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【元ネタ】今昔画図続百鬼など 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】刑部姫 【性別】女性 【身長・体重】158cm・51kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運A+ 宝具A++ 【クラス別スキル】 気配遮断(陰):B 引き篭もり続けた年月は伊達ではない。 【固有スキル】 陣地作成:A+ 魔術師ではないが、自らに有利な陣地を作り上げる。姫路城、真の所有者。 神性:C 神霊適性を持つかどうか。 ランクが高いほどより物質的な神霊との混血とされる。姫路の地主神として祀られた土着の鬼神。 千代紙操法:EX 折紙を自在に操作することができる。攻撃、防御、変化と組み合わせての囮など様々な形で利用する。 変化:A+ 人間の前に姿を現す時は17、8歳ほどの十二単を着た女や、身の丈1丈ほどの鬼神など様々な姿をとった。 地味ながら日本の化生ではトップランカー。 四神地相(白鷺):A 姫路城(白鷺)周囲の地相を四神に見立てた逸話からの昇華スキル。 数ターンであるが周囲を自身の土地として扱い、知名度上昇によるステータス向上を計る。 また、その際にどの方角に重点を置くかで各ステータスのランク上昇をある程度コントロールできる。 具体的には北方であれば耐久、東方であれば筋力、西方であれば敏捷、南方であれば魔力。 サーヴァント・マスター問わずに恩恵に授かることができるが、その人数は最大でも四人。 城化物:A++ 神社などから城に移り住んだ怪物の総称。刑部姫は姫路城の真の主とすら言い伝えられていた。 その姿を見ただけで祟られる、あるいは即死するとも。逆にいうと、城から離れればその力は著しく弱まるという欠点も持つ。 動物操作(蝙蝠):EX 眷族として、鳥でも獣でもない蝙蝠を操作する。 蝙蝠に特化したため、移動するにも攻撃するにも基本的に蝙蝠を使って本人は一切戦わない。 サボり魔。 今回は折り紙での攻撃手段を取ったため、蝙蝠たちはお休みと相成った。 【宝具】 『白鷺城の百鬼八天堂様(はくろじょうのひゃっきはちてんどうさま)』 ランク:A+ 種別:対城宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:姫路城の最大籠城人数÷7 姫路城のミニチュアを顕現させる、いわゆる固有結界と似て非なる大魔術。万人に認められるほどの美しさと威容を以て、味方に精神的な支柱を付与する。 刑部姫がもう少し攻撃的であれば、城は直ちに攻撃を可能とする暴力的なものになっていただろうが、生粋の引き籠もりである彼女のお陰で防御型の宝具に留まっているようだ。 【元ネタ】伝承 【CLASS】アーチャー 【マスター】 【真名】刑部姫 【性別】女性 【身長・体重】158cm・50.4kg 【属性】中立・夏 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 単独行動:A マスター不在でも行動可能。折り紙の兵士たちを操作することで魔力消費を抑制する。 神性:C- 姫路の地主神として祀られた土着の鬼神。 日本から離れたことで少しランクダウン。 要塞構築:B 陣地作成のアナザーバージョン。 姫路城の守り神であった経験を活かして、要塞を構築できるように。Bランクともなれば、爆撃に耐え得ることもできるだろう。 【固有スキル】 射撃(FPS):B ゲームで鍛えた反射神経が唸りを上げる。 たまにジャンプを繰り返して、攻撃を回避しようとするが気にしてはいけない。 プリンセス・サマーバケーション(偽):A 姫なのになんで(偽)がついてるのよー!? ちゃんとした立派なお姫様なんですけど!! え、(偽)なのはバケーションの方? 原稿? え? ……え? 千代紙大隊長:EX 折り紙で作った小動物たちを操り、一斉射撃・援護爆撃・砲撃などの準備を整える。 ほ~ら、姫の軍隊の美しい幾何学模様ができてるでしょ~? 【宝具】 『白鷺城・千式ミリミリナイトフィーバー!(はくろじょう・せんしきミリミリナイトフィーバー)』 ランク:EX 種別:対軍宝具(一個大隊) レンジ:1~10 最大捕捉:1000枚(単位は折り紙) 折り紙の一個大隊(一千枚)をフル活用した一斉射撃・援護爆撃・主砲発射。 めくるめく爆撃の山、炸裂よ! ちなみにミリミリは『ミリオン・ミリタリー』の略であり、千式=ミリオンである。 ……千がサウザンドであることに、おっきーはまだ気付いていない。説明を受けたマスターは気付いたが言い出せないでいる。 【解説】
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【元ネタ】史実 【CLASS】アーチャー 【マスター】ロットウェル・ペルジンスキー→シロウ・コトミネ 【真名】趙鞅 【性別】男性 【身長・体重】169cm・63kg 【属性】秩序・悪 【ステータス】筋力B 耐久E 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【固有スキル】 天帝の加護:B 天帝・太一(たいいつ)からの加護。 現状況で、どのサーヴァントが自身にとって障害となるかを、最大二騎まで予見できる。 ただし、覚醒状態でこの予見情報は得られないため、趙鞅はサーヴァントでありながら睡眠をとる必要がある。 二つの匣:A 天帝より下賜された二つの箱。子孫が二つの国を滅ぼすという、未来を暗示するもの。 自らが認めた者一人に対し祝福を与え、その未来に肉薄できる能力を授ける。 カリスマ:B 人を引き付ける能力。 多くの人を魅入る力を有し、悪人・変人・賢人を問わず、彼のために命を擲つ。 【宝具】 『天意を届けよ、我が使命の嚆矢(てんいをとどけよ、わがしめいのこうし)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:2人 夢の中で天帝に命じられて、二頭の熊を射殺した弓矢。 自身が国内の卿を二家討伐するという、未来を暗示する意味を持ち、 対象に一時的に獣性を与えたうえで、獣性を保有する敵に対して大ダメージを与える一矢を放つ。 天帝の加護によって予見されたサーヴァントに対しては、即死判定を発生させる効果も持つが、 この必殺の矢は二本しかなく、よって必殺射撃は二回しか行えない。 ――この宝具の真価は一矢の威力の高さではなく、“継承可能”なところにある。 “必殺の二矢”を使い切り、天帝の加護の予見対象が、すでに消滅しているという条件を満たすことで、 “二つの匣”スキルによる祝福を与えられた者に、アーチャーの消滅後、この弓と必殺の二矢が継承される。 【解説】 春秋時代の晋国の政治家。趙氏の開祖である趙成子の六世子孫で、諡号の「簡」から趙簡子とも呼ばれる。 晋国内の上級将校・大臣である六卿の一角を担い、その才能は晋随一の賢臣である叔向にも認められていた。 周王室の後継者争いや、国内での覇権争いなどの、多くの流血を経てさらなる権勢を得る。 その後は六卿同士の内紛から、他の智氏、魏氏、韓氏と組んで、士氏、中行氏を滅亡させる。 このことは、趙鞅が病で昏倒した際に見た夢で予見されており、奇しくもその通りになった。 彼の跡は、末子の趙無恤が最も高い能力を持つとして継いだ。 そしてこの趙無恤が、趙鞅の観た夢の残り半分を実現することとなる。
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【元ネタ】アーサー王伝説 【CLASS】セイバー 【マスター】レオナルド・B・ハーウェイ 【真名】ガウェイン 【性別】男性 【身長・体重】180cm 78kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B+ 耐久B+ 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。 騎乗:B 騎乗の才能。 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 幻想種は乗りこなせない。 【固有スキル】 聖者の数字:EX ガウェイン卿の持つ特殊体質。 午前9時から正午の時間、午後3時から日没の3時間だけ力が3倍になるというのも、 ケルトの聖なる数である3を示したものである。 カリスマ:E 軍団を指揮する天性の才能。 カリスマは稀有な才能だが、稀に、その持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。 ガウェイン卿の場合、彼の裏表のない物言いが”天然の騎士”と評される原因となった。 【宝具】 『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:300人 ガウェイン卿の持つ光り輝く剣。 エクスカリバーの姉妹剣であるとされており、 本来の持ち主はエクスカリバーと同じく、湖の乙女である。 伝承ではエクスカリバーの影に隠れ、多くを語られる事のない聖剣だった。 アーサー王の聖剣は星の光を集め、ガウェイン卿の聖剣は日輪の熱線を顕すという。 【キーワード】 【大陽の騎士】 アーサー王が夜 ……アルト、アルテミス系の、月の女神の系譜…… の守りであるのに対し、ガウェイン卿は太陽の恩恵を受ける騎士である。 その力は正午において最大限に発揮される。 【エクスカリバー】 五世紀~六世紀に実在したとされるイギリスの王・アーサー。 彼を主題にした物語、 「アーサー王と円卓の騎士」に登場する聖剣。 もともとは「湖の貴婦人」と呼ばれる精霊が持ち主。 二十世紀において、聖剣の代名詞として扱われた。 【人物背景】 「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人。 アーサー王の甥でもある。 アーサー王の片腕と称されたランスロット卿に並ぶ騎士だったが、 兄弟をランスロットに殺された事をどうしても忘れられず、彼とは相容れなかった。 高潔な人格、理想の若武者であったが故に、 肉親への情も人一倍だったのだろう。 しかし、その怨恨がガウェイン卿の騎士としての格を落とすばかりか、 最後には王の没落にまで繋がってしまった。 ガウェイン卿はアーサー王最後の戦いであるカムランの丘で、 ランスロット卿に受けた古傷を敵に打たれ死亡したとされる。 その死の淵で、自らの怨恨が王の破滅を招いたのだと悔い、 ランスロット卿への私怨も、彼の不忠さえも、 自らの不徳からと受け入れた。 そも、ガウェイン卿はランスロット卿への憎しみさえなければ完全な騎士である。 相手を軽んじる事も侮辱する事もなく、 相手が力量不足であってもその戦意、覚悟をくみ取り、 礼節をもって相対した。 王の前では影に徹し、 ひとたび号令が下れば颯爽と戦場に赴き、 涼やかな笑顔で勝利する―――まさに理想の騎士と言える。 その在り方は、こうして英霊になる事で蘇った。 多くの迷いから解き放たれたガウェイン卿は文字通り“太陽の騎士”として、 本来の姿を取り戻したのである。 【『円卓の白騎士』】 円卓の白騎士。 アーサー王の影武者とも言われた、 もう一人の聖剣の担い手である。 しかし、アーサー王を妄信的に崇拝しているが故、 王の苦悩を知る事はなかった。 アーサー王の最期を看取ったヴェデヴィエールもガウェイン卿と同じ忠節の騎士だが、 ヴェデヴィエールは王の人間としての幸福を心の底で願い、 ガウェイン卿は王の王としての活躍を願ったのだろう。 ◆ アーサー王が夜、月の象徴であるのに対し、 ガウェイン卿は昼、太陽を背負っている。 その姿も見目麗しい事もあり、王城キャメロットではアーサー王の影武者、 ないし王が倒れた後の代行候補の一人であった。 そんな周囲からの評価も意に介さず、 ガウェイン卿はあくまでアーサー王の右腕であり続けた。 そんな彼の最大の後悔はランスロット卿との諍いである。 『ランスロット卿に兄弟を殺されたばかりか、 あの黒騎士は王さえ裏切った。 王の妻を拐かしたのだ。許せるはずがあろうか』 だが、最終的にアーサー王はランスロット卿を許す。 すべては余が悪かったと。 だがガウェイン卿はランスロット卿の裏切りを許せず、 最後まで彼と敵対してしまった。 破門されながらもカムランの丘にはせ参じようとするランスロット卿をガウェイン卿は拒み続け、結果的に、彼は王を戦死させ、自らも戦死してしまう。 その結末から、英霊としてのガウェインは “王の補佐に徹する” 事を絶対の使命として捉えているようだ。 カムランの丘で自戒するアーサー王のように、 ガウェイン卿も死の淵で叫んだのだ。 自身の激情が王を死に誘った。 『――もし次があるのなら。 まだ挽回する機会が、二度目の生があるのなら、 今度こそ、自らの全てを王に捧げるよう――』 ◆ その誓いを胸にサーヴァント化した彼は、 生前の悔い、過ちを正すため、 より完成された「騎士」として主人に仕えた。
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【元ネタ】ギリシャ神話、ローマ神話、Fate/hollow ataraxia 【CLASS】ルーラー 【マスター】 【真名】アムール〔カレン〕 【性別】女性 【身長・体重】156cm・40kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力C- 耐久A+ 敏捷B- 魔力C- 幸運A- 宝具EX 【クラス別スキル】 道具作成:A 『愛の矢』を代表とする、心に作用する道具のプロフェッショナル。 ちょっと弱気なアナタの背中を一押しする、人間の心をよりよく機能させる、そんな素敵なアイテムをたくさん作れる。 単独行動:A 『愛の伝道師』でもあるカレン・C・オルテンシアにとって、仕えるべき主人はマスターだけではない。 主の御心、人々にたくさんの愛を届ける使命のもと、彼女はマスターの事情に囚われない。 フリーダム。 被虐霊媒体質:EX 本人の意思に関係なく、周囲にある魔を肉体に取り憑かせてしまう体質。 現象としての悪魔を再現し、事によっては受肉させてしまう。 毒、呪い、火傷といったバッドステータスにかかりやすく、また、それらバッドステータスがかかっているとカレン自身の攻撃力が増していく。 被虐からの、おそるべき加虐。とはいえ、狙って出せるものではない。 女神の神核:B 本来ならアムールの『神性』になるのだが、依り代の少女の強い信念により、女神の神核となった。 少女にとって、『神性』を獲得しているのは大いなる父だけなのだろう。 鋼の信仰:A 概念礼装にある『鋼の鍛錬』のカレン版。 本来、生まれてすぐに息絶える筈だったアルビノの娘は、人々の予想に反して成長した。 自分が生きている事───それ自体が奇跡であり 『主の愛』が実在する証明だと彼女は考える。 恐怖耐性、魅了耐性、バスター耐性をパッシブスキルとして獲得している。 【固有スキル】 ヴァレンティヌスの聖骸布:A エロース(性愛)。 もともとは『マグダラの聖骸布』を愛用していたカレンだが、今回は『恋人たちの聖骸布』を使用している。 『ヴァレンティヌス』と名付けているのはカルデアのバレンタインに合わせてのもの、らしい。 黄金の矢:A フィリア(隣人愛)の力。 射貫いた人間の心を強制的にアモーレさせる天使の矢で、サーヴァントのエウリュアレが有する『女神の視線』と同質の物。 「恋はいつだって突然、でしょ?」。 魔力放出(愛):A ストルゲー(家族愛)。別名ゴッドカレン。 愛するもの、守るべきもの、唯一のもののために奮われる超バフ。なんかすごい。 【宝具】 『遍く無償の無限の愛(ザ・グレイテストヒッツ・“コーリング・アガペー”)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:不明 あまねくむしょうのむげんのあい。 祈りの殻で自らを包み、より新しく、そして普遍的な“愛”の代弁者として昇天・降臨する宝具。アセンション。 愛の神アムールではなく、それを起源とした“天の愛”となり、無償にして無限の愛で地上を照らす天罰系の攻撃。 どう見ても対界宝具であるが、本人はあくまで対人宝具です、と言い張っている。 カレンの言う『愛』とは、人類全てを無条件で、無償で愛する神の愛、即ちアガペーである。 かつてカレンは『タイガーころしあむ』で『持ち主の愛の重さが武器の重さになる』というモーニングスターを使っていた。カレンは全人類を愛しているので、イコール、ハンマーの重さは地球の重さになっていたと言う。それのFGO版。 また、無限なのは『愛のビーム』の方で、 無償なのは「それをタダであげている」というカレンのおおらかな気持ちを指している。 【解説】
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【元ネタ】史実 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】アドルフ・ヒトラー 【性別】男性 【身長・体重】175cm・104kg 【属性】秩序・悪 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 【保有スキル】 話術:A+ 言論によって人を動かせる才。 卓越した話術により国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。 ランサーの演説は、聴者を奮い立たせてしまうほどで、精神干渉に対する耐性などを得てしまうほどである。 ここまでくると技術ではなく魔力、呪いの類いである。 カリスマ:C+ 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 一国の総統にしてはランクが低いものの、 スキル『話術』と組み合わさることで、その効果は上昇する。 芸術審美:D+ 芸術作品、美術品への執着心。 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ごく低い確率で真名を看破することができる。 特に、オカルト方面に対し、高い効果を発揮する。 【宝具】 『偽・覇者聖槍(ロンギヌスⅡ)』 ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 複数の聖遺物の断片をつなぎ合わせた「持つものは世界を手に入れる」という聖槍の模造品。 所有者に覇者として格を与え、全ステータスをワンランク向上させる。 また、ランサーの覇道を信じる者には加護として一部ステータスを向上させ、 阻む者には呪いをもたらし一部ステータスを低下させる。 ただし、時間が経過するごとに効果は薄れ、最終的には加護と呪いの性質が逆転する。 『民族の遺産(セラー・オブ・アーネンエルベ)』 ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000個 生前遺産管理局が作り上げた巨大実験施設へと繋がる鉤十字を模したマスターキー。 神秘の量産を目論む遺産管理局の技術の粋が詰まっており、 形をなす神秘の簒奪と保管、解析と改造による担い手の改竄、さらには量産を可能とする。 ただし神秘の普遍化による劣化を避ける事は出来ない。 『最終決戦・超人兵団(ラスト・バタリオン)』 ランク:E~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 『民族の遺産』の隠された能力。 遥か未来に現れ民族の象徴たる第三帝国を復興するとされる「最後の大隊」の逸話の具現化。 鍵と『民族の遺産』に集められた宝具を利用することで、宝具そのものの兵団を具現化させる。 各々がサーヴァントに準ずるほどの戦闘能力を持ち、原典より2ランクダウンするが自身の真名解放も可能。 兵団の核として貯蔵された宝具を使用するため、この宝具の発動後『民族の遺産』は使用不可になる。 【解説】 ナチス・ドイツの総統。独裁者の典型とされる。 第一次世界大戦までは無名の一青年に過ぎなかったが、戦後にはバイエルン州において、 国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)指導者としてアーリア民族を中心に据え、 人種主義と反ユダヤ主義を掲げた政治活動を行うようになった。 1923年には中央政権の転覆を目指したミュンヘン一揆の首謀者となり、 一時投獄されるも、出獄後合法的な選挙により勢力を拡大した。 1933年にはドイツ国首相となり、首相就任後に他政党や党内外の政敵を弾圧し、ドイツ史上かつてない権力を掌握した。 1934年にヒンデンブルク大統領死去に伴い、大統領の権能を個人として継承し、特異な支配体制を築いた。 ヒトラーは人種主義的思想(ナチズム)に基づき、血統的に優秀なドイツ民族が世界を支配する運命を持つと主張し、 ナチス時代のドイツでは強制的同一化や血統を汚すとされたユダヤ人や障害者を弾圧、抹殺する政策を行った。 さらに「ドイツ民族を養うため、東方に『生存圏』が必要である」として、領土回復とさらなる拡張を主張した。 それは軍事力による領土拡張政策につながり、1939年のポーランド侵攻によって第二次世界大戦を引き起こした。 しかし連合軍の反撃を受け、包囲されたベルリン市の総統地下壕内で自殺したとされる。 【出演SS】 大祖国聖杯戦争
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【元ネタ】史実 【CLASS】アーチャー 【マスター】 【真名】源為朝 【性別】男性 【身長・体重】210cm・105kg 【属性】秩序・悪 【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下のの詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 単独行動:A マスター不在でも行動できる。 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。 【固有スキル】 矢よけの加護:D 飛び道具に対する防御。 狙撃手を視界に納めている限り、弓矢による攻撃を肉眼で捕らえ、対処できる。 また、あらゆる投擲武器を回避する際に有利な補正がかかる。 ただし、超遠距離からの直接攻撃は該当せず、広範囲の全体攻撃にも該当しない。 厄除けの加護:A 疱瘡神を退治したことにより得たスキル。 病、およびそれに類する呪詛に対し、高い抵抗力を得る。 弓弦を鳴らすことで周囲にいる人間に対しても、同様の効果を与える。 猿臂の射:A 常人よりも長い左腕を使った射撃。 弓の飛距離、攻撃力が上昇する。 【宝具】 『弓張月(ゆみはりづき)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:1人 矢を強化する左腕。 矢が対象に命中した際に判定に成功すれば、対象の防御を無視し、 威力を衰えさせることなくその対象を貫通する。 さらに真名を開放することで、矢の着弾点に衝撃波を発生させ、破壊力を向上させる。 【解説】 平安末期の武将。 七尺に及ぶ巨躯を持ち、強弓を引く左腕は右腕より四寸長かったと伝えられる。 源為義の八男として生まれたが、その気性の荒さ故に13歳で勘当され、九州に流された。 独断で『鎮西総追捕使』を称して当地の豪族たちと争い、僅か3年で平らげ、 以後『鎮西八郎』を名乗るようになる。 この狼藉の責任を取らされた父の解官を機に上洛し、 翌年に起きた保元の乱に巻き込まれた。 乱では崇徳上皇側につき、奮戦するも敗退。 その武勇を惜しまれて助命され、両肘の腱を断たれた上で流刑に処された。 傷が癒えると現地民と敗残兵を率いて再び暴れ回ったため、 追討軍を差し向けられ、軍船数隻を沈めた後に自害。 一説には琉球に渡り、王家の始祖になったとも言われる。 【出演SS】 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 四時限目 弱鯖カイン
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【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】フィリップ4世 【性別】男性 【身長・体重】184cm・66kg 【属性】秩序・善/悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運A- 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:C+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ただし、『法曹官僚(レジスト)』を差し向ける場合はこの限りではない。 【固有スキル】 神の恩寵:A 最高の美貌と肉体を備え、美しき王者として生まれついている。 「端麗王」と呼ばれるアサシンは最高ランクの適正を持つ。 矛盾精神:A+ 手段を選ばない合理主義者である一方で、信仰に厚いクリスチャンでもあった。 完全に敬虔と強欲が同化したような精神は、必要に応じて属性を二種類に変化させる。 即ち善か悪か、である。 修道騎士の呪い:D アサシンが死に追いやったテンプル騎士団最後の総長(グランドマスター)の怨嗟の叫び。 アサシン自身の死因にもなったとされるこの呪いの影響により、抗魔力に若干のマイナス補正が掛かってしまう。 【宝具】 『法王縛せし、影の執行者(バビロン・ア・ルェスト)』 ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:???人 アナーニ事件、テンプル騎士団の解体、アヴィニョン捕囚など……かつて、その統治下において 既存の教会勢力を封じ込めたアサシンが構築する絶対王政圏。 領域内では捕縛能力を有したアサシンの腹心『法曹官僚(レジスト)』の影が召喚され また、アサシンの判断のもと捕縛された対象に「全ステータスを最大2ランク低下させる重圧」 「異端としての悪性情報を付与」「アサシンへの隷従化」といった法則を強要する事が可能。 生前の所業に影響され、キリスト教に縁ある対象には捕縛の際に補正がかかり こと聖杯戦争では監督役の所属する聖堂教会の人員、施設、権限を 私物化し、盤面を差配することすら可能な鬼札となり得るある種の反則宝具。 『異端裁きし、端麗なる略奪者(ファンターシュ・デ・ロア)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 憤死させた教皇に次いで自らの傀儡を教皇位に据えた史実、逮捕したテンプル騎士団に対する 資産の没収、そして自身の妃を暗殺し、領地を確保したという悪評を基盤とする宝具。 自身の絶対王政圏内で敗死あるいは敗走した相手に発動し、幸運判定に成功した場合 対象が持つ権威や立場に基づく宝具またはスキルを収奪する。 また収奪した能力は任意で他者へと付与することも可能。 権力や財産を奪い取った逸話の再現であるため、対人魔剣のような才覚や研鑽に由来する技術 或いは「怪力」のような生来の肉体に付随する能力は奪う事が出来ない。 【解説】: 中世フランス王国カペー王朝のフランス王。ナバラ王国の王フェリペ1世とも。 後述の逸話から教皇を憤死させた王、テンプル騎士団を迫害した貪欲で酷薄な人柄であり ナバラ王国を確保するために妃であるナバラ女王フアナ1世を暗殺したとさえ噂される一方で その合理的な判断から中世フランスの名君として評価されている。 また整った顔立ちをしていたため、「端麗王(ル・ベル)」という異名を持つ。 王としてフィリップ4世がフランスを統治した時代はローマ教皇の権威が衰退した時期にあり 彼もまた国内での教皇よりも強大なフランス王権の存在を誇示し やがて絶対王政へとつながる中央集権化を推進した。 また、戦費調達のために課税を国内のキリスト教会にまで課したことから 当時のローマ教皇ボニファティウス8世との激しい対立が生じた。 ある時、ボニファティウス8世はフィリップ4世が教皇の命を無視した上でフランスの国益を 優先した政策に怒り彼を破門するが、フィリップ側も悪徳教皇弾劾の公会議を開くよう求めた。 この出来事から両者は完全に決裂し、フィリップ4世は教皇に恨みを持つ腹心に命じて 教皇所在地であるアナーニを襲撃させ、教皇捕縛を目的としたアナーニ事件を起こした。 捕縛には失敗したものの辱められたボニファティウス8世は憤死し、フィリップ4世は 次の教皇にフランス出身の傀儡教皇クレメンス5世を擁立した。 また、ある時はテンプル騎士団の国家にも匹敵する財力を妬み、テンプル騎士たちに 黒魔術や悪魔崇拝など異端の濡れ衣を着せて一斉逮捕を行った。 その後、拷問による異端審問を行った上で教皇に働きかけてテンプル騎士団を解散させ 騎士団の保有していたフランス国内の資産を没収した。 テンプル騎士団総長ジャック・ド・モレーは異端とされた上で火刑に処されたが その際にフィリップ4世とクレメンス5世に呪いの言葉を発したといわれ、その呪いの影響か フィリップ4世と教皇はモレーが処刑された同年に亡くなっている。 教皇権を軽視した上で教皇を憤死に追いやり、テンプル騎士団に罪を着せて弾圧した一方で 個人的にはきわめて敬虔なキリスト教徒であったとされる。 一見互いに矛盾しているように見えるが、それらの行動はフランスこそがキリスト教圏の中心 であり、フランス王こそ最も敬虔なキリスト者であるという確信に基づいていた。 【キーワード】 『法曹官僚(レジスト)』 アサシンが定めた従来の聖職者に代わり、世俗の法曹家を採用した官僚制度。 法学を通じてフランス王の君主権強化の一環として登用された法曹官僚は アサシンの腹心としてアナーニ事件やテンプル騎士団の解体と言った政策に関与し暗躍した。 宝具『法王縛せし、影の執行者』を通じて影というカタチで召喚され、アサシンを補佐する。
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【元ネタ】史実 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】クリスチャン・ローゼンクロイツ 【性別】男性 【身長・体重】174cm・58kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 道具作成:B 魔力を帯びた器具を作成できる。 【固有スキル】 魔術:A 特に治癒や錬金術、占星術を得意としている。 分割思考:D 思考中枢を仮想的に4つに分け、同時に運営する。 分割したそれぞれの思考により、多数の使い魔を一度に制御することができる。 【宝具】 『世界の書(リベル・ヴェル・ムンディ)』 ランク:B 種別:魔術宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:500人 ヘルメス・トリスメギストスの著書の写本。 周囲を一時的に『世界の書』の内部へと作り変える。 この世界に存在する全ての魔術刻印を複写・記録・保存し、 魔力を流すだけで一工程(シングルアクション)の魔術として行使できるようにする。 また、記録・保存した魔術刻印を、任意の相手に移植することができる。 このとき、移植された刻印は、対象者の肉体にほぼ完全になじむ。 『勝利の書(リベル・ヴェル・トライアンフ)』 ランク:A 種別:魔術宝具 レンジ:??? 最大捕捉:??? 『世界の書』の中でのみ使用可能。 真名開放と共に、頭上に巨大なセフィロト図を生じさせる。 これは展開された『世界の書』の法則の顕在化であり、 セフィラ(球)とパス(小径)の組み替えによって空想具現化に近い奇跡を行使できる。 このため、セフィロト図が破壊されるたびに精度と規模が低下し、 完全に破壊されれば、展開していた『世界の書』も破壊される。 【解説】 伝説の秘密結社、薔薇十字団の創始者とされるドイツ人の魔術師。 聖地巡礼の最中に立ち寄った中東で、賢者たちから魔術と『Mの書』を授かる。 ドイツに戻ったローゼンクロイツは、獲得した魔術を使い、無償で人助けを行った。 しかし、当時の教会に異端視され、追われる身となった。 ローゼンクロイツは聖霊の家という建造物を建て、少数の弟子とともにそこに住み込み、魔術の研究に専念した。 次第に弟子は集まり、その数が8人となった時、ローゼンクロイツは弟子たちに諸方を巡らせ、 病人の治療を無償で行わせた。そして自分は一人、聖霊の家で魔術の研究を続けたとされる。 彼は108歳で寿命を迎え、聖霊の家の秘密の部屋に葬られた。 120年後、薔薇十字団の団員の一人が偶然、秘密の部屋への隠し扉を発見する。団員を待っていたのは、 120年後に発見されるという予言が記された扉と、腐敗もミイラ化もしないまま横たわるローゼンクロイツの遺体、 そして数々の魔術的な副葬品であった。 【イメージイラスト】 ローゼン① ローゼン② 【出演SS】 Fate/Another Servant Heavens Feel 2 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 三時限目 すっごくラーマなカマセチック
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ちょっと電波を受信したので勢いそのままに書いてみました。 分かる人には分かるネタのようなものですが。 あとこの物語はフィクションです。 間違った過去、誰かが選択を誤った世界。 犯罪結社・フィオナ騎士団の牛耳るアイルランドに、一人の男が舞い戻る。 彼の名は、フィン・マックール。 手には一槍、斃すは5人……魔都アイルランドに報仇雪恨の槍が哭く。 ケルト街~The Unlucky Lancer 部下の裏切りによって死線を彷徨った彼は、一年の時を経てアイルランドに舞い戻るものの、既に裏切り者たちは騎士団の権力を掌握し、 そればかりかフィンの最愛の婚約者、グラニアまでもが辱めを受け殺された挙句、その意識を五体のホムンクルスに分割転写されてしまったことを知る。 怒りに身も心も焼き尽くされたフィンは、自分を裏切り婚約者を殺した者たちへの復讐と、グラニアの意識が記録されたホムンクルスを奪取し、 彼女の意識を再統合させるため、その手に復讐の槍をとる。 仇は五人。 一人また一人と血祭りにあげながら、孤高の槍兵は魔都アイルランドの夜闇を駆け抜ける。 × × 「何故だ、どうして俺の『刺し穿つ死棘の槍』が当たらねぇ!?」 「ふん、当たらない必中の槍とは笑わせる。貴様がいくら呪いの魔槍を繰り出そうと無駄な事。 『全知なる白き指』によって因果逆転のからくりが暴かれた以上、貴様には万に一つの勝機も無い!」 魔槍から繰り出される、因果逆転の呪いを帯びた回避も防御も不可能の刺突を、捌き、躱すフィンの槍が最初の仇敵の心臓を穿つ。 × × 「貴様がそう言うなら是非も無い。貴様お得意の『蝕む黒水』、五手までは見逃してやる。俺が攻めるのはその後だ」 「はっ、内家騎士風情が本気で俺たち外家騎士に勝つつもりなのか?」 「のみならず、殺す気でいる……」 ケルトハルの全身を泡立つような恐怖が襲う。 たかが利器型宝具使いの内家騎士如きに、真名開放型宝具を使う外家騎士の自分が―― × × 「結局俺は人間じゃあねぇ。お前らの腕前の優劣なぞ区別つかんし、騎士道なんぞに拘る気は毛頭ねぇ!」 目の前の復讐鬼に対する恐怖を打ち払おうと、クラン・カラティンは咆えた。 「27人の息子たちと合体したか。やはりお前は槍兵などより狂戦士のクラスの方が似合っている」 今しがたまで騎士団の精鋭たる外家騎士たちを相手に大立ち回りを繰り広げ、些少だが傷を負った筈のフィンは無傷で立っている。、 全ての敵を斬り伏せた後、『全治なる白き掌』で掬った水を飲み、全ての傷を完治させたのだ。 × × 「久しく忘れていたぞ、この血の滾り。今宵の我が『屠殺者』のキレは一味違うぞ、フィン・マックール!」 「貴様ら外家騎士は真名開放型宝具の威力に頼るしか能の無い奴ばかりだな。 まぁいい、この世の見納めに拝ませてやろう、内家利器型宝具の技の冴え、我が槍『血統の青槍』を!」 ピサールにしてみれば、フィンの手に握られた槍は『屠殺者』と比るのも馬鹿らしい、ただの利器型宝具でしかない。 だというのに、あの槍から迸る魔力の量は何だ? 真名を解放した『屠殺者』を遥かに上回る魔力の奔流が、ピサールの総毛だった全身を蹂躙する。 × × 「騎士であるためのよすがを失い、生きたまま守護者に成り果てたか。 仮にもフィオナ騎士団の次期団長と目された貴方が、随分と堕ちたものだ。なぁグラニア?」 「あ……うぅ……」 「ディルムッドォォォ、貴様ぁぁぁぁ――グッ!? ゴホ、ゴホ、ゴホ……」 激昂しディルムッドに飛び掛かろうとした瞬間、フィンの顔が苦悶に歪み、口から大量の血が流れ出る。 「おやおや、苦しそうですね、フィン殿? まぁ負担の大きい『全知なる白き指』をこうも連日使用すればこうなることは分かっていた筈――」 「黙れ! 俺は貴様に復讐するためだけにこの1年を生きてきた。 ディルムッド、貴様が騎士団を裏切り、グラニアを殺した理由を今更問うつもりはない。だが、贖いだけはしてもらうぞ、その命で!」 「出来ますか? 貴方に」 激突する2人。 ディルムッドが2本の真名開放型宝具『大いなる激情』と『小なる激情』を使用すると考えていたフィンの眼に、信じられない光景が映し出される。 ディルムッドが両手に携えた長柄の獲物。それはフィンもよく知る“内家騎士 ディルムッド・オディナ”の宝具、 『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』以外の何物でもなかった。 「ぐあっ!?」 フィンの身体をディルムッドの槍が穿つ。既に全身傷だらけのフィンに対し、未だ傷ひとつ無く涼しい顔でディルムッドは双槍を繰り出す。 「無駄ですよ、フィン殿! 貴方の『血統の青槍』は我が『破魔の紅薔薇』と打ち合う度に魔力を絶たれる。 その瞬間『血統の菁槍』により向上していた貴方のステータスと対魔力は無効化され、その脆弱な肉体は地金を晒す。 外家の馬鹿どもには通じても、この私にその槍は通じない!」 「くっ、だがまだ『全治なる白き掌』と『全知なる白き指』があれば形勢は――」 「無駄だと言った! 『必滅の黄薔薇』で穿たれた傷の前には『全治なる白き掌』は意味を成さない。 そして『全知なる白き指』を使わせる隙など与えはしない!」 そして決着の時―― 「終わりにしましょう、フィン殿。我が秘奥、戦場に咲いた徒花の心意気――『悲恋繚乱』!」 「未だ開眼至らぬ身なれど、この場で体現できなければどの道命は無い……勝負! 受け継がれし血統は我が代にて滾り、青銅は全能なる白銅へと昇華する。奥義、『正統の白薔薇』!!」 サーヴァントバンク騎士道片 『ケルト街』 ケルト歴333年3月3日発売予定! ――――――――――我はこの一槍に賭ける修羅―――――――――― 登場人物 フィン・マックール 主人公。 外家騎士の真名開放型宝具を利器型宝具で圧倒する内家騎士。人呼んで『白指掌』。 ディルムッドに裏切られ、瀕死の重傷を負うも一命を取り止め、1年振りに戻ったアイルランドで騎士団の変貌と婚約者の死を知り、 自らとグラニアの復讐のため、騎士団に戦いを挑む。 惨殺され分割されたグラニアの意識を再統合させるため、大聖杯を内蔵した少女型ホムンクルスを連れている。 グラニア フィンの婚約者。 惨殺されてその意識を切り裂かれ、5体のホムンクルスに内蔵された小聖杯へと吸い出されてしまう。 クー・フーリン(EXTRA) 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『四枝浅瀬』。 呪いの魔槍の使い手。 ケルトハル・マク・ウテヒル 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『黒炎凶犬』。 ペットである3匹の犬を使ってホムンクルスを嬲るのが趣味。 クラン・カラティン 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『熔合毒血』。 元々は英霊ではなく怪物。27人の息子がいる。 ピサール 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『魔人王』。 現フィオナ騎士団長の補佐を務める。 ディルムッド・オディナ かつてのフィオナ騎士団におけるフィンの部下であり、騎士団随一の戦士であったが、今は最大の仇敵。人呼んで『輝貌麗人』。 騎士団の副団長であり、老齢のコールマックを差し置いて事実上騎士団を牛耳っている。 かつては利器型宝具を扱う内家騎士だったが、現在は強力な真名開放型宝具を扱う外家騎士となっている。 2本の槍を2本の剣に持ち替え、槍から剣の騎士へと鞍替えしたらしいのだが…… 言峰綺礼 幹部たちが持つ5体のホムンクルスと、フィンが連れているホムンクルスの製作者。人呼んで『外道神父』。 かつては悩める求道者だったが、『この世全ての悪』の存在を知り、人の嘆きや絶望を悦とする破綻者として覚醒した。 己の人生に解答を得る為、幹部たちがグラニアの意識を霊核転写しホムンクルスに記録することに協力した。 青セイバー 黒セイバー 白セイバー 赤セイバー グラニアの意識を分割転写された5体のホムンクルスの4体。それぞれ容姿は微妙に異なる。 幹部の4人に与えられており、それぞれの下で様々な扱いを受けている。 グラニア フィンの婚約者だったグラニアの意識を分割転写されたホムンクルスの1体で、ディルムッドが所有。 外見は生前のグラニアに瓜二つの美女。 コールマック・ マックアート フィオナ騎士団の団長でグラニアの父。 自らも真名開放型宝具に頼らない内家騎士だったが、外家騎士を取り込み騎士団の実験を握ろうとした副団長のディルムッドに殺害される。 ディルムッドの虚言により、グラニアはフィンに殺されたと騙されたまま死亡。 フーリン兄弟 槍とルーン魔術を武器とするフィオナ騎士団の戦士。 兄のクー・フーリン(SN)と弟のクー・フーリン(PT)からなる双子の兄弟。人呼んで『不幸槍犬』。 かつてのフィンの先輩にして好漢。クー・フーリン(EXTRA)とは無関係。 コンラ フィンを慕う、騎士団の見習い。
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【元ネタ】黙示録 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】マザー・ハーロット 【性別】女性 【身長・体重】167cm・53kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 魅了:A+ 魔性の美貌により、老若男女を問わず対象の精神を虜にする。 ここまでくると魅惑ではなく魔術、呪いの類である。 対魔力で抵抗可能だが判定次第。 黄金律:A 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。 【宝具】 『黙示録の獣(アポカリプティック・ビースト)』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 かつて存在し、現在は存在せず、そして、バビロンが底知れぬ場所より生み出す宝具。 赤き竜より同等の力と権威を与えられ、善を汚し悪へと誘惑する呪詛で構成された、 7つの頭と10の角を持ち、それぞれの角に冠を持つ『緋色の獣』。 その呪詛は常に気化し、周囲を侵食し汚染し続けるが、 大地よりマナを奪うことで強力な再生能力を得ているため、呪詛の供給が途絶えることは無い。 『溢れる邪淫(ルクスリア・チャリス)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~25 最大捕捉:50 鮮血を元に香り高く味の良い真紅のワインを生み出す、黄金の杯。 杯の内部で空間が圧縮されており、大量のワインを蓄えることができる。 この杯のワインには、人々の理性を一時的に麻痺させ、感情的な行動を促進させる効果がある。 対象の持つ精神攻撃無効を一定確率で無効化し、魅了に対する抵抗判定にペナルティを与える。 ワインを広範囲に対し霧状に噴霧することもできる。しかし、効果は大きくランクダウンする。 【解説】 キリスト教における黙示録に出現する。 「地上の忌むべき者や売春婦達の母たる、大いなる、謎めいたバビロン」。「グレート・ハーロット(The Great Harlot="大淫婦"の意)」とも呼ばれる。 もろもろの民族、群衆、国民、国語の上に立つ人々を惑わす悪徳の象徴とされる美女。 緋と紫の衣を着て、黄金と宝石と真珠で体を飾り、金の杯で善きキリスト教徒の血を飲んで酔う。 体中が「神を汚す名前」で覆われ、七つの頭と十の角を持つ黙示録の獣に乗る。 【イメージイラスト】 マザー・ハーロット① マザー・ハーロット② 騎乗バビロン M・H(色なし) M・H(色つき) M・H(色なし修正版) M・H(色つき修正版) M・H(色なし帽子マントなし修正版) M・H(色つき帽子マントなし修正版) 大淫婦① 大淫婦② 大淫婦③ ハーロットさん① ハーロットさん② ハーロットさん③ ハーロットさん④ 【出演SS】 裸婦は月夜に舞う マザー・ハーロットエッチネタ集 マザー・ハーロット召喚 ネイキッド・ハーロットのピンクな日々 サーヴァントの一日。ハーロットの場合 AとHの最終決戦 Fate/MINASABA 16th (ハーロットルート) マザー・ハーロットVSブリュンヒルド、士郎争奪戦 黙示録が訪れなかった世界で。アンチキリストとマザー・ハーロットの邂逅 衛宮士郎&マザー・ハーロットのトラぶる道中記 シグルド&ブリュンヒルドのトラぶる道中記 平行世界での皆で考える聖杯戦争 予告編 メルティブラッド風・勝利セリフ一覧 マザー・ハーロット編 ドキッ!女だらけの聖杯戦争 黙示録の救済 黙示録の終末 Go!Go!守護神タロス! バベルの塔の狸 ウラド、バビロン、アンチキリストの三つ巴戦 Fate/Revelation ~ドキッ☆EXランク宝具持ちだらけの聖杯戦争~