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アトラクション名 トムソーヤ島いかだ 待ち時間 ★ ファストパス 絶叫度 ★ お子さま向け ★★★★★ ベビーカー 置いて入る 利用制限 - タイプ ライド・体験型 定員 1隻55名 所要時間 約1分30秒~3分(いかだのみの時間。混雑時は3隻で運行し、船着場によって所要時間が違う。) 内容 アメリカ河にある島、トムソーヤ島を行き来するいかだです。島ではインジャンジョーの洞窟、ハックルベリーの沼、トムソーヤのツリーハウスなど、触って遊べるアトラクションが待っています。 備考 子供が夢中になって遊べるアトラクション。島になっているので迷子になる心配も少ないです。島で唯一の飲食施設・キャンティーンでは、サンドイッチとパーク内唯一のシェイクが。ただしいかだに乗るときは食べながら乗れませんので、その場で食べるか本土へもって行きたいときは袋に入れて持って帰りましょう。いかだ乗り場にはトムソーヤ島の地図があります。ぜひゲットしましょう。運行時間は日没までです。あまりハッキリ決まっていないようですので、当日確認しましょう。ちょっぴり風に弱いアトラクションです。
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あー、すまない。 約束を破るようで申し訳ないんだが……『最強の話』はもうちょっと待ってくれ。 どうしてもここで話しておかなければならない連中を忘れてたんだよ。 君たちだって薄々気付いてたんじゃあないのか? 『一つだけ気になったのがジャイロの存在です。前作で『下の様子を見てくる』と言ったのに、何のリアクションなしは少し奇妙な感じがしました。 誤差範囲内なんで、そこまでと言ったらそこまでなんですけど。』 ――と。 さらに君たちは、 『ぶっちぎってもらっても全然OKです。』 と言うだろうが、そうすると後々面倒だからな。いろいろ話を進めちゃう前にここで少し説明しておこう。 ●●● 「な……なんだってんだ、この状況」 ジャイロの口から思わず溜息が漏れ出す。 様子を見に外に出る、なんていうレベルではない。 よく部屋の中に危害が及ばなかったとむしろ感心するほどに、ホテルの中は壊滅状態だった。 蒸し風呂のような熱気、舞い上がる火の粉、顔中の穴という穴から玉のような汗がぶわりと浮かぶ感触…… 廊下から中央ホールを見下ろせば炎のドームが。中に何人の人間がいるのかさえ解らない。 鉄球を叩きこんでみるか? ――否、それはできない。 自分一人で行動しているならまだしも……今はウィルを部屋に残したまま。 まして彼は戦闘が出来る状態ではない。となればこの現状をウィルに報告するだけにとどめるべきか。 どうするジャイロ・ツェペリ……自分が“納得”出来る結末をこれで迎えることが出来るのか――? 「おはよう、諸君。時刻は午前六時ちょうど、第一回放送の時間だ」 ジャイロの思考を遮ったのは戦況が変わったことが要因ではなかった。 主催者の――スティーブン・スティールの声が彼の鼓膜を震わせる。 「チッ――クショウ」 小さくそう呟き部屋に戻るジャイロ。 静かに扉が閉められた。 彼がもう数瞬だけその時間を遅らせれば、あるいは違う結末も見えたかも知れなかったのに。 ●●● 放送で告げられたダイアーという名を呟くウィルを俺は放っておいた。 俺だって知り合いが死んでいる。文字通り命がけのレースを戦ってた相手だ。敵だったとはいえ、そりゃあ複雑な心境にもなる。 だが、事態の重要さはそこではない。 放送はどうも名簿の順に死んだ連中を述べたようではない。 となれば『死んだ順』に呼ばれている。 つまり……ウィルの知り合いは、あるいは師匠やら同胞やらはこの場で真っ先に……相打ちという可能性もあるが、一番乗りの死者だって訳だ。 それからこの名簿を運んできた鳩もだ。ワムウが出て行った窓から器用に入ってきたそいつは、俺が足輪から名簿を抜き取ったらすぐに出てっちまった。 ジョニィが言ってた、馬よりもずっと早いって言葉通りだったが、でもこれで確信もした。リンゴォの隠れ家にいたという大統領のものと同じだろう。となればやはりこの殺し合いは―― 「……ロ君、ジャイロ君」 と、どうやら考え込んでいたのは俺の方だったようだ。 ウィルに呼び掛けられ顔を上げる。そこには妙に晴れやかな顔をした男の顔があった。 「君が何を考えてるかくらいわかるわい。 ダイアーのことは仕方あるまい……奴とて無駄死にしたわけではなかろう。そう信じることにするよ。 となれば我々が彼の、いや彼らの遺志を“受け継いで”歩かねばなるまいな…… ……ふむ、まあ私の場合は這いつくばらねばなるまい、か。フフ」 「――すまない」 「冗談じゃよ。君が謝ることじゃあなかろう。 それより聞かせてはくれないか?今さっき君が部屋を出て見てきたことを」 ウィルに促され話し始める。 ほんの数十秒の出来事だから、説明にはそれほど時間はかからなかった。 俺の口が閉じるとその場を静寂が支配した。重苦しい空気にはやはり暑さは、熱さは感じられない。 不思議な感覚だった。自分は自分の出来る精一杯をしたからこそこうしてこの場にいる。 だがなんだ、この妙なやるせなさは―― 「ジャイロ君……いや、ジャイロ・ツェペリよ」 不意に改まって呼ばれたことに俺ははっと頭を上げた。 先ほどと同様に見上げる先にはウィルの顔。だがその顔には今度は緊迫感が見て取れた。 ●●● 「行け――ってあんた何を言ってるんだ?」 私の言葉を復唱し、さらに続けようとするジャイロ君を横たわったまま手で制す。 「さっきと同じこと言うが、君が何を考えてるかくらいわかるわい。 “自分はここでウィルの看病をしなければならない。このジイサンをこの場に放っておくわけにいくか。 そんな事したら医者であるジャイロ・ツェペリの名が廃るってもんだ。” ――大方そんなところだろう?」 「……ああ。だからこそアンタのさっきの言葉が信じられねぇ」 ジャイロ君がそういって顔を背ける。ふぅ、と小さくため息をつき私も視線を彼から外す。 見上げたそこは見知らぬ天井。そののっぺりとした木目を眺めながら私は話し始めた。 「聞いてはくれぬかジャイロ君。 ……私は若いころ結婚していた。しかし石仮面のために家族を捨てた。 だけども……自分の運命には満足しておる。 なーに、まだこうして生きとる。死んだわけじゃあないんじゃからこれからどうにでも動けるよ。 ――このようにッ!」 ド――z__ン! 「なっ!? 寝転がったままの姿勢! 肘だけであんな跳躍を! ――ったくアンタには本当驚かされっぱなしだぜ」 ベッドから椅子に――そうそう、動かない足もきっちり手できれいに組み直し――着席した私にジャイロ君は驚嘆しきりだった。 「解ったろう?たかだか半身の自由をもぎ取られた程度でこの私が負けると思うな!ってなもんじゃ。 どれジャイロ君、ちょっと、もうちょっとだけこっち寄ってくれんかの。 そうそう、そこがいい。……パウッ!」 ジャイロ君の腹の奥、その横隔膜に小指を叩きこむ。 彼は不思議と抵抗しなかった。普通こういうタイミングじゃあ、私が気を失わせたジャイロ君を放って逆に戦いの場に行くような、そういう攻撃にも見えたはず。 なのにホルスターにさえ手を伸ばさなかったのは、彼が医者だからかの。いや――私のパンチが強力だったんじゃな、ハッハッハ。 そうそう。灰の中の空気をすべて……1cc残らず絞り出せよ。 「ぐはっ!……ウィル、アンタいったい何したんだ!?」 「なーに、心配はいらん。ちょっとしたオマジナイってところじゃよ。心がリラックス出来たんじゃあないかね? どれ、私のことは一旦忘れろ。あーいや、逆じゃな。今の一発で私のことを心底忘れられなくなったろう?君は戻ってくるさ、必ずな。 さ、行って来い。フフフ」 ●●● うーん、ここまで話せばとりあえず良いかな。もうちょっと突っ込んだところまで行ってもいいんだけど……まあいい。 さて、さっき話した勝者の定義で言うなら、ジャイロは間違いなく敗者だな。俺に言わせれば。 俺は『勝利の定義に反する負けに達しなかったから勝者だ』と言ったろう?さっき。 だが、ジャイロは今回の件で何かしら勝利の定義づけをしたか? せいぜい『様子見て戻ってくる』がその定義。だとすればそこまでは彼だって勝者だった。 問題なのはそこから先だ。 行って来い、と言ったのはツェペ……ああ、ウィルの方、で。 それに対し彼は反対した。となれば『反対して残っているが勝ち』と言えるだろ?強引にでもなんでもウィルを黙らせて看病に徹する、あるいは自分の意志で行くと結論付けて出ていくか、それならそれでジャイロの勝ちさ。 しかし結果はどうだ。ウィルの言葉に言いくるめられ――というと彼がヘタレっぽく聞こえるから語弊があるけれども。渦中に、いや火中というか。乗り込もうとしてる。 つまりはどうだ、彼はこの場においては“敗者”だろう?あくまで俺の定義に沿った考え方だがね。 ジョニィ・ジョースターはジャイロのことをこう評価した。 『君は受け継いだ人間だ』と。 もちろんそのすぐ後に『どっちが良いとか悪いとかいってるんじゃあない』とフォローもしたが、事実ジャイロは受け継いできた人間だ。 そう、SBRレースでないこの場でもウィルが受け継いだダイアーの意志を。ライバルであったレース対戦者たちの無念を。 さらにはウィルの波紋エネルギーをも――まあこれは一時的なものだろうけど。ぜーんぶ受け継いできてるんだね、これが。 ジャイロは果たして『勝者』になってウィルのもとに戻れるかな? ――すまない、少々駆け足になったがここまでは話しておこうと思ったんだ。それじゃあ、また、改めて。 【B-8 サンモリッツ廃ホテル3階 一室 / 1日目 朝】 【ウィル・A・ツェペリ】 [能力] 『波紋法』 [時間軸] ジョナサンと出会う前 [状態] 下半身不随、貧血気味(軽度)、体力消費(小程度まで回復)、全身ダメージ(小程度まで回復) [装備] ウェッジウッドのティーカップ [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針:主催者の打倒 1.行って来い、そして戻ってこい、ジャイロ・ツェペリ 【ジャイロ・ツェペリ】 [能力] 『鉄球』『黄金の回転』 [時間軸] JC19巻、ジョニィと互いの秘密を共有した直後 [状態] 疲労(小程度まで回復)、精神疲労(中)、全身ダメージ(ほぼ回復)、波紋エネルギー(?) [装備] 鉄球、公一を殴り殺したであろうレンガブロック [道具] 基本支給品、クマちゃんのぬいぐるみ、ドレス研究所にあった医薬品類と医療道具 [思考・状況] 基本行動方針:背後にいるであろう大統領を倒し、SBRレースに復帰する 1.行ってくる、そして必ず戻る、ウィル・A・ツェペリ 2.階下の渦中に潜り状況を判断する 3.麦刈公一を殺害した犯人を見つけ出し、罪を償わせる 4.ジョニィを探す [備考] ウィルに波紋を流されたおかげで体力が回復しています。彼が波紋エネルギーを使用できるかどうかはわかりません。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 095 Panic! At The Disco! (前編) ウィル・A・ツェペリ 140 影に潜みし過去暴くもの(前編) 095 Panic! At The Disco! (前編) ジャイロ・ツェペリ 140 影に潜みし過去暴くもの(前編)
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56 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/09/20(月) 04 48 08 ID sMaSmGzXO [3/4] 梓「あったかあったかってしてもらったよ」 憂「そ、そうなんだ…」 梓「飴を唯先輩に貰ったんだ、チョコのお返しが飴というの唯先輩らしいね」 憂「…」 梓「?…憂?」 憂「…へ?な、何?」 梓「顔色悪いよ?大丈夫?」 憂「あ…えっと、ちょっと保健室行くね?先生に言っておいて、ごめんね?」 梓「あっ、憂」 ~~~保健室のベッド~~~ 憂「私何にも貰ってないよ…っ…ひっく…」 憂「…駄目だよね、見返りなんて求めたら…」 憂「でもホワイトデー期待してても…いいよね…」 ~~~ホワイトデー~~~ 憂「あっ、雪…ホワイトデーに雪っていいなぁ…」 憂「お姉ちゃんクッキーくれたりして♪」 ~~~自宅~~~ 唯「それでねーりっちゃんがねー」 唯「あっ皆でクッキー出し合って食べたんだ、美味しかったよー」 憂「!…そうなんだ、良かったねお姉ちゃん」 憂「ごめん、気分が良くないからもう寝るね、お休み」 ~~~翌日~~~ 唯「ういー?」 憂「まだ気分良くならないんだ今日は休むから…」 唯「分かったよー…何かあったら電話してね?」 憂「うん…」 憂「…雪なんて大っ嫌い…」 昨日と変わらず降り続けける雪に私はそう言った…雪も誰も悪くないのにね…それは言葉にしないまま静かに目を閉じた 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る 最後ハッピーエンドがよかった・・・ -- (唯憂は素晴らしいとは思わんかね?) 2010-10-18 21 03 26 え、なにこの寝とられた感じ -- (名無しさん) 2010-09-21 17 45 23
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名前:ほさかだいすけ 神の七色の声 特徴 REBORN歌ってみたの中でも珍しい男性の歌い手 六道・輪廻・むくむくりん♪で憑依されちゃった人大多数 六道骸の声に定評があるが、嵐の守護者もいける七色の声 ぶっちゃけ太子じゃね、と思っている人も多数 REBORN!の他に銀魂やギャグマンガ日和(予想通りとか言わない)等の替え歌も歌っている 新しく歌を更新する度、キャラに似てくる 多い登録タグ 本人光臨シリーズ そっくりさん光臨シリーズ 実はこっそりアレな歌詞の歌も歌ってる 公開マイリスト http //www.nicovideo.jp/watch/sm3535116 動画 ひとりぼっちの運命 ゆー~骸ver~ 六道・輪廻・むくむくりん♪ リボーンで裏組曲 六道骸の通/り/道 獄⑩daime Th/e Bi/gge/st Fi/ght/er! 六道飛行 クフフのサンバの骸 守護者登場! リボーン流星群 クフッとマーチ 秋のむっくむく祭
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探偵にゃんこーの厄日 第3話 あの変な人間を拾って今日で4日目になる、あれから何の依頼も無く、 新規の依頼者も来ないままである。 まあ、そもそも探偵の仕事なんて不定期な物だと相場が決まっては居るが、 それでも、あまり歓迎できない休暇だ、何しろ金だ、金が無い。 金が無ければ憂さ晴らしも出来ないし、酒も飲めなきゃ女も抱けない、 家に帰ればあの、何を考えてるか分からない女が居るし。 あいつを拾ってきてから何もかもがろくでもない、やったら綺麗に 掃除された部屋も、見やすく整理された資料も、 何もかもが気に食わない、さらには花なんて飾ってやがる、 下町の薄汚れた探偵なんだぞ、俺は いや、仕事場を片付けてくれるのは良い事なのだ、 依頼人に不愉快な思いをさせないほうが 後々有利なのは事実なのだ、だが生活空間まできっちり整備するのは落ち着かない、 まるで自分の部屋ではないようで、気に食わない 生活空間と接客の部屋との違いすら理解出来てないんじゃないか、あの女。 いや?あの女の私室は、未だに何一つ私物の無い 恐ろしく味気の無いものだし、ひょっとして 奴にとって私室はそういうものなのかもしれない、 娯楽も何も必要としない生き物なんて 面白みも無ければ可愛げもない、やっぱり拾うんじゃなかった。 そんなことを思いながら、繁華街を練り歩く ・・・・・中途半端な飲み方をしたせいで、 むしろ余計侘しくなりながら、自宅に帰る。 仕事机―整理された其れをどう散らかしてやろうか考えていると 、そこに見慣れない封筒が置かれて居ることに気がついた。 「灰猫さまへ」と宛先には書かれており、封筒の裏には、 優美な書体で「メアリー・アルバルナ」と書かれてある、 封筒の紙質からして上等な物、そこまで考えた所で アルコールで染まった脳みそが、記憶を引っ張り出した、 あの哀れなヒト奴隷の主人、前回の依頼の依頼主の名前だ。 中には前回の依頼の報酬と、次の依頼の前払い分 ―虐待死させた犯人を突き止めてほしい、という追加依頼の料金が入っている。 探偵にそんなことを頼むな、と言いたい所だが、この街の警官の腐れ具合を考え見ると ほぼ確実に、犯人側に賄賂掴まされてお仕舞い、というのが見えている。 それよりは、名前の売れている探偵に任せたほうが、まだ確実性があると踏んだのだろう ・・それとも、あの貴婦人、犯人達を私刑にするつもりなのかもしれないな そもそもヒトに人権などないから、壊したとしても 多少の賠償金で済む、しかし、あの愛着の入れ様じゃ それでは納得すまい、犬なら我慢するだろうが、彼女は猫なのだ。 そして彼女は、この国において万能なる力、財力という物を 有り余るほど保有している。 たかだかヒト一匹の為に嬲り殺しにされる猫、 と考えると非常に理不尽な気もするが、自業自得なので 同情する気にはなれないな。 さて、此方も返事を出さないと行けない訳だが、 此処で大きな問題が発生する、この報酬に関係した事柄だ つまり、ぶっちゃけ手紙を届けるより、本格的に酒を飲みに行きたいわけだが・・・ 結局、私がお使いに行くことに成ったのだった、 ポケットにはご主人の書いた地図、右太ももには 護身用のリボルバーという、いでだちだ。 ちなみにリボルバーは、私達の世界の拳銃ではなく、 魔法銃とかいうものである、火薬の代わりに火炎魔法の札が ぐるぐる巻きにして入れられており、 これをコックで叩く事で発砲することが出来る。 やたら高価な銃の代わりに、安価で作りやすい魔法銃は、 カモシカの国に大量に輸出され、外貨獲得に一役 買っているんだとか。 難点は、雨の中では札がだめになって使えなくなることと(火縄銃かよ)、 如何せん威力が実弾と比べて大きく下回る事らしい その代わり反動が少なく、女子供はおろかヒトでも扱える。 しかし、街中を拳銃を持って徘徊するというのは、 ファンタジー世界か、アメリカでもない限りありえない シュチュエィションだよなあ、などと思ったが、 よく考えたらここはファンタジー世界でした。 地図の場所にたどりついて唖然とした、 でかい、でかいですよこの家、家というか屋敷、屋敷というか ちょっとした城、富豪とは聞いていたが、之ほどまでとは。 警備員のヒトに事情を説明する、私としては此処で手紙を渡して さようならしたかったのだが(大きい家は、実家を思い出してすこぶる不愉快)、 彼らの主まあ、つまるところ依頼人は私に遭いたくて仕方がないらしく、 是非お呼びして是非お呼びして、と四回程言われたそうだった、 わがままである、実に我がままである、警備員のわんこのうんざりした顔が印象的だった。 お互い強く生きましょう、うちのご主人は今頃酒盛りしてます 豪華なシャンデリアがつるされたホールから、赤い絨毯が敷かれた廊下を通って 一室にたどり着く。 通された部屋には、数人の少年が裸でぐったりしているんですが。 あきらかにそっち用の道具が並べ立ててあるわけですが、コケシトカ なんだろうこの生臭いにおいとか考えたくもねー!たくもねー! こんなところに招待って何する気ですカー えっと、帰っていいかな?、いや、帰る、帰る!カエシテー、むしろ助けてー。 「すみません、客間は隣でした」 かちんかちんに硬直した私の目の前で、何事も無かったかのように扉は閉められました、 看守の犬の言葉のどこかしらしれっとした響きが大変気にかかります、むしろ警告か?、 今から会う人はそういう猫ですよっていう意味の・・・ あるいは、いっぺん見せてからつれて来いと命令されたとか、後者だと、ヤバス。 通された客間は、先ほどの部屋とはまったく異なり、 非常に清潔感のある部屋で、上等な椅子が並んでいて 一番豪華な椅子には一人の女性が座っていました、 外見年齢は私より少し上のおねえさんといった感じ、髪の毛は 軽くウェーブを書いて、腰辺りまで伸びていて、 ブロンドの髪の上に白い耳が違和感なく乗っかってる感じです 「はじめまして、私はこの館の主の、メアリー・アルバルナといいます」 「私はヒト召使の晃子といいます、よろしくお願いします」 「ご主人様は、この度の依頼を受けると言っておりました、 正式な書類は、此方の封筒の中に入っているのでご確認ください」 「ああ、之はご丁寧に、ですが、私があなたをお招きしたのは、 あなたのお話を聞きたかったからなのですよ」 そう言って、口を押さえて上品にくすくすと笑う、 メアリー夫人、うー、美人さんなんだけど、さっきの光景が 脳裏に浮かんでは消えしてる訳で、落ち着かない 「私の話ですか?」 「グレイさんがヒト召使を持っているという話は始めて聞きました、 買えるとも思えませんから、落ちたてなのでしょう? それなら、是非むこうの話を聞いてみたいな、と思ったのです、 私の持っているヒトは、いずれも子供のころから此方の世界に居る子達 ばかりですから」 「ああ、それで」 よかった、あなたを食べたい(性的な意味で)とかお近づきになりたいわあ(はあと) とか言われたらどうしようかと思った、幸いそっちの趣味は無いらしい。 っていうか、ご主人様グレイって名前なんだ、すっげえ安直だなあ、 シロクロブチとなんら変わらないじゃないですか。 いろいろ世間話をしていると、時計が五時を回る、 そろそろ帰らないと、暗くなってから帰るのは危なそうだし。 「帰りは送らせますよ、危ないですから」 「あ、いいえ、おかまいなく」 種族とか関係なく人に迷惑をかけるのは嫌いである、 それに正直それほど長居したくもないのです 第一印象が第一印象なので。 「せっかく、暗くなってからでも、ゆっくり楽しもうと思いましたのに」 ごくごく普通な調子で、さらっと言ってみせやがりました なにをですか?と聞きたい所だが実践で教えてくれそうなのでやめておこう ・・・私を少年と勘違いしてるとか? ほら、性別を見た目で判断できないという、 素敵なコメントをご主人からいただいてるからなあ。 「わたしは女ですよ?」 「いっこうに構いませんが」 はいアウトー! はいはいアウトー! 「晩御飯作らないといけないので、もうしわけありません」 作らなかったとしても正直百合は簡便というか、私まだ処女ですので、初体験女性とか嫌杉 しかしなんでこんなにオープンなんだこの人。 「これをグレイさんに渡してください、夜用といえば 分かってくださるでしょうし」 別れ際に紙袋をいただきました、中身はきっと考えないほうが良いんだろうなあ ヒトであれば男でも女でも見境なしですか。 なるほど、「ヒト狂い」と聞いてはいたが、此処までとは、 本当に恐ろしいお人やでこの猫 ////////////////////// くすくすと くすくすと たまらなさげにメアリーは笑う 無表情さとか ちょっと性的なニュアンスを加えただけで面白いくらい反応する初心さとか 綺麗なアーモンド形の目とか 少女と女性の中間のような、未完成な体つきとか かわいいなあ、わりと本気でほしいな、と思っている自分に気が付いた。 とりあえず、明日、内の子の中で最年長の子と、あの子を引き合わせてみよう あの子も最近人間の子が気になって仕方が無いみたいだし、うまく行くかもしれない。 彼女には自信があった 異性を落とすための技は仕込んだし、あの子たちの親だって そうやって子供を生んだり生ませたりしているのだから 今回だけ、うまくいかないなんて事は無いだろうと。 もっとも、堅物そうだから時間はかかるかもね それはそれで楽しみの時間が長くなって、嬉しいことだった。 しかしこの貴婦人、子供ゲットする気まんまんである
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112.彼の長い夜【定時放送後~深夜】 ――ピ、ピ、ピ 無様に木々の間を疾走しながら、追われる狐は今にも自分の肩を叩こうとしている死の気配を無理矢理に押しとどめる。 大丈夫だ、このエリアは確か陸地が半分もなかった。 こうして海に背を向けてひた走っているのだから、必ず出られるはず、と自身に言い聞かせながら。 ――ピピ、ピピ、ピピ、ピ 「ちく……ショオッ! まだ一匹しか刻んでねえっつーんだよ!」 先程より一段早くなった音の間隔の意味を、狐は本能で察知する。 もうあと10分も猶予があるだろうか?いや、やめよう。残り時間のことを考えている余裕はない。 さっきまで居た小屋が東よりなのか西よりなのかを思い出す余裕もまた、ない。 この区画を抜けられなければ即ち、死を迎えるだけなのだ。 彼はひたすら、南に走る。今はとにかく確実に生き延びることだけを考えろ。 ――ピピピピ、ピピピ、ピピピピ 「クソが!カウントダウンのつもりか!」 音が忌々しくて思わず悪態をつく。と、突然体に重力を感じた。さっきまで足裏に伝わっていた固い地面を走る感覚が 途端に砂地を蹴るように重くなり、あまりの変異に足を取られた。このままでは転ぶ。そうして速度を落せば、そのまま死ぬ。 反射的に馬碑をもう一つ握りつぶし、瞬間弾き飛ばされるように加速する自分の体に 猛烈な吐き気と耳鳴りを覚えながらも、ひた走る。走る、走る、走る。 ――ピピピピピピピピピピピピピピピピピ 潅木を乗り越えゆるい上り坂を駆け抜け湿った地面をしっかりと蹴りながら。 走れ 走れ 走れ 走れ 走れ 止まるな 止まるな 止まるな 行け 行け 生きろ! 「うらぁぁぁぁ!!」 ボン、と彼には到底聞こえ得ない場所で憐れな男が盛大な最期の声を上げ ――ピ ――ピピピ ピピピ ピピピ そうして追われる獣の生への執着は、呆れるほどに強い ――ピピ ピピ 完全に木立ちから森へと風景が変わった頃、気付けば首元から聞こえる音に切迫した響きはなくなっていた。 それでもやはりどこか恐ろしくてそのまま走り続ければ、やがて音は止まってしまう。 「抜け、た……か…?」 呟きまろぶように足を止め、馬鹿馬鹿しいことに自分の首が繋がっていることをその手で確かめて、 そうして♂ローグはどう、と受け身もとらずにその場に倒れ伏した。 彼の体が発揮できる速力をさらに超え駆け続けたために、 足はおろか上体、腕までも――つまり全身が緊張状態を放棄した結果だった。 +++ ――ピ ピ ピ 「はーん、近づいても警告音ってわけか」 しばらく突っ伏していた♂ローグが漸く動けるようになったのは、月がその身二つ分傾いてからだった。 まだ体のはしばしに鈍い痛みは残るが、だからといってそのまま転がっているわけにもいかない。 地図で現在地を確認してから、ふと道中首輪の警告音が段々と消えていった事に思い当たり 自分が走ってきた方向に戻ってみれば、やはりしばらく歩くうちに例の電子音が鳴り出した。 どこまで踏み込めば禁止区域なのか、とも思ったが確証がないためこれ以上は近づけない。 こんな場所では死ねない。彼の命は、もっともっと他の肉を陵辱するために今この島にある。 危ない時には音が鳴る、それが分かれば今は充分と探索はそれまでにした。 音が鳴り出す場所より半歩南側に腰を据え、体を休める。禁止区域にほど近いこの場所ならわざわざ 突っ込んでくる馬鹿もそう居ないだろう、と。本来なら殺し合いの場において仕掛けの一つでも用意 しておくべきなのだが、あいにく罠を張って待つ事は彼の性分には合わなかったので採用されなかった。 「普通ならぶっ殺すのは夜、だが…」 せっかく合法で狩りが出来るとあっちゃぁ、断然昼間楽しんだほうが得だよなぁ、呟いて殊更楽しそうに笑う。 第一、寝込みを襲ったところでたいして面白くもないし、あまり暗くては引きつった表情も鑑賞できない。 「やっぱ血は赤くねぇとな」 包丁を拭き、支給された薬品でここまで走る間に負った細かい傷の処置をしていた彼は、 ズボンに付着した中年男の血を一瞥する。月が出ているとはいえ深夜の森の中では 血の汚れはただの黒い染みでしかなかった。あんな豚を嬲ったところで面白くもなんともない。 彼が聞きたいのは、人間の悲鳴だ。人間が殺されるときにその肉から搾り出される、命が上げる悲鳴だ。 逃がした4人はまだそう遠く離れていないだろうし。そして恐らく少なくとも二手に分かれているはず。 これはもう明日にでも殺そう、と♂ローグは口元を歪ませる。 「朝になったら気合入れてハンティングといくか」 一先ず休息を取り明日の仕事に備えよう、そう方針を決めた彼は、 元々自分の支給品である食料――それを3日分にわけておいたもの――を取り出し渋々頬張る。 これでは4日目の朝には尽きる計算になるのだが、いかんせん4日分で分けていては一食がかなり少ないのだ。 最終日に足りなくなった分は……そこら辺のヘビでもカエルでも捕まえて食べればいいだけのことだろう。 「ぁー。明日から殺す奴はとりあえず食ってみるかぁ?」 禁忌の味であるとされるそれは、筋張ったサベージなどより余程美味いと聞くが、果たして真偽の程はどうなのだろうか。 半ば本気で現地調達する食事の算段を立てながらも、商人と脂肪から奪ったものには手をつけずにおく。 正直、支給された食事についてはさほどに心配することもないだろうと彼は踏んでいる。 このゲームは、曰くイカレた年増の鬱憤晴らしだ。毒を仕込んで参加者を殺すなど そこらの刑罰と何も変わらないではないか。芸が無いにも程がある。他の参加者にしたって、自分が 死ぬことを想定して毒を仕込むはずもない――とは思うものの、欺瞞と嘲笑の充満する世界で生きてきた ♂ローグにとっては、自身への支給品を口にすることが彼の本能の許す最大限の譲歩だった。 もごもごといかにも居心地が悪そうに干し肉を咀嚼し、無理矢理水を含み流し込む。とにかく食事は終わりだ。 さて、と荷物を見やる。視線の先には子供が持っていた菓子が2つ残っている。 あの豚野郎は特に体調に異常をきたしてはいなかったようだが、しかし。 即効性の致死毒でないことは分かったし、幻覚を見せるものでもなさそうだった。 けれど、たかだか半日のことでこれが無害であるとの断定もできないだろう。 ……の前に、あのクソピエロが仕込んだモンがただの食い物なわきゃねぇンだよ。 そうごちて、今更ながらぶつけようのない苛立ちがこみ上げる。 首輪の件もある。あの男とこの島、どこまでがフェイクなのか分かったものではない。 「この地図は…俺が死なねぇところを見ると位置なんかは正確なんだろうがなぁ。 つーかどういう原理だよ、こりゃ」 胸くそ悪い、そう思いながらもこれを捨てるわけには行かない。今後殺し続け、最後にクソピエロもぶっ殺すためには どうしても必要なものだ、そう自分に言い聞かせて広げた荷物を纏めはじめる。 包丁は厚手の布(元は最初のガキのズボンだ)で包んでおく。食事は自分の分と拾った物を別にして 仕舞い、次は、と手を動かして馬碑に指が当たった。コト、と転げ出たそれは2つ。 その魔力のほどは身をもって体験したが、しかし反動は決して軽いものではではない。 立て続けに二度使用した所為であるかもしれないが、一度の使用で副作用が出ない保証はなく。 いちいちランニングの度に寝っ転がっていたのでは意味が無い、のだ、が。やはりあればあったで何かの役には立つか。 この島では、移動の邪魔にならない限り物を持っていたほうがいいだろう。 荷物の整理を終え腰の高さまである茂みの中に寝床を作る。気配を感じればすぐに覚醒できるよう訓練はされたが、 やはりこのように特殊な環境下では少々不安が残る。ひとまずこの場所ならば、周りの茂みを乗り越えて 近づこうとすれば派手な音が立つだろう。弓を持ち出しても遮蔽物の多さでとても狙えまい。 悲鳴を上げる体を休めながら見上げた空は、彼が疎んだ世界と変わらず星が瞬いている。 ただ、決定的に違う流れる死の気配と漂う血の匂い。それはまさしく日常に厭いた♂ローグが望んでやまないものだった。 全く散々な一日だ、と彼は今日の出来事を反芻する。まずは蝿の止まるほどトロい女からか、とやる気を出したところで逃げられる。 気を取り直して女連れのボケっとした騎士を襲えば邪魔が入る。そうして先程見つけたせっかくの斬りごたえのある獲物を2匹も逃がした。 決して装備に恵まれていないわけではない。だのに、切り刻めた肉はたったの一塊。 ん、一つと半分か?…いや、あの中年は脂肪だらけで嬲り甲斐のない体だったから、やはり一つ、だ。 放送で知らされた内容によれば確か、参加者は残り約40人。すでに彼が殺せる獲物は10近くも減ってしまった。 自分以外にも殺しまわっている奴が居る以上、ここからの殺戮は早い者勝ちになるだろう。 明日から何が何でも始まらせてやるめくるめく虐殺の数々を夢見ながら、彼は眠りについた。 ♂ローグ 所持品:包丁、クロスボウ、望遠鏡、寄生虫の卵入り保存食×2、馬牌×2、青箱×1 外見:片目に大きな古傷 性格:殺人快楽至上主義 状態:体が軋む(たぶん筋肉痛)が眠れば問題なさそう?(I-6) 備考:GMと多少のコンタクト有、自分を騙したGMジョーカーも殺す 戻る 目次 進む
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「ちょうどいい。呪印の力の発動を見せよう」 そう、告げただけだった。静かに、サタンの6本の腕の一つがその男を指さす。 それだけだった。たったそれだけの小さな動きを原因として、男の足が土となりぼろぼろと崩れていく。 「ぬううううおおおおおおおっ!?」 それでも男は砕けかけた脚で一歩を踏み出した。 彼の背を押すのは目の前のものへの怒りか、軍人としての矜持か。 「魔破……斬魔ァっ!」 男の突き出した腕から放たれた大量の衝撃波、真空波がサタンへ殺到する。 乳白色に淀んだ風が、サタンを包む。しかし、サタンからすれば、それはそよ風にもならない。 風の中サタンは平然と別の腕を男に向ける。 「『神の裁き』」 恐らくそれが、男が耳にした最後の声だったのだろう。 一瞬の後、男の肉体は既に無く、十字に抉れた床だけがその名残であった。 「呪印の力は見ての通りだ。では――行け」 その言葉を皮切りに、集められた者達の姿が次々に消えていく。 サタン、或いは『神』の力によって、戦場たる『世界』へ送られているに相違ない。 「そこまでだ、この悪党!」 急激に広がっていく空白の中、一人の若い男が前に出た。 前の開いた、上下ともに黒い服装――学生服を着た男。 「俺の名前は久我光太郎! 悪をぶっとばす青年探偵!」 転送は滞ることなく続いており、もはや彼の姿を見る者は殆どいないだろう。 しかしその口上はどこまでも力強い。 高次の存在が放つ威圧に気圧されることもなく、まっすぐに目の前の敵を見据えている。 光太郎は拳に青い光を纏わせ、サタンと『神』へと一直線に駆け出した。 サタンが無言で腕を動かす。 それと同時に床を蹴り、サタンの巨躯に迫る高さにまで跳躍する。 「うおおおおおっ!」 空中で拳を振りかぶる。 青く輝く一撃がサタンに放たれんとした瞬間、光太郎の姿は跡形もなく掻き消えた―― ◇ ◇ ◇ 「Y.H.V.H.……」 ユーノ・スクライアはダイニングルームの椅子に腰を下ろし、思案に意識を沈めた。 十九歳という歳にしては声が高く、顔立ちからも少年っぽさが抜けていないが、その表情は難解な命題に挑む学者のようだった。 「確か、地球で最も勢力のある宗教が信仰する神様だったはずだ。 サタンもその宗教における悪魔の名前で……」 後頭部で括って背中に流した長い金髪を揺らして、天井を仰ぐ。 ユーノは考古学者であり、幾つもの次元世界を管理する時空管理局に属する身でもある。 管理局本局に存在する巨大データベース「無限書庫」の司書長という役職柄、日常的に数多くの資料に触れている。 地球は管理局の分類では第97管理外世界と呼称され、管理外の名の通り、管理された世界と比べて明らかになっている情報は多くない。 その上でなお、Y.H.V.H.の名はユーノの知るところであった。 神が実在した―― そう考えること自体に論理的な瑕はない。 アルザス地方において「大地の守護者」として信仰された古代竜ヴォルテールや、 かつて古代ベルカを統べ、今や聖王教会の信仰対象となった聖王の例を挙げるまでもなく、 何かしらの強大な力を持つ存在が畏敬され、神として崇められることは決して珍しくないのだ。 だが彼の知る地球では魔法が認知されておらず、魔力資質を持つ者も稀である。 果たして、そんな世界にあれほどの力を持つ者が存在しえるのか。 「駄目だ……情報が少なすぎる」 ユーノは小さくため息をついた。 たかだか数分目にしただけの相手について、半端な知識だけで考察するなんて、土台から無理があった。 もっと情報を集めてからでなければ、彼の者達の正体を突き止めることなど叶わないだろう。 ところで、ユーノがここに転送されたのは、『あの場』に深い十字が刻まれた直後である。 転送先はまさにこのダイニングルームであり、転送されたことに気付いてから椅子に掛けるまで十秒と掛けていなかった。 その数秒に、思考のため費やした時間を加算しても精々四十秒か五十秒。 即ち、全員の移動が同時に成されていないのであれば、最後の方に転送された人物が今更になって現れても不思議はないのだ。 「あれ――?」 真夜中だというのに、突然部屋が明るくなる。 そういえば電気をつけていなかったな、なんてくだらないことを考えながら、 ユーノは爆発するように崩れた天井と青い光に飲まれていった。 ◇ ◇ ◇ 「ちくしょうっ!」 光太郎は苛立ちを表すように足場を殴りつけた。 サタンと名乗る怪物に繰り出した拳は、あと一歩というところで転移に先んじられ、狙った相手には届かなかった。 代わりに破壊されたのが、光太郎が足場にしている二階建ての家屋である。 光太郎はこの家屋の屋根に飛ばされたのだが、下方へ放たれていた拳の勢いは殺しきれず、家屋の半分以上を瓦礫に変えてしまっていた。 次元を超えるアーカウ要塞の壁すらぶち抜く光太郎の拳を受けたのだ。 当たる寸前に咄嗟に腕を引いていなければ、半壊どころか丸ごと破壊されていたに違いない。 「殺し合え……?」 サタンは確かにそう言った。 不完全な世界、不完全な生命を裁くための儀式だと。 あの場所に集められた人達の姿を思い返す。 男も女も関係なく、色々な人がいた。 光太郎と同じく普通の格好をした少年もいた。 年端もいかない少女もいた。 貴族のような格好をした人もいた。 明らかに人間ではない外見の者もいた。 そんな人達に殺し合えと言ったのだ。 罪もない人々を贄とする神の儀式。 光太郎は、一年前の『式神の城事件』で自分を慕ってくれた後輩を失い、 世界の秩序となった兄、玖珂晋太郎との戦いでは、己の式神であるザサエさんと、 親友ロイ・バウマン、そして実の兄である晋太郎を立て続けに失ってきた。 激しい戦いを潜り抜けるうちに強まっていった、みんなを護りたいという彼の正義。 それはこの凄惨な世界においても変わるはずがなかった。 荷物を掴み、屋根から飛び降りる。 光太郎はあれこれ考えてから行動する性格ではない。 手掛かりがない状態であれば、闇雲に走り回って敵を見つけ出すということも平然とやってしまう。 「軍人のおっさんも、仇はとってやるからな……!」 そしてこのときも、光太郎は走り出すことを選んでいた。 【C-Ⅴ 民家付近/一日目・深夜】 【玖珂光太郎@式神の城】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、不明支給品1~3 【思考】 基本:黒幕をぶっとばす 1.とりあえず走って探す 【備考】 ※本編終了後からの参戦です ◇ ◇ ◇ 「間一髪……だね」 崩れた家屋の瓦礫の下、半球状のバリアの中でユーノはひとりごちた。 サークルプロテクション。 後方支援に秀でた魔導師でもあるユーノが幼い頃から習得している防御魔法である。 天井が崩落した瞬間、ユーノは身を低くすると同時に結界の展開を試みていた。 魔導師としての活動を休止して久しかったため、かつての強度と展開速度を維持できているか不安があったが、それ以外に選択肢はなかった。 結果だけを見れば防御は成功で、小さな破片が幾つか当たった程度だったのだが。 「さて、と」 呼吸を整えて、デイパックに手を掛ける。 瓦礫はそこまで分厚く折り重なっているわけではなく、プロテクションを解いても生き埋めになる心配はなさそうだ。 しかしユーノはそれをせず、しばらく様子を伺うことにした。 この破壊が自分を狙った攻撃によるものだとしたら、プロテクションを解除するのは自殺行為になりかねない。 まずは相手の出方を見る必要がある。 仮に攻撃以外の原因で発生した事故だとしても、状況が分からないのに安全地帯から離れるのは危険だ。 そしてどちらにせよ、まずは手持ちの道具を確認しておく必要がある。 「サバイバルに必要そうなものは一通り揃ってるのかな」 床に物品を几帳面に並べていく。 食料、水、コンパス、地図、そして―― 「名簿……!」 ユーノは荷物の検分を投げ出して名簿を広げた。 名簿に記載された名前のうち、彼が知る名は3つ。 彼の十年来の友人である高町なのは。 なのはの部下で、一応の面識もあるティアナ・ランスター。 そして、次元犯罪者ジェイル・スカリエッティ。 ユーノにとっては最悪とも最良とも言いがたい取り合わせだ。 なのはの名前を見つけてショックを受けたのは確かだが、実のところ、彼女の安否についての不安は少なかった。 管理局が誇るエース・オブ・エースの実力を、ユーノは幼い頃から間近で目にしてきたのだ。 生き残る可能性は自分よりもずっと高いに違いない。 むしろスカリエッティが何をしでかすか分からないのが一番の不安材料だった。 あの男の行動や発想は常人の理屈と倫理の外にある。 そしてどう転ぼうと、起こるのは災厄以外の何物でもないだろう。 ユーノはサークルプロテクションを解除すると、瓦礫をよじ登って外に出た。 「急ごう、きっと時間がない……」 ぐずぐずしている暇はない。 首謀者達の正体と目的の調査。 ジェイル・スカリエッティの暴走の阻止。 やらなければならないことは山ほどあるのだから。 【C-Ⅴ 民家(半壊)/一日目・深夜】 【ユーノ・スクライア@リリカルなのはシリーズ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、不明支給品1~3 【思考】 基本:殺し合いには乗らない 1.首謀者について調査する 2.スカリエッティを警戒 3.首謀者とスカリエッティに関して情報を集める 【備考】 ※StrikerS時点からの参戦です ※なのはも同時期からであると思い込んでいます
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565 :実験的作品 [sage] :2007/06/25(月) 22 58 29 ID 0J8+YbRQ がちゃり ドアを開け、家の中に入るといい匂いが漂ってくる。 「ただいま。を!いい匂いだね。今日はカレーライスかぁ。」 とんとんとん 台所で玉葱を包丁で切っている千鶴さんの後姿が目に入る。 「あ、お帰り~♪」 いつもと変わらない微笑で俺に振り返ると、再び包丁をリズミカルに動かし始めた。 「もうすぐご飯できるから、テレビでも観て待っててね。」 微かに聞こえる鼻歌と、綺麗に片付けられ、掃除されている室内。 いつもと変わらない千鶴さんの様子に先ほどコーネリアさんから聞いた話が本当だったのかと思ってしまう。 よし、シミュレーションをしてみよう。 俺が千鶴さんだとして、いきなり「ごめんなさい」と謝る俺。 『なんのことですか?』と千鶴さん。まぁ、そうなるわな。 「前に千鶴さんが好きなようにしていいって誘ってくれたのに、何もできなくて。 それで、千鶴さんを怒らせちゃったんじゃないかと思って。」 『別に怒ってないですけど……でも、突然どうしてですか?』 「え、あ、いや。その」 『私……そのことで怒っていましたか?』 「いえ……怒っているようには見えませんが……」 『ですよね?じゃぁ、どうしてP君はそんなことを言い出したんですか?』 「えっと、その、あの……コーネリアさんが……」 『コーネリアさん?どうしてそこでコーネリアさんの名前が出てくるのかな?かな?』 ……駄目だ!自分で墓穴を掘るようなものじゃないか。これで千鶴さんが 『むすぅ……ぷん♪』 と、口も聞いてくれない状況になっていれば謝罪のしようもある。 (いや、そんな状況を期待しているわけじゃないけど) しかし、どう見ても普段通りの相手にいきなり謝ったら俺のほうが何かやましいことがあるみたいじゃないか。 ソファーに座りながらぼんやりと終わりの無い脳内シミュレーションを繰り返していると、突然QP三分間クッキングの着信音が室内に響く。 なんだ、上杉かと思いながら電話を手に取り、いつものように他愛も無い雑談。 「でだ、明日買い物に行こうぜ。ほら、前に言ってただろ?」 この場合の俺たちの買い物=所謂一つのオタク系店舗へ、そういう系統の物品を買いに行こうという合図なんだが……ちらりと台所の千鶴さんの様子を見る。 「ああ、了解。じゃぁ、いつものところでいいか?」 「おっけ、まぁ、また何かあったら連絡するわ。」 そういって電話を切る。そういえば、長いこと行ってなかったよなぁ。 千鶴さんと付き合うようになってから、オタク的な部分を押さえつけていた反動もあったのだろう。何故だか妙にうきうきしていた。 しかし、千鶴さんに面と向かってカミングアウトすることができなかった。 「上杉さんと何話してたの?」 「あ、いや、明日買い物に行こうぜって誘われてさ。」 やばっ!これで千鶴さんが『じゃぁ、私もついていっていい?』なんて言い出した日には落ち着いてエロゲや同人誌(えっちなのを含む)を検分できないじゃまいか。 「そうなんだ。私も明日はちょっと用事があるんだぁ。でも、夕方には終わると思うからどこかで待ち合わせて御飯食べようよ。」 「あ、そうなんだ。じゃぁ……」 566 :実験的作品 [sage] :2007/06/25(月) 22 59 17 ID 0J8+YbRQ 久しぶりに来るそこはある意味いつもと変わりなく、週末ということを差し引いても微妙な熱気と汗臭さに包まれていた。耳に聞こえる今流行の「曖昧3cm♪そりゃ……」がエンドレスで流れ、真剣な表情でエロマンガを検分する同類たち。 ……見事に割合が95対5だな…… 何の割合かってもちろん店内の男女比に決まっている。 まぁ、カップルで来ている奴っていうのもいないわけじゃないけど、見事にオタップルだし、あとは少し腐っていそうな女の姿がちらほらと見受けられた。 そう、所謂『東の秋葉原、西の日本橋』と並び証される場所のある店舗なのだ。 しかしと言うか、やっぱり千鶴さんとはここには来れないな。 色々な意味で。しかし、懐かしいなぁ…… たかだか半年きていないくらいで懐かしいと感じる俺ってどうよ?と思いながら適当に店内を物色。 なんでだろう、妙に楽しい。表紙を手に取り、裏表紙を眺め、内容を吟味する。ただ、それだけなのに楽しい。気がつけば5冊ほど既に購入決定。 彼女がいるのにエロ同人やエロマンガってどうなんだろうな。 これって別腹?浮気?いや、二次元は浮気にはならないだろ。でも、何故か後ろめたい。 その後ろめたさが何故か、余計に楽しくどきどきさせるんだよな。うんうん。 「ほどほどにしとけよな。」 そういったのは上杉だったが、そういう上杉の手には20冊ほど……ってお前買いすぎ! 「ばぁか、俺はお前と違って彼女がいねぇんだよ。で、これは頼まれ物なんだよ。」 よく見れば俺の購入したのはきっちり押さえてあるあたり、やっぱり趣味が似ているというかなんというか。 こいつも、見てくれと性格はいいんだから彼女くらい……って俺が言う台詞じゃないか。 俺だって千鶴さんでなければ彼女なんて作ってないだろうし、そもそも作れないってばよ。 「じゃぁ、いつものメイド喫茶にでも行くか?」 店を出て、程よく戦利品を獲得した俺は上杉にそう提案した。いつも……と、言うほど頻繁に行くわけではないけど、2回に1回くらいは行っているはずだからいつものでいいはずだ。 「いや、今日は普通の茶店でいいんじゃね?」 携帯電話を見ながら上杉はすたすたと駅の方へと歩いていく。なんだろう?微かな違和感。 上杉は無類のメイド好きなのに、メイド喫茶に行かないだなんて……病気か? そんな風には流石に聞けずに上杉の後を追いかける。まぁ、気分的にそんな日じゃないんだろう。このあと千鶴さんにもあるわけだしな。 その後、俺と上杉は適当に店舗を巡りながら、夕方には千鶴さんと……見慣れない女の子と御飯を食べることになった。 その女の子の名前は朝倉美波。大人しい感じの小柄な可愛い女の子で千鶴さんの職場の後輩……だそうだ。上杉はガチンガチンに緊張して固まっていたようだが、 美波ちゃんの趣味が上杉と同じカメラということで話が盛り上がり、それがきっかけとなったのかなんだか二人はいい雰囲気になっていた。 「ねぇ、今日は何を買ったの?」 お酒を飲んで程ほどに出来上がった千鶴さんは美波ちゃんの胸を揉みしだきながら、俺の紙袋をじぃっと見つめていた。 「えっとね…」 こんなこともあろうかと……こんなこともあろうかと! この時の為に買ったダミー(いや、あそぶけど)ゲームが2本、少しえっち風味の漫画を2冊(チャンピオン系)。あとPC関連の書籍を千鶴さんに見せる。 「やっぱりこういうのが好きなの?もぅ、しょうがないなぁ。」 ふぃぃぃぃぃっしゅっ!!!!! かかった!くっくっく、本命(見せられないもの)は既に駅のロッカーに退避済みよっ! と、まぁ、物は上杉ルートで回収する予定だったりするのだ。 ふと、上杉の様子を見ると美波ちゃんとなんだか和やかムードに。 上杉の奴、ちゃんと持って帰ってくれるんだろうな? 567 :実験的作品 [sage] :2007/06/25(月) 23 00 28 ID 0J8+YbRQ 「ごめん、俺、今日も用事があってさ。」 なかなか例の物を持ってこない上杉に電話をするとそんな回答が毎度のように返って来るようになっていた。 「おいおい……あれから何日が経っているんだよ。」 もう、あれから2週間が過ぎていた。そう、あの飲み会以降、俺は上杉と会っていない。 家にとりにいくにしても家にいない。理由を聞いても用事の一点張り…… 仕事が忙しいのか?と思えば、どうもそんな様子ではない。 「すまんなぁ……なんだったら郵送するぜ?」 「上杉……お前彼女でもできたのか?」 「………………!?」 冗談のつもりだった……えっ、マジで?誰?まさか……、 「この間の美波ちゃんか?」 「いや、まだ彼女ってわけじゃないけどさぁ……チャンスなんだよ。俺にとって多分最初で最後のチャンスなんだ。頼む……俺を男にしてくれっ!」 携帯電話を切り天井を見上げる。そうかぁ、あいつ……美波ちゃんと仲良くやっているのかぁ。上杉と美波ちゃんが並んで歩いている姿が脳裏に浮かぶ。 カメラの話で盛り上がっていたってことは、やっぱり撮影旅行とか行くのかねぇ。でも、上杉って女の子と話すのって苦手じゃなかったっけ。 よく、美波ちゃんをデートに誘えたもんだなぁ。いや、美波ちゃんが誘った?でも、美波ちゃんってそういう印象の子じゃなかったよなぁ。 いやいや、俺が女の子の心情を洞察するなんて100年早いか。そうでなくても、千鶴さんが何を考えているのかさえわからんのだしなぁ。 などと、考えているとチャイムと共に鍵をあける音が聞こえ、 俺が千鶴さんだなと思うのと同時にドアを開けて千鶴さんが家の中に入ってきた。 その手には野菜や牛乳などがたくさん詰まったスーパーの袋が見える。今日の夕飯はなんだろうなぁ、などと思う俺に千鶴さんが話しかけてきた。 「ただいま。今から御飯作るね。」 いつものにこやかな様子に俺も思わず微笑んでしまう。 「お疲れさん。俺も何か手伝おうか?」 ソファーから起き上がり、台所に入り食材を冷蔵庫にしまいこむ。 「ありがと。あ、そうだ。今週末予定ある?」 「いや、ないけど……どこか出かける?」 上杉に会って例の物を受け取る計画も丁度破綻したところだしね。 「じゃぁ、日曜日に連れて行って欲しい場所があるんだけどそこでいいかな?」 そういって千鶴さんはいつもと変わらない微笑を浮かべたのだった。
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ムスペルヘイム 前作のアルフヘイムに相当する。様々な条件、制限が加えられた特殊Verse。 初クリア時にはウィッチハートのかけらやムーンパールのかけらが手に入る。 そのチャプターのクリア時の評価に影響するので、高評価狙いの時にもクリアすることになる。 同じムスペルヘイムでも、難易度によって敵の構成は異なる。 攻略の基本タイムアタック ウィッチタイム中に倒せ 時間を稼ぎながら倒せ 無傷で倒せ 敵の武器を使って倒せ コンボを途切れさせず倒せ ウィッチタイム無効 地面に落ちずに倒せ 詳細Ch1 Verse 1 Ch1 Verse 3 Ch1 Verse 5 Ch1 Verse 8 Ch2 Verse 1 Ch2 Verse 9 Ch4 Verse 4 Ch5 Verse 2 Ch5 Verse 5 Ch5 Verse 8 Ch7 Verse 4 Ch8 Verse 2 Ch8 Verse 10 Ch8 Verse 12 Ch9 Verse 3 Ch10 Verse 1 Ch10 Verse 9 Ch13 Verse 2 Ch13 Verse 11 Ch14 Verse 3 Ch15 Verse 8 Ch16 Verse 3 攻略の基本 タイムアタック 制限時間内に敵を全滅させる。 時間あたりの攻撃力が高い武器やコンボでガンガン攻める。武甕槌かサラマンドラがおすすめ。特に開幕で武甕槌の最大溜めをぶっ放すと良い。 百烈系の技(ラブイズブルーのPPPPPなど)は、攻撃時間が長いのであまりおすすめできない。 敵が多い場合はチェルノボーグなどでまとめて攻撃するのも良い。 耐久力の高い敵に対してはトーチャーアタックが効果的。 ウィッチタイム中に倒せ WT発動中のみダメージを与えられる。敵の攻撃をちゃんと見切ることが大事。 少ない攻撃チャンスで大ダメージを与えられるように、時間あたりの攻撃力が高い攻撃手段で攻める。ダッヂオフセットを駆使したり、溜め技をあらかじめ溜めておくと良い。 時の腕輪を使うと非常に楽。長の証や挑発、回避で魔力を貯め、一気に攻勢に出るのが効果的。 時間を稼ぎながら倒せ 時間内に敵を全滅させるという、タイムアタックと似たような条件。こちらは制限時間が短めだが、敵を倒すことで残り時間が加算されていく。 無傷で倒せ 一発でもダメージを受けると失敗。 カフカやワンワンを装備して、ひたすら遠距離から攻撃すれば安全に戦いやすい。 アクセサリー「プーリーの守護蝶」を使っておけば保険になる。 敵の武器を使って倒せ 敵のドロップ武器でのみダメージを与えられる。 武器は最初からいくつか配置されており、全ての武器を使い切ると再配置される。 コンボを途切れさせず倒せ 一定時間敵を攻撃しないでいるとコンボが途切れてしまうので、あまり攻撃の手を休めないようにする。 コンボが途切れそうならY銃撃で繋ぐと良い。 ウィッチタイム無効 WTが発動しない。 ウィケッドや溜め技などを決めにくいので、ダッヂオフセットを駆使して立ち回るようにしたい。 カフカやワンワンでの遠距離戦でもいい。 地面に落ちずに倒せ 足場の上で戦う。足場は敵の攻撃で簡単に崩れてしまう。 全ての足場が無くなってしまっても、敵を踏みつけてジャンプすれば地面に落ちずに戦い続けることはできる。滞空時間の長いP攻撃で攻撃しよう。 空中Kの急降下などで地面に落ちてしまわないように注意。 詳細 チャプター1 Ch1 Verse 1 場所 水の中に入る前、街の左奥 条件 タイムアタック 制限時間内に 敵を全て倒せ(30秒) 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アコレイド×1 たかだかアコレイド1匹とは言え、ラブイズブルーしかない初回時でのPPはなかなかの難事。とりあえずクリアして、ピュアプラチナは装備が整ってからの方が良い。最初のムスペルヘイムながら、時間制限が案外厳しく挑発を一度入れるだけでも割とギリギリ。 装備さえあれば何も難しいことはない。 Ch1 Verse 3 場所 水中の遺跡、左の通路 条件 ウィッチタイム中に倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch1 Verse 5 場所 水中、街の左側 条件 時間を稼ぎながら倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch1 Verse 8 場所 下に降りる前、右奥 条件 無傷で倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 1 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター2 Ch2 Verse 1 場所 スタート直後、右手の脇道 条件 敵の武器で倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch2 Verse 9 場所 下に降りる前、左奥 条件 コンボを途切れさせず倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター4 Ch4 Verse 4 場所 Verse 3クリア直後、建物の反対側に回り込む 条件 コンボを途切れさせずに倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター5 Ch5 Verse 2 場所 スタート地点から前方右側の足場 条件 ウィッチタイム無効 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch5 Verse 5 場所 ドームが水で満たされた後、上昇する途中の小部屋 条件 地面に落ちずに倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 アルーナやカフカを使うとクリアしやすい Ch5 Verse 8 場所 階段を上り終えた直後、右の隅 条件 タイムアタック(30秒) 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター7 Ch7 Verse 4 場所 Verse 3終了直後、右側の脇道を進む 条件 ウィッチタイム中に倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター8 Ch8 Verse 2 場所 Verse 1終了後、左手奥の小部屋 条件 敵の武器で倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch8 Verse 10 場所 水中通路、右側の部屋の壁面 条件 地面に落ちずに倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch8 Verse 12 場所 水から出た直後、階段を上る前、階段下の裏側 条件 コンボを途切れさせず倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター9 Ch9 Verse 3 場所 建物前、右側 条件 時間を稼ぎながら倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 武器チェルノボーグだと一気に時間稼ぎできて倒しやすい チャプター10 Ch10 Verse 1 場所 スタート直後、左の脇道を進む 条件 ウィッチタイム無効 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 Ch10 Verse 9 場所 長い道を渡った直後、左手の地面 条件 無傷で倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター13 Ch13 Verse 2 場所 広場に出て左側に見える建物の中 条件 タイムアタック(22秒?) 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 フェアネス×1 Ch13 Verse 11 場所 建物に入って右側の格子の裏に回り込む 条件 敵の武器で倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 チャプター14 Ch14 Verse 3 場所 広場での戦闘後、扉を開ける直前、階段下の右側 条件 時間を稼ぎながら倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 アンブランアーマーでの戦闘。 アンブランアーマーの火力前提のタイム設定。かなりシビアで、迅速な撃破が求められる。 単純なP長押しでゴリ押すと横から殴られることも。K長押しでの吹っ飛ばし砲撃や鉄山靠などを臨機応変に。 高難度で出現する大量の雑魚掃除に案外便利なのが、アンブランアーマーのヒールストンプ。発生速度も悪くなく、周囲全体に攻撃判定が発生させるのでアーマーが苦手な小物の群れを一撃で殲滅できる。 チャプター15 Ch15 Verse 8 場所 Verse 6終了後、左の道をずっと進んでいく(途中でVerse 7がある)。道の最奥、左手の地面 条件 地面に落ちずに倒せ 報酬 ウィッチハートのかけら 被ダメ 出現敵 デコレイションズ×8、ビラブド×1 アルーナを装備し、デコレイションズをアルーナ長押し引き寄せ→エネミーステップの繰り返しで高所まで登りつつ倒していく。 武甕槌最大溜めを足場正面に叩き込むだけでもデコレイションズはだいたい死ぬ。溜めつつ攻撃待ってWT発動からぶっ放せばOK。 ビラブドが出てきたら装備をチェンジして、ウィケッドウィーブで倒す。ビラブド撃破では足場に拘るべきではない。ビラブドが降って来たら足場を捨てて背中にジャンプしてよい。足場に固執さえしなければ大した難度でもない。 最もシンプルなのは、四丁拳銃を装備し、背中のコアに向かって空中PPPKKK→エネミーステップを繰り返すだけ。広い背中を利用させてもらう。背後への攻撃は少なくとも1発は飛んでくる。回避した際に地面に降りないように、回避直後にエネミーステップでのキャンセルや、アフターバーナーキック or アンブランスピアでのフォローの準備を。 魔力ゲージが1本溜まったら即UC解放すれば多少はタイムが縮まる。空中PPPKKKの高火力だけで事足りることが多いが。 チャプター16 Ch16 Verse 3 場所 階段を登る前、スタート地点からすぐ右 条件 無傷で倒せ 報酬 ムーンパールのかけら 被ダメ 出現敵 アクセプタンス×、 名前
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アルビオンの聖都ロンディニウム、ハヴィランド宮殿内で始まった貴族会議は紛糾していた。 トリステインを攻めることに関しては、出席している貴族の意見は肯定で一致している。 問題はどうやってである。 沈黙を保っていた神聖皇帝クロムウェルは喧騒が一段落付いたところで、 おもむろに立ち上がると自らの考えを言ってのけた。 「親善訪問の際に、こちらの艦隊の内、一隻を故意に落とし、トリステイン側の先制攻撃と見せかけ、 その後こちらの艦隊の全力をもってトリステインの艦隊を殲滅する。もちろん落とすのは老朽化した船だ。いかがかな、この計画は?」 良くも悪くも体面を重視する貴族では思いつかない作戦だ。 不可侵条約を締結した相手に、だまし討ちをかけるなどというのは。 会議の円卓に集う貴族の内半数ほどが拍手と賛成の声を上げる。 賛成の意を示した者たちはクロムウェルに追従する者たち。レコン・キスタの創成期から彼に従っている者が多い。 「しかしそれでは条約を破ることになる。アルビオンが条約破りの恥じをさらすことどうするおつもりか?」 クロムウェルから見て最も遠い位置に座っている貴族が立ち上がりクロムウェルに疑問を投げ掛けた。 他の貴族議員とは違い、アルビオン軍の軍服を着ている。階級章は将軍位。 アルビオン陸軍の代表として会議に出席しているホーキンス将軍である。 彼らは王家を倒したとはいえ、貴族なのだ。貴族には貴族の誇りがある。 ホーキンスも名誉のない戦いなど望んではいない。 「言ったではないか、トリステインが先制攻撃をかけたことにすると。戦には不明な点が数多く起こる。 勝てば良いのだよ。トリステインなど腐った杖のようなものだ、力を加えればすぐに折れる」 言い切ってから円卓をぐるりと見回すクロムウェル。 これまで王軍との数々の戦いを勝ってきたからこそ、言える台詞だ。 勝ち進んできたからこそ、クロムウェルは皇帝と見なされている。 ホーキンスは言葉に詰まった。手の平を握り締める。 軍人だからこそホーキンスは戦争に勝つことの難しさを知っている。 今まで常勝を保ってきたクロムウェルに言われると反論できない。 唯一大きな損害を出したニューカッスル攻城戦も勝利には違いないのだ。 何も言わなくなったホーキンスを眺め、クロムウェルは内心ほくそ笑んだ。 勝っている限り、自分に逆らう貴族はいない。そして自分に負けはない。 他に反論を述べる貴族はいない。けれど貴族議員の表情には何かしら不満が感じられる。 やはり貴族の誇りからこの作戦に拒否感があるのだ。後もう一押しが必要だろう。 「それとも諸君はいたずらに開戦を遅らせ、ゲルマニアの参戦を招くつもりかね。 ゲルマニアは敵ながら強大だ。特に地上戦力は特筆すべきものがある」 トリステインとゲルマニアは違う。トリステインとゲルマニアの同盟が成った今、時間を掛けている余裕はなくなった。 もたもたすれば膠着状態に陥ってしまう。それを回避する為のだまし討ちである。 同盟さえなければ不可侵条約など結ばず、トリステインを飲み込んでやれたろうに。 クロムウェルは更に強い口調で言った。もはや誰も反論できまい。 「皆、この計画でよろしいか。ならば詳細を詰めようではないか。降下地点は予定通りタルブ。 艦隊司令長官は誰が良いかな? トリステイン侵攻軍総司令官は?」 クロムウェルは貴族議員に聞いているわけではない。芝居がかった仕草でクロムウェルは貴族議員一人一人を見回した。 皇帝として貴族に命令を下す時。この瞬間がクロムウェルはたまらなく好きだ。 元はただの一司教に過ぎない自分が並み居る貴族に命令を下し平伏させる、この瞬間が。 「ふむ、ならばホーキンス将軍、トリステイン侵攻軍総司令官とアルビオン艦隊司令長官の大役、君に預けよう」 最も作戦に反感をもっているだろうホーキンス将軍にあえて司令官を任せる。 クロムウェル流の意趣返しだ。とは言ってもホーキンスは有能な軍人である。必ずや作戦を成功させるだろう。 ワルドがいたのなら、建前の指揮官を腹心から任命し、指揮自体は彼に行わせたのだが。 ワルドにはもはや帰るべき故郷はない。故に裏切りの心配はない。 「おお、ホーキンス将軍なら、適役ですな」 「全く彼ならば安心だ」 周りの貴族からクロムウェルの選択を持て囃す声がかけられた。 それらには任命されなかったという安心感と、ホーキンスの能力に対する信頼が込められている。 「……トリステイン侵攻軍総司令官及びアルビオン艦隊司令長官の役目、ありがたく承ります」 ホーキンスはクロムウェルの命令を受け入れた。 彼はアルビオンの軍人だ。アルビオンの総司令官の命令には従わなくてはならない。 どれだけ険悪感をもった作戦であろうと、指揮官となったのなら全力を尽くすまでだ。 「では議会は閉会とする。レコン・キスタに栄光あれ」 「「レコン・キスタに栄光あれ」」 何重にも重なった声。クロムウェルに続いて唱和する貴族たち。 クロムウェルが秘書のシェフィールドを引き連れて真っ先に会議室から退出すると、他の貴族も各々会議室から出て行く。 ただ一人、ホーキンスだけが椅子に座ったまま残っている。両手を組み合わせたまま机の上に置いて。一つ溜息をついた。 レコン・キスタに身を置いたことを、ホーキンスは今では正しい行動だったかどうか分からない。 ハヴィランド宮殿の各所に掲げられたトリコロールのレコン・キスタ旗を、三匹の竜が絡み合うアルビオン旗に見てしまうことがある。 ニューカッスルで全滅した王軍には彼の友人もいた。友人は最後までアルビオンの王族を信じ仕え死んでいった。 ならば自分はどうなのだ、ホーキンスは自問する。王族との共倒れを嫌ったホーキンスはレコン・キスタに付いた。 しかしレコン・キスタにアルビオンの王族のように信じられるものがあるのか。 もしアルビオンの王軍に残っていたら、もっと誇りをもって生きていけただろうか。 けれど、全ては遅い。ホーキンスは神聖アルビオン共和国の、そしてレコン・キスタの軍人なのだから。 「よく来てくれた、ミス・サウスゴータ」 フーケは神聖皇帝の私室に足を運んだ。歓迎の言葉を口にするクロムウェル。 しかしフーケはクロムウェルに見られぬよう顔をしかめた。 貴族名を呼ばれたためだ。だが面と向かって訂正するわけにもいかない。 クロムウェルはアルビオンの皇帝、フーケは一介の雇われメイジ。立場が違う。 「君を呼んだのは、今回のトリステイン侵攻軍に君も加わって欲しいからだ。」 フーケはいきなりの命令に面喰らった。フーケの系統は土。 艦隊の船に乗っていても大したことは出来ないし、竜も操れない。 地上戦ではゴーレムで戦えるかも知れないが、あまり気が進まない。 そんなフーケの思いを汲み取ったのかクロムウェルは安心させるように付け足した。 「心配しないでくれ。何も空中戦に加わってくれとは言わない。彼に指示を出して欲しいのだ」 そう言ってクロムウェルは部屋の隅を杖で示した。あの時出会った親衛隊の一人、長剣を腰に着けた、仮面の戦士が立っている。 フーケはますます困惑した。あの戦士に指示を出す? どういうことだ。 「彼はいわゆるメイジ殺しという奴でね。加えて狂戦士なのだ。あの仮面で人格を抑え操っているのだよ」 クロムウェルはまるで自分のことのように自慢げに語る。無意識にだろうが声も大きくなっている。 メイジ殺し、そして狂戦士。メイジであるフーケにとって不吉な単語だ。しかしたかだか平民の戦士一人に何が出来る。 メイジ殺しと言っても所詮一対一の場合だけだろう。 「……戦士一人に何が出来るのでしょう?」 フーケの疑いの心に気付いたのか、はたまた最初は自分もそう思っていたのか、クロムウェルは機嫌を崩すことなく答える。 「疑っておるようだな。それも仕方がない。しかし、彼は強いぞ。べらぼうに強いぞ」 クロムウェルは笑うように語った後、フーケに近くに来るように言うと指にはめた指輪をフーケに渡した。 「これは?」 「彼の仮面と対になるものだ。仮面を着けている者は指輪をはめている者の命令に従う。 此度の戦争では彼を上手く使ってくれ。そうそう、彼を動かすときは決して、離れてはいけないよ。敵ばかりの状況なら別だがね」 眼を細く開き悪魔のような表情でクロムウェルは言った。 ここまでクロムウェルが言うからには断る訳にもいかない。 フーケは仕方なくアルビオン艦隊に乗り込むことに同意する。 「承知しました」 試しにフーケは戦士に向けて一つの命令をする。来い、と。戦士は無言でフーケの前に立つ。 仮面の穴から戦士の瞳が見えた。深い深い闇の色をしている。戦士はこの瞳でどんな光景を見てきたのだろう。 そんなことを思いつつフーケは部屋を出る。付いて来い、と戦士に命じて。 フーケと戦士のいなくなった皇帝の私室。クロムウェルは横に立つ黒いコートの女性に声をかけた。 「ミス・シェフィールド本当に良いのでしょうか? 彼を行かせてしまって」 クロムウェルとてあの戦士がいくら強くても、伝説のガンダールヴに符号するような働きができるとは思っていない。 だがあの戦士を見ているともしや、と言った考えが浮かぶのも事実だ。 しかしそれとは関係なしに戦士を戦場に出せ、とクロムウェルに命じたのはシェフィールドだ。 クロムウェルはそもそもシェフィールドの命ある人形に過ぎない。シェフィールドの得体の知れぬ力に怯えつつ、 彼は権力のためにシェフィールドに従っている 「彼は生来の狂戦士。戦いを与えなければ、殺人への渇望からいずれ仮面の呪縛を打ち破ります。 人間離れした精神力、そして身体能力。彼こそまさに狂戦士ですわ」 シェフィールドと呼ばれた女性は妖艶な笑みを浮かべた。 普通の人間ならば強力なマジックアイテムである仮面から逃れることなど出来ない。 しかしあの戦士は違う。いつか呪縛から逃れるかも知れない。 従えにくいものを従えることは、まったくもって楽しい。 額に刻まれたミョズニトニルンのルーンを光らせながら、シェフィールドは口元に笑みを浮かべた。