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街中 エレナの案内に付いて行く 行き止まりで木の梯子を使い上っていくとイベント タルボットを追って壁を飛び移って行くと建物の中でイベント 市場での格闘戦 格闘戦後、エレナの案内で逃走 井戸のある部屋に入るとイベント 宝物 1.アンティークのクローク留め具 最初の店の左手 2.銀のアラビアンダガー 市場へ下りる階段右の水場隅 3.黄金のイエメン製ブレスレット 門を開けて進んだ先の場所 左の植木 4.銀の数珠玉 家の中を通るところ 階段を登り左に回った突き当たり 5.こはく銀のネックレス 市場での戦闘後右手沿い 6.こはくのネックレス 階段を下りて右手沿い 7.赤いビードのネックレス こはくのネックレスを取った上の段に上ったところ プロ攻略 難易度による変更点なし
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264 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/14(水) 22 56 06 ID softbank060146109143.bbtec.net [58/153] 憂鬱SRW 未来編 エグゼシナリオSS「第二回N1グランプリ第一次予選D13ブロック」3 C.E.地球 N1グランプリ予選会会場 コロシアムの電脳 『嫌な予感がする』 「どうしたの、EB?」 一時自分を狙う集団から逃走してフィールド内部を大きく移動をしたこはくは、地形の陰で一休みしている最中にエグゼブレイカーの声を聞いた。 すでにバトルロワイヤルも制限時間も残り3分の1となった頃。このころになると既に誰もが生存方法などを確立しつつあった。 ハンターとして参加者を索敵して襲い掛かってくるTo-605の行動パターンは把握され、あるいは攻撃してくるエネミーの特徴も理解されていた。 それ故にというか、動きが徐々に鈍化していたのだ。誰もが生存に割り切り始めたことで、プレイヤー同士の戦いも減り始めていた。 それもそうだ。極論互いの邪魔をしなければ通過できるようなものなのだから、余計な労力は避けたいというのが自然である。 『状況からするに、このまま膠着状態になるというのは運営にとっては望ましくないと考えていた』 「んー……でも、それも戦略の一つってことじゃないかな?」 『だが、この予選からは各種メディアでも放送されていると聞く。 動きのなくなった試合など詰まらなくなり、視聴率などを稼げなくなる。そうなればスポンサーとしても困るのは確実だ』 「えっと、それじゃあ……」 『そろそろこちらの膠着を打破するような、そんな何かをしてくるだろうな』 エグゼブレイカーの忠告を聞くや、素早くこはくは立ち上がって周囲を確認する。 もしも忠告が正しいならば、何らかの動きがあるはずだ。意識を集中させ、周囲の気配に気を配る。 そして、違和感を感じ取った。 「静かすぎる……?」 おかしい。 周囲に配置された砲台、そして攻撃ドローン、To-605などが動き回り、攻撃を行い、だいぶやかましかったはずなのだ。 だが、今の状況下においてはまるでそれが見受けられない。まるで何か準備のために一時的に動きを止めたようで--- 「!?」 ふと、上を見上げると、新しいタイプの攻撃ドローンが展開しつつあるのが見えた。 観客席の方では、これまで弾幕を形成していた砲台が、これまでより大きく、強力なモノに変化しているのも見えた。 単純な砲台だけでなく、ミサイルランチャーと思われる砲台やガトリングガンのようなものも見受けられている。 そして、地面の大きな揺れが始まった。 轟音とともに変化したステージはその面積を狭めていったのだ。外延部が崩落し始め、あるいは中央部でも部分的に床が抜け始めた。 これによって、ナビの活動範囲はぐっと狭まったのは確実だ。言うまでもなく、攻撃をよける余裕が大きく減ることになる。 周囲からの攻撃が強化されたことと合わされば、なおのこと危険度合いが増したことは言うまでもない。 「EB」 『やはりだな、準備はいいか、こはく?』 「いつでも!」 さらに、追加で情報が入る。成績上位者---これまでの戦いぶりで優れていると判断された参加者の位置などが表示されるようになったのだ。 確かに、このバトルロワイヤルは生き残ればいいというものだったが、成績上位者は次の予選でのアドバンテージがあると説明されていたのだ。 これまで結構な立ち回りをしていたこはくも、当然それに含まれており、ターゲティングされることとなったのだ。 これは狙われる。その認識が両者にはあったのだ。 即座にこはくは走り出す。 残り時間を考えれば逃げ回るが吉だろう。 この後の、つまりこのバトルロワイヤルの次の予選を見据え、成績上位者を倒そうという動きが確実に起こる。 運営側としては意図的にサドンデスを仕掛けることで、膠着した状態を打破し、より激戦を演じてほしいのだろう。 265 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/14(水) 22 56 48 ID softbank060146109143.bbtec.net [59/153] 「見つけたぞ!」 「やれ!」 「やっば!」 そして、つけられているビーコンを基にこはくは補足されてしまう。 襲い来るのは、ここまで温存されていたであろうバトルチップの攻撃だ。 ここまで生き残ってきた参加者の攻撃だ、狙いはよく、また高位のチップであることはうかがえる。 「あたってあげないよ!」 だが、こはくとて上位者だ。 攻撃の隙間を縫い、あるいは攻撃をエグゼブレイカーではじき返し、せり上がった壁の側面をダッシュで駆け抜ける。 そして、追いすがるナビたちに斬撃を飛ばしたところで、一瞬の硬直。そこにすかさずドールサンダーが伸び--- 「残念だったねー」 バトルチップ「カワリミ」が発動した。 即座に回避したことで反撃の手裏剣は外れるが、決定的なチャンスを見事に潰された形だった。 こはくが先読みをしてトラップを仕掛けておいたのが功を奏した形である。 そして、こはくが被弾したと思い、その先を読んで行動していたナビたちの予想が外れた隙に、次なるチップが発動していた。 「そりゃあ!」 「くっ……!?」 「……しまった!」 バトルチップ「ブラインド」。 強烈な閃光が、射線が通っているがゆえに遮るものがなくナビたちの目を焼き尽くす。ナビたちをオペレートするオペレーターのそれもだ。 そして、リカバリーまでの時間さえあれば、こはくが反転して肉薄するのに十分すぎる猶予があったのだ。 「とりゃあ!」 連続の剣裁。美しくも残酷な斬撃の嵐が、ナビたちを次々と切り伏せる。 重たい一撃のそれは、ついでにナビたちへと転送されていたチップまでも破壊する。エグゼブレイカーの真骨頂だ。 「とど、め!……!?」 最後の一体に振り落とした瞬間、トラップが発動した。 バトルチップ「シラハドリ」。ソード系の攻撃に対して罠を張り、それが当たった瞬間に瞬間的に無敵となり--- 「やばっ……!」 ブラインド状態が解除され、ワイドソードの三連撃と共にソニックブームが放たれた。 元々エグゼブレイカーで倒す関係上、彼我の距離をほぼ0にするほど踏み込んでいた。 そうであるがゆえに、シラハドリも超至近距離で発動する。 (とった……!) その認識が、こはくと相対していたナビにはあった。 相手が剣を使うネットナビアバターというのはわかっていたからこそ、あらかじめ張っておいた罠だ。 果たして、ブラインドという不意を喰らったものの、こうして一撃入れることができた。 後はホワイトカプセルを付け加えたこの一撃を基点として、一気に畳みかけるのみである。 相手がほとんど被弾らしい被弾をしていないので、HPがかなり残っているとしても、そのまま領域外に落とすと言う手が使える。 相手が少女というのもあって多少は良心が痛むが、これもシビアなネットバトルなのだ。運が悪かったと思ってもらおう。 266 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/14(水) 22 57 50 ID softbank060146109143.bbtec.net [60/153] (いけ……!) そして、ソニックブームがこはくに直撃しようとして---一瞬間ノイズが奔り---相手の姿が消えた。 「は?」 文字通り、消えたのだ。 瞬間的に、そこにいたはずのアバターの姿が消え去った。 もはや当たる寸前、バトルチップなどで対処も難しいであろう距離から、その姿は消えてソニックブームは虚空へと消えていった。 「なんで……?」 『おい、どうなって……!』 オペレーターさえも何が起こったのかわからずに動揺を隠せなかった。 そして、そんな致命的な隙を見逃してもらえるはずもなかった。 「し、しまっ---」 「お返しだぁ!」 上空に飛び上がっていたこはくは、そこから一気にエグゼブレイカーを構え飛び込んだ。 エル・バード・ダイブ。必殺の一撃は、とっさのガードも何もかもをぶち破り、相手をリタイヤへ追い込んだ。 ついでのように地面を大きく揺らし、衝撃波であたりの障害物などを吹っ飛ばし、破壊の跡を刻み込んだ。 しばしの沈黙ののちに、その一瞬の攻防を見ていた観客からは大きな歓声が上がった。 「あ、危なかったぁ……」 そこからすぐさま走り出したこはくは、荒い息をついていた。 油断していた。その反省がこはくにはあったのだ。罠チップは、特にシラハドリはソード系主体のこはくにとって想定すべき罠だったのだから。 「ありがとね、EB」 『ああ。だが、まさかここで限定解放することになろうとはな……』 それはエグゼブレイカーが保有する「ウロボロスシステム」だった。 コーゲン・シティの外であるため、その範囲と巻き戻しの時間は元のそれよりも大きく劣る。 それでも、シラハドリの反撃のソニックブームが発射される直前まで処理を巻き戻し、回避運動をとらせるには十分すぎた。 『これはこはくの油断だ、今後は気を付けてくれ』 「うん。ウロボロスシステムも対策を打たれると通用しなくなっちゃうもんね……」 エグゼブレイカーの言葉にこはくは反省するしかない。 プログラム処理の一時的な停止と処理のやり直しこそ、ウロボロスシステムの真骨頂。 起こった事象を過去として、処理をやり直し起こるであろう「未来」を認識し、行動し直す。 だからこそ、あの至近距離からの攻撃を回避することができたのだった。 とはいえ、もっと上位に行くまでは使わないと思われたそれを使わされてしまったのは、流石に予想外だった。 『まあ、今回はしょうがない。今後は油断できないところに来ていると思って行動してくれ』 「了解」 そして、こはくは前進を選ぶ。 まだ、制限時間は終わってなどおらず、積極的に成績上位者を狙う動きは加速しているのだから。 一本と一人のコンビは、戦場を駆け抜けていった。 267 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/14(水) 22 58 37 ID softbank060146109143.bbtec.net [61/153] 以上、wiki転載はご自由に。 とりあえずひと段落です。
https://w.atwiki.jp/cogen/pages/12.html
名称:テンプレート2 レアリティ:☆2 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 早熟 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル2
https://w.atwiki.jp/kururufantazmadata/pages/1247.html
467 町娘こはく レアリティ ★★★ 属性 光 タイプ バランスタイプH コスト 15 スキル ガードゲイト:数ターン敵の攻撃力を10%軽減 MP 10 最大レベル 30 PTスキル 閃光と大地の盾:光属性と木属性の被ダメージを5%軽減する HP 640 進化 天真爛漫こはく 攻撃 312 進化素材 回復 132 備考
https://w.atwiki.jp/shirokikoutetsunox2/pages/70.html
ゲーム本体 白き鋼鉄のX(イクス) 2 (ダウンロード版) ゲーム本編。 いずれのハードも、同一シリーズのハード複数台で共有して遊べる。 白き鋼鉄のX(イクス) 2 ハードウェア Nintendo SwitchPlayStation 4, 5Xbox One, Series X/SSteam(PC) 販売形式 ダウンロード 容量 約1.7GB ジャンル アクション レーティング CERO B 発売日 2022年1月27日 価格 2,980円(込) 公式サイト http //gunvolt.com/X2/index.html 白き鋼鉄のX(イクス) 2 (パッケージ版) 物理メディアが封入されるパッケージ版。 PlayStation 4版は5でも使用可能。(ディスクドライブ搭載モデルのみ) DLC来訪ボス"大鳥こはく"が同梱される。メディア内にDLCデータが書き込まれているため、別途DLの必要はなくすぐに遊ぶことができる。 白き鋼鉄のX(イクス) 2 ハードウェア Nintendo SwitchPlayStation 4 販売形式 パッケージ ジャンル アクション レーティング CERO B 通常版同梱物 ゲームメディアDLC来訪ボス"大鳥こはく" 限定版同梱物 通常版同梱物シリアル付き銀箔押しBOX攻略本『白き鋼鉄のXパーフェクトガイド+X2』ソングCD『ロロロケ2022 IMAGE TRACK』DVD『希望の歌姫“RoRo” MUSIC VIDEO CLIPS』 発売日 2022年1月27日 価格 通常版:3,980円(込)限定版:9,980円(込) DLC DLC来訪ボス"大鳥こはく" ※パッケージ版には最初から封入されているため、別途購入の必要はない。 ミッション「VS大鳥こはく」が追加される。 ノーマルモードで撃破すると、アビリティ「ウロボロスシステムX」が使用可能になる。 ハードモードでは、より手強い難易度で挑戦可能。 『COGEN 大鳥こはくと刻の剣』より、DLC来訪ボス”大鳥こはく” 発売日 2022年2月10日※パッケージ版は発売日よりプレイ可能 価格 800円(込) コラボ先サイト https //cogen.city/ DLC来訪ボス"ヤン・ユモ" ミッション「VSユモ」が追加される。 ノーマルモードで撃破すると、アビリティ「Dバースト」が使用可能になる。 ハードモードでは、より手強い難易度で挑戦可能。 『Dusk Diver 2 崑崙靈動』より、DLC来訪ボス”ヤン・ユモ” 発売日 2022年2月24日 価格 800円(込) コラボ先サイト https //duskdiver2.waningames.com/index_jp.html DLC来訪ボス"ジェイソン・フラドニック" ミッション「VSブラスターマスター」が追加される。 ノーマルモードで撃破すると、アビリティ「アナザーキーライフル」が使用可能になる。 ハードモードでは、より手強い難易度で挑戦可能。 『ブラスターマスター ゼロ 3』より、DLC来訪ボス”ジェイソン・フラドニック” 発売日 2022年3月10日 価格 800円(込) コラボ先サイト http //blastermaster-zero.com/jp/ DLC来訪ボス"くろな" ミッション「VSくろな」が追加される。 ノーマルモードで撃破すると、アビリティ「ダークパワー」が使用可能になる。 ハードモードでは、より手強い難易度で挑戦可能。 『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』より、DLC来訪ボス”くろな” 発売日 2022年3月24日 価格 400円(込) コラボ先サイト http //galgun.com/ DLC来訪ボス"きりん" ミッション「VSきりん(仮)」が追加される。 ノーマルモードで撃破すると、アビリティ「封印の護符」が使用可能になる。 ハードモードでは、より手強い難易度で挑戦可能。 『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト 鎖環(ギブス)』より、DLC来訪ボス”きりん” 発売日 2022年4月7日 価格 400円(込) コラボ先サイト http //gunvolt.com/
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カード図鑑 コスト:1 各カードの情報を1ページ毎に分割して作成し、 #include_cache(ページ名)によって読み込む形式で作成しておくと コスト別など他の分類の一覧を作成したいときにも利用できるので便利です。 なお、各カードを1ページにして、include_cacheを使用した場合 一つ一つのコンテンツの幅が崩れてしまうことになるかもしれません。 そういった際には、管理画面からcssを指定すると幅を揃えることができます。 例) .cardlist table{ width 90%; margin 0px; } を設定する。 アイコンと書かれている部分を image(画像URL,title=画像名,linkpage=図鑑/カード名)とすると 画像リンクを張ることができます。 image()の詳しい使い方はこちらのガイドを参考にしてください。 名称:テンプレート1 レアリティ:☆1 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 普通 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル1
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56 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/10(土) 23 44 56 ID softbank060146109143.bbtec.net [18/153] 憂鬱SRW 未来編 エグゼシナリオSS「第二回N1グランプリ第一次予選D13ブロック」 無事に選考会を通過し、予選へと駒を進めたこはくは、割り当てられた予選ブロックのほかの参加者共々電脳空間にいた。 「ここからがバトルロワイヤル……うー、楽しみだなぁ」 エグゼブレイカーという剣を片手に女子高校生がうきうきしているのはちょっと危なっかしいが、ネットの中なので誰も気にしない。 ネットナビだけでなく、アバターでの参加者もおり、誰も彼もが姿形が様々だからだ。この程度で驚く方が悪い。 それに、外見だけでは実力などは図れないものであるのだ。それを誰もが知っているから、侮るようなものはここにはいない。 予選ブロックは単なるバトルトーナメントではなく、候補者の実力を図り、より実践的な能力を見極めることに重点が置かれる。 選考会の時点であくまでもネットバトラーとしての知識などを問われ、あるいはウィルスに対抗する能力を求められたのと対照的だ。 極論だが、選考会はそれなりに力押しやごり押しでもなんとかなる可能性を残していた。 対ネットナビではなくウィルス相手が基本であるため、多少の腕とカスタマイズでごまかせるのである。 足切りは必要だが、かといって切りすぎても、という難易度調整の一環であった。 (けど、ここからは忖度抜きだからね……) そう、ここからは対ウィルスだけではない、対ネットナビにも実力や技量が必須の予選。 加えて、割と何でもあり、と説明されているバトルロワイヤルだ。何があってもおかしくはない。 暢気に一対一をしている状況ではなく、大多数のネットナビやアバターが激突し合う大乱闘となるわけである。 敵の敵もまた敵であるし、あるいは近くの参加者と協力し合うのも、あるいは騙して裏をかくのもまたOKというもの。 乱戦という場を潜り抜ける、運と実力と判断力が求められる。普段のネットバトルではあまり磨かれない能力を査定する、ということだ。 「どうしよっかなー」 ちらりと周囲を見渡す。 周囲では協力し合うことを決めたグループがいたり、あるいは群れることなく一人のナビやアバターがいたりと、様々だ。 自分も誰かとペアやグループを作るべきか?と思うのだが、それは難しいかなと判断した。 誰かとのコミュニケーションは得意なのでいくらでも行けそうなのだが、かといって即興で他人と合わせるのもなーと判断したのである。 如何せん、こはくはネットナビアバターで基本的に一人で戦うタイプだったため、共闘経験が乏しかった。 一応コーゲン・シティでの事件の時は熱斗とロックマンと一緒に戦ったが、それは彼らの実力が高い故だった。 彼らと同じくらいを求めるのは酷な話だとも理解している。 「EB、やっぱり一人がいいかな」 『こはくがやりたいようにすればいい。 参加者同士の裏のかき合いもあるが、それはこはくにとって不向きだろうがな』 EB、エグゼブレイカーの言葉に苦笑するしかない。 やはりこの頼れる相棒である剣はそう判断するだろうと思っていたのだ。 「じゃあ、そうするしかないよねー」 結局のところそうなのだ。 ネットナビアバターとしてのこはくのスペックは、エグゼブレイカーの性質もあって個人戦向きだ。 何しろウロボロスシステムを使うとその対象は使用者であるこはくに限定されてしまい、足並みがそろわないのだ。 便利だが制約が多いシステムを生かすというのも、中々に苦労するものなのである。 57 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/10(土) 23 45 40 ID softbank060146109143.bbtec.net [19/153] そんなことをEBと話している間に、予選開始の時間になった。 電脳空間---コロシアムのように隔離された空間の上空にテロップが表示される。 ルール『制限時間を生き延びろ』 提供:オーメル・サイエンス・テクノロジー 大日本企業連合 インテリオル・ユニオン 「いたってシンプルだね」 『だが、生き延びるために何をしてもいいに近いと言っている。 予選突破人数を表示していないということは、例え全滅になっても構わないということだろうな』 「あ、なるほど」 確かに生き延びろ、つまりデリートされるなとは言っているが、何名まで減ったら終了などとは一言も言っていない。 協力してはいけないとも、潰し合いをしては駄目だとも全く禁じていないのも同様だ。 予め聞いていいた通りの、まさに大乱闘となることは請け合いだ。 『そして、生き延びろというからには、こちらを削ってくるエネミーが出るということだろうな』 「うわ、来た!?」 EBの言葉が終わるや否や、古風なコロシアム内部にエネミーが出現した。 観客席にあたる場所からは砲台がいくつも顔を出し、上空には明らかに物騒な装備のドローンのようなものが飛んでいる。 そして、コロシアムの地面もまた大きく変貌した。地形が複雑に割れ、隙間が生まれ、あるいは空中に足場が形成される。 ドシン! とどめに、それが現れた。 コロシアムの両端に1体ずつ、巨大なエネミーが出現したのだ。 赤く発光する巨大な目玉を称えたボディ、そこから伸びる二本の足、ボディに据えられた巨大な砲。 「なにあの変なの……!?」 『データが開示された……旧世代の大型兵器、To-605だそうだ』 エグゼブレイカーからのポップアップを見れば、なるほど、過去に運用されていた兵器のデータをもとに構築されたモノのようだ。 『……む、これ以上の情報開示はなしか。 となれば、あとは実戦でどのように動くのかを見極めろということか』 「えーと、さあ、EB?」 『どうした、こはく?』 「砲台とか空からの攻撃を捌きながら、あのへんなのをどうにかしなきゃいけないの?」 嘆息を一つして、エグゼブレイカーは断言する。 『それ以外にどうとらえろと?』 「だよねぇ……」 すでに周囲の参加者もコロシアムの状況が変わっていることを認識し、集中を高めているのが窺える。 こはくもまた、エグゼブレイカーを握り直し、またバトルチップの呼び出しを開始している。 一部困惑している参加者がいるが、お構いなしにカウントダウンが始まった。 『無茶はしないようにな、こはく』 「大丈夫。それじゃ、いくよー!」 そして、カウント0となると同時にこはくはコロシアム内部を駆け出す。 号砲と共に、過酷な選抜が幕を開けたのだ。 58 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/06/10(土) 23 46 31 ID softbank060146109143.bbtec.net [20/153] 以上、wiki転載はご自由に。 というわけで企業連から提供されたデータからできたへんなの+砲台+爆撃ドローンを凌ぎつつ、参加者同士が殴り合い、 制限時間内を生き残るというバトルロワイヤル開始でした。 次の話に続きます、お楽しみに。
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第1章
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