約 94,300 件
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/946.html
邪神尽きぬ呪詛を放ちながら山頂にていきり立つ。 【イコマ山山頂付近】 イスズガワ 「荒ぶる神が、山頂でいきり立っておる。」 ウジヤマダ 「ククピポ♪」 イスズガワ 「「怒張天を衝く」とはまさにこのことじゃ。」 カシコジマ 「それをいうなら怒髪じゃ。」 リプレ 「もういや/////」 オシリア 「???」 すわこ♪ ぶうおおおおおぉぉぉぉぉぉっーーーーー!!! リプレ 「あっ!先っちょから何か白い粉を吹き始めたよ!」 イスズガワ 「粉ではない。」 オシリア 「あれって、おたまじゃくしだ!」 リプレ 「いっぱい泳いでるね。」 イスズガワ 「我らは風上に移るのじゃ。」 リプレ 「どうして?」 カシコジマ 「あれに触れるとおぬしらは邪神の子どもを孕んでしまうぞ。」 リプレ 「えええええぇぇっ?やだやだ。」 イスズガワ 「邪神め。尽きぬ呪詛をまき散らしておって・・・。」 カシコジマ 「いかんな。西風に乗って拡散しはじめよった。」 イスズガワ 「キキョウの方向じゃ。ここままではキキョウが滅亡の町(ソドム)と化してしまうぞ。」 【遷都1300年平城京跡メイン会場】 ハロア♪ 「とったん。(╹ω╹` )ちんちん」 ロンシャン♪ (・・・・家に帰るまで我慢。我慢・・・・) あゆみ♪ 「あっ!ロンシャンさま何かいっぱい飛んできたよ。」 ロンシャン♪ 「白いおたまじゃくしか・・・。珍しいな。」 あゆみ♪ 「空中を一生懸命泳いでるし。」 ロンシャン♪ 「でも、なんかいやな臭いだ。」 あゆみ♪ 「そう?甘酸っぱい恋のいい匂いがするけど。」 ロンシャン♪ (・・・・あゆみ♪は味音痴だけじゃなく、匂い音痴かよ・・・・) ハロア♪ 「とったん。おっきっき。」 【イコマ山山頂付近】 イスズガワ 「もはや三固封印の法しかないのう。」 ウジヤマダ 「ククピポ♪」 カシコジマ 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 リプレ 「何それ?」 カシコジマ 「我ら3体は、この地球が形をなしたときに生まれたポケモンじゃ。」 オシリア 「・・・・・・・・。」 カシコジマ 「生まれたときは、それぞれが意思をもたない岩、氷、鋼じゃった。」 イスズガワ 「三固封印の法は、我らが生まれたままの姿に戻って融合し、その内に邪悪なるものを封印する法術じゃ。」 オシリア 「え?どういうこと?」 イスズガワ 「うむ。お前が思い描いているような「死」ではない。」 オシリア 「や、やだよ。おじいちゃん。」 カシコジマ 「案ずるでない。あるべき姿に戻るだけじゃ。」 オシリア 「おじいちゃん!!!!」 イスズガワ 「行くぞ!」 ウジヤマダ 「ククピポ♪」 カシコジマ (・・・・オシリア。お前を知りたかったぞ・・・・。) 【ホーザン寺焼け跡】 イセシ 「神よ!このままではあなたを信仰するキキョウの民が滅びてしまいます!神よ!お助けください!IKOMA神さま!!!」 〃 「・・・・・・・。なぜ、黙っておられるのだ・・・・・。」 邪神尽きぬ呪詛を放ちながら山頂にていきり立つ。 (2010.9.1up byはるか♪)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1831.html
油を使ってゆっくりを燃やすテーマで一本 この冬、有給が取れたので久しぶりに実家に帰ってきた。 しばらく羽を伸ばそうと思っていたのだが、両親からそっと出されたのは お茶でもなくましてや酒でもなく、スコップだった。 雑用が溜まっているから手伝ってくれとのことだ。 まずは庭掃除からだった、 もっさり茂った数々の庭木。それらから落ちた枯れ葉を集め、穴に捨て、燃やす。 スコップはその穴を掘るためのものだった。 やたらピカピカの鉄器だ。まったくの新品……。 仕事やらせる気満々かよ。そのつもりで待ち受けてやがったのか。 ふう、とため息をつく。 まあ親父もお袋もいい加減歳だ、たまの機会くらい孝行してやるのもいいだろう。 パチパチと爆ぜる音が鼓膜をこする。 懐かしい煙の香りが熱気と共に顔に立ちのぼってきた。 疲労はあったが、仕事によるものとは質が違う。 リラックスしていた。 悪くない。 燃える炎は徐々に大きくなってきた。 その熱は身体の芯にある凝り固まったものを溶かしてくれるような気がした。 しかし、ちょっと熱すぎるかな? 木の葉も枝も乾燥しきっているようで、躊躇の欠片もなく燃えさかる。 顔の産毛が無くなりそうなほど熱かった。 と、そのとき、「ぼこっ」と足下で何かが盛り上がった。 慌てて飛び退くと、目玉が二つ。いや、その下にもう二つ。 上の目玉は黄色い帽子の頭頂にあり、下の目玉は饅頭顔の定位置に付いていた。 あーうー。 饅頭顔が低く鳴いた。 すわこ種のゆっくりだった。 都会じゃゆっくりなんて見る機会もあまりなかったから、久しぶりに過ぎて かえって新鮮だ。 どうも冬眠から目覚めてしまったらしい。たき火の熱を春の陽気と勘違いしたか。 ゆっくりはノロノロとはっていく。まだ飛び跳ねる元気はないらしい。 そうして立てかけてあったスコップの前にやってきた。 動きが止まる。 ぴくりともしない。 寝た……? いや、よくよく見ると細かく震えているのがわかる。 新品のスコップは銀色の表面が反射して、鏡のようになっている。 ゆっくりは自分の姿を見て硬直しているのだった。 目を見開いて歯を食いしばっている。 表面がぬめっていた。帽子も含めて、全体から汗のようなものが噴き出していた。 何だろう。感じているのは恐怖なんだろうか。 理科の授業で解剖したり、尻にストローを突っ込んで空気で膨らませたことはあったが、 こんな変な習性があるとは知りもしなかった。 しかし何だか不憫だった。 このまま放っておくといつまでも硬直し続けて、全身衰弱で死んでしまうかもしれない。 スコップの鏡が問題らしいので、取り除いてやることにした。 「あ」 スコップの取っ手に触れたとき、鏡の面が揺れた。 それを鏡の向こうの自分が動いたのだと思ったか、ゆっくりは瞬間的に飛び退いた。 反射的に逃げた先は……たき火の方向だった。 火は一瞬でついた。音がするほど一気に炎が大きくなり、悲鳴すら立てることなく ゆっくりはあっという間に燃え尽きてしまった。 わずかの出来事だった。 一つの命があっけなく散った悲劇。 それを目の当たりにして、自分の中である感情が浮かんだ。 今夜は焼き饅頭を食べよう。
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/9272.html
Nobusionary ←戻る ↑Nobusionaryトップ↑ 進む→ す すいきょ 【推挙】(名)移籍を希望したPCが、移籍先のPCから推薦をしてもらうこと。アイテム「推挙の印判」を移籍希望PCをターゲットして使用することでそのPCが「推挙値」を得られ、一定以上の値になると、移籍が成立する。 客将と同じく、知行と身分は保証されるが、門外不出アイテムは消えるので注意。 また,仕官日数30日未満および客将中のPCは推挙による移籍を行うことはできない. 推奨パソコン 株式会社KOUZIROより、2007年11月23日に発売の『信長の野望 Online』推奨デスクトップパソコンに購入特典として、限定ゲーム内アイテムを付けて販売すると発表。課金アイテムの先駆けか?。・・・こちら 特典アイテム先駆の旗印、伊達者キセル、先駆の狩衣(交換は2008年3月31日まで) モニターは別売りです スイス (名)全隣接国と敵対せず、合戦をしない国、あるいはそうなろうという外交方針のこと。ヨーロッパにあるスイス共和国が、現代に至るまでの長期にわたって、永世中立国宣言をし(実質的にはさせられたのだが)、武装中立を守っていることに由来。参照(スイス連邦) スクラッチ (名)雁皮断片・三椏断片のこと。使用すると、雁皮紙目録断片、三椏紙目録断片の壱~伍のどれか一つに変化するためこう呼ばれる。「スク」と略されることも。 すけだちようせい 【助太刀要請】(名)戦闘中のコマンドの一。他PCに救援を求める。使用すると「 ! 」が出る。誰かが戦闘に参加し、7人になった場合は「要請解除」をするほうが良い。合戦時では相手が逃亡した際にこのコマンドを3連打して周囲のPCに知らせる、などで利用している勢力もある。 すたーたーちけっと 【スターターチケット】パッケージソフトを購入しなくても、製品版をプレイできるチケット スタックアイテム (名)個数をまとめて所持できるアイテム。御蔵番に預けることができる。 スパイ (名)敵対国に意図的にキャラクターを作成し、軍資金納入をわざと起こしたり、合戦情報を自国に流したりすること。間者。 すみほたる 【炭蛍】蛍のような光の舞う、秘境の炭山 すみほり 【炭掘り】(名)材料採集、特に炭の獲得に勤しむこと。忍者や僧のとある特化職がこれを行うことを指す場合が多い。「炭鉱夫」とも。掲示板などでは揶揄の対象となることもある。 スルー (名)①取引不可アイテムを希望しないこと。反対語はロット。 ②敵NPCなどと戦わず、放っておく事。 ③チャットにおいて、他のPCの発言に対して意図的に返事をしないこと。 するが 【駿河】(固名)近世日本の行政区分の一。国府は駿府。現在の静岡県東部に当たる。デフォルトでは今川家が統治している。参照? スロット (名)使用したい技能を入れる箱。略してスロともいう。最大10までで、付与なしでの知力が25の倍数になるとスロットが1増える。また潜在能力によって増やすこともできる。 すわこ 【諏訪湖】(固名)信濃のど真ん中にある湖。薬師の昇進試験にもかかわる重要な湖。周囲には20代のNPC、「おいてけぼり」がいる。過去、信濃の地図に載っていなかったという不可思議な不具合があったという経歴がある。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1931.html
前 残り3人の話もみたいと言う方がいらしたので書いてみます。 ゆっくりゆかりのすべらないはなし パート2 「じゃあ、ゆっくりさいころをふるわよ!!」 カーン… 「まりさだよ!」 「じゃあ、まりさのお友達の話をするんだぜ!」 「まりさのお友達はね、人間さんに飼われてて赤ちゃんもいるんだぜ!」 「しあわせなんだねー。わかるよー。」 「それで、飼っている人間さんが、『まりさは女の子だからひな祭りをしてあげよう』っていう話になったんだぜ。」 流石に雛人形は用意できなかったけど、雛あられは用意してくれたんだぜ。」 「雛人形はお金が必要ですもんね。」 「それでひな祭りの日に、人間さんがひな祭りの歌を教えてあげたんだぜ!」 「明かりをつけましょぼんぼりに~♪ってやつね。」 「それでね、赤ちゃんがその歌を歌ったんだぜ!赤ちゃんは… 『あきゃりをちゅけましょばくだんに~!』 って歌ったんだぜ!」 「懐かしいなwww」「ちぇんわからないよー?」「そういう替え歌があったのよwww」 「それだけじゃないんだぜ!歌の最後にはね… 『きょ~うはたのちいももたろう~』 って歌ったんだぜwww」 「ももたろう!?」「どこから出てきたwww」 「たぶん桃の節句だから、桃から桃太郎がでてきたんだぜ!」 「すごい赤ちゃんね…ゆっくりさいころをふるわよ!!」 カーン… 「さなえだよ!」 「はい。これはすわこさまとかなこさまのお話なんですけど… ちょっと前に、私とすわこさまとかなこさまでピクニックにいったんですよ。」 「まあ今はピクニックの季節だものね。」 「それでですね、山を登っている途中、誰かが困ってたんですよ。」 「おお、だれだれ?」 「それがですね…しょうさんだったんですよ。」 「あの毘沙門天の?」 「しょうさんもうほんとにこまっていて、今にも泣きそうだったんですよ。 それであまりにも不順だったから、何があったんですか、って聞いたら なくしものをした、って言ったんですよ。」 「あの毘沙門天はよく物を無くすからね…」 「それでなにを無くしたんですか?って聞いたら… 『自分を…無くしたんだ…』 ってただ一言言ったんですよ!!!」 「えーっ!!!」「心配して損したね、さなえwww」 「しかもかなりかっこよく決めた顔でですよ! 何かかっこいい事思いついて、連れのなずーりんに言ったところ反応なかったから、私達で試したんでしょうねwww」 「それで、その後は?」 「かなりやりきった顔で山頂へ向かってましたwww」 「すごい毘沙門天ね…ゆっくりさいころふるわよ!」 カーン… 「ゆかりだよ!」 「ついにきたんだねー。わかるよー。」 「じゃあらんの事でも話そうかしら。」 「あのー、らんが風邪引いちゃったのよ。しかも声が出ないくらいの。」 「大変ですね…」 「もう『ちぇぇぇぇん』もかすれかすれで『ぢぇぇぇぇん』ってなっててちぇんも怖くて泣いちゃったのよ。」 「軽いホラーなんだぜ。」 「それで、筆談することになったの。らんも器用よね。尻尾で字書くのよ。 でもずっと書いてたから疲れて寝転んだのよ。 それでね、らんに前買っておいたお菓子を食べさせようとしたのよ。 そしたら無いのよ。どこにも。」 「盗み食いだね!わかるよ!」 「そう。らんが勝手に食べたんじゃないかって。あのお菓子かなり上質なのよ! いくら病人だからってそれは許せない!ってなってらんに問い詰めたのよ。 でもらんは尻尾が疲れて字も書けないし、しゃべれない。そしたら、 奥からCDプレーヤー持ってきてあるCDかけたのよ。そしたらね… 『いわないよ絶対~♪』って流れてきたの!!」 「ちょwww」「どこで手に入れたんだぜwww」 「言わないよ絶対ってことはきっと言えない事態でもあるのよ?だからあいつ自分で白状しちゃって… らんも『しまった!』って顔してたわね…」 「じゃあ次ね…」 すべらない話は、まだまだ続く… 作者・サーペンto 追記 以前平仮名ばかりで読みづらいという方がいたので漢字も混ぜてみました。これで読みやすくなったはずです。 流石に名前まで漢字にしちゃうと東方キャラの会話になってしまうので、名前は平仮名にしました。 読んでて本当に吹いてしまったw 楽しくて良いなあ! -- 名無しさん (2010-03-28 20 53 20) マッキー!マッキーじゃないか -- 名無しさん (2010-05-05 22 34 01) ひなまつりの替え歌って何処にでもあるんだなあw -- 名無しさん (2011-02-15 15 18 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2139.html
昔、お話、昔の話 23KB 虐待-普通 制裁 愛で ギャグ 小ネタ 理不尽 自業自得 差別・格差 調理 自滅 家族崩壊 家出 追放 同族殺し ツガイ 群れ 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 捕食種 ドスまりさ 希少種 自然界 虐待人間 愛護人間 独自設定 うんしー 夏至の夜の改賊 話、お話、昔の話 昔、お話、昔の話 話、お話、多くの話 昔、お話、遠くの話 話、お話、昔の話 南アフリカ、昔の話 高い木一本立っていた そこに三匹住んでいた 住んでいるのはみすちー親子 母が一匹、子が二匹 今日も留まって鳴いていた 木の巣で留まって子守歌 「おちびちゃん 今日も元気でちんちんちー 大きく育ってちんちんちー」 そこへちぇんがやってきて 舌なめずりしてこう聞いた 「何しているの、みすちーさん その歌いったい何の歌?」 「一人前になるように 太く大きくなるように 歌っているのよ ちんちんちー」 「子供は何匹いるんだよー」 「ちーちーちーちー 二羽いるわー ちんちんちんちん 寝ているわー」 ちぇんはグルリと木を回り それからギロリとひとにらみ 「こっちは飢きんで空腹で そっちは二匹で幸福だ だからさ、それを分けてよね 一匹寄こせとわかってね」 理不尽極まる要求に 母は慌ててこう叫ぶ 「そんなことはできないわー どこかに去ってくださいなー」 「わかんないのー、このお馬鹿 足らない脳は鳥頭 ただの一つでいいんだよー それとも二匹がいいのかよー」 「お願い静かにしてちょうだい おちびちゃんたち起きちゃうわ」 「お願いさっさとそれちょうだい 子供が全部死んじゃうよー」 ちぇんは走ってジャンプする 木登りしようと見せかける ガウガウ、ガーガーほえかかり 襲う迫力見せつける 母みすちーはうろたえて とうとう一匹投げ落とす ちぇんはペロリと呑み込むと 再び母に声掛けた 「子供は何匹いるんだよー」 「ちーちーちーちー 一羽だけー ちんちんちんちん 寝ているわー」 悲しみ嘆くは母みすちー それでもちぇんはさらに言う 「それじゃあそれも寄こしてね ちぇんは腹ぺこわかるよねー わかることないお馬鹿なら お前も一緒に食っちゃうよ!」 ちぇんは走ってジャンプする 木登りしようと見せかける ガウガウ、ガーガーほえかかり 襲う迫力見せつける 母みすちーはうろたえて 残りの一匹投げ落とす ちぇんはペロリと呑み込むと さっさとそこから立ち去った 「ちんちんちー とても悲しい ちんちんちー」 悲しみ嘆くは母みすちー そこへ通るはきめぇ丸 胴付きゆっくりきめぇ丸 「どうしたのです、母みすちー」 「かくかくしかじか、ちんちんちー」 事情を聞いてうなずいた 理解、理解と首振った 「ちぇんは木には登れません そんな事例はございません 一杯食わされたのですね 二匹も食われたのですね それなら今度はわたくしが ちぇんをだますとしましょうか」 ある日、ちぇんは走ってた 必死の思いで走ってた 舌をだらりと垂らしつつ 汗をかきかき急いでた そこへ通るはきめぇ丸 飛びつつ、声掛け、身を案ず 「少し休めばいいのでは? そんなに急ぐと死にますよ」 「急がないと死んじゃうよー これから嵐が来るんだよー」 「それは大変 辛い、辛い 羽があったら楽なのに」 「確かにそうだよ、わかるよー うらやましいよ、飛びたいよー」 きめぇ丸はうなずいて 理解、理解と首振った 「それなら飛び方教えましょう 嵐の後に会いましょう」 約束通りまた会って きめぇ丸は念を押す 「それでは飛び方教えます 言うこと聞いてくださいね」 「わかっているよー、大丈夫 言うこと聞くよー、何でもね」 「ではまずそこの木のやにを 体の全部にお付けなさい」 言われた通りにちぇんはした ベタベタベトベトやに付けた 「空を飛ぶのって気持ち悪いー 帽子と頭がくっついたー」 「それは大変 不快、不快 それでもちょっとの辛抱です」 「わからないのがわかるよー これして何の意味あるのー?」 「ほらほら、こうしてわたくしが あなたに羽を付けるのです」 背中の羽を抜き取って ちぇんに付けるはきめぇ丸 ネコ饅頭のあちこちに カラスの黒羽貼りついた 「やったよ、やった、羽生えた! ちぇんも鳥の仲間だよー」 ちぇんは喜びその場を駆ける 尻尾や耳を上下する けれども空飛ぶ気配なく やがてプンプン怒り出す 「どういうことなの、飛んでない これじゃサギだよ、とんでもない」 「サギではなくてカラスです 飛ぶのはこれから覚えましょう」 ちぇんを抱えるきめぇ丸 強く羽ばたき急上昇 あんまり高く飛んだので 木はアリみたいに見えていた 「ここから飛び降り羽振って 飛ぶのを覚えてみるのです」 恐る恐る下を見て ちぇんは言葉が出なかった 「気が向きませんか? 怖い、怖い やめましょうかね、Fly high」 「何言ってんの、怖くない ちぇんはやるよ、飛んじゃうよー」 「じゃあ健闘を祈ります 飛んできなさい、どこまでも」 きめぇ丸は手を離す ちぇんは飛ぼうと身悶えた 尻尾を振って耳上下 体を揺らし尻回す けれでも飛ばず、ただ落ちる はがれる羽を尾に引いて わからないよ、の叫び声 おおおおおおお、と伸びていく そして地面に激突し 見るも無惨に四散した これを見届けきめぇ丸 愉快、愉快と首振って 事の次第をみすちーに 伝えに飛んでいったとさ 話、お話、昔の話 アイルランドの昔の話 昔、母親れいむいた お料理大好きれいむいた しんぐるまざーで頑張って 今日もお鍋を煮込んでた その時小人がやってきて 母親れいむにこう言った 「その鍋しっかり煮込んでる、あんたを見込んでお願いだ」 「できればやってあげるけど れいむに何の用事なの?」 「ちょっと家が欲しいんで おいらに作ってくれないか」 れいむのお家はそこらの洞穴 れいむは思った、そんな無茶な 「できればやってあげたいよ だけどれいむは作れない」 「それじゃあおいらに貸してくれ その鍋ちょっと貸してくれ」 小人は草と木の枝と たっぷり泥を取ってきて 放り入れたは鍋の中 たまげたことにぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 あっという間に現れる 鍋の中から一軒家 小人は大きな家出すと 何と担いで立ち去った れいむは思った、なるほどと ああしてお家を作るのか 真似して集める草・木・泥 放り入れるは鍋の中 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけどもお家は飛び出ずに できたは悪夢のシチューだけ 「ゆゆーん、変だよ おかしいよ」 それから数日経った後 れいむはお鍋を煮込んでた またも小人がやってきて 母親れいむにこう言った 「その鍋しっかり煮込んでる、あんたを見込んでお願いだ」 「できればやってあげるけど れいむに何の用事なの?」 小人は連れの少年二人 れいむに見せてこう言った 「こいつら二人を一人にまとめ 一人前にしておくれ」 もちろんれいむは思った、無茶だ 当然すぐさま断った 「できればやってあげたいよ だけどれいむはできないよ」 「それじゃあおいらに貸してくれ その鍋ちょっと貸してくれ」 小人は二人の坊ちゃんを お鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 あっという間に現れる 鍋の中から美青年 小人は青年錬成すると そのままどこかに立ち去った れいむは思った、なるほどと ああして成長させるのか うちにも二匹おちびちゃん いるけどちょっと行儀が悪い せっかくだから一人前に 育ててみよう、作ってみよう そこで二匹を呼んできて 放り入れるは鍋の中 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけども何にも飛び出ずに できたはグロいスプラッタ 「ゆっゆっ? ゆげぇ?! ゆぅうぇええ!!」 れいむはとっても恐怖して 気持ちのままに走り出す 走って走って走って走る 逃げて逃げて逃げて逃げる 山のてっぺん着いたとき とうとう疲れてへたり込む そしたら後から登ってきたのは くだんの小人 なぜだか裸足 「やあこんにちは ところであんた、旅のお供はいらないかい?」 れいむは混乱してたので とんでもないと断った 「何していいのかわからない 何にも考えられないよ」 「気にしなさんな おいらはいつかきっとあんたの役に立つ」 こうして旅立つ二人の旅団 そうして繰り出す小人の提案 「近くの国の王様が 病気になって困ってる 不治の病で大変で 誰にも治せないんだと それで治せば褒美をやると 募集掛けてるとこなのさ さっそくあんたが医者やって いっちょ治してもうけよう」 「そんなの無理だよ、できないよ れいむはお医者じゃないんだよ」 「どうでもいいのさ、そんなこと 無用の心配、損の元 あんたは医者のふりしてりゃ 仕事はおいらがやってやる」 小人は勧める熱心に それじゃとれいむは承知した その城着くと門番が 「なんぞ用か」と、とどめ聞く 小人は言ったご丁寧 恭しくもご紹介 「ここにおわすは稀代の名医 鍋を使って何でも治す たとえいかなる難病だって 何秒かからず完治する」 「ヤブ医者ならば通しはせぬが ナベ医者ならばよろしかろう 何か要することあらば 遠慮などせず申されよ」 「王様現在どこにいる?」 「今は寝室、病に伏せる」 「それならそこに案内してさ お付きの人たちゃ出してくれ それから鍋に水入れて 火をかけ沸かしておいてくれ」 言われた通りに人払い 小人ごほんとせきばらい ぐつぐつ煮える鍋の横 ぐっすり眠る王様の 首をざっくりちょん切って 鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 そして取り出す王の首 見てるれいむはおっかなびっくり 元の通りに首載せた 途端に王様歌い出す 「すっかり全快 これは爽快 頭のつかえが取れたよう」 国中みんな大喜びで れいむと小人は大金持ち 金貨を背負った馬連れて れいむと小人は帰路に就く しばらくすると小人が言った 裸足の足出し痛がった 「歩って遅れる、ちと苦痛 買っておくれよ、一つ靴 おいらが欲しいはそれだけさ あとはあんたに全部やる」 れいむはとってもお金持ち だけどだからかケチになる ほんの銅貨の一枚きりも あげるのとっても惜しくなる れいむは言った 「だめだよ!」と そしたら消えた 皆全部 金貨も馬も小人さえ 消え去りみんないなくなる あとにはれいむが残るだけ 無一文のれいむだけ れいむは一匹とぼとぼと 家を目指して帰りゆく すると途中でうわさ聞く 別の国のうわさ聞く さっきの国の王様が なってた病と同じのに 別の国の王様も かかっているとのことだった やっぱり治せばたくさんの ご褒美もらえるのだそうだ (それじゃあれいむが治せるよ やり方見てて覚えたし) れいむはそちらのお城へと 目指す方向変えていく れいむのうわさは伝えられ 別の国でも有名で 名医のれいむはあっさりと 王様の命預かった 人払いした寝室で れいむは治療に取りかかる ぐつぐつ煮える鍋の横 ぐっすり眠る王様の 首をざっくりちょん切って 鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけど何にも起こらない 王様の首煮えるだけ 煮えた首を載せたけど 何にも起こる気配なし 「ゆゆーん、変だよ おかしいよ」 途方に暮れてるれいむの耳に トントン叩くドアの音 れいむ驚き慌てて叫ぶ 召使いに違いない! 「ちょっと待ってね! ゆっくりしてね!」 「何だ、どうにもつれないね 助けはさっぱりいらないかい? あんたのお供の小人がここに 登場したっていうのにさ」 れいむはドア開け、小人を入れる 「来てくれたんだね、うれしいよ」 「参上したてでさっそく聞くが どうしたんだい、この惨状」 れいむがこれまでのことを 説明するとうなずいた 王様の首をまた鍋へ 入れると呪文を唱え出す 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 元の通りに首載せた 途端に王様歌い出す 「すっかり全快 これは爽快 頭のつかえが取れたよう」 国中みんな大喜びで れいむと小人は大金持ち 金貨を背負った馬連れて れいむと小人は帰路に就く それほどせぬうち小人が言った 裸足の足出し痛がった 「歩って遅れる、ちと苦痛 買っておくれよ、一つ靴」 れいむは答える、「もちろんいいよ」 何も悩まずこう述べる 「お金だったら問題ないよ 欲しい分だけ持ってって 全部あげても全然いいよ れいむは何にもしてないし」 「あんたが前にもそれならさ 途中で見捨てなかったぜ それじゃあいよいよお別れだ 二度と会うこたないだろう 馬も金貨も持ってきな 全部あんたのものだしな」 さらりと消える小人の姿 煙のように消え去って 代わりに出てくる馬一頭 金貨を背負った馬一頭 二頭の馬を引き連れて れいむは家に帰り着く 「おかえりなさい!」と出迎える 二匹は自分の子供たち ことことぐつぐつ音するは いつもの煮込んだ鍋だとさ 話、お話、昔の話 昔、昔のドイツの話 ゆっくり村のゆっくりたちは みんな金持ちばっかりで けれども唯一貧乏な ゆっくりてゐがいたそうだ 誰もが牛を飼っていて てゐだけ何にも飼ってない あるときてゐは木を組んで 牛を作って呼び込むは 牛飼いやってるのうかりん 「ようやく子牛を買えたウサ だけどこいつは生まれた直後 まだ満足に歩けない だからちょっと牧場まで 抱いて運んでほしいウサ」 牛飼い了承、運んでみると その牛ずっと食べている 日が暮れ、帰るときになり それでも頭を垂れたまま (こんなに食うなら一人でも 帰れるくらいにゃなるっぺな) そんなことを考えて 牛飼い、子牛をそのままに 他の牛連れ立ち去った てゐは戸口に立っていて 自分の子牛を待っていた すると牛飼いやってきて 村を通るが子牛無し 「てゐの子牛はどうしたの? どこにも姿が見えないよ」 「あれならいまだに食ってるべ ほっといた方がいんじゃねか」 「何言ってんの、そりゃないよ ちゃんと連れて帰ってよ」 それで二人で牧場へと 行ってはみたけど 子牛無し 「ああほら言わないことじゃない 子牛が盗まれちゃったウサ」 それでてゐはのうかりん 村長のとこへ連れてった 村長ぱちゅりーこっぴどく 牛飼いしかって言い渡す 「子牛の代わりに牛一頭 あげてむっきゅり解決よ!」 てゐはようやく念願の 牛を手に入れご満悦 だけど飼い葉がないもので 結局始末するしかない かわいい牛はいなくなり 皮売りに行くしかなくなった 町へ向かったその最中 雨がポツポツ降ってきて やがてザーザー強くなる たまたま見かけた水車小屋 「一晩泊めて」と戸を叩く 粉ひきやってるすわこ種が 出迎え、寝床を指し示す お礼を言ってゆっくりてゐは ワラの上にて寝転がる そうこうするうち訪れた 新たな客人、戸を叩く すわこはやたらと歓迎し 招き入れるは巫女饅頭 緑の髪したさなえ種だ 「今日はだんなが留守なんで 二人でごちそう食べようね」 「それはちょっと悪いです でも常識にはアンチェイン」 どうやら浮気の相手らしい 仲むつまじく触れあった あれこれ並べる食べ物は 肉やら菓子やらワインやら (そんなに食べ物あるんなら ちょっとはくれてもいいウサに) てゐは腹ぺこだったので ちょっと腹が立ってきた そこへトントン戸を叩く 音が食事の邪魔をした どうやらだんなが帰宅の様子 「戸を開けとくれ」と声がした あわててすわこはごちそうを あちらこちらへ隠しおき さなえを突っ込む置戸棚 全部を全部隠し終え すわこはだんなをお出迎え 息を落ち着け戸を開ける 「やあただいま」とかなこ種が びしょぬれのままで中入り 「よっこらしょっ」と背に負った 柱を下ろしてくつろいだ ふっと目にしたワラの上 てゐ見てすわこに聞いてみる 「可哀想だしいいかなと 泊めてあげよう、ねえかなこ」 「何度も来られちゃ敵わんが 一晩だけならまあいいさ」 快くも了承し そしたらクゥとお腹鳴る 「飯にするかい 何がある?」 「パンしかないけどそれでいい?」 「この際何でも構わんさ ついでにそいつも呼んでやれ」 かなこはてゐに呼びかけた 「あんたも一緒に食べないかい」 すわこに言葉を挟ませず てゐはぴょんと跳びお相伴 一緒にパンを食い終えて 腹パンパンとはいかないが 一応空腹落ち着けて かなこはてゐに聞いてみる 「こういうときにはあんたがさ 何か話をするもんだけど あんたは何か知ってるかい? 楽しい話をしとくれよ」 「特に話はできないけれど 変わった特技があるんウサ」 「そりゃあ一体何なんだい?」 「てゐは占いできるウサ」 さっそくかなこがやらせてみると てゐはお耳をパタパタさせて そして一言つぶやいた 「ベッドの下に一瓶の 赤いワインがあるウサよ」 「何言ってんだい、そんなこと あったりなんかするもんか」 そう言い、そこを見てみると 言われた通りに酒あった そうして肉やら菓子やらと 次々てゐは占いを 続けてごちそう引き出した てゐとかなこは舌つづみ 鳴らしていたが一方で すわこは全く気が気じゃない 家じゅうのカギを一人持ち 布団の下でじっとする 「まだ占いはできるのかい?」 かなこの言葉に占い師 「大事なので占えない」 「そこを何とか占っとくれ」 そう言いせっつくかなこ種へ 「そんならどれだけ出すウサ」と てゐは吹っかけ金請求 大金の約束取り付けて てゐは再び耳振った 「ここには悪魔がいるウサね 場所はどうやら置戸棚」 「悪魔だなんてそりゃ大変 さっさと追いださないとねえ」 かなこは大戸を開け放つ すわこはカギをすぐ渡す てゐは戸棚を開けてやる さなえはさっさと飛び出した 「ありゃりゃまあまあ驚いた 確かに悪魔が飛んでった」 そうしててゐは大金を 手に入れ村へ帰宅した さて貧乏のはずのゆっくりが 大金持っていることに 村人みんな不審がり 村長はてゐを呼び出した 「どこでそんなに大金を 得たのかむっきゅり話しなさい」 「てゐは牛の生皮を 売ったらこんなになったウサ」 みんなそれ聞き、それならと 我も我もと牛殺し 皮をはぎ取り売りに行く 村長ぱちゅりー張り切って 鼻息荒くこう言った 「ぱちぇが先に売るからね みんなはむっきゅり後にして」 けれども期待は裏切られ 二束三文しかならない 後からやって来た者は 買い取りでさえ拒否された 村長・村人激怒して 即座に決定、てゐ死刑 穴だらけのタル用意され てゐはその中入れられる このまま川にぶち込んで ほんわかぱっぱ、ほんわかぱっぱ、土左衛門 最後のお祈り済ませよと 巫女が呼ばれてやってくる 村長・村人その場から お祈り時だけ立ち去った 「許されないのは誰ですか 神は全てを許します」 見ればその巫女見覚えあった いつかのなまぐさ巫女さなえ 「てゐが助けた、覚えてた? いつか開いた置戸棚」 借りと秘密を印籠に 黄門よろしく巫女脅す そこへ通るは羊飼い 羊の群れ追うまりさ種だ てゐはまりさが野心家で 村長志望と知っていた ニヤリと笑ったすぐ後で 必死の叫びを振りしぼる 「嫌だよ、嫌だ! 御免ウサ!」 「何が嫌だというんだぜ?」 計画通りにまりさ来る てゐは嘘泣きして言った 「このタルの中に入ったら 村長にすると言われたよ だけどてゐはそんなこと やりたくないから御免ウサ」 「それじゃあまりさが代わるのぜ 村長になってあげるのぜ」 そうしてまりさはタル入り てゐは羊と立ち去って さなえは祈りの終了を 村人に告げて帰路につく 村人行くとタル一つ フタ打ち付けてそこにある そんじゃま、やるかとゴロゴロと 転がし川にぶち込んだ みんなが村に帰ってみると ゆっくりてゐは何食わぬ 顔して羊の群れ連れる みんな驚き、わけ聞くと てゐはのんびりこう言った 「タルが沈んで川の底 着いたら草原広がって そこにたくさん羊いて いくらか連れて来たウサよ」 これ聞き、みんな喜々として 危機など感じず川へ行き のぞいた川面に映ったは モコモコ散った空の雲 それらを羊と思い込む 村長ぱちゅりー張り切って 鼻息荒くこう言った 「ぱちぇが先に行くからね みんなはむっきゅり後にして」 ドボンと飛び込む真っ先に それからみんなも後続く ドボンドボンと飛び込んで 一人残らず土左衛門 一人残ったゆっくりてゐは みんなの遺産を独り占め 村一番の貧乏は 大金持ちになったとさ 話、お話、昔の話 昔、昔のロシアの話 とある野原の真ん中に 転がってるのは首の骨 大きな馬の首の骨 そこへ来たのはちびれいむ ぽいんぽいんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 だりぇかお家に住んでりゅの?」 答えはまったく返らない どうやら誰もいないよう ゆっくりぷれいす見つけたと れいむはそこに住みついた 次に来たのはゆっくりちぇん ちょこんちょこんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるのー?」 「れいみゅがゆっくり住んでりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ちぇんは子猫のちぇんだよー」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 ちぇんは家の中入り 二匹で暮らすことにした 次に来たのはゆっくりみょん ひょいんひょいんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるみょん?」 「れいみゅと子猫のちぇんいりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「みょんは辻斬りみょんだみょん」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 みょんは家の中入り 三匹暮らすことにした 次に来たのはゆっくりありす ぴょこんぴょこんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるの?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ それから辻斬りみょんいるよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ありすは都会派ありすなの」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 ありすは家の中入り 四匹暮らすことにした 次に来たのはゆっくりれみりゃ ぱたぱたぱたと羽で来た 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家にいるのかど~?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ 辻斬りみょんと都会派ありす 併せて四匹住んでりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「れみりゃはお嬢様だどー」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 れみりゃは家の中入り 五匹で暮らすことにした 次に来たのはドスまりさ どすんどすんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるの?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ 辻斬りみょんと都会派ありす お嬢のれみりゃで五匹だよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ドスはドスだよ こんにちは」 そうしてどすんと座った家は ぺちゃんとつぶれましたとさ 話、お話、昔の話 昔の韓国、昔の話 胴付きれみりゃが結婚し お婿に入っていったのは 柿の木生えたお菓子屋さん めーりんとさくやのお菓子屋さん そこで出されたシロップに れみりゃはとても驚いた イチゴの香りがとてもよく とろけるように甘かった さくやと初夜を迎えても 頭はそれでいっぱいで さくやに壺のある場所を 聞き出し即座に行ってみる 裸んぼうで向かう先 イチゴのシロップ、壺の中 見つけてすぐに両手を入れて むんずとつかむ多くのイチゴ 取り出し食おうとしたけれど つかえて出せない壺の口 振ったり蹴ったりしたけれど やっぱり出せない壺の口 片手でやれば取れるのに 二、三個ずつなら出せるのに れみりゃはそれには気づかない うんこらよっこら気張ってる とうとう疲れて諦めて シロップ飲もうと計画変更 お玉かスプーンを探したが シロップすくうはないらしい 頭がポカンの性してる れみりゃを救うはないらしい 壺は重くて持ち上げ不可で 抱えてあおるはありえぬ負荷だ そこで頭を突っ込んで 直接飲もうとやってみた 柔らか頭は中入り 成功するかに見えたけど シロップに届くその直前 誰かが近づく音がした ガタゴトする音聞きつけて やってきたのは母さくや 「誰かいるの?」と声掛けて どんどん近づきやってくる 慌ててれみりゃは逃げようと したけど頭が外れない すっぽりはまった壺頭 もがけどあがけどそのまんま どうにもならずに無理矢理に 重たい頭を被りつつ すっぽんぽんの壺頭 ふらふらよたつき逃げていく ぼたぼたシロップこぼしてく 少し遅れて母さくや 来たけど何にも起こってない 気のせいだったとほっとして くわえた棒を置こうとし まあ来たついでと、婿にやる 柿でも取ろうと庭に出た 当の婿たるれみりゃ氏は 追っ手の足音耳にして 慌てふためき木に登る 裸で登る壺頭 おぼろ月夜に浮かぶ様 奇妙奇天烈まか不思議 母のさくやが庭に行き 薄明かりの下、見上げれば 何とも大きな熟れた柿 重たく甘そうに生っている さっそくくわえた棒切れで 何度も何度も突くけれど いくらやっても落ちもせず しぶとくねばってしがみつく れみりゃ歯食いしばって耐えたけど やっぱり痛くてたまらない 声は漏らさずこらえたが 思わず漏らした生うんうん それ見て棒持つ母さくや 「あらあら、まあまあ」つぶやいた 「熟柿が裂けてしまったわ」 そうして家に入ったとさ 話、お話、昔の話 昔、昔の日本の話 昔、のんべのまりさいた お酒大好きまりさいた ご主人様のお使いの 途中でいつも飲んでいた 飲んではいつもグウグウいびき 注意されては飛び起きる 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 「早く行かんとしかられますよ」 おかみさんはせきたて送り出す いつものようにせきたてる 「急ぐぜ、速いぜ、遅いと死ぬぜ ご主人様は鬼なのぜ」 いつもそうして疾走まりさ いつもそうした粗相の連鎖 ある日いつもののんべのまりさ 飲んでグースカ昼寝した そこへ通るは四人の悪がき 食べているのは熟柿の甘柿 種を含んだ悪がき四人 酔って寝ているまりさを視認 「こいつは生意気、一斉射撃」 含んだ種を口から吹いた 種は頭に貼りついた まりさの頭にペトペトついた 気づかずまりさはグウグウ眠る やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の種に気づかず跳ねる やがて芽を出す柿の種 芽は出て、背が伸び、大きくなって 花咲き、実がなり、たわわになった 何がどうしてこうなったのか 何とも大変一大事 けれどもまりさは困らずに むしろ得意にこう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ この柿ゃ赤い、甘い柿のぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 甘柿食べてた例の悪がき 「何だこいつはふてぶてしい 頭に太い木 大いばり」 「切れ切れ、きれいにさっぱり切れよ」 「のこぎり、一切り、これっきり」 ギコギコ、ゴシゴシ切られる柿の木 グウグウ、スウスウ眠れる酔客 やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の切り株、気づかず跳ねる やがて切り株、成長株 そのままなどでは終わらない 生えるはキノコ、立派なキノコ 山ほど生えたヒラタケだ まりさはさっぱり困らずに 胸をそらしてこう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ このタケ、美味い、高いタケのぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 柿の木切った例の悪がき 「何だこいつはあきれたもんだ キノコ生やして眠ってやがら」 「饅頭なんかにゃもったいない 切り株掘って取っちまえ」 うんこら、よっこら、掘ってく作業 グースカ、グースカ、ほっとく気性 やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の穴に気づかず跳ねる やがて穴には雨が降る そして穴には水たまる さらになぜだかドジョウがわいた 何十何百ドジョウがわいた ジャブジャブ、ピチャピチャ水面跳ねて 活きがいいのを大表現 まりさはやっぱり困らずに 得意満面こう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ ドジョウがたくさん、売るだけあるのぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 頭を掘った例の悪がき 「何だこいつはどうにもならねえ」 「ほっておくしか、しかたがねえや」 そう言い、捨て置き立ち去った それこっきりでお終いだ こうしてまりさはいつものように お使い途中にいつも酔う ドジョウを売って、酔って、眠って 慌てて起きて、跳ねたとさ 話、お話、昔の話 昔、お話、昔の話 話、お話、多くの話 昔、お話、近くの話 これでおしまい どっとはらい! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 日本の話の元ネタはしってるなあ…確か最後は頭に池ができて、釣り騒ぎで五月蝿くて生活出来ないから、自分の頭の池に身を投げたんだっけw まあ、楽しめました(´ ω `) -- 2016-07-15 21 43 22 元ネタしらんけど面白かったわ -- 2011-10-19 23 52 35 一番↓ 黙読するより音読したほうが読みやすいぞ -- 2011-09-19 16 21 02 内容は勿論、テンポの良さに楽しく読めた。 こういうのって面白いなぁ。 -- 2011-07-13 13 25 10 きちんと韻を踏んであるから、読み難いのは読み手が悪い -- 2010-09-18 04 14 51 うん。面白いよ。 -- 2010-07-12 09 23 05 声に出して読んだ時、ふしをつけてテンポ良く読めるように書かれてるね。 -- 2010-06-16 14 02 00 元ネタわからないけど楽しかったよ!! -- 2010-06-12 07 37 43 元ネタは一番したしかわからんかったけど、パロってて違和感なくて面白かった ↓昔話は大体こんな調子の書き方だよ -- 2010-04-19 12 38 48 よ、読みにくい…設定とかよりも、ただひたすら読みにくい。 誤字なのかわざとなのか判らない個所も多くて最初の方で力尽きた -- 2010-04-03 15 12 00
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4854.html
いままで書いたもの とかいはコーディネイター 植物型ゆっくり 魔理沙とゆっくり~邂逅篇~ 取替えられた子 お前なんかドスじゃない ばーさすちれーでん ねるねるねるゆ ゆっくりを飼うって難しい ゆっくり分身 れいぱー 公然猥褻れみりゃ 決死の虐待 虐待お兄さんの冒険 人外魔境の森編 ゆっくりさん ざぁ……ん。 美しい潮の音に眼が醒める。 瞼を開き身を起こす。視界一杯に蒼い空と海、白い雲と砂浜が広がり 海風が頬を撫でた。 「……」 「せ~んぱ~い」 どうしてこうなったのだろうと考えていると。背後から声が響いた。 後輩の声だ。首をぐるりと回してそちらを向くと、やはりそこには奴 の姿があった。 ぶんぶんと手を振って、 こちらに向かって走り寄り、 輝くような笑顔を浮かべ…… そして、一糸纏わぬ姿で。 「気色悪いもん見せんなぁぁぁ!」 「ぐげぺっ」 鳩尾に右拳を捻じ込むと、後輩が口から気色悪い液を吐きながら崩れ 落ちた。 虐待お兄さんの冒険 異形達の海岸編 「さて、言い訳を聞こうか」 日の光の暑さから逃れるために避難した岩陰で、俺は地面に横たわる 後輩を見下し、脚でやわらかい背中をぐにぐにと踏みつけながら問い ただした。 「緊縛プレイだなんて、そんなマニアックすぎますよぅ」 「解った、簀巻きのまま砂に埋まりたいんなら俺は止めない」 「えぇそうです。例によって僕が連れてきました」 その辺から拾ってきたスコップを砂浜に突き立てると同時に、後輩が 不満そうな膨れっ面でそう言い、そのまま言葉を続けた。 「しかしそれは僕だけの責任じゃありませんよ!」 「また俺の責任か? 俺はこの前の事を警戒して迂闊な発言は慎んだ はずだぞ」 「いえ、あの人の責任です」 そう言い、後輩は顎で右の方を指し示した。俺はそれを追って視線を ずらす。 そこには、一匹のゆっくりれいむを抱えてぽかーんと呆ける一人の青 年の姿が。 「お前ら何してんだ? そういうプレイか?」 「ゆ゛ぅーーーー! なわざんはゆっぐりでぎないーーーーー!!」 何か嫌な事でも思い出したのか急に暴れだすれいむ。 俺は後輩に視線を戻す。 「サークルのラーメン(渾名)じゃないか……あいつが?」 「そう、あれは三日前の事です」 そして、後輩は遠い眼で語り始めた。 『先輩、海と地下強制労働施設どっちが好きですか?』 『どっちも嫌いだバーカ! 俺はそんな所絶対いかんぞ!』 僕がそう言うと、先輩は涙目で叫び、部室から走って出て行ってしま った。相変わらず情緒不安定な人だ。 『なんだあいつ、急に走って出て行って……』 『あ、センパイ』 それと入れ違いにセンパイが部室に入ってきた。 この人はラーメンが大好きで大好きで仕方がなく、毎日三食ラーメン を食べているという噂まであるちょっと頭がアレなセンパイだ。 丁度いいと思い、僕はセンパイに先程の質問をする事にした。 『ところでセンパイは海と地下強制労働施設どっちが好きですか?』 『海だな。なんたって地下強制労働施設にはラーメンの材料になるも のは無いが、海には新鮮な魚介類があるからな』 センパイは選択肢に対するツッコミも無しに即答した。 『センパイは本当にラーメン好きですねぇ』 『あぁ。浴びるようにラーメンを食べるのが趣味だ』 『またまたぁ、いくらなんでも大袈裟ですよぉ』 『ハハハハハ』 僕がそう言うと、センパイは腕を組んで爽やかに笑い、 『大袈裟?』 そして、不思議そうに首を傾げながらそう言った。 「って事がありまして」 「関係のない俺をどうして連れてきた?!」 笑いながら語る後輩の胸倉(のあたりの縄)を掴み前後に揺さぶりな がら怒鳴りつけた。 「だって先輩がいないなら僕は海なんか行きたくありませんし」 後輩は不満そうな顔で言う。 「そうなると俺も一人で海は寂しいし」 そこにラーメンがひょこっと出てきての支援。後輩は得意げな表情を 浮かべ、びしっとこちらに指を突きつけた。 「ほら、先輩は必要じゃないですか」 「海に行くのを諦めろ!」 その手をべちんと叩き落し、二度と縄から抜け出せないよう厳重に縛 りつける。当然、その間も言葉は休めない。 「それと寝てる間にベッドごと運び出すな! この前森からベッドを 家まで運ぶのにどれほど苦労したと思ってる?!」 「配送業者に頼めばいいのに」 「ですよねー」 「貧乏学生舐めんな」 まるで漫画みたいに見事な簀巻きになった後輩を蹴飛ばしながらそう 吐き捨て、地面に転がるそれに腰掛けながら大きく溜息をつく。 「あー、もう。いい。疲れた。付き合ってやるから今回限りにしろよ」 「「わーい」」 嬉しそうに声を上げる二人。俺は腰を上げ、さっき地面に突きたてて おいたスコップを手に取りながら、後輩に告げた。 「ただし身の安全の確保のためお前は縛ったままここに埋めて行く」 「リアルゆっくり?」 地面から首だけ出した後輩の声が、辺りに虚しく響いた。 「ゆ゛あ゛ーーー! うみのいえはゆっぐりでぎないーーーー……」 遠くかられいむの泣き声が聞こえてくる。その声のゆっくりしてなさ に、れいむを置いてきた海の家を身ながら、ラーメンに声をかける。 「なぁ、お前のれいむあっちで凄い泣いてるけど」 「あぁ。れいむはツンデレなんだよ」 「先輩と同じですねー……」 一体どれだけ地獄耳なのか、埋められた場所から後輩が口を挟んで来 た。俺は迷わず聞こえない振りをしながら、クーラーボックスに腰掛 けて崖の上で竿を握るラーメンに話しかける。 「で、お前の目的は釣りか?」 「あぁ。ここで釣った新鮮な魚介類でとった魚介スープで究極のラー メンを作ってれいむに食べさせてやるんだ。きっといつもみたいに泣 いて喜ぶぞ」 「毎度思うんだけどお前のれいむ、あれ本気で嫌がってるんじゃない か?」 「んなわけないだろ。れいむはラーメン大好きだよ」 背を向けたままでそう答えるラーメン。その言葉に、確かな確信めい たものを感じて、俺は思わずラーメンに尋ねる。 「どうしてそう思う」 ラーメンは糸を海に垂らしながら、首だけこちらに向けて口を開いた。 「俺はラーメン大好きだ」 「あぁ」 俺は相槌を打って頷く。 「そして俺はれいむも大好きだ」 「あぁ」 先程と同じように相槌を打って頷く。 「つまり、ラーメン=れいむ。れいむはラーメンなんだ」 「……あぁ?」 うっかり先程と同じように相槌を打とうとして、明らかにおかしいも のを感じて思わず語尾が上がる。そんな俺の様子に気付かないまま、 ラーメンは視線を空の方へ向け、言葉を続けた。 「自分が嫌いな奴は可愛くない。だがれいむは可愛い。つまりれいむ は自分大好き。自分=れいむ=ラーメン。だからラーメンも大好きな んだよ」 ラーメンはそんなわけのわからない事を極当たり前の事のようにすら すらと述べ、そして再びこちらを向く。 「わかったか」 「俺には理解できない事がよくわかった」 「よかったな」 と、その時ラーメンの竿がびくりと反応する。 「ムッ! 引っかかったぞ!」 「根がかりじゃねーか?」 「いや、違う! こいつは大物だ!」 ラーメンはそう言うと立ち上がって竿と格闘し始めた。確かに見てい てもかなり強く引かれているのが解る。 そして、ラーメンは数分に及ぶ格闘の末、 「フィーッシュ!」 と叫び、竿を思いきり振り上げた。水面から黒い影が飛び出して、 「あ゛ーう゛ー!!」 と、泣いているような呻き声を上げながらべちょりと地面に落ちた。 俺とラーメンは、極めて特徴的な帽子に釣り針を引っ掛けたそれを 見下ろす。 「すわこだ」 「すわこだな」 「あ゛ーう゛ー」 地面に打ち付けた顔が痛いのか逃げるでもなくこちらに非難の眼差し をむけるでもなく、そこに座り込んで嗚咽を漏らしている。 ラーメンはてくてくとその背後に歩み寄って頭を鷲掴みにすると、腰 かけていたクーラーボックスを開いてぽいっとそこにすわこを放り込 み、蓋を閉めてまたそこに腰掛けた。 「……スープにするのか?」 「何事も挑戦だ」 ぁーぅー…… クーラーボックスの中から悲痛が声が漏れ出してくるが、それを気に する者は残念ながらここにはいなかった。 「ムッ! また掛かった!」 と、ラーメンが声を上げると同時に竿が大きくしなった。 「随分調子いいな」 「こいつでかいぞ! にしては随分大人しいけど……」 ラーメンの言う通り先程のように竿の先が大暴れするような事はなく 、 リールを巻き取ると素直に上に上がってきた。 そして、水面にぽちゃりと影が浮かぶと同時に、 「フィーッシュ!」 ラーメンは思い切り竿を振り上げた。んな事する必要ないと思うが、 きっとやらなきゃいけないワケでもあるんだろう。 そして、吊り上げられたその影は先程のすわこのように綺麗な放物線 を描き、そのまま地面に吸い込まれ―― 「およよ?」 その軌道の途中で急停止し、小首を傾げながら戸惑った声を上げた。 俺は思わず声を上げた。 「ゆっくりいくじゃねーか」 そこにいたのは、ふわふわと揺れる不思議な羽衣を纏った希少ゆっく りのゆっくりいくであった。通称サタデーナイトフィーバー。 ラーメンはつかつかといくに歩み寄ると、羽衣をわっしと掴んでまた クーラーボックスの中にぶちこんだ。そしてクーラーボックスに尻を 乗せて、一言。 「フカヒレスープゲット」 「ペットショップで6桁つくゆっくりを食う気か」 「手作りのラーメンの価値……priceless」 と、まるでいい話っぽい英単語を使っている隙にまた竿が大きく揺れ た。ラーメンは思わず立ち上がって踏ん張る。 「ムッ! また掛かった!」 「三回連続ゆっくりとかやめろよ?」 「ハハッ、まさか」 ラーメンは笑いながらそう言ったが、俺にはどうもフラグが立ってい るように思えて仕方がなかった。 「フィーッシュ!」 そしてラーメンが勢い良く竿を振り上げると、やはりというかなんと いうか。またもや丸くて黒い影が空に待った。どう見ても魚のシルエ ットじゃない。 またか、と思いそれを見上げたまま溜息をつこうとして……次の瞬間、 背筋に氷柱をブチ困れたような怖気に襲われた。 その黒い影は、見るものを恐怖と混乱に陥れる恐ろしい微笑を浮かべ ながら、言った。 「にーとーりー♪」 「ギャァァァァァァ!! バケモノォーーー!!」 俺は思わず飛んできたそのゆっくりにとりの顔面に渾身の右ストレー トを叩き込んだ。 「うわぁビックリした! 何だお前?!」 俺の突然の凶行に驚いたラーメンが声を上げるが、俺はにとりの顔面 を殴った時に手についたぬるぬるした液体を地面に擦り付けるのに夢 中で全く耳に入らなかった。 「あ、逃げられちまったじゃねーか。何すんだよお前」 「五月蝿い! あんなクリーチャーがいきなり水面から飛び出して来 たら誰だって叫ぶわ! 俺だって叫ぶ!」 獲物から外れた釣り針を掲げるラーメンに向かってそう吐き捨てると、 ラーメンは呆れたように溜息をついてまた糸を海面に垂らした。 その背中が俺を非難しているように見えたが、俺は人として当然の事 をやったまでなので反省する気はさらさらなかった。 と、そこでまたもや竿がびくりと震えた。 「ムッ! また掛かった!」 「やめろよ! これ以上バケモノを俺に見せてくれるなよ!」 「あー、いや。なんか異様に引きが弱い。こりゃ逃げられたか……も しくはとんでもない小物だな」 言いながらラーメンは竿を手放し、獲物に引かれるままにする。その 引きはいくよりは激しいものの、すわこや先程の魔物と比べれば明ら かに劣るものだ。見る限り、手ごたえもあまりない。 先の3匹の時とは打って変わってローテンションでリールを巻き上げ るラーメン。影が水面に映り、竿を引っ張り上げる時も何も口にはし なかった。 糸に引っかかったそれが白日の下に晒されると同時に、それは声を上 げた。 「やめてね! やめてね! まりさをはなしてね!」 「まりさつむりか」 「珍しいな」 それは、貝殻を背負ったゆっくりまりさの突然変異種、まりさつむり であった。ちなみに、突然変異種なのに何故か同じ姿のまりさがたく さんいるのは謎である。 「どうしてこんなことするの?! まりさはにとりといっしょにゆっ くりしてたのに! ゆっくりはなしてね! まりさおうちかえる!」 まりさは糸の先でぷーらぷーらと揺らぎながら、必死にこちらに非難 するような視線を向けて声を上げる。 ラーメンはすっくと立ち上がると、貝殻から針を外してぽいっとクー ラーボックスに放り込んだ。 「ゆー?!」 「あ゛ぅっ!」 「およっ?!」 中でぶつかったのか、すわこといくが声を上げたが、ラーメンがすぐ に蓋を閉めると声はほとんど聞こえなくなった。 俺はクーラーボックスに腰をかけたラーメンに声をかけた。 「やっぱり食うんだな」 「当然だ」 奴の返答は短かった。 「ムッ! また掛かった!」 ラーメンが言うと、握っていたその竿がぎしぎしと異様な音を立てて 軋み始めた。 「どうせまたゆっくりだろ? 今度は何だ?」 「いや、ちょっ……重ッ! 何だこれ?! 手伝ってくれ!!」 みしみしと今にも折れそうな異音を立てる。確かにただ事ではない。 俺は嫌々ながらも、なんか面白そうなのでラーメンの背後から手を回 して竿に手を添える。 そして、十数分にも及ぶ格闘の末、見事吊り上げた。 「フィーッシュ!」 巨大な影が頭上を飛び越え、背後でがごんと大きな音を立てた。 「「……がごん?」」 釣りの効果音とは余りにもかけ離れたその音に、俺とラーメンは声を 揃え、ぐるりと振り向いた。 「zzz……」 「……ぞ?」 するとそこには、木製の小船の上でいびきを掻いて眠っている、赤髪 ツインテールのゆっくりと、なにやらごちゃごちゃした帽子を被って 呆然とこちらを見上げてくる、緑髪のゆっくりが佇んでいた。 「ゆえーきとゆこまち……だな……」 「つか船ごと釣るか普通……」 さすがにこれをクーラーに入れるわけにもいかず、俺達はそいつらを 前に途方に暮れた。 「結局魚は一匹も連れなかったな」 ずりずりと音をたてる小船を押しながら、俺は言った。 「いや、でも変わりにこれだけゆっくりがつれたんだ。良しとするさ」 ざりざりと音を立てる小船を引っ張りながら、ラーメンは答える。 「やめるんだぞ! おふねをはなすんだぞ!」 そしてそう言いながら俺達についてくるえーきと、舟に乗せたクーラ ーボックスの中でゅーゅーと声を上げるゆっくり達。あと寝てるこま ち。 ラーメンはそれらに全く耳を貸さずに瞳を輝かせている。 「そいつらでスープ作ったらこれ以上無くカオスな物ができると思う んだが」 俺がそれらの味が混ざった汁を想像してしまったせいで浮かんできた 吐き気を堪えながらそう言うと、ラーメンはくるりと振り向き、いい 漢の顔で言った。 「男は度胸。なんでもやってみるのさ」 「あ、先輩! 酷いじゃないですか! 僕を縛ったまま置いてイっち ゃうなんて!」 と、ラーメンが借りた厨房の傍に引きずってきた舟を置いた所で後輩 がそう言ってきた。どうやら埋められたのを抜け出してきたらしい。 俺は、何を言ってるんだろうこいつ、と思いながら、それを口にする。 「縄抜けすりゃ良かっただろ」 「それもそうですね」 後輩は何度か身を捩ると、あっさりロープから抜け出した。 「さて、さっそくスープを作るか」 外で奴と離れた俺は、ゆっくりが5匹ほど入ったクーラーボックスを 前にしてそう呟いた。ゆっくり達はそれぞれ不安げな表情を浮かべて いる。……一匹、眠っているものもいるが。 「ゆゆっ? おにいさんなにしてるの? そのおなべなに?」 と、そこへ愛しのマイファニーれいむが現れた。その麗しさは立てば 芍薬座れば牡丹、跳ねる姿はゆりかもめという具合にキュートでファ ンシーだ。萌え死ぬ。 俺は口の端からだらだらと零れる涎を袖で拭い、れいむを抱きかかえ 言う。 「このゆっくり達をお風呂に入れてあげるんだよ」 すると、突然れいむの表情が一片した。 その時、れいむはあの日の事を思い出していた。 『よぉーしれいむ。今日は一緒にお風呂に入ろう!』 お兄さんがなにやら興奮した様子でそう告げる。 『ゆ? おにいさんおふろってなに?』 れいむはお兄さんが何を言ってるのかわからないからお兄さんに聞い てみた。お兄さんはれいむを優しく抱きかかえてくれて、それでこう 言った。 『お風呂っていうのはね、暖かいお水に入って体を綺麗にする場所の 事だよ!』 『ゆゆっ?! おみずはゆっくりできないんだよ! れいむとけちゃ うよ!』 怖い事を言うお兄さんの事が怖くなって、れいむはお兄さんの腕から 逃げ出した。でもお兄さんは笑いながら言った。 『大丈夫大丈夫、すぐ出ればとけないから』 『ゆ……ほんとう?』 『お兄さんがれいむに嘘ついたことあったかい? さ、早く入ろう』 何回かあるよ、と言おうとしたけど言うよりも早くお兄さんはれいむ を連れてその『おふろ』に向かっていった。 お兄さんにされるがままにしていると、ふとおはなにすごくゆっくり できる何処かで嗅いだ様ないい臭いが滑り込んできた。 『ゆゆーん! あったかくていいにおいがするよ!』 『ほられいむ、見てごらん!』 そう言って、お兄さんは扉をがらがらーっとあけた。ここがお風呂。 凄くいい臭いでゆっくりできそう。 ガガッ と、そこで頭の中にノイズのような物が走った。 なんだろう、なんだかゆっくりできない気がする。 どうして? こんなゆっくりできそうなのに。 そう、こんなにおいしそうでゆっくりできる臭…… あれ、待って。 お い し そ う な に お い ? れいむが考えてる間にも、お兄さんは言葉を続けた。 そして、答えは出た。 『ラーメン風呂』 『……ゆ?』 ラーメン。その単語を聞くと同時に、あの時に思い出が蘇る。 ツルツルシコシコの麺が髪に絡みつく感覚。熱くてぬるぬるする脂が 全身にまとわりつく感覚。 そして、とてもおいしそうな臭いに全身が包まれる、あの感覚。 そうだ、これはアレと同じ臭いだ。 ようやくそれを思い出したれいむの視界に、風呂桶一杯のラーメンが 映ると同時に。 『そぉい!』 れいむはお兄さんの手によって、ラーメン風呂に突っ込まれていた。 「ゆ゛ゎーーーー!! おふろはゆっぐりでぎないーーーーー!!」 「あぁ?! れいむ?!」 何を想ったのか、れいむは泣きながら俺の腕の中から飛び出し、何処 かへ走り去ってしまった。その姿もまた可愛らしい。 「ふぅ……さて、誰から煮込もうか」 気を取り直してクーラーボックスと向かいあう。すると、クーラーボ ックスの中では熾烈な戦いが繰り広げられていた。 「やだよ! まりさはおふろいきたくないよ! こまちたちがいって ね!」 「こまちとえーきもだぞ! おふろはこわいんだぞ! すわこがいく といいんだぞ!」 「あーうー!」 「ゆぅー?! どうしてまりさがいけなんていうの?! ひどいこと いわないでね?!」 「まりさだってさっきこまちにいけっていったんだぞ! だからまり さがさきにいくといいんだぞ!」 「どぼじでぞうなるのぉーーーーー?!」 どうやられいむがお風呂と聞いて逃げ出したせいでお風呂が怖い物と 思い込んでしまったらしい。俺はただ熱湯で茹でようとしてるだけな のに悪魔でも見るような目でこちらを見てくる。心外だ。 「「「ゆっぐりでぎないーーーーーーーーーー!!!」」」 しかし、こう嫌がられるとどうもやり辛い。最終的には全員煮込むと しても、誰からやるか。 俺が腕を組んで唸っていた、その時であった。 「ここはわたしがいきます」 突如、クーラーボックスの片隅に佇んでいたいくがきりっとした顔で そう告げた。 驚く俺とゆっくり達。いくはその場の全員の視線を集めながら、ふよ ふよと俺の顔の前まで飛んでこう言った。 「いくはくうきのよめるゆっくりです」 「「「きゃーいくさーん」」」 思わずゆっくり達から歓声が飛ぶ。ゆっくりなのに空気を読んで自分 から志願するとは見上げた根性である。 俺は感動しながらいくを寸胴鍋の前まで連れてくる。凄まじい熱量の 蒸気の上がる鍋を前に、さすがの空気の読めるいくもたじろいだ。し かし、頭をぷるぷると振ると再び表情を引き締め、「こんなのちっと もあつくないです」的な言葉を言ってクーラーボックスのゆっくりを 元気付けた。 そして俺がいよいよ飛び込むか、と思ったその時、何故かその場で語 りだした。 「わたし、このおふろからでたらおやまのそーりょーむすめさまにず っといっしょにゆっくりしようねっていいにいくんです……」 それを聞き俺は思った。それなんて死亡フラグ? 「それできれいなのはらをふたりでいっしょにかけまわったり、がん ばってあつめたごはんをいっしょにむーしゃむーしゃしてしあわせー したり……」 そう想う俺にも構わずいくは、幸せそうなどこか遠い所にいる誰かを 見るような、そんな目をしながら言葉を続けていく。 「それでふたりでずっとなかよくしあわせにくらして、いつかすっき りもしておちびちゃんもたくさんつくって、それから――」 「さっさと入れ」 「およよーーー?!」 痺れを切らした俺がいくを鍋に突っ込む。いくは一度完全に水没して から、慌てて水面まで浮き上がって叫んだ。 「あづいーーーーー!!」 熱湯であるからして、当然である。 「あづい! あづいでず! むりでずーー! ごべんなざいーーー! いぐはほんどうはぐうぎのよめないゆっぐりなんでずーーーーーー! ごべんなざいずるがらだじでぐだざいーーーーーー!!」 端も外聞も掻き捨て、くうきがよめるというプライドも捨て去り、熱 さのショックから自分が飛べる事まで忘れていくは必死に訴える。 そして、涙で瞳を潤ませながらこちらを見上げて、懇願した。 「おねがいだがらゆっぐりざぜでぐだざ」 俺は手に持っていた寸胴の蓋を閉じて、ゅーゅーと小さい呻き声が漏 れる寸胴に背を向ける。 そして、いくの余りの取り乱しぶりにクーラーボックスで縮み上がっ ていたゆっくり達の中から適当に一匹を掴み上げた。 「あ゛ーう゛ー!」 当たったのはすわこだった。 俺は開いている寸胴の鍋に向かってすわこを投擲する。ぼちゃんと音 を立ててお湯の中に叩き込まれ、先程のいくと同じように慌てて水面 まで戻ってきた。 「あ゛ーごぼぉっ?!」 そして苦しそうな呻き声を上げると同時に、何故か凄まじい勢いで鍋 の底へと潜っていった。帽子だけを残して。 その不可思議な行動に呆然としている俺の前で、鍋の水面ギリギリを 漂っていたその帽子が大きく溜息をついた。 「ふぃー。ずんぼーやなかったらそくしするところやったでぇ」 そう言って舌を使って額の汗を拭うすわこの帽子。 ここは、突っ込む所なのだろうか。 と、その時突然帽子がぐらぐらと揺れ、鍋の底から一つの影が浮き上 がってきた。すわこだ。 「ゆ゛ぶはっ! あ゛ーう゛っ?!」 水面に出て大きく息を吸うと同時に、また一気に鍋底まで押し戻され るすわこ。その一瞬に、帽子から何か棒的な物が伸びたのが見えた。 「おとなしゅうせんかい。ばらんすとれへんやろ」 「ごぼがぼごぼ」 そう言ってあぶくの上でぐりぐりと体をねじる帽子。 俺は、こんな時どんな顔をしたらいいかわからなくなり、ただただ無 言で鍋の蓋を閉じた。 「ちょっにーちゃんふたしめんといてーなあつーてしゃーないわー」 「がぼごぼごぼ」 何故かやたらとよく通る声が鍋からは響いていた。 聞こえないふりをしながらクーラーボックスに戻ると、そこではえー きが必死にこまちに声をかけていた。 「こまち! おきるんだぞ! このままじゃゆっくりできなくさせら れるんだぞ!」 「zzz……」 どうやら寝ているこまちを起こして一緒に逃げようとしていたみたい だ。これが友情パワーか。俺は感動し、胸に熱いものを感じた。 「はいはいこっちおいでねー」 「ご、ごまぢぃーーー!」 が、それはそれこれはこれ。眠っているこまちをむんずと掴んでそそ くさと鍋の前に戻ってこまちをお湯にぶちこんだ。 「やめるんだぞ! ごれじゃごまぢがゆっぐりでぎないぞ!」 その後ろからえーきが付いて来て必死にそう訴える。 俺は足元で必死にぽよんぽよんと跳ねるえーきを掴んで、鍋の中が見 える位置まで持ち上げた。 「zzz……ゆっくりしたゆだなーっとー……zzz」 そして鍋の中で心地よい寝息を立てる小町を見せて、一言。 「案外気持ち良さそうだけど」 「うぞはだめなんだぞ! ぐろだぞ! ぎもぢいいわげないんだぞ!」 「グロくはないと思うけど」 「ぐろじゃないぞ! ぐろなんだぞ!」 「グロなんじゃないか」 「ぐろじゃないんだぞー! ぐろだっでいっでるんだぞーーー!!」 泣きながら必死にグロいグロいとR-15指定を訴えるえーき。 そのえーきに対して俺は、 「あーもううるさいお前も入ってみろ」 口で相手をするのが面倒になり、こまちの浮かぶ鍋に叩き込んだ。 ばっしゃーんと音を立てて鍋の底まで沈み、水面にあぶくをたてる。 どうやら元が水棲ではないから浮かんでくるのに手間取っているらし く五秒ほどもその状態のままで、六秒目になりようやく水面に顔を出 した。 「やっばりあづいんだぞーーー?!」 「あついおふろはえどっこのたしなみさねー……zzz……」 「えーぎはぬるいほうがよいぞーーー?!」 鍋の中で仲良く会話をするえーきとこまち。というか、こまちは本当 に眠っているのだろうか。 「ひゃくかぞえたらでましょーねー……zzz……」 「はやぐでだいがらゆっぐりがぞえるんだぞ! いーぢ! にーい! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざ ーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん!」 こまちに言われた通り必死に数を数えるえーき。俺は涙ぐましい努力 をするその姿に感動しながら寸胴の蓋を閉めた。 『ひゃぐっでどのぐらいなのがわがらないんだぞー?!』 閉ざされた寸胴鍋の中から悲痛な叫びが上がった。 「さて、残りは一匹だけだな」 俺は額を伝う汗を袖で拭いながらそう呟き、クーラーボックスに一匹 だけ残っているまりさを見下ろす。 「ゆっくりにげるよ! ゆっくりにげるよ! おにいさんはそこでゆ くりしててね!」 まりさは、クーラーボックスから抜け出そうと必死にクーラーボック スの壁面を這い上がろうとしては、重力に引かれて地面に落ちるのを 繰り返していた。 俺は「ゆぅー?!」といいながら転がり落ちたまりさに無言で手を伸 ばすと、その貝殻をむんずと掴んで持ち上げた。 「ゆっ! すごい! おそらをとんでるみたい!」 急に高くなった視点に驚き、まりさはそう言ってつぶらな瞳を輝かせ る。そして、何か凄い事に気付いたような顔でこう言った。 「まりさはおそらをとべたんだね! きづかなかったよ! このまま ゆっくりとんでにげるよ!」 とんだ勘違いである。 俺はまりさを摘み上げたまま、てくてくと寸胴鍋に歩み寄る。 「ゆ? そっちじゃないよ! そっちはあつくてゆっくりできないぷ れいすだよ! ゆっくりむこうにいってね!」 焦ったようにまりさはそう言う。そもそも、自分が飛んでると言った のに一体誰にお願いしているのか。 無論、俺は全く聞かずに寸胴鍋に向かう。 「ゆゆぅーーー?! どうしていうこときいてくれないのーーー?!」 ちっとも自分の思い通りにならず、まりさは癇癪を起こしたように怒 り始める。そして不満そうにぷくーっと膨れながら言った。 「もう! いうこときいてくれないならまりさあるいてにげるよ! ここでゆっくりおろしてね!」 と、そこで丁度寸胴鍋の前にたどり着き、俺はぴたりと立ち止まる。 それをどう勘違いしたのか、まりさは急に得意げな顔になった。 「ゆっ! わかればいいんだよ! これからはまりさにさからわない でちゃんという――」 俺は持っていた手を放す。 「ことを――」 そして、ぼちゃんというどうにもあっけない音を立てて、まりさが熱 湯に着水した。 俺はすかさず蓋を閉める。 『あづいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!?!?』 寸胴鍋の中からくぐもった声が響いた。 冷蔵庫にくっついていたキッチンタイマーをセットすると、俺は手近 な椅子に腰掛け、呟いた。 「さて、後はこのまま火にかけて3時間っと……」 そしてテーブルの上に置いておいた週間少年ゆンプを手に取り、人気 漫画のONEPLASE(世界で一番ゆっくりできるプレイスを目指してゆっ くり達が海を旅するというストーリー)を読み始めた。 『『『ゆっぐりでぎないー……』』』 傍らの寸胴鍋からは、そんな力ない声が漏れていた。 「できたぞー」 時刻は八時。 厨房から上機嫌なラーメンの声が響いてきた。 「長かったな」 「そういえばセンパイの作ったラーメンって食べるの初めてですね」 向かいの席に座っている後輩が俺のマイ箸にわさびを練りこみながら そう言った。俺はとりあえずその手に持ったチューブをひったくって 後輩の鼻の穴に突っ込み、握り締めてから言う。 「素材を知ってる側からすればゲテモノじゃないのを祈るばかりだ」 「ゆっくりただいま!」 と、そこへ何処に行っていたのか、ラーメンの飼いゆっくりのれいむ が地面に横たわって鼻を押さえながらごろごろと転がっている後輩を 踏み台にしてテーブルに跳ね上がった。 「おにいさん! きょうのごはんはなに?」 そして、口の端から涎を垂らしながら俺に尋ねてきた。 俺はその質問にそっけなく答える。 「ラーメンだそうだぞ」 「……ゆ?」 突如、れいむの動きがぴたりと止まった。 「へいお待ち! ラーメン一丁!」 それを見計らったかのようなタイミングで現れるラーメン。俺と、鼻 を押さえながら床から起き上がってきた後輩がそちらを向く。 と、同時に。 「そぉい! そぉい! そぉぉおい!!」 ラーメンが、猛々しい雄叫びを共にその手に持っていた海鮮ゆっくり スープラーメンをれいむ、後輩、俺の順に、その脳天目掛けて叩き付 けた。 脳髄に直接叩き込まれたような衝撃。その手並みの余りの鮮やかさに、 俺はラーメンの熱さを感じるよりも早く、意識を喪失した。 芳しい塩の香りだけが、辺りを漂っていた。 おわり 作者:○ーメンぶっかけ祭の人 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2642.html
いままで書いたもの とかいはコーディネイター 植物型ゆっくり 魔理沙とゆっくり~邂逅篇~ 取替えられた子 お前なんかドスじゃない ばーさすちれーでん ねるねるねるゆ ゆっくりを飼うって難しい ゆっくり分身 れいぱー 公然猥褻れみりゃ 決死の虐待 虐待お兄さんの冒険 人外魔境の森編 ゆっくりさん ざぁ……ん。 美しい潮の音に眼が醒める。 瞼を開き身を起こす。視界一杯に蒼い空と海、白い雲と砂浜が広がり 海風が頬を撫でた。 「……」 「せ~んぱ~い」 どうしてこうなったのだろうと考えていると。背後から声が響いた。 後輩の声だ。首をぐるりと回してそちらを向くと、やはりそこには奴 の姿があった。 ぶんぶんと手を振って、 こちらに向かって走り寄り、 輝くような笑顔を浮かべ…… そして、一糸纏わぬ姿で。 「気色悪いもん見せんなぁぁぁ!」 「ぐげぺっ」 鳩尾に右拳を捻じ込むと、後輩が口から気色悪い液を吐きながら崩れ 落ちた。 虐待お兄さんの冒険 異形達の海岸編 「さて、言い訳を聞こうか」 日の光の暑さから逃れるために避難した岩陰で、俺は地面に横たわる 後輩を見下し、脚でやわらかい背中をぐにぐにと踏みつけながら問い ただした。 「緊縛プレイだなんて、そんなマニアックすぎますよぅ」 「解った、簀巻きのまま砂に埋まりたいんなら俺は止めない」 「えぇそうです。例によって僕が連れてきました」 その辺から拾ってきたスコップを砂浜に突き立てると同時に、後輩が 不満そうな膨れっ面でそう言い、そのまま言葉を続けた。 「しかしそれは僕だけの責任じゃありませんよ!」 「また俺の責任か? 俺はこの前の事を警戒して迂闊な発言は慎んだ はずだぞ」 「いえ、あの人の責任です」 そう言い、後輩は顎で右の方を指し示した。俺はそれを追って視線を ずらす。 そこには、一匹のゆっくりれいむを抱えてぽかーんと呆ける一人の青 年の姿が。 「お前ら何してんだ? そういうプレイか?」 「ゆ゛ぅーーーー! なわざんはゆっぐりでぎないーーーーー!!」 何か嫌な事でも思い出したのか急に暴れだすれいむ。 俺は後輩に視線を戻す。 「サークルのラーメン(渾名)じゃないか……あいつが?」 「そう、あれは三日前の事です」 そして、後輩は遠い眼で語り始めた。 『先輩、海と地下強制労働施設どっちが好きですか?』 『どっちも嫌いだバーカ! 俺はそんな所絶対いかんぞ!』 僕がそう言うと、先輩は涙目で叫び、部室から走って出て行ってしま った。相変わらず情緒不安定な人だ。 『なんだあいつ、急に走って出て行って……』 『あ、センパイ』 それと入れ違いにセンパイが部室に入ってきた。 この人はラーメンが大好きで大好きで仕方がなく、毎日三食ラーメン を食べているという噂まであるちょっと頭がアレなセンパイだ。 丁度いいと思い、僕はセンパイに先程の質問をする事にした。 『ところでセンパイは海と地下強制労働施設どっちが好きですか?』 『海だな。なんたって地下強制労働施設にはラーメンの材料になるも のは無いが、海には新鮮な魚介類があるからな』 センパイは選択肢に対するツッコミも無しに即答した。 『センパイは本当にラーメン好きですねぇ』 『あぁ。浴びるようにラーメンを食べるのが趣味だ』 『またまたぁ、いくらなんでも大袈裟ですよぉ』 『ハハハハハ』 僕がそう言うと、センパイは腕を組んで爽やかに笑い、 『大袈裟?』 そして、不思議そうに首を傾げながらそう言った。 「って事がありまして」 「関係のない俺をどうして連れてきた?!」 笑いながら語る後輩の胸倉(のあたりの縄)を掴み前後に揺さぶりな がら怒鳴りつけた。 「だって先輩がいないなら僕は海なんか行きたくありませんし」 後輩は不満そうな顔で言う。 「そうなると俺も一人で海は寂しいし」 そこにラーメンがひょこっと出てきての支援。後輩は得意げな表情を 浮かべ、びしっとこちらに指を突きつけた。 「ほら、先輩は必要じゃないですか」 「海に行くのを諦めろ!」 その手をべちんと叩き落し、二度と縄から抜け出せないよう厳重に縛 りつける。当然、その間も言葉は休めない。 「それと寝てる間にベッドごと運び出すな! この前森からベッドを 家まで運ぶのにどれほど苦労したと思ってる?!」 「配送業者に頼めばいいのに」 「ですよねー」 「貧乏学生舐めんな」 まるで漫画みたいに見事な簀巻きになった後輩を蹴飛ばしながらそう 吐き捨て、地面に転がるそれに腰掛けながら大きく溜息をつく。 「あー、もう。いい。疲れた。付き合ってやるから今回限りにしろよ」 「「わーい」」 嬉しそうに声を上げる二人。俺は腰を上げ、さっき地面に突きたてて おいたスコップを手に取りながら、後輩に告げた。 「ただし身の安全の確保のためお前は縛ったままここに埋めて行く」 「リアルゆっくり?」 地面から首だけ出した後輩の声が、辺りに虚しく響いた。 「ゆ゛あ゛ーーー! うみのいえはゆっぐりでぎないーーーー……」 遠くかられいむの泣き声が聞こえてくる。その声のゆっくりしてなさ に、れいむを置いてきた海の家を身ながら、ラーメンに声をかける。 「なぁ、お前のれいむあっちで凄い泣いてるけど」 「あぁ。れいむはツンデレなんだよ」 「先輩と同じですねー……」 一体どれだけ地獄耳なのか、埋められた場所から後輩が口を挟んで来 た。俺は迷わず聞こえない振りをしながら、クーラーボックスに腰掛 けて崖の上で竿を握るラーメンに話しかける。 「で、お前の目的は釣りか?」 「あぁ。ここで釣った新鮮な魚介類でとった魚介スープで究極のラー メンを作ってれいむに食べさせてやるんだ。きっといつもみたいに泣 いて喜ぶぞ」 「毎度思うんだけどお前のれいむ、あれ本気で嫌がってるんじゃない か?」 「んなわけないだろ。れいむはラーメン大好きだよ」 背を向けたままでそう答えるラーメン。その言葉に、確かな確信めい たものを感じて、俺は思わずラーメンに尋ねる。 「どうしてそう思う」 ラーメンは糸を海に垂らしながら、首だけこちらに向けて口を開いた。 「俺はラーメン大好きだ」 「あぁ」 俺は相槌を打って頷く。 「そして俺はれいむも大好きだ」 「あぁ」 先程と同じように相槌を打って頷く。 「つまり、ラーメン=れいむ。れいむはラーメンなんだ」 「……あぁ?」 うっかり先程と同じように相槌を打とうとして、明らかにおかしいも のを感じて思わず語尾が上がる。そんな俺の様子に気付かないまま、 ラーメンは視線を空の方へ向け、言葉を続けた。 「自分が嫌いな奴は可愛くない。だがれいむは可愛い。つまりれいむ は自分大好き。自分=れいむ=ラーメン。だからラーメンも大好きな んだよ」 ラーメンはそんなわけのわからない事を極当たり前の事のようにすら すらと述べ、そして再びこちらを向く。 「わかったか」 「俺には理解できない事がよくわかった」 「よかったな」 と、その時ラーメンの竿がびくりと反応する。 「ムッ! 引っかかったぞ!」 「根がかりじゃねーか?」 「いや、違う! こいつは大物だ!」 ラーメンはそう言うと立ち上がって竿と格闘し始めた。確かに見てい てもかなり強く引かれているのが解る。 そして、ラーメンは数分に及ぶ格闘の末、 「フィーッシュ!」 と叫び、竿を思いきり振り上げた。水面から黒い影が飛び出して、 「あ゛ーう゛ー!!」 と、泣いているような呻き声を上げながらべちょりと地面に落ちた。 俺とラーメンは、極めて特徴的な帽子に釣り針を引っ掛けたそれを 見下ろす。 「すわこだ」 「すわこだな」 「あ゛ーう゛ー」 地面に打ち付けた顔が痛いのか逃げるでもなくこちらに非難の眼差し をむけるでもなく、そこに座り込んで嗚咽を漏らしている。 ラーメンはてくてくとその背後に歩み寄って頭を鷲掴みにすると、腰 かけていたクーラーボックスを開いてぽいっとそこにすわこを放り込 み、蓋を閉めてまたそこに腰掛けた。 「……スープにするのか?」 「何事も挑戦だ」 ぁーぅー…… クーラーボックスの中から悲痛が声が漏れ出してくるが、それを気に する者は残念ながらここにはいなかった。 「ムッ! また掛かった!」 と、ラーメンが声を上げると同時に竿が大きくしなった。 「随分調子いいな」 「こいつでかいぞ! にしては随分大人しいけど……」 ラーメンの言う通り先程のように竿の先が大暴れするような事はなく 、 リールを巻き取ると素直に上に上がってきた。 そして、水面にぽちゃりと影が浮かぶと同時に、 「フィーッシュ!」 ラーメンは思い切り竿を振り上げた。んな事する必要ないと思うが、 きっとやらなきゃいけないワケでもあるんだろう。 そして、吊り上げられたその影は先程のすわこのように綺麗な放物線 を描き、そのまま地面に吸い込まれ―― 「およよ?」 その軌道の途中で急停止し、小首を傾げながら戸惑った声を上げた。 俺は思わず声を上げた。 「ゆっくりいくじゃねーか」 そこにいたのは、ふわふわと揺れる不思議な羽衣を纏った希少ゆっく りのゆっくりいくであった。通称サタデーナイトフィーバー。 ラーメンはつかつかといくに歩み寄ると、羽衣をわっしと掴んでまた クーラーボックスの中にぶちこんだ。そしてクーラーボックスに尻を 乗せて、一言。 「フカヒレスープゲット」 「ペットショップで6桁つくゆっくりを食う気か」 「手作りのラーメンの価値……priceless」 と、まるでいい話っぽい英単語を使っている隙にまた竿が大きく揺れ た。ラーメンは思わず立ち上がって踏ん張る。 「ムッ! また掛かった!」 「三回連続ゆっくりとかやめろよ?」 「ハハッ、まさか」 ラーメンは笑いながらそう言ったが、俺にはどうもフラグが立ってい るように思えて仕方がなかった。 「フィーッシュ!」 そしてラーメンが勢い良く竿を振り上げると、やはりというかなんと いうか。またもや丸くて黒い影が空に待った。どう見ても魚のシルエ ットじゃない。 またか、と思いそれを見上げたまま溜息をつこうとして……次の瞬間、 背筋に氷柱をブチ困れたような怖気に襲われた。 その黒い影は、見るものを恐怖と混乱に陥れる恐ろしい微笑を浮かべ ながら、言った。 「にーとーりー♪」 「ギャァァァァァァ!! バケモノォーーー!!」 俺は思わず飛んできたそのゆっくりにとりの顔面に渾身の右ストレー トを叩き込んだ。 「うわぁビックリした! 何だお前?!」 俺の突然の凶行に驚いたラーメンが声を上げるが、俺はにとりの顔面 を殴った時に手についたぬるぬるした液体を地面に擦り付けるのに夢 中で全く耳に入らなかった。 「あ、逃げられちまったじゃねーか。何すんだよお前」 「五月蝿い! あんなクリーチャーがいきなり水面から飛び出して来 たら誰だって叫ぶわ! 俺だって叫ぶ!」 獲物から外れた釣り針を掲げるラーメンに向かってそう吐き捨てると、 ラーメンは呆れたように溜息をついてまた糸を海面に垂らした。 その背中が俺を非難しているように見えたが、俺は人として当然の事 をやったまでなので反省する気はさらさらなかった。 と、そこでまたもや竿がびくりと震えた。 「ムッ! また掛かった!」 「やめろよ! これ以上バケモノを俺に見せてくれるなよ!」 「あー、いや。なんか異様に引きが弱い。こりゃ逃げられたか……も しくはとんでもない小物だな」 言いながらラーメンは竿を手放し、獲物に引かれるままにする。その 引きはいくよりは激しいものの、すわこや先程の魔物と比べれば明ら かに劣るものだ。見る限り、手ごたえもあまりない。 先の3匹の時とは打って変わってローテンションでリールを巻き上げ るラーメン。影が水面に映り、竿を引っ張り上げる時も何も口にはし なかった。 糸に引っかかったそれが白日の下に晒されると同時に、それは声を上 げた。 「やめてね! やめてね! まりさをはなしてね!」 「まりさつむりか」 「珍しいな」 それは、貝殻を背負ったゆっくりまりさの突然変異種、まりさつむり であった。ちなみに、突然変異種なのに何故か同じ姿のまりさがたく さんいるのは謎である。 「どうしてこんなことするの?! まりさはにとりといっしょにゆっ くりしてたのに! ゆっくりはなしてね! まりさおうちかえる!」 まりさは糸の先でぷーらぷーらと揺らぎながら、必死にこちらに非難 するような視線を向けて声を上げる。 ラーメンはすっくと立ち上がると、貝殻から針を外してぽいっとクー ラーボックスに放り込んだ。 「ゆー?!」 「あ゛ぅっ!」 「およっ?!」 中でぶつかったのか、すわこといくが声を上げたが、ラーメンがすぐ に蓋を閉めると声はほとんど聞こえなくなった。 俺はクーラーボックスに腰をかけたラーメンに声をかけた。 「やっぱり食うんだな」 「当然だ」 奴の返答は短かった。 「ムッ! また掛かった!」 ラーメンが言うと、握っていたその竿がぎしぎしと異様な音を立てて 軋み始めた。 「どうせまたゆっくりだろ? 今度は何だ?」 「いや、ちょっ……重ッ! 何だこれ?! 手伝ってくれ!!」 みしみしと今にも折れそうな異音を立てる。確かにただ事ではない。 俺は嫌々ながらも、なんか面白そうなのでラーメンの背後から手を回 して竿に手を添える。 そして、十数分にも及ぶ格闘の末、見事吊り上げた。 「フィーッシュ!」 巨大な影が頭上を飛び越え、背後でがごんと大きな音を立てた。 「「……がごん?」」 釣りの効果音とは余りにもかけ離れたその音に、俺とラーメンは声を 揃え、ぐるりと振り向いた。 「zzz……」 「……ぞ?」 するとそこには、木製の小船の上でいびきを掻いて眠っている、赤髪 ツインテールのゆっくりと、なにやらごちゃごちゃした帽子を被って 呆然とこちらを見上げてくる、緑髪のゆっくりが佇んでいた。 「ゆえーきとゆこまち……だな……」 「つか船ごと釣るか普通……」 さすがにこれをクーラーに入れるわけにもいかず、俺達はそいつらを 前に途方に暮れた。 「結局魚は一匹も連れなかったな」 ずりずりと音をたてる小船を押しながら、俺は言った。 「いや、でも変わりにこれだけゆっくりがつれたんだ。良しとするさ」 ざりざりと音を立てる小船を引っ張りながら、ラーメンは答える。 「やめるんだぞ! おふねをはなすんだぞ!」 そしてそう言いながら俺達についてくるえーきと、舟に乗せたクーラ ーボックスの中でゅーゅーと声を上げるゆっくり達。あと寝てるこま ち。 ラーメンはそれらに全く耳を貸さずに瞳を輝かせている。 「そいつらでスープ作ったらこれ以上無くカオスな物ができると思う んだが」 俺がそれらの味が混ざった汁を想像してしまったせいで浮かんできた 吐き気を堪えながらそう言うと、ラーメンはくるりと振り向き、いい 漢の顔で言った。 「男は度胸。なんでもやってみるのさ」 「あ、先輩! 酷いじゃないですか! 僕を縛ったまま置いてイっち ゃうなんて!」 と、ラーメンが借りた厨房の傍に引きずってきた舟を置いた所で後輩 がそう言ってきた。どうやら埋められたのを抜け出してきたらしい。 俺は、何を言ってるんだろうこいつ、と思いながら、それを口にする。 「縄抜けすりゃ良かっただろ」 「それもそうですね」 後輩は何度か身を捩ると、あっさりロープから抜け出した。 「さて、さっそくスープを作るか」 外で奴と離れた俺は、ゆっくりが5匹ほど入ったクーラーボックスを 前にしてそう呟いた。ゆっくり達はそれぞれ不安げな表情を浮かべて いる。……一匹、眠っているものもいるが。 「ゆゆっ? おにいさんなにしてるの? そのおなべなに?」 と、そこへ愛しのマイファニーれいむが現れた。その麗しさは立てば 芍薬座れば牡丹、跳ねる姿はゆりかもめという具合にキュートでファ ンシーだ。萌え死ぬ。 俺は口の端からだらだらと零れる涎を袖で拭い、れいむを抱きかかえ 言う。 「このゆっくり達をお風呂に入れてあげるんだよ」 すると、突然れいむの表情が一片した。 その時、れいむはあの日の事を思い出していた。 『よぉーしれいむ。今日は一緒にお風呂に入ろう!』 お兄さんがなにやら興奮した様子でそう告げる。 『ゆ? おにいさんおふろってなに?』 れいむはお兄さんが何を言ってるのかわからないからお兄さんに聞い てみた。お兄さんはれいむを優しく抱きかかえてくれて、それでこう 言った。 『お風呂っていうのはね、暖かいお水に入って体を綺麗にする場所の 事だよ!』 『ゆゆっ?! おみずはゆっくりできないんだよ! れいむとけちゃ うよ!』 怖い事を言うお兄さんの事が怖くなって、れいむはお兄さんの腕から 逃げ出した。でもお兄さんは笑いながら言った。 『大丈夫大丈夫、すぐ出ればとけないから』 『ゆ……ほんとう?』 『お兄さんがれいむに嘘ついたことあったかい? さ、早く入ろう』 何回かあるよ、と言おうとしたけど言うよりも早くお兄さんはれいむ を連れてその『おふろ』に向かっていった。 お兄さんにされるがままにしていると、ふとおはなにすごくゆっくり できる何処かで嗅いだ様ないい臭いが滑り込んできた。 『ゆゆーん! あったかくていいにおいがするよ!』 『ほられいむ、見てごらん!』 そう言って、お兄さんは扉をがらがらーっとあけた。ここがお風呂。 凄くいい臭いでゆっくりできそう。 ガガッ と、そこで頭の中にノイズのような物が走った。 なんだろう、なんだかゆっくりできない気がする。 どうして? こんなゆっくりできそうなのに。 そう、こんなにおいしそうでゆっくりできる臭…… あれ、待って。 お い し そ う な に お い ? れいむが考えてる間にも、お兄さんは言葉を続けた。 そして、答えは出た。 『ラーメン風呂』 『……ゆ?』 ラーメン。その単語を聞くと同時に、あの時に思い出が蘇る。 ツルツルシコシコの麺が髪に絡みつく感覚。熱くてぬるぬるする脂が 全身にまとわりつく感覚。 そして、とてもおいしそうな臭いに全身が包まれる、あの感覚。 そうだ、これはアレと同じ臭いだ。 ようやくそれを思い出したれいむの視界に、風呂桶一杯のラーメンが 映ると同時に。 『そぉい!』 れいむはお兄さんの手によって、ラーメン風呂に突っ込まれていた。 「ゆ゛ゎーーーー!! おふろはゆっぐりでぎないーーーーー!!」 「あぁ?! れいむ?!」 何を想ったのか、れいむは泣きながら俺の腕の中から飛び出し、何処 かへ走り去ってしまった。その姿もまた可愛らしい。 「ふぅ……さて、誰から煮込もうか」 気を取り直してクーラーボックスと向かいあう。すると、クーラーボ ックスの中では熾烈な戦いが繰り広げられていた。 「やだよ! まりさはおふろいきたくないよ! こまちたちがいって ね!」 「こまちとえーきもだぞ! おふろはこわいんだぞ! すわこがいく といいんだぞ!」 「あーうー!」 「ゆぅー?! どうしてまりさがいけなんていうの?! ひどいこと いわないでね?!」 「まりさだってさっきこまちにいけっていったんだぞ! だからまり さがさきにいくといいんだぞ!」 「どぼじでぞうなるのぉーーーーー?!」 どうやられいむがお風呂と聞いて逃げ出したせいでお風呂が怖い物と 思い込んでしまったらしい。俺はただ熱湯で茹でようとしてるだけな のに悪魔でも見るような目でこちらを見てくる。心外だ。 「「「ゆっぐりでぎないーーーーーーーーーー!!!」」」 しかし、こう嫌がられるとどうもやり辛い。最終的には全員煮込むと しても、誰からやるか。 俺が腕を組んで唸っていた、その時であった。 「ここはわたしがいきます」 突如、クーラーボックスの片隅に佇んでいたいくがきりっとした顔で そう告げた。 驚く俺とゆっくり達。いくはその場の全員の視線を集めながら、ふよ ふよと俺の顔の前まで飛んでこう言った。 「いくはくうきのよめるゆっくりです」 「「「きゃーいくさーん」」」 思わずゆっくり達から歓声が飛ぶ。ゆっくりなのに空気を読んで自分 から志願するとは見上げた根性である。 俺は感動しながらいくを寸胴鍋の前まで連れてくる。凄まじい熱量の 蒸気の上がる鍋を前に、さすがの空気の読めるいくもたじろいだ。し かし、頭をぷるぷると振ると再び表情を引き締め、「こんなのちっと もあつくないです」的な言葉を言ってクーラーボックスのゆっくりを 元気付けた。 そして俺がいよいよ飛び込むか、と思ったその時、何故かその場で語 りだした。 「わたし、このおふろからでたらおやまのそーりょーむすめさまにず っといっしょにゆっくりしようねっていいにいくんです……」 それを聞き俺は思った。それなんて死亡フラグ? 「それできれいなのはらをふたりでいっしょにかけまわったり、がん ばってあつめたごはんをいっしょにむーしゃむーしゃしてしあわせー したり……」 そう想う俺にも構わずいくは、幸せそうなどこか遠い所にいる誰かを 見るような、そんな目をしながら言葉を続けていく。 「それでふたりでずっとなかよくしあわせにくらして、いつかすっき りもしておちびちゃんもたくさんつくって、それから――」 「さっさと入れ」 「およよーーー?!」 痺れを切らした俺がいくを鍋に突っ込む。いくは一度完全に水没して から、慌てて水面まで浮き上がって叫んだ。 「あづいーーーーー!!」 熱湯であるからして、当然である。 「あづい! あづいでず! むりでずーー! ごべんなざいーーー! いぐはほんどうはぐうぎのよめないゆっぐりなんでずーーーーーー! ごべんなざいずるがらだじでぐだざいーーーーーー!!」 端も外聞も掻き捨て、くうきがよめるというプライドも捨て去り、熱 さのショックから自分が飛べる事まで忘れていくは必死に訴える。 そして、涙で瞳を潤ませながらこちらを見上げて、懇願した。 「おねがいだがらゆっぐりざぜでぐだざ」 俺は手に持っていた寸胴の蓋を閉じて、ゅーゅーと小さい呻き声が漏 れる寸胴に背を向ける。 そして、いくの余りの取り乱しぶりにクーラーボックスで縮み上がっ ていたゆっくり達の中から適当に一匹を掴み上げた。 「あ゛ーう゛ー!」 当たったのはすわこだった。 俺は開いている寸胴の鍋に向かってすわこを投擲する。ぼちゃんと音 を立ててお湯の中に叩き込まれ、先程のいくと同じように慌てて水面 まで戻ってきた。 「あ゛ーごぼぉっ?!」 そして苦しそうな呻き声を上げると同時に、何故か凄まじい勢いで鍋 の底へと潜っていった。帽子だけを残して。 その不可思議な行動に呆然としている俺の前で、鍋の水面ギリギリを 漂っていたその帽子が大きく溜息をついた。 「ふぃー。ずんぼーやなかったらそくしするところやったでぇ」 そう言って舌を使って額の汗を拭うすわこの帽子。 ここは、突っ込む所なのだろうか。 と、その時突然帽子がぐらぐらと揺れ、鍋の底から一つの影が浮き上 がってきた。すわこだ。 「ゆ゛ぶはっ! あ゛ーう゛っ?!」 水面に出て大きく息を吸うと同時に、また一気に鍋底まで押し戻され るすわこ。その一瞬に、帽子から何か棒的な物が伸びたのが見えた。 「おとなしゅうせんかい。ばらんすとれへんやろ」 「ごぼがぼごぼ」 そう言ってあぶくの上でぐりぐりと体をねじる帽子。 俺は、こんな時どんな顔をしたらいいかわからなくなり、ただただ無 言で鍋の蓋を閉じた。 「ちょっにーちゃんふたしめんといてーなあつーてしゃーないわー」 「がぼごぼごぼ」 何故かやたらとよく通る声が鍋からは響いていた。 聞こえないふりをしながらクーラーボックスに戻ると、そこではえー きが必死にこまちに声をかけていた。 「こまち! おきるんだぞ! このままじゃゆっくりできなくさせら れるんだぞ!」 「zzz……」 どうやら寝ているこまちを起こして一緒に逃げようとしていたみたい だ。これが友情パワーか。俺は感動し、胸に熱いものを感じた。 「はいはいこっちおいでねー」 「ご、ごまぢぃーーー!」 が、それはそれこれはこれ。眠っているこまちをむんずと掴んでそそ くさと鍋の前に戻ってこまちをお湯にぶちこんだ。 「やめるんだぞ! ごれじゃごまぢがゆっぐりでぎないぞ!」 その後ろからえーきが付いて来て必死にそう訴える。 俺は足元で必死にぽよんぽよんと跳ねるえーきを掴んで、鍋の中が見 える位置まで持ち上げた。 「zzz……ゆっくりしたゆだなーっとー……zzz」 そして鍋の中で心地よい寝息を立てる小町を見せて、一言。 「案外気持ち良さそうだけど」 「うぞはだめなんだぞ! ぐろだぞ! ぎもぢいいわげないんだぞ!」 「グロくはないと思うけど」 「ぐろじゃないぞ! ぐろなんだぞ!」 「グロなんじゃないか」 「ぐろじゃないんだぞー! ぐろだっでいっでるんだぞーーー!!」 泣きながら必死にグロいグロいとR-15指定を訴えるえーき。 そのえーきに対して俺は、 「あーもううるさいお前も入ってみろ」 口で相手をするのが面倒になり、こまちの浮かぶ鍋に叩き込んだ。 ばっしゃーんと音を立てて鍋の底まで沈み、水面にあぶくをたてる。 どうやら元が水棲ではないから浮かんでくるのに手間取っているらし く五秒ほどもその状態のままで、六秒目になりようやく水面に顔を出 した。 「やっばりあづいんだぞーーー?!」 「あついおふろはえどっこのたしなみさねー……zzz……」 「えーぎはぬるいほうがよいぞーーー?!」 鍋の中で仲良く会話をするえーきとこまち。というか、こまちは本当 に眠っているのだろうか。 「ひゃくかぞえたらでましょーねー……zzz……」 「はやぐでだいがらゆっぐりがぞえるんだぞ! いーぢ! にーい! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざ ーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん! だぐざーん!」 こまちに言われた通り必死に数を数えるえーき。俺は涙ぐましい努力 をするその姿に感動しながら寸胴の蓋を閉めた。 『ひゃぐっでどのぐらいなのがわがらないんだぞー?!』 閉ざされた寸胴鍋の中から悲痛な叫びが上がった。 「さて、残りは一匹だけだな」 俺は額を伝う汗を袖で拭いながらそう呟き、クーラーボックスに一匹 だけ残っているまりさを見下ろす。 「ゆっくりにげるよ! ゆっくりにげるよ! おにいさんはそこでゆ くりしててね!」 まりさは、クーラーボックスから抜け出そうと必死にクーラーボック スの壁面を這い上がろうとしては、重力に引かれて地面に落ちるのを 繰り返していた。 俺は「ゆぅー?!」といいながら転がり落ちたまりさに無言で手を伸 ばすと、その貝殻をむんずと掴んで持ち上げた。 「ゆっ! すごい! おそらをとんでるみたい!」 急に高くなった視点に驚き、まりさはそう言ってつぶらな瞳を輝かせ る。そして、何か凄い事に気付いたような顔でこう言った。 「まりさはおそらをとべたんだね! きづかなかったよ! このまま ゆっくりとんでにげるよ!」 とんだ勘違いである。 俺はまりさを摘み上げたまま、てくてくと寸胴鍋に歩み寄る。 「ゆ? そっちじゃないよ! そっちはあつくてゆっくりできないぷ れいすだよ! ゆっくりむこうにいってね!」 焦ったようにまりさはそう言う。そもそも、自分が飛んでると言った のに一体誰にお願いしているのか。 無論、俺は全く聞かずに寸胴鍋に向かう。 「ゆゆぅーーー?! どうしていうこときいてくれないのーーー?!」 ちっとも自分の思い通りにならず、まりさは癇癪を起こしたように怒 り始める。そして不満そうにぷくーっと膨れながら言った。 「もう! いうこときいてくれないならまりさあるいてにげるよ! ここでゆっくりおろしてね!」 と、そこで丁度寸胴鍋の前にたどり着き、俺はぴたりと立ち止まる。 それをどう勘違いしたのか、まりさは急に得意げな顔になった。 「ゆっ! わかればいいんだよ! これからはまりさにさからわない でちゃんという――」 俺は持っていた手を放す。 「ことを――」 そして、ぼちゃんというどうにもあっけない音を立てて、まりさが熱 湯に着水した。 俺はすかさず蓋を閉める。 『あづいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!?!?』 寸胴鍋の中からくぐもった声が響いた。 冷蔵庫にくっついていたキッチンタイマーをセットすると、俺は手近 な椅子に腰掛け、呟いた。 「さて、後はこのまま火にかけて3時間っと……」 そしてテーブルの上に置いておいた週間少年ゆンプを手に取り、人気 漫画のONEPLASE(世界で一番ゆっくりできるプレイスを目指してゆっ くり達が海を旅するというストーリー)を読み始めた。 『『『ゆっぐりでぎないー……』』』 傍らの寸胴鍋からは、そんな力ない声が漏れていた。 「できたぞー」 時刻は八時。 厨房から上機嫌なラーメンの声が響いてきた。 「長かったな」 「そういえばセンパイの作ったラーメンって食べるの初めてですね」 向かいの席に座っている後輩が俺のマイ箸にわさびを練りこみながら そう言った。俺はとりあえずその手に持ったチューブをひったくって 後輩の鼻の穴に突っ込み、握り締めてから言う。 「素材を知ってる側からすればゲテモノじゃないのを祈るばかりだ」 「ゆっくりただいま!」 と、そこへ何処に行っていたのか、ラーメンの飼いゆっくりのれいむ が地面に横たわって鼻を押さえながらごろごろと転がっている後輩を 踏み台にしてテーブルに跳ね上がった。 「おにいさん! きょうのごはんはなに?」 そして、口の端から涎を垂らしながら俺に尋ねてきた。 俺はその質問にそっけなく答える。 「ラーメンだそうだぞ」 「……ゆ?」 突如、れいむの動きがぴたりと止まった。 「へいお待ち! ラーメン一丁!」 それを見計らったかのようなタイミングで現れるラーメン。俺と、鼻 を押さえながら床から起き上がってきた後輩がそちらを向く。 と、同時に。 「そぉい! そぉい! そぉぉおい!!」 ラーメンが、猛々しい雄叫びを共にその手に持っていた海鮮ゆっくり スープラーメンをれいむ、後輩、俺の順に、その脳天目掛けて叩き付 けた。 脳髄に直接叩き込まれたような衝撃。その手並みの余りの鮮やかさに、 俺はラーメンの熱さを感じるよりも早く、意識を喪失した。 芳しい塩の香りだけが、辺りを漂っていた。 おわり 作者:○ーメンぶっかけ祭の人 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/vip_mariokart/pages/23.html
コメント欄 このWikiやVIPでマリカWiiスレについてご意見・ご要望があればお願いします。 その他自由に書き込みどうぞ。 置いてみた -- すわこ (2010-03-13 12 17 16) へいへーい -- てすと (2010-03-14 07 07 31) こんにちは -- はりまヌおー (2010-04-05 09 32 21) 最近ここ気付いたわ この前やってたらお前ら入ってきていまだにやってんのなwwwwwwwwwwww -- たく (2010-04-12 18 23 39) たく!!!チャットかわったからいつでもカモン!!またやろうず!! -- てすと (2010-04-18 07 40 09) スレ立てマダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン -- gureko (2010-04-20 22 10 33) 平日に立てても人くるかね -- てすと (2010-04-21 14 28 47) テスト -- guest (2010-04-23 08 55 02) ああ、書き込めた -- guest (2010-04-23 08 55 22) それだけかーい -- てすと (2010-04-23 22 17 22) 最近やってるん?また参加するからよろしく! -- 曙 (2010-04-29 18 20 23) 誰か分からんけど大歓迎!! -- てすと (2010-04-30 21 28 28) GWもみんなでマリカ! -- はりまヌおー (2010-05-04 04 35 16) 終わったな・・・ -- 力石 (2010-05-08 23 44 45) GW過ぎてもみんなでマリカ!! -- てすと (2010-05-09 13 05 11) そろそろ俺の季節か・・・ -- ろめお (2010-05-15 01 45 23) そろそろ掃除するか -- はりまヌおー (2010-05-17 15 27 01) 【交流戦について】 -- もふっこ◆DF (2010-05-24 00 57 46) みっつんさん連絡遅くなりました!。今週の土曜の夜などどうでしょうか?。もし無理そうでしたら他の日を考えます∠( ο゚ω゚ο)/ -- もふっこ◆DF (2010-05-24 00 59 51) みつおはわしが育てた -- すわこ (2010-05-25 19 59 22) モフさん、交流戦の日程を日曜の夜に変更して欲しいのですがいかがでしょうか? -- こしあん (2010-05-25 23 21 55) 規制中で書き込めないんだがここで会ってる? -- 名無しさん (2010-05-29 23 52 54) やっぱ規制されとったかwwwwwwここでおk フレコどーぞー -- てすと (2010-05-29 23 55 34) おk 0689 7256 8572 -- 名無しさん (2010-05-29 23 57 24) 登録したずwwwwwwwwwwwスレに書き込めないからつまらんかもしれんけど^p^ -- てすと (2010-05-30 00 00 24) 2450 6183 9206 -- 名無しさん (2010-05-30 00 02 06) ↑はうちのコードです。 -- あお (2010-05-30 00 02 33) あお あと3レース待っててくれたら嬉しい! -- てすと (2010-05-30 00 06 57) 了解 誰の登録すればいい? -- あお (2010-05-30 00 11 22) 俺の3137-2508-8633 -- てすと (2010-05-30 00 13 35) かつまがんばれwwwwww -- てすと (2010-05-30 00 15 54) おまたせあお登録したずwwwww -- てすと (2010-05-30 00 18 04) あお 状況どうかしら -- てすと (2010-05-30 00 21 44) 大丈夫です! -- あお (2010-05-30 00 23 59) 規制されとる人ここ見てるから書き込んでいいよwwwww -- てすと (2010-05-30 01 27 48) 規制されてた人も乙 -- てすと (2010-05-30 03 00 57) 俺の削除を求めるが大丈夫か? -- ジャイアン (2010-06-06 05 11 03) 却下 -- てすと (2010-06-06 22 37 58) 規制されている方はここに書き込んでくださいな -- VIPでマリカやろうずwwwスレ (2010-06-11 18 21 49) vipからきましたwwwwww 0774-4366-8326 登録おねがいします>< -- 名無しさん (2010-06-11 19 09 11) うはwwwwwwwwwwwwwおkwwwwwwwwww -- 1 (2010-06-11 19 15 45) 弟も混ぜてくれ 1849 2164 5289 -- Vipから来たぜ (2010-06-11 19 55 10) 弟じゃねえ 俺を混ぜてくれ -- 名無しさん (2010-06-11 19 56 05) おっと見逃していた、登録するぜ -- 1 (2010-06-11 20 06 14) 0774-4366-8326 ですが抜けます ありがとうございました>< -- 名無しさん (2010-06-11 20 08 30) 人集まってきたら部屋も開くからまた来てね! -- 1 (2010-06-11 20 09 10) 4125-5189-6845 次にでも混ぜてくんろ -- 規制^q^ (2010-06-11 21 59 51) 4125-5189-6845 登録したずwwwwwwwwwwww -- 1 (2010-06-11 22 20 33) 登録おねがいします>< 3824 3372 6075 -- 名無しさん (2010-06-11 23 07 20) 了解!あと1レース待ってて -- 1 (2010-06-11 23 17 36) 3824 3372 6075 登録完了!次はカート縛りでっす -- 1 (2010-06-11 23 22 22) 終了!お付き合いいただきありがとうございました -- 1 (2010-06-12 00 38 43) 携帯でチャット行けない・・・ -- ろめお (2010-06-14 11 14 40) 行けた行けた -- ろめお (2010-06-14 15 43 10) VIPスレ規制中なのですがここでもよかですか? -- 名無しさん (2010-07-10 17 10 31) 逆走のヲタク君気づいてくだしあ -- 名無しさん (2010-07-10 17 26 41) 逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか逆ヲタくんかくんか -- 名無しさん (2010-07-10 17 27 36) まぜてーまぜてーまぜてーまぜてー -- 名無しさん (2010-07-10 17 30 00) 交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換交換 -- 名無しさん (2010-07-10 17 31 48) あ、フレコは0604-0590-3490です^^とびと申します^^ -- 名無しさん (2010-07-10 17 40 22) 参加できねぇじゃねえかあああああああああああああああああああくそがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ -- トビ (2010-07-10 17 41 58) くそわろた -- 名無しさん (2010-07-11 21 07 48) 非常用オナホ…… -- ちくわ (2010-09-06 02 20 17) わしのレートは8800まであるぞ -- 8800 (2010-10-17 14 36 31) おぽぽぽぽっぽぽうぷぷぷおぷおぷおぷおぷおぷおぽううおぷおぽうぷおp -- ちくわ (2011-05-08 17 59 02) こいよアグネス -- はりまヌおー (2011-07-14 23 20 10) 愛莉かわいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- はりまヌおー (2011-08-15 09 38 14) 誤爆 -- はりまヌおー (2011-08-15 09 38 23) ひなた!膣内(なか)に出すぞ! -- はりま(偽) (2011-08-19 14 14 54) ヒナニーなんてひなたスレいかなきゃわからなかったわ -- はりまヌおー (2011-08-22 13 25 10) ひなたでは抜けない -- ガリクソン (2011-08-29 03 19 07) 熟女趣味は黙ってろ -- はりまヌおー (2011-08-29 03 23 41) ペーパーさんハァハァ -- ガリクソン (2011-08-29 19 43 05) 神たちが助け合う世界で・・・ボソッ -- KTS☆ひろし (2011-08-30 05 37 45) 初マリカ…ども… -- 名無しさん (2011-08-31 15 07 35) で俺みたいな中3でロゼッタ抜く腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは -- 名無しさん (2011-08-31 15 08 10) 今日のクラスの会話 キャサリンの口マ○コギモッチイィィ とか デイジーパ○パンっぽいとか ま、それが普通ですわな -- 名無しさん (2011-08-31 15 12 05) かたや俺は電子の砂漠で裸体を見て、呟くんすわ -- 名無しさん (2011-08-31 15 12 42) it’a true true omanko.剃ってる?それ、誉め言葉ね。 -- 名無しさん (2011-08-31 15 13 38) 好きなキャラ べビィデイジー 尊敬するコース キノコキャニオン(バグSCはNO) -- 名無しさん (2011-08-31 15 15 11) なんつってる間レート8000っすよ(笑) あ~あ、国内の辛いとこね、これ -- 名無しさん (2011-08-31 15 15 48) ろめお明日までな -- はりまヌおー (2011-09-17 03 42 43) 雨もっと降れば高校休めるんだけどな -- ななし (2011-09-21 07 59 39) 休みじゃないとかどんな田舎か社畜だよ -- 名無しさん (2011-09-21 11 21 22) 下痢で大遅刻なう -- ガリガリガリクソン (2011-10-05 08 52 05) トップにニートのゆうすけがいねえぞ -- ちんちんまる (2012-01-22 10 30 38) シコシコシコシコシコシコシコシコシコ -- はりまヌおー (2012-04-05 14 53 53) 5月のGW明けから学校行きます。それまでおやすみなさい。 -- すわこ (2012-04-09 00 56 08) 寂しい -- けろ (2012-05-01 13 59 33) furesenhamadaka -- 名無しさん (2012-05-08 20 10 52) へいへーい^^ -- はりまヌおー (2012-05-24 01 00 24) あ -- すわこのおよめ (2012-07-03 07 44 53) へいへーい^^ -- ほりまヌおー (2012-07-08 00 16 55) 名前 コメント テンプレ 初心者も歓迎の生温かいマリオカートWiiのスレです チャットで会話しながらいくつかの特殊ルールもプレイしています ttp //www40.atwiki.jp/mariokart_wii/ ←マリカWii攻略まとめWiki ttp //www39.atwiki.jp/vip_mariokart/ ←VIPでマリカWiki ttp //vipmarika.chatx2.whocares.jp/ ←規制の人も安心のチャット 95割は攻略まとめWikiを見ればわかりますが何かあればどんどん質問してください みっつんのブログを探しまSHOW! 糞ハゲピザデブでおなじみみっつんのブログを探そう企画です。 今のところ得ている情報 大学生 北海道民 fc2 全て日本語 絶対に特定できない 特定できた場合は顔うpする みなさんぜひご協力よろしくお願い致します!!!!!!! AA /¨\ 、,_/ 《○》 \___,. _) 二》=《二 (_ く○) ´ Y. ` (○ ∨ ノ人( ∨ く_ _ _ _/ \_ _ _ _ _ レ({ __ __ レイ Vリ⌒゙ ゙⌒ ノリ へいへーい >-v ⌒ yーく厂 厶__人___人__ノj 〈 ( 《○》 〉〉 \ ` …‐… / 厶.)---r=ハ (__/ (__ノ デッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデデッデ r ニ;v ニ;、 デッテイウ _,!゚ ) i゚ ) .iヽ デッテイウ デッデデッデ r=、r=、 / `ヽ,. ┘ ヽ デッデデッデ デッテイウ ,、 ,、 .__{゚ _{゚ _} i ′′ } , - (゚(゚ )) /´l r ` 、_,ノi、 l、 、 ,! デッデデッデデッデデッデデッデデッデ r-=、( ,r ⌒゙i _{ ) ヽ.____,ノ` 、 ! デッデデッデ `゙ゝヽ、ヽー´ ,,ノ ``、 _.r(_ ノ゙`ー. ヽ,.┬/ | /7 デッデデッデデッデデッデ にー `ヽ、_ / ィ"^゙リ-r _,,ノ ,. lー /ニY二ヽ デッテイウ ,.、 `~iヽ、. `~` "´ ゙t (,, ̄, frノ `ァ-‐ /( ゚ )( ゚ )ヽ ゝヽ、__l ヽ`iー- "´゙i, ヽ ヽ,/ / /⌒`´⌒ \ デッデデッデ W..,,」 ,- ヽi "´ ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i | (-、 |  ̄r==ミ__ィ {-‐ニ二...,-ゝ、 ″ /,/`ヽl , ヽ___ノ | ト- 、 lミ、 / f´ r/'´ミ)ゝ^),ノ " , イ`ヽ | |r┬ー| l ,/;;;;;;;;;;;;`゙ ! ヾ .il l l;;;ト、つノ,ノ / / ト-"∧ l | / //;;;;;;;;;;;;;;;;;;; . l ハ. l l;;;;i _,,. イ / / ,レ ";;;;;ヾ二,-;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 人 ヾニ゙i ヽ.l yt,;ヽ ゙v ′ , ィ" /;;;;;;;;;;;;;;r- "´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; デッデデッデ r " ゝ、_ノ ゙i_,/ l ヽ ゙ く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´ ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ` ̄´ / l ヽ ヾ"/ `゙ ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / l ゙t ` /^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 2011/01/22 おそらくもうやらないであろう6vs6のリレー 赤 青 てすと マサキ 糞ハゲ ちーこ ヲタク ちぇりぃ ボブ コシアンダー こいし ちくわ プー はなげ こうなった場合 ①てすと、糞ハゲ ①マサキ、ちーこ ②ヲタク、ボブ ②ちぇりぃ、コシアンダー ③こいし、プー ③ちくわ、はなげ ①→②→③→①→②→③→全員 てすと、糞ハゲ、マサキ、ちーこの4人が一周走る→ヲタク、ボブ、ちぇりぃ、コシアンダーが一周走る →こいし、プー、ちくわ、はなげが走る→てすと、糞ハゲ、マサキ、ちーこが走る→・・・ 三周目は全員で で赤、青二人ずつ計4人でアイテム無で一周ずつ走る 最後の三周目は全員でこのときのみアイテムあり 二人目の走者が体当たりしたら次の二人がスタート ※次走者がわかりにくいので次走者以外は道に出ないように! 初マリカ・・・ども・・・ 初マリカ…ども… 俺みたいな中3でロゼッタで抜く腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは 今日のクラスの会話 キャサリンの口マ○コギモッチイィィ とか デイジーパ○パンっぽい とか ま、それが普通ですわな かたや俺は電子の砂漠で裸体を見て、呟くんすわ it’a true true omanko.剃ってる?それ、誉め言葉ね。 好きなキャラ べビィデイジー 尊敬するコース キノコキャニオン(バグSCはNO) なんつってる間レート8000っすよ(笑) あ~あ、国内の辛いとこね、これ 上へ
https://w.atwiki.jp/kanich/pages/13.html
IRCに来て下さる方々の名簿。 プロフ名から自己紹介、IRC名から名言に飛びます 住人番号 IRC名 プロファイル 使用キャラ ランク 一言 ホスト コミュ 00 kani- kani チルノ あたいったらさいきょーね さむいね 可能 01 world World of Sakuya 咲夜 世界ランク 世界\(^o^)/オワタ 不可 02 sumirua 縞々たちの誘惑 文 デイメアぶっぱ 天孫もぶっぱします 可能 03 hrr hrr おぜう様 寝落ち王 フォークをお尻に刺されたい 可能 co22406 04 NeKoLoVe NKLV レミ 汚いクレイドル 汚いは…褒め言葉だ 可能 05 jiyoji じよじ すいかちゃん 投げるよ! すいかの角さわりたい 可能 06 potto (☆ーゥー☆) レミィ ハードですよ? ウサウサー 可能 co80664 07 natsu- ナツ 魔理沙 魔理沙の夫 魔理沙!!愛してる!! 可能 08 gekilove レミリア様激love レミリア様 不夜城 ストロベリー 09 azil α・アジール レミー トリックスター 某中学生(苦笑) ハマチ 10 Kiui キウイ血鬼 おぜうさま 南国フルーツ鶏 ランクを皆で考えた結果がこれだよ・・・ 可能 11 MidNight MidNight レミリァ! 深夜 オリコン研究 可能 12 DOP DOP 小町 ピンクローター いいですとも! ハマチ 13 moni もに 兎 貧弱一般兎 ぺちぺちしたりなおるよ! 14 soku ねむそく 諏訪子 永遠の無差別 ツナ食べろ! 可能 15 tenten 点々。 妖夢 復讐者 反射は俺の娘! 可能 co53212 16 Day Day 妖夢 みょキッコロ 変人ですがなにか? ハマチ 17 amber アンバー 美鈴 最☆下☆層 師匠が・・・欲しいです 可能 18 Plow Plow みょん すばしっこい? 昇竜一杯頼るんだ(´・ω・`) 可能 19 a a 霊夢 でれで霊夢 aさんのために頑張るわ!! 可能 20 sil レシル 2P ルイージ 汁でいいです 不可 21 housenka 鳳仙花 すわぁ・・・ (*ノノ) すわぁ・・・ 可能 22 IRC無スカイプ有 呪術士手術中 アリス ん~H~L? プロ名を10回噛まずにどぞ 可能 co58541 23 romasaka ろまさか パチュリー む⑨。 開幕フレアァ!! 可能 24 M-viva マジカル☆viva アリス マジカル ω・)マリアリ!マリアリ! ハマチ 25 Koucha 紅茶@黒猫 いろいろ うろうろ コソコソコソ 可能 26 mameshiba まめしばさん Suica 箸で豆掴み全一 C密たのすいぃぃ 可能 27 lbrand brando レミリア 画面端 ガラスハートの持ち主 不可 28 mama ママ 衣玖 ノンマル 時代はロイフレ 可能 29 Litly りとりー 衣玖 バチィ! やる気勢は好きよ 可能 30 dekowi でこゐ 紫 E~L キマイラかっこいいよキマイラ 可能 31 DL DL レミリア ファンタグレープ味 っておいしいよね 可能 32 yurayura ゆらゆら レミリャー 投げ槍 コツコツ修行中 ハマチ 33 thiria ティリア 氷精 紅幼女 えっ 紅幼女はしたらばに行きました 可能 co180185 34 saku4 咲夜朔に桜咲くか 咲夜さん ぬるぬる ネチョネチョ ハマチ co82354 35 ALZ あるつ 紫 ゼンデラー 橙かわいいよ橙 可 36 yumieal yumieal うにゅほ うにゅにゅうううううう うにゅうにゅうにゅほ ハマチ co3808 37 ho-zuki 鬼灯紅夜 天子 きとう ハマチ 38 gui ぎゅい 空 レディアント ぎゅいさん 可 co96396 39 alisa アリサ チルノ クラッシャー ハンマーを奢ってやろう 可 co101848 40 choco_E ちよこ☆ 上海 主犯その① まだ腐ってないよ! 可 41 kagene 影音 ぱちぇ マチョリー見習い 台風時は覚醒かも? ハマチ 42 choconuts ☆なっち 咲夜 修行中 萌え度全①←ちよこ談 ハマチ 43 Riya__ss りや 妖夢 汚い半霊 裁きの永劫斬 可 co27396 44 mia みあ すいか 汚いC密 考えるのやめた=C密 可 45 matutatu 松龍 レミリア .exe イケメンになってPH目指してるかも 可 追加用 使用キャラ分布 不定 2 霊夢 魔理沙 咲夜 アリス パチュ 妖夢 レミリア 幽々子 紫 萃香 1 1 2 3 2 4 11 0 2 3 鈴仙 文 小町 衣玖 天子 早苗 チルノ 美鈴 空 すわこ 1 1 1 3 0 1 1 1 1 1
https://w.atwiki.jp/mhp3rdchatx2/pages/56.html
【性別】紳士 【歳】若い 【性格】かわいい 【色】青 【味】すっぱくて辛い 【形】たこ 【好物】ボカロ なんか紅葉製菓さんのページ見て簡単に影響されました(´・ω・`) 自ら自己満足的なノリで加筆します(´・ω・`) 【プロフィール】羽交い絞め:厨坊、チャットルーム「立ち飲み居酒屋」管理人 【他の住民との関係】書き切れないほどのみなさんからのご愛顧頂いております^^ 【名言】下記の通りですww 【伝説とか武勇伝】これから創る!(キリッ 創る前に死ななければ(´・ω・`) 「身長」175cm 「歳」15歳 「性格」気難しい・・・かねぇ。 「好きな食べ物」チーズケーキ 「特技」話術・・・・・だったらいいんですケド。 「弱点」機械関係全般 「特性」ボカロとエヴァの話になるとベラベラ喋り出す。 碓氷ホロケウ様の概要(文々。新聞調べ) あややや、またもややらかしてしまいました!射命丸文による住民考察ですよ♪ 見たくない方はBackBackです!ではではどうぞ~☆ HN:碓氷ホロケウ HNの由来:ジャンプで連載されていた人気漫画のキャラクターから よく使われるトリップ:現在調査中ですよ>< ~中の人情報~ 性別:男の子さんとのこと^^ 年齢:15歳!青春真っ盛りですねぇ♪ 身長:175cm!高身長です!これはイケメソの香りがしますよ! 体重:64kgとのこと。お気にされてるようですが標準だとおもいますけどねぇ? 誕生日:5月2日らしいです^^連休目前にお誕生日、いいですねぇ^^ 星座:牡牛座☆働き者の象徴ですねぇ♪ 血液型:A型。几帳面な感じはしますのでバッチリですかねぇ^^ 座右の銘:どんなに頑張っても結局タイミングが物事を決める 文memo:あややや!皆さんのアイドル(?)のホロsですよ!うちも間近で見るのは初めt(ry とにかく皆さんから愛されてる方です。例えるならゆるキャラですね、ひこニャンみたいな(ぇ)いつも朗らかで大らかな大自然を思わせるお方です。ある意味HNもぴったり?w 皆さんも見かけたら気軽にホロホロさん!と呼んでみましょう!^^ とある会話にて 碓氷:長門・・・・・・・・・。 折原:長門がどうした・・・ 碓氷:(´◉◞౪◟◉`)何か長門が・・・ 折原:が? 碓氷:(´◉◞౪◟◉`)フ・・・・・・ 折原:なんやねん・・w 碓氷:後輩の友達にハルヒを薦められた結果こうなりました。 折原:長門好きは異常に多いw 碓氷:自然とこうなりましたね^^; 折原:w 碓氷:ハルヒも悪くないです。みくるは問題外ですケド。 折原:ほう 折原:○○○○の○○ なんか良いのないかな、出来ればホロケウで。 折原:ハルヒぽく作ってみようと思う… 碓氷:何を作るつもりですかw 碓氷: (´◉◞౪◟◉`)「折原イザヤの嘆息」で どうやらブログを始めたようです(・ω・) 百姓貴族のブログ 碓氷ホロケウをコテハンにしたわけではない(本人談) 一見温厚そうだが実際は気難しく、面倒な性格……だと思う。 ロリコン&ショタコン by(´◉◞౪◟◉`) タイムアタックで折原さんに勝ったことがある。 最近シスコンにも目覚めたらしい byナンタr(ry 重度の変態ホケロリコンとも呼ばれることがある 幼女を蹴って逃走したという噂もある 色々と危ない人物 弄るにはもってこいの奴ですぞ ちなみに、闇の国際テロ組織の研究員であり、 主に生物兵器の研究をしているとの情報もある(現在、スタッフが真偽を調査中) すでに「NO.XX003 エラーバ」という微生物の誕生に成功しているらしい なお、この微生物は極めて危険な生物なのではなイカと噂されている けっこうタイプミスが多い希ガス。 そんなホッケには変態ロリコン野郎という称号が付いたという byマダオ 追記:この前なんて寂しいからって妹の身体に色々と手を加えたんだよw (注)ホケロリは変態です。(妹に手を出したぐらい) あと、ホケロリから敬語を取ったらロリコンと(以下略)しか残りません。by無限かいろ ※この様に変態やショタとかでいじられキャラです。 ボカロが大好きです。中3。 足が速いという特徴もあるようです。私的には別に変態でも(ry byすわこ 「妹とやってた」と発言したときは驚いたよ ※内容は想像にお任せします。 めんどくさいなんて思ってないよー(棒 by折原 本人(碓氷)の加筆 最近関係が冷め気味だけどすわこさんも大好きです>< ↑あくまで健全な意味です、恐らく。 ↑健全な意味w ボカロを良く知っている友達が出来たので、ボカロへの関心を 高める良い機会かも^^ 後ホロたん、お世辞はいいからn 【ホロたんに撲☆殺されました】 by蛙 ↑ホントですか!?これでまたすわこさんと・・・・・・・・グへへ・・(←死んだ方がいいんじゃないの? 碓氷 チャット有数のイケメン ばい凛 一応、毎日を楽しんでます・・・・・・! 碓氷 イケメン四天王の一人でリア充と言う超かっこいいホロたん。 -- ドM蛙 (2011-07-01 03 13 51) ↑・・・・・・・・絶対怒ってる・・・・・。 -- 碓氷 (2011-07-02 20 17 39) 私は怒れないよ?w >ホロたん -- ドM蛙 (2011-07-02 22 41 50) 私に新たなコテを作らせた犯人( -- 崩壊歌姫 (2011-07-05 23 05 40) ボーカロイドに興味を持たれたようで身勝手ながら喜んでおります^^ -- 碓氷」 (2011-07-05 23 16 17)