約 4,010,172 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/11347.html
14 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウT Sa01-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 22 44 26.33 ID ak2PhI5Pa [1/2] スレ立て、集計おつ 挨拶代わりにひとつ。版権二次創作ネタなので注意 その時は、版権キャラクターをモチーフにしたPCを使って遊んでいた 全員同じ作品のキャラだったから、NPCも同じキャラだった その作品にはaとbというキャラがいて、どちらも女性キャラで対立・憎み合っている関係だった ケンカップルとか言われて二次創作では百合もよくあったけど、好き嫌いははっきり分かれていた PLのAは、そのキャラaを使ってたんだけど、やはりというかaとbの百合創作が大嫌いとかで、それを明言してもいた しかしGMがNPCでbを出してきて、更にaのルームメイトという設定にしていた bは、aとは敵対しているが目的が一致するからと言ってaの手助けをし、ツンデレっぽい発言もあった (あんたの為じゃないんだから!……あんたを殺すのは私なんだから、生きて帰ってきなさいよ!と言って赤面する、など) Aは初めは黙っていたけど、そのうち明らかに機嫌が悪くなった 自分もさりげなく空気を変えようとしていたけど、GMの描写に勝てる筈もなく… Aはそこからラストまで不機嫌なまま終わり、アフターには出ずに帰った GMに何故あんな展開にしたのかと聞くと、まさかあそこまで嫌いとは思わなかったよwと笑っていた 自分はそこまで苦手な二次創作って無いものだから、何がいけなかったのかわからないけどもやもやして終わった 機嫌が悪くなったとはさらっと書いたけど場の空気は本当に最悪で、みんな察して途中からほとんど無言だった 困った人、というか困った事の話でした 15 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 813c-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 22 46 00.63 ID 5wIC2iE10 何がいけなかったのか、っていうのは、誰がいけなかったのかって事です 16 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 7acb-UbOe)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 22 50 32.85 ID 4+dTU8a00 そりゃ不機嫌になるのは良くないけど事前に明言しててGMがその態度じゃAは悪くないと思いたい つーか誰がいけないのはハッキリしてるだろうGMだよ 17 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 813c-Y0VN)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 22 55 04.32 ID nD63Mz8e0 [1/2] GMに何故あんな展開にしたのかと聞くと、まさかあそこまで嫌いとは思わなかったよwと笑っていた まさかあそこまで嫌いとは思わなかったよwと笑っていた 笑っていた 情状酌量の余地なし GMが悪い 18 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 813c-Y0VN)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 22 57 09.77 ID nD63Mz8e0 [2/2] 二次創作の捏造カップリングということを一旦忘れて 「嫌いだと明言したはずのものをGMが積極的に取り入れてくる」 ってところを見れば何がまずいかわかるだろうな ともあれ乙 20 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 2d17-Sije)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 23 17 18.55 ID J1tyzBOw0 嫌いだと言ってるのに振ってくるGMが困 敵に楽勝したいとか、俺のPCに惚れてる女以外出すなとか、 ただのワガママなら聞く必要ないが…アブノーマル趣味を嫌いと言われたら遠慮するのが普通 GMがab好きでどうしてもやりたかったなら、やる前に宣言するべきだし 21 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウT Sa01-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 23 17 38.16 ID 0mYASm2Pa [2/2] 困かどうかという点については一応議論の余地があると思うが、 誰が困かっていったらGM一択だよ。Aは被害者じゃねえか 単純に「これは嫌い」って言ってることをやってる(やらせてる)んだから全責任がそこにある それもまあ、PC同士の絡みでbのPLがそういう方向に動いてしまった、というのならまだ分かるが、 GMがNPCとして配置してそういう描写するってのは言い逃れできんよ。Aに対する嫌がらせ目的と言って問題ないレベル 22 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウT Sa01-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 23 27 08.62 ID ak2PhI5Pa [2/2] 18で納得しました 確かにこれはGMが悪いな……感覚が麻痺してたよ、我ながら怖い ありがとう 23 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 7973-Y0VN)[sage] 投稿日:2016/07/28(木) 23 39 15.71 ID O2XKTVAK0 二次創作設定だけじゃなく版権キャラを出すのも嫌がる人は一定数いるからな 知った上で出して方向修正も出来なかったGMが悪い 24 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 79a0-Y0VN)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 00 59 26.13 ID 1MqWq0sw0 22 あのな、ハッキリ言うと今回のGMがやったことは悪意あるハラスメントなの 本気で悪意無かったら笑ってなんかいねぇ。君に「どうしよう?」って相談しとるわ 「全くこの程度で大袈裟な」ってよくセクハラ親父が言うだろ? そういうこったよ 25 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 745b-oK17)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 01 12 29.54 ID PbI0/+dW0 何が悪いかわかった報告者はこれで良し。空気を換えようとしていたし。 GMに地雷属性で苦しむ出来事があることを願っておこう。 32 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエT Sa01-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 15 41 03.00 ID 4bNoCf1TaNIKU 俺的には不機嫌魔神と化し居座り続けたA氏もかなりのもんだと感じるけどな さっさと「嗜好がここまで違うと楽しめません退席失礼します」でいいだろ 33 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ Sr69-Y0VN)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 15 51 30.65 ID 7Mpy1Hv8rNIKU [1/2] 席を立たないなら困行為を我慢しろ、という意味ならまったく賛同できない 34 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ KK7f-Ruvr)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 17 17.74 ID wbX5DHSUKNIKU 個人的には版権キャラでTRPG遊ぶてのが理解出来ないかな たまに見掛けるけど 35 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ 407c-n/e8)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 21 36.50 ID K9X9G89w0NIKU 周囲も 14みたいに空気の悪さを察するだけで明らかな困であるGMを止めなかったようだし、 そこで退席したら「あいつ一人が我慢すれば済む話だったのに暴れてセッションを台無しにした困A」 として 14に報告されていた未来が見える ので、 32には俺も不賛成 36 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ b72b-znwT)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 23 15.26 ID acFLBGka0NIKU サンプルキャラで遊ぶと思えば…まあ理解できないが 好きな作品で微妙な描写やられたら「飛影はそんなこと言わない」な気分になりそうだ 37 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ 7a5b-oK17)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 23 41.77 ID TkH6c5u/0NIKU その楽しさが理解出来ないって事なら、「既存キャラクターを“演じる命題”として受け取ってチャレンジする」とか、「ネタとして(=他人に見せる事を意識して)」とかは見たし個人的にも分かるな 38 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ 11a1-oK17)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 38 03.95 ID fA1Ni2oG0NIKU うちだとPCに版権キャラ使用ってのはあまり見ないが NPCが特定の版権キャラコピーだったりシナリオ内容が 特定の版権作品の展開がベースだったりするの多いな 設定やストーリーはそのシステムの世界観やシナリオの都合で 変更されるので元ネタと完全に同一のキャラや展開になるわけではないが) 39 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエW 7c5b-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17 43 59.22 ID lYSUiHUC0NIKU [1/2] うちだと版権キャラPC割と多いけど、結局真面目にやると「イメージ先」ぐらいだなあ そもそも登場する世界感が違うんだから完全マッチなどするはずもなく、演じる上で「版権キャラ」ではなく「そのキャラ」になってくね 基本的に外観や性格の説明をさっくりやる、ぐらいだろうと思ってる まあ 14のGMは全く無関係に困だけどな… 47 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ 813c-oK17)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 22 03 18.30 ID uzz5Wdej0NIKU [2/2] 今回はネタ振りという形のないものだけど、 困スレまとめみてると、犬嫌いの人に犬けしかけた なんて報告もあったしなあ。 困は基本的に人の嫌がることしかできない。 48 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエ dd3c-U0xO)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 22 10 26.78 ID gNi6JndC0NIKU 困「人の嫌がることは進んでやろう!!」 50 名前:ゲーム好き名無しさん (ニククエW 7c5b-xRNj)[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 22 43 20.00 ID lYSUiHUC0NIKU [2/2] 47 TRPGと無関係に根本的にまともに付き合いたくないタイプだよなあ 他人が嫌がってるのにそれを尊重しない、自分の好みを基準にして「別にいいじゃん」ってやってくる はっきり言って付き合い方を見直さざるをえない 51 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ e03c-oK17)[sage] 投稿日:2016/07/30(土) 02 11 36.20 ID vgFezfYd0 [1/2] 47 「食わず嫌い的なアレだろうから、実際に触れ合えば好きになる」とでも思ったんだろうか>犬嫌いの人に~ どうやっても無理なもんがあるってことを理解しないバカ、結構いるんだよなあ スレ440
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4006.html
「そうか、菊はそうやって、本家様の力になりたいのか」 「…はい、兄様」 兄の龍鬼は、こちらの話を黙って聞いてくれた その上で、しばし考え込み……告げてくる 「わかった。ただ、それだけでは、若を支え続けるには難しいだろう。表の仕事も、見つけるように」 「……表の、仕事?」 「あぁ。表立ってやっているのは、本家様。だが、我ら分家の人間は、表立ってはそちらを行ってはいけない」 だから 表向きの仕事も用意すべきだ 兄は、そう言ってきた 「…表向き…」 「伯父はセメント工場を経営しているし、叔母はお好み焼き屋をやっているだろう?何でもいいんだ。裏の仕事に感づかれぬよう、振舞っていられれば」 「……わかりました」 こくり、頷く ……そうか、表向きの仕事を考えておかないと駄目か それも、考えておかなければ 分家に生まれた者としての役割 自分は、それを果たすのだ その為ならば、どんな努力でも重ねていこうではないか ちょこん、と 店の奥に用意してもらった椅子に腰掛ける紫苑 じっと、働いている菊の様子を眺める 「ねーねー、店長さ~ん!」 ………… 「…ん…?何、か…?」 「こないだ、お気に入りのスカートが風で飛んでちゃってさ~。見つけられなくて…何か、いいスカートない?」 何て、言うか…… 「……じゃ、これ……」 「きゃー、かっわいー!試着してみるね~!」 ……その 「どう?似合ってる?似合ってるよね?」 「………ん」 「やっぱりぃ?じゃ、これ買っちゃうね~!」 「…お買い上げ、感謝」 …え~と どこからコメントすればいいのか、突っ込めばいいのか その光景に、紫苑は悩む 「店長さ~ん!此間、通りすがりの紳士っぽい人が「あなたのソックスは、このソックスハンターが頂いたあぁあ!!」とか言って、靴下スられちゃって……新しいの買いたいんだけど」 「それ、通報、した方がいい………色、赤、好き?」 「わぁ、赤い花柄で可愛い!じゃ、これと……せっかくだから、靴も新しいの買いたくなったかも。お勧めある?」 「…ん……それに、合わせるなら……」 先ほどから、てきぱきと接客をこなしている菊 前髪で目元が見えないほの暗い印象にも関わらず、女性客達は遠慮なく、菊に声をかけている そして、その客らに、菊はごく普通に対応していて まるで、一人一人の好みを全て把握しているかのように、無駄なく、スムーズに要望に答えていっていた 「紫苑ちゃんだっけ?ビックリした?」 声をかけられ、一瞬、びくりとする紫苑 顔をあげれば、店のバイトらしい女性が、にこにことこちらを覗き込んできていた 確か……花房 御幸とか言っていたか 菊と同じか、それより若干年上に見える 「…そうね。正直根暗な印象してたから。こんな店やってるなんて、想像もつかなかったわ」 「あはは、そうだよね~。私も、最初会った時は、こんな素的なブティックやってるなんて想像できなかったし」 ブティック「カナリア」 ここが、菊の職場だった 女性向けの衣料品を扱っている店 ……しかも、そこの店長らしい そう言えば、あの大量の女物の服 菊は、「サンプル」と言っていた …あぁ、なるほど 服を仕入れる際にでも、業者からもらった物だったのか、とようやく納得した 「…繁盛してるのね」 「此間、また雑誌に載せてもらったから、そのせいもあるんじゃないかな~。その分、菊っちが忙しくなるんだけどね」 「……あんたは、忙しくないの?」 「誰も、私に「服見繕って」とかって言ってくれないんだもの」 御幸の言葉に頷きつつ、視線を菊へと戻す紫苑 「ねー、ジャケット欲しいのジャケット!いかしたデザインのない?」 「……ミナ、には……黒が似合うから、これ…」 「てんちょー!このスカートに合うカーディガンとかないかな?」 「…ん……英国風デザイン………同じく、英国風デザインの物を……」 「私さー、ロリータファッションに挑戦したいの!で、頭の天辺からつま先まで、フルコーディネートよろ!」 「…了解……予算、は?」 …忙しく、女性客の要望に答えている菊 本当、恐ろしく手際がいい 客の要望に合っていて、なおかつ、その客によく似合った物を、予算以内に収めて見繕ってやっている これは、経験故なのか、それとも、一種の才能なのか 菊と出会ったばかりの紫苑には、ピンと来ない 「あ、あの………その。み、店先のマネキンのコーディネート…気に入っちゃって…あ、あれと同じ物、ありますか?」 「…ん……どれ…?」 「あ、あの、ま、真ん中の」 「……ん、まだ、ある……御幸、お願い……」 「はいは~い、今行きま~す……じゃ、紫苑ちゃん、また後で話そうね~」 菊に呼ばれ、ぱたぱたとそちらに向かう御幸 入れ替わりに、菊がふらふら、紫苑に近づいてくる 「…退屈?」 「いえ、退屈はしてないわ」 「……なら、いいが」 本音だ、退屈はしていない よくもまぁ、あれだけ我侭な要望にも答えられるものだ、と心底感心してるから 「ま、とりあえず。「ブティックの人攫い」には注意しとくのね。こう言う店が、あいつらのテリトリーだろうし」 「……試着室で、人をさらう、あれ?」 「そう、あれ」 なるほど こう言う職種だから、その都市伝説くらいは聞いていたか 「…あれ、も、都市伝説?」 「そうよ。人攫い系都市伝説だけで揃った人攫い組織なんかもあるって聞くしね」 紫苑は、菊と出会ったあの場所からあまり動いた事がない為、詳しくは知らないが それでも、近年語られる都市伝説繋がりで、知識だけはある …奴らにとって、こう言う店は格好の狩場だ 「……大丈夫」 「?」 「もう、そう言う被害者は出さない」 え?と 思わず、菊を見つめる紫苑 「もう」、と、菊はそう言った それは、つまり この店で、かつて、「そう言う事件」があった、と言う事で 「……また、若に迷惑かける訳にはいかないから」 淡々と、続ける菊 それは、小さな後悔と 同じ事は繰り返さないという、決意 「…今度、気配を感じたら……先に、沈める」 ぼそぼそ、そう口にした、瞬間 前髪が、ゆらりと揺れて……菊の目が、見えて その奥にある、深い闇に けれど、その更に奥にある、光に ぞくり、と、悪寒すら、感じた まるで、その瞬間だけ 雰囲気が、ガラリと変わったような…… 「店長さ~ん!ワンピース!ワンピースが欲しい!合コンで彼氏ゲットの為に!!目立てる奴を!!」 「……ん…なら、この金ラメミニスカートのを……」 ふら、と また元の根暗な雰囲気に戻り、客に呼ばれてそちらに向かう菊 一瞬の、あの雰囲気に 紫苑は、菊の中の、底知れない闇を見たような錯覚を覚えて 「……まったく。どうして、普通の契約者を見つけられなかったかしらね、私は」 と 小さく、誰にも気付かれぬよう、ため息をついたのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 死ねばよかったのに
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7320.html
62 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 08 39.40 ID ??? オンセ/PLはA~Dの4人 OP GM:君たちは酒場にいる。看板娘がいつもの様に元気を与える笑顔で注文をとりにくるよ。 A:いつも可愛いね。今度デートしない? B:じと目でAを見て机の下で足を思いっきり踏みつける。その後に笑顔で注文 看板:本当に仲がいいんですね。とか、くすくす笑いながら陽気な声でマスターに注文を告げるよ。 何かすることある? A&B:じゃあ看板娘とマスターに飯食いながら、なんか仕事になる話はない?と聞く。 GM:特にないと答えるね。 A B:じゃあシーン切っていいよ。 GM:じゃあシーン切るね。翌日看板娘は無残にレイプされた上に殺された。ミッション失敗。 全員:なんだってー! GM:能動的に探ればわかったんだけど(素) A:いつも通りの笑顔って言ってたじゃないのさー(ぶーぶー) GM:ストーカーに合ってるけど、そういう苦労を表に出さない看板娘の演出をしてみました。 ALL:ふ、ふ、ふざけんなああああああ! 演出とセッションどっちが大事なんだよ…… 64 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 11 23.67 ID ??? 62 CとD涙目wwww 67 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 15 35.19 ID ??? CDは何やってたんだよw 地蔵だったのか? 68 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 16 30.27 ID ??? 65 ごめん。書くの忘れてた。 CとDは次のシーンからのスタートだったの。 69 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 19 11.83 ID ??? 報告でも放置されたCD涙目www 70 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 23 07.28 ID ??? 62 演出はGMの自由だと思うが、この場合PLは「セッションの導入であるにも関わらず 問題の発生が見えない、これはNPCが問題を隠しているに違いない、しつこく聞いてみよう」 と判断しなきゃならなかったのか?…OPでセッション終わったのは救いだったかもな 71 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 25 24.59 ID ??? 猫を拾わないとセッション終了を思い出した 72 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 18 49 27.04 ID ??? というか序盤でミッション失敗してよくそのまま終われるな 対面じゃないからか? 73 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 21 50.99 ID ??? 1プレイしか出来ないコマンド総当りゲームか。しかも選択肢が提示されてない。 74 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 25 43.85 ID ??? しかもあっという間に終わる。 これは新しい。 75 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 36 38.39 ID ??? 仕切り直しとかしなかったんかな? 76 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 38 34.27 ID ??? 62 確かにひどいんだが、お前さんの書き方のせいで、楽しそうな鳥取にしか見えんw 真面目な話すると、気がつかないで少女死亡なら殺人犯探し。 気がつけばストーカー探しのシナリオにするだけでいいじゃないか。 77 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 40 35.09 ID ??? やっぱ時代は受動判定だよな 78 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 48 54.32 ID ??? じゃあ受動判定でシミュレートしてみるか (前略) A&B:じゃあ看板娘とマスターに飯食いながら、なんか仕事になる話はない?と聞く。 GM:特にないと答えるね。 A B:じゃあシーン切っていいよ。 GM:ちょっと待って。ダイスを振ってみて。 A B:(コロコロ) GM:んわかった。じゃあシーンを切ります。翌日看板娘は無残にレイプされた上に殺された。ミッション失敗。 (中略) GM:受動判定で成功してりゃわかたんだけどなぁ PL:結構良い出目だったっじゃないのさー(ぶーぶー) GM:看板娘になるくらいの娘だから苦労を悟らせないんだよ。まあ、クリティカルしなきゃ無理だね ALL:ふ、ふ、ふざけんなああああああ! 79 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 19 53 15.73 ID ??? ダイス振ったときに気づくしかないな スレ324
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7152.html
568 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 19 04 02.21 ID ??? とりあえず豚りつつ報告 少し前にシノビガミの協力型プレイで遊んだ時のこと アイテムを巡る話でPC側の秘密が大半他のPC絡みや敵の野望・アイテム絡みの 秘密ばかりだったんだが中盤で敵ボスの秘密を開陳した瞬間実は争う理由がない事が発覚 敵ボスを説得し、そのままアイテムを壊しに行く展開になる前代未聞の事態へ 結局ラスボスはその場でGMが5分で誂えた超強いボスデータと戦いました やってる側は面白かったから良かったが、テンパる位ならちゃんと設定のすり合わせはやっとけよGMぅ 570 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 19 07 36.61 ID ??? 568 成功してるから事故にもなってないしなんなんだそれ? 報告者が困のパターンか 571 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 19 07 37.01 ID ??? 568 困報告よろ 572 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 19 09 38.83 ID ??? 568 やったことないけど、シノビガミの秘密ってPLがそれぞれ決める物なの? てっきりGMが全員分決めて配るものだとばかり 573 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 19 16 06.99 ID ??? 572 GMが決めて配るが、PCは互いに他のPCの秘密を知らない状態からスタートする。 他のPCが秘密を知るための判定を行い、全てのPCが取得した秘密はその時点で公開される。秘密がそのPCの目的を示している事も多いので、セッションの全体像を把握するにはある程度秘密を集めなければならない。 んで、いざボスNPCの秘密を開いてPC達の秘密と照らし合わせたら全然戦う理由がなかったっつーGMのミスだな。この場合。 まぁ事故だと思うけど。 スレ316
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/12253.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 「ぶたゲー」でいいんじゃない ? タイトル 「ぶたゲー」でいいんじゃない ? 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01169 ジャンル 育成シミュレーション 発売元 シャングリ・ラ 発売日 1998-2-26 価格 5800円(税別) 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/951.html
発言者:飯河 信勇 対象者:アリソン・ザ・ウィッチ トゥルーエンドルートの後半、妖蛆化してアイリーンに襲いかかった彰護のあまりの恐ろしさに、目的を忘れて逃げ出してしまったアリソン。 自分は一瞬だけ強く在ることはできても、強く在り続けることができない。 そんな自己嫌悪を覚えつつ、それでも勇気を振り絞って彰護の後を追おうとしていた時、同じく彰護を追ってスラムビルにやって来た飯河と遭遇する。 アリソンが彰護の名を出したことに驚きつつ、飯河は彼女に自分との同行を提案する。 その誘いにアリソンは一瞬表情を輝かせ───なぜか自信なさげに頷きを返した。 「わたし……お星さまになりたかった」 「かっこよくて、きれいで……絶対くじけない。そんな風になりたくて……」 「でも、だめなの。一瞬だけがんばっても、すぐ元の意気地なしに戻っちゃう……」 そう言いながら涙を流すアリソンを見て、飯河は困ったようにため息をつく。 「星、か……なら、そんなものなれなくてもしょうがないな」 「星ってのは空に光ってるから星なんだろ? 地上から手が届く訳ないし、ましてなれる訳なんてないじゃないか」 「いいかアリソン。人間ってのは、かっこよくも綺麗でもないときもあるし、普通にくじけもするんだぞ」 「いつも強かったり、綺麗なままでいられるのはお話の中に出てくる人物だけだ。 奴らは話の終わりまで頑張ればいいんだからな。できるさ、そりゃ」 「だが俺たちは違う。死ぬまでいつもそうあるのは無理だし、そもそもそんな風にできちゃいない。 かっこ悪くても飯は食うし汚くても糞はする」 「人間はキャラじゃない。表と裏は切り離せずつながってるもんだ。 だから勇敢なことも卑怯なことも両方して当然だし、境遇と状況でどっちにも転ぶ」 「人間にな、『こいつはこんな人間だ』なんて決まりきった事実なんかないんだ。 あるのはただ『こんなことをした』『しなかった』……行動の結果だけだ」 「一瞬でも一度でも、頑張れるんなら上等じゃないか。 やったか、やらなかったか……すべては結局、それが大事なんだからな。 理想の人間像なんて知ったことか」 ここでアリソンちゃんに凌駕さんを紹介してあげよう! -- 名無しさん (2019-02-10 09 42 39) ↑やめて差し上げろ、眼鏡隊長のように基準値がぶっ壊れたらどうするwww -- 名無しさん (2019-02-10 11 07 41) 作中屈指の名台詞 -- 名無しさん (2019-02-10 11 20 01) 飯河おじさんは作中で一番まともでカッコいい人だ…まあそもそもまともなキャラが片手で数えられるくらいしかいないんだけど -- 名無しさん (2019-02-10 11 33 11) すぐに揺らいでしまう人間の意志は、愚かしくて愛らしい -- 名無しさん (2019-02-10 21 05 10) ヴァルゼライド閣下なら(ry -- 名無しさん (2019-02-11 01 53 30) 飯河さんはマゴベの癒し枠 -- 名無しさん (2019-02-11 02 55 00) キャラみたいな人間と、キャラみたいなりたい奴と、キャラ通りじゃないと耐えられない人間が多すぎる中、まともすぎる奴だ -- 名無しさん (2019-02-27 17 08 08) 慰めにだけ使うからこそ良い言葉 -- 名無しさん (2019-02-27 21 22 26) ↑慰めと言い訳の境界って微妙よね。言ったあと、ちゃんと頑張れるなら慰めでも言い訳でも価値はあるんだろうけど、それを盾にして逃げ続けるなら一気にくだらなくなるよな。 -- 名無しさん (2019-02-28 01 07 46) ↑それで良いんじゃない?ってセリフに俺は感じたな -- 名無しさん (2019-03-03 07 39 26) 逃げるのを許さないって単なるブラック企業体質というかただの精神論だしな。いかにも日本的だけど -- 名無しさん (2019-03-03 10 54 20) ↑そして、そういう頑張りまくってた奴ほど、頑張りきれなくなると努力できなくなって、一気にダラけるよな。知り合い曰く、「頑張ることに意味を感じれなくなる」らしいが。極端から極端に走るっていうか、ゼファーさんもそうだが、そういうタイプって世の中けっこういるよな………………。 -- 名無しさん (2019-03-03 17 35 56) ↑蝋の翼が溶けたイカロスは落ちることしか出来ないからね… -- 名無しさん (2019-03-04 07 14 21) ↑まさにそれ。人間、自分に酔っていられる内が華よねー…………。あの何でもできそうに思えた感じはいつのまにかどっかいってしまうし。 -- 名無しさん (2019-03-04 11 43 29) ↑どうして本気で(ry -- 名無しさん (2019-03-04 23 06 37) ↑実際、本気おじさんのポジティブシンキングはけっこう憧れる。あんな風にわがままに思うがまま生きてみたかった……………。 -- 名無しさん (2019-03-05 02 24 54) いつまで情熱を注げるかっていうのも個人の才能によるからね。ヴェンデッタの帝国一強時代の時でも攻め切れなかった要因の一つで所属も実績第一の商国だし、自分のやってきたことが目に見えて分かるならそりゃおじさんのモチベもぐんぐん上がる -- 名無しさん (2019-03-05 07 33 09) ひとつのことをやり続ければやり続けた分、折れたとき、つぎ込んだ時間が戻ってこないって突きつけられるしね。すぐ立ち上がるか、つぎ込んだ時間に意味を見いだせなきゃ徒労感が半端ないことになるのは道理っちゃ道理である。 -- 名無しさん (2019-03-05 09 34 33) トピの趣旨に戻るが、折れてしまう自分も自分だと肯定するんだって話だと思う。肯定できないで苦しむのはそれこそキャラに縛られてるアリソンちゃん状態なわけで -- 名無しさん (2019-03-05 12 07 57) ↑肯定しないとやってけないし、無理が出るしな。まぁ、前に進まないと欲しいモノが手に入らない時がある以上、大事なのはバランスなんだろうけど。欲しいモノを手にいれるためにどこまで無理をするか、そして、自分が壊れない為にどこまで無理ができないか。そういうバランスの取り方ができないと人間って色々な意味で破綻するよね。 -- 名無しさん (2019-03-05 19 08 01) まあ原因の奴が奇しくもこの台詞の説得力を裏付けてしまう結果にはなったと言える。「人間ってのは、かっこよくも綺麗でもない時もある」を身をもって証明したわけだからな -- 名無しさん (2019-03-23 02 43 22) 創作のキャラクターは1時間満たないかどうかの短い収録で格好良く活躍すれば良いだけのドラマだけど、現実の人間は期間一生24時間プライベート完全密着ドキュメンタリーしなきゃならないからね……常に格好良く生きるなんて無理無理。 (2019-03-25 07 40 34) 閣下だってウ◯コもするし、小◯もするしな -- 名無しさん (2020-12-09 21 10 08) 邪竜は眠らないし大も小も垂らさないぞ -- 名無しさん (2020-12-09 23 03 25) 全部喰う -- 名無しさん (2020-12-09 23 04 38) ただこの理屈逆も言えるけどね。例えばヒトラーやポルポトが一時「優しいこと」をやった時が確かにあったとしても「虐殺者」であることには変わりはないだとか。 -- 名無しさん (2021-04-17 18 34 15) ↑26光の亡者になっちまったアリソンちゃん想像しちまったじゃねえかどうしてくれる! -- 名無しさん (2023-04-06 09 55 27) ↑なぁに総身を金属細胞に置き換えて生殖器官を切除して作った空間に翠星晶鋼をブチ込んで脳みそを星になりたいという願い以外まっさらにしたところに霊煌術で眼鏡とおじさんの想念を捻り込めば万事解決よぉ! -- 名無しさん (2023-04-22 02 35 12) ↑なんておぞましいバケモン作ってんだテメェ!? -- 名無しさん (2023-04-22 16 10 10) ↑ま だ だ !招星術:人式によりマガツの特性を獲得させそれを足がかりに七大森羅に接続し燃え滾る英雄譚への憧憬から天式をインストールすればより恒星(おほしさま)に近づけようよ! -- 名無しさん (2023-04-22 21 18 35) アリソンちゃんが恐ろしいナニカに変貌していく……ラスボスの座を簒奪する気か!? -- 名無しさん (2023-04-23 12 25 42) ヤダよ光の亡者どものノリで大暴れするアリソンちゃんなんて……少し見てみたいかも -- 名無しさん (2023-04-24 00 34 11) 飯河さん嫌いじゃないけどここと芹佳に対する長台詞はライターが言わせてる感ありすぎてちょっと笑ってしまった -- 名無しさん (2023-04-24 01 29 40) まあキャラの主張=作者の主張と重ねられがちだよね。ただイカベイのハンバーガー演説みたいに場面の文脈無視してまでぶっ込んできてるわけじゃないし、ちょっと穿ち過ぎかも -- 名無しさん (2023-04-26 12 40 46) 作者の主張見え隠れするけど個人的には好き -- 名無しさん (2023-04-26 21 17 41) 個人的にはこれをキャラに言わせる所に諧謔味があると思ってる -- 名無しさん (2023-04-26 22 19 54) ↑5 本気アリソン「お星様みたいに輝やいてよ。今からみんなで限界を超えよう、本気でやってみようじゃないッ」……こうですかわかりますん -- 名無しさん (2023-04-27 19 10 45) ↑ちょっと灰と光の境界線と覚者とお天道様みたいに生きる益荒男と第二盧生に説教してもらおうか -- 名無しさん (2023-04-28 18 21 52) 眼鏡アイリン「愚劣を誅する正義の鉄槌__笑顔の敵になりたいのだ!」 -- 名無しさん (2023-04-29 22 24 06) ↑普通にクソ野郎じゃねえかッ! -- 名無しさん (2023-04-30 12 55 44) 邪法街に光の亡者が湧いておる…… -- 名無しさん (2023-04-30 21 58 36) 悪の敵と笑顔の盾がカッ飛んできますね -- 名無しさん (2023-04-30 23 01 37) 光の亡者のできない人間への侮蔑がメインになってしまったか… -- 名無しさん (2023-05-01 09 30 14) 自分を三十七回改造するアリソンちゃんかあ…… -- 名無しさん (2023-05-05 21 15 18) カッス「お前の勇気は素晴らしい!故に邯鄲に投じるとしよう!」 -- 名無しさん (2023-05-05 23 00 54) (≖‿ゝ○)/ 「まぁまて。ここは1つ似合いの魔女の鉄槌で永劫破壊の法をだな…」 -- 名無しさん (2023-05-09 03 22 28) イカベイの謎な売り豚レスバの話題が出てて懐かしい -- 名無しさん (2023-05-09 12 22 46) ↑あのマイノリティ批判がブッ刺さるようなファンがあっちもこっちも多すぎてキツかったな…こことかなんだかんだ平和な方でTwitterとか未だに特定作品名出してそれに対してシルヴァリオの方が知名度低いけど優れてる!って叫んでるやついてうんざりする… -- 名無しさん (2023-05-10 06 08 05) 正直邪法街は光の亡者に蹂躙された方がいいんじゃねえかな() -- 名無しさん (2023-05-11 12 20 46) ↑アドラー帝国軍!全軍出撃ぃぃぃ!そしてやはりというべきか強欲竜団もしゃしゃってくるぜー! -- 名無しさん (2023-05-12 07 24 23) 本気アリソン「故に必ず喰らうのみ。誰にも渡さぬ。己のものだァァァッ!!!」眼鏡アイリーン「さあ正しき者よ、この聖印を受けるがよい。 約束された繁栄を極楽浄土で齎そうッ」 -- 名無しさん (2023-05-16 18 04 38) 邪法街がいいわけがないのはもちろんなんだけど光狂いどもを放り込んでも焼き畑農業するのに核爆弾使うようなもんと言うか… -- 名無しさん (2023-05-17 11 34 01) ↑5物議醸したのは単純に理屈として変というかそこだけ不自然だったからでしょ。なお自らはアニメ大爆死でメジャー化失敗というオチまで含めて今じゃ懐かしのネタでしかないが -- 名無しさん (2023-05-17 14 48 17) 最終的には払った犠牲に見合う繁栄が齎されるから(震え声)あと普通に邪法街は根底から焼き払うのが最適解まであるし -- 名無しさん (2023-05-18 01 34 03) だれがぺんぺん草も生えない不毛の地にしろと…いやもう土壌の微生物まで死滅してるだろ -- 名無しさん (2023-05-20 01 29 13) ↑過去の支配者たちが敵国に核ミサイルを撃ち込まなかった理由がわかりましたね! -- 名無しさん (2023-05-20 13 17 41) ↑ふざけるンじゃねェナメてんのかァ!?おかしいだろーが!常識的に考えてッッ! -- 名無しさん (2023-05-22 15 26 42) そうとも、核などノリと勢いで落とす程度のものだぞ?リトルボォォォーイ!!! -- となりの大尉 (2023-05-22 20 16 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/7462.html
509 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01 13 45.80 ID ??? セイが兄弟入りしないなら… セイ「なんで僕が兄弟入りしないんですか!?」 リン子「あら?ママを裏切る気?」 セイ「そういう事じゃなくて!」 セイ「僕は映像化された『ガンダム』の主人公なんですよ!それなのに兄弟入り出来ないなんて…… おかしいですよ、カテジナさん!」 カテジナ「意味も無く私を呼ぶんじゃないよ!」 セイ「ごめんなさい」 セイ「とにかく!僕には兄弟入りする権利があるはずだ!」 セイ「アムロ、カミーユ、キラ……憧れの主人公達の仲間になっていいはずなんだ!」 ラル「いい目をしているな」 セイ「ラルさん!?いや、違う。ラルさん!」 ラル「兄弟にも引けを取らない目だ」 ラルさん「だがそれだけで兄弟になれるほど甘くは無いぞ」 セイ「それでも!僕は兄弟になってみせます!」 ラルラルⅢ「「よくぞ言った!!」」 セイ「ステレオで言わないで!あと名前が変!」 チナ「ベアッガイさんの親戚……?」 セイ「違うから!むしろラルラルの親戚だから!」 ラルさん「ほう、つまりベアッガイは私の親戚と言うわけか」 セイ「止めて!変な想像させないで!!僕は今!自分の想像力を呪う!!」 アレハンドロ「ガンダム以外の台詞を真似するとは、貴様の野望もその程度か」 セイ「それだけでアウトなの!?」 タツヤ「『イオリ・セイの兄弟入りを応援する委員会』では 『ネタセリフのパロディ元はガンダムのみにする事、お笑い芸人等実在の人物もナシ』となっている」 セイ「厳しすぎるよ!応援する気0だよ!!」 タツヤ「ちなみに会の役員はアスナ・エルマリート、マーク・カラン、バナージ・リンクスとなっている」 セイ「応援する気マイナスだったー!?っていうか解散したんでしょ!?シン兄さん(仮)が解散させたんでしょ!?」 バナージ「それでも、俺達は蘇るんだ。亡霊じゃない。確かにこうしたいって気持ちがあるから出来るんです!」 セイ「最低だ!」 バナージ「最低だ、俺達」エッヘン セイ「いばるな!!」 510 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01 14 23.45 ID ??? セイ「話を元に戻すと!」 セイ「僕は『ガンダム』のパイロットなんだよ!それなのに兄弟入り出来ないなんておかしいよ!」 ハル「MSに本当に乗っていないのに、兄弟入り出来るわけ無いよ。そう、僕みたいに!」 セイ「自分で言ってて悲しくならない?」 ハル「うん」 セイ「でも、ガンダムに乗っていないならアルやシュウトだって同じだ!」 ラル「甘いな。彼らはガンダムの世界に生きている。ガンダムがアニメの世界とは違うのだよ」 セイ「アニメじゃない!」 ハル「アニメだよ!つまり君は僕と同じ枠に入るしかない!」 セイ「本当の事さって言ってよ!?」 ラルさん「いつでも乗ってくれると思っている様では甘いぞ、セイ君」 セイ「そんな……僕の抱いていた兄弟スレのイメージが崩れていく……!」 ゼクス「そのいかにもな思想が甘いというのだ。期待を裏切りたくなってしまうではないか……!」 セイ「Sだよこの人!?」 ノイン「私以外にゼクスをSにさせる子どもがいたとは……!!(鬼女AA)」 セイ「怖いよ!そんなところで対抗心燃やさないでよ!!」 ノイン「377人目の悲しい犠牲者か……」 セイ「犠牲者って何!?ミンチ!?っていうか多いよね!?対抗心も燃え尽きるほど多いよね!?」 ノイン「乙女心は燃え尽きぬもの……覚悟!」 セイ「ぎゃああああ!!」 セイ「はあ……はあ……!」 ゼクス「どうしたのだ、肩で息をしているぞ」 セイ「貴方の彼女にミンチにされたから必死で戻ってきたんでしょう!?」 バナージ「笑って戻って来れないと、兄弟どころかスレ入りすら出来ませんよ。 そう、あんたの存在自体が間違っているんだ!」 セイ「存在否定!?なんでそんなに厳しいの!?」 バナージ「分からないのか!?先を越される人の気持ちが…… 俺は、もう何年も待っているんですよ。一度は兄弟入りしかけたのに、また屋根裏に戻されて…… フリット達は分かる。ガンダムで戦争をして、俺とは屋根裏で楽しく生活して、兄弟入りした後の事も話し合って……! でも、あんたは何なんだ!いきなりやってきて、『俺、兄弟です』って。 そんなの、スレの入り方じゃありませんよ!!」 フェリーニ「で、要するに?」 バナージ「嫉妬だ!!」 セイ「 」 511 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01 15 02.79 ID ??? セイ「そもそも!バナージ兄さんはもうすぐ兄弟入りできるじゃないですか!? 先に入るからって力関係が変わるわけでもないのに、おかしいですよ!」 バナージ「兄さんって媚を売ったって俺の立場は変わらないからな」 セイ「それなら、もし反対するのを止めてくれたら、僕はバナージ兄さんとミネバちゃんに協力します!」 バナージ「そんな事で……!」 買収?主人公らしくねーなー>レイジ セイ「僕からみんなに言って、最低でもBF組は仲間になって貰えるよう説得します!」 言うだけならタダよね>アイラ バナージ「卑怯だ!そう言われたら、俺は降りるしかない!」 お、成功したみたいだぜ>レイジ セイ「やった!これで1人……」 これって私達も協力しないといけないのよね?>アイラ アスナ「へえ、裏切り者なのね」 って事は……>レイジ ガトー「ミネバ様の敵……!」 逃げるわ!>アイラ どっかーん!!(AA略) レイジ「まあ、こうなるよな」 アイラ「そうね」 ガトー「終わった、な」 ドズル「うむ。無事悪を滅ぼした事だし、この話も終わり…… セイ「ちょっと待ったー!」 レイジ「お、ミンチから回復するの早いな」 レイ「何ナチュラルに対応してるの!?っていうか爆心地にいたのになんで平気なの!?」 アイラ「そんなもの!ミンチを感じる私に、攻撃が通用するわけ…… ドズル「何度でも消し去ってくれるわ!」ズゴゴ アイラ「何これ!?避けられない!!」 ちゅどーん!!(AA略) セイ「ごめんなさいもうバナージさんの味方をするなんて言いません」 ドズル「うむ、分かればよいのだ」 レイジ「ったく、弱っちーなー」 セイ「だからなんでレイジだけ平気なの!?」 アイラ「私を忘れないでよね!」 セイ「思いっきりミンチになってたのに威張れないよね!?」 512 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01 15 39.47 ID ??? セイ「話を元に戻そう!」 セイ「僕は兄弟入りがしたい!憧れの兄弟達と暮らしたいんだ! 僕はみんなの原作セリフだって全部言えるし、戦いだって完璧に思い浮かべられる! これ以上何が足りないんだ!」 タツヤ「過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉がある」 セイ「杉の樽?」 タツヤ「知りすぎるのは良くない、という事だ。 兄弟の原作を知りすぎていては、逆に差し障る事もある。例えば……s」 セレーネ「ふうん、そんな事もあるのね」 タツヤ「……!」 セレーネ「あら?綺麗なお姉さんを目の前にして緊張しちゃったの?」 タツヤ「シ、シーブックとリィズの関係、とかな……」 セイ「確かに……!」 タツヤ「鉄道マニアは鉄道会社に就職できないという都市伝説もある。 ガノタであればあるほど、兄弟入りから遠ざかってしまう可能性があるな」 セイ「じゃあ、どうすれば……!」 セレーネ「方法が無いわけではないわ。全てを解決する魔法の言葉があるの。それを教えるわ」ゴニョゴニョ セイ「なるほど、分かりました!では……」 セイ「ゲイザーちゃんは最高です!ゲイザーちゃんは最高です!!」 セレーネ「やっぱり私のゲイザーちゃんを馴れ馴れしく呼ばないでっ!!」ボカッ セイ「理不尽すぎるううう!?」 チナ「イオリ君が……飛んでる……」 セイ「セレーネ姉さんは怒って帰っちゃったし、もうダメだ……!」 レイジ「諦めるなよ、セイ」モグモグ アイラ「そうよ、諦めたらそこで試合終了よ」モグモグ セイ「ギャグ顔でお菓子食べながら言う言葉じゃないよ!」 レイジ「これか?ドズルのおっさんに貰った」パクパク アイラ「バナージって人をやっつければもっとくれるんだって」パクパク セイ「買収されてる!?」 レイジ・アイラ「はっ、俺(私)はそんな安っぽい人間じゃねーよ(ないわ)!!」ガツガツ セイ「擬音まで合わせないでよこのバカップル!」 レイジ・アイラ「「はあ?バカップルはお前(あんた)だろ(でしょ)?」」モチャモチャ チナ「////」 セイ「ただのカップルだから!バカップルまで行ってないから!委員長も照れないでバカって所は反論して!!」 チナ「じ、じゃあ私達アホップルかな?」 セイ「ああもうかわいいないいんちょう!!」 513 名前:兄弟になりたかった男2014 :2014/04/20(日) 01 16 29.60 ID ??? セイ「どうしよう……このままじゃあ本当に兄弟入り出来ない……!」 レイジ「気にすんなよ。お前が兄弟だろうと何だろうと、俺達は最高の仲間だろ?」 セイ「微妙にフォローになってないから!」 マーク「セイは2度と兄弟入りは出来なかった…… 兄弟とそれ以外の中間のキャラクターとなり、永遠に兄弟入りを願うのだ。 そして、兄弟になりたいと思ってもなれないので、その内セイは、俺達の仲間になった」 セイ「嫌なパロディ止めてよ!!」 シン「やっぱり、なかなか良いツッコミだな」 セイ「シン兄さん!助けに来てくれたの!?」 シン「いや、今日は見にきただけだ」 セイ「なんで!?」 シン「当事者が関わっちゃまずいだろ?ここぞって時は自分で何とかしないとな」 セイ「そ、それは正論だけど……」 レイジ「セイ、前に出ろ」 セイ「え?」 レイジ「シンがここにいるって事は。まだ可能性が0じゃねえ。だったら前に出て、お前の気持ちを見せてみろ」 バナージ・アスナ・マーク「……」 セイ「……そうだよ!イオリ・セイ。行きます!!」 セイ「うおおおおっ!!」 ドズル「ふん、その意気や良し!ならば手始めにこのドズル・ザビが試させてもらおう!!」 セイ「あ、やっぱ無理」 ちゅっどーん!! セイ「 」 ちゅんちゅん セイ「はっ……!夢か……」 セイ「そうだよ、僕はガンダム兄弟で……」 トビア「セイ、いつまで起きてんだよ、学校に遅れるぞ!」 セイ「トビア、おはよう!……って、家って反対方向だよね?」 トビア「は?同じ家に住んでるのに何言ってるんだ?」 セイ「え?」 ハサウェイ「セイが寝坊するなんて珍しいな」 アスナ「せっかく私が作ったのに」 イオ「お前が作ったからじゃないか?」 セイ「な……なんだこれ……兄弟スレのはずじゃあ……!」 マーク「ハハハ、何言ってるんだ、ここは兄弟スレだぜ」 ハル「正式名称は『兄弟入りできなかったガンダムの主人公が兄弟だったら』スレだけどね」 セイ「何それーーーー!?」 おわり 515 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/04/20(日) 07 38 02.11 ID ??? 乙です セイ「ミンチになるって…こんな感じなんだね…」 レイジ「すごいよなー、何度死んでも生き返られるって」 セイ「君の適応力の方がすごいと思うよ、僕なんか未だに見るのも慣れないのに」 レイジ「でもあの兄弟に入るんなら慣れなきゃダメだろ?日常茶飯事みたいだし」 セイ「えー…」
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/224.html
君に見せたかった景色 ●●(う〜ん……ん?) ●●(あれ? 毛布がかかってる…… そっか、わたし寝ちゃったんだ。) ●●(佐伯くん、どこだろう?) 佐伯「おはよう。 ●●「佐伯くん! お、おはよう…… わたし、寝ちゃって—— 佐伯「ああ、うん、その…… 言っとくけど! 俺、変なことしてないから……。 ●●「う、うん……。 佐伯「それで……あのさ。 そこに俺のジャージ置いといたから、 着替えろよ。 ●●「ジャージ? どうして? 佐伯「見せたいものがあるんだ。 海に入るんだよ。 ●●「えぇ!? 海って……だって今12月だよ!? だいいち水着もないし—— 佐伯「平気。ドライスーツ貸してやるから。 ジャージの上から着れば濡れないし、 寒くないよ。 ●●「でも……。 佐伯「急げよ、時間が無いんだ。 ・ ・ ・ ●●「ウゥッ…… 佐伯くん! やっぱり寒いよっ!! 佐伯「あたりまえだろ? 何月だと思ってんだよ。 ●●「騙された……。 ねぇ、見せたいものって? 暗くてあたりが良く見えないよ。 佐伯「ちょっと待てよ。 もう少しだから……。 ・ ・ ・ ●●「わぁ…… 太陽が水平線から昇ってく……。 佐伯「ああ。 こうして海に浮かんで見ると、 まるで別の星の夜明けみたいだろ? ●●「そうだね…… 不思議な感じがする。 佐伯「何度見ても不思議で、きれいだ。 だから、どうしても一度、 おまえと一緒に見ておきたかった。 ●●「ありがとう。 寒い思いした甲斐があったかも。 海もキラキラしてきれい。 佐伯「俺、この時間の海が好きだよ。 穏やかで、神秘的で…… 人魚に会えそうな気がする。 ●●「……人魚に? 佐伯「ああ……。 ●●(佐伯くん、もしかして……。) 佐伯「そろそろ戻ろう。 コーヒー飲みたくなった。 ●●「うん! 佐伯くんのコーヒー飲むの、 久しぶり! 佐伯「甘い。 俺、もうバリスタじゃないんだぜ? たまには、おまえが淹れろ。 ●●(……良かった。 いつもの佐伯くんに 戻ったみたい。) 佐伯「ほら、しっかり捕まってろ! ボヤッとしてると、落っことすぞ? ●●「ワッ!
https://w.atwiki.jp/25438/pages/1104.html
【第四話】 ‐桜高・音楽準備室‐ 放課後。私達は“珍しく”真面目に練習していました。 澪ちゃんは感動のあまり、涙を流さずにはいられなかったことでしょう。流してませんけど。 梓「じゃじゃッ、じゃじゃッ、じゃーん!」 唯「おー、梓ちゃん上手いね。凄い勢いで上達していってるよ」 律「これで初心者だもんな、驚きだよ。もしかしたら、唯を追い抜くのも時間の問題なんじゃないか?」 それが冗談になってないのが、問題でした。 梓ちゃんの上達スピードは恐ろしいもので、本当に初心者だったのか疑わしくなってくるほどでした。 梓「まあ、向こうで小さいときから弾いてましたからね」 唯・律「全然初心者じゃないじゃん!」 向こうで弾いていたなら、こっちで楽器を買う必要がなかったような気がしますが。 もしかしたら向こうの楽器は、トンデモナイ形をしているのかもしれません。 唯「まあ、いざ私より上手くなったら教えてもらうし~」 律「お前は先輩としてのプライド捨てるの早いなー……」 潔いのが、私のウリです。まあ簡単には抜かれませんけどね。 ……私は梓ちゃんが来てからというもの、やる気に満ち溢れていました。 おかげで、いつもの一・二倍ぐらい練習量が増えました。これなら簡単に抜かれません。 澪「よし、そろそろ合わせてみるのもいいかもしれないな」 紬「お茶が入りましたよ~」 澪「ムギ!?」 澪ちゃんが狼狽えるのを尻目に、私達はいつもの定位置に着きました。 * * * 梓「そういえば、この前話した“塵取り紛失事件”あるじゃないですか」 そういえば、確かに前に話してもらった覚えがありました。 各教室に二つずつ配備されているのに、梓ちゃんのクラスには一つしかなかった、という事件だったと思います。 大して気にもしていなかったので、すっかり忘れていました。 それは、私以外でも例外でなかったようで、 律「あー、あったな、そんなこと」 澪「あれだろ、確か梓のクラスの塵取りが無くなったっていう」 紬「へえ、解決したのね」 誰も大した興味を示しませんでした。 それが気に食わなかったのか、梓ちゃんはしかめっ面を私に向けてきました。 ……何故、私一人に向けてくるのでしょう。 梓「唯先輩、いいですか」 唯「だから何で私にだけ視線を向けるの?」 梓「ちょうど唯先輩が目に入ったからです」 それはおかしい。 唯「おかしいよ。だって、その前にりっちゃんのオデコの輝きが、目に入ってるはずだもん!」 律「おい」 梓「今日は生憎の曇りです。晴れた日の輝きほどではありません」 律「おーい、梓ちゃーん?」 ああ、澪ちゃんの次はりっちゃんを怒らせそうです。 今回怒りのタネを撒いたのは、紛れもなく私なのですが。 唯「それで、事件の真相は何だったのかな?」 梓「全てはこの新聞に書かれています!」 澪「えーと、桜高新聞?……あ、新聞部が作ってるっていうアレか」 紬「そういえば、そんな部活があったね」 桜高は非常に部活が多いので、存在自体が忘れられている部活も少なくありません。 因みに新聞部は毎月、“桜高新聞”という新聞を出している部活です。 梓「ここを見てください」 梓ちゃんが指差した紙面を見てみると、 【悲劇!チリ取りがヤマのようなお金を……】 と大きく見出しが書かれていました。 唯「どれどれ」 『【悲劇!チリ取りがヤマのようなお金を……】 塵も積もれば、山となる。とても有名な諺に、こんなものがある。 これは諺の中でも非常に論理的なモノで、執筆者の私も信じるほどのものだ。 しかし、いくらこの諺に信頼を置いていようと、次の諺(が仮にあったとしても)信頼は出来ない。 “塵を取れれば、山も取れる。” 事件の発端は、春休み中まで遡る。 この時、とある桜高生の二人は、一年生教室に来ていた。 何故なのか、理由はわからない。ただ悪ふざけをしたくなったのだろう。 二人は塵取りを取り出し、元々持っていたテニスボールを打ち合った。 “塵取りテニス”なるものを始めたのだ。 しかし、塵取りはただのプラスチック製のモノであり、丈夫とはいえない。 逆にテニスボールは、時にあの丈夫なテニスラケットのガットさえ切らしてしまう。 耐えられる訳が無かった。 教室の窓側にいた生徒が塵取りでボールを返そうとした瞬間。その塵取りが割れてしまったのだ。 当然ボールは返されることなく、そのまま直進を続けた。(この時、窓は開け放たれていた) 結果、テニスボールは外へと落ちた。生徒二人は焦った。学校の所有物を壊したのだ。 それを何とか隠そうと、生徒二人は割れた塵取りをゴミ箱に捨て、そのまま下校したようだ。 しかしこの時、生徒二人が注意するべきは“外へ行ったボール”だった。 そのボールが落ちた地点は、丁度園芸部の花壇の近くだった。 この周辺は、園芸部の人間以外が近づくことは滅多にない。 故に、事件当日まで誰も近寄らなかったことは、想像に易いといえる。 事件当日、とある園芸部員が一人、花壇の様子を見に行った。 この日は新入生の、仮入部期間の開始を翌日に控えており、 園芸部はそのために育てた花の最終チェックをしたかったのだろう。 その園芸部員が花壇に近づいた瞬間。事件は起きた。 ―――花壇の近くにあったテニスボールを、誤って踏んでしまったのである。 当然、ボールを踏んだ部員は、思い切りよく転んだ。 しかしここは当然とはいえず、偶然というべきで、不幸中の不幸だったといえよう。 転んだ先にあったのは、まさに自分がチェックしようとしていた花壇だったのだ。 その数分後、他の園芸部員たちが、例の花壇に集まった。 だが、そこにあったのは土汚れが酷く、涙目になった部員が一人と、見るも無残な花壇だったのだ……。 事件当日の放課後に、園芸部員全員が招集させられた。 翌日の仮入部期間に間に合わさなければならないからである。 集まった部員たちは町中の花屋を回り、潰れた花壇の修復に必要な花を自身の財産をもって購入していった。 そして購入された花はその日のうちに植えられ、結果、花壇は修復されたのである。 この“表面上の”事実だけを聞けば、ただの美談に過ぎないが、話はそこまで簡単ではない。 当然、こんな事態を想定していなかった園芸部に、それの代金を賄う部費など余っていないのだ。 つまり想定していない事故、“塵取りテニス”を原因に多くの部員たちが“多くの財産”を失ったのだ。 これを称賛する者などいない。まして、それを取り戻す手段も存在しないのだ。 そう、これは美談などではない。ただの悲劇なのである。』 唯「……」 律「これは……」 澪「……ちょっと、な……」 紬「可哀想……」 本来の用途から外れた方法で使っていた人たちは裁かれず、 ただ真面目に部活動へ勤しんでいた部員たちが、損害を受ける。 私はとても理不尽な事件だ、という印象を覚えました。 それは梓ちゃんも同じでした。いや、誰もが理不尽さを感じてもおかしくない事件でした。 梓「私、こういうの許せないんです」 梓「罪を償う人は、この人たちじゃありません。間違えてます」 全く、そうだね。 梓「ですから私、明日のこの時間からは、この犯人探しに向かいたいと思います!」 えっ。 澪「軽音部はどうするんだ?」 梓「あっ」 何も考えていなかったんだね。 律「探してやりたい気持ちもわからんわけじゃないけどなあ……。 これは私達が手を出す問題じゃないだろ?」 梓「うー……」 紬「休み時間の間だけなら、いいんじゃない?」 梓「あっ」 本当に、何も考えていなかったんだね。 梓「……そのアイディア、頂きました」 澪「うん、その時間ならいいと思うよ。頑張れよ」 律「よし、じゃあどこから捜査するか、決めようぜー」 澪「えっ」 澪ちゃんは何を驚いているのかな。……当然、私達も参加するに決まっているというのに。 * * * 唯「新しく探偵部って作ったら面白そうだよね~」 紬「あっ、それいいわ唯ちゃん!」 律「こらこら。部活作るのはやりすぎだっつーの」 律「それで梓、何か操作するアテはあるか?」 梓「はい、そうですね……」 澪「ちょーっと待った!」 律「なに、澪?」 澪「その捜査って、私もメンバーに入ってるのか?」 律「当たり前だろ」 あまりに即答すぎて、澪ちゃんは呆気にとられていました。 澪「……はあ、そんなことだろうとは思ったけどさ……」 少しは察していたみたいです。 律「よし。それじゃ、梓、頼んだ!」 梓「はい……とはいっても、“犯人を知っている人”は知っているんですけどね」 澪「この記事の執筆者か?」 梓「はい」 この記事を書いた人物は、確実に犯人のことを知っていました。 知らなければ書けないような、具体的なことまで書かれているので、それは間違いありません。 律「ま、この桜高新聞がデタラメばっか書く新聞だったとしたら、そうとは限らないけどな」 梓「百聞は一見にしかず、といいます。一度新聞部の方に尋ねましょう」 紬「梓ちゃんは友達に新聞部の子がいるの?」 梓「いませんよ?皆さんこそ、いるんじゃないですか?」 ……。 梓「……あれ?」 ……きっと新聞部は、謎の多い部活なのです。 ‐翌日・二年二組教室‐ 昼休み。梓ちゃんなりに今日一日捜査した結果を、私たちに報告する時間です。 場合によっては私たちも出動し、昼休みを使って捜査するという寸法でした。 梓「皆さん、お待たせしました!」 来ました。 梓「結果から言いますと、訳わかりませんでした」 期待通りの答えです。端から梓ちゃんには期待していません。 律「よし、じゃあ私たちの番だな?」 紬「聞いて驚かないでね?なんと、私たちは記事を書いた子を突き止めたの!」 梓「す、凄いですね先輩たち……!」 何も難しいことはしていません。 和ちゃんに頼んで、部活の資料を見せてもらい、新聞部の子を特定。 その後に、記事を書いた子を特定すればいいだけでした。 唯「じゃあ、行こうか?」 梓「あれ澪先輩は?別のクラスなのに、呼ばなくてもいいんですか?」 呼ぶ必要は、ありません。 何故なら、これから私たちが目指す場所は、澪ちゃんがいて。 ……その記事を書いた人がいるクラスなのですから。 ‐二年一組教室‐ ?「はい、確かに私が書きました」 澪「それでも、犯人は教えてくれないんだね?」 私たちが教室に着くと、澪ちゃんが誰かに話し掛けていました。 その相手こそ、私たちが突き止めた人物。新聞部でした。 新聞部A「新聞部には、個人名を隠す義務があるんです。残念ですが」 澪「そっか……ゴメンね、無理を言っちゃったみたいで」 新聞部A「いえ。それでは」 話が終わると、新聞部の子は自席に戻っていきました。 その顔を覗いてみると、安堵の表情を見せていました。よほど緊張していたのでしょう。 ……それは、澪ちゃんも同じかな。 律「なんだ、澪が終わらせちゃったのかー」 澪「皆来てたのか。まあ、見たとおりだ。あの子からは何も聞き出せないよ」 個人名を隠すこと。それが新聞部のルールだとすれば、それを破らせるわけにはいきません。 新聞部のプライドにも関わってきます。 梓「唯先輩」 ん? 梓「……どうして、聞いてはいけないんですか?」 唯「えっ?」 梓「あの人は」 梓ちゃんはそこで言葉を切り、真剣な顔つきになりました。 思わず私もたじろいでしまいましたが、それを気遣うこともなく、 ゆっくりと、梓ちゃんは口を動かしました。 梓「……あの人は、“犯人を知っています”」 梓「それなのに、“どうして聞いてはいけないんですか?”」 私は咄嗟にその理由を説明しようとしました。 しかし、 唯(……あれ。何でだろう……?) 次に出る言葉が、ありませんでした。 新聞部のルールを守るため。これが一番早くに出た理由でした。 しかし私たちは捜査する側の人間。この選択は、下手すれば自分の首を絞めるような選択ともいえます。 まるで、犯人を守っているようにも見えてしまいますから。 梓「唯先輩?」 唯「……ゴメンね。絶対にその理由は答えてあげるから、今はちょっと待って」 結局その場凌ぎの言葉しか、出てきませんでした。 これで納得されなければ、梓ちゃんはあの新聞部の人に詰め寄ってしまうことでしょう。 何とかそれだけは回避してほしい。そう願っていると、梓ちゃんは、 梓「ふむ」 と言って、笑みを浮かべました。 梓「唯先輩が言うなら、そうしましょう!」 ……ゴメンね。私、そんなに頭が良くないんだ。 私は心の底で悔しがりながら、そんな謝罪の言葉を呟きました。 ‐二年二組教室‐ 律「さて、振り出しに戻ったわけだけど……」 律「何か捜査のアテがあるやつ、いないか?」 アテなどありません。それを考える余裕もありませんでした。 何故なら、私の頭の中は、さっきの言葉がでぐるぐるが回っていたのですから。 “犯人を知っています” “どうして聞いてはいけないんですか?” この問いに、私は必ず答えなくてはいけません。 紬「あのー」 律「ムギ、何かあるのか?」 紬「時間、大丈夫なのかなって……」 あっ。 梓「もう昼休み終わりますね」 澪「今日はこれで解散だな。明日、また捜査の続きをしよう」 梓「はい!」 ……結局、今日中に答えは出そうにもありません。 唯「梓ちゃん」 梓「はい?」 唯「待っててね」 梓「……待ってますよ、ずっと」 今は梓ちゃんの、その天使のような優しさに縋るしかありませんでした。 * * * 唯「……」 五時間目の授業が始まりました。 梓ちゃんとも別れたことで、少し心に余裕が出来たせいなのか、 事件のことにも考えが回るようになっていました。 唯(……唯一の手掛かりは、この前の梓ちゃんの話かな) 新聞部を頼れないとなれば、前に塵取りが足りない現場を実際に見ている、 梓ちゃんの話以外に手掛かりになるものはありません。 その日に話された内容を、私はじっくりと思い出していきました。 唯「……」 掃除の時間。塵取りが一つ足りないことに気づく。 廊下の掃除班が使用していた塵取りを使用し、問題はなし。 ゴミ捨て場へゴミを捨てて、無事掃除は終了。 唯(……だから何だっていうのさ……) 特に、何の変哲も無い掃除の風景に聞こえました。……本当に? 唯(あれ……?なんだろ、この不自然さは) 理由はわかりません。さっきも自虐のように言いましたが、私は頭が良くないのです。 なら、今の私に出来ることは? 唯(……みんな、力を貸して!) 皆にメールを送り、その答えを託すこと。 三人寄れば、もんじゃの知恵とも言うぐらいです。……違ったかな。 いえ、そんなことはどうでも良いのです。 このメールさえ遅れれば、必ずや良い結果が……。 先生「平沢さん、今は授業中ですよ?」 あっ。 * * * 律「……お前のやりたかったことはわかった」 律「だけど馬鹿だろ。タイミング的に」 携帯は、一度は取り上げられましたが、授業後無事に戻ってきました。 次は無いと言われてしまいましたが。 唯「でも、これで心おきなくメール出来るよ~」 紬「私達にはメールじゃなくてもいいんじゃない?」 唯「あっ、そうだね!」 初めから休み時間を待てばよかったみたいです。うっかり。 * * * 六時間目が終了すると、携帯が震えました。メールです。 送信者は澪ちゃん。 唯(澪ちゃんなら頼りになるよ~) 私は、早速メールを開きました。 #========== From:澪ちゃん Sub:無題 #========== 携帯、取り上げられたんだって?これから授業中は、携帯使うなよ? それはそうと、唯からのメール、しっかり読ませてもらったよ。 唯が感じた不自然さ、私もなんとなく感じた。その理由も、わかったよ。 ただ、皆で検証できる場所で、この意見を出したい。 だから部室で、話そう。 #========== 唯「……流石、澪ちゃんだね」 私は澪ちゃんに感謝しながら、急いで部室に向かいました。 クラスメイト「唯ちゃーん、今日掃除当番だよー?」 私はクラスメイトに感謝しながら、急いで教室に戻りました。 ‐音楽準備室‐ 紬「澪ちゃん、早速話してくれる?」 私達は、遅れた梓ちゃんを除いた四人でいつもの席についていました。 みんなが澪ちゃんの見つけた不自然な点を気にしていました。 澪「これが事件解決に関わるとか、実はただの偶然だったとか、 そういうこともあるから、あんまり重く受け止めないでほしいんだけど……」 澪「私が見つけた不自然な点は、ここ」 澪ちゃんは、私が送ったメールの文面の一文を指差しました。 そこにある一文は、こうでした。 律「“ゴミ捨て場にゴミを捨てて”……?」 私はハッとしました。そうです、私もこの一文に不自然さを感じていたのでした。 律「どういうことだ?別に、掃除をしたんだから、普通だろ?」 澪「日常生活の中だったら、自然なことだったろうな。だけど“時期”が不自然だった」 律「時期……?」 紬「四月?」 澪「それは世間一般すぎる言い方だ」 澪ちゃんは一息置き、そして、 澪「この学校の、ローカルな言い方だと?」 紬「始まったばかりの学校?」 そう口にしたムギちゃんもハッとしました。この不自然さに気付いたみたいです。 紬「……確かにこれはおかしいわね!」 律「ダメだ、私にはちーっともわからん!」 りっちゃん、それは鈍すぎるよ……。 澪「あのな、律」 澪ちゃんはゆっくりと口を開けて、答えを言いました。 澪「学校が始まったばかりなのに、“一年生の教室のゴミ箱が一杯になってるんだ”」 律「え……?」 りっちゃんは未だに理解できていないようでした。 すかさずムギちゃんが、補足説明を加えました。 紬「りっちゃん、いい?」 紬「梓ちゃんは、ゴミ捨て場にゴミを捨てているわ。つまりゴミ箱は一杯になっている」 律「ああ、そうだな」 紬「これが有り得ないの。だって、梓ちゃんがゴミ捨て場に捨てに行ったのは、入学式の翌日よ。 僅か一日、それも一年生が、“ゴミ箱が一杯になるほどゴミを捨てた”とは考えにくいと思わない?」 律「……あっ」 私が不自然に思っていたのは、まさしくそれでした。 入学したての一年生が僅か一日で、ゴミ箱が一杯になるほどのゴミを、 自分の新しいクラスに捨てた? ……そんなこと、到底考えられないのです! 澪「……これで大丈夫か、唯?」 唯「うん!まさしく、私が感じてた不自然な点だったよ!」 澪「……良かったー……」 澪ちゃんは姿勢を崩し、椅子の背もたれに大きく寄り掛かりました。 きっと、慣れない作業に疲れていたのか、緊張していたのでしょう。 律「……で、これが事件と何の関係性があるんだ?」 澪「さあ……」 澪ちゃんもそこまで考えていなかったみたいです。 手掛かりが何もない状態から、少しでもマシになるとは思っていましたが、思い違いだったようで…… 紬「いや……。これは大きな証拠よ」 ……そうでもなかったみたいです。 紬「普通、新学期が始まる前に、各クラスのゴミ箱は綺麗にされているわ。 それだから、今の不自然な点が生まれたのよね」 紬「つまりゴミ箱に多くのゴミが捨てられたのは、ゴミ箱が綺麗になった後。 つまりこれは間違いなく、春休みの後半に起きたことだと思うの」 紬「春休みに学校に来る生徒は、限られているはず……。 これを利用すれば、犯人の絞り込みが出来ると思うわ!」 ムギちゃんの狙いは、私の心を躍らせるほどに、確かなものでした。 つまり春休みに来た人たちをターゲットにすればいい。犯人に一気に近づいたような気がします。 澪「待って」 ん? 澪「それを調べるのは、一度梓から話を聞いたあとにしよう。 一応、梓が捨てにいったゴミ箱の中身が、どれほどのものか聞きたいし」 もしかしたら梓ちゃんは潔癖症で、ゴミ箱の中身を毎日綺麗にするような可能性もあるかもしれない。 そういう可能性を考えたのでしょう。 ……無いと、思いますけどね。一緒に暮らしていれば、わかります。 6
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1473.html
それからしばらくの間はパソコンに向かい続ける日々が続いた 初めのうちは不安感と恐怖心もいっぱいではかどらなかったが、日を重ねるごとに慣れていった 『梅ヶ峰高校』関係のコミュは実にあっさりと見つかった あっさり見つかったはいいが、その数は思いのほか多かった 『梅ヶ峰高校野球部』『梅ヶ峰男子』『梅ヶ峰高2年生』『梅ヶ峰高校の卒業生』『梅ヶ峰の七不思議研究』etcetc… また、コミュの名前に『梅ヶ峰』が入っていなくても、その中身は『梅ヶ峰』に関することだったりもして、ややこしい だが、この程度のことでへこたれているわけにはいかないのだ。頑張らねば まずは順当に『梅ヶ峰高校の生徒』というコミュに目を通し、そこから個人のページに飛ぶ 個人のページにはどのコミュ入っているかも表示されるから、その人の趣味嗜好、人となりなどが一目でわかる お堅い感じの日記をつける人は参加コミュも比較的まじめで、チャラチャラした日記をつける人は、そういういかにもなコミュに多く参加していた また、同じ高校生でも文章力にはそれぞれ驚くべき差があるということもわかった。 チャラチャラした感じの人の日記は、何と言うか支離滅裂なものが多く、もしかしたら暗号か何かを使って機密を守っているのではないか、と勘繰りたくもなった。こういった文章に慣れるのは実に大変だった 傾向としては、コミュに積極的に加入しているのは女の子で、男はそんなに多くのコミュには参加していないようである いろいろな発見と気付きがあった。こういう世界が、私のあずかり知らぬところで広がっていたということにあらためて感心する 感心している場合じゃなかった こうして、数多くの日記を読み、ほんのささいなヒントでもないかと目を凝らしていく日々の結果、何人か気になる人物をピックアップすることができた 気になるページをプリントアウトして、ファイルにとじていく 気付いたこと、気になったことなどがあればメモしたり付箋紙を貼ったりしておく。この前の話し合いで、あらかじめそういう風にしておくこと、と決めておいたのだ 私たちが再び集まったのは、前回の集まりから一週間ほどたってからだった 場所は前回同様私の部屋だ 「おいおい~みんなまぶたが腫れぼったいぞ~?」 集まったみんなの顔を見て、律が思わず吹き出した そんな律のまぶたも赤く腫れあがっていた 私の部屋に入り、それぞれ前回と同じ場所に座を占める 今回は、それぞれが作成したファイルをまずは回し見する。それから、他の人のファイルを見て疑問に思うことなどがあれば聞く。そして最終的に、特に気になった点を発表するという形で行うことにした しばらくの間、部屋の中にはファイルをめくる音と、質問・返答する小さな声ばかりしていた 私は、ささいなことでも何となく気になったらファイルするという方法をとっていた 『今日は女の子を強姦した』なんてそのまんまな日記があるはずもないのである。そこにそこに繋がるかもしれない小さなヒントを見つけることが大切なのだ 地道に地道に、ページをめくっては目を通すことを続ける そうして数時間後…みんなが特に怪しいと感じた人物をピックアップし、ニックネーム及び日記・自己紹介やコミュなどから推測した情報を簡単にノートにまとめた しん 梅ヶ峰高3年、当日に商店街に行っている 鉄 梅ヶ峰高3年、6月までは童貞であることをコンプレックスにしている内容の日記を多く書いていた タカちゃん 梅ヶ峰高3年、男尊女卑 キムラ 梅ヶ峰高2年、暴力的な内容の日記を書く かず 梅ヶ峰高2年、当日に商店街に行って食事をしている Toshi 梅ヶ峰高2年、桜高のある女子に惚れている、当日に商店街に行っている ユーキ 梅ヶ峰高2年、日記に頻繁に『レイプ』という単語を使っている ぐっさん 梅ヶ峰高2年、当日に商店街に行っており、『良いこと』があったらしい(良いことについての言及 はない) 内田 梅ヶ峰高2年、7月からの日記にしきりに『童貞を卒業した』と書いている タキ 梅ヶ峰高2年、暴力的な内容の日記を書く 天狗 梅ヶ峰高1年、日記の中でレイプ願望があると告白している タナカさん 梅ヶ峰高1年、当日に商店街に行っている、7月からの日記でしきりにぼやいている ・ ・ ・ こうしてまとめていくうち、最終的に30人を越える容疑者が挙がった 私はノートをみんなに示した 「とりあえずこんな感じで挙げてみたけど…」 梓がうんざりしたように漏らす 「男って下品ですね…」 「この中に犯人がいるのか…?」 律が疑問を投げる 「わからない…でも、とにかくここに挙がった男をあらためて調べてみよう」 私は一覧をコピーしてみんなに配った。それから一人につき数名ずつ分担してさらに詳しく調べ、明後日また集まることにした ところが その夜、9時を少しまわったころ。律から電話があった 「ちょっと気付いたことがあるんだ!今から行く!」 気付いたこと…?一体何だろうか しばらくして律がやってきた。よほど急いだのか、汗びっしょりである 「パソコン!使わせてもらうぞ!?」 律はそう言って、私を追い越していった。 これは…期待、できるのかもしれない…! 私が部屋に入ると、律はもうパソコンの前に座ってニクシィのページを開いていた 「おい律!一体何なんだよ、そんなに慌てて…」 律は私の問い掛けにパソコンから目を離さずに答える 「家に帰ってからな、『かず』って奴のことを調べてたんだよ。そしたらコイツ、このコミュにも入っててさ」 パソコンには『喜多上中学校卒業生』のコミュが表示されていた 「きた…がみ、か?卒業中学のコミュか」 「ああ。で、澪がコピーしてくれた一覧に名前が書いてあるやつで、このコミュに入ってるのが他にもいるんだ」 「『かず』って奴以外にもか?」 「ああ。『タキ』と『ぐっさん』だ」 律は画面をスクロールさせる。たしかに、『かず』『タキ』『ぐっさん』の名前が確認できた 「確かに同じコミュに入ってるな…」 律が畳み掛けるように言う 「しかも全員同じ学年だ。おまけにこの3人はお互いを友人登録している。つまり、同じ中学出身で、かなり仲の良い3人組ってことだな」 「かなり仲が良いってのはどうしてわかるんだ?」 「お互いの日記に、頻繁にコメントを付け合ってる。文面から見ても仲が良いのは間違いない。それから…さっきの一覧表見るとわかるけどな、『かず』と『ぐっさん』はあの日の放課後、商店街に行ってるんだ」 「ってことは…」 「おそらく、一緒に商店街に行ってると思う。しかもそのとき『ぐっさん』は良いことがあった、と日記に書いてるんだ…」 律の言わんとすることはわかる。が、私にはまだピンと来ない 「律の言いたいことはわかるよ。でもそれは、こいつらが一緒に商店街に行ったってだけのことじゃないのか? それに、『タキ』ってやつは商店街には行ってないないみたいだし、何より憂ちゃんを襲ったのは4人組だ」 律が反論する 「『タキ』は事件当日にそもそも日記を書いてないんだ。その次の日もだけどな。それに、4人目はニクシィに加入していないのかもしれない それか、ニクシィには加入してるけど、梅ヶ峰高の生徒じゃないかもしれない。ほら、梓が言ってたろ?犯人の中にはタンクトップのやつがいたって」 「確かに、それはそうだけど…」 「それにな」 律はパソコンに向き直り、あるページを開いた 「これは『タキ』のページだ。結構多趣味らしくてな、色んな写真をアップロードしてるんだけど…澪、見てくれ」 私は画面を覗き込む。ウルトラマンの人形の写真だ。人形を手で持って、それをデジカメか携帯電話で撮影したのだろう。しかし…これが何だというの? 「ウルトラマンじゃないか」 「セブンだけどな。まあそれはいいとして…気付かないか?」 「?」 さっぱりわからない 「この画像、アップされたのがつい先週なんだ。暑い盛りだ。…ここ、見てみ」 律が画面を指差す。人形を持っている手の、手首の辺りに…長袖の襟。長袖? 私は若干声を上ずらせながら言った 「おい律!長袖って、確か…」 「ああ、憂ちゃんを襲った男のうち一人はもう7月だってのに長袖を着ていた。梓がそう言ってたよ ちなみにこの写真の奥のほうにな…ほらこれ、見えるか?この白いの。多分これは扇風機の枠だ ということは、部屋にクーラーが効きすぎてて少し寒いから長袖を着た、というわけでもないんだよな さらに、もっと遡ると……ほらこれ、去年の夏にアップされた写真だけど、やっぱり長袖だ 多分こいつは、年がら年中長袖を着るってのがポリシーなんじゃないか…?」 私はただただ驚いていた。うまく言葉が見つけられない でも… 「律!すごいじゃないか!これはもしかすると、もしかするかもしれないぞ…!」 私は素直に言葉を走らせた 律は頭をかきながら笑って答えた 「ははは、まあ、いつまでも役立たずじゃいられないしな… でも正直、まだまだ証拠って言えるレベルじゃないと思うんだ。こうやってもっともらしく言ってるから、もっともらしく聞こえるけど」 何だろう、今夜の律は違う…! 「同じ中学出身の仲良し3人組がいて、そのうち二人は事件当日に商店街に行ってる 残る一人は商店街に行っているかはわからないが、犯人グループの一人と特徴が似ている …これだけじゃ駄目だ。もっと確かな証拠が要るよ それに、もしこの3人が犯人グループのメンバーだとしたら、残る一人を見つけないと…」 「確かにそうだな…でも、これでまた一つ可能性が広がったよ。ありがとう、律」 律は頬を赤らめて、しきりに頭をかいていた 私は律の話を聞いた後、むぎと梓、純ちゃんに、予定を早めて明日集合するよう連絡した 律の発見により、調べるべき範囲が大きく広がった 犯人グループの全員が梅ヶ峰高の生徒ではないかもしれない、ということ また、あの3人が犯人だとするならば、残る一人もおそらく『喜多上中学校』の卒業生であろうということ 私は集まったみんなの前で、昨日の律の話をまとめた むぎも、梓も純ちゃんも、少なからず興奮しているようだった 私はここで後輩二人に一つの役目を与えた 「この容疑者3人は、二人と同じ2年生だ。だからもしかすると桜高の2年生の中に、この『喜多上中学校』の卒業生がいるかもしれない 少し探ってみてくれないか。卒業アルバムなんかが借りられればなお良いんだが」 純ちゃんが即答する 「わかりました。友達に当たってみます」 梓も続いて 「頑張ります!」 と威勢良く言った 梓と純ちゃんが帰った後、、私と律とむぎは唯に接触を試みるために話し合った 唯の依頼している探偵に情報をリークするためには、その探偵事務所がどこの何という事務所なのかを知らなければならない。それを探るのだ もちろんそれが理由だが…本当の理由は…他でもない、唯に会いたかったのだ ただ、これが意外と神経をつかう 唯には、私たちは普通に夏休みを過ごしていると思われていなければならない 裏で行動していることを気取られてはいけない。違和感・不信感を与えてはまずいのだ 慎重な話し合いの結果、前もってアポをとらずに会いにいったほうが自然だろう、ということになった 会いに行った日に、必ず会えねばならない しかし、今までの経験から考えると、それは容易でない気がする 私たちはそこで…むぎに力を借りることを決めた むぎの家の子飼いの人間に、唯のことを探らせるのである これまでにも、むぎの家に頼ることを、考えないではなかった しかし、そうすることは躊躇われて、実行に移せなかった 私たちがしていることは、犯罪にも繋がるようなことなのだ。もし下手をうってむぎの家に迷惑をかけるわけにはいかない それになにより、自分たちの力だけで何とかしたい、という気持ちもあったからだ。唯がそうしているように… だが、もう形振り構ってはいられない このことを話すと、むぎはにっこり微笑んで 「大丈夫よ。ただ唯ちゃんを探すだけだもの、おかしなことにはならないわ それに信頼できる組織に頼むから、安心して」 と言った。信頼できる組織とは一体… 7