約 1,324,996 件
https://w.atwiki.jp/nishiparo/pages/73.html
9 その少女はこの学園においては、ある意味で、とても目立つ存在だった。 生徒達は皆何かしらの個性、それはもちろん子荻ちゃんや姫ちゃんみたいな、物語に関与できるだけの飛び抜けたものではないが。 「な、なによ」 家鴨の群れに白鳥がいれば一目でわかるし、どんなにじゃれつく姿が同じ様に愛らしくても、猫と虎の子ではまるで違う生き物である。 澄百合学園。 「ど、どうしてわたしをそんな、じ、じっと見てんのよ」 この学園の生徒は、程度の差こそあれ、全員が全員、白鳥であり虎だ。 そのまだ未完成な美しさと強さで、一般人、特に男が、気軽に近寄るのを思わず躊躇ってしまう存在。……なんだけど。 「はっ!? ひょ、ひょっとしてっ!!」 「ひょっとしない」 今風の茶髪少女に皆まで言わせず、ぼくは即座に否定する。 赤い縁の眼鏡の奥、くりくりっとした瞳が、その言葉にむっとしていた。感情がすぐに顔に出るのも、今風の女子高生の特徴だろう。 要するに少女は家鴨や猫だった。 まぁ、これはこれで可愛いんだけどね。 お昼休み。 食堂は例によっていっぱいだったが、今日のぼくは昼飯の心配をする必要はなかった。 朝アパートを出るときに、一人と二人が互いを牽制しながら渡してくれた、こんなに食べられないよ、というくらいデカい弁当包み。 それを手に廊下をてふてふと歩いていたらば、オナカを撫でながら歩いていた少女、古槍頭巾ちゃんと出くわした。 なんつぅかいつもいつも、頭巾ちゃんを見るそのたびに、ぼくは思ってしまう。 「普通」 「普通って言うなっ!!」 ほらね。つっこみまで普通だ。 しかしこの異常が売りの学園では 《普通》 この属性を持つ者は極めて特殊であり稀有だろう。 だから彼女がオナカを撫でている理由は、お昼休みにトボトボと、喧騒から逃げるようにしている理由はおそらく――否、ズバリ。 「ダイエット」 「ズバリ当てるなっ!!」 なんだかこの娘の行動のことごとくが、手に取るようにぼくには読めてしまった。 自慢にはならないけど。 なにせ頭巾ちゃんはぼくに月並みにつっこみながらも、視線は風呂敷包みにピントを合わせて微動だにしない。 「食べる?」 包みをちょいっと上げると、頭巾ちゃんの視線もそれに釣られて動く。 風呂敷をゆらゆらとさせると、それにシンクロして、頭巾ちゃんの茶髪もゆらゆらと揺れている。……ちょっと面白い。 「ダイエットしなきゃって、女の子は必ず言うけど無理は良くないよ。頭巾ちゃんなんかは、もう少し食べた方がいいくらいだ」 ぼくは右に左にと風呂敷を振りながら訊いてみた。 「余計なお世話」 人が親切で言ってやってるというのに、餌を貰う雛鳥のように首を振りながらも、頭巾ちゃんは素直にはなれない若者みたいだ。 まあいいけどさ。 これでもかというくらい普通な存在の頭巾ちゃん。どうせこの後は月並みな展開になるに決まっている。 “グウゥゥウウ~~~~” 「はぅ!?」 頭巾ちゃんは刹那で顔を真っ赤にさせると、ぱっと、慌ててまだ鳴り止まないオナカを押さえた。 ほらね。 このタイミングでオナカを鳴らせるなんて、昭和のコメディじゃあるまいし、ぼくにはとても恥ずかしくて出来ない。 普通恐るべし。 「ぶっちゃけると助けてほしいんだ。一人で食べきれる量じゃないけど、心が篭もってるからね。こっそり捨てるのは些か忍びない」 「う、うぅうっ」 おおっ。なんかすごい視線で睨まれてるぞ。 やはり普通に、月並みに、頭巾ちゃんは乙女として、オナカの音をぼくに聴かれたのが恥ずかしいらしかった。 いや、そりゃそうだろうけどさ。 でもそうやってぼくに恥を晒したおかげで、どうも頭巾ちゃんは開き直ったらしい。 「お、お祖父ちゃんが言ってたわ」 「うん?」 「最近の若者は贅沢すぎるって。もっともっとお百姓さんに感謝しなきゃいけないって。……わたしも、わたしもそう思う」 「うん」 「手伝うわ《いーちゃん》。仕方ないけど、本当は全然まったくこれっぽちも食べたくないけど、どうしてもって言うなら食べてあげる」 「……うん」 予想通りの答えが得られた。だけど釈然としないのは何故だろう? 「それじゃどこで食べようか《いーちゃん》。出遅れてるんだし、早くしないといいとこ取られちゃう」 「…………」 あんなに抵抗してたのが嘘みたいだ。 しかし切り替えが早いのが今風の若者。その早さをぼくもたまには見習うことにしようか。 崩子ちゃんとこの間一緒に食べたベンチにでも行くかな、などとと考えていたら、くいっと、後ろから服の袖を引っ張られた。 振り向くとそこには、女の子が眼鏡の奥の瞳で、じっとぼくを見上げている。 「…………どうしてここに…………いたりするのかな?」 二人で風呂敷包みを大事そうに持ちながら、ぼくを狂おしいほど慕う姉妹は、左右線対称のシンメトリーで澄百合学園に存在していた。 「ぼくた…………わたしたち、《いーちゃん》さんがデザートを忘れたので届けに来ました」 「ぼくた…………わたしたち、《いーちゃん》さんがデザートを忘れたので届けに来ました」 もちろん知っている顔である。 この二人の正確な年齢はわからないが、まだ高校の制服を着てても、なんら可笑しくないだろう年齢なのは間違いないはずだ。 澄百合学園の制服がとても良く似合っている。 「もう一着手に入ったんだね。深空ちゃん、高海ちゃん」 澪標姉妹。 どちらかといえば頭巾ちゃんより、深空ちゃんと高海ちゃん、二人のほうがこの澄百合学園には相応しい生徒かもしれない。 「わっ!? 双子だ。わたしはじめて生で見た」 そしてあまり相応しくない、っていうか似合わない頭巾ちゃんは、深空ちゃんと高海ちゃん、そっくりの二人を見て素直に驚いている。 本当に普通。 「デザートってそれなの? その大きさその丸み、わたしには西瓜としか思えないんだけど?」 だがそんな頭巾ちゃんの、極めて普通の指摘でぼくは気づかされる。 風呂敷に包まれている豪勢な重箱といい、デザートだとわざわざ持って来た西瓜といい、二、三人で食べるならちょうどいい量だ。 もしかして確信犯? ぼくが疑いの目を向けると、二人は露骨に顔を背けて、ふいっと明後日の方向を見る。 崩子ちゃんならともかく、この二人に腹芸なんて無理な話だ。 と。 「でもわたし西瓜大好きなんだよね。よしっ!! はいはい、は~~い!!」 これはこの間来たときに味を占めた、お気に入りの抱きまくらの計画だろうな、と考えていたら、頭巾ちゃんがさっと手を上げた。 「《いーちゃん》、西瓜はわたしに任しちゃってよ。西瓜だったらわたし、いくらでもイケちゃう人だからさ」 言いつつ頭巾ちゃんは上げた勢いそのままで、分担まで勝手に決めて、深空ちゃんと高海ちゃんの持ってる西瓜の包みに手を伸ばす。 だが。 “スカッ” 「あっ!?」 二人にあっさりと避けられた。 「あんたに食べさせる為に持って来たんじゃない」 「あんたに食べさせる為に持って来たんじゃない」 「うっ!?」 じろりと二人に睨まれて、頭巾ちゃんの腰が思わず引ける。 そりゃそうだ。 ぼくも四年前は夜の京都御苑で、やはり同じ様に睨まれてえらい目に合っている。 頭巾ちゃんのいまの気持ちは、背中が痛いくらいによくわかった。 しかしそういった自分の心の弱さを、二人が同性でもあるし、中々認めることの出来ない年頃なんだろう。 「い、いいじゃん。《いーちゃん》はどうせお弁当だけでお腹一杯になっちゃうんだし」 「…………」 多分そうなるとは思うけど、なんか言い方が引っかかるなぁ。 頭巾ちゃん、もうちょっとでいいから、目上の人に対する言葉遣いを覚えよう。いや、これは戯言ではなく。 「そんなことはない。《いーちゃん》さんはこのぐらい一人でペロリだ」 「そんなことはない。《いーちゃん》さんはこのぐらい一人でペロリだ」 ……ん? 待て。待て待て。みんなで食べるんじゃないの? そんな量を一人でペロリって、どっかのどこかの《人喰い》じゃあるまいし。 そんなことを思っていたら。 「ん? んん? あれれ? おにーさんなにしてんだよ? 昼飯まだならさ、理澄の財布から金パクってきたし一緒しねえ?」 ややこしいのがまた来やがった。 結局その日の昼御飯を《戯言遣い》は、ぎゃはは、と大声で笑う《人喰い》含めた五人で、妙に緊張した雰囲気で食べましたとさ。 めでたし。 10 十二月。 さすがにいくら盆地の京都であっても、冬という季節を感じずにはいられない。 ぼくの目の前で温かい湯気と、ぐつぐつ音を立てている鍋は、掛け値なしに美味そうだった。 また人間は決して味覚だけではなく、視覚でも食を楽しむ生き物だが、そちらでも文句の付けようがない。 ぎりぎり京都と呼べる郊外。 人里離れた山の中。 窓の外の景色は雪が積もっていて一面の銀世界。 ここまで来るクルマの中では、なんでぼくが参加せねばならないんだろうか? そんなことを真剣に考えたりしていたが。 「悪くはないかな」 少なくとも塔アパートで、答案用紙にひたすらバツ印を付けるという虚しい作業よりは、精神が何百何千倍も癒されるだろう。 姫ちゃんは五教科赤点という偉業を、まるで予定調和のように、またしても鮮やかに達成していた。 補習確定。 これでぼくは学園が冬休みだというのに、放課後も結構勉強をみてやったというのに、ほぼ毎日姫ちゃんと顔を合わすことになる。 別に姫ちゃんといる時間は嫌いではないのだが。 しかし、それはそれ。 恩を仇で返された感は否めない。 ぼくはハラハラと舞い堕ちる雪を見ながら、姫ちゃんが例え知恵熱を出しても、涙を呑んで勉強漬けにすることを決意した。 「覚悟しておけよ、一姫」 「なにを一人でぶつぶつ言ってるさ《いーちゃん》、まだあんたは呆けるには早すぎるさ」 景色を見ながら補習計画を練っていたぼくは、話しかけられて窓の外から室内に、蓮っ葉な口調がよく似合う彼女に視線を移す。 「…………」 「ん? どうしたさ? 若いんだからもっと食べるさ」 彼女と知り合ったのは四年前。 そのときのことは、あのときの騒動は、他の階段を含めて、ぼくには珍しくいまでもはっきりと覚えている。 「…………」 「本当にどうしたさ? 人の顔をじっと見たりして?」 でも記憶している四年前の彼女と、いまこうしてしゃべっている彼女が重なるまで、もう少しだけ時間が掛かりそうだ。 右下るれろ。 そりゃあ当たり前だし、本人にそんなつもりは、まったくこれっぽっちもなく不名誉だろうが、トレードマークの包帯はどこにもない。 非常に女性に対して失礼かもしれないが、なんだかとても違和感がある。 「そうだぜ、いーたん。ちゃんと喰わねぇと大きくなれねぇぞ。好き嫌いせずになんでも喰っとけよ」 「それ。きみにだけは言われたくないんだけど、ぜろりん」 年齢はぼくとそう違わないはずだから、もちろんいまさら成長期がやって来るはずもなく、身長はその辺の女の子より小さい。 右顔面には灰色の刺青が彩られ、右耳に三連ピアス、左耳には携帯ストラップを2つ付けている。 零崎人識。 こちらは気持ち悪いくらい変わらず、昨日別れたみたいにあのときのままだ。 ぼくの隣りで魚の切り身から、チマチマと小骨を丁寧に、殺して解して並べて揃えて晒している。……おまえこそカルシウムを取れ。 「喉に引っかかったりしたら痛ってえじゃん」 きみの生き様の方が余程痛い。 と、言いたいところだが、じゃおまえの生き様は痛々しいだな、切り替えされるのはわかってるので沈黙を選択。 この四年でぼくも随分と大人になったもんだ。 「本日はこのような辺鄙なところまで、わざわざご足労戴いてありがとうございます。《いーちゃん》さん」 いつの間にか真後ろには、真面目で上品そうな、図書館で詩集でも読んでいそうなイメージの女性が、にっこりと微笑んで立っていた。 「そんなの全然構いませんよ。こっちこそ社員でもなんでもないの呼んでもらっちゃって」 さっきからずっと彼女は、当然のように《最悪》の隣りに陣取っておきながら、忙しなくあっちこっち動き回っている。 社長というよりは王様のように、まるでなにもしない人の代わりに、客の接待から鍋の具材の追加までと、一人落ち着かなかった。 でもそういうのがなんだか性に合うのか、嬉々としてやってるようにも見える。 肩書きは《空間製作者》ということになってるが、意外にメイドさんでもイケるかもしれない。 一里塚木の実。 この変わり者集団の処理係にして、潤滑に、我侭に動く為のバイパス役。 本質的にはともかくとして、この集団の実質的なリーダーが彼女であることに、半畳を挟む者はいないだろう。 「その上なんか妙なオマケまで付いて来ちゃってすいません」 鍋に箸を伸ばそうとしていたオマケの視線が、鋭く痛いくらい頬に突き刺さるが、それは全身全霊でぼくは無視した。 この殺人鬼、ちょっと会わなかった間に、益々持って胃袋キャラが板に付いてきてやがる。 「いえいえそんな、正直助かってるんですよ、忘年会みたいなイベントは、やはりある程度は人数が多い方がいいですから」 つまりそんな理由でぼくはここにいるわけだ。 ここに。西東診療所に。 有限会社《十三階段》の忘年会に。 元々集団行動の出来なさそうな人達ばかりだが、忘年会の出席者は、ぼくと零崎を除いてしまうと四人しかいない。 確かにそれだけの人数では、ちょっとばかし淋しいだろう。 「まぁ連絡自体が取れない方もいますし、 木賀峰助教授は朽葉さんの反抗期を予測出来なかったらしくて、いまてんてこ舞いですしね」 「反抗期ですか?」 すげぇ周期で来たな反抗期。そりゃ予測できないだろう。 「…………」 ってか朽葉ちゃん八百歳じゃ~~ん。 木賀峰助教授より遥かに年上じゃ~~ん。 「朽葉さん、万引きをしてしまったらしくて、警察に迎えに行ってますが。木賀峰助教授、体当たりでぶつかってみるそうです」 「……頑張ってください、としか言えませんね」 「ええ」 あまり他人が深入りしない方がいいだろう。少し覗いてみたい気もするが、とてもデリケートな二人だけの問題だ。 そんなわけでそれはそれでいい。 とりあえずいまは、ここにいる残りの二人だ。 チラリッと窺うと、哀川さんにも匹敵する存在感の、ぼくの対面に座っている男は黙々と杯を重ねている。 狐の面を外しているので表情はわかるのだが、詰まらないのか愉しんでいるのかは、相変わらずぼくにはよくわからなかった。 「…………」 とりあえずこの人はややこしいので後回し。もう一人の男に目を向ける。 「……重症みたいですね」 「いつもはさすがに、あそこまでひどくはないんですけどね。今日は《いーちゃん》さん、あなたがいますから過敏になってるんです」 冷たくなってるだろう白菜を、彼はひたすらじーっと見ていた。 口だけがもごもごと小さく動いてる。 ぼくには一般人の領域を逸脱した聴覚はないので、なにを呟いてるのか聴こえないが、彼がどんな言葉を紡いでいるかはわかっていた。 いまにして思えば、《正義の味方》ってのはちょっと言いすぎだったかな。 時宮時刻。 そのひどく憐れな姿を見ても、自業自得だ、そんな風にしか思えないぼくは、やはりまだどこか壊れてるんだろうか。 「お肉とか食べます?」 「ひっ!!」 お皿を取ろうと手を伸ばしたら、時刻さんはびくっと身体を震わせて、カサカサと、素早く動いて、ぼくの視界から消えてしまう。 やっぱり四年前はやり過ぎた気がした。 「そっとしといてあげてください。絵本さんも、あまり刺激しない方がいいと言ってましたし」 時刻さんにとって、きっとぼくは、劇薬以上の刺激物なんだろう。 「うん? そう言えば絵本さんはどうしたんです?」 彼女が来ているのは間違いない。 なんせここまでは彼女の運転するクルマで、ぼくも零崎も来たんだから。 ガタガタ震えてる《人間失格》は、ここに来るまでの車内で、中々のいい暇潰しになった。降りた瞬間殺されかけたけど。 ちなみに彼女は復社はしてはいない。 だがるれろさんとの付き合いは続いてるみたいだ。 「二階で看病です」 「看病? 誰のですか?」 「奇野さんのです。風邪をこじらせてしまって。《いーちゃん》さんも気を付けてくださいね」 「…………」 奇野頼知。 呪い名序列三位、感染血統奇野師団の一人。通り名は《病毒遣い》……なんだけど。 キノラッチ。あんたなにしてんだよ。 「弘法も筆の誤りと言いますか、猿も木からと言いますか……。でも同情とは違う感情が湧き出すのは、どうしても否めないところです」 頬に手を当てて小首を傾げた木の実さんは、やれやれ、といった顔をしていた。 可愛い。 だけどこの人の場合は、そんな仕草も演出でやってそうで、とにかく油断ならない。 いまは四年前のように戦闘状態ではないけれど、木の実さんを見ていると色んな意味で、なんだかざわざわする。 それはぼくの、というより《戯言遣い》としての、四年前とまるっきり変わらない感想だった。 「ではごゆるりと、愉しんでくださいね」 しかし木の実さんは、やはり四年前のようにぼくの警戒を見抜いても、にこやかに屈託なく微笑む。 そして礼儀正しく丁寧にぼくにお辞儀をしてから、小走りに、甲斐甲斐しく、空の徳利を受け取りにいった。 ……ちょっと羨ましい。 「ふん。少しばかりぬるめで頼むぞ」 偉そうだ。根拠なしに相変わらず偉そうだ。この人はきっと死んでも偉そうだろう。現に一回死んでるのに偉そうだし。 「さて、《俺の敵》。人心地ついたし、話しをしようか。」 ぼくと狐面の男は再会してから、軽く挨拶をしたぐらいで、まだ会話らしい会話はなにもしてない。 前に理澄ちゃんと三人で卓を囲んだときは、食事中にくっちゃべるなと怒られたが、どうやら忘年会ではいいらしかった。 自分が会話の輪に加わりはしないが、忘年会は一年間ともに苦労した者同士が、親睦を深める場であって、食事は二の次だかららしい。 「…………」 あんたは苦労をかけただろう。 言いたいがそれは、ぐっと黙っておくのが、客としての、社会人としての礼儀というものだ。 「それじゃ、いまは、なにをしてるんですか?」 「『なにをしてるんですか?』。ふん。そりゃ忘年会に決まってるだろ? これでも俺は柄じゃねえが社長だぜ」 言って不敵に笑った。 「…………」 ぼくが言うのもなんではあるが、言い方が回りくどい。わかってるだろうに。そんな意味じゃないのは。 「どうして会社なんて、柄にもないものを起ち上げたんですか? おかげで一人の少女の人生が、派手に狂いそうになりましたよ」 「萩原子荻。俺は欲しくて欲しくて堪らねぇんだよ」 「…………」 なんかここだけを聞いてると、ちょいとばかりやばいセリフだ。 同じ年頃の娘達と比べれば、随分と大人っぽく見える子荻ちゃんだが、そしてこちらも年齢よりかなり若く見える狐さんではあるが、 知らない人が聞いたらば、いくらなんでもロリィの謗りを免れるのは難しいだろう。 まぁ狐さんはあんまり女性には興味ないみたいだけど。 この人の興味は、世界の終わり、物語の終わり、《ディングエピローグ》それだけにしかない。 「萩原子荻。あの娘の代わりを見つけるのは、ちょいとばかり難しいんでな。やっとこさ繋がったこの縁は、俺は絶対に逃がさねぇ」 そう言った狐さんの瞳は、間違いなく愉しそうで、爛々と輝き狂気じみていた。 怖い。 ぼくを恐怖する《想操術師》のように、ぼくはどんなに成長しても一生、《人類最悪の遊び人》の恐怖を拭い去れないだろう。 西東天。 だがぼくは哀川さんとそっくりのその顔を、正面から逸らさず見て、内心すげぇびびってたけどはっきり言ってやった。 「……そうはいかない」 そして少し早いが心の中で来年の抱負を一つ。 及ばずながらもこのしがない《戯言遣い》は、可愛い生徒を、お気にの女の子を、最悪の変態の魔手からなんとしてでも守ってみせる。 決めたよ。ぼくは来年も正義の味方になってやる。 と。 こんな感じで渋く、後から思い出したら赤面もので、話をオトしたかったぼくだが、やはりそうはいかないみたいだった。 「うっ、うぐっ、うぅううっ……」 小さな声。でも気づいて欲しいと訴えかけるような声。 そしてメチャメチャ嫌過ぎるが、四年前から聴き慣れてる涙声に、ぼくはゆっくりと入り口を見る。 目が合った。 「……えぐっ……うふぅう……」 「…………」 逸らしたいのを我慢する。 端正な顔を涙でくちゃくちゃにして、彼女はぼくと、ほぼ空になっている鍋を、行ったり来たり交互に見ていた。 「……ど、どど、どうして?……どうしてそんなことが出来るの?………だっ……て……ううっ……な、鍋なんだよ?………鍋って……… 鍋って、み、みんなで、みんなでつつくもんじゃないの?………うぐっ……みんなの中に……わ、私は入ってないの?………うぅぅう、 ふ……ふふ……え、えへへ……そ、そうだよ…ね?……ご、ごめんなさい………私なんかが、私なんかが数に入ってるわけない……よね? わ、私なんか余り物で雑炊食べれば十分よね?……うふふ……ぐふっ……雑炊もお、美味しいんだよ……いっくん……え、えへへ」 絵本園樹。 彼女とこの四年間というもの、最も親しかったのはこのぼくだろう。 まぁそうは言っても比べられるのが、後は精々が意外に気が合う元同僚の、るれろさんくらいしかいないわけなのだが。 ぼくは精神科医じゃないが断言できる。 白衣の下の水着のカットが、何故か年々際どくなっていく彼女も、間違いなく一生こんな感じだ。 絵本さんを外界から守るATフィールドは、さらに一層強固になって、いまもなおこうして健在である。 「零崎、後ででいいからきみ、責任持ってフレンチクルーラー買ってこいよ」 鶏肉にかぶりついていた零崎が顔を上げた。 骨には犬が見たらがっかりするくらいに綺麗に身がない。 「ええっ、なんでだよ? 外は雪がガンガンに降ってんだぜ。ミスドなんてこっからどれくらいかかんだよ?」 「ほとんど一人で喰ってんだから当然だろ? あんまり駄々をこねるな。買って来ないと帰りは助手席に座らせるぞ」 「……ひでぇ」 「フレンチクルーラー百個な」 あの京都御苑での《ドクター》との約束が、まさかこんな形で果たせるとは思いもよらなかった。 窓の外を見ると雪が、さっきよりも激しい勢いで振っている。 クルマでは事故りに出かけるようなもので、どちらにしても零崎以外は、とてもではないが麓までいけそうもない。 そしてその白い光景に魅入られながら、ぼくはなんとなく、この色が大好きな青色と、どこにいるのやらの赤色のことを考えていた。 11 まあ、初めからわかってたけど、さ。 とはいえ新年早々、気持ちが滅入ってくるのは、致し方ないだろう。 努力というのは例え実を結ばなくとも、それだけで認めてもいいと思うし、もしかしたらその姿は、美しいのかもしれないけど。 「…………」 ある意味ではぼくの手にするこの、採点し終えたばかりの答案用紙も、そんな感じではあるのだけれど。 「どうですぅ師匠? 姫ちゃん頑張ったでしょ?」 柑橘系の匂いがする。 赤ペンを置いたぼくに気づいて、人ん家の蜜柑を遠慮なしにパクパクと、暢気にバラエティ番組など見ながら食べていた姫ちゃんが、 一応は口元を抑えながら、でもモカモカと頬を動かしつつ、期待に瞳を輝かせて振り向いた。 コタツに入って蜜柑を食べながらテレビを見るのは、正しい日本人の正しい正月の過ごし方だから、まあそれは別段どうでもいい。 「…………」 訊きたいのはどうしてそんなに、一体全体いかなる根拠があって、季節外れの向日葵みたいな笑顔を向けてくるのかということだ。 「どんなもんですですぅ? 師匠に特訓してもらった成果、ちゃんと出てますですか?」 うん。 ちゃんと出てはいる。答案用紙からは努力した後は確かに窺える。 駄々をそれこそ毎日毎日、一時間おきにこねまくってくれたが、それでも姫ちゃんは、塔アパートの空き部屋に勝手に住み込んでまで、 冬休みの校外補習を皆勤賞で出てくれた。 「…………」 だがいまこの《戯言遣い》が、教師として姫ちゃんに伝えるべきは、答案用紙に記入された点数、その残酷な結果のみなのだろう。 「完全に間違っているという点に目を瞑れば、姫ちゃんの答案用紙は概ね正解だけだよ」 「ふぅん?」 ぼくも大概丸くなったもんだ。 昔のぼくであれば点数を告げた後で、甘えるな、と容赦なしの追い討ちを掛けてるだろう。本当に丸くなったもんだ。 などと感慨にふけながら、姫ちゃんに貰った腕時計を見る。 「それじゃ今日は終わりにしようか。……そろそろ時間みたいだし、みいこさんを呼びに行こう」 時間はちょうど八時を回ったところだ。 みいこさんだけでなく、崩子ちゃんも萌太くんも、行く準備はもう出来てるだろう。 「初王手ですか?」 「それは初詣と言いたいんだろうけど、残念ながらどっちも違うよ。巡回……みいこさん風に言うと、市中見回りに行くんだ」 そしてもちろんだが、市中見回り、その言い出しっぺもみいこさんだ。 一時ほどではないにしても、このアパートは建て替える前からずっと、様々な問題をこれでもかとばかりに次々と起こしている。 知り合いの女刑事さんのところで、大体は止めてもらっていたりはするのだが、一般人の近隣住民の方々にはいつも迷惑を掛け通しだ。 これで印象が少しでも良くなるなら、安いものだろう。 荒唐丸さんと奈波の二人は、正月だというのに仕事で不参加だが、残りの面子は、久々に帰って来た萌太くん含めて全員参加である。 ちなみに姫ちゃんには、今日のことは誰も伝えてない。 いや、ぼくが伝えるはずだったんだけどね。さっきまでそりゃもう、キレイさっぱり忘れてた。 「どうする? 姫ちゃんも来る?」 「そりゃもちろん行きますですよ」 類は友を呼ぶと言うべきか、姫ちゃんはこの短い期間ですっかりと、昔から住んでいたように、塔アパートの全住民と馴染んでいる。 参加するのは当然だと言わんばかりだった。 ぼくもそう思ったからこそ、姫ちゃんが来るのが当たり前だと感じたからこそ、伝えるのを忘れてた――ということにしといてほしい。 「戯言だけどね」 何年経とうが定評のある、ぼくの記憶力の悪さは、やはり今年も健在みたいだった。 「……でもさ、そりゃないだろ?」 右目だけにかろうじて名残を残す――元青色サヴァン。 直視できないほど眩く、そして悲しいばかりの、忘れない能力を失って久しい玖渚にさえ、病院に行こうと心配されたほどである。 真顔で言われたときには、さすがにちょっとヘコんだ。 あいつとはイヴから会ってないが、どうせまだ《チーム》の連中が居るんだろうから、とても城咲のマンションに行く気にはならない。 「特に兎吊木のやつがなぁ」 話しかけられたわけでもなく、意味深に微笑みかけられただけだが、それだけで、聖なる夜がとてつもなく穢された気分になった。 もうあの男の存在自体が猥褻物である。 ちぃくんはいまも服役中だから、直接会ったことはなく、その人と為りをぼくは知らない。 だから無責任に言えるのかもしれないが、刑務所なんぞを住処とするのは、あのロリコンの変態にこそ相応しいと思う。 などと。 心底からどうでもいいことを考えていたら、みいこさんの部屋の前に着いていた。 「…………」 「どうしたですか師匠?」 「……いや、別になんでもないよ」 新年早々から決して無限ではなく有限な時間を、ひどく詰まらないことに使ってしまった気がする。 細菌野郎め。 ぼくは偏頭痛でもあるように、ふるふると頭を軽く振って、チャンネルを無理から変えると、みいこさんの部屋のドアをノックした。 「応、しばし待て」 “カチャッ” そう言ったのにドアはすぐに開いた。 「…………」 「ん? どうした、いの字?」 予想通りと言えば予想通りだが、それでも多分おそらく、ぼくの顔は複雑なものになってたんだろう。 みいこさんが、市中見回り、なんて名詞を使ったときから、何となくは思っていたのだが、やはりこの人は直球ストレートの人間だ。 今日もサムライみたいなポニーテールに甚平姿だが、その甚平は鮮やかな水色と白の、ど派手なだんだら模様である。 背中に記されているだろう文字は、敢えてわざわざ見るまでもあるまい。 「……キンノーでも斬りに行くんですか?」 「うん。それはわたしとしては望むところではあるんだが、いの字、残念ながらこの時代の京都に、悪逆非道のキンノーはいないぞ?」 「…………」 みいこさんはあまり冗談などは言わない人だ。 腰に差してあるものが気にはなったが、ぼくはなにも見なかったことにする。 「崩と萌は下で待ってるそうだ。早く行ってやるとしよう」 鍵をかけたとき見たみいこさんの背中には、やはり去需を許さない《誠》の一文字が記されていた。士道不覚悟は切腹なんだろうか? 訊いてみたい気もするが、表情一つ変えずに、みいこさんは頷きそうだから怖い。 触らぬ神に祟りなしで、それから無言で下まで行くと―― 玄関脇に二人。右に一人、左に一人。 まるで待ち伏せでもしているように、アパートの入り口に、二人が立っていた。 一人は垂れ目の少年。 脚が長く胴は細い、均整のとれた、いかにも敏捷そうな体型。黒い前髪を垂らしていて、両手をポケットに入れ、煙草を咥えている。 お正月だから帰って来ているが、彼は四年前にアパートを出て、現在は東京で一人暮らしだ。 仕事はホストをしているらしいのだが、それは本性さえ出さなければ、萌太くんには天職と言えるだろう。 彼が夜王と呼ばれる日も、そう遠くはないはずだ。 そしてもう一人はおかっぱの少女。 真っ白い肌にまるで血のように赤い唇。 酷く冷めた、軽蔑でもしているかのような冷たい視線で、こちらを、睨みつけている。 「萌太くん――崩子ちゃん」 二人の名を呼びつつ、ぼくは以前にも、こんな感じで対峙したことがあるような、そんなありもしないはずの既視感に襲われた。 ジャメヴュってやつなのか? なぜか妙に腹が疼いたりするが。 「崩子ちゃん?」 「…………」 そしてどういうわけだかぼくに、少女から浴びせられるプレッシャーは、重苦しい沈黙で持って容赦なくのしかかってくる。 「こうしてこのアパートを見上げたのは、まだ数えるほどですけど、どちらがいいとはいいませんが、前の方が味がありましたかね?」 萌太くんは空気を察したのか、それはわからないが、場を和ませるような美声で言った。 「どうだろうね? 建て替える前もかなりイカしてたけど、これはこれで住んでみると、中々に悪くはない。そうだよね崩子ちゃん?」 我ながら情けない。 ご機嫌伺いがありありのチキンの声だった。 「……どうでしょう」 でも崩子ちゃんの声は態度と変わらず、ひんやりとした冷気を纏ったままである。 おかしいなぁ。ぼくは気に障ることを何かしたんだろうか? しかしそんな記憶は、まぁ、ぼくの記憶など当てにはならないが、まったく全然これっぽっちもありはしない。 第一ここ最近は、クリスマスは玖渚&《チーム》の連中とつるんだり、暮れは突然お呼ばれして、狐さんとこの忘年会に出席したり、 年末から年始はといえば、姫ちゃんの補習に掛かりきりだったりと、ほとんど崩子ちゃんと過ごす時間などなかったのだ。 「…………」 そう。何か気に障ることを仕様にも、これでは何も、ぼくには出来るわけがないのである。やれやれ。ほんと年頃の女の子は難しい。 「あのさ姫ちゃん。姫ちゃんは何で崩子ちゃんが怒ってるか、わかったりする?」 小声で隣りにいる弟子に聞いてみる。 「……きっと師匠にデリカシーがないからですよ。ここで姫ちゃんに訊いたりしたら、能登の三つ編み、アブラカタブラです」 なんだそりゃ? いつも通りに言葉を間違えてるんだろうが、姫ちゃんの意見を聞いて、ぼくは増々、崩子ちゃんが何を怒ってるのかわからなくなった。 弟子は言葉を間違ったが、師匠であるぼくは、人選を間違えてしまったかもしれない。 帰って来たらお年玉でもあげるとしよう。そうすると姫ちゃんにも、あげないわけにはいかないが、二人分くらいならお金も大丈夫だ。 ちなみに高海ちゃんと深空ちゃんは、渋々ではあるものの、ぼくに言われて澪標の実家に帰省中。 親孝行がまだ出来る環境があるのならば、出来るうちにやっておいた方が、それはやはりいいに決まってる。 彼女達の実家の稼業。 あちら側の世界の孝行というものが、一体どういうものか、ぼくは言ったときは、もちろんあまり深くは考えてはいなかったが。 「気合入ってたもんなぁ二人とも。帰るときは僧伽梨着てたし」 早まったかもしれない。 だが今年年賀状が出せない人がいても、そんなことは一切合切、ぼくの知ったことではない。 知りたいことではない。 だから、二人がこのアパートに戻ってきても、ぼくに孝行の内容は伝えないでほしい。……どうかお願いします。 と。 「いの字、どのあたりまで行こうか?」 ぼくが慣れた自責の念に囚われていたら、後ろから、心がざわついていたのに、それだけで落ち着きを取り戻し、安心させてくれる声が かけられた。 朴訥な無表情。 このお姉さんをよく知りもしない人が見たならば、とてもじゃないが気づきはしないだろう。気づいたらその人はちょっとおかしい。 浅野みいこは燃えていた。 市中見回りがそんなに嬉しいのかなぁ? けれど喜びを抑えきれない(これでかなりマックスに近いくらい喜んでる)みいこさんを見ると、それだけでこちらも嬉しい。 思わず舞い上がってしまった。 素面じゃこんなセリフ、とてもじゃないが言えやしない。ぼくは、精一杯格好つけて、彼女に応える。 「あなたと共に、行けるところまで」 完全確実に舞い上がっていた。何の戯言も出てこないくらいに、それはもう究極絶無で舞い上がっていた。 「…………」 「…………」 「…………」 崩子ちゃんは腕を組み、姫ちゃんは黒い手袋を填め、萌太くんは屈託なく笑い、みいこさんは……いつもと変わらない。 あれ? と思ったら、ぼくからついっと目を反らした。でも照れているかどうかは微妙なところだ。 うっすらと、本当にわからないくらい、微かにうっすらと、頬が赤く染まって見えるのは、あまりにも自惚れが過ぎるだろうか。 お年玉を貰った気分。 色々な角度から色々な意味の視線が、ドスドスと、音を立てて身体に突き刺さるのを感じる。 しかしこの人は、ぼく以上に思わせぶりな人だ。たまらなくぼくを奮い立たせてくれる。あなた以外のサムライは考えられない。 「…………」 まぁそれはそれそれとして、結局何だかんだで出発は、それから三十分後だった。 『さよなら戯言先生』04へ 戻る
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/4385.html
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1102.html
エッチにさよならと読んだ俺をどうにかしてくれ -- (名無しさん) 2010-12-10 07 12 07
https://w.atwiki.jp/irosumass/pages/426.html
アクアスプール バート「じゃあプールで遊びながらドラッグのいる場所を見つけよう」 デキット「そうだな」 ラント「今思ったんだけどさ、ニシエイの奴化身技に弱かったね…」 コナン「あ、それ僕も同感」 ライト「コナン居たの」 コナン「いたよ」 ジュ~~~ レッド「ん?なんかいいにおい」 モリト「いい焼き加減だモー」 バート「こらー!何しとんじゃー!」 クリオネ「あ、今バート達の分も用意したから」 バート「そうじゃない!なんでプール内でバーベキューなんかするんだ!」 モリト「いいじゃないかモーせっかく来たんだモー」 カズキ「だからってプールでする奴があるか!火事だと誤解されたらどうするんだよ!」 ビングー「じゃあタバコはいいか?」 カズキ「タバコもだめ!煙が出るものは全部だめ!」 モリト「じゃあ外でやるモー」 バート「プールの外でもだめ!」 189系「ドラッグはどこにいるのか…」 ???「189、ここで何をしてるんだ?」 189系「おっ、205系じゃないか。何でここにいるんだ?」 205系「暇だから来た。そういうお前は?」 189系「俺?俺はかくかくしかじか…」 205系「なるほど」 189系「というわけで協力してくれ」 205系「おk。でも俺達だけじゃ無理だからE257系とEF64、スエ30をつれてくる。」 189系「わかった」 モリト「もっふぉー足つったモー」 コナン「大丈夫か」 モモタロス「にしても、手羽野朗とイナゴはエネルギー座れなかったんだな」 ジーク「降臨、満を持して」 イクサ「誰がイナゴだ俺は名護だ」 リン「さ、鮫だリーーーーーん ディケイド「アホ、プールに鮫がいるはず」 ザバァ ディケイド「いたーーーーーー!」 未来ファイズ「誰が鮫だこら」 デキット「お前かよ」 未来ファイズ「俺のどこが鮫に見えるんだよ」 ケロ次郎「でも、ファイズのモチーフは鮫なんだぞ」 バート「そうなんだ、蛍がモチーフだと思っていた」 ワンダバ「久しぶりだな」 リュウタロス「あ、青いクマちゃん二世だ」 ワンダバ「誰がクマじゃ、天丼と一緒にするな!」 テディ「そちらこそ、天丼とはなんだ、モモタロスの言葉を真に受けるな」 未来ファイズ「それより!まどかさんが奴らに拉致されたと聞いて急いできたんです」 デキット「まぁ、スフィアデバイスに吸い込まれちったよ」 未来ファイズ「マジですか!助けに行かないと」 ウラタロス「興奮しすぎ、なんか君見てると立向居を思い出すよ」 フェイ「あっそう」 水中トンネル内 なりピカ「ん?ここは水中トンネルみたいだ。」 ピース「ペンギンたちを観察しながら進もう!」 トリウス「この先が泥まみれじゃねえか……」 相棒「さらにはゴミ……」 サーウ「これじゃあ進めないウーね……」 優梨「多分、ここはゴミや泥を貯めて、焼却するところね……」 なりピカ「豆乳うまいな~♪」 サーウ「飲むなよ……」 なりピカ「ところでさあ、優梨、オーバーヒート、そしてピースはPKファイアーΩをやってくれ」 優梨「わかったわ!オーバーヒートよ!」 ピース「PKファイアーΩ!」 1匹と1人の炎が炸裂する。 なりピカ「そしてガマ助、なみのり!」 ガマ助「ああ!」 ガマ助のなみのりで火は消える。 なりピカ「これで進めるな!」 バート「お、未来からきた仲間もいたのか」 モリト「じゃあお前らもバーベキューでもするかモー」 カズキ「だからバーベキューはだめ!」 リン「スフィアデバイスの場所はわかるのかリーン」 デキット「大丈夫、スフィアデバイスに発信機をつけといたから」 リン「そうなのかリーン」 ピロロロロ… バート「あ、通信だ誰からだ?はいもしもし?」 マスターG4「やあ!」 バート「今度はだれだ!?」 マスターG4「僕はマスターG4です。オリスマ大企業と共通で仕事をする事になった兄上のミスターFの変わりに僕が補助アイテムを送るよ」 シュ! カーズィ「あ!アイテムが来たぞ!」 デキット「マップにギンガ式バズーカか!」 ライト「ありがとう、マスターG4」 マスターG4「じゃ、頑張ってくれたまえ」 バート「よし、作戦会議の再開だ!」 ジーク「確かにファイズのまどか信者ぶりは立向居に似ているな」 未来ファイズ「そりゃあ、俺の姉さんだし」 みんな「え?」 ファイズ「やべ!、えーと、まぁ立向居さんとおなじです」 デキット「ところでさ、結構疑問が多いよね」 バート「まずブラックバートだろ、なんか俺のクローンらしいぞ」 モリト「そういえば、この前、杏子の奴が王蛇とミラモンを襲ってたモー」 ワンダバ「何ー!何で捕まえなかった!」 モリト「僕一人で杏子と王蛇のタッグに勝てるわけないだろもー」 クウガ「あと、闇の書だよな」 フォーゼ「あの3人組がいたって事は・・・リイン・フォースみたいなのもいるんじゃないだろうな、でも、守護騎士団の奴らともダチになりたかったな」 モモタロス「シグナルとおまるはまだ生きてるかもしれないがゲボ子はもう無理だな」 ラント「まぁ、あの瀕死の状態で皇帝ペンギン1号撃ったら生きて帰れないよね」 ライト「おう、焼肉食わせろや」 オーズ「まだやってたのか、俺にも食わせろ」 アンク「結局スカウトした仲間全滅」 コナン「まぁ、ニシエイ達で友情ポイント稼いだし、空想の聖典もまだ持ってるからから、またスカウトするか」 モモタロス「いっそのことイロスマキャラバンでもやる?」 ジケン「デンライナーで?」 リュウタロス「スカウトしたほうが早いよ!」 カズキ「まず何をスカウトする、てまだバーベキューやってんのかよ!」 モリト「だって楽しいんだモー」 カズキ「だからってプールでする奴があるか!」 バート「それ言ったの二度目」 デキット「今残ってる友情ポイントは13000だ」 ブレイド「お、結構たまったじゃん」 リン「それで結局スカウトした奴ら全員やられたせいで友情ポイントはパーになったリーン」 マリオ「僕とカービィとキョーダインは助かったけど?」 イモムシロボ「こちらに敵が接近中!!合計2人!」 リン「楽勝じゃないかリーン」 バート「えーっと…」 デキット「またスカウト表でも見る?」 カズキ「まだバーベキューしているやつがいます」 モリト「さすがバーベキューだモー」 クリオネ「あ、それは僕が焼いた肉だよ!」 ビングー「うるせえな、そんなの誰が決めたんだよ」 デキット「敵2人って何だろうね」 龍騎「どーせロケット団的な子悪党だよ」 ファイズ「いや、キョーダインかもよ」 スカイゼル「キョーダインはここにいるぞ」 フェイ「違う違う、今年のフォーゼの映画に出てくるキョーダインだよ」 クウガ「杏子と王蛇だったらどうする?」 ゾルダ「杏子は何とか説得して仲間にして、王蛇は・・・ムッコロス」 ナイト「おい!」 翔太郎「おい、野菜も焼け!キャベツ乗せてやる」 フィリップ「しいたけも入れちゃおう」 カズキ「今度は野菜を焼き始めたぞ」 モリト「焼肉駄目って言うから野菜も焼いているんだモー」 バート「野菜も駄目」 ???「お前らこの俺が雑魚かと思ったか?」 バート「誰だ!?」 E231系「E231系だ。貴様らを倒しに来た」 205系「それはおいといて、もう一人はどうした?」 E231系「多分トイレ。それよりよこせ!!」 デキット「何をだ?」 E231系「その焼肉。」 モリト「お前も食うのかモー」 E231系「いや、杏子とかいう奴にあげようかと思って。俺にくれたら即帰るから」 189系「本当か?」 E231系「うn」 マコト「ドラッグ革命もかなりやばくなってるの~だめなの~」 バート「じゃあまだ選んでいない奴らも選ぶか」 カズキ「じゃあ20人呼ぼうぜ」 ディケイド「20人呼んだとしても、またポイントが無駄になってしまう事かもしれないんだぞ」 デキット「リストにはこんなにファイターが書いてあるぞ、ナルトや神童拓人とか」 ビングー「あ!それ俺のピーマン!」 クリオネ「さっきの仕返しだ!」 バート「とにかくリストを見てみよう」 その頃… ベルガー「よう!あっちに獲物が見えるぞ!」 クログ「ホントか!」 ダアク「よ~し、ベルガー、クログやれ!てローブをめくるなクログ!俺は大幹部なんだぞ!」 クログ「そういえば未来から来た目つきの悪いディケイドがいるらしいぞ」 ベルガー「よし、行ってみるぞ」 そして、数分後… 虎丸「くそ…早すぎて姿が見えない!」 古泉「気をつけろ、集中して敵の隙を見つけるんだ!」 虎丸「ん?なんだ!?」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] 虎丸「ディケイド?うわああああああ!」 ドカーーーン! キョン「虎丸!」 古泉「虎丸!しっかりしろ…気絶している…!」 [アタックライド クロックアップ]ドカ! キョン「ぐわあ!」 古泉「ローキック!」 [アタックライド インビジブル] 古泉「な!消えた!?」 ドカ! キョン「わあ!」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] ???「はああああああ!」 ドカーン! キョン「わああああああ!」 古泉「何!?」 ドカーーーン! 古泉「ぬわああああああ!」 ???「…」 ベルガー「おい!あそこに虎丸にキョンに古泉が倒れているぞ!」 クログ「よし!こいつら三人要塞につれさらってスフィアデバイスに封印だ!」 ルナ「それもいいね」 ダアク「ライト…待ってろよ…」 悪の博士「わしも待ってろよと言ってやる!」 デキット「じゃあ、ホレ、七輪ごとやるよ」 E231系「サンキュー」 ダッダッダッダッダッダッダッ フィリップ「あー、僕のしいたけが」 モリト「モー、焼肉焼けないじゃないかモー」 デキット「焼かんくていい!」 バート「どれどれ・・・誰をスカウトしよう」 引き抜きリスト 〔済み〕→既に仲間にしている 〔×〕→仲間に出来ない 琴姫 阿部 高和 ロックマン リョウ・サカザキ 霧雨 魔理沙 アリス・マーガトロイド 初音ミク 富竹ジロウ マリオ 〔済み〕 武藤 遊戯 海馬 瀬人 ストーム1 ボブ・ロス ゴッドマン スパイダーマ〔済み〕 古泉 一樹 谷口 桂 言葉 泉 こなた 鬼道勇人〔×〕 吹雪士郎〔×〕 壁山塀吾郎 染岡竜吾 木野秋 雷門夏未〔キバーラ変身可能〕 音無春奈 神堂拓人 霧野蘭丸 三国太一〔×〕 スカイゼル〔済み〕 グランゼル〔済み〕 カービィ〔済み〕 リンク ピット うずまきナルト ビリーへリントン スプー 前原圭一 竜宮レナ 聖徳太子〔変身音叉 音角所有〕 小野妹子 修羅パンツ 柊かがみ〔ガタックゼクター所持〕〔×〕 琴吹紬 秋山澪 ガミジン エルキュール・バートン コーデリア・グラウカ 明智小衣 〔×〕 銭形次子 長谷川平乃 遠山咲 メテオ バース プロトバース ディエンド ギャレン カリス レンゲル ギルス G3 廃止された工場では… 剣城京介「デスソード!」 ???「させるか!」ガシ! 剣城「ぐ…やめろ…」 シュウ「いくぞ!ダークエクソダス」 [アタックライド ブレイドブレード]ドカ! 京介「うぅ!」 ???「てりゃああああ!」 ドカーーーン! 京介「ぐあああああ!」 シュウ「ディケイド…!よくも京介を…!」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] ???「はああああ!」 ドカーーン! シュウ「うわあああああ!」 未来ディケイド(激情態)「……」 ベルガー「お!ここにもファイターがいるぞ、こいつらもさらっておこう!ところでお前は?」 未来ディケイド(激情態)「おれはすべての破壊者、覚えなくてもいい」 ベルガー「お前のおかげで5人も捕獲できたぜ!ありがとよ!」 その頃 E231系「ただいま帰還しました」 ドラッグ「バート達の場所はわかったか?」 E231系「アクアスプールです」 ドラッグ「ほう。それよりもう一人はどうした?」 E231系「トイレにいったきり帰ってこないです」 ドラッグ「そうか。それより、その七輪は何だ?さらになぜ焼肉とか野菜がのっているのだ?」 E231系「もらいましたw焼肉とかは七輪と同時にもらいました。それより、食べますか?」 ドラッグ「いらん。」 E231系「(じゃあ全部杏子にあげるか…)」 モリト「畜生モー、七輪がないと焼肉できないモー」 デネブ「キャンディーいりますか?」 リン「お、もらっとくリーン」 ゼロノス「プールでキャンディー配るな、プール内は飲食禁止だ!」 デネブ「しょんなー」 バート「とりあえずスカウトするぞ」 カズキ「やっぱりライダーに変身可能の人派必須だな」 ディケイド「でも、なれるの馬鹿の聖徳太子とナツミカンⅡしかいないぞ」 モモタロス「じゃあ、そいつらにするか?」 189系「そう言えば電車専用の引き抜きリストとかは無いのか?」 205系「あるよ。ちなみに友情ポイントとかは必要なしだ」 189系「そうか。んで、どんなのがいるんだ?」 205系「これらだ」 引き抜きリスト 【☆】→引き抜く予定 101系 103系 201系 E233系 E257系【☆】 EF64【☆】 9600形 キハ35 E5系 103系(黄緑) 183系 N700系 スエ30【☆】 E231系500番台 ウラリスト DE10 EF65 E4系 200系 EF64(牛乳色) EF64(岡山色) 189系(あさま色) バート「じゃあG3呼ぼうよ」 フォーゼ「ギャレンとメテオも呼ぼうぜ!」 オーズ「伊達さんと後藤さんにも来てもらいましょう」 ケロ次郎「この際イナイレのマネージャー全員呼んでいいんじゃね?」 デキット「わかった、他に来てもらいたい者はいないか?」 廃止された工場では… 立向居、不動、緑川、土門、綱海「はああああ!」 未来ディケイド(激情態)「不意打ちか…」 一之瀬、天城、倉間、速水、浜野、車田、木暮「うおおお!デュアルタイフーン!」 [アタックライド 烈火大斬刀] 未来ディケイド(激情態)「はあああ!」ドカーーーン! 速水、浜野、倉間、木暮「うわあああ!」 土門「ボルケイノカット!」 綱海「スピニングカット!」 [アタックライド ギガント!] 未来ディケイド(激情態)「はあああ!」 車田、天城、土門、綱海「うおおおおお!」 [アタックライド ガレオンバスター] 未来ディケイド(激情態)「はああああ!」[ライジングストライク!] ドカーーーン! 一之瀬、立向居、不動「うあああああ!」 緑川「ディケイド…アストロ…」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] 未来ディケイド(激情態)「はああああ!」 ドカーーン! 緑川「うわあああ!」 未来ディケイド(激情態)「たとえ大勢かかって来たとしても、俺を超える事は出来ない!」 そして、数分後… ダアク「こんな所にまだ獲物がいた!」 悪の博士「12人もいるぞ!」 ベルガー「今捕獲できたのは17人!これで俺たちも大幹部昇進だ!」 クログ「じゃあ17人さらって大要塞に戻るぞ!」 ダアク「後から楽しみだ!」 その頃、成田空港駅では… E259系「勝負だ!」 2代AE形「私に挑んでも無駄だと言うことを教えてあげようじゃないの」 E259系「それではスタート!」 数分後… E259系「負けたorz。でもいいや。さて、運用にもどry」 ???「E259系発見!」 E259系「誰だ!?」 E501系「僕で~す。いきなりで悪いけどこれでもくらえ~!!!」 E259系「何だ?ん?ちょwおまwやめwぎゃああああああ」 E501系「E259系捕獲完了。帰還!」 シュン!! [5836] RE 愛しの仲間シリーズ エピソード3「さよなら友情」 Name:セブン13 Date:2012/07/04(水) 13 51 廃止された工場 ヒロト「やはり、貴様は悪魔だったのか、ディケイド!」 未来ディケイド〔激状態〕「悪魔でいいさ、そのかわり悪魔なりにやらせてもらうぜ」 平次「おい、助太刀にきたで!」 オリマー「やはり、この悪魔め!」 金田一「やるしかねぇ」 佐久間「貴様・・・・」 栗松「ディケイドは今まで味方だったのに、何で敵になっちゃったでやんす」 アクアスプール マコト「あ、ネット上にこんなニュースが」 デキット「ディケイドが暴動、やはり悪魔だった、だと!」 バート「最近ディケイドの破壊行動が頻繁に発生し緑川リュウジ氏をはじめ12人ほど被害にあわれました、ディケイドおよび門屋士を見つけましたら110番通報してください」 フォーゼ「何だってー!」 ライト「まさかディケイド、お前ほんとに」 ディケイド「馬鹿言うな!俺なはずがないだろう」 モモタロス「でも、証拠写真まで載ってるぜ」 ディケイド「冗談じゃないぞ!誰がこんなでっちあげを」 コナン「どうするんだよ!お前もう世界中のお尋ね者だぞ」 モリト「賞金首なんかつれて歩きたくないモー!お前チームから外れろモー!クビだモー!」 ディケイド「お前ら少しは同情しろ!」 トントン ディケイド「何だよ!」 警官「門屋士、逮捕する」 ディケイド「えーーーーーーーーーーーー!」 [5839] RE 愛しの仲間シリーズ エピソード3「さよなら友情」 Name:KUROSU12 Date:2012/07/04(水) 16 38 SAM号「そのころ、ツインタワービルでは…」 ゴセイピンク(瀧エリ)「ツイストルネード!」 過去ディケイド(ダーク)「」 ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、メテオストームシャフト!」 過去ディケイド「失せろ!」[ダークディケイドストームパニッシャー] ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン ゴセイピンク「嘘!? 跳ね返されてる!?」 ドッカァァァァァン 過去ディケイド「イセコッツ、転送は頼んだぞ!」 イセコッツ「あいよっ!」[ルーラマジック] ムワァァァァァァァァン ムワァァァァァァァァン シェン・ウー「よくも俺達の仲間を!」 過去ディケイド「次はこれで行く!」ガシャン デュオロン「させr」 ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、バリズンソード!」 バリズンソード「Limit Break!!」 過去ディケイド「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」[ライダー超銀河フィニッシュ] ジャキン シェン&デュオロン「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ドッカァァァァァン エリゼベート「シェン、デュオロン!!」 イセコッツ「順調だぜ!」[ルーラマジック] ムワァァァァァァァァン ムワァァァァァァァァン [5842] RE 愛しの仲間シリーズ エピソード3「さよなら友情」 Name:セブン13 Date:2012/07/04(水) 20 23 留置所 ディケイド「何で、俺がこんな目に・・・」 バート「大丈夫だって、こっちには最強弁護士が2人もいるっだから」 デキット「任せとけ」 ゾルダ「まぁ、金は高くつくけどね」 ディケイド「畜生、何でみんな俺のこと悪魔呼ばわりするんだよ、元はといえば全部鳴滝のせいだ、鳴滝を訴えてやりたい」 コナン「じゃあ俺らはスカウトしてくるから行くわ」 バート「最後に聞くが、本当にお前じゃないんだな」 ディケイド「あぁ、俺じゃない、誰か別人だ」 バート「わかった」 イロスマ島のマスターの家 バート「うーん、あえて修羅パンツに賭けてみる?」 デキット「キボクラの方が勝機あるよ」 カズキ「どっちも却下だ、うるさすぎる」 クウガ「そういやコレ魔理沙とアリスがいるのに霊夢がいないよね」 ファイズ「たまたまだろ」 カーズィ「じゃあアリスと魔理沙で」 バート「今は」 木野秋 雷門夏未〔キバーラ変身可能〕 音無春奈 E257系 EF64 スエ30 ギャレン メテオ 伊達バース 後藤バース 馬鹿の聖徳太子〔変身音叉 音角所有〕 G3 霧雨 魔理沙 アリス・マーガトロイド アギト「電車は何故か無料なんだな」 パックン「思えば電車が戦うのがおかしいんじゃないの!?」 ウラタロス「まぁ電○超○急○カ○アンと同じだね」 リュウタロス「じゃああれヒカリアンなの?」 ウラタロス「ちょっと違うかな?」 キンタロス「同じや同じ」 オーズ「待った待った、何で馬鹿の聖徳太子なんだ」 アンク「だって事実馬鹿だもん」 マスターバート「おーい、秘伝書使う?」 ブレイド「え、いいの」 マスターバート「幸いお前らが持って帰ってきた秘伝書皇帝ペンギン1号以外は使われずに残っていたよ」 デキット「とりあえずイロイロ技は覚えておこう」 マスターバート「あ、貴重なのはあんま使うなよ、あとビーストファングも駄目だぞ」 バート「秘伝書は貴重なほど使って何ぼだろ」 205系「誰引き抜く?」 189系「適当に決めとけ」 205系「んじゃEF65、DE10、200系、E4系で」 189系「全車両関東地方で活躍する電車ばかりじゃないかww」 205系「そこは気にするな」 189系「後はN700系とE5系でいいか」 205系「それでいいや。決定」 廃止された工場 ヒロト「天空落とし!」 佐久間「烈風ダッシュ!」 [アタックライド メタル!] カチーン ヒロト「何!?」 佐久間「いくぞ!」 栗松、金田、佐久間「トリプルブースト!」 未来ディケイド[激情態]「無駄だ」 [アタックライド 鬼火!」ゴオー! 栗松「アチチチチ!」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!」 未来ディケイド(激情態)「はああああ!」 ドカーーン! 栗松「うわああ!」 金田「ぐああああああ!」 佐久間「金田、栗松!」 その頃… シュゥゥゥゥ… ジャーク将軍「ファイター17人吸収完了」 シルバ「よくやったぞダアク、お前を大幹部に昇進するぞ!」 ダアク「やったーー!さあ飯だ!腹いっぱい食うんだ!」 ベルガー「お前今日調子いいな」 その頃… 鳴滝「ディケイド…これでお前の旅は終わるのだろう…かもな」 キバーラ「なんなのよ!とにかく私は依頼された所に行ってくるわよ」 クウガ「なんか、この写真に写っているディケイド、なんか目つきが変わってない?」 ラント「ほんとだ!目つきが違う!」 モリト「じゃあ僕らは誤解したのかモー!」 パックン「じゃあディケイドの言ったことは本当だったんだ!」 ライト「なんてこった!」 リュウタロス「僕らは勘違いしたんだ!」 モリト「モー!じゃあ写真に写っているディケイドはなんなんだモー?」 裁判所 裁判官(キングカーズィ)「ただいまより、ディケイドの判決をいたす」 デキット「来たな…」 ゾルダ「弁護側は準備完了しています」 G電王「警察側は準備完了しています」 ミスターF「グレート軍も大丈夫です」 デキット「(ミスターFさん!?)」 ミスターF「(安心してくれ、我々も協力するから)」 デキット「(わかりました!)」 ディケイド「まったくなんでこんな羽目に…」 裁判官「では、裁判を始めましょう」 廃止された工場 佐久間「皇帝ペンギン!」 平次、ヒロト「2号!」 未来ディケイド(激情態)「無駄だ」[アタックライド リフレクラウド!] 平次「映画に登場したゴセイジャーの能力やで!」 佐久間「跳ね返ってきた!」 ドカーーン! 佐久間「ヒロト!」 ヒロト「ああ!」 ガシ! 佐久間「平次、オリマー!お前は逃げろ!」 平次「で、でも…」 ヒロト「このことをみんなに知らせるんだ!」 オリマー「……わかった…」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] 未来ディケイド(激情態)「はあああああ!」 ドカーン! ヒロト、佐久間「わああああああ!」 その頃大要塞 シュゥゥゥ… E657系「E259系吸収完了。よくやった。E501系」 E501系「あざーす」 スフィアデバイス内 ハッピー「誰か来たみたいだよ」 E259系「ここはどこだ?」 サニー「ここはスフィアデバイスの圧縮空間や」 E259系「意味がWA☆KA☆RA☆N☆」 ピース「そしてここにいる人達はみんな吸収されちゃたの」 E259系「え?他にもいるの??」 ビューティ「います。中には何週間も何も飲まず食わずの人もいます」 E259系「マジで!?」 サニー「マジや」 スフィアデバイスの奥 メカバンギラス「……」 とある場所 鳴滝「お、ニュースが」 キバーラ「プール施設にてディケイドあっさり逮捕、先日アクアスプールにて門屋士が逮捕されました、なおディケイドは容疑を否認しています」 鳴滝「あれ、ディケイドはまだ廃止された工場にいるはず、そうか!ディケイドは2人いたのか!おのれディケイドオオオオオォォォォォォォ!」 アクアスプール カズキ「うまく無罪になってくればなあ…」 モリト「ごめんなさいモー、許してほしいモー!」 廃止された工場 未来ディケイド(激情態)「じゃあ今度はニコニコオールスターの奴らを破壊しに行くか」 フェイ「ていうか、何でまたプールに来てるんだろう」 マコト「あ、またこんなニュースが」 デキット「衝撃!ディケイドは2人だった!だと!」 ウラタロス「今日未明、鳴滝氏の告発によりディケイドは2人いることが判明しました、鳴滝氏は扇風機を横に近づけながら「おのれ、ディケイドオオオオオォォォォォ」と叫んでおりました、引き続きディケイドを発見しましたら110番通報してください」 龍騎「とりあえずこのリストのメンバーをセブンさんに探してもらってるから」 木野秋 雷門夏未〔キバーラ変身可能〕 音無春奈 E257系 EF64 スエ30 ギャレン メテオ 伊達バース 後藤バース 馬鹿の聖徳太子〔変身音叉 音角所有〕 G3 霧雨 魔理沙 アリス・マーガトロイド モモタロス「そういや鳥取刑事の奴いねぇーな」 コナン「鳥取刑事じゃなくて服部平次な、なんか今日はいなかったぜ」 バート「マスターバートが保管していた秘伝書のおかげで必殺技結構習得できたし、準備はいいな」 モモタロス「そういや、ゴムホースって奴がいるとか言ってたよな」 ジーク「リイン・フォースだろ」 デネブ「確かリイン・フォースは消滅して、その後リインフォースⅡってのが生まれたから、今度はリイン・フォースⅢかな?」 ゼロノス「勝手にそう思っとけ」 モモタロス「大体でねぇだろ、長まつげと間違えやすいんだよ」 リン「お前は誰でも間違えるだろリーン」 とある駐車場 海馬「何しに来た!」 阿部「たった一人で何ができる」 ビリーヘリントン「俺たちは15人くらいいるんだぜ!」 ロックマン「行け!」 小英、ゴッドマン、ボブ・ロス、富竹ジロウ「おらああああ!」 ストーム1、遊戯、谷口「はああああ!」 鏡音レン「気をつけろ、相手は悪魔だ!」 鏡音リン、ミク「……わかった」 未来ディケイド(激情態)「お前らにはこれだ」[アタックライド アドベント マグナギガ!」 ドドドドドドドド! ボブ・ロス「わああ!」 [アタックライド サイドバッシャー ギガント NSマグネットキャノン!] 未来ディケイド(激情態)「はああああああああ!」 ドカドカドカドカドカーーン! レン、ミク、リン、ビリーヘリントン、ボブ・ロス、海馬、阿部、ストーム1「うわああああああ!」 遊戯「一気に8人もやられた!」 未来ディケイド(激情態)「次はこれだ!」[アタックライド 超破壊光線!] 未来ディケイド(激情態)「はああああああ!」 ドカーーーーーーン! ロックマン、小英、ゴッドマン、富竹、谷口「わあああああああああ!」 遊戯「ディケイド…」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド!] 未来ディケイド(激情態)「はあああああ!」 ドカーーン! 遊戯「わあああああ!」 ツインタワービル 過去ディケイド(ダーク)「邪魔だ!」 ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、パワーダイザー!」 パワーダイザー(ダークディケイダー)「パワーダイザー!」 ズガン 鶴屋さん「ギャァァァァァァァァ!!」 ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、カンカンマンタンガン!」 過去ディケイド「ぬんっ!」[カンカンカンエクスプレス!!] ジャキン 空海&やや&りま「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)!!」 ドッカーーーーーン ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、アルティメット撃龍剣!」 過去ディケイド「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」[ファイナルクラッシュ・究極魔弾斬り] ジャキン チキ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 マルス&ロイ&アイク「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ドッカーーーーーン その頃 16000系「フフフ…もう少しでできるぞ…」 E501系「何がですか?」 16000系「怪人キレオだ。」 E501系「なんじゃそりゃ」 怪人キレオ 一人称は俺 眼鏡をかけている。 性格はとても短気。 ちょっとしたことですぐキレる。 必殺技はキレオボンバー 16000系「とまあこんなかんじだ」 E501系「こいつは危ないからスフィアデバイスの中に入れたほうが良いんじゃない?」 16000系「いや、試験的に試してみる。こっちにも危害が加われば消滅させるから大丈夫」 イロスマ島のマスターの家 205系「そういえばちゃんとしたキャラクターリストあったな」 189系「マジ?」 205系「うn。ちなみにこれがキャラ一覧表」 キャラ一覧表 へーベル君 キャンディ(プリキュア) ビードル ウサコ 209系RIN 189系「少なっ!!!そしてろくなキャラがいないww」 羽田空港 キバーラ「着たわよ~」 バート「時間ぴったりだな」 メテオ「当然だ」 アリス「やっほー ギャレン「じ~」 魔理沙「ダディャーナザァーン!ナズェミデルンディス!」 ギャレン「移動時間が長くてオデノカラダハボドボドダ!」 後藤バース「よう、ひさしぶりだなぁー」 太子「それでなんだ?旅行にでも連れて行ってくれるのか?」 クウガ「事情聞いてないの?」 バート「とりあえず太子はほっておくぞ」 太子「あのぉーちょっとま」 ギャレン「ニゴリエースハオレノモノダー!!」 ドッカン!」 太子「ポピー!」 189系「ろくなのがいない…」 205系「一応言っとく、すでに仲間連れてきちゃった。」 189系「ゑ?」 EF65「205系さん、つれてきましたよ」 キャンディ(プリキュア)「キャンディクル」 へーベル君「ハーイ」 ビードル「205系先輩、久しぶりですビー」 189系「げっ…どれも弱そう…」 へーベル君「ハーイ(怒)」 189系「この箱は謎だが…」 モリト「ところでディケイドの裁判はどうなったんだモー! デキット「なんとか無罪にする事ができた」 ディケイド「ほら、俺もこの通り自由だ」 モリト「マジでよかったモー!さっきの言い方は言い過ぎたモー!(泣)」 ゾルダ「あのグレート軍の将軍と協力したからな」 カズキ「マジで!?」 太子「そんなに裁判が大事なわけ…」 モリト「スカウトされた奴らに言っときたい事があるモー」 太子「大丈夫だ、私は摂政なんだぞ」 ライト「でも、ちゃんと戦わなかったらクビにもできるから!」 リン「そうだリーン呼び出したのは僕らだリーン」 太子「酷くルール作っちゃってる~」 ジケン「いや、そんなに酷くないから」 189系「というかへーベル君とかすぐやられそうだな」 へーベル君「ハーイ」 ボカボカボカ 189系「ぐあっ!この箱案外強いな」 バート「さーて、どうしようか」 デキット「何処へ行けばいい、何をすればいい」 ツインタワービル 過去ディケイド(ダーク)「次はお前等だ!」 ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、メダガブリュー!」 メダガブリュー「プットッティラーノヒッサァァァァァツ♪」 ビィィィィィ 唯世&なぎひこ「しまった!」 ドッカーーーーーン ダークディケイドライバー「アタックライドゥ、ネット!」 しゅごキャラ達「!?」 ストン 過去ディケイド「チビ共はこれで楽にしてやる」 ビビビビビビビビ しゅごキャラ達「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 イセコッツ「俺様もいっちょ行くぜ!」[マジカルサーカス] ズガン ルーイ「のわっ!」 バート「たしかゾネスの荒れ地に行けば少しドラッグがいる要塞に近づけるよ」 カズキ「よし、そこに行こう」 リン「行くリーン」 189系「俺たちも行こう」 205系「おk」 へーベル君「ハーイ」 キャンディ(プリキュア)「分かったクル」 ビードル「分かったビー」 EF65「私は200系、E4系、DE10、E5系、N700系を連れてきます。」 205系「おk」 その頃 16000系「できた…ついに怪人キレオが…」 E501系「見るからに強暴そうだ…」 16000系「さぁ、怪人キレオの力を見せてやろう。やれ!!」 怪人キレオ(以下キレオ「うるせぇ!!」 E501系「うわ…何だこの怪人は…」 キレオ「あ?俺に文句あるのry」 160000系「バート達を倒して来い。今すぐ」 キレオ「やなこった!!これでも喰らえ!!!キレオボンバー!!!」 ドドドド――ン 16000系&E501系「まもる」 キレオ「ぎゃああああああ」 キレオ他界 16000系「自爆したwwwwww」 なりピカ「ん?このスイッチを押さないといけないみたいだな。」 ファインズ「じゃあ押すぜ!」 ファインズはスイッチを押した。 ピース「扉が開いた!」 サーウ「って……水中トンネルのガラス管にどんどん穴があいてるウー!?」 なりピカ「逃げるぜ!」 なりピカたちが水中トンネルを走る。 サーウ「あ!ジェットだウー!」 優梨「キラージェットみたいね……」 なりピカ「よし!これに乗っていくぜ!」 ゾネスの荒れ地 レッド「今の敵あっさりやられたね」 ???「おーい!」 バート「あ!タイム・ベルダーだ!」 タイム「よ!久しぶり!」 モリト「そういえばあいつこの小説の第一章以来だモー」 太子「あいつなんかウザそうだな」 タイム「お前もウザそうな存在だな…」 カズキ「おいおい、大丈夫かよ」 タイム「大丈夫です!」 スラリン、ピカイク「僕らもいるよ」 ライト「スラリン、ピカイク!」 ペンタン「これだけいれば楽勝だ」 バート「よし、先へ進もう」 その頃… 未来ディケイド(激情態)「次は何を破壊しに行くか…」 ゾネスの荒れ地 ???「おい、俺達を忘れるな!」 リン「あれは、ハンターとハンター犬ともし君だリ、イン!」 ???「待った!」 バート「な!誰だ!」 モリト「あれはダグバだモー!」 ン•ダグバ•ゼバ「ここを通りたければこの僕を倒してからだ!」 グリラスワーム「そうだ!」 ザツリク「お前らが保護している者をさらいにきた」 ブルーバスター「ザンギャックのザツリクも居る!」 ゴーミン「ザツリク様!我々のターゲット確認!」 デキット「敵か!」 カズキ「さっさと倒すぞ!」 ピカイク「僕らが戦うの久しぶりだな!」 レッド「そろそろ僕の最強形態使おうかな…まだとっておこう」 その頃… ナルト「ヤバい悪魔が来るってばよ!」 小野妹子「マズいよ!怖い!怖い!怖い!」 未来ディケイド(激情態)「怖いならさっさと覚悟しろ」[アタックライド クロックアップ] ドカン! 小野妹子「わああ!」 ナルト「何!?」 [アタックライド キングラウザー] 未来ディケイド(激情態)「はああああ!」[ロイヤルストレートスラッシュ] ドカーーン! 小野妹子「うわあああ!太子ーーー!」 ナルト「ヤバい!」 [ファイナルアタックライド ディディディディケイド] 未来ディケイド(激情態)「はああああああ!」 ドカーーン! ナルト「わああああああ!」 マコト「またニュースが、ディケイド片方が無罪、悪魔はどっちだ」 デキット「つまり、ディケイドはもう一人いるって事か」 ダグバ「僕はコレでもクウガのラスボスだからね、僕の強さは半端じゃない」 シュッ ゴオオォォォォォォォォ」 モリト「あっちぃモー、炎の超能力かモー!」 ダグバ「僕の能力は自然発火の超能力、火元がなくても発火させることが出来るんだ」 カズキ「ならば秘伝書で覚えた技で!ジャッジスルー2!」 ドガガガガガガガガガガガガガズガーーーーーーン ゲリラスワーム「むわぁぁぁぁぁぁぁ」 ダグバ「やるようだね、ならば、サザンクロスカット!」 ズガーーーーーーン 太子「あっちぃーーーーー」 秋「わぁぁぁぁ、さすが自然発火能力」 キバーラ「こりゃマジで行くわよ」 夏未「変身」 変身音 キバーラ〔夏未〕「気張っていくわよ」 キバット「ちょっそれ俺の台詞」 キバ「僕も秘伝書で覚えた技!エクスカリバーーーーー!」 キバット「それ俺の声優ネタ」 ドガーーーーーーーン ザツリク「うわぁ!」 翔太郎「さぁ、お前の罪を数えろ!」 ゲリラスワーム「数えている暇はない!」 フォーゼ「タイマン張らせてもらうぜ」 「ファイヤーオン」 変身音 フォーゼ「久々のファイヤーステイツだぜ」 キンッキンッキンッ 「サイ、ゴリラ、ゾウ、変身音」 オーズ「うおおおおおおおおおおおお」 意味なくセブン・ザ・コメントタイム バート「そういやまたラントの存在を忘れてた」 デキット「言われてみれば」 プラズマ「もはや主人公として成り立ってないプラプラ~」 ラント「どよ~ん・・・」 その頃 大要塞 E657系「スフィアデバイスに吸収されている奴も結構増えたな」 呉織あぎり(以下あぎり「そうですね~」 E657系「じゃあとっとも電車たちにも吸収しなきゃな」 1分後 415系「おいどんを呼んだか?」 5000系「657ケイサン、ヨビマシタカ?」 485系「呼んだか?」 マヤ34「呼んだ?」 E657系「集まったな。お前らにミッションを与える。それはファイターをできるだけ捕まえてこい!!!!」 415系「分かったでごわす」 5000系「認証」 485系「いいだろう」 マヤ34「おk」 あぎり「あの~、E657系さん~」 E657系「なんだ?」 あぎり「とある怪人の実験で~スフィアデバイスに~吸収されているファイター1人を~出したいんですが~いいですか~??」 E657系「それはドラッグ様に言わないと無理だ。そして誰を出すのだ?」 あぎり「適当に~キュアマーチさんを~出そうと思います~」 E657系「何故そいつにしたwとりあえずおk」 ビングー「おら!」 ゴーミン「わああ!」 ペンタン「あ!それは僕の獲物だぞ!」 ビングー「うるせぇな、そんなの誰が決めたんだよ」 リュウタロス「わーい!喧嘩だ!」 リン「仲間割れしている場合じゃないリーン!」 ラント「僕を忘れるな!新必殺技、トルネードカッター!」 ジャキ! ダグバ「ぐわあ!」 太子「じゃあ私は敵を引きつけま~す」 数分後… 太子「はい、ここまで行った!」 ライト「太子!おめえただ逃げているだけじゃん!」 スラリン「僕達より距離1メートル離れてるし!」 ピカイク「太子そこまで人に頼るのか!?」 ダグバ「ハハハ、情けない歴史の人物だね」 ドラッグ大要塞では… ドラッグ「ほう、怪人の実験のためにファイターを出せというのか」 E657系「どうかお願いします」 ドラッグ「まあいい、一人だけなら実験のために出してやる」 E657系「ありがとうございます!」 グリング「僕は自然を守りたい…」 サール「だからファイターの力を利用しているじゃねえかよ♪」 アクアスプール フェイ「僕達、置いてかれたね」 ワンダバ「なんだか歴史にいやな予感がする、こうなったら仲間を呼んでバート達を援護するしかない」 ある駐車場 未来ディケイド(激情態)「まだ破壊していない奴らがいる、仲間を集めて空想世界のファイターを破壊するしかない…」 大要塞 ドラッグ「よし、これでいい」 マーチ「やっとでられたぁー」 E657系「さて実験をしにry」 マーチ「それよりお腹すいたぁ~orz」 あぎり「それじゃあ~私が何か買ってきます~」 E657系「たのんだぞ」 あぎり「は~い」 シュン!! 戦いの地 フェイ「ずいぶんワープしちゃったけど大丈夫かな?」 ワンダバ「たしかここだったはず…」 ???「おーい!」 フェイ「あ!壁山!」 神童「よ!フェイ、俺も霧野も来たよ」 壁山「染岡さん、マックスさん、少林、影野さんもいるっス!」 宍戸「そういえば半田さんから連絡がこないな…」 目金「まあ、僕らもいるし、任せてくださいよ」 ブオォォォォォォン! ワンダバ「な!来たか!」 目金「みなさん、出撃準備を!」 フェイ「来たな…仮面ライダーディケイド!」 未来ディケイド(激情態)「待たせたな…フェイ・ルーン!」 ワンダバ「ディケイド、お前はなぜファイターを破壊した!」 目金「サソード、威吹鬼、サガ、オーガ、デルタ、轟鬼、ザビー、グレイブというライダーもいます!」 神童「ディケイド、天城達を返せ!」 未来ディケイド「今更返すわけにはいかない…雷門だか知らないが、俺はすべてを破壊する…」 フェイ「…仕方ない…行くよ!」 ドラッグ大要塞の地下にある食堂 あぎり「買ってきましたよ~」 E657系「なんだ?人参と玉ねぎと肉とジャガイモとカレーノルゥ…これ自分で作るのか?」 あぎり「そうですよ~」 E657系「しょうがない…作るか…」 マーチ「早く作って…私2週間何も食べてないから…」 太子「なにをー、立だったら摂政の底力見せたるわい!」 ギュルルルルルルルルル 太子「飛鳥文化アタック改!」 デキット「飛鳥文化アタックが進化してる!」 ダグバ「バーンアウト!」 バシィ 太子「あーーーーちちちちちちちちちち」 カズキ「やっぱり弱いか」 ザツリク「俺にも攻撃させろ、アストロブレイク」 ドッカーーーーーーーーーーン 太子「ハイ、ポピーーーーーーー」 ドカッ 龍騎「いてぇぶつけられた」 太子「こうなれば、あれをつかうとするか」 キーーーーーン ゴオオオオオオオォォォォォォォォォ 太子「はぁ!」 変身音 響鬼〔太子〕「ハーブの香り~聖徳太子~、お・ん・げ・き・戦士で~困っちゃ~うぜぇ~、いや、音撃戦士で困ることなんてない、それが聖徳セレナ~デ~、マンボ!」 ダグバ「何いってるの」 ラント「さっぱりわからん」 レッド「だとね~」 響鬼〔太子〕「せっかく変身したのになんだよその反応」 太子「なぜなら私は摂政なんだぞ」 グリラスワーム「それがどうした!」 ザツリク「どういうことだ?」 太子「どうしたって、私は法隆寺を作ったんだぞ!」 皆「…………」 グリラスワーム「ふざけるなー!」 ザツリク「リンチしろ!ゴーミン!」 ゴーミン「は!」 太子「何をする気だー!」 ボカボカボカボカボカ 太子「はいやーーー!」 ライト「結局、太子何もやってないじゃん」 ピカイク「途中逃げてさ…」 クウガ「そして結局今戦っているのは僕達だから」 スラリン「そうだ」 ラント「太子、そういうファイターにはもう連れて行ってやんないよ」 太子「私のことを地味に嫌な気分になる事いいあがる…」 その頃… フェイ「行け!」 チームフェイの皆「うりゃああああ!」 未来ディケイド(激情態)「…やってみろ」 サソード「ライダースラッシュ!」[ライダースラッシュ] ザビー「ライダースティング!」[ライダースティング] ドカーーン!! マックス、宍戸「わああああ!」 影野「宍戸、マックス!」 轟鬼「音撃斬 雷電激震!」演奏中 威吹鬼「音撃官 烈風!」演奏中 壁山「うわああああ!」 その頃、千葉駅 113系「定刻道理到着。次の発車は…」 415系「見つけたでごわす」 113系「誰だお前は!?と言うかなんで交直流電車がここにry」 415系「これでも喰らうでごわす」 113系「ギャー」 415系「捕獲完了でごわす」 違う場所(豊田車両センター)では… 101系「暇だなぁ…」 103系「暇」 マヤ34「見つけた」 101系「だれだ!?」 マヤ34「名乗るものではry」 201系「お前マヤ険だろ。形でわかるわww」 201系以外「……」 マヤ34「ええい!!これでも喰らえ!!!」 101系&103系&201系「ぎゃぁぁぁぁぁーーーーー!!!」 マヤ34「3体一気に捕獲完了」 太子「だってどこへ行くのかわからないんだよ!」 ライト「わかりやすいよ!だってこの状況よく見ろよ!いま敵と戦っているし」 太子「わかったよ、爆裂強化の型!」 響鬼「あいつも鬼の力制御しているのか?」 太子「とう!」ドカン! ゴーミン「うわあああ」 ゴーミン1体他界 バート「一体だけかよ!」 太子「ん?なんだ?私の様子が…て、うわあああ!」ゴゴゴゴゴゴ! 牛鬼(太子)「グオオオオオ!」 リン「太子が魔化猛になったリーン!」 響鬼「あれは伝説の魔化猛の牛鬼!」 りゅう「なんで太子があんなのになったんだ!?」 ジケン「太子は鬼の力を制御出来なかったんだ!」 ダグバ「はは、逆に仲間ができたね」 バート「なら、やるしかなさそうだな…」 カズキ「ああ、いくぞ!」 変身待機音;http //www.youtube.com/watch?v=EE1E9wITY5w M良太郎「変身」 「ソードフォーム 変身音」 ソード電王「よっしゃー」 コナン「良太郎さんいたのか」 バート「にしてもめんどくせー奴だな!太子は!」 デキット「だよねぇーまったく」 クウガ「どうしよっか」 魔理沙「元に戻しても使えないし、倒せばいいんじゃね」 メテオ「んな薄情な・・・」 「ドロップ ファイヤ ジェミニ バーニングディバイト」 ギャレン「ザヨゴーーーーーーーーーー」 ボッカン 牛鬼「ポピーーーーーーーーーーーー」 春菜「牛鬼でもポピー言うんですか!」 ダグバ「わけわかんないよ」 アリス「うんうん、そうだね」 ファイズ「グランインパクト」 バキィ ゲリラスワーム「ぐはぁ」 秋「戦いたいのでなんかくださいよ」 ウラタロス「僕にお任せぇ~」 リュウタロス「憑依していいよね、答えは聞いてない」 シュッ 変身待機音;http //www.youtube.com/watch?v=JlH6Vtyw2ck http //www.youtube.com/watch?v=cQ4ZKb1UMrs U秋「変身♪」 R春菜「変身!」 「ロッドフォーム ガンフォーム 変身音」 ガン電王「わーい」 ロッド電王「僕に釣られてみる」 キンタロス「俺も憑依したくなったわ、魔理沙、体貸してや」 ジーク「われも行くぞ、アリス、体を借りるぞ」 シュッ 変身待機音;http //www.youtube.com/watch?v=YyhcuUQ-9sY http //www.youtube.com/watch?v=rewNxUsyV64 K魔理沙 Wアリス「変身」 「アックスフォーム ウイングフォーム 変身音」 アックス電王「女の体でも、泣けるでぇ」 ウイング電王「降臨、満を辞して」 シカクン「助けにきたよ!」 バート「シカクン!」 翔太朗「メモリチェンジだ」[ヒート メタル! 変身音] フィリップ「よし、行くよ」 アックス電王「そりゃあつっぱり攻撃や!」ドドドドド! 牛鬼「グオオオオオ!」 カブト「太子はもう鬼の力を制御できない!もう一気に倒すしかない!」 ディケイド「いくぞ」[アタックライド ブラスト!]ドドドドドド! グリラスワーム「わああ!」 デキット「よし!いいぞ!」 その頃… [アタックライド 烈火大斬刀!」 未来ディケイド(激情態)「はあああああ!」 ドカーーーン! 壁山、染岡、塔子、リカ、少林、影野、宍戸「うわああああああ!」 シュッ! 未来ディケイド(激情態)「来たな…」 G電王「ワンダバ、そしてフェイ・ルーン、大乱闘の歴史を盗もうとした容疑で逮捕する!」 フェイ「なんだって!?」 ドラッグ大要塞地下食堂 E657系「出来たぞ」 マーチ「あれ?なんでカレーじゃなくてハヤシライスなの?」 あぎり「気にしたら~負けですよ~」 E657系「さて食うか」 15分後 マーチ「あーおいしかった」 E657系「結構食ったぞコイツ」 あぎり「それじゃあ~いきますよ~」 マーチ「どこに?」 E657系「それは秘密だ。こい」 ドラッグ革命大要塞 研究室 ドラグブラッカー&宇宙忍猿ヒザール&宇宙忍猿ブリザール「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 シュゥゥゥゥゥィン ガシャン 合体宇宙忍獣アシュラブラッカー「グルルルルルルルル!!」 エッグマン「よしっ、これで融合完了じゃ!」 アンドルフブレイン「ほう、これはまたとんでもない生物だな」 ドラッグ革命大要塞 ガレージ バクレンオー(ホースオルフェノク)「バクレンオー、発進!」 シャドー(イロスマ)「フン、好きにするがいい」 フェイ「逮捕されるのか?」 G電王「そのとうりだ、着てもらうぞ」 未来ファイズ「させるかぁ!クリムゾンスマァァァァァァッシュ!」 ドガーン G電王「ぐわぁ!」 ワンダバ「ファイズ!来てくれたか」 未来ファイズ「ファイズブラスターをついに手に入れました」 G電王「ファイズ・・・鹿目タツヤだな、貴様も逮捕する!」 ワンダバ「どうやらあいつはお前のの正体を知っているようだな」 未来ファイズ「残念ながら逮捕されるわけには行かない、姉さんやその仲間をスフィアデバイスから救出しないといけないからね」 ダブル「メタルブランティング!」 ガチィーーーーーーン ダグバ「火は効かないよ」 フォーゼ「水なら効くんだな」 「ウォーターオン」 フォーゼ「いっけーーーーーーーーー」 じゃばばばばばばばばばばばば ダグバ「ぐはぁ、やるみたいだね」 ライト「スターライトブレイカーDD〔ダブルドライブ〕!」 ゲリラスワーム「何!やばい!」 ライト「・・・ってこれなのはがいないと出来ないんだった」 ドテーーーーン ジケン「だったら最初から名前挙げるな!」 ゲリラスワーム「焦ったー〔なのはが若干トラウマな三島であった〕」 デキット「思えば三島ってよく出るよなー」 カブト「俺からしてみれば出てきてほしくないがな」 その頃、尾久車両センター E231系(湘南)「次の発車は…」 14系「暇だなぁー」 5000系「ハッケン!!」 14系「誰だい?」 5000系「カクホ」 14系&E231系(湘南)「ぎゃああああ―――!!!」 5000系「ホカクカンリョウ」 同時刻、草津駅 185系(湘南)「草津キタ――――!!!!!さて温泉にはいry」 485系「発見。そして確保」 185系(湘南)「え?ちょwwwwおまwwwギャー―」 485系「簡単に確保できたぜ」 ツインタワービル ダークディケイド(過去)「・・・・ほぅ・・・。まさかXIII機関が来るとは、思ってもなかったな。」 エリザベート「!あなたは!?」 亜夢「アクセル!?」 リア「アクセル?違うな。俺はリア。記憶したか?」 ダークディケイド(過去)「君が来るとは思ってもいなかったんだろう?機関の消えたはずの裏切り者。」 リア「へっ!そうか?さぁ、次の一手はどうする?」 レイ「俺もいるぜ!」 ドカッ 牛鬼「ギャーーーーーーーーーー」 リリィ「おひさー」 サドゥ「久々に俺の拳が火を噴く時が来たようだな」 バート「ホントお久だなwww」 ダグバ「また面倒なのが出たよ」 ヘンリィ「それはこっちの台詞だ、ダグバとは厄介だ」 デキット「ダグバは、ベルトを破壊すれば人間体に戻るんじゃないか?」 カーズィ「ベルト?」 デキット「クウガの最終回でベルト砕かれてただろ」 ライト「あぁ、あの雪山での決戦だよな、あれはクウガ最大級の名シーンだよな」 パックン「よーしベルトを狙えーパックンカッター」 ダグバ「そんなのろまなカッター当たらないよ」 ヒョイ パックン「避けられたか」 レッド「レイなのか!久しぶりだな…」 レイ「レッド、話は後だ」 ヘンリィ「あまり油断するなよ、いくぞ!」 グリラスワーム「けっ!うっとうしいハイエナ軍団め!」 カズキ「なんだと!」 牛鬼「グオオオオオ!」 パックン「ヤバいぞ!また太子が襲って来るぞ!」 ソード電王「なんかイマジン自らが変身出来ないんだ?」 アックス電王「モモの字、体を変えようか?」 ロッド電王「そうだね」 ガン電王「イマジン自身でも戦えるし」 バート「おいおい、木野達は大丈夫かよ」 ビングー「大丈夫じゃね?」 イモムシロボ「危険デス!牛鬼ガ突進ヲシテキマス!」 翔太郎「牛にはムチで対抗だ!」[ルナ メタル 変身音] フィリップ「ルナメタルはメタルシャフトをムチみたいにする、行くよ、翔太郎」 翔太郎「ああ、フィリップ」 デネブ「ああ、俺もやりたい!優斗、ベガフォームだ!」 ゼロノス「ああ!いくぞ!デネブ!」[ベガフォーム 変身音] デネブ「最初に言っておく、俺の顔は飾りだ!」 モリト「久しぶりのベガフォームだモー」 牛鬼「グオオオオオ!」ドカン! クリオネ「イテテテテ!」 ダブル「おら!」バシン! 牛鬼「グオオオオオ!」 ダグバ「どうしたの?攻撃しないの?」 スフィアデバイスの中では… 円堂「なんか…奥に不気味な感じがする…」 ゲルシャーク「でも動けないぜ」 ゼロノス「さーらーに、パワーアップだ」 「チャージアップ、ベガフォーム」 変身音 デネブ「最初に言っておく、寂びても顔は飾りだ!」 ガン電王「と言うことでベルト撃っちゃうよー」 バンバンバンバン ダグバ「危ない危ない」 ゾネスの離れ ブラックバート「ワンスモアの奴は何処へいったのだ、それにアホのダアクも・・・、む?あれは」 王蛇「さーて、今から何をすればいいんだ」 杏子「さぁね、どーしよっか、にしてもこのトカゲうまいかもな」 王蛇「変な味覚の奴だな」 杏子「さぁね、何でだろう」 ブラックバート「トカゲを食うとは、どんな味覚をしているのだ」 ロケ地;ライ・スディークス Wing[はい、スタート」 黄名子「チィーッス!なんとなく出たいのでこんな高いところで撮影中やんね」 バート「はい、カット」 天馬「ってドラマのロケかよ!」 フォーゼ「正確には特撮ロケだな」 黄名子「前からライダーとかあこがれてたやんねー」 マイナス「危ないから降りなさい!」 黄名子「NO~~~~~!」 バート「うおおおおおぉぉぉい!撮影で大怪我したら元のこもねぇーだろ!」 ドラッグ大要塞生物実験室 あぎり「つきましたよ~」 マーチ「ここは?」 E657系「生物実験室だ。ここでは作られた生物兵器や怪人の実験を行う所だ。普段は動物又は負け犬のヤムチャを使っているが今日はいろんな事情でお前になった」 マーチ「生物ってどんなのだろう??」 あぎり「これですよ~」 E657系「いでよ!!ベータ抹殺兵器、キングヘラクレスオオカブト!!!!」 マーチ「虫!?」 あぎり「そうですよ~」 E657系「今からコイツと戦ってもらう」 マーチ「よりによって虫が相手…怖い…でも、ここで逃げるわけにはいかない!!!直球勝負だ!!!」
https://w.atwiki.jp/nimajhs/pages/36.html
https://w.atwiki.jp/nimajhs/pages/44.html
https://w.atwiki.jp/nimajhs/pages/35.html
https://w.atwiki.jp/nimajhs/pages/50.html
https://w.atwiki.jp/nimajhs/pages/41.html
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/1809.html
瀬戸内海に面する小さな漁村。そこは子供も少なく一学年数名程度の所謂『限界集落』と言うところだった。 周りは皆都会に憧れ村を出ようとばかり考えている。当然だ。こんな所に至って夢も希望もない。何も楽しいものはない。俺も御多分に洩れずそう考える若者の一人だった。 「春ちゃん」 「あ、秋姉」 下駄箱に靴をしまっていると廊下から優しい声が聞こえてきた。春ちゃん、そう俺を読んだのは一学年上の幼馴染、隣の家の秋子姉ちゃんだった。 「どうしたの? 今日は早いね」 「春ちゃんと一緒に帰りたかったから」 そう言って秋姉は杖をつきながらヒョコヒョコと一生懸命俺の元へと歩いて来た。 「……」 杖と体で上手くバランスを取りながら、上手く動かない足を引きずるようにしてゆっくり進むのだ。 俺はそんな秋姉の姿を見る度に胸が苦しくなる。 「お待たせっ、春ちゃん。ごめんね歩くの遅くて」 「い、良いんだよ。別に暇だし」 秋姉は足が不自由だった。だが生まれつきそうだった訳じゃない。 俺のせいでそうなったのだ。 ガキの頃漁師の親父に憧れて海で遊んでいた時、綺麗なクラゲを触ろうとして秋姉に止められたのが事の発端だった。 俺は何も知らないガキのくせに親父の手前知ったかぶりをしたくて、女の秋姉に止められたのが悔しかったのか暴れて、そして……。 「良いのかよ? いつもみたいに図書室で本読んでかなくて」 「今日は春ちゃん部活無いって聞いてたから、これで良いの」 「ふーん」 クラゲの毒で一週間生死の境を彷徨った秋姉は何とか命は助かった。 だけどその時の後遺症で下半身に麻痺が残ってしてしまって、それ以来ずっと足は不自由なままだ。 「……」 「春ちゃん、今度の大会どう? 今度は勝てそう?」 「ま、一回戦くらいはね」 「二回戦は?」 「それ以上勝った事無いからわかんないよ」 秋姉はリハビリを頑張ったが医者はこれ以上良くなる可能性は低いと言った。 秋姉は一生このままだ。 「じゃあ私、春ちゃんが勝てるように応援に行ってあげるわ。お弁当はカツが良いかしら」 「でも会場遠いよ。いいよ、無理して応援に来てくれなくてもさ。どうせ負けるだろうし」 「そんな事ないよ。春ちゃんいつも頑張ってるもの、きっと勝てるわ」 「頑張ったって……」 そう言いかけて俺は続く言葉を飲み込んだ。 どのツラ下げて秋姉にそんな事が言える?『どうせ頑張ったって無理なものは無理』だなんて。 「……っ」 秋姉は優しすぎる。普通だったら自分をそんな体にした俺を憎むもんじゃないのか? 「頑張ってればいつか願いは叶うわ。いつか、必ず……」 秋姉は俺を励ますように言った。 だが俺にはそれが呪いの言葉にしか聞こえないのだ。 決して叶わない願いなんか願うだけ苦しむだけじゃないか。それなのにどうして秋姉はそんなに笑顔でいられるんだよ。そう思わずには居られなかった。 「あ、春にぃー、秋姉ー」 その時、背後から元気な声が聞こえてきた。 地をかける音と俺たち二人を呼ぶ声は明るく軽やかだ。 「夏実ぃ、お前今日ゴミ出し当番じゃなかったのかよ?」 「へへへ、ダッシュで済ませてきちゃったよーん」 そう言うと夏実は秋葉の横に並び、その肩にかかった鞄を指差して秋姉に声を掛けた。 「秋姉、これ私が持ってあげる」 「え? い、いいわ悪いし」 「遠慮しないでっ。さぁ」 「じゃあ……」 秋姉が申し訳なさそうに夏実に鞄を渡すと、夏実はまた急いで俺の横に来てこう言うのだ。 「もー、どーして春にぃこーゆーの持ってあげないかなぁ? そんなんじゃ女の子にモテないよー」 「勝手に言って――痛って」 すると突然、夏実が俺の太ももに自分の鞄をぶつけて来た。 「へへー」 「やったなー、こらっ待てこのイタズラボウズー!」 「ボウズじゃないもーん!」 逃げる夏実の後を追って捕まえる俺。そんなじゃれ合う二人を見て、秋姉はその場に立ち尽くしたままポツリと呟く。 「他の子になんて……モテなくたって良いわ……」 秋姉の杖を握る手が震えていた。 ある日、この狭い村に珍しい客が二つも訪ねてきた。 「異世界の幽霊船だってよ」 「本物の幽霊船なんでしょ? 怖いわー」 「テレビが来てるって! テレビっ!」 「漁ができゃしねぇ。ったく」 この村唯一の浜辺である唯ヶ浜に異世界ゲートから幽霊船がやってきたのだ。 異世界と繋がって二十余年、ポートアイランドは賑わっていたが、その波に乗り遅れた市町村は昔と何ら変わらぬ生活を送っている。 いや、過疎化と高齢化が進み状況が悪くなっている所もあるくらいだ。この村もそんな村の一つだった。 「ねぇねぇ、秋姉春兄。幽霊船見に行ってみようよ」 「別に良いけど……」 そんな淋しい村に訪れたイベントに、まだ高校に入ったばかりの夏実は興味津々だった。 ただでさえ娯楽の少ない村だ。珍しい物が来たのなら嫌でも話題になると言うもの。正直俺も少し見てみたい。みたいが……。 「私のことなら気にしないで。後で教えてくれればそれで十分だわ」 秋姉は俺達を気遣ってそう言った。 足場の悪い砂浜、まして人ごみの中に行くなんて秋姉にとって危険すぎる事だ。 もちろん夏実も悪気があってそう言って訳じゃない事くらい分かっているが、俺が夏実に少し注意しようした時、夏実が先に口を開いた。 「遠くから見れば平気だよ。それに秋姉には春兄がついてるじゃん」 夏実が秋姉に向かってウインクする。 その事によく分からなかったが秋姉が顔を赤くして珍しく「もー!」と怒って見せた。 夏実が「早く早く」と俺と秋姉を急かすように先に行ってしまったので、俺達二人も仕方なく夏実の提案に載る事にする。 秋姉が頑張って杖と体重移動で急ごうとしたので、俺は秋姉が転ばないように手を取って横を支えてあげた。 こんな時いつも秋姉は「ありがとう春ちゃん」と言ってくれるのだが、俺にとってこれはして当然の事なのだ。 こうする事で俺のせいでこうなってしまった秋姉への、せめてもの罪滅ぼしが出来るのなら。 俺達三人が向かったのは件の幽霊船が漂着した砂浜を、少し遠目に見る事ができる小高い丘のような場所だった。 遠くには大きな木造の、いかにも幽霊が出そうなボロボロの舟が砂浜に乗り上げ留まっている。 「おっきい船だね~。海賊船みたい」 「まるで大航海時代の木造艦みたいね」 「でもこんな昼間にあんな人だかりの中じゃ、幽霊船ってよりただのボロ舟って感じだな」 俺達がそれぞれ感想を言い合って船と周りに出来たテレビ局のクルーと思われる人々や、それを見物に来た野次馬の群れを見ていると妙な声が聞こえてきた。 『もし』 「え? 春兄なんか言った?」 「いや、夏実こそ何か言ったか?」 「二人ともどうしたの? 何か聞こえるの?」 『もし』 その声は男のような女のような、どこから聞こえるのか方角も距離も分からない不思議な声だった。 ともすれば簡単に聞き流してしまいそうな声だったが、俺達はその声をハッキリ聞いたのだ。 『異世界のお方、どうか私の願いを聞いて下さい。私を助けて下さい』 願いを聞けとは、助けてくれとはどう言う意味か。 声の主も分からないのに迂闊に返事など出来る筈がない。ただ気になったのは俺達を「異世界のお方」と呼んだ事だ。地球を異世界と呼ぶと言う事はつまり……。 「ひょっとしてあんた、異世界の人か?」 俺はいきなり確信を付いた。 『そうです。私はあなた方が異世界と呼ぶ所から来た者です』 声の主はあっさり答えた。だがこれだけ会話しているにも拘らず、未だに姿も場所も分からない。俺は何となく胡散臭さを感じていた。 夏実と秋姉も不安そうに俺の顔を見ている。姿の見えない相手に恐怖しているのだろう。当然の反応か。 「お願いをしたいならまず姿を見せて名乗ったらどうなんだ?」 『それが、そうできないのが辛い所なのです。私はスラヴィアと言う国からあの船に乗ってやって来ました。いえ、やって来させられたと言った方が正確かもしれません』 「つまりどう言う事だ? いまいち話が分からないな」 『えぇ、では順を追ってご説明すると……』 声の主はそう言うといきなり静かになった。 どこに消えたのか?いったい何をしているのか?俺達が緊張して周囲を警戒していると、突然一匹の小鳥が秋姉の肩に留まったのだ。 「ワタシハユーレイノスラヴィアンナノデス。ダカラアナタガタニハミエナカッタノデス」 「うわ! 小鳥が喋った!?」 「綺麗な鳥ー! 可愛くない?」 「セキセイインコね。はじめまして、私は遠藤秋葉」 「私はねー、近野夏実って言うんだよー。よろしくね」 「狭間千春だ。あんたは?」 「ワタシハ『ヴィンター』。アノフネデボトムズヲヤラサレテイル」 「ボトムズ?」 聞き慣れない単語に俺と夏実は顔を見合わせた。ボトムとは英語で底の事だが、ボトムズとは一体? こんな時頼りになるのは沢山本を読んでいて物知りな秋姉だ。俺と夏実は秋姉にSOSの視線を送った。 「ボトムズって言うのは船底でオールを漕ぐ、一種の奴隷みたいな人達の事よ」 「ソウ、ワタシハアノフネノドレイナノダ」 「奴隷!? そんなのが許されてるってのか?」 「酷い……もしかしてヴィンターさん、逃げ出して来たの?」 「……」 そう言った夏実の質問に、ヴィンターと名乗ったこのスラヴィアンは項垂れるように無言の返答をした。 そう言えば映画か何かで見た事がある。船底で鞭打たれながらオールを漕がされる奴隷達の映像を。 もしそれが本当の事なら同情を禁じえないのは確かだ。だが今の話を鵜呑みにしてしまって良いものか。俺は少し悩んだ。 「なぁ、やっぱりこれ向こうに知らせた方が良いんじゃ」 「ヤ! ヤメテクレ!」 俺がそう言うとヴィンターは秋姉の肩から飛び上がり、頭上をあわてて旋回しながら叫んだ。 「ミツカレバワタシハマタ、シヌコトノナイキョウセイロウドウニモドサレテシマウ! タノム! タスケテクレ! タノム!」 「な、何か可哀想だよ春兄……助けてあげられないの?」 「けどそれで国際問題? とかになったら俺達責任取れないし」 必死の訴えに心が揺らぎかけるが、もしかしたら俺達を騙す為の演技かもしれない。目的は何か他にあって、俺達を利用しようとしているだけなのかも。 そう考える俺の耳に、信じられない言葉が飛び込んできたのは、ヴィンターが再び秋姉の肩に留まった時の事だった。 「ソウダ! ワタシヲカクマッテクレタラキミノアシヲナオシテアゲヨウ」 「え?」 君、秋姉の足を治す。 余りに突然舞い込んだヴィンターの一言に俺たち3人はピタリと止まった。 医者もサジを投げた秋姉の足を治すなんて、苦し紛れについた嘘か?でもそんな嘘すぐにバレる。それでは取引材料にならない。じゃあもしかして本当に? 俺達の逡巡する様子を見て、ヴィンターが更に言葉を続けた。 「イマキミタチガミテイルトオリ、ワタシハトリツイタモノヲアヤツルコトガデキル。ソレヲオウヨウスレバカンタンナコトダ」 確かにヴィンターは今インコに乗り移って操っている。だが……。 「モチロンアキハヲアヤツルヨウナコトハシナイ。ニンゲンホドハッキリシタイシキノモノハ、アヤツレナイカラダ。ダガオノレノイシキノオヨバナイアシナラアヤツレル」 ヴィンターの説明に納得してしまう俺。 匿うお礼に足を操って歩かせてあげようと言う事か。秋姉が元気に歩く姿を想像して俺の心は嫌が応にも高まってしまう。 俺のせいで一生足が不自由になってしまった秋姉。取り返しのつかない罪を犯してしまったとずっと自分が許せなかった。 その贖罪が今……そう考えた俺の横から、ずっと黙っていた秋姉の声が聞こえた。 「それは、貴方が私に取り憑いている間だけの話でしょうか?」 そうだ、あまりに上手い話だった為に気づかなかった。 ヴィンターが取り憑いている間だけしか治らないのでは治すとは言えないじゃないか。 やはり騙す気だったのかと思い俺がインコに手を伸ばすと、インコのヴィンターは空に逃げて上を旋回しながら言った。 「ワタシノチカラデシンケイヤキンニクガカッセイカサレレバ、アトハヒトリデモクンレンデカイフクスルハズダ」 「足が……足が治る」 秋姉は表情にこそ出さなかったが、足が治るかもしれない可能性にたまらなく惹かれているようだった。 医者に治らないと告げられた足が再び自由に動くようになるのなら、奇跡だって何だって信じてみたくなると言うものだ。 「分かった、匿おう」 「春ちゃん!?」 「春兄、良いの?」 俺の突然変わった態度に驚く二人。その反応は当然のものだろう。 だが、俺達は今可能性を示されたのだ。そして少なくとも秋姉はその可能性を信じたがっている。 なら俺はその願いを全力で応援して上げるしかない。それがせめてもの俺の罪滅ぼしの気持ちだった。 「アリガトウ。ケンメイナハンダンニカンシャスル」 再び秋姉の肩に戻ったヴィンターが謝辞を述べる。 だが俺も流石に無保険で初対面の相手を信じる程お人好しじゃあない。喜ぶヴィンターに向かって俺はこう付け加えた。 「けど、もしあんたが俺達を騙しているとわかった時は、俺はすぐにでも入国管理官に通報する」 「ダイジョウブダ、シンヨウシテクレ。キミタチニハケッシテメイワクヲカケナイツモリダ」 「よし、なら期間を知りたい。俺達はいつまであんたを匿ってれば良い?」 「ソレハモチロンユウレイセンガアチラニカエルマデダ」 「分かった」 するとヴィンターの入ったセキセイインコが秋姉の肩の上でブルブルと震え始めた。 「サッソクアキハニテンイスルトシヨウ。ワルイガスコシササエテイテクレナイカ」 「う、うん」 夏実が秋姉の肩のセキセイインコを優しく手で包み込んだ。そして数瞬の後、夏実の手からインコが飛び立って行ったかと思った時、奇跡が起きた。 「秋姉、何か変わった所ある?」 「よく分からないけど、何だか足がポカポカと温かい気がするわ」 「それってヴィンターが足に宿ったのかな? ねぇ秋姉、もう歩ける?」 「わ、分からないわ……私……」 急に歩けると言われても恐くて試せないのも当然だ。困った顔で杖を手放せない秋姉に、俺は正面から手を伸ばした。 「大丈夫、もし倒れそうになっても絶対俺が支えるから」 「春ちゃん……うん、分かったわ。お姉ちゃん頑張る」 もう今の俺は昔のように守られるだけの弱いガキじゃない。今こそ秋姉を助けて秋姉の役に立つ時だ。 夏実が見守る中、秋姉は恐る恐る杖を離して俺の手を求めるように両手を伸ばして一歩、二歩と前進した。 「歩いてるっ。私歩いてるわ!」 「やったー! 良かったね秋姉!」 「秋姉おめでとう。本当に良かった……本当に」 秋姉を体ごと受け止めた俺は、思わずそのまま秋姉を抱きしめてしまった。だって秋姉が歩いた姿を見て、俺は涙を我慢する事が出来なかったからだ。 そんな俺の背中を、秋姉はポンポンと優しく叩いてこう言うのだ。 「泣きたいのお姉ちゃんの方だわ。だってこれで私……私……」 秋姉も涙を浮かべて自分の身に起きた奇跡を喜んでいる。夏実も同じだ。 こうして幽霊船をキッカケに訪れた小さな奇跡。その意味をまだ俺達は知らないでいた……。 いつしか日も暮れて真っ赤な地面に長い影が伸びる頃、俺たち三人は並んで歩いていた。 やがて最初に夏実の家が近づき、手を振りながら元気な少女は家へと入ってゆく。 俺と秋姉の家まであと百数十m。まっすぐ帰ろうとする俺の手を、柔らかくて細い指が呼び止めた。 「待って」 「ん?」 秋姉はそう言うと道の真ん中で止まってしまった。疲れたのだろうか?秋姉の後ろから射す夕陽に照らされて表情は読めない。 「春ちゃん、少しゆっくり歩こ?」 「いいよ、分かった」 そう言って秋姉は何と俺の手を握って横に並び歩いてきた。 夕陽に照らされた顔は紅く、無言で下を向いて歩いている。俺も無言だ。お互い何も言わない。 肌寒い空気の中手に感じた体温がやけに暖かくて、僅か百mあまりの時間が永遠に思えた。 今まで語られてきた世界観をスラヴィアを上手く使い王道を見せた素晴らしい導入だった。世の中そんなにご都合とはいかない秋姉をめぐる環境と最後にすこし匂わせた伏線のような一片など次回への期待が高まる -- (とっしー) 2013-12-20 23 16 40 作中に漂う空気切ないが切ない。とくに悲しい出来事がくると予感させる秋姉が -- (名無しさん) 2013-12-21 23 40 37 重い過去から続いた関係と感情を思うとぐっと胸に突き刺さるものがありました。ファンタジーだけでなく医学にも通じるスラヴィアンの能力に種族関係の発展にプラスになりそうと思いました。情緒ある語りもぐっときます -- (名無しさん) 2019-03-24 17 52 17 名前 コメント すべてのコメントを見る