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777 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 16 21 17.09 ID jaAzAaVRO … ~ある中小企業オフィス~ ここは、ある中小企業のオフィス。 パソコンが乗ったデスクがたくさん並び、従業員が事務作業をしていた。 会社員「さーて、今日も集計始めるか…」カチッ 会社員はパソコンを起動した。 そして、デスクトップからデータ集計ソフトのアイコンをクリックしようとした… その時。 パソコン『ふはははー!』 会社員「!?」 突如パソコンから音声が流れた。 そして画面の上部から、何かの画像がマウスポインターへ高速で近付いてきた。 パソコン『たあ~!ほい!』 なんと、その画像に触れたマウスポインターが勝手に動いた。 まるで、弾き飛ばされたかのように。 その画像の正体とは… なんと、動くアライさんであった。 パソコン『ふはははー!お宝は頂いたのだー!』ガシィ 会社員「な、なんだこれ!?」 画面の中のアライさんは、集計ソフトを持ち上げた。 779 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 16 28 56.53 ID jaAzAaVRO パソコン『お宝はここなのだぁ!』パッ 集計ソフトの実行ファイルが配置されているフォルダーが勝手に開いた。 会社員「何だよこれ…誰かのジョークか?」アセアセ パソコン『食べるのだー!はぐはぐっ、くっちゃくっちゃ!』クチャクチャ すると、画面の中のアライさんは集計ソフトの実行ファイルを食べ始めた。 パソコン『ぷはー!美味しかったのだぁ!』 会社員「え…あれ?集計ソフトの実行ファイルが消えたんだけど…。まさかマジで消えてないよな?」 この集計ソフトは業務の必需品である。 パソコン『こっちにもお宝があるのだー!』ゴソゴソ なんと、顧客の個人情報が保存されているフォルダが勝手に開いた。 このデータこそ会社の資産であり、取引先や客からの信頼の証である。 会社員「なんなんだ…なんなんだこれ!」 パソコン『一人じゃ食べきれないのだ!チビを産むのだ!うーん…のだああああ!』ズルル ヌポォ 画面上のアライさんは、突如大量のアライちゃんを出産し始めた。 会社員「うわ…キモ…」 パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ ヨチラーは20匹ほど生まれ、画面の中をヨチヨチと這い回ったり、フォルダアイコンの中へ潜り込んだりしていった。 会社員「…これ、まずいんじゃないのか!?」 780 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 16 35 11.46 ID jaAzAaVRO 顧客の個人情報は、会社員のパソコンのローカルディスク上でなく、 会社のサーバーに保存されているものである。 アライちゃん達『なのりゃー』ヨチヨチウジャウジャ アライちゃん達は、サーバーのフォルダ内へ侵入しようとした。 会社員「まさかウイルス…!?やばいっ!」ガッ ブチィ 会社員は、パソコンからLANケーブルを引き抜き、社内ネットワークから切断した。 アライさん『ふはははー!もう遅いのだ!チビ達はさっきの大きなお家に入ったのだ』 会社員「なん…だって…?」 その時。 『おたからなのりゃー!おいちそーなのりゃ!』 …他の社員たちのパソコンから、音声が流れ始めた。 社員1「うわっ!?なんだこれ!?」 女子社員1「きゃあ!キモい!」 社員2「データが食われて…無くなっていくぅ!」 会社員「な…あ…遅かった…!」 782 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 16 47 23.74 ID jaAzAaVRO 課長「な、なんなんだこれは!?せ、セキュリティチーム!大変なことになった!すぐに対応を…!」 課長は内線でセキュリティチームへ連絡している。 会社員「う、ウイルスセキュリティソフトは!?…は、破損してる!」アセアセ パソコン『ぷはー、いっぱい食べたからウンチしたくなったのだ!あっちに溜め糞するのだ!』ゴソゴソ 画面の中のアライさんは、Cドライブのフォルダアイコンの中に潜り込んだ。 会社員「な、何する気だ!」パッ パソコン『ふはははー!ここをアライさんのお家にするのだー!』スポッ Cドライブを開くと、アライさんがWindowsOSの構成フォルダへ潜り込むのが見えた。 会社員「Windowsフォルダ…!?」カチカチッ パソコン『ここで溜め糞するのだ!うぅーーーっ!のだあああーーーっ!』ブリュブリュブリュブリュブリュブリュ Windowsフォルダの中は、一本グソのアイコンで表示される『tamefum(1).ari』~『tamefun(100).ari』という よくわからないファイルで次々と埋め尽くされていく。 tamefun.ariファイルは1個あたり500MBの重さがある。 1秒間に50個ほどのペースで作成されているようだ。 785 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 16 55 00.60 ID jaAzAaVRO 会社員のパソコン画面は、ブルースクリーンになった。 会社員「さ…再起動を…」ポチッ 会社員はパソコンを再起動した。 すると、BIOS画面が表示されたあと、Windows7の起動画面が表示された。 会社員「よ、良かった…。OSは死んでない…」 786 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 17 01 55.81 ID jaAzAaVRO パソコン『なのだー』パリィーーンッ なんと、起動画面のWindowsOSロゴマークの窓の部分が突如割れた。 会社員「!?」 窓の割れた部分は真っ黒になっている。 やがて、割れた窓の向こう側から… パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ ポテッ パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ ポテッ パソコン『なのりゃー』ウジャウジャ ヨチヨチ ポテッ 割れた窓の向こうから、大量のアライちゃんがウジャウジャと這い出てきて、こっち側へ落ちてきた。 パソコン『のりゃ!のりゃ!のりゃ!のりゃ!のりゃ!』ウジャウジャウジャ ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ 1秒に5匹のペースで増えるヨチラーが、瞬く間に画面を埋め尽くしていった。 会社員「あ、あああ…駄目だぁ…」ポチッ 会社員はパソコンを強制終了し、再度起動を試みた。 パソコン『のりゃ!のりゃ!のりゃ!のりゃ!のりゃ!』ウジャウジャウジャ ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ しかし、強制終了直前と全く同じ画面が表示され、 アライちゃんが増えていくばかりであった。 会社員「あ、あああ…」 いつまで経ってもWindowsは起動せず… やがて、あまりに大量に増えたアライちゃんの描画処理によってCPUリソースが食い潰された。 会社員のパソコンは、完全に操作不能となった。 793 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 13 29.14 ID jaAzAaVRO … 課長「ひ、被害状況はどうだ!」アセアセ セキュリティ班長「顧客情報については、予備サーバーのバックアップが生き残ってます」 課長「顧客データ消失の被害は免れたか…」 セキュリティ班長「しかし、作業用PCはほとんどパーです。おまけに、メインサーバーはもう初期化しなきゃ駄目です」 課長「ぐぬぬ…何とかならんのか?」 セキュリティ班長「…全てのコンピューターを初期化して、外部ネットワークから完全隔離すれば、まあ…一部の業務はできるようになるかも」 課長「つまり…、インターネットに接続するだけで感染の危険があると」 セキュリティ班長「ウイルスセキュリティすらも突破してきますからね…マイクロ●フトがどうにか対応してくれないと…」 課長「そ、そうだな…マ●クロソフトが何とかするだろ…」 794 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 20 55.40 ID jaAzAaVRO この『アライさんウィルス』は、世界中をパニックに陥れた。 一度感染したら最後… コンピューターのあらゆる情報を食い尽くされ、滅茶苦茶にされてしまう。 (幸い、中核システムまで破壊されることは無いため、初期化すれば復旧可能だが…) このウイルスは感染後、コンピューターに潜伏し、自己増殖してインターネットへ複製をバラ撒いた後で、 ユーザーに見えるところへ出てくるのである。 つまり、異常が起こったときにはもう遅いのである。 795 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 30 52.03 ID jaAzAaVRO アライさんウイルスがインターネット上に現れた翌日… セキュリティ班長「課長!マ●クロソフトから、セキュリティ更新プログラムが配信されたましたよ」 課長「し、しかし…。インターネットに接続するのはマズイんだろう?」 セキュリティ班長「いえ、アクセス後真っ先にセキュリティ更新プログラムだけ落とすようになってるので大丈夫です」 課長「そ、それじゃあ…。ネットに接続し、再起動すればいいんだな?」 セキュリティ班長「はい」 会社員達は、各々OSのセキュリティプログラム更新を行った。 797 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 35 18.44 ID jaAzAaVRO 会社員「やっと仕事ができるな…」カタカタ 会社員は、インターネットに接続し、業務を進めた。 すると、パソコン画面に… アライさん『なのだー!』パッ …例のウイルスのアライさん画像が現れた。 会社員「う、うわああああ!だ、駄目じゃないか!」アセアセ アライさん『ふははー!お宝が呼んでいるのだー!』ドタドタゴソゴソ アライさんは、再びフォルダに入ろうとしているようだ。 799 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 42 54.03 ID jaAzAaVRO アライさん『お、おた、おたか、お、お、さ、さが…』グニャア 会社員「!?」 突如、アライさんの姿が変わり始めた。 体のテクスチャが一部真っ黒に染まり、尻尾や指などの部位が、破損したり消失し始めた。 アライさん『ご、ご飯、た、食べ…』グチャグチャ アライさんの形状は完全崩壊した。 もはやアライさんの面影は、色くらいしかなかった。 会社員「う、うわー…視覚的にきつい…。もっとこう、パッと消せないの?」 女子社員1「こ、怖いですぅ!」ブルブル 社員1「なんぞこれ…アライさんが壊れていく…」 社員2「え…これはどうなんだ…。更新プログラムは効いてるのか?」アセアセ アライさん『ち、チビ、う、産、ウ、の、チビビ…む…』グパァ アライさんの脚だったと思わしき部位がビヨヨーンと伸び始めた。 会社員「うわっきめえ!」アセアセ 800 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 50 14.33 ID jaAzAaVRO やがて、アライさんの姿をしていた塊から… アライちゃんと思わしきモノがたくさん出てきた。 不気味な塊1『ノ,ノビャ,おが,しゃ,ビビビ』ウゾウゾ 不気味な塊2『ノリャ,タ,タタ,ゴハ,ごはん,タベ』ウゾウゾ 不気味な塊3『ビビビ,の、りゃりゃの』ウゾウゾ 会社員「うわああああああ!き、キメエエエエエエエッ!!」ドンビキ 出てきたモノは、アライちゃんの姿だった方がまだマシといえる程の不気味な塊であった。 精神的ブラクラとはまさにこのことである。 アライさん『ご、ご飯、食べ…』モゾモゾ 不気味な塊1~3『『うユ,オナ,シュ,シュシュ,ペココペコペゴゴゴ』』モゾモゾ 不気味な塊は、デスクトップ上のショートカットアイコンへ近付いていく。 会社員「ヤバいヤバい!ヤバいって!またやられる!」アセアセ 801 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 55 30.23 ID jaAzAaVRO しかし。 不気味な塊1『ギビィ』グチャァ 不気味な塊2『ウビュ』グチャァ 不気味な塊3『ノリャ』グチャァ 不気味な塊の形状はバラバラになり… 不気味な塊1~3『』パッ 画面から消えた。 会社員「え…これは…ウイルス駆除したってこと?でも、まだシステム内部にデータのカスとか残ってそうな消え方したな…」アセアセ アライさん『ご、ゴハ,たべ,テ,ち,ビウ,ム…』スッ アライさんの姿だったモノが、集計ソフトのショートカットへ触れようとした瞬間… アライさん『ウゴゴガモグゴハゴハハタベタベベコービビビチビチチビピカカカピカバッチリバチチチバババ』 アライさん『』パッ …アライさんだった塊も消えた。 802 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 19 58 56.31 ID jaAzAaVRO 課長「や、やったな!これで解決だ!」 セキュリティ班長「うーん…」 会社員「…ど、どう思う?今の…」アセアセ 社員1「キモすぎるだろ…。子供泣くぞこれ…」アセアセ 社員2「というか、そもそも今のは何だ!?ウイルス駆除が効いてるなら、そもそも姿が現れないんじゃないのか?」 社員3「まだシステム内部にウイルスが巣食っている可能性が微粒子レベルで存在している…?」 女子社員「微レ存どころじゃないのでは…」 セキュリティ班長「…ネットで『アライさんウイルス』『消え方』『キモい』でググってみた。どうやら、どこも同じことが起こってるらしいですよ」 課長「そ…そうなのか!?」 803 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 20 02 05.85 ID jaAzAaVRO セキュリティ班長「マイクロソ●トの説明によると…。アライさんの姿が滅茶苦茶になっても、画面からパッと消えれば、駆除完了らしい」 社員1「ええ…」 社員2「そもそも、なんであんなクソキモいビジュアルになるんだよ!」 女子社員「ホラー映像よりキモ怖かったんですけど…」 セキュリティ班長「今回はウイルス駆除を最優先にしたため、見映えにこだわってる暇はなかったらしい」 会社員「見映えって問題か…?」 805 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 20 10 12.13 ID jaAzAaVRO こうして、世界中のサーバーや多くのデータを破壊し… 大きな経済被害を引き起こしたアライさんウイルスは、無事インターネット上から駆逐された。 『サポート終了済みのOSには、まだ残ってるのでは?』という疑念もあったが…。 そちらはCDROM等で対応してくれるらしい。 ウイルス出現からわずか1日で対応し、脅威を駆逐したマイ●ロソフトは、多くのユーザーから称賛された。 しかし… 『ウイルス駆除時のビジュアルが気持ち悪すぎた』 『夢に出そう』 『ウイルスの被害より、駆除したときの光景の方がキツかった』 『トラウマになった』 …などのクレームが多く寄せられたという。 なお、ウイルス作成者はまだ特定されておらず、捕まっていない。 806 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/13(土) 20 11 37.91 ID jaAzAaVRO 一旦ここまで 野食会合宿・その1 パート1へ戻る
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206 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 22 51 14.31 ID 01O1dAmCo … ~夜、食通の友人の家~ 食通の友人「ふぅー無事商談がまとまったぜ」スタスタ 居間に戻ってきた食通の友人。 天井の穴は、業者が応急対応として塞いでくれたようだ。 電話「」プルルルルルル 食通の友人「はい、こちらフォアグライ加工場の取締役…」 ブラウンP『今日も一日お疲れ様。私だ』 食通の友人「…お、おお…」 ブラウンP『どうだった?八ツ橋はもう食べたかい?』 食通の友人「…あー。一個は食ったけど、残りは、それが…」 ブラウンP『それが?』 食通の友人「…夜中のうちに、侵入してきたアライちゃん達に…残り全部食われちまった」 ブラウンP『……………は??????』 209 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 22 56 00.01 ID 01O1dAmCo 食通の友人「夜中のうちにさ、天井に穴空けて入ってきたみたいで…。残りの八ツ橋、29個全部…食われてた」 ブラウンP『…』 食通の友人「…悪い。俺の警戒が足りなかった」 ブラウンP『殺す』 食通の友人「ヒッ!わ、悪かった!俺が悪かった!すまねえ!ディスパッチ動画送るからよ!」アセアセ 213 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 02 56.18 ID 01O1dAmCo ブラウンP『君のことじゃない』 食通の友人「え」 ブラウンP『害獣 殺す。全て殺す』プツッ 電話「」ツーツーツー 食通の友人「…切られた…」 食通の友人「とりあえず、ボール蹴り転がした時の動画でも送っとくか」ピッ 食通の友人は、居間とトレーニングルームで撮影した動画を送信した。 食通の友人「…」ピローン 食通の友人「…メールが返ってきた」ピッ 『いい筋肉だね。首筋を伝う汗もいい。ついでに害獣の悲鳴もいい。全部ありがたく使わせてもらうよ』 食通の友人「…使うって…何に使うんだ?…MAD素材とかか?」 218 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 14 33.25 ID 01O1dAmCo …一斉掃討作戦本部… 指揮官「特別遊撃隊?」 ブラウンP「はい。私一人を、他の隊員とは別行動として、自由に動き回らせてほしいんだ(怒)」 大臣「ど…どういうことなのですか?」 ブラウンP「はっきり言って、他の隊員達に合わせてノロノロ進むんじゃ、効率が悪い。野生解放した私を、単独部隊としてほしいんだ(怒)」 大臣「そ、それは…!もしアライさんを殺し損ねて、アライさんに情報が伝わったら…!」 ブラウンP「殺し損ねない。全て殺す。レーダーと嗅覚でどこまでも追い詰めて殺す(怒)」 指揮官「しかし、単独では…。もしも怪我したとき、誰もすぐ救援に行けませんよ?」 ブラウンP「必要ない。野生解放した私が、野良アライさんに負傷させられるわけがない」 指揮官「いやしかし…」 会長「構わないのです」 大臣「会長!?」 会長「良いのです、ブラウンP。ただし、殺したアライさんの位置はちゃんと全部回収マーカーのアプリで地図に情報を送るのです」 ブラウンP「…ありがとう。害獣を、全て駆除してやる…一匹残らず…!」ゴウッ 大臣「ここで野生解放するのですか!?」 219 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 21 46.48 ID 01O1dAmCo そうして、ブラウンPは単独遊撃部隊として、全国を駆け回った。 アライさん1000「ぎびいいいいーーーっ!」ブシャアアア アライさん2000「ぐぎびぃ!いだいのだあああああ!!」ブシャアアア アライさん3000「あぁああああ!アライさんの脚がああああ!!」ブシャアアア アライちゃん4000「だぢゅげでええええーーーーっ!」ブシャアアア アライちゃん5000「あ、あらいしゃん、わゆいごとしてないの…じびぃぃぃぃーーぇええーーーっ!」ブシャアアア アライさん6000「しにだくない!しにだ…ぐぎゃあああーーーっ!」ブシャアアア …アライさん駆除のペースは、それまでの5倍以上に跳ね上がった。 224 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 29 22.77 ID 01O1dAmCo … ~どこかの森~ アライちゃん7000「や、やべで…たべないで…」ピクピク クロケット帽アライちゃん1「(*1))」クチャクチャモグモグ クロケット帽アライちゃん2「(*2))」クチャクチャモグモグ クロケット帽アライさん1「もぐもぐ…。くちゃくちゃ…!げぇっぷ、やっぱりアラジビは最高なのだ!」 クロケット帽アライさん2「ふはははあー!みんなどんどん強くなってるのだぁ!」 アライスター・グローリー「ふふーん!これだけの力があれば、あいつに…ID1番に、復讐できるのだ…!はああっ!」キュイイインッ アライスター・グローリーの体が、野生解放の輝きに包まれる。 アライスター・グローリー「エリート気取りになって、勝手にアライさん達をカースト最底辺として決めつけたあの高ピーを!足蹴にしてやるのだ!」シュウウウウ クロケット帽アライさん1~10「「「「なのだー!」」」」ゴウウウッ アライアンスのメンバー達も、野生解放の光に包まれる。 226 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 35 13.95 ID 01O1dAmCo アライスター・グローリー「アライさんは忘れないのだ…。慢心しないのだ…」 アライスター・グローリー「ヤマゴヤ…ID1番は、10人以上で武装して暗殺を仕掛けたにも関わらず、単独で全員殺り返した化け物なのだ」シュウウウウ アライスター・グローリー「奴を殺すために!アライさん達は、食糧収集任務の最中に逃げ出し、密かに結託したのだ…!」シュウウウウ クロケット帽アライさん達「「「山小屋に死を!なのだー!!」」」 アライスター・グローリー「時は満ちた!山小屋に行くのだ!やつらの天下を終わらせるのだ!」ザッザッ クロケット帽アライさん達「「「なのだー!」」」ザッザッ 229 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 38 49.56 ID 01O1dAmCo そこへ… 一筋の光が、稲妻のようにやってきた。 ブラウンP「ははははははははは!ああーーーっはっはっはっはッ!!!」タタタタタ シュウウウウ …ブラウンPであった。 クロケット帽アライさん1「何者なのだ!?」 クロケット帽アライさん2「フレンズなのだ!野生解放してるのだ!」 クロケット帽アライさん3「こっちも全員野生解放なのだ!アライアンスの力を見せるのだ!」シュウウウウ ゴウッ クロケット帽アライさん4「弓矢、構えー!」キリキリ クロケット帽アライさん達「「「うおおおおーーーー!」」」バシュバシュバシュ クロケット帽アライさん達は、ブラウンPに向かって矢の雨を放った。 234 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 45 33.23 ID 01O1dAmCo しかし… ブラウンP「遅い遅い遅い遅い!!!」ガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバガシシュバ ブラウンPは自分に向かって放たれた全ての矢を、それぞれ一瞬で掴んで投げ返した。 クロケット帽アライさん1「ぐぼげええ!」ドズウウゥゥ ドサッ クロケット帽アライさん2「ぎびぃぃいーー!!?」ドグシュウウゥッ ドサッ クロケット帽アライさん3「ぎひいぃーーーっ!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん4「あぱぁーーうぅぅーーっ!」ブシャアアア ドサッ 矢を放ったアライさん達全員の額に、矢が突き刺さった。 クロケット帽アライさん1~4「」ビグンビグンビグンブルルッビグググッジタバタビッタンバッタンビタンバタタッ ブラウンP「無駄無駄無駄ぁああ!」タタタタタ クロケット帽アライさん5「な…!?」 クロケット帽アライさん6「何なのだあいつ!?化け物なのか!?」 アライスター・グローリー「みんなでぶっ殺すのだ!あいつの肉は美味いのだーっ!」タタタタタ クロケット帽アライさん5~10「「「なのだーーー!」」」ダッ 244 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/19(日) 23 58 25.80 ID 01O1dAmCo ブラウンP「ぐぁるるるぅーーっ!がるるるぅううーーーっ!がぁうっ!」スバァドバァドグシャアズバビシャア クロケット帽アライさん5「ぐぎびぃぃぃーーーーーっ!」ブッシュウウウゥウ ドサァ クロケット帽アライさん6「のだぁあーーーーーーーー!?」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん7「ぐぼごげぇーーーーーっ!!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん8「がぶひぃ!」ブシュウウ ドチャアッ クロケット帽アライさん9「や、やめ、ゆるし…ごぶふぅ!」ブシャアアア ドサッ クロケット帽アライさん10「ぶぎぃいいいっひいぃぃ!」ブッシュウウウゥウ ドサッ 野生解放していたクロケット帽アライさん達は、ブラウンPの手刀で一瞬にして致命傷を負い、血の海に沈んだ。 クロケット帽アライちゃん1「ぴいいぃぃぃ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん2「んぐ、んぐ!あらじびおいちーのりゃあ!(*3))」クッチャクッチャ クロケット帽アライちゃん3「たべてゆばーいじゃないのりゃああ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん4「ぴいぃーーーっ!にげゆのりゃあーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん5「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん達は、必死のヨチヨチ歩きで逃げ出す。 ヨチヨチ大相撲で鍛えたその足腰があるためか、普通のアライちゃんより数倍速い。 アライスター・グローリー「に…逃げるのだあああ!みんな退却なのだ!生き延びれば、いつか勝機を得るチャンスはあるのだ!」タタタタタ クロケット帽アライさん11~20「なのだー!」タタタタタ クロケット帽アライさん達は、アライちゃん達を抱き抱えて逃げる。 249 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 09 14.62 ID 7kOVRi/7o ブラウンP「逃がさないよ!」ズバアアァ アライスター・グローリー「」ズバァブシャアアア アライスター・グローリーの頭「」ゴロン ブシャアアア アライスター・グローリーの体「」ビッタンバッタンビタンバタタッ クロケット帽アライさん11「あ、アライスター様ぁああ!?」 ブラウンP「自分の心配をすること…だねっ!」ズバァ クロケット帽アライさん11「ぐぼおおおおぉぉーーっ!」ブシャアアア クロケット帽アライさん12「がぶぎゅううううっ!」ブシャアアア クロケット帽アライさん13~20「のだぎゃぁああーーーーっ!」ブッシュウウウゥウ ドサドサドサッ アライアンス構成員の成体アライさん達は、なす術なく血溜まりに沈んだ。 ブラウンP「あとは…おちびちゃんだけか」 クロケット帽アライちゃん1「ぴ…ぴっ…」ウルウル クロケット帽アライちゃん2「あらいしゃんはさいきょーなのりゃ!おまえなんかやっつけゆのりゃ!たあ~!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん3「たちゅけてええええーーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ クロケット帽アライちゃん4「やめゆのりゃーーっ!くゆなああーーっ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ 252 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 18 04.13 ID 7kOVRi/7o ブラウンP「アライちゃん殺す!全部殺す!」ザグザグズバズバァ クロケット帽アライちゃん1「ふぎゃあああああーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん2「See you in hell.」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん3「ぷぎぃぃいぃーーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん4「ぎびぃぃーーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん5「ぴぎいぃぃぃーーーーっ!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん6「ふぎゅぶぅぅーーーーっ!!!」ブッシャアア クロケット帽アライちゃん達「」ビグンビグンビグンブルルッビグググッジタバタビッタンバッタンビタンバタタッ… ブラウンP「ふぅ…」 アライアンスの構成員は、全員生命活動を停止…死んだのだ。 果たして彼女達が、何を企んでいたのか… 何を為そうとしていたのか… それは地獄でインタビューしなければ分からない。 ブラウンP「どれ、アラジビで腹ごしらえでもしようかな。もぐもぐ…」モグモグ アライスター・グローリー「」グチャグチャ ブラウンP「ふほー美味い!なんだこいつら、美味すぎる!!脳味噌までしっかり頂こう」モグモグ シュウウウウ… ブラウンPの体が一瞬、EXPを得た輝きを放った。 256 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 25 36.58 ID 7kOVRi/7o … ~大久野島~ ザザーン… 山小屋アライさん「げほごほ…へっくし!」 白衣のフレンズ「どうしました?」 山小屋アライさん「いや…。今頃、山小屋はどうなってるかなって…もう解体されたのかなって、思ったのだ」 白衣のフレンズ「山小屋ですか」 山小屋アライさん「あそこでみんなと一緒に食べるゴハンは美味しかったのだ…げほ!ごほ!」 白衣のフレンズ「風邪?いや…免疫力が下がってるようですね…」 山小屋アライさん「…気にしなくていいのだ。ぜぇ、はぁ…」ハァハァ 白衣のフレンズ「…ちょっとこれを、飲んでみては貰えませんか?」スッ 白衣のフレンズは、何かの食品パックを取り出す。 どうやらゼリーのようだ。 山小屋アライさん「これは…何なのだ?」 白衣のフレンズ「大臣とシロウ主任からの贈り物です」 山小屋アライさん「いただくだ。んぐんぐ…」チューチュー 山小屋アライさんは、ゼリーを吸って食べる。 258 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 30 49.90 ID 7kOVRi/7o 山小屋アライさん「…!?こ、これは…」 白衣のフレンズ「いかがですか?」 山小屋アライさん「…はぁ、はぁ…。凄いのだ…」 白衣のフレンズ「体の調子が良くなりましたか?いえ…調子が『良く見せる』状態を保てるようになりましたか?」 山小屋アライさん「…何なのだ、これは?」 白衣のフレンズ「サンドスターチャージャー。我々と大塚製薬が共同開発した栄養食品です」 山小屋アライさん「…」 白衣のフレンズ「あなたが今、一番欲しかったものはこれではありませんか?」 山小屋アライさん「…分かっていたのか…」 白衣のフレンズ「予想でしたがね。当たったようですね」 山小屋アライさん「アライさんのこと…軽蔑するか?」 白衣のフレンズ「大臣やシロウ主任は、しないでしょう…」 山小屋アライさん「…そうか…」 259 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 32 11.77 ID 7kOVRi/7o 白衣のフレンズ「もっとも、『私は』軽蔑しますがね」 山小屋アライさん「っ…!?」 白衣のフレンズ「まあ、作戦行動中は…、それを表に出しはしませんよ」スタスタ 山小屋アライさん「…」 260 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/20(月) 00 32 41.16 ID 7kOVRi/7o つづく 車と石とアライしゃんの絵 パート13へ戻る
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212 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 14 05.87 ID B+SbQzrU0 みなさん、こんにちわ。 アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。 今回は、「アライフレグランス」の改良品の実験の模様をご覧いただこうと思います。 213 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 14 45.45 ID B+SbQzrU0 以前、職員から「アライフレグランス」の粘膜摂取による死亡案件を伺いました。 そのため、粘膜摂取しても問題のないよう、成分研究を行い、新薬の実験に取り掛かりました。 まず、アライさんを四十匹用意します。 そして、二十四時間「アライフレグランス」を嗅がせ続けます。 ですが、十匹には「アライフレグランス+」を、残りは「アライフレグランス-」を嗅がせます。 嗅がせる期間は一週間で、別々の部屋で嗅がせます。 このとき、【アライちゃんライン】の個体のように分娩台に手足を固定し、尿道と肛門にチューブを刺します。 そして、酸素マスクから「アライフレグランス」を嗅がせ続けるのです。 食事は、酸素マスクに穴をあけて、そこから液状の栄養剤を管で注入する形を取ります。 実験体は例の如く、睡眠中に移動させます。 214 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 15 17.94 ID B+SbQzrU0 実験開始初日の様子です。 「アライフレグランス」を注入して、二時間辺りです。 <「アライフレグランス+」の場合> アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ...」トローン アライさんA2「気持ちが落ち着くのだぁ...」トローン アライさんA3「極楽なのだぁ...」トローン アライさんA4「お腹が満たされるのだぁ...」トローン アライさんA5「温かい気持ちになるのだぁ...」トローン アライさんA6「気持ちいいのだぁ...」トローン アライさんA7「チビ達も連れてきたいのだぁ...」トローン アライさんA8「おぉ!すごいのだ!」 アライさんA9「いい匂いなのだぁ...」トローン アライさんA10「まだまだ頑張れそうなのだぁ...」トローン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「気持ち悪いのだ!」ジタバタ アライさんB2「アライさんを離すのだ!」ジタバタ アライさんB3「臭いのだ!」ジタバタ アライさんB4「アライさんの危機なのだ!」ジタバタ アライさんB5「止め! 止めるのだ!」ジタバタ アライさんB6「苦しいのだ!」ジタバタ アライさんB7「誰か、助けるのだ!」ジタバタ アライさんB8「アライさんが可哀そうなのだ!」ジタバタ アライさんB9「どうして、こんな目に合わなければいけないのだ!」ジタバタ アライさんB10「体が、動かないのだ!」ジタバタ 215 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 16 17.46 ID B+SbQzrU0 如何ですか? 「アライフレグランス+」は、まるで夢見心地のようですね。 一方、「アライフレグランス-」は、まるで悪臭に悶え苦しんでいるかのようですね。 嗅覚に訴えかける事は有効のようです。 では、折り返しとなる四日後の様子を見てみましょう。 216 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 17 22.31 ID B+SbQzrU0 <「アライフレグランス+」の場合> アライさんA1「あぁ、気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA2「お股を触りたいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA3「突っ込んでほしいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA4「お股を満たしてほしいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA5「あん! あぁん!」ビクンビクン アライさんA6「気持ちいいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA7「チビィ! チビィ!」ビクンビクン アライさんA8「気持ち良すぎて、すごいのだぁ!」ビクンビクン アライさんA9「この匂い、堪らないのだぁ!」ビクンビクン アライさんA10「ふぉ! ふあぁー!」ビクンビクン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「気持ち、悪い、のだ...」ピクピク アライさんB2「苦しい、のだ...」ピクピク アライさんB3「臭い、のだ...」ピクピク アライさんB4「助けて、なのだ...」ピクピク アライさんB5「どうして、こんな...」ピクピク アライさんB6「アライさんを、離し、て...」ピクピク アライさんB7「危機、なのだ...」ピクピク アライさんB8「可哀そう、なのだ...」ピクピク アライさんB9「ゴホッ! ゲハッ!」ピクピク アライさんB10「体が、動かな...」ピクピク 217 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 18 26.90 ID B+SbQzrU0 効き目が利きすぎると、このような反応になるんですね。 「アライフレグランス+」は、まるで媚薬を嗅いでいるかのような反応です。 一方、「アライフレグランス-」は、体調不良で顔色の悪くなっています。 それでは、一週間後の様子はどうなっているのでしょうか? 218 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 18 54.43 ID B+SbQzrU0 アライさんA1「あは! あぁぁん!」ビクンビクン アライさんA2「んん! あん!」ビクンビクン アライさんA3「...」シーン アライさんA4「はぁん! いあ! いぃ!」ビクンビクン アライさんA5「ふあぁ! あっ!」ビクンビクン アライさんA6「ほぁ! ふあぁん!」ビクンビクン アライさんA7「のあ... あぁん!」ビクンビクン アライさんA8「...」シーン アライさんA9「いぃあぁーーーーー!」ビクンビクン アライさんA10「のあ...」ビクンビクン <「アライフレグランス-」の場合> アライさんB1「う...」ピクピク アライさんB2「の...」ピクピク アライさんB3「...」シーン アライさんB4「げ...」ピクピク アライさんB5「...」シーン アライさんB6「あ...」ピクピク アライさんB7「は...」ピクピク アライさんB8「...」シーン アライさんB9「...」シーン アライさんB10「へ...」ピクピク 219 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/04/01(日) 22 19 23.19 ID B+SbQzrU0 結果としては、興味深いものでした。 「アライフレグランス+」を嗅ぎ続けたアライさんの中には、イキすぎて昇天してしまい、口から泡を吹いて死んでしまう個体がいましたね。 一方、「アライフレグランス-」は、吐き気を催したことによって、嘔吐物が喉に詰まってしまい、窒息してしまう個体がいましたね。 ですが、「アライフレグランス」の粘膜摂取で直接死んだ個体はいなかったため、改良には成功と言えるでしょう。 引き続き、研究を重ね、製品化実現に向けて作り上げていこうと思います。 それでは、今回はこれで失礼いたします。 【アライさんトラップラボ】シリーズ
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53 :アライさん研究所に務める俺 [sage saga]:2018/07/10(火) 23 14 38.95 ID 8/F/Srm10 初投稿 アラ虐要素少なめです 2035年 5月27日 ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピッ・・・カチャッ 朝6時 俺は目覚まし時計の音で目が覚める。 起き上がり朝食の支度をする。その間に制服に着替えたりの身支度を済ませる。朝食はトースト1枚とヨーグルトとコーヒー一杯。 それらを食べ終わり食器を片付け、駐車場に止まっている車に乗り職場へ向かう。職場はかなり山奥、1時間ほどかけて通勤する。職場にはすでに先輩が来ていた。 先輩「おはよう。」 俺「あっ、おはようございます。」 先輩「今日の業務内容はいつも通りだ。でも、念のため確認はしておけよ。」 俺「はい、わかりました。」 俺は、壁に掛けられている紙に目を通す。 5月27日の業務内容:変更なし アライさん・しゃん・ちゃんの引取り制限なし 狩猟許可証の期限切れに注意せよ。 アライさん研究に進歩あれ! 俺はアライさん研究所の職員。 しかし、研究所勤めと言うが薬剤などの実験は行わない。俺が行うのは、この研究所で使用する個体をハンターが持ってくるのでそいつらを検査する仕事をしている。 検査内容は簡単で怪我がないかを検査するが。アライしゃんとアライちゃんは身長を測り、どちらにつくかを調べている。 因みに勤務時間は8時30分~17時まで、昼食時間はシフトによって変わるが今日は11時30分~12時のようだ。 8時20分 俺は指定されたカウンターに就く。 カウンターは入国審査のカウンターをイメージして欲しい。カウンターに就いてから勤務開始時間までは自分の身の回りの書類に目を通した。 8時30分 勤務開始。シャッターを上げ、俺「お待ちの方こちらへどうぞ。」入ってきたのは髭を生やした中年男性。 俺「身分証明書と狩猟許可証と捕獲方法を記した紙を出してください。」 男「はいよ。」 渡された身分証明書と狩猟許可証と捕獲方法の紙を見る。身分証明書はそんなに苦労しないが狩猟許可証は期限が切れていないかや身分証明書の名前と一致しているかを確認する。 今回は大丈夫だった。捕獲方法には「かご罠」と記されている。 俺「アライさんを出してください。」 男「ほい。」ガシャンガシャン 2つの檻に入っていたのは、成体のアライさんと子供のアライさん。子供の方はおそらくアライちゃんの方だろう。 しかし、検査はしっかりしなくてはならない。 俺「しばらくお待ちください。」 俺は、早速アライさんの方から検査を始めることにした。 俺「アライさん、俺の質問に答えてね。」 アライさん「うるさいのだ!お前ら人間の話なんて聞かないのだ!話は終わりなのだ、早くチビとアライさんを森に返すのだ!」 俺「今正直に質問に答えてくれたらチビときっと会わせてあげるよ。」 アライさん「ぐぬぬぅぅぅぅ・・・。わかったのだ答えてやるのだ。」 俺「じゃあ、質問するね。アライさんはどうして捕まったの?」 アライさん「チビと畑へ美味しいお野菜を取りに来たのだ。そうしたらいい匂いがする箱に入ったのだ。そうしたらアライさんは出られなくなってしまったのだ。チビはアライさんを心配して助けようとしているところに人間がやってきてチビもアライさんも捕まってしまったのだ・・・。」 捕獲方法の紙に偽りなしと・・・。次は怪我の有無だ。 俺「次の質問だよ。アライさん、今怪我してない?」 アライさん「ケガはしていないのだ。」 成体のアライさんは合格だな。 俺「質問は終わりだよ。」 アライさん「終わったのか!?じゃあ約束通りチビとアライさんを森に返すのだ!」 俺は合格個体を運ぶベルトコンベアにアライさんを籠ごと乗せた。 アライさん「何やってるのだ!嘘をついたのか!?」 俺「違うよ、アライさんを先に送ろうと思ったんだ。安心して、きっとすぐにチビに会えるから(あの世で)。」 アライさん「そうなのか、なら早くするのだ。」 俺「じゃあね。アライさん。」 ポチッ ガシャン! グオングオングオン・・・。俺はベルトコンベアのスイッチを押し、アライさんはチビ達より先に籠ごとベルトコンベヤで運ばれていった。 運ばれた先は研究所内、きっとアライさんは解剖もしくは放射線実験などに使われるのかもしれないが知ったこっちゃない。さて、残りのアライちゃんも検査してしまおう。 to be continued・・・ アライさん研究に進歩あれ! アライさん研究所で働く俺 アライさんのssへ戻る
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盗賊技能でできる事罠発見・解除 隠し扉の発見 鍵を開ける その他の行動 盗賊技能でできる事 盗賊技能は戦闘技能に比べて、強い装備ができないので戦闘ではあまり活躍できません。 しかし、盗賊は戦士にできない様々な事が出来ます。 これらの行動は全て 盗賊技能Lv×10+知力+出目 で判定します。 以下にその例を挙げていきます。 罠発見・解除 盗賊は罠を見つけたり解除する事が出来ます。 GMはまず罠の見つけにくさ・解除しにくさを目標値として出します。 それ以上を出せば発見し、解除する事が出来ます。 当然ですが発見していない罠を解除する事は出来ないので、 発見・解除と二回成功しなければ罠にかかります。 隠し扉の発見 隠された扉を発見します。 GMはその扉の見つけにくさを目標値として出します。 それ以上を出せば発見します。 鍵を開ける 鍵のかかった宝箱や扉を開けます。 GMはその鍵の開けにくさを目標値として出します。 それ以上を出せば解錠します。 その他の行動 その他のGMが「これは盗賊の役目だな」と思った事は行えます。 かかわる能力値が知力ではなく、筋力であったり敏捷などであると考えるならばそのようにして構いません。
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537 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22 22 06.91 ID VGS5KIWW0 タイトル「変わったアライちゃんたち 番外編」 みなさん、こんにちわ。 アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。 前回の動画で、通常とは異なる体毛のアライさんについてお話したかと思います。 今回はそれについてお見せしようかと思います。 538 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22 27 21.69 ID VGS5KIWW0 白アライしゃん「あいつはあいかわらずきたないからだなのら。」ケラケラ 白アライちゃん1「アライしゃんたちみたいにきれいじゃないのりゃ!」ケラケラ 白アライちゃん2「きたないのりゃ!」ケラケラ アライちゃん「アライしゃんはきたなくないのりゃ!」ビエーン 如何ですか? この全身が白いアライさん。 体毛や「けものプラズム」で形成されている服やスカートに見えるものなど、全てが白くなっています。 我が研究所ではアルビノのアライさん、ということで「アラビノ」と命名することにしました。 アラビノしゃん「でも、おまえはアライしゃんみたいにしろくないのら。」ケラケラ アラビノちゃん1「そうなのりゃ!」ケラケラ アラビノちゃん2「おかちなやつなのりゃ!」ケラケラ アライちゃん「ア、アライしゃんはおかしくないのりゃ!」ビエーン このアラビノは、大体1/5000で産まれています。 野生でも目撃情報は存在します。 やはり、白い体は目立つみたいですね。 アラビノは産まれた時から白く、その一生を終えるまで色が変わることはありません。 我が研究所では「アラビノ」のタイプ関係なく、三~五匹ほどをまとめて一部屋で管理しています。 血の繋がりは無いことがほとんどですが、まるで家族のように振舞っています。 物心が付く前から共同で生活をさせるとそうなるのでしょうか? こればかりはもう少し研究が必要ですね。 ちなみに、今では四部屋がアラビノ観察室となっています。 先ほど見ていただいたように、それぞれの観察室には一匹だけ通常のアライちゃんを混ぜることにしています。 それは何故か。 比率的に「アラビノ」の数が多ければ、自分たちが普通であると思い込んでしまいます。 そのため、そのような思い込みをした場合、アライちゃんに対してどのような行動をとるのか。 そして、真実を知ったときにどのような反応をするのか。 こういった検証のために特殊な集団生活をさせているのです。 結果としては今見ていただいたように、集団生活の中では通常個体を虐げる場合がほとんどですけどね。 アラビノしゃん「さて、きょうもけるくろいをするのら。」 アラビノちゃん1「みんなでけりゅくろいをするのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ アラビノちゃん2「まずはおねーしゃんをのけりゅくろいをてつらりゃのりゃ!(≧∀≦)」キャッキャッ アライちゃん「アライしゃんもまじぇてほしいのりゃ...」グジュグジュ アラビノしゃん「おまえはひとりでやってるのら!」フゥー アラビノちゃん1「おまえとやると、きたないいろがうつるのりゃ!」フゥー アラビノちゃん2「まじぇてほちいなら、そのよごれたからりゃをきれいにしてからにするのりゃ!」フゥー アライちゃん「なんれ、そんなのつめたいのりゃ! アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン アラビノしゃん「こっちによってくるな、なのら!」フゥー アラビノちゃん1「へんなきんがうつるのりゃ!」フゥー アラビノちゃん2「ちかよるな、なのりゃ!」フゥー アライちゃん「アライしゃんはわるくないのりゃーーーーー!」ビエーン 539 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22 30 24.16 ID VGS5KIWW0 如何でしたか? 見た目の色が違うだけで、ここまで虐げられてしまうんですね。 さて、「アラビノ」の話はここまでにしておきましょう。 何故なら、「アラビノ」以外にも通常とは異なる体毛のアライさんがいるので、そちらも見ていただきましょう。 それではどうぞ。 540 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22 38 01.99 ID VGS5KIWW0 ピンクアライしゃん「ごはんおいしいのら!」クチャクチャ ピンクアライちゃん1「おいしいのりゃ!」クッチャクッチャ ピンクアライちゃん2「おいちいのりゃ!」クッチャクッチャ アライちゃん「...」クッチャクッチャ 如何ですか? 通常のアライさんに比べて、全体的にピンク色になっているのが特徴です。 ピンクというよりも桜色に近いでしょうか。 そのため、我が研究所では桜色のアライさん、ということで「サクライ」と命名することにしました。 このサクライは、大体1/8000で産まれています。 ただ、野生での目撃情報は存在しないみたいですね。 もしかしたら、我が研究所に話が来ていないだけで、目撃者はいるのかもしれませんね。 一応、念のために言っておきますが、我が研究所で無理やり染めたわけではありませんよ。 ミラーテストのあれは、あくまでもテスト用で染めているだけですからね。 サクライしゃん「あいつがいなければもっとおいしいのら。」クチャクチャ チラッ サクライちゃん1「きたないやつがいるときぶんがわるいのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ サクライちゃん2「なんであんなやつがいっしょなのりゃ。」クッチャクッチャ チラッ アライちゃん「う...」クッチャクッチャ サクライしゃん達は輪になって食事をしているようですね。 通常のアライちゃんはそこから離れて俯きがちに食事をしていますね。 ここでも例に漏れず、虐げられているみたいですね。 アライちゃん「ア、アライしゃんは、なにもわるいことしてないのりゃ...」クッチャクッチャ サクライしゃん「そんざいがいけないのら。」クチャクチャ サクライちゃん1「アライしゃんみたいにきれいなからだになるのりゃ。」クッチャクッチャ サクライちゃん2「なれないなら、さっさといなくなればいいのりゃ。」クッチャクッチャ アライちゃん「ア、アライしゃんはわるくないのりゃ!」ビエーン サクライしゃん「うるさいのら!」 サクライちゃん1「しずかにたべるのりゃ!」 サクライちゃん2「まったく、れきそこないはこまるのりゃ。」クッチャクッチャ アライちゃん「のりゃーーーーーん!」ビエーン あぁ、アライちゃんは周りから責められて泣き出してしまいましたね。 サクライしゃん「あんなのほっとくのら。」クチャクチャ サクライちゃん1「あとで、きょういくしないといけないのりゃ。」クッチャクッチャ サクライちゃん2「たのしみなのりゃ。」クッチャクッチャ アライちゃん「!?」ビクッ おや? 泣き止みましたね。 サクライちゃんが話していた「教育」というのは簡単に言うと、「いじめ」ですね。 暴力で相手を従わせよう、という考えのようです。 怖いですね。 アライちゃん「も、もう、いやなのりゃ...」ビクビク 541 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/07/22(日) 22 40 18.58 ID VGS5KIWW0 如何だったでしょうか? 最後にお見せした、暴力行為による服従行為はあまり好ましいものではありません。 そのため、「アラビノ」や「サクライ」のみで育成する計画も考えています。 数が揃い次第、計画に移したいですね。 さて、今回のように体毛が変化して産まれてくる例もあることが分かったかと思います。 今後は体毛の遺伝について研究してみるのもいいかもしれませんね。 では、今回はこれで失礼します。 542 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/22(日) 22 41 17.50 ID VGS5KIWW0 「アラビノ」 → パルコアライさん 「サクライ」 → バレンタインのときのアライさん これをイメージして書きました。 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22 42 38.29 ID XG8juYUco 乙です アラビノ軍団とサクライ軍団を同数会わせてみたらどうなるか気になりますね 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22 42 59.87 ID CYu+UctFO 乙 体色以外は通常個体と変化ないのかな? 546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22 50 25.84 ID rtHJvlmk0 乙ー アラビノの1匹の毛皮の色を落ちにくい塗料で塗り替えて また巣に戻したらちゃんと同種と見抜けるかな? 549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 15 51 58.09 ID 4gw9GE7sO 546 無理だろうなあ ミラーテストの時耳をちょっと染めただけで雲霞の如く虐められたし 550 : ◆cOAKBMeRl6 [sage]:2018/07/23(月) 19 26 21.52 ID r1ABvyK70 様々な意見を頂き、ありがとうございます。 アラビノやサクライの実験については、続きを書く意思はあります。 すぐに、とはいかないと思いますが。 お待ちください。 【アライさんトラップラボ】シリーズ
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まちねずみの草原 スタミナ -1 経験 +1 ポッケ +10~14 得られるもの ごま まちねずみの荒野 スタミナ -1 経験 +1 ポッケ +10~14 得られるもの 勾玉 (戦士 )(盗賊 碧)(賢者 ) テンテン こもも わんぴ チクチクの森 スタミナ -1 経験 +1 ポッケ +10~14 得られるもの 勾玉 (戦士 )(盗賊 桃)(賢者 ) たねっち こもも タッコ チクチクの砂漠 スタミナ -1 経験 +1 ポッケ +10~14 得られるもの ぴこ わんぴ テンテン ごま ボス ヤマアラシ 経験 + ポッケ + アイテム 冒険
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93 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 09 11.80 ID tjns6SC+o ~東大学 アライ生物学研究室~ 研究員1「近年、アライグマによる被害が全国で急増しているみたいです」 研究室教授「アライグマ?アライちゃんじゃなくてか」 研究員2「アライちゃんもそうですが…。動物のアライグマです。分布がどんどん増えているらしいですよ」 研究室教授「へぇ~…。捨てられたペットアライグマ達が繁殖したんだっけか」 研究員1「今も捨てられてるペットアライグマはいるんでしょうかね?」 研究員2「いや、アライグマは楽園システムができてから、捨てる人はいなくなったそうだ」 研究員1「楽園システム…ペットアライちゃんみたいな?」 研究員2「そうだ。飼えなくなったアライグマは、楽園で引き取って世話するんだって」 研究員2「どっちかというと、ペットアライグマの楽園システムが先に出来てから、ペットアライちゃんにも同じようなシステムを導入したそうだ」 研究員1「へえ…。ほんとにあるんですか?面積が足りないような…」 研究員2「あるんだよ。…それ以上聞くな」 研究員1「す、すみません」ペコリ 94 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 15 58.03 ID tjns6SC+o 研究員1「ええっと…それで。非常に興味深いデータがあるんです」 研究室教授「何かな」 研究員1「全国で捕獲されたアライグマの、雌雄割合が算出されたのですが…。奇妙なことに…」 研究員1「雌が1に対して、雄が…5です」 研究室教授「…!?」 研究員1「オスのアライグマは、メスの5倍多く捕獲されているんです。それも、全国的にその傾向があります」 研究室教授「…たしかアライグマの性比バランスは、ほぼ1 1だったと思うんだが…?性比が偏るように遺伝子が変異したとか?」 研究員2「捕獲したアライグマを、人工的に繁殖した場合、出生した子供の性比はそうなります」 研究室教授「つ…つまり…性比の偏りは、遺伝子が変異したことによるものではない?」 研究員1「…おそらく自然環境の中でも、出生した赤ちゃんアライグマの性比は1 1ですが、何らかの後天的理由で、メスが減らされている…と想定されます」 95 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 19 46.93 ID tjns6SC+o 研究員1「こちらが、発見されたアライグマの個体数増加グラフです。右肩上がりにどんどん増えています」 研究室教授「あり得ん…!メスが1に対して、オスが5…!?こんな比率で、こんなペースで増殖できるはずがない!」 研究員1「しかし、すべて事実に基づいたデータです」 研究室教授「どうしてこんな性比の偏りが…?」 研究員2「何者かが、人為的にメスの赤ちゃんを間引きしている…とか?」 研究室教授「そんな者が全国に満遍なくいるとは思えんがな」 研究員2「むうぅ…?」 96 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 22 22.58 ID tjns6SC+o 研究室教授「…アライグマと交尾したアライさんが、オスのアライグマを産んでいる…とか?」 研究員1「今のところ、アライさんがアライグマを産んだというケースは全国で一切ありません」 研究室教授「…もしかしたら、アライさんは自然環境の中ではアライグマを産むようになる…?」 研究員2「科学的性質が未解明なアライさんだ…そういう可能性もあるかもしれませんね」 97 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 25 18.58 ID tjns6SC+o 研究室教授「…不明な点だらけだな…」 研究員1「そうですね…。まあ、こういうデータもあったよ、ということです」 研究員2「本日も実験、始めますか。今日はアライちゃんの迷路知能テストでしたね」 研究員教授「ああ、そうだな…。貴重な実験用捕獲野良アライちゃんだ、無駄遣いしないように実験しよう」 98 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/07/07(土) 00 25 44.71 ID tjns6SC+o 続く 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 01 24 37.61 ID EvYtJdnp0 乙 何というかアラスコ以上に誰かの意を感じるのが不安な世界 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 04 12 13.77 ID bcEAK+9R0 乙でしゅ オスが増える原因、果たして明かされる日はあるのか。そして実験の内容とは。次回も楽しみです 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 12 39 38.61 ID kLmDbg4uo オスが増えてるんじゃなくてメスが減ってるんじゃね? 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 12 56 57.71 ID 4vIsKsYLo 単純に野生のアライさんが雌は邪魔だと認識して減らしてるとか? 104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 13 14 11.86 ID g/4W9DZH0 せやねぇ アライグマが全体的に増えつつ、オスの捕獲数がより増えているということは アライさんがオスを守っているというよりメスを間引いていると考えた方が自然か 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 16 13 38.64 ID BaUEHWUR0 もしくは、アライさんもアライグマの一種とするなら、雌であるアライさんが増えているので、 アライグマ全体的な雄雌バランスを保つために、アライグマの雌が減って雄が増えているのかも? このままアライグマの雌が絶滅すれば、アライグマ雄も生まれなくなるわけで、 そうなるとアライさんの交尾相手がいなくなり、アライちゃんも生まれなくなるので、アライさん絶滅? んな都合のいい展開はないかなwww。 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00 15 01.14 ID hNrvOlJW0 アラスコと違ってこの世界にはまだサンドスターを認識できる技術が無い 雌のアライグマがサンドスターに触れてアライさん化してるのでは…それで全体的に見た結果雄が増えてると思ってるとか? 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 22 02 30.38 ID 2FFZanWVO 雌を間引いたら個体数増加するのか? むしろ減るんじゃね? 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 23 14 40.90 ID UwvKzxjf0 間引いている以上に全体が増えているのでは?という仮定のものじゃ? 例えばある範囲の元々アライグマの数が オス:100 メス:100 こうだった その後、その高い繁殖力で同じ範囲のアライグマの数が オス:600 +500 メス:600 +500 こうなった メスはアライグマを維持する分だけいればいいのでアライさんが間引き、 オス:600 ±0 メス:200 -400 となったとする メスは間引き、オスも守っているという訳ではないのでオスとメスは同じ確率で人間の罠にかかって減る 数が多いオスの方が罠にかかる数は多い オス:300 -300 メス:100 -100 そうと仮定すると、最初のころよりアライグマ全体は増えており 特にオスだけが増えているように見える みたいな? 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 00 00 42.45 ID 6AZ1BAM40 この世界ってアライさんはアライグマからフレンズ化したことを知っているんだっけ? 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 03 42 15.34 ID 6HTZ/fks0 110 確か知らない、そもそもフレンズという概念そのものが無い なんかアライグマの習性(?)らしき物がある奇妙な人型生命体くらいにしか思われてないんじゃない 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 05 20 31.67 ID 7Ri0iZw90 アライグマのメスが5匹中4匹サンドスターによりアライさんに変わっているみたいな可能性もあったか 野良姉妹の生活・親離れ編 パート5へ戻る
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499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 22 12.98 ID pib5SqgX0 [3/6] 季節は冬。日本海を渡って吹き付ける冷たい風が、日本アルプスとぶつかって生み出す雪雲が、容赦なく 雪を積もらせる日々。 他人のおこぼれにあずかるしか能のないアライさんには厳しい季節である。 アライさん「うう…寒いのだ…」 東北は日本海側の降雪地帯、あまり開発もされていないいち地方都市。 その車通りもまばらなアスファルトの道路を、さらに交通量が少なくなる深夜、 アライさん一家が歩いていた。 アライちゃん1「ちゃむいのら…おかあしゃんなんとかするのら…」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁ…」ブリブリブリブリビチビチ アライちゃん3「…」 成獣のアライさんはまだともかく、その仔のアライちゃんたちも精彩を欠いている。一匹はお腹を下したらしく 汚らしい下痢便を垂れ流しているし、一匹は口を開く気力すらない。限界が近いのは明らかだった。 アライさん「…こうなったら、あれを試してみるのだ」 まるで秘策があるような口ぶりであるが、実際のところはそう大した話ではない。仔を授かる前一頭で雪山を うろついていた時、人間がビバークしているのを見たことがあるのだ。その当時は冷たい雪に穴を掘って 避難したって冷たいに決まってるのだ、あのニンゲンはガイジなのだ、とせせら笑っていたアライさんであるが、 自分に都合の良いように、そんな部分は忘れている。 アライさん「…! あったのだ、おっきな雪山なのだ!」 アライちゃん1「ゆきやまであったかくなるわけないのら、がいじなのら……」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁぁぁ…」ブリブリビチビチ、ブチュ、ブシュッ、 アライちゃん3「……」 ちょうどよくアライさん一家の前に現れたのは、二十台強ほどが停められそうな駐車場を持つホームセンターだった。 その駐車場の隅には、何台ぶんかの駐車スペースを犠牲にして、駐車場を除雪した雪が山となって盛られている。 アライさん「アライさんにお任せなのだ!」 アライさんは雪山に取り付くと、冷たさをこらえて穴を掘り出した。すべては我が子を守らんがため、母の愛が 成せる業である。 しかし。 アライちゃん1「そんなゆきをほったってエサはないのら、がいじなのら……」 アライちゃん2「ちゃむいのらぁぁぁぁぁぁぁ…」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「…………」 アライグマは一般に、穴を掘るのは対して得意ではない。アライさんになってもそれは同じことだった。 人間大の手足を得たぶんだけ早くはなっているのだろうが、どうにもちんたらしている。 母の愛も、アライちゃんたちにはいまいち伝わっていないようだ。 アライさん「ぜぇ…はぁ、…つ、疲れたのだ……」 それでも一心不乱に掘った甲斐はあったのか、アライちゃんサイズなら十分入ることが可能な横穴ができあがった。 500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 22 43.22 ID pib5SqgX0 [4/6] アライさん「ぜぇ、はぁ……。さぁチビたち、この中で休むのだ」 アライちゃん1「…もううごけないのだ……」ヨチ…ヨチ… アライちゃん2「ちゃむい…らぁ…」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「……………」 アライちゃん1と2はそう言いながらもよろよろと横穴に入っていく。アライちゃん2の下痢はもう出すものが なくなって止まったようだ。アライちゃん3はもう動けなかった。 アライさん「入るのだ!」 アライちゃん3「……………ぅ」ボトッ アライちゃん3はアライさんに掴まれてぽいっと穴の奥へ投げ入れられた。愛はあれどこういうところが雑なのが アライさんの限界と言える。まだかろうじて息はあるようだ。 アライさん「う、ぐ……せ、せまいのだ…」 身をかがめ、四つん這いでないと成獣のアライさんにはきつい大きさである。 アライさん「…けど、風に吹かれないのは、思ったよりラクなのだぁ」 ようやく一息つけたと、少しアライさんの顔がほころぶ。 とはいえ皆空腹だ。エサを見つけてこなければ、まずチビたちが危ない。息が整ってくると、アライさんは発つ決意をした。 アライさん「よし、アライさんはエサを探してくるのだ。おまえたちは、ここで待っているのだ」 アライちゃん1「わかったのら……」 アライちゃん2「ちゃむ…い……」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「…………………」 アライさん「……」 わかっていたことだか、三匹とも限界が近い。急がねばならない。 アライさんはずりずりと横穴から這い出すと、一目散に駆け出した。 夜勤終わりの青年「飛び出し?! やべぇ…!!」キキーーッ!! アライさん「じびぇっ?!!」ドン!!!!!!! …グチャ そうして道路に飛び出した際に、たまたま通りかかったムーヴカスタムに撥ねられた。 ABSはきちんと作動したが、ツルツルに凍っていた路面に対してあまりにも制動距離が不足していた。 結果、アライさんはほとんど減速していない軽自動車に衝突され、肋骨の大部分を骨折し、血を吐きながら飛んでいった。 アライさん「」ガクッビグッビグッバタッバタタタッビグンビグッバタタッ ガチガチのアイスバーンに頭から叩きつけられたアライさんは、脳を激しく損壊させ、見苦しいゴキカイジムーブを 行った後に絶命した。 夜勤終わりの青年「………はぁぁぁぁぁぁ~。…良かった、アライさんで」 人身事故を起こしてしまった!と思って真っ青になっていたドライバーは、胸をなでおろし、心の底から 安堵の息をついた。 あれがヒトだったら大変なことだったと自分を戒め、たしか自分の保険は単独事故も直せるはず…と 算段をつけながら、アライさんの死骸には目もくれずに再び走り出し、安全運転をこころがけて家路についた。 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 23 08.13 ID pib5SqgX0 [5/6] さて、この元アライさんは、明け方カラスたちのお腹を満たしてこの世から退場するわけであるが、 彼女の遺児たちはいったいどういう運命をたどるのか? 「知ってた」とか言われそうであるが、もうすこしお付き合いいただこう。 アライちゃん1「……くらいのら……」 アライちゃん2「ちゃ…む………」プスゥ、プシュ、プスッ アライちゃん3「……………………」 遺されたアライちゃんたちだが、自分たちの母親に降り掛かった出来事をなんにもわかっていなかった。 というのも、決意も固く一目散に飛び出したアライさんのせいで、時間差で静かに横穴の入り口の上の雪が 崩れ落ち、穴を塞いでいたのだった。 酸欠が危惧されるほどしっかりと塞がったわけではない。今すぐ掘れば脱出は可能だろう。しかしそれも、 疲労困憊のアライちゃん3匹には荷が重かった。 ただただ時間だけが経過し、夜が明けた。 ゴウンゴウンゴウン… アライちゃん1「……なんなのら……?」 一番マシなコンディションのアライちゃん1がその音に気づいた。ヒトしゃんののりもの…クルマの おおきいやつの音だ、とアライちゃん1は気づいた。しかしそれをかき消すほどの、この何かを 引きずるようなでかい音はなんだ…? その正体は… オペレーター「さーて、ちゃっちゃとすますか」 駐車場の除雪に駆り出された除雪車が、古い雪山にさらに雪を集めている音だった。しんしんと静かに降った 雪にアライちゃんたちが気づけるはずもないが、その降雪量は50cmにもなった。除雪車によって集められた 雪は押し込まれ、圧縮され… アライちゃん1「ぎゅぶうううぅぅぅうぅ?!?!」 アライちゃん2「じびぇえぇぇぇぇ?!?!」 アライちゃん3「……………………」 アライちゃんたちの居た空洞もあっけなく崩れた。アライちゃん3はすでに息絶えていたが、雪に生き埋めに なって窒息するアライちゃん1や2に比べればまだマシだったのかもしれない。 もちろん除雪車のオペレーターが巻き込まれたアライちゃんたちに気づくはずもなく、彼は自分の仕事をこなして、 依頼主…ホームセンターの店長に報告に行った。 オペレーター「終わりました―。クルマ戻してもオッケーっすよー」 店長「まいど、どうもご苦労様です」 オペレーター「そろそろ排雪もしてほうがいいかもしんないっすね」 店長「無茶苦茶降ったものねえ」 オペレーター「ダンプ使う現場増えてくんで、今のうちっすよ。親方に言っときましょうか?」 店長「うーん、じゃあお願い」 オペレーター「うっす。じゃあお疲れ様です」 502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 6b71-aKZ8)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 01 23 37.74 ID pib5SqgX0 [6/6] 店長「お疲れ様です」 アライちゃん1「……………………」ブリブリ…ミチミチ… アライちゃん2「……………………」ビチビチ…ジョロジョロ… アライちゃん3「……………………」 窒息死したアライちゃんたちは体の中のものを垂れ流していたが、分厚い積雪の奥なのでもちろん誰も気づかず、 しばしの時がながれた。 … うって変わって、抜けるような青空の広がる快晴。 オペレーター「じゃあ始めますか」 ドライバー「うーい」 早朝、件のホームセンターの駐車場には一台のダンプとショベルカーが止まっていた。このショベルカーが うず高く積まれた雪を掻き出し、ダンプに積めるだけ積む。そして、適当に開けた場所…この街の場合は河川敷だ… に捨てに行く。地道といえば地道だが、客商売なのにいつまでも駐車場を圧迫させておくわけにも行かないのだ。 アライちゃん1「……………………」ドサドサ アライちゃん2「……………………」バサバサ アライちゃん3「……………………」ゴロゴロ いちいちゴミを選別したりはしないので、アライちゃんたちだったものも一緒くたにダンプに乗せられ、運ばれてゆく。 河川敷に山と積まれた雪の上に、アライちゃんたちだったものも振りかけられ、またすぐにその上から 雪が振りかけられた。 アライちゃん1「……………………」 アライちゃん2「……………………」 アライちゃん3「……………………」 やがて厳しい冬が過ぎ、春になった。 小春日和の柔らかな日差しが、少しずつ雪の山を溶かしていく。 アライちゃんたちだったものも、徐々に露わになってくる。 カラス「カァ、カァ」 そして待ってましたと言わんばかりにカラスに食われた。奇しくも母親と同じ最期を辿ったのであった。 (アライさんが少しでも減って)めでたしめでたし。 503 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 1f62-RjiE)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 08 11 51.25 ID kf3DEoL50 面白かった クソ害獣の死には冬と雪がよく似合う 504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa4f-lN22)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 08 35 13.43 ID pk0LT2ESa 雪山ちほーのアライさんには厳しい季節だからねー 賢いアライさんなら雪が降る前に巣穴を確保して餌を蓄えて冬を乗り越えそうだけどヨチラー連れの新米母アライさんには厳しいかな? 505 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワンミングク MMbf-V97V)[sage] 投稿日:2018/01/09(火) 11 25 40.84 ID otqco2zzM 凍えて震えるアライちゃん良いよね 504 餌ためても今度はそれを目当てにやってきたアライさん同士の家族対決の殺し合いが見れそう コバエさんその2 へ戻る
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134 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 21 59 38.21 ID tbaJn6duo … 野良アライちゃんは、人里へインターンシップへ行き、過酷な環境で過ごす。 しかし、疑問に思わないだろうか? 足が遅く、人懐っこいアライちゃん達が、なぜ人里でサバイバル生活ができるのか。 もし人間に見つかったら、その場で皆一匹残らず残酷に痛め付けられて殺されるのでは…と、思わないだろうか? あらゆる人間が皆、アライちゃんを見付け次第その場で殺すのであれば。 とても人里でなど、アライちゃんといえど生きてはいけないのではないか…と。 …しかし。 現に、いくらかのアライちゃん達は生き延び、成体へ成長している。 そして、その多くは、人間を『完全な外敵』とは思っていない。 一体なぜ、このようなことが起こっているのであろうか…。 135 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 06 00.10 ID tbaJn6duo … ~ギャルの家~ ギャル「ふぅ~いいお湯だった~」ガラッ ギャルが風呂場から、バスタオルを巻いて出てきた。 ティアラアライちゃん「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ そこへ、首輪とティアラをつけたペットアライちゃんがやってきた。 ギャル「あら~ティアライ。ここまで来たの?もう、甘えん坊なんだから」ナデナデ ティアライちゃん「なのりゃ~!のりゃあ!のりゃあああ!」スリスリギューッ ギャル「な…何怖がってるの?」 ティアライちゃん「なのりゃあ!なのりゃあ~!」ヨチヨチヨチヨチ ティアライちゃんは、ギャルをどこかに案内しようとしているようだ。 ギャル「ちょっと待ってて、今髪渇かして服着るから…」ゴォォー ティアライちゃん「のりゃあ!のりゃあああ!」シッポフリフリ ギャル「よし渇いた!どうしたの?」スタスタ ギャルは、ヨチるティアライちゃんの後をついていく。 137 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 16 44.28 ID tbaJn6duo ギャルはリビングについた。 すると… https //i.imgur.com/uTuLneH.png 野良アライちゃん1「ふははー!こののりものおもちろいのだぁ!」キャッキャッ 野良アライちゃん2「あっちにすすめー!こらー!ゆーこときくのだぁー!」バンバン 2匹のアライちゃんが、ルンバに乗って遊んでいた。 ティアライちゃん「の、のりゃ…」プルプル ギャル「」 ギャルは固まった。 野良アライちゃん1「うゆ!ひとしゃんなのだ!?あらいしゃんのおうちになんかよーなのだ?」シッポフリフリ 野良アライちゃん2「いっしょにあそぶのか?それともごはんくれゆのだ?」シッポフリフリコスリコスリ ギャル「」 ギャルは無表情で固まっている。 ティアライちゃん「う、うゆうぅぅ…」プルプル ティアライちゃんは、ギャルの足首にしがみついて震えている。 目の前のアライちゃん達は、どこからどう見ても、家に隙間をあけて侵入してきた野良アライちゃんである。 139 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 27 37.14 ID tbaJn6duo ギャル「う、うわぁ…野良じゃん…最悪…」 ギャルはひきつった顔をしている。 野良アライちゃん1「おい!おまえ!なんかこたえゆのだぁ!」フゥーッ 野良アライちゃん2「ここはあらいしゃんのおうちなんだぞぉ!かってにはいってきたらこまゆのだぁ!」フゥーッ 野良アライちゃん1 2「「ふぅぅーlっ!のりゃ!のりゃ!」」シッポフリフリ 野良アライちゃん達は、ギャルを威嚇している。 ギャル「…」 ギャルは動けずにいる。 なぜさっさと野良アライちゃん達を殺さないのであろうか…。 140 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 33 50.15 ID tbaJn6duo ギャル「え、ど、どうしよ…」オロオロ ティアライちゃん「うゆうぅ…」 ギャル「と、とりあえず、どっか追い出さないと…!どうしよう、どうしよう…!」アセアセ ギャル「す、スマホで調べてみよっかな…」 ギャルはスマホで『野良アライちゃん 追い払い方』と検索した。 何故『殺し方』で検索しないのであろうか…。 野良アライちゃん1「うぅ?なんかいうのだぁ!もしかして、あらいしゃんのかぞくになりにきたのか?」シッポフリフリ 野良アライちゃん2「ごはんくれゆなら、あたまなでてもいーぞぉ!」フフン ギャル「え、えっと…。追い払い方は…。『熱湯や催涙スプレーを噴射してひるませ、玄関まで蹴りながら追い払う…』?」 ギャル「…」 ギャル「む…」 ギャル「無理!!!スプレーとかないし!」 ギャル「それに、ね、熱湯…!?無理無理無理無理!!」アセアセ ギャルは焦っている。 142 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 42 03.84 ID tbaJn6duo ギャル「で、出てってよぉ!ここあたしの家だし!」アセアセ ギャルは、『どうせダメだろうなぁ』と思いながら、野良アライちゃん達へ言った。 野良アライちゃん1「うしょなのだぁ!おまえがくゆずっとまえから、あらいしゃんたちここにきたぞぉ!」フゥーッ 野良アライちゃん2「あらいしゃんたちのほーがえらいのだ!」フフン ギャル「この家はあたしがお金払って借りてるの!あなた達が作ったわけじゃないでしょ!」アセアセ https //i.imgur.com/6hrf0zt.jpg ギャル「っ…」 やっぱりダメだった。 話が通じるはずがないのである。 ギャル「こ、こうなったら…」ガシィ ギャルは傘を掴んだ。 ギャル「で、出ていかないと、た、叩くよ!」フルフル ギャルは傘を剣のように構える。 145 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 22 50 21.55 ID tbaJn6duo 野良アライちゃん1「うゆぅ!こいちゅ!ぼーよくにものをいわせゆちゅもりなのだ!やばんなのだ!」フゥーッ 野良アライちゃん2「こーしょーけちゅえちゅなのだ!こんなきょあくはやっつけるのだ!」フゥーッ ギャル「ひっ…!」 ギャルは、明らかに自分より小さい相手に対してビビっている。 これだけの体格差があれば、十分にアライちゃんを嬲り殺すことができるはずだ。 野良アライちゃん1「たあ~!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「たあ~!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん達は、ギャルに突撃する。 ギャル「ひぃ!く、来るなあ!」ブンブン ギャルは傘を下に向け、横に振っている。 傘の先端の軌道は半円を描き、まるでバリアのようだ。 野良アライちゃん1「うぅ~!それふりまわすのやめゆのだぁ!」ヨチヨチピタッ 野良アライちゃん2「うぬぬ~…!これじゃちかづけないのだぁ!」ヨチヨチピタッ 野良アライちゃん達は、傘の前で止まった。 146 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 06 10.28 ID tbaJn6duo 野良アライちゃん1「うぅ~…!」フゥーッ 野良アライちゃん2「うぅ~…!」フゥーッ ギャル「あ、あわわ…」ブンブン ティアライちゃん「ぴいぃ…」ガクガクブルブル 場の状況は硬直している。 ギャルはやがて腕が疲れ、傘を振るのを止めた。 野良アライちゃん1「!いまなのだ!たあ~!」ピョンッ ヨジヨジヨジヨジ 野良アライちゃん2「とちゅげきなのだー!たあ~!」ピョンッヨジヨジヨジヨジ なんと野良アライちゃん2匹は、ギャルが握る傘に飛び乗り、よじよじと手の方へとヨチ登ってきた。 ギャル「い、嫌ぁあ!」ポイッ ギャルはアライちゃん達が乗っている傘を前方に投げた。 野良アライちゃん1「ぴぎっ!」ビターン 野良アライちゃん2「ぷぎゅ!」ビターン 野良アライちゃん達は、床に叩き付けられたが… 対してダメージはないようだ。 147 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 11 48.70 ID tbaJn6duo ギャル「はぁ、はぁ…!あたしの方が強いもん!出てってよぉ!」ハァハァ 野良アライちゃん1「うぅ~!でももうぶきはとったぞぉ!」フゥーッ 野良アライちゃん2「しゅてごよならまけないのだ!おねーしゃ、がったいわざでぶったおしゅのだ!」ヨチヨチ 野良アライちゃん1 2「「たああああ~~~!」」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ 野良アライちゃん達は、勢いよくギャルに突撃してくる。 ギャル「や、やだ!やだああ!」ドタドタ ギャルはティアライちゃんを抱っこしながら逃げる。 野良アライちゃん1「おいかけゆのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「よーしゃしないのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ ギャル「こっ…来ないでぇ!」ドタドタドタドタ ギャルは裸足のまま、必死で家の中を逃げる。 しかし、どう考えても体格や強さではギャルの方が上。 その気になれば、野良アライちゃん達を踏み潰すことくらい造作もないはずだ。 なぜ、強いはずのギャルが逃げているのであろうか? アライちゃん恐怖症なのか? それともアライちゃんを飼っているから、野良アライちゃんにも情が移り、手出しできないのであろうか? あるいはギャルが優しいから、アライちゃんを殺すのを可哀想だと思い躊躇しているのか…? 148 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 24 34.99 ID tbaJn6duo そのどれでもない。 大抵の人は、蚊ぐらい小さな虫なら殺せても… 相手の体の大きさが大きくなるにつれて、殺すことへの心理的抵抗が大きくなっていくのである。 蚊より蝿の方が殺しづらい。 蝿よりゴキブリの方が殺しづらい。 ゴキブリより芋虫や大ムカデの方が殺しづらい。 芋虫や大ムカデより、ネズミの方が殺しづらい。 そして、ネズミよりアライちゃんの方が殺しづらい。 そう感じる人が大多数なのである。 女性ならなおのことそうだ。 怒っているならともかく、冷静に躊躇せずアライちゃんを殺せる人は、決して多くはないのである。 これまで作中では、野良アライちゃんを自らの手で殺す者たちがいた。 亀太郎の仇討ちと殉葬のために、手足の動きを封じて埋めた男児兄弟たち。 若干早い中二病とスプラッターホラー趣味のため、殺しを楽しめるオカルテツヤ君。 前からアライちゃん相撲とかやってた上、帽子を台無しにされたガキ大将。 駆除業者の男児母親。 店内を荒らされ、怒りに燃えたラーメン屋店主。 猟師の免許を持ち、アライさん狩りの場馴れしている肉料理屋店主とその仲間。 …彼らのように自らの手で野良アライちゃんの命を奪える者は、この世界では少数派なのである。 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/01(金) 23 31 23.36 ID mC2D8zlX0 通じてないとはいえ人の言葉喋ってるから余計やりにくそう 150 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 34 39.84 ID tbaJn6duo もっとも、相手がスズメバチや毒サソリ等のような、『自分の命をガチで奪おうとする敵』ならば、 生存本能が働くため、誰もが皆殺すつもりで立ち向かうことができるであろう。 もしもアライちゃん達が、人間を襲って食うような、害獣以上の狂暴な猛獣であれば… ギャルとて自衛と自身の生存のために、野良アライちゃんを迷わず踏み潰せるであろう。 しかし。 野良アライちゃん達は、人を襲わない。 空腹で飢餓状態になったときに人に会っても、 餌をくれるまで食べ物をしつこくねだるだけで、噛みついたりはしない。 そう。 『アライちゃんは害獣だが、自分が殺されるわけではない』という微妙な安心感が、 生存本能による殺しのリミッター解除を妨げ、余計に野良アライちゃんを殺し辛くなっているのである。 151 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 40 38.13 ID tbaJn6duo ギャル「こ…来ないでぇ!」ガチャッ ティアライちゃん「ぴいぃ…!」 ギャルはとうとう、ティアライちゃんと一緒にトイレの中に閉じ籠って鍵をかけた。 『うゆ!かくれたのだ!』 『にげてったのだ!』 『わぁーい!うれちーのだぁ!ありゃいしゃんたちがかったのだぁー!』 『しまいのきじゅなのしょーりなのだぁ!おねーしゃんだいしゅきなのだー!』 『あらいしゃんもたくまちーいもーとがいてうれちーのだぁ!』 『しょーり♪しょーり♪しょーりのだんしゅ♪』 『せーぎ♪せーぎ♪せーぎのぽーじゅぅ♪』 トイレの扉の向こうから、せわしなく嬉しそうな声が聞こえてくる。 ギャル「うぅ…もうやだ…!誰か助けて…!」ウルウル ティアライちゃん「TДT」ブルブル… 152 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 50 39.18 ID tbaJn6duo ギャル「ん…あ、スマホ、持ってきてた…」サッ ティアライちゃん「のりゃ!」 ギャルは、先程アライちゃんの追い払い方を検索しているときに、スマホを持ってきていた。 ギャル「誰にかけよっか?駆除業者さんに連絡して来て貰った方がいいかな…」 ギャル「…」ピタッ ギャル「…いや、一人…いた」 ギャル「中学生の頃、学校で躊躇なくアライちゃんを踏み潰してドン引きされた子が…!」 ギャル「賭けるしか…ない!」ピポパ ギャルは、誰かに電話をかけはじめた。 153 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/01(金) 23 57 12.44 ID tbaJn6duo 電話をかけた後… ギャルはこっそりトイレを出て、玄関に来た。 しばらく経つと、玄関のドアがノックされた。 『ギャル、来たよ。私だよ。こんばんは』 玄関の扉の向こうから声が聞こえ始めた。 ギャル「あ、ああ、来てくれたんだ、ありがとう…」ブルブル ガチャッ ギャルは玄関のドアを開け、人物を招き入れた。 「ティアラちゃん大きくなったねー。うちのアラキレスも、大分大きくなったよ」 ギャル「あ、あはは…」 「私を呼んでくれてありがとう。さ、捕まえに行くから、案内して」ガサガサ ギャルは、その人物とともに家の中を歩き回り、害獣を探した。 154 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/02(土) 00 00 52.85 ID mjeXGrB4o 「おぉーい、アライちゃんはいるかなー?可愛い可愛いアライちゃーん?」 その人物は、声を出してアライちゃんを呼び始めた。 ギャル「ちょ、逆に逃げるんじゃ…!?」 「さっき君たちのお家に勝手に入ってきた悪者は取っ捕まえたよー!君たちにお詫びがしたいから、食べ物たくさん持ってきたってー!」サッ 人物はにおいの強いチーズを取り出した。 「ごはんたーっぷりあるよ!出ておいでー!可愛い可愛いアライちゃーん!」 ギャル「そんなので騙されるのかな…」 155 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/02(土) 00 14 19.45 ID mjeXGrB4o 野良アライちゃん1「のりゃーー!!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「ごっはん♪ごっはん♪おいちーごっはん♪」ヨチヨチヨチヨチ ギャル「ほんとに出てきた!」 「ほら、アライちゃん達。さっきの悪者はこいつでしょ?捕まえたよ」 野良アライちゃん1「うゆぅー!おまえいーやちゅなのだあ!うつわもおっぱいもでかいのだー!」シッポフリフリ 「後半のは余計だけど…。はい、ごはんあげるよ」スッ ギャルが呼んだ人物… ミニスカートの美少女は、Gカップ…いや、Fカップは余裕でありそうなぐらい豊満なバストを揺らしながら、チーズを床に撒いた。 野良アライちゃん1「のりゃーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「ごっはん♪ごっはん♪あっむあっむちたいのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん達は、チーズを食べ始めた。 野良アライちゃん1「んむんむんむ!あんむあんむあんむあんむあんむ!!!!」クッチャクッチャクッチャクッチャ 野良アライちゃん2「おいちーーのりゃ!おいちぃのりゃあーーーー!はむはむはむはむはむはむはむはむ!!!」クッチャクッチャクッチャクッチャ 野良アライちゃん達は、夢中でチーズを食べ漁っている。 ギャル「野良に餌付けして何の意味が…」 ティアライちゃん「だあ~だあ~」シッポフリフリ 「ティアラちゃんも食べる?」 美少女はティアライちゃんにもチーズを与えた。 ティアライちゃん「んみゅぅぅ~~~!!あんむあんむあんむ!!ごくん!!んみゃあ~!のりゃ~!なのりゃ~!≧∀≦」シッポフリフリシッポフリフリ ティアライちゃんも、チーズを食べて美味しがっているようだ。 158 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/02(土) 01 04 40.28 ID mjeXGrB4o 野良アライちゃん1「げぇえええーっぷ!おいちかったのりゃー!おねーしゃんしゅきしゅきなのりゃー!」スリスリ 野良アライちゃん2「もっとたべたいのりゃー!」スリスリ 「ふふ、可愛い…。私の家には、今のがたーーぷりあって食べ放題だよ。良かったら来てみる?」 野良アライちゃん1 2「「いくのりゃああ~~~!!≧∀≦」」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん達は「可愛い」と言われて喜んだ。 まだ未熟なうちに母親のもとを離れたため、寂しがりや人肌が恋しいのである。 そのため、人に可愛がられることは、野良アライちゃんにとって母親の愛情を受けるかのようなとても強い精神的充実感と幸福感が得られるそうだ。 「それじゃあ、行こっか。この中入って」ガサガサ 野良アライちゃん1 2「「なのりゃ~!≧∀≦」」シッポフリフリ 美少女は、アライちゃん達をビニール袋をいれると、持ち上げてリュックサックへ詰めた。 「これで完了。このアライちゃん達連れていくね」 ギャル「あ、ありがと…慣れてるね…」 「こちらこそ、呼んでくれてありがとう。また出たら呼んでね」 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01 09 55.66 ID CS6grQZv0 アラジビの材料かな? 160 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/02(土) 01 15 03.57 ID mjeXGrB4o 「そうだ。あと、ちゃんと業者さん呼んでどこから入ったか調べて塞いで貰った方がいいよ」 ギャル「や、やっぱ…?」 「今の時期、アライちゃん達は冬籠もりの寝床を探してるから。下手に隙間つくるとウジャウジャ入ってくるから。まあ、体が大きいアライしゃんとかは入ってこれないけど」 ギャル「わ、わかった…ありがと…」 ティアライちゃん「のりゃー」シッポフリフリ 「じゃあねー」スタスタ リュックサック『『れっつごーなのりゃー♪』』ガサゴソ こうして、ギャルが召喚した人物は去っていった。 果たして、連れてかれたアライちゃん達がどうなるのか… それはギャルには分からない。 161 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/02(土) 01 15 32.08 ID mjeXGrB4o つづく 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01 24 08.59 ID CS6grQZv0 乙 ギャルが可哀そうだったな。 つか、野良が図々しい。 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 01 24 39.09 ID x9czMo6Y0 乙ー 虫ぐらいだと躊躇いもなく踏みつぶせるけど、鼠とか哺乳類だと出来なくなる的な心理に近いのかな? 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 04 15 54.23 ID zTCc5ATE0 おつー まぁ仮にもヒトっぽいなりで、ヒトっぽいクチ聞くわけだからなぁ 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 07 28 03.13 ID s5+7GigCo 良くて二階くらいだろうし掴んで外に放り投げるくらいなら大丈夫そうな気もするけど 鷲じゃよ鷲 パート4へ戻る