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■ 140年前の日本の光景を愛したアメリカ人女性画家の絵に見る日本人の「ふだんの生活」 「In Deep(2012.3.31)」より ・フェリックス・レガメもそうでしたが、このヘレン・ハイドさんも「120年以上前の日本の光景、特にその人々をどれだけ愛していたか」が伝わります。 彼らにとって当時の日本はまさに「夢の国」でした。 その後のたった100年で失われた日本の姿です。 ■ 120年前の日本の光景に見る「私の中のパラダイス」 「In Deep(2012.3.28)」より ・ちなみに、当時の日本の「物質的な富と地位の格差」なんていうのは今と比較にならないほどものすごかったはずです。 99パーセント以上は貧しい人々だったはずですが、でも、上の写真のように、みんな「それは関係ないし」と、日々、特に楽しくはなくとも「淡々と」過ごしていた様子がみてとれます。 今に限らず、よく欧米の陰謀みたいな言葉が聞かれることがありますが、そういうものがあるとするなら、それは「価値観の侵略」が最も大きなものだと思います。 それは「物を多く持つものが幸福だ」という価値観のことです ■ どんなに愛される資格があるのかを私たちは知らない 「In Deep(2011.4.14)」より 江戸時代の話ですが、1858年に、日英何とか条約のために来日していた英国の使節団の一員で、船艦の艦長だったオズボーンという人が、日本についてこう書いています。 この町でもっとも印象的なのは、男も女も子どもも、みんな幸せで満足そうに見えるということだった。 何だか当たり前のことのように見えるこの短い一文ですが、しかし、イギリス人の彼が「みんな幸せで満足そうに見える」と書いたということは、彼の国、あるいは彼が見てきた国では、少なくとも「みんなが」幸せそうに見えたわけではなかったということなのかもしれません。 今の日本がどうかというのはわかりませんし、当時の日本だっていろいろとあったとは思いますが、少なくとも当時の英国人には日本は「そう見えた」。 その後、彼は日本から英国にいる母親に手紙を書きますが、その内容は、 日本人は私がこれまで会った中で、もっとも好感のもてる国民です。どんな地位にいようととも、私は日本なら喜んで出かけたいと思っています。 というものでした。 .
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GU/W44-T09 カード名:されるがまま リゼ カテゴリ:キャラ 色:赤 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:9000 ソウル:2 特徴:《ラピッドハウス》・《武器》 …/// レアリティ:TD トライアルデッキご注文はうさぎですか??収録
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れいむ・まりさ種のみ登場 初投稿なんでかなりソフトです 意見とか感想、批判云々あったら是非 虐待成分は多少あり、ただし虐殺はなし。そこら辺気に入らなかったら[戻る]をクリックして下さい 幻想郷・・・最早説明不要のこの世界の外れにとある村があった。 村の規模は辺鄙な寒村という程ではないが、お世辞にも賑わった村とは言い難かった。 その村でもやや外れにある家には男が一人住んでいた。 その男はいつものように畑仕事を終え家に帰ってきた、が、何故か家の戸が開いていることを不審に思った。 「はて、家を出た時はちゃんと閉めた筈だが・・・誰か留守の間に訪ねて来たんかな?」 そろりそろりと戸に近づくと中は何やら騒がしかった。 「・・りしてい・・ね・!」「うめぇ・・・っちゃうめぇ・・!」 中を覗くと男は唖然とした。 家の中が大凡一尺半(40~50cm程度)ほどの饅頭二匹と三寸(10cm前後)ほどの饅頭四匹に荒らされていた。 この饅頭、男はよく知らなかったが、最近村で畑やらを荒らしているゆっくりという生き物らしい。 後で分かったことだが、どうやらまりさ種とれいむ種のつがいで各々二匹づつの子供の家族であったそうだ。 実際、畑仕事で生計を立てていた男も話くらいは聞いていたが、畑が森から離れていたため、被害に遭ったことはなかった。 男が中に入ると饅頭どもは一斉に「「「ゆっくりしていってね!!!」」」と叫んだ。最も、全くゆっくりできそうな雰囲気ではないが。 そして矢継ぎ早に大きい饅頭二匹が「ここはれいむたちのおうちだよ!!」「しらないおじさんはゆっくりしてないでとっととでていってね!!」 などと家主に向かって盗人猛々しいことを平然と言いだす始末、そこしシビれる、憧れるゥ! 男はゆっくりというものがどういうものかよく知らなかったので、ここは穏便に済まそうと説得を試みた。 「んー、あのだなぁキミ達、ここはおじさんの家なんだから勝手に入ってきて食い物を食べ散らかすのはどうだい? おまけに入ってくるや否やおじさんに出てけとはどういうことだい?」 しかし相手は所詮饅頭である。 「ゆ?おじさんばかなの?れいむたちがみつけたんだからこのおうちはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!!」 「そうだぜ!しらないジジイはたべものをおいてとっととでてくんだぜ!!」 「ゆっくりできないおじしゃんはおかちをおいてでていっちぇね!!」 話にならない・・・ 男は家を出ると後ろでは饅頭どもが「ゆっゆっゆっ!バカなにんげんをおいはらってやったんだぜ!!」 などと実に腹立たしいことを言っている。 今までゆっくりの被害らしい被害に遭ったことのない男は途方に暮れて長の家を訪ねることにした。 ―所変わって村長宅― 長の家に辿り着いた男は経緯を報告しどうしたらよいのか助言を請うた。 初老の長は聞くや否や口を開き、「簡単な事じゃ、ゆっくりなんぞ所詮害獣じゃから出会い頭にでも踏みつぶしてやりゃええんじゃ。」 と躊躇なく残酷なことを口にした。男は他の村人達と同じく温厚な長を慕っていたので少々この考えられない言葉に戸惑った。 だが長は続ける。 「お前さんは今回が初めてだと言うが、村の者は結構な数がゆっくりの被害に遭っとるんじゃ。 畑にトラバサミを仕掛けたり、落とし穴を掘ったり、家の食い物は全部蔵にしまったりしての。 じゃがそれでも被害は多少なりとも出る。ならば他の害獣同じく駆除してしまうのが一番ええんじゃ。」 男はそれでも殺すことには躊躇した。 「殺さないで追い返す方法はありませんかねぇ、長。二度と家に近づかないようにした上で。」 「やれやれ、お前さんは本当にやさしいのぉ、まぁないわけじゃあないが・・・奴さんは相当の阿呆揃いでなあ、 何度同じことをやっても懲りるってことを知らんのじゃ。だから殺すに越したことはないぞい。」 長は渋ったが、やがて男に殺さずに追い返す方法をいくつか教えた。 ―再び男の家― 男は家に帰ると二匹のでかい饅頭は更に食い散らかした上で何やら盛っていた。 男は家に上がり真っ赤になりながら絶頂を待っている二匹を引っぺがして壁に投げつけてやった。 「ゆべっ!!クソジジイなにするんだぜ!!まりさとれいむのすっきりー!をじゃましないでほしいんだぜ!!!」 「そうだよ!!バカなジジイはさっさとれいむたちのおうちからとっととでていってしね!!」 だが今度は男も負けてはない。 「お前らみてーな饅頭に構ってやる暇なんて一時もねぇんだ! 今すぐ俺ん家を出ていけば何もせんといたるさかい、さっさと出て行かんかい!!!」 「わけわかんないよ!!ここはまりさとれいむがみつけたおうちなんだよ!!しらないジジイはとっととでていってね!!」 「しょうだしょうだ!しりゃにゃいじじぃはゆっくりちねぇー!!」 腹立たしいこと極まりない。饅頭どもは男の足に体当たりを仕掛けてきた。 無論、たかが饅頭の体当たりなど痛くも痒くもないわけだが。 男は足に群がるゆっくりをまとめて蹴飛ばした。 「ゆべち!!」「ぎにゃっ!!」 どうやら今の衝撃で二匹ほどの子供が餡子を吐いて動けなくなったようだ。 だが男はそんなこと気にもとめず、ツカツカと親二匹のもとに歩み寄ると二匹の帽子とリボンを取り上げた。 二匹とも気を失っていたが、取られるとすぐに目を覚まし男を罵倒し始めた。 ゆーゆー騒いでいたが男は気にも留めず、飛び散った四匹の子供からも同じように取り上げると、 竈の中に帽子やリボンを放り込み、火をつけてしまった。 「ゆ゛があああああああああ!!!!でい゛ぶの゛がわ゛い゛い゛お゛リ゛ボン゛がああああああああああああ!!!!!」 「なにするんだぜグゾジジイ゛イ゛イ゛イ゛ィィィィィィ!!!!」 なにやらわけの分からないことを叫び始めて一層体当たりを強める。 だがそんなことも気にせず男は薪を火にくべ、少し遅い夕食の準備を始めた。 わざとらしく親ゆっくりの方を向いて、 「あ?お前らまだいたのか?おじさんは忙しいからガキども連れてとっとと山へ帰んな。」 「ふざげるな゛ああああああああああああ!!れいむたちのお゛リ゛ボン゛がえぜえええええええええええええ!!!」 「じね!!!グゾジジイはゆっぐりじねええええええええええ!!!」 そんな罵倒も気にせず餡子吐いて「ゆ゛っ・・ゆ゛っ・・」と痙攣している子供を掴むとポイっと家の外へ放り投げた。 そして二匹の親をもう一度戸に向かって蹴飛ばして啖呵を切った。 「いい加減ゆーゆーるっせんだよゴミ野郎が!!これ以上言わしたらお前らまとめて焼いて食うぞ!!!」 そういうと半ば白目を剥いた二匹もまとめて子供のいる辺りへ放り投げてやった。 男はピシャッと戸を閉めるとようやく夕食を口にし始めた。 食糧は大分食い荒らされていたが、今年は米も豊作で他の村人からも幾らかは都合も付けて貰えそうだったのでさほど気にしなかった。 外ではしばらく戸に打ちつけるような音が鳴っていたが、男が戸を足で思いっきり蹴ってやると静かになった。 「連中が食い散らかしたカスは焼いて畑にでも撒くか・・・」 ようやく男はいつもどおり平凡な夜を取り戻した。 ―森の中― 森の中では傷ついた六匹のゆっくりたちがほうほうの体で山を登って巣を目指していた。 季節は既に寒さが身に凍みる初冬、冬籠りの準備もろくに出来ていない彼らを待つ過酷な運命は火を見るより明らかである。 どのゆっくり達にも帽子はなく、巣や群れに帰っても爪弾きにされるか悪ければ殺されてしまうだろう。 どちらにせよ愚かにも人里へ入ったゆっくり達は男が帰るよう諭した時点で運命は決まっていたのかもしれない。 Fin 描写がイマイチ甘かったかなーと書き終えて思った。 やはり素人作品、精進していける所はとことん精進していきたい所です。 このSSに感想を付ける
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シナリオ攻略 第36話 『託される意志』 勝利条件 初期 ガンダムスローネツヴァイの撃墜。 敵増援出現後 敵の全滅。 敗北条件 初期 味方戦艦の撃墜。 刹那、ロックオン、アレルヤ、ティエリア、いずれかの撃墜。 敵増援出現後 味方戦艦の撃墜。 SRポイント獲得条件 3ターン味方フェイズ以内に他の敵を全滅させて、最後にガンダムスローネツヴァイを撃墜する。 初期配置・増援 初期 初期味方 プトレマイオス(スメラギ) マクロス・クォーター要塞艦型(ジェフリー) ガンダムエクシア(刹那) ガンダムデュナメス(ロックオン) ガンダムキュリオス(アレルヤ) ガンダムヴァーチェ(ティエリア) 出撃選択×15 初期敵 ガンダムスローネツヴァイ(サーシェス) イナクト×6 ヘリオン×8 アグリッサ×2(3) ガンダムスローネツヴァイ撃墜後 敵増援 パールネイル(マルグリッド) 次元獣ライノダモン×2 次元獣ブルダモン×16 敵データ 初期 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 資金 PP 数 獲得ボーナス 備考 N H ガンダムスローネツヴァイ サーシェス 35 24900 6(4) 6300 14 1 - アドレナリンアンプル 技量206EN回復(小)極、気力限界突破、サイズ差補正無視、カウンターL6、底力L8、再攻撃 25900 - 1 イナクト PMC 34 7200 5(2) 2600 6 6 - - 技量182 8200 - 6 ヘリオン PMC 34 5500 5(1) 2400 6 8 - - 技量182 6500 - 8 アグリッサ PMC 34 13400 7(3) 7400 10 2 - - 技量182行動不能付加武器有 14400 - 3 敵増援 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 資金 PP 数 獲得ボーナス 備考 N H パールネイル マルグリット 35 31600 6(4) 12000 16 1 - ハイバーニアユニット 技量204見切り、援護攻撃L3、連携攻撃、闘争心 パールネイル 53800 7(5) 16000 18 - 1 次元獣ライノダモン 次元獣 34 18500 7(3) 6000 10 2 - - 技量213D・フォルト、HP回復(小)、EN回復(小)底力L6、見切り、戦意高揚、援護攻撃L2 19900 - 2 次元獣ブルダモン 次元獣 34 9500 6(3) 4000 8 16 - - 技量213D・フォルト、EN回復(小)底力L6、見切り、戦意高揚、援護攻撃L2 10900 - 16 イベント・敵撤退情報等 サーシェスは2EPから移動開始。 サーシェス撃墜で初期配置敵撤退。敵増援が西に出現。ロックオン、ティエリアが撤退。刹那の気力が上限まで上昇。 ガンダムエクシア,デュナメス,キュリオス,ヴァーチェ(ナドレ)の各機に武器『トランザム発動』追加。 攻略アドバイス サーシェスのスローネツヴァイはミハエルの物を奪ったとは思えない程強いが、最大射程は6なので遠距離から削って一気に勝負を決めれば案外楽。刹那がABを取得していれば6段階改造セブンソードで6000程度のダメージは入る。 前ステージに引き続き、行動不能武装を持つアグリッサがいる。やはり滅多に使ってはこないが、なるべく優先して落とそう。幸運をかければなおよし。 CB取得済であれば、3PPからツインサテライトキャノンが使用可能。 パールネイルを主人公にて撃墜で入手フラグ。隠し要素参照。 戦闘前会話 サーシェス:刹那、ロックオン、アレルヤ、ティエリア 初戦闘:刹那(敵増援後) マルグリット:主人公 隣接シナリオ 第35話 ソレスタルビーイングルート『悪意の矛先』 第37話 『雄々しく……そして、美しく』
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餅ってうまいですよね 俺はいつもプレーンで食ってます。 プレーンいいですよプレーン。 あれって何もかけないでも結構イケるもんなんですよ。 まぁ、俺の場合はただかけるものが無いだけですがね。 来世は豆腐か餅がいいな。 紹介って何か居たらいいのかわかんないや 恐縮です。 好きな役:ホンイツ
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_2d967d6e たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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昨日、保釈された押尾学さん。 マスコミの車に 追われ続けていたけど、 押尾学さんは、 いつのまにか、車から降りたようです。 ヤフーニュース 押尾学 関連商品はこちら 押尾学
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(投稿者 Cet) 執務机に座った男は言った。 「君しかいないんだよ」 その前には左目辺りを耳から頭部にかけて包帯で斜めに覆った士官が直立不動でいる。 「は、ですがしかし自分は見ての通り包帯巻きです。ご家族の方々は不快と思われるかもしれません」 「いや、だから君しかいないんだよ。あの青年には」 そう言いながらキャスターをくるりと回転させ、士官に背を向ける。 「もういい、行き給え。他に断る理由は」 「ありません、失礼致しました」 ぺこりと一礼して踵を返し、足早く退出する。バタン、と比較的静かに扉が閉まる。 将官は窓の外を見つめて、動かない。 何も間違ってはいないのだとアンリは思った。 元より生きて帰れる望みなどなかったのだから。仮に生き残れるとしたら多分人知を超えた何かのはたらきによるに違いない、と。 戦線から程近い町の列車に揺られること数時間でベーエルデー連邦に到着し、更にそこから乗り換えること数時間で故郷に達した。帰郷であったが、その足で町の外に出た。 都市部を離れると、寂れた民家が左右に並ぶ赤茶けた道が延々と続く。彼の記憶が正しければ三十分も歩けばその村に辿り着くことができた。一本の道を、無心に歩く。 既に夕刻であり、東から照りつける赤光に目を細める。 ノスタルジーについて考える、つまり帰ってくる場所ということだと考える。どこまで行っても誰かが笑ってくれる場所、そんなものは非現実じみている。しかし確かに実在している。 暫くすると農村地帯に入る、広大な土地が広がる。放牧された家畜達やそれを区切る為に延々と続く柵や、ぽつりぽつりと小屋や民家の並ぶ。決して慣れ親しくはない光景だ。 川沿いの道を幾らか歩いて、そこに辿り着いた。やはりそれほど時間はかからず、その民家の前に佇む一人の少女を見つける。 こっちに気付くと、固まった。あからさまに警戒しているわけでなく、どうやら事実を推し量っているようだ。気付けばこちらへと一歩を踏み出している。 こちらからも歩き出す。相対的に距離を縮め、そして一メートルほどの余裕をもって止まった。 「アンリ・ジュナール、准尉です。この度はヴィルヘルム君のことで大切なお話に参りました」 少女はしげしげとこちらを眺めていて、どうぞ、と一言いうと踵を返した。背後の民家の扉を開け、バタンと閉める。どうぞも何も他人行儀溢るる行動だ。やれやれと溜息を一つ吐き、一歩を踏み出す。 「お邪魔します」 にか、と笑って扉を開けたものの、そこにいた三人はぼんやりとした表情でこちらを見つめている。ほとんど表情を変えないままに扉を閉めた。一礼する。 「私の名前はアンリ・ジュナール、准尉です。この度はヴィルヘルム君のことで重要なお話があって参りました」 「ああ、エレン、トニー」 こくり、と頷くと両者は彼の傍らを走り抜けて行った。バタン、と比較的大きな音を立てて。 二重の足音が遠ざかっていく。 「死んだのかい」 「は、戦死です」 「そうかい」 ご愁傷様です。 ヴィルヘルムの母親は暫く黙っていた。 「座りなよ」 「は、恐れ入ります」 ざ、と椅子を引く。ひどく緩慢と座る彼女を待って、座る。 「苦しんだのかい」 「いえ、塹壕の中で、私の傍で息を引き取りましたが、そのような様子はありませんでした」 「何か言ってたかい」 「女性の名前を呟いて、寒い、と。それから遺書を」 肩に下げたポーチから一通の封筒を取り出し、机の上に差し出す。それを手に取って暫く眺める。 「いや、今はいいよ、また後でゆっくりと読ませてもらうから」 「は、お詫びを申し上げることも憚られます。というのは建前ですが、もう彼は帰って来ない、それは確かです」 「帰ってきたよ、こういう形だけどね」 はあ、と一つ溜息をついて封筒をくるくると弄ぶ。 「全く馬鹿だよ、ところでアンタ泊まるところは」 「は、ご心配されぬよう」 それから少しだけ長い沈黙があった。 「では、別件に参りたいかと」 「分かってても、どうしてだろうねぇ」 涙が枯れてしまっても。体はそれを覚えているものなのだ。 エーレンハイト家を出て暫く歩くと、先ほどの小川が覗えた。そこにトニー少年は座っており、こちらに気付き振り返る。 「アンタがアンリ」 「そうだよ」 赤光に包まれた少年はどこか神々しい、農村に暮らす一少年という事実をもってしてもだ。兄を喪ったことがそうさせるのかもしれない。あるいは。 「兄ちゃんは何か言ってたかい」 彼はその少年のもとへ歩み寄る理由に思い当たらず、直立不動のまま言う。 「彼は最後に愛する女性の名前を叫んだ、結婚してくれ、と」 「嘘でしょ」 「ああ」 少年がにこりと笑う、そこで境界線が曖昧になったのを機に、青年は少年のほうへと歩み寄る。傍らに腰を降ろした。 「本当はどうなの」 「ん、寒いよ、だった。女性の名前ってのは本当」 「かっこいいじゃん」 「いやどちらかと言うとダサいだろ」 夕日を見つめながらそんな話をする。広大な土地に牧場を据えて、ここの他にもちらほらと小川が覗える。 「そうかな、ところで俺も軍人になりたいんだけど」 「やめといた方がいい、今軍人になると皆死ぬ」 「皆じゃないでしょ」 「皆さ、Gに負けた時は皆々して死ぬことになる。軍人は尚更さ」 お互いに顔を見合う、半ば睨みつけるように。 「敗北主義者」 「そんな言葉、どこで聞いた」 「どこでも、大人はそんな話をよく、たまにしてる」 ベーエルデー連邦は小国にして、最新鋭のメードを多数抱える有数の軍事国家である。それをして敗北などというムードが、今にして漂っている。彼の死もそれに加担したのだろうか。 「まあいいや」 アンリは立ち上がる。コートの尻をパンパンと払うと、少年に背を向けて立ち去ろうとした。 「ちょっと待て」 「何かな、保障の話ならお母様と十分にし合った」 「そういうことじゃなくて、アンタみたいなのには憧れるんだよ」 青年にはその言葉の意味が分からず、立ちすくむ。 「包帯とかさ」 その言葉にしばらく呆気に取られて、ようやく気を取り直す。 「言っとくけど、誰かみたいに手引きはしてやらないぞ、それに君みたいなのは検査で引っかかる。どうしてか、年齢さ。餓鬼はお呼びじゃないんだ」 「幾らでもごまかせるよ、そんなの」 少年は笑った。 「無理さ、君には」 「無理じゃない、それにできるできないじゃなく、やりたいんだよ」 青年は表情を失う。 「頼むからやめてくれよ、またアイツみたいなのに現れてほしくないんだ」 「悪くないよ、そういうのも」 青年には、そこに立っているのがいつかの誰かのように見えてくる。 「死んだら、お終いだろう。皆悲しむぞ」 「兄ちゃんには好きな人がいたんだ、だから、俺にも守るべき人がいる」 帳尻は合うよね。少年の言葉に、答える術を知らなかった。 立ち上がると、暫くの間黙っていた。お互いに言うべきことは何もなかったのだ。 「もう知らねぇからな」 いつか言ったような言葉を吐いて、その場から立ち去った。 「何だよ」 青年は元来た道を辿る、結局あのエレンとか言う少女に話せなかったことが気がかりである。時折話に聞いた通り、美しい娘であったから。 「知らねーよ、そんなの、死にたきゃ勝手に死んじまえ」 エントリヒ陸軍の一派が反メードを掲げて蜂起した、なんて話も聞く。彼らには遠からぬ話である。 喪失感というのが風景を新たにさせる。救ってやれなかったという喪失感は、西日を叙情的に映し出す。それでも生きていかなくちゃならないのなら、歩いていこう。 そんな風に思いなおし、元来た道を歩いていく。