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【元ネタ】史実、説話等 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】藤原保輔 【性別】男性 【身長・体重】182cm・92kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば、発見は極めて困難。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【固有スキル】 掠奪の姦計:B 他者を欺き、殺め傷つけ物品を奪っていくまでの思考能力。あるいは悪知恵。 アサシンは『宇治拾遺物語』に曰く、屋敷の蔵の床下に穴を掘り、商人を蔵に呼びつけ物を買ったそばから穴に突き落とし殺していたという。 妖術:B 優れた妖術の使い手であり、大蛇などの妖獣を使役する事が可能。 戦闘続行:B 戦闘を続行する能力。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 アサシンの場合、自害を図り腹を切っても翌日まで死ななかったという。 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 【宝具】 『妖鬼変生・鬼童丸(ようきへんじょう・きどうまる)』 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人 物語においてある時はアサシンと術比べをし、ある時は同一視さえされた鬼、鬼童丸への変質。 この宝具を発動すると、幸運を除く全ステータスがワンランク向上し、更にBランクの鬼種の魔スキルを取得する。 体力は毎ターン回復し、更に時間が経過すればより鬼種へと近づき更なるステータスの向上が見込めるが、 長時間発動し続けると、アサシンと鬼童丸の人格が混ざり合い、最悪の場合人格が崩壊し、理性のないバーサーカーの如き状態になる。 【解説】 平安時代中期の人物。ふじわらのやすすけ。 藤原南家巨勢麻呂流、右京大夫・藤原致忠の子であり、兄に道長四天王の一人、藤原保昌がいる。 貴族ではあるが盗賊として有名で、大饗において傷害事件を起こす、検非違使を射る、屋敷への強盗を行うなどの罪を重ねた。 『尊卑分脈』においても「強盗の張本、本朝第一の武略、追討の宣旨を蒙ること十五度」と語られている。 これにより朝廷より保輔を追捕した者には恩賞を与えると発表され、父・致忠が検非違使に連行・監禁される事態となった。 この状況に危機感を持ち剃髪・出家したが、まもなく以前の手下であった足羽忠信によって捕らえられた。 この時自らの腹部を刀で傷つけ腸を引きずり出して自害を図り、翌日その傷がもとで獄中で没した。 これは記録に残る日本最古の切腹だという。 後世においては『今昔物語集』などに登場し、兄保昌と縁のある盗賊袴垂と同一視され、伝説的盗賊たる袴垂保輔となった。 曲亭馬琴による読本においては妖術使いの盗賊として描かれ、この袴垂保輔と鬼童丸による妖術比べが描かれている。 鬼童丸と保輔の妖術合戦を題材とした絵は多く創作され、歌舞伎の中で鬼童丸と保輔が習合されもした。 袴垂説話と鬼童丸説話が綯交ぜられて同一視されすらしたのだ。
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【元ネタ】史実 【CLASS】ファニーヴァンプ 【マスター】 【真名】マリー・アントワネット 【性別】女性 【身長・体重】154cm・52kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E 宝具C 【クラス別スキル】 魅了:C 他人を惹きつける見目の美しさ。 マリーと対峙した対象は彼女に対し、強烈な恋愛感情を懐く。 相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。 【固有スキル】 浪費癖:B 本来のステータス以上に魔力を消費する。 このランクであれば現界には通常の三倍の魔力を消費する。 過剰消費された魔力は、能力向上などには一切活用されない。 黄金律:B- 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎは破滅を招く。 かつて、アントワネットの散財はフランス革命の原因とされていた。 【宝具】 『首飾りをお買いあそばせ(スコンダル・ドゥ・ラ・レーヌ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人 五百四十のダイヤを鏤めた首飾り。 本来所有していない装飾品であるが、彼女の醜聞の象徴として具現している。 レンジ内の魔力消費を任意の対象に知覚される事無く負担させる。 【解説】 本名マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・ドートリシュ。 オーストリア大公マリア・テレジアと神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンの間に生まれた十一女。 14歳で政略結婚の一環としてフランス、ブルボン家のルイ16世のもとへ嫁いだ後、18歳で王妃となる。 結婚後は夫との不仲やフランスでの生活への不満を晴らす為奢侈な生活を続け、 仮面舞踏会や賭博に傾倒したが、子供が生まれてからはそういった生活も改めたとも伝えられる。 王妃となってからはベルサイユの習慣や儀式を変える、一部の貴族を贔屓にする等 貴族たちの反感を買うような行動をとり続け、多くの中傷・流言飛語を流される事となった。 1789年のフランス革命で失脚、貴族たちの亡命、国外逃亡の失敗等により支持を失い、 1793年の革命裁判によって斬首刑を下され、満37歳で生涯を終える。 アントワネットには「パンが無ければケーキを食べれば良い」や首飾り事件等、 革命の正当性を高めるため多くの悪評が付きまとい、死後30年以上その名誉は回復されなかった。 現在においてもフランスの財政を傾けた原因、フランス革命の原因として語られる事も多く、 「フランス財政を傾けた悪女」「民衆から税を絞り取った悪政の象徴」の代名詞として語られる面も根強い。 歴史研究によって概ね否定されつつあるとは言っても、その名誉が完全に回復されたとは言えないであろう。
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ちょっと電波を受信したので勢いそのままに書いてみました。 分かる人には分かるネタのようなものですが。 あとこの物語はフィクションです。 間違った過去、誰かが選択を誤った世界。 犯罪結社・フィオナ騎士団の牛耳るアイルランドに、一人の男が舞い戻る。 彼の名は、フィン・マックール。 手には一槍、斃すは5人……魔都アイルランドに報仇雪恨の槍が哭く。 ケルト街~The Unlucky Lancer 部下の裏切りによって死線を彷徨った彼は、一年の時を経てアイルランドに舞い戻るものの、既に裏切り者たちは騎士団の権力を掌握し、 そればかりかフィンの最愛の婚約者、グラニアまでもが辱めを受け殺された挙句、その意識を五体のホムンクルスに分割転写されてしまったことを知る。 怒りに身も心も焼き尽くされたフィンは、自分を裏切り婚約者を殺した者たちへの復讐と、グラニアの意識が記録されたホムンクルスを奪取し、 彼女の意識を再統合させるため、その手に復讐の槍をとる。 仇は五人。 一人また一人と血祭りにあげながら、孤高の槍兵は魔都アイルランドの夜闇を駆け抜ける。 × × 「何故だ、どうして俺の『刺し穿つ死棘の槍』が当たらねぇ!?」 「ふん、当たらない必中の槍とは笑わせる。貴様がいくら呪いの魔槍を繰り出そうと無駄な事。 『全知なる白き指』によって因果逆転のからくりが暴かれた以上、貴様には万に一つの勝機も無い!」 魔槍から繰り出される、因果逆転の呪いを帯びた回避も防御も不可能の刺突を、捌き、躱すフィンの槍が最初の仇敵の心臓を穿つ。 × × 「貴様がそう言うなら是非も無い。貴様お得意の『蝕む黒水』、五手までは見逃してやる。俺が攻めるのはその後だ」 「はっ、内家騎士風情が本気で俺たち外家騎士に勝つつもりなのか?」 「のみならず、殺す気でいる……」 ケルトハルの全身を泡立つような恐怖が襲う。 たかが利器型宝具使いの内家騎士如きに、真名開放型宝具を使う外家騎士の自分が―― × × 「結局俺は人間じゃあねぇ。お前らの腕前の優劣なぞ区別つかんし、騎士道なんぞに拘る気は毛頭ねぇ!」 目の前の復讐鬼に対する恐怖を打ち払おうと、クラン・カラティンは咆えた。 「27人の息子たちと合体したか。やはりお前は槍兵などより狂戦士のクラスの方が似合っている」 今しがたまで騎士団の精鋭たる外家騎士たちを相手に大立ち回りを繰り広げ、些少だが傷を負った筈のフィンは無傷で立っている。、 全ての敵を斬り伏せた後、『全治なる白き掌』で掬った水を飲み、全ての傷を完治させたのだ。 × × 「久しく忘れていたぞ、この血の滾り。今宵の我が『屠殺者』のキレは一味違うぞ、フィン・マックール!」 「貴様ら外家騎士は真名開放型宝具の威力に頼るしか能の無い奴ばかりだな。 まぁいい、この世の見納めに拝ませてやろう、内家利器型宝具の技の冴え、我が槍『血統の青槍』を!」 ピサールにしてみれば、フィンの手に握られた槍は『屠殺者』と比るのも馬鹿らしい、ただの利器型宝具でしかない。 だというのに、あの槍から迸る魔力の量は何だ? 真名を解放した『屠殺者』を遥かに上回る魔力の奔流が、ピサールの総毛だった全身を蹂躙する。 × × 「騎士であるためのよすがを失い、生きたまま守護者に成り果てたか。 仮にもフィオナ騎士団の次期団長と目された貴方が、随分と堕ちたものだ。なぁグラニア?」 「あ……うぅ……」 「ディルムッドォォォ、貴様ぁぁぁぁ――グッ!? ゴホ、ゴホ、ゴホ……」 激昂しディルムッドに飛び掛かろうとした瞬間、フィンの顔が苦悶に歪み、口から大量の血が流れ出る。 「おやおや、苦しそうですね、フィン殿? まぁ負担の大きい『全知なる白き指』をこうも連日使用すればこうなることは分かっていた筈――」 「黙れ! 俺は貴様に復讐するためだけにこの1年を生きてきた。 ディルムッド、貴様が騎士団を裏切り、グラニアを殺した理由を今更問うつもりはない。だが、贖いだけはしてもらうぞ、その命で!」 「出来ますか? 貴方に」 激突する2人。 ディルムッドが2本の真名開放型宝具『大いなる激情』と『小なる激情』を使用すると考えていたフィンの眼に、信じられない光景が映し出される。 ディルムッドが両手に携えた長柄の獲物。それはフィンもよく知る“内家騎士 ディルムッド・オディナ”の宝具、 『破魔の紅薔薇』と『必滅の黄薔薇』以外の何物でもなかった。 「ぐあっ!?」 フィンの身体をディルムッドの槍が穿つ。既に全身傷だらけのフィンに対し、未だ傷ひとつ無く涼しい顔でディルムッドは双槍を繰り出す。 「無駄ですよ、フィン殿! 貴方の『血統の青槍』は我が『破魔の紅薔薇』と打ち合う度に魔力を絶たれる。 その瞬間『血統の菁槍』により向上していた貴方のステータスと対魔力は無効化され、その脆弱な肉体は地金を晒す。 外家の馬鹿どもには通じても、この私にその槍は通じない!」 「くっ、だがまだ『全治なる白き掌』と『全知なる白き指』があれば形勢は――」 「無駄だと言った! 『必滅の黄薔薇』で穿たれた傷の前には『全治なる白き掌』は意味を成さない。 そして『全知なる白き指』を使わせる隙など与えはしない!」 そして決着の時―― 「終わりにしましょう、フィン殿。我が秘奥、戦場に咲いた徒花の心意気――『悲恋繚乱』!」 「未だ開眼至らぬ身なれど、この場で体現できなければどの道命は無い……勝負! 受け継がれし血統は我が代にて滾り、青銅は全能なる白銅へと昇華する。奥義、『正統の白薔薇』!!」 サーヴァントバンク騎士道片 『ケルト街』 ケルト歴333年3月3日発売予定! ――――――――――我はこの一槍に賭ける修羅―――――――――― 登場人物 フィン・マックール 主人公。 外家騎士の真名開放型宝具を利器型宝具で圧倒する内家騎士。人呼んで『白指掌』。 ディルムッドに裏切られ、瀕死の重傷を負うも一命を取り止め、1年振りに戻ったアイルランドで騎士団の変貌と婚約者の死を知り、 自らとグラニアの復讐のため、騎士団に戦いを挑む。 惨殺され分割されたグラニアの意識を再統合させるため、大聖杯を内蔵した少女型ホムンクルスを連れている。 グラニア フィンの婚約者。 惨殺されてその意識を切り裂かれ、5体のホムンクルスに内蔵された小聖杯へと吸い出されてしまう。 クー・フーリン(EXTRA) 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『四枝浅瀬』。 呪いの魔槍の使い手。 ケルトハル・マク・ウテヒル 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『黒炎凶犬』。 ペットである3匹の犬を使ってホムンクルスを嬲るのが趣味。 クラン・カラティン 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『熔合毒血』。 元々は英霊ではなく怪物。27人の息子がいる。 ピサール 幹部の座を手に入れ騎士団を牛耳る4人の外家騎士の1人。人呼んで『魔人王』。 現フィオナ騎士団長の補佐を務める。 ディルムッド・オディナ かつてのフィオナ騎士団におけるフィンの部下であり、騎士団随一の戦士であったが、今は最大の仇敵。人呼んで『輝貌麗人』。 騎士団の副団長であり、老齢のコールマックを差し置いて事実上騎士団を牛耳っている。 かつては利器型宝具を扱う内家騎士だったが、現在は強力な真名開放型宝具を扱う外家騎士となっている。 2本の槍を2本の剣に持ち替え、槍から剣の騎士へと鞍替えしたらしいのだが…… 言峰綺礼 幹部たちが持つ5体のホムンクルスと、フィンが連れているホムンクルスの製作者。人呼んで『外道神父』。 かつては悩める求道者だったが、『この世全ての悪』の存在を知り、人の嘆きや絶望を悦とする破綻者として覚醒した。 己の人生に解答を得る為、幹部たちがグラニアの意識を霊核転写しホムンクルスに記録することに協力した。 青セイバー 黒セイバー 白セイバー 赤セイバー グラニアの意識を分割転写された5体のホムンクルスの4体。それぞれ容姿は微妙に異なる。 幹部の4人に与えられており、それぞれの下で様々な扱いを受けている。 グラニア フィンの婚約者だったグラニアの意識を分割転写されたホムンクルスの1体で、ディルムッドが所有。 外見は生前のグラニアに瓜二つの美女。 コールマック・ マックアート フィオナ騎士団の団長でグラニアの父。 自らも真名開放型宝具に頼らない内家騎士だったが、外家騎士を取り込み騎士団の実験を握ろうとした副団長のディルムッドに殺害される。 ディルムッドの虚言により、グラニアはフィンに殺されたと騙されたまま死亡。 フーリン兄弟 槍とルーン魔術を武器とするフィオナ騎士団の戦士。 兄のクー・フーリン(SN)と弟のクー・フーリン(PT)からなる双子の兄弟。人呼んで『不幸槍犬』。 かつてのフィンの先輩にして好漢。クー・フーリン(EXTRA)とは無関係。 コンラ フィンを慕う、騎士団の見習い。
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【元ネタ】今昔画図続百鬼など 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】刑部姫 【性別】女性 【身長・体重】158cm・51kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運A+ 宝具A++ 【クラス別スキル】 気配遮断(陰):B 引き篭もり続けた年月は伊達ではない。 【固有スキル】 陣地作成:A+ 魔術師ではないが、自らに有利な陣地を作り上げる。姫路城、真の所有者。 神性:C 神霊適性を持つかどうか。 ランクが高いほどより物質的な神霊との混血とされる。姫路の地主神として祀られた土着の鬼神。 千代紙操法:EX 折紙を自在に操作することができる。攻撃、防御、変化と組み合わせての囮など様々な形で利用する。 変化:A+ 人間の前に姿を現す時は17、8歳ほどの十二単を着た女や、身の丈1丈ほどの鬼神など様々な姿をとった。 地味ながら日本の化生ではトップランカー。 四神地相(白鷺):A 姫路城(白鷺)周囲の地相を四神に見立てた逸話からの昇華スキル。 数ターンであるが周囲を自身の土地として扱い、知名度上昇によるステータス向上を計る。 また、その際にどの方角に重点を置くかで各ステータスのランク上昇をある程度コントロールできる。 具体的には北方であれば耐久、東方であれば筋力、西方であれば敏捷、南方であれば魔力。 サーヴァント・マスター問わずに恩恵に授かることができるが、その人数は最大でも四人。 城化物:A++ 神社などから城に移り住んだ怪物の総称。刑部姫は姫路城の真の主とすら言い伝えられていた。 その姿を見ただけで祟られる、あるいは即死するとも。逆にいうと、城から離れればその力は著しく弱まるという欠点も持つ。 動物操作(蝙蝠):EX 眷族として、鳥でも獣でもない蝙蝠を操作する。 蝙蝠に特化したため、移動するにも攻撃するにも基本的に蝙蝠を使って本人は一切戦わない。 サボり魔。 今回は折り紙での攻撃手段を取ったため、蝙蝠たちはお休みと相成った。 【宝具】 『白鷺城の百鬼八天堂様(はくろじょうのひゃっきはちてんどうさま)』 ランク:A+ 種別:対城宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:姫路城の最大籠城人数÷7 姫路城のミニチュアを顕現させる、いわゆる固有結界と似て非なる大魔術。万人に認められるほどの美しさと威容を以て、味方に精神的な支柱を付与する。 刑部姫がもう少し攻撃的であれば、城は直ちに攻撃を可能とする暴力的なものになっていただろうが、生粋の引き籠もりである彼女のお陰で防御型の宝具に留まっているようだ。 【元ネタ】伝承 【CLASS】アーチャー 【マスター】 【真名】刑部姫 【性別】女性 【身長・体重】158cm・50.4kg 【属性】中立・夏 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 単独行動:A マスター不在でも行動可能。折り紙の兵士たちを操作することで魔力消費を抑制する。 神性:C- 姫路の地主神として祀られた土着の鬼神。 日本から離れたことで少しランクダウン。 要塞構築:B 陣地作成のアナザーバージョン。 姫路城の守り神であった経験を活かして、要塞を構築できるように。Bランクともなれば、爆撃に耐え得ることもできるだろう。 【固有スキル】 射撃(FPS):B ゲームで鍛えた反射神経が唸りを上げる。 たまにジャンプを繰り返して、攻撃を回避しようとするが気にしてはいけない。 プリンセス・サマーバケーション(偽):A 姫なのになんで(偽)がついてるのよー!? ちゃんとした立派なお姫様なんですけど!! え、(偽)なのはバケーションの方? 原稿? え? ……え? 千代紙大隊長:EX 折り紙で作った小動物たちを操り、一斉射撃・援護爆撃・砲撃などの準備を整える。 ほ~ら、姫の軍隊の美しい幾何学模様ができてるでしょ~? 【宝具】 『白鷺城・千式ミリミリナイトフィーバー!(はくろじょう・せんしきミリミリナイトフィーバー)』 ランク:EX 種別:対軍宝具(一個大隊) レンジ:1~10 最大捕捉:1000枚(単位は折り紙) 折り紙の一個大隊(一千枚)をフル活用した一斉射撃・援護爆撃・主砲発射。 めくるめく爆撃の山、炸裂よ! ちなみにミリミリは『ミリオン・ミリタリー』の略であり、千式=ミリオンである。 ……千がサウザンドであることに、おっきーはまだ気付いていない。説明を受けたマスターは気付いたが言い出せないでいる。 【解説】
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【元ネタ】黙示録 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】マザー・ハーロット 【性別】女性 【身長・体重】167cm・53kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 魅了:A+ 魔性の美貌により、老若男女を問わず対象の精神を虜にする。 ここまでくると魅惑ではなく魔術、呪いの類である。 対魔力で抵抗可能だが判定次第。 黄金律:A 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。 【宝具】 『黙示録の獣(アポカリプティック・ビースト)』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 かつて存在し、現在は存在せず、そして、バビロンが底知れぬ場所より生み出す宝具。 赤き竜より同等の力と権威を与えられ、善を汚し悪へと誘惑する呪詛で構成された、 7つの頭と10の角を持ち、それぞれの角に冠を持つ『緋色の獣』。 その呪詛は常に気化し、周囲を侵食し汚染し続けるが、 大地よりマナを奪うことで強力な再生能力を得ているため、呪詛の供給が途絶えることは無い。 『溢れる邪淫(ルクスリア・チャリス)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~25 最大捕捉:50 鮮血を元に香り高く味の良い真紅のワインを生み出す、黄金の杯。 杯の内部で空間が圧縮されており、大量のワインを蓄えることができる。 この杯のワインには、人々の理性を一時的に麻痺させ、感情的な行動を促進させる効果がある。 対象の持つ精神攻撃無効を一定確率で無効化し、魅了に対する抵抗判定にペナルティを与える。 ワインを広範囲に対し霧状に噴霧することもできる。しかし、効果は大きくランクダウンする。 【解説】 キリスト教における黙示録に出現する。 「地上の忌むべき者や売春婦達の母たる、大いなる、謎めいたバビロン」。「グレート・ハーロット(The Great Harlot="大淫婦"の意)」とも呼ばれる。 もろもろの民族、群衆、国民、国語の上に立つ人々を惑わす悪徳の象徴とされる美女。 緋と紫の衣を着て、黄金と宝石と真珠で体を飾り、金の杯で善きキリスト教徒の血を飲んで酔う。 体中が「神を汚す名前」で覆われ、七つの頭と十の角を持つ黙示録の獣に乗る。 【イメージイラスト】 マザー・ハーロット① マザー・ハーロット② 騎乗バビロン M・H(色なし) M・H(色つき) M・H(色なし修正版) M・H(色つき修正版) M・H(色なし帽子マントなし修正版) M・H(色つき帽子マントなし修正版) 大淫婦① 大淫婦② 大淫婦③ ハーロットさん① ハーロットさん② ハーロットさん③ ハーロットさん④ 【出演SS】 裸婦は月夜に舞う マザー・ハーロットエッチネタ集 マザー・ハーロット召喚 ネイキッド・ハーロットのピンクな日々 サーヴァントの一日。ハーロットの場合 AとHの最終決戦 Fate/MINASABA 16th (ハーロットルート) マザー・ハーロットVSブリュンヒルド、士郎争奪戦 黙示録が訪れなかった世界で。アンチキリストとマザー・ハーロットの邂逅 衛宮士郎&マザー・ハーロットのトラぶる道中記 シグルド&ブリュンヒルドのトラぶる道中記 平行世界での皆で考える聖杯戦争 予告編 メルティブラッド風・勝利セリフ一覧 マザー・ハーロット編 ドキッ!女だらけの聖杯戦争 黙示録の救済 黙示録の終末 Go!Go!守護神タロス! バベルの塔の狸 ウラド、バビロン、アンチキリストの三つ巴戦 Fate/Revelation ~ドキッ☆EXランク宝具持ちだらけの聖杯戦争~
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【元ネタ】Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】美遊・エーデルフェルト/朔月美遊 【性別】女性 【身長・体重】134cm・30kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔力に対する抵抗力。カレイドの魔法少女には自動的に防御効果が発揮されている。 FGOではサーヴァントとの戦力差を考慮してか、ランクが下げられている。 無限の魔力供給:B カレイドステッキの機能。平行世界からの魔力供給により、無限の魔力を与える。 ただし、常時無制限という訳ではなく、一度に扱える量は個人の資質に左右される。 【固有スキル】 愉快型魔術礼装(妹):A ヘンテコステッキの妹の方。 ハイテンションな姉に比べ、落ち着いていて理性的。が、やはり人工天然精霊の性か、マスターを振り回し、面白おかしい事態を引き起こしてしまうやっかいさは、あんまり変わらないのであった。 なお、契約者のコスチュームはなぜか姉に比べてやや露出が多くなる傾向がある。 少女の意地:B 美遊の意志の強さがスキルへと昇華したもの。 高潔な決意は生半なことでは揺るがず、致命傷を受けても戦闘続行を可能とする。 これは生来のものではなく、様々な経験を経て獲得した精神性である。 だがもしかしたらその頑固っぷりは、兄に似たのかもしれない。 ゲーム上での効果は、自身にガッツ・弱体無効化状態(各3T・1回)を付与。 神稚子の願い:EX 美遊が持つとある性質を、ごくわずかに開放するスキル。 ゲーム上での効果は、味方単体のNP増量(20~30%)と強化成功率UP(3T)。 催眠電波:A サファイアに搭載されている、謎の機能。強力な催眠効果のある電波を撒き散らし、周囲の人間の記憶や認識を書き換える。 悪用すれば一国が滅びかねないスキルだが、ルビーとは違い面白半分で乱用したりはしないので、そこはご安心いただきたい。 なお、脳に負荷がかかるためか催眠にかかった人間のIQは1低下する。 【宝具】 『星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)』 ランク:EX 種別:対人~対界宝具 レンジ:1~??? 最大捕捉:??? 人の願いを無差別に叶えてしまう神稚児の性質を一時的に制御し、限定的に願望を実現させる。 「人理を守りたい」というマスターの願いのみに焦点をあてることで成り立つ宝具であるため、何よりも信頼関係が大事となる。 内に秘めたささやかな思いは、月ではなく星に願うのだと彼女の兄は言った。 願いを束ねて輝く地上の月は、虚空の彼方に光を投げる。 【解説】
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【元ネタ】史実・北米 【CLASS】アーチャー 【マスター】 【真名】リチャード・ジョーダン・ガトリング 【性別】男性 【身長・体重】180cm・74kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具E++ 【クラス別スキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 単独行動:D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。 【固有スキル】 道具作成(偽):B 魔力を帯びた器具を作成する。 本来魔術師ではないアーチャーは道具作成スキルを持ち得ないが、宝具の存在によってこのスキルと同等の能力を得ている。 これにより、様々な形式やサイズの機関砲が生産可能であり、機関砲を搭載した大型二輪や四輪車まで作り出せる。 一意専心:C+ ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。 アーチャーの場合、計算、設計、製造、等の行動に対して発揮される。 道具作成スキルに対するプラス補正として働く。 アーチャーは他者への善意からより一層の集中力を発揮する。 …結果的に予期せぬ犠牲者が増える可能性もあるが。 殺戮技巧(道具):A アサシンやバーサーカーに該当する英霊が持つとされるスキル。 使用する道具の「対人」ダメージ値にプラス補正をかける。 アーチャーが開発した「1人で100人分の働きができるような機械」は、戦場において大いに活躍し、戦争の在り方を激変させた。 商才:A- 巧みな話術で商談を有利に進める。 アーチャーは生前自身が発明した播種機、そして連発機関砲の販売により、 裕福な暮らしを送るには十分な利益を獲得した。 A-なのは何度か投資に失敗して資産を減らしているため。 【宝具】 『多銃連装機関砲(スローター・ガトリング)』 ランク:E++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 アーチャーが開発し、戦争の在り方を激変させるに至った機関砲を生産する宝具。 使用者の魔力を弾丸として連射するというシンプルな兵器だが、その連射性能はサーヴァントに対しても脅威足り得る。 「1人で100人分の働きができるような機械」という理念の元に開発された事から対軍特効攻撃にまで昇華されており、 相手が多勢であるほど高い効果を発揮する他、それまでの斉射砲とは異なる「連発砲」の概念を生み出した ことから攻撃すればするほどに勢いが増し、殺傷力と弾速が向上する。 また、生産された機関砲はアーチャー以外の者でも使用可能であり、正式な手順を踏めば他者に譲渡することが出来る。 【解説】: その名の通り、世界初の機関砲「ガトリングガン」を世に送り出した発明家。 農夫の家に生まれ、成人後は数々の発明を成し、多くの職を転々としていた。 薬学に興味を惹かれ医師を志した事もあったが、その過程で当時勃発していた南北戦争における兵士たちの死因の多くが、「病死」である事を知る。 その事を道徳心から憂いたのか、合理性に欠けていた現実に疑問を持ったのかは定かではない。しかしガトリングは、ふとこう思った。 「1人で100人分の働きができるような機械を作る事ができれば、戦場に送り出される兵士は減るし、何より死んでしまう兵士たちはうんと少なくなるだろう」 思い立ったガトリングは、かつて自身の家計を潤した発明品である播種機の原理を応用して、かのガトリングガンを発明した。 その結果がどうなったのかは言うまでもなく、やがてその発明は戦争の在り方を激変させるに至る。
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【元ネタ】ギリシャ神話、ローマ神話、Fate/hollow ataraxia 【CLASS】ルーラー 【マスター】 【真名】アムール〔カレン〕 【性別】女性 【身長・体重】156cm・40kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力C- 耐久A+ 敏捷B- 魔力C- 幸運A- 宝具EX 【クラス別スキル】 道具作成:A 『愛の矢』を代表とする、心に作用する道具のプロフェッショナル。 ちょっと弱気なアナタの背中を一押しする、人間の心をよりよく機能させる、そんな素敵なアイテムをたくさん作れる。 単独行動:A 『愛の伝道師』でもあるカレン・C・オルテンシアにとって、仕えるべき主人はマスターだけではない。 主の御心、人々にたくさんの愛を届ける使命のもと、彼女はマスターの事情に囚われない。 フリーダム。 被虐霊媒体質:EX 本人の意思に関係なく、周囲にある魔を肉体に取り憑かせてしまう体質。 現象としての悪魔を再現し、事によっては受肉させてしまう。 毒、呪い、火傷といったバッドステータスにかかりやすく、また、それらバッドステータスがかかっているとカレン自身の攻撃力が増していく。 被虐からの、おそるべき加虐。とはいえ、狙って出せるものではない。 女神の神核:B 本来ならアムールの『神性』になるのだが、依り代の少女の強い信念により、女神の神核となった。 少女にとって、『神性』を獲得しているのは大いなる父だけなのだろう。 鋼の信仰:A 概念礼装にある『鋼の鍛錬』のカレン版。 本来、生まれてすぐに息絶える筈だったアルビノの娘は、人々の予想に反して成長した。 自分が生きている事───それ自体が奇跡であり 『主の愛』が実在する証明だと彼女は考える。 恐怖耐性、魅了耐性、バスター耐性をパッシブスキルとして獲得している。 【固有スキル】 ヴァレンティヌスの聖骸布:A エロース(性愛)。 もともとは『マグダラの聖骸布』を愛用していたカレンだが、今回は『恋人たちの聖骸布』を使用している。 『ヴァレンティヌス』と名付けているのはカルデアのバレンタインに合わせてのもの、らしい。 黄金の矢:A フィリア(隣人愛)の力。 射貫いた人間の心を強制的にアモーレさせる天使の矢で、サーヴァントのエウリュアレが有する『女神の視線』と同質の物。 「恋はいつだって突然、でしょ?」。 魔力放出(愛):A ストルゲー(家族愛)。別名ゴッドカレン。 愛するもの、守るべきもの、唯一のもののために奮われる超バフ。なんかすごい。 【宝具】 『遍く無償の無限の愛(ザ・グレイテストヒッツ・“コーリング・アガペー”)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:不明 あまねくむしょうのむげんのあい。 祈りの殻で自らを包み、より新しく、そして普遍的な“愛”の代弁者として昇天・降臨する宝具。アセンション。 愛の神アムールではなく、それを起源とした“天の愛”となり、無償にして無限の愛で地上を照らす天罰系の攻撃。 どう見ても対界宝具であるが、本人はあくまで対人宝具です、と言い張っている。 カレンの言う『愛』とは、人類全てを無条件で、無償で愛する神の愛、即ちアガペーである。 かつてカレンは『タイガーころしあむ』で『持ち主の愛の重さが武器の重さになる』というモーニングスターを使っていた。カレンは全人類を愛しているので、イコール、ハンマーの重さは地球の重さになっていたと言う。それのFGO版。 また、無限なのは『愛のビーム』の方で、 無償なのは「それをタダであげている」というカレンのおおらかな気持ちを指している。 【解説】
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【元ネタ】ギリシャ神話 【CLASS】アーチャー 【真名】エウロペ 【性別】女性 【身長・体重】161cm・52kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運D 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。 【固有スキル】 道具作成:A- 魔力を帯びた器具を作成できる。 新たに器具を作成することは出来ないが、自身の宝具の整備に特化している。 【宝具】 『天星猟犬(ラエラプス)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:1人 エウロペに従う猟犬。ゼウスから与えられた猟犬である。 探知能力と追跡能力に優れており、判定次第で気配遮断を看破しうる。 護衛もこなすが、戦闘力は高くない。 なお、エウロペはラエラプスと遠方からでも意思疎通が可能な装飾品を所持する 『青銅の守護巨神(タロス)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人 ゼウスの命により、ヘパイトスより生み出されたクレタ島を守る全長18mの青銅製守護者。 内側に流れる霊血により、常に灼熱を帯びている。 通常時はエウロペの周囲の空間に潜み、限定的な熱線放射及び投石によって主を守る。 また、腕を飛ばして相手に攻撃することもできる。その際は腕の回収が必要ない。 真名解放時、その灼熱の熱量が強化され、タロスは潜伏能力を失うと共に黄金色の輝きを帯びる。 灼熱による接触ダメージ、及び熱線の効果が強化され、直接的な攻撃に対して武器破壊ロールを強要する。 ただし、踵においては灼熱による防御効果が無く、また燃料となる霊血の栓があり破壊されると活動不能になる。 【解説】 クレタ島の王妃。ヨーロッパの語源となった女性。 エウロペに一目惚れしたゼウスは美しい白い牡牛へ姿を変えエウロペに近づいた。 牡牛を見つけたエウロペがその背にまたがった途端、白い牡牛はエウロペをクレタ島へと連れ去った。 そこでエウロペはゼウスの子を宿す。 エウロペはゼウスから、青銅巨人タロス、猟犬ラエラプス、けして無くなることのない投げ槍を贈られた。 ゼウスとの子には、ミノス、ラダマンテュス、サルペドンがいる。 ミノスの子、ミノタウロスは孫に当たる。 【出演SS】 巨人を従えしエウロペ 二刀流タロス マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 五時限目 ドキッ!女だらけの聖杯戦争 エウロペ(アーチャー)VSチンギス・ハーン(ライダー) Go!Go!守護神タロス! Fate/hollow atraxia風 クレタ家系過去話 EとAとVの闘争 CRETENG Fate/MINASABA 5th Fate/MINASABA MIX-1 Fate/MINASABA MIX-1-2 Fate/MINASABA MIX-1-3 Fate/MINASABA MIX-1-4 弱鯖カイン
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とある公園の中央に、一人の戦士が佇んでいた。その戦士は女であった。つまりは女戦士、もしくは女武者、戦乙女と呼ばれる存在である。 彼女は三つ編みにされた金糸のような頭髪に、最低限の部分だけを守るように拵えられた軽装の兜を被っていた。それも両耳部に翼のような飾りが付いているデザインの物であった。 両椀部には手首から二の腕までを銀色の籠手が覆っていた。手は素手でであった。 胴部は、喉から胸のラインをなぞり、バスケットボールのような巨大な乳房を三分の二ほど覆っていて、背中は赤い紐が交差状に通って胴を固定していた。 また、鳥の爪を模した金の飾りを付けられた箇所以外厚みがなく、胸の形を扇情的に、さらにはその尖端の形すらもはっきりと浮かばせていた。 その事から直垂(ひたたれ・鎧の下に着る下着のような物。)の類を付けてないことが見て取れる。 腰部は胴部と同色の素材で作られ、コルセットにも似ていた。また、白い背中が胴を固定している赤い紐越しに見て取れた。また、鳩尾から股間までを金の飾りの付いたネクタイ状の前掛けが下がっていた。 そして、その胴には翼を切り取り赤い帯に縫いつけ、ぐるりと腰に巻いた腰裳(こしも)と一体化していた。これもまた鎧と同じ素材と思われる。 裾は太股(ふともも)までで、脚部鎧の間から白い太股が覗いていた。腰裳は肌にぴったりと張り付く素材のようで、臀部の形がうっすらと見て取れた。それもまた、胸部と同じくらい扇情的であった。 両脚部は白銀の脛当、大腿部には黒褐色の傘状に開いた立挙、ヒールの高い金属靴。そのような三つのパーツで構成されたロングブーツを履いていた。 これが、彼女の――ブリュンヒルドの戦鎧である。全体的に黒褐色の割合が多く、過剰なまでに露出が高い。 おおよそ実用性がないように思われるが、これは英霊の装備である。 零距離からの重機関銃のフルオート射撃でも傷一つ付かず、生中(なまなか)な魔術は弾き返す、神秘の一品である。 鎧を着ると言うことは、“戦”をすると言うことである。 彼女の精神(こころ)は鎧を着た瞬間、スイッチを押すように変った。同居人と食事をし、笑い合い、日常を謳歌していたブリュンヒルド(ブリュン)から、目の前が誰であろうとも、屠り、排除する、ブリュンヒルド(戦乙女)に。 彼女はジライヤを待っている。準備があるから、五分だけ待ってくれと言う“お願い”を受け取り待つことにしたのだ。 その間、彼女は公園に音消しと人払いの術式(ルーン)をかけていた。無論、ジライヤだけは公園に来ることができるように調整してある。 ブリュンヒルドは、思考に没頭していた。 (彼はやはり善人だ。こんな身勝手な願いを聞き届けてくれる。そして、わたしは悪人だ。自身の利益のために彼を利用している。 この戦いでわたしは変われるだろうか? 口調を変え、性格を変えた。だが、英霊であるわたしに変えられるのは表面のみだ。だから、こうやって、何かに没頭すると、 “私はこんなことでいいのかしら、こんな嫌な奴をやっていたら嫌われてしまうわ”……まただな……。 変ったのはうわっ面だけだ。今のわたしはまだあの頃の心のままだ。もし、今の状態で恋をしたら、彼が何かの間違いで浮気をしたら嫉妬に狂って殺してしまう。 そんな“病み”を抱えている。このような事ではシグルドに合わせる顔がない。彼もまた、このようなわたしに会いたくないだろう。…………ああ、思考がどんどん後ろ向きになっていく。速く来ないものか……) ブリュンヒルドがそう思い、息を吐いた瞬間――公園が淀んだ殺気に満たされた。 (ッ………………! ……ふふっ、貴方はわたしの願いを誠実に聞き届けてくれる善人だ) 見えないバトンを廻すように、右手首をくるりと一周させた。 それだけで、彼女の相棒は顕現した。それは、闇のように黒く/物干し竿のように長く/矢印のように尖り/神秘の文字が刻まれ/隕鉄のように重い――槍であった。 ブリュンヒルドは己が相棒を背後の敵に向けた。先ほどよりさらに黒く、重い、コールタールのように粘つく殺気を放っていた。 「……意外と速かったな」 「いや、何、遅いくらいじゃわい」 まったく正反対の言葉を吐き、同じくらいの質量を持った殺気をぶつけ合った。 ジライヤの格好は先ほどより変っていた。黒ジャケットが使い古された忍装束に、ショッキングピンクパンツが脚絆に変っていた。 いつもへらへらと笑い、好色な目をして覗きをしていたジライヤはもうここにはいない。鉢金の巻かれた額。その下の双眸から放たれる眼光は全てを凍り付かせるほどに鋭く、重く、冷たい。 笑顔は無貌の仮面に、呼吸は息吹にすり替わり、その頑健な肉体は放出されるエネルギーで何倍にも強く、大きく見せていた。 これが自来也。仙素道人の弟子。雷獸討伐者。義賊団首領。三竦みの死闘の勝者。そして蝦蟇忍者。 ――これが闇を生きる自来也。これが怪仙童の自来也である――! 「始めるかの?」 「始めましょう」 二人の言葉以外に音はない。風は凪ぎ、虫はなりを潜め、体重を移動させる音すらしない。 「何しに行ったか聞かんのか?」 「わたしの中では、辞世の句を考えていた、と言うことにしている」 メリッ――――――――! そんな音がジライヤの顔面から出た。憤怒の余り表情筋と頬骨が軋んだ音だった。 「あまり年上をからかうモノではないぞ」 「年上と言うなら、元女神のわたしの方が年上だな。貴方は生きて数十年。わたしの方は数百年を軽く生きている」 何時もの会話に聞こえる。会話文だけを聞けば、であるが。 声色はどこまでも固く、顔はにこりともせず、地面に至っては二人を中心に波紋が疾走し中心点では盛り上がりすらある。無論これは二人の殺気で起こったことである。 二人は数泊置き、言った。 「合図は何でじゃ?」 「これで」 そう言って取り出したのは、コイン――五百円硬貨である。 コインの合図で西部劇風に『抜きな、どっちが速いか勝負だ』をしようという腹である。 「ええじゃろう。どちらが弾くかの?」 「貴方で」そう言い放ち、コインをジライヤに向けて弾いた。コインの煌めきすら視認できない――指弾である。 それをあっさり指で挟み受け止めた。今まで、この公園で起きたことは、常人には踏み越えられない領域のものばかりであった。 覗きに然り、大地の波紋に然り、殺気に然り。 そして、二人が武器を取り、戦いの音楽を鳴らすという事は今まで以上の事が公園に起きるというわけである。 互いに一撃のみと定めているが、その一撃でどのような被害が二人に公園に起きるか。最早想像すらできない。 二人は今公園の中心から端に向けて歩いている。そしてぎりぎり端まで歩き――止まった。 互いに向けていた背を返し、向き直る。公園の少ない光量でも、英霊の目にははっきりとその肢体が見えている。 二人は同時に構えた。 ブリュンヒルドは、胸が地面にすれすれになるまで、左肩をやや前に出すように前屈させた。そして己が愛槍を引き絞られた右腕、添えられた左手で、三メートルの槍をピタリと固定した。 ロングブーツに包まれたしなやかな両足は、エネルギーを圧縮し、爆発の瞬間を待つロケットのように、全エネルギーを前に押し出すべく待機していた。 ジライヤは、威嚇するように肩口に反射防止用の墨を塗られた忍者刀を大きく掲げた。そして左手を刃先に添え、ピタリと切っ先を敵に固定した。 その姿はさながら顎を大きく開き、威嚇する蛇のようであった。太く優れた筋肉によって構成された両足は、前後に開き、ブリュンヒルドと同じようにエネルギーを圧縮し、前に進むべく待機していた。 二人の体はガンマンの銃弾で、大地は発射台にして拳銃である。 「………………………」/「…………………………」 互いに無言。ここから先は言葉は要らず。ただ前に流れるだけである。 ブリュンヒルドは、筋力B/耐久D/敏捷A/魔力A幸運Eの我が身に全力を傾け。 ジライヤは筋力D/耐久D/敏捷B/魔力B/幸運Aの我が身を信じ抜き。互いに無言を貫く。 ジライヤの左足が音を出した。足袋を穿いた左足の親指でコインを上空に弾いたのである。 赤い瞳が/黒い瞳が――大きく見開かれる。 女の体が/男の体が――存在感すらもエネルギーに変え、朧になる。 高く、高く弾かれたコインは放物線を描き、限界位置で失速――落下――接触。軽い音が公園に響き渡った ――――――ちぃん――――――――。 「キァぁッ!」/「カァぁッ!」 爆音! 互いの足が接触していた部分が放射状に崩れた。 怪音! 切り裂かれた大気が啾啾と哭いた。 高音! 互いに接触した武器が想定外のエネルギーを与えられ、悲鳴を上げた。 擦過音! すれ違った足から、土の溶ける音と繊維の千切れる音を出した。 「……………………………」/「……………………………」 互いに無言。微動だにしない。“戦い”が軍配がどちらに上がったのかわからない。 パッと、左肩に血の花が咲いた。咲かせたのはジライヤであった。しかし、少しばかり痛みに顔を顰めただけで、その顔に喜色を浮かべていた。 「わたしの負けか……。貴方の手癖の悪さを侮っていたな……」 そう言いはなったブリュンヒルドの胸は外気に晒され、谷間からジュースや菓子類が零れていた。つまりは、鎧がないのである。 もっとも消し飛んだのでもなければ、粉々にされたわけではない。紐が断ち切られて、ブリュンヒルドの前方の金網に引っ掛かっていた。 「まったく……勝負は一撃、と自分でいっておきながら、二撃繰り出すとは……なあ……」 ジライヤの攻撃は紐を断ち切った時点で一撃。それ以上の攻撃は二回目の攻撃に換算される。しかし、ブリュンヒルドの声に怒りは含まれていない。 「ワシは忍者でもあるし、盗賊でもあるからのう。卑怯卑劣は当たり前。正々堂々真っ直ぐに勝負なんてほとんどしたことなかったわい」 そう、言い放ち立ち上がった。蝦蟇油を塗った左肩からはもう出血はない。 ジライヤはそうやって生きてきた。仙素道人の弟子として育てられるも、義賊団の首領になった。そう言う生き方を選んだ。善人であるジライヤは騎士や武士のように、正々堂々お立ち会いといった勝負をできず、仲間の為、民の為に卑怯と呼ばれることもした。 だから、ブリュンヒルドに卑怯者と言われようと、友人の体に刃を突き立てることなど出来なかった――善人であるが故に。 だから、策を編んだ。出来る限り友人を傷つけず、気絶させるに留める方法を考えそれを実行した。 まず、いったん離れて相手に考える時間を与えた――これにより相手は何か考えてしまう。特にブリュンヒルドのように、自分の在り方に嫌悪して、変える為に思考を廻してしまう相手は。 次に考え事をしている最中に、殺気を放ちながら帰る――これにより、相手は思考を強制的に中断させられ、また殺気によってこちらが自分を本気で殺しに来ている、と誤認させることが出来る。 三つ目に、少しばかりはなしをする――これは相手に思考を廻す時間を与えない為である。無論、この方法は相手が複数の事に集中できる技術を持っていたら、あまり使えない手であるが。 四つ目に、互いに真っ直ぐ突撃していく状況である――これは、コインの合図。ブリュンヒルドの性格。本気で真っ向勝負したいという気持ち。もう、後には引けにという心理状態。それらを利用したのである。 最後に運である――策としては、下中の下である自身の運を使った。自身の運のよさを信じ、槍の突撃をぎりぎりで避けたのである。 これによって左肩に軽傷を負うだけに済み、忍者刀は刀身が粉になるだけで済んだのである。 「胸に色々入れていたから、貴女の柄での一撃は軽減できた……。カフッ……。しかし、これが刃での一撃だったら、生存フラグが立って、ケフッ、重傷を負っても死なずに済んだのかもしれない……」 ブリュンヒルドは両膝を付き、激しく咳き込んだ。 「…………地味に痛くて、気絶できない…………」ガフゥ! 本来なら胸骨への一撃の衝撃は、心臓を震わせ、心停止若しくは、不整脈などを起こし、ブリュンヒルドを気絶させたのかもしれない。しかし、巨大な乳房と谷間に入れておいた様々なもの(お菓子、缶ジュース、香水、財布、etc.)が鎧となりダメージを軽減させていた。 それによって、気絶することも出来ず、地味に響く疼痛に悶えている事になったのである。 「……貴方を巻き込んだ罰だ。この痛みは甘んじて受けよう。カハッ! そして、助平に出血大サービスだ。わたしを自由にするが良い……」 そういい、仰向けに倒れた。気絶はしておらず、出血もなく、ただ胸の痛みに渋面を浮かべていた。 じゃり、じゃり、と靴音をたてジライヤが近づいてきた。 (ああ、それでいい……。ジライっち。君は善人過ぎる……。ここで、わたしを陵辱でもして、その困った性分を治しておけ……) ブリュンヒルドは眼を閉じ、受け入れる覚悟をした。そして、すぐ近くで足音が止まり胸に手が伸ばされた。 (……………………………) ただ、黙ってそれを受け入れる。胸の谷間に何かが、すさまじいスピードで通過した。そして、吹き清められた谷間に蝦蟇油が垂らされたのである。 「なっ!」 見開いたブリュンヒルドの眼にふわりと落ちるしろい手ぬぐいが映った。そして、ジライヤは後ろを向き立ち去ろうとした。 「どうして……?」 ブリュンヒルドが疑問に思うのも無理は無い。助平が目の前の半裸の女に手を出さないのだから。 「痛みに呻く女を抱く趣味はないのう」 「……抱いて、と言えば? どうする」 「愛の無い契りは御免こうむる」 至極、真面目な口調で言った。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フフフ、あはははははは!!!」 ブリュンヒルドは爆笑した。笑いながら咳き込み、痙攣しながらも笑い続けた。 「どうした?」 「やはり、ジライっち。君は善人だ! 良い人だ! 最っ高だ! あはははははは!!」 「ワシは帰る。おやすみ・・・・・・」 足を進めたジライヤに。 「ああ、さようなら! また会おう! あはっ、あはははははは!!」 まだ笑い転げている、ブリュンヒルドに向かって踵を返し、こっち向け、と平坦な声で言った。 ブリュンヒルドはその言葉に従い、ジライヤの方を向くと同時に額に鋭い痛みが走った。 「あいたっ!」 でこピンである。 「笑いすぎじゃ。たわけ」 「ごめんなさい」 ブリュンヒルドは笑うのをやめ、素直に謝った。 今、ブリュンヒルドは一人である。掛けられた蝦蟇油で胸の痛みは治まり、鎧も回収し、水で胸を清めているのがちょうど終わったところである。 ブリュンヒルドは鎧姿から普段着に戻ろうとした。自由に衣服の着替えが出来るのはサーヴァントとしての基本機能である。 服を顕現し、帰ろうとした所で、止まった。下を見る。胸の谷間が見える。足下が見えないのは何時ものことである。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」 しかし立ち止まった理由はこれではない。 ――ブラジャーである。つけた覚えの無いシックな感じの黒ブラジャーが見えた。そしてその外側に来た覚えの無い服が見えた。 メリーの普段着を黒くしてブリュンヒルドの体格に合わせたかのような服。アンティーク・ドールのような服。 黒のゴスロリである。 下腹部にも、違和感を感じシルクまみれのスカートを捲り上げると黒いショーツが見えた。これも穿いた覚えが無い。そもそも穿いていない。 公園に一人たたずむ、黒ロリ女・・・・・・とてつもなくシュールである。 恐ろしき、神秘の早業。どのようなことをすればここまで見事にすり返られるのか、全くの不明である。 ブリュンヒルドは、自分の服がすり返られたのだと、理解した。そして、ブリュンヒルドはこの贈り物を素直に受け取った。 「・・・・・・良い人だ。このような可愛らしい服まで、プレゼントしてくれるとは。これを着てシグルドに会うのも良いかもしれないな」 恐ろしいまでのポジティブシンキングで、この恐ろしい服を着て家に帰ることにしたのである。 《FIN》 《蛇足》 酔っ払いは腰を抜かし、やけにボロボロになった家主は硬直し、シグルドは気絶した事は蛇足である。なお、シャツとショートジーンズは畳まれて自室においてあった。 なあ、この事件は黒ロリ事件として衛宮邸の闇に葬られた。 さらに蛇足だが、エウロペはこの服を気に入り、着て出かけようとすると、全力でとめる孫と揉みあいになる様子が、衛宮邸の玄関で見られた。