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かり
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全フロア 5 備考 とにかくきたえる ボス なし 出現ポケモン
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+ほのお Eゆめみ +みず Eチルノ +エスパー Eアリス +いわ Eレティ +あく Eマイ +はがね Eさくや / Aチルノ / Aレティ
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炎と氷の戦いは、完全に膠着状態に陥っていた。 氷の魔法使い卯月がフリーズロッドを用いて繰り出す吹雪は、辺りの半径数十メートルを白く染め上げ、凍り付かせる。 対し緊縛師平野は支給されたスタンド、マジシャンズ・レッドで自身の周囲数メートルに炎の囲いを作ることで己と仲間を温める。 しかし、この均衡は僅か数分で崩れようとしていた。 「ぐっ……!?」 「だ、大丈夫!?」 いきなり崩れ落ち、その場に膝をつく平野。 彼の額にはこの寒さにもかかわらず汗が滲み、尋常でないことが一目でわかる。 その様子を心配するのび太だが、平野はすぐに再び立ち上がりながらこう言った。 「すまぬ。どうやら、今出している炎は私の精神を消耗するようだ。 このままでは、あと数分で消えてしまうじゃろう」 「そんな……!?」 平野の語る絶望的な現状に、思わず顔が青褪めるピーチ姫。 しかし彼女はまだ諦めていなかった。 「そうだわ。のび太、あなたのデイパックに何かないの? 私のには役に立ちそうなアイテムは入っていないのよ」 縋るような思いでのび太に頼むピーチ姫。 事実、彼女は自分のデイパックに入っている最後のランダム支給品をすでに確認しているが、とてもこの状況を打破できるとは思えないものだった。 「ええと、何かないか何かないか……!」 一方、のび太はピーチ姫に頼られた後、必死になってデイパックを漁っていた。 手当たり次第にデイパックの中にあるものを必死に取り出す姿は、彼の相棒たるドラえもんが慌てているときにひみつ道具を取り出そうとしている姿によく似ていた。 のび太のデイパックの中にあるストロングゼロ、参加者名簿、会場の地図が彼の手で地面に散らばっていく。 そして彼がランダム支給品の一つを手に掛け、それを見たとき、彼は動きを止めた。 それは、一見すればただのうちわだ。 事実、平野とピーチ姫はこの状況では何の役にも立たないと思い、分かりやすく落ち込んでいる。 しかし、のび太だけは違った。 彼はこのうちわが何かを知っている。 このうちわが、ただのうちわでないことを知っている。 「これは、風神じゃないか!!」 「風神?」 思わず叫ぶのび太に対し、ピーチ姫は思わずオウム返しに疑問の声をあげる。 それに対してのび太は手早くこのうちわについて説明を始めた。 強力うちわ「風神」 このうちわは、二十二世紀からやってきたドラえもんが持つひみつ道具の一つ。 空気抵抗が大きく、わずかに扇ぐだけで普通のうちわと同じくらいの風が出る。 そして普通のうちわと同じように扇げば、人を容易く吹き飛ばす暴風すら生み出せる代物である。 「これを使えば吹雪も吹き飛ばせるんじゃ……」 「そうね。あの子に向かって思いっきり振れば持っている杖もどうにかなるかもしれないわ」 風神のおかげで希望が生まれ、前向きになるのび太とピーチ姫。 しかし、希望を見つつも平野だけは慎重だった。 「うむ。しかし念の為、作戦を立てたほうがよいじゃろう」 平野の提案で作戦を考えることにした三人。 しかし時間はない。平野の精神力の消耗でマジシャンズ・レッドの炎はどんどん小さくなっている。 なので三人は手早く作戦を考えた。それは作戦と言えるほど大した代物ではなかったが、今の三人には十分だ。 タイミングを考え、作戦に必要なアイテムを受け渡し準備完了。 「タイミングが大事じゃぞ」 「ええ。分かってるわ」 「じゃあいくよ。いっせーの――」 「「「せっ!!」」」 三人が同時に叫ぶ。これが作戦開始の合図だ。 まず平野はマジシャンズ・レッドの炎を自らの意志で消す。 これにより三人は低温に襲われることになるが、そこは覚悟の上だ。 「やああああああああああああ!!」 次にピーチ姫は、のび太から渡された風神を思いっきり振り回した。 風神は普通に扇いだだけでも人を吹き飛ばす暴風を生む。ならば全力で思いっきり振り回せば、それは吹雪すら吹き飛ばす嵐となる。 これで吹雪で覆い隠されていた卯月の居場所が分かるはずだ。 そんな役どころを姫にやらせるのか、というツッコミも聞こえてきそうだが心配ご無用。 なぜならピーチ姫はそんじょそこらの姫にあらず。 確かに攫われ役をこなすことが多い彼女だが、時にはマリオと共に冒険し戦うことだってあるのだ。 だからこの程度体を張るくらいはなんてことない。 「くっ!?」 そして三人の狙い通り吹雪は止み、苦悶の声をあげながら卯月は姿を見せた。 あまりに突然の強風に、彼女は魔法で吹雪を起こし続けられず、咄嗟に氷の壁を作ってやり過ごすことにしかできなかったのだ。 その隙にのび太は手に持つ不死川玄也の散弾銃を撃つ。狙いは勿論卯月の持つフリーズロッド。 しかし彼女は冷静に、吹雪を起こす前と同じく氷の盾を作り銃弾を防いだ。 「隙あり」 だが卯月がのび太の銃弾に意識を割いている間に、平野が紅蓮の糸で彼女を再び束縛する。 「無駄だということが分からないのですか」 卯月は冷静に、冷徹にまたも周囲の温度を下げ、すぐに紅蓮の糸を打ち消す。 しかしそれは一瞬、ほんの刹那とはいえその場所に硬直することを意味する。 「えい!」 その隙を逃すのび太ではない。だてに幾多もの冒険を潜り抜けてはいない。 動きを止めた卯月の手元に向かって、散弾銃とは違う手に持っているレイガンを放つ。 これで杖を落とすはず、と誰もが思った。撃たれた卯月ですら思った。 しかし次の瞬間、信じられないことが起こる。 スッ なんと、卯月自身も意識していない足運びで僅かに体を回し、手の位置を変えてのび太のレイガインを躱したのだ。 これは彼女の記憶が関わっている。 そもそも、記憶と一言に言ってもいくつかの種類がある。 そして卯月が失った記憶は自分が誰か、今まで何をしてきたのか、というもの。いわば思い出である。 この思い出を、脳科学ではエピソード記憶という。 一旦卯月の話に戻るが、彼女は元の世界ではアイドルをやっていた。 その事実は彼女が記憶を取り戻すか、彼女を知る他の参加者が彼女を島村卯月と認識しない限り殺し合いの中では露見しないだろうが、ここでは置いておく。 肝心なのは、彼女がアイドルをやっていたということだ。 そしてアイドルといえば、歌とダンスだろう。 それだけではない、と言う人もいるだろうがまずはこの二つが上がると考える。 アイドルが歌とダンスを覚える為にすることは何か、すなわち練習だ。 島村卯月はアイドルだ。それもただのアイドルではない、彼女が所属するプロダクションの中でも看板と言っても差し支えないアイドルだ。 そんな彼女にとって、自らの持ち歌は完璧に歌い、踊ることは最早当たり前。体に染みついていると言ってもいいはずだ。 再び記憶の話に戻るが、彼女にとってダンスは最早体に染みついている。 別にこの場合に限らず、何度もやって最早頭を使わずに体が覚えている、という経験は誰にでもあるだろう。 これを脳科学では手続き記憶という。 卯月はこの記憶を覚えていたのだ。 そう、彼女が忘れたのはエピソード記憶だけである。それ以外のことは覚えているのだ。 そもそも、本当に全ての記憶を失っていたら、今のように三人を相手にして大立ち回りなどできやしない。 それどころか話すことも、歩くことも、持つこともできなかっただろう。 だからこそ無意識にステップを踏み、体を回転させられたのだ。 だがこれはあくまで無意識。卯月自身すら制御できない動き。 故に 「あっ……」 のび太がもう一発レイガンを撃てば、杖を撃ち落とせるのは火を見るよりも明らかだ。 杖を落とした卯月は、気を失ったかのようにドサリと地面にうつ伏せで倒れこむ。 その様はのび太が少し前に見た、人間を操っていたヤドリが倒され、宿主当人が正気を取り戻した時によく似ていた。 「大丈夫!?」 倒れこんだ卯月を心配したのび太は慌てて彼女の元へ駆け寄る。 その際、彼は近くに落ちているフリーズロッドを念のため遠くに蹴飛ばしておいた。 「あの、私は……」 「もう大丈夫だよ。君は杖に操られていたんだ」 少しだけ頭を上げ、何が起こったのか分からないとばかりに不安げな顔を見せる卯月に、のび太は安心させるべく優しい笑顔を向ける。 そんな二人に対し、後ろで控えていたピーチ姫と平野も安心して息をつく。 これでもう大丈夫だと。記憶喪失の少女を助け、この後は彼女の記憶の手がかりを探しながら、ミルドラースを倒すために行動すると。 のび太、ピーチ姫、平野の三人はそう思った。 だがそれは大いなる間違い。 そもそも、卯月が杖に操られていた事実など存在しない。 彼女は自身の意志で杖を振るい、のび太達を殺そうとした。それが真実。 だが今はのび太と戦わず助けられている。これの意味は何か。 心変わり? 情の芽生え? いいや違う。 氷の魔法使いはとても冷たい。それは魔法だけではなく、心も同じく氷の如く凍てつている。 そのことをのび太達は見切れなかった。 故に 「ありがとうございます」 そのツケは、彼らが支払う。 お代はまず一つ。 ピーチ姫と平野はそれを思い知る。 「あなたが本当に愚かで」 のび太の体を貫く光の刃が、それを教えてくれる。 「う、嘘じゃ……」 「――のび太さあああああああああああああん!!」 あまりの光景に、平野は思わず現実から目を逸らしたくなるが、ピーチ姫の叫びが彼を現実から逃がさない。 【野比のび太@ドラえもん 死亡】 【残り101名】 ◆ ここで時は遡り、未だ卯月が吹雪を出していたところまで戻る。 彼女はこう考えていた。このまま吹雪を出し続けていれば、いずれ向こうが先に力尽きると。 だが同時にこうも思った。しかし向こうの手札を完全に把握していない以上、何らかの方法で吹雪を無効化されるかもしれない。と。 そこで彼女は自分が持っているデイパックの中を検めた。 すると中から剣の柄だけが現れる。 卯月は一瞬外れかと思うが、一応説明書きを見るとそこにはこう書いてあった。 『ビームサーベル。 手に持っているとき、持ち手の意志に応じて刃を自在に出せます。切れ味は抜群です。 なお、ス〇ーウォーズのライ〇セイバーではありません』 一部意味の分からない文章があったが、とりあえず試しに使ってみると、卯月の意志通りに刃が現れる。 これを見た彼女は、ある作戦を思いついた。 卯月は思い返す。 戦い始めたとき、敵の一人である子供がこう言っていたことを。 『ダメだよ!!あの子、誰かに操られているんだ!!』 そう言った後、彼は杖を壊そうとし、なおかつそれに敵の仲間も異論を挟まなかった。。 つまり、なぜそんな勘違いをしたのか不明だが、彼らは私が持っている杖に操られて殺し合いに乗ったと思い込んでいるのだ。 これは使える。卯月はそう思った。 そして立てた作戦はこうだ。 まず、吹雪を無効化する方法があるというのが自分の考えすぎの場合、順当に吹雪を続けて押しつぶす。 念のため移動して、あの銃で撃たれても問題ない位置にいることも忘れずに。 次に、もし吹雪を無効化された場合は、その原因を断つことを優先する。 最後に、それさえもできず杖を落とされた場合は、杖に操られていたふりをしよう。 適当に一度倒れ、何が起きたか分からないふりをすれば向こうは望んだ結末になったと勘違いするだろう。 そこでビームサーベルをあらかじめ懐にしまっておいて、タイミングを見計らって不意打ちすれば一人殺せるはずだ。 結果は御覧の通り。 途中、卯月の無意識で体が動くという予想外はあったものの、彼女の杖は弾き飛ばされた。 そのまま敗北したフリをして、近寄ってきたのび太に対し懐のビームサーベルを突き刺し殺害。 卯月の作戦は成功したと言ってもいいだろう。 そして残り二人はいきなり仲間が死ぬという状況に動揺している。 この機を逃す手はない。 卯月はフリーズロッドを落とした。そして拾いに行くには少々時間がかかる。 それは彼女の氷魔法が威力を減らすことを意味する。 だが魔法が使えなくなるわけでは無い。彼女自身の魔力を用いれば、威力が落ちたとしても残り二人位は殺せる。 「死になさい」 卯月の魔力で再び氷柱が空から、まるで嵐のように降って来る。 しかしピーチ姫がこの状況になって己を取り戻し、持っている風神を振るって雹を吹き飛ばそうとした。 だが卯月もそんなことは百も承知。 のび太が死してなお手に持っているレイガンを奪い取り、ピーチ姫に向かって発射。 「難しいですね。銃というものは」 しかし最初の一発は当たらず、その後何発か続けて撃つことでやっと命中。 ピーチ姫の風神を弾き飛ばした。 そのまま卯月は魔法でピーチ姫を凍らせにかかる。 「イキマッシュ」 だがここで平野も正気にもどり、マジシャンズ・レッドでピーチ姫の氷を溶かした。 「消えなさい」 そんな平野に卯月がレイガンを乱射しながら突撃する。 だがレイガンの弾は平野に向かい、マジシャンズ・レッドで防がなければ直撃するような軌道の時もあれば、あらぬ方向に向かうこともあった。 走りながら銃を撃ってまともに標的へ命中させるなど、のび太レベルの技量が無ければまず不可能だ。 本来なら隙だらけの行いだが、ピーチ姫を庇わなければならない平野からすれば最悪だ。何せいつ攻撃が味方に飛んでくるのかも分からないのだから。 おまけに霰は未だ止んでいない。 故に―― 「がっ!?」 霰の一つが平野の頭に直撃し、彼は気を失った。 これでもう、攻撃を防ぐことも氷を解かすこともできない。 「悪あがきもここまでですね」 卯月の冷たい笑みがピーチ姫の心を凍り付かせる。 だが彼女は未だ諦めていなかった。 彼女はデイパックに残っている最後の取り出す。 出てきたのは一枚のカード。それを彼女は迷うことなく使用した。 「対象、平野さん!」 ピーチ姫は必死に叫ぶが、卯月は意にも介さない。 何せ今まで取り出さなかったのだ。もし切り札ならもっと早く使う筈だと、卯月は考える。 そして彼女の考えは正しい。何せこれは戦うためのものではない。 「ぶっとばしなさい!!」 ピーチ姫が叫んだ途端に、何と平野の体が宙に浮き、そのまま虚空へと飛び去って行ってしまった。 これには卯月も思わず目をむいた。 ピーチ姫の最後の支給品。それは『ぶっとばしカード』だ。 桃太郎電鉄シリーズに登場するカードで、自分以外の対象一人を選んで発動。 効果は相手をランダムな場所飛ばすというものだ。 ピーチ姫は逃げるなら全員で、と決めていたのでこれを使えないものと判断していた。 ならば卯月をどこかにやればよかったのでは、という言い分もあるだろう。 だがこの殺し合いではこの支給品にも制限がかかり、対象が近くにいないと効果が使えないようになっていたのだ。 「やってくれますね……」 平野を逃がされ、記憶取り戻すべく優勝するという道のりが遠ざかったことを理解した卯月は苛立ちを見せる。 しかしこれでピーチ姫にはもうなすすべもないことを理解している卯月は、ゆっくりと彼女に近づき少しづつ体を凍らせていく。 (ごめんなさい、キノコ王国の皆) ピーチ姫がどんどん自身が凍っていく状況で思うのは、彼女の故郷キノコ王国。 そして―― (マリオ、ヨッシー、クッパ。どうか、この殺し合いを……) そして参加者の中で彼女が知る者たちに、どうか殺し合いを止めてくれと願いを込める。 しかしその願いは途中で打ち切られ、美しい姫の氷像は完成。 最後に 「ふん」 卯月がビームサーベルでバラバラに引き裂けば、二度と姫の姿は誰の視界にも入らない。 これにて炎と氷の戦い、決着。 【ピーチ姫@スーパーマリオくん(コロコロ版) 死亡】 【残り100名】 【H-7砂浜/黎明】 【島村卯月@アイドルマスター シンデレラガールズ】 [状態]:『禁断の薬』による記憶喪失および性格・容姿の変化、魔力消費(中)、苛立ち(小) [装備]:ビームサーベル@銀魂、レイガン@大乱闘スマッシュブラザーズX (エネルギー1/5) [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本行動方針:自分の記憶を取り戻すべく、優勝する。 1:全員殺して、記憶を取り戻す。 [備考] 『禁断の薬』を飲んだことにより記憶喪失となっています。またそれに伴い冷酷な性格に変化しています。 そして薬の効果により全身が"氷の魔法使い"として作り替えられたため傷が完治しております。 アイドル時代に培ったステップを無意識に使いこなしています。アイドル関連の記憶を取り戻せば能動的に使えるかもしれません。 ◆ そして殺し合いの会場のどこかで、平野は未だ気絶しづけている。 いずれ目覚め、状況を理解した時、彼が何を思うのか。 それを知る者は、未だ誰もいない。 【???/黎明】 【平野源五郎@真夏の夜の淫夢シリーズ】 [状態]:気絶、頭に傷(小) [装備]: 鋼の剣@ドラゴンクエストシリーズ マジシャンズ・レッドのDISC@ジョジョの奇妙な冒険シリーズ [道具]:基本支給品、台車@現実 [思考・状況]基本行動方針:主催者には正義の鉄槌で、その腐った心を矯正してやろう。 1:………… [備考] 参戦時期は、悶絶少年 其の伍で「今日は逆さ吊り、鞭責めをしよう(提案)」と言った辺り 頭を打ちましたが、命に別状はありません。 ぶっとばしカード@桃太郎電鉄シリーズ の効果で飛ばされました。どこに飛ばされたかは次の書き手氏にお任せします。 ※H-7 砂浜にて、以下のものが放置されています。 のび太の死体、バラバラになったピーチ姫の死体。 フリーズロッド@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド、不死川玄也の散弾銃@鬼滅の刃(弾数9/20)、サバイバルナイフ@バトルロワイヤル、強力うちわ「風神」@ドラえもん のび太のデイパック(基本支給品、ランダム支給品0~1)、ピーチ姫のデイパック(基本支給品) 【支給品紹介】 【強力うちわ「風神」@ドラえもん】 野比のび太に支給。 空気抵抗が大きく、軽く扇ぐだけで普通のうちわと同じ風が浴びられるひみつ道具。 普通のうちわと同じように扇ぐと人を吹き飛ばすほどの暴風が出る。 のび太はこのうちわを二つ使い、一つずつ両手に持って、鳥の羽みたいに持って使うことで空を飛ぶアイデアを考えたことがあるが、このロワに支給されたうちわは一つ。 【ビームサーベル@銀魂】 島村卯月に支給。 ビームサーベ流篇に登場した、辺境の惑星に伝わる剣術に用いられる剣。 普段は柄のみだが、持ち手の意志に応じて光線の刀身が出る仕組み。 というか、名前こそビームサーベルだが実際の所はスター〇ォーズのラ〇トセイバーそのもの。 【ぶっとばしカード@桃太郎電鉄シリーズ】 ピーチ姫に支給。 自分以外の対象一人を選んで使用可能なカード。これを使うと、対象はランダムな場所にぶっ飛ばされる。 使い捨てなので、一度使用するとこのカードは消滅する。 さらにこのロワでは、対象が近くに居なければならないという制限も追加されている。 052:廻廻奇譚───闇を祓って 投下順 054:考察するM/違うものは見える景色 025:炎と氷 島村卯月 059:喪失の果てに 野比のび太 GAME OVER ピーチ姫 平野源五郎 059:喪失の果てに
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コマンド 画像 判定 ダメージ 状態 A 上段 3 - 七色・綺亜と同様の発生だが、首から上が無敵。立ち回りで通常技を振り回すキャラではないが。 B 上段 3 - リーチがかなり短く、5A先端当てから繋ごうとするとスカる。 C 上段 5 - これもリーチが短い。立ち回りで振ることは無い。 2A 下段 2 - 発生にもたつきがあるが、技後の硬直は短い。 2B 下段 5 - リーチが非常に短い。チェーンでの使用の際は一考が必要。 2C 下段 8 ダウン 判定は2Aと同程度。 JA 中段 2 - 攻撃判定はまあまあだが、喰らい判定が大きく前に出る。有利が確保できていない状況では使わないほうが良い。 JB 中段 3 - 攻撃判定は腰の高さ。対空にすこぶる弱く、単独で使う必要は全く無い。一応めくりに使える。 JC 中段 8 - 下にも横にも強く、適当に振り回していける。JCバグがあるので崩しには使えない。 6A 上段 5 ダウン 大きく踏み込んで蹴り上げる。踏み込む分リーチはあるが、相手の高度が上がりすぎてカレイドタイフーンが繋がらない。 近6C 投げ 10 ダウン 硬化時間的には追い討ちは出来ないが、投げ後に紫影が重なれば追い討ちできる。他キャラに比べて狙える機会は多い。
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とりあえず、個人の独断で作ってしまった。 いらないと思ったら削除しちゃって勿論良い。 ジュゴン デリバード ルージュラ マニューラ 議論所 「このページは不要ページだ」とかはこの辺に。 個別妄想を禁止してこのページ内にまとめるって案は他の人に任せます。 もしかすると抜けがあるかもしれません。 所で、氷タイプは上の2匹しか今の所、出てない。 というより、上の2匹とも2タイプ複合だ。 オニゴーリとジュゴンは個別救済妄想必要だと思うんだが・・・どうだろうか ↑2匹とも劣化になりがちなだけで中堅程度の実力はあるから100%必要とは言い切れない ↑既にそいつらより劣化しにくく、中堅未満というわけでもないパルシェンや 劣化になりがちなエムリットの救済ページが立ってるんだが ↑というか、妄想のページ自体は各ページで増えたものの隔離所だからな 各ページで特に何も言われてないんだったら要らんのじゃない?具体案があるならまず出せ ↑↑↑↑ジュゴンはうるおいボディがあるからいらないだろ ↑ジュゴンはうるおいボディをラプラスやシャワーズにとられちゃったし、作成してもいい気がする。どうでしょう? ↑ネタがあれば作ってもいいと思うよ ↑とりあえず作った。 技の火力が足りず明らかに種族値に見合う働きを出来ていないマニューラを追加 ↑ORAS氷柱落としもらったうえに、はたきおとすも強化されて救済されたぞ そろそろもうパルシェン消しても良いかもしれんね 第5世代での技追加や仕様変更によっていろいろ救済されてるし ↑普通にメジャーポケだし救済なんてこれっぽっちも必要じゃないな よって削除 ネタ 救済不要意見あり 削除済み パルシェン
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赤文字は100以上の種族値、または500以上の合計種族値についています 青文字は50以下の種族値、または400以下の合計種族値についています 太文字は、個人的に選んだ有用な特性についています 無制限ポケモン 11種類 +制限ポケモン 1種類 +メガシンカポケモン 0種類 = 合計12種類 無制限ポケモン ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 ジュゴン みず あついしぼう/うるおいボディ(アイスボディ) 90 70 80 70 95 70 475 ルージュラ エスパー どんかん /よちむ( かんそうはだ ) 65 50 35 115 95 95 455 デリバード ひこう やるき/ はりきり (ふみん) 45 55 45 65 45 75 330 トドゼルガ みず あついしぼう/アイスボディ(どんかん) 110 80 90 95 90 65 530 グレイシア なし ゆきがくれ(アイスボディ) 65 60 110 130 95 65 525 ユキメノコ ゴースト ゆきがくれ(のろわれボディ) 70 80 70 80 70 110 480 ロトム(フロスト) でんき ふゆう 50 65 107 105 107 86 520 バイバニラ なし アイスボディ(くだけるよろい) 71 95 85 110 95 79 535 ツンベアー なし ゆきがくれ( すいすい ) 95 110 80 70 80 50 485 フリージオ なし ふゆう 70 30 50 95 135 105 485 ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 クレベース なし マイペース/アイスボディ( がんじょう ) 95 117 184 44 46 28 514 制限ポケモン ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 オニゴーリ なし せいしんりょく/アイスボディ( ムラっけ ) 80 80 80 80 80 80 480 他タイプの一覧表 ノーマル かくとう ゴースト ほのお みず こおり くさ むし どく でんき じめん いわ はがね エスパー あく ひこう ドラゴン フェアリー
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とりあえず土台だけ 使い手の方追記等おねがいします 通常技 コマンド イメージ 判定 ダメージ ヒット ブースト A 上段 3 - ○ 他のキャラと同様、連打可能や判定に優れている。 B 上段 3 - ○ コンボぐらいにしか使わない。 C 上段 5 - ○ 全キャラの立ちC攻撃の中で一番発生が速い。 2A blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 下段 2 - ○ 連打可能。 2B blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 下段 5 - ○ リーチは非常に短いが、横方向での判定は悪くない。コンボぐらいにしか使わない。 2C blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 下段 8 ダウン ○ 受身不能。 JA 中段 2 - ○ 地上ブーストからの崩し等に使う。 JB 中段 3 - ○ 他のキャラと同様に、後ろ方向にも攻撃判定があり、一応めくりに使える。主に地上ブーストからの崩し等に使う。 JC 中段 8 - ○ 他のキャラと同様に、ヒットorガード時はジャンプキャンセル可能。判定も悪くない。全キャラ共通のバグのおかげで中段としては機能しない。 接近して6+C 投げ 10 ダウン × 硬直が長めなので追撃不可だが、飛び道具を重ねておくと追撃できる 特殊通常技 コマンド イメージ 判定 空中 ダメージ ヒット ブースト 6A blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 上段 × 5 ダウン ○ 起き攻めで表裏択に使えなくも無いが、無理に狙う必要は無い。 必殺技 カレイドタイフーン(地上版) - 214A blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 ○ 1+10 - バウンド △ 10ダメージはコンボ補正無視。体力補正は無視しない。モーションが短く、牽制に使えなくはないが、喰らい判定に注意。 カレイドタイフーン(空中版) - 214A blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 ○ 5+10 - バウンド △ 10ダメージはコンボ補正無視。体力補正は無視しない。 ヴァリエントヴァルカン - 236B blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 × 13 0 最終段ダウン ○ ダメージ内訳2-1-2-2-6 コンボのパーツとしては、使われていない。 しかし、ラウンドを取った際にデュエルゲージを稼ぐ手段として使える。 構え 風光明媚 - 214C blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト - × - - - ○ 再度入力で構え解除。このコマンドを繰り返す事で、デュエルゲージを稼げる。 また、技の硬直が短い。 紫影閃烈波 - 風光明媚中214A blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 ○ 2 1 - ○ (解説)初速が遅い飛び道具。空中版は斜め下方向に飛んでいく。 地上版は、ダッシュで簡単に追い抜けるために、立ち回りで非常に有効。 また、デュエルゲージが2本未満の場合は、空中で214214Aと入力する事で地上版を出す事ができる。何故か着地の隙が無く、高度を調整することで、ジャンプ防止・牽制・攻めを同時にこなす万能技になる。 天衣無縫連環大展開 - 風光明媚中236B blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 × 5+1*3 1*4 スタン ○ 能登の立ちC重ねに対してリバサで撃っても発生したので恐らく発生保障0Fから(?) 発生前にブーストしても出る。ヒット後は、即死コンに移行できる。 牽制・暴れ・対空・固め等、様々な場面で非常に活躍する。 こちらも立ち回りで非常に有効。 超必殺技 イクシードモード ヴァリエントヴァルカン - 236236A 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 × 25 0 壁バウンド ○ ダメージ内訳(1×11-9-5) 壁バウンド(5)のみダメージ補正無視 最大ダメージ25+壁バウンドは、1ゲージ超必殺技としては優秀に見える・・・が、硬直の関係で追撃するためにはブーストがほぼ必須になるため、使われていない。一応、画面端との距離限だが2Aor214214Aで追撃できる。 暗転中とヒット中は全身無敵なので、飛び道具をスカしたりする事もある。 ヒット時は地上にロックするため、途中でブーストを使う事で補正切りを狙えなくもない。 補正切りするような必要など一切無いが。 秋乃式バーニングネオ - 214214A 判定 空中 ダメージ 削り値 ヒット ブースト 上段 ○ 50 5 ダウン ○ このゲームの単発技で一番高い威力を誇る、こおりの最終兵器。 距離調整をする事で、ノーブーストで追撃が可能。 演出のためか長い時間停止が設定されており、攻撃が発生するまえにブーストする事で、 少しの間だが自分だけ動けるようになる。このテクニックが発覚した事により、即死コンボのゲージ効率が飛躍的に高まった。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/7535.html
概要 モンスターズ2に登場する道具。【雪と氷の世界】へ行けるようになる。 入手方法がGB版とPS版で若干異なっており、GB版では道具屋の主人に【ぐんたいアリ】を渡し、父親に【キラースコップ】を渡すと、後に渡した方から貰える。どちらの魔物も水の世界で捕獲可能。 PS版では、水の世界クリア後に行ける牧場の区域で光っている地面を調べることで入手できる。
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*こおりのなかにいる* ◆DIAm5T7lI6 ◇ ◇ ◇ ただの道具が、ある日突然にただの道具でなくなることがある。 人に思いを籠められ、道具を憑代として魂が宿るのだ。 魂が宿り意思を手に入れた道具は、もはやただの道具ではない。 自由に思考して動き回るものを、人は道具などと呼ばない。 ある世界ではそれらを『モンスター』と呼び、またある世界では『精霊』と呼ぶ。 ◇ ◇ ◇ 「…………んあ?」 間延びした声をあげて、少年が目を覚ました。 ヘアバンドで上げた髪をかきむしりながら、ゆっくりと首を回して周囲を確認する。 碓氷ホロケウと名簿に記されていた彼は、決して殺し合いの舞台でいきなり眠るほど不用心な人間ではない。 まず身を隠してからデイパックを開いた辺り、むしろ冷静に対処するタイプと言える。 名簿と地図に目を通したのち、支給されているという道具を確認しようと手を伸ばした直後。 ホロケウの視界は霧に包まれ、意識を手放してしまった。 そして、見せられていた。 名簿にあったマルモという名の少女が出てくる幻覚を。 「お前か」 ホロケウが語りかけたのは、彼を見下ろすように立っていた巨大なドラゴン型の金属人形だ。 ところどころが錆びついているそれは、とても返事をするようには見えない。 どう見ても、意思を持たぬただの金属の塊である。 しかし、ホロケウはシャーマンだ。 金属の塊が精霊化して金属の魂となっていることなど、見れば分かる。 にもかかわらず、ドラゴンは微動だにしない。 やれやれと吐き捨てて、ホロケウは傍らで眠りこけている持ち霊へと声をかける。 どうやら、一緒に幻覚に巻き込まれていたらしい。 たったの一言「起きろよ」と声をかけられただけで、すぐに彼女は飛び起きた。 フキの葉を持った掌に乗っかるほどの小さな精霊。 ホロケウの持ち霊、コロポックルのコロロである。 「俺には分かるんだよ。こいつとも付き合い長ぇから」 断言して、ホロケウは口角を吊り上げる。 そのまましばらく相手の対応を待っていると、脳内に声が響いた。 『マルモを、外の世界へつれていってあげて』 「言われなくても、そのつもりだぜ」 短く答えて、ホロケウは親指を海に向ける。 「自然を無茶苦茶にするのは我慢ならねーからな」 親指の先、海のさらに向こうにある島。 地図によると遺跡がある島は、雪と氷に覆われていた。 最初にホロケウが島を発見したときには、地図の通り緑色の樹木が生え揃っていた。 デイパックを確認している最中に、前触れなくああなってしまったのだ。 幻覚を見ておりほんの少し目を離しただけで、さらに白い部分が増えている。 「自然には自然のサイクルがある。乱されちゃたまったもんじゃねー。 いろいろあったのは分かったけどよ、いろいろ巻き込んでんじゃねえ。 そーゆー分かってねえガキは、とにもかくにも一発説教してやるもんだぜ」 凍った島を見据えながら、ホロケウはデイパックからナイフサイズの棒を取り出す。 両面に紋様が削られている、アイヌに伝わる捧酒箸――イクパスイである。 人の思いに、魂は宿る。 思いがこめられたものに、魂は宿る。 ホロケウとコロロにとって、妹手製のイクパスイは最上の媒介だ。 そんなものがなぜデイパックに入っていたのかは分からないが、いま現在手元にあるので考えないことにした。 「だいたい嫌ぇなんだ、分かったようなツラして自分の世界にに閉じこもってるガキはよ」 『…………』 海を眺めているホロケウの表情は、ドラゴンからは確認できない。 すぐ隣で宙に浮いているコロロが、俯いているのが見えるだけだ。 『碓氷ホロケ――』 「――ホロホロだ」 ドラゴンは声をかけようとするが、遮られてしまう。 凍ってしまいそうなほど底冷えした声色であった。 「名簿にゃ別の名前で載ってるが、俺はホロホロっつーんだよ」 すぐに軽口を叩くような口調に戻る。 先ほどの冷たさを隠すかのように。 「んで、こいつはコロロ。 そういやアンタはなんて言うんだ?」 『…………名前はないよ』 ホロホロが明るく話すたび、コロロがうなだれるのがドラゴンには分かった。 そんな様子を見ていられないので、会話を切り上げるように提案する。 『海があるし、あの島まで乗せるよ』 「おう、巫力は無駄にしたくねーからな。なら頼むぜ」 ◇ ◇ ◇ 柔らかいソファに腰掛けていたマルモが、勢いよく目を開く。 彼女が転送されたのは、殺し合いを命じられる前にいた神殿とよく似た遺跡であった。 地図を見てみれば、遺跡は陸地から離れた島に位置している。 他の参加者が来るのには苦労しそうであり、そうそう関わることもなさそうだ。 神殿内で魔力を集束させると、あのロンダルキアの地のように島中に激しい吹雪が起こった。 なおさら人が来ることもないと考えていたのだが、三つの魂が神殿に脚を踏み入れた。 想定外の事態に、マルモからため息が漏れる。 「……五月蝿い」 吐き捨てると、気だるげにソファから立ち上がる。 二つにまとめた髪が乱れているのを直しながら、近付いてくる魂の気配に思いを馳せる。 ここにはマルモ一人しかいない以上、自ら侵入者を追い払うしかない。 デイパックに入っていた杖を握ってみると、魔力をよく通すことが分かった。 いつも持っているものより上等かもしれない。 そんなことを考えていると、いまいる部屋の扉が開く音が響いた。 ◇ ◇ ◇ 扉を開けたホロホロはなにも言わず、ただ前を睨み付ける。 漂う巫力が、相手がただ者でないことを表していた。 足を進めながら、ホロホロは不愉快そうに歯を軋ませた。 その態度に、またしてもコロロは視線を伏せた。 他人との接触を拒むあまり、マルモは氷に包まれている。 どうしてホロホロが、これほどまで彼女に苛立っているのか。 その理由がコロロには分かっていた。 かつてホロホロが本名を隠していなかったころ、彼もまた他者との接触を拒んだ。 そして拒んだ結果、彼に歩み寄って来ていた少女を死なせてしまった。 その過去が、未だホロホロを縛りつけている。 碓氷ホロケウと呼ばれていた過去から、目を背け続けている。 ゆえに、同じように他者を拒み自分の世界に閉じこもるマルモが許せない。 しかし自分の世界から出ようとしないのは、ホロホロも変わらない。 名前を捨てて修行を積んでも、過去は捨てられない。 その過去を仲間にさえ話さず、一人抱え込んでいるのはその証だ。 だから碓氷ホロケウだけでなくホロホロも、マルモとなにも変わらず―― まだ、氷のなかにいる。 氷のなかから飛び出した彼女は。 ホロホロに会いたいという思いだけで精霊となった彼女は。 そう考えていながらも、俯くしかできない。 【A-6/遺跡/1日目・深夜】 【碓氷ホロケウ@シャーマンキング】 [状態]:健康 [装備]:イクパスイ@シャーマンキング、メタルドラゴン@DQM+ [道具]:基本支給品、不明支給品0~1(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:仲間たちと合流。 1:ひとまずマルモを止めに行く。 【備考】 ※参戦時期はダムコロロ前です。 【マルモ@ドラゴンクエストモンスターズ+】 [状態]:健康 [装備]:輝きの杖@ダイの大冒険 [道具]:基本支給品、不明支給品0~2(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:静かにしていたい。 1:誰か来たときは帰らせる。 【備考】 ※参戦時期はクリオと二度目に会う前です。 ※遺跡のある島(A-6~B-6)が凍りました。 モンスターズ 投下順 自分を隠すための笑顔 モンスターズ 時系列順 自分を隠すための笑顔 GAME START 碓氷ホロケウ [[]] GAME START マルモ [[]] 目次