約 2,714,689 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1603.html
○月×日 22:12 生徒会室横 階段前 及び 階段踊り場 …ハーメルンの笛吹き その名前は、「組織」に居た頃に聞いた事がある 自分は討伐に向けられた事はないが、何人か、こいつに返り討ちにあっていたはずだ ……いや 今は、そんな事はどうでも、いい それよりも、重要な事は 「…その鼠は、お前が操ってるんだな?」 「あぁ、そうだ」 それがどうした、と言うように、ハーメルンの笛吹きはこちらを見下ろしてくる マリか魔女の一撃を呼ぶ事を期待する、とこいつはそう言った ………ならば 「…誰が、てめぇの期待になんぞ、答えてやるか」 視線を、ハーメルンの笛吹きの後方の………隠しカメラにやる こちらの映像はスーパーハカーが見ている そして…「爆発する携帯電話」に、それは伝わっている 「…………」 つきり 一瞬、胸が痛んだ気がした 違う、あいつは裏切った訳じゃない …こちらの事を純粋に考えて、あの結論を出したのだ ………大丈夫だ 計画が、この賭けが、うまくいけば きっと、あいつもわかってくれる 「…なぁ、ハーメルンの笛吹き」 「うん?」 だが、その前に 一つ、確認しておきたかった 確認しても、意味などない ただ、空しくなるだけの事 だが、空しくなるとわかっていても 「13階段」は、それを確かめたかった 「……お前は名前があるか?」 「は?」 「名前だ。ハーメルンの笛吹きなんて都市伝説の名前じゃねぇ、人間としての名前だ」 「…あったとしても、名乗らなきゃいけない理由はないな」 それは、そうだろう 名前を知ることより、相手を操るような都市伝説や能力も、世の中には存在するから こいつは随分と用心深いようだから、きっと名前は名乗らない ただ、「13階段」は…このハーメルンの笛吹きという、大量殺人を犯した男に名前が存在するかどうか それが、知りたかったのだ ---あぁ、そうか こいつも、ちゃんと名前があるのか 名前を持っているのか 「…お前には、名前があるんだな。今はどうか知らないが…ちゃんと、「日常」があったんだな」 「………?」 「13階段」が何を言いたいのか、わからないのだろう かすかに、ハーメルンの笛吹きが怪訝な顔をする 「羨ましいじゃねぇかよ、畜生……やっぱり、普通はちゃんと、両親がつけた名前があるはずだよな。ちゃんと、「日常」があるはずだよなぁ…」 畜生、畜生、畜生 羨ましくて、妬ましくて 殺してしまいたい だが、自分にそれだけの力はない 「13階段」としての能力でしか、自分は他人を殺せない …だから、せめて 「…ゆっくり休んで体力回復、って言ってたな?……それじゃあ、もっとゆっくりできるようにしてやろうか?」 「……どういうことだ?」 あぁ、そうさ ゆっくり休ませてやる ただし……この舞台から、引き摺り下ろす、という方法で 「-----やってくれ!!」 声は、届くはずだ スーパーハカーが、届けるはずだ 「13階段」が叫ぶと同時 ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ 複数の携帯が、着信を告げる その音は、主に一年生の教室の側から響いていて 「…………っ!!」 危険を感じたのだろう ハーメルンの笛吹きが、生徒会室側へと移動した ----ごぅんっ!!と 一年生教室傍に仕掛けられていた携帯電話が一斉に爆発する 爆発は鼠の群れの一部を巻き込み、鼠たちの数を減らした だが、それはどうでもいい 本当の狙いは、そこじゃない 「閉じ込めろ!!」 『シャァネェナァア!!はにーモタノンデキテルカラニハ、キイテヤルゼェ!!』 声は、「13階段」がポケットに突っ込んでいた携帯電話から響いた 都市伝説 スーパーハカーの、機械的な声 「その声は……っ!?」 ハーメルンの笛吹きは、何かに気づいたようだった だが、もう遅い ガラガラガラガラガラガラガラガラガラ 何か、重たい物が降りてくる……音 ガシャアァアアン!!!と 生徒会室側の廊下から、階段への道 そこに……分厚い、防火シャッターが下ろされた 「…悪いな。俺の女を怖がらせた事と……俺が持つ事を許されなかった名前と日常を持ってるお前がムカついたんで、閉じ込めさせてもらったぜ。ハーメルンの笛吹き」 『オイコラ、ヘタレ。オレノオンナッテノハダレノコトヲイッテンダ?』 「「爆発する携帯電話」のあいつに決まってるだろ。こう言うのは言ったもん勝ちだ」 スーパーハカーの突っ込みに、堂々と言い切った あぁ、もう、言い切ってやるよ そりゃ、あいつは元は男だが今は女だ うん、だからそれでいいのだ …ハーメルンの笛吹きは閉じ込めた…が、そのうち、出てくるかもしれない 生徒会室に入り込む事は可能だし、窓まで封じた訳じゃない それに、マリが「嫌な気配がする」とか言っておいてきた、という獲物… もしかしたら、村正辺りの一種かもしれない だとしたら、こんな防火シャッターなど、あっさりと切り裂くだろう ----だが、それでも ネズミと言う無数の悪意で「爆発する携帯電話」を怯えさせたハーメルンの笛吹きと顔を合わせていると …自分がどんなに望んでも手に入れられなかった名前や日常を持っていた、いや、今だって…大量殺人鬼になった今すら、名前をもち続けている男と顔を合わせていると 憎らしくて憎らしくて憎らしくて憎らしくて、ただ殺意だけが湧き上がり とてもじゃないが…冷静でいられそうに、なかったのだ to be … ? 前ページ次ページ連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち
https://w.atwiki.jp/legends/pages/40.html
スレ立て用テンプレ 「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 ここは 都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです 「まとめwiki」 ttp //www29.atwiki.jp/legends/ まとめ(途中まで) ttp //nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html 避難所は↓だよ!規制中やスレが落ちている間はこっちでゆっくりしていようね! ttp //jbbs.livedoor.jp/otaku/13199/
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4233.html
「食べて食べて食べまくれ」 廻女「うー。お腹すいたなー」 そんなことを呟きながら歩いている幼女、阿食廻女。とっても食いしん坊な女の子である 廻女「あ! あの家の犬美味しそう…じゅるり」 犬を見て涎が出る廻女 廻女「っと我慢我慢…。他人の物を勝手に取っちゃだめだよね。でもお腹すいたー」 とりあえず何か食べたくて仕方ないようだ 廻女「うー! 食べたい食べたい! この際都市伝説でも何でも良いから食べたい! あー、どこかに美味しそうな都市伝説でも転がってないかなー」 さらりと怖いことを言う廻女。ちなみに素である 廻女「そうだ思い出した! 私新しい都市伝説と契約したんだ! その名も『ハンバーガー永久無料券』! この能力で私は食べ物を好きなだけ出せるのだ! 今回はハンバーガーにしよ。それが一番出すの楽だし」 そう言って手からハンバーガーを出す廻女 廻女「んー! 美味しい!」 もぐもぐと美味しそうにハンバーガーを食べ始める廻女。可愛い 廻女「うーん、美味しかった…キャッ!?」 突然、後ろから衝撃を感じ、吹っ飛んでしまった廻女 廻女「いったーい…。 誰なの…?」 驚いて弱弱しい声を出す廻女 「ケヘヘヘ! しっかり当たったみたいだな! まだ死ぬなよ? お前もしっかり痛めつけてから止めを刺すんだからなぁ!」 衝撃のした方向から男が現れる 廻女「おじさん…誰?」 「俺かぁ? 俺は猪原 穿等(いのはら ほじら)だ。そして…コイツが俺のペット!『ホグジラ』だ! 」 そう叫ぶと、廻女に巨大な猪豚…『ホグジラ』を突進させる穿等 廻女「!」 咄嗟に息を大きく吸い、空を飛んでかわす廻女 穿等「! 飛んだ…!? …成程、お前も契約者か…。だが、それでも所詮ガキはガキ! たっぷり痛めつけてから殺してやるよ…」 一瞬驚くが、すぐに悪人面になる穿等 廻女「…そんなことよりー。その豚さん…豚カツにしたら美味しいんだろうなぁー!! ふふ、私、丁度お腹すいてたんだよねぇ。廻女ボム!」 涎を拭き、口から爆弾を吐き出して『ホグジラ』を狙う廻女 穿等「なっ…避けろ『ホグジラ』!」 横に動いてうまくかわした『ホグジラ』。意外に素早いようだ 穿等「…お前、それ、どっから出した?」 廻女「え? ふつーに口からだけど?」 穿等「普通の人間が口にそんなモン入れられるわけねぇだろ! くそ、何かトリックがある筈だ…『ホグジラ』!」 再び、『ホグジラ』に突進させる穿等 廻女「廻女バズーカ!」 口からバズーカ砲を取り出し、『ホグジラ』に向かって撃つ廻女 廻女「きゃは! 美味しく料理してあげるからねっ!」 穿等「く…だが! 飛べぇ!『ホグジラ』ぁ!!」 その掛け声で、『ホグジラ』は地面を強くけり、跳び上がって…否、飛び上がってバズーカの射撃をかわした 廻女「え…? なんで? どうして? どういうこと? 何で豚さんが飛べるの?」 只でさえ巨体の『ホグジラ』が空を飛んでいることに驚きを隠せない廻女 穿等「お嬢ちゃんに一つ教えてやるよ。『飛べねぇ豚はただの豚』なのさ…。 『ホグジラ』は“ただ”の“豚”じゃねぇ。“都市伝説”の“猪豚”だ。故に! 飛べるんだよぉ!! ケヘヘヘへ!!」 廻女「そっかぁ…。それにしても、その豚さん…肉が引き締まってて美味しいんだろうなぁ…! 今までのは所詮序の口(オードブル)! 本番(メインディッシュ)はこれからよ! えーと…あった、マッチ棒! コピー能力、『ファイアー』!!」 口からマッチ棒を出し、それを吸い込む廻女。すると、廻女のおでこに金具のような物が巻き付き、髪の毛が燃え上がる炎のように変化した 廻女「これが私の契約都市伝説!『カービィの由来は同盟の掃除機』よ! さぁ、美味しく香ばしくジューシーに! こんがり上手に焼いてあげるんだからぁ!」 そう叫ぶと、口から炎を吐き出して『ホグジラ』を狙う廻女 穿等「避けろ『ホグジラ』!」 しかし、飛んでいる『ホグジラ』にはなかなか狙いが定まらない 穿等「ケヘヘヘへへへへへ!! あたんねぇよ! こっちは空を飛べるんだからなぁ!」 廻女「忘れたの? 私だって飛べるのよ? ホバリングからのバーニング! さぁ、残さず喰らいなさい!!」 身体を膨らませて空を飛び、炎を纏って『ホグジラ』に突進する廻女 穿等「なっ…避けろ!」 廻女「遅いわ!」 メラメラ燃え上がる廻女にぶつかり、地面に落ちる『ホグジラ』 穿等「クソッ!! 起きろ『ホグジラ』!」 しかし、『ホグジラ』のダメージは大きいようだ 廻女「さて、地面に居るなら狙いやすいわね…。チャージ!」 大きく息を吸い込む廻女 廻女「これが私の、全力全開(フルコース)! ウェルダン・バーナー!」 体中から大量の炎を飛ばし、ホグジラを焼く廻女 穿等「『ホグジラ』ぁぁあああああああ!!!!」 『ホグジラ』は廻女の炎で、文字通りこんがり焼けてしまった 廻女「ウルトラ上手に、焼けましたぁ~!」 炎を使い果たしたのか、ノーマル廻女に戻っていた 廻女「さーて、次は貴方ね」 『ホグジラ』を破られ、へたり込んでいる穿等に近づく廻女 穿等「ひっ! 許してくれ! いや許してください! 悪気はなかったんです! ただ少し魔がさしたというか… ですからどうか見逃してください!」 廻女「五月蝿いなぁ。貴方が何を言ったって、私は貴方を殺すわよ。私を殺そうとした悪いおじさんだもん。逃がすわけにはいかないわ」 穿等「(ニィ…)じゃあお嬢ちゃん。俺を今ここで殺そうとしているお前は、『悪い子』じゃあないのかい?」 しめたとばかりに口元を歪ませ、廻女に言う穿等 廻女「悪い子じゃないわ。私はいい子よ」 穿等「それって矛盾してんじゃないのかい?」 廻女「矛盾なんてしてないよ。どんな生き物であれ、虫であれ草であれ獣であれ魚であれ人であれ…『理由もなく殺す』のは悪だけど…」 穿等「やっぱりお前も悪じゃねぇか!」 廻女「だけど…『食べるため』だったら、どんな物だって殺していいのよ。逆に言えば、殺したなら食べなきゃ駄目なの。…残したりしたら、怒られちゃうもの。 さぁ、私をこんなに運動させたんだ。あの豚程度で私のお腹が満たされるわけないでしょう? そういうわけで、いっただっきまーす!!」 廻女の目は、『敵』を見る目ではなく…『獲物』を見る獣の目であった 穿等「やめろ…来るな! 来るなぁあああああああ!!!!!」 廻女「『カッター』」 さくり。小気味の良い音が響き、穿等の首が切り落とされた 廻女「さて、止血止血ぅーっと」 傷口を縛って血を止める廻女。血は栄養が豊富だ。貴重な食料を無駄にするわけにはいかない 廻女「さーて、それじゃあ始めましょう! 廻女ちゃんの三分クッキングー! それでは先ず、お腹を切り裂いて腸を取り除きましょう。内臓は汚れている可能性が高いので、しっかり洗浄します。『ウォ-ター』!」 カッターで穿等の腹を裂き、ウォーターで腸を綺麗にする廻女 廻女「それじゃあ次に…」 ――――――これ以上は見せられません――――――――― 廻女「よーし完成! 最後に血液のソースをかけて、頂きまーす!」 『ホグジラ』と穿等(だった物)をぺろりと平らげる廻女 廻女「あー美味しかった! 骨も歯応えがあって良かったわ! この分なら2時間は腹持ちしそうね。じゃ、帰ろっか! …あれ、この匂いは…! またお腹へってきちゃった!」 食べ物のいい匂いに釣られ、とてとて歩いていく廻女 この世はすばらしい食材にあふれている。美味しいお肉、新鮮な野菜、ジューシーな果物。一番美味しくなる方法で調理しないともったいないし、食べ物にも失礼だ さぁ、食べて食べて食べまくろう。残さず綺麗に美味しく平らげよう。この世に食べられない物はない。この舌が求める限り、この腹が許す限り、彼女の食事は終わらない… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1772.html
男「あの契約者の寿命は?」 天狗「あと3日ですね。死因は契約した都市伝説の能力を他人のために使いすぎたから」 男「『電池仕掛けのカブトムシ』の能力は寿命使うからな。使い切っちまったのか」 天狗「いいひとそうですもんねあの人」 屋根の上に二人・・・いや、人間と都市伝説が立ち、双眼鏡で契約者達を見ている。 男「じゃぁあっちのは?」 天狗「死にません」 男「死なないってことは・・・不死身の能力をもつ都市伝説とでも契約したのか?」 天狗「『ゴキブリは死なない』ですね」 男が見つけた契約者を指さしながら聞き、都市伝説が双眼鏡と新聞を交互に見て答える。 男「にしても・・・・・・」 天狗「?」 男は双眼鏡から目を離し横にいる自分と契約した都市伝説を見て微妙な表情をする。 男「いやね、天狗が執筆者の新聞ってきけば多少知ってる人は連想すると思うよ。でもさ・・・」 天狗「また私の姿の話ですか。別に私だって好きでこうなったわけじゃありませんよ」 その都市伝説は某同人弾幕シューティングゲームの鴉天狗の姿をしていた。 天狗「ところでマスターは戦わないんですか?」 男「「人の生と死が見えるって能力でどうやって戦えと?」 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2789.html
それは、学校町で悪魔の囁き騒動が終結する、少し前のこと 学校町の、隣町で… 「おじょうちゃーん?こんな時間に一人で歩いてちゃ、危ないよぉ?」 「お兄さん達が、安全な場所に連れて行ってあげようかー?」 柄の悪いチンピラたちに囲まれている、少女一人 その名前を、美咲という 七人みさきと言う、何とも物騒な都市伝説と契約してしまっている少女である まぁ、当然、このチンピラたちは、美咲がそんな人間にとって危険極まりない存在になってしまっている事実など、知る訳もなく ただの家出少女だと判断したのだろう、下卑た笑みを向けてきている 「ほら、一緒に行こうか?」 ぽん、とチンピラの手が、美咲の肩に触れる 殺してしまおうかな 美咲はそう考えた 都市伝説契約者ではないようだが、こいつらも、あいつらと同じだ 殺してしまおう、そうしよう 七人みさきの能力を、美咲が解放しようとした……その、直前だった 「その子から、手を離してあげて」 そんな声が、美咲の背後から聞えてきた え?と、思わず美咲は振り返る そこにいたのは、一人の青年だった 青年、と言っても、20代後半くらいだろうか? 黒い髪、黒い瞳……一見、日本人かと思ったが、よく見れば顔立ちは西洋人のそれだ ひょろりと細い体で、背が高い その青年は、駆け寄ってきて…美咲とチンピラの間に、割り込んだ 「あぁ!?何だぁ?兄ちゃん」 「このお嬢ちゃんの知り合いかぁ?」 「違うよ」 そうだ 美咲は、こんな青年知らない もしかしたら、一方的に知られていたのかとも思ったが、そうでもないようだ じゃあ、どうして、ここに割り込んできた? 警戒する美咲 この青年は、そんな美咲の様子を、怯えている、と捕らえたようで 「怖がっているみたいだし、やめてあげてくれないかな」 と、チンピラたちを静かに見据えて、そう告げた あぁん!?とチンピラたちが不機嫌そうな声をあげてくる 「関係ねぇだろ、おらどけや!」 「どかないよ」 はっきりと、青年は言い切る 美咲を庇うように、しっかりと立ち、チンピラ達の殺気すら混じりだした視線を全て受け止めている 「困っている人を見捨てるなんて、できないから」 いや、困ってはいなかったのだが 面倒かな、とは思っていたが 美咲のそんな思考が、伝わるはずもなく 「うっせぇ!どきやがれっ!」 「----っ!!」 チンピラの蹴り上げた脚が、青年に直撃した それでも、青年は引かない 反撃すら、しない じっと、耐えていて 拳が、脚が 何度も、何度も、その体に食い込みながらも 青年は、美咲を守るように、その場を動かず 「…っな、何だこいつ…!」 「く、くそっ、ズラかるぞ!!」 そんな青年の様子に、恐れをなしたのか チンピラ達は、逃げ出していった 「…だ、大丈夫だった?」 「それは、こっちのセリフだよ」 ぼろぼろになった青年の言葉に、思わずそう告げる美咲 …ただ、相当殴られ蹴られしたわりには、青年の傷は浅いように見えた うまく、急所を外していたのだろうか? ひょりとしていて、頼りなく見えるくせに、もしかしたら、強いのかもしれない 「…あぁ、良かった……君は、怪我をしていないんだね」 当たり前だ 何かされる前に、この青年が割り込んできたのだから まぁ、何かされる前に、あんな連中、殺すつもりだったけど 「どうして、助けてくれたんですか?」 何気なく、美咲はそう尋ねた 正義の味方気取りだろうか?そんな事を考えながら しかし 青年は、あっさりと答える 「だって、君が、困っていたようだったから」 だから、別に困ってなどいなかった だが、この青年にはそう見えたのだろうか? 「どうして、殴られて反撃しなかったの?」 もう一度、尋ねてみる すると、また青年は即答する 「だって、殴られたら痛いだろうから」 その、答えに 思わず、美咲はきょとんとする 「あなただって、殴られたでしょう?やり返そうとは思わないのですか?」 「僕は、殴られても平気だけど。でも、普通は痛いものだから」 青年は、極々、当たり前のように、言い切ってくる 「人を傷つける、という事は、悲しいことだから」 酷く、偽善的な言葉 しかし、この青年は、心からそう考えて、そう言っているようだった 偽善とか、そんなものではなく 本当に、心から この青年が、酷く優しい、慈悲深い存在であるのだと、美咲は理解した そして 背筋に、寒いものすら、感じた 底抜けの優しさ 見知らぬ相手のために、平気で自分を犠牲にする そんな青年の優しさに、美咲は逆に恐怖を感じた 多分、あのまま、あのチンピラ達に殺されそうになったとしても この青年は、美咲を守るために、そのまま殺されたのではないか? そんな、ifの光景が、まざまざと頭に浮かぶ 誰かのために、平気で命を投げ出せる それが、理解できない 「…?どうしたの?どこか、痛いの?具合、悪い?」 じ、と 青年が、酷く心配そうに、美咲を見つめてきた その黒い瞳から感じられる感情は、心から、美咲を心配しているもので 「う、ううん、何ともないよ」 慌てて、美咲は後ずさる 駄目だ これ以上、この青年に関わってはいけない これ以上、関わったら 飲み込まれるのではないか そんな、錯覚を覚えた この優しさは、危険すぎる 自身以外をも巻き込み、飲み込むような優しさ 触れただけで飲まれるような……猛毒のようだ、と 美咲は、そう錯覚した 「…助けてくれて、ありがとうございました……それでは…」 「あ……」 逃げるように、美咲は青年の前から立ち去った 関わるな あれと、関わってはいけない もし、これ以上関わったら 自分が、自分でなくなるような 今の自分を構成している存在である「七人みさき」を、根元から否定されてしまうような そんな錯覚と、恐怖を、美咲は抱いてしまったのだった 美咲が立ち去る姿を、青年は困ったように見つめていた …あの年頃の少女が、こんな遅い時間、一人で歩いていたのだ 何か、事情があるのだろう 呼び止めるべきだ 青年は、そう考えたのだが… 「…あぁ、良かった、見つけた……ダレン!」 名前を呼ばれて、振り返る 褐色の肌に黒い髪、黒い瞳の、青年と同じくらいの身長の青年が、慌てて駆け寄ってくる 「ディラン?」 「だ、ダメだよ、ダレン……君は、「組織」に見つかったら、危ないんだから…………あまり、「外」に出ていちゃ、駄目だよ…」 心配そうな褐色肌の青年、ディランの言葉に、青年、ダレンは「御免」、と謝罪した しかし、美咲の事が気になって、立ち去った方向に視線をやる 暗い中、彼女の姿は、もうダレンには見えない 「…?あの女の子が、どうかしたのかい?」 ディランには、まだ、美咲の後姿が見えたようだ 小さく、首を傾げてくる 「…あの女の子、都市伝説の気配がするよ……何だか、飲まれかけているようにも見えるけど…」 「飲まれかけて、いるの?」 「うぅん……少なくとも、僕にはそう見えるけど…」 困ったように言ってくるディラン 都市伝説に、飲まれかけている つまりは、契約者 ダレンは、じっと、美咲が立ち去った方向を見つめ続ける 「…ディラン、誰かに頼んで、彼女の事、見守る事、できるかな?」 「……?えぇと……うん、できる、と思うけど……どうしたの?ダレン。そんなに、あの子の事、気にして」 「………よく、わからないけど…何だか、嫌な予感がして」 それは、予感でしかない 自分を飲み込んだ都市伝説には、予知系の能力などないし、感知系の能力でもない だから、これは、ダレン自身の勘でしかなかった だが、酷く、彼女の事が気になるのだ このままでは、あの少女は破滅への道をたどってしまうような そんな、予感がした チンピラに囲まれていた少女を見つけた、その瞬間から その嫌な予感は、消えなくて 「ほら、ダレン、早く隠れないと…」 「あ……うん」 ディランに手を引かれ、ダレンはそのまま引きずられて行く そうしながら、ぼんやりと考えた …久しぶりに、学校町に戻ろうか あそこには、ジブリルがいるはずだから もしかしたら、力を貸してくれるかもしれない 二人の青年が、路地裏に姿を消していく 袋小路に入ったはずの二人の姿は、闇夜に溶け込むように、消え去っていたのだった to be … ? 前ページ連載 - 赤い靴
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2532.html
暗い暗いその部屋に、灰色のコートを着た男が帰ってきた 尾なしの犬を引き連れ、部屋に戻った男は……部屋の中にいた先客に、機嫌悪そうな表情を浮かべる 「……何の用だ」 「つれないですね。私は、あなたの協力者だと言うのに」 その女は、男…朝比奈 秀雄に、楽しげにそう、笑いかけた 白い髪が、ぱさぱさと揺れている H-No.9を名乗る、「組織」の黒服だ もっとも、黒いスーツの上に白衣を纏うと言うやや珍妙な出で立ちのせいで、「組織」の黒服と呼ぶには、やや違和感も覚える しかし、彼女は間違いなく「組織」の黒服であり…朝比奈に、「都市伝説との契約書」を「組織」から持ち出し、与え続けた女である とは言え…最早、その事実は「組織」にバレてしまった 消される前に「組織」を抜け出し、その際に持ち出してきた「都市伝説の契約書」が全て使い尽くされたならば…この女は、朝比奈にとってもはや用無しである こちらの事情を知る相手は出来る限り少ない方がよい 使えなくなった駒は、消すに限るのだ 「用があるのなら、さっさと言え。化け物が」 「まぁまぁ、そう言わずに……どうでしょう?私の契約都市伝説の力、あなたの計画に役立てるよう、使って差し上げましょうか?」 形のいい唇を釣り上げ、重たそうな胸を支えるように腕を組みながら、そう言って来たH-No.9 …確か、この女の能力は… 「…「病は気から」、か」 「そうです。この力を使えば……あなたがその権力を欲する家の今の当主の、三日以内にその命、終わらせる事ができますよ?」 「……余計な事をするな」 低く、そうH-No.9に告げる朝比奈 彼の不機嫌な思考に連動するように、クールトーが唸り声を上げる 「あの男に、今の状態で死なれては困る……翼が、次期当主に着く事を、確定させるまでは」 「他の当主候補を全員殺してしまえばいいのでは?」 「それでは、世間から不審の目を向けられる。それでは意味がない。なりふり構わぬのなら、それでも良いが」 冷酷に、そう口にする朝比奈 目的の為ならば、己の息子すら平気で利用する男だ かつて伴侶にした女の家族すらも、目的の為ならば容赦なく殺せる冷酷さは持っている だが、それでは、目的を達する上で、不都合なのだ だから、まだ殺さない ただ、それだけだ 「こちらの役に立つというのなら、その能力で街に不幸でもばら撒いておけ…ただし、日景の家以外にな」 「そうですか。それならば、そうしましょう」 笑い、H-No.9は部屋を後にしようとする その直前、朝比奈とすれ違い……どこか妖艶に、笑った 「…ところで。いい加減、あなたの三つ目の都市伝説、教えていただいても宜しいのでは?」 「……私が貴様を殺す事になったならば、その瞬間に知る事になるのだから、必要はない」 「………酷い人」 肩をすくめ、部屋を後にしたH-No.9 朝比奈は、忌々しげに彼女が出て行った扉を見つめた 「……化け物が………増長するようだったら、さっさと消してしまうか…?」 …いや あの能力には、まだ使いどころがある あの女が、裏切ったり、敵の手に落ちるようならば、その時に消せばいいだけのことだ 利用価値がある限りは、生かしておいてやってもいいだろう その価値がなくなるまで、使い潰してやればいい 「…しかし、コーク・ロアの兵が増えぬのは不便だな……対策を考えておくか」 兵は多ければ多い方がいい だが、所詮は使い捨てだ 使えば減るのだから、増やす方法も考えねばならぬ さて…どうしようか? 朝比奈は、どこか残酷な笑みを浮かべながら、思考をめぐらせるのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 悪意が嘲う
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3255.html
聞こえてきたのは、壁が崩れるような轟音 それからしばらくして、銃声 ……とりあえず、後者に関しては誰がやらかしたのか、一発でわかるのが色々とアレだ 「っちょ、さっきから何だ、この物騒な音!?」 「…あー、多分、大丈夫だ……そっちに近寄りさえしなければ」 ミナワを庇うような体勢をとりながら、警戒した様子を見せた裂邪に、やや遠い目をしつつ答えてやる翼 …何というか、プールに被害が出ていないといいのだが 「ノロイが来てないから、大丈夫だろ」 「…?あのネズミちゃん?」 「あぁ、あいつ、都市伝説になりかけてるから、危険感知能力が高いんだよ」 「鼠は、沈没する船から真っ先に逃げ出す」になりかけているノロイ 既に、半分以上都市伝説と化しているノロイは、その危険感知能力はかなり高い 何らかの危険を感じ取れば、こちらにも知らせにくるだろう と、翼の言葉に、裂邪とミナワが、「え?」と言う表情をする 「なりかけ?」 「あぁ」 ぱちゃぱちゃ 幸太の手を引いて、泳ぐ練習に付き合ってやりながら、頷く翼 …ちなみに、幸太は望と違い、こうやって手をとってもらったり、ビート板を使えば浮けるには受けるのだが、水に顔をつける事ができないのだ 手を引かれて浮きながら、何度か顔をつけようとして…でも、うまくいっていない 「そう言う事って、あるんですか?」 「確立は低いらしいけどな。動物の方が、都市伝説の影響受けやすい、とは聞いてるぞ?」 翼も、その辺りの原理はよくわからない ただ、人間が都市伝説に飲み込まれるのとはまた違って、動物が都市伝説になる、と言う事はありえるらしいのだ …ノロイの都市伝説化とは状況が違うが、たとえば、フランスで語られるベート系や、アフリカで語られた「ゴースト&ダークネス」が、もっともたる例だろう 死体を食い漁り、人の味を覚えた獣が人を襲う それがベートとして、人食いライオンとして語られ……語られた固体が、そのまま都市伝説と化した例とて、あるのだ 「うー、人が語れば都市伝説になるー。動物に関する逸話は多いー。うーうー」 「まぁ、そう言えばそうだよなぁ」 うん、と納得している様子の裂邪 動物に関する都市伝説というものは、結構多いのだ そんな生まれ方をする都市伝説もいるだろう、と判断したのかもしれない そうやって、しばし、時間をすごしていると 「…あぁ、いた。お待たせ」 「うー!パパー、滝夜叉ー!」 虎吉が、ようやく滝夜叉を引っ張り出してくるのに成功したようで、プールサイドにやってきた …幸太が虎吉をパパと呼んだ事で、裂邪とミナワが一瞬混乱したように見えたが、まぁ、気にしないでおこう 「…む、むぅ………ま、まぁ、思ったより人もおらぬし、良いか」 …やはり、水着姿は少々、恥ずかしいようだが ぱちゃり、プールサイドに腰掛、脚を水に入れている滝夜叉 泳げるのか、泳げないのか…とりあえず、水遊び自体は嫌いではないのか、脚でぱちゃぱちゃと水に波紋を作っている 「虎吉よ、ここに蝦蟇を放つのは」 「駄目よ」 「…勘弁してください、滝夜叉様」 滝夜叉の言葉に、虎吉と翼が、ほぼ同時に止めた …ノロイレベルなら、まだ監視員の目をごまかせるが、あの巨大蝦蟇は、ちょっと 「……あら?そっちの子達は?」 と、虎吉が、裂邪達に気づいた 小さく首をかしげる様子は、若い母親そのもの 「あ、こいつらは…」 「うー、影のお兄ちゃんと、しゃぼん玉のおねーちゃんー!」 うーうー、翼に手をとられたままの幸太が、説明する 裂邪達が、幸太の「パパ」発言の衝撃から戻り、小さく頭を下げているのが見えた あら、と虎吉が小さく笑う 「良かった、知り合いが増えたのね?」 「うー!」 虎吉の言葉に、嬉しそうに答える幸太 虎吉としては………どちらかといえば、友達が多い方ではない幸太の事を、心配していて 裂邪達が、幸太にとって友達になってくれればいい…とでも、考えているのかもしれない 幸太には、「首塚」での関係者以外……友と呼べる存在は、少ない せいぜい、1歳年上の赤坂 美樹と言う少女くらいしかいないのだ 原因は、わかっている しかし、その原因をどうにかできるような状態ではないのだ 続くかどうかわからない 前ページ次ページ連載 - 首塚
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3850.html
三面鏡の少女 83 宮定怜吏(みやさだ・れいり)という男がいる やや鋭い目付きの神経質そうな顔付きで、背は高いがやや痩せており貧弱そうなイメージを漂わせている 宮定繰の父親であるこの男は、学校町の出身ではあるが都市伝説というものに遭遇した事が無い にも関わらず、だ 「奴には近寄るな、絶対にだ。だが監視は怠るな」 過去、彼の存在を知った『アメリカ政府の陰謀論』ジョン・スミスは、苛立たしげに煙草を灰皿に押し付けながらそう部下に通達していた 『第三帝国』の『総統』達同様の措置を取り、『MI6』でも歴代長官に伝達事項として引き継がれている だが小規模な組織の構成員や、大組織故に命令が行き届かない末端の構成員も存在する 様々な組織が危険視しながらも手を出さない存在 好奇心、腕試し、嫌がらせ、様々な理由から彼に接触を図ったり、攻撃を仕掛けたりした者は現在までに多数存在した だが、その結果を知るものはほとんど居ない ――― 「そんな強そうには見えないし、都市伝説と契約してるわけでもないんでしょ? なーんでそんなに恐がるかなぁ」 何処の組織に所属しているのか、黒いスーツとサングラスという典型的な『メン・イン・ブラック』の女 目標のいる建物すら視認できない距離で、女は小さなデリンジャーを懐から抜き出して 引き金を引くと同時に響いた小さな破裂音 雲一つ無い晴れ渡った空に向かって撃ち出された銃弾は、女の頭上でぴたりと静止する 「撃ち抜け、『魔弾』」 その言葉と同時に、命令を受けた猟犬のように弾丸が疾る 一切の物理法則を無視して空気を切り裂き飛翔する弾丸は、ビルを避け、樹木の枝葉の間をすり抜け、更に更に加速していく 音も衝撃も残さずに瞬殺無音で迫る弾丸が、ターゲットである怜吏の眉間に狙いを定め 距離にして22kmを駆け抜けた弾丸は加速を続け、銃声すらとうに置いてきぼりにしてターゲットに命中した 命中は、したのだ だがその弾丸は跡形も無く消え去っていた 怜吏の体に触れた瞬間、その質量も、衝撃も、一切合財が初めから存在しなかったかのように 「……へ?」 その結果は、攻撃を行使した黒服の女にも伝わってくる そして 「え、な、何っ!?」 弾丸が通った軌跡を正確になぞるように 『弾丸が通ったという事実が消滅していく』 「ひっ、ぃっ!?」 弾丸が疾り抜けた速さで迫り来るその事実に、黒服の女は悲鳴を上げた 銃を捨て、足を縺れさせながら転がるようにその場から逃げ出すが、それは無意味だった 弾丸が通ったという事実が消滅し 弾丸が発射されたという事実が消滅し 銃そのものが消滅し 銃を投げ捨てたという事実が消滅し 銃を投げ捨てた者も消滅した 跡形も何も残らない そこには初めから何も存在しなかった ――― 「都市伝説?」 「ええ、先生は学校町の出身でしょう? 何かそういう話とか聞いた事とか無いんですか?」 狙撃をされた直後、何事も無かったかのように いや、何事も無くなって 隣を歩いていた教え子の女子大生の問いに応える怜吏 「馬鹿か君は。そんなものは存在しない」 「でも学校町って行方不明者とか原因不明の死傷者が多いって話も聞きますよ」 「妙な噂が多いから、精神的に不安定になった折にそういった妄想に囚われやすくなるだけだ。一度そんな関連付けが発生すれば、連鎖的に感染拡大する。あんなものはただの精神疾患、集団ヒステリーだ」 「でも実際に起きてる事件とかはどうなるんですか? 未解決事件の数、凄く多いそうじゃないですか」 「日本中、世界中で未解決事件など山のようにある。あとは、あの町の警察組織が殊更無能なだけだろう」 「先生って夢が無いんですね」 「そんなものは現実には必要無い」 「ええー、それじゃあ……」 楽しそうに纏わりついてくる女子大生を淡々とあしらいながら 強固かつ絶対の精神力と意思力、そして知識と理論により都市伝説の一切合財を否定する男は、次の講義のために教室へと向かう 彼に近付く都市伝説はいない 彼に近付ける都市伝説はいない それ故に彼の意思は、理論は、より強固にされていくのだった 前ページ次ページ連載 - 三面鏡の少女
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/1252.html
_ _____________ _____________ _____________ シークレットメッセージ 遊園地デート X-DATE 帰省編 とある学園の執事喫茶 一端覧祭 とある両家の元旦物語 バイト生活 とある子猫な超電磁砲 どこにでもあるハッピーエンド 幸せへと至る道 side by side Daily Life とある未来の・・・ とある宣伝の超電磁砲 11月22日は何の日? こいぬのおくりもの 鶴の恩返し My... とある記憶の消失問題 とある男の本気告白 一本の白き道 ――ふたり―― 上琴の戦い 起きないあいつ 恋する美琴の恋愛事情 未来からの来訪者 わたしのヒーロー とある少年の帰還記念祭 とある10人のハロウィンパーティ 幸福へのプロローグ Love is blind とある少年の告白成就 神(上)の見えざる(右)手 月と彼方と私とサクラ 消えゆくあいつの背中を追って 上琴の奇妙な体験 とある二人の旅行物語 秋終わり、恋は終わり始まる とある不幸なHappy days とある底辺と頂点の禁断恋愛 全力で貴方たちを倒す! if√ とある乙女の小さな願い とあるファミレスのバカップル 被害者 とあるベランダの超電磁砲 御坂美琴の消失 美琴「素直になる…かー」 くっつく さよなら常盤台 編集
https://w.atwiki.jp/legends/pages/5186.html
前から登場していたの サスガ フルネームは流石 丈(さすが たけし)、コードネームは“オサスナ” 「組織」強硬派所属の中学三年生男子 契約した都市伝説は「校庭に現れる落ち武者の霊」 甘いものが苦手で、食は淡泊 過去に早渡と交戦済み 彼の活躍は以下を参照されたい 早渡と交戦した回(早渡視点) 早渡と交戦した回(サスガ視点) 「偽警官」と交戦した回(“モヒート”と) モヒート 本名は見辺 加賀実(みべ かがみ)、“モヒート”はコードネーム 「組織」強硬派所属の中学一年生女子 契約した都市伝説は「コークロア(_Mod.A)」 彼女も過去に登場済み(詳しくは上記リンクをチェック) 今回初登場の 割烹着の少女 「組織」穏健派所属の女の子 「人肉シチュー」の都市伝説である まるで給食の時間に割烹着を着た小学生の女の子といった容姿をしている 彼女の外見は上記都市伝説からの関連が想定しえない形態だが真相は不明 彼女は今回のように 時折穏健派のオフィスを抜け出しては強硬派所属の彼らに会いに行く 前ページ / 表紙へ / 次ページ