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ウルトラマンの新技 魔法カード 8マナ 威力:-(表示されないが一部の者には威力が600となる。その対象は説明で) 命中:90 消費:ツンデレニウム 説明: ツンデレニウムによる科学反応を起こし、それによる放射能を相手に向けて発射する。 相手はツンデレになってしまう。またツンデレ属性には大ダメージを与える。 相手がリヴァイアの場合リヴァイアと防御を半分にしてダメージ計算を行う。 ツンデレニウム光線の発祥 某チャットで発見されたらしい。ログは残っていないけれども記憶で再現 (ログを残している人は貼り付けてくれればうれしい) ノア:ツンデレニウム 竹竿:光線 竹竿:シュワッチ! 関連項目 ツンデレニウム
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選手名 コスト ポジション 初期能力値 MAX能力値 スキル 国籍 備考 メイン サブ OFF DEF PHY OFF+DEF 合計 OFF DEF PHY OFF+DEF 合計 名称 効果 リカルド・コスタ 12 CB RSB 245 696 330 941 1271 820 2326 1104 3146 4250 - - ポルトガル 20 ダビド・アルベルダ 12 DMF CB 346 569 355 915 1270 1156 1903 1189 3059 4248 バレンシアの門番 相手OMF,CFの能力値↓ スペイン 6 メフメト・トパル 13 DMF - 358 580 355 938 1293 1197 1938 1187 3135 4322 - - トルコ パブロ・ピアッティ 13 LMF OMF 688 273 332 961 1293 2301 912 1109 3213 4322 - - アルゼンチン 14 ジョルディ・アルバ 12 LMF LSB 674 262 336 936 1272 2252 876 1125 3128 4253 - - スペイン 17 エベル・バネガ 13 OMF RMF/DMF 718 240 355 958 1313 2401 803 1189 3204 4393 キラーパス 自軍WG,CFの能力値↑ アルゼンチン 10 ティノ・コスタ 13 OMF LMF/DMF 722 228 342 950 1292 2414 763 1144 3177 4321 弾丸ミドル 自分の能力値↑ アルゼンチン 24 ダニエロ・パレーホ 13 OMF RMF/DMF 704 243 345 947 1292 2354 813 1154 3167 4321 キラーパス 自軍WG,CFの能力値↑ スペイン セルヒオ・カナーレス 12 OMF CF/LMF 667 219 384 886 1270 2231 732 1285 2963 4248 ドリブラー 自分の能力値↑ スペイン アリツ・アドゥリス 13 CF - 711 231 372 942 1314 2376 772 1244 3148 4392 ゴールへの嗅覚 自分の能力値↑ スペイン 11 ジョナス 12 CF - 699 214 357 913 1270 2337 718 1194 3055 4249 - - ブラジル 7
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357 名前:ツン外伝~死闘編~[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 33 30 ID qHIgWoJy ある日の出来事… ~ゲームセンターバーボンハウスにて~ ξ゚⊿゚)ξ「さて!今日は休日だし、気兼ねなく楽しめるわ」 (´・ω・`)「やぁ、ツン君」 ξ゚⊿゚)ξ「こんにちは、マスター。混んでる?」 (´・ω・`)「そこそこかな?一人二人待ちがでてる程度だよ」 ξ゚⊿゚)ξ「ふ~ん…。じゃあ、空くまで他の人のプレイでも見ておこうかしら」 (´・ω・`)「他人のプレイを見ているだけでも得るものが多いからね」 ツンはプレイ中の人の邪魔にならないよう、遠くからサテを窺う。 各プレイヤーは真剣な眼差しでカードを忙しく動かしている。 そんな中、ツンは奥のサテで大騒ぎしながらプレイしている人達がいるのを見つけた。 A「ちょwwwww相手雑魚すぎwwww」 B「こんな時に兵法かよwwww馬鹿じゃねwwww」 C「弱えぇぇぇぇwwww」 359 名前:ツン外伝~死闘編~2[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 34 53 ID qHIgWoJy ツンは彼らのサテを覗いてみる。 君主名:雑魚狩りww 州:三州 どうやら彼らは袁軍で戦っているようである。 相手は初心者らしく、魏スターターに適当なUC、Cを付け足したデッキ。 初心者君主の各武将は一生懸命動いているが、デッキパワーは何より、 相手との圧倒的な技術の差が見て取れ、あれよあれよという間に落城してしまう。 A「ふぅww初心者狩りを狩ると気分がいいぜwwww」 ξ゚⊿゚)ξ(な、なに言ってんのよ。相手は本物の初心者だったじゃないの!!) B「そうだなww雑魚は雑魚らしく300円連コしとけっつ~のwww」 ツンは気分が悪くなったので、そのサテから離れることにした。 ξ゚⊿゚)ξ(時々あ~ゆ~のがいるけど、あんなことして何が楽しいのかしら…) 360 名前:ツン外伝~死闘編~3[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 36 41 ID qHIgWoJy ~10分経過~ (´・ω・`)「ツン君、席が空いたよ」 ξ゚⊿゚)ξ「マスター、ありがと」 ツンは席に着き、準備を始める。 ξ゚⊿゚)ξ(今日は試したいデッキがあるのよね) ツンは以前ブーンとトレードしたSR関羽を中心としたデッキで 戦えないものかと思い、試行錯誤を繰り返していたのだ。 ξ゚⊿゚)ξ(べ、別に、初めてブーンとトレードしたカードで、凄い思い入れがあるからとか そんなのじゃないんだからね!!) ~奥のサテ~ A「今日も楽しかったなwww」 B「おうw流石覇王だよ、Awwお前つえぇw」 C「おい、見てみろよ。女の子が三国志やってるぜw」 ABCはツンのサテに近付いた。 A「君、三国志やってるの?」 ξ゚⊿゚)ξ(見りゃ分かるでしょうが!!) ξ゚⊿゚)ξ「ええ」 B「へぇ~。今何州?」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 C「俺達覇王なんだけど、教えてあげようか?」 ξ゚⊿゚)ξ(うるせ~な…) A「ねぇ」 361 名前:ツン外伝~死闘編~4[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 38 28 ID qHIgWoJy ツンはマスターに追い払ってもらおうと辺りを見回したが、マスターの姿が見えない。 ξ゚⊿゚)ξ(さっきまでいたのに…) B「ほらほら。デッキ見せてみて」 ξ゚⊿゚)ξ「…ほっといてくれませんか。初心者狩りして喜んでる人に 教えてもらいたくありませんから」 ツンとしては、なるべくオブラートに包んで言い放ったのだが それが彼らにはカチンときたようだ。 A「はぁ?」 B「生意気だな」 C「弱いくせに調子乗ってるんじゃね~よ」 男三人凄まれてしまい、流石のツンもビビッてしまう。 しかし持ち前の気の強さでツンは言い返した。 ξ゚⊿゚)ξ「別に教えて貰いたくないって言ってるんです。…向こういけよ」 (最後はボソッと) 363 名前:ツン外伝~死闘編~5[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 42 45 ID 3+SFNlBA 何だか険悪な雰囲気になりかけてきたところに救いの神が。 川 ゚ -゚)「ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「あ!お姉ちゃん」 川 ゚ -゚)「どうしたんだ?そこにいるのは友達か?」 ξ゚⊿゚)ξ「全然」 川 ゚ -゚)「おい。私の可愛い妹に何イチャモンつけてんだコラ?」 A(こ、こえぇぇぇぇぇ!!) B(あ、姐さんか?) C(絶対この人○○○だよ…) A「い、いえ。ここここここのお嬢様があまりに可愛いので、 何か力になれればと思い、声をかけた次第でありましてまして」 川 ゚ -゚)「ほぅ」 B「ほ、ほら。このAってのが覇王なんですよ。だ、だから色々教えてあげられるんじゃないかと」 川 ゚ -゚)「ほほぅ」 C「て、店内対戦でもやりませんか?覇王と戦えば、何か得られるモノもあると思いますよ」 川 ゚ -゚)「なるほど」 364 名前:ツン外伝~死闘編~6[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 45 00 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ(お姉ちゃんが来てくれて助かった…って、べ、別に感謝はしてないからね!!) 川 ゚ -゚)「ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「え?」 川 ゚ -゚)「彼らが店内対戦したいと言ってるがどうする?」 ツンは改めてその三人を見る。 ξ゚⊿゚)ξ(確かに初心者狩りしていたけど、覇王ってことは腕はあるってことよね…。 例のデッキを試してみるにはうってつけかも) ξ゚⊿゚)ξ「いいわ。やりましょう、店内対戦」 A「えへへ…」 B「ぷっwどれぐらい手を抜いたらいいだろうな?」 C「ニヤニヤ」 ξ゚⊿゚)ξ(絶対負けるわけがないって顔をしてるわね。確かにそちらの方が強いかもしれないけど、 負けないわよ) 365 名前:ツン外伝~死闘編~7[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 46 47 ID 3+SFNlBA ( ^ω^)「あ!クーさんにツンだお!」 ( A`)「こんにちは」 川 ゚ -゚)「ブーンにドクオか。しばらくだな」 ( ^ω^)「どうしたんだお?」 川 ゚ -゚)「これからツンが覇王と店内対戦するんだ」 ( A`)「は、覇王!!?」 ( ^ω^)「何だか面白そうだお。観戦するお」 お互いサテライトに座り、改めて準備を始める。 真剣な顔つきでカードを並べていくクーとは対照的に、 相手三人はニヤけた顔でカードを並べている。 ξ゚⊿゚)ξ(落ち着いて冷静に。相手は覇王。でも恐れずに自分の力を出すの) ツンは深呼吸をしてボタンを押す。 367 名前:ツン外伝~死闘編~8[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 48 35 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ軍 覇者 SR関羽 R司馬イ C曹彰 UC程昱 R楽進 TOT団w軍 覇王 R袁紹 R顔良 UC張? R田豊 UC劉備 地形は何にも無い平地 ξ゚⊿゚)ξ(典型的な名門デッキね…。苦しい戦いになりそう) A「おいおいwネタデッキかよw関羽なんてカスカード使ってるしw」 B「俺、曹彰なんて初めて見たぜwww」 C「あんまり苛めてやるなよw相手は低徳覇者じゃんww」 ( ^ω^)「なんかあいつ等ムカつくお」 ( A`)「見下してる感があるからな」 369 名前:ツン外伝~死闘編~9[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 51 49 ID 3+SFNlBA ~開戦~ TOT団wは真ん中に全軍をまとめて配置している。 劉備、張コウを前衛に後ろには馬兵二人が並んでいた。 ξ゚⊿゚)ξ(基本に忠実だわ) 一方ツン側は少し下がり目の位置に曹彰を置き、 さらにその後ろに関羽&楽進が控えている形だ。 A「ジワジワと苦しませてやるか」 TOT団w側は劉備、張コウを盾にグングンラインを上げていく。 その後ろには絶えず顔良&袁紹がオーラを纏い、万全の態勢だ。 (´・ω・`)「相手の技術は相当なものだね」 (;^ω^)「うお!マスターだお。突然現れて驚かさないで欲しいお」 (´・ω・`)「すまない。少し用事で席を外してたもんで」 ( A`)「マスター、相手の技術が高いって?」 (´・ω・`)「よく見て御覧。相手は槍兵を上手く動かしながらも 馬兵のポジションを崩さずに進攻している。基本的な技術だけれども ああも容易くやれるのは相当の熟練者ってことだよ」 川 ゚ -゚)「なるほど。強い者ほど基本技術が高いのは当然だな」 371 名前:ツン外伝~死闘編~10[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 56 17 ID 3+SFNlBA 対するツンも負けじと曹彰で牽制しつつ関羽&楽進の突撃を当てようとしている。 ξ゚⊿゚)ξ(問題は田豊の伏兵よ。先にこちらの司馬イの伏兵を当ててから その司馬イで田豊を踏むのがベストだけど…無理な話ね) A「ぬっ!」 『十面埋伏の計じゃ』 Aは劉備で程昱を踏んでしまう。すかさずツンは関羽&楽進の突撃を当てにいく。 A「させるかよ」 Aは顔良と袁紹を援護に向かわせながらも、張コウの槍でツンの突撃を牽制しようとするが ツンはその槍を掻い潜り劉備に掠らせる様な突撃を当てる。 『次は負けんぞ』 A「フンッ!許容範囲だぜ」 Aは慌てず、そのままの勢いで程昱を倒す。 ξ゚⊿゚)ξ「槍が一枚減ったわ!あとは張コウを…!」 『かかったな、殲滅せよ』 『油断大敵じゃな』 ( A`)「伏兵の踏み合いだ!」 (´・ω・`)「お互い決定的なミスは犯してないね」 (;^ω^)「流石ツンだお。覇王と互角に渡り合ってるお」 (´・ω・`)(いや…名門デッキの真価は序盤では発揮されないんだよ、ブーン君 373 名前:ツン外伝~死闘編~11[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 18 59 48 ID 3+SFNlBA ~激しい序盤戦がなお続く…~ A「オラオラ!ビビッてんじゃね~よ!…ってげげ!」 Aは調子に乗って顔良の突撃を司馬イに当てようとしたところを 曹彰に迎撃をとられてしまう。 A「ち」 Aは慌てて顔良を城に戻させる。戦場には兵力がほとんどない張コウと 兵力が半分ほどの田豊。そして帰城しようとしている瀕死の顔良のみ。 ξ゚⊿゚)ξ「ここで田豊を倒せれば大きいけど…」 ツンは冷静に今の自軍の戦力を把握する。 ξ゚⊿゚)ξ(今残っているのは関羽、曹彰、司馬イ。どれも兵力は心許ないわ。 そろそろ劉備も復活するだろうし…今は勝負所じゃない。ここは引くべきよ!) A(ここで田豊は落とせねぇ…。事によっては張コウを捨てないとな。ん? 相手は帰っていきやがるな。こちらの劉備を警戒してか) 川 ゚ -゚)「序盤は差がつかなかったな」 (´・ω・`)「次の激突がお互い重要な場面になりそうだね」 (;^ω^)「ツンなら大丈夫だお。敵軍殲滅だお」 ( A`)「でも相手は覇王だからなぁ…」 (´・ω・`)(確かに覇王らしい技術の高さは見えたけど、あまりデッキ慣れしてないように見えるな) 376 名前:ツン外伝~死闘編~12[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 01 44 ID 3+SFNlBA A(袁紹が帰ってきて、ある程度兵力が回復したら出陣するか…) ξ゚⊿゚)ξ(全員揃えばすぐ出陣よ!兵力の回復を待っていたら相手が有利になるわ!) そう時間が経たないうちにツンの城からモクモクと煙が上がり出す。 A「もう来るのかよ!気がみじけ~な!」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 ツン側の武将達は兵力六~七割程度。進軍させるには無謀ともいえる兵力だ。 川 ゚ -゚)「ツン!慌てすぎだ!!」 (;^ω^)「ツン無茶苦茶だお。神風特攻だお」 (´・ω・`)(ツンちゃんの選択は間違ってはいない。名門デッキにラインを上げられて隙無き攻勢を 使われると相手のペースになる。先手必勝策はそう愚策でもないけど…) 378 名前:ツン外伝~死闘編~13[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 03 52 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ「今よ!」 『最後の決着をつけるとするか』 真ん中辺りまで進軍したツンは攻守自在を放つ。 前衛の曹彰、程昱がハイスピードで城門を目指し その後ろを関羽、楽進、司馬イが一丸となって疾走する。 A「やべーな…」 Aは口ではそう言いながらも冷静に武将を城から出し始める。 ξ゚⊿゚)ξ(程昱は右目に置こう。…ってことは左から田豊を出してくるでしょ。 計略範囲の大きさから考えて…) ツンは相手がどういう布陣で城から出てくるかを計算する。 A「馬のマウントはうぜ~から、槍で牽制しないと」 『攻撃あるのみじゃ』 Aは城から固めて武将を出し計略を発動させた。 379 名前:ツン外伝~死闘編~14[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 05 32 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ「槍兵は…」 ツンは、先にある程度予想を立てていた槍兵の位置が間違っていないかを確認する。 ξ゚⊿゚)ξ(予想通りね) そしてその速度UPの計略を生かし、相手の槍兵達に曹彰と程昱をぶつけ一気に乱戦にした。 A「うっぜ」 Aは顔良、袁紹でその乱戦部隊に連突をかけようとするが、間に合わない。 ξ゚⊿゚)ξ「くらいなさい!」 関羽、楽進、司馬イの弾丸突撃が張コウに激突。 『くそぉ』 (;^ω^)「ちょwwwwwww」 B「なんだよあれwwwwwバイクでも乗ってんのかよwww」 C「減りすぎwwww」 381 名前:ツン外伝~死闘編~15[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 10 57 ID 3+SFNlBA A「一撃かよ…でも相手の兵力は半分ぐらいだから、顔良達で守れるはず…」 兵法マスタァァぷぅらすぅ外伝!(増援:正兵+士気) A「ぐぅ!」 ξ゚⊿゚)ξ(相手の兵法も恐らく増援…。大攻勢も考えたけど、 サブICで名門デッキを練習していたことを加味するとそれはありえない!!) ツンは、次に劉備へ狙いを定め、同じように弾丸突撃を当て撤退させた。 そうこうしているうちに張り付いていた曹彰と程昱の攻城が決まる。 『叩き潰せ』 『老いぼれ相手に情けないのぅ』 ベリベリベリリリリリノリリリリリリリィィィィ!! 景気の良い音が鳴り響く。 A(こ、こいつ…!一人づつ確実に落としていって兵法を使わせないつもりか!) だがAはここから凄まじい粘り強さを見せる。顔良と袁紹の城突を丁寧に当てていき、 田豊の潜り乱戦でツンの攻城を凌ぐ。 383 名前:ツン外伝~死闘編~16[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 15 33 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ「流石覇王…!守備が上手いわ…!!」 A「ここを凌げば俺の勝ちだぜ!………キタ!」 Aはバンッ!と力強く計略ボタンを叩いた。 『先陣の誉れ』 ξ゚⊿゚)ξ「駄目…!」 ツン側の部隊は未だ誰も落ちていなかったが、計略効果が消えており兵力も残りわずか。 計略により強化された顔良は、そんな疲弊したツン軍の部隊を次々落としていく。 ツンは関羽の突撃を当てて顔良を落とそうとするが上手くいかない。 曹彰の防護戦法で応戦しようとするも、それでも顔良を止められない。 『この程度で』 『や、やるな』 『堕ちてゆく…』 ξ゚⊿゚)ξ「そろそろ顔良の計略が切れるから…」 しかし 『先陣の誉れ』 ξ゚⊿゚)ξ「また…!」 『ここは退けぃ』 (;^ω^)「なんでアイツは計略連打できるんだお?」 ( A`)「顔良の計略はキャッシュバック計略なんだよ。田豊と同じさ」 (´・ω・`)「ツン君は引かざるを得ないね」 385 名前:ツン外伝~死闘編~17[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 19 51 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ「関羽だけは逃がさないと…」 ツンは司馬イが落ちたのを見て、慌てて関羽を帰城させようとする。 A(ここは我慢…。こちらの足並みが揃うまでは無理する必要はない…) Aも顔良達を城に戻す。 城ゲージを見てみると、TOT団w側は馬の端攻城でも落城しそうなぐらいしか残っていない。 逆にツン側はノーダメだ。 (;^ω^)「もうツンの勝ちだお」 ( A`)「相手は城ゲージがほとんど残ってないからね」 川 ゚ -゚)「あとは守るだけだな」 (´・ω・`)(守るといっても、ツンちゃんには守る術が残っていない…。相手は兵法も残している。 どう凌ぐつもりなんだ…。このままではツン君が負ける…) 387 名前:ツン外伝~死闘編~18[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 20 57 ID 3+SFNlBA ξ゚⊿゚)ξ(どうしよう…。今ので勝負を決めるつもりだったのに) ゲームは終盤を迎えようとしている。恐らく次が最後の攻防になるだろう。 ξ゚⊿゚)ξ(その時には向こうの士気は12溜まっているはず。こちらは兵法も残っていない…。 士気も6~8程度しか使えないわ。攻守の妨害をかける…?) その時、ツンは閃いた。 ξ゚⊿゚)ξ(そうだわ!!) A(さて。ここからが正念場だな) Aは一息吐く。城に置いていた武将達は次々に復活の声をあげ、最後の時を待っている。 A(士気は溜まった。各部隊の兵力も万全。兵法増援も残っている。時間的には厳しいが、 充分落城てきるはず。恐らく奴は攻守妨害をかけてくるだろうが、それでも押し込める!) Aはニヤリと笑い、最後の戦場へと武将達を誘っていった。 389 名前:ツン外伝~死闘編~19[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 23 18 ID 3+SFNlBA ~終盤戦~ (;^ω^)「敵軍が攻めてきたお」 川 ゚ -゚)「ツンは全く動かないな」 ( A`)「相手はあれだけ固まってるんだから、攻守相手掛けをするかと思ったのに」 (´・ω・`)「やはり…」 ξ゚⊿゚)ξ(相手は私の考えを読めてない!いけるわ!あとはタイミングだけ!) A「さて」 TOT団wは進軍を続け、とうとうツン側の城攻ライン付近まで辿り着く。 A(ここらで名門ゴールデンコンボだな。それで勝ちだ。…それにしても) Aは首を傾げる。 A(奴は何故動かない?) 『我が軍の力に仰天せよ』 『攻撃あるのみじゃ』 その計略発動とともに、超絶強化された名門軍が誕生した。 (;^ω^)「うおおおおおお!!なんだお!!無茶苦茶強くなったお!!」 ( A`)「これが栄光の大号令から隙無き攻勢のコンボなのか!!」 川 ゚ -゚)「なんだそれは?」 (´・ω・`)「栄光の大号令は士気が溜まっていれば溜まっているほど威力が増すんだよ。 相手側は士気満タンだったからね」 川 ゚ -゚)「これは………どうやって返すのだ?」 (´・ω・`)「…」 391 名前:ツン外伝~死闘編~20[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 26 04 ID 3+SFNlBA A「さて張り付くか」 Aは部隊を次々張り付かせていく。 そのとき、端から関羽が出てくる。 A(おいおい。城突で守れる状態じゃね~だろ) 『もう誰も俺を止められん』 関羽の計略が発動すると同時に、関羽に雷が落ち武力29の鬼神が誕生する。 (;^ω^)「へ?」 ( A`)「うお!」 川 ゚ -゚)「な、なんだあれは?」 A「ちょwwwwなんで鬼神発動すんだよ!…まさか!」 (´・ω・`)(流石だ、ツン君。他の武将カードを外に出して置いてカウント1で止めていたんだね) ツンは手早い動きで他の武将カードを城内に戻し復活させる。 そして電光石火の如く楽進と司馬イを両端から出し、攻城に向かわせた。 394 名前:ツン外伝~死闘編~21[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 31 08 ID 3+SFNlBA A「ど、どうする!!」 Aが慌てふためいている間に、ツンは鬼神関羽の連突で張り付いていた張コウを落とす。 『くそぉ』 A「関羽を止めねーと…!」 Aは張り付かせていた劉備を戻し、槍で牽制を始める。 A(城攻に行った楽進と司馬イはどうする?馬で追いかけないと追い付けない…! しかし、ここで顔良と袁紹を守りに走らせるのは…!) ξ゚⊿゚)ξ「ああぁ!」 しかしここでツンの鬼神関羽が劉備に迎撃をとられ撤退する。 『まだ死ねぬ』 ベシッ!ベシッ! おかげでTOT団w側の攻城が何発か入るが…。 『我に撤退の二文字などない!』 ツンが攻城に向かわせていた楽進の攻城が入りTOT団wは落城する。 ξ゚⊿゚)ξ「やったわ!」 A「糞っ!!」 396 名前:ツン外伝~死闘編~22[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 34 50 ID 3+SFNlBA (;^ω^)「ツン凄いお!!覇王倒したお!」 ( A`)「すげ~…」 川 ゚ -゚)「流石だ。見所タップリだったぞ、ツン」 B「なんだよあれ!関羽壊れだし。卑怯すぎ」 C「つかラグゲー。こっちラグ持ちだから負けて当たり前だし。ウゼ~」 ξ゚⊿゚)ξ「…」 A「…なんだよ。言いたいことあるんだったら言えよ」 ξ゚⊿゚)ξ「良い勝負だったわ。対戦してくれてありがとう」 A「!」 ξ゚⊿゚)ξ「私がもっと強くなったら、貴方の本デッキと戦ってみたいわね。 その時はまた胸を貸してもらえる…?」 A「…好きにしろ。そん時にはもう、俺は征覇王になってるかもしれんがな」 (;^ω^)「ちょwwwwwwツンのキャラが違うwwwww」 ( A`)「てか、きめぇwwwwwwwww」 川 ゚ -゚)「青春だな…」 398 名前:ツン外伝~死闘編~23[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 37 33 ID 3+SFNlBA B「おい、A!今度は本デッキでやってやろうぜ!本デッキならこんな奴余裕だろ?」 C「そうだ!今のは練習!お前らに合わせてわざと負けてやったんだよ!」 ワーワー騒ぎ立てるB、Cを尻目にAは出口へ歩いて行く。 そして、扉の前で立ち止まりツンの方を振り返った。 A「もう初心者狩りはしね~よ。お前に勝つためにな」 そう言い残し、出て行った。 A(俺は何か大切なことを忘れていたのかもしれんな…) 399 名前:ツン外伝~死闘編~24[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 39 24 ID 3+SFNlBA ~その後のバーボンハウスにて~ (;^ω^)「面白かったお。ムカつく奴だったから負けてスカッとしたお」 ( A`)「相手は口だけだったな」 川 ゚ -゚)「うむ。よくやったぞ、ツン」 ξ゚⊿゚)ξ「相手が油断してただけよ。それに本デッキじゃなかったし。 普通にやってたら、こちらが負けてたわ」 (;^ω^)「そんなことないお。あんな雑魚、俺でも倒せるお」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!!」 (;^ω^)「こ、怖い声出して…何怒ってるんだお?」 ξ゚⊿゚)ξ「対戦した相手を貶すなんて最低よ!!」 川 ゚ -゚)「ツン…」 ξ゚⊿゚)ξ「どんな相手であれ、対戦した相手を馬鹿にしたり貶すなんて…」 (;^ω^)「…悪かったお」 川 ゚ -゚)「そうだな。今のような好試合ができたのも、相手が強かったからこそ」 ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。お互い真剣に勝負したから、皆楽しめたんだもの」 ( A`)「そうだったな…。相手がいるからこそ楽しめるんだもんな」 (;^ω^)「そうだったお。対戦した相手に敬意を払うのは当然だったお」 (´・ω・`)「うむ。対戦ゲームってのはそ~ゆ~もんさ。ツン君、大人になったね」 ξ゚⊿゚)ξ「あら。マスターいたの?」 (´・ω・`)「何か今日は皆つめたい…」 (完) 402 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 19 45 29 ID 3+SFNlBA 支援して下さった方々、誠にありがとうございました。 仕事の合間にコツコツ書いてたら、思いのほか長編に…。 410 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 20 10 12 ID iQzsf5Gi 乙! 誰か弱カードや弱デッキ・ネタデッキを使用して 勝率極低の中級プレイヤーを書かないかなと妄想。 安価なら呂姫 412 名前:ツン外伝~死闘編~排出カード[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 20 21 39 ID 3+SFNlBA 皆様ありがとうございました。 では排出カード編を…。 (;^ω^)「ツン、何のカードが出たんだお?」 ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと待ってよ…今開けてみるから」 ペリッ ( A`)「お!」 川 ゚ -゚)「これはまた勇ましそうな女子だな」 (´・ω・`)「呂姫だね。おめでとう」 ξ゚⊿゚)ξ「う~ん…私には必要ないカードね。ブーンいる?」 (;^ω^)「ホントかお?欲しいお」 ξ゚⊿゚)ξ「なら、ハイ」 (;^ω^)「嬉しいお。ツン、ありがとうだお」 お・わ・り
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アーテルツンクト 最も魔法科学が発展しており、世界の最先端とも呼べる国。 歴史も古く、魔王が封印されるより前の時代における冒険譚などで語り継がれる物語も、アーテルツンクトが最も多い。
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アリスの能力一覧 【名前】 ・アリス(本名は鈴木ありさ らしい) 【性別】 ・女 【見た目年齢】 ・ちびっ子。年齢は謎(500歳もきっと嘘) 【能力】 ・他人の体を変える程度の能力。・動物等の召喚もできる。大蛇『シュリー』はほんの一例。・攻撃能力が乏しい故に隠れながら戦う。 【外見的特徴】 ・ゴシックロリータな格好をしている・金髪赤目で西洋人形のような愛らしさがあるとかないとか。 【性格】 ・人目を気にし、人前ではツンツンして天の邪鬼な言動をする。・が、内面では友達を欲しがる等孤独を嫌う。 【その他】 ・彼女曰く『観測者』らしい。・趣味は能力者を石像やフィギュア等にしたり、絵画の中に閉じこめて飾ること。・気に入った能力者は…。・他にも色々秘密を持っているようだがそのほとんどは謎に包まれている(筈がない)
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このページはこちらに移転しました ツンデリウム 作詞/カリバネム 最近ちょっとマシになったけど まだ世の中にはびこってる 知った顔で嘯く奴らが ぼくのこの愛をジャマするんだ 後ろめたいことなんて ほんのちょっとしか見つかんないのに タバコ臭い連中が いちいち眠たい文句ばっかつけてさ いつから駄目になってしまったんだろう? こんなにもぼくは純粋だって言うのに あいつに一回見せてやろうかな そしたら何かイイように変わるかなぁ… 明日ずっと待ってたラブコールが 深夜二時ごろにやって来て ずっと気になってたエピソードが 妄想をぶち壊してしまうんだ キミには邪魔なストーリも 心のトランスで手に入るのに 真夏に見るいつから駄目になってしまったんだろう?:」 こんなにもぼくは純粋だって言うのに あいつに一回見せてやろうかな そしたら何かイイように変わるかイメージが 肝心なとこで高笑いするんだ…・・ ひねくれた気持ちだけど 今でもちゃんと覚えてう 探しに行こうよ ちっぽけなライフも 遠い昔に置きざってしまおう
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こちらでは【キノウツン藩国 】から提出された質疑及び回答のとりまとめを行います。 提出者名 質疑内容 質疑日時 回答 質疑URL
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136 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 12 52 40 ID BhbGEd++0 ある日曜日の朝。 空には雲一つ無く、まさに快晴といえる日だった。 そんな気持ちの良い朝にも関わらず、最悪の目覚めで一日が始まった者がいた… ξ;゚⊿゚)ξ「…!」 恐怖で引きつった顔のまま、自分の布団から飛び起きる。 …ツンだった。 そのすぐ後に、ツンは『色々な事』を確かめるように辺りを見渡す。 見慣れた自分の部屋、最近買ったばかりのCD、そして机の上に置いてある三国志大戦のカード。 それらを確認したツンは、安堵の息を漏らす。 ξ;゚⊿゚)ξ「良かった…」 『今』であることを確認したツンは、その顔から恐怖の色が消えていく。 時計を見てみると、時間は朝の七時四十分。 いつもの起床時間より少し遅かったが、日曜日なので誰も咎める者はいない。 ツンは急いで着替えた後、リビングへ行って朝食を食べた。 いつも通りの光景、いつも通りの日常。 そして、お昼過ぎにはブーン達と三国志大戦で遊ぶために、ゲームセンターバーボンハウスへと赴くだろう。 一つ一つ確認できていくその事実に、ツンの心は和らいでいく。 ξ゚⊿゚)ξ(…まさか今頃また『あの夢』を見るとは思わなかったけど… 大丈夫、ここは確実に『今』だもんね…) 138 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 12 54 00 ID BhbGEd++0 ◆ そしてお昼過ぎ、バーボンハウスにて… ξ゚⊿゚)ξ「はい、私の勝ちー!」 ( A`)「くっそー、また負けちまった…ツン、今日は調子良いなあ」 いつも通り、三国志大戦で店内対戦をしているお馴染みの面々。 今日はツンとドクオが対戦していたが、先ほどからドクオが三連敗している。 ξ゚⊿゚)ξ「ふふん、今日の私は負ける気がしないわね! 何ならもう一回やってみる?」 ( A`)「こうなったら絶対一矢報いてやる…行くぜ!」 意気込んでツンに再び臨むドクオ。 だが、結局試合はツンが勝ってしまった。 喜ぶツンに対して、四連敗に落ち込むドクオ。 そんな二人を遠目に見ながら、ブーンと店長が雑談をしていた。 (´・ω・`)「今日はドクオ君、思いっきりやられているねえ…」 ( ^ω^)「見たところドクオはいつもと変わりないみたいだし、今日はツンが絶好調なんだと思うお」 (´・ω・`)「それにしても、さっきからドクオ君が押されっぱなしだね…逆転の機会を何度も潰されてるよ」 ( ^ω^)「そういえばそうですね…今日のツンは何だか冴えてるお」 二人は気付いていなかったが、今日のツンはいつも以上の笑顔をしていた。 その理由は、ツンが見た『ある夢』が原因だった。 それは、ツンが久々に見た夢。 そして、長い間ツンが悩まされてきたもの。 その夢の原因は、ツンの小学校時代にまでさかのぼる… 139 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 12 55 09 ID BhbGEd++0 ◆ それはツンが小学生時代の頃。 この頃のツンは今とは違い、『捻くれ者』という感じだった。 その行動が照れ隠しなのは今も昔も変わっていないのだが、その為の言動や行動の一つ一つにトゲがあったのだ。 もちろん、そんなツンにも友達はいた。 だが、その友人は全て一年生の頃に出来た友人達。 三年生に上がってからは、一人も新しい友人ができていなかった。 それも全て、ツンの言動と行動が招いた事。 つい余計な事を最後に言ってしまう為、出来るはずだった輪を自ら壊してしまう悪循環に陥っていた。 女子生徒「ねえねえツンさん、昨日のムーンS見た?」 ξ゚⊿゚)ξ「…え、あの……いや、別にそれはあまり見てないから…ちょっとわかんない」 女子生徒「あれ、そうなの? でも、その自由帖はムーンSのじゃない」 ξ;゚⊿゚)ξ「こ…これは、可愛かったからつい買っちゃっただけで、アニメを見ている訳じゃないんだから…」 女子生徒「えー、でも面白いよ? 今度見てみてよ、絶対はまるからー」 ξ゚⊿゚)ξ「いいのよ、私は見ないから! 可愛くったって、別に話自体に興味がある訳じゃないんだから!」 女子生徒「え、でも…」 ξ゚⊿゚)ξ「しつこいわよ、私はこういうものはあまり見ないの!」 女子生徒「…そう、わかったわ…」 一事が万事、こんな状態だった。 その『自分に合わない事を全て突っぱねる』とも取れるような行動は、周りの人間から避けられる元となっていたのだ。 それは年が過ぎる毎に強くなり、次第に以前からの友人も少しずつ離れていくようになった。 しかも悪いことに、自分から他人へのコミュニケーションの取り方がぎこちなかった。 素直ではない性格が、ここにもデメリットとして表れてしまったのだ。 あまりにつっけんどんな態度を取り続け、それでいて自分からの『自主的な感情表現』が苦手。 そして遂にクラス内からは『あいつとは関わらない方が良い』と影で囁かれるまでになってしまった。 ツンと仲が良かった友人達も、ツンと一緒にいると同じように陰口を言われる事に耐えかね、一人また一人とツンの周りから消えていった… 140 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 12 56 37 ID BhbGEd++0 …そして小学校五年、最後のクラス編成の年。 ツンの入ったクラスは三分の二以上が『一度同じクラスになった人』だった。 仲の良かった友人も殆どが離れてしまい、ツンはほぼ孤立状態となっていた。 …ツンは寂しかった。 友人達が殆どいなくなり、しかも新しい環境になる筈だったこのクラスは知り合いばかり。 それも、ツンをあまりよく思っていない連中ばかりだった。 ならばせめて、新しい友達を一人位作りたい。 気兼ねなく話せる相手がどうしても欲しい。 それは、これまでの寂しさに段々と耐え切れなくなったツンの正直な気持ちだった。 しかし… ξ゚⊿゚)ξ「あ、あの…私…」 女子生徒「…あ、ごめん…ちょっと今からトイレ行って来るから…」 ξ;゚⊿゚)ξ「え…ちょっと、あの…」 ツンにとって初対面の人に話しかけようとするも、皆そそくさとその場を去ってしまう。 まるでツンと関わるのを避けているかのようだった。 一体何故なのか…初対面の人が自分を避ける原因が全くわからないツン。 142 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 12 58 39 ID BhbGEd++0 その時だった。 少し離れた場所から、ツンにとって衝撃的な言葉が聞こえてきたのだ。 男子生徒A「…あそこにいるツンっているだろ? あの子とはあまり関わらない方がいいよ」 男子生徒B「どうして? 別に見た目普通だし、特に性格も悪くないように見えるんだけど…」 男子生徒A「ところが性格に問題大有りなんだよ。とにかく空気の読めない奴でさ、妙にひねてて… はっきり言って、あいつと一緒にいると気分を悪くするだけだから近付くのはやめとけ。 俺は去年も同じクラスだったけど、あの酷さは半端じゃないぜ…」 男子生徒B「…そ、そうなんだ…わかったよ」 何と、元同じクラスだった人がツンの悪い部分を教えていたのだった。 しかも悪いことに、新しい人達のほぼ全員にその話が行き渡ってしまっていた。 新しい友達を作りたい…そのツンの願いは、わずか一週間で潰される事になった… 完全にクラス内で孤立状態になってしまったツン。 疎外されるという事を初めて味わったツンは、ショックから立ち直れなかった。 家に帰ると家族には元気な顔を見せるものの、それは空元気だった。 夜になると寂しさと悲しさが一斉に襲ってくるようになり、それはツンを長きに渡って苦しめた。 そして更に、ツンは『自らによって』更に追い込まれることになる。 143 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 01 32 ID apoxOEL10 ◆ ある夜、ツンは気が付くと不思議な場所に立っていた。 見渡す限りの荒野。周りには岩ばかりで何も無い。 そして何より、近くに生き物の気配が全く無かった。 ξ゚⊿゚)ξ「…何、ここ…どこなの…?」 自分が何故ここに立っているのか、それすらもわからない。 何故、自分は一人だけでこんな場所にいるのだろうか。 家に帰りたくても、場所がわからないから帰りようが無い。 その不気味さと孤独さが、ツンの心を少しずつ侵食していった。 ξ;゚⊿゚)ξ「どこなのここ…誰かいないの? お父さん…お母さん? 誰か……!」 叫んでも全く返事は無い。 聞こえてくるのは、自分の体に当たる風の音だけだった。 目標も無い場所で一人立ち尽くすツン。 まさにそれは、孤独を絵に描いたような状態だった。 ξ゚⊿゚)ξ「…とりあえず歩こう。 いつもでも立っていても…仕方が無いもん…」 意を決したように歩き出したツン。 何も無い荒野を、ゆっくり一歩一歩進んでいった。 しかし、どこまでいっても景色に変化は表れない。 草木の一本や小動物の一体でもいそうなものだが、それすらも現れる気配が無かった。 ツンの心にどんどん広がる、恐怖感と孤独感。 しかし、ツンは止まることなく進み続けた。 144 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 02 46 ID apoxOEL10 その時だった。 ツンの視界がいきなり闇に覆われた。 慌てて目の周りを触るツン。 そこには、ざらざらとした目隠しのようなものがくっついていた。 ξ;゚⊿゚)ξ「な…何よ、これ…っ!」 顔にくっついている目隠しのようなものを、何とかして取り除こうとするツン。 しかし引っ張っても剥がそうとしても、全く取れる気配が無かった。 視界が塞がれた上、まだ荒野の真ん中に立っている状態のツン。 いよいよツンの心は、恐怖と絶望に支配され始めた。 ξ;゚⊿゚)ξ「何で…何でこんな事になってるのよ…どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ…!」 孤独感から来る、どうしようもない寂しさと恐怖。 近くに頼れる者は一人もおらず、全く知らない場所に自分だけ。 それだけでも心が押しつぶされそうだったツンに、更に追い討ちがかけられた。 …ツンの後ろから、妙な音が近付いてきたのだ。 それは人ではない足音、そして妙に荒い息のような音。 更にそれ以外にも妙な音も混じっていた。 ξ;゚⊿゚)ξ「な、何なの、何なのよ一体! 嫌だ…嫌よ、こんなの嫌…っ!」 混乱するツン。 しかし、その間にも不思議な足音は少しずつツンに近付いてくる。 耐え切れなくなったツンは、音と逆方向へと走って逃げ出した。 視界は不思議な目隠しに遮られ、全く見えない。 しかしそんな事はおかまいなしに、ツンは音の逆方向へと走り続けた。 …だが、音はしつこく追い続けてくる。 得体の知れないモノから、必死で逃げ続けるツン。 もはやツンの心は、恐怖に完全に支配されていた。 145 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 04 07 ID apoxOEL10 ξ;⊿;)ξ(助けて…助けて! 誰か…誰でもいいから助けて…!) 必死で逃げ続けるツンだったが、途中で体にある変化を感じた。 足から地面を踏んだときの抵抗感が急に消えたのだ。 空を切る右足。それと同時に、体が前のめりに倒れこむ。 体が宙に浮いたと思ったその瞬間、視界を遮っていた目隠しが急に消える。 ξ゚⊿゚)ξ「取れ……!?」 目隠しが取れたと思った次の瞬間、ツンの目に入ってきたのは暗い谷底。 自分が谷底へ向かって自由落下していると気付いたのは、数秒経ってからだった。 ξ;゚⊿゚)ξ「……嘘……嘘でしょ……?」 暗く、最深部が全く見えない谷底へと自由落下し続けるツン。 その状況をはっきりと理解した時、ツンは無意識に叫んでいた。 ξ;⊿;)ξ「…嫌ああああああぁぁぁああぁぁぁぁあぁっっっ!!!!!」 底へと近付くにつれ、ツンを暗闇が包み始める。 それはまさに、恐怖と絶望の象徴のような闇だった。 なす術も無く落下していき、ツンは完全に暗闇に包まれた。 そして… 147 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 05 12 ID apoxOEL10 ◆ ξ;゚⊿゚)ξ「………うあぁっ!」 布団から飛び起きたツン。 そこは先程までいた荒野ではなく、見慣れた自分の部屋。 体中から汗が流れ出ており、着ていたパジャマはびしょ濡れになっていた。 ξ;゚⊿゚)ξ「夢…だったの…? 何だったのよ…あれは…」 時計を見ると、時刻は五時四十分。 やはり先程まで見ていた夢が原因なのか、いつもより一時間以上も早く起きてしまった。 流石にまだ眠気が残っていたので、もう一度布団に入りなおすツン。 …だが、横になった瞬間に先程の夢が頭の中に蘇る。 『孤独』というものの怖さ、そしてその先にある不安と絶望。 その全てがツンの頭を駆け巡り、なかなか離れてくれない。 寝ているとその怖さが襲ってくるので、結局ツンは時間まで起きている事にした。 ξ゚⊿゚)ξ「…私、やっぱり…独りが怖いの…かな…」 ツンは普段は強気だが、その根幹はとても弱く繊細。 自分で撒いた種とはいえ、孤独な状況に陥った事が耐えられなかったのだ。 仲の良い友達も殆どいなくなってしまい、クラスで話せる人もいなくなった。 それは全て、自分の行動と言動に原因があるという事も認識するようになってきた。 …だが、気付くのが如何せん遅すぎた。 このままでは、これから二年間は孤独感に耐えながら学校生活を過ごしていかなければいけない。 149 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 06 13 ID apoxOEL10 ξ>⊿<)ξ「嫌…それは嫌…!」 どうにかして、皆と気楽にコミュニケーションを取れる状態に戻りたい。 しかし、どうすればいいのかが思い浮かばなかった。 まだ少し眠っている頭を回転させつつ、ようやく出した手段は… ξ゚⊿゚)ξ「…恥ずかしがらずに、もっと皆と共通の話題を喋れるようにしようかな…」 それは、この時点でのツンが考え出せる精一杯のものだった。 そして決意を新たに、ツンは学校へと向かった。 友達を増やす為に、以前のように皆と楽しく話す為に。 だが、現実はそう上手く事が運ばなかった。 ツンを毛嫌いしている人は最初から話す気が無く、あまり話をした事が無い人にはツンの出す話題を逸らすような態度を取られたのだ。 朝に考えた作戦は、ものの数時間で失敗してしまった。 その日、ツンはどうしたら良いかを考え続けたが…結局、最後まで良い案は浮かばなかった。 それから二ヶ月、ツンは度々あの悪夢に悩まされ続けた。 クラスで孤立する寂しさ、そしてこのまま改善できなかったらどうしようという不安感。 そして何より、その二つが合わさった事による恐怖感がツンを襲ってくる。 そのうちツンは、少しずつ自分の殻に閉じこもるようになった。 いくら自分から皆に話を持ちかけようとしても、すぐに拒否されてしまう。 皆とコミュニケーションを取る事自体に『恐怖感』を覚えるようになってしまったからだ。 ならば、いっその事話なんか無理にしない方が楽だ。 ツンの考えがネガティブな方向に傾き始めた、その時だった。 そこに、一つの救いの手が差し伸べられたのだ。 151 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 08 32 ID Rkbgd29D0 ある日の昼休み、ツンが廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。 それは、昔からとても馴染みがある声だった。 ( ^ω^)「おいすー、ツン。こんな所を歩いてどうしたんだお? こっちには教室は無いお」 ξ゚⊿゚)ξ「知ってるわよ…別に、そんな事どうでもいいじゃない…」 (;^ω^)「…ツン、何だかいつもと様子が違うお? 一体どうしたんだお?」 ξ-⊿-)ξ「別にどうもしないわよ…」 声をかけてきたのは幼馴染のブーンだった。 ツンは、仲の良いブーンの前だけでは落ち込んだ顔をしないようにと決めていた。 当然、自分がクラス内で孤立している事も伝えていない。 だが精神的に参ってしまっていたツンは、もはやそれさえも実行する気力を失ってしまっていた。 (;^ω^)「いくらなんでも暗すぎだお…二週間前に会った時とは別人だお…」 ξ-⊿-)ξ「私だって、たまにはこういう時もあるわよ… もういいでしょ、私ちょっと休んでくるから…」 ふらふらとした足取りで再び歩き出すツン。 そんなツンの姿を見て、ブーンが急にツンの腕を掴んで引っ張った。 ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ…ちょっと、何をするのよ!」 ( ^ω^)「…ツン、是非とも今すぐ来てほしい所があるんだお!」 ツンに向かって話すブーンの目は真剣だった。 ツン自体は、そんなのは面倒だと思っていたのだが… ブーンの真剣さに断るわけにもいかず、ツンは仕方なく了解した。 ξ゚⊿゚)ξ「…わかったわよ…で、どこへ行くの?」 ( ^ω^)「こっちだお!」 153 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 10 05 ID Rkbgd29D0 そういうとブーンはツンの腕を掴んだまま、近くにある階段を上り始めた。 そのまま最上階まで上ったブーンは、屋上への扉を開ける。 この学校は特定の活動を屋上の広場で行う事があるので、扉は常時開放されているのだ。 もちろん転落防止の為に、隙間が無い透明な落下防止板と網が柵に設置されている。 だが、そのおかげで屋上からの風景を楽しむことが不可能になっている。 しかしブーンは、安全対策がしてあるエリアには向かわずに貯水タンクや排気口のあるエリアへと向かった。 ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっとブーン、何でこんな危ない所へ連れてくるのよ! これ、先生に見つかったら怒られるわよ!?」 ( ^ω^)「大丈夫大丈夫…ほら、着いたお!」 ブーンが連れてきた場所。 それは、三つの貯水タンクに囲まれて外側からは死角になっている場所だった。 当然このような場所に生徒が来ることは想定されていないので、近くの柵に目障りな落下防止板も無い。 太陽の光も丁度邪魔されずに差し込み、絶好の場所となっていたのだ。 ξ゚⊿゚)ξ「へえ…良い感じの所ねー」 ( ^ω^)「三ヶ月前位に見つけたんだお! もし先生がチェックしに来ても、あそこにある隙間から抜け出せば絶対に見つからないんだお。 実際に一回試したことがあるから、そこは保障するお!」 ξ゚⊿゚)ξ「やっぱりチェックしに来るんじゃない…まあ、ブーンらしいわね」 ツンが言葉を発し終わったと同時に、ブーンはその場に仰向けに寝転がった。 ( ^ω^)「ツンもここで寝転がってみるお!」 ξ゚⊿゚)ξ「嫌よ、服とか髪が汚れるじゃないの」 ( ^ω^)「寝てもらわないと、ここに連れてきた意味が無いんだお。 とりあえずそこにティッシュとハンカチを敷くから、これで…」 ξ;゚⊿゚)ξ「…あー、わかったわよ…寝転べばいいんでしょ」 154 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 11 18 ID Rkbgd29D0 ブーンの勢いに負けて、ツンもその場で仰向けに寝転がる。 空には、抜けるような青空と小さな白い雲が見えた。 ゆっくりと空を見ていると、ブーンが寝ながらゆっくりと話し始めた。 ( ^ω^)「僕はここで空を見ながら日向ぼっこするのが好きなんだお。 暖かくて気持ちが良いし、何より空を見ていると凄く安心するんだお」 ξ゚⊿゚)ξ「…安心?」 ブーンの横顔をみるツン。 青空を見たまま、ブーンは更に話を続けた。 ( ^ω^)「何だか不思議なんだけど、空をずっと見ていると不思議な安心感が来るんだお。 どう言えばいいのか少し迷うんだけど…『とても頼れる大きな存在』に包まれてるって感じかお?」 ξ゚⊿゚)ξ「へえ、ブーンもなかなか詩人なのねー」 ( ^ω^)「茶化さないでくれお…ツンも気を楽にして、もう一度空を見てみるお。 多分、僕が言っていることがわかると思うお!」 ξ゚⊿゚)ξ「ふーん…?」 ツンは言われた通り、改めて青空を見つめた。 美しい青と白のコントラストが目に入ってくる。 視界の殆どが空の風景で埋め尽くされ、ツンは無意識に言葉を発した。 ξ゚⊿゚)ξ「…空って、広いのね…」 当たり前にある空。 しかし、ツンは空というものを特に意識してじっくりと見た事が殆ど無かった。 特にここ数ヶ月は落ち込んでいたせいもあり、空自体を見る機会も少なかった。 改めて見た大きな空に、ツンは思わず感嘆の声を上げた。 157 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 12 44 ID Rkbgd29D0 ξ゚⊿゚)ξ「不思議ね…何だか本当に心が落ち着くというか…ほっとするわ。 それにまるで…何だかお母さんに抱かれているような安心感が…」 ( ^ω^)「…空は、気分が落ち込んでいるとなかなか見る事が難しい景色だお。 だから僕は、一日に一回は必ず空を見上げることにしているんだお。 気分が落ち着くし、心がほぐれて笑顔になれるし…」 ξ゚⊿゚)ξ「あんたは年中笑顔じゃないの…」 (;^ω^)「…ま、まあ僕の場合はあまり普段と変わらないだろうけど… でもツンは表情に変化が出てるお。さっきとても良い笑顔をしていたお」 ξ゚⊿゚)ξ「え…?」 ブーンの一言に驚いたツン。 自分はいつの間に笑っていたのだろうか。 つい先程まで、自分は深く落ち込んでいた筈。 空をただのんびりと見ていただけなのに… そんな考えが、ツンの頭を駆け巡った。 ( ^ω^)「さっきのツンは、まるで別人だったお。 いつもの笑顔が消えたツン…言っちゃ何だけど、人を寄せ付けない感じだったお。 まるで自分から関わることを拒否しているみたいな…」 ξ゚⊿゚)ξ「………」 まさにその通りだった。 事実、ブーンに話しかけられた時もツンはブーンと関わることを面倒だと思っていた程だ。 しかし今は… ( ^ω^)「…だからここに連れて来たかったんだお。 ここに来て空をゆっくり見れば、笑顔が戻ってくるから… ツンにあんな暗い表情は似合わないお、やっぱり今みたいな優しい笑顔が一番だお!」 158 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 14 32 ID Rkbgd29D0 ブーンが言い終わると同時に、ツンはブーンの手を握った。 そして今まで全く発することが無かった、素直な感謝の言葉を発した。 ξ゚⊿゚)ξ「…ありがとう、ブーン。 今日は…素直に感謝するわ…おかげで見つからなかった『鍵』が掴めたかもしれない…」 ( ^ω^)「鍵? どこかで宝箱でも見つけて、開けられなかったのかお?」 ξ゚⊿゚)ξ「ふふ…そうね、ある意味『宝箱』かもしれない。全部ブーンのおかげよ、本当にありがとう」 (;^ω^)「な、何だかわからないけど…良かったお!」 ツンはブーンにお礼を言った後、教室へと戻っていった。 その顔からは、先程までの険しい雰囲気が無くなっていた。 そこにはツン本来の表情…優しい笑顔がいっぱいに広がっていた。 それを証明するかのように、ツンは教室に戻ってすぐ、とあるクラスメイトから声をかけられた。 女子生徒「あれ…ツンさん、妙に良い笑顔だけど…何か良い事あったの?」 先程とは全く違う雰囲気になったツンに戸惑うクラスメイト。 だが、ツンはそのまま『素直に』言葉を返した。 ξ゚ー゚)ξ「うん、とても良い事があったわ…それもついさっき、ね」 ツンの凝り固まっていた心をほぐしたもの。 それはブーンの言葉と、どこまでも広がる青空だった。 心が開放されたツンは、少しずつクラスメイトとのコミュニケーションが増えていった。 それに伴い、わずかではあるが友達も戻ってきたのだった。 中学に進んだ後、素直になれない性格が少しだけ復活してしまい、 現在のような性格に落ち着いたのだが…それはまた別のお話。 161 :青空 -ツンの記憶-:2008/02/22(金) 13 16 43 ID OET6P9iu0 ◆ ξ゚⊿゚)ξ(結局あれから、私も一日に一回は空を見上げるようにしたのよね… ブーンのあの言葉が無かったら、こうやって今友達と楽しく遊べていなかったかもしれない…) ちらりと待機席付近を見るツン。 そこには、いつものように笑顔を絶やさないブーンが店長と共に立っていた。 ξ゚⊿゚)ξ(相変わらず良い笑顔をしてるわね。 私もブーン程とは言わないけど、いつも良い笑顔でいられるようにしたいわね…) 朝、久しぶりに小学生の時の悪夢がフラッシュバックしたツン。 しかし、もうあの時のようにいつまでも夢の内容を引きずらなくなった。 落ち込んだら空を見る。それが笑顔を保ち、心を落ち着かせる秘訣。 更に今は昔と違って、楽しく話せて遊ぶ事ができる友人がこれだけいるのだ。 皆のおかげで、自分は本当に幸せになれた… ツンは改めてそう思った。 (;^ω^)「あのー、何か用ですかな…?」 じっと自分を見つめるツンに対して、不安げな声で質問するブーン。 その様子を見て、少しだけ笑いながらツンはブーンに言葉をかけた。 ξ゚⊿゚)ξ「ねえブーン、対戦しない? ドクオはもう疲れたってやめちゃったけど、私はまだやり足りないから」 (;^ω^)「むむむ、今日のツンは何だか絶好調だし…しかし、それでも挑むのが男だお!」 ξ゚⊿゚)ξ「決まりね、じゃあ遠慮なくいくわよ?」 ( ^ω^)「よーし、返り討ちにしてやるお!」 この日は雲が少なく、抜けるような青空だった。 今日も色々な人が空を見て、心を癒していくだろう。 何かに疲れたら、一度空をゆっくり見てみるといいかもしれない。 とても大きい安心感が、そこにはあるのだから。 162 :ゲームセンター名無し:2008/02/22(金) 13 19 32 ID OET6P9iu0 以上です。 今回も登場人物の過去話という感じにしてみました。 しかし前回書いた孟徳の過去話もそうでしたけど、私はどうも重い話にしてしまう傾向がありますねorz ちょっとした短編でしたが、ゆるりと読んで頂ければ幸いです。 では、お目汚し失礼致しました。
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自分の本ROM含めニコニコ生放送のリスナーに当った際は自分産のポケモンを交換に出しているが一般勢等にあたった場合貰ったポケモンを横流ししている感じ。 現在もちょこちょこ見かけるので注意。 他にも一般にだけ横流しをしているニコ生リスナーは多いと思われるので気を付けて欲しい。
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【呼称】 【使用デッキ】 2016 ビリビリデッキ sm28411522 【出演動画】遊戯王工場 【twitter】 【備考】 名前 コメント