約 1,622,060 件
https://w.atwiki.jp/kaihennsyaityia/pages/122.html
その1 「無事だったの!ライオンさん!」 「早速だけどなチビちゃん・・・君に預かってもらいたい物があるんだよ」 「な、何?」 「希望だよ・・・」 「希望・・・?」 「次の世代は、君たちのものだ」 「頼んだぞ、おちびちゃん」 「ま、待って!ねぇ!ライオンさん!!」 EPISODE 9 仲間 × 夢 今君にできること(エコー)・・・ その2 「久しぶりだな、おちびちゃん」 「ライオンさん!それにしても何?この鈴成先生の結婚や、ライオンさんの涙は?」 「あたし結婚するの、凄いでしょ?」 「東京に帰るんだ、そうしなきゃ宇宙飛行士なんかなれないぞ」 「そんなこと出来ないよ!」 「こんな時に府中屋のクソボウズが居てくれたらな・・・」 「・・・うん」 EPISODE 4 ライオンさん × アスミ 望月の過去の名作を解き放て・・・ その3 「で、ケイ、夏休みがどうしたって?」 「聞いてなかったの?由比ヶ浜に行くのよ」 「夏休みイベントの希望は由比ヶ浜キャンプだけよ!」 「違うわよ近江さん、希望は学校にもあるはずよ」 「くっ、そんな希望なんて、とりあえず走らされるだけ・・・」 「そいつはどうだかな・・・」 EPISODE 5 夏休み × 高校生 マリカの過去を解き放て・・・
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/496.html
【覚醒】/恵千果◆EeRc0idolE R18 最近、やけに眠い。毎晩21時にはベッドに入るようにしているのに、朝起きるのがつらい。 それに、確かパジャマを着て寝たはずなのに、起きたら違う服だった…って事が多い。 一体どして? 「ふわあ~おやすみ、せつな!また明日ねー」 「おやすみなさい、ラブ。いい夢見てね」 ラブと私はそれぞれの自室へと入る。 明かりを消して、瞳を閉じた。 小1時間も経った頃、せつなは突如ムクッと身体を起こす。 「やっと寝てくれたな…。ようやく自由時間だ。」 いそいそと着替えると、アカルンでテレポートする。 「美希の部屋へ」 赤い光に包まれ、せつなは美希の部屋に。 ベッドでは、美希が静かに寝息をたてていた。 『水色のネグリジェか…。シースルーではないか! これはたまらんな、鼻血ものだ…。』 せつな―――否。 せつなの中のもうひとつの人格として覚醒したイース。繰り返される美希の部屋への禁じられた訪問。 「ノーブラ、ノーパン…。なんてイヤらしい格好だ…」 抑えきれない欲望、興奮。両の鼻にティッシュを詰めたイースが、美希のネグリジェを舐めるように見つめて考える。 『せつなはラブが好みなようだが、私はなんといっても美希派だな。 ラブやブッキーはまだまだお子ちゃまだし。 しかし、見ているだけなんて、そろそろ限界だ。』 ――スイッチオーバー―― イースは、美希の胸元へそうっと手を伸ばした。 布越しの桃色の部分に触れる。 最初は柔らかな触り心地だったが、少しずつ硬く尖ってゆく。 「…ぁん…ダメぇ…」 美希が甘い声をあげた。 『む…、起きてしまいそうだな。 仕方あるまい…、覚悟を決めるか。』 イースはそっと美希の横に近づく。 忍び込むと言った方が正しいだろう。 身体をくっつけ、美希にくちづける。 舌を使い、くちびるをこじ開け、歯列を舐める。 刺激によって美希が口を開けると、舌を絡めとった。 濃厚なキスを続けながら、手は美希の胸を揉みしだく。 「ん…ちゅぷ…ぴちゅ…っ、ぷはっ!せ、せつな!?」 「起こしたか?」 「起きるに決まってるでしょうが!ひとんちのベッドで何してんのよ!」 キスの事実に、美希は真っ赤になった。 その間も、イースの手は絶え間なく美希の胸に快感を与え続けた。 「んあっ…なんで…こんなこと…」 「美希、お前が好きだ」 「ええっ!?…あ、そうか!アナタ、せつなじゃないわね」 「よくわかったな…」 ほくそ笑むイース。 だが行為は止まらない。 イースは次に、美希の恥丘に手を伸ばした。 先程までの前戯によって、そこはすっかり潤んでいた。 イースの指が、秘芯を擦りあげる。 (ヤバイ…!自分でするより何倍も気持ちイイ…かも。) 余りの心地良さに、美希は抗うことすら忘れていた。 「せつなじゃないなら…んん!…アナタ、いったい誰…な、の?」 「我が名はイース…。たいていせつなの中で眠っているが、お前に逢いたくなったら目覚め、こうしてここに来てしまう。」 イースが最後の仕上げにかかる。 「イースッ…あっ、もう…アタシ…完璧に…イキそう」 「そうか、可愛いヤツめ。イクがいい!さあ、声をあげて果てろ!」 「んんんんんー!!」 抱きしめ合うふたつの影。 「また…、来てもいいか?」 しばし時が流れる。 「しょうがないわね…皆にはナイショよ?」 ちゅっ。
https://w.atwiki.jp/shin0000/pages/132.html
鍔迫り合い(付加) 鍔迫り合うことで相手の動きを封じる技能。ダメージを与えることはできない。 相手が武器を持っている、あるいは防御に≪つかみ≫を使用することが条件となる。 この技能が(付加)された攻撃が命中した場合、攻撃側、防御側ともに鍔迫り合い状態になる。 この状態は シーン終了時まで続き、その間双方共に攻撃、防御、移動を一切行う事ができない。 シーン終了時、双方共に 『体』or『筋』+武器技能 で対決判定を行い、負けた方は「転倒」してしまいます。 1シナリオにSL回使用可能。 (付加)できるのは ≪刃武器習熟≫≪打撃武器習熟≫ 使用コストは一回につき『体力値』4P。 原案者・黒猫さん 戻る
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/853.html
「三枝 裕司」は 作成されていない / 削除された / 名前が変更された / 毛布に隠れている 等の可能性があります。 1. 「三枝 裕司」を新規作成する @wikiモードで作成する? ワープロモードで作成する? テキストモードで作成する? pukiwikiライクモードで作成する? ウィキペディアライクモードで作成する? hikiモードで作成する? fswikiモードで作成する? Text Hatenaモードで作成する? 2. 既存ギアドライバーのコピーから作成する 「三枝 裕司」を既存ギアドライバーのコピーから作成する? 3. 瑞穂基地内を調べる 「三枝 裕司」の行動履歴を確認する? 瑞穂基地を検索する? 毛布の塊を調べる? ギアドライバー一覧を表示する? ヒントは2行目。 -- Shuji (2011-01-13 02 46 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/srwux/pages/306.html
初戦闘美海 アルト オズマorジェフリー ミシェルorルカorクランorカナリア フェイ 曹操 エイーダ VS呂布アーニー ヒーローマン 九郎 ジョウ 浩一 孫権 孫尚香 海動or真上 劉備 フェイ エイサップ シン 一騎 曹操 葵 初戦闘 美海 美海「浩一クンの前での、せっかくのお披露目だったのに… ステージの邪魔をしたヤツらは全員許さない…っ!」 アルト アルト「シェリルの想いが、ランカの歌が、俺の中で響いている! あいつらが命をかけて歌っているんだ!俺だって堕ちるわけにはいかないッ!」 オズマorジェフリー ジェフリー「予定にない敵であっても、駆逐する対象なことに相違ない!総員、気合いを入れていけ!」 オズマ(ランカ…お前が、自分ができることをするように俺も俺にできることをする お前の兄として、恥ずかしくない戦いをな!) ミシェルorルカorクランorカナリア ミシェル「いくら作戦だったとはいえ、あれだけの豪華メンバーのステージ…結構楽しみだったんだけどね」 クラン「何を言っている!?戦闘中に気を緩めるな!」 カナリア「だが同感だな。彼女たちの晴れ舞台…どうせなら改めて見てみたいものだ」 ルカ「そのためにもまず、目の前の敵を排除しましょう!」 フェイ フェイ「ステージを中止だなんて…やり直しをしてほしいとこだけど そうも言えないのが、つらいところだよね…」 曹操 曹操「天の意志が、運命が…!余を今ここに在らしめている! これぞまさに天命、我が覇道はここにあり!」 エイーダ エイーダ「せっかくのステージが台無しになっちゃったわね… でも、気を取り直して作戦を遂行するわ。こっちでも私はプロなんだから!」 VS呂布 アーニー 呂布「貴様たちにもあろう!むき出しの生命のぶつかり合う中で昂ぶる魂の、命の輝きが!」 アーニー「守り、育み、生み出すことこそが、本当の命の輝きだ!」 サヤ「ぶつかり合うのも、互いに研磨し高めあうため…奪うだけでは、未来は生まれない!」 ヒーローマン ジョーイ「何かを守るのが正しい力なんです!強すぎたり、間違って振るうのはただの暴力だ!」 呂布「正義も邪悪もないッ!力はただ純然たる存在、どちらがより強いか、それだけよ!」 九郎 九郎「命のやり取りがそんなに面白いことかよっ!認めねえ…俺はそんな戦い方、絶対に認めねえぞ!」 呂布「理解など不要ッ!死すら恐れず、己が道を邁進してこそ、魂を昂らせられるのだ!」 ジョウ ジョウ「さっきのワザが何だか知らねえが、目の前の野郎をぶん殴ってやるのに、変わりはねえぜ!」 呂布「天の意志に焼かれながら、歩みを止めぬか。だがそれも導きのひとつに違いないッ! さあ、来い!貴様の覚悟、喰らい尽くしてくれる!」 浩一 呂布「貴様にも届いたか、天の声が!いざ、ここに示して見せよ、貴様の天命をッ!」 浩一「天…さっきの声のコトか…?あいつはパワーアップしたみたいだけど、こっちは… でも、気にしてる場合じゃない、気を抜いたらやられるッ!」 孫権 孫権「戦いに取り憑かれた修羅め!天の意志がどうあると、お前だけは許さんッ!」 呂布「だが、玉璽は俺と共にある!これこそが正に天命! 討たれたくなくば、見せてみよ、貴様の魂の輝きをッ!」 孫尚香 孫尚香「憎しみに囚われた兄さんはもう見たくない…! だからあたしが倒すわ!孫一族の名においてあなたを討つ!呂布…覚悟ッ!」 呂布「いかに取り繕おうとも、復讐に燃えた心中は隠せんぞ! だがそれでいいッ!さあ来い、虎の娘!命の昂ぶりを俺に見せてみろォッ!」 海動or真上 呂布「猛き魂を感じるぞッ!死地を恐れず、そこに身を置き己が生を実感する戦う者の意志をなッ!」 海動「対峙してわかる、このヒリつく感覚…こいつは堪らねえなぁ!」 真上「せいぜい今は昂ぶるがいい。絶頂から地獄の底へ、叩き落としてやる!」 劉備 劉備「呂布!お前は何に呼ばれて来た!?暴虐な戦など、誰も求めてはいない!」 呂布「命が爆ぜる戦を俺が求めたのだ!力と力のぶつかりあいが俺を奮い立たせるのだッ!」 フェイ フェイ「なんだかわかんないけどいきなりきて、どういうつもり?ちょっとは空気よみなさい!」 呂布「面白い…その歌声、命のほとばしりを感じるぞッ!貴様の魂の形、俺が確かめてくれる!」 エイサップ エイサップ「お前のそれは、目的を果たす戦いではない!ただ戦うだけ…それでは戦の鬼だ!」 呂布「我が身は既に修羅の道を歩んでいる!戦火の中にこそ、命を魅せるにふさわしい、己が存在を示す場だ!」 シン シン「闘争心だけで戦場をかき乱すなんて!そんなの身勝手だってわからないのかよ!」 呂布「強き者との戦いこそ、己が存在する証!それすら理解できぬのであれば戦場から去れィ!」 一騎 一騎「奪うための戦いをなぜ続けるんだ!生み出すことも、守るものもない…そんなの虚しいだけじゃないか!」 呂布「真の戦いを知らぬ童子の戯言など届かんぞッ! 口先でなく、その全身全霊をぶつけ俺を止めるがいいッ!」 曹操 曹操「たぎらせてみよ、その身を…魂を!悔いのなきように、燃やし尽くすがいい! どちらが天の意志に応えるか…雌雄を決する時だ、呂布ッ!!」 呂布「その気迫、その猛き想い、さすがは俺が認めた侠よ! それでこそ食らいがいがある…貴様の輝き、その魂をなァッ!」 葵 呂布「貴様の中にも見えるぞ!闘争に駆られ、たぎる命の炎が!」 葵「ずけずけと見抜いてくれるじゃない…! あんたの魂と、あたしの命…どっちが熱いか教えてあげるわ!」
https://w.atwiki.jp/before-one/pages/121.html
《たそがれのきゅうび》ひみこ 《黄昏の九尾》ヒミコ 【分類】 キャラクター 内包 大いなる体躯 最強 無敵 狐 神獣 能力 黄昏の九尾 【キャラクター設定】 個体名は『ヒミコ』、性別:女。 たまに『姫子』って呼ばれたりするがあまり気にしない。 外見年齢は10歳程度、身長173→123センチ、一人称は「わらわ」 『内包』を象徴する九つのしっぽを持つ、自他共に認める史上最強の神獣。無敵。 最初で最古の神獣。みんなのお姉さん。 紅い瞳に鮮やかな黄金色の髪、ヒミコ曰く『キツネ色』、何かこだわりがあるらしい。 まゆげはない。 諸事情によって見た目が幼体化、しっぽを1つ残し紛失、能力も単純に9分の1。 だがヒミコの強さはにしっぽの数はあまり関係ない。 紛失したしっぽが内に収めた宝具ごと悪しきものの手に渡るととんでもないことになりかねないものだが、本人はあまり気にせずのほほんと暮らしている。 それなりの長い時間存在し続け、自他共に認める最強として自信溢れるしゃべり方をする。のじゃロリ。 着ている衣服は取り立てて高価なものではなく、既製品を多少改良したもの。 【能力解説】 厨子姫(ずしひめ)。くりやにこがたつときひめはむすめに。 ビューティフル・トワイライト。サードアームズ。 『内包』という概念を象徴する、自由自在に動かせる9つのしっぽの能力。 しっぽの中にどんなものでも1つだけ内包することができる。取り出しは自由。 かつては、納めた物体は取り出せず、納めた物体に上書きするような形の内包の能力だった。 その場合いかなる存在であろうと、内包し、さらに適当なものを内包して上書き消去という一撃必殺が可能であった。 だが、取り出せたほうが便利であるという認識が生まれ、取り出しが可能な形に変化した。 代償として上書きが不可となった。 内包中の物体は任意で修繕可能。 だが、上記の内包の能力はヒミコにとっては自在に動く9本のしっぽという能力のおまけという認識。 自在に動くしっぽが9本と言うだけで戦闘手段は事足りるからである。 しっぽを失う前のヒミコを捕らえた貴重なストーリーはこちら。 【備考】 内包されたものは一時的の世界から消失、この世全ての名前目録から名前が消え、在りし日全ての名前目録に名前が刻まれる。 ちなみに、取り出されるまでがワンセットなので、未だ無き全ての名前目録にも同時に名前が刻まれる。 ちなみに現時点で8本まで使用中、武器が納められている。 しっぽに納めた物体はヒミコ自身から供給される膨大なマナによって時間経過で修復される。 納めた物体は術者の任意で自由に取り出しが可能。 魂喰い 刻銘鴉 R.P.G 砕鎧斧 境界線 封神剣 流星群 斬獲者 バビロン山上空の自由気ままに飛行しているとき、何物かからの攻撃を受けて撃墜。 その際所持していたしっぽの八本までぶった切られ、自身も最後の一本と共に流星となって離散した。 制御を失ったしっぽは、ヒミコと共に時間を飛び越えて散らばってしまった。 一本はアールヴへ、もう一本はダイアル西地区砂漠の向こうの名も知らぬ地域へ。 残りは撃墜された地点、バビロニア王国近郊に点在。 内包物 所有者 所在 魂喰い ジューダス バビロニア王国騎士 刻銘鴉 マーグメル R.P.G ジューダス バビロニア王国騎士 砕鎧斧 アレン バビロニア王国騎士 境界線 空白 ダイアル西端のハルケギニア 封神剣 フリアグネ アールヴ機神都市エルベラ 流星群 ティル バビロニア王国魔術士 斬獲者 女神ブリギット しっぽを失う前のヒミコを捕らえた貴重なストーリーはこちら。 【その他】 かつて世界が一つであり、全てが無く全てが在ったときに最初に確立した存在。 ★★★ 彼女には心配するようなことはない。 どんなことが起きても乗り越えられると知っているから。 ★★★ 彼女には怒るようなことはない。 どんなことが起きても楽しめることを知っているから。 ★★★ 自らを信じ、友を信じ、人を信じ、未来を信じた。 そして彼女はきょうも畳の上で思いにふける。 ★★★ 人の叡智が彼女を強くする。 これまでも、そしてこれからも。 ★★★ 「争いのない理想の世界。果たしてそんなものが実現できるのじゃろうか。 結論から言うと可能じゃ。じゃがその世界は世界にあまねく全ての生物が意思を持たず停止した世界じゃ。 この世に生きとし生けるものはおしなべて意思を持つ。意思を持つからお互いぶつかり合う。ぶつかり合うから争う。それは逃れられぬ生物のさだめなのじゃ。 そしてもう一度言おう。争いのない理想の世界。その実現は『可能』じゃ」 ★★★ 本当にどうしようもないことなど、世の中にはありはしないのじゃ。 ★★★ 『能力』と『感情』はまったく別のものじゃが、いかんせん切り離すことが難しいのじゃ。 ★★★ 「爬虫類は嫌いではないぞ」 ★★★ 「お主、わらわがいるからと思ってつっこみすぎじゃ。もう少し分別というものを身につけてはどうじゃ」 ★★★ 「ダメとまでは言っておらんじゃろ」 ★★★ 「能力に強弱の概念はあれど、上下の概念は存在しない」 ★★★ 「暴力で正しさを主張するのは間違っている。なぜならば、その理屈ならわらわは誰よりも正しいことになる」 ★★★ 「キセルを全部取り上げられてしもうた」 ★★★ 「わらわのしっぽは大味に過ぎる。何者にも勝るがが何が起こったかを理解させられぬ。やはり敗北は体にたたき込むのが1番じゃ」 ★★★ 瞬きのような幸運に心を育みあうのも一興じゃが。 人と神では在る時間が違いすぎる。 ★★★ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
https://w.atwiki.jp/jojost/pages/215.html
高らかに鳴り響いたホイッスルは、グランドから離れた位置に居る彼らにも届いた。 「ようやく始まったな」 片割れがそっと窓から覗き、その様子を確認する。 「…みたいだな」 窓とは反対側でダンボールをいじっていた男が片割れの声に応える。 ここは彼らにとって都合の良い場所だった。 第一にその立地。 高角度、そして全方位についた窓は彼らが事をなすのにちょうど良い。 次に備品。 元は工業用品の卸売の会社だったのか、ここには彼らの求めているものがたくさんあった。 「へへへ、どいつにしようかなーッと」 片割れは今度は半身を乗り出して窓の外、サッカーの試合が始まったグランドを双眼鏡越しに眺める。 「決めた、あいつだ!あのカチューシャ!!」 「決まったんなら用意しろ」 奥の男はダンボールの中から自分の武器となる物を取り出し、片割れにそう言った。 片割れは少し顔をしかめ「わかってるよ」といい、腕をまっすぐに伸ばす。 その腕の先から、どこからともなく帽子のようなものが飛び出した。 帽子のようなものはそこに渦巻く気流に乗り辺りを旋回し始める。 「気流良し!高度、距離、ともに良し!」 帽子はいきなり窓の外の方向に進路を変え、滑空しだす。 「向かえ『マンハッタントランスファー』!!」 大声を出す片割れを見ながら、男は小さくため息をついた。 自分は何度彼に「静かにするように」と言っただろうか。 数え上げればきりがない。 まぁ、バレてしまっても俺が『コイツ』で始末すればいいだけなんだが。 act10―ふたつの戦い~前半戦~ どうやら俺たちのチームが先攻らしい。 俺が顔を上げると、ちょうどハルヒがセンターサークル内から谷口にパスを出すところだった。 谷口はそれをうまくトラップし、走り出した…ように見えた。 「あらっ!?」「何してんのよ、クズ!!」 ボールが届いた瞬間に谷口はこれでもかというほど豪快に転倒した。 それを見計らったように谷口の後ろに隠れていた敵チーム3番がボールを拾う。 あわててハルヒがカバーに行くが、いかんせん距離が遠すぎた。 3番はハルヒのスライディングを難なくかわし、長門の脇をすり抜け、一気に中盤ライン、古泉の前まで攻め込んでくる。 その敵の攻め方が実に上手い。一目でお遊びじゃないと分かるほどだ。 古泉もなんとかボールを奪おうとするがそんな3番の前ではほぼ無意味。 結果、3番の巧妙な一人ループによって裏をかかれてしまった。 ボールは中盤を越え、俺たちの陣地に転がり込んでくる。 俺もなんとか食いつこうとするが、実力の差は大きい。 思い切り右に振られ、抜かれてしまった。 …もしかして、これって最初からピンチ? 自軍で俺の後ろには朝比奈さん、国木田、そして俺の妹とセッコだ。 セッコと国木田が二人分動いたとしてもこの攻めは防げない。 もう失点は免れないか、そう俺が思ったときだった。 「よッ、と」 神父が上手いこと脚を伸ばして振られたボールを拾い、そのまま攻めに転ずる。 地獄に仏(キリスト教的に仏はNGか)とはこのことだ。 「ッよぉーーし!神父!!こっちよ!!!」 ハルヒがぶんぶんと手を振ってアピールをするが、あれじゃあ警戒してくださいといっているようなもんだ。 さて、この状況で神父はどう動くか。 ちらりと神父は視線をこちらに流し、口を大きく開け、閉じた。 それは「こ・い」といっているようにも見える。 もしかしなくても、俺に出ろといってるんだろうな。 そんな神父の様子に気づいてか、神父から見て前の方向の敵と、俺の前の3番が同時に神父に向かって駆け出した。 「行くぞ、キョウ君!」 えーい、こうなったらやけくそだ。 神父は先ほど3番が見せたような一人ループを使い、眼前に迫っていた5番を抜き去るとそのまま俺に横パスを出す。 「one(ワン)!」 横パスは俺の左足に吸い込まれるように飛んできた。つまりはワン・ツーだろう。 俺は神父の前方に存在していた7番の左後方、つまり神父の右前方目掛けてボールを蹴り出す。 「ツー!」やはり神父に比べると発音が心もとないな。 それにパスも神父のように綺麗にはいかない。ボールは考えていたよりも軌道がずれ、7番の脚直撃コース上を転がっていった。 神父はその俺のミスボールに上手く反応して7番の左側に飛び出し、その長い脚でボールを前に蹴り出す。 蹴られた先には 「ナガト君、左だ!」 上手い具合に長門がいた。長門は無表情でその場に佇んでいた。 やっぱり『予想の範疇内』だったのか? 長門は一度トラップをしてノールックでハルヒにパスを出した。 どうやらハルヒのマークは長門に移ろうとしていたらしい。 ボールはそんな敵の間をすり抜け、まるで計算されたかのようにハルヒの利き脚の前に到着する。 「ナイス有希!っと、行くわよ鶴屋さん!!」 「いいよん、来い、はるにゃん!!」 ハルヒはボールを一度リフトすると鶴屋さんにパスを出した、 「みっさっきっくーーーん!!!」という声付きで。 そのパスを受け、鶴屋さんは走り出す。 その目にはきっとゴールし映っていないんだろうと思わせるような速度だ。 敵もそう思うらしく、一気に鶴屋さんの後ろを除く3方向に敵ディフェンダーが集まってきた。 「つっばっさっくーーーん!!!」 鶴屋さんはその瞬間を突き、ハルヒにバックパスを出す。 て言うかその叫び声は必要なのか? そのパスを受け、ハルヒは全速力で駆け出す。 その速度、きっといい方向に使えていればきっとインターハイを目指せていただろうというほどのものだ。 ハルヒは大きく脚を振りかぶった。 その目に一昔前のスポ魂漫画のような炎が宿っているように見えたのはきっと気のせいだろう。 「喰らえ必殺の…ドォォライブゥゥゥッ!シューーーート!!」 その場にあったボールは脚からの全ての力を吸収し、形を歪に変形させてゴールまで飛んでいく。 これは決まったか? 響くのは鈍い音。ボールは上手い具合に敵キーパーに弾かれていた。 弾かれたボールを敵チーム11番が拾い、駆け上がる。 「っしゃあ!まかせろ…おろっ?」 ボールに一番近かった谷口はまた転倒した。その後ろからは、今度も敵チームの選手が。 ラフプレーかとも思ったが、疑わしきは罰せずとも言う。 それよりも今は敵のほうが重要だ。 今度は古泉も頑張っているらしく、こっちにはなかなか飛んでこない。 妹もいるんだが、あれは敵を邪魔しているというよりは古泉を邪魔しているといったほうがいいだろう。 今回は大丈夫、そう俺が油断した瞬間だった。 敵は後ろにいた自分の仲間にパスをし、その仲間が俺たちの陣深くにパスを出したのだ。 そこには先ほどの3番がまだ存在していた。 一瞬オフサイドかと思ったが、あろうことか彼女の左後方には朝比奈さんが立っている。 しかもその朝比奈さんは、ボールが来ているのを見ると頭を抱えて座り込んでしまった。 油断していたせいで、俺も飛びつけない。 神父は両脇をがっちりガードされていて、動くのはきっと無理だろう。 完全に出し抜かれた。3番はもうゴールへの軌道を確認している。 手遅れだ。誰もがそう思っただろう、二人を除いて。 「いけぇぇぇ!!セッコ!!!!」叫ぶハルヒに 「うおおおぉぉおおおおぉぉう!!」答えるセッコ 上手い具合に飛び込んだセッコの爪先が3番の足元からボールを掬い上げた。 ボールは高く舞い上がり、神父のいる右ライン上へと飛んでいく。 「神父、落としたら地獄直行だからね!!」 何の権利があってか…いや、神の権利を持ってそう宣言するハルヒ。 神父も彼女の言葉は冗談じゃないと受け取ったらしく、一瞬足をぶらし、大きく跳躍する。 大きく、そう、大きく。どこからどう見ても1メートルは飛んでいるだろう。 きっとホワイトスネイクの足を使って跳躍したのだろう。 周りにいた少女たちよりも頭抜けた高さでボールを楽々頭に当て、軌道を帰る。 軌道の先には、やはり狙い済ましたように長門がいた。 「ナガト君、こっちだ!」そのままきれいに着地し、神父は前方に走り出す。 「…」長門は神父の少し前になるように場所とタイミングを見計らい、ポン、とボールを押し出した。 神父のばねと長門のパスの結果、神父と敵の間には大きなみぞが完成する。 その瞬間を神父は見逃さない。 神父はそのボールを受け取ると、ライン上をボールをドリブルしながら駆け出す。 その速さたるや、先ほどのハルヒにも引け劣っていない。 …本当に何者だよ、あの神父。 「ナイスよ神父!今度はこっち!!」 しかしハルヒは状況が読めてないな。お前は自分の周りのマークが案山子にでも見えているのか? 神父は先ほどのようにこちらを見て、ふっと視線をずらした。 何事かと俺が神父の視線のほうを向くと、なんとそこには敵の3番が立っていた。 今までの試合を見る限りでは、彼女は敵の主戦力。危険を冒してまで先のワンツーをするべきではないというのが神父の考えだろう。 しかし他に空いているメンバーといえば、朝比奈さん、妹、それに国木田くらいだ。 朝比奈さん、国木田はパスを通すにはラインの問題から3番の脅威が残るし、妹はじっとハルヒのほうを見つめている。 いや、その視線の先にハルヒはいない。もっと上、空中の何かを捕らえている。 何かいるのか。俺は妹の視線の先に目を動かす。 そこには帽子のような何かがあった。 何かはふよふよとハルヒの上空で旋回していた。まるで上空から狙いを定めるように。 そこで俺の頭にセッコの言葉がよぎる。 『奇妙すぎる』 『ボルトやナットを高速で打ち出せる奴とそのボルトやナットを壁から打たれたように軌道修正する奴が存在する』 俺の知っている内にあんな物が空を飛ぶ風景はない。奇妙といえば奇妙だ。 その上あの帽子もどきはハルヒを狙うようにあいつの上だけで飛び続けている。 どういうことか?ここまでくれば勘の悪い人間でも気づく。 あれは帽子ではなく、いうなれば衛星スタンド。セッコのいっていた『軌道修正をする』方だろう。 しかし、俺がここで気づいても問題はある。 それはどうやって危険を未曾有の状態で防ぐかだ。 頼みの綱は二人だが神父は今敵と小競りあっているし、セッコはハルヒがいるので喋る事ができない。 できることなら自分でなんとかしたいが、如何せん3番が邪魔をしてくるのだ。それも無理。 じゃあどうするべきか? 決まっている。ひとつしかない。 俺は声を上げてハルヒに指示を出す。 「ハルヒ、そこじゃあ敵とのライン上だ。 『お前の近くにボールの軌道を変えられる衛星がある』わけじゃないんだから、ちゃんとコースを見てもらいに行け!」 「分かってるわよ!!」声に反応し、ハルヒは神父の前方に移動した。 ハルヒからの怒声を受けながら俺は横目で神父のほうを確認する。 どうやらメッセージは伝わったようだ。 神父は先ほどまでハルヒが居た方の上空を見つめている。 しかし、ボールからも意識を離していない。 神父はハルヒの居た方に蹴り出すと見せかけ、自分の軸足をクッションにして張り付いていた敵2番の股下を通しハルヒにパスを出す。 そのまま自分はハルヒの居た方に走っていく。完璧なフェイントだ。ほんとに何者だ、あいつ。 神父はくっついていたマークを引き離し、帽子に肉薄する。 そして、一閃、空中に現れたホワイトスネイクが帽子めがけて拳を落とした。 しかし。 「「!?」」 帽子は何事もなかったかのようにまたふよふよと漂い始めた。 相方の眉が動いたのを俺は見逃さなかった。 「どうかしたのか?」相方は少し戸惑いながら俺に今起こったことを話す。 どうやら向こう側にも俺たちのような超能力者がいるようだ。 「どうする?」 「予定変更だ。その神父から片付ける。目標を修正しろ」 「神父、来たぞォーーーッ!!」 突如グランド内に響くセッコの声。 何事かとボールを追う数人(幸いハルヒはこの中)以外が「何事か」とそちらを向く。 「RUOHHH!!」 神父はもう一度、ホワイトスネイクで帽子を叩き落し、セッコのほうに向きなおす。 そして、近かった俺だけに聞こえるほどの音で地面が抉れた。そこに埋まっているのは、にび色に光るネジ。 「セッコ君、後は任せたッ!!」 「うおおう!!」 神父の声に今度はいつものように『おうおう言葉』で答え、姿を地面に隠すセッコ。 その速さは先の神父やハルヒよりも速く、慣れない人間が見たら消えたようにも見えるだろう。 「ふぇ?セッコさーん、どこですかー?」ほらやっぱり。 「キョウ君、守備に徹してくれ。ここからはしばらく十対十一だ」 俺のほうによりつつターンをした神父が恐ろしいことを呟いて走っていく。 つまり、ここから先の試合にはセッコが出ないということか? ちょっと待ってくれ、と声を荒げそうになるが、俺はそれをなんとか喉の奥で押しとどめた。 確かに不条理なことだが、神父はその場の思いつきで行動や指示をするような男じゃあないということぐらい分かっている。 それにここで騒げばその分不利になってしまうだろう。 今の俺にできることは、無人のゴールを守る。ただそれだけだ。 うちのGKの不在に敵チームは結局気がつかなかった。 しかしそれでも、地力の差が埋まった訳ではない。 ハルヒや鶴屋さんは必死に走り回っているが、運動量が運動量なだけに注意力も落ちている。 最初のころに比べれば喰らいつきも悪い。 頼みの綱の長門だが、彼女は動く気などさらさらなさそうだ。 谷口はボールが廻って来ると必ずこけた。 理由はきっと敵チームの妨害だろう。なんと言ういともたやすく行われるえげつない行為。 さすがに不審に思うべきなのに、やっぱり谷口は気づかないで走っている。 神父は動けそうだが、状況が最悪。 マーク三人を相手にしながらパスがまわせない状況を最悪といわずになんと言えるだろうか。 しかも彼はずっと帽子を警戒し続けている。ご苦労なこった。 ま、後衛はもっと酷いんだがな。 俺、古泉、国木田にはマンマーク。 妹は動くが相手にされていない。 朝比奈さんなんて動かない。 そんな状態で無失点を貫くなんてことができるわけがない。 先取点は敵チーム3番に輝いた。 と同時にホイッスル。どうやら前半終了らしい。 ハーフタイムは十五分間。 休憩ついでに作戦を立て直すには持って来いの時間だ。 to be continued… 前の話次の話
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/261.html
主にエルフ系が召還する精霊ユニット。 エルフのための肉壁である。 -- 名無しさん (2009-09-26 08 19 30) 肉壁のくせに、敵が迫ってくるとエルフの後ろに下がろうとするやつら。敵が敗走状態になると凄まじい追撃を見せる。 -- 名無しさん (2009-10-03 06 47 49) 勝手に突っ込まない。ウロチョロ動いて華麗に敵を翻弄し続けるのでかなり優秀な肉壁となる。ただし主力はジンより長射程ではないといけない。 -- 名無しさん (2009-10-03 14 21 05) 相手が遠距離ユニット多数なら壁として期待できる。 だが相手に近接ユニットが含まれていると300~400くらい距離をとろうとするので、壁にはならない。 -- 名無しさん (2009-10-03 16 02 20) スキルが落下型である為味方遮蔽の影響を受けない。 他に前線を張る仲間がいる場合、コイツを召喚しておくと戦力に無駄が無い。 -- ピヨンめも (2010-09-12 03 00 22) 追撃スピードは速いのだが「敵が今いる位置」にサンダーを落とすため 逃げる敵に全くサンダーが当たらない。偏差射撃と言う概念を教えてあげたいユニット。 -- 名無しさん (2012-01-16 08 53 21) サンダー自体微妙スキルなので弱い。しかし麻痺した相手や、 ぶつかり合う前衛のサポートなど相手が動かなければなかなかの威力。あくまでもなかなか -- 名無しさん (2012-01-16 23 38 51) 後衛向けな人材や兵しかいないときはとりあえず、だしておこう。 そっちに敵の前衛が攻撃しているときに、負傷兵を引っ込めたり攻撃したりとできる。 -- 名無しさん (2012-01-17 01 53 33) 質より量で攻めるフェリル党とは地味に相性が良い。 ゴブリン壁とぶつかっている後ろから大量のジンがサンダーを落としてくるのは中々鬱陶しい。 大抵の召喚精霊に言えることではあるが。 -- 名無しさん (2018-08-21 22 26 07) ウォッカの兄 -- 名無しさん (2020-04-30 14 22 13) ジェリーの恋人 -- 名無しさん (2023-04-30 00 41 08) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rm96/pages/139.html
『こたつ出したよ』 だから梨華ちゃんチにお泊り。 うわぁ…なんか久しぶり。 ここんところ梨華ちゃん、忙しかったしね…って、美貴もだけど。まぁ、それはおいといて。 ゆったり大きめなこたつでぬくぬく。 みかんを食べながら美貴が持ってきたDVDを見る。 明日はおやすみだからね。こうやってのんびり過ごすのもいいでしょ。 お風呂上り。色違いのパジャマに着替えてこたつで並んでみるホラー映画。 のんびりまったりと流れる時間。 いいなぁ。素敵な時間。 「うわっ! すっごぃね! 梨華ちゃん」 「…」 後ろからゾンビがうわあぁぁぁぁぁっ! きゃぁぁぁぁぁっ! 『美貴ちゃあん!』 ぎゅうっ! 『だいじょぉぶって』 えへっ。 …な場面なはずなのに返事がない。 「…梨華ちゃん?」 「…」 あれ…。寝てるし…。 みょーに静かだなーとは思ってたけど…。 まぁ、今に始まったことじゃないし、被害者もそれなりにいるけどね。美貴とかまいちゃんとかあゆみちゃんとか。 「あーもぉ。しょーがないなぁ」 こたつ布団に少しだけ顔をうずめるように眠ってる梨華ちゃん。 そのまま寝顔を眺めてたら、なんだかこう、胸の辺りがきゅん…って。 だって、かわいいんだもん。 けどさ、せっかく一緒にいるんだから、まだ起きててほしいなぁ。 おねむなのはわかるけどね。梨華ちゃん、本当にここんところ疲れてるみたいだったし。 生放送のお仕事が遅くまであったかと思えば次の日も朝早く集合とかってね。 とりあえず再生を止めてテレビを消した。 「梨華ちゃん」 ゆさゆさと軽く肩をゆする。 「…ん…?」 「こたつで寝ちゃうとカゼ引くよ?」 「…ぅん」 「ほらっ」 「ぅん…」 ようやくゆっくりと目を開けて、ぼーっと美貴を見てふにゃっと微笑む梨華ちゃん。 もー。ほんっと、しょーがないなぁ。 「ね、寝るならベッド行こう?」 「やだ」 コドモみたいな甘えた口調。ふふっとほんわかと微笑むと、ずりずりと美貴の後ろに回った梨華ちゃんが、 「きもちいいもん」 ぎゅうっと美貴の腰に腕を回して抱きついてきた。 こたつであったまったカラダと梨華ちゃんのやさしいぬくもり。 ふにゅって背中越しのやわらかい感触。 「ずぅっと、こうしてるの」 まだ寝ぼけてるんだかわかんないけど、でも顎を美貴の肩に乗せてぎゅってぎゅって美貴を抱き寄せて…すごく幸せそうな梨華ちゃん。 目を閉じて、なんか美貴のぬくもりに浸ってくれてるみたいで、うれしい。 でも…。 「梨華ちゃん?」 「…」 あぁ、やっぱり? 「ほら。寝ないの」 体を揺らすと、 「んー…。だって、きもちいいんだもん」 って唇を尖らせて拗ねて見せる。 「もぉ、しょーがないなぁ。梨華ちゃんは」 うにって突き出た唇にちゅってキス。 そしたらゆっくりと目を開いて、にこーっと笑った。 「もっと」 いしかわさん。わかってます? そーゆーの。反則って、言うんですよ。 「ね。みきちゃん」 うにゃっと目を細めて、ぎゅーっと美貴の腰を引き寄せて顔を覗き込んでくる梨華ちゃん。 美貴の背中にカラダを預けて思いっきり寄りかかってくる。 「ね。ね?」 「もっと、してほしいの?」 「してほしいの」 「ふーん。どーしよっかなぁ」 本当は、すぐにでもしたいけどね。 梨華ちゃんはまたむうっと拗ねてほっぺを膨らませた。 「いじわる」 「梨華ちゃんこそ」 「なぁんでー?」 って言いながら、眠そうなとろんとした目でにらみつけてくる。 でもさぁ、かわいいだけだから。 「DVD見てる途中で寝たじゃん」 「んー…」 さすがに反論できないみたい。 それにね…。 「美貴のこと、誘惑して来るんだもん」 「だって、誘惑してるんだもん」 あのねぇ…。 いつも楽屋とかお仕事の時とかもこうだといいんだけどなぁ。 「もっとさぁ、こうしてたいなぁ」 「してるよ?」 梨華ちゃんが不思議そうな顔をする。 「ふふっ。楽屋とかでも。二人っきりじゃないときでも」 そしたら梨華ちゃん、ちょっと顔を赤くしてむぎゅっと首筋に顔をうずめた。 んっ。なんかくすぐったい。 ちろりと恥ずかしそうに上目遣いで見つめられる。 「だって…恥ずかしいんだもん」 囁くようにパジャマの布越しにくぐもった小さな声。 「照れちゃうっていうか…」 「いいじゃん。思いっきり見せ付けちゃえば」 「…でも……」 なんかもじもじって感じの梨華ちゃん。 耳まで真っ赤になってる。 「美貴としては…いっつもこうしてたいんだけどなぁ」 「……そしたら…他の人といちゃいちゃしない?」 「…んー…」 ちょっとした沈黙。 だって、そんなにいちゃいちゃしてるかなぁ? 梨華ちゃんとイイダさんに比べれば……。 って、よっちゃんさんとはそうかも。あと亜弥ちゃん。 「ほら。できないんだ」 ふいって顔を背けて肩にうりうりって口元をうずめる梨華ちゃん。 あぁぁぁっ! もぉっ! 普段は『きしょっ!』とかって言ってるけど、やっぱかわいいわ。このヒト。 もー。のっくだうんですよ。 「それは梨華ちゃんも一緒じゃん」 「んー…」 「さゆとかまこっちゃんとかつじちゃんとかかごちゃんとか」 「…」 「だからね」 そっと唇を梨華ちゃんの耳元に近づける。 「美貴だけを見てほしいな。二人のときは。そうじゃない時も…美貴はいつだって梨華ちゃんだけだから」 って囁いて、 「ね、梨華ちゃん」 はむって、耳たぶを唇で噛んだ。だってさ、真っ赤になってておいしそうだったんだもん。 「ふっ…!」 ぴくっと梨華ちゃんの体が小さく跳ねた。 そのまま耳元で囁く。 「こんなことするの、梨華ちゃんだけだよ」 「…むぅー…」 あれ? 信用されてない??? 「ねぇ、梨華ちゃん?」 そしたら、ふんって息を吐いて、もそっとうずめていた顔を起こしてまた肩に顎を乗っけると、じいっと見つめてくる。 「じゃぁあ、キスして?」 まっすぐに見つめられてドキドキしてくる。でも、背中越しに伝わってくる梨華ちゃんのカラダは熱くって、ほら…心臓の音、ドキドキドキドキって…速い。 だって、すぐそこにあるんだよ。ひよこみたいにかわいい梨華ちゃんの唇。 「しょうがないなぁ」 「だって、すきなんだもん」 「キスが?」 「キスも」 そっと唇を重ねて、すぐに離れた。 しっとりとした感触がふわりと唇に残って、続きがほしくなる。 「キスだけ?」 「ふふっ。ぜんぶ」 腰を抱いていた手がするするっと美貴を焚きつけるようにカラダの上を滑りながら上ってきて、そっとほっぺを包んだ。 「みきちゃんの、ぜんぶがすき」 だから、ね? 「もっと、キスして」 もっと。 みきちゃんがほしい。 「素直だね」 「すなおだもん」 ふたりのときはね。 「美貴だけだね」 こんな梨華ちゃんが見れるの。 ちょっとどころじゃない優越感。 勝ったっ! いや、誰に…じゃなくてね。 「これもまた、いいのかな」 二人だけの時間。 梨華ちゃんと美貴だけの時間。 ぬくもり、そして声。 二人だけ。梨華ちゃんと美貴だけの…。 ずっと美貴を待ちわびてる唇に口付けを落とす。 軽い触れるだけのキス。 お互いに下唇を奪い合うように食みながら、時々舌の先でくすぐってみたり…。 「んっ…!」 ぎゅうっと首にかじりつくように腕を回してきた梨華ちゃんが焦れたのか、美貴の唇に舌を差し入れてきた。 だから、そのまま絡め取ってやわらかい感触を楽しみながら、じっくりと梨華ちゃんの口の中を丁寧に愛撫していく。 「ふ……んっ…」 舌の裏をくすぐって、少しだけ顔を離すと追いかけてきた梨華ちゃんの舌を唇でしごくように唇で撫でる。 そっと髪の中に滑り込んできた梨華ちゃんの手。 もう片方の手がぎゅって美貴のパジャマの襟を握り締める。 ちゅっ、ちゅって音を立てて強弱をつけて舌を吸いながら、軽く歯を立てると、 「…ぁ…は…」 艶めいた熱のこもった息。 また舌を絡めて、梨華ちゃんの舌や歯の裏とか、じっくりと撫で回す。 「んっ…は…ぁ…っ…っぁ」 ゆっくりとカラダを梨華ちゃんの方に向けながら、キスを続ける。 左手を背中に回して梨華ちゃんを支えながら、右手で真っ赤になって熱のこもった耳に触れたら、 「ぅはっ!?」 びくっとカラダを震わせて、一瞬唇が離れたから追いかけて無理やりに塞ぐ。 「んっ! んん…!! …ふ…みきっ……!」 耳を指先と手のひらを使っていじりながら、ちょっと強引な深い口付けを繰り返す。 くちゅっ…ちゅって、すっごいえっちな音が二人の間に響いていて、梨華ちゃんのカラダは燃えるように熱くなってて、美貴のカラダも頭ん中もどうしようってくらい熱っぽい。 こたつの中よりたぶん熱い美貴と梨華ちゃん。 梨華ちゃんをゆっくり寝かせると、耳をいじっていた右手でパジャマの上から3番目のボタンを外した。 「んっ…ん…」 ボタンを外す指先がくすぐったいのか、小さく身をよじらせてキスの合間に零れ落ちた声。 もう一つ上のボタンを外すと、そっと手を滑り込ませた。 「んっ!!」 びくってカラダが跳ねた。 パジャマの下に着てるタンクトップの上から指先で軽く辿っていく。 「ふ…ぁっ! …ぅん…っ!」 小さく体をよじらせて、だけどキスに没頭する梨華ちゃんの艶かしい声。 美貴のドキドキも加速して、きゅうっとカラダの芯が熱くなっていく。 「ふふっ。まだ足りない?」 「…ぅん」 しっとりと濡れた唇にもう一度軽く口づけて、今度はまぶたや頬、鼻先にちゅって軽く音を立てながら降らすキスの雨。 「んっ! みきちゃん」 くすぐったそうに目を細めて、引き寄せるように頭に絡みつく梨華ちゃんの腕。 一旦顔を上げたら目が合って、うふふって微笑み合って、またキスを続ける。 真っ赤になってる首筋。 耳たぶ。 耳の裏。 時々舌を這わせて軽く噛むように吸い上げながら、だけど痕をつけないように気をつけながら、梨華ちゃんのカラダに美貴の唇のぬくもりが染み込むように、行き渡るようにキスの雨を降らせ続ける。 「んっ…。はっ…は…ぁん…みきちゃん…」 抱きかかえるように左腕を背中に回して、右手は腰から脇腹の辺りを行ったりきたり。指先でタンクトップを掠めながら撫で回す。 「ん…みきちゃん…」 鎖骨を辿っていた顔を上げたら切なげな瞳とぶつかった。 そっと髪を梳くように撫でてもう一度唇へ。 その間に梨華ちゃんのカラダを滑らせて遊んでいた右手で残りのボタンを全部外すと、タンクトップをパジャマのズボンから引っぱり上げて下から手を滑り込ませた。 「あっ!」 大きく跳ね上がった梨華ちゃん。 直接触れた肌はうっすらと汗が滲んでた。 一通り胸を避けるように肌の上で指先を遊ばせると、タンクトップをたくし上げた。 ほら。ほんのりと桃色に染まってる。 梨華ちゃんのだいすきなピンク。 「きれい…。梨華ちゃんのだいすきなピンクだよ」 「っ…うん」 はぁっ…と熱いため息をこぼして微笑む梨華ちゃん。 手のひらでふわりと包み込むと、やわらかくて、でもしっかりした手ごたえの梨華ちゃんの胸のてっぺんの小さな果実を舌の先でぺろっ。 「んんんあっ!」 「んふっ。おいし。梨華ちゃん」 「…ぅん…」 もっと…って、潤んだ瞳で求めてくる梨華ちゃん。 その目を見つめながら舌の先でくるくると乳首の周りを辿ると、 「はっ…はぁ…みきちゃぁん…!」 じれったいのか、美貴の頭を抱いていた手がすすっと下に降りてぎゅうっと美貴のパジャマを握り締める。 「なぁに?」 「…ねぇ…」 はぁっ…はぁ…って肩で息をして、せつなそうに美貴を見つめる濡れた瞳が揺れてる。 真っ赤な頬。 熱い肌。 「なぁに? りかちゃん」 「…もぉ」 ちょっと拗ねるように唇を尖らせて、 「いじわる…」 そう呟いたかと思ったら、ぎゅっと掴んでいた手が美貴のパジャマを下に着てるシャツごと引き上げて中に潜り込んできた。 「んっ! 梨華ちゃん!?」 「ねぇ…っ。みきちゃん」 梨華ちゃんの手が美貴の背中を撫で回す。 指先で微妙なタッチで繊細に。だけど時々大胆に。 「こーらっ! もぉ。しょーがないなぁ」 って、それは美貴もだけどね。 「反撃しちゃうぞっ!」 ぱくっ! 「ひあっ!」 かぶりつくように胸に吸い付くと、すっかり熟れて起き上がった甘い甘い果実に歯を立てた。 ぴんっと強張った背筋。 もう片方も指先で弄り回しながら、 「んっ…んんっ! っ…はぁんっ…いぃっ…!」 強めに吸ったり甘く噛んでみたり。 やわらかい胸の感触もたっぷり手のひらで楽しみながら、今度は指先でいじめていた方にも。 「はっ…あ…。ぁぁあ、ん…みきちゃん…」 「ん?」 「っは…ぁ…。きもち…いぃ…」 「んふ」 梨華ちゃんの乳首を口でいじめながらだから、こんな返事しかできない。だから、 「んぁっ! ぁはぁっ…!」 ちゅっ! 音を出してうんと強く吸い上げる。 最後にちょっとだけ甘く噛んで、労わるようにやさしく舐めてから口を離した。 「はぁ…はっ…」 とろんとしたちょっと満足そうな梨華ちゃんと目が合って、唇に軽く口付けた。 そして胸の周り、わき腹、肩へ戻って、舌をつーって滑らせながらきりっと締まったわき腹をはむって 噛んでみたり、おへそをぺろって舐めたり。 二人してこたつで重なってるから、ちょっと狭くて大変だけど…。 「ん…あ…あぁ…んっ…は…はっ!」 ぴくっ、ぴくっ…って、梨華ちゃんのカラダがそのたんびに跳ねて、零れ落ちる熱い甘い吐息と鼻にかかった声。 あぁ…美貴もヘンだよ。 イキそう…。 だって、梨華ちゃん…キレイだから。 その声も、その桃色に色づいたそのカラダも…。 美貴だけに見せてくれる、すべて。 独り占めしてるって思うと、それだけで熱くなる。 パジャマのズボンの中に右手を差し入れてそっと下着の上から触れたら、そこはすっかり準備万端。 「すっごいね。ほら…わかる?」 布越しにわざと指を強く押し当てて擦ってみると、くちゅって湿った音。またびくっと梨華ちゃんのカラダが飛び上がる。 「あー…うれしいなぁ。すっごく感じてくれてるんだね」 そっと耳に唇を寄せて、ゆるゆると今度はさするように撫でさする。 「ふぅ…んっ…みきちゃん…」 背中に回ったままの腕がぎゅうっと美貴を抱きしめる。 「ん?」 「…はぁ…はっ…」 無言で見つめあう。恥らうようにふ…と顔を背けると、ちらりと潤んだ艶めいた目で見つめられた。 「…もっと…」 消えるように小さな声。 手を中に差し入れて今度は直に触る。 「っあぁっ!」 梨華ちゃんの腰が跳ね上がってぴんっと背中が張る。 すっかり潤った入り口をゆるゆると辿りながら、いたずらしてふっと耳に息を吹きかけたら、 「ふぁっ!」 あふれ出した蜜が美貴の指を濡らしていく。 少しだけ指をずらしていじってほしそうに芽を出してる小さなそれをくるりと指でなぶる。 「んんぅっ!」 さらに高くなる梨華ちゃんの声。 美貴の頭の中はもう、バラ色。 「…きもちいい?」 「…うんっ…ぁ…っ…」 ゆるゆると熟れた芯の周りを指で焦らすようにたどると、ぐにっと親指で押しつぶす。 「ぁはぁぁっ!」 ぐぐっと反って強張る梨華ちゃん。 突き出た胸に口付けて、ぱくりと乳首を銜えるとまた舌で弄り回す。 「あっ…! んっ…んんんっ! みきちゃ…ぁっ!…あ…あぁ!」 指は弾いたり、掠めるようにじらしたり。 ぎりっと背中に梨華ちゃんが爪を立てて、鈍い痛みも不思議と気持ちよくすら感じる。 まだまだあふれ出す蜜。 そっと指を差し入れるとあっという間に飲み込んで、ちょっとだけ動かしたらぴくっとカラダが小さく揺れた。 頭の上の方から聞こえる甘いとろけるような声に誘われて、胸から舌で舐め上げながら首筋、そして唇へ。 触れる程度に軽くキス。 「いい?」 「…ぅん」 ゆっくりと動かして、じっくりと追い詰めていく。 「っ…んっ! あっ! あっあっ…ぁ! は…はっ…!」 ちょっともどかしいのか、いつのまにか腰が一緒に揺れてて…。 だからもう一本指を増やして、今度はさっきより少しだけ早めに動かしてみる。 「っ! あっ! ぁ…っ! いい! んっ! はぁ…あ、ぁあっ!」 美貴だけが知ってる感じるポイントを強めに擦りあげる。 押し寄せる快感にせつなげに寄せた眉。 真っ赤なバラ色に染まった頬。 薄く開いたまま、とろけるような甘い声と熱い吐息をこぼす可憐な唇。 頭を抱きかかえられて、 「んっ…あっ…! っあ! あ…みきちゃっ…んっ! みきぃっ…っ! あ…っ!」 ぼんやりと見つめられて…。 「っふぁ…ぁ! みき…っ…んっ!」 唇を重ねて、舌を絡めあって…。 激しく奪い合うように、強く、深く…。 真っ白になっていく頭。 梨華ちゃんの声だけがはっきりと聞こえて、触れ合う肌と肌の焼け付くような熱。 「んっ! ふ…ぁ…はぁっ! みきぃっ…ぁ…!」 ぐっと強張ったかと思うと、すーっと力が抜けて…。 目を閉じて余韻に浸たる梨華ちゃんはうっすらと微笑んでいた。 すっかり乱れたパジャマを直して…と。 まだぼんやりしてる梨華ちゃんの隣に寝て、抱きかかえた。 「梨華ちゃん?」 「ん…」 「大丈夫?」 「…ぅん」 きゅって美貴のパジャマの胸元を掴んで、とろんとした目でこくりとうなずく。 まだほんのりと赤いほっぺ。 あまえんぼのコドモみたいな目で見つめて、 「だいすき…」 って耳元囁いて、胸に頬を摺り寄せて顔をうずめる梨華ちゃん。 よしよしって頭を撫でながら、美貴も梨華ちゃんのぬくもりに浸る。 こたつより熱くなっちゃったけど、なんだかそこからでるのが惜しくって、こたつ布団をかけたまま抱き合ってぼんやりとまどろむ。 「このまま寝ちゃおうか…」 そしたら、 「だーめ。カゼ引くよ?」 って、梨華ちゃん。 こたつのスイッチを切って、明かりを消して…。 ベッドにもぐった美貴と梨華ちゃん。 夜はね、まだまだ長いんだよね。 おやすみなさいは、きっと夜明け前? (2005/1/10)
https://w.atwiki.jp/fuji-love/pages/5.html