合いに乗っており、クラッシャーの仲間だと勘違いされている。 さらにこの場に居る全員はリンが殺し合いに乗っているとは思っていない。 銀髪の女が刺されたところを見たであろうカイトという男も、何故かリンの味方をしている。 一刻も早く誤解を解き、クラッシャーとリンを倒したいが、事態はこじれ続けている。 誤解を解こうと思っても、状況に流され解けないという始末。もはや言葉では誤解は解けそうにない。 一番いいのは、行動で示す事だ。剣埼の仲間だと思われているクラッシャーをこの手で倒す。 誤解も解けるし、当初の目的も果たす事が出来る。一石二鳥という奴だ。 剣埼はクラッシャーへと攻撃を仕掛ける。クラッシャーにアレックスと剣埼、二人の男が挟み打ちの形で攻撃を仕掛ける。 「上等だアアアアアアアアアアアアアアアアてめえらあああああああ!!!!運動会プロテインパワー!!!!!」 アレックスは驚愕した。どう見ても重傷を負っているクラッシャーが今まで以上に俊敏なスピードでパンチを放ってきたからだ。 どう考えてもおかしい。ダメージを負う以前よりも、運動能力が遥かに向上している。 アレックスの胸にクラッシャーの拳が突き刺さる。それを必死に耐え、クラッシャーの体を掴みにかかる。 そこに剣埼の蹴りがクラッシャー目がけて飛んで来た。 「お前らにイイイイイイイイィィィィィィィ!!!リンを殺させはしねえええええええええええ!!!」 「……なんだと!?」 クラッシャーの言葉に驚いたアレックスは、ほんの一瞬だけ力を緩めてしまった。 運動会プロテインパワーによってパワーアップしたクラッシャーはその機を見逃さない。 アレックスの拘束から抜け出し、剣埼の蹴りを右腕で受け止める。恐ろしい衝撃がクラッシャーの右腕に走った。 ────あの男が少年に攻撃をしかけただと!? クラッシャーの言葉に続いて、アレックスはまたも衝撃を受けた。 気づいていない何かがある、とアレックスは思考しようとしたが、クラッシャーは考える暇すら与えてくれなかった。 「イスラエルにトルネードスピィィィィィィィィィン!!!!!」 クラッシャーが恐ろしいスピードでスピンした。その回転力によって、剣埼もアレックスも吹き飛ばされる。 トイレはそれほど広くはないから、吹っ飛ばされた先で、それぞれ壁にぶち当たった。 クラッシャーは明らかに強くなっている、アレックスも剣埼もそう確信した。 あっさりと吹っ飛ばされたアレックスを見てカイトは絶叫する。アレックスこそ完璧なヒーローだと信じていた。 色々あったが、彼さえ来てくれれば全てを解決に導いてくれると信じていた。 恐慌状態にとらわれているカイトは、剣埼がクラッシャーに攻撃した事に関して、何も気づく事が出来ない。 剣埼が行った、クラッシャーとは本当は敵通しであるという証明。 カイト、ハク、アレックスの三人の中でこれに気づいたのは、今のところアレックス唯一人。 全ては俺達の早とちりだったのかもしれない。アレックスは起き上がりながら必死に考える。 剣埼とクラッシャーの目的がカイト、ハクと親しいリンであった事から起きた誤解。 確かに剣埼はクラッシャーと共にリンを追いかけた、いや、そう見えた。 だが、共に同じ目的を持ち、リンを追いかけていたというわけではないのかもしれない。 ……ハクはいったい誰にやられたのだろうか。俺はリンを殴った剣埼が同じようにハクも痛めつけたものだと思い込んでいた。 本当にそうなのか? そういえばクラッシャーはリンの名前を叫んでいた。苦しむリンを見て怒っていた。 ────まさか……剣埼とクラッシャーがコンビを組んでいるのではなく、リンとクラッシャーが!? クラッシャーが迫る。起きあがったばかりのアレックスは、クラッシャーの攻撃に何の対応も出来ない。 顔面にクラッシャーの蹴りが入る。それによってまた壁に打ち付けられる。どこからこれだけの力を引き出しているんだ? アレックスは鼻血を流しながら、クラッシャーを睨んだ。ここで負ける訳にはいかない。 剣埼が敵か、リンが味方なのかどうか怪しくても、クラッシャーだけは間違いなく敵だと言いきれる。 こいつだけはなんとしても倒す。 「カイト!! ハクを連れて逃げろ!」 本当はカイトの手なんて借りたくなかった。 妹を盾にしてまで助かろうとする根性無しの力でさえ、借りなければならないこの状況が憎い。 カイトは俺に名前を呼ばれるとびくりと体を震わせて、それからハクの体を起こしにかかる。 あえてリンの名前は出さなかった。もし敵なら、もしハクを刺したのがリンなら、絶対に許しはしない。 「イスラエルにトルネードスピィィィィィィィンンンンンン!!!!」 クラッシャーが十八番の技を使いこちらに向かって疾走してくる。これを喰らったらまずい。 だが、バルバトスとの戦いで受けた傷も癒えていない今では……避ける事が出来ない。 クラッシャーの回転アタックがアレックスの身体に直撃する。アレックスのすぐ後方に壁がある。 壁に押し付けられた形になったが、クラッシャーの勢いは止まらない。 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!死ィィいいねえええええええええええええええ!!!!」 アレックスが押しつけられている壁が軋みを上げる。クラッシャーは最後に、アレックスに向かって思い切り拳を突き出した。 恐ろしい衝撃がアレックスの腹に突き刺さり、とうとう壁が破れる。アレックスの体は壁を突き破り、向こう側へと消えた。 巨大な音を立てて壁が崩れ、土砂が舞う。アレックスはどうやら崩れた壁に埋まってしまったようだ。 カイトも剣埼も、そして地面で苦しみのた打ち回るリンも、アレックスをとうとう倒してしまったクラッシャーの強さに驚愕した。 「あ、アレクゥゥ!!!」 カイトはハクを抱え、どうしようかと視線を右往左往させる。アレクがやられてしまった。 もう自分の味方は誰もいない。リンもハクもこんな化け物たちと渡り合える力なんて持っていない。 本当にどうすればいいのかわからない。 「あはははははははは……次はてめえの番だぜ、卑怯者」 クラッシャーが疲弊した顔でこちらを睨んで来た。一歩、また一歩こちらに近づいてくる。 カイトは逃げようとしたが、ハクを抱えたままでは思うように逃げられない。ハクを捨ててしまえば逃げられるが…… 「よくもリンの気持ちを裏切りやがったな……」 「なんだよ……お前はさっきからリンの何なんだよ!お前みたいなクズ野郎とリンが知り合いなわけないだろうが!!」 「うるせええええ!!俺とリンは仲間だ!この殺し合いを乗り切るためのな!!!」 「ふ……ふざけんなよ」 クラッシャーがカイトのマフラーを掴む。やばい、殺される! 「クラッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 剣埼が意識を取り戻し、クラッシャーの後方から奇襲を仕掛けてきた。 さすがのクラッシャーも後方からの攻撃には対応出来ない。蹴り飛ばされ、クラッシャーの目の前にいたカイト共々バランスを崩して倒れる。 アレックスを倒したクラッシャーだったが、運動会プロテインパワーは確実に彼の体を蝕んでいた。 視界はぼやけるし、手足に思うように力が入らない。そろそろ副作用が耐えられないレベルまで悪化して来ている。 「決着付けてやるぜこの日本語崩壊野郎が!!」 それでも自分の体に鞭を打ち、剣埼へと果敢に立ち向かう。 カイトは何故クラッシャーの仲間であるはずの剣埼がクラッシャーに攻撃を仕掛けたのか理解出来なかった。 だが今はそんな事はどうでもいい。とにかく逃げる事が先決だった。 涙目でハクを背中に背負い、さっきからずっと地面に横たわり泣いているリンに呼びかける。 その際にクラッシャーによって引っ張られた彼のマフラーが首から外れて地面に落ちたが、そんな事を気にする余裕はない。 「リン!は、早く立て!殺されるぞ……!遊びじゃないんだから俺の言う事を聞くんだ……!」 「痛い……痛いぃ……」 リンが苦しむ姿を見て、カイトは心を痛めた。リンは他でもないカイトのせいでこんなに苦しんでいる。 辛くて辛くて仕方がない。自分のとった行動を後悔してもしきれない。だが、今はそんな事で心を痛めている場合ではない。 カイトは右腕を必死にリンの方へ伸ばす。 「は、早くしろ……兄ちゃんと一緒に逃げるぞ」 「もう嫌……カイト様どうして私を……」 リンは肩を押さえて泣いている。もしかしたら骨折しているのかもしれない。 大国の王女であったリンは今までにこれほどの痛みを感じた事がない。今まで他人に強いてきた痛みが自らに帰って来たのだ。 ────殴られるという事がこれほど痛いとは思わなかった。 初めてその身に感じた激痛は、リンの人生全てを揺さぶるほどに大きな意味を持っていた。 カイトはハクを背負ったまま必死に手を伸ばして、リンの手を掴んだ。 そして無理やり引き起こす。早くしないとクラッシャーと剣埼の戦いが終わってしまう。 「痛い痛い痛いよぉ!!」 「が、我慢しろ!」 手を引っ張られて、負傷した個所が痛むのだろう。リンは大声で泣き喚いた。 それに構わず、カイトはリンを引っ張りトイレの外へと走り出した。なんとかして逃げなければならない。 アレックスがいない今、クラッシャーと剣埼どちらに襲われても勝ち目はない。ただ殺されるのを待つだけだ。 ────もっとも、誰か一人を犠牲にすれば、他の誰かは助かるだろうが…… ▼ ▼ ▼ 全身がだるい。眩暈も吐き気もしてきた。頭もガンガンと痛む。運動会プロテインパワーを使う以前に受けた傷も相変わらず痛む。 だが、だがここで頑張らなければクラッシャーとリンは殺される。 現実を見ずに殺し合いを打倒するとぬかしている頭の弱い連中に引導を渡されてしまう。 クラッシャーはリンが落とした無限刃を拾った。全身全霊の力をもって、今度こそ剣埼に勝利する。 ────三度目の正直だ。今度こそ あの筋肉質な男は自分が味方である事に気付いてくれただろうか。剣埼は不安を抑え考える。 カイトはほぼ恐慌状態にあるため、おそらく剣埼が何を言っても聞いてすらくれないだろう。 だから剣埼のメッセージがアレックスに伝わってくれていると嬉しいのだが…… 全ては今目の前に居るクラッシャーを倒せば解決する。剣埼への誤解も解けるし、カイト達の安全も確保できる。 まだリンが残っているが、彼女の心は折れているように見えた。おそらくクラッシャーよりもずっと容易い相手に違いない。 だが、クラッシャーは突然強くなっている。彼にはたして何があったのだろうか。間違いなく過去の二度の勝負のようにはいかない。 それでも剣埼は負ける訳にはいかない。────二度ある事は三度あるという奴だ。絶対に負けない。 「悪党め……こんな馬鹿げたゲームに乗ったお前を、俺は許さない」 「うほほ……それって筋が通ってないぜ。このゲームは殺さなければ生き残れないんだぜ?俺の行動は全部正当防衛だろ? 本当に悪い奴は右上と左上だぜ。お前正義の味方なんだろ?」 クラッシャーがにやりと笑う。 「だったら俺やリンが悪人じゃねえって事くらい正確に見抜け馬鹿野郎!!!! イスラエルにトルネードスピィィィィィィンンンンンンンンンンンンンッッッ!!!!!!!1」 今度はただのスピンアタックではない。刀を持っている。回転斬りだ。剣埼目がけて刃が迫る。 剣埼は一瞬だけ反応が遅れる。クラッシャーに言われた事に対して反論が出来ない。 今までクラッシャーとリンは万人に害をなす悪人だと思っていたが、真の悪人は別にいる。 右上と左上こそが──── クラッシャーと、少しだけ遅れた剣埼が交錯する。それでも勝ったのは────剣埼だ。クラッシャーにはもう力が残っていない。 剣埼の拳が適格にクラッシャーの頬を捕らえた。クラッシャーは訳の分からない悲鳴を上げ、刀を落として剣埼の目の前で倒れた。 剣埼は倒れたクラッシャーに馬乗りになり、拳を打ち続ける。 また負ける────もう嫌だ。負けたくない。このままでは死んでしまう。 嫌だ。死にたくない。帰って家族に会いたい。日本に行きたい。天皇陛下を万歳したい。 こんな訳の分からない所で死ぬなんて俺は嫌だ。 クラッシャーは、最後の切り札を隠し持っていた。運動会プロテインパワーを超えるドーピング技。 絶対の禁忌として封印されていたその技に頼る以外、この窮地を切り抜ける術は残されていない。 ぼこぼこに殴られながらも、剣埼を睨み、そして叫んだ。いつものように、破壊的な大音量で──── 「三倍アイスクリイイイイイイイィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーームッッッッ!!!!!!!!!」 「うほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!!!!!!!!」 力が漲る。剣埼のラッシュに対してラッシュで返す。再び力を取り戻したクラッシャーに剣埼は驚きを隠せない。 剣埼の拳の弾幕を通り抜け、クラッシャーの拳のラッシュが剣埼の胸に突き刺さった。 馬乗りにしてなおこの威力。クラッシャーの耐久力と底力はいったいどこまで……? 「俺はアアアアアアアアアアアアアア生き残ってええええええ!!!!!天皇陛下を万歳するッッ!!!」 剣埼はクラッシャーの拳に耐え懸命に、反撃する。互いにノーガードの殴り合い。 ────負けてたまるか!!負けてたまるかぁッッ!!! 剣埼は訳の分からない言語でそう吠える。 ────ここで俺が負けたらッッ!!!越前さんにもガサイさんにも申し訳が立たないッッ!! 俺は殺し合いを打倒するッッ!!死んでもだ!!負けてたまるかァァーーーーーーーーー!!! ────死にたくねえええええええええええええ!!!!!リンも死なせたくねぇえええええええええええええ!!!! 「お前が悪かどうかなんて俺には分からない!!!だが、お前を殺す事で誰かが助かるのなら────」 「タピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピ タピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピ タピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピ タピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピ タピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピタピ──────── ────タピオカァァパアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァンチ!!!!!!!!!!!!」 クラッシャーの超必殺技、タピオカパンチが馬乗りになった剣埼の体に直撃する。 なおも攻撃を止めようとはしない。タピオカパンチの連打、すなわちタピオカラッシュは、とうとう剣埼の体を宙に浮かす。 剣埼の脳裏に、過去の情景がフラッシュバックされる。目の前で死んだ両親の事、アンデットとの戦い、ライダーの仲間達…… そして越前や賀斉という、ここで出会った仲間達。彼らは、クラッシャーを悪とみなすのだろうか。 俺のように、答えを出せないままクラッシャーと戦う事を選ぶのだろうか。 マシンガンの如く打ち出される拳の弾幕に剣埼は無抵抗に痛めつけられている。 そして──── 「死ィィィィネエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!! タピオカパッパカパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!」 タピオカパッパカパーンの声と共に、今まで一番威力のある拳が打ち出された。 剣埼の胸に突き刺さり、上空へと吹き飛ばす。トイレの天井を突き破り剣埼は血反吐を撒き散らしながら上空へと飛ばされていく。 心臓を潰され、顔面はもはや原型を留めていない。数秒後に、剣埼はトイレ跡に落下する。 ────勝った……!勝った……!アレックスにも剣埼にも俺は勝った……! これでもう俺達の命を脅かす敵はいなくなった……!勝ったぞ……! 「勝ったぞリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンン!!!!!!!」 すでに絶命している剣埼を確認して、クラッシャーは吠えた。 ▼ ▼ ▼ 俺は瀕死のハクを背負い、負傷したリンを引っ張り、必死になってトイレから離れる。 後方のトイレから馬鹿みたいにでかい破壊音が聞こえてくる。どいつもこいつも人間じゃない。 こんな馬鹿げた連中が集う殺し合いにどうして自分達一般人が招待されたのか理解に苦しむ。 「痛いよ……カイト様……お願いだから休ませて……」 リンを盾にした事を、アレックスに責められた。確かに俺だって信じられない。 まさか俺が、土壇場の状況だったとはいえ、妹を盾にするなんて鬼畜な所業を平気で出来るとは思ってもみなかった。 だがそれでも俺は悪くない……いや、仕方なかったというべきか…… 「ねぇお願いだから……お願いだからそんなに強く引っ張らないで……痛いぃ」 確かに俺がした事は後味の悪い行動だ。だけどああでもしないと俺が死んでいた。 死んだ後から後悔しても遅いんだ。だから仕方ない。俺はあの時、生きるために最良の選択をした。 誰にだって自己の生存を優先する権利はあるはずだろ?他人の命よりも自分の命を優先する事のどこが罪なんだ? アレックスは一方的に俺を悪者扱いした。だが冷静に考えてみると俺は全然悪い事はしていない。 アレックスのような超人には、俺の気持ちは永遠に分からないんだ。 「ああ痛いィ!!」 リンが叫んだ。俺ははっとなって足を止め、振り返る。どうやらリンの手を強く引っ張りすぎたらしい。 相変わらず、リンは泣いている。真っ赤に目をはらしていて、痛々しい。 「あ……悪い」 考え事をしていた所為でリンが苦しむのに気付かなかった。 「どうして……どうしてですかカイト様……どうして私を盾にしたんですか?」 俺はその質問に言葉を失う。ついさっきまで心の中で、自分の正当性を構築していたというのに、 いざこうして「何故?」と問われると何も言えなくなる。「命が惜しかったからだ」と言えばそれですむのに。 その返答で何も間違いはないし、きっとリンも納得してくれる。駄々をこねられても何度も謝ればきっと許してくれる。 それでも俺の口は一向に開かない。何も言う事が出来ない。 「私はカイト様を愛しているのに……カイト様は私の事を奴隷のように思っているのですか? 私の命なんてちりみたいなものだと思っているの……?」 リンがさめざめと泣く。悲しそうなリンの顔は、俺の心を打った。 「お、俺だってリンの事は……好きだよ」 気恥ずかしくて、俺は愛しているという表現を避けた。 「それならどうして……?」 沈黙。命が惜しいからと言えばいいのに、どうしてもそれを言う事が出来ない。 それを言ってしまえば、それを認めてしまえば俺はさらに惨めに、情けなくなってしまう。 何と答えようかと考えていると、俺はとある事を思い出した。思い出した事をそのまま言葉にしてリンに返した。 「お前、ハクを刺しただろ? だからお仕置きだ」 言い終わってから、ああ俺はなんて卑怯なんだ、と思った。 リンがハクを刺した事は、アレックスにも誰にも言わず俺の心の中に封印していた。 リンがアレックスに殺されるのが嫌だから、アレックスにハクを守れなかった自分を責められるのが嫌だったから、事実を隠蔽していた。 それなのに俺はこの隠していた事実を、俺がリンを盾にした行動の正当性を裏付ける証拠の一つとして、リンの前に曝け出している。 表面上は否定しているが、俺はどうも常に保身を意識して行動しているらしい。 情けなくて情けなくて仕方がない。いったいどの口がハクをヘタレ、卑怯者だと罵っていたのだろうか。 「こ、この女は……カイト様にとって邪魔だったから私が始末したまでですわ」 「やっぱりお前、リンじゃないな?」 「……え?」 自らを卑怯者と罵る俺の心とは裏腹に、俺の口は勝手に動いて、俺の正当性を固めていく。 「会った頃から疑問に思っていた。お前はリンの口調とは少し違う。態度も色々とおかしい」 「そ、そんな……私はいつも通りですわ!」 「極めつけに、『カイト様』なんて言いやがる」 「……様付けが気に入らないのなら……そう言ってくだされば……」 リンが絶望している。不思議だ。俺の頭は目の前に居るこいつを完璧に鏡音リンだと認識しているのに、 俺の口はこいつをリンではないとほざいている。罪から逃れられるなら、俺はどんな嘘でも平気で言えるようだ。 「お前を盾にした理由の一つに、お前がリンではないって考えていた事もあるんだ。 俺は大切な大切なリンを盾にするような卑怯者なんかじゃない」 俺の言ってる事は屁理屈だ。言い訳だ。そんな事は理解できてるのに…… リンは固まっている。俺の言葉にショックを受けたからだろう。 「今のお前はリンじゃない……誰かに、何かされて、きっと人格に障害が出来たんだ。 だから時間をかければ元のリンに戻れるだろう。だから俺の言葉なんて気にせず早く一緒に逃げよう」 「言ってる事……滅茶苦茶ですね」 俺ははっとし、自分の背中の方に目を向けた。ハクが意識を取り戻していた。 俺の顔のすぐ横にハクの顔がある。ハクは、酷く複雑な表情をしていた。 「カイトさん……私は本当に……心から貴方に失望しました」 「……ッ! 黙れぇ!!瀕死の癖に俺を馬鹿にするな!」 俺は叫んだ。今の言葉には心からイライラさせられる。 「貴方はこの殺し合いが始まってから一度でも、他人の気持ちを考えた事がありますか? アレクさんから聞きました。最初に出会ったはっぱの人を見捨てて、そして次に私を見捨てて、最後にリンちゃんの気持ちまで裏切って…… 生きるっていうのは、ただ我武者羅に保身に走る事を指すのでしょうか。私は違うと思います」 ハクが涙ながらに喋る。瀕死の癖に喋りすぎだ。今すぐ口を塞いでやりたい衝動に駆られる。 「お前が俺に説教なんて……していいと思ってるのか!? 日影者でヘタレで……情けないお前が!」 俺は叫んだ。アレックスに説教されるならまだ納得できる。だがハクにされるのは納得出来ない。 しかも俺は悪くない。俺がリンを盾にした正当な理由はさっき話した。ハクも聞いていたはずだ。 話を理解出来ないのだろうか。日本語が理解できていないのだろうか。そこまで馬鹿なのかこいつは。 「カイト様……私は鏡音リンです!別人なんかじゃありません!人格に障害なんてありません!」 「お前は、今は黙ってろ!今はハクと話しているんだ!」 突然話の腰を折ってきたリンに虫唾が走り、怒鳴ってやった。だがリンは口を閉じようとはしなかった。 「私は別人じゃないわ……別人なのは、カイト様の方よ!私が知っているカイト様は貴方みたいに卑怯な人じゃない!! 私を……私を盾にするなんて……」 リンの知っているカイトは、勇猛果敢で、頭が切れて優しくて、理想の王子様のような人だった。 万人から愛されるヒーローだった。勿論リンに対してもどこまでも優しくて……だから彼の事を好きになった。 だけど、今目の前に居るカイトは違う。このカイトは、度胸もないし力もないし言い訳ばかりする。 挙句の果てに、保身のためリンを盾に使った。 盾にされて初めて味わった痛みは絶大なものだった。あれほどの苦痛を、リンはカイトによって与えられた。 リンが知るカイト様なら、きっとリンを守るために逆に盾になってくれただろう。 「だから言ってるだろ!?お前はハクを刺したし、そもそもお前はリンじゃない! お前なんて俺が盾に使おうが、文句を言える立場じゃないんだよ!」 「さっきカイトさんはリンちゃんがリンちゃんではないという理由に、人格に障害があって別人になっていると言いました。 でも、人格に障害が出来たとしても、リンちゃんはカイトさんと今まで一緒に暮らしてきたリンちゃんです。 カイトさんは人格が変わったくらいで、今までのリンちゃんとの付き合い全てを放棄できるんですか?」 「お……お前はこの、紛い物のリンに刺されたんだろうが!どうしてリンの肩を持つんだ!」 カイトの意見はもっともだった。どうしてリンの肩を持つのだろうか。 ハク自身よく分からない。多分、あれが現実の事だとは信じられないからだろう。 妹のように可愛がってきたリンが自分を刺すなんて、悪い夢としか思えない。 「自分でもよく分かりません。きっとリンちゃんには何か理由があったはずです。 それか、カイトさんの言うように誰かに人格を変えられて、私を刺すように命じられたのかも…… でも、別にリンちゃんに特に理由がないと分かっても、多分私はリンちゃんの肩を持つと思います」 カイトが怪訝そうにハクを見た。 「リンちゃんは私の妹分です。そしてリンちゃんは、音痴な私にレン君と一緒に歌を教えてくれる先生です。ずっとずっと仲良くしてきました。 私はリンちゃんの事を愛しています。一度刺されたくらいでは、嫌いにはなれません」 ハクは微笑んだ。カイトは唖然としている。 「きっと……理由があったんだよね? リンちゃん?」 「やめろよ……俺を差し置いてそんな事言うなよ……ふざけんなよ……」 こんな台詞を堂々と言うハクを、カイトはどうしても認めたくなかった。 「私、貴方の事は知りませんわ。ハク……初めて聞いた名前……だから刺す時にも何の感傷もなかった」 リンがぽつりと漏らした言葉に、ハクは目の色を変える。 「お前、やっぱり人格とか記憶とかを誰かに弄られて……」 「それはカイト様……貴方の方です……」 「あいつか……あのクラッシャーとかいう奴だな!俺のリンを変えやがったクソ野郎は!」 「クラッシャーは関係ない……あれは私の奴隷……いえ、仲間です。 私は私の意志でハクを刺して、そして私の思うままに貴方に話しかけているんです」 そう言ってリンは、おもむろに背中に背負っていたデイパックを降ろして、中を弄った。 取り出したのは────鉈だった。 「ヒィッ!」 カイトが短い悲鳴を上げる。リンはそれに構わず、折れてない方の腕で、しっかりと鉈を握りしめて立つ。 「ハク……私は貴方の事を何も知りません。記憶にないのです。本来、貴方は存在しない人なんです」 リンがカイトの方へと迫る。 「私とカイト様の話がこうも噛み合わないのは、カイト様の記憶や人格が何者かに改変されたからなのかもしれません。 もしそうだとしたら、その何者かは、カイト様とは知り合いなのに私とは知り合いではない、ハク、貴方が最も怪しいですわ」 リンの双眸がカイトに背負われているハクに向く。 「カイト様、ハクを降ろして下さい。今、ハクを殺して貴方を元のカイト様に戻してみせます」 「ふざ……けんな……」 カイトは怯えきった目でリンを凝視した。ハクを殺されたくない。だけどこのままでは自分まで危ないかもしれない。 このリンは常軌を逸している。 「あのカブトムシの男に殴られた時痛かっただろ!?そんな刃物で切られたらもっと痛いんだぞ!? 分かって言ってるのかお前は!」 「全て承知の上で、です。私は何度も何度も民に死刑を宣告してきました。さぞ痛かったことでしょう。 不思議なものですわ。初めて苦痛というものがどれだけ辛いか知った今は、民衆や奴隷たちの気持ちがよく分かります」 奴隷とか死刑とか、洗脳されているのは完全にリンの方じゃないか、カイトは思ったが、怯えて言葉に出来なかった。 「ですが、そのハクは別です。私は貴方のためなら何でもしてみせる……ハク、痛いですが我慢して下さいね。 私も背に腹は変えられないの。カイト様を元に戻すために、仕方ない事なのよ……。さあ、ハクを降ろして下さい」 リンがまた一歩こちらに迫ってきた。ハクの顔を見る。妙に清々しい表情だ。恐らくもう助からないと諦めているのだろう。 「さて、困りました。助けて下さい、カイトさん」 「ぬかせよ……俺に、出来るわけないだろうが……」 「でも相手は片腕を骨折した女の子ですよ。いくら鉈を持っているとはいえ、逃げ続けたおかげで未だに無傷なカイトさんなら」 「だから無理だって言ってるだろ!!俺はお前の言うとおり卑怯者なんだよ!戦えるか!」 カイトは叫んだ。もういい加減にして欲しい。 どうしてただの歌手であるはずの自分がこんな事に巻き込まれなくてはならないのか。 「今度は自分は卑怯者だから助けないと言い訳するですか?確かに貴方は本物の卑怯者です。 公言すると同時に証明していますね。見事ですね」 ハクはカイトに冷やかな視線を送る。ハクの言葉も視線もカイトにとって耐えがたいものだったが、 それでも自分の事を卑怯だと叫んだことによって、感情のタガが外れる。 全ての思いを開放して一気にまくしたてた。 「そうだよ!俺は卑怯者だよ!だがこれが俺なんだ!殺し合いなんて馬鹿なゲームに巻き込まれたから、 卑怯者っていう俺の一部分が殊更目立っているだけで、俺は生来こんな人間なんだよ!日常ではこんな卑怯な真似をする機会なんてねぇ! 俺は俺だ!リンは俺の事を洗脳されているって言うけど、洗脳なんかされてねぇ!洗脳されているのはリンだろうが! 奴隷だの死刑だの訳の分かんねえ事を言いやがって畜生!!」 カイトは無造作に背負っていたハクから手を放して、地面に落とす。 ハクが地面に落ちて、痛そうに苦悶の声を上げる。 「ここまでやったからには認めてやるよ!俺は卑怯者だ!だがな、これだけは言わせて貰うが……」 カイトはまた涙を流し始める。 「俺は何も悪くない!全ては仕方ない事、そして正当防え────」 言い終わる直前に、リンが片手で思い切り鉈を振るった。もうこれ以上痛々しいほどに情けないカイトを見たくなかった。 だから一刻も早くハクを殺したかった。非力なリンが振るった鉈はハクの頭に当たる。 非力なために鉈はぶれてしまい、刃の部分が上手く当たらなかったが、それでもハクの頭から血が吹き出す。 カイトは子犬のような悲鳴を上げて、一目散に逃げて行ってしまった。 sm135 それでも僕は死にたくないⅢ 時系列順 sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ 投下順 sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ 鏡音リン sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ キーボードクラッシャー sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ 剣崎一真 sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ 弱音ハク sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ KAITO sm135 それでも僕は死にたくないⅤ sm135 それでも僕は死にたくないⅢ アレックス sm135 それでも僕は死にたくないⅤ
https://w.atwiki.jp/zensize/pages/558.html
【作品名】アルトネリコシリーズ 【ジャンル】ムスメ調合RPG、設定資料集、CD、漫画、ライトノベル 【世界観】エクサピーコ宇宙を参照 【名前】ミュール・テイワズ・アルトネリコ 【属性】β純血種レーヴァテイル 【大きさ】153cm 【長所】史上最強のレーヴァテイル 【短所】元ラスボスなのに全裸徘徊で補導されかける 【備考】アルトネリコ2の状態(ジャクリ)で参加 参戦 vol.1 564 :名無しさん:2014/07/07(月) 12 45 03 ID rwjbrU16 563を考察 相楽左之助=蒼都(179cm) 紅孩児(最遊記)=クロア・バーテル(172cm) クラピカ=ライナー・バルセルト(171cm) 坂井悠二=クローシェ・レーテル・パスタリエ(165cm) ビューティフル女=オリカ・ネストミール(160cm)=フィンネル(160cm) 天海春香=ティリア(158cm) 琴吹紬=瑠珈・トゥルーリーワース(157cm) ナディア・ラ・アルウォール=サキ(155cm) セイバー=シュレリア(154cm) クリリン=ミュール・テイワズ・アルトネリコ(153cm) 飛影=彌紗・アルトセルク・リューン(149cm) コウキ(ポケモン)=ココナ・バーテル(145cm)
https://w.atwiki.jp/gods/pages/117132.html
アレクサンデルロムアルトチャルトリスキ(アレクサンデル・ロムアルト・チャルトリスキ) ポーランド・リトアニア共和国の大貴族、帝国諸侯の系譜に登場する人物。 関連: コンスタンティアダムチャルトリスキ (コンスタンティ・アダム・チャルトリスキ、父) マリアジェルジャノフスカ (マリア・ジェルジャノフスカ、母) マルツェリーナチャルトリスカ (マルツェリーナ・チャルトリスカ、妻)
https://w.atwiki.jp/fateexlinkonline/pages/41.html
キャラ解説ページ例です。ご自由に変えて構いません。 キャラの特徴 アクティブスキル(AS)風王鉄槌 星光(拡散) 風王連斬 聖剣解放 風王結界 星光(収束) 約束された勝利の剣 約束された勝利の剣(ドライブスキル) コンボ通常攻撃 AS(>はガーキャン) 対人(主にAS) アクティブスキル編成例 基本的な立ち回り 領域毎の動き 推奨インストールスキル必須 推奨 推奨礼装 キャラ対策ざっくり対策 キャラ別 コメント欄 キャラの特徴 自己強化による怯みを利用しMDで暴れている敵や硬直の長いAS等に風王結界or風王連斬でお灸を据えるのが主な役割。ある程度相手の動きやキャラごとのセオリーを理解していないと扱いは難しいが慣れれば味方に大きく献上出来るキャラクターである。 アクティブスキル(AS) 分類 名称(クラス補正色変) 攻撃力 ct(秒) 実数値(IS無) 範囲 MD供給 備考 放出 風王鉄槌 12.0 11.0 4500 前方短距離 無 受け身不可 放出 星光(拡散) 9.0 10.0 3375 前方5方向広範囲 無 受け身不可 近距離 風王連斬 24.48 13.0 3008×3 前方小範囲 有 受け身不可 強化 聖剣解放 0.0 40.0 効果時間30秒 突進 風王結界 18.0 12.0 675→6075 前方小範囲 有 突進時無敵判定有 行動制限 星光(収束) 1.0 13.0 375 近距離 スタン 近距離 約束された勝利の剣 24.0 14.0 8850 前方直線遠距離 有 ドライブスキル 約束された勝利の剣 30.0 26549(MD) 前方・直線 無敵無 風王鉄槌 攻撃力 12.0 クールダウン時間 11.0 分類 放出攻撃スキル 攻撃範囲 前方短距離 受身 不可 オススメ度(5段階) ☆☆☆ 備考 評価 前方に吹き飛ばすAS。その場で屈み前方扇状にダメージ。背面にもやや判定がある。当たると相手はぐるぐる回り、大幅に時間稼ぎができる。受身不可ではあるが吹き飛びの挙動が安定せず発生後の硬直もやや長い為、永久には繋げにくい。 持続が発生してからガーキャンするまであり、見た目に騙されて近寄ってきた相手には当たりやすい。ただし、ガードされると確定反撃をもらう。 MD回収力はカリバー並にある。しかし、カリバーと違い瞬時にmdが回収できるわけでなく時間経過と共にじわじわ回収出来る。(おそらくエネミーが吹っ飛びすぎて着地するまで死なないため) 欠点は発生の遅さと後隙の長さ。通常時は相手の様子を伺いつつ、儀礼刀の速度up中は遠慮なくぶっぱなしていこう。 星光(拡散) 攻撃力 9.0 クールダウン時間 10.0 分類 放出攻撃スキル 攻撃範囲 前方5方向広範囲 受身 不可 オススメ度(5段階) ☆☆☆☆☆ 備考 評価 アルトリアの主力ASの1つ。前方に竜巻を発生させた後に扇状に5方向。一応竜巻にもよろけ判定がありミリ単位でダメージがある。アルトリア唯一のMD回収ASである。ただ味方にMD供給は出来ない為、無銘の剣製の様に撃沈覚悟で撃つのは愚作。扇状5方向が出るまでが少し長い為クーフーリンやメドゥーサの縮地で狙われたりASを挟まれたりするので不用意には打たない様に。相手の様子を伺いつつ時には領域外で打つことも視野にいれよう。一見受身可能ASに見えるが一応受身不可ASである。速度UP中に超至近距離で当てれば即ダッシュで永久に繋げられる。また、遠距離で当てても味方がASで合わせれば永久に持っていくことも可能。階段や段差のある場所の付近でこの攻撃が当たれば時間稼ぎにも使えるので念頭に置いておくと良い。 風王連斬 攻撃力 24.48 クールダウン時間 13.0 分類 近距離攻撃スキル 攻撃範囲 前方小範囲 受身 不可 オススメ度(5段階) ☆☆☆☆ 備考 評価 二連撃の後に突き一打。無敵が無い為、乱戦中に不用意には使えず基本後だしの技。アルトリアのスタンを除く受身不可ASで唯一安定して通常永久に繋げられるAS。速度upバフを使っていれば割り込み性能は通常の何倍にも跳ね上がる。MD吹き飛ばし→風王連斬で非MD状態の敵を確殺出来る(通称MD始動)。無敵が無いため扱いの難しい技ではあるが御しきれれば頼もしいASになるだろう。 聖剣解放 攻撃力 0.0 クールダウン時間 40.0 分類 強化スキル 攻撃範囲 効果時間30秒 受身 - オススメ度(5段階) ☆☆☆☆☆ 備考 通常攻撃範囲拡大 攻撃強度増加 評価 自己バフ。攻撃範囲が広がるのは通常だけだと勘違いしがちだが、ASにも効果あり。 ガーキャンするまでが異常に遅い。全キャラ最遅の自己バフであり、ガードキャンセルするまでバフは掛からないのも厄介。当然領域内で使えば狙われる。基本的には通路で使うが初期エリアの場合は相手が自分を狙っていないか要確認後に使うと◎。 大正義自己強化であり攻撃強度増加に目が行きがちだが通常攻撃範囲拡大の恩恵が大きい。 自己強化中は、トップクラスの通常攻撃となる。特に空中攻撃が強化され、相手が浮いていようが永パが非常に安定するほど、範囲が上横下に広がる。 風王結界 攻撃力 18.0 クールダウン時間 12.0 分類 突進攻撃スキル 攻撃範囲 前方小範囲 受身 可能 オススメ度(5段階) ☆☆☆☆ 備考 突進時無敵判定有 評価 突進にミリ単位でダメージ最後の突きに大ダメージ。突進~突きエフェクトが終わるまで無敵判定があるが発生保証はなく出だしで攻撃を受ければ怯む。そのため相手のAS中、または同時に使うとだいたい負けるので多段ヒットするAS中の使用は厳禁。(例 ギルガメッシュの王の財宝、アヌの天秤 李書文の周天 ジャンヌの浄化の炎等 例外としてシャルルのエルプシオン トルナード)。但し、攻撃範囲の外に居るなら積極的に突っ込むべし。後だしで輝くASなので先手で使うのはあまりおすすめしない。ただ数的有利を取れているなら逃げている敵に向かって撃つのはあり。突進中は継続して攻撃判定があるのでアルキメデスとジルの鈍化を受けている場合に使うと相手を継続して怯ませることが出来る。 星光(収束) 攻撃力 1.0 クールダウン時間 13.0 分類 行動制限スキル 攻撃範囲 受身 不可 オススメ度(5段階) ☆☆☆ 備考 スタン状態の付与 評価 マーリン殺法。スタンASの中ではそこそこ優秀な部類ではあるが他の優秀なASを押し退けて入るほどではない。前方に光を収束させる。範囲は前方のみ。正直、キャラが一歩後ろへ下がる。発生が早く不意を狙えば高確率でスタンが可能。 約束された勝利の剣 攻撃力 24.0 クールダウン時間 14.0 分類 近距離攻撃スキル 攻撃範囲 前方直線遠距離 受身 可能 オススメ度(5段階) ☆☆☆☆ 備考 評価 天空に聖剣を掲げた後、前方に遠距離直線状に大ダメージ。攻撃範囲が広いASにしては珍しく味方にMD供給が出来る。近距離攻撃に分類されているが遠距離攻撃並の射程があるためMD稼ぎにも有効。360°方向転換が可能なので慣れれば使い勝手は良い。ガードブレイク値も高くインストールスキルの怪力を入れれば青から赤までもっていけるのでガードダッシュ回避を狩りやすい。弱点としては発生までの隙が大きいこととボイスにより読まれやすいこと。使用する際は相手に向かって直線状には打たず、相手のダッシュ先を予想して打つと当たりやすい。 約束された勝利の剣(ドライブスキル) 評価 発生が異常に遅く、その場に4秒程立ち止まってしまう。速度up礼装を使っても体感ではかなり遅く感じるだろう。しかも発生が遅くせに無敵が無いので自己強化持ちのASかスタンを喰らうと確定反撃となる。相手の不意を突くという点では優秀であるが基本的に打つべきではない。このDSを打つくらいなら空中通常攻撃で相手を追いかけ回した方が得策。どうしても打ちたい場合は領域外か人数有利のとき。障害物を貫通する効果がありローマ中央のネロ像、機動聖都右下の柱等を貫通することが出来る。念頭に置いておくと良い。 コンボ 通常攻撃 △ 前方に突き。特にやることが無かったらガーキャン△連打でそこそこMDゲージ溜まる。 □>△ 空中に切り上げ。使えない。 □>□>△ 前方に薙ぎ払い。相手を吹き飛ばしてしまう。ガーキャン連打でそこそこMDゲージ溜まる。 □>□>□>△ 空中△が超低空で出てるイメージ。使わない。 □>□>□>□>△ 前方に突進。風王結界の通常攻撃バージョンだと思ってくれたらいい。妨害に便利だが通常4振りまでのモーションが長いのでそんなに使わない。通常3振りで出たら強かったかも。使うとしたら速度upバフ付けてるとき。 □>□>□>□>□>△ 前方に3つの竜巻を発生させる。通常で一番MD効率が良いが発生までが長いので3振りか△連打の方が早く溜まる。 AS(>はガーキャン) 速度アップなし 拡散>結界 超安定コンボ1 連斬>結界 超安定コンボ2 連斬>拡散 ちょっとした時間稼ぎ 連斬>鉄槌 安定かつ時間稼ぎ大 連斬>通常攻撃 相手md時に有効 カリバー>連斬 密着なら確定だが狙える状況がほぼない 拡散>通常攻撃 中距離なら確定 速度アップあり 連斬>通常攻撃 最終段カス当てしたとしても確定 連斬>カリバー 吹っ飛びしだいで確定 拡散>連斬 超安定コンボ1 拡散>鉄槌 時間稼ぎ大 鉄槌>連斬 一応確定だが、吹っ飛びしだいでは難易度高め 鉄槌>通常攻撃 上と同様 カリバー>結界 確定超高火力1 カリバー>連斬 確定超高火力2 カリバー→ダッシュ通常攻撃 確定。カリバーでガード割った時有効 対人(主にAS) MD時吹き飛ばし→風王連斬 MD中の相手以外確殺。通常永久に繋げられるのも便利。 ※礼装が儀礼刀、かつ速度upのコードキャストを使用している時のみ。 約束された勝利の剣(AS)→風王結界and風王連斬 星光(収束)? 速度upバフを使用している時にのみ使えるコンボ。エクスカリバーのガードブレイク性能が高いので高確率で繋がる。MD中でない相手を確殺、MD中の相手でも領域外に追い出せるのでエクスカリバーを使うなら覚えていて損は無いコン。ただしエクスカリバーを当てる位置が遠すぎると繋がらないので注意。 アクティブスキル編成例 風王結界 風王連斬 星光(拡散) 聖剣解放 基本的な立ち回り 風王結界を採用時 領域内 初手で自己強化が出来るのはローマと千年京のみ。それ以外は一歩引いて拡散が安定する。 基本はガードダッシュ回避で相手の攻撃を待つ。相手が攻撃してきたら風王結界or連斬で妨害。様子を見つつ拡散でMDを溜めてる。 MD中の動き(儀礼刀) 即速度UP使用。自己強化を付ける暇がないときは攻撃UP使用。 基本は□→□→ダッシュキャンセル→□→□→ダッシュキャンセル・・・かj□→□→ダッシュ→□→□ダッシュ・・・で追いかける。狭いエリアならj□、広いエリアなら地上□が安定する。 風王結界不採用構成 ASは星光(拡散) 約束された勝利の剣 風王連斬 聖剣解放 礼装は儀礼刀 風王結界がないので領域を率先して踏まないアルトリア MD回収能力が高い星光(拡散)と約束された勝利の剣を非MD時に領域外から使い MD時は領域に入り風王連斬と星光(拡散)の受け身不可ASで永パにどんどんもっていくメリハリのある構成 どの領域でも基本的に味方が領域を踏んでいれば外に出て拡散とエクスカリバーを打っていく このゲームは味方が1人でも領域内にいればいいので内と外両方から攻めて相手を押しつぶそう また、ただまっすぐ敵に向かって打つのではなく間に雑魚敵を多く巻き込めるように打つことも重要 本命はMD稼ぎである しかし適当に打っているとエフェクトが派手なこともあり高確率で狙われるので注意 特に警戒すべきキャラは李書文の扇雷・裡門頂肘 カール大帝のジュワユーズ・クルクス これらは1発でも被弾すればそのまま即死する可能性があるので特に警戒 対策は李書文は透明化状態でこちらの背後にいる可能性が極めて高いのでマップを見て敵のアイコンから離れてるのを確認してからASを打とう カール大帝のクルクスは試合開始直後に打つことが多いので試合開始は必ずカール大帝の直線上から離れて攻撃すること 味方がダウンし数的不利な状況になった場合は即領域を踏みにいき味方が復帰するまでどのASも封印しガーキャンで耐えしのごう 倒されてしまっても領域に味方が残っていれば慌てず近くのセクターに降りて拡散とエクスカリバーをワンセット放ってから領域セクターに向かおう 場所にもよるがMDゲージをワンセットで4割以上は稼げるだろう 試合数をこなしてこのセクターの転移ゲート付近は雑魚敵が多く稼ぎやすいというのを覚えよう MD状態になれたら儀礼刀の速度バフを使い、まず領域の端へ行きエクスカリバーを構え倒す相手を決めよう エクスカリバーを放った直後に狙った対象に向けて拡散 この2つのASをガードした時点でガードブレイクは確定するので拡散の斬撃に並走し受け身不可となった状態の相手を永パに持ち込む 運よく相手に上記のAS2つを躱されたら通常攻撃で相手にプレッシャーをかけダッシュが多くなったら即風王連斬を放ち止めを刺す 狙う対象がMD状態だった場合はエクスカリバーを当てても大したダメージにならず受け身もすぐ取られるので相手が何かしらのASを打った後に風王連斬を入れる後出しじゃんけんで狩る 注意として儀礼刀の速度バフ中の風王連斬はアルトリア自身のスピードが速すぎて3段目の突き攻撃がほぼ当たらない だが風王連斬を放った後すぐに通常攻撃を振りなおせば2段目の攻撃で怯んでる相手を確実に永パに持ち込めるので諦めずに通常を振ろう このAS構成は非常にMD効率がよく1試合で6~8回程度MD状態になれる そのため毎度儀礼刀のバフを使っていたら確実に後半息切れするので防衛寄りのMD解放もしていこう 具体的にはエリアチェンジ20~30秒前にMD解放し十字キー↓のエモーション(問おう、あなたが私のマスターか?or騎士の誓いは破れない)を宣言し味方に先行を促し自分は領域に残るという使い方 注意としていくらMD状態でも敵に2人以上囲まれ適当にASを打ちでもしたら確実に永パにハメられ領域外に追い出されるため基本攻めるのはNG ガード時間を長めにしたガーキャンで適当に時間を稼ごう エリアが変わり誰もいなくなったらカリバー拡散のワンセットで稼ぐのも忘れずに この戦法は序盤に大きく有利をとれた場合非常に強力であり敵にセイバーがいない時は率先して居残ろう ただ敵にセイバーがいる場合は宝具タワーの争奪戦に一歩遅れるため注意が必要である 領域毎の動き 編集中。 推奨インストールスキル 必須 至高の一撃、単独行動、魔力回収、天性の肉体、英雄殺し、千里眼、縮地 推奨 怪力、皇帝特権 怪力はMD状態で通常攻撃を積極的に使っていく立ち回りをする場合、ガードブレイクするまでの攻撃が一発少なくなるため採用する 推奨礼装 儀礼刀 MDにあわせて速度upを使う方法がおススメ。 キャラ対策 ざっくり対策 編集中。 キャラ別 + シャルル シャルル編集中 + ネロ ネロ編集中 + 玉藻 玉藻編集中 + アルテラ アルテラ編集中 + 無銘 無銘編集中 + クーフーリン クーフーリン編集中 + ガウェイン ガウェイン編集中 + エリザベート エリザベート編集中 + アルジュナ アルジュナ編集中 + アストルフォ アストルフォ編集中 + ロビンフッド ロビンフッド編集中 + カルナ カルナ編集中 + フランシス・ドレイク {フランシス・ドレイク編集中 + ランスロット ランスロット編集中 + メドゥーサ メドゥーサ編集中 + 呂布 呂布編集中 + ダレイオス三世 ダレイオス三世編集中 + 李書文 李書文編集中 + スカサハ スカサハ編集中 + ジル・ド・レェ ジル・ド・レェ編集中 + ギルガメッシュ ギルガメッシュ編集中 + ジャンヌ・ダルク ジャンヌ・ダルク編集中 + イスカンダル イスカンダル編集中 + アルキメデス アルキメデス編集中 + アルトリア・ペンドラゴン アルトリア・ペンドラゴン編集中 + カール大帝 カール大帝編集中 + アルテラ・ラーヴァ アルテラ・ラーヴァ編集中 ガードブレイクメモ 風王鉄槌 5 星光(拡散) 4 風王連斬 1.2~1.6 1.5 風王結界 6.8~7.2 7 星光(収束) 5 約束された勝利の剣 6.8~7.2 7 コメント欄 疑問点等や情報不足等がありましたらコメントしてね それ以外のことでもいいですよ 名前
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11168.html
1 2 3 4 5 6 7 元ネタ:『Angel Beats!』(エンジェル ビーツ) 2010/10/13 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1286942918/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ガルデモの別ストーリーって感じかな?雑な部分が多かったけどラストが感動したからよかった -- (名無しさん) 2016-05-09 04 00 48 エンジェルビーツを参考にした割には、あんまし上手く設定を利用出来てない感じだね -- (名無しさん) 2011-10-05 16 15 57 良い部分と適当に仕上げたいい加減な部分がはっきりしてるかな もっと丁寧に書けば素直に良作と思えるが…とりあえず戦線ではないよね(笑) -- (名無しさん) 2011-04-23 23 11 55 麻婆豆腐くいてぇ -- (名無しさん) 2011-03-22 20 16 35 つーか先生は大人だろ なぜこの世界に来たの? 成仏すんの早すぎるよ? -- (名無しさん) 2011-03-20 23 22 02 岩沢さんとサワちゃんの件が一緒とはいかなものか もう少し考えようよ作者 あとは良かった -- (名無し) 2011-03-20 22 30 29 天使がいたら戦線だなー でも内容よかった -- (名無しさん) 2011-02-27 21 43 51 感想見る限り原作を知らん方が楽しく読めるみたいだな・・・。 実によかった -- (名無しさん) 2011-02-13 10 44 23 良かったけど戦線ではないなw -- (名無しさん) 2011-02-09 11 44 42 天使ちゃんと戦わないなら戦線じゃないよ ガルデモになさい -- (srst) 2011-02-06 11 32 53
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/353.html
俺は橙色に輝く夕日をバックに机に腰掛け、あいつがこの1-Dに来るのを待っていた。 我ながら女々しいと思うが今朝、彼女のげた箱に五時に教室で待っている的な内容の手紙を入れてきた。直接言うのは流石に……な。 俺以外に無人の教室の窓から差し込む夕日の赤が教室を、俺を赤く染めあげる。 俺が告白したら、あいつも真っ赤になるんだろうか。真っ赤になるのは俺だけで、以外と平然としてるかもしれないな。 なんたってったってあいつだぜ?いっつも留学生のパトリシアさんやちびっ子の小早川と一緒にいるあいつ。 俺はそいつに惚れたんだ。 閉じていた教室のドアのすりガラスに女生徒の影が映った。ああ、来たんだな。シルエットでわかる。 「……何の…用?」 やっぱりこーゆうのには慣れてないピュワガールだったのな。俺も告るのなんか初めてのピュワチェリーボーイだがな! ズボンのポケットから手を出して、黒板の前に立っている彼女の正面に立つ。その距離三メートル。 「あのさ……」 心臓バクバクドッキンドッキンだ。声裏がえってないよな? 「映画…見に行かないか?余っちゃってさ」 冷静に考えたらおかしいよな。なんでチケット余ったからってろくに話したことのない女子映画に誘うんだよ。俺バカじゃねえの? 「なんの…映画? おいおい、映画の種類によっては行ってもいいってニュアンスにもとれるぞ?そのセリフ。 「…創世の〇クエリオン」 「……………」 「………………」 気 ま ず い 沈 黙 だ よ 畜 生 あれ…やっぱまずかったかな?いっつも休み時間とかノートに何か描いてるし、三年の先輩と濃厚なオタトークしてたとこ見たことあるし、だいたいアニ研所属だし。 「や…やっぱいらねえよな…ワリイ…呼びつけたりして…田村さん本当にゴメン」 さらば、なっがい黒髪を三つ編みにする野望、ワインレッドの瞳に見つめられるロマン。さらば、空のかなたに旅立った妄想たち。 「…だ、ダメじゃないよ!」 ……………マジすか? 顔真っ赤なのは夕日のせいじゃないよな?俺…やったよ…俺…! 週末までのことははっきり覚えてない。ずーっと幸せな妄想をしてたからな。 「よう」 「うん」 待ち合わせ場所の公園で軽く挨拶をして映画館へ向かった。ガムを踏んづけても今日は怒らない。 でもまあ手をつないだり肩を寄せ合ったりってことはないわけで。 これからなんだぜ。映画見終わってから田村さん家に連れてかれてそこで俺と田村さんはクラスメート以上の関係にっ! 「………………」 「………………アクエリオンマーズかっけえ」 俺達感無量。最高でした。 さあて、本番はこれからだ。これから田村さん家で二人の距離は急接近! …だと思ってました。 結構大きい田村さん家に俺達二人だけなんてことはなくて 「こんにちは。ひよりから話は聞いてるよ。うん、なかなかいい」 さわやかなお兄さんが出てきました。 おかしいなー俺の妄想だと『今日…家族いないんだ…』とかってひよりんの優しいボイスでフラグが立つ筈なのにさ。 「さあ、僕の部屋へ」 「…………………」 なんで俺上半身裸になってんの? なんで田村さん兄も上半身裸なの? なんで田村さん兄は俺と絡んでくるの?暑苦しいですよ? なんで俺の顔にはヨーグルトが飛び散ってるの?このヨーグルトは何を意味してるの? 「……いい…すごくいい……もうちょっと近づいて……」 ひたすらスケッチするひよりさん。見たいような見たくないような… 田村の兄さん、あんたシスコンなんですか?なんでそんなに従順なんですか? そ の 元 気 な 下 半 身 は な ん で す か ? 青い春と書いて青春。 今日俺が経験したのは青くさい経験じゃなくて白で、とってもイカくさい経験だった。本当にイカくさかったわけじゃないさ。 でも田村さんのスケッチブックから伝わるビジョンは限りなくイカくさい空気で満たされていて……… 俺は夕日に吠えた。 「ホイホイついてった俺の バカヤローッ!」 おしまい。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8977.html
362 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 07 51 25.19 ID m5ic4TQD0 報告言っとく。 鳥取にGMやりにきたって見知らぬ人間が来たのよ。 誰コイツ、とか思いつつ聞くと代表の知り合いでGMをしたいって言ってたから連れてきたらしいのね。 ふーん、と思いつつGMやらせたのよ。 世界を滅ぼせる邪神復活の阻止をしろって言うシナリオだったんだが。 どうにも阻止の仕方が分からない。 GMが出す情報全部総当たりしても全く関係ない情報ばかり。 最終的に時間切れとなってその世界は滅びました、って終わり方だったんだ。 どうやれば阻止できたんだ? と聞くと全く情報の出てない挙句シナリオとも無縁そうなところにいるヒロインと出会わなければいけない、と言われた。 無理だろ、そんなん、と思ってたらそいつはキャラシをおもむろに手に取るとビリッ、といった。 は? と思ってたら「キャラクターは消滅しましたからこの処置は当然です」と言い、次は鳥取の備品であるルールブックを手に取り、引き裂こうとしたので羽交い絞めで止めた。 「世界が滅んだんですから、世界そのものであるルールブックも当然処理されねばおかしい」とか言う意味不明な主張をしたのでとりあえず蹴りだした。 なんか最後まで「TRPGとはこういうゲームだ」みたいなこと叫んでたけど知らん。 代表になんであんなの連れてきたって言うとあんなのとは思ってなかった、次からはもっと注意すると反省してたので、とりあえずここでこの騒動は終了した。 と言う報告。キャラシ破りとかマジでいたんだな、と思うとこの世界の広さを実感する。 364 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 08 02 43.30 ID Z0oSb/uM0 [2/3] 362 乙。大変でしたな。 もうなんか、病人の域だから逆に何も言えないなあ。 365 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 08 21 18.88 ID mFwuXiNu0 病気じみててホント怖いなあ 人の話を聞かないヤツって本当どうかしてる 368 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 08 37 19.29 ID l5Xd/BIcO ルルブ引き裂きは怖いなぁ。 ほんと、引き裂くならまずは自分のルルブやシナリオコピーから引き裂けばいいのに 369 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 08 44 30.78 ID Z0oSb/uM0 [3/3] キャラシだけなら(それでも厳密にはアウトだろうけど)、「そこは当事者同士で」って 言われるかもしれんけど、ルルブ引き裂かれたら明らかに器物損壊やらなんやらだよね。 371 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 09 46 55.07 ID 68nZbHlt0 [5/6] キャラクタシートは一種の消耗品だし、死んだPCはもう使わない方が普通だけど…… (だから破っても全然問題ない、ということではないが) ずっと使うものであるルールブックを処分しようとするヤツは初めて聞きましたね。 GMどころかTRPG歴もほとんど無かったんじゃないかな。 372 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 09 49 58.43 ID BGT1ndfuO お前はコンピュータゲーム始めた頃、死んだらカセット割ったのか? 373 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 10 09 53.48 ID aNZ/qPR30 世界が崩壊したんだからSNEに絶版するように求め この世に存在するすべてのルールブックを買い集めて焚書する ここまでやったら認めてた スレ376
https://w.atwiki.jp/newani4/pages/208.html
世界一歪んだ親孝行 ◆45MxoM2216 ジャック・ハンマーは、放送よりも前に先ほどの激闘による気絶から目覚めていた 平和島静雄の攻撃は確かに苛烈だったが、狂気の沙汰としか言いようがないドーピングによって極限まで高められた彼の肉体にしてみれば、致命傷には程遠かったのである ましてや、今の彼は極制服…それも2つ星の極制服を身につけているのである これは、四天王達が身につけている特別なものを除けば、最も強力な極制服である 生命繊維が織り込まれたこの制服により、ジャックの身体能力は更に上昇している 本来の物に比べ燃費が悪化しているとはいえ、幸いにも先ほどの戦闘でオーバーヒートすることもなく、まだまだ健在であると言えよう よって、ジャックが放送前に目を覚ましたことは、自明の理だったのである 「…」 どうやらこの学ランは、思った以上の拾い物だったらしい 電信柱に背を預けながら、ジャック・ハンマーはそう思考した 先ほどの戦闘、流石のジャックも危機感を覚えたものの、身体に残るダメージは驚くほど小さい 強いて言えば頭に鈍痛が残り、軽い脳震盪が起きているぐらいだが、どちらも無視できる程度だ …まぁ、彼の基準では小さかっただけで、普通の人間なら確実に病院送りになっていただろうが… 一体どういう理屈なのかは分からないが、やはりこの学ランには身体能力を高める作用があるようだ 先ほどの華奢な少女があれほど自分の攻撃に耐えられたのも納得というものだ だが… 「足りんな」 やはり足りない 先ほどの男との戦闘を糧にし、より自分の力を高めることはできただろう だが、相手との実戦を通して地道に強くなる… そんな常識的な行動「だけ」では、あのを範馬 勇次郎を超えられるとは思えない やはり、並行してこの学ランのような強力な支給品も集める必要がありそうだ そう考えると、先ほどの男との戦いに敗れ、支給品を奪えなかったのは惜しかった 今から追いかけても余程運が良くなければ会えないだろうが、一応追ってみるか… と、そこまでジャックが考えたところで… 『――おはよう。午前6時、定時放送の時間よ』 放送が、始まった… 正直な所、ジャックにとって放送がそこまで重要だとは思えなかった いくら超人じみた人間が数多くうろついていようと、あの父や弟が死ぬとは思わなかったし、誰が死のうと他の参加者は糧と割りきっているジャックにとっては関係なかった とはいえ、まだ自分には少しとはいえダメージが残っているし、ここで休憩がてらに放送を聞くのも悪くないだろう そう思い、ジャックは電信柱に背を預けたまま、放送に耳を傾けた 「…禁止エリアか」 しっかりと放送を聞いて正解だったらしい 三時間後、一部のエリアが封鎖されるとのことだ このゲームが始まってすぐに猫のような女学生と遭遇したせいで、改めてルールを確認していなかったジャックは、その情報を得ることができて安堵する 三つの禁止エリアは、いずれも自分のいる場所からは遠かったが、いずれ訪れる可能性がある以上、知らずに踏み込んでしまう危険があった 『さあ、次はお待ちかね、ここまでに命を落とした方々の発表といきましょう。 一度しか言わないから、よく聞くことね』 次は死亡者の発表らしい さほど興味はないが、他の人間がどれだけ殺しあっているかを知るのも有益ではあるだろう 『【宮永咲】 【神代小蒔】 【範馬勇次郎】 ―――――――――』 その瞬間、このゲームが始まって以降崩れることのなかった彼のポーカーフェイスが崩れた 彼の母は、国連軍の兵士であった 任務で範馬 勇次郎を殺害しようとするも返り討ちにされ、陵辱された上に盾として利用され、勇次郎を逃がしてしまう そして彼女は任務失敗の責を問われ投獄され、陵辱の際にできた子供を獄中で出産した その子供が、何を隠そうこのジャック・ハンマーである そういった経緯を持ち、彼は範馬 勇次郎を超えることにあるいは腹違いの弟の範馬 刃牙以上に固執することになる 狂気の沙汰としか言いようのないハードトレーニングやドーピングを続けたのも、今日強くなれるならば明日はいらないと公言していたのも、全ては範馬 勇次郎を超えるためである その勇次郎が死んだ…シンダ? 「―――――――――――――――――――――ガアアアアアァァァア!!!!!」 ジャックは叫んだ 叫んで、いつの間にか涙が流れていた 例えばこれが一度闘う機会を逃しただけなら、彼もここまで錯乱しなかっただろう だが、勇次郎は死んだのだ もう二度と闘うことができなくなってしまったのだ 例え一般的な親子ではなかったとしても、互いに闘うことしか考えられないような関係だったとしても、その姿は―――涙を流しながら叫び、父を喪って悲しむその姿は… ただの、普通の若い男のようであった… 『さあこれで全員、残りは53人。マスターカードで名簿をご覧なさい。』 「ガアアアアァアアアアア!!!」 繭の声は、ジャックの耳をほとんど素通りする 耳には入っていても、その内容を上手く咀嚼できない 『脱落した人の横に、赤いバツ印が付いているはずよ。 あなたの大切なお友達が死んでしまったのなら、その子のために頑張りなさい』 「グアアアアアアアアアア!!!!」 タイセツナオトモダチ? 勇次郎とは、そんな関係ではない… 『ここまでで17人、素晴らしいペースよ。余程叶えたい願いがあるのね。』 カナエタイネガイ? そういえば、最初にそんなことを言っていたな… 「…ん?」 そうだ、最初の白い部屋であの女は言っていた 生き残った参加者には、どんな願いでも叶えると どんな願いでも叶える… 普通なら一笑に付すようなことだが、魔法といった事象を目の当たりにした今、あえてそれを否定するようなこともない ならば…死者蘇生も可能なのではないか? どんな願いでも…そう言われて真っ先に思いつくものは何だ? 一攫千金か、不老不死か…それこそ死者蘇生か おそらくはそういったものが主であろう なんでもというからには、それらもできると考えるのが自然だろう であるならば、自分は…ジャック・ハンマーは、優勝を目指そう これまでのように勇次郎を倒すことだけを考えるのではなく、ゲーム全体のことを考えて行動しよう 先ほど泣き叫んでいて後半の放送を聞き逃してしまったが、かろうじて頭に残っている内容から判断するに、このゲームは順調に進んでいるのだろう ならば、自然と生き残った参加者は死んだ者の支給品を手に入れているだろう しばらくは放送前と同じように、施設を回り支給品を集めるという方針で問題ないはずだ その後の方針は、支給品集めの結果から判断することにするとしよう そして優勝し…勇次郎を蘇生する 蘇生して、闘い、また殺す そう、殺すのだ 勇次郎との闘いは、正しく死闘になるだろう…おそらくは、どちらかが死ぬまでの 自分は日に30時間という矛盾を抱えて強くなった そしてジャック・ハンマーはここに今、新たな矛盾を抱えた それも日に30時間という、あくまで比喩の範囲の矛盾ではない 殺すために生き返すという、本物の矛盾を抱え… ジャック・ハンマーは優勝へ向けて動き出す すでに、平和島 静雄との再戦はジャックにとって些事となった 強力な支給品を求め万事屋、ゲームセンターを経た彼は、近場かつまだ調べていない場所…映画館へと足を向けた 【F-6/一日目・朝】 【ジャック・ハンマー@グラップラー刃牙】 [状態]:頭部にダメージ(小)、軽い脳震盪(無視できる範囲)、腹八分目、服が濡れている [服装]:ラフ [装備]:喧嘩部特化型二つ星極制服 [道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(9/10) 黒カード:刻印虫@Fate/Zeroが入った瓶(残4匹) [思考・行動] 基本方針:優勝し、勇次郎を蘇生させて闘う 0:映画館へ向かう 1:人が集まりそうな施設に出向き、出会った人間を殺害し、カードを奪う。 2:機会があれば平和島 静雄とも再戦したい [備考] ※参戦時期は北極熊を倒して最大トーナメントに向かった直後。 ※喧嘩部特化型二つ星極制服は制限により燃費が悪化しています。 戦闘になった場合補給無しだと数分が限度だと思われます。 時系列順で読む Back 誰かの為に生きて Next それでも『世界』は止まらない 投下順で読む Back 誰かの為に生きて Next それでも『世界』は止まらない 063 噴火する平和 ジャック・ハンマー 116 Mission Impossible